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平成28年第 1回定例会−03月16日-04号

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  1. 松川村議会 2016-03-16
    平成28年第 1回定例会−03月16日-04号


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    平成28年第 1回定例会−03月16日-04号平成28年第 1回定例会            平成28年松川村議会第1回定例会会議録                                      〔第4号〕 ┌──────────┬───────────────────────────────┐ │招集年月日     │     平成28年3月15日                 │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │招集場所      │     松川村役場議場                    │ ├──────────┼───┬───────────────┬───┬───────┤ │開閉会日時     │開 議│平成28年 3月16日 午後 1時30分│議 長│平 林 寛 也│ │          ├───┼───────────────┼───┼───────┤ │及び宣告      │散 会│平成28年 3月16日 午後 3時02分│議 長│平 林 寛 也│ ├──────────┼───┼───────┬───┬───┼───┴───┬───┤ │応(不応)招議員及び │議席d氏     名│出 欠│議席d氏     名│出 欠│ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │出席並びに欠席議員 │  │平 林 寛 也│ ○ │  │勝 家   尊│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │出席12名 欠席 0名 │ 2 │茅 野 靖 昌│ ○ │  │白 澤 富貴子│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
    │   凡例     │ 3 │太 田 繁 義│ ○ │  │草 間 正 視│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │ ○…出席を示す  │ 4 │梨子田 長 生│ ○ │ 10 │平 林 幹 張│ ○ │ │ △…欠席を示す  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │ ×…不応招を示す │ 5 │佐 藤 節 子│ ○ │ 11 │百 瀬   清│ ○ │ │ △公公務欠席  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │          │ 6 │矢 口 あかね│ ○ │ 12 │上 田 治 美│ ○ │ ├──────────┼───┴───┬───┴───┼───┴───┬───┴───┤ │会議録署名議員   │11番    │百 瀬   清│12番    │上 田 治 美│ ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ │職務のため出席した者│事務局長   │白 澤   繁│書記     │若 林 祐 子│ ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │村長     │平 林 明 人│建設水道課長 │須 沢 和 彦│ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │法第121条により説│副村長    │梨子田 公 雄│教育次長   │原   勇 一│ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │明のため出席した者の│教育長    │西 澤   勇│社会教育課長兼│古 畑 元 大│ │          │       │       │公民館長   │       │ │職・氏名      ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │総務課長   │平 林 秀 夫│総務課統括課長│太 田 健 一│ │   全員出席   │       │       │補佐     │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │税務課長   │伊 藤 勇 二│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │会計管理者会│大 澤   浩│       │       │ │          │課長    │       │       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │住民課長   │丸 山   稿│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │福祉課長   │丸 山 正 芳│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │経済課長   │白 沢 庄 市│       │       │ ├──────────┼───────┴───────┴───────┴───────┤ │議事日程      │            別紙のとおり             │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │会議に付した事件  │            別紙のとおり             │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │会議の経過     │            別紙のとおり             │ └──────────┴───────────────────────────────┘                本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問  順位7 待ったなしの人口減少対策                 6番 矢 口 あかね  順位8 村政について                       3番 太 田 繁 義      多面的機能支払いについて                                  午後 1時30分 開議 ○議長(平林寛也君) 皆さん、こんにちは。  ただいまの出席議員数は12名、全員です。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き一般質問です。 △日程第1 一般質問 ○議長(平林寛也君) それでは、順位7番、6番矢口あかね議員質問事項、待ったなしの人口減少対策の質問を許します。矢口議員。  なお、矢口議員からは説明資料の配付を求められ、これを許可してあります。既に説明資料は皆様のお手元に配付してありますので、御確認をお願いします。矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 初めに議長に許可をいただきまして資料を1枚お配りいたしました。傍聴の皆様にも後ほどの質問の中でぜひごらんいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  午前中、小学校の卒業式がとり行われました。102名が元気に巣立っていきました。来月の入学式、新1年生は70を切るかもしれないと言われております。待ったなしの少子化、人口減少化への対策について質問いたします。  まず、平成27年国勢調査の速報が発表になっております。昨日も同僚議員の質問にありましたが、改めましてその調査の分析と所感をお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 何回も申し上げておりますとおり、1万人を切ったことについてはショックを受けているということであります。なお、9,950人というのは、速報値でありますけれども、前からも言っておりますように、前は長野県58町村のうち35番目、人口35番目でした。今回は15番目になっております。減ってはいますけれども、長野県の中では人口がふえていると。それから減少率につきましては、今回、減らないほうから7番目という結果も出ておりますので、どこの町村も減っていて人口対策は大変だというふうに思いますけれども、他町村に負けないよう何とか頑張っていきたいというように思っています。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 今、村長がおっしゃったように、残念ながら9,950人という数字になっております。村長おっしゃったように減少率は、前回比1.4%ということで、下のほうということです。これまで松川の人口は大北地域自治体の中で唯一微増しておりました。平成の大合併の際、自立の道を選んだときの危機感から少し遠ざかってしまったのかもしれません。今回の国による1億総活躍社会地方創生という号令に遅まきながら腰を上げ始めたようにも感じます。  前回、人口減少対策について質問させていただいてから1年3カ月がたち、その間、自治体ごと総合戦略人口ビジョンの提出を国から求められ、行政側も懸命に効果のある施策を打ち出そうとしています。そこで間もなく完成する総合戦略の具体的な事業をお聞きしてまいりますが、きのうお聞きする限り、まだ未定のものもあるようですので、提案を織りまぜながらお聞きしたいと思います。  4つの大きな基本目標の1つとして、地域のにぎわいと活力ある産業の創出があります。中でも村長が平成16年度に新村長として就任されてから工業団地への企業誘致として上緑町工業団地がございます。現在、株式会社荻窪金型製作所東京アート株式会社が操業し、拡充して稼働しております。また、細野地区重盛団地内で製造業を営む元気な事業所が、リーマンショック後も海外工場進出とともに周辺の未使用工場跡を購入し、さらに雇用を拡大していくという快挙も見られます。  今までは村は、この企業誘致に相当動いていたにもかかわらず、答弁では多くは語っていないわけですが、成約した報告を聞きたいのは無論です。ですが、どこのどんな業者とどんな話まで進捗し、またどのような理由で誘致に至らなかったのかという報告も住民は聞きたいのです。村長と土地開発公社事務局長の苦労をお聞きしながら、何か我々にできることはないのか知りたいと思います。  お聞きいたします。改めて村全域への企業誘致のこれまでと、28年度の誘致計画をお聞かせください。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 公表していいことと公表しては、まだまずいことということがありますので、そこら辺のところは、全部が全部全ての皆さんに話をしていいというものではありませんので、ある程度めどがつく、99%までいくまでは、私は皆さんには発表しない、そういう考え方であります。ですので、今どこの企業とどの程度まで話をしているかということについては、公社の局長にも答弁を控えてもらうようにしてありますので、しばらくこちらのほうへ任せておいていただきたい。一生懸命やっていることだけはお伝えをしておきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 残念なお答えなんですけれども、何かヒントになるものが、住民、我々にもあるのかなと、そういう意味を込めて通告書を出してみましたが、そういうお答えでしたので、28年の誘致計画を局長、お聞かせください。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 28年度計画について、今、一生懸命やっておりますので、発表できて皆さんの力を借りなければいけなくなりましたときには、議会の皆様の力を借りていきたいと。ですので、今、この段階でどことどことどことやっているということは言えませんので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) これまでも現在進行形の部分もお答えいただけない、残念です。  次に、村内の起業、新たに興すほうです。この5年間の新規企業数事業内容をお願いします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 平成23年1月から商工会法人登録した起業者数は23社であります。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 内容もお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 小売業が6社、建設業が3社、建築業が1社、製造が1社、整体業が1社、飲食業が3社、美容室が4社、デザイン関係が2社、新聞の新聞店ですね、新聞店が1社、税理士事務所が1社でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 5年間で合計いただいたんですが、課長が見る限り、23年の推移というんでしょうか、多かった年なんかがわかれば加えてください。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 26年、27年がそれぞれ7社、6社というような感じで多い状況です。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) そうすると少し明るい兆しなのかという気がいたします。そうは言っても比べる数値がないので判断が難しいところです。  ここで開業における衝撃的な数値がございます。2013年厚労省雇用保険事業年報の調べです。長野県は開業率が47都道府県中最低の3.5%、47番目となっています。ちなみに1番は沖縄で7.5%、続いて宮城、福岡、埼玉、千葉となっております。東京は14番目の4.8%です。雇用保険労働者を1人でも雇用する事業者が必ず加入せねばならない失業手当を主とした保険制度です。農林水産事業者は、労働者5人未満の個人事業であれば、当分の間任意加入であるとのことです。  長野県は、全国で開業率が一番少ない県ということです。反対に、廃業率は14番目、4.3%です。雇用を伴う事業者自体が減っていると言えます。  ここで1つ、独立、起業を検討している貴重な住民の方からの声もお聞きしています。経産省内、中小企業庁の創業・新事業促進課から出ている補助金があるように聞いております。各自治体が認定を受けた上で申請するこの補助金はどのようなものでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 企業支援補助金としましては2種類ありますが、創業ベンチャー支援としまして、1つが、創業・第二創業促進補助金、もう1つが、創業支援事業者支援事業という補助金でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) よろしければ内容もお願いできますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 第二創業促進補助金は、新たな需要を創造する新商品、サービスを提供する創業者に対して店舗借入費や設備等の創業に要する費用の一部を支援するものです。
     創業支援事業者支援事業は、産業競争力強化法において村民が民間の創業支援事業者、例えば金融機関でありますとかNPO法人商工会等と連携をしながらワンストップ相談窓口の設置、起業セミナーの開催等を行う起業支援を実施する創業支援事業計画というのを国が認定することとしています。  法律認定を受けた創業支援事業者は、国の補助金を受けられるほか、一般社団法人一般財団法人及びNPO法人において、融資の際の信用保証枠の拡大等の支援策を活用することができるということであります。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) これまでに7回の認定が行われております。措置の内容、今、経済課長おっしゃっていただきました2番目のほうの支援事業ですけれども、事業者に対して、26年度の設計なんですけれども、3分の2の補助で上限が1,000万、自治体に対して上限5,000万の地域経済循環創造事業交付金、また特別交付税が総務省の支援措置で行われます。これまでに、県内では36ほどの自治体認定地域となっており、近隣では松本、安曇野、大町、白馬が既に認定自治体となっております。これまで要望がなかったのかもしれませんが、この補助金の申請をして認定をとってホームページ上で、もしくはあらゆる媒体で周知して、潜在的な創業希望者の発掘をしてはいかがと提案いたします。  提案を受けるのは簡単ではないようですけれども、創業を検討する事業者と認定する村双方にメリットがあるように、調べる限り感じます。またこの補助金を受けた事業者は、登録免許税の軽減、信用保証協会の保証枠の拡大、日本政策信用金庫融資制度において自己資金要件など撤廃されるというメリットもございます。28年度の募集がこれからということですけれども、現在、村でそういうお考えはございますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 商工会の相談員の皆さんを相談しながら進めているところですが、28年度は取り組んでいこうというような今の段階では話をしているところであります。まだ正式な決定ではないですが。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) ありがたいお言葉です。ぜひ、多分大変なのかもしれませんけれども、起業希望者もいらっしゃいますので、前向きにお願いしたいと思います。  また、小谷村では独自の起業支援補助制度も導入しています。詳細は省くんですが、企業経営や人件費の補助、設備の補助なんかも取り組んでいます。松川村も会員数が伸び悩む商工会と連携し、創業セミナーなどとあわせ展開すれば、隠れた起業希望者を発掘、雇用促進村商工業の活性化にも役立つものと考えます。ぜひ独自の補助支援を含め、この起業のバックアップを願います。  さて、1月末にルート発表となりました地域高規格道路松本糸魚川連絡道路ですが、新設の安曇野北インターチェンジを利用したBルート、いわゆる高瀬川右岸ルートで時速60キロの上下2車線、高瀬橋が立体交差という計画で、松川村や池田町からはインターチェンジまで15分、高速道路を利用すると松本や塩尻など通勤圏としても今以上に短縮されて、現実的になります。この道路に寄せる期待についてお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 期待は皆さんと一緒なんです。だから今、言われたように、近くなって通勤圏になお一層近くなる。それからお医者さんに行くにしても命の道路ということを言われておりまして、近くなる、都合がよくなる。また都会からも入りやすくなるということのように私は思っております。ただ通過される客も出るので、そこら辺のところは注意が必要だというように思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 企業誘致が困難で雇用の場をつくることができないのならば、発想を柔軟にしていっそベッドタウンとして子育ての地、生活環境の場としてこの村を選択してもらうための施策なども検討してみるべきではと感じる数値がございます。  先ほどお配りしましたお手元の資料、資料1のほうをごらんください。平成22年のものですが、市区町村別の昼夜の人口比率の調べです。これは全国市区町村の人口と日中、その自治体にいる人の割合をあらわしたものです。この当時、全自治体数1,901ございまして、当松川村は1,882番目であります。全自治体1,901のうち後ろから19番目ということです。全国的に見ても日中村内にいる人口が極端に低いということをあらわしています。資料は抜粋したものを作成しております。全14ページのうち、松川村の掲載ページ最終ページでした。  ちなみに1ページ目の順位1位から10位も上のほうに入れております。1位の東京都千代田区の昼間人口、これは81万9,247人、夜間は4万7,115人、昼夜の人口比率1,738.8となっています。下から1,882位の松川村、昼間の人口7,579人、夜間人口1万93人、昼夜人口比率75.1です。昼間の従業先は村外で、村外から村に働きに来ている人も少ないということが言えるのはないかと思います。  さらに平成2年からこの22年を5年ごとに調べた数値を裏に記しております。村内には高校もありませんので、昼間村内にいる住民はとても少ないということがわかりました。高校がない、雇用先も外から働きに来る人も少ないとなると、企業誘致するよりむしろ生活の場としての人口増に特化して取り組むべきなのかもしれません。先ほどの高規格道路ですが、村長おっしゃったように、住民にとって今以上に生活に密着する道路になり得るということです。  それを踏まえまして、村総合戦略基本目標、2つ目、美しい田園風景とともに暮らす魅力ある村づくりについてお聞きいたします。  以前、第6次総合計画後期5カ年に向かっての住民アンケートの結果で、一番残したいもの、残してよかったものは、このスズムシが生息する安曇野松川の原風景であり、これを未来の子供たちに引き継ぎたいというものでした。ここで改めて村長の当初からの理念である住んでみたい村、すみません、通告書の文言間違えておりますが、住んでみたい村、そして住み続けたい村は、どんな村なのか、村長改めてですが、傍聴の皆様もいらっしゃるので、お聞かせいただけますか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 先ほどのこの資料ですけれどもね、これは私どもが企業誘致をしていてもなかなか来ていただけない。そういう中で、松川村の中へ人が住んでもらいたいということで、18歳以下の医療費の無料化も率先してやっている。それから例えば70歳以上の皆さんにはすずむし荘の券、それから松香荘の券を無料配布している。それから保育園の保育料も半分にして第3子は無料にしているとかですね。松川村に住んでもらうためにですね、村は相当努力もしているんです。今回28年度の予算の中でまだ決定にはなりませんけれども、皆さんの御理解が得られれば、給食費についても1万円を子供に補助をしていきたいと。  そういう中で、松川村に住んでもらいたいということで努力はしております。企業が来なければ、宅地というか、そういうベッドタウン化をしろと、そういうことは十二分にわかっていてですね、やっておるつもりであります。きのうも申し上げましたように、おなかがすいたところへ御飯を食べるようなわけにいかないと。これはわかっていただけると思うんです。ですので、宅地造成も今度、今まで18年間やらなかったのをやろうということで、去年からまた手を出しました。  そういうことも考えておりますし、住んでみたい、住み続けたいというのはですね、この今の自然環境を壊さないように、今言われましたように、スズムシが生息しているね、山野を工場の用地にしない、荒らさない、宅地をそこへつくらないということで、土地利用計画もちゃんとつくってやらせていただいているわけであります。ですので、着々と政策は実ってきておりますけれども、どこの市町村も少子高齢化で人口が減ってきているわけであります。松川だけですね、絶対ふえるなんていうことは、ちょっと今考えられないような状況なんですよね。ですが、皆さんの力を借りて努力をしていきたいというように考えておりますので、よその市町村に住んでいて松川へ来てみたいなと、そういう人もいるんですよね、松川は保育料安いからもう私は松川へ行って住みたいとかですね、そういう方もいるので、そういう人がいたらぜひ松川へ住んでほしいというようにですね、PRしてもらいたい、一緒に。そういうことをお願いしておきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 松川村は安曇節発祥の地であり、平成22年6月定例会において世界初のすずむし保護条例を制定した村であり、また同22年国勢調査において男性長寿日本一となった自治体です。どの称号も簡単に手に入るものではありません。  ここでこれまでの松川村をあらわす文句とは別に、企業でもよく使われています消費者の心を強く捉える効果を狙った印象的な宣伝文句であるキャッチコピー活用の提案をいたします。母になるなら流山市というユニークでストレートなキャッチコピー。流山市は、千葉県の北西に位置します。ここは人口の1割、約1万6,000人をふやして子育て世代、35歳から39歳の人口が長い間最多であった団塊世代を抜くという快挙を遂げた自治体です。ちなみに先ほどの資料1をごらんいただきたいんですが、表の下のほう1,888位にこの流山市が、これ偶然なんですが、ございます。松川以上に雇用先は少ないのではないかと、出たり入ったりがございますので断言はできませんが、考えられます。  25年ほど前には、ディンクス、ダブル・インカム・ノー・キッズと言われる共働きで子供を持たない夫婦がおしゃれである風潮としてこういう言い方がはやりましたが、ここはDEWKS、ダブル・エンプロイド・ウィズ・キッズ、子供を持つ共働き夫婦を狙い撃ちして、人口構成を若返らせました。共働きなので、世帯所得が高く税収や町の商業、サービス活性への寄与額がとても大きいわけです。ディンクスと違って子供を持つので次世代も持続的に住み続ける可能性があります。  多くの自治体は人口の変化に対して受動的に反応する、つまりこれからコミュニティーは高齢化していくから、高齢者を重視した都市計画や行政施策が大事であるという考え方が一般的です。それに反し、流山市長は望ましい人口構成をみずからの手で誘導、ターゲットを定めマーケティングの必要性を理解しない行政内部や議会の抵抗勢力と向き合う闘いであったといいます。それに沿った子育て世代の望む施策、保育園の増設による待機児童の減少、駅前送迎保育ステーション、これは主要な駅に保育ステーションをつくり、バスを待たずにそこに子供を連れていけば、たくさんある保育園まで送迎をしてくれるというワーキングマザーにありがたいサービスを提供しています。利用料金は1回100円、1日往復200円になりますが、最大9時までの延長保育も可能で盛況だそうです。  全ての住民になどという抽象的な存在ではなく、どこのどんな住民に対してなのかを具体的にイメージし、誰に何をするのかを明確にするよう職員に問いかけ続けたと書いてあります。ターゲットを決め、それをキャッチコピーで打ち出す、こういう村のイメージコピーの戦略、改めてどういうふうにお考えかお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 16万人のいるところとですね、1万人しかいないところのですね、同じことをやれと言われても無理なんです。それは承知の上で質問されているというふうに思うんですけれども、私どもはさっき言われたように男性長寿日本一、すずむしの里ね、そういうことがどこにもない、この日本の中にどこにもない、そういうことをキャッチコピーにしてやっていったって、これはまずくないというように思うんですよ。  ただですね、保育園の待機児童がなくなるとか、そういうこと、松川、今のところはないんですよ。100人まだ入る余裕があるんです。だから子供を持っている人はどんどん来てくださいと。私どもは保育料も安くしております。きのうもちょっと申し上げましたけれども、草間議員の1子、2子、3子で金額が違うのはどうだと言われました。あのときもちょっと答弁をしておりますけれども、そういう考え方も持っているわけです。ですので、ぜひですね、村ばっかりがやるんじゃなくて、一緒になってやってもらいたい。私どもは、ふるさと祭りもですね、ぴかいちとかいろいろつくりながらやっているわけです。ですので、足りないところがあったらですね、ぜひ教えてもらって一緒にやっていけるような村に、機運にしていっていただけたらというように思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 今、村長、さっきからずっと私の目を見ながら、本当に答弁いただいてここは笑うところじゃないんですが、ありがたいと思いますし、今、おっしゃっていることは本当に7年目になりますが、村長とのこういう関係もなんですが、一々、そのとおりなので、返す言葉がないと言ったら変なんですが、今回、私、聞いている立場で1時間、お時間いただいています。こういう状況ですので、あえて本当16万人と比べてどうよって、本当おっしゃられることを覚悟でいろんなものをぶつけていますので、大きいところをお見せになってそしゃくして、うふふんと言われましたが、お答えいただければありがたいです。イメージコピーもちょっと柔軟にお考えいただければと思います。  次に、ターゲットを明確にした上での新たな松川村独自のイベント、今もふるさと祭りとかといろいろ、本当にいろいろ事業はあるのは重々承知でお聞きします。  今年3年目を迎える酒蔵まつり、今年は蔵元がふえて5つの蔵元で開催されるということで楽しみにしておりますが、やはり若者世代の参加が少ないように感じます。マグロの解体ショーや熊やイノシシなどのジビエメニューなど工夫は見られるのですが、どうしたら若者が参加してくれるのか、村長が繰り返しおっしゃる、先ほどもおっしゃった住民主導でが大切なのは無論ですが、若者たちが家族を連れて、彼女を連れて仲間とともに集える若者主導のイベントの立ち上げのきっかけをつくってはいただけないでしょうか。またいただけないでしょうかという聞き方は、また何か言われそうですが、例えば消防団の力をお借りして団員確保にもつながるようなイベント、こんな企画はいかがでしょう。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) おっしゃるとおりなんですよ。酒蔵、去年は4つ、今年はまた若干ふえるというような情報もありますけれども、これはやってみないとわかりませんので、ここでは幾つとは申し上げられませんけれども、去年は350人限定でさせていただきました。そこへ若者が少なかったというのは、確かにそのとおりですけれども、若者がですね、お酒を飲まない人が多いんですよね。ワインとか何かというと、うんと人が、女性がまた来てくれるようであります。そこは私どもはブドウもありませんし、酒蔵もありません。ワイナリーもないです。あるものといったら酒米です。酒米で保管、倉庫を持っているということの中で、日本酒祭りに2年やらせていただいたんです。今年もやろうと思っておりますけれども、あれに若者が来ないからということでやめることじゃなくてですね、引き続きできるだけ多くの方に来ていただけるように。  ただ、あそこは野外でありますので、雨降ったときのことを考えるとですね、テントを全て張るということが大変難しいわけなんです。当初250名で次が350名ということの中でやらせていただいたんですけれども、天気、これは割合に降られないと自負をしているんですけれども、絶対降られなければ500人でもですね、1,500人でもあそこ、人は入るからできるんですけれども、そういうことがちょっとね、言えないもので残念でありますけれども、できるだけですね、若者に来ていただけるものをやりたい。それから消防団活動についてもですね、これからまた幹部がかわりますので、そういう中で消防主任、よく話をしながら、団長も今回かわりますので、一緒に考えていっていただきたいというように思っております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 次に、1年以上前にお聞きしました若い世代への住宅補助、あれからさらに機運が高まっております。また昨年、開発公社で造成した分譲地販売の手応えは悪くないものだったという今のお話もございます。  さて、このたびの村長の公約にもありました低価格で環境のよい宅地造成、この中身について購入を検討している住民もお聞きしたいと思っていると思いますので、どのような事業かお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(須沢和彦君) それでは、土地開発公社のほうを所管しておりますので、私のほうから低価格でということで宅地造成の計画のほう、ちょっとお話させていただきたいと思います。  議員おっしゃられましたように、昨年6区画を造成しまして、つい先日全区画が完売ということでございます。皆さん、購入いただいた方は20代と30代の若い世帯の方でありました。この後も引き続き宅地造成のほうは進めていくという、今予定でございまして、村内で何カ所か今、候補地のほうを選定ということで、今、私のほうで調査をさせていただいております。やはり、若い子育て世代の方々にも購入しやすいような、やはり低価格にするための配慮は必要だというふうに考えておりますし、それから今までどおり宅地造成等につきましては、敷地面積等も300平米以上ということで余裕のある環境づくり、それから場所等につきましては、やはり公共交通を含めました交通的な、いわゆる利便性のいいような場所、こういうところを着目しまして、今数カ所、場所の検討を行っているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) ありがとうございます。加えて規模、分譲地の戸数のざっとした数なんかもお聞きできればと思います。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(須沢和彦君) 規模につきましては、18年ほど前に行いましたルーラルのような百十何区画なんていう大きいところは計画していないわけですが、10区画とか10区画ちょっととかということで、現在のところはそのくらいの区画で、今、場所を調査しているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) さて、基本目標3つ目の子供たちの笑顔があふれる子育ての村についてですが、まずは、その前段階として若者たちの結婚状況です。村職員の婚姻状況については、細かいことをお聞きすることはいたしませんが、世の中と比べるとどうやら比較的早目で婚姻率も低くないようです。人口減少対策や村の活性化を広く検討せねばならない村の職員がみずから婚活に対して消極的であったり苦手意識があるとすれば、まさに彼らをその気にさせる方策を考えるが近道という気がいたします。  今までにもテレビ番組主催のお見合いイベントや昨年もラジオ局が主導する婚活イベントがございましたが、現在検討中の事業はありますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 現在、検討中、28年度になるわけですが、来年度からは広域で実施していきたいというように考えてございます。具体的には北アルプス広域連合の専門部会、若者交流結婚支援専門部会において、実行委員会を立ち上げて若者交流イベントを実施予定です。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 28年度ということで、具体的なその事業自体は、今年度開催されるんでしょうか。それとも実行委員会だけが立ち上がるという、そういうことでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 実行委員会を立ち上げて、何かをやっていきたいという予定でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 期待したいと思います。  国を挙げての取り組みです。ホームページを見てもどの自治体も婚活事業について取り上げていないところはないほどです。自治体の婚活支援に対する一考察を福岡の県労働組合の方の論文にこのようにあります。社人研が2005年に行った出生動向基本調査では、25から34歳の男女によると、未婚の男女が結婚しない理由として、適当な相手にめぐり会わないが1位で、結婚した男女に出会いのきっかけは何かとの問いに、2002年までは職場や仕事が1位でありましたが、2005年の調査では、友人、兄弟、姉妹を通じてというものが1位にとってかわったとあります。かつては職場が男女の出会いの場であり、また地域ではかつて青年団活動が盛んでこれが一役買ったとあります。  これまで職場や社会活動が果たしてきた男女の出会いの場としての機能が衰えてきたことの代替案として、行政による婚活事業の役割の意味が大きいと言っています。カップル成立から結婚まで結びつかないのなら、結婚する男女が増加することにはならず、単に出会いの場の提供だけで少子化の克服につながるとは言えないとも言っています。  それでは、前回の村長答弁の中で民間の婚活支援者が手を挙げるのなら、積極的に助成していくとおっしゃっていただきましたが、その後、手を挙げている民間事業者やもしくは個人の婚活支援事業は、先ほどの広域以外に何かございましたでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 若者のためにですね、やっているというのは、ちょっと聞かないんです、私は。ただ、消防団の皆さんとはですね、じゃあ、消防団に結構未婚の方が大勢いると。じゃあ、俺がちょっと大勢いるところから女性を借りてくるから一緒にやろうと、そういう話は数回はしているんですけれども、しているだけでまだ実施にならないということであります。何とかしていきたいというように思います。  先ほど役場の件が出ましたけれども、当時ですね、大勢いたんですよ。独身貴族の会をつくろうと、俺が会長でおまえが会計でおまえが副会長だってやった途端に、みんな結婚しちゃったんですよ。残ったもの、俺だけになったんですよ。そういうように何か実際に動くとですね、いいかもしれません。だからまた機会を見てですね、そういうようなところは消防団の皆さんを話をしていきたいというように思います。以上です。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 村長みずからが立ち上げてくださりそうな勢いの答弁をいただきましたので、期待いたします。  行政による婚活事業は、もはや一過性のものではありません。自治体によっては、大手民間業者と提携してプロの力を借りて推進しているものもあります。大手結婚相談所ツヴァイは、皆さんも聞いたことがあるとは思うんですが、登録会員数3万3,000人の業界トップクラス、茨城県ですが、ここと組んで3日間の婚活応援スキルアップセミナーを二十歳から40歳までの未婚者に開催。内容は、コミュニケーション、マナー、結婚・出産・家事能力の基礎知識の向上、人生設計など、結婚力を高める内容です。  参加した方の感想ですけれども、36歳の女性、3日間とてもためになりました。参加したら幸せ度がアップします。また27歳の女性、自分が変わらないと何も変わらない、未来を変えるのは自分だと思えることができたと述べています。男性の感想は残念ながらございませんでした。  このようなプロの結婚相談所とのタイアップ、こういう極端な例ではあるんですが、例えば、平林明人婚活事業所以外にあるとしたら、こういうお考えはいかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 民間活用としましては、村全体の中で社協と連携する中で、結婚相談案内として、市町村や非営利の団体とのネットワークによる結婚を希望する者同士を結びつけるシステム、ながの結婚マッチングシステムへ登録を受け付けております。また、先ほどの広域の件ですが、それと並行しまして地方事務所においても民間会社に依頼して、現在ニーズ調査を行っておりますので、その結果を踏まえながら、先ほど広域のほうも進めていくという予定ですので、お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 次に、今定例会において条例が承認されました。4月からの認定こども園、また平成30年オープンが予定されます(仮称)子ども未来センター、これについて総合戦略基本目標3つ目を達成する上での役割をお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) まず、認定こども園でございますけれども、認定こども園、現在の保育園でございますけれども、こちらにつきましては、子供が初めて集団生活を始める大事な大切な場所であります。保護者の子供に寄せる思いを酌み取りながら心身とも健やかに育つよう、質の高い保育、教育を提供していく予定でございます。また小学校、中学校とも連携をとりながら一貫した支援を行っていくものであります。  あと、子ども未来センターにつきましては、放課後の子供の遊び場ですとか、居場所の提供だけにとどまらず、子育てをする保護者の支援ですとか子育て世代の交流など、子育て総合的にサポートする施設として機能させていく予定でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 期待も事業費も大きい子育て世代、そして村で育まれる子供たちを大切に考えた施策でもあります。基本目標4つ目の中でも村長肝いりの健康長寿の村づくりへの挑戦でありますが、特定健診の実施率も上がり、予防事業である健康教室などが少しずつ功を奏しているようにお聞きしています。  今週発売の週刊新潮に、長寿村でやってみた「突撃!隣の晩ごはん」という特集記事があり、京都、沖縄、長野のあるお宅が掲載されました。その中に細野と南神戸の方が健康長寿の秘訣の取材を受けています。ごらんになっていらっしゃるでしょうか。偶然にも二方とも発酵食品であるしょうゆの実をおかずに召し上がっていました。私は、いまだにこの健康長寿食品を征服できておりません。  食生活も運動もさることながら、村の元気な高齢者の9割が趣味を持っているともあります。お一人は、松香荘のプールで週2、3回、水中歩行運動を行っているそうです。同じように健康のために穂高広域施設が運営する余熱利用施設であるあづみ野ランドのプールで全身運動に励んでいる住民もおられます。この施設のお風呂はすずむし荘と違って温泉ではありませんが、プールで冷えた体を温めるのに有効です。25メートルのプールが3コース、子供のプール、ジャクジーやジェットバスもあります。私がのぞいたときは、体育館で高校生がバスケットボールに興じていました。こちらは1時間1,000円、プールは600円、入浴が300円です。  村内に新たにプールをとなると簡単ではありませんが、既にある穂高広域の余熱利用の健康推進施設です。住民の健康維持のために補助がいただけないかと思っております。現在、村民の年間利用状況は、プールが585人、浴室が1,657人、体育館が9人となっており、池田町の利用はというと、プールが1,342人、浴室が1,780人、体育館が1,293人で、プールは松川の倍以上、浴室はほぼ同じぐらいの利用、また体育館においては松川はほぼ利用していないと、そういう数値がございます。このぐらい池田との利用差もございます。松川はすずむし荘があるので、余計に浴室の利用は少ないことが考えられます。585人、使われた住民の方がいらっしゃるわけですが、プール利用料600円のうち200円の補助だとすると、現在の約倍、1,000人が利用したとしても村の負担は20万円。この施設への補助について御検討いただけないか、お聞きします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 今のところ、出すつもりはございません。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 間髪入れずに、何の検討の余地もなしということでよろしいでしょうか。 ◎村長(平林明人君) はい、今のところです。 ◆6番(矢口あかね君) 今のところ、はい。ここから出た瞬間から今じゃなくなると思っておりますので、これをきょう聞いてくださっている利用者がたくさんいらっしゃる。また1,000人に利用率がふえるかもしれない。それによって将来の医療費が削減されることも考えられます。25メーターのプールで元気よく泳ぎたいと、コースの数は少ないわけですけれども、この施設にも村も相当の余熱利用施設にも利用負担ございます。それもあわせてお伝えして前向きに検討願います。長寿日本一の村の村長にお願いします。  健康を維持して医療のお世話にならないように努力している村民に、しつこいようですが、積極的な後押しを期待します。  もう1つ、この施設で水中健康教室が定期で行われております。池田町でも週に一度、講師を1人つけて住民向けの健康教室を開催しています。時間割を見ますと、まだ平日にあいている枠があるようですので、シニア向けのプールでの健康教室の開催もぜひ検討いただけないでしょうか。無論プールには監視員がおり、恐らく村で手配するのは指導する講師のみです。今ある村関連施設に対する健康のための取り組みへの補助、子供の利用も考えられます。ぜひ御検討ください。  それでは最後の質問です。本日は人口減少対策における村総合戦略の中のほんの一部についてお聞きしてきました。これまで村長初め行政の皆さんが日々されてきたことは、全て人口減少対策につながるものです。今さら何が違うのだ、そんなに特別なことができるものかなと思われるのも無理はありません。  ただやはり、考え時だということです。待ったなしです。自治体によっては、今回の取り組みにおいてプロジェクトチームを設置しています。地域おこし協力隊員を中心とした異業種の若者たち、少数による村の活性化支援特別チーム、村が今後しなければいけないことは何か、世代間を超え性別を超えてやれることは何かを、企画検討する実働部隊のチームの配備、あわせて松川村総合戦略のPDCAサイクルをどう確立させていくかということも、全体を通して最後の質問にしたいと思います。お願いします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 打ち出の小づちがあればですね、何回も言いますように、すぐやりますけれども、私は残念ながらそれを持っていません。ですので、言われたことは十二分に検討させていただきますけれども、この前もちょっと申し上げましたけれども、現在70歳以上の方に無料入浴券を出しています。その年齢を私は下げようということを申しております。そういう中でですね、健康を守っていっていただきたい。だから健康ランドの穂高のランドへ出すのもいいけれども、私どもにはいい施設があるわけです。それからプールも歩くプールがあるんです。そういう中でやらせていただきたいというように考えます。議員のおっしゃることも十二分わかりますので、検討してまいりたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) PDCAサイクルについての観点もあわせてお願いします。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(平林秀夫君) それでは、総合戦略について記載されております部分につきましては、きのうも回答申し上げましたが、平成31年までのKPIが設定をされております。この目標におきましてどうやって達成したらいいかという、まだ具体的な事業策が記載されておりませんので、きのうも申し上げましたが、早急に具体策をお示しをしていきたいと。そういった上で事業を展開する中で、PDCAサイクルへのつながりといいますか、実施していかないと検証もできませんので、そういった中で進めていきたいというふうに考えておりますので、お願いします。
    ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆6番(矢口あかね君) 繰り返すようなんですけれども、せっかく導入している地域おこし協力隊員、若い方たちです。しかも外からの目です。リフレッシュというか、フレッシュな目で見てくれている、この方たちをぜひこの活性化に役立てていただきたいと思います。村長の手腕を期待いたします。  駆け足で質問させていただきましたが、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平林寛也君) これで、待ったなしの人口減少対策の質問を終わります。  以上で、6番矢口あかね議員の質問を終わります。  ここで、14時40分まで休憩します。                                  午後 2時23分 休憩                                  午後 2時40分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開いたします。  続いて、順位8番、3番太田繁義議員の質問事項、村政についての質問を許します。太田議員。 ◆3番(太田繁義君) 毎度毎度しんがりでございまして、いくらくじを引いても1番、2番には当たったことがないと。不思議なことで必ず一般質問は一番最後ということで、たまには最初にやってですね、私のつくった文も一番最初から読ませていただきたいなという感じを持ってここへ来ました。とりあえず、4期目、村長、おめでとうございます。  今期を含め3期連続無投票当選したのも、前期までの平林村長の実績が村民の皆さんに認められたと、このように私は思っております。それからですね、先ほど「広報まつかわ」の3月号の表紙を見させていただきました。そこにはですね、初登庁と言っちゃあいけないが、4回目の初登庁でございますけれども、村長のにこやかな自信を持った表紙が載っておりました。これならば、また村政預けて大丈夫だなというように私は思っております。  松川村はですね、人口減や高齢化の問題や、米どころである村の農業は国内消費の低迷や環太平洋連携協定、TTPでございますけれども、大筋の合意で輸入農産物の増加が見込まれず、将来に不安を感じております。村長がいつも言うようにですね、住んでみたい、住んでよかった村を目指して平成27年4月に松川村第6次総合計画を拝見しましたが、平成21年の策定した基本理念に緑豊かな自然と暮らし、心安らぎ魅力ある村、みんなが主人公、未来へ羽ばたく光り輝く協働の村を掲げ、平成21年度から平成26年度まで前期6年計画をし、基本的に沿った施策を村民の理解と協力によって遂行することができたと、このように書かれてありました。  さて、近年人口の減少や少子化、高齢化の進行など、松川村を取り巻く社会情勢は大きく変化しています。多種多様な対応をしていかなければならないと思いますが、このような状況を踏まえ、村づくりの方向を明確にするため、松川村6次総合計画を策定したとあります。本計画を推進、実現を目指してもらうためにも、健康に十分注意して、それから職員と協力して松川第6次総合計画の推進をしていただきたいと、こんなように思います。  そこでですね、村長、村長の御決意と、それから意気込みをひとつ聞かせていただきたいと思いますが。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) まず、広報の写真、自信にあふれているというお言葉をいただきました。ありがとうございました。あそこを怒ってなんか通れないですよね。やっぱりにこにこして俺に任せておいてほしいというように言いながら職員、そして後援会の皆さんの前を通過をさせていただきました。そういうように、これからしっかりとやっていきたいというように思います。  1人では仕事は何もできません。私の周りには優秀な職員が大勢いるわけです。その職員の能力をいかに発揮するかと、引き出すかということを、私は考えていきたいと。私が先頭に立って仕事をするんじゃない。職員にやってもらうために俺はどういうふうにすればいいかと、そういう考え方であります。  決意は、4期目出馬に当たってということで、若干出させていただいてありますけれども、1万人、まず何といっても1万人を確保していきたいと、そういうこと。それから住み続けたい、住んでみたい村にしたいということであります。それに向かって全力でいきたいというように思います。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) ただいま、心強いお言葉を聞きまして安心してお任せできると思いますので、ぜひ、職員と協力して頑張っていただきたいと、このように思います。  次にですね、指定管理者、寄って停まつかわについて、ちょっとお伺いしますが、これにつきましては、1月29日にですね、地域高規格松本糸魚川連絡道路の発表があって、松川村がですね、要望していたように、右岸に決まったということで大変よかったと思いますが、これもですね、地域の皆さんの意見を聞きながら早期着工していただけるようにお願いしたいと、こんなように思っております。  そこでですね、現在ですね、右岸道路の常盤地区にですね、JAの直売所が、実はきのう、関係で私はオープンということを知らずに文章をつくってきましてですね、いけないわ、きのうオープンしたんだということでありますが、3月15日にオープンしました。そこでですね、指定管理委託をしています道の駅寄って停まつかわですが、平成23年よりですね、売り上げも非常に順調に伸びてきております。しかしJAの直売所がですね、オープンすることによって、客の減少による売り上げも多少落ちるという予想もされます。一応村の施設でもある寄って停まつかわ、これはですね、管理委託しているので、私ども関係ないんだというようなことは言っていられないと思いますが、何かそのことについて考えておられますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) おっしゃるとおり、関係ないというようには思っておりません。JAのオープンしました地場産のセンターですかね、それについての影響は多々あるというように思います。向こうは道の駅という看板は使えないわけです。このルートには道の駅は大町から豊科境までは松川だけだというように思いますので、その道の駅というのを最大限の武器にしてですね、売り上げが落とさないように今の指定管理者でありますFun Spaceとは話をしていきたいというように思います。  そしてまた、ルート決定になっただけで、まだ幅員がどのくらいであそこをどのくらい入るかというのが設計ができておりません。そういう中で今後、考えていきたい。ただあそこの場所であのまんまでいられるとは考えておりません。ですので、南へ行くか北へ行くか西へ寄るか、そこら辺のところは今後の県との協議の中で早急に対応してまいりたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) ぜひですね、せっかく松川の施設であります寄って停まつかわ、これは長く続けていっていただくためにも今、言ったこと、ぜひよろしくお願いします。  次にですね、3番目の社会教育関係の団体としての認定の申請について、ちょっとお伺いいたしますが、社会教育関係の団体として認定を受けようとする当該団体の代表者は、松川村社会教育関係団体の認定申請書に次の各号に掲げる関係書類を添えて松川村教育委員に提出しなければならないと、こう書かれております。  1つはですね、これ4つありますけれども、1つ、規約、2番目、予算及び決算書、3番、役員の名簿及び会員の名簿、そこで4番目にですね、社会体育の団体であっては、スポーツ安全保障等に加入にしたことを明かす書類となっているが、書類を提出するということですが、平成27年、去年ですけれども、一部の団体ではスポーツ保険は任意でよいと。そう言いながらですね、ちゃんとここ、認定されておりますけれども、社会教育課としてはどう考えているんですか。 ○議長(平林寛也君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長兼公民館長(古畑元大君) 議員さん、おっしゃられましたように、社会教育団体の認定の申請の折に、今言った書類を添付するようになっておりまして、あと認定の要件は8項目ほどございまして、社会体育教育団体にあってはスポーツ安全保険に加入をしていることということで認定をさせていただいております。その申請のときにですね、先日の3月2日に毎年、前期の体育施設開放調整会議でも同じような御意見をいただきました。そういった団体につきましては、そのときもそういった団体があるということでしたので、加入を義務づけるように指導をいたしましたし、引き続きそういった団体につきましては、指導をしていくようにしてまいります。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) 申請者がですね、届けた時点でしっかりした説明をしていただかないと、なかなか出た人がですね、次に来て説明するとき、非常にせっかく持っていったのに、中途半端な説明しかしてくれないというようなことを言っておりますので、ぜひそれは徹底していただきたいと思いますが。 ○議長(平林寛也君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長兼公民館長(古畑元大君) 先ほど言いました体育施設開放会議の折、説明はしているわけでございますけれども、やはり会の担当の方、会長等、毎年かわられますので、そこをまた徹底して説明をしていくように今後していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) それではですね、1番については質問を終わりますので。 ○議長(平林寛也君) これで、村政についての質問を終わります。  続いて、質問事項多面的機能支払いについての質問を許します。太田議員。 ◆3番(太田繁義君) 新制度ですね、多面的機能支払いについてということでございますが、近年、農村地域の過疎化、高齢化等に伴う集落機能の低下により、地域共同活動によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。また共同生活の困難に伴い、農用地、水路、農道等、地域資源の保全、管理に対する担い手農家の負担の増加も懸念されています。  このため、農業、農村の有する多面的機能の維持、発揮を図るための地域の共同活動にかかわる支援を行い、地域資源の適正な完全管理を推進し、これによって農業、農村の有する多面的機能が今後とも適切に維持され発揮され、担い手農家への農地集積という構造改革になると思いますが、そこでですね、1つお伺いします。  農地中間管理機構を利用した人は何人か。それでどのくらいの集積面積になったか、ちょっとお伺いします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 農地中間管理機構は、平成26年7月から始まりまして、利用者のうち所有者の方が56名、耕作者の方が42名、計98名でございます。面積につきましては、41.46ヘクタールでございます。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) そこでですね、多面的機能交付金は法制化されて長期にわたってですね、活動される制度だと思いますが、多面的機能支払交付金事業に関してですね、現在19組織が団体しているということをお聞きしましたけれども、その19組織の一本化にするというお話も出ておりますが、その対応はいかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 今、議員おっしゃられたようにですね、平成26年度から法制化されたわけですが、当初平成19年から23年までの5年間のうちは、年に1、2回、代表者会議を行ってきまして、村内の組織を1つにできないかというような御相談もいただいておりました。ただその中で組織の活動内容や方針が異なることから、なかなか話がまとまりませんでした。  しかし、平成27年2月、去年の2月ですが、今、議員おっしゃられたように、村一本化について話し合いが持たれまして、平成27年度、これまで2回の代表者会議を行いまして、それぞれの組織で活動が異なるものの、できるところから始めようということで、平成28年度の申請より一本化というか広域化というような形で、それぞれの組織は今までどおりそれぞれの組織の特色を生かしてやっていただくんですが、その上で代表者会議みたいな広域化したものを1つつくって、その中でやっていけたらというような形で、今、話が進んでいる状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) 今、課長のほうからお聞きしましたが、これですね、村内一本化にできれば、長寿命化に対しての非常に便利に活動できると思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 今、議員言われましたように、長寿命化は、水路、農道等の補修なわけですが、一本化すればですね、村の水路やなんかでも、その事業費が要らない団体のやつを一本化で使って優先順位を決めながら補修していけるという意味では、非常に有利だというふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) ぜひですね、一本化に向けて進めてもらいたいと思います。一概に19団体が即なるとは思いませんけれども、これは各団体によって多少温度差が多分出ると思いますので、できる組織からもうどんどん進んでいただければ、非常に多面的機能の意味が出るかと思いますので、ぜひ全団体にならなくても活動できるように進めていただきたいと思いますが、どうでしょう。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 今、その方向で進めたいというように思っております。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) ひとつよろしくお願いします。  それからですね、今までは農地・水・環境保全対策事業としてやってきましたけれども、これに比べてですね、多面的機能支払事業は、農地維持活動を初めとする各種活動、資源向上とか長寿命化とかございますけれども、事務処理が大変多くなると思われますが、どのように簡素化していくのか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長白沢庄市君) 多面的機能支払交付金は、御存じのように大きく分けて3つあります。農地維持ですね、今新しく始まった部分の農家の草刈りなどによる、要は圃場のやつに10アール当たり3,000円という基本があるんですが、それについては、現在組織ごとで支払い方法や単価が異なっているんですが、組織を立ち上げた中では、組織と事務局の仕事分担をはっきりしながら支払い手続など事務局が一括で行うよう組織の事務負担を軽減したいというふうに考えてございます。  2番目の協働活動ですね、これは、農家の皆さんだけじゃなくて、地域住民の皆さんやそういう方たちが皆さん入っているものですから、地域それぞれの活動があるものですから、これは地域それぞれの活動で今までどおり続けていただけたらというふうに考えてございます。  長寿命化ですが、先ほど議員もおっしゃられた水路の改修であるとか農道の改修ですが、これはまず全組織に確認をしまして、まず自分たちの組織でまず直したいところがあるならば、それを優先して直していただいて、それ以外の部分で代表者会議で優先順位を決めて直せるところは直していきたいと、そういう中で入札、まず場所を決めていただくのは組織の役員さんがですね、自分のところを回っていただくんですが、その後の例えば入札であるとか、業者の選定であるとか、そういうことを事務のほうが全てやりまして軽減を図っていきたいと、そのように考えております。 ○議長(平林寛也君) 太田議員。 ◆3番(太田繁義君) 1つですね、大変これ、各団体ごとにやると非常に事務手続が大変だということになろうかと思いますので、ぜひ一本化してこの事務処理を簡素化していただきたい、こんなように思って、質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、多面的機能支払いについての質問を終わります。  以上で、3番太田繁義議員の質問を終わります。  これで本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。大変御苦労さまでした。                                  午後 3時02分 散会...