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平成22年第 4回定例会−12月16日-02号

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  1. 松川村議会 2010-12-16
    平成22年第 4回定例会−12月16日-02号


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    平成22年第 4回定例会−12月16日-02号平成22年第 4回定例会             平成22年松川村議会第4回定例会会議録                                        〔第2号〕  ┌──────────┬───────────────────────────────┐  │招集年月日     │平成22年12月16日                    │  ├──────────┼───────────────────────────────┤  │招集場所      │松川村役場議場                        │  ├──────────┼───┬───────────────┬───┬───────┤  │開閉会日時     │開 会│平成22年12月16日 午前10時00分│議 長│新 村 久仁男│  │          ├───┼───────────────┼───┼───────┤  │及び宣告      │散 会│平成22年12月16日 午後 1時47分│議 長│新 村 久仁男│  ├──────────┼───┼───────┬───┬───┼───┴───┬───┤  │ 応(不応)招議員及び │議席d氏     名│出 欠│議席d氏     名│出 欠│  │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤  │ 出席並びに欠席議員 │ 1 │新 村 久仁男│ ○ │ 7 │平 林 寛 也│ ○ │  │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤  │ 出席12名 欠席 0名 │ 2 │佐 藤 節 子│ ○ │ 8 │渡 邉 尚 省│ ○ │  │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
     │    凡例    │ 3 │井 上 直 昭│ ○ │ 9 │河 内 國 治│ ○ │  │ ○…出席を示す  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤  │ △…欠席を示す  │ 4 │甲斐澤   明│ ○ │ 10 │矢 口 あかね│ ○ │  │ ×…不応招を示す ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤  │ △公…公務欠席  │ 5 │勝 家   尊│ ○ │ 11 │白 澤 富貴子│ ○ │  │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤  │          │ 6 │横 沢 喜 造│ ○ │ 12 │榛 葉 良 子│ ○ │  ├──────────┼───┴───┬───┴───┼───┴───┬───┴───┤  │会議録署名議員   │10番    │矢 口 あかね│11番    │白 澤 富貴子│  ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤  │職務のため出席した者│事務局長   │鈴 木   智│書記     │西 澤 なつみ│  ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤  │          │村長     │平 林 明 人│社会教育課長兼│茅 野 英太郎│  │          │       │       │公民館長   │       │  │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤  │法第121条により説│副村長    │奥 野 勝 久│総務課統括課長│須 沢 和 彦│  │          │       │       │補佐     │       │  │明のため出席した者の├───────┼───────┼───────┼───────┤  │          │教育長    │西 澤   勇│       │       │  │職・氏名      ├───────┼───────┼───────┼───────┤  │          │総務課長   │平 林 秀 夫│       │       │  │    全員出席  ├───────┼───────┼───────┼───────┤  │          │会計管理者兼 │伊 藤 勇 二│       │       │  │          │会計課長   │       │       │       │  │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤  │          │住民課長   │宮 澤 大 介│       │       │  │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤  │          │福祉課長   │白 沢 庄 市│       │       │  │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤  │          │経済課長   │丸 山 正 芳│       │       │  │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤  │          │建設水道課長 │白 澤   繁│       │       │  ├──────────┼───────┴───────┴───────┴───────┤  │議事日程      │別紙のとおり                         │  ├──────────┼───────────────────────────────┤  │会議に付した事件  │別紙のとおり                         │  ├──────────┼───────────────────────────────┤  │会議の経過     │別紙のとおり                         │  └──────────┴───────────────────────────────┘                 本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問   1 信州DCキャンペーンの成果と今後の観光行政について      2番 佐 藤 節 子     住宅用火災警報器の設置について     安心・安全の村づくりの要望について   2 「松くい虫」対策について                   5番 勝 家   尊     連続ドラマ「おひさま」の放映を控えての対応・対策   3 TPP参加松川農業について                 8番 渡 邉 尚 省     緊急経済対策について     「すずむし保護条例」と村づくりについて                                  午前10時00分 開会 ○議長(新村久仁男君) おはようございます。  ただいまの出席議員数は12名全員です。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程一般質問です。 △日程第1 一般質問 ○議長(新村久仁男君) 日程第1 一般質問を行います。  順次発言を許します。  順位1番、2番佐藤節子議員質問事項信州DCキャンペーンの成果と今後の観光行政についての質問を許します。  佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) では、皆さん、おはようございます。よろしくお願いいたします。  年末で何かと気忙しく、まとまりもついておりませんけれども、1つひとつお答えを聞きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず1番は、信州DCキャンペーンの成果と今後の観光行政についてということで、お尋ねさせていただきます。  この10月1日から始まりました、俗称「信州DCキャンペーン」というわけでありますけれども、もうみんなで耳なれた言葉になりました。「信州DCキャンペーン」について、定例会初日の12月9日、村長あいさつで大変好調であると伺いまして、ほっとしたわけありますが、改めまして、今日までのさまざまな準備されたことや、あるいは努力、成果、感想などをまずお聞きしたいと思います。お願いします。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) まず最初に、細部につきましては課長に答弁させますので、よろしくお願いいたします。  それでは、全体のことでありますけれども、村内の団体や個人の皆様にこのDCにつきましては、本当にご協力をいただきました。松川村としても、この経験を生かした中で、観光客におもてなしをすることによって、観光客がふえてくるのではないかというように感じております。  細部につきましては、担当課長等に説明をさせます。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) それでは、村関係の取り組みを申し上げたいと思いますので、お願いいたします。  4点ございますけれども、まず1点目としましては、村主催によります銅像菩薩半跏像展を企画いたしまして、観松院護持会安曇野ちひろ美術館の御協力により開催ができました。開催場所でありますちひろ美術館への入場者数につきましても、前年度に比べまして、10月、11月ともふえておるというような状況でございます。10月が106%、11月が109%ということで効果があったと思われます。  それから、続きまして、村の団体の皆さんのご協力のお話をしたいと思いますが、「リゾート列車ふるさと」へ有明山語りの会の皆さんが日曜日に乗車していただきまして、地域にちなみました民謡や歌を披露していただきまして、観光客の皆さんに地域の魅力を伝える活動をしていただいております。  それから、3点目でございますが、寄って停まつかわ限定のキャラクターストラップを1,000個作製しまして、それを販売いたしました。10月23日に販売したわけですけれども、前評判もよく、即日で完売するほどの好調でございました。  それから、4点目でございますが、国営アルプスづみの公園の主催によります北アルプス山麓ツーデーウォーキングが、村も共催をしたわけでございますが、11月6日と7日に開催がされております。そのうち11月6日につきましては、松川村内をウォーキングでめぐるコースということで、2つのコースを設定しましたけれども、各コースに県内を中心に150人の方が参加していただきまして、初冬の安曇野を満喫していただいております。  感想ということですが、先ほど村長が申し上げたとおり、この関係につきましては、本当に村内の団体の皆さん、それから個人の皆さんも協力していただきながら行ってきたということで、おもてなしの心が育ったと思いますので、それをさらに生かした中で村の観光振興につながっていけばと思っております。  以上でございます。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) よくわかりました。ありがとうございました。  それぞれ皆さん、本当によく協力し合って、それぞれの場所でまた協力した人たちも感動やいろいろに出会ったことだろうと思っております。  その中で、すずむし温泉とちひろ美術館パック商品バス送迎もついていて大変好評だったと、JR関係者からも聞いたわけでありますが、これについてはどのように進められたのか。例えば、バスは毎日列車の着く時刻に合わせて動かしていただけたのかどうか。これは大変な努力だったと思いますが、その好評のポイントについてお伺いしたいと思います。また、松川村としては、どのようなおもてなしがさらにあったのかどうか、商店街等皆さんたちはどんなだったのか、そのあたりがわかりましたら教えてください。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) パック商品につきましては、JR、それからちひろ美術館、村が連携し企画したものでございます。びゅうばすとリゾート列車の利用者を対象にしまして、ちひろ美術館の見学とすずむし荘での昼食をとっていただくというセット商品でございます。  それぞれの送迎の時刻の関係でございますけれども、びゅうばすについてはJRのほうの企画でございますので、そのバスを利用しているということでございます。それから、リゾート列車の関係でございますけれども、こちらについても、すずむし荘のほうで送迎等も行っておるというような形もございますが、そのような形での取り扱いといいますか、取り組みで行ったものでございます。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) これらにつきましては、村長あいさつ、それから、きのうあたりに配ってきました12月の広報等にもよく出ておりまして、好評さが村民にも伝わったかなと思うわけであります。よく聞けば、全国を回るDCキャンペーン、これはやっぱり全国47都道府県あるわけですから、順々に回ったとしたってはるか先にしか来ないわけで、今後しばらく信州には来ないと、そういうことを聞きました。そう聞きますと、もう少し「ウエルカム松川」「ウエルカムようこそ」とそんな騒ぎをして盛り上げたかったかななんていうことも今さらになって思うわけでありますが、暑い夏が続いたので、それらを思うといろいろ限界だったわけでもありますけれども、いろいろおもてなし商品、村のリードで声をかけて、これなりに並べることができてよかったかなと思います。ただ、ハイブリット列車というのは、これからも大糸線に入れるというふうに聞いておりますので、これはやっぱり例えば鉄道マニアだけではなく、近所の人たちや、あるいはいろいろな人たちがきのう見た、駅にいたら通った、どこどこの踏切ですれ違ったということがありますので、これはまた大いにJRに話しかけて、大糸線に最もふさわしい列車だということで続けていってもらいたいなというふうに思います。  DCキャンペーンにつきましては、本当に最初は何が何だかわからなかったわけでありますけれども、そこそこの成果があったようには思うわけであります。そして、この信州DCの利用率、あるいはこれにつながる収益等はどのような結果を、今そろそろ出てきているのか。まだ概算でしかわからないのか、あるいはまだ無理なのかというあたりであります。全体として村の公共施設や観光施設、あるいは商店街にももちろん影響はあったかなと思うわけでありますが、そのあたりのことはどんなふうな御様子を聞いておりますか。わかりましたらお願いします。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 利用率の関係でございますが、詳しいのはまだしっかり集計はできておりませんけれども、先ほど申し上げた美術館の関係でも増になっておりますし、それからあと、すずむし荘の関係につきましても、レストラン部門、特に先ほどの昼食の提供がございますので、お弁当の関係でございますけれども、びゅうばすのほうの利用者については「ちひろ弁当」、「ちひろが愛したおこひる弁当」を提供しておりますけれども、10月から11月までの実績の中で735個、それからリゾート列車の場合、これは「安曇野弁当」を提供しておりますが、309個を提供してあるということで、その部分ではDC効果があったということでございます。その他についてはちょっと資料がございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 本当は何でもいいではいけないのですけれども、もう少しお土産品が松川らしい、お米と何かのセットとか、そういうようなものが利用とか積み重ねることができれば売れたのかななんて思ったりも今しているところです。松川の生産者の皆さんのつくったおいしいものをいただいている私にしてみれば、もっと全国に広げたかったかなと思うものですから、そういうあたりのお土産品等が準備できなかったかなと今思うわけであります。  それはそれとしまして、お弁当がたくさん売れたり、また温泉にもきっと入ってもらえたと思いますので、これは今後大きく広がると思います。ありがとうございました。  それで、今おっしゃったように、このおもてなしが今後に生かされるということでありますので、これも引き続き努力していってほしいと思います。
     そういう中で私も聞いてみました。DCキャンペーンで、例えばびゅうばすでどのくらいの人が入ってきていたのかということですが、10月、11月の集計はそれぞれ350人、10月も350人、11月も350人入ったということです。これを単純に30日で割りますと10人を超す人が入ってきたわけで、平均でそういうことですから、多い日はもっと多かっただろうしということであります。このような皆さんがすずむし荘ではどんなお買い物をされたのかなということも聞きたいわけでありますが、この辺は課長のほうでわかりますか。すずむし荘へ入ったお客さんが、すずむし荘のお土産などどういうものを買われたのかなというあたりはどうでしょうか。それはまだわかりませんかね。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) しっかり確認してありませんので、ただ、びゅうばすについては各地を回るということで、お昼だけをここに寄るというような形で、午後もスケジュールが非常に込んでおりまして、昼食をとってすぐ行かれるというような形でございます。それから、列車については若干余裕があるわけですけれども、そのお客様がどのようなものを求めたか。すずむし荘のほうにつきましては、売店がちょっと狭いものですから、そこら辺のところもございますけれども、そこら辺のほうの商品がどういうふうに販売されたかというのは確認してありませんので、お願いいたします。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 私も何回もすずむし荘に行ったのですけれども、やっぱりお客さんは忙しそうでした。食堂へ行く人、それから出入りすると時間を気にする人たちがいて、非常に急がしそうで、言葉を交わすのもゆっくりはできなかったのですけれども、「落ちついた施設ですね」というようなことも言っていただきましたし、「質素、簡素がとてもいい」ということも言われまして、褒められたのかななんて思ったりもしたのですが、ただ、駅を通ったときに「安曇節の曲がどこかで聞けるのかなと思いました。どんな曲ですか」ということも言われて、ああ、そうかと思って、これからは例えばハイブリット車がとまる時間帯、10時と3時ごろですか。あの時間くらいは安曇節も流してもいいのかななんてことも、ご近所の迷惑もあろうかと思いますが、そんなことも思ったり、それから、びゅう弁当ですか、ちひろの好んだ弁当ということですかね。これは非常においしかったという方もありました。そんなことで、松川で改めていろいろなことに出会って、皆さんお帰りになったと思います。今後も大いに大いに参考にしてほしいと思います。  次、実は村内を歩いている方や駅前で会ったお客様、そしてすずむし荘で会ったお客様、いろいろな方から大変よい御意見や御要望を幾つか伺いました。以前にもいろいろな角度からそれぞれ伺ってきた問題ではありますが、1つずつお聞きしたいと思います。  まず1つは、「国営公園行きのバスはなぜ待っていてくれないのですか」ということでありました。どっちへ行ったらいいのか、国営公園はどこにあるのですかというようなことをおっしゃいながら、首をかしげておられたわけであります。そして、このバス関係につきましては実は、村民の皆さんも福祉バスはなぜ土日は走ってくれないのですか。土日こそ行きたいというようなこともありまして、「すずむし荘へ行くのはタクシーしかないのですね」というようなことを言われたわけであります。一緒に時刻表を確認して、その方にはこの時間とこの時間、今のところ土日はないようですということでお伝えしましたし、私なりに営業権と利用率の問題で、松川も非常に村民の皆さんには出したいのだけれども出せないということは申し上げましたが、この国営公園行きのバスはなぜ走らないのですかという点について、そのあたり現在も同じ状況ですか。お願いします。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) JRも何十年か何年かは知りませんけれども、1回しか回ってこないというDCキャンペーン、ことしが10月1日から入るというのがわかっていながら、なぜ今まで走っていた「あずさ6号」を松川村からとったか、大町市から発車しなくなったかということが、私は一番頭にきております。そういう中で、これが走っていて、リゾート列車がとまるから、アルプス公園行きのバスを何とか一緒に考えてくれないかというお話がありますれば、私も考えました。しかし、一方的に6号をとっておきながら、JRとしましても私どもの村へ国営公園行きのバスを出してくれとは言いにくかったというふうに思います。もしそういう中で6号をとっておいて、国営公園行きのバスを出してくれと言われましても、私はノーと言いました。そこら辺のところは今後JRとの調整の中で考えていきたいというように思います。  それから、福祉バス等につきましては、これは村の中で対応ができることでありますので、前向きに検討してみたいというふうに思います。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 本当に村民があれだけの運動をして、地域の皆さんからも協力を得た「あずさ6号」ですので、いまだに本当に残念で、あれがあれば何と便利だったかということで、東京へ向かうときにはいつもいつも思っておりますし、特に出張の多い村長にはそのとおりだと思います。いずれにしても、またこれらも運動を改めてしなければいけないかなと思っております。しかし、遠くから来た人たちは全然関係ありませんので、どうしてとまらないか、どうしてバスがないのか、待っていてくれないのかということを言うわけでありますので、これはまた改めて新しい時代に向かって行政の力を発揮していただきたいと思います。  次に、全国的に有名になった、「すずむし条例」のことです。「全国的に有名になったので、玄関口の信濃松川駅にはスズムシがいると思った」。これに対するお答えを聞きたいわけでありますけれども、駅員の方も、去年は実はスズムシのかごをたしか3つぐらい預かって飼わせていただいた、「いいかげんなこともなくやったつもりだけれども、ことしは来なかったね」ということを言っていました。もし持ってきていただければ駅員は積極的に飼育をしていきたいと思うが、私たちにもわからなかったと言っていました。  これらについて、また来年始まるわけでありますけれども、全国的に有名になった信濃松川駅に、スズムシが鳴いていてほしいということですが、これはどうでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) これもそれぞれの団体の方とか、ボランティアの方と御相談をさせていただきたいというように思います。できることならば駅でも鳴いているスズムシがいればいいというように思います。検討させてください。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) ぜひお願いします。やっぱりあの条例をつくったことで本当に有名になりまして、あちこちから声がかかったわけでありますので、努力してほしいと思います。  次に、「駅の中に案内窓口がなくて変ですね」と、つまり屋根の下に人がいなくてということです。こういう率直なことでございました。とりあえずにこにこと笑顔で声をかけていただいたわけであります。駅の中に案内窓口、案内人がいなくて不便ですということです。わけがわからないと。これら本当にどれを含めてみても、未来の松川の観光に役立つ大変大事な課題だと思いますが、財政上難しいかということでありますけれども、改めまして、観光を目指す村として、これについてはどうでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) これにつきましても、駅舎改修の折に何とかならないかという中で、JRとお話を詰めましたけれども、村の要望というか、村の思うようなことにならなかったという状況の中で、今のセピア安曇野の中で観光協会が主体に案内窓口をしていきたいということであります。  現在、駅の中に案内窓口をつけるという考えは、私はございません。ただ、観光協会との中で話をこれから詰めてまいりたいというように思いますので、この考えが変わるかもしれませんけれども、今のところ私は駅の中に案内窓口をつけるつもりはございません。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) そのとおりだと思います。あのときの改修の仕方につきましても、もう少し私どもの意見、村の意見を聞いてほしかったなと思うわけでありますが、それにしましてもやっぱりお客さんは不便です。駅員は切符を売ることに夢中、あるいは集中しておりますので、それは横からいろいろ言われても返事はできないということでありまして、現状でいいのかなというと、いけないということになると思います。  ここだけの話ですけれども、駅員の声も聞いてきました。案内しながら切符売るの大変ねということで声をかけましたところ、「率直に言わせてもらうと、時々観光パンフレットを駅に持ってきて差し込んで帰っていくけれども、その人たちもたまには『御苦労さま』とか、『お願い』とか、『こんにちは』とか言ってほしい。黙って入れて黙って帰ってっちゃうので、おれたちも案内していても何となく寂しいんだ」というようなことをおっしゃって笑っておられました。でも、聞かれれば答えているし、暇があれば松川の村の中を回って、ここにはこれがある、ここにはこれがある、大体車で何分ということは頭に入れるなど、松川の駅の前で働く者として努力しているということは言っておりましたので、そのあたりも接触していただきまして、何か特急の着く時間とか、ハイブリットカーの着く時間等は、もしお時間があったら、やっぱり駅の職員と一緒ににこにこしてやってもらいたいなというようなことを思ったわけで、これは本当に駅員の率直な声でありました。  松川に来る場合で一番聞くのは、やっぱりちひろへ何分か、歩いて何分か。それからすずむし荘へも歩いて行けるのかというようなこと。そして向こうにもタクシーはいるのかというようなことを聞かれるそうです。タクシーの営業さんも一緒に協力してくれていますのでいいのですが、やっぱり駅がワンマン体制ですので、非常に大事にしていかなければいけないなと思って、私も時々は御機嫌を伺いに行くわけですが、そんな状況でありました。もう一度駅の窓口につきまして、村長さんの胸の内もよくわかりましたが、前向きに新しい時代に向かって努力してほしいということをお願いしておきたいと思います。  さて、その次ですが、松川村にことしはどのような行政観光も含めた団体の視察がありましたかということでありまして、それがまた村の収入につながりましたか、そしてその皆さんは感謝感動して帰ったのでしょうかというようなことをお聞きしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(新村久仁男君) 総務課長。 ◎総務課長(平林秀夫君) 総務課関係の視察の状況を御報告いたしたいと思います。  政策機関係のほうに、地域づくり活性化支援補助金のことにつきまして、新潟県の上越市のほうから地区の協議会と職員13名が来村いたしまして、研修をしていったことが11月2日の火曜日に来ております。上越市につきましても、元気づくり支援金ではございませんが、そういったことを研究しているということで、勉強されていったことがございました。それから、11月10日の水曜日ですけれども、宮崎県の高原町議会議員と職員が来村しまして、同じく地域づくり活性化支援補助金のことについて研修をされております。また、福祉医療費の関係も研修をされていっております。  総務課関係は以上でございます。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) それでは、経済課関係の視察の受け入れの関係をお話したいと思いますが、経済課関係は3つございました。まず、7月20日ですが、岡崎市議会と関係者の皆さん3人が来村されまして、猿の捕獲オリの視察ということで、鳥獣害被害の対策の関係での視察を受け入れてございます。それから、10月6日でございますが、信州新町の道の駅の関係者18名が来村しまして、寄って停まつかわとYM直売所の視察ということで、特に直売所の関係での視察の受け入れをしてございます。それから、12月15日、昨日でございますが、木島平村の農地、水の関係者20名が来村しまして、農地、水、環境保全関連の視察ということで受け入れてございます。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 大変御苦労さまでした。思うに来年はいろいろな関係でもっとふえると思っております。そういうことに対してもまた課のほうでは対応していただくということもありますし、しますので、そういうところで、どんな収入になったのかな、しっかりちゃっかりともうけてもらいたいなと思うわけでありますが、いつか私ども議会で行ったときも、来てもらっていいですよ。でも泊まってください。ですから、視察を受けるのは4時から5時とか、そういう時間に視察をしてほしいと。そうすると自然と泊まるようになるのでというような、そういったことも聞いて、本当にびっくりしたり、なるほどと思ったりしたわけでありますが、こういった観光を目指してくる中身は行政の視察もあり、そして本当に農業のこともあり、また鳥獣害被害もありということで、さまざまな時代に入っているなということを思いますので、ぜひしっかりと来たものを受けとめていただいて、これがさらに収入につながればと思いますので、頑張ってほしいと思います。  さて、2010年のDCキャンペーン、これを十分に生かして今のような視察等も含めながら、行政、農業、福祉の現状をしっかり資源として、視察メニューをつくって松川村をさらにネットでPRしませんかということですが、こういったことを私はうんとやりたいし、やれる価値がある、松川村はそういう資質を持っていると今思いますが、このあたりいかがですか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) ちょっと今のところこういうことは考えておりませんので、意見をいただいたという中で、今後検討してまいりたいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 役場の仕事がふえることになりますけれども、無理をして、いいところだけを見せるのではなくて、実はここが困っているとか、あるいはまたそんなことも相手からもらえることかもしれませんし、ぜひ松川村をPRして、こんな緑豊かな輝く地域、本当に第6次総合計画の表紙にもありますが、これこそ京都、大阪、広島、富士山だけではなく、第5番目の日本の観光地だと思っておりますので、遠慮なくPRしてほしいと思います。  そして、1番終わりのほうに近づくわけですけれども、庁内にデスクのない、机のいらないすぐやる課、すぐやる課というものをつくって、観光行政をいま一歩強気に、元気に、協力に発車してほしいなということを、DCキャンペーンを通して思ったわけであります。これは思いつきではありません。村民の皆さんから聞いた言葉です。すぐやる課。  本当に楽しくなる気がするのですけれども、松川村をよく見れば、すぐやる課の外郭職員のような協力村民がたくさんおりまして、ボランティアの皆さん、あるいは駅を愛する会、すずの音応援団、研友会等、その皆さんがそのときそこだけに集中して黙って協力するという、ありがたいというか、元気をもらえるすぐやる課の職員のような人たちであります。今後もこれは大いにふやしていくことが大切で、健康で、心意気高く生きてもらっていくわけでありまして、やっぱり先立つものはお金ではなく、人でありきずなだと思いますので、ぜひこういった方向もたまには考えてみていただきたいなと思うわけであります。  「努力は人を裏切らない」という言葉もありますけれども、村一丸となって観光に対してことしを観光元年に据えて、全国に向かって「ウエルカム松川」を発信していただけたらと思うわけで、捨て身で動きたいなと私自身も思っております。  例えば、実は駅を愛する会も1月中、信州DCキャンペーンのにぎわいを、お礼をするような気持ちで、しかも12月4日東北信幹線が青森まで開通しましたので、これに合わせましてJR東日本を乗り放題しようということで計画しました。大糸線や松川村をこのとき宣伝していきたいというふうに思いますが、若干のパンフレットなどいただけますか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) ちょっと質問の内容がよくわからなくて、行政としてすぐやる課をつくれというように言われたと思っておりまして、昔松戸市にすぐやる課というのが多分あったと思います。ですが、今はあまりそういうものははやっていなくて、廃れてきているように思います。村はすぐやる課をつくらなくても、言われた場合はすぐ動くということに徹底してもらっておりますので、行政では必要ないのではないかと。今のお話だとボランティアとかそういう団体に頼んですぐやってもらえればどうかということでありますので、これについても考えてまいりたいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) そのとおりです。そのすぐやる課のようなものをまとめていただくときがあればいいかな。例えばDCキャンペーンを見て思いましたけれども、やっぱり個々に対応していただくと、一緒になるときがないものですから、こっちの団体とこっちの団体が話したいような、話すればもっと知恵があるかな、団体から団体に伝えたいことがあるなというようなときになかなか時間がかかってしまう。そんなときすぐやる課みたいなものがあれば楽しいかなと思ったわけであります。まあ、そのとおりだと思いますが、いずれにしても頑張ってもらっていることはよくわかりますので、どうしてもつくれということではありませんので、ムードとしてそんなことなのです。  そして、今申し上げましたこのDCの終わりをまとめるような立場での旅、これに対して実は、先ほど村長さんもJRに対して怒りの発言をされましたけれども、実は大糸線の各駅長が全部参加するということでありまして、私ども実は行くことにびっくりしているわけでありますが、DCキャンペーンの成果といろいろなことを話し合いながら行ってくるつもりでおります。これだけ駅長さんが大勢ついてくれば迷子はだれも出ないと思っておりますので、どうぞ御安心していてください。  そんな状況でありますが、DCキャンペーンの成果と今後の観光行政についていろいろ伺いました。実は、「このごろ役場の中の皆さんはいろいろよく早く動いてくれる、すぐやる課みたいな課ができたらね」と、実は村民からこう言われたのです。どこかでもあったけれども、こういうすぐやる課みたいなものができたようで、本当にすぐ動いてくれる。まさかきのう会った方が課長さんだとは思わなかったという、そういうことを言われる方もありまして、大変うれしく思いました。こんな勢いで動いてもらえれば一番いいわけでありまして、村民とのきずなで本当に目に見えないすぐやる課が動いている。そんな勢いで松川村の観光行政、戦略を実現していってほしいなというふうに思うわけであります。  終わりになりますけれども、信州DCキャンペーンの終了後、村では今後に向けたステップアップ会議など、どんなふうに考えておられますか。やっぱり何事も反省や達成度、成果の検証がうんと大事だと思うわけでありまして、そして地域と連携することも大事でありますが、この終了後どのようにまとめていきますか。ちょっと聞かせてください。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 1月の終わりになりますけれども、観光協会理事会等を予定しております。そういう中で皆さんの意見を聞いたり、村の中は村の中でまとめてみまして、改めてDCについての考え方も村を統一していきたいというように思います。  先ほどのパンフレット等のお話が出ましたけど、これは必要な部数だけお持ちいただきたいというふうに思いますし、私も誘われましたけれども、公務と重なりましてどうしても行けません。副村長と思ったのですが、副村長も公務と重なりまして出席することができませんので、ぜひ気をつけて行って、成果を上げてきていただきたいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 「天下の松川村」というようなつもりで行ってきますので、よろしくお願いします。  では、これで1番を終わります。 ○議長(新村久仁男君) これで、信州DCキャンペーンの成果と今後の観光行政についての質問を終わります。  続いて、質問事項住宅用火災警報器の設置についての質問を許します。  佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) では、2番目でございまして、寒い時期を迎えました。暖房器具を使うときになりまして、やっぱり火災の発生の可能性は多くふえるわけでありまして、ひとつこれらについて質問を用意させていただきましたので、お願いします。  まず、松川村の火災警報器の設置状況はどのようになっていますかということであります。時々、火災報知器といったり火災警報器というのですが、これは火災警報器が正確なのですね。このあたりよく間違えやすいのですが、とにかく松川村の火災警報器の設置状況を教えてください。 ○議長(新村久仁男君) 総務課長。 ◎総務課長(平林秀夫君) 北アルプス広域消防本部が実施しました住宅用火災警報器の普及率調査というのが行われておりまして、平成22年10月30日現在ですが、南部消防署管内の設置率が50.56%となっております。これにつきましては、大町署管内、北部署管内、南部署管内といったほどの調査単位でございまして、松川村のみの設置率が示されておりません。そういったことで、南部署管内では50.56%という値を聞いております。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) ちょっとまだ低いですよね。そして、本当は松川村の設置状況を知りたいですけれども、この辺また南部消防署のほうへ松川村の勢いというか、責任というか、そういった意味で、ことしですか、火事もありましたので、ぜひこのあたりも聞いてほしいなと思いますが、お願いします。  そして、条例をちゃんと確認しなければいけなかったのですが、この火災警報器の義務、村民はつけなければならないというふうに決めてあるのですか。その辺はどうだったですか、教えてください。 ○議長(新村久仁男君) 総務課長。 ◎総務課長(平林秀夫君) 平成21年6月1日に施行してございますけれども、設置義務でございます。ただし、罰則規定はございません。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) わかりました。義務ということであればお願いをするしかないわけでして、いわゆる「ざる法」とかとよくいうのですけれども、そういったことでまだまだ遅いかなと思います。50%ぐらいの設置率というのはちょっと低いかなという感じはしますが、ぜひもう一歩進めていただくようにお願いしたいと思います。  そして、特に私が心配するのは、聴覚と聾唖障害を持つ皆様にはどのような方法で、このことについて伝達あるいは対応を進めていますかということです。特に聞いてみたところ、まだ設置していないという方が多かったものですから、最近つけたかもしれませんが、このあたりの聴覚あるいは聾唖障害の皆さんにはどのように伝えていますか。お願います。 ○議長(新村久仁男君) 福祉課長。 ◎福祉課長(白沢庄市君) 松川村では地域生活支援事業実施規則というのがありまして、それに基づきまして、日常生活用具給付事業というのがございます。そのような中でそれぞれ対象になる資格はもろもろあるわけなのですが、それに基づいて必要な方には火災報知器、そういうのをそれぞれの障害者用の、例えば光を発するものであるとか、屋外に非常に大きな音が出て、周りの方に気づいてもらうとか、そういうものがあります。これが例えば障害者の皆さんですと、会議の折、総会の折、そして大北ではセブンリングスというような、そういう会議もある折にそれぞれ周知等をしておりますし、またボランティアの皆さん、民生委員の皆さんにもそういうことをしていただく中で、それぞれお声がけをいただいているところであります。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 特に伝わりにくい皆さんですので、やっぱり時間をかけて、手数をかけて伝えてほしいなというふうに思うわけであります。  大北聴覚障害者協会の皆さんが9月5日に、南部消防署の協力で火災警報器の音を聞く体験学習会を開いたそうであります。何も全く聞こえなかった。そこにいた健常者はいられなかったくらいの大きな音を出したのですが、全然聞こえなかったということですが、この学習体験は課長、ご存じですか。 ○議長(新村久仁男君) 福祉課長。 ◎福祉課長(白沢庄市君) はい、聞いております。今、議員さん言われたようにそのような状況だったと聞いております。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) どんな大きな音も聞こえないということなのです。この不運な障害のために、必要でも金額が問題で買えない、設置できないという方がいるかもしれません。温かく理解していただきまして、火災から生命や財産を守るための日常生活用具、福祉用品として対応を進めていただきたい。また本人に勧めてほしいということをお願いしたいわけであります。また、取りつける場所もよく理解できなくて、せっかくならこっちのほうがいいという場所でないのかもしれませんし、そのあたりもまた時間がありましたら、担当課の皆さんで確認していただきたいなというふうに思います。  光にしても一番いる部屋になければいけないかもしれないけれども、寝ているときには回るのがそこでは困るわけですし、そのあたりも十分、個人の家、寝室などに入ることになりますけれども、ぜひ十分に配慮してあげてほしいなというふうに思います。  いずれにしても、高齢者もどんどんふえておりまして、難聴も、聞こえなくなることは自然なことで、元気な証拠でもあるわけでありまして、加齢による難聴もまた万一を想像しますと大変心配なわけであります。ストーブ等暖房器具を使う時期が来ましたので、改めて50%の火災警報器の設置率に対して呼びかけをしてほしいなというように思います。  警報機の内容についても、どんなものかもわからないとか、買い方、値段等がわからないというような方もありましたので、もう一度村内に目がけて啓発、指示、伝達等をしていただきたいなと思いますが、これらはことしはどうですか。 ○議長(新村久仁男君) 福祉課長。 ◎福祉課長(白沢庄市君) 先ほどの体験、そういうのがあった後に村のほうでもお声がけをした中で、2名の方から10月に申請がありました。支給決定をしてありますけれども、もう設置もしてあり、まだ請求等こちらに来ていないのですが、実際つけたと。そういうのも含めて、この後さらに周知等していきたいと思っております。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 家の中にもし聞こえないご老人がいて、若いものは昼間仕事に行っているというような家庭の場合も、おじいちゃんの部屋とかいい場所に1つぐらいつけてやっていただければ安心できると思うのです。そういう若い方たちもいましたので、ぜひこのくらい村は支援しているのだということで、補助金等も再度示していただいて、御案内、啓発をしていただきたいなと思います。  そのほか、聴覚障害を持つ方たちにはどんな機器があるのか。腕にぶるぶるとやるのだとか、聞いたところ、枕の下に入れるものがあるとか聞いたわけですが、そのあたり限度額というのはちゃんとどれにもついているわけですか。 ○議長(新村久仁男君) 福祉課長。 ◎福祉課長(白沢庄市君) 火災報知器のほかに室内温度の異常上昇、または炎の接触に自動的に消火液を噴射する、初期火災で消火し得る自動消火装置というのがございまして、それは限度額が2万8,700円であります。また、音、音声を視覚及び聴覚等により知覚できる聴覚障害者用屋内信号装置、これは限度額8万7,400円でございます。あと、一般に電話に接続することができて、音声のかわりに文字等により通信が可能な機器であり、障害者に容易に使用できる聴覚障害者用通信装置が7万1,000円でございます。ほかに聴覚障害者用情報受信装置、8万8,900円。そのようなものが対象となっております。 ◆2番(佐藤節子君) これが限度額ですか。 ◎福祉課長(白沢庄市君) それが限度額です。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) やっぱりお金がなければつけられないということになりますので、何かいい方法がありましたらまた御案内して、なるべく命を守る不安のないようにしてあげてほしいなと思います。  具体的な品目等はよくわかりましたけれども、やっぱり聞こえないということと、話せないという2つの障害を持つということは大変なことだと思います。命に対して2つの危険度があるということでありますので、改めまして松川に住んでよかったと、こんなことが笑顔で返ってくるような、そんな取り組みをお願いしたいというふうに思います。  聞いたところ、私が間違っているかもしれませんが、池田町では全家庭に無料で火災警報器を配ったというか、配置したという話もちょっと聞いたのですが、その辺確かめていないのですけれども、あと塩尻市等も随分頑張っているというふうに聞きました。近隣の町村がどんなメーカーだったり、そういうことはわかりませんので、そのあたり努力していただきまして、お互いにいつも自分が健常とも限りませんので、特に聾障害、聴覚障害の皆さんには本当に後ろから車が来ても聞こえない、だから自動車にひかれてしまった。あぜ道を歩いていて自転車にひかれたというのは、自転車がちりんちりんと鳴らしても全然聞こえなかった。だから、あぜ道を歩いていたというのですね。そして、また前にも申し上げたかもしれません。岡山のほうで盲聾学校があって、そこで夜中に火災があって、そのとき見えない子どもたちは真っ暗な真夜中でも、「火事だ」という音でみんな逃げられた。でも、12名の聴覚障害者はみんな死んでしまった。しかも、熱さではっと気がついたときはもう火の海でだめで、その人たちはかすかに見えますから、みんな水道のところに重なって12人の学童たちが死んでいたという話は、本当に何回も胸を突く事件であります。聾唖、盲障害の皆さんたちに対しては、ひとつ心の窓を開いていただいて、温かな支援策をぜひお願いしたいと思います。  これで2番を終わります。 ○議長(新村久仁男君) これで、住宅用火災警報器の設置についての質問を終わります。
     続いて、質問事項、安心・安全の村づくりの要望についての質問を許します。  佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) まず1番に、1、2回お願いしてきてありますが、ちょっと確認をさせてもらいたいと思います。  松川村に県防災課と直結する地震測定器はついたでしょうか。例えば、今度、最近なくていいのですが、もしそのようなわずかな振動でもあった場合、松川村は震度1だと、こんなふうに出るようになったのかどうか、その辺教えてください。 ○議長(新村久仁男君) 総務課長。 ◎総務課長(平林秀夫君) 村の震度計につきましては、平成21年度に県によりまして、役場庁舎西側に設置されました。平成22年3月31日午後1時から気象庁による発表が開始されております。この場合、地震があった場合、「観測地点松川村」と表示ができるようになったということでございます。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) これはどこかに発表したいぐらいで、随分大勢の皆さんが心配しておられまして、何かの機会がありましたら、これからは出ると。その必要はないかもしれませんが、大変皆さん喜ばれるし、村の努力に対して感謝してくれると思いますので、機会がありましたらまた村民にお伝えしてほしいなと思います。人口1万を超す長野県で、2番目に大きな村で、何で地震に対して何もなかったのか。何で池田町と同じかねと言わなければいけないのかということをさんざん言われましたので、ぜひこの後にまた広報等で公開してほしいなと思います。  次です。やっぱり地震のニュースがあちこちでありまして、大きな公共施設が倒れたというようなことも聞いたりしますと、特に第二倉庫については心配が持ち上がるわけであります。幸い21年度も地震もなく、本当に安定した状況でよかったわけでありますが、この第二倉庫について村は今後どのように進めますかということでございます。私なりの気持ちですけれども、村民皆様からいろいろな思いも預かりました。実は常盤地区にも松川と同じような第二倉庫が2つありました。ちらっと思い出すわけでありますが、同じような米の倉庫が2棟あって、1つは今、土地はJAで、建物は大町ふれあいプラザという建物になっておりまして、多目的に利用されていて、大町市南部地域包括支援センターという看板がかかっておりました。大町市南部地域包括支援センターという看板であります。中身はいろいろ支援事業をやっているわけであります。もう一つのほうは、教職員ときわ住宅ということで大きなアパートになっていました。そこもちょっと行って見てきましたけれども、ふれあいプラザのほうは学校帰りの児童たちが寄っていました。ちょうど夕方に行ったものですから、おじいちゃんたちが出入りして、孫と手をつないで車に乗って帰っていく。それから、まだお迎えのない子どもたちは、職員と一緒に一生懸命掃除をしておりました。大変いい光景に出会ったわけでありますが、そのそばにはすぐ歴史を物語る開墾碑も建っていたり、そして駅の近くでしたので、夕方のにぎわいの中にそういう場所があって、大変いい状況になっているなということを拝見してきたわけであります。  包括支援センターのほうは松川と同じです。介護保険や予防介護、虐待防止とかいろいろなことに取り組んでいて、職員が7、8名ぐらいいらっしゃって、ちょっと説明をしていただいて帰ってきました。  そういった意味で、常盤のほうは有効に今活用されているようでありますが、松川村の場合は、未来のためにここまで来たので、もう少し時間をかけて村民の声を聞くなどをして進めてほしい。こんな声を実はたくさん預かりました。「木を見て森を見ず」ということわざもあります。ぜひとも、私たちも議決したことを忘れておりませんので、このあたり今後どう進めるか、今おっしゃられることを教えてください。 ○議長(新村久仁男君) 総務課長。 ◎総務課長(平林秀夫君) 庁内の検討委員会をつくりまして、今検討を重ねているところでございます。12月1日には議員の皆様も一緒にお聞きをいただきましたけれども、武蔵野美術大学の今井教授のほうからご提案をいただいている芸品館としての活用方法ということでお聞きをしました。大学の提案を含めまして、今後福祉、教育、文化を初め、産業経済の幅広い点から検討を行いまして、ことしじゅうに村長のほうへ意見を出したいというふうに考えております。  また今井教授がお越しになったときに同行された建築士が、その後も旧第二倉庫を見ていただきました。芸品館として扱った場合に建築基準法の用途変更が必要だろうといったことで、不特定多数が出入りする場合は、倉庫としてではなくて用途変更が必要だということで、商工建築のほうにも確認をしたところ、やはり採光ですとか、換気、排煙、消防設備の設置が義務づけられるということで、当初予定をしておりました耐震の改築の2,100万円プラス約1,000万円は必要になろうかというお話を聞きました。  そんなことで、また検討委員会のほうで、それを含めまして検討をしたというふうに考えております。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) 現状、よくわかりました。慌てずゆっくりと大事なことを決めていただきたいと思います。これがことしの大きな問題かと思いますので、お願いします。  次です。県下でも人口規模、財政力、あるいはまた世界初の「すずむし条例」の策定など、大変な実績と歴史を持つ村でありまして、村民あるいは村長を初めとした役場職員が一丸となって残してくれた、生み出してくれた結果、こんな状況が今できておりまして、全国各地から評価が聞こえてきている状況であります。21年度をあらわす松川村平林村長の文字はたしか「嬉」という文字だったと思います。そして、ことしはどのような文字になりますか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 21年度のときには何も言われなくて、ふっと言われて、あのときは本当にうれしかったから、「嬉」という言葉を言いました。今回はこうやって書かれて言われまして、私は考えたのですけれども、なかなかいい字が浮かびません。全国的には「暑」という字からいろいろ決まったようでありますけれども、スズムシの平仮名だけれども「鈴」という字にしようかということで、課長会議、庁議の中で相談をさせていただきましたら、いい意見が出てまいりました。私はその字をことしはとらせていただきたいというように思います。  「響」という字です。反響の「響」。これは「すずむし保護条例」をつくった、そういうことで全国に「響」いたと。それから多目的交流センターすずの音ホールが7月に10万人を達して、これも反「響」があったと。それから、最後には「響」岳太鼓の子どもチームの皆さんが長野県で優勝し、来年3月20日に全国大会だと。これには議員の皆様にもぜひ応援に行っていただきたいのですけれども、その響岳太鼓の「響」。同じ字でありますので、ことしはこの「響」という字で締めくくらせていただきたいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) よくわかりました。本当にいい文字を選んでいただいたと思います。大いにことしは「響」きわたった、そんな年だったかなというように思われます。  そして、では23年への期待というのは決まりましたでしょうかということです。実は11月の議会でも、指定管理者等の視察を含めながら東吾妻町というところの榛名吾妻荘を見てきました。そこには、実は本当にびっくりしたこと1つだけ。白馬でつくった化粧水が、おふろやフロントのそういうところに置いてあるのです。使っているのです。何でここに白馬村生産のということを思ったわけであります。洗面台フロアにあって、これは民間の販売ネットの広さ、強さ、速さだなというふうに思ったわけで驚きました。  23年も御苦労が多いかと思います。メジロ押しの事業ももうわかってきておりますので、その「響」の心意気を伝えていただいて、そして23年度をまた頑張っていただきたいわけでありますが、平林村長の23年への夢、メッセージを最後に聞きたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 第6次総合計画が本年、発車しました。さっきのお言葉をお借りしました。それで、来年は2年目になるということの中で、「みんなが主人公、『未来へはばたく、光り輝く協働の村』」ということの中で、それぞれ総合計画の中に載せてありますので、それに向かってまいりたいと。特に働く場所が欲しいとか、商業施設が欲しいという村民の皆さんの要望がございます。その中で、あと1万2,500平米残っております工業団地に、何としても企業の誘致をしていきたいということを夢としてやっていきたいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。 ◆2番(佐藤節子君) これで全部の質問を終わりますけれども、松川村、本当に今勢いがあって、どこに行っても、松川というと「やあ」と声をかけられて、本当に名刺もいらないような状況になってきまして、「松川村」というそれだけで理解をされて大変ありがたいわけでありますが、それも職員の皆さんの努力だと思っておりますので、どうぞ皆様の労をねぎらっていただきまして、22年度年越しをしてほしいなと思います。  以上で終わります。 ○議長(新村久仁男君) これで、安心・安全の村づくりの要望についての質問を終わります。  以上で、2番佐藤節子議員の質問を終わります。  ここで、11時15分まで休憩いたします。                                  午前10時55分 休憩                                  午前11時15分 再開 ○議長(新村久仁男君) 再開いたします。  続いて、順位2番、5番勝家 尊議員の質問事項、「松くい虫」対策についての質問を許します。  勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) よろしくお願いいたします。  さきの9月の定例会におきまして、私の同期の新人議員さんが堂々と質問いたしましたので、私は出遅れ感の焦りやら、全く初めてでございますので、御無礼があったらまたよろしく御指導のほどお願いしたいと思います。  さて、通告に従いましてよろしくお願いしたいと思いますが、この質問は過去に何度か先輩議員から質問がありましたと思いますけれども、私なりの観点があろうかと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  松くい虫対策でありますけれども、「松くい虫」という虫はこの世の中に存在しないわけでありまして、マツノマダラカミキリが運び屋とするところの、マツノザイセンチュウという伝染病でありますけれども、以下、「松くい虫」というふうに呼ばせていただきたいと思います。  各地を旅したときに、車の窓から見える景色の中で、松くい虫に侵されまして無残にも立ち枯れた景色を見ることができます。私は山の大好きな人間ですから、そんな光景を見るたびに胸が痛む思いをしているわけでございます。  私たちの松川村は、昔でございますけれども、学校の地理の教科書にありましたとおり、扇状地がございます。そこを中心として自生するアカマツの美林は村の宝でもあると思っております。青崎、馬羅尾線、そして神戸馬羅尾線から見えるアカマツの美林はいやしの空間でもあると思っております。また、観光面からも一役、村の宝であると、こんなふうに思っております。  村の木、村木でもありますアカマツを守ることは、私たちの使命であると考えております。大げさかと思いますけれども、今は池田町では、この庁舎の3階から見える範囲でも大変でございます。景観を誇ります登波離橋のほうに至っては、大変なありさまでございます。また、池田とさほど遠くない、2キロという範囲があるのですけれども、須沼地区の高瀬川の河川敷にもそれらしい松が見受けられるようになりまして、南からも東からも攻められているというような現実であります。  私たちは何としてもこの松くい虫を、松川村の松を守らなければいけないと思いますけれども、改めて村長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 議員おっしゃるとおりであります。村木でありますし、アカマツの美林は村の宝であるというように思います。何としても守っていきたい。松川村から松をとってしまうと、どうなると思います。  川村になります。こんな村はないということでありますので、私は松を一生懸命守っていきたいというふうに思います。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) そこで、今年度の被害といいますか、枯損木の状況を教えてほしいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) それでは、お答えしたいと思います。11月末現在でございますが、伐倒薫蒸処理をした本数は45本でございます。74.55立米ということでございます。処理した松からはマツノザイセンチュウは確認されておりません。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) 昨年はたしか81本だというふうに聞いておりましたのですけれども、81本の中には、1カ所で60本を超す被害が出ましたので、全体的には20本ということになりますが、ことしは全体で45本ということになりますと、決してその被害が落ちついたり、沈静化したというふうに私は思っておりませんけれども、その辺どうでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 確かに沈静化されたとは思っておりません。それぞれパトロール等巡視した中での実績でございますので、お願いしたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) それでは、今年度その伐採に要しました単価はいかほどだったでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 伐倒薫蒸処理の費用といたしましては、1立米当たり1万9,845円、これは税込でございます。処理しました45本に対しまして、147万9,445円を支出してございます。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) 昨年まではたしか3万円というふうに聞いておりましたけれども、この数字というのは大北地方、松川は平でございますけれども、急峻なところがあったり、足場の悪いところがあったりということで、その平均単価、たしか3万円を支払ったと思っているのですけれども、ことしは入札制度を導入されたということで、この辺は評価をさせていただいたと思っております。  9月の定例会の初日にも、村長さんのあいさつの中で、パトロールを強化して被害防止に努めるとありますけれども、そこで、ことしパトロールを強化するために用いた策、取り入れた策は何でしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) パトロールの関係につきましては、現在、森林保全等巡視員の方2名に処遇いたしまして、森林内を巡視していただいておりますが、本年度より、その巡視していただく期間を1カ月延長してパトロールを強化しておるという内容でございます。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) わかりました。期間延長ということでございますけれども、今まで10月いっぱいとしていたということですね。11月まで延長されたということですけれども、確かにそれなりの効果はあると思いますけれども、この辺の地区でいいますと、10月からは紅葉が始まります。11月いっぱい紅葉の時期でございまして、色が同化してまいりますので発見しにくいという条件でありまして、この策が最善だというふうに私は思っておりません。  パトロールの強化は、このパトロールの質を高めることが一番ではないかと、私はこのように思っているのですけれども、巡視員の方は定期的に所定の用紙で報告をするわけでございますけれども、その報告された木が、検体が果たして陽性だったのか陰性であったのか、村全体でどのくらいの枯損木があったのか、それから村民の通報はどうだったのか、近隣の様子はどうだったのか、全く知る由がございませんで、一方的なものだったのです。ことしは南北2人の巡視員さんが顔を合わせることもなく、また一緒に同行しましょうかという申し込みにも反応がなかったというふうに聞いております。  巡視員同士が発見のテクニックの情報交換をしたり、巡視員と行政とが情報を共有して、緊密な連絡を取り合うことがパトロールの質を高めることだと私はそう思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 議員さんおっしゃるとおりでございますので、そのような形で努めてまいりたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) どうぞよろしくお願いしたいと思います。確かに巡視員の皆さんも仕事を持っていらしたり、大変でございますけれども、迷惑をかける分だけ、その分だけ報酬を上げるとか、いろいろな策があると思いますし、雨降りもあると思いますし、夜もあると思いますので、どうかその中で調整を取り合ってそのような方向でお願いしたいと、こんなふうに思っております。  巡視員の皆さんは自分の車を使って、このボディをばら割くようにしながら、時には道なき道を進んでパトロールしているわけなのですけれども、車からおりますと、クマに遭遇することもあるでしょうし、マムシに遭遇することもあると思うのです。細かい林道を整備してほしいとか、巡視員の皆さんの意見を十分吸い上げてすることが、巡視の質を高める、そんなことになろうかと思っておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  それから、枯損木が見つかった場合、松川村は民有地が多いわけですけれども、伐採をするには基本的にはその山主の同意が必要になると思いますけれども、そこに枯損木があるけれども、山主がわからないから伐採ができなかったと、このような事例があったでしょうか。質問します。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 処理できなかった事例はございませんでした。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) ことし、幸いそのようなことがなかったというふうに今伺いましたけれども、今後必ずそういうようなことが出てくると思います。人によっては「ありがとうございました、よくやってくれました」と言うのでしょうけれども、人によっては逆に出ることもあろうかと思います。ぜひ、今後とも対策を考えておく必要があるべきだと思いますけれども、村長さん、どうでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) おっしゃるとおりでありますので、今はたまたま皆さん御理解をしていただいてうまくいっているということの中で、順調に進んできておりますけれども、対応については今後十二分に検討してまいりたい、早く立てていきたいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) 今の関連でございますけれども、松川村の山林の歴史は、この松川の行政の歴史とほとんど同じ120年を過ぎたと、このように思っておりますけれども、そのときのままの書類で、国土調査もないまま現在に至っておると思うのですけれども、途中で山主が登記をしなかったり、時には陣取り合戦もあったりということで、公図とも全く違うというのが山の現状でございまして、これから松くい虫にかかわらず、山主と境界を明確にしておくことが本当に大切になろうかと思いますけれども、その辺も含めてもう一度恐れ入ります。お答えをお願いしたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 細部については経済課長に答弁をさせますけれども、今、境をしっかり明確にするような事業がありますので、それについては経済課長に答弁させます。できるだけ境も明確にしておかなければいけないと。山を持ってみるとやっぱりどこが境だかわからない、あの線とあの線を矯めたところがそうだなんて言われてもなかなか、その方が亡くなってしまうと引き継いでいけませんので、境界についてはしっかりするようにやっていきたいというように思います。ですが、これは地主でやってもらわないと、村が勝手にやるわけにはいきませんので、一応事業については経済課長に説明させます。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) それでは、山林の境界の明確化についてでございますが、現在、県の森林整備地域活動支援補助金を受けまして、森林組合等の事業体が民有地内の4団地ございますが、北和田、滝ノ沢、南馬羅尾、川西でございますが、そこについて境界の明確化事業を実施しておるという内容でございます。実施面積は約95ヘクタール終わっておる状況でございます。また、本年度からでございますが、新たに事業体が民有地内に2つの団地を造成するということで、県から集約化実施計画の承認を受けまして、平成27年までに境界の明確化を含めた事業を進めていくということで、その2団地については、計画の中では472ヘクタールを確認していくという予定になっております。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) わかりました。とてもいい話で、初めて伺いました。どうぞよろしくお願いしたいと思います。  それから、松くい虫につきまして、近隣の市との連携はどのようになっておりますか。伺いたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) それでは、それぞれの連携についてお答えしていきたいと思います。  まず、大北管内の市町村とは北安曇地方事務所の林務課が中心になりまして、連絡会議を2カ月に1遍程度のペースで行いまして、被害対策に向けた情報交換等を行っております。その他の連携につきましては、隣の安曇野市、それから松本市、東筑摩郡、大北管内の市町村によります合同会議を年1回開催いたしまして、被害対策に向けた情報交換を行っておるところでございますが、本年につきましては、池田町で11月2日に開催しております。参加した市町村の中で意見交換をしたわけでございますが、松くい虫の被害状況の多い地域としましては、先ほど議員さんがお話いただいた関係でございますが、池田町と安曇野市の中のうち旧明科町が多い状況というようなことで報告を受けてございます。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) なぜ私が連携はというふうに申し上げたかといいますと、下河原という地籍がございますけれども、下河原は行政区は穂高ですよね。ちょうどゴルフの練習場の向かい側に、春先から真っ赤になりました枯損木が3本、そのままで放置されておるわけですけれども、行政区は穂高なのですけれども、生活者はほとんど松川村の皆さんが多いと思うのです。ですから、申し上げたいことは、松川村の皆さんがすぐ報告したら、そのまますぐ安曇野市へ行ってこういうことがありますよと、そういうような事例がどうなっているかということを申し上げたわけですけれども、日ごろ市民や村民が本当に危機感を持って、すぐ行政に連絡をし合えるような体制づくり、それから啓発活動が大事ではないかと、こんなふうに思っているところでありますけれども、その辺についてどうでしょうか。
    ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 以前から防災無線で、住民の方が枯損木を発見した場合には役場のほうへ連絡をいただくような形で、住民との連携もとっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) 広報等を通じまして、さらに啓発活動をよろしくお願いしたいと思っておるところでございます。  松くい虫の被害を防ぐ手段としましては、立ち枯れ木や雪折れ木を防ぐために健全な松林を育成することが大切だろうと、このように私は思っておるのです。私たちは8月11日に、川上村で開催されました林活議連という研修会に参加してまいりました。そのときに、県の林務課の方が「森林税を大いに活用してくれ」と、こんなふうに言っているわけですけれども、みんなで支える里山整備事業、それから地域で進める里山集約化事業等々あると思うのです。ことし、どんな事業が導入されましたか。お伺いしたいことです。  昨年は、今も話しましたが西原で60本を超す大量の枯損木が出たのですけれども、その場所は春先に火入れをされまして、樹種転換をされてきれいになっているわけですけれども、それ等、どういう整備事業だったのか、その2点をお伺いしたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) ことしの事業につきましては、森林税を取り入れた事業ということで、鳥獣害対策を目的としました緩衝帯整備事業を行っております。予算額の中では500万円ということで行っておりますが、その中に森林税の部分としましては、見込みでございますが69万3,000円ほど入るような予定になっております。  それからもう1点、樹種転換の関係につきましては事業体において、松林保護樹林帯造成事業で対応をしてございます。  以上でございます。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) では、毎年予算計上している300万円という計上がありますけれども、その中の事業でされたということですね。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) そのとおりでございます。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) それから、整備事業にはどんなシステムといいますか、例えば山主が役場にお願いしたら、役場が地方事務所にをお願いするとか、ルールがあると思うのですけれども、その辺のシステムを教えてほしいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) ことしから事業形態が若干変わっておりますけれども、集約化事業というものが取り入れられてございます。それについては、各事業体が村へ申請しまして、村のほうで集約化計画を立てて、県の承認を受けて、それで事業体が実施していくという形になります。ですので、その中で地主さんとそれぞれ調整しながら、整備を行っていくというような流れになっております。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) それでは、大北森林組合だとか山仕事創造舎だとか、森林事業体が直接山主と交渉されて、その中に行政が入っていると、こういう理解でよろしゅうございますか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 最初に村のほうで集約化の計画を立てるということで、その中で各事業体が申請を出していただくような形になります。それを県のほうに申請を上げまして、県の承認を受けて進めていくという形になります。あと、それぞれ進めるに当たっては、今度は実施計画というものを各事業体が市町村へ上げていただいて、それを県が許可していくという形になりますが、各事業を実施するに当たりましては、承認行為はそういうふうになっておりますが、直接地方事務所のほうへ事業体が申請して事業を行っていくという形をとりますので、お願いいたします。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) はっきり理解できなかったのです。前段申されたことは、行政がリードをして、山主と事業体が事業を実際進めるのだと、こういうふうに受け取りしましたけれども、それでよろしゅうございますか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 事業体が各地主のほうと交渉し、事業を進めていくという内容でございます。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) わかりました。  私が申し上げたいことは、ぜひ行政が事業体と山主の間に入って、または行政がリードをする形で、ぜひともこの森林整備を進めてほしいと、こんなことを申し上げたわけでございます。  国はことしの5月26日付で、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」を公布いたしました。また県は林産材の生産量を、今後10年間で2.5倍にふやすという指針をまとめまして、また県内の民有林52万9,000ヘクタールは、公益的機能を発揮する森林と位置づけ、残りの13万2,000ヘクタールは、木材生産の高度化を進める森林事業として集中させるとしております。また、間伐は10年間で18万3,000ヘクタールを実施し、過去10年間の実績の16%増を目指すと、こんなふうにしております。  このような追い風を生かして、ぜひ森林整備を進めてほしいと、こんなふうに思っておりますけれども、いかがでございましょうか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) それぞれ有利な補助を使いながら森林整備を促進できるように努めてまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) よろしくお願いしたいと思います。  松くい虫が松川村に入ってまだ日も浅いわけでございますので、今が正念場というふうに受けとめまして、みんなで知恵を出し合っていきたいと、こんなふうに思っております。  最後に、川上村の藤原村長さんが語られた言葉を紹介しまして、1番の質問を閉じたいと思います。  「山は屋根のない病院であり、学校である。精神的、心理的な価値が大きい。地域でなければつくり出せない付加価値をどうつくり出すか。教育林業、福祉林業等々考え方を変えればおもしろい部分が見えてくる」、そのように申しておりました。  1番の質問を閉じます。 ○議長(新村久仁男君) これで、「松くい虫」対策についての質問を終わります。  続いて、質問事項連続ドラマ「おひさま」の放映を控えての対応・対策の質問を許します。  勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) 先ほど佐藤議員さんのほうからお話がございましたけれども、信州デスティネーションキャンペーン、それぞれのお立場で大変御苦労さまだったというふうに思っております。  さて、NHKの朝のドラマでございますけれども、ことしの前半は「ゲゲゲの女房」というドラマでございまして、ことしの流行語に「ゲゲゲの〜」という言葉も入ったほど人気でございました。今、「てっぱん」というドラマが放映されておりまして、これもなかなかの人気であろうと思います。  来年3月28日から、安曇野と松川を舞台にした「おひさま」というドラマがスタートいたします。戦争を挟んで激動の時代の中で、人々をお日様のような明るい希望を照らす、1人の女性のさわやかな一代記だそうでございますけれども、私たちの大好きな日本食「おそば」が人々をつないでいきますということで、既に安曇野市のほうではこのそばが大変な人気であると、こんなふうに聞いております。  私はそれに関連して、大分観光客が入ると思うのですけれども、どのように想像いたしますか。質問いたします。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) この間、11月の終わりに「ゲゲゲの女房」でそばをやっている深大寺公園に行ってきました。やっぱり人が物すごかったです。ああいうふうになるかならないかはわかりませんけれども、この「おひさま」もそういうことでもって、観光客を呼ぶには確かにいい材料というか、1つのものだというように思います。それについてこれからどのようにしようということは今考えておりませんので、観光協会とも話をし、そしてまた経済課の担当者とも話をしていきたいというふうに思います。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) ドラマが始まって、観光客がどんどんどんどん入ってくるのを見てから考えたのでは遅いと思うのです。私も観光協会の理事なのですけれども、観光協会そして商工会とタイアップした中で、今から策を、先ほどお話もありましたDCキャンペーンのものをもとにしてもいいと思いますし、策を考えておくべきだと、こんなふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 早いにこしたことはありませんけれども、1月27日かな、一応観光協会の理事会を予定しております。そういう中でしっかりと詰めていきたいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 勝家議員。 ◆5番(勝家尊君) ドラマがもたらす波及効果というものは大変はかり知れないものでございますけれども、それを絶好の機会として受けとめて、この経済効果をねらうべきだと思います。  以上で、私の質問を閉じたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) これで、連続ドラマ「おひさま」の放映を控えての対応・対策の質問を終わります。  以上で、5番勝家 尊議員の質問を終わります。  ここで、1時05分まで休憩いたします。                                  午前11時42分 休憩                                  午後 1時05分 再開 ○議長(新村久仁男君) 再開いたします。  休憩前に続いて、順位3番、8番渡邉尚省議員の質問事項TPP参加松川農業についての質問を許します。  渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) それでは、質問をいたします。  まず、TPPについて。TPP、最近急に話題になってきた頭文字です。Trans-Pacific Partnershipの略省で、環太平洋戦略的経済連携協定というものです。  質問いたします。TPPは06年5月にシンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの4カ国で始まったものです。これに対してアメリカ、オーストラリアなど5カ国の参加交渉が始まっています。協定は関税撤廃、自由貿易の推進を目的とするものです。TPPは農産物の輸入完全自由化を進めるものであり、日本農業に深刻な打撃を与えるもので、協議開始は絶対に反対であります。村長はもちろん参加してはならぬと考えていると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 全国町村会の町村長大会でもTPPについては不参加を表明しております。そういう中で、私も大会に出席をしておりましたので、反対をした一員であります。  きょうのテレビ、朝のどこのテレビだったかちょっとわかりませんけれども、農業をやっている方がTPPに反対ではなくて、海外へ出ていこうということでテレビをやっておりました。そんな人もいるということを承知の上、そしてまた松川村には農業をやっていなくて、工業で生計を立てる方もおいででありますが、そういうことも承知の上、そして議会へ請願が出てきていることも承知の上で、私の気持ちとしては反対であります。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 次に食料自給率について質問いたします。2年前に汚染米の輸入反対の声が国民の声になりました。そして、食料の自給率を引き上げようをという世論が高まりました。そこで当面は50%の自給率にする目標が民主党政権で表明されました。現在、日本の自給率は40%であります。ところがこれをTPP参加で10%台にしようというものです。  政府発表の農産物の平均関税率を見ますと、日本は11.7%です。インドは124%、韓国は62%、メキシコは43%、EUは20%、アメリカは5.5%です。  既に日本は十分過ぎるほど関税を引き下げている。こういう状況です。農業分野の関税を完全に撤廃すれば、日本の食料自給率は40%から14%に低下すると農水省が試算をしています。  10月に行った政府の世論調査では、食料自給率を高めるべきだと考えている人が90%を超えています。また、外国産の安い食料を輸入するほうがよいと答えた人は5.4%です。ところが、民主党菅内閣は、アメリカと財界の強い要求でTPP参加を表明。関係各国と協議開始について閣議決定しました。そして、「第3の開国だ」「世界の孤児になる」などと、TPPに参加しないと取り返しのつかないことになると、国民をおどかしています。早い話が日本の食料全体を市場任せにしようというものです。問題なのは、みずから決めた自給率50%の目標と10月のアンケートに示された国民世論にも逆らうとんでもない決定と言わざるを得ません。  今、地球的規模で食料不足が大問題になっているとき、TPP参加でかけがえのない日本の農業をつぶすのは正気のさたとは思えません。  私はこのように認識しております。村長の認識はいかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 議員のおっしゃるのはそのとおりだというように思いますけれども、先ほどちょっと申し上げましたように、これを撤廃することによって自分の農業を海外へ行って売りたいという人も、けさテレビで放映をされておりましたので、考え方、考え方によってそれぞれ違うというように思います。大部分の方はTPPは困るというように言っていると思いますけれども、一部そういう方がいるということも知っておいていただいたほうがいいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 私もその話は聞きました。それで、アメリカでもヨーロッパでも、日本のすし、それから日本の和食、これが非常に健康にいいということでブームになっているということも知っています。だけど、これはごく一部であって、関税撤廃にされればもう全然スケールが違ってくる、こういう話だと思います。  そこで、次にこの問題が松川村にどのような影響が出るのか、この点について伺いたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 農業関係でお答えしていきたいと思います。日本がTPPをせずに、何もせずに受け入れた場合でございますけれども、村農業の影響につきましては、農産物の生産額の約65%を占める米の場合を例にしまして、お答えしたいと思います。  農林水産省が示した減額率は90%になります。公表されている松川村の農産物の出荷額のデータは、平成18年産のもので4年前のデータになりますけれども、米の生産額は11億円でした。それが90%減額されるというと、1億1,000万円まで減少するという計算となり、計算どおりとすれば、米だけ見ましても村の農業に大きな影響を及ぼすことが言えます。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) TPP参加と協定実施になれば、松川村農業にとって壊滅的な打撃を受けざるを得ない、こういうことが国の資料でも、長野県の資料でも明らかであります。  私は、賛成する人もいる、そういう人たちもいると、これはそれでそういう人たちはいると思います。だけど、大多数の状況にとってはどうなのかというところで、やっぱり判断しなければならないというふうに思います。私はTPP参加は絶対にやめるべきだというふうに考えます。改めて村長、いかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 考え方は同じです。議会にも請願が出てきておりますので、その中でまたしっかりと意思を示していただけたらというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 村長のただいまの答弁、受けとめていきたいというふうに思います。  今、全国でTPP参加反対の集会、それから市町村や道県議会など、また先ほどの町村長大会、JA、農民連、漁業組合、全国農業委員会会長大会、消費者団体などなど、絶対反対あるいは断固反対、国に対する意見書採択等々大変な数であります。  今、国に対する要請行動、座り込みなどなど行動が高まっております。松川村農民組合、大北食健連が共同で、松川村議会に対し請願を提出されました。既に1,014名の署名が提出されています。私は、請願を採択し、国に対してしっかりと松川村民の声を届けなければと考えています。  私は、具体的には村長にTPP参加を阻止するための行動の先頭にぜひ立っていただきたいと考えております。具体的には、国に対して、松川村として反対の声をしっかりと上げていただきたい。2つ目はTPPについてのシンポジウム開催などを検討していただきたい。  以上、2つの提案でありますが、いかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 議会の皆さんに出てきております請願の結果を見て、私は自分の腹は決めております。その行動をとっていきたいというように思いますし、あした、このTPPについての話し合い、勉強会がありますので、そういう中にも出席していきたいというように思っております。
    ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) そういう村長のただいまの答弁を尊重し、また私どももTPP参加、これを何としてもやめさせるという立場で努力していきたいということを申し上げて、1番目の質問を終わります。 ○議長(新村久仁男君) これで、TPP参加松川農業についての質問を終わります。  続いて、質問事項緊急経済対策についての質問を許します。  渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) リーマンショック以来の経済危機、その後幾分は回復傾向にあると言われましたが、新たな円高不況で一層厳しい状況にあると考えます。村内の中小業者の景気動向は大変な状況にあると考えます。とりわけ住宅建設、住宅設備関係については冷え切ったままの状態にあると思います。  国の補正予算が成立しました。村の景気対策として効果の上がる経済対策に役立てていくべきと考えます。そのために、新たな緊急経済対策として質問を行います。  私は、住宅リフォームについて質問をしたいと思います。  先日、村商工会、それから建築業者を何軒か訪問させていただきました。このときの内容について3点にまとめて、報告をしたいと思います。  まず、建築業についての村の建築業協会に入っているのは、以前は10社あったものが現在は4社であるということを聞きました。なぜこうなったのかということですが、1つ目は、経済危機による景気悪化が長引いていること。2つ目は、大手ハウスメーカーの進出がある。3つ目は、県産材、長野県に木材については県指定の業者、1〜2社ぐらいだという話ですが、ここが流通を握って一般にはなかなか回らない、こういう仕組みになっているようです。したがって、値段、運賃などを考慮すると高価なものになってしまうということであります。  それから、建築業者の状況ですが、事務所は社長さんと家族だけがいる、そんな姿に出くわしました。社長さんいわく、「今までの信用に支えられ、無理をしなければ経営は何とかやっていけます。事務は家族で賄い、建築職人は期間契約で対応している」というものでした。  ある業者は、「見てのとおり私は会社をやめました。もう自分は引退したので何も言うことはありません」。こういうふうに言われました。その他の業者は、個人で大工をやって、注文があれば仕事をしていると。それから、廃業した方もあります。高齢のためにやめた方もあります。  いずれにしても一向におさまりそうにもない深刻な経済状況のもとで、じっと我慢して耐えている、そんな姿に出会った感じがしました。  3つ目の特徴は、住宅リフォームについて質問しました。ある業者は現在、ふろ場、台所など改修の注文があり対応していますと。リフォームの需要はあると思うと、補助制度があればかなりの需要があるのではないかと話していました。村に応援してもらえるならありがたいと話していました。  そういった点を踏まえつつ、質問を行います。  松川村の建築関係の現状について伺いたいと思います。営業状態、雇用状態はどうか。いかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 先ほど議員おっしゃられたとおり、景気低迷の影響が非常に大きく、新築が減少し、仕事の8割から9割がリフォーム関連になっているそうです。新築につきましても、議員言われたとおり、ハウスメーカーとの競業となり厳しい状況が続いているということでございます。そんなことを聞いております。雇用についても、先ほど議員の言われたとおりでございます。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 今、お答えいただきましたけれども、本当に惨たんたる状態であります。  次の質問は、先日、水回り関係の業者の方と話をしました。この方のお話を言いますと、仕事が激減して困っている。あってももうけなしでやらざるを得ない。仕事があるだけでもありがたいと。こういう状態ですと。そして、その後聞いたことが大変驚きました。南保育園の建設関連の仕事は、赤字を前提にしなければ受けられない。人件費は全く考えられません。こういうものでした。  これは公共工事の現実を物語っていると感じました。つまり競争入札で大幅引き下げ競争となり、その結果、下請単価がたたかれ、嫌なら仕事が受けられないと。こういう仕組みになっていることでした。これが現実かとつらい思いで聞きました。ご存じでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 競争の原理でありますので、その人が赤字覚悟で仕事をしなければできないということは直接聞いておりませんけれども、私どもは相模さんがこの金額でやってくれるということで、調査の中ではできるということになりましたので、相模さんにお願いしてあります。その下請についても、相模さんが下請の皆さんとお話をしてやっていただいているというように思っておりますので、その受けている人が赤字だけれどもどうしてもしようがないでやるとか、そういう話は聞いておりません。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 行政のほうには話がなかなかストレートに伝わらない、そういう現状かと思います。  私は最近いろいろ読む中でわかったことは、この問題が多くの自治体で出ているということなのです。公共事業の発注、入札に当たっては、公正性、経済性、透明性が求められることは当然ですが、中小企業施策、地域施策、福祉環境施策などからの要請にこたえる社会的使命もあることを考慮しなければなりません。こういうふうに官公需法でうたわれているのです。  私は基準価格の必要性について痛感をしたところです。目先の経済性一本やりではない基準、規制が必要ではないでしょうか。下請業者が犠牲にならないよう、働く従業員が泣かされないよう十分考慮しなければならないことを教えられたところです。  この問題は先ほど言いましたように、多くの自治体で今問題になっています。  私、さらに感じたことは、この南保育園の建設は景気対策も考え、1年前倒しで始めた。そういうふうに私は理解しております。結果はかなり安い入札価格となり、その結果が村内の下請業者を泣かせてしまう、こういう現実はこれが景気対策なのかとショックを受けたところです。  村長、公契約における最低基準価格、こういうものの導入といいますか、一定の制限といいますか、こういうものがどうしても必要ではないかというふうに思いますし、大北管内においてもこういうことをちゃんと自治体として確立している自治体があります。こういうところもありますので、大いに参考にするべきではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 参考にすべきところは参考にいたします。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 今後、ぜひそういう、これ以下はいかんというような最低の線はやっぱり大いに調べたりしながら、大いに検討するということを強く求めたいと思います。  次に、住宅リフォーム住宅助成制度の実施についてであります。地域の緊急経済対策の一環として、先ほども経済課長の答弁でありましたけれども、台所、ふろ場、トイレ、床、畳、外壁、屋根、環境など自宅改修に補助金を出す住宅リフォーム助成制度を実施する自治体が急増しています。地元業者への発注が条件で、地域の景気に新たな活力が生まれているということであります。  私は需要はある。潜在的需要もあると考えています。問題はきっかけをつくることだと思います。行政と商工会、建築業協会が連携し、窓口を広く、相談を気軽にできる工夫をして、手続は簡単に、行政や商工会が代行できるようにするなど、住民がリフォームについて気軽に相談できる、申し込みもできる、こういう制度にすることがポイントかと思います。ぜひ、前向きに検討すべきかと思いますが、村長、どうでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 議員のおっしゃるのは、今度の緊急経済対策についての対応を考えろということとして受けとめるならば、まだ国・県から細かいものについては来ておりません。そういうのを見た中で、検討できるものについては検討したいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 10月の臨時国会で、共産党の吉井衆議院議員が経済産業委員会で、住宅リフォーム制度で独自に頑張っている自治体に対して、財政面で応援する経済支援策を提案しました。これに対して大畠経済産業大臣は提言を評価し、前向きに考えたいと答弁しました。ちなみに、実施している自治体は、県では秋田県が既に行っております。新たに12月議会で山形県が来年度に実施するということを表明しています。市町村では173自治体で実施しています。これは10月現在です。この12月議会で、長野県では岡谷市が実施するということを表明したということを聞きました。今後ふえるものと思います。  松川村としても深刻な状態にある建築関係の仕事、雇用を打開するためにも、早急に実施の検討をすべきと考えるものであります。  このように実施する自治体がふえております。こういう点については、村長、流れはどのように理解されますか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) それぞれの自治体の財政状況によってこれは考えていることだというように思いますし、またそれぞれの自治体の首長の考え方にもよって変わると思います。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、今回の緊急経済対策については内容が来ておりませんので、それが来た時点で、今回の緊急経済対策についてはまた議会の皆さんと相談をしながら決めさせてもらいたいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 言葉を返すようですが、内容が来なければやりませんというふうになるのでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) やらないとは言っておりませんけれども、今回の緊急経済対策についての内容を見てからでも遅くないというように思っております。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) ぜひ前に進む検討を強く求めたいと思います。  次は、この住宅リフォーム制度で村経済の活性と新たな循環が図られるということであります。住宅リフォーム制度を実施している自治体で共通している点は、次の点です。  業者の皆さんにとって受注がふえた。それから、仕事が長期にわたって継続できる、そういうことが言われております。それから雇用がふえた。地域の飲食店や商店の売り上げにつながった。最終的には自治体の増収、税収増につながったというふうに言われております。  私は、この住宅リフォーム制度というのは、1件1件にとっては小さなことかもしれませんけれども、これが集まると大変大きな力を発揮すると。しかも循環すると。こういうことが実際の経験で証明されているということだと思います。そういう意味で私は村の経済活性化、緊急経済対策、このことに間違いなくつながるというふうに確信をするものです。  最後に、村長の姿勢をぜひ伺いたいなと思います。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 姿勢は先ほど言ったとおりであります。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 制度について検討を期待するということで、私はそのことを強く求めて、この2番目の質問を終わりたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) これで、緊急経済対策についての質問を終わります。  続いて、質問事項、「すずむし保護条例」と村づくりについての質問を許します。  渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) この質問は、すずむし保護条例制定を機に、条例を実現する村づくりについての質問であります。  まず最初は、反響について伺いたいと思います。  9月8日、9月定例会初日、安曇野松川すずむし保護条例が成立しました。テレビ各社の取材、カメラが並び、日本で初めての条例として村長のインタビューを交えて昼のニュースで早速報道されました。またことしの「すずむし生息地の探索会」が、NHKテレビで全国版として何度も報道されました。反響について伺いたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 経済課長。 ◎経済課長丸山正芳君) 先ほど議員が言われたとおり、全国で初めてという話題性もありまして、9月の定例議会で議決後は、テレビや新聞等で報道されまして、非常に大きな反響がございました。その後も先ほど言われたとおり、NHKBSハイビジョンで村のスズムシに関するテレビ放映があり、何度も再放送がされております。そのほかにも、テレビ番組での取材や全国ネットのFMラジオへの電話での番組出演など、スズムシを大切にしている村のよいイメージが全国へ発信することができました。  以上です。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 反響は意外なところで広がっているということを、私も体験したところであります。  そこで、次の質問に入ります。私はこの間、毎年すずむし生息地の探索会に参加させていただきました。自然の中で聞くスズムシの声、透き通ったきれいな音色、感動しました。大人も子どももちょうちんを提げて、親子が手をつなぎ、田んぼのあぜ道を歩きながら、澄んだ音色と空気をいっぱい吸いながら、みんなで歩く光景はいつまでも印象に残るものでした。また、眼下に広がる松川村の夜景の美しさにも歓声が上がりました。このような体験を通して、親から子へ、そして孫へと受け継がれていくことを願わざるを得ません。今回はこの様子がNHKを通して全国へ流されました。来年は人から人へ、今回の報道などの影響でさらに県内外に広がるのではないかと、西原の人たちはうれしい心配をしています。村長も毎年参加されていますが、来年を展望しつつ、どんな感想だったでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 大変申しわけないのですが、昨年は参加をさせていただきましたけれども、ことしは日程が重なってしまいまして、こちらにいませんでしたので失礼させていただきましたけれども、参加をしている皆さんからお話しを聞いておりますし、昨年のことも頭の中にあります。そういう状況の中で、すずむしの探索会というか、あの暗い中をちょうちんを持って、子どもの手を引きながら歩いている、こういうことはずっとこれからは続けていったらいいというように思います。ただ、西原の人たちに大変な迷惑というのですか、負担をかけているということも事実であると思いますので、ここら辺は今後の中で検討というか、考えていかなければいけないというように思っております。ぜひ続けてやりたい行事です。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) 私は、この探索会が終わってから反省会といいますか、御苦労さん会というのがありまして、それにも出席をさせていただいたのですが、そこで聞いた皆さん方の感想は、もう来年は手に負えないよという話なのです。要するに全国的に広げられているので、ぜひああいうところに参加してみたいなという気持ちが間違いなく広がるだろう。そしたら、今までは何とかとん汁をつくったり、おにぎりをつくったり、本当に御苦労だと思いますけれども、何とかできた。でも、それがもっともっと広がったらもうどうしようかということに、今村長が心配されたように間違いなくそうなると思います。ぜひともそういう受け入れ態勢といいますか、そういうことを早くから検討して、態勢をつくって援助されますように、一緒にそういうことができますようにしていただきたいなというふうに思うところです。  それでは次に、村づくりに生かす構想について伺いたいと思います。  条例の目的では、スズムシは村の貴重な地域資源、村の特別シンボルであり、スズムシを保護することにより、村の豊かな自然環境及び田園風景の保全につなげ、全国に誇るすずむしの里づくりを進めるとうたっています。私は、すずむし保護条例から浮かぶイメージは、松川村は自然に優しい美しい村、安全・安心のおいしいお米や野菜、果物に恵まれた農村、温かく優しい村人、農業体験もできる農家民宿もある村、ゆっくり過ごせる村、行ってみたくなる村、こんなイメージがわいてきます。保護条例制定を機会に村民の中でイメージを大いに語り、膨らませることが必要と考えます。すずむし保護条例の村はこんな姿の村ですよという村づくりの目標を立てて、計画的に進めていく。そして、現在ある村づくり計画をさらに豊かに膨らませていくべきではないかということを痛感いたします。  そこで私は、第一段階としては村民の声を集め、村民合意を形成していくべきだと思います。第二段階はこれを実現プログラムにして実現に向かって進めていくべきではないのかと、こんなふうに思っておりますが、村長はさらに豊かな構想を描いているのではないかと思いますが、村長の構想はいかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) まず、西原の地区の皆さんとは、松川村は積極的にやっていきたいというように私はここで申し上げておきます。それから、その次の村づくりに生かす構想については、議員おっしゃるとおり、そういう中から徐々に徐々に進めていかなければいけないと、一気に持っていってもだめですので、よく話をしながらやっていきたいとように思います。ただ、こぶし会の皆さんの力を借りなければだめだというふうに思いますので、こぶし会の皆さんとも十二分に話をしながら、進めていきたいというふうに思います。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) ぜひ村民の声を集め、そして村の人たちに見えるようなプログラムにして進めていくことを強く求め、私も一緒に協力していきたいなというふうに考えております。  最後の質問です。スズムシは村の特別なシンボルであります。これを強くアピールするということについて質問いたします。  スズムシは松川村のシンボルです。全国に発信されたすずむし保護条例の村です。保護条例が定められた今、これをアピールするよいチャンスと考えます。村の入り口に例えば、「ようこそすずむしの里松川村へ」などの歓迎の看板を立ててはどうかという提案です。現在、都会から来る観光客、通過するお客さんにお知らせする、アピールするものがありません。お客さんに対して目に訴えるものは必要かと思います。ぜひ検討してはどうかという提案であります。  以上です。いかがでしょうか。 ○議長(新村久仁男君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 確かにいいことだというように思いますけれども、それぞれ景観等の中でもありますし、松川村はスズムシだけではないのです。安曇節というのを忘れてもらうと困りますので、そこら辺のところも一緒に考えながら検討したいというように思います。 ○議長(新村久仁男君) 渡邉議員。 ◆8番(渡邉尚省君) ぜひ村の活性化につながる方向でいろいろな声を集めながら、前向きに検討し具体化されますよう、これを提案して以上の質問を終わりたいと思います。 ○議長(新村久仁男君) これで、「すずむし保護条例」と村づくりについての質問を終わります。  以上で、8番渡邉尚省議員の質問を終わります。  これで、本日の日程は全部終了しました。  続きの一般質問は、明日午前10時より行います。  これにて散会します。  御苦労さまでございました。                                  午後 1時47分 散会...