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08月31日-01号

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  1. 箕輪町議会 2020-08-31
    08月31日-01号


    取得元: 箕輪町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    令和 2年 9月定例会                 箕輪町議会会議録1.招集年月日      令和2年 8月31日  午前9時00分2.招集場所       箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所   箕輪町役場議場4.開会、閉会日時 ┌───┬─────────────────────┬───┬───────┐ │開 会│ 令和2年 8月31日 午前 9時00分 │議 長│ 中澤 清明 │ ├───┼─────────────────────┼───┼───────┤ │閉 会│ 令和2年 8月31日 午後 3時18分 │議 長│ 中澤 清明 │ └───┴─────────────────────┴───┴───────┘5.出席並びに欠席議員   出席議員     15人        欠席議員     0人 ┌──┬─────────┬─────┬──┬─────────┬─────┐ │議席│         │ 出 席 │議席│         │ 出 席 │ │  │  氏   名  │ 欠 席 │  │  氏   名  │ 欠 席 │ │番号│         │ の 別 │番号│         │ の 別 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 1 │  伊藤  隆  │ 出 席 │ 9 │  金澤 幸宣  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 2 │  岡田建二朗  │ 出 席 │10│  中澤千夏志  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 3 │  青木 俊夫  │ 出 席 │11│  荻原 省三  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 4 │  釜屋 美春  │ 出 席 │12│  中村 政義  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 5 │  唐澤  敏  │ 出 席 │13│  寺平 秀行  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 6 │  入杉百合子  │ 出 席 │14│  小出嶋文雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 7 │  木村 英雄  │ 出 席 │15│  中澤 清明  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 8 │  松本 五郎  │ 出 席 │  │         │     │ └──┴─────────┴─────┴──┴─────────┴─────┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │事務局長    │  深澤 一男  │書記      │小松 直美    │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘7.説明のため出席した者の職氏名 ┌─────────┬─────────┬───────────┬─────────┐ │町長       │  白鳥 政徳  │文化スポーツ課長   │  小池 弘郷  │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │副町長      │  浦野 邦衛  │建設課長       │  小澤 雄一  │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │総務課長     │  中村 克寛  │水道課長       │  田中 克彦  │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │税務課長     │  知野  剛  │会計管理者      │  唐澤久美子  │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │企画振興課長   │  毛利 岳夫  │教育長        │  小池眞利子  │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │みのわの魅力発信室│  山口 弘司  │学校教育課長     │  三井 清一  │ │政策調整担当課長 │         │           │         │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │住民環境課長   │  川合  昭  │代表監査委員     │  松本 豊實  │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │福祉課長     │  北條 治美  │監査委員事務局長   │  深澤 一男  │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │子ども未来課長  │  唐澤 勝浩  │           │         │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │健康推進課長   │  柴宮まゆみ  │           │         │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │産業振興課長   │  高橋 英人  │           │         │ ├─────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │商工観光推進室長 │  小林 剛史  │           │         │ └─────────┴─────────┴───────────┴─────────┘8. 会議事件及び議事日程              令和2年9月箕輪町議会定例会           議    事    日    程(第1号)                          令和2年8月31日 午前9時 開議日程第1       会議録署名議員の指名日程第2       会 期 の 決 定日程第3       諸 般 の 報 告日程第4 議案第1号 令和元年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定について日程第5 議案第2号 令和元年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について日程第6 議案第3号 令和元年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について日程第7 議案第4号 令和元年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について日程第8 議案第5号 令和元年度箕輪町水道事業会計決算認定について日程第9 議案第6号 令和元年度箕輪町下水道事業会計決算認定について日程第10 議案第7号 箕輪町水道事業の設置等に関する条例及び箕輪町下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について日程第11 議案第8号 箕輪町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について日程第12 議案第9号 令和2年度箕輪町一般会計補正予算(第8号)日程第13 議案第10号 令和2年度箕輪町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)日程第14 議案第11号 令和2年度箕輪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)日程第15 議案第12号 令和2年度箕輪町介護保険特別会計補正予算(第2号)日程第16 議案第13号 令和2年度箕輪町下水道事業会計補正予算(第2号)日程第17 議案第14号 財産の取得について日程第18 議案第15号 令和2年度木下保育園建設事業地中熱設備工事の請負契約について日程第19 議案第16号 箕輪町町道の認定について 日程第20 議案第17号 箕輪町町道の変更について日程第21 議案第18号 箕輪町町道の変更について日程第22 報告第1号 専決処分の報告について日程第23 報告第2号 株式会社みのわ振興公社の経営状況について日程第24 報告第3号 令和元年度決算における箕輪町財政健全化判断比率について日程第25 報告第4号 令和元年度決算における公営企業の資金不足比率について日程第26 報告第5号 令和元年度箕輪町教育委員会の事務の管理及び執行の状況についての点検・評価について日程第27 請願・陳情 別紙文書表のとおり          令和2年9月 箕輪町議会定例会会期日程┌─┬──────┬──┬────┬───┬──────────┬──────┐│ │ 月  日 │曜日│会議時間│会 議│  議    事  │ 備  考 │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 1│  8月31日 │ 月 │午前9時 │本会議│開会        │      ││ │      │  │    │   │会議録署名議員指名│      ││ │      │  │    │   │会期決定      │      ││ │      │  │    │   │議案上程      │      ││ │      │  │    │   │議案説明      │      ││ │      │  │    │   │議案委員会への付託 │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 2│  9月1日  │ 火 │    │休 会│議案調査      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 3│  9月2日  │ 水 │    │休 会│議案調査      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 4│  9月3日  │ 木 │    │休 会│議案調査      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 5│  9月4日  │ 金 │    │休 会│議案調査      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 6│  9月5日  │ 土 │    │休 会│町の休日      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 7│  9月6日  │ 日 │    │休 会│町の休日      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 8│  9月7日  │ 月 │午前9時 │本会議│一般質問      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│ 9│  9月8日  │ 火 │午前9時 │本会議│一般質問      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│10│  9月9日  │ 水 │午前9時 │委員会│各常任委員会審査  │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│11│  9月10日 │ 木 │午前9時 │委員会│各常任委員会審査  │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│12│  9月11日 │ 金 │午前9時 │委員会│各常任委員会審査  │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│13│  9月12日 │ 土 │    │休 会│町の休日      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│14│  9月13日 │ 日 │    │休 会│町の休日      │      │├─┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼──────┤│15│  9月14日 │ 月 │午後  │本会議│委員長報告     │      ││ │      │  │ 1時30分│   │質疑        │      ││ │      │  │    │   │討論        │      ││ │      │  │    │   │採決        │      ││ │      │  │    │   │閉会        │      ││ │      │  │    │   │終了後  全員協議会│      │└─┴──────┴──┴────┴───┴──────────┴──────┘※ 一般質問通告書は9月1日(火)正午までに議長(議会事務局)に提出してください。                議事のてんまつ ◎深澤議会事務局長 開会前の挨拶を取り交わしたいと存じます。ご起立願います。[一同起立]おはようございます。[一同「おはようございます。」]ご着席願います。[一同着席]                              午前9時00分 開会 ○中澤議長 本日9月定例会が招集されましたところ、議員はじめ関係の皆様方にご出席をいただき、ありがとうございます。また、7月に議会が実施をいたしましたアンケートの調査には800名を超える皆様からのご回答をいただき、誠にありがとうございました。ご協力をいただきました町民の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。さて、新型コロナウイルスの感染拡大は数カ月で、人々の生活や社会を非日常に追い込みました。すべての行事や会議などが中止、縮小される中、あらゆるものがコロナの中に埋没してしまったかのようでございます。それまで大きな課題であった人口減少と高齢化に耐えうる国づくり、町づくりもどこかにいってしまったかのような感がしております。しかしながら、人口減少と高齢化に耐えうる国づくり、町づくりは大きな課題であることに変わりはありません。コロナは長期戦になりそうでございます。コロナを見据えながら人口減少と高齢化に耐えうる地域作りも真剣に議論していくことが大切と考えるところでございます。今期定例会には令和元年度決算、コロナ関連の補正予算などが提出されております。議員の皆様方には特にご精励をいただき、町民の皆様の負託にこたえる十分な審議をしていただきますよう、開会に当たりお願いを申し上げます。ここで、町長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。町長 ◎白鳥町長 おはようございます。8月に行いました人事異動に伴いまして、課等の長に昇任をし、今議会から出席する課等の長を紹介させていただきたいと思います。今回新たに文化スポーツ課長に小池弘郷課長を任命をいたしました。自席にて自己紹介させますので、よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 文化スポーツ課長小池文化スポーツ課長 8月1日付けをもちまして文化スポーツ課長の任命を受けました小池弘郷です。町民の皆様のお役に立ちますよう、引き続き努力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○中澤議長 ただいまの出席議員は15人全員でございます。 これから令和2年 箕輪町議会9月定例会を開会いたします。本日の会議を開きます。 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員に9番 金澤幸宣議員、10番 中澤千夏志議員の両議員を指名いたします。 日程第2 会期の決定を議題といたします。本定例会の議会運営につきまして去る8月21日に箕輪町議会運営委員会を開催し、協議をした結果、議会運営委員会としては会期を本日8月31日から9月14日までの15日間とすることといたしました。 お諮りいたします。本定例会の会期を本日から9月14日までの15日間と決することにご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) ○中澤議長 ご異議なしと認めます。したがいまして、本定例会の会期は本日から15日間と決定いたしました。 会期日程について事務局長から説明いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 会期日程 説明 ○中澤議長 日程第3 諸般の報告を行います。お手元に諸般の報告書をお配りしてございますが、今回は5月27日から8月25日までの上伊那広域連合、あるいは一部事務組合の議会の状況等につきましての報告であります。ご覧をいただきたいと思います。 日程第4 議案第1号 令和元年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定について、日程第5 議案第2号 令和元年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、日程第6 議案第3号 令和元年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、日程第7 議案第4号 令和元年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを一括して議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。なお、以降の議案につきましては議案の朗読は件名のみといたします。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第1号、議案第2号、議案第3号、議案第4号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を一括して求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第1号 令和元年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定及び議案第2号から議案第4号の令和元年度箕輪町の各特別会計歳入歳出決算認定につきまして、一括して提案理由を申し上げます。関係の書類をご用意をいただきたいと思います。 初めにでございます。令和元年度の決算を提案をするに当たり、町議会並びに町民の皆様のご理解、ご支援をいただき、諸施策を推進してまいることができましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。令和元年度は第5次振興計画の4年目の年として引き続き人口減少に歯どめをかけ、心豊かに安全で安心して暮らせる町を目指し、人と仕事の流れをつくり、選ばれる町、箕輪を目指してとして、予算を編成し、事業展開してまいりました。また、取り組みの重点事項を人口減少対策の推進、産業力の強化、町のブランド力の向上、安全で暮らしやすい地域づくりの推進として、深く事業を進めてまいりました。地方創生総合戦略は最終年の年として、業績の評価及び次の5年間の戦略を策定しました。戦略に掲げた施策に積極的に取り組むことで地域の活性化に資するさまざまな事業を展開しているところです。令和元年度は平成という時代が幕を閉じた節目の年となりました。新たな時代に活力ある地域社会を築くため、各施策を進めてまいりました。具体的な内容につきまして、後ほど歳出の中で説明をさせていただきます。2ページ各会計の決算額についてであります。各会計の決算額は次の表のとおりでございます。ご覧をいただきたいと思います。3ページをお願いをいたします。平和元年度箕輪町一般会計歳入歳出決算についての概要でございます。実質収支に関する調書、決算書一般78ページをご覧をいただきたいと思います。令和元年度の箕輪町一般会計の歳入決算額は99億6,022万円、歳出決算額は92億9,556万4,000円、歳入歳出差引額は6億6,465万6,000円、ここから翌年度に繰り越すべき財源1億512万円を除いた実質収支額は5億5,953万6,000円となりました。平成30年度に比べ歳入決算額で2.9%の増、歳出決算額で3.0%の増となっています。実質収支額は平成30年度決算より4,722万2,000円の減となりました。歳入の主な概要であります。決算書一般7ページからご覧をいただきたいと思います。町税の収入済額は34億8,754万6,000円となり、収入総額に占める割合は35.0%、前年度比1%の減で、金額では410万8,000円で0.1%の減となりました。町税をみますと個人町民税は給与所得の伸びによる所得割額の増加により、前年度比4,806万円、3.8%の増で、13億1,720万5,000円となりました。法人町民税は製造業を中心に大きく減少し、前年度比1億562万円、25.8%の減で、3億389万7,000円となりました。固定資産税は新築住宅の増と企業の設備投資の増等により前年度比3,962万3,000円、2.6%の増で15億8,117万7,000円となりました。軽自動車税は前年度比564万7,000円、6.1%の増で、9,792万8,000円となりました。町たばこ税は前年度比789万3,000円、5.3%の増で、1億5,727万2,000円となりました。入湯税は前年度比29万3,000円、1.0%の増で3,006万6,000円となりました。地方譲与税は1億1,274万円で前年度比1.7%の増、利子割交付金は296万円で前年度比53.6%の減、配当割交付金は1,305万2,000円で前年度比20.3%の増、株式等譲渡所得割交付金は752万円で前年度比17.5%の減、地方消費税交付金は4億8,454万3,000円で前年度比5.3%の減、消費税率の引き上げに伴い創設された環境性能割交付金は373万2,000円、これに伴い10月以降廃止された自動車取得税交付金は1,537万9,000円で前年度比41.0%の減となりました。地方特例交付金は1億2,872万6,000円で、前年度比596.6%の増となりました。令和元年10月からの幼児教育保育の無償化に係る子ども・子育て支援臨時交付金が1億487万3,000円交付されたことにより、大きな増額となっています。地方譲与税から地方特例交付金までの収入の合計は7億6,865万2,000円で前年度比10.9%の増となっています。地方交付税は総額20億8,147万2,000円で前年度比0.2%の減となりました。普通交付税は前年度比0.5%の減、特別交付税は前年度比3.1%の増となっています。交通安全対策特別交付金は166万5,000円で、前年度比7.3%の減となりました。町税から交通安全対策特別交付金までの一般財源の合計額は63億3,933万5,000円で歳入決算額の63.7%を占め、前年度比1.1%の増となっています。分担金及び負担金、使用料及び手数料は2億3,118万2,000円で前年度比19.0%の減となりました。幼児教育保育の無償化に係る保育園運営費負担金の減が主な要因となっています。国庫支出金は7億8,589万5,000円で前年度比19.7%の増となりましたが、繰越事業として実施しました社会資本整備総合交付金事業小中学校空調設置工事に係る補助金の増が主な要因となっています。県支出金は5億6,272万円で前年度比0.5%の増となりました。財産収入は財産の売り払い及び貸付収入と基金の利子などで867万7,000円、前年度比58.3%の減となりましたが、これは平成30年度において、土地建物の売払収入として旧町民プールの土地などの売却があったことによるものです。寄附金は4,464万4,000円で前年度比34.6%の減となりました。寄附金のうち、ふるさと応援寄附金の収入額は4,175万円で、前年度比28.6%の減となりました。次ページ繰入金は7,060万円で、前年度比20.7%の減となりました。繰越金は6億4,919万7,000円で、前年度比8.4%の増となりました。諸収入は4億3,657万円で、前年度比5.7%の増となりました。町債の令和元年度発行額は8億3,140万円で、前年度比16.6%の増となりました。以上、歳入の主なものにつきまして申し上げました。歳入決算の推移につきましては表をご覧いただきたいと思います。次6ページであります。未納額の状況であります。令和元年度末の未納額は一般会計全体では前年度に比べ1,627万1,000円減少し、9,842万5,000円となりました。その内町税については、収納率が過去最高の97.62%となり、未納額は過去最少の8,147万8,000円となりました。公平な徴収を目指し、未納者の実態調査等により、状況の把握を行い、滞納処分も実施しました。一括納付が困難な場合は生活の状況を鑑み、分納による納税を推進し、大口滞納については長野県地方税滞納整理機構へ移管しました。今後も自主納付の推進や新たな未納を増やさない対応により、未納額の縮減に努めてまいります。7ページ歳出についての主な事業の概要でございます。主な施策について令和元年度の重点施策を中心に、振興計画の6つの基本計画に沿って申し上げます。なお、これからの歳出の説明に当たりページを申し上げますが、決算書は目ごとになっておりまして、そのページに事業内容まで表示されておりません。目の中で主要な事業を説明してまいりますので、主要な施策の成果の冊子をあわせてご覧をいただきたいと思います。最初に、1 人のWa!が輝くまちであります。2款 1項 1目でありますが、款項目については後ほどのものについては省略をさせていただきます。一般管理費、一般27ページであります。地域コミュニティの拠点となる集会施設の新築改修に2分の1の補助を20件行い、施設の長寿命化を支援しました。平成29年度に再認証を受けたセーフコミュニティ活動は6地区で、地域に根差した活動を進めています。令和元年10月から安全安心パトロール隊を立ち上げ、児童の通学の安全を見守るとともに、町内の安全遵守を行い、安心感の向上を図りました。また、天竜公園に防犯カメラを設置した他、防犯外灯を130基新設し、夜間の安全、安心感を高めています。文書広報費、一般28ページであります。町民の皆様の生活に密着した行政関係情報をよりタイムリーにわかりやすく、きめ細かく発信するため、広報誌みのわの実の発行、町ホームページ、音声告知放送、ケーブルテレビを使ったもみじチャンネルなど広報業務の総合的な企画による情報の発信を行ってまいりました。企画費、一般30ページであります。人のつながりと協働のまちづくりを推進する中で、地域総合活性化事業交付金事業は平成16年度に創設し、15区がそれぞれ創意工夫して行った区活性化事業分と、平成24年度から新たに加えた土木工事の分担金分などの交付をあわせ、1,210万5,000円を交付をしました。また、平成23年度から追加された団体事業分として20事業を採択し、総額249万2,000円を交付しました。「ほどほどの田舎暮らし」移住・定住促進チャレンジにより、U・Iターンによる移住定住者の増加を目指し、専用サイトによる情報発信とともに、首都圏などで開催される移住相談会等へのブースの出展、移住定住アドバイザーや地域おこし協力隊員によるきめ細やかな対応を行ってまいりました。併せて、移住定住支援策として若者世帯定住支援奨励制度、空き家の片付けや改修等に対する支援制度により、住まいの確保を支援してまいりました。その結果、町の支援策を利用し、町外から移住された方は90人、この内県外からの移住は8人で、人口減少対策及び移住定住対策としての一定の効果があったものと考えています。また、平成28年度から大正大学との調査研究を行ってきましたが、平成30年度から大学主体の授業である地域実習の受け入れに発展的に移行しました。1年生7人がおよそ40日間箕輪町に滞在し、地域住民と交流を深めながら、地域資源の調査や地方創生に寄与する研究を行っています。これら大正大学との連携事業により、学生の中から1人が移住し、今後関係人口のさらなる広がりが出るものと考えます。町民の町政参加の取り組みとして、日頃町民の皆さんが町政について考えていること、気がついたこと、困っていることなどをお寄せいただく町長への手紙を開始し、62人83件のご意見をいただきました。また、まちづくり地区懇談会もすべての区で開催し、458人の方に参加いただきました。男女共同参画及び女性活躍の推進に向け、男女共同参画社会基本法施行20年を機に、MINOWAさんかくフェスタを開催し、延べ500人が参加しました。女性の働く環境を整えるため、6月から女性の就業相談を開始し、延べ相談件数105件、17人の就職に結びつきました。中小企業の女性定着率を高めるため、女性の働きやすい環境づくり補助金を創設し、5件の利用がありました。女性活躍推進アクションプランに基づく事業として、女性活躍井戸端会議の企画によるもみじちゃんスタンプラリー及びイクメンフォトコンテストを実施しました。また、「イクボス・温かボス宣言」として町内企業10団体、48人が共同宣言を行い、イクボス・温かボスセミナーを開催しました。若者活躍の推進に向けて、インターネットを活用したクラウドソーシング人材育成事業を実施しました。WEB系在宅ワーク入門セミナーに62人、中級講座デザイン講座に18人、業務効率化とエクセル講座に12人が参加しました。現在55人がワーカーとして実際に活動しています。若者が町内で活躍する機会を増やすとともに、若者のアイデアにより地域の企業や商店が活性化することを目的に開催した「みのわアイデアソン」は13人が参加し、町の特産品を使った土産品2品の提案がありました。消費税・地方消費税率の10%への引き上げが低所得者・子育て世帯(0から2歳児)の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起・下支えするため、プレミアム付商品券事業を実施し、3,152万2,000円の利用がありました。 財産管理費、一般29ページであります。地元区、箕輪進修高校の生徒からの要望を受け、木ノ下駅北側に公衆トイレ建設を開始し、令和2年3月に工事着工となりました。 交通安全対策費、一般31ページであります。高齢運転者事故防止の一環として高齢者の運転免許証自主返納を促しており、令和元年度は118人、前年度比プラス41人に補助を行いました。また、区・PTA等からの要望により道路反射鏡を設置したほか、交通安全組織への支援を行いました。 公共交通事業費、一般31ページであります。平成29年度から広域的な運行を開始した伊那本線の利用は延べ22,549人で、平成30年度と比較し2,230人の増加となっています。伊那市街や伊那中央病院などへの移動手段として多くの方に利用いただいています。また、町内を運行している、みのちゃんバスの利用は延べ 28,922人で、平成30年度と比較し1,160人の増加となりました。 環境衛生費、一般47ページであります。平成29年度に開設した「みどりの資源リサイクルステーション」は、利用者が年々増加し、剪定枝・伐採木の受入れは延べ393回、チップや薪としての提供が延べ145回となっています。 清掃費、一般49ページであります。新しいごみ中間処理施設「上伊那クリーンセンター」は、平成30年12月に試運転を開始し、平成31年3月に完成しました。ごみの減量化と資源化は、住民の皆様に大変ご協力いただいていますが、平成30年度から増加傾向にあり、令和元年度は、ごみ等分別の一部変更に伴い「燃やせるごみ」が前年度を上回る排出量となり445tの増加、「燃やせないごみ」「資源物」は前年度を下回り排出量275tの減少となりました。全体では前年度比較で170t増の4,652tでした。また、資源物の収集については、勤務の都合などにより指定日に出すことができない方のために、みどりの資源リサイクルステーション内に、かん・びん・ペットボトル・古紙等の資源物を24時間収集できる収集場を併せて開設しています。収集場は、良好なマナーを堅持され多くの方に利用いただいています。ごみ処理につきましては、今後も可燃・不燃ごみの分別の徹底や資源化への推進を積極的に行い、ごみの減量化を進めるほか、不法投棄の減少に向けたモラルの啓発も推進してまいります。 非常備消防費、一般60ページであります。地域防災の要である消防団の在り方について検討を重ね、より実践的な消防訓練を定期的に行うことで団員の負担の大きかったポンプ操法大会を取り止めるとともに、令和2年度から機能別消防団員制度を導入することとしました。また、女性団員は33人となり、令和2年4月1日段階であります。消防団活動の活性化に期待するところです。 消防施設費、一般61ページであります。設備面では、木下区と福与区内に防火水槽を新設したほか消火栓を町内5カ所に設置し周辺防火水利の充実を図りました。また、第3分団に多目的小型ポンプ自動車を導入し、火災や災害に備えています。 災害対策費、一般62ページであります。地震や台風などの自然災害に対し地域防災力の向上が極めて重要であるため、自主防災組織への支援を行うとともに、簡易トイレなどの災害対策用品を準備しました。このほかに、昭和56年以前に建築された木造住宅の住宅・建物耐震改修事業として、耐震診断5件と木造住宅耐震補強事業1件を実施しました。 2支え合い、健やかに心豊かに暮らせるまちであります。 社会福祉総務費、一般40ページであります。福祉医療は、18歳までの通院・入院費の窓口負担を現物給付とし、保護者の窓口での経済的な負担軽減を図りました。地域福祉関係では、町社会福祉協議会に各種福祉事業を委託し、住民と協働した地域における支えあいのしくみづくりを進めました。障がい者等福祉事業関係では、障がい者等の状況やニーズにより、町単独事業の外出支援、住宅支援、就労支援等を実施しました。 老人福祉費、一般40ページであります。老人福祉関係では、各地区の長寿クラブ及び長寿クラブ連合会に活動補助金を交付しました。高齢者や障がい者等の身近な地域の交流の場である地域ふれあいサロンは、町内40カ所で開催され、20カ所に環境整備のための補助を実施しました。介護者支援としては、家族介護者等の支援のためのやすらぎチケットや、重度要介護高齢者等介護手当を交付しました。高齢者で自立した生活に不安がある方を養護する生活支援ハウス運営事業をグレイスフル箕輪に委託し7人が利用しました。また、老人福祉施設入所措置事業では、5人を措置しました。げんきセンターは、平日は一般開放とみのわ健康アカデミー、土曜日は「プロから学べるトレーニングプログラム」を行い利用者は延べ8,515人でした。げんきセンター南部は平日と土曜日に一般開放し利用者は延べ9,680人で、トレーニングマシンは3台交換しました。西部ふれあいサロンの利用者は延べ470人で、併設している学童クラブの登録数は40人でした。 自立支援事業費、一般41ページであります。障がい者の自立支援事業では、訪問介護、就労支援施設への通所、グループホーム、放課後等デーサービスなどの福祉サービスや補聴器・車いすなどの補装具の給付及び、障がい者の医療費の補助を実施しました。地域生活支援事業として、障がい者地域活動支援センター「みのわ~れ」は、延べ9,305人が利用し、このうち515人が障がい者就労でした。障がい者の居場所として「みのあ~る」は、延べ374人が利用しました。 保健衛生総務費、一般45ページであります。一般保健費は、保健補導員会、食生活改善推進協議会、医師会、健康づくり推進協議会などの事業のほか、伊那中央病院等の運営費負担や国民健康保険特別会計への繰出しを行い、令和元年度に定めた「箕輪町骨髄移植ドナー助成金交付要綱」の対象者は1人で14万円を交付いたしました。また、町民等の健康づくりと地域づくりの更なる推進のため、「箕輪町健康づくり推進条例」と「箕輪町受動喫煙防止条例」を制定しました。予防接種事業は、延べ4,834人が定期の予防接種を受けました。高齢者インフルエンザは65歳以上の約67%となる4,930人、高齢者肺炎球菌ワクチンは対象者の28.5%となる269人、風疹の追加的対策は492人が抗体検査を受検し119人が予防接種を受けました。令和元年度に定めた「定期予防接種ワクチン再接種費用交付要綱」の該当は1人で5,430円を交付しました。精神保健事業は、当事者の会、家族会、断酒会などの実施や保健師による個別の相談支援を行い、支援は延べ2,079人となりました。講演会は2回実施し計1,080人が聴講しました。自殺予防対策では、ホームページで精神状態のチェックを行うこころの体温計を年間で延べ7,656人、月平均では638人が利用。ゲートキーパー養成講座は2回実施し101人が受講しました。町内関係機関が連携を図る箕輪町自殺対策連絡会は2回実施し、自殺予防啓発カードを2,367枚、予防啓発ティッシュは999個を企業等へ配布しました。町の保健事業の拠点である保健センターは、健診、相談、各種教室の開催などで延べ12,751人が利用し、集団指導室のブラインドの修繕、検診用通路の屋根の張替えを行いました。 保健事業費、一般46ページであります。母子保健事業は、母子の健康状態の把握や育児子育ての相談支援を行いました。妊婦健診補助は203人、乳児健診補助は156人、育児・母乳相談等費用の助成券は53人が利用し、令和元年度から開始した「産婦検診補助」は延べ301人の利用がありました。乳幼児健診は3歳までに7回実施し、この他母子の健康相談、訪問指導は延べ2,329人となっています。不妊治療の助成は11組、不育症治療費の助成は1人、未熟児養育医療の給付は5人でした。歯科保健事業は、乳幼児、園児、児童への歯科指導の機会を増やすと共に、家族の意識教育にも力を入れました。高齢者は講座等で口腔機能の維持向上に対する知識の普及と訪問による本人や家族への歯科指導を行いました。乳幼児、園児、児童については、2歳児健診で「フッ素塗布」、三日町、沢、東みのわ保育園と西小学校で「フッ化物洗口」を開始しました。20歳から60歳まで10歳ごとの節目に行う歯科ドックは263人が受診、受診率は19.2%でしたが、ドック受診者の8割以上の方が受診後の定期健診につながっているため、さらにドック未受診者への受診勧奨を行っているところです。検診事業は、国保の特定健診を1,977人が受診、がん検診は胃、大腸、肺、前立腺、子宮、乳がんの合計で6,201人が受診し、がん発見者数は12人でした。胃がん対策として、がん検診に加えて行っているABC検診は242人、成人式対象者へのピロリ菌検査は48人が受診しました。健康増進事業は、健康教育、健康相談、栄養指導、歯科保健指導などを、保健師、管理栄養士、歯科衛生士、健康運動指導士が連携をとりながら実施し、訪問指導は延べ761人、栄養指導は延べ1,312人となりました。みのわ健康アカデミーは、15期生44人が卒業し、卒業者は累計674人となりました。卒業後も継続した健康づくりにより疾病と介護予防につながっております。健康ポイント事業は、968人が参加し403人の方がポイント達成しました。令和元年7月に開始した、げんきセンターの土曜日を活用した現役世代向け健康増進プログラム「プロから学べるトレーニングプログラム」の参加者は延べ379人で、月平均では47人となりました。 老人保健費、一般47ページであります。高齢者の健康づくり事業として、75歳以上の方の栄養指導と歯科指導の実施や循環器健診、人間ドック費用の補助を行い、町後期高齢者医療特別会計への繰出しと長野県後期高齢者医療広域連合への負担金の支払いを行いました。 3「家族になろう」といれるまち、企画費、一般30ページであります。結婚支援事業では、少子高齢化社会で未婚化・晩婚化が進む中、継続的に結婚を支援するため、結婚相談、出会い創出イベント、結婚支援説明会を実施し交流を広げるとともに、自分磨きや意識の醸成を図りました。ハッピーサポートみのわの登録は73人で、年間の結婚相談は延べ96件、お見合い件数は延べ43件、成婚人数は2人でした。児童福祉総務費、一般42ページであります。児童手当の支給総額は4億1,255万円、支給延べ児童数は37,542人でした。子育て支援事業では、出産祝金や子育てノートの贈呈、地域の子育てサークル団体へ活動補助、情報発信アプリ「みのむし」を活用した子育てに関する情報発信を実施いたしました。また、昨年12月には、子育て支援情報サイト「いいね!みのわっ子」を更新し、年間アクセス数は5,910件増加し88,649件でした。今後も、町の子育て施策や保育園活動のブログなど、情報発信に努めてまいります。子育て支援センター「いろはぽけっと」と「みのわ~れ」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため3月に休所したこともあり、年間利用者は、前年度から3,476人減少し、延べ16,822人でした。令和元年度の出生数は183人と前年度に比べ8人減少し、妊娠届も150件と出生数の減少が見込まれます。 保育園運営費から発達支援費、一般43ページからでございます。保育園の令和元年度末の園児数は813人となり、未満児保育、長時間保育、一時預かりなど、保護者のニーズに対応する保育園運営を行いました。令和元年10月からは幼児教育保育無償化が始まり、3歳以上児の保育料が無償となりましたが、保護者の実費負担となる給食副食費4,500円についても、子育て世帯の負担軽減を図るため1,500円減額しました。3歳未満児も低所得者世帯への保育料軽減を拡充しました。また、保育園は新型コロナウイルス感染拡大・小中学校の休業により3月から在宅保育を要請し、その間の保育料及び副食費を日割りで減額するとともに、働く保護者の子どもをお預かりする保育園の趣旨から、消毒の実施・マスク着用・卒園式などの行事の見直しなど、感染対策を実施しながら休園することなく保育園を開園することができました。ご協力いただきました、保護者・関係者の皆さまに感謝申し上げます。このことにより保育料徴収金は、前年度から4,995万円減少し、1億3,054万円となりました。さらに、ICTを活用して保育園における園児の登園・健康管理、保育計画・帳票作成などの業務効率化、欠席連絡など保護者の利便性の向上を目的として、全保育園に保育支援システムを導入しました。保育園整備に関しては、三日町保育園の園舎長寿命化工事、上古田・東みのわ・長田保育園などへエアコンを設置し、町内全保育園の保育室にエアコンが設置されました。また、松島・三日町保育園の遊具を一部更新いたしました。木下保育園建設事業は、用地購入を経て、地質調査・地中熱利用事前調査を行ったほか、実施設計、造成工事に着手することができました。なお、実施設計及び造成工事は、令和2年度に繰越して引き続き実施しています。こども相談室は、妊娠期から20歳までの途切れのない支援を関係機関と連携して実施し、妊婦相談150人、子育てに関する相談延べ773人、関係機関との個別支援会議を27回実施しました。病児・病後児保育は、2カ所の事業委託施設で実施し、3月からは新型コロナウイルス感染症対策のため利用制限が実施されたため、前年比126人減の601人の利用となりました。若草園は、児童発達支援事業所として3年目の運営となりました。通所児は発達障がい特性のある子どもなど、延べ1,142人の利用がありました。保育園・幼稚園で発達支援を必要とする子どもに対し、専門職による巡回相談を実施するとともに、保育士のクラス運営などの実践研修を3園で実施しました。 次4「産業が輝き、働く場所に恵まれたまち」、農業振興費、一般50ページであります。農業者の高齢化や後継者不足が進む中、農地の有効活用かつ集積を推進するため、地域の話し合いによる「人・農地プラン」の見直しを行い、担い手への農地集積を推進してまいりました。また、新たに農業に取組む新規就農者のため、農業人材力強化総合支援事業により5経営体6人の農業者に対し助成支援を行いました。また、本年度から「箕輪町農業機械等導入事業補助金」を創設し、意欲ある農業の担い手育成及び確保を目的に、持続可能な農業経営の確立することを推進してまいりました。補助率3/10、上限100万円。ただし集落営農法人は上限200万円の補助金の活用にあたり、経営面積の拡大や販売金額の増加、経営コストの削減等を成果目標とします。令和元年度は10件(個人経営体8件、法人2件)の申請があり、総事業費6,559万円に対して、1,054万円の補助を実施しました。農地が農地として使われ続ける環境づくりを目指す「農業応援団計画」の一環として、「農ある暮らしを楽しむ部活動『みそ部』」を立ち上げ、町内を中心に15組の参加者が材料となる大豆作りから始める味噌づくりを体験しました。昨今の自給的暮らしへの関心の高まりから、農家による家庭菜園講座「交流菜園事業」は前年の13区画から20区画に受講者が増え、町民菜園も利用希望増に応じて長田地区に14区画を新設、農家以外の農地利用者を広げています。また、地産地消の推進として、町民が地元の食材を美味しく食べて消費を増やす仕掛けとして、地域おこし協力隊の活用により、にこりこ朝市にて季節の食材の試作と試食を行う「お出かけキッチン」を開催し、手軽で美味しいプロの味の普及を進めました。学校給食の地産地消については、玉ねぎとじゃがいもの供給量増を図ったほか、学校での調理用牛乳を全ておもてなし牛乳に切り替えるなど、着実に地元産に置き換えていく取り組みを行っています。にこりこ一帯については、レストランたべりこが令和元年10月末で閉店し、やまびこテラスとして令和2年3月から営業を開始しました。直売所にこりこについては令和2年2月末で閉店、解体を行いました。リニューアルに当たっては、従来の農家の所得向上・地産地消といった農に関する価値に加えて、観光による交流・関係人口の創出、景観を楽しむ場、地域の皆さんの居場所、子育て支援の場所など、多様な価値と訪れる理由のある場として整備を進めてまいります。なお、令和元年度は春先の凍霜害や10月の東日本台風により甚大な農業被害が発生しました。凍霜害については、りんご、梨など果樹を中心に、被害面積は約38ha、被害金額は7,583万円に上りました。今後は、果樹共済や収入保険などのセーフティネットの加入を農家へ促進してまいります。東日本台風ついては、強風により多くの農業施設、パイプハウス等に被害が発生しました。JAの水稲育苗施設も被災し、パイプハウス15棟、緑化室1棟が損壊しました。このため、JA長野県グループとして「中小企業組合等共同施設等災害復旧事業」を活用し再建を実施しました。また、同施設は原型復旧だけでなく、今後の被災を防ぐことを見据え、県単事業の「農作物等災害緊急事業補助金36万2千円」県1/2、町1/2補助を活用し、補強工事を実施しました。また、東日本台風により農業施設等に被害があった農業者については、「強い農業・担い手づくり総合支援交付金事業(被災者支援型)」を活用し、再建、修繕を実施しました。補助申請件数は11件、補助金額は753万5,000円(内訳 国:402万3,000円 県・町:各175万6,000円)ですが、本補助金については、令和2年度への繰越事業となっています。凍霜害や台風被害は、もはや毎年起こることを前提として対策することが必要と考え、農作物を価値化する観点からの6次産業化を応援するため、農産物等販路拡大事業補助金の対象経費と要件を大幅に見直すことで、早速りんごを活用した町内産初のシードル誕生に道筋がつくなどの成果が出始めています。 畜産業費、一般51ページであります。畜産環境整備事業として、堆肥舎のリース期間内における分割助成を引続き行いました。 農地費、一般51ページであります。各区からの要望による農業施設改修工事を町単独事業として、松島区などの16カ所で実施しました。将来にわたる、安定的で継続可能な農業施設維持管理を目的とした、農業水利施設個別計画策定業務を令和2年度完成に向けて実施し、30.2㎞について完成しました。農業インフラの維持管理のため、平成24年度から東箕輪地区で取組みの始まった、多面的機能支払交付金制度は、令和元年度も町内12地区で取組みが行われました。また、各土地改良区が行う水路改修事業などに補助を行いました。 農業再生推進費、一般52ページであります。耕作放棄地解消に努め、7筆、72.3aを解消できました。 林業費、一般53ページであります。育林関係では、民有林の間伐0.42ha、作業道216m、修景林間整備0.41haに対し嵩上げ補助を行いました。平成31年4月1日施行の森林経営管理法に定められた新たな森林管理システム(森林経営管理制度)の構築に向けた手順である、森林所有者への意向調査の準備として、林地台帳整備業務を令和4年度完成に向けて実施し、今年度については三日町・福与地区における森林所有者や林地境界などの情報が整備されました。林道関係では、町単独事業として中樽線横断側溝改修などの工事6カ所、補助事業による林道日影入線改良工事を実施しました。また、将来にわたる、安定的で継続可能な維持管理を目的として、15橋梁における林道施設個別施設計画を策定しました。平成19年度に初めて箕輪町で確認された松くい虫の被害は、町内全域で確認されており、被害拡大防止のため発生した被害木については全量伐倒駆除を行い、被害拡大防止に効果的な緩衝帯整備を福与地区において1.52haの樹種転換事業を行いました。 林業施設災害復旧費関係、一般75ページであります。平成30年7月豪雨により被災した、林道大出深沢線と帯無線の災害復旧事業につきまして、大出深沢線は令和元年7月に、帯無線は令和2年3月にそれぞれ竣工いたしました。 商工振興費、一般54ページであります。2名の企業支援相談員による企業訪問の実施、受注マッチング活動、創業・事業承継支援、各種補助事業活用支援などの活動とともに、1名の企業振興相談員による新規ニーズに伴う用地選定と交渉などの積極的な活動により企業支援に寄与しています。新設企業や大型償却資産導入に対する工場等設置事業補助金は、31社に対し5,622万9,000円を助成し、新工場取得用地に対する助成も行いました。また、町商工業振興資金保証料の補助など制度融資保証料の補助及び利子補助を総額1,986万4,000円で引続き実施するとともに、町商工会やTMOに対しても、小規模企業経営改善普及事業補助など総額2,205万円の補助を引続き行いました。町内産業の未来を担う若い人材の雇用支援及び正規雇用化の促進を図るため、平成29年度に創設した未来を担う若者正規雇用補助金は、申請企業4社に対し、4人分、40万円の補助を実施しました。平成30年度からの新規補助制度である工業製品試験手数料及び設備利用料補助金では、県工業技術総合センターで工業製品の依頼試験をした中小企業者4社に対し、18万4,000円の補助を行い、新たな製品や技術開発による企業価値の向上に寄与しました。 あわせて、平成30年度に策定した箕輪町工業ビジョンに掲げる高付加価値製品の生産につなげるため、中小製造事業者が新分野及び新事業開拓を目的に行う新技術及び新製品開発事業補助金には、申請企業7社に対し、615万1,000円の補助を実施しました。2月以降の新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、消費の低迷、部品及び原材料調達の困難さから、飲食業、製造業を中心に町内企業にも影響が出始めたことから、新たな融資制度の枠組みや各種補助制度の拡充など新年度から下支えできる制度の構築を図りました。みのわ祭りは、台風の影響により翌日開催となりましたが、参加団体も増え、新たなイベントを実施するなど大勢の皆様のご参加・ご協力のもと、盛大に開催され、令和初の記念すべきお祭りになりました。 観光費、一般55ページからであります。町の観光の活性化及び振興を図るため、検討委員会を設置し、箕輪町観光戦略プランの策定に着手しました。ながた荘・ながたの湯では、ろ過タンク2基の入替工事と、構内情報機器等更新工事を実施し、老朽化した施設の更新を行いました。ながた自然公園では、アスレチック遊具の点検・診断結果に基づき、優先度が高い遊具の基礎やワイヤーロープの補強など修繕工事を行いました。また、台風19号により倒木など被害を受けた樹木について、伐採集積工事を実施しました。箕輪ダム上流の末広広場周辺では、もみじのライトアップを実施して3年目を迎え、更に照明数を増やして規模を拡大し、町内外から3万人を超える大勢の誘客を図ることができました。また、中曽根の権現桜や天竜公園、花街道のライトアップも実施し、夜の観光にも力を入れてまいりました。赤そばの里につきましては、大雨により耕土が流出してしまうアクシデントもありましたが、地元住民の皆様のご協力により無事美しいそばの花が咲き、県内外から3万人を超える来場者を迎えることができました。町の観光協会との共催事業として、8月に県の元気づくり支援金を活用して「夏の高原サイクルINかやの」を実施し、電動アシスト付き自転車の試乗体験などを行いました。また、上伊那北部観光連絡協議会で作成したサイクルスタンドのお披露目も行いました。上伊那北部観光連絡協議会の事業として東京銀座NAGANOや八十二銀行川口支店などで、多くの皆様に箕輪町の観光や特産物のPRをしてまいりました。 産業支援センターみのわ管理費、一般56ページであります。平成30年6月から本格稼働した産業支援センターみのわは、創業支援オフィス及びコワーキングスペースも定期的な利用者があり、併設された研修室は延べ149団体、3,060人に活用されるなど、産業支援の拠点施設として浸透してきました。 次5住みやすい都市基盤をみんなでつくるまち、土木総務費、一般56ページであります。各区などが構成員となっている道路河川愛護会に対する補助を継続したほか、国・県などに対し各種期成同盟会を通じ改良要望活動を行いました。主要地方道伊那辰野停車場線であります竜東線では、南小河内地区での歩道新設、与地辰野線の西県道は、下古田地区での歩道新設が一部施工されました。その他にも改良要望活動を行っておりますが、なかなか進展しない個所も多くあり、引き続き要望を行ってまいります。 道路維持費、一般57ページであります。道路の維持関係では、地域や各区の皆様の協力を得ながら、道路環境の維持に努めるとともに、国道バイパスなどの除草作業の委託を行いました。また道路パトロールをこまめに行い、舗装の剥がれなどの緊急対応の必要な個所の早期把握に努め、補修作業を実施しました。道路舗装補修工事では、各区の要望に基づき、側溝・水路等の補修工事を22か所、舗装のオーバーレイや打ち替え工事を26路線で実施しました。 道路橋梁新設改良費、一般58ページであります。町単独道路整備事業では、町道101号線(沢)の拡幅改良工事・町道705号線(北小河内)の擁壁・舗装工事を行ったほか、事業実施に必要な土地購入や物件移転補償を実施しました。そのほか、交通安全対策工事として町道3号線(大出)のグリーンベルトの設置工事などを行いました。 国庫補助道路整備事業費、一般58ページであります。社会資本整備総合交付金事業では、町道1号線(沢・中原)の舗装修繕工事、町道6・316号線(松島)の拡幅改良工事に引き続き取組み、繰越明許事業分も含め北方向に年次延伸しているところです。防災・安全社会資本整備総合交付金事業では、笹子トンネル天井板落下事故などを受け、平成26年から5年に1回の橋梁の近接目視点検制度が始まり、上伊那広域連合一括発注方式による橋梁定期点検を実施するなど、町管理橋梁点検の二巡目が始まりました。また、前年度からの繰越事業として町道760号線の一の坪橋(長岡・南小河内、沢川)、町道378号線(松島・木下、帯無川)の橋梁長寿命化詳細点検・保守設計を行ったほか、幅員4mに満たない道路を改良する狭あい道路整備事業として町道115号線(沢)の用地買収、支障物件補償等を行い、引き続き工事に着手しました。 河川事業費、一般59ページであります。河川環境整備事業として準用河川である吉田ケ沢(福与)、樽尾沢(長岡)、鎌倉沢(三日町)、樅の木川(富田・中曽根)の4河川の河床整理に取組みました。 公園事業費、一般60ページであります。みのわ天竜公園では、日当たりや風の通りやすさなどを目的とした修景作業を行いました。 住宅管理費、一般60ページであります。町営住宅につきましては、長岡住宅団地の屋根改修工事、上古田住宅団地集会所の耐震改修補強工事を実施しました。 次6学び合い、共に育てるふるさとのまち、児童福祉総務費、一般42ページであります。豊かな探究心と自己肯定感をもち、主体的に活動できる子どもの育成を目的として、子どもの好奇心を育む保育、戸外あそびや地域の自然とのふれあい、英語あそびなど、子どもの発達段階に合わせた取り組みを実施しました。 ふれ愛あそび、すくすく子育て講座等の就学前子育て支援事業への参加者は、1,111人でした。また、こどもフェスタには、約1,000人の参加がありました。 保育園運営費、一般43ページであります。新たに取り組みを始めた「みのわっこチャレンジ事業」は、各保育園の特徴や地域資源を生かす創意工夫により、園児・保護者・保育士に対して29の事業を行い、保育の充実と活性化が図られました。保育園から小学校への円滑な接続プログラムを推進し、保育園と小学校との連携を深めました。信州型自然保育認定(信州やまほいく)を受けている上古田保育園、長田保育園、東みのわ保育園に加え、新たに三日町保育園が認定を受け、地域の豊かな自然の中での園外活動に積極的に取組みました。 教育委員会費、小中学校費、一般62ページからであります。 教育目標として「ふるさと箕輪を愛し、自ら人生を切り拓いていく人づくり」を掲げ、「地域への愛着と誇りを育てる教育」、「自己肯定感をもち、創造的に生きていく教育」、「社会とのつながりをもち、学び続ける教育の推進」の3つを基本方針として取組んでまいりました。特に、英語学習、運動あそび、読育、食育の4つを柱に据え実践を積み上げてきています。英語学習については、英語指導外国人講師を、中学校に1人、小学校に3人を配置し、児童生徒の英語力の育成に取組んでまいりました。新学習指導要領改訂においては、令和2年度から小学校5・6年生が教科化されるとともに3・4年生も英語活動が位置づけられます。移行期の最終年度において、今までの取組みの成果の上に、「聞く・話す」などの次世代に求められる英語力向上のための授業プログラムを各校で継続実施しました。運動あそびについては、保育園から引続き小学校低学年を対象として各小学校年数回実施するとともに、各校の特性に応じた運動体験に取組みました。読育としては、学校図書館に入れる本を児童生徒自らが選ぶ「選書会」を、小学校では平成26年度から、中学校では平成27年度から継続的に行っています。この選書会は、県下初の取組みであり、事前・事後の活動をさらに充実することにより、子どもたちが本に親しむ大事な機会となっています。食育では、地元野菜や牛乳を積極的に使用し、郷土料理などを提供する「ふきはら給食の日」を各校において実施し、食文化の継承や地産地消の継続を図るとともに、学校給食アイディアレシピコンテストを引続き行い、児童生徒及び家庭での食に対する意識の向上に努めてまいりました。学校運営体制の向上においては、平成26年~27年の学校教育専門官に代わり、平成28年度からは学校教育課に学校教育指導主事を配置し、「学力向上に関する取組み」「保小中の連携」「教職員の研修」「ICT教育の推進」等に関する企画運営を通して、小中学校の教育環境、研修環境の充実を図り、教師の指導力の向上を図りました。また、中学生の学力向上を図るため、専門教科の補助教員を継続配置する一方、小中学校共に増えつつある支援・介助を必要とする児童・生徒のための特別支援教育支援員・介助員を継続配置し、きめ細やかな対応を行ってまいりました。ICT教育推進事業については、平成26年度から県内でも先駆的に取組んでいます。町独自に第4回箕輪町ICT教育セミナーを引続き開催し、ICT教育機器の利活用により授業改善を図っている状況を公開するとともに、東京学芸大学の高橋純准教授を講師に講演会も開催しました。また、教師のICT教育の支援を進めるとともに、教師の授業力向上とICT教育機器の利活用による学校教育の活性化を図るため、引続き情報教育活用支援員を配置しました。また、順次導入を進めているICT教育環境の整備については、児童用タブレットを北小学校、南小学校、東小学校に前倒しで導入するとともに、中学校の3学年教室へ大型提示装置を設置しました。今後は、小中学校における授業力向上に向けたICT教育機器の活用に取組むとともに、国が進めるGIGAスクール構想に関連するICT教育環境整備を図ってまいります。学力向上については、小学生5、6年生と中学生全員を対象として標準学力調査を行い、教科毎の学力傾向の把握や課題の洗出しにより教師の丁寧な指導へ繋げました。また「スタディサポート事業」として、小学生夏休み寺子屋教室、中学生放課後学習を継続実施しました。「小学生夏休み寺子屋教室」は、分館、育成会の協力をいただき、前年度に引続き15地区で開催することができました。中学3年生を対象とした「中学生放課後学習」は、ボランティア講師の協力をいただき、10月から2月までの5か月間、実施しました。学校運営に関する取組みでは、小中学校に対する教育振興交付金を継続し、子どもの学力向上、教師の指導力向上、魅力ある学校づくりなど、学校の創意工夫を凝らした自立的な取組みを支援してまいりました。この交付金により、各校とも「箕輪学」や「キャリア教育」など創造的な教育活動が展開されてきています。教育環境の整備については、平成30年度の国の第2次補正予算で創設された臨時特例交付金を活用し、令和元年度へ事業繰越する中で、町内全小中学校の普通教室等や管理諸室へ冷房設備(エアコン)を設置しました。梅雨空け前には使用が可能となり、熱中症対策等への安全安心な学習環境を整備しました。 社会教育総務費、一般68ページであります。人権尊重のまちづくりを推進するため、人権学習会、出前講座の開催、広報みのわの実での啓発を行いました。また、人権尊重のまちづくり講演会inみのわでは、「金子みすゞの心とともに」と題し、同記念館矢崎館長のご講演と、彼女の詩を作曲し歌い語るちひろのミニコンサートを実施しました。 公民館費、一般69ページであります。町民の皆様が芸術や文化に親しみ、活動の発表の場となる「みのわ町民文化祭」を実施し、118団体等が参加、1,443点の展示がありました。公民館講座事業では、レザークラフト講座、誕生日キルト講座、終活セミナー、若者チャレンジ講座、公民館サポーター養成講座など10講座を実施し、463人の方が受講しました。また、「子ども夏まつり」を初めて実施し、109人の参加がありました。 青少年健全育成費、一般70ページであります。青少年の健全な育成を図り非行・被害の防止と予防のため、街頭啓発や夜間巡視等を実施しました。また、「あいさつ運動」では、引続き関係機関と連携した活動を実施するとともに、町内全校オリジナルのあいさつ運動啓発のぼり旗を作成しました。なお、町内各所の児童遊園設置の遊具については、修繕等環境整備を行うとともに、定期安全点検を実施しました。放課後帰宅しても、両親など保護者が就業等のため不在で、適切な保護を受けられない児童の健全育成を図るため、全ての学校区で学童クラブを開設しています。設備面においては、北小学校体育館の器具庫を北部教室の保育スペースに改築し、夏休みの混雑時等における保育面積を確保するとともに、南部教室、東部教室へ空調設備を設置するなど、健全な学童保育環境の整備を行いました。 博物館費、一般71ページであります。今後の博物館の在り方については、平成29年度より博物館協議会において協議を進めています。令和元年度は郷土博物館の耐震診断を実施し、その結果も考慮して意見の集約を行い、博物館協議会としての提言書をまとめました。博物館事業については、引き続き特別展・各種講座等の事業を積極的に実施しました。また、ふるさと学習「箕輪学」に関連する出前講座も実施しました。 図書館費、一般71ページであります。図書館は「知の拠点施設」として、利用者のニーズに対応した蔵書の充実、移動図書館車を活用した図書の利用促進、読育基礎・実践講座等の開催、読育ボランティアネットワークと連携した絵本のよみきかせ等の読育活動・人材育成など、図書館機能の向上を図りました。成人向け図書館講座として、伊那西高等学校校長 出野憲司氏をお招きし、講演会「上伊那の方言」を開催し、何気なく使っている方言について改めて学びました。また、長野地方気象台から講師をお迎えし、「地球温暖化と気候の変化」の講座を行いました。絵本作家のおはなし会を開催し、100人を超える皆さまにご参加いただきました。芝を張り整備を行った南庭を会場にして、絵本ライブを行いました。世代間交流室「なごみ~な」では、科学のおはなし会や怪談イベント等の各種催し物を開催し、施設の有効活用を通じた図書館利用に繋がる取組みを行いました。郷土資料の電子書籍化事業(デジタルアーカイブ事業)は7年目を迎え、「もうひとつの遭難」等の電子書籍化を実施しました。 文化財保護費、一般72ページであります。引き続き、各種文化財の適切な保存・管理に努めてまいりました。特に、天然記念物等の樹木の安全対策に注力し、樹木医による診断や緊急枯枝除去等を行いました。また、有形文化財の修繕や無形文化財の継承に補助金を交付し、文化財の保存に努めました。文化財の普及に関しては、「箕輪町の文化財」を刊行し、博物館特別展でも紹介するなどして周知を図りました。 文化センター費、一般73ページであります。文化センターは、地域文化の拠点施設として町民の皆様が安全に安心して利用していただけるよう、舞台装置や館内設備の定期的な更新・改修を進めてまいりました。事業では、芸術・文化に親しみ、生涯学習意欲を自ら喚起していただける機会として、「第22回日本の太鼓inみのわ」、「古田人形芝居定期公演」、「秋川雅史コンサート」等の自主事業を実施するとともに、豊島区・箕輪町地域間交流事業として、豊島区ウインドオーケストラアカデミー所属の若手の音楽家によるクリスマスコンサートを開催しました。 地域交流センター費、一般73ページであります。地域交流センターは、文化センター同様安全に安心して利用いただけるよう、館内設備の修繕・改修を行いました。 保健体育総務費、一般74ページであります。フェンシングのまちづくりとして、実施を予定していた、第12回全国カデ・エペフェンシング選手権大会、第7回全国ジュニア・エペフェンシング選手権大会、第14回みのわもみじカップフェンシング大会は、過去最多となる588人の選手から、お申込みを受けていましたが、台風19号の接近に伴い、初の中止となりました。スポーツ振興くじ助成を受けながら、町民の皆さんはもとより、町外県外から町に訪れていただき、町の知名度や交流人口の増加を図る目的で、2019みのわナイトラン&ウォークを継続開催しました。過去最多となる710人にご参加いただきました。第60回箕輪町町内一周駅伝大会を開催し、町内の全分館と浜松市庄内地区にてそれぞれ編成したチームで順位を競いました。33チームが全13区間を、1チームが短縮コース(6区間)を走行し、計34チームの出場となりました。60回の記念大会につき、ゲストランナーとして千葉真子氏を招き、閉会式終了後には記念講演も行いました。また、豊島区からも短縮コースにオープン参加いただきました。株式会社松本山雅に出資し、県下で9番目、南信地区最初の松本山雅ホームタウンとなりました。 体育施設費、一般75ページであります。屋内体育施設の整備については、町民体育館や社会体育館の照明設備、建具、窓ガラスなどの修繕等やながたドームの消防設備の修繕等を行いました。屋外体育施設については、山の神マレットゴルフ場のトイレ、番場原運動場の受水設備、沢運動場のトイレドアの修繕等を行い、通常利用に支障がないように努めました。また、環境整備として番場第1運動場の変電設備更新や沢運動場外野看板フェンスの塗装工事を実施したほか、藤が丘体育館と社会体育館の吊り天井耐震化の実施設計を行いました。 その他の主要な事業として選挙関係、一般34~37ページでありますが、4月に執行された県議会議員選挙の町の投票率は52.67%、町議会議員選挙は無投票となり、7月に執行された参議院議員選挙の町の投票率は59.74%となりました。 統計調査費、一般37ページ、主な統計調査として農林業センサス、全国家計構造調査などを実施しました。 予備費は一般76ページでありますが、予備費の充用は7件、840万4,000円でした。このうち町民に直接関係する緊急性の高い事案に迅速に対応する緊急対応分は、2件、115万円でした。 以上、歳出につきまして申し上げました。 次に歳出予算の執行状況、決算書の一般92ページからであります。支出済額の合計は92億9,556万4,000円となり、最終予算額に対する執行率は87.7%でした。決算書では不用額と表示されております、いわゆる歳出予算残額は、6億2,078万円でした。なお、財政運営にあたりましては、事務事業の効率的な執行を念頭に置き、選択と集中で経常経費の節減に努めてまいりました。 経常収支比率であります。令和元年度の経常収支比率は88.7%となり、前年度より1.3ポイント減少しました。歳出の経常的な経費のうち、人件費、物件費、扶助費は増加傾向にありますが、補助費、公債費の減より経常経費に充当された一般財源が減少したことにより数値が減少したものです。 収支の状況であります。前段で申し上げましたが、翌年度への実質的な繰越金である実質収支額は、5億5,953万6,000円となりました。実質収支額から前年度の繰越金を差し引いた単年度収支は、4,722万2,000円のマイナスであり、この単年度収支の額に財政調整基金積立て、取り崩しを差引きした実質単年度収支はマイナス4,619万円でした。 財政調整基金であります。平成30年度末の基金現在高は、14億7,614万5,000円であり、令和元年度中の取崩しはなく、利息分の103万2,000円を積立てたことにより、令和元年度末の現在高は、14億7,717万7,000円となりました。 次、長期債の状況であります。長期債の令和元年度中の新たな借入れは、8億3,140万円で、年度中に償還した元金8億3,167万6,000円と差引き、年度末の長期債残高は、前年度末ほぼ同額の92億5,920万円となりました。なお、一般会計と事業会計の長期債の令和元年度末現在高は、前年度に比べ5億6,952万6,000円減少し198億6,024万6,000円となっており、全会計において残高が減少しています。 債務負担行為であります。将来の財政支出を約束するものである債務負担行為は、令和元年度末での翌年度以降の支出予定額は、8,094万1,000円となっています。 次、実質公債費比率と将来負担比率であります。令和元年度の実質公債費比率は、9.9%(3年平均)で、前年度より0.4ポイント減少、また、将来負担比率は、59.4%で、前年度より0.2ポイント減少しております。実質公債費比率の減少は元利償還金の額の減少によるもの、将来負担比率の減少は将来負担額の減少によるものが主な要因です。今後の財政運営につきましては、職員の意識改革や人材育成、行財政改革を進めることにより、町政運営を強化・充実させ、「住んでいて良かった」「住んでみたい」まちづくりを目指し、引続き財政の健全化に積極的に取組んでまいります。 以上、一般会計決算の概要につきまして申し上げました。 次、議案第2号 令和元年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につきまして提案理由を申し上げます。 事業勘定、決算書は国保1ページ、主要な施策の成果の冊子30ページをご覧いただきたいと思います。歳入の総額は23億6,293万2,000円、歳出の総額は23億2,522万3,000円で、歳入歳出差引額は3,770万9,000円となりました。歳入は、国保税が4億8,687万2,000円で、被保険者数の減少などにより前年度比3.6%、1,813万8,000円の減。県支出金は保険給付に対して県からの交付されるもので16億4,553万3,000円、前年度費0.7%、1,164万9,000円の減。一般会計からの繰入金は1億6,205万9,000円で、前年度比2.3%、361万9,000円の増。前年度繰越金は4,113万6,000円で国民健康保険財政調整基金へ2,403万7,000円を積み立て、基金の現在高は6,203万9,000円となりました。歳出は、事務的な経費となる総務費が3,957万4,000円で、前年度比19.8%、653万6,000円の増。医療費や出産育児一時金、葬祭費などの保険給付費は16億2,553万3,000円で、前年度比0.6%、1,054万8,000円の減。長野県へ納める納付金は5億8,604万5,000円で、前年度比1.6%、960万3,000円の減。健診などの保健事業費が2,855万9,000円で、前年度比3.6%、980万円の増。税の還付や国・県への精算返還金などの諸支出費が2,147万5,000円で、前年度比40.4%、1,455万6,000円の減となりました。保健事業につきましては、国保特定健診の受診者が1,977人で受診率は51.7%。特定保健指導実施率は86%となる見込みです。人間ドックと脳ドックの補助は377件、各種がん検診の補助は2,119件となりました。また、健康について考えるきっかけづくりとして血管年齢測定機を導入しました。各種検診、講座、イベント、町内への貸し出しなど活用を図ってまいります。 次、議案第3号 令和元年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につきまして提案理由を申し上げます。決算書後期1ページ、主要な施策の成果の冊子34ページをご覧ください。歳入の総額は2億9,257万3,000円、歳出の総額は2億8,637万9,000円で歳入歳出差引額は619万4,000円となりました。保険料収入は、2億2,530万1,000円で、前年度比7.9%、1,650万7,000円の増。一般会計からは、事務費と保険基盤安定分として前年度比で3.2%、1,980万円減の6,038万2,000円を繰入れました。後期高齢者医療広域連合へ支払う納付金は2億7,685万7,000円で、前年度比6%、1,579万2,000円の増となりました。被保険者数は3,758人で前年度より123人の増、1人当り医療費は863.204円で前年度より13,647円の減となりました。 続きまして、議案第4号 令和元年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算認定につきまして提案理由を申し上げます。決算書の介護1ページ、主要な施策の成果の冊子36ページをご覧ください。歳入の総額は19億6,136万8,000円、歳出の総額は19億1,807万1,000円で歳入歳出差引額は4,329万7,000円となりました。歳入の内、第1号被保険者保険料は 4億5,713万4,000円で、前年度比0.2%の減となりました。国県支出金は、基準割合に基づき交付を受けたものが7億868万8,000円で前年度比4.0%の増でした。支払基金交付金は4億7,666万9,000円で、前年度比1.0%の減でした。第2号被保険者保険料分として診療報酬支払基金から交付されるものです。一般会計からの繰入金は2億7,113万6,000円で前年度比3.5%増でした。一般会計からの繰入れは法定基準内であります。介護保険給付準備基金等からの繰入れは行っていません。歳出は、介護・介護予防サービス等諸費などの保険給付費が、17億3,752万4,000円で前年度比0.7%の増となりました。地域支援事業費は、介護予防・日常生活支援総合事業や、介護予防事業の包括的な支援のための、地域包括支援センターの事業費など1億1,090万9,000円で前年度比5.9%の増となりました。介護保険給付準備基金は、2,180万1,000円を積み立て、令和元年度末現在高は2億2,101万6,000円となりました。令和元年度末時点における第1号被保険者数は7,341人で、前年度より61人の増、要介護認定者数は1,000人で前年度より9人の増となっています。令和元年度末時点の介護・介護予防サービス受給者数は、居宅介護が713人、施設介護が212人、地域密着型サービスが146人の合計1,071人で、前年度に比べ38人の増となっています。介護予防事業としては、いきいき百歳体操の普及や介護予防セミナー等を実施しました。また、増加する認知症に対応する事業を実施するとともに、地域包括ケアの構築に向けた地域の体制づくりに努めました。 以上、各特別会計の決算の概要につきまして申し上げました。 一般会計決算及び各特別会計決算の細部につきましては会計管理者に説明させますので、よろしくご審議・ご承認くださいますようお願い申し上げます。 ○中澤議長 会議の途中でございますが、ここで暫時休憩といたします。再開を午前10時40分といたします。 休憩 午前10時22分  再開 午前10時40分 ○中澤議長 会議を再開いたします。議案第1号から議案第4号までの細部説明を一括して求めます。会計管理者 ◎唐澤会計管理者兼会計課長 それでは、議案第1号 令和元年度箕輪町一般会計歳入歳出決算の細部説明を申し上げます。歳入歳出決算書の計数概要及び実質収支に関する調書、財産に関する調書の概要をできるだけ提案説明と重複しない範囲で説明申し上げたいと思います。なお、歳入歳出の決算額は款の数字を中心に、また歳入では収入済額、歳出では支出済額で申し上げますが、原則として1,000円単位に四捨五入して申し上げてまいります。それでは、決算書の一般1ページをご覧ください。歳入からご説明いたします。1款 町税ですが、収入済額などは町長が申し上げておりますので省略をさせていただきます。町税全体の徴収率、収入済額を調定額で割ったものは約97.6%で前年度に比べて0.4ポイント増となりました。不納欠損額欄の362万1,000円は過年度等の収入未済であった町税の不納欠損処分を行ったもので、処分件数は258件です。これは前年度に比べ金額で84万円の増、件数で13件の減となっております。また、収入未済額につきましては、町税の滞納額となり、内訳が一般93ページの町税未納金調書に記載してありますので、後ほどご説明いたします。2款 地方譲与税から2ページの13款 交通安全対策特別交付金までは提案説明のとおりでございます。14款 分担金及び負担金の収入済額のうち、分担金は土地改良事業や町道、側溝等の改良事業に対する分担金が主なもので、負担金は保育料や学童クラブ負担金などになります。収入未済額の450万9,000円は保育料、学童クラブ負担金の未納金です。不納欠損額欄の94万6,000円は過年度等の収入未済であった保育料と学童クラブ負担金の不納欠損処分を行ったもので、処分件数は保育料が5件、学童クラブ負担金が16件でございます。15款 使用料及び手数料の収入済額につきましては提案説明のとおりでございます。使用料の主なものは公営住宅使用料、道路占用料、音声告知放送受信料などであり、手数料の主なものは戸籍や住民票交付手数料などです。また、収入未済額の1,243万8,000円は住宅使用料、音声告知放送受信料等の未納金です。16款 国庫支出金の収入済額につきましては提案説明のとおりでございます。児童手当負担金、障害者自立支援事業費負担金、地方創成推進交付金、子ども・子育て支援事業補助金、道路橋梁費補助金などが主なものです。17款 県支出金の収入済額につきましては提案説明のとおりでございます。児童手当負担金、障害者自立支援事業費負担金、国保基盤安定負担金、福祉医療費給付事業補助金、農林事業関係の交付金補助金、県税徴収事務の委託金などが主なものです。18款 財産収入、3ページ、19款 寄附金、20款 繰入金の収入済額につきましては提案説明のとおりでございます。繰入金の3項 財産区繰入金は当該区へ交付金として支出をいたしました。21款 繰越金は前年度決算に伴う当年度への繰越金になります。22款 諸収入の収入済額につきましては提案説明のとおりでございます。3項 貸付金元利収入は商工業振興資金貸付金元利収入、勤労者協調融資貸付金元利収入です。雑入で特に金額の大きいものはごみ処理費用有料化手数料、上伊那広域連合などへ出向した職員の人件費負担金です。23款 町債につきましては提案説明のとおりでございます。以上、歳入の収入済額の合計は99億6,021万9,743円となりました。 次に、一般4ページをご覧ください。歳出について申し上げます。1款 議会費の支出済額は9,695万3,000円で、前年に比べ237万5,000円の減となりました。議会費は議員報酬、職員の人件費、議会だよりなど、議会活動に要した経費です。2款 総務費は12億4,199万9,000円で、前年に比べ3,185万4,000円の減となりました。1項 総務管理費は一般管理費、文書広報費、財政管理費、会計管理費、財産管理費、交通安全対策費、住民諸費、財政調整基金費などになります。翌年度繰越額の1,463万9,000円は繰越明許費でJR木下駅公衆トイレ新築工事に係る経費です。2項 徴税費は賦課徴収に係わる経費、町税の過誤納還付金などになります。3項 戸籍住民基本台帳費につきましては、住民環境課の総合窓口の諸証明発行等の事務処理経費になります。4項 選挙費5項 統計調査費につきましては、提案説明のとおりでございます。6項 監査委員費は委員報酬、職員の人件費ほか、監査に要した経費です。3款 民生費は26億4,133万2,000円で、前年に比べ1億5,704万1,000円の増となりました。保育支援システムの導入、保守に関する経費、保育園施設整備工事費の増が主な要因です。1項 社会福祉費は社会福祉総務費、老人福祉費、自立支援事業費で、町社会福祉協議会補助金、医療費給付事業、高齢者福祉事業、介護保険特別会計への繰出金等、各種福祉事業に要した経費です。2項の児童福祉費は児童手当、保育園運営費など、児童福祉に要した経費です。また、児童福祉費の翌年度繰越額1億2,936万2,000円は、繰越明許費で木下保育園建設事業実施設計業務委託保育園用地造成工事に関する経費です。4款 衛生費は10億2,215万円で、前年に比べ1億5,738万5,000円の減となりました。上伊那広域連合負担金の減と柴宮公園墓地駐車場整備事業完了による経費の減が主な要因です。1項 保健衛生費は健康関係事業、国民健康保険特別会計への繰出金、後期高齢者医療事業、環境衛生事業、西部診療所運営事業、公園墓地事業などです。2項 清掃費はごみやし尿処理などに要した経費で可燃不燃ごみの収集委託事業、上伊那広域連合及び伊那中央行政組合の負担金が主なものです。6款 農業水産業費は4億9,972万1,000円で、前年に比べ3,160万7,000円の増となりました。農業青少年センター解体工事に係る経費が主な要因です。1項 農業費は農業委員会費、農業振興土地改良区などへの補助、町単独土地改良事業、下水道事業会計への繰出金事業、農業再生事業費等が主なものです。翌年度繰越額2億6,648万4,000円は繰越明許費で農産物直売所改修事業、強い農業担い手づくり総合支援事業に関する経費です。2項 林業費は林道整備事業などの林業振興、森林の保全、環境緑化事業等が主なものです。翌年度繰越額2,659万8,000円は繰越明許費で松林保護樹林帯造成事業、樹種転換の経費に係るものです。7款 商工費につきましては5億292万円で、前年に比べ2,076万1,000円の減となりました。商工費は町商工業者振興に係る各種補助金、商工業振興資金、貸付資金預託金、工場等設置事業補助金、ながた荘及びながたの湯施設工事請負費などが主なものです。8款 土木費は8億2,789万3,000円で、前年に比べ2,953万2,000円の減となりました。2項 道路橋梁費は町単独道路舗装補修工事費、道路改良工事費、補助事業の社会資本整備総合交付金事業、狭あい道路整備事業などが主なものです。翌年度繰越額の8,675万円は繰越明許費で道路改良事業、橋梁長寿命化補修事業、狭あい道路整備促進事業に係る経費です。続いて一般5ページをご覧ください。4項 都市計画費は主に下水道事業への繰出金、箕輪ダム、みのわ天竜公園など緑地公園、都市公園の維持管理費に要した経費です。9款 消防費は3億7,309万5,000円で、前年に比べ4,126万9,000円の増、耐震性貯水槽設置工事、消防団ポンプ車の導入に係る経費が主なものです。10款 教育費は11億6,101万5,000円で、前年に比べ3億3,914万5,000円の増となりました。学童クラブ北部教室改築工事、藤が丘体育館、社会体育館耐震改修実施設計業務委託、博物館耐震診断業務委託に係る経費が主なものになります。1項  教育総務費は教育委員会費、事務局費が主なものです。翌年度繰越額の1億4,021万5,000円は繰越明許費で、公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業に係る経費です。2項 小学校費は各小学校の維持管理の経費になります。3項 中学校費は箕輪中学校の管理、運営費が主なものです。6項 社会教育費は社会教育総務費、公民館費、青少年健全育成費、博物館費、図書館費、文化センター及び地域交流センター管理費で、内容につきましては提案説明のとおりでございます。7項 保健体育費は保健体育総務費と体育施設の維持管理費に係る経費が主なものです。11款 災害復旧費は4,797万4,000円で、前年に比べ2,517万8,000円の減となりました。翌年度繰越額の1,509万7,000円は繰越明許費で、林道災害復旧工事に係る経費です。12款 公債費は8億8,051万2,000円で、前年に比べ3,532万1,000円の減となりました。14款 予備費につきましては提案説明のとおりでございます。以上、歳出の支出済額の合計は92億9,556万4,099円で、歳入歳出差引残額は6億6,465万5,644円となりました。6ページからの事項別明細書は提案説明と重複するため、説明を省略させていただきます。一般78ページをご覧いただきます。実質収支に関する調書です。歳入総額、歳出総額、歳入歳出差引額は既に申し上げましたとおりです。4の翌年度へ繰り越すべき財源は繰越明許費繰越額で1億512万円となっています。これは一般財源分でして繰り越した事業の全体事業費は国の補助金や起債を合わせたものですので、ご留意ください。この財源を差し引いた実質収支額は5億5,953万6,000円になります。次に一般79ページからの財産に関する調書につきまして説明申し上げます。80ページの1公有財産のうち、(1)土地及び建物の表がございます。この表の決算年度中増減高の部分を説明いたします。初めに土地について申し上げます。行政財産のうち、公共用財産、公園1,696㎡の増はながた自然公園用地として取得した面積になります。その下、保育園他の施設1万2,216㎡の増は木下保育園用地、ごみステーション用地、JR木下駅公衆トイレ用地の面積と農業青少年センター用地が普通財産へ移行した面積の合計になります。普通財産、宅地535.87㎡の増は農業青少年センター用地が行政財産から移行した面積等になります。次に、建物について申し上げます。建物の木造、普通財産、建物の2.95㎡の増は木下の松山家の増の面積合成によるものです。非木造、行政財産の公共用財産、保育園他の施設、234.90㎡の減は農業青少年センター取り壊しによるものです。普通財産、教員住宅、58.57平米の減は上古田の教職員住宅取り壊しによるものです。次に、81ページをご覧ください。(2)の山林ですが土地の総面積の増減はございませんでした。立木の推定蓄積量は所有林が1030.07立米の増、分収林が486.52立米の増、合計1516.59立米の増加で、これは自然増によるものです。(3)の出資による権利につきましては新たに公募公債に1億円、松本山雅株式出資金として300万円、それぞれ出資をしております。決算年度末現在高は11億8,433万1,000円となります。82ページ以降の物品の状況につきましては、各課等に所属する20万円以上の重要物品の移動状況を掲載してあります。説明は省略させていただきます。次に、一般88ページをご覧ください。3の基金になります。11の基金の移動状況及び決算年度末現在高につきまして記載をしてございます。公募公債ですが減債基金より出資をしております。預金のうち、1億円を有価証券とし、現在高は減額となった1億円と預金利子との合計額になります。決算年度末現在高の総額は23億9,271万1,000円となっております。91ページ、92ページは歳入歳出の款ごとの総括表になります。次に、一般93ページをご覧ください。町税の未納金調書と不納欠損調書です。また、94ページは音声告知放送受信料、保育料、学童クラブ負担金、住宅使用料の未納金調書になります。町税未納金は、昨年度に比べ約16.2%の減となりました。このほか、音声告知放送受信料は約3.3%の増、保育料は約12.1%の減、学童クラブ負担金は約85.6%の減、住宅使用料は約6.7%の増となっています。93ページと94ページの未納金を合計した額、一般会計の未納金の総額になりますが9,842万5,000円で、前年に比べ約14.2%の減となりました。以上で議案第1号の細部説明を終わります。 続いて、議案第2号 令和元年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の細部説明をいたします。国保1ページをご覧ください。事業勘定の歳入からご説明いたします。1款 1項の国民健康保険税につきましては提案説明のとおりでございます。徴収率は89.3%、前年に比べ0.9ポイントの増となりました。不納欠損額は291万9,000円、過年度等収入未済保険税の不納欠損処分を行ったもので処分件数は247件です。また、収入未済額は5,521万円、これが国民健康保険税の未納額となります。前年に比べ871万6,000円の減、率で13.6%の減となりました。この内容につきましては国保21ページに未納金調書及び不納欠損調書として載せてありますので、後ほどご覧いただきたいと思います。2款 使用料及び手数料の1項 手数料は国民健康保険税の督促手数料です。3款 国庫支出金から10款 繰入金までは提案説明のとおりでございます。12款 諸収入の1項 延滞金加算金及び過料は主に延滞金で、4項の雑入は特定健康診査自己負担金が主なものです。次に、国保2ページをご覧ください。歳出についてご説明いたします。1款 総務費の1項 総務管理費は人件費及び事務費になります。2項 徴税費は国民健康保険税の徴収事務に要した経費になります。5項 特別対策事業費はレセプト点検等の医療費適正化特別対策事業に要した経費です。2款の保険給付費から5款 保健事業費までは提案説明のとおりでございます。国保3ページ、8款の諸支出費は保険税の還付金が主なものです。歳入歳出差し引き額は欄外に記載のとおり3,770万8,988円となりました。国保4ページからの事項別明細書、19ページの実質収支に関する調書につきましては説明を省略させていただきます。次に、国保20ページ、財産に関する調書でございます。1基金につきましては国民健康保険財政調整基金の状況でございます。増減高は利子と新たに積み立てた額の合計額になります。 続きまして、議案第3号 令和元年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の細部説明をいたします。後期1ページをご覧ください。歳入からご説明いたします。1款 後期高齢者医療保険料につきましては提案説明のとおりでございます。徴収率は99.8%でした。不納欠損額はございません。収入未済額は39万1,000円でこの内容は後期9ページに後期高齢者医療保険料未納金調書として記載されておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。2款 使用料及び手数料は保険料の督促手数料になります。4款 繰入金は一般会計から繰り入れたものです。次に、後期2ページをご覧ください。歳出についてご説明申し上げます。1款 総務費の1項 総務管理費は人件費が主なものです。2項 徴収費は保険料等の賦課徴収に要した経費です。2款 後期高齢者医療広域連合納付金は県後期高齢者医療広域連合に納付したものです。歳入歳出差引額は欄外に記載のとおり619万4,000円となりました。後期3ページからの事項別明細書及び後期8ページの実質収支に関する調書は説明を省略させていただきます。また、この会計につきまして財産はございません。 続きまして、議案第4号 令和元年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算の細部説明をいたします。介護1ページをご覧ください。歳入からご説明いたします。1款 保険料につきましては、提案説明のとおりでございます。徴収率は97.9%でした。不納欠損額は17万5,000円で処分件数は5件になります。収入未済額は931万1,000円でこの内容は介護23ページ、介護保険料未納金調書として記載されておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。2款 分担金及び負担金は介護予防事業や包括的支援事業などの負担金になります。3款 使用料及び手数料は保険料の督促手数料になります。4款 国庫支出金から10款 繰入金までは提案説明のとおりでございます。13款 諸収入は居宅介護、介護予防サービス計画比収入などであり、介護2ページの16款 財産収入は基金の預金利子になります。次に介護3ページをご覧いただきます。歳出についてご説明いたします。1款 総務費、1項 総務管理費は人件費及び上伊那広域連合への負担金が主なものです。2項 徴収費は保険料等の賦課徴収に要した経費です。3項 介護認定審査会費は主治医の認定手数料、あるいは認定審査会の共同設置負担金として上伊那広域連合へ支出したものです。2款 保険給付費から6款 基金積立金までは提案説明のとおりでございます。9款 諸支出金につきましては保険料の返還金などです。歳入歳出差引額は次のページの欄外に記載のとおり4,329万7,625円となりました。以下介護5ページからの事項別明細書及び介護21ページの実質収支に関する調書は説明を省略させていただきます。介護22ページをご覧いただきます。財産に関する調書でございます。介護保険給付準備基金を載せてございます。増減高は新たに積み立てをしました金額と預金利子の合計になります。 以上で議案第1号から議案第4号までの細部説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 ここで令和元年度箕輪町一般会計及び特別会計歳入歳出決算の審査結果について、箕輪町監査委員から報告を求めます。松本代表監査委員 ◎松本代表監査委員 それでは、令和元年度箕輪町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算審査の結果についてご報告申し上げます。地方自治法の規定並びに令和2年度箕輪町監査計画に基づき、町長から審査に付された箕輪町一般会計、箕輪町国民健康保険特別会計、箕輪町後期高齢者医療特別会計、箕輪町介護保険特別会計について、提出された歳入歳出決算書、事項別明細書、決算資料、証拠書類並びに事業実績報告書などの関係書類、さらに定期監査及び例月出納検査の結果と照合し、木村監査委員と共に審査を実施しました。担当者から説明を受け、審査を実施した範囲において、計数に誤りはなく、関係書類も整備されていることを確認しました。主な施工事業につきましては5カ所、5事業を抽出し、現地へ赴き、成果を確認し、それぞれ契約どおり施工されていることを認めました。全体的な審査の内容につきましては、お手元の意見書にその概要を記載してありますので、ご覧いただくこととし、先に町長より丁寧な報告、会計管理者より詳しい数字の説明がありましたので、ここでの説明は略させていただきます。まず資金運用状況については、本年度も財政調整基金から繰り替え運用したため、一時借入金がなく、非常によい資金運用でありました。初めに一般会計から申し上げます。決算額については歳入歳出とも前年度と比較して増加しております。なお、実質収支については翌年度への繰越額の増加により、前年度と比較して減少しております。町税の収入済み額の対予算現額は102.06%と令和元年度も予算見積もりの制度が極めて高く、健全な財政運営に貢献しています。町税は前年度と比較して約410万円の減となり、個人町民税、固定資産税、軽自動車税、町たばこ税、入湯税が増えた一方、法人町民税が約1億560万円の大幅な減となっています。町税の滞納は約8,147万円となっており、前年度と比較して約1,575万円の減となっています。滞納額は年々減少しており、徴収方法の工夫や県滞納整理機構の利用など収納の努力が認められました。また、不納欠損が約362万円となっており、前年度と比較して約84万円の減となっています。町税、利用料、使用料、負担金など一般会計すべての滞納額の合計は約9,842万円、不納欠損が約456万円でありました。自主財源の確保のためにも未収金対策のより一層の努力を望むものであります。続きまして本年度行った事業の主なものは町道1号線舗装修繕補修工事、小中学校空調設備設置工事、三日町保育園の園舎長寿命化工事等であり、各区の要望に基づく道水路等の改良や改修工事も実施され、さらにインフラ整備が進みました。また、保育支援システムの導入、産婦健康診査なども実施されました。今後事業を継続していく上でも事業効果等の検証を行い、事業の充実を図るよう望みます。財産管理については、老朽化した公共施設の維持管理と計画的な維持補修が大きな課題です。公共施設等総合管理計画や振興計画実施計画に基づき、計画的な維持補修に努めるよう望みます。次に、特別会計について申し上げます。まず歳入ですが、前年度と比較して国民健康保険税は減、後期高齢者医療保険料、介護保険料は増となっています。未収金は特別会計の総額で約6,520万円となっており、前年度と比較して約815万円の減であります。不納欠損は特別会計の総額で約309万円となっています。未収金は年々減少しておりますが、今後高齢化がますます進む中、給付費等も増加いたします。健全な会計運営のためにも、未収金整理について一層の対策強化を望むものであります。財務事務、契約事務については概ね良好に処理されていました。引き続き適正に執行されるよう望むとともに、会計事務においても引き続き事務の省力化を図り、職員の負担軽減に努めるよう望みます。なお、予算執行での重要、流用処理について意見書の中で、留意事項等を記載させていただいておりますので、ご覧いただき、決裁の際もご確認いただくよう、お願いします。以上、簡単ではございますが一般会計及び特別会計歳入歳出決算の審査報告を終わります。 ○中澤議長 これから議案第1号、第2号、第3号、第4号について一括して質疑を行います。なお、各議員の所管委員会の事項につきましては、できるだけ差し控えていただくよう、お願いを申し上げます。それでは質疑ございませんか。14番 小出嶋議員 ◆14番(小出嶋議員) 議案第1号について先ほどの提案要旨の中に出てくる件についてを中心に、4件ほどお伺いをいたします。まず一つですけれども、提案要旨の17ページにあります農業施設維持管理を目的とした農業水利施設個別計画策定業務を令和2年度完成に向けて実施し、30.2㎞について完成しましたとありますけれども、これは全体の計画の中でどのくらいの割合に当たるのか、また何年くらいでこれ実施するのかというのを一つです。それから二つ目ですけれども、19ページのところにあります上から4行目にありますが、30年度からの新規補助制度である工業製品試験手数料及び設備利用料補助金という部分がありますけれども、この県工業技術総合センターでの試験とか等についての補助を行ったということですけれども、これは補助を行う前に比べてどのくらい利用が増えたのか、お伺いします。それから、20ページのところにあります産業支援センターみのわ管理費の関係でありますけれども、この創業支援の関係で独立して創業をする見込みのあるものが出てきたのかどうかについてお伺いします。最後ですけれども、21ページのところにあります橋梁の長寿命化でありますけれども、この進展状況についてお伺いいたします。以上4点お願いいたします。
    ○中澤議長 答弁を求めます。産業振興課長 ◎高橋産業振興課長 17ページであります。その農業水利施設個別計画策定業務についてなんですけれども、ちょっと全体的な計画について今手元に詳細な資料というか、数字ございませんので、また後ほどちょっと答弁させていただくということで、よろしくお願いしたいと思います。 ○中澤議長 商工観光推進室長 ◎小林商工観光推進室長 まず、19ページでございます。こちらの工業製品試験手数料及び設備の利用料の補助金でございます。これの導入前後でどのぐらい変わってきているのかということでございますけれども、申し訳ございません。手元に資料ございませんので、後ほどご回答させていただきます。続きまして、20ページでございます。産業支援センターみのわの関係でございます。独立して、創業する見込みのある業者が出てきているのかということでございますけれども、独立して創業といいますか、活動が展開されている企業ございます。詳しい内容つきましては後ほど詳細をお答えさせていただきたいと思います。 ○中澤議長 建設課長 ◎小澤建設課長 21ページの橋梁の点検の件についてでございます。橋梁の定期点検はこちらのご覧にあるとおり、すべての点検が1巡目が終わりました。2巡目として6年目でありますので、そちらの方を実施するものでございます。点検の結果、補修だとかそういったのについては順次計画をしておりまして、こちらに記載のとおり、橋梁を保守点検、補修工事等を行っているところでございます。以上でございます。 ○中澤議長 後ほどという答弁が3つほどございました。この後、休憩の後の午後答弁いただくということでよろしいですか。建設課長の答弁については質問ございませんでしょうか。よろしいですか。14番 小出嶋議員 ◆14番(小出嶋議員) その橋梁の部分の長寿命化の事業は工事としてはほぼ済んでいるという、1巡目のその計画の中での工事は済んでいるということでしょうか。 ○中澤議長 建設課長 ◎小澤建設課長 すべてが終わってるわけではございません。 ○中澤議長 よろしいですか。他にご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 これで質疑を終わります。 日程第8 議案第5号 令和元年度箕輪町水道事業会計決算認定について、日程第9 議案第6号 令和元年度箕輪町下水道事業会計決算認定についてを一括して議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第5号、議案第6号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を一括して求めます。町長 ◎白鳥町長 それでは議案第5号 令和元年度箕輪町水道事業会計決算認定について、提案理由を申し上げます。決算書水道1ページ、主な主要な施策の成果冊子39ページ以降をお願いをいたします。まず、収益的な収支であります。収益的な収入は消費税込みで5億2,062万9,000円、収益的支出は消費税込みで4億8,238万1,000円となり、消費税を除いた当年度純利益は1,984万円となりました。資本的収支は資本的収入がなく、資本的支出は消費税込みで1億4,238万4,000円、差し引き1億4,438万4,000円の不足額を生じましたが、消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんをしました。なお、当年度無処分利益剰余金は前年度繰越利益剰余金に当年度純利益を加え、5,931万7,000円余りですが、経済状況を考慮し、剰余金の処分は行わないことといたしました。水道事業につましては、使用者の皆様が常に安全で安心して飲める良質な水の安定供給に努めているところです。令和元年度は前年度作成したアセットマネジメントを基に災害時に避難所等になる重要給水施設配水管布設替えの計画を検討しました。この計画をもとに、地震に強い町水道となるよう、老朽管の更新に合わせ、耐震化への布設替えを計画的に進めていきたいと考えております。水道事業経営に大きく影響する有収率、年間総排水量分の年間損有収水量でありますが78.5%で、前年度比2.7ポイントの減となりました。また供給単価と給水単価との差は給水原価が1立方m当たり約1.3円上回る厳しい状況となりました。引き続き、漏水調査の実施や老朽管の布設替え、経常経費の抑制等有収率の向上に向け、さらなる改善に努めたいと考えております。近年の節水器具の普及や人口減少等により、経営環境は厳しさを増す中で将来にわたり、水道事業経営を安定的に継続していくため、経営の基本計画である経営戦略にのっとり、施設、設備の合理化や長寿命化等の投資の平準化、経常経費の抑制等、健全経営となるよう努力していきたいと考えております。 次に議案第6号 令和元年度箕輪町下水道事業会計決算認定につきまして、提案理由を申し上げます。決算書下水道1ページ、主要な施策の成果の冊子40ページ以降をお願いをいたします。収益的収支でありますが、収益的収入は消費税込みで10億237万3,000円、収益的支出は消費税込みで9億7,215万円となり、消費税を除いた当年度純利益は290万4,000円となりました。資本的収支であります。資本的収入は消費税込みで6億2,740万円、資本的支出は消費税込みで9億5,424万1,000円で差し引き3億2,684万1,000円の不足額を生じましたが、過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金で補てんをしました。なお、当年度の未処分利益剰余金は前年度繰越利益剰余金に当年度純利益を加え、1,413万3,000円余りでありますが、経済状況を考慮し、剰余金の処分は行わないこととしました。下水道の整備につきましては、農業集落排水事業が整備事業を完了し、施設の維持管理が主な事業となっております。特定環境保全公共下水道を含む公共下水道事業は事業を積極的に推進し、令和元年度末の整備率は97.7%となりました。令和元年度は新たな住宅建築などに伴う下水道事業にこたえるため、大出区などにおいて下水道管渠埋設工事を実施し、処理区域の拡大を行いました。有収率の向上に向け、不明水流入調査を公共下水道で実施し、不明水流入の可能性が高いエリアの絞り込みを行い、不明水を確認しました。下水道への接続推進についても鋭意努力しており、令和元年度の町全体の水洗化率は87.7%となり、前年度比6.3%の増となりました。引き続き接続率の向上に向け努力してまいります。年間有収率、年間処理水量分の年間有収水量でありますが、年間処理水量が前年度に比べ増加したことにより78.0%となり、前年度比2.6%の減となりました。快適な生活環境を保持するために生活排水処理は欠くことのできない重要なものであります。費用対効果を考慮しながら、下水道と合併処理浄化槽を効果的に活用し、町全体の生活排水処理の整備を進めていきたいと考えています。以上、水道事業会計、下水道事業会計決算の概要につきまして申し上げました。水道事業会計決算、水道事業会計決算の細部につきまして、水道課長に説明をさせますので、よろしくご審議ご承認くださいますようお願いを申し上げます。 ○中澤議長 細部説明を一括して求めます。水道課長 ◎田中水道課長 それでは、議案第5号 令和元年度箕輪町水道事業会計決算の認定について細部説明をいたします。決算書の水道1ページをご覧ください。決算報告書の説明を区分と決算額のみとし、主なものの説明とさせていただきたいと思います。記載は消費税込みの記載となっております。それでは1決算報告書、(1)収益的収入及び支出でございます。収入につきましては第1款の水道事業収益決算額5億2,062万9,222円です。内訳は営業収益が4億3,563万3,756円、営業外収益が8,499万5,466円、特別利益は0円です。支出につきましては第1款の水道事業費用で決算額は4億8,238万1,090円です。内訳は運用費用が4億5,233万3,419円、営業外費用が3,004万7,671円です。特別損失及び予備費はともに0円であります。水道2ページの(2)資本的収入及び支出でありますが、収入は第1款 資本的収入はありません。第1項の負担金の決算額が0円となっておりますが、これは下水道管工事関連の町水道管切回補修を見込んでおりましたが、未実施でありました。企業債についても借入はございませんでした。支出は第1款 資本的支出が1億4,438万4,047円で、内訳は建設改良費が4,764万8,936円、企業債償還金が9,673万5,111円です。資本的収入額が資本的支出額に対し不足していますが、欄外に記載のとおり、消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしました。1枚おめくりいただきまして2損益計算書の説明をいたします。ここからは消費税抜きの記載となっております。営業損益でありますが、ページ左側の表の1番右の欄の記載になります。営業損失として3,417万908円であります。次に営業外損益ですが、ページ右側の表の上から3行目、雑支出の1番右側の欄が営業外利益で5,401万590円であります。その下の経常利益及び当年度純利益はともに1,983万9,683円となっております。前年度までの繰越利益剰余金と合算した当年度未処分利益剰余金は5,931万7,363円でございます。続きまして水道4ページの3貸借対照表をご覧ください。ページ左側の資産の部の2流動資産でありますが、(1)の現金預金は8億1,152万9,889円であり、未収金貯蔵品を合わせた流動資産の合計は8億4,962万6,814円であります。次にページ右側の負債の部、3固定負債の企業債は12億6,787万93円、4流動負債のうち、主なものは企業債が9,941万4,945円、未払い金が3,706万2,304円となっております。5繰延収益の繰延収益合計は17億3,692万4,412円となっております。負債合計は31億4,324万7,189円であります。次に資本の部の7剰余金の下から3行目の資本剰余金と利益剰余金の剰余金合計は4億228万8,294円であります。1番下の行、負債資本合計は57億8,013万4,623円となっております。次のページの4剰余金計算書の説明です。計算書の下から2行目の右から3列目の記載に当年度変動額の内訳として先ほども申し上げましたが、当年度純利益が1,983万9,683円、未処分利益剰余金の当年度末残高は5,931万7,363円となっております。続きまして次ページの6事業報告の(1)概況のア総括事項につきましては給水件数が9,793件で、前年度に比べ19件増加し、給水人口は2万3,084人で前年度に比べ489人の増加となりました。(ア)建設改良は新規の宅地造成関連などで、上水道管新設工事、布設替工事を実施し、配水池の機器類の取替なども行いました。(イ)経理以降および次のページのイ議会議決事項からエ水道料金その他供給条件の設定・変更に関する事項でございますが、後ほどご覧いただきたいと思います。水道8ページをご覧いただきたいと思います。(2)の工事ですが、請負金額500万円以上の工事はありませんでした。(3)業務のア業務量ですが、表の上から5行目総給水量は214万流立方mあまりと前年度に比べ1,527立方m減少しております。水道9ページは事業収入、事業費について前年度と比較したものとなっております。イの事業収入に関する事項の中の受託工事収益の増加は消火栓新設工事負担金収入の増加に伴うものです。雑収益の増加につきましては落雷の被害に対する損害保険の収入があったためです。特別利益の減少は一昨年は資産の除却に伴う長期前受金収入がありましたがこれがなくなったためであります。事業費に関する事項ですが、受託工事費の増加は先ほども申し上げましたが、消火栓新設工事によるものであります。資産減耗費の増加は固定資産の除却に伴うものであります。その他営業費用の減少は過年度の水道料金の還付金の減少によるものです。雑支出の増加と特別損失の減少は過年度の損益修正損を特別損失から雑収益で計上をしたことによるものでございます。1枚おめくりいただきまして水道10ページからは会計についての記載になります。(イ)の企業債及び一時借入金明細書でありますが次ページの表の1番下の行、右から3列目が未償還元金でありますが、令和元年度末の企業債の未償還元金は13億6,728万5,038円であります。その下のb一時借入金はございません。水道12ページをご覧ください。キャッシュフロー計算書でございます。資金期末残高は1,919万9,941円増加し、8億1,152万9,889円となりました。水道13ページから15ページまでは収益的収支、資本的収支の明細書であります。後ほどご覧いただきたいと思います。16ページ(1)有形固定資産明細書であります。固定資産の当年度の増加、減少、減価償却の増減については記載のとおりでございます。年度末償却未済額の合計は、表の1番右の欄の1番下、49億2,991万余となっております。(2)無形固定資産明細書は料金システム、財務システムを更新したことに伴うソフトウエアの取得によるものであります。その下、水道料未収金調書でありますが、表の右から3番目の欄の計は平成27年度以前のものから平成30年度までの未収金合計額であります。令和元年度は1,547万9,442円で、未収金合計は3,428万4,848円であります。令和元年度の未収金が1,547万円余と大きいわけでありますが、水道事業会計出納整理期間ございませんので、年度末納金の収入が4月にずれ込みますと令和元年度の未収金扱いとなってしまうためであります。未収金の回収につきましては引き続き努力してまいりたいと思います。17ページからは注記事項となっております。以上、水道事業会計決算の細部説明でございます。続きまして議案第6号 令和元年度箕輪町下水道事業会計決算認定について細部を説明いたします。決算書の下水道1ページをご覧いただきたいと思います。水道事業と同様に説明を区分と決算額のみとし、主なものの説明とさせていただきたいと思います。記載は消費税込みの記載となっております。1決算報告書 (1)収益的収入及び支出でございます。収入につきましては第1款の下水道事業収益で決算額は10億237万2,885円であります。内訳は営業収益が4億4,226万9,632円、営業外収益が5億6,010万3,253円、特別利益は0円であります。支出につきましては第1款の下水道事業費用で決算額は9億7,215万487円です。内訳は営業費用が7億9,596万5,219円、営業外費用が1億7,508万5,268円であります。特別損失額110万円は下水道の受益者負担金の賦課に誤りがあり、修正したためであります。予備費の執行はありませんでした。下水道2ページをご覧ください。(2)資本的収入及び支出ですが、収入は第1款 資本的収入が6億2,740万円で内訳は企業債が3億1,610万円、雨水に係る他会計負担金が280万円、汚水に係る他会計補助金2億4,850万円、国庫補助金が6,000万円です。支出は第1款 資本的支出が9億5,424万1,474円で、内訳は建設改良費が1億6,562万7,099円、企業債償還金が7億8,861万4,375円です。予備費の執行はありませんでした。なお、建設改良費の予算のうち7,244万9,000円については、翌年度に繰り越しています。資本的収入額が資本的支出額に対して不足していますが、欄外に記載のとおり、過年度分損益勘定留保資金と当年度分損益勘定留保資金で補てんしました。次のページの2損益計算書の説明をいたします。ここからは消費税抜きの記載となっております。営業損益でありますがページ左側の表の1番右の欄の記載であります。営業損失として3億7,435万8,349円であります。次に営業外損益ですが、ページ右側の表の上から4行目、(3)その他営業外費用の1番右の欄が営業外利益で3億7,836万2,842円であります。その下が経常利益で400万4,493円であります。次の行、特別利益はありませんで、特別損失につきましては先ほどご説明申し上げたとおりであります。これらを計算した下から3行目、当年度純利益は290万4,493円となります。前年度までの繰越利益剰余金と合算した当年度未処分利益剰余金は1,413万3,608円でございます。続きまして、次のページの3貸借対照表をご覧ください。ページ左側の表の資産の部の下段、2流動資産ですが、(1)現金預金は1億1,738万7,749円で、未収金と合わせました流動資産の合計は3億4,031万5,846円となります。次にページ右側の負債の部、3固定負債の企業債は84億3,543万6,201円、4流動負債の主なものは企業債が7億9,832万5,780円、未払金が7,604万6,905円となっております。5繰延収益ですが繰延収益合計は75億622万8,495円となっております。負債合計は168億1,767万454円であります。次に資本の部の7剰余金の下から3行目の資本剰余金と利益剰余金の剰余金合計は12億988万6,508円で、資本合計は20億6,257万1,096円であります。1番下の負債資本合計は188億8,024万1,550円であります。次のページの剰余金計算書でございます。当年度変動額のうち、当年度純利益が290万4,493円増加しております。未処分利益剰余金の当年度末残高は1,413万3,608円となっております。1枚おめくりください。中段からの事業報告であります。(1)概況のア総括事項につきましては先ほどの町長の提案説明の際申し上げたとおりでございます。下水道7ページ、イ議会議決事項から次のページ、オ料金その他供給条件の設定・変更に関する事項につきましては後ほどご覧いただきたいと思います。(2)工事につきましては契約金額500万円以上の工事を掲載しております。次のページの(3)業務のア業務量でございます。表の上から5行目、水洗化人口、その下の水洗化率人口が大きく増加しております。水洗化率は下水道区域内人口に対する下水道接続家屋居住者人口の割合と算出しているところであります。この算出にあたりまして住民基本台帳の情報と水道料金システムの情報の突き合わせを手作業を町が算出しているところですが、これまで突き合わせが不十分な部分があり、今回この部分を見直したことによる増加も含まれております。具体的に申し上げますと突き合わせる情報は水道の所在番地と住所番地ですとか、水道の使用者氏名と世帯主名を情報を突き合わせて行っているものなんですが、こちらが突合しないものを水洗化人口として補足できていなかった部分があります。今後このような補足漏れがないように注意してまいります。表の下から3行目の段、年間処理水量は256万9,000立方m余と、前年に比べ10万5,765立方m、率にして4.3%増加しております。不明水によるものが大きいと思われます。引き続き不明水対策に取り組んでまいりたいと思います。次に下水道10ページをお願いします。事業収入、事業費について前年度と比較したものとなっております。イ事業収入に関する事項の表の上から4行目、他会計負担金の減少につきましては雨水処理負担金の減少によるもの、その2行下のその他営業収益の増加については、指定工事店更新申請件数の増額に伴う手数料収入の増によるものであります。さらにその2行下の受益者負担金の増加については受益者負担金加入件数の増加によるものです。次のウ事業費に関する事項の表の営業費用の管渠費の減少は管渠に係る修繕費の減少によるものです。さらにその下の行の総係費の増加につきましては料金システムの入替による上伊那広域連合負担金の増加によるものであります。下水道11ページからは会計についてでありますが、イの企業債及び一時借入金明細書であります。ページをおめくりいただきまして、下水道15ページをご覧ください。表の1番下の行、右から3列目が未償還元金であります。令和元年度末では92億3,376万1,985円であります。その次のページのb一時借入金については借入金はございませんでした。続きまして、下水道17ページをご覧いただきたいと思います。キャッシュフロー計算書です。それぞれの活動によるキッシュフローは記載のとおりであります。右下に記載の資金の期末残高は1億1,738万7,749円となります。下水道18ページから20ページまでは収益的収支、資本的収支の明細書になりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。下水道21ページ(1)有形固定資産明細書でありますが、表の1番右の欄の1番下、年度末償却未済額の合計は185億3,704万円余となっております。(2)無形固定資産明細書は水道事業同様、料金システムの更新に伴うソフトウエアの取得によるものであります。続きまして11下水道使用料未収金調書、12下水道受益者負担金未収金調書でありますが、令和元年度末現在の未収金の状況であります。令和元年度が各年度と比較して大きいわけですが、出納整理期間がございませんので、その影響によるものであります。未収金の税につきましては、引き続き努力してまいりたいと思います。下水道22ページから13注記事項の記載となっております。また、後ほどご覧いただきたいと思います。以上、水道事業会計及び下水道事業会計決算の細部説明です。よろしくお願いします。 ○中澤議長 ここで令和元年度箕輪町公営企業会計の決算審査の結果について、箕輪町監査委員から報告を求めます。松本代表監査委員 ◎松本代表監査委員 それでは令和元年度箕輪町公営企業会計決算審査の結果についてご報告申し上げます。地方公営企業法の規定に基づき、町長から審査に付された箕輪町水道事業会計及び箕輪町下水道事業会計の決算について、提出された決算報告書、損益計算書、貸借対照表、他決算資料、事業報告並びに証拠書類などの関係書類、さらに例月出納検査、定期監査の結果と照合し、木村監査委員と共に審査を実施しました。審査の結果につきましては両会計とも担当者から説明を受け、実施した範囲において、計数に誤りはなく、関係書類も整備されていることを確認しました。主な施工事業につきましては2カ所、3事業を抽出し、現地へ赴き、成果を確認し、契約どおり施工されていることを認めました。全体的な審査の内容につきましては、お手元の意見書にその概要を記載してありますので、ご覧いただくこととし、先に町長より丁寧な報告、水道課長より詳しい数字の説明がありましたので、ここでの説明は略させていただきます。まず、水道事業会計でありますが給水件数は9,793件で、前年度に比べて19件の増、給水人口は2万3,084人で、前年度に比べて489人の増、年間の有収水量は218万6,657立方mで、前年度に比べて1,527立方mの減となりました。年間有収水率は78.5%で前年度と比べて2.7%の減となりました。この指標については、漏水などの水道施設の状況を見ることができる指標であり、配水管布設替や新設計画などにも影響を与えますので、決算時には前年度と比較し大きな変化がないか、今後も引き続き確認することが重要と考えます。水の供給については沢、大出、上古田、松島において配水管布設工事を行い、また配水管布設替工事を松島で実施し、水の安定供給に努めており、利用者への供給水量は十分確保できているものと認められました。営業収支については本年度も単年度純利益となりましたが、水道事業経営戦略アセットマネジメント計画に基づき、より一層の健全な経営を望みます。なお、建設改良事業の決算額は約4,764万円でありました。次に下水道事業会計でありますが、水洗化人口は2万1,611人で、前年度に比べて1,600人の増、水洗化率は87.7%でした。30年度も前年度に比べて約9万立方m増加した年間処理水量がさらに30年度に比べて約10万5,000立方mも大幅に増加しており、元年度に実施した不明水調査の結果に基づき、今後の対応策を検討してください。汚水処理原価については公共下水道、特環公共下水道、農集排のすべてで増加しています。営業収支については本年度も単年度純利益となりました。収益事業では、下水道使用料が前年度に比べ約1,043万円の増となりましたが、他会計負担金、補助金が全体の28.27%を占めております。事業費用では減価償却費が61.13%、企業債利息が17.91%を占めています。企業債についても資本的支出の中に含まれる元金とともに大きな負担となっております。また、北小河内排水処理施設の機能強化工事に取りかかり始め、下水道事業は維持管理が中心となってきています。未収金については公営企業会計全体で約1億2,200万円で、前年度と比較し約376万円の減となりました。そのうち下水道受益者負担金の未収金については約5,700万円で毎年減少しております。未納金対策には引き続き努力するよう望むものです。上下水道は電気と並び、最も大切なライフラインであります。安定的な運営はもとより、災害時の対応についても、今後さらに研究することを望みます。以上で公営企業会計の審査結果報告を終わります。審査結果の最後になりますが、一般会計も含む全体の総括をいたします。少子超高齢化社会を迎え、今後は社会保障費、インフラの維持管理にますます経費が掛かる中、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今後の景気動向が見通せない経済情勢で、町税などの自主財源の増加は期待できません。行財政運営を取り巻く環境はますます厳しくなってきておりますが、後年度負担に依存する財政とのバランスに配慮し、行政需要を厳選した町政運営や防災体制の強化を含む安全安心なまちづくりを切に望むのであります。以上申し上げまして、監査委員の報告といたします。ありがとうございました。 ○中澤議長 これから議案第5号、第6号について一括して質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。会議の途中でございますが、ここで昼食のため暫時休憩といたします。再開は午後1時、午後1時といたします。 休憩 午前11時55分 再開 午後 1時00分 ○中澤議長 会議を再開いたします。ここで先ほど答弁を保留しておりました議案第1号に対する小出嶋議員の質問について答弁を求めます。産業振興課長 ◎高橋産業振興課長 それでは、午前中ご質問いただきました農業水利施設個別計画策定業務の全体計画についてお答えさせていただきたいと思います。事業年度につきましては、昨年度からの2カ年事業となってございます。計画しております事業延長につきましては全体で61.6㎞、昨年度30.2㎞を実施してございますので、今年度31.4㎞を予定してございます。また、事業費につきましてですけれども、昨年度269万5,000円で事業を実施してございます。今年度は300万円予算計上してございますので、これから発注をかけていく予定でございます。以上です。 ○中澤議長 商工観光推進室長 ◎小林商工観光推進室長 それでは工業製品試験手数料及び設備利用補助金でございますけれども、これにつきましては中小企業における新たな製品や技術開発による企業価値及び資質の向上を図るため、長野県工業技術センターで工業製品の試験及び設備利用をした場合に費用の一部を補助する趣旨となってございます。初年度であります平成30年度におきましては4社、20万円の補助、昨年、令和元年度におきましては4社、18万4,900円の補助となっている状況でございます。ご質問いただいておりましたこの制度の設立の前後で数字が伸びているのかということでございますけれども、数字の方は把握できてございません。年4件ずつということで、まだまだ数としては少ないものとなっておりますので、今後さらに周知に努めまして、必要な利用件数の増加につなげていきたいと考えております。続きまして、創業支援オフィスについてでございますけれども、産業支援センターみのわでは3年間を限度に4部屋を貸し出ししておりまして、起業の際のスタートアップの場所として利用いただいております。その中でそのうちの1社でございますけれども、この6月末で創業オフィスを退去とされまして、町の中心市街地に事務所を移転し、引き続き事業継続を行っている状況でございます。町の広報紙でも紹介されました事業者で主婦、フリーランスの方、副業を検討してる方などを対象にしたクラウドソーシング事業を展開しているところでございます。以上でございます。 ○中澤議長 建設課長 ◎小澤建設課長 私の方は橋梁定期点検と橋梁長寿命化の工事の関係、進捗についてお尋ねいただいたものでございます。箕輪町建設課で所管管理している橋梁は147橋梁ございまして、全橋梁の点検を行いました。そのうちの27橋梁、27橋梁が修繕を要するものというものでございます。軽微の修繕は除くものでございます。令和元年度までに10橋の工事を終えております。 ○中澤議長 以上でございます。小出嶋議員よろしいですか。 それでは日程第10 議案第7号 箕輪町水道事業の設置等に関する条例及び箕輪町下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。 ◎深澤議会事務局長 議案第7号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第7号 箕輪町水道事業の設置等に関する条例及び箕輪町下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について提案理由の説明を申し上げます。この条例は地方自治法の一部改正により、条例に規定している地方自治法第243条の2が同法243条の2の2に繰り下げられたため、これに合わせるため改正するものであります。また、条例第1条の第3条中第4項を第8項とする改正につきましては、引用する項につきましても現状に合わせるために改正を行うものでございます。施行の日は既に法律が施行されているため、附則において公布の日から施行にさせていただいたものであります。以上、議案第7号につきまして提案理由の説明を申し上げました。よろしくご審議ご決定くださいますようにお願い申し上げます。 ○中澤議長 以上で議案第7号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。 日程第11 議案第8号 箕輪町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第8号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第8号 箕輪町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について提案理由を申し上げます。この条例は放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する厚生労働省令の施行により、放課後児童支援員、学童クラブ指導員の認定資格研修の実施主体が拡大されたことに伴い、箕輪町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正するものでございます。この条例は公布の日から施行するものであります。細部につきまして、学校教育課長に説明をさせますので、よろしくご審議ご決定くださいますようにお願い申し上げます。 ○中澤議長 細部説明を求めます。学校教育課長 ◎三井学校教育課長 それでは、議案第8号について細部説明を申し上げます。提案理由につきましては先ほど町長が申し上げたとおりでございます。それでは、新旧対照表で説明しますので、2ページの資料をご覧いただきたいと思います。今回の改正は厚生労働省令の改正により、放課後児童支援員、いわゆる学童クラブの指導員でございます、こちらの認定資格研修の実施主体が拡大されたことに伴いまして、条例の一部を改正するものでございます。現行第10条第3項では都道府県知事が行う研修を修了したものとなっておりますが、改正案では都道府県知事に加えまして地方自治法第252条の19第1項の指定都市もしくは同法第252条の22、第1項の中核市いわゆる政令指定都市と中核市の長が行う研修も加えまして、実施主体を拡大する改正でございます。今のところ当町で該当する事例は少ないものと考えておりますが、国の改正にあわせまして改正するものでございます。以上が細部説明となります。よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 以上で議案第8号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。 日程第12 議案第9号 令和2年度箕輪町一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第9号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第9号 令和2年度箕輪町一般会計補正予算(第8号)につきまして提案理由の説明を申し上げます。今回の補正は既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,894万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ138億8,416万3,000円とするものでございます。また、地方債の補正は第2表地方債補正により公営住宅除却事業債の追加及び公共事業等債、公園施設整備事業債、臨時財政対策債の借入限度額の変更をするものでございます。それでは歳入歳出予算の概要につきましてご説明を申し上げます。まず歳入でございます。補正予算書の2ページ、事項別明細書は7ページからでございます。款ごとに説明いたしますので、9ページをご覧をいただきたいと思います。1款 町税は町民税の個人現年課税分を3,000万円減額するものでございます。7款 地方消費税交付金は収入見込額の減によりまして8,900万円を減額をいたしました。12款 地方交付税は普通交付税の算定の結果により、2億7,119万4,000円を増額をいたしました。14款 分担金負担金は農林水産業費及び土木費の工事等の分担金を103万4,000円を計上いたしました。16款 国庫支出金は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を1億9,512万8,000円計上した他、地域介護福祉空間整備等事業費補助金、保育園等の感染症対策のため新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金、小中学校の感染症対策のための学校保健対策事業費補助金など2億1,265万円を増額をいたしました。17款 県支出金は県元気づくり支援金の採択による増、国勢調査費委託金の増など148万2,000円を増額をいたしました。18款 財産収入は株式会社みのわ振興公社株式配当金を120万円を計上をいたしました。19款 寄附金は教育費寄附金を30万円計上いたしました。20款 繰入金は財政調整基金からの繰入を4億1,000万円減額いたしました。21款 繰越金は令和元年度の決算により翌年度繰越金の額が確定したことにより、既決の予算額との差額1億5,953万6,000円を増額するものでございます。22款 諸収入は国庫支出金過年度収入など175万3,000円を増額をいたしました。23款 町債は公営住宅、沢、平屋の解体に係わる公営住宅事業債を新たに追加した他、道路橋梁債、臨時財政対策債の増、合わせて1億1,880万円を増額をいたしました。歳出につきましてご説明申し上げます。補正予算書は4ページ、事項別明細書は8ページからでございます。款ごとに説明をいたしますので、22ページをご覧ください。2款 総務費は若者世代定住支援奨励金の増、町税過誤納還付金増の他、外国籍住民の就業支援のための経費及び旧東部診療所を関係人口創設施設として再活用するための実施設計経費など4,224万円を計上いたしました。3款 民生費は新生児への臨時特別定額給付金の他、ゆとり荘のトイレの改修、子育て支援センターの空調設備の設置、認知症高齢者グループホーム等防災改修支援事業交付金、保育園の感染拡大防止のための消耗費など3,635万6,000円を計上いたしました。4款 衛生費は   保健センター予防接種室への空調設備設置のための経費66万6,000円を計上いたしました。6款 農林水産業費は土地改良事業、林道整備事業の原材料費の他、上伊那地域森林経営管理区域抽出業務負担金など188万8,000円を計上いたしました。7款 商工費は制度融資の利子補助のためのシステム導入費、町観光協会が実施する屋外映画イベントに対する補助、みのわ温泉関連施設整備基金積立金407万7,000円を計上いたしました。8款 土木費は沢の公営住宅、平屋部分の解体工事6,270万円を計上した他、町道側溝路肩等修繕費、狭あい道路整備工事費、みのわ天竜公園トイレ改築工事費の増など7,830万9,000円を計上いたしました。9款 消防費は災害対策用の消耗品及び備品の購入費563万円を計上いたしました。10款 教育費は中部小学校、西小学校の手洗い箇所の増設工事の他、感染症対策・学習保障等支援事業として小中学校の各事務事業に消耗品費、修繕料、備品購入費を計上しております。10款全体では3,211万4,000円を計上いたしました。11款 災害復旧費は主に7月豪雨による災害復旧費で町単独農業用施設災害復旧費、町単独林業施設災害復旧費、町単独公共土木施設災害復旧費として測量設計委託料、重機借上げ料及び災害復旧工事費3,254万7,000円を計上いたしました。14款 予備費は歳入歳出を調整いたしまして512万2,000円を増額をいたしました。以上が概要でございます。細部につきまして、企画振興課長に説明をさせますので、よろしくご審議ご決定くださいますようにお願いを申し上げます。 ○中澤議長 細部説明を求めます。企画振興課長 ◎毛利企画振興課長 それでは、議案第9号 令和2年度箕輪町一般会計補正予算(第8号)につきまして細部説明を申し上げます。予算書一般1ページをご覧ください。第1条 歳入歳出予算の補正につきましては先ほど町長が申し上げたとおりでございます。第2条 地方債の補正につきましては、後ほど第2表地方債補正でご説明を申し上げます。2ページをご覧ください。2ページから5ページにつきましては、第1表 歳入歳出予算補正理由でございまして、予算の項ごとの一覧でございます。内容につきましては事項別明細書で説明を申し上げます。おめくりいただきまして、6ページをご覧ください。第2表 地方債補正でございます。まず、追加といたしまして公営住宅除却事業債でございます。沢の公営住宅平屋の解体事業の財源といたしまして追加をいたしました。5,950万円でございます。変更でございます。1点目でございます。公共事業等債でございます。こちらにつきましては狭あい道路整備事業の工事費の増によりましてその財源となります公共事業等債を110万円を増額したものでございます。2行目でございます。公園施設整備事業債でございます。こちらはみのわ天竜公園のトイレの改築工事の工事費の増によりまして150万円を増額をしたものでございます。3行目でございます。臨時財政対策債でございます。発行可能額の確定によります変更でございます。5,670万円を増額をいたしたものでございます。それでは7ページからが事項別明細書でございます。内容につきましては9ページからご説明を申し上げます。9ページは歳入でございます。1款の町税でございます。個人住民税の現年課税分でございますけれども、課税の結果調停見込み額が予算額を下回ったもので3,000万円を減額するものでございます。おめくりいただきまして10ページ、7款 地方消費税交付金、11ページ、12款 地方交付税につきましては先ほど町長が申し上げたとおりでございます。おめくりいただきまして12ページでございます。14款 分担金及び負担金でございます。分担金の補正となります。それぞれ農林水産業費分担金、土木費の分担金でございますけれども、主に7月の豪雨によります災害復旧費の分担金となってございます。続きまして13ページでございます。16款の国庫支出金でございます。総務費の国庫補助金といたしまして地方更生臨時交付金を1億9,512万8,000円計上してございます。こちらにつきましては既決の予算、それからこの9月補正の第8号の予算、それぞれに充当したものでございます。13ページの下の方になります。民生費の国庫補助金でございます。社会福祉費補助金といたしまして、地域介護福祉空間整備等施設整備交付金でございます。こちらはグループホームの防災改修に対する交付金といたしまして、同額を民生費で交付金として計上してございます。それから児童福祉費の補助金といたしまして子育て支援センターの事業費に50万円、それから保育園の運営費に400万円を計上してございます。こちらは1施設当たり50万円、10分の10の補助となってございまして感染症対策のための消耗品等に充当をしているものでございます。子育てセンター、支援センター1施設、保育園8施設分を計上したものでございます。おめくりいただきまして14ページでございます。土木費国庫補助金でございます。狭あい道路の整備等促進事業の補助金125万円を増額してございます。追加要望分の交付決定により増額したものでございます。続きまして教育費国庫補助金でございます。このうち学校保健特別対策事業費補助金を総額で459万6,000円計上してございます。このうち1005の小学校管理費から1047の中学校教育振興費でございます。こちらの合計が425万円となってございます。こちらは補助率が2分の1の事業となってございまして事業費としては425万ですので850万円となってございます。850万円の事業費については学校ごとに上限がございまして、中学校それから中部小学校が200万円、北小学校が150万円、南小、東小、西小学校が100万円というような上限の中で予算を計上したものでございます。続きまして15ページでございます。17款 県支出金でございます。総務費の県補助金といたしまして、元気づくり支援金の採択に伴う増額をしてございます。それから、民生費の補助金といたしまして、地域福祉総合助成金の増額を31万5,000円にしてございます。こちらは障がい者に優しい住宅改修促進事業補助金に充当をしているものでございます。それから、総務費の委託金といたしまして国勢調査費の委託金を増額してございます。おめくりいただきまして16ページでございます。18款 財産収入につきましては先ほど町長が申し上げたとおりでございます。17ページ、19款 寄附金でございます。教育費の指定寄付金といたしまして一般の方お2人から20万円、それからロータリークラブから10万円の寄附金を計上しております。おめくりいただきまして18ページ、20款 繰入金、それから19ページ、21款 繰越金につきましては先ほど町長申し上げたとおりでございます。20ページでございます。22款 諸収入でございます。雑入といたしましてコミュニティ助成事業の助成事業の確定に伴います減額で150万円を減額してございます。こちらは歳出、総務費の方でも同額を減額しているものでございます。また、過年度収入といたしまして国庫支出金の過年度収入を324万3,000円を増額をしております。21ページでございます。23款 町債につきましては先ほど第2表 地方債補正で申し上げたとおりでございます。歳入は以上でございます。続きまして22ページからが歳出でございます。まず、22ページ、2款 総務費でございます。22ページの下半分になりますけれども、0212交流推進費でございます。全体で303万7,000円を増額してございます。大きく四つの増額となってございます。まずは報酬でございます。外国人の生活相談の時間外などの増によりまして、報酬を増額をしてございます。それから二つ目でございますけれども、消耗品、それから委託料の上の二つにになりますけれども、外国人の外国籍の住民の皆さんの介護職の初任者研修といたしまして介護技術、また専門用語の読書などを学ぶための講座の開設の経費といたしまして137万円、消耗品費と委託料合わせて137万円を計上してございます。それから委託料の1番下のものでございます。外国籍住民の就労支援といたしまして伴走型の就労支援事業といたしまして履歴書の作成から企業面談まで通訳者が支援をするっていうような委託料82万5,000円を計上してございます。それから、補助金といたしましてこちらは新規で2カ月以上雇用する事業所に対しまして人件費の3分の2を県が補助をする制度がございますが、それに町が3分の1を上乗せする補助を計上したものでございます。続きまして23ページでございます。0221情報化推進費でございます。公衆無線LAN環境整備工事費増といたしまして164万6,000円を計上してございます。こちらは7月の補正の第7号で計上をさせていただいたものですけれども、その後の現地調査によりまして広間が2階にある公民館について、1階、2階、両方に機器を設置する必要があるということで増額をしたものでございます。5つの区の公民館でございますけれども、松島、それから木下、大出、長岡、南小河内の5つの公民館になってございます。それから23ページの下でございます。0233男女共同参画社会費でございます。女性の働きやすい環境づくり補助金につきまして申請者の増によりまして60万円を増額してございます。おめくりいただきまして24ページでございます。0236移住定住推進事業費でございます。委託料といたしまして空き家調査業務委託料を242万円計上いたしました。こちらは、前回平成27年に実施をいたしましたが、5年を経過したところで、空き家の実態調査、また意向調査を改めて行うものでございます。また、補助金といたしまして若者世帯の定住支援奨励金でございますけれども、申請者の増によりまして670万円を増額をしております。0239の企画事業費でございます。委託料といたしまして425万7,000円を計上いたしました。こちらは関係人口の創出施設の実施設計業務委託料ということでございまして、東部診療所を活用するための施設整備の委託料でございます。0252町税過誤納還付金につきましては2,200万円を増額をいたしております。おめくりいただきまして26ページをご覧ください。3款 民生費でございます。0301社会福祉総務費といたしまして工事請負費でございますが、ゆとり荘のトイレ等の改築工事を282万5,000円計上してございます。こちらは感染拡大防止のため旧型トイレの取り替えなどを行うものでございます。27ページでございます。0333介護保険事業運営費でございます。介護保険特別会計繰出金を114万8,000円減額をしているものでございます。0340地域介護福祉空間整備等事業費でございます。認知症の高齢者グループホーム等防災改修等支援事業交付金といたしまして524万人を計上してございます。財源につきましては100%でございますが地域介護福祉空間施設整備交付金があたっております。おめくりいただきまして28ページでございます。0370児童福祉総務費でございます。こちらは特別定額給付金の対象になりませんでした4月28日以降に出生をした新生児を対象にした交付金でございます。1人10万円といたしまして200人分を計上してございます。0372の子育て支援センター事業費でございます。需用費と備品購入費といたしまして合わせて50万円を計上してございます。こちらは国の交付金があたっているものでございます。それから委託料、工事請負費といたしましていろはポケットの遊戯室へ空調設備を設置するための経費を計上させていただいてございます。次に0380保育園運営費でございます。1保育園当たり50万円の補助金を受けまして400万円、8保育園分400万円を消耗品として計上してございます。消毒用アルコールなどを購入するものでございます。29ページでございます。4款 衛生費につきましては0401保健センター管理費で保健センター1階の予防接種室に空調設備を入れるための経費を計上をいたしました。おめくりいただきまして30ページでございます。6款 農林水産業費でございます。0641町単独土地改良事業費といたしまして水路等の改修工事、また土地改良用原材料費の増で46万2,000円を計上してございます。また、0684町単独林道整備事業費といたしまして林道、作業道の保守用の原材料費の増といたしまして39万5,000円、0685流域森林総合整備事業費につきましては上伊那地域森林経営管理区域抽出業務負担金など、98万5,000円を計上したものでございます。31ページでございます。7款 商工費でございます。0701商工振興費といたしまして制度融資の借入者に対します利子補給の管理システムを導入するための経費187万7,000円を計上してございます。観光費につきましては町観光協会が行います映画イベントの補助金、それからみのわ温泉関連施設の整備基金の積立金、合わせて220万円を計上いたしました。おめくりいただきまして32ページでございます。8款 土木費でございます。0810道路維持費といたしまして、町道側溝路肩等の修繕費を259万7,000円増額してございます。0837狭あい道路整備等促進事業費につきましては追加要望分の交付決定によりまして、工事請負費を300万円増額をいたしました。33ページでございます。0857都市公園管理費といたしまして、みのわ天竜公園のトイレ改築工事費につきまして209万円を増額してございます。また、0870住宅管理費につきましては、公営住宅の沢の平屋の解体工事6,270万円を計上したものでございます。おめくりいただきまして34ページでございます。9款 消防費でございます。0930災害対策費につきまして需用品といたしまして災害対策消耗品102万円を計上してございます。こちらは折りたたみベッド、またブルーシート、非接触型の体温計、フェイスシールドなどの購入でございます。それから備品購入費でございます。461万円でございます。避難所用のパーテーションを100基、それから給水用の仮設水槽を2基、計上したものでございます。35ページでございます。10款の教育費になります。1002事務局費でございます。12節 委託料といたしましてインフルエンザの中学3年生への個別の接種の委託料92万円を計上してございます。それから18節 補助金といたしまして、修学旅行、臨海学習等の補助金でございます。三密対策のためのバスの増便などに対する補助金を増額をしたものでございます。1005小学校管理費でございます。こちらの小学校管理費から次のページの小学校教育振興費、それから小学校給食費、中学校管理費、中学校教育振興費の1047まででございますけれども、それぞれの説明文にございます感染症対策・学習保障等支援事業というものがございますけども、それぞれ、消耗品、修繕料、使用料及び賃借料、それから備品購入費で総額850万円。国庫補助が2分の1で425万円のものですけれども、850万円を歳出の中で計上してございます。アルコールの消毒液、またペーパータオル、石けん、また網戸の設置、パーテーションですとか、空気清浄器、それから扇風機などの購入といったものになってございます。それ以外のものにつきまして1005からご説明を申し上げます。まず、12節の委託料でございます。空調設置等工事設計業務委託料といたしまして302万8,000円を計上いたしております。こちらにつきましては次年度以降の実施分の委託料でございます。それから工事請負費といたしまして北小学校でございますけれども、給食グリストラップ工事、それから中部小学校と西小学校の手洗い箇所の増設工事、それぞれ合わせて1,303万4,000円を計上してございます。おめくりいただきまして1010小学校教育振興費でございます。消耗品児童図書購入費といたしまして10万円を計上してございます。こちらはロータリークラブの寄附金を充当しているものでございます。今年度は東小学校へ配分をされるものです。1015の小学校給食費でございます。工事請負費でございます。給食施設工事といたしまして西小学校の給食調理室のトイレの出入り口の改修を行うものでございます。それから1045中学校管理費でございます。12節 委託料といたしまして、こちらも次年度以降に実施をいたします空調設置工事の設計業務委託料を計上してございます。37ページをご覧いただきたいと思います。1071学童クラブ運営費でございます。こちらにつきましては学童クラブの密を避けるためのいわゆる教室を分散をさせたことによりまして、指導員の増が必要となったものでございます。次に1081の文化財保護費でございます。南宮神社の社叢保存事業補助金といたしまして町の天然記念物になってございます箕輪南宮神社の社叢の保存活動といたしまして、危険な枝の除去などをする補助として計上をさせていただいてございます。おめくりいただきまして38ページでございます。1082埋蔵文化財保護費でございます。こちらにつきましては上古田の町道469号線の拡幅に伴うものでございまして、場所につきましては赤そばの駐車場から東の方へ、西県道につながる道路でございます。39ページでございます。11款 災害復旧費でございます。1112町単独農業用施設災害復旧費といたしまして7月豪雨によるものが主なものでございますけれども、水路の閉塞、それから土砂の堆積、のり面の崩落などの復旧の経費564万5,000円を計上してございます。1112町単独林業施設災害復旧費につきましては土砂流入、それから倒木の処理、路盤の洗掘、路肩の崩落などの災害復旧の対応といたしまして1,240万2,000円を計上いたしております。1132町単独公共土木施設災害復旧費でございます。7月豪雨による災害といたしまして、のり面の復旧などの工事といたしまして1,450万円を計上いたしました。おめくりいただきまして40ページでございます。14款 予備費につきましては歳入歳出を調整いたしまして512万2,000円を増額したものでございます。また、一般41ページから43ページにつきましては今回の補正の主な事業を記載をしたものでございます。またご覧いただければと思います。また、予算書の他に新型コロナウイルス感染症関連の予算を伴う主な施策ということで別の資料をつけさせていただいてございます。こちらつきましては1ページから6ページまでにつきましてはこれまでの既決の予算に加えまして、今回計上させていただきました予算につきまして、黒い太枠で表示をさせていただいてございます。また、7ページにつきましては今回の補正で計上させていただきました地方創生臨時交付金の1億9,512万8,000円の内訳につきまして一覧とさせていただいてございます。また、ご覧いただければと思います。説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 以上で議案第9号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。2番 岡田議員 ◆2番(岡田議員) 35ページ教育費の中でお伺いをいたします。1002事務局費の中で委託料インフルエンザ個別接種委託料とあります。これワクチンのことだと思うんですがそれでいいのかということと、事業の内容、中学校3年生というお話がありました。どのような内容で、この補正に載ってきたのかということをお尋ねいたします。その下段、修学旅行、臨海学習等補助金について修学旅行や臨海学習等をどのようにとり行うのか。その事業の中身についてもお尋ねをいたします。 ○中澤議長 学校教育課長 ◎三井学校教育課長 事務局費1002のですね、インフルエンザの個別接種委託料のご質問でございます。こちらにつきましては今新型コロナの感染拡大も進んでおるところ、また今後はですね、受験シーズンにインフルエンザの蔓延ということも想定されます。そうすると二つのリスクを背負って受験を中学3年生も迎えるということで、その中で一つでもリスクを消し去りたいということでですね、今回中学3年生希望者全員にですね、インフルエンザの予防接種を町の方で負担して接種を受けていただく、強制ではありませんけども、任意でございますけども、一応全員分の予算を計上させていただいた経過でございます。 ○中澤議長 教育長 ◎小池教育長 それでは修学旅行、臨海学習等についての補助金についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために密にならない。そのために例えば中型バスをチャーターしていた学級につきましては大型バスにして、2座席ずつのところを1人ずつにする。また、ぎりぎりに4クラスでバス3台のところを4クラスで4台にする。そういったふうにしまして安心して長い旅ができるようにということで、密対策ということでお願いをいたしました。以上でございます。 ○中澤議長 2番 岡田議員 ◆2番(岡田議員) そうしますと今の修学旅行、臨海学習の補助金っていうのは、基本的にはこの交通手段に伴う増額っていうことでよろしいですか。ありがとうございます。もう1点、37ページ、1番左ですけども、文化財保護費として南宮神社のケヤキの枝の除去というお話がありました。全体の事業費が幾らで補助率によってこの6万3,000円というふうに補助が決定されたと思うんですが、全体の事業費と補助率についてお尋ねいたします。 ○中澤議長 文化スポーツ課長小池文化スポーツ課長 恐れ入ります。すみません。詳細な手元に資料がございませんので、後ほど回答させていただきます。 ○中澤議長 企画振興課長 ◎毛利企画振興課長 補助率2分の1以内でございまして、相手方の事業費12万5,000円でございます。 ○中澤議長 よろしいですか。他にご質疑ございますか。10番 中澤千夏志議員 ◆10番(中澤議員) 28ページの新型コロナ感染拡大防止のための対策緊急補助金になるのか、違うのですか。ごめんなさい。もう1回ちょっと確認して。 ○中澤議長 よろしいですか。他にございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 以上で質疑を終わります。 日程第13 議案第10号 令和2年度箕輪町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、日程第14 議案第11号 令和2年度箕輪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、日程第15 議案第12号 令和2年度箕輪町介護保険特別会計補正予算(第2号)を一括して議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第10号、議案第11号、議案第12号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を一括して求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第10号から議案第12号を一括して提案理由の説明を申し上げます。 はじめに議案第10号 令和2年度箕輪町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。補正予算書国保1ページをご覧ください。今回の補正は既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ895万2,000円を追加をし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億2,978万円とするものでございます。歳入から申し上げますので国保2ページをご覧ください。1款 国民健康保険税の減額は新型コロナウイルス感染症の影響による国保税の減免分で13世帯分でございます。3款 国庫支出金の増額は1款の国保税減免分の10分の6が国から補助されるものでございます。6款 県支出金の増額は国保税減免分の残り10分の4の補助分と療養給付費の増額見込分で金額の内訳は減免分が79万3,000円、療養給付費の見込分が895万2,000円で、合計974万5,000円となるものでございます。続きまして歳出について申し上げますので国保3ページご覧ください。2款 保険給付費につきましては01療養諸費、02高額療養費とも海外でかかった医療費について保険給付分が確定したことによる補正となります。 続きまして議案第11号 令和2年度箕輪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。補正予算書後期1ページをご覧ください。今回の補正は既定の歳入歳出の予算の総額に歳入歳出それぞれ619万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億210万5,000円とするものでございます。歳入から申し上げますので後期2ページをご覧ください。5款 繰越金は令和元年度決算による繰越額を補正するものでございます。続きまして歳出を申し上げます。後期3ページをご覧ください。2款 後期高齢者医療広域連合納付金は歳入で補正した繰越金を長野県後期高齢者医療広域連合へ支出するため、歳入と同額を補正するものとなります。 続きまして議案第12号 令和2年度箕輪町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして提案理由の説明を申し上げます。箕輪町補正予算書介護1ページをご覧ください。今回の補正は既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,969万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億3,855万6,000円とするものでございます。歳入から申し上げますので介護2ページをご覧ください。はじめに1款の保険料ですが滞納繰越分普通徴収保険料を収納見込みに基づき増額するものでございます。4款の国庫支出金は低所得者保険料軽減分及び地域支援事業分の国負担分でございます。5款の支払基金交付金は介護給付費過年度分の交付金等であります。6款 県支出金は低所得者軽減分及び地域支援事業の県負担分でございます。10款 繰入金は補助金の組替に伴い一般会計からの繰り入れを減額するものでございます。11款の繰越金につきましては令和元年度決算による繰越額を補正するものでございます。次に歳出でございます。3ページをご覧ください。5款の地域支援事業費は地域交通検討会の報償費の一般会計からの組替でございます。6款の基金積立金は介護保険給付費準備基金への積立金でございます。9款 諸支出金は1号保険者保険料の償還金及び国庫負担金等過年度分に係る清算返還金でございます。10款は予備費を増額をいたしました。以上、議案第10号から12号につきまして一括して提案の説明を申し上げました。よろしくご審議ご決定くださいますようにお願いを申し上げます。 ○中澤議長 以上で議案第10号、11号、12号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。 日程第16 議案第13号 令和2年度箕輪町下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第13号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第13号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。補正予算書は下水1ページ、補正予算書実施計画書は2ページ、3ページになります。第1条はご覧をいただきまして第2条 収益的収入及び支出の補正は収入第1款 第2項 営業外収益6億2,082万円を674万円増額し、6億2,756万円とし、下水道事業収益合計を10億3,998万円とするものでございます。支出につきましては第1款 第1項 営業費用は8億3,154万9,000円を374万円増額し、8億8,328万9,000円とし、下水道事業費用合計を10億3,998万円とするものでございます。補正の内容は4ページ、5ページをご覧をいただきたいと思います。今回の補正は現在の県の発注事業により、国道153号線の舗装補修工事を順次行ってきているところでありますが、これに伴い下水道マンホールの高さ調整が必要となり、この修繕費用の増額とこれに対応するための財源として一般会計から繰入金を増額するものでございます。よろしくご審議ご決定くださいますようにお願いを申し上げます。 ○中澤議長 以上で議案第13号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。 日程第17 議案第14号 財産の取得についてを議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第14号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第14号 財産の取得について提案理由を申し上げます。取得する財産はテレワーク用端末機120台でございます。国が進める自治体の働き方改革、またコロナ禍での三密を避ける職場環境、在宅ワークを視野に入れたシステムの構築を図るため進める事業でございます。役場などで職員が現在使用している端末機を含め、コンピュータシステムは株式会社アズムが構築管理しており、今回導入する端末機についても同社と契約したいとするものでございます。端末機120台の導入については736万5,600円でございます。箕輪町議会の議会に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定による700万以上の財産の取得に該当いたしますので、議会の議決を求めるものでございます。細部につきまして総務課長に説明をさせます。よろしくご審議ご決定くださいますようにお願い申し上げます。 ○中澤議長 細部説明を求めます。総務課長 ◎中村総務課長 それでは議案第14号 財産の取得につきまして細部説明を申し上げます。最初に事業の全体の概要をご説明申し上げますので、資料の2ページをご覧いただきたいと思います。今回のテレワーク環境構築業務全体としまして(3)の事業概要に記載しておりますように、大きく4つの業務がございます。①テレワーク用端末機の整備、②テレワーク用サーバーの整備、③ライセンス整備、④としてこれらの設定業務全体の4つの業務でございます。このうち、①の業務が財産の取得に当たるというものでございます。事業の目的につきましては先ほど町長申し上げましたが、コロナ禍における行政業務の継続を見据えたテレワーク環境を整えるものでございまして、係長以上の全職員と貸し出し用としまして端末機を整備するものでございます。3ページをご覧いただきたいと思います。見積り状況調書でございますが8月14日に見積書を開札しまして税抜きで1,754万円でございます。2ページにお戻りいただきたいと思います。2ページの中段の2番でございますけれども、システム構築全体事業費につきましては税込で1,929万4,000円でございます。このうちタブレット端末機Surface Go 2というものでございますが、これを120台整備いたします。これについて税込みで736万5,600円 でございます。1ページにお戻りいただきたいと思います。取得する財産はテレワーク用端末機120台。契約の方法は随意契約。取得価格は736万5,600円。契約の相手方は松本市女鳥羽の株式会社アズム松本支店 支店長 太谷ゆき氏でございます。随意契約の理由でございますが現在、当役場などで職員が使用しております端末機を含めたコンピュータシステムのかなり多くの部分につきまして株式会社アズムが構築管理しており、インターネットを仮想的に見ることができる技術などの継承、また導入する端末機の設定についても同社に委託する必要があるため、同社での導入が適当としてございます。なお、構築事業全体の完了予定につきましては令和3年1月29日としてございます。細部説明については以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 以上で議案第14号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。お諮りいたします。議案第14号は会議規則の規定により、委員会付託を省略することにご異議ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 ご異議なしと認めます。したがいまして、議案第14号は委員会付託を省略いたします。これから議案第14号について討論を行います。討論ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 討論なしと認めます。議案第14号を採決いたします。お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) ○中澤議長 ご異議なしと認めます。したがいまして、議案第号は原案のとおり可決されました。 日程第18 議案第15号 令和2年度木下保育園建設事業地中熱設備工事の請負契約についてを議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第15号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第15号 令和2年度木下保育園建設事業地中熱設備工事の請負契約について提案理由の説明を申し上げます。契約の目的は令和2年度木下保育園建設事業地中熱設備工事でございます。8月27日に議会の議決を提出条件とする入札を行い、契約金額、契約の相手先が決まり、契約するに当たり、箕輪町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条にあります予定価格5,000万以上の請負契約に該当しますので、議会の議決を求めるものでございます。細部につきまして子ども未来課長に説明をさせますので、よろしくご審議ご決定くださいますようにお願い申し上げます。 ○中澤議長 細部説明をを求めます。子ども未来課長 ◎唐澤子ども未来課長 それでは、議案第15号 令和2年度木下保育園建設事業地中熱設備工事の請負契約について細部説明を申し上げます。提案理由は先ほど町長が申し上げておるとおりでございます。議案書1ページをご覧いただきたいと思います。契約の方法につきましては、指名競争入札でございます。契約金額は1億4,300万円、契約の相手方は長野市南屋島515番地 株式会社角藤 代表取締役社長 大久保公雄さんでございます。それでは、2ページの資料をご覧いただきたいと思います。こちらは8月27日に行いました入札経過書でございます。2社辞退の5社により入札を行いまして、株式会社角藤様に落札が決定したものでございます。次に、工事概要でございます。3ページをご覧いただきたいと思います。この工事は、木下保育園建設業における地中熱の設備投資でございます。まず、右下の地中熱ヒートポンプシステム概要図をご覧いただきたいと思います。地表から深さ10mより深い地中の温度は季節を問わず安定していることからこの熱エネルギーを地中から取り出して保育園の冷暖房設備の熱源に活用するものでございます。次に、左上の保育園用地全体の配置図をご覧いただきたいと思います。図面の右側が北側となっております。右下駐車場の北側付近の赤丸がボアホールを掘削する位置でありまして、その西側に赤い四角で表示したのが地中熱機械室でございます。左下に記載をしました拡大図をご覧いただきたいと思います。ボアホールは地中熱を再熱放熱するためのもので赤丸で表示してありますが、4m間隔で深さ100mの穴をボーリング用の機械で24本掘削するものでございます。なお、黒丸で表示した1本ににつきましては、昨年度の事前調査の際に掘削が済んでおり、今回の工事では残りの23本を掘削するものでございます。次に、その隣のボアホール断面図をご覧いただきたいと思います。掘削したボアホールへはU字型のポリエチレン管を底まで挿入し、地面からは60㎝以上の深さで曲げ、横敷き配管をして地中熱機械室まで布設をいたします。図面右側の上段、機械室平面図と中段の立面図をご覧いただきたいと思います。地中熱機械室は、木造平屋建てでありまして、室内には各ボアホールから採熱した熱を集めたり、放熱する熱を分配する採熱ヘッダーや熱を交換するための循環ポンプや地中熱ヒートポンプユニットなどの機械を設置するものでございます。なお、地中熱機械室から先の設備工事につきましては今後発注をいたします本体工事において施工をすることになります。以上が工事概要でございます。工期につきましては令和3年1月8日でございます。以上で議案第15号の細部説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 議案第15号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。お諮りいたします。議案第15号は会議規則の規定により、委員会付託を省略することにご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) ○中澤議長 ご異議なしと認めます。したがいまして議案第15号は委員会付託を省略いたします。これから議案第15号について討論を行います。討論ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 討論なしと認めます。議案第15号を採決いたします。お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) ○中澤議長 ご異議なしと認めます。したがいまして議案第15号は原案のとおり可決されました。 日程第19 議案第16号 箕輪町町道の認定について、日程第20 議案第17号 箕輪町町道の変更について、日程第21 議案第18号 箕輪町町道の変更についてを一括して議題といたします。事務局長に議案を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 議案第16号、議案第17号、議案第18号 朗読 ○中澤議長 提出者説明を一括して求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第16号から議案第18号につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。 はじめに議案第16号 箕輪町町道の認定についてですが、県道88号伊那箕輪線、通称春日街道の先線の施工に関連して長野県と箕輪町において道路の所管替えを行いますが、現在の県道203号、与地辰野線、通称西県道の一部を箕輪町が受けて、新しく町道認定するものでございます。 次に議案第17号 箕輪町町道の変更についてですが、こちらも通称春日街道の先線の施工に関連して、町道2号線の一部を長野県に移管するものとして、町道の終点及び延長を変更するものでございます。 次に議案第18号 箕輪町町道の変更についてですが、こちらは2路線でございます。個人または民間企業による住宅造成に合わせまして、道路整備されたものでございます。その後町へ寄付された公衆用道路ですが、既存の町道の一部に編入するものとして町道の延長等を変更するものでございます。細部につきまして建設課長に説明させますので、よろしくご審議ご決定くださいますようにお願い申し上げます。 ○中澤議長 細部説明を一括して求めます。建設課長 ◎小澤建設課長 それでは議案第16号から第18号について細部説明を申し上げます。 はじめに、議案第16号 箕輪町町道認定についてでございます。提案理由につきましては先ほど町長申し上げたとおり、春日街道の延伸工事に関連する県道と町道の所管替えによるものでございます。資料にてのご説明いたします。議案書の2ページの資料位置図をご覧ください。新しく町道認定を提案する位置につきましては、現在の西県道にて西側がながたの森入り口、東側が広域用水企業団の箕輪浄水場の交差点部分から北へ向かい、辰野町境である桑沢川まででございます。3ページの認定路線図をご覧ください。起点が大字中箕輪2134番地56先、終点が中箕輪2034番地84先となります。延長は725.5m、幅員は5.5から8mの路線となります。なお、終点部は辰野町との境界である桑沢川にかかる橋梁上桑沢橋と申しますが、この橋梁につきましても、箕輪町の町道に含むものでございます。箕輪町と辰野町を結ぶ幹線道路として箕輪町の一級町道である町道16号線としての新規認定をお願いするものでございます。 続きまして、議案第17号 箕輪町町道の変更についての細部説明を申し上げます。こちらにつきましても春日街道延伸工事に関連して県道と町道の所管替えに関連するものでございます。資料にてご説明いたします。議案書の2ページの資料、位置図をご覧ください。現在の町道2号線につきましては沢グランド、JR沢駅より東になります県道206号線、南小河内伊那松島停車場線との交差点部分を起点としております。途中国道バイパスや国道153号にて分断はありますが、箕輪浄水場までの西県道との交差点を終点とする延長2169.4mの路線でございます。3ページの認定路線図をご覧ください。上の図が変更前として現在の状況を出したものとなります。起点が図面右側、大字中箕輪612番地1先、終点が中箕輪2134番地33先となりまして、延長は2169.4m、幅員は4.0から10.5mの路線です。こちらの春日街道から西県道までの間、延長1226.7mの路線を長野県へ移管するものとして下の変更図のとおり町道2号線変更するものでございます。起点に変更はございません。春日街道との交差点までを終点部としまして、終点は中箕輪1169番地1先、幅員は4.0から9.5mとして、変更するものでございます。 続きまして、議案第18号 箕輪町町道の変更についての細部説明を申し上げます。こちらは町道301号線、382号線の2路線でございます。過去に個人または民間企業の宅地造成にて、道路整備がされたものでございます。その後寄附採納により町が取得しているところではございますが、町道編入までは至っておりませんでした。建築基準法上の接道要件に満たしていない認定外道路の状態であり、このままの状態では隣接の住宅地への住宅建設や既存の住宅の改築等においても支障を来すことになるため、既存の町道に編入として路線の延長及び幅員の変更を求めるものでございます。資料にてご説明いたします。議案書の2ページの資料、位置図をご覧ください。初めに町道301号線でございます。町道301号線は松島地籍でございまして国道153号と国道バイパスとの間を南北に並行する路線でございます。3ページの資料を変更図をご覧いただきたいと思います。下の図が変更前、上の図が変更後となります。上の図の終点側に近い部分で黒い太線で示されている部分が町道編入をお願いするところでございます。町道の起点及び終点に変更はなく、町道301号線から編入される部分を通り、また町道301号線に戻ることとなります。道路延長を587.5mから766.1mへ変更、幅員は変更前に2.7から4.8mを変更後2.7から6.6mとするものでございます。4ページをご確認ください。こちらは町道382号線でございます。松島から木下地籍にかけての国道153号の西側に位置し、南北に並行する路線でございます。おめくりいただき5ページ、変更図2をご確認願います。下の図が変更前、上の図が変更後となります。上の変更図にて起点終点の中間に位置する位置に、黒い太線で示されている部分が町道編入をお願いするところでございます。こちらも町道の起点及び終点に変更はなく、町道382号線から編入される部分を通り、また町道382号線に戻ることとなります。道路延長を193.1mから325.1mへ変更、幅員につきましては変更前3.0から3.9mを変更後3.0から4.1mとするものでございます。細部説明は以上でございます。 ○中澤議長 以上で議案第16号から18号の説明が終わりました。質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております。議案第1号から議案第18号までの各議案を、会議規則の規定に基づき、各常任委員会へ付託したいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) ○中澤議長 ご異議なしと認めます。したがいましてこれから各議案を常任委員会へ付託いたします。議案第1号は各常任委員会へ、議案第2号、議案第3号、議案第4号は福祉文教常任委員会へ、議案第5号、議案第6号、議案第7号は総務産業常任委員会へ、議案第8号は福祉文教常任委員会へ、議案第9号は各常任委員会へ、議案第10号、議案第11号、議案第12号は福祉文教常任委員会へ、議案第13号、議案第16号、議案第17号、議案第18号は総務産業常任委員会へ、それぞれ付託いたします。各議案とも本定例会の会期中に審査し、本会議において報告をお願いいたします。 日程第22 報告第1号 専決処分の報告についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 報告第1号 朗読
    ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 報告第1号 専決処分の報告につきまして地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項について専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により報告をするものでございます。令和2年5月2日に町道交差点で発生した公用車による出合い頭の交通事故の損害賠償について、令和2年6月3日に専決処分を行ったものでございます。細部につきまして総務課長に説明させますので、よろしくお願い申し上げます。 ○中澤議長 細部説明をを求めます。総務課長 ◎中村総務課長 それでは報告第1号 専決処分の報告につきまして、細部説明を申し上げます。専決処分書の2ページをご覧いただきたいと思います。この専決処分は公用自動車によります交通事故につきまして、損害賠償の額、1件50万円以内の決定について、令和2年6月3日に専決処分したものでございます。損害賠償の相手方は町内在住の北原明さんでございます。損害賠償の額は45万7,200円でございます。事故の概要でございます。事故発生日は令和2年5月2日、発生場所は中原地籍の町道6号線と町道420号線交差点でございます。町の公用車が町道6号線を北西に向かって直進していたところ、町道420号線を北に直進してきた相手車と出会い頭に衝突し、公用車は左前方を、相手車は運転席ドア付近を損傷したものでございます。その後、相手車は交差点にありました防犯外灯に衝突し、これを損傷したものでございます。なお、この損害賠償につきましては全額全国町村総合賠償保険から補てんされるものでございます。以上が報告第1号の細部説明でございます。よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 報告第1号の説明は終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。13番 寺平議員 ◆13番(寺平議員) すみません。基本的なところをお尋ねしたいと思うんですけれども、専決処分の日が6月3日となってるんですけども、ここ議会開会中だと思うんですけれども、議会開会中の専決処分というのはできたのかどうかっていう、お尋ねしたいんですけれども。 ○中澤議長 総務課長 ◎中村総務課長 今のご質問でございますが、自治法で決められておりますものについては専決処分、議会中でもできるものと考えております。 ○中澤議長 よろしいですか。13番 寺平議員 ◆13番(寺平議員) すみません。私の認識が間違っていればあれなんですけども、専決処分は議会を開会するいとまがない場合に行うものじゃないかなと思うんですけど。開会中はこれはできるという解釈、内容によってはできるという解釈でよろしいんでしょうか。 ○中澤議長 総務課長 ◎中村総務課長 今申し上げましたとおり、開会中でも専決処分はできるものと考えております。 ○中澤議長 よろしいですか。他にご質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○中澤議長 これで質疑を終わります。以上で報告第1号の報告は終わりました。 日程第23 報告第2号 株式会社みのわ振興公社の経営状況についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 報告第2号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 報告第2号 株式会社みのわ振興公社の経営状況につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、経営状況を説明する書類として株式会社みのわ振興公社の第22期、令和元年度の利用者数及び損益について、また6月定例会において報告をしたところでありますが、第23期令和2年度の利用者数計画及び損益計画の見直しにつきまして、議会に報告をさせていただくものでございます。内容につきましてお手元の報告第2号により、商工観光推進室長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ○中澤議長 細部説明を求めます。商工観光推進室長 ◎小林商工観光推進室長 それでは、報告第2号につきまして細部説明を申し上げます。今回ご報告いたします経営状況は第22期決算、平成31年4月1日から令和2年3月31日までの営業報告について、また6月定期議会において報告させていただきました第23期、令和2年度の計画の見直しについてでございます。お手元にあります資料2ページをご覧ください。最初に、第22期決算、観光部門と農業事業部門を合わせました全部門でございます。営業収入3億3,865万7,081円、対前年比89.6%。営業経費3億4,555万3,838円、対前年比91.6%でございまして、経常損失は689万9,757円でありました。昨年度より796万4,991円の減となりました。主な要因としましては消費税増税、10月の台風災害、2月からの新型コロナウイルスによる影響など多くの外的要因があげられます。特に新型コロナウイルスの影響は予想をはるかに超える深刻なものでございまして、今期23期にも及んでおります。観光部門は2月末からの新型コロナウイルス感染拡大の影響により、最終的に減収減益となりましたが、106万円の利益を確保してございます。第22期をもって営業を終了しました農業事業部門においては、大幅な減収により、会社全体の損失増につながりました。おめくりいただきまして3ページでございます。今後はウィズコロナを前提に新しい生活様式やガイドラインを踏まえ、経営戦略を抜本的に見直していくことが急務です。当面の改善としましては国、県のロードマップやガイドラインに基づき、感染予防を徹底しながら、また町と密に連携をとりながら、国、県の観光キャンペーン等を積極的に活用し、集客の増加を図り、適正な利益の確保を図ってまいります。なお、第22期の入湯税としまして2,926万を箕輪町へ納入しております。続きまして、各施設ごとの営業報告となります。まず、観光部門からながた荘でございます。営業日数は340日間で営業収入1億2,848万785円、営業経費1億2,790万554円でございまして、経常利益58万231円でありました。昨年度より159万256円の減となりました。日帰り宴会利用者につきましては上期は対前年比利用客数87.3%、売り上げ81.4%との伸び悩んだところ、下期には改善されまして令和2年2月までの対前年比利用客数97.7%、売り上げ97.5%となり、回復の兆しが見え始めたところに新型コロナウイルスの影響が広がり、3月対前年比、利用客数売上ともに28.5%まで落ち込む結果となってしまいました。4ページをご覧ください。宿泊利用者数につきましては対前年比で90.7%、15室ある客室の稼働率は年間48.6%と対前年比3.2ポイントの減となりました。通常宿泊は利用率対前年比109.2%と増加傾向にある一方で、宿泊宴会が減少しており、対前年比77.3%の利用率となりました。近年、親戚や同級会などの大口の集まりが減少傾向にあることが影響していると考えられます。なお、4ページ中段に、平成31年4月から令和2年2月までと、新型コロナ影響下における本年4月、5月の対前年比の状況を示してございます。また、ページ飛びますけれども、8ページでございますけれども、8ページにはながた荘の日帰り宴会数及び利用客数の曜日別集計表、また9ページには曜日別の宿泊利用者数のデータがございますので、参考にしていただければと思います。改めまして4ページをご覧ください。中段からやや下になります。ながたの湯についてでございますが、営業日数312日間、入場者数19万38人、対前年比98.5%で2,941人の減となりました。売店と食堂合わせまして営業収入1億3,625万8,766円、営業経費1億3,528万467円、経常利益は97万8,299円でありました。昨年度より355万2,129円の減となりました。入場者数は上期でございますが、対前年比103.7%を推移する一方、下期は対前年比94%にとどまりました。残暑の厳しさや台風災害に加え、新型コロナウイルス感染症拡大が、拡大増加が大きく影響しておりまして、回復には時間を要するものと思われます。続きまして5ページをご覧ください。ながた自然公園についてでございます。4月から11月までの8カ月間の営業で宿泊施設、焼肉広場、マレットゴルフ場の利用者は合計で1万3,999人で、前年度の1万5,849人から1,850人の減となりました。営業収入1,285万8,969円、営業経費1,335万5,481円、経常損失は49万6,512円となりました。管理運営方法の見直しと創意工夫により、キャビンやオートキャンプ利用客が増加し、対前年比58万2,883円の売上増につながりましたが、10月以降は台風19号の災害処理に追われ、最終的には経費増の結果となっております。次にかやの山荘ですが、5月から11月までの7カ月間の営業で営業収入224万7,734円、営業経費224万7,734円で収支同額となっております。6ページをご覧ください。農業事業部門、農産物直売所にこりこについてでございますけれども、レジ通過利用客数3万1,474人で、前年から1万881人の減となりました。農産物販売と学校給食を合わせまして営業収入4,107万7,489円、営業経費4,849万5,279円、経常損失741万7,793円でありました。令和2年2月末に営業を終了しましたが、閉店に伴う残務処理等により、経費増加により、損失が大きくなりました。次ににこりこキッチンたべりこでございます。総利用者数は1万18人で、前年からは5,096人の減となりました。営業収入1,766万7,239円、営業経費1,821万1,221円、経常損失は54万3,982円でありました。令和元年10月末の閉店までの営業収入は前年比107%であり、順調な閉店業務でございましたが、最終的な経費増により、損失計上となりました。総括といたしまして、観光部門は2月末からの新型コロナウイルス感染拡大の影響により、最終的に減収減益となり、第22期をもって営業を終了しました農産事業部門においては大幅な減収により、会社全体の損失増につながりました。緊急事態宣言の解除後も客足はもとらず、その後の第2波と言われる感染の再拡大により、今後も大変大きな影響受けておりまして、コロナ禍においてどのような戦略で立ち向かっていくのかが最大の課題でございます。お客様に安心してお越しいただけるよう、国、県の指導やガイドラインに基づき、感染予防を徹底しながら、国、県の観光キャンペーン等を積極的に活用し、集客の増加と売上確保を図ってまいります。また、従業員の雇用確保や健康面にも配慮しながら、適正な利益の確保を図ってまいります。コロナ禍におけるニーズに合った施設運営と企画力によってお客様に心から喜んでいただける施設を目指し、さらなる経営努力をしてまいりますので、ご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。続きまして、10ページ以降は比較決算報告書でございます。11ページをご覧ください。比較貸借対照表となります。最初に資産の部です。左から2列目が当期の欄となります。流動資産、固定資産、繰延資産合わせまして資産の部合計1億2,561万8,362円であります。続いて12ページをご覧ください。表の上段が負債の部となります。流動負債、引当金合わせまして1,569万3,957円、下段の純資産の部でありますが、合計で1億992万4,405円、負債および純資産の部合計で1億2,561万8,362円であります。13ページをご覧ください。こちらが各部門を連結した比較損益計算書でございます。上段の純売上高でございますけれども、ながた荘、ながたの湯、自然公園などでございまして、純売上高3億3,759万2,777円、中段にございます売上原価1億867万1,115円を差し引きまして、売上総利益は2億2,892万1,162円となりました。その次にございます販売費及び一般管理費2億3,688万5,723円を差し引きますと14ページの表中段にございます営業損失は796万4,061円となりました。営業損失とその下にございます営業外収益106万4,304円を差し引きしまして経常損失は689万9,757円となりました。続きまして15ページをご覧ください。株主資本等変動計算書でございますが、上段は前期、平成30年度第21期、下段が当期の令和元年度第22期のものになります。中段にございます利益剰余金の配当としまして、第22期も前年と同額の150万円の配当金をお支払いしてございます。16ページと17ページにつきましては、個別の注記表となっております。会計方針に係る事項や貸借対照表、各計算書に関する注記となっておりますので、後ほどご覧いただければと思います。18ページには監査役からの監査報告書の写しを添付してございます。1ページおめくりいただきまして20ページをご覧ください。部門別の損益計算書でございます。ご報告してまいりました計算書を部門別に集計した表でございます。表の1番右下に今期の経常損失合計として689万9,757円を計上してございます。以上が第22期の決算でございます。続きまして、21ページ、22ページをご覧ください。6月の定例議会において報告させていただきました今期第23期、令和2年度の事業計画につきまして、見直しを行ったものでございます。6月の定例議会において報告させていただきましたのは、令和2年3月26日の株式会社みのわ振興公社取締役会において承認された計画でございましたが、その後新型コロナウイルスの感染が拡大し、伊那保健所管内での感染や国の緊急事態宣言が発令されたことを受け、4月8日から5月15日までの間各施設を休業するなど極めて大きな影響が出たことから見直しを行ったものでございます。まず、21ページでございますが、今期の利用者数の見込修正計画書でございます。各施設ごとに第23期を上下2段でお示ししてございます。上段は6月に報告いたしました人数、下段は休業等の影響を盛り込んだ修正後の計画人数となります。まず、(1)みのわ温泉ながた荘は当初1万7,220人を見込んでおりましたが、8,311人へ修正いたしました。(2)みのわ温泉ながたの湯でございますが当初19万500人と見込んでおりましたが、11万2,770人へ修正いたしました。(3)ながた自然公園でございますが当初1万5,000人を見込んでおりましたが、9,012人へ修正いたしました。(4)かやの山荘でございますが当初2,500人を見込んでおりましたが、950人へ修正しております。続きまして22ページは今期の損益見込修正計画書でございます。左から2列目の第23期当初計画は6月にお示しした当初の計画額でございます。太枠で囲みました中央の列が今期の修正計画額でございます。右から2列目は先ほど決算報告いたしました第22期の実績額でございまして、1番右の列が前期実績と今期修正計画との差異になります。修正計画は、昨年の実績と6月までの実績を勘案し、利用者数の修正計画に沿って作成してございます。上から営業収入は合計で1億6,224万円、営業経費は1億7,174万円、営業利益はマイナスの950万円へ、それぞれ修正して見込みました。経常利益は当初はプラスの199万円見込んでいたところでございますが、マイナス950万円へ大きくマイナス修正しております。これ以上の損失を出さないよう、従業員一同精いっぱい努めてまいります。なお、これらの計画は6月末時点の実績と国内の新型コロナウイルス感染状況等から見直しを行ったものでございまして、その後の第2波とも言われる感染の再拡大、7月1日から12月の28日までの平日利用料金の値下げの効果については加味されてございません。また、国内、県内及び近隣の感染状況によっては、大きく影響を受ける可能性がございますので、ご理解いただければと思います。最後になりますが、この決算及び計画の見直しにつきましては、6月30日に行われました第22回定時株主総会において承認されたものであることを申し添えます。以上で細部説明を終わります。 ○中澤議長 報告第2号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。12番 中村議員 ◆12番(中村議員) 損益計算書の維持修繕費960万4,000円っていうのですけど、その前の比較貸借とか見ると有形固定資産が226万5,000しかないところを修繕するのに960万使ったっていうのがよくわからないんですけど、その維持修繕費の内容をちょっと主立ったところを説明していただきたいです。 ○中澤議長 商工観光推進室長 ◎小林商工観光推進室長 すみません。詳細の資料を持ち合わせておりませんので、また後ほどご説明を申し上げたいと思います。 ○中澤議長 12番 中村議員 ◆12番(中村議員) 普通の場合30万とか超えるものは資産になって1年度の経費では計上できないというのが一般の会計だと思うんですけど、そうすると30万円以上で900万っていうと30カ所以上も修繕しているっていうような計算になるんですけど、ちょっとその辺が納得できないので調べていただきたいと思います。 ○中澤議長 調べていただきます。他にご質疑ございますか。6番 入杉議員 ◆6番(入杉議員) にこりこの店長の早目の退社に伴い、残務処理に多くの人材を投入する結果となったとございますが、店長の早目の退社の理由は何でしょうか。 ○中澤議長 商工観光推進室長 ◎小林商工観光推進室長 詳細の理由までは存じておりませんけれども、12月末で退社をされたということで、それは会社にとっては想定外であったということでございます。多くの人材を投入する結果となりというところでございますけれども、2月の閉店に向けて、まだ残りの期間に従業員を再募集をかけて新たに人材を確保して退職した社員の穴を埋めるということで人件費がかさんだというものでございます。 ○中澤議長 6番 入杉議員 ◆6番(入杉議員) 責任者として、店長が最後までその職務を果たさなかったということは大変残念な結果といいますか、無責任な結果といいますか、と思われますけれども、その辺に関してはこの役員会といいますか、会議では問題にはならなかったんでしょうか。 ○中澤議長 町長 ◎白鳥町長 役員会というか、取締役会では問題というか、議題にはなっておりません。実質上、にこりこを閉鎖するに当たってさまざまな過程があったわけですけれども、その中で店長さんも店員の方もそれぞれ自己都合的に、また休暇の取得、休暇の問題でありますとか、その後のご自分の身の振り方とかっていうものを考えながら辞めていかれた方が数人いらっしゃったということでございます。 ○中澤議長 よろしいですか。他に。11番 荻原議員 ◆11番(荻原議員) ながた荘の日帰り宴会の件ですけども、以前にもこれ、自分の方でも確か町長にお聞きしたことがあると思うんですけども、日帰り宴会ってやっぱり大事なことで、そしてコロナ禍の中になると余計減っていくと思うんですよ。そのときに確か自分もながたの方へ行ってちょっと話を聞かしてもらったときに、安い金額にすると当然その安い金額が普通になっちゃって、要するにそうすると最終的には収益が下がるというようなお話があって、どうしても下げれないという話で若干社員とは話し合いをしたこともあったんですけども、こういったコロナ禍になったときに1人でも多くの人に来てもらう、そして当然町内の皆さんたちにもう少し利用してもらうってことを真剣に考えるべきだというふうに思うんです。以前はですね、そのときにも話をしたんですけれども、イベントとしてその秋になったら日本酒を楽しむ会をイベントしてやってみて、そしてそういったそんときにはしっかりしたお料理出したりして5,000円、6,000円でも結構いたんですよね、お客様が。今回こういったコロナ禍になったときには少しでも多くのお客さんに来てもらって、ながた荘っていうもののその存在を忘れてもらわないようにするには、やっぱり今までとはちょっと違ったものの考え方が必要だっていうふうに思うんですけども。町長は社長ですので、こういった考え方というのは以前と全く変わらずにですね、高い設定で今後も続けていくのか、そういった考え方の基本的な考え方、方針変わりはないのか。そして、自分の聞き違いだか何だか、確かながた荘というのは第三セクターでいろんな支援だとか、GO TO キャンペーンなどは利用できないというふうにちょこっと聞いたような気もするんです。今回はこの7ページにはそういった活用しながら売り上げ確保につなげていきたいということで書いてありますけど、ここら辺のところは間違いなくこういった物を使って活用できて我々もできるんでしょうか。お願いします。 ○中澤議長 町長 ◎白鳥町長 昨年の利用実績をご覧になっていただきまして、やはり1番の稼働、稼働状況という問題では実は客室の稼働率が上がらないっていう問題も実はございます。一方で、この宴会、宿泊と宴会をセットにしたものというものも少ない。それと町内の皆さんが宴会のために出向いてもらうということも少ないっていうような状況があります。基本的にはやはり旅館業でありますので、一定のレベルを維持していくという必要があるというふうに思っています。駅前の旅館と、ホテルというようなものではございませんので、一般の観光旅館としての格式とか、そういうものはもっていかなければいけないということでありますので、その点について基本的な考え方に変わりはございませんが、やはり低額の料金のものもセットと入れ込んでいかないと人数が増えないということもありますので、昨年の、今年の春からですかね、若干そんなものも取り入れておりますけれども、ただいずれにしても今のコロナ禍の中で高齢者を中心に全くその利用を見込めない状況にございます。したがいまして、少し時間をおいて、どんな商品が住民の皆さんにとって、町民の皆さんにとって使いやすいものであるかということは考えてまいりたいというふうに思っております。なお、GO TO キャンペーンの国の施策、また県の施策についてはそれぞれ申し込みをして、使えるようになっておりますので、ぜひまたご活用いただければというふうに思っております。 ○中澤議長 よろしいですか。他にご質疑ございませんか。3番 青木議員 ◆3番(青木議員) 23期の修繕計画が見直しをされたということで、これだけ売上の減少になってきますと、やはり経費の削減、コストの削減とか、色々ご検討された結果だと思います。それで懸念されるのはですね、やはり固定費の圧縮ということを考えるとできるだけそこで働く従業員を維持していただきたいと願うものですけれども、その辺の雇用の現状、雇用者としてですね、雇用の状態が維持できている計画でたっておるのか、その辺はどんなご検討をされているのでしょうか。 ○中澤議長 町長 ◎白鳥町長 今後の問題もあるわけですけれども、4月以降については人員を減するという発想はしてございません。今までできていなかった環境整備を皆さんにしていただくというような形をとりながら実施をしました。もう一つ雇用調整助成金の対象にもしてありますので、そういった意味での休業補償というようなこともさせていただいたという経過でございます。いずれにしてもこの段階で雇用について手をつけるというつもりは現時点では持っておりません。何とか回復できる方向にというふうに思っております。なお、950万円っていうのの、△でありますけれども今度まだ増加することも考えられます。いずれかの段階で町として補助をするということも議会のご了解をいただきながらというふうに考えておりますが、できうる限りいろんな形での応援をして、例えば500円から300円の値下げをしたのはそういうことなんですが、できるだけマイナスになったからすべてそれを町で見ていくということではなくて、振興公社の中で議論を重ねて、少しでも利用客を増やす、収入を増やす、売り上げを伸ばすとそういったことを考えていっていただきたいというふうに思っております。 ○中澤議長 よろしいですか。3番 青木議員 ◆3番(青木議員) わかりました。ぜひですね、国の制度設計、特に雇用を維持するためのいろいろな助成金が出ております。そういうものを活用していただいて、雇用維持には全力を挙げていただきたいというふうに考えます。よろしくお願いします。 ○中澤議長 他にご質疑ございませんか。13番 寺平議員 ◆13番(寺平議員) 21ページの宿泊の修正計画についてなんですけれども、当初予定が7,070人が修正2,922人と半減以下となっているんですけれども、これもっと下回る可能性というのはあるのかどうかが1点と、あと7ページのGO TOキャンペーンの活用についてなんですけれども、なかなか県をまたいだPRというのができるのかどうかというところで、どういった内容を考えて売上増を、売り上げ確保につなげていくのか考え方があればお尋ねいたします。 ○中澤議長 町長 ◎白鳥町長 現時点でほとんど今0という状況でありますので、これがこれ以上下がるという可能性はないわけではありませんが、何とかこのレベルは維持をしていきたいということでございます。秋以降少しでも町の皆さんに使っていただくなり、県内の移動はできる状況になっておりますので、GO TO キャンペーン等を使っていただいて、是非利用を進めたいということで、それについてはPR等はさせていただいている状況にございます。 ○中澤議長 他にございますでしょうか。4番 釜屋議員 ◆4番(釜屋議員) 振興公社の経営ということで、よくお聞きするのは町からの支援でやっているので営業努力がされないで来ているんじゃないか。こういう時ってのはちょっと耳が痛いかもしれませんが、会社のその中の役員、いわゆる中の、職場の中の支配人との皆さんが営業努力をしているのかどうかということをよく私も耳にいたします。他のGO TO もそうですけれども、本当に宴会のお願いですとか、宿泊もそうですけれど、以前来ていただいていたお客様のところにまたこんなふうに頑張っているので来ていただきたいとかいうそういう表に顔が見える役員の動きというか、努力が欲しいというお話も聞きます。ぜひともお伝えいただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。 ○中澤議長 町長 ◎白鳥町長 承りました。それはそのとおりだというふうに思います。ただ、現下の状況は営業努力の範囲をもう超えておりますので、できれば営業を縮小したいというのが本音なんですけれども、それに伴って例えば町内における宿泊施設がほとんどないというような状況の中で、営業を縮小していいかどうかという問題もございまして、やむを得ず続けているというのが正直な実態でございます。実は経費を削減するのはもう閉めてしまうことが一番いいんですけども、そうもいかないのでというふうにご理解いただきたいと思います。今議員さんからいただいたとおり、なかなか人数の問題もありますし、外へ出て営業活動しないという部分もありまして、していないという部分も確かにご指摘をいただいてますので、この点については今後考えてまいりたいというふうに思います。今、特にながたの湯もそうですが、できるだけ諏訪とか松本をターゲットにしながらやっておりますけれども、実は町内の部分も必要でありまして、そんなこともこれからそれぞれ支配人等に助言をしてまいりたいと考えております。 ○中澤議長 4番 釜屋議員 ◆4番(釜屋議員) ながた温泉、またながた荘が新しい生活の様式のもとで三密を避けたそういうお客様の対応をしているというそういう宣伝も必要ではないかと思います。ぜひともその辺のところ、安心な温泉でありますっていうことも営業というよりも、その努力を知らせていくことが大事じゃないかと思いますので、よろしくお願いします。 ○中澤議長 町長 ◎白鳥町長 県、国等で発行されておりますマニュアル等に基づきまして宿泊施設としての、また温泉施設としての三密対策等は実施をしておりますので、その辺についてのPRもさせていただきたいというふうに思います。 ○中澤議長 他にご質疑ございますか。先ほどの中村議員の質問に対する答弁をお願いします。商工観光推進室長だめなの。室長の方には本会議最終日に答弁いただくようにお願いをいたします。他にご質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○中澤議長 以上で報告2号の報告は終わりました。 日程第24 報告第3号 令和元年度決算における箕輪町財政健全化判断比率についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 報告第3号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 報告第3号 令和元年度決算における箕輪町の財政健全化判断比率についてご報告を申し上げます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定によりまして、令和元年度決算における実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の健全化判断比率について、監査委員の意見を付して議会に報告するものでございます。詳細につきまして企画振興課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ○中澤議長 細部説明を求めます。企画振興課長 ◎毛利企画振興課長 それでは、報告第3号 令和元年度決算における箕輪町財政健全化判断比率について細部説明を申し上げます。1ページをご覧ください。実質赤字比率から将来負担率まで4つの指標がございます。これらが財政健全化法によりまして財政健全化判断比率として定められている指標でございます。まず、1列目の実質赤字比率でございますが一般会計の赤字の比率をあらわしたものでございます。2列目の連結実質赤字比率につきましては水道団などの事業会計を含む赤字の比率をあらわしたものでございます。この二つの主旨につきましては黒字でございますので数値はございません。また、下段の括弧内の数字でございますけれども国で定めております早期健全化基準となっておりまして、この基準を超えますと財政健全化計画を作成しなければならないというようなことになってまいります。次に、3列目の実質公債費比率でございます。令和元年度でございますけれども9.9%でございます。前年に比べて0.4ポイント減少してございます。また、4列目の将来負担比率は59.4%となってございます。前年に比べて0.2ポイント減少してございます。各比率につきまして次ページ以降の資料でご説明を申し上げます。1枚おめくりいただきまして2ページをご覧ください。4つの指標の数値、それから早期健全化の基準、財政再生の基準をまとめた表となってございます。後ほどご確認いただければと思います。3ページでございます。連結実質赤字の比率の状況でございます。左側の上の段のところが一般会計の表でございます。実質赤字比率がマイナス8.73となってございます。同様に表の右側の下をご覧いただきますと水道、下水道の事業会計も含めた数値はマイナス26.85となってございます。連結実質赤字比率の数値はございません。実質収支、また連結実質収支が黒字の場合にはそれぞれの数値がマイナスで表示されてございます。実質赤字比率は数字的にはないということでございます。次に4ページをご覧ください。細かい表で大変恐縮でございます。実質公債費比率を計算した表でございます。実質公債費比率は公営企業も含みました元利償還金の額や債務負担行為で支出した額など標準財政規模で割った数値でございます。真ん中の段の1番右側の数字でございます。9.9となってございます。こちらが実質公債費比率となってございます。こちらは3年平均となってございまして、前年度に比べまして0.4ポイント減少しておるところでございます。令和元年度におけます元利償還金の額が前年度に比べて減少していることなどから単年度の実質数値につきましては前年に比べて約1.2ポイント減少をしてございます。令和元年度末時点で一般会計で実際に借り入れております年度別の償還額のピークは今後令和4年度となってございます。今後の償還額の上昇に伴いまして実質公債比率も上昇が見込まれてまいりますので、注意深く見てまいりたいと思っております。次に5ページをご覧ください。将来負担比率の状況でございます。将来負担比率は令和元年度末の地方債、また公営企業の繰り入れ見込みの残など将来にわたる債務の合計が標準財政規模に比べてどのくらいになるかを示したものでございます。右下の数字59.4%が令和元年度決算におけます将来負担比率でございます。平成30年度に比べますと0.2ポイント減少してございます。こちらにつきましては地方債の残高債務負担行為に基づく支出予定額の減少、また将来負担に充当可能な基金残高の増加が主な要因でございます。おめくりいただきまして、6ページをご覧ください。上伊那市町村の実質公債費比率と将来負担比率をまとめた参考資料でございます。令和元年度の数値はこれから発表となりますので平成30年度までの数値として資料として付けさせていただいてございます。実質公債費比率、将来負担比率とも管内の市町村平均を上回っておる状況でございます。財政力ですとか、事業の取り組み状況によって各市町村とも財政構造が異なっておりますので、一概に比較はできませんけれども、引き続き健全な財政運営を念頭に置きながら、計画的に事業を進めてまいります。7ページ、8ページにつきましては監査をいただきまして、その意見をいただいてございます。適正に作成されているということを認めていただいておるところでございます。説明は以上でございます。 ○中澤議長 報告第3号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。以上で報告第3号の報告は終わりました。 日程第25 報告第4号 令和元年度決算における公営企業の資金不足比率についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 報告第4号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 報告第4号でございます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定によりまして、令和元年度決算における箕輪町の公営企業に事業につきまして、資金不足比率を監査委員の意見を付して議会に報告するものでございます。箕輪町の公営企業につきましては地方公営企業法全部適用の水道事業会計と地方公営企業法の一部適用の下水道事業会計の二つの事業会計がございます。いずれの事業会計におきましても資金の不足は生じておらず、資金不足比率はございません。詳細につきまして水道課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 細部説明を求めます。水道課長 ◎田中水道課長 それでは報告第4号につきまして細部説明いたします。資金不足比率は地方公共団体の財政の健全化に関する法律施行令で定めるところにより算定した資金不足の額を事業の規模で除して得た数値でございます。2ページの資料をご覧いただきたいと思います。まず、水道事業会計について説明いたします。左から特別会計名、事業区分とありまして、その次の(1)a-b-c-(-d)が流動負債対象額であります。右の流動負債額から控除企業債等を差し引いた金額で3,903万8,000円となっております。さらに右に(3)e-f-g(-h)とございますがこちらは流動資産対象額でございます。右の流動資産の金額で8億4,962万6,000円でございます。流動負債対象額に対し、流動資産対象額は億、この差額8億1,058万8,000円が(8)資金不足額・剰余額の欄に剰余額として記載されておるものでございます。(9)企業ごとの資金不足は生じておりませんで、よって資金不足比率はございません。次に下水道事業会計についてご説明いたします。(1)流動負債対象額は7,767万9,000円で(3)流動資産対象額は3億4,031万6,000円で比較すると、流動資産対象額が多く、この差額2億6,263万7,000円が(8)資金不足額・剰余額の欄に剰余額として記載されております。(9)企業ごとの資金不足額生じておりませんので、よって資金不足比率はございません。3ページ、4ページは監査委員による資金不足比率の審査意見の写しということで添付させていただいております。細部説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 報告第4号の説明が終わりました。これから質疑を行います。ご質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。以上で報告第4号の報告は終わりました。 日程第26 報告第5号 令和元年度箕輪町教育委員会の事務の管理及び執行の状況についての点検・評価についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 報告第5号 朗読 ○中澤議長 提出者の説明を求めます。教育長 ◎小池教育長 報告第5号 令和元年度箕輪町教育委員会の事務の管理及び執行の状況についての点検・評価についてご説明申し上げます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条により、教育委員会は毎年その権限に属する事務の管理及び執行の状態について点検・評価を行い、議会に提出することとされております。今議会には令和元年度の教育委員会にかかわる事務事業についての点検・評価について報告書を作成し、報告するものでございます。細部につきましては学校教育課長に説明させますので、よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 細部説明を求めます。学校教育課長 ◎三井学校教育課長 それでは、報告第5号の細部説明を申し上げます。1枚おめくりいただきまして、報告書1ページをご覧ください。先ほど教育長が申し上げました点検評価の関係条文の抜粋を黒い四角で囲んだところに記載をしてございます。また、第2項では点検・評価にあたり、教育委員会は教育に関し学識経験を有する者の、知見の活用を図るものとされており、去る8月6日に学識経験を有する方々に意見をいただいたところでございます。いただいた意見につきましては3ページ以降の各点検・評価シートの最下段に記載してございますので、よろしくお願いします。なお、学識経験を有する方々として意見をお聞きした皆さんは6人お願いしてありまして、町社会教育委員会会長、町民生児童委員会主任児童委員、町商工会会長、町区長会会長、町PTA連合会会長、町正副分館長会長の皆様でございます。それでは2ページをお願いいたします。評価対象事業につきましては全部で18事業となります。表の見方でございますが、項目として事務事業名、決算額、新規継続、評価、前年度評価、担当課を記載してございます。また、箕輪町教育行政の基本方針の項目ごとに事業を分類するようにしてありまして、それぞれの項目ごとになっております。評価につきましてはaが期待以上、bが期待どおり、cがやや下回る、dが期待以下の区分でございます。それぞれのシートの説明は省略させていただきますが、掲載しました18の事業で小中学校教育振興交付金事業、公民館事業などの12事業につきましてはa評価、残りの内中学校数学国語補助教員導入事業など5つの事業がb評価となっております。中学生海外研修事業につきましてはニュージーランド10日間のホームステイを計画しましたが、当町では4人の生徒の応募がありましたが、伊那、辰野、南箕輪、宮田の各中学校全体での応募が最少催行人員に満たなかったため、昨年は中止となったことからd評価とさせていただきました。その他の事業につきましては後ほどご確認いただければと思います。以上が報告第5号の細部説明となります。よろしくお願いいたします。 ○中澤議長 報告第5号の説明が終わりました。これから質疑を行います。質疑ございませんか。  (「なし」の声あり) ○中澤議長 質疑なしと認めます。以上で報告第5号の報告は終わりました。 日程第27 請願陳情についてを議題といたします。事務局長に請願陳情を朗読いたさせます。なお、請願陳情については文書表のみを朗読いたさせます。事務局長 ◎深澤議会事務局長 陳情等文書表 朗読 ○中澤議長 ただいま議題となっております請願陳情を会議規則の規定に基づき、常任委員会へ付託いたします。陳情受理番号第6号は総務産業常任委員会へ、第7号は福祉文教常任委員会へ、第8号は総務産業常任委員会へ、それぞれ付託いたします。各議案と同様、今定例会の会期中に審査し、本会議において報告をお願いいたします。また、令和2年8月7日付けで長野県町村議会議長会から依頼のありました新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し、地方税財源の確保を求める意見書の提出については総務産業常任委員会で審査をお願いいたします。 以上で本日の議事日程はすべて終了いたしました。本日はこれをもって散会といたします。ご苦労様でございました。 ◎深澤議会事務局長 ご起立願います。[一同起立]ご苦労さまでした。[一同「ご苦労様でした。」]                              午後3時18分 散会...