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令和 2年第 3回定例会−09月02日-03号

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  1. 原村議会 2020-09-02
    令和 2年第 3回定例会−09月02日-03号


    取得元: 原村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    令和 2年第 3回定例会−09月02日-03号令和 2年第 3回定例会         令和2年第3回原村議会定例会第3日目会議録 1 日  時  令和2年9月2日(水) 2 場  所  原村議会議場 3 出席議員  1番  宮 坂 早 苗     2番  中 村 浩 平         3番  森 山 岩 光     4番  百 瀬 嘉 徳         5番  半 田   裕     6番  佐 宗 利 江         7番  北 原 貴 穂     8番  宮 坂 紀 博         9番  松 下 浩 史    10番  平 出 敏 廣        11番  芳 澤 清 人 4 欠席議員  なし 5 地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席を求めた者は次のとおりである。   村長       五 味 武 雄    副村長      宮 坂 道 彦   教育長      清 水 幸 次    総務課長     伊 藤 弘 文   会計管理者    佐 伯 千 穂    住民財務課長   小 池 典 正   農林課長     牛 山 輝 明    商工観光課長   清 水 秀 敏   保健福祉課長   五 味 武 彦    建設水道課長   清 水 英 夫   消防室長     三 溝   章    子ども課長    三 澤 光 晴
      生涯学習課長   伊 藤   証    選挙管理委員長  伏 見 広 仁 6 職務のため出席した事務局職員   事務局長     伊 藤 宏 文    書記       小 松 昌 人 7 本日の日程        1)会議録署名議員の指名        2)一般質問                            午前 9時00分 開議 ○議長(芳澤清人) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員数は11人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △1 会議録署名議員の指名 ○議長(芳澤清人) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は会議規則第127条の規定により、10番平出敏廣議員、1番宮坂早苗議員、2番中村浩平議員を指名します。 △2 一般質問 ○議長(芳澤清人) 日程第2 一般質問を行います。  本定例会における通告は9人です。通告順番により順次質問を許します。  まず、中村浩平議員の質問を許します。中村議員。 ◆2番(中村浩平) 通告番号1番、中村浩平です。それでは、通告に沿って一般質問いたします。なお、今回も質問数が多いため、答弁は分かりやすく端的にお願いいたします。  1.教育委員候補者の選考方法の改善について。1.教育委員候補者を選考するに当たり、区長から推薦状を出させていると聞いていますが、事実でしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お答えいたします。教育委員の選考につきましては、村内を4ブロックに分け、各ブロックから1名ずつ選任しています。候補者については、事前に行政嘱託委員会議で説明し、対象となるブロック内で適任と思われる方を候補者として報告していただいております。報告いただいた方を候補者に決定したときに、当該区長より推薦状を書いていただいております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。そのブロックとは具体的にどのようになっているのでしょうか。また、その意味は何でしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) それにつきましては、担当の子ども課長より答弁させていただきます。 ○議長(芳澤清人) 三澤子ども課長。 ◎子ども課長(三澤光晴) お答えします。4ブロックというのは、原村の中部、南部、北部、西部ですかね。北部が北3区。それから中部が払沢、上里、ペンション、農場、原山。南部が中新田、南原、判之木ですね。西部が室内、柏木、菖蒲沢、やつがねです。  これは村内で委員の方が一定の箇所に集中しないように、村内均等に地域的に委員が選出されるようにブロックを分けているというふうに考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) そもそも、本村は1村1校で通学区は一つですよね。地区割の意味などないのではないでしょうか。  そこで次に行きます。2.そもそも、外部者の区長の推薦がないと候補者になれないのですか。区に加入していない方は対象外ですか。これまでの実績はどうなっていますか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お願いいたします。区長の推薦がないと候補者になれないということはありませんが、先ほど説明したとおり、区長に推薦状を書いていただいております。  歴代委員の区への加入の有無はまだ確認しておりませんが、外から移住してこられた方につきましては、教育委員になれないという実績はございます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。先ほどブロックという説明がありましたけれども、そのブロックの中の例えばある区長が推薦を遠慮してしまうと、その区内にいる人は教育委員の候補者になる道を断たれてしまうと思うんですが、いかがですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) ただいまの質問に対しまして、区以外の方が断たれるということがないように、例えばそれぞれのブロックの中で選出された際に、それぞれの区において、いわゆる推薦も含めた候補的な対応をして広く人材を探っていくという方法を取っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 区の中で公募しているという話を私はちょっと聞いたことがないですけれども、その辺、教育委員会のほうでも事実確認していただきたいと思います。  3番に行きます。3.人格が高潔で、教育に関し識見を有する教育委員に、住所とかブロックとかの概念は必要ですか。地方教育行政の組織及び運営に関する法律の趣旨を正しく理解していますか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お願いいたします。地方教育行政の組織及び運営に関する法律では、おっしゃられるとおり委員の選出に当たり、住所・地区の要件を定めておりませんが、委員の任命に当たっては、委員の年齢、性別、職業等に著しい偏りが生じないよう配慮すること。また、地域住民や保護者等の意向を把握し、地域の実情に応じた教育行政が行えるよう多様な委員構成にすることが求められています。さらに、委員には保護者が含まれなければならないことも規定されております。  このようなことから、当村においては地域的な偏りが生じないようにするため、ブロック単位での選任、それから先ほど述べた法律に規定する有為な人材を確保する意味でこのような形を取っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。村内には他県のとある市の教育委員をされている方がいます。ほかにも、特に原山地区などには長年教育行政に携わって識見のある方も大勢います。本村では幾ら実績や情熱や古い戦後教育に対する改革意欲があっても、区長の推薦がないと教育委員候補者になれないのですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) そういう有為な人材がいらっしゃるということも、私もお聞きはしております。それらの方が例えば今の選考制度に乗るような具体的な方法をトータルに検討していく必要はあると思いますが、現行の体制の中では進めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 現行の制度をぜひ変えてもらいたいと思います。  4番に移ります。4.機会均等を図り、意欲ある方が手を挙げられるよう、候補者を教育委員会において募集、公募すべきではないですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) お願いいたします。先ほどからも触れさせていただいておりますが、ブロック単位からの選任ではありますけれども、各区長におきましては、区内で公募していただくというような方法を含め、区会での検討を経て候補者を出していただいておりますので、現行の方針で推薦していただくことを今のところ考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。公募しないということは、本村では自らの意思では教育委員候補者になれないということです。本当にそれでいいんですか。そんなことで子供たちや保護者に納得してもらえるとお考えですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) 確かに公募というのは非常に広く住民に開かれたという、今、中村議員さんのおっしゃることは理解できますが、本村の少ない人数の中で、本当に総合的にバランスよく委員構成を図るためには、先ほども言いましたように、各ブロックなり区長さんの中でそういう有為な人材も含めてしっかりとふさわしい人材を発掘していただく、あるいは推薦していただくということを考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再々質問いたします。教育委員は村内でなくたって別にいいんです。今までの望月さんも津金さんも外から来ていただいておりました。  話は変わりますが、清水教育長もよく御存じのとおり、教員だって県の募集要項に基づいて募集していますよね。教育委員はその方々の上に立つ人です。外部者任せにするのではなく、教育委員会の責務として候補者を募集、公募しなくていいんですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) 教育委員会制度が確かに昭和31年にできてから、いわゆる公選制というものがありました。公選制にも当然、利点、短所等ございます。公選制から任命制に変わってきた経緯の中で、公選制のよさは広く開かれた平等性であるということ。それに対して、公選制の中からいろんなやっぱり弊害も生まれてきたというような経緯の中から任命制に移った。それらの意見を踏まえながら、広く公募していく公選制へということは、これからの検討の視野の一つには入ると思いますが、現時点において当村ではそんなような形を進めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 5番に移ります。最終的な選考基準(試験等)はどうなっているのでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お願いいたします。教育委員は必ずしも教育行政の実際の運用について専門的な知識や経験を有する必要はなく、人格が高潔で教育、学術及び文化に関し識見を有する者のうちから任命することとされております。  したがって、選考試験等を行うものではありません。最終的には推薦いただいた方が欠格条項に抵触しないかを確認して、問題がなければ候補者として議会に同意案件として提出させていただいております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。村の会計年度任用職員の方でさえ履歴書を提出させ、面接等を経て選考していますよね。村の教育の根幹を担う教育委員を本人から教育委理念教育委員になって実現したいことなどを面接で聴取したり、作文等を出させたりして、教育委員になって何を実現したいのか確認しなくていいんですか。我々だって選挙公報でこれをしますと住民の方に約束しているんです。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) ただいま私の答弁でやや不足したところがありました。そういう候補者をいただいたときに、当然、教育委員会としても面接等を交わして、その人物、適性判断というのは非常に難しい側面があるわけですけれども、実際にその人となりを確認してから任命するようにいたしております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) ここにいる皆様は、自分の意思で手を挙げてそれぞれの仕事に就いている方だと思います。教育委員についてもぜひ公募をして、本当にやりたい人が手を挙げられるように、また選考する際には選考基準をしっかり定めて実施するよう提言して、次の質問に移ります。  2.除雪契約の見直しと路面穴修復作業を委託へ。1.以前より降雪の回数が明らかに減ってきています。これは皆さんも肌で実感しているところだと思います。しかしながら、除雪業者は行政の負託に応えるため、高額な除雪機械を購入・更新し、その維持管理を毎年していかなければなりません。委託契約において出来高払いのみならず、最低金額を保証するなど、明らかに契約内容を見直す時期に来ていると考えますが、いかがでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。除雪契約につきましては、原村建設事業協同組合さんと契約をしております。ゆえに具体的な内容については、担当課のほうから答弁申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お答えいたします。除雪機会が少ないことにつきましては、議員御指摘のとおりでございまして、そういう中で除雪機械の購入や維持経費の負担が大きいということは想像ができるところであります。  うちとしましても、それを踏まえた上で機械管理費として車両整備代相当を負担するということで組合と協議して契約をしておりますので、現状、単価等の見直しによる変更以外につきましては、契約の変更は考えていないところであります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。来年、村では除雪に約800万円の予算を盛ってありますが、昨年の支払いが478万円、おととしが217万円です。昔は1,000万円ぐらい払っていたときもありました。これで組合加入業者は本当に除雪機械を更新していけるとお考えですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) 組合の皆さんとは、私は機会あるごとにいろんなお話をしておりますけれども、特に機械更新云々ということで今まで話はございません。具体的なものがもしあるようだったら、建設のほうに伝えてください。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) 機械はなかなか高価なものでありまして、それを購入する等はなかなか負担になりまして、それをできるだけ除雪作業ということで、回収という言い方がいいのか分かりませんが、その機械があれば、それに当たる仕事が多ければ多いほど有効利用ができている、そういう考えができるわけでございますけれども、機械によっては夏場に転用できるものございますし、そういう意味では、業者の組合のほうになりますけれども、そちらのほうから特にそういう声は聞いていないというのが実情であります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 今後は高額な除雪機を購入できず、村の除雪はできませんという業者も出かねません。ぜひ地球温暖化の昨今、除雪契約の内容を抜本的に見直しをするよう提言して、2番に移ります。  2.建設係の仕事が回っていません。塩カル散布は職員でなく、県のように散布車を業者に貸与の上、作業を委託すべきと考えますが、いかがでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。議員の御質問の項目の中で、建設係の仕事が回ってないという御指摘でございますけれども、私自身何をもって回っていないのかということは判断はつきかねますけれども、具体的な作業は協同組合との関係がございますので、担当課のほうから詳細については答弁を申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お答えいたします。現在、開庁日、平日の昼間につきまして、大体朝の8時から夕方、夜遅くても8時くらいまでなんですけれども、それについては職員が行っております。あと、平日夜間から早朝にかけて、また休日等につきましては、建設事業協同組合のほうに塩カル散布車、これは置いてある場所は役場なんですけれども、そちらに貸与しまして塩カル散布のほうを行ってもらっております。  職員もなぜ全面的に委託をしないかというところもあるんですけれども、急を要するような緊急事態、急にまかなくてはいけなくなった場合など、そういう部分については、村の職員でカバーしたほうが早い場合があります。そういうときに備えて一応全面的な委託ではなく、職員が行えるという部分も残しております。  現状、それで特段不都合が生じていないと感じているところでありますので、今の体制が妥当であるのではないかと考えているところであります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。村は道路や河川等の事務においてたくさんの問題を抱えています。村道の未登記問題、使用権限を取得していないままの道路供用開始問題、道路等の無断占用問題、道路の上空を覆い尽くすような立ち木の問題、放置されている街路樹の問題、まだまだたくさんあります。その上、職員1人当たり毎日100キロメートル以上の道路を管理しなければなりません。そんな状況下でどうしても職員が散布しなければならない理由があるんですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お答えいたします。議員がおっしゃるように、建設の仕事も多岐にわたって、確かに塩カル散布だけではございませんけれども、一つ一つがなかなか問題を抱えていて課題が多い、そういう職場ではあるんですけれども。  なぜそれをそういう状況下であえて行う必要があるかということなんですけれども、先ほどちょっとお答えしましたが、緊急時とかの場合は、その状況について業者が把握するためには、私どもからその状況を伝えてあげなくてはいけない。そういう私たちが間に挟むクッションがあるわけなんですけれども、それでもってすぐ連絡をすればすぐ塩カルをまく態勢が取れるかというと、ちょっと時間がかかるというようなときもある。そういうところで急を要するようなところは、やはり私たちがすぐ準備をして出動していくというときのために、職員がまく態勢は残しているところであります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員
    ◆2番(中村浩平) 職員の人件費は高く、委託したほうが合理的です。ぜひ、他市町村や県を見習って、本村でも塩カル散布業務は村内業者に委託するよう提言して、3番に移ります。  3.舗装道路の穴埋め修復作業を職員がやっていますが、安全管理ができておらず、相当危険であります。また、転圧も不十分なため、一冬越すとすぐにしみ上がり、前のの状態になっています。現在の方法が適切だと考えているのでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。今の現状、緊急の場合は多分対応していると思います。それから、細かい話になりますけれども、私のところにも直接村民の皆さんから、村長あそこがこんな状態だから何とかしてくれというのは、議員さんのところにもいっぱい来ていると思いますけれども、また来たかというくらい正直頻繁に来ております。  多分今、職員がやっていただいているのは、本当に緊急度で、そこをある程度予防的な形ですれば、大きな穴にならないという判断の下にやっておるはずですので、それ以上の詳細については、担当課のほうから答弁してください。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お答えいたします。穴埋めの修復作業につきましては、一応こちらの体制としたところでは、突発的な事案を除いてはベスト等着用の上、2名体制で出動して行うようにしております。また、安全管理につきましても、特に主要幹線などは交通量も多いですので、十分注意を払って作業を行うようにしております。  また、転圧が不十分なため、すぐにしみ上がるとの御指摘ですが、これはちょっと施工の方法によるところだと。やはり人力だからというところもあるとは思うんですけれども、近年は補修材のほうの質も格段に向上してきておりますので、丁寧な施工を心がけることで、そこら辺は十分注意してやっていきたいと考えているところであります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。全国各地で道路上での作業中の事故が報道されています。十分な安全管理がされないまま、部下に穴埋め作業をやらせていた場合、労働基準監督署から是正勧告を受けることもあり得ます。  誘導員も置かず、車線変更の誘導看板も出さず、車を盾にして1人か2人の職員で実施している現在の穴埋めの作業のやり方は、安全管理上問題ありませんか。また、法に触れませんか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) 議員御指摘のとおり、こちらでも安全注意には気を払っているけれども、そういう意味ではまだ足りていないところがあると思いますので、そういうとこら辺、設備といいますか機材もそろえまして、御指摘のようにできるだけ対応していきたいと思っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 4番に移ります。道路は常に安全に走行できなければならない。よって、路面穴の修復作業建設業組合等に委託し、業者の判断で直ちに機械等によって修復する仕組みが必要と考えますが、いかがでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) 議員がおっしゃる仕組みにつきましては、理想的だとは思います。既にこのやり方については県が行っております。しかしながら、村道のように網目のようにいっぱい路線があるものにつきましては、全面的にこの仕組みを取り入れるのは、ちょっと経費的にも施工管理的にも難しいかなと判断しております。  今のやり方ですけれども、ある程度職員による緊急対応をした上で、路線の重要度など考慮して、機械施工が必要と思われる箇所については工事として発注していくという方法を取っておりますので、今のところ現在の仕組みが一番しっくり来ているのかなと考えております。以上になります。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 再質問いたします。私は人件費が高い職員がやることのほうがコストが高いと思っています。材料や器具も別に買わなければなりません。むしろ、プロがやったほうが結果として同じところを毎年のように修復する必要がなく、委託することで職員は事務仕事に集中することができます。組合等に紹介すべき案件と考えますが、いかがでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お答えいたします。建設の業務としましては、パトロールも行っていますので、当然その一環で行うこともあるということですので、役場の庁舎のほうにいて事務仕事に専念しているだけではないということで、現場にも出る機会がありますので、そういうところについては、やはりパトロールを通して現場箇所の発見をしたり、また状況の把握ができるということで、この仕組み自体はある程度やはり残していきたいなと思っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 僅かな穴でも、特にバイクや自転車は転倒の危険性があります。はっきり言いますが、職員がやっている穴埋めは場当たり的な対応で、先ほども指摘しましたが、転圧もできていません。組合等に委託すれば、プロの目で見た適切な処置、そして工夫もできます。また、転圧機を使ってしっかり修復したほうが路面も均一になり、多少コストがかかっても、住民は納得します。ぜひ委託をして、村内の業者が機械を使って修復する仕組みとするよう提言して、次の質問に移ります。  3.村議選の総括と、公平・公正な選挙にするには。  なお、この質問は明るい未来を開くための前向きな質問ですので、議員の皆さんもくれぐれも誤解のないようにお願いいたします。  1.前回の本村議会議員選挙における候補者の選挙運動は、法令に基づき適切に、そして公平、公正に行われたでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 伏見選挙管理委員長。 ◎選挙管理委員長(伏見広仁) お答えします。村の選挙管理委員としては、法令違反者が出ていないことから、適切に公平、公正に行われたという認識をしております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 本当にそうでしょうか。2番に行きます。  2.村の行政嘱託員でもある区長が特定の候補者を推薦すると公正な選挙を阻害します。この行為をどう考えていますか。事前の周知、啓発や事実の確認はされましたか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 伏見選挙管理委員長。 ◎選挙管理委員長(伏見広仁) 選挙管理委員会としては、質問の行為については把握しておりません。公平、公正な明るい選挙を実現するために、公職選挙法等関連法令に基づき実施されております。公職選挙法に抵触しているかは、選挙管理委員会が取り扱う職務ではありませんので、発言は控えさせていただきます。  事前周知については、平成31年4月21日執行の原村議会議員一般選挙の立候補予定者等の説明会、3月15日に開催をされておりますが、において、候補予定者及び支援者に選挙運動についての注意事項を茅野警察署の担当者より説明を行っております。  それから、事実確認をしたのかということについては、これは警察が行う行為であり、選挙管理委員会としては職務外と考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) そもそも、ほかの市町村や県の選管ではできないとされています。区長は、村から公金をもらって村の広報誌を配っている方です。また、住民との連絡調整もしていると聞いています。そのような立場にある方が特定の候補者を推薦してよいはずがありません。選挙の公平性が著しくゆがめられます。  また、区長の中には支援団体の長をしている人もいます。支援団体の長は、地方自治法から特定の候補者のための政治活動や推薦行為はできないはずです。ぜひ、区長等に対して十分な啓発、周知をするよう提言して、3番に行きます。  3.村行政の公職にある者が特定の候補者を応援していた、また特定の候補者の選挙事務所に頻繁に出入りしていたと住民から聞いています。これらの行為は問題なかったのか、選挙管理委員会としての見解はいかがでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 伏見選挙管理委員長。 ◎選挙管理委員長(伏見広仁) 前にもお答えしましたけれども、公職選挙法に抵触していたか否か判断する立場ではございませんので、発言はいたしかねます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) せんだって、松本市長だった菅谷さんが現職中に特定の候補者の支援の意向を示したところ、公職選挙法違反に当たるとして、住民グループから刑事告発寸前までになりました。本村の住民でここまで襟を正す人はいないかもしれませんが、税金で働く公務員が法に抵触する、あるいは道議的に問題があるような行為をさせることのないよう、選管が事前に十分啓発するよう強く提言して、4番に移ります。  4.選挙期間中、車を数台連ねて選挙運動をしたり、ビラを配ったり、保育園の前で大勢で大きな声を出し、出待ちするような行為は問題ないとの認識でしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 伏見選挙管理委員長。 ◎選挙管理委員長(伏見広仁) 再三になりますけれども、公職選挙法に抵触していたか否かを判断する立場ではございませんので、発言はいたしかねます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 委員長、そのような答弁だと、またこれは同じようなことが繰り返されます。車を何台も連ねてやったほうが目立つじゃないですか。どうしようかな。これも当然不適切で私は違法だと思っています。園児の保護者からは送り迎えの邪魔だったとも聞いています。そこで5番に行きます。  5.法令に則し、公正、公平な選挙運動をさせるにはどうすればいいとお考えですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 伏見選挙管理委員長。 ◎選挙管理委員長(伏見広仁) 引き続き、選挙の管理、執行について村の選挙管理委員会で適切に行い、選挙運動の違反については、取締機関である長野県警茅野警察署と連携をして、公正、公平な選挙運動を推進していくことが重要だと考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 初めて選挙に出る方は、先ほど4番で質問したような行為が法に触れると分かってはいません。これは説明が不十分だった選管にも責任があるんです。  そこで、今後につきましては、公正で公平な選挙が行われるよう、候補者に十分な説明をするよう、また選挙期間中にこれらの行為を見かけたら、直ちに是正指導するよう提言して、次の質問に移ります。  4.有害鳥獣駆除と農業振興について。1.五味村長就任以来、野生鹿の駆除数が年々減ってきているのははぜですか。具体的には平成27年111頭、平成28年66頭、平成29年39頭、平成30年44頭、令和元年26頭となっています。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) 御質問でございますけれども、私の村長就任とそれから野生鹿の駆除数の減少とは、何ら私は因果関係はないというふうに考えております。  詳細については担当課のほうから答弁申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 牛山農林課長。 ◎農林課長(牛山輝明) お答えします。野生鹿の駆除につきましては、有害鳥獣捕獲として、わなや銃器を使って駆除していただいております。捕獲数のほとんどはくくりわなによるものですが、原村鳥獣被害対策実施隊が平成26年に設置され、通年のわな捕獲が可能となりました。設置当初は多くの鹿が捕獲できていたんですけれども、年々、鹿の通り道が変わって、捕りにくくなったというようなことを実施隊または猟友会のほうから報告を受けております。  また、中には設置場所の所有者の承諾が得られないというようなところもあるということも、捕獲数が少なくなっている原因かと思われます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 五味村長は、以前から全身全霊で村の事務に当たると言ってこられました。それでいてこの数字はおかしくありませんか。  そこで次に移りますが、2.これまでの村のやり方に無理が生じてきているのではないですか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) 無理が生じているかどうかということは即答いたしかねますけれども、詳細については、これは担当課のほうで進めておりますので、担当課においてこの答弁をさせます。 ○議長(芳澤清人) 牛山農林課長。 ◎農林課長(牛山輝明) お答えします。猟友会及び実施隊に強制的に有害鳥獣駆除をお願いしているものではありませんで、猟友会には年間を通しての委託というような範囲内で、また捕獲実施隊につきましては、各個人の可能な範囲内での捕獲活動という形でお願いしているところでございます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) ちょっと今、事実誤認があったと私は思うんですけれども、委託というのは、本来村がやらなければいけないことを村ができないので、ほかに外部にやらせているということになるはずですので、そこら辺認識をしっかり持ってもらいたいと思います。  そこで次に行きます。3番、茅野市では令和元年度の駆除数が1,000頭を超え、かなり専属的に従事されている方も数人いると聞いています。本村でも隊員に年報酬を支払い、1頭当たりの駆除単価も上げるべきではないでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 牛山農林課長。 ◎農林課長(牛山輝明) お答えします。現在、原村では1頭につき報奨として6,000円を支払っております。近隣市町の報奨単価をお聞きしましたところ、茅野市では1頭につき7,000円、富士見町では雄が6,850円、雌が7,850円というような報奨費となっており、原村より高額となっております。  鳥獣被害対策実施隊の皆さんは、それぞれ日常の仕事を持った方々が主でありますので、専属的に従事していただける、年俸制という形で従事していただけるという方は、問い合わせましたらちょっと難しいのではないかということをお聞きしております。  また、報奨金額につきましては、実施隊発足当初、取決めが1頭当たり6,000円という形ですけれども、近隣市町の関係がそれより高いというようなことを踏まえまして、今後それにつきましては検討していきたいと思っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) 検討してくださるということで、前向きな答弁をありがとうございました。茅野市では全隊員に年報酬1万5,000円を支払い、1頭当たりの駆除単価は先ほども牛山課長おっしゃってくださいましたが、7,000円にしていると聞いています。本村においても同額程度にすべきことを提言して、4番に行きます。  現在、駆除が村でしか行われていないと聞いております。個人やJAを含め、従前のように民間活動を促すべきではないでしょうか。答弁願います。 ○議長(芳澤清人) 牛山農林課長。 ◎農林課長(牛山輝明) お答えします。現在、諏訪管内で鹿の駆除について、猟友会以外へ委託している市町村というのはない状況です。JAさんのほうにつきましても、JA自体で有害鳥獣駆除というようなことはできないという判断をしていることから、JAさんでは、原村におきましては猟友会の有害鳥獣駆除活動に対しまして15万円の補助を行っております。  また、個人につきましては、猟友会に入っていない方が数名いらっしゃるんですけれども、そちらの方へ別な委託というようなことは検討しておりません。以上です。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) 全体的な駆除の関係で、正直、猟友会の会長さんとも都度いろんなお話はしています。一番今ネックになっているのは、猟犬の維持管理の関係です。かなり餌代が高価だということ。それから、銃器免許の取得もかなりかかるというようなこと。それから、やはり議員さんは一番理解していただいていると思いますけれども、今の猟友会の会員の構成年齢が非常に高い状況であるものですから、会長さんにはとにかく若手でそういったことをやっていただける方の育成を村としても考えなくちゃいけない、また、猟友会の会長さんとしても、そこを考えていっていただきたいということで、今後忌憚のない御意見を賜って、原村の猟友会の組織維持に努めていきたいということは、都度、会長さんとは話をしていますので申し添えます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 中村議員。 ◆2番(中村浩平) もともとは農家の多くが猟師でした。有害鳥獣の駆除は、許可を取れば現在においても個人でも農業協同組合でも、森林組合でもできるのです。何でもかんでも村がやることは決してよいことではありません。自分の農地は自分で守るといった気概がなければ、郷土は荒れていくままです。  また、狩猟者が減っていったのは、手続を煩雑化してきた行政側にも責任が多々あるのです。民間活動を促すにはどうしたらよいのか、県や警察、また関係者等と十分協議をしてよい方法を見いだし実行するよう提言して、私の一般質問を終わります。 ○議長(芳澤清人) この際、暫時休憩します。再開は午前10時5分に再開します。                            午前 9時50分 休憩                            午前10時05分 再開 ○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、北原貴穂議員の質問を許します。北原貴穂議員。 ◆7番(北原貴穂) 通告番号2番、北原貴穂です。私の一般質問に入ります。  今ほど公職選挙法に関するやり取りがございまして、私自身も一部身につまされる部分もございました。さりとて、法令、条文だけを守っておればそれでいいかといえば、そうではないと思います。やはり私たちが一番に守っていくべきものは村民の生命、生活であり、また安心・安全であると、このように考えております。そういった観点から、1番の質問に入ります。  新型コロナウイルス対策についてであります。このところの状況を見ておりますと、当村でもいつ感染者が出てもおかしくない状況になってきたように感じます。そういった中で、まず一番最初の質問ですが、当然村民も近隣市町の医療機関を受診することがある、これは日常的にあると思います。逆に、村の診療所に村外の方あるいは県外の方がかかられる、こういったことも当然考えられるわけでありますが、そういった中でやはり近隣の医療機関また関係機関との連携をしっかり持って、村民の健康を守っていくということが重要だと考えますが、近隣機関との連携体制がどのようになっているか、まずこの点についてお尋ねいたします。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。原村は原村診療所とか中新田診療所、いろんな医療機関がございます。それから、圏域内での連携については担当課のほうから答えさせます。 ○議長(芳澤清人) 五味保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(五味武彦) それでは、医療機関の連携について私のほうから説明をさせていただきます。御承知のように諏訪管内でも医療従事者の方が感染するというような事例が何件か発生してきております。そういった中で、私どもとしましても、まず地元の医療機関の医療従事者が感染しないということが一番なのかなというふうに考えて対応させていただいております。  まず、原村診療所のほうですけれども、発熱者の方の入り口は一般の方と入り口を分けるような形で感染防止に努めています。万が一発熱で感染が疑われる患者さんが受診する場合がありますけれども、さきの新聞報道等でもされましたけれども、諏訪医療圏域外来・検査センターというのが諏訪市内に設置されております。開業医の先生ですとか、保健福祉事務所のほうから検査対応にならなければいけない方については、そちらで予約をして実際に検査を受けるというような形になっております。
     それでも早急に検査をして対応しなければいけないような患者さんにつきましては、諏訪中央病院、それからあとは少し遠くになりますが、諏訪赤十字病院、岡谷市民病院というのが諏訪管内の三つの拠点になります。そちらのほうで対応が可能かと思います。  また、諏訪中央病院につきましては、先月新聞報道等もされましたが、感染症の外来センターを設置いたしまして、駐車場内に三つのプレハブを新たに設置しております。今までの救急外来で受けていた患者さん以外にも、そちらのほうでそれぞれの患者さんが接触しないような形で受診できるというような体制を取っておりますので、そういった形で連携は深めております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) では、関連してもう少し詳細なことをお尋ねしますが、そうすると、ただいま近隣機関との連携体制については説明をいただいたわけですけれども、どうでしょう、村の診療所を受診する前の段階で、もう疑わしければ他市町の機関に言わば振って、検査なり診療なりをしてもらうのか。それとも、一旦は村の診療所で診療なり診察をした上で、改めてほかの機関で検査なりという手順になるのか。ちょっとその辺だけ確認したいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(五味武彦) それでは、説明させていただきます。先ほど説明させていただきました諏訪医療圏域外来・検査センターにつきましては、一応、開業医さんもしくは保健福祉事務所のほうの予約制で実施をしております。ですので、その段階で例えば症状のある方でないと、一応そちらのほうの受診というのは予約受診になりますので、検査を受けられるような体制ではありません。  あとは、例えばその方が首都圏ですとか発生地域との往来があった、もしくは接触者になったというようなことにつきましては、保健福祉事務所のほうに御相談いただいて、その状態で予約というような形になっております。  あと、一部では自由診療にはなりますが、PCR検査を実施している医療機関もあると聞いておりますので、そちらのほうで検査を行うというような形になるかと思います。以上です。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) それでは、関連して今ほどの御説明の後の話です。ここのところ茅野市で連続して感染者が出ておるわけなんですけれども、もう当日中に例えば「広報ちの」で放送がされるだとか、あるいはホームページで公表がされるだとかいう形で、かなり茅野市のほうは公表が迅速に行われているのかなというふうに印象を持っておりますけれども、当村においてもし仮に感染者が出た場合、公表あるいは周知の体制あるいは手順というのは、どのようになっていますでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) それでは、私のほうから総括的な答弁を申し上げます。コロナ発生につきましては、対策本部で都度協議しながら方向づけを出して対応している状況でございます。  それから、広報等の仕方ですけれども、当初の頃はどこどこの市で発症した云々という、ある程度もう具体的な市の名前まで頻繁に発表する傾向がありました。私が関連した首長さんにもお話し申し上げまして、自分の市町村で発症すれば、当然逐一そういう報道は必要だろうけれども、それ以外の市町村で出た場合には、あまり具体的な何々市とか、そういうことの報道はいかがなものかという提案もさせていただいて、今の話になっている傾向でございます。  原村も今は緊急メールとかそういったものでやっていますけれども、原村以外の場合は具体的にどこどこの市とか、そういう報道は控える形で今対応しております。  それから、もし万が一、毎日毎日発症していますので、私どもの行政の中でそういうことがあれば、当然いつ幾日発症したということはオープンにしていきますし、それからやはり今一番大変になってきているのは、何といいますか、発症した方へのどういう表現がいいかな、差別というのか何というか、その悪者、犯人捜し的な傾向が多々あるものですから、そこをいかに村民の理解を得て冷静に対応していただくかが非常に私は重要だと考えています。昨日も有線で流したかな。緊急メール、それからホームページへのアップと、有線放送でもその辺は村民の理解を得るような形で対応しているのが現状でございます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) それでは、二つ目の質問に移ります。住民が抱えている不安として、大別すると二つのことが挙げられると思います。一つは経済的は不安、それからもう一つは生命、健康に対する不安です。  そこで、まず2番目の質問では経済的な不安についてお尋ねをいたします。例えば商工業者もこのコロナ禍でなかなか事業の先行きが見通せない状況であったり、また住民のお勤めをされている方でも収入の減少であるとか、あるいは極端な場合には仕事を失ってしまうということも考えられます。このあたり、雇用の件に関しては、昨日の新聞でも大きく取り上げられておりました。  そういった中で、もちろん国・県によっても支援というものは、当然いろんな支援策が出されておるわけですけれども、どちらかというと国・県の政策はなるべく早く、対象を広く、そして浅くという形になっておりますし、そうならざるを得ないと思います。逆に村としては、多少時間がかかっても対象をしっかり絞り込んで、重点的な支援をしていくことが必要ではないかと考えます。  そこで、今申し上げたような国や県の支援が行き届かない、あるいはまだ不足であるというふうに感じておられる住民に対して、村としては今後どのような支援を行っていくかお尋ねをします。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。村ではいろんな対応策を取っております。一つは、商工業の関係については、この後各担当のほうから答弁申し上げますけれども、商工業振興審議会を開催して、いろんな要望を聞く中で対応策を取ってきていただいていますし、それから、村の対応状況については、会長に報告とか商工会長にも来ていただいて、状況は説明をしているのは今の現状でございます。  それでは、各担当課のほうから具体的な内容について、先にそれでは保健福祉、そのあと商工観光のほうでいいですか。お願いします。 ○議長(芳澤清人) 五味保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(五味武彦) それでは、お答えさせていただきます。今ほど質問のありました住民に対しての関係につきまして、困窮している方への対応ということで、私のほうから説明をさせていただきます。  議員御指摘のとおり、保健福祉課のほうでは生活に困窮している方への対応として、村単独でのいわゆる補助的なものがなかなか行き届かない部分等もあるかと思います。ですので、県や国の部分の補助をどうしたら取得できるのか、申請できるのかという部分について、一人一人のケースに合わせた状態で対応させていただくような対応を取らせていただいております。県やそれから社会福祉協議会のほうと連携いたしまして、支援を行っているところであります。  支援の内容としましては、まず一番初めに出てくるのが仕事がなくなっちゃったんだけれどみたいな相談を受けるような事例があります、就労支援。それから少し税金のほうがすぐに支払えないような状態になっています。税金の分割だとか免除のアドバイスをさせていただいております。そして、あとは生活資金の借入れですとか食料の支援などが主な内容になります。安否確認などを行う中で、その人の状態に合わせて、支援が必要な人の情報をできるだけ早い段階で収集できるよう対応させていただいて、対応しているような状況であります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水秀敏) お答えをいたします。当村では、商工業者に対し、事業継続を目的をして独自の持続化給付金や観光宿泊施設応援事業、新型コロナウイルス特別経営対策資金等のあっせんを行っております。これが全てだとは思ってはいないところではございますが、また毎月定期的に個人事業主を含む中小企業者を対象に、経営上のあらゆる相談に応じるため、長野県よろず支援拠点と連携し相談会を開催し、様々な相談内容があり、今後もその内容等を踏まえた上で施策につなげていきたいというふうに思っております。  また、商工業者の中には、個人事業主の方も多くおられます。生活困窮者自立支援法というのがありまして、それに基づき県では困難を抱えている、困窮されている方を対象とした相談会を実施をしているということであります。具体的には自立相談支援事業、住居確保給付金、就労準備支援事業、一時生活支援事業、家計相談支援事業等を行っております。まずこの制度をできるだけ利用していただけるように案内し、つないでいくというのも大事な仕事だと思っております。以上でございます。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) ただいま商工観光課長の答弁の中でよろず支援拠点、具体的に機関名が出ましたけれども、私は商工団体の間接補助も結構ですが、行政が直接企業者を支援するような今回の取組、これからも積極的に進めていくべきだと思います。いずれにしても、住民に対しても商工業者に対しても、きめ細やかで小回りの利いた支援を今後ともお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。先ほど申し上げたとおり、住民の抱える大きな二つの不安の二つ目についてであります。高齢者また基礎疾患を有する方、これは多くおられます。特にこういった方々に対して、村として感染防止対策を今後どのように進めていくか。まずこの点に関してお尋ねします。 ○議長(芳澤清人) 五味保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(五味武彦) それでは、お答えさせていただきます。村の施設を利用していただく高齢者、それから基礎疾患をお持ちの方ですね、地域福祉センターでは必要に応じて、先ほども説明をさせていただきました、発熱した患者さんと一般の患者さん、それから介護の利用者の方、デイサービス等ですが、別々の入り口を使用するような形を取って、感染防止策を取っております。  また、感染者の発生状況によっては、診療所の患者さんとデイサービス、介護の利用者の皆さんの出入り口を分けるというような対応も取るような形を実際4月、5月のときには実施しておりました。  特に診療所で基礎疾患等をお持ちで受診されている患者さん等もいらっしゃいますが、医療機関を受診することによって逆に感染してしまうのではないかという不安を抱えていらっしゃる方もいるかと思います。電話再診等を活用させていただいて、治療のほうを優先するような形で確実な感染防止に努めています。  あと、それ以外にも村の中には介護施設ですとか障がい者の施設等あるわけですけれども、そういった施設に関しましては、外部からの訪問の方を受け入れないという施設もあります。施設の管理については、具体的に施設のほうに委ねているところではありますけれども、それが長期化することによって、実際に大分利用者の方もストレスになっているというような意見も聞かれております。今後対応をしていかなければいけないところかと思っておるところです。  あと、高齢者の皆さんについては、ヘルパーさんのふれあい訪問ですとか、民生さんの安否確認のとき、それからデイサービスの利用者の皆さん、サービス利用時に感染防止、今まで言われていること再度周知をさせていただいているところでしたり、改めて基礎疾患をお持ちの方につきましては、必要以上に医療機関の受診を控えるということがないように啓発をしているところであります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) ただいま感染防止対策について説明をいただきました。実際にこの対象者をどのように把握するかという問題はまた別に置いてですね、もう少し対象となる方に直接、これは直接会ってという意味ではなくて個々にという意味でありますけれども、個々に呼びかけていったほうがいいんじゃないかな。あるいは、当村のような規模であれば、そういう対応もできるんじゃないかなというふうに思うわけですが、具体的に個別に感染防止を呼びかける、あるいは周知をするといったお考えはございませんでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 五味保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(五味武彦) お答えさせていただきます。議員の再質問でおっしゃるとおり、なかなか一般的な啓発をしても、個別の状態に御自身のことだというのがなかなか理解いただけない部分もあるかと思います。本当に言うように、村では個別に対応させていただくような事例が幾つかありますので、中でもお年寄りの皆さん、高齢者の方には特に運動が少なくなってしまっただとか、それから食事だとか口腔のケアですね、それから、人と話す機会、交流の場というのがなくなったというような部分、特に留意していただかなければいけない三つの点があるかと思いますので、そちらのほうを中心にヘルパーさんですとかそういった方々、個別に訪問する事例等を使って、今後啓発に努めていきたいと思います。以上です。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) それでは、関連して質問いたします。先ほど村長の答弁の中でも触れられましたけれども、感染者に対する心ないうわさであるとか誹謗中傷、また差別等も起こり得ないとは言えないわけでありまして、茅野市なども放送ではそういうことも呼びかけておりますし、昨日の有線でもそういったことの呼びかけはありましたけれども、こういった言わば二次被害というか、うわさや中傷、差別を防ぐための対策として何か考えていることがあればお尋ねしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(五味武彦) 議員御質問の説明のほうにもありましたけれども、誹謗中傷、それからそういった形で罹患者の方が誰だというようなことを探す事例等、全国的に発生しているというような話は新聞等メディアでも報道されているところかと思います。そこの部分に関しましては、人権の問題にも関わる部分になってきますので、今後、村全体として高齢者、それから基礎疾患をお持ちの方というような方ではなくて、対応が必要なことだとは考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) それでは、次の質問事項に移りたいと思います。次の質問事項は、払沢農村交流施設の建物の補修についてであります。  分かりやすく言うと、払沢農村交流施設のトイレがある建物、棟でありますけれども、ここについてですね、屋根の塗装、それから外装のタイルあるいはひさしの支えの柱等が経年劣化により傷みが進行しております。これにつきましては、以前から補修の要望があるわけですけれども、この対応が現状どうなっているかお尋ねいたします。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。議員に今御指摘いただきました内容について、過去にそういった要望が上がってきていないようなことで私は確認をしておるわけですけれども、私自身も直接そういったものを聞いた記憶はございませんので、詳細については担当課長のほうから答弁申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 牛山農林課長。 ◎農林課長(牛山輝明) それでは、お答えします。払沢の農村交流施設につきましては、一応、村のほうで貸し付けているというような施設なんですが、実際の細かな管理等は区のほうへお願いして、村のほうで直接施設の傷み状況とかは確認していないので、直接的にはあれなんですけれども。  基本的なことを申し上げますと、農村交流施設の補修については、地元区長さんからの要望を受けて計画的に補修を行っているという状況です。払沢の公園につきましては、平成30年度には農村広場の管理棟の外装塗装、軒裏板の補修、窓ガラス、網戸の補修を行っております。また、令和元年度にはグラウンドのバックネットの補修を行っております。これはいずれも区からの要望に対しまして、村のほうで予算的な措置をして行ったという状況です。  今回質問の箇所につきまして、ちょっと過去の要望経過を見たんですが、ちょっと我々も把握していないところがあるものですから、区長さんのほうに確認しながら、改めて要望書というような形で頂いた上で、どのような形がよろしいかというところを今後検討したいと考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) この件については、私の耳にももう数か月前、5月の時点で耳に入っておりました。地元区、それから利用者の皆さんの声を聞く中で、直してほしいということはもちろんなんですが、その対応ですね。ちょっと言い方が悪くなるかもしれませんが、連絡をしても見にも来てくれないと。対応してくれないと。かなり厳しいお言葉をいただいております。  どうでしょう。この見にも来てくれない、対応してくれないという主語が担当部署だけだったらまだいいですが、結局役場はという言い方をされちゃうわけです。役場全体にそういう印象を持たれてしまう。こういったことは非常に私も危惧するところであります。この点についてあまり言ってしまうとちょっと通告の趣旨から外れますので、また機会を改めたいと思いますが、よろしくお願いいたします。  それでは、3番目の質問に移ります。3番目は公民館報についてであります。公民館報の発行回数が年4回から3回に減ったというふうに聞いております。また、有線等で新しい編集委員を募集しているのも私は耳にしております。  これらは公民館報にとっては大きな変化ではないかと思うわけですが、こういった変化を踏まえて、今後どのような誌面作りを行っていくか。まずこの点についてお尋ねをします。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お答えいたします。公民館報の発行回数が年間4回から3回に減った理由につきましては、村の財政難による経費の削減のためであります。  また、編集委員の改選につきましては、個人の都合により退任された委員がいらっしゃったため、新しい委員を選んだという形になっております。  今後の誌面作りの方針としましては、より幅広い内容を様々な視点から捉えた記事を掲載していきたいと考えております。まず、個人の執筆のよる長期連載記事は順次終了していくというようなことを一つの方向として考えております。代わりに、近くにあってもふだんなかなか訪れる機会の少ない近隣の文化施設の紹介等を行う予定であります。  また、有線放送や毎号の館報により、通年で一般からの投稿を募集しておりますけれども、こちらも幅広い内容、様々な視点という観点を持って、編集委員会での検討の下に掲載していきたいと考えております。  そして、編集委員会では随時誌面全体の検討を行い、文化、歴史、時事問題を取り上げたり、座談会、住民への取材やアンケートなどを行ったりして、村民の声を反映していきたいと考えております。村の文化アースのセンターである公民館からの大事な発信の場であります。いろいろな声を取り上げて、内容等を工夫していきたいと考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 北原議員。 ◆7番(北原貴穂) 公民館報に投稿されている方は私の周りにも複数人おられますけれども、投稿したその原稿が返却されなかっただとか、あるいは掲載するともしないとも連絡がないだとか、そういった御意見をいただいております。  教育長答弁の中でも幅広くということをおっしゃいました。それを実現させるためにも、投稿というのは非常に大事な位置づけになってくると思います。ぜひこういった投稿も大切にしていただきたいなと思いますし、そういったことをお願いして私の質問を終わります。 ○議長(芳澤清人) この際、昼食のため休憩します。午後1時30分に再開します。大変お疲れさまでした。                            午前10時39分 休憩                            午後 1時30分 再開 ○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  森山岩光議員の質問を許します。森山議員。 ◆3番(森山岩光) 今日はまず一般質問の前に報告をさせていただきます。昨年9月の定例議会におきまして、一般質問において一ノ瀬8区の防災減災対策について、私は質問をさせていただきました。定例議会終了後、早速、昨年の9月13日でございますけれども、村長以下、小池久長氏、丸茂岳人氏、両県会議員、それから一ノ瀬8区の各区長、関係者、県の担当者、村の担当者の皆様方により、入り口から水の取入口までの長い管理道路と汐を皆さん歩いて、特に危険箇所の現場確認、精査をいただき、また早急な手だてをしていただきまして、ようやく危険箇所の工事が完了いたしました。  これ写真でございますけれども、ビフォーとアフター。これは前に御覧になったかと思いますけれども、工事前ののり面の危ないところであります。こちらがまだ8月の4日の日に私、現場で写真を撮りましたので、ほぼ完成の写真であります。御覧のとおり本当に今までがのり面に金網を覆って岩や石等の崩落を防いでおったわけでありますけれども、それを今度鉄柱で支柱で組んで、それでワイヤの太いのでもって結束をして、金網で覆ったという、何というか擁壁という感じであります。大変頑丈な造りにしていただきました。  あそこは非常に難所でございまして、大がかりな工事にもなりましたが、早く手だてをいただきまして、今年の水源管理また確保に支障なく、管理する関係者も日々安全に、そして安心して村内の水源の確保がスピーディーにできました。今年も実りの秋を迎えることができました。ここに村長以下、関係者、執行部の皆さんに御報告し、また御礼を申し上げます。ありがとうございました。  それでは、通告ナンバーに従って質問をさせていただきます。今日は三つ質問をいたします。まず一つ目、新型コロナウイルス感染症対策について。これは学校関係でございます。二つ目、景観形成推進と維持管理について。いろいろ景観の事業をやっておりますけれども、ここでは地域景観整備事業に関わることについて質問いたします。3番目、職員の人事管理についてでございます。よろしくお願いします。  まず一つ目でございますけれども、新型コロナウイルス感染症対策についてでございますけれども、新型コロナウイルスとの共生した新たな生活が始まりました。始まってほぼ半年が経過をいたしております。この間、学校においては長期休業、各行事の中止、そしてまた夏休みの短縮など、学校生活も非常に大きく変わってきました。  そんな状況の中、子供たちの生活面あるいは健康面、メンタル面などの現状はどうか新教育長に伺います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) それでは、お願いいたします。ここまで振り返ってみますと、3月、4月、5月、4月の第1週は登校しておりましたが、3か月間の臨時休業、6月からの全面再開、それから短縮された夏休みを挟んで8月20日から2学期が始まりました。  この激動の中で、子供たちの様子を端的に示す数字を一つだけお話しいたします。2学期終業式、欠席する子供の数であります。不登校及びその傾向の子は除いてありますが、小学校では2名、中学校では1名。不登校及びその傾向の中の子供も昨年度新設された村の中間教室に多くが通って、それぞれの居場所で学びや生活を送っております。  これがもう端的な回答になるかと思うんですが、中にはやはり臨時休業明けには不眠であるとか寝坊であるとか食欲不振であるとかコロナへの恐怖心、そういったことを訴える児童・生徒も何人か見られました。しかし、学校生活がスタートしてからは新しい生活スタイルを意識した中で、健康面やメンタル面で大きな異常を来す子はおりません。先ほども申したように、不登校傾向の子供たちも多くが中間教室に通っておるので、長期欠席する子供も非常にわずかであります。  その中で、これから行われてきた行事とか行われる予定の行事等あるわけですけれども、子供たちの心情にも十分配慮しながら、3密を避けて安全に実施できる日程・内容等について十分検討した上で実施していく予定であります。  小中ともに本当にこういう非常事態を経て学校に来られる、そういった喜びを非常に感じられる姿が多々あります。学校へ来ることができるうれしさとか友達と一緒に学べるうれしさ、そういった子供たちの姿から改めて私たちは学ぶことが大きいなということを感じております。  また、特に中学では短縮された夏休み期間中の登校、補習を中心に行ったわけですけれども、中3を中心に非常に多くの子供が参加して、これからの学校生活を取り戻すために教師と子供が一体になって取り組む姿が見られました。  そして特に、また中学校では中体連等が中止になり、その代替大会が8月、夏休みに入ってから2週間集中的に行われたんですが、中3対象の思い出づくりのような意味を含めてありますが、部活動、例年にないという表現がいいかどうか分からないんですが、特に球技系統において本来ならば南信大会へ出場する部活がほとんどであった。そういうすばらしい頑張りを子供たちは見せてくれております。  影響は大だったとは思われますが、現在本当に子供たちは前を向いて一生懸命に歩みを進めているところであります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 今、教育長の話を聞く中では、私が心配していたほどではなかったような雰囲気で聞いておりました。新聞やなんかを見ますとですね、いろいろと特に夏休みを短縮したということでもって、ストレスを抱え込んだまま、残したまま、2学期が始まっておりますけれども、そういったことの中で子供からの悩み事とか相談とか、また親からの要望といったようなことはどうでしょう。耳にしますか。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) 後ほどのところでの話題にも触れようかと思ったんですが、この夏休み中に小学校、中学校ともに懇談会を持ちました。全員の子供と家庭であります。その間に夏休みになるまでにどのように家庭で過ごしてきたかとか、あるいは夏休みのうちにどういう状況であったのか、これからどうしていくのかというようなことを、メンタル面のケアを中心に懇談をいたしました。  その中で個々に幾つかの不安や悩みはあったわけですけれども、おおむねどの子も次の展望をしっかり持ちながら生活をしている。特別大きな配慮を特に要するような事例はなかったというような報告を受けております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) じゃあ再質問、次に行きますけれども、県内の感染者数の推移は最近、毎日発表されております。7月28日101人が、昨日9月1日では261人と、まさに第2波の感染が急拡大をしておる折、特に保育園、小学校、中学校で仮に感染者が出た場合、これは当然予想されるのがクラスター、集団感染になるんではないかという懸念がされておりますけれども、今後を見据えて基本的な予防器具、予防用具ですね、マスク、消毒液などの在庫確認でございますけれども、そういった急拡大をするおそれがあることを見越しての在庫確保をどのように考えているか伺います。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) 今の件については、具体的な数値等につきまして担当の者から答弁させていただきますが、お願いいたします。 ○議長(芳澤清人) 三澤子ども課長
    子ども課長(三澤光晴) お答えします。資料の提供というところで、そちらで聞かれるかと思っていたのであれなんですけれども、今現在、学校とすれば通常必要部分を消毒用のアルコールであるとかマスク等を補正予算でさせていただいていますけれども、アルコールについてはある程度なくなってきたところで発注して仕入れているという状況です。今特に大きく備蓄をしているというところでは、学校のほうではしておりません。必要部分、少なくなってきたら補充するというような形で行っております。  今後について、全体的には学校だけじゃなくて村の対策本部、防災関係でも備蓄をしているというところで、そちらと連携しながらやっていくというような予定でおりますので、補正予算でさせていただいた部分が通常の日々の消毒に使っていくというような形で、今使用しているような状況になっております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 次の質問に行きます。2番でありますけれども、子供たちの生活状況の把握、心のケア、相談体制を今よりも強化し、そして支援をしていくと。そして生活のリズムを取り戻すこと。この生活のリズムというのは、新しいコロナとの共生の生活のリズムに慣れていただくということが先決だと思いますけれども、そうした中で学びの遅れを取り戻していくことが重要と考えますが、その辺どう捉えているでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) それでは、お願いいたします。議員の御提案に全く同感であります。先ほども申しましたが、小中学校では夏休み中に全子供、全家庭との相談を経て悩み事を吸い上げたり、これからの展望等を共有いたしました。中には必要な状況も出てきますので、そのような子供たちにはスクールカウンセラー等の懇談の場も設けております。  小学校においては、日課を組み替えて朝の活動にモジュールによる短時間の教科学習を取り入れたり、家庭学習の内容を工夫したりしながら臨時休業中の学習の遅れを取り戻せるような工夫を今始めているところであります。  中学校では、特にコロナの影響ということではありませんが、以前より日常の中で授業時間以外に相談タイムと呼ばれる生活相談、のびゆくと呼ばれる学習相談の時間を設け、大切に取り組んできております。  2学期もさらに丁寧に取り組み、ケアの必要と思われる生徒については、村の相談員やスクールカウンセラーと相談の機会を設けるなどとして対応していきたいと考えております。  学習状況の遅れというのは実際あるわけでありますけれども、現時点での概算というか、およその取戻しの割合でありますが、中学で8割から9割、小学校も同様な感じで今遅れを取り戻しているという状況であります。  夏休み中の懇談会をきっかけとして、心のケアを重視した相談体制、子供と家庭とのつながりをより強固なものにして、安心して学べる環境づくりを進めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 今、学びの遅れが今どのくらいの状況かということをお話しいただきました。8割から9割ということのようでありますけれども、新しい生活が始まって半年経験したわけであります。そんな中、逆に新たな問題なども見えてきておりますので、その辺のところも経験を踏まえつつ臨機応変に子供のケアのフォロー、そして学びの遅れを取り戻していっていただきたいと、こんなふうに考えます。  聞きたいのはですね、ふだんの授業、今までやってきた中で、ふだんの授業の授業時間の何割増しぐらいのペースでもって学びの遅れを取戻しつつ勉強時間を割いてきたんでしょうか。  それともう1点は、今後の遅れの授業のペースの改革というのは何か計画を考えておるんでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) お答えいたします。物理的な時数を完全に取り戻すということは非常にやはり困難であります。1時間の中身をどのように工夫していくかという視点が大切になると思います。今それぞれの学校においては、こんなふうに先生方にお願いしてあります。  教科書、従来であればずっと端から最後まで授業の中で全部扱う。そうすることによって履修したという判断なりを下していたわけですけれども、こういうような状況でありますので、教科書のこの部分は絶対教室でやらなきゃいけない、仲間と一緒にやらなきゃいけないという中身。それと、これは1人または家庭学習でもできる、そういうものを学校のほうである程度分析しながら、学校でやらなきゃならない授業を中心に授業時間を充てていく。それ以外のところについては家庭学習なり個別指導の中で対応していく中で内容は追いついていくだろう、そういう工夫の中での8割、9割であります。  それから今後、状況によっては臨時休校がまた余儀なくされる事態も起こるかもしれません。そのときについては、今繰り上げて施策を進めているわけですけれども、ICT機器を活用したオンライン授業等のことを考えていかなきゃいけない。それについても第1波、3月、4月のときとは全く状況が違うので、大分見えてきた部分があります。臨時休業を一斉にする必要があるのかどうか、部分的にするのかどうかということを見極めながら、今言った形を駆使しながら子供たちの学びを保障していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 今の教育長のお話を聞いて、一つ安心した部分がございます。8月21日の信毎の報道の中に8月20日の県教育委員会の発表、学習進度の発表がございました。7月末現在の県下の学習進度でございます。6月末時点と比べてみてどうかという内容でございまして、全県下平均で小学校が83%、それから中学生が82%、高校生が78%で、6月末時点から見ると大きく改善されているという記事が載っていました。  この中で最も遅れているのは、遅れているところもあるようでありまして、小学校、中学校ともに60%、高校は50%と。数字だけ見ますとそんなふうに載っていましたけれども、今の話を聞いていて80%から90%ということで、教職員の皆さん、日々努力されているたまものかと、こんなふうに思います。  続いて、もう一つ再質問に移りますけれども、先ほど教育長のほうはスクールカウンセラー等、サポートスタッフを充実させて今後に備えていくと、メンタル面で備えていくという話をされました。それで、お子さんたちばかりでなく学校関係者の皆さん、教職員の皆さんも日々校内の消毒作業あるいはコロナ対策対処等をしてですね、それに加えてまた学習の遅れを取り戻していかなければいけない。非常に神経を使って日々活躍されていると思いますけれども、当然裏を見ればストレスも抱え込んでいるんではないかと、こんなふうに思います。  これも新聞の報道に載っていましたけれども、NPO法人の教育のたくみですか、インターネットでアンケートをした結果ですね、こんな実態が浮かんだというんですけれども、その中では、いわゆる教職員、教員の皆さんがストレスを抱え込んでおる、言ってみれば半健康体の状況の中で生徒と接しても、時として子供の話をしっかり聞けなくなったという人。  それからまた、子供との関係が今までの関係から見て非常に変化を感じたというようなアンケートの調査結果が出ておりますけれども、そういったことを聞く中ではですね、しっかりとそういった相談をするスタッフの皆さん、保健師だとかスクールカウンセラーだとかで対処していただいておるかとは思いますけれども、子供たちだけでなくそういった教職員の皆さんたちの心のケアや相談体制をしていかなくてはなりません。  ですから、私としてはスタッフをもう少し増やし強固なものにして、今が大事だと思いますので、これからに備えていったらどうかと思いますけれども、その辺どうでしょう。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) 全くそのとおりだと思います。現在、子供がメインでありますが、新しく配置された子供家庭教育相談員とか家庭児童相談員、そういった者の2名が今保育園や学校に非常に個別の案件等に入って、非常に家庭と学校を今つないでくれております。そこには当然、子供だけではなくて、そこに関わる教職員等のケア、相談も含まれております。  そういったことが徐々に今できつつある体制になっているというふうに私は判断しております。可能であれば当然そういった要員が増えるにこしたことはないので、当面、今年度というか予算の枠がありますので、そこを踏まえながら可能な限りのことは考えていきたいと思っています。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 体制をしっかりと整えてもらってですね、基本的には感染者1人も出さないということの中で進めていっていただきたいと思います。これから冬の時期に向かいましてインフルエンザの流行期となり、コロナ感染との同時流行に備えるということで、政府のほうもこれから方策を立てていくようでありますけれども、今からその対策もしながら、先ほど言った心のケア、相談体制をより強化して、きめ細やかな支援をしていただいて、最終的には学びの保障、遅れを取り戻していくよう要望いたしまして、次の質問に移ります。  2番目でありますけれども、景観形成推進と維持管理についてということであります。先ほど言いました、これ地域景観整備事業に関わることでございますけれども、村では日本一美しい村あるいは自律する美しい村原村ということでもって、美しく住みやすい村をPRし、結果、移住それから定住にも力を入れ、県内外から移住者を呼び込んでおります。最近では、ほかの市町村に比べてですね、減る中、人口も横ばいから増えてきておるという結果になってきております。  それで私もたまに移住者の皆さんに話をする機会があって、原村のどこが気に入ったのと聞くと、村のどこから見ても八ヶ岳の勇壮な美しい姿と景観がマッチしている、そこがいいんだということで、まさに景観は原村の宝であり誇りであり資源だと思っております。  そんな資源、宝を維持管理し未来につなげていくためにも、村ではいろいろな施策をして景観の維持管理に力を入れておりますが、そこで一つ目の質問をいたします。村内の景観形成活動と維持管理の状況はどうでしょうか。これ地域景観整備に関わる事業です。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。議員、今お話しいただきましたように景観の定義というのは幅広いわけでございますけれども、良好な自然環境それから景観等を保全育成していく活動については、具体的な内容については担当課のほうから答弁申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お答えいたします。今、村内における景観整備的な活動ということで、全てではないですが、思いつくとこら辺で挙げさせていただきますけれども、まずズームラインの景観協定団体というのが2団体ありまして、それによる沿道整備などを行っております。あと工業団地組合、工業団地内の沿道整備をしていただいております。あと各区や自治会による環境美化活動や沿道整備、これ区の活動になります。あとラベンダー里親の会による植栽の管理。河川愛護の団体、これは村内3団体ありますけれども、河川の清掃活動ですね。あとはスポット的な活動にもなりますけれども、建設事業協同組合による沿道の整備。商工会による沿道の整備。その他あと私的団体や個々で行っている方もいるものと認識しております。  村としてあと何をやっているかといいますと、道路清掃、伐採作業、屋外広告物の管理、あと環境保全条例がありますがので、それによる管理など景観につながる業務を行っております。  維持管理の状況はということですが、維持管理については、それぞれ活動時期や回数、人員配置などが異なりますので、全てが同じようなレベルでできているかというような話になるわけでなんですけれども、いずれにしましても、そういう活動を通して共通の意識として身近な環境を整え、そこに住む者はもちろん誰もが美しいと思える景観の形成を目指して活動しているものと認識しております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) いろいろな団体の皆さんが活動をしておるという話を聞きましたけれども、この活動は基本的にはもちろん村が委託したものでもない、その団体の皆さんが自主的に、ボランティア的に活動しておるという認識でよろしいですね、これは。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お答えします。今挙げさせていただいた団体につきましては、基本的には自主活動というんですか、そういう形でやっていただいております。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 次の2の質問に行きますけれども、今聞いた中ではですね、自主的な活動をしておるということのようでありますけれども、私もあちこち見ますと、団体ごとに自発的に活動、管理されているが、機能していない箇所もあり、景観的に見て中途半端な状況であると。村として未活動地域、団体と協議し、不都合などあれば改善策を講じるか指導助言し、景観形成整備を推進すべきではないかとここに書いてありますけれども、私の知っている限りでは、先ほど出ました課長の言われた深山地区の景観協定の団体のズームライン沿い、県道を挟んで下約2キロであります。  それで上のほうの団体の皆さんは自主的に活動されております。私もそのメンバーに入っています、実は。それで問題は下なんですけれども、県道から下が活動されていないやに聞いておりまして、あそこを通ってみますと、上から通して下に下っていくとですね、本当に中途半端な景観であります。草刈りをしていない伸び切った枯れた草が、ぼうぼうとその下段に立っていると。下に行くとまあまあきれいに整備されていると。まだら模様というか。  ですから、あの辺は本当に村にしてみれば村の顔であり窓口でありますので、そういったところの団体の皆さんに対して、先ほども言いましたとおり改善策を講じるか助言・指導をし、景観形成整備を進めるべきではないかと思いますけれども、いかがでしょう。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。議員おっしゃられるように、それぞれの活動内容状況において同じレベルといいますか、同程度ではないということ自身、私も状況は把握しております。今後においては各種団体とさらに連携を図って、それぞれの活動について検討していきたいというふうに考えております。  それから具体的には、現在景観計画を作成しているところでありますけれども、その中で何を目的として活動していくかという行動計画的な方針を示させていただき、既存の組織との協調を図りながら今後活動を進めていくと。  また、新たに課題があれば新たな活動組織を必要とするのか、どのような解決をしていくか等を、やはりそういった皆さんと十分に協議しながら、今後進んでいく計画にマッチする形で推進していきたいと、そういうふうには考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 早速会議体を持っていただいてですね、地元の団体の皆さん等の考えもあろうかと思いますので、早急に改善整備していただけることを要望いたします。  それで、先ほども発言をいたしましたが、この景観整備活動はそれぞれの地域の皆さんの自主的な、そしてボランティア的な活動であるということであります。この活動を通して村の皆さんに美しい村にしようという意識づけ、そして啓発的な側面を持った活動ではないかと思いますので、村でも丸投げ的とは言いませんけれども、丸投げ的にならず、都度定期的な協議をして情報共有をする中で、この活動の管理維持に努めることを要望して次の質問に移ります。  三つ目でありますけれども、木材破砕処理作業委託事業、これも先ほどの景観形成に一役買っておる事業ではないかと思いますので質問をいたします。私もこの剪定木の持込みを利用する1人でございますけれども、最近ですね、剪定木の受入れ中止が多くなってきているように感じると。現状の受入れ管理体制に問題はないのか。あれば早急に改善策を講じるべきではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。議員もお使いになられているようですけれども、私自身もかなり最近利用させていただいています。特に私的な話で恐縮ですけれども、ヒノキを植えたところの枝打ちなんかを孫たち連れてきてやらせて、後片づけに従前ですともうそこへ捨てておいたわけですけれども、向こうで利用させていただいている。  非常に利用頻度は上がっているというのは私は認識しております。より具体的な内容につきましては担当課のほうで答弁申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お願いいたします。現在、剪定木破砕処理におきまして中止という案内を有線等で差し上げているんですが、中止の状況はどういうことかというと、剪定木が多く集まりチップ化する作業が必要となってきたために一時的に中止している。これが中止する状況に当たります。  言い換えれば、この制度が広く認知されたために枝の持込みが多いのかなとも言えるわけですが、一方でこれが直接、剪定木置場の量の増えるのに加担しているかどうかは分からないんですが、一方で業者による伐採木の持込み、つまりこれは不法投棄になってしまうわけですが、これも増えているんではないかとちょっと考えられています。  これに対しては職員の見回り回数を増やしたり不法投棄の防止の啓発に注力しているところでありまして、またちょっとこういうのを防ぐために、また効果的な方策をちょっと検討しているところでもあります。以上になります。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 今チップ化の話が出たんですが、私も先ほど利用しているよということでありますけれども、まず電話で申込みをしてから基本的には持ち込むということが原則だと思うんですけれども、今、課長が言うには持込み量が増えてきているんではないか、利用者が増えてきているんではないかと。  剪定木を資源化するためにチップ化して利用するという事業でもあるわけです。ある人がですね、チップの利用をしたいんだけれども、大きさが違うと、大き過ぎるという話を聞きました。ですからチップの利用者が例年よりも減ってきているのか、持込みが多くて、それでしかもチップの利用する人が減れば、持込みは本当に置場がないくらいすぐいっぱいになってしまうんですが、その辺はいかがでしょう。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) 当然、剪定木がまず集まりまして、それがある程度の量になるとチップにすると。チップにする場所も剪定木置場の脇になりますので、今度は持ち込まれた剪定木に換わってチップが山のようになると。そうなると剪定木置場が今度は少なくなると。当然チップがはけなければ今度は枝の持ち込む許容量が減ってしまうというような状況にはなるんですけれども、このチップの利用に対してはばらつきがありまして、持っていってくれるところもあれば持っていって全然はけないときもある。そのような状況で、ちょっと計算できないところがあります。  あとチップの質になりますけれども、これはチップ化する機械に由来するところがあるんですが、こちらもチップの評判が悪かったり、そういう原因でチップがはけていかないというような状況もありましたので、ちょっと今現在は試行錯誤のところもありますけれども、今のところよいチップといいますか、あまり粗悪じゃないチップを出してくれる業者に頼んでいるというところで、そういうチップも消費していっていくような方向に向けて今行っているところであります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 業者によってチップ化するのが、ふぞろいな部分があるということでしょうけれども、再質問しますけれども、委託業者が入札により決定されているということの中で、業者がここでもって替わっていますよね。替わっていることの中では当然チップの大きさも処理の仕方も変わってこようかと思うんですけれども、委託契約前に業者に対して業務マニュアル等を渡して事前の説明管理をしているのかどうか伺います。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) お答えします。今現在、村のほうでチェックを行った業者というんですか、実際やったことがあるのは2社でありまして、ほかのところは機械がないとかいう理由で、なかなか広く集められないわけですけれども、そういうところに対して事前にどのくらいのどんなようなチップができるんだというようなことは聞き取りして、大体これでいけるんじゃないかというような判断の下に一応業者に委託する形を取っていたりします。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 先ほど言ったとおり、チップも再資源化ということの中での処理でございますので、その辺もちょっと研究をしていただいて、より多くの方にチップが利用いただけるような方策をしていただきたいと思います。  それと先ほど課長のほうから出ました不法投棄の問題でございますけれども、本当に大きな丸太が隅に置かれたままの状態になっていると。あれだけでも大きな面積を食ってしまう。そしてまた年間、昨年の場合400万円ですか、この事業に使うのが400万円ぐらいのお金を使っていることの中では、不法投棄者の分まで処理する部分も当然入ってくるわけでありますので、パトロールしても駄目、管理はしているけれども駄目ということになれば、監視カメラを設置して取締りを強化していただきたいと思いますけれども、どうでしょう。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) 監視カメラの件なんですけれども、監視カメラを設置するに当たって、実際のところ要綱の整備とかをちょっと事前に考えておりまして、今後設置に向けて考えていくというような状況にあります。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 不法投棄の関係については、各区の皆さんも見回りのときにパトロールというレッテルを貼って、極力防ごうということで頑張っております。村のほうもその辺を、取締りを強化していただきたい、そんなふうに考えます。  それでは、次の質問に行きます。3番目、職員の人事管理についてでございます。  近年、異常気象も伴いまして自然災害の多発、それから新型コロナウイルス感染症発症などの事案が非常に増えております。その業務対応や対策に追われ、この新規事案が常態化していると、一つのもう業務になってきているということが思慮されます。現職場体制下において業務執行上、今支障ないかお聞きします。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。議員御指摘いただいているように、昨年の台風19号をはじめ近年は異常気象等の影響により全国各地で災害が多発して、件数も増加傾向にあります。それから、直近では新型コロナウイルス感染症について収束の見込みが立っておらず、今後さらに長期化するものと見込まれているという状況でございます。  それから、台風関係のほうは別のときですか、お話ししたと思いますけれども、停電対策云々ということで森林環境税を使って、ここで第3弾ということで県のほうから補助金が来て対応している状況です。  それからあとコロナ対応につきましては、招集の挨拶で申し上げたかどうか、79事業で今展開していまして、かなり私オーバーワークの状態であるということは感じてはおります。それの対応としましては、各職場で短期的な形でマンパワーを補充しながら今対応しているような状況であります。そうは言いましても、やはり基幹業務でありますので、課内それから係内の連携等による極力通常業務に支障を起こさないような形でですね、みんなに努力していただいていると、そういった現状でございます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 一つ目の再質問をしますけれども、今、村長のほうからオーバーな業務だという話も聞いておりますけれども、現状こういった緊急事態が発生した場合、現体制下においては新事案の対処、対策についてはどのような体制で業務遂行をしているのか。兼務の状態の職員もおるのかどうか。その辺はどうですか。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。現状は係内で協力体制を取りながらやっているというのが現状でございます。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 業務の対応ばかりでなく、この新事案については新たなシステムの構築やら、また村内エリアばかりでなく県、国、関係機関と常に連携を密にし、対処、対策をする場面が多くなってこようかと思いますし、また専門的な知識も要求されると思います。そういった中では、できれば専門職員を配置してですね、この予想困難な自然災害、コロナウイルス等々に前向きに対処していただきたいと考えますが、どうでしょう。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。組織の関係については、この後その辺の質問があると思いますので、そこでお答えをしたいと思います。  それからあと、これは私ども原村だけじゃなくてですね、小さい行政単位は、どこも専門職といいますか技術職の採用といっても非常に採れないわけです。ある市ですと、せっかく採った市の職員が次の年にもう少し上部団体のほうに応募して行ってしまったと、そんなような状況があります。  これは前にお話ししたかもしれないんですけれども、やはり県の町村会の中でもそういった必要性があるだろうということで、県に持ち上げているのは県で採用してですね、そして各地域振興局に人員を配置して、それで振興局のスタッフが各市町村に応援に行くんだと。よくものづくりでいいますと、フリーマンとよくいうんですけれども、能力ある人間を要は緊急事態があればそこへ派遣をして、そこでチーム編成してやると、そういう大きな構想を今県のほうに持ち上げて、県のほうでもそういう動きを取っていますので、今後そういう形の対応を期待したいという状況でございます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 仮に兼務という職員がいたとするなら、非常に中途半端で終わってしまうし大変だと思います。メンタル面で職員に重くのしかかっているのではないかと、こんなふうに考えますので、できればそれなりの専門の職員を配置していただきたいことを要望します。  次の質問に行きます。2番目の質問でございますけれども、超勤の削減、有給休暇取得の推進、メンタルヘルス対策など安全衛生管理の強化を掲げておりますが、進歩状況は現状どうでしょう。 ○議長(芳澤清人) 五味村長
    ◎村長(五味武雄) この件につきましては、村として要は真摯には取り組んでおります。取り組む内容につきましては、各担当課のほうから具体的内容を答弁させます。 ○議長(芳澤清人) 伊藤総務課長。 ◎総務課長(伊藤弘文) それでは、私のほうから超勤の関係等について説明をさせていただきたいと思います。まず村では毎年度、職員安全衛生管理計画を策定いたしまして、超勤の削減、有給休暇取得促進、メンタルヘルス対策等に取り組んでいるところでございます。  昨年度の職員1人当たりの時間外勤務は月平均4.98時間、これは前年度に比べて0.59時間の増。年次有給休暇の取得日数につきましては10.16日で、前年度に比べまして0.74日の増という結果になってございます。  今年度は具体的な目標値、職員1人当たり時間外勤務月平均3.89時間、年次有給休暇12日というものを目標として設定いたしまして、職場内での連携等による目標達成に向けて現在取り組んでいるところです。  また、メンタルヘルス対策につきましては、毎年度2回職員研修を開催いたしまして意識の啓発を図るとともに、月1回のメンタルヘルス相談、県職員互助会による個別相談会ですとか電話相談などの機会を活用いたしまして相談体制の充実の取り組むほか、年1回ストレスチェックを実施し、状態の把握と早めの相談につなげるようにしているところでございます。  さらに新規採用職員につきましても、採用年度の5月に産業医によりますメンタルヘルス研修それから個別相談等を実施し、安心して勤務できるよう努めているところでございます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 2の再質問をいたします。今、計画的な年次休暇の使用をするために業務の調整、協力体制、これは各部署間の協力体制かと思いますけれども、の整備を対策として挙げておりますが、これ各課との協力体制は現状十分な連携の下、機能をし効果が出ておりますか。 ○議長(芳澤清人) 伊藤総務課長。 ◎総務課長(伊藤弘文) 各それぞれ係におきましては、毎朝係ごとの朝礼等を行いまして、日々の業務の確認等を行っておりますし、それから人事評価制度におきましては、上半期、下半期、それから年間を通じた中での業務の推移等について係ごとに打合せをしておりまして、業務の配分等を行っているところでありますけれども、先ほど村長からも申し上げましたとおり、災害ですとか新型コロナウイルス対策等におきましては、予期せぬ出来事ということもありまして、十分なマンパワーが足りているかといいますと、不足する部分もありますけれども、そこのところは係内または課内の調整で今のところ何とか対応しているところですが、今後にはまた課題も抱えておりますので、次の質問のところでまたその点はお答えをしたいと思います。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 2の再質問をいたしますけれども、人材不足ということの中、もう1点、定年延長制を現在行っておるわけでありますけれども、定年された職員の皆さんの再雇用率は現状どうなのか。これは長年培ってきた経験豊富な職員の皆さんですので、再雇用体制の構築に力を入れて現場に生かすべきだと考えますが、その辺どう捉えているでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。議員御指摘のように、今までも再任用職員制度ありまして、そういった活用。それから今後はやはり定年延長にはなっていきます、段階的にですね。そうは言いましても、やはりこれだけの小さい組織でございます。やはり一番大事なことは今まで蓄積されたノウハウをいかに後進に引き継いでいくかというのは、これは行政だけじゃなくて組織の一番重要なことでありますので、今後そういったこともしっかり視野に入れる中で、人員体制ということで構築をしていきたいというように考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 時間もちょっと迫っていますので、端的に行きます。  3の質問に行きますけれども、今まで話を聞く中での現状の職場体制、環境を踏まえる中で、じゃあ今後どう組立てをしてですね、人事管理、そして働き方改革につなげ推進をしていくか伺います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。今、原村の組織体制の中でですね、やはり私自身が一番懸念しているのは新型コロナウイルス、それから災害の多発等で、やはり危機管理部門がちょっと弱いのかなというふうに考えております。  それとあとは、そういったものを前提としまして、今後どういった組織の在り方がベターなのかということで、担当総務部門のほうから職員に提案ということで提案を募りまして、9件だったかな、今回のたしか組織の在り方についての提案を私のところにいただいております。  それから先月の28日からですね、そういった動きの中で庁内で組織検討委員会を立ち上げてございます。組織の見直しについて検討したところであります。それからあとは人事評価を通じて半年、1年後の目標設定、進捗状況の確認、それから評価及びフォローアップを行うことで、やはり職員間の情報の共有、そして業務の効率化や職場改善、それから働き方改革を進めていきたいというふうに思います。  それから私が、月1回の全体朝礼があるわけですけれども、今まで以上に今の原村の立ち位置はこういう立ち位置なんだよと、それから職員の皆さんには今月こういうことは重点的に取り組んでいただきたいとか、そういったより具体的な対応策を以前よりお話しするようにしておりますし、それから庁議の中でもかなり突っ込んだ形でお話を申し上げて、やはり目的の共有化といいますか、それをやっぱり図らなくちゃいけないだろうというふうに心がけて今進んでいるということでございます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 森山議員。 ◆3番(森山岩光) 今話を聞く中では、前向きな姿勢でもっていろいろと会議体を設けて検討しているようでありますけれども、先ほども私、発言しましたけれども、自然災害、コロナウイルス感染症など、本当に予想困難な事案、事件が個々発生しております。それも常態化しておるということの中で、いま一度ここで職場体制、職場環境の見直しをして人事管理、先ほど言いました働き方改革につなげていっていただいて、風通しのよい働きやすい職場環境づくりをしていただいてですね、今以上の村民サービス、機動的スピーディーな支援の向上に努めていただきたいことを特に要望して、私の一般質問を終わります。 ○議長(芳澤清人) この際、暫時休憩します。午後2時45分に再開します。                            午後 2時28分 休憩                            午後 2時45分 再開 ○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、平出敏廣議員の質問を許します。平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 通告番号4番、平出敏廣です。提出してあります通告の順に質問させていただきます。  本年は新型コロナウイルスの感染が世界中に広がり、国内においても大変な事態となっております。村長を本部長とした対策本部、職員の皆様も日々変わる情報や対策、また様々な支援を行う上で大変御苦労いただき感謝申し上げます。  質問に入りますが、農業者及び事業者への持続化給付金、追加支援事業等の考えはということです。新型コロナウイルス感染症による販売の減少と長雨による農作物の被害が重なり、痛手を被っている農業者への支援金の考えは。また、国の持続化給付金規定による給付通知の発行を受けた者に対し追加で最大20万円を支給している自治体があります。村でも対応する必要があると思うが、お考えはいかがですか。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。国のほうの持続化給付金の関係、これはある程度の比率があるわけです。以前に申し上げましたように、原村は農家を含めまして小規模事業者が非常に多いものですから、原村独自の基準ということでそれなりの対応策を取っておりますので、より具体的なことにつきましては、それぞれ担当課のほうから答弁を申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 牛山農林課長。 ◎農林課長(牛山輝明) それでは、お答えします。新型コロナによります販売減少につきましては、今おっしゃられました国の持続化給付金、あと村の単独の持続化給付金、あと高収益作物次期作支援交付金、これは国で交付してくれるお金です。あともう一つは、経営継続補助金等の交付金及び補助金で支援するということを考えております。  あと、長雨による作物被害について、ちょっとまだ実態を把握しておりませんので、今後JA等を通じて影響等を調査したいと思っております。  また、国の持続化給付金の追加支援ですけれども、原村としましては、国の持続化給付金の給付通知を受けた方が従業員を雇用していた場合に、雇用者を維持していく支援ということで、これは村の単独で個人に対しましては10万円、あと法人に対しましては15万円というような追加的な支援というものを行っている状況です。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 住民の中には、今おっしゃられた4点の支援、そういったことに当てはまらないのか、各自治体の事業をいち早く耳にして、なぜ村はやらないのかと要望する声があります。売上げ減に加え雨被害で作物が全滅になり、国の100万円もありがたかったが、すぐ消えた。畑の土も流れて、土入れには何十万円とかかると言っている方もおりました。その方は個人販売が主で、御自分で販路を開拓し営農しております。そのような業務形態を取っている方に村でも対応する必要がある。先ほど雇用者用の個人10万円、法人15万円というような話もありましたけれども、要望する人たちに広く支援をしていただくようなことを望みますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 牛山農林課長。 ◎農林課長(牛山輝明) 各農家さんで、どうしても支援対象にならないという方が現状ではあるということは私どもも理解しています。  国の持続化給付金は、昨年比2分の1減というあれですけれども、村の単独のものでちょっとこれは今現在は花卉事業者、花を作っている方に限定しているんですけれども、その2分の1まで行かない方、2割以上5割未満の方へは単独で支援するというものがあるんですけれども、今ちょっと野菜農家さんがそれの対象になっていないものですから、ちょっとコロナ関係になりますので、長雨と一緒というわけにいかないですけれども、野菜農家でもその辺の対象者が多いとか、ちょっと今の販売の中で対象になるのではないかということが判明した時点で、その辺は対象に取り入れようかということを。ちょっと今現在はまだ協議段階に入っていませんけれども、8月、9月の状況を見て対応したいかなと思っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 今のお答えのようなことが本当に進んでいけばよろしいかと思うわけですが、この個人農家さんにおいては、月の売上げがふだんの年ですと30万円から40万円、それが3万円から4万円になってしまった。これはコロナの影響で飲食店、またはゴルフ場のレストランが休館になった。そのような中において販売ができなかった。その販売ができない上に、7月からの大雨という中で作物が全滅してしまったというようなことがあります。ぜひともそういった方の意見を酌み上げた支援方法を検討していただけるようにお願いいたします。  次の質問ですが、同様に農業者以外の事業者に対し、持続化給付金の村の追加支援を要望する声があります。対応する必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) 農業以外の対応策につきましては、担当課のほうから答弁を申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水秀敏) お答えいたします。当村では、地方創生臨時交付金を活用させていただき、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上げが前年同月比で20%以上50%未満減少している方を対象に村単持続化給付金を行っております。また、上乗せということで考えますと、観光宿泊施設応援事業等も行っているところでございます。  新たに国の持続化給付金の上乗せについては、現在考えてはおりませんが、国の地方創生臨時交付金の追加配分等により新たな財源確保ができるのであれば、その他の事業も含めて検討をしていきたいというように考えております。以上でございます。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 村単としていろいろな支援策を取っていることは、時折の全協報告、新聞報道で議員として把握はしておりますが、そこに該当しないという方もいらっしゃるという現実があるわけです。国としての支援、その他をできるだけ早めにキャッチしていただいて、支援をしていただくよう要望いたします。  2番目のICT教育での児童生徒に対する健康面が懸念されている事への予防処置は。また家庭との連携はということであります。来年度予定であった新型コロナ対策の一連で前倒しに1人1台のタブレット購入も決まり、本格的なICT教育が始まります。  そうした取組の中で、ICT活用による児童・生徒の健康面への影響等について、文部科学省が平成23年から25年度に実施した学びのイノベーション事業において、ICT教育事業の実証校、小学校、中学校を対象に事例調査をしております。  中でも、電子黒板やタブレットパソコンの画面の見えにくさによる児童・生徒の目の疲労への影響、ICT機器の活用による児童・生徒の姿勢の悪化について調査しており、その調査を基に児童・生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブックが出されております。その点から、主な部分について教室などの現状と必要な対策を講じているか質問いたします。  最初に、児童・生徒の視力、ドライアイ、色のバリアフリー、睡眠前のICT機器利用注意点、ブルーライト、ヘッドホンの音量による影響などについても対策が取られているかお聞きいたします。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お答えいたします。今の質問に出てきましたドライアイ、色のバリアフリーというふうに一つの疾病的な要素あるいは色覚異常に関することについては、当然個別の配慮、支援が必要になってまいりますが、ここではICT機器活用全般に関する健康面への配慮、対策についてという立場でお答えさせていただきます。  原っ子委員会では、生活に関するアンケート調査を毎年実施しております。その中で、インターネットの利用状況についても子供たちの実態について質問をしております。昨年度のインターネットの利用状況について、小学校高学年では86%の児童が利用し、利用時間は30分から2時間程度が大半となっております。しかし、中には5時間以上も使っている児童もいることも事実であります。当然、小学校高学年がこの状況でありますから、中学生は当然その比率は高くなってきている。  どんな機器を利用しているかということに関しては、パソコン、タブレット、スマホ、音楽プレーヤー、ゲーム機でありました。  活用する中での問題や心配事として、スマホ等を使用する時間が長くなり、学習時間や睡眠時間が短くなった。その結果、朝起きれずに学校へ遅刻するというようなことが起きてきている。また、視力の低下が心配といった保護者からの声がありました。  また、質問にあります健康面に関しては、視力が1.0未満の児童・生徒の率が平成30年度では小学生が32.3%、中学生が56.1%。小学生は約3分の1、中学生で約半数以上が視力1.0未満。その傾向が今続いてきているという状況もあります。  その中で共通して言える問題点というのは、長時間の使用であります。大人はパソコン等に向かって仕事をする場合がよくあるわけですけれども、その一つの使い方の目安として、1時間。1時間を超えたら適宜休憩を取ってさらに続けるというようなことが成人に対して求められている。これは当然子供にも求められていることでありますので、学校としては、そういう実態を踏まえて、時間を決めるなどルールをつくって、その中で使用するという姿勢と実行力、セルフコントロールの部分であります。それを子供たちに指導すると同時に、保健だより、学校だより等で家庭にも啓発を今はしております。  質問にもありましたが、今後タブレットが1台配置になると使用する時間も当然増えてきますが、通常の授業の中でいうと小学校は45分、中学校は50分であります。また、1時間ずっと使いっぱなしというような状況ではないので、特別な配慮は、この後の質問でもちょっと触れさせていただきますが、まず長時間使用しないという対策と、子供たちが自ら自分の視力を守るというような、そういう姿勢と実行力をつけてい必要があるかなということを感じております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 当然、授業時間が45分、中学生は50分という中で、今、答弁の中にもありました。大人が仕事をやる上においての部分については、情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインというものが当然出ております。これもやっぱり同じように、1時間とかそういった時間を区切った中での何分間休めとかいうような部分のことであります。  そして、文部科学省または現場のほうにおいては、今の答弁のように児童・生徒は45分の時間の中で扱う時間は短いので、そんなに注意する必要はないだろうという意見も当初あったようでございます。しかし、今の答弁内容でいけば、視力1.0未満の生徒が平成30年で小学校で32.3%、中学生で半数以上がそういった傾向に入っているという部分においては、やっぱり学校としてもタブレットばかりじゃないという教室環境、または照明の環境、そういったことが必要になってくると思います。  そういった中で、今言われている中において、特にまた出さなければいけないのが教室内の照明でタブレットやパソコンの画面への照明器具の映り込みの防止策、そういったものに対してどういうふうに捉えているか。お願いします。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) お答えいたします。今、議員の御指摘にありましたように、映り込みには幾つかの要素が絡んできます。例えば照明の調整、それから遮光カーテンで遮るとか、それから映り込み防止フィルム等を貼っていくというような具体的な対応策が考えられるわけですけれども、状況によっては、小学校、中学校の教室環境を見たときに、廊下側からの光によって映り込みが起こってしまう状況も考えられる。  大きく分けて、対策として今触れたことも含めて2点あると思うのですが、1点目は、子供たちが自分たちでタブレットの画面と自分の姿勢が直交するような角度を自分で調節している。そういう能力も高めていかないと、単なる環境だけ整えてもなかなか映り込み現象というのは防止できていかないかなというふうに思います。  2点目は、反射防止用フィルターを取り付けるということができればいいですが、今回導入するタブレットについては、まさに本当に基本的なもので、そういったものは一切ございません。したがって、実際にタブレットが配置されて、子供たちが使ってみたところで状況や課題等を具体的に確認しながら、それに見合う対策を取っていく必要があるかなと思います。  フィルムの件であったり、カーテンの件であったり、この次の質問で触れられておりますが、姿勢のことについても当然ありますが、そういったことをまず実際に使ってみて、どんな状況であるかを的確に把握した上で対策をしていきたいと思っています。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) いろいろな方策があると思います。これが先ほど言いましたICT機器を活用するためのガイドブックということで、先日、教育長さんのほうにもお届けをしてございます。  そうした中において、児童・生徒が自分で角度調整を見つける、またはそういったことで見にくい部分を調整したりいろいろするということが必要だと思いますけれども、できれば小学校の低学年の人たちには、適切なそういったことなんかが不自由がないかどうか指導をいただければと思います。当然、高学年や中学生に至っては、そのぐらいはもしかしたらできるかと思いますので、特に低学年の人たちはよろしくお願いいたします。  また、次の質問ですが、教科書を使用した通常の学習時とタブレット、パソコン操作の机と椅子の高さが合わず、姿勢が悪くなると指摘があるが、その対策についてはいかがでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) それでは、お願いいたします。今、議員の指摘のありましたように、ふだんの読み書き等を中心とした学習時における適切な高さと、タブレット等を使うときの適切な高さというのは若干違いが出てくるというのは事実です。現在、小中学校ともに机や椅子の高さは調節は一応できますが、じゃあ今この時間でタブレットを使うから、すぐに変えてというような仕組みではないというのも事実であります。  成長段階とか、今言った学習状況に応じて対応していく必要があると考えてはいますが、これも実際に使用が始まってからの様子を見ながら、その都度対応していきたいと思っております。  今、非常に難しいなと感じているのは、今までパソコンの学習は特別に環境が整えられたパソコン室のみで行われることが中心であった。それが全ての教室においてその環境をつくるということになるので、その環境整備に関わる条件整備というのは非常に困難で、それを補うのに我々はどうしていくかということを先ほどの小学校の低学年に対する細やかな配慮とか指導、我々学校の職員、私たちも含めて、その配慮をどれだけできるかやっぱり洗い出してから、できるところから手をつけていくという方法で今考えております。  議員の今までの質問に関しまして、私はICT活用における健康面への留意事項について何をしなければいけないかという質問として受け止めさせていただきました。画面の見えにくさによる目の疲労への影響、タブレット等の活用による姿勢の悪化への影響等が懸念されていますが、それは先ほどのアンケートの中にも如実にやっぱり出てきております。そういう条件を整える支援をこれから具体的に洗い出していくことと、子供たちが自ら自分の健康や目を守るための能力を高めるという指導を同時に強力に推し進めていく必要があると思います。  特にタブレットが導入されるときの指導というのは、小学校入学時における平仮名、鉛筆の持ち方、家庭における箸の持ち方を最初に指導するときの場面と似ているかなと。そういう機器の正しい使い方と同時に、どう向き合うかという力を育てていくことを考えながら、これからのICT教育を進めていきたいと思っています。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 今の現状の机や椅子、それを都度というのは、確かに上下は難しいかと思いますが、若干椅子の座る場所が高くなれば上から見える、そういった中において、昔は座布団がありましたけれども、そういったものを今の子供さんたちがどのように使っているかとかちょっと分かりませんけれども、何らかの形でうまくできるような方策を見つけていただければと思います。  関連でお願いします。教室内においてICT機器を利用した授業を行う上で、先ほどから申し上げておりますが、構造上、今後改造や改修などが必要か。または必要な点は何かあるかお聞きしたいです。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) 簡単に言うと、パソコン室の環境に近づける。映り込みを防止する遮光カーテンをつけると、目が暗くなって、そこでかえって集中を欠いちゃう子供が出てきますので、その中でも明るさを確保する。  例えば、大型プロジェクターとかテレビに対しては位置を配慮する。遮光カーテンがあれば、窓側に背を向けて、こうやって映せば大分見にくいですが、中央なんかに置いちゃったりすると、両端の子が見にくいという現実もあります。前の照明だけ落として、一番後ろだけ照明をつける。そういったその環境に近づける工夫を、まずある環境の中でどう進めていくか。  ないものについては、予算との絡みもありますので、そういうのは相談しながら進めていきますが、今ある環境をパソコン教室に近づける工夫をしていく必要があるというふうには捉えています。具体的には今言った幾つかの点であります。以上でございます。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 関連で村長に伺います。今の答弁で分かりました。教室、その他教育委員会、教育長を先頭とした小学校、中学校において様々な工夫をしていただけるというふうに今答弁がありました。  そういった中において、今後、今の答弁にありましたパソコン教室に似通ったというか、近い状態になる教室がベストなのかどうなのか、ちょっと申し訳ございません、私も不勉強でありますけれども、そういったようなときに教育長のほうから要望があった場合には、速やかに行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。どういうお答えをしたらいいかあれなんですけれども、当然、原村の大事な子供たちのためのいろんな設備等につきましては、教育委員会のほうで当初こういったものがいいだろうという中で進んだ中で、さらに必要なものがあればですね、それは都度協議をしながら、当然善処していくということになると思います。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 地方教育行政法の中で、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第1条の4の2、児童、生徒等の生命又は身体に現に被害が生じ、又はまさに被害が生じるおそれがあると見込まれる場合等の緊急の場合に講ずべき措置が必要なとき、総合教育会議を設けよとあります。これは、行政の長が申入れをして、教育長が教育委員と一緒に協議をしていけというふうな内容でございます。その辺も踏まえて、ぜひお願いをしたいと思います。  次の質問に参ります。オンライン学習について家庭への配慮と今後の対応はという質問でございます。これは小学校児童のいる家庭からの質問でありまして、6月に私の地元の十数軒の家庭からアンケートをいただいた中から主立ったところを出させていただきますが、親がパソコンなどに精通しておらず、家庭での設備等の準備ができるか心配している家庭もある。また、そのような家庭では、子供がオンライン学習するに当たり親の手助けが必要になると、機器操作などを含め負担に感じる方もいる。オンライン学習が子供だけでできるのかお願いいたします。
    ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) お答えいたします。オンライン学習というのは、基本的にやっぱり臨時休校というのが余儀なくされた状況のときに使われるのが主流になるかと思いますが、これからの時代を考えると、それだけではないのかなと。例えば不登校の子供のつなぎとか、またいろんな状況が考えられるわけです。  先ほども申していますが、教育委員会では1人1台のタブレット配置は今しますが、通信環境が整うのが2月、3月ということで、実際それが使える環境になるのは、まず学校においてもこの年度内。それがようやく家庭対応して、家庭に持ち帰ってそれぞれの家庭で環境整備して、ようやくオンライン授業が可能になっていくのかなというスケジュールが今のところはっきりしております。  その際、今質問の中にありましたように、まず学校においては、配置されたときから子供がその使い方に慣れる。通信環境が整ったら、それに慣れる。それを今度は家庭に持ち帰ったときに、家庭における通信環境は全く様々であります。高速な性能があるところから、中にはない家庭もいらっしゃいます。それについては、今度どう対応するか検討していかなければいけませんが、ない家庭につきましては、例えば一つの例でありますが、Wi−Fiの貸与であるとか、あるいは原村の規模の特性を有利に考えるとすれば、そういう環境がうまく整わない子につきましては、分散登校と同じように、密にならないレベルで子供たちを学校に連れてきて、そこで指導するという方法も考えられます。まだちょっとこの先どうなるか分からないですが、一応そんな対応として考えられるということを今のところ胸に持っております。  学校としても、家庭へ行ったときに、できれば全部の家庭に設置あるいは使用可能な状況のサポートはしていきたいと思うのですが、そこについて全部やり切るかどうかについては、保証がなかなか今はできない状況でありますので、そんな先ほど述べた2点について腹案として持ちながら、この環境整備を進めていきたいと思っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 次の質問に参ります。小学生へのオンライン学習は難しいのでは。学校の授業同様な対面双方向が可能なのかということをお聞きしたいです。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お願いいたします。双方向の授業となると、オンライン授業の一つの理想型というか、そういう形になるわけでありますけれども、通信環境の課題、例えば声が聞こえないとか、ラグがあるとかフリーズするとか、私も過日始めてウェブ会議というものに参加させていただきましたが、ある参加者の1人の音声が一切聞こえないという状況に出会いました。そういうトラブルも起きる可能性があります。  そこで、画面で顔と顔を見合うことはできるにしても、私たちというか子供たちの表情、息遣いとか、学校の先生たちはそういうものを見ながら授業とか指導を進めておりますので、そういった点も、感じ取れる部分についても非常に難しさがあって、オンライン授業という形は恐らくできていくだろうけれども、本当の意味でより質の高い学びを保証していくことには、まだこれから研究を重ねて、職員の研修が必要になってくるかなということも思われます。  コロナウイルス感染症によって、日本のデジタル化が世界から遅れているということがすごく露呈しましたよね、今回。先進国と比較しても、本当にこの面においては非常に環境的に劣っている。それを今GIGAスクール構想で一生懸命、国の補助を使いながら1台配置までこぎ着けたところ。問題はここから先であります。いかに使える環境にするのか、いかに有効に利活用していくかということが大きな課題になります。また、将来的には教科書もデジタル化されていく可能性も非常に高いことが推測されます。  ですから、このようなことから、現時点では授業支援アプリというのを一方的に見るとか聞くとか、そういったレベルからスタートしながら、双方向による授業を行うよう教育委員会としては環境整備の支援、または今度はそれを扱える教師の能力も非常に必要になってきますので、教師の能力の向上に関する支援を同時に進めていきたいなということを考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 確かに3月から6月、5月いっぱいまでの長期休業等による場合においては、オンライン学習がスタートというか使えるようになれば非常に便利だと思います。  この夏にある大学生と話をしました。大学のほうではどうなんだいと。そうしたら、やっぱり講義そのものは大勢の生徒を見るわけにいかないので、講師のほうからの一方的な伝え方になってしまうんだと。そういった中において、やっぱり双方向でできれば、よく身に入るなというようなことは言っておりました。  小学生の親御さんが心配するのは、やっぱりそういった中において、子供がそこにどれだけ集中ができるのか、そしてまた時間的に本当に入っていったことができるのかどうかということもやっぱり心配している親御さんがおります。  次の質問で、オンライン授業、学習が始まった場合、兄弟間での使用時間は重ならないようにできるのかどうかということです。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) お答えします。兄弟での使用時間が重ならないかということについてですが、1人1台PCがあります。したがって、それが確保できて環境が整えば、同時間で違う場面を見ていくということも十分できますので。その点については、個々のそれぞれのスケジュールを調整して、重ならないようにするというようなことは多分しなくても大丈夫かなというふうに思います。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 分かりました。このお宅は、小学校に4人通っておりまして、非常にこの点を心配しておりました。  次の質問ですが、学校からの通知が遅いと感じている家庭がある。特に、今後の予定、6月の調査でございましたので、学校の休業、これはコロナについて学校休業がいきなり始まったということがありましたので、ここに学校の休業についてという括弧つきで入れさせていただきましたけれども。また他の連絡についても早めに連絡が欲しいとの声がある。そういったことに対して対応はいかがですか。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お願いいたします。学校のコロナウイルス感染症による対応については、基本的には国や県の通知、近隣市町村の対応状況、そして今目の前の様子、状況を勘案して決定しています。  しかし、今まで経験したことのない対応であるために、計画を変更するタイミングの見極めが非常に難しい状況になります。例えば1回変更したことを、その直後に間違えた、こうなりますというようなことはあってはならない。そんなことを考えながら慎重に判断しています。  現状での緊急連絡については、一斉メール、学校ホームページの活用、子供を通じてのお便り配付という形で全家庭に至急情報を伝えるようにしていますが、一斉メールについては全家庭が登録していないので、未登録の家庭については学校側で一軒一軒連絡をしたり、クラスの連絡網を使ったりして対応しております。状況によっては、メールのほうが時間がかかってしまうというそんなケースもあります。お便りなどの通知についても、臨時休業中は職員が家庭訪問でポストに届けるというようなことをしておりました。  大事なのは、決定を下すときにどうしてもいろんな情報を総合的に勘案しながら決定しなければならないので、保護者さんあるいは御家庭さんが求めるタイミングでちょっと出せない。例えば事が起きたという場合については、すぐ対応する。それを防ぐあるいは予測しての対応については、そういう状況がありますので、多少遅れてしまうというような側面があるということを御理解いただくとともに、学校、教育委員会としても、そういう正しい情報を一刻も早く通知できるように努力していきたいと思います。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) コロナ禍においての部分では、致し方ない部分もあると思います。できるだけ保護者の皆さんの要望に応えられるような形を取っていただければと思います。  最後の質問に入ります。顔面装飾付釣手土器レプリカ作成についてでございます。このときは、もう御承知のとおり、県宝、信州の特色ある縄文土器として2018年に指定され、愛称も火の女神フゥーちゃんと決まり、キャラクター投票も現在行っております。また、県内外から貸出し展示希望があるようで、近々では新潟県の十日町博物館に9月26日から11月4日までの期間貸し出す予定だと聞いております。  その対応をすると、村の美術館には展示されない期間が出てしまい、美術館に訪れた方に鑑賞してもらうことができなくなるのを避けるためにも、レプリカを作成する必要があるのではと考えます。また、文化財保護、守るという意味合いからも作成する必要があると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(芳澤清人) 清水教育長。 ◎教育長(清水幸次) では、お答えいたします。まさに原村の宝の一つであります。非常に大切に扱っていきたいという思いでありますので、その具体につきましては、担当課のほうから答弁させていただきます。 ○議長(芳澤清人) 伊藤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(伊藤証) それでは、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。釣り手形土器に顔がつくものは全国的に見ても非常に少なく、とても貴重なものだそうです。同じような土器で、伊那市の御殿場遺跡から出土した顔面付釣り手土器は重要文化財に指定されております。前尾根遺跡出土の釣り手土器におきましても、非常に状態がいいということで、申請すれば重要文化財に指定されてもおかしくない、そういったレベルの土器だというふうに専門家のほうからも言われています。  議員さんおっしゃったように、この土器は長野県の県宝にも指定されておりますし、日本遺産の構成文化財にも含まれております。こういった意味で原村を代表する土器です。昨年度に愛称募集を行い、火の女神フゥーちゃんということで決定しまして、キャラクター投票も行っております。今後は、この火の女神フゥーちゃんのグッズ開発だとか刊行物などに積極的に活用して、原村、そして八ヶ岳の縄文文化の発信を行っていきたいというふうに考えております。  釣り手土器は八ヶ岳美術館の顔であります。ただ、ややもろいということもありましたので、これまでは貸出しはしていませんでした。ただ、情報発信、PRということを考えますと、ほかの博物館に貸し出すことで多くの方々に原村や八ヶ岳の縄文文化、ひいては原村というものを知っていただくよい機会というふうに考えておりまして、一部補強を行って、先ほどお話しいただきましたように、今年度の9月下旬から新潟県の十日町市博物館のほうに貸出しをする予定です。  貸出し中は実物のほうがなくなってしまいますので、実物大の写真などで対応を考えておりますが、文化財のほうの担当といたしましても、レプリカの必要性というものは強く感じております。  レプリカに関しましては、貸出時の代替だけではなく、歴史講座だとか小中学生を対象とした講座だとか教室、それからイベント等で実物ではできない、じかに触ったりだとか、間近で観察してもらうというようなことが可能にもなります。そういったことで普及啓発に非常に有効であることから、できれば国庫補助金等を活用して製作について今後も検討していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 平出議員。 ◆10番(平出敏廣) 通告には載せませんでしたけれども、今お答えの中にありました。小中学校の文化財に接するという部分において、やっぱりこういったものを早急に作って大いに発揮する。そして、文化財に触れたという部分において、やっぱり原村にこういったものがあるんだというのが、接触することによって気持ちの中に入ってくる。見るだけではなく、そいうった体感も含めていくと思います。  先ほども申し上げました。文化財は茅野市にもありますし、そういった中においての部分で、やっぱり原村をこのフゥーちゃんとともに広めていく上で、ぜひとも早急な対応をお願いする所存であります。  以上で私の質問は終わります。 ○議長(芳澤清人) この際、暫時休憩します。再開は午後3時50分。3時50分に再開します。                            午後 3時36分 休憩                            午後 3時50分 再開 ○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、宮坂早苗議員の質問を許します。宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) それでは、通告した3点について質問をいたします。1点目は、地方への企業誘致と定住促進の取り組みについて。2点目は、移住時の働く場所として、役場も選択肢と考えられる。例規の初任給・昇給・昇格に関する規則の見直しをし、経験者採用の環境を整えては。3点目は、原村公の施設に係る指定管理の指定手続き・評価等についてということで質問をいたします。  1点目の質問ですけれども、企業誘致の取組として用地の確保、また誘致に係る支援金の創設を考えてはということで質問をいたします。新型コロナ感染症による新しい生活様式、新しい日常へと変わっていく中、自然豊かな地方での仕事と生活環境が注目されているところであります。  企業誘致については今までも何度も質問をしておりますけれども、用地の確保が難しいということは今までも村長から答弁をいただいているところであります。私は、用地の確保については、村内に散らばった形で点在してもよいと考えているので、工業団地のような大きな区画でなくてもよいと考えております。工場でなくてもよいということです。個人の企業、また中小企業の事業主もいろいろな形でお仕事をされている方がおりますので、何も大きな規格、大きな建物、そういうものがなくてもできるのではないかということを考えております。  新しい日常の中で、働く場所について都会でなくてもよいという考え方が広がってきていると感じております。リモートワークやテレワークを経験している中で、今後都会にないとできない仕事とできる仕事とに分かれていく、もちろん都会でなくてもそうですけれども。  こういう中、新しい道の整備もこの近辺では始まっています。こういう道の整備については来年度、甲府から静岡方面につながる区間、中部横断自動車道の開通も夏頃には予定されていると。山梨県と静岡県の間、甲府と静岡の間ですね、その間の区間ですけれども、半分の区間かと思いますけれども、こういう開通も予定されている。そうしますと、長野県への人と車の流れは大きく変わってくると思っております。  そういうときに、村には短い区間ではありますけれども中央道が通っていて、またその中央道の下には遺跡があるというような環境の中で立地があると思います。また、中央道には下りと上りの原パーキング、高速のバス停もあります。これは原のバス停と原のパーキングということであります。このパーキングは一般道からも利用できるぷらっとパークという名称で、NEXCO中日本によって全国的にも紹介をされていると。こういう立地を有効に使うこともできるのではないかということで提案をさせていただきたいと思います。  今までは企業の誘致というと大きい区画であったりとか、大企業であったりとか大きい工場、製造業というようなことがメインに考えられていたかもしれませんけれども、今後はこういうことを視野に入れていくということも必要だと思いますけれども、小さい企業でもいいと思うんです。大きくなくてもいいと思います。しかも、この中央道の周辺を使うとなると、大きな工場の誘致はとてもじゃないけれどこれは無理です。遺跡が下に眠っていますので、とてもそういう整備は無理。ということを考えると、小さいオフィスやレンタルオフィスでもいいと思いますし、インターネットの環境も中央道周辺は整っているということで、今までと違う視点で誘致を考えていく必要があるのではないかなと思って、こういう提案に至っております。  今後、公共交通を使うことをなかなか選択しない事業者であったりとか、個人であったりそういう方たちが増えてくると思います。そういう中、ぷらっとパークというのは一般道から高速道の施設を使ってもらうような取組をしており、一般道から気軽に高速の施設を使えるというような設定がされているわけです。  特に私がすごく立地としていいなと思っているのは、中央道の原パーキングの上りですね、今はデイリーがあるところですか、菖蒲沢の付近の。あの辺はそれほど段差もなく、とても使い勝手がいい立地条件じゃないかなと思っております。中央道の原パーキングに車を駐車して、そのまま外に出られると。そこにつながったところにレンタルオフィスであったりとか施設があればよりいいと。  遺跡があることであの周辺の整備というのはあまりされていません。大きな整備がされていないと。ということは、広葉樹の残る非常に自然環境も整っている。そういう中でやはり自然の中でアイデアを出したりとか、そういう会社がとてもいいのではないかなと思っております。IT企業やデザイン関係のオフィス、またコンサルティング会社であったりとかそういうものが適しているのではないかなと思っております。  そういう中で、県の中にはものづくり産業投資応援補助というのがあります。これはどういうものかというと、後でまた条例を。村長はもう御存じかもしれませんけれども、これは市町村で県のほうに相談をして、こういうものを設置したいということで相談にも乗ってくれるというところであります。  その中に、誘致をする企業のどういう職種なのかというと、情報サービス業であったりとか道路貨物運送業、倉庫業いろいろあるんですけれども、その中でも情報サービス業であったりとかデザイン、設計業であったりとか、経営コンサルタント業、広告代理業ですね。そういうものはそれほど大きな建物も要らないと、それほど大きな用地も要らないということでとても適しているんじゃないかなと思います。  県はこういうものに補助をしております。土地であったりとか、建物であったりとかそういうものに県は補助をしております。ですので、これはぜひいろいろな立地も含めて、県のほうに相談をしたり連携を取って、新しい視点で考えていくことも必要じゃないかなとは思っております。  そういう中、こういう新しい企業の誘致の取組であったりとか企業誘致の取組であったり、あと例えば本社機能の移転も考えられるわけです。IT企業などはそのまま移転してくればいいわけで、インターネットの環境も整っていますので、その辺はとてもすんなりと移転ができるのではないかなと思いますけれども、そういうものにいろいろな県と連携した補助制度、また村独自の補助制度などを設けてはどうかということで質問をいたします。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) いろいろ御提案をありがとうございます。私も従前から申し上げていますように、大規模な企業誘致というのは非常に難しい面もあるし、それから私の経験もありますけれども、従業員1万人規模の工場が事業閉鎖ということで、そこがゼロになったと、私もそういう経験は持っております。やはり今、起業チャレンジもしかりですけれども、やはりどんな小規模であっても原村に根差す、そういうものをやっぱり育成していかなくちゃいけないだろうというふうに思います。  それから、先ほどの議員のパーキングの近くで云々という話もありますけれども、断定はできないですけれども、なかなか遺跡の上に建物を建てるというのは非常に難しい状況もありますし、議員も御存じだと思いますけれども、中央道の原のバス停のところの遺跡、あれは大石遺跡だったかな。あそこを買収された企業があそこにターミナルを造るというようなうわさ話もあったんですけれども、最終的には何も手はつけられずに盛土をして、多分今のソーラーか何かにしたのかなという、これは推測でございます。  本来的な企業誘致に関しては、今の現状ですけれども、村外の製造業を含む事業所が土地利用計画における工場用用地に工場を新設する場合ですね、投下固定資産総額の100分の5以内で、今まで1,000万円を限度に補助はしております。  それから、工場等の誘致等につきましては、商工振興審議会の中でいろいろ議論していただいて、用地確保やそれから工場、本社機能の移転などを調査、審議をしていかなくちゃいけないだろうというふうには思っております。  それから、最近の動きですと、私は小規模であっても、やはり原村に根差した動きをぜひ取っていってもらいたいという中で、先般、諏訪信用金庫のSUWASHIN地域応援ファンドということで、原村の事業所体が2件目のファンドの融資を受けて、ここで事業をスタートしています。  小規模であっても、やはり今、議員も御存じだと思うんですけれども、テレワークで東京のオフィスビルの賃貸料というのはワンフロア何千万円。私も昔関係していた三井物産があるんですけれども、あそこでワンフロアが月2,000万円といったかな、それだけ払っていかなくちゃいけない。今はそういうフロアの縮小ということで検討しているけれども、いわゆる契約期間が3年とか5年とか10年ある中で、途中解約だと言わば賠償金というか違約金のほうが高くついちゃうので、すぐには返せないというのが今の現状だと私も認識しております。  そういう中で、やはり原村、八ヶ岳を含めたこの地域というのは、利便性という面では非常に注目されているというのはいろいろな方から提案をいただいていますので、今後小規模であってもそういった企業誘致、そっちの面の企業誘致には努めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) ぜひ原村の資源の再構築というか見直しをしていただいて。今まで何となく企業誘致というと大きい工場であったりとか大きな用地であったりとか、だから難しい面があったと思います。今後はそういう視点を少し変えていただいて、ぜひ今ある資源を見直しながら、小規模事業者、中小規模の事業者の誘致も積極的に行っていただければいいのかなと思うので、これにはすごく期待をしたいと思います。担当者のほうもいろいろ大変かと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  また、この誘致の際に例えば会社丸ごと来ていただければいいですけれども、そういうときには当然1人の個人事業主もいるかもしれませんけれども、社員も一緒にということもあると思います。そうしたときの社員の定住に補助制度を設けてはということで、企業の誘致、本社機能の移転などに加えて、社員の移住についても村のほうでしっかりと支援をしていただければより誘致が進むのかなと思っております。  そういう場合に、今現在、若者定住促進の補助などは今年度で終わりというような方向性も持っているわけですけれども、新しい企業誘致に関わるプラスであったりとか、あと定住促進に向けた補助制度であったり、また今後空き家も増えていくという中で、空き家を活用したリフォームであったりとかも、そういう会社の社員が住めるような状況、環境に対して、支援を村のほうでプラスしていくというようなことが必要ではないかなと思うんですけれども、その辺について村長はいかがお考えかお聞きしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。具体的な内容の前に、最近の大きな、先ほどに関連しているわけですけれども、私は先日、茅野市のワークラボの見学をしっかりさせていただきました。かなりの利用頻度で会議室とか、それから個人のオフィス部分ですか、活用しているということと、それから富士見の森のオフィスでしたか、あそこともかなり連携を取っています。それから先ほどの信金の応援ファンドの関係、1事業体と言いましたけれども、そこもかなりいろんなコンタクトを取りながら、若い人たちのそういうネットワークが今できつつあるのが原村、茅野市、富士見町の現状でございます。  それから、今、議員におっしゃっていただいた住宅リフォーム補助金事業の関連については、担当課のほうで種々検討を今進めていますので、具体的な内容は担当課のほうから答弁申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 清水建設水道課長。 ◎建設水道課長清水英夫) それではお願いいたします。現在、本年度で終了する若者定住のほうの補助金とリフォームの補助金があるわけですけれども、今後はそれを発展的に運用できるように新しい制度を検討しているところであります。直接企業誘致というお話とは結びつけて検討はしていないですけれども、検討の方向性としましては、移住者を対象とした制度となるように検討しているところであります。当然、それと企業誘致が結びつきますと、移住者という形でこの制度を利用できるものではないかなと考えているところであります。  今後具体的なところを詰めていくわけではあるんですけれども、今の制度をある程度踏襲したものになるのか、あと今後増えていくと見込まれる村内の空き家、こちらをうまく融合して絡めていくような制度になるのか、ここら辺検討要素はかなり多いですけれども、そこら辺の課題とあと移住施策ですね。そこが促進されるような補助制度を検討しているところでありますので、今後また説明をしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員、答弁者が答弁しているときには、うなずく発言、言葉は控えていただきたいと思います。癖かと思いますが。 ◆1番(宮坂早苗) 分かりました。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 声が聞こえるということで、気をつけたいと思います。すみません。  移住・定住に係る取組は、今後やはりしっかりと取り組んでいかなくてはいけないことだなと思います。特にやはり若い方の移住・定住については、いろいろな市町村でも例えば子供1人、例えば18歳以下の子供が1人一緒に移住をされた場合には10万円ずつの上乗せをするとか、そういう取組をしたりする市町村もかなり多くなってきております。ですので、そういう取組をしながら、しっかり若い人に移住・定住をしていただくというような形で、移住・定住に取り組んでいただきたいなと思います。  これからしっかりと検討されるということで、これにも期待をして、しっかりと移住・定住につながるような施策としていたければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) 移住・定住の関係で、これはまだ担当課のほうに具体的に私は指示は下ろしてありませんけれども、私自身いろいろ調査はしております。そういう中で今はかなり役場のほうにも、空き家はないかとかそういう問合せが若い人たちからあるということは承知しております。  それで、どういう形で実現できるか、もう少しまた担当課のほうにも下ろして検討してもらいますけれども、古屋を生活できるようにするのには、水回りその他で多分最低300万円くらいはかかるんじゃないかなという気はしております。そういう中で、村として相当踏み込んだ形でのそういう助成制度をつくれば、ある程度そういう古屋にも住んでもらえる可能性があるのかなということで、私自身まだ個人的な今調査を開始したところですけれども、そういったものである程度見通しができるようならば、また担当課としっかりもみながら、先ほどのいろんな事業の中に折り込みながらですね、そういったものも一つの展望として持っていきたいというのが私の現時点での個人的な見解でございます。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 今、村長の個人的な考えだと。これからそういうことを検討されていくんだとは思いますけれども、やはり古い家を特定空家にするよりは、ずっと地域にとってはプラスだと思います。古い家をリフォームして住んでいただくということは、特定空家って市町村のほうで、例えばそれに対する処分費を出すというようなこと。また地域の中で環境についても、その空き家を解消するというのはとても有効だとは思いますので、ぜひ積極的に支援をしていただいて、若い方たちの移住・定住につなげていただきたいと思います。  次の質問に入りたいと思います。村のPRとして、村が行っている宣言等の公表をしてはということで質問をしたいと思います。自治体を選ぶときには、その自治体がどのような取組を行っているか、またどのような宣言等をしているのかというのが選ぶ理由の一つになっているということを聞いております。  白馬村などでは、非常に環境に対する宣言も多くしているところであります。また、そういうものを村の入り口に看板のように表示をしていると。そういう映像を見たりした移住者が、とても環境に配慮した取組をしている、今のSDGsの時代に合っているというようなことで移住者が増えていくというようなこともあったり、また例規集の中に宣言という項目で、村が宣言を行っている宣言を入れる自治体も出てきております。例規集についてはインターネット、ホームページのほうから見れますので、自治体を選ぶ際には、その村がどういう取組をしているかということがすぐ分かるようになっているわけです。また住民にとっても、村がこういう取組をしているんだと、理解して意識して行動しようとするというようなつながりにもなっているのではないかと思います。  今後、原村でもですね、どのような宣言をしているのかというような内容をしっかりと公表していくことがよいのではないかと思いますけれども、それについて今後どう考えていくかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) 議員おっしゃるように、いろんな市町村の中でそういった宣言を前面的に出してPRしているというのが事実でございます。原村の現状がどうなのかということにつきましては、担当課のほうから具体的なお話をさせていただきます。 ○議長(芳澤清人) 伊藤総務課長。 ◎総務課長(伊藤弘文) それでは、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。  当村におきましては、昭和46年4月に交通安全宣言、昭和53年3月に人権尊重の村宣言、昭和59年5月に青色申告振替納税の村宣言、同年9月に非核平和の村宣言、平成3年6月に交通事故防止宣言をしております。  議員御指摘のように、村がどのような宣言や取組をしているかが移住先を考える一つの選択肢となり得るのであれば、これまで行った宣言を村のホームページ等で紹介していきたいというふうに考えております。以上です。
    ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 非核平和宣言の村というのは、八ッ手のところの信号に塔のようなものが立っているんですけれども、ああいうものについても、これから景観も整えていくというような何か景観行政も始まっていくという中で、やはりそういう看板類も統一というか、1か所にまとめて表示するようにするとか。あれもかなり寂れていた感じで、数年前に立て直したと思います。今はちょっときれいにはなっているんですけれども、あれがあの景観に合うかどうかということはまた考えなくてはいけないのかなと思います。  やはり村の玄関であったりとか、村のホームページであったりでいいと思うんですけれども、しっかりと村がどういう宣言をして、どういう取組をしているかというものが村に住む住民にとってもそういうことを意識して行動しよう、生活しようということにもつながると思いますので、また移住先を選ぶときに、この村はこういうような取組をしているから、ここにぜひ行きたいなというようなことにもつながると思います。「日本で最も美しい村」連合の加盟の表示とともに、そういう宣言等も一緒に表示をしていただいて、村の取組をぜひPRして移住・定住につなげていただければなと思いますので、これについてはぜひそうしていただきたいと思います。  それでは、二つ目の質問に移りたいと思います。2点目の質問ですけれども、移住時の働く場所として、役場職員の選択肢もあると思っております。こういう中で例規の初任給、昇格・昇給等に関する規則の見直しをして、経験者採用の環境を整えてはどうかと思っております。  最初に、今年度のふるさと回帰支援センターの地方の移住ランキングでは長野県が3年連続で1位。特に30代、40代、50代、60代で全国1位を占めていると。非常に人気が高いということで、長野県が注目をされているところであります。  このデータを基に、各自治体で人材の確保に動き出しているという現状があると思います。また、新型コロナウイルス感染症による働き方や暮らし方について見直しを行う方も多くなっていると。あわせて総務省では、就職氷河期世代の採用について積極的に取り組んでいこうという姿勢が示されております。  長野県においても、長野県の採用試験の実施、またこの諏訪6市町村においても茅野市での取組はあるということをデータのほうから理解をしております。また先日、岡谷市でも職員採用の要件緩和ということで、職務経験者の年齢制限の拡大というような長野日報さんの報道がありました。これまで35歳としていた年齢を45歳に拡大をするということであります。  今後、地方への多様な人材が移動することは予想がされているところであります。任命については、地方公務員法第17条で任命においての基準が定められております。原村は人事委員会を設けていない自治体であるので、国を参考にした例規となっていると思います。また人事行政については、人事院勧告に準じて改正が行われているというのが現状であると理解しております。  職員募集の際の任用は、人事委員会を持たない自治体では競争試験または選考による任用とされています。また多くの自治体で年齢制限を設けているのが現状。原村においても、今年度の募集には平成2年4月2日以降に生まれた人という年齢制限。また、中級・上級の募集で初級の募集はありませんでした。年齢にすると30歳以下ですね。30歳の4月1日生まれまでの方が対象になっているということです。受験する方の中には社会人経験のある方もいると思います。  この経験年数についてですけれども、現在初任給の号俸には反映がされていると。規則の中の第6条経験年数の起算及び換算では、別表4において換算できるようになっておりますけれども、職員として同種の職務において換算できるとあり、できる規定と同種の職務と限定されているのが現状だと思います。経験年数の換算は号俸には反映されているけれども、この必要在籍・在級年数には反映されていないというのが現状だと思っております。  今後、自立する自治体の地域経営において、ICT化の導入や業務効率化など多様な人材の確保が必須であり、経験者採用は職員間でも多様な経験値を共有する場となることと思っております。今後、この年齢制限の緩和や経験年数を在級・在籍年数に反映して職員採用、経験者採用の環境を整えてはどうですかということでお聞きしたいと思います。  また、6市町村の自治体の状況と比べ原村がどうなのかというような比較をして、どうなのかというようなことでお考えがあれば、それについてもお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。全般的、全体的な話になるわけですけれども、採用者の年齢制限の枠の拡大というお話ですけれども、専門職的なスペシャリストの採用ということで、その仕事が原村の中にあってということになれば、ある程度年齢がいってもスペシャリストとして、採用でよく使う俗な言葉ですけれども、一本釣りは可能かなというふうに思います。  原村の役場が今、定数が幾つだ。百二十何人くらい、そういう中で、これは専門職である保育園の保育士も含めての数字ですので、非常に実際的な実務的な形というのはもっと少なくなってくる。100人を切っていると思います、九十幾つ。  そういう中で、先ほど議員がおっしゃった平成2年以降の生まれというのも、やはりこれは私自身もかつて民間におったときにそういう採用関係をずっと何十年もやってきましたし、いろんな職員教育もやってきたし、そういう中でやはり特に機械関係を扱うようなものづくりの企業というのは、やっぱりこれは人の能力によって差はあるんでしょうけれども、ひとつやっぱり30半ばを過ぎちゃうとそういう適応能力がなかなか大変になってくるのかなというのは、これは多分どこの企業も経験則で持っていると思います。  それから行政においても、やはり新しいことを取り組むには若ければ若いほど頭は柔軟かなという気もしますので、今までの中でそういう年齢をある程度設定してきているのが現状だと思います。  それから、あといろいろ初任給の云々については、担当課のほうから具体的な内容は答弁申し上げます。 ○議長(芳澤清人) 伊藤総務課長。 ◎総務課長(伊藤弘文) それでは、私のほうから答弁させていただきたいと思います。新たに職員となった方の初任給を決定する際には、国に準じまして試験や学歴免許等の区分に応じて決定をさせていただき、採用以前に公務員ですとか民間企業等の経験年数がある方につきましては、その経験ごとに年数を換算しまして、給料表、初任給基準表によります初任給に加算しているというのが現状でございます。また、昇格時の在級年数につきましては、国においても採用前の経験年数の調整は現在行っていないというふうに理解をしております。  なお、これらの取扱いについては、市町村によりましてその運用が異なっております。どのような運用がなされているのか、また先ほど御指摘のありました年齢制限、上限がどの程度なのか、議員おっしゃるように、今現時点では上限30歳ということで設けておりますけれども、そういったことも含めて今後研究をしていきたいというふうに考えております。  また、先ほど御質問をいただいた中で、高度な専門的な知識とかということで御質問をいただいておりますが、当村の場合にどの程度の高度な専門知識が活用、必要となるかということも含めて検討になりますが、それが例えばある程度期間を限定したものということであれば任期付職員という採用の仕方もありますし、その辺につきましては広く全般的に研究してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 広く全般的に研究をしていきたいということであります。研究をしていきたいという中で、来年度どういうふうに反映されるのかというところは関心を持つところであります。  先ほどもう一つ聞いたんですけれども、6市町村における原村がどうなのかということについては、それぞれ6市町村の各自治体いろいろな設定があるわけです。私も見ております。富士見町に関しては同じような設定ではありましたけれども。ただ、経験値、経験者の年数の換算については違ってきている自治体もあるとは聞いております。これは全国の中で、経験年数の換算を例えば在級・在籍年数に換算していくと。今、原村ではそこが多分ほかの今新しく見直しをしている自治体とは違っているところなのかなというところを思います。  村の1級、2級、3級とあるわけですけれども、在級・在籍年数というのは非常に長いわけです。大学卒だったら2級に上がるまで3年かかるわけですよね。短大卒だったら7年、高校卒だったら9年と。これは一応富士見町のほうの例規と同じになっておりますけれども、果たしてじゃあその換算の仕方が同じなのかどうかというのは、その辺は研究はされているんでしょうか。富士見町と全く、採用されるときに同じ状況なのかどうか、その辺を研究されているかどうかということについてお聞きしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 伊藤総務課長。 ◎総務課長(伊藤弘文) 採用時の換算ですとか、在級年数に反映させているかどうかということは、なかなかこれはかなり運用の部分もありますので明確になっていない部分が多いです。できるだけ他の5市町の状況というものもこちらの給与担当のほうで調査をしながら、具体的にどういったものが運用なされているのかということを、先ほど申し上げましたけれども、研究をしてまいりたいというふうに考えております。  例えば採用時前の年数について、今は当村におきましては1級格付で行っておりますけれども、2級格付をしているところも中にはあるんですが、それが一律全員同じような運用がなされていないというふうなことも聞いております。というのはケース・バイ・ケースで人によって異なるのかということもありますので、その辺についてはどの程度まで詳しく調査ができるのか分かりませんけれども、今後できるだけ詳細にわたって把握できるように努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 分かりました。いろいろな設定をされている市町村があると思います。ぜひ研究をして、少しでも原村の職員のモチベーションが上がるような形で検討をお願いできればなと思います。  ちなみにこれは千葉県の一宮町、一宮町の初任給、昇格・昇給の基準に関する規則というものをちょっと紹介したいと思います。たまたま村の職員がこちらのほうに転職をされたということで、きっとこの職員はこの規則が反映をされたんだろうなとは思うんですけれども。一宮町は別表1になっております。級別資格基準表というのですね。大学卒で2級に上がるには1年です。今ここは1年ですけれども、ここがゼロというところもありました。これは一宮町では2級に上がるまでの必要在級年数、在職年数、在籍年数がこれは1年になっています。短大卒は3年になっております。高校卒、初級ですね。これは6年という形でかなり大きな開きがあると。今後こういう人事交流なども始まると思いますけれども、ぜひ参考にしていただきたいと思います。この規則については、原村とは大きな開きがあるということであります。大学卒の2級については1年、短大卒については2級に上がるのに3年、高校卒が2級に上がるのには6年という形でかなり開きがあります。  こういう市町村もあるんですけれども、今後、村長についてこの長いと感じる必要在籍年数、必要経験年数ですね。この辺は先ほども総務課長からお答えをいただいておりますけれども、全国の事例を参考にしたりとか見てみたり、あと一宮町のこういう非常に短い年数を今ここで公表したわけですけれども、それについて今後この在籍年数、在級年数を短くしていく必要があるのではないかと思うんですけれども、それについて村長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。給与の関係、それから昇給の関係は、当然職員組合とのいろんな話合いの中でずっと進んできていると。前は6級か、全体の区分け。それを7級まで広げてきているということです。  それから、いろんなそういう在籍期間云々についても、組合との協議、それから今まで調査、いろいろ研究した中で現在きているということです。これはやはり実際に働いていただいている皆さん方のそういった意向、要望も当然反映していかなくちゃいけないという中で、一つのテーマとしてまた今後ずっと研究。それから職員組合との調整の中でだんだんだんだん前に進んでいくべきものだろうというふうに思っています。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 今後、職員組合等と検討しながら前に進めていくということですけれども、今現在はそういう要望みたいなものはことはないですか。 ○議長(芳澤清人) 伊藤総務課長。 ◎総務課長(伊藤弘文) 職員組合からは特に、民間経験のある方についての換算というのは、やはり現状でいきますと換算率でいけば上限でも100分の80とかという換算率になっていきますので、当然若干そこが同じ年代で採用になった場合につきましても差が出てきてしまうというのは確かに現状でありまして、その辺の見直しというのは以前から、これはもう前から中途採用者の給料の見直しということはあって、その都度状況に応じて対応してきているということになります。  今回、議員御指摘の全般的な仮に見直しをするということになると、大きな職員全体に及ぶということもありますし、一番給料のことを考えて、処遇ということを考えていく上では、やはりこれまで採用された職員との均衡を図るということが大前提になってくると思います。そういった中で、どういうことをすることによって両者の均衡が保て、それからまた職員に格差が出ないようになるのかということにつきましては非常に大きなテーマになりますので、先ほども申し上げましたとおり、給与全般にわたりまして5市町のみならず、どういったことが運用としてなされているかということの中で今後研究をして検討をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 職員の数については、令和2年度の予算書の中にあります。1級が31名、前年度は26名でした。2級が14名、これは前年度と同様です。3級が17名と、前年度は24名というような形でした。ラスパイレスにもこの辺は、当然級が下の職員が多いということは、その辺も関係してくるのかなと思いますので、ぜひ若い職員のモチベーションが上がるような形で労使交渉も含め見直しをしていただきながら、移住・定住の際の役場を選択肢の一つとして考えることができるような、そのような取組というか改正を検討していただければなと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、3番目の質問に移りたいと思います。原村公の施設に係る指定管理手続き・評価等についてということで質問をいたします。主に収益を上げることのできる施設、民間手法を取り入れた運営管理が期待されるという二つの施設の指定管理について質問したいと思いますので、お願いをいたします。  一般財団原村振興公社については、村長は自治体の長であるとともに、原村振興公社の理事長でもあるという責任のある立場であると思います。自治体の地域経営とともに会社の経営にも携わっているというようなお立場でもあると思っております。  一般財団原村振興公社は、原村公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の中の候補者の選定の特例というところ、これは第5条の3ですけれども、「村長は、公の施設の設置目的を効果的かつ効率的に達成するため、第2条の規定による公募によらず公的団体等を指定管理者の候補者として選定ができる。」というところで、公募によらない選定がされているというようなところであると思います。  公社の社員はとても少ないとは思っておりますけれども、ここ数年の管理は非常によくされていると。とてもきれいな自然文化園になっていると思っております。しかし、新規社員の入社もなくて、イベント関係はほぼ住民のボランティア団体であったりとか施設を利用されている方たち、また地域おこし協力隊のメンバーが企画運営をしているといったような状況ではないのかなと思っています。  運営を行う専務が数年に一度替わり、館長もしていると。職員の給料は原村の職員の給料に準ずるとなっている。こういう会社に管理を安定的に行っていく能力があるのか。また、将来性があるのかということで村長にお聞きをしたいと思います。  先ほど村長は継続をしていくことがすごく大事だと言っておりました。継続していくことではないですね。それは村の職員に蓄積された能力を次の世代につないでいくことはとても大切であるということをおっしゃっておりました。もちろん、村の職員、この自治体にとっても、またこれは振興公社にとっても同じ考えであるとは思いますけれども、その辺村長はこの振興公社、一般財団法人ですね。どのような責任を持ちながら、長として運営をしているのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。振興公社の運営、経営責任は最終的には全て私のところにあるというのが大前提でございます。  それから、八ヶ岳自然文化園及び歴史民俗資料館の管理を行わせる指定管理者の指定手続につきましては、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、施設の設置目的を効果的かつ効率的に達成するため、公募によらず原村振興公社を指定管理者の候補者として選定をしております。  選定に当たりましては、候補者の選定を公平かつ適切に行うために指定管理者選定委員会を開催し、審議の上候補者を選定し、それから議会の皆さんの議決を経て指定管理者を指定しているのが現状でございます。  それから、管理を安定して行う能力があり将来性があるかという御質問でございますけれども、十分に能力があり将来性はあるというふうに私は判断をしております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 今、例えばその自然文化園の芝生の管理であったりとか、以前に比べてとてもよくされているなということを感じております。これもずっときれいだったわけではなくて、ここ最近とてもきれいですけれども、その前はやはり荒れていたということも感じております。ですので、職員の能力の向上もあるのかなと。あとは責任であったりとか、そういう意識が高くなったのかなということをすごく感じているわけです。  そういう中で、例えばその職員の能力をこの会社の将来性というか継続のためにどのように引き継いでいかれるのがいいのか。今は多分引き継ぐ方がいないと思うんです、新しい方というか。今後DMOの検討等もされているとは思うんですけれども、例えばそういう会社をつくったときに、そういう例えば引き継げる、後を託せるような、一緒にやるような社員が増えるのかどうか。やはり次に引き継ぐ人がいないというのは非常に不安だと思います。働いている人も不安だと思うし、周りで見ている私たちもこれは引き継いでいけるのかな、あの方がいなくなったらどうするんだろうというような心配もあります。その辺を今後、村長はこの会社をどういうふうにしていくのか。将来的にも安定した経営ができるような会社にしていくのかどうか、その辺についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。1点は、ちょっと私も数字的なものをしっかり把握しきっていなくて物申すのも僭越ではございますけれども、一頃、議員がおっしゃったように、文化園の芝生を含め管理が不十分な時期はありました。これが予算的な問題なのかマンパワーの問題なのか、かなり何か絞り込んだ経過はあったのかなと個人的には感じております。  それから、あとは将来を託せる云々ということでございますけれども、ここ2年くらいで原村の文化園を含めた全体的な施設及び観光の方向づけというのを出していきたいということで今動き始めております。ちょっとコロナの関係で動きはすぐにはできていないですけれども、やはりマンパワー、若手を入れた形の中で検討はすべきだろうと。それから今の振興公社がそういったことをやる、今は文化園の管理とあと美術館のほうをやっているわけですけれども、それが全てではないというふうに私は考えておりますので、今後のいろんな検討の展開の中では、そういった運営形態も当然変わってくる可能性もあるというふうには理解をしております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 村長のお考えをお聞きしました。指定管理の選定に関してですね、公募を今はしないという状況で指定管理の指定をしているわけですけれども、今後公募をされたほうがいいのではないかなと私は思っております。例えば今の管理の状況であったりとか職員の能力であれば、また指定、選定はされるのではないかなと思っております。  しかし、やはりこういう選定の中で不透明さがあるということも感じているところであります。選定をしないということを言うのも決定するのも村長であり、また決定する施設は原村振興公社、村長が長をしている会社であるというようなことで、ちょっと不透明なのかなということも感じております。  この辺例えば今後公募を行うこと、また選定委員会を行うとすれば、その中にそういうところの理事、役員がいるような委員会ではなくて、例えば外部の一般公募で経済とか経営等に明るい方を委員に入れるとか、そういうことも必要ではないかなと思うんですけれども、その辺についてお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) これは二つ目の。 ◆1番(宮坂早苗) 二つ目の質問です。すみません。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) まず1点は、指定管理者の選定委員会は機能は十分私はしていると思いますので、それはいかん云々ということではないというふうに捉えております。  それから、あとは二つ目の質問ということで、八ヶ岳自然文化園及び歴史民俗資料館に関わる指定管理者の候補者の選定に関しまして、選定委員会に一般法人原村振興公社の理事が入ることで、理事は管理運営等の状況を把握しているため、逆に言えばより適切な評価を期待できることから、一概に公平性が確保されていないというふうには考えておりません。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 管理運営等に精通をしているということですけれども、やはり理事者が長の会社で、その下で働く職員が公募をしないということを決めれば、ノーとは言えないのではないかなということを思っております。その辺についてもですね、公平性や透明性の確保がされていないのではないかと思いますし、これについては、ぜひ樅の木荘を管理するレパストさんと同じように公募をして、新しい選定委員会を設置して、透明性、公平性の下、指定管理の指定を受けるというような選定のほうがいいのかなと思いますけれども、その辺は村長、もう一度どのようにお考えになるかお聞きしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) 非常に議員の今のお言葉をお聞きしますと、すごくいいなと私も思うんですけれども、何といいますか。外部から手挙げをする人間ですね、この評価というのは非常に難しいといいますか、中国の昔のことを言ってもしようがないですけれども、貞観政要とか呻吟語ですか、中国の古代の皇帝にいろいろ人が売り込みに来るわけです。俺を、俗に言う家臣にしろというようなね。それでやっぱりそういう中でも、売り込みの人間というのは、よく気をつけるべきだというような昔のことわざもありますけれども、やはり私は原村のことがよく分かっていて、それからそういった事業の流れもよく理解していて、それでなおかつそういった能力がもしある方が当然いれば、今は振興公社の理事にもなっていただいています、村の職員じゃなくて。そういう人たちにまたやってもらうというのが一番確実性があるのかなと。  それから、振興公社の理事にさらに必要なのは、またそういった方のしっかり実績を見ながら加わってもらって、それで組織の強化というのが必要なのかなというふうには個人的には思っております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 分かりました。では、また今年度、令和3年3月で一応終わるわけです。また指定管理者の指定が行われると思いますけれども、またいろいろな面で公平性や透明性を確保しながら、よりよい選定委員会、選定、指定をしていただければと思います。  次に評価ですけれども、現在、村の担当課が自己評価を行っておりますけれども、この辺についてもやはり住民目線であったりとか、そのような視点を入れる考えはないかということについてお聞きしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 五味村長。 ◎村長(五味武雄) お答えします。議員御指摘いただきましたように外部評価の必要については、御質問のとおりやはりサービス向上の実施状況や管理運営状況を把握、確認し、より効果的、効率的な運営管理及び利用者へのサービス向上を図るため、また提供されるサービスが仕様書や協定書に定められた水準に充足されているか否かを確認でき、その水準が充足されていない場合は、改善方策を実施することができることから、必要であろうというふうには考えます。  今後、公の施設に係る指定管理の評価方法や評価内容、どういったものが一番ベターなのかということは当然検討をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芳澤清人) 60分を経過しましたので、これで質問は終わりにさせていただきたいと思います。宮坂議員。 ◆1番(宮坂早苗) 以上で質問は終わりにしたいと思います。 ○議長(芳澤清人) 以上で、本日の日程は全部終了しました。  明日3日は午前9時から本会議を開き、引き続き行政に対する一般質問を行います。  本日はこれにて散会します。大変お疲れさまでした。                            午後 4時51分 散会 以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。         令和2年9月2日              原村議会議長  芳 澤 清 人              原村議会議員  平 出 敏 廣
                 原村議会議員  宮 坂 早 苗              原村議会議員  中 村 浩 平...