原村議会 2017-09-06
平成29年第 3回定例会−09月06日-04号
平成29年第 3回定例会−09月06日-04号平成29年第 3回定例会
平成29年第3回
原村議会定例会第4日目会議録
1 日 時 平成29年9月6日(水)
2 場 所
原村議会議場
3 出席議員 1番 矢 島 昌 彦 2番 鮫 島 和 美
3番 永 井 和 人 4番 宮 坂 早 苗
5番 阿 部 泰 和 6番 内 田 章 子
7番 松 下 浩 史 8番 小 池 和 男
9番 小 平 雅 彦 10番 芳 澤 清 人
11番 小 林 庄三郎
4 欠席議員 なし
5 地方自治法第121条の規定により、
会議事件説明のため出席を求めた者は次のとおりである。
村長 五 味 武 雄 副村長 日 達 章
教育長 五 味 康 剛 総務課長 宮 坂 道 彦
会計管理者 津 金 一 臣
住民財務課長 北 原 一 幸
農林課長 牛 山 輝 明
商工観光課長 阿 部 清 美
保健福祉課長 小 島 早 苗
建設水道課長 三 澤 光 晴
消防室長 小 林 厚 教育課長 百 瀬 善 康
6 職務のため出席した事務局職員
事務局長 伊 藤 弘 文 書記 清 水 秀 章
7 本日の日程
1)
会議録署名議員の指名
2)一般質問
午前 9時00分 開議
○議長(
小林庄三郎) おはようございます。ただいまの出席議員数は11名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
△1
会議録署名議員の指名
○議長(
小林庄三郎) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第127条の規定により、議長において2番
鮫島和美議員、3番
永井和人議員、4番
宮坂早苗議員を指名します。
△2 一般質問
○議長(
小林庄三郎) 日程第2 一般質問を行います。
まず、昨日の本会議での一般質問における内田議員の資料要求の件についてでございますが、昨日
議会運営委員会でその取り扱いを協議しております。
ここで
議会運営委員長の報告を求めます。
小平委員長。
◎
議会運営委員長(小平雅彦) それでは、
議会運営委員会の報告をいたします。昨日の本会議で、一般質問の中で内田議員の樅の木荘の改修等に関する資料請求がございました。一般質問中においてなされた資料請求に対する取り扱いについては
議会運営委員会で判断することになっておりますので、昨
日本会議終了後、
議会運営委員会を開催し、その取り扱いについて協議をいたしました。
樅の木荘の改修等に関する資料は非公開で開催をされており、樅の
木荘建設委員会に提出されたもので、現在検討が進行中であります。現時点において、執行部に対して資料要求は適切でないものと判断いたしました。
以上です。よろしくお願いします。
○議長(
小林庄三郎) お諮りします。
議会運営委員長報告のとおり、昨日の本会議での一般質問における内田議員の資料要求の件については、要求はできないものとすることに御異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長(
小林庄三郎) 異議なしと認めます。よって、昨日の本会議での一般質問における内田議員の資料要求の件については、資料要求はできないものとすることに決定しました。
次に、松下議員の質問を許します。松下議員。
◆7番(松下浩史) それでは通告に基づきまして、大きく4つの点についてお伺いしたいと思います。
それでは1番目。
原村出身者の意見を村政に反映できる仕組みについてということで、質問をさせていただきたいと思います。
先月8月に開催されました
ふるさと大会、そして6月には東京で行われた郷友会の総会等に出て感じたことで、本当に原村出身の方で、原村を離れ出ている方との交流の中でですね、やはり本当に離れていても、ふるさとを愛する気持ちはとても強いものだなということを感じました。そういった中での交流で出た話がとても村政に役に立つような話であったり、原村をよく知る人が外から見た原村を語るというような、とても有意義な時間なのではないかなということを感じました。
そしてですね、話の中でやはり、会も高齢化が進んでいるというような話で、若い人がなかなか入ってこないよというような話もありまして、やはり私もお話している中で同世代の人たちと話してみる機会であったりだとか、もしくはもっと若い人と話すような機会があったらいいなあということを強く感じました。
そしてですね、そういった観点でやはり外から見た原村等々で、やはり原村に生まれ育った人たちとそういう機会を設けるために、ともに学んだ親しい友人たちとのまずは懇親の中でふるさとの魅力を再確認をしたりだとか、そういったことがUターンを考える
きっかけづくりになったりだとか、村の外から見た原村への意見をいただく機会、そういった
機会づくりが必要なんじゃないかなということを感じたわけですけれども、その辺に関して、村長どういうお考えかお伺いしたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。先ほど議員のほうから
ふるさと大会というお話ございました。昨年は御柱年ということで、東京のほうは開催がなくて、ことしは東京とお盆の14日に樅の木荘であったわけですけれども、私の素直な気持ちとしましてですね、やはり議員全員の出席を希望したいというのは偽らざる気持ちでございます。議員というのは議会活動もしかりですけれども、やはり原村の二元代表制の一翼を担う代表ですので、そういった
ふるさと大会に全員出席していただいてですね、村政をその場で語り合ってもらうことが一番必要じゃないかと、そんなふうに思います。
それから、村では現在成人式や
ふるさと大会などがあります。成人式は学業のためなどで故郷を離れている出身者や恩師の先生方にも参加していただけるところでございます。また、
ふるさと大会も先ほど言いましたように、
原村出身者で東京などで活躍されている有志が集まり開催しているところでございます。双方とも、故郷を離れている方々に参加いただける機会でありますが、Uターンや村の外から見た原村への意見を細かく聞く場には十分なっていないのかという感じがしております。村の魅力を再確認し、Uターンのきっかけや原村への意見を聞くことは大変に重要であり、特に人口減少の現状でございますので、そういった減少の抑制につなげることができる機会であればですね、
機会づくりが必要だと、そんなふうに考えております。
それから一部この次の。それでとりあえず。次の質問のときにお答えします。
○議長(
小林庄三郎) 松下議員。
◆7番(松下浩史) 今の村長のお言葉のとおり、私もそう感じております。それでですね、今言葉に出た成人式というようなイベント事にも私は参加させていただいておりますけれども、その中で若干20歳の子たちが顔を合わせて、ああ久しぶりという言葉を聞いて、もう20歳で久しぶりであると、多分三十、四十代になると、本当に外に出た人と今、村にいる方との交流って本当に少なくなってしまっているんじゃないかなということを強く感じました。
それでですね、次の2番の項目につながるわけですけれども、やはりそういった機会をふやすことが大事だと思っています。この間開催された
ふるさと大会のような、村の人が出てとか議員が出てとか、そういうような集まりでもなく、まずは最初のステップとして、外に出た人が帰ってきて本当に気心が知れた仲間と会って原村に訪れる、そこで語り合うというような
機会づくり、まずそこから始めてはどうかというふうに私は感じております。
これはことしの6月ですか、新聞で見かけた記事の中で、長野県ですと佐久穂町が
同窓会支援補助金というようなことで記事に出ておりました。村長も御存じかとは思いますけれども、原村に置きかえれば、村の中で開催される同窓会に補助を行うというものですが、その中でUターンのための移住等々の施策の案内であったり、例えばことしは伸びているようですけれども、
ふるさと寄附金の案内であったりと、アンケート等々をとって、村に対する意見を求めたりとか、そういうようなことを条件にそういった補助を行うという事業で、これは佐久穂町の場合は3年間の時限の立法となっていますけれども、そういった形で補助を行うことがそういったことの促進につながるかはわからないですけれども、積極的に村として、こういう集まりをしてもらって、ぜひ大いに村について語ってくれ、村に訪れてくれというようなことを促したらいかがかと思いますけれども、その点に関して村長お願いします。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) それではお答えします。同窓会に補助を出すということは聞いたことは正直ございません。県内で今、議員がおっしゃった佐久穂町、それからこの近くでは辰野町がそういった補助を出しているという経過がございます。ほかにもいろんな県内でやっておりますし、県外にも相当のところでいろんな取り組みはしておるというのは私も理解はしております。
一番もとになるのは、私は二つあると思うんですね。一つは原村で同窓会云々という交流の場を村の中でやるということと、もう一つ私は、夢のまた夢ということで聞いてもらいたいんですけれども、ちょっと記憶が定かじゃないんですけれど、北信のほうのグループで東京に大学に進学している人たちが、あれは1,000人だったかな、100じゃない、1,000人のグループをつくって、長野県の未来を語るというようなことで一昨年ぐらいかな、昨年ぐらいから取り組んで、東京でそういった会を開催をしているということがございます。
それから、長野県出身者の交流会ということで、信濃の会というのが関東在住の長野県
出身者中心に集まってですね、これは昨年の夏ぐらいかな、ごめんなさい。昨年の4月ですね、
銀座NAGANO、そこに40名ほど集まって、そういった交流をしているということですね。
私は可能ならば、そういった
原村出身者で東京で学ばれている人、もしくは東京で職業を持っているような人たちが
東京原郷友会みたいなね、そこには最近、
東京原郷友会も大分まだ現役世代も加わっていただいてね、若い人たちも入っているというのは事実、私も認識しているんですけれども。その人たちに、まさか20歳ぐらいの人と一緒にというのは難しいと思うんですけれども、そういったグループか何かができてですね、例えば話があるから、行政のほうでも出てこいやというようなね、そんなふうな話がもしできるんならば、それも一つの手かなというふうに考えております。
それからあとはIターン、Uターンの関係はですね、村として移住対策としてですね、取り組んでいるわけですね。それで
移住相談会とか、
ふるさと回帰フェアなどの情報発信とかいろんなことは取り組んでおります。
先ほどの地元での同級会とかその辺で補助を出すという補助の出し方ですね。ある程度やはりその成果を求めるということになれば、当然
成果報告書とか実績報告書に基づいて、一般的には補助を出すという形になると思うんですけれども、
成果報告書を提出するようなことを課した場合にですね、
補助金申請をしてくれるかどうか、ちょっとその辺疑問点ございます。私、冒頭申し上げましたように、東京で一生懸命学んでいるようなね、そういう若い人たちのグループがある程度東京あたりでまとまってですね、そういった会ができれば最高かなというふうには考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 松下議員。
◆7番(松下浩史) とても今うれしく思っています。私も東京でそういった会ができればいいんではないかというふうに感じていたところでございます。私が話したことのある一部の若者からも、やはりそういう東京に出ている人間同士で集まる機会、そういった会があればいいよねというような話を聞いたことがあります。
今回この提案というか補助を出して、こういった機会をつくってはどうかというような提案の中には、広い東京の中で
原村出身者が積極的に出会うという機会というのは、とてもよっぽど頑張らない限りは難しいことでありまして、ただここに帰省をしてくるとかといったような機会で同級生で集まるというような機会がふえれば、東京で会うというよりも、原村で来た中で、おうおまえ東京にいるのというような話もあり得ると。そこからまたちょっと疎遠になっていたところが交流が始まるという、深まるというようなことも期待できるということで、村に来て、こういった集まりの中で集まれる機会をつくってはいかがかというふうに思っての提案というような形で、今回お話をさせていただいたところでございます。
いずれにしろ、村長が積極的にそういった会が発足したらいいよねというところは私も考えるところが同じで、ぜひそのような形ができるようなふうに相談なりがあったり乗っていただき、そういう会の発足に努めていただければと思います。
それでは、この件についてはこれで質問を終わらせていただきます。
それでは次の質問に移らせていただきます。若者の移住・
定住促進対策についてということでお願いします。原村の若者移住・定住促進の一つとしては、新築の住宅の補助ということで制度があるわけでございます。
ただ、今本当に若い人たちが移住を考える中で、新築という選択ができる余裕がある方以外の方も多く移住を望まれている方がいらっしゃいます。先日私が会った若い子で、今度下諏訪に移住をするんだという方がいらっしゃいました。女性の方で20代かな、30代かな、それぐらいの方ですけれども。決め手になったのは、彼女は車がないからということで電車で動ける、歩いて動けるというところもあったんですが、一つ大きな選択の一つのきっかけとなったのが、安く借りられた物件があったと。オーナーさんが自由に
リフォームしていいよというような形で話があって、自分で
リフォームをしながら住みやすいように改築をしていくというような話の中で、楽しそうに話をしていたのが印象に残っております。
やはり今、こういった
リフォームを自分で行ったりだとかという選択をしたいというような方もいらっしゃいます。きのう、村長の答弁の中で
原村ペンションの行方不明者の発見のときに発見された廃墟等々のことで、そういったあそこまで廃墟になってしまうと、もう
リフォームの施しようもないというようなところになっている物件も数多くあります。その前に手を打つという意味で、この
空き家対策という空き家の利活用ということで、
リフォーム補助ということはとても有効ではないかと考えておりますが、現在の
リフォームの補助に関して言いますと、どこになるのかな。
原村住宅リフォーム促進事業補助金ということになりますか。業者を使って、金額も新築に比べて一律10万円の補助ということで、これを若者の移住に関して新築と同等、同程度とするような検討はできないのかなというふうに思っているんですが、その辺に関して村長お願いいたします。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。空き家の需要といいますか、今、私どもの総務の企画振興のほうで、移住・定住の窓口で相談に乗っているわけですけれども。ちょっと件数は定かじゃないんですけれど、今、空き家待ち(同日「相談件数」の訂正あり)の登録されている方がたしか80人ぐらいいるのかなと。相当な数だという。ごめんなさい、もし数間違っていたら、また訂正しますけれど。
それから先週だったですかね、若い御夫婦が相談に見えまして、子供さん2人連れて、まだ30代前半ぐらいかな、正直私もちょっとどんな内容かということでお話させていただきました。原村に来ても、なかなかすぐに就職云々というようなことで、職探しというのがちょっと一つのネックになっていますという話の中で、その彼が言ったのは、岡山から来たということで、別に自分でインターネットを使った仕事をしているんで、もう仕事はあるんだと。ただ住む場所だけだというようなことで、非常にやっぱり今の若い人たちというのは、そういうちょっと我々とは感性が違うのかな、新しい考えを持っているのかなと、そんなふうに感じた次第です。
それから現在、原村の移住者の住宅は、強いて言いますと保健休養地の周辺とかですね、それから道路未整備地域に点在しているのが現状でございます。効果的な
行政サービスの提供も今の状態ですとやはり厳しくなる。好ましい状況とは私は考えておりません。今後は既存集落の
空き家対策も必要になることから、既存集落に村民というか新しい人たちを誘導するためには、やはり中古住宅や空き家の活用をする方策を検討する必要があるというのは認識をしております。
今後は村のほうでも
空き家等状況調査を実施しですね、それから所有者の意向調査もあわせて行う予定をしております。
宅地建物取引業者、宅建の皆さんにも協力いただいてですね、そうした空き家の活用というのは当然取り組んでいくべき大きな事業だというふうに考えております。その上で、
住宅リフォーム促進事業補助金や
若者定住促進新築住宅補助金のあり方も含めてですね、検討はしていきたいというふうに考えております。
ただ、諏訪6市町村の中でも
移住促進空き家対策として、
リフォーム等の補助事業が整備されてきておりますので、近隣の状況等を勘案しながら進めていかなくちゃいけないというふうに認識をしております。
議員ある程度はもう御存じだと思いますけれども、例えば諏訪圏域の中でそれぞれのところがどんなふうなことをやっているかということですけれども、議員先ほどおっしゃいましたように、原村においては
住宅リフォーム工事ということで、50万円以上の工事が対象で定額10万円の補助をしているということですね。
それから
リフォームの関係でいいますと、岡谷市は
定住促進リフォーム補助ということで、30万以上の
工事費対象に10万円を補助していると。それから諏訪市は
Uターン促進住宅リフォーム事業ということで、10万円以上の工事に対して工事費の3分の1と。それから上限が50万ということで、相当な金額を予算化されていると。
それから、あと茅野市はおかえりなさい
住宅改修事業、それから、ようこそ
空き家改修事業と二つの事業の名前があるわけですけれども、
住宅改修工事費50万円以上が対象で、25万円の定額ということで聞いております。あと下諏訪町も空き家で活用で上限50万円で、多世代同居で20万円が補助というようなことで聞いています。
それから、富士見町は空き家を購入または賃貸する場合の改修ということで、50万円以上の工事費に対して工事費の3分の1ということで。富士見は昨年だったですかな、大分増額をして、たしかこれは100万円というようなことを聞いております。あとその他いろいろ細かい点ありますけれども、この辺の状況を確認しながらですね、今後検討をしていきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 松下議員。
◆7番(松下浩史) 近隣の状況等を見ながらということで、必要性を感じていただいているということで、ぜひ検討していただきたいと思います。以前、村長の言葉の中で、たしか職を探すのが難しいというところで、ただ、足を伸ばせば職はあったり、今おっしゃったように自宅で仕事ができる職種もふえてきていると。ベッドタウンと化してもいいんじゃないかというような御発言をあったように記憶しています。そういったところで、そういったことを進めていく中で、近隣の中で一歩抜きに出て、
リフォームしてやるなら原村だよねとなるような施策を期待したいと思います。
それでは、次の質問に移らさせていただきます。次の質問ですけれども、これ今の若者に限らないんですけれども、
リフォームに絡んでくるようなことになるんですが、
自動火災報知器設備の設置基準が見直し、これの見直しへの対応についてということでお伺いしたいと思います。
平成27年4月に消防法が一部改正されて、
自動火災報知器設備の設置の基準の見直しがされたと。これは平成24年、広島のホテルにおいて死者が出る火災が発生したり、25年、長崎市の高齢者のグループホームにおいての火災などを受けて、施設の消防の設備の見直しがされたということで、具体的に今申し上げている
自動火災報知器設置の基準の見直しというのは、小規模なホテルであったり旅館、病院、診療所、
社会福祉施設等で利用者を入居させたり、または宿泊させるものに対して、延べ面積300平方メートル以上のものに設置が義務づけられていた
自動火災報知器設備について、延べ面積にかかわらず設置することが義務づけられましたという改正なんですけれども。
ここで何がひっかかってくるかというと、私の住んでいる
ペンション地区なんですけれども、この消防法を知っていたと思うんですけれども、実にほとんどの
ペンションがこの300平方メートルぎりぎりで超えないように建てて、ずっと営業をしてきた経緯があるそうで、この法改正で相当な数の、ほとんどと聞いておりますが、この対象になったということで、この対応に今苦慮しているというのが
ペンション区の実情でございます。
この設備を入れかえるに当たってですね、これも補助対象がないかと探したわけですけれども、きのう村長もおっしゃっていましたけれど、確かこれは
原村商工業活性補助金というところの償却資産の更新及び新規導入に係る費用ということで、これだけなのかなというところで。きのう矢島議員の質問の中で、
ペンションへの補助等々の対策の考えはという中で、村長にいろいろ語っていただいたので。
総合的にこういった困ったことが今あるんだということを踏まえて、これから先、今オーナーの
意向調査等々加味しての話にもちろんなるとは思いますけれども、こういったことも総合的に含めて、今現行の制度の見直しであったり、もしくは私もいろいろ調べたんですけれど、この件に関しては、国の補助等々、県の補助等々が事例が少ないせいなのかどうなのか理由はわからないんですけれども、ないということで。県や国への働きかけなどの対応はできないかというような質問になるわけです。
私が消防署のほうにちょっとお話をお伺いしたら、これはいつだ。平成18年ですか、住宅にも
火災報知器の設置義務といった中では、あれは全戸ということに当てはまることで、国の補助が出て、原村でも現物でスプリンクラーが配られたような経緯がございますけれども。そういったことで、今回は、中には国の補助等々が出るんじゃないかなとずっと待っていた中で、今度はもう経過措置で平成30年3月31日までには設置をしなければならないということになっている状況で、こういったことで、今の繰り返しになりますけれども、現行の補助制度の見直しやら、国、県への働きかけなどの対応はできないかということでちょっとお伺いをしたいと思います。お願いします。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。議員御指摘のとおりですね、平成27年に国のほうで
特定小規模施設、先ほど
ペンションをつくるのを300平米未満でつくったというようなお話がありましたけれど、その300平米未満も
自動火災報知器設置が義務化をされています。面積要件がなくなり、全ての旅館、ホテル、
ペンションなどが該当になってきているのが状況でございます。設置については、当然消防署のほうへ相談していただきながら進めていただきたいと思います。
それから、私どもの
商工観光課関係の補助金は
商工業活性化補助金という制度がございます。中身は新築・改築にかかわるものが事業費の100分の5以内で限度額50万以内、それから償却資産の更新、導入については100分の3以内で限度額10万円以内となっています。
今回の
火災報知器設備ですが、改築に該当してくるものと思います。詳しくはですね、商工観光のほうへ確認をしていただきたいと思います。
それからあと融資制度としまして、長野県と村とに中小企業振興資金、一般的には制度資金と言われる制度がございます。また、消防設備等にかかわる融資制度もありますので各金融機関のほうに、これはもう各自で確認をしていただくということでお願いしたいと思います。
それから先ほど議員のほうで、国、県の補助金ということですけれども、現在、国等の補助金は病院や福祉施設以外はないということです。市町村関係では消防設備補助金の増額等については聞いておりません。
それから、これは27年の法改正以降、担当の消防署関係含めていろんなアナウンスをしてきております。それから現在まで役場のほうにですね、
自動火災報知器設置云々ということで相談をいただいた方は今のところないということですね。
それから原村の
ペンションの状況でございますけれども、現在対象となるのが44件ということで聞いております。設置済みが2件、あと残りの方が42件が未設置という状況ですので、そうは言いましても日がございませんので、さらに行政としてもその辺は情報宣伝活動を進めていってですね、万全な対応をしていきたいと、そのように考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 松下議員。
◆7番(松下浩史) この件に関してなんですけれども、今、村長の報告があったように未設置が44件、設置済みが2件ということで、ほぼ(村長「未設置42、ちなみにですね」の発言あり)42件、ごめんなさい。失礼しました。
42の設置が2ということで報告を受けて。これを見ると、ほぼ対応がされていないということで。法改正が行われた後に、この違反対象物の公表制度というものがもう始まっているところでは始まっておりまして、この諏訪広域消防本部のエリアでは、調べたところ平成32年4月1日には実施予定をしているということで、ホームページ上でこの対象となる建物、対象となる違反等々が名前が出て、記されていくというような形で。利用者が調べれば、安全な建物なのかそうでないのかというようなことがわかる仕組みもスタートすると聞いています。
そんな中で、
原村ペンションビレッジ一覧が出てしまうというようなことは避けたいというところで、先ほど相談がなかったということも話に出ましたけれども、実情としては、意外と本当に自分の施設がどうであるのかということがわかっていないということもあるのかなと思っております。そういった啓発の活動であったり指導、相談にぜひ乗っていただきたいというところが感じているところでございます。
この件を何というのかな、変な話、以前ガソリンスタンドのときもありましたけれど、これを機に、年もとっているし廃業というようなことを決める方もいらっしゃると思います。きのう矢島議員の質問の中に、その後に入ってくる若い人たちが使いやすいようにとか、ここを購入したいという意欲が出るようにということを考えると、これを一つただ施設の更新と考えるのではなく、
ペンション再生のロードマップの中で、こういったことも含めてどうしていくべきなのかということを一つ大きな問題であるということでお知らせしたいと思います。この件に関して一言いただければと思いますけれども。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 先ほどの自動火災報知の施設の関係ですけれども、私が聞いた範囲ですと、費用的には40万から50万ぐらいというようなことでございます。費用的にですね。それから補助金を使えば、2万5,000円ぐらいの補助は出るということだと思います。
それでやはり、これ一番基本的に押さえておかなくちゃいけないのは、そうは言いましても
ペンションというのは一つの事業でございます。やはり私自身は事業主の責任というね、そこはやっぱりしっかり押さえておかないといけないと思います。そういう中で、どういった形で村がかかわっていけるのかと。それは次の問題になってくると思いますので、私自身は経営者というかオーナーの責任でまず対処していただくのが本筋ではないかと、そのように考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 松下議員。
◆7番(松下浩史) 私も基本的には同意でございます。基本的には事業者がやっていくという話の中で考えておりますけれども。これをきっかけにどう動いていくのか、あと私もまだ多分、結果が全てそろっていないこともありましょうけれども、
ペンションのオーナー等々の意向調査、これから
ペンションビレッジがどう動いていくのかということの全体像が見えた中で、その中でとるべき対策であるとなった場合に、ぜひそういったことも考えていただきたいなということで、この質問を終わらせていただきたいと思います。
それでは、次の大きな質問に入ります。中央高原活性化についてということで質問をさせていただくんですけれども、これもきのう村長のお話で大筋お話が聞けていますのでいいんですけれども、ちょっと質問をさせてください。質問の中には八ヶ岳自然文化園、八ヶ岳美術館、
ペンションビレッジ、そして現在検討が行われている樅の木荘を含めた中央高原エリアの目指す全体像はどのようなものと捉えているかという質問なんですけれども。きのうお話をお伺いしましたので、細かくは結構です。ちょっと私の思っていることをちょっとお話させていただけれはと思います。
全協等々でも樅の木荘であったり、もみの湯の経営状態の調査、そして問題点の洗い出し等々積極的にされているということで、評価するところでございます。自然文化園等々についてもいろいろ考えていらっしゃるということで、個々については分析等々が進んでいるんですけれども、私が求めるのは、ひとつ中央高原という大きな絵を描いていただきたいなというふうに思っています。今いろいろ精査しているのは、絵に例えればパーツ、パーツを細かく、とても上手に描いてあるんだけれども、全体として例えば、ドラえもんと仲間たちというような絵を描いたときに、個々だけを見ていると例えば5人のドラえもんが描いてあってもしようがないわけで、しっかりと1枚の絵として、それが全部ピースがつながるような形で考える必要があると思います。
きのう矢島議員の質問というか提案の中でスポーツ振興というようなことがありましたけれど、それが一つの何というかビジョンというか目指す全体像、そういうような大きなビジョンをぜひ村には持っていただいて、例えばスポーツの話で言えば、スポーツをするから、あそこのグラウンドを活用しなければいけないよね、活用するためには例えば樅の木荘には合宿棟が要るよねとか、そういう話にならないと、樅の木荘に合宿棟を建てればいいんじゃないかという、それはどうやって生かすんですかというところがないまま、何が必要かというようなことは、とてももったいないのかなというふうに思っています。ですので、これを連携して、どういうふうなエリアを目指したいのかというところをぜひ村長にはお話いただきたいところです。
僕は目標は時々に変わっていってもいいと思うんです。赤岳目指して登ろうよって言ったときに、諸事情で体力が、もう疲れちゃったから阿弥陀どまりだね、でもいいと。時々で変えればいい、その理由さえしっかりしていればいいと思うので、まずは目指すべき全体像を示していただきたいなというふうに感じているんですけれども、その辺村長はいかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。一般的に物事を見る目というのは三つの目が必要だと。前に申し上げたことがあるかどうか、ちょっと記憶が定かではございませんけれども、一つは鳥の目というかタカの目、上空から全体を俯瞰する目が必要だと。それから二つ目は虫の目といいますか、地べたにはいつくばって現状を把握する目が必要だろうと。それから三つ目は、一般的に言われているのは魚の目ということで、水の流れの中でしっかり全体の流れを読み切る力。この三つが必要だろうということで言われております。
議員御指摘のように、現状はパーツはわかるんだけれども、全体像がまだ描けていないと。正直私も御指摘のとおりで、そこを今一番悩んでおります。きのうは矢島議員さんのほうからいろいろご質問いただいて、個々については、そんなに私も可能な限り対応策ということで考えて、手は打っております。そういった個々のものがある程度ね、見える形になれば、じゃあどういった形で総合的に組み合わせたらいいのか、多分私の1人の能力では対応できないと思いますので、庁内含めてどういう形でですね、それを構築していったらいいのか、今は正直悩んでいるところでございますので、また議員もいろんな知恵を出していただいて、また御提言いただいてですね、一緒にそういった方向性を見出していっていただければありがたいとそんなふうに思います。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 松下議員。
◆7番(松下浩史) 今現在はしっかりと虫の目でということで理解をしたいと思います。本当にしっかりと鳥の目、魚の目も使っていただくということで。本当にあそこの旧テニスコートのところのモーターパークなんかは、私毎日下におりてくるときに見ると、夏休みのときなんかは随分と車がとまっているように見えました。そういった個々の事業については本当に成果を上げているところがあるので、そういったところをどう生かして展開していくかというところで、全体像等々多分構築することができると思います。本当にもったいないなと思っているのは、あそこのパークの前でがらんと広くなっているグラウンド、あそこを生かしたら、もっともっとパークもいい感じになる、あのRVパークもいい感じになるのかななんていうふうに感じているわけでして、そういったところで個々の細かいところの今精査をしているというところなので、ぜひしっかりとパーツを組み立てていただいて、なるべく早めに理想とする中央高原の全体像を見せていただければと思っております。
それでは、この項目の2番の質問に移らせていただきます。八ヶ岳自然文化園は人が集う公園、文化的施設、また商業的施設の多面を持っていると思うんです。どれも大事な一面なんですけれども、今後どういうふうな方向に重きを置いてというか、かじを取って運営をしていくのかということが質問なわけですけれども、きのうのお話で、やはり自活できる体制を目指すというようなお言葉がありました。私もこれにとても同感でございまして、すごく大きなポテンシャルを持っている公園だと思います。夏には映画祭が開催されたり、春、夏、秋にはクラフト市、今は週末等々でヴィレッジマーケットというような収益を生む可能性のあるものがさまざまと展開されているということで、ストライダーパークも新設されたと。そういった方向にかじを切っていくのかなというふうに、はた目からは見えているんですけれども。その辺に関してはどういうふうなお考えがあるのかちょっとお聞かせいただければと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。昨日も矢島議員さんのほうから御質問いただいて、お答え申し上げたところですけれども。繰り返しになりますけれども、現状の自然文化園の運営形態は決して私、現状のままでいいとは思っておりません。それからあと何が足りないのか。単年度の収支云々じゃなくて、やはり長期的な見通しの中で何が必要なのかということで、非常に私の能力不足もあるでしょうけれども、ちょっと私では考えつかない面もあるのかなということで、きのう申し上げましたように、ことしの9月と11月は2回に分けまして、三菱UFJ銀行の別法人になるんですけれど、三菱UFJリサーチ&マーケティングというカンパニーですね、そこの専門家に文化園等の現状を把握していただいて、報告書をいただく予定になっております。
その後、昨日申しましたように振興公社の理事会また評議員で将来ビジョンの検討委員会というものが立ち上がっていまして、今活動を始めているところですけれども、その組織を使ってですね、要は自活できる文化園というか振興公社ということで目指してですね、ディスカする、もしくはそういった方向性を早急に見出してですね、進むべきだろうというふうに考えておりますので。またそういった調査結果等が出ましたら、可能な限りといいますか、出していい情報については、また議会のほうにも御報告をしたいと、そういうふうに考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 松下議員。
◆7番(松下浩史) コンサル的なものが入って方向性を検討するということはきのうもお伺いしました。ぜひ進めていただきたいんですけれども。自活できるというところでいうと、本当に収益が上がらないと多分自活できないんですよね。何でしたっけ、振興公社のほうの視察だったと記憶していますけれども、たしか千葉のアンデルセン公園に行かれたという話も聞いています。随分と集客のある公園ということで、中では焼き肉ができたりだとか、随分楽しんだというお話もお伺いしています。
そういったところを視察しているということを鑑みると、文化園もそういう方向に進めたらいいのかなというお考えがあるのかなというふうに感じていて、今回はストライダーパークが新設されて、訪れるたびに何かちょっと変わったよねというような自然文化園になると、ますますの集客が見込めるのかなというふうに私は考えている次第でございます。
その中でやはり、私はいろいろイベント事をやっている方とお話する機会がありまして、やはりぜひ考えていただきたいのは、文化園がそういったことを行うユーザーに対して、ユーザーフレンドリーであること、これをぜひ求めたいと考えております。これは私この質問の中で人が集う公園とかというようなことを書いたのは、実にすばらしくきれいな公園なんです。芝もすごいきれいに整備をされていて、きれいにされているんですけれども、きれいな公園だけでよくて、収益なんかいいよという話だったら、ぜひきれいな公園にして、散歩をしたら気持ちいい公園にしていただきたいんですけれども。商業的とか収益を上げるということで、そういったグループを呼び込んだりという場合に、その人のためにきれいに整えておきました。イベント事が終わったら、多少は荒れるかもしれないけれども、しっかりとそこを整えて次のお客様を迎え入れようと、そのために整備しているんだよというような公園にぜひなっていただきたいなというふうに感じております。いろいろ細かい部分で全部が満足することにはならないのであろうけれども、やはりイベントを開催する者として、あそこは使いやすいよね、もう一度やりたいよねというような形で体制を組んでいただきたいなというふうに思っているところでございます。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。これは企業もしかりですし、それから行政もしかり、それからこういった自然文化園もしかりなんですけれど、やはり5年たったら何か変わっている、10年たったら何か変わっていると、そういったものを認識しないと、組織というのは停滞する一方であるというのは、これ現実でございます。
自然文化園につきましては、先ほどのストライダーパークもですね、新しく評議員になっていただいた方たちの意見等をいただいて、1年ちょっとかけての実現だったんですけれど、先般オープニングしましたし、それから、新しいいろんな企画という中で済みません、ちょっと主催団体と名前を忘れてしまったんですけれども、星空の映画祭の始まる前に、ことし新しくジャズの、全国からジャズミュージシャンて言うんですか、が集まっていただいて、初めての大会を開催しました。大会の趣旨としますと、まず入場者からはお金をとらないと。それから出演者からお金をとるんだと。それで諏訪地区の企業含めて企業から協賛金で幾らだったかな、ちょっと記憶ないんですけれど、たしかセイコーエプソンさんとあと野村ユニソンさんあたりが大きなスポンサーでですね、それで第1回目がスタートしたということで。これは大きく私自身も大きく育てていきたいということで。
流れが私も見えてきたのは、以前は有名なそういった人たちに、お金を払うから来てくださいというのが今までの大きな流れだったのが、逆に今は自分たちで発表をする機会をね、探しているというのが大きな流れが変わってきているのかなと。そういう中で原村のそういった文化園が一つの位置づけとして認められたのかということと。
それからあと、原村で古楽器の関係の皆さんが3回目だったかな、ことしでね。それで今月の16日ぐらいですか、3日だか4日かけて、茅野市の市民館とかあと八ケ岳中央高原キリスト教会、文化園等をメーン会場にですね、そういったことも展開していただいていますので、やはりそういう大きな流れを今、つくりつつあると思いますので、村としても全面的にバックアップしながら、村というか振興公社としてもですね、そういった考えでは進む予定ではおります。以上でございます。
○議長(
小林庄三郎) 松下議員。
◆7番(松下浩史) ぜひ振興公社、八ヶ岳自然文化園の目指す方向が、皆さんが同じ方向を向いて、今言ったようなことが進んでいけば最高だなというふうに感じております。いろんな方、八ヶ岳自然文化園に意見を言いたいなという方もいっぱいいらっしゃるんでしょうけれども、行くべき方向はどっち向いてんのという話の中で、この発言を控えているような方もいらっしゃるようですので、今おっしゃっていただいたような話ですと、いろいろコンサルの話が出た後に、方向性が決まった後でそれをしっかり指し示していただいて、いろんな方の意見を聞きながら、ぜひ盛り上がる自然文化園にしていただきたいなというふうに感じております。
今、古楽祭の話が出ました。今月の16日でございます。今回は何か甲冑隊みたいなのが練り歩いたりもするようなので、村長ぜひ時間がありましたら、来ていただければと思います。それでは私の質問を終わらせていただきます。
○議長(
小林庄三郎) 次に
宮坂早苗議員の質問を許します。宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) それではよろしくお願いいたします。通告した5点について質問いたします。
1点目は東京オリンピック・パラリンピックについて。2年目は農林業の振興について3点目は子育て支援として、高校生通学費補助制度の新設について。4点目は共同墓地の設置について。5点目は災害時の避難場所の開設についてです。それではお願いします。
1点目の質問ですけれども、東京オリンピック・パラリンピックについて質問をいたします。2020年東京オリンピック・パラリンピックは開催されます。日程はオリンピック33競技で、2020年7月の24日金曜日から8月の9日まで。パラリンピックは22競技で、8月の25日から9月の6日、月曜日という期間です。JOCの竹田会長は、オリンピック・パラリンピックの開催が決まったことで、日本選手の挑戦や活躍が東日本大震災からの復興途上にある国民の心を一つにし、社会に明るい灯をともして、希望ある未来を届けてくれることだろうと、またスポーツの持つ力が社会の大きな原動力になるだろうと言っております。
オリンピックの競技の中には新しく加わった競技や種目があります。バスケットのスリー・バイ・スリーなどは東京オリンピックから加わった種目であります。現在182国で競技が行われて、もともとはストリートバスケットから始まったものです。2007年、FIBAがルールを決め、正式な競技として登録されました。この競技は屋外、屋内どこでも競技が開催されて、個人のポイント制というところが5人制との大きな違いだと思っております。コートも5人制と比べ、約半分のコートの広さということで、大きな場所も要りません。
また、追加種目として空手やスポーツクライミングなども実施されます。スポーツクライミングのボルダリングなどは、近年人気も高くなっております。長野県では長野市、佐久市、松本市、飯田市などに施設があります。
パラリンピックでも、ボッチャやブラインドサッカーなどがテレビでよく報道されました。ブラインドサッカーはフットサルのコートで行われております。フットサルの会場についてですけれども、私は平成24年の第1回の定例会でスポーツ施設についてという質問を行いました。この中では、樅の木荘前のテニスコート、グラウンドについての質問をしております。スポーツと観光を結びつけて、若い人たちが活用できるフットサルコートにしたらという提案をいたしました。当時の清水村長は、テニスコートは使われなくなってきていると。またフットサルもよいけれども、サッカーのコートならなおさらよいと言っておりました。平成25年をめどに検討するというようなこともおっしゃっておりました。その後グラウンドはそのままで、テニスコートはまき置き場とRVパークになっております。
国のほうでは2011年、スポーツ基本法が制定されて、スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利であるというふうにしております。2014年は障がい者スポーツが厚労省から文科省に変わり、2015年にはスポーツ庁が設置され、2016年にはオリンピック・パラリンピックが一緒に行われるようになりました。平成29年からの第2期スポーツ基本計画では、国民がスポーツで人生が変わる、社会を変える、世界とつながる、未来をつくるとして、健康寿命の延伸と医療費の抑制、新たなビジネスとしてのスポーツツーリズムの推進、スポーツを通じた国際交流の推進として、スポーツMICEの積極的な招致などさまざまな取り組みを支援しております。2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、スポーツに関心が高まる絶好の機会とし、スポーツで人をつなげる国民運動を展開し、1億総スポーツ社会を実現するという計画になっております。
一つ目の質問では、事前キャンプの誘致についてです。オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ誘致は、申請期間は2018年7月の31日までです。長野県では長野市、上田市、佐久市、軽井沢町、下諏訪町が既に競技施設に適合しているということで、組織委員会のホームページで紹介をされております。応募については、複数の自治体がそれぞれの施設を提供して一つの単位として応募することも可能です。また、組織委員会を通さずに、自治体単独で姉妹都市などと交渉して誘致をすることも可能です。
今現在、原村に国際基準に適合する施設があるかどうか、それはわかりませんけれども、今後整備して、キャンプの誘致やまた今後のスポーツ振興につなげる可能性があるか。また、東京都などでは小学校の体育館なども使用されるそうです。私が以前所属していたJXのスポーツのひまわり寮、体育館ですけれども、あそこもですね、一応そういう合宿であったりとか事前キャンプ、全日本チームの練習場所のようになっておりますけれども、実際はシャワールームがなかったり、そういうような形です。オリンピックの施設ということで、国際基準の規格の施設、それはもう必須条件であります。そのほかにもシャワールームであったりとか、バリアフリーであったりとか、求められているものはたくさんあるわけですけれども、これについてぜひ検討をしたらどうかということでお聞きをしたいと思います。お願いします。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。議員、東京オリンピック・パラリンピックの事前トレーニングということで、非常にいろいろ詳細な調査をされてですね、今意見陳述されたわけですけれども、東京オリンピック・パラリンピックの事前トレーニングの候補地に対する応募要項は、2015年1月に組織委員会から提出されております。応募に加わる要件としては、練習施設については国際競技連盟が定める技術要件を満たす機能や仕様が整っていることが条件となっています。現在、原村のスポーツ施設については要件を満たす施設は何もない状況ですね。それからまた、練習施設とともに宿泊施設についても要件を満たす上で言語対応、要は言葉の対応ですね、それから柔軟な飲食サービスの提供等が求められており、非常に厳しい条件ということで聞いております。今後候補地になるためには、これらの条件を全て整え、あるいは整えることを前提として応募することになります。費用負担を含めて誘致にかかわる全てのことは、その自治体の負担ですね。原村で全て負担しなきゃいけないんで、現状としてそういった競技連盟の条件をクリアする施設をここで建設して云々ということは、私は現在ちょっと考えられないというふうに思います。
それから、先ほど議員が長野県下で4つかな、5つかな、自治体で、下諏訪町がね、ボート競技に誘致をするということで、これは6市町村の正副連合長会の中でも公式会議録ではないんですが、そういった誘致をしたいんでと協力要請がありましたので、これは6市町村みんなで盛り上げて、ぜひ誘致可能ならばやっていこうということで今、話がございます。
それからあと、現状で諏訪湖のボート競技場、非常に整備もされていますけれども、今月の10日だったかな、町民レガッタも開催されるんですけれども、議員も行ったことございますかね、あの場所。諏訪湖からボートを道路を横断して艇庫へ引き揚げなくちゃいけないということで、非常にこれは危険性もあるということで、あのままではだめだろうということで。聞いている範囲なんですが、要は道路を横断しなくて、艇庫に船が揚げられるということは、端的に言えば今の艇庫を移設して云々というような話もございまして、これは町単独ではちょっと難しいのかなと。相当、県のほうの支援をいただかないと実現不可能ではないのかななんていうような話も聞いたような記憶はございますので。ですから下諏訪でもそういう状況ですので、あれだけ整備されていても非常に難しい状況だということですので、ちょっと原村でも、今非常に議会の招集挨拶でも申し上げましたように、非常に財政的に逼迫している中で新たにそういった投資ということはちょっと考えづらい状況でございます。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 財政も逼迫しているということ、それも毎回聞いておるわけですけれども、毎回毎回、毎年毎年聞いております。聞いているんですけれども、例えば樅の木荘の前のテニスコートであったりとかグラウンドであったりとか、それをそのまま放置することが村にとって価値のあることなのか。そういう視点で考えると、例えばですね、あれは公有財産です。今現在そのままにしているということが公有財産の価値を下げているということを私は感じております。もう少し有効に活用をして、しっかりと公有財産を使って、自然資源であったりとか、公有財産の価値であったりとか、そういうものを高めていく必要があるんではないかなというのは私は思っております。その辺についていかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。今、議員は放置をしているということで言われました。私は決して放置をしている状況ではないし、私もそんな気持ちではおりません。例えば旧テニスコートのところは今、RVですか、キャンピング場として活用していますし、それからグラウンドにおいては、現在もいろんな都会の少年のスポーツチームが来て使っていただいています。さらに整備しろという話ならば私も納得できますが、放置をしているという表現はちょっと撤回をしていただきたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 放置をしているというのは、では撤回をしたいと思います。放置ではなくて、例えば草刈りであったりとか、管理がされていないというようなことを感じます。例えばまき置き場であったりしてもですね、草がそのままぼうぼうです。あれを見て例えば美しいと思うかどうかということであります。もちろん以前そのままテニスコートであったときよりも、RVパークであったりとか、またまき置き場になったということはいいのかもしれないです、使われているということで。ただ、やはり管理はされていないと常々感じております。
管理をされていないというところで、やはりエコーラインであったりとかズームラインであったりとか、やはり管理をまだまだされていないのかな、手が入っていないのかなということも非常に感じております。やはり管理をなかなかされない、おくれているのかもしれませんけれども、そういうことがやはり村の資源の価値を、自然の資源ですね、そういうものの価値を低めているのではないかなと常々思っております。その辺、村長いかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員御指摘のように、管理が不十分と言われますと、私もまだ十分ではない面も多々ございますので、提言を素直に受け入れまして、今後善処したいと思います。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) この件について賛同で質問をいたしましたので、スポーツの振興についてですけれども、やはり何もしないというわけでもないですけれども、やはりスポーツをこれから振興していくということは大事だと思います。そしてまた外から人を呼び込み、それを例えば宿泊施設であったりとか村の持っている価値、人とものであったりとか、事をつなげていくというのは大事だと思います。そういうことでスポーツというのは、一つ人を呼び込むものになると思うんですね。ですので、やはり施設の改修というか、新しい、東京オリンピック・パラリンピックはですね、そういうことを考えるのにとてもよい機会だと思っておりますので、ぜひですね、活用を考えていただいて、新しい施設ではなくても、既存の施設をラインを引いたりとかしても、会場に使える場合もあります。いろいろなことを考えていただいて、それでうまく使える方法を考えていただければと思います。よろしくお願いします。
次にですね、大会に提供される食材について質問をいたします。現在ですね、東京オリンピック・パラリンピックに使われる農産物はですね、東京都の食材は優先になるだろうというようなことを言われているようです。しかし、7月から8月の期間というのが、東京都がちょうど端境期になるということも聞いております。十分な生鮮食品ですね、生の食品が提供されないということで、冷凍保存をして、それを提供しようかとか、そういうことも今考えられているそうです。
前回の東京オリンピックのときにはですね、長野県が東京オリンピックの選手村であったりとか、あと食材であったりとか、そういうところに長野県が大きく寄与したと聞いております。特にこの原村、玉川地区であればセロリであったりとか、レタスであったりとか、そのような洋野菜が運ばれたということを聞いております。やはり長野県というのは、東京に地理的にも近く、そしてまた夏場のこの冷涼な気候を生かして、重要な供給産地にもなり得るのではないかなというのを考えております。
そういうところでですね、やはり今、国際基準に適した認証を取ったり、そういうことをしながら取り扱ってもらえるような食材をつくっていくということが長野県にとっては大事なことなのではないかなと思っておりますが、例えばJGAPであったりとか、ジャパンギャップであったりとか、グローバルギャップですね、国際基準、日本の基準、そういうものを取るときに、取得の支援をどこがするかということです。
国のほうではこの取得支援に対する指導者に対して、指導者育成の支援ということで行って、補助金を出しているそうですけれども、今長野県ではその指導者は1人もいないということのようです。例えばこの原村でそのような、全ての生産者というわけにはいきませんけれども、特定の担い手の生産者ということになろうかとは思いますけれども、そういう生産者をどこが支援をしていくか、どのように支援をしていくのか、村長のお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。最近この東京オリンピック云々より前にですね、グッド・アグリカルチュラル・プラクティスということで、GAPですね、これをまあ議員も御存じだと思うんですけれども、現在は長野県の中で企業でね、そういった認証を取得されているところはたしか2社だと思いました。
私自身の素直な感想で言いますとですね、私も以前企業におりまして、ISOの関係の認証にも携わってきました。今回のこのGAPの関係も長野県の中で2社取得ということで、内容を見ますとかなり300項目かな、そういったものをチェックしながらやっていかなくちゃいけない。素直な感想で言いますと、企業ならばそういったものに人工を与えていくことも可能なのかなと。それも300項目ということですので、モノカルチャーといいますかですね、単一品目の生産する農業法人とか企業ならば対応は可能なんでしょうけれども、例えば10品目やるとかですね、多分そうなってくると、まずその事務処理で1人もしくは何人か専属ぐらいの仕事量だろうと、当初立ち上げのときですね。ですから、非常に夢のある話ではありますけれども、現実的に一農家がこれを取得するということを独自でやるということは、まず私は不可能だろうと思います。
昨日もちょっとお話しましたけれども、今後JA信州諏訪のいろんな打ち合わせの中で、これはやはり一番農家に近いというのは農協さんですので、農協さんとそれから行政とどういうふうにかかわっていけるのか、実際にはそういった希望があるかどうかを踏まえてですね、これは今後取り組んでいくべき課題だろうというふうに思います。これは別に私自身は4年後のオリンピック云々じゃなくて、さらに長期の視点を捉えていくべきものだろうというふうに思います。
それから東京オリンピックにつきましては、今、私の認識が違っていれば甚だ申しわけないんですけれども、いろんな各国のそれぞれの選手団というのは、これはもう飲む水から食べるものから、先進国が中心になるかもしれないんですけれども、それから調理スタッフから、シェフから、全部自分の国からばっと連れてきてですね、それでホテルの調理場をもう借り切ってね、対応しているのが現状だと私は思いますので、果たしてその長野県の農産物の単品だけね、そこで受け入れて調理をしてくれというふうに希望しても、まず無理じゃないかと、非常に難しいんじゃないかというふうに考えていますので。別にその東京オリンピック云々じゃなくて、将来の長野県の農業、原村の農業のね、農産物の販売という視点で捉えて進むべきだろうというふうに考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 今、村長は将来的な展望を持って進めていくべきということをおっしゃいました。私もそのとおりだと思います。各国のやっぱり選手団はですね、食事のアレルギーであったりとか、その試合前の食事の内容であったりとか、それぞれに取り組む競技によっても違いますし、宗教であったりとかアレルギーであったりとか、そういうことの関係でですね、やはり日本の食材はなかなか使えないというのは多々あります。ほとんどのチームは自分の自国のシェフを連れて、食材を持ってきてというような形になるのではないかなとは思っております。
このGAPに取り組むということがどういうことかというと、オリンピックを機会にそういうことを考える機会となればいいなということは思っております。それがやはり農産物の安全であったりとか、自分の作業をしているときの安全性であったりとか、そういうものにつながるということで、考える機会になればいいなということを常々考えております。そういうのをですね農協と話をしながら、もし取り組むようになりましたら、全面的に支援をしていただいて、東京オリンピック・パラリンピック後もですね、ぜひ農産物の取引が有利に運ぶような支援をしていただきたいと思います。
それでは次に移りたいと思います。2点目についてです。農林業の振興についてです。近年の自然環境やですね、米の所得補償制度が終了したことで保険制度に変わったりとか、いろいろ農産物の生産現場はいろいろな状況に対応しなくてはいけないということで厳しくなっております。農産物は高く売れるというものではありません。ですので、非常に現場が厳しい状況になっているということであります。
また林業、森林についてはですね、森林を維持、活用することが大切なわけですけれども、なかなかですね、やはり間伐材を有効に活用できないのかな、民有地も含めです。そういうことを考えております。森林の維持はですね、下流地域の水資源を守るということでは重要な役割を担っているところであります。農産物や林産物を守りながら後継者が選べる職業へとつなげていかなくてはいけないと思っております。村が販売やPRを強化して、売れる農産物にしていくということも大切だと思っております。今現在、
銀座NAGANOであったりとか八王子メッセであったりとか、マルシェであったりとか、さまざまなところで村のほうではPRをしていただいているわけですけれども。
一つですね、そういうPRをするときに思うのが、今、村は「日本で最も美しい村」連合に加盟をしております。そういうところで、例えば美しい村のロゴを農産物につけて農産物の価値を高めたり、また村のことを知ってもらったりすることにつながるといいのではないかなというのを常々と思っております。例えば、そういうときに村がいろんなところでPRをして、農産物を売ったりとかですね、村の紹介をしたりとかするときに、その村の役割ですね、大きな役割をどのように考えているかということをお聞きしたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。農産物、林産物の販売PRの関係でございます。平成28年度から内閣府の補助事業で地方創生推進交付金を活用して、村内の農産物のブランド化を目指した事業を実施しております。その中で首都圏において、原村の農産物の販売等を実施し、PRには努めているところでございます。
特に私がありがたいと思うのはですね、先般も
銀座NAGANOで原村の農産物のPR、それから八ケ岳中央農業実践大学校での野菜の販売や、それから原村のいきいき農業塾の皆さん、それからこめっこクラブなどの各種団体の方に参画いただいてですね、加工品の販売、それから試食などを行い、400人ぐらいの方に来ていただいたということです。今、原村の農産物のPRの仕方として、やはり私はこういった
銀座NAGANO、そうは言っても日本の一番の情報発信源といいますか、そういった面では
銀座NAGANOの位置づけというのは高いと思いますので、さらにその辺の拡大強化に努めていきたいというふうに思っています。
それからほかに横浜の三井不動産関係のところに行ったりとか、いろいろのこともやっていますけれども、ただそこは野菜を持っていって、マンションもしくは団地の主婦の方が来て、いい野菜だね、ぐらいのものをただ買っていくだけで、あんまり原村のPRにはなっていっていないんじゃないかという判断のもとに、私が首長に就任した以降、規模縮小というようなことです。規模縮小という表現はよくないな。ちょっと重点は
銀座NAGANOのほうに置きなさいという指示は出しています。
それから、ただ村の野菜を持っていって販売するだけじゃなくて、私の願いとするところは、原村に来ていただいてね、やっぱりその収穫体験をして、それをよそに発信をしていくということが一番私は重要じゃないかということで、先般も十何人かな、来ていただいて、一般の農家さんは忙しい時期でありますので、実践大学校のほうで受け入れてやっていただいた、そういう経過もございます。
それから美しい村連合のロゴマーク云々ということでお話ございました。美しい村連合の総会には加盟した町村から、そういった人たちが来て、自分のところの物品の販売もしたりしています。私も可能な限り、可能であればですね、例えば原村のこめっこクラブの皆さんにも行っていただいて、そこでこめっこの料理したものをね、PRしていただくとか、そういったことが可能ならば最高かなというふうには考えています。美しい村連合のロゴマークがそういったものに使えるかどうかはまた、担当部門のほうで確認をとりながらですね、進めていきたいというふうに思います。
余談ですけれども、非常に私もこれ気に入っていまして着ていますけれども、非常にほのぼのとしたマークで、どこへ行っても、この間も大鹿村で町村会などもあったんですけれども、大鹿村の人たちも全員着ていましたし、それから先般の全国の総会は、大鹿村からやはりそういう女性団体の方3名特別参加していただいてですね、そういった大鹿村の特産品の販売なんかに加わっていただいていますので、一つのそういう自分のところの農産物、また加工品のPRの場になるのかなと、そんなような認識を持っております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 農産物のPRを通して、村を知ってもらう、また村へも訪れてもらうというような二つの役割が村にはあると思います。ぜひですね、積極的にいろんなところに出かけて、PRをしていただきたいと思いますけれども。
美しい村連合のロゴはですね、PRには使うことができるとおっしゃっていました。美しい村連合の委員会の中でも、若い人たちがそれを使いたいと。使って自分たちの農産物を売りたいということをおっしゃっておりました。それを使うには、最初に5万円か何かお金がかかるそうです。それから袋をつくって、自分たちの農産物を入れて売るというようなことになるそうですけれども、ただそれがPRの目的であれば、お金はかからないというようなことをおっしゃっていました。ですので、村がこういうふうに例えば村としてPRに行く場合は、例えば村がセロリの袋をつくって農協と連携して、村がつくった袋に入れて、原村のセロリだといって売るとか、原村のトウモロコシだといって売るとか、そういうようなことをしていただきたいなと思っております。やはりこれを使っていかないことには美しい村のPRもできないですし、また農産物の付加価値を、美しい村連合のこのロゴを使うということが農産物の価値を上げていくと思うんですよね。ですのでぜひ、そのような取り組みというかを村もしていただきたいと思いますけれども、その辺いかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。ふるさと納税に絡みましてですね、これだけ原村はセロリの生産日本一だということで、以前「シブ5時」ですか、NHKの全国の放送にも取り上げていただいていますし、いろんなところで使っているわけですけれども。原村の返礼品にセロリがないというのはどういうことかということで、私担当のほうに即検討をしろということで指示は出しました。ともかくさみしいんですわな。みんな原村セロリと注目して、原村のホームページを開いても、どこで買っていいかわからないと。そんなこともございまして、今後先ほど言いましたJAの組合長とはその辺も含めて、何かいい方向があるかどうかを相談、一つの課題として今後やっていきたいと。
それからその先ほどの物品の販売の中で、セロリで例えば美しい村原村のロゴマークの入った袋をつくって、農協のほうでそういったものを供給できる体制を早急につくっていきたいというのは私の夢です。やはり信州諏訪農協じゃなくて、そういうときは原村産のセロリだということで、これは誰しも出したいと思いますのでね、可能性を探って、できるだけ実現に向けていきたいと、そんなように考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 信州諏訪農協のですね、出荷、市場系統で原村の美しい村の袋を使うことはかなりハードルは高いのかなと思います。村のPRをするときに村が袋をつくって、これはセロリの袋とかこれはブロッコリーの袋とか、これはトウモロコシの袋とか、そういう袋をつくってですね、ぜひPRに使うんだということで、村のそういうイベントのときにはぜひつくって、お願いをしたいというふうに思います。また、信州諏訪農協のほうでそのようにできれば、それはもう理想的だと思います。
次の質問に入りたいと思います。直売所の連携についてでです。以前ですね、八ヶ岳の定住自立圏の取り組みで、直売所施設等の連携による地産地消及び販路拡大を推進するというふうになっておりました。これは北杜市と富士見と原村で進めるものですけれども、北杜市の道の駅などにも出店はできるようになるのではないかというようなお話をされたことがあります。その後ですね、進んでいないように感じますけれども、進んでいない理由について教えていただきたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。議員御指摘、御質問のありました八ヶ岳定住自立圏はですね、原村と北杜市、富士見町の3市町村において、八ヶ岳圏域の定住人口の確保と地域の活性化を図る目的で、平成27年から5年間の計画を策定し、さまざまな分野で3市町村が連携しながらの事業を展開しております。
御質問の事業は、八ヶ岳定住自立圏農林産物販売連携会議として計画に組み入れている取り組みで、事業内容としましては、圏域にある道の駅、直売所の活性化を図るための会議を開催し、特産品情報の共有、発信や食のイベントの共同開催等を通じて、相互連携を深め、新たな特産品のブランド化に取り組むというものでございます。平成27年度当初から、3市町村の担当者会議にて年数回会議を開催し、直売所の活性化を図るための具体的な方策について検討をしてまいりました。
その中でまず、現在ある3市町村の直売所間での情報共有を進めることを今年度決定した状況でございます。具体的には3市町村内にある五つの直売所ということで、北杜市では3カ所、それから富士見町で1カ所、道の駅ですか、蔦木だかにある。それから原村はたてしな自由農園の原村店ということだそうですが、そこに掲示板を設置し、そこに特産品やイベントなどの、他の直売所情報を掲載して情報発信をしていくというものでございます。実施は来年度からということですので、スタートしてからちょっと時間はたっているわけでございますけれども、来年度にしっかりした対応をとっていくということで今、担当者間での確認、調整をしているということでございます。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 今この直売所の連携が来年度からということで、村長からお話をいただきました。この広報について、どのような形で行われるようになるんでしょうか。例えばまた集まってまたお話を聞いたりとか、ホームページ上で公開されたりとか、その辺についてちょっと広報の方法について教えていただきたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) ただいまの広報の仕方でございますけれども、ちょっと私もそこまで把握し切っていないので、ちょっと担当がきょうはいないということなので、別途報告ということでよろしいですか。じゃあ委員会のときに報告させますので、御了承ください。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) ぜひですね、この3市町村が連携して5つの直売所に出品できるかもしれないというようなことであります。ぜひしっかりと広報をしていただいて、村の人たちが有効に使っていけるようにお願いをしたいと思います。
次の質問に移りたいと思います。これは村として直売施設を整備する考えはあるかということです。今直売所の連携をしていくと。原村ではたてしな自由農園ということが位置づけされているようですけれども。
現在ですね、100歳が寿命であると、寿命年齢を100歳まで考えるというような時代になっております。100歳まで生きるということは、計画を立てるのも大変なんですけれども、会社を定年退職してからですね、まだ今まで働いていたのと同じぐらいの時間を元気で過ごすというような計画を立ててくださいというようなことを言われるわけですけれども、私はこの農村の生活というのは、とても長く長寿で幸せに暮らすことにはとてもいい環境だと思っております。農業や林業、また個人的な起業であったりとか、多くの仕事を組み合わせながら、いろいろな働き方ができる、生活ができるということを考えると、この農村で生活をするというのはとても適していると考えております。
そういうときにですね、元気で働いて少しのお金を稼ぎながら生活をしなくちゃいけないというふうになるわけですけれども、これは定年退職をした人ですけれども。若い人たちはさらに収入を得ていかなくてはいけない状況になると思います。そういうところでですね、直売所というものをやはり村がしっかりと持って、村のPRと外からの人、外からの情報と村中のものであったりとかことであったりとか、そういうものをしっかりとつなぐ役割をしていくべきではないかなと思っております。
その直売所の中では、単に物を売るということだけではなくて、例えば今現在ガイドの育成なども行っておりますけれども、そういうガイドの人としっかりとお客様をつなげたりですね、あとツーリズムやアクティビティー、そういうものをつなげるような拠点にもなったほうがいいのではないかなと思っております。今茅野市のほうでは盛んに民泊であったりとか農村体験しておりますけれども、やはり原村でもですね、そういうものをつなぐ拠点があったほうがいいのではないのかなというのを常々感じております。
例えば地域おこし協力隊、今一生懸命情報発信をしていただいております。この地域協力隊のミッションが情報発信ということだと思いますけれども、北信のほうではですね、地域協力隊のミッションに例えば情報発信、あとは農産物の加工、体験。外から来た人と村の中をつなぎながら、村を知ってもらうことにつなげるような、そういうようなミッションもあるようです。
例えばですね、こういう直売所をもし設けたとしたら、例えば地域おこし協力隊の方たちがここで活動できるような施設になるということも一つの考えかなと思っております。村の農産物であったりとか体験であったりとか、ツーリズムであったりとか、そういうものをつなげる場所として、直売所の設置を考えてはいかがかなと思うんですけれども、その辺村長はいかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。現在村内においてはですね、八ケ岳中央農業実践大学校、それからたてしな自由農園、それから民間のいろんなあれもありますし、それから村のほうで八ヶ岳マルシェとか
ペンション朝市とかもやっているわけですね。
これは前清水澄村長のときも直売所とか、いろいろではもめた経過がございますけれども、一つはそういった、これは農産物に当てはまるかどうかわからないんですけれども、いろんなお店が1カ所に集まれば相乗効果でね、市場のマーケットの中でそこに何店か集まれば、そこのマーケットの人たちが買い物に来るという。これはマーケティングの中で実証されているわけですね。ただ原村、こういった中でお客さんがどれだけいるのかちょっとはっきりわからない中で、そうは言っても、たてしな自由農園、八ヶ岳実践農業大学校、高橋先生、場長も相当キャリアを積んでですね、そういったノウハウを持っているわけですね。果たして原村でそういうものをつくって、そういったところと伍して、やっていけるだけのノウハウがあるかどうかということと、それから原村の農産物はどうですか、議員さんも多少農業をなされていますけれども、5月後半ぐらいですか。(4番「そうですね」の発言あり)それで11月にいけば、もう何もないと。そういう季節的な要因の中で、店としてやっていけるのかどうかというのがちょっと疑問でございますね。私はまた端的に言いますと、ちょっと村でそういったものを整備することは、今の時点では無理じゃないかというか、将来にわたって、逆に言えばそういった実践大学校とか、それから既存のそういった原村のAコープ店もありますので、そういったところの活用を図るべきじゃないのかなというのが私の考えでございます。
それからもう1点、今、地域おこし協力隊の話が出ましたけれども、私の夢で担当にちょっと言っていることは、私自身も多少農家やっていまして、例えばスイートコーンなんかはつくるまではできるんですわな。収穫のときに大変なものですから、個人的な話を申し上げて甚だ失礼でございますけれども。2回に分けて朝、辰野それから岡谷方面、一部は山梨方面で、仲間を集めまして朝5時か4時半集合か、2回ほど分けて収穫をしてもらっています。好きなだけ持っていきなさいと。余ったやつは業者に出荷しなさいということで、軽トラを渡して市場というか業者まで持っていかせたりもしています。
私は非常に、農家民泊という話がありましたけれども、可能性とすれば御年配の方が種をまいて収穫できるまでは多分できるとは思うんですよね。そういった収穫を都会もしくはほかから来ていただいて、それで収穫体験ができれば。そういう四国の、いやどこでした、葉っぱビジネスは。(4番「上勝町です」の発言あり)はいはい、この間も研修会でそこの首長と会って話しましたけれども、やはりそういう年寄りでもできる範囲のことはやって、人手がたくさんなときは逆に言えば、そういう都会の人たちに来てもらってね、収穫体験をしてもらうというようなものも一つの手かなと。これはすごく私の夢なんですけれどね、そんなこともまた検討してみたらということで、担当のほうにはお願いをしているところでございます。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 私の提案している直売所は、ただ物を売る場所だけではないです。やはり村の中にある体験であったりとか、ツーリズムであったりとか、アクティビティー、いろいろなものをつなげる場所として、そういう拠点としてあったほうがいいんじゃないかということです。ですので、単なる物を売る場所ということではなくて、だから冬でも例えば雪の体験であったりとか、氷の体験だったりとか、そういうものをつなげることはできると思います。農産物だけを売る場所ではないので、クラフト作家の方であったりとか、そういう方のものも売ることができるでしょうし、いろんなものがつながる場所としての拠点。また体験をしてもらうための拠点というような形で直売所を提案しております。村に100%出資の振興公社もありますので、そういうところで稼げる、稼ぐことを頭に入れていただいて、稼ぐような仕組みづくりというか、そういうものをまた考えていただければなと思っております。
次の質問に入りたいと思います。子育て支援としての高校生の通学費の補助制度の新設ということであります。これは以前から私は質問をしております。また質問をするわけですけれども、保護者からですね、通学費補助があったらいいなというようなこともあります。やはり中学校から高校に移るときに物すごくお金がかかります。高校3年間過ごすわけですけれども、中学生までとは格段に違う費用のかかり方、また保護者の時間もかかるようになるわけです。仕事をしながら時間も、送り迎えをしたりしながら時間も使っていくというような生活になるわけですけれども、やはりですね、今例えば大学、今はほとんどの子供たちが高校に進んで、高校を卒業しております。その先、大学に進学する、そういう選択をする子たちもいるわけですけれども、今現在奨学金を借りたりとかしていてですね、やはり返すのに困って、なかなかその借金が終わらないというような状況も多々あるということを感じております。まだまだやはり高校生に対する補助は足りていないのかなということを常々思います。
北信のほうではですね、例えば通学費に定期代の10%を補助するとか、それは北信、山ノ内町であったりとか、飯山であったりとか、村長が訪れたという大鹿村にもたしか通学費の補助があったと思います。ぜひですね、少しそういうことを考えていただければなということを思います。この辺についてやはり、高校生の支援、高校生を持つ親の支援ということで、村長いかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。通学への支援に関しましては、高校在学にかかわる経費全体の中でね、どうなのかということで検討すべき問題だというふうに考えます。高校生に対する国の制度でありますが、就学支援金制度による支援金の支給や、県の遠距離通学費貸与制度などの活用あるいは検討もですね、今後保護者を交えてね、検討すべきだろうというふうに思います。それからまた、公立高校と私立高校では経費負担に差もありますし、通学距離においても差異がありますので、一律にどういう支援をしていくかというのは非常に問題になるかなとは思います。
原村の現状としまして、私立高校になるわけですけれども、原村から今、中信地区に11名、それから山梨に4名が通学をされている状況でございます。毎年私のところに、中信地区の私学助成推進協議会というところからですね、非常に熱心に公費助成云々ということでご要望いただいているのが現状でございます。何といいますか、こういった通学への支援云々ということで、私の希望とすればですね、それぞれの諏訪地区の高校にもやはり、以前私も役員をやった経験があるんですけれども、それぞれの高校のPTAのトップが、何でしたっけ、高校生親の会だったかな、という組織でいろんなものを協議をしたり方向性を出したりとか、当時は私のその後になるわけですけれども、公共交通、諏訪バスの路線バス廃止のときも、そういったPTAの皆さんに加わっていただいて、どうするべきかというようなことで御議論をしていただいた経過があります。
素直な気持ちとしますれば、もう少しPTAの保護者の皆さんがですね、もう少し実際どうなのかということを御議論いただく必要があるかなということと、それからあと、中信地区の皆さんに申し上げたんですけれども、中信地区はそれぞれ自分の地元ですので補助金は出しているのは事実ですね。諏訪地区にはというか南信地区にはそういった動きがないんですよね。だから同じ長野県の私学の中でやはり足並みをそろえて、そういう運動を展開していただければ。例えば諏訪地区でどうするかというね、話を首長間では多少できるのかなと。今、何もない中で、私学の補助というのはちょっと考えづらいですよということは毎年申し上げていて、非常に私も来ていただいて非常に申しわけなく思っているんですけれども、この間のエクセラン高校の校長さんだったですか、ぜひそういう動きをね、逆な立場からとっていただいて、やっぱりそういうことは地域全体で考えられるようなね、雰囲気づくりをぜひ持っていってもらいたいという逆な提案をしているのが現状でございます。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 村長の言っていることも十分わかるわけですけれども、原村はJRがない、6市町村の中でもただ1村、JRが通っていないところであります。ぜひですね、そういうところも考えながら、原村は通っていないからというようなことで、原村としての子育て支援を考えていただければなと思います。よろしくお願いします。来年の予算に入っていることを期待します。
次、共同墓地の設置についてです。少子高齢化の中で、核家族化によって墓地の管理や取得が困難となる世帯がふえている中で、共同墓地を設置する考えはということで質問をしたいと思います。1人、2人世帯がとてもふえております。茅野市や岡谷では、そこで生まれ育った方たちも共同墓地に入るというような方たちがふえているようです。やはり原村に移り住んできた方たちもですね、墓地についてとても心配をしております。共同墓地についてはですね、茅野市、岡谷市、新聞にもありましたけれども、とても申し込みが殺到して足りないぐらいだということのお話も聞いております。いろいろな方式がありますけれども、原村でも設置を考えてみたらいかがでしょうか。お願いいたします。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。現在村で設置した墓地はですね、久保地尾根墓地とそれから久保地尾根西墓地の二つがございます。久保地尾根墓地は昭和50年より使用を開始し、使用料は永代使用料として12万円、88区画、それから今2区画は残っていると。それから、そのあとの久保地尾根西墓地は平成19年度より使用を開始しました。墓地使用料は永代使用料として38万円、155区画を造成し、残すところ89区画となっている現状でございます。今後設置するかという質問ですが、現在合わせて91区画が残っております。91区画のうち、これから分譲する区画は61区画ありますので、新規の墓地の造成というのはちょっとしばらく様子を見たいというふうには考えております。
御質問いただいている共同墓地が合葬式墓地のことを前提での答弁とさせていただきます。合葬式墓地は一つのお墓に、議員御存じだと思うんですけれども、多くの遺骨を埋葬する墓地、使用者は墓地の管理や継承をすることが必要のない墓地のことでございます。近隣市町村をどんな状況か調査しましたところ、茅野市で平成25年より、個別埋葬墓地120体分、1体15万円で15年後に共同埋葬と、それからもう一つは共同埋葬1体5万円が設置されています。それからこれは多分先般岡谷で報道されたのかな、岡谷市では平成29年度より個別埋葬墓地216体分、1体15万円、15年後に共同埋葬と、共同埋葬5万円、1体が設置されています。村内のそれぞれの墓地にて継承者がいなく、管理もしていない墓地がどのぐらいあるのかは不明ですが、村の管理している久保地尾根墓地と久保地尾根西墓地で、継承者がいなく、無縁化している区画は現在はない状況ですね。また、村への共同墓地の設置要請等は現在ありません。今後状況を見ましてね、対応を協議をしていきたいと。だから、実際に何といいますか、合葬式墓地がどのぐらい今後需要があるのかと。そういう中で一つの検討材料としてですね、すべきかなというふうには思っております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) ぜひですね、検討をしていただきたいと思います。かなり心配をされている方がおります。自分がお墓に入ったら管理をしてくれる人がいないということで、かなり心配をしております。これはもう前向きにすぐですね、検討をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
次に移ります。災害時の避難所開設についてでございます。避難所運営マニュアルの作成状況についてお知らせいただきたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。現在避難所運営マニュアルは正直、手がつけられていない状況でございます。きのうもどなたかの議員の質問にあったと思います。通常昨年の第3回定例議会でも同様な質問をいただき、職員は迅速かつ円滑に避難所を開設し運営できるよう、現在作成する方向で検討したいと答弁をしている状況でございます。マニュアルが現在未作成ということは、申しわけありません。
現在協議しているのは、主管は住民財務部で対応となっておりますが、村内部分的な避難所開設の場合は、対応が部分的な場合と大規模な場合ですね、村内に要は一斉に避難所を開設する場合というのは、ある程度自主防災組織の区や区長さんとの対応を依頼しながらですね、やっていかなくちゃいけない状況かなということで、また、それに対する依頼をかけていかなくちゃいけないと。避難所運営マニュアルの作成時においてはですね、役場から現地に職員が行けない場合を想定してですね、避難所開設時の受け入れ様式や、一般避難所では対応できない方への対応マニュアルを含めてですね、今後早急に作成をしていかなくちゃいけないというふうに考えております。
○議長(
小林庄三郎) 宮坂議員。
◆4番(宮坂早苗) 質問の時間1時間を過ぎてしまいましたので、またこの備品のことについては、また次の議会のときに質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
小林庄三郎) この際、暫時休憩いたします。再開は11時10分といたします。
午前10時55分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(
小林庄三郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
村長より発言を求められておりますので、これを許可します。五味村長。
◎村長(五味武雄) お願いします。先ほど松下議員の質問の中で、若者の移住・
定住促進対策についてという御質問の中で、私が答弁した現在原村の空き家バンクに登録80件ぐらいということで答弁申し上げました。現在、空き家バンク登録じゃなくてですね、原村の総務課の企画振興係に移住に関する相談件数ということで80件ということで、空き家バンクから相談件数ということで訂正をさせていただきますので、松下議員、よろしく御承知のほどお願いします。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 次に、阿部議員の質問を許可します。阿部議員。
◆5番(阿部泰和) それでは通告に従いまして、小中学校の今後について、2点目に社会体育の今後の展開について、3点目に観光資源の発掘についてを質問させていただきます。
まず最初に、小中学校の今後についてということでお尋ねします。去る7月22日より、新しい教育委員会制度に基づく教育委員会が原村でもスタートしました。教育委員長の職責を兼任する教育長という新しい立場から広い視野に立って、原村の教育をよりよいものにしていただきたいと思うところであります。
さて、前望月教育長は学習環境の充実、質のよい教職員の配置など11年間の長きにわたり原村の学校教育を発展させてまいりました。設備、それから施設、それから備品等、大分充実したところであります。それでもまだ御本人万全ではないと思っているようなところではありますが、その後を受けての教育長就任に当たっての抱負、こういったところが強みとして持っているので、この辺を頑張っていきたいなど、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味教育長。
◎教育長(五味康剛) ただいまの質問にお答えさせていただきたいと思いますが、昨日、小平議員のほうからもですね、同様の質問等ありましたので、重複する点があるかと思いますが、その点、よろしくお願いしたいと思います。
まず、平成29年度ですね、原村教育の重点として掲げられております「かしこく やさしく たくましい原っ子の育成」を目指しまして、教育長として私の所信として思っていることを述べさせていただきたいなと思っております。
教育長の任を受けましてですね、約1カ月余が過ぎようとしております。この間、原村の教育行政につきまして、各部署の状況や担当者の皆さんの声を聞かせていただく中で、私が教育長として考える使命について、これからお話ししたいと思います。
これからの原村を担っていくべき人材をいかに育てていくかということが、まず第一であるというように考えております。そのために、前望月教育長の培ってこられました原村教育のよさを引き継ぎ、21世紀に生きる子供たちのため、議会の皆様方を初め関係各位の協力のもと、以下の3点に力を入れ、原村教育のさらなる充実と発展を目指していきたいと考えています。
まず一つ目としまして、原村は昨日も述べさせていただきましたが、幼保小中ともに各1園、1校の村であり、幼保小中連携一貫によるこれからの新しい教育にふさわしい環境であると言えます。そんな中で、これからのグローバル社会で生き抜いていくことのできる人間の基礎となる力、学力であったりコミュニケーション力であったり、人格の形成等、生きる力の育成に向け、原村教育の特色である幼保小中をつなぐ連続的な学びを大切にした一貫教育の推進をしていきたいと考えています。
次に二つ目としまして、社会の変化や複雑化する子育て環境の中で、いかに安心して子育てのできる環境づくりを支援していったらいいかということが大切であると考えております。このことは原村を活性化する上で大変重要ではないかというように思っているところであります。特に、先ほどの議員さんの質問等にもありましたけれども、若い世代が原村に定住し、原村を支えていくためには、子育て世代をいかに受け入れていくかということが重要であると考えております。そのためには、安心して安全な環境を整えることが重要ではないかというように思っているところであります。
具体的には、村長が提案しております、原村子ども子育て支援センター、この構築に向け関係機関や行政との連携を図り、経済的、精神的にゆとりを持って子育てができる、ハード的環境とソフト的環境づくりを進めていきたいというように思っております。
さらに、インクルーシブ社会の実現に向け、ゼロ歳から18歳までの子供支援や家庭支援を村全体で進めていくことが重要であると考えております。小中学校においても、全ての児童、生徒が個に応じた温かな支援のもと、生き生きとした生活が送れるよう、インクルーシブ教育のさらなる充実を進めていきたいと。そのためには、きのうもお話しさせていただいたように、個別の支援ができる村としての体制をぜひつくっていきたい、さらなる充実をお願いしたいと思っております。
三つ目としまして、多様化するグローバル社会の中で、未来を担う子供たちの育成に向け、新しい時代に即した学習環境づくりを進めていきたいと考えています。特に、きのうもお話しさせていただいたように、ICT教育にかかわって国が次期学習指導要領でうたっております主体的で対話的で深い学びを求める学習、あるいはデジタル教科書の導入、プログラミング教育の導入などに対応した施設、設備の導入や指導者の育成などを計画的に進めていきたいというように考えております。
細かい点につきましては、今後関係機関と検討しながら取り組んでいきたいと思っておりますが、以上の3点においてですね、新しい制度における教育委員会としまして、各機関との連携を大切にしながら、原村の教育行政の充実を図っていく所存であります。以上であります。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) お答えいただきありがとうございます。今、2番目の質問まで答えていただきまして、ありがとうございます。その中でですね、まず幼保小中の連携という点で、実は私が教育委員会だったころに、信濃町さんですか、そちらの分科会で信濃町さんの事例を聞いたときにですね、信濃町さんは小学校6校、中学校2校を統一して小中一貫校にしたと。その中で、特に生徒会の活躍みたいなものを小学校低学年の子たちが見て、すごい成長をしたというふうな事例がありました。それを聞いて、原は1村1校という形で進めているが、この辺のところというのが、まだここに追いつかない状態になってしまうのかなというふうなことを率直に感じました。その辺については、どのようにお考えでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味教育長。
◎教育長(五味康剛) 今、お話のありました信濃町小中学校は、新しい学校教育の関係で言いますと義務教育学校という位置づけになります。小中一貫校には、このような義務教育学校、施設一体型の小中一貫校と、施設が別々になるんですね、小中一貫校があるかなというように思っております。
そんな中で、ちょっとこれ、私ごとになってしまいますが、昨年、茅野市のほうでお世話になっている中で、茅野市はそのような施設分離型の小中一貫教育というのを目指しておりました。やはり今、阿部議員さんがおっしゃったようにですね、いかに連携という言葉は簡単にあるわけですけれども、具体的にどうしていくかという点が、昨年も私、いろいろな立場で研究させていただいたというか、経験させていただいたところであります。ここでちょうど中学の文化祭あるいは小学校の運動会とあるわけですけれども、そういう中で中学の文化祭に小学校6年生が一番近いのかとは思うんですけれども、そういう子供たちが参加して、中学生とともに何かかかわれるようなイベントとか、そういうものを企画を考えていただくとかですね、小学校の運動会において中学生が協力できるような、そういうような体制が今後、ちょっと、ことしは無理だと思いますけれども、今後具体的に検討していくことによって、その連携ということが具体的に図れるのかなというように思っております。
きのうの答弁で、教職員の連携の部分についてはお話しをさせていただいたわけですが、今、御指摘をいただきましたように、子供たちがね、具体的な連携が一番重要であると私もそう思っておりますので、保育園の運動会も近いところあるわけですけれども、保育園等にもですね、小学生がかかわれたらいいなと、そんなことも含めながら、今後具体的な取り組みについて検討させていただきたいと思っております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) お答えいただきありがとうございます。現在でもですね、あいさつ運動に関しましては、中学校の生徒会が自主的に小学校のあいさつ運動のところに協力するような形をとっております。また、もみの木祭につきましても、小学校6年生の授業の中で見学という形はあるんですが、やはりその中で一緒に体験できるというふうなことは非常に重要だと思いますし、その辺のところをね、もっと発展させていただければなというふうに感じております。
それからですね、インクルーシブ教育、特にこの辺はですね、ゼロ歳から18歳までということではかなり福井県が先行しているというふうなお話を聞きます。ぜひその辺も参考にしていただきながら、よりよい原村の教育にしていっていただけたらなというふうに思います。
2番目の質問の中でちょっとつけ加えさせていただきますが、特にソフト面やハード面ということでの展開ということに加えまして、キャリア教育ですね。この辺のところ、私は以前にも村長に御質問をさせていただきました。キッザニアの体験学習はキャリア教育に大変有効なのではというのは、五味教育長も茅野市のほうにかかわっていただいて、御存じかと思います。その辺も含めてですね、前回、村長はその辺はまだ次の段階でということでお答えいただきました。今現在、小学校、JFAこころのプロジェクトというものをやっていきたいというふうなことで、今、実施されております。これも非常に効果を上げていると私は感じておりますが、やはりキャリア教育という点では、その辺は必要かなと思いますので、その辺についてお答えいただきたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味教育長。
◎教育長(五味康剛) 今、御質問がありました子供たちの育ちという意味でですね、キャリア教育のことは非常に大切なことかなというように思っております。原村は皆さん御存じのように、幼保小中はあるわけですけれども、高校、大学は残念ながら村内にはありません。したがって原村で育った子供たちは、中学を卒業しますと、ほぼ全員といいますかね、の子供たちが村外に出て学ぶと、そして社会人としての力を身につけていくということになるかと思います。
そうした子供たちがですね、やはり将来、原村に戻って原村で生活をしていく、先ほどの議員さんの中にもありましたけれども、これからの社会はネットワークの中でグローバル化していきますので、実際に工場とかそういうところに行って働くだけではなくて、ネット社会の中で在宅勤務というような形で働くという機会がどんどんふえてくるんではないかと。またAI等の発達によって実際に今現在、私たちがついている職業が機械化されていくのではないかというようなことも世界的には言われている状況があると思います。そんな中でですね、やはり子供たちがこの原村における、自分が将来原村で生きていきたい、そういうように思えるような環境づくり、あるいはそういう体験をさせてあげることが大切ではないかと。キャリア教育の重要なところはそこではないかなというように、私は思っております。
そういう意味で、本年度から中学校のほうでは、原村学という名称で地域を知ろう、原村のよさを体験しようという取り組みを進めてくれております。ぜひ、私はそれを小学校にもつなげながら、小中通してですね、そういう意味で原村のよさをやはり身をもってですね、体験して育った子供たちが、やはりいずれ原村に戻って自分で生活したいなという子供に育てていきたいというように考えているところであります。そんな点をですね、今後も進めていきたいというように思っております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) ありがとうございました。この教育ソフト面とハード面の展開という点で言えば、昨年、工業メッセでエプソンさんの電子黒板の状況を見させていただきました。これは企業用のものでしたけれども、小中学校教育用に特化したものもできるというふうなお話を聞いて、ちょっと詳細をいろいろ聞いた中で、なるほどなというふうな感じを持ったわけですが、その辺も考慮していただくことも期待いたしまして、次の質問にしたいと思いますが。それとキッザニアの件もちょっと考えていただいてというふうにお願いしたいと思います。
次の質問に移らせていただきますが、社会体育の展開についてということで、前望月教育長、マレットゴルフの普及にも大変御尽力いただきました。現在マレットゴルフ協会は解散して、以前のような盛況のときから一歩引いた状態ということを伺っております。御山マレットゴルフ場の設備、その整備や周りの環境の管理の充実を求める声も聞かれます。
教育長はこの御山マレットゴルフ場はどのような位置づけとしているのかをちょっとお聞かせ願いたいと思います。今、本当にマレットゴルフの大会とか、そういったところでこの協会がないということ、それから入場料の徴収の仕方等も含めて、なかなか問題が多いところでありますが、その辺のところ、お聞かせ願いたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(
小林庄三郎) 五味教育長。
◎教育長(五味康剛) ただいま御質問のありました御山マレットゴルフ場につきましてはですね、今までの経緯を担当から聞かせていただくところによりますと、昨年までは原村の体育協会の中にマレットゴルフ部というのがあって、そしてその部のほうで施設管理ですとか実際の受け付けですとか、そういうようなことに対応されてこられたということでありますが、部のメンバーといいますかね、その会員の皆さん方が高齢化されたということもあるのかもしれませんが、昨年度をもって廃部になったということを受けましてですね、この施設につきましては、流れから言うと、マレットゴルフ部のほうでぜひそういう施設を村でつくってほしいというような経緯の中で、今現在あるような施設がつくられてきたというように聞いております。
私も教育長に就任した直後に、施設のほうに行って見させていただきました。かつてあったトイレが、バイオマスのものがもう使えなくなって、今回新しい施設につくりかえたということでですね、そういう面ではやはりトイレというのは非常に重要な施設であるというように私も考えているわけですが、そんなことでですね、本年度からこれにつきましては、教育委員会のほうで施設管理及び管理者の配置等も行っているところであります。
特に、あそこは非常に自然豊かないい場所であるわけですけれども、やはり樹木も大分大きくなってですね、強風が吹いたりすると枯れ枝が落ちてきたり危険性もあったり、あるいは実際にマレットゴルフをするときにですね、球が競技場の外へ出てしまうというようなことで、防球ネットといいますかね、そういうようなものの設置であるとか、先ほどもお話しさせていただいたようなトイレの整備であるとか、そういうようなことについては、こちらとしてもできる限りのことを進めていくというように考えているところであります。
今、お話しさせていただいたように、本年度から行政のほうで施設管理ですとか、除草等もさせていただくように考えているところでありますので、今後についても、その方向で安全に利用していただける環境づくりを進めていきたいと思っております。
また、料金につきましては、村民につきましては開設当時から無料ということで、これは福利厚生という意味で重要なことだと思っております。ですので、マレットゴルフ部はないわけですけれども、ぜひ愛好者の方には大いに使っていただきたいなということを思っております。
村外から利用される方については、もともと有料であったということで、一応それに充てているわけですが、その料金等につきましては、施設の補填とかそういうような面に主に使わせていただいているのが現状であります。
ただ、大会のことについて御指摘があったわけですが、大会を運営するとなりますと、なかなか運営のための人材確保とか、そういうことが必要になりまして、今まではゴルフ部等でやっていただいていたようですけれども、ちょっと今、行政の管轄だけでは難しいところがあります。それと施設的にはですね、あの入り口、道路からのゴルフ場への入り口のところがちょっと狭いということで、大型が入りにくいというようなことも指摘を受けております。これについても、今後、行政のほうとも相談をしながら改善をしていきたいなということを思っています。
また、あの駐車場も現在砂利の駐車場になっているわけですけれども、どうにかならないかというような御意見も聞いていますので、その辺も多くの皆さんの意見を聞きながら、よりよい環境づくりに向けて取り組んでいきたいとは思っているところです。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) 観光バスがとめられるというような状況になれば、非常にいいかなと思います。ちょうど8月、9月、この暑い季節に原村へ来て、マレットゴルフができるというのも一つの魅力かなと思いますので、ぜひその辺も前向きに検討していただきたいと思います。
実は、8月の末に現地の状況を見にいきました。駐車場の周りの草刈りとか、その辺がもうちょっとしっかりされていて、それからあとベンチ、それからテーブル等がなかなかそこへしっかり座って休もうという感じの状況ではないです、はっきり言って。この辺のところというのは、やはり管理する側としてしっかり見ていただいて、利用者がとてもマレットゴルフをして、その後、その前後、またそこで気持ちよく休んでいられる、そういったような全体を見渡した中で、しっかり利用したいなと、次もまたぜひここでやりたいなというふうな状況にしていただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味教育長。
◎教育長(五味康剛) 今、御指摘がありました点についてはですね、計画的に草刈り等も実際進めているわけですが、敷地も非常に広いところでありますし、まだ不十分なところがあったのかなというふうに思います。その辺につきましては、今後の中で対応していきたいなというふうに思っております。
またベンチ、テーブル等については、やはり競技、あるいはやった後にですね、くつろいだり休む、そういうところとして必要な面があるなとは思っておりますが、まだまだ不十分なところがあると思いますので、今後、対応していきたいと思っております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) お答えいただきありがとうございました。今後に期待いたしまして、次の質問に入ります。
村主催の教室や行事等への参加者が年々減少傾向にある中でですね、社会体育の振興についてどのように考えているのか、お聞かせ願いたいのですが。去年説明を受けた中で、新興スポーツとしてのバウンドテニス、この辺の普及。また、以前は大会を開いていたバドミントンなど、この辺の状況ですね、指導者への依頼や要請、それから愛好団体の設立など、村民、また広げて村内勤務者などに積極的に働きかけることなどしてほしいと考えておりますが、その辺、新興スポーツ等の現状と今後について、今まであったスポーツ、なくなってしまったものも含めて、2項目の展開についてどうお考えか。隣の富士見町ではずっとインディアカが盛んに行われて、今もずっと大会が続けられております。また、新しい安全に気軽にできるスポーツなどを考えて、原村でこういった新しい安全なスポーツが誕生したよというふうなことまで含めて、そういったところを期待するところでありますので、その辺のところをどのようにお考えか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味教育長。
◎教育長(五味康剛) まず、社会体育の振興についてでありますが、現在、原村では原村体育協会、それと原村スポーツ推進委員会が中心となってですね、教室であるとか行事を運営しているところであります。平成28年度には社会体育館の改修工事を行ったためにですね、約半年間、体育館を使用しての教室行事が実施することができませんでしたが、それ以前も含めて多くの方が教室や行事に参加していただいているのが現実であります。
住民の皆様からの要望等を広く聞く機会をつくって、今後、今、御指摘をいただいたようなニュースポーツとかですね、そういうものについて、あるいはかつて活動していた競技についても取り入れていく方向で考えているところであります。なかなか個人的にそういう要望があっても、こちらのほうまで伝わってきませんので、ぜひ原村体育協会ですとか、あるいは原村スポーツ推進委員会のほうに、その旨を上げていただければ、こちらのほうでも具体的な対応ができるのではないかなというように考えているところであります。
また先ほどちょっとお話にありましたバウンドテニスにつきましては、先日、原村の社会体育館のほうでですね、南信地区スポーツ推進連絡協議会というのが行われまして、その研究会がちょうどありまして、私はちょっとそのところに出席させていただいたんですが、バウンドテニスの研修ということで、実際に諏訪、上伊那、下伊那からそれぞれの関係の皆さんが見えて、研修をされておりました。そういうようなやっぱりリーダーになる方が育っていかないと、底辺へ広げていくということは難しいのかなということを今、思っております。原村には、そういう意味でバウンドテニスについて積極的に取り組んでいらっしゃる方が、この日も講師として見えておりましたので、ぜひそんなところをですね、大切にしていきたいなというように思っているところであります。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) ありがとうございます。少年スポーツ教室の件とですね、それから中学校の部活の関連ですけれども、以前はバスケットの教室があって、中学校ではバスケット部がなかったというふうなことで、ちょっとギャップもあったんですが、最近は4年、5年ぐらい前ですかね、バスケット部も創設されて、なかなかいい関連ではないかなというふうに思います。
ただ、その少年のバスケットボールの教室があっていながら、まだまだ原中学校の課外活動の中で成果がそんなに出ていないわけではありますが、やはり少年スポーツ教室のことも含めて中学校での課外活動、その辺のところにつなげられるような位置づけというものをしっかりと体系づけてやっていただきたいなと思いますが、その辺のところはいかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味教育長。
◎教育長(五味康剛) 今、御質問のありました部活動と社体との関係というのは、実は県の教育委員会のほうでは、非常にこの切り分けといいますかね、そこのところは問題になっておりまして、なぜかというとですね、中学校の部活が、部活の活動をやった後に社会体育という名目で深夜9時くらいまで活動することによってですね、実際に中学生が朝起きられないとか、授業中、言い方が余りよくないかもしれない、居眠りをしてしまうというような、そういう中で、子供たちの健やかなる健全育成のために、社会体育と部活動のあり方をしっかり検討して切り分けるようにということで、県の指導がなされているところが現実であります。
原村はですね、1村1校でありますので、社会体育に参加する子供たちも逆に言うと、部活動のメンバーと同じというように考えることができるかと思うんですが、他の市町村に行きますと、社会体育は公に広く求めなければいけないと、募集をしなければいけないと、したがって1校の部活動のメンバーがそのまま社会体育の構成メンバーであることはまずいというような御指摘をいただいているところかと思います。今、阿部議員のおっしゃる活動を生かして、つないでいくということは非常に大切なことだと思っておりますので、活動時間、子供に負担にならないような活動計画の中で、それぞれをつないでいくということは重要であるかなというように思っております。
とかく今まではですね、社会体育の指導員も部活動の中学の先生が兼務しているというようなことが多かったかと思いますが、それがやはり問題とされておりますので、村で育った経験をした、そういう若い世代の方が指導者として社会体育を支えていただけるような体制づくりも考えていきたいというように思っているところです。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) ありがとうございました。私もその辺のところは承知しているところでございますので、ぜひですね、その社会体育との関連の弊害とですね、それから逆に先ほど言ったようなバスケで、また生かせるような形というものを含めて、非常に調和のとれた形で進めていっていただけたらなと思いますので期待しております。ありがとうございました。
それでは次の質問に移らせていただきます。観光資源の発掘についてということで、村長にお伺いします。3月の一般質問で、世界から見る目で日本は歴史的観光資源をもっと掘り起こして有効活用することがですね、世界的に一番おくれている地域だと、国だというふうなことが言われております。そういった観点から、その辺をどのようにお考えかはお答え願いたいんですが、その前にですね、以前、やはり原村の指定天然記念物の扱いについて質問させていただきました。その中で、具体的に言いますと、八ッ手の道祖神の桜、これが非常に危険な状態にあるので、この辺のところを補助金または予算を立てていただいてですね、守っていく形というのはできないかということでお伺いしました。
今回は、その辺のところも今度は観光資源という点で重要ではないかと。その後、八ッ手の400年史の編集の中で感じたのは、指定天然記念物を初めとして、そのほかに史跡や石碑もたくさんあって、こんなに八ッ手にはいろいろあるのかというふうなことを改めて感じた次第でもあります。こういったものをですね、広くアピールするためにも、その辺を1回取りまとめて、観光資源として有効活用できないものかと感じている次第であります。
八ッ手の道祖神の桜については、そんな形でお願いしていきたいのと並行しまして、柳沢にも非常にすばらしい銀桜というふうなものがありましたが、そちらのほうは指定を外された後、伐採されて、非常に寂しい思いを感じたものの1人として、ぜひ有効活用をお願いしたいところでありますので、その辺をいかがお考えか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。現在、原村の指定文化財の状況でございます。原村の教育、議員も教育委員長をなされたので十分御造詣深いと思うんですけれども、国の指定で史跡は阿久遺跡です。それから特別天然記念物でカモシカが指定されております。そのほか天然記念物として、イヌワシとヤマネということですね。それから県の指定で、無形民俗文化財ということで、諏訪大社の御柱祭、それから県の天然記念物でミヤシマシロチョウほか10種と、ホンシュウモモンガとそれからホンドオコジョということで、指定されております。あと村の史跡とすれば、物見ヶ岡とか臥竜遺跡とか闢廬社、それからこれは一番直近では26年に菖蒲沢のほうから申請があって認定された伝承の地、菖蒲沢に伝わる御射山道ということで指定されています。そのほか、村の無形文化財等あるわけでございます。
教育委員会では、議員が委員長なされたのはいつぐらいですか。
◆5番(阿部泰和) 25年7月からです。
◎村長(五味武雄) じゃあ、済みません、委員長に就任する前ですか、25年の3月21日に教育委員会のほうで、文化財散策マップということで作成をしてありまして、これにいろんな先ほど申し上げたものを含め、何ですか、中新田の深叢寺の守屋貞治さんとか、その絵まで載っているわけでございます。これは地図で御紹介してですね、解説等も記載はされております。私が一番思うのは、文化財の公開については非常に積極的公開といいますか、知ってもらうということは重要ですけれども、やっぱり保護、保存ということもしっかり考えていかなくちゃいけないというふうに思っています。議員も最近、高遠の城址公園なんか行かれたことがあるかと思うんですけれども、以前はもう相当桜の根元まで行ってござを敷いて、夜桜を楽しんだんですけれども、今はもうかなりロープを張ってですね、もう本当に散策的な状況に変わってきているということで、それだけ桜の保護ということで取り組んでいると思います。
私自身は、度が過ぎた公開はすべきじゃないというように考えています。可能な限り、原村の文化財の、このマップの中にあります中で、どういったものがある程度積極的に公開できるのかなということを検証すべきであろうし、それから、文化財係で鏝絵の云々とかね、そういったものも案内していますので、その辺をある程度積極的に、所有者の理解を得られる中で観光資源として展開すべきかなと、そんなようには考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) 先日、穂屋祭にも外国人観光客がいらっしゃったりとか、そういう時代です。文化、伝統、歴史、こういった点はですね、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。もちろん保護の点が一番重要だと思います。先ほど言いましたように、八ッ手の道祖神の桜については、ぜひとも前向きに検討していただいて、予算に計上していただけたらなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
私、そちらのほうのマップをぜひともこれから来る観光客のために観光ルートみたいな形、それからもちろん石碑や史跡など保護しなきゃいけないことも含めまして、一度整理してですね、観光資源として有効活用できるのは可能じゃないかなというふうに思いますので、ぜひともその辺のところを推進していただけたらなと思います。
昨日、矢島議員からもありました。スポーツでスリー・バイ・スリー、それからフットサルなど、そういったものもあります。やはり総合的にいろいろ楽しめる、いろんな人たちが家族の中でも歴史が好きだとか、スポーツが好きだとか、いろんな家族があります。そういった中で、家族みんながいろんなことで楽しめるといったことが、やはり観光資源、観光地、どの観光地に行こうか、これだったらここへ行けば、みんな楽しめるよねといったような魅力を発信するような形で、観光に重点を置いてやっていただきたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。
○議長(
小林庄三郎) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。非常に文化財と観光との接点というのはどこかということは、非常に難しい問題ではございますけれども、やはり、バランス感覚を持って検討する中で、積極的に展開できるものは展開していきたいと、そういうように考えております。以上です。
○議長(
小林庄三郎) 阿部議員。
◆5番(阿部泰和) ありがとうございました。今、いろいろお聞きしまして、期待するところでありますが、ぜひとも先ほど言いましたように、やはり歴史的に価値のあるもの等を含めまして、やっぱり12月の予算でもしっかり出していただきたいなというのを希望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
小林庄三郎) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
来る19日は、午後2時から本会議を開き、付託案件について委員長報告、質疑、討論、採決を行います。
本日はこれにて散会します。お疲れさまでございました。
午前11時51分 散会
以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成29年9月6日
原村議会議長 小 林 庄三郎
原村議会議員 鮫 島 和 美
原村議会議員 永 井 和 人
原村議会議員 宮 坂 早 苗...