下諏訪町議会 2020-02-21
令和 2年 3月定例会−02月21日-01号
令和 2年 3月定例会−02月21日-01号令和 2年 3月定例会
令和2年3月
下諏訪町議会定例会会議録
(第1日)
議員の席次並びに出欠
1番 宮 坂 徹 出 8番 増 沢 昌 明 出
2番 岩 村 清 司 出 9番 松 井 節 夫 出
3番 中 村 光 良 出 10番 林 元 夫 出
4番 森 安 夫 出 11番 大 橋 和 子 出
5番 青 木 利 子 出 12番 野 沢 弘 子 出
6番 中 山 透 出 13番 金 井 敬 子 出
7番 樽 川 信 仁 出
出席議会事務局職員 出席総務課職員
議会事務局長 河 西 正 訓
庶務人事係長 山 田 英 憲
庶務議事係長 田 中 美 幸
説明のために出席した者
町長 青 木 悟
健康福祉課長 小 松 信 彦
副町長 山 田 英 明
産業振興課長 河 西 喜 広
教育長 松 崎 泉
建設水道課長 小河原 武 美
総務課長 伊 藤 俊 幸 消防課長 北 澤 浩 司
税務課長 高 橋 なおみ
会計管理者兼
会計課長
高 木 秀 幸
住民環境課長 増 澤 和 義
教育こども課長 本 山 祥 弘
監査委員 宮 澤 孝 良
本日の
会議日程 令和2年2月21日(金)午前9時00分
1.本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告
1.開会に当たっての町長挨拶
1.
会議録署名議員の指名
1.
会期日程及び議案の
取り扱いの決定
1.議案の上程、説明、一部即決
1.令和2年度
予算議案の上程
1.町長の
予算施政方針の説明
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
開 会 午前 9時00分
△<本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告>
○議長 おはようございます。大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前9時でございます。ただいまから令和2年3月
下諏訪町議会定例会を開会いたします。
本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は13人であります。よって、本会議は成立をいたしました。
ただいまから会議を開きます。
△<開会に当たっての町長挨拶>
○議長 町長から招集の御挨拶があります。
○議長 町長。
◎町長 おはようございます。3月定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日は議会の招集をお願い申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、何かとお忙しい中、全員の皆様方の御出席を賜り、ここに開会できますことを心から御礼申し上げます。
さて、
新型コロナウイルスにつきましては、大変心配な状況になっておるわけでありますけれども、当町といたしましても間違いのない対応を心がけてまいる所存でございます。
そんな中、先日、御田町にあります総菜店の御子息がパリで営むレストランが
フランス版ミシュランガイドで日本人初の三つ星を獲得したという、大変うれしいニュースがございました。現在、御田町周辺では町道の
美装化工事を進めており、今後も四
ツ角駐車場とともに四
ツ角交差点周辺につきましても新たなまち歩きの拠点として整備を予定しているところでございます。
また、諏訪御
湖鶴酒造場の改修工事も終わり、現在新酒の出荷に向けた段取りが進められているということで、こうした折に御田町にゆかりのある方が世界で活躍されているという話題が舞い込んだことは大変喜ばしいことであり、地域の活性化とともに新たなにぎわいの創出に向けて弾みがつくものと大いに期待をしているところでございます。
さて、本定例会で御審議をお願いいたします案件は、
専決処分事項が1件、条例関係が12件、その他が2件、
補正予算が6件、各会計の令和2年度予算が10件の合わせて31件となります。議案の内容につきましては、後ほど説明をさせていただきますが、概略について申し上げます。
議案第1号は
専決処分事項で、
一般会計補正予算(第8号)は、2月7日に
専決処分したものであります。
議案第2号から議案第13号につきましては、それぞれ条例の制定、また一部を改正するものであります。
議案第14号は、長野県
町村公平委員会共同設置規約の変更について、
関係地方公共団体の議会の議決を経なければならないとされていることから、お願いをするものです。
議案第15号は、町道路線の認定であります。
議案第16号から議案第21号につきましては、令和元年度の
補正予算であり、
一般会計のほか三つの
特別会計と
水道事業会計及び
下水道事業会計をお願いするものです。
議案第22号から議案第31号まで、令和2年度の予算案10件につきましては、後ほど
予算施政方針で御説明をさせていただきます。
以上、概略を申し上げましたが、新年度の施策を推進していくための条例や予算案など、町政を執行するために幅広い内容の議案を御審議いただきます大事な議会でございます。よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願いを申し上げ、開会に当たっての御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
△<
会議録署名議員の指名>
○議長 次に、日程第1 本定例会の会期中における
会議録署名議員を議長から指名いたします。8番
増沢昌明議員、9番
松井節夫議員、10番林 元夫議員、以上の3議員にお願いいたします。
△<
会期日程及び議案の
取り扱いの決定>
○議長 次に、日程第2、第3 本定例会の会期、日程及び議案の
取り扱いについて、
議会運営委員長から御報告願います。森
安夫委員長、登壇の上、御報告願います。
○議長 森
安夫委員長。
◎
議会運営委員長(森) 大変御苦労さまでございます。
議会運営委員会から御報告いたします。
本定例会に当たり、去る2月20日木曜日、午後1時30分から
議会運営委員会を開催し、会期及び
議事日程につきまして協議をいたしましたので、その結果について御報告いたします。
会期は、2月21日金曜日から3月16日月曜日までの25日間といたしました。
会期日程につきましては、皆様のお手元に御配付してあります
会期日程表に示されているとおりでございます。
本日は、議案第1号が専決議案でありますので、議案の上程、説明、質疑、討論を経て即決といたします。
次に、議案第2号から議案番号に従い議案の上程、説明を行います。
議案第22号から議案31号までの令和2年度
会計予算につきましては、一括上程した後、町長から
予算施政方針の説明をいただき、本日の日程を終了いたします。なお、本会議終了後、
広報特別委員会の審査をお願いいたします。
2日目の22日から4日目の24日までは、土曜日、日曜日及び祝日のために休会といたします。
5日目の25日から8日目の28日までは
議案調査日として休会といたします。
9日目の29日、10日目の3月1日は、土曜日及び日曜日のため休会といたします。
11日目の2日は、午後1時30分から本会議を開会し、議案第2号から議案第31号までの議案に対する質疑を行い、所管と目される委員会に付託いたします。引き続き、陳情につきましてもその所管と目される委員会に付託し、11日目の日程を終了といたします。議案及び陳情の付託先につきましては、お手元に御配付してあります付託表に示されているとおりでございます。
12日目の3日、13日目の4日は午前9時から本会議を開会し、一般質問を番号順に行います。
一般質問は2日間といたします。
14日目の5日、15日目の6日は午前10時から各
常任委員会の審査をお願いいたします。
16日目の7日、17日目の8日は、土曜日及び日曜日のため休会といたします。
18日目の9日から20日目の11日までは、午前10時から各
常任委員会の審査をお願いいたします。
21日目の12日は、午前10時から
バイパス対策特別委員会、午前11時から砥川治水・
赤砂崎防災公園化等対策特別委員会の審査をお願いし、午後は
委員長報告書の作成日といたします。
22日目の13日は、
委員長報告書の作成日といたします。
23日目の14日、24日目の15日は、土曜日及び日曜日のため休会といたします。
25日目の16日は、午前9時から
議会運営委員会を開会し、予定される
追加議案等の
取り扱いについて協議いたします。続いて、午前10時30分から
全員協議会を行い、午後1時30分から本会議を開会いたします。まず、各委員会の
議案審査報告を委員長にお願いし、それに対する質疑、討論を経て採決を行います。続いて、陳情の審査結果について
委員長報告を行い、質疑の上、その
取り扱いを決定いたします。なお、令和元年度及び令和2年度の
一般会計補正予算に関する議案が今会期中に追加提案される予定でありますので、提案のありましたところでお願いし、3月定例会の全日程を終了することにいたしました。
以上、
議会運営委員会の協議の結果について御報告いたしました。よろしくお願いいたします。
○議長 ただいま
議会運営委員長から御報告がありました会期、日程及び議案の
取り扱いについて、質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、会期、日程及び議案の
取り扱いにつきましては、ただいまの
委員長報告どおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議ないものと認めます。よって、会期、日程及び議案の
取り扱いにつきましては、ただいまの
議会運営委員長の報告どおり決定いたしました。
△<議案の上程、説明、一部即決>
○議長 次に進みます。日程第4 議案第1号
専決処分事項の承認を求めることについて(
専決処分第1号)令和元
年度下諏訪町
一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。提案者から議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。令和元
年度下諏訪町
一般会計補正予算(第8号)につきましては、令和2年2月7日付で
専決処分をさせていただいたものでございます。
今回の補正では、
歳入歳出それぞれ74万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ84億2,404万3,000円とするもので、内容は、昨年10月に第5号補正で
専決処分をさせていただきました7月31日の
局所的豪雨により被災した町道御
柱街道線の
災害復旧事業について、
復旧工法の一部変更が生じたことに伴う
増額補正と、8月19日の
局所的豪雨により被災した農地及び萩倉汐の
災害復旧事業について、
激甚災害の適用を受けたことに伴う
国庫補助率引き上げによる財源整理及び萩倉汐の
復旧工事に係る補正となります。
また、3ページ第2
表地方債補正では、
農林水産施設災害復旧事業において、補助裏の財源として予定していた
起債借り入れを廃止するものであり、
公共土木施設災害復旧事業債は
対象事業費の増に伴う
借り入れ限度額の変更となります。
ページが飛びますが、8ページには今回の
地方債補正を含む令和元年度末時点における地方債現在高見込みの調書を添付させていただいております。
それでは、主な内容につきまして、
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明をいたします。
まず、歳出の7ページをお願いいたします。
13款8項1目
農地災害復旧費15節
工事請負費の260万1,000円の減は、民地の
農地復旧工事において
農地所有者より、
のり面復旧工法を変更し
復旧範囲を広げて
自力復旧としたいとの申し出を受けたことから、対象となる
工事費用を減額したものです。
2目
農業用施設災害復旧費15節
工事請負費の260万1,000円は、萩倉汐の
復旧工事において、工事現場が山合いに位置し、資材の運搬など想定以上に厳しい状況から、施工方法や運搬方法を変更したことに伴う
工事費用です。
13款9項1目
道路橋りょう災害復旧費15節
工事請負費の74万7,000円は、町道御
柱街道線の
災害復旧工事において、
大型ブロックを積み上げる工法の変更に伴い、現計予算では工事費が不足するため計上させていただくものです。
お戻りいただきまして、歳入の6ページをお願いいたします。
11款1項5目
災害復旧費負担金の154万7,000円の減は、未施工となった
農地所有者の負担金が主なものとなります。
13款2項12目
災害復旧費国庫補助金1節
農林水産施設災害復旧費補助金の523万3,000円の減は、内訳といたしまして、未施工となった
農地災害復旧事業費補助金の105万3,000円の減、
農業用施設災害復旧事業補助金は、今回の災害が
激甚災害の適用となり、
国庫補助率が引き上げられたことに伴う増額分として628万6,000円、補助率は98.8%となります。
2節
公共土木施設災害復旧費補助金の49万8,000円は、今回の
復旧工事増額補正分に対する
国庫補助金で、補助率は66.7%となります。
18款1項1目繰越金の43万7,000円の減は、今回の
補正財源を前年度繰越金で調整させていただいたものです。なお、補正後における繰越金の留保財源は、7,379万2,603円となります。
20款1項13目
災害復旧債1節
農林水産施設災害復旧事業債の330万円の減は、
激甚災害の適用による
国庫補助率引き上げに伴い、萩倉汐の
復旧事業に係る補助裏の財源として予定していた
起債借り入れが全額不用となったものでございます。
2節
公共土木施設災害復旧事業債の30万円は、町道御
柱街道線復旧工事の補助裏として借り入れる
道路橋りょう災害復旧事業債であり、充当率100%、
交付税措置率95%となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔 挙手全員 〕
○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり承認されました。
○議長 次に進みます。日程第5 議案第2号 下諏訪町
駅前交流情報拠点施設条例の制定についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
産業振興課長。
◎
産業振興課長(河西喜) 御説明申し上げます。下諏訪町
駅前交流情報拠点施設条例の制定につきましては、現在、駅前通りの空き店舗、旧
シロトリ写真館におきまして、
民公協働プロジェクトにより利活用に向けた検討をしながら、セルフリノベーションによるワークショップなどで改修を進めているところです。
このたびの条例制定につきましては、
民公協働プロジェクトの協議によるアイデアや提案に基づき、
地域住民等との
交流促進及び地域の情報の収集、発信、伝搬などの充実を図るための拠点とするため、
駅前交流情報拠点施設の設置について必要な事項を定めるものでございます。
それでは、内容について別記により御説明をいたします。
第1条におきましては、条例の趣旨をうたっております。
第2条では、名称及び位置を定めております。名称は、
駅前交流情報拠点施設としております。位置につきましては、下諏訪町5500番地3でございます。
第3条では、業務内容について規定しています。
地域住民等との
交流促進に関すること、地域の情報収集及び情報発信に関することを、この
駅前交流情報拠点施設の主な業務として定めています。
第4条では、使用の許可等について規定しているものでございます。この施設を使用しようとする場合の規定や、禁止事項などについて定めているものです。
第5条では、条例の施行に関し必要な詳細事項は規則等に委ねることとしております。
また、附則におきましては、条例の施行は公布の日からとしています。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第6 議案第3号 下諏訪町教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
教育こども課長。
◎
教育こども課長(本山) 議案第3号 下諏訪町教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定について御説明申し上げます。
本条例につきましては、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第1項の規定に基づき、教育に関する事務の
職務権限の特例を定めるため、御審議をお願いするものでございます。
教育委員会の
職務権限といたしまして位置づけられております、博物館その他の
社会教育に関する教育機関の設置、管理及び廃止に関する事務及び文化財の保護に関する事務につきましては、自治体の判断によって
教育委員会から首長部局に移すことを可能とする法改正が昨年行われました。
これによりまして、観光や地域振興、
まちづくり分野を担う首長部局が一体的に公立の
社会教育施設を所管することが可能となり、今後、
社会教育のさらなる振興はもとより、文化や観光振興、
地域コミュニティの
持続的発展を推進する観点から、条例の定めるところにより
地方公共団体の長がその設置、管理及び廃止に関する事務を管理し、及び執行することとなります。
具体的な内容について御説明を申し上げます。
第1条は条例の趣旨を、第2条は町長が管理及び執行する
教育事務について、
職務権限の特例を定めるものでございます。
第1号は博物館の設置、管理及び廃止に関すること、第2号は
埋蔵文化財センターの設置、管理及び廃止に関すること、第3号は文化財の保護に関することでございます。
附則第1項では、条例の施行日を令和2年4月1日からとし、第2項では条例の施行に伴う経過措置を規定しております。
附則第3項から第6項までは、本条例の制定に当たり関係する4条例について一部改正する必要があるため、関係条例の整備を行います。
附則第3項では、下諏訪町
事務分掌条例の一部改正で、
産業振興課の中に新しく文化遺産に関する事務を加えます。
附則第4項は、下諏訪町
文化財保護条例の一部改正で、第5条第1号中「
民俗文化財史跡」は、
民俗文化財と史跡を区別するため「
民俗文化財、史跡」に改め、
有形無形指定文化財の
指定申請書に記載する事項として、「公開又は活用の方法」を加えるとともに、本則中におけます「
教育委員会」等の表現を「町長」に改める文言の整理を行います。
附則第5項は、
下諏訪町立博物館条例の一部改正で、第2条の設置では、新たに所管がえに伴い必要な文言を追加する改正を行い、第4条の
職員配置では、
博物館法に基づき、県の登録を受けている
諏訪湖博物館及び
赤彦記念館についてのみ規定することとし、分館については、
職員配置の制限がないため現行規定から削除するとともに、その他本則中の「
教育委員会」の文言を「町長」に改める整理を行います。
附則第6項は、下諏訪町
埋蔵文化財センター星ヶ塔ミュージアム条例の一部改正で、現
星ヶ塔ミュージアム矢の根やは、
博物館法第1条に規定する
登録博物館の適用を受けないことが確認できましたので、第1条の趣旨規定中「
博物館法」に関する文言を削除するとともに、第4条の
職員配置規定を同じく削除し、第2条の
設置規定は、所管がえに伴い全部改正をし、そのほか本則中の「
教育委員会」の文言を「町長」に改める整理を行います。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長 次に進みます。日程第7 議案第4号
下諏訪ローイングパーク条例の制定についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
教育こども課長。
◎
教育こども課長(本山) 議案第4号
下諏訪ローイングパーク条例の制定について御説明を申し上げます。
現在の艇庫は昭和51年に建設されて以来43年が経過し、施設の老朽化が目立つとともに、競技人口の増加に伴い、シングル・ダブルなどシェル艇の格納数がふえ、全てを艇庫内に格納できない状況となっており、艇庫を拡大する必要が生じておりました。
また、平成18年7月
豪雨災害を初めとして、近年頻繁に発生している短時間集中豪雨により、陸上の交通が寸断されるケースが容易に想定されることから、災害時などにおける水上輸送の拠点を整備する必要性も生じております。
こうした背景に加え、湖上に艇を出す際に町道を横断しなければならないことに対する危険性も指摘されていたことから、民間の方も交えた
プロジェクト会議などで検討し、艇庫を諏訪湖岸に移設して全ての艇を格納できる規模としつつ、
健康スポーツゾーンの西側の拠点、
水上スポーツの振興、健康増進、諏訪湖を活用した
まちづくりに資するとともに、災害時などにおける水上輸送の拠点とする機能を持たせた新しい艇庫を建設する方向となりました。
令和元年6月議会において御承認いただいた
諏訪湖活用拠点建設工事は、本年3月25日をもって完成する予定であることから、今回、この新しい艇庫である
下諏訪ローイングパークを町の公の施設として設置をし、その管理に関して必要な事項を定めた条例を制定するため御審議をお願いするものであります。
具体的な内容について御説明申し上げます。
第1条では
設置規定を、第2条では施設の名称及び位置について規定をしております。
第3条、使用の許可では、施設及び備品の使用、団体や個人が所有する艇やオールの保管に係る申請について規定し、第4条では施設等の使用の制限について、第5条は許可を受けた使用権の譲渡等の禁止について、第6条では使用許可の
取り消し等について規定をしております。
第7条では使用料について規定し、町が所有する
ナックルフォア艇及びオールの使用と、団体や個人が所有する艇及びオールの保管について、使用料を徴収することとしております。
使用については、1日当たりの金額と1年当たりの金額を規定し、使用回数が少ないことがわかっている場合には日単位を、あらかじめ10日を超える期間やシーズンを通して使用する予定がある場合は、年単位を選択していただくと割安になるように設定しております。また、保管については、シーズン中の数カ月しか艇庫に格納しない艇もあるため、こうした事情にも配慮し、月単位での使用料を設定しております。
第8条は使用料の減免について、第9条では使用料の還付について、第10条では損害賠償について、第11条では具体的な手続等に関する規定を
教育委員会規則に委任することについて規定をしております。
附則第1項では、条例の施行日を令和2年4月1日とし、第2項では施設の供用開始の日は告示で定めることを規定しております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長 次に進みます。日程第8 議案第5号 下諏訪町
印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(増澤) 御説明申し上げます。下諏訪町
印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、成年被後見人を欠格条項としている
印鑑登録証明事務処理要領の一部が改正されたため、所要の改正を行うものであります。
改正の目的は、成年被後見人の一律な権利制限が見直され、成年被後見人であることを理由に不当に差別されないこととし、
印鑑登録の意向があれば印鑑の登録を受ける権利を妨げないこととする改正となります。
改正の主な内容としまして、第2条、登録の資格では、成年被後見人を、意思能力を有しないものに改め、第5条、登録の印鑑、第6条、登録の事項は、それぞれ現在の住民票運用状況に合わせ、条文の整理をするための─部改正をさせていただくものでございます。
なお、附則により、施行期日は公布の日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第9 議案第6号 下諏訪町職員定数条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。下諏訪町職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、令和2年4月1日からの所管がえ及び新たな
職員配置に対応するとともに、現状の組織体制に合わせた職員定数の見直しを行うため、部局ごとの内訳を変更するための条例の一部改正をお願いするものでございます。
改正の内容ですが、第2条、職員の定数のうち、第1号、町長の事務部局の職員を「155人」から「159人」に、第3号、選挙管理委員会の事務部局の職員を「4人」から「3人」に、第6号、
教育委員会の事務部局の職員を「68人」から「62人」に、第8号、企業職員の定数を「10人」から「13人」にし、兼務の人数を「2人」から「3人」に改正いたします。
なお、附則において、施行日を令和2年4月1日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第10 議案第7号 下諏訪町長期継続契約とする契約を定める条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。下諏訪町長期継続契約とする契約を定める条例の一部を改正する条例につきましては、長期継続契約が締結できる契約案件の範囲を拡大するため、条例の一部改正をお願いするものです。
現行の規定では、長期継続契約を締結することができる契約を第2条において4項目定めておりますが、機器や物品のリース契約は自治体内において既に広く普及、活用されていることから、特に町が管理運営する施設において必要な備品類に関し、従来は購入としていたものをリース契約にするといった需要は、今後ますます高まっていくことが想定されます。
今回の改正では、第2条第2号中、「管理」を「管理運営」に、「機器」の次に「等の物品」を加えることとし、施設の管理や運営上必要となる物品につきましても、長期継続契約を可能とするよう改正するものです。
なお、附則において、施行日を公布の日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第11 議案第8号 下諏訪町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(増澤) 御説明申し上げます。下諏訪町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、厚生労働省から、刑事施設に収容されている者に対する国民健康保険税の減免に関する
取り扱いが周知され、長野県実務担当者検討会において、県内全市町村の統一した
取り扱いが定められたため、所要の改正を行うものであります。
今回の改正は、被収容者が国民健康保険の保険給付を受けないという客観的な事実に鑑み、被保険者の公平性の観点から減免を行うことができることとするものとなります。
改正の主な内容としまして、第24条、国民健康保険税の減免では、第1項に国民健康保険法第59条各号のいずれかに該当するものを追加し、第2項では、被収容者の保険税減免申請期間の特例を定めるための一部改正でございます。
なお、附則により、施行期日は公布の日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第12 議案第9号 下諏訪町固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長 税務課長。
◎税務課長(高橋) 御説明申し上げます。下諏訪町固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例につきましては、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律が、令和元年5月31日に公布され、令和元年12月16日に施行されたことに伴い、題名改称及び条号ずれの規定の整備を行うものでございます。
なお、附則により、公布の日から施行することとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第13 議案第10号 下諏訪町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(増澤) 御説明申し上げます。下諏訪町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例につきましては、現在、湖周2市1町で未統一となっている家庭系一般廃棄物等に係る処理手数料の統一に向け、単独処理として残る町清掃センターへの持ち込み区分及びその処理手数料を整理、改正をお願いするものでございます。
1年後となる条例改正ではありますが、広く住民の皆様へ周知をするため、今議会に上程させていただきました。
現在、町清掃センターへの持ち込み区分は、家庭系一般廃棄物が埋め立てごみ、事業系一般廃棄物は埋め立てごみと資源物となっており、それぞれにかかる処理手数料を10キログラム当たり100円と150円としておりますが、岡谷市と諏訪市が燃やすごみを諏訪湖周クリーンセンターへ持ち込む際の手数料と統─するため、10キログラム当たりそれぞれ10円を増額する一部改正となります。
改正の主な内容は、第17条、廃棄物処理手数料関係の別表第1、「町長の指示した場所に直接搬入する場合」を、町清掃センターで処理している区分に整理させていただき、家庭系一般廃棄物の手数料、10キログラム当たり100円を110円に、事業系一般廃棄物の手数料、10キログラム当たり150円を160円とする改正となります。
附則により、施行期日は令和3年4月1日としております。
なお、諏訪湖周クリーンセンターで処理をしております持ち込み手数料につきましては、湖周行政事務組合3月定例会において、2市1町を統─手数料とする議案を上程予定としております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第14 議案第11号 下諏訪町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
教育こども課長。
◎
教育こども課長(本山) 議案第11号 下諏訪町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について御説明を申し上げます。
まず、題名にあります特定教育・保育施設とは、当町においては公立保育園が該当します。また、特定地域型保育事業とは、当町においては南信勤労者医療協会様で開設した、たんぽぽ保育園が該当いたします。
これらの施設の運営基準が平成26年の内閣府令第39号にて公布をされ、この内閣府令をそのまま町内施設の運用基準として用い、平成26年9月に町条例を公布いたしました。
昨年10月からの幼児教育・保育の無償化制度が始まる前に、用語の定義から始まり、広範囲にわたる内閣府令の一部改正が昨年の5月にありました。この内閣府令には施行から1年間の経過措置が設けられており、各市町村においては、今年の10月までに内閣府令の改正に合わせた条例の一部改正を行う必要があり、ここで上程をさせていただくものでございます。
内容につきましては多岐にわたりますが、全て内閣府令の改正に合わせたものであり、町の裁量は一切含まれておりません。また、保育料の無償化を含め、全てこの条例を踏まえた運用を既に行ってきているものでございます。
保育園の無償化に係る部分では、第14条第1項で、施設が利用者負担額等の支払いを受ける者は「満3歳未満の子どもの保護者に限る」と改正が加えられております。あわせて同条第4項第3号は、給食費に係る規定で、低所得者の免除規定、多子世帯の免除規定がされております。
第43条では、特定教育・保育施設等との連携ということで、第2項から第5項までが追加をされております。これは、特定地域型保育事業者が適正かつ確実に実施され、必要な教育・保育が継続的に実施されるよう、連携協力施設を確保しなければならないという内容となっております。
なお、附則第7項は、連携施設の確保が困難だが、適切な支援が行えると町が認める場合は、5年間連携施設の確保をしないことができるとされていましたが、その期間が10年に変更となっています。
附則で、この条例は公布の日から施行し、令和元年10月1日から適用することとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長 次に進みます。日程第15 議案第12号 下諏訪町都市公園条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(小河原) 議案第12号 下諏訪町都市公園条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
本条例につきましては、赤砂崎公園整備に伴う有料公園施設及び使用料を追加するものでございます。
添付してございます赤色に着色された箇所が、砥川ふれあい渚になります。
改正の内容としましては、赤砂崎公園右岸の整備に伴い、別表第1の表中、赤砂崎公園へ有料公園施設として砥川ふれあい渚を追加しております。
また、使用料の額については、別表第2の5、赤砂崎公園の有料公園施設に係る使用料に砥川ふれあい渚を追加し、団体などが占用して使用する場合で、営利・営業を目的としない場合は1時間につき100円、営利・営業を目的とする場合は1日につき5,000円とするものでございます。
なお、附則において、施行日を令和2年4月1日としております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第16 議案第13号 下諏訪町水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(小河原) 御説明申し上げます。議案第13号 下諏訪町水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方自治法等の一部を改正する法律、また、地方自治法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、地方自治法及び地方自治法施行令に条項ずれが生ずることから、町の条例の一部を改正させていただくものでございます。
改正点といたしましては、
地方公共団体等における適正な事務処理等の確保並びに組織及び運営の合理化を図るため、
地方公共団体の長等の損害賠償責任の見直し等を行うことに伴い、法243条の2に条ずれが生ずることから、同法を引用している町条例において、第6条中、「第243条の2第8項」を「第243条の2の2第8項」に改めるものでございます。
附則では、この条例は令和2年4月1日から施行することとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第17 議案第14号 長野県
町村公平委員会共同設置規約の変更についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。長野県
町村公平委員会共同設置規約の変更につきましては、長野県町村公平委員会を共同設置する
地方公共団体のうち麻績村筑北村学校組合が脱退することに伴い、公平委員会の規約を変更するため、地方自治法第252条の7第2項の規定による協議及び同条第3項の規定による議会の議決を必要とするもので、別表中、麻績村筑北村学校組合を削るものです。
なお、附則において、施行日を令和2年4月1日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第18 議案第15号 町道路線の認定についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(小河原) 議案第15号 町道路線の認定について御説明申し上げます。
本議案は、町道赤砂崎公園線の路線認定に当たり、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
別記の次に添付してあります図面をごらんください。赤く着色された箇所が認定をお願いする路線でございます。
この道路は赤砂崎公園整備事業の右岸広場整備工事により新設された道路で、道路構造上、幅員、勾配等、町道の構造の技術的基準を満たしており、片側に歩道が設置されており、車道、歩道ともアスファルト舗装となっております。
道路延長は101.9メートル、道路幅員は車道5.75メートル、歩道2メートルの全幅7.75メートルの道路で、起点及び終点は下諏訪町字赤砂崎10616番342先で、起点終点とも黄色で着色された町道砥川湖岸線に接続されております。
なお、終点から湖岸十四瀬川橋までの町道砥川湖岸線、約140メートルの区間につきましては、来年度予定するサイクリングロードの整備計画に沿って、現況幅員3.3メートルから5メートルに拡幅する車道のつけかえ工事が3月中に完了する予定であり、町道赤砂崎公園線を含め、砥川右岸の湖周道路の狭隘部が解消され、スムーズな車両交通が確保されることとなります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第19 議案第16号 令和元
年度下諏訪町
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。令和元
年度下諏訪町
一般会計補正予算(第9号)につきましては、
歳入歳出それぞれ3,924万2,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ84億6,328万5,000円とするものでございます。
繰越明許費については、3ページの第2表、繰越明許費のとおり、5事業について限度額の設定をさせていただくものです
3款1項社会福祉費のプレミアム付商品券事業は、商品券利用が年度末に終了した後、商品券の換金が4月にずれ込んで精算となり、これに係る事業費と合算して見込まれる所要額を2年度へ繰り越して精算をさせていただくものです。
同項、地域介護・福祉空間整備事業は、社会福祉法人共立福祉会運営の地域密着型特別養護老人ホーム和音が、国の交付金を受けて整備する非常用発電設備に対する町の間接補助事業でありますが、交付金内示が3月下旬の見通しであり、4月以降の工事着手となることから、全額を繰り越して整備を進め補助金を交付するものです。
7款1項商工費の八島高原配水施設改修事業は、今年度建設の八島公衆トイレの供用開始にあわせて、使用する水量確保のために予定していた事業において、入札の不落により工事着手が遅延したこと、工事箇所が山岳地であり凍結や積雪による影響で工事遅延となることが見込まれ、年度内での完了が困難であることから、繰り越して整備を進めるものです。
同項、四
ツ角駐車場トイレ建設事業は、年が明けてから駐車場に隣接する土地所有者から用地売却の打診があり、当初設計どおりにトイレ建設を進めた場合、その位置が駐車場にとって支障を来すおそれがあることから、建設位置を含め修正設計が必要となりました。土地所有者との協議や修正設計に時間を要すること、さらにトイレ建設の年度内着手が困難であることから、繰り越して整備をするものです。
13款8項農業用施設
災害復旧事業は、昨年l0月の第5号補正で
専決処分とさせていただきました8月19日の
局所的豪雨で被災した萩倉汐の
災害復旧工事ですが、工事箇所2カ所のうち1カ所については工事現場が山合いに位置し、資材運搬が難しい状況であることから、工期の関係で繰り越しとさせていただき早期復旧を進めるものです。
4ページの第3表、
地方債補正では、一般観光事業債の四
ツ角駐車場トイレ建設事業において、今回の補正に計上しております修正設計分の対象経費がふえたことに伴う地方債の変更となります。
ページは飛びますけれども、12ページには今回の
地方債補正の変更を含む、令和元年度末時点における地方債現在高見込みの調書を添付させていただいております。
それでは、主な内容につきまして、
歳入歳出予算事項別明細書で御説明をさせていただきます。
まず、歳出の9ページをお願いいたします。
2款1項4目財産管理費25節積立金の933万円は、ふるさと
まちづくり寄附金89件を賜りましたので、ふるさと
まちづくり基金に積み立てをするものです。年度末における、ふるさと
まちづくり基金の残高は1,715万1,108円となる見込みでございます。
2項1目税務総務費8節報償費の109万円は、ふるさと寄附金の返礼記念品代で、9月補正においても増額対応しているところですが、年度末までの見込みから不足額を追加補正させていただくもので、12節役務費の4万3,000円は記念品返礼時の郵送料及びクレジット手数料の不足見込み分となります。
3項1目戸籍住民基本台帳費19節負担金補助及び交付金の75万2,000円は、個人番号関連事務の委任等にかかわる交付金で、全国のマイナンバーカード発行枚数による住民基本台帳人口割で請求されるものですが、全国の交付見込み額の増加により当初予算に不足を生じることから、補正対応とするものです。
3款1項3目老人福祉費、説明欄の上から28節繰出金の44万円は、ハイム天白の整備充実のために、ふるさと
まちづくり寄附金4件を賜りましたので、特別養護老人ホーム事業
特別会計へ繰り出しをいたします。
10ページにかけて掲載しておりますが、19節負担金補助及び交付金の1,492万1,000円は、共立福祉会運営の地域密着型特養和音での非常用発電設備の整備に対して国の交付金を受け、町を経由して交付する補助金です。
3項1目医療給付事業費20節扶助費の366万円は、乳幼児等医療費に係る対象者の通院日数の増に伴う給付額の不足分を補正するものです。
7款1項2目商工業振興費19節負担金補助及び交付金の69万6,000円は、9月補正において増額をお認めいただきましたが、その後も新たな事業者から空き店舗での起業・創業に伴う申請がさらに増加したことから、不足分を追加補正するものです。
3目観光費13節委託料の148万5,000円は、四
ツ角駐車場トイレの建設において、駐車場に隣接する土地所有者から用地売却の打診があり、当初設計の建設では将来に支障を来すおそれがあることから、建設位置を含めた修正設計に必要な経費となります。
4目ものづくり支援センター費19節負担金補助及び交付金の347万円は、町内企業の製品測定、設備投資、情報発信等の補助申請の増に伴い、ものづくり支援センターしもすわへの補助金を増額するものです。
11ページ、5目移住定住促進費19節負担金補助及び交付金の130万7,000円は、12月補正にて増額をお認めいただきましたが、空き家を購入した移住者に対する住宅改修補助金について、移住予定者の申請件数の増により不足分を追加補正するものです。
10款1項3目基金活用事業費25節積立金の189万円は、ふるさと
まちづくり寄附金として15件87万円を、また、こども未来寄附金として2件102万円を賜りましたので、それぞれこども未来基金に積み立てをさせていただくものです。年度末におけるこども未来基金の残高は1,635万9,483円となる見込みです。
4項2目青少年健全育成費23節償還金利子及び割引料の15万8,000円は、学童クラブの利用に係る子ども・子育て支援交付金について、平成30年度分の見込み交付額と実績額に差異が生じたことから、精算分として返納するものです。
次に、お戻りいただきまして、歳入の7ページをお願いいたします。
13款2項1目総務費
国庫補助金の75万2,000円は、個人カード交付事業費補助金で、補助率は10分の10です。
2目民生費
国庫補助金の1,492万1,000円は、地域密着型特養和音に交付予定の地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金で、補助率は10分の10となります。
14款2項2目民生費県補助金の83万7,000円は、乳幼児等医療費給付金補助金で、補助率は2分の1です。
16款1項2目ふるさと
まちづくり寄附金の1,064万円は、108件の御寄附によるもので、石川忠代様から2万円のほか、以下、山岡美奈子様から20万円までの22人から合わせて311万5,000円、匿名の方86人から合わせて752万5,000円を賜ったものです。
8ページの3目教育費寄附金の102万円は、こども未来寄附金として安達伸一様から2万円、高山登美子様から100万円を賜ったものです。
18款1項1目繰越金の977万2,000円は、今回の補正に必要となる一般財源の不足分を前年度繰越金に求めたものであり、補正後における留保財源は6,402万603円となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第20 議案第17号 令和元
年度下諏訪町国民健康保険
特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(増澤) 御説明申し上げます。令和元
年度下諏訪町国民健康保険
特別会計補正予算(第2号)につきましては、
歳入歳出それぞれ、1,534万1,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ20億8,661万2,000円とするものでございます。
それでは、主な内容につきまして、
歳入歳出予算事項別明細書で御説明をいたします。
まず、歳出の6ページをお願いいたします。
3款国民健康保険事業費納付金につきましては、3項1目介護納付金分に134万7,000円の不足額が生じたため、1項2目退職被保険者等医療給付費分の減額調整をさせていただくものでございます。
7款1項3目償還金の1,534万1,000円は、平成30年度保険給付費等交付金の確定に伴う精算返納金となります。広域化になり初めての精算返納金となりますが、県が国保連合会へ支払いをしている医療給付費が超過交付となり、町を通して県へ戻す返還金となります。
次に、お戻りいただき、歳入の5ページをお願いいたします。
5款2項1目財政調整基金繰入金の59万円は、国保資格喪失後に保険証で受診した医療費分の金額を補填する財源とするものであり、補正後における財政調整基金の残額は1,674万2,451円となります。
7款3項5目雑入の1,475万1,000円は、国保連から保険給付費等交付金超過交付分の返還金となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第21 議案第18号 令和元
年度下諏訪町駐車場事業
特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。令和元
年度下諏訪町駐車場事業
特別会計補正予算(第1号)につきましては、現計予算の
歳入歳出予算総額に変動はなく、1ページの第1表、繰越明許費のとおり限度額を設定させていただくのみの内容となります。
1款1項駐車場事業費の四
ツ角駐車場整備事業は、
一般会計における新たなトイレ建設との歩調を合わせ、駐車場内の舗装等の整備を行う予定でありましたが、
一般会計での説明と同様、年度途中で駐車場に隣接する土地売買の打診があり、トイレの建設位置を変更せざるを得ないことから、舗装工事等について翌年度へ繰り越して整備をするものです。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第22 議案第19号 令和元
年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業
特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(小松) 御説明申し上げます。令和元
年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業
特別会計補正予算(第4号)につきましては、
歳入歳出それぞれ56万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ2億4,606万3,000円とするものでございます。
それでは、内容につきまして、
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明いたします。
5ページ、歳入をお願いいたします。
3款1項1目総務費寄附金1節施設費寄附金の12万円は、中村和喜様から10万円、古畑永治様から2万円を賜ったものでございます。
4款1項1目1節
一般会計繰入金の44万円は、特別養護老人ホームハイム天白の施設充実のために、ふるさと
まちづくり寄附金として賜ったもので、
一般会計から繰り入れるものでございます。
6ページ、歳出をお願いいたします。
1款1項1目施設管理費25節積立金の56万円は、寄附金として賜った12万円と、ふるさと
まちづくり寄附金として賜った44万円を特別養護老人ホーム福祉施設基金に積み立てをさせていただくものでございます。補正後の同基金の残高は690万8,405円となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第23 議案第20号 令和元
年度下諏訪町
水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(小河原) 御説明申し上げます。議案第20号 令和元
年度下諏訪町
水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、資本的収入及び支出におきまして、収入で760万円を減額し、資本的収入の総額を7,310万円とし、支出では209万1,000円を減額し、資本的支出の総額を1億7,520万9,000円とするものでございます。
また、第3条の企業債の変更は、事業費の確定に伴い、起債額が確定したことによる補正でございます。
それでは、主な内容を
補正予算(第2号)に関する説明書で説明いたします。2ページの予算実施変更計画をごらんください。
まず、支出の1款1項1目配水施設整備事業費173万1,000円の減額は、配水管布設工事などの事業費の確定に伴うもの、また、2目浄水施設整備事業費36万円の減額は、送水管布設工事などの事業費の確定に伴うものであり、それぞれ財源となる企業債を整理させていただいております。
次に、収入の1款2項1目企業債760万円の減額は、配水施設整備事業債及び浄水施設整備事業債の確定に伴い、整理させていただくものになります。
3ページ、4ページは予定キャッシュ・フロー変更計算書、5ページ、6ページには予定貸借対照表を掲載してございますが、ともに減額に伴う変更でございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第24 議案第21号 令和元
年度下諏訪町
下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(小河原) 御説明申し上げます。議案第21号 令和元
年度下諏訪町
下水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、資本的収入及び支出におきまして、収入で8,801万7,000円を減額し、資本的収入の総額を1億3,558万3,000円とし、支出では8,216万3,000円を減額し、資本的支出の総額を2億3,913万7,000円とするものでございます。
また、第3条の企業債の変更は、事業費の確定に伴い起債額が確定したことによる補正でございます。
それでは、主な内容を
補正予算(第2号)に関する説明書で説明いたします。2ページの予算実施変更計画をごらんください。
まず、支出の1款1項1目公共下水道事業費7,834万5,000円の減額は、雨水対策、総合地震対策及び長寿命化対策の事業費の確定に伴うものであり、財源となる
国庫補助金及び公共下水道事業債を整理させていただいております。
1款1項2目流域下水道事業費381万8,000円の減額は、諏訪湖流域下水道で実施している事業において、事業費が確定し、構成市町村の負担分が減額となったものに伴うものであり、財源となる流域下水道事業債を整理させていただいております。
次に、収入の1款1項1目負担金928万3,000円の増額は、承知川河川改修に伴う下水道管渠移設工事における県からの移設補償費でございます。
1款2項1目企業債7,120万円の減額は、公共下水道事業債及び流域下水道事業債の確定に伴い、整理させていただくものになります。
1款3項1目
国庫補助金2,610万円の減額は、
国庫補助金の確定に伴うものでございます。
3ページ、4ページは予定キャッシュ・フロー変更計算書、5ページ、6ページには予定貸借対照表を掲載してございますが、ともに減額に伴う変更でございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 ここで、お諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前10時10分でございます。再開は午前10時25分を予定いたします。暫時休憩といたします。
休 憩 午前10時10分
再 開 午前10時25分
○議長 ただいま午前10時25分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。
△<令和2年度
予算議案の上程>
○議長 日程第25 議案第22号から日程第34 議案第31号までは令和2年度予算関係議案でありますので、一括上程をいたします。事務局長にタイトルのみ一括朗読させます。
○議長 事務局長。
◎
議会事務局長(河西正) 議案第22号 令和2
年度下諏訪町一般
会計予算
議案第23号 令和2
年度下諏訪町国民健康保険特別
会計予算
議案第24号 令和2
年度下諏訪町駐車場事業特別
会計予算
議案第25号 令和2
年度下諏訪町後期高齢者医療特別
会計予算
議案第26号 令和2
年度下諏訪町交通災害共済事業特別
会計予算
議案第27号 令和2
年度下諏訪町温泉事業特別
会計予算
議案第28号 令和2
年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業特別
会計予算
議案第29号 令和2
年度下諏訪町東山田財産区
会計予算
議案第30号 令和2
年度下諏訪町
水道事業会計予算
議案第31号 令和2
年度下諏訪町
下水道事業会計予算
以上でございます。
△<町長の
予算施政方針の説明>
○議長 それでは、町長から令和2年度
予算施政方針の説明があります。
○議長 町長。
◎町長 令和2年度予算案の審議をお願いするに当たり、町政運営に対する所信の一端と主要な施策について御説明を申し上げ、町民並びに議員の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
昨年は5月に元号が「平成」から「令和」に改められ、新たな時代の幕あけを歓迎する一方、県内各所で夏の
局所的豪雨や台風19号による甚大な被害が発生し、改めて自然災害の恐ろしさを目の当たりにした年でもありました。
政府は、国土強靱化や地方創生などの重要課題に取り組むとともに、経済社会を一変させるべく一億総活躍社会の実現をさらに推進する意向ではありますが、国内経済の先行きは、緩やかな回復が期待されるものの、消費税率引き上げ後の動向や
新型コロナウイルスによる肺炎など世界情勢の下方リスクに注意を払う必要があると感じているところでもあります。
さて、迎える令和2年度は、町長任期の最終年に当たります。また、世界平和の象徴である東京オリンピック・パラリンピックが開催される年でもあります。予算編成に当たりましては景況感の改善に期待するとともに、時代の流れを的確に捉え、公約として掲げた事業の総仕上げという決意を持って取り組んでまいりました。
まちづくりの指針となる第7次総合計画及び未来を創る総合戦略を踏まえた地方創生の推進を基本とし、重点目標には、引き続き「安全に、健康で暮らし続けることができる
まちづくり」、「安心して子どもを産み、育てることのできる
まちづくり」、「安定的に働き続けることのできる地域、
まちづくり」、「住んでいることに誇りが持てる住民主体・協働の
まちづくり」の4本柱を掲げ、本年度におきましても住民に寄り添いながら、次世代への継承を念頭に置き、さらなる飛躍を目指した町政運営に臨んでまいる所存でございます。
それでは、令和2
年度下諏訪町
一般会計、
特別会計、企業会計、それぞれの予算案についての御審議をお願いするに当たり、施政方針を述べさせていただきます。
一般会計の予算総額は82億9,500万円で、対前年比2.5%、2億1,500万円の減となります。
予算の概要としましては、事業の優先度を考慮するとともに、国・県の補助金等の特定財源を確保し、交付税措置のある有利な起債や目的基金の活用を図りながら、
健康スポーツゾーン構想の集大成となる健康スポーツ施設の整備、四ツ角周辺における街なみ環境整備などの投資的事業を実施するほか、増加の一途にある社会保障関連の経費を十分手当てしながら、子育て、教育、健康、防災などの各種事業を精力的に推進し、多様な住民要望にも配慮した積極型の予算としたところです。
それでは、歳入の主なものにつきまして御説明を申し上げます。
町税総額としましては、対前年比1.6%、4,180万円減の25億6,000万円を計上いたしました。
主要3税のうち、個人町民税は、納税義務者数が減少傾向にあるものの給与所得の増に期待を込めて、前年同額の10億9,600万円、法人町民税は、税率引き下げなどの影響や、町内企業の業績見通しなどを参考とし、5,560万円減の1億4,500万円、固定資産税は、地価の下落は続くものの新築家屋の若干増を見込み、420万円増の10億1,020万円を計上いたしました。また、諸税のうちたばこ税は、税率引き上げなどを考慮し、800万円増の9,600万円と見積もりました。
地方譲与税は、森林整備の促進を目的とする森林環境譲与税の増額を見込み5,550万円を、税制改正により新たに創設された法人事業税交付金には1,800万円を計上いたしました。
地方消費税交付金では、消費税率引き上げ分と幼児教育・保育の無償化分を含む地方への配分率変更を踏まえ、対前年比24.1%、1億円増の5億1,500万円を、廃止となった自動車取得税交付金にかわり創設された環境性能割交付金には500万円を見込みました。
地方交付税は、地方財政計画や町税の見通しなどを考慮する中で、対前年比6.1%、1億円増の17億5,000万円と見積もりました。
国庫支出金には、健康スポーツ施設整備に係る地方創生拠点整備交付金、街なみ環境整備に係る社会資本整備総合交付金、県支出金では、砥沢橋改修事業に係る農山漁村地域整備交付金、八島高原木道改修事業に係る自然環境整備支援事業補助金などを、それぞれ計上しております。
繰入金には、温泉事業
特別会計から貸付金の返済として前年同額の1億9,700万円を計上するほか、公共施設整備基金から文化センター改修、健康スポーツ施設整備などの財源として総額1億2,346万円、地域開発整備基金からは道路新設改良、街なみ環境整備などへ総額5,921万6,000円、社会福祉基金からは福祉タクシー等助成事業などに4,370万円を充当いたします。
また、ふるさと
まちづくり基金から寄附者の希望に沿った事業に1,674万6,000円、こども未来基金につきましても、子供の教育支援など必要な経費に対して総額905万3,000円を充当してまいります。
なお、本年度においても財政調整基金からの繰り入れは見込まず、引き続き健全財政の堅持に努めてまいります。
町債には、対前年比24.4%、2億6,090万円減の8億850万円を計上いたしました。
主なものとしましては、健康スポーツ施設整備事業の1億1,280万円、湖岸通り線ジョギングロード改修を含む道路関係の1億6,960万円、春宮公衆トイレ建設事業の7,630万円、臨時財政対策債の2億5,000万円となりますが、将来世代の負担軽減に配慮し、交付税措置のある有利な起債を優先して借り入れしてまいります。
次に、歳出につきまして、それぞれの主な事業を説明いたします。
一般行政では、引き続き第7次総合計画前期基本計画、第5次行政改革大綱、第2次行財政経営プランなどに沿った施策、事業を着実に推進するとともに、未来を創る総合戦略に基づき地方創生に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。また、本年度は公共施設等総合管理計画に基づく公共施設とインフラ施設の個別計画を策定し、長期的な視点を持って維持管理を行います。
本年度の職員数は、人手不足が指摘をされている保育士や介護士などの専門職を確保しながら、前年度より5人増の223人でスタートいたします。人材育成関係では、組織と職員おのおののさらなるレベルアップを図るため、各種講座や研修を実施するとともに、岡谷市との交流研修のほか、本年度から2年間の予定で長野県町村会に職員を派遣いたします。また、非正規職員の適正な任用と勤務条件を確保するため、会計年度任用職員制度を運用してまいります。
土地開発公社への損失補填補助では、赤砂崎用地の債務解消に向けて計画どおり実施するとともに、町と土地開発公社が保有する公園北側用地につきましては、社会情勢と市場の状況を注視しながら、引き続きエコタウン構想に基づく宅地分譲事業の検討を行います。
公会所整備事業では、
地域コミュニティの拠点となる公民館、公会所の改築、改修やバリアフリー化、冷房設備等に対する補助メニューにより、地域に資する施設の整備を支援いたします。
庁舎管理関係では、1階の旧多目的トイレスペースを女子トイレとして拡張し、来庁者に配慮した環境を整えます。また、災害時に防災拠点となる庁舎設備への浸水対策を施し、有事に備えてまいります。
プロジェクト推進事業では、出会い・婚活プロジェクトを初め、駅前コミュニティスペースの活用、諏訪湖水辺空間の活性化、水月公園千本桜構想の実現など、さまざまな分野で斬新な発想をもって多岐にわたる検討を進めてまいります。
未来を創る総合戦略は、地方創生に向けた取り組みの成果や課題を検証する中で、計画期間を1年間延長して、第7次総合計画後期基本計画との一本化を図ることとし、具体的でわかりやすい第2期地方版総合戦略の策定を進めてまいります。あわせて、計画期間満了に伴う第6次男女共同参画計画の策定、総合計画を補完する第5次行政改革大綱と第2次行財政経営プランの中間見直しを進めます。
姉妹都市交流事業では、愛知県南知多町の小学生をお迎えし、当町の自然、歴史、文化を感じていただきながら、いつまでも子供たちの記憶に残るような思い出づくりをサポートします。
協働推進事業は、個性とアイデアに満ちた
まちづくりの推進を目的に、自主的かつ主体的な取り組みを支援する下諏訪力創造チャレンジ事業が15年目を迎えます。民公協働事業の核として、積極的なPRに努め、意欲ある皆様方の公益活動を応援してまいります。
広報広聴事業では、町民の皆様に御好評をいただいております町民講演会へ多くの方に足を運んでいただけるよう、テーマや講師を厳選して実施いたします。
防災対策では、近年多発している自然災害を教訓に防災備品の充実を図るため、町指定避難所へ間仕切り用ファミリールームを計画的に配備いたします。
防災意識日本一を目指す取り組みでは、備蓄食糧を各区自主防災会へ計画的に分散配備し、地域防災力と地域間連携を強化するとともに、地域における防災意識のさらなる高揚を図るため、自主防災組織の再編や防災士資格取得などの取り組みを支援します。また、より実践的な防災訓練の実施を念頭に、防災ネットワークしもすわと連携した体験型の避難所設置運営訓練や、防災教育の実践の場としてジュニアサバイバル防災教室を工夫して実施いたします。
防災行政無線デジタル化更新事業は、3年計画の最終年を迎えます。緊急時の災害情報等を確実に町民の皆様に届けられるよう、適正に運用してまいります。
災害に強い
まちづくりを進めるため、町民の命を守ることを最優先に考えながら、大規模災害が発生しても迅速な復旧、復興ができるよう、新たに国土強靭化地域計画の策定に着手してまいります。
情報関連では、マイナンバー制度の情報連携や個人情報等のセキュリティー対策をさらに強化し、システムの適切な運用と管理に努めてまいります。
統計調査関係では、5年に一度実施される国勢調査が行われることから、関連経費を計上いたしました。
選挙関係では、本年11月に下諏訪町長選挙の執行が予定されておりますが、さらなる投票率の向上に努めるとともに、引き続き小中学校、向陽高校の協力をいただきながら主権者教育を実施してまいります。
予備費には、不測の支出に備えるため800万円を計上いたしました。
会計業務につきましては、
会計管理者のもと、適正な会計事務の執行に努めるとともに、年度末における資金繰りを考慮し、一時借入金の最高額を15億円と設定しました。
議会関係では、議会運営に必要な経費のほか、引き続き開かれた議会運営を目指して、年4回の議会だより発行経費などを計上いたしました。
監査関係では、公正で効率的かつ効果的な行財政運営の確保と地方自治の健全な発展に寄与するため、定期的な監査のほか、技術監査の実施に伴う経費を計上しております。
税務関係では、町独自の特産品やものづくり体験など、ふるさと
まちづくり寄附金の返礼品として取りそろえることで、町の魅力を全国に広くPRするとともに、寄附者の意向に沿った分野で寄附金を活用してまいります。また、税金の役割や大切さを理解していただくため、引き続き小中学生を対象とした租税教育を実施いたします。
賦課徴収業務では、税負担の公平性と財源確保の観点から適正な課税に努めるとともに、収納対策室を中心に、住民に寄り添ったきめ細やかな納税相談と滞納整理を進め、収納未済額の削減を図ってまいります。また、新たにスマホ決済による収納を導入し、キャッシュレス化に向けた納付機会の拡大と利便性の向上を促進してまいります。
総合窓口業務では、各種届け出や証明発行等の正確で迅速な処理と、窓口のワンストップ化による住民サービスの向上に努めます。また、時間外の利用が可能な休日窓口やコンビニ証明書交付サービスを周知するとともに、令和3年から始まるマイナンバーカードの健康保険証としての運用開始に向け、職員による出張申請サポートを行うなど、さらなるカードの普及に努めてまいります。
消費者行政では、複雑かつ多岐にわたる悪徳商法等に対処するため、気軽に相談できる消費生活センターの活用をさらに周知するとともに、迅速で丁寧な対応に努めてまいります。
また、特殊詐欺に対する被害防止機能を備えた電話機等の購入に対する補助制度を新設し、犯罪被害から町民の皆様を守るため、より一層の対策を講じてまいります。
生活関連事業として、「あざみ号」と「スワンバス」の運行では、ともに車両更新による快適性の向上を図りましたが、さらなる利用者の拡大と交通体系の確立に向け取り組みます。
各種相談事業では、ホットライン(専用ダイヤル)による「なんでも相談室」が、日常生活の中で抱える悩みや困り事の解決に向け、引き続き関係機関や担当窓口との連携を図り、ワンストップサービスで対応してまいります。
移動販売事業では、イオンリテール株式会社の協力を得て、御用聞き的な要素を取り入れた「やしマルシェ」による対面販売を通じて、遠隔地の方々のニーズの把握に努め、より多くの皆様方に喜んでいただけるよう取り組んでまいります。
子育て支援関係では、第2期子ども・子育て支援事業計画に沿った事業を進めてまいります。イオンの新店舗内に設置を予定している線路下の子育て支援施設は、開店時期を調整中のため明確となってはおりませんが、柔軟に対応できるよう必要経費を計上いたしました。
保育園では、加配を要する園児に対し、きめ細やかな支援が行えるよう職員体制の充実を図るとともに、児童家庭相談員を増員し、心のケアにも配慮してまいります。また、心身障害児通園訓練施設「せせらぎ園」は、発達に心配のある御家庭も利用しやすいよう「発達支援通園訓練施設」と改称し、幅広く支援をしてまいります。
福祉医療給付事業では、満18歳までの医療費を現物給付方式としているところでありますが、安心して受診ができるよう引き続き支援をしてまいります。
社会福祉関係では、高齢者や障がい者等への燃やすごみ用袋と火災警報器を給付するとともに、行政だけでは行き届かない福祉領域を担っている社会福祉協議会への補助を継続し、地域で支え合う共生社会の実現を目指します。
障がい者福祉事業では、障がいがあっても地域で自立した生活が送れるよう、在宅介護サービスや日常生活用具の給付のほか、諏訪圏域障がい者総合支援センター「オアシス」や社会福祉協議会、諏訪市・下諏訪町成年後見支援センターなどと連携して、障がい者に優しい
まちづくりを進めてまいります。
3年ごとの見直しの年に当たる障がい福祉計画と障がい児福祉計画は、サービスの提供体制と質の確保を図るため、実態把握のアンケート調査を行い、計画策定につなげていきます。
地域活動支援センターには、昨今の猛暑を考慮し、作業室や食堂へエアコンを設置するなど、利用者に対する環境改善と指定避難所としての機能強化を図ります。
高齢者福祉事業では、町の高齢化率のさらなる上昇が見込まれる中、今後、医療や介護のニーズが一層高まる状況を見据え、買い物や移動、ごみ出しなどの生活支援により、住みなれた地域で暮らし続けられる高齢者に優しい地域づくりを進めてまいります。
福祉タクシー等助成事業につきましては、タクシー、バスまたは入浴いずれかの助成を通じて、高齢者等の外出機会を促進するよう引き続き応援してまいります。また、ベッド等専用タクシー利用希望者が増加していることを踏まえ、法人事業者のほか一定の要件を満たす個人事業者の参入を促し実施いたします。
令和3年度から5年度までを期間とする高齢者福祉計画では、高齢者の生活実態や社会参加等の状況把握を行った上で、福祉向上に資するよう策定を進めてまいります。
介護保険事業につきましては、高齢化率の上昇に伴い要介護等認定者数の増加が見込まれることから、健康福祉課に介護保険係を新設して支援を強化するとともに、保険者である諏訪広域連合や関係機関との連携を図りながら、適正な運営を行ってまいります。
地域支援事業では、参加者の心身の状況やニーズに応じた介護予防教室を開催し、機能低下を防ぐための有効な取り組みについて周知と啓発を図ります。また、認知症を患う高齢者の増加が見込まれることから、誰もが暮らしやすい地域社会を目指す「共生」と発症時期や進行をおくらせる「予防」の二つを柱に掲げ、各種施策を実施してまいります。
老人福祉センターにつきましては、停電対策により福祉避難所としての機能強化を図るとともに、マッサージチェア2台を更新するなど、快適性の高い環境づくりを進めます。
母子保健事業では、出産直後の女性を対象とした産婦健診や産後ケア事業などにより、産後鬱の予防や早期支援に努めてまいります。また、新たにスマートフォンを活用した子育て支援アプリ「のびのび♪しもすわっこ」を導入し、個々の予防接種のスケジュール管理など、妊娠・子育て期に必要な情報を提供して、出産から育児までの切れ目ない支援を強化してまいります。
疾病予防事業では、かかりつけ医のもとで接種の種類や回数が多いゼロ歳児のスケジュール管理と身体への負担軽減を図るため、子供の予防接種を全て医療機関で実施する個別接種に切りかえます。また、小児用の定期接種にロタウイルス感染症の予防接種を追加するとともに、2年目となる国の風疹対策対象者への抗体検査と予防接種も着実に進めてまいります。
健康づくり推進事業では、高浜健康温泉センター「ゆたん歩°」や諏訪湖畔の
健康スポーツゾーンを活用した各種講座などを実施し、健康づくりの土台である運動・栄養・よい習慣の実践を支援してまいります。また、さまざまな年代の方々に健康づくりの動機づけとなるよう、健康ポイント事業への参加を促し、健康長寿の
まちづくりを推進してまいります。
環境施策では、衛生自治会や諏訪湖浄化推進連絡協議会などの関係団体と連携し、安全で快適な生活環境を維持するとともに、ごみ分別アプリ「さんあ〜る」の利用を促進するなど、ごみの抑制と分別意識の向上を図ってまいります。
また、環境基本計画第2次改定版が計画期間の最終年度を迎えることから、第3次改定版の策定を行います。
一部事務組合の湖北火葬場、湖北衛生センター及び湖周クリーンセンターにつきましては、構成市町との連携を図りながら、適正な管理運営に努めるとともに、湖周地区最終処分場の整備に当たっては、周辺地域に配慮しながら慎重に対応してまいります。
生ごみリサイクル事業では、推進委員会の協力により参加世帯の拡大を図るとともに、生ごみ処理機器購入に対する補助と堆肥化促進剤の配布を通じて、燃やすごみのさらなる減量に取り組みます。
労務対策では、関係団体と連携した就職説明会や企業研究会の開催により、町内企業を担う人材確保を支援し、中高年齢者に対する雇用促進奨励金や中小企業退職金共済掛金の補助を通じて、雇用の拡大、勤労者の処遇改善を図るとともに、町内勤労者に対する生活資金の融資あっせんを行います。
農業では、地理情報システムを活用したパトロールによる現状把握と意向調査を通じて、農地貸借の支援、鳥獣被害の防止、町民菜園の活用促進など農業振興と遊休農地解消に努めます。また、果樹生産の振興のため、PRチラシの配布やリンゴ販売による需要の拡大を図るとともに、関係機関と連携して新たな品種や作物の試験栽培を行い、6次産業化に向けて研究してまいります。
林業では、町有林整備や県と連携した治山事業を計画的に進め、民有林所有者の負担軽減を図りながら集約と整備を促進するとともに、新たな森林管理システムの運用に着手して、災害に強い森林づくりを目指します。また、有害鳥獣駆除に当たる猟友会会員の高齢化による担い手不足が深刻化していることから、後継者の養成にも努めてまいります。
森林整備を進めるための重要な基盤である林道では、老朽化した林道砥沢線の砥沢橋の改修を行います。
水産業では、引き続き漁協が行う魚類増殖事業や外来魚駆除対策事業などへの助成を行い、水産資源の維持と諏訪湖の環境保全活動を支援してまいります。
商工業の振興につきましては、中小企業の設備投資等を支援する商工業振興助成事業を初めとする各種補助制度により、商工会議所、商工業関係団体、金融機関などとの連携を通じて、事業者の起業創業、生産性向上、事業の持続化を支援してまいります。
諏訪圏6市町村の広域的な取り組みでは、諏訪圏工業メッセ、SUWAブランド創造事業など、圏域の強みである高度な精密加工技術を生かした企業の成長をサポートし、そこで活躍する人材を育てるための事業にも連携して取り組んでまいります。
地域活性化の取り組みでは、町なかのにぎわいを創出する地域活性化フェア等を商工会議所などと協力して開催します。
中小企業対策では、事業者の運転資金や設備資金等の円滑な調達を支援するため、引き続き融資制度の活用と普及を図ってまいります。
安心安全住宅改修事業では、耐震ベッドやシェルターの設置、ブロック塀の除去、住宅・建築物耐震改修総合支援事業の附帯工事などを対象とする新たな補助制度により、安心安全な
まちづくりを推進してまいります。
ものづくり支援センターにおいては、ワンストップの支援体制で「売れる・売る・ものづくり」をコンセプトに、町の工業技術を効果的に生かした企業連携をさらに強化し、ホームページ等を活用した情報の発信、営業力強化、製品開発、受注確保、事業承継などの各種事業を充実してまいります。
観光事業では、国、県とともに山岳観光を積極的に推進するため、八島高原の木道整備を計画的に進めるほか、八島高原公衆トイレへ安定的な水を供給できるよう配水施設の改修を実施いたします。また、老朽化により清潔感が損なわれている春宮公衆トイレは、備蓄倉庫を併設する防災機能を備えた施設として整備いたします。
観光振興においては、周遊ルートや駐車場案内看板の整備のほか、観光客の滞在時間の延長と観光消費額の増加を図るため、観光振興局と地域おこし協力隊が連携し、eバイクを活用したサイクルツーリズムなど、新たな着地型旅行商品の開発に取り組むとともに、農業、飲食業、商工団体や学生にも協力を得ながら、産学官連携による観光地域づくりを推進いたします。
観光施設では、まち歩き観光の拠点として歴史文化を伝える「しもすわ今昔館おいでや」と、伝統文化を紹介する「おんばしら館よいさ」において、ものづくりなどの体験体感を初め多彩なイベントを企画し、来館者にとって魅力的な施設運営を行ってまいります。
なお、本年度から博物館の業務を教育こども課から
産業振興課へ移管して、文化遺産を観光資源としても活用し、にぎわいの創出に努めてまいります。
諏訪湖博物館・
赤彦記念館では、宿場街道資料館などの分館を含め、各種団体との協働により、趣向を凝らした企画展、体験教室等を開催し、町の魅力を発信しながら、文化遺産を生かした
まちづくりを推進いたします。
星ヶ塔遺跡発見100周年記念事業では、トークショー、現地見学会、動画制作などを実施し、星ヶ塔遺跡と黒曜石を広くアピールしてまいります。
赤砂崎公園におきましては、良好な水辺空間の利活用と諏訪湖畔のにぎわい創出を目指し、地域住民、事業者、行政がそれぞれの企画を持ち寄り、連携協力しながら地域活性化の取り組みを進めてまいります。
移住定住促進対策では、御田町のmee mee center Sumebaに加え、新たに駅前情報拠点施設を活用し、地域交流の促進と空き家活用に向けた取り組みのほか、下諏訪ならではの暮らしの提案や、ホシスメバにおける起業創業支援と連携した事業を展開します。また、地域おこし協力隊員の任期終了後の起業創業支援のほか、移住者が行う空き家等の住宅改修にも助成してまいります。
しごと創生推進事業では、ホシスメバを中心に、地域住民や首都圏からのUIJターン希望者に対する起業創業のための体験プログラムを実施してまいります。
結婚新生活支援事業では、ホシスメバに隣接する住宅の運営管理を行うとともに、町内で新婚生活を営む方には、新生活を迎える準備費用の経済的支援を行います。
土木関係の道路維持補修事業につきましては、安全で快適な道路環境を維持するため、町道路線を計画的に補修しておりますが、区や住民からの要望に対して速やかに対処するよう心がけるとともに、除排雪への適切な対応にも努めてまいります。
諏訪湖周のジョギングロードでは、砥川橋から十四瀬川の区間に太陽光発電式LED照明灯を新設し、高浜交差点から諏訪市側にはインターバル速歩の利用に資する足元灯の設置を進めます。また、劣化が進む高浜から諏訪市境の区間においては、2年計画でゴムチップ舗装の打ちかえを行うとともに、諏訪湖周サイクリングロード基本計画に基づく整備も推進しながら、利用者にとって安全で快適な諏訪湖周の道路環境を提供いたします。
道路新設改良事業では、国道142号から水月公園に向かう町道寺林道線と町道下の原砥川東線一部の拡幅工事を行い、利便性の向上と安全確保に努めてまいります。
社会資本整備総合交付金事業では、町道東山田東町線の用地取得が完了したことから、国による交差点改良や歩道の設置と歩調を合わせて拡幅改良工事を進めてまいります。
この道路と一部重複する都市計画道路赤砂東山田線は、これまで町道の位置づけで都市計画変更の手続を進めてまいりましたが、整備が進む下諏訪岡谷バイパスと市街地区域を結ぶ新たな道路整備が必要との県の見解により、本年度以降は県道として整備をしていただくこととなります。
橋梁関係では、跨線橋である高木橋の架け替えに向けた予備設計を進めるほか、老朽化している注連掛橋、樋橋の補修設計を実施し、安全性の確保に努めてまいります。
用途地域変更業務では、国道20号バイパスの進捗、社会情勢の変動、町の全体構想、地域別構想など、都市計画マスタープランに基づく用途地域の変更を予定しております。
大規模盛土造成地変動予測調査事業では、大地震等における盛り土造成地の滑動崩落による宅地地盤の被害を防止するため、町内3カ所の大規模盛り土造成地に対し、造成年代調査、現地踏査、優先度判定を行い、崩落防止対策を検討してまいります。
住宅・建築物安全ストック形成事業では、倒壊の危険性が高いとされる昭和56年以前に建築された木造住宅について、住宅耐震化緊急促進アクションプログラムに基づき、耐震診断のほか、耐震補強、改修を多くの方が実施できるよう、引き続き戸別訪問や説明会による周知を図り、耐震化を促進してまいります。
公園整備事業では、赤砂崎公園を初め、点在する公園遊具の点検等を徹底し、公園施設の安心安全な維持管理に努めるとともに、本年度、向陽台公園の実施で完了する公園トイレの洋式化など利用環境のさらなる向上を目指します。また、水月公園千本桜構想の実現に向けた桜の植樹を引き続き実施してまいります。
街なみ環境整備事業では、町道御田町線の美装化、四ツ角周辺の小公園や右折レーンの設置に向けた整備のほか、綿の湯跡地についても、
まちづくり協議会や地元の方々との協議を進めます。
県関連事業の砥川河川改修では、最終区間となる福沢川との合流部から上流右岸の工事着手を予定しておりますが、早期の事業完了に向けて県との連携を図り、地元との調整を図ってまいります。また、承知川の河川改修、大沢川、高木二沢、長久保沢の砂防事業、武居地区の急傾斜地崩壊対策事業につきましても県と協力し対応してまいります。
バイパス対策では、諏訪バイパスにおける環境影響評価準備書の作成に着手するとともに、都市計画においてはルート原案の具体的な検討に入ってまいります。
下諏訪岡谷バイパスは、引き続き国の事務委託を受けて事業推進を図るとともに、バイパス開通時の利便性を考慮する中で、下諏訪岡谷バイパスからホシスメバや星が丘地区へのアクセス道路に係る地元の方々との協議、検討を進めます。
諏訪広域消防事業につきましては、消防一元化の際に設置した高機能消防指令センターの通信指令システムが5年を経過したことから、部分更新を行います。
消防団には、水防活動にも使用できる低水位ストレーナーを配備し、消防団車両の運転資格を有していない団員に準中型自動車免許取得費用を助成するなど、団員確保を含め地域防災力のかなめとして支援を強化してまいります。
消防防災施設では、消防水利基準と住民要望に配慮しながら利便性の高い地上式消火栓の設置、切りかえを行い、迅速かつ効果的な消火活動につなげます。また、震災対策として、指定避難場所に設置している既存防火水槽を耐震性貯水槽へと切りかえてまいります。
教育関係では、こども未来基金を活用し、中学生海外研修への貸与、こどもらんど事業やこどもの居場所づくり事業の実施、就学が困難な生徒、学生に対する給付型奨学金の支給など、未来を担う子供たちを強力に支援します。また、他の制度では救済できないケースには、学校長や教育委員の意見をいただきながら柔軟な教育支援を行ってまいります。
小学校教材用備品購入事業では、新たな学習指導要領に基づく教科書の改訂に伴い、教師用教科書、指導書及び対応教材を購入し質の高い授業を目指してまいります。
外国人児童生徒支援事業では、国籍を問わず日本に移住してきた児童生徒や帰国子女に対し、新たに言語指導や悩み相談などの個別支援を実施します。また、特別支援教育充実事業においても、多様化する児童生徒への行き届いた個別指導が可能となるよう、支援員の増員と支援時間の拡充を図ってまいります。
小学校開校50周年記念事業では、南小学校と北小学校のPTAの皆さんを中心とした実行委員会が企画する記念事業に補助し、地域の皆様とともに盛大にお祝いしたいと思います。
学校施設では、北小学校の非常放送設備の改修、下諏訪中学校トイレの洋式化など、必要な整備を行い学校環境の改善を図ってまいります。
学童クラブ運営事業では、加配を要する児童の受け入れに支援員を増員して対応することとし、あわせて北小学校の和式トイレの洋式化を進め、利用環境の向上を図ります。
生涯学習では、町民の皆様が学びの成果を日々の生活や地域の活動に生かすことができるよう、公民館、勤労青少年ホーム、総合文化センターが連携し、講座や講習会など多種多様な学習機会を提供してまいります。
総合文化センターでは、老朽化による施設改修に向けた基本設計を実施し、大小ホールの計画的な改修を進め、快適な利用に努めてまいります。また、引き続き家族で楽しめる子ども映画会や人形劇まつり、町民主体の総合文化祭、町民参加による北欧音楽祭すわを開催いたします。
図書館では、諏訪地域図書館情報ネットワークを通じ、多くの本を提供するとともに、DVDなどの視聴覚資料、信毎データベース等のデジタル情報の活用に努めます。また、読書推進委員会を中心とした読書活動の普及啓発を図り、小中4校と向陽高校の図書委員会による下諏訪Bookプロジェクトの活動を応援してまいります。
地域資料保存事業では、みんなでつくる下諏訪町デジタルアルバムのホームページに、写真投稿の機能を生かして写真展の開催やホームページを学ぶワークショップを企画し、さらに町民の皆様の利活用を促進してまいります。
スポーツ関係では、施設使用料を1時間単位の料金に改定することで利便性の向上を図るとともに、陸上競技場の公認更新整備を初め、利用者が安心して快適にスポーツを楽しんでいただけるよう、各施設の適切な維持管理に努めます。また、第2期スポーツ推進計画に沿って、より一層のスポーツ振興に向けた取り組みを進めてまいります。
諏訪湖活用推進事業では、企業研修プログラムのツールとしてボートを活用する取り組みを推進するほか、スポーツ教室の開催など健康スポーツ都市宣言にふさわしい事業を展開してまいります。
健康スポーツ施設整備事業では、
健康スポーツゾーン構想の総仕上げとして、現艇庫と諏訪自動車協会から借用する旧車検場を改修し、子供から高齢者まで幅広い年代の皆様が、楽しみながら健康づくりに親しめる施設として整備をいたします。
東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致事業では、ボート競技の事前キャンプ地としての誘致を目指し、仮設コースの設置や滞在期間中のサポートなどを含め、受け入れ態勢を整えてまいります。
ホストタウン推進事業では、パラリンピック競技種目の体験会やオリンピアンを講師に迎え、広く町民の皆様方を対象としたスポーツ教室を開催しながら、オリンピック精神やスポーツを通じた文化と国際理解を深めてまいります。
次に、
特別会計及び企業会計について御説明いたします。
特別会計では7会計で総額28億6,870万円、また、企業会計では水道事業の収益的支出に2億7,680万円、資本的支出には1億4,890万円、下水道事業では、収益的支出に5億9,190万円、資本的支出には4億2,740万円を計上いたしました。
国民健康保険
特別会計では、高齢者と低所得者層の構成比率が高いことや、医療の高度化による医療費の増大など内在する課題が多く、依然として厳しい状況にあります。
国保事業の広域化により財政運営を行う県とともに保険者として住民の健康を守り、より安心な医療保険制度の構築を目指し、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な啓発に取り組みます。また、本年度は庁舎1階ロビーに血圧計と体組成計を配置した「健康エリア」を設け、さらなる予防意識の向上を図ってまいります。
保険税率の改定については、公費拡充による財源基盤の強化と納付金の激変緩和措置が図られたことなどから、本年度においても現在の税率を据え置きといたしますが、今後新たな税率改定などの際には慎重に検討し対応してまいります。
駐車場事業
特別会計では、四
ツ角駐車場の定期利用者を含む近隣施設利用者や各種イベントでの使いやすさに配慮しながら、多目的に活用できる利便性の高い施設を目指して拡張整備を図ります。
後期高齢者医療
特別会計では、国の制度改正に大きく影響を受けるため、今後の動向を注視しながら、引き続き長野県後期高齢者医療広域連合と連携を密にし、医療費の適正化に努めます。
交通災害共済事業
特別会計につきましては、万一の交通事故等に備えての相互扶助事業として継続し、より多くの住民の皆様方に加入していただけるよう努めます。
温泉事業
特別会計では、長期計画に沿って債務の償還を着実に行えるよう健全経営に努めるとともに、本年度は、武居源湯場と殿東源湯場の施設整備などを実施します。自然の恵みを大切に利用しながら、加入者増に向けた取り組みとともに、安定的な温泉供給を目指した維持管理と適正な事業経営を行ってまいります。
特別養護老人ホーム事業
特別会計では、一人一人が、人として敬愛される温かで豊かな生活の場をつくるという運営方針のもと、施設を利用する全ての方が安心して生活を送れるよう日々のサービス提供に従事してまいります。施設運営を取り巻く環境は厳しい状況にありますが、県内唯一の公設公営の施設を適切に維持管理しながら、一層の健全経営と効率的な施設運営に努めてまいります。
水道事業会計では、町の貴重な財産である良質な水道水を廉価かつ安定的に供給するため、上下水道事業経営戦略に基づき、計画的な施設更新と資金確保に努め、県下一安くておいしい水の供給が持続可能となるよう着実に事業を進めてまいります。
下水道事業会計では、将来にわたる安定的な事業運営を図るため、上下水道事業経営戦略と下水道ストックマネジメント計画を基本とする経営基盤と財政マネジメントの強化のほか、施設の長寿命化にも取り組んでまいります。また、雨水排水対策事業は、御田町を初め中心市街地の浸水被害を防止するため、本年度での完成を目指し、引き続き国道20号と町道御田町線の雨水渠布設工事を実施いたします。
以上、
一般会計、
特別会計、企業会計について御説明をいたしましたが、引き続き健全で安定した町政運営に向けて、効率的、弾力的な行財政経営を進めてまいります。
結びに、年々、厳しさを増す地方財政の中にあって、必要な投資的事業を実施しても、なお健全財政を維持できているのは、町長就任以来、いち早く行政改革に着手をし、行財政経営プランに沿った計画行政を進めた結果であると改めて実感をしております。
人口減少の進展は否めない状況にありますが、民公協働による住民参画の意識が根づき、地方創生による各種施策の取り組みなどによって地域のにぎわいが創出されつつあり、自立した
まちづくりの確かな土台を築くことができたものと自負をしているところであります。
引き続き、歴史文化と自然豊かでコンパクトな町の魅力、メリットを最大限に生かしながら、夢と希望に満ちた未来に向けて、町政発展のため全力で邁進し、町民の皆様方が地域への愛着と住んでいることに誇りが持てる「住民満足度100%」の実現を目指してまいります。
町民並びに議員の皆様の御賛同をいただき、お力添えを賜りますようお願いを申し上げ、令和2年度予算の施政方針といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長 大変御苦労さまでございました。
以上をもちまして、本日の日程に定められた議事は終了いたしました。
ただいま午前11時24分でございます。本日はこれにて散会といたします。大変御苦労さまでございました。
散 会 午前11時24分...