下諏訪町議会 2019-02-25
平成31年 3月定例会−02月25日-01号
平成31年 3月定例会−02月25日-01号平成31年 3月定例会
平成31年3月
下諏訪町議会定例会会議録
(第1日)
議員の席次並びに出欠
1番 林 元 夫 出 8番 金 井 敬 子 出
2番 岩 村 清 司 出 9番 中 村 光 良 出
3番 小 池 忠 弘 出 10番 河 西 猛 出
4番 森 安 夫 出 11番 藤 森 スマエ 出
5番 青 木 利 子 出 12番 宮 坂 徹 出
6番 中 村 奎 司 出 13番 欠 員
7番 田 嶋 彰 出
出席議会事務局職員 出席総務課職員
議会事務局長 河 西 正 訓
庶務人事係長 永 田 陽 一
庶務議事係長 田 中 美 幸
説明のために出席した者
町長 青 木 悟
健康福祉課長 増 澤 功 生
副町長 山 田 英 明
産業振興課長 河 西 喜 広
教育長 松 崎 泉
建設水道課長 小河原 武 美
総務課長 伊 藤 俊 幸 消防課長 北 澤 浩 司
税務課長 高 橋 なおみ
会計管理者兼
会計課長
高 木 秀 幸
住民環境課長 増 澤 和 義
教育こども課長 本 山 祥 弘
本日の
会議日程 平成31年2月25日(月)午前10時00分
1.本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告
1.開会に当たっての
町長挨拶
1.
会議録署名議員の指名
1.
会期日程及び議案の
取り扱いの決定
1.議案の上程、説明、一部即決、一部
委員会付託
1.
付託議案の
委員長審査報告、質疑、討論、採決
1.議案の上程、説明
1.平成31年度
予算議案の上程
1.町長の
予算施政方針の説明
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
開 会 午前10時00分
△<本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告>
○議長 おはようございます。
大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前10時でございます。ただいまから平成31年3月
下諏訪町議会定例会を開会いたします。
本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は12人であります。よって、本会議は成立いたしました。
ただいまから会議を開きます。
△<開会に当たっての
町長挨拶>
○議長 町長から招集の御挨拶があります。
○議長 町長。
◎町長 おはようございます。3月定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日は議会の招集をお願い申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、何かとお忙しい中、全員の皆様方の御出席を賜り、ここに開会できますことを心から御礼申し上げます。
間もなく2月も終わりとなるわけでありますが、今年は特に町内の積雪も少なく、例年に比べ穏やかな2月であったかと思います。今年度進めてまいりました町制施行125周年
記念事業も残すところ
町勢要覧の作成のみとなりました。この
町勢要覧は
庁舎若手職員を中心としたプロジェクトによりまして、これまでとは違った視点・角度から作成をし、3月20日の
全員協議会において配付できるよう準備を進めているところでございます。125周年
記念事業にふさわしいものとなっておりますので、ぜひともごらんをいただければと思います。
さて、本定例会で御審議をお願いいたします案件は
人事案件が2件、条例関係が9件、
補正予算が6件、各会計の平成31年度予算が10件、
報告事項が1件の合わせて28件となります。議案の内容につきましては後ほど説明をさせていただきますが、概略について申し上げます。
議案第1号及び議案第2号は、
固定資産評価審査委員会委員の
土田志のぶさん、
人権擁護委員の伊東修さん、
船坂俊彦さん、
宮坂基子さんの任期がそれぞれ満了となることに伴う
人事案件であります。
議案第3号 平成30年度下諏訪町
一般会計補正予算(第7号)につきましては、昨年12月定例会にてお認めをいただきました設計業務に引き続き、
小中学校への
冷房設備設置工事の
早期着工に向けて、初日の議決をお願いするものです。
議案第4号から議案第12号につきましては、それぞれ条例の整備、また一部を改正するものであります。
議案第13号から議案第17号につきましては、平成30年度の
補正予算であり、
一般会計のほか二つの
特別会計と
水道事業会計及び
下水道事業会計をお願いするものです。
議案第18号から議案第27号まで、平成31年度の予算案10件につきましては、後ほど
予算施政方針で説明をさせていただきます。
また報告第1号として、損害賠償に係る専決処分につきまして御報告をさせていただきます。
以上、概略を申し上げましたが、新年度の施策を推進していくための条例や予算案など、町政を執行するための幅広い内容の議案を御審議いただきます大事な議会でございます。よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
△<
会議録署名議員の指名>
○議長 次に、日程第1 本定例会の会期中における
会議録署名議員を議長から指名いたします。10番河西 猛議員、11番
藤森スマエ議員、12番宮坂 徹議員、以上の3議員にお願いいたします。
△<
会期日程及び議案の
取り扱いの決定>
○議長 次に、日程第2、第3 本定例会の会期、日程及び議案の
取り扱いについて、
議会運営委員長から御報告願います。
金井敬子委員長、登壇の上、御報告願います。
○議長
金井敬子委員長。
◎
議会運営委員長(金井)
大変御苦労さまです。
議会運営委員会から御報告いたします。
本定例会に当たり、去る2月22日金曜日、午前8時45分から
議会運営委員会を開催し、会期及び
議事日程につきまして協議をいたしましたので、その結果について御報告いたします。
会期は、2月25日月曜日から3月20日水曜日までの24日間といたします。
会期日程につきましては、皆さんのお手元に御配付してあります
会期日程表に示されているとおりでございます。
本日は、議案第1号と議案第2号につきましては
人事案件でありますので、上程に先立ち本会議を一旦休憩し、直ちに
全員協議会を開催し御協議を願い、議案の態様を整え本会議を再開し、議案の上程、説明を行い、質疑、討論を経て即決といたします。
次に、議案第3号につきましては
小中学校への
冷房設備設置工事に係る
補正予算に関する議案ですが、児童・生徒に健康被害を及ぼさないよう早期に事業を実施するため早急に議決すべき議案と判断し、議案の上程、説明、質疑を行い、所管の
生活文教常任委員会へ付託いたします。そこで本会議を一旦休憩し、直ちに
生活文教常任委員会を開き、議案の審査をお願いいたします。委員会が終了した時点で本会議を再開し、委員長から
審査報告を願い、それに対する質疑、討論を経て採決を行います。
続いて、議案第4号から
議案番号に従い議案の上程、説明を行います。
議案第18号から議案第27号までの平成31年度
会計予算につきましては、一括上程した後、町長から
予算施政方針の説明をいただき、本日の日程を終了といたします。なお、本
会議終了後、
広報特別委員会の審査をお願いいたします。
2日目の2月26日から5日目の3月1日までは
議案調査日といたします。そして休会といたします。
6日目の2日、7日目の3日は土曜日及び日曜日のため休会といたします。
8日目の4日は、
議案調査日として休会といたします。
9日目の5日は、午後1時30分から本会議を開会し、議案第4号から議案第27号までの議案に対する質疑を行い、所管と目される委員会に付託いたします。引き続き、陳情につきましてもその所管と目される委員会に付託いたします。議案及び陳情の付託先につきましては、お手元に御配付してあります付託表に示されているとおりでございます。続いて、
報告事項1件が提出されておりますので、質疑を行い、9日目の日程を終了いたします。
10日目の6日は午前9時から、11日目の7日は午前10時から本会議を開会し、
一般質問を番号順に行います。
一般質問は2日間といたします。
12日目の8日は、午前10時から各
常任委員会の審査をお願いいたします。
13日目の9日、14日目の10日は、土曜日及び日曜日のため休会といたします。
15日目の11日から18日目の14日は、午前10時から各
常任委員会の審査をお願いいたします。
19日目の15日は、午後1時30分から
バイパス対策特別委員会、午後2時30分から砥川治水・
赤砂崎防災公園化等対策特別委員会の審査をお願いいたします。
20日目の16日から21日目の17日までは、土曜日及び日曜日のため休会といたします。
22日目の18日、23日目の19日は、
委員長報告書の作成日といたします。
24日目の20日は、午前9時から
議会運営委員会を開催し、予定されます
意見書案等の
取り扱いについて協議いたします。続いて、午前10時30分から
全員協議会を行い、午後1時30分から本会議を開会いたします。まず、各委員会の
議案審査結果を委員長にお願いし、それに対する質疑、討論を経て採決を行います。続いて、陳情の審査結果について
委員長報告を行い、質疑の上、その
取り扱いを決定いたします。なお、平成30年度及び平成31年度の
一般会計補正予算に対する議案が今会期中に追加提案される予定でありますので、提案のありましたところでお願いし、3月定例会の全日程を終了することにいたしました。
以上、
議会運営委員会の協議の結果について御報告いたしました。よろしくお願いいたします。
○議長 ただいま
議会運営委員長から御報告がありました会期、日程及び議案の
取り扱いについて、質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、会期、日程及び議案の
取り扱いにつきましては、ただいまの
委員長報告どおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議ないものと認めます。よって、会期、日程及び議案の
取り扱いにつきましては、ただいまの
議会運営委員長の報告どおり決定いたしました。
○議長 ここでお諮りいたします。次の日程第4 議案第1号
固定資産評価審査委員会委員の選任について及び日程第5 議案第2号
人権擁護委員候補者の推薦については
人事案件でありますので、
議案整備のため、ここで
暫時休憩し、直ちに
全員協議会を開きたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、ただいまから
暫時休憩といたします。ただいま午前10時10分であります。それでは
全員協議会室へ御参集ください。再開は
全員協議会終了後といたします。
休 憩 午前10時10分
再 開 午前10時30分
○議長 ただいま午前10時30分でございます。休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。
△<議案の上程、説明、一部即決、一部
委員会付託>
○議長 日程第4 議案第1号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
事務局長に議案の朗読をさせます。
○議長
事務局長。
◎
議会事務局長(河西正) 議案第1号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
下記の者を
固定資産評価審査委員会の委員に選任したいから、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
平成31年2月25日 提出
下諏訪町長 青 木 悟
記
住 所 下諏訪町4360番地6
氏 名 石野 巳代
生年月日 昭和40年2月13日
以上でございます。
○議長 次に、提案者に議案の説明を求めます。
○議長 町長。
◎町長 それでは、御説明を申し上げます。
固定資産評価審査委員会の委員につきましては、定数3人と定め、従来から工業、商業、農業、それぞれの分野から選任をしてきております。今回は、商業関係の委員として御尽力をいただきました
土田志のぶさんが、この3月22日をもって3年間の
任期満了となることから、新たに石野巳代さんを選任いたしたく、御提案を申し上げる次第であります。
石野さんの主な経歴を申し上げます。お住まいは下諏訪町4360番地6でございます。昭和61年に
松本理容美容専門学校を卒業され、
キャノン美容室に勤務された後、平成11年から
ミタケ美容室を経営されておられます。また、平成12年に
下諏訪商工会議所に入会をされ、平成21年度以降、
青年部理事、下諏訪町
青色申告会常任理事などの役職を歴任し、平成29年からは下諏訪町
青色申告会女性部長及び諏訪郡
市青色申告会連合会副部長として御活躍中でありまして、町の商業に携わる女性の立場から町政に多大な御貢献をいただいている方でもあります。
以上、申し上げましたとおり、人格、識見ともに優れておられ、町の商業や産業の現状を把握し、税にも造詣が深いという点からも、
固定資産評価審査委員会の委員として最適任者でございます。
よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
本案について、これに同意することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、本案については、これに同意することに決しました。
○議長 次の日程は、
人権擁護委員候補者の推薦についてであります。
地方自治法第117条の規定により、宮坂 徹議員に除斥を求めます。
〔宮坂 徹議員 退席〕
○議長 日程第5 議案第2号
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
事務局長に議案の朗読をさせます。
○議長
事務局長。
◎
議会事務局長(河西正) 議案第2号
人権擁護委員候補者の推薦について
下記の者を
人権擁護委員の候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
平成31年2月25日 提出
下諏訪町長 青 木 悟
記
住 所 下諏訪町1803番地6
氏 名 矢島 一江
生年月日 昭和30年2月27日
住 所 下諏訪町社6600番地5
氏 名 船坂 俊彦
生年月日 昭和37年2月12日
住 所 下諏訪町4559番地30
氏 名 宮坂 基子
生年月日 昭和27年8月19日
以上でございます。
○議長 次に、提案者に議案の説明を求めます。
○議長 町長。
◎町長 それでは、御説明を申し上げます。
現在、町では5人の
人権擁護委員の方々が法務大臣の委嘱を受け、
人権尊重思想の普及啓発及び
人権侵害に係る
各種相談活動に精力的に取り組んでいただいております。
人権擁護委員の任期は3年となっており、平成31年6月30日をもちまして、伊東修さん、
船坂俊彦さん、
宮坂基子さん、以上3人の委員の任期が満了となることから、後任の
人権擁護委員候補者の推薦につきまして、議会の意見を求めるものでございます。
今回推薦する候補者につきましては、お一人目は新任となります
矢島一江さん、2人目は再任となります
船坂俊彦さん、3人目は同じく再任となります
宮坂基子さん、以上3人の方にお願いをしたいと思います。
ここで候補者の略歴を申し上げます。初めに、東山田にお住まいの
矢島一江さんですが、昭和50年3月に現長野県福祉大学校を卒業後、同年4月に下諏訪町役場へ入庁、第四保育園へ勤務をいただき、その後、
信濃医療福祉センター、一
ツ浜保育園、第五保育園、北小学校、
さくら保育園を最後に退職されております。矢島さんは誠実なお人柄で、地域の方々の信頼も厚く、
人権擁護委員として適任の方であります。
次に、東山田にお住まいの
船坂俊彦さんですが、平成25年から
人権擁護委員として御活躍をされ、現在6年目を迎えています。
次に、清水町にお住まいの
宮坂基子さんですが、平成28年から
人権擁護委員として御活躍をされ、現在3年目を迎えております。
再任となります船坂さん、宮坂さんとも面倒見のよい誠実なお人柄で、地域の方々からの信頼も厚く、
住民生活に密着した活動で職務を遂行していただいている方々でございます。
任期満了により御退任される伊東さんの多大な御尽力に感謝を申し上げながら、ここに後任3人の皆様を御提案申し上げますので、
人権擁護委員の候補者として御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
本案について、これに同意することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、本案については、これに同意することに決しました。
宮坂 徹議員、お入りください。
〔宮坂 徹議員 着席〕
○議長 次に進みます。日程第6 議案第3号 平成30年度下諏訪町
一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。平成30年度下諏訪町
一般会計補正予算(第7号)につきましては、
歳入歳出それぞれ3億3,987万8,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ85億1,379万2,000円とするものでございます。
補正内容につきましては、12月定例会においてお認めいただきました小中4校の
冷房設備設計業務に引き続き、小中4校への
冷房設備設置工事の
早期着工に向けてお願いをするものでございます。
なお
繰越明許費については、3ページの第2表、
繰越明許費補正のとおり追加させていただくもので、10款2項
小学校費の
小学校冷房設備整備事業及び3項
中学校費の
中学校冷房設備整備事業につきましては、平成30年度国の
補正予算の成立に伴い、
ブロック塀・
冷房設備対応臨時特例交付金の内示を得たことから、
冷房設備の
設置工事費等を、工期の関係から全額を繰り越して対応させていただくものです。
また地方債の変更では、4ページの第3表、
地方債補正のとおり、今回の
補正予算に計上いたします
小中学校それぞれの
冷房設備整備事業において、
ブロック塀・
冷房設備対応臨時特例交付金の内示を得たことから、補助裏に有利な
補正予算債が活用できることとなり、
小学校施設整備事業債及び
中学校施設整備事業債をそれぞれ新たに追加させていただくものです。
それでは
補正予算の内容につきまして、
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明いたします。まず歳出の8ページをお願いいたします。
10款2項1目
学校管理費、
小学校整備事業費、13節委託料570万3,000円は、小学校2校への
冷房設備設置に係る
工事監理委託料となります。
15節
工事請負費の1億8,511万2,000円は、小学校2校への全教室への
冷房設備設置工事費でございます。
3項1目
学校管理費、
中学校整備事業費、13節委託料の510万9,000円は、中学校2校への
冷房設備設置に係る
工事監理委託料となります。
15節
工事請負費の1億4,395万4,000円は、中学校2校の全教室への
冷房設備設置工事費でございます。
お戻りいただきまして、歳入の7ページをお願いいたします。13款2項6目2節
小学校費補助金の3,796万2,000円は、平成30年度国の
補正予算により内示を得ました
ブロック塀・
冷房設備対応臨時特例交付金で、補助率は3分の1です。また、3節
中学校費補助金の2,621万1,000円は、小学校同様の
国庫補助金で、補助率は同じく3分の1です。
17款2項1目1節
公共施設整備基金繰入金の1億4,760万5,000円は、小中4校の
冷房設備設置工事に係る財源を基金に求めたものでございます。なお、年度末における
公共施設整備基金の残高は、3億5,416万8,709円となる見込みでございます。
20款1項6目2節
小学校施設整備事業債の7,580万円は、国の
補正予算により内示を得た
特例交付金の補助裏として借り入れる
補正予算債で、充当率100%、
交付税措置60%の有利な起債となっております。また、3節
中学校施設整備事業債の5,230万円につきましても、小学校と同様の
補正予算債でございます。
今回、即日採決をお願いするわけですが、国の
補正予算を活用し、できるだけ早期に工事を着工したいという事情がございます。御議決いただいた後には早急に入札を実施し、早期完成を目指してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 これより質疑を行います。本件につきまして質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
本案につきましては、
生活文教常任委員会に付託いたします。
ここでお諮りいたします。
暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。ただいま午前10時43分でございます。
暫時休憩といたしますが、
生活文教常任委員会の皆さんは直ちに委員会を行いますので、第4
委員会室へ御参集ください。再開は
生活文教常任委員会終了後といたします。それでは
暫時休憩といたします。
休 憩 午前10時43分
再 開 午前11時55分
○議長 ただいま午前11時55分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。なお、12時を過ぎると思いますが、議案第3号の審議を終わらせたいと思いますので、御了承をお願いいたします。
△<
付託議案の
委員長審査報告、質疑、討論、採決>
○議長 それでは、休憩中に御審議いただきました議案について、
生活文教常任委員会の
審査報告をお願いいたします。
青木利子常任委員長、登壇の上、御報告願います。
○議長
青木利子委員長。
◎
生活文教常任委員長(青木) それでは、
生活文教常任委員会より御報告申し上げます。
議案第3号 平成30年度下諏訪町
一般会計補正予算(第7号)
本委員会は、本日、平成31年2月25日に付託された
上記議案について審査した結果、原案どおり可決したから、
会議規則第73条の規定により報告いたします。
補正内容については、
町内小中学校4校の全教室への
冷房設備設置にかかわる
工事監理委託料と設置工事費です。国の
補正予算を活用し、できるだけ早期に工事着工できるようにとのことから、即日採決としたものです。
質疑では、設置数について、南小43室、北小30室、下中32室、社中22室、合計127室で、台数は146台。当面使用しない部屋は設置しない。職員室等、広い部屋は複数台の設置となる。国の補助率については配分基礎額の3分の1で、金額は6,417万3,000円になる。基金については、実施計画、行財政経営プランに沿って進めていく。総工事費は、小学校で1億9,081万5,000円、中学校は1億4,906万3,000円。施工は、いながら施工であり、授業に支障のないように進めていく。工事期間は6カ月を見込んでいるが、普通教室を優先し、できたところからの使用開始としていく。電気料については、月で下中8万3,000円、社中3万9,000円、南小1万6,000円、北小8万8,000円の増額を見込んでいます。電気基板製作に時間を要するために、一日も早い発注をしたいため、今回の即日採決となりました。
討論では、要望として、
早期着工し暑くなる前に一部でもいいので利用できるようにしていただきたいとして賛成。安全な工事を要望し、賛成とありました。エアコン設置の方針が固まった時点より保護者からの期待も大きいので、ぜひ早期の完成と工事の安全に努力いただきたいとありました。
以上、討論があり、挙手全員で可決いたしました。
以上、
生活文教常任委員会からの報告といたします。
○議長 議案第3号 平成30年度下諏訪町
一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。これより
生活文教常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔 挙手全員 〕
○議長 挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
ここでお諮りいたします。
暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 御異議ございませんので、
暫時休憩といたします。ただいま午前11時58分でございます。再開は午後1時30分を予定いたします。
暫時休憩といたします。
休 憩 午前11時58分
再 開 午後 1時30分
○議長 ただいま午後1時30分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。
△<議案の上程、説明>
○議長 日程第7 議案第4号 消費税率及び地方消費税率の改定に伴う関係条例の整備に関する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。消費税率及び地方消費税率の改定につきましては、平成28年11月18日に成立した社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律及び社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律により、消費税率を8%から10%に引き上げする時期が変更となり、本年10月1日とされました。
これに伴い、町においても使用料その他の金額またはこれらにかかる税率等の改定について検討を行った結果、六つの条例につきまして税率等の改定を行うこととしたいため、一括して整備する条例を御提案させていただくものでございます。
第1条、行政財産の目的外使用に関する条例の一部改正では、別表に規定する売店、食堂、会議室を除く建物の使用料の額について、建物の固定資産評価額に乗じる率を消費税率の改定分を加えた割合に改正することと、同じく別表の備考に規定する使用期間が1カ月未満の土地使用料にかかる消費税率の改定です。
第2条、道路等占用料徴収条例の一部改正では、別表に規定する占用期間が1カ月未満の占用料に乗じる消費税率の改正です。
第3条、下水道条例の一部改正では、第21条第1項に規定する下水道使用料の額に乗じる消費税率の改正です。
第4条、都市公園条例の一部改正では、別表第2第1項の表に規定する公園施設の設置または管理にかかる使用料で建物を利用する場合について、建物の固定資産評価額に乗じる率を消費税率の改定分を加えた割合に改正することと、別表第2に規定する利用期間が1カ月未満の公園施設の設置または管理にかかる使用料、都市公園の占用にかかる使用料及び行為にかかる使用料に乗じる消費税率の改正です。
第5条、温泉事業給湯条例の一部改正では、第24条に規定する料金及び第33条に規定する加入金に乗じる消費税率の改正です。
第6条、水道事業給水条例の一部改正では、第24条に規定する料金及び第35条に規定する給水装置の新設または改造工事にかかる加入金に乗じる消費税率の改正を行うものです。
なお、消費税率の表記については、基本的には町条例の中では税率の表記を100分の110のように分数で表記しておりますが、第2条の道路等占用料徴収条例及び第4条の都市公園条例につきましては、道路法施行令など上位の法令中の規定との整合により、パーセントでの表記となっております。
次に、附則第1項では、施行期日は平成31年10月1日からとし、附則第2項から第7項において、それぞれ条例の一部改正に伴う経過措置を規定しております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第8 議案第5号 下諏訪町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。下諏訪町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、国ではこれまで人事院の策定した超過勤務の縮減に関する指針により、年間の超過勤務の上限目安時間数を示してきましたが、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律の成立を踏まえて、超過勤務命令を行うことができる上限を原則1カ月について45時間かつ1年について360時間と、業務量が多く業務の実施時期、その他の業務の遂行に関する事項をみずから決定することが困難な業務の比重が高い部署に勤務する職員に対しては、1カ月について100時間かつ1年について720時間等と設定する。ただし、大規模な災害への対応や重要な法令の立案等、公務の運営上、真にやむを得ない場合には、この上限を超えることができるなどの改正が行われました。
町でも、これまで時間外勤務の縮減と休暇取得の推進に向けて課長会等で周知を行ってまいりました。今回、人事院規則の改正を受けて、下諏訪町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例において、時間外勤務命令の上限等に関し必要な事項を規則で定めることを明文化するため、一部改正をお願いするものです。
なお、附則において施行日を平成31年4月1日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第9 議案第6号 下諏訪町資金積立基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。下諏訪町資金積立基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例につきましては、特定目的基金である
公共施設整備基金の使途について、財源として充当できる費用の範囲を拡大するため、条例の一部改正をお願いするものです。
各基金については、別表で名称、目的及び使途を定めておりますが、
公共施設整備基金の全部または一部を処分する場合、現在は公共施設の整備に要する費用に限定し、その財源として充てることができることとしております。
今回の改正では、別表中、
公共施設整備基金の使途に大型車両の購入を追加し、住民等の利用頻度が高い公用のバスやマイクロバスなど大型車両の購入費用についても、基金を充当できるようにするものです。
大型車両に関しては、
交付税措置のある有利な起債がなく、単年度予算で措置することも難しいため、基金の有効活用によって更新できるようにするものでございます。
なお、附則において施行日を公布の日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長 次に進みます。日程第10 議案第7号 下諏訪町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(増澤和) 御説明申し上げます。下諏訪町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例につきましては、学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴い、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部が改正され、技術管理者の資格に変更が生じるため、所要の改正を行うものであります。
改正の内容としましては、第20条、技術管理者の資格、第6号及び第7号の資格区分として、平成31年度から、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関として創設される専門職大学の前期課程修了者を短期大学卒業者と同等の扱いとするための一部改正をさせていただくものでございます。
なお、附則により施行期日は平成31年4月1日としております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第11 議案第8号 下諏訪町水道布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(小河原) 御説明申し上げます。議案第8号 下諏訪町水道布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令により、水道法施行令が一部改正されたこと及び技術士法施行規則の一部改正を受けて水道法施行規則が一部改正されたことに伴い、水道布設工事監督者及び水道技術管理者の資格区分に変更が生じるため、所要の改正を行うものでございます。
改正の内容といたしましては、第3条の布設工事監督者及び第4条の水道技術管理者の資格区分として、平成31年度より、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関として創設される専門職大学の前期課程修了者を短期大学卒業者と同等の扱いとすること及び技術者試験の科目の見直しを受け、第3条第8号中の「又は水道環境」を削除させていただくものでございます。
なお、附則において施行期日は平成31年4月1日とするとともに、必要な経過措置を設けております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第12 議案第9号 下諏訪町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
教育こども課長。
◎
教育こども課長(本山) 御説明申し上げます。議案第9号 下諏訪町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、学校教育法の一部を改正する法律が平成30年2月16日に公布され、新たな高等教育機関として専門職大学制度が設けられました。この専門職大学は前期と後期に課程を区分され、前期課程の修了者は短期大学卒業者と同等と扱われます。
この法律改正に伴い、国の放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正省令が本年4月1日より施行されることから、町の現行条例について所要の改正を行うものであります。
改正の内容といたしましては、第10条第3項では放課後児童支援員、いわゆる学童クラブの資格要件について、保育士や社会福祉士等の資格を有する者などと定めておりますが、今回は同項第5号の大学に関する規定の中で、「卒業した者」の字句の次に、括弧書きで「当該学科又は当該課程を修めて同法の規定による専門職大学の前期課程を修了した者を含む。」という資格要件を追加し、専門職大学の前期課程修了者であって、社会福祉学や心理学などを修めた者も放課後児童支援員になることができるものとするものです。
附則では、この条例は平成31年4月1日から施行することとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第13 議案第10号 下諏訪町観光振興条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
産業振興課長。
◎
産業振興課長(河西喜) 御説明申し上げます。下諏訪町観光振興条例の一部を改正する条例につきましては、町の歴史文化に根差した町並みの景観を生かした観光振興をさらに推進するために、町が進めている街なみ環境整備事業と運用の整合を図るものです。
下諏訪町観光振興条例におきまして、市街地景観と調和する建造物を意匠的に新設、増設又は改修をする事業及び市街地景観と調和する植栽事業に対して助成をする観光振興助成金につきましては、国の社会資本整備総合交付金によります街なみ環境整備事業の対象事業となるものでございます。
この街なみ環境整備事業交付金は、国の同意を得た街なみ環境整備事業計画が採択要件となるため、観光振興条例もこの街なみ環境整備事業計画に即した運用が必要であることから、観光振興助成金の対象事業について、「街なみ環境整備事業計画の趣旨によるものとする」のただし書きを追加して運用の整合を図るよう、条例の一部改正を行うものです。
なお、附則におきまして施行日を平成31年4月1日からとしています。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第14 議案第11号 下諏訪町こども未来基金条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
教育こども課長。
◎
教育こども課長(本山) 御説明申し上げます。議案第11号 下諏訪町こども未来基金条例の一部を改正する条例につきましては、現行の基金条例で規定をしております子供の教育支援策の一つとして給付型奨学金制度を新たに位置づけるとともに、子供の教育支援及び給付型奨学金について用語の意義を定めるものでございます。
改正の内容としましては、子供誰もが均等に教育を受けることができる環境づくりと、こども未来基金の運用の拡大を図るため、第1条の目的規定の中で、「その他こどもの教育支援」を「その他給付型奨学金を含むこどもの教育支援」に改めるものであります。
第2条の定義では、用語の意義を明確にするため、同条第4号にこどもの教育支援を、第5号に給付型奨学金について定義をいたします。
第5条では、こどもの教育支援及び給付型奨学金を受けることができる者の資格について規定し、第3項では、こどもの教育支援を受けることができる者は、教育委員会及び学校長等の意見または推薦を受け、町長が決定することとし、同条第4項においては、給付型奨学金の支給を受けることができる者は、強い向学心を有する者で、かつ住所要件及び所得要件を満たす者としております。なお、ここでいう所得要件とは、住民税非課税世帯の子供であることを定義しておりますが、住民税非課税世帯に準ずる世帯の子供についても適用を受けられるよう柔軟な対応をしてまいります。
附則では、この条例は公布の日から施行し、給付型奨学金の支給を受けることができる者は、平成31年度の入学生から適用することとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第15 議案第12号 下諏訪町総合運動場設置条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
教育こども課長。
◎
教育こども課長(本山) 御説明申し上げます。議案第12号 下諏訪町総合運動場設置条例の一部を改正する条例につきましては、現在進めている総合運動場管理施設改築工事が3月末をもって完了することから、現行の総合運動場設置条例及び同使用料徴収条例を一本化する整備を行い、あわせて総合運動場内の一部施設について従来の呼称を改称し、並びに新管理棟の使用料の設定及び陸上競技場のシーズン使用料等について、所要の改正を行うものであります。
改正の内容としましては、条例の題名を下諏訪町総合運動場条例に改めます。
第1条、設置規定の条文中、「町民の体位」を「町民の健康増進及び体力」に、「設置する」を「設置し、その管理に関し必要な事項を定めるものとする」に改めます。
第2条の表の改正は、総合運動場の名称及び位置について、現在の高浜運動公園の位置を規定するため、表の位置欄に高浜運動公園の地番「10616番地38」を追加するものであります。
第3条では、総合運動場内の施設について規定するとともに、一部施設の名称を、従来の野球場を下諏訪スタジアムに、庭球場をテニスコートに、管理棟をスポーツコミュニティセンターに改称し、あわせて高浜運動公園を高浜多目的グラウンド及び高浜マレットゴルフ場に改めます。
第4条は使用の許可について、第5条は使用の制限について、第6条は使用許可の取り消し等について、第7条は使用料について規定し、別表においてそれぞれの施設・設備の使用料を定めています。なお、ゲートボール場、高浜多目的グラウンド及び高浜マレットゴルフ場の使用料については、無料としております。
全施設に共通する見直しとして、現行条例で規定をしております県外からの合宿利用者について、5割増しの料金を徴収するとの規定は廃止をいたします。
下諏訪スタジアムは、備品使用料のうち、野球・ソフトボール用マスク及びプロテクターを削除しました。
陸上競技場は、新たに午後9時までの時間区分及び占用使用料を追加するとともに、個人向けのシーズン使用料を2,000円と設定いたしました。
テニスコート及び弓道場については、使用料の変更はございません。
スポーツコミュニティセンターにつきましては、これまでの管理棟には使用料の規定がなく、今回新たに施設及び設備の使用料を設定するものであります。
第8条は使用料の減免について、第9条は使用料の還付について、第10条は賠償責任について規定をしております。
附則第1項では、この条例は平成31年4月1日から施行することとし、現行の使用料徴収条例については同附則第2項に廃止規定を置いております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第16 議案第13号 平成30年度下諏訪町
一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(伊藤) 御説明申し上げます。平成30年度下諏訪町
一般会計補正予算(第8号)につきましては、
歳入歳出それぞれ4,629万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ85億6,008万2,000円とするものでございます。
繰越明許費については、3ページの第2表、
繰越明許費補正のとおり、追加で限度額の設定をさせていただくものでございます。
8款2項道路橋梁費の高木橋改良事業は、町道大沢川通り線にありますJR線にかかる高木橋の改修を進めるに当たり、鉄道条件などの理由からJR側と継続的な協議を重ねてきており、ここで、架け替えに向けて必要となる測量及び地質調査の業務実施の了承を得ましたが、年度内での業務終了が困難な状況のため、繰り越しとさせていただくものです。
それでは、主な内容につきまして、
歳入歳出予算事項別明細書で御説明を申し上げます。
まず、歳出の8ページをお願いいたします。2款1項4目25節積立金の1,005万8,000円は、一般寄附金として2件102万円を賜りましたので財政調整基金に積み立て、また、ふるさとまちづくり寄附金として賜りました84件903万2,000円と、基金の定期預金利率の上昇に伴い、当初見込みを上回る基金利子分6,000円を合わせた903万8,000円を、ふるさとまちづくり基金に積み立てをさせていただきます。年度末における財政調整基金の残高は10億4,080万2,658円、ふるさとまちづくり基金の残高は2,622万8,039円となる見込みでございます。
3款1項2目障害者福祉費20節扶助費の2,207万7,000円は、介護給付費、訓練等給付費に係る利用者の増加に伴うものです。
3目老人福祉費28節繰出金の6万円は、ハイム天白の整備充実のために、ふるさとまちづくり寄附金3件6万円を賜りましたので、特別養護老人ホーム事業
特別会計へ繰り出します。
7款1項2目商工業振興費19節負担金補助及び交付金の344万円は、6月定例会においても第1号補正でお認めいただきましたが、事業者の積極的な設備投資に伴い、商工業振興条例に基づく助成金件数がさらに増加したことから補正をするものです。
9ページになりますが、4目ものづくり支援センター費19節負担金補助及び交付金の672万1,000円は、町内企業から販路開拓、品質向上、受注拡大に向けた展示会出展、製品測定、設備投資等への補助申請の増に伴い、ものづくり支援センターしもすわへの補助金を増額するものです。
5目移住定住促進費19節負担金補助及び交付金の239万4,000円は、空き家を購入した移住者に対する住宅改修補助金について、申請件数の増により不足分を補正するものです。
8款4項1目都市計画総務費25節積立金は、水月公園の桜の植樹整備のために寄附金1件5万円を賜りましたので、今後、寄附者の趣旨に沿った事業へ充当させていただくため、地域開発整備基金へ積み立てさせていただくものです。なお、地域開発整備基金の年度末の残高は1億5,252万5,152円となる見込みでございます。
10款1項3目基金活用事業費25節積立金の149万円は、ふるさとまちづくり寄附金として18件147万円を、また、こども未来寄附金として1件2万円を賜りましたので、それぞれこども未来基金に積み立てをさせていただくものです。なお、年度末におけるこども未来基金の残高は1,849万4,127円となる見込みです。
次に、お戻りいただきまして、歳入の6ページをお願いいたします。13款1項1目民生費国庫負担金の1,103万8,000円は、障害者自立支援給付費負担金で、補助率は2分の1です。
14款1項1目民生費県負担金の551万8,000円は、障害者自立支援給付費負担金で、補助率は4分の1となります。
15款1項2目利子及び配当金の6,000円は、定期預金の利率上昇に伴うふるさとまちづくり基金利子の増額分です。
16款1項1目一般寄附金の102万円は、故小池嘉光様から2万円を、株式会社六協代表取締役社長河西徹様から100万円をそれぞれ賜ったものであり、財政調整基金へ積み立てをさせていただきます。
2目ふるさとまちづくり寄附金の1,056万2,000円は、105件の御寄附によるもので、菱田豊様から20万円のほか、以下、岩田松雄様から10万円までの18人から合わせて372万円、7ページへまいりまして、匿名の方87人から合わせて684万2,000円を賜ったものです。
3目教育費寄附金の2万円は、こども未来寄附金として安達伸一様から賜ったものです。
10目土木費寄附金の5万円は、都市計画費寄附金として匿名の方1人から賜ったものです。
18款1項1目繰越金の1,807万6,000円は、今回の補正に必要となる一般財源の不足分を前年度繰越金に求めたものであり、補正後における留保財源は8,007万9,111円となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第17 議案第14号 平成30年度下諏訪町後期高齢者医療
特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(増澤和) 御説明申し上げます。平成30年度下諏訪町後期高齢者医療
特別会計補正予算(第2号)につきましては、
歳入歳出それぞれ1,513万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ、3億7,112万5,000円とするものでございます。
それでは、主な内容につきまして
歳入歳出予算事項別明細書で御説明いたします。
まず、歳出の6ページをお願いいたします。2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金19節負担金補助及び交付金の1,513万7,000円は、後期高齢者医療の被保険者から納めていただきました保険料を後期高齢者医療広域連合へ納付するもので、被保険者の増加などにより補正をお願いするものでございます。
次に、お戻りいただき、歳入の5ページをお願いいたします。1款1項2目普通徴収保険料1節現年度分普通徴収保険料の1,513万7,000円は、被保険者の増加などに伴い増収となる保険料分となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第18 議案第15号 平成30年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業
特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(増澤功) 御説明申し上げます。平成30年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業
特別会計補正予算(第3号)につきましては、
歳入歳出それぞれ10万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ2億4,058万円とするものです。
それでは、内容につきまして
歳入歳出予算事項別明細書で説明いたします。
5ページ、歳入をお願いいたします。3款1項1目総務費寄附金1節施設費寄附金の4万円は、津金まさよ様から1万円、乙黒藤昭様から3万円を賜ったものです。
4款1項1目
一般会計繰入金の6万円は、特別養護老人ホームハイム天白の整備充実のために、ふるさとまちづくり寄附金として3人の方から賜りましたので、特別養護老人ホーム事業
特別会計に繰り入れるものです。
6ページ、歳出をお願いいたします。1款1項1目施設管理費25節積立金は、寄附金として賜った4万円と、ふるさとまちづくり寄附金として賜った6万円を、特別養護老人ホーム福祉施設基金に積み立てさせていただくものです。
補正後の基金残高は561万5,556円となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第19 議案第16号 平成30年度下諏訪町
水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(小河原) 御説明申し上げます。議案第16号 平成30年度下諏訪町
水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、資本的収入及び支出におきまして、収入で3,900万6,000円を減額し、資本的収入の総額を4,719万4,000円とし、支出では498万円を減額し、資本的支出の総額を1億4,612万円とするものでございます。また、第3条の企業債の変更は、事業費の確定に伴い、起債額が確定したことによる補正でございます。
それでは、主な内容を
補正予算(第2号)に関する説明書で説明いたします。2ページの予算実施変更計画をごらんください。
まず、支出の1款1項1目配水施設整備事業費498万円の減額は、配水管布設工事などの事業費の確定に伴うものであり、財源となる企業債を整理させていただいております。
次に、収入の1款1項1目負担金39万4,000円の増額は、国道142号歩道改修に伴う配水管移設工事における県からの移設補償費でございます。
1款2項1目企業債3,940万円の減額は、配水施設整備事業債及び浄水施設整備事業債の確定に伴い、整理させていただくものになります。
3ページ、4ページは予定キャッシュ・フロー変更計算書、5ページ、6ページには予定貸借対照表を掲載してございますが、ともに減額に伴う変更でございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第20 議案第17号 平成30年度下諏訪町
下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(小河原) 御説明申し上げます。議案第17号 平成30年度下諏訪町
下水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、資本的収入及び支出におきまして、収入で6,070万円を減額し、資本的収入の総額を5億8,220万円とし、支出では6,514万8,000円を減額し、資本的支出の総額を7億2,213万2,000円とするものでございます。また、第3条の企業債の変更は、事業費の確定に伴い起債額が確定したことによる補正でございます。
それでは、主な内容を
補正予算(第2号)に関する説明書で説明いたします。2ページの予算実施変更計画をごらんください。
まず、支出の1款1項1目公共下水道事業費5,951万2,000円の減額は、雨水対策、地震対策及び長寿命化対策の事業費の確定に伴うものであり、財源となる
国庫補助金及び公共下水道事業債を整理させていただいております。
1款1項2目流域下水道事業費563万6,000円の減額は、諏訪湖流域下水道で実施している事業において事業費が確定し、構成市町村の負担分が減額となったものに伴うものであり、財源となる流域下水道事業債を整理させていただいております。
次に、収入の1款2項1目企業債3,980万円の減額は、公共下水道事業債及び流域下水道事業債の確定に伴い、整理させていただくものになります。
1款3項1目
国庫補助金2,090万円の減額は、
国庫補助金の確定に伴うものでございます。
3ページ、4ページは予定キャッシュ・フロー変更計算書、5ページ、6ページには予定貸借対照表を掲載してございますが、ともに減額に伴う変更でございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 ここでお諮りいたします。
暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 御異議ございませんので、
暫時休憩といたします。ただいま午後2時8分です。再開は午後2時20分を予定いたします。
暫時休憩といたします。
休 憩 午後 2時08分
再 開 午後 2時20分
○議長 ただいま午後2時20分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。
△<平成31年度
予算議案の上程>
○議長 日程第21 議案第18号から日程第30 議案第27号までは平成31年度予算関係議案でありますので、一括上程をいたします。
事務局長にタイトルのみ一括朗読させます。
○議長
事務局長。
◎
議会事務局長(河西正) 議案第18号 平成31年度下諏訪町一般
会計予算
議案第19号 平成31年度下諏訪町国民健康保険特別
会計予算
議案第20号 平成31年度下諏訪町駐車場事業特別
会計予算
議案第21号 平成31年度下諏訪町後期高齢者医療特別
会計予算
議案第22号 平成31年度下諏訪町交通災害共済事業特別
会計予算
議案第23号 平成31年度下諏訪町温泉事業特別
会計予算
議案第24号 平成31年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業特別
会計予算
議案第25号 平成31年度下諏訪町東山田財産区
会計予算
議案第26号 平成31年度下諏訪町
水道事業会計予算
議案第27号 平成31年度下諏訪町
下水道事業会計予算
以上でございます。
△<町長の
予算施政方針の説明>
○議長 それでは、町長から平成31年度
予算施政方針の説明があります。
○議長 町長。
◎町長 平成31年度の予算案の御審議をお願いするに当たり、新年度の町政運営に関する所信の一端と主要な施策につきまして御説明を申し上げ、町民の皆様並びに議員の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
昨年の町制施行125周年は、年間を通じた各種
記念事業に際し、多くの町民の皆様方の御理解と御協力、また御参加をいただきながら、町の歩みを振り返り、歴史と文化を再認識する大変意義深い1年でありました。本年も、あと2カ月余りで「平成」の元号が改元を迎え、新たな歴史を刻む記念すべき節目の年となります。
政府は、人づくり革命と生産性革命により「一億総活躍社会」の実現を目指しており、国内経済にあっては、緩やかな景気拡大による個人消費の持ち直しが期待されるところですが、本年10月からの消費税率の引き上げや世界経済の減速への懸念など、先行きの不透明感が広がっております。
迎える平成31年度は、私にとって4期目後半のスタートの年となります。今後の政治経済の情勢にも柔軟に対応し、公約として掲げた事業を着実に進められるよう、また、把握した住民要望などに全力で応えることを念頭に、予算編成に取り組んでまいりました。
新年度におきましても、まちづくりの指針となる「第7次総合計画」及び「未来を創る総合戦略」を基本とする地方創生のさらなる推進を図るとともに、重点目標には、引き続き「安全に、健康で暮らし続けることができるまちづくり」、「安心して子どもを産み、育てることのできるまちづくり」、「安定的に働き続けることのできる地域、まちづくり」、「住んでいることに誇りが持てる住民主体・協働のまちづくり」の4本柱を掲げ、輝く未来に向けた施策の推進と健全な町政運営に臨んでまいる所存です。
それでは、平成31年度下諏訪町
一般会計、
特別会計、企業会計、それぞれの予算案について御審議をお願いするに当たり、施政方針を述べさせていただきます。
一般会計の予算総額は85億1,000万円で、対前年比6.4%、5億1,000万円の増となります。
予算の概要といたしましては、事業の必要性と優先度を考慮しながら、国・県の補助金等による財源確保、
交付税措置のある有利な起債と目的基金の活用を図りながら、健康スポーツゾーン構想に基づく水上防災拠点施設・艇庫の建設、衛生面に配慮した八島高原公衆トイレの整備、四ツ角駐車場の整備、道路関連事業など幅広く投資的事業を実施いたします。
また、住民の皆様の安心・安全な暮らしに寄与すべく、中型バスと町内循環バス「あざみ号」の車両更新、保育園、老人福祉センターなど公共施設へのエアコン設置、妊産婦や次世代を担う子供たちへの支援など、身近な生活環境にも配慮した大型で積極型の予算といたしました。
それでは、歳入の主なものにつきまして御説明をいたします。
町税総額は、対前年比1.8%、4,830万円減の26億180万円を計上いたしました。
主要3税のうち、個人町民税は配当所得等の減収に加え、所得全体に大幅な伸びが期待できないことから4,600万円の減、法人町民税は、やや減速感が見られるものの急激な落ち込みはなく堅調に推移していること、国の経済政策や町の企業支援等の効果に期待を込めて1,000万円の増、また、固定資産税は地価の下落は続くものの、家屋件数の増加が見込めることから前年同額を計上いたしました。そのほか、たばこ税は健康志向の高まりと喫煙規制の強化、値上げなどの要因から喫煙人口が減少傾向であるため1,240万円の減と見込みました。
地方譲与税は、森林整備の推進を目的とする「森林環境譲与税」が創設されるため、対前年比5.7%、300万円増の5,600万円、地方消費税交付金は、消費税率の引き上げによる駆け込み需要の影響を考慮し、対前年比6.4%、2,500万円増の4億1,500万円を計上いたしました。
自動車取得税交付金は、税制改正に伴い10月1日から廃止となるわけでありますが、これにかわる「環境性能割交付金」が創設されることから、対前年比6.3%、50万円増の850万円を見込み、地方交付税には、町税の減収と地方財政計画などを考慮する中で、対前年比5.8%、9,000万円増の16億5,000万円を計上いたしました。
国庫支出金には、新艇庫建設に係る「地方創生拠点整備交付金」や赤砂崎公園右岸整備に係る「防災・安全社会資本整備交付金」により、対前年比24.5%、1億3,901万5,000円増の7億552万3,000円を計上いたしました。
繰入金では、温泉事業
特別会計から貸付金の返済として前年同額の1億9,700万円を繰り入れするほか、
公共施設整備基金から水上防災拠点施設・艇庫整備、各公共施設へのエアコン設置、中型バス購入などの財源として総額1億2,368万4,000円を、地域開発整備基金からは道路新設改良事業、赤砂崎公園整備事業、街なみ環境整備事業、水月公園への桜の植樹事業など総額1億1,954万2,000円を、社会福祉基金からは福祉タクシー等助成事業へ2,340万円を充当するなど、目的基金を有効活用させていただきます。
また、ふるさとまちづくり基金からは2,604万2,000円を寄附者の希望に沿った事業へ、こども未来基金につきましても、学校やPTAの要望に応えながら、こどもの教育支援やこども未来バス設置に必要な経費へ総額770万円を充当してまいります。
なお、本年度においても財政調整基金からの繰り入れは見込まず、健全財政の堅持に努めてまいります。
町債には、対前年比16.1%、1億4,840万円増の10億6,940万円を計上いたしました。主なものとしては、水上防災拠点施設・艇庫整備事業の2億8,310万円、防災行政無線設備更新事業の1億1,720万円、八島高原公衆トイレ整備事業の7,080万円、道路関係の1億2,710万円、臨時財政対策債の3億円となりますが、将来世代への負担を見据え、いずれも
交付税措置のある有利な起債のみの借り入れといたしました。
次に、歳出につきまして、それぞれ主な事業を説明いたします。
一般行政では、引き続き第7次総合計画前期基本計画、第5次行政改革大綱、第2次行財政経営プランなどに沿った施策、事業を着実に推進するとともに、未来を創る総合戦略に基づき地方創生に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。
本年度の職員数は、前年度より1人増の218人でスタートいたします。職員関係では、組織と職員個々のさらなるレベルアップを図るため、各種講座・研修を実施するとともに、長野県や岡谷市との職員交流による人材育成を進めます。また、2020年度施行の新地方公務員法に基づく会計年度任用職員制度の創設に向けた準備を行います。
土地開発公社への損失補填補助は、赤砂崎用地の債務解消に向けて計画どおり実施するとともに、町と土地開発公社が保有する公園北側用地につきましては、社会情勢を注視しながら、引き続きエコタウン構想に基づく宅地分譲事業の検討を行ってまいります。
公会所整備事業では、耐震改修やバリアフリー改修等に対する助成のほか、昨年夏の猛暑に対応すべく、新たに
冷房設備設置への補助メニューを設け、地域コミュニティ活動の拠点となる公民館、公会所の整備を支援してまいります。
車両関係では、購入から28年が経過した中型バスについて、排ガス規制により6大都市圏への乗り入れができないことから、町民を初め各種団体の皆さんの利便性と安全性に配慮した新規車両へ更新させていただきます。
プロジェクト推進事業では、出会い・婚活事業のほか、諏訪湖・水辺空間の活用、線路下への第2ぽけっとの開設、水月公園千本桜構想などの具現化に向けて、住民の参画を得ながら検討を進めてまいります。
未来を創る総合戦略は、本年度計画期間の満了を迎えます。これまでの地方創生に向けた取り組みの成果や課題を検証するとともに、第2期目となる地方版総合戦略の策定を目指します。
加えて、第7次総合計画前期基本計画、第5次男女共同参画計画が2020年度には計画期間が満了となることから、本年度、後期基本計画策定に向けた町民アンケート調査と第6次男女共同参画計画策定に向けた町民、企業等への意識調査を実施いたします。
姉妹都市交流事業では、昨年6月30日に提携した愛知県南知多町と幅広い交流を進めるため、本年度は、当町から小学生を派遣し、海のまち南知多町のすばらしさを体験、体感してもらえるよう、子供たちの相互交流を充実してまいります。
協働推進事業では、民公協働による活力あるまちづくりの推進を図るため、下諏訪力創造チャレンジ事業を継続し、町民が自主的、主体的に取り組む、個性とアイデアにあふれる事業に対し支援をしてまいります。
広報広聴事業では、さまざまな分野の著名人や学識経験者を招いての町民講演会は6回目の開催となりますが、多くの町民の皆さんに参加いただけるよう、さらに工夫して実施いたします。
防災対策では、昨年度から2年計画で進めている町の指定避難所と避難場所の表示看板設置を引き続き実施してまいります。また、赤砂崎公園右岸整備にあわせて災害時ブランコ用テントを購入するほか、駅前広場へのマンホールトイレと町指定避難所への防災用備品の整備を進めてまいります。
地区防災計画の策定は、全地区で完成したことから、町内全域をカバーする防災マップ、土砂災害警戒区域、浸水エリア、幅広い防災情報などを反映させた総合ハザードマップを作成し、日ごろから各家庭で活用いただけるよう全戸配布してまいります。
防災意識日本一を目指す取り組みでは、家庭用災害備蓄の第2弾として、災害時用簡易トイレを町民へ安価であっせんし、自助の心構えと防災意識のさらなる向上を図ってまいります。また、昨年度に引き続き、備蓄食料を各区自主防災会へ計画的に分散配備し、地域防災力の強化と地域間連携の促進に努めます。
地域における防災意識のさらなる高揚を図るため、自主防災組織や防災ネットワークしもすわへの補助を通じ、防災士資格の取得や各種訓練などの取り組みを支援してまいります。また、防災ネットワークしもすわと連携して、地域防災リーダー研修における避難所設置訓練と、新たな担い手として期待の大きい子供たちを対象としたジュニアサバイバル防災教室を引き続き実施いたします。
3年計画で進め、2年目を迎える防災行政無線デジタル化更新事業につきましては、緊急時の災害情報を安定かつ確実に住民の皆さんに届けられるよう、工事を継続してまいります。
情報関連では、自治体間のマイナンバーの情報連携やサイバー攻撃への対策を強化し、利便性向上に努めてまいります。
選挙関係では、県議会議員選挙、町議会議員選挙、参議院議員選挙の執行が予定をされていますが、若者世代の投票率向上に資する啓発活動に努めるとともに、主権者教育にあっては、
小中学校、向陽高校に協力をいただきながら、さらに充実してまいります。
予備費には、不測の支出に備えるため800万円を計上いたしました。
会計業務につきましては、
会計管理者のもと、引き続き適正な会計事務の執行に努めるとともに、年度末における資金繰りを考慮し、一時借入金の最高額を15億円と設定をいたしました。
議会関係では、議会運営に必要な経費のほか、町議会議員の改選に伴う費用を計上するとともに、開かれた議会運営を引き続き推進していただくため、「議会だより」の発行経費を計上いたしました。
監査関係では、公正で効率的かつ効果的な行財政運営の確保と地方自治の健全な発展に貢献するため、定期的な監査のほか、技術監査の実施に伴う経費を計上しております。
税務関係では、身近な生活に欠かせない税金の役割を正しく理解していただけるよう、引き続き小中学生を対象とした租税教育を実施します。また、ふるさとまちづくり寄附金では、インターネットサイトでの周知拡充を行い、当町らしいお礼の品を贈呈するとともに、申し出をいただいた方々の意向に沿って寄附金を活用してまいります。
賦課徴収業務では、税負担の公平性と財源確保の観点から適正な課税を行うとともに、固定資産税では、空中画像撮影を行うなど、課税客体の正確かつ効率的な把握に努め、課税の適正化・公平化を図ってまいります。また、収納対策室を中心に、住民に寄り添ったきめ細かな納税相談と滞納整理を進め、収納未済額の削減に努めてまいります。
総合窓口業務では、各種届け出や証明発行等の正確で迅速な処理と、窓口のワンストップ化による住民サービスの向上に努めます。また、休日窓口とコンビニ証明書交付サービスの周知を通じて、多くの方に時間外の証明サービスを御利用いただけるよう、マイナンバーカードの普及に努めてまいります。
2021年の無料化が期待される新和田トンネル有料道路につきましては、時間帯割引券の販売を継続し、通勤、通学、通院等で利用される方への負担軽減を図ります。
消費者行政では、巧妙化している特殊詐欺など、複雑かつ多岐にわたる悪質商法等に対応するため、気軽に相談できる場として、消費生活センターの活用をさらに周知するとともに、迅速で丁寧な対応に努めてまいります。
生活関連事業となる「あざみ号」は、経年劣化に伴い、萩倉・星が丘線と武居線で運行する大型バスをノンステップで乗降可能な低床型バスに更新するほか、利用者からの要望を踏まえ、バス停の追加や名称変更を実施するなど、さらなる利便性の向上を図ってまいります。「スワンバス」につきましても、昨年度の内回り線に続き外回り線の車両を更新し、より快適で利用しやすい交通体系を提供いたします。
各種相談事業では、日常生活の中で抱える悩みや困り事をホットラインを使って気軽に相談できる「なんでも相談室」において、関係機関や担当窓口と連携しながらワンストップで対応してまいります。
移動販売事業では、イオンリテール株式会社の協力により、御用聞き的な要素を取り入れた移動販売車「やしマルシェ」による訪問対面販売を第7区社ケ丘にも拡充し、より多くの皆さん方に喜んでいただけるよう取り組んでまいります。
子育て支援関係では、「子ども・子育て支援事業計画」の最終年度を迎えることから、計画の成果を検証するとともに、第2期計画策定を進めてまいります。また、やむを得ない理由で一時的に児童を養育することが困難な保護者に対し、児童が施設に短期入所できるよう支援を拡充してまいります。
保育園では、増加傾向にある未満児保育の受け入れ体制の充実を図るとともに、全保育室にエアコンを設置いたします。また、子育てふれあいセンター「ぽけっと」にも設置し、猛暑に対応した施設環境の整備を図ります。さらに、保育業務にかかわる職員に対しては、B型肝炎の予防接種に対する補助を行い、相互の感染防止に努めてまいります。
本年10月からの消費税率引き上げにあわせて実施予定の保育料無償化につきましては、今国会での法案改正が見込まれていることから、当初予算には反映できませんが、法案の公布を待って速やかに補正対応をさせていただきます。
心身障害児通園訓練施設「せせらぎ園」では、
信濃医療福祉センターから心理士を派遣いただき、心の病を抱えている保護者に対する支援を行ってまいります。
福祉医療給付事業では、満18歳までの医療費を現物給付方式としているところではありますが、安心して受診できるよう引き続き支援をしてまいります。
社会福祉関係では、災害発生時や救急搬送時に支援を必要とする方への安心カード、また、日常生活において援助や配慮を必要とする方へのヘルプマーク・ヘルプカードを配布し、地域で支え合う共生社会の実現を目指してまいります。
障がい者福祉事業では、障がいがあっても地域で自立した生活が送れるよう、在宅介護サービスや日常生活用具の給付のほか、諏訪圏域障がい者総合支援センター「オアシス」や社会福祉協議会などと連携して、障がい者に優しいまちづくりを進めます。
また、諏訪市社会福祉協議会内に開設をした「諏訪市・下諏訪町成年後見支援センター」では、障がい等により判断能力が十分でない方の権利と財産を守り、不利益をこうむることがないよう成年後見制度の普及啓発を図るとともに、利用促進に向けた取り組みを推進してまいります。
高齢者福祉事業では、町に住む全ての高齢者が住みなれた地域で暮らし続けられるよう、地域の課題把握と具体的な対策を講じるとともに、関係機関との連携を図りながら、地域包括ケアシステムの強化に取り組みます。
また、民生児童福祉委員による独居高齢者宅への訪問、配食サービスによる栄養管理を含めた安否確認、後期高齢者のみの世帯を対象とするシルバーネット訪問等、地域ぐるみの見守り体制を構築し、安心して生活できるよう支援を継続してまいります。
介護保険事業につきましては、保険者である諏訪広域連合を中心に構成市町村や関係機関等と連携を図りながら、地域の特性に応じた適正な運営を推進してまいります。
福祉タクシー等助成事業につきましては、タクシー助成券、バス助成券または入浴助成券のいずれかを利用者の実情に応じて選択をしていただくほか、運転免許証自主返納者や独居高齢者にも助成をし、高齢者等の外出支援に取り組んでまいります。
一般介護予防事業では、身体の機能低下と認知症に対する予防や啓発に取り組むとともに、住民による主体的な活動を推進し、孤独・孤立を防ぎ、心身ともに健康な生活が続けられるよう支援をいたします。
高齢者福祉計画策定事業では、2020年度の計画見直しに向けて、実態把握のアンケート調査を行い、基礎資料の収集を進めます。
老人福祉センターにつきましては、昨今の猛暑・酷暑対策として会議室等にエアコンを設置し、福祉避難施設としての機能強化と環境整備を図ってまいります。
母子保健事業では、新たに出産直後の女性を対象とした産婦健診を実施するとともに、家庭での支援が得られない産婦に宿泊型ケアを実施し、産後鬱の予防や早期支援による出産から育児までの切れ目ない支援を推進します。また、新たに妊婦の歯科健診事業を実施し、安心して出産に臨むことができるサポートと意識づけにつなげてまいります。
生活習慣病検診事業では、特定健診やがん検診の受診率の向上を図るほか、精密検査の未受診者への対応や健診結果に対する保健指導により、疾病の早期発見と重症化予防に努めます。
疾病予防事業では、国の風疹対策に対応して、対象者への抗体検査と予防接種を進めてまいります。また、昨年10月から実施している未就学児童へのB型肝炎ワクチンの予防接種は、本年度においても継続をいたします。
健康づくり推進事業では、高浜健康温泉センター「ゆたん歩°」や湖畔の健康スポーツゾーンを活用した各種講座に参加をいただきながら、健康ポイント事業による動機づけを図るとともに、健康づくりの土台である運動・栄養・よい習慣の実践を支援し、健康長寿のまちづくりを推進してまいります。
環境施策では、衛生自治会や諏訪湖浄化推進連絡協議会などの関係団体と連携し、安全で快適な生活環境を維持するとともに、環境基本計画に基づき事業を推進いたします。
また、ごみの分別収集や収集日等が確認できる「ごみ分別促進アプリケーション」を導入し、町民の皆様がごみの出し方について、より理解が深まるよう努めるとともに、多くの皆さんに御利用いただいている駅東リサイクルステーションでは、粉じん対策として舗装範囲の拡張工事を実施いたします。
近隣市町との共同事業である湖北火葬場、湖北衛生センター及び諏訪湖周クリーンセンターにつきましては、引き続き構成市町と連携を図りながら、適正な管理運営に努めるとともに、湖周地区最終処分場の整備に当たっては、引き続き周辺地域の要望にも配慮しながら慎重に対応してまいります。
生ごみリサイクル事業では、推進委員会の協力により参加世帯の拡大を図り、生ごみの減量を促進するとともに、リサイクルセンターの利用者が清潔を保てるよう手洗い場を設置いたします。また、引き続き生ごみ処理機器購入に対する補助と堆肥化促進剤の配布を行い、さらに燃やすごみの減量を推進してまいります。
労務対策では、労務対策協議会など関係団体と連携をし、就職説明会や企業研究会の開催により、町内企業を担う人材確保を進め、中高年齢者に対する雇用促進奨励金や中小企業退職金共済掛金の補助を通じて、雇用の拡大、勤労者の処遇改善を図ります。
農業施策では、農地パトロールと意向調査により農地の現状を把握し、農地の貸借のサポートや町民菜園としての活用など、遊休農地の解消に努めるとともに、農業者支援として、引き続き鳥獣被害防止電気柵等への補助を行いながら、被害の抑制を図ります。果樹生産者に対しては、リンゴのPRチラシを新たに作成し、個人販売や八王子メッセ、南知多町産業まつりにおける販路拡大を支援してまいります。
林業では、町有林の計画的な整備を進め、民有林は、補助事業を活用し森林所有者の負担軽減を図りながら集約と整備を促進するとともに、森林整備において重要な役割を担う林道等の整備を行います。また、有害鳥獣駆除の際に誤ってわなにかかったツキノワグマを専門家により安全に放獣し、人身被害の防止と野生鳥獣との共生を図ってまいります。
水産業では、引き続き魚類増殖事業や外来魚駆除対策事業などへの補助を行い、水産資源の維持のための支援を実施してまいります。
商工業の振興につきましては、設備投資等を支援する商工業振興助成事業を初め、各種補助制度により企業への積極的な支援を行います。
また、商工会議所、ものづくり支援センターしもすわ、下諏訪町金融団など関係機関との連携によるワンストップ窓口を通じた支援を強化し、個人や企業の起業創業、生産性向上、事業継続等をきめ細かく支えてまいります。
諏訪圏6市町村の広域的な取り組みでは、諏訪圏工業メッセ、SUWAブランド創造事業など、圏域の強みである高度な精密加工技術と恵まれた自然環境を活用した成長産業分野へ進出を図るため、技術力の発信と企業連携をサポートしてまいります。
地域活性化の取り組みでは、町なかのにぎわい創出のため、地域活性化フェア等の開催や、下諏訪まちづくり推進会議が進める次世代の地域の担い手による下諏訪駅舎の街かど博物館リノベーション等に対する支援を拡充します。
中小企業対策では、運転資金や設備資金等の資金の円滑な調達を支援するため、引き続き融資制度の普及を図ってまいります。
減災設備・リフォーム補助事業につきましては、新たに賃貸物件の所有者や居住者による改修も補助対象とし、
ブロック塀除去工事等の減災工事や住宅の機能向上を継続して支援することで、地域産業の活性化と安心安全のまちづくりを推進してまいります。
ものづくり支援センターしもすわでは、ワンストップによる支援を継続し、「売れる・売る・ものづくり」をコンセプトに、町の工業技術を効果的に生かした企業連携を強化し、ホームページ等を活用した情報発信の充実、営業力強化、製品開発、受注確保、事業承継に向けた事業を充実してまいります。
観光事業では、国、県とともに山岳観光を推進するため、八島高原の老朽化した木道整備を計画的に進めるほか、八島公衆トイレを清潔感のある施設に改修をいたします。また、四ツ角駐車場でも、観光客への利便性向上を図り、町道御田町線美装化工事にあわせて舗装工事と公衆トイレ、管理棟の改築を進めてまいります。
観光振興においては、観光地周遊ルートや駐車場案内の看板を整備するとともに、観光客の滞在時間の延長と観光消費額の増加を図るため、観光資源を活用したマーケティングとプロモーションを観光振興局と地域おこし協力隊が一体的に取り組み、農業・飲食業・商工団体等との産業間連携による活性化を推進してまいります。
観光施設では、下諏訪町の歴史文化を伝えるまち歩き観光の拠点「しもすわ今昔館おいでや」と、祭りをテーマに町の伝統・文化を紹介、継承する「おんばしら館よいさ」において、多彩なイベントや、ものづくりなどの体験・体感ができる魅力ある施設として管理運営を進めてまいります。
5年目を迎えるイルミネーション事業では、赤砂崎公園と下諏訪駅前広場で、地域の皆様にも参画をいただきながら装飾を施し、趣向を凝らしたイベント開催によるにぎわいを創出し、地域の活性化につなげてまいります。
移住定住促進対策事業では、移住定住促進アクションプランに基づく移住相談や交流イベントを中心に活動する「地域おこし協力隊」1名を増員し、実態調査結果を踏まえた空き家の活用に取り組み、下諏訪ならではの暮らしの提案、ホシスメバ事業との企画連携を行い、移住定住の促進と移住者視点による活性化を図ります。
また、移住者が空き家等を購入して改修する場合の補助に、結婚された夫婦への新婚世帯加算を新たなメニューとして加え、空き家の活用と新婚世帯の移住定住を促進してまいります。
しごと創生推進事業では、さらに「しごと創生拠点施設 ホシスメバ」のリノベーションによる改修を進め、段階的に共用してまいります。また、交流イベントや体験ワークショップにより、地域コミュニティの創出を図るとともに、町内において起業創業を志す方々を力強く支援してまいります
結婚新生活支援事業では、ホシスメバに隣接する住宅の運営管理を行うとともに、町内で新婚生活を営む方には、新生活に向けた補助金により引き続き経済的な支援を行います。
土木関係の道路維持補修事業につきましては、安全で快適な道路環境を維持するため、区や住民から要望いただいた路線を優先的かつ計画的に補修して、きめ細やかな整備に努めてまいります。
道路新設改良事業では、町道学校通り線や町道下の原砥川東線一部の拡幅工事を行い、通行時の安全性の向上を図ります。町道湖岸通り線の街路灯につきましては、引き続き太陽光発電式LED照明灯へ更新するとともに、インターバル速歩と連動した足元灯の整備を行います。また、湖周ジョギングロードにつきましては、砥川から十四瀬川の約300メートルの未整備区間を、サイクリングロードと一体的に整備をしてまいります。
橋りょう新設改良事業では、跨線橋である高木橋において、長寿命化と耐震補強両面の対策が必要となることから、昨年度実施した調査結果をもとに架け替えに向けた概略設計を行います。
都市計画マスタープラン策定事業では、引き続き国道20号バイパスの具体的な方針と人口減少等の社会情勢の変動を踏まえ、町の全体構想、地域別構想の見直しを行い、将来の都市像、地域像を示すとともに、20年後を見据えたプランとして策定をいたします。また、マスタープランの見直しにより、用途地域につきましても現状に即した変更を予定しております。
住宅・建築物安全ストック形成事業では、大規模地震による倒壊の危険性が高いとされる昭和56年以前に建築をされた木造住宅について、住宅耐震化緊急促進アクションプログラムに基づき、耐震診断のほか、耐震補強・改修を多くの方が引き続き実施できるよう、戸別訪問や説明会を通じて周知を図り、耐震化を促進してまいります。
公園整備事業では、遊具や公園施設の安心安全な維持管理に努めるとともに、公衆トイレの洋式化を継続的に進め、利用環境のさらなる向上を図ってまいります。また、水月公園千本桜構想の実現に向けた桜の植樹を実施いたします。
赤砂崎公園整備は、最終年の事業として右岸エリアの遊具と駐車場の整備等を進め、2020年4月1日の供用開始を目指します。
赤砂崎水辺空間活用事業につきましては、赤砂崎公園や諏訪湖の河川空間を有効活用し、多彩なイベントを模索しながら、社会実験等の取り組みを通じて検証し、持続可能な事業として展開してまいります。
街なみ環境整備事業では、引き続き町道御田町線の道路美装化工事を行うほか、綿の湯跡地の整備について、まちづくり協議会や地元の方々との協議により、大社周辺の町並みに合った整備の検討を進めてまいります。
県関連事業の砥川河川改修では、富士見橋から下流両岸の工事着手を予定しておりますが、早期の事業完了に向け、県との連携を図り、継続した予算確保を要望してまいります。また、承知川の河川改修、大沢川・高木二沢・長久保沢の砂防事業、武居地区の急傾斜地崩壊対策事業につきましても県と協力して進めてまいります。
バイパス対策では、諏訪バイパスにおける環境影響評価の現地調査が完了したことから、準備書の作成に着手するとともに、都市計画においてルート原案の具体的な検討に入ってまいります。
下諏訪岡谷バイパスにつきましては、引き続き国からの事務委託を受け事業推進を図るとともに、バイパス開通時の利便性を考慮し、下諏訪岡谷バイパスからホシスメバ及び星が丘地区へのアクセス道路の概略設計を行います。
諏訪広域消防事業につきましては、3年を経過した消防一元化体制の検証結果を踏まえ、消防体制等検討委員会を設置し、組織体制、消防業務及び施設整備等の中長期的な計画策定もあわせて検討を進めております。安定した消防力の確保と効果的な消防体制により、町と消防・防災関係組織とのさらなる連携強化につなげてまいります。
消防団活動事業では、防火衣やチェーンソーを更新するなど、団員の安全確保と装備の充実を図るとともに、「消防団員確保強化月間」を設定し、区等関係者にも協力をいただきながら団員確保の取り組みを進め、防災力の向上につなげてまいります。
消防防災施設整備事業では、消防水利基準に合わせ、住民から要望のありました地上式消火栓の設置や切りかえを行うなど、消火活動の利便性を考慮し、迅速かつ効果的な対応が図れるよう防災施設の整備に努めてまいります。
また、引き続き消防団ポンプ自動車1台を更新し、出動時の安全性確保と効率的な活動が図れるよう、計画的な車両配備を進めてまいります。
教育関係では、多くの方から寄附をいただいた「こども未来基金」で実施をしている中学生海外研修への貸与、地域の人々とのふれあいの時間を持つ「こどもらんど事業」や「こどもの居場所づくり事業」に加え、登下校の安全確保と犯罪抑止のために通学路へ防犯カメラを設置するほか、経済的に厳しい環境にあるさまざまなケースに応じた柔軟な教育支援を行います。向学心を持ちながら就学が困難な生徒や学生には、新たに給付型奨学金を支給し、未来を担う子供たちを応援してまいります。
小中学校コンピュータ教育事業では、2020年度からの新学習指導要領に対応するため、小学校のプログラミング教育を必修化するなど、各教科において児童生徒の情報活用能力の向上を目指すとともに、「よりわかりやすい授業」の実施に向け、タブレット端末などのICT機器を導入し、教育環境の整備を促進してまいります。
また、小学校の英語教育につきましても、新学習指導要領に基づき小学校の「外国語科」が新設されることから、これまで培ってきたノウハウを生かし、教科書に沿った新たな指導法を導入してまいります。引き続き、
小中学校9年間の連続した英語教育を行い、より実践的な英語の習得を目指してまいります。
小中学校特別支援教育充実事業では、多様化する児童生徒に十分配慮した個別指導が可能となるよう支援員を増員し、一人一人に寄り添った支援に努めてまいります
学校施設では、下諏訪中学校の老朽化に伴う給食室の修繕、社中学校の非常放送設備の改修など、学校環境改善に必要な整備を行います。
生涯学習では、町民の皆さんが学びの成果を日々の生活や地域の活動に生かすことができるよう、公民館、総合文化センターなどが連携をし、講座や講習会など多種多様な学習機会を提供してまいります。
総合文化センターでは、家族で楽しめる「子ども映画会」や「人形劇まつり」、町民主体の「総合文化祭」、町民参加による「北欧音楽祭すわ」などを開催するとともに、快適に利用していただけるよう施設の維持管理に努めてまいります。
諏訪湖博物館・赤彦記念館では、今井邦子文学館などの分館を含め、各種団体等との協働により、趣向を凝らした企画展、体験教室等を開催し、町の魅力をさらに知っていただけるよう工夫をしてまいります。一方で、町の魅力を伝えるための素材として資料収集に努め、有効活用できるよう整理を進め、地域の財産として次世代へ適切に引き継いでまいります。
宿場街道資料館では、“いにしえ”へといざなう「歴史のこみち」の充実を図るため、中庭と土蔵内部を整備するとともに、温泉宿場として大いににぎわった下ノ諏訪宿の資料はもとより、幕末の激動の時代を肌で感じた地として情報を発信してまいります。
図書館では、諏訪地域図書館情報ネットワークを通じ、多くの本を提供するとともに、DVDなどの視聴覚資料、信毎データベース等のデジタル情報の活用に努めます。また、読書推進委員会を中心として読書活動の普及啓発を図り、特に町内小中4校と向陽高校の図書委員会による「下諏訪Bookプロジェクト」の活動を支援してまいります。
こども未来議会からの要望を受け、廃車となる町公用バスについては図書館前へ設置を予定し、子供たちの参加協力を募り改修を行い、子供たちの飲食や交流・語らいの場として活用していただきます。
地域資料保存事業では、写真・8ミリ・ビデオ等のデジタル化保存を継続して行ってまいります。これまでに保存してきた写真はインターネットで公開し、町民の皆さんが閲覧・活用できるようにします。また、博物館と連携し、写真展の開催や写真について語り合うワークショップを実施するなど活用方法の拡大を図ります。
スポーツ関係では、新たに陸上競技場のシーズン料金を設定し、ランニングやウオーキングなど気軽に健康づくりができる場所として、より一層の利活用を推進するとともに「健康スポーツ都市宣言」を広く浸透させるための取り組みを行ってまいります。
水上防災拠点施設・艇庫の建設においては、平時は水上スポーツを通じ観光や健康づくりに寄与する諏訪湖活用の拠点、災害時には湖周地域の水上輸送交通のかなめとしての機能をあわせ持つ施設として整備をいたします。さらに、健康スポーツゾーン構想に基づき、錬成の家や現艇庫周辺を健康増進施設とするため、設計等の準備を進めてまいります。
ボートコース設置事業では、水草の大量繁茂に対し継続的な処理を行うとともに、東京オリンピック・パラリンピックや世界ボートジュニア選手権大会の事前合宿受け入れを見据え、2,000メートル仮設コースの設置に向けた準備を行います。
東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致事業では、引き続きボート競技の事前キャンプ地として誘致を積極的に推進してまいります。
また、ホストタウン推進事業では、オリンピアンを講師に迎え、広く町民を対象とするスポーツ教室を開催し、オリンピック精神やスポーツを通じた文化と国際理解を深めながら、来年2020年に迫るオリンピック・パラリンピックへの機運の醸成を図ってまいります。
2年目の取り組みとなる諏訪湖活用推進事業では、地域の宝である諏訪湖をさらに活用するため、カヌー、ボート体験を企業の人材育成研修プログラムに取り入れる新たな試みや、健康スポーツ教室の開催など、スポーツを通じた観光振興と健康増進につながる活力あるまちづくりを目指してまいります。
次に、
特別会計及び企業会計について御説明をいたします。
特別会計では7会計で総額30億8,320万円、また、企業会計では水道事業の収益的支出に2億8,260万円、資本的支出には1億7,730万円、下水道事業では、収益的支出に5億9,800万円、資本的支出には3億2,130万円を計上いたしました。
国民健康保険
特別会計では、高齢者と低所得者層の構成比率が高いことや、医療の高度化による医療費の増大など内在する課題が多く、厳しい状況にあります。国保事業の広域化により財政運営は県が行いますが、県とともに保険者として住民の健康を守り、より安心な医療制度の構築を目指すとともに、本年度では特定健診に歯科健診を追加するなど、予防意識の向上を見据えた安定的な支え合いの事業運営を図ってまいります。
保険税率の改定については、広域化に伴う制度改革により、公費拡充による財源基盤の強化と納付金の激減緩和措置が図られたことから、本年度においても、現在の税率で国保運営に支障がない見込みではありますが、今後新たな税率改定などの際には慎重に検討し、対応してまいりたいと思います。
駐車場事業
特別会計では、現在進めている四ツ角雨水渠布設工事と町道御田町線道路美装化工事の進捗状況を確認しながら、観光客や定期利用者への利便性向上に配慮した四ツ角駐車場の整備を行います。
後期高齢者医療
特別会計では、国の制度改正に大きく影響を受けるため、動向を注視しながら、引き続き長野県後期高齢者医療広域連合と連携を密にし、安心して医療を受けていただけるよう適正な運営に努めてまいります。
交通災害共済事業
特別会計につきましては、万一の交通事故等に備えて相互扶助事業として継続をし、より多くの住民の皆さん方に加入していただけるよう努めてまいります。
温泉事業
特別会計では、長期計画に沿って債務の償還を着実に行えるよう健全経営に努めるとともに、安定的な温泉供給のため、事業に引き続き取り組んでまいります。本年度は高木第2源湯場の施設整備事業、高木4号井源湯改修工事などを実施し、自然の恵みを有効に活用しながら、安定供給を目指した維持管理と適正な事業経営を行ってまいります。
特別養護老人ホーム事業
特別会計では、「一人ひとりが、人として敬愛される、温かで豊かな生活の場を創る」を運営方針に掲げ、利用者が安心して生活できるサービスの提供に努めてまいります。地域包括ケアの中核を担う圏域住民に欠かせない重要な施設として、県内唯一の公設公営の施設を適切に維持管理しながら、一層の健全経営を図ってまいります。
水道事業会計では、町の貴重な財産である良質な水道水を廉価かつ安定的に供給するため、昨年度策定をした上下水道事業経営戦略に基づき、計画的な施設更新や資金確保に取り組み、持続的な水道事業の経営に努めてまいります。
本年度は、17年ぶりに料金改定を実施いたしますが、引き続き、費用削減に努めるとともに、経営状況の検証を随時行い、「県下一安くておいしい水」の供給が継続可能となるよう事業を進めてまいります。
下水道事業会計では、将来にわたる事業の安定的な継続を図るため、上下水道事業経営戦略を基本とする経営基盤強化と財政マネジメントの向上に取り組んでまいります。また、雨水排水対策事業は、御田町を初め中心市街地の浸水被害を防止するため、本年度での完成を目指し、引き続き国道20号の雨水渠布設工事を実施してまいります。
以上、
一般会計、
特別会計、企業会計について御説明をいたしましたが、持続可能で安定した町政運営に向けて、効率的かつ弾力的な行財政経営を心がけてまいります。
結びに、本年予定される歴史的な改元をさらなる飛躍の契機と捉え、町民の皆様に寄り添うさまざまな施策を通じて、地域への愛着を育み、住んでいることに誇りが持てる「小さくてもきらりと光る美しいまち」と「住民満足度100%」を目指してまいります。
この町が持つ数多くの資源、宝に磨きをかけ、その魅力を発信し、展開をしながら活力ある未来を創造し、夢のあるまちづくりと町政発展のために、全力で邁進する所存であります。
町民並びに議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げ、施政方針といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長
大変御苦労さまでございました。
以上をもちまして、本日の日程に定められた議事は終了いたしました。
ただいま午後3時20分でございます。本日はこれにて散会といたします。
大変御苦労さまでした。
散 会 午後 3時20分...