下諏訪町議会 > 2018-09-07 >
平成30年 9月定例会−09月07日-04号

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  1. 下諏訪町議会 2018-09-07
    平成30年 9月定例会−09月07日-04号


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    平成30年 9月定例会−09月07日-04号平成30年 9月定例会            平成30年9月下諏訪町議会定例会会議録                                    (第4日) 議員の席次並びに出欠   1番 林   元 夫  出          8番 金 井 敬 子  出   2番 岩 村 清 司  出          9番 中 村 光 良  出   3番 小 池 忠 弘  出         10番 河 西   猛  出   4番 森   安 夫  出         11番 藤 森 スマエ  出   5番 青 木 利 子  出         12番 宮 坂   徹  出   6番 中 村 奎 司  出         13番  欠   員   7番 田 嶋   彰  出 出席議会事務局職員             出席総務課職員   議会事務局長   河 西 正 訓      庶務人事係長   永 田 陽 一   庶務議事係長   田 中 美 幸 説明のために出席した者   町長       青 木   悟      健康福祉課長   増 澤 功 生   副町長      山 田 英 明      産業振興課長   河 西 喜 広
      教育長      松 崎   泉      建設水道課長   小河原 武 美   総務課長     伊 藤 俊 幸      消防課長     北 澤 浩 司   税務課長     高 橋 なおみ      会計管理者兼会計課長                                  高 木 秀 幸   住民環境課長   増 澤 和 義      教育こども課長  本 山 祥 弘 本日の会議日程 平成30年9月7日(金)午前10時00分   1.本日の議員の出欠並びに会議成立宣告   1.一般質問 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            開  議  午前10時00分 △<本日の議員の出欠並びに会議成立宣告> ○議長 おはようございます。大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前10時でございます。本日は平成30年9月下諏訪町議会定例会第4日目であります。  本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は12人であります。よって、本会議は成立をいたしました。  これより本日の会議を開きます。  本日の日程は一般質問であります。昨日に引き続いて一般質問を続行いたします。 △<一般質問> ○議長 それでは最初に、質問番号7番、質問事項 貧困対策について、観光施策について、住民要望について、議席8番、金井敬子議員、質問席にお着きください。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 おはようございます。質問番号7番、議席番号8番、金井敬子です。よろしくお願いします。  6月議会が閉会して以降、国内では大阪北部地震、西日本での豪雨、台風21号、そして昨日の北海道東部の地震と大変大きな災害が続いています。改めて日本が災害列島であることを感じさせられますが、各地で被災された皆さんには心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い各地での日常生活の復帰を願ってやみません。  さて、通告した項目に沿って質問させていただきます。最初は貧困対策についてであります。前回一般質問でも貧困対策について取り上げ、昨年長野県の実施した子どもと子育て家庭の生活実態調査について、町長、教育長の見解を求めたほか、教育委員会での議論についてお尋ねしました。その際、調査結果はかなりのボリュームがある、6月中旬に市町村別の結果が送られてくる予定なので、それを待って活用を図るとの答弁をいただいておりました。  そこでお聞きします。6月議会一般質問後、教育委員会や担当課では、どのような議論がなされたのでしようか。そして、議論の中から今後の課題や具体的な対策が見えてきたのでしようか、お聞かせください。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。先般の定例教育委員会におきまして、子どもと子育て家庭の実態調査の地域分析版を提出させていただき、議論をさせていただきました。議論の前に、この調査結果を整理して事務局のほうから説明をいたしました。  その内容としまして、まず調査の特徴といたしまして、一つ目に世帯の可処分所得。二つ目に家計の状況、これは公共料金等の滞納や食料・衣類が買えなかった経験が一つ以上ある。三つ目に子供の経験・所有物、これは海水浴や家族旅行、習い事等、県が示す15項目中、該当するものが三つ以上あるかの3要素について調査をし、このうち2項目以上の該当があった場合は困窮家庭と判断をし、その困窮家庭の割合は全体の9.3%。1項目以上が周辺家庭として、15.2%。該当がなければ一般家庭ということで、残りの60%ほどに分類されていること。  このことを念頭に置きまして、注目すべき点といたしまして、子供の貧困の現状として、一つ目に生活習慣、二つ目に健康面、三つ目に学習面、四つ目に心理面の4点に影響を与えることが読み取れてきます。  次に、貧困家庭の保護者の悩みでございますが、教育費の負担が大きいということの中で、具体的には将来の進学のための学費の預貯金等、二つ目に教育費の確保、三つ目に子供の受験や進学が上位を占めている結果でした。  また、貧困対策が支援に必要な家庭に届いているかの点では、生活保護制度について利用を尋ねたところ、困窮家庭の18.3%が利用の仕方がわからなかった、制度等について全く知らなかったといった回答がございます。  これらの結果を地域分析版と照らし合わせ、今後どのようなことをしていかなければならないか議論をさせていただきました。  教育委員から出された意見といたしまして御紹介いたします。制度づくりももちろん大事ではあるけれども、既にある制度の認知度が低い結果を踏まえ、情報発信に関して今以上に周知する必要があるのではないか。学習面から見た場合、子供が同じ土俵にいるかが大切であり、例えば経済面で影響のある子供でも、その子の能力に応じて進学ができる支援であったり、部活動でも部費が捻出できないから入部を諦めなければならないといったことがないよう、競争社会でありながらも同じ競争の輪に経済的な面を理由に断念することがないよう、行き渡ったシステムに変えていく必要があるのではないか。  学校生活においては、家庭の状況にかかわらず全員の子供に丁寧でわかりやすい教え方、授業の流れははっきりとしながら進めること。他の子供が発言していたら、しっかりと話を聞く姿勢、お母さん、子供に学習意欲を持たせることなど大事ではないか。  また、全国学力テストの結果に関しまして、ある先生が調査したところ、経済格差に準じて学力が落ちている傾向はあるもの、小さいときから読み聞かせを受けた子供や、保護者が地域やPTAで学校に足を運ぶことで学校に愛着を持った家庭の子供というのは、格差の低い家庭のお子さんであっても逆転現象、成績がよいといったことが見られるとおっしゃっていたということ。それから、町ではコミュニティスクールコーディネーターによる読み聞かせなど行っているので、こういったことを大事にしていかなければならない。  また、今回の調査では、困窮・周辺・一般家庭の振り分けが、回答者本人が認識したものではなく、調査をした県側の定義に基づいた振り分けであるため、御本人の認識とは異なる分類に置かれている可能性があることを踏まえて、具体的な手だて、支援を、周りが声を上げるだけでなく、御本人が自覚して御自分から声を上げていただければ。そのためにも相談窓口が大事であること。  以上のような御意見が出されました。具体的な対策につきましては、今回の議論ではまだ至っておりませんが、貧困対策を常に頭に置き、どんな支援や対策、施策をしていったらよいかを考え、常に教育委員会で議論を交わしていくことを確認しております。以上です。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 私も地域別の分析結果を拝見させていただきました。困窮家庭が子育て上で大変だと感じていることに、生活費の確保84.6%、教育費の確保88.5%、修学旅行や部活の遠征費などの確保50.6%と回答していることや、急な出費のための5万円以上の貯金が困窮家庭の61.5%ではされていないという数字が出ています。これは困窮家庭への経済的支援の必要性を感じさせられる結果ではないでしょうか。  こども未来基金の活用や奨学金制度の拡充など、検討が進んでいることは前回までの一般質問で回答いただいているところですが、来年度に向けてさらに具体化が検討されていること、例えばこれを次の教育委員会で具体的に検討しようなどが挙げられていたなら、ぜひお聞かせいただきたいと思います。  あわせて、町施策の情報発信については、どう具体化をされるのでしょうか。前回も公的支援策周知策としてSNSやメールによる情報発信の充実などについて、町としての取り組みを急ぐべき点があるのではないかと指摘をさせていただきましたし、諏訪地域の困窮家庭の集計結果を見ても、子供に関する施策等の情報収集はSNSによると回答する人が42.3%と大変高いことから見ても、対応が求められていると思います。メール発信、ツイッター、フェイスブックでも子育て支援にかかわる情報をもっと流していいのではないかと私は思いますが、いかがでしょう。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。就学援助制度では、支給を受けるための判定基準について近隣市町村と比較をし、どのような状況であるか調査をいたしました。その結果、特に当町が近隣市町村よりも劣るということはない状況でございます。  続いて支給項目でございますが、拡充を図るよう現在進めているところで、要綱の改正が伴うものでありますので具体的には申し上げられませんが、教育委員会に諮りながら、次年度から施行できるよう考えております。  下諏訪こども未来基金でございますが、下諏訪町こども未来基金条例施行規則において、子供の教育支援事業の対象経費及び給付または貸与する額は町長が認め、定めることとしており、また教育委員会及び子供の在籍する学校長等の意見を聞くことと規定されていることから、学校長や保育園長等に対し、対象になる児童、生徒、園児の学校生活だとか、生活環境を鑑み、教育支援が必要であるか見きわめ、意見を添えていただいて、認定の可否を判断することを学校長等に再確認をしたところであります。個別に必要とする支援を学校長等が児童、生徒の状況を把握していただき、教育委員会へ意見を付して申し出いただくようお願いをしているところで、特に項目は定めず真に必要なケースを柔軟に、かつ的確に活用していきたいと考えております。  次の町施策の情報発信についての関係でございます。県の子どもと子育て家庭の生活実態調査の10圏域の地域分析結果の中で、他の圏域と比較して劣る結果であったのが子育て・教育に関することの相談窓口の利用状況の回答でした。市町村役場に相談したことがない、あるいは相談する窓口や方法がわからなかったが10圏域中10番目。それから、子育て支援センターだとか集いの広場に相談したことがない、あるいは相談する窓口や方法がわからなかったが10圏域中、同じく10番目。また、支援制度の利用状況では、延長保育、一時保育に関して、制度等について全く知らなかったが10圏域中8番目というような状況でありました。このことからも、発信する情報が行き届かなかったことや、情報を発してもわかりにくい内容であったことが推察され、議員御指摘のとおり、情報発信の充実を図るべきと改めて理解したところです。  公的支援策の周知策として、SNSやメールによる情報発信の充実などについては、これまで全戸にお知らせすべき内容は町ホームページや広報紙を活用しており、発信先の対象者が特定される内容、例えば就学援助の申請だとかいったものについては、ホームページに制度の概要を掲載してきました。しかし、今年からはツイッターやフェイスブックでもお知らせすることを進めておりまして、まずは10月に行われます来年度の保育園入園説明会の開催のお知らせ、来年1月には奨学金の募集案内を発信いたします。  広報する内容によりますが、対象者が限られるものもあります。多くの町民の皆様に知っていいただきたい事業や制度につきましては、今後もさまざまなツールを積極的に活用してまいりたいと考えております。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 ぜひ情報発信を進めていただきたいと思います。受け取った人が、自分が対象者でないとしても周りのお友達、それから地域の方たちが、もしかしたら、お宅は、あるいは自分の孫がこういったものの対象になるかもしれないということで、声かけが広がることも十分考えられますので、ぜひ広く情報発信を続けていただければというふうに思います。  それでは、学習支援についてお聞きしたいと思います。その圏域別の集計結果の中には、経済的理由によって学習塾に通ったり通信教育を受けていない子供の割合が、諏訪圏域では11.5%と県全体の平均の12.1%を下回ってはいますが、経済的理由のために子供が自宅で宿題をする場所がない、30.8%、新聞を定期購読していない、同じく30.8%という回答があり、貧困が学力低下につながりやすい指摘もされているところであります。  地域の皆さんの御協力をいただいて、学校を支えていただいている北小・社中学区でのノース下諏訪ネットワークでの寺子屋の取り組みが実施されていることは承知しております。希望する子供に手挙げをしてもらって、エントリーがされていると聞いておりますし、継続して手挙げをする子供も少なくないと話を伺っていることがありますが、この取り組みの現状と課題について、ぜひお聞かせください。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。下諏訪町コミュニティスクールには、社中・北小校区のノース下諏訪及び下中・南小校区のなぎがまコミュニティスクールがございます。このうちノース下諏訪では寺子屋やしろと名づけ、コーディネーターさんによる学習支援を行っているところです。以前までは会場を社中に設けておりましたが、参加される児童、生徒の割合が社中生徒から北小児童のほうに偏ってきたこと、北小児童が社中学校に通うことが大変なことから、数年前から会場を北小学校に変更して実施しているところであります。  現在の状況といたしましては、参加する児童、生徒は約15名、大半が北小児童になります。学習の方法ですが、プリント学習を行っておりますけれども、このプリントは担任の先生がその子に合った内容を事前に用意しております。また、教えるコーディネーターの皆さんは非常に丁寧で、子供たちとの関係も良好であり、非常に有意義な時間を過ごしているとお聞きをしておるところです。  この寺子屋やしろが困窮家庭の子供の受け皿にということでございますけれども、この寺子屋やしろは学習に興味・関心がある児童、生徒が希望して参加する場でありまして、特に困窮家庭の児童、生徒だけを対象とするものではございません。  先生方や教育委員会といたしましては、授業だけでなく、もっと学習したい、学習内容を理解するのに時間がかかるから追いつきたいといった児童、生徒が、積極的に活用する場として期待をしております。寺子屋やしろの位置づけは、児童、生徒自身が自主的に学習したいといった気持ちをもっていませんと、なかなか継続した参加が難しいかと感じております。一方で、経済的な理由で学習塾や通信教育を受けられない児童、生徒が活用する場であってほしいとも願っております。以上です。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 先ほど来、触れております圏域別の集計結果の中に、子供に自己肯定感を尋ねた結果があります。自分は価値のある人間だと思わない35.3%、頑張っても報われると思わない17.6%という諏訪圏域の回答は他圏域より割合が高く、涙がこぼれそうな数値に私には思えます。どの子も楽しく学び、自信を持って育ってほしいと願ってやみません。そのための支援をどうか検討し続けてほしいと思います。  次に移ります。観光施策について通告してあります。この間、商工会議所と議会で課題を深掘りしようと行ってきた現地視察や懇談を行う中で、町の具体化をさらに望むとして指摘を受けた中に、観光案内についてがございました。これまで私自身も感じていた点も含めて、今回より具体的に取り上げてまいりたいと思います。  最初に、大社周辺を主に指摘はいたしますが、全町的に駐車場への車両誘導を含めた統一感を有する観光案内板の整備を求めたいと思います。今議会の補正予算に日本遺産PR用看板製作委託料50万円が計上されています。また、新たな看板が設置されるということだと思いますが、景観に配慮し、しかし、インパクトのあるわかりやすい表示が必要です。  ここ数年、99分のまちあるきを町は進めてきました。季節を問わず、町なかを散策する観光客の皆さんや修学旅行生の姿を目にする機会がふえていることは、私も実感しています。しかし、このまち歩きをしていただくためには、まず車で来町された方々に駐車場に車をとめてもらわなければなりませんが、残念ながら初めて町を訪れる方にとって駐車場の案内が十分されているとは言えない状況だと私は思います。国道を諏訪方面、あるいは岡谷方面から走ってきても、事前に駐車場を教える表示はほとんどなく、町営の四ツ角駐車場や友之町駐車場も、そこに行って初めて大きな看板があるだけですから、あっと気づけば既に通り過ぎてしまうような状況は容易に想定されます。自分自身の経験からも、初めて訪れた地で余りうろうろしないで車をとめられ、楽しい時間を過ごすことができれば、そこは行ってよかった場所になり、さらにプラスアルファがあれば、また出かけてみたい場所になるのではないでしょうか。  そこでまず、駐車場を示す看板の設置や見直しをすべきと考えます。その点で次の3点を求めたいと思います。まず1点目、四ツ角交差点から秋宮の間の大社通りの途中への看板の設置です。秋宮に向かっていく途中に専女八幡の駐車場の案内表示を大きく掲げてほしいことと、それから反対に、秋宮から四ツ角に下ってくる際の途中に、四ツ角駐車場あるいは友之町駐車場の案内表示を希望します。  2点目は、専女八幡の駐車場に目立つ看板の設置と、万が一その駐車場にとめられない場合も四ツ角方面に戻っていただき、町営の四ツ角駐車場あるいは友之町駐車場に車を誘導するための案内看板の設置をしてほしいこと。  3点目は、大社通りや国道から見えにくい既存の四ツ角駐車場、友之町駐車場の看板をもっと道路沿いに移せないものでしょうかということと、それから駐車場から少し離れた場所に、もう少し行くと町営駐車場がありますよという予告の案内看板の設置を求めたいと思います。  大社との協議が必要なこととは思いますが、欲を言えば、これらの看板に秋宮あるいは春宮の駐車場の場所を示す表示も、あわせて検討いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。観光案内看板につきましては、まち歩き用の歩行者用案内看板は、これまでに三角八丁エリアを中心にほぼ整備をしてきているところでございますが、車へ対応する案内看板につきましては、本年度から取り組みを始めているといったところでございます。  御質問の案内看板につきましては、まず大社通りへの専女八幡駐車場、四ツ角駐車場、友之町駐車場、これらの案内看板につきましては、県で管理をしております国道142号、これに絡んでおりますので、設置場所や看板の規模など、県と相談しながら設置について検討してまいりたいと考えております。  また、専女八幡駐車場の表示看板につきましては、表示内容等、諏訪大社、専女八幡と協議をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。それと、既存の四ツ角駐車場、友之町駐車場、この表示看板につきましては、看板の大型化、あるいは看板の表示の内容の見直し、こういったことについて駐車場の管理者と調整、協議をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長 予告看板のことは。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 予告の看板につきましては、事前に御案内するといった意味で、142号と同じように国道20号、そういった絡みもございますので、道路管理者のほうに御相談を申し上げながら検討してまいりたいと思います。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 ありがとうございます。そして次に、秋宮の駐車場から出てくる車が導かれて、道路が大変狭い割に交通量が多い上、通学道路でもあり、危険が多い旧道の武居交差点に、真っすぐ下れば国道です、右へは曲がれませんが、左に曲がれば諏訪方面ですという案内の看板の設置と、それから、その武居交差点から下った国道20号との合流の手前に、やはりここも、右には曲がれませんが、左に曲がると諏訪方面ですという看板設置を求めたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 武居交差点への看板の設置につきましては、現在検討中しているところでございますが、町道裏参道への誘導につきましては、下諏訪中学校や向陽高校の生徒の通学路になるといったこともございます。また、国道20号へ出たときの四ツ角方面への右折は難しいといったことなど安全性を考慮しまして、武居交差点、そこの交差点のところで秋宮鳥居前方面への誘導を考えているところでございます。表示の内容等、工夫をしながら設置をしてまいりたいというふうに考えております。  それから、下っていきましたヤマモト様前の交差点、国道20号のところですが、そこの案内看板につきましては、武居交差点の誘導看板により対応していきたいと思っておりますが、そこでの状況を見て、さらに検討を加えたいというふうに思っております。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 武居交差点を右に曲がるのも、あそこが大変狭くて危ないなという感じはしますが、事故が起きないよう十分配慮もしていただきつつ、表示も検討いただきたいと思っています。  それでは次に、観光資源の活用と情報発信についてであります。最初に、街かど博物館についてお聞きします。かつて、町の宝を多くの人に知ってもらおうとのことで、町内に幾つかの街かど博物館がつくられ、当初は開設への補助も町から出されたと記憶をしております。今も街かど博物館の看板を表示し、立ち寄られる方に対応いただいているところもあれば、いつの間にか観光マップの表示から消えたところもあるように思います。また、マップによっては街かど博物館の表示があったりなかったりの差もあるかと思います。  今回、複数の街かど博物館にお伺いし、お話をお聞きしましたが、もっと充実させて、観光客の皆さんばかりでなく町の皆さんにもどんどん来てほしいとおっしゃる方もいらっしゃれば、そのための展示で場所をとられているのは事実だ、できるなら看板をおろしたい、見直す必要があると思うとおっしゃられる方もいらっしゃいました。  街かど博物館の看板を発行しているのは商工会議所ではありますが、現状と今後の活用について町はいかがお考えでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。街かど博物館は、個人や企業などが所有をしております下諏訪町の産業や歴史・文化に関連した産物ですとか、仕事道具、生活用品、文献等の資料を町民の方が無料で一般公開をしているというミニ博物館でございます。現在は町内に6件ございます。  それぞれ利用状況につきましては、来迎寺横にある花屋茂七館では、月に30人ほどの観光客が訪れているというふうにお聞きをしております。また、駅の観光案内所の横の駅と祭りの資料館では、月に七、八人程度ということですが、隣の観光案内所の所長さんみずから御来場いただいたお客様に木遣りの披露をしていただいたり、観光客の皆様に楽しんでいただいているといった状況です。あと、二葉屋酒店さんの店内にあります懐古物語、これにつきましては御来店いただいたお客様にごらんをいただいているといったような状況であるというふうにお聞きをしております。その他の施設におかれましては、要望があればあけているというふうに伺っておりますが、それぞれ利用率は余り高くないというふうにお聞きをしている状況でございます。  街かど博物館は、地域の歴史・文化や住民の生活に直接触れることのできる貴重な場所でありますので、今後は街かど博物館をまち歩きとリンクさせて、新たなまち歩きのコース、テーマの設定を研究いたしまして、まち歩き観光の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 それから関連して、観光案内所の充実についてもお聞きしたいと思います。商工会議所では7月から秋宮前において観光案内所を設置、運営いただいております。連日、大変多くの来館者があり、対応いただいているとのことであります。商工会議所では、この案内所の設置、運営は、70周年の記念事業の一環としての位置づけですが、訪れる方の大変多い秋宮の目の前にあり、また交通量の多い通り大社通り沿いの目立つ場所にあることが、好評である理由の一つではないかとも思えます。ぜひ、この場所での案内所設置を継続できないものかと考えますが、いかがでしょう。商工会議所での継続をお願いしていく、あるいは観光振興局として運営を引き継いでいくことはできないでしょうか。  そして、そこでの継続が困難となるのでなれば、まち歩きの拠点として位置づけられている今昔館が観光案内所として十分機能するよう、そこへの人の流れをつくるための動線表示を再考すべきと考えます。四ツ角交差点から秋宮の間に、大社通りの途中に看板があります。今昔館を示す看板ですが、これをもっと大きく目立つようにすべきではないでしょうか。  それから加えて、心のこもったおもてなしや御案内に努めていただき大変好評の、先ほど答弁の中にも触れていただきました駅構内の案内所をもっとPRすべきと思います。先ほどお聞きしてきた駐車場の情報とともに、観光案内所の大胆な表記を観光協会のホームページや各種パンフレットに求めたいと思います。この点もあわせてお願いします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 旧花梨館の観光案内所につきましては、下諏訪商工会議所により7月から開設をされておりまして、8月末までの2カ月間で1,500人を超える観光客の利用があったというふうに伺っております。今後の継続につきましては、旧花梨館の観光案内所の運営実績の検証結果等を踏まえて検討してまいりたいというふうに考えております。  また、今昔館への動線の案内標示、これにつきましては、現状におきましては、ここで整備をしております歴史のこみち、これを活用し、PRとあわせて今昔館への案内標示を検討していきたいというふうに考えておりますが、今昔館においてもホームページですとかパンフレットの記載について工夫をするとともに、観光施設として入館しやすいといったような環境の整備に努めてまいりたいと考えております。  駅の観光案内所につきましては、案内所長さんには大変御尽力をいただきまして、親切丁寧な案内に加えまして、所長さんのお人柄により大変好評をいただいているというところでございます。また、JR下諏訪駅の前向きな御協力もいただいているところでありますので、PRの方法などJR駅のほうとも相談をしながら、引き続き多くの方に喜ばれる施設となるように努めてまいりたいと思います。駐車場の案内も含めまして情報発信について、さらに工夫をできるところは工夫をさせていただきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 ぜひ具体化を進めていただきたいですし、それから今年度から取り組んでいただいている各種案内板の検討、設置もぜひ積極的に進めていっていただければというふうに思います。ここで、これまでお尋ねしてきた観光施策についての町長の所見もお聞きしておきたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 まち歩き観光に力を入れてきたことは事実でありますし、おかげさまでそういったまち歩きを楽しむ方たちがふえてきているということは実感をしております。今御指摘の駐車場の問題につきましては、町でも友之町、また四ツ角駐車場を観光客の皆さんに御利用いただきたいと、そんな思いで無料化も進めているところでもございます。  そういった中で、今御指摘の看板の整備ということは大変重要なことだと思っています。ただ、国道ということもありまして、設置については協議が必要だろうというように思っておりますし、看板もむやみに大きくするというのは景観にも配慮していかなきゃいけないということでございますので、その辺の御理解はいただきながら進めてまいりたいと思っています。
     それから動線の整備ということで、今年から今取り組んでいるのが歴史民俗資料館、今度、宿場資料館という形に名前を変えましたけれども、あそこからの今昔館への動線というのを今進めております。秋宮からですと、ちょうど資料館の裏口から入ると、庭を通ってちょうど出たところが立町通りになるわけですから、そこの動線の整備を進めていきたいと思っています。少し見づらい看板になっていますので、あの看板を歴史のこみちへの誘導看板というような捉え方をして本年度整備をしていこうと思っています。そういったことで、諏訪大社に参拝に来たお客さんも立町通りのほうに誘導ができるのかなと、そんなこともあわせて検討していきたいと思っています。  それから商工会議所の案内所、私たちが想像した以上に多くの皆さんに御利用いただいているという結果が出ていますので、そんなことも踏まえて、今後どういった形で開設ができていくのか、また所長さん、今非常に積極的に女性の案内役として活躍していただいておりますので、継続してやっていただけるのかどうか、その辺もしっかり確認をしながら、町としても観光協会を通して御支援ができればというように考えているところであります。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 それでは通告最後の項目、住民要望についてに移ります。まず、日ごろから、何とかならないか、対策を講じてほしいとの声を聞いている危険箇所を具体的に挙げ、町として考えられる方策をお聞きしてまいりたいと思います。  まず、国道20号大社通り四ツ角交差点です。御田町方面からこの交差点は右折禁止ですし、秋宮方面からも右折禁止です。しかし、これを守らない車、特に御田町方面から来て右折する車をたびたび目にします。  そして、交通ルールを無視する車が多いという点で、四ツ角交差点と共通するのが富士見橋の諏訪市側の交差点です。岡谷方面から来ると直進しかできないのですが、ここを結構右斜めに弥生町に侵入する車、あるいは左折をして砥川左岸を上る車もあります。どちらも当然大きめの標識が信号機についていますが、見ないドライバーが多いのか、見えにくいのか、見えていてもあえて無視するのか、交差点手前への何らかの注意喚起の標示が必要ではないかと思います。大社通り四ツ角交差点については、先ほど駐車場案内の看板を幾つか求めました。それらへの表記によって、曲がってはいけない方向を表記することも可能ではないかと考えます。  また、富士見橋と春宮大門の信号の間にある矢木西林うなぎ屋さん前の交差点、ここには信号機はありませんが、ここが蚊無川道線から国道に出る、あるいは国道を横切る車が大変多いわけですが、なかなか車が途切れなくて出られない。横断歩道は国道を横断する岡谷市側にはありますが、歩行者や自転車にとっても大変怖い交差点との声を聞いておりますし、事故も少なくない交差点ではないかと思います。信号機をつけてほしいという声もお聞きしているところであります。交通標識や信号機の設置は警察の管轄ではあるでしょうが、こうした交通標識の改善や信号機の設置を求める声を集約し、町として具体化を求めていただけないものかと思います。  加えて、医王渡橋の春宮側への信号機の設置要望も上がっているとお聞きしています。大変狭い県道に観光客も含めて車も人も多く行き来し、特に登下校時の安全確保の観点から、地域からの要望が上がっている箇所であります。ここも含めて町は現状をどう把握し、警察並び関係団体と協議等をされているのかお伺いしたいと思います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。一般的に、交通規制につきましては、道路における交通事故などの危険を防止し、道路を通行する方々が安全かつスムーズに利用できるよう、信号機、道路標識、道路標示等を設置し、交通の安全と円滑化を図っております。 また、県警交通部がまとめている交通統計による下諏訪町内における昨年1月1日から12月31日までになりますが、人身事故の発生件数は73件で、このうち交差点では39件であることから、交差点での事故の割合は非常に高く、議員御指摘の箇所では、富士見橋東側交差点では事故は発生していないものの、大社通り交差点では1件、矢木西林うなぎ屋店前交差点では2件、医王渡橋東側交差点では1件の人身事故が発生しております。  それぞれの交差点の現在の状況と対策につきましては、まず大社通り交差点においては、岡谷市側への進入を禁止しておりますが、これは町道御田町線で渋滞を発生させないための規制であります。また、富土見橋東側の交差点においては、岡谷側からの右折については、国道20号の渋滞対策と弥生町方面への抜け道対策、左折につきましては、砥川左岸への進入路が鋭角であることと、その先の町道が狭隘であることから、右左折とも禁止され直進のみとして規制が設けられている状況でございます。  これらの交差点では、公安委員会により指定方向外進入禁止の規制標識が信号機に添加されているとともに、信号機前にも標識が設置されておりますが、進入禁止方向へ進入するなど、規制を無視した車両が見受けられるという報告を受けております。  既に設置されている規制標識につきましては、設置基準となる国土交通省、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令及び警視庁、交通規制基準を現時点で満たしていることから、新たな改善等は難しいと考えられますが、ドライバーの規制に対する認識や意識の低さが主な原因と思われるため、町独自の対策として、路面標示や注意喚起標識の新設、ホームページや町広報紙への掲載等の周知活動等を行うことで対策の強化を図っていきたいと考えております。  次に、医王渡橋東側の交差点につきましては、第1区から通学路及び観光客の散策路となっていることから、交通安全対策に関する要望を受けており、町としても早急な対策が必要と考えている箇所でございます。このため、諏訪警察署と信号機の新設について事前協議を行ったところ、春宮から横断歩道までの区間において渋滞を招くなど、全体の交通状況から警察庁の信号機設置の指針に達しておらず、信号機の設置は難しいと判断されておりますが、通過する車両も多いことから、実施可能な対策として、春宮側から通過する車両へ横断歩道があることを知らせる横断歩道ありという看板を本年6月に町で設置したところでございます。  また、この交差点では日常的に走行速度を超過する車両も見受けられることから、県警に移動式速度計測器(オービス)が導入されたことを受け、この機器を使用した取り締まりの実施を諏訪警察署へお願いしているところでございます。  当該箇所周辺は、昨年12月に北小PTA、社中PTA、とがわ保育園保護者会から、該当する区長さん経由で交通安全対策の要望を受けており、車両走行速度の抑制、抜け道としての通過交通の抑制等への対策として、ゾーン30の指定に向けて町としても要望を行ってまいりました。  その後、本年7月には県公安委員会から指定の決定を受けておりますが、具体的な標識等の整備については、現在、諏訪警察署と調整しており、年度内には警察による規制標識の設置とあわせ、町としても路面標示による対策も警察と連携して整備することとしており、整備後は警察を含む関係諸団体とともに各種の啓発、周知活動を図り、さらなる安全対策に努めてまいりたいと考えております。  以上、御指摘いただきましたそれぞれの交差点の状況と、現在、諏訪警察署等の関係機関との協議の状況になりますが、多くの要望をいただく中で、町独自で行えるもの、警察との調整が必要なもの、それぞれに最善の対策を講じてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 具体的な安全対策の検討が進められて、できるところから始められているということでもあります。今後にも注目をしたいと思いますが、国道の矢木西の林うなぎ屋さんの前の交差点、あそこも多分、信号機をつくるのは、富士見橋と春宮大門の間ですから難しいんだろうなということは想像できますが、かつて県道ではありますが、事故が起きた後に点滅式の信号機が設置された事例もございました。事故が起き死傷者が出る前に、信号機が無理であるとするならば、通行する人や車に注意喚起をする方策をぜひ積極的に進めていただければというふうに思います。  それから、信号機のない交差点では横断歩道の位置が大変気になります。例えれば、今言った矢木西の林うなぎ屋さんの前なんですが、交差点の岡谷側にしか横断歩道がありません。諏訪市側や、それから蚊無川道線から弥生町方面の道路、矢木西通線というのでしょうか、そちら側にはありませんから、歩行者にとっては、より怖い交差点ということになります。横断歩道の増設も検討する価値があるのではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。町といたしましても可能な限りの対策は事故が発生する前に講じていかなければならないと考えております。警察や関係する機関との折衝を行っているところではございますが、先ほど来、お話ししているさまざまな理由により、必ずしも町が望む対策を図ることができない箇所もあることを御理解いただきたいと思います。  そういった状況ではありますが、現在、国土交通省では、交通事故死者数のうち歩行者、自転車利用者がその半数を占め、さらにそのうちの半数は自宅から500メートル圏内の身近な生活道路で発生しているというデータが示されております。このことから、生活道路における車両の速度超過箇所や急ブレーキ多発箇所等、潜在的な危険箇所を特定する国によるビッグデータの活用と、これまでの交通事故発生箇所のデータを用い、対策エリアを選定し、危険箇所に対する安全対策を進め、交通事故を未然に防ぐための取り組みが進められております。  具体的には、これまで事故などが発生してから対策をとってきた、いわゆる対症療法型の対策から、ビッグデータを用いた対策は、ETCから得られるデータを活用し、速度超過や急ブレーキの多発等の箇所を事故が発生する前に特定し、対策を講ずるものでございます。  当町としましても、このようなビッグデータを用いた安全対策について、現在、長野国道事務所と協議を進めており、通学路、交差点等を含む危険箇所に対し、効果的な交通安全に関する各種の対策を進め、当町の安心・安全なまちづくりを進めていきたいと考えております。  矢木西林屋うなぎ店前の交差点につきましては、周辺には西大路交差点部、富士見橋東側交差点部、春宮前交差点部と比較的短い区間に信号機が設置されていることから、新たな信号機を設置した場合、これまで以上の渋滞を招いてしまうこと。新たな横断歩道については、増設することで交差点内に車両が停止し、結果、事故を誘発する可能性もあることから、設置は難しいとの回答を諏訪警察署からいただいております。  しかしながら、この交差点においては既に事故が発生している状況もあることから、町道内での対策として、路面カラー標示とあわせた「止まれ」の路面標示等を行い、事故防止に効果的な対策を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 それでは、啓蒙という点から1点御提案申し上げます。季節ごとの交通安全運動期間中、私どもも加わって交通安全の啓蒙活動を実施しています。出陣式の後の交通安全指導所開設ということで、毎回それぞれ同じ場所での啓蒙活動を行っているわけですが、これを例えば先ほど危険ではと指摘したような場所に、その時々、場所を移しながら行うとか、あるいは幾つかのグループに分散方式で行うとか考えてみたらいかがでしょう。大勢が一斉に道路沿いに立つことでの啓蒙効果は大変大きいと思いますが、ピンポイントでのPRも効果があるのではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。現在、当町で実施している街頭啓発活動としましては、ドライバーに対する交通ルールの遵守と正しい交通マナーを実践する呼びかけによる交通事故防止の徹底を図るとともに、季節ごとに実施している交通安全運動は、町交通安全推進協議会、諏訪警察署との連携により、車両通行量が多く効果的な箇所として、赤砂交差点、湖浜交差点、役場交差点において、啓蒙・啓発活動を実施しているところでございます。  このうち、赤砂交差点においては交通指導所を開設し、啓発用文字パネルとのぼり旗による啓発活動を行っております。また、湖浜交差点においては、のぼり旗による啓発活動とあわせ、ドライバーへの啓発用チラシの配布、役場交差点では、ワンポイント作戦として、交通安全協会下諏訪支部が中心となり、警察とも連携したのぼり旗等による啓発活動を実施しております。  議員御指摘の実施場所を変えての啓発活動につきましては、実際に交通事故が発生している交差点や車両通行量が多い箇所、ドライバーの認識が低く規制違反が多い箇所など、新たな視点で検討することも必要と考えることから、今後、啓発活動を行う方の安全面も配慮し、かつ効果的な箇所の選定を警察署とも連携し進めていきたいと考えております。 また、啓発活動は、より多くのドライバーに認識していただく観点も重要であり、多くの箇所で行うことでドライバーの目にとまる効果もあることから、関係する団体や組織の皆様にはこれまで以上の方々に御参加、御協力をいただきながら、分散化による活動を広げてまいりたいと考えております。  いずれにしましても、事故のない安全・安心なまちづくりを進めるために、どこで、どのように啓発活動を行うことが効果的か、関係する機関とも情報交換を活発に行いながら、活動を強化してまいりたいと考えております。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 ぜひ今後ともよろしくお願いします。それでは、あと残り時間が少なくなりましたので、一気にお聞きしていきたいと思いますので、お願いします。  まず、福祉タクシー等利用料金助成事業給付の見直しについてであります。今年度、福祉タクシー等利用料金助成事業の実施要綱の見直しが行われ、要支援認定者、要支援1・2の方の交付枚数がタクシー券で12枚、バス券48枚、入浴券なら36枚が減少されたわけであります。  これについては昨年12月議会の代表質問で、これはやめていただきたいと求めた経過がございます。その本会議でのお言葉ではありませんでしたが、その後、私ども日本共産党下諏訪町委員会と議員団が提出した予算要望に対する回答書をいただく際、町長からは必要な方へはこれまでどおりの枚数が利用できるように配慮するという言葉をいただいております。しかし、5カ月が経過して実際にはどうだったのでしょうか。要綱見直し以降、要支援の方に配慮の上、タクシー券などが発行された事例があったのかお聞きしたいと思います。  今年度、申請受け付けを知らせる「クローズアップしもすわ」には、枚数の変更に対する記載はなく、申請時には場合によって配慮される場合があることは説明がなく、また半年分のタクシー券を送られてきた際にも、その類いの説明はなかったと実際に受け取った方からお話を聞いています。町長がおっしゃっていた配慮をいただける必要な方とは、どういう方なのでしょうか。直接、町長に直訴すればいただけるのでしょうか。私はこの際、要支援の方への助成枚数をもとに戻していただきたく、お聞きしたいと思います。  それから、最後になります。B型肝炎予防接種への助成の具体化についてであります。前回の一般質問で、法定の接種の対象にならない就学前児童と保育士の皆さんへのB型肝炎予防接種の助成を求めました。具体的に検討していくという大変うれしい答弁をいただきましたし、それから通告後にわかったことなんですが、今議会に上程されている補正予算の中に就学前児童の予防接種に対する助成87万円が予算計上されております。大変うれしいことでありますので、具体的な進め方、補助金額、周知の方法、見込まれる対象人数等、お答えいただければと思います。そして、就学前児童に対する助成とともに求めた保育士の皆さんに対する助成については、どう検討されているのかもあわせて伺います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 初めに、福祉タクシーの関係です。福祉タクシー等利用料助成につきましては、今年度、免許証の返納をした方に加算するということがありました。8月末現在の免許証返納者に対しては、154人の方が申請をされ、昨年度74人に比べますと倍増している状況です。先ほどの御質問の要支援の方へ配慮の上で発行したかということにつきましては、上半期の時点ではありませんでしたが、福祉タクシー等の助成につきましては、6カ月ごと前期・後期に分けて配付をしています。上半期につきましては要綱の変更等あって、申請状況を確認していたところですが、下半期となる10月分からにつきましては、配慮が必要となる要支援の方につきましても対応したいと考えています。  その方法としましては、独居高齢者台帳に登録されている要支援1・2の方を対象に、従来と同様の支援が受けられるようにと考えています。現在、要支援1・2の方の福祉タクシー等の申請状況になりますが、8月末の対象者448人に対して、年間24枚の配付を受ける方が285人、障がい者、あるいは免許返納等で受けられる方、また透析患者の方で対象となる方が47人、残り116人の方は申請されていないという状況です。  先ほども申し上げましたが、下半期に向けて先ほどの独居高齢者等を対象に従来どおりの申請枚数を配付できるようにと今考えているところです。  もう1点、B型肝炎の関係ですが、6月の議会後、担当課で検討する中で、未就学児に関しては現在の年長児も含めて、より早急な対応が必要であると考え、10月から実施の準備を進めています。実施期間ですが、平成30年10月1日から平成32年3月31日までの1年半の期間となります。対象者は平成30年度の3歳児から年長児の相当年齢の児童となり、517人が対象となります。実施方法ですが、町の指定医療機関で実施する際、窓口負担の軽減を図り、期間内に実施する最大3回分についての補助となります。具体的には、接種にかかる費用のうちのワクチン代1回2,386円を町が負担することにより、保護者が支払う窓口負担を軽減することとなります。対象となるお子さんには全員に個別通知でお知らせするとともに、町内保育園等へのポスター掲示も考えています。  最後に、保育士への対応となります。先ほど申し上げましたように、この10月1日からの対応は、現在の未就学児が早急な対応が必要であるということの対応でしたので、保育士につきましては31年度予算化をして、児童同様に助成をしていきたいと今考えています。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 時間をはみ出しました。済みませんでした。ありがとうございます。 ○議長 次に進みます。質問番号8番、質問事項 来年度予算編成と施策の展望について、観光について、南知多町との今後の交流について、自分に見合った運動について、「諏訪はひとつ」について、議席5番、青木利子議員、質問席にお着きください。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 一般質問も終盤に近づきましたが、よろしくお願いいたします。今朝なんですけれども、生ごみをリサイクルセンターに届けようと思って、赤砂崎を通ったところ、イルミネーションの片づけを職員の皆さんがやっておられました。大変好評だったイルミネーションも終わり、夏も終わったなと感じ、職員の皆さんに感謝するところです。  そこで、質問に入りたいと思います。議席番号5番、質問番号8番の青木利子でございます。来年度予算編成と施策の展望についてですが、この件に関しましては、昨日の小池議員も質問されていますので、よろしくお願いしたいと思います。  予算編成を振り返ってみると、平成18年度は向こう10年間の第6次下諏訪町総合計画に基づき、誰もが「住んでみたい、住み続けたい、住んで良かった」と言える町、小さくてもきらりと光る美しいまちを目指した予算編成がなされました。続いて、平成19年度の予算編成からは、安心・安全のまちづくり、地域活性化まちづくり事業の推進、地域で守り育てる子ども支援策の推進、環境、福祉施策の充実、行政改革の推進の5項目を重点施策として位置づけられておられます。  平成30年度も同様に、第7次総合計画や未来を創る総合戦略を基本とし、重点目標を四つ、安全に、健康で暮らし続けることができるまちづくり、安心して子どもを産み、育てることができるまちづくり、安定的に働き続けることができる地域、まちづくりを挙げ、住民満足度100%の実現を目指す予算編成でした。  町長が就任されたときは、大変厳しい財政状況であったということも昨日の答弁の中でありましたが、その中にあって、町民の福祉向上と安心・安全の町を担保にされた運営がなされてこられたというふうに思っております。今までの予算編成に当たっての姿勢はぶれることなく歩まれてこられたので、来年度の仮の平成31年度の予算編成についても、そのような方向であろうかと考えております。  そこで、来年度予算編成の施策と展望をどのようにお考えかお聞きしたいと思います。来年度もまた住民満足度100%の実現も継続されるのかということもお聞きし、さらに深掘りについての重点施策をお聞きします。 ○議長 町長。 ◎町長 基本的には変わらない思いで予算編成に臨みたいというように思っています。住民満足度100%ということは、いかに住民の皆さん方に寄り添い、そして日ごろから住民の皆さんの要望をしっかりと把握しながら施策を組み立てると、こういった町の姿勢をお示しさせていただいたということで御認識をいただいていると思いますけれども、それぞれ私だけでなくて、各課が住民の皆さんからの要望をしっかりと受けとめて施策を組み立てていくと、そういった形の中で予算編成がされるということが基本だというように思っています。  今後につきましても、そういった姿勢を持ち続けて、住民の皆さん方に寄り添いながらの、そしてまた住民要望をしっかりと的確に捉える中での予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 昨日の中にも出ていましたけれども、来年度10月は消費税が10%になる計画もありますが、昨日の答弁ではございませんでしたけれども、やはり私の心配しているのは消費の落ち込みや家計への影響です。町としてどのぐらいの影響があるかと、やっぱり想定はされているのではないかというふうに考えていますけれども、具体的に家庭への心配をどのようにお考えかお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 これなかなか難しい問題でございまして、消費税が上がることによって消費が低迷する心配は当然考えられるわけでありますし、そういったものが家計にどうやって響いていくか、これはやはり町としても注視をしていかなければいけないとは思いますが、これはなかなか町で何か制度や施策をつくるということは難しい話でありますので、その辺についてはまた注視をしていきたいということでございます。  ただ、歳入の部分では、消費税が上がることによって町のほうには交付金という形で還元されるわけでありますから、昨年も3億円を超える交付金がございました。そういったものがどういうように歳入の中に影響してくるのか、そういったことは十分今後見きわめていかなければいけないことだなというように思っています。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 交付金という形で3億円が昨年はあったということですので、そういう意味では、そういうところでは期待できるのかなと思いますけれども、現在、労働力の人口は減少を続け、少ない労働力を社会全体で分かち合わなければならない時代の到来が予測されていることから、より効果的で効率的な行政運営の手法の検討が必要と言われています。仮の平成31年度予算編成での人員、組織など最適な運営体制について、どのようにお考えかお聞きしたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。平成31年度予算編成での人員、組織など最適な運営体制ということでございますけれども、今後予算編成において各事業、予算を査定していくわけでありますので、現時点で人員や組織体制、大きく変わるということはないかと思いますが、しかしながら、より専門的な業務においては、業務内容や今後の体制を見据え、専門的な採用を視野に入れながら行政の効率を図ってまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 今の段階でのお答えだと思いますが、ICTを活用した事業革新、働き方改革による従来の枠組みを超えた勤務のあり方、作業の効率化などを取り入れていくお考えはいかがでしょうか。また、今までの財政改革を実施し、養ってきた健全財政ですが、予算編成の過程の公表についてはどのようにお考えかお聞きしたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。初めに、業務におけるICT活用や働き方改革についてでございますが、これにつきましては、ICTの活用では業務効率に寄与する可能性がありますけれども、自治体の規模や業務手順の見直しの有無によりまして、効果は大きな差が出るものと考えております。  次に働き方改革でございますが、幾つかの課題がございます。長時間労働の是正や年次有給休暇取得の促進では、当庁においても終礼時における個々の職員の業務把握や毎週水曜日の定時退庁日の設定、業務繁忙期における係・課の連携対応など改善策を講じております。  また、非正規職員と正規職員との格差是正では、非正規職員の任用や勤務条件を見直し、会計年度任用職員制度の導入に向けて準備を進めているところでございます。また、ワーク・ライフ・バランスでは、県下でもいち早くイクボス・温かボスを宣言をするなど取り組みを進めております。  いずれにしましても、効率的な行政運営への取り組みは、職員一人一人がモチベーションを高め、質の高い仕事ができる環境づくりと意識改革が必要であると考えております。 次に、予算編成過程の公表ということでございますが、これにつきましては前年までと変わりなく進める予定でございますので、過程の中で随時公表していくことはございません。スケジュールにつきましても、実施計画の作成は例年10月の中旬から下旬に取りまとめをしまして、事業の計画内容を予算編成へ反映することとなりますので、9月中旬から各課において住民要望の取りまとめと予算措置について検証をしていく予定であります。  そういう作業を進める中では、年明けから順次、理事者査定を実施いたしまして、現段階では2月中旬にお示しすることといった予定を考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。以上です。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 わかりました。ワーク・ライフ・バランスをもとに行われるということで、大変期待するところですが、また意識改革を続けていかれるということです。一番本当は望んでいるのは予算編成過程の公表ですが、これは町長のほうのコメントで、予算編成を毎年、予算の内容を1冊にして出しているということで、町長がお答えになっているので、その部分で、そこに期待するところですけれども、やはりほかの地域によってはインターネットで予算編成の状況を公表しているところが既に、今現在もあります。また、今後はそういった部分もお考えいただければ、予算決まってからの予算ではなくて、決まる前にどういった予算が組まれるだろうということも、やっぱり公表していく姿勢としては大事かなと思っておりますので、これはお願いしておきたいと思います。  続いて、観光に入りたいと思います。八島高原の植物についてということでお願いしてありますが、7月の末に友人と八島ケ原湿原を散策しており、ワラビが大きく育ち、また数もふえて、木道から見る花、野草が小さく弱々しく見えました。ワラビが原因ではと、あざみ館のビジターセンターの方にお話ししたら、時期でそう見えているだけであるということ、また、ワラビは外来種ではないことなど問題はないとお聞きしました。山の花を見るのを楽しみにしている者にとっては、ちょっと気になるところですが、町の見解をお聞きいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答えいたします。ワラビということでございますが、御指摘いただきましたワラビにつきましては、初めのうちは、早春、葉っぱの成長前、そういったときは葉が小さく見えますが、夏になりますと葉が大きく開いて目立つ状態になるものでございます。議員がごらんになられた時期、盛夏の時期ですが、恐らく葉がいっぱいに開いた状態の時期だったかというふうに思われます。ワラビにつきましては例年このような状況でございまして、特に増殖、ふえ過ぎたりですとか、ワラビによります他の植生への影響、こういったものについて具体的な報告はございません。ワラビも八島ケ原湿原に生息する在来の、特定外来種とかいったことではなくて、在来の四季によりさまざまに移り変わっていく植物の一つというふうに捉えているところでございます。  なお、ワラビに関しましては、ほかの山菜もそうなんですが、国定公園内において草木の採取は禁止されているということから、とったりしないように指導をお願いしているところでございます。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 わかりました。その時期によって目立ったりするということだけだということはわかりましたので、ほかの植物と一緒に元気に育ってくれればいいかなと思いますし、また万が一、お聞きしたところ、毎日、監視員さんの日誌を見ますと、中にはワラビをとっている方がいて注意したとかというような報告もお聞きしましたが、できるだけ入らないで今の八島ケ原湿原を守っていかれればいいかなというふうに思っております。  今回の質問に当たり、信濃教育会から発刊されていた図鑑、自然観察ハンドブック「霧ケ峰の自然」と諏訪地方の元理科教員でつくる諏訪の自然を学ぶ会が出版した「諏訪の植物」を改めて読みましたが、貴重な八島ケ原湿原をどう未来につなげていくかを考えさせられました。そしてお聞きすると、小学生や中学生など子供たちにつなげていくために、学校の授業の中でどのように八島湿原について学んでいるかお聞きしたいと思います。小学校、また5年、6年の生徒が八島湿原での現地に出かけているとお聞きしましたが、子供たちの感想はいかがなもんだったでしょうか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。小学校児童の八島湿原についての感想を御紹介させていただきます。両小学校5年生の恒例行事であります、いずみ湖防災キャンプの一環で、1日目の午前中に八島湿原を訪れ散策を行ってきております。本年度は、南小学校が7月の25日、北小学校が8月30日に実施をしております。  南小学校の児童の感想でございますが、各クラス1列になって湿原を一周し、事前に学習した花があるか楽しみながらプレートを探し、実物を見ては喜んでいたということ。それから、ニッコウキスゲが咲いている時期で、うれしそうに花の数を数える児童がいた。高地の涼しさと景観の美しさに喜んでいたというようにお聞きをしているところです。  次に北小学校の児童ですが、派遣会社のキノアにガイドを依頼し、5グループ、約10人編成で湿原を一周したそうです。八島湿原が1万2,000年前からあることに驚いた。高山植物の名前の由来を聞いて楽しかった。湿原の周りに樹木がないのは自然現象でできたものと思っていたが、人がつくり出した環境と聞いて驚いた。何となく知っていたことが、詳しい解説を聞いてわかることが楽しかったというようにお聞きをしております。  なお、両校を通じて、同じ町内にありながら初めて八島を訪れる児童が多かったとも伺っております。以上です。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 同じ町内でありながら初めて訪れる方がいたということに対しては、ぜひ多くの皆さんが行っていただけるといいなというふうに感じているところです。  そこで、通告してありますトイレについてお聞きしたいと思います。八島湿原に来られた方々の、このトイレについて、またその他についての御意見は、どんなようなものがあったのかをお聞きしたいと思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答えを申し上げます。まず、トイレの関係でございますが、八島高原公衆トイレにつきましては、平成4年に現在のトイレに改修して以来、26年が経過をいたしまして、傷みや汚れも激しくなってきております。清潔感が損なわれている状況というふうになっております。  このような状態の中で、お客様からいただいている御意見、御要望といたしましては、汚い、水が出ない、臭いといった意見がほとんどで、少数ではありますが、子供のおむつがえの場所が欲しい、冬期間でも使用できるようにしてほしいといった御要望もいただいております。  トイレにつきましては来年度の改修を予定していますが、利用者からの御意見や関係する団体の皆さん、山小屋の皆さん等の御意見を参考にさせていただき、利用状況や環境状況等を考慮する中で、皆様に気持ちよく御利用いただけるトイレに改修してまいりたいというふうに考えております。  それから、湿原に関係する御意見といたしましては、傷みの激しい木道に関係する御意見が主なものとなっております。木道につきましては、総延長が約1.8キロメートルありますため、維持管理に多大な労力を割いているといった状態でございますが、修繕や改修を計画的に進め、安全管理に努めてまいりたいと考えております。  また、八島にありますビジターセンターあざみ館でございますが、こちらの関係では特に具体的な御意見等はいただいておりませんが、施設も老朽化により傷んでいる箇所もふえてきておりますので、修繕、それから展示内容の見直し、こういったものを行いながら、八島ケ原湿原の玄関口にふさわしい施設運営に努めてまいりたいと思います。
     また今年度、星降る中部高原の縄文世界が日本遺産に認定されましたことによりまして、八島ケ原湿原もその構成文化財として該当いるものでございます。これを契機にいたしまして、八島ケ原湿原に訪れた観光客の皆さんが、安全で安心して気持ちよくお過ごしいただけるよう、施設の修繕ですとか案内板等の整備を進めながら、PR活動等に取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 お答えの中で、来年度トイレの改修計画があるとお聞きしましたが、どのような改修になるのか、内容、規模などをお聞きしたいと思います。また、日本遺産の登録になったということで、今まで以上に訪れる方も多いかと思いますが、こういった方たちが気持ちよく、いい思い出になって帰っていただけるということを期待するわけですけれども、どのように改修されるのかお聞きしたいと思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 八島高原の公衆便所につきましては、来年度における改修を予定してございますが、今年度におきまして調査設計と、あと国定公園内における行為の申請等、そういった手続を行いまして、次年度に改修工事を実施していきたいというふうに考えております。ここで県に申請をしました自然環境整備事業支援補助金の内示をいただきましたので、設計と申請等の手続を進めてまいりますが、新たに計画するトイレの概要につきましては、まず規模についてはおおむね現状と同規模、形や色彩についても周辺の環境に調和したもの、融合したものを想定しておりますが、国定公園内に位置していること、そして公共下水道に接続できないこと、また標高1,600メートルを超える厳しい気象条件の場所に位置していることなど、設計条件の制約が幾つかあるために、この後着手をしてまいりますが、基本設計の中でその概要等を検討していく予定でございます。  そうは言いましても、利用状況や自然環境を考慮いたしまして、八島の山の皆様の御意見ですとか関係する団体の皆様の御意見もいただきながら、訪れた観光客の皆様に気持ちよく御利用いただけるようなトイレを計画してまいりたいというふうに考えております。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 これからだということで、来年度に期待するところですけれども、実は私は今年の8月の初めに富士山に登ってきました。御存じのように富士山は入山料として、富士山保全協力金として1,000円をその人の意思に任せる、意思の形で取っております。その協力金で登山道は広く整備され、安心・安全が保たれていました。大変、今まで富士山は汚いとか、ごみだらけだというふうな話を聞いていましたが、そんなことはなく、大変きれいな山になっておりました。それはやっぱり富士山保全協力金1,000円が登山道の改修などに使われているからだというふうに聞きました。  また、登山の途中で嵐が来て雷になり、大変怖かったんですが、すかさず山小屋の皆さんが全ての登山者を招き入れ安全を確保されていました。こうした面からも富士山保全協力金によって連携されているのではないかというふうに感じておりました。  また、山小屋のトイレは富士山保全協力金によって数多く設置され使いやすく、3,000メートルのトイレとは思えないほどすばらしい使いやすいトイレになっておりました。しかし、トイレの維持管理は富士山保全協力金とは別にトイレチップで運営され、初めの下のほうでは200円ですが、登るほど300円の協力になっています。しかし、これも強制ではなく、箱が置かれていて利用者の皆さんの善意によって任されていました。でも、登山者にとってトイレは大変貴重でありがたいということですので、多くの皆さんが気持ちよくお金を入れておりました。  振り返って、八島ケ原湿原のトイレも木道もきちんと整備され維持管理ができるようにするためには、利用される皆さんに意思によるトイレチップの協力金のお願いをしたらどうかというふうに考えました。木道についても、事故を防ぎ自然を守り次の世代につなげるために、近隣市町村の理解をいただきながらお考えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。富士山保全協力金も年月をかけて実行されておりますので、即に実行することは難しいかと思いますが、お考えをいただきたいと思いますが、お聞きいたします。 ○議長 町長。 ◎町長 協力金という形でですね、ビーナスラインの保全や、またトイレの改修をするということは検討に値することだと思っています。ビーナスライン沿線が無料化になったときにも、そんな検討がされたという経過があるようでありますけれども、町だけで、ちょっと単独で考えるというのは難しいものもございますので、今、議員からも御指摘ありました近隣市町村の理解をいただきながらというお話がありましたけれども、やはりそういった協力している市町村とも連携しながら、今後の維持管理について、県や国のことも踏まえてですね、検討していかなければいけないことだというように思っています。一つの御意見としてお聞きしておきたいと思います。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 ぜひ検討して、時間がかかってもいいと思いますが、逆にそういった意思を明らかにすることによって自然環境が守られ、次世代につながっていくのではないかというふうに考えておりますので、ぜひ御検討し、市町村、県、国の理解をいただきながら進めていただきたいと思います。  それでは続いて、町制施行125周年記念で南知多町との交流が締結されたことについて質問させていただきたいと思います。今までも長くライオンズクラブを中心に交流してきたことを踏まえ、友好交流を結んだことから、互いの住民に産業、商売の利益につながる交流、形をお願いしたいと思います。例えば南知多町から鮮魚を取り寄せ、販売や食事どころで町民の皆さんに食べていただき、南知多町でも当町でも喜んでいただける関係づくりをつくっていただきたいと思います。  町が実際にこれができるとは思いませんけれども、そういうシステムづくりをつくって、町のほうからの支援があればと思いますが、このことについてのお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。商売で利益が上がるような交流というようなことでございますが、下諏訪町及び南知多町は、従来から両町のライオンズクラブがそれぞれの町で行う住民交流の場として、南知多町産業まつり、それと下諏訪町の農業祭第1部におきまして、会場や設備の提供協力を行ってまいっているところでございます。産業界の第一線で御活躍をされておりますライオンズクラブの皆さんが、互いに長く深い交流を重ねておられ、このたびの姉妹都市提携がさらなる契機となりまして、商売の面においても交流が深まることを期待しているところでございます。  また、町制施行125周年の式典の際に、南知多町の代表者の方をお招きいたしましたが、この折に、議員も御参加されたと思いますが、下諏訪商工会議所主催の産業界の交流会が開催されました。こういったものを契機に、さまざまな分野において新たな分野の交流もスタートしていることというふうに思っております。  商売の交流ということになりますと、消費者や顧客のニーズ、そういったものが最も重要なポイントになるというふうに思いますので、町といたしましては農業祭や産業まつりなどを活用いたしまして、引き続き両町の素材のPRをしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 今お話しいただきましたように、125周年の交流のときに、南知多の皆さんと町で交流しているときに、例えばライオンズクラブの皆さんもそうですけれども、商業関係者の観光協会の皆さんとも交流されていたので、そのように深まっていければいいかなというふうに思っていますけれども、町の関係者の中から、ぜひそういったことをやってみたいという声も実際に聞いておりますので、またその辺も町のほうからも、商工会議所のほうとしてどんな要望があるのかを把握していただければいいかなと思っております。  次の質問で、昨日の答弁で、負担のない緩やかな交流をしたいとし、産業フェアでの物品販売を挙げられていましたが、それ以外についてはどのようなことを考えられているのかお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 昨日もお話を申し上げましたとおりに、無理のない関係でいましょうということで、行政間ではそういったことになっています。今御指摘の民間での交流というのは、どんどんやっていただきたいなという思いはございます。町としてもそれに対するバックアップは考えたいと思いますけれども、ぜひ民間での交流が深まっていってくれたらありがたいなというように思っています。  そういった意味では、今年2回の町民号を南知多のほうに行かせていただくわけでありますけれども、第1回目は65名ほど参加をいただきまして、南知多の海水浴や、そしてまたヒマワリの畑等、見学させていただいて、非常にいい思い出となりました。また秋には、今度は日間賀島のほうに渡って、フグ三昧というようなことで企画をしておりますので、議員の皆さんにもぜひ御参加をいただきたいと思いますが、そういった中でまた交流が深まっていってくれたらうれしいと思いますし、また南知多の皆さんにもぜひ、今年は暑くて大変でしたけれども、涼しい信州にお越しをいただければありがたいというように思っています。  それから以前、煎餅の加工が向こうはあれでしたから、諏訪湖のワカサギを持っていって煎餅に加工してこちらで販売するというような試みをした方がいらっしゃいましたけれども、そういった形でですね、どんどん民間の皆さんの中で交流をして商売に結びつけていただけるような形ができていってくれたら、これはありがたいことだなというように思っています。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 ワカサギの煎餅を焼いてつくっているのを見て、大変懐かしく、もう1回食べたいなという声もまた何度も聞きます。また、今回の秋の交流もちらほら行ってみたいという声も聞いておりますので、大変町民の皆さんも期待しているところが大きいかなというふうに思っております。特にタコの煎餅というか、あれはやっぱりあれでしか味わえないので、ぜひ多くもっと食べられるような形になればいいかなというふうに思っています。  昨日の答弁の中でもあったんですけれども、南知多の子供たちの手紙が届いたということでありましたが、町へどんなふうな要望とか声があったのか、もう一度お聞きしたいと思いますのでお聞きします。 ○議長 町長。 ◎町長 私が答弁したんで、多分、課長持っていないと思いますけれども、2日ほど前に決済が回ってきまして、子供たちのアンケートが寄せられていました。非常にいい交流ができたというような感想でございました。その中で、どういったことが印象に残っていますかという中では、いずみ湖のカヌーが非常に楽しかったというお話、そして、まち歩きを楽しんだことが印象に残っているとか、オルゴールづくりについて非常に楽しかったというような感想が寄せられていて、大変うれしく読ませていただきました。  そこで要望というようなことは、具体的には余りなかったんですけれども、いずれにしても非常に楽しくいい交流ができたと、今度は南知多に来年は下諏訪の子供たちが来るけれども、そのときにまた交流が深まればうれしいなと、しっかりと迎えたいというようなことが南知多の子供たちから感想が述べられていたというように記憶しております。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 ますます交流が深まっていくことを願うところですけれども、通告の中で町民交流についてということで出してありますけれども、今回のバスの交流もそれに入るのではないかと思うんですけれども、例えば今後の交流の中の企画をみずからして、各種団体、グループ、個人、友人などの計画で実施できるような支援を町の中で形をつくっていただければと思うんですけれども、お考えいただけますでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 今、下諏訪では、南知多にはあるのかな、海水浴。海水浴に南知多のほうに行かれる方に対する町の支援というのは制度化されています。ほかにですね、何か南知多のほうに行く素材があれば、また検討してみたいと思っています。また逆に、南知多のほうでもこちらに訪れていただけるような仕組みをつくってくれたら相互にいいわけですから、そんなことができたらなというようには思っています。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 今後の交流の中でそんな御意見が出てきたら、またお考えいただければというふうに思いました。  これはちょっと古い話で申しわけないんですけれども、2015年の未来議会の中で、向陽高校生の質問で、友好都市ということで質問があり、その中で、今以上に情報交換を行ったり、クラブ活動で試合や合宿の交流ができないかとの質問に、町長が、高校生という視野では難しい要件だが、検討したいというような答弁をなされたのがあるんですけれども、それについてはどんな形を考えていただけたかお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 具体的にはなかなかそうなっていないです。ただ、事例として、今度バドミントンの皆さんが、向こうの南知多のバドミントン愛好の皆さんが下諏訪のバドミントンサークルと交流をしたいということで、訪れてくれるということがあるようです。そういう形で、民間の中でスポーツを通しても愛好家が交流をしてくれるような形ができていってくれたらうれしいなというように思います。  いずれにしても、両町の町民の皆さんがお互いの町を理解し合うということから始めていただいて、そういった交流が深まっていってくれたらありがたいなというように思っています。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 大変今年は酷暑で暑かったんですけれども、こういう時期でも、そうは言っても、下諏訪町は暑いですけれども、夜になると涼しいということもあって、ぜひスポーツの合宿とか交流には適しているかなと思いますので、今回はバドミントンの愛好家の皆さんだそうですけれども、こういったことの輪が広がっていくことを期待して、この質問を終わりにしたいと思います。  続いて、しもすわ運動ナビについて質問させていただきます。毎日多くの皆さんが朝も夜も湖畔や町内をウオーキングされている姿を見かけます。私は何もしていないんですが、今回、富士山登山があって、これだけのために1日1時間山登りなどをして歩いてみたら、やっぱり朝4時から5時ごろ、いっぱい多くの方に出会って、本当に自分の健康のために皆さんが考えているということをつくづく感じました。私、富士山が終わってしまったら今やっていないんですけれども、これは多く反省しなければと思って質問いたします。  今回の運動ナビが、スポーツではなく運動ということで承知しておりますけれども、大変ナビがおもしろかったので、ちょっと御紹介したいと思います。質問で、ナビの質問のスタートは「運動に興味がある」、答えが「はい」には、次のQで「運動する気持ちはあるが、関節に痛みや不安があるか」の質問に「ない」、その答えが「いいえ」にはワンポイントアドバイスまで。まずは自分の体の状態を知ることから始めようということになり、カラダくらぶの紹介がなされ、運動・栄養・休養について講義と実技を交えて学ぶ案内になります。自分自身の体を守るために健康の知識を高めようと毎月1回、12回の開催が選べます。  続いて、「運動する気持ちはあるが、関節に痛みや不安がある」の質問の答えが「いいえ」については、「プールに入るのは抵抗があり」へ進み、さらにクエスチョンになり、「いいえ」がゆたん歩°水中運動が案内され、四つの開催講座の案内になります。  「プールに入るのは抵抗がある」ことについては、答えが「はい」の場合はノルディックウオーキングの五つのコースの案内になります。  次に、「体重よりも筋力低下が気になる」についての質問については、答えが「はい」は、みずべフィットネスの紹介になります。  ここで動画配信されていますが、後でまた質問しますが、あそこではこの動画を見られるんですけれども、スマホではちょっと無理かなと思うんですけれども、でも実際にこの動画を活用するには、現場に行って見られるのが一番いいかなというふうに思っています。「体重よりも筋力低下が気になる」についての答えが「いいえ」なら、先ほどのカラダくらぶが案内され、月1回の12回コースが案内されています。  こんなふうにフローチャートをやっていくと、どんどん楽しくなっていくのですが、そこでお聞きしますが、今回、前回のナビを更新した背景と理由、更新したことでどのような成果が想定できるのかお聞きします。ナビで関心を持っていただき、実際に運動をやるようになる人の目標値についてはいかがか。現在のそれぞれの開設講座の利用数をお聞きいたします。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) このしもすわ運動ナビにつきましては、特定健診受診後の特定保健指導であるとか健康相談で運動をお勧めしたいときに、具体的に何をするか紹介できるように、また個別指導のときに説明しやすいようにという目的で、平成29年、作成をいたしました。  今年は、この運動ナビをフローチャート形式にリニューアルし、個々の状況に応じたカラダくらぶ、みずべフィットネス、ゆたん歩°水中運動、ノルディックウオーキング、四つのコースを示し、見やすい媒体に更新したのをきっかけに、関心のある人にも見ていただけるよう、町ホームページに掲載したところです。  自分に合った運動がわからずに継続できないといった場合もあることから、フローチャートにより継続的に取り組んでもらえることも期待をしています。  また、町では健康づくり計画第2次の中で、五つの重点分野の一つである運動体力づくりの評価指標として、日常生活で運動活動を1日1時間以上実施する人の割合上を75%以上に、また、1回30分以上の運動を週に2日以上行っている人の割合を70%以上にするといったことを目標にして各種事業に取り組んでいます。  平成29年の実績になりますが、1点目の健康・カラダくらぶは、運動・栄養・休養について講義と実技を交えて学び、自分自身の体を知るために健康の知識を高める講座となります。140人の方が参加されました。2点目のみずべフィットネスは、湖畔に設置した運動器具を使って、ウオーキングと筋トレを組み合わせた下諏訪オリジナルのプログラムとなります。125人の方が参加しています。3点目のゆたん歩°水中運動は、歩行浴プールを使って、さまざまな世代の方に対応できる講座となっています。1,286人の方が参加をされています。最後、4点目のノルディックウオーキングは、ノルディックポールを使って関節に負担のない歩き方を学ぶ講座となります。実績は370人。以上です。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 特にみずべフィットネスの参加は、ノルディックウオーキングですか、1,286人ということで、大変多くの方が参加されていることがよくわかりました。 ○議長 ゆたん歩°。 ◆青木議員 済みません、ゆたん歩°が1,286人。大変多くの方が利用されているということがわかります。フローチャート形式にしたことで利用しやすくなったと思いますが、到達点が4コースになっている中で、どれにしていいか迷うこともあるかと思いますけれども、この辺について次の段階へ進むための次のナビをお考えかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) この運動ナビでは、まず町ではさまざまなタイプの教室、講座を実施していますが、この運動ナビは御自分の状況に合わせた具体的な教室、講座を活用してほしいというPRであることから、四つのコースのうち一つを選び実践することが一つのゴールになろうかと思います。─方、教室が苦手、決まった時間に参加できないなど、選択できない場合は、家でできる運動指導であるとか、スポーツ施設の利用など、個別の相談に応じているという状況です。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 いわゆるナビだということですけれども、総合計画策定のときにとったスポーツに関するアンケート結果で、若い人ほど運動していない傾向にあると分析されていたと思いますが、このナビについてどのくらい関心を持ち、運動をやるようになることは想定されているのかお聞きしたいと思います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 先ほど申し上げました健康づくり計画の目標値に掲げてあるとおり、日ごろの身体活動や運動実践する人をふやすことを目標として取り組むとともに、日常生活を活発に過ごす人がふえて、またそれがスポーツ推進につながることが望ましいと考えています。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 ここでお聞きしたいんですけれども、今回の運動ナビというホームページからのナビをつくった中で、最後に、「あなたにぴったりな運動は」の案内がありました。こういった運動ナビみたいなことは、若い方のスマホの使い方、いつも使っている方の発案ではないかなと感じ、こういったすばらしい職員の皆さんの提案かなと思いますが、こういった運動ナビに限らず新しい提案は今後も期待するところですけれども、発案に対する町長の期待、考え方についてお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 いろんな運動、スポーツを通して健康維持をしていただきたい、その思いは強いわけでありますし、そのための健康スポーツ宣言でございましたので、いろんなツールを使って町民の皆さんに健康を意識してもらうようにしていくことが必要だと思っています。  今回、地方創生交付金をいただく中で、諏訪湖を活用した運動プログラムということを掲げさせていただいて、実際に今回、ライザップの協力をいただきながら講座を開設させていただきました。これの目的は、今、議員さんおっしゃるように、割とこういった今までの講座というのは高齢者の皆さんが老後を心配して参加される方がほとんどでした。でも、若い方たちの運動不足とか運動離れというのは非常に顕著でありましたから、そういった若い方たちにも参加していただけるようなプログラムはないかということで、今回、ライザップというものをやってみたら、20代から30代、40代、比較的若い方たちが参加をしてくれて、募集定員以上の人たちが応募してくれました。それも一つのプランかなというように思っています。  いずれにしても、これからもいろんなツールを使いながら運動に親しむ、健康を意識していただく、そんな町民をふやしていきたいというように思っています。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 先ほども申し上げましたけれども、ホームページから動画が見られるようになっているんですけれども、これをスマホからが見られるような形にはできないんでしょうかとお聞きしたいんですけれども。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 申しわけありませんでした。担当と情報管理のほうとまた検討して、できるかどうか進めたいと思います。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 大変、動画を見てやれば、使い方も効果も本当にわかりやすいんじゃないかなというふうに思っておりますので、何とかそういう形がとれないか、ぜひ御検討いただきたいと思います。  また、今の町長の答弁で、今回のことでライザップの講座で若い人たちが参加してくださったということを聞き、大変うれしく思っています。アンケートの中、町ではなく国のアンケートの中でも、やっぱり若い人の体力が大変弱っている。昔でいう横跳びだとか、ジャンプとか、いろんなものをやっても大分下がっているというような話も新聞等で報告されていますので、ぜひ若い人たちが、こういったスマホやら運動ナビを使って、少しでも関心を持っていただいて、持続可能で元気な体をずっと長く持っていただけるような方向性を見つけていただきたいというふうに思っております。以上、この質問は終わりにしたいと思います。  次は、「諏訪はひとつ」についてお聞きしたいと思います。この件については、昨日の岩村議員、森議員の答弁でお答えはいただいているわけなんですけれども、私は今回の諏訪は一つ、合併協議会についての署名運動は、本当に初めてお会いする方に、ドアをたたいて、こんにちは、今こういう活動をしていますが、協議会についてのお考えをというふうに一軒一軒行ってお話を聞いた関係で、署名していただいた方に改めてもう一度、今回の報告をしながらお話を聞きました。もう当然のように、時間が短かった、無理があったのではなかったか、中には、ともした火は消さないでほしい、推進してほしいなどの幾つかのお答えをお聞きしました。でも、今回も直接皆さんとお話しする機会の中で、コミュニケーションの大切さを実感しました。今後はこの皆さんといろいろのお話を聞く中で、合併について、合併というよりも諏訪は一つについて語り合える場をつくっていかれればというふうに考えております。  先日の6市町村の議員交流会で、各首長さんたちの参加をいただき、年に1回実施しております。交流会ですから、お酒も入り、会話も弾み、大変楽しいひとときなんですけれども、まさにこれが諏訪は一つの感じになるのかなというふうに感じております。昨日の答弁で、諏訪広域連合会では合併については議論されないというふうに答えておられましたが、その背景だけはお聞きしたいと思いますのでお願いいたします。 ○議長 背景ってわからない。どういう理由かということですか。どういう理由で連合のほうで話し合われていないかということでよろしいですか。(5番「いいです」の発言あり) ○議長 町長。 ◎町長 これは私が首長になる以前の問題ではありますけれども、引き継ぎがされていることでありますからお答えをしますと、平成16年の合併の協議が頓挫をした段階で、広域連合という場では今後合併についての議論はしないということが、その当時の首長さんの間で決められたということでございます。以後、広域連合の中では合併についての協議は出されていないというのが現実でございます。  今そういう状況でありますから、合併については広域で当然議論ないわけでありますけれども、いわゆる諏訪は一つという理念、これはずっと持ち続けていると思っています、6市町村の首長間でも。ですから広域連合の中で、できるだけ自分たち、諏訪は一つの中で考えられる連携は図っていきましょうという、そういった意味での諏訪は一つの志というものはしっかり首長たちは持っていると、そんな御理解はいただきたいというように思います。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 わかりました。そういった中から、現在、諏訪は一つという方向で皆さん向いているというふうに理解できました。今後も、またさっき言いましたように年に一遍ですけれども、6市町村の議員交流会、各首長さんの参加を得た交流会を実施していただき、まさに諏訪は一つに向かって考えていただく機会であればいいかなというふうに思っております。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前11時56分であります。再開は午後1時30分を予定いたします。暫時休憩といたします。            休  憩  午前11時56分            再  開  午後 1時30分 ○副議長 ただいま午後1時30分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  一般質問を続行いたしますが、議長が所用のため、かわって副議長が議長を務めさせていただきますので、御協力をよろしくお願いいたします。  それでは、質問番号9番、質問事項 工業振興について、町の安心・安全について、健康のまちづくりについて、学校・保育園・老人福祉センターのエアコン設置について、議席10番、河西 猛議員、質問席にお着きください。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 質問番号9番、議席10番、河西 猛でございます。
     昨日6日、北海道胆振地方を震源とするマグニチュードで6.7の地震が未明に発生しました。北海道厚真町で震度7の激しい揺れを観測し、大規模な土砂崩れが起きたほかに各地で家屋が倒壊し、現在7人の方が死亡、2人の方が心肺停止、29名の方が安否不明となっております。今後の余震や、前線の影響で大雨になるおそれがあります。被災されている方々は電気や水道がいつ回復するのかわからず、多くの高齢者らが不安に襲われています。政府は人命第一で一丸となって災害応急に当たっていただきたいと強調いたします。私もいつどのような災害に遭うかわかりません。被災者に心からお見舞い申し上げ、早期回復を願い、通告に従って質問をさせていただきます。  それでは初めに、ものづくり支援センターについてお伺いをさせていただきます。まず、ものづくり支援センターの活動状況について。町内企業の景気状況をまたお伺いしたいと思います。議会の総務経済常任委員会では、7月に徳島の日亜化学工業様、また、ものづくりのまち東大阪のあらゆる技術が集約する先進都市の視察に行きました。  先日8月22日に議会と商工会議所要望事項に関して深掘り検討会が行われ、労働と工業に関して質疑と意見が行われ、労働についてはインターンシップによる人材確保、工業については、ものづくり支援センターの継続支援及び補助金制度のおさらい、2番目にホシスメバの活用について、3番目に準工業地域の拡大、4番目に工業振興の誘致支援金拡大等、前向きな意見交換を行いました。議会としましても、町の身の丈に合った下諏訪らしい基幹産業の構築に励んでおります。  センターも設立から8年目を迎え、事業の柱とするあっせん取引金額も1億5,000万円と前年比33%の増加で、2年連続、1億円を超えております。コーディネーターによる積極的な企業訪問で新規を依頼するなど金額をふやしています。また、企業が設備投資に意欲的だったのも要因と思われますと報告がありました。  そこで伺います。最近の町内企業の景気状況は、町ではどのようにつかんでおりますか、伺います。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。町内企業の景況ということでございますが、ものづくり支援センターしもすわが町内の事業所39社を対象にヒアリング調査しております平成30年7月の景況調査の結果によりますと、業況判断DIについては、7月は18ポイントとなり、前月の31ポイントより13ポイント減少をしております。また、4月のDIの42ポイントを基準としますと3カ月連続で減少しており、その要因といたしましては生産材料の高騰などが考えられまして、納期おくれなどが発生している状況であるというふうに聞き取りがされております。  次に、3カ月先の受注見通しの業況判断予想DIにつきましては、7月が20ポイントとなり、前月の19ポイントより1ポイント増加となっておりますが、3カ月連続で50ポイントを割っており、先行きに不透明感が生じつつある状況であるというふうに見てございます。  このような業況を受けまして、町内企業の操業稼働率も減少傾向にあるというところでございます。なお景況に関しましては、議員からもお話がございましたとおり、7月に発生した西日本豪雨、そういったものから先般の台風21号、北海道の地震など、企業活動における災害の影響というものについても注視していく必要があるのかなというふうに思っております。以上です。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 今の課長報告の中で、景気については、当町については少し低迷状態であると。景気も波がありますので、いいときもあれば低迷のときもあります。その中で、いかにして町の基幹産業である工業を発展させていくかということが私は大事だと思います。大変なときこそ何とかここを乗り切ろうという精神が私は必要と思います。  また、企業が設備投資に意欲的だったのも要因と考えられますと報告がありました。6月に設備投資法が改正されまして、大きく町も動いていると思いますけれども、その状況についてどのような設備投資がされているかお伺いをさせていただきます。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。設備投資の状況ということでございますが、設備投資、企業のほうとしては新たな受注、それからいろいろな多能工化、そういったことを目指しているところでございますが、設備投資の現在の方向性としては、生産性の向上に向けた他社との差別化、量産体制の整備、そういったことによりまして受注確保拡大、そういったことを図る設備投資を進めたいというような御希望もあるように伺っておりますが、材料単価の高騰、そういったことによります収益性の低下といったこともありまして、設備投資のための資金の確保が難しいといったような課題をお話しいただいているようなところでございます。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 生産性向上特措法が施行されておりますので、各企業の実態によりまして、その企業の状況等で資金繰りの面、また受注の件で、いろんなことで設備投資がちゅうちょされたり、何とかしたいんだけれども、ここ一歩踏み切れないという状況がございます。町では、この周知徹底についてはどのようにお考えでしょうか、伺います。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。設備投資に向けた周知徹底ということでございますが、設備投資に当たりましては、議員のお話にもございましたように、中小企業の生産性向上に向けた国の施策等もございます。その中で、町としても固定資産税の減免、ゼロですとか、そういった施策をやっているわけでございますが、そうした中で企業が設備投資を、そういった制度を使いながら進めていこうといった場合には、商工会議所ですとか金融機関、そういったところにまず御相談をいただいて、そこから証明書等を発行いただいて制度を活用していくといった流れになる中では、商工会議所ですとか金融機関の皆さんと連携、協力して情報発信をしてまいりたいと考えております。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 本年度も、この前の中間報告によりますと、2億円を目標に取り組んでいくという姿勢がございました。今後もさらに町としての支援をお願いしたいと思いますが、町長いかがでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 ものづくり支援センターの活動につきましては、コーディネーター、精力的に各企業を回っていただいて大きな成果を上げてくれていることは本当にうれしく思います。今、課長が報告しましたとおりに、新規の設備投資も5件ほどあったということでありますから、そういった意味では、この制度を活用していただいて前向きに投資をしていただいている企業もございます。今後も町としては、できるだけの支援を引き続きしてまいりたいというように思っています。議員御指摘のとおりに、工業というのは町の力でもございますので、そういった意味では今後も引き続き支援をしてまいりたいというように思っております。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 中小零細企業は本当に必死になって頑張っておりますので、商工会議所、また、ものづくり支援センター、また町として、しっかりと応援体制を組んでいただいて、皆さんが自立して工業、また産業が活性化できるようにお願いをしたいと思います。  続きまして、町の安心・安全についてお伺いをさせていただきます。青塚古墳の管理についてお伺いします。青塚古墳は諏訪地方では唯一の前方後円墳で、昭和40年に長野県指定史跡にされています。古墳時代後期の6世紀後半から末ごろの造築と推定されています。石室は後円部の西側に開口し、半分以上が露出し、破壊されております。県の指定史跡ですが、管理はどのようにされていますか、お伺いします。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。長野県史跡につきましては、県文化財保護条例におきまして、史跡の所有者が管理を行うことと定められております。したがいまして、青塚古墳につきましては、所有者である諏訪大社が管理を行っている状況です。以上です。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 諏訪大社の所有物だということでございますけれども、しっかりとまた、県の指定史跡ですので、町としてもよろしくお願いします。  現在は人家に囲まれており、北側だけが道路になって開けていますが、狭隘な地となって、ケヤキの大木で守られています。過日、公明党では防災減災のアンケートを町内で行いました。そこで御近所の方々より、古木のため台風等で倒木になるおそれがあると思います、枝切りをもっとしてほしいとの要望がありましたけれども、防災の面と史跡の保存についてお伺いをさせていただきます。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。青塚古墳の墳丘の上にあるケヤキにつきましては、かなりの大木となっております。周囲の住宅への影響だとか、古墳そのものへの影響も心配されることから、県の教育委員会と町と協議を行っているところです。  安全面での対策につきましては、ケヤキが大木であり、手をつけるには十分な準備が必要であること、史跡の保存への影響をできるだけ小さくする必要があることなどから、差し当たって実施可能な短期的な対策と、十分に計画を練って実施する中長期的な対策に分けて検討しているところでございます。  短期的には、現状で落下の可能性がある枝や周囲に影響が出そうな枝をまず刈っていく。中長期的には、一本一本ケヤキの枝を切ったり幹の上部を切って樹木そのものをできるだけコンパクトにしていく、そういった方向性を考えているところでございます。  今後は早期に対策がとれるように、住民の皆様の、近隣の皆様の意見を伺いながら、諏訪大社、県教育委員会、町との間で具体的な協議を進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 住民の安心・安全のために、大風が吹いたり台風が来たりしますと御近所の方は不安に駆られるということで、私のところにもそういうお話がございましたので、すばらしい対処を町としてお願いしたいと思います。  それでは続きまして、ブロック塀の安全についてお伺いをさせていただきます。文科省から都道府県教育委員会などに、7月27日を最終報告とする安全点検等状況調査が依頼されました。また、学校施設が常に健全な状態を維持できるように適切な管理についての通知も発せられました。  そこで、当町における学校施設や通学路におけるブロック塀の安全確保について確認をさせていただきます。まず初めに、文科省から依頼のあった学校施設におけるブロック塀等の安全点検等状況調査において、安全性に問題のあった学校は当町にありましたか。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。通学路及び学校施設等の安全点検につきましては、学校保健安全法施行規則に基づきまして定期的に実施をしているところでありますが、同法に規定されております、必要な際は臨時に安全点検を行うものとするという規定がございます。  大阪北部地震が発生してすぐ、文部科学省からブロック塀について耐震対策の状況及び劣化・損傷の状況に係る安全点検調査を行うよう指示がありました。調査の方法は外観目視等による点検で、調査項目はブロック塀の、まずあるかないか、次に建築基準法施行令に基づく基準に適合しているか否か、三つ目に劣化・損傷等の状況の3点を行うようにという指示でございました。  これを受けまして、町では調査内容に基づく点検を直ちに実施したところ、小中4校の全てにおいて該当するようなブロック塀はございませんでした。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 当町にはそういう危ないブロック塀はないということでございますけれども、状況によってはまたいろんなことで変化があると思いますので、また定期的に点検をお願いしたいと思います。  続きまして、空き家の安全確保についてお伺いをさせていただきます。本年6月、本会議で田嶋議員からも空き家対策について質疑がありました。それに引き続き、お伺いをさせていただきます。  前回、5年前に空き家実態調査で、空き家と思われる物件が278件あるとの答弁がありました。国でも平成27年2月に空家等対策の推進に関する特別措置法が施行されました。まず初めに、行政が特定空家とする認定の要件とはどのようなものを特定空家といいますか。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。特定空家につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法第2条にて、そのまま放置すれば倒壊等、著しく保安上危険となるおそれのある状態、または著しく衛生上有害となる状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態、その他、周辺の生活環境の保全を図るために、放置することが不適切である状態であると認められる空き家等が認定の対象となります。  また、実際に認定する場合においては、外観調査や周辺住民への聞き取り、所有者への聞き取りや働きかけを行った後、必要と認められる場合は立入調査を行います。  これらの結果を昨年11月に設立いたしました下諏訪町空家等対策協議会に諮り、総合的な結果を踏まえ特定空家と認めるか意見聴取を行い、最終的には町が特定空家と判断いたします。  特定空家と判断された物件につきましては、特定空家等に対する措置として、所有者への助言、指導を行い、改善を促してまいります。それでも改善がされない場合は、勧告、命令となり、最終的には行政代執行を行うこととなりますが、解体等の費用については所有者へ請求をしていくこととなります。以上でございます。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 今、課長答弁の中で、下諏訪町に空家等対策協議会があるとの御答弁でございますけれども、その活動内容についてお伺いをさせていただきます。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。空家等対策協議会につきましては、年に1回、空き家の状況等の協議を行っていただくこととしておりますが、最低、年に1回以上は開催することとして民間との情報共有を行い、当町の空き家対策が円滑に進むよう連携を図っているところでございます。また、本年度は空き家実態調査が行われるため、この結果を下諏訪町空家等対策計画に反映するため、協議会の開催も予定しているところでございます。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 当町には特定空家と判断される物件が2件あると私も伺っておるんですけれども、それについての方向性、また解決についてはどのように手を打たれておりますか。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。平成30年3月に開催いたしました第3回下諏訪町空家等対策協議会の中で、特定空家に該当となる可能性のある物件3件中2件について、平成30年度中の解決を目指したいとする御報告をさせていただき、うち1件につきましては所有者と協議を行ってきた結果、本年5月に所有者により解体がされております。残り2件につきましても本年度中の解決を目指し、所有者の方との折衝を継続して行っており、一日も早く対策を講じていただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 当町も観光の町でもありますし、また空き家がありますといろんな犯罪とか、いろんな防災とか火災とか、いろんな面でありますので、ぜひともですね、当局として強制的といいますか、しっかりと所有者と話し合いをして、それについて特定空家の認定をしていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  また、高度成長期にでき上がった山側の団地が多く、住民の高齢化が上がっており、駅や病院に近い平地へ生活を移す方も少なからずおります。周囲に商業施設がないなど生活利便性が低いために、空き家物件の売却が成立した例は少ないと思います。そして、残された空き家は特定空家として認定されるという悪循環となることを懸念いたします。  そこで伺います。通常の生活をすることに支障のない未活用の空き家について、行政として何らかの有効活用を構ずるべきと考えますが、いかがでございましょうか。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。未活用の空き家ということでございますが、議員御指摘のような未活用な空き家につきましては、物件の所有者のお申し出に沿いまして、協議を行いながら、空き家情報バンクへの登録や地元の不動産会社を御紹介させていただき、物件の所有者と町で暮らしたい方や物件を利活用したい方、こういった方々をつなげることにより、売買や賃借等による空き家の活用を促進しているところでございます。  また、今年度において実施をいたします空き家実態調査において、町内の空き家の実態を把握し、空き家と判定された物件につきましては、下諏訪町空家等対策計画に基づき、関係する課と連携して適切な対応を行ってまいるという計画ですが、特に移住定住を目的とした利活用に向けては、比較的程度のよい物件をストックすることに加え、空き家の機能や価値を高めるためのリノベーションや効果的な維持管理など、こういったことを積極的に推奨していくことにより、空き家がより有効に活用されるよう図ってまいりたいと考えています。  今後、増加していく空き家につきましては、これを資源と捉え、空き家の物件価値を高めながら、次世代を担う方々が目的を持って再利用することにより、利用する方の生活の質の向上と地域の活性化が図られるよう、最新の動向に注意しながら対応してまいりたいと考えております。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 ぜひともですね、貴重な財産でございます。それを利活用できるような体制を、また当町として下諏訪町に空き家がこのように利活用されているということを、また全国的にも発信できるような当町となれば、私はうれしいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、健康のまちづくりについてお伺いをさせていただきます。午前中に金井議員よりB型肝炎の予防接種への助成についてございました。私のほうからはですね、肝炎ウイルス検査について、早期発見して重症化防止についてお伺いをさせていただきます。  がん検査には胃カメラや乳がんのマンモグラフィーなど、がんを早く見つけるための検査がある一方、がんにならないための検査もあります。代表的なものが肝臓がんの原因の8割を占めるB型・C型肝炎のウイルスの検査です。感染していると肝炎から肝硬変、肝臓がんと進むことがあり、早く見つけて治療すれば、がんになるリスクを大きく減らすことができます。しかも血液検査だけで、これはオーケーです。原則無料と、またお手軽ですが、成人の5割以上が検査を受けていないという調査結果もあります。かつての予防接種の注射器の使い回しなどで多くの人が肝炎ウイルス、肝臓がんにならないために知ってほしい情報をお伝えしました。  肝臓がんの原因は8割が肝炎ウイルスと言われております。年間2万8,000人以上が亡くなっている肝臓がん。肝臓がんになる原因はアルコールと思われがちですが、実はB型とC型肝炎ウイルスの場合、慢性肝炎を治療せずに30年放置すると20%から25%の人が肝臓がんになると言われております。肝炎ウイルスは薬での治療が可能です。B型、C型とも肝炎ウイルスは血液を介して感染します。したがって、予防接種の注射器の使い回しや出産時の母子感染、かみそりの共用などで感染が広がったと考えられています。現在は感染対策が行われいるため、ほとんど心配はありません。  肝炎ウイルスは感染していても症状がなく、ほとんどの場合、自分では感染に気づくことができません。また、一般的な健康診断の血液検査で調べるのは肝機能、肝臓の健康状態、それだけで、ウイルスの有無はわかりません。だからこそ肝炎のウイルス検査を受けることが大切と私は思います。  肝炎ウイルス検査の特徴につきましては、肝炎ウイルスは普通の生活では感染しないので─生に1回でよく、検査は血液検査だけで済みます。それで、肝炎ウイルス検査を受ける施設についてですが、受けられる曜日、日時などが決められていることが多いのですが、原則無料で受けられる。近所のクリニックなどで受けられ、町から委託されている診療所、クリニックなどで受けることができます。いつでも受けられることが多いが、費用の負担が必要な場合もあるので各施設にお問い合わせくださいとあります。  そこで町に伺います。町ではどのようにこの点についてはされておりますか、お伺いさせていただきます。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 肝炎ウイルス検査は町の事業としては実施していないため、検査には実費がかかること、また詳細は医療機関にお問い合わせいただくよう御案内をしています。なお、肝炎ウイルス検査は諏訪保健福祉事務所で毎月第3水曜日に予約により無料で実施をしています。輸血や針刺し、感染者との接触など、肝炎ウイルス感染が心配される場合は、こちらの検査をお勧めしているという状況です。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 今、課長答弁で、検査の方法についてはこのようにありますということで、御答弁ございました。もし、それで自分が肝炎であるということが発覚した場合についてはですね、肝炎ウイルスの治療は近年、飲み薬だけで治療が可能になってきております。治療薬は効果や副作用を考慮の上、医師の診断によって処方されております。  そこで提案ですが、先ほどの当町の健康づくり応援ポイントに肝炎ウイルス検査を付加してはどうかと伺いますが、当局の考えはいかがでしょうか。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 健康ポイントの付与につきましては、特定健診やがん検診、あるいは講座・教室への参加、また個人の取り組みを対象としていますが、今年度は特にポイント獲得の汎用性を高め、個人の取り組みに対するポイント付与を拡充しました。御質問の肝炎ウイルス検診を受診された場合は個人の取り組みとしてポイントが獲得できますので、特定健診やがん検診ともあわせて受診され、特典と交換していただければと考えます。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 ぜひともですね、健康ポイントに付加されて、町民、住民の方が本当に早期発見して健康長寿を当町としてお願いしたいと思います。よろしくお願い申し上げます。  続きまして、改正バリアフリー法についてお伺いをさせていただきます。高齢者や障がい者が円滑に移動できる社会を目指す改正バリアフリー法が成立いたしました。12年ぶりとなる今回の改正は、急速な人口減少、少子化、高齢化に対応し、バリアフリー化を一段と加速させることが目的です。  障がい者が十分に社会参加できる共生社会の実現に向けた取り組みを、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を機に、東京だけではなく全国各地で推進する点からも大きな意味があります。  主な改正点につきましては、エレベーターの設置や職員を対象とした介護研修などの計画策定と進捗状況の公表を公共交通事業者に義務づける。高齢者や障がい者も参画し、バリアフリーの取り組みを評価する協議会を市町村に設置する。新たに導入する貸し切りバスや遊覧船もバリアフリー基準の適合とするなどです。特に注目したいのが、バリアフリー化に向けたバリアフリープランの策定を市町村に求めている点でございます。  バリアフリーのまちづくりを進める上で課題となっているのが、施設単位での取り組みが先行し、移動の連続性が確保されていないケースが少なくないことです。例えば、駅や公共施設はバリアフリー化されても、両者をつなぐ歩道が、点字ブロックがない、幅が狭く車椅子と人がすれ違うことができないという状態では、連続した移動は難しい。  このため、市町村が重点地域を設定し、一体的にバリアフリーを実施する方針を示すのがマスタープランであります。個々の事業は、このプランに基づいて計画的に進められている。衆議院の参考人質疑で、障がい者団体の代表は、全ての自治体でマスタープランがつくられれば、バリアフリー化が進むと評価されております。ただ、市町村にはプランづくりに必要な人材やノウハウの面で差があることに目配りする必要がございます。ガイドラインの提示や先進事例の情報提供、作成経費の助成など、国による支援が重要です。  改正バリアフリー法について、どのようにお考えでしょうか。お伺いをさせていただきます。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 今回の高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部改正では、バリアフリーのまちづくりに向けた地域における取り組み強化として、市町村が駅、道路、公共施設等の一体的、計画的なバリアフリー化を促進するため、個別事業の具体化を待たずに、あらかじめバリアフリーの方針を定めるマスタープラン制度が創設されました。  マスタープラン策定においては、これまで進めてきましたさまざまなバリアフリー化をもとに、今後、共生社会の実現を図り、バリアフリー化を一層推進するためのプランになると思われます。  策定に当たっては、国・県からのガイドラインや作成経費支援等が示されるとは思いますが、高齢者、障がい者等の当事者が参画する協議会も含め、関係部署、関係機関と連携して進めていくことになると考えております。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 考えていくということでございますので、今後そういうことを考慮した上で町として動かれるということでございましょうか。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) そうなると思います。 ○副議長 河西 猛議員。
    ◆河西議員 当町は多くの観光客の皆さんが来町されます。また今後、オリンピック・パラリンピックの事前合宿の誘致を目指しております。高齢者、障がい者に優しい町を目指すということで、町長のお考えはいかがでございましょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 バリアフリー化につきましては、順次進めているところではございますけれども、やはり狭隘な道路ですとか、そういうところもありますので、なかなか思うように進まないのも事実ではございます。できるだけ障がいを持った方や、そういった方たちも生活しやすい、そういった環境づくりに努めてまいりたいと思っております。施設等につきましては、全てそういった対応をさせていただいておりますので、順次道路等につきましても、そういった観点をしっかりと持ちながら進めてまいりたいと思っています。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 よろしくお願いいたします。続きまして、学校・保育園・老人福祉センターのエアコン設置についてお伺いをさせていただきます。  今年の猛暑対策について伺います。学校、保育園のエアコンの設置については、昨日、中村光良議員からありましたので重複する箇所もありますが、文科省の調査によりますと、2017年4月現在、全国の小中学校の普通教室への空調、エアコンですね、設備の設置率は49.6%だそうです。町の現在の学校の設置率はいかがでしょうか。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。普通教室に限って申しますと、ゼロ%ということで、エアコンの設置はされていないのが実情です。ただし、昨日申し上げましたとおり、エアコンのないかわりに扇風機をそれぞれの部屋には備えております。数字で申しますと、普通教室は58室、これ4校全て合わせての数字でございます。ちなみに保健室に限っては、4校中1校設置されておりますので、25%。給食室については、4校中4校が設置されていまして、100%。それから特別教室になりますけれども、そのうちのパソコン教室については、4校とも設置されておりまして、100%。それから、パソコン教室以外の特別教室は62部屋ございまして、ゼロ%。特別支援教室が9部屋あって、そのうち1部屋が設置済みですので11%と、そういった数字のデータになっております。以上です。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 小中はわかりました。あと保育園につきましてですね、私のところに長時間保育の時間を預かっている保育士の方から、その時間帯が一番温度が上がって高くなるというお話がございました。保育園の設置についてはいかがでしょうか。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。保育園に限りましては、ゼロ歳から3歳以上児までの部屋が27部屋あります。そのうち3歳未満児の部屋8室ありますが、こちらには全て設置済みでございます。率にして30%。それから、お尋ねの長時間の保育室でございますが、こちらはさくら保育園になりますけれども、こちらエアコンは設置されていない状況です。以上です。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 今、課長答弁で、普通教室や特別教室は設置されていないと。今年はもう涼しくなったんですけれども、来年の夏に向けてアンテナを高くして国や県の動向を鑑み、今後エアコン設置に向けた積極的な予算確保と計画的な推進をお願いしたいと思います。また、エアコン設置までの期間の対応、エアコンがつけられないときの対応についても、またこれもお願いしたいと思います。また、学校は災害時の地域住民の避難所にもなる施設です。命と健康を守ることを優先に、着実に設置を進めていただきたいと思います。これについて町長、昨日も答弁もございましたけれども、よろしくお願いします。 ○副議長 町長。 ◎町長 昨日も答弁をさせていただきましたけれども、保育園につきましては何とか来年度事業として、全室に設置をしていく方向で検討してまいりたいと思っています。また小中学校につきましても国の動向等を十分に精査する中で、大きな、多額の予算がかかりますので、そういった国の動向も精査しながら計画的に実施をしてまいりたいというように思っております。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 それでは通告の最後になりますが、老人福祉センターのエアコン設置についてお伺いをさせていただきます。高齢者に優しい町として老人福祉センターのエアコン設置をお願いしたいと思います。センターは60歳以上の高齢者が無料または低料金で老人に関する各種相談を行ったり、老人に対しての健康増進、教養の向上及びレクリエーションのためにサービスを総合的に提供することを目的としています。利用状況につきまして、29年度は3万7,556人で、1日平均106人の方が利用されています。今年の猛暑対策はどのようにされたのでしょうか、お伺いさせていただきます。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 老人福祉センターの冷房設備の現況ですが、浴槽につながる男女の脱衣所及び1階の健康増進室に各1台ずつエアコンを設置しています。施設には、ほかに会議室等がありますが、これらの部屋にはエアコンの設置がなく、扇風機や窓をあけて対応している状況です。センターは砥川に面して風通しがよく、昨年度までは利用者からエアコン設置等の要望はありませんでしたが、今年、猛暑、酷暑が続く中、冷房設備に対する要望をいただいています。今年度は予算上、早期の対応とはいきませんでしたが、扇風機を増設するなど、できるだけ利用者の体調管理に努めていたところです。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 センターには毎日元気塾があります。そこでは、カラオケ機器を用いてカラオケやカラオケ体操で高齢者が元気に楽しんでおります。そこでの利用者の方より、部屋が暑いときは窓をあけて暑さ対策をしています、音が外に漏れ、御近所の方に御迷惑をかけて、トラブルがあるとのことです。また、センターは町の避難場所でもあります。  そこで提案要望ですが、今後利用者が快適に使えるようにエアコンの設置を要望いたしますが、町の考えをお伺いさせていただきます。 ○副議長 町長。 ◎町長 今年は特にですね、猛暑、酷暑ということで、そういった要望がいろんな施設で上がってきているのは事実でございます。全てを一度にやるというのには大きな財政負担が必要となりますので、順次計画的にですね、必要なところから対応していくということになろうかと思います。ぜひ御理解をいただきたいというように思います。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 私からも再度要望でございますけれども、老人福祉センターが利用しやすく、また快適な運営ができるように御配慮のほど、よろしくお願いいたします。  最後になりますが、本年8月末に岐阜県の病院でエアコンが故障し、高齢者の方が5名相次いで亡くなられました。そこで、町内のハイム天白のエアコンの設置はどうでしょうか伺います。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) ハイム天白のエアコンの設置の状況につきましては、開設当初から居室には一般家庭用のエアコンを設置して運営しています。一昨年、平成28年度には県の補助金を活用した多床室のプライバシー保護改修工事を実施した際、改修にあわせて多床室には性能の高い業務用のエアコンを設置、また換気扇を全熱交換型換気扇に交換して、より効率的な空調環境が得られるよう整備をしたところです。  多床室以外の居室や食堂、医務室などについては、取り外したエアコンのうち状況がよく性能の高いエアコンに取りかえる工事を行い改善を図っており、廊下などにつきましても居室からの冷房が行き届いています。現状においてエアコン未設置の部屋は会議等で使用している2部屋のみですが、今後、予算の状況等を見ながら設置できればと考えます。  昨今の猛暑に対する特別な対策は実施してはいませんが、施設利用者が生活をする場所は全て整備されており、問題がないものと判断をしています。また、日々の生活の中においては水分補給等をしっかり行うよう、利用者、職員に周知をして熱中症対策を実施しているところです。 ○副議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 ありがとうございました。今年は猛暑でございまして、来年もどういう年になるかわかりませんけれども、今からぜひともですね、来年の予算措置についてもまた要望をお願いしたいと思います。予定しておりました質問事項が終わりましたので、以上で終わります。ありがとうございました。 ○副議長 次に進みます。質問番号10番、質問事項 公共施設の管理について、子育てふれあいセンター「ぽけっと」について、議席7番、田嶋 彰議員、質問席にお着きください。 ○副議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 議席7番、質問番号10番、通告に従って質問させていただきます。よろしく御回答をお願いいたします。  まず最初に、公共施設の管理についてお伺いをいたします。町が所有するもの、また管理する公共施設の設備、備品を含む安全管理等についてお聞きをいたします。まず最初に、公共施設の安全管理についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○副議長 田嶋議員、質問内容をおっしゃってください。 ◆田嶋議員 もう一度繰り返します。公共施設の管理について。質問内容、公共施設の安全管理について、加入している賠償保険について、公共施設の防犯対策についてお願いいたします。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。町が加入している賠償保険につきましては、全国町村会総合賠償補償保険制度となります。この保険制度は、町村等が所有、使用、管理する全ての施設の瑕疵及び町村等の業務上の過失に起因する事故について、法律上の損害賠償責任を負う場合の損害に対して総合的に保険金を支払う制度となっており、全国町村会が損害保険会社と加入町村等を被保険者とする団体保険契約を締結して実施しているものでございます。  保険の対象となる事故等につきましては、町に瑕疵または過失があることが前提となりますけれども、町所有の施設となりますので、庁舎、文化センター等を含む建物内における事故はもちろんのこと、道路、公園等における事故についても町の瑕疵または過失が明らかであれば保険の対象となってまいります。  また、町が加入している全国町村会総合賠償補償保険制度には、賠償責任保険のほか、町の実施する予防接種において身体障がい等が生じた場合の予防接種保険、個人情報の漏えいにより町村等が法律上の賠償責任を負担する個人情報漏えい保険、町村が取り扱う公金が火災や盗難等によって損害を受けた場合の公金総合保険、町村の主催、共催する行事等において損害が生じた場合の補償保険があり、それぞれ町が法律上の賠償責任を負担することによって生じる損害に対しての保険金、または補償費用に対しての保険金が支払われることとなっております。  保険金の支払いにつきましては、町が事故の相手方に対し賠償金を支払い、支払った額に対して損害保険会社より保険金を町が受け取ることとなっていますので、事故の相手方に直接保険金が支払われるわけではございませんので、その点は御理解を賜りたいと思います。  なお、当保険に加入するに伴いまして、町が設置する学校管理下にある者、または町が主催する社会体育活動、文化活動等の社会教育活動、もしくは社会福祉活動、社会奉仕活動、その他の活動、または行事等の参加者が、身体の障がい、死亡、入院等の場合の補償に関して必要事項を定めるために下諏訪町総合災害補償規程を制定し、町民の安心・安全対応の一つとして位置づけております。以上です。 ○副議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 大変失礼なことを申し上げました。順番がちょっと狂いましたので、またよろしくお願いします。最初に本当は聞きたかったのが、公共施設の管理についてお伺いしたいと思っておりましたが、順番が狂ってしまいましたので大変申しわけなく思います。  ではもとへ戻りまして、町が所有、管理する公共施設の安全管理等についてお聞きをいたします。安全管理の状況について、公共施設は多くの方が利用します。特に経年によるもの、使用頻度が高いもの等については、安全対策上、定期点検が必要と思われます。現在実施している定期点検の内容、状況についてお伺いをいたします。  私が選んだものは、主な公共施設として、まず役場の庁舎、文化センター、体育館、図書館、保育園、学校、その他福祉施設、それから観光施設、それから博物館ですね、それから町の管理の道路、町管理の河川、町管理の石積み・擁壁等のひずみ、割れ等のことをお伺いしたかったんですが、本当に申しわけなく、お答えをお願いいたします。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えをいたします。下諏訪町が所有、管理等している主な公共施設における建物、設備等の定期点検等の内容について、施設ごと説明を申し上げます。  最初に庁舎でございますが、電気保安業務、消防用設備保守、エレベーター保守の各点検のほか、特定建築物管理、空調設備、設備時計、非常電源装置の各点検、危険物施設、水質の各検査及び受水槽の清掃等を実施しております。  次に文化センターでございますが、文化センターにつきましては、電気保安業務、消防用設備保守、エレベーター保守の各点検のほか、非常電源装置、給排水設備、空調設備、ボイラー設備の点検を実施しております。  次に、学校施設でございます。学校施設につきましては、電気保安業務、消防用設備保守、エレベーター保守の各点検のほか、給食用のリフト、プールのろ過器等の点検、ボイラー、水質の各検査及び受水槽清掃、浄化槽の管理などを実施し、特殊建築物定期調査は3年に一度行っております。特定建築設備については、建築基準法の改正によりまして、今年度から点検を実施しているところでございます。  次に、保育園の関係でございますが、保育園施設につきましては、消防用設備保守、給食用リフト、浄化槽の管理の点検を実施し、換気扇及び特殊建築物定期調査は2年に一度行い、特定建築設備については毎年点検を実施しています。園庭の遊具点検につきましては、毎年1園ごと点検を実施しているところでございます。また安全対策としては、ハード面ではなく、食中毒や感染症といった面でも専門家の意見を聴取するなど未然の対策に心がけております。  次に、観光関係の施設になりますが、しもすわ今昔館につきましては、電気保安業務、消防用設備保守、エレベーター保守の点検のほか、シアターの保守点検、水運儀象台の点検を実施しております。おんばしら館よいさにつきましては、消防用設備保守点検のほか、空間体験装置の保守点検を実施しております。あざみ館は消防用設備の点検のみ実施しております。  次に、ハイム天白につきましては、電気保安業務、消防用設備保守、エレベーター保守の各点検のほか、ボイラー、小荷物専用昇降機、設備時計の点検、危険物施設検査、受水槽及び温泉槽の清掃を実施し、特殊建築物定期調査は2年に一度行い、特定建築設備は毎年点検を実施しております。  次に、老人福祉センターにつきましては、電気保安業務、消防用設備保守、エレベーター保守の各点検のほか、交流高圧電位治療器の保守、浴槽等水質検査、受水槽及び浴場槽の清掃を実施し、特殊建築物定期調査は2年に一度実施しております。  次に、高浜健康温泉センターゆたん歩°につきましては、消防用設備保守点検のほか、交流高圧電位治療器保守、浴槽等水質検査、温泉タンクの除菌清掃を実施しております。  次に、保健センターにつきましては、消防用設備保守、エレベーター保守、機械設備保守の各点検を実施しております。図書館につきましては、電気保安業務、消防用設備保守,エレベーター保守の各点検を実施しております。  次に、博物館につきましては、電気保安業務、消防用設備保守、エレベーター保守のほか、空調冷暖房設備機器の保守点検を実施しています。特殊建築物定期調査は3年に一度の実施となります。  次に、体育関係の施設につきましては、電気保安業務,消防用設備保守の各点検のほか,体育館ではエレベーター保守点検、防火対象物、特殊建築物定期調査は3年に一度実施し、つり下げ式のバスケットゴールがございますので、そちらの点検、それから音響設備、設備時計の保守点検を毎年、アリーナ保護のためのワックスがけを隔年で実施しております。また、球場では、スコアボードの保守、陸上競技場では5年に一度、日本陸上競技連盟の公認競技場として認定を受けるため必要な修繕を、漕艇場につきましても5年に一度、日本ボート協会公認コースの認定を受けるための必要な修繕を行っております。  以上、御説明いたしましたけれども、いずれの施設の点検、修繕は各項目の基準に基づきまして、定められた期日、回数により実施しており、老朽化が進んでいる施設につきましては、点検により専門業者より指摘を受けている事項でもありますが、計画的に修繕、改修を行っていくこととしております。  また、町で所有等している施設につきましては、施設利用者の安全を最優先として、日常の点検・診断等を行い、施設のふぐあい等の早期発見に努め、利用者等の安全性を確保しているところでございます。以上でございます。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) それでは私のほうからは、道路、河川についてお答えさせていただきます。  道路につきましては、日常の職員のパトロール、また年2回実施しております舗装の穴埋め等を実施する中で、ふぐあい等ないか点検等を行っているところでございます。河川につきましては、年1回の河川パトロール、また大雨等、出水したときに、それぞれの河川の現場へ行き、パトロールをして安全管理に努めているところでございます。また、橋梁につきましては、法に定められた5年に1回の点検を実施しており、昨年、29年度までに86橋全ての橋梁の点検を完了しており、安全管理に努めているところでございます。 ○副議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 ありがとうございます。安全な施設を維持するために、たゆまぬ努力を重ねていただいて、完全に実施されたことが確認されました。これも住民にとっての大事な資産でありますので、これからもよりよい点検をしていただいて、住民の安全・安心を確保していただきたいと思います。  それから、もう一つ、防犯についてですが、防犯対策について。昨今、新聞やテレビ等で報じられているような凶悪犯罪がふえています。防犯対策として、町としては防犯カメラを設置する動きがあるかどうかお伺いをいたします。それで、大阪でもありましたし、まだ捕まらない逃亡者もいますので、これからの世の中もこういうふうな動きになってくるのかなと思いますが、町として防犯カメラを設置していく動きがあるのか、また現在はそういうのが備えられているのかどうかお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えをいたします。下諏訪町の公共施設における現在の防犯カメラ設置状況について御説明申し上げます。現在、防犯カメラを設置している公共施設としては、赤砂崎防災公園管理棟、同じくヘリポート広場トイレ、駅前広場、駅東リサイクルステーション、ハイム天白にそれぞれ各1台、浄水場の取水口等に3台、図書館には、モニタリングができるカメラが館内に4台、博物館にもモニタリングができるカメラが館内に9台、しもすわ今昔館おいでやの時計工房儀象堂の売店と特別展示室に各2台ずつ計4台、同じく矢の根やには開館当初より10台の防犯カメラを設置しており、10の公共施設に35台のカメラが設置されております。  録画可能日数では、赤砂崎防災公園の2台は過去約2.5日、約60時間、駅前広場については過去約5日分、駅東リサイクルステーションの1台と博物館の9台については過去約1週間分、浄水場の3台、時計工房儀象堂の4台及び矢の根やのl0台については過去約3週間分、図書館については過去約1カ月分、ハイム天白については夜間のみ約2カ月分の画像を保有しております。  また、それぞれの施設に設置している防犯カメラとは別に、必要に応じ臨時的に防犯カメラとして設置可能なビデオカメラを総務課で1台保有し、防犯カメラ未設置の施設等へ貸し出しを行い、防犯対策として活用をしております。  防犯カメラの設置、運用につきましては、下諏訪町防犯カメラの設置及び運用に関する要綱を制定し、管理責任者、画像の漏えい、滅失等または毀損等の防止、画像の保管、目的外利用及び外部提供等について明確に規定し、個人情報の漏えい等の対策を実施しております。  また、行政の中心となる諏訪地域の各市町村における本庁舎への防犯カメラの設置状況につきましては、下諏訪町を含め、諏訪市、茅野市については未設置、富士見町については平成28年度に正面玄関、通路等に15台、原村等については平成27年度に正面玄関に2台を設置、岡谷市については現在設置を検討している状況であり、未設置の庁舎では警備員の配置や、または防犯センサーを設置するなど、夜間の対応をしているところでございます。  今後の下諏訪町の公共施設における防犯カメラ設置の予定につきましては、現在は防犯カメラ導入の具体的な計画はございませんが、各施設の防犯に関し、警備員の配置、防犯センサーの有無等、立地条件等を総合的に判断をしまして、防犯カメラの導入の可否を判断していくこととなります。  また、近年では地域においても防犯対策として防犯カメラを設置することが多くなってきていることは事実でございます。当町においても、公共施設以外にも商栄会等で独自に設置しているところもあると伺っており、公共施設を安心・安全に利用していただくことはもとより、住民の安全対策の面からも活用しているところでございます。以上でございます。 ○副議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 防犯カメラについては、住民の安心・安全を確保するためのカメラだと思います。本来はそういう事件が起こらないように、カメラに写らないようにしていただきたいと思います。これが町にとって将来ある子供たちにも影響して、安心・安全な下諏訪町に長く住みたいという感覚を持っていただけたらありがたいなと思っております。ぜひこういうことは、もしできるんだったらもう少しつけていただきたいなという考えはありますので、また予算の都合上、できるところから始めていただきたいなと私は思っております。  では、2番目の子育て支援事業についてお伺いをいたします。子育て支援について、子供が健やかに育つことができる場として、子育てふれあいセンターぽけっとの果たす役割は大きいと言えます。子供にとって最初にふれあう集団の場であり、保育園、学校へとつながるレールと言えます。社会の多様化に伴い、子育てに悩む人も多いと思います。  私はぽけっとの近隣に住んでいますので、朝方、お父さんやお母さんと手をつなぎながら登園する子供たちを毎日見ているはずです。大変、子供たちも元気にお父さんやお母さんの手につかまりながら、仲よく歩く姿を見ております。私も以前は保育園に送っていくこともありましたが、今はまだ娘も結婚しておりませんので、そういう状況にならないことが本当に悲しく思います。でも、子供たちは大変元気に下諏訪町をしょってくれるような歩き方をしております。ぜひこういう子育て支援事業を、もっとより多く確かなものに仕上げていっていただきたいと思います。子育ては社会全体で支えることが必要だと思いますので、これからもより一層の充実を図り、引き続き事業の推進をお願いしたいと思います。  この子育て支援については、もう少し聞きたいことがあるわけですが、今の子育て支援事業について内容がわかれば、どんなことをやっているのかをちょっと詳しく教えていただければありがたいと思います。ちょっと私、行ける立場ではありませんので、ちょっとそこら辺の内容をもう少し詳しくわかっていたらお願いいたします。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えをいたします。現在やっている事業の前に、利用状況についてお話をさせていただきます。子育てふれあいセンターにつきましては、旧第三保育園を改修し、平成23年11月に開所をいたしました。愛称を公募によりぽけっととし、近隣にはない園庭を持ち合わせた施設として、リピーターも多く、利用者からは大変御好評をいただいている施設でございます。  職員も利用者とのコミュニケーションを大切にしており、子育ての悩みを聞いたり一緒に遊んだりと子育ての支援に努めておりますので、職員に話を聞いてほしいと来館する方も多くいらっしゃいます。  まず、利用者の住所についてお話をしたいと思います。平成27年度からの親子利用組数でお答えをしたいと思います。平成27年度は5,035組の利用があり、うち町内が4,236組、パーセントにして84%。町外が799組で16%。平成28年度は4,733組の利用があり、うち町内が3,927組、83%。町外が806組、17%。平成29年度は5,089組の利用があり、うち町内が4,453組、88%。町外が636組で12%の御利用となっています。1日の利用組数は平均20組程度の御利用があり、ここのところ横ばいの傾向となってきております。全体で1割から2割程度は町外からの利用となっております。  次に、利用者の内訳、男女別についてでございますが、来館された母親と父親の人数でお答えをしたいと思います。平成27年度は、母親が4,308人、父親156人。平成28年度は、母親4,320人、父親230人。平成29年度は、母親4,799人、父親130人となっており、両親でお見えになる方もいらっしゃいますが、人数から見ますと、95%近くを母親が占めております。なお、年齢については統計をとっておりませんが、ゼロ・3歳児を育てている20から30代のお母さんの利用が多いですが、10代や40代の方もおり、いろいろな世代の方と交流ができる場となっております。  それから、このぽけっとで特長的なことについてお話をしたいと思いますが、毎日利用されている方、それから週に三、四回利用されている方が多く、センターに来ることでお母さん方が知り合いになり、子育ての情報交換や悩みなどを語り合うなど、友達づくりの機会にもなっております。お弁当を持ってきて食べる親子も多く、センターが生活の一部となり、子育てが安心してできる施設として地域に定着してきているものと考えております。また、高齢者の方も15グループの登録があり、体操、詩吟、歌、水墨画、手芸など、趣味を楽しみに活動されております。いずれにしましても、ここに来るのが楽しみですとの声もあり、高齢者の生きがいの場ともなっております。  次に、現在行っている事業についてお答えをしたいと思います。センターぽけっとでは、子育てに関する事業を多数行ってきております。まず各種講座でございますが、BPプログラムという講座は、第1子が生まれたときに受ける全4回の講座ですが、子育ての知識を学ぶことはもちろん、講座を一緒に受けたことで友達になり、講座終了後も一緒に集まり子育ての話をしたり情報交換をしたりと、子育ての仲間づくりの場になっております。このプログラムを受けることは親子のきずなを育てるとてもよい機会となっておりますので、多くの方が受講できるように健診などに出向き、対象者に声をかけ合う、誘い合うようにしております。  子どもとの接し方講座でございますが、こちらは園児の保護者を対象に行っております。子供への効果的な褒め方、叱り方などの接し方を学ぶことで親子の関係を良好なものにしていくものであり、受講者からは大変好評であります。また、働いている保護者が多く、受講者が減っている状況にもあります。  BPプログラムと子どもとの接し方講座は、職員が資格を取得することで講師を行うことができるものです。子育て講座として、ゼロ・3歳までの成長に必要な内容を毎月取り上げ実施しており、子育ての知識を学ぶ機会をつくっております。  次に、高齢者のボランティアの方々との交流の機会でございます。こちらについては、手遊びや季節の歌などを一緒に歌う、うたのぽけっと、ぽけったーさんによる絵本の読み聞かせなどを行う、おはなしいっぱい、それからヨモギだんごなど季節の伝統行事を学びながら味わってもらう知恵袋講座などがあり、高齢者と親子が交流できる場となっております。高齢者も乳幼児と交流する機会を楽しみにしており、生きがいとなっているようであります。  次に、ファーストブック事業です。こちらは生後6カ月のお子さんと保護者を対象に、町から絵本のプレゼントをしております。親子で参加して、10種類の中から絵本を楽しそうに選ぶ姿が見られます。2歳児へのセカンドブックのプレゼントは図書館で行っており、図書館の利用も促しています。また、親子で一緒につくって遊ぶ講座もあり、身近な材料で遊ぶことや、ハロウィンなど季節に合った趣向も取り入れ、つくって遊ぶことも楽しんでおります。  次に、ファミリーサポート事業です。これは育児ヘルパー事業として、保護者の通院、仕事、育児疲れなどのときに援助会員がお子さんを預かる事業で、昨年度は約50件の利用がございました。その他の事業といたしましては、おもちゃやチャイルドシート、絵本、子育ての本の貸し出し、ベビー用品の仲介なども行っております。  引き続き、利用者のニーズに合った事業を利用者の声も聞きながら進めていきたいと考えております。以上です。 ○副議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 大変、子育て事業に積極的に取り組んでいただいていることがわかりました。これも下諏訪町が未来をしょって立つ子供たちにすばらしい教育をしていると思います。これからもこの子供たちが将来、下諏訪町を担っていくはずであります。ぜひこういうことを他の自治体にも誇れるような教育、また遊びを学ばせてやっていただきたいと思います。これが将来の下諏訪にとって価値あるものと評価ができるようになると思いますので、ぜひ頑張ってやっていただきたいと思います。私も早くこの子供たちのように、私が参加できるようなことになればいいんですが、まだまだ娘に言うと何とかになりますので、それは言わないことにして、ぜひ元気に頑張れるような叱咤激励をしながら頑張っていきたいと思いますので、今日は本当にありがとうございました。これをもって私の質問は、短いですけれども、判明をいたしましたので、どうもありがとうございました。 ○副議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
                 (「異議なし」の声) ○副議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午後2時52分であります。再開は午後3時10分を予定いたします。暫時休憩にいたします。            休  憩  午後 2時52分            再  開  午後 3時10分 ○議長 ただいま午後3時10分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  それでは、質問番号11番、質問事項 教育問題について、観光について、議席11番、藤森スマエ議員、質問席にお着きください。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 質問番号11番、議席11番の藤森です。いよいよ最後となりました。皆さんお疲れのことと思いますが、よろしくお願いいたします。皆さん時間、短くやってきたんで、私も倣って早目に終わらせますので、御協力よろしくお願いいたします。  今回は教育問題を中心に取り上げさせていただきました。子供たちが伸び伸びと安心して勉強に取り組める環境や全ての子供がわかる授業をということで、下諏訪町の大事な宝物である子供たちの育ちを応援していきたいという思いですので、どうぞよろしくお願いをいたします。  まず、教員の負担軽減への分業化という点についてです。教員の長時間勤務の改善が求められている中、今までもこの問題については何回も質問をしてきたところです。先生は授業以外にも保護者との関係、地域への対応や授業の準備、資料の作成やデータの入力、部活動指導等々、大変忙しい毎日を送ってきている現状です。  新聞報道によりますと、茅野市では、この4月に学校や家庭、地域との調整役となる統括コーディネーターというのが、そういう活動がスタートしたという報道がありました。この統括コーディネーターというのは、授業は持たない、それで生徒や教員の相談相手になったり、保護者や地域と連携する窓口になったりする、言ってみれば何でも屋という役目を統括コーディネーターとして先生をつけたということです。このコーディネーターは教員経験のある先生で、この担当中学には常駐をしていて、先生たちは授業があって毎日忙しい、フリーの立場の私が子供たちの様子に目を配り、小さな変化にでも気づいてあげたいと語っているというふうに出ていました。  このコーディネーターは、県の教育委員会がモデルとして茅野市に2人を加配したというものです。主に重点的に担っている任務というのが、不登校や、保健室や中間教室通いの生徒への対応ということです。担当している中学の状況も新聞に出ていましたので、ちょっと言いますと、その中学は全校生徒350人に対して約20人くらいのそういう子供たちがいるということでした。  そういう点で、まず下諏訪の状況をお聞かせいただきたいというのと、それから、もし何か中学なんかで問題が起こったとき、学校としては直ちに対応しなきゃいけないという状況になると思いますけれども、そんなときに担任の先生というのは非常に授業を持っていてお忙しいということで、ただでさえ忙しい状況の中、問題解決のために奔走するということになると、非常にまたその負担が大きくなるのではないかなと私はとても心配するわけです。下諏訪の中学では今までに問題となるようなことは起こっていないでしょうか。私の子供が中学に行っていた時代には、校内暴力とか喫煙といったことが起こって大問題になった時代でした。  もう一つ、私はこのごろのテレビで、1年前ですか、青森県の中学の女子生徒が自殺をするという最悪の事態が起こったというのが、特番で、特集を組んで報道の番組をやっているのをたまたま見たんですけれども、その中で中学生の両親は、これはいじめによるものですということで、再三再四、学校や教育委員会へ調査をお願いし、このほど25枚もの内容で報告書が上がってきたというのを見ていました。しかし、学校はその間ずっと、いじめはなかったと言い続けていたということも報道にありました。子供たちの細かい部分までつかみ切れない体制とか、それから事実を隠すということはないとは思いますけれども、そういうことがあったとすれば本当に問題かなというように私はテレビを見てすごく感じた次第です。ということも含めて、現在の学校の状況をお聞かせください。 ○議長 教育長。 ◎教育長 お答えいたします。とても大事な問題に触れていただいて、ありがとうございます。まず本年度より茅野市に加配されました統括コーディネーターの配置でございますが、これは長野県教育委員会の学校現場における業務改善加速事業として、茅野市をモデル地域として実践研究を進めています。事業の目的ですが、全ての公立小中学校、全ての教室で質の高い授業を実現するために、学校と教員が担うべき業務を明確化し、分業化、協業化、効率化を進め、長時間勤務という働き方を改善しようとしているものです。  期待されます効果として、今お話がございましたように、時間外勤務の時間の削減でありますとか、一番は質の高い授業が行われるようにということで、先生方のいろんな多忙なところをやっぱり授業のほうに中心に向いてほしい、そんなような狙いがございます。  具体的には、茅野市の場合、一本化した相談窓口といって、「育ち あい ちの」というような窓口がつくられたそうですけれど、そこに入った事案を受理して、関係者会議を開いてチーム支援をしていくとのことです。現時点で、私、聞いているところでは、学校内でできる相談支援は学校内でもちろん行われるわけですけれども、それ以外、学校ですぐに対応できない支援に対して、コーディネーターさんを中心にしたチーム支援によって早急に対応できるところは対応していく、保護者への対応であるとか、直接子供ということもあるかもしれませんが、そんなことで対応することによって、今まで全て学校でやってきたものが、そういうコーディネーターさんのチームでやることによって二つに二分化されますので、それだけ学校の負担が減るという、そんな実態ではないかと、そんなふうに思っています。  当町の話ということで今お聞きしたんですけれど、こちらの子供たちの様子なんですけれども、もちろん不登校という言葉や保健室登校という言葉や中間教室等の利用という言葉が出てきますけれども、やはり今、子供たちの多様化により、個々の状況がそれぞれ違っています。それぞれいろんな環境の背景がございまして、一人一人の課題、それぞれ例えば昼夜逆転でなかなか学校への登校が遅くなるとか、親御さん働いていて朝食事を自分でとってくるとか、いろんなそんな背景の中で、子供たちが学校に遅くなったり、今日は来られない、明日は来るというような、そんな状態がいろんな子供によって違いますので、そういった子供たちに対しまして、もうこれは学校長のリーダーシップのもとに子供や保護者の側に立ったチーム支援を続けておりますけれども、今、議員さんおっしゃっているところで、保健室登校であるとか不登校が何人という数字で表現するのが非常に難しい時代でありますが、各校に配慮を必要とする生徒というのは、やっぱり数名は存在しているということでまず御理解いただければと思っています。 また、今まで問題となった事案ということが今お話がありましたけれども、これは今現時点では昔あった深夜徘回とか喫煙だとか飲酒だとか、いろんな不純異性交遊、そういった話が今は本当にないんです。主には友達関係のトラブル、それが主な内容であります。これは子供たちのやっぱり相手の気持ちをどんなふうに受けとめるか、自分が言っていることが中心で、相手が違うんじゃないと言ったときに、それを受け入れられる受け入れられないという話もあると思いますけれども、そういった子供たちのコミュニケーションによる行き違いみたいな、そういったことからくるトラブルがやっぱり主でございます。したがって校内暴力であるとか、そういったものではなく、やはり子供たちの心の中での、そういうもののすれ違いによるトラブルが多いように私は把握しています。  そこで、それに対してやはり関係の生徒さん、小学校、中学校も含めてですが、丁寧にそのお子さんの気持ちを聞き取る。それは校長、教頭の場合もあるし、信頼の置けるそのお子さんが話せる先生もおりますし、今、町の事業で行っています小学校のなんでも相談室とか中学校による心の相談室の先生、そこに話しに行く子供、これもいるわけですけれども、その中で必要に応じて聞き取り、それから、あなたはどうしたいのというふうな、こんな方法もある、こんな方法もあるということで、やはりこうしなさいというんではなくて、そういった提案の中で、そのお子さんが自分からみずから選択、決定して、私こうやってみようかなと、うん、それやってみようか、じゃあそれがもしできたとしたら、よかったねという、やはり共感してあげながら、じゃあこれから先どうしていこうかということを子供が自分で自主的にお話ができる、それを目指して一歩一歩ステップアップしていくというのが今の相談ですが、場合によっては、昨日もお話しさせていただいたように、スクールカウンセラーさんにつなげたりとか、それからスクールソーシャルワーカーの方につなげたりとか、いろんな子供たちの状況によって、今、関係諸機関との連携を大切にして解決に努めるようにしている、そんなことが現状であります。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 今、大変落ちついた学校の状況というのを聞いて安心しているわけです。県教委が茅野市をモデルにしてという配置をした、もう1人、2人配置しているんですよね。 常駐の方と、これは市の教育委員会の事務局に常駐する先生と2人だそうです。町としては、学校の数も違いますので、そんなには下諏訪は、今お聞きすると問題行動というのは余りなく、友達同士のトラブルというくらいかなとはお聞きしたところですが、そうすると特に統括コーディネーターのように、茅野は県教委が配置をしたけれども、下諏訪独自としての配置という部分は考えなくても現状ではスムーズにやっていけるという判断をしてよろしいのかどうか。その辺お聞きしたいと思います。 ○議長 教育長。 ◎教育長 この茅野市のですね、統括コーディネーターというのは、今、県内1校だけのモデル事業です。したがって、これからこの様子を見て、どんなふうに広げていくのかということを今、県が一生懸命、実証、検証しながら進めています。でも、やはりこれはあったほうがいいですね。やはり学校独自で全てを対処しながら、もちろん町の教育委員会との連携や、町で配置しています児童家庭相談員や教育相談員との絡み、みんなやはり関係諸機関も児童相談所も含めて、お医者さんも含めて、学級担任を含めて、そういったチーム支援をしているところですが、やはりそういう一つ学校と切り離した統括コーディネーター的なところが、もし多くの学校に配置されるなら、それにやっぱりこしたことはないので、県の今回のモデル事業の検証を踏まえても、できれば町にもぜひ配置していただければ、それにこしたことはない。これは私の個人的な考えです。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 私もぜひ、今お聞きしたら県で1校だということですので、なかなかという部分がありますけれども、教育長さんのお話の中でも、できればという部分、私もぜひそういう先生がいれば、もっと子供たちへの目の行き届き方も違うかなというふうに思いますので、そういう時が来たらというふうに言っておきたいと思います。  それから、中央教育審議会が昨年12月、教員の働き方改革についての中間まとめを行いまして、授業の準備とか成績表の処理、これはサポートスタッフという方を配置すると。部活動には部活動指導員を配置して、教員の仕事を分業化するという方向を中央としては出したという報道もあります。サポートスタッフというのは非常勤で、学習のプリントの印刷とか理科の実験の準備とか片づけ、それからパソコンへの成績入力等、業務を担当してもらう。部活動指導員は町が非常勤職員として雇って、教員のかわりに顧問として指導をしたり大会への引率もできるというもので、この費用は国と県が補助するというふうに出ておりました。  ですので、下諏訪の小中学校の現状というのは、このような人材の活用についてはどのようにお考えかお願いいたします。 ○議長 教育長。 ◎教育長 お答えいたします。まず最初に、県より配置されましたスクールサポートスタッフというのは、今現在、南小に1人配置されています。18学級以上の学校にということで、これもいろんなところの実態を検証しながら、今後また広めていっていただければいいなというのが結論なんですけれど、内容といたしましては、今、議員さんおっしゃいましたものにつけ加えまして、学校便りとか学年便り等の印刷であるとか、学校全体のお仕事ですね。  それから、保健室の診断票とか歯科健診の結果というのは、よく担任の先生が鉛筆書きでC1とかいろいろと書いていくんですけれども、その鉛筆書きで書いたものを墨入れというか、ペン書きにしていただくような、保健室のお手伝いみたいなことでありますとか、今言われた成績のパソコン入力等、平均点出すとか、そういった処理。  それから、学年から依頼された教材のプリントを印刷するとか、それから学年会計のお手伝い、それからこれも担任の先生の仕事ではありますが、通知表とか出席簿に対する子供の名前の判こつきとか。結構これも時間がかかるので、やっていただけるとうれしいんですが、結局これが先生方から依頼された仕事に対しまして、教頭先生が取りまとめをして、このスタッフにお願いしています。  これ昨年度までに比べて先生方の時間外勤務の時間というのが今年は5%減ったと、そんなことを南小から報告受けていますけれども、先ほど申し上げましたように、18学級以上の学校の配置ということですけれど、ぜひ全ての学校に配置されると、こんなうれしいことはないなと。勤務時間は1日4時間と聞いています。非常勤ですね。  それから、2点目としまして部活動指導員に対する御質問でありましたけれども、この部活動指導員というのは国が示しています運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインの指導・運営に係る体制の構築の内容といたしまして、学校の設置者は各学校の生徒や教師の数、部活動指導員の配置状況を踏まえ、部活動指導員を積極的に任用し、学校に配置する。なお、部活動指導員の任用・配置に当たっては、学校教育について理解し、適切な指導を行うために、部活動の位置づけであるとか、教育的な意義であるとか、生徒の発達の段階に応じた科学的な指導、安全の確保や事故発生後の適切な措置を行うことなどが示されています。要するに先生と同じ内容ですよね。  当町の現状といたしましては、部活動指導員の雇用については、指導いただける人材の確保や任用基準が極めて難しくて、特に平日の時間帯に勤務できる人材の確保といった課題を持ちながら検討を進めているところでございますけれども、この部活動の指導員の導入については、これは他市町村の状況も同様の課題を持っているとお考えいただいていいかと思います。当町では部活動指導員でなくて外部指導者ということで、スポーツ協会の方を中心に十数名の方に近年継続して御協力いただいております。今、議員さんからお話がございましたように、教員のかわりに単独で顧問として指導するとか、大会への引率も含めてするということに関しては、これは今お願いをしてございません。担当の顧問がこれはやっております。  今後とも、この部活動指導員のあり方につきましては、勤務時間、要するに子供たちがいる時間ですから、昼間働いている方は非常に難しいかなと思われますし、また給与の問題、ほとんどスポーツ協会の方は、いや、そういうものじゃなくて、僕たちは子供が好きだからやっているんだという、そんな温かいお話をいただいておりますので、そんなこと、県内の状況を見ながら検討を続けていきたいと、そんなふうに思っている現状でございます。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 今お聞きして、サポートスタッフが南小に配置をされて、5%負担が減ったという部分では、非常に先生たちの負担の問題ではすばらしい、やっぱり学校が大きいとそういう配置ができるかなという部分があると思います。  ちょっと部活動の問題で、先日、長野市で全日本教職員組合の教育研究集会というのが開かれました。部活動のことが語られていますので、ちょっと紹介をいたしますと、部活動の顧問というのは自発的な勤務ということで位置づけられているそうです。実際は校長先生から要請があれば拒むのが非常に難しい。あなた、この顧問をやってくださいと言われると非常に、いいえと拒めないというのが現場で出されたそうです。  今まで部活動をやっていた先生が、たまたま結婚して子供さんも生まれて、家庭のほうのことがいっぱいあるから、ちょっと外してもらえないかというふうに進言したけれども、それは自発的な勤務の部活の顧問は業務に当たらないというようなことで、これは聞き入れられなくなって、その先生はもうどうすればいいかということで、土日の部活動をちょっと減らしたりとかというところで対応しているというお話がされたとか。  それから、運動部ではないんですけれども、中学の吹奏楽部の顧問をしていた奈良県の先生は、やっぱりコンクールで結果を出すという部分があると、やはり長時間の練習が必要だという部分では、非常に顧問を拒否したいけれども、同僚が穴埋めをしなきゃいけないから言えないとかというような形で、部活動の顧問というのは今、下諏訪の場合は外部指導者にかなりお願いはしているんだけれども、顧問として受け持った場合、非常に負担が多いんじゃないのかなというところを危惧しているところです。  現在、先生の中でメンタル面で休んでいる先生がいらっしゃるのかどうかという部分も含めて、部活動顧問、サポートスタッフが配置されたんですけれども、先ほど言ったように部活動の指導員というのもかなり先生と同じくらいの指導者として雇わなきゃいけないという部分では難しいかなと思うんですけれども、そういう点での配置というのが視野にはなかなか難しいということでしょうか。もう一度お願いいたします。 ○議長 教育長。 ◎教育長 お答えさせていただきますが、現時点において部活動とか学校教育も含めて、メンタル面でお休みの先生は下諏訪町内にはおりません。確かに自分の専門のスポーツとか、それから吹奏楽とか、それで担当しているという先生が全てではございませんので、やはりその先生なりのできるところの力量を発揮していただきながら、無理のないところで、やはり子供たちの部活を見ていただいているというのが実態であります。  そのことに関しましては、年間に先生方お一人お一人と校長との個々面談というのが年間3回基本的にはあります。その中で、今の部活動や学校教育に対していかがですかというお話をしながら、その方の希望、それから今後どうしたいかも含めて御相談しながら、一人一人の先生方に気持ちよく働いていただくような、心に寄り添った管理職としての支えがございますので、そこのところはやはり小学校であれ中学校であれ、先生方がやはりお力を発揮できるところを、やっぱり適材適所に配置しながらやっていただいているところが現状であります。  このような状況でありますけれど、先生方の負担の度合いとか専門性の有無、そういったものを踏まえて、やはり各学校の中で、その先生方がやはり働きやすい職場というか時間の保障も含めて、部活動、今回、土日うんとやっていただいたから、違うところで少しお休みの時間をとろうとか、そんなことをしながら何とか皆さんと折り合いをつけながら今日々やっている。でも、結局その中で、ぜひ授業の質だけは落とさないようにということで、先生方の体調を大事にしながら、一緒に考えながら進めていく、そんなものが実態でありますので、御理解いただけるとうれしいです。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございました。次に、信州型ユニバーサルデザインについてお願いいたします。県教委は本年度から小中学校の授業の質を高めるという取り組みとして、信州型ユニバーサルデザインを作成する授業も始めたということです。各教員が授業でやっているノウハウとか、こういう工夫をしているというのをお互いに公開し合って、それをもとに各小中学校で教員研修を行い、教員の底上げを図って全ての子供がわかる授業を目指すというのが目的だということです。  例えば授業の最初に、今日の学習課題はということで、黒板に今日はこれをやるぞということを先生がまず板書すると。そうすると子供たちがそこに集中力を高めて、よし今日はこの勉強をするんだということがわかるという取り組みとか、それから狙いを明確にするという点では、児童、生徒が学習課題を把握しやすくするような授業の工夫とか、自分の学校だけでなく県内全域の先生方の工夫とか、いろいろやっているノウハウを出し合って一つのカードにしていくという取り組みのようです。これをやっぱり重ねて教員のスキルを高めていくというものだということです。  私はこれを見たときに、やっぱり子供たちというのはすごい吸収力もいいわけで、その時期に教わった先生の影響というのはすごく受けるというのは、もう本当にあるということをちょっとお話ししたいと思うんですけれども。親としての経験から見ますと、娘の中学1年のときには新人の信大出たての先生が教えてくれたんです。中学1年生くらいになると子供たちも物すごく背も大きくなって、割合小柄な先生だったもんで、おい、やあとかという非常に友達関係みたいな関係はよかったんですが、要するに示しがつかない授業になっていたと。ですので、教室の後ろのほうでは消しゴムは飛ぶは、紙つぶては飛ぶはということで、毎日もう授業に集中できないという報告が私、娘からも聞いて、それは学級懇談で提起もしたんですけれども、もうちょっと何とかできないかなというような部分もあって、中学2年になりましたら、私たちは先生をかえてくださいと一言も言わなかったんですけれども、学校の方針で体育会系の先生が担任になってくれ、2年と3年を受け持ってもらったという状況もありました。  一つ、このごろの孫のことなんですけれども、孫はここの下諏訪ではありませんけれども、小学校2年のときの音楽会に行ったときに、すごいな、2年生こんなことをやるんだ、すばらしいと私すごい感動して帰ってきたんですね。次のとき3年生のところに行ったら、え、去年の生徒たちと同じかと、うちの孫もそこにいたんですが、というくらい違っていて。それで聞いたら、産休に入って、その先生が、今新しい先生に教わっているんだよという話を聞いたときに、やっぱり教える先生によって非常に子供たちの発育というか発達というのが違ってくるんだなということをすごく思ったんです。  誰もが新人から何でも発揮できるわけではありません。要するに経験は非常に大切だというふうに思いますので、今回のユニバーサルデザインということで、多くの先生方がここで、ベテランの先生が大量退職してしまう、これはまずいと。若手に経験を積んでもらい、指導を受け継ぐということが非常に今大事であるということ。  それから、非常に今子供たちにも学力の発達段階が異なる生徒が多いということから、ユニバーサルデザインというのが長野県で出されたわけです。こういう形で大勢の先生方の工夫やノウハウが、新人の先生方に全部それが行くという取り組みは非常にいいかなというふうに私も思っていますので、下諏訪の現状も含めて信州型ユニバーサルデザインということについての見解をお願いいたします。 ○議長 教育長。 ◎教育長 今お孫さんのお話をお聞きして、本当に先生が子供たちを大事にしてくれて、一貫性のある教育と申しましょうか、子供との信頼関係を本当に構築されて学級づくりを一生懸命やられた先生方なんだなということを思って、本当にそんな先生が多くいらっしゃるということが、やはり一番理想なのかなということを思いながら聞かせていただきました。  今、当町では教育の中身として、私も発信させていただいておりますけれども、子供のそれぞれの姿に学んで、みずからを変えていく。子供が笑顔だったら、それはいい教材だ。もしそれに乗ってこなかったら、どんなに徹夜してつくった教材でも、これはだめだというふうに考えられ自分を変えていく、それが力量を高めていく教師、それを目指しましょうと、そんなお話をさせていただいているところなんですけれど。  やはり子供たちにとって、よいことをすればよいことが起こる。悪いことをすれば悪いことが起こる。悪いことをしてもいいことが起こってしまったんでは、それは一貫した教育にはなりませんので、やっぱりそこの筋はしっかり通した子供たちへの対応が大事だと考えます。  下諏訪町の小中学校におけるユニバーサルデザイン化に視点を当てた現状でございますが、例えば今お話ありましたように、1時間の授業の学習の狙いを明確にする。それから、授業の見通し、例えばこの時間に個別の学習をして全体で考えて、あとグループ学習をしながらやっていくよというようなことを板書しておく。これをめり張りのある学習と県では言っています。それから、授業の最後には本日に学んだことがしっかり一人一人の子供に定着したかということを見届ける。  それが今、狙いの明確化、めり張りのある授業、見届けをする。これは県の授業の3視点というふうにして、これもユニバーサルデザイン化の中でお話があるわけですけれども、もう少しお話をさせていただくと、例えば個々に応じた合理的な配慮、その子にとってわかりやすい授業に結びつけるために、やはり色チョークなどを使ってわかりやすく板書し、黄色で書いたところはノートへ写しましょうとか、そんなわかりやすい板書であるとか、それから、その子に応じた学習プリントを用意し、支援の必要なお子さんへのプリント、それから自分たちでやっていける子のプリント、もっとやりたい子のプリント、例えばそんなふうに用意してもらって自分で選択して選べるような、そういった学習プリントの工夫であるとか。  環境面でいけば、昔よく学校目標などは黒板の前にどんと張ってあって、給食当番だとか忘れ物した人とかいっぱい書いてあったんですが、黒板の周りには一切張らないで、黒板に集中できるような環境にするとか。もう今、前の黒板だけがしっかり見えるように、そんな環境をつくるとか。これも全てユニバーサルデザインの考え方であります。  子供たちにとってわかりやすい授業となるためには、それなりの学習環境を整えてあることが大事でありますけれど、やはりこれは今始まったことでなくて、授業のユニバーサルデザイン化については、やっぱり今全ての学校で扱われているほど現在では当然の取り組みとはなっております。  継続していくためには、今お話があった研修会であるとか、先生方の、町では小中一貫研修とか、小中学校9年間の学びでありますとか、それから英語の研修会であるとか、いろんな6市町村が集まった教育研究集会もありますけれど、そういったものの中で授業の進め方のいいところをいっぱい先生方が発表し、それに学んでいく。実際の授業を見合って進めていく。そういったものを今やっているところですが、ぜひ町のほうでもそれを大事にしてやっていきたいと思っています。  それで、あと2点目では、配慮を必要とする子供がふえているけれどという、そういう問題でございますけれども、これに関しましては今、先ほどとてもすばらしいお話を聞いたんですが、そのとおりで、配慮を必要とする子供たちへの支援、わかりやすい支援というのが、やっぱり学級全体の子供支援につながっていくんだという、その考え方がユニバーサルデザイン化の一番の本質でありますので、それを大事にしながら、どの子もみんな一人一人のお子さんが分け隔てなく、やっぱり授業楽しかった、わかったということを目指して取り組んでいく、そんなことをやはり今一番の目標ではないかと考えます。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございます。私も見ていて、今よく言いますね、発達障がいの子供さんみたいに特別支援が必要な児童がふえているという状況は確かにあると思います。だから、そういう支援の必要な子には、やっぱり支援に必要な授業という点での先生のスキルはうんと大事かなというふうに思っていますので、県内でも調べてみますと、2017年に診断された生徒が6,980人、やっぱりそういう生徒がいるという発表があります。最初に始めた2003年度の836人、0.4%から見ると、非常に発達障がいの生徒さんたちがふえて、先生たちが苦労しているという現状があるかと思いますので、そんな点でもこのユニバーサルデザインのところで先生たちがスキルを上げて接してもらう、目の前の子供たちに向き合いながら、よりよい指導を重ねていってほしいというふうに思います。  それから次に、通告では小中学校のエアコンで、これはもう何人もやりまして、今日の新聞にもしっかり出されております。町長の見解としては、一番小さい子供たち、保育園からはもう30年度はやるということで、全教室という、小学校、中学になると、やはり県・国の動向でのお金の問題という部分があるかと思いますが、いずれにしても、私も聞いたことのない危険な暑さなんていう言葉は本当、え、危険な暑さって何ですかというくらいな状況がここ一、二年続いてきているという段階から見れば、段階を追ってエアコンの設置はということだと思いますけれども、本当に子供たちの命と健康を守り勉強に集中できるという環境をつくっていくというのは、町に求められていることですので、ぜひとも早く予算化するというのは、どのくらい国から来るかという部分があるかと思いますけれども、ぜひともよろしくお願いしたいのと。  先ほどからもあります体育館が避難所になりますので、体育館というもののエアコンなんていうのは物すごいものを設置しなきゃいけないのかなと思いますけれども、真夏のもし災害という場合には、避難所へ行ったらこんなに余計に暑くなっちゃったというような状況もあったりして、その辺のところが、非常に私たちも要求はしていくんだけれども、難しいかなという部分があるんですが、ちょっとその辺等も含めて町長の見解をお願いいたします。 ○議長 町長。 ◎町長 議員おっしゃるとおりに、ここのところの暑さというのは異常でございまして、まさかこの爽やかな信州がこういう状況になるとは思っていなかったわけですから、そんな準備が全国各地よりおくれてきていると、これは紛れもない事実でございます。こういった気象状況が続くということになれば、子供たちによりよい環境の中で勉強してもらいたい、その思いは強くありますので、これは間違いない対応をしていきたいと思っています。  昨日も答弁させていただきましたけれども、なかなか国が制度は持っていても総額の予算を持っていないんですね。ですから、それが満額全部ついてくるということが非常に難しい状況でもございますので、そんなことで昨日答弁をさせていただいたところであります。できるだけ早い段階で計画的に実施をしていきたいと思っています。  避難所用に体育館にということになりますと、これはもう莫大なあれですから、下諏訪体育館であっても冷暖房設備でないわけですから、非常に大きな財政措置が必要になりますので、これはちょっと先送りになろうかなと思いますので、とりあえずは教室というものを中心に検討していきたいと思っています。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ぜひお願いいたします。次に、今、幾つかの地方議会に家庭教育支援法というものの制定を求める意見書というのが出されているんだという報道がありました。6月議会でもちょっと取り上げましたけれども、その内容についてもう少し掘り下げてという部分で質問をしたいと思います。  まず、家庭教育というのが何なのかというふうに考えてみたときに、家庭での教育というのは非常に多様性がありますけれども、そのうちの自主性というのがすごくあるんだと。子育てにはこれが正解だというもの、これが正しい形なんだというものはなくて、いろいろな家庭、いろいろな子育てがあって当たり前です。そういう点では自主性の尊重、どんな家庭をつくるかとか、どんな子育てをするかは各家庭で考えていくということが必要で、公の権力がそこに教育はこういうふうにやれというような制定をするということ自体は、私はもう問題だというふうに思っているわけです。  今一番大事なのが、家庭教育に行うべきことは家庭教育を支える条件整備というのが一番大事だということです。まず衣食住が不可欠ですし、子育てと仕事の両立とか、そのための労働条件や保育園の設置とか、それから教育費や医療費の軽減、それから無償化など、今の時代でこそ政治の役割がうんと大事になっているという部分は、昨日から今日にかけての子供の貧困のことでも明らかになってきています。  やはり一番問題、先ほどから聞いていてわかるのは、ひとり親家庭という部分の中の問題点、格差の広がり、それから親たちの働き方の劣悪化という部分で、どうしても経済的にも精神的にも追い詰められて虐待にもつながる。悪いカードがどんどん集まってきている家庭がふえているというのが事実かなというふうに思います。  こうした困難を抱える家庭への温かい支援というのが今一番根本的には必要であると思うんですけれども、この意見書の中を見ると家庭の教育力が低下している、核家族になって低下しているんだという言い方をしている。その考え方は私はおかしいと思っているわけですし、それから困難を抱えている家庭が増加してきている中で、先日から、昨日からも伺っているように、そういう家庭への支援をどのようにしていくかという部分での町の現状というか、取り組みはしていただいていますけれども、そういうものの一つ一つのつかみというのが数字的に、先ほど教育こども課長から、これが一般で、これが何%というのがありましたけれども、具体的にそういう人というのが、今情報が余りにも、聞いてびっくりしました。制度を知らなかったとか、こんな支援があるなんて知らなかったという状況が、え、こんなにあったんだという部分があったからこそ、そういうものが具体的にできなかったのかなというのもありますので、その辺の関連でちょっと見解があったらお願いいたします。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。藤森議員が昨年の9月議会でも御心配されていたように、この法案は最もプライベートな家庭という私的領域への公的権力の介入につながると危惧されることだとか、核家族化、それから女性が家にいる時間が少なくなったことが家庭教育の低下を招いたかのような認識ではないかとの議論もあります。法制化を問題視する声が、それで上がってきているのは確かかと思っております。  当町におきましては、家庭教育の推進事業である、めざせ元気なしもすわっ子、これを家庭の協力もいただきながら継続実施しているところでございます。誕生祝い金の民生委員さんによる配付だとか、子ども人権ネットワーク会議にしても、お子さんを育てておる御家庭は社会の一員であり、孤立をさせないような施策が大変重要であることを前提として活動しているところです。  家族なら、親なら、ちゃんと子供を育てなければいけないという規範が、むしろ親を追い詰めている、そういう側面も見られるのかなと思っております。子育ては家族だけに押しつけてはいけないことと認識はしておりますが、こうした家庭教育支援を条例化するという方向には、現時点では進んでおりません。引き続き現在の家庭教育支援策を充実させていくとともに、条例化については国の動向を注視してまいりたいと思っております。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございました。そのとおりでいいと思います。やっぱり親は初めから親にはなれない。やっぱり子育ても紆余曲折がありながら、どんどん親として成長していくということです。いろいろ子供に問題があったときに、あそこの家庭だからとかという、非常に自己責任を押しつけられるような形である傾向がある中で、責められずに安心して親になること、それを学んだり、子育ての悩みを交流することというのが非常に大事で、親の学びの場が、先ほどから話題になっているぽけっとが、私は本当に、さっきいろいろ事業内容をお聞きしたら、本当にすばらしくて、下諏訪は子育て、親にも上手になれるし子供にもそういう虐待はまずないだろうなと確信をいたしました。  親子のきずなが深まり、それから子育ての知識、それから悩みも相談ができるという、そのぽけっとが非常にいい役割を果たしているという点では、ぜひぜひ、いろいろあって線路下の問題はあると思いますけれども、現在のぽけっとの活動をさらに充実させてもらって、下諏訪の子育てが充実し、先ほど田嶋議員も言いました、見本になるような、町外からも来ているということですので、きっと学んでいっているかなと思いますので、ぽけっとの機能を十分発揮してもらいたいと願っています。  次に、観光の問題を一つお願いいたします。春宮の前の周辺の整備についてです。今年は議会と商工会議所の懇談会を何回も行いまして、その中で、今までずっと私も提起をしてきた事項の中で光が見えてきました、一つ。非常にうれしいことですので、ちょっと提起をいたします。  それは春宮前の空き地がありますよね。春宮に向かって左側の空き地になっている土地の所有者の方が、売ることはしないけれども、貸してもいいと言っているという情報が商工会議所のほうから議会の視察のときに提起をされました。春宮前の空き地については、誰が見ても、町民の皆さんも思って、もうしょっちゅう私も言われます。あんないい場所に何で駐車場つくらないで、何で店ができないんだいという方向がずっとあって、何回も事あるごとに提起をしましたけれども、あそこは個人の所有の人がオーケーでない状態が続いてきましたけれども、このたび所有者が貸してもいいということがわかりましたので、早い段階で町としての活用の大綱を示して、所有者の方と交渉を始めてほしいというふうに思っているわけです。  まず、一つお聞きします。おんばしら館よいさの動線をあそこに考えたいわけですが、決算資料を見ますと入館料が前年比マイナス209万円幾ら。非常に減っているんですね。よいさの入館者の推移をまずお知らせしてもらって、何でこんなに減になっているか、要因をどう分析しているかお願いいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) おんばしら館よいさの入館者の状況ということで御報告をさせていただきたいと思います。おんばしら館よいさは平成28年4月に開館をいたしまして、平成28年度の入館者総数は2万4,188人、翌平成29年度は1万6,197人でございました。本年度、平成30年の4月から7月までですが、この入館者の実績につきましては5,958人で、前年度、平成29年の同期と比較をしますと、650人の増となっております。  入館者のほかに収入について比較をしてみますと、前年度4月から7月の4カ月間の収入が183万9,300円に対しまして、今年度の同期は214万8,000円と、30万8,700円の収入増の実績です。  28年、29年に入館者数が増加している要因としましては、おんばしら館のスタッフが万治の石仏まで出向いて、おんばしら館の紹介をしながら、春宮、万治の石仏、おんばしら館よいさ、下馬橋といった周遊ルートを観光客へ直接御案内を申し上げ、このことが入館者の増加につながってきているというところでございます。さらに、今年度におきましては、おんばしら館よいさののぼり旗を作成しまして、必要に応じて動線に設置をしながら、さらに誘導を図っているといったところでございます。  そういう状況ではございますが、7月から議員のおっしゃったように災害レベルの猛暑というような日も多かったことにより、入館者数にも影響が出始めているといった状況でございます。引き続き入館者の増加に向けたセールスですとか、体験メニューの企画開発、そういったことに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 よいさの場所がわかりづらいというのは、よく町民の方にも言われます。それから、あの場所のすぐには駐車場がないということもあると思います。そんな点では、今の話題になっている空き地を駐車場にして、そこから直接、おんばしら館に行ける動線を考えたらどうかなというふうに思います。奥にまだ家屋がありますので、その辺はこれからの交渉だと思いますけれども、あの土地を貸してもらうという話をぜひ進めてもらいたいと思いますが、町長、見解をお願いいたします。 ○議長 町長。 ◎町長 議員の皆さんは商工会議所との議論の中で、そんな情報を得られたと思いますけれども、以前から町はそういった交渉をしようということで進めてきておることは事実です。ただ、相手があるもんですから、余り明確にはお答えできませんでしたが、今そういった状況であることだけは御承知おきをいただきたいと思います。詳しくは担当のほうから説明させます。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 御指摘の土地につきましては、現在、地権者の方と協議中といったところでございます。町といたしましても、あの土地を活用して駐車場や通路の整備、これによりまして春宮、万治の石仏、おんばしら館よいさ、これをつなぐ動線を確保できるということを想定しながら、お話をさせていただいているところでございます。  なお現在、地権者の方とお話を始めたところでございますが、先方の土地の活用の御予定ですとか現状の土地の状況など、先方の御都合に配慮しながら、さらに詳細について話し合いを重ねる必要があると思いますので、予断を持つことなく慎重に協議してまいりたいと考えております。
    ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 そうとは知らず、どうも。常にそういうなかなかだめです、だめですという御返事だけだったもんですから、よかったと思います。ぜひ進めていただきたいと思います。  最後になりますが、春宮の手水舎のところ、私もこれ春宮前のと書いたら、すぐ電話が来て、それをやるならこれを言ってくださいというのが、行ったことがある方はあると思うんですが、あそこに水道管が2本そのまま水が出ているんです。スマエさん、天下の諏訪大社が、手を洗うのが水道管なんて、私、絶対おかしいと思う。私も行ってみたら、全く風情もなく威厳もない。秋宮は竜の口から出ています。こういうのというのは町が言ってもだめなんですかね。もしだめなら氏子総代という氏子さんもいますので、そういう人たちが、あんなに高いものではない、水道管は何とかしてもらいたいかなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 現地の状況を確認いたしまして、藤森議員からこのようなお話がありましたというような旨を諏訪大社の社務所のほうへお伝え申し上げて、もし町として何かお手伝いできるようなことがありましたら、協議、協力してまいりたいというふうに思います。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ずっとそういうふうに思っていた人がいて、ぜひ言ってくださいということで、よかったです。直接、それじゃあ大社のほうへも伝わったということで、何か改善があるのを期待して終わります。ありがとうございました。 ○議長 以上をもちまして、本日の日程に定められた一般質問は終了いたしました。  ただいま午後4時8分でございます。本日はこれにて散会といたします。大変御苦労さまでした。            散  会  午後 4時08分...