下諏訪町議会 > 2015-12-10 >
平成27年12月定例会−12月10日-04号

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  1. 下諏訪町議会 2015-12-10
    平成27年12月定例会−12月10日-04号


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    平成27年12月定例会−12月10日-04号平成27年12月定例会  平成27年12月下諏訪町議会定例会会議録                                      (第4日) 議員の席次並びに出欠   1番 中 村 奎 司  出          8番 森   安 夫  出   2番 津 金 裕 美  出          9番 中 村 直 亮  出   3番 宮 坂   徹  出         10番 金 井 敬 子  出   4番 田 嶋   彰  出         11番 中 村 光 良  出   5番 林   元 夫  出         12番 藤 森 スマエ  出   6番 青 木 利 子  出         13番 小 池 忠 弘  出   7番 河 西   猛  出 出席議会事務局職員             出席総務課職員   議会事務局長   高 木 秀 幸      庶務人事係長   中 澤   務   庶務議事係長   樫 尾 光 洋      庶務人事係    登 内 秀 幸 説明のために出席した者   町長       青 木   悟      健康福祉課長   増 澤 功 生   副町長      小 林 繁 人      産業振興課長   伊 藤 俊 幸
      教育長      小 沢 貞 義      建設水道課長   山 田 順 一   総務課長     山 田 英 明      消防課長     北 澤 浩 司   税務課長     林   賢 一      会計管理者兼会計課長                                  吉 澤 計 一   住民環境課長   高 橋 孝 一      教育こども課長  高 橋 良 司 本日の会議日程 平成27年12月10日(木)午前9時00分   1.本日の議員の出欠並びに会議成立宣告   1.一般質問(単独質問) 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            開  議  午前 9時00分 △<本日の議員の出欠並びに会議成立宣告> ○議長 おはようございます。大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前9時でございます。本日は平成27年12月下諏訪町議会定例会第4日目であります。  本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は13人であります。よって、本会議は成立をいたしました。  ただいまから会議を開きます。  本日の日程は、一般質問であります。昨日に引き続き一般質問を続行いたします。 △<一般質問(単独質問)> ○議長 それでは最初に、質問番号5番、質問事項 町道整備について、下諏訪の宝について、議席11番、中村光良議員、質問席にお着きください。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 おはようございます。質問番号5番、議席11番、中村光良です。通告に従って質問してまいります。よろしくお願いします。  まず、町道整備についてお尋ねします。町道整備については、私は議員1期目から自分のライフワークとして位置づけて、何度か取り上げさせていただいた経過があります。町道に限らず、下諏訪町内の道路は年々着実に整備されていると受けとめていますが、私は下諏訪町民のための生活道路の整備を目指しています。  下諏訪町は、コンパクトな町で住宅地域が集中しているため、町道の拡幅や延伸は非常に困難な状況にあります。そうなると現在ある道路を大事に手入れをしながら、町民が毎日の生活の中で安心して使える道路として維持していかなければならないと考えています。  そこでお尋ねします。平成26年度決算書では土木費の道路維持費道路維持補修費で約9,086万円、そのうち工事請負費として7,954万円が計上されています。過日、私どももいただいた「平成26年度町政のあゆみ」では、建設事業の建設水道課欄道路維持補修工事として8件、4,357万円の事業記載が見られますが、決算書の事業費の48%、工事請負費の55%相当分となります。そこでお尋ねします。最終的に26年度の道路維持補修工事の総箇所数あるいは合計距離数はどれくらいになったのでしょうか。  私の通告では本年度と来年度という通告になっていますが、質問通告に抵触するかとちょっと思案していますけれども、以降の質問への前段としてお答えいただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。平成26年度の道路維持補修工事の総箇所数につきましては、小規模工事も含めまして167カ所となっております。合計距離数につきましては、距離が確定できるもので約1,433メートルとなっております。以上でございます。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 済みません、今一緒に含めてというお話でしたけれども、小規模工事費、これが約3,600万円計上されています。その部分の箇所数はどのくらいに当たるんでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えします。道路維持の小規模工事につきましては、159カ所となっております。小規模工事では部分的に側溝や、それから舗装等の補修を行っておりますので、その中の主な内訳では道路整備の舗装・補修や整備工事が81件と最も多く、舗装面積では約1,380平方メートルとなっております。小規模の場合、部分的に補修をかけたりしておりますので、ちょっと何メートルという距離では算出できない部分もありますので、面積でお答えをしております。  続いて、側溝の工事で50件となっておりまして、これにつきましては延長約120メートルの補修を行っているという状況でございます。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございました。小規模で159件、それに多分、町政のあゆみの8件からすると167件になるというような解釈でよろしいかと思います。ありがとうございます。  道路維持補修費は、26年度は当初予算約8,773万円、それに予備費からの充当が約367万円上乗せされ、決算時の予算現額は9,140万円となっておりました。27年度の当初予算は9,193万円で、前年比で約420万円ほど増額計上されています。今年度も4月から8カ月が経過していますが、予算計上時点計画事業件数に対し進捗状況はいかがでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。道路維持補修事業工事請負費、これが8,000万円の予算でございますが、そのうち5,000万円を使っての計画事業件数につきましては、本年度8件の工事を計画しております。このうち1件が竣工検査を終えております。そのほか5件が契約済みとなっております。また、この12月中に1件の入札を予定しているところでございます。  それから、3,000万円を使っての小規模補修工事につきましては、主に道路整備の舗装補修や整備工事が45件、それから側溝の工事が35件、その他擁壁の補修工事などで23件を実施しているという状況でございます。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございます。今、御報告いただいた部分で予算に対しての執行率はどのくらいの数字になるんでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。道路維持補修工事の執行率でございますが、契約済みの年次計画で行うほうなんですが、契約済みの6件の契約金額が2,862万円となっておりますので、年次計画で実施している工事費の予算額5,000万円に対しまして57.24%となっております。  また、道路維持小規模補修工事費の関係になりますが、現在約2,331万円の支出となっておりますので、予算額3,000万円に対しまして77.7%となっております。工事請負費全体では、予算額8,000万円に対しまして支出額5,193万円となりますので、64.91%の執行率ということでございます。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 順調に消化していただいているという判断をさせていただきますけれども、いよいよ来年は御柱の年であります。町民の皆さんも地域の道路補修を望んでおられると思います。今年度残された4カ月に向けて、早期の計画消化を期待していますが、この点について御所見をお伺いします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えいたします。年次計画で予定をしております8件のうち7件につきましては、年内に契約ができる予定となっております。残りの1件につきましても年度内に実施をするという、そんな予定で事業を進めております。  また、小規模補修工事におきましても、地域からの要望に対しまして優先順位を見きわめながらも、できる限り迅速に対応ができるよう努めてまいります。以上です。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 あわせて参考までにお伺いしたいんですが、毎年区長さんを通じて各区の整備要望等を受け付けていると思います。今年度27年度につきまして、各区からの要望件数と、そのうちわかりました、やりますよという旨の回答をされた件数はどれくらいあるんでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。11月末現在になりますが、各区からいただきました道路、それから側溝などの修繕要望の件数は219件となっております。そのうちアスファルト合材による穴埋めなど、職員にて対応したものが65カ所、業者に発注したものが72カ所の計137カ所につきましては、実施済みとして回答をいたしたところでございます。  なお、補修の規模が比較的大きく、小規模補修工事では対応ができない箇所というのがやっぱり10カ所程度ございましたので、これにつきましては計画的に補修を実施していく旨、回答をさせていただいたところです。  また、国や県などが管理者となっております49カ所につきましては、それぞれの担当部署に要望を上げ、対応をお願いしているといったところでございます。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 件数も相当出ていると、それに対して精いっぱい対応していただいているという判断をさせていただきます。  各区長さんを通じて全町的に要望を聞いていただいていますので、これは理想的な形だと思います。町民の皆さんも我々もいろいろ声かけられますけれども、区長さんが担当されているので、区長さんを通じてお願いするのが一番いい方法じゃないですかというような対応をさせていただいていますので、これからも区長会等を通じて、町民の細かな要望に対応していただけるようお願いしておきます。  御柱祭に向けて26年度同様、予備費の充当や、あるいは来年度枠を前倒しした補正等での整備を検討していただけるよう要望も加えさせていただいて、よろしくお願いしたいと思います。  話題を変えます。都市計画道路の見直しがされました。将来的に、今以上の人口を期待するのは非常に難しいと予想されていますし、車社会も現時点を超えることはないでしょうという答申に至りました。その結果として、都市計画道路の廃止という決定に至った路線もあります。都市計画決定されていたために、約40年にわたり住宅の新築や改築あるいは土地を売りたい、買いたいといった住民にとって規制がかかる、いわゆる負の影響が長年にわたり負わされていました。廃止の決定を少しでも早くかつ丁寧に沿線住民にお伝えすることが大事だと考えています。  この点についてお尋ねします。沿線住民はむろんですが、全町的に道路行政の将来展望として、わかりやすく伝えていただきたいのですが、この件に対しての手順はいかがな状況でありますか、お尋ねします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。まちづくりの根幹をなす要素の一つであります都市計画道路につきましては、議員の言われるとおり区域内の土地所有者に一定の制限を課しており、長期間未着手となっている区間も存在をしていることから、平成24年度から見直しを行ってまいりました。見直しに当たりましては住民説明会を開催し、住民からの意見聴取をもとに町及び県の都市計画審議会での審議を経て決定をされるということになります。  その間に見直し案の縦覧期間を定めまして、さらに住民の御意見を聴取する場面はございますけれども、より多くの方に内容やスケジュール、また決定事項を承知いただける、そんな周知方法は今後考えていきたいというふうには思っております。  現在、町のホームページやなんかでは御紹介をしておりますが、それ以外のいろんなツールを使いながら周知も図っていきたいかなというふうに思っています。  それから、道路行政全般の将来展望などにつきましては、これからまた策定をされますが、総合計画の中で施策の展開などでしっかりとお示しができればなというふうに考えております。以上です。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 この都市計画決定されるということの重みが相当住民にとって重圧となってきた経過がありますので、よりわかりやすく、より丁寧に町民の皆さんにお知らせできるよう協力して頑張っていただきたいと思います。  いよいよ12月に入り、これから来年度予算編成の取り組みが進められることと思います。道路維持補修費に関しましては、以前は1億円を超える時期もありましたが、社会情勢や財政事情を鑑みて近年は9,000万円ぐらいとなっています。  道路補修等は着実に対処しておれば、未補修道路は年々減少するとも思いますが、一方で現実は突発的な損傷や経年劣化との追いかけっこになっている状況だと思います。先ほども述べたように御柱年である来年は、秋の小宮祭のころまで多くの人々が町の中を歩かれると予想されます。  町内各地域でも道路補修の要望があると考えられますが、予算措置について現時点での所見をお伺いします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。道路関係予算につきましては、地域の要望に応えるなどの道路維持補修事業、それから国の交付金を活用した道路新設改良事業、また橋梁の改良、それから橋梁の点検など多岐にわたります。地域住民が安心して通行できる道路環境の整備に向けて優先度の判断を行いながら、計画的な事業執行ができるよう、予算の確保に努めてまいりたいというふうには思っております。  また、各区それから住民からの要望、それから緊急を要する危険箇所等につきましては、迅速に対応できるよう努めていくほか、各区からの要望を待っての対応だけでなく、職員による道路パトロールや、それから通勤等による情報提供などをもとに、道路の穴埋めなど職員対応ができる体制の強化も図ってまいりたいというふうには思っております。いずれにいたしましても、安心・安全な道路環境を維持、整備するために精いっぱい取り組んでまいりますので、御理解、御協力をよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 諏訪の住民は御柱の年になりますと、ふすまや障子を張りかえたり、あるいは畳表を張りかえたり、御柱という節目に自分たちの生活の更新をかけてきた経過があります。町としてもこの住民のために、道路については今後一層努力していただきたいとお願いしておきたいと思います。  あわせて、最近道路標示ですね、停止ラインとか横断歩道の表示が消えかかっている部分が大分見られるような気がします。これから雪が降る雪かきのシーズンが来るというちょっとタイミングは余りよろしくないとも思いますが、来年の新学期、通学路周辺を特に中心に道路標示の点検をお願いして、このテーマの質問を終わらせていただきます。  続けて、下諏訪町の宝についてお尋ねします。  今年は幾つか下諏訪の宝に触れる機会がありました。そんな中で特に私が感じていることは、継続すること、伝承することの大切さです。下諏訪の宝はたくさんあると思います。私自身が十分理解しているわけではありませんし、本日も時間の制約もありますので、今年触れたことや、ふと思い当たった件を事例として数件通告させていただいてあるので、継続すること、伝承することの大切さという角度から質問させていただきます。通告欄にありました表示と項目ちょっと順不同になりますが、話の流れとして御理解いただきたいと思います。  まず、諏訪交響楽団についてお尋ねします。先日、諏訪交響楽団の90周年記念展を見学させていただきました。地方の愛好家によるいわゆるアマチュアバンドといいますか、市民楽団といいますか、先人とも言える楽団で、結成90年を迎え、今も活発に活動されている全国でも特筆に値する楽団であるとの説明をいただきました。また、90年の歴史の中で、折に触れ下諏訪出身の方々が重要な役割を果たし、中欧の著名な音楽家との交流を繰り返してこられた歴史も示されていました。今回の質問テーマ、下諏訪の宝についてを私が選択した最大の理由は、この記念展を見学したときの感想が引き金になっています。  下諏訪町では毎年、町民音楽祭あるいは北欧音楽祭等で貴重な演奏会を開かれています。90年の足跡は、他の楽団にとっては容易に追いつき追い越すことは不可能な金字塔だと考えています。下諏訪町の代表的な宝として今後の町の関与について御所見をお聞かせください。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) お答えをさせていただきます。諏訪交響楽団でございますが、1925年、大正14年に発足しまして、主に諏訪地方に存在する管弦楽愛好家で組織されている組織だと聞いております。現在、継続している中では日本初の社会人アマチュアオーケストラだということで、議員さん御指摘のように今年設立90年を迎え、博物館では特別展として90年のあゆみ展が開催されたところでございます。  今年ですが、10月10日から12日にかけまして開催されました北欧音楽祭では、親と子どもためのコンサートが開催されまして、諏訪交響楽団と町内4校の合唱団、吹奏楽団との共演などもありました。  町といたしましては、今後も活発な活動を続けていただけるよう、練習や定期演奏会などの活動の場として、会場の提供や今後学校とのかかわりのほうにも協力をしていきたいと考えております。以上です。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございます。下諏訪に限らず諏訪と言っていいでしょうね。大きな看板の一つだと思います。これからも大事に継続していただけるようお力添えをお願いしておきます。  次に、英語教育について触れさせていただきます。このテーマについても先日、北小で開催された公開授業を見学したときに感じた継続の大切さの好例として取り上げました。下諏訪町で英語特区を申請した時期に、私も議会の1人としてかかわっていました。あれから10年以上を積み重ねて、平成20年からは教育課程特例校として外部から注目され、見学者も多いとのことです。スタート当初から御指導いただいたオーマンディ先生に久しぶりにお会いし、先生も今の成功ぶりを大変喜ばれていました。何よりも子供さんたちの楽しげな授業の様子が印象的でした。そしてNLT、学級担任の先生方の指導ぶりも非常に印象に残っています。  お尋ねします。朝の通学路で「おはよう、いってらっしゃい」と声をかけても、照れ臭そうにこっくりと頭を下げる程度の1年生が、英語授業では元気に大きな声で発言している姿に目をみはりました。10年の積み重ねの成果をどう評価し、今後への取り組み方針をお聞かせください。 ○議長 教育長。 ◎教育長 英語教育を当町で導入した一番の目的でありますけれども、生活に役立って使える英語ということを目的に導入しております。平成16年に英語教育を導入して、今年で12年目を迎えております。現在は保育園の英語遊び、また小中学校にNLTの先生をお願いしまして、ネーティブな発音を子供たちが体で受けとめて、NLTの質問にも自然と口をついて反応する、そういった子供たちが非常に多くなってきております。発音もよりネーティブに近い発音を身につけているというふうに認識しております。大部分の子供たちが今、議員御指摘のように大変英語の時間を楽しみにして取り組んでおります。  生活に根差した英語学習ということで、保育園また小学校ではゲームや英語の絵本の読み聞かせ、ペア学習、グループ学習などいわゆるオールイングリッシュ、それを基本といたしまして体験的、実践的に英語を学んでおります。  中学校では、小学校で身につけた英会話力を大事に受けとめまして、授業の初め10分から15分くらいは英会話、また残り35分は教科書での読みあるいは書く等を加えまして、四つの技能についてJT、NLTとともに楽しく英語学習に取り組んでおります。また、中学では、県で行っております英語弁論大会にも積極的に参加することを促しておりまして、結果的にも上位に入賞する子供たちが大変多いという結果であります。  こうした積み重ねの成果でありますけれども、さきの未来議会において子供からも提案がありました。ぜひ習った英会話力を生かしたいということで、海外研修あるいは留学をしてみたいという声も多く聞かれております。そういった中、来年度でありますけれども、昨日の御質問にもありましたけれども、海外短期留学を事業化していくというようなことにつながってきているのではないかというように捉えております。  今後の方針でありますけれども、保育園、小学校、中学校、この一貫をさらに強めまして、英語の学力とともに会話力の向上、また当地は観光の町でありますので、そのような特色を生かし、習得した英語を活用し生かせる、そんな場の機会を多く持っていきたいと、このように考えております。以上です。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございます。今お話しいただいたように、もう既に保育園まで範囲を広げていただいているということで、非常に評価させていただきます。10年以上かけて築き上げた下諏訪の英語教育です。他市町村に追い越されてなるものか、そんな気持ちで私たちも応援してまいりたいと思います。よろしくお願いします。  次に、ものづくり支援センターについて触れさせていただきます。このテーマに関しては、昨日も複数の同僚議員が質問されていました。それだけ議会の中でも注目されて、あるいは期待もされていることのあらわれと思っています。私は、ものづくり支援センターの立ち上げのころに、議員として大きな期待を込めて推進の立場で一般質問でも取り上げてきた経過があります。当時は全くの白紙の状況からのスタートで、成果目標などを立てにくい状況であったと理解していますが、予算審議等の中では先行きの不透明さを危惧する意見もあったように記憶しています。その後、町会議所、関係スタッフの皆さんの御苦労や努力で着実に実績を残してきていると評価しています。  先日も中間事業報告会が開催されました。事例発表会があり、コーディネーターあるいはアドバイザーの方々の強い熱意と参加事業者の前向きな意欲を感じて帰りました。この報告会だけではなく、先ごろの工業メッセでもブースを設けてアピールされていました。今年で5年目ということです。ここまで頑張ってこられたことに敬意を表します。そして、さらなる活動拡大を期待しています。  先ほども述べたように、当初はどこまでやるのか、いつまでやるのかといった質問もありました。私たちは短期間で簡単に後ろ向きな結論を出さないでいただきたいというお願いを伝えてきました。
     そこでお尋ねします。このものづくり支援センターの構想は下諏訪だからできることであって、また下諏訪だからやらねばならない取り組みだと思います。私が今日お話させていただいているように、継続することの大切さをぜひこの事業にも振り向けていただきたいのですが、今後の取り組みについて町のお考えはいかがでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。昨日も御答弁させていただきましたが、ものづくり支援センターも5年目を迎えまして、センターのあり方について運営委員会の中で協議されているところでございます。  その中で今後の取り組みとしましては、地域を支えてきた下諏訪町の企業のものづくりを発展、成長させるため、センターの役割として町商工会議所の支援活動をワンストップ化したセンター主導の支援を行うこととしております。やる気のある企業を積極的かつ重点的に支援していき、さらに町の工業技術を効果的に生かした企業連携を強化する中で、個別企業の経営課題である販路の拡大、それからマーケティングなど営業力への支援、また従来の工業中心の活動に加えまして、農・商・工連携や異業種との連携活動の拠点とする各事業を行い、目標と成果を評価しながらさらなる活動の充実を図ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 例えば町の総合計画等は5年とか10年とかっていうスパンで取り組まれています。ものづくり支援センターも5年、10年のスパンで取り組むべきだと私は考えています。実質の実例件数が50件になったよ、100件になったよというところまで積み重ねることで下諏訪へ持っていけば何とかなるよ、下諏訪へ行けばそういう案も形ができ上がるんじゃないかという、そういう看板になるまで頑張り続けていただきたいと私は期待しています。  次に、赤彦童謡コンクールに触れさせていただきます。先週、博物館で第15回島木赤彦童謡コンクールの表彰式が行われました。15回目の今回までに47都道府県全てからの応募をいただいており、まさに全国コンクールと言える輝かしい実績だと思います。小学校1年生から中学生、高校生、一般の方々まで今回は1,468点の応募があったとのことです。赤彦先生が指導されたアララギ派の隆盛ぶりを今に伝えているとともに、童謡にも取り組まれていた赤彦先生の活動が、小学生から御高齢の方まで心を動かし、先生の足跡をたどる思いで参加、応募されているのではないでしょうか。  博物館に赤彦記念館として赤彦先生を顕彰する取り組みを続けてこられた方々の長年の活動により、全国から多くの応募をいただき、今年も晴れの表彰式が開催された赤彦童謡コンクールは、下諏訪町の大きな宝の一つとなっています。これからも下諏訪町の宝としてますますの成功継続を願っています。下諏訪町として今後の取り組みについてお話をいただけるでしょうか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) お答えします。赤彦童謡コンクールでございますが、最近では全国各地から今、議員御指摘のように1,500件前後の作品を応募いただいているところでございます。  赤彦童謡のように身近な暮らしを題材にしたり、諏訪の風土に合った作品を募集することで家族や友達を大切にする心、郷土愛や諏訪の魅力に触れてもらう機会づくりになっているものかと思っております。また、次代を担う小中学生にとっても感性を磨き、将来に向かって自分の可能性を発見できる機会の一つになっていると思っております。そのような意味でも今後、学校との連携を深めながら、これから先もこの事業については継続していきたいと考えております。  なお、博物館では民公協働事業として、赤彦文学祭実行委員会の皆さんと一緒に赤彦童謡曲集の楽譜づくりを行っており、来年度中には童謡曲集の冊子が刊行される予定となっております。これを多くの皆さんに合唱や演奏で活用してもらうなど、今後も赤彦童謡の普及に努めていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 この事業も下諏訪町にとって大切な宝の一つだと、大切にしていかなければならないことだと考えています。  次に、黒曜石について触れさせていただきます。黒曜石の星ヶ塔の国史跡指定記念シンポジウムに参加させていただきました。先日のシンポジウムで、取り組みから20年だとの説明を受けました。このテーマでも継続の大切さを知りました。一口に20年と言ってしまっては大変失礼なことと思いますが、私たちの想像をはるかに超える御苦労と研さんの連続だったと推察します。星ヶ塔の黒曜石が東北から東海地方まで広く供給されていたことが解明され、縄文時代の資源開発と流通を考える上で重要な遺跡として国史跡に指定された経緯の説明をいただきました。下諏訪町にとってまた一つ大きな宝として金看板を掲げる状況になりました。  お尋ねします。宮坂学芸員さん初め皆さんの苦労とたゆまぬ研さんを積み重ね、20年の成果が大きく実を結ぶ方向に向かっていると拍手を送りながら期待しています。今後の展開について何かお話しいただけますか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) お答えします。先月開催をいたしました星ヶ塔遺跡の見学会では、定員を上回る申し込みや、また今、議員御指摘の黒曜石のシンポジウムでは多くの町民の皆様の御出席をいただきまして大変好評の中、終了をさせていただくことができました。  今後の星ヶ塔遺跡につきましては、昨日からも幾つか御質問で上がっておりますけれども、埋蔵文化財センター、まだ名称等もはっきり決定はしていませんが、活用して情報発信をするとともに、その他の事業といたしましては、有識者を招聘しての保存計画の策定、これについて遺跡の活用につきましても具体的な取り組みを行っていきたいというふうに考えております。  また、黒曜石が下諏訪の宝であると認識するその裏づけには、先般のシンポジウムでも明らかなように、黒曜石や黒曜石原産地籍の研究を推進いたしまして、その成果を講演会やシンポジウムなどを通じて町民の皆さんに共有することによって、黒曜石が名実ともに町の誇れる宝となるよう努力していきたいと考えております。私のほうからは以上です。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございます。歴史体験館(仮)につきましては、昨日もるるお話を伺っていますので期待しています。それをもとにした情報発信とか、あるいは今、課長がおっしゃられた次のステップへの構想が積み上げられていく形で、一日も早く新しい構想が発表されることを大いに期待しています。  次に、メンデル協会について触れさせていただきます。この件に関しては以前にも触れさせていただいた経過があります。その折には、町長のほうから残念ながら町の職員さんにメンデルに詳しい方がおられないのでというような答弁をいただいたように記憶しています。下諏訪町出身の篠遠先生がメンデル協会のトップリーダーとして御活躍されたことを受け、町に協会事務局を置かれているとお聞きしています。現在会長を務めておられる東京大学の長田名誉教授も地元の御出身です。今も毎年町民大学で講座を開いていただいています。その折には全国各地の有名大学から著名な先生方が参加されておられます。町民の皆さんにもっと認知され関心を深めていただけるよう、例えば図書館の一角に一坪でも二坪でもいい、何か資料を展示していただけるような検討は願えないでしょうか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) お答えします。私のほうからは毎年開催をさせていただいておりますメンデルの遺伝に関する講演会の観点のほうからお答えをさせていただければと思います。  町では毎年11月に下諏訪総合文化センターで、町民大学メンデル講演会を開催させていただいております。この講演会ですが、平成15年から毎年開催をしておりまして、今年で13年目となります。この講演会の開催の際には、日本メンデル協会から協会が刊行しています「国際細胞遺伝学」、「細胞生物学」、「キトロギア」などの雑誌等を町図書館から持ってきて展示をし紹介もさせていただいているところでございます。  いずれにいたしましても、図書館ではメンデルに関する資料を随時貸し出しもしているところでございますので、講演会等が開催される前などには、図書館の一角での展示は可能だと考えますので、図書館とも協議検討の上、対応していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございます。前回このテーマをここでお尋ねしたときにも申し上げました。あの会で下諏訪町に御参加されている学会の先生方は、そうそうたるメンバーなんですね。こりゃすげーやっていうような顔ぶれの会もあります。そういう意味で下諏訪の町民の皆さんに、もっとこのメンデル協会が認知されて大切にされていくことを願っています。  さて、今日取り上げさせていただいたテーマは、もう下諏訪町の中では何といいますかね、軌道に乗りつつあるというか軌道に乗っている、あるいは光が輝いている、そういうような項目ばっかりになってしまったような、結果的に自分でもちょっと反省していますけれども、このほかにもたくさんいろんな宝があるわけですけれども、今回私は通告してありませんので、次の機会にまたお伺いしたいと思います。下諏訪町にとって新たな宝の掘り起こしに取り組まれていることは大変重要なことと受けとめています。  また、今日まで継続、伝承されてきた宝を衰退させることのないような努力はさらに重要だと考えています。今後の継続伝承へ取り組みの強化を期待しています。例えば各地区で大切に継続伝承されている宝をどこかでリストアップして、総合的に定期的に検証あるいは支援するシステムが構築されればいいなという夢を描いていますが、よろしかったら町長の御所見いただけますか。 ○議長 町長。 ◎町長 今回の質問で中村議員からいろいろ多岐にわたる下諏訪の宝を御指摘いただきまして、まことにありがとうございました。今おっしゃるとおりに、下諏訪にはまだまだいろんな宝があるというように思っています。そういったものを生かし切れていない、このことも事実であります。そういったこの地域の宝というものを行政だけでこれを生かせるわけにはなかなかいかないわけでありまして、多くの地域の皆さんや住民の皆さんに御協力をいただきながら、さらにそういった宝の発掘、またそれを生かしたまちづくりに結びつけていきたいというように思っております。  おかげさまで、昨今ではチャレンジ事業支援金等を活用いただいて、それぞれの地域の皆さんが自分の地域が持つ宝というものに対して、非常に協力的に活性化に結びつけていただいているのも事実でございまして、より一層そういったことを地域の皆さんに御理解、御協力をいただきながら、この町にある宝を生かしていく、そんな施策を進めてまいりたいというように思っているところでございます。ありがとうございました。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 以前、町なか博物館みたいなキャッチフレーズを掲げて、いろんなこういう取り組みもされてきました。これから町中博物館というような方向になっていくことを期待しながら質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長 次に進みます。質問番号6番、質問事項 下諏訪力創造チャレンジ事業について、国の史跡指定について、業務委託について、議席4番、田嶋 彰議員、質問席にお着きください。 ○議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 質問番号6番、議席4番の田嶋でございます。どうぞよろしくお願いします。それでは、通告に従い質問させていただきます。私、前回の一般質問ができませんでしたので、うまくできるかどうか全力を挙げて頑張ってまいりますので、よろしく御答弁をお願いいたします。  最初に、下諏訪チャレンジ支援事業についてお聞きしたいと思います。  一つ、過去に数多くの団体がチャレンジ支援事業交付金を利用し、それぞれの事業を展開していると思いますが、交付された団体はどのような活動をしているのかお答えをお願いいたします。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) お答えをいたします。下諏訪力創造チャレンジ事業支援金事業につきましては、平成18年度から取り組みを始めております。平成18年度には12の事業で268万8,200円、19年度には7事業で323万203円、平成20年度には10事業で375万2,764円、21年度には10事業で362万6,853円、22年度は8事業で339万3,584円、23年度は10事業で314万9,118円、24年度は14事業で471万3,250円、25年度は9事業で405万8,057円、26年度は8事業で376万2,776円という交付実績でございまして、27年度においては7事業が実施されておりまして、申請額の総額は387万3,000円でございます。平成18年からの採択事業の総件数は57事業で、補助金交付額の総計としましては3,238万4,805円でございます。  現在の活動状況、本年度の活動状況ですが、本年度は7事業が採択をされて、事業が実施されております。まず、一つ目が山吹城歴史保存会による「山吹城周辺の保護活動」につきましては、本年度が3年目の最終年でありまして、11月に行われた作業によりおおむねの保存整備事業が完了をしているところでございます。  二つ目の「夏休みこども研究所」事業につきましては、学校の夏休みに地域の大人が技術や知識などを伝え、職業や趣味への関心を高め、交流を促進するために複数の講座を開催しようとするものですが、この夏休みに事業が実施され、御田町周辺において開催をされた18の講座に約150人の参加があり、町立博物館で開催をされたフリー講座6講座には約50人の参加があったということで、好評を得て事業を完了しております。  三つ目は「安心・安全なまちづくりを目指して、防災士資格取得に挑戦」という事業でございまして、22人が資格取得にチャレンジをし、10月に全員が合格しております。今後、この22人が防災に関する専門的な知識を習得したリーダーとして、地域の自主防災会などと連携しながら、防災訓練の実施や情報発信がされることにより、地区防災力が一層強化されるものと期待しているところでございます。  四つ目の「すわ まちの教室」は、地域間交流を促進し、町の資源を再認識する等の取り組みを目的として、観光客や移住希望者、若者を対象とした経験者や有識者による、まちの教室を開催するもので、8月22日にさまざまな分野で活躍する7人の皆さんが講師となって、時間をずらしながら3講座が開催されました。  五つ目の「池の塔『区民憩いの広場整備事業』」は、第7区が主体となって公園的な憩いの広場を整備するものでございます。民公協働の趣旨によって町からも緑化木の提供を行うなどして整備が行われております。  六つ目の「諏訪交響楽団設立90周年歴史資料保全活用事業」につきましては、下諏訪町発祥の日本において最も古い歴史を有する社会人オーケストラの設立90周年を記念して、下諏訪町発祥の歴史資料などを保存する事業でございます。現在、資料のデジタル化などの取り組みが行われておりまして、10月24日から11月29日まで町立博物館において90周年記念特別展を開催して、楽団の過去の記念誌や楽譜などの展示公開などにも取り組まれております。  七つ目の「下諏訪サードプレイスプロジェクト」につきましては、NPO法人匠の町しもすわあきないプロジェクトによるもので、自宅や職場と違う第三の居場所づくりにより、町民のみならず観光客などの集客により、町ににぎわいを創出しようとする事業でございます。9月3日に内閣官房地域活性化伝道師、経済産業省タウンプロデューサーの藤田とし子さんを講師に迎えて、「サードプレイスの構築と担い手づくり」という演題で講演会が開催されたところでございます。 ○議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 私たち2区有志で今城山の整備をしているんですが、この山吹城址を整備するに当たり、先輩議員があそこにつながる道路をお願いしながら、当時は高木町長だったと思います。その道路を完成させていただきましたので、2区区民のお祭りとして、第1回は城山でやりました。  あの急な坂を年配の方が参加できるように、不要なカーペットを全面に敷き、重い太鼓を上げながら区民祭りの盛大さを担うように全員で協力しながらやってまいりましたが、現在は高齢化が進んで、あの城山に登ることすらできませんので、下のほうへだんだんおりて、今は御田町駐車場で区民祭りを行うようになってしまいました。でも、2区有志の方が、せっかく整備された道路を無駄にすることはできないということで、七、八十人の会員の中で毎週日曜日は出ております。毎週日曜日に出ているのは会長と3役くらいかもしれませんが、たまには全会員が出て、あそこの伐採をしたり、山を持っている方の御協力を得ながら、景色が見られるように伐採をしています。その伐採も御柱の伐採担当者の練習にするために利用させていただいたこともあります。  こうした城山の開発に私たちは取り組んでいるんですが、交付金が何年かするとなくなっちゃうということで、会員の持ち出しで頑張っているんですが、あそこは鹿が生息したり、イノシシも出没します。町からいただいた花木を植えてやって、下から見ると桜草がきれいな時期もあります。また、夜はイルミネーションを照らしたりして頑張っているんですが、若干の補助金を継続していただけたらなという思いも会員の中にあります。私たちの団体だけがもらうというつもりもありませんが、今まで交付された諸団体のやられた成果を総括していただいて、これからの活動に少額でもいいですから応援をいただけるかどうかを、そこら辺から聞きたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) 本年度までに採択をされました57事業につきましては、事業の完了後も継続して効果が発揮されている事業が多くございます。事業開始初年度に採択をされました、しもすわうまいもん市については、チャレンジ事業支援金事業の終了後も三角八丁イベントに継続して出店され、イベントにおいても大きな目玉事業となっております。  また、砥川を愛する会の河川愛護の活動も長野県や町と協働をしながら継続して実施されてきております。  平成19年に事業採択をされました下諏訪建築メンテナンスワークショップは、その後下諏訪社中学校の生徒が参加する活動となり、町が施行した伏見屋邸の復元修理事業に発展し、現在はシルバー人材センター会員有志のボランティアによる民公協働の管理運営に結びついてきております。  このほかにもただいま御紹介をいただいた桜城址の整備や鎌倉街道の整備、社中学校校庭南側の望湖台の整備、大見山の登山道の整備など、事業の完了後に地域の方や来訪者の皆さんに有効に利用をされている事例も多くありまして、確実に地域の宝に磨きがかかっていると考えているところでございます。  チャレンジ事業支援金につきましては、提案のあった事業の採択時と事業の年度の完了時に民間の有識者により構成されます審査会を開催して、事業の内容を踏まえた支援の可否及び支援額を決定するとともに、事業の実施報告と決算についても審査をしていただいております。この第三者による審査に当たっては、事業者が行うプレゼンテーションや結果報告を受けた上で審査委員との意見交換を行い、事業効果などを含めて十分な検証が行われているところでございます。  支援金につきましては、町民等が自主的、主体的に行う事業に対して支援を行うというものでございまして、事業の目的と内容が異なる場合には、チャレンジ事業審査会の審査を経た上で同一団体であっても支援をすることは可能ということになってまいります。ただし、同一の事業についての助成期間は、最長3年間を原則としておりますので、3年間に限って支援の対象とし、その後は自立をした活動を期待申し上げているところでございます。  なお、一旦完了した事業につきましても、審査会の検証による御提言などを踏まえまして、民公協働の趣旨に沿って維持管理に必要な原材料などの支給を行っている事業もございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 先日の町長総決起大会の中で、パネリストが鎌倉街道のことをスライドで見せてくださいました。非常に活発な作業がされていると思います。山辺から諏訪湖を見た風景をスライドに出していただいたんですが、非常に感銘を受けました。そういう上から見る諏訪湖、またあちらの富士山を含む山並みを見ることも非常に大事かなということを思いました。今までの諏訪湖から山側を望む風景とは全く違った印象が私に強く残りましたので、この質問をさせていただいたということでございます。  3番目に、現在事業進行中の鎌倉街道整備事業及び山吹城址整備事業を進展させ、山の手からの展望を中心とした高木の文化施設、先ほど中村議員からも言われましたけれども、当町になじみの深い島木赤彦先生の柿蔭山房もこのかやぶきも新しくなり、先日見せていただきました。ここら辺まで結んだ開発を山の手開発として、これからどのように考えていただけるのかよろしくお願いいたします。 ○議長 町長。 ◎町長 2区で取り組んでいただいている城山の桜城址の整備につきましては、本当に皆さん方が精力的にかかわっていただいて、すばらしい公園として管理していただいていることに本当に感謝を申し上げたいと思います。  また、先ほども申し上げましたけれども、鎌倉街道やそしてまた今1区では山吹城址、今年までやっていただいておりますし、また東山田でも星ヶ塔等やっていただいておりまして、そういった意味では山の手もかなりいろいろな整備が進んできているのは事実でございます。そういったものが一体的に結びついていけたら、これはすばらしいことだというように思っております。そういった意味では、まだ未開発の部分もありますので、それぞれの地域の皆さんに御協力をいただきながら、それが線として結んでいけたら、こんなうれしいことはないなというように思っています。  町でも山麓をグリーンベルト地帯として、今後そういった視点を持ちながら開発をしていこうという計画は持っているところでありますが、全てを行政の中でやるというのはなかなか難しいことでありますので、今、点で存在しているものが線として結んでいけるような形をまた検討していきたいというように思っています。  一つには城山から水月園までのところを、今は工事用道路として堰堤の工事が進められておったわけですけれども、ああいった工事道路を活用して城山と水月公園を結ぶというような構想もあるわけでございます。そういったものも含めて、また地域の皆さんの御理解、御協力をいただきながら、そんな整備というものも進めていきたいと考えておるところでございます。 ○議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 本当に町長の答弁ありがとうございます。余談を言いますが、私たちの城山会の花見の会のときに以前、町長はこう結んだほうがいいよねっていうお話をされたのが記憶に今よみがえってきました。ぜひ、山の手から諏訪湖を見るというベルトをつくっていただき、すぐとは言いませんけれども、そういうものを構想の中に実現させていただきたいなと思っています。  また、上から目線はよくないんですけれども、景色を見るのは上から見たほうがいいような気がしますので、どうぞそこら辺をこれからの事業発展のためにお願いしたいと思います。  では次に、町の業務委託についてお伺いいたします。  町では多くの業務を外部委託していると思いますが、現在どのような分野で委託が行われているか具体的な件数及び内容をお知らせいただきたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) お答えをいたします。委託とは、地方公共団体の事務事業等について他の機関あるいは特定の者に委ねることを指しますが、法令の根拠に基づいてなされる公法上の委託と司法上の委託と2種類ございます。  公法上の委託については、地方公共団体相互間の事務委託を例に挙げますと、町が国から委託をされている事業では、国民年金法に規定をされる国民年金事務委託や自衛隊法に規定されている自衛官募集事務委託などがあり、また町が県から委託をされている事務としましては、県民税の徴収取扱事務委託や公職選挙法の規定による県知事選挙委託、県議会議員選挙の委託などが該当してまいります。  一方、町が行う事務事業等の委託は司法上の委託というものが主なものになりまして、町が直接実施をするよりも効率的であったり、高度な専門的知識や専門的な技術、設備等を必要とする事業などを対象に委託をしております。  平成26年度の決算ベースにおける一般会計の委託料の合計は、7億9,000万円ほどとなり、件数を単純に集計をいたしますと420件になります。主な内容としましては、公共施設における各種機器の保守点検業務や清掃業務を初め、保育所、小中学校における給食調理業務、清掃センターにおけるごみ焼却に関する業務など、施設の管理運営に伴う委託や専門的知識や技術などが必要となる業務としましては、南小学校改築や庁舎耐震改修の公共工事に伴う設計監理業務委託などがございます。  その他といたしましては、総合運動場の管理等を委託している下諏訪町体育協会などの特定非営利活動法人や岡谷下諏訪広域シルバー人材センターなど、地域社会の活性化や高齢者の生きがいにもつながる業務につきましても委託をしておるという状況でございます。 ○議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 数多くの業務委託をしているわけですが、業務を委託することによりメリット、デメリットは必ずあると思うんですが、どのようなメリットがあって、またデメリットも発生しているのかをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) 役場の業務は、町民の皆さんの生活に密着したものが多いわけですが、教育、文化、福祉、環境、産業といったさまざまな分野において日常生活と深くかかわっております。これらの業務を全て町が直営で行おうとすれば多くの人材、職員や設備、施設が必要となり、多額のコストがかかるばかりでなく、人や物を効率的に生かすための専門的な知識や技術も必要となってまいります。このような観点からも民間の方が有する人材や知識をお借りしながら、多様化する町の行政サービスについて最小のコストで最大の効果が上がるよう必要に応じて業務委託を行っているものでございます。  一方、業務委託する際には、その業務が委託に適しているか否かという判断基準も必要となります。想定します判断基準としましては、一つ目、住民サービスが維持または向上するかどうかということ。二つ目、人件費等の経費の節減になるかどうかということ。三つ目、事務処理などの効率が向上するかどうかということ。四つ目、外部の専門的知識や技術の活用が図れるかどうかということ。最後に五つ目、法令等に適合しているかどうか。これらを総合的に勘案し必要なときに必要な分を委託をするということが基本となってまいります。  委託先は入札等で決定をされますから、同じような業務でも受託者により成果が異なり、一律に総括をするということはできませんが、委託により期待をされるメリットを例に挙げますと、人件費や専門的設備等が不要であり、直営に比べてコストの縮減が期待できること。直営に比べて民間の熟練された業務遂行力や状況に応じた適応力など、実績や経験に裏づけされた業務の効率性が期待できること。町の規模では専門的知識や技術を有する人材の確保は困難でございまして、高度な技術を持つ専門業者に委ねることにより、業務が迅速かつ的確に遂行されることが期待できるということなどでございます。  一方、デメリットとして考えられることとしては、安易に委託をした場合には、職員の知識、経験の蓄積とならず、人材育成の欠如につながるおそれがあるということ。コンサル業者等への各種計画等策定業務をもし丸投げをするとした場合には、画一的、総花的な内容となってしまうおそれがあること。それから業務内容によっては受託業者が限られてしまうことなどが考えられますが、町といたしましては予算編成作業などを通じて適正な業務委託の選定に努めているところでございます。 ○議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 今お聞きした中で、ごみ収集の委託が一番高いと思うんですが、やっぱりごみの減量を住民自体が減量に励めということが一番大事だと思います。今度岡谷にできる清掃センターは、今度距離も遠くなりますので、やっぱり今は生ごみリサイクル運動を実施中なんですが、もっとそういうごみに関しての住民意識をもっと変えていくような宣伝効果を出していただきたいと思います。でないと、出せばいいという今の認識、確かに昔より整然と出されるんですが、私たちもそういうものに一時は関連した仕事をさせていただきましたので、今でも思うんですが、やっぱりきちんと出す、減量をする、そういう町民意識を高める方策を何か考えていただけるのかどうか、町長にお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 おかげさまで、当町のごみの減量化は着実に進んでおりまして、湖周の処理場ができるまでの目標5,630トンは既にクリアをしておりますし、多分この減量化はさらに進んでいくというように思っています。  また、今御指摘をいただいた生ごみ減容リサイクル事業につきましても1,600くらいの世帯に御協力をいただいて、これも着実に地域の皆さんの御協力をいただいて生ごみの減量化は進んでいるというように思っています。一応2,000世帯を目標にはしておりますけれども、今着実にそういった講習会等も開いていただいて、少しずつふやしていただいていることも事実でありますので、さらにそういったものを進めていくこと、そしてまた分別やできるだけリサイクル、再利用等も図っていくということで大変御理解もいただいているところでありますから、より一層そういったものをPRしながら、ごみの減量化に努めていきたいというように考えております。 ○議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 4番目として、今後委託が可能な業務について検討されていることがあるでしょうか。ありましたらお知らせいただきたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) 新たな委託業務ということでございますと、今予算編成の作業に入ったところでございまして、取りまとめまでがまだできておりませんが、町では住民生活に深くかかわった事務事業を行っておりますので、これらのサービスを実施する上で、どのような業務ならば委託が可能であるかということで整理をしておく必要があるというふうに思っております。  町で行う業務のうち、みずから行うべきものといたしましては、町税等の課税業務や戸籍住民登録などの個人情報を扱う業務というものもございますし、また水防、火災などの業務を担う消防活動や地震、豪雨などに対する予防、災害対策といった防災業務、これらは町が責任を持って行う業務というふうに考えております。  一方、業務委託につきましては、委託可能な業務について明確な定義がなされていないということから、より質の高いサービスを行うことを目的に効率性、専門性、コスト等を考慮するとともに法令等に照らすなど、総合的な見地から業務委託を進める必要がございます。現在、町には多くの公共施設があるため、これらの施設において必要な業務というものを委託しております。  今後委託可能な事業としては、ただいまお話をいただいた、諏訪市、岡谷市と共同で新しい焼却施設を建設しておりまして、28年度中の稼働が予定されていることから、町の現清掃センターの業務につきましては、資源物等の分別保管が主な業務となり、これからの施設の維持管理体制について委託化を含め検討をする必要があるというふうに考えておるところでございます。
     また、施設の管理業務については民間事業者への委託のほか、施設の利便性の向上や入館料などの料金収入による柔軟な運営を行うために老人福祉センター、儀象堂、八島ビジターセンターあざみ館において指定管理者制度を活用し、事業を行っております。今後におきましても効果的、効率的な運営とともに、真の行政サービスの向上につながるよう、職員一丸となって事業を進めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長 田嶋 彰議員。 ◆田嶋議員 ありがとうございました。非常に大事な業務委託だと思いますので、円滑に適切に運用されるように要望して、時間も短かったんですが、本当に久しぶりの一般質問ですので、どうぞお許しをいただきながら、この時間で終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前10時20分であります。再開は午前10時40分を予定いたします。暫時休憩といたします。            休  憩  午前10時20分            再  開  午前10時40分 ○議長 ただいま午前10時40分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  それでは、質問番号7番、質問事項 防災活動について、事務事業評価について、議席5番、林 元夫議員質問席にお着きください。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 それでは、よろしくお願いいたします。質問番号7番、議席番号5番の林 元夫です。防災活動についてまず質問させていただきます。  消防の広域化は、本年2月26日の仮運用を経て4月1日より本格的に広域化されましたが、町内では広域移行後に既に大小8件の火災が発生したとお聞きしております。町民の中には非常招集サイレンが鳴らないこと、また消火に駆けつける時間が遅くなったのではないか、そして地元消防団の招集状況などさまざまな声を聞くにつけ、実情をお聞きし、これからの防災活動を考えていきたいと思います。  まず、広域消防移行後の消火活動についてでありますが、以前の消火活動開始時間と広域移行後の消火活動開始時間に違いがあるのでしょうか。また、地域消防団の招集状況は移行後どのように推移してきているのかをお聞きします。 ○議長 消防課長。 ◎消防課長(北澤) それでは、まず最初に消火活動開始時間の比較についてお答えをいたします。広域消防一元化前の平成26年と一元化後の平成27年11月末現在を比較しますと、それぞれ8件の火災が発生しております。そういった中、発生場所と消防署の位置関係から距離感に若干の違いはありますが、平成26年は覚知から現場到着まで平均約6分、覚知から活動開始まで平均約9分で、平成27年では覚知から現場到着まで平均約7分、覚知から活動開始まで平均約9分といった状況です。  また、現場到着から活動開始につきましては、平成26年が平均約3分、平成27年では2分となっていることから見ますと、変わった状況はないというように考えております。  続きまして、一元化後の消防団の招集状況の推移ということですが、先ほど議員さんからもありましたとおり、平成27年2月26日から諏訪広域消防一元化により、消防本部指令課へ一本化した通信指令体制の仮運用が始まり、本運用となる4月1日までの間において課題等を抽出、検討を行い、4月20日には現在の出動要領といたします下諏訪町消防団出動マニュアルの見直しに加え、出動要領内規を新たに定め、運用しております。  出動マニュアルにつきましては、指令課からの災害発生通知となる全団員への指令メールの受信から火災等の災害規模による出動区分を示した内容となっております。  また、出動要領内規では、出動メールや指令メールの受信後の出場分団を定めており、火災等の発生を管轄する地元分団は常に出動とし、さらに隣接となる2または3個分団を災害発生行政区ごとに指名する形で屯所待機として、なおかつ大規模災害となるおそれ、大規模災害が発生した際の全分団出動などの要請形態を定めております。  実際の出動要領手順では、指令課からの指令メールを受信後、諏訪広域消防と地元分団が出動し、現場に到着した広域消防の消防隊長から消防団要請の有無、区分の判断報告が消防課職員に入り、その内容によって隣接分団または増隊、全分団出動要請を消防課から対象分団へ指示メールを送信して出動をかけております。4月以降の出動に際して、消防団からの問題となるような意見等は受けておりません。  先ほど消防隊長からの判断報告による消防団出動要請は、消防一元化前からの手順と変わっておりませんが、指令課からの災害通知となる指令メールは広域消防の出動隊と同時に消防団へも送信され、認知することから火災発生を知ることは一元化前より早くなり、一元化前では広域からの指令メールがないことから、消防隊長の判断報告後からの火災通知にて認知となっていた体制と比較しますと、地元消防団以外の分団には指示メールを受信した以降に指示が遅く感じてしまう感覚となりますが、今現在でも誤報やたき火による煙等で実際に火災ではない119番通報もありますので、地元消防団以外の出動は消防署の消防隊長の報告を受けて現状どおり行い、各出動事案を常に検証しつつ進めてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 消火時間に余り差異はないということで、開始時間は1分間短縮しているんですかね、そんな形の中でいますが、発生からメールで送られてタイムラグが生じて感覚のずれがあるというようなお話があって、一元化の後そんなに遅くなったことはないということでありますし、マニュアルの変更で一応いろんな分団にしっかりと伝達されているようでありますので、余り問題ないのかなとは思いますが、一応消火活動で広域化になってから基本的スタンスに違いがあるのかどうなのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長 消防課長。 ◎消防課長(北澤) それでは、基本的スタンスということでお答えをさせていただきます。火災対応への出動には消防一元化による出動態勢は基本、消火、救急、救助、指揮隊が一同に活動することとして6隊が出場しております。この体制から一部の分団には諏訪広域消防の後方支援に回っていただくような活動内容となる状況も起きてまいります。しかしながら、大規模火災等を初め各種災害への対応に求められる活動内容も多岐にわたることや広範囲となることも予想され、消防署としましても消防団の協力体制は必要不可欠であります。  防火、防災、減災といった観点から、地域防災のかなめとして消防団の位置づけが重要であることの認識には変わりがなく、消防署と消防団との連携として基本的スタンスの違いはないものと思っております。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 そういうことですが、地元消防団と地域防災について移りたいと思います。広域移行後に消防団では、先ほどお話しがありましたタイムラグの影響でしょうか、早く出たいのに待ての指示に不満の声も聞かれました。これからの地域防災強化と地域消防団のかかわり方をどのように目指していくのか。また消防団員は地域の安全・安心を担っているという自負を持っておられます。その地域消防団の自負と活動をどのように生かしていくのかをお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 確かに広域消防になったということで地域の皆さん、消防団とのかかわりがどうなっていくのかという部分で御心配をいただいていることは承知をしております。しかしながら、当町におきましては以前から消防団と消防署の関係が非常にいい形で行われておりまして、このことは問題がないかなというように思っているところであります。  災害というのは火災だけじゃなくて多岐にわたるものが心配されますので、そういった部分では消防団の活躍というものは、非常に大切なことだというように認識をしているところでございます。そういった意味では、今後も消防団の皆さんの協力なくして安心・安全なまちづくりはできないというような認識を持っておりますので、引き続き消防団の皆さんには地区の災害を担っていただくという位置づけでお願いをしていきたいというように思っています。  諏訪広域の場合ですね、他地域では消防署が消防団の事務局を持つ、持っていないところが多いんですね。例えば総務課の中にそういった消防団の事務局を持っているというようなところが多いんですけれども、この諏訪地域は消防署の中にそういうものを持っていこうというようなことで統一がされましたので、より一層他地域に比べれば消防団と消防署の関係はいい形で進んでいけるんじゃないかという期待を持っています。  ただ、職員体制はそれぞれの署によって若干違いますので、当町はその消防団事務を別にちゃんと配置をさせていただいておりますが、そういったことが今後課題になってくるのかなと、これは他地域ですけれども、そういったことは今後検討をしていかなければいけない部分かなというようには思っています。しかしながら、今後も消防署と消防団の関係というものは、きちんとしたそういった位置づけの中で連携が深まっていくというように思っています。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 消防団の皆さんには本当に御苦労をいただいておりまして、ぜひ後でも出ますが、いい待遇をしていただきたいと、そういうふうに思っております。  次に、大規模災害時の基本的な広域連携マニュアルと町対策本部連携などについて質問させていただきます。大規模災害時の基本的な広域連携マニュアルはどうなっているのか。また、大規模災害が発生したときに町対策本部と消防署との連携が心配であります。災害の大きい、小さいなど順位づけがなされる場合もあり得ますし、町独自の救助活動にも支障が発生する場合もあります。どのように対処していくのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長 消防課長。 ◎消防課長(北澤) お答えいたします。それでは、最初に広域連携マニュアルの件につきましてですが、県外からの応援を必要とする場合には、長野県緊急消防援助隊受援計画がございます。  また、諏訪地域以外での県内の応援を必要とする場合には、長野県消防相互応援協定がございます。これは平成7年に起きました阪神淡路大震災での教訓から制度化、整備されたものでございます。また、これに伴い諏訪広域消防本部緊急消防援助隊受援計画が作成されております。これは消防機関にかかわるマニュアルとして特に諏訪広域消防本部の計画では、諏訪地域管内での大規模な災害が発生し応援隊を要請した後の受け入れから活動連携を図るための規定を定めております。以上でございます。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 大規模災害になった場合にですね、例えば2カ所で火災が発生するとか、例えば下諏訪、岡谷で同時発生した場合にですね、そういう場合にはどうなっていくのか非常に心配になるわけですね。どっちの災害が大きいのとかってなったときに、非常にじゃあどうやって選ぶんだと。町対策本部とすればもう大規模災害ですから、もうしっかりと災害本部をつくるんですけど、消防署の応援がなければ何もできませんよね。だから、そのときにどういう連携がなされるのかというのが非常に心配なわけですが、もう一度その辺をお願いします。 ○議長 消防課長。 ◎消防課長(北澤) それでは、火災発生時の対処として下諏訪町の災害対策本部と消防署の連携についてですが、先ほどお答えさせていただきました諏訪広域消防緊急消防援助隊受援計画にあわせ各消防署の受援時マニュアルがございます。出動隊の活動はもとより、被災地を管轄する消防署長は市町村の災害対策本部に入り、広域消防と市町村との情報共有及び消防団との活動連携の対応をするものとして、さらには県内外から応援を必要とする場合やその他状況に応じて広域消防本部職員も市町村対策本部に入り、市町村の防災、行動計画等と諏訪広域消防の活動計画との調整をするものとしており、これに従い連携を図り、とり行っていくということになっておりますので、それに従って進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 大規模災害時には多分サイレンが鳴ると思うんですけれども、その辺は今火災だけではサイレンが鳴りませんよね。それで大規模災害のときにはサイレンを鳴らしてほしいと思うわけですけれども、なかなか基準が難しいということがあります。その辺の広域消防の課題と、その対策でこういうものを考えているというものがありましたら、その辺と両方をお聞きしたいと思いますが。 ○議長 消防課長。 ◎消防課長(北澤) お答えします。最初にサイレンの必要の有無ということですけれども、当然通常の一般火災につきましては、今の消防団との出動連携においてサイレン等の吹鳴はございませんが、基本的に火災を初めとする災害が地域住民に影響を及ぼす、危険を及ぼすような状況、また町内全域において危険と、その発生を周知するためのものとして、サイレンの吹鳴は町の危機管理室との調整の中で必要と考えております。  それから、今後の課題ということですけれども、そういった意味で連携強化に向けて、広域消防が町対策本部の組織体制並びに各部署の役割の把握や、かかわりを深めていくことが連携につながるものと考えております。町防災訓練等へ消防本部からの参加も含め、広域連携も視野に入れた計画で行うことも必要と思っております。また、広域消防と消防団連携の強化に向け、合同訓練等の取り組みも検討する必要があると現在考えております。以上です。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 理想的な広域消防をぜひつくっていっていただきたいと思います。  ちょっと戻って申しわけないんですが、火災時のサイレンですね。なかなか町民の中では今までやってきたのにないよというのがあって、今何をやっているんだというのがよくわからないとかね、地元でも裏に火災があってもわかんなくなったじゃないかというような話があります。  先ほども言ったように、事務の署員が配置されていますので、その辺で何とかならないのかなというものがあるんですけれど、ほかの市町村がやっていないから下諏訪もやめるというようなことではなくて、ぜひ過渡期であってもやってみられないのかな、その辺の問題点を少しお聞かせ願いたいんですが。もし、できないという理由があったら。 ○議長 町長。 ◎町長 こういう過渡期でありますから、御心配をされている地域の皆さんは多いと思いますが、これはなれていただくしかしようがないのかなと。今御指摘のように本当に危険を及ぼす、例えば類焼が広がって火災が広がるような可能性があった場合については、その都度判断をして、サイレンが絶対できないということではありませんので、そういった危険性があって全分団を招集したり、地域の皆さんに避難勧告をしなければいけないような火災については、当然そういった危機管理上そういう問題になれば、サイレンの吹鳴もできないわけじゃありませんので、そんな御理解はいただきたいというように思います。  ただ、通常の今の火災ではサイレンを鳴らすような火災は起きていない状況でありますので、そんな意味では御理解をいただき、なれていただくしか仕方がないのかなというように思っていますので、そんな御理解をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 ありがとうございました。町の住民にも徹底していただいて、あとメール登録していただければきちっと出ていただけるという、メールでわかるように皆さん登録してくださいよというようなPRをぜひまたやっていただきたいなと思います。  事務事業評価についてに移ります。  ここで平成26年度の事務事業評価が発表になりました。これを受けて例年では28年度の事業に反映していきます。27年度では25年度の事務事業評価に基づき事業を行っています。ここに事業の1年間の不連続性があると思われます。第4次下諏訪町行政改革大綱でも事務事業評価の取り組みと予算への活用事項の現状と課題の中で、平成15年度より事務事業評価を実施していますが、その成果を次年度予算編成や事業の見直しに反映することが少なく、評価が機能していませんと記されております。  そこで、27年度も半年を過ぎて進捗状況はどうなのかを検証し、26年度事務事業評価を踏まえた28年度事業を考証していきたいと考えました。通告では平成26年度事務事業評価から本年度事業の進捗状況と検証について、また26年度事務事業評価から次年度事業を考証することについての2項目としていますが、進め方として事業内容によって進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、全事業をやるわけにいきませんので、主に25年度と26年度の事務事業評価の総合評価が、連続で人、予算の拡大により、さらに大きな成果を求めるとする拡充となり、事業の活動成果である達成度がC評価であり、目標を下回っている8事業について取り上げてみたいと思います。  総務課では4事業が該当しております。まず、職員の福利厚生事業ですが、25年度評価では健康診断、産業医の設置など法律で義務づけられている事業であります。人員減による仕事量の増大に伴い心身への負担は大きく、健康管理の取り組みはより一層の充実改善が必要である。また、心理相談などメンタルヘルスの取り組みも今後重要であるとしており、平成27年度当初予算における考え方として、全文は省略しますが、健康管理への取り組みは大変重要であり、今後も一層の充実、改善を必要とするとしております。  さて、26年度事務事業評価シートでは、健康診断、産業医の設置など法律で義務づけられている事業である。人員減による仕事量の増大に伴い心身への負担は大きく、健康管理体制への整備や充実がより一層必要である。また心理相談などメンタルヘルスの取り組みも今後重要であるとしており、ほとんど変わりありません。  27年度の取り組み状況として、どのような点に配慮して事業が行われているのか。また、26年度評価を踏まえた28年度に考えられる事業展開をどう考えているのかをお聞きします。そして、50社以上の企業に義務づけられたストレスチェックをどうしていくのか、いつやるのかもお聞きしたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) 職員の福利厚生事業につきましては、職員の定期健康診断の受診率を指標としておりまして、昨今の健康管理の重要性から従来の指標であります受診対象者の95%というふうにしておりました目標を受診対象者の100%というふうに引き上げたことにより、目標値を上回れなかったという結果になっております。  職員全員の受診を原則として事業に当たってまいりましたが、病気による療養休暇中の職員、遠方への長期派遣中などのいたし方ない理由により、期間内の受診ができない職員がいたため100%という目標が達成できなかったというものでございます。  今後は受診の重要性や受診期間などの周知徹底により、未受診者がなくなるよう配慮するとともに目標設定値についても不可抗力の部分がありますので、再設定を検討する予定としております。  27年度の取り組み状況としましては、定期健康診断については急な業務で予約日に受診ができないケースも見受けられるため、受診する時間を組みかえるなど柔軟な対応を行い、受診しやすさの向上を図っております。このことにより27年度は産休・育休中の職員を除き正規職員全員が受診したということになっております。  また、互助会の事業で特定年齢に対し人間ドックの受診の全額補助というものを行っておりますが、27年度は対象年齢の幅をふやして充実を図り、健康意識の改善を促しているところでもございます。  28年度に考えられる事業展開やストレスチェックについては、引き続き対象者全員が定期健康診断を受診するように徹底をするとともに、ストレスチェックについては予算の査定前なので予定ということになりますが、定期健康診断にあわせて検査を行いたいというふうに考えておるところでございます。  メンタルヘルス対策につきましては、心理相談員との面談や保健センターの心のケア相談、県の互助会によります個別相談会などの利用促進を図っていく計画でございます。  人員減による仕事量の増大に伴う改善点としましては、より良好な職場環境づくりに向けて職員間のコミュニケーションにより助け合いの意識向上を図るとともに、時間外労働削減に向けた意識の改善や年休の取得促進などに取り組んでいきたいというふうに考えております。  また、人員については総体的な定員管理に配慮をしながら必要な採用をしてきておりますが、施策等の状況を見きわめながら対応をするとともに、適正な配置を心がけてまいりたいというふうに考えております。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 次の質問にも答えてもらったような感じでありますが、根本的にですね、この事務事業評価の中で「人員減による仕事量の増大」という文言が出てきます。心身の負担が大きいというような形の中で出てきております。各課では事務量によりですね、課員の能力や人数が把握できると考えておるわけですが、やはり適量の人数が必要であると認識し、快適な行政運営ができるように工夫することが求められているんじゃないかなと思います。オーバーワークにならないように配慮していかなければならないと思いますが、その辺についてどう考えるのか。  ちょっと今ふと思ったんですが、職員の待遇改善ですね。これから共済年金から厚生年金に移行していくということで、地方公務員の待遇自体がですね、非常に減少していくんじゃないかという危惧が感じられまして、行政というのは、よい行政マンによってやはりよい行政もできるという部分がたくさんあるんだと私は思っておりますので、その辺でこれからの人を採用していく上において、どういうふうにして考えていくのか。人数もどうしていったらいいのかということを少しお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 職員体制につきましては、御承知のとおり行政改革を進める上では、人件費の削減というのは大きなテーマでございました。そういった中で10%の削減を達成し、かなりそういった意味では町の財政にはプラスになってきたというのは事実であります。  一方、今、議員が御指摘のとおりに、いわゆる行政のスリム化というものを同時に図っていかなければいけない状況ではあるんですけれども、事務事業は減らない。逆にふえてきているような状況でありますから、そういった意味では職員に大きな負担をかけているというのは事実であります。  そういった中で大課制、それからグループ制等を考えながら今進めているところでありますが、一方でそういった事務事業が減らない中で、職員に負担をかけているというのは、これは否めない事実でありますから、適正な職員数というものはしっかりと検討しなければいけないと思っておりますし、また組織体制もここで何年か経過してきておりますので、もう一度この辺で見直しをしていく必要があろうかなというふうには思っています。適正な人員配置と組織体制、そしてまた人員の適正職員数というものも、この辺でしっかりと見直しをしなければいけない時期に来ているかなと、そんな認識は持っているところであります。  また一方でストレスをためている職員がいることも事実でありますから、組合の皆さんとも協力をさせていただきながら、職場環境を何とかみんなでフォローし合えるような、そんな体制づくりにも目を配っていくということもあわせてしてまいりたいと思っております。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 ぜひお願いしたいと思います。大規模事業が終了しましたので、かなり計画的な部分では、そういう経費の部分も見直されてこれるんじゃないかなというふうには考えておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。  総務課にかかわることが三つありますので同時に質問させていただきます。時間がありませんのでよろしくお願いします。  移住対策促進事業についてでありますが、25年度では利用者の利便性向上を図るとともに制度周知の足場を固めることができた。26年度では積極的な情報発信や物件情報の把握に努めたいとし、27年度当初予算における考え方として移住定住促進住宅改修事業補助金を新設し、県外での移住促進PRなどを実施するとしております。26年度評価では、諏訪圏6市町村による合同移住パンフレット作成や積極的に移住セミナーに参加し情報発信に努めたいとしております。27年度の進捗状況とその成果について、また28年度における拡充事業概要をお聞きしたいと思います。  行政改革の推進事業についてであります。25年度では、第4次行政大綱はまだ職員への周知が不十分な面もあるため積極的に情報を共有し、職員提案制度を活用し、行政改革の意識を持ってもらうとしています。27年度では第5次行政改革大綱の行財政経営プランの作成年度であり、予算の増額プロジェクトについて関係各課との連携を強調しています。26年度ではまだ周知が不十分との評価があり、職員には日々必要な行政改革を行う意識を持ってもらうよう取り組みたいとしております。この事業についても27年度の進捗状況とその成果について、また28年度における拡充事業概要をお聞きします。  総務課関連事業の最後に、電子自治体の推進事業についてであります。25年度評価では住民に対する情報提供のほか町職員、保育園、学校の保護者など幅広く活用していただける整備を行っているが、さらに利用者の拡大を図るための整備を進めていく必要がある。また、J−ALERT(ジェイ・アラート)等他のシステムとの連携を検討し、より迅速な情報発信を図る必要があり事業の拡充が望ましいとしており、27年度反映では、住民及び職員に対して情報伝達手段としてメール配信システムを利用しているが、昨今の機能追加に伴う操作性の低下や保守費用の増大も課題となっている。また、新たな社会動向、SNSを見据えた対応も急務であるため、27年度においてそれまでと同程度の費用で同等以上の機能を有したシステムへの更改を行おうとしています。26年度事務事業評価も同様の評価文書であり、27年度の事業に注目しています。したがって、27年度の進捗状況とその成果について、また28年度における拡充事業概要をお聞きします。  以上、移住促進対策事業、行政改革の推進、電子自治体の推進の三つの事業について質問をさせていただきます。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) お答えをいたします。まず、移住促進対策事業につきましては、人口減少対策と空き家対策として重点的に取り組むべき施策であり、具体的な目標を掲げてより一層の事業の伸展を図らなければならない事業と認識をしております。  この事業の目標設定は、空き家バンクに登録された物件について年間の売買、賃借の成約件数を目標に設定をしているものであります。政策課題の重要性からより高い目標を設定しているため、平成26年度において目標を上回れなかったという結果になっておりますが、事業の趣旨と目的を達成するために必要な改善を取り入れながら、より高い目標に向けて事業を拡充する必要があるというふうに考えております。  平成27年度の進捗は、東京都内のふるさと回帰フェアや名古屋市の移住セミナーへ職員を派遣してPRと相談受け付けを実施し、諏訪圏移住交流推進事業連絡会と連携してパンフレットの作成、配布も行っております。  住宅定住促進住宅改修事業につきましては事業実施が1件、申請中の案件が1件、相談中の案件が1件で、年度末の実施見込みは当初予算における計画のとおり3件という状況でございます。  空き家バンクにつきましては、上半期の実績は登録物件が97件、平成21年度の空き家バンク開設時からの成約実績が累計で53件となっており、本年度中の実績としては11月末において6件が成約に至っておりますが、引き続き利用のPRに努めてまいります。  次に、行政改革の推進につきましては、職員提案の採用件数を成果目標として設定しておりますが、平成26年度については前年に庁舎耐震改修事業に係る提案を重点的に前倒しで募集した都合により採用件数が伸び悩み、目標達成に至らなかったという結果になってしまいました。27年度におきましては、11月16日から12月15日を職員提案強化月間と位置づけ提案募集を強化しているところでございます。  行政改革の着実な推進を図ることは、持続的に取り組むべき重要な課題でありますので、今後も安易な目標設定とすることなく、取り組みを強化していく考えでございます。  次に、電子自治体の推進ですが、この事業の指標はメール配信サービスへの登録者数ですが、これまで住民の1割以上の登録を目標に掲げてまいりました。そのため平成25年度が拡充の総合評価、平成26年度も拡充としてきましたが、平成27年度にメール配信システムの改修を行い、あわせて登録を促すチラシの全戸配布によるPRなどの事業促進を図ったことにより、現時点において登録者数が目標数である2,000人を超え、既に目標達成がなされているため、平成27年度評価においては達成度は目標を上回り、総合評価については現状維持になるのではないかというふうに見込んでおるところでございます。なお、事務事業評価につきましては、事務事業の成果の情報を公開することと事務事業に対する職員の理解と意識改革を進めることが重要であると認識しております。  今後におきましても評価対象事業を明確化するとともに、事業の必要性や効果などを見きわめて限られた財源を効率的かつ効果的に活用できるよう、評価結果に基づき適切に予算に反映をさせ、着実な事業の進捗を図るとともに、安易な目標設定やマンネリ化に陥らないよう管理をしていくことが重要というふうに考えておるところでございます。
    ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 電子自治体の推進では、目標達成を27年度はしたということでありますので、いいと思います。  移住対策促進事業ではですね、方向性ビジョン、そして気概を持って取り組んでほしいと考えております。例えば空き家の地主に対して積極的にアプローチして将来の構想等を話し合い、有効活用を模索する努力が必要だと考えております。いつも提案しています解体補助金も積極的に導入していくべきだと思っております。総務経済常任委員会での視察でも、解体補助金の導入が行われている尾道市などを視察した状況も報告を受けました。ぜひ前向きに考えてほしいものですが、お考えをお聞きしたいと思います。  また、行政改革については今も説明があって、これから周知徹底をしっかりやっていくという話がありました。4年間も周知が不十分であるということが載っている、この不思議さがあって、その辺をお聞きしたいと思ったのですが、その答えでよいといたしますので、ぜひその解体補助金についてと移住促進対策促進事業の積極的な推進をお願いしたいと思いますので、その辺をお聞かせください。 ○議長 町長。 ◎町長 昨日も若干そんなお答えをさせていただきましたけれども、移住促進は非常に重要な課題だというように思っています。今、企画のほうで空き家をやっていただいたり、ちょっと課をまたいでいろいろな施策を組み立てられているんですけれども、もう少し一本化をする中で移住促進というものを検討していかなければいけないかなというように思っています。  労務対策もそうでありますし、就職あっせんといったようなことも大変重要なことであろうかと思っていますので、そういうことを総体的に考えるような対策を少し検討してみたいというように思います。場合によっては、そういった専門の職員を配置するということも検討しなければいけないかなというように思っています。そういった中で今御指摘をいただいた解体のこととかも、どういったものが有効になるのかというものを総体的に検討してまいりたいというように思っております。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 ありがとうございました。時間もありませんので、次に進ませていただきます。次に健康福祉課にかかわる事業として、高齢者応援カードについてであります。25年度事務事業評価では事業開始以来進んでいない検証を最優先し、アンケート実施による現状把握、カードを所持する高齢者へのサービス内容の周知、協賛店舗への拡充へとつなげていきたいと考えているとしており、27年度当初予算における反映として、26年度秋から事業検証のための調査票を協賛店舗に配布し、27年1月に結果を集約したと。事業拡充の観点から協賛店舗での提供サービス一覧の作成、配達サービス事業内容の周知徹底を3月末から随時実施する予定としております。  26年度評価では、70歳を迎える高齢者に対してはカード送付が速やかにできており、26年度では事業所へのアンケート調査による事業検証を踏まえ、町ホームページで事業内容、カード利用時における各協賛事業所提供サービス内容の周知を図っていると。今後は協賛店舗の拡充に向けた検討を進めていくとしております。  現状把握のためのアンケート調査内容から検証結果と具体的な拡充施策、27年度の進捗状況とその成果について、また28年度における拡充事業概要をお聞きしたいと考えます。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 高齢者応援カード事業では、協賛店舗数を指標としています。26年度において実績の減少が見られましたが、これは高齢化による店舗閉鎖が主な理由となっています。  そこで、26年度下半期に協賛事業所を対象としたアンケート調査を実施したところ、カードや事業自体の認知度が低く、サービス内容等もわかりづらいことから、事業のPR不足が明確な課題として把握ができました。しかしながら、店舗の立地あるいはサービス内容によっては、月平均5件以上のカード提示があるなど、そういったケースもありましたので、登録していただく効果はあるのではないかと考えております。  そこで、事業の拡充には周知の強化が第一と考え、27年度当初に協賛事業所一覧の作成をし、町の広報誌またホームページへ掲載し、周知強化を図っています。さらに、協賛店舗数を目標値まで引き上げるために、今年度は協賛事業所拡大への取り組みを進めていますが、現時点では数店の確保増をしましたが、今後複数の店舗とまた交渉して拡大できればと考えております。  28年度につきましては、協賛店舗が従来御田町、大社通り、オルゴール通りなどに集中しています。今後、他地区での協賛店舗がふえるよう町内的な拡充を視野に入れて充実を図っていきたいと考えております。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 登録件数、協賛店舗の拡大ということでありましたが、私は販売店舗だけじゃなくて、例えば旅館とか何かそういう施設、例えばマスヤゲストハウスさんみたいなところに登録してもらって、若者だけじゃなくて高齢者も行ってもらえるような、そんな展開も考えていただければなと思っておりますが、時間がありませんので次に進みます。  産業振興課にかかわる観光の振興についてお聞きします。25年度事務事業評価として観光客の誘致だけでなく、住民が誇れるまちづくりという観点からも観光の振興事業は拡充されなくてはならない。観光振興局が行うべき事業をさらに検証し、観光誘致に結びつく事業を拡大するため拡充する必要があるとしております。  平成27年度当初予算への反映として、平成28年度に開催される御柱を見据え、安心・安全かつ楽しんでいただける御柱祭とするよう実行委員会補助、御柱古道の整備を見込むとともに観光資源をどのように生かし、観光客の誘致と消費拡大に結びつけるかが課題となっています。  また、御柱に限らず着地型観光を目指す中で、情報発信の充実などソフト面と大門教職員住宅跡地の活用としてお祭り広場の建設、八島湿原木道修繕等の観光資源整備を実施し、ソフト、ハードの両面から通年観光の充実を図るとしております。  26年度事務事業評価は、25年度評価と同様の評価となっております。この事業では妥当性の評価でもC評価で協働を検討すべきとしております。この事業の平成27年度の進捗状況とその成果について、また28年度における拡充事業概要をお聞きしたいと考えますが、特に観光振興局が行うべき事業をさらに検証し、観光客誘致に結びつく事業を拡大することへの意味と方向性について詳細をお聞きします。先ほど町長さんもちょっと振興局を出すような話がありましたので、その辺をお聞きしたいと思いますし、これから資料館をまたつくって、さっきの話がありましたので、儀象堂と一体化していくということでありますので、地域開発公社にその資料館も指定管理なされるのか、その辺もお聞きしたいと思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) それではお答えいたします。観光振興につきましては、観光客の入り込み数を指標としておりまして、190万人を目標としていることから、達成率につきましては8割をわずかに超える数値で推移していることから、目標を上回れなかったという結果となっております。  交流人口という、いわゆる旅行者の人口は、特に26年度に改正されました貸し切りバスの新たな運賃、料金制度における団体旅行の減少、それから若者の旅行離れ、消費税の増税、天候不順等が当町においても、その影響を多少受けているものと考えております。  そのような状況にあっても、平成27年度においてはインバウンドの旅行客の増加と、万治の食べ歩きや温泉を活用した三湯めぐりなど、まち歩きを楽しむグループ、個人旅行観光客が目立ってきております。  その中で平成28年度における観光施策としましては、御柱での入り込みのほかその後の通年観光に向けまして、来春開館予定の仮称ではありますが、お祭り広場、日本電産サンキョーオルゴール博物館、木落し坂横用地の整備、夏のイルミネーション事業などを初めとする町の観光資源を広くPRすることで、観光客の誘致を図るとともに、ビーナスラインを基軸とした八島湿原から諏訪湖までの動線を意識しながら観光団体、広域連携等により通年観光の推進をしていきたいと考えております。  その中で観光振興局においては、観光客や旅行会社のニーズを分析し、町の観光資源を生かした魅力あるまち歩きの新たな商品の造成、それからインバウンド対応として台湾、中国、海外への商談会、また修学旅行、合宿誘致についても営業を積極的に行っていただいており、成果も上がってきているところでございます。これらのことからこれらの取り組みが観光客誘致につながるものと期待しております。  それから、儀象堂の管理運営ということでございますけれども、今はプロジェクトの検討の中で今後の運営についても方向性が固まったところで検討させていただきたいと思っております。以上です。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 観光については、かなりの予算も使っているわけですし、その中で費用対効果っていうと非常に難しい面があるんですけれども、観光振興をして前に町長答弁をしていただきました言葉がすごく印象に残っておるわけですが、観光によってですね、地域住民が活性化するんだよというような意味合いがありました。来るお客も大切ですけれども、町民の意識の高揚が図れるというような話をお聞きしておりますので、ぜひ観光振興については進めていきたいと。ただ、費用対効果は忘れずにしてほしいなとは思いますが、その辺をもう1回お聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 本当に大切な視点だというように思います。三角八丁イベントに見られるように、地域の宝を生かした観光資源の活用ということが大変重要なことだというように思います。そのためには観光客を迎えるためには、まず住民の皆さんが地域の宝に気づき、それを持つことに誇りを持ってもらうということが一番重要なことだというように思っています。そんな中から多くの観光客を迎え入れる体制をつくること。  そして今費用対効果と言われましたけど、いかに観光消費額をそういった中でもって自然に落としていだだけるような仕組みをつくっていくということが大変重要なことだというように思っています。そういった意味では食祭館の誘致や、また食べ歩きチケットのこと、また合宿誘致等で少しずつではありますけれども、着実にそういった下諏訪町に対するイメージの変換と、そしてまた観光消費額も実質的にはふえてきているという状況でありますので、さらにこういったものが宿泊観光につながるような形というものをしっかり考えていかなければいけないというように思っています。そういった中で、今後も地域力を生かした観光振興というものに力を入れてまいりたいというように思っています。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。最後に消防課にかかわるものとしてですね、消防団にかかる費用、非常備消防についてであります。  25年度、26年度事業評価は同じで、消防団員の減少傾向は地域防災にとって深刻な状況であり、勧誘活動は継続的に行っているものの、団員確保は深刻な状況にあると。特に大規模な災害が発生した場合、地域における消防団員の役割は大きく、さらに充実、強化する必要があるとしております。初めの質問と重複しておりますので、簡単で結構ですので27年度の進捗状況と、その成果について、また28年度における拡充事業概要をお願いいたします。 ○議長 消防課長。 ◎消防課長(北澤) お答えいたします。消防団にかかわる費用についての事業内容ですが、消防団員の人件費及び研修、施設整備、装備品等の資機材購入の活動事業費が主なものとなっております。27年度の進捗状況につきましては、施設整備、装備費等の資機材の導入配備については、今年度活動服の導入及び消防団無線機の更新を当初計画に基づき整備充実を図るため目標どおり進めてきておりますが、消防団員人件費に関します消防団員の確保については、定数281人に対して近年260人前後といった状況が続き、今年度は現在259人で目標値に達することができていない状況となっています。  近年、社会環境を踏まえますと消防団員の確保は厳しい状況でもありますが、平成28年度へ向け地域防災力のかなめとなる消防団員の必要性をもとに、消防団協力事業所制度及び消防団員の優遇サービス特典が受けられる消防団員応援事業の拡大、拡充を図り、消防団員の処遇等の向上につなげ、事業拡充とする必要性から消防団の重要性を地域に広め、定数を見据えながら次年度以降、年単位ごと団員確保とする人数を5人、10人と目標を身近に置き、目標達成へ努めてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 よろしくお願いしたいと思います。ほかにももう1点ちょっと気になることがあったんですが、住宅建築物耐震改修促進事業は達成度D評価でしたが、この説明は全協で行われましたので、省略したいと思います。  さて、総合的にですね、今考えられている28年度事業の目玉事業といいますか、新規事業がありましたら、見積もられているものがありましたらお聞きしたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) お答えいたします。事務事業評価につきましては、事業の必要性や効果などを見きわめて、限られた財源を効率的かつ効果的に活用ができるよう評価結果に基づき適切に予算に反映をさせ、着実な事業の進捗を図るということが事業の主たる目的でございます。  主要事業や新規事業においてもこの観点を基本として、より効果的で具体的な目標、数値目標を設定することにより、事業の進捗が図れるよう取り組みの周知と強化を図っていきたいというふうに考えておりますが、28年度の目玉事業と新規事業ということにつきましては、現在予算編成の作業中でありまして、予算が確定した後に対象事業を選定するということになりますので、現時点では事務事業評価の対象事業をお示しすることはできませんので、よろしくお願いをいたします。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 事務事業評価ですから答えられないかなと思いましたが、町長なら答えられるのかなと思うんですが、少し。 ○議長 林 元夫議員、もうちょっと具体的に言ってください。 ◆林議員 こういうところで拡大を図っていきたいというような事業が町長として認められましたら、その辺の事業を一つ、二つで結構ですので、よろしくお願いします。 ○議長 町長。 ◎町長 ちょっと質問の趣旨がよく理解できないものですから申しわけない。的外れになるかもしれませんけれども、いずれにしても今年は計画づくりの年でございました。そういった意味では、戦略的にこの地域を活性化するためにはどういったことが必要なのか、今予算編成に向けても、そういったものをもとに考えさせていただいているわけでありまして、新規事業もあるでしょうし、拡充しなければいけない事業も多々あろうかというように思います。そういったものをしっかり組み合わせながら、この大変厳しい人口減少の時代に立ち向かってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 本来的には健康スポーツゾーン構想の拡大というような形の中で来年設計するようなことが聞かれておりますので、そういうこともお聞きしたかったなと思いますが、今日は結構でございます。事務事業評価の中でもう1回また聞いていきたいと思います。  最後にですが、客観的事務事業評価についてであります。諏訪市が導入を考えている客観的評価の導入の狙いと下諏訪町への導入は可能なのか。また議員による事業仕訳についての見解をどのように考えておられるのかをお聞きしたいと思います。  また、甲府市や神戸市の例を見るとですね、市長の諮問に応じてとあり、民間活力の導入、官と民の役割分担などをテーマに行われてきました。その辺を見ますと、町長の諮問によって、また客観的評価が導入されればいいなと考えますが、その辺をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 この事務事業評価そしてまた町でやっている施策について、外部からの目というのは大変重要だというように思っています。そういった意味では行政改革審議会の皆さんからも貴重な御意見もいただいておりますし、そういったことを生かしながら今後の事業に反映していかなければいけないというようには思っています。  先ほども総務課長のほうからもありましたけれども、事務事業評価はいろいろな部分できちっと評価ができているかというと、まだ私も疑問を感じているところがあります。職員もこの評価事業を始めてからかなりマンネリ化してきているようなこともありますから、この評価システム自体を少し見直さなければいけないかなと。目標設定というものもしっかりと、これをもう少し吟味して目標設定をしないと、いつまでもDであったりCであったりするような部分が見えてきておりますので、事務事業評価自体を少し各課目標設定も含めて見直すようにまた指示をしていきたいというように思っています。  また、外部評価につきましては、当町の実情もある程度知っている方でなければ、外からの目といっても全然町のことを理解していない方に依頼するというのはなかなか難しいことだというように思っていますので、当町をよく知り、そしてまた客観的な視点を持っていただけるような、そんな方がいれば、ぜひ行革の審議会等のメンバーとして加わっていただいて、そういった御意見をいただくような形をまた今後も検討していきたいというように思っています。 ○議長 林 元夫議員。 ◆林議員 継続的な事業というものをどこで切るかというのが非常にこれから問題になってくるだろうと。そうしないと新規事業ができていかない。そういう問題点をはらんでおりますので、ぜひ事務事業評価をもう少し客観的な事務事業評価に変えていただくことを提案いたしまして終わりとしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前11時40分であります。再開は午後1時30分を予定いたします。暫時休憩といたします。            休  憩  午前11時40分            再  開  午後 1時30分 ○副議長 ただいま午後1時30分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  一般質問を続行いたしますが、議長が所用のため、かわって副議長が議長を務めさせていただきますので、御協力よろしくお願いいたします。  それでは、質問番号8番、質問事項 新年度予算について、観光振興の推進について、教育関連の問題について、議席2番、津金裕美議員、質問席にお着きください。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 質問番号8番、議席2番の津金裕美です。よろしくお願いいたします。  一般質問の2日目であり、午後ですのでお疲れと思いますけれども、どうかよろしくお願いいたします。それでは通告に従って質問をさせていただきます。  初めに、新年度予算の重点施策についてお伺いいたします。  昨日、同僚議員の新年度予算の基本的な考え方に対する質問で、大型の施設事業にかわり、今後は施設の維持管理が重点となり、地方創生や第7次総合計画、行財政経営プランに沿った形で28年度は計画に基づき新たな交付金や補助制度にアンテナを高くして、地域の皆様に夢や希望を与えるような予算にしたいと町長は答えられております。  今年度につきましては、26年度と同様に安心・安全のまちづくり、地域活性化のまちづくり、地域で守り育てる子ども支援策の推進、環境福祉施策の充実、行政改革の推進の5本を柱にして事業を進めてきたと思います。新年度についても、この5本を柱として事業を進めていくというふうに思いますけれども、住民に夢や希望を与えるような事業をこの5本の柱にどのように盛り込んでいくかということを大変期待するところでございます。  また、新年度の予算では既存施設の維持管理経費に係る予算については、枠配分方式を導入したいという意向を示されておりますので、導入に至った経過をお聞かせください。また、夢や希望を与えるという町長のその後についてお聞かせをいただきたいというふうに思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 まず、予算の枠配分についてでありますが、できるだけそういった計画的にですね、枠を決めて実施していくといったことが可能かどうか、課長会で政策会議のときに提案をさせていただいたところであります。その後、各課で今予算編成に向けて、そういったことが可能かどうか検討させていただきながら、今施策を進めていくということになっております。  例えば一つにはですね、スポーツ施設がかなりいろいろ老朽化してきているということで毎年のように要望があるわけでありまして、例えば5年計画で、そういった施設や備品等の計画的な購入ができないかと。そしたら毎年それなりの予算を決めさせていただいて、そういった中で優先順位を決めて5年くらいで整備をしていくといった、例えばそんなようなことも検討できるのではないかということで、今検討してもらっているところであります。  また、夢や希望をということであるわけですけれども、地域創生がうたわれまして地域のそれぞれ特色を生かしたまちづくりが進められているところであります。そういった意味では地域にある宝を生かしながら、まちづくりを進めるといった、その延長上に町民の皆さんに夢や希望を与える、そんな施策が組み立てられればうれしいなと思っております。一つには例えばオリンピック誘致みたいなものというのは、子供たちに大きな夢を与える施策になってきます。そういったためにどういったことを実施していけばいいか、そんなことも検討しながら進めていくということだと思います。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 ありがとうございます。今までの中で、夢や希望を与えられるというようなお言葉というのは余り聞いていなかったかなというような印象でしたので、どういったお考えでということで今お話をいただきました。ありがとうございました。  今、オリンピックというお話もありましたので、次に重点施策についてなんですが、諏訪湖健康スポーツゾーン構想事業の件でお伺いしたいんですけれども、これについてはその最終が艇庫や錬成の家の改修であり、町内プロジェクトで検討を重ねて、当初の計画では28年度に実施設計、29年度に改修事業の予定であったというふうに思います。9月の議会でも森議員、そして私の質問にそのように町長はお答えになっております。  新聞の報道によりますと、町長は新年度の予算政策会議の中で新プロジェクトチームを立ち上げ、改修内容の充実を検討していく考えを示されました。実施計画は1年先延ばしし、建設は平成30年度に着工となる見通しで、町長は改修をするのならば、みんなの意見を聞いて、将来を見据えたしっかりとした計画としたいというふうなことで報道がありました。新プロジェクトチームにはボートの関係者とか、またふだんからスポーツに親しんでいる方、スポーツ推進委員の方々、またはジョギングロードの利用者、そして町の担当者で構成されて、1年をかけてじっくりとその協議をしていきたいという意向のようです。町長がこの方針を示された背景、または経緯についてお聞かせください。 ○副議長 町長。 ◎町長 この健康スポーツゾーン構想も最後になりました。艇庫周辺の整備や錬成の家の改修につきましては、今、御指摘をいただいたように、当初は29年度建設に向けて、町内プロジェクトで検討していただいたものに基づいて計画を立てたわけでありますけれども、その後いろいろ考えていく中で、もう少し広く町民の皆様、このスポーツゾーン構想の中の錬成の家のいわゆるトレーニング室を使われると思われるような、そういった皆さん、そしてまたボート関係者につきましても、例えば前は矢島理事長と私の中の思いでかなり先行してボート関係の集約をしてきたところでありますけれども、もう少し広くですね、高校の先生方とかそういった方たちにも入っていただいて検討する必要があるんではないかなということがございました。  といいますのも、今の艇庫の中には県のボート協会で所有する舟以外に、各高校の舟も幾つか保管、管理をさせていただいているところでありまして、そういった状況を見ますと、広く高校の状況等も把握をしながら、今後どのような舟を購入していくのか、計画があるのか、そういったことも十分考慮しないと艇庫の規模等を決めていくことが非常に難しいということの判断もありました。そういったことで改めて仕切り直しをさせていただいたと。そしてまた、そういった県立高校、公立高校が主でありますので、そういった中で県のかかわり合いもぜひお願いしていきたいという思いもございまして、その辺で時間的猶予が必要であると、そんな判断をさせていただいての仕切り直しというようにお考えをいただければと思います。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 せっかくここで手狭な艇庫の改修とか、または錬成の家の改修をしていくのであれば、これはそういった関係者の大勢の方々の御意見を聞きながら、また再度検討していくということは非常に大事なことだなというふうに思います。そしてまた、これには今おっしゃったように県とのかかわりも出てくるということですので、このことについては非常に期待をしているところですけれども、11月に新プロジェクトを立ち上げていくというふうに報道されていましたけれども、その中でそのプロジェクトリーダーというのはどなたが担っているのか。また、もうプロジェクトを立ち上げて会議は開催されているのかということと、そこではどのような意見が出されたかということ。そしてまた、この改修についてはやっぱり町長の強い思いというものもあると思いますけれども、それをどのような形でお伝えしたかということについて、お聞きかせいただける範囲でお願いしたいのと、それからまたその検討については白紙の状態からというニュアンスもありますので、その点についてもお聞かせをいただきたいというふうに思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 初めに、プロジェクトを委嘱する委員の皆様にまずは私の思いも、そしてまた今までの経過についても御説明をしなければいけないということで、それを重点的に第1回目を開催させていただきました。  白紙と先ほど言いましたけれども、今錬成の家の前にある駐車場のところに整備をしていこうという基本的な計画というものは、これを捨てたわけではございませんので、そういったものも考慮しながら検討をしていただきたい、そんな旨。今までのプロジェクトでの検討されたことは、それはそれで生かさせていただきながら、また新たなものを加えていくとか、また新たな発想を期待してのプロジェクトでありますので、そんな引き継ぎもさせていただきながらのお願いをしたということで御理解をいただければというように思っています。  プロジェクトで今協議している内容につきましては、今協議をしている最中でございますので、私のところにも全然まだ連絡もございませんので、もう少し時間をいただきながら、来年1年かけてというようなことでありますので、もう少し時間をいただきながら、また経過については逐次報告もさせていただこうとは思っていますけれども、まだ今はスタートしたばかりでありますので、そんな御理解をいただければというふうに思っています。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 先ほどの新しいプロジェクトのメンバーの方々は、かなり何というかな、深い議論が期待できるというふうに思います。やはり前の町内のプロジェクトでも視察等をしたりというようなこともあったかと思いますので、ぜひ新プロジェクトの方々もいろんなところの視察をしていただいたりして、よりよい改修ができるようにして、先々のことを見込んでという整備ですので、していっていただきたいというふうに思います。ですので、これからそういった視察等の計画はあるかどうかということと、それから、もしかしたら検討内容によっては以前の計画よりも少しというか大きく変わってくるところもあるのかなというふうには思うんですが、今までの検討内容、それからまた新たなこともつけ加えていくということですので、そういった大幅に変更になるようなことも考えられるかどうかというところを少しお願いします。 ○副議長 町長。 ◎町長 まだ、これは検討過程でありますので、私のほうで先にいろいろなことを申してしまいますと、プロジェクトに影響してもいけませんので、余りそのことには触れたくはないと思いますけれども。ただ先ほども言いましたように、例えば、艇庫の部分で言えば、予想以上に今後舟がふえていくだろうと。その予測のもとに艇庫の規模を考えなければいけないと思いますので、そんなところの違いは出てくるかもしれません。  また、錬成の家を活用したトレーニングルームも、こちらで考えた以上に湖畔をウオーキングやジョギングをしている皆さんが、こういった施設にしてもらいたいという要望もあろうかと思いますから、そういったようなもので内容が変わってくる可能性もあろうかというように思います。いろんな部分でもう1回検討の見直しというものがされるというように思っております。  また、視察につきましてもまた新しいメンバーで必要ということであれば、予算措置をさせていただきながら、いろいろ細部にわたって検討をいただければと。視察についてもしていただくことが必要であれば、今のところ計画はないようですけれども、そういったことも考慮させていただきながら予算措置を考えていきたいというふうには思っています。
    ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 東京オリンピックやパラリンピックの誘致ということもありますが、まずは町民の健康増進のための施設として、そしてまた手狭になっている艇庫の改修等について、この新プロジェクトのこれからの協議、また検討に期待したいというふうに思います。  それでは次に、カヌー事業についてお伺いしたいと思います。カヌー事業を推進いただくために、カヌー指導者養成講座が開催されています。こぎ方とか救助・救命についての講習を受け、今後カヌーサポーターとしての活躍が大変期待できますけれども、購入した10艇のカヌーについては、いずみ湖で活用していきたいというお考えを示されております。町民へのカヌーの普及、またカヌーに親しんでもらう新年度の取り組みについてはどのようにお考えなのでしょうか、お聞かせください。 ○副議長 町長。 ◎町長 当初カヌーにつきましては、錬成の家、艇庫の改修で置き場の確保をしたら諏訪湖でという思いがございました。また、その思いは変わっていないわけでありますけれども、若干そういった艇庫の改修等がおくれてきますので、諏訪湖での導入はやっぱりおくれてくるかなというように思っています。  そんな中で今年、カヌーを購入させていただいて、いろんな講座を開いていただいたり、指導者の養成もさせていただきました。おかげさまで多くの皆さんにも御参加をいただきまして、着実に育ってきているなという思いがございます。これをどう生かしていくかということで検討させていただいた結果、いずみ湖でこれを導入していこうということで、来年からいずみ湖で、購入をさせていただいた10艇のカヌーを皆さん方に広く使用していただくような形で活用していきたいというように思っています。  具体的には今、テニスコートの管理をシルバーにお願いをしているわけですけれども、その方にいずみ湖でのカヌーの使用についても管理をしていただく方向でいます。そんなことで今は検討をさせていただいているところであります。そういったことで、いずみ湖の魅力アップにつながっていけばうれしいなというふうに思っているところであります。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 カヌーにつきましては、諏訪湖のクリーン祭のときとか、また下諏訪レガッタで町民にカヌーに親しんでいただいた企画もあります。特に下諏訪レガッタのときには、議員とそして小さなお子さんが乗ったカヌーがゴールに向かっているはずが、どういうわけか諏訪湖一周の旅に出てしまいそうな雰囲気もありましたけれども、それでも非常に楽しんだというふうに思います。  そしてまた、私も諏訪湖とそれからいずみ湖で使用させていただいて、何かすごく自分に合っているな、何か軽くこげるなと思ったら、まるで手足のようになっていました、カヌーが。おりるときに非常に大変苦労をしたというような記憶もありますけれども、でも誰もがこのカヌーというものに乗って、そして湖に出て、気持ちよくそのオールがこげるということで、紅葉の季節とかまた新緑のときにいずみ湖でカヌーに乗っていただいて、すごくいい気持ちになるのではないかというふうに感じますので、町民の方々にもぜひそういった体験の機会をふやしていただいて、また親子で楽しめる企画も新年度には計画していただきたいと思いますけれども、そのような計画を新年度に立てる予定というか、その計画はどうでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 いずみ湖で使用していただくということは決まっております。それとレガッタで模擬的に今年導入をさせていただいて、非常に皆さん方に喜んでいただいた経過もあります。そういったことも踏まえて、来年度もレガッタの折にボートレースというものが開催できるか、また下諏訪の漕艇協会の皆さんとも相談させていただいたり、また今年養成をさせていただいた指導者の皆さんの御協力もいただけるか、その辺の判断をさせていただきながら、カヌーレースというものも充実をしていければというように今の段階では考えているところです。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 今お答えいただきましたように、諏訪湖でのカヌーの導入というものはやはりボートとの関係もあって、いろんなルールとかいうことも関係してくると思いますけれども、スポーツゾーン構想としての健康づくりが大変効果があるのではないかというふうに思いますので、艇庫の改修もかかわってきますけれども、なるべく早くその導入をしていかれるような検討をしていっていただきたいというふうに思いますので、お願いいたします。  それでは、次に移ります。まず御柱祭に向けての取り組みについてをお伺いいたします。最初に、御柱祭観光情報センターと連携をして、誘客事業及び情報発信事業の情報の共有化を図りながら、広報やイベントの開催を進めているところだというふうに思います。御柱の期間中は、下諏訪に臨時センターを開設していくということですが、開設する場所はどこを想定していますか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。前回同様に当日の臨時の情報センターにつきましては、役場内に設置することとしておりますが、前回は3階のところに設置をさせていただきました。今回もそのような場所になるかと思います。本部との連絡、それから情報発信を統一してやっていきたいと考えております。以上です。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 わかりました。  それでは次に、木落しの観覧席についてお伺いしたいんですけれども、全席指定で各日5,000席で、1月8日から申し込み受け付けということなんですけれども、6月議会の青木議員の一般質問では、全席有料化で当日券をなくして、またエージェントとか団体売りをせずに、全部はがき、またはインターネット等で応募をしていただくというようなお答えがありました。また、県民枠を用意するということですけれども、観覧席全席有料について、もう少し詳しくお聞きしたいのでよろしくお願いいたします。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。11月27日に実行委員会より木落しの観覧席についての概要をプレス発表させていただきました。内容につきましては、今、議員が言いましたとおり、席については4ブロック、それぞれの観覧席の価格、予定席数、販売は、はがきとインターネットによる抽選販売となることとしております。  現在、この抽選販売の席の各ブロックごとの指定、販売方法、これは例えば事前の払い込みであったりとか、券の郵送であったりとか、そういう内容になりますが、それから申し込みの手続、チケットの引き渡し方法については具体的な内容を12月中に発表いたします。以上です。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 全席有料の桟敷席ということでよろしいかと思うんですけれども、観覧される方に対してですね、そこの有料の観覧席に入って行くには何かこういったチケットがありますよというものが必要になって、それを持っていないと入場できないということだというふうに思うんですけれども、それとは別にですね、何かチケットを持っていますよとわかるような、そしてまたちょっと邪魔にならないような、また御柱の雰囲気があるような記念品というかね、何かそういったお土産という、お土産というのも変なんだと思うんですけれども、何かそれとわかるようなものをつけることはできないでしょうかということをお伺いしたいと思います。  前回、私は上社の木落しに行きましたときには、観覧席の入れかえの目的もあったというふうに思うんですけれども、色の統一された青とか赤とか黄色とか緑というはっぴ、それから帽子とナップサックをいただきました。そこまではあえてしなくてもいいと思いますけれども、例えばたすきだとか、またはおんばしらの手拭いだとかっていうようなものを観覧席に座れる方に渡されてはどうかというふうに思いますけれども、そんな検討はしていただけるのか、またそういったお考えはどうか、お聞かせください。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。今回につきましては、従来の入場券を入れるネックストラップをIDパスとするほか、御柱祭のロゴが入ったマフラータオルを3日間、色を変えてチケット購入の方には、当日はつけていただくということで入場の判断も含めまして検討をさせて、今進めておるところでございます。そういったものが入場の確認とあわせて御柱の記念品になればと思っております。以上です。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 何かそういうものがあると余計はっきりするし、また御柱に行ってきた、観覧席で木落しを見たという、そんな雰囲気も伝わってくるので、非常にうれしいことかなというふうに思います。  それではその次なんですが、観覧者の方たちがどうやってその観覧席、木落し坂まで来るかということに関しまして、観覧者用のシャトルバスを用意して会場まで送迎があるということだと思いますけれども、その送迎について少し詳しくお聞かせをください。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。今回の御柱祭では、観覧席の購入者専用のシャトルバスを運行することを予定しております。氏子や一般の方のシャトルバスの運行の予定は現在はしておりません。また、山出しの会場付近には一切駐車場というものは用意してありませんので、会場へは徒歩あるいはタクシー等による移動をお願いするところでございます。また、町内においても駐車場の数、台数等に限りがございますので、観光客の方には公共交通機関を御利用いただくように案内をさせていただいております。  現在、それにつきましてはJRバス、またタクシー協会と時間、それから発着場所、台数についての詳細の調整を進めておるところでございます。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 前回のお祭りのときには、山出し3日間で53万6,000人、今回は55万人を予想されているというふうに聞いているんですけれども、足の確保について一般用のシャトルバスはないので、公共の機関を利用してほしいということですが、山出しのときに席がないので木落しを見ることができない。でも山出しの曳行の様子なんかを見て、お祭りの雰囲気を楽しみたいという、そういった方々が多分いると思うんですけれども、そういう方々に対する案内というか周知というか、そういうことはどのようにお考えでしょうか。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。議員御指摘のとおり、やはり全ての方が山出しの部分に行くということは大変難しいと思っております。その中で実行委員会としましては、木落し坂周辺に行けない観光客の皆様にも、少しでも御柱の興奮であったりとか熱狂を味わっていただこうという考え方の中から、町内3カ所ほどに大型ビジョンや特産品の販売、または食のブースによるパブリックビューイングを設置し、おもてなしパークとして提供することで、御柱祭とともに下諏訪の観光を楽しんでいただく、そのような考え方も持っております。以上です。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 山出しというか、山に行かなくても下諏訪の中で、また近くのところでそういった木落しの様子だとか、またお祭りの雰囲気を味わってもらうことができるようにするということなんですけれども、そういった場所だけということでなくて、例えば町の中にも山出しや木落しを見に行かない地元の町民がいると思うんですね。下諏訪全体がやっぱり山出し、御柱だという雰囲気をやはり出してほしいというふうに私は思います。そして、来られた観光客の方々が今、下諏訪町は、この諏訪地方は御柱祭なんだというようなことに、そういった雰囲気も味わってほしいということで、そうしますとやはり町民の方々にも協力していただいて、この方は観光客だなというのがわかる方には、やはり少しお声がけだとか、おもてなしだとか、何かをあげるとかそういうことではなくて、そういうことはやはり町民に協力をしていただかないとできないというふうに思います。  そして、今まで御柱があるから来てねとか、御柱ってこうなんだよというようなPRもかなりしてきた部分につきましては、そういった方々が来られるということをやはり想定しておいたほうがいいのではないかというふうに思いますので、ぜひともそんな下諏訪町に来たら、町の中でも御柱の雰囲気が味わえたよというような、そんな雰囲気をぜひともつくってほしいと思いますけれども、それについてはどうしても住民の方たちの協力がなければできないというふうに思いますが、ぜひとも何かそういった仕掛けなんかをしていただきたいかなと思いますけれども、町長、その点はどのようにお考えでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 難しい問題は山出しのときだと思うんですね。曳行をされる皆さん、特に氏子総代三者会議では、いわゆる氏子の祭りであるから、御柱をひくのは氏子に限らせてもらうと。観光客の皆さんにはひいてもらっちゃ困るというのが基本の姿勢であります。  そういった中で、では来られた観光客をどう整理していくか、このことは非常に大きな課題だと思っています。ですから、安全確保というものは基本的に町実行委員会で図らなければいけないことでありますので、まずはそこを徹底すること。ですから、見る場所の制限はかなり今まで以上に出てこようかと思っていますので、そういった御理解をいただく努力はしていきたいと思っています。  また今、議員に御指摘をいただいたとおりに、いわゆる御柱のところにたどり着けない、行けなくなってしまう観光客の方もかなりいらっしゃると思いますので、近くに行けない人たちをどうするかというのは、先ほどの課長答弁のように、そういったビジョンの設置もさせていただきますけれども、町全体が山出し、上ではそういった祭りになっているんだよといった雰囲気を出していく、そういったことも大変重要なことだというように思っていますので、どんなことができるかというところについては、また実行委員会の皆さん、また町民の皆さんにも、ほとんどが曳き子で上へ上がっていってしまっていますから、残っていられるのは女性とか子供になってしまうのかもしれませんけれども、そういった方々でどれだけ町の中にそんな雰囲気を出せるか、少し検討を、飾りつけとか、そういったおもてなしの場所ですとか、そういったことも研究を実行委員会のほうでしていただくようにまたお願いしていきたいと思います。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 ぜひともお願いいたします。  次に、木落し坂横の用地については、御柱の山出しのときにはどのような利用をされるかということをお伺いしたいと思います。以前の小池議員の質問の中で、御柱のときまでには仮設トイレ等の整備をしてお祭りを迎えるということになると思うということなんですけれども、現地本部とか警察本部とか救護所の設置という場所になるかと思いますけれども、その利用についてお聞かせをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。木落し坂横の用地につきましては、御柱祭、山出しの期間は実行委員会の本部として使用することを予定しております。前回は、今、議員が言われました安全・安心な各機関の本部が点在していまして、連絡や情報の共有に大変苦慮したというふうに反省の中で出ているところでございます。そういった中で警備、救急救護、警察、消防機関など安心・安全対策の拠点として機能させていただくということで活用させていただきたいと思っております。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 今お話をいただきましたけれども、あの場所はちょっと木落しを見るのにあふれた方々が、ここなら少しいいかなというようなことで、そこに入って木落しを見られるかなというように思う方々もいるんではないかと思うんですけれども、そういう方々をどのように何というんですかね、ここでは木落しが見られませんよとか、ここにはちょっと入れませんよというような対応をしていくんでしょうか。ちょっとそこが心配になるんですけど、その点についてはいかがでしょうか。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。木落し坂自体は、救急救護のほうで二重の安全対策、または入場規制をするということで今調整を進めさせていただいております。また、今言いました木落し坂横の用地、そこもちょうど上から来る道がありまして、前回木落し坂上から多くの方が、この道を通って国道に滞留してしまった。そういうことから多くの方が足どめを食ってしまったということがありましたので、10月の大社、また大総代会の関係機関の団体の現地調査の意見も踏まえまして通行どめとするなど、今調整を進めさせていただいているところであります。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 ありがとうございます。それから、木落し坂横のその用地についてはですね、御柱の後の活用について、やはり9月の小池議員の質問のときにお答えになっておりますけれども、本年度中に実施計画をしていきたいということですけれども、そのことについての進捗状況はいかがでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 あの土地についてでありますけれども、購入をさせていただいて、設計士の方にはいろいろ見ていただきました。まず工場が取り除かれまして、土手が非常に緩いというか、危険もはらんでいるということがありますので、そんな安全対策はまず基本的に町がしなければいけないことだということで、それは町のほうでやらなければいけないというように思っています。まず、御柱までの間に整備する部分と、御柱後にあそこを利用するときに必要な安全対策と二つに分けて検討していこうというように思っています。  そして、その上地をどう利用していくかということにつきましては、実は6区の中の有志の皆さんに前回の御柱、そしてまた前々回の御柱に、いろいろな自分たちでつくった農産物や耕作物を販売しておられた団体がございまして、そういった地元の皆さんにそこを活用していただいて、地元の農産物や、そしてまたそういったお土産物を販売していくような意思があるかどうか確認をさせていただきました。そうしましたら、そういった皆さんがぜひやらせてもらいたいというような意向も確認ができましたので、そういった皆さんにできれば今後活用をいただこうというように思っています。そしてまた、そういった皆さんにそこの整備等もお願いをできればということで、今調整をさせていただいています。  ですから、以前そういった実績も残されて、小屋を自分たちの力で建てたりということをしてきている方たちでありますので、そういった皆さん方にお願いをして、みずからで遊歩道を整備したり建物をつくったりして活用いただく、そんな方向で御柱後に活用を考えてまいりたいというように思っています。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 木落し坂横のせっかくのすばらしい、また砥川も眺めることができるあの土地ですので、地元の方々なんかの協力を得てすばらしい活用をしていっていただきたいというふうに思います。  次にですけれども、御柱祭で持ち運びができるお弁当、携帯食についてそういった商品が開発されたということを新聞報道で見ました。山出しとか里曳きでその携帯食についてどのように販売していくのか、町としてそれを取り入れていけるのかということをお伺いいたします。  岡谷、それから下諏訪、諏訪、茅野の商工会議所と広域連携実行委員会が製造と販売を支援するとしている商品ということですので、そういった内容と、それからまたどのように販売していくか、販売方法についてお考えをお聞かせください。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。携帯食の活用ということでありますが、携帯食につきましては御柱祭に向けた携帯食、弁当の開発及び販売を目的に諏訪地域4商工会議所が連携した事業として、御柱をイメージした13品目の提案があったというふうに聞いております。  御柱祭山出しの観覧席内には、現在ふるさとブースを設置することで地元を感じていただくために特産品の販売、食の提供を予定しているところでございます。特に、食の提供につきましては、現在実行委員会においても主に地元の下諏訪町の飲食店や食品加工業者を対象に山出しの際の出店についてお願いし、品物それから数量等3日間どのような対応がとれるか調整をしているところでございます。  その中で、携帯食についても当町の飲食店、製造業者3店がかかわっているということを聞いておりますので、手軽に食べられること、地元を感じていただける食として、実行委員会の部会の中でもぜひとも出店していただきたいという意見もありましたので、現在依頼しているところでございます。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 携帯食ですが、私は新聞の紙面で見ただけなんですけれども、実際に町長さんは試食はないですか。そういった持ち運びができるお弁当、携帯食ということですので、販売方法についてはぜひ販売していっていただくような、利用していただくようにお願いしたいというふうに思います。  それでは次に、建設中のお祭り広場(仮)についてお伺いをいたします。まず最初に、お祭り会館の建物を含め館内の展示品、そしてまたジオラマ等のことも含めて、その進捗状況をお聞かせください。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。工事の進捗状況ということでございますが、11月末のお祭り広場の工事の進捗状況は、外構工事を含めた全体の進捗率が約43%、お祭り会館棟は建築のみの進捗率でありますけれども、約71%になります。工事については順調に進んでいるということでございます。  それから、今御質問の館内に展示するものにつきましては、ジオラマと華乗りの体験については現在製作中で、2月中に設置を予定しております。それから五つのジオラマについては、今、造詣が深い方につくっていただいて、学校との協力を得ながら人形の作成をしていただいておりますので、これも年明けにはそれぞれ人形等を設置して完成していくものと思っております。  それから、長持ちについては長持ち保存連絡協議会で今製作をいただいておりまして、館内に展示するものは全て竣工検査後の搬入となることでありますので、それまでに順次物がそろっていくものと考えております。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 今、学校の生徒さんにも手伝っていただいているということですので、非常にこれはすばらしいことなのかなというふうに思いますので、ぜひともおくれないようにというか計画どおりに進めていってください。  そして、お祭り広場には飲食用の屋台が設置されることになっております。その活用についてお伺いしたいんですけれども、この屋台についてはどのような運営というか、例えばどこかの屋台を貸し出して、誰か業者さんにお願いをするとか、それはどうしていくのかということと。それから飲食店の屋台ですので、その中身の、要するに販売をする商品についてはどういったものを考えていくのかという、ちょっとそんなところで、ここのお祭り広場の屋台についてのイメージというか、どんなふうな屋台にしていくのかということについてお聞かせをいただきたいというふうに思います。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。お祭り広場の屋台の活用でありますが、煮炊きができる屋台として設置するわけでございます。テナントとしての貸し出しを予定しております。  特に選定に当たっては、公募を基本をしたいと考えておりますけれども、地元の方や町内の有志の団体の方が手を挙げていただければ、より地域の活性化につながると思っておりますので、今後出店に関する詳細事項をまとめまして募集をしたいと考えております。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 それでは、募集の時期はいつごろになるかということと、そしてまたぜひ下諏訪らしい特色のある食べ物というのが必要ではないかというふうに思います。それについては、11月7日の秋の三角八丁のときにフードフェスタということで試食として出品された下諏訪の果物のデザートとか、リンゴ、それからカリンのジュースを使ったデザート、そしてワカサギのから揚げのカレー風味とか、鹿肉のコロッケ、メンチカツとか、いろんなものがそのときに試食として出されまして、来られた方に食べていただいて、アンケートに記入していただきました。私はどれも大変おいしくて、特にうちの孫は鹿肉のコロッケが大変気に入ったということで、おかわりもいただきました。出品された皆様方へのそのアンケートの結果がどうであったかということと、それからまた、町長はこれについて試食はされていますか、じゃあそのときの感想等をお願いしたいと思います。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) それでは、私のほうからはフードフェスタのアンケートの結果についてお答えをさせていただきます。アンケートでありますけれども、223人の方に回答をいただき、味、見た目、下諏訪らしさなどを答えていただいたところでございます。アンケートには未回答を除く町内118人、町外94人の方に回答をいただき、8種類の食品に対して7割以上が味、見た目もよいというふうに評価をいただきました。また、下諏訪らしさという点につきましては、6割の方が下諏訪らしさを感じていただき、特に下諏訪町の果物を使ったお菓子、ワカサギは大変評判がよかったところでございます。  また、コロッケとメンチカツにつきましては、珍しさとそれから手軽に食べられるということで大変好評であったというふうになっております。特に鹿肉を使ったコロッケとメンチカツについては、「特有の臭みがなくおいしかった」、「子供でもおいしく食べられた」などの感想があった一方で、味の淡泊さも指摘された部分はございますけれども、大変好評であったというふうに思っております。  それから、リンゴやカリンを使った御柱の曳き綱をイメージしたパイのお菓子、寒天、ゼラチンを使ったお菓子につきましても全般的に好評であり、食べた方々からは自分でもつくってみたいというような話が多く聞かれたところでございます。 ○副議長 町長。 ◎町長 私も三角八丁の折、オープン前にフライングぎみに行ったものですから、全部は食べられなくて、特に何か好評だったようですけれども、メンチとコロッケが食べられなかったのは残念ですけれども、それでもほかのものを食べさせていただいて、とても工夫されて、また下諏訪の食材でつくられているということで、非常に感銘を受けたところであります。  できればお祭り広場では、多分重い食事というよりも、そういったファーストフード、手軽に食べ歩きができるような、そういったものが好まれるのかなという思いがありますので、今回このフードフェスタに出品していただいた商品が、お祭り広場開館と同時に、そこで販売できるような形がとれればうれしいなというふうに思っていますので、ぜひそういった皆さんに積極的に出店を促してまいりたいというように思っているところであります。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 いろんな観光地に行きますと、そこの特産品なんかを屋台で売ったりしています。やはり行った場所での、そこでなければ食べられないものという、そしてましてや生産者がつくったものであったりするということは非常にうれしいことですので、ぜひ広場の屋台にはこういった方々につくっていただいたもの、またほかの商品も出てくるかもしれませんけれども、ぜひともそれについては、そこで売ることができるようにしていただきたいというふうに思います。  そして、これはやはりまち歩きのときにも食べられると思いますので、ぜひこういったものの商品化というものも町で進めていっていただきたいと思いますので、そのことについてまたお伺いしますけれども。  そしてもう一つなんですけれども、最後にお祭り会館の名称の募集がありました。30日に締め切られていましたけれども、応募数はどのくらいだったかということと、それから選考はいつで、また名称の発表はいつになるかということ。  それから、今年度中に御柱会館(仮)が完成するということですが、御柱会館のオープンの予定についてはいつごろになるか、またオープンについては、例えばどのようなイベントの企画とかそういうものがあるか、これについて町長のお考えをお聞かせください。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) 私のほうからは、愛称の応募数についてお答えさせていただきます。募集につきましては11月16日から11月30日の間、公共施設また学校の11カ所に設置をさせていただきまして、募集をかけさせていただきました。件数につきましては332件の応募がありました。審査会については12月中に審査会を開催しまして、公表については1月早々には公表ができるかと思っております。以上です。 ○副議長 町長。 ◎町長 名称につきましてはね、今のような形で募集も終えたということでありますので、いい名前がついてくれたらうれしいなというように思っています。  いつごろオープンをするか、またそれに合わせてのイベントができるのかということでございますが、今工事も順調に進んでいるようでありますので、3月末には体制が整って、準備ができるということになれば、御柱前の開館も可能かなというようには思っています。
     ただ、御柱前の開館となりますと、非常に地域の皆さんが忙しい時期でありますので、せめて山出しが終了して里曳きまでの間にオープニングのセレモニー等ができればいいかなというような予定で今考えているところであります。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 ありがとうございます。このお祭り会館ですか、お祭り広場は、やはり下諏訪の観光の拠点になってくるところだというふうに思いますので、何しろ下諏訪に来られたお客様が必ず足をとめて寄っていただける場所、そんな場所になっていただきたいというふうに思います。  ちょっと済みません、時間がなくて申しわけないんですが、次に子育てと教育がしやすい環境づくりということについてお伺いをしたいと思います。  昨日の金井議員の質問でお答えがありましたけれども、就学援助制度のことについてなんですが、お答えがありましたので、私のほうからは就学援助制度を希望されることについて、就学援助費の申請について、下諏訪町は保護者へのお知らせをどのようにしているか。また、必要としている保護者への対応についてはどのような対応をしているのかということをお聞かせください。  そしてまた、例えば年度途中ですね、年度途中に病気とか災害等により経済状況に変化が生じた場合に、学校ではそういったことを状況の把握ができるかというところで、それについては、どのような対応をとられているのかということについてお願いしたいと思います。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) お答えをします。まず就学援助制度の周知についてでございますが、毎年4月全児童・生徒の家庭に学校を通じてお知らせのほうを配布させていただいております。  しかし、今、議員からの御指摘もありましたけれども、制度自体がちょっとわかりにくいというようなお話も耳にすることもございますので、その場合、現在担任の先生が家庭訪問していただいている際に、制度についての詳しい内容についてのお話をさせていただき、保護者の方に説明していただいているというところであります。  もう1点、今言われたように、年度途中で急にそのような状況になってしまったというような場合の把握の件でございますけれども、その件につきましても学校を通じ、特に担任の先生がよく把握できますので、担任の先生から校長先生のほうに、そういうお話があって、年度途中で急遽そういうふうに事情が変わってしまったというようなことがあった場合は、うちのほうで直ちに調査して対応をするという対応をとっております。以上です。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 それでは今の下諏訪町としては、この就学援助制度を必要とする保護者に対しては、ほぼ全ての保護者に対して援助の申請をしていただけているという状況でよろしいのか、その確認をさせてください。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) 今の御質問の内容どおり、漏れはないというふうに思っています。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 それは大変ありがたいことだと思います。私も金井議員と同様に、やはり入学前に非常にお金がかかるという部分につきましては、ぜひ入学前にお金のかかるときに、そういった制度が活用できるようなそんなことを、非常に難しいということについては昨日の答弁でよくわかりましたけれども、ぜひ今後とも検討を続けていっていただきたいというふうに思います。  そして次なんですが、次に社会教育施設の修繕計画及び展示物のリニューアルについてということで、今回は特に赤彦記念館と諏訪湖博物館についてをお願いしたいと思うんですけれども、今12月議会に諏訪湖博物館・赤彦記念館については補正予算が提出されましたように、開館から20年経過しており、老朽化であろうかと思いますけれども雨漏りがあって、ここで修繕をします。今後さらにこういった修繕が必要となってくると思いますけれども、このことについての修繕計画についてお聞かせをいただきたいということと、それからまた、いろんなそのことについて入館者に対しての利便性を考えて、いろんな部分に目を配りながら細かい点についても修繕をしていただきたいということ。  そしてまた常設展示につきましては、もう20年以上経過しておりますので、リニューアルというものを計画していったほうがいいのではないかと思います。リニューアルについてどのような考えを持っているのかお聞かせください。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) それでは3点についてお答えをさせていただきます。今おっしゃるように博物館については建設から20年以上経過して、経年劣化により各施設のほうでもやはりいろんな部分で出てきていることは事実でございます。ただ、昨年度、建設も含めて劣化診断をさせていただきました。その結果を踏まえ、現在博物館の中期ビジョンをつくっておりまして、計画的に修繕を行っていくというふうに予定をしています。  次に、安全対策の部分でございますが、町のほうが進めておりますトイレの洋式化等も含めまして、博物館関係の施設については洋式化のほうはもう済んでいるということですが、安全対策として手すりがあるとか、バリアフリーの関係ですとかがまだ若干追いついていない部分があります。この件につきましても計画の中で、博物館並びに今井邦子等の分館に関しましても、そちらのほうは対応していきたいというふうに今考えております。  最後に、常設展示のリニューアルでございます。これにつきましても展示室のレイアウトや照明も含めまして、音声や目で見てわかりやすい説明を加え楽しめる展示に改修したいというふうに現在考えております。これにつきましてもやはり中期ビジョンの中に計画を盛り込んでありまして、主な事業のあり方については、今年度から検討を始めているところでございます。今後の方向性をこれから決定をしていきまして、常設展示の内容につきましてはさらに検討をしていきたいと考えています。  また、大きな予算も必要になるということでございますので、実施計画にも計上をさせていただきながら、計画的に対応していきたいと考えております。以上です。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 ぜひ計画的に修繕をしていってください。また、午前中の中村光良議員の質問にありました赤彦童謡コンクールのことについてなんですけれども、非常に全国からの応募がありまして、そしてまた小中学生、それから一般の方々に作品を出してもらっています。入選作品については曲がついているということですので、これについてはいろんなところで演奏や合唱で活用したいというお話がありましたけれども、日ごろから赤彦記念館や諏訪湖博物館で音楽を楽しむ機会や、演奏されている団体の方たちがいると思います。そういったイベントや企画のときには、赤彦童謡コンクールの入選作品の中で、1曲ぐらいでもいいので、そういった子供たちがつくった童謡というものをぜひともその中に入れて、その発表等をしていただきたいというふうに思いますけれども、そういうことのお願いができるかどうか、またそれについてはどのようにお考えになるのかお願いしたいと思います。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) お答えします。先ほど中村光良議員さんのときにも若干触れさせていただきましたが、諏訪湖博物館・赤彦記念館では赤彦の童謡普及のための事業などを現在検討しているところでございます。来年度になりますけれども、この赤彦の童謡曲集の刊行を機に館内で実施しています行事等でも、この中期ビジョンの中に町や諏訪湖の魅力の再発見に努め、知見を積極的に公開をしていくというような部分も載っておりますので、この中で赤彦童謡を紹介する場を設けていきたいというふうに考えておりますので、この件に関しましては来年度積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。以上です。 ○副議長 津金裕美議員。 ◆津金議員 ぜひ子供たちが一生懸命つくった童謡ですので、よろしくお願いしたいと思います。  これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長 それでは、次に進みます。質問番号9番、質問事項 御柱祭について、歴史体験体感ゾーンの構想について、オレンジネットワークについて、広域での連携事業について、議席3番、宮坂 徹議員、質問席にお着きください。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 質問番号9番、議席番号3番の宮坂 徹でございます。年も押し迫りまして、もう12月ということで別名師走ですとか極月という月の異称がありますけれども、極月というのは多分、年の最後の月ということで、きわまった月というような意味合いで極月というふうに呼ぶんだろうと思いますけれども、私は4月に当選をさせていただいてよりほぼ7カ月が過ぎました。年の締めの一般質問ということになるわけでございますけれども、締めから、しんがりから一つ前というところで中途半端ではございますけれども、これから一般質問を通告に従ってさせていただきます。まだ3回目ということでふなれでございますけれども、よろしくお願いをいたします。  初めに、御柱祭について質問をさせていただきますが、ただいま津金議員がいわゆるおもてなしに関するところでの御質問をされましたので、私は安全対策というような視点から質問をさせていただきたいと思っております。  年が明けると、多分一気に盛り上がってくる御柱祭ということになろうかと思います。4カ月ほど前にもう迫ってきたわけですけれども、つい先ごろ新聞等での報道で木落し坂の観覧席の販売ですとか、それから山出しの危険箇所の点検ですとか、古道の整備というようなところをされていると。また、先ほどの津金議員の御質問にもありました携帯食の発表会ですとかいうようなことが順次行われているという記事を見せていただいておりますけれども、少し答弁がかぶると思いますけれども、全般に現在までの準備状況について。それからまた、今後の御柱祭に向けての準備についてお知らせをいただければありがたいです。よろしくお願いします。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。御柱祭の準備状況でございますけれども、安全・安心に楽しんでいただく体制といたしまして、御柱祭実行委員会におきましては10の部会で今準備を進めているところでございます。  現在、進めている主なものとしまして、まず観覧席につきましては、前回の反省を踏まえまして、観覧席利用者の専用通路の確保、救急救護に対する緊急路の整備等を確認させていただいているところでございます。観覧席のチケットにつきましては、先ほど議員にも御答弁させていただきましたが、12月中には詳細の発表をさせていただく予定でございます。  それから、観覧席内のステージのことにつきましては、現在下諏訪町の伝統文化にまつわる構成や曳行情報など情報発信をする構成で検討をしているところでございます。また、先ほども言いましたふるさとブース、これにつきましては食を中心に携帯食も含めまして今後具体的なタイムスケジュールや内容について決定していきたいと思っております。  それから安全対策としましては、現地の調査の結果を踏まえまして、具体的に曳行路等の危険箇所の看板、規制ロープ、ネットの設置や142号線沿いの待機所には諏訪日赤病院所有の災害救助車の配備、木落し坂内の規制範囲を決定することで氏子の動線、また観光客への対策を実施してまいりたいと思っております。  また、御柱祭の曳行時の迂回路として活用いただく御柱の古道の整備につきましては、危険であった橋と柵の工事は終了しまして、11月30日に大総代会、木遣り保存会、観光協会、県・町職員、また一般の方も参加しまして枝、石の撤去、チップ敷きを行って整備を行ったところであります。最終的には来年3月に再度点検をさせていただきまして、本番に備えたいと思っております。  今後の予定としましては、現在観覧席は瀬回しの工事と河川敷周辺の伐採と草刈りを12月中に終了させ、観覧席及び観覧席に通じる緊急路の工事を2月末から実施する予定としております。また交通規制、それから警備員の配置、看板設置に伴うものにつきましては、1月中に詳細を決定して実施をしていきたいと思っております。以上でございます。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 ありがとうございます。今ちょっと触れていただきましたけれども、防災、救急等の安全対策についてお尋ねをいたしたいと思います。御柱祭ではただいまお話がありましたように御柱の曳行路、それから山出しの木落し坂、観覧席、里曳き祭の曳行路、こういったところはもう人であふれるというような、身動きがとれない状況になるというふうに考えられますけれども、こうした中で事故が起きると大惨事になりかねないというところが想定されるわけでございます。また、急病人等が出たりしても搬送を思うに任せないような状況も考えられるわけです。  平成25年の夏の福知山市の花火大会で起こった露店の爆発事故、これは死者が3名、負傷者が59名という大惨事になったことがございまして、これは記憶に新しいところであるというふうに思っておりますけれども、御柱祭においても露店も多く出される中で、曳き子、観客で道路が大混雑になると。こうした状況での事故対応、また急病人に対する救急対応、対策ということは大変重要なことになろうかと思いますけれども、山出し祭、里曳き祭の事故、救急における出動、それから搬送の経路、避難誘導、避難場所、AEDの配備等の準備や、それにまたそうしたものを使ったシミュレーション的なことということはいかがされているかお聞きをしたいと思います。 ○副議長 消防課長。 ◎消防課長(北澤) お答えいたします。それではまず最初に今、議員さんも言われました爆発・火災等の事故対応ということでお答えをしたいと思います。ただいまお話のありましたとおり、平成25年8月15日に京都府福知山由良川の花火大会にて、露天商店舗が使う発電機用の補給用に準備されたガソリンによる爆発火災が発生、大惨事となる事故が起きております。  屋台等は祭事にはつきもので、多くの人が集う場所にもなり、販売品にかかわる火器の使用やこれに伴うガソリン等の危険物を持ち込む状況ともなります。この事故を踏まえ消防法施行令一部を改正する政令が公布され、火気器具の取り扱いに関する規定の整備、屋外における催しの防火管理体制の構築を図るため、市町村等で定める火災予防条例の一部の改正を行っております。  諏訪広域連合火災予防条例も平成26年8月に一部改正され、施行されております。これに基づきまして出店する店舗における火災予防上必要な業務に関する計画書の提出を求め、防火担当者の届け出、屋台の配置図、火器を使用する屋台への消火器の設置及び避難対策を図ることとしています。これにより、事例としましては昨年、今年のお舟祭りにおいても諏訪広域消防本部担当者及び下諏訪消防職員により、屋台の立ち入り検査を事前に行い、防火安全対策に努めております。来年迎えます下社御柱祭に対しても、屋外における指定催しとして火災予防条例に準じて十分な防火安全対策が図られるよう対応する予定でございます。  また、事故等が発生した際には、大規模災害対策マニュアルに従い警察、消防及び御柱実行委員会、警備救急救護会等関係機関との連携をもとに対応してまいりたいというように考えております。  続いて曳行路における安全対策についてですが、先ほどお話しにもありました警備救急救護部会では10月10日土曜日に曳行部会、観覧席部会、諏訪警察署、諏訪大社、諏訪建設事務所担当者に参加、御協力をいただき、山出し曳行路等に伴う危険箇所の視察を行っております。  視察の内容については、東俣棚木場から曳行路となる県道、氏子や見物客が利用する御柱古道、木落し坂及び観覧席その周辺及び注連掛の御柱置き場とその周辺について確認を行っております。結果、転落等の事故や狭隘で注意が必要とされる箇所における規制ロープまたは注意看板の設置場所を把握することができまして、来年3月にはその作業を行っていく予定です。また、曳行中の各柱には御頭郷となる各地区の消防団、諏訪広域消防及び諏訪警察署の職員が警備警戒に当たる予定となっております。  続きまして、救急体制、救急搬送におけるシミュレーション等ということですが、救護体制としましては、救護所を山出しで4カ所、里曳きで2カ所の設置を予定しております。特に、山出し3カ所の救護所には医師、看護師、諏訪広域消防職員に待機していただき、救急患者の受け入れを初め、軽傷者の手当、中等症以上の方の手当と救急搬送の必要性の判断をしていただくような対応をお願いし、搬送を必要とした場合には各救護所付近に配備します4隊の救急隊から混雑等の現場状況を確認しながら、進入しやすく直近となる部隊を優先に出動する形態で運用していきます。  また、搬送につきましては、木落し坂を中心に木落し坂トンネルを利用した岡谷方面と下諏訪町市街地へ下る下諏訪方面の2経路を使い分ける形の中で、諏訪広域消防の連絡体制にて警察の交通機動隊にも御協力をいただき、効果的かつ迅速な搬送が行えるよう救急連携を図り対応をする考えでおります。  このほかの対応としましては、棚木場から萩倉地区入り口までの間に対して救急車両の行き来が困難となるため、防災ヘリまたはドクターヘリなどの対応も視野に入れて計画中でありますし、木落し坂下の国道142号線の待避所に設置します救護所には諏訪赤十字病院の災害救助車を配備する予定です。  また、里曳きの救急救護体制では、特に注連掛から国道への曳き出し、春宮境内への曳行に警戒と救護体制を強化し、救急搬送につきましては春宮から秋宮にかけて多くの人出となる曳行路に平行した道路を中心に確認を行い、搬送経路の把握に努め、迅速な行動が図れるように対応してまいります。  このほかあとAED配備ですが、これにつきましては全救護所に配備しますとともに、各柱に警備としてつきます消防団員に携行をしていただき、いざというときの対応に備えてまいりたいと考えております。以上です。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 ただいまの説明、よくわかりました。一つ具体的に御説明をいただければと思うんですが、災害救助車、日赤の車でございますね。この内容をぜひお知らせいただければありがたいですが。 ○副議長 消防課長。 ◎消防課長(北澤) これにおきましては、実は東日本大震災以降の導入という形になっておりますが、基本的に現場である程度の医療処置を行えるための車両となっております。ですので、今回の災害救護車につきましても、この車両1台に対して医師3名が入っていただけると。緊急時の対応が必要な場合には、その車両において治療を行うというようなことのための車両となっております。以上です。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 ありがとうございました。かなり万全な安全対策というふうにお伺いをいたしました。7年に一度の祭事でございますので、そうした想定される事故等の対応準備、これがきっちりなされてこそ安心・安全な祭りを迎えられるというふうに思っておりますので、ぜひただいまのお話を実行委員会内でも共有いただいて、万全を期すようにお願いをしたいと思っております。  次に、歴史体験体感ゾーンの構想についてお尋ねをさせていただきます。最初に基本的な考え方についてということでございますけれども、昨日、何人かの議員さんが質問をされましたので、ちょっと違った視点から御質問をさせていただきたいと思っております。  先月の新聞報道では、旧埋蔵文化財整理室を改修して国史跡の星ヶ塔遺跡を紹介する施設にするのにあわせて、隣接する諏訪湖時の科学館儀象堂との一体的な利活用を検討する庁内プロジェクトを立ち上げられたということを知ったわけですけれども、埋蔵文化財センターと儀象堂を一体的な施設にしたいということの中で、お話があるように、周辺は歴史民俗資料館、旧本陣、青塚など歴史文化の施設、史跡等が多数所在しているエリアになるわけですが、この歴史体験体感ゾーンと位置づける構想、これはその基本を観光のほうに力を入れての構想なのか、いわゆる教育というところに力点を置いてのことなのかということをお聞きしたいわけですけれども。  今申し上げた施設というものは、ほぼ教育委員会管轄の物、内容になるわけでございまして、観光的な視点からするといわゆる教育施設という肩書、これは観光のプロモーション的な活動の中では、いわゆるネックといいますかですね、教育という看板のもとにといいますか、観光と教育は違うぞというようなところでのいわゆるネックというのは大げさかもしれないですけれども、というところになると思われるんですけれども、その辺はどういうふうにすり合わせるといいますか、そういうようなことにされるのかお尋ねをしたいと思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 確かに諸施設がですね、教育関連ということで教育委員会で管理しているものが多くございます。しかしながら、私は観光というものを観光施設ということだけで、観光客だけを呼ぶという施設というように捉えていません。というのは、下諏訪にあるいろんな歴史や文化、それは教育の価値も高いそういった施設でありますから、そういったものを観光客にも見ていただく、当然地元の小中学生や地元の皆さんにもごらんいただく、これは下諏訪の歴史や文化を知っていただく教育施設でありますから、そういったことで関連づけは十分できるというように思っています。  そしてまた、当町を訪れてくれている多くの皆さんが、修学旅行等で来たときには学習体験として来ていただいている方が多くございます。そういった意味では教育関連施設をごらんいただく、それがイコール観光に結びつくという形は不自然ではありませんので、そういった部分では問題がないのかなと思っています。  ただ一方で教育関連施設というと、できることが限られてしまうということはありますので、そういったことをどう観光と関連づけていくか、例えば物が販売できる形にするですとか、そういったことの問題は出てこようかと思っていますので、そういった部分がどういった形にすれば観光としても観光商品に結びついていくような形になるのかどうか、その辺は十分検討させていただきながら施設管理をしていきたいというように思っております。  今プロジェクトでそんな部分も含めてですね、どう関連づけていくか。どこの課で管理していくのか、その辺も含めて検討をさせていただいておりますので、そんな御理解をいただければと思います。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 今、町長からお答えをいただきましたが、おっしゃられるように歴史文化というのは、その地域にとっては教育的でもあり、なおかつ現在は観光としてもしっかり歴史文化というものは客が呼べるといいますか、というところでもあるというふうに私も考えております。  特に、今回の国史跡の星ヶ塔遺跡につきましては黒曜石、それから考古学というような視点で研究もしっかりされている中で、ここでいわゆるそうした観光的なところにも結びつけた施設として多分改修をされるんだろうと思います。そうした特に学術的な部分というのも一般の方々にわかりやすい、いわゆるアウトリーチとしてうまく情報を発信していただいて、観光客の方も含めて呼べるような仕組みをぜひお考えいただければありがたいというふうに思っております。  また、そうした位置づけをするためにも、ぜひ観光のほうでもパンフレットを多分おつくりになられると思いますので、そうした教育施設との連携でよりよいパンフレットづくりをされることを要望したいと思います。往々にして観光のパンフレットづくりのほうは、そちらのほうだけで進めていく中で、結果的に教育施設側から見たときに、これはちょっと表現が違うとかっていうようなことが往々にして起こりやすいので、そんなところもぜひ御配慮をいただければ、よりよいパンフレットとよりよい宣伝ができるのではないかなというふうに思っております。  次に、施設の整備ということの視点でお聞きいたします。埋文センター、儀象堂を一体的な施設にとの構想で、プロジェクトの方向性を今年度中にということでございますが、整備にかける経費、今年度中ということは来年度の予算にはすぐには反映できないだろうというふうに通常考えるわけですけれども、埋文センターについては恐らく今年度設計で来年度施工ということになろうかと思いますが、一体化をする儀象堂に対しての整合性的な整備というところは、28年度中に手をつけられるのか、その先なのか。予算の対応はどんなふうにお考えになっていらっしゃるかお聞きをしたいと思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 御指摘のとおりに、今プロジェクトで協議をしていただいていることを鑑みますと、28年度で全ての整備ができるということは基本的には無理だと思っています。28年度で実施させていただくのは、今御指摘のように埋蔵文化財センターの開設、改修でございまして、その工事にあわせまして儀象堂と埋蔵文化財センターのあの仕切りの塀については撤去させていただいて、一体的なものにはしたいという工事までは28年度でさせていただければと思っています。  ただ儀象堂、今の本体の部分についての整備については、まだこれからどういった形で整備をしていけばいいか、プロジェクトで今検討していただいているところでありますから、28年度実施というよりも、整備は29年度以降になっていくのではないかなというように思っています。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 となりますとですね、いわゆる観光宣伝の立場からいきますと、奏鳴館さんが3月に改修が終わって28年度にはスタートするということになってくると、儀象堂との一体化のところでの観光宣伝的な意味合いでいくと、気持ちずれが出てくる可能性がどうも高そうにお伺いをいたしました。いわゆる観光の宣伝ということになると、お話を伺っていると少なくとも半年前には情報を出して、業者さんのほうにお客を集めていただけるような、ツアーを組んでいただけるようなことというのが最低限必要だと。それでないと対応ができないというようなお話もよく伺うところでございますけれども、その辺のところの対応をどんなふうにその間ですね、29年の間されるか。  また、そのためには当然パンフレットの整備というものが、新たなリニューアルの整備というものが必要になろうかと思います。より早めに対応をしていくことが、お客さんを滞りなく呼べる流れになろうかと思いますけれども、そうしたところをどのような情報発信で対応されていかれるかお尋ねをしたいと思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 御心配のとおりだというように思います。しかしながら、時の科学館儀象堂の時計づくり体験ですとか、そういったものは基本的には今後も引き続きやっていこうということでありますから、その部分のPRというものは引き続きできると思っています。それにプラスして黒曜石のミュージアムができるということは、プラスに宣伝はしていけると思います。  ただ、御心配のように今方向性として、最終的にどういった館になるのかというのは1年くらい先になりますけれども、内容についてはそう大きな変化があるものではないと思っていますから、名称の問題が大きな問題になろうかと思っています。できれば、このプロジェクトの中で名称問題についても結論が見出せれば、新たな名称の中でPRをしていくと。内容については今までの時の科学館儀象堂の部分と、先ほど言いました黒曜石の部分をプラスした形で、そしてまた下諏訪の歴史ができるよというようなPRというのは十分可能だと思っていますので、その辺の名称の問題だけが何とかクリアできれば、そのPRはしっかりできると思っています。  また、奏鳴館のほうもですね、日本電産サンキョーオルゴール記念館が正式名称でありますが、愛称を募集していこうというようなお話もありますので、それはオープンしてからどうも募集されるというようなお話ですから、そういった意味では、こちらの新しい名称と奏鳴館の新しい名称は、同じような時期のタイミングに決まってくるのかなというようなこともありますので、新たなパンフレットについては29年度くらいにかかってしまうかもしれませんが、そんな営業活動は引き続きできるのではないかというようには思っているところであります。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 今お話を伺いまして、少し安心をしたところでございますけれども、多少タイムラグ的なところが起きると思われますので、ぜひその辺は観光協会のホームページ等いろんなSNSを使っていただきながら、切れ目ない情報発信というものをしていただければありがたいなというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  それでは続きまして、オレンジネットワークについて御質問をさせていただきます。こちらのネットワークにつきましては、第7次高齢者福祉計画にもうたい込まれている内容でございますけれども、過日、新聞報道で見せていただきました。11月1日から始まったオレンジネットワークについて、ほぼ一月十日経過をしたところでございますけれども、まずこのオレンジネットワーク、意外と耳新しい名称だと思っておりますけれども、この概要と、これまでの状況はいかがか、またこのオレンジネットワークへの登録者数の状況、それからまた協力機関の登録件数などについてもお教えいただければありがたいです。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 初めに概要です。下諏訪町オレンジネットワークは、認知症による徘回等で帰宅困難な事態が発生した場合でも、地域の協力機関と協力して速やかな捜索と早期発見を図り、帰宅困難者の安全確保、その家族への支援を目的とするシステムであります。住みなれた地域で安心して暮らし続けられるための一助となるべく、町健康福祉課、町地域包括支援センター、そして諏訪警察署が実施主体として構築したものです。  従来、帰宅困難者の捜索方法では、主に帰宅困難となった人の家族が警察署へ捜索願いを提出し、警察署と消防署、消防団との連携、行政無線による広報周知により捜索を進めていましたが、このオレンジネットワークでは、町地域包括支援センターから協力機関や担当地区の民生委員、あるいは要介護認定者であれば、その担当ケアマネジャーなど地域における多くの方の支援を体系化したものです。  オレンジネットワークでは、まず徘回等のおそれのある人の家族等から対象者の詳細な情報、例えば昔の勤務先であるとか旧姓、ふだんから持ち歩くものあるいは趣味、過去の徘回による発見場所等を事前に登録していただき、これらの情報を警察署等へ提供するもので、捜索範囲の限定や円滑な捜索連携に活用することを目指しています。  次に、帰宅困難で行方不明となった場合ですが、諏訪警察署へ行方不明届とあわせて協力依頼届と呼ばれるネットワークにおける様式により、行方不明となった前後の状況、情報を家族等から提供していただき、これをもとに協力機関等へ情報提供して捜索の目、気にかけていただく人をふやすことで早期発見につなげるものです。  事業の運用開始から1カ月が経過しましたが、11月末現在の事前登録者数は今のところございません。また、協力機関の登録件数ですが、直近で11件の事業所、具体的には介護サービス提供事業所あるいは配食サービスの事業所等から11件の登録があります。なお、今後も事業内容を理解していただいて、登録をふやしたいと考えております。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 事前の登録はゼロということの今御答弁でしたけれども、ということは、この1カ月間での捜索依頼といいますかはないということになるわけでしょうか。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 確かに事前の登録はまだございません。ただ行方不明は、ないにこしたことはありませんのでいいことでもあろうかとは思います。今後についてなんですが、オレンジネットワークを活用した捜索依頼案件が発生した場合、事案を重ねる中で改善点等を把握して、より効果的な運用ができればと考えております。 ○副議長 宮坂 徹議員。
    ◆宮坂議員 確かに捜索依頼といいますか、行方不明がないにこしたことはないわけでありますけれども、事前登録が今現在ゼロという状況の中で、先日指摘をちょっと申し上げましたんですけれども、ホームページをちょっと見せていただいて、ここで掲載をされましたけれども、当初私が見せていただいたときは掲載がされていなかったというようなことがございましたけれども、いわゆるこの内容のことについての周知はどの範囲で、どのように行われているかお答えをいただければありがたいです。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 周知につきましては、「クローズアップしもすわ」の11月号、あるいは新聞報道、またケアマネジャーを通じて住民周知を図っています。  なお、ホームページですが、今言われましたように、本来ですと11月の運用開始と同時にアップすればよかったんでしょうが、少しおくれましたが、過日ホームページのほうにアップいたしましたので、詳細等またごらんいただければと思います。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 この内容をより多くの方々にぜひ知っていただいてですね、シミュレーション的な絵でいきますと、いわゆる協力機関の中にはタクシー会社ですとか、金融機関ですとか、郵便局ですとかコンビニ、もちろん商店ですとかというような多岐にわたる事業者の方に御協力をいただきたいというようなシミュレーションの絵があるわけでございまして、ぜひそんな意味でそうした方々のところにも、この内容をお伝えして、ぜひ協力機関として登録をお願いしたいというようなお話をぜひしていただければと思います。  過日の民生委員の会の中では、その登録の用紙が煩雑だというような御意見も多少ありましたけれども、見せていただくと用紙の中に書き方の書式と、それから実際のものが連続してあるので、一瞬見ると確かにこんなにいろいろ複雑なのみたいなふうに思ってしまいますけれども、登録申請の用紙なんかも、そんなに複雑ではなさそうでございますので、ぜひそうしたところにもお声がけをされて、協力機関として登録をいただけるような推進をしていただければというふうに思います。  新聞報道なんかでは、いわゆる自主的協力機関の醸成もというようなところも書かれていらっしゃいましたけれども、いわゆるそうした意味で現在の状況はまだ一月ちょっとですので、ここでゼロだからどうのこうのというお話にはならないかと思いますけれども、いわゆるそういう意味での今後の課題といいますか、こんなふうなことをしたほうがいいだろうというようなお考えがございましたら、お話しいただければと思います。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 登録につきましては、実際の登録者数をふやすことももちろんなんですが、いざ事があったときに迅速に対応できるということであれば、協力機関の登録もぜひしていただくのが必要かと思います。登録協力機関につきましては、それぞれの事業に支障のない範囲での見守りあるいは気づきになろうかと思います。さらにその先で自主的な協力機関として例えば、この地区であれば私はすぐにでも行かれるとか、この時間帯であれば行かれるとか、そういった具体的な動きができることを事前にやはり登録していただいて、こちらから詳細な情報をお伝えして迅速に対応できればと考えています。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 この内容についてまだまだ具体的な形ができにくい状況ということの中で、この計画をお考えになったときに、県内に2カ所ほどですかね、下敷きとなった先進地といいますか実施されているところがおありになると思いますけれども、そちらのほうの事例なんかはどのようなされ方をしているかお話いただけますでしょうか。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 確かに下諏訪町が立ち上げる際に、参考にさせていただいた市町村が幾つかあります。その中での共通の課題は、やはり登録者数の伸び悩みかと思います。なお、実施している市町村であっても年にゼロ、あるいは年に数回といった事例があると聞いております。  しかしながら、先ほどからも言いますが、事前の登録をしていただいて、なおかつ協力機関にも登録していただくというのがまず大事かとは思いますので、引き続き周知を図ってまいりたいと思います。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 確かに微妙な問題といいますか、家族で認知症の方がいらっしゃるという中では、やはり余り人に知られたくないというようなところも事情的にはおありになって、そうしたところの登録というものに二の足を踏むというような御家庭もままあるように聞いておりまして、先進地の事例でもそうした登録者数の伸び悩みというところは共通してあるんだというお話を今伺いました。  先日の質問の中でも認知症にかかっていられる方が1,007人でしたかね、というようなお話もございました。2万人の中で1,000人というのは決して少ない数ではないというふうに思っておりますし、過日も下諏訪の広報無線で、隣の諏訪市の61歳の方が不明だという放送が数度流されておりました。そうしたことで、御家族の方には難しいところがあると思いますけれども、そうしたことを登録していただくことによって、より迅速に発見をできたりというところもあると思いますし、基本的には近助、共助、公助というようなつながりの中で、こうした対策が考えられておりますので、そんな意味でもぜひしっかりこうした計画を知っていただいて登録をしていただく、また協力者機関の登録もしていただくような方向に進めていっていただければありがたいなというふうに思っております。  続きまして、広域での連携事業についての項目で質問をさせていただきます。このごろ新聞記事で広域連携の事業というものがよく目につきますけれども、それらにかかわる事業の幾つかについてお尋ねをさせていただきます。まず、国史跡の星ヶ塔遺跡の地域連携についてでございますけれども、国史跡の星ヶ塔遺跡の活用というものは、下諏訪町単独ではちょっと難しいところもあろうかと思います。どちらかというとマニアック的な部分がございますので、そんな意味では周辺の市町村との連携ということも大変大事だというところは、ほぼ周知の事実だというふうに私も理解をしております。町長も星ヶ塔遺跡のシンポジウムの中で、周辺市町村との連携もして地域づくりにつなげていきたいというお話をされていらっしゃいました。  また、茅野市では縄文に特化して市を挙げて事業を展開されている。お隣の長和町でも黒曜石体験ミュージアムというような特徴的な活動をされているというところがございますので、ぜひその辺のところの連携。また、先ごろ県と8市町村のビーナスラインの観光振興という連携事業が始まってもおりますので、こうした広域連携というところをうまくお使いをいただいて、情報発信をしていただければありがたいなというふうに思いますけれども。茅野市は縄文、長和町は黒曜石、黒曜石は下諏訪町ともある部分ではかぶるわけですけれども、でも史跡の内容は明らかに違う。どちらかというと下諏訪町の黒曜石は鉱山的な産業にもつながるところでございます。縄文時代約5,000年くらい前から鉱山的に使われたいわゆる道具としての黒曜石、これが現在でも芙蓉パーライトさんは活用されているということで、いわゆる道具の活用、使用という目で見ると、本当に5,000年前から現代までというところも、一つ下諏訪町の売りになると思います。鉱山という位置づけでもございますので、そんな意味で下諏訪町の黒曜石の特徴というものをぜひうたい込んでいただいて、周りに埋没しない、下諏訪町はこうだというようなところと、それからそういうことがあればこそ、お互いの観光客を融通できる、回せるというふうに考えておりますけれども、その辺のお考えはいかがでございましょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 ただいま御指摘をいただいたことは、本当に重要なことだというように思っています。今、御指摘のとおりにここでビーナスラインの協議会が発足をいたしまして、そこにはたまたま茅野市さんが発起人で長和町さんも入り、当町も入っているということでありまして、ビーナスラインの沿線にそういった市町村があるということは共通の思いがございまして、過日ですね、茅野市長さんと長和町の羽田町長さんともお話をさせていただいて、ビーナスラインとは別にですね、1市2町で少しこの縄文というもの、黒曜石というもので連携を組んで考えていこうじゃないかと、こんなお話をさせていただいたところであります。  今御指摘のとおりに、下諏訪は下諏訪の黒曜石の特色がございます。星ヶ塔と星糞峠の遺跡とはまた別格のものであると、この意識は十分に持ちながら、そういった中で協力できるものは旧石器から縄文という部分では一つの同じ思いがございますので、何とかうまくいい連携が組めればというように思っています。  そういった意味で、まずは自分の星ヶ塔遺跡の希少価値というものをちゃんと住民の皆さんにも知っていただくことも必要ですし、私たちも共有しなければいけないということで、先日課長会でですね、星ヶ塔遺跡原産地まで行ってきまして、そこで今御指摘をいただいた、鉱山としての世界で初めての発見だということで、その価値について非常に改めて認識をさせていただいたところでありますから、そういったものも大切にしながら今度の儀象台の裏につくる埋蔵センターも、そういったものをしっかりと皆さんにお伝えできるような施設として整備をしていきたいと思っていますし、そしてまた観光連携につきましても、より一層この圏域、長和町との関係を深めて、共有しながら地域観光としてまたPRをしていければというように思っているところであります。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 大変いいお答えをいただきましてありがとうございます。確かに一つの視点で見ると、いわゆるものづくり諏訪、下諏訪としてもこの黒曜石は、先ほど申し上げましたように、5,000年前から現代までというところの中では位置づけができることだろうというふうにも思っております。そういう視点で黒曜石を売り出すということもまた、黒曜石、石器イコールそういう考古学というような頭を少し外してですね、産業としての位置づけという意味では遺跡地もそうですし、ものづくりという意味でも、できた石器というものがそうしたものだろうと考えますので、そんな売り方もひとつぜひ視点を変えてしていただければありがたいなというふうに思っております。  続きまして、諏訪東京理科大学の公立化のことにつきましては、既に昨日、町長にお答えをいただいておりますので、私もテーマに上げましたので要望として申し上げることにさせていただきます。  今度の17日には説明をいただけるとのことでありまして、大学の公立化ということに当たって、下諏訪町として大学とのかかわりをどう位置づけるか、将来にわたっての運営の方法や大学の地域貢献など、検討や課題や要望もいろいろあるというふうに思っておりますけれども、私自身は大学の個性を生かした人的、知的、物的な資源の交流を図っていただいて、地域企業としっかりとした連携をとっていただく中で、魅力ある豊かな地域社会の創造のために、諏訪に唯一の、一つの大学は必要だというふうに考えております。一旦廃校となると、これはもう二度と諏訪に大学はできないだろうというふうにも思っておりますので、ぜひそんなことを申し上げておきたいと思います。  また、山口県にも山口東京理科大学がおありになって、調べさせていただきましたら、山陽小野田市とちょうど1年前ですかね、一応公立化というお話が整ったという中で、今年3月の山口理科大の受験者の応募数が8倍、9倍になったというような情報も知りましたので、そんな意味で公立化になったことによって授業料がというようなことも含めてなんでしょうけれども、そんな事例が昨年、今年、同じ理科大の中であるというようなことも含めまして、ぜひ前向きに進めていただけるようなことを要望させていただいて、こちらのテーマのほう、質問のほうを終わらせていただきます。  もう1点でございますけれども、諏訪湖周のサイクリングロードのことにつきまして、こちらのほうも新聞報道、また先日は合同庁舎のほうで説明会、懇談会というようなことがなされたという中で、下諏訪町の湖周は健康スポーツゾーンに位置づけられているところでもあり、3市町、隣の岡谷市さん、諏訪市さんに比べるといち早くそうした整備がされているエリアということになろうかと思います。  新聞記事では、自転車人気の中で周遊観光の促進や宿泊客の増加、滞在時間の増につながることが期待されるというようなことが書かれておりますけれども、県のほうで示していただいているその案は、どのようなものなのか。また、下諏訪町として健康スポーツゾーンとともに、この湖周を自転車で回ることについて、観光面での取り組みというものはどのようにされるお考えかをお聞かせいただければありがたいです。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。諏訪地方事務所及び建設事務所から提案された事業となりますけれども、目的といたしましては健康志向や環境意識、観光の移動手段として自転車利用が高まる中で、観光、健康、スポーツ、環境、四つの観点で民間と行政の連携により、豊富な観光資源が立地する諏訪湖周に安全・安心なサイクリングスペースを備えた道路の整備やレンタサイクルの活用を促進し、利用者の増加と満足度の向上を図り、あわせて周辺の観光資源とのタイアップにより、周遊滞在型観光地への転換を図るというものでございます。  本年7月に岡谷市、諏訪市、下諏訪町、それから県で構成される検討会議が立ち上がりまして、実現可能な整備方法の検討に入ったところでございます。本年度中に検討会議を数回ほど開催しまして、基本計画の策定に向けた準備をしていくことになっております。  議員からも先ほどお話しがありました12月3日には、検討会議と利用者の代表5団体との懇談会が実施されまして、利用者側からは早期着工の声が多く出されていたというふうに聞いております。  それから、県のほうでも今回補正予算のほうがありまして、その内容を見ますと、基本計画の策定費が600万円、それから事務費が66万7,000円というものがついております。今後岡谷、諏訪、それから建設事務所等との連携を行いながら、この協議をしていくということになりますが、まだ現在は全体像の案が示されているという段階でございますので、詳細な内容、計画につきましては、今後の協議により決定していくということになっております。以上です。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) それでは、私のほうからは観光面での自転車の活用という部分について考え方を御説明させていただきます。諏訪湖の持つ魅力を生かしながら、観光客がみずから求めるコンセプトや内容により回遊したり、地域との交流を求めたりするなど、既成概念に捕らわれないルートや目的地を自由に選択できる附帯性もあり、また健康的であること、環境に優しいエコ的であること、地域の景観をゆっくりと満喫できるようなことから観光資源とのタイアップにより、周遊や滞在型観光へつなげることが大変期待できると思っております。  今後、より細かな地域情報、また案内情報、さらにはコースやルートの情報や利用者の安全性、快適性に配慮した標識、看板、またレンタサイクル等の施設などハードとソフトの面の整備が検討される中で、観光と自転車利用を結びつければ、大変貴重な観光手段となると考えております。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 諏訪湖の周りを回るというのが基本なので、今お話しいただいたことから外れるといいますか、それプラスというような意味合いでの観光という位置づけになろうかと思うんですけれども、遠くから来たときに、日帰りですと諏訪インターをおりて、レンタサイクルを借りてそのままぐるっと回って、また車に乗ってインターから戻っちゃうみたいなですね、そういうところもある。そういう方をいかにとどめて、ある意味では宿泊にまで結びつけられれば大変いいことだろうと思うんですけれども、そうした意味での今お話のあったコース、ルート、それからレンタサイクル、この辺のセッティングでなるべくここへとどまっていただくような形をとるというような方策になるんでございましょうか。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) 今、議員が御指摘のとおり、やはりまずコースや諏訪湖周を回っていただくと、また温泉もあったり、諏訪大社のまち歩きもございます。そういうような観光資源とのタイアップによって、ぜひともサイクリングに来て下諏訪町にとどまっていただく。そしてまた次の観光の場所へ行っていただくといったコースを設定していただければと思います。 ○副議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 わかりました。ぜひですね、いろんな機会を捉えて、簡単に言うと客を呼ぶというか、そういうところにつなげていただければありがたいと思います。  そうした意味でも、ただいまは広域というテーマで御質問をさせていただいたんですけれども、広域連携というものがこれからどんどんどんどん必要といいますか、重要になっていこうかというふうに思っておりますので、そんな意味でぜひそうした横と、隣市町との連携による事業推進ということには、ぜひ前向きといいますか、でかかわっていただければありがたいというふうに考えております。以上で私の質問を終わらせていただきます。 ○副議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○副議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午後3時27分であります。再開は午後3時45分を予定いたします。            休  憩  午後 3時27分            再  開  午後 3時45分 ○議長 ただいま午後3時45分でございます。休憩前に続き本会議を再開いたします。  それでは、質問番号10番、質問事項 町の活性化について、ものづくり支援センターしもすわについて、一人暮らし世帯の対応について、議席9番、中村直亮議員、質問席にお着きください。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 質問番号10番、議席9番の中村直亮でございます。今回一般質問においてしんがりを努めさせていただきます。3回目にしてこのような大役をお任せいただきましたこと、まことに光栄に思っています。今回も4月の選挙の際、掲げさせていただきました活性化、財務、福祉の三つの切り口で質問をさせていただきます。お疲れのところだと思いますけれども、最後まで皆さんよろしくお願いいたします。  一つ目の活性化のところですけれども、市街地の再開発です。6月定例議会から継続的にお話をさせていただいている2地域居住について、今後も町内外にお住まいの方々にお勧めしていきたいと思っています。現在行われている空き家バンク等の老朽化した空き家を提供するサービスだけでは、転入者の受け皿として十分に満足いただけるものではないと強く感じています。2地域居住希望の方に限らず、家を新築する際、対応が可能な住宅を提供する意味でも市街地の再開発は、今後避けて通ることのできない事項でありますので、ここで質問させていただきながらあわせて提案させていただきたいと思います。  具体的な話ですけれども、最近分譲されました栄町や矢木西、西弥生町の分譲地についてお考えいただきたいと思います。今年2月の長野県からのプレスリリースにも掲載されていましたが、県下では下諏訪町の宅地平均価格が一番高いにもかかわらず、ここの分譲された土地ですけれども、1年ほどの間で完売したことからも、下諏訪町の地の利を考えた場合、今後も宅地の提供が必要であると考えられます。それには町全体の再開発が不可欠であります。  例えば下諏訪駅を直進した先に、国道20号線とT字路となってしまっている現在の友之町駐車場となっているその空き地ですけれども、そこが中央通りまで続く道路をあけて、両サイドに住宅地をつくったり、下諏訪駅南に高架橋対応の南口をつくったりと、特に駅周辺のこれまで数十年間手つかずのままきた人が住む場所の見直しをすることが、いよいよ現実のものとなってきたと思われます。この町に移住しようと思っている人たちの求めている心のセンターピンにヒットさせなければ、せっかくの転入者囲い込みのチャンスを失ってしまうことになります。  昨年の日本創成会議からの発表等により、全国的にいよいよ人口減少、少子高齢化について危機感が漂ってきた今、この下諏訪町がこれまで以上に元気な状態で発展していくには、何が求められているかをまずは考えていきたいと思います。  そこで一つ目の質問ですが、以前、駅前通りを中央通りまで貫通させる計画があったと思いますが、中止された理由をお聞かせください。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。都市計画道路の変更にかかわる御説明になりますけれども、下諏訪町の都市計画道路は18路線、27.13キロメートルが計画決定されておりました。けれども、当初の計画決定は昭和28年であり、そのうち改良済みが11.8キロメートル、整備率43%にとどまっておりました。都市計画道路は、まちづくりの根幹をなす要素の一つであり、道路整備を行うことにより周辺地区のまちづくりが進展し、良好な町並みが形成されるなど多くの効果が期待できます。  しかしながら、人口増加それから交通量増大及び経済成長を前提とした都市計画道路の決定当時と人口減少、少子高齢化及び経済停滞状況にある現在では、都市計画道路に求められている社会的要請が大きく変化をしてまいりました。  そのような中で、総合的なまちづくりの観点に基づいた都市計画道路の整備のあり方、また都市計画道路の区域内の土地所有者に対しましては、計画決定後、建築行為に一定の制限を課している状況の中で、長期間未着手となっている区間が多く存在していることから再検討をする必要があり、平成24年度から見直しを行ってまいりました。  見直しに当たりましては、下諏訪町総合計画等の上位計画と整合を図りながら広域的な観点と地域のまちづくりの観点から検証をするとともに、住民説明会を開催いたしまして、住民からの意見聴取をもとに都市計画審議会での審議を経て決定したものでございます。  下諏訪駅前から国道20号を経て中央通りに至る都市計画道路、下諏訪停車場線は総延長400メートルのうち、下諏訪駅前から国道20号までの約220メートルの区間については現道がありますけれども、残りの国道20号から中央通りまでの約180メートルの区間については現道がない区間となっておりましたが、接近して同一方向に併走する都市計画道路御田町線、それから県道諏訪大社春宮線が代替路線としての交通機能を有しています。さらに周辺地域におきましては既存の生活道路、町道や消防水利などにより、都市防災機能が確保されているという状況でございます。  また、コンパクトな市街地の景観の形成、それから歴史的な町並みを保全・創出し、快適な住環境を形成するため、平成21年3月に策定した歴史的風致維持向上計画によりまして、歴史、文化、景観、人材等の発掘と活用により、地域の人にとっての住みよさ、価値観を基本としながら他にはない魅力づくりを目指し、街なみ環境整備事業にも取り組んでおり、代替路線である町道御田町線につきましては、この街なみ環境整備事業により御田町のまちづくり協議会の皆さんとともに、どのような道路にしていくかなど協議をしながら道路美装化を行い、訪れた方が周遊しやすい道路整備を行っていく計画もあります。計画決定時と周辺まちづくりの状況も変わっているという、そういう状況の中で、住民の御意見をお聞きしながら都市計画審議会での審議を経て、本年度この区間を廃止したものでございます。以上です。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ただいま説明を受けたんですけれども、私が先ほどもお話したように駅の周辺で栄町やら西弥生町、矢木西、そこら辺の分譲地がですね、どんどんと埋まっていく様子を見るとですね、下諏訪町も土地が高いからといって人が来ないわけではないということが実証されているわけで、駅から歩いてもう5分もかからないところがですね、今の状態、空き地の状態であってよいと考えているのか。先ほど御説明もあったんですけれども、駅の徒歩5分の距離の場所がですね、空き地であってよいと町のほうではお考えかどうか、もう1回改めてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 空き地、空き地というような御指摘をいただいていますけれども、あそこは今友之町の駐車場として整備がされて、各種イベントやそしてまた観光客の無料駐車場として活用させていただいておりますので、私としては決して空き地というように捉えてはおりません。  友之町駐車場については、町有地ではございません。御承知かと思いますが、民有地を町でお借りをして、そしてまた地域の活性化のために駐車場として整備をさせていただいたという経過がありまして、毎年地代をお支払いして、そして活用をさせていただいているところであります。  その友之町の駐車場にある奥の土地につきましては、町に御寄附をいただき、以前はあそこは畑だったんですね。畑だったところを駐車場として整備をさせていただいて、今は月決めの駐車場、そしてまた各種イベント等にも活用をさせていただいておりますので、私としてはあの優良の町の真ん中にある土地ではありますけれども、有効に活用させていただき、地域の活性化にも役立っている場所であると、そんな位置づけをさせていただいているところであります。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ただいま済みません、空き地、空き地ということで、確かに空き地ではなく有効利用をされている土地だということは私も認識しているところなんですけれども、ただですね、その友之町駐車場を有効に利用されているという今のお話なんですが、実際にあそこの駐車場が満車になるとか、三角八丁等のお祭りでいっぱい使われる時期というのが、そんなに毎日365日あるようには感じませんので、済みません、空き地というような不適切な言葉でお話させていただきましたけれども。私の中ではですね、あそこの友之町の駐車場に限らず、あの駅の周辺でですね、もうちょっと再開発すれば土地が有効活用されて、人が住めるような場所になる、そういったふうに思い当たるような場所が多く見られますので、今回のこういった質問とあわせて提案をさせていただいています。  質問を続けさせていただきます。現時点でいわゆる線路下の人口と線路上の人口の比較を教えていただければと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(山田英) お答えをいたします。当町の人口につきましては、町内に100あります行政区、町内会ごとに把握をしております。これら行政区の区域はおおむね線路上、線路下に区分をされますが、第5区の西高木及び南高木、並びに第10区西浜のこの三つの地区につきましては、その区域が線路上と線路下にまたがっております。12月1日現在の住民基本台帳人口になりますが、総数2万906人に対して線路上が1万3,444人、率で64.3%でございます。線路下が6,789人、32.5%。それから両方にまたがる3地区が673人で3.2%と、こんな状況でございます。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 今、総務課長にお答えいただいた数字、線路上の数字が約6割で線路下が3割ということなんですけれども、以前に比べまして当然線路下の人口というかがですね、多くなっているとは思います。それについて先ほど私も言及したんですけれども、例えばですね、下諏訪駅の南口をJRさんと協力してつくるとか、そういった内容のことをお考えかどうかということをお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 実は南口の開設につきましては以前、もう十数年前でしょうかね、会議所からの要望もありまして、そんな研究検討をされた経過も町ではあるようであります。しかしながら、その当時は費用対効果の問題、かなり多額の費用がかかるというようなことで計画が実施されなかったというような、計画までは行かなかったようなお話は聞いています。  現在では、そういった南口等の計画等は持ち合わせていないということが現実でございます。かなり多額の費用がかかる。それに対する費用対効果を考えますと、なかなか難しい決断ではないかというように思っています。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 確かに駅の南口にロータリーをつくったりという形になりますと、相当なお金がかかります。ただ、線路下のほうの人口は統計表等を見ていただければわかると思いますが、高齢化率も低く若い世代がたくさん住んでおります。学生や社会人等が自転車通勤等をして、そこを跨線橋で渡れる程度のものがもしお考えいただければと思っております。これは後で言おうと思ったんですけれども、そういったものを私のほうでは想定しておりますので、そこら辺はまた後ほど御検討いただければというふうに思います。  続きまして質問ですけれども、高齢化と人口減少が極端に進行している町屋敷、星が丘等の地区において、今後下諏訪町としてどのようなことを想定しているかをお聞かせください。 ○議長 町長。 ◎町長 確かに町でつくらせていただいた星が丘住宅団地、また町屋敷住宅団地でありまして、ちょうど同じ時期に開設されて、同じような年代の皆さんが一気に居住されたということで、高齢化が一気に進んでいると、この現実は十分に受けとめをさせていただいているところであります。  そういった中でできるだけ地域の皆さん、そういった皆さん方に寄り添った形での町の施策も進めさせていただいております。例えばあざみ号のダイヤの見直し等、比較的そういう遠隔地の皆さんの利便性を考えてのダイヤ構成ですとか、そういったこともさせていただいたり、通学をする子供さんたちの利便性についても、それなりの配慮をさせていただいているのも事実であります。そういったことも含めて対応をさせていただいていると、そんな御理解はいただきたいというふうに思います。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ただいま町長のほうから御答弁いただきましたけれども、なかなか実際問題ですね、あざみ号なり通学のほうで対応をするといっても、高齢化と人口減少の歯どめに十分なるかというと、かなりちょっと疑問符がついてしまうところでございます。このままの状態が続いたとしたら、結果は明らかだと。火を見るよりも明らかだと思いますけれども、特別な方策を何も打っていないかというと、今、町長のほうから御答弁いただいたような話もありますが、本来ですともうちょっと本格的な動きをしていかなければなかなかその現実問題、星が丘、町屋敷に限らず、新しく竣工された住宅地というか団地ですね、分譲地ですね。そこら辺がもう本当に極端な話、ゴーストタウンになってしまうかもしれないというおそれはあると思います。  私のほうではですね、古くからの町並みは当然整備して残します。しかし、人が住む場所もそれなりの体をなさなければ、一体誰がこの町へ移住してきたいと考えるのでしょうか。空き家だけではなく新築にも対応できるようにして、取りこぼしのないようにしていただきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。  次の話題に変わります。「ボートの町下諏訪」のほうに行きたいと思いますけれども、この夏から秋にかけて議会としてボート競技に参加させていただく幸運に恵まれました。高校生のとき以来二十数年ぶりのボートに初めは戸惑いを感じましたが、いざ始めてみるとなんとおもしろいことか。湖面を走る、頬に感じる風のすがすがしさを今も忘れはしません。9月26、27日に石川県津幡町で開催された全国市町村交流レガッタでは、これまで全くの番外であった議会クルーが予選を1位で通過することができました。残念ながら決勝では実力どおりの、皆さんが予想していた結果に終わってしまいましたけれども、久しぶりに気持ちのよい汗をかかせていただいたと思います。ありがとうございました。  そんな中、私の周りの一部の方からだけでしょうか、ボートに関していろいろな御意見を頂戴することが多くなってきましたので、この場をお借りして今後「ボートの町下諏訪」をどのような方向に展開していこうとお考えなのかをお聞かせいただきたく質問とあわせ提案をさせていただきたいと思います。  まず一つ目の質問ですが、ボートに関係する方は、この人口2万900人の下諏訪町内でどのぐらいいらっしゃいますか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(高橋良) ボート関係者イコール大会の運営に関するという狭いエリアから捉えてお答えをさせていただきますと、県のボート協会の役員、町の漕艇協会の役員、各種大会に協力いただいているウオーターマン等の学生の皆さん等を捉えますと130人くらいかなというふうに考えます。また、下諏訪レガッタに参加される方もというように広い意味も含めて考えますと、過去3年間の平均の出走クルーの数が70クルー、延べ500人程度の方が参加をされているというところです。  なお、この数字につきましては年々若干増加傾向にありまして、参加者は学校の先生、職場の仲間、部活のメンバーやそのOB、保護者など多岐にわたる面々に参加していただいているところでございます。もちろん町議会の議員の皆さんもこの中に含まれています。  今年で34回を数えます下諏訪レガッタでございますが、1回の開催に500人参加されるということで34年間を考えると、町の中では1万7,000人くらいの方々が今までボートの楽しさを味わってきているのかなというふうに考えております。以上でございます。 ○議長 中村直亮議員。
    ◆中村[直]議員 続いて質問ですけれども、聞くところによりますと、長野県下の中学校でボート部が存在するのは下諏訪中学校だけとお聞きしていますが、それは事実でしょうか。 ○議長 教育長。 ◎教育長 県下でボート部が存在しているのは下諏訪中学1校のみです。かつて岡谷南部中学、諏訪中学それぞれボート部があったわけですが、少子化の影響もありまして、現在廃部ということで県下で下中のみと、こういう状況であります。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ありがとうございます。県下唯一の中学校のボート部を擁しているこの下諏訪町で先ほど私もお話したんですけれども、ちょっと否定的な批判的な御意見も出てくるようでしたら、全くもって不本意なところです。  なぜなら、先ほどの市街地再開発でもお話しした転入者の囲い込みの作戦においては非常に売りになる材料だからです。何事もみんなで同じ方向を向いていかなければ、大きな流れは形成できないでしょう。大概御意見を申される方々はボートにかかわりを持ったことがない方だと思います。どんな場合でもそうですが、自分の知らないこと、経験したことのないこと、かかわりのないことに対して人は否定的になり批判的になります。そのような否定的、批判的な方々を極力減らす方法としても、下諏訪中学校、社中学校、両中学校においてボートの全校クラスマッチをしてはどうかと御提案申し上げたいと思います。  下諏訪で生まれ育った人が、ほぼ全員ボートにかかわることができるラストチャンスのこの時期に全員がかかわりを持つと、その親御さん、おじいちゃん、おばあちゃんまでも応援に訪れ、町の多くの方々にかかわっていただくことができます。そうすれば、ボートに対し理解が進むことから、先ほどからお話ししている御意見を申される方々も減って、一丸となって2020年のオリンピックに向かうことができると思いますが、下諏訪町として今後このような取り組みをするおつもりがあるかどうかお聞かせください。 ○議長 教育長。 ◎教育長 町内2校によるクラスマッチという提案であります。可能な限り子供たちには湖面から自分のふるさとを見させてあげたいと、そのような体験をさせてあげたいという思いは議員さんと同じでありますけれども、現状を考えたときに結論的には非常に難しいと言わざるを得ないかなと思っております。  といいますのは、ボートのクラスマッチということになりますと、少なからず何回かの練習を積まなければなりません。現在、中学校では体育の時間が週3時間であります。幾ら短く見積もっても行き帰り、また練習時間を含めて2時間は最低かかってしまうということになると、1週間のうちの3時間のうちの2時間は、それで終わってしまうということで、ほかのクラスもということになってくると非常に厳しい状況があるというように思います。  ただ、議員さん御指摘のように、そういった趣旨でこのことを考えていったときに、例えばですね、現在下諏訪中学にはボート部があるわけでありますが、社中学の子供たちもぜひボート部に入ってボートをやりたいという希望があればですね、これは合同チームとしてそこに参加することは可能であると。そしてこれはほかの部活と違ってですね、全国大会とかそういったところへ合同チームとして出ることも可能だということであります。社中学の場合、距離的にも状況的にも非常に難しいわけでありますけれども、朝練習とかあるいは休日練習とか、そういったことがクリアできれば問いかけてみることは可能であろうと、このように捉えております。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ありがとうございます。今後2020年に予定されているオリンピック、パラリンピックに向け、下諏訪町も手を挙げる立場として大いに考えていくところだと思いますので、町全体で盛り上がれる環境の醸成を何とぞ御検討いただくようよろしくお願いいたします。  なお、先ほど教育長からもお話があったんですが、昨今の中等教育においてはカリキュラムがびっしりと組まれていて、生徒の皆さんはもちろん先生方、親御さんたちの御苦労もいかばかりかと思います。下諏訪町がこれからこれまで以上に発展していくことに必要不可欠なことでありますので、ぜひぜひ御検討をお願いしたいと思います。  それでは次の話題に変えます。自然エネルギーに関してです。一つ目の土地の件、二つ目のボートの件ですけれども、そういった下諏訪町の経営資源に関して、無駄に使ってよい資源はこの下諏訪町にはないと考えます。人が住める場所は、それに適した手直しが時代とともに必要です。古くからの町並みは観光客を呼び込めるよう整備することが必要です。県内に1校しかない中学校のボート部は、さらに充実すべきだと考えます。同様に人口当たりの面積が非常に広い公園に関しては、人が集い癒やされるだけの場所ではなく、ほかにものを生む、もっと言えばお金を生むように考えていくことも当然必要であろうと考えます。  具体的に赤砂崎の防災公園を考えてみたいと思います。国からの補助金等が入っているから、お金を稼ぐ仕組みはつくってはならないと初めから決めつけてしまってはいないでしょうか。そんな姿勢では新しいものは何も生まれてくることはないでしょう。  話は過去にさかのぼりますが、6月の定例議会一般質問でもお話させていただいたように、赤砂崎の借金30億円を精算するため、防災公園の計画を策定したことについては大いに評価をさせていただいております。しかし、あれだけのロケーションをただの防災公園だけで終わらせてしまうのは、何とももったいない話だと、私だけではなく多くの町民が考えているところでございます。あれだけの広さを持つ土地は下諏訪町内では限られており、太陽光に限らず有効に活用していかなければならない場所と考えます。今後、赤砂崎については防災公園のみの機能で終わらせてしまうおつもりなのかを、まずはお聞きしたいと思います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。赤砂崎公園は都市計画公園の中の総合公園として都市計画決定をされております。総合公園とは都市住民全般の休息、観賞、散歩、遊戯、運動など総合的な利用に寄与することを目的とする公園でございます。  赤砂崎公園を整備するに当たりましては、整備を希望する施設の種類などにつきまして平成24年12月にアンケートを実施いたしまして、公園の設計に反映させていただいているところでございます。このアンケートにつきましては、下諏訪町に居住する8,388世帯のうち1,200世帯に無作為抽出で配付をさせていただきまして、回収数は486で回収率は約40.5%でございました。  アンケートの調査結果では、広場施設では芝生やスポーツに利用できるタイプの広場が好まれておりまして、小規模施設では花壇と幼児遊具の設置を希望する意見が多くございました。これらの意見を反映させ、砥川左岸にサッカーや野球、ソフトボールなどの運動を楽しんでいただくための多目的グラウンド、それからイベントなどに利用していただく多目的広場、また諏訪湖側に赤砂崎公園を訪れた方々がお子様と一緒に楽しんでいただけるような親水施設、それからピクニック広場、右岸側には滑り台、ブランコなどの遊戯施設、また諏訪湖を望むロケーションを生かした展望の丘などの整備を行っているところでございます。  したがいまして、防災のみの公園ということではなく、諏訪湖を眺望する湖周最高のロケーションを有するこの土地を誰もが訪れ、憩える場として活用いただくとともに、災害時には防災拠点の避難場所としても活用できるよう、その機能を加え整備を行っているところでございます。以上です。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ありがとうございます。防災公園という名目なんですけれども、いろんな機能を備えていくということは、今の御説明で納得できたところでございます。  以前ちょっとお聞きしたかもしれないんですけれども、防災公園の中で太陽光発電も一部設置されていると思いますけれども、今現在設置されている発電施設というかですね、それ以上のものの発電は今現在設置は不可能なんでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(山田順) お答えをいたします。公園内への太陽光発電等の設置でございますが、国の交付金を活用しての事業の中では、公園施設に電力を供給するための施設に限られております。また、設置に当たっては公園利用者への影響を考慮することとされておりまして、売電のための施設を補助事業で設置することはできないこととなっておりますので、赤砂崎公園整備事業におきましては、通常時は公園内の照明として、あるいは災害時には携帯電話の充電、パソコンの電源として利用できる能力を有したソーラー照明灯24基を設置したところでございます。  また、都市公園法におきましては、太陽発電施設の設置に関しては既存の建築物に設置し、かつ当該建築物の建築面積を増加させないこととされておりますので、広い土地があるからといって、そこにそういった施設を独自に設置することは、広場としての効用や公園のオープンスペース機能が損なわれるおそれがあるために認められておりません。以上です。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ありがとうございます。いろいろとそういう制約があるのも当然承知の上で質問をさせていただきました。今後ですね、この自然エネルギーに関してだけではなくてですね、ほかの事業に関してもそうなんですけれども、何でもとりあえずトライしてみるということが必要だと思います。できない理由というのは幾らでも並べることができると思います。そんな中でできるようにしていくのが優秀な行政マンだと思いますので、不可能を可能にしていくことで、本当の意味で下諏訪町が今後脱皮できると思います。最初からできないと決めつけることはおやめいただき、自由な発想からみんなで検証してできるようにしてこそ、はえある下諏訪町が形成されていくと思います。  もし、下諏訪町が単独でできないようでしたら、近隣他市町村との連携でやっていただく方法もありますし、またはもっと進んだ形に体制を整え直し、取り組んでいくことも考えていかなければならないのでしょう。何とぞ下諏訪町の今後のさらなる発展をお考えの上で御検討をお願いしたいと思います。  次の話題に移ります。ものづくり支援センターしもすわについてです。これは昨日から何人もの同僚議員が質問されていますので、私からは数点、2点だけ質問をさせていただきたいと思います。  昨日の答弁で町長さんからも今後支援していくという御答弁がありました。先日の中間報告会では医療、食品関係で一定の成果が上がってきているとの報告も受けています。マッチング部門は良好ですが、販売のネットワークがいまいちだと。その部門のコーディネーターを入れ、発信力を強化するともお話をされていました。その辺を踏まえた上での質問です。  二つあわせて質問させていただきます。一つ目の質問ですが、毎年町からどのくらいの補助金が投入されているかというのが一つ目の質問で、二つ目は設立から5年が経過しますけれども、いつになったら軌道に乗って補助金が切れる予定で見込んでいるかということを質問したいと思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(伊藤) お答えいたします。私のほうからは毎年どのくらいの補助金が投入されているかということで、設立の23年から26年度までの決算で御説明させていただきます。  まず、平成23年につきましては決算額947万8,911円、平成24年度につきましては1,285万4,954円、平成25年につきましては1,337万9,131円、平成26年度につきましては1,661万1,559円でございます。  それでちょっと細かいところを御説明させていただきます。まず、事業費のところでございますけれども、まず平成23年度の事業費は861万4,132円、補助事業は523万6,444円、事務費は169万3,200円でございます。平成24年度の事業費は333万8,132円、補助事業費は1,073万6,414円、事務費は67万436円でございます。それから平成25年度につきましては…済みません。御説明を変えさせていただきます。補助金の中にそれぞれ事業費、補助事業費、事務費等がありまして、そのうちの今言った金額が町の補助金として支出されているものでございます。 ○議長 町長。 ◎町長 御承知おきをいただきたいのは、ものづくり支援センターができる以前から、町の工業支援ということでいろいろな補助金がありました。それはものづくり支援センターができる前からのものでありまして、今後もものづくり支援センターがもしなくなったとしても、その補助制度としての予算は残るというようにはお考えをいただきたいと思います。そのほかに、やはり事業費として例えばコーディネーターの給与ですとか、そういったものをものづくり支援センターを開設するときに加えさせていただいたというように、まずは御承知おきをいただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。そういうものの総額を今お示しをさせていただいたということであります。  では、これからどうするかということでありますが、ですからそういった意味では、これからこういったものがゼロになるかというと、必ずしもゼロにはならないと。いわゆる工業支援の補助金というものは形が変わったとしてもずっと残ると。これは御理解をいただきたいと思っています。  そして、ものづくり支援センターとして独立というものが可能なのかどうかということでありますが、なかなかこれは今の現状では難しいというように思います。それなりの成果を上げて、成果品ができて売り上げでもものづくり支援センターとして生まれてきて、それがものづくり支援センターの運営費に充当ができるというような形になれば、それは自立ということになるんでしょうけれども、なかなか現状ではそういう状況にはなってこないだろうという予測のもとで今お話をさせていただいていますので、今後ともこういった、昨日も答弁をさせていただきましたけれども、支援策としての工業支援、ものづくりへの支援というものは、このものづくり支援センターを通して会議所と町と一体的になって、ワンストップでサービスが受けられるような体制というものは堅持をしていきたいというように思っています。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ありがとうございます。今現在5年がたとうとしているところなんですけれども、今の現状として手探りの状態が続いているということで私も認識をしているんですけれども、一般的にですね、ちょっと端から見ていても余りちょっとうまくいっていないように見えるのが実情だと、皆さん、町民も思っていると思います。軌道に乗せることがなかなか難しいことも私自身も承知しているつもりです。細かい質問は先ほど挙げさせていただきましたけれども、ものづくり支援センターですから、支援するのが目的であります。余り支援されることが続くのもいけませんので、そこら辺の御対応はよろしくお願いしたいと思います。  最後の質問に移ります。一人暮らし世帯の対応についてですけれども、今年の10月ですね、つまりごく最近の話ですけれども、私の御近所でひとり暮らしの60歳の男性がほぼ亡くなった状態で発見されました。二、三年前にもやはり御近所でひとり暮らしの60代の男性が亡くなった状態で発見されることがありました。これは私が住んでいる矢木西に限った話ではないと思います。全町的にも見られる話だと思います。  そこで一つ目の質問ですけれども、今年に入って11月までのいわゆる孤独死と認定されている件数をお教えください。また、昨年、一昨年の数字も教えていただければと思います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 一般的に孤立死は、家族、親族、行政、地域等とのかかわりが著しく乏しい状況にある方が、相当期間放置されるような死であると認識しております。改めて定義というものがないように思われます。しかしながら、死後長時間経て発見されたケースであっても、生前必ずしも孤立状態ではなかった人もいるなど、生前の状態を明確に区分することは困難であることから、件数の把握はできておりません。したがって、昨年、一昨年との比較もできていない状況です。  なお、1件事例としまして今年11月高齢者係あるいは民生委員がかかわった案件の中で、65歳以上の高齢者で見守りが必要な独居台帳登録者のお一人が孤立死と思われるケースがありました。これにつきましては、この方との取引業者からの通報をもって、警察あるいは関係機関が安否確認をした結果、死亡であったというケースであります。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 済みません、ありがとうございます。ちょっと言葉の確認なんですけれども、私は孤独死というふうにちょっとお話を聞いていたと思うんですが、孤立死というのは、また孤独死と定義はちょっと違うんでしょうか。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 孤立死と孤独死、先ほども言いましたが、定義というものがなかなかないようなんです。孤立と孤独、いわゆる客観的に見るのか、主観的に見るのかということが一応書かれてはいましたが、定義としてはそんな状況です。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ありがとうございます。質問を続けていきますけれども、下諏訪町においてひとり暮らしの方が現在はふえていく傾向にあると思うんですけれども、そこら辺実際の数字はどうなんでしょうか。もし、おわかりになればお教えください。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) 高齢者係で整備をしています独居台帳で、65歳以上の高齢者で見守りが必要と思われる人を民生委員の方に依頼をして把握をしております。65歳以上の元気高齢者やあるいは65歳未満のひとり暮らしの人の把握はできておりません。  また、住民基本台帳でひとり暮らし世帯を抽出した場合、諸事情による世帯分離をしている人やあるいはひとり世帯であっても、同一敷地内で別々の建物で生活している実態等考慮しますと、純粋な一人世帯、あるいはひとり暮らしの人数を把握するというのは困難かと思います。  なお、先ほど言いましたが、見守りが必要と思われる独居台帳登録者の経年推移では、平成18年の人数が613人、直近の平成27年の人数が760人、したがって、150人ほどふえています。今後も高齢化が進むことを考えますと、ふえるものと思われます。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ありがとうございます。昨日も同じような質問の中で、課長さんのほうからお答えをいただいたと思うんですけれども、そういったひとり暮らしの方たちに対する対応策というものが幾つか上げられたと思います。それについて改めてここでお聞かせいただければと思います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤) それでは初めに、高齢者係のほうで事業を展開しています65歳以上の高齢者に対しての事業です。  要援護高齢者台帳があります。これにつきましては、民生児童福祉委員が見守りが必要と思われる要援護高齢者、独居、寝たきり、認知症の把握に努めて台帳を整備しています。独居高齢者台帳では緊急時における緊急連絡先を明確にして、交通事故あるいは疾病等による緊急搬送が必要になったときには、民生委員が病院へ駆けつけ確認していただきますが、医療的判断を求められるときには高齢者係と連携して、台帳に登録された家族あるいは親族と連絡を取り合っているということです。  もう一つ、緊急通報装置の設置です。これにつきましては過去に重篤な病気を患い、緊急搬送されるリスクが高いと思われる独居高齢者に対して、民間業者が提供している緊急通報装置を貸し出しして、ペンダント型の発信器を握ることで電話回線を通じて事業所へ通報が入り、安否確認及び緊急対応に結びつけるものです。  もう1点、配食サービス事業です。これは栄養改善、見守りが必要な独居高齢者や高齢者のみの世帯などを対象に、1日1食、配食事業所による弁当の配達時に本人へ手渡すことを基本として安否確認、声がけをするものです。なお、留守等で手渡しができず、その後、配食事業者から連絡しても確認ができないときは、事業者から高齢者係に連絡が入り、安否確認対応を継続しております。  次に、長野県が実施します下諏訪信州見守り活動による見守りです。これにつきましては、65歳以上とは限らず、先ほども把握が難しいと説明しました65歳以下の方にも対応するかとは思います。  平成25年7月4日、日常業務において高齢者宅などを訪問したり、地域を巡回する機会が多い民間事業者及び長野県民生児童福祉委員協議会と長野県地域見守り活動に関する協定を県が締結し、実施しています。  事業者が配達や検針などで個人宅を訪問した際、何らかの異変、例えば新聞や郵便物がたまっているとか、同じ洗濯物が数日間干したままになっているなどを察知した場合に、市町村の窓口に連絡をして、市町村は必要に応じて民生委員、あるいは連携して安否確認を行うというものです。下諏訪町もこの県事業に賛同をして、健康福祉課が窓口として対応をしているところです。  もう1点は、やはり地域や近隣住民による見守りかと思います。地域や近所の住民が独居高齢者に限らず、何か異変を察知したときに町や民生委員、地域包括支援センター等に連絡をしていただき、関係機関と協力、連携しながら対応をするものです。隣近所での見守りや気づき、また日ごろから声がけなど、つながりを持つことが効果的であるかと考えております。 ○議長 中村直亮議員。 ◆中村[直]議員 ありがとうございます。各方面でさまざまな試みがなされているということは、今の説明でわかりました。ただ、実際に私の場合というか、御近所さんですけれども、身近でこのような悲しい出来事が起きてしまうと、やはり考えてしまうものです。もっと広く吸収できる受け皿ができないかというふうに考えます。  特に、男性は女性に比べ現役世代を退いた後、外に出なくなる傾向にあります。先ほどお話したような最悪の事態に至ってしまうケースが、今後も頻繁に発生することは考えられます。先ほど課長のほうからも御説明いただきました対応策はたくさん講じられていますけれども、昨日もお話があったように緊急通報装置の貸し出しは、本当に数件の貸し出しということで、その存在が余り周知されていないように思われますので、そこら辺の周知活動をですね、もっと徹底していく必要があると思います。  今後ですね、さらに核家族とか老々介護、ひとり暮らし、介護離職というものも出てくるかもしれませんので、年齢にかかわらず町内でもふえていくことが考えられます。町全体として見渡すことのできる体制づくりを強く望んでこの質問を終わりにさせていただきたいと思います。  最後になりますけれども、これはちょっと新聞の切り抜きであったんですが、中国最古の歴史書である「書経」というものがあるんですけれども、そこに一言ありましたので、御披露したいと思います。「野に遺賢無し」というものがありまして、その話をして締めくくりたいと思います。そのままの意味では、すぐれた人物は全て官について民間に残っていない。人材が集まって正しい政治が行われていることという意味ですが、私なりの解釈では、すぐれた意見が政治に反映されないことがないようにすること。つまり、すぐれた意見は全て政治に反映させるとして、下諏訪町の発展に取り組みたいと考えています。すぐれた人材、意見は往々にして地下深く潜ってしまうことがあります。そういった地下深くに潜ってしまったものを使わないのは非常にもったいないことだと考えます。  みんながまちづくりに参加できる。それも町内在住の方だけではなく、この町から生まれ育って転出していった方々、私が6月の一般質問で名前を勝手につけさせていただきましたけれども、下諏訪応援団も巻き込み、稼げる町下諏訪を最優先に考えながら今後の下諏訪町のさらなる発展を引き続き考えていきたいと思います。  以上で私からの今議会最終の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長 以上をもちまして、本日の日程に定められた一般質問は終了いたしました。  ただいま午後4時40分でございます。本日はこれにて散会といたします。大変御苦労さまでございました。            散  会  午後 4時40分...