軽井沢町議会 > 2020-03-02 >
03月02日-02号

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  1. 軽井沢町議会 2020-03-02
    03月02日-02号


    取得元: 軽井沢町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-28
    令和 2年  3月 第1回定例会(3月会議)        令和2年第1回軽井沢町議会定例会(3月会議)会議録◯議事日程(第2号)                   令和2年3月2日(月曜日)午前10時開議     開議宣告     議事日程の報告日程第1 一般質問---------------------------------------◯出席議員(15名)     1番  眞島聡子君      2番  福本 修君     3番  赤井信夫君      4番  中澤睦夫君     5番  木内 徹君      6番  寺田和佳子君     7番  押金洋仁君      8番  利根川泰三君     9番  遠山隆雄君     10番  横須賀桃子君    11番  川島さゆり君    12番  土屋好生君    13番  佐藤幹夫君     14番  市村 守君    15番  佐藤敏明君---------------------------------------◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯説明のため出席した者 町長      藤巻 進君   副町長     栁澤 宏君 教育長     荻原確也君   会計管理者   土屋 剛君 総合政策課長  森 憲之君   総務課長    上原まち子君 税務課長    市村和則君   保健福祉課長  石原美智典君 住民課長    原 富士子君  環境課長    浅賀信雄君 観光経済課長  中山 茂君   地域整備課長  土屋 貢君 上下水道課長  田中一紀君   消防課長    佐藤一明君 病院事務長   篠原 昭君   こども教育課長 栁澤 登君 生涯学習課長  向井武志君   監査委員    長谷川淳一君 農業委員会長  小宮山恒雄君---------------------------------------◯事務局職員出席者 事務局長    荒井和彦    係長      西垣 忍 主任      内堀英希 △開議 午前10時00分 ○議長(佐藤敏明君) おはようございます。ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(佐藤敏明君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(佐藤敏明君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめお知らせいたします。本日は5名の議員の一般質問を予定しております。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。--------------------------------------- △市村守君 ○議長(佐藤敏明君) 通告順1番、14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 14番、市村 守でございます。 ただいまから一般質問を行うわけでございますけれども、質問を始めるに当たりお願いがございます。今回通告してあります順番について、通告では一番最後となっております藤巻町長の公約についての質問でございますが、公約についての質問でありますことから、最初に行わせていただき、あとは順次、順番に沿って質問させていただくことでご了承のほどお願い申し上げます。 それでは、始めさせていただきます。 町長におかれましては、2期目に借宿バイパスの完成、また中学校改築、発地市庭開所、移動町長室の開始、またG7交通大臣会合等、多くの事業を実施され、昨年はめでたく3期目の当選を果たしました。町政のトップとしてG20エネルギー環境関係大臣会合をはじめ、学習センターの開校、小中学校へのICTの導入、軽井沢病院に総合診療科の開設など、多くの事業に取り組まれ、成果も上げているように感じておるところではございますが、さて、質問ということでございます。 冒頭にお願いいたしましたとおり、町長の公約についての質問から始めさせていただきます。藤巻町長におかれましては、昨年3月会議の町長挨拶において、3期目の公約として6項目の事項を表明されております。 そこで、1つ目といたしまして、1つ、少子高齢社会へ対応する幸せ社会の構築。2つ目、自立と多様性を尊重する子どもたちの育成。3つとして、美しい景観づくりとコンパクトで住みやすい都市形成。4つ目が、環境保全、防災施策、都市整備の推進。5つ目、新しい創造拠点としての軽井沢ブランドの強化。6つ目、足腰の強い産業形成という、以上の6項目の公約でありました。 そして、さらに「住民の皆様には、小さな事柄の積み重ねが優しく住みよい町と感じていただけるものと思います。特に住民生活の根源であり、皆さんに求められている福祉、医療、教育、子育て分野に力を入れるよう努力してまいります」と発言されております。 そこで、それぞれの公約達成に向けての町政の運営にご尽力いただいているところではありますが、1年が経過した時点でそれぞれの公約の進捗等、町長は具体的にどのように捉えているか質問をいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 3期目公約でございますけれども、6項目掲げました。 まず、項目1つ目の少子高齢社会へ対応する幸せ社会の構築でありますが、重点事項として5つを挙げました。1点目、高齢者の生きがいづくりの場の拡充では、昨年9月1日より独り暮らしの高齢者が安心安全な日常生活を送れるよう緊急通報システム事業を開始し、現在26名の方が利用されております。また、介護予防事業の要としての地域の通いの場は、17地区18か所の設置状況と普及が進んでいるものと思います。 2点目、多世代同居支援補助制度の推進も多くの世帯にご利用いただき、3世代同居によって幸せ社会の構築に寄与しているものと考えております。 3点目です。パスポートの発行、住民票等のコンビニ発行、4点目の総合診療科の開設はご承知のとおり既に実施しておるところであります。 5点目の健康モデル都市の推進ですが、本会議に提案をしているところであります。 項目2つ目の自立と多様性を尊重する子どもたちの育成であります。その1点目、小中学校へのICT機器の導入ですが、昨年3月から機器を導入し実施しております。軽井沢町が先行していましたが、文部科学省からも方針が示され、全国的な流れになりつつあることは好ましいことと受け止めております。 3点目の軽井沢高校の魅力化プロジェクトへの取組でありますが、既に公設塾軽井沢学習センターはスタートしております。また、教育関係者で構成する軽井沢高等学校魅力化検討委員会を発足し、第1回委員会を昨年12月17日に開催し、検討を始めたところであります。高校の存続はもとより、魅力ある高校づくりにつなげていきたいと考えております。 6点目の保育現場に地域特性を生かした自然型保育を導入でありますが、自然保育に関心を持つ自治体による「森と自然の育ちと学び自然体ネットワーク」に参加をし、季節にかかわらず園庭、また屋外施設等で一定時間遊びを体験する自然型保育を実施しております。心身ともにたくましい子どもの育成に資するものと期待をしております。 項目3つ目の美しい景観づくりとコンパクトで住みやすい都市形成のうち、1点目の軽井沢グランドデザインの具現化ですが、風土フォーラムでは基本会議3つのプロジェクトチームを進めていますが、新たに地区の方々で構成する新軽井沢エリアデザイン検討運営会議中軽井沢エリアデザイン検討運営会議をスタートいたしました。そこでは精力的に地区の在り方や未来構想を語っていただいております。自走の実践として、これからが期待をされます。行政は火つけ役に徹して、あとは地域住民自らが進めていくものであると考えます。 2点目、町独自のコンパクトシティ構想を計画実施でありますが、この部分はあまり進めておりません。住民や別荘の皆様方の生活に直結する部分でありますので、誤解のないように慎重に進めなければいけないと考えております。少子化社会に対応できる町の再編成が求められているものと考えております。 4点目の都市計画道路の見直しですが、この道路計画は昭和30年に計画いたしましたが、整備できずに65年が経過いたしました。整備実現の可能性がないにもかかわらず、道路予定地の所有者に数々の制約を課してきました。町では現在の交通状況にそぐわない計画であり、整備の必要性がないものと判断し、平成28年度より見直しのための必要な手続を行っています。手続も終盤を迎え、2月19日には都市計画審議会に諮ったところであります。 5点目の公共下水道全体区域の見直しですが、下水道整備を進める、あるいは計画変更すべき箇所を明確化し、整理ができ、現実的な計画になったものと考えております。 項目4つ目の環境保全、防災施策、都市整備の推進ですが、1点目の緑化の推進による夏季気温の低下促進は、駐車場の脇など町内の公有地に樹木を植え、効果が得られる場所を選定して進めてまいります。できれば、令和3年度に予算化できればと思います。別荘地において令和元年、東日本台風停電の主な原因となった風倒木ですが、別荘所有者等に敷地内の樹木の管理をしっかりやっていただくことを強く働きかけてまいります。樹木の数量だけでなく、樹木の更新をしっかり行い、光や風の通る森林形成をしなければなりません。 3点目の使い捨てプラスチックの使用を削減ですが、G20開催都市として頑張らなければなりません。しかし、現在は具体的な使用規制より意識啓発の段階かと思います。各家庭へのグリーンバッグ配布、プラスチックスマートフォーラムなど講演会の開催、広報等での働きかけなどを行っていますが、これらは規制ではなく意識へ訴えかけるものであります。4月1日からは全国一斉レジ袋の有料化がスタートいたしますが、意識変革の大きな曲がり角になってほしいものであります。昨今の風潮として、ビニール製品を悪者扱いしていますが、悪いのはビニール製品ではなく不用意な扱いをする人間側にあるわけですので、意識啓発はとても重要であると考えております。 4点目、5点目の防災関係ですが、気候変動の影響で深刻化する地球環境ですので、令和元年東日本台風の検証にとどまらず、一層力を入れていかなければなりません。首都直下地震、南海トラフ地震への対応策の構築については、災害の程度によりますが、軽井沢町では被災地というよりは支援者側になると思いますので、何ができるかを考え、備えるべきは備えなければと思います。と言いましても、職員数の多い市などと比べて限られた職員数の町ができることは、おのずと限界があります。かなりの確率で発生すると言われていますので、国レベルで各県市町村に被災者受入れ等の分担をしておくくらいあってもよいのだと考えます。 項目5つ目の新しい創造拠点としての軽井沢ブランドの強化のうち、1点目の信大・東大の連携のさらなる展開でありますが、病院関係では医師の招聘から健康モデル都市の推進まで進んでいます。今まで想像すらできなかったような展開が軽井沢町で行われようとしております。それを推進するのは全て人であります。大学という知見を得て初めて進む事業です。常勤医の招聘、魅力ある病院づくり、さらに認知症やフレイルの解明につながることを期待しております。 2点目のSDGsは開会挨拶で述べたとおりです。 3点目のリゾート会議都市の推進ですが、今年も6月に町内で参加者1,000人規模の国際会議が予定されています。ぜひ成功してほしいものですし、町としても協力を惜しまないつもりであります。3年後に迫るG7日本開催を町としてどうするかも考える時期に入っているようにも思います。 4点目の町の人材をはじめ、価値ある情報を積極的に発信ですが、幸せなことに町には内外の多くの優れた人材がおります。これからも町のいろんな分野で積極的にお力をお借りしていきたいと考えております。 5点目の軽井沢リゾートテレワークの充実ですが、町内ではリゾートテレワーク協会も発足し、施設も整備されています。皮肉にもコロナウイルスの対処法としてテレワークの有用性が注目され、加速する現状であります。 項目6つ目の足腰の強い産業形成ですが、滞在型リゾートの推進、他市町村との観光連携を推進、軽井沢産野菜の高付加価値化など5つをうたってありますが、それぞれ進めることができたものと思います。 ここで、このたびの新型肺炎コロナウイルスで顕著になったことを述べたいと思います。それは、観光業の危うさということです。この町の多くの住民は観光によって生計を立てていますが、一たびこのような災いが起こると収入がほとんどなくなります。さきに申し上げた関東直下地震や南海トラフ地震などでも同様かと思います。観光は平和産業であり、平和や平穏が打ち砕かれたときには産業として機能いたしません。大変にもろい産業でもあります。町は工場誘致の政策を行ってきませんでしたが、現在、南地区には幾つかの軽井沢の環境やイメージを壊すことのない企業が小規模の工場や工房を構えています。農業生産と併せて生産の地としてこうしたことも配慮し、これからを考えていかなければならないと思います。 コロナウイルス問題は終息段階にありませんが、暖かくなるに従ってその威力は衰えていくと言われています。もし、軽井沢のトップシーズンに起こったら、それこそ大変なことになります。町民の経済はがたがたとなり、生活のすべを失ってしまいます。本当に怖いことであります。そういう意味で観光一辺倒でない町経済の在り方やリスク分散も考えておくことが必要と考えます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) ただいまそれぞれの項目について、具体的な事項も含めながら詳しく答弁をいただきました。わずか1年ではありますけれども、ほとんどの公約について大分済んでおるものもあったりして進んでいるように思いますが、公約はあくまでも任期中の公約でございますので、1年だけで何でもできるものでないということは重々承知しております。一つ一つの積み重ねだと思いますけれども、今後にわたって事業内容を深めながら達成を図っているものもございますので、再質問は行いませんが、今後の行政運営に期待するとともに注視していくことで公約に関する質問を終わります。 さて、次に移ります。 通告書では一番先になっておりますが、昨年10月の台風19号によって当町においても各所で被害を被ったわけでありまして、これらの対応等については12月会議においても複数の同僚議員から多方面にわたっての質問がありました。町としては早急に被害状況を調査し、一日も早い復旧を行うための関連予算を町長専決によって、田畑の耕作等にも支障が出ないよう対策を講じるなど迅速な対応を行っていただいておりますが、その後の復旧状況等について質問をいたします。 (1)番の質問です。台風による被害状況について、11月5日の全員協議会で主な被害状況として報告がありましたが、その後の町の対応が必要となる被害はあったかお聞きいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 議会全員協議会におけるご報告後の被害状況につきましては、家屋の被害を新たに半壊2件、一部損壊12件を確認しました。その後現地を確認しまして、被害状況を整理した結果、土砂崩れ、道路冠水、河川氾濫につきましては、土砂崩れ5か所、道路崩壊14か所、河川・用水等決壊20か所、町道等の冠水14か所であることを確認しました。 また、農業関係では、ハウス1棟、農機具格納庫2棟、肥料散布機等の器具6台、ハウス内のボイラー2台の被害を把握いたしました。 なお、倒木被害につきましては、町内全域で多数あるため把握しておりません。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) その11月5日の全員協議会のときの被害状況についてですが、この全協の資料については主に件数だけで、倒木や土砂崩れ、道路冠水等の場所が示されておりませんでしたが、何かこれは理由がございますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 今回の台風被害の対応につきましては、まず状況の確認や対処する必要がある事案への対処法、その検討ですとかその対応や関係機関との連携調整に人員を集中させておりました。そのため場所までお示しするような詳細の資料を作成する余裕がございませんでした。そのため、11月5日の議会全員協議会におきましては、11日までの被害状況を整理できたものにつきまして、区名と件名をご報告させていただいたものでございます。 以上でございます。
    ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 時間的な余裕がなかったというようなこともございますけれども、これは例えば私一人がスコップを持って現場に行っても、何も役に立ちませんけれども、被害の大きさとか状況を把握することはできると思います。ほかの議員に対しても同じことが言えるかなと、そんなふうに思いますけれども。だから、ただ地区名だけでなくて、もう少し詳しい場所を示すことで町内の全体的な場所等の被害状況が把握できる。また、その新たな対策を考えることもできるんじゃないかと思いますが、それらについて今後の検討を求めますが、いかがですか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 令和2年1月15日に、ヤフー株式会社と災害に係る情報発信等に関する協定を締結したところでございます。迅速に被害状況を整理できる、このような体制を整えましたので、スマートフォン防災アプリ等を活用した被災地の地図情報の発信を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) (2)番の質問に移ります。〔巻末資料①-1〕 復旧工事ですが、早くから進められておりますけれども、被害全体から見た工事の進捗状況はどのくらいになるか伺います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。地域整備課所管災害復旧事業についてお答えいたします。 まず、災害が発生した直後より、町道、農道、水路、側溝等に関わる倒木の処理や枝葉の除去、土砂撤去等の小規模な災害につきましては、緊急対応により約9割が完了しております。確認できております残りの被災箇所につきましても、年度内に完了する予定でございます。 次に、災害復旧工事でございますが、公共土木災害復旧事業3か所、農業用施設災害復旧事業9か所、林道施設災害復旧事業2か所につきまして、国の災害査定を受け、現地測量等を行い、設計ができ次第、順次発注をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 続けて答弁願います。 中山観光経済課長。     〔観光経済課長 中山 茂君登壇〕 ◎観光経済課長(中山茂君) 次に、観光経済課所管分についてお答えをいたします。 初めに、農地以外の農機具格納庫、パイプハウス、農業用機械、付帯施設であるボイラーの被害関係並び信濃路自然歩道千ヶ滝せせらぎの道、石尊山の復旧関係につきましては、補正予算及び繰越明許費の上程説明のとおりでございます。 それ以外の、まず農地災害分でございますが、復旧工事が必要な被災箇所が茂沢地区を中心に町全体で31か所発生しております。このうち40万円以上の工事費になるものが20か所ございまして、こちらにつきましては国の補助申請を行っており、いずれも今年の作付に間に合わせるため、査定前着工を11月25日に申請し、12月11日には着工をしておるところでございます。 それ以外の40万円未満の小規模な被害は、町全体で11か所ございます。2月10日以降、町単による復旧事業として順次工事を発注しております。 補助申請分、町単分、双方とも今年の作付に間に合わせるために4月中の完成を予定しており、現状の進捗状況は約60パーセントとなっております。いずれの箇所も土手崩落であったり、耕作の土の流出、あるいは土砂の流入による被害となっております。 次に、観光施設災害分でございますが、旧碓氷峠遊覧歩道につきましては、今年度長野県の民間との協働による山岳環境保全事業補助金、こちらのほうを活用して旧碓氷峠遊覧歩道つり橋ほか6橋塗装等工事として発注をしていたところでございますが、台風19号により進入路が水みちになり遊歩道が掘削され進行できない、このような被害があったことから、災害復旧工事として同じ業者へ再度発注し、3月下旬には竣工となる予定でございます。 最後に雲場池の関係でございますけれども、護岸工事、擬木丸太設置工事、木橋下の陥没復旧工事、これらを現在契約を締結して、ゴールデンウイーク前には竣工できるよう進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 続けて答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) 次に、環境課所管分についてお答えをいたします。 被災家屋の公費解体の進捗状況でございますが、対象としている2件のうち1件につきましては、申請書が提出され受理をしており、業者による処理委託の契約は完了いたしております。また、残りの1件につきましては、現在申請準備をしていただいておりますが、所有者が既に死亡しており相続関係の調整をいただいている状況でございます。 解体前には仮設道路の設置が必要になることと、未申請の1件につきましては申請書提出までに時間を要するおそれがあることから、この事業につきましては令和2年度に繰越しをさせていただく予定でございます。処理につきましては、今後円滑に進めてまいります。 その他のじん芥処理場に持ち込まれた災害廃棄物につきましては、全て処理が完了しております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 続けて答弁願います。 田中上下水道課長。     〔上下水道課長 田中一紀君登壇〕 ◎上下水道課長(田中一紀君) 続いて、上下水道課所管分の復旧状況についてお答えをいたします。 被災を受けました発地地区の農業集落排水施設の真空管路装置につきましては、作動不良となりました17か所を交換し、機器の調整なども行い、令和2年1月31日に完了をしております。また、杉瓜地区の農業集落排水施設につきましては、地下室内への浸水により作動不良となっておりました非常用エンジンポンプ等を交換し、令和2年2月12日には交換作業を終了しております。 公共下水道施設につきましては、停電によるマンホール内へのバキュームカーによる汚水排水、水道施設につきましては、水源地の土砂除去や停電による機器調整等、応急対応のみで完了をしております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) いろいろと手続等があって、まだこれからというところもあるようでございますけれども、今期は暖冬といわれて雪も少なくて、復旧工事は順調に進められたのではないかと思います。結構いろいろな面で工事完了しているのが見受けられます。ただ、工事に着手されていない箇所、その申請等の関係もあるかもしれませんが、役場の事務内の関係にも及ぶかと思うんですけれども。どのような、要するにちょっと遅れている関係の原因ですね。その辺は考えられることがございますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) ただいまのご質問の工事の未着手、発注が遅れているというような話もございますけれども、やはり国庫補助金を取るためには国の災害査定、それから現場調査、これはちょっと日程等がありまして、そういった手続によって国庫補助金の事務が、等の手続によって着手できない部分と。それから、あとはやはり東信地方の災害がかなりの甚大ということで、私どもは測量設計委託等をコンサルに出したわけでございますが、コンサルタントにおきましてもやはり量が多いということで、なかなか迅速に、委託に出しても成果品があがってこなくて、発注が遅れているというのもございます。 また、それから今回、二次製品ですね。U字溝にしかり、護岸ブロックにしかり、かなりのやっぱり出荷なり、生産をしなければいけないということで、実際もう発注済みではありますけれども、二次製品が入ってこないので現場ができないと、こういったのもございます。 また、同時に災害と一般の工事も出していますので、やはり労働者不足、技術者の不足等々があり、それが全て重なり、このような未着手なり遅れがあると、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 人手不足とか資機材不足、こういうようなことは業界の関係者のお話とか繰越明許費の説明等でもありましたけれども、まず、その設計を行う等について技術職員が不足していたとか、そういうようなことが原因で業務が停滞したようなことはありますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) 今の設計関係でございますけれども、町の技術者もいるわけでございますが、それも箇所が多くて手が回らなかったというのも、町職員に対してはございます。あとそれから東信管内におきましても、やはりコンサルタントなり技術者が、あまりにも受注数が多過ぎまして手が回らないというのがあります。今回の台風被害に対しましては、ちょっと想定外のボリュームということで人手不足というのが考えられます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) やはり技術職員、一つの自治体で大勢雇うということはなかなか難しい。できるだけ雇えればいいかなとは思いますが、広域的な考えも持ってそういうことを少し研究してもらえればと思いますけれども、次の質問にいきます。 台風が10月だったということもありまして、今までの話の中にもございますが、町でも秋から冬にかけて道路や河川等の工事を発注していた時期と重なったということがあるかと思います。ただ、復旧工事によって今年度予定していた工事を繰越して行うことによって、令和2年度に前から行うよう計画していた工事が計画どおり実施できるか。どうも様子を見ていると送られるような感じがしますけれども、その辺いかがですか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) 今年度予定していた工事ということでございますけれども、当初予算で小倉の里内の工事を1本出させていただいたんですが、これにつきましてはちょっと災害復旧を優先するということで、工事を取りやめさせていただいています。ほかの工事につきましては全て発注済みとなっておりまして、工事には遅れはございます。今回、3月の補正予算で橋梁の長寿命化だとか西ノ河原川、あとそれから農業用水の工事の繰越しをお願いをしているところでございますが、31年度令和元年度の当初予算につきましては、小倉の里以外は全て発注をしてございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 小倉の里とか、あと繰越しの工事ありますね。それはわかっているんですけれども、それの影響によって令和2年度の事業に影響が出ないか、そういうことでございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 この間も信濃毎日新聞さんのほうで、議会の初日の次の日に出ていたと思いますけれども、道路の舗装補修工事、昨年の2億円に対しまして1億円の50パーセントということで予算が半分と、当初予算は減らしてございます。今回の災害によりまして、当初令和2年、それなりに予算を当初、お願いしていたわけなんですが、こういった災害によりまして令和2年の工事量の全体につきましては、ちょっと下がっているという影響は出てございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 確かに復旧工事に時間がかかったりとか、予算が不足したとか、いろいろなことがあると思うんですが、災害があったということでこれはやむを得ないケースかなと思いますが、今年も台風が来たらどうするかと。毎年そんなことになっても、毎年繰越していったのでは駄目なんで、ある程度もう少しその辺も考えて、できるだけ早いうちに対応していけるようにお願いしたいと思います。 次に入ります。家屋の全壊処理の関係でございますが、これ公費を投入して解体するということで補正予算の審議等で災害廃棄物処理計画に基づいて、町が災害発生時に特別な処理を必要とする災害廃棄物として、または二次災害の危険があるなど処理する必要があると認めたものは国から補助があるとのことで、事業を進めておられると思いますけれども、処理や二次災害の危険があると認める基準はどうなっていますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) 公費解体処理の対象とする判断基準につきましては、生活環境の保全の観点で、2件とも小規模河川を塞ぐ形で倒壊をしており、二次災害の危険性があることからと、あと倒壊家屋の腐敗及び浄化槽が地下に埋まっていましたので、そちらによる公衆衛生上の支障を来すおそれがあるということから、今回対象といたしております。 処理方法につきましては、今後倒壊家屋の搬出のための仮設道路を設けて、解体分別等行っていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) (3)のほうに移ります。3番。国からの災害復旧に関わる助成金でございますが、今回の補正で一部災害復旧費の減額は見られるところはございますが、今後工事の施工状況によって最終的にどのくらいになるか、増減の関係を答えてもらっても結構ですが、どのくらいになるか教えてもらいたい。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 国の助成金につきましては、このたびの3月補正予算を提出させていただいておりますが、農林水産施設の災害復旧事業分として8,725万7,000円。公共土木施設の災害復旧事業分として1,229万6,000円を予定しております。今後も増える可能性ということでございますけれども、現在の予算額につきましては通常の補助率により計上しております。国の災害査定によりまして補助率を高く増額される可能性もございますが、金額につきましては現在のところまだわかっておりません。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) (4)番です。河川等の復旧工事の施工範囲ですが、今までの行政の工事を見ますと、災害前の原形復旧、災害前の状況に戻すだけのものでありましたが、今回の災害を受けてどのような設計に考えているか教えてもらいたい。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) ただいま議員のおっしゃるとおり、基本論、原則論でいきますと、河川等の復旧の施工範囲でございますが、被災範囲を災害前の原形に復旧するというのが、まずは原則で、そういった復旧で対応をさせていただいております。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 被害状況の状態にもよりますけれども、災害前の原形に戻しただけでは、また同じような被害が起こると考えられるような場所があります。〔巻末資料①-2〕復旧工事で直した部分はよくても、その両側というか上流側とか下流側の崩壊、それによって石積みした裏のほうまで水が入って、せっかくの積んだ物が崩れてしまうと、そういうこともあるわけで。〔巻末資料①-3〕要するに上流とか下流側が、これ左側は石垣積んであって、向こう側は何石と言ったっけ。     〔「間知」と呼ぶ者あり〕 ◆14番(市村守君) 間知、それでやっているんですが、これは上流側の崩壊だったんですが。あと、幅の狭い場所の拡幅とか、土手のかさ上げなどに配慮した改良復旧工事を行う必要があると思いますけれども、いかがですか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 まず、災害復旧で被災しているところにつきましては、まずは元どおりにするというところで、今後、信濃川水系ではございませんけれども、今度は100年確率ではなく1,000年確率で築堤だとかそういった改良をしていくという国の方向性が出ていますので、私どもといたしましても、今後例えば河川改修等行うときにつきましては、そういった確率等も含め、かさ上げも含めたりとかいろんなやり方があると思いますけれども、そのような形でやっていきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) (5)番にいきます。この質問についても先輩議員はじめ、同僚議員からも何度か質問が行われておりますけれども、今後の備えとして、水の流れを妨げるおそれのある河川の、河川敷等も含めて、支障木や堆積土砂の除去等、河川整備対策についての考えをお聞きしたい。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 水の流れを妨げるおそれのある河川敷の草、木の除去をすることは必要なことと考え、昨年6月に佐久建設事務所へ湯川河川敷地内の支障木の伐採の要望を行いました。昨年11月から今年2月にかけまして、国道18号の湯川橋から下流の前沢橋までの間伐と流木の撤去を実施していただきました。また、昨年7月に実施した佐久建設事務所との意見交換会では、油井地区の湯川に河川内水量が町民でも確認できるように水位計の設置を要望いたしました。 発地川につきましては、平成26年度より浸水被害を軽減するため、河川整備事業を進めていただいておりますので、毎年行っております早期の完了の要望に加え、河川内のしゅんせつも要望したいと考えております。 また、町でも河川整備や防災減災の推進をしていく上で重要な課題と捉え、現在、西ノ河原川の整備を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 今後についてもしっかりと予算措置をして、今後も予想される豪雨等による災害に対応できるよう整備を急ぐ必要があると思います。県管理の河川についても浸水区域図関係の協議をするなど、県との連携を強め、治水対策を進めるよう求めますが、いかがですか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 浸水区域図の関係でございますが、こちらにつきましては総務課の防災係のほうより既にもう県のほうには要望を出してございます。 それ以外に、これは信濃毎日新聞で床上浸水以上あった河川101河川につきましては、2020年において浸水想定区域図の作成を行うということで、2021年、22年につきましては、残りの220河川をやるということで、これにつきましても軽井沢町としては早期の浸水区域図の作成を要望してまいりたいと思います。また、それができましたら、またハザードマップへの反映とか、ソフト面への早期の反映をしなければいけないと、そのように考えます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 台風関連の質問は以上といたします。 次に、小中学生の体力低下についての質問に移ります。スポーツ省の発表によると、小学校5年生と中学校2年生の全国体力テストを実施したところ、体力の低下が見られたと、信濃毎日新聞に掲載されておりました。当町の状況について質問します。当町の小中学生の状況はいかがですか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 栁澤こども教育課長。     〔こども教育課長 栁澤 登君登壇〕 ◎こども教育課長(栁澤登君) お答えいたします。 本調査は実技と運動習慣等に関する調査が実施されたところでございますが、全国体力テストの実技に関する町内小学5年生の結果は、平均値で男子は全国及び県より上回り、女子は全国よりは上回っておりましたが県より下回っておりました。中学2年生では、平均値で男子は全国及び県より上回り、女子は全国よりは下回っておりましたが県より上回っておりました。 次に、運動習慣等の結果は、運動やスポーツをすることは好きですかとの問いに対し、「好き」「やや好き」と回答した小中学生は、平均値で小学生男女と中学生女子は全国及び県よりは上回っておりましたが、中学生男子は全国及び県より下回っておりました。 また、小中学生の1週間の総運動時間の状況は、全国とほぼ同様の分布となっておりますが、運動する子としない子の二極化が見られます。特にほとんど運動しない小学生では、男子の5.9パーセント、女子の10.5パーセント。中学生では、男子の5.6パーセント、女子の15.8パーセントとなっており、全国及び県よりもやや多い状況が当町の特徴といえます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 好き、嫌いとか、そういう問題も出ておりますけれども、これ全国的に低くなっているという報道がありましたけれども、割合、軽井沢町の子どもたちはしっかりしているような感じにとれますが、やっぱり低くなる原因的なものは何か考えられますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 栁澤こども教育課長。     〔こども教育課長 栁澤 登君登壇〕 ◎こども教育課長(栁澤登君) お答えいたします。 現在の子どもたちは、中学や高校へ入試対応に追われ勉強に力を入れる子がいる一方で、屋外では遊ばずにゲームや携帯電話等の操作を夜遅くまで行うことで朝起きられなく、朝食が取れない等の状態が発生し、児童生徒の体力そのものが低下してきているのではないかと推測しております。 また、運動系の部活に入部している生徒はそれなりに体力はありますが、そのような部活動に入部していない生徒への体力強化がこれからの課題であると考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 当町では主に中学校では部活動の朝練習がなくなる等によって、部活動の時間が減少していると思いますけれども、今後において体力面への影響などはどのように思いますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 栁澤こども教育課長。     〔こども教育課長 栁澤 登君登壇〕 ◎こども教育課長(栁澤登君) お答えいたします。 中学校では文部科学省の運動部活の在り方に関するガイドラインや、県教育委員会の長野県中学生期のスポーツ活動指針が示される、そのような指針が出される前の段階の、平成27年度から朝部活を廃止しておりますが、その分、その時間というのを放課後の部活の中で確保をしておりますので、著しく部活の活動時間が減少したということではないと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 部活の時間が減少したということではないということでございますけれども、運動によっては学校の部活と社会体育を併用している子どもがおります。例えば、中学校の場合、中学校大会、全国大会とかいろいろありますが、そういうのに出場するときには引率の先生が同行するケースもあるようでございますが、社会体育とかとの連携を持つのも体力の向上維持を図る手段の一つと、一つの対策と考えますが、教育委員会としてはいかがですか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 栁澤こども教育課長。     〔こども教育課長 栁澤 登君登壇〕 ◎こども教育課長(栁澤登君) お答えいたします。 社会体育との連携を図る上で、生徒の負担となったり強制的になったりというようにならないように配慮をすることが前提になると思っておりますが、今後教職員の働き方改革や負担軽減を考えますと、朝部活を廃止して地域でのクラブチーム化や、そのようなクラブチームと指導方針や指導内容といったものの連携を図りまして、そんなことで進んでいくことも重要ではないかと考えております。 現在も専門的な種目によっては部活動の指導員補助を活用し、地域クラブチームの指導者と連携して指導に当たっている部活動もございます。ただ、気をつけなければならないという点は、部活動はあくまでも学校教育の一環として行っているものでありまして、そのような目的や活動内容に無理がないように確認した上で連携を図ることが必要ではないかと考えております。 今後も中学校や地域クラブチームとも協議しながら、連携について検討をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 14番、市村 守議員。     〔14番 市村 守君登壇〕 ◆14番(市村守君) 何しろ将来を担う子どもたちでございます。いろいろな場面、場所等においても健康で活躍していくためには、やはり体力が必要だろうと、そんなふうにも思いますので、学校だけに頼ることは問題だと思ってはおります。頼るのでなくて、地域、家庭等で問題意識を持って臨まなければならない課題であるかなと、そのようにも考えております。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(佐藤敏明君) ここでしばらく休憩します。 再開は11時5分といたします。 △休憩 午前10時59分 △再開 午前11時05分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △横須賀桃子君 ○議長(佐藤敏明君) 次に進みます。 通告順2番、10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 10番、横須賀桃子です。 本日はダイバーシティ社会の推進について質問します。 人権の観点からも活力あるまちづくりの観点からもダイバーシティ、多様性社会の構築は大切です。なぜなら、性別や国籍、そして、障がいの有無にかかわらず多様な価値観を尊重するという考えは、誰一人取り残さない社会というSDGsの考えだからです。最近よく耳にする時代のキーワードとも言えるダイバーシティですが、残念ながら正しく理解されていないのが現状です。 そこで伺います。行政が考えるダイバーシティ社会を教えてください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 内閣府は、ダイバーシティ社会とは性別や国籍、年齢などに関わりなく、多様な個性が力を発揮し共存できる社会のことと説明しております。日本では人事政策の一環として理解され、企業における女性の活躍推進として捉える傾向もございましたが、近年では働き方の多様性や性別、年齢、国籍、人種、宗教、性的指向、障がいの有無など、様々な観点で使われております。 町では、住民誰もがそれぞれのライフステージで生きがいや自己実現を図ることができる社会づくりが求められていることを踏まえ、まちづくりに取り組んでいる次第でございます。昨年3月に策定いたしました軽井沢町人権総合計画及び第3次男女共同参画計画におきましても、誰もが自分らしく活躍できる町、軽井沢を将来像に掲げております。また、現在町が推進しておりますSDGsは、誰一人取り残さない社会の推進を目指すもので、まさにダイバーシティ社会の実現を目指すものと認識してございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 続けて答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) 最初に、横須賀議員のダイバーシティの質問は大変深い問題であり、ここで議論できますことを大変うれしく思うところでございます。 ダイバーシティで私の個人的体験を交えて2つお話をしたいと思います。1つは、以前に町内の知人から、イギリス人親子が行く当てがないので面倒を見てくれとの依頼がありました。イギリス人のお母さんと小さな息子さんでした。我が家に住んでいただき、職探しに一緒にあちこちを回り、北信方面にも行きました。英語学校の講師として働きたいとの要望でしたが、条件が合わずに見つかりませんでした。希望の職が見つからなくても、私は観光業をしておりましたので、レストランででも仕事をしていただいて、いずれ収入が安定すればアパートでも借りたらと考えておりました。 しかし、彼女はレストランで働くなどはプライドが許さないのか、全く耳を貸そうとしません。普通、他人の家で厄介になっていれば職を選ぶのは二の次、とりあえず仕事を見つけようとしますが、一切受け付けませんでした。そんな同居人をめぐって私の家も、家庭崩壊の寸前まで来ました。親切心でイギリス人家族を迎えたものの、やはり我々家族は多様性に欠けた日本人だったのかなと、当時思ったところであります。 2つ目です。青年海外協力隊員としてアフリカのある国へ遠征してきた青年の話を聞きました。外国まで出向き、貧しい国の人たちを救おうとする青年の意志は私など比べものにならないくらい崇高であると思います。しかし、聞くに従って、これがきれいごとでは済まない、人間の生の姿だろうという話になってまいりました。支援方法でよく言われる、釣った魚を与えるのではなく釣り方を教えるというのがあります。失礼な言葉かもしれませんけれども、当てはめて申し上げますと、協力隊員の彼は初期段階は一生懸命燃えて頑張っていたのですが、頑張っても頑張っても現地の人々はその支援に応えることなく、次は何をくれるのかと、魚の釣り方を覚えることなく魚を欲しがるだけ。その姿を見続けると、この国のためにとの思いが逆転して、日に日に現地の人々を嫌いになっていったそうであります。物すごい葛藤があったものと想像できるわけであります。我が家の件もそうでした。 ここで何を言いたいかといいますと、人間の感情を挟む問題は、教科書どおりにはならないということであります。それから、ダイバーシティ社会とは、とかく受入れ側の問題、誰をも受け入れる暖かい社会と受け止められがちでありますが、受け入れてもらう側の努力も伴って初めて多様性社会がつくられるものと思います。私はダイバーシティ社会を誰にも優しい社会とかではなく、生きるすべ、術と捉えております。ダイバーシティは美しい姿でさん然と輝いているものではなく、生きるすべと思っております。 人は一人では生きられません。家族や隣近所、職場や町の人たちほか多くの人たちと関わりながら生きています。今日の日本はグローバル化が進み、外国に行く、また国内にいても外国人と接する機会は、以前と比較にならないくらい多くなってきております。日常多くの外国人と触れ合う機会が多くなったわけですが、その方たちとは言語、宗教、価値観、生活習慣などが違います。その違いを認め合いながら生活することがダイバーシティであるわけですので、生きるすべそのものだと思います。 一言でダイバーシティ社会を目指すと言えば、誰も反対するものではありませんが、これは頭で理解するものでなく、体験してこそ身につくものであると考えます。肌で感じ取っていく性格のものではないかと思います。そういう意味では町民の多くが海外に出かける時代ですので、多くを学び取っていただけているものと思っております。 また、子どもたちへは道徳教育と同様に、一般的な教育の中で教えることがとても重要と考えます。海外へは姉妹都市ウィスラー派遣をはじめとしてスポーツ遠征など、日常的に交流が進んでいることと期待をしております。 先日、ISAKの代表者から話を聞きました。ISAKでは世界80か国以上から生徒が学んでいます。その1つのある国では、喫煙が16歳から認められているそうです。その生徒にしてみれば、自国の法で認められているのであるから、なぜいけないのかということになります。ここは日本であるから従うようにと言わなければなりませんが、ダイバーシティの考えに当てはめ、多様性を認めるとなるとつじつまが合わないことになります。このようにダイバーシティ社会の推進は、問題の奥深さを私たちに投げかけております。 性の差によるジェンダー、障がいなど、ダイバーシティの課題がありますが、ここでは国の違いだけを申し上げました。これから進むグローバル社会の中で均質性の高い日本社会を改革しなければ、世界で生き延びることはできません。横須賀議員がおっしゃるように、ダイバーシティの歩みを進めることはとても重要であると考えます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 町長の経験談を聞いていて、本当にやっぱり経験してわかることなんだなというのをつくづく今思いました。それで、町長自身も自分の経験を通して、経験というのがどれだけ大事かというのを、子どもたちにとってもそれが大切というのをわかっているというのは、この町にとってとても有利だなと思います。 大まかな理解は先ほどの課長の答弁にあったように、国が考えることであったり町が考えている理解と私も同じです。 スクリーンお願いします。〔巻末資料②-1〕 これはごく一般のアメリカの高校生たちですが、ご覧のとおり多国籍の子どもも多く、家では英語以外の言語で生活しています。多民族国家のアメリカでは、1980年代に多くの移民や難民を受け入れ、多様な価値観が当たり前となり、今からもう30年以上前の1990年代にはダイバーシティ社会となりました。ありがとうございます。 私はそんなふうに変動していった80年代、90年代をアメリカで過ごしたんですが、自分が高校生だった1988年に、今年も大統領選挙がアメリカではあるんですけれども、ちょうど大統領選挙があって、アメリカではもうその頃から18歳の選挙権だったんですけれども、自分が通っていた高校に大統領候補が演説に来たんです。そのときはラオスやカンボジア、ベトナムなどからたくさんの難民が、行っていた高校はカリフォルニアだったんですけれども、多くの難民が逃げていて、カリフォルニアで引き受けていたので、高校にもいっぱいいたんです。そのときに、大統領候補が演説をした後に、友人であるラオスからの難民に話しかけたんです。 私はすごくびっくりしたんですけれども、何を言うのかなと思っていたら、候補が「もし、あなたが大統領になったら難民に対してどんなサポートをしますか」というふうに聞いたんですよね。それを見ていて、ちょっとまだ高校生だったのもあるし、まだあまり社会のことはわかっていなかったというのもあるので、私はすごい、大統領候補というのは意外と優しいんだなと、大統領というのは意外と身近な存在なんだ、優しいんだななんてちょっとのんきに思ってしまったんですけれども。 今考えると、これはさっき町長が言ったとおり体験から学んだことだと思うんですけれども、やはり私たちというのは困っている方たちだとか悩んでいる人たちに対して、助けてあげようというふうにちょっと姿勢が、上からではないにしても助けてあげようというふうな姿勢で行動に出ると思うんですけれども。今思うとこの候補は困っていた難民が、自分たちだったらこんなことをしてほしいという、まさにさっき町長が言っていた、受け入れてもらうほうの側の意識を変えなきゃいけないということで、もらう側だったらどんなサポートを必要かというのを聞いた、逆の発想だったんですよ。助けてあげるというよりは、その人たちだったらどんなサポートをするかなという。 ダイバーシティというのは、やっぱりこういうところだと思うんですよ。多様な価値観もそうなんですけれども、さっきおっしゃっていたように、町では誰もが自分らしく生きられるまちづくりということで考えることがダイバーシティの考えなんじゃないかなというふうに思うんですけれども。多様な価値観を持つ人の力を借りて、新しい価値、今までなかった価値観を生み出すのがダイバーシティ社会なんだというふうに、自分も高校生の経験を通して考えるところなんですけれども。 そこで、2番目の質問を伺います。ダイバーシティを生かしたまちづくりを、国際親善文化観光都市である軽井沢から発信するべきですが、周知啓発はどのように行っていますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 町ではまちづくり条例において、軽井沢町に関わる全ての人の協働と連携のもとまちづくりを進めることとしております。現在、軽井沢町人権総合計画及び第3次男女共同参画計画にのっとり、人権政策の一環として町民を対象とした講演会や映画上映会、区民を対象とした公民館分館や企業へ出向いての講演会、教職員や町職員を対象とした研修会など様々なテーマや場所で講演会等を開催することにより周知啓発を行っているところでございます。 こうした講演会などを通しまして、私たちの社会を形成する様々な人たちに目を向け、関心を寄せ、理解することがダイバーシティ社会の実現につながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 様々なところで研修を行ったり講演会を行っているという啓発方法なんですね。わかりました。 日本ではまだまだ無意識のうちに偏見や固定観念、いわゆるアンコンシャス・バイアスが存在します。もちろん誰も彼もではないんですけれども、過去の環境や経験から無意識のうちに、性別だったり年齢だったり人種を根拠に物事を決めつけてしまう人もいます。ということは、正しく理解していない人や推進する理由自体がわからないという人に対しての周知啓発というよりは、むしろ今までの価値観をリセットしてもらうことが必要なのではないかなと思います。 そこで、せっかく今講演などを行ったり研修を行っているので、もう少し細かく説明するというか、推進する必要性とメリットを示す。あともう一つ目標を設定して発信するという、この2つを明確に広報できませんか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 今、議員の質問にありますとおり、目的、手段を皆様に理解していただくことは、本当に重要なことと考えております。 先ほども説明させていただきましたとおり、町で策定しました人権総合計画ですとか男女共同参画計画を、より周知できるような機会と工夫を設けまして、皆様に周知を徹底できればと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) これからそのように努力をするということなんですけれども、せっかくやっていても、やっぱり目的やメリット、その必要性自体がわからないと、そのことに興味がある人は見ると思いますし行くと思うんですけれども、それ以外の人に対しての発信というのは、まだまだ難しいのではないのかなというふうに思って、明確な目標だったり必要性を示してほしいと言ったのは、やっぱりわかりやすい例えというのは人に響きやすいというか。 正直、ここの議場を見てもそうなんですけれども、例えばの話ですけれども、日本の組織において課長さんたちは50代男性が多いですよね。でもまちづくりをしていく上で、女性の視点や考えというのはとても大切だから、これは例えばの話ですけれども、女性の課長をいついつまでに何人輩出するというような、そういったはっきりとした……、この方針を進めるという理由をはっきりさせることと目標をはっきりさせることで、住民にとっては、そうか、そういう観点では必要だなというふうにわかるだろうし、目標として町がそういうふうな考えでいるんだなというふうに、そういう意味でちょっと先ほど質問したんですけれども、そういったことはできないでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔「休憩だよ、休憩」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤敏明君) しばらく休憩します。 △休憩 午前11時27分 △再開 午前11時29分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 長期振興計画によりますと、委員会等への女性参加の登用率は24パーセントから、令和4年度には40パーセントを目指しているところでございます。また、女性管理職の目標数値については特に設けてはおりませんけれども、現在の町長部局の状況を申し上げさせていただきますと、課長職17名中2名、補佐職が21名中1名、係長職は38名中16名という割合で女性職員が占めているところでございます。全体として76名のうち21名、27.6パーセントが女性ということになっております。 以上でございます。
    ○議長(佐藤敏明君) 続けて答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 管理職等への女性の登用というのは一つの大きな指標でもあります。また日本全体がそれが求められていることは重々承知をしております。また、クオータ制なども、私も憧れると言ってはいけないんですけれども、我が町にも導入できればなということはずっとこの何年来考えてはおります。 しかしながら、単にこう女性を登用するということではなく、やはり管理職の皆さん方の力というんですか、実力というか、やはり大きな責任が生じてまいりますので、やはりそれをこなせる人という。それは男性、女性にかかわらず、そういう視点で選んではおります。毎年人事をしなければならないわけですので、そういった視点でおります。ただ、鶏がさきか卵がさきかみたいなところで、そういった場を与えなければ女性が伸びないんじゃないかなという考えが当然あるかと思います。そういうことも十分考慮しながら人事をしているところでございます。 また、町の審議会、委員会等ヘはできるだけ女性の多くを登用するようにということでは、各課にそれぞれ伝えてあり、各課長、重々そのあたりは承知をして、新しい委員の委嘱等には、異動等には、そういった配慮をしながら進めておると思います。しかしながら、まだまだ少ないものと認識はしております。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 私はわかりやすい例として話しただけで、実は、もちろん町が女性をそういうふうに性別にかかわらず考えてくれているのはありがたいんですけれども、それを聞きたかったわけではなくて、向井課長にわかりやすい例として例えを挙げただけなので、そこら辺は私、別にそれをしてほしいというふうな質問ではなかったんです。 あえて聞いていたのは、町として何か、例えばダイバーシティに関して進めたいテーマがあったらそれを今度広報するときはメリットをちゃんと広報する、目標を広報するということで言ったんですけれども。先ほど講演会や上映会と、映画のことをおっしゃっていましたよね。1月にもLGBTに関する映画を上映したり講演をして、私も広報を見て、私は学びたいなと思ったから行ったんですけれども。自分も広報広聴常任委員会をメンバーとしてやっておりますので、限られた広報スペースの中で発信することがどれだけ難しいかはよく理解しているつもりですが、せっかくああいう広報できる、情報ツールとしてはとてもいい場所なので、ああいうときは日にちや時間や講演タイトルだけではなくて、なぜLGBTの映画を上映するかという目的だったり、メリットだったり、必要性を発信してくださいということを伝えたいために、さっき例を挙げたんですけれども。 今後、広報で講演会などを行うときはそのようなことはできますでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) 今後行う研修会、講演会等々につきましては、本当に多くの方に知ってほしいということをよりわかりやすい説明を設けて、多くの方に来ていただくような工夫をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) それでは(3)の質問に入ります。 ダイバーシティ社会の推進していく上で、鍵となる人材を考えていますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 町では人権教育を推進し、人権を尊重し差別のない明るい社会の構築に寄与することを目的に、軽井沢町人権同和教育推進委員会を設置し、議会議員、公民館分館長、教育関係者、福祉関係者の方々に委員を務めていただいております。委員の皆様には、県などで開催する研修会等にご参加いただき、人権に関する知識を深めていただいております。 また、男女共同参画の推進を図るため、各種団体の推薦や公募などで選ばれた方々による男女共同参画推進委員には、毎年11月に開催している男女共同参画フォーラムの実行委員も兼ねていただいており、フォーラムのテーマの設定や講師の選択など全ての委員の話し合いにより決定し、開催しているところでございます。 このように様々な立場の方々がいろいろな意見を出し合いながら事業を開催することは、まさにダイバーシティ社会を推進していく上で人材の育成となるとともに、啓発の一助になるものと考えております。 様々なバックグラウンドを持つ委員の方々が、それぞれの地域や団体に戻り、ダイバーシティ社会の実現の推進にご尽力いただけるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 先ほどからの答弁にもあるように、誰もが自分らしく生きられる町というのがダイバーシティ社会だと思うんですけれども、そんなふうに人権委員でしたっけ。すみません、名前がちょっとはっきり思い出せないんですけれども。いろいろ町が考えて委員が協議してくれているのもわかるんですけれども、そんなふうに誰もが活躍できる社会の鍵となるのが異なる価値観、ダイバーシティです。 でも、異なる価値観というのは、先ほどもあったように、町長も経験を通して違った価値観を受け入れるのが難しかったとおっしゃっていましたけれども、やっぱり異なる価値観というのはすぐに受け入れるのは難しいですし、時には差別の対象になってしまうようなこともあると思うんですけれども、そんな異なる価値観を認めることでイノベーションが起こって、新しい価値観が生まれます。 町は先週の全員協議会で、新庁舎の基本方針案として5つの理念を示してもらいました。そのときに利用者に寄り添う庁舎と、国際親善文化観光都市としての品位と調和を備えた庁舎とおっしゃっていました。これは本当にすばらしい理念だなというふうに思うんですけれども、実現するために庁舎の検討委員会のメンバーには民生委員だったり、障がい者福祉委員会のメンバーが入っていると思いますけれども。 先ほども言ったように多様な価値観を認め合ってみんなが暮らしやすいまちづくりをしていくためには、子育て中のママだったりパパだったり、保護者だったり、身体障がい者の方だったり、聴覚障がい者の方、また町にはALTの先生もいますし、現在では外国籍の住民も多くいらっしゃいますので、そういう方たちがもしこういう検討委員会のメンバーに入っていたら、例えばですけれども、子育て世代からは今はないですけれどもキッズスペースをつくってほしいだとか、例えばですけれども、なかなか子連れで傍聴するというのは難しいので、例えば防音システムがついているようなガラス張りの傍聴室だとか。これは例えですけれども、出てきたりだとか、あとは身体障がい者だったり聴覚障がい者の人だったら、いろいろそれぞれのアイデアがあると思うんですけれども、多様な価値観を持っているからこそ出てくるアイデアというのがあると思うんですよ。 今の状態ではとてもじゃないですけれども、車椅子で傍聴に来ることもできませんし、車椅子と介助者が一緒に入るトイレもありませんし、あとは外国人の方でいろんな課をまたいで必要な書類を求めるのにとても苦労している人たちもいますよね。でも、例えば町に住んでいるALTの先生や外国籍住民の意見を聞いたりすれば、彼らだからわかる、困っている人だから出てくるアイデアや提案というのがあると思うので、やっぱりダイバーシティ社会というのは多様性の考えを借りるということだと思うんですよ。 そこで、今回庁舎改築周辺整備事業に関わる町民ワークショップを町でも考えているということなんですけれども、そういったときには今言ったとおり、たくさんの多様な人材から意見やアイデアを聞けるような、何か工夫。例えば子育て世代の人をターゲットにすれば保育園や幼稚園、小中学校でチラシを配るだとか。あえてALTの先生に頼むだとか。せっかく町にいる多くの違った能力、多くの違った考えの人材を、もっともっと活用するべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) しばらく休憩します。 △休憩 午前11時42分 △再開 午前11時43分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えいたします。 横須賀議員おっしゃる、そのとおりだと思います。これからせっかく造るわけですので、一番いいものを造っていきたいなと思っております。それにはやはり多くの皆さん方のいろんなご意見を伺いながら進めていくということが大事だと思います。 ちょっと昔の話ですけれども、前、私も身体障害者福祉協会の役員をやっておりました。まだ県の福祉のまちづくり条例などもできない前だったかと思いますけれども、いろんなバリアフリー化などということがにわかにこう出始めた頃ですけれども、町内のいろんな公共、公衆トイレとかいろんなところを身障協の皆さん方、車椅子で行ったりとか、実際に調査をいたしました。やはり健常者が考えるバリアフリーというのと、実際に障がい者の方が使うと、大変使えないようなのが本当にあちこちに散見し、ただそれもまだ十分改修されているとは言えないのかなと思っております。 本当に今、県の福祉のまちづくり条例等でいろんなスロープの勾配とか、いろんなことが規定されて、そのとおりには造ってはいるんですけれども、やはりそれは健常者の考えるバリアフリーであって、障がい者の皆さん方の、実際に使ってみる。出来上がる前のある程度の段階で、そこに来ていただいていろいろと使い勝手を調べていただくというようなことも大事なのかなと思っております。これは計画を進めていく段階で、そういった、できるだけ多くの皆さん方のご意見を伺いながらいいものをきちっと造っていきたいと考えておりますので、またいろいろとご意見をいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤敏明君) 続けて答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) 続けて答弁させていただきます。 先ほど議員のほうからお話ありましたワークショップでございますけれども、町民のワークショップを町として基本方針をつくるに当たりまして行う予定はございません。皆様からの多様なご意見を頂戴いたしますのは、来年度以降進めてまいります基本計画、基本設計においてパブリックコメントの中で広くお聞きしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) では、ワークショップを行わないでパブリックコメントのみということなんですけれども、それについてはまたちょっと後で質問したいと思うんですけれども、先ほどいろんな審議会があって女性も多く入っているし、そういうところを考えているというふうにおっしゃっていたんですけれども、ちなみに数多くある町の審議会に障がい者だったり、外国籍の住民は何人ぐらい入っていらっしゃるんですか。 ○議長(佐藤敏明君) しばらく休憩します。 △休憩 午前11時47分 △再開 午前11時48分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 今、町が公表しております審議会等で在籍しているメンバーの中に外国籍の方がいるとか、障がい者の方が何名いるということは把握してございません。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 横須賀議員に申し上げます。 少しずつ趣旨がずれてきているような気がしますが、修正していただけますか。要はダイバーシティ社会の周知啓発はというところで聞いていると思うんですけれども。     〔「関連質問で聞いているんですけれども」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤敏明君) 関連にしてはちょっと絞り過ぎていると思いますけれども。 それは別途また新たにつくって行うべき質問かと私は思いますが。 ◆10番(横須賀桃子君) 女性のさっき話をしたりとか審議会のことを言ったので、ちなみに外国人やというのはちょっと聞いてみたんですけれども、まあ把握していないということと見る限りでは在籍していない、でも漏れているといけないので一応確認したんですけれども。 ○議長(佐藤敏明君) しばらく休憩します。 △休憩 午前11時49分 △再開 午前11時49分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続けて答弁を願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) 続けて補足の説明をさせていただきます。 先般NHKの障がい者に関する番組を私、見た中でアメリカの大学に留学した生徒の話を聞く機会がございました。アメリカにおいては障がいの有無についてはやっぱりプライバシーということで、留学した先において、日本であればあらかじめこんな障がいがあってこういう準備をするというのは大学側で行うのが一般的かと思いますが、アメリカにおいてはそういったプライバシーのほうということで、障がい者自体が申し出て私はこういうヘルプが必要ですということを申し出た上で対応するというようなお話がございました。 そういった観点から、障がいの有無というよりも、各委員のほうで意見として出していただくというのが、このダイバーシティをさらに進めていく上で大切なことではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 私は今、ダイバーシティ社会を進めていく上で鍵となる人材という部分で話していたんですけれども、向井課長の話を今聞いて、私が自分が高校へ行って大学をアメリカで過ごして理解した障がい者のことは、プライバシーというよりは、日本ですとやはり特別支援と分けたり、そういうちょっと分け隔てがあるんですけれども、海外においては高校までが義務教育なんですけれども、大学においても、例えば支援が必要な生徒が来たら学校側が全て用意しないといけないんです。自己申告というふうに捉えるのも一つではあるんですけれども、そういうふうな観点よりも、海外ではその人に合った支援を加配をつけるだとか、スロープをつけるだとか、そういう理解であるので、私はちょっとプライバシーとはまた違うのかなというふうに、ちょっと自分の経験からは思うんですけれども……、わかりました。 それでは、ちょっと(4)の質問に移ります。 これからの未来をつくっていく子どもたちにとって、幼少期からダイバーシティを日常生活の中で学ぶことが重要です。そこで必要なのが教職員自身がダイバーシティを正しく理解するためのサポートです。どのようなサポート体制を考えていますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 議員のおっしゃるとおり、まずは教職員の正しい理解が重要と考えます。そのために町では学校と連携し、教職員を対象とした人権同和研修会を開催し、人権教育の側面から多様な個性が力を発揮し、共存できるような研修会を実施しているところでございます。学校の現場におきましても、多様性の尊重は重要であるとの認識がされており、研修会や講演会などを独自に開催し、職員の人権意識の向上に努めているところでございます。 また、町内の学校間での連携協力を図るため、平成30年9月に4小中学校と風越学園、アイザック、軽井沢高等学校との間で、軽井沢町7小学校、中学校、高等学校との連携に関する協定を結んでおります。その協定に基づき、アイザックの生徒が週1回町内の学校を訪問し、ともに交流を深めているところでございます。 様々な背景を持った児童生徒同士のこのような交流は、子どもたちのみならず、教師にとっても知識に偏るものでないダイバーシティを体感できる貴重な機会で、豊かな人権感覚を養う一助になるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 町にある小中高が連携するのは、今後にとってとてもいいかと思います。子どもたちにとってダイバーシティを経験から学ぶことは、今のグローバル社会を生き抜く力を育むことだと私は思っています。 スクリーンお願いします。〔巻末資料②-2〕 これはご覧のとおり、前、軽井沢でも練習していたことがあるんですけれども、身体障がい者のホッケー、スレッジホッケーですよね。あと、アイスホッケー部の部活の風景なんですけれども、こんなふうに、これはちょっとアメリカにおいてなんですけれども、部活動においてもインクルージョンなんですね。 ありがとうございます。次お願いします。〔巻末資料②-3〕 これは1年生から12年生が義務教育とさっきも言ったとおり、義務教育なので小中高で同じ敷地内で学んでいることが多いんですけれども、部活動においても、これは今小学生、中学生、高校生全員で週に1回インクルージョンということで、ふだんは別々に練習しているんですけれども、部活動もこうやって1年生から12年生ということで年齢の分け隔ても、正直、ないんです。毎回毎回こういうふうにしているわけではないんですけれども、こうやって子どもたちは経験からダイバーシティ社会を学んでいるのが海外のスタイルということで、ちょっと紹介したんですけれども。 最後の写真、お願いします。〔巻末資料②-4〕 こんなふうに、小さな頃から多様な価値観を学ぶ国もありますが、実際に体験することというのは、先ほど言っていた研修や講演会よりも心に入っていく歩合がかなり違うと思うんです。せっかく今連携を始めたということで、中学校にも小学校にも週に1回ISAKの子どもたちが来ていて、それ自体は私、とてもすばらしいことだと思うんです。でも、もし、例えば生徒さんや先生たちが逆にISAKで半日でも過ごせば、やっぱり言葉の問題だったり、授業スタイルも全く日本と違うんです。そうすることによって、すごく戸惑いがあったり、もちろん英語がしゃべれる先生も多くいらっしゃいますけれども、中には言葉の壁ということで、私もちょっとほかのアメリカ以外の外国に行ったときに、ある意味、障がい者と一緒だなというふうに思ったんです、やっぱり。コミュニケーションも取れなかったですし、自分の言いたいことも言えなかったですし、そういったことを経験するというのが一番ではないのかなというふうに思うんですけれども。 逆にISAKに派遣するようなことはできないんでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 栁澤こども教育課長。     〔こども教育課長 栁澤 登君登壇〕 ◎こども教育課長(栁澤登君) お答えいたします。 現段階では、こちらの町のほうからISAKのほうに行っているというような状況がなく、あちらのほうから来ていただいている状況で対応をさせていただいているところで、まず、今後そっちに向かうような交通手段ですとか、そういう問題もありますし、あと、学校でも今、だんだん年間の授業の日程が少なくなっているような状況もあります。その中でそういうことが対応できるのかどうかというのを、今後まだ学校ともまず、こちらとも全然今出てきている、お話を伺っているばかりなので、まだそういうふうな状況も学校とも協議したこともございませんし、今後そういうことができるのかどうかというところから、まずは始めていければということで考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) では、最後の質問になります。 目まぐるしく革新する社会では、変化に対応できる多様な能力や価値観を持つ人材こそ重要となります。そこで、当町ではダイバーシティをどのような場面で生かし、どんなふうにまちづくりへと反映していく考えですか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 森総合政策課長。     〔総合政策課長 森 憲之君登壇〕 ◎総合政策課長(森憲之君) お答えをいたします。 町の第5次長期振興計画における基本構想において、構想推進の視点の項目の、地域ぐるみのユニバーサル社会の実現の中で、「ユニバーサル社会とは、誰もが安心して暮らせる社会のことです。子どもからお年寄りまで、あるいは障がいの有無にかかわらずそれぞれのライフステージで、生きがいや自己実現を図ることができる社会づくりが求められています。快適な日常生活の環境整備、緊急時の安全の確保、ハード・ソフト両面から取り組みが必要であり、そのためには、住民、事業者、行政が一体となった地域ぐるみの取り組みが重要な視点になるものです」とあります。 一般的にユニバーサル社会とは、年齢、性別、障がい、文化などの違いにかかわらず地域社会の一員として持てる力を発揮する社会のことであると言われております。ご質問のダイバーシティとは、ユニバーサル社会における多様な人材をまちづくりのために積極的に活用しようという考え方であると捉え、現時点におきましても、先ほどから触れられておりますとおり各種審議会の委員の登用に当たりましては、公募による人選や別荘住民の積極的な登用を行っており、総合政策課で所管しております22世紀風土フォーラムでも、グランドデザインにもうたわれております風土自治という発想のもとに、新たに住民となられた方、あるいは別荘所有者も含めて多様な人材に参画をしていただいており、行政主導ではない民間主導の組織づくりの推進にも努めております。 次の長期振興計画の策定に当たりましては、ただいま申し上げました第5次長期振興計画の基本構想推進の視点の内容を踏まえ、町行政のさらなる進展に向け、研究を進めていく中で、多様な人材の積極的な登用にさらに進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 今、審議会のことが出てきたんですけれども、先ほどは外国籍住民や障がい者の方の人数が把握できていないということなんですけれども、それでは今後は考えていこうというふうな考えがあるのかどうか教えてください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 森総合政策課長。     〔総合政策課長 森 憲之君登壇〕 ◎総合政策課長(森憲之君) お答えいたします。 障がいの有無ですとか、それから外国籍であるとか、そういったことにかかわらず登用してまいりたいと、来てほしい人材には来ていただきたいという考えで進めてまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) もちろん外国籍の方に限らないんですけれども、上田市には59か国の外国の来ていて、4,000人の外国籍市民が住んでいるんですけれども、市長が時々、もちろんこの外国籍に限ったことではないんですけれども、いろんな各種団体と意見交換会のようなものを持っているんですね。もちろん町長も移動町長室を行っていて、言ってみれば同じようなものなんですけれども、ある意味、ピンポイントでさっき課長もおっしゃっていたように審議会に必要と思われる人材は、もちろん障がいの有無にかかわらず国籍にかかわらず採用していくということだったんですけれども、こんなふうな取組もあるということで、町では今後多様な価値観、多様な考えのある人材との懇談会みたいなのというのはできないんでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 しばらく休憩します。 △休憩 午後零時04分 △再開 午後零時05分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) そうですね。このお話を承っておいて、またちょっと検討させていただきます。ちょっとここでやるとか、すぐ検討しますという、検討はするんですけれども必要に応じてみたいなところがございます。 改めてそういうところでの会議というような、懇談会という場でなくても、何かいろんな外国人の皆さん方が集まって、この前やっていたポットラック、ああいったものとか、何かもっとこう自然体で集まれていろんなお話を交流できるような場のほうがいいのかなとちょっと思ってはおりますけれども、必要があるということであれば検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) 突然ちょっと聞いてみたので答弁は難しいかと思うんですけれども、町長は挨拶で「シンク・グローバリー、アクト・ローカリー」という本当にダイバーシティにも使えるような、あれは環境においての話から出てきたことであってもダイバーシティ社会につながっていくことだと思うんです。世界的な視野でまずは足元の自分たちの町から固めていこうということで進めていくことなんだと思うんですけれども。 町はSNSを始めるということで、ツイッターやフェイスブックを始めるということで、例えばそういう場を活用して多様な人材と交流していくことはできますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 今、議員のおっしゃられた新しい技術が進むことによってSNSですとか、そういったものを利用したコミュニケーションというのは、今後ますます浸透していくものと考えておりますので、そういった多様なアンテナを利用してダイバーシティ社会の推進ができればと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 10番、横須賀桃子議員。     〔10番 横須賀桃子君登壇〕 ◆10番(横須賀桃子君) ダイバーシティというともちろんいろんな人が入っているわけなんですけれども、やはり例に例えると障がいの有無だったりだとか、性的指向だったりとか、外国籍というふうになってしまうんですれけれども、一番最初に言ったとおり、多様な人たちの力を借りるという逆の発想でダイバーシティ社会を進めていってもらえればと思います。 以上で終わります。 ○議長(佐藤敏明君) 以上をもちまして、10番、横須賀桃子議員の一般質問を終了といたします。 しばらく休憩といたします。 再開は13時15分といたします。 △休憩 午後零時09分 △再開 午後1時16分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △利根川泰三君 ○議長(佐藤敏明君) 次に進みます。 通告順3番、8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 8番、利根川泰三です。 一般質問を行いますが、本日は、軽井沢駅の自由通路等に敷設された人工芝についてと歴史的建造物の保全と活用について、防災行政無線戸別受信機について、軽井沢駅北口の駐車場確保についての4つの質問をさせていただきます。 まず、初めに軽井沢駅の自由通路等に敷設された人工芝についてから質問をさせていただきます。 北陸新幹線軽井沢駅は、軽井沢の顔なんではないかと私は思っております。開業当初、その軽井沢の改札を出た自由通路、すみません、ちょっと写真をお願いします。〔巻末資料③-1〕皆さん、よくご存じだと思うんですが、この自由通路に、ご覧のように、次の写真をお願いします。〔巻末資料③-2〕人工芝が通路の西側にずっと北から南に向けて敷いてあります。次もお願いします。〔巻末資料③-3〕これは、北口の入り口の状況です。ここは、もうほとんど全面、エスカレーター、エレベーター等下りるところまで敷いております。次、お願いします。〔巻末資料③-4〕これが、右側がエスカレーターが下りるところで、正面が観光案内所になっております。次、お願いします。〔巻末資料③-5〕これが1階の部分で、車寄せの部分で、ここはもう本当に全面、ほとんど全面というほど敷いてありまして、次、お願いします。〔巻末資料③-6〕これが、今度は逆にタクシー乗り場のほうを見た写真なんですが、これでちょっと不思議なのは、多分ここ全面敷いてあるのは乗降に滑るから危ないという意味もあって敷いてあると思うんですが、タクシー乗り場に敷いていないのはタクシーに乗る人は滑ってもいいよというような意味合いなのかな。それとも、タクシー会社が管理すればいいから町ではやらないのかどうかわかりません。もう1枚あったと思います。すみません。〔巻末資料③-7〕これが、ちょうどその境目の写真です。ありがとうございました。 この人工芝を敷かれた理由は、皇室の方が軽井沢駅ができたころお見えいただいたときに、その皇室の女性のSPの方が自由通路で滑って骨折をされたというふうに私は聞いておりますが、そんなことがきっかけでこの人工芝を敷いたというふうに私は記憶しております。 この軽井沢駅自由通路に敷いてある人工芝について伺いたいと思います。 まず、最初の質問です。 現在、軽井沢駅自由通路の一部に人工芝が敷いてありますが、以前は冬だけであった記憶があるんですが、最近は年間を通して敷いてあるようでございます。なぜ、このようになったのか、伺いたいと思います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 さわやかハット1階につきましては、開業当初より雨や雪の影響で天候により滑りやすい状態でございました。このため、開業後に床に特殊塗装をして滑り止め対策をいたしましたが、雪には効果が余りなく、マットでの対応も併せて行い安全対策を行ってまいりました。マットの設置は冬季のみで、冬季以外は撤去し、有料で保存をしておりました。また、南北自由通路に関しましても滑りやすい状況でしたので、当初よりスロープ部分には溝加工をし、南北の入り口にもマットを設置しておりました。現在の状況となったのは、平成21年度に風越公園アイスアリーナの通年化工事を実施した際、不要となった夏季テニスコート用の人工芝を再利用したものでございます。現在の状況となる以前は、撤去、設置を繰り返すことにより床に残った接着テープの除去作業などの費用や保管場所の確保が必要でしたが、常設することにより設置、撤去手間やテープの除去作業など負担が軽減されております。 また、特殊塗料も経年劣化により効果がなくなっていたため人工芝を再利用したものでございます。 なお、南北自由通路につきましても同時に設置し、雨や雪に対する安全対策のため年間を通じて設置しております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 多分そういうことだとは思ってはいましたけれども、それで、今回、私この一般質問をするに当たりまして軽井沢駅に写真を撮りに行きました。そのとき、私が写真を撮っている姿をご覧になられた、軽井沢駅をふだんから利用されていると思われる方なんですが、何しているんですかということで説明をしたところ、この人工芝、季節とか天候によってすごくかび臭いんだよねという話を私にされておりました。 そこで、次の質問をさせていただきます。 人工芝からかび臭い等の異臭がするとの声があるようだが、そのような苦情は町のほうに届いていないのか、伺いたいと思います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 人工芝付近につきまして、かび臭い等の異臭の苦情は一切ございません。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 異臭の苦情はないということでございます。では、その方は私には言ったけれども町のほうには言っていないという状況ですかね。 この状況を町はどういうふうに感じているか聞きたいんですけれども、本来、私はあの駅ができたときから何でこんな滑る石をこんなところに敷いたのかなという疑問をずっと持っておりまして、状況としては、最終的には私このマットを何とかしてくれないかという質問なんですけれども、当初は、軽井沢駅は風が抜けるといいますか、今は自動ドアにしましたけれども、当時はなかったですよね。自動ドア、3年ぐらいになりますか。今、状況がちょっと昔の風が通り抜ける状況ではないんですけれども、そういうのを踏まえて、この3階の自由通路の状況を改善する予定があるのか、伺いたいと思います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 直接の苦情はございませんが、清掃業者によって毎日清掃を行っており、清潔感はまたもとより安全性も確保されているということで、今の段階では特に考えてございません。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) お言葉を返して申しわけないんですが、私はとても清潔感を感じないんです。使っている人工芝も払い下げの人工芝でございますし、そういう意味で、掃除はされている姿はしょっちゅう見ていますからあれなんですけれども、清潔感というのは結構ご不満を持っていらっしゃる方が多いように私は聞いておりますが、そういう形で感じていますけれども、町のほうでは感じていないということですね。 非常に立派な軽井沢駅で、きれいに仕上がっている自由通路なんですけれども、それに嫌悪感を感じる人も私は多いと思いますが、JRさんのほう、JRが自主管理しているエリアでは、あの床石の表面に新幹線開業から7年後の2004年10月から2カ月かけてレーザーノンスリップ工法というレーザー加工で、すみません、写真お願いします。〔巻末資料③-8〕見えますかね、細かく、四角くレーザー加工してあるんです。これ、レーザーノンスリップ工法というんだそうですが、これを約2カ月かけてJRさんは2004年にやっていらっしゃるんです。もう1枚ありましたっけ、すみません。〔巻末資料③-9〕これがそうです。全ての石にやってあります。ちょっとわかりづらい、白いのが一番わかりやすいんで、写真白にしましたけれども、両サイドの上の部分も下の部分も灰色の石にも全部加工がしてあります。同じように。JRのあそこの、JRさんが、電車が終わるとシャッターが閉まるんですが、そのシャッターから中の改札以降、中全部3階の部分はやってあります。ありがとうございました。 こういうような加工で、非常に違和感も感じさせない滑り止めの工夫をされているんですけれども、そういう、この件をまずご存じかどうか。ご存じだとしたら、そういう形で町もやってみようという検討をされたかどうかを伺いたいと思います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 今回、このレーザーノンスリップ工法ですか、この現場につきましてはこの一般質問があってから私ちょっと現場見させてもらったんですけれども、あと、それから、振興公社のほうで管理をしている職員がいますので、その辺のところでJRさんのほうにも聞いていただいたところ、決して、雨だけでは結構いいらしいんですけれども、雪がちょっとでもついているとやっぱりこれもちょっと滑るというような形で認識をしております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) ご存知ということは今のでわかったんですけれども、町としてそれを検討はしましたですか。それとも、それを知ったのがこの私の一般質問の通告書であれして調べたんで、そこまではまだ行っていないのか。その辺をちょっと教えてください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 今現在のところは、私のほうでは自由通路、町で管理している自由通路につきましても特殊舗装をやったりとか、一部、若干スロープになっているところご存知ですかね。あれは、横に溝が入ったりとかそうしています。それでも、そうやって対応しても今までやっぱり、一番は雪なんですけれども、スリップするということで人工芝を敷いていると認識でおります。 今後につきましては、そういったものを検討はしたいとは思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 確かにあそこの、結構自由通路は上り下りといいますか、北側から入ってきても上ってきているし、南から入ってきても若干上ってきています。あれは、新幹線の電気の電線といいますか、あれが特殊な高いボルトが流れているんで何メートルという決まりがあるらしいんでああいうふうにつくってあるらしいんですけれども、そこはスリップが入っているというか、あれが入っている石になっているのは見ています。それはわかるんですけれども。確かに、駅長さんからもお話を伺って、水はいいんだけれども雪は結構厳しいよねという話も知っています。 ただ、さっきも申し上げたように、軽井沢駅の自由通路自体が今は自動ドアがついていますよね。昔は吹込みだったんです。もう本当に、南側にしても北側にしても、入り口から3、4メートルは雪が平気で吹き込んでいましたんでわかるんですけれども、今は自動ドアもついているんで、そういう意味では、そういう形で若干前とは状況も違いますし、その辺は検討していただいていいんではないかと。大変失礼な言い方ですけれども、二十数年たっていますんで床面の輝きもできたころよりなくなってきていますんで、何らかの。一応、私も今回この質問するに当たってちょっと知り合いの建築業者さんにご相談して石の専門家の方ともお話をさせていただいたりもしたんですけれども、方法は幾つかありますよというような。ただ、やはりどうしてもそういう加工をすると、一番は輝きがちょっとなくなってしまうというのが、その方はJRさんのところを見せたときに、へえこういう方法があるんですねということはおっしゃっていました。ですから、そういう意味では幾つか方法があると思いますんで、ぜひ、できれば、真冬に北側の出入口と南側の出入口のところに雪を落とす部分としての人工芝はやむを得ないと思いますが、センターの西側にずっと人工芝が敷いてあるのはちょっとどうかなと。 すみません、写真をお願いできますか。〔巻末資料③-10〕これは、しなの鉄道さんの人工芝といいますか、もう1枚あると思います。すみません。〔巻末資料③-11〕ちょうど役場の北側の出入口のところに敷いてありますね、あれと同じですけれども、この方が見栄えもいいんじゃないかなというふうに感じたんで、写真を撮りに行ったついでにこの写真も撮ってまいりました。こういうものも含めて、ちょっと今の自由通路の、私は、人工芝はちょっとお勧めできないなと思っておりますので、検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。 では、次の質問に行きます。 歴史的建造物の保存と活用について。 軽井沢町で所有している歴史的建造物の今後の活用について、どのような計画を持っているか伺いたいと思います。 現在、町が所有している歴史的建造物、文化財に指定されているものとされていないものがあると思うんですが、その全てを総合しまして、幾つあって、そのうち一般公開とか資料館等に活用されているものは幾つあるかお伺いします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 現在、町が所有している歴史的建造物は13棟あり、そのうち一般公開や資料館等に活用されているものは全部で9棟ございます。その9棟のうち、外から建物内部を見てもらう形での公開をしている建物については全部で4棟でございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) それでは、すみません、現在利用されていない歴史的建造物の今後の利用計画はどのようになっているか教えてください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 現在利用されていない歴史的建造物につきましては、建物の歴史的な価値を損なわないよう活用していくため検討しております。八田別荘や旧スイス公使館、深山荘などは、周辺地域を含めた面的な整備として、軽井沢らしい植生をテーマにした庭園という付加価値をつけ、回遊性を高める新たな名所の創出に向け庭園整備事業をまず行っていく予定でございます。 また、枡形の茶屋津軽屋は中山道追分宿の歴史的な背景を生かした活用ができるよう地元追分区と相談しながら、国の補助金を活用し公開活用を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 神戸市では、PPPですとかPFIを利用して歴史的建物の、建造物を民間に貸し出したり指定管理制度で管理をさせたりするだけではなく、家賃収入を得ながら維持管理する方法や耐震補強工事や長寿命化を借主にさせ、もちろんその場合は複数年の家賃を免除しているようでございますが、そういう形で管理してもらっているというか、していただいているというか、そういう方法を取っておりますけれども、軽井沢でも、今の枡形もそうなんですけれども、地域の核として利用してもらうとか、そういうような方策を取って施設の活用というのを考えていく予定はありますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 向井生涯学習課長。     〔生涯学習課長 向井武志君登壇〕 ◎生涯学習課長(向井武志君) お答えいたします。 活用の方法によっては選択肢の1つと考えております。 これまでも民間による歴史的建造物の活用を検討してきたところでございますが、例えばスイス公使館につきましては都市計画法の第1種低層住居専用地域内に位置しており、店舗や事務所としての用途に制限があり、また夏季と冬季の観光客等の来軽者数にも格差が著しい地区に位置するため民間活用していく上でハードルが高い状況にあると考えております。 以上でございます。
    ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 確かに、神戸のような建物と軽井沢が保存する建物は建物自体の造りも年数も違いますので難しいとは思います。一般の方が余り出入りしちゃっても建物傷むしというような形の建物が多いですから、その辺は難しいなと思うんです。ただ、たまたまある方から、利根川さん飲食店にならないかねという、飲食店の場合はまた第1種低層住宅とかですといろいろ制約もありますので飲食店結構難しいよねというような話もしたことがあるんです。 そんな中で、現在、軽井沢22世紀風土フォーラムさんがいろんなことを考えていらっしゃいますけれども、ああいう中でもグランドデザインの具現化だけではなくて、そういう、例えば歴史的建造物の利用方法等も風土フォーラムの中で検討していくのも大事ではないかと思うんですが、その辺どういうふうにお考えか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 森総合政策課長。     〔総合政策課長 森 憲之君登壇〕 ◎総合政策課長(森憲之君) お答えいたします。 まず、この3つの施設ですけれども、先ほど来話がありますとおり、深山荘につきましてはそういう建物の位置によって制約がたくさんあるということ、それから八田別荘につきましても、津軽屋につきましても同じなんですけれども、中に人を入れるということはまずは耐震補強工事をしていかなきゃいけないということがあります。その耐震補強工事にどのぐらいの費用がかかるのかということは、今計算はさせておりますけれども、数千万円とかいう単位で費用がかかるわけです。それの費用対効果としてどんなものなのかということは検討に値すると思いますので、今検討はしているところでございます。 お尋ねの津軽屋につきましては、22世紀風土フォーラムといいますか、町のグランドデザインの中で5つのエリアのうちの1つが追分地区でございます。追分地区のエリアデザインを考えていく中で進めていきたいと考えています。それには、我々行政だけでじゃこれやりましょう、あれやりましょうということもできませんし、地元の意見を聞きながら、地元が先行しても多分難しいと思いますので、地元のご意見それから町のほうも足並みをそろえていかないとできるものもできないのかなということで、今エリアデザインの追分地区の検討を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 確かに、耐震補強工事とか長寿命化に大変な大きい金額がかかるというのは承知しておりますし、軽井沢の場合、確かにPPPとかPFIを導入するといっても、それに参加していただける企業があるかどうかというのも非常に問題なのはわかっているんですけれども、ただ、だからできないということではなくて、いろんな方法を考えながら、例えばさっき申し上げましたように耐震補強工事をしたり長寿命化工事をしてもらって、その分無償に近いもので、その費用は持ってもらって無償に近いもので貸し出したりとか活用してもらったりという方法も一つの方法として、入り口で戸を閉じちゃうのではなくて、そんなこともちょっと検討していただければどうかなというふうに考えておりまして、この質問を終わらさせていただきます。 次の質問に移ります。 防災行政無線の戸別受信機について。 今年、お正月早々にある方から戸別受信機はどこへ行ったら買えますかという話を伺いまして、確認したところ、正月明けに役場に確認したところ、今ご存じのようにアナログからデジタルに切り替えているところなので、今は戸別受信機は扱っていないというふうに答えをいただきました。一応、年度変わって新年度にデジタル化の工事が完了して、その完了と同時にデジタル化一本に、今はたしか兼用で、デジタルとアナログと両方兼用になっていると思うんですが、これが工事が終わりますと完全デジタル化になるわけですが、そうなるとデジタル用の戸別受信機の設置が開始されるふうに思いますけれども、今まで先輩議員たちがデジタル型の戸別受信機等のいろいろお願いをして、町のほうではその都度高いとかいろいろあって、その都度またこういう安いのもありますよというような一般質問も私記憶にあるんですが、現在、その辺はどのような進捗状況になっているのか教えてください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 デジタル化の進捗状況ということでございますけれども、来年度に議員おっしゃるようにデジタル化に全てなるように現在工事のほうを進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) すみません、私の質問が悪かったです。 要は、デジタル型の戸別受信機がどうなっているかを教えていただきたかったんです。戸別受信機の。デジタル型が令和2年度からスタートするのは承知しておりますが、そのデジタル型対応の戸別受信機がどうなっているかを教えていただけますか。 ○議長(佐藤敏明君) 利根川議員に申し上げます。 しばらく休憩します。 △休憩 午後1時48分 △再開 午後1時49分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引続き会議を開きます。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 失礼いたしました。 進捗状況を伺いたいと思いますが、機種の選定は終わっているのかどうかを伺います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 戸別受信機につきましては、防災行政無線設備等の互換性が必要ですので、町防災行政無線設備のメーカーが製造するものとなります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) そうなりますと、それがいつごろになるかというのはわかりますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) 設置につきましては、4月より設置希望者を取りまとめまして、設置希望場所における電波の受信状況の確認を行いまして、できる限り早期に設置したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) そうしますと、次のいつごろから設置する予定なのかについて質問をしてもお答えはいただけないでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 ただいまお答えいたしましたとおり、これで来年度の4月から設置希望者の取りまとめを行います。その後、そこの場所が、希望場所における電波のまずは受信状況の確認も行わなければいけませんので、その後できる限り早く設置したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) その戸別受信機なんですけれども、避難行動要支援者及び希望者それぞれの、貸与になるのか買取りになるのかは町のほうでは検討していますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 避難行動要支援者台帳に登録した方、また登録した方を支援する方につきましては、戸別受信機につきましては貸与でございます。失礼いたしました。無償の貸与でございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) そうしますと、避難行動要支援者には無償の貸与ということでございますが、そういう方ではなくて、希望者が希望した場合には有償になりますか、無償になりますか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 上原総務課長。     〔総務課長 上原まち子君登壇〕 ◎総務課長(上原まち子君) お答えいたします。 町に住所、事業所、別荘を有する方につきましては、設置費用の2分の1以内、6万円を限度として町が補助金を交付する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) わかりました。一日でも早くそのような設置ができることをお願いしたいと思います。 次の質問です。 軽井沢駅北口西側の駐車場について。 軽井沢駅北口西側駐車場は、通勤者に限り、現在通勤者に限って回数券を販売しておりますけれども、通勤者優先の利用形態となっており、空きスペースが少ないことから通勤者以外の一般客が利用しにくい状況になっているようです。私は、長い間飲食店をやっておりまして、別荘のお客さんをたくさん知っておりますが、そんな方が別荘にお住まいというよりも、ほとんど年間お住まいなんですが、たまに東京に行くときにあそこの西側の駐車場を使いたくても使えないことが多いんだよね、満車でという話を聞いております。現在は、ご存じのように軽井沢駅の東側にアパホテルがありまして、あの裏側のしなの鉄道の所有されている旧軌道敷内に時間貸しの駐車場タイムズがあそこを借りて営業しておりますが、今年の7月ごろまでの営業というふうに聞いております。それを皆さんご存知で、その駐車場がなくなるととめるところがなくなってしまうということで非常に心配だと、東京行くのに非常に心配だということで、こうした通勤者の方以外の新幹線利用者にとって非常に不便になってしまう状況を踏まえて、次のことを伺います。 軽井沢駅北口西側駐車場を改装し、2階建てにしてスペースを広げるなど駐車台数を増やす計画はあるのか伺います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 中山観光経済課長。     〔観光経済課長 中山 茂君登壇〕 ◎観光経済課長(中山茂君) お答えいたします。 軽井沢駅北口西側駐車場でございますけれども、現在220台の駐車が可能となっております。平成30年7月より回数券の販売を通勤者のみならずではなくて通勤者、通学者、通院者としたことによりまして、それまでの慢性的な飽和状態は解消していると捉えているところではございます。しかしながら、やはりゴールデンウイーク、夏の繁忙期には満車にもなる日も見受けられます。 町といたしましても、地域の方々、そして観光客の利便性向上を考える中で、軽井沢駅北口西側駐車場の駐車台数を増やすことについては検討をさせていただきました。しかし、隣接した駐車場として有効な土地がないこと、また、この駐車場を2階建てにすることにつきましては、新幹線の車窓からの風景が一地方都市と変わらなくなってしまう、こういった景観ことを考慮すると2階建てにすることは難しいものと考えております。 したがいまして、民間駐車場利用のバランスを考慮しつつ、軽井沢駅周辺にございます矢ケ崎公園駐車場、新軽井沢駐車場を案内するなど、これらの駐車場の利用促進を図ってまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 確かにあそこを2階建てにしてしまうと景観が、浅間山が見えにくくなるとか、離山が見えなくなってしまうとか、そういうことは私もちょっと危惧はしているんですけれども、町のほうではそういう考えで、あそこを2階建てにする予定はないという答えでありまして、例えば、では現在のあそこの駐車場を違う場所に移すとか、移転をするとか、それから、今ちょっと答弁の中にもありましたけれども、なかなかほかに場所がないという考えのようでございますけれども、ほかの場所に駐車場を整備する計画というのはあるか、伺いたいと思います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 中山観光経済課長。     〔観光経済課長 中山 茂君登壇〕 ◎観光経済課長(中山茂君) お答えいたします。 他の場所に駐車場を整備するということにつきましては、町内に駐車される車の数を分散し交通渋滞の解消、あるいは公共交通の利用促進を図るために信濃追分駅前駐車場を現在拡張し、駐車可能台数を現状の44台から65台にする、このことを今計画をしておりまして、しなの鉄道と協議をしている最中でございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 8番、利根川泰三議員。     〔8番 利根川泰三君登壇〕 ◆8番(利根川泰三君) 現在の状況としては、信濃追分にある駐車場を広げる予定、計画はあるけれども、新たに軽井沢駅周辺に駐車場を作るという計画はないという残念な答弁をいただきましたので、これで私の一般質問を終わりにさせていただきます。 ○議長(佐藤敏明君) 以上をもちまして、8番、利根川泰三議員の一般質問を終了いたします。 しばらく休憩といたします。 再開は14時5分といたします。 △休憩 午後2時00分 △再開 午後2時05分 ○議長(佐藤敏明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △福本修君 ○議長(佐藤敏明君) 次に進みます。 通告順4番、2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) 2番、福本 修でございます。 本日、私は社会福祉協議会で検討中の福祉タクシーについて、町の業務効率化への取り組みについて、町内循環バス時刻表の再利用可能な標準フォーマットへのデータ整備について、そして自治体クラウドについて質問します。 まず、社会福祉協議会で検討中の福祉タクシーについてですが、通院、買物のための移動手段に難儀している高齢者世帯は多く、問題は深刻です。この解決に向けて、社会福祉協議会で福祉タクシーの性格を持つ交通手段の提供を検討していることは朗報ですが、この件につき、町が認知している状況と考えを問います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 石原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 石原美智典君登壇〕 ◎保健福祉課長(石原美智典君) お答えいたします。 初めに、高齢者等を対象といたしました既存の外出支援事業についてから説明いたします。 1つ目として、すこやかお出かけ利用券支給事業がございます。この事業は、高齢者の生きがいづくりと健康増進、外出の機会の拡大を図るため、3年以上町に住所を有する65歳以上の方を対象に利用券を配布しております。この利用券は、温泉施設のほか、町内循環バスや町内タクシーの迎車、初乗り運賃に使用することができます。2つ目として、移送サービス事業を町福祉協議会に委託しており、おおむね65歳以上の高齢者及び高齢者のみ世帯で歩行等に障がいがあり公共交通機関の利用が困難な方に対しタクシー券を発行しております。3つ目としまして、社会福祉協議会で実施しております安心ほっと生活サポート事業があり、買物やごみ出し等のちょっとした困りごとに対して、地域通貨であるルイザ券を使用することができ、町内のタクシー業者もサポート会員に登録されておりますのでルイザ券を使用することができます。この事業では、町はルイザ券を購入された方に対しまして、その年度に1回ルイザ券5枚を給付しております。 ご質問の社会福祉協議会で福祉タクシーの性格を持つ交通手段の提供についてでございますが、これにつきましては、町が介護予防の生活支援体制整備事業の1つの分野となる新たな外出支援として社会福祉協議会に委託しているもので、先ほど説明いたしました3つの既存の外出支援事業にない部分を補うものでございます。この新たな外出支援を行うことにより、日常生活の交通手段に不自由を感じている高齢者が仲間をつくり、一緒に外出することでタクシー料金の負担を軽減しながら、お互いの安否確認や買物、通院が可能となりますので、早期に試行的な運用ができるよう進めております。 また、新たな外出支援を含めた生活支援体制整備事業につきましては、社会福祉協議会に生活支援コーディネーターになっていただき、サービスの担い手となる地域ボランティアの構築と、これまで外出支援、生活支援、地域の要となります通いの場の3分科会により協議を進めてまいりました。昨年11月からは、この3分科会を統合いたしまして、町全域を協議いたします生活支援サービス推進会議と小学校区単位の日常生活区域ごとに分かれて活動する協議体で地域の課題解決に向けまして話し合いを進められるよう準備をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) 今ご答弁いただいた中で、早期にこのバス、福祉タクシーの性格を持つ交通手段について、早期の実現をというお話でございましたが、具体的な期日というか、何月からとか、そういうのは決まっていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 石原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 石原美智典君登壇〕 ◎保健福祉課長(石原美智典君) お答えいたします。 説明の中で、まずは協議を進めていく中で、本格稼働に移る前にやはり試行的な期間が必要だということがございます。このため、できる限りというのは新年度に入りまして早々に、早い時期から試行的な運用はできるような形で進めていきたいなと考えております。今現在、具体的な日取りにつきましては未定でございます。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) この動きをご存じの高齢者の方の中には随分と楽しみにしていらっしゃるという方もおられると聞いております。なるべく早くということでございますので、その開始、まずは試行的な、もっともな流れだと思いますので、その開始のニュースを待たせていただきたいと思います。これで、この質問については終わります。 次に、町の業務効率化への取り組みについて質問いたします。 本3月会議町長挨拶の中でも、予算編成に当たっては国の動向に十分注意するというご発言がありました。国の方針にのっとった地方公共団体の補助事業に注意を払うという意味も含まれていると判断いたしましたが、全くそのとおりであります。総務省の地域IoT実装のための計画策定・推進体制構築支援事業を活用して、近隣では信濃町がIoTやロボティクスの導入により地域課題を解決する試みを行っている例があります。また、全国的に見れば小学校でのプログラミング教育に活用した山口市などの例もあります。その他、医療、介護、健康、農林産業、地域ビジネス、観光、防災、子育て、テレワークなど当町が重視すべき分野で利用可能な支援事業が多くあります。 さて、そのようなICT技術の中で注目すべきは、RPAということができます。RPAとはロボティック・プロセス・オートメーションの略で、ロボットを使った作業の自動化と理解できるものですが、人が手で行っていた作業をプログラムに代行させることで業務の効率化を図るものです。例えば、大量のデータ入力を行う際には必ずといってよいほど定型的な作業があるものですけれども、それをプログラムが代行します。スライドをお願いします。〔巻末資料④-1〕 熊本県宇城市では、スマート自治体への転換を目的として、RPA等を活用した窓口業務開拓事業に取り組みました。同市では、業務の中でRPAに適したものを洗い出しまして、ふるさと納税業務、住民異動届、職員給与、会計審査室内業務についてRPAを導入しました。その結果、作業に要していた時間を合計しますと3,632時間節約することができるという計算になりました。次、お願いします。〔巻末資料④-2〕職員の時間単価を3,285円で計算いたしますと、この節約した時間を掛けると1,200万円足らず、1,193万円ぐらいの金額が削減できたということになります。次、お願いします。〔巻末資料④-3〕このRPAのソフトウエアの導入費用は、同市では5年のリース契約をしまして、合計で2,345万円でしたので、この5で割りまして、年間の支払額は469万円でした。削減された1,200万円足らずからこの導入費用の1年間支払いを引いたところ、年間の歳出削減効果額が724万円ということになりました。スライド、ありがとうございます。 同市は、当町よりも人口規模が多いので、約6万人弱ですので、同じような削減額にはならないかもしれませんけれども、これだけの効果が見込まれるということでございました。 当町においても、様々な業務効率化の取組を行っていると思いますけれども、具体的にはどのような取組を実施しているんでしょうか。また、今後実施予定な取組はどうなのか、伺います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 森総合政策課長。     〔総合政策課長 森 憲之君登壇〕 ◎総合政策課長(森憲之君) お答えをいたします。 町の業務効率化の取組についてですが、議員がおっしゃっておりましたRPA、それからスキャンした手書き文書の文字部分をAIが文字データに変換しデータ化するツールのAI-OCRの技術において、当町でも導入できないか調査研究を進めており、現在までの取組といたしましては、平成31年3月にはシステム事業者を招いて業務担当課職員へRPA、AI-OCRの機能説明の場を設けることにより職員の理解度を高めました。また、総務省信越総合通信局及び事業者が主催の業務効率化に関する最新技術を展示したICT関連フェアへシステム担当職員及び業務担当職員が参加をし、市場調査を行い、業務効率化の情報収集を行っております。直近では、2月5日に開催されました軽井沢町、小諸市、御代田町の3市町による情報専門部会においても共同事業で取り組めないか検討議題としたところでございます。 今後予定している導入に向けた取組といたしましては、RPA、AI-OCRを活用できる業務の洗い出しをするため、各担当課における業務フロー調査を令和2年度に実施し、調査研究を踏まえ検証作業を行う予定でおります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) 検討中ということで、心強い気持ちですけれども、何か国の補助事業として行えるものになりそうでしょうか、お願いします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 森総合政策課長。     〔総合政策課長 森 憲之君登壇〕 ◎総合政策課長(森憲之君) お答えいたします。 業務効率化の関係、国の補助金もあろうかと思いますので、獲得、いただけるものはいただいて、そういう情報も入手を常にしながら進めてまいりたいと。それには、近隣との情報交換も重要と思っていますので、その辺も含めて推進してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) このような業務効率化の動きは歳出の削減につながることは論をまちませんけれども、併せて、働き方改革という観点から職員の方の労働環境の改善という面もあるかと思います。ぜひ、現状既にやっていらっしゃる取組が成果を早く結ぶということを願いまして、この質問を終わります。 次に、町内循環バス時刻表の再利用可能な標準フォーマットへのデータ整備について、お伺いいたします。 町内を車で移動しておりますとなかなか気づきませんけれども、都心などに所要があって出かけた折、目的地までの経路をネットで検索いたしますと、数年前から今まで従来ですと公共機関のデータは電車、地下鉄、新幹線などに限られていたんですけれども、目的地のバス便も表示されるというようになっていることに気がつきました。そして、調べてみますとGTFSという国際的な規格があることを知りました。それは、国際的に統一された公共交通機関のそのような時刻表を整備するためのフォーマットであって、それに準拠してデータを整備して公開いたしますと、このようなネットの、通常の大手のサービスの検索結果の中でその登録されたデータが利用者が利用できる交通機関として表示されるというものです。そして、このGTFSに準拠した日本版のフォーマットがGTFS-JPというものです。これに準拠したバスの時刻表、データ整備を行いますと、バス路線を含めた目的地までの経路がネット上で検索可能になってまいります。 町内に路線を持つ民間の2社は既に取り組んでおりますけれども、町内循環バスの取組はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 原住民課長。     〔住民課長 原 富士子君登壇〕 ◎住民課長(原富士子君) お答えいたします。 当町では、標準的なバス情報フォーマットGTFS-JPに準拠したデータ整備、以後バス情報フォーマット化と申し上げます。これについて、現在は整備をしておりませんが、町及び循環バス委託業者のホームページで時刻表や路線図、お知らせなどを案内しております。 また、軽井沢町の「みんなの力でつくるまち」活動支援事業補助金を活用した民間事業者が作成したアプリで町内の循環バスを含む町内バス路線、時刻表、運行状況を確認することができ、さらには、長野県公式観光サイトである信州ナビではバスを含む公共交通機関等のルート検索ができるようになっております。 また、長野県内の路線バスカバー率90パーセント以上で13言語表示、月検索数2億3,000万回を誇るウェブサイトを運営している民間事業者等へもダイヤ改正ごとに情報提供をしており、経路や時刻を検索することができるようになっております。 長野県に隣接している群馬県や岐阜県でバス情報フォーマット化した際に、長野県内に続くバスルートが含まれているデータにつきましては一部バス情報フォーマット化されている路線がございますが、県内の市町村及びバス事業者がその一部を除きバス情報フォーマット化は行っておらず、長野県でも信州ナビでバスを含む公共交通機関でのルート検索ができるので、今のところバス情報フォーマット化する考えはないとのことでした。 以上のことから、現段階では町内循環バスのデータをバス情報フォーマット化することは考えておりません。今後、長野県や近隣市町村、バス事業者等がバス情報フォーマット化を進めるようであれば町としても取り組む必要があると考えますので、検討を含め、動向に注視してまいりたいと考えております。 なお、住民課で整備、管理している循環バスの路線及びバス停の位置情報については、来年度よりホームページで公開している軽井沢くらしマップにて公開することを予定しております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) 信州ナビで検索できるから必要性、GTFS-JPによるデータ整備の重要性は低いというお答えと理解いたしましたけれども、当町を訪れる観光客の中で、信州ナビというのはどれぐらいの方が認知して、利用まで行かなくてもいいんですが、その存在というのも知らない人も多いと思うんです。そういう調査、もしなさっていたのなら教えてください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 原住民課長。     〔住民課長 原 富士子君登壇〕 ◎住民課長(原富士子君) お答えいたします。 信州ナビの当町に来られる観光客の方に対してどれぐらいの認知があるかということに関しましては調査をしたことがないので、実際どれぐらい使われているかということは今は承知していない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) それと、先ほど答弁の冒頭でアプリで位置情報を提供しているというお話ではございましたけれども、私がこの質問を書いていた1カ月もたたないぐらい前の間にはそのアプリの提供は既に終了していたようですが、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 原住民課長。     〔住民課長 原 富士子君登壇〕 ◎住民課長(原富士子君) お答えいたします。 私どもが承知している「バスどこ?」というアプリのことなんですけれども、現在も使われていると認識しております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) すみません、私もそのアプリの名称をちょっと失念してしまったので、同じアプリについて話しているかわからないんですけれども、私はそれをリンクをたどってバスが位置状況を提供しているウェブページがありまして、あれはなかなか優れているなと思ったんですが、そのウェブページにつながる密接なリンク元からアプリでも提供しています、ウェブページからはこちらですというリンクがあって、そのアプリから提供していますというところからたどったリンク先では、私はアップル社の電話を使っていますけれども、そちらのストアではもう既に存在はなかったです。ちなみに、そのアップルストアという名称でしたか、軽井沢などで検索しても「バスどこ?」ではないから引っかからなかったのかもしれませんけれども、いずれにしろそのバスの位置情報を提供しているアプリは軽井沢というキーワードでは見つけることができなかったという状況ではありましたので、私の記憶にちょっと間違いが、記憶は間違っていませんけれども、別のことを申し上げている可能性もありますが、ご確認いただければとは思います。 それと、観光客の方がこの当町の中の公共交通機関を調べて利用してもらうということは、夏場の観光客の方にも起因しております交通渋滞の緩和に役立つという側面もあろうかと思います。積極邸に路線バスを使って、巡回バスを使ってもらえればその渋滞の緩和にも役立つという側面があるかと思います。そういった観光客の方が軽井沢町を、仮にリピーターであったとしても、ご自分の住所から目的地の場所までを調べた場合には、もうシームレスな検索しか使わないと言っても過言ではないかと思います。例えば、とある会社の検索サービスを使って目的地を入力して、出発元を自宅にして検索をすると。それで情報が出るか出ないか。今、大手の検索サイトでそのような経路検索をしても、その国際的フォーマットGTFS-JPで準拠された情報がない循環バスに関しては情報が出ませんので、普通のユーザーはそこまでです。さらにそこから先を信州ナビに使い変えて調べて云々というところまではなかなかたどり着かない。まして、どれぐらいの方が使っているというデータもちょっとないということなので、なかなかその実態はつかみにくいですが、普通に考えれば信州ナビの知名度が大手の検索サイトに比べて低いという点とか、シームレスで調べられなければもうあきらめてしまう点とかということを考えますと、なかなかその2つを使い分けて利用してくれるという使い方はちょっと想像しにくいということから考えますと、路線バス、循環バスに関しましてもGTFS-JPに準拠したデータ整備を行っていただけますと、なお観光客の利便性も増すと思いますけれども、もう一度、同じような趣旨になりますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 原住民課長。     〔住民課長 原 富士子君登壇〕 ◎住民課長(原富士子君) 先ほど答弁もさせていただいたんですけれども、信州ナビのみではなくて、大手の民間事業者が、経路検索ができる民間事業者がございまして、そちらのほうには循環バスのダイヤも改正ごとには提供しており、そちらでシームレスな検索が可能であるというふうに考えております。また、県内、どちらからお見えになるというのもございますけれども、県内近隣のバス路線がGTFS-JP化されていない状況ですので、ここから、軽井沢からまた長野県内にというときにはやはりまだ活用が難しいのかなというふうにも考えるところがございます。ですので、今後の状況を見据えながら、そちらのGTFS-JP化については考えていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) 現状導入していない段階で状況を見極めるというのはごもっともな考えだとは思いますけれども、利用率についての情報がない中では、その状況の見極めというのも難しいのではないかと思いますので、もしその状況を見極めるのであれば、そのあたりのデータをどうするかというのは検討する必要があるのかと思いますし、また、そのほかの導入に対するファクターとしては近隣の状況ということをおっしゃっておられましたけれども、そうすると必ず後追いになっていく。当町としての自主的な方針というものとはまた違うことかと思います。当町として、特に交通渋滞などは深刻な問題でございますので、それらを緩和する方策の1つがあるのであれば、それについて進んでいくということはあってもいいのかなと思います。 また、既に情報はデジタル化して、GTFS-JPではないけれども提供していらっしゃるということですから、データ自体はフォーマットを少し改変すればそれほどのコストとか莫大にかかることなくGTFS-JPによるデータ整備というのは可能なのではないかと思います。そんなに、莫大にコストがかかることであるならば慎重にということもあるかもしれませんけれども、実際、シェアの非常に高いような検索サービスで使える、使えないというのは利用者の、あるいは観光客の利便性という面において大きな違いがあると思うんですが、そのあたり、既にデジタル化されているものをフォーマットを少し変えてGTFS-JPを検討するというお考えについてはいかがでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 原住民課長。     〔住民課長 原 富士子君登壇〕 ◎住民課長(原富士子君) お答えいたします。 議員がおっしゃるとおりに、データにしているものをGTFS-JP化するということに関しては、金額的なものというのは検証はしておりませんけれども、可能だというふうには考えております。ですので、先ほど来ご答弁させていただいているとおり、必要である時期にGTFS-JP化をしたいというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) では、その必要な時期が早まることを願いまして、この質問を終わります。 次に、自治体クラウドについて質問します。 外部のデータセンターで住民基本台帳や税務、福祉などの情報を管理して複数の自治体で共有する、いわゆる自治体クラウドがあります。サーバーを共有することで、ソフトウエアなどの共通化も図ることで劇的にそのサーバー運用コストを下げることができるというものですけれども、当町ではどのように、その導入の可否も含めてお考えなのか質問します。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 森総合政策課長。     〔総合政策課長 森 憲之君登壇〕 ◎総合政策課長(森憲之君) お答えをいたします。 自治体クラウドについてですが、複数の地方公共団体の基幹系システムを集約し、共同利用することによって経費削減及び住民サービスの向上等が図れることから、当町では平成29年度より佐久地域定住自立圏の11市町村に東御市を加えました12団体で進めておりました戸籍情報システムの共同利用が令和元年11月より、まずは12団体のうち佐久市、小諸市、東御市、御代田町、佐久穂町、小海町、南牧村の7団体が正式稼働となりました。当町を含む未稼働の5団体、これは軽井沢町を含めて立科町、川上村、北相木村、南相木村でございますが、この5団体につきましては現行システムの更新時期に合わせた令和3年度よりの稼働開始となります。 他の基幹系業務における自治体クラウドの共同利用につきましては、総務省や長野県自治振興組合、事業者で開催されている研修会やICT関連フェアへ参加をし、自治体クラウドの最新情報や他団体の動向など意見交換を行い、情報収集をしております。 また、先ほども申し上げましたけれども、軽井沢町、御代田町、小諸市の3市町による情報専門部会においても自治体クラウドについても共同事業で取り組めないかを検討議題としたところでございます。 今後の自治体クラウドの導入につきましては、次期システムの更新のタイミングを勘案し、かつ他団体との連携を踏まえ、該当業務の費用対効果や利便性の検証を行い、引き続き調査研究を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) 既に一部で導入していらっしゃるということで、費用対効果などを検討なさっておられるということですが、セキュリティー面についてはどのような検討の経緯があったのか教えてください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 森総合政策課長。     〔総合政策課長 森 憲之君登壇〕 ◎総合政策課長(森憲之君) お答えいたします。 セキュリティーに関する面につきましても、各自治体と共同でやらないといけないという業務でございますので、共通認識のもと、合意形成のもとでセキュリティー対策についても万全を期しているという状況でございます。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) 万全を期していらっしゃるということで、もちろんそうでなくては困るわけですけれども、少し、私もIT事業社でございますので具体的に少し、もしご存じならでもかまいませんけれども、例えばバックアップをどういうふうに保管しているとか、そういうことについていかがでしょう。例えば、最近でもそのように万全なセキュリティーをとっていたはずの自治体クラウドの1つが不具合を起こして終業式に成績表が渡せないなんていうのが随分ニュースで騒がれましたけれども、万全と思っていても、やはり担当の方がある程度具体的に知識を有して、あるいは知識を吸収した上で運用なさるということは大切なのではないかと思いますが、特にバックアップが気になっているんですが、いかがでしょう。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 森総合政策課長。     〔総合政策課長 森 憲之君登壇〕 ◎総合政策課長(森憲之君) お答えいたします。 現在、一部で稼動しております、先ほど説明をしましたけれども、戸籍総合システムにつきましては、平成29年度に決定して以降、システムサーバーを南牧村に設置しまして、そこで管理をしてセキュリティー対策を行っているというふうに伺っております。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 続いて答弁願います。 原住民課長。     〔住民課長 原 富士子君登壇〕 ◎住民課長(原富士子君) お答えいたします。 リスク管理の観点から、遠隔地に第2バックアップを構築し、有事の際の業務継続に当たるということで整備をしております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 2番、福本 修議員。     〔2番 福本 修君登壇〕 ◆2番(福本修君) ネットワークでつながっているサーバーというのは、いついかなる場合でもやはり危険性とは隣り合わせかと思います。既に万全な状況ということではございますけれども、万が一何かあっても、あった場合には深刻な影響があるものでございます。また、先ほどの例の繰り返しではありますけれども、万全なはずのシステムでも何らかのトラブルがあって、バックアップから復元できないとかいうような事態も起こり得る、過去にまたあったことでございますので、非常事態が起きた場合のバックアップからのデータ復元などの練習というか、そういうことも含めてご検討いただきまして、また安全に運用していただけたらと思います。 また、先月総務大臣のほうでも政府共通プラットフォームにクラウドを導入するというようなことを記者会見で述べておられました。やはり、費用対効果、先ほどもおっしゃっておられましたように、考えますと、クラウド利用というのはもう使っていくのが流れというか、税金の効果的な使い方という面においても避けられないかと思います。そういった中で、そのセキュリティーについてはくれぐれも業者任せにしないで、ご担当の中でも実際にそれをしっかりと理解して、そして非常時のバックアップからの復元までしっかりとできるのかというようなことも予行練習をしていただきたいという希望を述べまして、私の一般質問を終わります。
    ○議長(佐藤敏明君) 以上をもちまして、2番、福本 修議員の一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △眞島聡子君 ○議長(佐藤敏明君) このまま次に進みます。 通告順5番、1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今までほかの先輩議員も質問をされておりますが、町の二酸化炭素削減及びごみ減量化への取り組みについて、ご質問をさせていただきます。 世界では、今、異常気象による深刻な被害が相次いでおります。昨年10月に我が町にも被害をもたらした台風19号も気候変動が原因だと言われております。昨年9月に国連で気候行動サミットが行われ、国連加盟国の3分の1に当たる65カ国が2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするとの方針を発表しました。この挑戦を全地球的な規模に広げることが急務となっております。また、昨年6月、G20関係閣僚会合が開催された当町においても、2050年に向け軽井沢町CO2排出実質ゼロ宣言(案)が3月会議で提出をされました。 また、ごみの課題では、佐久市・北佐久郡環境施設組合で建設中の新ごみ焼却施設、最近名称が決定いたしましたが、佐久平クリーンセンターが令和2年12月より本格稼働するに当たり、町では年間約600トンの焼却ごみを減らすことが求められております。以前よりごみの減量化に一生懸命取り組んではいるものの、なかなかごみ削減が進まない現状があります。 そこで、ほか自治体の取組などを参考にしながら、町の具体的な取組についてお伺いをしてまいります。 まず最初に、町の温室効果ガス削減に向けての決意をお伺いいたします。屋根のない病院と言われる当町から軽井沢町CO2排出実質ゼロ宣言(案)を発信することはとても意義があり、重要なことであると思っております。2月27日の3月会議の冒頭、藤巻町長の挨拶の中に軽井沢が抱える大きな課題の1つが地球環境問題であると言われ、2050年にはCO2排出ゼロを目指すことは並大抵ではないこと、生活や経済とどのように折り合いをつけていくのか等、人類の英知をもって克服できるものであると語られました。まずは、先ほどの答弁でもありましたが、町長の答弁で、まずは周知をしていくことが大事だとも語られておりました。これを実施するには相当の覚悟が必要だと思っております。 そこで、町のCO2削減に向けての決意をお伺いいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えいたします。 地球温暖化対策につきましては、2015年、こちら平成27年になりますが、採択された法的拘束力のある国際的な合意文書となるパリ協定において、世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より十分に低く保つとともに、1.5度に抑える努力を追求することが目的として掲げられました。国では、2016年、こちら平成28年になりますが、閣議決定した地球温暖化対策計画において、2030年度までにCO2を2013年度比、こちら平成25年度になりますけれども、40パーセント削減するという厳しい目標が掲げられました。 これらを踏まえ、町では町が実施する事務及び事業に関して温室効果ガスの排出量を削減することを目的に、2009年、こちら平成21年になりますけれども、に策定した軽井沢町地球温暖化対策実行計画について見直しを行い、国と同様の削減目標を設定し、今年度から第3次の実行計画をスタートしたところでございます。 そのような折に、台風19号で大きな被害を受けたこと、今後の気候変動の顕著化により他分野への地球温暖化の影響の恐れも多分にあることから、それら地球規模の課題に積極的に取り組んでいくため、軽井沢町CO2排出実質ゼロ宣言の表明について本会議に提出をさせていただきました。 今後は、本年度と来年度の2カ年をかけて制定作業を進めております環境基本条例、また令和3年度、4年度の2年間をかけて策定を予定しております環境基本計画により具体的な施策を打ち出していくとともに、環境基本計画の下位計画としての位置づけとなる第3次実行計画につきましても必要な見直しを加えて、より実効性のある取組を行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今の思いを聞かせていただきました。 これで大事なことというのは、まず二酸化炭素を排出する、そういう化石燃料をこれ以上使わないようにするということなのか、それとも逆にリサイクルを進めていくということなのか、町としてはどちらのほうに進んでいくのでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 まずは、CO2を排出する化石燃料の使用量を削減していくこと、それと、あと軽井沢町の中は今55パーセントほど森林がございますので、そちらでCO2、森林につきましては吸収をするということがありますので、そちらを合わせまして町では今後取組を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今、森林の吸収についてお話がありました。1つ確認をさせていただきたいんですが、昨日ちょっとお伺いしたんですが、森林ですが、樹齢によってCO2の吸収が違ってくるというようなお話も聞きましたが、もう一度課長のほうからお話をお伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 こちらが、独立行政法人の森林総合研究所の資料になりますけれども、そちらの資料では、杉に関しましては20年、樹齢が20年のときが一番CO2の吸収量が多い、ヒノキに関しましても20年前後が一番吸収をすると。あと、天然の広葉樹林についても20年のところが一番吸収量があるということでございまして、それから、そこをピークにしまして年々CO2の吸収量が減っていくというような結果が出ております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) ありがとうございます。 木のことに関しましては、本日は質問はこれ以上しませんが、CO2の使用量を削減していくということでご答弁をいただき、ありがとうございます。 また、このCO2削減に向けて一番大事なのは誰が中心になっていくかということでございます。特に、町の責任者の方は実行への権限と予算を持ち、現場の声を大事に、失敗を恐れずに進んでいけるシステムをつくっていくべきだと思いますが、どのようにしていかれるんでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) 軽井沢町の組織内において環境マネジメント委員会というのがございまして、町の庁舎全体になりますけれども、そちらでCO2排出削減を全庁的に進めるという形で、実行計画に伴いましてそれぞれの部署で努めているという実態がございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今それぞれの部署でというお話でございましたが、その中心となるのはやはり浅賀課長ということでよろしいでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えいたします。 環境課が主になりまして、各、全課を招集しまして、うちのCO2排出削減の実行計画について取組を推進している状況でございます。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 課長が中心になっていただくということで、大いに期待をしております。 次に、町各施設における温室効果ガス削減努力の現状と今後の取組についてお伺いをいたします。 まず、資料の家庭からの二酸化炭素排出量というグラフをお願いいたします。〔巻末資料⑤-1〕これは、家庭からのCO2排出量をグラフにしたもので、照明器具、家電製品などからの排出量が多くなっているのがよくわかります。軽井沢町地球温暖化対策実行計画を見ますと、CO2の主な発生源等は燃料や電気の使用であり、中でも79パーセントが電力であると記載をされています。ありがとうございました。 そこでお伺いをいたします。 令和元年度現在、町施設のLED照明の設置と自然再生エネルギーである太陽光発電システムの設置の状況についてお伺いをいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 町内の各種施設における温室効果ガスの削減につきましては、先ほどの答弁でも触れましたパリ協定の採択よりも前の、こちら先ほども説明申し上げましたが、軽井沢町地球温暖化対策実行計画に基づいて2009年から全課で取り組んでいるところでございます。 ご質問の太陽光発電システムの設置状況につきましては、役場本庁舎、木もれ陽の里、発地市庭、総合体育館、4保育園、2児童館、中学校の全11施設となります。また、LED照明の設置状況につきましては、役場庁舎等一部対応の施設を含めまして40施設に設置となっております。また、防犯灯、道路灯につきましては、現在2,912灯がLED化となっております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今後の太陽光発電システムの導入やLED照明の導入等はどのように進められていますでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 町の温暖化対策実行計画がございますので、今後も全庁的に太陽光発電の積極的な導入とLEDの照明の採用を環境課としても進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) CO2削減で今取り組める方法として現実的なものがこの2つであると思っておりますので、今後とも設置のほうをぜひ進めていっていただきたいと思います。 次の質問に入ります。 今年度、町小学校への普通教室にエアコン設置工事が行われました。町では、90年間の間に平均気温上昇が1.7度もあったとのデータもあります。20年ほど前は夏気温が30度を超す日は数えるほどでありましたが、ここ数年では珍しくはありません。 そこで、町施設へのエアコン設置状況をお伺いいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 エアコンの設置状況につきましては、直近のデータですけれども、役場庁舎ほか33施設におおむね500台を設置しております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 最近の、今33施設に500台ということで、随分入れていただいているなと思います。 最近のエアコンは消費電力が少なくなっておりますが、それでも台数が増えればそれなりの電力量になっていくと思います。また、軽井沢の冬は厳しく、どうしても暖房は必要となってまいります。 そこでお伺いをいたします。 町では、冷暖房費削減のための取組にはどのように取り組まれていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 冷暖房費削減等の取組につきましては、先ほど何度か申し上げていますが軽井沢町地球温暖化対策実行計画により夏の冷房時の室温を28度、冬の暖房時の室温が20度に設定をするとともに、地中熱の利用を積極的に進め、現在、風越公園カーリングホール、軽井沢中学校での冷暖房、給湯設備に利用するとともに、道路関係では町内3カ所でロードヒーティング設備を設置するなど消費電力の削減を行い経費削減に努めております。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今大きな工事をしたりとかして削減をしていただいているということをお伺いいたしました。 それでは、資料ですが、冷暖房効果を比較ということで、こちらです。〔巻末資料⑤-2〕こちらの写真は南箕輪村にある小学校の教室で、窓に内窓を取りつけた写真です。この校舎は、築37年。内窓をつけていない元の窓はアルミフレームで、町内小学校の窓と似ております。村では、小中学校の全普通教室へエアコンを設置し、昨年7月から稼働をさせております。それに併せ、この教室に断熱性の高い樹脂製の内窓を取りつけて、ほかの教室と比較することで省エネ効果がどのくらいあるか比較実験をしています。写真、ありがとうございます。 まず、遮音性能でございますが、音を遮る遮音性能ですが、外から65デシベルのうるさい音を流したところ、内窓なしの教室では50デシベル、また内窓ありの教室では30デシベルの音となったということで、高い遮音効果があります。また、断熱効果でございますが、特に夏にエアコンを4時間使用した消費電力が38パーセント削減し、冬は灯油暖房を5時間半使用して灯油量を測定したところ、灯油使用量が27パーセント削減をされました。また、コスト面ですが、普通教室が20個ある学校の場合、設置費用が大体1,200万円ということです。設置後13年で設備費用を回収できます。長寿命化が20年と考えると、その後の7年間で768万円の暖房費が節約できる計算となるそうです。 このような結果から、冷暖房費のコスト削減や二酸化炭素排出量削減のために各施設への早目の導入が望ましいと思いますが、全ての施設となりますと大きな費用がかかります。 次に、資料の賃貸借契約のメリットをお願いいたします。〔巻末資料⑤-3〕 こちら、高額予算を要する老朽化設備、省エネ設備の入替えについて、賃貸借契約を活用することにより一気に更新を進めることが可能になってまいります。左側の上の写真ですが、あれは単年度で予算化した場合ですが、それを右側の写真、リース契約、賃貸借契約にした場合、このように予算を抑えて年数をかけてリースのお金を払っていくことができます。そして、右下の図ですが、このエネルギーコストを削減したこの金額で賃貸借料を払っていくということになります。 次に、自治体のメリットということでお願いいたします。〔巻末資料⑤-4〕 こちらが今の導入のメリットになりますが、まず高額の予算確保が不要であること、あと簡易な手続であること、長期間の保守もセットであること、柔軟な体制構築、例えば設計と施工、設計と施工と保守というような、そういう組合わせが選択可能であること、また契約期間終了後譲渡条件つきとすることで契約期間満了後は町の所有とすることができる、また賃貸借物件には動産総合保険が付保されるため町の負担が少なくなります。このような賃貸借契約も活用しながら、学校施設などへ内窓の設置をすることでCO2削減もできると考えますが、導入検討へのお考えをお聞かせください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 栁澤こども教育課長。     〔こども教育課長 栁澤 登君登壇〕 ◎こども教育課長(栁澤登君) お答えいたします。 今先ほど学校のほうということで紹介をいただいておりますが、今学校にそこの部分をやるよりは、今の段階ではやはり保育園等に入っていない状況です。冷房施設が。体力の弱い子どものところに入っていないところにまず最初に、そのようなことをつけるというよりも喫緊の課題として保育園等につけるほうが今では最重要な問題ではないかと思っておりますので、一応今の段階ではそのようなことを、つけるというようなことは考えてはございません。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 保育園にまだエアコンが設置をされていないということでしょうか。ぜひ、お昼寝もありますし、じゃなくてですか。エアコンが設置されていないということでよろしいでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 栁澤こども教育課長。     〔こども教育課長 栁澤 登君登壇〕 ◎こども教育課長(栁澤登君) お答えいたします。 すみません、言い方がちょっと変だったんですが、一部のところに、一部しかまだついていないということで。ついているところもあって、ついていないところもあるということで。申しわけございません。失礼いたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) ぜひ、保育園には早く、お昼寝もありますし、つけていただきたいかなと、エアコンをつけていただきたいなと思っております。また、こちらも利用しながら、ぜひCO2削減、また経費削減へと取り組んでいただきたいと思っております。 次に、町のごみ処理についてお伺いをいたします。 思い返せば、17年前、町のごみ捨て場の状態というと、道路のあちらこちらにごみ捨ての場所があり、ごみを回収し切れずにいつでも山のようにごみが詰まれ、それを鳥獣が食べ散らかしている、そういうのが日常でございました。先輩議員の方々もこのごみ問題については質問をされておりました。その後、1日に何回もごみを運んでいただけるようになり、ごみ捨て場の状態が改善をされました。ごみのことに対して、町や地域の方が一生懸命に努力を続けてこられています。 初めに、資源ごみの活用についてお聞きをしてまいります。 町の資源ごみのリサイクル率と今後の目標をお聞きいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 平成30年度の軽井沢町で収集いたしました廃棄物、資源物の処理量は、合計で1万1,755トンでございましたが、そのうち資源化したものは2,851トンでしたので、リサイクルにつきましては、平成30年度は24.25パーセントということでございます。 今後の目標につきましては、第5次軽井沢町長期振興計画基本計画の後期基本計画に掲げてございます令和4年度目標値28パーセントに向けて、引き続き資源循環型社会の推進に努めてまいります。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今答弁をいただきまして、24.25パーセントのリサイクルということで、国の目標を大きく上回っているかと思います。今後、こちら、削減に……。さらにまた分別をして資源化していっていきたいと思っております。 続きまして、プラごみ削減への取組についてお伺いをいたします。 資料の町じん芥処理場プラ包装容器ペットボトルというじん芥処理場の写真をお願いいたします。〔巻末資料⑤-5〕これは、町のじん芥処理場の写真です。左側、一番左側ですが、プラ、包装容器のごみがたくさん積まれていまして、その左、右側のところで分別の作業をしております。また、ペットボトルにつきましてはふたとか包装がついたまま出されているように見えます。ペットボトルに関しては、引取料が変わらないというふうには、きちんと分けても分けなくても変わらないというように聞いておりますが、町のごみとしてはこうなっております。ありがとうございます。 原料が石油のプラごみは、世界中で大きな社会問題になっております。日本では、プラごみの83パーセントがリサイクルをされているというふうに発表されていますが、実際は56パーセントが焼却処理をされています。また、中国への輸出量が15パーセントでしたが、こちらができなくなりましたので、結局70パーセント近くが焼却処理をされているというデータもございます。このような現実を考えますと、私たちがプラ製品を買い換えなければ、本当の意味でCO2を減らすことはできないのではないかと考えます。 そこで、今後の町のプラごみ削減への取組をお伺いいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 プラスチックごみ削減への取組につきましては、従前からも住民の方々のご理解、ご協力をいただき、容器包装プラスチックとして排出されたもののうち再資源化が行われたものは平成30年度は93.9パーセントと高水準で推移をしております。引き続き、再資源化率の向上に努めてまいります。 また、さらなる取組として、昨年1月に環境省主導による「プラスチック・スマート」フォーラムに参加し、海洋プラスチック問題への取組を積極的に行っていくことといたしました。具体的な取組として、5月に町内の全世帯にグリーンバッグを配布させていただくとともに、「化学物質と地球環境~プラスチック問題をめぐって~」と題した講演会を開催し、プラスチックごみが与える地球環境への影響を理解していただき、プラスチック製品の使用抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再利用(リサイクル)へ取り組んでいただく啓発活動を行いました。また、6月にはごみゼロ運動において環境省、日本財団が行うごみゼロウィークキャンペーンへ参加し、オリジナルごみ袋を使用し、海洋プラスチック問題への啓発を行いました。 ごみの分別方法につきましても、従来は住民向けのごみ分別ガイドブックのみであったものを、本年度新たに事業者向けの事業系ごみ適正化マニュアルを作成いたしました。住民、事業者の方々がそれぞれプラスチック問題に留意いただき、排出抑制をしていただくことと、やむを得ずごみとして排出する場合は再資源化ができるよう、引き続き分別の徹底をお願いしてまいります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今プラ容器なんですが、93.9パーセント再資源化ということでございましたが、これはどのような処理の方法でしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 町の指定袋で黄色い袋が容器包装プラスチックの袋になるんですが、その中に入れられているものとしては結構汚れたプラスチックもございます。それを、町ではシルバー人材センターに委託をしまして分別作業をして、再利用化ができるものとできないものという形で仕分けをしておるんですが、そのうち再利用ができるのが93.9パーセントという形になります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 先ほどグリーンバッグを配布したということでありましたが、今年の7月からレジ袋が有料化となります。今後の展開として、レジ袋削減の取組は考えておられますでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 まだ課内で、環境課内で検討の段階なんですけれども、町のほうで指定ごみ袋の一番小さいものがございますので、それを各小売店、スーパーとかでレジ袋の代わりにそれを小分けで小売店の方に有料袋を売っていただき、それを、ごみ袋をレジ袋の代わりに使っていただいて、それ別荘の方がそのまま排出、ごみ集積場所へ出すという、そういった形で考えています。どうしても、別荘の方というのが指定袋を使わずに排出される方が多いものですから、そうした場合にそのごみ袋を使っていただければ、レジ袋として買ったレジ袋を集積場所で出していただければ一石二鳥ではないかという形で今のところ考えて、それをちょっとできないかというのを検討しております。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。 静粛に願います。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) ごみの出し方というものがきちんとしてくるのであれば、その取組はすばらしいかなと思っております。 続きまして、ペットボトル容器の使用を減らしていくことでCO2削減へとつながってまいると思います。町のプラごみ削減の決意の表明として、町関連施設にある自動販売機からペットボトル容器を使用した飲料販売をやめることで観光客の方へも取組のアピールにもつながると思います。ほかの自治体でも試験的に同様な取組をされているところもありますが、町のお考えをお聞かせください。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 ペットボトルの自動販売機での販売につきましては、各飲料メーカーのほうでもペットボトルの使用を抑えていくか、それかもしくはリターナブルにして有料化して回収していくか、そのような形で検討しているところでございますので、その動向を見ながら町としてどうやっていくかというのは今後考えていきたいと思います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今、リターナブルでということでございましたが、このリターナブル、お金を、商品に容器のお金をのせて販売をするという、そういうものということでよろしいでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) そのような解釈でおります。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) リターナブルでということですが、そうしますとペットボトル容器というのがまた使われていくということになっていくと思いますので、もしできましたら、先ほど申しましたようにペットボトル容器を排除していくような、そういう流れでいっていただければなと思っております。 次の質問に入らせていただきます。 各区のリサイクル資源庫設置状況と今後の予定でございます。資料の資源庫が写っているものをお願いいたします。〔巻末資料⑤-6〕 これは、区のごみ捨て場の写真です。左の建物が資源庫の倉庫で、古紙類とアルミとスチール缶を業者に回収してもらっています。倉庫の端にペットボトル容器の回収の袋がぶら下がっております。その隣の茶色の扉の倉庫が可燃ごみとプラ包装容器を入れる倉庫になっています。そして、右の写真ですが、透明瓶、色瓶、陶器類などを入れる箱です。分別をしております。雨や雪のときには濡れてしまうので、捨ててもいいのか迷うことがあります。 次の写真、有田川町のをお願いいたします。〔巻末資料⑤-7〕 これは、和歌山県有田川町の資源庫です。屋根つきのごみステーションが8つに分かれております。各家庭で完全に分別されたごみがこのステーションに出されます。瓶や缶の中は完全に洗われ、ペットボトル容器はふたとラベルの分別もされています。ほかから来られた方は、余りにきれいなごみに驚くそうです。平成18年度に有田川エコの町というスローガンを掲げ、住民の協力も仰ぎながら様々なエコプロジェクトを実現させてきました。写真、ありがとうございます。 プロジェクトへの取組ですが、資源ごみ回収業者の選定は入札制にし、徹底した分別の結果、資源ごみの処理費用に使っていた3,200万円が平成20年には200万円以上の収入になったそうです。その差額の3,400万円を一般会計の雑入には入れず、循環型社会のために使う基金とし、エコプロジェクトを立ち上げました。住民が頑張って分別して得たお金は住民に還元すると決めたそうです。今では、住民がごみは資源物だ、自分のごみは役立っているとの意識が高くなったということです。このプロジェクトでは、個人の還元として、町でも行っておりますが、太陽光発電や太陽熱利用設備の補助金を出したり、また生ごみコンポスト2台までを無料貸与しています。そのため使う人も多く、生ごみだけで200トンの可燃ごみを削減しています。生ごみ処理機への補助も行っていますが、処理機購入の自己負担額が5万円くらいと大きいため年間5件しか申請がないと言われていました。でも、使ってみるととても便利とも言われておりました。そして、自治会への助成でありますが、維持管理協定を結び、協定金、助成金を出しているそうです。また、先ほどのごみステーションの屋根に独立型のオフグリッド型太陽光発電システムを設置して区の防犯灯などに使用し、夜間のごみ出しにも電気がつき快適になったとの声が出ているそうです。この発電は、災害時にはスマホの充電などにも使えるようにしております。 投資としましては、県のダムに設置費用2億8,600万円をかけ町の水力発電を設置し、年5,000万円の収入を得ているそうです。ダムの耐用年数が40年なので、収益を返済と基金に使っているとのことでした。また、廃校の屋根にソーラーパネルを設置して売電をしたり、防犯灯の設置や学校で観光教育を行う際のバスの費用に充てているということでした。 意識啓発の取組といたしましては、各地区のごみ減量推進委員さんに年1回の講習を受けてもらっている。また、新住民が増えごみの分別が悪くなると自治会から要請があり、環境課の出前講座を行っているということです。 また、別荘や新しい分譲住宅ですが、こちらは管理会社や分譲会社に協定を結んでもらい、ごみ排出計画を出してもらっております。分譲会社が個人の方へごみ出しの説明を行っています。そして、違反ごみは絶対に持っていかないそうです。その持っていかなかったごみは管理会社が分別をして出し直しているということです。 そして、不法投棄ですが、ごみステーションに動きがあると作動する狩猟用のカメラを設置し、警察に提供をしています。今まで2件の方が警察から注意を受けているということでございます。 先ほどのリサイクルへの取組ですが、ごみステーションに最高8つの小屋の設置をしていまして、古着もそこで集めております。また、子どもが大きくなり着られなくなった洋服を保育園に箱を設置して回収し、環境課でお祭りなどで年に数回詰め放題、1袋100円でバザーを行い、毎回大盛況で、その収益は園に絵本として返しているそうです。 ごみ問題は一番大変ですが、この方法ですと苦労した人や場所へ目に見える形で返っていき、頑張る意欲もわいてくると思います。 先ほど有田川町さんのごみステーションを紹介いたしましたが、希望する区には雨に濡れない分別のできる資源庫の設置をしていくことでリサイクルにつながっていくと思いますが、各区のリサイクル資源庫設置状況と今後の予定をお伺いいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 各区のリサイクル資源庫につきましては、現在26棟ございます。内訳としましては、町が直接設置し、回収した資源物を町が売払いを行っている資源庫が3棟、区が町の補助金制度であります軽井沢町資源物収納庫設置補助金を活用して設置し、区が回収業者に売払いを行っている資源庫が23棟ございます。 引き続きまして、区長会、連合衛生委員会などを通じ、各区からのリサイクル資源庫の新規設置及び老朽化に伴う建て替え等の際につきましては町の補助金制度を活用しただき設置いただくよう周知していまいります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今、補助金、新規の設置は補助金制度を使っているということですが、この補助金、調べてみますと区で2分の1補助金となっていますが、こちらはそれで間違いないでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) 区が設置するものとして、やり方としては、まずは町が独自に設置をして、そこに集まった資源物は町が回収してくるものにつきましては、区と協議の上、町が設置をいたします。代わりに区の方がその資源物を売払いして、町でまた助成制度があって資源回収の報奨金というのを出しているんですが、そちらを見込んで設置する場合につきましては上限25万円の2分の1の範囲内でという形でやっております。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) このごみ置き場なんですけれども、やはり大きな問題になっておりまして、不法投棄が絶えません。それで、ぜひ防犯カメラを設置してもらえないかという意見をお伺いしております。先ほどのように太陽光発電を置き、防犯灯や街灯などの電気としていくことも考えられますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) 防犯カメラにつきましては、不法投棄が多い集積場所に関しましては設置をするような形で検討はしたいんですけれども、現にもう設置をしているところもあるんですが、不法投棄のないところに関しましては、電源がやはり、木陰で電源がとりにくくて、太陽光をつけても電源がないというようなところもございますので、その辺は状況によりまして検討していきたいと思います。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 先ほどご紹介をさせていただきましたが、町でも様々な取組をされていまして、有田川町のお話をお聞きしたときにもこの町でもやっているなと思いました。ごみ削減の成果が努力したところに、人に還元されることが実感できる仕組みをつくっていくことも大事だと思いますので、ぜひご参考にしていただければと思います。 次の質問に入らせていただきます。 資料の表、町可燃、不燃ごみの処理費用というものをお願いいたします。〔巻末資料⑤-8〕 こちらでございます。こちら、どれぐらいごみ処理費用がかかっているかということで、30年度の決算書より私のほうで出させていただきました。まだちょっと、ごみ処理場に払っているお金もありますのでもう少しかかるわけでございますが、リサイクルのところ、資源ごみの内訳を見ていただきますと1,140万円の黒字になっております。そして、全体としてはもっとかかっているとは思うんですが7,800万円ほどの費用が税金から出されていることになっております。そして、下でございますが、下の表を見ていただきたいと思いますが、新ごみ焼却施設佐久平クリーンセンターでの当町の可燃ごみ処理可能量は年間7,702トンとなっております。赤い字で書いてあります。処分可能量7,702トンです。平成30年度ごみ量実績の8,297トンからすると、約600トンは町独自で処理をすることになります。この処理方法と費用についてお伺いをいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 新ごみ焼却場につきましては、名称が佐久平クリーンセンターと正式決定をいたしましたが、既存施設の佐久クリーンセンターと混同を避けるため新クリーンセンターと以下申し上げます。 新クリーンセンターでの焼却処理量につきましては、全体で3万2,200トン、軽井沢町の割当量が7,702トンとなっております。しかしながら、30年度における新クリーンセンターで処理をしております可燃ごみ及び埋立処分中の可燃性ごみの総量は8,297トンとなっておりまして、議員ご指摘のとおり595トン超過する事態となっております。この現状は、新クリーンセンターの処理対象地域である佐久地域10市町村のうち9市町村でも同様となっております。この超過分につきましては、各市町村の責任において新クリーンセンター以外の施設で処理することとしております。 当町では、超過分約600トンを独自処理する必要がございます。その場合の処理にかかる経費につきましては民間施設での焼却処理となり、トン当たりの単価が新クリーンセンターで想定しているトン当たり単価3万2,000円に比べ2万3,000円高い5万5,000円程度と想定をしておりますが、この単価での超過料を試算いたしますと3,300万円経費がかかります。こちら、新クリーンセンターで焼却した場合1,380万円の増額となるとこちら試算をしております。 令和2年度は新クリーンセンターの試験稼働が始まる8月中旬まで既存の佐久クリーンセンターで処理することができることと、新クリーンセンターでの試験稼働、本稼働に当たって軽井沢町分については全例受入れが可能であるとのことで、令和2年度においては超過分は発生しない見込みでございます。しかしながら、令和3年度は、このままの状況で推移した場合は600トンを超過する可能性がございますので、喫緊の対策として、現在再資源化率が低い、先ほども申し上げましたが、事業系の紙ごみを減量化する取組を行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今事業所から出る紙ごみを少なくしていくということでございますが、家庭ごみから出される可燃ごみの種類というのは、一番多いのは何でしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) 家庭系の紙ごみにつきましては、昨年の8月に組成の調査をした結果ですが、21.7パーセントとなっております。事業系につきましては、紙類につきましては92.8パーセントとなっております。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今、生ごみということでございました。 それでは、紙ごみ……。すみません、先ほど聞いたのは、ごめんなさい、私の聞き方が悪かったんだと思います。可燃ごみの主な種類、家庭から出る可燃ごみの主な種類をお願いいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) 家庭系のごみにつきましては、生ごみ等の仲介類が61.1パーセント、紙類が21.7パーセント、木、竹、草類が10.3パーセント、布類が3.5パーセント、プラスチック類が2.4パーセント、そのほかが1パーセントでございました。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 生ごみ60パーセントということでお伺いをいたしました。生ごみ、こちら処理するにはやはり生ごみ処理機が一番かなと思いますが、今後の普及のための取組等はどのようにされていかれますでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) 生ごみ処理機の今後の、皆さんに購入をしていただきます、促進をしていくという働きかけにつきましては、引き続き広報等によりまして、町で補助金制度を設けておりますので、そちらを活用していただいて積極的に普及していただくよう努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) 今広報でというふうに言っていらっしゃいましたが、生ごみ処理機は機械のものですと1台7万円ほどします。つまり、自己負担は3万5,000円ほどとなってしまいます。その金額ですと、もう少したってから考えようというふうになってしまうわけですが、特に子育て中の家庭は目の前からお金がどんどんなくなっていくので、もう少し先はずっとやってこないのであります。先ほどの有田川町の例のとおり、無料のコンポストで年間200トンの生ごみの削減ができました。一方、値段の高い処理機は年間5台しか出ておりません。この差は、やはり値段にあると感じております。町におきましては、年間平均25台の普及ですので、全世帯に入れるとなるともう何年かかるかわかりません。この2分1補助、上限額5万円という補助にもっと加算がつけば普及が上がっていくのではないかと思います。 今、早急にごみ量を減らすことが求められております。特に、生ごみが減ればごみのにおいもなく、水も出ないので管理が楽になります。処理機を普及させるには、補助率はそのままで、2年間に限り購入者には町内で使える軽井沢商品券をプレゼントする方法が考えられます。普及が目的ですから、所得の少ない方も購入できるように、購入のための費用負担が極力ないような額を発行していただければと思います。これは、生ごみを減らすことと地域の景気活性化へもつながると思います。使った税金を税金として戻してもらうこともできます。可燃ごみの処理費用に回す分をほかのところで使い、将来できるごみを減らすということを考えていただければと思います。 そこで、再質問させていただきます。 生ごみ処理機設置のための商品券発行のご検討をお伺いいたします。
    ○議長(佐藤敏明君) 眞島議員、⑥の質問でよろしいんですか。 ◆1番(眞島聡子君) はい、そうです。⑥になっています。 ○議長(佐藤敏明君) 5番は4番と一緒にやったということでよろしいんですよね。 ◆1番(眞島聡子君) やっております。 ○議長(佐藤敏明君) そうですよね、終わっているということで。 ◆1番(眞島聡子君) 終わっています。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをさせていただきます。 現在のところ、その商品券のことにつきましては検討はいたしておりません。 生ごみの処理機なんですけれども、機械式のものとコンポストがありまして、コンポストは比較的安価に購入ができますので、そちらを使っていただくことと、あと購入が困難な方の場合につきましては水切り等をしていただいて可燃ごみとして出していく形でご協力のほうお願いをしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) そうですね、コンポストですが、やはり獣がいますので、うちも庭に埋めていたりしたんですけれども結局掘り返されてしまって使えないという状況で、今可燃ごみに回しております。今、先ほど答弁にもありましたとおり、1トンが、全部で600トン減らすためには3,300万円がかかるということでございましたが、この費用をこちらのほうに回していただいてごみを減らしていくということもあると思いますが、もう一度ご意見をお伺いいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 今の現在、インバウンド効果もあって、軽井沢町、ホテルとかかなり建築が増えていまして、そこから出る事業系ごみがかなり大量なものになっています。その中で、先ほど申し上げましたが、紙ごみが92パーセントという形ですので、まずはそちらのところを優先的に進めさせていただいて、その600トンの超過分については対策を行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) また、ちょっと頭の片隅に置いておいていただきたいなと思っております。 次の質問に入らせていただきます。 庁舎内から出る機密、個人情報が記載されている紙ごみとその他コピー用紙の処理量、方法とか費用についてお伺いをいたします。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 庁舎内から発生した紙ごみのうち、個人情報等の機密情報が含まれるものについての全体処理量は、平成30年度で1万3,915キロとなっております。処理別の内訳として、専門処理業者による溶解及びシュレッダーにて処理を行い再資源化しているものが1万2,357キロで、経費については年間約22万6,000円かかっております。業者委託でなく庁内に設置してあるシュレッダーにおいても自己処理を行っておりまして、こちらの量が1,558キロの処理を行っております。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) ちょっともう時間がなくなってしまって大変申しわけないんですが、ペーパーラボの写真をお願いいたします。〔巻末資料⑤-9〕 こちら、諏訪市さんで取り組まれている情報ごみを、これは諏訪市さんです。ペーパーラボというものがあります。普通、紙を再生させるには古紙を回収しリサイクル工場に運搬、そして紙A4判1枚に対してコップ1杯の水を使い再生紙にします。それを、ペーパーラボという機械にコピー用紙を入れるとほとんど水を使わずに新しい紙へと生まれ変わります。諏訪市役所では、平成30年度に38万枚のコピー用紙を26万枚の再生紙へと生まれ変わらせています。次の写真をお願いいたします。〔巻末資料⑤-10〕 この写真がペーパーラボ、左の上、すごく小さいですね、すみません、見えないですね。ペーパーラボという再生紙です。それで、この上の左から2番目なんですけれども、これは1枚1枚紙を確認しています。付箋がついていたりとかホッチキスがついていると再生ができませんので確認をしているんですが、この確認作業は障がいのある方にしていただいております。この機械導入の目的の1つが障がい者就労支援ということでありました。そして、確認をされた紙は上段の右から2番目のあの箱の中に入れられます。こちらには鍵ができますので機密性が保たれます。そして、その上段の右側の写真がインクの写真ですが、いろんな色がつけられます。左下のところにボタンがありますので、何枚つくるとかという設置をしてボタンを押すと紙が出てきます。そして、つくられた紙が下段の右側2番目の写真でございますが、こういう紙が出てきています。諏訪市さんでは、申請書に使われたりとか、あと名刺に、その紙を使って名刺を印刷していました。そして、その横の棚の中に用紙を入れております。 この設備を導入し、学校でも見学に来ますが、目の前で紙がリサイクルされるのを見た子どもはびっくりすると言っておりました。リサイクルの大切さを感じる機械であります。 そこでお伺いをいたします。 町の可燃ごみの削減、リサイクルの取組へのアピール、そして障がいのある方の雇用の場として町でこの整備導入への検討をしていただければと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。 浅賀環境課長。     〔環境課長 浅賀信雄君登壇〕 ◎環境課長(浅賀信雄君) お答えをいたします。 今のペーパーラボの金額なんですが、調べましたところ2,000万円ほどちょっとかかるということで、町の庁舎で今発生している処理料が20万円半ばぐらいなんですけれども、それと費用対効果で考えた場合、ペーパーラボを5年間使うという形で考えてみますと、5年間ですとリサイクル業者でやった場合100万円ほどしか経費がかからないのが、ペーパーラボを購入してしまうと2,000万円かかるという形で、ちょっと費用対効果的に厳しいのではないかという形で考えておりますが、今後研究のほうはしてまいります。 以上です。 ○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。 1番、眞島聡子議員。     〔1番 眞島聡子君登壇〕 ◆1番(眞島聡子君) すみません、後半ばたばたしてしまい、大変申しわけないです。 いろいろご提案をさせていただきましたが、またぜひ町のリサイクル、CO2削減への取組と進んでいきますことを願いまして、本日の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(佐藤敏明君) 以上をもちまして、1番、眞島聡子議員の一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会 ○議長(佐藤敏明君) 以上をもって、本日の議事日程は全て終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後3時43分...