軽井沢町議会 > 2018-03-05 >
03月05日-02号

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  1. 軽井沢町議会 2018-03-05
    03月05日-02号


    取得元: 軽井沢町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-28
    平成30年  3月 第1回定例会(3月会議)     平成30年第1回軽井沢町議会定例会(3月会議)会議録◯議事日程(第2号)                  平成30年3月5日(月曜日)午前10時開議     開議宣告     議事日程の報告日程第1 代表質問日程第2 一般質問---------------------------------------◯出席議員(16名)     1番  寺田和佳子君     2番  西 千穂君     3番  押金洋仁君      4番  利根川泰三君     5番  栁澤信介君      6番  遠山隆雄君     7番  横須賀桃子君     8番  川島さゆり君     9番  土屋好生君     10番  佐藤幹夫君    11番  市村 守君     12番  佐藤敏明君    13番  大浦洋介君     14番  土屋 浄君    15番  篠原公子君     16番  内堀次雄君---------------------------------------◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯説明のため出席した者 町長      藤巻 進君   教育長     荻原 勝君 会計管理者   柳沢 登君   総合政策課長  荻原確也君 総務課長    西墻美智雄君  税務課長    土屋公一君 保健福祉課長  原 富士子君  住民課長    上原まち子君 環境課長    土屋 剛君   観光経済課長  工藤朝美君 地域整備課長  土屋 貢君   上下水道課長  両角尚男君 消防課長    藤巻輝義君   病院事務長   篠原 昭君 こども教育課長 森 憲之君   生涯学習課長  土屋悦雄君 監査委員    長谷川淳一君  農業委員会長  小宮山恒雄君---------------------------------------◯事務局職員出席者 事務局長    篠原幸雄    局長補佐    荒井和彦 主任      土屋一郎 △開議 午前10時00分 ○議長(市村守君) ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(市村守君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。--------------------------------------- △日程第1 代表質問 ○議長(市村守君) 日程第1、代表質問を行います。 質問の通告がありますので、発言を許します。--------------------------------------- △押金洋仁君 ○議長(市村守君) 通告順1番、交渉会派こぶし代表、3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) おはようございます。 会派こぶし代表の押金洋仁です。これより、代表質問をいたします。 昨年4月に新たに結成いたしましたので、会派としましては最初の代表質問となります。よろしくお願いいたします。 それでは、最初の質問です。 2期目任期の仕上げに当たり、町長のお考えを伺います。 藤巻町長の任期も残るところ1年を切り、2期目の町政は仕上げの段階へと入ります。昨年3月会議において、都市政策、産業政策、教育、医療福祉、防災危機管理、町民の町政参画、役場の体制の7項目にわたり政策に取り入れたいとするものが町長より示されたところですが、それら諸事業の達成度、あるいは残りの任期の中でどうまとめ上げていくか。これについては、1日の施政方針の中で、7項目それぞれの進捗状況と現状分析をお聞きしましたので、簡潔なものでもよいかと思いますが、それらを町民・住民の幸せにどのようにつなげていくか、仕上げ段階に向けて、改めて所感と意気込みを伺います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 私の任期も余すところ1年を切りました。公約として掲げた7項目ですが、再開の挨拶でも申し上げましたとおり、職員及び内外の関係者のご協力によりまして、大方実施できたものと考えています。 ただし、医療福祉項目軽井沢病院の内容の充実と経営強化の推進では、現在のところ十分な成果を出せずにいますが、このたびの信大・東大との連携により、寄附講座という新しい制度を使い、ようやく進展の兆しが見えてまいりました。中学校改築や発地市庭などの大型事業も議員の皆様のご理解、ご協力によりまして、残すは借宿バイパス工事のみとなっております。当初、予定していなかった雲場池のしゅんせつ工事や、G20閣僚会議誘致なども加わり、今できることをしっかり仕上げいくことが責務であると考えております。 2月9日から25日に韓国で開催された平昌冬季オリンピックでは、ご存知のように男子カーリング競技に地元からSC軽井沢クラブが出場し、活躍をしました。町としましても最大限の応援体制をとり、選手を激励できたものと思います。私も、会場の韓国カンヌンまで応援に出向くという大変名誉な体験をすることができました。これも当初から予定できる事業ではなく、軽井沢町という町が与えてくれた出会いであると考えております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 次に、町の将来展望について伺います。 2020年の東京オリンピック・パラリンピックは1964年の同大会がそうであったように、この国の1つの転換点となるでしょう。 新しい元号がスタートする来年、そして2020年以降、この国はかつて誰も経験していない人口減少というフェーズへ突入し、これまで通じていた常識、これまで通用していた多くのシステムが通用しなくなり、人口増加、右肩上がりを前提に膨らみ続けてきた社会基盤は縮小せざるを得なくなると思われます。国の人口推計では、このまま有効な策を打てずに合計特殊出生率が増えることがなければ、2060年には日本の人口は8,600万人に減ることが予想されております。 人口減少のほか、2020年以降には、2025年問題に象徴される超高齢化、社会保障費の増大、AIやIoT、自動運転などの技術革新、それらの普及による産業構造と働き方改革による就業形態の変化、女性のさらなる社会参画などが予想されますが、その中にあって我が町はどうあるべきなのか、今の段階で首長としてどうかじ取りをするかを問うわけにはいきませんが、時代の先を読みながら施策を打っていくことは重要であります。22世紀風土フォーラムで住民参加型のまちづくりを進める町長に、今後の将来の町のあるべき姿を伺います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 ご質問の2点目、町の将来展望についてお答えをいたします。 私は、軽井沢町には2つの顔があると捉えております。1つの顔は長野県北佐久郡の人口2万人の町であり、もう1つの顔は日本人なら誰でも知っている有名な軽井沢です。 政策立案や実施するに当たっては、常に両面から捉えることが重要であると考えております。この2つの関係性ですが、分母が2万人の町であり、分子が有名な軽井沢となります。国内1,700余の自治体の中で、この町ほど分母に対して分子が大きな都市はないものと思います。これは何を意味するかというと、国民の軽井沢に寄せる期待値が大変高いということです。130年余の別荘避暑地としての歴史が形づくってきた軽井沢町の1級の財産であります。軽井沢の価値はこの町にあるというよりは、国民の脳裏に刻まれている軽井沢という名称やイメージにあると考えます。この大きな分子を小さな2万人で支えなければなりませんが、しょせん支えることなどできないものと思わなければなりません。であるならどうするかです。それは町の外にある力、人、知恵、情報、社会的価値、金などをいかにこの町の中に引き入れるかです。さらなる憧れの存在としての軽井沢の歴史を積み重ねることです。たくさんの町内外の方々が軽井沢を舞台に活躍できる、活動できる環境や機会をつくることです。代表的なものとして、G7、G20など、国際会議や国内会議の開催、多種の文化、スポーツイベントの開催、皇室はじめ、要人の滞在などがあります。 今後の町のあるべき姿ですが、こうしたことを通じて、町が永続的に繁栄し、人々が心身ともに健康で豊かな生活ができる、そのような姿であると考えております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 続きまして、財政政策について伺います。 1つ目に、新しい地方公会計について伺います。 地方公共団体の厳しい財政状況の中で、財政の透明性を高め、住民に対する説明責任を果たし、財政の効率化、適正化を図るため、従来からの現金主義・単式簿記による予算決算制度に加えて、発生主義・複式簿記といった企業会計的手法を活用した財務書類等を29年度、つまりこの3月までに作成するよう、各地方公共団体は要請されております。この新しい統一的な基準による地方公会計制度により作成された財務書類は、貸借対照表行政コスト計算書純資産変動計算書等で構成されますが、こうした発生主義・複式簿記を採用することで、これまで見えにくかったコスト情報ストック情報が見える化され、住民や議会に対する説明責任の履行や行政内部のマネジメント機能の向上に活用することが可能となります。 特に、人口減少、少子高齢化が進行する中、財政のマネジメント強化のため、財務書類を予算編成等に積極的に活用し、限られた財源を賢く使うことは極めて重要であります。こうして、予算の執行者には今後ますます経営的な感覚とコストに対する意識が求められてくるわけですが、この企業会計的手法の導入に当たり、どのような財政運営に臨んでいくか、固定資産台帳との連動や、公共施設の予防保全等ともあわせて伺います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 まず、前半の統一的な基準による地方公会計制度の作成に関してからお答えをいたします。 地方公共団体にも現金主義・単式簿記による決算書類の公表のほか、企業会計的手法である発生主義・複式簿記の考え方を取り入れた貸借対照表など、財務4表の作成につきましては、平成18年6月に施行された簡素で効率的な政府を実現するための行政改革推進に関する法律に基づき、新地方公会計制度の整備が位置づけられ、総務省よりモデルが示され、当町では平成20年度決算から作成し、概要版を広報かるいざわへ掲載をしております。 また、平成27年度の決算分につきましては、予算のあらましに掲載したほか、ホームページでも公開してきております。これまで作成してきました新地方公会計制度での財務書類につきましては、決算統計データを活用して、簡易な方法であったことや、作成のモデルにつきましても東京都方式など独自なものも存在したことから、地方公共団体間での比較ができず、不都合が生じていたことから、総務省が平成27年1月に公表した統一的な基準による地方公会計マニュアルに基づき、全ての地方公共団体で統一的なものを平成29年度中に作成することとなっております。 また、従前の方法においては、固定資産額につきましては、決算統計の投資的経費を積み上げ、算定する方法が容認されてきておりましたが、統一的な公会計の財務書類におきましては、基準日現在で減価償却を行い、実際の資産額により作成するため、固定資産台帳の整備が必然として必要となり、当町におきましても平成27年度中に台帳の整備を完了し、毎年度更新を行い、固定資産に関しての取得から処分に至るまでの経緯を個々に管理が可能となっております。この統一的な基準による財務書類の作成で、一部事務組合等関係団体を含めた資産額が明らかになったものの、庁舎、学校、道路や水路等インフラ資産で売却が不可能な資産についても全て計上されていることから、企業のような財務の本質が明らかになったとは言えず、決算資料の補完と捉えざるを得ない状況にあります。 いずれにしましても、統一的な基準による財務書類をまとめました資料につきましては、本会議の最終日に議員の皆さんには配布をした後、ホームページで公表を予定をしております。 次に、財務関係に関しましては、再開の挨拶でも申し上げましたとおり、国、地方とも厳しい財政状況が続いている時代背景のもと、約10年間にわたり続いてきた大型事業の区切りが見えてきておりますが、年々都市基盤や公共施設の維持管理費への予算措置も大きくなってきておりますので、施設の維持管理については、事後保全から予防保全にシフトし、公共施設の長寿命化を図っていきます。また、少子高齢化のもと、社会保障費に対するウエイトも高くなり、現在の社会情勢では税収の大きな伸びは期待できず、国が推し進める施策には不交付団体であるがゆえ財政措置がされず、厳しい財政運営が続くものと予想しておりますが、事業の執行に当たっては、限られた財源を有効に活用することを念頭に置き、財政運営に当たっていきたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 財政政策について2番目の質問です。 入札に関して質問いたします。 今年度は個人番号や図書館、行政ネットワーク業務シンクライアントシステム等システム機器類の購入契約が相次ぎ、その費用は非常に大きなものとなりました。以前、これらの入札に対して、指名競争入札を採用し続ける理由を質問したところ、町内に事務所を置くものが落札していないにもかかわらず、回答の要旨は、町内建設業者を守るためというものでありました。建設分野のことはともかく、システム機器類の購入に指名競争入札を採用している点をどのように考えるかと伺おうとしておりましたが、2月20日の時点でこの質問を通告したところ、1日の全員協議会の席では、試行とはいえ、動産、不動産ともに一般競争入札の導入という発表があり、いわばここで政策の転換が見られました。 この後に続きます仕様書をまとめる際、機器の導入妥当性をチェックし、特定のメーカーに偏らないよう、同等品の選定にも協力が望めるITコーディネーター協会のアドバイスを受けることもあわせて提案したところですが、改めてこの点について伺っておきます。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 3点目の2の指名競争入札を採用している政策をどのように考えるかについてでございます。 3月1日開催の議会全員協議会でご説明いたしましたとおり、平成30年度より制限付き一般競争入札を試行的に実施し、入札の状況を見ていきたいと思います。また、仕様書を作成する際は、システム障害が発生する場合に業務システムのプログラムと機器との責任分解点の煩雑化を回避するため、業務システム側で要求される機器を選定しております。 なお、ITコーディネーターにつきましては、現在では機器の選定には協力をいただいておりませんが、昨年から既にシステム改修情報システム関連全般についての助言を長野県市町村自治振興組合無償派遣制度を活用し、既にITコーディネーターに協力をいただいております。また、本年度においても、昨年に引き続きお願いしております。さらに、今年度より町が独自にシステム改修情報関連全般に関しての適正化を図るため、ITコーディネーターに管理業務を委託し、システム改修等の進捗管理や仕様書に関して管理をいただいております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 続きまして、新しい都市政策について伺います。 住宅宿泊事業法、いわゆる民泊新法については、町は町内全域においてゼロ日規制を要望しております。これについては、議会12月定例会で全域、ゼロ日規制の県条例での制定を求める意見書を採択し、議会としても町と同様に民泊施設は町内全域において認めないとする方針をとっております。確かに、この地方分権の時代に国は一律に規制するのではなく、地域の特殊性やさまざまな事情をよくくみ取るべきであるし、宿泊施設の稼働率が約30%と全国最低レベルの長野県に都市部と同じ事情を押しつけるべきではないでしょう。地方には地方の生き残りをかけたやり方あるのだということを訴えるべきだと考えます。ですので、ある意味では、今回の方針をとれたのも現時点では仕方がないと思われる面もあるでしょう。 その上で、改めて考えてみたいのですが、今回の民泊新法に関する方針表明に真っ向から異を唱えるものではありませんが、民泊という言葉に含まれる一部のイメージにとらわれ過ぎていないかという印象があります。一言で民泊といってもその形態にはさまざまなものが考えられます。例えば歴史的に価値があるけれども、文化財等の指定を受けていない木造建築が別荘地内には辛うじて残っており、程度の差こそあれそれらは当町の文化的、歴史的価値、つまり軽井沢ブランドを高めることに貢献してきました。しかし、これら木造建築が老朽化し、更新時期にきている今、即宿泊とまではいかないけれども、それらの解体を防ぐために、宿泊の可能性を含めたさまざまな利活用の方法を検討する余地は本当に残されていないのでしょうか。ほかにも収穫体験などしながら、地域の暮らしぶりに接する農家民泊や国際交流、国際親善を目的とした民泊もありますが、グリーンツーリズムや国際会議開催が成熟を重ねていった先にそうした交流もあると思われます。 こうしたいわば、異文化交流としての側面も全て規制してしまうことにならないでしょうか。事業内容をよく吟味して、当町の歴史的、文化的価値を維持し、軽井沢ブランドを高めるものと判断したものについては認めていくべきではないでしょうか。Iターン、Uターンなどして、こうしたことを始めようと考える次世代の担い手、生かし手の投資意欲を高めることは必要な施策であると考えます。静穏な住環境や善良な風俗維持が大切なことは言うまでもありませんが、現実には、町内別荘の老朽化の進行や遊休期間、遊休空間を活用することで新たな価値を生み出すシェアリングエコノミーという国際的な潮流があることも理解し、調査研究を重ねた上で、まず、十分に議論をすることが重要だと考えます。これについて改めて町長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 住宅宿泊事業法、いわゆる民泊新法に関する町の方針についてお答えをいたします。 別荘地内にある歴史的に価値がある文化財等の指定を受けていない木造建築を民泊利用してはとのことでありますが、例えば別荘地内の大半を占める第一種低層住居専用地域都市計画法上は、低層住居に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域と規定をしており、建築基準法上では、建築できる建築物を制限し、住宅、共同住宅、下宿、寄宿舎、一定基準以下の店舗併用住宅等以外を建築してはならないと規定をしています。 民泊新法は、一般住宅で宿泊事業を行うというものですが、都市計画法建築基準法、それぞれの法律と整合がとれていない制度であること。また、別荘地には営業宿泊施設等の設置を避け、静かな生活環境を保持する旨の規約を定め運用している別荘地も数多くあることや、当町は130年余の国際保健休養地としての歴史と文化と伝統を守り続けていること等から、到底認めることはできないものと考えております。また、農家民泊や国際交流、国際親善を目的とした民泊につきましても、それぞれ民泊によらず行える事業であり、異文化交流の側面を規制することにはならないと考えております。民泊新法は本年6月15日から施行されるものですが、当町は、民泊新法が公布される2年半前から民泊に関する制度を検討し、民泊施設等取り扱い基準を定めており、調査研究を重ね十分に議論した結果が現在の町の方針となっております。なお、町内新聞社発行の2月掲載記事の中で、軽井沢別荘団体連合会会長からも町の方針について賛同をいただいております。 また、議会から昨年度12月会議において、軽井沢町における規制にかかわる区域を町内全域とし、規制に係る期間を全ての期間とする長野県条例の制定を求める旨の意見書を提出いただき、軽井沢町議会として民泊反対の意思を示されております。これは、軽井沢町議会としてで、議員有志ではございません。 このような質問、それも代表質問として私いただくと、議会の議決は何だったのかと、議会の議決そのものを低めてしまうことにならないかと心配することであります。これが許されるのであれば、議決した案件を蒸し返して何度も問えるということになり、議決は無用の長物になるのではないかと、そしてそれは町民にとってもわかりにくいものとなり、議会不信につながっていってしまうのではないか、議会制度の根幹にかかわる事柄ではないかと案ずるところであります。また、議会でも意見書を提出いただいたわけでありますけれども、これがある程度時間が経過した中ではそれを問い直すということもあってもよろしいかと思いますが、まだこういったことを決めてきたことには時間が本当に先日のようなこの経過でございますので、いかがかなという思いでありますし、また私どもにお出しいただくというよりは、議会内部でこの件について十分ご議論いただければありがたいなと思っております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 次に、教育政策について伺います。 1つ目の質問です。 こども教育課新設の成果を伺います。昨年4月からスタートした組織改革により、保育園と幼稚園を所管する窓口が教育委員会に一本化され、ゼロ歳から18歳までの子育て全般をこども教育課で扱うこととなりました。1年が経過し、幼保小中の連携が深まることで新たな教育的成果としてどのようなものが得られたのか。また、事務処理や政策立案、課題解決へ向けたコミュニケーションのとりやすさ等の点で業務上の効果が見られた点はあったのか。そして、利用者の利便性としてどのような点が向上したのか。新たな課題があれば、それも含めて改革の自己分析を求めたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 平成29年4月の組織改革により、児童係が教育委員会に移行をいたしました。間もなく1年が経過するに当たり、以下に掲げる4点について所感を申し上げます。 まず、1点目の幼保小中連携の観点からの新たな教育的成果といたしましては、特に保小についてこれまでより緊密な連携がとれるようになったと実感しております。1例を申し上げますと、同じフロアに学校教育係と児童係が一緒にいることで小中学校と保育園、双方にお子さんがいる世帯が転入、転出する際の手続の円滑化や、インフルエンザ等の感染状況の把握、子どもの安全管理に係る連絡体制、食物アレルギー対策等、情報共有の迅速化が挙げられます。 日常における変化としては、事務連絡に訪れる保育園長や子育て支援センターの職員が臨床心理士に気軽に相談できるなど、これまではスクールサポーターの訪問時にしかできなかったものが容易に相談でき、双方の業務理解をより一層進めることができました。電話や文書だけではなく、顔を見て対話をすることでより情報共有が図られ、相互理解が深まることが子どもの安全・安心を守る上でも着実に進展していると感じております。 2点目の事務処理や政策立案、問題解決に向けたコミュニケーションの効果についてですが、まず事務処理につきましては、さきに申し上げましたとおり、同じフロアに学校教育係と児童係が一緒にいる利点を生かし、学校と保育園、双方に用事のあるお客様に対し連携して対応することで、お待ちいただく時間の短縮化や、窓口をお移りいただくことなくその場で手続が完了することや、今まで学校教育係と児童係、それぞれが外部から取得していた情報が共有できる。あるいはそれらの個人情報を外部に持ち出さずに済むなど、利便性、安全性の向上が図られたのではないかと考えております。 政策立案及び課題解決に関する部分につきましては、例えばいじめや発達障がいなどの講演会や研究会を実施する場合、教職員が対象であっても保育園の保育士も参加する取り組み、教員免許等特殊な資格を持った職員の雇用に当たっては、各担当係で人材の確保に苦慮しておりますが、情報を共有することによって、以前よりも人員の確保が容易になっております。また、それぞれの係が事業を実施するには相互に内容確認を行っており、気づいた点について意見交換をすることで、より多角的かつ客観的な視点からの考察が図られていると感じています。 3点目の利用者の利便性の面では、これまで申し上げたとおり、保小連携の観点からは相当程度の向上が図られていると考えますが、一方で児童係が役場庁舎を離れたことで、これまで住民課において転入、転出手続等を行うお客様があわせて児童手当関係や保育園関係等の手続をその場で行うことができましたが、組織改革後は中央公民館にお越しいただくようになりました。子ども教育課としては、総務課総合案内や住民課窓口係に児童係の場所及び業務内容を知らせる案内図を掲示するとともに、両方の課の窓口職員には丁寧な案内をお願いしております。特に住民課の窓口職員には、児童係に持参していただく書類を記した案内文を配布していただき、役場と中央公民館を往復することを極力避けるための努力をしております。 児童係においては、コードレス化した業務用電話を設置しており、必要があれば子ども教育課の窓口にお見えになったお客様に役場窓口担当者と直接お話ししていただくなど、訪れたお客様にできる限りご不便を感じさせないよう取り組んでいるところでございます。 最後に、4点目として新たな課題として、教育委員会子ども教育課に児童福祉部門が加わったことにより、住民の利便性向上に向けどのような施策を検討していくかが課題であると感じております。子どもの施策は、これまで国の所管省庁も異なっており、その全てを一本化することは難しいのが現状でありますが、関連する住民課や保健福祉課との連絡調整、協議等を実施しながら、軽井沢の子どもの健全な育成に向け、その垣根を取り払っていく不断の努力が必要です。今後も先進地視察等を通じ、組織内の業務に対する相互理解を進め、組織改革の成果が形となっていけるよう、取り組んでいきたいと考えております。 いずれにいたしましても、今回の組織改革が着地点ではなく、今後に向けて改善するべきところは改善をして、町民等にとって、職員にとってもより利便性、効率性の高い事務分掌の検討を引き続き進めていく所存でございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 教育政策について、2番目の質問です。 以前の町の教育大綱の中に、幼児教育についての記述を入れるべきではとの質問に対し、幼児教育も含めて明記するべきだと考えているので検討したいという教育長の答弁を得ておりますが、政策へどのように反映させているか、その後の検討結果について伺います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 昨年4月からの組織改革により、こども教育課として児童福祉部門を含めた体制となり、具体的な施策としては先ほどお答えしたとおり、幼保小の連携につきましても、さまざまな取り組みを進めておりますが、さらなる充実を図るため、夏休み等を利用した教職員と保育士との意見交換や、研修の充実、昨年度から本格的に取り組みを始めた幼保小連携会議の体制化確立の検討なども進めております。 なお、今後は総合教育会議でも議論した上で、その意見も踏まえて策定当初からの予定どおり平成30年度中には軽井沢町教育大綱を改定することとし、平成29年9月に改定した軽井沢こぶし教育の7つの基本方針、第5次軽井沢町長期振興計画後期基本計画、国・県及び社会情勢の動向を踏まえるとともに、幼児教育の明文化も含めて回答準備を行っております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 続きまして、防災と危機管理政策について伺います。 1つ目です。 2014年の御嶽山噴火被害を受けて、活動火山対策特別措置法、いわゆる活火山法が改正され、全国49火山の警戒地域内の自治体や観光施設は登山客や住民の火山避難計画をつくるよう義務づけられました。そこに記載されるものとして情報伝達や避難施設、避難経路等が見込まれますが、長野県内でこの計画策定を終えたのは佐久市だけで、当町を含めた10市町村は未策定であります。1日の全員協議会でも示されたとおり、この3月に天明噴火レベルの大規模噴火時のハザードマップが示されるとのことですが、どこへどのように避難するのかを示されないままでは、町民の間に不安が広がることも考えられます。早期の策定が必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 浅間山の大規模噴火時のハザードマップについては、活動火山対策特別措置法にて設置を義務づけられている火山防災協議会、浅間山周辺地域にあっては、浅間山火山防災協議会において現在作成を進めており、3月23日に開催される浅間山火山防災協議会での承認を経て公表されることとなっていますが、これは純然たる被害予測地図であり、避難所、避難場所といった情報は記載されていないものであります。 この大規模噴火のハザードマップによる被害想定を踏まえて、火山防災協議会において周辺市町村の火山防災マップのひな形を平成30年度に作成する計画となっており、この火山防災マップに避難所や噴火時の対応、避難行動等の情報を図示、記載し、翌年度以降に各市町村にて火山防災マップを印刷、住民へ配布する予定であります。 なお、県内で火山避難訓練を策定しているのは佐久市だけと報道されておりますが、佐久市においても、軽井沢町地域防災計画の火山災害対策編と同様に佐久地域防災計画に記載されている内容が策定済みとなって公表されたものであり、佐久市も軽井沢町と同様に大規模噴火のハザードマップをもとに平成30年度に火山防災マップを作成する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 次に、町長の危機管理についてのお考えを伺います。 昨年10月には弾道ミサイルの飛来に対する避難訓練が行われ、その有効性には濃淡さまざまな反応がありました。あと、今年1月、本白根山の山頂付近のこれまで監視していなかった場所から前兆もなく噴火が起こり、専門家は今まで考えていた火山観測の哲学が覆されたと語っていました。これも教訓の1つではあると思いますが、こうした想定外の事態をゼロにするのは容易ではないと思わせる出来事でありました。 町長は以前、「時時刻刻」等で、想定外という言葉は繰り返したくないということをおっしゃっていましたが、想定外を限りなく少なくするためとはいえ、危機管理に無尽蔵に予算をつぎ込むわけにもいかないと思われます。つまり、自然災害であろうと国際紛争であろうと備えは厚いほうがよいですが、問題はそれにどの程度厚みを持たせるか、その根拠づけができるかどうかです。そこに科学的・理論的根拠があれば議会や町民の理解は得やすいのでしょうが、そうでなければ予算はつけづらくなってきます。最後には政治的判断となるわけですが、あらゆるリスクが想定される中で、町長の政策としてのリスクマネジメントに対するお考えを伺います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 議員のおっしゃるとおり、危機管理においてどこまで備えをすれば安全という基準はございません。自然災害に関して言えば、風水害、地震災害、火山噴火、雪害等ある中で、ほぼ確実に毎年襲来する台風や集中豪雨による風水害への備えを最優先としながら、確率的には非常に小さくてもその他の自然災害も幾つか必ず発生しますので、起きたときには被害を最小限とし、かつ最短の期間で日常生活に復帰できることを目指して避難所の指定、備蓄資機材の整備、訓練の実施、防災計画の見直し等を進めているところであります。 また、他国との紛争状態になった場合の国民保護に係る対応についても、予測することは不可能ですので、自然災害と同様、起きてしまったときは被害を最小限に、かつ最短期間での日常生活への復帰を目標として、自然災害と同様の措置を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 広報体制について伺います。 事業や施策が効果を発揮できるかどうかという部分は、周知のいかんにかかっていると言え、そうした情報戦略は自治体にとって大変重要であります。そのような情報戦略上欠かせないもののうちの1つがマスメディアであり、速報性や広域性、経済性の点ですぐれるマスメディアを通しての情報提供は効率的な発信方法の1つです。しかし、他方でマスメディアは発信の仕方によってバイアスがかかってしまう側面があることも否定できません。 昨年の中学校建設交付金返還問題のときも報道各社によって、ニュアンスの微妙な違いが認められました。報道発表の前に議員に対する概要の説明はありましたが、11月8日に報道があってから、15日の全員協議会まで詳しい説明がなかったため、13日の議会とまちづくりを語る会では、来場者に説明を求められたものの、十分な対応ができませんでした。 軽井沢というのはやはり知名度があり、よい方向に作用する場合もありますが、同様にネガティブな情報もマスメディアに取り上げられ、拡散しやすい傾向もあります。メディアの見出しのつけ方1つ、言葉の選び方1つで印象操作される場合もあるでしょう。だからこそ、マスメディア発表の書き方に左右されないよう、意図しない部分がクローズアップされないよう、町の正式な見解というのは大切であります。 マスメディアへ流した報道資料、プレスリリースを町自身がしっかり発信することが重要であるわけですが、以前これを求めた議員からの提案に対して、町側からは広報あるいはホームページ等でプレスリリースを発信していくとの回答を得ていたが、今のところその実施例が見られません。広報体制としてどのように考えるか伺います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 町から報道機関へ向けた情報の提供、発表は2つの方法によって行っており、重要施策、方針の発表は総合政策課より、各種イベント等は担当課より新聞社、テレビ局等の報道機関へ情報提供を行い、その際には町長、副町長、課長が確認した上で、統一した正確な情報を発信しております。現在、特に定期的な日時を決めたプレスリリースは行っておりませんが、必要に応じ、その都度タイムリーな情報提供に努めており、その際ホームページ上では、新着情報として住民の方にも同じ内容の情報をほぼ同時に発信しております。また、広報かるいざわは、原稿入稿期限が決まっておりますので、やむを得ず月おくれとなってしまう場合もありますが、報道への情報提供と同内容を掲載しております。 統一した情報提供を行った場合でも、報道機関によりその受け取り方、報道内容等が微妙に町の意図と食い違う場合もあり得ますが、町といたしましては、引き続き正確で速やかな情報提供をしてまいります。 なお、11月8日に報道発表されました中学校建設事業の環境改善交付金の返還に係る情報につきましては、返還が決定した時点から会計検査院より国会報告を経て、報道発表を実施するまでは外部に情報を流出しないように情報統制がなされており、議員の皆様をはじめ、町民の方々に対しても町から説明することができなかった状況であります。報道発表当日、11月8日でございますけれども、議会の研修視察もあり、お集まりいただくことができなかったため、担当課とも相談の上、個別の概要説明にとどめ、1週間後の議会全員協議会で詳細説明をさせていただいたものでございます。ご理解いただけるかと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 以上で質問を終わるわけですが、町長の冒頭のご答弁にもありましたとおり、当町は長野県の中の一市町村という町ではなくて、そうではない町という存在感がますます高まってきております。そうした中で、この町はますます耳目を集めるところでありますので、残り任期1年を切ったところではありますが、町長の繊細さと大胆さとバランスのとれたかじ取りをお願いいたしまして、代表質問を終わりといたします。 ○議長(市村守君) 以上をもちまして、3番、押金洋仁議員の代表質問を終了いたします。 ここで、しばらく休憩といたします。 再開は11時ちょうどといたします。 △休憩 午前10時54分 △再開 午前11時01分 ○議長(市村守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第2 一般質問 ○議長(市村守君) 日程第2、一般質問を行います。 あらかじめお知らせいたします。本日は3名の議員の一般質問を予定しております。--------------------------------------- △遠山隆雄君 ○議長(市村守君) 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 通告順1番、6番、遠山議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 一般質問をいたします。 今回の一般質問は、平成30年度主要施策と新年度予算について及び戸別受信機の導入についての2点であります。 まず、主要施策について質問をいたします。 平成27年2月、町長に就任した藤巻 進町長にとって、平成30年度は藤巻町政2期目任期の最終年度となります。また、第5次軽井沢町長期振興計画後期基本計画の開始年度でもあります。 3月会議再開の町長挨拶及び、先ほどの代表質問の答弁からも町長の就任に当たって公約に掲げた7項目の政策に沿って、この7項目は昨年町長が2日目に話しされた7項目、都市政策、教育、医療福祉、防災、危機管理、町政参画、役場の体制と、この7項目は何を目指しているのかというところで、1に幸せ社会の構築、これは少子高齢化社会への対応。2つとして、効率的で住みやすい都市形成、コンパクトシティの推進ほか。3つとして、足腰の強い産業形成、観光、商業、工業、農業の活性化と連携ほか。4として、町の価値を高める施策、町並み景観の整備、環境施策の推進ほか。5として、自立と多様性を尊重する子どもたちの育成、「こぶし教育」の推進ほか。6つとして、軽井沢ブランドの維持拡大ということでした。軽井沢のこの恵まれた環境を十二分に生かした町政を安定的に運営してきたという自己評価と受けとめました。そこで、幾つかの項目について改めて質問をいたします。 まず第1点目として、都市政策の中での効率的で住みやすい都市形成を目指すコンパクトシティの推進について。 さきの挨拶にもありましたように、都市デザイン室にテーマを投げかけ、22世紀風土フォーラムでも議論の俎上に上げて検討していただいています。また、コンパクトシティは物理的に限られた中で、さらに利便性を高めて生活しやすい豊かな町を形成するという相矛盾するということを調整する作業でもある。しかし、大なたを振るうべき勇気を持って振らなければならないという覚悟をもっての発言と感じました。 22世紀風土フォーラムでも議論の俎上にのせて検討していただいていますとのことですが、町長としてのコンパクトシティ化についての具体的な素案の考えがあってのことなのか。また、単にテーマとしてコンパクトシティ化を議論の俎上にのせているのか質問をいたします。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 今、ご紹介をいただいたように、7つの私の施策の中の7項目は、今ご紹介いただいた6つの項目を達成するために組み立てているものでございます。その中で、効率的で住みやすい都市形成、特にコンパクトシティの推進というところでご質問かと思います。お答えを申し上げたいと思います。 少子高齢社会が進行する中、今までの拡大路線を改める時代に直面をしています。産業の担い手が明らかに減少する社会では、活気ある経済活動は望めません。税収にも大きな影響が出てくるものと考えられます。しかし、私たちは一度手に入れた利便性や豊かな社会を手放すことはできないと思います。であるとすれば、少子高齢社会と利便性や豊かな社会を同居させるということになります。この相矛盾する事柄を同居させること、そこにコンパクトシティという考え方が登場してくるものと思います。 コンパクトな都市形成には、効率的な都市経営を行い、豊かさを維持し、さらに高めるということになります。そこでは、何を取り、何を捨てるかの取捨選択が求められるものと思います。これは残すけれども、この部分は諦めようなど、個人や地域で決めていくことになるでしょう。全て今までどおりは通用しないものと思います。 現在の軽井沢町を見たときに、コンパクトシティはたくさんいろんな項目がございますけれども、1つ取り上げてみますと、居住の拡散、スプロール化が進んでいるように思います。定年後、軽井沢町をついの住みかとして移り住まれる方が多くいらっしゃいます。これは歓迎するところでありますが、別荘地に家を求めて軽井沢らしい環境の中で生活してもらいたいのは山々ではありますが、行政サービスには限界があります。特に買い物や通院、通学等での交通手段は限られるわけです。降雪時の除雪もあります。全ての方々に満足していただく体制は残念ながらとることはできません。移り住む前に年齢やご家族の構成など、生活をどのように設計されるか、将来も見据えて居住の場所を考えていただければと思います。利便性の高い町なかでの生活か、静かで緑に囲まれた場所にするかの選択であります。コンパクトシティの1例を申し上げましたが、繰り返しになりますが、進行する少子高齢社会を生き抜いていくには、私たちの意識改革が求められるものと思います。行政としても住民の皆さんに負担を求めるだけでなく、最善の策を見つけてまいりますが、限界もあるということをご理解いただきたく思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 答弁いただきましたが、コンパクトシティとは、いわゆる商業地や行政サービスといった生活上必要な機能を一定範囲に集め、効率的な生活、行政を目指すことであって、その形態には幾つかの種類はあります。基本的には公共交通等々を利用したプランになっており、自動車を必要とする郊外での生活スタイルから離脱し、都市区域や居住区域を定め、生活圏をコントロールしていく構想と思っています。つまり、郊外に住宅を求めることで無秩序に広がった生活圏を中心部、または中心部と公共交通で結ばれた沿線に集約させることで、無駄のない少ない生活の行政を目指すとするものであると感じております。全国に先駆けて実施した富山市での成功例や青森市での失敗例があり、コンパクトシティ事業は一朝一夕にできる事業ではないということはわかっております。 先ほども申し上げましたように、町長の初日の挨拶で22世紀風土フォーラムにいわゆる議論の俎上に、俎上という難しい言葉を使われて調べたところ、まないたにのせるという言葉をよくまないたの鯉というような形であるんですけれども、ですから、都市デザイン室に投げかけたという形の中で議論の俎上にあげて、ある程度の町長としてのこういうプランがあるんだよとか、何もなくて風土フォーラムにコンパクトシティを投げかけたのか、そこら辺ちょっとお聞きしたいと思いますけれども。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えします。 22世紀風土フォーラムで全て結論を出していけるというようなものでもございません。フォーラムのほうでも決まったそれぞれテーマでいろんな検討をして、議論して進めていただいているわけです。その中で、フォーラムのほうには、私もできるだけ出たり、出席をしているつもりなんですが、出られないときも多かったりします。 その中では、やはり町長として町をどう考えるんだということを自分の口から言葉で伝えてほしいというようなご意見もございました。特にそこでは、コンパクトシティの先ほど申し上げたようなことを申しました。それも1つのフォーラムのテーマという形で、その後委員の皆さん方でお話をしていただいたりはしております。そこで、もうがちがちに議論を徹底討論して、コンパクトシティの結果をそこに求めるということではなくて、緩やかな形になろうかと思いますけれども、そんなことで風土フォーラムのほうにお願いをしております。 これは、本当にプロジェクトチームを設置したり、またグランドデザインの具現化に向けてどのような形でやっていくかということでスタートし、今進めておるところであります。一区切りとして、2年が終わりましたので、また委員の方もかわって、新たにまたスタートするようなところもございます。そんなかかわりであるということでご理解いただければと思いますけれども。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 結論的に申し上げますと、風土フォーラムで将来的に町としてもコンパクトシティ化を目指さなければいけないだろうという形の中で大いに研究していきたいという、当初から申し上げました27年の就任のときからコンパクトシティを掲げていたものですから、ある程度の町長の思いもあったのかなと思ったんだけれども、そのようなことはなく、町としては将来的に検討していく課題だよという形で捉えてよろしいということでしょうかね。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) そうですね、今申し上げたように、風土フォーラムでその結論を出すとかということでもございません。いろいろな町の将来のあり方というものをフォーラムの委員の皆さん方がそれぞれの個人で思い、また会議の中で議論する中でありますので、やはり私としての考え方もそこに伝えておかなければ、やはりいろんな方向へということが考えられますので、いろいろたくさんある中でのコンパクトシティということを例に挙げて、委員の皆さんの前でお伝えをしたところです。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) それでは、7つの政策の中で2点目として、教育関係について昨年3月会議での挨拶にありました、埋もれている有形無形の歴史遺産等を発掘し、町の宝にすべく各種の施策を実施してまいりますとあります。 今回の町長挨拶では、7番目、役場の体制の中で職員提案制度により新税の考案とか八田別荘、枡形茶屋、スイス公使館の活用案といった思った以上にたくさんの提案が寄せられたという寂しいものでした。八田別荘については、平成27年6月の一般質問で28年度の2月末までの委託期間で文化財調査の専門業者により調査を行うと、その結果によりどうするかを考えるとしていました。また、予算委員会でも同様の質問、これを毎回出ているんですけれども、質問はしているものの一向に進展の兆しがございません。 八田別荘及び枡形茶屋についての活用方法は現段階、27年にもう調査もしているし、28年からも何年もたっていますよね。そのようなことの中から、八田別荘及び枡形茶屋についての活用方法をどのように考えているのかお聞きいたします。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 まず、八田別荘でありますけれども、前にも申し上げたとおり、まずは八田別荘、明治26年の建築ですのでショーハウスが25年前の建築ということで、ショーハウスは今新しく建てかえましたので、軽井沢に残る最古の建築別荘ということになろうかと思います。その意味で、まずは残すということが第1番目に重要なことであるということだと思っております。それは前もお伝えしたとおりです。それは今かなっているわけです。 しかしながら、ただ残してあそこしまっておけばいいのかという、当然そうはなりません。それをやはりうまく活用していかなきゃならないという課題が当然あるわけであります。担当のほうでの教育委員会からも幾つかのプランが出ております。これは、枡形、それからスイス公使館に対しても同じです。教育委員会のほうからもそのプラン、こんな感じで使ったらどうだろうかということも私のほうに寄せてもらってありますし、また私のほうからもこんなのはどうだろうかということを同時に逆にお伝えもしております。まだ、あくまで相互に案ですので、公表できるような段階には至っておりません。 それぞれ重要な建物ですし、軽井沢を知らしめていくという重要な建築物ですので、慎重に進めていきたい。慎重といっても、いつまでもただ考えているだけではいけない。できるだけ早く実施をしていきたいと、現段階ではそうお答えしたいと思います。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 予算委員会でもそうなんですけれども、もう今のような答弁聞き飽きています。ある程度、重要な建築物というのはわかります。重要な建築物であるなら、あるだけに早く方向づけをするような形をとっていかなければならないと考えます。これ以上、ここで言っても進展がないので言いませんけれども、今の例えば町長の中で、教育委員会からもこういう案だとかやっているというような形であるならば、方向が見出せなくても例えば議会にもこんなような形があるんだとかという、予算委員会ででも何でもそうなんですけれども、話もできないようじゃぐあい悪いと思うんですよね。内部でまだ公表できない、公表できないじゃ、いつまでやるんだというような形になっていっちゃうと思うので、町長、こういう古い重要な建物等にいろいろ知識がおありですので、町長この2期目の任期中にある程度の方向を出されるようなことを望んで、この2点目の質問は閉じたいと思います。 次に、3点目の町民の町政参画で、移動町長室の継続を町長挙げられております。 移動町長室は、同じ説明であっても私からの説明がよいと考えて実施していると、各課長が同席しているので、質問の多くは即答していると満足しているようですが、果たしてどうでしょうか。 私も、毎回移動町長室に参加させていただいておりますが、参加者の中には、今の移動町長室は移動町長室ではなくて移動役場だよねと言う人がいます。いわゆる参加者は、前回のときもそうなんですけれども、町長のプロジェクターを使っての長い説明を聞き、説明のときも一般の出席者には資料が配布されていない。もっとも、プロジェクターで説明しているんだからそれを見ればいいんだという形でやっていると思うんですけれども、片や参加している各課長、各課長はパワーポイントの原稿を一生懸命机に向かって見ているというような形で、私も違和感を感じました。住民は移動町長室というような形で、担当課長からの答弁よりも、その場で即答できなくても町長との意見交換を期待していると思います。私も議員になって、議会報告会で、議会報告会のやり方も最近は変わってきているんですけれども、報告はなるべく短く、意見交換を長くというような形、なおかつ教室形からロの字形にして、それぞれの顔が見えるような形で意見交換をしているというような形でいます。 いろいろなよその移動市長室だとか、移動町長室だとかというのを見ても、町長が出向いてそこへ担当の担当者が行って、懇談するというような形が多く見られていますが、現在のやり方だと町長は自分の説明で納得はしている、納得はしているというような形ですけれども、町民はそんなに納得していないと思うんですけれども、移動町長室の開催方針を現状で満足しているのか。 また、以前一般質問でも質問しましたけれども、移動町長室で出された意見等のホームページでの公表とかそのようなことを考えているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをします。 移動町長室ですが、限られた時間の中でどのように進めたらいいかということで練って今の形にしております。どうしても、私と町の参加の皆さん方がひざを突き合わせていろいろと町のあり方ということを考えるという形、1つの理想ではありますけれども、町の皆さん方から現場で出てくる意見といいますか、要望が多いかなという感じはします。もちろんそれは悪いわけではありません。道路の問題とか除雪の問題とかが出てまいります。非常に具体的にここのところをこうしたらどうか、してほしいというようなご意見です。これも非常に大事なことだと思います。それに対して、やはり関係課長が同席をして、それに対して逐一お答えをしていくということが適切であると思っております。 まだ、スタートしたばかりですけれども、できるだけいろんな形でこれを検討していければなと思います。これは、私も議会に所属しておりましたので、議会で議会とまちづくりを語る会、そのころは名称が違ったかと思いますけれども、一議員としては、参加の議会の報告会のところにおいでいただいた皆さん方と町の少子高齢社会だとか、いろんな教育の問題とか産業の問題とか、それぞれのテーマに沿って相互に意見交換といいますか、そういう場になればいいのかなと思った。どうしても具体的な要望等のお話が多かったように思います。なかなかこちらで意図したものと、それからその現場、その会議の席がちょっと変わってしまうというのがあるわけで、多分議員の皆様方も今のまちづくりを語る会にそれぞれいろんな思いがあろうかと思いますけれども、それにしましても、せっかく参加していただいて、自分の時間を使って交通費をかけて出向いていただくわけですが、本当に感謝を申し上げるところであります。 そういったことを無駄にならないような形で、今後も同じ今のパターンをやればいいということで決して考えておりませんので、また、私どもも当然考えますし、そういったことをご意見いただければありがたいなと思っております。 ホームページ等での掲載というのは、ちょっとまた担当のほうとどんな形でできるのかということを検討させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) それでは、次の質問に移ります。 平成30年度当初予算について質問をいたします。 平成30年度一般会計当初予算案として、前年比0.6%減の126億5,000万円が議案として3月会議初日に提出されました。大型事業が終了した平成28年度以降、ほぼ同程度の予算案となっておりますが、冒頭にも申し上げましたように、平成30年度は藤巻町政2期目任期の最終年度となることから、予算編成をするに当たっても、町長の掲げた7項目の政策実現のための平成30年度予算編成の基本方針が示されるものと考えておりました。町長挨拶では、平成30年度の予算編成に当たっては、歴史から生まれた町、人と人の出会いから新たなまちづくりとして、時代の変化を読み、進化していくことを目指し、そして誰もが安心して暮らせる町を目指したものとしましたと。単に事業量を抑制するのではなく、非効率的な歳出を削減し、限られた財源を有効に活用することを念頭に置き、予算の編成を行いましたとのことでした。 しかし、先般、参考資料として配布された平成30年度予算編成方針についての通知を見る限り、そのようなことはなく、昨年と全く同様の文言であり、これでは町長が掲げた7項目の政策に対する思いが各課に伝わらなかったのではないかと感じました。優秀な職員ですから、今のはやりのそんたくして、予算編成をしているものと考えますけれども、予算編成の基本的な考え方と主要施策との関連及び、初日に今回このような予算の概要を出されておりますけれども、基本的な考え方と主要施策との関連及び当初予算の中で今回、先ほども言っているように、最終年度特筆すべき事業を、政策と絡めた事業を質問をいたします。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 西墻総務課長。     〔総務課長 西墻美智雄君登壇〕 ◎総務課長(西墻美智雄君) お答えいたします。 まず、予算編成の基本的な考え方でございますが、平成30年12月末に借宿バイパス線整備工事が竣工し、一連の大型事業につきましては一区切りとなりますが、今後は都市基盤や公共施設の老朽化に伴う維持管理費の増加、少子高齢化社会の進展による社会保障関連費用への予算措置のウエイトがさらに大きくなり、経済状況から税収の大幅な伸びは期待できず、今後においても厳しい財政状況が続くことと考えております。このような時代背景から、将来にわたっても健全な財政運営を目指すとの基本的な考えに立ち、限られた財源を重点的かつ効率的に配分することにより、最大の行政効果が得られるよう、実施計画に基づき金額を精査した上で予算の編成に当たっております。 特筆すべき事項の数点につきましては、先ほど議員がおっしゃったとおり、提案説明の中でご説明いたしましたが、その他としましても誰もが安心して地域で暮らせるよう、住民支え合いマップの作成、更新を目的とした地域福祉ネットワーク事業委託、誰も自殺に追い込まれることのない町を目指し、自殺対策を推進するための計画策定業務委託、安心して子どもを産み、健やかに育てるための支援体制として、4・5カ月児健診、9・10カ月児健診の新設のための関連費用の計上も行っております。 また、平成30年度からも県の森林税制度が延長され、国においても森林環境税や森林環境譲与税の創設の動きもあることから、将来的に里山整備や持続的な森林管理の構築を図るため、基礎調査を行う予定でおります。その他、各課が実施している事業の詳細につきましては、予算決算常任委員会においてご説明申し上げますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 実施計画等で聞いておりますし、資料を見ればある程度はわかりますので、この質問については終わりとします。 次に、戸別受信機の導入について質問をいたします。 昨年実施いたしました議会とまちづくりを語る会においても、戸別受信機の導入について厳しい意見、提言等をいただきました。また、議員の中には、同一内容の一般質問をしても2年もすると担当者がかわり、全く同じ答弁が毎回繰り返されていると言われております。このようなことから、改めて昨年9月会議で私が一般質問をした戸別受信機の導入について質問をいたします。 振り返ってみますと、戸別受信機の導入はアナログ化からデジタル化への更新に際し、1台当たりの購入単価が約15万円前後と高額になるので導入しないという町の方針でした。また、一般質問でわかったことは、この約15万円は1台での定価での見積もりだったこと、その後500台規模での導入を考えた場合の見積もりでは1台当たり約5万3,000円、アンテナも含むになるということでした。今までのアナログ式の受信機が1台当たり6万円、アンテナを設置した場合では7万5,000円ということから比較しても、高額になるからとの廃止理由は到底理解できるものではありません。例えば、現在設置されている約2,200台を更新するとしても、単価見積もりをとればさらに安価となることが想定できます。 9月会議においての質問で、高額だから導入しないとしていたことから、金額の提示を求めたものの、町長からは金額的に幾らだったらいい、幾らだったら悪いということではないのかなと思って、そのあたりを今検討している。また、総務課長からは、価格がという形ははっきりここでここならいいという線はちょっと即お答えできる状況にはない。デジタル化により、電波の状況に変化があるので、調査もしなければならない等いろいろ述べられ、総合的に判断して検討したいとの答弁でした。 9月会議以降の検討結果、あるいはまだ、いまだ検討中であるならば、どのようなことを検討されているのか質問をいたします。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 ご質問のとおり、昨年の9月会議での遠山議員からの一般質問に対しまして、戸別受信機の導入については総合的に判断し、検討すると答弁しておりますが、この半年間では戸別受信機の価格やその他の代替品等について情勢に変化はありませんでしたので、現在も検討段階であります。 なお、平成30年度においては、要支援者台帳に記載されている住民を対象として登録された電話、またはファクスに防災行政無線で放送する内容を一斉に送信するサービス事業を実施する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 消防課長のほうからは、そのような答弁になるのではないかなと思います。私言っているのは、総合的に判断してということでございました。このときにもあえて総合的にということでしたから、相手の言葉をそのまま細かく突きませんでしたけれども、そもそもこの総合的な判断というのはどのことを言っていましたか、総務課長。よく判断すれば、総合的ですから、今まで金額が安い、高い、高いですから、役場の予算に占める中で、1台5万円を1,000台やっても5,000万円ですよね。2,000台やっても1億円。このような金額が一般会計から出すのが大変なのか、そこらの辺も考慮して総合的にということでいたのか。よく解釈すれば総合的ですから、金額の面もあるし、1台当たりの単価もある。それと、デジタルになれば、電波の届きにくいところもあるというような形でという逃げの答弁だったと思いますよ。 半年もたって、検討していないでは済まないと思うんですよ。この総合的に判断して検討したいとしたときの総合的とはどのようなことを言っていたのか、ちょっとここでお聞きしたいと思います。 総合的な判断をして、戸別受信機を導入するという方針を出さなければ、今まで消防課長はかわいそうだ、かわいそうだと私は言っているんですよ。たしか23年ぐらいですか、二十三、四年に町でデジタル化に伴い高額だから導入しないという方針を出されたという形でいました。ですから、町で判断したものを総合的に判断して、少なくとも町民の意見等を聞いてみると必要だなという総合的に判断しているでしょう。いわゆる、町長を筆頭として朝会のメンバーで議論をして、前向きに導入の方向に行こうという方針が出なければ、消防課長がそんなことをいろいろ検討できるわけないと思いますよ。そこらをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 西墻総務課長。     〔総務課長 西墻美智雄君登壇〕 ◎総務課長(西墻美智雄君) お答えいたします。 以前の答弁のときに私が総合的に判断してという形で、最後一般質問を終わりにさせていただきましたけれども、そのときもいろいろな形、今、遠山議員おっしゃったとおり、電波の関係もございます。金額の関係も以前は高額という形であったわけですけれども、その後、500をロットとした場合については、それほどでもない金額が出されたという形もございますので、そういった部分を判断の材料といたしまして、以前は戸別受信機は実施しないという形でしたけれども、今総務省のほうでも戸別受信機について研究をしております。今まだ、結果が出ておりませんけれども、そういった部分も加味いたしまして、町として、やはり支援者に対してやっぱり必要なものは必要という形があれば、設置していくという方向になるかと思いますので、もうしばらくちょっと検討させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 今言われていますが、電波の状況、電波の状況ということですけれども、実際現在のアナログの受信機でも地域によっては相当アンテナが必要なんですよ。ですから、町が設置したのは浅間山の噴火を想定して、いわゆる西地区から順次設置してきていますよね。先日、調べたところ、約2,200台入っているうちの660台ほどがアンテナが必要なんですよ。約3割がアンテナが必要という形です。それでよく言われているように、軽井沢は地形が入り組んでいるから、入り組んでいるからと言うけれども、戸別受信機を必要としている人たちが住んでいるところは地形の入り組んでいるところじゃないんですよ。一般的に軽井沢のいわゆる町外、町外というか、人家の少ないところ、別荘地とすれば、それは地形上で電波の届かないという形もあると思うんだけれども、いわゆる中軽や古宿、浅間台、追分、借宿等については、木が大きい下に家があるからだとか、いろいろ取ってつけたへ理屈のようなことを言われますけれども、やる気がないからそういうことを言っていると思うんですよ。 それで総務省のほうでも、さきの糸魚川の火災についても戸別受信機があったことによって通知が迅速にできただとかあります。それで前回も坂城町の例も出したんですけれども、坂城町では全戸、全事業所に6,500台設置するというような形が説明したと思いますけれども、やっているんですよ。それで坂城町と軽井沢と比べると、行政区域の広さがあるから一概には言えないんですけれども、坂城町には特殊な事情があって、有線放送から切りかえるというような形があるんですけれども、現在でもそれぞれの地域の放送が戸別受信機、それと屋外拡声子局から通じて放送されていますよね。そういうような形のものがあるんですから、それらを総合的に判断しなければ私はならないと思うんですよ。 しかし、先ほどから言っているように、電波が金額だと言っている。朝会で戸別受信機についての話というものは取り上げないんですか。私、昨年の実施計画のときに防災行政無線ほかという、これは議会からも再三言われているから、ほかを戸別受信機で表に出したくないけれども、出したんだろうなというつもりで質問したら、維持管理経費だなんて全くピントのずれた答弁をされたんですけれども、やはり住民からもこれだけの要望があったりしているものを真剣に考えるという取り組みがないように思うんですよ。 今回、一般質問の通告の新聞折り込みがあったときに、戸別受信機についてしっかり質問しないとだめだぞというような形を何人からももらっているんですよ。ですから、今や半年たってもまだ総合的に判断していない、判断していないなんていうような形のもので、また、当然議会便りも出すわけですけれども、そのような記事は出せないですよ。 町長としても戸別受信機の必要性というのは感じますか、どうですか、ちょっと一言。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) そうですね、戸別受信機の必要性なんですけれども、浅間噴火、防災に限らず、住民の皆さん方の安全を確保するというのは最善を尽くしたいということではあるんですけれども、最善を尽くさなきゃいけないということでありますけれども、それでもいろんな予算的なものもございますし、この戸別受信機をすぐ予算と結びつけてということではありません。先ほども申し上げましたとおり、今まで答弁申し上げましたとおりにそういったことを検討しているという段階でございますので、ここで私がいいとか悪いとかということ、それはできるにこしたことはないと当然考えておりますけれども、いろんな諸事情ということを考え、考慮しながら決めていきたいなと考えております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 今の諸事情を考慮して考えていきたいというような形ですけれども、諸事情、諸事情と、やる気がないから諸事情と私は逃げていると思うんですよ。じゃ、今まで戸別受信機をアナログの時代ずっと入れてきていたんでしょう。じゃ、アナログからデジタルになるからといって、中止をしたという形でいるものを予算の関係、予算の関係というけれども、今言っている5,000万円だとか1億円のお金が融通つかないんですか。 また特別交付税が27年から対象になるというような形もあったりしているんですけれども、それらを検討して、これだけ住民から大きな声があるものを諸事情で検討、検討と、じゃ、いつまでたったら結果を出せるんですか、町長でも総務課長でもいいですけれども。誰も納得できるわけはないですよ。今まで総務委員会で、私はたまたま総務委員会でなかったから、いろいろ議事録見てきても、金額の高い、高いの一点張りで導入しないという形でいたんじゃないですか。例えば、町長の任期の2月までに結論を出すとか、そのぐらいの腹づもりをお聞きしたいと思いますけれども。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 西墻総務課長。     〔総務課長 西墻美智雄君登壇〕 ◎総務課長(西墻美智雄君) お答えいたします。 以前、戸別受信機については設置しないという形でずっと答弁してきたわけですけれども、ここへ来て議員もいろいろとお調べいただいて、いろいろな部分が出てきております。単価についてもかなり低くなってきております。そういったことを加味しながら検討させていただくという状況になって、単に設置する、しないではなく、以前は設置しないという答弁でしたけれども、実際のところこれを前向きに検討させていただいている状況で、やっぱり要支援者の人たちもいらっしゃいますので、そういった人たちの安全・安心を確保する意味でも、そういった部分も検討材料になってくるかと思いますので、その辺はご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 最初にも申し上げましたけれども、この戸別受信機の導入しないというのは、高価だから、高価だからと言ってきていたことなんですよ。高価だからと言ってきたものが実は高価じゃないということが前回の一般質問でもわかりましたよね。わかった段階で、じゃ、価格が幾らならいいんだという形で質問したところ、ここではっきり幾らだという形は言えないという形でいるんですよ。ですから、価格面で導入しないと言っていたものが価格が安くなってきたんだから、導入するという方向へ考えを変えていくのが当たり前だと思いますよ。それをいろいろ予算だとか、要支援者云々とまた新しい言葉が出てきているんですけれども、要はやる気がないからこういう答弁になってきちゃうと思うんですよ。 最後に、いつをめどに、やはりこれだけの議会だよりも出さなければならないんですよ。いいかげんな形では出すわけにいかないんで、町としていつまでには方向性を出すか、その1点を聞いて終わりたいと思います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) 遠山議員のやる気がないという言葉は、私どもにすれば大変心外に受け取ります。 それから、時期につきましては、今明言することはできませんが、先ほど申し上げましたとおりに、この問題というものは早い時期に決めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 6番、遠山隆雄議員。     〔6番 遠山隆雄君登壇〕 ◆6番(遠山隆雄君) 以上で、これ以上進展がありませんので、質問を終わります。 ○議長(市村守君) 以上をもちまして、6番、遠山隆雄議員の一般質問を終了といたします。 しばらく休憩いたします。 再開は午後1時ちょうどといたします。 △休憩 午前11時55分 △再開 午後1時01分 ○議長(市村守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △横須賀桃子君 ○議長(市村守君) 通告順2番、7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 7番、横須賀桃子です。 本日は、行ってみたくなる図書館、地域で考える子どもたちの健全育成、そして「オープン・システム」の導入について質問します。 それでは、初めに、行ってみたくなる図書館について伺います。 図書館を取り巻く状況が大きく変化してきている昨今、地域交流施設くつかけテラス内で運営している中軽井沢図書館が集いと出会いの交流拠点として開館して5年、軽井沢の自然を感じる学習の場である離山図書館は、冬期休館となり、来館者数にも変動が見られるようになってきました。 このような状況にある中、図書館は利用者のニーズを的確にサービスへと反映し、図書館としての機能の改善、強化を図るとともに、魅力ある図書館づくりを進めるべきですが、これからの図書館ビジョンを聞かせてください。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) お答えいたします。 軽井沢町立図書館は、平成23年度に運営計画を策定し、「誰もが気軽に利用できる図書館」、「子どもが読書に親しむ図書館」、「地域の情報拠点になる図書館」、「地域と連絡していく図書館」という4つの基本方針に基づき、図書館運営を行ってきております。 具体的な施策としましては、軽井沢在住の小説家小池真理子さんや日本を代表する詩人の谷川俊太郎さんなどを講師に招いた文化講座の開催や図書館友の会との共催による図書館夏まつりでは、ジャーナリストの池上 彰氏を招いての講演を行い、聴講者に好評をいただきました。 毎月開催している館長朗読会は、今年度より音楽との競演により実施しております。子どもたちに対しましては、ボランティアの「おはなしツリー」によるおはなし会を定期的に行っております。春の読書週間では、桜の花びらをかたどった色紙に自分の好きな本のタイトルを書いてもらい、その色紙でエレベーター入口に春を感じさせるような飾りつけをしました。 平成29年度の新たな取り組みとして、七夕に合わせ、未就学児から中学生を対象に借りた本のレシートを打ち出し、職員が作成した読書日記帳に10冊分のレシートを張りつけると1回くじを引くことができ、景品が当たるというイベントを行い、164名が参加いたしました。このイベントが好評だったため、秋の読書週間には職員がスタンプカードを作成し、1冊借りるとスタンプがもらえ、スタンプが10個たまるとくじが引け景品が当たるというイベントを行いました。 また、所蔵する資料は、小説や絵本、医学書や歴史書などを定期的に購入し、充実を図っております。特設コーナーでは、春には野菜づくりに関する図書を設置するなど、季節に合わせた図書やそのときの旬な話題に合わせた図書を紹介しております。 地域資料につきましては、軽井沢にかかわる図書を中心に約7,300冊を収集し保存しております。これらの資料をデジタル化し、デジタルアーカイブで紹介しております。 インターネット環境につきましては、開館から固定パソコンのほか無料のWi-Fiサービスを行っており、持ち込みパソコンの電源が使える席もあることから、多くの方に利用され、好評をいただいております。 今後も4つの基本方針を基盤として、これらの施策を引き続き実施してまいりたいと思いますが、議員ご指摘のとおり、図書館を取り巻く状況は変化してきておりますので、変えるべきことは変えていく必要があると考えております。多様化する利用者のニーズに対しましては、アンテナを高く張りながら図書館サービスの向上に努め、集いと出会いを楽しむ交流の拠点としてさらに多くの方々に利用していただけるような魅力ある図書館づくりを進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 現在、離山図書館のほうは冬期休館中でありまして、中軽井沢図書館のほうでこれからの活用方法の意見を伺っていると思いますが、何件ほど集まってきましたでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) お答えいたします。 ホームページや広報等で意見募集、それから今言いました図書館のほうでアンケートということで、アンケートのほうは2月末現在で248件、それから意見のほうは今のところ2件という状況であります。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) アンケートのほうはかなりの数がそろっているということなんですけれども、肝心の活用方法においては2件だけというふうになると、なかなか住民からの意見として参考にはならないかと思うんですけれども、ちなみに3月20日から12日間、中軽井沢図書館のほうは臨時休館をいたしますが、その間は離山図書館の意見などはどのように収集していくんでしょうか。 また、離山図書館に関して、中軽井沢図書館で2週間近く意見を伝えることができないということで、周知方法などはどうするのか教えてください。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) 3月に閉館する期間につきましては、多目的室を無料で開放しまして、そこで勉強等をしていただくような形がとれますので、そのときに意見とかアンケートにも答えていただけるようであれば答えていただけるような形になるかと思います。 以上でございます。
    ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 今、多目的を使えるようになると伺って、よかったかと思うんですけれども、2件しか出てきていないということで少し提案をしたいと思いまして、この場で伝えたいと思うんですけれども、こぶし教育の中で「自然を愛し環境を守る人の育成」とあることから、自然に囲まれた離山図書館でこぶし教育のこの「自然を愛し環境を守る人の育成」を実践するなどはいかがでしょう。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 環境教育等も含めて頑張っておりますけれども、今、横須賀議員ご提案ありました。検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 先ほど、中軽井沢図書館のほうでは、子どもたちによる桜の切り抜きなどのデコレーションを行ったりだとか、七夕のときはくじをするなどイベントを行っているというとても魅力ある運営づくりをしているとは思うんですけれども、せっかくあるホームページがあまり活用されていないように思いまして、そのように私も実は図書館大好きで1週間に1回は行くんですけれども、いろいろな季節ごとに一生懸命職員の方が絵本の場所だとかデコレーションをしてくれていますよね。そういうのをホームページをどんどん活用して、せっかくの場なので、どんどん宣伝していくということもできるかと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) 今いただいたご意見に対しましても、またよく検討しまして、ホームページのほうも活用してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 写真などをホームページに載せることというのは、そんなに検討しなければいけないような事項なんでしょうかね。即答できないんでしょうか。せっかくあるホームページなので、今はどんどん子どもたちというのはやはりネット社会なので、そういうところでいろいろな情報などを収集しているんですね。なので、できるかできないぐらいはそんなに考えることはないと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) 図書館のホームページにつきましては、今、お知らせという形でいろいろなイベントとかを載せています。そこに写真を載せることもちょっと今確認はできないんですが、載せられると思いますので、載せられるようであれば、そこに写真を載せたりして、いろいろとこういうことをやっていますよというふうなことを活用して伝えていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 28年度に軽井沢高校287名を対象に調査した中軽井沢図書館に関するアンケートでは、約6割の生徒が図書館を学習の場にしていると回答しているんですけれども、とてもうれしいデータではあるんですけれども、今回、先ほどの答弁で春休み中の休館の間は、多目的室を学習の場に使ってくださるということを実は提案しようと思っていたんですけれども、そのように回答していただいたので、それはとてもいいことだとは思うんですけれども、そもそもなぜ子どもたちが一番活用できる春休み中に2週間近くも休館日を設定してしまったんですか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) 今年につきましては、図書館システムですね、こちらのほうが5年経過するということで、更新作業を行っております。今年度いっぱいで入れかえ作業なりを行うというところで、この3月ということになりました。ちょっとその辺は配慮が足りなかったとは感じております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) ということは、今後はもう少し子どもたちなど余り利用者が若干少ないような月を考えて決めていくということだと思うんですけれども、臨時休館の目的の一つは、今回システムの入れかえだと思うんですけれども、人員削減などにつながることを考えると、ICチップなどの導入は考えられなかったんでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) ICチップの関係ですけれども、こちらの図書館が開館する当時、導入しないというふうな形でスタートした関係もありまして、今回のシステム改修の段階では検討することはありませんでしたが、次回のときにはそのようなものも導入できるかどうかということを含めて、やはりIT化といいますかしますと、かなり費用的な面もあると思いますので、検討していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 費用は考えられるかと思うんですけれども、このICチップを利用しますと、貸し出しの迅速化だったり、所蔵点検の効率化、誤配置図書の検索、セキュリティゲートとの連動など予算が要らなくなる部分もあるわけですよね。それの価格と今回のICチップの価格、デメリット・メリットなどは検討された上での今回の入れかえになったのでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) 先ほどもお答えしましたが、今回のシステム改修につきましては、ICチップ導入に関しての検討はされませんでした。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) ICチップのことを言ったのは、別にICチップのことだけではないんですけれども、やはりせっかくあるテクノロジーを当時開館したときにICチップは入れないというふうに決めたとおっしゃっているんですけれども、こんなに時代がどんどん変化していく中、テクノロジーがどんどんすごいスピードで変化している中、その当時に決めたことをそのまま実行するというのは、私はどうかと思うんですけれども、このような話をするのは、やはり住民福祉の面で考えたときに、中軽井沢駅の中にある図書館ということで利用者は大変便利な面もあるんですけれども、今現在、毎週火曜日にお休みになったりだとか、月の最終木曜日がお休みになっているわけなんですけれども、そういった面が改善されるのではないかなと思って協議していただければなと思っております。 今、ICチップは、入れかえのときに検討されなかったということなんですけれども、もう少し工夫して、例えば、今、1階と2階で入口がありますけれども、一定の時間でそこを閉めてしまって、2階にいる職員をほかに回すなどしてやりくりをして、休館日を減らすことなどとか、開館時間を長くすることなどは考えられないんでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) 休館日や開館時間の関係ですけれども、確かに2階の通路、2階の入り口ですか、あの時間において閉鎖して2階の職員を減らしてということもありますけれども、実際には、やはり休館日等をなくすという形になれば、当然、今の体制で休館日をなくしてしまうと、やはり勤務時間を増やさなければいけないとかそういう課題が出てきます。それにつきましては、今、国のほうでも働き方改革ということを進めまして、長時間労働の是正ということも挙げていますので、ちょっと現状そこは無理だと考えております。 開館時間につきましては、やはりこちら開館するに当たって、当初、家庭と語らう時間が少なくなってしまうのではという懸念もありまして、決定した経過があります。この辺については慎重に研究して検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 今現在、中軽井沢図書館には、離山図書館が休館ということで職員の応援が来ているかと思うんですけれども、今、離山図書館を閉めていることを考えると、その分の職員は中軽井沢図書館に来ているわけなので、決して減っているとは思わないんですね。ずっと休館日をなくせということではなくて、例えば春休みだとか子どもたちが学習に利用する夏休みだとかゴールデンウィーク中など、来館者がわざわざ中軽井沢図書館に来てくれる、観光客も含めてですけれども、割と見に来てがっかりしているのを私も見たことがあるので伝えているわけなんですけれども、このようなことは今は無理だとおっしゃっていますけれども、そもそも検討されたりしたことはあるんですか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 しばらく休憩します。 △休憩 午後1時23分 △再開 午後1時23分 ○議長(市村守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 開館当時ですけれども、職員の配置状況にしますと、館長を含めて11名体制でした。その後の中で、やはりローテーションの問題、時間的な労働の問題等を含めて、現在では14名体制というようなことで増員しながら現在の運営に当たっております。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 教育長のおっしゃっているのは、検討したということでおっしゃっているんですか。増えたのは分かりましたけれども、開館時間を延長しようだとか休館日をなくそうだとか検討されたかを知りたかったんですけれども。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) 開館日等につきましては、当初のところで水曜日に全部あわせて休館にしようという計画でおりましたけれども、そういった中で、学校の体制でいきますと水曜日がちょうど職員会や学年会等で早く帰れるということであります。そういった中で、やはり図書館を活用してもらうというようなことで水曜日は開館にして、火曜日閉館というふうなそういったこともありました。 時間的なところは、今回答しましたように、人員を少し増員しまして対応しているという形で検討した結果として今回答しました。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) しつこいようで申しわけないんですけれども、検討したのはわかったんですけれども、それは開館する前にどうするかということで検討したと思うんですけれども、開館後に検討したかどうかを簡潔にお答え願えますか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) 開館以後ですけれども、当初の形では対応という形で時間的なことがありました。しかし、そういう中で、アンケート等を見ますと、開館については一定の町民の皆様の了解がある、またアンケート等には3年、4年と続く中では、時間をもっと延ばしてくれといった要望がなかったものですから、5年間の中では通常どおりの、今現在どおりの開館時間となっております。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) わかりました。 先ほどもお話があったように、イベントだとかいろいろなおはなし会だとかお知らせはしているんですけれども、ホームページを開いたときに、英語にすると割と動画が流れたりだとか、メッセージと一緒に写真が流れたり、パッと目を引くようなのが出てくるんですけれども、通常の日本語のほうだと全く景色も変わらないですし、もうちょっと工夫がされてもいいかと思うんですけれども、例えば先進地というか、人気のある図書館などのホームページを見ますと、親子で楽しむ読書の方法だとか、中軽井沢図書館では、大活字体などのシニアを対象にした図書もあって、とても魅力ある図書館づくりをしているのに、宣伝が全くされていないのがもったいないなと思いまして、そのようなパッとホームページを開いたときに子どもたちの目が行くような、子どもを対象にしたサイトだとか、親子で楽しめる図書だとか、シニアのサポートをしていますというのをもっともっと宣伝すべきだと思うんですけれども、その辺も行っていけませんか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) まず、子どものサイトにつきましては、確かにほかのホームページを見ますと、子どもというボタンがありまして、そこから入ると子ども用の画面に変わったりとかありますので、こちらについてはまたホームページのリニューアルに合わせて検討したいと思います。 あと、今、宣伝等ご意見いただきましたので、その辺はこれからいろいろ工夫して宣伝できるような形で検討していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 年間1万円という広告費で雑誌カバーの広告制度が始まることは、とても素晴らしいんですけれども、これは年間50社ですよね、50冊ということで募集をして行くんですけれども、募集方法はどのような方法を取る予定でしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) こちらの募集方法につきましては、やはり広報に掲載したり、ホームページのほうでも掲載させていただいて、募集のほうをかけていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 今回は初年度ということで、どれぐらい集まるかまだ想像はできないかとは思うんですけれども、せっかくいいことを実施するので、例えば軽井沢町では、今、行政とボランティア団体が協働でいろいろ行っていこうということを進めているので、こういうことこそ図書館関係のボランティアグループに協力していただくこともできるんではないかと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋生涯学習課長。     〔生涯学習課長 土屋悦雄君登壇〕 ◎生涯学習課長(土屋悦雄君) その辺につきましては、協力いただけるものがあればしていけるかと思いますので、またちょっと図書館職員、館長も含めて検討して、相談等投げかけてみたいとは思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 図書館は、地域の情報拠点である生涯学習の拠点なので、これからも利用者のニーズを敏感に聞いていって、利用者が増える魅力ある図書館づくりをしていってください。 これで1つ目のテーマは終わります。 2つ目の質問に入ります。地域で考える子供たちの健全育成です。 家庭と地域社会の希薄化が進むとともに少人数世帯が増加したこともあり、社会性や個性を育む上で重要な集団生活や人間関係といった面において、子どもたちの生活空間が狭まることは社会的自立・発達などの人格形成に影響を与えかねません。 そんな中にあり、当町では、厳しい環境に耐えて花開かせるこぶしの花に例え、「こぶし教育」を町ぐるみで推進していますが、こぶし教育の主な成果とは何ですか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 昨年3月の議会答弁と重複することがありますけれども、お答えさせていただきます。 軽井沢こぶし教育は、軽井沢町の町木であるこぶしの花をモデルにしており、花言葉は「友情と信頼」、雪解けとともに厳しい冬の寒さに耐え、早春に純白の花を咲かせるこぶしの姿は、まさに軽井沢の子どもの姿と重なり、友情と信頼を理想像としてこぶし教育が成り立っております。 こぶしの「こ」は、対人、物、環境への思いやりを備えた人材の育成、「ぶ」は、国際親善文化観光都市にふさわしい人材の育成、「し」は、軽井沢の自然を愛し、自然環境を守り続ける人材の育成を目指し、平成25年度よりこぶし教育をスタートさせました。 こぶし教育につきましては、各校では、道徳教育をはじめ全ての教育活動を通して取り組んでおり、いじめや不登校、特別支援教育の充実など諸課題、諸問題はありますけれども、その中で特出されるのが東日本大震災を機に、当町では大槌小との復興支援が開始され、支援活動の中で、平成26年度より小・中学校児童・生徒との交流が始まりました。毎年7月下旬から8月上旬に相互交流をし、大槌町の被災に対しての理解や大槌町児童・生徒との親睦を図ってまいりました。 交流当初は、復興支援での支援は「助けてあげる」という意識でしたけれども、大槌町訪問や大槌報告会、文化祭でのスカイプによる交流等を続ける中で、現在では、支援ではなく交流としての意識へ変化してきております。悲しいこと、つらいことを乗り越え生きている大槌町の児童・生徒に逆に当町の子どもたちが元気をもらっており、当町の児童・生徒も苦しいこと、つらいことを乗り越え頑張ろうという心の成長が見られます。 その具体では、大槌町の交流を通して私たちに何ができるかと児童会・生徒会役員が検討した結果、新しくできた大槌学園小・中一貫校へ校章を送ろうということになり、町内全校児童・生徒が資源回収等協力し、集まった収益金で軽井沢彫りの校章の寄贈に至りました。本年度も資源回収に各校で努めており、一部の児童・生徒の活動ではなく、町内全児童・生徒による大槌町交流の活動として根づき、心の成長につながっているものと評価できます。 また、一昨年、1月15日に軽井沢バイパスで起きましたスキーバス事故以後、6校の小・中・高が連携する中で、中学校生徒会役員が提案し、各校で命日に手向けるための千羽鶴を全校児童・生徒で1羽ずつ折り事故現場に飾るなど、思いやりの心の成長に広がりを見せてきておることも成果として考えられます。 心の教育の成長とともに、こぶし教育の文化、自然での成果についてですが、当町では、軽井沢の文化や自然、歴史、産業等につきまして、軽井沢学として小・中学校のカリキュラムの中に位置づけ学習を進めております。また、軽井沢学の中に「ルイザちゃんの大冒険」として軽井沢の郷土から学ぶ軽井沢学の冊子も作成し、全児童・生徒に配布し、今後の軽井沢学の学習の参考資料として活用が期待できることを考えます。 このことにより、小・中学校での一元的、系統的に学習がつながりができました。その学習活動の中で、町内めぐりや各種体験活動などを通して、今まで知らなかった軽井沢の文化や自然、先人が築いたり守ってきた歴史などを学習し、軽井沢のよさを再認識、再発見したり、軽井沢を誇りに思う心も芽生えてきております。 記憶に残っている事例としまして、軽井沢中学校では、2年前、町では卒業式を新体育館でと考え、体育館を先に建設しました。ところがそのときの3年生は、今までお世話になってきた旧体育館にて卒業したいと校長先生に嘆願しての卒業式となりました。G7交通大臣会合時には、6校連携でごみ拾い登校を実施したことも国際親善文化観光都市として、またおもてなしの心の共生により環境や自然を守ろうという意識が行動にあらわれたものと考えます。 このように、こぶし教育の成果は、少しずつですが出てきていると思います。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) こぶし教育の成果として心の成長がうかがえるということで、大変喜ばしいかと思うんですけれども、地域ぐるみでこぶし教育を推進していこうということで、地域の方の意見や今回このようにうれしい成果が出てきていることを保護者のほうには学校評価という形で今出しているんですけれども、教育委員会ホームページだとか町のホームページでせっかく地域ぐるみで取り組んでいるこぶし教育の成果を載せるなどはしないんでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) 広報活動につきまして、地域の皆様と協力してやっていこうというふうなことで軽井沢版、信州型コミュニティスクールというようなことでコミュニティのほうにもボランティアの方が協力している形が出てきます。ホームページというようなことがありますけれども、現在、ホームページには、軽井沢中学校をはじめ4小・中学校がホームページを持っております。その中を閲覧しますと、なかなかそこまで至っていないというふうなことでありますので、30年度につきましては、そこら辺の広報をしながら町民に地域ぐるみで活動しているということを広報していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 見えてきた成果はとても素晴らしいんですけれども、課題として見えてきたものはどんなものがありますか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 こぶし教育を推進する上での人材発掘が必要となります。やはり各学校では、必要なときに必要な方というふうな形でボランティアを募るということがありますけれども、なかなかそこがうまくつながっていないというようなことがあります。そういった中では、今後の課題としましては、社会福祉協議会のコーディネーターと協力しながら、各校で必要なボランティア人員等々を通じながら、連携しながら進めていくということが1つ課題に持ち上がっていると思います。 もう一つは、「探検、発見軽井沢」とか「郷土から学ぶ」という冊子とか、また軽井沢学については、各学校ばらばらではなく、統一したものが軽井沢学として冊子となっております。そこら辺を統一して学習内容に組み込むとかそういった中の活用方法をこれから考えなければいけないかなということを考えております。 その他、課題としましては、常にいじめ、不登校等あるという前提の中で、いかに仕組みの中で連携していくかという中でのこぶし教育の課題としては残ると思っております。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 人材的なことなどでの課題はわかったんですけれども、私が伺っていたのは、子どもたちのこぶし教育をしていく面での見えてきた課題ということで伺ったんですけれども、子どもたちを地域の住民として見ていますと、挨拶もとても元気にしていますし、教育長が言ったとおり、心の成長も見えてきていると思って大変喜ばしいんですが、1つだけ、やはり日本教育のこれが原因ではないかなと私は見ているんですけれども、とかくできる子、できない子というふうに見る目が、何と言うんでしょう、はっきりは言いませんけれども、そういうのがやはりちょっと日本の教育にあるんではないかなと思って、なかなかリーダーシップスキルというのを日本では養うのが難しいんではないかなと思って、そういうところを私はこぶし教育の課題ではないかなと思っています。 心を育てるのは大変貴重なことではありますけれども、もうこれだけ社会が目まぐるしく変わる中、これからの子どもたちはAIだとか、仕事の代替だとかで、もう今の常識は今後通用しない可能性も出てくると思います。そんな中、今の子どもたちにとって必要な力は、自分たちの進むべき道を自分自身で切り開いていけるリーダーシップスキルだと思うんですけれども、このような教育プログラムは当町では考えているんでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 できる子、できない子、そういった課題的なものはあります。現在、各学校ではというか、軽井沢町では、「学びの協同」ということで、ある講師を招きながら、各学校に指導者を招いてやっております。その中で、学びの協同ということは、やはり将来的に見据えたときに、やはり議員おっしゃったとおり、自主的に動ける、また自主的に考えて行動できるという子どもの育成が本当に第一課題となってきております。 学びの協同体の学習につきましては、今までは少人数学習等で習熟度別にやっていたんですね。ただ、習熟別にやりますと、伸びる子は伸びる、底辺を上げるということがありますけれども、その中には個人的な成長だけというか、申しわけないですけれどもなってしまいますけれども、学びの協同体には例えば1つのグループ4人にしまして、その4人はもう習熟度なしで学習します。そういった中で、その子の考えていること、進め方等をお互いに話し合って、そこから解決していくという。今までは優秀な子どもというか、発言力がある子供が発言して、それに沿っていくという形でありましたけれども、そういった発言もあるし、違ったものの見方、考え方をする生徒もいます。そういったことをお互いに発表する中で、やはりお互いに高めていくというそういった学習が今後必要であるというふうなことで今取り組んでおります。 やはり21世紀型学習というか、今言ったように、表現力とか思考力とかコミュニケーション能力、これは教育として必要不可欠なものとなってきておりますので、そこら辺も含めて、今学習をもっと深く探るという形で各学校では進めております。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) ということは、リーダーシップスキルに関しても考えていくということなんですね。思考力だとか判断力というのは大変必要な力ではあるんですけれども、さっきも言ったとおりに、一人一人違う能力があって、ユニークな能力があるという自己肯定感を育ててほしいということでリーダーシップスキルをというふうに言ったんですけれども、その辺も考えていっていただければと思います。 それでは、最後の質問に移ります。 「オープン・システム」とは、病床・高額医療機器・検査機器などを持つ総合病院などの医師と地域の開業医などが共同診療により地域の医療資源の効率的活用や患者に対する医療の継続性を確保する医療スタイルであり、アメリカの病院に多い医療システムです。 導入の基準としては、当該病院の施設整備の開放について利用する地域の医師会などとの合意や病院と直接雇用に関係のない地域の5割以上が登録していて、5床以上の病床をオープン・システムのために確保するなどがあります。 メリットとしては、開業医と病院医師による診療の継続性、患者の増加による経営戦略、医師不足の解決、不必要な医療サービスの削減などがありますが、日本でも40年前に導入されましたが、積極的に実践している病院はごく一部で、2008年の調査でも約8パーセントの病院でしか導入されていないのも事実です。 ただ、軽井沢病院の大きな課題である経営的なこと、医師不足のことを考えると、解決策の一つとしてオープン・システムの導入を考えられませんか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 篠原病院事務長。     〔病院事務長 篠原 昭君登壇〕 ◎病院事務長(篠原昭君) お答えいたします。 オープン・システムは、議員おっしゃるとおり、病院の施設や設備を地域の登録した開業医が利用できるように開放するという制度で、地域の医療資源の有効活用や患者に対する医療の継続性の確保を促進しようとするもので、アメリカに多く見られる形態でございます。 日本でも地域医療連携や地域医療支援の強化に取り組む病院に利用されており、そのような病院は、開放型病院と呼ばれております。開放型病院としてオープン・システムを導入するためには、厚生労働省の定める施設基準を満たす必要が4点ほどございます。 1点目としまして、開放利用にかかわる地域の医師会等との合意、これは契約になりますが、そのほかに病院の運営規定等に明示する必要がございます。 2つ目として、二次医療圏、この辺ですと佐久市、小諸市、北佐久郡、南佐久郡の当該病院の開設者と直接雇用関係のない20以上の診療所の医師もしくは歯科医師が登録していること。 3点目としまして、開放病棟はおおむね5床以上であること。 4つ目しまして、届出前30日の実績期間におきまして、開放病棟の利用や共同診療の実績があることなどの定めがあります。 病院側としましては、開放型病棟共同指導料に220点、診療所では開放型病棟共同指導料1、350点の加点を取ることができ、手術等を行った場合、執刀医とかかりつけ医と共同で手術後の管理ができ、退院後もかかりつけ医に引き継ぐことができるため、患者に対しては安心感を与えることができます。 一方で、開業医が病院に訪問しなければならないために時間的制限があること。その訪問に合わせた病院側のスタッフの体制確保の負担が大きいことや手術の手準の違いに対する不安、あと通常の医療費に加え病院及び診療所の両方に対する指導料の支払いが生じることで、患者の経済的負担が増えるということなどが課題にもあると思います。 また、先ほど施設基準を満たすために地元医師会との合意形成、該当する医師等の登録などの準備、さらには病院の医療機器を使用することについての取り決めや入院中の医療のすみ分け、共同診療に係る診療報酬の配分等など事前に準備しなければならないことが多く、制度導入には容易ではないと考えております。 実際に、以前、町内開業医等に病床利用について説明する機会がございましたが、地元開業医からは利用の希望はございませんでした。 以上のように、オープン・システムにつきましては、その課題や負担に見合うほどのメリットが感じられないことから、今のところは導入は考えておりません。 なお、オープン・システムとは異なりますが、医療機器利用という点では、現在、地域医療連携室を通しまして、町内開業医からの依頼による検査を多数実施しております。実績としましては、28年度年間でMRIの実績が280件、CTの利用121件、超音波のエコーになりますが27件の実施がございます。医療機器の有効利用は図られていると考えております。 新しい制度を導入するのではなく、地域医療連携室を中心とした診療情報の提供、あと地元開業医からの紹介による検査の実施、在宅医療、介護情報共有システムの活用等で今現在行っている仕組みを利用しながら、より一層軽井沢病院と開業医の連携を図りながら地域医療における医療情報の共有を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) オープン・システムのような新しい医療制度を検討するときは、やはり一番の理解がなくてはいけないところが院長だと思うんですけれども、院長の見解を教えていただけますか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 篠原病院事務長。     〔病院事務長 篠原 昭君登壇〕 ◎病院事務長(篠原昭君) 先ほど申し上げました近隣の開業医の皆様に病床利用について説明をさせていただいたのが院長でございます。そのときに開業医のほうからは特に利用がないという回答をいただいております。 また、このご質問をいただいて院内のほうで話をさせていただいたときの院長なんですけれども、病院のベッドの有効利用については有効的だと思いますけれども、ベッドを利用して入院されている患者さんが急変したとき、どちらの医師の何といいますか、最終的な診療の負担が発生するのかというそのすみ分けをはっきりできないという問題点もあるのではないかというふうに院長はおっしゃっていました。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) おっしゃるような課題もあるかとは思います。主治医が2人になるので、どちらが主治医になるかというところで問題もあるかと思うんですけれども、当町では、地域医療構想を踏まえていて、近隣病院との連携をしていたり、地域包括システムの構築で内科医とともにこれから訪問介護などを行っていこうというふうに考えていると思うんですけれども、全ての科でオープン・システムをできるとは私も思えないんですね。 ただ、今回こうやって地域医療で地域包括システムのほうでもう内科医との連携を考えているということで、例えば訪問介護の患者さんが急遽急変してしまって入院が必要になってしまっただとか、そういったような一部で導入が考えられないかなと思って提案したんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 篠原病院事務長。     〔病院事務長 篠原 昭君登壇〕 ◎病院事務長(篠原昭君) お答えいたします。 今、議員おっしゃった件でございますけれども、現状では、地域医療連携室、こちらの連携がかなり充実しておりますので、こちらの連携を密に取れておりますので、各病院との連絡が十分取れると考えておりますので、こちらを利用して対応させていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 事務長は、今回の導入についても院長のお話を伺ってくださったり、いろいろ考えていると思うんですけれども、事務長として病院全般を見まわして広域の地域医療などを見ていて、今回このオープン・システムについては導入は難しいというふうな回答なんですけれども、事務長が見ていて、こういうのだったらできるんではないかというのが見えてきているんでしょうか。何かいろいろ病院のために検討していると思いますし、研究をしている中で、こういうシステムだったら軽井沢病院でも導入できるんではないかというのが今現在ありましたら教えてください。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 篠原病院事務長。     〔病院事務長 篠原 昭君登壇〕 ◎病院事務長(篠原昭君) お答えいたします。 今、この場ではっきり申し上げるようなシステムはちょっとございませんので、今後また管理者を含めましてよく検討をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 今回、提案したこのオープン・システムというのは、日本では40年もやっている実績はあるんですけれども、なかなか日本では定着していない医療システムではあるんですけれども、住民として、軽井沢病院がどれだけ私たちにとって大切かということでいろいろなことを考える上で提案したので、今後も一緒にいろいろと考えていきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(市村守君) 以上をもちまして、7番、横須賀桃子議員の一般質問を終了といたします。 しばらく休憩いたします。再開は午後2時ちょうどといたします。 △休憩 午後1時55分 △再開 午後2時02分 ○議長(市村守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △利根川泰三君 ○議長(市村守君) 通告順3番、4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 4番、利根川泰三でございます。 一般質問をさせていただきます。 本日の一般質問は、火災発生時における行政防災無線の活用及び消防団員の活動についてと2020年「東京オリンピック・パラリンピック」開催時のバリアフリー化推進についての質問をさせていただきます。 まず、初めに、火災発生時における行政防災無線の活用及び消防団員の活動についてからお伺いします。 今回の新聞の折り込みで配布されました定例会3月会議日程のお知らせの裏面に載せられました私の一般質問の質問事項を読まれた方から、大変な反響をいただきました。ある区では、区の総意として行政防災無線での火災発生時の緊急連絡や消防団員の出動要請、鎮火報告の復活を陳情する動きも出ているというふうに伺っております。この件に関しまして、住民の皆さんの関心が非常に高いということをまず初めにご報告しておきたいと思います。 昨今、核家族化が進む中で、同じ軽井沢町内に住んでいても両親そして子どもや孫と別々の家で生活されている家族がたくさんいらっしゃると思います。そんな中で、自分の身内や親しい友人が住んでいる場所やまたその近くで火災が発生すれば、駆けつけて安否や安全を確認したり、必要であれば家財道具等の運びだしを手伝ったり、また体の不自由な親族や知り合いがいれば助け出したりという行動ができると思います。それには、何といっても情報の公開が必要だと思いますが、皆さんはいかが思いますか。 先ほど、同僚議員が午前中質問した話の中にも、糸魚川の火災の事例がございましたが、あの火災で死者が出なかったのも行政防災無線の活躍が大きかったというふうに聞いております。 ところが、昨年秋から当町におきましては、火災発生時の火災発生場所の通知、消防団の出動要請、鎮火の報告など放送されなくなってしまいました。このようなことがあっていいのでしょうか。たとえ真夜中であっても、火災発生などの場合は、行政防災無線を使い住民の皆さんにお知らせするのが町の義務と考えますが、いかがでしょうか。行政防災無線の防災という部分からも、非常に私はそういうふうに考えております。 そこで、質問をいたします。現在、火災発生時に行政防災無線による発生場所の周知や消防団の出動要請、鎮火の報告等の広報がされなくなってしまいましたが、その理由をお願いいたします。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 昨年の12月会議での西議員からの一般質問で答弁しておりますが、消防団の出動が必要と判断される火災が発生した場合、昨年の9月末までは消防署員が1名消防署に残留し、防災行政無線の放送と消防団メールで消防団の出動を要請しておりましたが、平成27年度から消防本部に消防指令センターが開設されたことに伴い、通信指令課の職員を確保するため、軽井沢消防署の職員は33名から30名に削減され、当直隊の最小人員を7名として、各種災害出動に対応しなければならず、少ない消防力を最大限に生かすためには、消防職員を1名も残さずに出動できる体制とすることが課題となっておりました。 この課題を解消するため、まずは災害出動時に消防庁舎を無人にしても防犯できるよう車庫のオーバースライダーの電動化工事を行い、出動隊がリモコンでオーバースライダーの開閉を行い、施錠できるようにいたしました。 消防団の出動要請につきましては、防災行政無線を使用しない方法を消防団部長会議の中で協議し、昨年の10月1日から本年の3月31日までを試行期間として、消防副所長が出動を要請する分団の分団長に電話連絡し、分団長から副分団長及び各部長に連絡し、各部の連絡網で出動指令をかける体制といたしました。 また、消防団員の班長以上には、消防指令センターから地図つきの災害案内メールが送付され、どこでどのような発生したかわかるようにし、出動要請に備えてもらえるようにいたしました。 したがいまして、出動要請に防災無線での放送を行っていないため、鎮火後の放送も実施しておりません。ただし、鎮火後に消防車両が引き上げてくる際には、鎮火を知らせる鐘は鳴らしております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 今のお話の中でちょっとよくわからなかったんですけれども、要は、火災の通知をしない理由は、人手不足でしないということでいいんですか。要するに、この場所で火災が発生しましたという案内がなくなってしまったのは、3名減、その関係で消防署内に職員が残らない可能性が出てくるので通知をしないということでいいですか。
    ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 それは、消防職員が少なくなったのでできないということではなくて、消防職員を残すことが現場への消防力の投入がその分少なくなるわけですから、その分を全力で現場にまず投入したいということで、現在この方法を今試行としてやっているわけでございます。 また、今まで防災行政無線で鳴らしていたのは、あくまでも消防団への出動を要請するための放送でありましたので、これは特に住民の皆さんに周知するためという形ではなくて、消防団の出動のため防災無線とメールを使って要請をしていたというものでございますので、ご理解していただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 今、課長からはそういう説明がありましたけれども、確かに目的は消防団員の出動要請だとは思うんですが、今、どこどこで火災が発生しましたというのは、やはり先ほど私冒頭の説明で申し上げましたように、今、例えば息子さんから見れば親が別の場所で生活しているとか、自分の子どもたちが別の場所で生活している、孫がいる、そういう人たちにとって、例えばどこどこで火事があった、息子大丈夫かなとか、おやじ大丈夫かなというのは、非常にシビアな問題だと思うんですね。 そういう中で、そういう告知がされなくなってしまったということで、今回、私がこういうたまたま質問をさせていただくということで、結構、「本当それ困るんだよな、困ってるんだよな」という意見をすごく伺うんですがそれで今ちょっと確認をしたんですけれども、課長がおっしゃるように、全力で消火活動をするということは非常に消防としては大事だと思うんです。ですからそれは理解はできるんですけれども、でも、それを町民の皆さんにお伝えするということは、要するに町民サービスの中の一つではないかなと私は思っています。 そんな中で、例えば、消防署員をフル稼働させるためにそういう連絡ができないのであれば、例えば町には当直といいますか、宿直ですか、土曜日・日曜日には日直制度がありますよね、交代で。ですから、そういう方に何らかの形で連絡をとって、こういう連絡を出してくれとか、それから場合によっては、例えばそういうために特別に町として職員を夜だけ配置するとか、そういう形で、昼間は日勤の職員の皆さんがいらっしゃいますから、難しくはないとは思うんですけれども、夜の場合は、限られた人数で夜はやっていらっしゃいますから、そういう中で、そういうことがあっては困るんですが、そういうときのために人を1人入れるとか、そういう形をもってしてもその辺のフォローというのはできないものでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 しばらく休憩いたします。 △休憩 午後2時14分 △再開 午後2時14分 ○議長(市村守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 まず、住民の皆さんに知らせる場合なんですけれども、今までも防災行政無線で消防団に出動を要請をしたときも具体的に「どこどこのお宅で建物火災です」とかそういう放送はしておりません。例えば「何々区で建物火災が発生しました。消防団、どこどこ部は出動してください」という放送をしておりました。 ですので、先ほど議員がおっしゃったように、心配をされて連絡するという場合も、「どこどこの区のどこどこのお宅」という放送ではないので、そこまで今までやっておりませんし、そこまで個人情報を出すというのを放送でするということも、それは難しいことであると思いますので、そこは難しいのかなというふうに思います。それがどこまで意味があるのかなというのは、ちょっと難しいかなというふうに思います。 また、今、佐久広域消防のほうでは、これ広報かるいざわの1月号にも掲載してございますけれども、災害案内ダイヤルというものを今実施しております。こちらは、消防車のサイレン等が聞こえた場合に、今何が起こっているのかというのを知ってもらうために、消防本部の特定の電話にかけていただきますと、そこで「今、どこどこの場所で建物火災が発生しております」とかそういった案内が聞けるようになっておりますので、そういったものも活用していただきたいなというふうにも考えております。 また、場合によりましては、当然、各部の部長等には連絡が行きますし、部長等には「どこどこの場所」というのが地図つきの案内メールでわかりますので、その部長が各部の詰所のサイレンを鳴らすとか、半鐘を鳴らすとか、そういったことで区の中に知らせるとか、また場合によっては、地元の区長さんのほうに連絡をして、地元の区長さんに地元の放送で放送してもらうということも一つの方法かとは思いますので、いずれにしましてもこの3月末までを試行期間として、そういった方法等も検討しながら、この4月からどのようにするのかということをまた消防団のほうとも部長会議等で話し合いながら進めていきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 今、試行期間なので私もこういう質問をあえてさせていただいていまして、検討していただきたくてお願いをしているんですけれども、私、随分昔なんですが、消防団員をやっていたときに、たまたま私は警察のそばに住んでおりまして、お店が駅前にありまして、新道の駐車場で火災が発生したという防災無線だったんですね。それで、私は、その当時やっていたお店の裏ですから、これは帰って来れないやと思って、真冬でしたからそれなりの服装をしてもう朝まで帰って来れないつもりで出かけました。ですから、出動は遅かったんですけれども、もうとにかく自分は帰って来れないつもりで出て行ったので。 今まで、どこで火災発生というときに、確かにどこの家とは言うあれはなかったと思いますけれども、でも結構具体的に「どこどこ方面で火災」という案内だったように私は思っています。そのあれを聞いて私も行ったりしたことがありましたので。ただ、別に地番やお名前はおっしゃらなくても、例えば中軽井沢だとか、千ヶ滝だとか借宿だとか追分だとかと言うことによって、そっち方面に自分の身内や親しい友人や、例えば障がいを持っている親戚がいらっしゃったら、やはり気になりますよね。 ですから、私、どこの何兵衛さんちが火事だっていうのを放送しろというのではなくて、今までどおりで結構ですから、そういう形でも、今試行期間なので何とかそういう方法で継続をしていってもらいたくて、私こういう質問をしていまして、今、課長のおっしゃることはわかります。そういうことでそういう方向で言っているんだということはよくわかるんですけれども、ただ、部長さんが区長さんに連絡をしてとか、それは部長さんにはそんな余裕はないでしょうし、部員を集めて出動するのが、それこそ先ほどおっしゃった署員を1人を残さずでも消火活動をするのか先ですよとおっしゃったように、部長さんはまず自分の団員を集めて出動して消火するのが先で、そこでましてや真夜中に区長さんの家へ電話して「どこどこで火事ですよ」とかという余裕はどこにもないと思うんですね。 それを例えば行政防災無線を使えば、1人がそれをすればとりあえず全町の方に伝わって、それが情報として、その情報を必要な人はそこで行動を起こすわけですよね。不必要な人はもちろん行動は起こしません。そういうことができないのかということで、例えばそのために人がいなかったら町で人を手当する、もしくは軽井沢の役場にいる日直なり宿直の職員が代わりにそういう行動をするという、ですから、今、この後の私の質問に考えているんですけれども、出動要請の連絡が今メールで配信されますよね、部長さんクラス以上ですか。     〔「班長以上です」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(利根川泰三君) 班長クラス以上は通達されるのであれば、それを例えば軽井沢町の当直のところにそういう連絡メールを送るとか、それは可能ですよね。その辺はどうですか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 先ほどの地元の区長さんに連絡というのは、各部の部長さんが連絡をしてほしいということではなくて、消防署の私も含めて日勤者が3名おります。3名はそういう災害の連絡が入って、すぐに署のほうに行きますので、そこで私と副署長は現場のほうに指揮として行きますけれども、庶務係長は職員の非番招集ですとかいろいろな連絡のために1名はそこで招集で来ますので、その職員が来てからであれば、各区の区長さんのほうに連絡をして放送してもらうということは可能ではあるかなということの一つの案として申し上げたものでございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) ただ、やはり火災とかというのは、緊急性が非常に高いことなので、情報は1分でも1秒でも早いほうが私は大事なのではないかというふうに思っているんですけれども、先ほどの例えば消防署のほうへ人員を増やすことが不可能であれば、さっきから私が申し上げているような宿直だとか日直の方にメール、そのメールをどういうふうに送るかというのは私わかりませんけれども、例えばその当番にメールを送って、それを広報かるいざわで流してもらうとかということの質問を私したつもりだったんですけれども、それについてはどうですか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 荻原総合政策課長。     〔総合政策課長 荻原確也君登壇〕 ◎総合政策課長(荻原確也君) お答えいたします。 町のほう、当然休みの日も日直という形、夜も今宿直という形で職員がおるわけですけれども、消防署のほうで例えば火災の関係ですと、一応その連絡は今、宿直・日直のほうには来るようにはなっております。 ただ、今、防災無線の件に関しましては、まだその取り扱い的なものが全ての職員でできるわけではない状況になっていますので、近々といいますか、新年度からメール配信とか、今機械のほうを入れかえも含めて職員で対応できるようにということは考えておるわけですけれども、消防課長のほうからちょっと言いづらい部分もあったかと思いますけれども、その一刻も早くお知らせをするということによって、人が火事現場に集まってしまうということになりますと、それは消火活動支障も出る可能性もあるかということもございます。今までの流れとして、消防課長も言っていましたけれども、まず消防団の招集のための報告といいますかお知らせだということが重要であって、今、議員のおっしゃる心配も最もではありますけれども、それを至急にお知らせすることが本当にいいのかどうかというところは、少し検討する余地はあるかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 今の課長の答弁にあったように、確かに早く皆さんに知らせてしまったことによって、やじ馬が増えて消火活動が大変になってしまうという危険は確かに私も理解はできますが、逆に、この後の質問になるんですけれども、消防団員が今減ってきている中で、例えば私もそうですけれども、実際に町の中に消防団を経験した年配の人はいっぱいいるわけですよね。そうすると、ある程度消防団員と同じ働きはできないかもしれないけれども、お手伝いをするぐらいはできていけるんではないかということもあると思うんですよ。だから、100パーセントそういう部外者といいますか、第三者が来てしまって、全てが邪魔になるのではなくて、中にはやはりそういう準消防団員みたいな働きができる町民もいっぱいいらっしゃると思うんですね。消防団は、OB、本当に今の60代以上の人はほとんど若いころ消防団を経験していらっしゃった方だと思っていますので、そういう流れの中でそういうことも一つの検討材料としてお願いしたいと思います。 それで、先ほど消防団員の出動の要請の方法を伺いましたけれども、私、ちょっとおもしろい話を伺いまして、たまたまある家の息子さんが消防団員なんですが、出動要請がメールで来たけれども、携帯電話は2階の自分の部屋で、下にいたのでメールが来たのがわからなかったというような話を、これそのときは済みません笑い話で私は聞いたんですけれども、そういうこともあるので、やはり例えば防災無線が鳴って出動要請がかかれば、携帯電話を違う場所に置いてあっても、それはすぐ携帯電話を取りに行くなり行動を起こすなりというのは可能だと思うんですけれども、その辺はいかがお考えですか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 まず、今回の出動の関係ですけれども、出動の要請の見直しのこともありましたけれども、消防団の出動につきましても、今までは分団ごとに出動の体制が違っておりました。1つの分団では2つの部が出たり、あと1つの分団では4つの部が全部出たりとかそういうことをやっておりました。 これをやはり消防団が被雇用者が増えてきたということもありますし、なかなか集まりが悪くなってきたというのもありますので、全ての分団をそこの1分団なら1分団のところの管轄内で火災が発災した場合には1分団全てを出す、2分団のところであれば2分団を全て出す、3分団を全て出すという形で消防団員が1人でも多く集まっていただけるような出動態勢といたしました。 それと、もう一点の質問、申しわけありません、ちょっともう一点の質問の関係なんですけれども、経験者の活用につきましても、次の質問のほうにも一部出てきますけれども、機能別団員とかそういったものも養成をして、また活用していきたいなというふうには思っております。今までも消防署の活動の中でそういった住民の中の経験者の皆さんが後方支援をしていただいて助かったこともございますので、そういったことも現場で活動していただければありがたいんですけれども、先ほどの総合政策課長の答弁にもありましたとおり、全町でそういった放送をすることによって、逆に人が集まり過ぎて活動に支障が出てしまうということもございますので、そういったことで対応していきたいなというふうに思っております。 また、私は、夜はいつも枕元に携帯電話を置いておいて、鳴ればすぐにそこで出動できるというふうな体制を取っておりますので、消防団員の皆さんも私同様に、常に携帯を携帯していただいて、メールがあればすぐにチェックをしていただいて、現場に参集していただくようなそういうことも周知してまいりたいと思いますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 私も議員になってから携帯電話はなるべくどこかへ置いていってしまわないで、必ず持つようにしておりますので、それは当然、今課長がおっしゃられるように、班長さん以上になったら、そういう意識はぜひ消防団の皆様に持っていただいて、部屋にあったから知らなかった、ほかの場所にあったから知らなかったということがないようにはしていただかなければというのはあるんですけれども、今の答えを伺った後にちょっと言いづらいんですが、私、最後のこの流れの出動要請の関係の最後に、こういう質問を用意してあるんです。 いずれにしてもこの問題は、はっきりと復活の約束をいただきたいと思います。消防課長、いかがでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 現時点では、そこら辺のところのお約束はできません。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) お約束をいただけませんでございました。 続きまして、今の消防団員の話になりますが、全国的に消防団員の減少が問題となっていますけれども、ちょこちょこ聞いてはいるんですけれども、現在の軽井沢町の充足率はどのくらいですか、教えていただけますか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 軽井沢町の消防団員数につきましても、全国と同様に減少傾向が続いております。現在の消防団員数は310名で、条例定数の362名に対する充足率は86パーセントでございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 310名で86パーセントということでございました。 現在、消防団員の募集はどんな方法で行われ、なお、年間何人ぐらい、その年によって違うのだとはもちろん思いますけれども、大体年間何人ぐらい入団者があるか教えていただけますか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 消防団員の募集につきましては、広報かるいざわにおいて消防団活動の紹介や入団をお願いする記事を継続して掲載しており、消防団の各部においても戸別訪問等を実施し、入団の勧誘をしておりますが、本人よりも親等の反対により、なかなか入団していただけないのが現状でございます。 長野県では、消防団員の入団を促進するため、消防団が活動しやすい環境整備や消防団員の確保を促進するため、消防団活動に積極的に協力している事業所等の事業税を減税する消防団協力事業所制度を開始し、軽井沢町においても平成19年10月から制度を開始し、軽井沢町建設工事参加者の資格付与の主観的要素による点数の加点内容に消防団活動として軽井沢町消防団に入団している者、軽井沢町消防団協力事業所表示制度により認定されている者に点数を付与するようにし、消防団へ入団しやすく、かつ出動や訓練、行事などの活動がしやすい環境の整備を進めてきました。 また、長野県では、平成28年1月から消防団員を応援するとともに、消防団活動をより活発にするため、信州消防団員応援ショップ事業を開始し、県内の消防団員やその家族に対して登録された店舗や施設から割引等の特典サービスを提供していただくことにより、全県で消防団活動を応援する機運を高めるとともに、地域の安全に対する関心を高め、地域の防災力強化につなげていくプロジェクトを開始しており、軽井沢町でも消防団員全員に信州消防団員カードを配布し、活用していただいております。平成30年1月現在の登録店舗数は、長野県全体で1,273店舗、軽井沢町で31店舗となっております。 これら制度等の周知を図るため、広報かるいざわへの掲載や県や町のホームページにも掲載しておりますが、さらに周知と協力をいただくため、平成28年5月には軽井沢町商工会定期総代会及び軽井沢観光協会総会に消防団長と消防署長で出向き、直接信州消防団員応援ショップへの登録のお願いと消防団入団へのご協力をお願いし、旅館組合へもチラシの配布をお願いして参りました。 平成27年8月には、若い団員の入団を促進するためには、若い消防団員の意見が必要と考え、各部の若い消防団員から成る消防団員入団促進委員会を発足し、消防団への加入を促進するポスターやチラシを作成して配布をしたり、消防団ふれあいフェスティバルを開催し、消防団活動をPRする活動を行ってきました。 平成29年8月には、軽井沢町消防団規則の改正を行い、女性消防団員の入団を促進するために、消防団本部に新たに消防部を設け、各部の活動とは独立した女性が入団しやすく活躍しやすい環境を整えるとともに、退団した団員や退職した消防職員の豊富な経験を生かし、消防団の後方支援等になっていただくための機能別団員を設け、消防団員の増員に努力しております。 なお、消防団員の入団につきましては、毎年10人前後でございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) いろいろ努力をされていらっしゃいますので、ちょっと次の質問がしにくくなってしまったんですけれども、今後、現在の募集方法以外で何か募集策を検討されているようなことはありますか。あったら教えてください。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 先ほども答弁したとおり、消防団規則を改正しまして消防部を設けたり、機能別団員を設けて不足する消防団員を増やしていく努力しておりますので、それを今後続けていくことによって、消防団員数は増えていくものというふうに期待しております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) ぜひいろいろご努力をされて消防団員が1人でも増えることを願っております。 次の質問です。 浅間山の噴火時の避難や冬期積雪時の火山噴火による融雪型火山泥流の周知は、町のホームページ上等で行われておりますが、避難誘導や救助のための消防団員の対応訓練というのはどのようになっているか教えてください。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 浅間山の噴火災害を想定した消防団の対応訓練につきましては、隔年で実施しております軽井沢町防災訓練にて実施しております。平成20年度、22年度、24年度においては、浅間山の中規模噴火と大雨に伴う土石流災害を想定し、平成26年度においては、台風接近に伴う風水害を想定した消防団員による住民の避難誘導訓練、土のうづくりと土のう積み訓練、林野火災消火訓練を実施し、平成28年度においては、浅間山の中規模噴火を想定し、浅間山に近い住民を一時避難所に避難誘導し、二次避難所である風越公園総合体育館に避難誘導後に各種の体験訓練を実施し、消防団員による応急担架の作成方法の指導や消防団単独による林野火災消火訓練を実施し対応しております。 また、防災訓練が実施されない年度につきましては、消防団としての訓練が必要であるため、消防車両が入って行けない場所を想定した中継送水訓練を実施しております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) そうしますと、町の防災訓練の年は2年に一遍そういう訓練をしているけれども、ほかの確認と言いますか、陰になってしまった年は、今の噴火時の関係や融雪型火山泥流の関係の訓練というのは特にされていないということでいいですか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 それに特化して訓練というわけではございませんけれども、先ほど申しました中継送水訓練も火砕流等で火災が発生した場合に、当然そこには車両が入って行くことが難しいわけですから、そういうところで長距離の中継をするそういった訓練をしているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) わかりました。頑張っていただきたいと思います。 次の質問です。 大規模災害に備え、「消防団員セーフティ・ファーストエイド研修」という記事が信濃毎日新聞で発表されましたですが、どのような内容の研修なのか、ちょっとわかる程度で結構ですから教えていただけますか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 消防団員セーフティ・ファーストエイド研修とは、消防団員が自身の安全を確保し、適切な応急処置を行う力を身につけることで、災害現場で活動する消防団員の公務災害防止を図ることを目的とし、大規模災害発生時に救急救命士やDMAT(災害派遣医療チーム)等の到着に時間を要す地域において、到着までの間に地元消防団員が被災者の応急手当や心のサポートを担えるようにするものです。 この研修は、南佐久郡川上村の藤原忠彦村長が全国町村会長や消防団員等公務災害補償等共済基金理事長を務めていた平成28年に、同基金に災害現場に救助隊等が到着するまでに時間がかかる地域であることから、到着までの間に対応するための訓練を実施したいと提案し、同基金のプロジェクトチームが研修の事業化に向けDMAT(災害派遣医療チーム)、DPAT(災害派遣精神医療チーム)の講師によるセーフティ・ファーストエイド研修を川上村を含む全国5カ所で試験的に実施し、試行しながら研修プログラムを開発し、平成30年度から開催地を募り全国の自治体に講師を派遣し実施するものです。 研修の内容は、災害時における救急処置として状況評価や初期評価を行い、救急隊等に的確に伝える訓練やさまざまなけがの止血が行えるエマージェンシーバンテージと呼ばれる特殊な包帯を使用した圧迫止血の方法を学び、また災害時におけるメンタルヘルスケアとして罹災者の心のサポートをする技術を身につけるものです。 軽井沢町消防団においても、今までに消防署員を講師とする心肺蘇生法やAEDの取り扱い、止血方法などを学ぶ普通救命講師を受講してきておりますが、平成28年度には、普通救命講習のプログラムに加えて骨折等の固定方法や応急担架の作成及び搬送方法等を学ぶ上級救命講習を受講しております。 この研修は、エマージェンシーバンテージを使用した止血方法や今まで実施したことがなかったメンタルヘルスケアを学べる新たな研修であることから、消防団部長会議等で消防団員に研修内容を紹介し、現時点での実施の計画はございませんが、町側とも協議しながら研修の実施に向け前向きに検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 済みません、次の質問、答えていただいてしまったんですけれども、あえて質問していいですか。 当町の消防団員にも研修を受けさせる計画はありますかという質問をしたかったので。では、これはないということでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 先ほども答弁したとおり、前向きに検討していきたいと思います。 ただ、まだ研修のほうは、基金のほうからも国のほうからも具体的な内容がまだ来ておりませんので、その内容も検討しなければなりません。また、消防基金のほうにも確認をしたんですけれども、研修は一応有償ということで、ただ消防基金のほうからは交付金が支給されるという内容です。コースのほうもAコースが座学と実技のコース、あとBコースがメンタルヘルスケアの座学のみのコースというふうにその2つのコースがあって、また各コースが6人を1班として最大で6つの班、そうすると36から40名ぐらいということで、またそこには今のDPAT、DMATの講師2名とそこに地元の救急救命士も講師として来るということなので、そちらのところは佐久広域連の消防本部のほうのまた今後のこの取り組みにもよりますので、そちらとも協議を進めていかなければなりませんので、そういったことも今後協議をしながら前向きに検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) ぜひそういうすばらしい研修のようでございますので、研修を受けていただけるような方向で持っていっていただければと思いまして、火災発生時における行政防災無線の活用及び消防団員の活動についての質問を終了させていただきます。 続きまして、2020年「東京オリンピック・パラリンピック」開催時のバリアフリー化推進についてお伺いします。 オリンピックの熱戦の熱も冷めやらない今週の金曜日9日より韓国の平昌におきまして、18日までの10日間平昌パラリンピックが開催されます。そして、いよいよあと2年ほどで東京オリンピック・パラリンピックの開催が迫ってきております。その東京オリンピック・パラリンピック開催時や終了後における車いす等をご利用になる障がいやご高齢の方の来軽者への対応について伺いたいと思います。 昨年の6月の私の一般質問でも質問させていただきましたけれども、改めて伺います。 現在、軽井沢の公共施設におけるバリアフリー化は、前回お聞きした内容から進んでいるのかどうか教えていただければと思います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えします。 町といたしましては、軽井沢ユニバーサルデザインのまちづくり推進宣言に基づき、身体の不自由の方や高齢者が安全かつ容易に利用できる施設の整備を念頭に、計画・設計の段階から常に弱者に配慮したまちづくりを進めております。 新たに設置する公共施設の整備におきましては、ユニバーサルデザインの定義に基づき、初めから全ての方が利用しやすい施設づくりを常に考え整備をしております。また、バリアフリー化されていない既設施設につきましては、大規模改修の際にバリアフリー化を取り入れていく考えでございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 概要はわかったんですけれども、前回、私が去年の6月に伺ったときより公共施設に関しては変わっていませんか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 軽井沢町公共施設等総合管理計画の中に、施設が162施設ありまして、そのうち不特定多数の方が利用するだろうという施設が71施設でございます。その中で、改修を行ったというものがなくて、特に役場もバリアフリーではないんですが、未対応の施設が約20施設あって、バリアフリー化した施設はございません。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) そのときも公共施設71施設でというのは伺っております。 次の質問です。済みません。東京オリンピック・パラリンピックでお見えになられる海外の方を軽井沢に迎い入れるに当たりまして、現在、町では今後2年間でどのようなバリアフリー化を計画されているか伺いたいと思います。 ○議長(市村守君) しばらく休憩します。 △休憩 午後2時51分 △再開 午後2時51分 ○議長(市村守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁を願います。 西墻総務課長。     〔総務課長 西墻美智雄君登壇〕 ◎総務課長(西墻美智雄君) お答えいたします。 公共施設につきましては、今、未改良が20あるという形で地域整備課長がお答えしたと思います。ここの2年間でという形で、先ほど地域整備課長のほうからご答弁あったかと思います。既存施設につきましては大規模改修の際にという形で、この2年間に大規模改修という形の施設がございませんので、今のところ計画にございません。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 町ではこれから2年間、オリンピック・パラリンピックまでにバリアフリー化の新しい計画はなしということで伺いました。 次の質問です。 オリンピックやパラリンピックの開催に限らず、今回のG20への誘致運動やほかの国際会議を誘致するなど、多くの国々の方をお迎えするように一生懸命町を中心にやっておりますけれども、町内の飲食店や宿泊施設におけるバリアフリー化への取り組みが遅れているように感じております。一昨年度まで行われていましたリフォーム補助金のような形で補助金を出しましてそういう飲食店ですとか宿泊施設ですね、観光でお見えになった方がご利用いただくような施設にバリアフリー化を推進するような補助金を出すようなお考えはありませんか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 工藤観光経済課長。     〔観光経済課長 工藤朝美君登壇〕 ◎観光経済課長(工藤朝美君) お答えいたします。 リフォーム補助金のような形で補助金を出し、バリアフリー化を推進できないかというご質問でございますが、昨年度、28年の9月の一般質問での答弁と重なってしまいますが、飲食店や宿泊施設における小規模事業者を対象とした補助事業につきましては、中小企業庁からの情報で、日本商工会議所が窓口となり申請を受け付けております小規模事業者持続化補助金という制度があること、また軽井沢の特殊性でございますが、夏の出張店との兼ね合いがあり、この部分での補助制度は難しいものがあるという検討結果がございます。 したがいまして、現時点での補助金を出してバリアフリー化の推進は考えておりません。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 商工会議所等の補助金もあるので、通年店舗ではない施設もございますので、町としては考えていないというようなお答えをいただきました。 続きまして、次の質問です。 東京オリンピック・パラリンピック開催都市の軽井沢駅におけるタクシーを含めました車いす利用者等への送迎の対応について、今、私これも一般質問させていただいた内容で、車いす利用者への送迎場所のお話をさせていただきまして、看板はつけていただいておりますが、なかなかやはり私も駅を利用させてもらうたびに感じているんですが、もう少し何か車いすでお見えになった方をスムーズにタクシーや送迎に乗せていただくような方法を考えていただきたいと思うんですが、それについてはどうでしょうか。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 6月議会後、さわやかハット施設内へは、エレベーターへの誘導サインを中心に待合室、エスカレーター、トイレ、ATM、タクシー乗り場、バス乗り場、コインロッカーなどのサインを8カ所増設し、また駅北口の車いすの方が乗降する黄色いゼブラゾーンには、車いす送迎専用というサインを1カ所設置いたしました。車いすの方のエレベーターまでの誘導サインといたしましては、JR、しなの鉄道から3階の南北自由通路の開札を出て北口に向かって左側のさわやかハット待合室入口手前と、エレベーターホールに入ってからはエレベーター横に突き出しサインを設置し、南口のエレベーターまでは南口を出て左側のエレベーターホール入口に突き出しサインを設置し誘導することにいたしました。 また、1階北口につきましては、タクシー乗り場付近の支柱とエレベーターホール入口に突き出しサインを設置するとともに、エレベーターホール前には車いす送迎専用のゼブラゾーンがあるため、車いすの方が降車してすぐに確認できるように、エレベーターホール入口正面にカッティングシートのサインを設置いたしました。 今回、サインを増設しましたが、以前にもお答えしていますように、施設全体のサインの見直しが必要となっております。平成30年度に予算計上をさせいただいておりますさわやかハット改修設計委託により、さわやかハットのサイン改修に向けて全ての施設利用者にとってわかりやすい配置とデザインを検討していく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) サインに関しては、私もぼちぼち見させてもらっています。 ただ、今、質問したのは、もう少し車いすでお見えになった方に、タクシーへ乗るなりお迎えに来ていただく車へ乗っていただくなり、もう少し何かうまい方法ができないかな。何かやはりなかなかあそこ狭いのは狭いんですけれども、駅の特に北口が狭いんですけれども、その辺もう少し何かいい工夫ができないかな、この2年間の間に、オリンピック始まるまでにそんな工夫ができないかなというふうにちょっと希望をしているんですけれども、その辺はどうでしょう。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 土屋地域整備課長。     〔地域整備課長 土屋 貢君登壇〕 ◎地域整備課長(土屋貢君) お答えいたします。 今、考えていますのは、この30年でサインの全体的な改修設計を行いまして、その翌年に全体の動線を見ながら車いすの、要はJRや何かに行くための動線と、逆に今度はタクシー乗り場に行けるような動線については、しっかりちょっと研究しながら実施してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 最後の質問でございます。 先ほどの質問でも国際会議誘致の話を申し上げましたけれども、軽井沢町では、軽井沢RCC推進協議会が「軽井沢MICE」の提案をされていましたり、これからもっともっと国際会議や軽井沢MICEを進めていく中で、障がいのある方や高齢者への配慮が大変重要になっていくんではないかと思っております。 町長、申しわけないんですが、そのあたりどのようにお考えか教えていただけたらと思います。 ○議長(市村守君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) そうですね。軽井沢町は会議都市を推進しておったり、また観光立町ということでたくさんのお客さんがお見えになります。当然、どなたがおいでになっても利用しやすいやはりまちづくり、ユニバーサルデザインを進めていかなければならないと思います。 しかしながら、なかなかまだ今申し上げた施設等の改築等に待たなければならないというようなこともあります。この役場なんか特にそうですけれども、そういう折にきちっとつくっていくということだと思いますし、また私どもが気がつかないいろいろな町の中での施設等での改善箇所があろうかと思います。逐次そういったところをご指摘いただき、できるところから改善をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(市村守君) 答弁が終わりました。 4番、利根川議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) ありがとうございます。 日本一有名な軽井沢でございますので、その辺、いろいろやさしいまちづくりを、年配の方にも障がい者にも普通の方にもやさしいまちづくりをしていっていただきたいと思いまして、私の一般質問を終わりにしたいと思います。 ○議長(市村守君) 以上をもちまして、4番、利根川泰三議員の一般質問を終了といたします。--------------------------------------- △散会 ○議長(市村守君) 以上をもって、本日の議事日程は全て終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでございました。 △散会 午後5時01分...