軽井沢町議会 > 2017-02-27 >
02月27日-02号

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  1. 軽井沢町議会 2017-02-27
    02月27日-02号


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    最終取得日: 2021-05-28
    平成29年  3月 第1回定例会(3月会議)     平成29年第1回軽井沢町議会定例会(3月会議)会議録◯議事日程(第2号)                 平成29年2月27日(月曜日)午前10時開議     開議宣告     議事日程の報告日程第1 代表質問日程第2 一般質問---------------------------------------◯出席議員(16名)     1番  寺田和佳子君     2番  西 千穂君     3番  押金洋仁君      4番  利根川泰三君     5番  栁澤信介君      6番  遠山隆雄君     7番  横須賀桃子君     8番  川島さゆり君     9番  土屋好生君     10番  佐藤幹夫君    11番  市村 守君     12番  佐藤敏明君    13番  大浦洋介君     14番  土屋 浄君    15番  篠原公子君     16番  内堀次雄君---------------------------------------◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯説明のため出席した者 町長      藤巻 進君   副町長     栁澤 宏君 教育長     荻原 勝君   会計管理者   柳沢 登君 総務課長    依田繁男君   企画課長    荻原確也君 税務課長    土屋悦雄君   保健福祉課長  原 富士子君 住民課長    上原まち子君  教育次長    森 憲之君 生活環境課長  土屋 剛君   観光経済課長  工藤朝美君 建設課長    山本恭彦君   上下水道課長  土屋公一君 病院事務長   林 正博君   消防課長    藤巻輝義君 監査委員    長谷川淳一君---------------------------------------◯事務局職員出席者 事務局長    篠原幸雄    局長補佐    荒井和彦 主査      佐々木真利 △開議 午前10時00分 ○議長(内堀次雄君) おはようございます。傍聴のみなさんご苦労さまでございます。 欠席の報告をいたします。小宮山恒雄農業委員会長が公務のため欠席する旨の報告がありました。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(内堀次雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。--------------------------------------- △町長所信表明 ○議長(内堀次雄君) ここで、発言を求められておりますので、これを許可します。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) おはようございます。 23日の議会3月会議再開日には体調不良で欠席をいたしましたこと、まことに申しわけありませんでした。 さて、私の任期も、2期目の折り返し点となりました。これまで大過なく進めてこられましたのも、議員の皆様をはじめ、住民の皆様方のお力添えのたまものと感謝を申し上げる次第でございます。 掲げた政策7項目それぞれの実施度を見ますと、大半は具現化できたものと思っておりますが、ハードは完成しても、事業を完遂できたわけではございませんので、さらに進化と深化をさせなければならないと考えております。 7項目は、1つとして都市政策、2、産業政策、3、教育、4、医療・福祉、5、防災と危機管理、6、町民の町政参画、7、役場の体制としていますが、それぞれを見ますと、当たり前ではございますが、よくぞこんなにもあるものだと感心するくらいの事業が同時進行で動いています。 そして、それぞれ大なり小なりに問題が発生して、計画どおりに進捗するものは、まれでもあります。1つが完結すると、また次の課題が俎上に上がってまいります。まさにエンドレスであります。それだけに、この町はより住みやすい町へと歩みを進めているものと考えております。 7項目事業のたくさんの中で、ここでは軽井沢町の潜在する力をいかに顕在させるかというテーマで、これからの事業に取り入れたいとするものを主にお話をしたいと思います。 まず、1として、都市政策ですが、コンパクトシティ化を進めていきたいと思います。これからの少子高齢化社会を乗り切る施策として、国土交通省が積極的に進めていますが、軽井沢町も、町の成り立ちからして、コンパクトシティのモデル都市になれるものと考えています。 また、自然が観光軽井沢の大きな資源でありますので、その自然、特に生物の多様性や野生動物との共生などをテーマに、エコツーリズム思想を浸透させて、官民一体となった組織立ち上げを進めてまいります。 環境省では、国立公園のモデル活用策として、8つの国立公園を指定して進めようとしています。上信越高原国立公園の指定を受けるべく、志賀高原の山ノ内町と協働で県に働きかけ、環境省に上げましたが、残念ながら選考に漏れてしまいました。漏れはしましたが、こうした案件で国の方向が見えてまいりますので、我が町なりの施策をもって進めていきたいと考えております。 2つ目として、産業政策です。昨年の目玉は、何といっても発地市庭のオープンでした。おかげさまで順調に推移していますが、本年は、初年の反省点などを踏まえて、さらにお客様に喜んでいただける品ぞろえをし、楽しい時間と空間の提供に心がけてまいります。 加工品の開発も、商工会等との連携を図りながら積極的に進めてまいります。たくさんの可能性のある分野であると考えております。 また、発地市庭で扱う6次産品のほかにも、この町で製造している各種産業にスポットを当ててみることも大切ではないかと考えます。製造には必ず技術が宿っています。職人の腕に宿る技術は町の宝と言ってもよいわけで、広く周知とともに、発展を遂げる後押しができればと思います。 これは、軽井沢グランドデザインで、イタリアやフランスの地方を事例に、風土自治として紹介をしています。その地域独自の物や事づくりの大切さをうたったものであります。 3つ目は、教育です。軽井沢町における教育の柱は、「こぶし教育」です。こぶし教育については、この後の一般質問での教育長答弁にかえたいと思います。ISAKや、2020年開校予定の風越学園設立などによって、町の教育環境も変化しますので、これらの力を追い風に進められればと考えます。 また、埋もれている有形無形の歴史遺産等を発掘し、町の宝にすべく各種の施策を実施してまいります。 4つ目として、医療・福祉です。病院医療での夢を語りたいところでありますが、内科医師が2名体制になると思ったら、整形外科が1名減員になり、一進一退であります。医師数はともかく、医療機関として住民の信頼を得るべく、常に隣にある医療事故等が少しでも発生しない環境や体制づくりを進めてまいります。 福祉ですが、高齢社会の進展で、より地域の福祉力が試されています。地域の通いの場づくりを進めると同時に、高齢者等実態調査アンケートからも見えてきています、受ける福祉から与える福祉へ、人のためにやってあげたいとする希望者が多い傾向があります。大変に誇らしい軽井沢町民の特徴です。大きな光であると捉えています。 また、新年度から新しく多世代同居支援補助事業をスタートさせます。本来、家族が持ついろいろな力や利点を、ともに同じ屋根の下で暮らすことにより導き出す事業です。それを応援していくものであります。 5つ目は、防災と危機管理です。防災の基本は自主防災です。災害に強いまちづくりは、いかに防災意識の高い住民がいるかということですので、地域防災意識を啓発するとともに、自主防災組織を支援してまいります。 6つ目として、町民の町政参画です。昨年に行った移動町長室を本年も引き続き開催し、町の皆さんの生の声をお聞きし、町政に生かしてまいります。 また、22世紀風土フォーラムでは、基本会議のほかに、プロジェクトチームをつくり、町の主要な課題を話し合ってまいります。 7つ目として、役場の体制です。挨拶運動や各課の朝礼も定着してまいりました。職員のモチベーションを高め、さらに親切で丁寧な役場風土を築く必要があります。 さて、平成26年度から職員提案制度を行っています。現在までに77件の提案が寄せられました。提案内容は、来庁者への接遇の向上、住民サービスの向上、庁舎設備の有効活用、災害対策、職員間のコミュニケーションに関することなど、さまざまであります。 その中で採用され、実現した提案には、認知症の方と接する際に必要となる基礎知識を習得するための職員研修の実施に関する提案、災害発生時における職員等の安全確保のため公用車に備品等を積載するという提案などがあります。全職員が認知症に関する基礎知識を習得したことにより、認知症の方に対する接遇能力が向上したこと、公用車に防災備品等を積載することにより、災害はいつも隣り合わせであるという認識を持ち、職員のさらなる防災意識の向上が図られていることなど、職員提案制度の成果であると考えています。 それぞれ7項目でうたっていますが、挙げた項目は何を目指しているかといいますと、1つ目として、幸せ社会の構築、これは少子高齢社会への対応ほかでございます。2つ目として、効率的で住みやすい都市形成(コンパクトシティの推進ほか)であります。3つ目、足腰の強い産業形成(観光、商業、工業、農業の活性化と連携ほか)であります。4つ目、町の価値を高める施策(町並み景観の整備、環境施策の推進ほか)であります。5つ目、自立と多様性を尊重する子どもたちの育成(こぶし教育の推進ほか)であります。6つ目であります。軽井沢ブランドの維持拡大。新しい創造拠点として、軽井沢町からいろんな意味での発信をしていきたいとするものであります。 昨年のG7交通大臣会合開催でも実証されましたが、軽井沢町は大変高い潜在的な力を有しています。この恵まれた環境を十二分に生かして、これからも軽井沢のまちづくりを推進してまいります。 以上、議会3月会議に際しての所信といたします。よろしくお願いいたします。--------------------------------------- △日程第1 代表質問 ○議長(内堀次雄君) 日程第1、代表質問を行います。--------------------------------------- △市村守君 ○議長(内堀次雄君) 質問の通告がありますので、発言を許します。 通告順1番、交渉会派「考」・浅間代表、11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕 ◆11番(市村守君) 11番、市村 守でございます。会派「考」及び浅間合同の交渉会派による代表質問を行います。 町長におかれましては、2期目の平成27年2月26日の所信表明の中で、これからの4年間で進める柱といたしまして、先ほどのお話にもございましたが、7項目の政策を掲げられておりました。 それぞれの政策達成に向け、町政の運営にご尽力いただいているところではございますが、昨年は就任から1年経過しての公約の進捗状況の報告をいただきました。それからまた1年が過ぎ、就任からは任期半分の2年が経過し、29年度は3年目に入るわけであり、本日の所信表明にもございましたが、いわば折り返しの年を迎え、政策をまとめる準備段階の時期であり、また、長期振興計画の前期計画の成果をまとめ、検証し、後期計画へつなげる年でもあります。当然、継続性のある政策もあるわけでございますが、政策の中から数点について、現在の状況や今後の方針、方向性について、本日の所信表明と重複する事項もあるかと思いますけれども、質問をさせていただきます。 まず、1点目ですが、都市政策についてであります。 その中での質問の1つ目といたしまして、インフラ整備の項目での道路整備について、借宿バイパスの平成30年の整備完了を目指して、国・県に強く働きかけてまいりたいということでございましたが、実際に出向いて、町の意向や要望等について働きかけた経緯と、働きかけに対する県や国の動向について、どのような感触を持っていらっしゃるか。そして、地域の皆さんも早期完成を期待しているところではありますが、モニター写真をお願いできますか。これは、ラウンドアバウトができるあたりの写真です。〔巻末資料①-1〕 ちょっと思うように、皆さんにわかりやすく撮れるとよかったんですが、このような状況であります。 それから、もう一枚もありますが、これはまた借宿側の、反対側のほうの工事状況、現在のところの様子であります。〔巻末資料①-2〕 ありがとうございました。 ご覧いただきましたように、ラウンドアバウトの形もできてきているようでございますし、また取りつけ道路も順調に進んでいるように見えますが、工事については計画どおりに進んでいるのか、進捗状況を伺います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 町道借宿バイパス線新設改良工事につきましては、平成30年末の開通を目指し、現在、整備を進めているところでございます。 国・県に対する働きかけにつきましては、昨年2月に国土交通省道路局長国土交通事務次官国土交通審議官、関東整備局に対しまして、私と建設課長により、社会資本整備総合交付金事業に係る交付金の支援の要望と、国に工事の委託をしております国道18号立体交差部分の改良工事の早期完成に向けた要望活動を行っております。 また、長野県に対しましては、県道借宿小諸線信濃追分停車場線道路改良促進期成同盟会要望活動にて、町道借宿バイパス線の先線となる当該県道の整備促進及び町道借宿バイパス線に対する社会資本整備総合交付金の支援についての要望を、長野県建設部長、建設技監、道路建設課長に面会し、私と長野県議会議員軽井沢町議会議長、議員、地元区長、建設課長により要望活動を行っております。 また、長野県の出先機関であります佐久建設事務所には、毎年実施しております意見交換会におきまして、町内の国道、県道に対する要望活動及び町道借宿バイパス線をはじめとした社会資本整備総合交付金事業に係ります交付金支援の要望を、私と建設課長、上下水道課長により、佐久建設事務所に対し行っております。 工事につきましては、長野国道事務所に工事委託している国道18号の横断工区、入札の不調により工事着手におくれが出たことから、工期の延長はございますが、町発注工事は順調に進捗しており、全体では平成30年末の開通に向けて進んでおります。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕 ◆11番(市村守君) 工事につきましては、早期完成に向けまして引き続きご尽力をいただきたいと、そのように思っております。 次に、2点目でございますが、高齢者、障がい者に配慮したバリアフリー化について、特に町の文化施設のバリアフリー化がおくれており、慎重に計画を進めるとのお話がございました。災害時には避難施設となる、また、本日のお話にもございましたが、地域の通いの場になる一つの施設かとも考えますが、この地域の公民館にも目を向けてほしいと思います。 スロープがなかったり、道路から玄関までの通路が舗装されておらず、石ころがあったり、ぬかるんだりして、車椅子の通行が困難なケースでありますとか、トイレの改修が必要だというような施設が見受けられます。町からの改修費の補助制度もございますが、それはまた、金額によりますけれども、地域の負担も伴います。 そこで、改修費の大小にかかわらず、高齢者、障がい者にとっては大事なことでありますので、住宅改良促進事業だけでなく、地域の公民館に対しても、高齢者、障がい者に配慮したバリアフリー化としての政策が必要と思いますが、どのように考えるか伺います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 現在、町内には24の公民館分館がございます。そのうち、トイレ等を含めたバリアフリー化に対応しております分館は、5館にとどまっております。比較的新しい分館にはスロープ、多目的トイレなどが完備されておりますが、古いものについては設置されていない状況です。 具体的には、建物への進入の際に支障がある分館が12施設、身障者トイレや多目的トイレが設置されていない分館が17施設、建物内に段差がある分館が8施設、身障者駐車場は24分館全てに設置されておりません。 分館の改修等に係る政策につきましては、昭和53年12月から軽井沢町地区集会施設、公民館分館でありますけれども、建設補助金交付要綱により、分館の新築、増築、改築及び修繕について取り決めがございます。通常は、分館の改築や修繕を行うに当たっては、一定規模以上の工事に対して、町は事業費の2分の1を限度に補助をしているところでありますが、障害者差別解消法の合理的配慮に基づき、障がいのある方等が分館を利用するに当たり支障のある環境を、バリアフリー化することにより解消する配慮が必要な場合には、区と協議の上、予算の範囲内で町の負担により最小限の範囲の改修をすることは可能であります。ただし、分館の外の分、外構工事につきましては、この補助の対象外となっております。 いずれにしても、今申し上げたとおり、公民館等でのバリアフリー化が余り進んでいないという現状にございますので、いろんな機会を捉えて、どなたも利用しやすいものに改善していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕
    ◆11番(市村守君) 次に、3点目でございますが、長期振興計画、基本方針1、森と高原の快適環境の主要施策3、環境都市にふさわしい生活・社会環境の整備の事項に関連することでよいのかと思いますが、町は温室効果ガス削減に努めるということで、エコ通勤優良事業所に認定されています。また、新エネルギー、太陽光発電の導入などによる環境にやさしいまちづくりを進めておりますが、公約にあった燃料電池車用の水素ガスステーションについてであります。 これからは、燃料電池車の導入に向け、水素ガスステーションを民間が設置する場合に助成するとのことでありました。このステーションの設置には大きな設置費がかかると聞いております。聞いたところによりますと、4億円から5億円かかるというようなことでございます。敷地とか、そういうことまで入っているかちょっとわかりませんが、このように大きな設置費のかかる工事に対しまして、どのような助成を考えているか。また、設置に関する民間からの話はあるのか、あわせてお伺いします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。 しばらく休憩いたします。 △休憩 午前10時26分 △再開 午前10時26分 ○議長(内堀次雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 水素エネルギーは、利用段階でCO2を排せつせず、環境への影響が少ないことから注目され、国のエネルギー基本計画については、水素社会の実現に向けた取り組みの加速が重要な政策に位置づけられております。 水素ステーションの整備については、経済産業省の試算で商用利用のステーション設置に4億円から5億円の費用がかかるとされており、整備費が高額であることから、最大設置費の3分の2以内、上限2億9,000万円の補助が行われております。 また、都道府県や政令指定都市においては、国とは別に、独自に補助や土地の無償貸与等の取り組みを行っているところもあります。 軽井沢町に民間が水素ステーションを設置した場合ということですが、長野県及び軽井沢町では、ステーション設置に対する補助は現段階ではございません。町といたしましては、環境にやさしいまちづくりの観点からも、整備に対して何らかの協力はしたいと考えておりますが、今後、具体的な計画が出てきた時点でどのような協力が可能かを判断し、助成等の内容について検討してまいりたいと考えております。 ご質問のように、水素エネルギー、燃料電池は、これからの時代にふさわしい、重要なエネルギー源になっていくのかなと思います。そして、何としても環境を汚染しないということでありますので、都内等では一部もうステーションが設置されて、大分実用化されてきております。私も、都内のステーションを設置した担当者にいろいろと説明を受けたりしてきております。4億円、5億円ということで、大変高額な設備費用がかかるというようなことで、すぐ軽井沢町でこれが設置できるかというのはちょっと疑問で、まだ少し時間がかかるんだろうなという感じがしておりますが、いろんな意味で産業界はその方向へシフトしているといいますか、一つのエネルギーの重要な部分として進めておりますので、そういった動向を見ながら、町としてもできるだけ早い段階で導入できるような機会が来るといいかなと思っております。 民間での話は全くないわけではございませんけれども、すぐどうのこうのという形になるような、ここでお話し申し上げるようなところまで、まだいっておりません。そんなところでございます。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕 ◆11番(市村守君) 通告書に書かなかった部分等もございまして、ちょっと迷惑をかけたかなと、そんなふうに思いますが、このガスステーションにつきましては、燃料電池車が普及して、需要が高まってくるにつれての話かなとも思います。まだ先のことかとは思いますが、技術進歩は激しいものでございますから、今後の経過を見ながら検討もしていっていただければと、そのように思います。 次に、4点目、環境先進都市を目指すとしての中での話ですが、老朽危険建物対策についてであります。 当町でも、これは全国的にも各自治体では、空き家については苦慮しているようでございますが、当町でも、居住できないほど老朽化し、倒壊のおそれのある建物があることから、老朽危険建物への対策を図るため、当初は空き家対策検討委員会、これを設置して、それで検討する中で、条例も視野に入れて検討を進めたが、国の動向を見定める必要があるということから、法案が施行される際に柔軟に対応できるよう要綱を整備して進めたい、そういうことで、名称を老朽危険建物審査委員会と変更して、老朽危険建物対策要綱において対応を図るべく業務を行っておりますが、国が平成27年5月に施行した空き家対策特別措置法と当町の要綱との整合性についてですが、町長の政策遂行に支障なくつながるものであるとお考えしておるのか。 また、空き家対策特別措置法との関連を考慮して、要綱でなく、条例化することについてはどのように考えるかお伺いします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 全国的な空き家対策が求められる中、軽井沢町には明治以来の別荘文化があり、歴史的経緯と現状を踏まえ、実効性のある対策をどのようにしたらよいか検討いたしました。 当町には別荘が多く存在し、避暑を兼ねた保養や静養に利用されるため、一定期間使用されないことが常態化となっていることから、別荘は空き家と異なるものと捉えております。 国の空家等対策の推進に関する特別措置法と軽井沢町老朽危険建物対策要綱では、適切な管理が行われていない建物が周辺の環境に及ぼす悪影響を抑制する観点では、方向性は同じものと捉えております。 国の特別措置法によれば、居住その他の使用がされていない状態であるものを空き家と捉え、全国一律の規制を行うこととしておりますが、別荘文化のある当町において、この考え方はなじみません。このため、所有者等による適正な管理がなされないことに起因して、第三者の生命に危険を及ぼすおそれや、防犯・防災上で支障を生ずるおそれのある管理状態の建築物を対象に対策を講ずることといたしました。 対策状況といたしましては、平成26年1月より町内主要幹線沿いについて実態調査を実施し、老朽化等により第三者に影響を及ぼすおそれのある建物を把握し、町の老朽危険建物対策要綱に基づく審査委員会による現地調査を経て、老朽危険建物及び防犯上指導を要する建物を特定し、これらの建物所有者に対して、撤去、修繕、適正な管理に関する是正依頼通知を送付いたしました。これにより撤去または改善が見られた事案があり、一定の成果があらわれております。 なお、改善に至らない要因には、所有者の高齢化や相続、または金銭的問題など権利関係の整理等が挙げられますが、適正管理の原則は、個人の財産は個人で責任を持って管理または処分するものと捉えております。 老朽危険建物対策を遂行する上で、町の老朽危険建物対策要綱を適切に運用し、建物所有者の特定など、必要に応じ国の特別措置法も有効活用しながら、安心かつ安全な生活環境の確保に資するよう取り組んでおりますので、結果的に当町の実情に即した実効性のある成果につながっているものと認識をしております。 したがいまして、現時点では町の老朽危険建物対策要綱について条例化する考えはございませんが、今後、軽井沢の特色である多くの別荘を含めた保健休養地としての防災面や居住環境、景観の保全といった観点を踏まえながら、状況の変化に応じて的確な対応ができるよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕 ◆11番(市村守君) この老朽危険建物に対しましては、以前から同僚議員からも多くの質問が出ております。今後も空き家対策にも関連した多くの質問等が行われると思いますので、十分な対応を図る必要があると、そのように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に移ります。 産業政策の項目でございますが、1点目、会議都市の推進、戦略的に攻めの姿勢で力強い観光振興に努めてまいりますということで、G7サミットの誘致に関して、首脳会議はともかく、交通大臣会合が開催できましたことは、一定の成果があったものと思っております。 また、今後の成果につきましては、長い目で見るものとも思っておりますが、今後の会議都市の推進策としてどのような政策が考えられるか伺いたい。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 G7交通大臣会合の開催は、軽井沢町の会議都市推進にとって大きな試金石となりました。この経験を生かしていかなければなりませんが、軽井沢町は同じ会議都市を進めている横浜市や神戸市などの大都市とは規模が異なります。当町なりの戦略が求められているものと考えます。 国内に会議都市を推進している都市は数多くあり、その多くは政令指定都市で、財政力や職員数は当町との比較にならず、そことの同様の戦略は成立しないものと考えます。 このたびのG7会合を振り返ったとき、軽井沢のネームバリューやイメージは、他の大都市にまさることはあっても、劣ることはありませんでした。そこで、その知名度を活用する戦略で進めることが得策であると思います。大都市で行っている縮小版では、軽井沢の優位性を見つけることはできないものと考えます。 今後の展開としては、町の紹介等に可能な限りリゾート都市軽井沢を露出することが大事で、町内で開催される重要な会議の前後に可能な限りPRしていくことだと考えております。 G7交通大臣会合開催後の状況でありますが、1月には町内で日本及び東南アジア諸国連合10カ国によるASEAN国際会議が開催されました。また、日本脳腫瘍学会より、第19回国際小児脳腫瘍シンポジウムが2020年に軽井沢での開催が決定したと主催者から報告をいただいております。こちらの会議は、700人規模の会議と聞いております。 今後は、さらに軽井沢リゾート会議都市推進協議会等関係団体との連携を強化し、会議等の誘致に向けて開催実績に基づくPR活動及び情報発信を行い、リゾート会議都市を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕 ◆11番(市村守君) 次に、2点目でございますが、風越公園の施設を利用しての各種大会、オリンピック・パラリンピックの練習場の誘致関連でございますが、誘致するには、競技ができる施設だけでなく、選手や関係者の要望に応えられる体制が整っていることが大事な条件と考えます。 例えば、外国の大きな体格の選手や障がいのある選手への対応を考慮した施設を持つ宿泊所の確保、また送迎とか町内の関連する協会や組合等への協力要請等、これらの対応面について、相談を受けた担当者がはっきりと答えられるよう万全な対策がとれているのか伺います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 各種大会、オリンピック・パラリンピック練習場の誘致関連について、宿泊所の確保、協力要請等の対応面について、万全な対策がとれているのかということで、お答えを申し上げたいと思います。 風越公園整備事業が終了し、1年を通して各種競技の大会が盛んに開催されるようになり、施設の面では問題なく運営されています。また、遠方から大会に参加される選手、関係者から宿泊施設の面において、宿泊先が見つからないなどのご意見もなく、宿泊所の面についても問題ないところであります。 オリンピック・パラリンピック練習場誘致に伴う宿泊施設については、練習場として軽井沢町を候補地として選択をした国が宿舎へ提示した要件、要望、これは部屋の間取りや料金、食事などでございますけれども、を確認した上で、旅館組合、観光協会などと相談を行い、最適な宿泊先をピックアップし、選手がベストな体調管理が行える環境を提供してまいりたいと考えております。 宿泊施設の協力体制で問題となるのが、パラリンピック選手への対応が考えられることから、オリンピック・パラリンピック練習場誘致推進委員会会長、副会長とともに、オリンピック・パラリンピック練習場誘致の宣伝を兼ね、日本車椅子バスケットボール協会、日本パラリンピック協会を訪ね、遠征先での選手の実態を確認したところ、選手は世界を遠征し、バリアフリー化されていない施設に宿泊することにはなれており、バリアフリー化されていない施設でも、アスリートの腕力があれば、宿泊のバス・トイレの問題など特に支障なく利用できるとのことでありましたが、要件、要望があれば、旅館組合、観光協会に相談し、できる限り協力してまいりたいと考えるところであります。 また、車椅子バスケットボールは、全ての選手が車椅子を必要としているのではなく、松葉づえや義足を使い移動できる選手も含まれている様子でありました。選手や関係者の空港からの移動手段、宿泊先から練習会場までの移動手段は、各チームでバスや車椅子運搬車両の手配を行うとのことでありました。 この宿泊施設の課題について、平成28年6月会議での一般質問でも回答していますが、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、東京2020事前トレーニング候補地ガイド掲載及び全国知事会スポーツ施設データベースサイトへの登録の条件として、スポーツ施設だけでなく、宿泊施設も一緒でないと登録できないことになっており、旅館組合を通して登録の募集を行ったところ、組織委員会への登録希望宿泊施設数は4件、全国知事会への登録希望宿泊施設数は6件となっております。このうち、スロープのある宿泊施設は1件となっております。 登録希望宿泊施設数が少ない要因といたしましては、開催時期の関係ですけれども、東京オリンピック・パラリンピックの開催日程ですが、7月末から9月6日でありまして、時期的に当町の繁忙期と重なることと、事前合宿に本当に来てもらえるのかが不明で、ほかのお客様が見込める時期であると思われます。 先ほど申し上げましたとおり、7月末からオリンピックが始まり、その後、パラリンピックが始まるまでの8月25日からとなりますので、ちょうど時期が軽井沢町の一番の最盛期と重なってしまうということが、当町が誘致する上で宿泊施設の方とタイアップするのに難しい要因となっている点が課題となっておりますが、オリンピック・パラリンピックに出場が決まるのが1年前くらいからなので、正式な練習場が決定するのはその後となりますので、粘り強く誘致活動を行い、宿泊施設の協力依頼を続けてまいります。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕 ◆11番(市村守君) それでは、次に、3点目として、発地市庭についてでございますが、昨年4月26日はプレオープン、6月25日にグランドオープンということでございまして、入場者が20万人以上、売り上げが3億円を超えるなど、幸先のよいスタートを切った年でもありましたが、ただ、当初からの課題でありました野菜の品切れ問題や冬場対策については、これはほとんどの生産者が今までと同じ程度の作付であったこと、それらがもととなりまして品切れが起こった要因でございます。 それから、冬場の対策についても、対応がおくれたことなどもありまして、品物が不足している状態が多く見受けられました。 冬場でございますが、もともと軽井沢では冬場野菜は栽培されていなかったことが根本にあるようですが、囲っておける根菜類やハウスでの小間物野菜等によって端境期を乗り切ろうと努力しているようでございます。 今後の冬場対策として、町長挨拶にも「実験栽培等を」というお言葉がありましたけれども、ハウスの施設面への助成や、新たな野菜の栽培に大学や企業等の研究機関の参入依頼なども政策として入れられないか伺います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。 しばらく休憩いたします。 △休憩 午前10時51分 △再開 午前10時51分 ○議長(内堀次雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 ご指摘のとおり、露地物が多く出回る前の春先の品薄と、囲い物が終わってからの冬場については、品物不足を痛感しております。今後、冬場の対策を含めまして考えていくわけでございますけれども、来年度は冬季野菜栽培実験委託として予算計上しております。 先日、発地の木材チップの発酵熱等を利用した園芸施設に観光経済課で視察に行き、お話を聞いてまいりました。カラマツチップを熱源にしたハウスの中で葉物野菜が生き生きと育っておりました。この原理を利用して、品種や生産方法、販売方法について検討していくことにより、今後、生産者のグループづくりや法人設立支援の具体的なものが見えてくるものと考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕 ◆11番(市村守君) 生産者の中には高齢者も比較的多く見られます。やはり高齢者におかれましては、新たな野菜栽培への挑戦とか、施設への投資は難しいのが現状であります。いろいろな方向からの支援が必要であると思っております。 次に移ります。 町民の町政参画についてでございますが、軽井沢町グランドデザインを推進するための軽井沢22世紀風土フォーラムは、知識経験者、公募委員、町職員による基本会議が昨年5月19日にスタートし、数回の会議が持たれているようですが、そもそもこのフォーラムは誰もが気軽に立ち寄って思いを語れる場であると認識しておりますが、この事務室の場所がわかりにくいということと、窓がなく、軽井沢の将来を語る事務室としてはいかがなものかと感じております。 写真をお願いできますか。〔巻末資料①-3〕 これ、わからないのは承知で出しているんですが、このような、お客さんの駐車場と建物の間に3カ所、この施設の案内があります。ただ、その施設の案内のある看板が、これ映りましたっけか。拡大したのがある。〔巻末資料①-4〕 これが加工室のほうにある、事務室も加工室のほうにあるんですが、ちょっと色がついているように見えるけれども、字は全く見えない。これ、お客さんはちょっと気がつかないんですよね。それと、野菜の直売所のほうとこの加工室の間の通路から事務所に入る位置あたりにもこの案内看板がない。 それで、次の写真よろしいですか。〔巻末資料①-5〕 これは、事務室の入り口の頭のほうに、これ25センチ四方ぐらいあるんですかね、このような、事務室がここですという。これ文字映りましたっけ。〔巻末資料①-6〕 このようにあります。ありがとうございます。 このフォーラムの事務所、これは地域的な場所としては、大勢の人が訪れて、周囲の環境にもすぐれた発地市庭の一角にあることは的確でもあるかなと思いますけれども、せめて事務室の位置がわかりやすいように案内するなどの対応を図る必要があると考えますが、いかがですか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 議員がおっしゃる、そのとおりかと思います。大変わかりにくいということは私も認識をしておるところであります。 もとは中軽井沢の町なかとか、ほかの場所にいかがかとか、いろいろとデザイン室でも検討してきたわけであります。最終的に発地市庭という形に落ちついたわけでありますけれども、また発地市庭の中でもそれぞれ、いろんなスペースが欲しいというようなことで、もっと目立つ場所に置きたいなというのはあったわけでありますけれども、やはり発地市庭の性格が、多くの方にご利用いただく場所でもあるので、事務局機能的なものは奥でいいかなというようなことでの判断です。ということで、あそこの場所をどのような形で案内しても、なかなか配置的に、窓がないとか、全くおっしゃられる、そのとおりだと思います。 現段階では、施設案内の看板ですね、これをもう少し充実させて、わかりにくいということでありますけれども、看板によってそれをカバーしたいというようなことで考えております。 新しくできた発地市庭にいろんな思いといいますか、期待が込められておりますので、どうしても日の当たる場所には置けなかったというようなところがあろうかと思います。それにしましても、できるだけわかりやすい案内をこれからもしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 11番、市村 守議員。     〔11番 市村 守君登壇〕 ◆11番(市村守君) このフォーラムですけれども、これは町長肝入りの政策の一つだと思っております。それにしては、現状の案内関係では寂しいと思って質問をしたわけでございます。今後、わかりやすい看板等を検討、考えていくということでございますので、早急に対応して、多くの人が事務室に立ち寄って話していけることが目的達成につながるのではないかと、そのように思います。今後ますます、このフォーラムの活動が町の発展に寄与することにいたします。 なお、このフォーラムについては、一般質問のほうで2人ほどの同僚議員からの細かな部分についての質問もあるということでございますので、私はここまでの質問とさせていただきます。 以上で質問を終わります。 ○議長(内堀次雄君) 以上をもちまして、市村 守議員の代表質問を終了いたします。 ここでしばらく休憩いたします。 再開は11時10分といたします。 △休憩 午前11時00分 △再開 午前11時10分 ○議長(内堀次雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第2 一般質問 ○議長(内堀次雄君) 次に進みます。 日程第2、一般質問を行います。 あらかじめお知らせいたします。本日は5名の議員の一般質問を予定しております。--------------------------------------- △佐藤敏明君 ○議長(内堀次雄君) 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 通告順1番、12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 12番、佐藤敏明でございます。 初日に風邪がうつりまして、ちょっと喉の調子が悪くてご迷惑をかけると思いますが、よろしくご理解をください。 まず最初に、町内のWi-Fi環境についてお聞きをしたいと思います。 昨年9月に一般質問をいたしましたが、今回はこのWi-Fi関係に絞って質問をいたしたいと思います。 観光協会が発表した経済産業省「観光予報プラットフォーム」というところの統計がありますが、当町では外国人旅行者宿泊数が平成25年で11万人、26年で12万人、27年で62万人、28年の1月から10月までで実に75万人の宿泊者がおり、右肩上がりの状況が続いております。 そんな中で、訪日される旅行者の皆さんのサービス対応について、無料公衆無線LAN環境などネット環境のよさが必要と思った旅行者は実に30パーセント、情報源は主にインターネットの利用が50パーセント、東南アジア系の人に限って言いますと、60パーセントを超える人がこのインターネット等、無料公衆無線LANを使っております。まさに当町としてもインフラ整備、特にWi-Fiの整備は急務と考えますが、前回から半年経過した今、町内のWi-Fi環境の普及状況はどのようになっているかお聞きしたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 町内のWi-Fiの普及状況といたしましては、町施設関係ですけれども、これが中軽井沢駅、軽井沢駅、観光会館、それぞれの観光案内所が合計で3カ所、それと観光振興センター、風越公園、発地市庭、この全てで6カ所に設置してございます。 それと、民間の宿泊施設等の設置ですけれども、これにつきましては108カ所ということで、現在把握できている箇所はこの箇所になります。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 平成27年2月24日に総務省、それと観光庁、日本政府観光局(JNTO)が一緒になってですが、共通シンボルマーク、こういうシンボルマークをつくりまして、今これ日本全国に広めています。 これの運用を開始したのが平成27年4月1日であります。それは、JNTOのホームページから、訪日外国人旅行者向けの無料公衆無線LANスポット等を紹介するJapan. Free Wi-Fi をオープンしております。 町内には、約30店のお店をしていらっしゃる方が、このJapan. Free Wi-Fi に登録をしております。といっても、セブン-イレブン関係が20店舗、それからセブンスポットというIDを使った土建業、物販業、宿泊業も入りますし、そのようないろんな商店の方が8店舗、ペンション等が2店舗であります。 現在、このJapan. Free Wi-Fi を使っているところを見ますと、先ほど課長が答弁していただきました、民間108カ所、町の施設が全部で6カ所ですか、このような状況の中で、このJapan. Free Wi-Fi に対してどういうお考えをお持ちなのかお聞かせください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 この後の質問の中でお答えをしようかと思っていたんですが、国のほうのセキュリティーの基準といいますか、そういうものが改正されたものが発表されてくるわけなんですけれども、そういうものに準拠した形で使えるものということで、町のほうでもいろいろと検索をしてきております。 その中でこのJapan Connected-free Wi-Fiというものがあるわけですけれども、現状の中では、このシステムといいますか、今のセキュリティーも含めて、国の基準には準拠した形で対応できるのではないかということで町のほうでも捉えてはおります。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) これには、今の課長の答弁では、要するにID、個人をいわゆる見分けることのできるIDを使ってのこのサイトへの進入ということになりますか。その辺のセキュリティーは万全になってきたということなんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) 万全かと言われますと、完全にそうですというお答えはちょっとできない状況ではあるかと思います。ただし、国で最低線示しているものについて、ある程度それに対応できるであろうというような認識は持っているということでご理解いただければと思います。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 私が昨今、長野県警サイバー犯罪対策室に問い合わせをしましたところ、これは2月ちょっと早くて6日だったんですが、まだこのJapan. Free Wi-Fi のセキュリティーは万全ではないと。要するに、変な話ですが、ABCD、1234、0000でもアドレスでいわゆるここに進入することが可能の状態だと。 私が言いたいのは、今、全国的にも国で進めているこのJapan. Free Wi-Fi に当町もやっぱり参加していただいて、そこに町独自のセキュリティーコード、パスワードを設定すれば、これを利用できないことはないと思います。一番情報が多く得られる、それと誰でも使えるという点では、これは一番いいWi-Fiだと思うんですが、その辺はいかがでしょう。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) 議員のおっしゃるとおりで、今のIDとかパスワードというものがあるわけなんですけれども、それが全て100パーセント本当にいいかというと、やはり疑問に思う部分というのは当然あるわけなんですけれども、その利便性とセキュリティーの両立ということが一番の問題になるかと思いますので、その辺を踏まえた中で最善の方法で取り組んでいきたいというのが町の考え方になる。 現状の中で見たときに、このJapan Connected-free Wi-Fiが現状では一番、使い勝手と、そのセキュリティーの部分で対応しやすいといいますか、できるのではないかというふうには捉えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) そうすると、これは、町でもこれを積極的に取り入れるという捉え方でよろしいんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) 町の今の、6カ所あるわけですけれども、こちらのセキュリティーも決して万全ではないという中で、試験的にといいますか、今のJapan Connected-free Wi-Fi、それをちょっと取り入れた形で1回設定をしてみようと。その中で、ほかの事業者さんもいろいろなのが入っているわけですけれども、そういうものを例えばIDの統一とか、そういう形で、町内で1回IDを入力すれば、どこでも使えるというような形に持っていけるのが一番、今の段階ではですけれども、いいのではないかというふうには考えております。 ただ、そのためには、当然その事業者さんもみんな了解をしていただかないといけないというところが出てきますので、まずは町としての施設の関係は、最低線の今のセキュリティーを含めた形での取り組みといいますか、改修ということで、今、対策をまさに行っているところということでご了解いただければと思います。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) そうしますと、今現在、個人でこれを使っているところとか、今、町の中軽駅、軽井沢駅等、振興センターとか、今現在あるところだけにこのJapan. Free Wi-Fi を取り入れるということなんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) そのとおりです。この後の質問の中で公設公営なのか、民設民営なのかという話も出てきますけれども、現状の中では、現在あるものについて、しっかりと対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) すみません。何か3つに分けたんですが、一緒にやったほうがよさそうなので、すみません。課長、そのようにご了承いただきたいと思います。 ということは、今、既存のものしかやらないということになると、前回、私が質問した看板、大きな看板を取りかえるときにQRコードをつけるという話が進んでいるようなんですけれども、これが電波が通っていないと、このQRコードは外国の方は見られないということになるんですが、その辺は研究はなさっておるんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) 現状では確かにその辺の利便性の問題で引っかかっているというのは一応承知はしているわけなんですけれども、ただ、まだそこのところをどういうふうに取り込んでいくのかというところまでの検討には入っておりません。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) そうしますと、この看板からもQRコードが消えるかもしれないということはあり得るわけですね。それとも、この大きな看板がつくのって、大体町道、メーン通り、国道、県道ということになるかと思いますが、看板からQRコードがそういうところも外れることもあり得るということなんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 まず、インバウンドに限らず、当然国内のお客様もおられるわけですけれども、全てが使えないということではありませんので、まず当然そのQRコードというものは進めていきたいということで考えています。 ただ、今後、インバウンドのお客様方にも対応できるように、その辺を当然考慮していかなければいけないということで、現状の中ではまだそこの対応まではいっていないということでございます。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 日本人旅行者にとっては、QRコードは使えます。しかし、外国から来た方は使えないということなんですよね。道がわからなくて迷っていて、あっ、QRコードがあったとやっても、外国人旅行者は右も左もわからない状態になるということですよね。この辺は今後進める上でひとつ参考にしていただいて、ぜひ、QRコードを導入するのであれば、観光でいらっしゃる外国の方の利便性まで考慮したことを入れていただいて進めていただきたいと思います。 最後に、町長がいらっしゃるのでお聞きしたいんですが、G7のときに、ドイツへ視察に行ったときに、こういう海外のWi-Fiの状況というのは視察されたと私は思っておるんですが、もしされたのであれば一言いただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) G7の関係のドイツ視察のときにWi-Fi等の視察があったかということですけれども、このときには基本的には会場の関係、あと会議の進め方がメーンになりますので、その設備関係についての視察は行っておりません。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) わかりました。 そういうことであるのでありましたら仕方がありませんが、いずれにしても、Japan. Free Wi-Fi 、基本的には取り入れるということで、民設民営と前回課長も答弁しておりますが、これはやっぱり変わりませんか。ここまで来ると、もう町がある程度の予算を組んでやらないと、サービス向上にはつながらないと私は考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) 先ほどちょっとお話ししたんですけれども、現在でも108カ所は確認はできているということですが、実際には今のJapan Connected-free Wi-Fi関係で一時期、無料でといいますか、料金がかからないということで、その間に設置された事業者さんというのはかなりあると。だから、把握できている数よりも相当数もう入っているという形であると思います。 その中で、うまく町の施設関係、あるいは町で設置しているものと整合性を図るという意味合いの中で、このIDの統一ができることが一番いいのかなということで考えておりまして、これを全て公設で設置するということでなくて、民間で現状の中で設置されているものも含めてIDの統一化というような形で、町内で1回IDを入力すれば、どこででも活用可能だという方向性に持っていけるのが一番いいというふうに考えております。 ですから、これを公設で全て設置するということでなくて、やはり民間で設置できるものは設置していっていただくと。現状の中で町として設置するものについては、公共施設関係、あるいは観光の拠点という部分については当然必要でしょうけれども、それをもとにしていただいて、民間のほうでもそこにうまくつないでいくというような形でできればいいかなというふうに現在考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 課長、これ大体どのくらいを目安にして実現するんでしょうか。雑駁で結構です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) 目安というのもちょっと難しい部分もございますけれども、現状で当然、会議といいますか、打ち合わせをしていかないといけない部分というのがあるのかなと。観光協会ですとか商工会関係ですね、そういうところにお声がけをして、どういう方法が一番いいのかというところを協議しながら、町の方向性を説明して、そこにうまく合致できる形になった時点でという形になりますが、いつまでというような、ちょっと明確なお答えはできません。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) そういうふうに課長が答えると、大体今年中には何とか目鼻をつけてくれるんじゃないかと想像をするところであります。 1つ参考までに。私が長野県警サイバー犯罪対策室に問い合わせしたところによりますと、このJapan. Free Wi-Fi に限らず、非常に裁判沙汰になっている案件が多々、ここのところ多いようであります。軽井沢町もぜひ、やるのであれば、いつでも連絡をいただければ、講習会、説明会に伺うということをおっしゃってくれておりましたので、ぜひその協議する中にこういうセキュリティー関係の方も入れていただくことをお願いを申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。 次は、軽井沢町の水道メーターについて質問をしたいと思います。 この水道メーターでありますけれども、ちょっと期間、よく調べたんですが、なかなか、あるところとないところがありまして、雑駁になってしまうんですが、一応平成23年度から始まった地中ボックス内のメーター、これ直読メーターというんだそうですが、これから地上設置のデジタルメーターへの交換事業が23年度から行われてきて、五、六年が経過しているわけでありますが、ちょっと写真を先にいいですかね。〔巻末資料②-1〕 これがデジタルメーターですね。地上に出ていて、雪が降っていても容易に検針もできるし、漏水もチェックすることができるメーターです。 次をお願いします。〔巻末資料②-2〕 これは雪が解けて地中約50センチぐらい。これは結構浅いほうのメーターです。 次をお願いします。〔巻末資料②-3〕 これは凍っていて、僕が行って雪を取った、10センチぐらいになっていますけれども、雪を掘っても、凍っていて、ふたがあかなかった事例です。 次をお願いします。〔巻末資料②-4〕 これも同じ、ほかのところですけれども、やっぱり同じように、ふたがあけられない状況です。 以上ですね。ありがとうございます。 こういう状況の中で、今、デジタルメーターを積極的に進めていると思ったら、違う方向もあるような話を聞きました。今現在進行しているデジタルメーターの導入経過をまず教えていただきたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋上下水道課長。     〔上下水道課長 土屋公一君登壇〕 ◎上下水道課長(土屋公一君) お答えいたします。 まず、水道メーターについてですけれども、先ほど議員おっしゃったように、地中のメーターボックス内のメーターを直接読み取る方式のものを直読式メーター、地中のメーターから遠隔で表示して、地上部で読み取ることができるメーターを遠隔式メーターとして答弁をさせていただきます。 地下水の水位が高く検針できない場所や、マンション等の共同住宅等においては遠隔式のメーターを使用し、直読式のメーターと使い分けてまいりましたが、検針の際の見やすさに考慮いたしまして、平成23年度以降交換時期を迎えるメーターについては、遠隔式のメーターを使用することとしてまいりました。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) そういう経過を経て、28年度までにはどの程度の件数を。町内全体で何件あって、そのうちの何件がそのデジタル式になっているんですか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋上下水道課長。     〔上下水道課長 土屋公一君登壇〕 ◎上下水道課長(土屋公一君) 平成29年2月現在で水道メーターの設置総数が2万42個、そのうち遠隔式のメーターは1万3,855個で、設置率は69.1パーセントとなっております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 約1万4,000件のデジタルメーターになったということですよね。よろしいんですよね、それでね。 私の調べたところによりますと、検針は常住のところで年6回、それと別荘は3回ですよね。メーターは8年に一遍交換するということになっているようですけれども、今、次の質問にも重なるんですが、約70パーセントもデジタルメーターにかえているわけですよね。これは常住者、別荘と分けると、どの程度になるんですか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋上下水道課長。     〔上下水道課長 土屋公一君登壇〕 ◎上下水道課長(土屋公一君) 常住者が1万3,000件、別荘が7,000件ほどになっております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) いや、その数字じゃなくて、デジタルメーターになったのは何件かということです。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋上下水道課長。     〔上下水道課長 土屋公一君登壇〕 ◎上下水道課長(土屋公一君) それぞれに分けてのデジタルメーターの総数については、今、把握しておりません。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) それでは、今までデジタルメーターにするのに、どのくらいの費用を費やしていますか。これは入札前の委託費等々もありましょうから、概算で結構です。
    ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋上下水道課長。     〔上下水道課長 土屋公一君登壇〕 ◎上下水道課長(土屋公一君) デジタルメーター、8年に一度、交換を迎えるわけなんですけれども、23年度からデジタルメーターを導入いたしまして、23年度の導入費用が3,200万円ほど、24年度が3,200万円、25年度が3,060万円ぐらいですね、26年度が3,300万円、27年度が4,100万円、28年度から一部もとのメーターに戻していますので、2,400万円というような数字が出ております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) これ、ざっと足しますと1億6,000万円の巨費を投じているわけですけれども、これを突如やめて、また直読メーターに戻すということは、どういうお考えのもとにこういうことになったのか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋上下水道課長。     〔上下水道課長 土屋公一君登壇〕 ◎上下水道課長(土屋公一君) 今申し上げた導入費用については、デジタルメーターを導入したからその数字になったということなんですけれども、これを仮に導入していなかった場合は、約半額で済んでいるわけでございます。 あわせて、3番目の質問についてお答えをさせていただきたいと思います。 平成28年度交換の水道メーターから、地下水の水位が高い等の特別な場合や、マンション等の共同住宅を除いて、遠隔式のメーターを取りやめ、以前の直読式メーターを利用しております。 まず、理由といたしまして、費用対効果が挙げられます。直読式と遠隔式メーターとでは、メーターの本体価格と交換工事費を合わせた設置費用に大きな開きがあります。一般家庭の利用が最も多い口径13ミリのメーターで比較いたしますと、直読式では5,908円が、遠隔式では1万6,821円になります。約2.85倍というふうになります。平成28年度は2,734個のメーターを交換し、うち479個が遠隔式メーターで、本体価格を含む交換費用の総額はおよそ2,460万円でしたが、仮にこれを全て遠隔式メーターで交換した場合、総額がおよそ5,080万円となり、差額は2,620万円にもなります。 町の水道は公営企業として運営しておりますが、大正15年に水道事業に着手して以来、拡張計画により区域を拡大し、現在は第10次拡張計画に基づいて事業を行っています。今後、大幅な人口増が見込めない中、節水機器の普及や節水意識の向上により、水道の料金収入は頭打ちとなることが予想されます。一方で、老朽化した水道施設の修繕工事、更新等は喫緊の課題として計画的に行っていかなければならないため、多額の費用を必要とします。 以上のことから、遠隔式メーターに比べ直読式のメーターは、検針の際にメーターボックスのふたをあける必要があるなど時間はかかるものの、費用を抑えることができ、故障も少ないため、それまでの方針を改め、平成28年度以降に交換するメーターについては原則として直読式としており、今後におきましても、設置場所の条件が悪い場合やマンション等特別な場合を除き、直読式メーターを使用していきたいと考えております。 なお、参考までに近隣の市町村の状況を申し上げますと、小諸市、御代田町では、やはりコストを抑えるために、一度遠隔式メーターにかえたものを、メーター交換の際に直読式のメーターに交換しています。 佐久水道企業団では、佐久市を中心とする給水区域内において、当初より原則として直読式メーターを使用しております。佐久市と合併する前の旧望月地区では遠隔式のメーターを使用しておりましたが、合併以降はメーター交換の際に直読式メーターにかえております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 今、課長の説明の中で人口が増えるからというあれがありましたけれども、ちょっと私の聞き間違いであればそれで結構なんですけれども、最初にこれを導入しようとしたときに、直読メーターが幾らで、取りかえに幾らかかる、遠隔メーターが定価が幾らで、どのくらいかかるというのはわかっていたはずですよね。それがわかっていて導入したわけですよね。 軽井沢町の地下水の高いところは、そんなに解消されていないはずですよ。マンションも増えているし、別荘も増えているわけですよね。こういう状況にあって、いわゆる交換の費用、買う費用が高いからやめるんだと。これ逆を言いますと、量水器の検針委託だってお金がかかるわけじゃないですか。雪が降って凍っているところをあけるわけじゃないですから、次へ次へ送っちゃうんじゃないですか。これは町民さんによって全く不利益をこうむるんじゃないですか。前月と同じような数字を出すわけでしょう。別荘なんか出さないで、次の月にふたがあくようになってから検査して、それでまとめて請求するわけですよね。こんなことは、やっぱり住民サービスからいったらどうかと思う。 それともう一つ、1億数千万円もかけたこのいわゆる遠隔メーター、これは全部撤去するんですか。 この2点、ちょっとお聞かせください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋上下水道課長。     〔上下水道課長 土屋公一君登壇〕 ◎上下水道課長(土屋公一君) まず、先ほどの説明の中で人口についてなんですけれども、「今後、大幅な人口増が見込めない中」というふうに申し上げております。 それから、地下水が高い場所、それからマンション等については、今後も遠隔式のメーターを使用していく予定でございます。それ以外の直読式でもいい場所については、可能な限り直読式に改めていきたいという方針でございます。 それから、既に投資した遠隔式のメーターについてですけれども、このメーターも8年置きに交換をすることになっておりますので、現在ある遠隔式のメーターを今の状態で全て交換するということではなく、あくまでも8年が経過して、次のメーターに交換する時期を迎えたところで直読式のメーターに改めるということでございます。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) ちょっと先走ってしまっていいのかな。当初予算に2,720万円の量水器取替委託費というのがあるんですが、これは全て直読式等という。さっきおっしゃった地下水の高いところ、マンション等は遠隔式ということですが、これはほとんどが直読式ということでよろしいんですか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋上下水道課長。     〔上下水道課長 土屋公一君登壇〕 ◎上下水道課長(土屋公一君) 29年度予算におきましては3,300のメーターを見込んでおりますけれども、うち2,900が直読式、400が遠隔式で見込んでおります。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) わかりました。じゃ、今までつけた遠隔式は、8年を経過したときに直読式にかえるということでよろしいということですよね。わかりました。 以上でこの質問は終わりにいたします。 続きまして、しなの鉄道軽井沢駅テーマパーク構想についてお聞きしたいと思います。 平成28年8月18日の新聞報道によりますと、しなの鉄道より町へ駅舎記念館活用の申し入れがあり、その後、議会では、28年10月31日に総務常任委員会の駅東の跡地の視察、平成28年12月16日には軽井沢駅前再開発にかかわる提言書を町に提出をいたしました。そして、平成28年12月28日にしなの鉄道が、旧ホームの東側に「軽井沢駅テーマパーク」を2億円余りの予算で、来年10月オープンを目指すと新聞紙上で発表があったところでございます。これに基づいてお伺いしたいと思います。 まず最初に、沿線市町村が一堂に集まって行う会議があると思いますが、この平成28年3月以降の内容と、頻度はどの程度なのか。これは、要はこういう話が議題に上ったのか上らなかったのかを確認したいんですが、お答え願います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 このしなの鉄道の沿線市町が集まって開催されます会議につきましては、まず株主総会、あと沿線市町担当課長会議、活性化協議会、それと観光協議会という4つがございまして、開催の頻度につきましては、特別な事情がない限り、株主総会と沿線市町担当課長会議が年1回、活性化協議会が年3回、観光協議会が、これは不定期ですけれども、今年はこれまでに3回行われております。 なお、しなの鉄道沿線議長連絡会というのが平成26年度までは年1回開催されておりましたけれども、現在は休止中とのことです。 平成28年度の株主総会は6月に開催されまして、平成27年度の事業報告、取締役の選任について。 あと、担当課長会議は7月に開催され、安全輸送設備等の国庫補助金に関する事業及び費用負担内容について。 あと、活性化協議会、これは5月と11月に開催されまして、次回がちょうどあすの午後開催予定ということになっております。こちらのほうにつきましては、増便事業ですとか、各種イベント等によります地域公共交通の活性化など、地域との連携を内容とした、しなの鉄道沿線生活交通改善事業計画というのがあるんですが、これに基づいた協議をしております。 観光協議会は5月と7月と9月に開催されまして、沿線地域の観光状況の共有を図ること、それと観光列車「ろくもん」、これの観光キャンペーン、あるいは情報発信について協議をしているということでございます。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) ということは、今回のような、こういうしなの鉄道の旧軽井沢駅舎等を使ったりするようなことは、議題には上らなかったということなんですよね。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) 今申し上げました会議の中では、その内容はまだ協議のところにまでは至っておりません。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) それでは、次の質問にいきます。 しなの鉄道が希望している当町所有の旧駅舎記念館、その後の使用に対する町の考えを伺いたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 これにつきましては、平成28年9月7日に議会全員協議会のほうで申し入れがあって、協議していくということの説明をさせていただきましたけれども、しなの鉄道の申し入れに対しまして、町として協力していくという方針に変更はございません。 現在は、貸しつけ条件等について協議を進めているということでございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 今、貸しつけ条件について協議しているということですが、副町長が代読した3月会議開会の挨拶の中では、既に決定しているかのように受け取れるような気もしないではないわけですが、これを有効に利用してもらうために貸すということになれば、町としても、誰が考えても同じだと思うんですが、--------------。この辺のことは、町はどういうふうにお考えなんですか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 依田総務課長。     〔総務課長 依田繁男君登壇〕 ◎総務課長(依田繁男君) お答え申し上げます。 次の利根川議員の質問の中でこれについて質問されているので、ここで答えちゃっていいのかどうかちょっと迷ったんですけれども。     〔「じゃ、後ほどでいいです」と呼ぶ者あり〕 ◎総務課長(依田繁男君) よろしいですかね。じゃ、そんなことでよろしくお願いします。 ○議長(内堀次雄君) 2人で勝手にやり合わないでください。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) すみません。ただいまの質問は、そういう、総務課長おっしゃるとおりの、利根川議員が積極的にやるようですので、そちらに譲りたいと思います。 私案でございますけれども、一言だけ述べさせていただきたいと思います。 そういうことで移動は必要じゃないかと私は思うんですが、駅前レンタカーの移転が可能であれば、駅前レンタカーを駐車場の西端に持っていって、そこに交番を移すというのが一番簡単な方法かなと、私個人の考えですが、ご提案を申し上げておきます。 それでは、次にいきます。 質問では、しなの鉄道軽井沢駅テーマパーク構想について、どのような経過になっているかということでありますが、町のこの、いわゆるこの新聞記事に出たここのことについて、どのようにお考えになっているか。事実であるのか、事実でないのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 しなの鉄道では、12月28日付の信濃毎日新聞に、「テーマパーク構想」という大きな見出しとともに駅東側遊休地の写真が掲載され、しなの鉄道が意図した内容とは異なり、誤解を招く表現であると捉えているとのことでした。 議員の質問の中にありましたが、鉄道は駅東の跡地にテーマパークを2億円の予算でというようなことですけれども、決してこれは駅東側ということではございません。町のほうがしなの鉄道側から説明を受けておりますのは、現在の駅舎改修を含む駅のプラットホーム内におさまる規模の事業であり、駅東側遊休地は含まないということでございます。 町としなの鉄道とで進めております協議の中では、現在のしなの鉄道軽井沢駅舎を長野県の東の玄関口として、また観光列車「ろくもん」の始発及び終着駅としてふさわしいものになるよう改修することにあわせて、旧駅舎記念館のこの建物の活用を図るということでございまして、その中で駅構内に車両を展示し、利用したいというようなお話はございました。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 私がお聞きしたいのは、8月18日の新聞の記事、それから12月28日、御用納めのときの新聞記事、これの記事によると、8月18日はまだ何も決まっていないと町側も言っていると。12月28日になると、できるだけ意向に沿うように協力をしていきたいという文言が載っているわけですけれども、これについて、やっぱりこれ私たちが思うに、28日以前に町側も知っていたんじゃないかというように読み取れるわけですが、その辺はいかがでしょう。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) 今お話ししましたように、テーマパークというものが東側の遊休地を使ってというようなお話は一切ございません。ですから、今のホームを含む一部の部分で、現在、町のほうで車両展示をしているわけですけれども、その中の例えば客車的なものを多少改造して、それを活用するような形で置ければというようなお話はございました。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) そうすると、町側は全く、この12月28日の時点では、こういうことは知らなかったということでよろしいわけですよね。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) これは私どもは、28日の新聞の記事が出るようだということを、事前にちょっと記者のほうから情報はありました。ただ、その内容は、どういう内容かという細かいところまでの話はなくて、ちょっとテーマパークというような言葉が出てしまうので、その辺を誤解を受けるだろうというようなことでのお話は前日の夕方にございました。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 経過はわかりました。こういう事情であれば、私もこれ以上詰めることはいたしません。しなの鉄道が有効利用するということであれば、積極的に協力していただいて、駅前再開発はまだ東側が残っておりますので、ぜひ提案したことも考慮に入れまして、やっていただければと思います。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(内堀次雄君) 以上をもちまして、佐藤敏明議員の一般質問を終了いたします。 ここでしばらく休憩といたします。 再開は1時10分といたします。 △休憩 午後零時01分 △再開 午後1時10分 ○議長(内堀次雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(内堀次雄君) 発言を求められておりますので、これを許可します。 12番、佐藤敏明議員。     〔12番 佐藤敏明君登壇〕 ◆12番(佐藤敏明君) 私の先ほどの一般質問の3点目のしなの鉄道軽井沢駅テーマパーク構想についての中で誤解を招く発言がありましたので、訂正をお願いしたいと思います。 「-------------」の発言を訂正し、「駅前交番が有効利用のためには、移転も視野に入れたほうがいいと思う」というふうに訂正をお願いいたします。 以上です。--------------------------------------- △利根川泰三君 ○議長(内堀次雄君) 次に進みます。 通告順2番、4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 4番、利根川泰三。一般質問をさせていただきます。 今回は、湯川ふるさと公園の管理状況について、しなの鉄道による(旧)軽井沢駅舎記念館の利用について、降雪時におけるバス停の現状についての3点を質問させていただきます。 まず初めに、湯川ふるさと公園の管理状況についてお尋ねいたします。 去る1月会議において、町長挨拶の中で、カジノ設置が可能になるIR整備推進法による特定複合観光施設区域の整備については、当町は推進しない方向で検討していると明言されました。また、昨年の春に、民泊施設等の取り扱い基準を設け、他の地域に先立ち民泊の禁止を打ち出し、善良なる風俗の維持と良好な自然環境の保全に尽くされる姿には、一町民として誇りさえ感じられると思っております。そのような誇り高い方針を持っております当軽井沢において、湯川ふるさと公園を含め、公園管理に関しての質問をさせていただきます。 すみません、画面をお願いします。〔巻末資料③-1〕 これは湯川ふるさと公園に掲示してあります案内板。 もう一つ、すみません、お願いします。〔巻末資料③-2〕 案内板です。結構です。ありがとうございます。 この中には、ペットを連れた皆さんへのお願いと、公園を利用される皆さんへのお願いがございまして、内容はお読みしなくても、皆さんそれぞれおわかりだとは思いますので、内容は割愛させていただきます。 私はたびたび朝散歩しておりまして、湯川ふるさと公園にも行くんですけれども、夏場、しばしば18号バイパス沿いに駐車場がありますが、その駐車場においてキャンピングカーがとまっている状況を見ておりまして、あるとき、散歩のついでにちょっと用を足したくてトイレに入ったところ、多分キャンピングカーの利用者ではないかと思われる方がトイレの洗面台の前で上半身が裸になって体をふいていらっしゃいました。その姿を見たときに、軽井沢として余りイメージがよくないなと、イメージダウンになってしまうんじゃないかなというような思いが頭を横切りました。 それから、ちょっと話は違うんですが、数年前、やはり朝の散歩をしていたときに、プリンス通りですね、プリンス通りの駐車帯がございますが、あそこで多分、前の晩から家族で泊まっていらしたんだと思うんですが、駐車帯スペースのところで、歩道でキャンプ用のバーナー、ガスバーナーで、お湯を沸かしてカップラーメンを家族で召し上がっていた姿を見たときに、たまたまそんな話はちょっと人からは聞いていたんですが、非常に衝撃を受けまして、そんなこともありましたので、ちょっと質問をさせていただきます。 夏場を中心にキャンピングカー等による公園の利用が--これは湯川ふるさと公園の駐車場になっている部分のことなんですけれども--見受けられるが、町ではそのことはどの程度認識されているかお教えいただきたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) お答えをいたします。 公園駐車場へのキャンピングカーの乗り入れにつきましては、そのような車両があるということは認識しております。ただ、利用頻度ですとか台数など実態は把握しておりません。 また、キャンピングカーに関する苦情を受けていないことから、トラブルについても把握はしておりません。 公園の駐車場は、公園敷地内で、利用者の車両を置く場所として指定しているものでございますので、キャンピングカーの乗り入れについては問題ないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) それでは、細かい数字とかはあれですけれども、把握しているということでございますので、湯川ふるさと公園に限らない話なんですけれども、町なかは公園たくさんありますね。その公園や公共施設等の見回りというのは、町のほうでは定期的にされているんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) お答えいたします。 まず、先ほどキャンピングカーの台数ということなんですけれども、町のほうでは把握していないということでお願いいたします。 それでは、お答えいたします。 建設課といたしましては、定期的な巡回は行っておりませんけれども、現場に出向いた際には出回ることとしております。 また、公園管理といたしましては、シルバー人材センターへ委託して、定期的な草刈り、清掃等を実施しているほか、湯川ふるさと公園につきましては、アダプトプログラムにより、現在2団体の協力を得て、公園内のごみ拾いやドッグランの管理をしていただいております。 また、観光経済課において、公園の公衆トイレも含め、町内の公衆トイレ全体を一括して清掃委託をしておりますので、シルバー人材センターをはじめとする公園の出入り業者及び団体より、公園の利用状況、破損、また公園内で気づいた点については、随時報告を受けているというような状況でございます。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 今、直接町のほうでは、定期的な見回りはしていらっしゃらないというお話でございますが、何で町のほうでチェックをしていないのかなというちょっと質問と、それからトイレや何かはチェックをしているような今ご答弁だったと思うんですが、それはどのぐらいの頻度でされているか教えてください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) お答えいたします。 先ほどお答えいたしました各公園における清掃回数ですけれども、回数は異なりますが、湯川ふるさと公園につきましては、毎日、午前午後、各1回、清掃員がトイレに出向いております。トイレの清掃の作業員でありますので、公園全体を見回るわけではございませんが、出向いた中で気づいた点について報告をいただいておりますので、建設課としては定期的な見回りは行っていないという状況でございます。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) わかりました。 続いて、町内の団体から町長あてに湯川ふるさと公園の使用規制についてのお願いが出されていると思うんですが、先ほど若干ちょっとトラブルがないよというような説明を先にいただいているんですけれども、一部の方の占有による一般利用者とのトラブルですとか、それからうるさいとか、花火をやって困るとか、近隣への迷惑を心配するんですけれども、そのような事例や苦情が町にあったことはありますか。また、この件について町としての見解を伺いたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) お答えいたします。 現在、公園内でのテントを張ってのキャンプやバーベキュー、無許可の花火等などについては禁止をしております。 先ほどもお答えしたとおり、公園内駐車場へのキャンピングカーの乗り入れについては、一般車両との区別はないため、安易にキャンピングカーを禁止するということはできないというふうに考えております。 実際、公園駐車場の駐車時間に制限もないため、キャンピングカーに限らず、一般の車両でも、交通事故防止や安全運転のために長時間の運転後、休憩のために公園駐車場で仮眠や車中泊といった利用をされる方もいらっしゃると思います。問題はキャンピングカーに特化したものではなく、公園利用者全員のマナーの問題であるというふうに考えております。 いずれにいたしましても、町に対してこういった先ほど議員もおっしゃられていたようなキャンプ行為ですとか、花火、騒音等の苦情も、今の時点では町にないため、現在では規制の必要がないのではないかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 先ほどちょっと写真、映像で出していただきましたけれども、湯川ふるさと公園のご案内というのが入り口をおりていくとあるんですけれども、その中に、「キャンプ場ではありません。たき火や花火は禁止します。」という項目はあるんですが、「キャンプはしないでください」という項目ありますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) 直接キャンプは禁止ですという言葉はないんですけれども、当然なんですけれども、指定された場所以外でのたき火、花火をすること、また都市公園をその用途以外に使用すること、その他管理上支障があると認められる行為については、条例で禁止をさせていただいていますので、当然その中でキャンプは禁止というような形で町のほうとすれば考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 条例は勉強させていただいたので、条例にはあるんですが、たしか公園に掲示されている案内看板の中にはその言葉がなかったので、ちょっとその辺をたださせてもらおうと思ったんですが、あそこの看板にないですよね。私、ここに看板の写真からとった言葉を書いてあるんですけれども。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、公園のご案内の中に、「キャンプ場ではありません」という言葉で書かせていただいているので、当然キャンプ行為というのは禁止をさせていただいているというふうに考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) ちょっと今の質問に関連するんですが、ちょっと湯川ふるさと公園のことではないんですが、矢ヶ崎公園で野球を、あそこグラウンドで野球ができるようになっていますので、野球をされに来られた方が、何か前に、先に来られた方がずっと野球場を使っていらして、結局使えなかったというような苦情を私は聞いたんですけれども、その辺は、例えば利用時間の制限とか、そういうのというのはどういうふうに、例えば今これ矢ヶ崎公園の話なんですけれども、どういうふうになっていますか。どこかにそういう例えば決まりが書いてあるとか、そういうのというのはどういう感じで管理されていますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) お答えいたします。 矢ヶ崎公園につきましては、特に占用して許可をしているというものではなくて、どなたでもあそこのグラウンドを使っていいというような形で今やっておりますので、特に時間的な制限をした中での許可といいますか、使用状況ということではございません。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 今のお答えと先ほどの質問の答えに絡むんですが、次の質問です。 公園や町施設等の利用規制ですとか、制限等の周知を設置されている看板にもっと細かく書いておくべきでしょうし、それだけでなく、ほかの方法で告知していく予定というのはありませんか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) お答えいたします。 公園におけるキャンプ、バーベキュー、花火など、制限事項があるわけですけれども、現在、公園のサイン及び町のホームページにより周知をしておりますけれども、軽井沢町の公園は、さまざまな旅行雑誌や観光ガイドブックへ掲載されております。特に湯川ふるさと公園を取り上げる雑誌は多くございまして、これらの発行元から定期的に基本情報の確認や新規の記事について校正依頼がございます。旅行する際には、こういった雑誌をご覧になる方も多いと思いますので、今後も出版社等から校正依頼があった際には、公園利用に当たっての制限事項を追記することにより、軽井沢町へお越しになる方への事前情報として、公園利用制限を周知することにより、利用者のマナー向上を図りたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 非常に大事なことだと思いますし、今はそうでなくても、なかなかそれぞれの皆さん、モラルの部分で難しい部分がたくさんあると思いますので、例えば公園の看板にそういうことが書いてあれば、例えば一般の方が何かそういうモラルに反したり、規則に反したことをやっていたときに、ここに書いてあるでしょうという、例えばご案内というか、ご指摘ができるんですけれども、そこに書いていないと、どこに書いてあるんだよというような、そんなふうな今、逆に注意した人間が刺されちゃうような時代ですので、その辺も含めて、やはりそういうことも大事ではないかと思うんですが、どう思われますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) 先ほどもちょっと答弁させていただきましたが、公園のご案内、議員もおっしゃっているように、そこの中に公園を利用される皆様へという中で幾つか書かせていただいておりますので、今現在の苦情等に関しては、ここで見て、この中で判断していただけるのではないのかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) ということは、細かく公園の利用の案内看板に書くつもりはないというご発言でよろしいでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) 先ほどおっしゃっておりますキャンピングカーによるさまざまな苦情等、今、町のほうにはそういった苦情は来ておりませんので、当然そういうことが今後あるようでしたら、それに対応するための内容のものについては直していきたいというふうには考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) わかりました。 それでは、公園の最後の質問ですが、今後、町は公園の占有や目的外使用を防止するための現在ある規則や条例等の変更等による規制は考えていらっしゃいますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 山本建設課長。     〔建設課長 山本恭彦君登壇〕 ◎建設課長(山本恭彦君) お答えいたします。 ちょっと先ほどと重複してしまうんですけれども、都市公園法第11条、それから都市公園法施行令第18条及び軽井沢町都市公園条例第5条において、都市公園内での行為の禁止について定めており、その中で指定された場所以外の場所へのごみ、その他汚物を捨てること、指定された場所以外の場所へ車両等を乗り入れ、またはとめておくこと、指定された場所以外の場所でたき火、花火をすること、都市公園をその用途以外に使用すること、その他管理上支障があると認められる行為については、禁止事項を既に掲げておりますので、現時点ではこれ以上の規制は考えておりません。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) わかりました。 それでは、続いて、先ほど先輩議員が質問していただきましたけれども、しなの鉄道による(旧)軽井沢駅舎記念館の利用についてお尋ねをいたします。 先ほど先輩議員がしなの鉄道の軽井沢駅テーマパーク構想について質問させていただきましたが、極力質問を重複しないように質問させていただきたいと思います。 まず初めに、(旧)軽井沢駅舎記念館の活用について、町は協力する意向というふうに12月28日の、また12月28日の新聞の話題になってしまって恐縮ではございますが、そういう意向と記載されてありましたけれども、そのことについてちょっと詳細な説明をしていただけるとありがたいと思いますので、お願いいたします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕
    ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 先ほどの佐藤敏明議員の質問にもお答えしたんですけれども、現状ではまだ協議段階、正しくは事前協議の段階ということです。といいますのは、今回、(旧)駅舎記念館の設置条例の廃止ということで議案をあげさせていただいているんですけれども、その際の説明もさせていただいているかと思いますけれども、まずは貸し付けできる状況になりませんと、正式な協議には入れないということですので、それが済んだところで具体的に協議に入るというのが本来の形でございますので、現状の中で、詳細について協力内容というようなこともまだ申し上げられない状況であるということでございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) そんな中で重ねて質問するのは、ちょっと心苦しいんですが、例えば1階は一般の方も使える軽食のとれる喫茶室をつくるですとか、2階はろくもんに乗る方の専用ラウンジにするんだとか、それから、あとこれは直接町には関係ないことなのかもしれないんですけれども、例えば夕方に軽井沢駅を出発するろくもん3号は、4月からワイン列車として運行されるとかという話は、町のほうには伝わっていないということでいいんですかね。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 駅舎の中身についてとか営業の内容、これはしなの鉄道のほうで考える内容であって、町は、まず(旧)駅舎記念館をそういうしなの鉄道が有効活用するために必要な事前整備といいますか、中身を片づけたりとか、そういうことが必要になってきますので、そういう部分をやることになりますので、例えば今、案として出ているしなの鉄道の利用方法、そこについて町が聞いているというか、簡単な内容的には、こんな内容で使いたいというところまでしか聞いておりませんので、それはまだ確定ではないというふうに考えております。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) わかりました。町では、まだ正式には聞いていないというような話でございましたので、きっと何となくは聞いているんだろうなというふうには思います。 続きまして、私、昨年の6月に一般質問で駅舎記念館の活用について質問した折に、駅前派出所の移転について触れさせていただきました。 先ほど先輩議員の答弁に、課長がそれは利根川議員から言われているのでということでお返事を延ばしていただきましたけれども、さわやかハットの1階部分へ移転検討の指示が町長からあったけれども、今は頓挫している状況だという答弁をいただきましたけれども、まず、ちょうど駅舎の真ん中の昔、ビストロ・ケイがあった部分のことだったというふうに私は記憶しているんですけれども、その話がその後どういうふうな進展があったのかということ自体と、それから駅前派出所の移転については、どのような町としては考えというか構想というか、もしあったら教えていただきたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 依田総務課長。     〔総務課長 依田繁男君登壇〕 ◎総務課長(依田繁男君) お答え申し上げます。 ビストロ・ケイの関係につきましては、以前の答弁の段階でもうわかっていたことなんですけれども、町長からの指示があったのはそれ以前の話でありまして、ビストロ・ケイの話も警察のほうとも協議しましたけれども、あの場所ではだめだということで答弁いただいております。 それと、町のほうの見解ということでございますが、軽井沢駅前の交番の移設につきましては、軽井沢警察署、長野県警の意向もございますので、一朝一夕には解決するものではありません。 また、軽井沢駅前の交番につきましては、町の玄関口である軽井沢駅周辺の治安、防犯に寄与していただいていることは、衆目の一致するところでありますので、町のほうから強行突破できる事案ではないということもご理解の上、また町の考え方とすれば、当然ながら利根川議員の考えと同様に、何とかならないかなという思いは強く持っておりますけれども、残念ながら今のところ進展はございません。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) そのとおりでございまして、ただ、やはりあの場所に交番があることによって、今、もちろん、先ほど答弁にもありましたけれども、まだ軽井沢が使っていいよという結論を出していないので、まだ正式なことではないんですけれども、仮にしなの鉄道があそこを軽井沢駅の乗降客の、しなの鉄道の乗降客のメーンの駅にするとすれば、当然派出所がやはり景観の妨げになってしまうような状況になってくると思います。 ただし、今、課長がおっしゃったように、そうはいっても、やはり軽井沢の北口の駅前に交番があって、いろいろな治安が守られているというのも現状でございます。その中で、先ほど先輩議員の案をおっしゃっていたのも、私は1つの方法ではないかとは思うんですが、その辺を少し検討されるような余地というのはあるんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 依田総務課長。     〔総務課長 依田繁男君登壇〕 ◎総務課長(依田繁男君) 先ほどの佐藤敏明議員からのこういうあそこにしたらどうだというような話も、当然町としては、以前にその話はしてあります。警察のほうとも協議の中で、こういう場所でどうだというような形なんですけれども、ちょっと駅から遠くなってしまうとかいうような形で、なかなかこっちから提案、いろいろしているんですけれども、当然ビストロ・ケイの跡地の関係、駅の東側の場所についてどうだというような話もしたりとかしているんですけれども、なかなか合意に至るところまで現在至っていないのが現状でございます。 また、ここで町としてもとまっているという気はありませんので、また皆さんのほうからこういうようなことでどうだというようなご意見がございましたら、いい知恵をおかしいただければ、そんなようなものを含めて交渉していきたいと考えておりますので、ご協力のほうをよろしくお願いします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 確かにそういう意味では、難しい問題がたくさんありますし、ただ、たまたま私が6月に一般質問した時点では、駅舎の旧軽井沢駅の駅舎記念館の活用方法についての質問をした中でした話でありましたけれども、現在、しなの鉄道さんがそこを自分のところの駅として使いたいという話が浮上してきて、ましてやそれが新聞で発表されちゃいますと、もうこれ周知の事実になってしまいますので、タイミング的には非常にその話をまたぶり返すといいますか、持っていくにはいいタイミングなんじゃないかなというふうに私は思っておりますので、多分、課長も同じことを考えていらっしゃると思いますので、その辺ぜひまた力をかしていただいて、そういう方向へ、これ町とか議会とかではなくて、町民を含めたみんなでやはりそういう方向で持っていけるような形でやっていけたらいいのではないかというふうに思います。 次の質問をさせていただきます。 この計画が実施されることにより、これからますます、昨年の12月、総務常任委員会から「軽井沢駅前再開発に関わる提言書」を出させていただきましたけれども、あの軽井沢駅の東側にあるしなの鉄道跡地への民間企業の進出が懸念されてまいります。そんな中、町として健全なる跡地利用への監視をするなどの考えはありますかという通告をさせていただきましたけれども、たまたましなの鉄道さんの話で、あの場所はしなの鉄道も、賃貸を前提に活用を考えているという話をたまたまちょっとあるところで、しなの鉄道の方から直接伺う機会がありましたが、町としては、その辺どういうふうに考えていらっしゃるかお教えいただければありがたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 提言では、当該土地について町が取得し、公園として整備するようにとございますけれども、しなの鉄道株式会社におきましては、町の意向も理解をいただいていることに加えまして、今、議員おっしゃったように土地の有効活用をする場合といたしましても、売買でなく賃貸としたいという方針ということを伺っております。 町の財政状況からいたしましても、公園用地として取得するという考えは、現在のところはございません。 また、健全なる跡地利用への監視ということでございますけれども、今後、土地所有者でありますしなの鉄道株式会社と連携を図りながら、現在、風土フォーラムの軽井沢駅北口ステーションフロント構想プロジェクトチームというのも立ち上げておりますので、こちらも絡めて、跡地の活用も含めた検討をしていければというふうに考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 確かにそういう形で町としなの鉄道さんと、それから新道の区でも、若干そういう問題をいろいろ検討しているようでございますので、協力しながら、東側の跡地を健全な方向の運営をしていただけるように町としても尽力をしていただきたいと思いまして、軽井沢駅舎記念館の質問は終わらさせていただきます。 次の質問に移ります前に、すみません、映像をちょっとお願いできますか。〔巻末資料③-3~5〕 続けてください。これは2月1日の写真なんですけれども、どうぞ、ちょっと送っていただいて、右側が東部小学校なんですよ。真正面奥が旧道のロータリーになるんですけれども、次の写真をお願いします。〔巻末資料③-6〕 私、たまたまバスへ乗ろうと思いまして、バス停へ行ったところが、次の写真をどうぞ。〔巻末資料③-7〕 バス停がこういう状態に雪に埋もれていまして、次お願いします。〔巻末資料③-8〕 わかりますか。もう一つ先どうぞ。〔巻末資料③-9〕 これはごめんなさい、ちょっと違うバス停ですね。やはりこのバス停も、バスへ乗れる状態ではない雪の状態です。 次お願いします。〔巻末資料③-10〕 これが反対側から撮った、これは1つ旧道寄りのバス停です。右側の建物が、昔の「ゆうぎり」さんで、先ほどの老朽化危険建物に指定されるのではないかという建物です。 次お願いします。〔巻末資料③-11〕 これは、その場所のたまたま歩道のところも雪かきがしていなくて、小学生が通る歩道なのに、雪かきもしていないんだなというのでついでに写真を撮ってきました。ありがとうございました。 これは1月21日に雪が降りました日から11日ほどたった写真なんですが、町内循環バスは、高齢者の方ですとか、障がいをお持ちの方も利用されるわけですよね。そんな町内循環バスのバス停で雪が降ったときの管理について質問させていただきます。 降雪時のバス停--バス乗り場ですね--の除雪体制は、現在どのようになっているか教えてください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋生活環境課長。     〔生活環境課長 土屋 剛君登壇〕 ◎生活環境課長(土屋剛君) お答えいたします。 町で運行委託しております町内循環バスは、現在3路線あり、バス停の総数は71カ所と、東・南廻り線と北廻り線の2路線でフリー乗車区間を設けております。 降雪によるバス停の除雪については、町及びバス運行会社とも、特別な除雪体制は設けておりません。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 今、特別にバス会社と町とは提携といいますか、契約をしていないと。雪の除雪については特別な契約は結んでいませんという答弁だったと思うんですけれども、やはり高齢者ですとか、障がいをお持ちの方にとって、町内循環バスは非常に大事な足だと思うんですね。見ていただいたとおりの除雪の状態を町はこういう状態を把握していらっしゃいますか。また、それに対しての対策というのは何かお持ちでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋生活環境課長。     〔生活環境課長 土屋 剛君登壇〕 ◎生活環境課長(土屋剛君) お答えいたします。 降雪によりバス停の乗降場所に積雪することは承知しておりますが、降雪量や気温などの気象条件により積雪状況は異なるため、乗降場所が除雪されず、利用者に不便となる状況について、全てのバス停をつぶさに把握するには至っておりません。 軽井沢駅や中軽井沢駅、信濃追分駅、または公共施設にあるバス停では、道路管理者、施設管理者など、関係者が連携し、バス停も含めた施設一帯の除雪により対応されておりますが、民家の少ないバス路線では、除雪されない場所も現状ではございます。 バス停の除雪は、近隣住民をはじめバス停を利用する児童・生徒のPTA、学校関係者などの協力により対応していただいております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 今の話はわかるんですけれども、町がバス会社にある程度お金払っていますよね。バス会社がその運賃だけで運営しているのではない、町から結構高額なお金がいっているわけですが、バス会社にバス停の除雪をお願いするということは不可能なんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋 剛生活環境課長。     〔生活環境課長 土屋 剛君登壇〕 ◎生活環境課長(土屋剛君) お答えさせていただきます。 バス会社のほうでも、人的にちょっと除雪体制がとれないということで、現在のところ不可能な状況でございます。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) ちょっとしつこいんですけれども、今、高齢者の免許証の返上ですか、それを町も進めていく方向でいるんですけれども、そうなってくると、余計に町内循環バスの利用性が高くなる、使われる方も増えるだろうし、利用頻度も高くなるということを考えますと、抜本的にその辺をただ近所の人にお願いをするのも、これは大事なことなんですが、その辺、抜本的にちょっと検討していかないと、例えば、あるバス停が全部ということではないと思うんですよ。例えば71カ所ですか、3路線で、バス停があるわけですけれども、全てが雪が積もっているんじゃなくて、例えば日が当たるところですとか、それから今、課長が答弁でおっしゃったように、例えばお店、商売をやっていらっしゃるところの前だったりは、そこのお店で気をきかせて雪かきはされると思うんですが、やはり人の通らないところ、それから日が当たらないところは、どうしてもやはりその辺が難しいと思うんです。 たまたま今、私が指摘したのが学校のそばなので、学校のPTAの話が課長からも出てきたとは思うんですけれども、それは全然学校から離れたところであれば、学校のPTAがという話ではなくなってくると思うんですよね。その地区なり、区なりの協力でやってくださいという答弁になるのかもしれないんですけれども、その辺をもう少しちょっと掘り下げて今後考えていくということは、余地はありませんですか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋生活環境課長。     〔生活環境課長 土屋 剛君登壇〕 ◎生活環境課長(土屋剛君) お答えさせていただきます。 今後、余地はないかということでございますけれども、建設課のほうで各区のほうにアダプトプログラムによりまして除雪機を貸与しておりますが、その中で一環として、フォーラムを含めた公共施設というようなことで、バス停のほうも除雪していただければ幸いかなというようなことを考えております。 また、私も町内循環バスのバス停全部見てまいりましたけれども、比較的歩道のあるところは除雪されているんですけれども、歩道のない、歩道の反対側のバス停、これがちょっと何カ所か埋もれているような状況がまだありました。 お気づきのどうしても不便で、障がい者とか高齢者にどうしてもご不便をかけてしまうというふうなところがありましたら、また私どものほうに言っていただければ、まず降雪時の町側の対応としましては、安全・安心の運行が第一でございます。それと、定時制ということで、ダイヤの正確性、これを降ってから数日行わなければなりませんので、その中でまた余裕が出たところで、ここをちょっと気にしてくれないかというようなところが出ましたら、連絡いただければ、対応できる範囲で除雪等検討したいと思います。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) 揚げ足取るわけじゃないんですけれども、私がさっき一番最初のほうの写真は、全部歩道があるところでした。東部小学校の裏側は、北側にも歩道がありまして、その歩道が横断歩道からバス停まで七、八十メートルあるんですけれども、全部雪なんですよね。だから、横断歩道を渡って道路の反対側へ行っても、そのバス停まで歩こうと思っても、その場所も雪に埋もれていまして、その辺で今、アダプトプログラムで除雪車ですか、除雪機を貸していただいていますので、またぜひ貸し出し先にそういうような話もしていただいて、協力をしていただけるような形でお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 続いて、今の除雪の対応の話なんですが、たまたま私がその日に乗ったバス、東部小学校裏を夕方の6時ちょっと前のバスだったんですけれども、やはりそのバスにも乗ったところ、外国の旅行者が十二、三人乗っていらっしゃいました。これちょっと話ずれますけれども、軽井沢駅を見ていましても、タクシー乗り場がちゃんと除雪していないんですよね。たまに見ていると、タクシーに乗ろうと思って行った人がつるっと滑っていたり、そういう姿を見ると、やはり観光地でこれでいいのかなという部分が、そうかといって、これタクシー会社さんの中傷になっちゃうので、本来は言っちゃいけないのかもわからないんですけれども、例えばタクシー何台も何台もとまって、運転手さん、車中で暖かい中で客待ちをしていらっしゃいますので、例えばそこでタクシーの運転手さんがおりてきて、少し自分たちが商売する場所なんだから、タクシー乗り場を除雪するとか、除雪の道具は、各会社が1個ずつ駅へ決めた場所に置いておけばいいことで、運転手さんが少し自分の運動も兼ねて、トイレに来たりされるわけですから、そのときにちょっとタクシー乗り場の除雪をしたりというのは、これは本当にそのバス停の除雪ですとか、例えばよく出る話で、軽井沢駅から旧道まで行く人が、お店をやっている前は除雪してあるけれども、商売やっていない前は雪がいっぱい積もっている歩道を歩いていかなきゃいけない。観光地でこれでいいのかよという話はよく私も聞くんですけれども、そういう部分も含めて、やはりそういうことを、冬場の除雪対策もちゃんとやったりするのも、俗に言う、よく言われているおもてなしの心という1つではないかというふうに思うんですけれども、町としてはどういうふうに思われますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 土屋生活環境課長。     〔生活環境課長 土屋 剛君登壇〕 ◎生活環境課長(土屋剛君) お答えさせていただきます。 冬季、観光で来訪される方にも、町内循環バスをご利用いただいております。観光のみならず、豊かな高原の自然も当町の魅力の1つであり、冬の寒さや降雪といった気候を体感されることにより、新たな軽井沢の側面を理解いただきたいと思います。 観光客をお迎えするおもてなしの心は、町だけが持つものではなく、住民や事業者も含めたさまざまな立場の方に抱いていただくものととらえております。それぞれの立場から場面に応じたおもてなしの取り組みを実現されるよう望んでおります。 したがいまして、観光客の方に対し、降雪時に除雪対応する必要性について共感するところでございますが、除雪に伴う時間や方法については、住民及び町が協働することにより、町全体として大きなおもてなしにつながるものであり、こうした取り組みにより、町内循環バスの乗降に支障のないよう利便性の向上に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 4番、利根川泰三議員。     〔4番 利根川泰三君登壇〕 ◆4番(利根川泰三君) まさしく課長のおっしゃるとおり、おもてなしの心というのは、町民を含めたみんなが持っていただかないと、軽井沢はよくならないと思います。でも、まずそれには町が率先垂範してその手本を示していただきながら、町民の皆さんに理解していただきたいなという思いをお伝えして、私の一般質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(内堀次雄君) 以上をもちまして、利根川泰三議員の一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △横須賀桃子君 ○議長(内堀次雄君) 次に進みます。 通告順3番、7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 7番、横須賀桃子です。 今回は、「信州パーキング・パーミット」、「軽井沢22世紀風土フォーラム」、そして軽井沢の教育理念である「こぶし教育」について質問いたします。 初めに、信州パーキング・パーミットについて伺います。 信州パーキング・パーミットとは、去年の4月より実施している障がいのある方や高齢者、そして妊産婦の方など歩行が困難な方のために、県内共通の障がい者等用駐車区画の利用証、パーキング・パーミットを交付し、それを掲示することで、障がい者等用駐車区画の適正な利用を図る制度のことです。 障がい者の方にとっては、車を使って外出する際にとても大切な制度ですが、車椅子を使う身体障がい者用駐車場は、一定規模以上の施設においては、3.5メートル以上の幅で、建物の出入り口付近に設置するよう新バリアフリー法で義務づけられています。でも、その利用者についての基準が不明確であり、身障者用駐車場を健常者が利用するといった心ないマナー違反も後を絶たない現状があります。そのようなことから、県内でも昨年の春より始まったのがパーキング・パーミット制度です。 欧米諸国では、1980年代から既に普及していたパーキング・パーミット制度ですが、日本ではまだまだ浸透していないように感じます。残念ながら、私も、町内の大型スーパーなどで健常者がパーキング・パーミットの駐車スペースにとめているのを何度か見かけて注意したこともありますし、多分今この議場にも、そのような光景を見たことがある方もいるはずです。そんな中、県内で始まったすばらしい制度です。 ただ、このすばらしい制度を最大限に生かすには、一人一人の譲り合いの心、そして本当に利用が必要な方以外の人たちがパーキング・パーミットへ駐車をちゅうちょするといったモラルの向上が欠かせないことはもちろんですが、まずは、この信州パーキング・パーミット制度の正しい知識を一人でも多くの方々に知っていただくことが重要です。 日本人のマナーのよさやおもてなしの心は、世界でも認められ、お手本にされているのに、なぜか障がい者のための駐車スペースに関しては、健常者が平気で駐車スペースを占領するといったマナー違反には、町内の外国人も本当に驚いています。 お願いします。〔巻末資料④-1〕 これは皆さんもよくご存じだと思いますが、このマークは、障がいのある人が利用できる建築物・施設であることを表示する世界共通の国際シンボルマークです。ただ、意外と誤解されているのが、多くの人が車椅子使用者が車に乗っていることを示すマークだと思っていることです。この国際シンボルマークは、車椅子使用者というわけではなく、外見からはわかりにくい障がいや事情を抱えた人も含まれています。国際シンボルマークが表示された駐車スペースや、おもいやり駐車場がお店や施設の入り口近く、通常のスペースよりも広いのには、車椅子での乗りおりの際にスペースが必要だという理由ですが、先ほども言ったように、外見からはわかりにくい障がいや事情を抱えた人がいることも理解しなければならないと思います。 お願いします。〔巻末資料④-2〕 こちらは、利用証は信州パーキング・パーミットの種類の1つ目なんですけれども、こちらはご覧のとおり、車椅子使用者のためのパーキング・パーミットになります。 もう一つお願いします。〔巻末資料④-3〕 こちらは、高齢者やけが人、病人、そして妊産婦の方々、車椅子使用者以外の方のためのパーキング・パーミットになります。〔巻末資料④-4〕 このようにパーキング・パーミットは、車のバックミラーに引っかけて掲示して、皆さんにわかるように使うようになっております。〔巻末資料④-5〕 パーキング・パーミットを設けている施設などには、このような駐車スペースの看板がかかっております。 今、紹介したとおり、2種類のパーキング・パーミットを交付することで、車椅子利用者が駐車しにくくなると心配に思う方もいるかもしれませんが、車椅子使用者以外のパーキング・パーミット専用の駐車スペースを設けることで、利用者のニーズにこたえるとともに、車椅子利用者の方のスペースも確保しています。 県内ではまだ始まったばかりの制度ですが、福祉先進国の1つであるアメリカなどでは、障がい者用の駐車スペースの利用対象者が法律で明確になっています。また、障がい者や妊産婦のための特別な駐車区画を20年ほど前から設けていますが、このようなスペースが必要でない人が駐車した場合、自治体によっても違いますが、2万円程度の罰金が科せられますし、2回目以上の違反だと罰金額も上がり、常習犯は免許を失うこともある重大な交通違反となっています。 そこで伺います。 このような特別に設けられた駐車スペースを必要な方が適正に利用するには、パーキング・パーミットについての正しい知識を一人でも多くの住民や来軽者に知ってもらうことですが、町ではパーキング・パーミットの周知はどうなっていますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 議員からご説明いただいたように信州パーキング・パーミット制度についてですが、障がい者等用駐車区画を利用できる方を明確にすることで、必要とする方が利用しやすくなることを目指し、長野県では平成28年4月20日から開始されました。 制度開始となりました昨年4月に、広報かるいざわにて周知するとともに、障がいをお持ちの方がさまざまなサービスを利用するための手引きとして配布している障がい者福祉のしおりにも、パーキング・パーミット制度についての掲載をしておるところでございます。 利用証につきましては、県への申請書提出の手続が必要でございましたけれども、10月からは市町村での申請手続により、即日交付できるようになっております。軽井沢町では、県に直接申請された方が43名、町へ申請された方が3名の合計46名の方が、この制度の利用証を交付されているところでございます。 軽井沢町でパーキング・パーミット制度の協力施設として4施設が登録されています。協力施設として区画設置後は、制度の周知、不適正利用への注意喚起など、適正利用への取り組みも求められているところでございます。 町施設につきましては、多くがユニバーサルデザインによる駐車区画を整備しており、パーキング・パーミット制度を導入するに当たっては、利用できる方を明確化できる一方、要件を満たさない一部高齢者等は、仮に足腰が弱い等の事情があっても利用できなくなってしまうことから、ユニバーサルデザインによる駐車区画と併用する形で、町施設の登録についても進めてまいりたいと思っております。 障がい者等用駐車区画の適正利用につきましては、モラルの問題でもありますが、今後、町としましても、適正利用の推進とともに民間の協力施設登録についても周知を進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 既に町内でも4施設でパーキング・パーミットを設けてくださっているということなんですけれども、この施設が増えるほど、やはり周知にもつながりますし、モラルの向上といいますか、皆さんに知っていただく機会になっていくかと思うんですけれども、町のほうではもちろん増やしていきたいという考えであると思うんですけれども、どのように協力施設を増やしていこうという考え、どんな方法でと考えていますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 町としましては、まずは広報かるいざわのほうで周知をさせていただきたいと考えております。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 今の周知というのは、パーキング・パーミットの周知でしょうか。それとも、協力してくださる施設に対しての周知でしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 当然制度の周知もありますけれども、協力施設、民間の協力施設、協力施設としての登録を促したいと思っております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 広報などで周知していくということなんですけれども、例えば町のほうから施設に出向いて協力を促すような計画はありますか。 あともう一つ、増やしていきたいという意向だと思うんですけれども、町で具体的に幾つぐらいの施設を目標に掲げているなどがありましたらお知らせください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 協力の登録施設というのは、数が多ければ多いほうがいいと思いますけれども、各店の事情ですとか、事業者の事情もあると思いますので、数的な目標というものは特に掲げておりません。 以上でございます。     〔「町から」と呼ぶ者あり〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) すみません。町から出向いて協力依頼をするということですけれども、今、具体的にそういうことは考えておりません。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) こちらのほう、町のほうから出向くということはないというふうなお話なんですけれども、ホームページ以外に町で考えている方法はあるんでしょうか。出向く以外で町で考えている、こういうふうに増やしていこうというふうに考えている策がありましたら教えてください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 この制度につきましては、全国的に広まっている制度でございまして、長野県は35府県1市と相互利用できる協定を結んでおります。県外においても利用証が使えるところもございますし、県外からお越しになった方も相互利用ということで使える県もございます。この利用証が有効だということを広報かるいざわ特集号、県外のほうに向けても周知をしていくこと、利用者側からの利便性ということのアピールによって、協力登録施設が増えていくことができるのではないかと考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) これは課長がおっしゃったように去年の春に始まったばかりの制度ではありますが、心ない人がいないことを願ってはいますが、このパーミットには有効期限がありますね。短いものですと2年だとか、障がい者の方だと5年だとかありますけれども、例えばもし本当にそうやって心ない人が有効期限が切れた後に使ってしまったりだとか、考えたくはないですけれども、やはり例えば人にあげてしまうだとか、いろいろ考えることはできるんですけれども、そのようなことを防ぐために、例えば町では有効期限の切れたものを回収するだとか、そのような見越した考えはありますか、有効期限のあるものなので。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 議員のおっしゃるとおり期限があるものでございますが、その期限についても、パーキング・パーミットのほうに明示をされているものです。また、登録施設につきましても、適正利用を推進するという上で、そのあたりもチェックするというんですかね、登録施設としても適正利用を進めていかなければならないということになりますので、利用する方、登録施設として協力する方、それぞれ皆さんがモラルを持って取り組んでいく制度だというふうに思っております。町として回収するということは、今のところ考えておりません。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 回収する予定はないということなんですけれども、それ1人ずつのモラルと、協力してくれている施設の方たちが確認ということで使われていくということですね。 現在、日本においては、障がい者用駐車スペースの利用対象者が法律で明確にされていないので、高齢者や妊婦さんや一時的にけがをした人など、その範囲が拡大したことで、かえって混乱してくるという状況も考えられると思います。そのようなことから、返還義務や罰則はなく、許可証を返還せずそのまま不正利用しているという問題が出てくる対策を考えておいたほうが、将来的には安心なのではないかと思うんですけれども、今考えていないということなんですけれども、今後問題が出てくる前に何か考えておいたほうがいいなという思うようなことは、話し合いはなかったんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 制度について今後どうするかという話し合いはされていないと思いますけれども、昨年4月に始まったばかりの制度でございますし、今後いろいろな課題等が見つかってきたときに話し合われていくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 県内においては始まったばかりのパーキング・パーミット制度ですが、町長が目指す少子高齢化社会への対応、そして幸せ社会の構築、そして国際親善文化観光都市として、国内だけではなく世界においてもノーマライゼーションのお手本を示せる町になれるよう願って、パーキング・パーミット制度についての質問は終了します。 それでは、2つ目の質問に入ります。 町では、平成26年に軽井沢グランドデザインを策定し、将来の軽井沢について住民と行政が一緒に考え行動するまちづくりを実践する場として、軽井沢22世紀風土フォーラムの基本会議を開催し、意見や提案を協議しています。 そして、22世紀風土フォーラム基本会議は、行政と住民が当町の将来像やまちづくりなどについて話し合う基盤となっています。 そこで伺います。 22世紀風土フォーラム基本会議に出てきた意見や提案を受け、未来のまちづくりを具体的にどのように考えていますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 22世紀風土フォーラムが昨年5月にスタートしまして、気軽に立ち寄っていただけるように、農産物等直売施設、発地市庭内にフォーラム事務局を開設しまして10カ月ほど経過したところですけれども、現在までに議員の皆様をはじめ、職員も含めてですけれども、350名の方が事務局のほうを訪れていただいております。その中で53件の意見ですとか提案というものをいただいております。 この事務局に寄せられました提案等につきましては、風土フォーラムの中心的役割を果たしております基本会議において協議され、町への提言につなげるよう内容を精査したり、専門的な知識を要するものにつきましては、必要に応じてプロジェクトチームを編成して、調査研究を行うことにより、50年、100年先を見据えた将来のまちづくりに反映させていければよいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) この基本会議で話し合われたことは、ホームページなどで議事録が載っておりますが、町民の方たちにどのような話が出てきて、町では具体的にこんなふうに出てきた意見に対して実現していきたいというようなことを発表するようなことは、ホームページ以外は考えていないんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 ホームページのほうに議事録等を載せているわけですけれども、この会議自体が公開、基本会議については行っております。どなたでも傍聴に来ていただける、お話を聞いていただけるという体制をとっておりまして、ちょっとその辺の宣伝といいますか、もう少ししっかりできればいいかなというふうには思うんですけれども、皆さんにどんどんそういうところの話を聞きに来ていただければ、内容的なものも、その話し合いの途中からといいますか、経過も含めてご理解いただけるのではないかと考えております。 また、当然提言等されて、そういうものがどういうふうになっていったかと、そういうものも含めて全体的な経過というものは、今後、ホームページだけでなく、当然広報、あるいは会議という中で、皆さんに発表していければいいかなというふうに考えております。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) もちろん会議が行われていて、それはいいことだと思うんですけれども、どなたも参加できるということで。ただ、やはり月に二、三回の会議で、自分もそうですけれども、やはりまだ子育て中だったり、仕事を持っていると、なかなか指定された時間に行けなかったりするんですね。会議のほうがどんなふうになっているのかなとか、どんなことが話し合われて、どんな意見が出てきたのかなというふうに興味を持っても、やはりなかなか、もっともっと宣伝、町ではホームページも載せていますけれども、やはりどんないいことでも、知っていただかなければ、どんないいことでも進んでいかないと思うんです。なので、発表の場といいますか、せっかく皆さんに来ていただいて意見を出してもらって、こんなにたくさんの方も来て、意見もたくさん出ているということなので、もう少しほかの方法で発表するようなことも考えられないかと思って質問したんですけれども、何か考えはありませんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) そうですね、広報の仕方といいますか、いろいろあるかと思うんですが、現状の中で一番皆さんに知っていただけるのは、町民の皆さんであれば、当然広報かるいざわということになってくるかと思います。その中にも、会議の進捗だけでなくて、フォーラム通信というようなことで何回か記事を載せさせていただいているんですけれども、そういうものを見ていただいて、そのフォーラムに興味を持っていただいて、実際の会議のほうを傍聴なりをしていただくと。それだけではやはり足りないということで、ホームページのほうには議事録を載せているんですけれども、これで1年といいますか、経ちますので、この1年の総計というような形のものを何か冊子的なものでまとめたものを本当は出せればいいのかなと。 ただ、それを配ったから皆さんに見ていただけるのかというと、それも難しい部分もありますので、今後の課題ではありますけれども、そういう部分も含めて、どうしたら皆さんにそういう内容がうまく伝達できるのかということも、ちょっとこの会議の中でもあわせて検討させていただきたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 続いて答弁願います。 藤巻 進町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 22世紀風土フォーラムは、現段階では、どちらかというと基本会議、それからプロジェクトチームの皆さん方がそれぞれ--プロジェクトチームは特にテーマがありますので--ご意見をいいだくというか、まだ外へ対して余り発信していくというような段階ではないのかなと思っております。どちらかというといろいろな町の方のご意見を伺う。外へ発信するという意味では、オープン、公開されておりますので、お時間のある方はおいでいただいて、どんなことが議論されているかということをお聞きいただけたり、またその進捗というものをホームページで流しているというようなことがありますので、広くその過程というものを町の皆さん方にもちろん知っていただくにはこしたことがないんですけれども、余りそこに労力を使っていくというよりは、むしろ基本会議、それからプロジェクトチームの中でいろいろ議論してきた中で、ものによっては町の皆さん方に広く知っていただくとか、そんなのでもないものとか、いろいろな案件によって違ってくるかと思います。その段階で、ものによってより広く広報するとか、そういうものになっていくのかなと思います。ですので、現段階では、あの中でいろいろと議論していただく。また、傍聴に本当に何度もおいでいただいている熱心な方もいらっしゃいますので、単に聞くだけでなくて、そういう方たちにもいろいろなご意見を伺うような機会にも今後していきたいなと思っております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 町長は今、それほど皆さんに公開する、まだそういう時ではないというふうにおっしゃっていたんですけれども、このグランドデザイン、この22世紀風土フォーラム自体は、町民が参加して、住民が参加して、別荘に来ている方たちなどが、参加して自分たちの住むまち、自分たちのふるさとのことの未来を考えるためにある会議なので、私は一人でも多くの人に知っていただいて、一人でも多くの方が一緒に町のことを考えていくべきだと思うので、なぜ皆さんにそんなに広く広めなくていいというふうに考えるのか。私は、その辺に関してはちょっと納得できないので、なぜ皆さんに知っていただくのが、自分たちからオープンに皆さんの意見を聞いていただいたりだとかするのが、まだその時でないというのはなぜなんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お答えをいたします。 先ほど申し上げました。現段階では、22世紀風土フォーラム基本会議とプロジェクトチームという2つで進めております。原則--原則といいますか、全部オープンですので、時間のある方はおいでいただける。また、そこでどのような形で議論がされたかということは、ホームページによって全部わかるようになっているわけでありますので、決してやっていないということではないはずです。 いろいろな物事も、全ての方に周知するというのは、なかなか難しいというところがあります。それは、先ほど申し上げたように、その基本会議やプロジェクトチーム等で、いろいろな話が出てきた課題とか、そういったものに対して、より広く町の皆さん方に、ものによって違うかと思うんですよね。それほど皆さんに知っていただく必要もないようなものもありますし、いろいろな過程がありますので、議論していく中で、それを全部知らせるということは、もちろんそれを省略しているわけじゃないんですよ。その段階で、そのものによってお伝えしていけばいいのかなということを申し上げているわけでございます。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 私も別にオープンにしていないとは思っていないんですけれども、いつも町のことで思うことは、せっかくいろいろなすばらしい取り組みをしているのに、宣伝の仕方だとか方法がちょっと足りないような気がしたので、今回ちょっと質問してみたんですけれども、11月に開催された基本会議では、子どもたちとのグランドデザインも考える、プロジェクトについても話し合われたと思います。そのようなことからも、やはり一人でも多くの、特に子どもたち、これからの未来を担っていくのは、まさに子どもたちなので、子どもたちに軽井沢を考えてもらうのが一番かと思って、私はこのプロジェクトができることをとても歓迎しております。 この議事録の中で、風土自治とつながりが大事だとも話が書いてありまして、これは中学校などで使っている、勉強しようとしている軽井沢学なども入っているのかなと思っていたんですけれども、話はまだ出てきたばかりなんですけれども、このように新しいプロジェクトのほかに、何かこれから新しく取り組んでいかれようと思っているプロジェクトはあるんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 この風土フォーラムがスタートしましてから、先ほどお話ししましたように、意見、提案というのがそれなりに出てきて、そういう意見を寄せていただくところのよりどころとして一定の機能を果たしているということも考えておりますけれども、今後におきましても、引き続き町民、あるいは別荘の方々のまちづくりへの参画を促す必要は当然あるというふうに考えておりますので、新年度以降、幾つかの地区に出向いて、このフォーラムの宣伝もしながら、直接お話を伺ったり、あるいは先ほど議員おっしゃっていたように、子どもたちを巻き込んだ町民参画を促すプロジェクトチームの立ち上げ、こんなものを今考えているところです。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) ということは、先ほど余り外にオープンに出していかないということだったんですけれども、地域に出向いてお話をするということなんですね。これは絶好のチャンスかと思いますので、今まで話し合われた意見など、提案、町に対する思いなどを皆さんにお伝えし、一人でも多くの方から、それに対しての提案だとか意見をいただいていければなと思います。そのように出向いてお話をするときに、今までの進捗状況、今まで出てきた意見や提案などについてもお話しする予定ですか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 まず、先ほどの町長のお話、ちょっとまだ誤解があるかと思いますけれども、このフォーラム自体を公開--公開といいますか、お知らせしなくていいということを申し上げているのではなくて、今のフォーラムの基本会議ですとかプロジェクトチーム、まだこれが立ち上がったばかりで、その辺の進捗が十分でないと。その部分を皆さんにお知らせを逐次していくのではなくて、ある程度お知らせが必要なものについては当然お知らせをしていくということですけれども、今回、この地域に出向いてということにつきましては、まずは、まだ22世紀風土フォーラムというものは、町民の皆さんに十分に浸透していないというところをとらえて、そこの部分の説明をしながらいろいろな意見を出していただくように促していくということが目的でございます。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 今、課長がおっしゃったとおり、内容をお知らせするしないの前段階で、やはりこのグランドデザイン、基本会議が行われていること自体を皆さんに知っていただくことが、何よりもこの会議が実りあるものになっていくのではないかと思います。2つ目の質問はこれで終わります。 最後の質問に移ります。 当町の小・中学校では、「こぶし教育」として心豊かでたくましい軽井沢の子どもの育成を目指し、「人」「物」「環境」への思いやりを備えた人の育成、文化を育て国際親善文化観光都市にふさわしい人の育成、そして自然を愛する心の育成を行っていますが、こぶし教育の成果と今後の取り組みについて伺います。 小・中学校におけるこぶし教育の成果をどのようにとらえていますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 軽井沢町の教育理念でありますこぶし教育は、平成25年7月、軽井沢町こぶし教育と命名し、3年間が経過しました。小・中学校の成果ということですが、まず小学校での成果として、各小学校では、特に心の教育として道徳の授業に重点を充て、心を耕す授業改善をお願いしております。授業では、心を揺さぶり、自分の身に置きかえて見つめることのできる具体的な事例を用いた資料の活用、学級等で起こり得るトラブルなど、実際の場面を想起させる展開を考える授業等をこぶし教育の心の教育として位置づけ、取り組みを依頼しております。その効果として、学級内でトラブルが起きたときなど、友達との価値観の違いに気づいたり、相手の立場を考えて話したりして行動しようとする子どもに育ちつつあります。 また、各校の取り組みの工夫として、学年集会の定例化、児童会活動の活性化など、縦・横の人間関係のつながる活動から、自分たちで考え行動する場面を位置づけたことで、本来は5・6年生から自覚していくことが、子どもみずからという自治の精神が低学年段階から育ちつつあります。 次に、軽井沢町は国際親善文化観光都市として発展してきました。軽井沢は明治19年以降、アレキサンダー・クロフト・ショーの来町により、古くからグローバルな文化が築き上げられてきました。将来の軽井沢を担う子どもの育成には、グローバル時代に生きる人材の育成もこぶし教育の一環として考え、3年前より軽井沢にISAKの高校が設立された機会をとらえ、平成27年9月30日に軽井沢高校も含めた6校連携協定を結びました。協定によってISAKとの児童・生徒間交流が始まりました。交流を通して異文化に触れ、コミュニケーション活動を体感することで、世界に視野を広げる素地が育ちつつあります。国際人としての成長の礎が築かれつつあります。 次に、小・中学校ともこぶし教育の基本方針を軽井沢学として学習内容に取り入れ、各小学校では、学校林の散策、軽井沢ガイドブックづくり、米づくり、火山学習、登山、強歩登山などの体験活動を行っております。児童は、軽井沢町の自然に触れ、自然の厳しさや脅威に気づき、チャレンジ精神や達成感など、低学年から軽井沢の自然のよさを感じ、厳しさを感じる中で、軽井沢を愛し、軽井沢の自然を大切にしたいという心の成長が見られています。 中学において、少し視点を変えまして、各学年の成果の結果をお話しします。 小学校同様、こぶし教育の基本方針のもと、「すてきな軽井沢人になろう」を学校目標とし、系統的に軽井沢学として取り組んでおります。 1年生は、郷土の歴史や文化を中心に調査研究や、校外での学習を含めての積み重ね、改めて軽井沢町の歴史や自然、文化について興味を持たせ、理解を深め、郷土軽井沢町の今後について考える機会となっております。軽井沢を再度見返すことで、軽井沢のよさを再認識しております。 2年生は、2日間、57事業所に分かれ、職場体験学習を実施しています。学習の過程として、職場調べ、体験学習の申し込みや事前打ち合わせ、職場実習など、社会的マナーも含めて学ぶ機会となっております。職業体験学習を通して軽井沢の産業や文化、観光を考える機会となり、働くことの充実感や大変さを実体験し、身近な地域で体験したことで、将来の夢や目標を持つ機会として成長していると思われます。 3年生は、軽井沢町社会福祉協議会の協力を得て、福祉体験学習を実施しております。町内にある福祉事業所を訪問したり、学校へ来校していただいたりし、施設使用者と交流する中で福祉について学び、福祉の視点で軽井沢町について考える学習を通して、他への思いやりも醸成され、福祉とは特別なことではなく、人と人とのかかわりであるということの大切さを学んでおり、お年寄りや障がいを持った方々が身近な存在となり、心を通わせる大切さを感じ取る体験となっております。また、障がいについての理解、そこに寄り添う必要性を学ぶ機会ともなり、他者への思いやりの心として成長していると感じております。 以上、事例として挙げましたが、こぶし教育とは、軽井沢ならではのグローバル人材の育成、軽井沢を知り、軽井沢を愛する心の育成の兼ね備えた人材の育成に向け、従前からの指導の総括としてこぶし教育を推進することにより、児童・生徒が健やかに成長していることを実感としてとらえております。 以上です。
    ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 小・中学校では、いろいろなこぶし教育に沿った教育の柱ということで行われていると思うんですけれども、先ほどと似たようなことなんですけれども、こぶし教育自体は、私もとてもいい取り組みだと思うんですけれども、やはり町内で、一人一人全員が知っているというふうになるのは難しいにしても、せめてやはり保護者だとか生徒自身がもっとこぶし教育のことをちゃんと理解するべきだと思っているんですね。 どうしてかというと、やはりこぶし教育というと、卒業式だったりとか、入学式のときに話は出てくるんですけれども、意外と自分のママ友と話していても、そんなの軽井沢でやっているんだと言われちゃうほど、機会があれば自分でもちろん話しますし、もっとこんなふうな理念を持って軽井沢でやっているんだよと話すんですけれども、とても残念でならないんですね。 一番残念だなと思っているのは、子どもたち自身がこれだけいろいろな成長を遂げているにもかかわらず、こぶし教育に関して余り話し合う機会がないというんでしょうか、やはり何か目標を定めて、それを達成していくときは、その児童・生徒自身が目標だとか理念をしっかりと理解してこそ、ゴールに達成するのではないかと思うんですね。 そこで思ったんですけれども、今3年間が過ぎまして、今そのように成果も発表してくださいましたけれども、これからこんなことをしていきたい、町長の挨拶でも具現化していきたいというふうにおっしゃっていましたね。そのことからも、私ちょっと伺いたいんですけれども、もっと生徒を巻き込んで、生徒自身がこぶし教育に、この教育理念に対して自分たちはこんなことをやってみたらどうなんだろうか、こんなことをやろうよという、もっと生徒たちを巻き込んでこぶし教育を続けていっていただきたいと思うんですけれども、今後そのような考えはありますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 具体的な目標的なことでありますけれども、例えば1月16日に子どもたちはスキーバス事故1周忌というようなことで、実際に慰霊に行ってきました。12月に生徒総会があるときにこぶし教育について具体的に提案したときに、子どもたちの中から実際に、生徒会の役員だけスキーバス事故のところに行って手を合わせるのではなく、僕たち、私たちも行かせてくれという、そういった中で提案がありました。そこの中を受けまして、実際には全員生徒400人近く本当に参列させてということは考えたんですけれども、その具体策として、軽井沢中学校のほうでは、お正月休みにこの理念とまた具体的目標、弔意をあらわす気持ちとして、1人1羽の鶴を折って、それをみんなで固めて計画しようという計画。それも中学校から小学校、また高校まで投げていただきまして、実際にISAKの子どもを含めて敬弔に行ったということで、私自身は、話題に出ないかもしれないけれども、心の中に確実にこぶし教育の理念が息づいていると思います。 なお、具体的にすぐ出てくるという、心の教育は出てくるのではなく、やはり大人になったときに、こぶしの本当に1つの理念が、この社会の生活の他への思いやりとか、その他の行動に出ることが一番私にとっては本当に夢だと思います。 1月16日の放送を見まして、ある方が手紙をいただきました。突然のお手紙を差し上げます。失礼をお許しくださいませ。昨晩、NHKの夜8時45分からのニュースを見ておりました。昨年のガードレールに追突し、若い命を落とした多数の大学生たちに、地元の軽井沢中学校の生徒さんたちが千羽鶴を手向け、生徒会長の男子生徒をはじめ皆さんが黙祷している姿に、軽井沢の若者が今も優しい温かい心を持っているのだと胸を打たれ、目頭が熱くなりましたというような形で、神奈川県の方からも言われています。 今年、ご存じのように、軽井沢町では新しい体育館、中学校は建築できました。私たち自身は、新しい中学校を使わないまま卒業していってもらうのは本当に残念だというようなことで、新しい体育館で卒業式を考えました。ところが、子どもたちは、それを押し切って、僕たちは今まで培ってきた、大事にしてきた軽井沢中学校の旧体育館で卒業したい、ぜひお願いしますという、子どもたちのこの気持ちが生徒会、また先生方、また教育委員会、町側も動かしまして、結果的に旧校舎で卒業しました。前年の議会での子ども議会も開催しました。その折に発表があったとおり、僕たちは今まで培ってきた伝統ある軽井沢中学校を卒業するときはきれいにしてという形で、それは実際に本当に生徒活動、そのとき私も行ってみましたけれども、保護者も一緒に参加して、窓拭きとか校舎の清掃をしておりました。そんな形で、私たち自身は、評価とは言いませんけれども、確実に今、卒業していった生徒、今、在校している児童・生徒は、心の教育として軽井沢のこぶし教育が根づいていると私は考えます。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 続いて答弁願います。 藤巻 進町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) お聞きされたことで質問の答弁ではございませんけれども、横須賀議員の今お話をいただいていて私なりに感じたことなんですけれども、先ほども申し上げた、風土フォーラムのときにも申し上げたように、全て町の皆さん方に、2万人の皆さん方にいろいろな行政情報とか全てお伝えをし、そしてまた、それを理解していただくということが理想であります。しかしながら、それは理想であって、現実的ではない。 こうしたときに、機会の平等は行政としては当然していかなきゃならない。全ての方に機会の平等はしていかなきゃならない。ただ、それを受け取る側で、町民の皆さん方それぞれの価値観を持ったり、それから自分なりの忙しい毎日を過ごされている方もおります。その中で選択をして、自分にとって必要ある情報というものを取捨選択しているものだと思います。ですので、機会は均等であっても、結果が平等を求めることは難しいのかなと思います。 私も小学校のときにPTAの役員をやってまいりました。経験からしますと、いろいろなすばらしい講師を呼んでお話をしていただくというようなことがあって、まさにそういった話を聞いていただきたい親御さん、保護者の皆さんが、なかなか出席していただけない。もうほとんどわかっているような方ばかりが、その講演会の聴衆という形、いつでもそんなような状況で、大変残念だなという思いをいたしました。 しかしながら、おいでにならない方たちも、自分なりの価値観でいろいろな情報というものを取捨選択して、優先順位もありますよね。先ほど発地市庭、風土フォーラムのほうにお忙しくてというような話がありましたけれども、それはやはり個人の選択ですよね。これよりはこっちのほうだ。やはりそれをやっていること全てを皆さん方に周知するというのはほとんど不可能だと。ですので、機会ですね、どなたにも同じ情報をお伝えして、あとはそれは町の皆さん方が必要なものを酌み取っていく、吸収していくという形であろうかと思いますので、ちょっと横須賀議員のお話の中では、結果も全て平等の形で、全ての方たちに理解していただくように行政はもっと努めろ。もちろんそれは努力いたしますけれども、現実はなかなかそうはいかないという現実があるということ。まだまだ私ども全てやっているとは申し上げておりませんけれども、これからもそういう意味では努力をしていきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) 私も全員に知らせるというのは、難しいとは思っているんですけれども、やはりこれから信州型コミュニティスクールも始まっていく中で、地域の方と一緒に子育てにかかわってもらいたいという思いがすごい強いんですね。やはり今の時代、本当に自分もそうですけれども、核家族だったり、実家が遠かったり、昔と違ってすぐに相談できる人もいなかったり、このこぶし教育というのは、子どもたちだけではなくて、私は住民を巻き込んで進めていけるすばらしい取り組みだと思っているんですね。 先ほどちょっと聞き逃してしまったので、もう一度だけ質問したいんですけれども、このすばらしい取り組みを子どもたちと一緒につくっていきたい、進めていきたいというふうに思うので、子どもたちにこぶし教育に対しての思いだとか、子どもたちが考える、こんなことをしたいというふうな新しい取り組みなどは、新しい新年度に考えていますでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 ご提言、多岐にわたりありがとうございます。 この後の活動につきましては、やはり児童会のほうが1月のほうに改選されました。そういった中で、また小・中の連携の中で、そういった全体集めた会議等含めて、今後の来年度以降のところを進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 7番、横須賀桃子議員。     〔7番 横須賀桃子君登壇〕 ◆7番(横須賀桃子君) このこぶし教育が浸透していって、本当に子どもたち自身が心豊かに育っていってくれれば、先ほども基本会議でもそうだったんですけれども、やはりこれからの未来をつくっていくのは今の子どもたちなので、とにかく子どもたち自身が目まぐるしい変化する世界の中で、自分たちが自分の道を切り開いていけるたくましい心をつくっていけるような方向性を持って、こぶし教育を続けていってもらえたらと思います。 一般質問を終わります。 ○議長(内堀次雄君) 以上をもちまして、横須賀桃子議員の一般質問を終了いたします。 ここでしばらく休憩といたします。 再開は3時10分といたします。 △休憩 午後2時56分 △再開 午後3時11分 ○議長(内堀次雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △押金洋仁君 ○議長(内堀次雄君) 次に進みます。 通告順4番、3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 3番、押金洋仁です。一般質問をいたします。 今回、大まかに申し上げれば、情報の伝達というテーマで質問いたしますが、情報を積極的に町民・住民に提供することによって、防災であったり、住環境を取り巻く諸問題を解決していくべきではないかというようなお話になろうかと思います。 最初の質問で、災害時における別荘客・滞在客の安全確保についてと通告書には書かせていただきましたが、これまで防災については議会内外さまざまな場面で語られ議論され、情報の伝達や避難所の運営方法、防災訓練、災害時要支援者台帳、消防団や自主防災組織の充実、防災ハンドブックや浅間山融雪型火山泥流マップの配布による災害知識の普及など、自助・共助・公助のあらゆる観点から対策が練られてきています。 しかし、これらは主に町民を対象としたものであって、決して別荘住民や観光客を排除したものではないものの、そうした方々に対する議論は比較的取り上げられてこなかった印象を持っております。 ちょうど先日も防災ハンドブックのポケット版の配布がありましたが、これも主に各区の回覧板での配布でしたので、どちらかといえば区民を対象としたものでした。 しかし、当町には約1万5,000軒という別荘があり、年間に訪れる方が830万人と言われています。よく夏場には、人口が10倍に膨れ上がるなどと言われますが、10倍といったら20万人になるわけで、20万人といえば、松本市の人口に匹敵する人がこの町の中にいることになる。そんなことが頻繁にあるとは考えにくいけれども、夏の週末、例えば全別荘の3分の1の世帯である5,000軒に3人ずつ訪れているとすれば、1万5,000人という人が町民以外に森の中にいるということになります。もちろん観光客もそうですが、災害が起きたときに、このような方たちの当座の身の安全を確保する必要がないかといったら、そんなことはあり得ません。町民という言葉と住民という言葉の使い分けが必要なこと自体が、当町のありようをよく特徴づけていると思いますが、まさに不特定多数という言葉が当てはまるような数字になって見えてこない方がいつも町内にいるということを再認識していく必要があると思います。 どんなときでもそうだと思いますが、何か対策を立てる、政策を打ち出すといったときには、まず対象をよく見きわめるということが大切です。客観的に見て今どうなっているのか、できるだけ正確に把握しておく必要がある。 そこで、最初の質問になりますけれども、別荘滞在者及び外国人を含めた観光での来町者の入り込み客数をそれぞれどの程度把握しているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 災害発生時の別荘滞在者数については、調査する手だてがないため、把握できません。また、外国人を含めた観光客の入り込み数についても、観光かビジネスで来ているのか、また外国人と日本人との区別についても調査する手だてがないため、それぞれ把握できません。 なお、災害発生時には、軽井沢駅自由通路に観光客等が滞在することが考えられることから、観光客の避難場所として対応できるよう、自由通路の出入り口に自動ドアを設置いたしました。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 手だてがないということですけれども、例えば町内の宿泊施設や保養所などの民間施設、さまざまいろいろありますけれども、そうした民間施設に情報提供を呼びかけるというようなことをして、ある程度大体の数を把握するだとか、そういう連携といいますか、そういうことはされたりはしないのでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 そのような調査はいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) それだけ出入りの激しい町というふうに言えると思います。 なかなかこれといった手だてはない。ただ、どうにかして、今一体この町内にどのくらいの規模の人がいるのかというのは、何となくでもつかんでおくのとつかんでおかないのと大分違うと思うんですね。 このように一定の場所に定着していない人の動きをつかむというのは、大変難しいんですけれども、こうした流動人口を推測する方法の1つとして、地域経済分析システム、リーサスといういわゆるビッグデータと言っていいと思うのですが、ご紹介したいと思います。 これは経済産業省が内閣官房のまち・ひと・しごと創生本部と連携して、わかりやすく活用しやすいビッグデータを提供して、自治体や地域の方の地方創生の取り組みを情報面から支援しようという試みです。もう行政の方の中でもご存じの方も多いかもしれませんけれども、これにより人の動きや、産業や地域経済、観光、農林水産業など、さまざまな分野のデータを知ることができるということです。 では、モニターをお願いします。〔巻末資料⑤-1〕 これはグーグルクロームというブラウザーが必要なんですけれども、グーグルクロームでリーサスと入力すると、すぐに簡単にこのトップ画面が出てきます。 次です、お願いします。〔巻末資料⑤-2〕 すみません、ちょっとごめんなさい。数字は全く見えないのは承知で出しております。すみません。 まず、滞在人口率です。1日に2時間以上、軽井沢町内に滞在した人が何人いたかというデータですね。休日、平日別に出てきます。2月の休日で6万人、このグラフを見ますとね、6万人。5月の休日で10万人と読めます。今このモニターを見ているだけではよく見えないかもしれませんので、こんなような感じにモニターに出てきますよということを知っていただければ、それでいいと思います。 次お願いします。〔巻末資料⑤-3〕 これも軽井沢町内、町を上から俯瞰した図なんですけれども、流動人口のメッシュ分析です。これは先ほどの滞在人口もそうなんですけれども、これらは情報提供の事前承諾を得て、スマートフォンアプリの利用者の位置情報を集計して、国勢調査の人口をもとに推計を行ったものです。画面では、2016年6月の平日の15時にどこにどのぐらいの人がいたかということを示しています。 次お願いします。〔巻末資料⑤-4〕 これもすみません、ちょっと本当に見にくいと思うんですけれども、ちょっと見えませんが、こういうデータもあるということで、目的地分析というデータですが、これはナビゲーションサービスを使って目的地検索をされた頻度の高い地点を示しています。こういう場所を目指している人がたくさんいるということが、ざっくりなんですけれども、把握できるというものです。多く検索された地点ほど赤く示されますが、やはりこれ見ますと、軽井沢駅の南口一帯にマルが集積されているように見えます。 次お願いします。〔巻末資料⑤-5〕 これは、最後に、民間のインバウンドGPSデータに基づいたもので、外国人観光客の多く集まっている場所を示すデータです。この場合ですと、台湾の方が2014年4月から翌年の3月までの間にどのくらいいたかを示しています。これもやはり軽井沢駅周辺と星野エリアに多くいるのがわかります。白糸の滝付近にも少し色がついています。 ありがとうございました。 以上、ざっとリーサスをご紹介しましたけれども、交通量調査とか夏場もやっておりますけれども、もちろんそれも有効だと思いますけれども、それも通年行うのは大変だと思いますので、こうしたところで流入人口の把握を補完するというのも1つのやり方かなというふうに思います。 このリーサスというのは、民間の携帯電話会社のGPSの位置情報やカーナビの入力先などから膨大なデータの集積から推測しているわけなんですけれども、当然のことながら移動する人、全ての人のGPSデータを拾っているわけではないですし、軽井沢へ来る方がみんな車ではない。みんながカーナビを使っているわけでもありません。ですから、当然誤差があるんですけれども、そのあたりを考慮しながら使うのであれば、課題解決や産業、観光面での政策立案に役立つと思うのですが、これに限らず、こうしたビッグデータ、今後の活用や導入について町側の考えなどあればお伺いしておきたいのですが、よろしいでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 ただいまの押金議員のおっしゃるビッグデータの関係ですけれども、昨日の新聞報道で1面にも載っておりましたので、議員もご覧になっていると思いますけれども、これは災害時の運用ルールづくりということで、車中泊対策、熊本地震の際に車中泊が多かったということで、その辺のところが把握できなかったということで、そういったデータの収集ですとか、物資輸送の関係でこういったビッグデータを活用していく必要があるのではないかということで新聞には載っておりました。 ただし、これはまだビッグデータを活用していく企業や、また国や行政等が連携していく上での運用づくりというのがまだ全然できておりませんので、そういったルールづくりが、これは来年の2月ごろにめどということで報告を取りまとめているということで出ておりますので、そういった動向を踏まえながら、今後、軽井沢町としてビッグデータを活用していけるのかどうかということは研究していく余地はあるかなとは思いますが、まだすぐにそれを活用できるという状況ではないというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 課長おっしゃるように、これをもって全てが動向わかるというわけではもちろんないわけで、いろいろなデータの集積を集めて、その中の1つとしてこういうのが使えるのではないかなということですね。町の実情をつかむ方法としての1つの方策に役立てられてはどうかなということで、引き続きご検討願えればというふうに思います。 では、次の質問に移ります。 先ほど申し上げたように、季節による規模の変動が大きく、一言で言って大変出入りが大きい、いわば不確定要素の多い当町ですから、情報を流すにしても、正味の規模、ぴったりの範囲では行き届かない人がいる可能性が当然あります。存在人の数が膨らんだり縮んだりするという当町にあって、このあたりの調整の仕方、とても難しいだろうなというふうに感じます。 そこで、2番目の質問に掲げました、こうした別荘滞在者に対する災害発生時の情報伝達の方法をお伺いいたします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 基本的には、別荘滞在者、観光客の方々も住民と同じに考えており、町民と同様の情報伝達を行います。情報伝達方法としては、町防災行政無線、町メール配信サービスを行い、特に避難準備、高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示、緊急を行った場合は、町防災行政無線等を利用した情報伝達のほか、携帯電話への緊急速報メールによる情報伝達、消防団員、警察官等による避難誘導を行います。さらに、長野県防災情報システムを活用した報道機関への情報提供を行い、テレビ、ラジオ等を通じ、多くの方々へ迅速に情報伝達を行います。 また、別荘所有者の方々への情報提供としましては、長野県の土砂災害特別警戒区域指定に伴い、平成26年12月8日より12月20日の間、町内では5回、東京都内では6回、説明会を実施しております。これら警戒区域のお知らせは、平成27年4月発行の緑のおたよりに掲載し、同年9月には、町内への全戸配布とあわせて、別荘所有者のお住まいへ宅配便にて配布しております。 また、浅間山融雪型火山泥流想定マップ改訂版については、平成27年7月発行の風のおたよりに掲載するとともに、当該マップを同封にて郵送しております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 今、公共情報コモンズですとか、エリアメール、登録メール、防災行政無線、町民の方に対する情報提供の仕方と基本的に同じだということでありますけれども、ちょっと1つお伺いしたいんですけれども、登録制メールの配信についてなんですけれども、現在の登録者数というのはどのくらいなのかおわかりになるでしょうか。あわせて、町内、町外在住の方、比率というのがもしおわかりになればお願いしたいんですけれども、よろしいでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 しばらく休憩いたします。 △休憩 午後3時27分 △再開 午後3時27分 ○議長(内堀次雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 現在、ちょっと正確な数字は持っておりませんけれども、メール配信、1万弱の登録件数がございます。 ちょっと町内外とか、それの区分けというのは、登録の中で特に分けてございませんので、その数字については把握しておりません。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 1万弱というようなお答えでありました。 町のほうでは、防災行政無線のデジタル化工事進めております。新年度も9,700万円ほどの高額な金額をもってデジタル化を進めているところなんですけれども、戸別受信機ということの要望がある中で、それはかなりどうしても高額になっていってしまうと。そのかわりにメール配信サービス、それから電話応答サービスを充実させていくんだというようなお答えをいつも繰り返されるわけなんですが、1万という数字、これちょっと防災行政無線を補完するという意味では、これは全く不十分じゃないかなというふうに思いますけれども、この登録の推進について、少しでも多く内外の方に登録していただくことを進めなければいけないと思いますけれども、そのあたりの方策ということについて何かお考えはあるのでしょうか、お願いいたします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 登録について、さまざまな方法でこれまでもしていただくようにということで出しております。といいますのは、例えば庁内の関係ですと、いろいろな施設にメール配信の登録について張り紙をさせていただいたり、あるいは例えば外へ出たときに、名刺大のものを我々も持っているんですけれども、そういうものを何かそういうお話があったときに、こういうものがあるので登録してくださいということをお勧めするように心がけていると。 それと、例えば別荘関係者につきましては、緑のおたより等についても登録をしてくださいということでお知らせを載せているということでございます。 これにつきましては、いろいろな問い合わせが特に多いということではないんですけれども、登録をしておいていただくことで安心していただけるという部分がありますので、これは今後もどんどん進めていかなければいけないなということなんですけれども、なかなか通信の手数料がかかるとか、わずかなところなんですけれども、そういうようなことを言われたりというところもあるんですけれども、それはあくまでも安心してそういう情報がすぐに届くんだよということを説明しながら、今後も普及を進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) それに関して、周りを見ていますと、情報伝達ツールがそろっているにもかかわらず、別荘在住の多くの方に余りそのことが伝わっていないのではないかというような印象を持っています。 例えばなんですけれども、私の家のすぐ近くの方で、長く軽井沢に別荘を所有する高齢の方がいらっしゃいまして、私の問い合わせに対してこんな返信をいただきました。議会で公開してよいか確認したところ、お役立てくださいとのことですので、読み上げます。 最近はひとり暮らしの高齢者も定住化していると思われるので、災害情報など屋外のスピーカーではなく、ホットライン、またはスマホ、PCなど、通信機器で役場とつながる仕組みが考えられないか。既存の広報かるいざわは、耳の遠い年寄りには役立ちませんということで、つまりどういうことかというと、メール配信とか電話応答サービスですとか、エリアメール、公共情報コモンズ、こういうのはさまざま受け取れますよということをご存じないんですよね。だから、今どき、携帯やPCがあるではないかというふうにおっしゃる。 この方には、後半出てくる別荘所有者向けの広報紙である風のおたより、緑のおたより軽井沢は届いてきて読んではいるんです。それでもご存じありません。 ほかにも別荘在住の方幾人かに同じ質問をしましたが、皆さん同様で、防災行政無線以外に情報をキャッチする手段というものは知りませんでした。つまり問題は、こういった伝達手段があります。非常時にはこれこれこういう方法であなたに連絡が届きますよということが伝わっていないということなんですね。防災行政無線しかないと思われている。 例えばなんですけれども、これは後で出てくる風のおたより、緑のおたより軽井沢とは別立てで、例えばA4、1枚、紙1枚でもいいと思うので、災害発生時の軽井沢町における情報の入り方、メールの登録方法、とるべき行動、できれば最寄りの避難所はここですなどの情報をコンパクトにまとめて、別荘に置いていただけるような、そういうようなものを、例えば先ほどの広報紙かるいざわに同封するですとかしてもいいのではないかなというふうに思います。 よくホテルの客室のドアの内側には、必ず避難経路図が張ってあります。これは消防法の規則で張ることになっているんですけれども、非常の際はこういう経路で、こういう行動をとってください。そういうものの別荘用というものがあってもいいかもしれないなというふうに思います。 例えば非常に激しい雨のときなど、土砂災害警戒区域に近いところにいるというのは、町民の方よりはむしろこうした別荘在住の方なわけです。私が申し上げたのは例えばの話なんですけれども、そういったような別荘にいつも備えておいて、非常時にまず見るもの、ご検討いただければいいかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 しばらく休憩いたします。 △休憩 午後3時34分 △再開 午後3時35分 ○議長(内堀次雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 土砂災害の警戒区域の指定の関係で、それは別荘の皆さんにもそのマップ等はお配りしてありますので、その皆さんのところが危険であるかどうかということは、そのマップを見ていただければわかっていただけますし、そのマップの中にも避難の方法ですとか、ふだん気をつけていただくことですとか、そういった情報も入れさせていただいてありますし、また広報等でもメールの配信の登録の関係とかもお願いしてあります。要はそれをどんなにこちらで配っても、広報しても、受け手の側がそれを活用していただかなければどうしようもないのではないかというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) そうですね。その広報に関しては、後半のほうでまた考えていきたいと思いますので、わかりました。 次に、外国人旅行者についてです。 平成26年、国土交通省観光庁から、訪日外国人旅行者の安全確保の手引きが公布されておりまして、宿泊施設などの施設管理者に求められることとして、被災状況の把握、利用者の安否確認、避難誘導、待機場所の提供などが挙げられています。 当町でも、外国人の方の来訪は今後も続くと見られますけれども、外国人旅行者への情報伝達について何か取り組みされていることがあるのか伺います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 外国人旅行者への有効な情報伝達方法は現在ございません。ほかの自治体でも課題であり、有効な方法を模索中であります。 先般、防災行政無線を補完する情報伝達方法についての参考とするため、先進地視察をしてまいりました。外国人旅行者も含めた観光客等への情報伝達方法として、多くの人が集まる場所において、デジタルサイネージを活用した大型スクリーンへの多言語文字による情報伝達、また防災アプリを活用した情報伝達方法等さまざまな伝達方法がありましたが、課題もあることから、軽井沢町の特性を踏まえた有効な情報伝達方法について調査研究を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 例えば宿泊施設や観光施設などに対して、滞在者向けの災害時の初動対応や相互の情報のやりとりですとか、連携体制について取り組んでいること、指導したり協力を求めるなどして、何かそのあたりのことについて取り組んでいくことがあるのかどうかお聞かせください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 藤巻消防課長。     〔消防課長 藤巻輝義君登壇〕 ◎消防課長(藤巻輝義君) お答えいたします。 現在特に取り組んでいることはございません。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 特に取り組んでいることはないということですけれども、先ほどの観光庁の手引きの中でも指摘されておりますけれども、訪日外国人旅行者の支援で一番大事なことは情報の提供だということです。そんなこともありまして、例えばなんですけれども、先ほどWi-Fi環境の充実についての一般質問もありましたけれども、観光庁監修のもと開発された日本国内における緊急地震速報、津波警報、噴火速報、気象特別警報を通知するアプリケーションで「Safety tips」というものがありまして、これは先ほどのような気象庁が発表する気象や災害に関する情報をスマートフォンやタブレットにプッシュ通知で知らせるというものです。日本語と英語、韓国語、繁体と簡体の中国語の多言語対応になっておりまして、警報以外にも災害発生時にとるべき行動がフローチャートで確認できる機能や、災害時に想定される質問集、例えば「避難所はどこですか」などといった質問が多言語で用意されていて、周りの人とのコミュニケーションがとれる機能も有しているものです。団体旅行のように引率されているような方ではない方は、スマートフォンを結構持っている方が多いと思いますので、有効だと思われます。外国人が多い白馬村では、通訳ボランティアを補助するものとして役立てているそうですので、よろしければ、こういったものもご検討いただきたいと思います。 前半の質問は以上です。 前半では、ふだん町の情報を受け取りなれていない方々への災害時の情報伝達について質問しましたが、後半は、こうした方への平時の情報伝達や広報全般のあり方を考えてみたいと思います。 町政の見える化は住民の理解と納得、そしてその先にある参画を促す上でも必要なことでありますが、ICTの進化と浸透によって人が日々受ける情報量は増加の一途をたどっており、効率的でわかりやすい情報提供はさまざまな政策の実効性を高める上でも不可欠です。日々膨大な量の情報にさらされながら、町民・住民はあらゆる公共政策に関する情報を理解し、その恩恵にあずかることができているのでしょうか。 また、その一方で、常住する方と非常住の方が混在する当町特有の居住形態を考えれば、そこには情報の提供ばかりでなく、課題の共有と解決に向けた工夫も必要なはずです。 今回は、別荘所有者向けの広報紙を主な題材に、町の情報提供のあり方について改めて伺いたいと思います。 理事者の皆さんももちろんご存じだと思いますけれども、ここで傍聴に見えている方もいらっしゃいますので、昨年7月発行の風のおたより軽井沢の最新号を確認しておきたいと思います。 モニターのほうをお願いします。〔巻末資料⑤-6〕 これは表紙ですね。 はい、お願いします。〔巻末資料⑤-7〕 こういった感じで、主にイベント情報ですけれども、結構びっしりとずっとページを埋めています。 はい、お願いします。〔巻末資料⑤-8〕 ここの左下にメール登録の方法が書いてあるんですよね。書いてあるんですけれども、これが届いていない。 はい、お願いします。〔巻末資料⑤-9〕 これ右側には、はみ出した木の枝の剪定をというようなお願い事項も少し載っています。左側、ごみの出し方ですかね、そういうお願い事項。 はい、お願いします。これで終わりですかね。ありがとうございました。 最初に、基本的なことをお尋ねしますが、別荘所有者向けに発行されている冊子、風のおたより、緑のおたより軽井沢の発行部数、配布方法、発行に関する経費はどのくらいでしょうか、お願いいたします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 工藤観光経済課長。     〔観光経済課長 工藤朝美君登壇〕 ◎観光経済課長(工藤朝美君) お答えいたします。 4月に発行しております緑のおたよりにつきましては、別荘所有者の皆様と土地所有者の皆様へ2万4,000部を配布しております。7月に発行している風のおたよりでございますが、別荘所有者の方に1万6,000部の発行、配布を行っておるところでございます。 配布方法でございますが、委託業者による宅配となっております。 発行に関する経費でございますが、今年度、印刷費に95万円、宅配委託費に275万円を支出しております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) こちらの風のおたより、緑のおたより軽井沢なんですけれども、当初、どのようないきさつから、必要性から発行することになったのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 工藤観光経済課長。     〔観光経済課長 工藤朝美君登壇〕 ◎観光経済課長(工藤朝美君) お答えいたします。 緑のおたより、風のおたよりは、お客様自身、別荘に住んでいるお客様、別荘を所有しているお客様を中心にして送っているものでございますので、その別荘のお客様が軽井沢に来てくつろいでいただく、リゾートライフを快適に過ごしていただくことを目的に作成して、皆様に、こちらに来たときにいろいろな情報を提供して、軽井沢のよさをさらにわかっていただくというふうな形で提供を始めたものでございます。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 今、課長のご答弁ありましたとおり、そのコンセプトどおり、本当に中身は、来たときにいろいろ保養の時間を充実できるような、そういった催し物の案内がメーンを占めていまして、一番表紙に「山荘にお持ちいただきご利用ください。」というふうに書いてあります。 ただ、言うまでもないことなんですけれども、この町を構成するのは、基本的には町民という方々でありますが、それ以外にも大変多くの方が町にかかわっていらっしゃいます。町外から通勤される方、通学される方、観光で訪れる国内外の観光客などいらっしゃいますが、中でもやはり大きなウエートを占めるのは、別荘在住者で、その比率の大きさは、当町の大きな特徴の1つとなっておりまして、ごく普通の自治体にはないような我が町特有の施策が求められます。 固定資産税の請求額の上でも、比率で約84パーセントが町外、約16パーセントが町内となっているようですけれども、このことからも、町の中の民有地を多く占有しているのは町外の方であり、当然のことながら、その方たちの土地利用の仕方は、生活や景観、町の施策、まちづくり、大きな影響を及ぼします。ということで、逆に言えば、この方たちにも町の方針をしっかり伝えること、課題が何かよく理解してもらうこと、そこの土地の所有者でしか解決できない問題があること、そういったことをしなければ町の考えが浸透していかない。町政の前進と住民福祉の向上はいつまでたっても成就しないということになるのではないかということです。当町特有の使い分けかもしれませんけれども、住民というのは、まちづくりに参加してもらうお客様なのかどうなのかというところですね。 ということで、2番目の質問に移りますけれども、イベント情報に多くのスペースが割かれており、それがメーンとなってしまうのは当然なのですが、別荘所有者の理解がなければ解決に向かわないような問題についても、課題を共有し協力をお願いする記事があってもよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。あわせて、紙面づくりや編集方針についても心がけている点も伺います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 工藤観光経済課長。     〔観光経済課長 工藤朝美君登壇〕 ◎観光経済課長(工藤朝美君) お答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、緑のおたよりと風のおたより自体が、別荘のお客様が自分の別荘に来ていただいて、リゾートライフを快適に過ごしていただくことを目的にしております。なので、余り重たくなく、情報がわかるような形、こちらに別荘に緑のおたよりを持ってきていただいて、すぐにいろいろ行動に移していただけるような、そのような形で考えているものでございますので、紙面の割合でございますけれども、例年、緑のおたよりでは、20ページ中3ページから4ページ、風のおたよりでは20ページ中4ページから5ページにイベント情報を掲載しております。その他のページは、行政情報、施設案内、町及び関係機関からのお知らせ、お願いごと等の記事となっているところです。 いずれにしましても、軽井沢にお越しになった際に役立つ情報とか快適に過ごしていただけるような内容となっております。町で課題となっていることに関しましては、お願いごと事項として掲載しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、基本的に皆さん、静養に訪れていますので、イベントなどの話題が中心になってしまうのは、ある程度これは仕方がないことだと思いますし、ごみ出しや野生動物への注意喚起にも、それなりのスペースが現在割かれております。 しかし、別荘所有者の理解がなければ解決に向かわない問題、例えば道へ張り出した枝や地境に植えられた樹木、これらが大きく伸長したときに、あるいは朽ちてしまったときに、周囲に及ぼす影響についてわかりやすく伝えていくこと。樹木は別荘景観を演出する小道具かもしれませんけれども、そうである以上に成長する生き物であるということ。根の浅いもみは、隣家の屋根を壊したり、道路に倒れて、人や車両に直撃するおそれもあるということ、こうしたことを伝えていく。 あるいは、もう一つ、別荘所有者の協力を得たいことの代表的な課題に空き家問題もあります。ほとんど訪れることがなくなってしまった別荘や、世代交代や相続がうまく推移しなかった物件が空き家となって、ごみの投機や野生動物のすみかとなるなど、良好な住環境に悪影響を与えて、近隣にも迷惑となるなど、町の中でも課題になりつつある。あなたの別荘は大丈夫でしょうかというふうな注意を促すことも、好ましい別荘地景観の維持と適切な更新のために有効だというふうに思われますけれども、こうした課題の情報共有、掲載をご検討いただければいいのですが、もう一度伺いますが、いかがでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 工藤観光経済課長。     〔観光経済課長 工藤朝美君登壇〕 ◎観光経済課長(工藤朝美君) お答え申し上げます。 風のおたよりと緑のおたより、両方あるわけでございますが、やはり別荘に来るお客様は、ほとんど大部分の方が、別荘に来たときに災害に遭うとか、防災の関係とか、多分頭に入れてはみんな来ていないと思うんですね。 夏場はやはり皆さん、本当に都会で一生懸命仕事をした方が、こっちに来てぽかんとした時間を過ごしたいというふうな形で、私どもとしても、余り重たくするような緑のおたよりというのは、ちょっと避けた方向で考えて、中でもこの行政情報、施設情報、あと町からのお知らせについては極力載せてありますので、その点はご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(内堀次雄君) 続けて答弁願います。 藤巻町長。     〔町長 藤巻 進君登壇〕 ◎町長(藤巻進君) 押金議員の質問に対してお答えを申し上げたいと思います。 今、観光経済課長が答弁申し上げたとおりで、余り重たくなるような形でのものはいかがかということで、別荘所有者の方、また土地所有者の方が、軽井沢に自分の財産があるというようなことで、また夏を中心として軽井沢ライフを楽しまれるものに対してのいろいろな有効な情報をお伝えするという形がよろしいかと思います。 軽井沢に対する期待ですね、そういったものが、この紙面をお送りすることによって、ご覧いただくことによって膨らむようなものにしていけたらというようなことで思っております。 私も、表紙にいつも書いておりますけれども、軽井沢への期待というような形で、受け取られる方が思っていただけるようなものを心がけて書いてはいるつもりですが、必要な情報、例えば直近の風のたより、昨年の7月の一番新しい号でありますけれども、こちらには民泊ですね、軽井沢町は民泊を推進しないというふうな形で、こういったことにご理解をいただくとか、そういったことも書いてございます。そしてまた、中のページのほうには、別荘での漏水ですね、漏水の早期発見のためにどうしたらいいかというようなことでお伝えしたり、また耐震診断、古い老朽化した建物もありますので、耐震診断を受けてみませんかと。また、狭隘道路の拡幅にご協力をお願いしたい。それから、道路に張り出した樹木の管理をしていただきたい、そういったこともお伝えしてあります。 最初でのこういうような形でお伝えして、軽井沢での別荘ライフを楽しんでいただくということにこれからも徹していきたいなと思っております。 例えば渋滞、現実には夏を中心として渋滞もあったりするわけですけれども、仮にそういったようなことをここで取り上げて、さて渋滞をどうしようとかというような形のものをともに考えていくというようなものとは、ちょっと違うのかなと思いますし、できるだけそういったいろいろな負の材料というのは、拾い上げればたくさんあるのかもしれませんけれども、やはりそういったことよりは、軽井沢への期待というものを持っていただくような形を中心として紙面をまとめて今後もいきたいなと思っております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 楽しく、余暇を楽しんでいただくというようなことで、なるべく重たくなくというような編集方針、大変私もよくわかります。そのほうがいいんだろうなというふうに思うんですけれども、先ほど課長のご答弁の中にありましたけれども、ぽかんとされに来るんだと。ぽかんとしているときに、そのときに災害が来たらどうするのかなというふうに思ったりもするわけなんですが、不安をあおったりとか、そういう内容じゃなくて、やはり安心していただく、こういうふうな情報が入りますのでということで安心していただいたほうが、私は来ていただいた方、大事な情報として受けとめるのではないかなというふうに思ったりもしますので、先ほど前半のほうで出てきました高齢者の方、本当に防災行政無線しか知らないんですね。なので、そういうこともしっかり伝えていくようなことでご検討いただければというふうに思います。 これに絡めて、次の質問に入っていきますけれども、ごめんなさい、次の質問じゃないです。同じ質問ですね、すみません。 これまでの広報全般のお話になりますけれども、これまでの自治体広報といえば、行政から住民へのお知らせが中心の広く知らせる、イコールお知らせという考えのもと、広報紙に載せて周知を図ったという実績を残すために一方的な伝達をする、いわゆるお知らせ型広報でした。これらは俗にアリバイ広報だとか、やりっ放し広報などと言われますけれども、しかし、現在は、地方分権の名のもと、各地域の特性を生かしたまちづくりを住民と行政が協働で取り組む時代になってきています。 このような時代の変化に伴って、自治体広報はお知らせ型から住民ニーズを意識した対話型へと変革が求められています。その情報の伝え方について考えていきたいのですが、先ほどの紙面ですね、先ほどの一般質問の中でもご答弁にありました。町長のほうからもご答弁ありましたけれども、いろいろな価値観を持つ町民全部に全てを伝えていくのは、とても難しいのであると。知りたい方に選択してもらうということが必要だというふうなご答弁がありました。ですが、今そういう広報になっているだろうかということなんですね。限られた条件の中でいろいろと努力はされているだろうと想像しますが、まだまだ工夫できる余地はありそうだなというふうに思います。 例えば見出しですね、私たちが読む新聞ですけれども、毎日隅から隅まで読むわけではありません。見出しをざっと追って、自分が興味がある、自分に関係のある事柄をまずキャッチする。キャッチしたらば、記事を注意深く読み込んでいく。次から次へと入る情報をそうやって瞬時に振り分けながら、限られた時間の中で効率よく情報を獲得していく。また、そのようにしないと、時間が幾らあっても足りません。 この紙面を見ますと、◯◯のお知らせ、◯◯のご案内というのがずっと抑揚なく紙面を埋めていきます。これでは読者の目をとらえない。たまに、「あなたは地球にやさしい水を流していますか」というような問いかけるような見出しがあって、これは自分のことかなというふうに思ったりとかして引きつけられますけれども、視線を引く見出しがないので、紙面のみをさっと流れていってしまいます。 もう一つ例を挙げれば、町民向けの広報のほうですね、かるいざわのほうです。その最新号の10ページ、「介護予防・日常生活支援総合事業が始まります!」と、これですね、モニターにしかないんですけれども、これですね。見出し、「介護予防・日常生活支援総合事業が始まります!」という見出しがありますけれども、これも一般の町民・住民は、何が始まるのか、これわかるんでしょうか。自分に関係があるのかないのかもわからない。つまり、本文を読まないで通り過ぎていく。 自治体広報紙のコンクールで常に上位にくるところで、埼玉県の三芳町があるんですけれども、そこはこういうのをどういうふうに見出しをつけているのかなというふうに思ったんですが、メーンの見出しが、「すすめよう支え合いの町づくり」となっていて、サブタイトルに、「困ったときに一緒に助け合える仲間を。」と書いてある。これも幾分抽象的ですけれども、それでもまるでわからないというわけではない。自分にも少し関係があるかもしれないという気持ちにはなる。 読んでみましたが、文中、介護予防・日時生活支援総合事業、全て漢字ですけれども、こういう言葉は一度も出てこないんです。でも、何かが始まる、何が始まるかは読んでいてわかる。考えてみれば、こういう介護予防・日常生活支援総合事業なんていう言葉は、行政や議会には関係あるかもしれませんけれども、一般の方にとっては、知っていても知らなくてもどっちでもいい言葉なんですね。こういうところで住民の気持ちをつかめるのか。果たして住民の幅広い参画が促せるのか少し気になりました。 それから、見出しともう一つ、ページの構成なんですけれども、催し物も町の施設の案内も、町の決まりやお願い、これらがランダムに入りまじっていて掲載されているように見えます。もう少しテーマ別にまとまっていると、理解が進むと思います。 こういうふうに言う私も、余り評論できる立場にないといいますか、私自身もまだ発展途上といいますか、ほかの広報紙についてとやかく言える立場ではないかもしれません。ただ、少し工夫するだけで、町政への理解がかわり、利便性や安全性が少しでもよくなるはずです。 日ごろ、法律だとか、規則だとかいうものの中に身を置いていると、どうしても一般住民の感覚から離れていってしまうということもあるかもしれませんけれども、せっかくいろいろな政策を打っていっても着地点がない。それを受けとめる者がいなかったら何にもなりません。ということで、このような紙面づくりについていろいろ努力はされていると思いますけれども、さらに磨きをかける意気込みなどを聞ければうれしいのですが、よろしいでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 依田総務課長。     〔総務課長 依田繁男君登壇〕 ◎総務課長(依田繁男君) ただいまの押金議員の質問にお答え申し上げます。 現在、町で広報かるいざわ発行しておりまして、押金議員おっしゃるとおり、表題等については工夫していかなければいけない部分は多々あると存じております。 ただ、先ほど押金議員が申された介護予防についてと書いてあったら、誰も興味持たないということに対しては、ちょっと反論の答弁をさせていただきますけれども、そこに該当している人は、それを読もうとします。はっきり言って、介護予防、全然関係ない家庭が、その字面を読まないです。でも、介護の関係が、自分の自宅に関係する人があれば、そこのところに目を通すというのは本来の形であって、スポーツの記事は、スポーツに興味のある方はスポーツの記事を読んでいただけます。教育の関係を載せてあれば、教育に興味のある方は、そこのところを読んでいただける。そういうような形でおりますので、誰もが見ないという形で100パーセント否定したような考え方で質問なされておりますけれども、それについてだけは、ちょっと私のほうでも、それだけはちょっとわかっていただきたいなと思っていますので、ご理解のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) 新年度から始まる介護予防・日常生活支援総合事業、これは今まで介護に携わってきた人だけが携わるものなんでしょうか。ちょっと私の理解間違っているのかもしれませんけれども。そうじゃない方もいろいろ巻き込んで、全ての住民が一緒にやっていきましょうという、こういう新しい試みなんですよね。だから、本当にいろいろな方々の立場、民間の業者の方々もいらっしゃるかもしれませんけれども、そういう方々にも理解が及ぶような内容にしていったほうが、私はいいんじゃないかというふうに思いましたので、そのようなご指摘をさせていただきました。 次の質問です。 3番目です。情報発信ツールとしてのSNS導入をめぐっては、さらに広い意味で使われるソーシャルメディアがありましたけれども、これに関しては、4年ほど前に同僚議員がその可能性について言及しています。メリットとデメリットの両方があると思いますが、町民の声を広く集めるという意味と、SNSの使用環境にも大分変化が出てきたことを踏まえ、ここで改めて今後取り入れることが可能かどうか、町の見解を伺いたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 平成25年6月会議におきまして土屋好生議員の質問にお答えいたしましたとおり、的を絞った行政の発信としてソーシャルネットワークサービスの活用につきましては、便利な反面、まだまだ危険な要素があるかと思います。うそやデマ、勘違いで書かれた内容、真実とは違う内容が書かれることも想定され、SNSの利点として拡散の早さが負のベクトルに働き、一気に炎上というような事態にもなりかねません。一たん拡散した情報は、ネット上から削除することは不可能となります。そのようなことから、現在はイベント等の観光情報など、炎上などのおそれが少なく、SNSの利点である拡散の機能を生かせる情報につきましては、観光協会におきまして活用して、情報発信をしているところでございます。 また、町では現在、行政防災情報など重要な情報についてはホームページ、これはパソコン、スマホ、一般の携帯用の画面、それとメール配信サービス、防災無線放送を連携させて情報提供をしておるところでございます。 SNSを併用した場合、メール配信サービス等の情報と乖離した情報を全く関係のない第三者が公式アカウントになりすまして発信、もしくは熊本地震の際に大きな問題となりましたけれども、公式アカウント内にデマを書き込まれて、これが拡散されたというような事例もございます。結果として、情報が錯綜し、町民の方々の生命にかかわる事態が発生することも危惧されます。 このようなことから、SNSの行政防災情報の伝達ツールとしての活用につきましては、他の自治体での実際の運用等を研究し、慎重に検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) ご答弁ありましたとおり、SNSには確かに住民間の情報格差がいまだに大きいというマイナス材料としてあります。双方向のメディアなどとよく言われますけれども、たまたまSNSに寄せられた意見から多くの住民もそのような意見であると錯覚するですとか、そうすると、SNSをよく利用する住民の声だけが町政に反映されやすくなる。そういった気が確かにあります。ですから、余りオフィシャルな広報にSNSは向かないかもしれません。 けれども、強くつながっている人は、SNSと非常に密接につながっております。ですので、例えば先ほど来お話に出ていますけれども、22世紀風土フォーラムですね、なかなか幅広い住民の参画というか、意見が集まらないようですけれども、こういうところから試験的にフェイスブックなどを取り入れてみるということを検討してみてもいいかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原企画課長。     〔企画課長 荻原確也君登壇〕 ◎企画課長(荻原確也君) お答えいたします。 今、22世紀風土フォーラムでそういうものを活用してはどうかというお話だと思うんですけれども、風土フォーラム自体は、基本的には住民の立場といいますか、独立した、行政とは別物というような組織的にはそういう形で考えているんですけれども、実際の事務局は、当然町のほうで持っていまして、機材的なもの、今のパソコンも含めて、インターネットの環境整備等も、町のシステムを利用しているという状況がございます。その中で、やはり立場的に今のお話ししたとおり、いろいろな危険性を含んでいるという中で、そこの同じシステム上のものを利用していくというのは、ちょっと危険があるだろうということで、検討はしなかったわけではないんですが、現状の中ではちょっとそれは難しいというとらえ方です。 これがまるきり独立した形で、別物でセッティングをすればということになると思うんですけれども、ちょっとそこのところは、まだ今、本当に検討段階ということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 3番、押金洋仁議員。     〔3番 押金洋仁君登壇〕 ◆3番(押金洋仁君) わかりました。以上で質問は終わります。 前回に引き続いて、明石 康さんの言葉を引いてしまいますけれども、さわやか軽井沢の交流会の講演の中で、受信力が大事だというふうに説いておられました。つまり、発信するだけではなくて、受け取る側にも、キャッチする力と受け入れる器が必要だということだと思いますけれども、そういう意味では、住民側にも情報をつかまえる力が求められると思います。 しかし、それにも増して感じるのは、せっかくさまざまな施策が打ち出されても、その存在に住民が気づかずに終わっているのではないか。一方通行になってはいないか。あまねく広く住民に届き、その施策に住民もこたえて呼応することによって、初めてその政策が存在したことになると言えます。 ぜひ、見過ごされずに、必要な政策が必要な方に届くような情報発信を今後もお願いしまして、今回の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 以上をもちまして、押金洋仁議員の一般質問を終了いたします。 ここでしばらく休憩といたします。 再開は4時15分といたします。 △休憩 午後4時10分 △再開 午後4時18分 ○議長(内堀次雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(内堀次雄君) ここでお諮りいたします。本日の会議時間は、本日の議事日程の一般質問が終了するまで延長したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内堀次雄君) 異議なしと認めます。 よって、会議時間を本日の議事日程の一般質問が終了するまで延長することに決しました。--------------------------------------- △川島さゆり君 ○議長(内堀次雄君) 次に進みます。 通告順5番、8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕
    ◆8番(川島さゆり君) 8番、川島さゆりでございます。 それでは、一般質問をいたします。 今回の私の質問は、1つ目が町の聴覚障がい者に対する取り組みについて、2番目が新生児の聴覚検査の助成について、3つ目が人工内耳装用者(重度難聴者)への支援について、この3点の質問であります。 まず、1点目の町の聴覚障がい者への取り組みについてでございますけれども、昨年の4月から障害者差別解消法が施行され、これに先立って長野県では3月から手話言語条例が施行されました。 障害者差別解消法は、全ての国民が障がいのあるなしにかかわらず、お互いに人格や個性を尊重しながら共生社会を実現することを目的とする法律であり、行政機関のみならず、事業者にも社会的な壁を取り除く努力を求めるものであります。 さて、手話言語条例は、手話を1つの言語として認め、その普及を図り、聾者とそれ以外の方たちがお互いに人格と個性を重んじて共生する地域社会を実現することを目的としております。過去には手話を使わせなかった時代もありましたが、手話を1つの言語として認めたことは画期的なことであります。 2014年9月会議に軽井沢町議会といたしましても、手話言語法制定を求める意見書を国へ提出した経過もありますので、大変喜ばしいことだと思います。 今回、私自身、昨年11月に県の出前講座を受ける機会がありまして、県健康福祉課の障がい者支援課の方に話を聞くことができました。また、当事者の方からご相談をいただいたこともありまして、何点か伺いたいと思います。 まず、当町の聴覚障がい者への現在の施策は何を重点としているのかお聞きいたします。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 町は「安心して暮らせる健康福祉のまち」を基本方針とした軽井沢町長期振興計画と、軽井沢町地域福祉計画を上位計画とし、軽井沢町障害者計画を策定しております。この軽井沢町障害者計画は、平成26年度を初年度とし、平成35年度を目標年度とする10カ年計画で、主要施策に「だれもが幸せに生活できる障がい者福祉の充実」を掲げ、障がいのある人もない人も地域に参加し、自分らしく暮らせるまちを目標としております。 聴覚障がい者につきましては、聴覚障がい者用通信装置、火災警報装置などの日常生活用具給付や、手話通訳者、要約筆記者の派遣など、コミュニケーション支援の充実を図るとともに、佐久圏域全体で手話奉仕員及び要約筆記奉仕員の養成講座等を開催し、人材の確保、養成などを主要事業としております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 大分長期振興計画、また福祉、また障害者計画の中でそれぞれやってくださっていることはわかりました。 それでは、災害時はどのような施策を整備しているのかお聞きしたいと思います。 何回も私、聴覚障がい者のことは質問しておりますが、なぜ私がこんなにしつこくするかといえば、大災害のときに、ほかの障がい者の方は、比較的視覚からわかりやすいのですが、補聴器をつけていても、髪の毛などで隠れていたりとかで、ぱっと見たところ、聞こえないだけの障がいですので、健常者と間違われて聞こえていると思われてしまう。つまり取り残されてしまい、逃げおくれるのではないか。いつもそのことが私の思いの中にあり、心配でたまりません。支援のツールやシステムが整備されていれば、一緒に逃げることができ、助かるわけであります。 以前に質問いたしましたけれども、災害用のバンダナ、またヘルプカード、課長の答弁では、当事者に聞くことになっておりましたけれども、その後はどうなっているのか、まず経過を教えてください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 町は、軽井沢町地域防災計画で、聴覚障がい者に限らず、災害時に何らかの支援が必要な方について、要配慮者支援計画を定め、避難行動要支援者台帳の整備をはじめ、要配慮者への対策を講じております。また、避難行動要支援者台帳をもとに、住民支え合いマップの作成を進め、安全に避難できるよう進めております。 聴覚障がいにより障害者手帳をお持ちの方は、9月会議での答弁のときより2名増え、84名となっております。このうち単身世帯や高齢者のみの世帯は37名で、軽井沢町避難行動要支援者台帳への登録は8名と少なく、今後も要支援者台帳への登録を推奨するとともに、安全な避難をしていただけるよう地域関係者と連携をしてまいります。 また、災害用バンダナとヘルプカードについての聴取はとのご質問ですが、災害用バンダナにつきましては、導入している自治体の話から、持っていただければ、避難行動に有効なツールであると考え、29年度予算に計上させていただきました。ヘルプカードにつきましては、手話団体の方に確認したところ、長野県聴覚障害者協会に登録されている方は、NTTヘルプカードという手帳が配布されているが、全員が加入しているわけではなく、災害時だけではなく、通常時もあると助かるものとお聞きしました。今後、関係者に記載内容等を確認するなど、導入に向け協議してまいりたいと考えております。 どちらにつきましても、関係者の方に話を聞いたところ、一緒に行動しているときは大丈夫であるが、1人の際はうまく伝えることができないため、災害用バンダナ、ヘルプカードはあると非常に助かるものだとのことでした。 ただ、配布だけではなく、町民がそれを見れば手助けが必要なのだと声をかけてくれるよう周知をしてほしいとの言葉をいただいております。 今後、誰もが災害用バンダナやヘルプカードを見た際には、手助けが必要だとわかるように周知してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 大分進めていただいたようで、大変ありがたいかなと思うんですけれども、この以前の答弁のときに、課長、備蓄のほうをおっしゃっていたと思うんですが、例えば避難所の備蓄倉庫がありますが、そこにヘルプ、どちらだったかな、たしかヘルプだったと思うんですけれども、置かせていただくようなことをおっしゃっていたんですが、この辺は考えていらっしゃるかが1点と、あと先ほど県のほうでも考えていると、私も県の出前講座で県の職員さんから聞きまして、ヘルプカードに関しては県も検討しているということで、多分統一したものをつくるんじゃないかなと私は思うんですが、この辺、県との連携、何か聞いたことでわかることがあれば教えていただけますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) 備蓄につきましては、必要で有効であると考えますので、配置はできればと思っております。 県のヘルプカードの作成についてですが、県は具体的に作成の計画を今実際にあるというわけではなく、東京都が作成したヘルプマークというものが、今後、JIS改正案に盛り込まれて、全国的統一のマークとなることがほぼ決定されているようなんですけれども、そのJISに加えられた時点で、県のほうは統一的なものは考えていくというようなことでございました。 先ほど備蓄に関係してですが、災害用バンダナか、もしくはヘルプカードかということでしたが、必要なものは両方検討できると思います。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 今、東京都のほうでやっているというお話が出ましたけれども、ちょっときょう写真が手に入らなくて、私も皆さんにお見せできないんですが、県の出前講座の中で、チャームという名前だと思います。とてもかわいくて、これをつけている方には補助というか助けが必要ですよという、そういうマークが統一されていて、多分、東京都電で使っているのではないかなと思うんですが、多分、県でそれを検討してくださるということであれば、またそれを待ってつくっていただいてもいいのかなとも思いますし、印刷すればできるものでもありますので、進めていただきたいと思います。 それで、再質問なんですけれども、県の手話言語条例によりますと、ちょっと手話でやらせていただきますけれども、手話で「逃げてください」とか、例えば場所を「小学校へ逃げてください」とか、こういう手話を勉強していただきまして、災害時に使用できるものですね、特に、この手話を習得していただきますと認定証を出して、認定証を災害時支え合いマップの中の人材として取り入れていくということ、活用していくということがうたってありました。この辺は当町での取り組みはいかがなものになるんでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 県のほうで災害時に役立つ手話講座ですかね、その開催を手話言語条例等にも盛り込み、今後実施していくということになっておりますけれども、具体的に県のほうでも、実際に災害時に役立つ手話講座というのは、まだ実際には開催していないということでした。そして、それを受講した、修了した人に認定カード、認定証というものを出すということも、今後検討していきたいということで、まだ具体的に県のほうでも進めているわけではないようでございます。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 県でも昨年できたばかりで動き始めているところですので、徐々に県からそういう推進もくると思いますので、その辺はまた連携をとっていただきたいと思います。 もう一つ、この県条例の中に、災害時に県のホームページで動画、今私がやったようなこういう、もちろんテレビで先ほど消防課長がおっしゃったとおり、字で出る避難ということも1つあるんですけれども、字が読めない方もいるので、どこどこへ、例えば先ほど「小学校へ逃げてください」とか、こういう動画を県でやるそうです。これが本当は町でできれば一番最高だなと思っているんですけれども、そこまで予算がとれるかどうか。あるいは、あと県のホームページとリンクができるかどうか。この辺、例えば大災害時ですね、どこどこの方はどこどこへ逃げてくださいというのは県でやってくれるということが発信されているんですね。この辺はいかがですかね。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 県のホームページを見ますと、手話動画というページがありまして、月に1回か2回ぐらい新たなものが動画としてアップされているようです。その災害時にどのような方法で動画がアップされるのかというのは、ちょっと存じていないところでございますけれども、県のほうで全県下に向けて発信してくれるということであれば、それを周知していくというのがいい方法ではないかと思います。 以上でございます。     〔「県とのリンク」と呼ぶ者あり〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) 県とのリンクということでございますけれども、今後ちょっと研究させていただきたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 県も今やっている最中、まだ災害も起こっていませんので、災害が起こったときにそういうものが出てくるのかもしれません。そういうものが出たときにリンク、研究しておいていただければ、町では多分無理じゃないかなと思いますので、県の動画をまた引っ張ってきて、町でも見れるようにしていただければ、より一層、聴覚障がい者の方にとってはありがたいことかなと思いますので、ぜひ研究を推し進めていただきたいと思います。 それでは、次の質問に入りますけれども、県条例の中で手話を言語として認めることとなったことから、小・中学校におきまして教職員、児童・生徒に対しましても、県で手話学習資料を作成し、学習することとなります。当町でのその取り組みはどうなるのか、これは教育長にお答えをいただきたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 先ほど川島議員おっしゃいましたように、長野県手話言語条例が平成28年県議会2月会議において全会一致で可決され、同3月22日に施行されました。この条例により、県の責務、県民の役割、聾者の役割、市町村等との連携協力、学校における理解の増進等、条例に盛り込まれました。 学校での理解増進のポイントは、聾者が通う学校における手話の普及、小・中・高等学校における手話の理解の増進、聾学校における教職員の手話の技術向上に向けた取り組み、小・中・高等学校において活用できる資料の作成等により、教育面における手話に関する学習環境の充実に努めてもらいたいものとされました。 今後につきましては、手話にかかわる教職員の研修の充実、手話の学習のための資料作成等、児童・生徒が基本的な手話に関する学習が行えるよう、手話言語に関する資料を県教育委員会では作成しているようです。先週のところの特別支援課のほうの問い合わせに関しては、手話ハンドブックは作成されていると。ただし、その作成、配布につきましては、講習会等に参加された方のみというような形で、今、県教育委員会では回答しております。ということで、具体的な指針や方向性はまだ県教育委員会というより、学校教育の中での提示はございません。今後につきましては、県教育委員会の動向を注視し、軽井沢町教育委員会として取り組んでいこうと考えております。 現在、当町の小・中学校での児童・生徒への手話教育の取り組みについてですけれども、手話教育に特化、特設しての指導はしておりません。小・中学校とも、福祉教育や障がい者理解、人権教育等の教育の一環として取り組んでおります。小学校では、4年生国語の「調べたことを整理し、発表しよう」、「だれもがかかわり合えるように」の単元で点字について学び、その後、調べ学習にて発表する中に、手話について調べる児童もおり、発表を通して手話についての情報等、児童は享受しております。 また、「なかよし旬間」中の全校音楽で手話を取り入れた歌を全校で歌う機会を設けたり、人権教育での講演会に手話言語を題材としての講演なども今後取り組みとして検討しております。 中学校では、3年生での福祉交流体験の1講座として、手のひら会の方を講師に迎え、アイマスク体験、手話講習を実施しました。その福祉交流体験報告会では、講座に参加した生徒が手話による自己紹介の仕方を発表し、生徒への啓発活動ともなりました。 今後につきましては、人権活動の教育の一環として位置づけ、教員研修や各学年での学習として検討しております。 いずれにしましても、学校教育での手話言語に関する教育につきましては、明確な指導、また指針が出ておりませんので、今後の県教育委員会の方針を注視し、町の教育委員会としても取り組んでいこうと考えております。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 先ほど同僚議員のこぶし教育のお話の中にも出ておりましたけれども、福祉学習の中で、教育長、やはり障がい者に寄り添っていくというお話が出ていましたよね。 手話言語、言語として今回認めていくということでございます。小・中、本当にカリキュラム大変で、先生方大変だと思いますけれども、この教育現場の普及ですね、軽井沢町が目指しておりますこぶし教育の「心豊かに」をまさに体現していくものと考えますので、ぜひ福祉学習の中で結構ですので、やっていっていただきたいと思います。 先ほどちょっと講習の話が出ていましたけれども、県の出前講座のときに、教職員の希望者に対しまして、お忙しい先生だから、行けたかどうかと思いますが、1月から2月の間に研修会があったというお話を聞いています。当町の先生方はどなたか行けましたでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 当町の教職員についての研修参加ということは、参加していなかったと報告があります。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) お忙しい先生方ですので、なかなかチャンスがつかめなかったかと思います。また、このようなチャンス、また再び、教育長、あると思いますので、ぜひとも教育委員会から、お忙しい先生方ではありますけれども、このこぶし教育の中にも取り組んでいくという積極的な思いを入れていただきまして、情報発信をしていただきたいと思いますが、この辺は教育委員会としてはいかがでしょうか、教育長。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 荻原教育長。     〔教育長 荻原 勝君登壇〕 ◎教育長(荻原勝君) お答えします。 実を言いますと、本年度の児童なんですけれども、小学校のほうに1人、人工内耳器を装着した児童が入るというようなことで、そんなような実態がありますので、今後につきましては、教育委員会としても手話言語等に関する研修等には積極的に参加するようなことで指示を出していきたいと思います。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 後でまた触れますけれども、人工内耳のお子様がお一人入学されますので、その辺もまたいろいろな方とかかわるという、小学校の中でも大変な勉強になると思います。お互いの相手を思いやるという気持ちができる、勉強になると思いますので、ぜひ積極的にお取り組みをと思います。 では、次の質問に入ります。 次に、聴覚障がい者の方と一番接する機会の多い町職員の研修について質問いたします。 以前の質問で、役場窓口での手話研修を検討するとのご答弁をいただいてありますけれども、その後、研修は実施したのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 町職員の窓口での対応研修についてですが、聴覚障がいの方への対応研修を平成27年5月22日に実施しております。また、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律が平成28年4月1日に施行されるに当たり、不当な差別的取り扱いが禁止事項、障がい者への合理的配慮が法的義務となることを受け、平成28年1月20日に職員研修を実施し、制度の概要や禁止事項等を学び、対応に備えました。今後は、平成29年度に職員対応要領を作成し、取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) あの後実施をしていただいたということで、大変感謝申し上げます。今年の29年度でも要領をつくっていくということでございますので、ぜひともこれはお取り組みしていただきたいと思います。 よく一般的には窓口では筆記を使っていると思います。筆記で大丈夫じゃないかという、会話できるんじゃないかと皆さんそういうふうにお考えになると思いますが、中には手話だけができて、読み書きができない方もいらっしゃいます。書ければ一番最高なんですけれども、そういう方もいらっしゃいますので、入り口、今、私が言ったような簡単な挨拶の部分、例えば「おはようございます」はこれでできますし、「こんにちは」はこれでできます。あと「何かご用ですか」というのも、これでできますし、「そこにお名前書いてください」、こんなちょっと簡単な手話だけでも覚えていただければ、会話の入り口の取っかかりになりますので、その後は筆記でもできるんじゃないかな。そうすると、聴覚障がい者の方は安心してご相談ができる体制ができると思いますので、よろしくお願いいたします。 ちょっとここで写真を見ていただきたいと思います。 2枚の写真を撮ってまいりました。〔巻末資料⑥-1~2〕 皆さんご存じの方だと思いますが、もう1枚お願いいたします。 実は町長も来ていただいた、バレーボールの大会のときの写真なんですけれども、手話をやる前は結構元気がないNさんなんですけれども、私も、これお母さんと手話サークルの方、たまたまバレー部の中にいましたので、コミュニケーションを図っている部分なんですけれども、私もいつも会うと、これが「頑張って」という手話なんですけれども、「頑張ってね」と口で言いながらこうやってやると、本当ににこっとこういういい顔になって、手話1つ、たったこれだけでも挨拶すると、彼女はにこやかになって、本当に短い言葉の会話ですけれども、こんなにいい表情を見せてくれるということで、写真を撮らせていただいてあります。ありがとうございました。 県の出前講座でも、10人でも、土日でも、土日は皆さん、どうなのか、ちょっと大変ですけれども、土日でも可能であると聞いておりますので、ぜひともこの出前講座も使っていただきたいと思います。 また、県の部局長クラスの会議でも、簡単な挨拶の手話研修をしています。もちろん阿部県知事も研修されています。忙しいとは思いますが、挨拶の言葉でもいいですし、先ほど言った「どうしましたか」だけでもいいですので、日常の中に取り入れていってほしいと思います。 そこで、もう一つ提案したいことがありまして、県の聴覚障害者協会で発行されている、これは私の買ったカレンダーなんですけれども、ちょっと写真も見せていただいていいですか。〔巻末資料⑥-3〕 全部撮れなかったので、こういうカレンダーがあります。これは私も2回目の、値段は500円なんですけれども、こういうカレンダーにいろいろな挨拶とか数とか、いろいろなものが載っている。 次は違いましたね。はい、すみません。 今のカレンダー、こんなカレンダーがあるんですね。こういうカレンダーも、目に入るところに張っていただいただけで、興味を持って、挨拶とか緊急事態の、先ほどの「逃げよう」とか、そういう手話も何だろうなと目にとまれば、見る可能性がありますので、例えば職員の方、また来庁者の方が目に触れる場所にカレンダーを張っていただくことはできないかどうか。 次の、先ほどのすみません、緑の。〔巻末資料⑥-4〕 これは私が出前講座でいただいたブックです。 次もお願いします。〔巻末資料⑥-5〕 これはコンビニでやっと手に入れたんですけれども、実は県で作成している県版のガイドブックというのがありまして、これはお店やホテル、旅館、文化施設に置くようになっております。 次の写真もありましたかね。〔巻末資料⑥-6〕 これはコンビニで使っている、要するに手話ができなくても、指し示して「これですか」と定員さんとしゃべれるような、絵でしゃべれるような感じのもので、店舗に、ここはコンビニさん、1店舗に1冊しかないということで、私、お借りして写真を撮って返してしまったんですけれども、このコンビニさんでは、もうちょっともらいたいということで、県に10冊ほど要請しているそうでありますけれども、当町にも文化施設がたくさんあるわけですよね。また、各課も置くものがいっぱいあると思いますけれども、目から、視覚から入っていただいて、これは何だろうという手話言語になったわけですので、手話にちょっとでも触れていただくという思いで、そのような体制づくりをしていただきたいなと思うんですが、この辺はどうなっていますでしょうか。 写真ありがとうございました。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) 先ほど議員がお示しいただいたカレンダー等なんですけれども、役場庁舎内、結構掲示物が多い中で、そこに注目していただけるかどうかというところも1つ問題になってはくると思いますけれども、今後検討していくということで。 それから、先ほどガイドブックですね、コンビニのほうに県のほうから配布されているガイドブックにつきましては、町のほうにも多少届いておりますので、まだそれを全課のほうにお配りするほどの数がないので、県のほうにやはりもうちょっと送ってほしいという要請をしているところでございますので、届きましたら、各課窓口に設置できるような形、また文化施設のほうに配布できるような形にしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) カレンダーはちょっと張るのが、なかなか難しいと思いますが、木もれ陽の里は、結構広いので張れるのではないかなと、これは答えなくて結構ですが、ぜひご考慮いただければありがたいかなと思います。 ガイドブックも届いたということで、これからになっていくと思いますので、なるべく視覚から入る、皆さんの目にとまるような体制づくりを整えていただきたいと思います。 次の質問に入ります。 次に、最近、社会福祉協議会主催のイベントでは、手話通訳の派遣や要約筆記など配慮されておりますけれども、実際には、聴覚障がい者の方が参加するイベントで、当事者が申請を--2週間前だと思いますけれども--していただきまして、派遣をしていただいている形になると思います。この費用は当事者が支払っているのかどうか、町が払っているのかどうか、この辺もちょっと答えていただきたいと思いますが、また今後行われる町主催のイベントなどでも、どうしても当事者が申請しなければならないシステムはわかるんですけれども、当町は本当にいろいろな方が集まってくる場所でもありますし、本当にイベントが多いんですけれども、イベントには手話通訳や要約筆記が常に派遣されているような形がとれれば、一番理想なんですが、これがどうなるか。または、町の主催者側で推進していく、なるべく手話通訳を入れていくんだということをできるのかどうか、予算措置も含めてこの辺ちょっと課長お答えいただきたいと思います。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 障害者総合支援法に定める地域生活支援事業の1つとして意思疎通支援事業があり、個人からの依頼により手話通訳者を派遣し、病院受診や社会教育としての講演会参加等に対応しております。 意思疎通事業は、聴覚障がい者等の意思疎通の支援を目的として実施しております。イベントとなりますと、障がい者の日常生活や社会生活を総合的に支援するためのものなのかどうか。また、聴覚障がいをお持ちの方が必ず参加するというものではないと考えております。 以上のことから、改めて助成制度を設けるのではなく、今までどおり個人からの派遣依頼によって対応していきたいと考えております。 なお、要約筆記者の派遣につきましては、現在、町は対応しておらないところでございます。 以上です。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 当事者の方が2週間前に申請しなければ派遣がされないということで、あちらも遠慮があると思います。 例えば夏季大学というのが、今回も100周年を迎えて、すばらしい大学、私も行かせていただいているんですが、ああいうところも行きたいと思っている可能性もあるわけですけれども、なかなか通訳がつかないということで、限られていってしまう、予算が生じますので、なかなか町でというのは難しいと思いますけれども、こういうことも考慮していくべきではないかなと思いまして、今回質問させていただいております。答弁はそれで結構ですので、大丈夫です。ありがとうございます。 そして、次の質問なんですが、条例の中で事業所等が主催する従業員向けの手話学習会の開催経費を県が補助する、助成するとありますが、この積極的な呼びかけは、始まったばかりでご存じかどうか、課長、わかりませんが、もしご存じなら積極的に呼びかけをしていこうと思っているのかどうか、この辺もお聞かせください。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 手話学習会を実施する事業所に対しての情報発信についてですが、この制度は平成28年9月に施行され、企業、社会福祉法人、特定非営利活動法人等で、県内に事務所を有する事業者が企業等の聾者に対するサービス向上及び聾者が働きやすい環境整備を推進することを目的に助成する制度であります。 質問にあります情報発信につきましては、県より普及啓発に対する依頼がなく、現在は県のホームページだけとなっております。 県の担当部署に確認したところ、本年度の半ばにできた制度で、県としてもどのように周知していくか模索中であるとのことでした。 しかしながら、事業は継続していく予定とのことで、本年度の募集は2月28日で終了しますが、周知については、市町村に協力いただければありがたいとのことでした。 次年度については、県から依頼があれば、広報等を通じ情報発信に協力したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) このほかにも、地域において手話を通じた交流を図る事業のこの経費も助成すると書いてありますが、課長、こういうガイドブックは県から来ていますか。この中に全部書いて、これは県の出前講座で私がいただいたものなんですか、来ていますか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 そちらのチラシは、まだ手元に届いておりません。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) まだ届いていないということですので、届きましたら、また出前講座等開いていただくと、多分これもらえると思いますので、この中に全部事業所が、そういうことが今私が言った助成のことが載っていますので、こういうものがあれば、事業者さんに渡して積極的に取り組んでいただけると思いますので、また来ましたらお取り組みをと思います。 では、1番目の質問もこれで終わらせていただきます。 次の質問に入ります。 新生児、赤ちゃんの聴覚検査の助成についてであります。 小さいお子さんをお持ちのお母様から、お子さんの聞こえが悪く、病院へ通院することとなり、将来に希望が持てず、泣きながらご相談を受けたことから今回の質問をいたします。 生まれつき聴覚障がいのある先天性難聴は、1,000人に1人から2人と言われておりまして、早期に補聴器をつけたり、適切な指導を受けられれば、言語発達の面で効果が得られますが、逆に発見がおくれた場合、言葉の発達も遅くなりまして、コミュニケーションに支障を来すこととなります。大抵のお母さんが呼んでも反応しない。うるさい場所でほかのお子さんは泣いているのに、なぜうちの子だけ静かに遊んでいるのか疑問に思って病院へ行ったところ、診察でわかったケースがあります。ご相談をいただいた方々も、このケースでありました。聞こえの検査は、早ければ早いほどよく、支援や早期療育を促すこともでき、その後の人生を大きく左右することとなります。 そこで、次のことをお聞きいたしますが、まず1点目、当町での新生児、赤ちゃんの聴覚検査はどのような方法で実施していますでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 新生児聴覚検査を行う装置は、自動聴性脳幹反応検査、自動ABRと言われる装置と、耳音響放射検査、OAEの装置があり、このどちらかを用いて検査しています。 長野県は、平成14年度より全国に先駆けて県内の医療機関の検査機器整備に助成を行っており、新生児聴覚検査の第一次スクリーニングは42医療機関で実施しております。そのうち自動ABR検査を行っている医療機関は38カ所、OAE検査を行っている医療機関が2カ所、どちらの検査も行っている医療機関が2カ所となっています。佐久管内では、分娩できる5医療機関の全てで自動ABR検査が、うち2医療機関ではOAE検査も実施可能となっております。 当町では昨年度出生した132人の新生児訪問の際に、母子健康手帳により検査実施の有無を確認しております。検査方法の記載はありませんが、新生児全員が初回の聴覚検査を実施し、全員が聴覚に反応ありという結果でした。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) 先ほど数字もちょっと出していただきましたけれども、生まれて間もない赤ちゃんの耳の聞こえぐあいを検査できる、今言っていただきました自動聴性脳幹反応検査、略しますと自動ABRという検査、これは私は今回ちょっと取り上げておりますけれども、ちょっとこの検査を説明したいと思います。 イラストをお願いします。〔巻末資料⑥-7〕 ちょっと写真が手に入らなかったので、私が絵で描きました。すみません。 赤ちゃんが寝ている間に、心電図みたいなものなんですけれども、耳とあとおでこ、この辺につけまして、赤ちゃんが寝ている間に、何も音も、ちょっと信号を送るんですけれども、痛みもなくて、検査は数分で終わります。これで実は初回の検査が終わりまして、そこで引っかかりますと要再検査ということで、1週間以内に2回目の確認検査というものをいたします。 ありがとうございました。 これらに関する検査の自己負担額が1回当たり5,000円から7,000円となっておりまして、費用面が壁となって検査を受けないと判断するお母さんが少なくございません。実際に私がお会いした方も、病院では任意だったそうですので、経済負担や、また恐怖心もあったため、受けなかった。その結果、時間がたってからこの聴覚障がいがあることが判明したということでお話をしてくださいました。病院がもう少し強制的で受けるようにしてくだされば受けたかもしれないし、助成があれば受けやすかったかもしれないということでした。これを教訓にして、この方は2人目のお子さんは、値段はこの病院では7,000円取られたそうですけれども、検査をされまして、何もなかったということで、そういうこともお聞きできました。 先ほど課長、これ2012年度からですよね、母子手帳にこの結果を記載する欄が設けられて、ほとんどの方がお子さんを生んだときに受けている方が多いかなと思いますけれども、この検査を受けていると思います。 今ちょっと把握されているようですので、132名の今年出生された、昨年ですか、昨年度出生された132名のお子さんの赤ちゃんの中で、検査を受けている方がどのくらいいるのか。また、検査結果というのは、先ほど書いていないと言ったんだっけね、母子手帳に、そこまでは把握されていないんですかね。いいですか、その点。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) 先ほど答弁させていただきましたとおり、132人の出生がありまして、その132人全員が新生児聴覚検査実施されています。 ただ、自動ABRなのかOAEなのかという、その部分の記載が母子手帳のほうにございませんので、その把握はできていませんけれども、全員が初回の聴覚検査を合格したというか、聴覚に反応ありという結果ということでございました。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) その中で再検査になった方までは把握されていますか。そこまでは無理かな。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 平成27年度の132名でございますけれども、全員が初回の検査でパスしておりますので、再検査に至ったお子さんはいらっしゃらなかったということでございます。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) よかったと思います。132名全員が赤ちゃん検査ができて、本当に全てパスしたということでございますので、安心しています。 数的には、先ほど1,000人の中で1人か2人、そういう方が出てくるということですので、続けてこれはやっていっていただきたいなと思います。 実はこれ、今回、助成という言葉を私出して、もちろん助成もしていただきたいんですが、一番の今回の私の質問の目的は、お母さん方に周知、どのくらいしているのかなと私もちょっと調べていなかったものですから、132名中全部やっていらっしゃるということになれば、今後もうれしいことかなと思いますので、今後このような形で進めていっていただきたいと思います。 周知はされたんですかね。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 新生児の聴覚検査の実施についてということで、平成19年1月29日付の通知、さらに新生児聴覚検査の実施についてということでの一部改正ということで、昨年の3月29日付でも通知をいただいているんですけれども、母子健康手帳の交付などの際に、保健師が妊娠されている妊婦さんと面談を行い、子どもの難聴早期発見のしおりや、母子健康手帳副読本を使用し、聴覚検査の重要性や必要性、検査方法や検査の流れなどに触れ、新生児聴覚検査の受診をお勧めしているところでございます。 また、新生児訪問の際に、未受診だった場合、母子手帳のほうを確認いたしますので、未受診だった場合には、保護者に対して検査の必要性などをお伝えして、受診可能な医療機関を紹介し、受診を促すこととしております。 また、乳幼児健診の際には、耳の聞こえについての発達チェック等の項目を問診に入れ、確認を行っているところでもございます。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) フォローアップはとてもよくやっていただいているみたいで、ありがたいと思います。 それで、これが受けていただいている方は、多分5,000円から7,000円ぐらいの検査費になると思いますけれども、今のところ再検がいないということで助かっていると思いますけれども、再検の場合もまたお金を取られるわけですよね。今後はわからないわけです。 それで、この自動聴性脳幹反応検査、特に初回の検査に関しては、各自治体がかなり、例えば岡山県などは、県全体で助成をしているというお話も聞いていますし、それぞれの自治体でも始めております。この検査はやった人とやらない人では、20倍近い療育に向かっての支援が違うぐらい大変な差ができますので、ぜひともこれ助成をしていってもらいたいと思っているんですよ。例えばクーポン券でもいいですね、500円から1,000円の、こういうところもありますので、この辺はどのように町はお考えですか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えいたします。 10年前より新生児聴覚検査の初回検査と再検査は、地方交付税措置の対象となっており、県内で助成を行っている自治体は2団体ありますが、佐久管内で実施している市町村はございません。 検査にかかる費用は医療機関によって異なり、自動ABR検査は5,000円から6,000円ほど--先ほど議員、7,000円から8,000円ということでしたけれども--かかりますが、新生児聴覚検査は入院中に行われるため、分娩費や入院費などに含まれ、請求されて支払いがされております。 当町では、第1子及び第2子に3万円、第3子に5万円、第4子以降には10万円の出産祝金を、新生児聴覚検査費用など出産後のもろもろの費用を合わせ、お子さんの健やかな成長を願い、お祝いの気持ちも込めて差し上げておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) かなり手厚くしていただいているのはわかるんですけれども、これだけで足りるとは私も思っておりませんので、今回はなかなか助成は、不交付団体でもありますので、交付金は出ているんですけれども、なかなか獲得ができないところもありますので、ぜひとも、これは課題として課長の中でまたとどめておいていただきたいと思います。 次の質問に入らせていただきます。 最後に、人工内耳装用者、先ほどちょっと教育長からも出ておりましたけれども、重度難聴者への支援について質問いたします。 人工内耳とは、これはちょっとイラストをお願いしたいと思います。〔巻末資料⑥-8〕 これもちょっと写真が手に入らなかったので、私が描きました。 人工内耳とは、聴覚障がい者の中の内耳というところの電極を接続させ、聴覚の補助をする器具をいいます。補聴器での装用効果が不十分である方に対する唯一の聴覚獲得法でありまして、人工内耳とは、手術で耳の奥などに埋め込む部分と、音をマイクで拾って耳の中に埋め込んだ部分へ送る体外部とになります。体外部は、耳かけ式補聴器に似た格好をしておりますけれども、近年では耳にかけないで、後頭部に取り付けるコイル一体型の装置も製品化されています。これは耳にかけています。耳にかけた先のほうがマイクで、スピーチプロセッサーというのが後ろ側になりますね。内耳が中に入っていますので、後ろにぺたんと張ってありますけれども、これは磁石みたいにぺたんとくっつく、中の人工内耳とくっついて、こんな形でなります。送信コイルと後ろの機器で接続していまして、送信コイルは皮膚の下に埋め込まれた受信装置と磁石でくっついています。マイクから拾った音は、電気信号にかわり、送信コイルから無線で受信装置へと送られます。聴力検査で原則、聴力レベルが90デシベル以上の重難度、重度難聴があることが条件でありまして、適応年齢は1歳以上であります。 現在、先ほども言ったとおり1,000人に1人ぐらいは、両側の難聴児が生まれてくるそうでございますが、人工内耳は小さいときに装用するほうが、大人になって装用するよりも効果が大きいとのことです。人工内耳の手術は約400万円かかりますが、平成6年4月からは保険適用や高額医療費対象などで受けやすくなりました。 しかしながら、手術後はスピーチプロセッサーの5年から10年ごとの買いかえで費用が80万円以上かかり、実際には高額ですと100万円のものもあります。生涯にわたり交換が必要となります。当事者の経済負担は膨大であります。そのほかにも、修理代や電池代など、保険がきく期間が過ぎますと金額がかかりますので、かなりの経済負担が必要となります。 国の日常生活用具給付事業に、情報・意思疎通支援の用具として認められておりまして、県も町が支援助成をするとの意思があれば、町が4分の1、国が2分の1、県が4分の1の補助をする旨を、県と市町村との協議の場で阿部知事から投げかけたとのことでございますし、通知も各市町村に出されたと聞いておりますが、町の見解はいかがでしょうか。 ○議長(内堀次雄君) 答弁願います。 原保健福祉課長。     〔保健福祉課長 原 富士子君登壇〕 ◎保健福祉課長(原富士子君) お答えします。 人工内耳装用者への支援についてですが、平成28年11月18日に、信州大学人工内耳患者の会から県へ負担の軽減措置要望が提出され、平成29年2月9日付で、県健康福祉部障がい者支援課長発令で依頼がありました。 人工内耳手術は、原則、障害者手帳3級以上の方が対象となっております。町内の該当者は19名で、人工内耳装用者の状況について確認したところ、障害者手帳台帳では人工内耳の装用についての記載がないため把握できず、県リハビリセンターや県障がい者支援課でも、装用についての情報は確認できませんでした。把握できたのは、障害者医療制度を利用し、手術を行っている方の1名です。 また、要望を提出した信州大学人工内耳患者の会を担当する信州大学医学部附属病院の耳鼻咽喉科に確認したところ、軽井沢町の方から数名、人工内耳の相談を受けているが、相談段階なので正確な人数は教えられないとのことでした。 現在、対象となる方は1名ですが、今後、手術を受ける方が出てくることも想定されます。国では、地域生活支援事業の1つである日常生活用具給付事業において対応が可能としており、県下では須坂市が平成27年5月から実施、松本圏域8市町村が平成29年度より実施するとのことです。町としましては、実施する方向で検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(内堀次雄君) 答弁が終わりました。 8番、川島さゆり議員。     〔8番 川島さゆり君登壇〕 ◆8番(川島さゆり君) とてもいいご答弁をいただいたと思っていますけれども、あとは上限なんですね。ちょっとこれは金額は町で決めていただくものなので、これは情報提供と思って聞いてください。 実は大町市が今回の議会で市長さんが所信表明で、ここが一番大きい上限なんですが、80万円で今回多分議決される見込みです。あと松本圏域と木曽圏域では多分20万円の上限になっていくのではないかなという情報提供をさせていただきます。 多分、佐久圏域でもお話し合いがあるのではないかと、課長、思いますので、またよくお話をお聞きしていただきまして、町のほうでも上限を決めていただいて、いち早く取り組んでいただきたいと思います。 では、以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(内堀次雄君) 以上をもちまして、川島さゆり議員の一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会 ○議長(内堀次雄君) 以上をもって本日の議事日程は全て終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後5時08分...