千曲市議会 > 2021-06-07 >
06月07日-01号

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  1. 千曲市議会 2021-06-07
    06月07日-01号


    取得元: 千曲市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-07
    令和 3年  6月 定例会(第3回)---------------------------------------           令和3年6月7日(月曜日)---------------------------------------● 議事日程(第1号)  令和3年6月7日(月曜日)                午前10時 開会 第1 招集あいさつ 第2 会議録署名議員の指名 第3 会期の決定について 第4 諸般の報告 第5 報告第2号 権利放棄の報告について 第6 報告第3号 令和2年度千曲市家庭教育支援条例に基づく支援施策の報告について 第7 報告第4号 令和3年度千曲市土地開発公社事業計画及び予算並びに令和2年度千曲市土地開発公社事業実績及び決算について 第8 報告第5号 令和3年度一般社団法人信州千曲観光局事業計画及び予算並びに令和2年度一般社団法人信州千曲観光局事業実績及び決算について 第9 報告第6号 令和2年度千曲市繰越明許費繰越計算書一般会計)について 第10 報告第7号 令和2年度千曲市事故繰越し繰越計算書一般会計)について 第11 報告第8号 令和2年度千曲市水道事業会計予算繰越計算書について 第12 専決第2号 専決処分事項報告について(千曲市税条例等の一部を改正する条例) 第13 専決第3号 専決処分事項報告について(千曲市都市計画税条例の一部を改正する条例) 第14 専決第4号 専決処分事項報告について(令和2年度千曲市一般会計補正予算(第11号)) 第15 専決第5号 専決処分事項報告について(令和3年度千曲市一般会計補正予算(第1号)) 第16 議案第36号 千曲市余熱利用施設条例制定について 第17 議案第37号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人を定める条例制定について 第18 議案第38号 千曲衛生施設組合規約の一部を変更する規約制定について 第19 議案第39号 令和3年度千曲市一般会計補正予算(第2号)の議定について 第20 議案第40号 市道路線の認定について 第21 議案第41号 訴えの提起について 第22 議案第42号 令和3年度消防ポンプ自動車購入契約の締結について 第23 委員長報告     請願第2号 競輪場外車券売り場について経済産業省に許可をしないよう求める請願                            (福祉環境常任委員長---------------------------------------● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり---------------------------------------● 出席議員(20名)   1番   林 慶太郎君      11番   飯島 孝君   2番   田中秀樹君       12番   中村眞一君   3番   聖澤多貴雄君      13番   倉島さやか君   4番   宮下繁明君       14番   前田きみ子君   5番   中村恒彦君       15番   袖山廣雄君   6番   川嶋敬信君       16番   小玉新市君   7番   吉池明彦君       17番   荻原光太郎君   8番   金井文彦君       18番   和田重昭君   9番   北川原 晃君      19番   柳澤眞由美君  10番   滝沢清人君       20番   和田英幸---------------------------------------● 欠席議員(なし)---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名   市長        小川修一君   次世代支援部長   中曽根昌彦君   参与        大内保彦君   経済部長      小林千春君   総務部長      北澤武彦君   建設部長      湯本永一君   企画政策部長    齊藤清行君   教育長       小松信美君   市民環境部長    竹内 康君   監査委員      横尾浩美君   健康福祉部長    荒川愛子君   教育部長      島田栄一---------------------------------------● 事務局出席者氏名   議会事務局長    堀内 登君   議会事務局次長   岡田敏彦君   議事係長調査係長 越石潤一君   書記        池田貴広君---------------------------------------午前10時 開会 ○議長(和田英幸君) 定足数に達しておりますので、ただいまから令和3年第3回千曲市議会定例会を開会いたします。 会議の前に、本日の会議でのマスクの着用についてですが、現在、長野圏域における新型コロナウイルス感染警報レベルが3となり、ここ数日の状況や市内の感染状況を考慮いたしまして、発言者はマスクを取って発言することといたします。 ここで、市長から職員の人事異動について発言を求められておりますので、これを許します。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) それでは、本年4月1日付の人事異動で説明員となりました部長7名を御紹介申し上げます。 参与、大内保彦であります。 総務部長北澤武彦であります。 企画政策部長齊藤清行であります。 市民環境部長、竹内 康であります。 経済部長小林千春であります。 建設部長湯本永一であります。 教育部長島田栄一であります。 以上、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(和田英幸君) それでは、日程に従いまして、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 招集あいさつ ○議長(和田英幸君) 日程第1、市長から招集の挨拶があります。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 招集の御挨拶を申し上げます。 本日、令和3年第3回千曲市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、何かと御多忙の中、御出席を賜り、心から感謝を申し上げます。 本定例会で御審議いただきます案件につきましては、既にお手元に申し上げてございますが、報告事項では、権利放棄の報告など7件、専決処分事項報告では、千曲市税条例等の一部を改正する条例など4件でございます。 議案は7件で、条例案では、千曲市余熱利用施設条例制定についてなど新規条例案が2件でございます。 補正予算案では、令和3年度千曲市一般会計補正予算(第2号)の議定について1件、市道関係では、市道路線の認定について1件、事件案では、訴えの提起について1件、契約関係では、令和3年度消防ポンプ自動車購入契約の締結について1件、このほか、千曲衛生施設組合規約の一部を変更する規約制定についてでございます。 各議案に対する提案説明につきましては、後ほど私から御説明申し上げますが、いずれも重要な案件でございますので、よろしく御審議をいただき、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げ、招集の挨拶といたします。--------------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(和田英幸君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第88条の規定により、11番 飯島 孝議員、12番 中村眞一議員の両名を指名いたします。--------------------------------------- △日程第3 会期の決定について ○議長(和田英幸君) 日程第3、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から6月24日までの18日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、会期は、本日から6月24日までの18日間と決定いたしました。--------------------------------------- △日程第4 諸般の報告 ○議長(和田英幸君) 日程第4、諸般の報告を行います。 諸般の報告については、お手元に配付のとおりでありますので、御承知を願います。--------------------------------------- △日程第5 報告第2号 権利放棄の報告について ○議長(和田英幸君) 日程第5、報告第2号 権利放棄の報告について、市長から、千曲市債権管理条例第15条第2項の規定により報告がありました。お手元に配付のとおりでありますので、御承知を願います。--------------------------------------- △日程第6 報告第3号 令和2年度千曲市家庭教育支援条例に基づく支援施策の報告について ○議長(和田英幸君) 日程第6、報告第3号 令和2年度千曲市家庭教育支援条例に基づく支援施策の報告について、市長から、千曲市家庭教育支援条例第11条の規定により報告がありました。お手元に配付のとおりでありますので、御承知を願います。--------------------------------------- △日程第7 報告第4号 令和3年度千曲市土地開発公社事業計画及び予算並びに令和2年度千曲市土地開発公社事業実績及び決算について △日程第8 報告第5号 令和3年度一般社団法人信州千曲観光局事業計画及び予算並びに令和2年度一般社団法人信州千曲観光局事業実績及び決算について
    ○議長(和田英幸君) 日程第7、報告第4号及び日程第8、報告第5号の報告2件について、市長から、地方自治法第243条の3第2項の規定により提出がありました。お手元に配付のとおりでありますので、御承知を願います。--------------------------------------- △日程第9 報告第6号 令和2年度千曲市繰越明許費繰越計算書一般会計)について ○議長(和田英幸君) 日程第9、報告第6号 令和2年度千曲市繰越明許費繰越計算書一般会計)について、市長から、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告がありました。お手元に配付のとおりでありますので、御承知を願います。--------------------------------------- △日程第10 報告第7号 令和2年度千曲市事故繰越し繰越計算書一般会計)について ○議長(和田英幸君) 日程第10、報告第7号 令和2年度千曲市事故繰越し繰越計算書一般会計)について、市長から、地方自治法施行令第150条第3項の規定により報告がありました。お手元に配付のとおりでありますので、御承知を願います。--------------------------------------- △日程第11 報告第8号 令和2年度千曲市水道事業会計予算繰越計算書について ○議長(和田英幸君) 日程第11、報告第8号について、市長から、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告がありました。お手元に配付のとおりでありますので、御承知を願います。--------------------------------------- △日程第12 専決第2号 専決処分事項報告について(千曲市税条例等の一部を改正する条例) △日程第13 専決第3号 専決処分事項報告について(千曲市都市計画税条例の一部を改正する条例) △日程第14 専決第4号 専決処分事項報告について(令和2年度千曲市一般会計補正予算(第11号)) △日程第15 専決第5号 専決処分事項報告について(令和3年度千曲市一般会計補正予算(第1号)) ○議長(和田英幸君) 日程第12、専決第2号から、日程第15、専決第5号まで、専決処分事項報告4件についてを一括議題といたします。 各議案に対する提案説明を求めます。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) ただいま議題となりました専決第2号から専決第5号につきまして、一括で提案理由の説明をいたします。 はじめに、専決第2号 専決処分事項報告(千曲市税条例等の一部を改正する条例)について説明をいたします。 本案は、本年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律等が公布され、翌4月1日に施行されたことに伴い、千曲市税条例等について所要の改正を行ったものであります。 主な改正点としましては、法律等の改正に合わせた文言の追加や削除、項の新設などでございます。 次に、専決第3号 専決処分事項報告(千曲市都市計画税条例の一部を改正する条例)について説明をいたします。 本案につきましても、専決第2号と同様に、本年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布され、翌4月1日に施行されたことに伴い、準拠している千曲市都市計画税条例について所要の改正を行ったものであります。 主な改正点としましては、法律の改正に伴う条例中の項ずれの修正や年度を改めるものでございます。 いずれも、施行期日が本年4月1日に施行されるため、議会を招集する時間的余裕がなく、緊急を要したため専決処分したものであります。 次に、専決第4号 令和2年度千曲市一般会計補正予算(第11号)について説明をいたします。 このたびの補正は、地方譲与税各種交付金地方交付税等が確定したこと、各事業の歳出決算見込額が決定したこと、また、これに伴う国県支出金、市債等を充当したことなどにより財源調整を行い、併せて、後年度の健全な財政運営のため、基金からの繰入れの減額を行うことにより、差引き16億7,600万円の減額をし、歳入歳出それぞれ339億6,500万円としたものであります。 以下、その主な内容について、歳出から順次、説明をいたします。 予算書の30ページを御覧ください。 議会費では、議会運営事業費等1,057万円の減額であります。 総務費では、企画事業費防災対策費特別定額給付金給付事業費等を減額するとともに、魅力あるまちづくり基金及び公共施設等総合管理基金への積立てを行うことにより、差引き136万1,000円の増額であります。 民生費では、児童手当給付事業費保育所管理運営事業費児童扶養手当等給付事業費高齢者施設福祉事業費等1億7,475万9,000円の減額であります。 衛生費では、土地開発基金で保有する土地の買戻しを行うほか、予防対策事業費成人保健事業費等を減額し、差引き1,168万2,000円の減額であります。 労働費では、雇用対策事業費200万円の減額であります。 農林水産業費では、農業振興対策推進事業費、松くい虫防除対策事業費等3,750万4,000円の減額であります。 商工費では、中小企業金融対策事業費新型コロナウイルス感染症緊急経済対策事業費等3億3,151万8,000円の減額であります。 土木費では、市道新設改良事業費道路維持事業費土木管理事業費等2億1,879万8,000円の減額であります。 消防費では、消防施設管理事業費等1,496万円の減額であります。 教育費では、総合教育センター運営事業費文化財保護事業費等を減額するとともに、後年度の体育施設の整備に備えるため、スポーツ振興基金への積立てを行うことにより、差引き2億3,808万6,000円の減額であります。 災害復旧費では、社会教育施設災害復旧費等6億3,378万4,000円の減額であります。 公債費では、一時借入金等利子不用額370万円の減額であります。 以上が、歳出の概要でございます。 予算書の14ページを御覧ください。 歳入につきましては、市税、地方譲与税各種交付金地方交付税国県支出金、繰入金、市債等の確定及び収入見込みにより増減分を補正したことが主な内容であります。 5ページを御覧ください。 第2表地方債補正につきましては、減収補填債の追加及び、緊急防災減災事業債等起債限度額を変更したものであります。 以上が、一般会計補正予算(第11号)専決の概要でございます。 次に、専決第5号 令和3年度千曲市一般会計補正予算(第1号)について、説明をいたします。 このたびの補正は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生活・企業支援対策経費として、2億300万円を追加したものであります。 財源につきましては、国県支出金を充当するものであります。 以上が、一般会計補正予算(第1号)専決の概要でございます。 以上、一括提案理由の説明を申し上げましたが、よろしく御審議の上、御承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(和田英幸君) 日程第12、専決第2号について質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 専決第2号については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、専決第2号は、原案のとおり承認することに決しました。 日程第13、専決第3号について質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 専決第3号については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、専決第3号は、原案のとおり承認することに決しました。 日程第14、専決第4号について質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 専決第4号については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、専決第4号は、原案のとおり承認することに決しました。 日程第15、専決第5号について質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 専決第5号については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、専決第5号は、原案のとおり承認することに決しました。--------------------------------------- △日程第16 議案第36号 千曲市余熱利用施設条例制定について △日程第17 議案第37号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人を定める条例制定について △日程第18 議案第38号 千曲衛生施設組合規約の一部を変更する規約制定について △日程第19 議案第39号 令和3年度千曲市一般会計補正予算(第2号)の議定について △日程第20 議案第40号 市道路線の認定について △日程第21 議案第41号 訴えの提起について ○議長(和田英幸君) 日程第16、議案第36号から、日程第21、議案第41号まで、以上、6議案を一括議題といたします。 以上は、日程に従いまして、理事者の提案説明のみにとどめます。 各議案に対する提案説明を求めます。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 提案説明を申し上げる前に、若干のお時間をいただき、3月市議会定例会以降の主な諸情勢について申し上げます。 はじめに、新型コロナウイルス感染症関係について申し上げます。 まず、ワクチン接種でございます。 新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策の一手とされるワクチン接種を、5月12日から65歳以上の高齢者を対象に開始いたしました。 ワクチン接種の予約に際し、電話回線が大変混み合い、つながりにくい状況が続き、市民の皆様に御不便をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。 その後、回線数を増やす等の対応をいたしましたが、今後も国から示された接種順位を基本としてワクチン接種を実施していくことから、インターネット予約の導入など少しでも予約がとりやすい状況になるよう予約方法を工夫し、改善を図ってまいります。 また、6月2日に市議会から新型コロナウイルスワクチン接種に関する提言をいただきました。この提言は、民意を反映したものと重く受け止め、今後の接種に生かしてまいります。 なお、6月4日現在、4,912人の方が1回目の接種を終了し、65歳以上の高齢者の集団接種における接種率は約25%となっております。ワクチン接種を希望される市民の皆様に1日も早く、1人でも多く接種が行えるよう一丸となって取り組んでまいります。 新型コロナウイルス感染症は、現在も10都道府県に緊急事態宣言が発令され、全国的な感染拡大が依然続いております。県内においても、従来株に比べ、感染力が強いとされる変異株による感染者が幅広い年代で増加しており、長野圏域には警報が発出されております。また、市内での陽性者数は、6月6日現在131人確認されております。 市民の皆様には、引き続き人との接触機会をできるだけ減らし、感染拡大地域への不要不急の往来は、できるだけ控えてください。発熱などの風邪の症状がある場合には、外出をせず、速やかに医師に相談するなど、早期発見早期対応に努めていただきますよう重ねてお願い申し上げます。 新型コロナウイルス感染症は、注意をしていても誰もが感染する可能性があります。不当な差別や偏見、いじめが生じないよう冷静な行動を改めてお願いいたします。 次に、経済対策でございます。 市内企業・事業者は、長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受け、製造業の一部では持ち直してきているものの、非製造業、特に飲食業、宿泊業をはじめとして厳しい状況が続いていると認識しております。市では、昨年度から感染拡大の状況に応じた各種支援策を講じてまいりましたが、本年度もウィズコロナ、さらにはアフターコロナに向けて、小規模事業者生産性向上販路拡大先端設備導入等の支援を行うものづくり生産性向上支援事業テレワーク設備等導入支援事業等により、中小企業小規模事業者事業継続や事業再構築に向けた支援を行っております。 また、経済活動回復に向けた支援策では、市内消費を喚起するため、昨年11月に続く第2弾がんばる事業者応援クーポン券事業を現在実施しております。5月には、市民1人当たり2,000円のクーポン券を全世帯へ配布いたしました。市民の皆様には、市内約400の取扱店で使用できますので、ぜひとも、がんばる地元のお店で御利用いただき、地元事業者を応援していただきますようお願いいたします。 さらに、9月からの利用開始を予定しております千曲市推し店プラチナチケット事業の準備を、予算規模約1億円で現在進めているところであります。今後も、国県の動向、企業等のニーズを把握し、市内商工団体等とも連携・協力しながら、切れ目のない事業者支援に努めてまいります。 次に、千曲市旅館観光需要喚起支援補助でございます。 この補助事業は、新型コロナウイルス感染拡大により落ち込んだ市内の観光需要の回復及び喚起を図るための緊急支援対策として、市単独で実施するものであります。市内の旅館・ホテルを営む事業者が、長野県に住所を有する宿泊利用者の宿泊料金の一部を割り引くことに対し、補助金を交付して支援いたします。 なお、実施期間につきましては、6月1日から12月31日までの7か月間を予定しております。 次に、生理用品の無償配布でございます。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、経済的に困窮し、生理用品が買えない、いわゆる生理の貧困対策として、5月20日より防災備蓄品の生理用品を、千曲市社会福祉協議会と人権・男女共同参画課の窓口で無償配布しております。 次に、東日本台風災害関係について申し上げます。 はじめに、信濃川水系緊急治水対策プロジェクト遊水地整備に関わる進捗状況でございます。 千曲市内の治水対策としては、中・新田地区と八幡地区の2か所が遊水地の計画地となり、昨年度は関係される地権者の皆様へ事業内容の説明を行いました。緊急的な対策が必要なことから、千曲市内の遊水地は、令和6年度までの整備を目標に国と連携しながら進めることにしております。 令和3年度は、計画地内での環境調査、測量業務、用地調査、地質調査などの各種調査を進めるとともに、関係される皆様の御意見もお聞きしながら遊水地計画を具体化してまいります。現在、環境調査に着手しており、今後は基準点の設置や用地測量、物件調査等も順次進めてまいります。関係される皆様にお知らせをしながら、各種調査を進めてまいりますので、引き続き御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に、災害義援金の第4次配分でございます。 災害義援金につきましては、本年3月末までの受付期間において918件、5,430万9,733円をお寄せいただきました。市民の皆様をはじめ、県内外の多くの方々から心温まる御厚意に改めて感謝申し上げます。 お寄せいただいた義援金は、6月3日に、第4回千曲市災害義援金配分委員会を開催し、第4次配分として、住家被害区分の1世帯当たりで全壊世帯には1万3,857円、大規模半壊世帯には1万395円、半壊世帯には6,925円、一部損壊・床上浸水世帯には1,386円、一部損壊・床下浸水世帯には1,000円を追加配分することといたしました。 なお、千曲市災害義援金の第1次から第4次までの配分合計額は、全壊世帯では25万3,857円、大規模半壊世帯では、19万395円、半壊世帯では12万6,925円、一部損壊・床上浸水世帯では2万5,386円、一部損壊・床下浸水世帯では1万3,000円になる見込みであります。 次に、更埴文化会館の再開館の時期についてでございます。 現在進めております災害復旧工事に伴い休館となっております更埴文化会館は、来年1月末の竣工を予定し、令和4年4月3日から再開館することといたします。 なお、再開館に伴う貸館の予約受付けは、大・小ホールが今年の7月3日から、軽運動室や会議室等は10月3日から再開いたします。予約方法など詳細につきましては、ホームページを御確認いただくか、更埴文化会館仮事務所までお問合せください。再開館後も被災前と変わらず、市民の皆様に愛され、親しまれる会館運営を目指してまいります。 東日本台風災害関係は、以上でございます。 次に、情報化の推進関係についてでございます。 はじめに、公共施設へのWi-Fi設置でございます。 公民館などの公共施設11か所に公衆無線LANの環境を整備するため、5月から構築業務に着手をし、9月中旬のWi-Fi設置を予定しているところであります。 Wi-Fiサービスの環境整備につきましては、市庁舎と同様のネットワークを介して接続をすることで、市庁舎等と一体的な管理・運用が可能となることから、早期のネットワーク環境の構築と安定的な稼働・運用を行い、スマートフォンやタブレット端末を利用する施設利用者の利便性の向上と、災害時における速やかな情報伝達手段として活用してまいります。 次に、自治体情報システムの共同利用と自治体DXの推進でございます。基幹系システムの3市(塩尻市、中野市、千曲市)クラウド共同利用につきましては、長野県市町村自治振興組合を事務局とする3市基幹系システム管理運営会議の定期的な開催により、基幹系システムの適切な運用と自治体システムの標準化・共通化に向けた検討をしております。 また、ICT(情報通信技術)の急速な進展への対応や、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取組を推進するため、第4次千曲市地域情報化計画である千曲市ICT活用ビジョン2023・DX推進アクションプランも策定しましたので、計画的に業務の効率化や市民サービスの向上のための取組を進めてまいります。 次に、テレワーク基盤の整備でございます。 テレワークにつきましては、ICTを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方として推奨されてきましたが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、急速にその必要が高まっているところであります。 今後、年内の試行に向けて、情報セキュリティを確保した専用の端末やネットワーク基盤を整備するとともに、利用可能な事務事業範囲について決定し、実行可能なルールづくりに努めてまいります。 また、テレワーク=在宅勤務という概念にとらわれず、Wi-Fiを設置した公共施設につきまして、サテライトオフィスとして活用する仕組みについても検討してまいります。 次に、1人1台の学習用パソコンを活用した新たな学びのスタイルの実現に向けてでございます。 国のGIGAスクール構想に基づき、昨年度、市内全小中学校に校内無線ネットワークの整備と、児童・生徒1人1台の学習用パソコンの配備を行いました。4月には、学校ごとにパソコンの引渡し式を行い、児童・生徒全員にパソコンが貸与されました。各学校では、パソコンを学びの道具として、ルールを守り、責任を持って使うこと、目や心の健康に気をつけて使うことを児童・生徒に指導し、利用を始めています。 これから様々な新たな学びが可能となりますが、まずはパソコンの操作に慣れることを中心に、今後の家庭への持ち帰りも視野に入れる中で、情報モラルを含めた安全で安心な利活用に向けた指導を段階的に進めてまいります。 また、教職員の負担を軽減し、スムーズに児童生徒に指導ができるよう、情報教育担当指導主事やICT支援員が全小中学校を訪問し、パソコンの基本操作研修、教職員に対する授業づくりの支援、授業サポートを継続的に行ってまいります。 情報化の推進関係は、以上でございます。 次に、第三次千曲市総合計画の策定についてでございます。 社会経済情勢の変化に対応し、新たな市の将来像を掲げる第三次千曲市総合計画の策定は、現在、第二次千曲市総合計画の前期基本計画の検証作業を進めるとともに、市民意識調査の集計及び分析などを行っておりまして、今月下旬には、取りまとめが完了する予定であります。 先月27日には、第1回千曲市総合計画審議会を開催し、公募9名を含む22名の皆様に委員を委嘱いたしました。今後、8月下旬を目途に、私から審議会に対し、第三次千曲市総合計画の素案について諮問する予定であり、その後、審議会において調査審議を行っていただき、中間答申を経て、来年2月には第三次千曲市総合計画案として最終答申をいただく予定であります。 また、先月29日には、第三次千曲市総合計画策定市民会議といたしまして、市民の皆様と市の将来を共に考える第1回まちづくりワークショップを開催し、学生から90代の方まで48名の皆様に御参加をいただきました。ワールドカフェという対話手法によって、BGMの流れる和やかな雰囲気の中、千曲市のよいところや魅力などについて楽しく語り合っていただけたのではないかと感じています。 今月19日に開催予定の2回目のワークショップでは、市の新たな将来像につながる話し合いが予定されており、今後も市民参画の場を設けるとともに、市議会や審議会と連携しながら、第三次千曲市総合計画の策定作業を進めてまいります。 次に、屋代地区大規模開発事業についてでございます。 上信越自動車道西側地区で進められている開発事業は、交通の要衝としての立地特性を生かした新たな産業経済基盤を形成することで、就業機会や自主財源を確保し、にぎわいを創出するなど、市全域や広域の活性化につながる新たなまちづくりであります。 3月定例会の一般質問などでもお答えいたしましたが、計画地35ヘクタールは農振農用地であり、土地基盤整備事業完了から8年間は開発が規制されていることから、当初は、大型商業施設誘致を前提に、農村産業法を活用した35ヘクタール一括の規制除外を目指しました。しかし、社会経済情勢、特に大型商業施設を取巻く環境が大きく変化したこと、また土地利用の用途が雇用を創出する施設に限定されたことなどから事業が進んでおりませんでした。 こうしたことから、現在、事業主体である屋代地区土地区画整理組合設立準備会におきまして、改めて開発のコンセプトや視点、開発の手法なども含めたまちづくり構想案の策定作業を進めておりますので、市としてもこの取組を支援するとともに、開発規制の除外に向けた行政計画等の策定・見直し作業を進めたいと考えております。 また、まちづくり構想案の様子が見えてきましたら、関係する団体の皆さんと意見交換するなど、広く市民の皆様の御意見もお聞きしたいと考えております。 次に、屋代スマートインターチェンジ整備事業でございます。 屋代スマートインターチェンジを整備することにより、人・モノ・文化を波及・循環させる産業連携道路ネットワークの東西の連携軸である一重山2号線と連結し、移動・物流の効率化、災害時の緊急輸送、高次救急医療の支援、周遊型・創作型観光の支援、広域交流拠点の形成などの効果が期待できるところであります。 こうした整備効果については、国の概ねの理解は得られたと考えておりますので、引き続き整備費縮減に向けた作業や関係機関等との協議を進め、早期事業化を目指してまいります。 次に、サイクルツーリズムについてでございます。 上田市やしなの鉄道などと連携したシェアサイクルの社会実験を、7月1日から12月31日までの間で実施いたします。 実験では、千曲市総合観光会館など市内5か所のサイクルポートに、合計30台の電動自転車を設置いたします。自転車の貸出し、返却を可能とし、自転車の動きをGPSを通じて収集するなど本格実施に向けて検討してまいります。 次に、あんずなどの凍霜害についてでございます。4月6日からの断続的な降霜と低温により、あんずやりんごなどへの被害は、市内全域で発生しており、長野農協の調べによると、約125ヘクタール、収量で約234トン、被害額で約5,700万円の大幅な減収となる見込みであります。内訳としましては、あんずが46ヘクタール、153トン、4,260万円、りんごが76ヘクタール、77トン、1,330万円などとなっております。 今後、農家の皆様やながの農協など関係機関とも連携し、情報を共有しながら対応してまいりたいと考えております。 最後に、水道事業の広域連携についてでございます。 水道事業につきましては、改正水道法を踏まえ、持続可能な水道経営の確立に向けた基盤強化を図るための有効な手段の一つである広域連携について、長野県及び関係市町と研究検討を進めているところであります。 昨年11月から本年3月にかけて、厚生労働省の事業として、長野県の水道基盤強化計画策定に向けた長野県企業局、長野市、上田市、千曲市の各水道事業の給水区域における今後50年間の水道施設最適配置の検討が行われました。このほど、上田市から長野市までを圏域とした一つの検討事例として、厚生労働省から施設最適配置による効果の試算結果等の報告があり、公表がされました。 引き続き、長野県水道事業広域連携推進協議会や水道事業連携研究会等において、厚生労働省が実施した検討結果も踏まえ、広域連携の方向性等について検討を進めてまいります。 以上申し上げ、諸情勢の報告とさせていただきます。 それでは、各議案に対する提案説明を申し上げます。 ただいま議題となりました議案第36号から議案第41号までを一括して提案理由の説明をいたします。 はじめに、議案第36号 千曲市余熱利用施設条例制定について、説明をいたします。 本案につきましては、長野広域連合が屋代中島地籍外に整備するごみ焼却施設から発生する熱エネルギーを有効利用した千曲市余熱利用施設を設置して、循環型社会の啓発及び推進を図るとともに、市民の健康増進及び地域の活性化を目的として、千曲市余熱利用施設条例を制定するものであります。 次に、議案第37号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人を定める条例制定について説明をいたします。 本案につきましては、特定非営利活動法人のうち指定基準を満たす法人を市条例で指定することにより、指定を受けた特定非営利活動法人に寄附をした市民が市民税の税制優遇措置を受けることを可能とするものであります。 指定に関する基準や手続等を定める規則については、本年2月に制定済みでありますが、このたび市内の特定非営利活動法人から指定の申出書が提出され、審査の結果、指定することが適当であると認められたことから条例を制定し、あわせて千曲市税条例に必要な改正を行うものであります。 次に、議案第38号 千曲衛生施設組合規約の一部を変更する規約制定について説明をいたします。 本案につきましては、千曲衛生施設組合の規約について、その一部を変更するため、千曲衛生施設組合長から地方自治法第286条第1項の規定により協議があったものであります。 変更の内容は、千曲衛生施設組合議会の定数を18名から13名に削減するもので、その内訳は、長野市8名を長野市5名、千曲市7名を千曲市6名、坂城町3名を坂城町2名に改めるもので、地方自治法第290条の規定により提案したものであります。 次に、議案第39号 令和3年度千曲市一般会計補正予算(第2号)の議定について説明をいたします。 このたびの補正は、国県支出金の補助に伴う事業費の追加など総額1億8,600万円の追加をお願いし、歳入歳出それぞれ269億5,900万円とするものであります。 以下、その内容について、歳出から順次説明をいたします。予算書の12ページから御覧ください。 総務費では、しなの鉄道との協議の進捗に伴う、しなの鉄道安全輸送設備整備事業負担金2,381万円、マイナンバーカードの円滑な交付体制を整備するための経費として341万8,000円、総務費全体で2,722万8,000円を追加するものであります。 民生費では、温泉施設の老朽化による危険箇所の修繕工事請負費として222万8,000円、未満児の増加及び看護ケアが必要な園児の保育に対応するため、保育所へのエアコン設置費用として100万円、民生費全体で322万8,000円を追加するものであります。 衛生費では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う感染予防対策で、市民への円滑なワクチン接種を実施するための費用として6,488万7,000円を追加するものであります。 農林水産業費では、市内生産者の農業経営の発展を支援するための補助金のほか、県の補助金の内示に伴う農道等補修経費など農林水産業費全体で8,122万2,000円を追加するものであります。 商工費では、県の補助を受け、市内に移住し、就職または創業する方を支援するための経費として60万円を追加するものであります。 土木費では、市営寂蒔団地の排水処理施設集泥装置の交換工事請負費として400万円追加するものであります。 消防費では、長野県市町村振興協会助成金の交付決定に伴う消防団員用のトランシーバー購入費として100万円を追加するものであります。 教育費では、昨年度延期した成人式の開催に係る経費として83万5,000円、市指定無形民俗文化財の稲荷山祇園祭を継承するため、地元区長会が行うみこしの造り替え事業に対する補助金として300万円、教育費全体で383万5,000円を追加するものであります。 予算書の10ページを御覧ください。 歳入につきましては、国県支出金、市債等の特定財源を充当するほか、差引不足財源につきましては、前年度決算を精査し、余剰が見込まれる一般財源の前年度繰越金により充当を行うものであります。 以上が、一般会計補正予算(第2号)の概要でございます。 次に、議案第40号 市道路線の認定について説明いたします。 長野電鉄屋代線の跡地につきましては、国の防災・安全交付金を活用して、自転車歩行者専用道路として整備することとしております。 このたび、事業着手に先立ち、しなの鉄道の倉科踏切から東屋代団地の南側付近までの区間について、市道認定するものであります。 次に、議案第41号 訴えの提起について説明をいたします。 昭和53年と平成3年に、旧更埴市が貸付けた住宅資金等の返済について、債務者が亡くなった後、相続人と協議を進めてまいりましたが、相続人から不動産の競売の希望がありました。これを実行していくためには、裁判所による判決等の債務名義というものが必要になることから訴えを提起するものであります。 つきましては、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上、一括提案理由の説明を申し上げましたが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(和田英幸君) 先ほど小川市長の諸情勢の報告の中で触れられ、さきの新聞報道等でも御承知のことと思いますが、新型コロナウイルスワクチン接種に当たり、健康福祉部の健康推進課では、早期接種を進めるべく準備を進められ、接種券の発送、接種予約、ワクチン接種と対応をいただき、特に、現在は土日もワクチン接種会場を移動させて連日対応いただいております。 多忙を極めております担当課にはワクチン対応に専念していただくよう配慮いたしまして、6月定例会におきましては、同課が関係するワクチン接種に関する一般質問は自粛する旨を、さきの議会運営委員会において申し合わせ事項として決定をいたしました。 そのかわりといたしまして、6月2日に新型コロナウイルスワクチン接種に関する提言書を議会から市長へ提出し、ワクチン接種予約で市民から議員に寄せられました御意見や今後のワクチン接種において参考としていただくための提言を行ったところであります。 一般質問は控えることといたしますが、委員会においては、所管事項の中で調査を行いますので、提言の提出と併せて、議会としてチェック機能の役割を果たしたいと考えております。 また、これらにより明らかとなった重要な情報は、市報やホームページで発信していただくほか、議会では最終日の委員長報告で、委員会での調査について詳細に説明を行い、議会報等でも詳しく報告をしてまいります。 市民の皆様には、今回の議会の対応に対しまして御理解いただきますようお願いを申し上げます。--------------------------------------- △日程第22 議案第42号 令和3年度消防ポンプ自動車購入契約の締結について ○議長(和田英幸君) 日程第22、議案第42号 令和3年度消防ポンプ自動車購入契約の締結についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) ただいま議題となりました議案第42号 令和3年度消防ポンプ自動車購入契約の締結について説明をいたします。 令和3年度に消防団へ配備する予定の消防ポンプ自動車の購入については、本年4月13日の指名競争入札により、購入金額2,206万4,820円で、長野消防設備株式会社上田支店長 星沢忠夫と4月13日付で仮契約を締結いたしました。 つきましては、地方自治法第96条第1項第8号の規定による議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(和田英幸君) これより質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 議案第42号については、原案可決と決するに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第23 委員長報告 △請願第2号 競輪場外車券売り場について経済産業省に許可をしないよう求める請願(福祉環境常任委員長) ○議長(和田英幸君) 日程第23、委員長報告。請願第2号 競輪場外車券売り場について経済産業省に許可をしないよう求める請願についてを議題といたします。 これより福祉環境常任委員長から審査結果の報告を求めます。 袖山福祉環境常任委員長。          〔福祉環境常任委員長 袖山廣雄君 登壇〕 ◆福祉環境常任委員長袖山廣雄君) 福祉環境常任委員長報告を申し上げます。 3月議会定例会において、継続審査の動議が可決となり、委員会での再審査となっていました請願第2号 競輪場外車券売り場について経済産業省に許可をしないよう求める請願の閉会中の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 閉会中は、2回の委員会を開催し、1回目の4月16日の委員会で、事務局がまとめたこれまでの経過について報告を受けました。 また、継続審査の動議の中で述べられた不明点や疑問点などについて、過去の議会答弁や新聞記事などから確認できる事項について報告を受けました。 1つ目として、進出企業(信州ちくま株式会社)の実態についてですが、履歴事項全部証明書によると、事業内容は、公営競技の施設設置運営、施設経営の調査研究、場外車券売り場の設置推進などであること。親会社は横浜市にある株式会社エスコートジャパンで、事業内容は不動産業、土木建築工事、日用雑貨の輸入販売、飲食店等の経営受託等様々な事業の請負及びコンサルタントで他県における場外車券売り場の設置主体となっているとの過去の議会答弁が報告されました。 2つ目として、関係地区への献金の内容ですが、企業側と関係地区とのやりとりの調査はしていないが、関係地区へ30万円ほどの環境整備貢献金や祭りの助成金があると報道で把握しているとの過去の議会答弁が報告されました。 3つ目として、市全体を対象にした説明会を求めたい点については、令和2年2月10日に担当課から信州ちくま株式会社へ文書で説明会の実施依頼をしたところ、許可要件である地元同意を得るための説明会を既に開催し、同意を得ていることから、これ以上の全市的な説明会は開催しないとの文書で回答があったことの議会答弁が報告されました。 4つ目として、どのように関係地区の同意を得たかについては、地元同意が必要な8区のうち6区が区の総会で賛成、残り2区のうち辻区は、平成29年の臨時総会で反対と決定も、平成30年に辻区役員が署名を集め、賛成が過半数となり、中区は平成29年の総会で反対と決定も平成31年2月の総会で賛成となったという新聞報道が報告されました。 5つ目の、地域の意思や競輪界の現状、市、県に与える影響などの調査をについてですが、地域の意思については、区の総会などの経過から賛否両論があるが、最終的に地元区は同意している一方で、市長選の前の信濃毎日新聞によると、全市的な世論調査では、場外車券場の計画に反対、またはどちらかといえば反対が65%であることの新聞記事が紹介されました。 また、競輪界の現状については、請願者から参考資料で、30年前に比べ、売上げは3分の1程度となっており、売上げの約4割はインターネットによるものであること、妙高市にある場外車券場の売上げは、2006年と比べると2019年は半分以下にまで減少していることなどが紹介されました。 市や県に与える影響として、県内初の公営ギャンブル券売場となり、他市町村での設置にも影響を与えることや、八幡地区に設置されることで棚田のブランドイメージを損なうおそれがあることの懸念などについて、過去の議会でのやりとりが紹介されました。 これらの報告を受け、今後どのように調査をするかを協議したところ、地元の区長さんや事業者を参考人としてお呼びし、本日報告されたことの確認や不明点などについて意見等をお聞きしたいとのことでまとまり、議長を通じ、次回の委員会への出席を要求いたしました。 その後、5月17日に、閉会中2回目となる委員会を開催しましたが、4名の参考人の方は、それぞれ諸事情により欠席されました。しかしながら、出席は任意であるため、欠席される場合には意見を求めたい事項について、文書で回答をお願いしておりましたところ、全員から文書で回答がございました。また、参考資料も多数提出いただきましたので、それを基に審査を行いました。 令和3年度の辻区区長の山崎様と令和3年度八幡地区区長会長の小林様からの回答では、区民や住民、PTAや学校からも意見は寄せられていないこと、区、区長会として施設設置に賛成の意向に変わりがないことが確認できました。 平成30年度の八幡地区区長会長であり、平成30年9月の施設の早期実現を求める請願の請願人でもある岡野様からは、関係8地区の同意書の写しや、総会の議事録、武水分神社の設置同意書、八幡小学校PTA・育成会からの意見書と意見書に基づく安全パトロールの実施要領(案)などの添付資料とともに、意見を求めたい事項について回答を提出いただきました。 それによると、施設設置の同意については、各区の総会で採決や報告をして了承を得ているようでありました。 また、施設設置に賛否両論あることについては、自治会に対する説明会で、地域の貢献や学童の安全パトロールの実施、地域との交流などが理解された一方で、ギャンブルは悪いという概念や来場者が歓迎されざる人という先入観から、子供が不良になるとの考えから反対があることも承知しているが、全国に300以上ある同様の施設において、そのような実例は発生していないとの意見でありました。 そのほか、令和元年10月10日には、経済産業省関東経済産業局から地元の区長の意見をお聞きしたいとのお話があり、早期実現の要望とともに、現状報告の会談を行っているとのことでありました。 事業者であります信州ちくま株式会社の川俣様からは、場外車券場設置の許可申請書を関東経済産業局長宛てに提出はしましたが、正式受理の文書が出ていないため、開業時期については許可が出てからの検討となり、現在のところは未定との回答でありました。 地元の同意については、各区の総会で了承された上で提出されたものと理解しているが、同意書の有効性について、経産省の見解は分からないとのことであります。また、施設設置の地元区との契約や合意文書については、あるけれども回答できないとのことでありました。 そのほか事業者の意見として、平成30年3月に千曲市議会議員有志16名で経済産業大臣宛てに早期実現の要望書を提出し、さらに平成30年9月には、場外車券発売場施設の早期実現を求める請願が議会で採択され、経済産業大臣宛てに意見書を提出していることと、今回の一部市民による反対を取り上げた請願への対応について、経産省や施設の計画に同意している市民には、どのように説明されるのかとの記述がございました。 これらの審査材料を基に、委員会で意見を交わし、その後、討論で、地元の賛成はあるものの、報道による世論調査で43%が明確に反対としていることから請願の採択に賛成との討論と、施設設置に同意している地元区長や区民の意思を尊重したい、PTAや育成会からの要望に対しても、パトロールを行うなどの対策を考えて対応されている、事業者にコンプライアンスなどの確認をしたかったが、回答文書からは責任を持って対応されていることが確認できた、平成30年3月に様々な調査を行った上で、早期実現の要望書に署名もしているため責任を持つなど、請願の採択に反対との討論があり、請願の採択について採決をした結果、賛成少数となり、請願第2号については不採択と決定いたしました。 以上、本委員会で継続審査となっていました議案の審査の経過と結果について御報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げ、委員長報告を終わります。 ○議長(和田英幸君) 以上で、委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を行います。御質疑はありませんか。          (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 進行の声がありますので、以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。 14番、前田きみ子議員。          〔14番 前田きみ子君 登壇〕 ◆14番(前田きみ子君) 議席番号14番、前田きみ子です。私は、日本共産党千曲市議団を代表して、ただいま上程されています請願第2号 競輪場外車券売り場について経済産業省に許可をしないよう求める請願に、賛成の立場から討論いたします。 経済産業省の示した表によりますと、競輪の売上げは、1991年には1兆9,000億円ですが、2016年には6,300億円で、25年間で32.5%、3分の1に売上げが落ち込んでいます。インターネットによる購買比率は、1991年には4.8%でしたが、2019年には38.1%となっております。売上げの大きな減少とネットでの購入率上昇は、場外車券売り場がもはや必要でないことを意味します。現に、習志野などで閉鎖の売り場が出てきています。 計画のある八幡地区には、国の名勝、重要文化的景観に指定されています姨捨棚田があり、自然環境に恵まれた場所です。そして、昨年6月には、姨捨棚田を中心に、周辺が日本遺産に認定されました。名湯戸倉上山田温泉と日本遺産を結ぶこの地に、ギャンブル場は似合いません。 長野県には、競技場も券を売る発券売り場も一つもありません。県内に幾つもあった計画を、先人たちは、設置を断念させ、受入れてこなかったのです。 しかし、一旦許可されてしまうと、競輪のみではなく、競馬も競艇もオートレースの券も売ることができます。県下最初の千曲市が、一大ギャンブル場になってしまいかねません。計画のある場所は通学路になっています。高校生も自転車通学をしている主要な道路です。計画がある信州ちくま株式会社さんが住民説明会をしてくだされば、通学路の安全、警備員の配置などお聞きできますが、以前のサテライトちくまさん同様、連絡がとれません。 信毎のアンケートによれば、市民の65%が反対、または、どちらかといえば反対となっております。八幡地区の区長さんだった方が「競輪でなくても、どんな企業でも、来てくれれば地域活性化になるんだ」と話しておられました。進出企業さんは、地元八幡地区から優先的に雇用をする。ミッドナイト競輪、つまりナイターについても、15時から20時までも行うと言っております。3交代制で男性60人から90人、女性3交代制で30人から40人、合計100人規模の雇用をするとなっています。 しかし、妙高競輪でも前橋競輪でも、本社採用がほとんどと聞いております。また、子供はギャンブルには関心がないから影響はない、ギャンブル依存症は大都会に多く、地方では他人の目があるから依存症は少ないと進出予定業者は説明しています。しかし、依存症の方は、何%かの確率で必ずいらっしゃいます。ギャンブル場をつくらないのが一番の依存症対策です。 そして、もう一つの八幡地区への企業があります。八幡東産業団地は、地域産業の振興と市民生活の向上に寄与することを目的として、長野県から農地転用許可、開発許可を受け、9.6ヘクタールの敷地に国内最大級の企業が進出し、本年4月から造成工事が始まっています。 千曲市は、東のあんずの観光と、西の日本遺産と、今後、コロナが明けたら新しいにぎわいを持つでしょう。文字どおり、地域の皆さんが望む地域の活性化が期待できます。 競輪で負けた分は事業者によって吸い上げられます。本来、この地域で消費され、循環したであろうお金が吸い上げられてほかに行く。今いかに地域経済を活性化させるか、いかにこの地にお金を落としてもらうかと、一生懸命取り組んでいるときに、真逆の結果になるのではないでしょうか。 家庭を壊し、小さな子供まで犠牲になるギャンブル場は要りません。議員の皆さんお一人お一人の千曲市に対する思いは、本日の賛否に生かしてください。自然と歴史文化に恵まれたこの地の活性化を共に考えていきませんか。 以上、賛成討論といたします。 ○議長(和田英幸君) 続いて、16番、小玉新市議員。          〔16番 小玉新市君 登壇〕 ◆16番(小玉新市君) 議席番号16番、小玉新市であります。 ただいま上程されております請願第2号 競輪場外車券売り場について経済産業省に許可をしないよう求める請願につきまして、賛成討論をさせていただきます。 この件につきましては、平成30年当初、八幡地区の区長さんたちが、場外車券売り場の設置を進めているというお話がありました。私は、当初は地元の区長さんたちが進めているのであれば、「頑張ってください」という気持ちでありました。 その当時、ある議員から、関係区長さんたちが進めているので署名してほしいという話がありましたので署名させていただきました。 その書類は、その後、私も他の議員も見たことがありませんでしたが、今回、提出資料として添付され、経済産業省に要望書として提出されたとしていますが、いつ、誰が、どのように提出されたのか分かりませんし、代表者名も捺印もありませんでした。 平成30年9月定例会に、場外車券売り場設置の早期実現を求める意見書に関する請願が、八幡地区正副区長さんより提出されました。 その内容は、場外車券売り場の設置の実現は、関係区の7区の同意を得ており、残りの1区は反対していますが、調整しており、許可の条件はそろったと考えますので、経済産業大臣に場外車券売り場施設の設置許可申請書を受理し、早期に許可する意見書を提出してほしいという内容でありました。 本来であれば、議会が判断する案件ではなく、その実態もよく分からないため調査研究をしたいと継続審査を求めましたが、賛成少数で否決され、採択されました。 しかし、この時点で、経済産業省に営業する企業から設置許可申請書は提出されておりませんでした。出されていない申請書を千曲市議会議長名で意見書を提出してしまったのです。どうして提出されていない申請書を受理してもらうようお願いができるのでしょうか。何のために意見書を提出したのか分かりませんでした。このような苦い経験がありましたので、今回、継続審査をお願いしたものであります。 福祉環境常任委員会では、関係者をお呼びして調査するという方向は、私は正しかったと思いますが、出席いただけず、文章で回答書が提出されました。詳細な経過と今後の対応を説明していただける本当によいチャンスだと思いましたけれども、なぜ出席できなかったのか、あるいは日時を変更するか、あるいは、またこちらから出向いてでもお聞きしたかったのですが残念でなりません。 頂いた文章から判断いたしますと、まず、各区の総会で採決はどのように行われたのかについては、平成29年2月に事業者より説明会があり、その後、設置事業者が各区に伺い、役員会、区総会に出席し、事業説明を丁寧に行い、理解を得、役員会で協議、厳格に精査、賛成多数決議して、その時点で同意書に捺印と説明されています。 平成30年の請願の説明でも、三役中心に各地区で説明会を開き、最終的には区民の方が賛成ということで、私ども役員に付託するということで決定したと説明しておられました。 辻区の総会資料でも、区内を回り、賛成の署名が過半数集まったという報告がなされておりました。北堀区の区長さんは、役員等の賛成を得て、同意の運びとなりましたと報告書に記されています。各区は総会で採決されたのでしょうか。 経済産業省課長補佐宛てに提出した要望書の中に、平成29年2月頃に、各地区を回って説明された方の個人名が記載されています。説明された方は、場外車券場を運営する信州ちくま株式会社の役員に記載されておりません。また、信州ちくま株式会社さんは、平成29年10月に設立されていますので、まだ企業がない状態で内容等を説明されています。 関係区が提出された同意書は、信州ちくま株式会社様宛となっており、説明された方とこの企業とは関係がないことになるのではないでしょうか。 今回の案件は、地元の一部の区長さんたちが前面に出て、信州ちくま株式会社様の実態がよく分かりません。 平成30年の請願のときも、市の担当部署が市民全体を対象にした説明にも応じていただけず、今回の請願のときも出席していただけませんでした。PTAや育成会の意見書で、パトロールも、車両の提供はあるものの区長経験者が行うとしています。信州ちくま株式会社様の意見書の中に、署名や請願可決を重要視していただくのは本当にありがたいことですが、できれば出席していただき、より詳しく説明していただきたかったと思います。 この施設ができることによって、関係地区の皆さんは、年間30万円位が各区に入ると言われています。また、お祭りなどにも多額の寄附金を予定しているとも聞いております。しかし、千曲市民にとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか。かえって千曲市のイメージが低下してしまうのではないでしょうか。千曲市が持っている市民憲章に合っているのでしょうか。 川西地区は、歴史的風致維持向上計画、これを基に、歴史文化を継承し、まちづくりを進めています。平成22年には、姨捨棚田が国の重要文化的景観に、26年には、稲荷山が国の重要伝統的建造物保存地区に認定され、今、松田館を新たに博物館として再建し、そして昨年、日本遺産に指定され、地域の方々と行政とで推進しているところでもあります。 しかし、今回、川西地区にギャンブル場が設置されようとしております。長野県には、こうしたギャンブル施設はありません。幾つか今まで浮上しましたが、地元の方々の意見で設置されませんでした。 しかし、もし千曲市に設置されれば、長野県で初のギャンブル施設となり、県民の今まで培ってきた、世代から世代へ受け継ぐレガシーとしての、「長野県にはギャンブル施設がない」が千曲市から失われるかもしれません。「パチンコだってギャンブルだ、どこが違うのか」という意見もあります。ただ、パチンコはあくまでも遊戯です。 例えば、ゲームセンターのUFOキャッチャーで高級なぬいぐるみをゲットしたとします。それをインターネットで売ったらもうかったと同じようなことなんです。ギャンブルは数分の間で当たり外れが発生し、現金のやり取りが行われます。 私も今まで多くの議案に対して表決をしてきました。その判断の基準となるのが、3年、5年、そして10年先、これを可決すれば、否決すれば、千曲市はどうなるだろうか。そして、市民に対して判断したことをちゃんと説明できるかどうかということです。この施設は、今後、千曲市にとって、長野県にとって、必要でしょうか。市民にしっかり説明できるでしょうか。そして、未来ある子供たちに、将来必要だと言えるでしょうか。 平成30年の請願の可決は、賛成多数で千曲市議会の意見で、個人の意見は表示されませんでした。しかし、今回の請願は個人が表示されます。一人一人の判断が市民に県民に表示されるのです。そして、その賛否を議員一人一人が説明しなければなりません。 千曲市は、各地区から成り立っています。関係ある地区も千曲市も、共によくなっていくのなら、私は賛同をいたします。今回の施設は千曲市も長野県も本当によくなるのでしょうか。進出してくる企業がよく分からないまま設置することにも、私は不安を感じます。 今回は、請願者の言うように、一旦取り下げていただき、新たな道を考えるべきではないかと思います。議員の皆様の御賛同をいただきますようお願いを申し上げまして、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(和田英幸君) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論はありますか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) ないようですので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 なお、採決は、電子採決システムによる採決をいたします。 請願第2号について、福祉環境常任委員長報告は不採択でありますが、ここでは、原案を採択することについて採決いたします。 お諮りいたします。 請願第2号 競輪場外車券売り場について経済産業省に許可をしないよう求める請願について、採択と決するに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンをそれぞれ押してください。          (賛成・反対ボタンにより表決) ○議長(和田英幸君) 押し忘れはございませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。 賛成少数、よって、請願第2号 競輪場外車券売り場について経済産業省に許可をしないよう求める請願については、不採択と決しました。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。お疲れさまでした。                            午前11時31分 散会---------------------------------------...