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12月11日-04号

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  1. 千曲市議会 2019-12-11
    12月11日-04号


    取得元: 千曲市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-07
    令和 1年 12月 定例会(第4回)---------------------------------------           令和元年12月11日(水曜日)---------------------------------------● 議事日程(第4号)  令和元年12月11日(水曜日)              午前10時 開議 第1 一般質問(個人) 第2 議案第74号 監査委員の選任について 第3 議案審議    議案第63号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について    議案第64号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について    議案第65号 千曲市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第66号 令和元年度千曲市一般会計補正予算(第5号)の議定について    議案第67号 令和元年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定について    議案第68号 令和元年度千曲市下水道事業会計補正予算(第1号)の議定について    議案第69号 千曲市健康プラザ指定管理者の指定について    議案第70号 芝原農産物加工所指定管理者の指定について    議案第71号 更埴体育館外5施設の指定管理者の指定について    議案第75号 千曲市一般職の職員の給与に関する条例及び千曲市一般職任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第76号 千曲市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第77号 令和元年度千曲市一般会計補正予算(第6号)の議定について    議案第78号 令和元年度千曲市下水道事業会計補正予算(第2号)の議定について    請願等の受理について---------------------------------------● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり---------------------------------------● 出席議員(21名)   1番   金井文彦君       12番   中村了治君   2番   北川原 晃君      13番   小山嘉一君   3番   滝沢清人君       14番   林 愛一郎君   4番   齋藤正徳君       15番   宮入高雄君   5番   飯島 孝君       16番   和田英幸君   6番   中村眞一君       17番   宮坂重道君   7番   倉島さやか君      18番   和田重昭君   8番   前田きみ子君      20番   原 利夫君   9番   大澤洋子君       21番   小玉新市君  10番   袖山廣雄君       22番   荻原光太郎君  11番   柳澤眞由美---------------------------------------● 欠席議員(1名)  19番   中村直行君---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名   市長        岡田昭雄君   次世代支援部長   坂田 博君   副市長       内田雅啓君   経済部長      齊藤清行君   総務部長      大内保彦君   建設部長      小根澤英児君   企画政策部長    竹内 司君   教育長       赤地憲一君   市民環境部長    夏目 勤君   監査委員      飯島仁一君   健康福祉部長    荒川愛子君   教育部長      滝沢裕一君---------------------------------------● 事務局出席者氏名   議会事務局長    堀内 登君   議会事務局次長   坂井道夫君   議事係長兼調査係長 田中幸夫君   書記        佐藤太一君---------------------------------------午前10時 開議 ○議長(荻原光太郎君) おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。 会議に入る前に、議員の欠席等について、事務局長をして報告いたさせます。 堀内議会事務局長。 ◎議会事務局長(堀内登君) 御報告いたします。 19番、中村直行議員は、所用のため欠席するとの届け出がございました。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(荻原光太郎君) 日程第1、一般質問を行います。 通告に基づき、順次発言を許します。 17番、宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) 17番、宮坂重道でございます。 通告に従いまして、御質問申し上げますので、よろしく丁重なご返答をお願いしたいと思います。 まず、最初に、今回の台風19号の浸水被害を受けられ、大変な思いをされました被災地の皆様方には、まことに心よりお見舞い申し上げるわけでございます。 地震もない、台風も避けて通る、天災のない豊かな郷土、千曲市の神話はまさかの台風の通過により、もろくもついえ去りました。先人の、幾度にもわたる水害対策は、多くの犠牲を払いながら、その経験から、改良された治水対策を、初めて経験したとはいえ、めったな思いつきで改めることは、後に大災害につながるのではないかと思うわけであります。 100年や200年前の災害とはいえ、地球規模で見れば昨日のことと思うべきであり、どこで切れるかわからない予想困難な破堤を避けるために、先人が多くの経験から編み出した霞堤工法なども、堤防にかかる水圧を緩め、どこで切れるか予想困難なわけであります。それも対策として苦肉の策で編み出された方策であり、軽んじる施策ではないと思います。 「水は自分の道を知っている」先人たちの言い伝えでもあるが、自由に流れ下っていた急流を、人工的に堤防を築き、流れを封じ込めたかに見えても、やはり自然のほうが1枚上、対岸から足もとまで生き物のように猛り狂って流れ下る濁流を目にすれば、人間のなすことの小ささに無力を感じます。 昭和40年までは、戦争で荒廃した上流の治山対策も効果が追いつかず、6月の梅雨から10月の台風シーズンが終わるまでは、消防団の仕事には火災出動に加え、古い平和橋の増水時の橋板の撤去は年中行事だったわけであります。 番線の手すりも外され濁流の中、揺れ動く橋桁の上を滴り落ちる長い橋板を担いで何往復もし、全部撤去を終了したと同時に、橋桁は橋脚から外れ、流れ去るあわやの経験も何度かあったわけでありますが、若さと上からの命令で、違和感もなくスリルを楽しむぐらい余裕はあったわけであります。 ただ、その状況を見きわめる地元の古老の判断には、敬服もし、揺れる橋の最先端で橋板を剥がしては団員の肩へ載せてくれるその度胸のよさは、長年の経験がなせることで、何回もの出動にも事故も犠牲者も一人もありませんでした。 先人の長い間の経験から考案された霞堤工法も、堤防にかかる水圧を一時的に減圧し、堤防を破堤から守るための手法であり、しばらく災害がないことから、安易に埋め立て、遊水池の保水量を低下させたことが、このたびの浸水被害の増大の一つにつながりはしないか。 同時に長い時間と巨額な費用をかけて、なお未完成の東林坊川は、新田用水の余水捌けを兼ねたショートカットは、逆に千曲川の水を逆流させ、新田用水と尾米川に呼び込み氾濫させています。 水害の跡の河川敷を見ると、河川敷への樹木の植栽は禁じられているにもかかわらず、大木はおろか小藪にまで流失を免れた木々には流木が引つかかったり、ビニールシートや枯れた葦が相当な水の抵抗を物語っています。 国は最大の被害を出した長野市や須坂市に耕作地をコンクリートで囲んだ遊水池を模索しているようだが、かつて浅川ダムを反対していた2代前の長野県知事も同じようなことを提唱し、賛成は得られなかったわけでありました。 トップが変われば、同じ工法が、また立案され、机上で考案されたものと、長い経験から生まれたものとのギャップは感じられる。ついに気象災害被害で世界一にランクされた日本は、このたびのような惨事が、地球の温暖化に伴い、毎年繰り返される懸念もあり、短期の応急処置に迷わず、今度、いつ来るともしれない災害に対し、長期に安心できる対策をとらなければならないと思います。 長期に安心できる対策を望みます。 ここで、霞堤にかかわる遊水池はどこまでが国の管理か。まず、これをお伺いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 霞堤のどこまでが国のものかという御質問でございます。 霞堤に関しましては、東林坊川下流の一部、そして堤防本体が国有地となっております。それ以外は、道路・水路等を除きまして、全て個人所有地となっております。 ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) 今の部長の答弁ですが、かつては中区の霞堤の内部、これは遊水池として無税地であったというふうに聞いておりますが、今もそのまま無税地なものか、または課税されているものか。これはどんなふうになっているのかを伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 現状でございますが、これは個人名義の土地となっております。よって、課税されているものと解釈しております。 ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) そうしますと、霞堤は、ただ名目だけであって、本当に一般の被害に遭われた皆さんから見れば、霞堤がつながっていて、水が入ってこなければよかったというようなふうに考えられるわけですが、それでなくして霞堤の一番の目的は、どこで破れるかわからない堤防の破堤を防ぐための水圧を一時抜くための手法だったわけでありますので、いつかの時点から、これが個人所有の、個人の固定資産税がかかっているということに、ちょっと、いつの時分からなったものかは理解できないんですが、そこのところはおわかりですか。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 霞堤でございますが、昔は信玄堤とも呼ばれておりました。要はどういうことかというと、武田信玄の考案した考え方。議員さんが今おっしゃいましたように、水圧を下げて、そこでいっとき水をためることによって、下流へ一気に水が流れ出ないという、堤防を守るんだという工法の一つでございます。 当時からもそうなんですが、大水等のときの一時使用的な遊水池という位置づけになりますので、当時としては、普段、例年水のない大雨のないときは、農耕地として利用されていたものと推測いたします。逆に水が来ることによって上流の養分も入ると。昔、今とは違いまして、当時は肥料もなかった時代、逆にそれがあることによって、作物も豊富にできる優良農地であったというふうに認識しております。それが時代とともに、今度、個人の財産権というものがしっかり確立してきた中で、現状のような状況になったものと推測しております。 ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) 何か、霞堤の一番の目的と維持されている現状を見ると、どうも整合性が感じられないわけで、そうなればもうあの霞堤の遊水池の中は今見ても太陽光の発電所ができたり、ゴルフ練習場や採石工場ができているということで、水のたまる余地がない。そこ東林坊川を三面コンクリートで、なぜかあの工事は、大体河川敷の工事は下流からやるのが普通だと思っていたら、上流から何年もかけて、今、また工事が再開されて、ようやく千曲川の水とドッキングするぐらいにはなっておりますけれども、この、わざわざ水を呼び込んでいたと今回の場合には推測されます。何年も浚渫もされていない川の中にはガマやら野草が生え茂っておりまして、これが全部上流へ向かってなぎ倒されているのを見れば、一目瞭然、あれ以外に水の入ってきたところが見当たらないというようなことで、これでよかったのかなと。今まで長いこと災害がなかったことがなれてしまって、なし崩しにやったんだろうなというふうに思うわけでございますけれども、こういうことが行われて、もし応急処置をやった場合に、それでは堤防はどこで切れてもおかしくないというのは昔から言われております。それの破堤を避けるための手法だということを、もう一度、専門家の立場で、よく考えてみていただきたいと思うわけでございますが、続いて、その遊水池の埋め立ては、誰がどんな権限で許可したものかを伺いたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 堤内地の遊水池とされている箇所でございますが、県等の確認審査機関、こちらのほうへ建築確認申請の手続を行うことで、住宅、工場等の建築、また、埋め立て等が認められるという形になっております。
    ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) 何か釈然としないところもありますけれども、責任のなすり合いみたいなことでは、被害に遭われた方に対しては失礼でもありますが、再びかような大災害が起きないという保証は絶対にありませんし、あり得るということも、これは過ぎてみなければわからないわけでございますけれども、びっくりしたことには、けさの信毎ですが、千曲川霞堤を閉鎖ということが大きい見出しで出ておりますけれども、これは市長のお考えか、または建設部長のお考えか、そこのところがどうも市長がこれを声を大にして言うわけないと、けさびっくりしたわけでありますが、会派の皆さんも、これは大問題じゃないかと言っておりますが、市長のお考えが正しいのか、建設部長のお考えが正しいのか、そこを、まずお伺いをしたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) きのう、おとといと一般質問の中でも申し上げてきたんですが、今回220ヘクタール冠水した原因というのは、やはり霞堤からの逆流なんですよね。それはわかっております。 あれが、今後もなったとしたらですね、この220ヘクタールを、常に市街地の真ん中を浸水するというふうに想定していかなきゃいけないんです。これはとってもじゃないんですけれど、今、被災した方々にそんなこと言えませんよね。その中では、今ある原因を、まず取り除く必要があるかなと思っています。 そして、霞堤の中と、遊水池部分は残しておいてもいいと思うんですよ。それを避けてこちらのほうに市街地に水が漏れないような構造にしなくちゃいけないと思っています。 それは、霞堤は国の管理でやっています。ですから、それはそれでいいんでしょうけれども、だとしたら、水全体を治めるときに、市街地に流れないような、そういった工夫をしておかないと、千曲市は常に5メートル超えたら、水がもう市街地に流れ込んでしまうという状態を放っておくわけにはいかないんですよ。これは市長としてできません。ですから、私からすれば、まず、市民の生活と財産を守るためにも、とりあえず千曲川の堤防が完成ということではないとか、川の中を掘るとかということは別の話なんです。それは、当然やってもらわなくては困りますけれど、今、一番原因となっております霞堤からの逆流を防がないと、その手当てというのは、今すぐにできるんです。そうしないと、これから来年からは非常に難しいと思ってますんで、それを、しっかり進めていかなきゃいけないということで、それは建設部長の話ではなくて私の判断です。 ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) 市長も今、自信を持っての答弁ですけれども、これは、市民もみんながこの記事を見て、理解されるのかなと、ちょっと不安も感じるわけでございますけれども、この霞堤と遊水池は一体のものでなければ全然意味ないです。中に入ってきた水を遊水池としてためておく場所がない、それを小さな河川をつくって一時預かるなんていうのは、相当な運河みたいなもんつくらなければ水はためられないというふうに思うんです。それだもんで、一応市長の答弁お聞きしましたので、これはこれでよしとして……。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 誤解があるといけないんで申し上げておきますが、遊水池は残しておくんですよ。遊水池は残して、その外周に市街地に水が流れない構造のものを入れたいということなんですね。それは河川管理者と協議してやらなきゃいけないんでしょうけれども、地元市長とすれば、市街地に水が流れ込むようなことの、まず原因をきちんと取り払うことが必要かなということで御説明したんですが、遊水池は残っているはずなんです。遊水池は遊水池で、それはそれで確保しておきながら、その外周を市街地に水が入ってこない構造にするということなんです。そういうことですので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) あの、私も遊水池という以上、ある程度池でなければ水がたまるわけないんです。台地の畑では水はたまりませんからね。そうすると、中区の平和橋の右側、今の発電所をはじめ、遊水池と名前だけは言われておった地域は、周りを高いコンクリートで囲んで、その中で一時貯留するとか、何かそのようなお考えがあってのことなんだろうなというふうに推測はしておったわけでございますけれども、この霞堤をやたらといびるということは本当に、上山田と戸倉の側に、堤防に水圧がかかるかもわからないなと、上徳間あたりで破れるかもわからない、そういうことはかつてはあったことなんで、それに対して、霞堤を閉じるということは、ちょっと慎重にお願いしたいと思います。 答弁は結構です。 2番目といたしまして、障害物が一掃された河川敷は、子供の遊び場にしてはどうかと、こういうことなんですが、長い間の念願だった千曲川の河川敷も、このたびの大水害に伴い、立木やアシやぶは一掃されました。この際、平時には子供が安心して自由に遊べる河原を自然公園にしてはどうかと、いろいろな手を加え小さい細工をして水の流れを妨害するよりも、普段はもう水のために素直に流れてくださいと、そして千曲市内の千曲川にかかる永久橋も、冠着橋を最後に、全て永久橋にかけかえられましたが、橋7つでダム一つに匹敵する水の抵抗が生まれると言われております。堤防に至っては、いまだ旧来のまま、国土交通省が河川敷に立木や建造物の設置を許可しない理由は、今度の水害でよく理解されましたが、これがなかなか個人的にはいろいろ立木を植栽しておりまして、これを機会に河川敷内に残った柳なども全て伐採し、市民総出のアレチウリの駆除や、しつこく残ったアシ原の火入れも、毎年効果的に実施して、水害のないときは、遠くまで見渡せる自然公園にし、ニセアカシアの伐採では、養蜂業者がハチ蜜の蜜源の維持とか、また小鳥の営巣地名目のアシ原の保全など、いろいろな伐採反対がありますと、思うに任せなかったわけでありますが、異常出水のため一掃された河川敷、今後の維持管理も容易になり、出水の際の水の抵抗も軽減され、子供たちがどこにいても目が届く、安全な遊び場となることが期待されます。 いざ、そのとき水の通り道であることを常に意識して、水害のないときは子供たちに全面開放し、魚釣り、水遊び、家庭でのキャンプ、いかだ下りなど、安全な自然の中での遊び場を提供し、千曲市ならではの思い出残る遊び場を提供してはどうか。 山は危険、川は危ないの規制ばかりでは都会の子供と変わりなく、人為的につくられた都会のイベントランドだけでなく、自然に近づけられる絶好の資源を生かし、みずから学ばせ、使えない知識を詰め込んだもやしっ子では、都会へ出ても、ふるさとへの郷愁さえも乏しく、飲み込まれるのも無理はないなと思うわけであります。 市長の御所見を伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 今、議員さんのご質問、砂礫河原化して子供が安心して遊べる場所にしたらどうかという御提案でございます。 市を縦断する千曲川自体自然そのものと考えております。また四季の移ろいとあわせ独自の情景を生み出す豊かな自然、この存在が千曲川、逆の言い方をすればそう言ってもいいのかなと思っております。そのため平成5年8月には、平和橋南側の左岸側に散策路、芝生広場、そして親水池が整備されまして、自然の仕組み、貴重な動植物の生息を感じながら、魚のつかみ取りや放流などの自然体験ができる、子供が川に親しむ場所として親水公園「水辺の楽校」が設置されました。議員さん御指摘のように、千曲川ならではの思い出の遊び場として、また、子供たちの水辺に親しむ場所として河川敷を活用する、これは歴史の学習、環境面における情操教育などからも、非常に意義のあることと承知しております。しかしながら今回、この台風災害によりまして、この施設は原形をとどめない無残な状況となりました。川の渇水時期等見据えながら国と連携して、できる限り速やかに再整備を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) ただいまの答弁ですが、非常に事務的にはやっておりますよという結果が見えているかに見えますけれども、仏つくって魂入れずではないですけれども、マムシに注意とか、イノシシが出没、鹿が跳梁する、こんなような河原で子供たちに安心して行ってらっしゃいというわけにいかないんです。それで、例えば間違って川へ流れても、今のアシやぶ、それからアカシアのジャングル、そこへアレチウリが絡んで幽霊船のような姿を見せている、このような状況のときに、子供に遊びに行ってこいなんて言うことはちょっと、子供さんを持っておられる親御さんは、言えないんじゃないかと思う。今、チャンスなどと言っては、まことに被災者に対しても失礼ですけれども、千曲川河川敷に残っている木は数えるほどしかないわけで、そこにもうあきれるほど流木やらアシの枯れたものとかが絡んでおりますので、またビニール、ブルーシートこれらはみんな全て千曲川の堤防に大きな負荷をかけておったことは歴然とするわけでございますので、今これをちょっと手を加えることによって残っている柳なども一掃できる、遠くまで見渡せる、そうしますともし間違って川に流れてもこれは発見をすぐできるわけです。今までの千曲川の様相ではとても考えの及ばない、それでスポット的に野球場とか、マレットゴルフ場、水辺の楽校などというようなことをやっておりましても、それは単なる点だけのことでありまして、千曲川全体を子供の遊び場にする絶対にいいチャンスではないかと私は思うんですが、いかがですか。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 今、議員さんから御提案いただきました御意見でございますが、一つの管理された自然という認識なのかなと私はちょっと今感じました。純粋な自然というのは、議員さんの今おっしゃりましたような危険な場所もあるというのが自然かと私は認識しております。ですから、学習の中でこういう場所は危ない場所もある、危険なところもあるというのを学習して子供たちには理解していただきたいというのが一点と、それとまた在来種といいますか、固有種というこの辺にしか存在しない鳥たち、植物もございます。この千曲市には、こういう虫こういう鳥が、関東地方にはないこういうものもいるんだというのも学習していただければありがたいのかなというふうに感じているところでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) おっしゃることはわからないではないですけれども、今、非常にいいチャンスだから、いかがかということを質問しているんですが、これをまた以前のように何年かたって雑草やら雑木が繁茂してしまうと、これをきれいに伐採するなんてことは夢物語でしかなくなるわけで、このところをやっていただくことによって、人為的にやった水辺の楽校に限らず、または流れを変えるために川の中へ自然石の堰堤を出したりといろいろな手法を試みてはおられるようですが、そのときそのときに水の気分で流れは好きなように変わります。みんな土砂の下に潜ってしまって、何にも意味がなくなり、川の流れにしても魚釣りできるはずだった水辺の楽校の流れがずっと沖のほうへ寄ってしまうということ、これ今までできてからしょっちゅう繰り返されているわけです。そういう人為的な工作、小細工はこれからはちょっと価値がなくなるんじゃないかと思うんです。もう水没してしまった水流を変えるための堰堤なども稲荷山の橋の下にもありました。これはもう完全に土砂の下に埋まっていて水は完全に関係のないところを流れておる。また、白鳥園のすぐ下の外水、河原を見ますと、そこにまた以前の自然石の堰堤が出てきているんですよね。こんなようなのは自然を相手にやたらと、そんなことを言っては失礼かもしれないけれど、思いつきみたいな小細工をやっても、これはいわゆる経費の無駄遣いでしかないなというふうに今思われるわけなんですよ。やるからにはもう少し長く維持できるような、価値のある施策を考えていただくべきであり、もう山も川も危険だから行くなと言われて、家の中でゲーム遊びをやったり、児童館の体育館の中で面積が足りないぐらい狭くなっている中で、時間を守ってやっているかに見えますが、こんなことは東京でもやっているじゃないですか。東京と何ら変わりないようなことを、いわゆる田舎でやっても、子供たちにすればノスタルジアと言いますか、英語では。郷愁なんてものは心の中には残らないんじゃないかと思うんですよね。それで、東京に行ったきり帰ってこない帰ってこないって、帰ってくるわけないですよね。東京のほうが便利だし、いろいろ生活の仕方では物価は安かろうし。今、声を聞こうと思えば携帯で幾らもふるさとへはつながる、それで済まされているのでは、これから先に千曲市はどんどんと一方通行になるのではないかというような考えから、ここで少し方向を変えてやらなければ、これは子供の責任ではない、大人がそれをしむけてくれなければいけない、今の子供たちだってやっぱり…… ○議長(荻原光太郎君) 宮坂議員に申し上げます。早く質問に入ってください。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) 冒険心とかは非常に個々には持っているんですね。その証拠にかつて戸倉小学校のPTAの参観日、午後から父兄がみんな学校に行ってしまう、その間に解放された子供たちは、五里ヶ峰へ上がってそれで帰れなくなって騒ぎになりましたけれど、そういうようなことを子供たちは願っているんですよね。目を離せばいろいろと好きなことをやる。危ないからやめろなんていうことは大人の感覚なんです。子供たちはその危険の中からちゃんと自分たちなりに、生きる術を考えて生きているんだと思うわけで、それに大人とすればある程度手を加えてやった、そんな観点から千曲川の河川敷は子供に開放してはどうかと、そういうことなんですが、市長いかがですか。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 宮坂議員の子供たちを思う気持ち、そしてその自然豊かな千曲川を、私ども市の真ん中にある川ですから、歴代ずっと歴史的に川に親しんできた、そういった地域でありますので、一方では千曲川の氾濫によって、稲作文化が発展した地域でもあります。そういった中では、極めて今回災害は、残念だったわけでありますが、先ほど宮坂議員がおっしゃるように今、基本的に災害復旧をしなければなりません。基本的には、今まであったものを復活するということは原則になります。そしてもう一つは、やはり議員がおっしゃるように、千曲川全体の流れは変わってまいりました。これは最終的には、どこにどういったものをつくればいいのか、復旧するにも同じ場所に復旧できるかどうかもちょっとこれは全体の設計してみないとわからないと思うんですね。流れも変わってきますから。そういったところ、あるいは農業用水路の取り入れ口は、水が来なくなったところもあります。そこはちゃんと河道を引かないといけないですね。そういったさまざまなことがありますので、川全体を見ながら今までの利用してきた河川敷の中の利用してきたマレットゴルフ場など、たくさんありますけれども、そういったものは基本的に復旧していくという前提に立ちまして、どこにどうやるのか、子供たちが楽しめるようにするのか、どうするのかというのは、復旧と改良を含めてやっていかないといけないなと思っていますので、これを総体的に計画の中でしっかりと復旧改良しながら、次の世代に引き継ぐというふうにしていきたいなと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 宮坂重道議員。          〔17番 宮坂重道君 質問席〕 ◆17番(宮坂重道君) 市長の答弁、理解はできました。後に、禍根を残さないような方法で、まず復旧、それに今まで手入れのおくれていた堤防のかさ上げですとか、そういうようなことも迅速にスピード感を持ってやっていただかなければ、また来年同じような状況になるおそれもあるし、ないかもわからない、そういうような不安な状況で市民がいたでは、これはまずい、そんなことから質問させていただきましたが、以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(荻原光太郎君) ここで、15分間休憩とします。                            午前10時41分 休憩---------------------------------------午前11時 開議 ○議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 続いて、7番、倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) 議席番号7番、千曲政経会、倉島さやかでございます。まずはじめに、このたび台風19号で被災されました全ての皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。 また、被災地支援活動に取り組まれている方々、市民の日常を取り戻すため、そして守るための活動をされている志の高い市職員の姿に、感謝と敬意を表させていただきます。 昨日も答弁にありましたが、同じ被害を二度と繰り返さないということを心から願います。台風19号被災後、避難所や床上浸水をされたお宅を毎日回っておりました。何人もの涙を流している方を見てきました。今でもつらい記憶が、光景が脳裏に浮かびます。今まで私たちが経験したことのない甚大な被害が起き、今後の防災対策を考え直さなければならない大きな転機となる災害でした。 今回の災害は、もともとの想定リスクが最近の異常気象に対応できていませんでした。来年の気象変動に対応していくことが重要です。国立環境研究所地球環境研究センターの発表では、太平洋深海の海水温が1度上がるだけで、台風の威力は強くなる。7~12年後には、今回の倍の威力のある台風が来ると想定されています。そのためにも、早期対策を実施しなくてはなりません。また、次の世代を見据えた環境対策も重要となってきます。 それでは質問に入ります。小項目(1)雨宮、土口、生萱付近での堤防越水による被災後の対応についてです。沢山川の堤防越水、漏水などを受け、11月8日に千曲建設事務所より沢山川期成同盟会へ今後の対応について、説明会がありました。そのときの質疑応答では、堤防かさ上げの要望がありましたが、千曲建設事務所答弁では、「かさ上げは考えていない。かさ上げしてもほかで越水する可能性もある」とのことでした。 沢山川期成同盟会では、市長が会長となり毎年かさ上げや掘削、漏水対策などの陳情活動をしています。今回の答弁を受け、今後はどのように対応していく予定なのでしょうか。そして、かさ上げ以外の対応策はどのようなものがあるのかお伺いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 雨宮、土口、生萱付近での堤防越水による被害後の対応についての御質問でございます。現時点では、議員さんもおっしゃいましたけれども、長野県は沢山川の特殊堤によるかさ上げ、こちらについては堤防本体にかかる水圧がかかることで、破堤の危険性が高まる、どこで水があふれるかわからないというおそれがあるという、安全安心の観点から問題があるという考え方を示しております。今回の被災を受けたことによりまして、県では堤防の被災状況の調査を行い、堤防の損傷の大きかった宇佐美橋付近において災害復旧工事を計画しております。堤防本体の復旧が最優先で、まずはそこを直していくというふうに聞いております。それ以外の堤防強化対策といたしましては、まずは堤防天端の未舗装箇所の舗装、これをすることによりまして堤防が決壊しにくくなると、粘り強く破堤しない堤防の整備が可能となるということで、県のほうへ同盟会としても要望してまいりたいと考えております。さらに、千曲川余裕高までのかさ上げ、特殊堤等の整備につきましても、改修当時に比べ気候が大きく変動してきている、先ほど議員さんがおっしゃったとおりでございます。改めて、安全性の検証をしていただき、講じていただくよう、同盟会など地域の方々とともに、引き続き長野県へ粘り強く要望してまいりたいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) 12日の災害があった日なんですけれども、既設の排水機場では、ポンプアップの排水が行われていました。水門閉鎖の後、内水を国交省のポンプ車だったり、また委託されている民間企業の排水機器などで取り組まれていたと思います。わかればでいいんですけれども、そのときのポンプ車台数、国交省のほうは6台と聞いているんですけれども、またその他の台数また実施場所などがもしわかればお答えお願いします。 ○議長(荻原光太郎君) どちらかわかりますか。 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 大変申しわけありません。ちょっと手元に資料ございませんので、改めましてまた答弁させていただければと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) そのときのポンプアップが非常に有効だったと、区民の皆様や区長の皆様が言っております。国と、民間企業だったりとか市とは当時どのような連携をとられていたのか教えてください。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 沢山川につきましては、千曲建設事務所と連絡のやり取り、情報のやり取りをしておりました。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) 私もその今後の対策として、例えば遊水池とか、プールをつくるとかいろいろ考えた中で、やはり、区長の皆さんと話している中で、ポンプアップが非常に有効だったと。また、これから国も千曲川をもう氾濫させないように対策していくわけですから、例えば来年また同じような災害があった場合は、あのポンプアップは非常に有効だったと思うんですけれども、市として準備される予定などあるのかどうか教えてください。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 必要に応じまして、準備をしてまいりたいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) また研究していただければと思います。 次に、ほぼ浸水した雨宮の消防団第二分団の詰所と雨宮保育園の今後の対応についてお伺いいたします。 まず、消防団第二分団の詰所についてです。沢山川の越水により1階が浸水し、12日消防団の皆様は詰めることができず、急遽雨宮公民館に詰めることとなりました。現在詰所は修繕をしていますが、団員の皆様は場所の移転を希望されています。今後の予定についてお伺いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) ただいま御質問いただきました詰所の件でございます。この詰所は沢山川の越水によりまして、雨宮地区を担当している消防団第二分団です。これがやられてしまったということで、1階の天井付近まで浸水しまして建物本体あるいは備品類が大きな被害を受けたところでございます。この災害が起こった直後に市長、それから私、担当部長が現場に訪れたところですが、対応に当たっておられました消防団の皆様、その方といろんな意見を交換させていただいて、今の御意見等もお聞きしたところでございます。この応急措置といいますか、対応といたしましては、既に地元工務店に修理を発注しておりまして進んでおります。 ただ、あの議員さんおっしゃったとおり、市としましても将来的にはあそこの場所はちょっと浸水被害の危険性が多いということですので、また地元の区ですとかいろんなところと調整して、いい土地があれば移転することが望ましいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) 本当に12日は第二分団の消防団の方が、あの日から毎日のように活動されている、一生懸命活動されているところを見てきました。 また、消防団の中には、12日の活動中に自分の車が流されているのを横目で見ながら自分の車を本当は助けたかったと思うんですけれども活動をされていました。 また、今回の災害を受けて、とても危機感持っています。自分たちでできることを話し合って、例えば沢山川、台風は事前にわかる災害ですので、事前に僕たちでビニールシートを張ることもできるんだよとかいろんな提案をいただいています。なので、消防団の皆様は災害時にはとても活躍してくださるので、詰所は早急に対応していただければと思っております。また、消防団の皆様との意見交換も記憶が薄れないうちに早めに市の皆様としていただければと思います。 また続いて、雨宮保育園の今後の対応についてお伺いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 坂田次世代支援部長。          〔次世代支援部長 坂田 博君 登壇〕 ◎次世代支援部長(坂田博君) ほぼ浸水した第二分団詰所と雨宮保育園の件についてでございますけれども、園舎西側の沢山川右岸堤防より越水し、園舎全体が約1.5メートル浸水いたしました。大量の水とともに泥土が室内に流れ込んだために園舎の損傷が激しいと。また、平成11年8月にも大雨による沢山川越水で浸水しているために、現地で園舎を現状復旧することは困難と判断いたしました。 雨宮の園児につきましては、当分の間あんず保育園で合同保育を行うことになりますが、令和4年4月の開園を予定し、現在事業を進めておりますあんず・雨宮統合保育園建設の進捗をできる限り早め、園児、保護者の負担を軽減できるように努力してまいります。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) 説明会のときにも質問があったと思うんですけれども、私のもとにも保護者の皆様や区民の皆様、また、区長様から意見をいただいていまして、また、メールなどもきょうの朝もいただいたんですけれども、やはり統合後の建設予定地が非常に危険な場所だと。で、ハザードマップでも浸水を想定している場所で、非常に心配をしているという声が本当に毎日のように届いていますので、また委員会でお聞きしますけれども、また、しっかり検討していただければと思っております。 次に、大項目2、千曲市内の公立保育園、私立保育園、認可外保育園の臨時休園の実施基準の策定についてです。 先ほどの質問で災害対策の話をさせていただきました。市内保育園では、午後閉園するといった、子供を避難させ、スムーズな対応ができたことは最悪の事態を避けられ、そのための行動ができたということは喜ばしいことです。 保育所は、児童福祉施設として1人でも保育が必要な子がいれば開園すべきという役割があると考えます。しかしながら、日常と異なる環境下での保育に起因した事故の発生リスクを避ける上で、速やかな措置ができる体制づくりは考えなければなりません。 幼稚園、認定こども園は、学校教育法施行規則第63条または学校保健安全法第20条の規定に基づき、臨時に授業を行わないことができるとされています。これに対し、保育所、地域型保育所及び認可外保育施設についてはその施設長、設置者等が自然災害発生時または感染症流行時に臨時休園を行うことができる旨を定めた法令はありません。 厚生労働省では、保育施設等の役割が、家庭において必要な保育を受けがたい乳幼児を預かることであることを鑑みると、臨時休園の判断は教育施設よりも慎重に行わなければならないものの、保育施設等であっても、乳幼児の安全の確保のため施設長、設置者等の判断で臨時休園を行うことは妨げられないとしています。 地震のように発生の予測が困難な非常事態がある一方、台風や大雨を伴う前線の接近等発生などが生じ、一定程度予測できる非常事態もあるため、千曲市として臨時休園を迅速かつ適切に判断できるよう、臨時休園を行うための基準をあらかじめ設定し、私立保育園や認可外保育施設に周知する必要があると考えています。 地方公共団体が臨時休園の実施基準を定めるなど、行政が積極的に関与する必要があることを考えますが、千曲市の対応はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 坂田次世代支援部長。          〔次世代支援部長 坂田 博君 登壇〕 ◎次世代支援部長(坂田博君) 千曲市内の公立保育園、私立保育園、認可外保育園の臨時休園の実施基準の策定についてでございます。 保育施設の役割は、家庭において必要な保育を受けがたい乳幼児を預かることであるため、先ほど議員の質問にございましたように学校教育法等に規定されている学校の休業などを行える、幼稚園、認定こども園と異なり、臨時休園を定めた法令がございません。 千曲市におきましても、これまで災害発生時や感染症流行時にも保育を希望する保護者がいる限り開園しており、臨時休園を行う明確な基準は持っておりませんでした。 しかしながら、休園を行う判断が難しいという意見が全国の被災地の施設を中心にあることから、国では臨時休園の実施基準等の検討を進めており、市においても国の考えが示されたところで、策定について検討してまいりたいと思っております。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島議員、先ほどの建設部長の保留した答弁がここでございますのでよろしいですか。 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 先ほどは失礼いたしました。質問の国交省のポンプ車以外の台数については、市の危機管理防災課におきまして、8インチポンプ4台を土口水門付近に設置して稼働しておりました。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) 策定を検討していただいているということで、ぜひ現場の保育園に行って、いろいろな意見を聞いていただきたいと思います。 また委員会で聞きたいと思います。 次に、大項目3、就職氷河期世代への支援についてです。最近新聞やテレビなどで就職氷河期世代の支援がたくさん取り上げられていますが、この質問での就職氷河期世代を1974年生まれから1983年生まれと定義します。 主な支援対象は3分類とし、1つ目に不安定な就労状態にある方、2つ目に長期にわたり無業の状態にある方、3つ目として、社会参加に向けたより丁寧な支援を必要とする方。例えば引きこもりなどがこれに当たります。この3つの状況にある方に対する支援が必要になると国も考え動き出しています。 時代背景とすると、この世代が大学を卒業する1993年から2005年までの有効求人倍率は、1を下回り、新規求人倍率は1998年に0.9まで下がりました。そのため、フリーターや派遣労働といった社会保険のない非正規雇用になるものが増加し、現在も社会問題となっております。 国も深刻な状況を受けとめ、その世代に対する支援を6月に閣議決定された骨太の方針2019の中に、3年間の集中の就職氷河期世代支援プログラムとして盛り込まれました。7月31日には内閣官房に就職氷河期推進室が設置されました。私が所属しています若手市議会議員の会には35歳以下で当選した44歳まで所属できる会があるんですけれども、会員が500人程度いますが、まさにこの世代全てが就職氷河期世代の年代でございます。そこで全国研修といたしまして勉強会を実施いたしました。そこで厚労省内閣官房に直接レクチャーを受けてまいりました。 千曲市としてもこの国の動きに呼応し、1、実態の把握、2つ目、これまでの検証、3つ目として、より効果的な支援にどうつなげるのか、真剣に考えるべきであると考えます。 そこで4点質問をしてまいります。1点目、不安定な就労状態にある方、無業の状態の方、引きこもりの方の実態の把握はどこまでされているでしょうか。 2つ目、これまでの具体的な取り組みの検証、3つ目、今後ハローワーク等で行う各種取り組みや助成金の対象となる企業、市民への周知は、その予定や方法はどのようなものがあるでしょうか。 4つ目、長野地域連携中枢都市圏ビジョンに基づく雇用の体制の強化はどのようにされていくのでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 就職氷河期世代の支援という御質問でございますが、御質問にありましたとおり、いわゆる就職氷河期世代につきましては、現在30代半ばから40代半ばに至っております。ハローワーク篠ノ井管内のことし10月の新規求職者の年齢別割合を数字的なものになりますが、御紹介させていただきますと、24歳以下が17%ほど、それから、25歳から34歳までが22%ほど、それから、御質問の就職氷河期世代に当たる35歳から44歳までが23%ほど、それから、45歳から54歳までこれが19%ほど、それから、55歳以上が19%というふうになっておりまして、職を探しているという視点では就職氷河期世代が突出して多いという状況ではございません。また、今の職場で処遇に対して不満を持っているという方は就職氷河期世代の方だけではないと思いますし、世代を限定してその実態を把握して対策を講じるというのは現時点で非常に難しいというふうに感じております。ただ、御質問にありましたとおり、いずれにいたしましても、来年度から国の3年間の集中支援プログラムというものがスタートするわけでございますので、今後、国、県の動向を注視いたしまして、対象者の実態ですとか、ニーズを把握をして必要な人に支援が届くようにいろんなところと関係いたしますので、関係機関と連携しながら対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) なかなかこの世代の問題ってやっぱり引きこもりが大きいんですけれども、引きこもりの実態把握って非常に難しいと言われています。 先ほど申しました研修会で、厚労省と内閣府の担当職員に市に求めることは何ですかという質疑応答があったんですけれども、そのときにやはり市としては引きこもり対策に力を入れてほしいということでした。その引きこもり対策に対して、もし今後何かされる予定があれば教えてください。 ○議長(荻原光太郎君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 引きこもり対策につきましては、まず、昨年になりますがこの3月に県におきまして、長野県中の引きこもり者の状況等を調査いたしました。民生委員さんに調査していただいたんですが、その状況からこの市内も何人ほど引きこもりの方がいらっしゃるのか把握することができました。その後、保健師等が訪問いたしまして、その方の健康状態や実情を把握していることが1点ございます。そのほか現在ですが福祉課におきまして、社会福祉協議会に委託してマイサポですけれども、就労生活支援センターを設置いたしまして就労等促せるよう、必要な方には相談またハローワーク等紹介しながら支援している現状でございます。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) 今後この就職氷河期世代の支援というものは、今10月11日、県に国から通達が来まして、国も国家公務員として就職氷河期世代を優先的に採用する。10月11日の通達では県の職員、そして、また市におりてくることになると思うんですけれども、あわせてこの問題に対する市長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 就職氷河期世代、実際には35歳から54歳の人にある意味限った求人等をやっているわけでありますが、どうも状況を見ますと関西のほうが取り組みがしっかりしているかなと思うんです。 実は、国がこれから3年間の集中プランでやっていくというふうに言っていますけれども、どうもそれを見ますと3つ柱があるようであります。一つは全国のハローワークで窓口をきちんとつけること、そしてもう一つはですね、2つ目は民間企業に研修や実習で入っていただいて、そのまま制度を使いながら採用の枠に入っていくという方法、そして3つ目の柱は、特定求職者支援金の交付ということで、これについては氷河期に採用とならなかった方々に支援金を交付するという、そういった3つの柱があるようであります。まだ県内にも長野県の中ではハローワークではそういった窓口を設置されていないようでありますので、来年になればそういったところはできるのではないかと思っています。一応市町村の関係は特に兵庫県が大分進んでいると聞いていまして、兵庫県では宝塚市は4名採用するとか、三田市では1名とか、それに各市が採用枠を持ってやっているところもありますんで、これも来年度の国の方向を見定めながら、どういう方向がいいのか研究していけたらなと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) これ国の制度でいずれやることにはなると思うんですけれども、いずれせっかくやることになるのであれば、先にやったほうが報道やメディアにも取り上げられますし、どうせやるなら私は早め早めに対応していただきたいなと思っております。 次、大項目4、産業発展のために海外とのつながりの強化を、海外とのつながりの強化についてお伺いいたします。 今回の議会で、主に災害対策として49億円の補正予算が議題に上がっています。千曲市の補正予算としては、史上最高額となり、千曲川河川敷の泥の排出費用や河川敷の緑地公園の復旧工事費用等災害関連の予算が主なものとなっています。 さきの災害や雇用体制の強化のお話にもつながりますが、こんなときこそ千曲市全体で新たな歳入確保のためにも千曲市の経済の底上げをしていく必要があると考えます。 その中で、経済を大きく盛り上げられるかもしれない一つの可能性として、海外とのつながりの強化について質問をさせていただきます。 海外とのつながりには無限のチャンスがあると考えます。千曲市も台湾やタイ、中国など、職員を派遣し積極的に海外とのつながりづくりに取り組んでおり、その取り組みには私や多くの千曲市民が期待しています。 私も先日、チェンマイの総領事館、そしてラオスの大使館へ表敬訪問をする機会をいただきました。 各国は、東京オリンピックに向け、ジャパンフェスティバルやEXPOなどが企画されていて大変盛り上がっております。 また、千曲市のPRグッズを持参しまして、そのグッズもPRしてくださるとのことです。特に「透子のセカイ」は、今タイで上映されているということで、非常に興味を持たれていましたが、チェンマイの方は全く知らないとのことでしたのでPRしてまいりました。 また、アンズの花のポスターも持参しましたが、大変興味を持たれていました。 海に面していない内陸国が千曲市との共通点でもあるラオスは、かつてニューヨークタイムズで、世界で一番行きたい国に選ばれ、東南アジアで最後の秘境と言われており、また国の潜在力、人件費、購買力などから、10年ほど前から産業界でも大変注目されております。来年3月より直行便が熊本とつながります。 意見交換をしている中で、ラオスでは現在5Gの実証実験をしていること、また廃プラスチックが大量に欲しいというニーズなどをお聞きいたしました。 5Gはですね、日本は大分おくれておりますが、千曲市は日本で初めてのLPWAの実証実験をしております。大変このお話も興味を持たれておりました。 また、廃プラスチックです、軽井沢で行われましたG20関係閣僚会合でプラスチックごみが全国的に取り上げられたり、「プラスチックごみゼロ宣言」を大阪府や神奈川県が発信する中、千曲市としても新しい産業を生み出すチャンスがあると感じました。 一議員でもつかむことができる、このようなチャンスが海外にはあります。 職員の皆さん全体で、広い目で無限のチャンスをつかむための意識を持っていただきたいと考えますが、市の方針をお聞かせください。 ○議長(荻原光太郎君) 齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 産業発展のために海外とのつながりの強化という御質問でございますが、議員からのるる、お話、御質問ありましたとおり、企業では、海外市場への販路拡大を見据えまして、現地情報の収集ですとか、あるいは販売活動、それから生産活動などを展開される中で、海外需要を積極的に取り組んでいくということは、非常に重要だというふうに認識をされておりまして、日夜取り組んでおられるのは御承知のとおりかと思います。 市といたしましても、市の商工業振興条例がございますが、これに基づく中小企業への助成金メニュー、その中に「販路開拓の支援事業」というものがございまして、中小企業などが自社製品、それから技術力、これを紹介するために、展示会に出展されたり、参加するために直接要した経費の一部を市が助成をしております。企業の販路拡大の活動を支援しているという部分はございます。 それで、この「販路開拓支援事業」でございますが、御質問にもありましたが、海外への事業展開に対しましても対象としておりますので、引き続き企業の取り組みを後押しをしてまいりたいというふうに考えております。 それから、御質問にありましたが、2020の東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンの取り組みなども含めまして、御質問のとおりですが、チャンスをつかむための意識というものをしっかり持ちまして、今後、海外とのつながりですとか、情報収集のあり方などについて、しっかり研究してまいりたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 倉島さやか議員。          〔7番 倉島さやか君 質問席〕 ◆7番(倉島さやか君) ぜひですね、本当に広い目で無限のチャンスをつかんでいただきたいと思いますし、民間企業も海外に、例えば工場を出すときなどですが、国と国もそうなんですけれども、市と市もつながっていると非常に有利であると考えます。本当に有利であるんですけれども、そのような点で、市も積極的に海外とつながっていただきたい。強いつながりを強化していただきたいと思っております。 以上で、4点にわたって質問をしてきましたけれども、次の世代を見据えた千曲市であっていただきたいと思います。災害対策もそうですし、経済の底上げもそうですし、本当に今回の台風19号では、さまざまな経験をしたなと思っています。 ぜひ、次世代を見据えた千曲市であることを願いまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(荻原光太郎君) ここで昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                            午前11時35分 休憩---------------------------------------午後1時 開議 ○議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、1番、金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 1番、科野の会、金井文彦です。前回同様最終日の午後一の出番となりました。最後まで中身のある議論をさせていただければ幸いに思います。 まずは、台風19号による水害で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 今回の災害は、自然災害が少なく本当に暮らしやすいまちであると思われていた我が千曲市でも、想定外の大災害が発生し得ることを証明したわけであり、行政、市民、この地に住む全ての人々が、防災に対する意識を根本から変えなくてはいけない必要性を生じさせました。その意味で、我々は「大きな台風が接近していても、多分ここは大丈夫」というような、これまでの甘い認識を大いに反省し、今回の災害を教訓にして、より安心して暮らせるまちづくりを考えていくとともに、災害に対する備えを万全にしていかなくてはなりません。質問に移ります。 小項目(1)、今回の大災害における原因の徹底解明と早期の防災対策を、について質問をさせていただきます。 「ポンプ場が動いていなかったから、内水があふれた」「また大雨が降れば、今回以上の被害が出る」「来年も同じような災害が起きるのではないか」被災地を回ると、多くの市民がこのような不安を抱え、生活再建に躊躇をされています。被災者がこの地に住み続けることの不安を払拭し、安心して生活再建に踏み出していただくためにも、今回の災害の原因の徹底解明と早期の治水・防災対策は急務と考えます。 今回、大規模な浸水被害の発生に至った原因をどう分析されているのか、お聞かせください。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 原因をどう分析するかでございます。 今回の浸水被害に至った主な原因は、千曲川上流地域で24時間雨量600ミリ近い多量の降雨により、杭瀬下観測所で計画高水位を大きく上回る水位が観測され、霞堤から外水が流入したことと考えております。 今後は、現地調査により浸水の深さや外水と内水の動きを把握する中で、浸水に至った原因を分析する必要があると考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) その見解はですね、きちんとした専門機関に依頼したものでしょうか。そうでなければ、今後専門家による原因究明の調査を行う予定はありますか。お聞かせください。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 専門家のほうに分析したものかという御質問でございます。 現地調査における聞き取り状況、それから浸水の痕跡情報、これらのものはうちの職員が直営でやっております。 そして、浸水範囲を推定し、当時の時系列な水の動き、それから浸水のメカニズムを分析する、それには専門家による原因を究明する調査が必要と考えております。よって、そちらのほうにまた委託をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) ぜひですね、専門家に原因調査をお願いしてください。それもですね、浸水被害のあった地域ごとにやってもらいたい。そうでないと被災者は安心できませんよ。原因をしっかり分析して、このような被災を二度と繰り返さないように、国・県、そして市で役割分担をしてですね、できることは全てやっていただく。この行程を、スピード感を持って行わなければ、千曲市に住みたいなんて人はいなくなってしまいます。 恐らく、これから具体的な復興計画、治水対策を考えていくのかと思いますけれども、現時点でどのような治水・防災対策を講じていく方針か、国・県にお願いしていくこと、市が単独でやっていくこと、それぞれ具体的にお答えください。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 今回、これだけの大規模な災害が発生したということで、国・県・市、一緒になって対策を有機的に結合して対応していかなければ、今後は対応できないのではないかと考えております。 具体的には、まず千曲川本川、これが千曲市では一番の末流の川になりますので、ここについては、河道掘削とか堤防の強化、かさ上げ河川堤防等、それから、それに附帯します遊水池等々、ハード面を国にお願いすることになるかと思います。 ソフト面の考え方といたしまして、今度、そこへ流入する支川、県管理河川、市で管理している河川、尾米川等でございますけれども、それらについては、基本的には同じことが言えるかと思います。今までの河川の流れというものは、いかに早く集めて千曲川に出すかという考え方でおりましたけれども、今度このような気象状況の変更に伴いまして、スコール的な雨が降るという中では、ただ単に早く水を集めて千曲川へ出すではなく、それぞれの河川において、例えば、降った場所で地中に浸透させる、雨水槽を設ける等々考えていかなければいけないと思っております。 なお、これらにつきましては、国・県・市でつくっております治水対策プロジェクトの中で、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 先ほどの質問で、市長より霞堤を遊水機能を残して閉めるということをおっしゃられましたけれども、そうなると本流に近いゴルフ場、ゴルフ練習場ですか、生コン工場がありますけれども、そういったものは移設を求めていくということになるんでしょうか。お聞かせください。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) それらにつきましても、そのまま残すのか、撤去するのか、買収するのか、借りるのか、いろんなことが考えられると思いますが、それらについても治水対策プロジェクトの中で検討を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 冒頭でお話ししたとおり、被災した千曲市は、今大変な難局に差しかかっていると言えると思います。事を誤れば、市内外からの評価を押し下げ、自治体間競争でも大きくおくれをとることになるでしょう。どうか市民、特に今回の被災者の皆さんが目に見える形で、なるべく早い災害対策の実行、そしてこの後触れてまいりますが、被災者への心のこもった対応を確実に行っていただきたい。 市長、この点についてはどう認識されていますか。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) これまでも、御答弁申し上げているんですが、今回の災害、千曲市にとって極めて重要な案件でありまして、ここはしっかりと連携をとりながら進めていきたいなと思います。 千曲市だけでできる問題ではないことがたくさんございますので、これは全体の対策プロジェクトの中で、やはりそれぞれ議論しながら、どうあるべきかということはですね、我々の役目を含めて検討していく必要があるかなと思っています。 そういう意味では、質問の一点は、被災者に寄り添った支援策になりますが、これ一つルールがありますけれども、そのルールの中で最大限、市とすれば支援をしてまいりたい。住宅もそうでしょうし、農地もそうなんですね、たくさんありますから、それぞれケースバイケースもありますけれどもね。そこら辺のところは、きちんと寄り添いながら、対策を進めていかないといけないというふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 今回の災害でですね、浸水の被害の中心になったのは、私の地元、杭瀬下地区でございます。特に、尾米川流域の住宅は、その被害は深刻なものです。そもそも、尾米川は昔から大雨が降るたび、氾濫を繰り返しておりました。公共施設の中で、とりわけ被害の大きかった、あんずホールも図書館も、尾米川のすぐ近くに立地をしております。ここには、昭和30年まで杭瀬下小学校がありまして、「学校が浸水するので大雨が降るとすぐに休校になった」と当時通われていた方のお話を聞いたことがございます。そのぐらい水の出やすい川であることは間違いありません。 問題なのは、この尾米川がコンクリート化され、ポンプ場が造られた後も、たびたび流域の住宅が浸水被害に見舞われていることです。その中には、区民のよりどころである区民会館も含まれており、流域の住民にとって、この川の治水対策は切実な問題でございますが、市の尾米川に対する災害対策の方針を伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 尾米川の対策についてでございます。 尾米川の今回の溢水の原因、こちらは千曲川の杭瀬下観測所計画高水位を大きく上回った水位だった、それによって中区の霞堤付近から、千曲川からの水が相当量流れ込んだものと判断しております。 加えまして、尾米川排水ポンプ場は尾米川流域の内水氾濫を防ぐために設置されたもの、よって満水状態の千曲川へのポンプの排水が不可能、また、杭瀬下等への流入しました本流の水、これを除去できずに冠水状態が続いたものと考えております。 尾米川の治水対策といたしましては、流域の内水排水、これは排水機能を果たすことが可能であります。よって今回のような外水流入が起こらないよう、また、危険氾濫水位以上にならないよう、千曲川本流の治水対策について、千曲川流域全体での抜本的な対策を「緊急治水対策プロジェクト」において研究をし、取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 尾米川の近くの住宅はですね、浸水被害に遭ったのが今回で2回目、3回目というお宅もあります。また大雨が降ったときに、自宅が浸水するのを黙って見ているというような事態だけは避けていただくよう、しっかりとした調査に基づく、真剣な治水対策を強く要望するところでございますが、今の御答弁を聞いていますと、千曲川の治水対策をしっかりやる、尾米川自体の単独での治水対策というものは、特に考えていらっしゃらないということでよろしいでしょうか。
    ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 尾米川の単独ということでございます。 さきの質問等でもあったんですけれども、気象状況が大分変わってきていると、降り方が昔と違ってきているという中で、今までのように全て集めて一気に千曲川へ放流するんだという考え方のほかに、尾米川のエリアにつきましては、降った場所でしばらく地中へ浸透させる、もしくは途中で水を保水する。雨水浸透層のようなものになるかと思いますが、そういうことを、これから考えていきたいと考えております。それらにつきましても、緊急治水対策プロジェクトの中で、うちだけでやっても十分価値は出ないと判断しておりますので、流域市町村全てで、そういう対策がとれるような方向に持っていければなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 次の質問です。 小項目(2)、被災者に寄り添った復興支援を(被災者支援に千曲市らしさはあったか)ということで、お尋ねいたします。 今回の災害で、水害の恐ろしさを身にしみて感じているというのが、被災者の皆さんが共通しての実感ではないかと思います。住み家ではありませんが、私自身も被災者の一人として、この降って湧いたような災いに「これからどうやって生活していけばよいのか」と憔悴しきった被災者が、いかに多いかを感じています。床上浸水したお宅では、まずそのまま住むことができない。ほとんどの家が一階にお勝手や風呂があるわけですので、それらも使用できない。住宅をもとに戻すのに、何百万、一千万を超える見積もりを提示されたお宅も少なくありません。そして、修理が終わるのに何カ月もの時間がかかる。 今回の災害が幾ら行政の予想の範疇を超えたものであったとしても、このように一夜にして甚大な被害をこうむった被災者の皆さんに、可能な限り寄り添った支援が必要なのは言うまでもありません。その意味で、被害者支援に千曲市らしさはあったかという観点で、4項目についてお尋ねいたします。 1、罹災証明の判定が自治体によって不公平な違いが生じる可能性を予見できたはずなのに、足並みをそろえられなかったのはなぜか。 御承知のとおり、市は一度発行した罹災証明書の内容を見直し、再発行するという異例の処置を行いました。その多くが一部損壊(10%未満)から半壊に罹災内容が是正されたわけですが、多くの被災者の再調査の依頼、すなわち被災者の要望を受け入れ、再発行に踏み切った市長の決断には改めまして感謝を申し上げます。 また、ともに市長に要請しておりました杭瀬下地区の説明会の開催についても、去る12月5日に行われましたこと、重ねてお礼を申し上げます。 しかし、結果から見ると、罹災証明書の発行とともに、本来受けられる支援の手続が大幅におくれ、被災者のストレスをさらに増幅させることになったのは事実です。そもそも、罹災証明の発行を行う各自治体に対して、10月14日の時点で、国は被災者の早期の生活再建のため調査の一部を省略できると通達をしており、それを受けて長野市や須坂市はスピーディーに罹災内容の判断を行った。決壊によって外圧による住宅被害を受けた地区以外で、内水氾濫の起きた松代地区や篠ノ井地区も同じ一括方式を用いて被害判定を行っています。 ここで問題なのは、罹災判定が自治体によって不公平な違いが生じる可能性を予見できたはずなのに、なぜ長野市などと足並みをそろえることができなかったのか。答弁を求めます。 ○議長(荻原光太郎君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 被害認定の調査についてでございますが、これにつきまして、今、議員もおっしゃったとおり、この認定に当たりましては、建物の外壁あるいは建具等に、水流や泥流、瓦れきの衝突等の外力が作用したことによる一定以上の損傷がある場合とない場合、その2つの場合で基準が異なることでございます。 千曲市では、当初、国からの派遣チームの助言などもいただきながら被害調査を行いました。その結果、建物の外壁や建具に、水流、泥流、いわゆる今の外力、それらが当初は作用したことが一定以上見られなかったというふうに判断したものでございます。その判断に基づきまして、当初の罹災証明書を発行いたしました。 その1回目の罹災証明書を発行した後、調査結果に対する再調査の要望等が50件ほど寄せられました。それによりまして、再調査を行ったところ、当初調査時には判明しなかった浸水による被害、激しい水流があったことが認められるような損傷が確認できましたので、判定を見直すことといたしたことでございます。 議員おっしゃるとおり、判定に当たってそれぞれの自治体ごとにばらつきがあってはまずいんではないかということですが、災害直後すぐ被害状況調査に入りましたので、それぞれの自治体ごとに調査方法を選択し、その場合、判定が違う場合もあると思います。ただ、結果からして、千曲市の場合はやり直したということで、それで御迷惑をかけたことについては、深くおわびしたいと思います。 また、こういう場合、やはり千曲市だけではちょっとあれですので、いろんな地区の広域的な調整とか、そういったことが必要だと思いますので、今回のことを教訓といたしまして、今後、県ですとか周りの市町村、そういったところと連絡をとりながら、横の調整をしていきたいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 同じ災害で同じ規模の被害を受けたにもかかわらず、隣の市より低い判定をされる。このような事態を、当事者である被災した市民の皆さんが受け入れられるはずはありません。仮に、市民から判定に疑義の申し立てがなかったとしたら、罹災判定を見直すつもりはなかったのでしょうか。 はじめての経験とはいえ、罹災証明の発行に当たり、市外、県外より応援を頼み、市の職員とともに詳細な調査を行い、結果、さらに再調査に至り、お金と時間を余計に費やしただけではなく、何よりも市民が行政に不信感を持つことになった。これでは、市の危機管理能力について疑いを持たずにはいられません。幾らはじめての経験とはいえ、行政は危機管理や災害対応の責任を負っているはずです。 この点については、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 大内部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 市の責任と申しますか、その辺についてだと思いますが、確かに結果からすると2回ということで、被災した方に大分御迷惑をかけたこと、それ先ほど申し上げたとおりでございまして、おわびしたいと思います。 ただ、うちのほうも災害直後でありまして、これは理由にならないんですが、ちょっと経験もなかったということで、国のほうの御助言もいただきながら、精いっぱいやったつもりではおります。その結果として、確かに至らぬ点はあったと思いますので、それは真摯にまた反省しまして、今後に生かしていきたいと思っております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 今回、罹災判定の見直しをしていただきまして、支援の幅が広がった被災者に、対応が不十分ではないかということについてお聞きします。 今回、判定が半壊扱いに変更されたことで受けられる支援が大きく増えました。その中の一つ、「仮住居の提供」でございますが、今、床上浸水の被害に遭ったお宅は、床下の乾燥を終えて、これから修理の工事に入るところが非常に多くあります。 ただ、修理する1階に台所やお風呂があるわけですので、工事中2階だけで生活するというのは、かなり難しくなってまいります。ましてや、これからどんどん寒さが厳しくなってきます。家がもとに戻るまで、仮住まいの提供を受けたいという被災者が非常に多いわけでございますが、今物件がないそうです。市営・県営住宅はそもそもあきがない上、民間のアパートなどは、大家さんが短期の入居を拒んでいるというのが原因のようですが、市として、早急に対策を講じていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 もう一つ、1世帯当たり59万5,000円限度で住宅の応急修理がございます。 これも多くの被災者が申請されておりますが、その要件が非常に細かい。被災者のお話を聞いたところ、居室の修理に当たって、「床材の使用できる物まで全て取りかえないとだめだ」とかあるいは、「建具はいいけど、壁のクロスは使えない」とか、申請に当たって何度も建設課に通わなくてはならない、こんな声がございます。これ、少しでも時間もお金も節約したい被災者の実情に合っているとは到底思えないですね。罹災証明の判定もそうですが、個々の自治体の裁量によって、弾力的にこれ対応できないんでしょうか。伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) ただいまの御質問でございます。 まず、仮住居の提供、それから住宅の応急修理、これらにつきましては、基本的には国の法律に基づいて行っている事業でございます。よって、国のほうで詳細なルール等定められておりますので、それにのっとって対応せざるを得ないというのが現状でございます。それ以外のものを望むとすれば、もう市の単独事業なり何なりという格好になってしまうのかなというふうに考えておりますが、今の段階では、法に基づいた中で動いているということで御理解賜りたいと思います。 そしてまた、それらの支援制度の関係でございますが、うちのほうで対応しておりますのは、平日の受付はもちろんのこと、先週の11月30日、12月1日、また今回の12月7日、8日の土日、こちらのほうも窓口を開いて、相談に乗っているところでございます。 ちなみに12月8日現在でございますが、仮住居の提供についての相談は52件、そしてその中で申し込み件数は5件でございました。また、住宅の応急修理についての相談でございますが、121件、そして申し込みが118件でございました。 この災害救助法に基づく支援制度ということで、仮住居の提供、それから住宅の応急修理、これ両方とも使用したいということは、やっぱり法律上ちょっと認められておりませんが、今後も被災者の皆様に寄り添うような対応を続けていきたいとは考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 通告とはちょっと順番を変えてお聞きします。 避難時に、あんずホール駐車場や立体駐車場で被災した自家用車は、ほとんどが廃車になってしまいましたが、何らかの補償はお考えでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 避難場所、具体的に申し上げますと、あんずホール等でございますが、その車の被害につきましてお答え申し上げます。 この避難所につきましては、まず人命を最優先ということで考えておりまして、開設しております。この場合、国その他の自治体もそうなんですが、二次災害、二次被害というのが大変心配されます。 実際、ニュースなんか見ておりましても、車に乗って避難するときに被害に遭ってしまったとか、そういうことがかなりあります。それと、当然、1つの避難所に車が殺到しますと、交通渋滞等で緊急自動車の通行等が支障がある、また、災害のところへ資材を届ける車が行かなくなるとか、いろんなこともありますので、原則的としては、徒歩で避難していただきたい、これが原則でございます。 ただ、そうは申し上げましても、雨が降っているし夜だということで、車でどうしても避難する場合もあろうかと思います。この場合には、車の管理については、大変申しわけありませんが、自己責任といいますか、御自分のほうで責任を持っていただきたいということでお願いしているところでございます。 これ千曲市に限らず、いろんなところでこのようなケースが出ているわけでございますが、大変申しわけないんですが、そういった補償ということはできないということになっております。 したがいまして、大変申しわけないのですが、それぞれの保険等で対応いただくとか、お願いできればありがたいなということでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 警戒レベル4、全市避難指示が出たのが夕方5時57分ですよね。それで、雨が降る中、最低限必要なものを持って避難するとしたら、自家用車を使うという選択肢は、これ当然のことと思います。徒歩での避難が基本とはいえ、車で避難するなとも言っていないわけでありまして、ましてや車が被災したところは市が指定した避難場所ではないでしょうか。義援金から支給するような支援を考えてはいただけないでしょうか、お答えください。 ○議長(荻原光太郎君) 大内部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 自動車の件につきまして、実は市民の方からもそのような問い合わせもいただいております。それで、こちらのほうでも過去の全国の事例ですとか、あるいは顧問弁護士さんに法的な面とかいろいろ相談したわけですが、公費を支出するということは、ちょっと厳しいという結論が出ております。 それで、市の職員も当日出勤したもんですから、40台近くやられておりますし、私も実はやられてしまったんですが、気持ちは本当によくわかります。今の義援金という話も出ましたが、義援金の使い道につきましては、これから使い道に対する専門の委員会を組織しまして、具体的に検討に入るところでございますので、ただいまのことは、担当のほうにまた申し添えたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) ぜひ検討をお願いしたいと思います。 窓口での被災者対応、これワンストップ・ツーストップでは今のところできないと思います。庁舎を行ったり来たりしなきゃいけない。 また、被災者が受けられる支援の情報、これも実は非常にわかりにくいんですよね。一覧表ありますけれども、これ千曲市の支援制度一覧ですけれども、これほとんど県の資料の置きかえですよね。これ実は須坂市、手元に持っているんですけれど、これ独自に非常にわかりやすい資料をつくっております。 こういった部分ありまして、被災した10月12日から今日まで、昼夜を問わず土日も出勤し、職員の皆さんには本当に御苦労さまですと心より言いたいわけですけれども、現に本当に一生懸命働いていただいたわけですが、がしかし、果たしてそれが本当に被災者に寄り添ったものであったか。「国の指導はこうだから」とか「県に問い合わせしないとわからない」とか、これまでの経過をたどる限り、千曲市で起きた災害に対して、千曲市らしい、千曲市独自の被災支援ということについては、ちょっと疑問符がつくんじゃないかなというふうに思います。 先日の杭瀬下の説明会、実に200名以上の方がいらっしゃいました。椅子に座れない人が大勢出るほどでした。それだけ市に言いたいこと、あるいはお願いしたいことがたくさんあるんだなということを感じましたが、席上で市長は「これから職員はどんどん外に出ていきますから」とおっしゃっいました。それをぜひやっていただきたい。少なくとも、床上浸水に遭ったお宅は一軒一軒全て回って、被災者の生の声をしっかりと聞いてください。 一昨日の答弁では、健康推進課で実施をするようなことをおっしゃられていましたけれども、健康相談に加え、被災者の現状をしっかり把握し、話を聞いてやってください。被災者の生活再建はこれからが本番です。職員全員が個々に状況の違う被災者の立場に立って、生活をもとに戻すために何ができるか、日々真剣に考え行動すること、すなわち千曲市らしい被災者支援を全力で行っていくことを強く望みますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 私もその集会出ましたけれど、本当に気の毒だなというふうに思いました。 地域を回ってみても、大変なんですね。これからどうするか。 今、白鳥園も12月のいっぱいまでやりましたけれど、もっと延長しなくちゃいけないかなということで思っていますが、いずれにしても、国のルールがあるわけでありますけれども、本当にルールそのものが、これでいいのかなと思うルールもたくさんあるんですよ。これは、国が言っている支援の仕組みかわかりませんけれど、例えば、住宅の緊急補修した人は、住宅補助がいけないとか、家賃が払えないとかという、そういったことって両方やってもいいような気がするんですよね。本当にそういう意味では、歯がゆいところがたくさんございます。 そういう中で、やはり我々も千曲市の職員ですから、地域の市民というのは主人公でありますので、しっかりとその方々を支えていくというのが必要かなと思っています。 そして、今、女性団体からも、この間の集会の後、お話がありまして、ちょっと私たちだけで話したいんだという方々が何名かいらっしゃいますので、また、そこはそこで準備しまして、私自身がお伺いしようかなというふうに思っていますが、そういう所へ繰り出しながら、やはり職員そのものも地域の方々とこれからますます災害関係の復旧で、個々に市民の方と接することが多くなってまいりますので、そういう気持ちで対応できるように職員一丸となって進めていければなというふうに思っております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 小項目3の質問に移ります。 被災した市の中心部のまちづくりをどう考えていくかということでございますが、今回、浸水被害を受けた地域は、都市計画マスタープラン、コンパクトシティの実現を目指した立地適正化計画などにおける移住誘導地域、すなわち住居を中山間地域などより集約させる地域であり、あわせて広域的交流の場として多様な都市機能が集積するまさに千曲市の中心拠点であります。このたびの災害を受けて、計画そのものを見直すのか、あるいはあくまで計画実現に向け、強固な防災対策を講じるのか。市の考え方をお聞かせください。 また、市の中心拠点のそのまた中心に位置する新庁舎も、この災害では、周囲が水没し、陸の孤島のようになってしまったわけですが、ことぶきアリーナも含めて、その防災機能を今後どのように図っていかれるのか、方針をお答えください。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 中心部のまちづくりについてでございます。 ただいま議員さんがおっしゃったように、まちづくり計画の一つである立地適正化計画では、将来の人口規模に見合った効率的な都市基盤の整備、機能集積、まちなか居住の促進、そして公共交通網の再編等との連携による持続可能な集約型都市構造の実現を目指しているところでございます。 当該計画の策定に当たりまして、本市の市街地は、ほとんどが浸水想定区域となっていることから、有事に際しては、洪水対策・避難計画等により対応することで、居住誘導区域として、引き続き、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。 具体的な対策といたしましては、緊急治水対策プロジェクトを通じ、河道掘削、堤防の強化などのハード事業、これ千曲川の関係になりますが、それからあとは、地域が連携するソフト事業、ここに限って言いますと、尾米川の対応という格好になるかと思いますが、それとあともう一つ、防災意識の高揚、そして避難計画の徹底などの対策を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 確かに、千曲市は市の平らな部分の真ん中を千曲川が流れているわけですので、千曲川の水害を考慮した都市計画・立地計画というのは非常に難しいというのは理解できます。市役所を今さら別の場所につくるわけにもいきませんので、この場所が二度と水害に遭わないように、強靭で万全の対策をやっていくしかないのだろうというふうに思っております。 関連してもう一つ質問させていただきますが、この庁舎から北に広がる杭瀬下の新興住宅地は、今回の水害で一番被害が集中した地域でもございますが、ここは市の都市計画も絡んだ区画整理事業により、住宅地として分譲され現在に至っています。中には、「尾米川のポンプ場ができたので水害の心配はない」と市に言われたから、家を建てたと言う方もいらっしゃいます。水害頻発地とのレッテルを張られかねない現在の状況についてどのように考えるか、市の見解を伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 議員さん今おっしゃいましたように、これは区画整理事業、当時、区画整理組合が設立され、市のほうでは技術援助をしてつくったものでございます。今までも、この区画整理が終わって以来、はじめて今回このようなことになってしまったということで、正直私も驚いているところではございますが、このようなことが二度と起こってはならないということで、市長も何遍も申しておりますが、まず千曲川本流の水量をいかに減らすか、それからそこへ流れ込む川の水をいかに時間差で送り込むか、今までとは全く違う治水の考え方、水理学の考え方、これらを総合的に勘案して進めることによって、このようなことがないように進めてまいりたいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) ここの住人は、本当に若い世帯が非常に多いんですよね。住宅ローンを抱えて、さらに今回の浸水被害で経済的な負担が重くのしかかっているわけですので、どうか安心できる治水対策ときめ細かな支援、これをお願いしまして、次の質問に入ります。 大項目2、八幡の場外車券販売場施設設置の是非について伺います。 前回の9月議会における前田議員の質問に対する答弁では、8月に市民環境部として、設置事業者にこれまでの経過と事業概要についての説明を求め、あわせて、市内全域を対象とした説明会の開催を要望したとありました。加えて、設置事業者が事前申請書類の案、すなわちたたき台を経産省に提出し、内容を確認していただいているとのお答えでございました。それから4カ月足らずでございますが、現在の状況について動きがありましたら教えてください。 ○議長(荻原光太郎君) 夏目市民環境部長。          〔市民環境部長 夏目 勤君 登壇〕 ◎市民環境部長(夏目勤君) 現在の状況でございますが、9月議会の前田議員の質問で答弁したとおり、今、議員さんもおっしゃられたとおりなんですが、事業者は経済産業省関東経済産業局へ設置許可の事前申請書類の案を提出しております。 現在も書類内容について、慎重な審査が行われているものと思われ、それ以降の進展につきましては現在のところ承知はしておりません。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 地元の同意を得て、議会も設置を促す意見書を提出している割には、事業者の動向が余りにも緩慢なのが非常に気になるところではありますが、私は今回少し違った角度から質問をさせていただきます。 それは、この施設の設置を望む地元の思いです。請願の趣意書によれば、場外車券売り場ができれば、パチンコ店跡地の環境改善だけではなく、大頭祭などの地域伝統文化の継承、交流人口の増加、18号バイパスの推進、姨捨スマートインターチェンジのフル規格化、戸倉上山田温泉をはじめ、市内の観光客増などが期待できるとあります。 皆様お気づきかと思いますが、これらは全て千曲市総合計画の中に掲げられているものばかりです。これは逆に考えると、行政や議会に任せておいても地域の活性化はちっとも進まないから、俗に言うギャンブル施設に希望を託したということになってしまいませんか。市長、これは行政にとって非常に恥ずかしいことではないでしょうか。 しかし、もっと恥ずかしいのは、我々議会です。行政、市民とともに考え、一緒に進めようとしている総合計画の実現を、いわゆるギャンブル施設の設置によって賄おうと、国に意見書を出しているわけですから、地域の皆さんが求めているのは、場外車券販売場ではなく、地域の活性化であり、明るい地域の未来ではないかと思います。施設の設置云々よりも、むしろ我々はこれら住民の地域の将来に向けた思いに耳を傾けるべきではなかったでしょうか。地元住民が県内に一つもないこのような施設設置にまで動いた「思い」について、市の進めるまちづくりを踏まえ、ぜひとも市長に御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 車券場の問題は、本当にいろんな方々から意見を聞いておりまして、私も本当に頭が痛いところであります。その中で、やはり今、金井議員極めて明快な指摘はあったかなと思っています。地域の方々は、人口減っていく中で、高齢化の進むまちづくりをしていかないといけない、祭りもやっていかないといけない、そこにお金がかかってくる、そのときにやはりそういうところから支援をしていただければ、自己負担が減るという感覚だと思うんですよ。 そうではなくて、本来、まちづくりって時間かかりますよね。本当に10年、20年当たり前まえかかるわけでありますが、そういった中で、今の現状を見ますと、私が思うには人口減ってくる中で、負担が個々にも多くなる、何とか減らそうという思いが育った、私はそういうふうに解釈しておりました。今、金井議員がおっしゃるように、まちづくり全体のいわゆる不満とかあるいは不安とか、そういったものではないのかなというふうに思っておりました。 そういう中で、この車券場については、賛否両論あります。先ほど部長が答弁したように、事業者の方には、市民説明会をやっていただきたいというふうに言ってきたわけではありますが、その後8月から何の相談もありませんので、今のところそのままになっておりますが、我々も川西地域全体をどうするかということは大きな課題でありますし、18号バイパスを、この議会でも御指摘あったんですが、進めること、あるいは防災拠点とする道の駅であろうとか、構想はたくさんございます。 ありますので、すぐやりたいんですけれど、なかなか資金的なものがあったりして、すぐできないものがあります。バイパス等千曲市だけでできるものではないので、そういったところは周りの状況が環境整わなくてはならないわけでありますが、そういった中で、できる限りこれから、実は川の東のほうは、ほぼほぼ飽和状態といいましょうか、整備が進んできたなと思っているんですね。18号バイパスができますと、前にも議会でも御答弁したんですが、やはりこれから川西地域が我々千曲市の大きな発展の要素をたくさん持っています。川東地域は、今言ったように被災があったわけでありますけれど、ほぼ充足してきているかなと思っているんですね。そういう意味では、これから川西地域、そして稲荷山から八幡、更級にかけて、これらはしっかりと今後次の世代に向けた大きな事業がこれからも出てくるんだろうなというふうに思っております。 ○議長(荻原光太郎君) 金井文彦議員。          〔1番 金井文彦君 質問席〕 ◆1番(金井文彦君) 我々が思っているより、やはり時代の波というのがすごく早く押し寄せてきていて、少子高齢化の波もそうですけれども、もっと早くスピーディーに施策を進めていかなきゃいけないかなというふうに思うわけですが、台風19号が千曲市にもたらした大災害が、公共施設や市の財政を壊しただけではなく、市民の心をも弱くしました。場外車券販売場の設置の問題もその賛否において、地域を二分させていると聞きます。 千曲市はかつてないピンチを迎えています。この地に住む全ての人々が信頼関係をもとに、まさにワンチームでこの難局を乗り越えていかなくてはなりません。私がこの場で一貫してお願いをしている「市民に寄り添う行政」を、今だからこそ職員の皆さんには実践をしていただきたい。と最後に申し上げ、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(荻原光太郎君) ここで、15分間休憩いたします。                             午後1時45分 休憩---------------------------------------午後2時 開議 ○副議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、9番、大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 大澤洋子です。一般質問を行います。 ボランティア活動支援のための倉庫設置をについて伺います。 地域共生社会の実現に向けて、又村あおいさんの講演会で市長の挨拶もあり、千曲市の目指す方向性が語られました。これからどういう地域社会をつくっていくのか、住民の願いが実現できるよう地域団体やボランティア活動は支え手として重要であります。 この講演会の前に活動発表でおもちゃ図書館「福祉のおもちゃ箱どんぐり」の発表と要望が出されました。35年の活動実績があります。障害児などに利用してもらうたくさんのおもちゃや絵本など保管しておく場所と倉庫がなくて困っている状況。 以前は、老人福祉センター内にあった社会福祉協議会で保管できていたけれども、今、戸倉に社会福祉協議会があり保管はできないとのことです。更埴保健センターは、今回の台風で、災害ボランティアセンターとして利用されました。更埴庁舎や更埴保健センターに倉庫を設置されるならば、ボランティア活動もしやすい状況になると思います。ほかの団体からも、同様の要望が出されていますので、要望がかなえられますよう見解を伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 御質問いただきました、ボランティア活動の支援のための倉庫の設置の御要望でございます。 まず、日ごろ地域におきまして、地域福祉、地域共生社会の担い手として、ボランティア活動に取り組んでいただいております各団体の皆様には感謝申し上げます。 さて、ただいまご質問いただきました、ボランティア団体福祉のおもちゃ箱どんぐり様からは、本年、平成31年1月13日付で市に倉庫の設置場所の確保についての要望書の提出がございました。その後、ボランティ活動の事務局である社会福祉協議会の状況を確認した上で、市と団体において、倉庫の設置場所について協議させていただきました。これを受けまして、団体におきましては、倉庫の設置場所をその後確保いただいたところです。 また御要望にありましたように、活動いただいてあります、ボランティア団体の皆様の活動がさらに推進されるためにも、今後市といたしましても関係団体の倉庫の確保などについて、どのような支援ができるのかなど、研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 倉庫の設置が可能になったということで、本当にありがとうございます。 この団体はこうでありますけれども、ほかの要望も出されております。そのようなときにどこの窓口で受け付けていただけるのか、どこで対応していけるのかについて伺います。 ○副議長(小玉新市君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) ただいまの御質問ですが、まずはボランティア団体様につきましては、その事務局となっております千曲市社会福祉協議会様にお尋ねいただきまして、市がともに考える事項につきましては、また社協様のほうからこちらにも相談があるかと思いますので、そのような手順で相談いただくようお願いいたします。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) ボランティア団体でなく、地域活動団体このようなところからの要望だとしたら、市民協働課ここでも受け付けてもらえないだろうかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 竹内部長。          〔企画政策部長 竹内 司君 登壇〕 ◎企画政策部長(竹内司君) 議員さんおっしゃっていることに対しまして、市民協働課のほうで相談窓口承りたいと思っております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 市民協働課で受付をよろしくお願いいたします。 次に、学校給食センターについて伺います。学校給食センター民営化の問題。 私は、学校給食センターを民営化にしてはならないと考えており、その観点で質問いたします。 監査委員から各課に要請している要検討事項の中に、学校給食業務の一部(調理業務等)民間委託について書かれていました。学校給食については、文部科学省から昭和60年と平成15年委託化するよう、歳出見直しを求める合理化通知が出されていること。さらに、平成28年総務省から学校給食について、民営化を前提に交付税を算出するよう見直しされている状況、加えて当市の厳しい財政状況を踏まえ、多様化する行政ニーズへ的確に対応していくためには、学校給食についても民間の専門な知識や技術を活用し、柔軟な職員体制や機動力により、業務の効率化と経費の削減を図ることは重要な課題であるとの監査意見です。改善は平成30年9月となっていますが、どのような内容なのでしょうか、伺います。 ○副議長(小玉新市君) 滝沢教育部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) 学校給食の民営化の問題でございます。 平成28年から学校給食センターの運営につきましては、民営化した場合の費用や近隣他市の状況を調査いたしまして、内部で検討を進めてまいりました。平成30年9月に検討内容をまとめまして、その中で千曲市の学校給食センターの現状として、臨時職員の比率が高いために、民間委託による人員削減のメリットは余り期待できないことが判明しました。これによりまして報告をしたところでございます。 また、議員の心配されているところでございますが、民営化した場合の安全性の低下の懸念、それからアレルギー食の対応等も含めて、現時点では、当面直営方式を維持することがよいとの判断をしております。 しかしながら、国からの通知もありますので、市内の児童生徒数の減少、それから近隣他市の動向などを今後も注視いたしまして、今後も民営化に向けた検討は継続してやってまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 当面は民営化をしないというところ、答弁をいただきました。臨時職員が多いからというところでありますけれども、臨時職員の皆様は、新年度からですか、任用職員という形で労働条件が改善されてよくなるというふうに思いますので、調理技術が長年勤める中で向上していくと思いますし、子供たちへの安全な食事が提供できることを願っておりますので、配慮していただきたい。臨時職員の労働条件については十分配慮していただきたいというふうに思います。よろしくお願いをいたします。 では次に、学校給食における地産地消の推進について伺います。 学校給食における地産地消推進についても、要検討するよう提出されています。このことについて、平成29年3月議会の一般質問で教育部長の答弁があり、冷凍設備がないこと、規格がふぞろいものは下処理に時間がかかること、水耕栽培は施設設備の費用面が多大であること、加工品を除いて市内業者から直接購入は10%台とのこと。平成27年度からは100%千曲市産の米になったことはありがたく思います。平成29年度からは、米飯、みそ、卵、豆腐も含めた地産地消率にしたいとの答弁でした。行政評価で55%の目標設定です。監査委員からの要検討内容は平成30年9月改善となっております。その後、どのように改善されたでしょうか、伺います。 そして、平成30年度事務報告書では、地域食材使用率キログラムベースで市内産36.13%です。行政評価目標55%にするには、どのような対策を立てているかについて伺います。 また、地産地消関係連絡会議出席メンバーの格上げはどうなったでしょうか伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 滝沢部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) 学校給食における地産地消の推進でございます。 平成27年度までのデータでは、地元農産物の使用率は10%強と極めて低い状態でございました。平成28年度からは地元農協をはじめ、各関係団体の御尽力によりまして、炊飯業者の千曲市産の米の専用タンクを設置していただきましたので、お米につきましては100%千曲市産のものということで、学校給食に提供できるようになりました。よりまして、お米類を含めた地元食材使用率も35%以上ということになっております。 先ほども目標に到達するためのということでございますが、今後も一番大切なのは、安全で安心な地元産農産物を提供するということでございますので、目標に近づけるように関係機関と連携して取り組んでまいりたいというふうに考えております。 また、会議の格上げということでございますが、今までは係長以上でやっていたものを課長以上にしたということで、内容を格上げをして実施しているということでございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 課長以上の方が、地産地消関係連絡会議のメンバーであるということでございますけれども、地産地消に向けてどのような取り組みがなされているんでしょうか。年1回の3月、会議が行われただけです。どのような地産地消に向けての取り組みをされているかについて、具体的に伺いたいと思います。 ○副議長(小玉新市君) 滝沢部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) ただいまの御質問でございますけれども、会議の内容につきましては、各業者の方も一緒に集まっていただきまして、具体的にどのような食材が確保できるかということで、お話をしているところでございます。やはり、安全安心というのが第一の条件でございますし、量的なものも必要になってまいりますので、その点を考慮しながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) できない理由はわかります。だけど、どういうふうにしようとしているのかという点でどう努力されたのか、もう一度伺います。 ○副議長(小玉新市君) 滝沢部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) 努力の関係でございますけれども、数は少ないんですけれども、福祉団体クロスロードさんですとか、そういうところからも入れながら、地元産を使っているということでございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 農福連携の学校給食というところを目指している自治体もございます。遊休農地、荒廃農地、そこを活用しての自然農法による安全な農作物を使うとか、福祉団体で農業をしていて、そこの物を買い上げるとか、そういう学校給食との連携がこれからできていけたらいいなということを私は考えておりまして、この地産地消にこだわってきましたけれども、よろしくお願いいたします。 次に、大項目3として、第3次千曲市男女共同参画計画5年目の今、第3次千曲市男女共同参画計画の延長について伺います。 第3次千曲市男女共同参画計画は、平成27年度から平成31年度までの5年間の計画です。今年度が最終年で、来年度から第4次の計画予定でしたが、変更し、1年延長する説明を受けました。果たして、延長する必要があるのか疑問が生じ、以下について質問をいたします。 説明では、第4次計画の具体的施策に、女性活躍推進とDV防止基本計画を明記するためとのことでした。また、国や県の計画を勘案し、1年延長の説明でした。これに対して、女性活躍推進法は平成27年に成立しており、延長しないで明記できます。また、DV防止法は平成13年に成立しており、既に第3次で、具体的目標に男女間のあらゆる暴力の根絶として位置づけられています。国や県の計画を勘案する必要性もないと考えますが、どの部分が勘案されるのでしょうか。このことは、国や県からの指示があったのでしょうか。他市の状況はどうでしょうか。国の法律、男女共同参画社会基本法は、平成11年に成立しており、20年が経過。今ここで延長して、スタート年度をそろえる必要性もないと考えますが、見解を伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 第3次千曲市男女共同参画計画の延長についてでございます。 まず、市町村の計画の策定につきましては、男女共同参画社会基本法、先ほど、議員さんがおっしゃいました法律の第14条にこのように書いてあります。 「市町村は、国の男女共同参画基本計画及び都道府県の男女共同参画計画を勘案して、当該市町村の区域における男女共同参画社会の形成の促進に関する施策についての基本的な計画を定めるよう、努めなければならない。」と規定されておりますことから、次期計画は、来年度策定されます計画が国、県にはございますが、その社会情勢の変化、またこれまでの成果、課題も踏まえて、それぞれ国の第5次男女共同参画計画及び県の第5次長野県男女共同参画計画の基本的な考え方、方針を市としても勘案して、策定作業を進めることといたしました。 計画を1年延長することにつきましては、国や県からの指示によるものではございません。本年7月30日に開催しました千曲市男女共同参画計画審議会に諮りまして、了承を得て、市として決定をいたしました。 他市の状況でございますが、現在の計画を国、県の第4次計画策定後に策定している市が12市、その前に策定している市が5市、千曲市はここに入ります。そして同時に策定した市が1市となっております。現在このような状況でございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 今、第3次が終わろうとしていて、4次に向けてこのような延長ということですけれど、今までしなかったのはなぜでしょうかということと、もう一つは、今まで第3次のときにスタートして、5年内にこれをやろうというふうに意気込んでやってきて、その直前でゴールはもう1年先ですよと言われたときにがくっとくるこの気持ちというのが、あるんだろうというふうに思うんですけれども、そのあたり、延長しなくてもという思いですが、どうお考えですか。 ○副議長(小玉新市君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 本計画につきましては、議員さんがおっしゃいましたように、当市におきましても、第3次をやるぞということで進めてまいりました、この気持ちに変わりはございません。1年延長しましても、毎年事業の施策につきましては、きちんと振り返り、進捗状況を確認し、また次年度において、どのような計画を立てていくのかということも必ず毎年確認しておりますので、もう1年延ばしたからということで変わりはございませんし、むしろ国や県の成果や情勢をさらにより近いものにするために、今回1年延長したものでございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) わかりました。 次に、第3次千曲市男女共同参画計画の総括ということで伺います。第3次千曲市男女共同参画計画5年目が終了しようとしている今、どのような総括か伺います。 延長するにしても、ことし事業の総括はすべきと考えます。特に、男女共同参画セミナーは、毎年5から6回継続開催がなされました。リーダー養成や市管理職研修も兼ねて行われました。そして、セミナー修了者の会も発足しました。 しかし、千曲市審議会、委員会等への女性割合は20%台の推移にとどまっています。なぜ、女性割合が目標に達しないのか大きな問題があると考えます。女性の声が政策決定に反映されないからです。このことから、啓発学習など、男女共同参画セミナーの内容について、十分な検討が必要と考えます。どのような目標を立ててセミナー内容を立案したのかについて伺います。さらには今後、公募による企画会議開催を望みますが、見解を伺います。 ○副議長(小玉新市君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 続きまして、第3次千曲市男女共同参画計画の総括についてでございます。 毎年度、先ほどもお話ししましたが、千曲市男女共同参画推進条例13条の規定に基づきまして、前年度の施策の実施状況及び本年度の施策の実施計画をまとめ、男女共同参画計画推進会議での協議を経まして、審議会へ報告し公表しております。本年、令和元年度につきましても、令和2年度当初に、今後関係課からの男女共同参画推進事業の実績及び次年度の事業計画の報告を求める予定でございます。さらに、第3次計画全体の総括でございますが、計画期間を1年延長したこと、また第4次計画策定に向け、第3次の達成事項やまた課題等、協議し、その論点等を整理する必要があることから、令和2年度中に6年間の総括を実施いたします。 毎年開催しております男女共同参画セミナーでございますが、第3次計画の目標、3つございますが、その1つにあります意識づくり、さらにその中の具体的目標にあります男女共同参画の理念を推進する教育と学習を推進、充実させるための施策の一つとして、このセミナーを実施しております。セミナーの内容につきましては、さらに本計画にあります9つ、具体的な目標と施策がありますが、これに沿った内容のものを実施しているところでございます。議員御意見のように、まず公募による企画立案会議につきましては、これまでは男女共同参画セミナーは、主に担当課、人権男女共同参画課において計画を立案しておりました。これは、セミナーにおいて、アンケート等を見せていただく中で決めてきたわけですが、今後さらに男女共同参画計画推進会議、また男女共同参画計画審議会の意見をお聞きし、更に重ねてセミナーにおいてもアンケートを現在も実施しておりますので、受講者の御意見を踏まえながら計画してまいりたいと考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) よろしくお願いします。 次に、防災会議の女性割合に問題はないかについて伺います。 千曲市の審議会、委員会等公職に携わる女性割合は、20%台と低調が続いています。目標は40%であり、どちらかの性が40%を切らないことが男女共同参画社会の基本です。 今回、台風19号による水害で避難所が20カ所以上開設され、5,000人近くの人が避難をされました。市民からはいろいろな意見が出されました。防災会議に女性の意見が反映されていたらよかったのではないかと思います。千曲市の防災会議の女性割合は31人中4人で12.9%と低い実態です。今回の災害で防災会議の果たした役割について伺います。また、女性が少ないことでの問題点は何だったでしょうか、伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 防災会議の女性について申し上げます。 この防災会議の委員でございますが、現在の状況は議員御指摘のとおりでございます。この会議ですが、やっていただくことの内容なんですが、まず防災計画の策定あるいは防災関係の市へのアドバイス等が任務となっておりますので、非常に専門性の高い分野の方に来ていただいているところでございます。 具体的には、市の防災会議条例に基づきまして、選出区分が決定しておるわけですが、例えば、気象台ですとか自衛隊、警察、河川事務所、建設事務所、保健所等々、そういったところの機関にお願いしておるところでございます。女性が少ないという理由でございますが、私どもの分析によりますと、こういった各組織で、そこに女性の専門家の在籍が少ない、それがありまして、結果的に選出していただく方が女性が少ないということが一番の原因ではないかと思われます。 また、今回の台風で防災会議が果たした役割というお尋ねがございますが、この防災会議の役割というのは先ほども申し上げましたとおり、防災計画を立てるとか、市へのアドバイス等でございますので、直接的に災害に対応するというような役割はございません。したがいまして、今後開催される防災会議において、今回の災害の課題ですとか問題点、これらを審議していただき、また市に対して意見をいただくことになると思います。 それから、問題点としては、この会議にかかわらず全般的なことですが、先ほど議員もおっしゃったとおり、避難所での女性の配慮、これがいろんなところで今課題となっております。これらに対応するために、女性目線を取り入れること、これが非常に重要でありますので、防災分野への女性の参画については、さらに検討してまいりたい。また、この会議につきましても、関係機関と相談したり、あるいは女性がいませんか、というようなお願いをしながら、女性登用率の向上を努力してもらいたいと考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 女性の意見がその中に入るような形で努力するという答弁をいただきましたけれども、本気で考えていただきたい。今回の災害で、やはり混乱したこともたくさんありますので、よろしくお願いをいたします。 次に、ジェンダーワークショップ・アサーショントレーニングについて伺います。 男女共同参画についての現状や取り組みについて把握するため、「男女共同参画社会に向けての市民意識調査」と「企業における男女共同参画意識調査」を第3次策定に当たり行っています。「男は仕事、女は家庭についての考え」に対する回答では、「あまり好ましくない」「反対である」と、性別による固定的役割分担を否定する人が多くを占め、男女共同参画社会に向けた理解は少しずつ進んできていると分析しています。 しかしながら、職場、政治や制度に対し、男女の不平等感を持つ人の割合は比較的高いことや、各企業における管理職、監督職に占める女性の割合は低いことから、政策決定への女性の参画は余り進んでいません。職場や地域社会においては、性別による役割分担に基づく慣行や慣習がいまだ根強く残り、男女共同参画の視点に立った社会制度の見直し、意識の改革、男女の人権の尊重と男女平等に向けた取り組みにはさらに努力が必要として、第3次計画がスタートしたのが5年前になります。 固定的役割分担意識をなくし、社会制度の見直しをしていくための意識啓発として、男女共同参画セミナーの開催が実施されてきました。その中で、目的に沿った成果が望める内容として、参加型学習、コミュニケーション講座があることを学びました。また、ジェンダーワークショップの著者、金香百合さんの講座は、男女共同参画セミナーで、年1回を4年実施されました。「人生を幸せに元気で生きる~自分の内外にある「とらわれ」から脱皮しよう~」は平成27年度の演題。「女性もリーダーシップ!~力を引き出す考え方・生き方~」は平成28年度でした。またアサーショントレーニングは、自分も相手も大切にできる自己表現力を身につける内容で、平成28年度まで4年続けて学びました。 これらの内容の学習をトレーニングとして、回数を増やして継続し、多くの市民が参加できるよう望みます。そのようにするには、リーダー養成講座で学習の進行ができる人を増やし、トレーナーとして各公民館や地区で学びの場を提供するならば、さらによい方向に進めると考えますが、見解を伺います。 ○副議長(小玉新市君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) ジェンダーワークショップ・アサーショントレーニングについてでございます。 本年度は、市が5回男女共同参画セミナーを計画いたしましたが、そのうちの2回が体験型のセミナーでございます。1回目は6月に無事終了させていただきましたが、2回のうちその一つ、防災分野での男女共同参画の推進を目的としまして計画しておりました講習会、避難所運営ゲーム、略してHUGですが、これは残念ながら台風19号災害のため、やむなく中止とさせていただきました。が、やはり市民の皆様方からの要望もございまして、今後このHUGの講習会も含め、ジェンダー平等の推進に向けてワークショップ、体験型の講座を計画していきたいと考えております。 また議員の御意見のとおり、男女共同参画の意識向上、この施策を推進していく上で、リーダーの養成、リーダー組織の強化は必要であり、さらに自己表現を身につけ、自分の気持ち、考え、その信念を正直にその場にふさわしい方法で表現できるようトレーニング、それをアサーショントレーニングと申すと思いますが、それをすることはスキルアップにつながると考えております。 引き続き、男女共同参画セミナーをはじめ、各種研修会などへの参加を促し、リーダーの育成やスキルアップを図る取り組みを進めてまいりたいと考えております。今後もさまざまな知識等を持ち、これらを公民館や地区で実施する研修などで地域住民の皆様に教えること、また伝達することができる個人や団体が増え、その方々が指導者、トレーナーとなって市民に伝えていくことによって、男女共同参画社会の実現に近づくものと担当のほうでも考えております。 また、より多くの市民に参加いただけますよう、公民館で実施している市民講座との連携についても検討し、各種媒体による広報を実施するとともに、先ほども申し上げましたが、受講者から、アンケートまた御意見も踏まえ、この事業を実施してまいりたいと考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 千曲市男女共同参画計画は、ここで第3次が終わろうとしています。5年ごとですので15年が経過したということでございますが、なかなか見える形での成果が上がらない、それをどのようにしたらいいのかなということを真剣に考え続けてきましたけれども、このようなジェンダーワークショップそれからアサーショントレーニングこれを継続して、トレーニングとして自分の考えを表現していくその力をつけていく、そして地域の課題、自分自身の課題それを解決していく方向性というのがいいのではないかなというふうに、私が考えたことでございますけれども、このようなジェンダーワークショップ、アサーショントレーニングこれは残念ながら平成28年度で終わっておりますが、今後も継続していただきたい、今部長の答弁もありましたので、本当にこれからお願いしたいと思います。 最後になりますけれども、この男女共同参画を進めていく効果というのは大きいと思うんですけれども、最後に市長の答弁を伺いたいと思います。 ○副議長(小玉新市君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 大澤議員の常日ごろからの男女共同参画に対する熱意に感心しておりますが、この世の中に男女しかおりませんので、それぞれがどうやって役割を果たしながら進めていくのか、男性・女性今は関係なく職員の採用もしていますし、これからもどんどん活躍してほしいなと。また、男性にはない発想が女性にはありますし、そういったところはお互い補ってやっていければいいのかなと思いますので、男女共同参画簡単のようでありますけれど、時間がかかる問題でもあるかなというふうに感じておりますので、これはしっかりと進めていく必要があるというふうに感じております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) しっかり進めていただきたいというふうに思っております。これで一般質問を終わります。 ○副議長(小玉新市君) ここで15分間休憩をいたします。                             午後2時42分 休憩---------------------------------------午後3時 開議
    ○議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、6番、中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 議席番号6番、科野の会中村眞一です。9月に引き続き今回も大トリで通算4回目でございます。よろしくお願いします。 今回10月12日、13日に来襲した超大型台風19号は、東日本及び県内各地に甚大な被害をもたらしました。被災されました皆様には心からお見舞い申し上げます。 また、このたびの災害に際し、昼夜・休日も返上して対応された職員の皆様、他県や近隣市町村から応援に駆けつけていただきました皆様、そしてボランティアをはじめ多くの御協力をいただきました皆様に心から御礼申し上げます。さらに、各地域の区長、民生児童委員、消防団員はじめ各役員様にも御礼申し上げます。 そして、今回の台風19号は、最強級として10月9日には気象庁も会見を開き、最大限の警戒を呼びかけてまいりました。当市においても、前日の10月11日に災害警戒本部を設置し、当日10月12日には、11時23分災害対策本部を設置し、15時40分避難準備情報発令、17時59分全域避難指示発令され、避難所も23施設が開設され、夜の23時時点では約5,000人の市民が避難いたしました。 そこで私は、10月12日に今回の指示・情報類が各地現場にどのように伝わり、現場ではどのような活動をなされたか検証をしたいと思います。これは各担当部署の問題だけではなく、市全体でその実態を知り、次の事態に備えたいと思います。 ちなみに、私個人では10月12日当日は、NHKとケーブルテレビジョンを2画面にして常に台風情報を収集しておりました。そして、自宅では、2階に3日分の水、食料を準備し、いつでも動けるような態勢をとっておりました。 そこで、まず大項目1として台風19号の被災により千曲市政は、どのように対応するのか、お尋ねいたします。 小項目1、今回の台風19号による被災をどのように捉えているかお聞きいたします。 まず被災の原因を考えてみますと、近年地球の温暖化により世界各地で大規模な洪水が発生しております。今回の台風19号による降雨量は千曲市近郊では200ミリ弱でありましたが、上流の県境では300から500ミリ超の降雨量があり、そのまま千曲川に流れ込んでおりました。これは、山間地の保水力が大幅に落ち込み、また宅地開発等が進んだ中で、田畑等の雨水の浸透力が大きく落ちた結果だと思います。これはまさに人災であるという人もおりますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 今回の台風19号による被災の原因をどう捉えるかでございます。 今回の被災の原因は、議員さんも先ほどおっしゃったように、千曲川上流部における多量の降雨によりまして、市内の千曲川では計画水位を大きく上回る水位が観測されたこと、そしてその千曲川が霞堤を通じ堤内地に流れ込んできた、また千曲川が満水状態となり、ポンプ排水ができなかったということが、冠水状況を是正できなかったものと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) それでは次に、結果的に市民の安心・安全を守れなかったんですが、これから千曲川治水と共生をどのように考えるかお尋ねいたします。 さまざまな意見がありますが、千曲川、信濃川は長野・新潟県にまたがり、広域での対策が必要なことは確かです。また最近、阿部県知事が千曲川は全域国直轄にし、国で強靭化を図ってほしいと訴えております。 千曲市において、霞堤からバックウォーターがなければという話や水門、樋門、排水樋門の閉鎖による内水氾濫がなければというような声も聞こえてまいりますが、そこで霞堤や各種排水樋門について取り上げてみたいと思います。けさも市長談話が新聞報道されておりましたが、千曲川霞堤に閉鎖をというような記事が載っておりました。 まず、千曲市に5カ所の霞堤がありますが、大小の違いはありますが、どこも逆流氾濫いたしました。長年、千曲川の氾濫を防ぐための一時的な遊水池の役割を担ってきましたが、その保水力を保つために保水池との併設等も必要かと私は考えます。専門家の意見等を取り入れて、ぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 議員さんがおっしゃいましたような保水池、遊水池という言い方もあるかと思いますが、昨今の雨は今までの雨とは降り方が違ってきている、また一気に流れてくるという中で、国・県、千曲川流域市町村によります緊急治水対策プロジェクト、これらを立ち上げた中でそのようなものも検討し、整備していかなければならないものと考えています。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) また、千曲川、沢山川中心に市内には41カ所の水門、排水樋門等がありますが、これは国、県、市の管理に分かれて、それぞれ地域の担当者が管理を委託されているそうです。10月12日には、千曲川の水量が大幅に増水した段階で、これらの水門を閉じたために内水氾濫が発生しました。担当部門、建設課、都市計画課、農林課ではそれぞれ水門ごとの状況を把握していると思いますが、他県では専門家を入れて細かく分析をしているようでございます。内水氾濫を防ぐためには、素人の意見ですけれども、排水ポンプの併設というようなものも真剣に考えて、抜本的な対策をとる必要があると思われますが。いかがでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 小根澤部長。          〔建設部長 小根澤英児君 登壇〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 内水に対しての御質問でございます。 まず、一時的には千曲川が満水にならない、通常のスクリューポンプが正常に稼働する、氾濫危険水位に達しないよう千曲川本流の河道掘削、堤防の補強等やっていただくこと、そして内水につきましては今議員さんがおっしゃいました排水ポンプのみならず、例えば降ったところでその場で地中へ水を浸み込ませること、もしくは雨水貯留槽等々、それらも含めた中で抜本的な対策を緊急治水対策プロジェクトの中で、研究を取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) ただいまの霞堤、それから千曲川の治水について今、部長の御答弁をいただきましたけれども、市長の御所見もお伺いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 今回の災害の原因というのは、先ほどからずっとこの議会に出ているんですが、まず千曲川、国土交通省の一級河川が河床整備がしてないというのが大きな問題かなと思っています。そうでないと、幾ら内水を処理しても川に出せないんですよね。 まずは河床整備が必要かなということで、それと堤防の強化、この2つは何としても早急にやっていただきたいということを国にも申し上げたいと存じます。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) それでは、小項目2として、大規模被災地として千曲市政の対応は何が必要でしょうか。 まず1つとして、災害復興計画の策定とスケジュールはいかがでしょうか。 そして2番目として、最近、地球温暖化対策として気候非常事態宣言が長崎の壱岐市、長野県白馬村、長野県でついこの間宣言され、CO2のゼロを目指しております。千曲市もこれとは別に、これだけ大きな被災した実態を重く見て、まさに千曲市としての非常事態宣言をするべきかと思います。 またそれらを後期基本計画策定に取り組むべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 竹内企画政策部長。          〔企画政策部長 竹内 司君 登壇〕 ◎企画政策部長(竹内司君) まず最初に、復興計画の策定等スケジュールについてお答えしたいと思います。 現在、復旧・復興計画の策定方針につきましては、今月中を目途に庁内合意を得ながらまとめる予定で進めているところでございます。その策定方針の中で、今後の体制でありますとか方向性、スケジュール等についてはお示しをしたいと考えております。 次に、今申し上げました非常事態宣言と、第2次総合計画、基本計画への対応についてということでございます。 まず最初に、復興計画との関連性となるというふうに思いますが、過去に例を見ないこの被害を受けた点ということで言いますと、まさにこの非常事態であるということかもしれません。 しかし、千曲市はこれから前に進もうとしております。そして、今回の災害を受けて、復旧・復興計画はある程度長期にわたるものというふうにも予想されます。 したがいまして、これから策定する復旧・復興計画で示すあるいは考え方につきましては、第2次総合計画の後期基本計画の計画期間に引き継がれていくものと考えられておりますし、その中では財政計画も含めて、災害に強く安全で心穏やかに暮らせるまちづくりをさらに発展させていきたいと考えております。議員さんがおっしゃられました気候非常事態宣言ということになりますと、先ほど地球温暖化という言葉も出てまいりました。これによる気候変動をもたらす問題も危機と捉え、具体的に乗り出す決意を示す行動であるというふうに捉えております。 ただ、大切なのは、どう具体化をさせて結果に結びつけるのかということだろうと思います。 例えば、徹底的な省エネルギーとあるいは再生可能エネルギーの普及・拡大、さらにはCO2の排出の削減等も課題だというふうに考えております。宣言については、また別途、今後研究、検討する必要があろうかというふうに思いますが、今の千曲市総合計画の中でも、地球温暖化対策を進めようというふうにしておりますし、後期基本計画における基本的視点と捉えている、いわゆるSDGsの17の目標の中で、まさしく合致するものというふうにも考えておりますので、後期基本計画の策定に際しましては、その考え方、取り組み等については復興計画同様に引き継がれるものというふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) ぜひ後期計画の修正に当たっては、本当に緊急事態だと思いますので盛り込んだ上での計画をお願いしたいと思います。 それでは、小項目3といたしまして、台風関連に50億円程度の追加補正をと、11月27日の新聞報道が先行しました。これは前回委員会でも言いましたけれども、それが今回6号補正予算としてはじめて内容が明らかになりました。その半壊3戸が基準見直しで329と100倍になりました。その修正の基準とはどういうものか、そして2として、全市公平な再調査を実施したのかどうかをお尋ねします。 ○議長(荻原光太郎君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) まず、認定の関係でございます。 この認定調査につきましては、基準が変わったことというのは端的に申し上げますと、先ほど来御説明を申し上げたとおり外力です。その水の流れがあったかないか、ある一定の外力があったかないかというのが基準でございます。この外力があったかないかによりまして、当てはめるランク自体が違った表を使うことになりますので、その外力が当初はなかったということだったんですが、調査の結果あるということで判断しましたので、それにより全面的な基準、当てはめる基準が変わったということで大幅に増えたところでございます。 続きまして、公平な調査があったのかということでございますが、これにつきましても、10月災害のあった後から、県内外の応援を得まして調査を実施したところでございます。調査につきましては、外力による建物の被害がないということで、先ほど申し上げたとおり行ったわけですが、調査方法に関しますと、市内の被災地区をブロックに分けまして、調査員が3人1組でブロックごとに全戸で調査を行いました。その合計で損害割合を判定したわけでございますが、これにつきましては、帰った後、それぞれの目を一緒にするために会議等でならしたところでございます。 また、これも申し上げたとおり、その証明書1回目交付後に再調査の要望が多数寄せられましたので、再調査を行いました。これにつきましては、先ほど金井議員からも二度手間ということも言われたわけですが、一次調査といいますか、先の調査があったということで、このやり直しの調査につきましても、データが非常に活用できたということで、スムーズに2回目の修正を行えたということでございます。したがいまして、公平ということでは、きちんとやったつもりでおります。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 新聞報道ではずっと3戸ということで、あと床上が1,310という数字が表に出ておりました。それが、いきなりこういう形になりましたので、あえて私は、皆さんに理解してもらうためにも、それを申し上げたつもりでございます。 それで、同時に、兵庫県から10人、それから長野県の飯田方面からも10人というような形で、外部からも調査の手助けに来ていただきました。その人たちも納得していただけるような再調査だというふうに私は考えておりますが、大丈夫でしょうか。ちょっとお尋ねします。確認です。 ○議長(荻原光太郎君) 大内部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) その判定のやり直しについてですが、いろんなご意見がございました。その中で、私ども、先ほどもご指摘あったとおり、他市の状況ですね、それらも総合的に判断しまして、県とかとも相談しながらやったところでございますので、私どもの判断で今度は間違いないと思っております。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) それで、後ほど、また議案として出ますけれども、この復興費関係の財源、6号の補正予算で49億1,600万というような数字になり、総額では308億8,900万という大型の数字になりました。 しかし、激甚災害に指定されまして、公共土木施設の70%から83%に格上げ、農地が83%が96%、農林水産が20%が50から90%という補助率が叫ばれておりますけれども、この実際の補助率というのはどのぐらい見込んでおられるのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(荻原光太郎君) 大内部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) ただいまのご指摘いただいたとおり、補正予算49億1,600万につきまして、当議会にお願いしたところでございます。 この財源でございますが、災害復旧事業費の国庫補助金、これが一番大きなウェートを占めると考えております。また、それに補完する面でございますが、災害復旧事業債、これは、いわゆる借金ではございますが、返すときには国のほうのバックがある程度見込めるもの、有利なものを選んでおります。また、一般財源では、地方交付税、前年度繰越金等を使える予定でございまして、どうしても足りない分につきましては、いわゆる貯金であります財政調整基金のほうから繰り入れをしたいと考えております。 その割合でございますが、御承知のとおり、通常の災害ですと3分の2とかということになるのですが、今回激甚災害に指定されたということで、議員おっしゃったとおり80%とか、場合によっては100%近い、90を超えるようなものが見込まれます。 ただ、これについて、今月あるいは来月あたりから各分野で国の査定が入ってまいります。その辺を見越して、できるだけそちらのほうにやっていただくようにお願いしたいと考えておりますが、現時点の予算の中では、通常の割合で算定してお願いしたところでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) いずれにしましても、相当な金額です。先ほど申しましたけれども、非常事態です。それから、この財源、これをどこで正常化にするのかということも大変なことだと思いますので、ぜひ踏ん張っていただきたいと思います。 それでは、大項目2として、事前の危機管理対策と地域市民とのコミュニケーションはいかがだったのか。特にその中で、10月12日土曜日の当日の件についてお尋ねいたします。これは、減災対策面から見て、ぜひ明快なご回答をお願いします。 まず、小項目1として、災害時の避難行動要支援者への対応をお尋ねいたします。 ことしの4月から、危機管理防災課から高齢福祉課へ事業所管が移りました。そして、7月には区長会、民生児童委員協議会等で説明、協力依頼が行われ、名簿の作成、更新等が行われました。それで、ここに出てきます要支援者、それから支援者とはどういうものなのかお答えください。 ○議長(荻原光太郎君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 災害時避難行動要支援者の対応について、まず要支援者とは、についてお答えいたします。 災害対策基本法におきまして、要支援者とは、高齢者や障害者などのうち、災害が発生した場合にみずから避難することが困難な方、とされております。また、支援者につきましては、避難支援等関係者と呼ばれ、消防機関、警察等の関係機関をはじめ、区、自治会やボランティア組織など地区の皆様がこれに該当いたします。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 私も、平成27年区長時代に苦労してつくりました。それで、今の支援者ですけれども、要するに、1番は基本的に近隣の住民の2名以上というような形でやってまいりました。ですから、消防団とか、機関じゃなくて、それぞれ個人のつながりがある方というふうに私は理解しております。 そういう中で、私も自分の地域の区長等にも連絡しましたけれども、この12月1日から、3年任期の民生児童委員が新しく顔ぶれがかわりました。その役割としては、高齢者が激増する中で、県に増員申請を私いたしまして、今回戸倉地区は3名の増員が認められて、区の、いわゆる民生児童委員は139人、主任児童委員は15名で、千曲市は154名の体制になりました。 そういう中で、全市人口別に人員割り振りができているかどうか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(荻原光太郎君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 民生児童委員の役割についてですが、まず割り振り等につきましては、民生児童委員さんにつきましては、一応基本の人数決まっておりますが、現時点ではそれぞれ地区で若干の対象者の割り振りは違いがございますが、先ほど議員さんおっしゃったように、全地区で154名の民生委員さんを千曲市のほうお願い申し上げる予定でございます。これまで、151名でしたが、やはり内容等の複雑化、また困難事例、相談事例も増えてきたことから民生委員さんの増加をお願いしております。 そのような中で、民生児童委員さんも、避難支援等の関係者ということで、役割を期待されておりますが、まずは民生委員さんご自身の安全を確保した上で、可能な範囲での支援をお願いしたいということで、毎年災害時避難行動要支援者名簿の更新時期に合わせまして、それぞれこの事業への協力を依頼しているところであります。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 前回、委員会でもちょっとお尋ねしましたけれども、それでは12日当日、要支援者の避難実態はどうであったのかということについてお尋ねします。どこにどんな手段で避難できたか。それから、住宅街で垂直避難した人は何人いるのか。他の議員からアンケート調査ということも出てまいりましたけれども、その実態と問題点を把握して、次に生かさなければならないと思いますが、その当日の実態を教えてください。 ○議長(荻原光太郎君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) ご質問いただきました10月12日、災害当日の対応では何ができたかということでございますが、まず、避難勧告の伝達につきましては、これまでも御回答申し上げてますが、メール発信のサービス、また緊急速報のメールなど、さらに野外告知の放送等、利用可能なものを全て使いまして伝達を行いました。 また、避難所におきましては、職員等が避難人員を調査しまして、避難された方が安心して過ごしているだろうかと見回ったり、あと安全確認、要介護者への配慮などを心がけました。また、さらに必要に応じて、避難所によっては個別の部屋を準備するなどということも行いました。また、避難誘導、移動の介助、ニーズの確認など、できるだけ避難所の適切な運営に努めてまいりましたが、しかしながら反面、避難所の状況によりまして十分な配慮ができない点もございました。 また、垂直避難等、当日の避難者の避難実績についてでございますが、当日は十分な体制をとることができず、また発生から1日目の初動期に多くの方が帰宅等されたということから、きちんとした把握はすることができなかったことが現状でございます。 今後は、今回の災害を踏まえまして、今後に生かすため、避難時、災害時の避難行動要支援者名簿の有効な活用についても、聞き取りやアンケートによりどの程度の活用ができたのか、実態を把握し検証したいと思っております。 また、今後は要配慮者等がより適切な対応ができるよう、職員に対しまして災害時の情報提供の活動や避難の受け入れ等について避難所の運営訓練を充実する、また各種訓練等の研修に参加するなどして、本当に適切な運営ができるよう、今後さらに充実に努めてまいります。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 今の御答弁では、前回と全然変わっていなくて、10月12日に当日避難をどういうふうにしたのかということを私はお尋ねしているわけです。ほかの議員からも出たように、ぜひアンケートをとって避難実態を報告してください。それをお願いしておきます。 それでは、次に小項目2として、同じように各地域の区長、区長会とのコミュニケーションはどうであったのか。これは、今の民生児童委員と同じように、区長会とのコミュニケーションが全然とれてないから私は申し上げているわけです。そこを踏まえて御答弁ください。 災害時の地域防災リーダーとしての区長のとるべき対応はどうであったのか、それをまずお尋ねします。 ○議長(荻原光太郎君) 竹内企画政策部長。          〔企画政策部長 竹内 司君 登壇〕 ◎企画政策部長(竹内司君) 災害時の区長の対応はどうあるべきかについてでございます。 自然災害時におきましては、それぞれ地区の特性に応じた行動をとっていただくことが最も重要であるというふうに考えております。 区長、自治会長さんを地域の防災リーダーとして捉えるのであれば、まずは、防災、減災に向けて人命第一に考えながら、自分たちの地域は自分たちで守る、共助の意識をしっかり持っていただき、地域内への浸透に努めていただくとともに、民生委員のみならず、各地域内の団体の皆さんとの役割分担をしながら、日ごろから地域防災力の向上に取り組んでいただくことが災害時におけるリーダーとしての行動につながるのではないかというふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) これについても、私、各地ずっと回りまして、各区長からいろんな相談を受け、また本部に連絡しても明快な回答がないということで、あえて申し上げております。 それで、区長さんによっては自主的に物すごく動いてる区長さんもお見えになります。民生児童委員さんも同じです。しかし、本部とのコミュニケーションが何もとれていなかったというのが現状です。もし、穂保のような洪水が来たらとんでもないことになってました。ぞっといたします。 そこをあえて申し上げて次に行きますが。 そうしますと、各分館の避難所の開設の対応をどうしたのか、これはある区ではきちんとやって、そこに要支援者を運び込んだというような区もあります。しかし、ほとんどの区が分館については開設されておりません。その辺はどういうふうに把握しておりますか。お尋ねします。 ○議長(荻原光太郎君) 竹内部長。          〔企画政策部長 竹内 司君 登壇〕 ◎企画政策部長(竹内司君) 10月12、13日の間で自主避難所となった分館につきましては、北堀分館など数カ所と承知をしております。各所に指定避難所が開設されたわけでございますが、自主避難所の開設につきましては、区長、自治会長、あるいは自主防災会等の判断に委ねられているところでございます。 しかしながら、各区、自治会において、自主避難所の開設、運営に対する知識であったり、あるいはこの備蓄品等が整っているかどうかというものは不明でございました。それらにつきましては、今後、各区・自治会の状況を把握した上で、必要であれば市として支援してまいりたいと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) これについても、市民協働課というのが新設されたわけです、今回。ですから、そこを中心に、ぜひ各地域リーダーとしての区長との連絡をとっていただきたいと思います。 そこで提案ですけれども、昔、PTA関係では、各地域の電話の連絡網体制がきっちりできておりました。今は、いろんな通信手段ができて、それぞれ、先ほどの民生児童委員もそうですけれども、あれでこれでって言ったけれど、直接やることについては何もやってません。それについて、ぜひ反省を含めて新しい体制をつくっていただきたいと思います。 それでは、次に小項目3として、避難所開設とその運営マニュアルは本当に生かせたのかどうか。 今回は、10月12日の夕方から一晩だけでした。これが長くなったらぞっとします。それで、避難所の選定と市民にはどういう事前の周知がされていたのか、それと、避難所の開設、運営マニュアルはどうであったのか。 私は、10月12日の夕方7時ごろから夜中の12時ぐらいまで、自分のエリアである五加小学校、戸上中学、旧戸倉庁舎3カ所については、3回ぐらいずつ回りました。五加小学校で300人弱、これは体育館の1階へ避難しました。戸上中学は廊下が広いものですから、2階を中心に廊下へ避難して約200人。旧戸倉庁舎については、300人近くが古い事務所のデスクの間にみんな入り込んでの避難でございました。学校関係が早く開かなければ危ないなという気がして、本部に連絡して早くあけてもらったんですけれども、その、実際にはマニュアルはどうなっていたのか、それについてまずお尋ねします。 ○議長(荻原光太郎君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 避難所の関係でございます。これも、避難所の選定につきましては、避難準備情報を発令した段階で、この段階で地域のバランスを考慮しまして、まず6カ所を開設したところでございます。その後、一ランク上の避難指示を発令したことによりまして、これは相当数の方が来るということで、全小中学校に加えまして、2階建て以上で、例えば万が一堤防が決壊したときにも頑丈な建物、そういったところを指定しまして、更埴文化会館とことぶきアリーナ等を開設したところでございます。さらに不足したところにつきましては、旧更埴庁舎の保健センター、また屋代高校にお願いして追加したところでございます。 この市民への周知につきましては、緊急時ということもありまして、携帯電話への緊急速報メール、また屋外告知放送、登録メール、Lアラート、これによりまして報道機関にまず入れまして、報道機関のほうで報道いただいたということ、それからSNSとか、あと、アナログ的ではございますが、消防団による広報を行ったところでございます。 また、この後の議員さんから質問もあるものでございますが、その後の取り組みにつきましては、やはり初動体制にちょっと問題があったということは認識しております。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) これも、3時40分の最初の準備から始まって6時の避難命令まで、非常に遅くて、暗くなってから年寄りがどこへ避難できるのか。五加小学校まで行くのは嫌だって言う人たちがいっぱいいたんです。私が回ってみて。そうすると内川の分館をあけなければいけないというような事態であったことは確かなんです。そういう意味では、暗くなってからお年寄りが避難できるということは非常に難しいことです。 それで、もう一つ確認は、この運営管理者はどなただったのか。私は最初、市の職員さんだと思いましたので、学校2校についてはお手伝いをお願いしました。しかし、とてもそれでは手に負えなかったので、両方の校長先生にお願いして、一晩泊まっていただくようにお願いいたしました。それについていかがでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 大内部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 避難所の運営管理者ということでございますが、これは、開設当初、これは市の職員が主導で行います。議員もおっしゃったんですが、これが万一、例えば1週間、2週間とか泊まっていただくような形になった場合、その場合にはその避難所のほうに自治会、あるいは避難者の方の代表ということのほうに移行しながら、そして避難所の中で自治組織をつくりながら運営していただくというふうになっております。 ちょっと申し添えますが、今回の避難所なんですが、私どもの位置づけとしましては、まず緊急避難場所というような位置づけでこの23カ所、とりあえず命を守るためにまず行っていただくということでやりました。そういった、長い間うちへ帰れない方が生活していただく避難所、これが本来の避難所でありまして、そこには、運営マニュアルに基づいてやろうということで、これは具体的に申し上げますと、旧保健センター、そのほうを指定しまして、マニュアルに応じて運営したところでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) そこで、もう一つ問題なのは、避難された私のところも、七、八百人おりましたけれども、食べ物とか水の問題が出てまいりましたけれども、私はむしろ、避難者にも事前に水、食料等を準備していただいて、持参していただける人は持参していただくというような周知が必要だったと思うんです。そういう意味で、避難者の心得というものについても、ぜひ周知をお願いしたいと思います。 そして、ちょっと時間がありませんので簡単に申しますと、翌日13日には朝6時から3カ所回って御礼をすると同時に問題点を確認してまいりました。そして、9時ごろあんずホールから市役所の本部のほうに行きました。長靴で行きましたけれども、やっとの思いで車を商工会議所にとめて、市役所にたどりつけませんでした。しかし、そんなことやってられないんで、長靴に膝まで来た水をじゃぶじゃぶやりながら中に入って、いろんな市内の状況を本部へお伝え申し上げました。 それからすぐに各地域を回りましたけれども、そういう意味で、現場に飛ぶということが、私、全然見れませんでした。前日、避難所、ほかも誰も見えませんでした。それは、常駐の人たちはおりましたけど、それ以上の人たちが回っているのを見たことはありませんでした。 それからすぐの朝の各被災地についても、ほとんど、同僚と2人で行きましたが、見えませんでした。そういう意味で、市長、そういう意味での現場主義ということについてどうでしょうか、お尋ねします。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 災害対策本部は組織で動いていますから、現場の情報は、そこにいるポジションにいる職員から逐一本部に入ってくるというふうに思っています。 本部の中では非常に混乱していました。こういった災害、大きなものは初めてでありましたので、それはいろんな方々からの情報も入っておりましたので、それを精査しながら、全部黒板に書きながら調整してきたわけでありますが、広範囲に避難所がありましたので、全部で29カ所になりました。そういった中で、きちんと連絡体制がとれていなかったということは否めないというふうに思います。 これもいい経験でありますので、これから、こういった災害が起きたときには、どうあるべきかということは、きちんと職員全員が、一つの認識を持ってやっていかなくてはいけないかなというふうには思っています。 ○議長(荻原光太郎君) 大内部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 現場主義ということで、ただいま市長が申し上げたとおりでございますが、1つ追加させていただきたいのは、12日から13日の朝にかけて、本部で指揮をとる関係がございまして、市長、また私のほうも、指揮官がいないとどうしようもないもんですから、まず、その辺では現場へちょっと行けなかったことは事実であります。 ただ、しかし13日になりまして、水が引いて一段落したところで、市長、私、担当課長で避難所を回らせていただいたりとか、あるいは雨宮等の被害の大きかったところ見させていただきました。 また、後日杭瀬下地区についても市長、私どもで全地区の区長さんと一緒に回ったりしたこともありますので、できるだけ努力はしているつもりでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一郎君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) そういうことですが、今の民生児童委員、各区長、それから避難所の問題と12日を中心にした現場がどうであったのか、必ずきれいにまとめてください。 そして、最後にこんな大きな被害がいつ起こるかわかりません。そういう意味で、総務部の中の危機管理防災課だけに頼らないで、課から部に昇格させたり、ないしは危機管理官を置くとかいうような組織を強化していかなければ、これはできないと思います。 大企業でも、トップの人が何でも仕切るんじゃない、その担当の責任者が仕切るのが本来の組織なんです。そこんところはよく考えてやってください。 ○議長(荻原光太郎君) 以上で、一般質問は終わりました。 ここで暫時休憩いたします。                             午後3時44分 休憩---------------------------------------午後4時30分 開議 ○議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ、これを延長いたします。--------------------------------------- △日程第2 議案第74号 監査委員の選任ついて ○議長(荻原光太郎君) 日程第2、議案第74号 監査委員の選任についてを議題といたします。 こちらは、議会初日に、延期としました日程の議案であります。 議案に対する提案説明を求めます。 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) ただいま、議題となりました議案第74号 監査委員の選任について、説明いたします。 本案につきましては、本年12月19日をもって任期が満了となります飯島仁一さんの後任の監査委員の選任について御提案申し上げる次第であります。 監査委員につきましては、地方自治法第196条第1項の規定により、人格が高潔で、普通地方公共団体の財務管理、事業の経営管理、その他行政運営に関しすぐれた識見を有する者のうちから、市長が議会の同意を得て選任をすることとされております。 提案いたします横尾浩美さんは、税理士として活躍されている方で、人格、識見ともにすぐれております。 民間感覚、市民感覚、そして、女性としての感性を生かした監査をお願いしたく、監査委員の最適任者として選任したいので、御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(荻原光太郎君) これより質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので討論を終結し、採決いたします。 本案の表決方法について、会議規則第71条第1項により、出席議員3名から「無記名投票」にされたいとの要求と、同じく、出席議員3名から、「記名投票」にされたいとの要求が同時にあります。 したがって、無記名投票か記名投票のいずれの方法によるかを会議規則第71条第2項により、無記名投票で決めることといたします。 先に、この、議案第74号の表決方法について、無記名投票で表決をすることに賛成、反対の無記名投票を行います。賛成が過半数を超えれば、本案は無記名投票で表決をとります。 しかし、無記名投票に賛成する票が過半数を超えなければ、次に、この議案第74号の表決について、記名投票で表決を行うことに賛成、反対を無記名投票でとります。 その際、記名投票にも賛成が過半数を超えない場合は、会議規則第71条第1項により、議長において、無記名投票及び記名投票のどちらかの方法で表決をとるかを決め、採決を行います。 議場の閉鎖を命じます。          (議場閉鎖) ○議長(荻原光太郎君) ただいまの出席議員数は20名であります。 投票用紙を配付いたさせます。          (投票用紙配付) ○議長(荻原光太郎君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。          (投票箱点検) ○議長(荻原光太郎君) 投票箱は異状なしと認めます。 ただいまから投票を行います。 議案第74号の表決について、無記名投票で行うことに賛成する議員は、賛成と、反対をする議員は、反対と記入欄に記入し、点呼に応じて順次投票願います。 なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかではない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、否、つまり反対とみなします。 繰り返し申し上げます。 議案第74号の表決について、無記名投票で行うことに賛成する議員は賛成と、反対とする議員は、反対と記入欄に記入し、点呼に応じて順次投票願います。 なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかではない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、否、つまり反対とみなします。 投票順は、議会事務局長が議席番号とお名前を申し上げます。 点呼を命じます。堀内議会事務局長。          (事務局長点呼・議員投票) ◎議会事務局長(堀内登君) それでは、順に議席番号とお名前を申し上げますので登壇の上、投票をお願いいたします。 投票用紙に記入をし、準備をお願いいたします。 よろしいでしょうか。 それでは、お名前を申し上げます。 1番 金井文彦議員、2番 北川原 晃議員、3番 滝沢清人議員、4番 齋藤正徳議員、5番 飯島 孝議員、6番 中村眞一議員、7番 倉島さやか議員、8番 前田きみ子議員、9番 大澤洋子議員、10番 袖山廣雄議員、11番 柳澤眞由美議員、12番 中村了治議員、13番 小山嘉一議員、14番 林 愛一郎議員、15番 宮入高雄議員、16番 和田英幸議員、17番 宮坂重道議員、18番 和田重昭議員、20番 原 利夫議員、21番 小玉新市副議長。 ○議長(荻原光太郎君) 投票漏れはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、9番 大澤洋子議員、10番 袖山廣雄議員を指名いたします。よって、両名の立ち会いをお願いいたします。 開票してください。          (開票) ○議長(荻原光太郎君) 投票の結果を御報告いたします。 投票総数20票、これは、先ほどの出席議員数に符合しております。 投票総数20票のうち、賛成6票、反対14票。 以上のとおり賛成が少数であります。賛成が過半数を超えませんでしたので、この議案第74号の表決方法について、次に、記名投票で行うことに賛成か反対について、無記名投票を行います。 ○議長(荻原光太郎君) ただいまの出席議員数は20名であります。 投票用紙を配付いたさせます。          (投票用紙配付) ○議長(荻原光太郎君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。          (投票箱点検) ○議長(荻原光太郎君) 投票箱は異状なしと認めます。 ただいまから投票を行います。 議案第74号の表決について、「記名投票」で行うことに賛成する議員は、賛成と、反対とする議員は、反対と記入欄に記入し、点呼に応じて順次投票願います。 なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかではない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、否、つまり反対とみなします。 繰り返し申し上げます。 議案第74号の表決について、記名投票で行うことに賛成する議員は、賛成と、反対とする議員は、反対と記入欄に記入し、点呼に応じて順次投票願います。 なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかではない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、否、つまり反対とみなします。 投票順は、議会事務局長が議席番号とお名前を申し上げます。 点呼を命じます。 堀内議会事務局長。          (事務局長点呼・議員投票) ◎議会事務局長(堀内登君) それでは、順に議席番号とお名前を申し上げますので、登壇の上、投票をお願いいたします。準備をお願いいたします。 よろしいでしょうか。 それでは、お名前を申し上げます。 1番 金井文彦議員、2番 北川原 晃議員、3番 滝沢清人議員、4番 齋藤正徳議員、5番 飯島 孝議員、6番 中村眞一議員、7番 倉島さやか議員、8番 前田きみ子議員、9番 大澤洋子議員、10番 袖山廣雄議員、11番 柳澤眞由美議員、12番 中村了治議員、13番 小山嘉一議員、14番 林 愛一郎議員、15番 宮入高雄議員、16番 和田英幸議員、17番 宮坂重道議員、18番 和田重昭議員、20番 原 利夫議員、21番 小玉新市副議長。 ○議長(荻原光太郎君) 投票漏れはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に11番 柳澤眞由美議員、12番 中村了治議員を指名いたします。よって、両名の立ち会いをお願いいたします。          (開票) ○議長(荻原光太郎君) 投票の結果を御報告いたします。 投票総数20票、これは、先ほどの出席議員数に符合しております。 投票総数20票のうち、賛成14票、反対6票。以上のとおり賛成が多数であります。よって、議案第74号については、「記名投票」により表決をとります。 これより、議案第74号について、「記名投票」によって表決をとります。 ただいまの出席議員数は20名であります。 投票札を配付いたさせます。          (投票札配付) ○議長(荻原光太郎君) 投票札の配付漏れはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。          (投票箱点検) ○議長(荻原光太郎君) 投票箱は異状なしと認めます。 ただいまから投票を行います。 本案に、賛成とし、同意する議員は、白票(白い札)を、本案に、反対とし、同意しない議員は、青票(青い札)を、点呼に応じて順次投票を願います。 繰り返し申し上げます。 本案に、賛成とし、同意する議員は、白票(白い札)を、本案に、反対とし、同意しない議員は、青票(青い札)を、点呼に応じて順次投票を願います。 岡田市長側から回って赤地教育長側に進んでください。 投票順は、議会事務局長が議席番号とお名前を申し上げます。 点呼を命じます。 堀内議会事務局長。          (事務局長点呼・議員投票) ◎議会事務局長(堀内登君) それでは、順に議席番号とお名前を申し上げますので、登壇の上、投票をお願いいたします。 準備をお願いいたします。よろしいでしょうか。 それでは、お名前を申し上げます。 1番 金井文彦議員、2番 北川原 晃議員、3番 滝沢清人議員、4番 齋藤正徳議員、5番 飯島 孝議員、6番 中村眞一議員、7番 倉島さやか議員、8番 前田きみ子議員、9番 大澤洋子議員、10番 袖山廣雄議員、11番 柳澤眞由美議員、12番 中村了治議員、13番 小山嘉一議員、14番 林 愛一郎議員、15番 宮入高雄議員、16番 和田英幸議員、17番 宮坂重道議員、18番 和田重昭議員、20番 原 利夫議員、21番 小玉新市副議長。 ○議長(荻原光太郎君) 投票漏れはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に13番 小山嘉一議員、14番 林 愛一郎議員を指名いたします。両名の立ち合いをお願いいたします。          (開票) ○議長(荻原光太郎君) 投票の結果を御報告いたします。 投票総数20票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。 投票総数20票のうち、賛成の白票11票、反対の青票9票。 以上のとおり賛成が多数であります。よって、議案第74号は、原案のとおり同意することに決しました。 議場の閉鎖を解きます。          (議場開鎖)--------------------------------------- △日程第3 議案審議 △議案第63号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について
    △議案第64号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について △議案第65号 千曲市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について △議案第66号 令和元年度千曲市一般会計補正予算(第5号)の議定について △議案第67号 令和元年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定について △議案第68号 令和元年度千曲市下水道事業会計補正予算(第1号)の議定について △議案第69号 千曲市健康プラザ指定管理者の指定について △議案第70号 芝原農産物加工所指定管理者の指定について △議案第71号 更埴体育館外5施設の指定管理者の指定について △議案第75号 千曲市一般職の職員の給与に関する条例及び千曲市一般職任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について △議案第76号 千曲市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について △議案第77号 令和元年度千曲市一般会計補正予算(第6号)の議定について △議案第78号 令和元年度千曲市下水道事業会計補正予算(第2号)の議定について △請願等の受理について ○議長(荻原光太郎君) 日程第3、議案審議。議案第63号から議案第71号及び議案第75号から議案第78号までを一括議題といたします。 以上13議案については、質疑の通告がありませんので、お手元に配付いたしました議案付託表記載のとおり、関係常任委員会に付託いたします。 請願等の受理についてを議題といたします。本定例会において受理した陳情は、お手元に配付いたしました陳情・要望文書表記載のとおり建設経済常任委員会へ付託いたします。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。お疲れさまでした。                              午後5時6分 散会---------------------------------------...