◆16番(
丸山寿子君) 議会第1号
塩尻市議会手話言語条例に対し、賛成の立場で討論をさせていただきます。 この条例は、手話は言語であるという認識に基づき、
ろう者をはじめ全ての市民が共生することのできる
地域社会を目指すものであります。
塩尻市議会が
ろう者の皆さんと深く関わったのは、平成14年に
選挙活動における
要約筆記通訳の認定等を求める
意見書を政府及び
関係行政庁に提出したのがきっかけでした。その後、議場において
手話通訳と
要約筆記通訳を可能とし、当事者の皆さんに多くの傍聴をしていただきました。 また、
議会基本条例を制定後の
議会報告会においては、1年に1回は
手話通訳や
要約筆記通訳を設定してきましたが、その中で貴重な御意見をお聞きしました。それは災害時の避難所において、
ろう者は音声が聞き取れないので、情報を逃さないようにと常に緊張し疲労しており、
手話通訳や
文字情報が必要であるというもので、聞こえないことによる
社会的障壁をなくすことの必要性でした。また、手話でこんにちはの一つができるだけでも、手話を必要とする人の存在を認めていることが伝わり、お互いに心を開くことができるとの話に、歩み寄ることで一つずつ障壁をなくしていけるのだと感じました。 市議会としても、
合同審査のときに出された意見にもあるように、自らの研さんとともに今までの経験も生かして、執行する市や市民、
事業者に
ろう者の思いをつないでいかれるよう今後も努力をしてまいりたいと思います。この条例が制定されることで、健聴者にとっても手話を学ぶ機会が得られ、結果として手話を必要とする人と相互に理解し合い、共生も進むことを願い、以上を申し上げまして、議会第1号に対する
賛成討論とさせていただきます。
○議長(
牧野直樹君) ほかにありませんか。 8番
横沢英一さん。
◆8番(
横沢英一君) 私も、賛成の立場で意見を申し上げます。この
手話言語条例は、議員が手話は言語であることへの理解を深め、制定に向けた議論を重ね、
議員提案による塩尻市
手話言語条例であります。目指す方向は
共生社会の形成への第一歩であると考えます。 この条例を契機といたしまして、市民一人一人が手話は言語であることを認識し、誰も取り残さない、誰もが夢と希望を持てる持続可能な
共生社会の実現に向け、また
市民意識の醸成につながることを目指して、私は
条例制定に賛成の意見といたします。
○議長(
牧野直樹君) ほかにありませんか。
----ないので、討論を終わります。議会第1号に対する討論は全て
賛成意見でありますので、採決をいたします。 お諮りいたします。
委員長の報告は
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、議会第1号は原案のとおり可決されました。
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△日程第3
議員提出議案審議
○議長(
牧野直樹君) 日程第3 これより
議員提出議案の審議を行います。
提出議案はお配りしてありますとおりであります。 お諮りいたします。議会第2号は、
委員会付託を省略し即決したいが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、議会第2号については
委員会付託を省略し即決することに決定いたしました。 議会第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 5番
小澤彰一さん。
◆5番(
小澤彰一君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、議会第2号
私立高校への
公費助成に関する
意見書について、
提案理由を申し上げます。 当
委員会に回付された12月陳情第1号
私立高校に対する
公費助成をお願いする陳情書が採択されたことにより、
社会文教常任委員会として
意見書を提案するものです。 私学は独自の建学の精神に基づき、生徒の個性を育むことによって、学習・
文化活動、スポーツ、地域への貢献等に大きな成果を上げています。2010年度より
就学支援金制度が改正され、また昨年度からは一定の
収入未満の世帯では
授業料無償化が実現しました。しかし、対象から外れる世帯では学費の負担差があり、保護者の多くは公立と私学の学費の差は大きいと実感しているところです。 塩尻市では市政の柱の一つとして教育に力を入れ、他市町村に先駆け2014年度より
経常費補助金の増額を図っております。
子どもたちの
教育条件改善のため、公教育の一翼を担う
私学振興を考え、
意見書を政府及び
関係行政庁宛てに提出するものです。 以上を申し上げ、
提案理由とします。全議員の皆様の御賛同をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(
牧野直樹君)
補足説明はありませんか。
----ないので、質疑を行います。ありませんか。
----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。
----ないので、討論を終わります。議会第2号を採決いたします。 お諮りいたします。議会第2号を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。議会第2号の
意見書が可決されましたが、この条項、字句、数字、その他整理を要するもの、また
意見書の
提出先等については議長に一任願いたいが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、
意見書の処理については議長に一任と決定いたしました。 以上をもって、本
定例会の日程は全部終了いたしました。 この際、市長から挨拶をお願いいたします。
◎市長(
小口利幸君) 〔登壇〕 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。去る11月25日に招集いたしました
塩尻市議会12
月定例会は、本日をもって閉会となりますが、御提案申し上げました各議案につきましては、慎重かつ御熱心に御審議を賜り、いずれも原案のとおりお認めいただきました。改めてお礼を申し上げる次第でございます。
代表質問並びに
一般質問、
各種委員会等でいただきました
市政全般にわたっての御意見・御提言につきましては、今後の市政経営の中ででき得る限り反映してまいる所存でございます。 まず、新型コロナウイルス感染症の対応につきまして申し上げます。御承知のように長野県内においては落ち着いた感染状況が続いております。しかしながら、新たな変異株でありますオミクロン株の広がりや、人の移動が多くなる年末年始を控え、第6波の到来が懸念されるところでございます。そのため、改めて感染防止の行動を市民の皆様にお願いするとともに、感染拡大の抑止と社会経済活動の両立を図りながら、感染状況に応じた対応を柔軟かつ迅速に講じてまいります。 また現在、令和4年度の予算編成作業を進めておるところでございますが、第五次塩尻市総合計画第3期中期戦略の中間年度として、目指す都市像「確かな暮らし 未来につなぐ田園都市」の実現に向けまして、子育て世代に選ばれる地域の創造、住みよい持続可能な地域の創造、シニアが生き生きと活躍できる地域の創造の、3本の基本戦略を着実に推進するため、限られた経営資源を有効に活用し、重点施策には集中配分するなど、戦略的、効果的に事業に取り組むこととしております。 本年も僅かとなりました。気象庁が11月24日に発表いたしました関東甲信地方の12月から2月までの天候は、晴れの日が多いと見通しておりますが、例年どおり積雪時における万全な対応に備え、関係機関と調整を進めながら危機管理体制の強化を図ってまいります。 議員の皆様方には健康に一層の御留意をいただき、今後ますますの御活躍をお祈りいたして、本
定例会のお礼、また本年1年のお礼の御挨拶とさせていただきます。大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。
○議長(
牧野直樹君) 以上をもちまして、過ぐる11月25日から23日間の会期をもって開催されました令和3年
塩尻市議会12
月定例会は、これをもって閉会といたします。 誠にお疲れさまでした。 午前10時32分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和3年12月17日
塩尻市議会議長
牧野直樹 塩尻市議会議員
青柳充茂 塩尻市議会議員
金子勝寿 塩尻市議会議員
山口恵子...