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09月02日-01号

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  1. 塩尻市議会 2019-09-02
    09月02日-01号


    取得元: 塩尻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-26
    令和元年  9月 定例会          令和元年塩尻市議会9月定例会会議録                 第1号---------------------------------------     令和元年塩尻市議会9月定例会が9月2日午前10時塩尻市役所議場に招集された。---------------------------------------            令和元年9月2日(月曜日)---------------------------------------               議事日程(第1号)                        令和元年9月2日午前10時開議第1.会議録署名議員の指名第2.諸般の報告第3.会期の決定第4.表彰状の伝達第5.提案理由総括説明及び各議案説明 議案第1号 平成30年度塩尻市一般会計歳入歳出決算認定について   第2号 平成30年度塩尻市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について   第3号 平成30年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計歳入歳出決算認定について   第4号 平成30年度塩尻市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について   第5号 平成30年度塩尻市国民健康保険楢川診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について   第6号 平成30年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について   第7号 平成30年度塩尻市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について   第8号 平成30年度塩尻市下水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について   第9号 平成30年度塩尻市農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算認定について   第10号 塩尻市役所支所の設置等に関する条例の一部を改正する条例   第11号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例   第12号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例   第13号 塩尻市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例   第14号 塩尻市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例   第15号 塩尻市会計年度任用職員の給与等に関する条例   第16号 塩尻市立保育所に私的契約により入所する者の保育料徴収条例の一部を改正する条例   第17号 塩尻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例   第18号 塩尻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額を定める条例の一部を改正する条例   第19号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例   第20号 塩尻市水道事業給水条例の一部を改正する条例   第21号 塩尻市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の一部を改正する条例   第22号 人権擁護委員の候補者の推薦について   第23号 塩尻情報プラザ指定管理者の指定について   第24号 塩尻トレーニングプラザ指定管理者の指定について   第25号 塩尻市ふれあいセンターの指定管理者の指定について   第26号 塩尻市奈良井宿駐車場指定管理者の指定について   第27号 塩尻インキュべーションプラザの指定管理者の指定について   第28号 市道路線の認定について   第29号 令和元年度塩尻市一般会計補正予算(第3号)   第30号 令和元年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)   第31号 令和元年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)   第32号 令和元年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)   第33号 令和元年度塩尻市水道事業会計補正予算(第1号)   第34号 令和元年度塩尻市下水道事業会計補正予算(第1号) 報告第1号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第2号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第3号 健全化判断比率について   第4号 資金不足比率について   第5号 債権の放棄について   第6号 平成30年度及び令和元年度株式会社信州ファームの経営状況を説明する書類の提出について   第7号 平成30年度塩尻市土地開発公社の経営状況を説明する書類の提出について   第8号 平成30年度一般財団法人塩尻文化振興事業団の経営状況を説明する書類の提出について   第9号 平成30年度一般財団法人塩尻市振興公社の経営状況を説明する書類の提出について   第10号 平成30年度一般社団法人塩尻市農業公社の経営状況を説明する書類の提出について   第11号 平成30年度一般財団法人塩尻筑南勤労者福祉サービスセンターの経営状況を説明する書類の提出について   第12号 平成30年度一般社団法人塩尻市森林公社の経営状況を説明する書類の提出について   第13号 平成30年度一般財団法人塩尻木曽地域地場産業振興センターの経営状況を説明する書類の提出について     ------------------------------◯出席議員(17名)    1番  丸山寿子君             2番  樋口千代子君    3番  赤羽誠治君             4番  平間正治君    5番  小澤彰一君             6番  篠原敏宏君    7番  中野重則君             8番  横沢英一君    9番  西條富雄君             10番  青柳充茂君    11番  金子勝寿君             12番  山口恵子君    13番  牧野直樹君             14番  古畑秀夫君    16番  中村 努君             17番  柴田 博君    18番  永田公由君◯欠席議員(1名)    15番  永井泰仁君◯欠員(なし)     ------------------------------◯説明のため出席した者 市長          小口利幸君   副市長         米窪健一朗君 教育長         赤羽高志君   代表監査委員      高砂礼次君 総務部長        羽多野繁春君  企画政策部長      塩川昌明君 市民生活事業部長    小林 隆君   健康福祉事業部長    青木 実君 産業振興事業部長    塩原恒明君   産業振興事業部長    高砂進一郎君 (産業政策・観光担当)         (農政・森林担当) 建設事業部長      中野昭彦君   市民交流センター・生涯学習部長                                 赤津光晴君 こども教育部長     大野田一雄君  水道事業部長      上條宏幸君 会計管理者       徳武 勝君   秘書広報係長      塩原清彦君     ------------------------------◯事務局職員出席者 事務局長        横山文明君   事務局次長       赤津廣子君 議事総務係長      小澤真由美君     ------------------------------            本日の会議に付した事件議事日程(第1号)記載事件のとおり                            午前10時00分 開会     ------------------------------ ○議長(丸山寿子君) 皆様、おはようございます。 これより令和元年塩尻市議会9月定例会を開会いたします。 ただいまの出席議員は17名で定足数を超えておりますので、直ちに会議を開きます。 本定例会においてもクールビズ運動を実施しておりますので、御理解、御協力を賜りますようお願いいたします。 この際申し上げます。永井泰仁議員が所用のため、本日から最終日まで欠席する旨の届け出がありましたので、御了承をお願いいたします。 それでは、お手元の議事日程により議事に入ります。     ------------------------------ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(丸山寿子君) 日程第1 会議録署名議員の指名をいたします。会議規則の定めるところにより、11番 金子勝寿さん、12番 山口恵子さん、13番 牧野直樹さんを指名いたします。     ------------------------------ △日程第2 諸般の報告 ○議長(丸山寿子君) 日程第2 諸般の報告をいたします。事務局長から報告させます。 ◎事務局長(横山文明君) 御指名がございましたので、御報告申し上げます。 6月定例会において可決されました、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書につきましては、内閣総理大臣初め関係機関に提出をしましたので、御了解願います。 次に、お配りしてあります書類について申し上げます。議事日程、9月定例会会期及び審議日程(案)及び本定例会において説明のため議会へ出席を要求した者の氏名についてであります。 報告関係では、6月4日から9月1日までの事務報告及び議長会関係報告であります。 以上でございます。     ------------------------------ △日程第3 会期の決定 ○議長(丸山寿子君) 日程第3 会期の決定についてを議題といたします。議会運営委員長の報告を求めます。8番 横沢英一さん。 ◆議会運営委員長(横沢英一君) 〔登壇〕 皆様、おはようございます。御指名がございましたので、塩尻市議会9月定例会の議会運営につきまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。 過ぐる8月23日付、塩尻市告示第19号により、9月定例会が本日9月2日に招集されることが告示されました。よって、8月26日に議会運営委員会を開催しまして、本定例会の会期及び審議日程について協議をいたしました。 本定例会に市長から提案されました議案は、決算案件9件、条例案件12件、人事案件1件、事件案件6件、予算案件6件、報告案件13件の計47件であります。したがいまして、会期は9月2日から9月27日までの26日間と決定いたしました。 次に、審議日程を申し上げます。本日2日は、表彰状の伝達、提案理由総括説明及び各議案の説明を受けます。 あす3日から9日までは、議案調査のため休会といたします。 10日に本会議を再開いたしまして、10日から12日までは一般質問並びに各議案に対する質疑を行います。なお、この3日間につきましては、塩尻市議会会議規則第9条第2項により、会議開始時間を午前9時30分といたします。 12日は本会議終了後、特別委員会を開催し、13日及び17日から20日まで並びに24日は各常任委員会の審査を行い、14日から15日まで及び21日から23日まで、並びに25日、26日は委員長の審査報告取りまとめのため休会といたします。 そして27日に本会議を再開し、各委員長の審査報告、質疑、討論、採決を行う日程で9月定例会の議事運営をしてまいることに決定いたしました。 なお、質問通告書の提出につきましては、あす3日午前10時までといたしましたので、議員各位の御協力をお願い申し上げます。 以上申し上げまして、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) お諮りいたします。本定例会の会期及び議事運営については、議会運営委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会は本日より9月27日までの26日間として、議事運営をしてまいることに決定いたしました。     ------------------------------ △日程第4 表彰状の伝達 ○議長(丸山寿子君) 日程第4 これより表彰状の伝達をいたします。 過ぐる6月11日、東京都において開催されました第95回全国市議会議長会定期総会におきまして、柴田 博議員が議員在職20年以上特別表彰を、また7月25日、飯田市において開催されました第162回長野県市議会議長会総会におきまして金田興一さんが議長在職表彰を、古畑秀夫議員が副議長在職表彰をそれぞれ受賞されました。 なお、金田興一さんにおかれましては、既に伝達を済ませておりますので、御報告いたします。 それでは、伝達を行いますので、柴田 博議員、古畑秀夫議員、前にお進みください。                      表彰状塩尻市 柴田 博殿 あなたは市議会議員として20年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第95回定期総会にあたり本会表彰規程によって特別表彰をいたします。                              令和元年6月11日                            全国市議会議長会                            会長 野尻哲雄(代読) (拍手)                      表彰状    古畑秀夫様 あなたは塩尻市議会副議長として市政の振興と発展に尽力され、その功績は誠に顕著であります。よって第162回定期総会にあたり、本会表彰規程により表彰します。                              令和元年7月25日                            長野県市議会議長会                            会長 村上幸雄(代読) (拍手)     ------------------------------ △日程第5 提案理由総括説明及び各議案説明 ○議長(丸山寿子君) 日程第5 提案理由総括説明及び各議案に対する説明を受けます。 議案第1号から第34号まで、並びに報告第1号から第13号までの計47件を一括議題といたします。 件名につきましては、お配りの議事日程に記載してあるとおりであります。 これより市長から提案理由の説明を求めます。 ◎市長(小口利幸君) 〔登壇〕 開会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 令和元年塩尻市議会9月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、御多用のところ御参集賜りありがとうございます。 まず最初に、大変喜ばしい話題でございますが、8月25日から昨日までの期間で開催されておりました2019年世界柔道選手権東京大会におきまして、本市出身の出口クリスタ選手が女子57キロ級で見事に優勝を飾りました。来年の東京オリンピックに向けて大変明るい話題であります。今後のますますの御活躍を期待するところでございます。 次に、農作物の状況について申し上げます。 主力品目でありますところのレタス類につきましては、出荷当初は低温及び凍霜害の影響で下位等級、いわゆる質の悪い等級が多く出たほか、6月以降の気温の低下や悪天候で消費が著しく鈍くなりまして、流通在庫が滞留し、価格が低迷したことによりまして、7月7日から31日まで全県出荷調整廃棄事業が発動されました。農家の所得の減少が懸念されるところでございます。 果樹につきましては、日本梨を中心に開花期と凍霜害が重なったため、着果不良となり、収量の減少が見込まれております。また、7月の日照不足の影響を懸念しておりましたが、梅雨明け以降の天候の回復によりまして、品質に大きな影響はないとのことでございます。 総じて、梅雨明け後の急激な温度上昇のため、高温による生育障害が作物全般に心配されるところであり、これからの秋作物が順調に育ち、実り多き年となるよう願うところでございます。 一連の夏のイベントについて御報告申し上げます。 「塩尻玄蕃まつり」は、台風の影響が心配される中、参加された皆さんに大いに踊り、楽しんでいただくことができました。 「第66回高ボッチ高原観光草競馬大会」は、県内外から競走馬やポニーなど約60頭が出走し、高原の爽やかな風の中で繰り広げられた白熱のレースを満喫していただくことができました。 夏のイベントを締めくくる「小坂田公園納涼花火大会」は、企業、団体、個人の皆様から昨年以上の御協賛をいただき、市制施行60周年記念にふさわしい盛大な大会とすることができました。それぞれの実行委員会を初め、かかわっていただきました多くの皆様方に改めて感謝申し上げる次第でございます。 次に、幾つかの懸案事項につきまして、その進捗状況を御報告申し上げます。 まず最初に、信州Fパワープロジェクトの発電事業に関する進捗状況について申し上げます。昨年10月着工の発電施設は、土木建築工事プラント工事など全体の約15%が完了し、来年10月の竣工に向け順調に工事が進んでいるところでございます。 また、来年5月に始まる発電施設試運転に伴いまして、本年10月からその燃料となる県内産未利用材の受け入れが始まります。そこで、環境保全協定書に基づく燃料材の放射能濃度測定にかかわる具体的な運用要領を北熊井区と事業者間において定め、放射能測定器を9月末までにソヤノウッドパーク内のトラックスケール脇に設置し、安全性を確保してまいりたいと考えております。 次に、野生イノシシ豚コレラウイルス感染と防疫対策について申し上げます。野生イノシシの豚コレラは、8月28日時点、県内全体で84頭、うち本市では16頭の感染が確認され、養豚農場への感染防止が喫緊の課題となっております。 こうしたことから、市内の2カ所の養豚場が「監視対象農場」に指定され、石灰散布や車両消毒等、防疫体制が徹底されるとともに、民間養豚場への長野県補助事業を活用した野生イノシシ侵入防止柵等の設置に対し、農家負担分の経費を本市が補助することといたしました。 さらに、本市といたしましては、7月下旬に、洗馬地区、宗賀地区を初めとした5カ所において実施されました、県による野生イノシシ経口ワクチンの緊急散布に協力したほか、9月から片丘地区を含む県内4エリアで始まる経口ワクチン本格散布や、わな等の強化による野生イノシシ拡散防止事業に対し、塩尻市猟友会とともに協力してまいります。 加えて、市内で捕獲、死亡したイノシシの全頭検査への協力や関係公用車両等の消毒の徹底、市ホームページや広報紙、防災行政無線による市民の皆様への周知、協力依頼を実施しております。 あわせまして、昨年度策定いたしました「塩尻市豚コレラ防疫対策マニュアル」に沿いまして、緊急庁内体制を整備するなど不測の事態に備えてまいります。 本年10月に予定されております消費税・地方消費税率の引き上げに伴うプレミアム付商品券の発行につきましては、市と商工会議所による実行委員会を組織し、10月1日からの商品券の発売に向け、準備を進めております。 対象となる世帯は、令和元年度の住民税が非課税の世帯と今月末までに生まれた3歳未満のお子さんがいる世帯で、対象人数は約1万3,000人を見込んでおります。 今月下旬には、対象者へ商品券の購入引換券を送付する予定となっておりますので、商品券の購入や使用が円滑に行われるよう、事業の周知に努めてまいります。 以下、市政を取り巻く諸課題及び主要事業につきまして、第五次塩尻市総合計画の基本戦略に沿って項目ごとに概要を申し上げます。 まず初めに、「子育て世代に選ばれる地域の創造」について申し上げます。 「子どもを産み育てる環境の整備」についてでございますが、子供のインフルエンザの重症化及び集団感染の予防、並びに子育て世帯の経済的負担の軽減を図る目的をもちまして、3歳から18歳までの児童を対象に、市が委託した医療機関でインフルエンザの予防接種を受けた際に、1回につき1,000円を助成する事業を10月から実施してまいります。 北部子育て支援センターにつきましては、7月1日の「えんてらす」のオープンに合わせて開館し、利用者が年々増加傾向にある中、7月の利用者数は2,559人で、前年比で約2倍となりました。広丘地区を中心に新規利用者が大幅にふえている状況にございます。 また、助産師と保健師が常駐する「あんしんサポートルーム」の7月の利用者数も前月比1.4倍の221人となった次第でございます。 子育て世代の親子の交流と憩いの場として、また身近な相談場所として、さらに多くの皆さんから御利用いただけるよう努めてまいります。 保育園、私立幼稚園、認定こども園等につきましては、本年10月から始まります、国の幼児教育・保育の無償化に伴いまして、3歳から5歳までの全ての子供たちの保育料が原則無償化となるとともに、ゼロ歳から2歳までの子供たちにつきましては、住民税非課税世帯を対象として保育料が無償化となることから、関連経費について、本定例会に補正予算案を提案させていただいたところでございます。 また、幼稚園の預かり保育や認可外保育施設等についても無償化の対象となることから、現行の保育園、認定こども園の認定事務に加え、私立幼稚園、認可外保育施設等の認定事務も新たに始まっております。 このため、8月には、保護者向けに制度の概要や手続に関するチラシを配布して周知を図るとともに、今月中には決定通知等を送付する予定としております。今後、10月からのスムーズな制度開始に向け対応に万全を期してまいります。 「教育再生による確かな成長の支援」について申し上げます。 保育園、学校の施設整備につきましては、本年度予算計上しております大規模改修事業トイレ改修事業貯水槽改修事業プール改修事業及び空調設備整備事業等、主要なハード事業について、現在予定どおり工事を進めております。 次に、「住みよい持続可能な地域の創造」について申し上げます。 まず、「産業振興と就業環境の創出」についてでございます。野村桔梗ヶ原土地区画整理事業につきましては、早期の工業用地の確保に向けまして、民間業者がパートナーとなって組合の実務を進めていく「業務代行者」の募集手続を6月27日に開始し、去る8月28日に事業提案審査を行い、候補者が決定しております。 今後は、9月26日の準備組合の総会を経て、正式に業務代行者が決定される見込みであり、令和3年3月の組合設立と早期の工業用地の確保に向け、事業のスピードアップを図ってまいります。 ワイン関連産業の振興につきましては、市内15番目のワイナリーとして、6月に広丘郷原地区に「ドメーヌ・スリエ」がオープンいたしました。さらには片丘地区において「丘の上幸西ワイナリー」が6月に、「ドメーヌ・コウセイ」が8月にそれぞれワインの醸造免許を取得し、この秋からワインの醸造を開始いたします。平成26年に桔梗ヶ原ワインバレー特区を取得したときに9件であったワイナリーの数が、現在では17件にまで増加いたしました。大手企業から個人事業主の小型ワイナリーまで、それぞれの実情に合わせた支援を行いながら、農業、製造業、サービス業といったさまざまな産業が結びつくワインを核に、地域経済の振興とともに、本市を国内外にPRしてまいりたいと考えております。 農業の多面的機能の保持では、みどり湖堤体県営耐震補強工事が昨年度に完了し、また小坂田池の堤体耐震化工事と北熊井区の町村大沢ため池の廃止工事が県営事業として昨年度採択となり、今後、工事を発注する予定となっております。本市といたしましても、地域住民の安心・安全のために、県営事業に協力するとともに、工事の早期完了を目指してまいります。 「地域資源を生かした交流の推進」についてでございますが、北部交流センター「えんてらす」は、7月1カ月間の利用者は、当初の想定を大幅に上回る約2万700人となりました。また、広丘図書館は1カ月間の貸出冊数が1万5,000冊に達し、蔵書数2万5,000冊の図書館としては予想を大幅に上回る利用状況となっております。 ソフト事業では「えんてらすコレクション2019」と題して、7月25日に女性歌人とお笑い芸人による「詠み会in塩尻」が、また27日には、子育て支援センター内の壁画の製作者によるワークショップが開催されにぎわっております。 9月8日には信州しおじり本の寺子屋が鎌田實先生をお迎えし開催される予定でございまして、北部地域の中核施設としての運営を積極的に進めてまいります。 著名な縄文遺跡を有する全国の17都市が参加する「縄文シティサミット」が12年ぶりに一昨日から昨日にかけまして本市で開催されました。縄文遺跡を活用したまちづくりについて意見交換が行われ、この機会を通じて平出遺跡の魅力や歴史的意義を全国に発信することができたと承知しております。 新体育館建設事業は、7月の起工式以降、基礎工事に着手し、順調に工事が進んでおります。今後も施工者と密に打ち合わせを行い、来年11月中に竣工できるよう工事を進めるとともに、指定管理者の選定準備やオープニングイベントの検討など、開館に向けた取り組みを進めてまいります。 「域内循環システムの形成」についてでございますが、松くい虫による被害は、従来の枯損木早期発見と伐倒薫蒸による対策に加え、未被害のアカマツから広葉樹に樹種転換する緩衝帯整備を実施することによりまして、面的な被害拡大を抑制しております。 しかしながら、本年度は塩尻東地区や宗賀地区に被害が拡大し、南下、拡散傾向が見られ、市内全体の被害は7月末時点におきまして68カ所、前年度比1.4倍となっているところでございます。今後も引き続き、パトロール員やドローンを活用した監視体制強化と早期駆除に努めるとともに、片丘・洗馬地区における松くい虫被害侵入防止緩衝帯整備事業を集中的に実施するなど戦略的な対策を講じてまいります。 「危機管理の強化と社会基盤の最適活用」について申し上げます。 国道19号の桜沢改良事業は、飯田国道事務所において、平成29年10月から進めておりますトンネルの掘削工事が順調に進んでおりまして、全長1,498メートル中、ほぼ完了に近づいておりまして、近々貫通する見込みとなっております。引き続き工事が推進され、一日も早く地域の安全で快適な暮らしが確保されることを期待しておるところでございます。 市内の空き家に関しましては、昨年、区長会等の御協力をいただく中、実態調査を行ったところ、平成30年度末で879戸あり、前回平成25年度の630戸の約1.4倍と増加しております。このような状況を踏まえ、空き家の適正な管理と空き家の利活用の取り組みを総合的、かつ効果的に推進するために、「塩尻市空家等対策協議会」を9月に設置し、「空家等対策計画」を今年度中に策定してまいります。 行政の効率化と効果の向上に向けた取り組みにつきましては、来年度から全国で施行されます会計年度任用職員制度に向けた本市の対応について申し上げます。 地方公務員法及び地方自治法の一部が改正され、一般職の会計年度任用職員制度が創設されました。これによりまして、正規職員以外の嘱託員と臨時職員の給付、任用、勤務条件等の整備を図る必要があることから、県や近隣市と情報交換、協議を重ねつつ制度を設計してまいりました。本定例会におきまして関連法令の制定、改正及びシステム改修にかかわる補正予算案を提案させていただき、来年4月1日からの制度運用による任用の適正を確保してまいります。 次に、「シニアが生き生きと活躍できる地域の創造」の項目について申し上げます。 「健康寿命の延伸と住み慣れた地域での生活継続」については、まず平成30年度の国民健康保険事業特別会計の決算概要について申し上げます。 国保制度改正に伴い、県が国保財政の運営主体となって初めての決算となります。国保加入者数の減少もあり、県への事業費納付金を賄うために、財政調整基金から約8,000万円を繰り入れ、歳入歳出差引額が約3,000万円余の黒字決算となりました。この剰余金につきましては、本市における国保財政の安定化に資するため、基金への積み立てを行いたく、本定例会に補正予算案を提案させていただいたところでございます。 次に、平成30年度の介護保険事業特別会計の決算概要について申し上げます。 介護給付費の増額を見込み、基金より3,260万円を繰り入れましたが、最終的な歳入歳出差引額が8,900万円余の黒字決算となりました。30年度末の基金残高は4億4,900万円余となっておりますが、第7期介護保険事業計画中の本年度及び令和2年度も基金の繰り入れが予想されますので、来年度作成の第8期計画においては保険料改定を検討していく予定としております。 7期中の施設整備の状況につきましては、今年度中に北部地域包括支援センター併設の地域密着型特別養護老人ホーム、グループホーム、西部地域包括支援センターの3施設が整備される見込みでございます。 健康寿命の延伸につながる、生活習慣病の発症予防と重症化予防について申し上げます。 自身の健康状態を確認し、生活習慣病予防のための国保特定健康診査は、健診料金の自己負担をワンコインの500円に、また市外の医療機関での受診も可能となり、さらに受診しやすい環境となったことによりまして、現在公表されている平成29年度法定報告受診率の伸び率が、19市中1位となりました。 生活習慣病重症化予防については、塩筑医師会の御協力をいただき、糖尿病性腎症重症化予防事業を平成29年度から本格的に実施しておりまして、その結果も反映していると思いますが、平成30年度の糖尿病による透析の新規患者数は、増加することなく推移しております。 特定健康診査の受診率、保健指導率は、国の実施する保険者努力支援制度に反映され、両指標とも全国平均より高い値となっております。 次に、「基本戦略を包括し機能的に推進するプロジェクト」について申し上げます。 「地域ブランド・プロモーション」について申し上げます。先ごろ発表されました日本ワインコンクールにおきまして、市内に関係するワインが入賞41点、そのうち金賞6点、また各部門における最高賞3点を受賞するという輝かしい結果となり、日本ワインにおける塩尻産ワインの地位が大きく高まっております。 この受賞を励みといたしまして、11月に市制施行60周年を記念して東京及び市内で開催する予定の「塩尻グランドワインパーティー」を成功に導いてまいりたいと準備を進めております。 また、ことしで8回目となりますところの「しおじり山賊焼サマーフェスタ」が、8月1日から4日までの4日間、塩尻駅前公園で開催され、連日30度を超える真夏日の中、多くのお客様においでいただき、春のワイナリーフェスタと並ぶ駅前広場のにぎわい創出となっております。 「地域課題を自ら解決できる「人」と「場」の基盤づくり」について申し上げます。 開館10年目を迎えました市民交流センターは、順調に来館者数を伸ばして、平成30年度は68万2,000人余を数えました。開館からの累計は560万人を超え、図書館や子育て支援センター、交流スペースなどのさまざまな機能を備えた市民活動の拠点施設として、市民の皆様とともに歩み発展し、進化しているものと承知しております。 また、子供たちのキャリア教育につながる「こどもしおじり」を初め、複合施設としての多様性を前面に打ち出した多様なサービスを提供する取り組みは全国から注目され、海外も含め多くの視察者を迎えており、本市の魅力を市内外へ発信する都市ブランドとなっております。 施設の核を担っている図書館では、利用者満足度を満たすサービスの実施と積極的な広報活動に努め、来館者数、貸出冊数、イベント参加者数など、いずれの数値も高い水準で推移しております。重点事業であります「信州しおじり本の寺子屋」は8年目に入り、引き続き知名度の高い講師陣による魅力的な講演会を実施し、好評を得ております。 今後は、10月に開館予定の楢川分館の移転を進め、地域における図書館サービスの充実と利用拡大に努めてまいります。 シビック・イノベーション拠点「スナバ」につきましては、実現したいアイデアや、解決したい課題を持つ人々が訪れ、そこで形成されたコミュニティーから、持続可能性と社会的効果を両立する事業の創出や、新しい仕組みを生み出す人々を送り出すことに目標を置いて、昨年8月にオープンして以来、1年が経過いたしました。 この間、交流イベントを約70回開催したほか、アイデアを形にするための支援プログラムを実施したことなどにより、6月末現在の登録メンバーが31人、形成されたコミュニティーのテーマ件数が8件、延べ1,000人を超える方々に訪れていただきました。また、全国的にも注目され、総務副大臣や総務省の地方制度調査会の委員を初め多くの視察があり、活発な意見交換も行われているところでございます。 今後は、ビジネス化に向けて実装するための支援プログラムや、実証実験の場として具体的に機能するための仕組みづくりなどに取り組み、未来をつくる塩尻発のシビック・イノベーションをさらに推進してまいります。 次に、平成30年度一般会計の決算概要について申し上げます。 本市の平成30年度一般会計決算につきましては、歳入総額は275億1,808万4,377円、歳出総額は267億5,819万3,625円となり、このうち翌年度へ繰り越すべき財源2億5,344万6,728円を除いた実質収支は5億644万4,024円の黒字となりました。 次に、平成30年度決算に伴う本市の財政指標につきまして報告いたしますが、財政構造の弾力性を判断する経常収支比率が、前年度から1.8ポイント改善して89.5%となりました。また、一般会計以外の会計も対象とした健全化判断比率のうち、実質的な公債費が財政に及ぼす負担を示す実質公債費比率が6.7%、地方債残高のほか公営企業等に対する債務も含めた負担を示す将来負担比率が26.8%と、財政健全化法に定める基準を大きく下回っており、健全な財政運営が図られているものと判断しております。 今後も、経済情勢や地方財政計画等の動向を的確に見きわめながら、引き続き財政の健全化を堅持するとともに、効率的かつ効果的な行政経営に努めてまいりますので、一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。 次に、平成30年度の上・下水道事業の決算の概況を申し上げます。 経営の効率化と使用者サービスの向上を目指した水道料金等賦課徴収業務を民間委託して2年が経過いたします。使用者サービスや、水道料金等の収納率が向上し、料金等の未収入金の縮減が図られるなど、一定の効果が出てまいりました。さらに、給水量の増加など、有収水量の増加により、水道料金、下水道使用料は、前年度に比べ増収となりました。 一方、費用は、業務の効率化や経費の節減に努めたことなどによりまして、両事業とも決算は黒字となった次第でございます。 以上を申し上げまして総括説明といたしますが、本議会に御提案申し上げました各議案の説明につきましては副市長から、また、決算状況の補足説明は、会計管理者及び水道事業部長からそれぞれ申し上げますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶といたします。 以上です。 ○議長(丸山寿子君) 次に、各議案について説明を求めます。 ◎副市長(米窪健一朗君) 〔登壇〕 おはようございます。御指名をいただきましたので、本議会に御提案をいたしました各議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議案は、決算案件9件、条例案件12件、人事案件1件、事件案件6件、予算案件6件及び報告案件13件の計47件でございます。 なお、各議案の内容につきましては、議案関係資料に申し上げてございますし、また、決算認定につきましては、会計管理者及び水道事業部長から補足説明がありますので、私からは簡潔に申し上げます。 まず、決算案件につきまして主な内容を御説明いたします。 議案第1号 平成30年度塩尻市一般会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入決算額が275億1,808万4,377円、歳出決算額が267億5,819万3,625円で、令和元年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支額は5億644万4,024円となりました。 主な内容は、歳入では法人市民税は増額となりましたが、個人市民税及び固定資産税が減額となったため、市税全体では前年度に対して減額となった一方で、地方譲与税、地方消費税交付金及び地方交付税が増額となるなど、歳入全体では前年度対比2.1%の増となりました。 歳出では、公債費は減額となりましたが、人件費及び扶助費が増額となったため、義務的経費が増額となったほか、北部交流センター建設工事、ふれあいセンター東部建設工事などにより、普通建設事業費が増額となるなど、歳出全体では前年度対比1.0%の増となりました。 こうした中、国の補正予算に対応するなど、積極的な財源の確保に努めるとともに、事業の実施に当たりましては、常に効率的、効果的な予算執行を行い、経費の節減に努めた結果、財政調整基金からの繰り入れを行うことなく黒字決算とすることができたものでございます。 議案第2号 平成30年度塩尻市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入決算額が69億5,821万785円、歳出決算額が69億2,710万9,579円で、歳入歳出差引額は3,110万1,206円となりました。 平成30年4月の制度改正により、県が国保財政運営の責任主体となるなど、財政運営の仕組みが大きく変更となったところでございます。 そのような中で、歳入では、被保険者の減少などにより国民健康保険税が減額となるなど、歳入全体では前年度対比15.4%の減となりました。 歳出では、保険給付費はほぼ前年度並みであり、制度改正により国保事業費納付金が皆増となった一方で、後期高齢者支援金、共同事業拠出金などが皆減となったことから、歳出全体では13.9%の減となりました。 議案第3号 平成30年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入決算額が2,397万7,717円、歳出決算額が2,317万3,827円で、歳入歳出差引額は80万3,890円となりました。 主な内容は、歳入では、基金繰入金及び貸付金収入であり、歳出では、大学生25人及び高校生3人に対する貸付金及び基金積立金でございます。 議案第4号 平成30年度塩尻市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入決算額が53億6,714万3,763円、歳出決算額が52億7,807万7,310円で、歳入歳出差引額は8,906万6,453円となりました。 主な内容は、歳入では、介護保険料、国・県支出金、支払基金交付金、繰入金及びサービス収入であり、前年度対比1.6%の増となりました。 歳出では、保険給付費、地域支援事業費及び介護サービス事業費であり、前年度対比1.5%の増となったところでございます。 議案第5号 平成30年度塩尻市国民健康保険楢川診療所事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入決算額及び歳出決算額ともに1,477万4,907円で、歳入歳出差引額はゼロ円となりました。 主な内容は、歳入では、一般会計繰入金であり、歳出では、施設管理費、医業事業費及び公債費でございます。 なお、平成30年度の延べ受診者数は、前年度対比0.4%増の9,149人となりました。 議案第6号 平成30年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入決算額が7億7,255万7,485円、歳出決算額が7億5,055万385円で、歳入歳出差引額は2,200万7,100円となりました。 主な内容は、歳入では、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金であり、歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金及び事務諸経費でございます。 議案第7号 平成30年度塩尻市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定につきましては、決算において生じました未処分利益剰余金3億1,173万7,045円のうち、1億3,397万696円を減債積立金に積み立て、1億7,776万6,349円を自己資本金へ組み入れる処分について、「地方公営企業法」第32条第2項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、決算認定につきましては、収益的収入が19億3,362万8,496円、収益的支出が17億6,874万8,833円、資本的収入が3億403万5,483円、資本的支出が9億1,033万7,307円となりました。 経営状況につきましては、収益的収入では、税抜きで給水収益が前年度対比1.1%の増収となり、収入総額は前年度対比7.0%の増となりました。 収益的支出では、減価償却費などの増額により、支出総額は前年度対比10.7%の増となり、収支差引では、1億3,397万696円の純利益となりました。 議案第8号 平成30年度塩尻市下水道事業会計剰余金の処分及び決算認定につきましては、決算において生じました未処分利益剰余金4億2,841万3,634円のうち、1億9,411万479円を減債積立金に積み立て、2億3,430万3,155円を自己資本金に組み入れる処分について、「地方公営企業法」第32条第2項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、決算認定につきましては、収益的収入が27億7,219万9,616円、収益的支出が25億5,360万5,530円、資本的収入が13億8,251万5,670円、資本的支出が23億1,155万661円となりました。 経営状況につきましては、収益的収入では、税抜きで下水道使用料が前年度対比1.0%の増収となりましたが、他会計負担金の減額などにより、収入総額は前年度対比1.5%の減となりました。 収益的支出では、支出総額は前年度に対し微増となり、収支差引では、1億9,411万479円の純利益となりました。 議案第9号 平成30年度塩尻市農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算認定につきましては、決算において生じました未処分利益剰余金1億2,132万9,667円のうち、6,856万4,782円を減債積立金に積み立て、5,276万4,885円を自己資本金に組み入れる処分について、「地方公営企業法」第32条第2項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、決算認定につきましては、収益的収入が4億2,342万4,016円、収益的支出が3億5,768万7,344円、資本的収入が6,940万3,550円、資本的支出が2億119万6,760円となりました。 経営状況につきましては、収益的収入では、農業集落排水施設使用料が前年度対比1.0%の減となり、また、長期前受金戻入の減額などにより、収入総額は前年度対比2.0%の減となりました。 収益的支出では、減価償却費や企業債の支払利息の減額により、支出総額は前年度対比6.5%の減となり、収支差引では6,856万4,782円の純利益となりました。 次に、条例案件につきまして、御説明いたします。 議案第10号 塩尻市役所支所の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、塩尻市楢川支所の移転に伴い、同支所の位置を改めるため、必要な改正をするものでございます。 議案第11号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例につきましては、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が令和2年4月1日から施行されることに伴い、会計年度任用職員制度に係る規定を整備するなど、関係する条例について必要な改正を行うものでございます。 次に、議案第12号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の公布により、一部改正される地方公務員法が令和元年12月14日から施行されることに伴い、職員及び消防団員等の欠格条項から、成年被後見人及び被補佐人に係る規定を削るなど、必要な改正をするものでございます。 議案第13号 塩尻市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例につきましては、住民基本台帳法施行令等の一部を改正する政令が令和元年11月5日から施行されることに伴い、印鑑登録証明書等に旧氏を記載できるようにするため、必要な改正を行うものでございます。 続きまして、議案第14号 塩尻市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律が令和元年5月17日に改正されたことに伴い、市長部局内において個人番号を利用して授受することができる事務及び特定個人情報を追加するため、必要な改正を行うものでございます。 議案第15号 塩尻市会計年度任用職員の給与等に関する条例につきましては、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が令和2年4月1日から施行されることに伴い、会計年度任用職員の給与等に関し必要な事項を定めるため、新たな条例を制定するものでございます。 議案第16号 塩尻市立保育所に私的契約により入所する者の保育料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、子ども・子育て支援法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等及び経過措置に関する政令に公布により一部改正される子ども・子育て支援法施行令が令和元年10月1日から施行されることに伴い、徴収する保育料に係る規定を整備するため、必要な改正を行うものでございます。 議案第17号 塩尻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部が令和元年5月31日に改正されたことに伴い、本年10月から幼児教育・保育が無償化されることにより、食事の提供に要する費用に係る取り扱いを変更するなど、必要な改正を行うものでございます。 議案第18号 塩尻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額を定める条例の一部を改正する条例につきましては、子ども・子育て支援法の一部を改正する法律が令和元年10月1日から施行されることに伴い、規定を整備するものでございます。 続きまして、議案第19号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、建築基準法の一部が令和元年6月25日に改正されたことに伴い、既存建築物の用途変更工事の特例認定に係る手数料を定めるなど、必要な改正を行うものでございます。 議案第20号 塩尻市水道事業給水条例の一部を改正する条例につきましては、水道法の一部を改正する法律が令和元年10月1日から施行されることに伴い、指定工事業者の指定更新に係る手数料を定めるため、必要な改正を行うものでございます。 議案第21号 塩尻市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の一部を改正する条例につきましては、農地利用最適化推進委員の定数を、現行の7人から12人に改めるため、必要な改正を行うものでございます。 次に、人事案件につきまして御説明いたします。 議案第22号 人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、委員10人のうち、清水博夫氏が令和元年12月31日に任期満了になることに伴い、新たに、平出芳雄氏を適任者と認め推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見をいただくものでございます。 次に、事件案件につきまして御説明いたします。 議案第23号から議案第27号につきましては、塩尻情報プラザ塩尻トレーニングプラザ、塩尻市ふれあいセンター、塩尻市奈良井宿駐車場及び塩尻インキュべーションプラザの指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、それぞれ議会の議決をお願いするものでございます。 議案第28号 市道路線の認定につきましては、新たに3路線を認定することについて、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、予算案件につきまして御説明いたします。 議案第29号 令和元年度塩尻市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出ともに5億5,388万1,000円を増額し、予算総額を286億7,450万4,000円とするものでございます。 歳出の主な内容は、総務費では、平成30年度繰越金の一部及びふるさと寄附金の一部を基金に積み立てるもののほか、ふるさと寄附金に対する謝礼品及びポータルサイト使用料を増額するものでございます。 民生費では、幼児教育・保育の無償化に伴う事業等の追加及び予算の組みかえのほか、未婚のひとり親家庭に対する臨時・特別給付金を計上するものでございます。 衛生費では、骨髄等移植手術に伴う予防接種の再接種費補助金、並びにドナー及びドナーが勤務する事業所に対する助成金を計上するものでございます。 農林水産業費では、本山水路橋の耐震調査を含む設計委託料を計上するもののほか、松くい虫被害の拡大に伴い、枯損木処理に要する経費を増額するものでございます。 商工費では、奈良井駅前トイレの洋式化工事を計上するほか、FDA神戸線の運航に伴い、負担金を増額するものでございます。 土木費では、老朽化した橋梁の緊急点検に要する委託料を計上するほか、側溝の維持補修、交通安全施設の設置に必要な経費の増額、小坂田公園の再整備に当たり、費用分析業務委託料を計上するものです。 消防費では、消火栓の移設費用を増額するものです。 教育費では、幼児教育・保育の無償化に伴う予算の組みかえのほか、文化会館の改修工事費を増額するものです。 歳入では、地方特例交付金、国庫支出金、寄附金及び繰越金などを増額するものです。 第2表債務負担行為補正につきましては、保育園15園の給食調理業務委託及び塩尻情報プラザほか3施設の指定管理について、期間及び限度額を定めるものでございます。 第3表地方債補正につきましては、事業の追加に伴い限度額を増額するものでございます。 続きまして、議案第30号 令和元年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出ともに7,580万3,000円を増額し、予算総額を69億6,620万7,000円とするものです。 歳出では、基金積立金及び償還金を増額し、歳入では、繰越金及び前年度精算還付金を増額するものでございます。 議案第31号 令和元年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出ともに3,149万7,000円を増額し、予算総額を55億1,169万5,000円とするものです。 歳出では償還金を増額し、歳入では基金繰入金を減額し、繰越金などを増額するものでございます。 議案第32号 令和元年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出ともに132万6,000円を増額し、予算総額を7億8,195万2,000円とするものです。 歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金及び保険料還付金を増額し、歳入では繰越金などを増額するものでございます。 議案第33号 令和元年度塩尻市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的収入及び支出のうち、収入で83万円を増額し、収入総額を18億5,932万5,000円に、支出で161万8,000円を増額し、支出総額を15億7,601万7,000円とするものです。 内容は、浄水施設や消火栓の修繕費を増額し、これに伴う他会計負担金を増額するものでございます。 また、資本的収入及び支出のうち、支出で2,270万円を増額し、支出総額を9億1,641万7,000円とするものでございます。 内容は、奈良井川水管橋添架設計などの委託料や、上西条浄水場の施設更新に伴う工事請負費を増額するものでございます。 議案第34号 令和元年度塩尻市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的収入及び支出のうち、支出で283万8,000円を減額し、支出総額を26億4,949万1,000円とするものです。 内容は、工事請負費や委託料の増額に伴い、消費税納税額を減額するものでございます。 また、資本的収入及び支出のうち、収入で3,380万円を増額し、収入総額を12億6,779万5,000円に、支出で4,851万8,000円を増額し、支出総額を22億7,000万8,000円とするものです。 内容は、公共下水道事業汚水管路整備事業に係る工事請負費や委託料などを増額し、これに伴う企業債や国庫補助金を増額するものでございます。 次に、報告案件につきまして御説明いたします。 報告第1号 損害賠償の額の決定の専決処分報告につきましては、市道のグレーチングが店舗駐車場から市道に進入した自動車が乗ったことによりはね上がり、相手方自動車のタイヤを破損した損害賠償の額の決定について、去る7月29日に専決処分をいたしましたので報告をするものでございます。 報告第2号 損害賠償の額の決定の専決処分報告につきましては、市道を走行中の自動車が道路の舗装の欠損部に車輪を落とし、タイヤ及びホイールを破損した損害賠償の額の決定について、去る8月20日に専決処分をいたしましたので報告をするものでございます。 報告第3号 健全化判断比率につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、平成30年度決算に基づいて算定した健全化判断比率を報告するものでございます。 報告第4号 資金不足比率につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、平成30年度決算に基づいて算定した資金不足比率を報告するものでございます。 報告第5号 債権の放棄につきましては、塩尻市債権管理条例第15条の規定により、放棄した債権について報告するものでございます。 報告第6号につきましては、平成30年度及び令和元年度の株式会社信州ファームの経営状況を説明する書類を、報告第7号から報告第13号までにつきましては、平成30年度の塩尻市土地開発公社一般財団法人塩尻文化振興事業団一般財団法人塩尻市振興公社、一般社団法人塩尻市農業公社、一般財団法人塩尻筑南勤労者福祉サービスセンター一般財団法人塩尻市森林公社及び一般財団法人塩尻木曽地域地場産業振興センターの経営状況を説明する書類を地方自治法第243条の3第2項の規定により、それぞれ提出するものでございます。 以上が各議案の概要でございます。何とぞよろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。 私からは以上でございます。 ○議長(丸山寿子君) この際、10分間休憩いたします。                            午前11時06分 休憩                            -----------                            午前11時16分 再開
    ○議長(丸山寿子君) 休憩を解いて再開いたします。 次に、議案第1号から第6号までについて、補足説明を求めます。 ◎会計管理者(徳武勝君) 〔登壇〕 私からは、議案第1号から第6号までの一般会計及び特別会計の決算認定につきまして、補足説明をさせていただきます。 一般会計及び特別会計の各事業内容の詳細につきましては、決算書の備考欄にお示ししてございますので、別冊でお渡ししてございます決算説明資料によりまして、順を追って御説明差し上げます。 また、金額につきましては、1,000円以下を切り捨て、万円単位で説明いたしますので、あらかじめ御了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 それでは、決算説明資料の2ページをお開きください。 最初に会計別決算状況について申し上げます。 平成30年度は、一般会計のほか五つの特別会計により予算執行を行いました。 決算の結果、表右端の欄、実質収支額で一般会計においては5億644万円の黒字となり、特別会計では5会計全てで黒字となりました。 次に、3ページの繰越明許費について申し上げます。 下の表で、平成30年度から令和元年度への繰越明許費は12事業で、繰越額の合計は17億7,263万円となりました。主な事業は、小学校施設空調設備整備事業、中学校施設空調設備整備事業などであります。 次に、5ページをお開きください。 一般会計における歳入決算額の比較を申し上げます。 表の右端の欄、歳入合計に占める割合で最も大きなものは、1款市税の35.2%、次が10款地方交付税の20.3%、その次が14款国庫支出金の10.1%です。 右から四つ目の欄で収入済額の前年度対比で増となったものは、21款市債が125.9%、17款寄附金が123.7%、16款財産収入が117.2%などです。 一方、収入済額の前年度対比で減となったものは、18款繰入金が16.6%、5款株式等譲渡所得割交付金が64.6%、19款繰越金が86.5%などです。 表の一番上、1款市税については、左から五つ目の欄、収入済額は96億9,854万円で、前年度対比99.9%、金額では615万円の微減となりました。不納欠損額は3,465万円、収入未済額は2億5,348万円となっております。 以上のことから、収入済額の合計は、一番下の項にある275億1,808万円で、前年度対比102.1%、5億5,973万円の増となりました。 次に、6ページの市税徴収実績対比表をごらんください。 市税につきましては、現年度課税分、滞納繰越分の合計で税目別に申し上げます。 個人市民税収入済額の計は35億5,250万円で前年度対比0.4%の減、法人市民税は7億1,153万円で5.3%の増、固定資産税は43億9,509万円で0.3%の減となりました。 一般会計における市税全体の収納率につきましては、下から5段目の収納率の項をごらんください。現年度課税分、滞納繰越分を合わせた収納率は97.1%であり、前年度対比で0.17%の増となりました。 次に、下から2段目の国民健康保険税ですが、収入済額は現年度課税分、滞納繰越分を合わせて14億2,943万円、前年度対比4.5%の減、収納率は80.16%で、前年度対比で1.07%の増となりました。 次に、ページを飛んで10ページをお開きください。 地方交付税の概要について申し上げます。普通交付税につきましては、下から4段目、差引交付額の項をごらんください。49億2,837万円で、前年度に対し4億3,113万円の増となりました。 下から3段目、特別交付税につきましては、6億5,188万円で、前年度に対し573万円の増となりました。 次に、ページを飛んで27、28ページをお開きください。 起債の借入状況について申し上げます。一般会計借入額合計は、28ページの下から2段目の項、26億7,670万円となりました。 次に、29ページをお願いいたします。 基金運用状況ですが、表の右下30年度末残高は77億6,271万円となり、29年度残高に対し5億904万円の増となっております。 次に、一般会計の歳出について申し上げます。 30ページの一般会計歳出決算額比較表をごらんください。表の右端の欄、歳出合計に占める割合で最も大きなものは、3款民生費の32.8%、次が2款総務費の13.2%、その次が10款教育費の12.2%です。 表の一番下、支出済額の合計は、左から四つ目の欄、267億5,819万円で、前年度対比101.0%、2億5,372万円の増となりました。 次に、31ページから123ページまでは、款別の重点施策を掲載しております。新たに取り組んだものを含め、一部について申し上げます。 なお、行政評価対象事業につきましては、評価指標の目標値及び実績値が掲載されておりますので、参考にごらんください。 初めに、2款総務費です。35ページをお願いいたします。民間活力導入事業は1,605万円を支出しました。総務省委託事業の業務改革モデルプロジェクトの採択を受け、RPA、AIによる業務効率化の実証事業に取り組みました。 保育園受付窓口業務においては、業務プロセスの見直しとRPAの活用により、大幅な業務効率化と利用者サービスの向上が図られることが確認されました。 37ページをお願いいたします。下段のオープンイノベーション推進事業は、2,707万円を支出いたしました。昨年8月にはシビック・イノベーション拠点スナバをオープンいたしました。アイデアや課題を持つ人が集い、取り組みたいプロジェクト等が持続可能なものとなるよう、スナバのコミュニティーを活用できる場を提供いたしました。 40ページをお願いいたします。下段のセキュリティ人材育成事業は99万円を支出し、塩尻市から情報セキュリティーの専門人材を輩出することを目指し、地方ではなかなか開催できない専門性の高いセミナー等を実施いたしました。 42ページをお願いいたします。上段の地域活性化プラットホーム事業は933万円を支出し、市内8地区で、地域が主体的になって身近な課題を解決していく事業や、地域の人材育成を支援することにより、地域の活性化とコミュニティーの醸成を図りました。 下段の楢川支所管理運営費は955万円の支出で、楢川支所及び図書館分館を本年10月に楢川保健福祉センターへ移転するために必要な改修工事の設計を行いました。 44ページをお願いいたします。下段の防災防犯諸経費は1,610万円の支出で、塩尻市災害ハザードマップの改訂と防災備蓄倉庫の備蓄品の充実を図りました。 次に、3款民生費です。飛びまして、54ページをお願いします。下段のふれあいセンター東部整備事業は1億3,931万円を支出し、旧老人福祉センターみどりの郷を改修し、ふれあいセンター東部を整備いたしました。 55ページをお願いいたします。上段の生活困窮者自立支援事業は1,229万円の支出で、生活就労支援センターまいさぽ塩尻を社会福祉協議会へ委託しました。関係機関との連携を図ることで、生活保護に至る前に相談支援を行うことができました。 58ページをお願いいたします。下段の福祉医療費給付金事業は4億7,510万円の支出で、中学校卒業までの子供の医療費を対象に、平成30年8月診療分から現物支給方式を導入し、子育て世帯の経済的負担軽減を図りました。 飛びまして、61ページをお願いいたします。上段の子育て支援センター事業は444万円を、下段のこども広場事業は3,510万円を、62ページのファミリーサポートセンター事業は90万円をそれぞれ支出し、子育てしたくなる街日本一を目指して事業を展開いたしました。 飛びまして、65ページをお願いいたします。下段のひとり親家庭福祉推進事業は432万円の支出で、高等学校等就学支援事業などを実施し、ひとり親世帯への支援の充実を図りました。 次に、4款衛生費です。飛びまして、72ページをお願いいたします。予防対策事務諸経費は1億9,433万円の支出で、予防接種法に基づく13種類の予防接種を実施したほか、成人の風疹ワクチン接種費補助事業などを実施いたしました。 飛びまして、76ページをお願いいたします。母子健診事業及び母子相談支援事業は、合わせて8,248万円を支出し、母子保健法に基づき健康診査を実施したほか、中央あんしんサポートルームの開設や、宿泊型産後ケア事業及び母乳相談助成事業を開始いたしました。 飛びまして、81ページをお願いいたします。資源リサイクル推進事業は、1億7,987万円の支出で、焼却灰の資源化やリサイクルなどを推進しました。また、新たにごみ分別アプリの運用開始に向け準備を行いました。 次に、5款労働費です。82ページをお願いいたします。上段の若者・女性就労支援事業は1,416万円を支出し、委託により、子育て女性就労支援事業、テレワーク事業、若者就労サポート事業を実施いたしました。 次に、6款農林水産業費です。83ページをお願いいたします。下段のぶどうの郷づくり等推進事業は1億100万円を支出し、果樹の生産安定と品質向上を図りました。 84ページをお願いいたします。農業経営体育成支援事業は2,528万円を支出し、新規就農者への支援を行いました。 86ページをお願いいたします。上段の土地改良事業では1億7,896万円を支出し、農業環境の向上を図りました。 87ページをお願いいたします。下段の林業被害対策事業諸経費は3,728万円を支出し、松くい虫被害の拡大防止対策を実施いたしました。 88ページをお願いいたします。上段の木質バイオマス地域循環システム形成事業及び地域電力供給事業は、合わせて1,014万円を支出し、木質バイオマス発電事業化を見据え、森林公社が本年3月から、市の公共施設と農業施設に小売電気事業を開始いたしました。 89ページをお願いいたします。下段の森林活用推進事業は5,661万円を支出し、洗馬地区や宗賀地区において、森林経営計画に向けた森林調査などを行いました。また、山のお宝ステーション事業を実施いたしました。 次に、7款商工費です。90ページをお願いいたします。基幹産業強化支援事業は6,094万円を支出し、基幹産業である製造業、ICT産業を中心に支援を行ったほか、市内産業全般について積極的に振興を図りました。 飛びまして、94ページをお願いいたします。下段の観光施設整備事業は3,531万円の支出で、みどり湖釣り桟橋の改修工事や、観光案内サインの改修工事、高ボッチ高原第1駐車場トイレの洋式化など、観光施設の維持管理を行いました。 次に、8款土木費です。95ページをお願いいたします。下段の道路維持改良事業は8,054万円を支出し、各地区からの要望箇所及び緊急度の高い箇所を重点に道路環境を整備いたしました。 97ページをお願いいたします。下段の生活道路整備事業は、繰越明許と合計で2億7,377万円を支出し、地域に密着した生活道路の円滑な通行確保のために、道路環境を整備いたしました。 99ページをお願いいたします。上段の道路施設長寿命化改修事業は、繰越明許と合計で1億9,829万円を支出し、定期点検結果に基づく橋梁修繕工事と、舗装修繕計画に基づき幹線道路の舗装修繕工事を行いました。 100ページをお願いいたします。上段の全国都市緑化フェア事業は、負担金として2,702万円を支出し、フェア開催のための会場計画や広報宣伝などを行いました。下段の塩尻駅北土地区画整理事業は1億4,295万円を支出し、区画整理組合への支援を行い、組合主体による保留地の売却が開始されました。 101ページをお願いいたします。下段の北部交流センター整備事業は6億5,872万円を支出し、建築工事に着手いたしました。また、施設の愛称を募集し、市民投票の結果、えんてらすに決定いたしました。 104ページをお願いいたします。上段の県産木材住宅普及促進事業は2,631万円を支出し、県産木材を活用した住宅の新築や耐震補強工事の実施者に補助することで、県産木材の利用促進を図りました。 次に、9款消防費です。下段の消防施設整備費は6,523万円の支出で、消防団の車両及び小型動力ポンプの更新、防火貯水槽や消火栓等の整備を実施いたしました。 次に、10款教育費です。飛びまして108ページをお願いいたします。上段の小学校施設改善事業は4,711万円の支出で、桔梗小学校屋内運動場照明LED化などの工事を実施いたしました。下段の中学校施設改善事業は2,929万円の支出で、中学校4校の普通教室に天井扇を設置いたしました。 飛びまして、117ページをお願いいたします。上段の図書館サービス基盤整備事業は6,122万円を支出し、図書館資料の購入や図書館システムの運用を行いました。また、北部交流センター広丘図書館の資料を先行購入し、開館に向けた準備を進めました。 飛びまして、123ページをお願いいたします。新体育館建設事業は、繰越明許と合計で2億7,672万円を支出しました。30年度で用地取得が全て終わり、設計施工者を決定し、実施設計を進めました。 次に、特別会計について申し上げます。 なお、歳入歳出決算額につきましては、副市長からの提案説明にありましたので、省略をさせていただきます。 初めに、国民健康保険事業特別会計について申し上げます。飛びまして、128ページをお願いいたします。 一つ目の白丸、国民健康保険の加入被保険者数は1万4,887人で、前年度対比4.0%の減となっております。加入世帯数は9,075世帯で、前年度対比2.2%の減となり、本市の全世帯に対する加入率は32.9%となっております。 二つ目の白丸、平成30年4月の国保制度改正に伴い、長野県が国保財政の運営主体となったことにより、財政運営の仕組みが大きく変更となり、歳入合計額、歳出合計額とも大幅な減となりました。 三つ目の白丸の3行目、歳入のうち国保税は、被保険者の減少により、前年度対比4.5%減の14億2,943万円。県支出金は前年度対比1,522.5%と、大幅な増の48億2,325万円となりましたが、このうちの98.5%は新たに保険給付費分として交付された普通交付金であります。基金繰入金は、国保税率改定を抑制するための繰り入れのほか、国保税が当初見込みよりも減少したことによる財源確保のために、8,126万円を繰り入れました。 四つ目の白丸の3行目、歳出のうち保険給付費は前年度対比0.2%増の47億7,347万円となりました。新たに県に納めることとなった事業費納付金は18億6,728万円で、歳出全体に占める割合は27%となりました。 次に、ページを飛んで135ページ、奨学資金貸与事業特別会計ですが、副市長からの提案説明と同様ですので、省略をさせていただきます。 次に、138ページ、介護保険事業特別会計ですが、一つ目の白丸、65歳以上の第1号被保険者数は1万8,745人で、前年度対比0.7%の増となりました。また、要支援・要介護認定者数は3,271人で、前年度対比2.2%の増となりました。 二つ目の白丸の3行目、歳入のうち第1号被保険者の介護保険料は前年度対比1.1%増の11億6,894万円、第2号被保険者の医療保険料を財源とする支払基金交付金は前年度対比1.5%減の13億5,913万円となっています。 三つ目の白丸の3行目、歳出のうち保険給付費は前年度対比2.0%増の48億6,339万円、地域支援事業費は前年度対比41.8%増の2億6,625万円となっております。 飛びまして、147ページ、国民健康保険楢川診療所事業特別会計ですが、副市長からの提案説明と同様ですので、省略をさせていただきます。 次に、149ページ、後期高齢者医療事業特別会計ですが、一つ目の白丸、加入被保険者数は9,865人で、前年度対比2.6%の増となりました。 二つ目の白丸の3行目、歳入のうち、後期高齢者医療保険料は6億74万円で、歳入全体の77.8%を占めています。 三つ目の白丸の3行目、歳出のうち広域連合納付金は7億3,890万円で、歳出全体の98.4%を占めております。 特別会計の決算説明は、以上であります。 このほか、普通会計決算の概要、県内類似団体等の比較や健全化判断比率などにつきましては、151ページ以降に掲載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 以上、要点のみ申し上げましたが、予算の執行に当たりましては、国の補正予算に対応した事業に積極的に取り組んだほか、経費の節減や合理化に努め、市民サービスの向上を念頭に、市民生活に直結した事業を重点的に執行してまいりました。また、有利な起債の有効活用と市税等の歳入確保に努めてまいりましたことを申し添えまして、平成30年度決算認定の補足説明とさせていただきます。 私からは、以上でございます。 ○議長(丸山寿子君) 次に、議案第7号から第9号までについて補足説明を求めます。 ◎水道事業部長(上條宏幸君) 〔登壇〕 私からは、平成30年度塩尻市水道事業会計、下水道事業会計、農業集落排水事業会計の決算について、別冊の決算書により補足説明をさせていただきます。 なお、金額につきましては、1,000円以下を切り捨て、万単位で申し上げますので、よろしくお願いいたします。 議案第7号 平成30年度塩尻市水道事業会計の決算について、決算書の2ページ、3ページをお願いいたします。事業の概況について申し上げます。 事業運営につきましては、安全でおいしい水道水の安定供給や水道システムの最適化による持続可能な水道を目指し、水道施設の機能維持に取り組んでまいりました。 主な建設事業といたしまして、配水施設整備事業では、市内各所において延長2,232メートルの改良を行い、健康被害が懸念されている鉛製給水管につきましては、前年度からの繰越工事として238件の解消を行い、平成15年から取り組んでまいりました鉛製給水管解消事業が完了いたしました。 また、東山水系システム再構築事業として、延長531メートルの配水管布設工事を、浄水施設整備事業では改修工事など施設管理に取り組み、有収率の向上、施設の耐震化や危機管理体制の強化に努めました。 基幹施設耐震化推進事業では、主要管路の耐震化として、広丘吉田地区において延長417メートルの耐震改良工事を行い、断水リスクの低減を図りました。 次に、業務状況でございます。給水普及率は前年度同様99.9%で、年間の総配水量は約869万7,000立方メートル、年間有収水量は前年度より1.4%増の約727万4,000立方メートルとなり、有収率は83.6%で、前年度より0.5ポイントの減となりました。 次に財政状況ですが、収益的収支の収入総額は税抜きで18億1,605万円となり、前年度に対して1億1,867万円、7.0%の増となりました。その主なものは、給水収益や長期前受金戻入でございます。 支出総額は16億8,208万円で、前年度に対して1億6,246万円、10.7%の増となりました。その主なものは、事業運営にかかわる経常的な経費のほか、県企業局松塩水道用水の受水費、減価償却費、企業債の支払利息などでございます。この結果、収支差し引き、当年度は1億3,397万円の純利益となりました。 次に、資本的収支の収入総額は2億9,619万円、前年度に対して4億7,564万円、61.6%の減となりました。企業債や受託工事に伴う他会計負担金及び建設工事負担金などでございます。 支出総額は8億7,196万円、前年度に対して6億7,044万円、43.5%の減となりました。配水施設整備事業、東山水系水道システム再構築事業、浄水施設整備事業などの建設改良費や企業債償還金が主なものでございます。 これにより、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額、税込みで6億630万円は、当年度消費税資本的収支調整額、減債積立金、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填をいたしました。 続きまして、ページをおめくりいただき、18ページから21ページは決算報告書になってございます。ただいま御説明いたしました財政状況について、予算額と決算額を総合的にまとめたものとなっておりますので、こちらはごらんをいただきたいと思います。 次に、22ページは損益計算書でございます。当年度に発生した全ての収益とこれに対する全ての費用で、消費税抜きの額となっております。下から4段目になります、当年度純利益は1億3,397万円となり、減債積立金の使用に伴い発生したその他未処分利益剰余金変動額1億7,776万円と合わせた当年度未処分利益剰余金は3億1,173万円でございます。 23、24ページは剰余金計算書になります。資本金、剰余金の変動額の内訳になりますが、資本金と剰余金を合わせた資本合計の当年度末残高につきましては、24ページ右下の欄、68億4,700万円となってございます。 次に、23ページ下段の剰余金処分計算書(案)でございます。当年度未処分利益剰余金3億1,173万円の処分について、議会の議決をお願いするものでございます。 25、26ページは貸借対照表になります。平成30年度末において、水道事業会計が保有する全ての資産、負債及び資本を総括的に示したものでございます。資産の合計は164億2,757万円で、負債合計95億8,057万円と、資本合計68億4,700万円の総額と同額となっております。 続きまして、議案第8号 塩尻市下水道事業会計の決算について、決算書の53、54ページをお願いいたします。事業の概況について申し上げます。 事業運営につきましては、不断の下水処理や施設の延命化などによる持続可能な下水道を目指し、下水道施設の機能維持と増進に取り組んでまいりました。 主な建設事業として、塩尻市浄化センターでは、長寿命化計画に基づく機械棟の耐震化と、管理棟の玄関屋根の改修工事を行いました。管路施設においては、総合地震対策計画に基づく管路施設の下水道施設耐震化推進事業として、避難施設からの管路や緊急輸送路にある管路の耐震化工事を実施し、地震時などの機能保持に取り組みました。また新たに塩尻駅北土地区画整理事業にあわせ、汚水管布設工事に着手いたしました。 次に、業務状況でございます。30年度末における普及率は99.9%で、水洗化率は97.6%となり、前年度比0.2ポイントの減となりました。また、塩尻市浄化センター、楢川浄化センター、小野水処理センターの3カ所の年間処理水量の合計は約803万6,000立方メートルで、年間有収水量は前年度に対して0.6%増の約644万9,000立方メートル、有収率は80.2%で、前年度より1.6ポイントの減となりました。 次に財政状況でございますが、収益的収支の収入総額は税抜きで26億5,714万円、前年度に対して3,997万円、1.5%の減となりました。主なものは、下水道使用料、一般会計からの繰入金である他会計負担金、長期前受金戻入でございます。支出総額は24億6,303万円、前年度に対して21万円の微増となりました。その主なものは、3カ所の下水処理場の管理費用、減価償却費、企業債の支払利息などでございます。この結果、当年度は収支差し引き、1億9,411万円の純利益となりました。 次に55ページをお願いいたします。資本的収入の収入総額は13億4,881万円で、前年度に対して1,246万円、0.9%の減となりました。企業債、他会計負担金、国庫補助金が主なものでございます。 支出総額は22億5,339万円、前年度に対して7,327万円、3.1%の減となりました。浄化センターの長寿命化事業、管路耐震化工事などの建設改良費と企業債償還金でございます。 これにより、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額、税込みで9億2,947万円は当年度消費税資本的収支調整額、減債積立金、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填をいたしました。 続きまして、73ページから76ページは決算報告書となっておりますので、ごらんいただければと思います。 次に、77ページは損益計算書でございます。下段になりますが、当年度の純利益は1億9,411万円となり、減債積立金の使用に伴い発生した、その他未処分利益剰余金変動額2億3,430万円と合わせた当年度未処分利益剰余金4億2,841万円となりました。 78、79ページは剰余金計算書になります。資本金と剰余金を合わせた資本合計の当年度末残高は37億3,877万円でございます。 次に、78ページ下段は剰余金処分計算書(案)でございます。当年度未処分利益剰余金4億2,841万円の処分について、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、80、81ページは貸借対照表になります。資産合計は374億4,079万円で、負債合計337億202万円と資本合計37億3,877万円の総額と同額となっております。 続きまして、議案第9号 塩尻市農業集落排水事業会計の決算について、決算書の115、116ページをお願いいたします。 事業運営につきましては、施設の維持管理にシフトしていることから、8処理区の排水処理施設や管路施設などの延命化や効率的な維持管理に取り組み、不断の汚水処理に努めました。 業務状況でございますが、30年度末における普及率は100%、水洗化率は92.5%でした。また、8処理区における年間処理水量は約52万5,000立方メートル、年間有収水量は約46万6,000立方メートルで、有収率は88.8%でございます。 次に、財政状況でございますが、収益的収支で、収入総額は税抜きで4億1,576万円、前年度に対して845万円、2.0%の減となりました。主なものは使用料、一般会計からの繰入金である他会計負担金、長期前受金戻入でございます。 支出総額は3億4,720万円、前年度に対して2,425万円、6.5%の減となりました。主なものは、浄化センターの管理費、減価償却費や企業債利息などでございます。この結果、当年度は収支差し引き6,856万円の純利益となりました。 次に、資本的収支でございますが、収入総額は6,935万円、前年度に対して401万円、6.1%の増となりました。その内容は他会計負担金と受益者分担金でございます。 支出総額は2億114万円、前年度に対して1,093万円、5.2%の減となり、その内容は、建設改良費と企業債償還金でございます。 これにより、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額、税込みで1億3,179万円は、減債積立金、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填をいたしました。 続きまして、125ページから128ページは決算報告書となってございます。 次に、129ページは損益計算書でございます。当年度の純利益は6,856万円となり、その他未処分利益剰余金変動額5,276万円と合わせた当年度未処分利益剰余金は1億2,132万円となりました。 次に、130、131ページは剰余金計算書になります。資本合計の年度末残高は12億5,969万円となってございます。 次に、130ページ下段の剰余金処分計算書(案)でございます。当年度未処分利益剰余金1億2,132万円の処分について、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、132、133ページは貸借対照表になります。資産合計は負債資本合計と同額の61億7,731万円となってございます。 以上で、公営企業会計の決算の概要について補足して要点のみ御説明申し上げました。詳細につきましては、各会計の決算書の決算附属書類及び別冊の決算説明資料を御確認いただきたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(丸山寿子君) この際、議案第1号から第9号まで、並びに報告第3号及び第4号について、代表監査委員から審査結果の報告を求めます。 ◎代表監査委員(高砂礼次君) 〔登壇〕 御指名がございましたので、本議会に上程されました平成30年度塩尻市一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算、並びに各公営企業会計決算、また健全化判断比率などにつきまして、審査の経緯や結果を監査委員を代表して御報告申し上げます。 地方自治法第233条第2項及び第241条第5項の規定により、市長から審査に付されました平成30年度塩尻市一般会計及び同国民健康保険事業特別会計ほか四つの特別会計の歳入歳出決算、基金の運営状況などにつきましては、7月8日から8月2日までの間に延べ8日間をかけて、また地方公営企業法第30条第2項の規定により、市長から審査に付されました平成30年度塩尻市水道事業会計、同下水道事業会計及び同農業集落排水事業会計の決算につきましては、6月28日、林監査委員、金子監査委員との3名で審査を実施いたしました。 初めに、これら諸会計の決算の全般的な審査結果について申し上げます。 それぞれの決算書、その附属書類などは、いずれも関係法令の定めるところにより作成されており、予算及び事務事業につきましては、その趣旨に沿っておおむね適正に執行され、かつ所期の目的を達成しているものと認めたところでございます。 また、各決算書などに記載された計数につきましても、関係帳簿及び証拠書類との照合の結果、いずれも正確であることを認めました。 なお、各会計の決算の具体的な内容や計数につきまして、先ほどそれぞれの関係者から説明がございましたので、私から申し上げることは省かせていただきます。 さて、一般会計及び五つの特別会計について申し上げますと、これらを単純に合計した歳入総額は406億5,474万円余で、昨年度決算の総額と比較すると5億9,460万円余減少し、また、歳出総額は397億5,187万円余で、前年度と比較すると7億6,822万円余減少しています。 次に、一般会計及び奨学資金貸与事業特別会計を一定の基準に基づいて総合した普通会計について申し上げます。 普通会計の歳入は275億493万円余で、前年度と比較しますと、市税を初めとして繰入金、繰越金、諸収入などは減少しましたが、地方消費税交付金、地方交付税、財産収入、寄附金、市債などが増加して、全体としては5億5,456万円余増加いたしました。 一方、歳出は267億4,424万円余で、性質別に前年度と比較しますと、人件費、扶助費及び公債費からなる義務的経費は2億9,091万円余増加し、物件費、維持補修費、積立金、貸付・投資・出資金などからなる消費的経費は4億7,477万円余減少し、また普通建設事業及び災害復旧費からなる投資的経費も4億3,216万円余増加したことにより、全体としては2億4,830万円余増加いたしました。 このことから、当年度の普通会計決算は、前年度決算と比較すると小幅ではありますが、その規模を拡大しており、着実な行財政運営が行われたものと評価しております。 続いて、普通会計に関する二つの財政指標について申し上げます。 当年度の普通会計決算におきましては、財政基盤の強度を示す財政力指数は0.658で、前年度と比較すると0.017ポイント下回り、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は89.5%で、前年度と比較すると1.8ポイント改善しました。 この指数は年度ごとの若干の上下変動があり、その都度一喜一憂するものではないと思われますが、本市の財政基盤や財政の健全性につきましては、地方の厳しい経済状況や国の施策によって扶助費などが年々増加傾向にある状況下ではありますが、特に問題ないものと考えられます。 次に、公営企業会計の決算について申し上げます。 水道事業会計では1億3,397万円余の、下水道事業会計では1億9,411万円余の、農業集落排水事業会計では6,856万円余の純利益が計上されました。このことから、三つの公営企業会計につきましては、それぞれ順調に経営が行われたものと評価しております。今後も一層の経営の効率化と健全化に努めていただくことを要望いたします。 次に、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条及び第22条の規定による、本市の健全化判断比率及び資金不足比率の審査結果について申し上げます。これらの比率の審査につきましては、7月31日に実施いたしました。 普通会計における実質赤字比率、その他特別会計や公営企業会計を含めた連結実質赤字比率につきましては、いずれも赤字額がないことを確認いたしました。 また、一部事務組合、広域連合などを含めた実質公債費比率は6.7%で、前年度と比較すると0.5ポイント下降し、また、土地開発公社、第三セクターなどを含めた将来負担比率は26.8%で、前年度と比較すると11.5ポイント下降しました。 いずれの数値も財政健全化計画の策定が必要な早期健全化基準を大きく下回っており、特に問題ないと認めたところです。 次に、水道事業会計、下水道事業会計及び農業集落排水事業会計を対象とした資金不足比率につきましては、いずれの会計にも資金不足はなく、特に問題ないと認めたところです。 以上、各会計の決算などに係る審査結果の概要を申し上げましたが、議員の皆様におかれましては、お手元に配付したそれぞれの審査意見書にその詳細を記載してありますので、ごらんいただきたいと存じます。 結びになりますが、この平成30年度の各会計の決算報告や健全化判断比率などの報告にかかわった理事者、職員、その他関係の皆様の御尽力に対し深甚なる敬意を表しまして、審査報告といたします。 私からは以上でございます。 ○議長(丸山寿子君) 以上により、本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日の本会議はこれにて散会いたします。まことにお疲れさまでございました。                             午後0時06分 散会...