○議長(
野沢明夫) 陳情2の質疑を終結いたします。 以上で
経済建設委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を終了いたします。
経済建設委員長、ありがとうございました。
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△日程第2
経済建設委員長報告に対する討論・採決
○議長(
野沢明夫) 日程第2、
経済建設委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第3号、
市道路線の認定について(玉川神之原地籍)の討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第3号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号、
市道路線の廃止について(玉川神之原地籍)の討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第4号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第5号、
市道路線の廃止について(
宮川丸山地籍)の討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第5号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号、茅野市
水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第11号は、原案のとおり可決されました。 次に、陳情2、
新型コロナ禍による米の
需給悪化の改善と
米価下落の
歯止め策を求める陳情書の討論に入ります。 討論はありませんか。 伊藤 勝議員。
◆17番(伊藤勝) 本陳情に私は賛成の立場で討論をします。 この陳情の内容は、
コロナ禍の農業者の窮状を訴えています。農業者は国の猫の目施策により翻弄され、疲弊をしています。それに追い打ちをかけているのが、この
新型コロナウイルス感染症であります。そのあかしが国のやっている今の
持続化給付金の扱いであります。他業種では前年度の同月を対比するのに対し、農業者に対しては同月ではなく1年を12で割ったその額を算定値としています。そうなると、ほぼ農業者の全員が対象になります。支援を必要としている個人あるいは企業に支給される今回の
持続化給付金から推しはかっても、農業者の窮状は明らかであります。 よって、農業者の思いを捉えれば、今回の陳情には何の異論を挟む余地がないと考え、賛成とします。
○議長(
野沢明夫) ほかに討論はありますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本陳情の
委員長報告は不採択であります。 本陳情を採択することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者 起立)
○議長(
野沢明夫)
起立少数。 よって、陳情2を採択することは否決されました。 以上で
経済建設委員会付託の案件は終了いたしました。
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△日程第3
総務環境委員長報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
野沢明夫) 日程第3、
総務環境委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を行います。
総務環境委員長。 (
総務環境委員長 望月克治 登壇)
◆
総務環境委員長(
望月克治) ただいまから
総務環境委員長報告を行います。 3月定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案3件です。 去る3月15日午後2時より、市長、
所管部課長出席のもと委員会を開催し、審査を行いました。 日程に従い報告いたします。
○議長(
野沢明夫) それでは、議案第7号、茅野市
永明寺山公園墓地条例の一部を改正する条例についてをお願いいたします。
◆
総務環境委員長(
望月克治) 議案第7号、茅野市
永明寺山公園墓地条例の一部を改正する条例については、管理棟の廃止に伴い、管理棟に関する規定を削るためのものです。 委員会では、管理棟の撤去が終わり、駐車場となった現段階での
条例改定になるが、時期的には適正なのかとの質疑に対して、今回は
公園墓地の
一体的整備で進めており、第2
合葬式墓地の増設工事が2月末に工事が完了したので今回の
議案提出になる。この間、増設する
合葬式墓地の使用料についての
条例改定について
使用料審査委員会で検討し、現行の
合葬式墓地と同額とすることが決まり、料金については
条例改定が必要ないので、第2合
葬墓地工事の完了をもって管理棟の撤去について本条例の提案をしたとの説明がなされました。 討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しましたことを報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 議案第7号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 議案第7号の質疑を終結いたします。 次に、議案第8号、茅野市
職員定数条例の一部を改正する条例についてをお願いいたします。
◆
総務環境委員長(
望月克治) 議案第8号、茅野市
職員定数条例の一部を改正する条例については、職員の定数を改めるためのものです。 質疑では、今の条例では市長部局、議会事務局、選挙管理委員会事務局、監査事務局、構成委員会事務局、農業委員会事務局、教育委員会と公営企業と分けられているが、改定案では市長の事務部局等と公営企業の二つになっている。一本化する目的は何かとの質疑があり、公平委員会や監査事務局、選挙管理委員会事務局などが兼務の形としてカウントされており、本来の職員数の把握が難しい形になっている。また、3月にならないと人事異動が固まらず、人数の変更の条例を提案する時間的な問題もあり、以前には議会に諮れず専決で変更したこともあった。表記の系統については、法的に決まった表記はないので、柔軟に対応できるように今回の改定を提案したとの答弁がありました。 また、588人を520人に改定されているが、その根拠は何かとの質疑には、今の条例の下で平成27年に消防が広域化され、67名の消防職員が諏訪広域連合に移管になったが、定数の変更をせずにきたので、その人数を減らした上で現状の職員数に合わせて上限を変更することで、今回改定を提案しているとの答弁でした。 また、茅野市を強くしていくためには職員のレベルアップが重要で、正規職員が多いことが大事だと考える。職員数を一定規模守るという考えはあるかとの質疑には、消防職員の移管を組み入れた形で職員数を減らす提案ではない。多いにこしたことはないが、市の財政運営を考えると人件費の占める割合は高く、上限を決めてその中で運営していく努力をしていくという考えです。極端な人員減を考えていないので御理解いただきたいとの答弁がありました。 また、嘱託や臨時職員の数や部署による決まりはあるのかとの質疑があり、基本的にはないとの答弁でした。 また、今回第4条が追加され、休職、育児休業または派遣の職員はということが加わります。派遣の定義はどう決めているのか。国や県などへの出向などは派遣に含まれるのかとの質疑があり、条例でいう派遣は自治法に基づいた派遣になる。具体的には諏訪広域連合への派遣や総合サービスへの退職者派遣などになり、今回の職員数には入っていない。現在、諏訪中央病院への派遣は研修制度という形での人材交流で行っているので、人数の変化はないとの答弁がなされました。 討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決したことを報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 議案第8号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 質疑を終結いたします。 次に、議案第9号、茅野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてをお願いいたします。
◆
総務環境委員長(
望月克治) 議案第9号、茅野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、市長、副市長、教育長の給料を減額するためのものです。 質疑では、手続上、適正に法令を遵守しているのか。議案質疑では特別職報酬等審議会には臨時的、期限つきなので諮問の必要はなく、県でも同様の対応をしているとのことでしたが、その根拠を確認したいとの質疑が出され、市の説明では昭和39年の自治事務次官通知を受けて
地方自治法138条の4の規定より特別職報酬等審議会は設置した。通知による設置であり、義務ではなく助言に従ったという形になる。市では様々な文献を参考にして任意の設置であると考えている。総務省のホームページに掲載されている資料の中に設置されていない市もあるとされている。特別職報酬等審議会の設置を求める通知の背景には、昭和39年当時に特別職の報酬が勝手に増額され、世論からの批判等もあり、公正化を期す意味から第三者の意見を聞くという意味合いで設置を求められた経緯がある。また、給与額を減額する場合には審議会の意見を聞く必要がないという解釈が参考文献でも確認できたので、審議会に諮ることはしなかった。ただ、市長については自主返納や自主的な減額は
条例改定をして議会の議決を得ないと公職選挙法の第179条第2項の寄附行為に該当し、第199条の2に抵触することになるので、今回
条例改定を提案したとの答弁がなされました。 また、議案質疑では例外との説明をしたが例外ではないのかという質疑には、例外ではないとの答弁がありました。 また、減額時は審議会にかける必要はないとのことですが、今までも減額時は審議会にかけていないという理解でいいのかとの質疑には、給料の額自体が適正かどうかの検討を要するときには審議会に諮ることになりますとの答弁がありました。 また、行政改革を行う決意のためということですが、4年の任期を終える段階で考えるべきではないかとの質疑には、市長から、就任して市の財政状況を見ると少し余裕があるかと思っていたのだが、帳面上ではなく今後の展開を見たときに厳しい状況が見えてきた。就任した時点で諏訪南リサイクルセンターや永明小・中の建て替え、茅野駅西口も始まっており引き継いでいる。今後も小学校の建て替えや改修などは引き続き行っていかなければならない。運動公園を見ても試算では10億を超える。市民館についても設備機器や本体改修など10億円が試算される。図書館や中央公民館をはじめ手を入れる公共施設はたくさんある。陸上競技場だけ見ても第3種公認をしばらくとれない状況になりますという話でもあれだけになる。この先10年でそうしたことが一気に来る中で、市民の皆さんと情報を共有して、公共施設だけでなく、まちづくりを一緒になって考える雰囲気をつくれればと考えているとのお答えでした。 また、みんなで一緒に市のことを考える雰囲気づくりの呼びかけの覚悟ということかとの質疑に対して、市長からは、そのとおりです。ある日突然施設を閉鎖しますという事態が一番いけないと考える。そうした事態を避けるために、議論をする余裕があるうちに議論を始めたいので御理解をいただきたいとの答弁がなされました。 また、来年度から財政について行革の方々とやっていくということですが、市民を入れる考えはあるかとの質疑に対して、市長から、まだ決まっていないが、市民会議的なものをつくって議論をして、大きな方向性を出していきたいと考えているとの答弁がありました。 さらに、令和5年4月29日の御自身の任期の中で、難局を乗り切るめどをつけるという思いだと受け止めていいのかとの質疑に対しては、市長から、乗り切るということではなく方向性を定めたいということ。行政の進め方でいうと、大枠の計画をしっかり立てる中で、公共施設でいえば本当にその施設が必要なのかをきちんと議論する中で決めていく。施設の利用料についても検討をしていかなければいけないと考えている。行事や補助金なども公共施設と同様に、財布の中身を考えながら市民の皆さんと腹を割った話をさせていただく。既に縄文トリエンナーレについては市民の皆さんと話をさせていただいて中止を決定した。コミュニティ補助金もコミュニティ運営協議会に出向いて、運協の会長さんたちに直接減額させてほしい旨を伝えた。そうしたことをこの先一つ一つ丁寧にやっていき、任期中に方向づけをしていきたいと市長の思いをお聞きしました。 また、委員から、この件を知る市民からは、議員はどうするんだ、職員はどうなんだという声が出てくるとも考えられる。市民にしっかりと説明をしてほしいとの意見が出され、これに答えて市長からは、職員からもこのままの形の行政運営では厳しい状況になるとの声も聞かれました。だからこそ今回の改定を提案した。現在、職員を募集してもなかなか人が集まらない状況がある。そうした中でモチベーションを持って仕事をしてもらう状況がなければ、まちづくりはうまくいかない。生き生きと夢を語れるような、そんな職場にしていくことが茅野市民の福祉向上につながると考える。そこの部分を守るためにも今提案への御理解をお願いしたいとのお答えを受けました。 討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決したことを報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 議案第9号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 議案第9号の質疑を終結いたします。 以上で
総務環境委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を終了いたします。
総務環境委員長、ありがとうございました。
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△日程第4
総務環境委員長報告に対する討論・採決
○議長(
野沢明夫) 日程第4、
総務環境委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第7号、茅野市
永明寺山公園墓地条例の一部を改正する条例についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第7号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号、茅野市
職員定数条例の一部を改正する条例についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第8号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号、茅野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についての討論に入ります。 討論はありませんか。 小尾一郎議員。
◆9番(小尾一郎) いい議員は市長を信用して盾突かず、本件に反対はしないでしょうけれども、ちょっと私はおかしいもんですから、自分でもそう思いますが、反対をさせていただきます。誰も指摘しなかったとあれば、
茅野市議会の権威に関わると思うので、
反対討論ということで発言をいたします。 市長側の審議会に諮る必要はないという説明には納得しがたいというものです。行政活動はその内容が正しいだけでなく、その手続も適正であり、法令により行わなければなりません。行政活動の原則です。本条例案は、特別職報酬等審議会条例で規定する、市長は議員報酬の額並びに市長、副市長及び教育長の給料の額に関する条例を議会に提出しようとするときは、あらかじめ審議会の意見を聞くものとするという総務省の拘束規定見解である事前審議の手続を経ておらず、法令遵守とは言い難く、反対をいたします。 市長側は、市議会諮問の必要のない例外の根拠として、本会議において期間限定の減額、市の前例、他自治体の事例を示しましたが、減額、期間、理由の基準、事例の内容は明かしませんでした。示した前例は本件と同内容とは言い難く、前例、事例は裁判の判例ではないので、その存在のみでは法令遵守を説明するものにはなり得ません。 特別職報酬等審議会は、昭和39年5月、地方公共団体の特別職の職員の報酬等の額の決定について、第三者機関の意見を聞くことにより、その一層の公正を期する必要があると認められるので、速やかに設置されたく命によって通知するとの自治事務次官通知により、審議会設置と意見聴取を義務づけた経緯があります。この通知には例外についての言及はありません。茅野市の条例はこの通知どおりのもので、例外規定はありません。では、要綱等で例外規定が設けられるかというと、それら要綱もありません。このことは、茅野市では例外なく審議会に諮問しなければならないと解釈するのが当然と言うべきでしょう。 ただし、市長よろしいでしょうか。減額特例条例提出による減額や懲罰的減額の意味での
条例改正である場合には諮問は必要ないと解釈されますが、本件はそのいずれでもございません。例外など制限を設ける場合は、基準が明確にされ、公にされていることが要求されます。基準がなく、その都度法の適用の可否を決めることは、適正手続の原則、権利乱用の禁止に反します。 市長側は減額だから問題ないと言っておりますけれども、議会と市長の思惑が一致すれば、報酬、給料を増額できます、減額もできます。議員の思惑で議員報酬増額や議長報酬の減額ができます。選挙目的で選挙前に減額し、当選後に元に戻すことができます。議会と市長が対立すれば、議会の思惑で市長の給料を減額ができます。つまり増額も減額もできるということです。そこで、例外なく審議会に諮ることにより、その公平性、妥当性、適正性を仰ぎ、加えて、議会や市長の思惑による恣意的な決定という権利の乱用を防ぐことが審議会設置の本旨であると解釈されるところです。 前橋市では、平成24年4月に市四役の給料減額を市長任期中の4年間に行うことを、また、令和2年6月には6か月の減額を審議会に諮っております。館林市でも、6か月の市長給料減額を審議会に諮っています。いずれも市長側が根拠とした期間限定の減額、他自治体の事例です。 市長側は、政治姿勢を示す、財源担保ではない、賞与や退職金は対象外との説明をしました。行財政目的も懲罰的目的も含まぬ自らの政治目的のみの減額であるなら、市民受けを狙ったパフォーマンスでしかなく、公職選挙法の寄附行為に抵触します。しかし、条例化で違法を免れることができます。マネーロンダリングと同じです。そのようなことを議会は後押ししてよいのかという疑問があります。 以上から、本条例案提出は、行政活動の原則とされる法令遵守だけでなく、適正手続、権利乱用の禁止と公職選挙法において不適正さを覆す根拠を見つけられず、賛成できません。重んずべきは法や制度なんかより自身の心情であり、市長の思いである。それが議員の享受だとする議員も少なくありません。法的議論のないままの本条例案可決は、少なくとも茅野市では議員は法令や条例が分からないので、解釈の適用も市長に任せるという議会の意思の表明を意味すると、私は議員としてそう評価します。 市長は議員歴16年を持ち行政に精通している方ですから、適正と誰もを納得させる明確な根拠を示せるでしょう。しかし、残念ながら反論権が認められていません。ですから、賛成とする議員は市長に代わり適正であることの説明をし、賛成とする説明責任をどうか果たしていただきたい。その内容が理にかなうものであれば、私は採決では賛成に回ります。 以上です。
○議長(
野沢明夫) ただいま
反対討論がございました。
賛成討論の方、ありましたらどうぞ。 竹内 巧議員。
◆4番(竹内巧) 当議案に賛成の立場から発言をさせていただきます。 本議案を審議するに当たっては、3月3日の議案質疑及び3月15日の総務環境委員会における多くの質問により、今井市長の茅野市の将来を見据えた強い思いを感じることができました。また、
委員長報告にもありましたとおり、審議会の設置を求める通知が求める趣旨から考えても、改正手続について適正に実施されていることを確認したところでございます。 本議案について反対すべき要素が認められないことから、賛成させていただきます。 以上です。
○議長(
野沢明夫) ほかに討論はございますか。
松山孝志議員。
◆11番(
松山孝志) 先ほどの
反対討論と別視点からの
反対討論をさせていただきます。 審議を担当する委員会では、可決と判断されております。議会の総論も、この方向を確認するものと思っております。そのことを想定する上で、あえて異論を発言させていただきます。 この議案は、これからの市財政運営に気を引き締めて当たらなければならないとする思いの表れとして提案されたものと受け止めています。私は10年ほど前にこのような場で財政問題について、今回の議案提案の根拠となる同様の見方からの財政運営を求めて質問を行ったことを思い出しております。その頃は夕張市の問題が起きた間もなくの頃で、財政に敏感な頃でした。まだ議員でなかったときは、行政の悪事を見抜けなかった議会が悪い、議員が悪いと気楽に批判しておりましたが、気楽な批判では済まなくなった立場では、財政問題にどのようにチェックを入れるのか大きな課題となりました。 しかし、課題解決となる方法が夕張市の件を契機に、地方公共団体財政健全化法が制定されました。この法は、地方公共団体の財政の全体図を浮き彫りにして、実質的負債による将来負担比率の指標を導入し、また監査委員の審査、議会への報告、住民への公表を義務化したものです。予算審議となる3月議会で市としてやらなければならないこと、市民に夢を持ってもらうことなどを考え、財政予算の今とこの先を検討するとき、財政力からは安易な考えは浮かぶものではありませんが、まずは地方公共団体財政健全化法にのっとってチェックされた経過からも意見を述べなければならないと考えております。 加えて、締めてかからなければならないとして提案されたこういった条例には、本意だけが伝わるものではなく、悪い事態の憶測もつきまとうものであり、それはさきに述べてきました夕張に絡めたものとなり、夕張のような状態への黄色信号が点灯したのではないかというものであります。議員としての現在のチェックでそんな状態に陥っているのではないということを知ってもらうために、また、市の明日を創生する挑戦のために、二つの視点からの反対を表明するものです。 一つは、健全化のために与えられた指標でありますが、五つの項目があります。これらのどの項目も茅野市においては健全性でありまして、もはや黄色信号がともるというような数字での判定はできません。健全であるというのが現状であります。そして、二つ目は、市の明日の創生には、まず職員の発想力ややる気であります。気持ちを萎縮させることになれば、期待する力は発揮されません。 これら二つの視点から、さらにはこのような見方もあったとすることを肝に銘じるための提案とうたったことへのお経と捉えていただき、放漫経営に陥れば決して安全な将来がないことはどこでも同じであります。さりとて駄目駄目づくしの夢の持てない市では、夕張のように市民は去りゆくことになりかねません。 以上を申し上げて、立場からの判断として本議案に反対するものです。
○議長(
野沢明夫) ほかに。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) ないようですので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者 起立)
○議長(
野沢明夫) 起立多数。 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 以上で総務環境委員会付託の案件は終了いたしました。
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△日程第5
福祉教育委員長報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
野沢明夫) 日程第5、福祉教育委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を行います。 福祉教育委員長。 (福祉教育委員長 吉田基之 登壇)
◆福祉教育委員長(吉田基之) それでは、ただいまから
福祉教育委員長報告をいたします。 3月定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案2件です。 去る3月16日午後2時から、所管部課長に御出席いただき委員会を開催し、審査いたしました。 議長の指示に従い順次報告いたします。
○議長(
野沢明夫) それでは、議案第10号、茅野市
国民健康保険診療所の医師の給与等に関する条例についてをお願いいたします。
◆福祉教育委員長(吉田基之) 議案第10号は、茅野市
国民健康保険診療所の医師の給与等に関する条例についてであります。 これは、茅野市
国民健康保険診療所の医師の給与等を定めるためのものです。 委員からの、65歳で定年になる、その後の5年間は再任用職員で70歳で雇い止め、やはり医師の資格を持って地域医療を支えてくれる方が70歳で終了というのはいかがなものか。その後、本人がよければ再任用とかはあるのかとの質疑に対し、市側からは、これは定年を迎えられる医師の方が会計年度任用職員となって北山診療所で勤務していただけることになっている。そのための条例整備ということと、あと、例えば中央病院を辞めてリバーサイドで地域医療に専念したいという方がいれば、市職員としての身分で診療をしてもらうための条例である。70歳は医師としての定年だが、その後は任意でフルタイムの勤務ではなく、時短でお願いするというケースはあるという答弁でした。 さらに、第3条で条例に基づく給与の支給に関して必要な事項は市長が別に定めるということになっているが、それはどういうことかという質疑に対して、市側からは、今回の条例は
国民健康保険診療所の医師の給料だけではなく、いろいろな手当等も含めて条例を制定する。その内容については中央病院の条例を準用していく。ただし、支給することに関しては茅野市長が支給することになるため、支給に関して支給規則等で別に定めるということとの答弁でした。 また、委員から、附則の2番で茅野市職員の定年等に関する条例の一部改正で定年65歳とつけ加えるとあるが、条例の改正は専決事項でやったのかとの質疑に対して、市側からは、今回は給与等に関する条例ということで、まずは条例制定が一つ。そして、附則の中で第2項として、定年等に関する条例の一部改正をここで提案するというもの。さらに、第3条のただし書として、医師の場合には65年という年齢をつけ加えるを附則の中で改正するという答弁でした。 討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決したことを御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 議案第10号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 議案第10号の質疑を終結いたします。 次に、議案第22号、茅野市
国民健康保険条例及び茅野市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてをお願いいたします。
◆福祉教育委員長(吉田基之) 議案第22号は、茅野市
国民健康保険条例及び茅野市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、関係規定を整理するためのものです。 委員会では、質疑、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決したことをここに御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 議案第22号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 議案第22号の質疑を終結いたします。 以上で福祉教育委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を終了します。 福祉教育委員長、ありがとうございました。
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△日程第6
福祉教育委員長報告に対する討論・採決
○議長(
野沢明夫) 日程第6、
福祉教育委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第10号、茅野市
国民健康保険診療所の医師の給与等に関する条例についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第10号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号、茅野市
国民健康保険条例及び茅野市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第22号は、原案のとおり可決されました。 以上で福祉教育委員会付託の案件は終了いたしました。 ここで、換気のため暫時休憩といたします。再開は3時10分といたします。 午後3時2分 休憩
--------------------------------------- 午後3時10分 開議
○議長(
野沢明夫) 再開いたします。
---------------------------------------
△日程第7
予算決算委員長報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
野沢明夫) 日程第7、予算決算委員長の
審査報告を行います。 予算決算委員長。 (予算決算委員長 矢島正恒 登壇)
◆予算決算委員長(矢島正恒) それでは、ただいまから
予算決算委員長報告をいたします。 本定例会において、予算決算委員会に付託されました案件は、令和2年度補正予算1件及び令和3年度各会計当初予算9件であります。 当委員会は、会期日程に従い委員会を開催し、去る3月9日に補正予算の審査を、3月11日、12日の2日間で各会計の当初予算の審査を、理事者、所管部課長等に出席をいただき行いました。 議長の指示に従い順次報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 先例・申合せにより、予算決算委員会において全員で審査を行っておりますので、質疑は省略をいたします。 それでは、議案第12号、令和2年度茅野市
一般会計補正予算(第11号)についてをお願いいたします。
◆予算決算委員長(矢島正恒) 議案第12号は、令和2年度茅野市
一般会計補正予算(第11号)についてです。 これは、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億5,492万4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ328億3,762万円とするものです。 補正の主な内容は、歳出では、補正増で、公立諏訪東京理科大学関連事業費では、当初見込みより学生数が増えたことなどに伴う諏訪広域公立大学事務組合負担金1億8,290万9,000円。舗装修繕事業費では、令和3年度に実施を予定していた上原下町線の舗装修繕工事の前倒し実施で7,000万円。道路橋法定点検委託事業費では、令和3年度に実施を予定していた市道橋43橋の法定点検の前倒し実施で2,000万円。小学校施設整備費及び中学校施設整備費では、令和3年度以降に実施を予定していた小学校1校、中学校2校のトイレ洋式化の前倒し実施で合計で1,560万円。 補正減では、今年度の決算見込みなどを踏まえ、福祉医療費給付等事業費、保育所運営費などで減額を行うものです。このほかスポーツ施設整備事業費などで振替財源を行うものです。 歳入の主な内容は、地方交付税の補正増1億2,262万1,000円、国庫支出金の補正増4,420万3,000円、繰入金の補正減1億400万円、市債の補正増1億9,840万円となっています。 また、繰越明許費の補正では、追加が20事業、地方債の補正では、追加が5件、変更が5件であります。 当委員会としましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので、御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 次に、議案第13号、令和3年度茅野市
一般会計予算についてをお願いいたします。
◆予算決算委員長(矢島正恒) 議案第13号は、令和3年度茅野市
一般会計予算についてです。 これは、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ274億円と定めるものです。 このほか債務負担行為として、3事業について期間及び限度額を定め、地方債として29事業の限度額等を定めるものです。 さらに、一時借入金の借入れの最高額、歳出予算の流用について定めるものです。 当委員会では、款別、項別に区分し、細部にわたり慎重に審査を行いました。
反対討論として、次のような意見がありました。 予算案の全体像を見ると、市長が開会挨拶で言ったように身の丈を超えているのかなと感じる予算案で、収支均衡を破り実質歳出超過になっている。例えば永明小・中学校建設予算は、昨年6月時点では66億5,000万円が11億5,000万円増の78億円に膨らんでいる。精査すべきである。敷地面積は体育練成館や公共施設利用者用駐車場を編入するため大幅に膨らみ、現行面積くらいまでの使用とすることは可能ではないか。諏訪南リサイクルセンターの運転コストが膨らみ、茅野市の負担金は年間1億2,000万円増となる。建設予算は当初17億円の見込みが35億5,000万円になった。茅野市だけが使う計画の紙類の圧縮梱包機械の運転コストは月1,000万円増となり、これを抑える施策が必要である。令和元年度決算の監査報告は、財政の健全化指標は向上しており、財政状況は安定していると判断できるとしていることは極めて重要である。昨年9月議会時点では財政は問題ないとされていた。こうした状況で、毎年、財政調整基金から4億円の繰り出しを続けていけば、40億円あった基金はなくなり、市長が危惧する破綻につながることは明らかである。中長期で見て身の丈に合う収支均衡予算にすべきと考え、反対であるというものでした。 また、
賛成討論として、次のような意見がありました。 令和3年度予算案は、いまだにコロナウイルスの終息が見通せず、税収減少や感染症対策等が厳しい中、市民の暮らしを守る、命を守る、経済を守る財源の確保はしっかりされている。未来に希望が持てる予算となることを期待し、賛成するというものでした。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しましたので、御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 次に、議案第14号、令和3年度茅野市
国民健康保険特別会計予算についてをお願いいたします。
◆予算決算委員長(矢島正恒) 議案第14号は、令和3年度茅野市
国民健康保険特別会計予算についてです。 これは、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ55億3,250万7,000円と定めるものです。 このほか一時借入金の借入れの最高額、歳出予算の流用について定めるものです。 当委員会といたしましては、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので、御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 次に、議案第15号、令和3年度茅野市
後期高齢者医療特別会計予算についてをお願いいたします。
◆予算決算委員長(矢島正恒) 議案第15号は、令和3年度茅野市
後期高齢者医療特別会計予算についてです。 これは、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億2,035万6,000円と定めるものです。 当委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので、御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 次に、議案第16号、令和3年度茅野市
国民健康保険診療所特別会計予算についてをお願いいたします。
◆予算決算委員長(矢島正恒) 議案第16号は、令和3年度茅野市
国民健康保険診療所特別会計についてです。 収益的収入及び支出では、収入支出それぞれ2億4,528万7,000円と定めるものです。また、資本的収入及び支出では、収入は353万4,000円、支出は759万3,000円と定めるものです。 収益的支出及び資本的支出の総額は2億5,288万円となります。 このほか一時借入金の限度額、流用などを定めています。 当委員会としましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので、御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 次に、議案第17号、令和3年度茅野市
水道事業会計予算についてをお願いします。
◆予算決算委員長(矢島正恒) 議案第17号は、令和3年度茅野市
水道事業会計予算についてです。 収益的収入及び支出では、収入は13億6,466万円、支出は11億7,209万9,000円と定めるものです。また、資本的収入及び支出では、収入は5億8,558万8,000円、支出は14億3,025万5,000円と定めるものです。 収益的支出及び資本的支出の総額は26億235万4,000円となります。 このほか債務負担行為、企業債、一時借入金の限度額などを定めています。 当委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので、御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 次に、議案第18号、令和3年度茅野市
下水道事業会計予算についてをお願いいたします。
◆予算決算委員長(矢島正恒) 議案第18号は、令和3年度茅野市
下水道事業会計予算についてです。 収益的収入及び支出では、収入は22億8,733万5,000円、支出は20億796万9,000円と定めるものです。また、資本的収入及び支出では、収入は4億4,375万6,000円、支出は16億7,671万2,000円と定めるものです。 収益的支出及び資本的支出の総額は36億8,468万1,000円となります。 このほか債務負担行為、企業債、一時借入金の限度額などを定めています。 当委員会としましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので、御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 次に、議案第19号、令和3年度茅野市
米沢鋳物師屋財産区
特別会計予算についてから議案第21号、令和3年度茅野市
泉野大日影財産区
特別会計予算についてまでの3議案を一括して報告願います。
◆予算決算委員長(矢島正恒) 議案第19号から議案第21号までの3議案は、財産区特別会計の令和3年度の予算であります。 議案第19号は、令和3年度茅野市
米沢鋳物師屋財産区
特別会計予算について、議案第20号は、令和3年度茅野市
豊平下菅沢財産区
特別会計予算について、議案第21号は、令和3年度茅野市
泉野大日影財産区
特別会計予算についてであります。 当委員会としましては、3議案とも
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので、御報告いたします。
○議長(
野沢明夫) 以上で予算決算委員長の
審査報告を終了いたします。 予算決算委員長、ありがとうございました。
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△日程第8
予算決算委員長報告に対する討論・採決
○議長(
野沢明夫) 日程第8、
予算決算委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第12号、令和2年度茅野市
一般会計補正予算(第11号)についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第12号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号、令和3年度茅野市
一般会計予算についての討論に入ります。 討論はありませんか。
伊藤正陽議員。
◆13番(
伊藤正陽) 2021年度茅野市一般会計当初予算案に反対の立場で討論します。
一般会計予算案でございますが、全体像を見ますと、予算編成責任者である市長が本会議の開会挨拶で身の丈を超えているのではないかと感じていると、そういう予算案になっています。収支の均衡を破り、支出超過になっている問題があります。毎年、財政調整基金から4億円繰り出しを続けていけば、40億円あった財政調整基金がなくなり、市長が危惧する破綻につながることは明らかではないでしょうか。年々の凸凹は当然あるでしょうが、5年、10年の中長期で見て、身の丈に合う予算、収支均衡予算にすべきだと思います。 個別に見ますと、永明小・中学校建設に係る経費は膨大で78億円になるとの報告がありました。昨年6月時点では66億5,000万円でありましたから、11億5,000万円も膨らんでいます。50年以上使用する、しかも夢を育む時期の子どもたちの学びの場であるわけでありますから、よいものを造ってやりたいと思う心は当然でありますが、精査すべきものは精査すべきであるというように考えます。 白樺湖畔に建設される公園に関して、国からの補助金が多く占めるとはいえ、予算のない中で今建設する必要があるか疑問です。建設を延期する選択肢はなかったのでしょうか。さらに問題なのは
維持管理コストが算定されていないことです。つくるとしても年間の
維持管理費がどのくらいかかるかを算定し、設計すべきだと思います。 今年10月に稼働予定の諏訪南リサイクルセンター運転コストが膨らみ、茅野市が負担する分担金の増額が半年で大づかみ6,000万円になることが明らかになりました。年間に換算すると倍の1億2,000万円の増となります。建設予算が当初17億円を見込んでいましたが、35億5,000万円をつぎ込むこととなりました。茅野市だけが使う計画だった紙類の圧縮梱包機械の処理能力は、1日11.4トンであると報告されています。しかし、茅野市の紙類の搬入量は1日当たり2トン強であり、原村も共同利用することになっても日当たり2.83トン、机上の計算では4日分をまとめて1日で処理することができるということであります。運転コストを抑える施策が必要です。 印鑑証明や住民票など市が発行、提供する証明書類をコンビニエンスストアでも発行してもらえる仕組みが導入されています。早朝から深夜までいつでも発行してもらえ便利と言いますが、茅野市は市役所本庁、ちのを除く9の地区コミュニティセンター、それにベルビア出張所で発行してもらえる仕組みがあり、正月を除く毎日入手が可能です。入手の仕組みは非常に整っているというように思うわけであります。質問で明らかになったように、利用者は年間約1,000人であり、経費は1通当たり何と4,000円、この仕組みは国が進め、茅野市も導入しましたが、毎年700万、800万の経費をかけて運用することが費用対効果を考えると非常に大きな問題であると考えます。 AIやIoT事業も、来年度大幅に増やす必要があるか疑問であります。
コロナ禍で窮乏する中小業者支援に1億円の予算を組んだことは評価されますが、失業した派遣社員などへの市の財政的支援は、質問の答弁からうかがえませんでした。今だからこそ、財政的に応援しているというメッセージを発信すべきではないでしょうか。 直近の令和元年度、2019年度の決算の監査報告では、むすびで財政の健全化指数はいずれも向上しており、財政状況は安定していると判断できますとしていることは重要です。昨年9月議会時点では、茅野市の財政は問題ないとされていました。そして、将来における財政規模の縮小も視野に入れながら持続可能な財政基盤の構築に注力し、5次総を推進するとともに、「若者に選ばれるまち」を築いていただきたいとしています。さらに、アンテナを高くし、国の補助金のつく施策に注目することは非常に大事であるが、コスト意識を持って茅野市にとって将来的に有益なものであるか、見極める判断力が要求されるものと感じているとしております。これが監査報告でありまして、監査報告では茅野市の財政状況は問題ないというようにしているわけであります。茅野市長が組んだ予算が収支のバランスを崩し、そして支出増になっている。これは予算の組み方に大きな問題があるというように指摘せざるを得ません。 以上を申し上げまして、
反対討論といたします。
○議長(
野沢明夫) ただいま
反対討論がございました。
賛成討論がありましたらどうぞ。 東城 源議員。
◆7番(東城源) 令和3年度茅野市
一般会計予算について、賛成の立場で発言をさせていただきます。 身の丈以上の予算だと御指摘がありましたが、市の予算は市民の暮らしをよくするものでなければならない、こんなふうに思っております。その点、今回の
一般会計予算では、
新型コロナウイルス感染症に関わるくらし・経済対策のほか、永明小・中学校の建て替え、周辺道路の整備など、重要課題を盛り込んだ市民の思いが十分に反映された希望を持ち続けることができる予算だと感じております。永明小・中学校の敷地についても駅から近い場所にあり、コミュニティセンター、保育園など市の重要施設も隣接しております。今ここで取得しなければ今後の取得は困難であり、いずれは賃借に頼らざる状況となってしまうと感じます。 以上より、市民のための積極的な予算と評価し、
賛成討論とします。
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、賛成の方は御起立願います。 (賛成者 起立)
○議長(
野沢明夫) 起立多数。 よって、議案第13号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号、令和3年度茅野市
国民健康保険特別会計予算についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第14号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号、令和3年度茅野市
後期高齢者医療特別会計予算についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第15号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第16号、令和3年度茅野市
国民健康保険診療所特別会計予算についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第16号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号、令和3年度茅野市
水道事業会計予算についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第17号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号、令和3年度茅野市
下水道事業会計予算についての討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第18号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号、令和3年度茅野市
米沢鋳物師屋財産区
特別会計予算についてから議案第21号、令和3年度茅野市
泉野大日影財産区
特別会計予算についてまでの3議案を、一括して討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 討論を終結いたします。 これより3議案を一括して採決を行います。 当該3議案に対する
委員長報告は可決であります。 本案を、
委員長報告のとおり決することに、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
野沢明夫) 御異議ないものと認め、議案第19号から議案第21号までの3議案は、原案のとおり可決されました。 以上で予算決算委員会付託の案件は終了いたしました。
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