○議長(小平吉保) 議案第56号の質疑を終結いたします。 次に、請願1をお願いいたします。
◆
経済建設委員長(宮坂武男) 請願1は、TPPへの参加に反対する請願書であります。 請願1の提出者は、
農民連諏訪農民センター代表、
菊池敏郎氏であります。 紹介議員は、
望月克治議員であります。 この請願は、安倍首相が3月15日にTPPへの参加を表明し、4月12日に参加に向けた
日米事前協議を妥結させたことに対して、TPPは医療や食の安全性、官公需発注、ISD条項など多岐に及ぶが、国民の安全が守られる保障はなく、このことは自民党が総選挙で掲げた「聖域なき関税撤廃なら反対」などの6項目の選挙公約に違反している。また、政府は、
TPP参加表明とあわせて影響試算を発表したが、効果が少なく、農業への打撃を初め失うものが大きい。交渉内容などが国民に知らされず、国民合意のないまま拙速にTPPに参加することは容認できないため、政府に対しTPPへの参加に反対する意見書を上程してほしい旨の請願であります。 当委員会では、TPPについては、交渉内容などが国民に知らされず、農業に携わる方の不安も大きい、請願書に賛成であるとの意見もありましたが、茅野市の産業を考えるとき、農業だけでなく工業や商業の割合も大きい。全体的な枠組みで考えると、農業だけではなくその他の産業のことも考えるべきだと思う。付加価値のある米を輸出しているような農家では、TPPに参加することに反対ではない農家もある。農業については、TPPに関係なく対策を講じていかなければ、持続可能な日本の農業は成り立っていかないと考えられる。世界は
グローバル化が進んでいる、茅野市においても世界的な視点で考えていかなくてはならないなどの請願には反対であるとの意見が出ました。 賛成、反対双方の意見が出されましたが、採決の結果、賛成少数により、当委員会では、請願1は不採択と決めましたので御報告をいたします。
○議長(小平吉保) 請願1について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。
望月克治議員。
◆7番(望月克治) 何点かお願いします。 まず最初に、非
関税障壁TPP、例外なき非関税障壁の撤廃ということですが、非関税障壁というのは何なのかという議論は行われましたか。 また、
ディズニーアニメやちょっと前の映画など、そういったものが500円とかの安いDVDになって子どもたちの楽しみになっていますが、そういった安いDVDがなくなるかもしれない、特許権が延ばされる、そういう危惧がある知的財産権については、話し合われましたか。 もう1点が、ISD条項、今お話の中にもありましたが、ISD条項についてはどのようなお話がされましたか。お答えください。
◆
経済建設委員長(宮坂武男) 非関税に対しましては、意見等は出されず、議論はされませんでした。 また、安いアニメ、それに対しても意見も出されず、議論はされませんでした。 それとISDに対しても、意見というものが出されず議論されませんでした。
○議長(小平吉保)
望月克治議員。
◆7番(望月克治) 非関税障壁というと、よく農業、米とかそういうものの関税率のことだけが言われますけれども、企業の活動を制限するものが非関税障壁としてTPPでは扱われています。茅野市で言えば影響があるもので考えますと、太陽光発電の設置補助ですね、地元業者に仕事をおろしたときに補助金が出るというもの。同様に
住宅リフォーム助成制度も同じです。 また、公共事業の広域案件ですね、建設だと3億円以上でしたかね。ああいったものの
総合評価システム、これも地元案件ということで、地元企業に有利になるようなポイント制がつくられています。こういったものは非関税障壁として扱われ、撤廃が求められるということになります。大変私はそういうところも危惧しています。 次に、ちょっとお聞きしたいんですが、何点かお願いします。 交渉の内容というのは、交渉中はもちろん条約の締結後4年間公表しないということが決められています。こうしたことは話し合われたのか、国民への情報開示という点でですね。また、
日本商工会議所の担当者は、このTPPに関して情報公開の上で、インターネットで一方的に情報を開示するだけでは読んでもわからないと、地方での説明会が少なく理解が進んでいないと、参加には賛成しながらも不安視していると、そういう状況もあるのですが、そういったことは議論されましたか。 もう1点が、経済効果ということで、
グローバル化ということで話し合われたということですが、そこで1点、アセアン10カ国に日中韓、インド、オーストラリア、ニュージーランド、こうした国々が加わって
経済連携協定を結ぼうとしています。RCEPと言われるものですね。人口で言えば、TPPは6.6億人に対してRCEPは33.7億人、総貿易額でもTPPが7兆4,690億ドルに対して、RCEPは10兆960億ドル、TPPが7兆4,690億ドル、RCEPが10兆960億ドルと多いわけですね。こうした国の数でも広く、今後アメリカの経済を抜いていくであろうと予想される中国、そしてその先に今度伸びていくと予想されるインドが入っているRCEPのほうが、経済的に、グローバル的に日本に寄与すると思うのですが、そういう点は話し合われましたか。
◆
経済建設委員長(宮坂武男) 以上の点につきましても、話し合いはなされませんでした。
○議長(小平吉保) そのほか質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 請願1の質疑を終結いたします。 以上で
経済建設委員長の審査報告及び報告に対する質疑を終了いたします。
経済建設委員長、ありがとうございました。
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△日程第2
経済建設委員長報告に対する討論・採決
○議長(小平吉保) 日程第2、
経済建設委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第44号、市道路線の認定について(玉川神之原地籍)、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第44号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第45号、市道路線の認定について(
玉川南小泉地籍)、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第45号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第46号、市道路線の廃止について(
湖東須栗平地籍)、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第46号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第53号、茅野市道路等の
占用料徴収条例の一部を改正する条例について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第53号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第56号、茅野市
下水道条例の一部を改正する条例について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第56号は、原案のとおり可決されました。 次に、請願1、TPPへの参加に反対する請願書について、討論に入ります。 討論はありませんか。
望月克治議員。
◆7番(望月克治) TPPへの参加に反対する請願書の採択を求めて討論をします。 先ほどの質疑の回答から、委員会での審査は、TPPについての知見が不十分であると感じます。協定内容に関しては秘密にすることが約束されているとはいえ、参加している市民団体からのリーク情報でうかがい知ることは可能であるにもかかわらず、そうした協定内容については議論されないまま不採択とするための条件探しを論じていたかに感じられます。 TPPに関しては、アメリカでも世論調査によれば、69%のアメリカ人が米国と他国の
自由貿易協定は、米国の雇用を犠牲にしていると答え、その一方で
自由貿易協定がアメリカに利益を与えてきたと答えたのは、たったの17%であったとの報道がなされ、
自由貿易協定に対する不信感が強くあります。 アメリカの
自由貿易協定は、カナダとメキシコとの間で結ばれた1994年のものが最初になりますが、この
自由貿易協定は、
アメリカ国民にとって何一つプラスにならなかったと言われ、
アメリカ国内の企業が賃金の安い労働者を求めて、工場をメキシコに移すことが頻発し、
アメリカ国内で100万人の雇用が失われたと言われています。 日本がTPPに参加すれば、こうしたことが予想されます。国内産業はますます空洞化し雇用は失われます。それに対してRCEPはアセアンの各国の多様性を尊重するという大原則を基調としており、2030年ごろにはアメリカを追い抜き、世界一の経済大国になると予想される中国、そしてそのころには人口で中国を抜き世界一になると予想されるインド、インドはその人口の過半数が25歳以下という若い国であり、将来的には経済でも中国を追い抜き、世界一に躍り出ることが予想されます。 その今後世界経済の中心になるであろう国を含むRCEPのことも議論に上らずに、TPPのことだけで
グローバル化などが議論されたことは残念です。 TPPの害悪、世界経済の状況からも、TPP参加には日本国民にとって利益をもたらすとは考えられず、今請願は採択し、国に対して意見を上げるべきです。多くの議員の賛同を求めて討論とします。
○議長(小平吉保) そのほか討論はございますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本請願の
委員長報告は、不採択であります。 本請願を採択することに、賛成の方は御起立願います。 (賛成者 起立)
○議長(小平吉保) ありがとうございました。 起立少数。 よって、請願1を採択することは、否決されました。 以上で
経済建設委員会付託の案件は終了いたしました。
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△日程第3
福祉教育委員長審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(小平吉保) 日程第3、
福祉教育委員長の審査報告及び報告に対する質疑を行います。
福祉教育委員長。 (
福祉教育委員長 伊藤玲子 登壇)
◆
福祉教育委員長(伊藤玲子) それでは、ただいまから
福祉教育委員長報告をいたします。 6月定例議会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案3件、陳情1件です。 去る6月18日午後3時より委員会を開催し審議いたしました。 議長の指示に従い、順次報告いたします。
○議長(小平吉保) それでは、議案第47号をお願いいたします。
◆
福祉教育委員長(伊藤玲子) 議案第47号は、損害賠償の額の決定についてであります。 この議案は、平成19年9月22日の湖東保育園の運動会において、園の要請に基づき競技の合図としてピストルの発砲を行った保護者が、爆音で
右側三半規管の機能が低下した事故があり、この事故にかかわる損害賠償の額の決定について、地方自治法第96条第1項第13号の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。 委員会の審査では、保険で支払いを行うことにより、今後保険料が上がることはあるかとの質問があり、今のところ保険料が上がることはないとのことでした。 また、今後の運動会等については、より一層注意をして取り組んでいただきたいとの要望が出され、これに対しては、一つ一つの行事においてだれが責任を持つか、どういう事故が想定されて、どういう対策をとるか、一つ一つ確認をしながら事故が起こらないよう対応をとっていきたいとのことでした。 当委員会といたしましては、慎重審査の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(小平吉保) 議案第47号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 議案第47号の質疑を終結いたします。 次に、議案第51号をお願いいたします。
◆
福祉教育委員長(伊藤玲子) 議案第51号は、茅野市
障害者地域生活支援事業条例の一部を改正する条例についてです。 この議案は、地域生活支援事業として、新たに訪問入浴サービス事業を実施するため、茅野市
障害者地域生活支援事業条例の一部を改正するためのものです。 施行期日は、平成25年7月1日であります。 当委員会といたしましては、質疑、討論はなく、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(小平吉保) 議案第51号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 議案第51号の質疑を終結いたします。 次に、議案第52号をお願いいたします。
◆
福祉教育委員長(伊藤玲子) 議案第52号は、茅野市
予防接種料実費徴収条例を廃止する条例についてです。 この議案は、茅野市
予防接種料実費徴収条例の必要性がなくなったため、同条例を廃止するためのものです。 予防接種法によって行う予防接種に要する費用は、現状自己負担は無料ですが、同条例では徴収するとなっており、実態と合っておらず、同条例の必要性がなくなっています。 施行期日は、公布の日であります。 当委員会といたしましては、質疑、討論はなく、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(小平吉保) 議案第52号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 議案第52号の質疑を終結いたします。 次に、陳情4をお願いいたします。
◆
福祉教育委員長(伊藤玲子) 陳情4は、「
義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する陳情書についてです。 提出者は、長野県教職員組合諏訪支部代表、植松満幸氏からです。 本委員会といたしましては、教育の機会均等、水準確保を実現するためには、同制度を不可欠とし、廃止、縮減することなく堅持すべきものとの考えから、採択すべきものとの意見が多く出されました。 また、陳情事項2の、国庫負担から既に除外した旅費等を復元することについては、疑問が残るとの声もありましたが、地方交付税そのものが減額されていることから、一般財源としてでなく、特定の財源として確保することが必要であるとの確認がされました。 当委員会といたしましては、慎重審査の結果、全会一致で採択すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(小平吉保) 陳情4について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 陳情4の質疑を終結いたします。 以上で
福祉教育委員長の審査報告及び報告に対する質疑を終了いたします。
福祉教育委員長、ありがとうございました。
◆
福祉教育委員長(伊藤玲子) ありがとうございました。
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△日程第4
福祉教育委員長報告に対する討論・採決
○議長(小平吉保) 日程第4、
福祉教育委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第47号、損害賠償の額の決定について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第47号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第51号、茅野市
障害者地域生活支援事業条例の一部を改正する条例について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第51号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第52号、茅野市
予防接種料実費徴収条例を廃止する条例について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第52号は、原案のとおり可決されました。 次に、陳情4、「
義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する陳情書について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本陳情は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、陳情4は、
委員長報告のとおり採択することに決しました。 以上で、福祉教育委員会付託の案件は終了いたしました。
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△日程第5
総務環境委員長審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(小平吉保) 日程第5、総務環境委員長の審査報告及び報告に対する質疑を行います。 総務環境委員長。 (総務環境委員長 小松一平 登壇)
◆総務環境委員長(小松一平) それでは、
総務環境委員長報告をさせていただきます。 6月定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案4件でございます。 去る6月14日午後3時より、
委員全員出席のもと、理事者、所管部課長の出席をいただき委員会を開催し、4議案の審査をいたしました。 議長の指示に従い順次報告をいたします。
○議長(小平吉保) それでは、議案第48号をお願いいたします。
◆総務環境委員長(小松一平) 議案第48号は、茅野市
土地開発公社の解散についてです。 これは、茅野市
土地開発公社解散プランに基づき、茅野市
土地開発公社を解散することについて、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 質疑では、議決後の認可申請の日程について質問があり、市側からは議決後すぐに認可申請をするということではないが、三セク債の許可申請と合わせて平成26年3月に一連の許可決定を受けられるよう、しっかりと段取りを踏みながら手続を進めるとの回答がございました。 当委員会では、慎重審査の結果、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告申し上げます。
○議長(小平吉保) 議案第48号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 議案第48号の質疑を終結いたします。 次に、議案第49号をお願いいたします。
◆総務環境委員長(小松一平) 議案第49号は、第三
セクター等改革推進債の起債に係る許可申請についてです。 これは、茅野市
土地開発公社の解散に伴い、必要となる債務保証に要する経費に充てることを目的とする起債で、限度額を57億円とするものであり、地方財政法第33条の5の7第1項第3号に規定する地方債について、長野県知事に許可の申請をするに当たり、同条第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。 質疑では、三セク債償還のシミュレーションの再度の説明をお願いいたしました。また、茅野市
土地開発公社解散プランにおける繰上償還について質問があり、市側からは金融機関を使った起債における30年償還の場合は、10年償還を3回組むような形になるので、10年ごとの借り換え時に市が公社から引き継いだ土地を積極的に処分した売却益を償還財源としたり、さらには基金の積み立て状況などを政治的に判断する中で、返せるものはできるだけ早く返していくとのことでありました。 また、土地処分の手法についての質問があり、市側からは土地処分プロジェクトは、期間を区切った中で一定の成果を上げてきた。当然それで終わりではなく、引き続き専門の組織や体制を検討しながら、積極的な処分をしていかなければならないと考えているとのことでありました。 当委員会では、慎重審査の結果、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(小平吉保) 議案第49号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。
望月克治議員。
◆7番(望月克治) 起債の償還の繰り上げに関して一つお聞きしたいんですけれども、30年を10年ごとということで、余裕があるですとか政治的な判断で繰上償還ができるときは早くしていくという御判断のようですが、それは10年ごとの借り換えの時期だけでしょうか。その間にはそういう繰上償還というのは行われるのでしょうか。そういったところは確認されましたか。
◆総務環境委員長(小松一平) 10年ごとの借り換えのときに繰上償還を検討していくという、そういうふうに説明を受けております。
○議長(小平吉保)
望月克治議員。
◆7番(望月克治) そうすると、その時期にあったお金でしか対応できないことになるんですが、毎年繰上償還ができればそのときどきの余裕で償還がされていくと思うんですが、そういった観点では話はされなかったということでよろしいですね。
◆総務環境委員長(小松一平) そのような検討、話し合いはございませんでした。
○議長(小平吉保) そのほか質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 議案第49号の質疑を終結いたします。 次に、議案第54号をお願いいたします。
◆総務環境委員長(小松一平) 議案第54号は、茅野市
新型インフルエンザ等対策本部条例についてです。 これは、新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行に伴い、茅野市新型インフルエンザ等対策本部について必要な事項を定めるもので、施行は公布の日からです。 質疑では、新型インフルエンザに対する行動マニュアルの作成は考えているかとの質問があり、市側からは国の行動指針の閣議決定を受けて県で行動計画を策定し、それらに従って市の行動計画を策定することになるとの説明がありました。 当委員会では、慎重審査の結果、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(小平吉保) 議案第54号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 議案第54号の質疑を終結いたします。 次に、議案第55号をお願いいたします。
◆総務環境委員長(小松一平) 議案第55号は、茅野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてです。 これは、新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行に伴い、派遣された職員に対する手当の規定を整備するためのもので、施行は公布の日からです。 当委員会では、慎重審査の結果、質疑、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告申し上げます。
○議長(小平吉保) 議案第55号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 議案第55号の質疑を終結いたします。 以上で総務環境委員長の審査報告及び報告に対する質疑を終了します。 総務環境委員長、ありがとうございました。
◆総務環境委員長(小松一平) ありがとうございました。
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△日程第6
総務環境委員長報告に対する討論・採決
○議長(小平吉保) 日程第6、
総務環境委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第48号、茅野市
土地開発公社の解散について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第48号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第49号、第三
セクター等改革推進債の起債に係る許可申請について、討論に入ります。 討論はありませんか。
望月克治議員。
◆7番(望月克治) この議案に対して反対ではないんです。私も以前から
土地開発公社は解散して市のものにということは申し上げてきたのですが、今の質疑でもありましたが、やはり繰上償還、できるだけどんどんして早く返していくという方向を、ぜひ今後は検討していただきたいということと、
土地開発公社のような第三セクター、市の本来行うべき業務ではないことに手を出したがために、57億という借金が残ってきてしまっているわけですから、今後はそういうことがないように、市の行うべき業務をしっかり見てやっていくことをお願いしまして賛成といたします。
○議長(小平吉保) そのほか討論はございますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第49号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第54号、茅野市
新型インフルエンザ等対策本部条例について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第54号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第55号、茅野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第55号は、原案のとおり可決されました。 以上で総務環境委員会付託の案件は終了いたしました。
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△日程第7
予算決算委員長審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(小平吉保) 日程第7、予算決算委員長の審査報告及び報告に対する質疑を行います。 予算決算委員長。 (予算決算委員長 勅使川原はすみ 登壇)
◆予算決算委員長(勅使川原はすみ) それでは、審査報告を行います。 本定例会において予算決算委員会に付託になりました案件は、議案2件であります。 本委員会は、会議日程に従い、去る6月13日に理事者、所管部課長の出席をいただき開催いたしました。 慎重に審議いたしましたので、議長の指示に従い順次御報告いたします。
○議長(小平吉保) 先例・申し合わせにより、予算決算委員会において全員で審査を行っておりますので、質疑は省略いたします。 それでは、議案第57号をお願いいたします。
◆予算決算委員長(勅使川原はすみ) 議案第57号は、平成25年度茅野市
一般会計補正予算(第1号)についてであります。 これは、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ63億1,961万9,000円を追加し、歳入歳出それぞれ283億1,961万9,000円とするものです。 補正の主な内容は、歳出では、
土地開発公社の解散により、第三
セクター等改革推進債起債に伴い、
土地開発公社債務代位弁済の57億、冬期除雪に係る除雪用重機借上料など、道路維持修繕事業費1億1,320万4,000円、介護基盤緊急整備等特別対策事業として、グループホーム等への補助金2億3,600万円です。 歳入としては、市債の57億4,540万、繰越金の2億8,217万5,000円、県支出金の2億1,019万1,000円が主なものです。 当委員会といたしましては、慎重審査の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(小平吉保) 次に、議案第58号をお願いいたします。
◆予算決算委員長(勅使川原はすみ) 議案第58号は、平成25年度茅野市
水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。 これは、第1款資本的支出の予定額を3,350万円増額し、9億5,109万3,000円とするものです。内容は、蓼科地区の配水管漏水発生のための建設改良事業費であります。 当委員会といたしましては、慎重審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。 以上であります。
○議長(小平吉保) 以上で予算決算委員長の審査報告を終了いたします。 予算決算委員長、ありがとうございました。
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△日程第8
予算決算委員長報告に対する討論・採決
○議長(小平吉保) 日程第8、
予算決算委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第57号、平成25年度茅野市
一般会計補正予算(第1号)について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第57号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第58号、平成25年度茅野市
水道事業会計補正予算(第1号)について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)