◆13番(
細川治幸) 私は、TPPは大変な外交問題ではないかと思っております。そういう意味で、日米の関係、そうしてまた東アジアにおける大変強力な力を持って台頭してきている中国との関係、そういうものを全部ひっくるめた、まさに分水嶺ともなりかねない、大変な外交戦になるのではないかと思っております。そういう意味で、一業種のほうの関係というよりは、そういう全体像に立った外交的な観点からも論議が出たかどうかお聞きをしたいと思います。
◆
経済建設委員長(
大久保功身) 特別そういうふうな意見はありませんでした。
○議長(
小平吉保) そのほか。
篠原啓郎議員。
◆5番(
篠原啓郎) 今の補足をさせていただきますけれども、自給率、
カロリーベース等々で、各国がどんな状況にあるかというふうな論議が一部ありましたので添えます。
○議長(
小平吉保) そのほかありますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) それでは、陳情8の質疑を終結いたします。 以上で
経済建設委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を終了いたします。
経済建設委員長、ありがとうございました。
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△日程第2
経済建設委員長報告に対する討論・採決
○議長(
小平吉保) 日程第2、
経済建設委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第41号、訴えの提起について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第41号は、原案のとおり可決されました。 次に、陳情8、
TPP参加にむけた協議の中止を求める
意見書提出についての陳情について、討論に入ります。 討論はありませんか。
両角昌英議員。
◆15番(
両角昌英) ただいまの
委員長報告に対しまして、反対の立場で討論させていただきます。 私、委員会の中でも申しましたけれども、今回出ている陳情は、
農業関係者の方からのもので、食の安全とかいろいろなことを考えると、言われていることはもっともでございます。だけれども、先ほどの質疑の中でも意見が出ていましたように、全体的に見たときに、本当に全部がTPPのものに対して、全員が反対しているとかということを考えますと、私はこの議会におきましては、まだもう少ししっかりと時間をかけて、議論や研究を重ねることが必要ではないかなというふうに思っております。ですので、今回の
委員長報告には、反対の立場ということで討論といたします。
○議長(
小平吉保) よろしいですか。 それでは、
宮坂武男議員。
◆3番(
宮坂武男) 陳情8について、
委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
TPP参加は、当時の菅総理が、国民との議論、説明がないまま突然表明したことで、その国民との議論、説明も、野田総理にかわった今現在でも行われていないのが現状だと思います。
委員長報告にもありましたが、農業ばかりでなく、他の産業にも影響が出る可能性があるTPPについては、国民にしっかり説明をしていただく意味を込めて、ここで一
たん政府に
協議参加の中止を求めることに賛成をいたします。
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本陳情の
委員長報告は、採択であります。 本陳情を
委員長報告のとおり採択することに、賛成の方は御起立願います。 (賛成者 起立)
○議長(
小平吉保) ありがとうございました。 起立多数。 よって、陳情8は、
委員長報告のとおり採択することに決しました。 以上で
経済建設委員会付託の案件を終了いたします。
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△日程第3
社会環境委員長審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
小平吉保) 日程第3、
社会環境委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を行います。
社会環境委員長。 (
社会環境委員長 堀 晃 登壇)
◆
社会環境委員長(堀晃) それでは、
社会環境委員長報告をいたします。 6月定例会で当委員会に付託されました案件は、議案2件であります。 去る6月20日、理事者及び
関係職員の出席をいただき開催いたしました。 慎重に審議いたしましたので、議長の指示に従い順次報告をいたします。
○議長(
小平吉保) それでは、議案第43号をお願いいたします。
◆
社会環境委員長(堀晃) 議案第43号は、茅野市印鑑の登録及び証明に関する条例等の一部を改正する条例についてであります。 この議案は、
住民基本台帳法の一部改正、
外国人登録法の廃止等に伴い、茅野市印鑑の登録及び証明に関する条例、茅野市
手数料徴収条例及び茅野市
高齢祝賀条例の規定を整備するためのものであります。 施行は、平成24年7月9日からとするものです。 委員会の審議において、現在の
外国人登録者数はどのくらいいるのか、また新たな制度によって該当にならない方がいるとすれば、どのような場合であるかとの質問に対し、市側から、
外国人登録者数は5月末時点において846名であり、そのうちこの新しい制度によって登録できない方がいるということでした。その理由は、例えば
短期滞在という残留ビザで入国された方は、
外国人登録法では申請があれば登録できました。しかし、今回の新しい制度では、
入国審査は同じですが、そこで
入国管理局が
在留カードを発給することになります。
在留カードは、
短期滞在の方は対象外としているので発給されず、茅野市において住民登録できない方は25名おられ、そういう方には案内を差し上げて、市役所の窓口へ問い合わせに来てくださいと通知をしていますが、ほとんどの方は茅野市に滞在していないと思われるとのことでありました。 本件は、
印鑑登録の条例ですので、25名のうち
印鑑登録をしている方はないとの回答でした。 当委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告をいたします。
○議長(
小平吉保) 議案第43号について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。
望月克治議員。
◆7番(
望月克治) 今回のこの議案でいきますと、茅野市の法人、市民と変わりがない状況で登録ができるということになりますけれども、ということは、住民として認めるということであって、そうすると選挙権も与えなければいけないのではないかというような話が起こってくるかと思うのですが、そういったところは話し合われましたか。
◆
社会環境委員長(堀晃)
在留外国人の選挙権の問題については、一切質問もございませんでした。
○議長(
小平吉保) そのほかありますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 議案第43号の質疑を終結いたします。 次に、議案第45号をお願いいたします。
◆
社会環境委員長(堀晃) 議案第45号は、茅野市
国民健康保険診療所条例の一部を改正する条例についてであります。 この議案は、
北山診療所を設置するためのものです。 施行は、平成24年8月1日からとするものであります。 委員会の審議において、
診療体制の質問に対し、市側は8月から週2日、1日午前中の3時間行いたいということで、現在医師の確保に向け調整中であるとのことでした。 さらに、
北部地区包括ケアを担っていくということで、今後の見通しとして毎日行っていくという希望的な考えはあるのかとの質問に対し、市側は医師の確保もあるので、時期については未定であるが、最終的には常勤医師をお願いし進めていきたいとの回答でありました。 当委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しまたので御報告いたします。
○議長(
小平吉保) 議案第45号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 議案第45号の質疑を終結いたします。 以上で、
社会環境委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を終了いたします。
社会環境委員長、ありがとうございました。
◆
社会環境委員長(堀晃) ありがとうございました。
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△日程第4
社会環境委員長報告に対する討論・採決
○議長(
小平吉保) 日程第4、
社会環境委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第43号、茅野市印鑑の登録及び証明に関する条例等の一部を改正する条例について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第43号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第45号、茅野市
国民健康保険診療所条例の一部を改正する条例について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第45号は、原案のとおり可決されました。 以上で、
社会環境委員会付託の案件は終了いたします。
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△日程第5
予算決算委員長審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
小平吉保) 日程第5、
予算決算委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を行います。
予算決算委員長。 (
予算決算委員長 野沢明夫 登壇)
◆
予算決算委員長(
野沢明夫) それでは、
審査報告をいたします。 本定例会において、
予算決算委員会に付託になりました案件は、議案2件であります。 本委員会は、
会議日程に従い、去る6月15日に理事者、
所管部課長の出席をいただき開催をいたしました。 慎重に審査をいたしましたので、議長の指示に従い順次報告をいたします。
○議長(
小平吉保) 先例・申し合わせにより、
予算決算委員会において全員で審査を行っておりますので、質疑は省略いたします。 それでは、議案第44号をお願いいたします。
◆
予算決算委員長(
野沢明夫) 議案第44号は、平成24年度茅野市
一般会計補正予算(第1号)についてであります。
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ3億8,228万4,000円を追加し、
歳入歳出それぞれ220億8,228万4,000円とするものであります。 当委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告申し上げます。
○議長(
小平吉保) 次に、議案第46号をお願いいたします。
◆
予算決算委員長(
野沢明夫) 議案第46号は、平成24年度茅野市
国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)についてであります。 議案第45号、茅野市
国民健康保険診療所条例の一部を改正する条例についてに基づく、
北山診療所開設に係る
補正予算であります。 第2条は、業務の予定量を増加、第3条では、
収益的収入及び支出の予定額をそれぞれ557万4,000円を追加し、第4条では、
資本的支出を126万2,000円追加することにより、
資本的収入額に対し不足する額を改めるものであります。 また、その他に経費の金額、利益剰余金及びたな卸資産の
購入限度額を改めるものであります。 当委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告申し上げます。
○議長(
小平吉保) 以上で、
予算決算委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を終了いたします。
予算決算委員長、ありがとうございました。
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△日程第6
予算決算委員長報告に対する討論・採決
○議長(
小平吉保) 日程第6、
予算決算委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、議案第44号、平成24年度茅野市
一般会計補正予算(第1号)について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第44号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第46号、平成24年度茅野市
国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、議案第46号は、原案のとおり可決されました。 以上で、
予算決算委員会付託の案件は終了いたします。
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△日程第7
総務文教委員長審査報告・
委員長報告に対する質疑
○議長(
小平吉保) 日程第7、総務文教委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を行います。 総務文教委員長。 (総務文教委員長
細川治幸 登壇)
◆総務文教委員長(
細川治幸) それでは、ただいまから総務文教委員長の報告を行います。 6月の定例議会におきまして、当委員会に付託されました案件は、陳情1件です。 去る6月19日に委員会を開催し審議をいたしました。 議長の指示に従い、順次報告いたします。
○議長(
小平吉保) それでは、陳情7をお願いいたします。
◆総務文教委員長(
細川治幸) 陳情7は、「
義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する陳情についてです。 提出者は、長野県教職員組合諏訪支部代表、小川輝敏です。 本委員会といたしましては、この陳情について義務教育の本質等について議論をいたしました。 三位一体改革での税源移譲がおぼつかない状況の中、国が教育に関してしっかりと財政的支援を行うことが重要であり、義務教育の国庫負担を堅持すべきものとの考えから、採択すべきものとの意見が多く出されました。 また、陳情事項2の国庫負担から既に除外された旅費や退職手当を復元することについては、疑問が残るとの声もありました。 当委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
全会一致で採択すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(
小平吉保) 陳情7について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 陳情7の質疑を終結いたします。 以上で、総務文教委員長の
審査報告及び報告に対する質疑を終了いたします。 総務文教委員長、ありがとうございました。
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△日程第8
総務文教委員長報告に対する討論・採決
○議長(
小平吉保) 日程第8、
総務文教委員長報告に対する討論及び採決を行います。 それでは、陳情7、「
義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する陳情について、討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本陳情は、
委員長報告のとおり決することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、陳情7は、
委員長報告のとおり採択することに決しました。
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△日程第9
議会運営委員会の
所管事項審査について
○議長(
小平吉保) 日程第9、
議会運営委員会の
所管事項審査についてを、議題といたします。 議会運営委員長から、次期定例会の会期等審査を、閉会中に実施したい旨の申し出がありました。 お諮りいたします。 次期定例会の会期等の審査を、閉会中に実施することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、以上のように決定いたしました。
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△日程第10
委員会特定事件継続調査及び
議員派遣の件
○議長(
小平吉保) 日程第10、
委員会特定事件継続調査及び
議員派遣の件を議題といたします。 各
常任委員会から、閉会中の特定事件についての継続調査の申し出及び
議員派遣の承認要求がありました。 お諮りいたします。 本件につきましては、お手元に配付されております件名表のとおり、閉会中の継続調査及び
議員派遣をすることについて、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、
委員会特定事件継続調査及び
議員派遣については、件名表のとおり決することに決定いたしました。
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△日程第11
意見書案上程--質疑--討論--採決
○議長(
小平吉保) 日程第11、
意見書案の提出についてを、議題といたします。 議第5号について、提出者から説明を求めます。
細川治幸議員。 議第5号の説明をお願いいたします。 (13番
細川治幸 登壇)
◆13番(
細川治幸) 議第5号、
意見書案の提出について。 提出者は、総務文教委員5名です。 議長の指示に従い説明いたします。
○議長(
小平吉保) 議第5号について説明をお願いいたします。
◆13番(
細川治幸) 「
義務教育費国庫負担制度」の堅持を求める意見書(案)です。 地方自治法第99条の規定により、下記のとおり意見書を提出いたします。 朗読をもってかえさせていただきます。 記
義務教育費国庫負担制度については、昭和60年度予算において、旅費・教材費が国庫負担から除外されて以来、平成元年度までの5年間に恩給費の除外、地方交付税不交付団体への退職手当の補助率の大幅削減、共済費追加費用の負担率の引き下げが行われました。更に平成5年度、共済費追加費用については一年前倒しして一般財源化され、平成15年度は共済費長期給付と公務災害補償基金負担金が、平成16年度は退職手当と児童手当が一般財源化されました。そして、平成17年度・18年度は約8500億円が一般財源化されました。 しかも、平成18年度から義務教育費国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられ、教育の地方格差を拡大するものになっています。 そこで、平成25年度予算編成においては、義務教育の水準の維持向上と機会均等、及び地方財政の安定を図るため、次の事項を実現するよう強く要望します。 1 国の責務である教育水準の最低保障を担保するために必要不可欠な
義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1に復元すること。 2 国庫負担金から既に除外した教材費、旅費、共済費、退職手当などを復元すること。 以上です。
○議長(
小平吉保) 議第5号について、説明が終わりましたので質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 質疑を終結いたします。
細川治幸議員、ありがとうございました。 それでは、議第5号、
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める
意見書案の提出について、討論及び採決に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本意見書を、行政官庁へ提出することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 御異議ないものと認め、議第5号は、原案のとおり可決されました。 議第6号について、提出者から説明を求めます。
大久保功身議員。 議第6号の説明をお願いいたします。 (11番
大久保功身 登壇)
◆11番(
大久保功身) 議第6号は、
TPP参加に向けた協議の中止を求めることについて、別紙のとおり
意見書案を提出するものでございます。 提出者は、経済建設委員5名でございます。 朗読をもって説明にかえさせていただきます。
TPP参加に向けた協議の中止を求める意見書(案)。 地方自治法第99条の規定により、下記のとおり意見書を提出します。 記 野田首相は昨年11月に、「
TPP参加に向けて関係国との協議に入る」と表明し、翌日の日米首脳会談で「全ての物品やサービスを貿易自由化交渉のテーブルにのせる」と表明したと伝えられました。 その後の交渉の中で、関税ゼロを大原則にすることや、貿易にとどまらない様々なルールの共通化・規制緩和も議論されていることが明らかとなりました。 日本が参加することになれば、これまで要求されていた規制緩和が新たに協議されることになり、即アメリカは、牛肉の輸入条件緩和、郵政民営化の徹底、自動車分野の協議を求めてくることは明白です。 さらに、医療分野への自由競争の持ち込み、食の安全基準・表示の緩和、公共事業への外国企業の参入や労働規制の緩和、共済制度の廃止などが強力に求められると言われています。 このような心配があるからこそ、全体の8割にも及ぶ自治体や、さまざまな分野の団体が、参加に反対ないし慎重な対応を求めています。 TPP交渉そのものが秘密主義と言われており、国民議論も国会での審議も十分に行われていない中での交渉には、絶対参加すべきではないと考えます。 国民の8割以上の人が、政府の説明は不十分だと指摘しています。 よって、政府に対し、
TPP参加に向けた協議を直ちに中止することを求めます。 以上です。
○議長(
小平吉保) 議第6号について、説明が終わりましたので、質疑に入ります。 質疑はありませんか。 小松一平議員。
◆8番(小松一平) お願いいたします。
意見書案の下段のほうでございますけれども、全体の8割にも及ぶ自治体とか、国民の8割以上の人がというこういう具体的な数値を出すからには、どんなような根拠をお持ちでしょうか。
◆11番(
大久保功身) 陳情者の文面、あるいは新聞紙上からの判断ということで、こういう文面にいたしました。
○議長(
小平吉保) 小松一平議員。
◆8番(小松一平) わかりました。討論の場でします。
○議長(
小平吉保) ほかに質疑はありますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小平吉保) 質疑を終結いたします。
大久保功身議員、ありがとうございました。 それでは、議第6号、
TPP参加に向けた協議の中止を求める
意見書案の提出について、討論及び採決に入ります。 討論はありませんか。 小松一平議員。
◆8番(小松一平) これはTPP交渉というか、参加に向けた協議は、本当に先ほど細川議員もおっしゃいましたが、大きな外交上の非常に重要な部分であるというそういう中で、中段の、即アメリカの名指しでもって
茅野市議会としてこういうことを言っていくということがいいかどうかという問題。 それから、先ほど私が聞いた8割の問題は、しっかりした議会としての根拠を持っていかないと、やはりいけないと思いますので、この
意見書案に反対とさせていただきます。
○議長(
小平吉保)
細川治幸議員。
◆13番(
細川治幸)
意見書提出に反対の立場で討論をさせていただきます。 先ほども前段で申し上げましたように、今東アジアにおける日本の影響力というものは、これは多大なものがあるわけでございます。そういう意味でこの日本のTPPへの参加表明というのは、大変世界にインパクトを与えました。その中で、特に今アメリカとそれから中国の新指導部等が、大変な今駆け引きをしています。これがきちっとしないうちに、日本としてはやはり普天間基地の問題等きちっと方向をつけて、やはりアメリカと外交上の流れを積み上げていって、もう1度この信頼回復というか再建を私はしなければいけないのではないかなと、このように思っております。 その中にあって、このTPPがまさにこの国内の既得権調整、こういうものがやっぱり超えられないようでは、日本はいつまでたってもいろいろが決められない、そういう頭の決断力のなさというか、そういう今度大きな外交上の問題に発展をして、そして結局は日本はそういう外交的には力のない国なんだというような烙印を世界から押される、私は危険があるのではないかなと思っております。 そういう意味で、最後になりますけれども、確かにこのTPPは本筋であると思いますし、大変日本の危機かもしれませんけれども、これをいい意味で機会ととらえて、どう大きく飛躍をしていくかどうか、そんな重要な外交戦がかかっている問題だと思いますので、一概にこの意見書にあるようなそういう短兵急な問題ではない、このように思っていますので、反対の立場で討論をさせていただきました。 以上です。
○議長(
小平吉保)
北沢千登勢議員。
◆1番(
北沢千登勢) しつこいようですが、また反対討論の立場でお願いいたします。 外交の問題もそうですけれども、一地方自治体の中として、議会としまして、市民全体の利益をかんがみること、それが公の議会として果たすべき本来の責務だと思っています。 今回のことは、公の議会としてTPP交渉への参加を反対するとか、協議を中止するとか、そういう内容の意見書を国に出すべきではないと思います。国に意見書を出すならば、単に反対者の意見を国に上げるのではなく、現状危惧されている問題を解決する政策を打ち出していくよう国に要望する。例えば農業改革の問題であるとか、こういったものが棚上げになっている、こういったものを抜本的に見直して、党派を超えて議論を深め、政策を打ち出すよう求める、そういった内容の意見書を出すべきであって、この協議を中止するとかそういった観点の意見書を出すことは、断固反対させていただきます。
○議長(
小平吉保)
望月克治議員。
◆7番(
望月克治)
意見書提出について、賛成の立場で討論をさせていただきます。 現状、TPP交渉というのは進んでいまして、これが成立してしまえば引き戻すことはできません。であるので、その問題点を今解決をしろということは難しい状況があります。また、アメリカということが反対討論の中で行われていましたが、現状アメリカの議会でもこの牛肉の規制緩和等々は話題になり、日本にそれを要求しろということは、アメリカ当局で国会でも上っていて、日本に対して要求が今でも来ています。そういう面で考えますと、ここも妥当だと思います。 また、国際的問題だということですけれども、これは省庁のたしか外務省だと思ったのですが、ホームページを見ていただくと、このTPPを参加した経緯において、まず9カ国が今参加を交渉しているわけですけれども、アメリカ、日本を除くその国々でやっていたところにアメリカが参加をした。日本はアメリカがそこに参加をしたので、このTPP交渉に入るということを決めています。これは国の省庁のホームページにもしっかりと書かれていることです。要はアメリカに対する問題だけでやっているわけで、国際的な外交問題ということではなく、外交は外交ですが、アメリカとの向き合いという面が非常に強い問題です。 また、農業だけではなく、工業においても人も会社も出入り自由になるわけですから、日本の企業も海外に出ていってしまう。より流動化が進むことも考えられます。また、海外から安い人件費、巨大な資本が入ってきて日本の企業を圧迫するということも考えられます。 またそれを日本の国内で規制をして、国内企業を守ろうとすれば、ISD条項というものがあって、今度は国が訴えられるということが実際に国際的にも起こっています。そういった面から考えますと、これは火急に参加交渉をやめて見直して、国民の合意を得てから参加すべきものであると私は考えます。 そうしますと、この意見書は、私の考えとも合致しますし、国民的にもそういった考えが世論として多くなっているということで、この意見書を上げることは妥当であるということで賛成といたします。
○議長(
小平吉保) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本意見書を、行政官庁へ提出することに、賛成の方は御起立願います。 (賛成者 起立)
○議長(
小平吉保) ありがとうございました。 起立多数。 よって、議第6号は、原案のとおり可決されました。 以上をもって6月定例会の議事の全日程が終了いたしました。 午後2時48分 閉議
---------------------------------------
○議長(
小平吉保) ここで、市長からあいさつがあります。 市長。 (市長 柳平千代一 登壇)
◎市長(柳平千代一) 本日、平成24年6月定例会の閉会に当たりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げます。 この6月定例会は、今月1日から22日間にわたって開かれてまいりました。
一般会計補正予算を初め、報告案件、追加議案を含め全部で16件の議案につきまして御審議を賜り、本日ここにすべての議案を議了していただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。 議案審議並びに一般質問を通していただきました御意見、また御指摘につきましては、これからの執行に当たり十分心して努めてまいりたいと思います。 さて、先日19日から20日にかけまして、台風4号が本州に上陸し、激しい雨と強風に見舞われ、日本列島の各所で河川のはんらんなどによる被害が発生をいたしました。 6月の台風上陸は、平成16年以来8年ぶりと、この時期としては珍しいことでございますが、引き続き発生しておりました台風5号も、上陸前に温帯低気圧に変わりましたけれども、梅雨前線を刺激し太平洋側を中心にまとまった雨を降らせております。 茅野市におきましては、幸い大きな被害にはつながっておりませんが、山岳部において遊歩道、登山道への被害報告が入っております。これまでの降雨に伴い、地盤が緩んでいる箇所が多くなっているものと考えられますので、今後の気象状況には引き続き注視をしてまいりたいと思います。 これから梅雨の末期にかけましては、過去にも大きな災害が発生しておりますので、市といたしましても情報収集と警戒に努め、市民の皆様に必要な情報を速やかに発信できる体制を整えて対応していきたいと思います。 最近の気象状況は、ゲリラ豪雨や竜巻の発生など、私たちの今までの経験でははかれない現象も起こっておりますので、市民の皆様におかれましても、今後も気象に関する情報等には十分注意をしていただきますよう期待をするところでございます。 台風の影響により、ここ数日は暑い日が続いておりますが、梅雨はまだ中盤でございます。蒸し暑かったり、またときには肌寒かったりと、気温の変わりやすい時期でもございます。 議員の皆様方には、十分健康に御留意をされ、御活躍されますことを心から御祈念申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。 ありがとうございました。
○議長(
小平吉保) これをもって平成24年
茅野市議会6月定例会を閉会といたします。 長い間大変お疲れさまでした。 午後2時51分 閉会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成24年6月22日
茅野市議会議長
小平吉保 議員
大久保功身 議員
勅使川原はすみ...