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09月03日-01号

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  1. 茅野市議会 2007-09-03
    09月03日-01号


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    平成19年  9月 定例会茅野市告示第168号 平成19年9月3日午後2時、茅野市議会9月定例会を、茅野市議場に招集します。   平成19年8月20日                        茅野市長  柳平千代一◯応招議員 (18名)  1番  大久保功身       2番  矢崎利和  3番  北沢千登勢       4番  望月克治  5番  島立健太郎       6番  野沢明夫  7番  勅使川原はすみ     8番  堀  晃  9番  平林 安       10番  小平大亜 11番  宮坂武男       12番  両角光子 13番  島立雄幸       14番  伊藤眞智子 15番  小平吉保       16番  細川治幸 17番  柳澤源太郎      18番  吉田久明◯不応招議員 (なし)        平成19年茅野市議会9月定例会会期日程┌────┬────┬───┬───────────────────────┐│ 第1日│9月3日│ 月 │開会 先議案件-採決 議案説明(開議 午後2時││    │    │   │)                      |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│ 第2日│  4日│ 火 │自宅審査                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│ 第3日│  5日│ 水 │議案質疑-委員会付託(終了後、全員協議会)  |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│ 第4日│  6日│ 木 │一般質問                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│ 第5日│  7日│ 金 │一般質問                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│ 第6日│  8日│(土)│自宅審査                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│ 第7日│  9日│(日)│自宅審査                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│ 第8日│ 10日│ 月 │一般質問(終了後、予算決算委員会)      |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│ 第9日│ 11日│ 火 │自宅審査                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第10日│ 12日│ 水 │決算大綱質疑-予算決算委員会付託(終了後、予算|│    │    │   │決算委員会)                 |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第11日│ 13日│ 木 │休会予算決算委員会)            |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第12日│ 14日│ 金 │休会常任委員会)              |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第13日│ 15日│(土)│自宅審査                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第14日│ 16日│(日)│自宅審査                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第15日│ 17日│(月)│自宅審査                   |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第16日│ 18日│ 火 │休会常任委員会)              |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第17日│ 19日│ 水 │休会                     |├────┼────┼───┼───────────────────────┤│第18日│ 20日│ 木 │議会運営委員会                |│    │    │   │委員長報告-採決・閉会(開議 午後2時)   |└────┴────┴───┴───────────────────────┘ 9月3日から9月20日まで18日間        平成19年9月定例会一般質問通告一覧表┌───┬─────┬───────────────────┬───────┐│ページ│発言者氏名│       質問事項        │発言を求める者│├───┼─────┼───────────────────┼───────┤│   │     │1 農業マスタープラン推進事業補助金と|市長、部長  ||   |     | 集落営農組織について        |       ||   |     |2 医師不足の解消とガン対策基本法によ|市長、部長  ||   |     | る安心して治療が受けられる体制づくり|       ||   |     | について              |       || 57|10番  |3 市道1級17号線への信号機設置につ|市長、部長  ||   |小平大亜 | いて                |       ||   |     |4 木落し公園の現況と今後の予定につい|市長、部長  ||   |     | て                 |       ||   |     |5 グリーンヒルズヴィレッジの販売結果|市長、部長  ||   |     | と今後の対策について        |       ||   |     |6 豊平保育園の建設について     |市長、部長  |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |7 茅野駅西口土地区画整理事業の進捗状|市長、部長  ||   |     | 況を定期的に市民に公表することについ|       || 72|12番  | て                 |       ||   |両角光子 |8 災害時の集合避難場所となる小・中学|市長、部長  ||   |     | 校に障害者用のトイレや、車椅子のスロ|       ||   |     | ープを確保することについて     |       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |9 公共工事の施工における改善について|市長、部長  || 83|15番  |10 公営墓地事業計画の見通しについて |市長、部長  ||   |小平吉保 |11 市民の姉妹都市交流会への補助金制度|市長、部長  ||   |     | の創設について           |       ||   |     |12 豊平保育園建替事業計画方針について|市長、部長  |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |13 非核平和都市宣言をした茅野市として|市長、部長  || 98| 4番  | の今後の施策について        |       ||   |望月克治 |14 ゴミ減量化の取り組みについて   |市長、部長  ||   |     |15 若者向け住宅補助について     |市長、部長  |└───┴─────┴───────────────────┴───────┘┌───┬─────┬───────────────────┬───────┐|   |     |16 有害鳥獣被害対策について     |市長、部長  ||112|14番  |17 要支援認定者へのサービス、介護予防|市長、部長  ||   |伊藤眞智子| 事業について            |       ||   |     |18 路線バス、ビーナちゃんバスを含めた|市長、部長  ||   |     | 総合的な公共交通網の検討の進捗状況は|       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |19 中小企業融資制度について     |市長、部長  ||126| 1番  |20 防災無線及び告知放送システムをホテ|市長、部長  ||   |大久保功身| ル・大型店に設置することについて  |       ||   |     |21 交通弱者に関する検討委員会の現状に|市長、部長  ||   |     | ついて               |       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |22 高齢者大学私大キャンパスに開学す|市長、教育長、||   |     | ることについて           |部長     ||139|16番  |23 妊産婦無料健診の拡大における進捗状|市長、部長  ||   |細川治幸 | 況について             |       ||   |     |24 市における文化財保護の基本構想の策|市長、教育長、||   |     | 定について             |部長     |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |25 鳥獣被害対策について       |市長、部長  ||   |     |26 景気対策のための公共事業の前倒につ|市長、部長  ||   |     | いて                |       ||151|13番  |27 エコーライン完成後の飛岡橋周辺の整|市長、部長  ||   |島立雄幸 | 備見通しについて          |       ||   |     |28 通学路芹ヶ沢地籍の旧北部木工付近と|市長、部長  ||   |     | 花蒔入口から北部分署までの間の道路改|       ||   |     | 良について             |       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |29 東海大学第三高等学校建替工事への補|市長、部長  ||   |     | 助について             |       ||160|11番  |30 県道上槻木矢ヶ崎線歩道整備事業と|市長、部長  ||   |宮坂武男 | 都市計画道路玉川線街路に係る粟沢橋拡|       ||   |     | 幅工事について           |       ||   |     |31 玉川小学校耐震補強工事中断について|教育長    |└───┴─────┴───────────────────┴───────┘┌───┬─────┬───────────────────┬───────┐|171| 3番  |32 学童クラブのあり方について    |市長、教育長 ||   |北沢千登勢|                   |       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |33 地域福祉の担い手としての民生児童委|市長、部長  ||185| 6番  | 員と福祉推進委員の連携及びそのあり方|       ||   |野沢明夫 | について              |       ||   |     |34 コミュニティ運営協議会の権能と運営|市長、部長  ||   |     | 方法について            |       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|201| 8番  |35 茅野市農業マスタープランの進行状況|市長、部長  ||   |堀  晃 | と問題点について          |       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |36 茅野市中小企業融資制度の見直しにつ|市長、部長  ||   |     | いて                |       ||217| 7番  |37 民生児童委員への負担の軽減と報酬の|市長、部長  ||   |勅使川原 | 見直しについて           |       ||   |  はすみ|38 ファミリーサポート事業の実施につい|市長、部長  ||   |     | て                 |       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|   |     |39 少年消防隊の育成・発展の考えについ|市長、署長  ||227| 2番  | て                 |       ||   |矢崎利和 |40 自然環境(景観)保護に関する市の考|市長、部長  ||   |     | えについて             |       |├───┼─────┼───────────────────┼───────┤|234| 5番  |41 茅野市市制施行後、50周年を迎える|市長、部長  ||   |島立健太郎| 来年度における観光振興施策とそれに係|       ||   |     | る記念事業について         |       |└───┴─────┴───────────────────┴───────┘        平成19年9月定例会決算質疑通告一覧表┌───┬─────┬────────┬──────────┬───────┐|ページ発言者氏名|  発言事項  |    要旨    |答弁を求める者|├───┼─────┼────────┼──────────┼───────┤|   |     |1 明細書 P11|市の行政改革により人|部長     ||   |     |  節別集計表 |件費削減が行われる中|       ||245|14番  |        |で、行政の多くの仕事|       ||   |伊藤眞智子|        |を担っている嘱託や臨|       ||   |     |        |時職員が増加している|       ||   |     |        |が、その待遇改善につ|       ||   |     |        |いて        |       |└───┴─────┴────────┴──────────┴───────┘     平成19年 茅野市議会9月定例会会議録 (第1号)-----------------------------------平成19年9月3日 (月曜日) ---------------------------------    議事日程 平成19年9月3日 (月曜日)午後2時 開議日程第1 会期の決定について日程第2 会議録署名議員の指名について日程第3 議会招集のあいさつ日程第4 先議案件上程--提案理由説明--質疑--討論--採決     議案第50号 茅野市教育委員会委員任命の同意を求めることについて     議案第52号 茅野市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例について日程第5 議案一括上程--提案理由の説明     議案第51号 諏訪市・茅野市衛生施設組合規約の一部変更について     議案第53号 茅野市一般職の職員の給与に関する条例及び茅野市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について     議案第54号 茅野市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について     議案第55号 茅野市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例について     議案第56号 茅野市医療費特別給付金条例の一部を改正する条例について     議案第57号 茅野市寿和寮条例について     議案第58号 平成19年度茅野市一般会計補正予算(第2号)について     議案第59号 平成19年度茅野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について     議案第60号 平成18年度茅野市一般会計歳入歳出決算の認定について     議案第61号 平成18年度茅野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について     議案第62号 平成18年度茅野市寿和寮特別会計歳入歳出決算の認定について     議案第63号 平成18年度茅野市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について     議案第64号 平成18年度茅野市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について     議案第65号 平成18年度茅野市老人医療特別会計歳入歳出決算の認定について     議案第66号 平成18年度茅野市ふれあいの里特別会計歳入歳出決算の認定について     議案第67号 平成18年度茅野市国民健康保険診療所特別会計決算の認定並びに剰余金の処分について     議案第68号 平成18年度茅野市水道事業決算の認定並びに剰余金の処分について     議案第69号 平成18年度茅野市泉野大日影財産特別会計歳入歳出決算の認定について     議案第70号 平成18年度茅野市豊平下菅沢財産特別会計歳入歳出決算の認定について     議案第71号 平成18年度茅野市米沢鋳物師屋財産特別会計歳入歳出決算の認定について日程第6 報告案件     報告第5号 株式会社ベルビアの経営状況について日程第7 請願・陳情(別紙付託表) ---------------------------------   本日の会議に付した事件議事日程と同じ ---------------------------------◯出席議員 (18名)  1番  大久保功身       2番  矢崎利和  3番  北沢千登勢       4番  望月克治  5番  島立健太郎       6番  野沢明夫  7番  勅使川原はすみ     8番  堀  晃  9番  平林 安       10番  小平大亜 11番  宮坂武男       12番  両角光子 13番  島立雄幸       14番  伊藤眞智子 15番  小平吉保       16番  細川治幸 17番  柳澤源太郎      18番  吉田久明 ---------------------------------◯欠席議員 (なし) ---------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名 市長        柳平千代一   副市長       立石良忠 教育長       牛山英彦    企画総務部長財政課長事務取扱                             林 敏雄 市民環境部長    宮坂耕一    健康福祉部長    北原邦俊 産業経済部長    矢嶋秀一    都市建設部長    柿澤 昇 教育次長      浜 惣一    消防署長      牛山純緒 会計管理者     矢島重宣    庶務課長      三沢邦治 企画課長      長田博文    選挙・監査・公平事務局長                             赤羽正義 農業委員会事務局長 田中久充 監査委員      牛山武明    監査委員      北原國男 ---------------------------------◯事務局出席職員氏名 議会事務局長    中村文人    議事係長      太田茂美 議事係主査     北沢賢一    庶務係主査     大蔵健司     午後2時 開会 ○議長(吉田久明) 御苦労さまでございます。 ただいまから平成19年茅野市議会9月定例会を開会をいたします。----------------------------------- ○議長(吉田久明) 直ちに本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 会期の決定について ○議長(吉田久明) 日程第1、会期の決定について、議会運営委員長から報告を願います。 議会運営委員長。     (議会運営委員長 小平吉保 登壇) ◆議会運営委員長(小平吉保) 立秋はとうに過ぎ、酷暑の日々が残り、この先の酷暑が気にかかる毎日でしたが、暦どおり朝晩冷気を覚え暑さが和らぎ、秋風を感じる季節になりました。 本日より平成19年茅野市議会9月定例議会開催に当たり、議会運営委員長報告を行います。 8月29日、議会運営委員会を開催し、9月定例議会の運営について審議いたしました。 日程と内容につきましては、配付されております会期案をごらんいただきたいと思います。9月3日から20日までの18日間であります。 本日1日は、先議案件2件のうち、1件は人事案件の同意を求め、残り1件は議会運営委員会、また全協で了承のため確認即決をいただきます。 議案20件の説明と報告案件の1件につきましては、9月5日の全協で説明いたします。そして、陳情3件につきまして委員会付託が行われ、2日は自宅審査となります。 3日は、議案質疑と委員会付託が行われます。終了後、全員協議会を開催します。 市側の案件といたしましては、1、茅野市議会定例会規則の一部改正について。 2、株式会社ベルビアの経営状況について。 3、茅野市総合計画茅野市民プランについて。 4、緊急時における岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町及び原村の水道応急連結に関する協定について。 5、その他を予定しております。 議会側の案件といたしましては、1、請願・陳情の付託先の決定について。 2、一般質問の通告受付のあり方について。 ○議長(吉田久明) 議運委員長、ちょっと待ってください。 暫時休憩といたします。     午後2時3分 休憩-----------------------------------     午後2時5分 開議 ○議長(吉田久明) 再開をいたします。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(小平吉保) 失礼いたしました。訂正をさせていただきます。 議会側の案件といたしましては、1、上半期議長報告 2、委員会特定事件行政視察の調査報告について 3、一般質問の通告の受付のあり方について 4、その他を予定しております。 4日、5日は、一般質問を行います。 6日、7日は、自宅審査となります。 8日は、一般質問を行います。終了後、予算決算委員会を開催します。 今回の通告者は、15名であります。1日目、6名、2日目、6人、3日目、3人を予定しております。 一問一答方式で、テレビ中継録画については変わらず行います。 質問、答弁とも簡潔明瞭にお願いをいたします。 9日は、自宅審査となります。 10日は、決算大綱質疑予算決算委員会に付託し、終了後は予算決算委員会の審査に入ります。 11日は、引き続き予算決算委員会の付託審査を行います。 12日は、常任委員会を開催し、付託案件の審議をお願いいたします。 13日、14日、15日は、自宅審査。 16日は、常任委員会を開催し、付託案件の審議をお願いいたします。 17日は、自宅審査。 18日は、午後2時より本会議を開催し、委員長報告、採決を行い閉会となります。 以上、9月定例会の会期案でありますが、御審議のほどよろしくお願いをいたします。 ○議長(吉田久明) 議運委員長、ただいまの報告の1日、2日という部分については、第1日目、第2日目、こういう言い方でよろしいでしょうか。 ◆議会運営委員長(小平吉保) 結構です。 ○議長(吉田久明) ということで御理解をお願いをいたします。 ただいま議会運営委員長から報告のありましたとおり決することに、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 御異議ないものと認め、会期は、本日から9月20日までの18日間と決定いたしました。 議会運営委員長、ありがとうございました。 ◆議会運営委員長(小平吉保) ありがとうございました----------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名について ○議長(吉田久明) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長から7番、勅使川原はすみ議員、8番、堀 晃議員を指名いたします。----------------------------------- △日程第3 議会招集のあいさつ ○議長(吉田久明) 日程第3、議会招集のあいさつをお願いをいたします。 市長。     (市長 柳平千代一 登壇) ◎市長(柳平千代一) 本日、9月定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 涼しい日の続きました7月から一転し、8月に入ってからは連日の猛暑となりました。8月16日には、多治見市と熊谷市で国内最高気温を74年ぶりに更新する40.9度を記録し、長野県におきましても南信濃で県内最高気温を13年ぶりに更新する38.8度を記録するなど、全国各地で最高気温が更新され、また熱中症により亡くなられる方も相次ぐなど、記録的な酷暑の夏でございました。 最近になり恵みの雨も降り、日照りの続きました農作物にとっては、一息ついたところかと思います。稲穂もいいぐあいにこうべをたれ、秋の気配を感じるようになってまいりました。 天候に恵まれましたこの夏の観光地は順調な入り込みがあり、近年では久しぶりのにぎわいとなったようでございます。穏やかに続いている景気の拡大が、ようやく観光の方面にも波及してきたのかと期待されるところでございますが、このにぎわいがこれからも続くよう、今後の動向を注視してまいりたいと思います。 昨日は、永明中学校を主会場といたしまして、総合防災訓練を実施いたしました。市内各種団体、ちの地区、米沢地区を初めとする各地区の皆様に御参加をいただき、また議員の皆様にも熱心に御参観をいただきました。非常に有意義な訓練となりましたこと、関係の皆様に感謝を申し上げる次第でございます。 昨日の訓練は、地震の発生を想定したものでございましたが、これから台風シーズンを迎えます。また、昨年のような集中豪雨がいつ来るかもわかりません。どのような災害がいつ襲ってくるのか予想はなかなか困難なものでございますが、不断の心構えとともにこうした防災訓練を通じて、日ごろの備えを再度見直していくことが肝心であろうと思うところでございます。 また、これとあわせ非常の際には地域のつながりが大変重要になってまいります。各地区の自主防災組織、あるいは災害時要援護者と言われる方への支援のあり方など、それぞれの地区、地域における取り組みを市としてもしっかりと支援してまいりたいと考えております。具体的には、既に取り組みを始めておられるところもあります「ささえあいマップ」や「防災マップ」の作製、また自主防災組織における防災訓練の実施など、地区、地域の皆様と御相談申し上げながら取り組んでまいりたいと考えております。 さて、7月29日の参議院選挙は、自民党の獲得議席数が過去最低でありました1998年の36議席に次ぐ37議席にとどまり、参議院における与野党の議席数が逆転するという結果となりました。自民党が大きく議席を減らした原因につきましては、5,000万件もの不明記録があった年金問題、不透明な政治資金問題、また閣僚の不適切な発言など、さまざまな要因が指摘されています。また、教育基本法の改正、国民投票法の成立など、「戦後レジームからの脱却」を強力に進めた安倍政権に対し、数の力による強引さを国民が感じ、待ったをかけたという見方もされています。 我が国が抱える年金、医療、介護等の社会保障制度や経済対策、外交などの問題については、今回の選挙結果がどのように影響し、また今後どのようなかじ取りがなされていくのか、私たちもこれを注視していかなければなりません。 また、賃金や所得の格差、さらに地域間格差などさまざま場面において、多くの方が実感されている格差の拡大に対し、国民一人一人が将来に希望を抱き、生きがいを持って生活することができるよう、これを是正するための取り組みが強力に行われることを期待するものでございます。 先日行われました内閣改造におきましては、この格差是正とあわせ地方分権への重点的な取り組みが示されています。国から地方へ、中央集権型社会から地方分権型社会へと動き出した流れは、日本の21世紀の新しい枠組みをつくる、変えようのない大きな流れでございます。真の住民自治を求めて、私たちの進めている公民協働、パートナーシップのまちづくりも、この大きな流れの中でしっかりと足元を見据え、着実に歩みを進めていかなければならないものと考えるところでございます。 懸案でございました投票率ですが、茅野市におきましては63.33%と前回の投票率60.61%を上回り、長野県、また全国平均におきましても前回を上回る結果となりました。長期低落傾向に歯どめがかかったことに安堵いたしますとともに、有権者お一人お一人が投票所に足を運んでいただく、そのことが国民の大きな意思となってあらわれる選挙の大切さ、重要さに改めて思いをいたすところでございます。 さて、この9月議会は、いわゆる決算議会であります。平成18年度の茅野市の決算状況について申し上げたいと思います。 一般会計につきましては、歳入決算額で212億3,793万円、前年度と比較して31億3,490万円、12.86%の減額となりました。歳出決算額では204億9,824万円、前年度との比較では30億169万円、12.77%の減となりました。歳入歳出差引額では7億3,969万円、実質収支額では6億6,362万円の黒字決算となったところでございます。 歳入の主なものの状況を申し上げますと、基幹収入となる市税は、法人市民税が国内経済の回復基調を反映して4,488万円の増、個人市民税が定率減税の縮減等に伴い2億109万円の増、固定資産税は評価がえに伴い1億3,326万円の減でございました。市税全体では9,854万円の増、88億4,698万円となりました。この決算額は、過去最高となるものであります。 一方、地方交付税は、三位一体の改革に伴う税源移譲や市税収入の増加等により3億6,936万円減の36億4,129万円、国庫支出金は市営住宅・寿和寮複合施設などの大型事業の終了等により4億9,748万円減の9億1,274万円となりました。 市債も、大型事業の減少等により18億2,270万円減の12億8,220万円となったところでございます。 次に、歳出についてでございますが、ハード面ではちの保育園の建設、湖東保育園の増築、弓振公園のリニューアル整備、八ヶ岳エコーライン等の道路沿線への公共サインの設置、茅野駅西口の整備、玉川小学校の増築、小学校体育館やコミュニティセンターの耐震補強工事、道路整備事業、下水道整備事業、ほ場整備事業、土地区画整理事業など多くの社会基盤整備を進めたところでございます。 ソフト面では、障害者福祉計画の策定、保健福祉サービスセンターへの包括医療支援センターの設置、ふれあい保健福祉事業の充実、乳幼児医療給付事業や児童手当給付金の対象者の拡大、玉川どんぐり保育園への支援、病児・病後児保育の実施、家具転倒防止金具の全世帯への配布、ちの、宮川、金沢地区、残りの地区は本年6月に配布をいたしました。など市民生活に密着したきめ細やかな事業を展開してまいりました。 平成18年度におきましても、計画的な事業の執行と財政基盤の強化を目標とする中で、一般会計、特別会計ともに黒字決算とすることができたものでございます。 さて、本日御提案申し上げます案件は、全部で23件でございます。 その内訳は、人事案件1件、条例案件7件、予算案件2件、決算案件12件、報告案件1件でございます。 主な議案について御説明をいたします。 まず、人事案件でありますが、議案第50号は、茅野市教育委員会委員の任命の同意を求めることについてでございます。現教育委員長の丸茂不二子さんの任期が、本年9月30日をもって満了となるため、委員の任命の同意をお願いするものでございます。 次に、条例案件を7件お願いするものでございます。 議案第51号は、諏訪市・茅野市衛生施設組合規約の一部変更をお願いするものですが、し尿処理施設建設事業費の負担割合を変更するためのものでございます。 議案第52号は、茅野市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例についてお願いをするものでございます。 議案第53号は、武力攻撃災害等派遣手当を支給要件とするため、茅野市一般職の職員の給与に関する条例及び茅野市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正をお願いするものでございます。 議案第54号は、国家公務員退職手当法の改正に伴い、これに準ずるため茅野市職員の退職手当に関する条例の一部改正をお願いするものでございます。 議案第55号は、茅野市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定をお願いするものでございますが、長野県と県内各市町村との共同利用による電子申請・届出サービスが開始されることに伴い、書面による手続等をインターネット等を利用した方法で行えるようにするものでございます。 議案第56号は、平成18年度の税制改正により、医療費の特別給付金の適用が受けられなくなった世帯者の医療費負担を軽減し、対象者の拡大を図るため、茅野市医療費特別給付金条例の一部改正についてお願いするものでございます。 議案第57号は、寿和寮の管理について指定管理者制度を導入するため、茅野市養護老人ホーム設置条例の全部を改正し、茅野市寿和寮条例としてお願いをするものでございます。 次に、予算案件でありますが、議案第58号は、平成19年度茅野市一般会計補正予算(第2号)でございます。 今回の補正額は、2億582万円を追加して、歳入歳出予算の総額をそれぞれ213億5,052万5,000円とするものであります。 歳出の主なものとしましては、民生費では75歳以上低所得者世帯老人福祉医療給付費を計上させていただきました。これは、議案第56号、茅野市医療費特別給付金条例の一部改正とあわせて行うものでございます。衛生費では、永明寺山ふれあいの里をつくる会の活動への支援として、里山づくり団体活動支援事業補助金を計上させていただきました。農林水産業費では、そばコンバインの購入、集落営農稲作機械導入支援事業補助金、有害獣防護さく設置事業補助金のほか、市単土地改良事業費の補正増などでございます。商工費では、観光宣伝事業補助金の補正額などでございます。土木費では、道路維持修繕事業費の補正増、ちの地区アクアランド付近の排水対策のための排水路改修工事費などを計上させていただきました。 議案第59号は、平成19年度茅野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてお願いするものでございます。 続いて決算案件でございますが、議案第60号、平成18年度茅野市一般会計歳入歳出決算の認定につきましては、先ほどその概要について申し上げました。 議案第61号から議案第71号までの11件につきましては、平成18年度の茅野市特別会計、企業会計及び財産区特別会計の歳入歳出決算の認定についてそれぞれお願いをするものでございます。 次に、報告案件でありますが、報告第5号として、株式会社ベルビアの経営状況につきまして御報告をさせていただくものであります。 以上、議案の概要を申し上げました。詳細につきましては、部長から順次御説明を申し上げますのでよろしく御審議をお願いいたします。 最後に、市民の皆様、議員各位の御理解と御支援を心からお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。----------------------------------- △日程第4 先議案件上程--提案理由説明--質疑--討論--採決
    △議案第50号 茅野市教育委員会委員任命の同意を求めることについて ○議長(吉田久明) 日程第4、議案第50号、茅野市教育委員会委員任命の同意を求めることについてを、議題といたします。 説明を求めます。 市長。     (市長 柳平千代一 登壇) ◎市長(柳平千代一) 議案第50号は、茅野市教育委員会委員についての任命の同意をお願いするものでございます。 現教育委員長であります丸茂不二子さんの任期が、9月30日で満了となります。 そこで、丸茂さんの後任の委員として、小澤礼子さんをお願いするものでございます。 小澤さんは、昭和22年生まれの60歳であり、現在お住まいは金沢の金沢上でございます。平成9年から金沢コーラスの代表として活躍され、また平成13年からは茅野市民生児童委員として多くの市民の相談に応じ、住民福祉の増進を図るため必要な支援をいただいております。 また、平成18年からは金沢地区コミュニティ運営協議会健康福祉部会副部長、金沢地区社会福祉協議会理事として地域コミュニティの発展のために御尽力をいただいております。 なお、任期につきましては、10月1日からの4年間ということになります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(吉田久明) ただいま説明のありました議案第50号は、委員会付託を省略し即決することに、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 御異議ないものと認め、議案第50号は、即決することに決しました。 本案は、人事案件であります。質疑、討論を同時に行います。 質疑、討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 質疑、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり同意することに、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 御異議ないものと認め、議案第50号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第52号 茅野市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(吉田久明) 次に、議案第52号、茅野市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例についてを、議題といたします。 説明を求めます。 企画総務部長。     (企画総務部長 林 敏雄 登壇) ◎企画総務部長(林敏雄) それでは、議案第52号をお願いいたします。 議案第52号、茅野市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例を、別紙のとおり定めるものであります。 めくっていただきまして、提案理由でございますが、政務調査費の交付に当たり、使途基準の見直しを行うため、本条例を提案するものであります。 条例本文をごらんをいただきたいと思います。 政務調査費の使途基準について、事務機器等の購入の除外及び一部経費の統一をするため、別表を改めるものであります。 内容につきましては、議会全員協議会で御議論、御検討をいただいたとおりでありますので省かせていただきますのでよろしくお願いいたします。 めくっていただきたいと思います。別表の改正に伴い、別記様式の一部を改めるものであります。 附則といたしまして、この条例は、平成19年10月1日から施行するものであります。 以上が議案第52号でございます。よろしく御審議をお願いいたします。 ○議長(吉田久明) ただいま説明のありました議案第52号は、全員協議会で説明が済んでおり、先日の議会運営委員会で先例申し合わせ事項第17の委員会付託の省略として決定しておりますので、委員会付託を省略し即決することに、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 御異議ないものと認め、議案第52号は、即決することに決しました。 それでは、議案第52号の質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり可決することに、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 御異議ないものと認め、議案第52号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。----------------------------------- △日程第5 議案一括上程--提案理由の説明 △議案第51号 諏訪市・茅野市衛生施設組合規約の一部変更について △議案第53号 茅野市一般職の職員の給与に関する条例及び茅野市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について~ △議案第59号 平成19年度茅野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について ○議長(吉田久明) 日程第5、議案第51号、諏訪市・茅野市衛生施設組合規約の一部変更について、並びに議案第53号、茅野市一般職の職員の給与に関する条例及び茅野市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例についてから、議案第59号、平成19年度茅野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてまでの8議案を、一括議題といたします。 順次説明を求めます。 市民環境部長。     (市民環境部長 宮坂耕一 登壇) ◎市民環境部長(宮坂耕一) それでは、議案第51号、諏訪市・茅野市衛生施設組合規約の一部変更についてをお願いをいたします。 地方自治法第286条第1項の規定によりまして、諏訪市・茅野市衛生施設組合規約を、別紙のとおり変更するものでございます。 裏面の提案理由をごらんをいただきたいと思います。 諏訪市・茅野市衛生施設組合におけるし尿処理施設建設事業費の負担割合を改正するため、本案を提案するものでございます。 若干説明をさせていただきます。 現行の建設事業費の負担割合でございますが、昭和63年、現在のし尿処理施設の建設に当たりまして改正されたものでございます。 施設完成後5年間のし尿投入量を予測をし算定をされ、諏訪市が5分の3、茅野市が5分の2の負担割合とされておりました。その後、起債の償還や施設増設工事費に適用し、19年余の年数を経過する中で、現在のし尿投入割合とは乖離が生じているとこういうことでございます。 御承知のように、平成23年3月に上川アメニティーパークの使用期限となることに伴い、来年度から移転新築に向けた調査等の予算編成が必要となることにつきまして、ここで見直しをお願いするものでございます。 次ページの組合規約の一部変更でございますが、添付資料としまして新旧対照表をおつけしてございますので、それによりまして説明を申し上げたいと思います。ごらんをいただきたいと思います。 左が現行、右が改正案となっておりまして、網かけの部分を改正するものでございます。 条文中の字句の訂正等につきましては、省略をさせていただきたいと思います。 中ほどの第10条第2号でございますが、組合の経費の支弁方法の規定中、建設事業費に係る負担割合につきまして、現行の「諏訪市が5分の3、茅野市が5分の2の割合で負担する」これを「均等割20パーセントと、当該年度のし尿投入量の割合に基づく利用割80パーセントを両市が負担する」に改めるものでございます。 本文に戻りまして、改正条文の附則でございますけれども、この規約は、平成20年4月1日から施行するものでございます。 以上でございます。御審議をよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田久明) 企画総務部長。 議案第53号から第55号までの3議案をお願いをいたします。     (企画総務部長 林 敏雄 登壇) ◎企画総務部長(林敏雄) それでは、議案第53号をお願いいたします。 議案第53号、茅野市一般職の職員の給与に関する条例及び茅野市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について、別紙のとおり定めるものであります。 めくっていただきまして、提案理由でありますが、地方自治法の一部改正及び茅野市国民保護対策本部及び茅野市緊急対処事態対策本部条例の施行に伴い、災害派遣手当に武力攻撃災害等派遣手当の支給要件を加えるため、本条例を提案するものであります。 条例本文をごらんをいただきたいと思います。 第1条、茅野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正でございまして、第2条、これは給与の種類の規定でございますが、条文中の「災害派遣手当」を「災害派遣手当(武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律施行令第38条に規定する武力攻撃災害等派遣手当を含む。以下同じ。)」に改めるものであります。 第34条、これは災害派遣手当の支給の規定でございますが、条文中の「又は災害復旧」を「若しくは災害復旧又は国民保護のための措置の実施」に改めるものであります。 第2条は、茅野市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正でございまして、第2条第3項、これは給与の手当の種類の規定でございますが、条文中の「災害派遣手当」を「災害派遣手当(武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律施行令第38条に規定する武力攻撃災害等派遣手当を含む。以下同じ。)」に改めるものであります。 第15条、これは災害派遣手当の規定でございますが、条文中の「又は災害復旧」を「若しくは災害復旧又は国民保護のための措置の実施」に改めるものであります。 附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものであります。 以上が議案第53号でございます。御審議をよろしくお願いいたします。 次に、議案第54号をお願いいたします。 議案第54号、茅野市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について、別紙のとおり定めるものでございます。 めくっていただきまして、提案理由でございますが、国家公務員退職手当法の改正に伴い、これに準じた改正を行うため、本条例を提案するものでございます。 若干説明をさせていただきます。 雇用保険法の改正に伴いまして、国家公務員退職手当法が改正されたことにより、これに準じた改正を行うものであります。 条例第14条は、失業者の退職手当の規定でありまして、勤続期間6カ月以上で退職した職員が、退職日の翌日から1年の期間内に失業している場合に、雇用保険法の規定を適用したとみなして、算定した失業手当の額と比較して、その職員の退職手当が雇用保険の失業手当に相当する額より下回る場合、その差額に相当する額を支給することとなっていますが、この勤続期間「6箇月以上」を「12月以上」に改め、特定退職者、自己都合等によらない退職の場合は、今までどおり6月以上とする改正と、平成22年4月1日から船員保険法で支給していた失業手当を雇用保険法で支給することとなった法改正に伴う条文の整理の改正が主なものであります。 それでは、条例本文をごらんいただきたいと思いますが、改正条文をごらんいただいただけではなかなかわかりにくい面がございますので、資料といたしまして新旧対照表を添付させていただいてございますので、これに基づいて説明させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 それでは、資料をごらんください。 左が現行、右側が改正案、アンダーラインが改正部分でございます。 まず、第14条、失業者の退職手当の規定であります。 第14条第1項中「6箇月以上」を「12月以上(特定退職者(雇用保険法(昭和49年法律第116号))第23条第2項に規定する特定受給資格者に相当するものとして市長が定める者をいう。以下この条において同じ。)にあっては、6月以上)」に改めるものであります。 めくっていただきまして、同条3項中「6月以上」を「12月以上(特定退職者にあっては6月以上)」に改めるものです。 同条第15条中「6箇月」を「6月」に改めるものです。 同条第17条中「又は船員保険法(昭和14年法律第73号)」を削るものであります。 以上が改正をお願いいたします条文であります。 それでは、条例本文の方をごらんをいただきたいと思います。 中ほどの附則でございますが、第1条で、この条例は、平成19年10月1日から施行するものであります。ただし、第14条第17項の改正規定及び附則第3条の規定は、平成22年4月1日から施行するものであります。 第2条、第3条は経過措置でございます。 以上が議案第54号でございます、よろしく御審議をお願いいたします。 次に、議案第55号をお願いいたします。 茅野市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例について、別紙のとおり定めるものでございます。 めくっていただきまして、提案理由でございますが、長野県と県内各市町村との共同利用による電子申請・届出サービスが開始されることに伴い、書面による手続等をインターネット等を利用した方法で行えるようにするため、本条例を提案するものであります。 添付させていただいております資料で若干説明をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。資料をごらんください。 平成19年10月1日から、長野県と県内70市町村、6広域連合の共同利用による電子申請・届出サービスが本格的に稼働することになります。この情報通信技術を活用した申請・届出の電子化は、時間と距離の制約をなくす新たな行政窓口として、今後市民、事業者からの利用希望がふえていくものと思われます。 条例制定によって行える業務でありますが、現行の条例等では書面で行うことと規定されている次のような手続が、書面による方法に加えて、インターネット等を利用しても行うことができるようになります。 まず、住民等が行う申請や届出等、市が特定の者に対して行う許可や交付等、処分通知といいます。市が不特定の者に対して行う帳簿等の公開、縦覧や閲覧であります。市が行う台帳等の作成であります。 茅野市において実施検討中の申請でありますが、水道課の給水開始申請・給水停止申請、税務課の軽自動車税納税証明書交付申請・家屋滅失届(現況調査書)、保健課の介護保険負担限度額認定申請、生活環境課の犬の死亡届、こども家庭支援課の保育所入所変更届、商業観光課の観光パンフレット郵送請求、企画課のパブリックコメント受付などであります。 条例の概要でありますが、国の法律の形式に沿い、県内77自治体が同一形式の条例でありまして、申請・届出等を初めとする条例及び規則等に基づく市の機関に係る手続について、書面による手続に加え、オンラインによる手続も可能とするために必要な整備を行うものでありまして、条例を各手続に係る個別条例等に通則的に適用することにより、個別条例等の改正をせずにオンライン化を可能にするものであります。 条例本文をごらんをいただきたいと思いますが、茅野市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例でございます。 まず第1条でありますが、条例の目的を規定してございます。 第2条は、定義、用語の意義を定めてございます。 第3条は、書面による申請等をインターネット等を利用した方法でも行えることを定めてございます。 第4条は、書面による処分通知等をインターネット等を利用した方法でも行えることを定めてございます。 第5条は、書面による縦覧等をインターネット等を利用した方法でも行えることを定めてございます。 第6条は、書面等により作成、保存することとしている台帳等について、コンピューター等の利用により電磁的記録作成保存でも行えることを定めてございます。 第7条は、市の機関等に係る手続等のオンライン化等の推進を図るため、情報システムの整備等について定めてございます。 第8条は、毎年度1回行うことができる申請等及び処分通知等の情報通信の技術の利用に関する状況について、インターネット等により公表することを定めてございます。 第9条は、この条例の施行に関し必要な事項は、附則で定めることとしてございます。 附則といたしまして、第1項は、施行期日でございまして、平成19年10月1日から施行するものであります。 第2項は、茅野市行政手続条例の一部改正でございまして、この条例を定めるに当たって必要な改正を行うものであります。 以上が議案第55号でございます。よろしく御審議をお願いいたします。 ○議長(吉田久明) 健康福祉部長。 議案第56号及び57号の2議案をお願いをいたします。     (健康福祉部長 北原邦俊 登壇) ◎健康福祉部長(北原邦俊) それでは、議案第56号、茅野市医療費特別給付金条例の一部を改正する条例についてお願いをいたします。 茅野市医療費特別給付金条例の一部を改正する条例を、別紙のとおり定めるものであります。 裏面をお願いいたします。 提案理由でありますが、平成18年度の税制改正により、医療費の特別給付金の適用が受けられなくなった世帯の医療費負担を軽減し、対象者の拡大を図るため、本条例を提案するものであります。 次のページをお願いをいたします。 改正本文の説明に入る前に、表記の説明をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。 さきの税法の改正によりまして、75歳以上の老人に係る世帯課税内容を見直し、現在の市民税非課税世帯から市民税所得割を課せられない世帯まで対象者を拡大するためのものであります。 それに伴いまして、同じ条例の中にあります68、69歳の老人並びに心身障害者で精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で精神障害者福祉手帳の交付を受けた者のうちから、障害等級1級に該当する者についても、所得要件が定められております。それにつきましても75歳以上の老人の所得要件が、個人市民税所得割を課せられていない世帯に拡大することにより、75歳の老人の表現の表記と合わせるため「個人市民税を課せられていない世帯」という表現を、「個人市民税所得割及び均等割を課せられていない世帯」へ表現を統一するものであります。 また、当該年度の個人市民税と当該年度分の個人市民税との表記が統一されておりませんでしたので、「当該年度分」という表記を「当該年度」に統一していきたいというふうなことが改正でございますのでよろしくお願いをいたします。 それでは、本文の方の説明に入らせていただきます。 第3条中の表中の75歳以上の老人の2号のうちの、「当該世帯員のいずれもが当該年度分の個人市民税(4月から6月までの間に受けた医療費に係る特別給付金については、前年度分の個人市民税。以下同じ。)を課せられていない世帯に属する者」を下段の「当該世帯のいずれもが当該年度の個人市民税所得割(4月から7月までの間に受けた医療に係る特別給付金については、前年度の個人市民税所得割)を課せられていない世帯に属する者」に改めるものであります。 次に、68歳以上70歳未満の老人につきましても「当該年度世帯員のいずれもが当該年度の個人市民税を課せられていない世帯に属する者」を「当該世帯員のいずれもが当該年度の個人市民税所得割及び均等割(4月から7月までの間に受けた医療に係る特別給付金については、前年度の個人市民税所得割及び均等割。以下同じ。)を課せられていない世帯に属する者」に改めるものであります。 次に、次のページの心身障害者につきましては、4号の後段のところになりますけれども、「当該年度分の個人市民税を課せられていない世帯に属する者」を「当該年度の個人市民税所得割及び均等割を課せられていない世帯に属する者」に改めるものでございます。 次のページになりますが、第4条中「個人市民税」の次に「所得割及び均等割」を加えるものであります。 附則でありますが、施行期日でありますが、この条例は、平成19年10月1日から施行するものであります。 経過措置といたしまして、この条例の施行の日前に生じた医療費の特別給付金については、なお従前の例によるものであります。 以上でございます。よろしく御審議をお願いをいたします。 次に、議案第57号、茅野市寿和寮条例についてお願いをいたします。 茅野市寿和寮条例を、別紙のとおり定めるものであります。 裏面をお願いをいたします。 提案理由でありますが、寿和寮の管理について指定管理者制度を導入するため、本条例を提案するものであります。 それでは、茅野市寿和寮条例の本文でありますけれども、今までありました茅野市養護老人ホーム設置条例を、このたびの指定管理者制度の導入に伴いまして、設置条例の全部を次のように改正するものであります。 第1条が趣旨でございます。 第2条は設置でございまして、環境上の理由及び経済的理由により、居宅において養護を受けることが困難な高齢者を入所させ養護すること及び要介護者にあっては認知症であってというふうなことで設置を定めてございます。 第3条が定員ということで、今までは定員70人でありましたけれども、そこへグループホーム9人を追加するものでございます。 第4条が事業でございまして、寿和寮としましては一つとして、老人福祉法第11条第1項第1号の措置に係る者の入所に関する養護に関する事業と、2号として、介護保険法第8条第18項に規定する認知症対応型共同生活介護に関する事業と、3号といたしまして、前2号に規定する事業に附帯する事業を行うというふうなことでございまして、第5条といたしまして、指定管理者による管理、第6条といたしまして、指定管理者が行う管理の基準、第7条といたしまして、指定管理者が行う業務につきましては、1号として第4条に規定する事業の実施に関する業務、2号として寿和寮の施設及び付属施設の維持管理に関する業務、3号として前2号に掲げるもののほか寿和寮の管理に関し市長が必要と認める業務、第8条で利用料金、第9条が利用の制限、第10条が損害の賠償、第11条が委任でございます。 附則といたしまして、施行期日といたしまして、この条例は、平成20年4月1日から施行するというものでございます。 2号といたしまして、茅野市特別会計設置条例の一部を、次のように改正するということで、第1条中第3号を削り、第4号を第3号とし、第5号から第8号までを1号ずつ繰り上げるというものでございます。 3号といたしまして、改正前の茅野市特別会計設置条例第1条第3号に規定する寿和寮特別会計は、当該特別会計の出納整理に必要な限度において、平成20年5月31日まで、なお存続するものとする。 以上でございます。よろしく御審議をお願いをいたします。 ○議長(吉田久明) 企画総務部長。 議案第58号及び議案第59号の2議案をお願いをいたします。     (企画総務部長 林 敏雄 登壇) ◎企画総務部長(林敏雄) それでは、議案第58号をお願いいたします。 議案第58号、平成19年度茅野市一般会計補正予算(第2号)についてお願いをいたします。 1ページをお願いいたします。 第1条といたしまして、歳入歳出予算それぞれに2億582万円を追加いたしまして、歳入歳出予算それぞれの総額を213億5,052万5,000円とするものであります。 第2条で地方債の補正をお願いしてございます。 初めに、3ページの歳出についてお願いをいたします。 2款の総務費でございますが、350万円の増をお願いをするものでございます。内容でございますけれども、総務管理費の文書広報費で、市制施行50周年記念ビデオ作成業務委託料で150万円を計上してございます。これにつきましては、50年間の市の軌跡をまとめたビデオを作成するためでございます。 次に、企画費でございますが、パートナーシップのまちづくり事業費として小津安二郎記念・蓼科高原映画祭補助金として200万円を計上してございます。第10回記念事業として内容を充実して実施するため、県の元気づくり支援金を財源に補助するものであります。 次に、3款民生費でございますが、1,057万円の増でございます。内訳でございますが、社会福祉費の福祉医療給付費で医療費給付事業費として425万円でありまして、75歳以上低所得世帯老人福祉医療給付費の対象者を、市民税非課税世帯から市民税所得割を課せられない世帯に拡大するものであります。 次に、児童福祉費の保育所費でございますが、632万円の増であります。ちの保育園とちの地区の公共施設用の駐車場として整備をするための工事費と駐車場用地の借上料であります。 次に、4款衛生費でございますが、100万円の増をお願いしてございます。保健衛生費の環境保全対策費で、里山づくり団体活動支援事業として、永明寺山ふれあいの森をつくる会が、カタクリ群生地の間伐等の整備を行うための経費を補助するものであります。 次に、5款農林水産業費でございますが、1億940万円の増をお願いしてございます。まず、農業振興費で農業マスタープラン集落営農推進事業費で3,190万円でございます。内訳でありますが、そば生産者協議会へ貸与するためのそばコンバイン1台の購入費550万円、集落営農稲作機械導入支援事業として、笹原、丸山、槻木地区集落営農組合に対しまして各地区1台離脱式コンバインを購入するための購入経費3台分2,400万円の補助金、中山間集落営農づくり支援事業として、塩之目、糸萱、槻木、湯川地区の4地区への補助金240万円でございます。 次に、有害鳥獣駆除対策事業費で250万円でございまして、柏原地区に対しまして金網フェンス等設置の資材に対して補助をするものでございます。 次に、農地費で頭首工台帳作成業務委託料等で400万円、市単土地改良事業費として水路改修工事等で7,100万円であります。 次に、6款商工費でございますが、515万円の増でございます。観光費の観光宣伝事業費で、蓼科高原クリスタルフェスティバルに対する補助金300万円、観光施設整備事業費で八子ヶ峰駐車場法面の改修工事で215万円でございます。 次に、7款土木費でございますが、7,620万円の増でございます。道路維持費の道路修繕事業費で5,220万円であります。凍結防止剤500万円、凍結防止剤散布車運行業務540万円、除雪用重機凍結防止剤散布車借上料で1,480万円、補修工事等で2,700万円であります。道路橋梁新設改良費では、市単道路改良事業費で2,400万円であります。これは昨年7月の豪雨による浸水被害対策として、ちの上原下町地籍の小江川水路壁のかさ上げ、雨水貯留層及び水門設置工事であります。 以上が歳出の主なものでございます。 次に、2ページの歳入についてお願いをいたします。 初めに13款分担金及び負担金で480万円であります。 16款県支出金で978万円であります。これは、元気づくり支援金が主なものでありまして、小津安二郎記念・蓼科高原映画祭補助金、河川等浄化看板設置経費、自然環境調査地球温暖化対策啓発経費、読りーむinちの活動費等負担金が該当しております。 次に、20款繰越金で1億2,069万円をお願いしてございます。 21款諸収入で400万円でございますが、県から委託されました頭首工台帳作成をするための県からの受託収入でございます。 22款市債で6,650万円をお願いしてございます。 以上が歳入であります。 次に、4ページの第2表、地方債の補正でございますが、変更といたしまして3件をお願いしてございます。 農業用施設整備事業で7,590万円、自然災害防止事業で3,500万円、臨時財政対策で4億9,510万円の限度額でそれぞれお願いするものでございます。 以上でございます。御審議をよろしくお願いいたします。 次に、議案第59号をお願いいたします。 議案第59号、平成19年度茅野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 1ページをお願いいたします。 第1条で、歳入歳出それぞれ1,372万9,000円を追加いたしまして、45億5,873万4,000円とするものでございます。 2ページの下段の歳出をごらんください。 9款諸支出金で1,372万9,000円でございまして、内訳でございますが一般被保険者療養給付費負担金返還金が150万円の減額でございます。前年度において概算交付された療養給付費負担金が過少交付となり、不足分については今年度交付されるため、償還金を減額するものであります。 退職被保険者等療養給付費交付金返還金が1,522万9,000円の増であります。これは、前年度において概算交付された退職被保険者等療養給付費交付金が過大交付となったため、超過額について今年度社会保険診療報酬支払い基金へ返還するため、不足する返還金を増額するものであります。 上段の歳入につきましては、9款繰越金で1,372万9,000円の増であります。 以上でございます。御審議をよろしくお願いをいたします。 ○議長(吉田久明) ただいま説明のありました8議案の質疑は、9月5日に行いますので、それまでに自宅審査をお願いをいたします。 ここで、3時20分まで休憩といたします。     午後3時3分 休憩-----------------------------------     午後3時20分 開議 ○議長(吉田久明) 再開いたします。----------------------------------- △議案第60号 平成18年度茅野市一般会計歳入歳出決算の認定について~ △議案第71号 平成18年度茅野市米沢鋳物師屋財産特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(吉田久明) 休憩前に引き続き議案説明を行います。 議案第60号、平成18年度茅野市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、議案第71号、平成18年度茅野市米沢鋳物師屋財産特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの12議案を、一括議題といたします。 順次説明を求めます。 企画総務部長。     (企画総務部長 林 敏雄 登壇) ◎企画総務部長(林敏雄) 説明する前にちょっとお願いを申し上げたいと思います。 前年までは収入役が説明をしていたんですが、ことしから私、企画総務部長が一応説明をするということですのでよろしくお願いしたいと思います。 それでは、18年度決算につきましてお願いをしたいと思います。 18年度各会計決算の概要について申し上げます。この黄色い表紙の冊子が正規な決算書でありますが、例年のように白い表紙の方の説明書の方で説明させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 早速ですが、1ページをお開きいただきたいと思います。 1ページから2ページにかけて各会計の決算状況を記載してございます。会計別決算総括表であります。一般会計と六つの特別会計、企業会計は診療所と水道事業の2会計であります。また、財産区特別会計につきましては、46財産区の合計数字を2ページの一番下の表に示してございます。このうち43の財産区に議会が設置されておりますので、本議会に付議する財産区は大日影、下菅沢、鋳物師屋の三つの会計となります。 以上合わせて12会計、議案第60号から第71号までの認定をお願いするものであります。 それでは、各会計ごとに説明を申し上げます。 3ページをお願いいたします。 議案第60号であります。一般会計の決算であります。 予算現額が214億2,083万8,000円に対しまして、歳入決算額は212億3,793万490円、予算に対する執行率は99.15%であります。 歳出決算額204億9,823万8,780円、執行率95.69%であります。差引残高が7億3,969万1,710円で、これを翌年度に繰り越しいたしました。なお、残額には繰越明許費の財源7,606万7,981円が含まれておりますので、実質収支額は6億6,362万3,729円であります。 以下起債の歳入の状況、主要事業につきましては、先ほど市長から申し上げましたので省略をいたします。 一番下の段の地方公共団体の財政力を示す財政力指数でありますが、3年間の平均でございまして、この推移を記載してありますが、18年度は0.686と前年より若干プラスになっております。 次に、4ページ、5ページをお願いいたします。款別決算額の表をごらんいただきたいと思います。 4ページの歳入でありますが、下段合計額の欄をごらんをいただきたいと思います。不納欠損額として4,874万9,052円をさせていただき、収入未済額は11億727万2,105円でありました。歳入全体の収入割合は予算に対して99.15%、調定に対して収納率は94.84%でありました。 右端の構成比をごらんをいただきたいと思います。1の市税が最も多くて88億4,698万円余、41.66%、次いで11の地方交付税が36億4,129万円余、17.15%、次に21の諸収入が13億6,702万円余、6.44%、22の市債が12億8,220万円、6.04%というような状況であります。 その下の5ページの歳出でありますが、下段合計額欄の不用額でありますが、6億3,288万3,569円の不用額が生じました。右端の支出割合をごらんをいただきたいと思います。3の民生費が一番多くて49億7,635万円余で24.28%、次いで7の土木費が32億3,935万円余の15.80%、次に11の公債費の30億8,420万円余、15.05%、上の方に行っていただいて2の総務費の27億7,059万円余の13.52%であります。 次に、6ページをお願いいたします。款別決算額の前年度との比較の表でございます。左半分が歳入、右側が歳出であります。 歳入の前年対比の欄ですが、全体で前年比87.14%、約13%の減となっております。その中で増額となっている主なものは、2の地方譲与税で三位一体の改革に伴う税源移譲によりまして、所得譲与税が伸びたことであります。2億3,566万円余の増。次に多かったのが16の県支出金で、中心市街地活性化事業の公共施設管理者負担金、上川橋線と三位一体の改革により国の児童手当負担金の一部が県に税源移譲されたことに伴い、増額になったこと等により1億2,752万円余の増であります。次いで1の市税で、定率減税の縮減等個人市民税の伸びもありまして9,854万円余の増であります。 減額の主なものでありますが、22の市債が18億2,270万円と大幅な減となっておりますが、これは大型事業が終了に伴い大幅に借入金が減額となったためであります。 次に、15の国庫支出金の4億9,747万円余の減で、三位一体の改革により児童手当及び児童扶養手当負担金の減によるものであります。 その次が19の繰入金で、基金取り崩し額の減によりまして3億7,165万円余の減であります。 その次が11の地方交付税で3億6,935万円余の減額となっています。 また、歳入合計では対前年比31億3,489万円余りの減であります。 右側の歳出でありますが、全体で87.23%であります。前年より伸びておりますのが昨年7月に発生した集中豪雨に伴って大きな被害をもたらした、10の災害復旧費が2億222万円余の皆増となってきております。 次が9の教育費で、小学校施設整備事業費及び史跡買い上げ事業費等により、1億1,871万円余の増となっております。 反対に減額となったものですが、7の土木費が、ひばりヶ丘団地住宅建設事業費、ベルビア地下駐車場の財産取得及び茅野駅東口整備事業費等の減により、対前年比18億4,333万円余の大幅な減であります。 次に、3の民生費が米沢温泉塩壺の湯建設事業が終了したこと等により、8億6,118万円余の減で、次に2の総務費が茅野市民館建設費等の減により3億6,690万円余の減となっております。 次に、7ページをお願いいたします。 過去10年間の年度別決算額・税収及び人口等の推移の状況であります。市税収入額は、平成18年度が最高の決算規模となりました。 次に、8ページと9ページをお願いいたします。 この表は、過去10年間の款別の主な歳入歳出の推移をグラフにしたものであります。ごらんをいただきたいと思います。 次に、10ページでございますが、性質別決算の状況を円グラフで表にしたものであります。これもごらんをいただきたいと思います。 次に、11ページの表でありますが、歳出の節別の集計表であります。構成比で一番割合の高いのが23の償還金利子及び割引料の15.22%、次に高いのが19の負担金補助及び交付金の14.9%、次いで28、繰出金の9.1%の順になっております。 次に、12ページをお願いいたします。 市税の徴収実績表であります。右端に前年対比の収入欄がありますが、個人市民税現年度課税分が定率減税の縮減等により109.79%、法人市民税が景気の回復傾向を反映して、現年度課税分が104.49%増となっております。また、税収の中で約半分を占める固定資産税現年度分は、評価がえの初年度ということもありまして、96.95%減となっております。 市税全体では88億4,698万3,990円で、対前年と比べますと9,854万円ほど増加し、101.1%でありました。市税全体の収納率は88.9%で、前年を0.4%下回りました。 次に、13ページの上段でありますが、不納欠損処分調書を示してございます。市税で4,874万9,052円を欠損処分をいたしました。その下の表が未収金の調書であります。14ページまでありますが、市税分担金及び負担金、使用料及び手数料、財産収入及び諸収入で合計で11億727万2,120円が未収入となっております。 次に、15ページですが、繰越明許費の繰越額調書であります。右端説明欄の事由により、年度内にその支出が終わらないものについて翌年度に繰り越したものであります。 17ページまでありますが、ちの保育園建設工事費など9件の事業で、合わせて2億8,971万5,651円を19年度に繰り越しをいたしました。 18ページからは不用額の調書であります。不用額の主だったものを記載してございます。18ページから26ページまでございますのでごらんをいただきたいと思います。 次に、27ページからでありますが、細部の説明になりますけれども、事項別明細説明書があります。これもごらんをいただきたいと思います。 それでは、大きく飛ばしていただいて、339ページをお願いいたします。 議案第61号、国民健康保険特別会計であります。 予算規模が44億5,055万3,000円に対しまして、歳入決算額が43億360万6,708円、歳出決算額40億4,879万3,542円、差引残高は2億5,481万3,166円であります。 めくっていただきまして、340ページは、款別の決算額でございます。歳入では右端の構成比ですが保険税が34.55%を占め、以下国庫支出金が24.46%、療養給付費交付金が20.41%、繰入金が5.96%等となっております。 次に、歳出では保険給付費が65.16%、老人保健拠出金が16.11%、介護納付金が7.10%の順となっております。 次に、341ページですが、款別決算額の前年度との比較であります。歳入では1の保険税が税率改正等を含め3.2%の増、国庫支出金と県支出金を合わせまして13.31%の減、療養給付費交付金が17.21%の増、共同事業交付金が215.82%の増となりました。 歳出では、対前年比で保険給付費が7.44%の増、老人保健拠出金が5.89%の減、介護納付金が0.04%の減となりました。 その下に、世帯及び一人当たりの保険税等の状況もあわせて示してあります。ごらんをいただきたいと思います。 次に、342ページをお願いいたします。最初の表が国保税の徴収実績表であります。 収納率は右から4列目でありますが、一番下の行で77.15%が医療分、介護分を合わせた全体の収納率でありますが、前年より0.44%下回っております。 その下の表が不納欠損処分調書であります。国保税で医療分、介護分合わせまして2,023万8,100円の欠損処分をいたしました。 下の段の表が未収入調書であります。国保税で4億2,022万6,138円が未収入となっております。 以下は不用額調書、事項別明細書につきましては、省略させていただきます。 次に、360ページをお願いいたします。 議案第62号、寿和寮特別会計であります。 寿和寮は、平成18年度10月1日から外部サービス利用型特定施設入居者生活介護事業所の指定を受け、介護保険法に規定されている介護サービスを、寿和寮に入居されている要介護者に対し提供できるようになりました。 寿和寮特別会計の決算の状況でありますが、予算現額が2億1,710万4,000円に対し、歳入決算額が2億1,342万6,547円、歳出決算額が2億1,046万7,828円で、差引残高は295万8,719円であります。 寿和寮の入所定数は、その下の表で70人でありますが、下の表にありますように年度末の入寮者は定員いっぱいの70人となっております。市町村別入所者は、ごらんをいただきたいと思います。 次に、361ページをお願いいたします。款別の決算額であります。 歳入では、関係市町村からの分担金及び負担金と委託金で60.54%を占めております。一般会計の繰入金が23.48%、介護サービス収入が13.93%となっております。 歳出は、民生費一つの款でありますが、このうちの人件費が48.33%であります。一般事務費が31.22%、生活費が19.57%となっております。以下説明は省略をさせていただきます。 次に、371ページをお願いいたします。 議案第63号、下水道事業特別会計であります。 予算現額32億5,787万5,000円に対し、歳入決算額33億443万3,088円、歳出決算額31億5,557万930円、差引残額1億4,886万2,158円、これを翌年度へ繰り越ししました。 公共下水道の全体計画面積でありますが、2,515.7ヘクタールであります。このうち平成18年度末現在で2,367.2ヘクタールを整備し、率にしますと94.1%になります。また普及率は95.7%となっております。 めくっていただきまして372ページ、款別の決算額でありますが、下段に注として掲げさせていただきましたが、本年4月1日から公営企業法を適用したために、平成18年度決算額は公営企業法施行令の規定に基づきまして、3月31日をもって締めさせていただきました。そのため歳入の収入未済額及び歳出の不用額が多くなっております。18年度中に発生した債権、債務は未収金または未払金として、平成19年度に属する債権、債務として整理をしました。 それでは、款別の決算額でありますが、歳入では一般会計繰入金が11億4,241万3,000円で、歳入全体の34.57%を占めております。以下使用料及び手数料が30.93%、市債が21.05%であります。 歳出では、下水道建設費でありますが、公共下水道、特環下水道合わせまして6億8,510万円余の事業を実施いたしました。この結果、約4,900メーターの管布設を行い、21.5ヘクタールが整備され、245戸が接続可能となりました。 なお、18年度中の公共下水道への接続件数は519戸でありました。また、諏訪湖流域下水道への建設負担金として、5,750万円余の支出をいたしました。 公債費につきましては、18億2,309万円余りの支出があり、前年比5.53%の増となっております。 次に、374ページをお願いをいたしたいと思います。 上の欄が不納欠損処分調書であります。下水道使用料341万9,181円を欠損処分いたしました。 次の表が未収入調書であります。受益者負担金、下水道使用料及び諸収入合わせて2億4,399万7,109円が未収入となっております。 先ほども触れさせていただきましたが、3月31日締めで決算をさせていただいた関係で、通常3月末日が納期限の下水道使用料等が土日と重なったために、納期限が4月2日にずれ込んだことによりまして未収入金が多くなっております。以下は省略させていただきます。 次に、387ページをお願いしたいと思います。 議案第64号、土地区画整理事業特別会計であります。 予算現額6,210万1,000円に対し、歳入決算額6,077万268円、歳出決算額6,055万6,833円、差引残高が21万3,435円、これを翌年度へ繰り越しをいたしました。 18年度は、西茅野、安国寺姫宮、播摩小路及び家下青木の4地区を施行しました。なお、家下青木地区につきましては、平成18年1月に土地区画整理組合の設立認可を受け事業が立ち上がりました。 めくっていただきまして、388ページであります。 款別の決算額であります。歳入は一般会計の繰入金が6,060万円で、全体の99.72%とほとんどを占めています。 歳出につきましては、土地区画整理事業にかかわっている職員の人件費及び事務費が主なものであります。 次に、391ページをお願いいたします。 議案第65号、老人医療特別会計であります。 予算現額35億9,697万6,000円に対し、歳入決算額が35億9,697万6,301円、歳出決算額が35億9,697万2,949円、差引残額が3,352円でありまして、翌年度へ繰り越しをしてございます。 下の表でありますが、医療対象人員と一人当たり医療費の推移を示してございます。ちなみに一人当たりの医療費が59万8,785円でありまして、県下19市の中で一番低い金額であります。 次に、392ページをお願いいたします。 款別決算額でありますが、歳入では支払基金交付金が全体の54.4%を占め、以下国庫支出金が29.02%、繰入金が9.12%等であります。 歳出では、医療諸費が99.21%を占め、これが医療機関への医療費の支払いであります。医療費は、一部負担金を含めての数字でありますが、総額は38億8,252万円余りとなります。 平成14年10月から老人保健制度改正によりまして、対象年齢の段階的な引き上げ等によりまして、医療給付費が1.29%の減となりました。 次の394ページからは、事項別明細となっておりますのでごらんをいただきたいと思います。 続いて398ページをお願いいたします。 議案第66号、ふれあいの里特別会計であります。 予算現額4億1,994万7,000円に対し、歳入決算額4億6,255万2,688円、歳出決算額4億204万2,200円、差引残高は6,051万488円であります。 ふれあいの里は、入所定員74名に対して満床の状況の中で入所者の介護に当たっております。またショートステイは4,769人、デイサービスには6,512人の延べ利用者があり、在宅福祉の支援を行ってまいりました。 次に、399ページをお願いをいたします。 款別決算額ですが、歳入はサービス収入が72.59%で、以下繰越金が18.71%等であります。 歳出は、民生費が97.37%とほとんどでありますが、この内容としましては、人件費が56.23%、一般事務費が26.37%、生活費が17.40%となっております。 以下が不用額調書、事項別明細であります。これにつきましては省略をさせていただきたいと思います。 次に、411ページをお願いしたいと思います。市債の状況であります。市債の目的別現在高の表をごらんをいただきたいと思います。 最初に上段の普通会計、一般会計、寿和寮特別会計、土地区画整理事業特別会計の合計の数字で申し上げますと、平成17年度末で292億1,809万1,000円の残高でありましたが、平成18年度の発行額、借入額でありますが12億8,220万円、それから元金の償還額が25億4,895万7,000円ありますので、18年度末の現在高は279億5,33万4,000円となりました。前年度末に比べますと12億6,675万7,000円の減となっております。 その下の表が公営事業会計の下水道、ふれあいの里特別会計ですが、大部分が下水道事業会計分であります。合計で18年度末現在高は260億8,443万7,000円で、前年度に比べて4億694万5,000円の減となっております。 めくっていただきまして、次の412ページの下段に実質公債費比率、公債費比率と起債制限比率を記載してございます。新しい財政指標として昨年から発表された実質公債費比率は14.7%で、前年比0.4%、公債費比率は15.8%で前年度0.4%とそれぞれ下がっております。起債制限比率は10.2%で、前年より0.2%上がっております。 次に、413ページをお願いいたします。基金の運用状況であります。 減債基金、公共施設整備基金及び育英基金を取り崩ししました。一般会計の18年度末基金合計は、51億9,997万430円で、前年と比較しますと2億2,167万円余の減となっております。 それから、次の414ページの特別会計分を加えまして、基金全体の総合計でありますが、55億7,481万8,812円となっております。 次に、415ページをお願いいたします。土地開発基金の運用状況を記載してあります。 18年度中に庁舎北側の市役所公用車駐車場用地として、1,044.25平米を6,683万2,000円で取得しました。また、ちの上原地籍の土地を418平方メーターを693万円で売却をしました。 次に、416ページをお願いいたします。国保高額医療費貸付基金の運用状況を記載してあります。 決算年度末貸付残高は464万6,320円、基金現金残高は1,035万3,680円となっております。 次に、417ページ及び418ページでございますが、これは人件費の支給明細表等資料であります。 418ページ下段の右端に人件費の支給額を掲げてありますのでごらんをください。総額で41億2,728万円余となっております。 次に、419ページ及び420ページでありますが、これは地方財政状況調査に基づく普通会計収入の状況の資料でありますのでごらんをいただきたいと思います。 以上、大変簡単でありましたが、一般会計と六つの特別会計の説明とさせていただきます。 次に、別の冊子で国民健康保険診療所特別会計事業決算報告書をお配りしてありますのでごらんをいただきたいと思います。 議案第67号、国民健康保険診療所特別会計であります。 リバーサイドクリニックと泉野診療所の管理運営を行っております。また、リバーサイドクリニックは、日常病の診療等のほかに、地元医師会の先生による平日夜間一時救急外来、時間外診療室を行う中で、地域の家庭医、かかりつけ医として一次医療に力を入れています。 なお、時間外診療所につきましては、平成19年6月1日から諏訪広域連合で、小児夜間救急センターを開設したために、5月末日をもって閉鎖をしてございます。 それでは、1ページをお願いいたします。決算報告書であります。 まず、収益的収入及び支出でありますが、収入の第1款診療事業収益の決算額は1億8,520万5,817円、その下の支出第1款診療事業費用でありますが、決算額1億7,069万4,992円であります。その下の中段より下になりますけれども、資本的収入及び支出であります。収入、第1款資本的収入でありますが、決算額1,059万160円、その下の支出の第1款資本的支出は、決算額1,944万3,649円であります。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額885万3,489円は、過年度分損益勘定留保資金で補てんしました。 次に、2ページが損益計算書であります。 1の医業収益の合計でありますが、真ん中の通りになります。1億7,913万4,174円、2の医業費用が合計で1億6,749万8,714円、差し引きまして医業利益が1,163万5,460円であります。3の医業外収益が合計で108万5,443円、4の医業外費用が合計で107万9,354円であります。医業収益から医業外費用を差し引きまして、医業外収支は6,089円のプラスであります。 附帯事業でありますが、介護保険事業の関係であります。5の附帯事業収入でありますが498万6,200円、6の附帯事業費用が合計で211万6,924円、収支差し引きまして附帯事業収支は286万9,276円のプラスであります。 合計いたしまして、経常利益は1,451万825円で、同じ額が当年度純利益であります。前年度純利益剰余金が1億1,094万4,915円でありますので、これをプラスしますと当年度未処分利益剰余金は1億2,545万5,740円となります。 めくっていただきまして、3ページが貸借対照表で、次の4ページの上段が剰余金計算書であります。説明は省略させていただきます。 真ん中に剰余金処分計算書案がございます。先ほど申し上げましたが当年度末処分利益剰余金の処分案であります。減債積立金へ72万6,000円を積み立て、翌年度へ繰り越しを1億2,472万9,740円とするものであります。 以下、5ページから7ページまでは、収益費用明細書、固定資産明細書、固定負債明細書、企業債明細書であります。企業残高の合計でありますが5,746万5,481円となっております。 それから、8ページからは事業報告書となっておりますのでごらんをいただきたいと思います。 次に、やはり別の冊子で水道事業決算報告書がございます。それをお願いしたいと思います。 議案第68号、水道事業会計決算書であります。1ページをお願いいたします。 これは消費税が含まれた数字であります。収益的収入及び支出で、収入の第1款水道事業収益でありますが、決算額、一番上の通りになりますが、13億3,793万9,543円であります。 支出、第1款水道事業費用でありますが、決算額9億9,748万3,508円であります。 次の2ページが資本的収入及び支出であります。収入の第1款資本的収入でありますが、決算額は7,615万1,853円、支出の第1款資本的支出、決算額は6億3,786万5,588円であります。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額5億6,171万3,735円は、過年度分の損益勘定留保資金、減債積立金及び消費税資本的収支調整等で補てんをさせていただきました。 めくっていただきまして、3ページ、4ページをお願いいたします。損益計算書であります。 1の営業収益でありますが合計で12億2,248万7,592円、真ん中の通りです。 2の営業費用が合計で8億8,623万219円、差引営業利益が3億3,625万7,373円であります。 3の営業外収益が合計で5,565万7,986円、4の営業外費用が合計で7,468万6,390円であり、営業外収益はマイナス1,902万8,404円であります。営業利益との差し引きで経常利益が3億1,722万8,969円であります。 5の特別利益及び6の特別損失はありませんでしたので、当年度純利益は経常利益と同額の3億1,722万8,969円であります。前年度の繰越利益剰余金がゼロ円でありますので、同じ額が当年度未処分利益剰余金となります。 以下、5ページ、6ページの貸借対照表、7ページの剰余金計算書の説明は省略をさせていただきます。 8ページの下段の剰余金の処分計算書(案)がございます。先ほど申し上げました当年度末処分利益剰余金の処分案であります。剰余金の3億1,722万8,969円を減債積立金に2億6,722万8,969円、建設改良積立金に5,000万円を積み立て、翌年度の繰り越しをゼロ円とするものであります。 以下、9ページから収益費用明細書、14ページに固定資産明細書、15ページ及び16ページは企業債明細書であります。 16ページの最下段でありますけれども、企業債の未償還残高でありますが、18億9,750万3,811円となっております。 それから、17ページからは事業報告となっておりますのでごらんをいただきたいと思います。 次に、財産区特別会計の決算についてお願いをいたします。 最初に見ていただきましたこの白い方の事項別明細書の最後のページの421ページ、422ページに各財産区の決算額を示してございます。 一番下の行が46財産区会計の合計の数字になります。財産区全体では、歳入が13億5,167万512円で、歳出が12億2,593万8,386円という数字になっております。 財産区議会の関係は、湯川財産区から金沢財産区、鳴岩自然郷特別会計までの43財産区となりますが、決算の認定はそちらの議会の方でお願いをすることになります。したがいまして、本議会では422ページの下の方にあります大日影、下菅沢、鋳物師屋の3財産区会計決算の認定をお願いするものでございます。 内容につきましては、特に申し上げることはございません。 なお、決算書は別冊になっておりますのでごらんをいただきたいと思います。 以上、各会計の概要を申し上げました。よろしく御審議をいただきたいと思います。 ○議長(吉田久明) ただいま説明のありました12議案の質疑は、9月12日から行いますが、申し合わせによる通告制により決算大綱質疑を行いますので、特に本会議で質疑を要する方は、お手元に配付してあります決算大綱質疑通告書により、明日9月4日の午後5時までに議長あてに提出するようお願いをいたします。 なお、決算大綱質疑では、予算決算委員会の中で質疑できる内容につきましては、避けていただくようにお願いをいたします。 それでは、これより監査委員から決算監査報告をお願いをいたします。 牛山代表監査委員、御登壇をお願いをいたします。     (監査委員 牛山武明 登壇) ◎監査委員(牛山武明) それでは、監査委員を代表して決算審査の報告をさせていただきます。 それでは、決算審査意見書をごらんをいただきますが、特に一般会計、特別会計では35ページ、そして公営企業会計は67ページの結びの項に概要を記載してございますが、要約をして報告をさせていただきます。 当年度の決算審査の実施状況は、例年のごとく一般会計、特別会計、企業会計、そして財産区会計合わせまして55会計につきまして、7月27日から8月10日までの期間、北原、平林両監査委員とともに審査を実施をいたしました。 審査の結果につきましては、審査に付されました各会計歳入歳出決算、各会計歳入歳出決算事項別明細書、それから実質収支に関する調書、財産に関する調書及び基金運用状況調書は、いずれも法令に規定された様式により作成されておりまして、記載数値は収入内訳簿、支出内訳簿、証書類、それから財産台帳等と符合し、正確であるということを認めました。 また、各会計の決算内容及び予算執行状況につきましては、適正であると認めました。 当年度の決算規模の概要等につきましては、既に林企画総務部長から説明がありましたし、また決算審査報告書にも記載してございますのでごらんをいただきたいと思いますが、当年度の決算状況につきましては、一般、特別会計総額で歳入331億7,969万6,000円、歳出319億7,264万3,000円で、実質収支額は11億3,098万4,000円の黒字でございました。前年度に比較しますと2億6,477万2,000円減少をいたしております。 また、諸財政指標から見た財政状況は、平成18年度の事業の推移から財政力指数、実質公債費比率、公債費比率はやや好転し、経常収支比率、起債制限比率がやや悪化したものの、全体的に見ますと当年度も健全財政が維持されたものと認められました。 しかし、引き続き多額の経費を必要とする茅野駅周辺の中心市街地活性化事業などの大型事業の実施に伴い、財政環境はさらに厳しさを増すことが避けられませんので、今後の財政運営に当たりましては行財政改革をさらに推進し、限られた財源の重点的かつ効率的な配分に努めまして、引き続き健全財政を堅持しつつ、市民福祉の向上に尽力されるよう要望をいたします。 なお、国では地方財政の健全化を図るために、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の適用により、来年度決算から地方自治体の財政の健全性をあらわす新たな指標として、連結実質赤字比率、将来負担比率を加えて、実質赤字比率、それから実質公債比率の4指標を公表することになりました。一般会計、特別会計に一部事務組合、それから広域連合等、そして公社、第3セクター等も対象範囲になります。したがいまして、今後より一層適正な財政運営が図られるよう要望をするものです。 なお、審査意見のうち、全庁的共通事項を申し上げますと、まず1としまして、収入未済額の解消についてであります。毎年滞納額の解消、収納率の向上を要望しているところですけれども、年々収入未済額は増加傾向にあります。平成18年度の市税の収納率については、前年度より0.43%の低下、国民健康保険税は0.44%の低下となっております。市税を含め各種収入未済額の解消を図ることは、健全財政を推進するための財源確保、あるいは税の公平性の観点からも、極めて重要であります。全庁統一的な事務処理を行い、特に現年度の収納率の向上に向けた組織体制及び取り組みを強化し、また悪質滞納者につきましては、新たに設置された特別収納整理室が各課との連携を図り、その機能が十分発揮されるよう要望いたします。 次に、指定管理者制度導入と運用についてであります。当市の行政改革においては、民間活力の導入を積極的に推進している中、平成17年度には指定管理者の導入が図られ、今後さらに拡大していくことが予想されます。 指定管理者の選定に当たっては、制度の導入目的、公募要件、協定の内容を明確にし、委託料等の算定についても選定委員会等々において十分慎重な検討をしていただきまして、その選定の透明性を確保して、その運営の適正化に努められるとともに、現在指定の株式会社地域文化創造の茅野市民館、株式会社茅野市総合サービスの温泉施設、それから株式会社レジャーインダストリーのスケートセンターなどの指定管理者の経営努力、それに期待し効果の上がる取り組み等、そしてまたそれが市民への期待されるサービス向上になるように要望をいたします。 次に、三つ目でございますけれども、基金等の積み立てについてであります。老朽化に伴う小中学校及び保育園の改築計画など、将来的に大きな財政負担となる事業計画の実施に当たっては、今後国等からの補助金の削減傾向と起債制限等々により、自主財源確保が急務であります。したがって、基金への積み立て等により計画的対応が必要であります。 また、職員の退職手当等につきましては、当年度末の退職積み立て手当基金残高は3億1,000万円でありますが、今後の団塊の世代等の退職者推計からしますと、単年度で相当多額な資金の支出が予想されます。したがいまして、毎年度計画的に引き当てをし、人件費の平準化を図るとともに、それによって積極的投資経費に安定的な対応ができるような対応をぜひお願いをしたいと思います。 以上申し上げましたけれども、今後国で行われる地方分権化、そして税源移譲等の制度下で、市民税等の負担増による市民の税負担意識の変化に関心が高まるものと思われます。そのような時代の流れを念頭に置きながら、行財政基盤の確立に向け歳入確保と事務事業の見直しや計画的職員の削減、補助金、負担金の見直しなどの歳出抑制の観点から、私ども監査委員としてはその職責に当たり、各種監査日程を通じて積極的に監査を実施いたしたいと考えております。 関係各位におかれましては、引き続き御指導、御協力をお願いをしたいと思います。 そして最後に、市議会、市理事者を初め職員の皆様、そして関係者の方々に、1年間の御苦労、そして御努力に感謝とお礼を申し上げて、整いませんけれども報告とさせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(吉田久明) ただいまの監査報告に対し、特に質問がありましたらお願いをいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 牛山代表監査委員、ありがとうございました。----------------------------------- △日程第6 報告案件 △報告第5号 株式会社ベルビアの経営状況について ○議長(吉田久明) 日程第6、報告第5号、株式会社ベルビアの経営状況については既に配付されておりますが、9月5日に予定されております全員協議会において説明及び質疑をお願いすることになっておりますので御承知ください。----------------------------------- △日程第7 請願・陳情 ○議長(吉田久明) 日程第7、請願・陳情につきましては、お配りしてあります別紙付託表のとおり各委員会へ付託することに、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田久明) 御異議ないものと認め、別紙付託表のように決定いたしました。 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 これをもって散会といたします。 大変お疲れさまでございました。     午後4時14分 散会...