令和 1年 12月 定例会
令和元年 大町市議会12月
定例会会議録(第5号)
令和元年12月17日(
火)--------------------------------------- 令和元年大町市議会12月定例会
議事日程(第5号)
令和元年12月17日 午前10時 開議日程第1
常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決 議案第33号 大町市鷹狩山
展望施設の
指定管理者の指定について 議案第34号 大町市
中心市街地多目的ホールの
指定管理者の指定について 議案第35号 大町市
大町温泉郷森林劇場の
指定管理者の指定について 議案第36号 大町市
アミューズメントハウスの
指定管理者の指定について
総務産業委員会委員長 高橋 正 議案第37号 大町市職員の分限に関する条例等の一部を改正する
条例制定について 議案第38号 大町市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定について 議案第39号
会計年度任用職員制度の導入に伴う
関係条例の整備に関する
条例制定について 議案第40号 大町市
新規就農者技術習得管理施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第41号 大町市
八坂ふるさと体験館設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第42号 大町市鷹狩山
展望施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第43号 大町市ふれあい
センターさ
ざなみ設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第44号 大町市
交流促進センター明日香荘設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第45号
大町市民農園設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第46号 大町市
美麻温泉交流施設ぽかぽか
ランド設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第47号 大町市
労働会館設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第48号 大町市
中心市街地多目的ホール設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第67号 大町市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第68号 大町市特別職の職員の給与に関する条例及び
大町市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する
条例制定について
総務産業委員会委員長 高橋 正 議案第49号 大町市
公民館条例の一部を改正する
条例制定について 議案第50号 大町市女性未
来館ピュア設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第51号 大町市
民俗資料館条例の一部を改正する
条例制定について 議案第52号 大町市
文化会館条例の一部を改正する
条例制定について 議案第53号 大町市
勤労者福祉施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第54号 大町市
八坂情報コミュニティセンターアキツ設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第55号
重要文化財旧
中村家住宅管理条例の一部を改正する
条例制定について 議案第56号 大町市
信濃木崎夏期大学設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第57号 大町市
体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第58号
大町市立学校体育施設使用料徴収条例の一部を改正する
条例制定について 議案第59号
市立大町山岳博物館条例の一部を改正する
条例制定について 議案第69号 大町市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する
条例制定について
社会文教委員会委員長 岡 秀子 議案第60号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第7号)
総務産業委員会委員長 高橋 正
社会文教委員会委員長 岡 秀子 議案第63号 令和元
年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第2号) 議案第64号 令和元
年度大町市
水道事業会計補正予算(第1号) 議案第65号 令和元
年度大町市
公共下水道事業会計補正予算(第1号) 議案第70号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第8号) 議案第72号 令和元
年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第3号) 議案第73号 令和元
年度大町市
水道事業会計補正予算(第2号) 議案第74号 令和元
年度大町市
温泉引湯事業会計補正予算(第1号) 議案第75号 令和元
年度大町市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)
総務産業委員会委員長 高橋 正 議案第61号 令和元
年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 議案第62号 令和元
年度大町市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第66号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号) 議案第71号 令和元
年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 議案第76号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第2号)
社会文教委員会委員長 岡 秀子日程第2
常任委員会委員長請願・
陳情審査報告、質疑、討論、採決 陳情第6号
総務産業委員会委員長 高橋 正日程第3 閉会中の
継続審査及び調査申出日程第4 議案の上程、説明、質疑、
委員会付託又は討論、採決 議事第4号
免税軽油制度の継続を求める
意見書--------------------------------------- 本
会議出席者名簿◯出席議員(15名) 1番 中村直人君 2番
山本みゆき君 3番
大竹真千子君 5番 降旗達也君 6番 神社正幸君 7番 太田昭司君 8番 一本木秀章君 9番
中牧盛登君 10番 大和幸久君 11番
宮田一男君 12番 平林英市君 13番 岡 秀子君 14番 二條孝夫君 15番 高橋 正君 16番 大厩富義君
◯欠席議員(1名) 4番 傳刀 健君◯説明のために出席した者 市長 牛越 徹君 副市長 吉澤義雄君 教育長 荒井今朝一君
総務部長 竹村静哉君 総務部参事 和田泰典君
民生部長福祉事務所長 塚田 茂君
産業観光部長 駒澤 晃君
建設水道部長 田中一幸君
会計管理者 西澤美千夫君
監査委員事務局長 市河千春君 教育次長 竹内紀雄君
病院事務長 川上晴夫君
◯事務局職員出席者 事務局長 勝野礼二君
事務局係長 渡邉哲也君 書記 西澤秀一君 書記 櫻井将智君--------------------------------------- 本日の会議に付した事件
議事日程(第5号)記載のとおり---------------------------------------
△開議 午前10時00分
○議長(
中牧盛登君) おはようございます。 ただいまから12月定例会の本日の会議を開きます。 本日の
出席議員数は15名であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 なお、欠席、遅参等については、
事務局長に報告いたさせます。
◎
事務局長(勝野礼二君) 報告いたします。
傳刀健議員は、葬儀のため本日の会議を欠席いたします。 以上でございます。
○議長(
中牧盛登君) なお、本日の会議に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長及び各部長であります。
△日程第1
常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
○議長(
中牧盛登君) 日程第1
常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 議案第33号から議案第36号について、
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長。 〔
総務産業委員長(高橋 正君)登壇〕
◆
総務産業委員長(高橋正君) おはようございます。 当委員会に付託されました議案につきまして順次御報告をいたします。 初めに、議案第33号 大町市鷹狩山
展望施設の
指定管理者の指定についての審査では、委員から、
指定管理者を公募したところ1社のみであったが競争の原理は働いているのか、また、審査会において
経営状況等は議論されたのかとの質疑があり、行政側から、十分な公募期間を設定した上で応募があり、公の施設として
管理者選定審査会の審査を経て決定されたものである。競争の原理は担保されている。また、経営状況については、中間評価を行っているため今回の審査会では議論はなかったとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第34号 大町市
中心市街地多目的ホールの
指定管理者の指定については、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第35号 大町市
大町温泉郷森林劇場の
指定管理者の指定についての審査では、委員から、
指定管理期間を3年間としているのは
公共施設の
見直し対象であることが原因なのか、また、見直しの方針はどうかとの質疑があり、行政側から、昭和63年に完成した施設であり老朽化が著しい状況である。施設のあり方については、
指定管理期間内において
指定管理者と協議し対応を検討するとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第36号 大町市
アミューズメントハウスの
指定管理者の指定についての審査では、委員から、
ゆ~ぷる木崎湖温泉棟は
民間施設であるが、
プール棟とあわせて一体の施設である。施設全体としての今後の
運営方針はどうかとの質疑があり、行政側から、
プール棟については市の施設で平成8年に建設後既に20年を超えており、施設の総点検が必要な時期を迎えている。今後、10年、20年維持するのは困難であるものと考えている。今後の
運営方針については、
指定管理者や地元とも協議していくとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(
中牧盛登君)
総務産業委員長の報告は終わりました。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第33号 大町市鷹狩山
展望施設の
指定管理者の指定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第33号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第34号 大町市
中心市街地多目的ホールの
指定管理者の指定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第34号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第35号 大町市
大町温泉郷森林劇場の
指定管理者の指定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第35号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第36号 大町市
アミューズメントハウスの
指定管理者の指定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第36号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第37号から議案第48号、議案第67号及び議案第68号について、
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長。 〔
総務産業委員長(高橋 正君)登壇〕
◆
総務産業委員長(高橋正君) 当委員会に付託されました議案につきまして、順次御報告いたします。 初めに、議案第37号 大町市職員の分限に関する条例等の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、分限については法律によるものであるが、本改正による職員の待遇改悪または改善点について質疑があり、行政側から、
現行制度では成年被後見人となった時点において失職とされていたものが、本改正により、個人の能力等を客観的に判断し失職等の処分を決定することになるとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第38号 大町市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定についての審査では、委員から、
会計年度任用職員の期末手当について一般職を準用するとしているが、一月の支給となっている。
正規職員手当は2.6月であるが、いつまでに同水準にするのかとの質疑があり、行政側から、財源については交付税で措置されるとの情報はあるが、詳細が示されていない。国の
財政支援等を踏まえ段階的に増額していく予定であるとの答弁がありました。委員から、早期に引き上げるべきとの意見がありました。 また、他の委員から、1号適用の
パート雇用と2号適用の
フルタイム雇用があるが、どのような採用を行うのかとの質疑があり、行政側から、全て1号適用の
パート雇用となるとの答弁がありました。 また、委員から、全て1号適用、いわゆる
パート職員となると、勤務時間が現行よりも減少するため、年収が減少するのではないかとの質疑があり、行政側から、現行の
臨時職員制度については6カ月のうち勤務日数を調整する月があることから、勤務を平準化することにより勤務時間に差は生じない。また、期末手当が一月分支給されることから、
現行制度の年収を下回ることはないとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第39号
会計年度任用職員制度の導入に伴う
関係条例の整備に関する
条例制定についての審査では、委員から、大町市
職員定数条例の改正において
会計年度任用職員を除くとしているが、制度上の影響についてはどうかとの質疑があり、行政側から、従前から
嘱託臨時職員を含めないこととしており、同様の取り扱いとなるとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第40号 大町市
新規就農者技術習得管理施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、改正に係る増額根拠についての質疑があり、行政側から、
維持管理経費のうち、改正前の税率と現行の消費税率の差額も含めて積算し計上しているものであるとの答弁がありました。 また、他の委員から、消費税を含めて増額としているが、費用の負担割合については50%であり、消費税についても入居者と行政が折半し負担することになるのかとの質疑があり、行政側から、旧八坂村において
新規就農者の養成目的で設置されたものであり、政策的な要素から5割を行政負担としているとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第41号 大町市
八坂ふるさと体験館設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、改正に係る積算根拠について質疑があり、行政側から、
維持管理経費上昇分と
現行消費税率との差額を計上しているとの答弁がありました。 また、他の委員から、施設の利用実績と影響額について質疑があり、行政側から、平成30年度実績では88件、30年度
実績ベースでの改正による影響額は6,160円になるとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第42号 大町市鷹狩山
展望施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、
類似施設の料金を参考に単価設定したとのことであるが、どこを参考にされたのかとの質疑があり、行政側から、近隣のやまなみ荘、さぎり荘、
ファインビュー室山等の料金を参考にしているとの答弁がありました。また、委員から、他の施設と比較する必要はないのではないかとの意見がありました。 以上、出されました主な質疑等について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第43号 大町市ふれあい
センターさ
ざなみ設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について及び議案第44号 大町市
交流促進センター明日香荘設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、
指定管理施設であるが、最終的には
指定管理者が実際の料金を設定することになる。上限額という解釈でよいかとの質疑があり、行政側から、上限額であり、実際の利用料金については
指定管理者が支所と協議の上設定することになるとの答弁がありました。 また、他の委員から、
指定管理者と協議の上決定するのであれば、改正する意味がないとの意見がありました。 以上、出されました主な質疑等について御報告いたしましたが、議案第43号及び議案第44号の2議案は、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第45号
大町市民農園設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、入浴料のみを改正する理由について質疑があり、行政側から、入浴料については必要経費を計算した結果である。宿泊・研修室等に関する部分については、施設の老朽化、
利用実態がほとんどないことから料金を据え置き、しばらくの間、状況を観察することとしているとの答弁がありました。 また、他の委員から、100円の値上げのうち、対象となる
消費税相当額について質疑があり、行政側から、
消費税相当分としては10円未満となり、結果的に増額要素には含まれていないとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第46号 大町市
美麻温泉交流施設ぽかぽか
ランド設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、
入浴料回数券が改正の対象となっているが、
指定管理者が決定するのではないのかとの質疑があり、行政側から、条例で上限額を設定している。実際の運用については
指定管理者と協議の上決定することになるとの答弁がありました。 また、他の委員から、
消費税相当分は反映されていないのかとの質疑があり、行政側から、
消費税相当額を上乗せしているとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第47号 大町市
労働会館設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、今回集会室のみ料金改正を行う理由について質疑があり、行政側から、集会室以外の会議室については、設置目的に沿って労働団体に年間利用をいただいているため、集会室のみ改正するものであるとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第48号 大町市
中心市街地多目的ホール設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、
中心市街地の活性化に資するため、利用率を高めるためには料金を下げるべきではないかとの質疑があり、行政側から、
現行制度は午前・午後・夜間の3区分となっており、
利用実態としては2時間以下の利用が多いため、時間単価に変更することにより実態に即し、より利用しやすいものになるとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第67号 大町市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について及び議案第68号 大町市特別職の職員の給与に関する条例及び
大町市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する
条例制定についての2議案につきましては、いずれも
人事院勧告に伴う改正であり、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(
中牧盛登君)
総務産業委員長の報告は終わりました。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 反対ですか、賛成ですか。 〔「第40号に反対」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中牧盛登君) どうぞ。 〔11番(
宮田一男君)登壇〕
◆11番(
宮田一男君) 議案第40号について、
委員長報告に反対の立場で討論を行います。 なお、議案第41号から議案第59号についても同じ趣旨であります。 市長挨拶では、
公共施設の
管理適正化、将来にわたるサービスの提供、業務の効率性、
受益者負担の原則として、
施設使用料等の見直しが必要な施設について20議案を上程しました。先に値上げありきの会計であり、値上げ幅もまちまちで一貫性がなく、根拠も薄弱です。各施設の
利用促進による
利用料収入の増加という手当てをとることなく、値上げによって年間100万円の増収のために行う今回の値上げは、市民感情からいっても決して認められるものではありません。さらに、市民に新たな負担を求めるというこの姿勢は、到底容認できるものではなく、
公共施設使用料、
利用料等の値上げに強く反対します。 そして、今回の十把一からげの値上げに対して議員がどのような態度をとるかは、
市民本位の立場に立っているか否かの分かれ目だと思います。
全国町村議会議長会編さんの議員必携では、重要な政策の
決定等行財政運営の批判と監視の2つの役割を果たすべき議会の構成員としての議員の心構えとして、その2項目めで「
執行機関と一歩離れ、二歩離れるな」の項では、「大統領制の組織原則が議会と
執行機関が権限を明確に分かち合って、相互に牽制し合う対立の原則を基本とする以上、議員は常に
執行機関とは一歩離れていなければならない。そして、それが離れずに密着するなら、議会、
執行機関の二元的な仕組みは無用であり、有害である」、
執行機関に近づき過ぎて一つになってしまっては、議会の存在理由はなくなってしまうとしています。 今回の議案に対して、
市民本位の立場から勇気を持って否決に賛同されますよう訴えて、討論を終わります。
○議長(
中牧盛登君) 議案第40号に、他に討論はありませんか。
山本みゆき議員、反対ですか、賛成ですか。 〔「賛成です」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中牧盛登君) どうぞ。 〔2番(
山本みゆき君)登壇〕
◆2番(
山本みゆき君) 議案第40号 大町市
新規就農者技術習得管理施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、
委員長報告どおり原案を可決すべきものとの立場から、賛成の討論を行います。 また、この議案第40号にとどまらず、議案第40号から議案第59号までの各施設の施設設置及び管理に関する
条例制定に賛成するものであります。 今回の
条例制定は、市が使用料の徴収を行っている全ての
公共施設において、将来にわたり安定したサービス提供していくため、維持管理コストや施設を利用する人と利用しない人との負担の公平性を確保しながら、
公共施設を適正に管理していく上で今後必要になってくる使用料を再計算したものです。これには、今後ますますふえることが予測されます施設の築年数の経過による老朽化に伴う修繕維持費も含まれています。 委員会の意見の中には、古い建物の使用料が高くなるのはどうしてなのかというような意見がありましたが、それには今後見込まれる修繕維持費が増加していくことを理解しなければなりません。また、施設の性格から判断した利用者の負担すべき割合が決まっております。これを変更するとなれば、市の一般会計からの繰り入れが必要となり、さきに申し上げました負担の公平性を確保できなくなります。また、博物館などは入場料を近隣の
類似施設の状況を参考にしており、改正後は市内在住の高校生は無料で利用できるようになります。さらに、よく利用者の立場になって細部まで考慮されたと思います点は、1時間単位の利用料が定められることです。今までの半日単位のような長い時間ではなく、短い時間、少ない費用での使用が可能となりますので、少人数での利用がふえるのではないかと期待するところです。 常任委員会における審議では、今回の改正金額が施設の維持管理等に必要な経費において、以前の使用料を算定したときと現在の消費税率の差による経費増加のみにとどめているとの説明でありますことから、利用者の負担の急激な変化に配慮されていると見て取ることができ、評価します。私も、常任委員会で提示された資料に基づき施設ごとにその影響額について試算してみましたが、利用者の立場に立ってみても十分に理解できる内容です。 以上のことからも、本条例改正は妥当なものであり、各施設の維持管理には必要不可欠と思うところから、
委員長報告どおり原案を可決するべきであることを申し上げまして、私からの賛成討論といたします。議員の皆様の御賛同をお願いいたします。
○議長(
中牧盛登君) 議案第40号について、他に討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 それでは、他の議案に討論はありませんか。 〔「議案第38号反対討論です」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中牧盛登君) どうぞ。 〔10番(大和幸久君)登壇〕
◆10番(大和幸久君) 議案第38号 大町市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定について、反対の立場から討論いたします。 安倍自公政権は、地方公務員の臨時非正規職員が平成28年度4月で64万人と増加しており、地方行政の重要な担い手となっている中、この適正な任用・勤務条件を確保することが求められているところから今般の改正を行うとしております。 そもそも地方自治体の正規職員は、小泉政権の地方行政改革などの正規職員・正規地方公務員削減政策の中で、2001年以降15年間で45万人削減されてきており、この減少分を低賃金の非正規職員によって補われ、公共サービスが支えられてきているのが実態であります。この間、政府や日本を代表する財界は、公務員の数が多く、また、公務員の人件費が財政を圧迫するので、公務員の数を減らしその給与を下げるべきだという主張を繰り返してきました。この結果が、今日の地方公務員の現況となっております。しかし、日本の実態というのは、OECD諸国との比較では、日本の労働力人口に占める公務員比率は低く、GDPに占める公務員給与の比率を見ても日本は最下位となっております。その一方で、日本のGDPに対する負債の水準は突出して高くなっています。OECD各国は、日本よりも労働力人口に占める公務員比率及びGDPに占める公務員給与比率は高いにもかかわらず、GDPに対する負債水準は低くなっており、政府・財界の主張する公務員の数を減らしその給与を下げるべきとする論拠(ロジック)は成り立っていないことが明らかであります。公務労働は、地域経済から隔離されているわけではなく、地域経済の中で相互作用的な関係にあり、地域経済の主要な支え手であって、こうした地域に根差した密接の関連のもと仕事をしているのが公務労働者であります。人口減少によって衰退する地方経済の再生に向けても、待遇改善は重要な要素となっていることを認識しておくべきだと思います。 現状では、期末手当の支給や再度任用に年数制限を設けないなど若干の改善は見られますが、このままでは国の言う適正な任用・勤務条件の確保とはほど遠いものであり、
会計年度任用職員制度は、いつまでも非正規雇用、いつまでも雇いどめ可能という不安定な状況が続き固定化されてしまう危険性があるもので、少なくともOECD職員の水準への早期引き上げや、正規職員の削減を許さず、待遇の向上、非正規職員の正規職員化の早期実現をすることこそが強く求められているのが今日の情勢であると思います。 以上をもって、本第38号の反対討論といたしますが、なお、議案第39号
会計年度任用職員制度導入に伴う
関係条例の整備に関する
条例制定についても、今申し述べた同様の趣旨で反対することをあらかじめ表明しておきたいと思います。 以上で反対討論を終わります。
○議長(
中牧盛登君) 議案第38号について、他に討論はありませんか。一本木秀章議員。 〔8番(一本木秀章君)登壇〕
◆8番(一本木秀章君) 議案第38号 大町市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定につきまして、委員長の報告どおり原案を可決すべきとの立場から賛成討論を行います。 今回の
条例制定は、現在地方公務員法に規定されている臨時的任用職員と特別職非常勤職員が全国的に適正に任用されていないことから、国において地方公務員法が改正され、臨時的任用職員と特別職非常勤職員において任用の厳格化が図られ、新たに
会計年度任用職員制度が導入されることに伴い、給料等の待遇について条件等で規定されるものであります。 今回、条例が制定され、新制度が導入されることにより、期末手当の支給は年に1カ月とされておりますが、今後正規職員に整合させるよう段階的な見直し改善を図るとしていることや、任用に際しては任用年齢の制限や連続した任用年数の制限が撤廃されるなど、任用される者にとって待遇の改善が図られるものとなっております。当該条例においては、フルタイムの
会計年度任用職員とパートタイムの
会計年度任用職員が制度化されるものの、現在臨時的任用職員がパートタイムの任用となっており、制度移行については同条件での移行を原則としていること、また、フルタイムの
会計年度任用職員を任用することにより、退職金の支給など財政負担がふえることが見込まれることから、パートタイム
会計年度任用職員への移行はやむを得ないものであると考えるところであります。 令和2年4月1日から施行される地方公務員法の改正に対応するため、本条例により適正な非常勤職員の任用がなされるとともに、今後ますます待遇の改善が図られることを期待して、私からの賛成討論といたします。議員各位の御賛同をお願いいたします。
○議長(
中牧盛登君) 議案第38号について、他に討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 他の議案に討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第37号 大町市職員の分限に関する条例等の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第37号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第38号 大町市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の起立を求めます。 〔多数起立〕 起立多数であります。よって、議案第38号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第39号
会計年度任用職員制度の導入に伴う
関係条例の整備に関する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第39号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第40号 大町市
新規就農者技術習得管理施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第40号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第41号 大町市
八坂ふるさと体験館設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第41号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第42号 大町市鷹狩山
展望施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第42号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第43号 大町市ふれあい
センターさ
ざなみ設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第43号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第44号 大町市
交流促進センター明日香荘設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第44号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第45号
大町市民農園設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第45号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第46号 大町市
美麻温泉交流施設ぽかぽか
ランド設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第46号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第47号 大町市
労働会館設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第47号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第48号 大町市
中心市街地多目的ホール設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第48号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第67号 大町市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第67号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第68号 大町市特別職の職員の給与に関する条例及び
大町市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する
条例制定については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第68号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第49号から議案第59号及び議案第69号について、社会文教委員長の報告を求めます。社会文教委員長。 〔社会文教委員長(岡 秀子君)登壇〕
◆社会文教委員長(岡秀子君) 当委員会に付託されました議案について報告いたします。 初めに、議案第49号 大町市
公民館条例の一部を改正する
条例制定についてから議案第59号
市立大町山岳博物館条例の一部を改正する
条例制定についてまでの11議案は、いずれも使用料の改定に伴う内容であることから、一括して報告いたします。 審査において、委員から、使用料金の見直しに当たり概要と根拠は何かとの質疑があり、行政側から、
公共施設等管理計画に定めた個別施設計画の策定に当たり、
公共施設の適正管理に向けた施設使用料の検討を行い、各施設の
維持管理経費や人件費、消費税増税等を踏まえ考慮した改正である。平成元年の消費税3%導入時に改正し、その後の消費税増税時には料金を据え置きとした経過を踏まえ、生涯学習活動のさらなる推進と施設の健全な維持管理の両立を図るため、必要最低限の増額としたとの答弁がありました。 また、委員から、使用時間帯区分の変更に関して質疑があり、行政側から、今までは時間帯区分であったため、実際1時間の利用であっても、午前中であれば3.5時間分徴収していたが、利用時間と料金の整合性を図るという観点から、利用者の利便性向上のため1時間単位に変更したとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、
慎重審査の結果、いずれの議案も
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第69号 大町市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する
条例制定についての審査では、委員から、この条例改正の趣旨はとの質疑があり、行政側から、今回の改正により今まで登録ができなかった成年被後見人が、成年後見人を同伴して申請することにより登録を受けることができるようになる。今回成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が施行されたため、成年被後見人だけを理由にさまざまな行為を制限することがないよう改正するものであるとの答弁がありました。 また、委員から、意思能力を有しない者かどうか、担当職員がどのように判断するのかとの質疑があり、行政側から、意思能力を有しないことが客観的にわかるのは、家庭裁判所が決定する成年被後見人となる。窓口では、成年被後見人を意思能力を有しない者と判断するとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(
中牧盛登君) 社会文教委員長の報告は終わりました。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 議案第69号につきましては討論の通告がありますので個別に行い、他の議案については一括で行います。 議案第69号について、順次発言を許します。まず、平林英市議員。 〔12番(平林英市君)登壇〕
◆12番(平林英市君) 議案第69号、
委員長報告に反対の討論をします。 この議案は、成年被後見人の権利の制限に係る措置の適正化整備に関する法律改正に伴い、市条例の改正を行うというものです。概要説明では、成年被後見人の人権が尊重され、成年被後見人であることを理由に、資格、職業、業務等から一律に排除されない規定であります。法定代理人とした成年後見人が同行した場合、印鑑登録ができるというものです。この制度に異議があるものではありません。 総務省から来た印鑑登録証明事務処理新旧対照表は、今回の市条例改正案に出ている成年被後見人の「意思能力を有しない者」と全く同等の文言を参考にした改正案であります。市の条例改正案は、それを踏襲したわけであります。成年被後見人という言葉は、障害者を差別し、人権を侵害した表現に当たるので、意思能力を有しない者とするという説明がありました。なぜ政府が決めた成年後見人制度が人権を侵害するのか説明が成り立ちません。 さらに、意思表示ができない意思能力を有しない者とすることが人権侵害に当たらないのか理解できません。このような意思能力を有しない者の条例改正では、窓口に来た人をどのように誰が判断するのか、門戸を広げてしまうおそれが出てきます。保佐人であれば、判断困難でも登録できることになり、悪用も考えられます。疑問が残るわけです。家庭裁判所で審理を受けた弁護士等の後見人を伴った印鑑登録が認められることこそ、正当な登録ができます。 したがって、条例改正では、意思能力を有しない者ではなく、従来の成年被後見人とするべきことだと考えます。そのことを主張して反対討論といたします。
○議長(
中牧盛登君) 次に、二條孝夫議員。 〔14番(二條孝夫君)登壇〕
◆14番(二條孝夫君) 議案第69号 大町市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例について、
委員長報告に賛成の立場から討論いたします。 国による成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るための関係法律の整備に関する法律が、本年6月に公布されました。内容は、成年被後見人等であることを理由に不当に差別されることがないよう、成年被後見人等を資格、職種、業務等から一律に排除せず、制度ごとに必要な能力の有無を判断することにより、成年被後見人の人権がより尊重されるものです。今回の改正は、この法の趣旨にのっとり、印鑑登録制度においても必要な能力の有無が判断されることとなり、成年被後見人であることのみで権利を制限されるものではありません。 印鑑登録ができるか否かでは、現行の条例においても、その人の意思能力に起因しており、これまでも印鑑登録条例において、年齢が15歳未満の者、意思表示など法律上における自己の行為の結果を判断することができない状況にある成年被後見人については、印鑑登録ができないものとされています。国の法改正により、成年被後見人であることを理由に排除扱いをしてはならないこととなり、印鑑登録ができない者は、15歳未満の者、意思能力を有しない者とされましたが、印鑑登録制度における意思能力を有しないことを客観的に判断できる基準は、成年被後見人のみとなります。要するに、市役所の窓口に来たときに意思能力を有するか否かの判断は、これまでと同様、成年被後見人であるか否かによるものです。このたびの法改正は、成年被後見人であれば印鑑登録ができるとしたものを、被後見人だけではできないが、後見人が同行すれば申請ができるものとするものです。 また、国は、印鑑登録事務の重要性から、印鑑登録事務処理要綱を作成し、全国同一の取り扱いができるように県を通して市町村に通知しており、事務の統一性が図られております。また、今回の改正は、国の法改正を受けてのものであり、市条例の改正が行われないことは国の法改正の趣旨から逸脱し、上位法の適合性が図られ、さらに、成年被後見人の権利、人権を著しく損なうものです。 以上の理由により、
委員長報告に賛成の立場から討論といたします。議員各位の賛同をよろしくお願いします。
○議長(
中牧盛登君) 以上で、通告による討論は終わりました。 議案第69号について、他に討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 なしと認めます。 他の議案について討論はありませんか。平林英市議員。 〔12番(平林英市君)登壇〕
◆12番(平林英市君) 議案第49号から議案第50号までの議案に反対の立場で討論いたします。
委員長報告にあったように、社会文教委員会では、付託された
公共施設改善案の議案に賛成してきました。
公共施設料金改定分は消費税増税分という説明であり、消費税3%から引き上げてこなかったとの理由で、今回10%の増税で約7%の引き上げ、これが必要との改定理由でした。 私は、もともと消費税増税分を公共料金引き上げには反対を表明してきましたが、今回の改定は、今まで引き上げてこなかったからやむを得なかったかなと考えて賛成したものであります。しかし、委員会当日、改定根拠として出された説明資料を後日よく検討してみると、消費税増税分ではなく、全く根拠のない改定料金が含まれておりました。根拠を示す資料請求したのが本会議の11月26日であり、行政側答弁で提出する約束をしました。その間、13日もあります。大体根拠を示す資料を委員会当日提出することに問題があります。議会側として検討する余裕がなく、まさに議会を軽視したやり方ではありませんか。 さらに、私は、説明者に消費税増税分7%かどうか、これを何回も確認しました。最大の問題は、説明者の責任というよりは、理事者がつじつまの合わない根拠のない改定を提案しているからであります。そして、市内の
公共施設の利用団体は、95%が減免団体ということです。なぜ減免団体が圧倒的なのに、公共料金改定が必要なのかということも一つの疑問です。
公共施設が老朽化していくその一方で、施設利用料を上げるということも理解に苦しむところであります。この点では、理事者は公共料金の引き上げをどんな意図で求めているのか根拠を示しておりません。消費税増税分7%という根拠は完全に崩れたのであります。 大町の夏の気候に憧れて高冷地のスポーツ合宿に来る都会の高校生にとっては、施設料金引き上げは大きな負担となり、今後敬遠するのではないかと私は危惧しております。そして、何よりも最大の理由は、公共料金の引き上げは、市民の生活に影響してくるからであります。日銀が13日に発表した12月の全国企業短期経済観測調査、いわゆる短観によると、前回の9月の調査より5ポイント経済が低下しているとしております。10月の消費税増税が国民の消費減退を招き、景気悪化を直撃しているとしております。今後、地方経済に波及してくることは当然予想されます。こんなときに、消費税増税分よりも公共料金値上げを上乗せすることは道理が立ちません。 したがって、料金改定関連の全議案には賛成できないことを表明して、反対討論といたします。
○議長(
中牧盛登君) 議案第49号、第50号について、他に討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 それでは、他の議案について討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 議案第49号 大町市
公民館条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第49号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第50号 大町市女性未
来館ピュア設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第50号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第51号 大町市
民俗資料館条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第51号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第52号 大町市
文化会館条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第52号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第53号 大町市
勤労者福祉施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第53号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第54号 大町市
八坂情報コミュニティセンターアキツ設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第54号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第55号
重要文化財旧
中村家住宅管理条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第55号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第56号 大町市
信濃木崎夏期大学設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第56号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第57号 大町市
体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第57号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第58号
大町市立学校体育施設使用料徴収条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第58号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第59号
市立大町山岳博物館条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第59号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第69号 大町市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する
条例制定については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第69号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 日程第1の途中ですが、ここで11時15分まで休憩といたします。
△休憩 午前11時03分
△再開 午前11時15分
○議長(
中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第1の議事を継続いたします。 議案第60号について、各常任委員長の報告を求めます。まず、
総務産業委員長。 〔
総務産業委員長(高橋 正君)登壇〕
◆
総務産業委員長(高橋正君) 議案第60号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第7号)のうち、当委員会に付託されました部分につきまして御報告いたします。 企画財政課所管事項の審査では、委員から、インバウンド誘客ツアー助成事業の債務負担行為補正について、500万円を限度額として設定しているが、総事業費及び成果目標はとの質疑があり、行政側から、総事業費は1,500万円であり、内容については、来年5、6月ごろにインバウンド向け商品を販売し、富山空港等を利用したインバウンド誘客について、バス代に係る助成等を行うものであるとの答弁がありました。 また、委員から、病院事業貸付金について、繰り出し基準に貸付金に係るものは含まれるのかとの質疑があり、行政側から、繰り出し基準には企業債償還金に係るものは含まれるが、貸付金に係るものは含まれないとの答弁がありました。 情報交通課所管事項の審査では、委員から、光ケーブル移設手数料の増額理由について質疑があり、行政側から、電力会社等の電柱耐震化及び国県道の道路改良等に伴う支障移転等に係るものであり、3月までの不足見込額を計上したものであるとの答弁がありました。 建設課所管事項の審査では、委員から、市営住宅及び雇用促進住宅の修繕料等の増額理由について質疑があり、行政側から、例年よりも退去者が多く、退去時の修繕、清掃手数料、敷金還付金が不足するものであるとの答弁がありました。 これについて委員から、退去者が増加している理由について質疑があり、行政側から、民間住宅や持ち家への移住、そのほか用途廃止予定の大原2号団地、借馬団地から他の市営住宅への移転もその要因であるとの答弁がありました。 観光課所管事項の審査では、委員から、観光協会負担金としてAR(拡張現実)を活用し、スマートフォンアプリで動画再生等ができる大町市の景色を入れたポストカードを作製するとのことであるが、補正対応とした理由はとの質疑があり、行政側から、作成のためには動画や画像をARに対応するための処理作業に二、三カ月を要するため、来年開催される東京オリンピックまでに販売するにはこの時期に着手する必要があり、補正対応としたとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(
中牧盛登君) 次に、社会文教委員長。 〔社会文教委員長(岡 秀子君)登壇〕
◆社会文教委員長(岡秀子君) 議案第60号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第7号)のうち、当委員会に付託されました部分について報告いたします。 生活環境課所管事項の審査では、生ごみ等資源化推進事業について、委員から、車両による飲食店からの生ごみ回収を始めた地域の範囲と実績はとの質疑があり、行政側から、市内全域の飲食店にお願いしている。昨年度実績は162トンで、今年度見込みは飲食店その他で80トン程度の増で240トンであるとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(
中牧盛登君) 各常任委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。
総務産業委員長に対して御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 社会文教委員長に対して御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第60号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第7号)については、各常任
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第60号は各常任
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第63号から議案第65号、議案第70号及び議案第72号から議案第75号について、
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長。 〔
総務産業委員長(高橋 正君)登壇〕
◆
総務産業委員長(高橋正君) 当委員会に付託されました議案につきまして、順次御報告いたします。 議案第63号 令和元
年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第64号 令和元
年度大町市
水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第65号 令和元
年度大町市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)の3議案につきましては、人事異動による人件費及び最低賃金改定に伴う議案であり、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第70号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第8号)のうち、企画財政課所管事項の審査では、委員から、観光誘客番組制作・放送業務に係る繰越明許費補正について、当初3月放送予定であったものを5・6月に放送することにより、どのような効果があるのかとの質疑があり、行政側から、本年夏・秋の立山黒部アルペンルートへの観光入り込みの減少が顕著であった。また、国際芸術祭会期に合わせることにより誘客効果が高まるものであるとの答弁がありました。 また、他の委員から、新年度で放送するのであれば、今年度の執行を停止し、新たに予算措置すべきではないかとの質疑があり、行政側から、番組制作には時間を要する。4、5月は立山黒部アルペンルートにインバウンドが多いため、5、6月に放送することにより国内の誘客につながるものであるとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第72号 令和元
年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第73号 令和元
年度大町市
水道事業会計補正予算(第2号)、議案第74号 令和元
年度大町市
温泉引湯事業会計補正予算(第1号)及び議案第75号 令和元
年度大町市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)の4議案につきましては、いずれも
人事院勧告に伴う人件費の補正を行うもので、
慎重審査の結果、
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(
中牧盛登君)
総務産業委員長の報告は終わりました。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。大和幸久議員。 〔10番(大和幸久君)登壇〕
◆10番(大和幸久君) 議案第70号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第8号)に反対の討論をいたします。 この議案に反対する主な理由は、この議案の繰越明許補正案に反対であるからであります。 本議案では、観光誘客番組制作・放送業務715万円を、今年度夏・秋の観光客の落ち込み等を鑑み番組放送時期を次年度とし、来季の観光誘客を図るためと説明されています。黒部ダムの入り込み客数が目標の100万人を大きく割り込み、88万人という落ち込みの結果を踏まえてという説明がありましたが、そもそも今年度の観光誘客促進のために予算化され、今年度の事業実施を議会から認められて執行されなければならないものが、結果が出そうになくなったので取りやめるという理由が成り立つものでしょうか。あくまでも自治体の予算は単年度主義であり、決められた事業年度の中でその事業目的を最少の予算で最大の効果を得ることを基本に誠実に実行することが大前提であります。議会で認められた予算で事業を実行し、その結果についてさまざまな視点から検証し、その結果を次年度の市政運営に反映していくことこそが求められています。ところが、今回の繰越明許は、事業を実施せずに結果が悪そうだから翌年にずらすというもので、議会の議決をもないがしろにするもので、到底容認できるものではありません。 来年度は、6月、7月に第2回芸術祭が開催されることから、この誘客宣伝に本予算を追加して芸術祭の誘客の一助にしたいというのがその本音なのではないでしょうか。もともと黒部ダムの誘客が芸術祭開催の主要な目的であり、そのうちでもダムへの入り込み客数が少なくなる6月・7月に芸術祭を開催することにした経過は、これまでの議会質問で明らかになっているところですが、本議案のように、ことしの誘客宣伝費を実行しないで翌年に繰り越しするというごり押し的な繰越明許補正は、到底容認できないものであります。 実行されない事業予算は予備費に戻した上で、なぜダムへの入り込みが減少したのか、天候だけが減少の原因であったのか、そのほかの減少要素は何があるのか詳細な検証を行う中で、人口減少、地域経済の衰退が続く大町市の現況の中で、真に大町市にとって地域経済の回復、定住人口の向上に役立つ観光政策について、根本から見直していくことが今求められているのではないでしょうか。 以上の点をもって、反対討論といたします。
○議長(
中牧盛登君) 議案第70号について、他に討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 他の議案に討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 議案第63号 令和元
年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第63号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第64号 令和元
年度大町市
水道事業会計補正予算(第1号)については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第64号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第65号 令和元
年度大町市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第65号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第70号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第8号)については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第70号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第72号 令和元
年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第72号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第73号 令和元
年度大町市
水道事業会計補正予算(第2号)については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第73号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第74号 令和元
年度大町市
温泉引湯事業会計補正予算(第1号)については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第74号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第75号 令和元
年度大町市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)については、
総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第75号は
総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第61号、議案第62号、議案第66号、議案第71号及び議案第76号について、社会文教委員長の報告求めます。社会文教委員長。 〔社会文教委員長(岡 秀子君)登壇〕
◆社会文教委員長(岡秀子君) 当委員会に付託されました議案について報告いたします。 初めに、議案第61号 令和元
年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)及び議案第62号 令和元
年度大町市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の審査は、
慎重審査の結果、いずれの議案も
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第66号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)の審査では、委員から、一般会計からの借入金は今後2年間で約4億円を借り入れるのみか、また、返済計画はどうかとの質疑があり、行政側から、今回の一般会計からの借り入れ後の資金計画では、令和3年度の資本的収支の不足額が2億4,900万円の見込みに対し、損益勘定留保資金の見込額が3億5,700万円となるため、令和3年度以降は借り入れなくてもよい見込みである。また、経営健全化計画では令和5年から返済する予定である借入金3億2,000万円を優先的に返済した後、今回協議を進めている借入金も順次返済していきたいとの答弁がありました。 また、委員から、今後の計画策定には負債額見込みが必要になると思う。できれば実質公債費比率などのような詳細な資料を提供いただきたいとの質疑があり、行政側から、経営健全化計画期間中に当初計画を見直すこととしている。人口減少や需要を見きわめ、適正な規模を精査していく。また、財源確保のため、さらなる収支改善等で内部留保を蓄えていきたい。資料については、計画見直し時に改めて提示したいとの答弁がありました。 また、委員から、経営検討委員会の組織強化や経営形態の検討はとの質疑があり、行政側から、有識者を組織に加え強化を図った。経営の立て直しを最優先に考え検討していく。また、現在事業管理者のもとで一丸となっており、この体制で経営改善に向けて引き続き取り組んでいきたいとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、
慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第71号 令和元
年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)及び議案第76号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第2号)の審査は、
慎重審査の結果、いずれの議案も
全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(
中牧盛登君) 社会文教委員長の報告は終わりました。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 議案第66号につきましては討論の通告がありますので個別に行い、他の議案については一括で行います。 議案第66号について順次発言を許します。まず、大厩富義議員。 〔16番(大厩富義君)登壇〕
◆16番(大厩富義君) 議案第66号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)を可決とする社会文教
委員長報告に反対の立場で討論に参加します。 今回の補正予算は、病院事業会計が財源不足だから、1億7,000万円余を一般会計から長期貸付金として繰り入れるというものであります。大町病院は、将来見通しのない現状の経営体制を継続し続け、財政不足を一般会計から補填するとしたものであり、これは借金のツケを先送りにするものであり、反対であります。 以下、その理由を述べます。 大町病院は、既に御承知のように、平成29年度決算において資金不足が国の定める基準を大幅にオーバーし、全国でもまれな経営健全化団体に陥ってしまいました。この原因は、平成17年度のころからの医師不足に端を発し、厳しい病院経営となったものであります。そのことから大町病院は、平成19年度から経営を改善するとして、財務規程の部分だけを適用する地方公営企業法の一部適用から、条例で組織や職員の身分などを全て条文を適用できる全部適用に変更しました。全部適用で新たに任命される病院事業管理者は、予算、職員の人事権、給料も決められる権限を持ち、より柔軟な経営ができるという制度であります。 私はこれまで、大町病院の経営は看板を変えただけで内容が伴っていない。全部適用に即した経営にすべきと数回にわたり指摘してきましたが、改善はされませんでした。その後も大町病院は、1、毎期首一般会計より、規定より多い繰入金が注ぎ込まれていた。2、それにもかかわらず、平成25年度から資金不足が生じ、平成27年度には財政健全化法に基づく資金不足が発生した。3、この状態に対し市の監査委員からは、経営体として破綻状態、非常事態であるとの指摘を受けていた。これは平成27年度監査報告であります。4、大町病院はこれを無視し、従来の延長線での経営を続け、不足財源を補うために一時借入金に依存した経営を続行してきた。その結果、平成29年度決算では、全国でもまれな健全化基準の20%を超え、外部監査と健全化計画を策定することとなった。6、その後、9カ月がたった。しかし、わずか9カ月で健全化計画を無視し、財源不足の補填が必要となった。 このように大町病院は、地方公営企業法全部適用にするとしてから12年もの間、従来の経営手法を継続し続け、経営が破綻状態となっても経営改善に手をつけずに今日に至っています。私は、一般会計から長期借入金を要請するなら、病院経営の抜本的な立て直し策と抱き合わせで示すべきと思います。大町病院は、一刻も早く専門の経営者を選任し、地方公営企業法全部適用に沿った正常な病院経営とすべきです。そのことが、地域の医療体制の継続、ひいては市民の安心につながっていくものと考えます。市民は、人口減少、高齢化の波が押し寄せる中で、病気やけがのときには駆け込める医療機関を必要としています。行政も、病院も、市民の立場に立って、責任を持って継続可能な病院経営をすることを求めるものです。 以上の理由と考え方から、議案第66号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)を可決とする社会文教
委員長報告に反対の討論といたします。以上です。
○議長(
中牧盛登君) 次に、中村直人議員。 〔1番(中村直人君)登壇〕
◆1番(中村直人君) 議案第66号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)につきまして、
委員長報告に賛成の立場から討論いたします。 本議案の焦点は、一般会計から病院事業会計への他会計貸付金の計上であります。これは大厩議員も御指摘のとおり、前年度の病院事業会計に対して行われた平成30年度決算審査において、監査委員から、資本的収支の収支不足額を一時借入金で措置したこと、そして、そもそもの補填財源の考え方を含めて検証されたいとの意見を受けたものです。病院側と市長部局がその対策について協議しまして、その結果として上程されたものがこの議案となっております。 前年度決算においてやむを得ず行われた一時借入金の措置は、監査委員指摘のとおり、補填財源に対する誤解に端を発したものです。この指摘は本当に重要なものであると私も考えております。一時借入金を主とした資金不足額が多額にあるので、幾ら単年度の収益的収支が改善したとしても、一時借入金は資本的収支の不足額への補填財源とはならないと、そういったものでした。 議員各位も御承知のとおり、この指摘事項を解消するためには、資本的収支額を補う財源を確保するとともに、資金不足額を減らしていかねばなりません。現在、経営健全化計画に沿った取り組みにより収支の改善が進み、経営状況は好転しつつあるものの、多額の資金不足を大きく減らすことができる確実性の高い方策は限られております。その限られた方策の中において、今回の他会計からの貸付金があると考えております。 この措置の背景には、病院の職員の皆様方の努力とそれによる病院経営の改善があります。一般質問の答弁にもありましたが、今までの赤字経営が続く病院から、昨年より病院規模の適正化やそれに伴う新たな施設基準の取得などの構造的な改革を初め、接遇改善や職員の適正配置など、職員の方々が新たな気持ちで経営健全化に向けたさまざまな取り組みを実行されたことで、単年度収支の黒字化が図られる状況となってきております。こういった皆様の努力を後押しする意味でも、病院の経営体力に見合った長期的かつ計画的な返済が見込める今回の貸し付けは、病院事業の安定化に大きく寄与していくものと考えております。もちろん、大厩議員御指摘のとおり、心配のないわけではありません。これからも病院事業者には一般会計に負担を強いることがないよう、計画に沿った返済に向け継続的な経営の健全化を進めていただきたい。議会としても、それにしっかりと伴走していければと考えているところです。 また、この貸し付けは、流動負債である一時借入金を早期になくし、喫緊の課題である資金不足の早期解消につながります。貸付金相当額の一時借入金を返済することとなりますので、一時借入金が減少することにより、資金不足額、比率ともに改善が進み、今年度と来年度の一般会計からの貸し付けが可能になりますと、令和4年には資金不足が解消される見込みとのことです。早期の資金不足の解消や病院事業の黒字化は、病院職員の皆さんにとってモチベーションの向上に貢献するものでもあり、また、経営状況の安定化は医師や看護師などの確保にもつながるものと思っております。一般会計と病院会計の双方で、資金運用益や借入利息についてもメリットがあります。 こうした幾つかの要素をもとに、貸し付けしない場合のデメリットを含め、総合的に勘案しますと、今回の一般会計からの貸付金は当面の課題を解決し、大町病院が少しでもよい方向に向かっていくための適切な対応であると考えます。 重ねての発言になりますが、私は、この発端となった監査委員の指摘も大変価値のあるものだったと考えております。議員各位、監査委員、そしてもちろん病院関係の方々が、それぞれの立場で支えてきた大町病院を、私もまた今の立場から支えていきたいと考えております。 大町病院の経営健全化の取り組みは、本業の医業収支の改善などにより、目に見える成果となってあらわれてきております。まだ始まったばかりです。議会としましても、課題を注視するとともに、ともに歩んでいきたいと考えますが、今後もさまざまな課題などが生じてくると思います。病院経営におかれましては、これからも常に危機意識を持っていただき、柔軟な対応をいただく中で、地域住民にもオープンでわかりやすい病院経営に努めていただきたいと思っております。 そして、病院の基本理念であります、地域に密着した温かく誠実な医療の実践に向けて、職員の皆さんが気持ちを一つにし、病院の再生を一層推進され、地域医療を支える屋台骨として地域の皆さんから愛され頼りにされる病院を目指して、井上病院事業管理者を中心に引き続き御尽力いただくことを願いまして、議案第66号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)に対する賛成討論といたします。議員各位御賛同のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(
中牧盛登君) 以上で、通告による討論は終わりました。 議案第66号について、他に討論はありませんか。大和幸久議員。 〔10番(大和幸久君)登壇〕
◆10番(大和幸久君) 議案第66号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)に反対の立場から討論を行います。 本議案に反対する主な理由は、第1款第7項の他会計繰入金1億7,140万円について、最高責任者である市長の説明責任が全くと言っていいほど果たされていないことにあることをあらかじめ表明しておきます。 なお、議案第60号 令和元
年度大町市
一般会計補正予算(第7号)に反対しておりますが、これについても反対する主な理由は、本補正予算中の款4衛生費、節21貸付金1億7,140万円の予算執行に対する同様の説明責任が全く果たされていないという理由から反対であることをあらかじめ表明しておきたいと思います。 もともと大町市の一般会計からの貸付金をもって、当面の経営危機を乗り越える手法は、昨年12月18日、大町市個別外部監査人公認会計士の小林邦一氏によって提案されていたもので、ほぼ1年たって、やっとこの改善策を採用し、本補正予算案を提案したことになっております。 最大の問題点は、この間、病院経営で最も責任が重い牛越市長の病院組織の統治管理責任を果たす上で、適切な判断や方針がなされていたのかという点について、何らの説明責任がなされず、今日の事態に至っていることであります。平成29年度には、14億円という巨額な市中銀行からの一時借入金を行うことで病院経営を行うことは、公営企業法違反であるとも指摘されていたことに対して、どのように受けとめていたのか。その後、ほぼ1年も、この指摘に対する対応策を何も示してこなかったのか。さらには、この一時借入金をもって資本的収支不足を補うという平成30
年度大町病院決算報告書は誤りであるという大町市監査委員の指摘を無視して、議案の差しかえを命令せずに、内容に重大な誤りのある決算書を議会に漫然と提案するなど、市長の行政の統治能力を疑問視せざるを得ない事態が続いております。 本来であれば、30年度病院決算上程前に、外部専門家などによる徹底した、客観性を持った検証を実施し、今回の問題点の所在と分析、これに基づく改善策及び最高責任者である牛越市長の管理責任を明白にした上で、病院経営改善策を提案すべきでありました。 今後の大町病院の経営再生は、ようやく緒についたところであり、全てはこれからにかかっているものであります。一時的な医業収益の改善をもって安心できるものでは決してないものであります。また、一般会計からの一時借入金も、ことしと来年度収益的収支の赤字見込額を補填するだけのものであって、一時しのぎでしかないものではないでしょうか。 議員、議会の立場から、今日までさまざまな改善提案をしてきましたが、これらの提案にも真摯に耳を傾けて病院経営の再生に全力を尽くすべきであることを指摘して、反対討論といたします。
○議長(
中牧盛登君) 議案第66号について、他に討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 他の議案について、討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 議案第61号 令和元
年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第61号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第62号 令和元
年度大町市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第62号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第66号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第66号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第71号 令和元
年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第71号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第76号 令和元
年度大町市
病院事業会計補正予算(第2号)については、社会文教
委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議案第76号は社会文教
委員長報告どおり可決されました。
△日程第2
常任委員会委員長請願・
陳情審査報告、質疑、討論、採決
○議長(
中牧盛登君) 日程第2
常任委員会委員長請願・
陳情審査報告、質疑、討論、採決を行います。 総務産業
委員会付託の陳情第6号について、
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長。 〔
総務産業委員長(高橋 正君)登壇〕
◆
総務産業委員長(高橋正君) 当委員会に付託されました陳情につきまして御報告いたします。 陳情第6号については、株式会社鹿島槍代表取締役社長外1名から提出された
免税軽油制度の継続を求めるものであります。 行政側から、スキー人口については20年前と比較して3分の1程度に減少している。さらに、近年の暖冬傾向により非常に苦しい経営を強いられているため、
免税軽油制度が廃止となると、スキー場産業を初めとしてさまざまな産業に大きな打撃を与えることになる。そのため、市の観光振興としても、当面免税措置の延長は必要と考えているとの説明がありました。 当委員会では、
慎重審査の結果、願意は妥当と認め、
全会一致で採択すべきものと決定いたしました。 後ほど、本陳情にかかわる意見書案を上程いたしますので、御賛同をいただきますようよろしくお願いいたします。 以上で報告を終わります。
○議長(
中牧盛登君)
総務産業委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。
総務産業委員長に対し、御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 総務産業
委員会付託の陳情第6号を
総務産業委員長報告どおり採択とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり決しました。
△日程第3 閉会中の
継続審査及び調査申出
○議長(
中牧盛登君) 日程第3 閉会中の
継続審査及び調査申出についてを議題といたします。 議会運営委員長及び各常任委員長から、目下各委員会において審査及び調査中の事件について、会議規則第112条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり閉会中の
継続審査及び調査の申し出があります。 お諮りいたします。申し出のとおり、閉会中の
継続審査及び調査を認めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査及び調査を認めることに決しました。
△日程第4 議案の上程、説明、質疑、
委員会付託又は討論、採決
○議長(
中牧盛登君) 日程第4 議案の上程、説明、質疑、
委員会付託又は討論、採決を行います。 議事第4号
免税軽油制度の継続を求める意見書を議題として、
大竹真千子議員に提案理由の説明を求めます。
大竹真千子議員。 〔3番(
大竹真千子君)登壇〕
◆3番(
大竹真千子君) 議事第4号
免税軽油制度の継続を求める意見書(案)につきまして、案文を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出いたします。 これまで冬季観光産業の重要な柱であるスキー場産業を初め、農林業などさまざまな産業の発展、経営に大きく貢献してきた軽油引取税の課税免除特例措置が、令和3年3月末で廃止される状況にあります。 この制度が廃止された場合には、スキー場を初めとした冬季観光産業や農林水産業など幅広い産業が大きな負担増を強いられ、経営維持が困難になるとともに、雇用など地域経済にもはかり知れない影響を与えることが懸念されます。よって、国においては、観光産業や農林水産業等幅広い産業への影響を鑑み、
免税軽油制度を継続するよう強く要請します。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 なお、提出者は表記のとおり、提出先は記載のとおりです。よろしく御賛同いただきますようお願いいたします。
○議長(
中牧盛登君) 説明が終わりました。 提案者に対して御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。議事第4号については、
委員会付託並びに討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決をいたします。 議事第4号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。 〔
全員挙手〕
挙手全員であります。よって、議事第4号は原案どおり可決されました。 ただいま可決されました意見書は、議長において整理の上、関係行政庁へ提出いたします。 以上で、本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。 ここで市長より挨拶を受けることといたします。市長。 〔市長(牛越 徹君)登壇〕
◎市長(牛越徹君) 12月議会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 本定例会におきましては、御提案申し上げました報告案件、人事案件、事件案件、条例案件並びに予算案件につきまして、いずれも慎重かつ御熱心な御審議をいただき、全て原案どおり御承認、御議決いただきました。ここに厚く御礼申し上げます。 当市議会では、初めての試みであります常任委員会代表質問が取り入れられました。この質問形式は、議会改革の一環として中牧議長の御提案により検討が始まり、議会運営委員会への諮問、答申を経まして、本定例会で実施に移されたものであります。今回、委員会を構成する議員各位より御質問、御提言をいただき、市政に関してより深い議論をいただくことができましたことに感謝申し上げます。 本会議並びに常任委員会及び特別委員会などにおける審議の経過でいただきました貴重な御意見や御提言は、今後の市政運営に反映させてまいる所存でございます。 市立大町総合病院の経営健全化に向けた取り組みにつきましては、本定例会一般質問等におきましても、さまざまな御意見や御提言をいただきました。御答弁でも申し上げましたように、井上病院事業管理者のもと、病院職員が一丸となって経営健全化計画に基づく収益の確保と経費の縮減に日々努力を重ね、経営健全化に向けた歩みを一歩一歩着実に進めていただいております。私自身も病院開設者として、大町病院が経営改善を一層進めていただくため、体制や環境の整備を引き続き支援いたしますとともに、開設者を補助する市立大町総合病院経営サポート会議におきまして、一般行政としてどのような取り組みができるか支援策を検討するなどして、開設者としての責務を果たしてまいります。 地域高規格道路松本糸魚川連絡道路につきましては、先月27日、市街地ルート帯3案について比較評価案が提示され、先週8日からは県大町建設事務所により、各ルート帯の比較評価案について各地域において説明会が開催されております。本日も午後6時30分より平公民館での開催が予定されております。また、広報おおまちでは、松本糸魚川連絡道路ニュースを随時掲載しており、こうした説明会や広報により、市民の皆様に御理解いただけますよう努めるとともに、積極的に合意形成を図ることとしております。 このたび当市議会中牧議長を初め、議員各位の御熱心な働きかけにより、松糸道路に係る他の全ての市町村議会におきまして松糸道路の建設促進議員連盟が結成されました。議長のお取り計らいに深く感謝申し上げますとともに、議員各位のお取り組みに心より敬意を表するものでございます。市におきましても、地域を育み、沿線住民の命を守るために欠くことのできない松糸道路の早期着工に向け、当市議会及び関係市町村の建設促進議員連盟並びに県議会議員連盟のお力添えをいただき、県とともに全力を尽くして取り組んでまいります。 北アルプス国際芸術祭2020につきましては、今月3日に東京GINZA SIXにおきまして、メディアや協賛企業、関係者など150人を超える方々に出席いただき、企画発表会を開催いたしました。開催まで半年を切る中、出席された皆様の開催に向けた大きな期待を肌で感じることができました。現在、作家によるアートサイト候補地の視察と作品の構想づくりが進められており、今後、作品のアートサイトが決まり次第、順次地元の皆様と意見交換を進め、準備に取り組んでまいります。また、第1回開催での課題を十分踏まえまして、市民の皆様に関心をお寄せいただき、より多くの皆様の力をおかりして芸術祭をつくり上げ、盛り上げを図ってまいりたいと考えております。今後も、市民みんなの力「オール大町」の体制により芸術祭が開催できますよう準備に力を尽くしてまいります。 間もなく終わろうとしておりますことし1年を振り返りますと、スポーツの分野では、バドミントンの奥原希望さんがプロに転向し、日本代表として国際大会を転戦し、常に上位の成績を残しつつ、10月には世界ランキング1位に上り詰め、12月の全日本総合選手権では見事4年ぶり3度目の優勝に輝きました。東京オリンピックに向けて市民の皆様の大きな期待が膨らんでおります。 さらに、当市出身の若い選手の活躍では、山岳地帯を走るスカイランニングで上田瑠偉さんが、10月にイタリアで開催されましたワールドシリーズ最終戦のスカイマスターズにおいて、大接戦を制して優勝を果たしました。その結果、日本人初となる年間チャンピオンに輝き、日本の山岳スポーツ史に残る快挙となりました。 体操では、松村朱里さんが世界選手権大会に日本代表として出場し、団体のオリンピック出場権の獲得に大いに貢献しました。また、坂口彩夏さんは、アジア大会種目別の跳馬で準優勝、國府方杏月さんは、カナダ国際シニア大会種目別の床で優勝するなど、国際舞台で活躍されました。 また、高校総体では、大町岳陽高校女子体操部が団体総合4位となり、また、茨城
国体には少年女子の部に大町岳陽高校から坂口さんと國府方さん、原田野乃花さん、第一中学校から勝野沙夏さんと川口海さんが出場して、見事準優勝を果たしました。 また、空手では、茨城
国体に帝京大学の宇海水稀さんが成年女子形の部で、松本第一高校の宇海友里加さんが少年女子の形の部で、姉妹そろって出場しました。 水泳では、地球環境高校の近江ハリー君が高校総体に出場し、平泳ぎで3位入賞を果たし、陸上競技では、仁科台中学校の小坂悠太君が全日本中学校選手権大会800メートルで7位入賞を果たしました。 また、スラックラインでは、仁科台中学校の太田はな乃さんが日本オープン選手権大会で準優勝を果たし、ジュニア女子総合ランキング2位となりました。 そして、サッカーでは、松本国際高校の宮嶋航大君が全国高校サッカー選手権県大会で優勝を果たし、今月30日より開催されます全国大会に出場します。 こうした大町市の次の時代を担う若い選手が大活躍し、地域を明るく元気にしていただいておりますことは本当に頼もしくうれしいことであり、いよいよ来年7月に開催されます東京オリンピック・パラリンピックにおきましても、なお一層多くの選手が活躍されますよう願うとともに、引き続きスポーツ分野における人材育成を通じて未来を担う人づくりに取り組んでまいります。 ことしを振り返り忘れることのできない出来事の一つに、スウェーデンの一人の少女が始めた地球温暖化への緊急の対応を求める切実な活動がありました。グレタ・トゥンベリさんのこの危機感は、若い世代の共感を呼び、国境を超えて世界中に広がりを見せております。 この心配を裏づけるかのように、気候変動の過激さは、昨年来、我が国でも集中豪雨や台風の頻発を引き起こし、この秋の台風19号では長野県下にも甚大な被害をもたらしました。被災地では現在堤防や道路、鉄道などの
公共施設の復旧・復興が進みつつありますが、住宅や生活の再建にはなお時間を要することが懸念されております。発災直後から、被災地では地域住民やボランティアの皆さんなどの間に自然発生的にワンナガノという言葉が広がっているといいます。県では、このワンナガノの言葉を合い言葉に、思いを一つに互いに支え合いながら、一日も早い復興に向けて進み続けようと呼びかけており、当市におきましても、この支え合いの精神のもとで被災地の皆様への息の長い支援に努めてまいります。 結びに、令和の幕あけとなりました本年1年の議員各位の御尽力、御協力に深く感謝申し上げますとともに、間もなく迎える新しい年が災害のない明るく平穏な年でありますよう、また、議員各位並びに市民の皆様にとりまして健やかで輝かしい年となりますよう心から御祈念申し上げ、閉会の御挨拶といたします。まことにありがとうございました。
○議長(
中牧盛登君) 私からも一言御挨拶を申し上げます。 本定例会は、11月26日に開会以来22日間にわたり、人事案件、事件案件、条例案件、各会計補正予算など多くの重要な案件を精力的に御審議いただきました。一般質問では、総務産業委員会で委員会代表質問を行ったほか、新年度に向けた事業展開や予算編成など、幅広い地域課題への対応等について、提言を交えての真剣かつ熱心な質疑応答がありました。ここに無事閉会を迎えましたこと、心から感謝申し上げます。 結びに、新しい年が当市にとりまして平穏で新たな飛躍の年でありますように、また、議員各位、理事者、部長の皆さんのますますの御活躍と御多幸を御祈念申し上げまして、私からの挨拶といたします。 以上をもちまして、
令和元年12月定例会を閉会いたします。 大変御苦労さまでした。
△閉会 午後0時15分 以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和元年12月17日
大町市議会議長
中牧盛登 署名議員10番 大和幸久 署名議員11番
宮田一男...