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09月26日-05号

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  1. 中野市議会 2018-09-26
    09月26日-05号


    取得元: 中野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    平成30年  9月 定例会(第4回)          平成30年9月26日(水) 午前10時開議---------------------------------------◯議事日程(第5号) 1 議案第1号~議案第27号 各常任委員長及び特別委員長報告 2 各委員長報告に対する質疑 3 討論、採決 4 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 5 議案等質疑 6 討論、採決 7 議第1号 保育所におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書について 8 議第2号 小中学校におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書について 9 議第3号 国の責任による35人学級推進教育予算の増額を求める意見書について10 議第4号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持・拡充を求める意見書について11 議案質疑12 討論、採決13 閉会---------------------------------------◯本日の会議に付した事件………議事日程に同じ---------------------------------------◯出席議員次のとおり(20名)     1番  松樹純子君     2番  宮島包義君     3番  中村秀人君     4番  中村明文君     5番  塚田一夫君     6番  宇塚千晶君     7番  青木正道君     8番  保科政次君     9番  芦澤孝幸君    10番  小林忠一君    11番  松野繁男君    12番  永沢清生君    13番  清水正男君    14番  阿部光則君    15番  原澤年秋君    16番  高野良之君    17番  芋川吉孝君    18番  町田博文君    19番  湯本隆英君    20番  高木尚史君---------------------------------------◯職務のため議場に出席した議会事務局職員職氏名次のとおり  議会事務局長  保科 篤  〃 次長    中山貴弘  書記      中山 猛  〃       池田 亮---------------------------------------◯説明のため議場に出席した者の職氏名次のとおり  市長                  池田 茂君  副市長                 横田清一君  教育長                 小嶋隆徳君  選挙管理委員長             城本澄男君  農業委員会長              清野信之君  代表監査委員              井本久夫君  総務部長                竹内幸夫君  健康福祉部長福祉事務所長       斉藤武美君  子ども部長               月岡篤志君  くらしと文化部長            小橋善行君  経済部長                原  誠君  建設水道部長              山岸 功君  消防部長                三井浩一君  豊田支所長               宮本浩明君  会計管理者               小嶋昭一君  教育次長                花岡隆志君  庶務課長                柴本 豊君  財政課長                酒井 久君  庶務課長補佐              丸山賢司君--------------------------------------- (開議)(午前10時00分) (開議に先立ち議会事務局長保科篤君本日の出席議員数及び説明のため議場に出席した者を報告する。) ○議長(原澤年秋君) ただいま報告のとおり、出席議員数が定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。 これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配布いたしてあります議事日程第5号のとおりでありますから、ご了承願います。--------------------------------------- △1 議案第1号~議案第27号 各常任委員長及び特別委員長報告 ○議長(原澤年秋君) 日程1 これより各常任委員長及び特別委員長報告案件全部を議題といたします。 総務文教委員長の報告を求めます。 総務文教委員長 高野良之議員。     (総務文教委員長 高野良之君登壇) ◆総務文教委員長高野良之君) 16番 高野良之でございます。 総務文教委員会審査報告を申し上げます。 去る10日及び12日の本会議におきまして、当委員会に付託のありました議案8件につきまして、19日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 結果につきましては、お手元に書面をもって報告申し上げたとおり、議案8件につきましては、いずれも原案どおり可決と決しました。 ここで、審査の主な経過を申し上げます。 議案第27号 中野市新庁舎建設整備実施設計業務及び建設工事に係る設計・施工変更契約の締結について、新庁舎の建設費用が減額することになるのはよいことであるが、これまで新庁舎の建設に対しては異論を唱えており、本議案については反対するとの反対意見があり、採決の結果、賛成多数、原案どおり可決と決しました。 なお、議案第1号の条例案1件、議案第5号及び議案第11号の補正予算案2件、議案第21号から議案第24号までの事件案4件につきましては、いずれも全会一致原案どおり可決と決しました。 以上申し上げまして、総務文教委員会の審査結果の報告といたします。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 民生環境委員長の報告を求めます。 民生環境委員長 青木正道議員。     (民生環境委員長 青木正道君登壇) ◆民生環境委員長青木正道君) 7番 青木正道でございます。 民生環境委員会審査報告を申し上げます。 去る10日の本会議におきまして、当委員会に付託のありました議案6件につきまして、19日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 結果につきましては、お手元に書面をもってご報告申し上げたとおり、議案6件につきましては、いずれも原案どおり可決と決しました。 ここで、審査の主な経過を申し上げます。 はじめに、議案第3号 中野市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例案について、本条例改正は、障がい者福祉等にも視点を置いた施設の集約化であり賛成であるとの賛成意見があり、採決の結果、全会一致原案どおり可決と決しました。 次に、議案第5号 平成30年度中野市一般会計補正予算(第2号)歳出のうち、総務費関係部分、民生費、衛生費について、子ども部所管部分については、保育所費における保育所維持整備事業費について、仮称中野市新平岡保育園の建設に伴う補正予算案であり、早期の完成に向けて鋭意努力いただきたいとの要望を付した賛成意見があり、採決の結果、全会一致原案どおり可決と決しました。 なお、議案第2号の条例案1件、議案第6号から議案第8号までの補正予算案3件につきましては、いずれも全会一致原案どおり可決と決しました。 以上申し上げまして、民生環境委員会審査報告といたします。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 経済建設委員長の報告を求めます。 経済建設委員長 宇塚千晶議員。     (経済建設委員長 宇塚千晶君登壇) ◆経済建設委員長宇塚千晶君) 6番 宇塚千晶でございます。 経済建設委員会審査報告を申し上げます。 去る10日の本会議におきまして、当委員会に付託のありました議案5件につきまして、19日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 結果につきましては、お手元に書面をもってご報告申し上げたとおり、議案5件につきましては、いずれも原案どおり可決と決しました。 ここで、審査の主な経過を申し上げます。 議案第5号 平成30年度中野市一般会計補正予算(第2号)歳出のうち、農林水産業費、土木費、災害復旧費について、経済部の所管部分については、農地費における農業用水路等維持管理事業費について、地元区との現地調査に基づく修繕工事であり、迅速に対応していることを大変評価する。現地調査等では多くの要望が出されるが、修繕の重要性を考慮する中で多くの要望に応えられるよう取り組んでいただきたいとの要望を付した賛成意見。 建設水道部所管部分については、道路橋梁総務費における県道整備促進事業費について、県道牟礼永江線については旧中野市と旧豊田村との合併以前からの懸案事項であり、ようやく開通の見通しが立ち評価する。今後も、しっかりと国や県と連携していただき、一日も早く通行できるよう事業を進めていただきたい。 道路橋梁維持費における交通安全対策特別事業費について、地元区など関係機関の協力も得ながら交通安全対策にしっかりと取り組んでほしい。 災害復旧費における公共土木施設災害復旧費について、事業対象地は地元からも復旧を望む声が多い。今後、崩落を繰り返さないよう対応いただきたいとの要望を付した賛成意見があり、採決の結果、全会一致原案どおり可決と決しました。 なお、議案第4号の条例案1件、議案第9号及び議案第10号の補正予算案2件、議案第26号の事件案1件につきましては、いずれも全会一致原案どおり可決と決しました。 以上申し上げまして、経済建設委員会審査報告といたします。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 決算特別委員長の報告を求めます。 決算特別委員長 小林忠一議員。     (決算特別委員長 小林忠一君登壇) ◆決算特別委員長小林忠一君) 10番 小林忠一でございます。 決算特別委員会審査報告を申し上げます。 去る10日の本会議におきまして、当委員会に付託のありました議案10件につきまして、13日、14日及び18日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 結果につきましては、お手元に書面をもってご報告申し上げたとおり、議案10件につきましては、いずれも原案どおり認定及び可決と決しました。 ここで、審査の主な経過を申し上げます。 はじめに、議案第12号 平成29年度中野市一般会計歳入歳出決算認定について、本会計の決算には、平成29年度予算案の審議の際から反対してきた事業が含まれており、特に、新庁舎整備事業については、さまざまな意見がある中で実施されたものである。新庁舎建設費用の充当財源については、一般事業債から公共施設等適正管理推進事業債に変更したことにより、市民の負担の軽減が図られたことは評価する。しかし、平成29年度における建設費が、当初予算の1割を超える22億6,983万余円と多額にのぼっており、本議案については反対するとの反対意見。 厳しい財政状況のもと、新庁舎整備事業防災行政無線デジタル化整備事業などの大型事業を実施する中においても、福祉施策教育施策など市民が必要とする施策を着実に実施されている。昨年8月の豪雨災害による被害に対しても迅速な対応をされ、また、「信州中野おごっそフェア」、「SEA TO SUMMIT」への支援を通じ、市内外に対してさまざまなアピールをされてもおり評価する。本市においては、今後、保育所の整備計画小中学校の統合による建設事業も控えているが、費用の精査を行うとともに、各種事業に対しバランスのとれた支出をお願いしたいとの要望を付した賛成意見。 厳しい財政運営を迫られる中、市長を先頭に理事者、職員の努力により着実に事業執行がなされ、実質収支3億9,827万余円〔訂正済み〕の剰余となっており、敬意を表するとともに評価する。 歳入では、収入未済額が平成28年度に比べ減少しており、収納の努力がされているが、今後も引き続き収納率向上に努めていただくとともに、ふるさと寄附金の増収の取り組みや、特定財源の確保に努めていただきたい。 歳出では、市民の安心・安全な生活を確保するため、誰でも参加できる体験型訓練を取り入れた「防災フェア」を実施し、市民の防災意識の向上に努められたほか、道路、橋梁、河川の維持管理等に取り組まれ、子育て支援では、第3子以降の保育料の軽減など子育て家庭経済的支援に取り組まれている。また、市民の健康を守るため、各種健診、予防接種の実施や、充実した地域医療基盤整備を図るため医師確保対策にも取り組まれたほか、文化、芸術の振興を目的とした「信州なかの音楽祭」、市内農産物などの販路拡大を図った「信州中野おごっそフェア」などのイベントを実施するなど、食と音楽のまち信州なかのを市内外に広くPRされた。 そして、新たに障がい者の雇用促進農産物販路拡大を目指した農福連携事業担い手育成農業経営塾の開設、また、中野市政策研究所を設置し、組織横断チームをつくり政策形成と人材育成を図られている。これらは大いに評価できるものである。今後も市民のニーズを的確に捉えて、最少の経費で最大の効果が得られるよう努めていただきたい。 財政指標については、経常収支比率がここ数年増加傾向にあり弾力性の少ない構造となっているが、全体的に良好な結果である。今後は、公共施設の再配置計画を進める上で多額な財源が必要になることが見込まれているが、有利な地方債を活用するなど後年度負担の抑制に取り組んでいただきたい。引き続き事務事業の見直しや効率化を図るなど、財政運営の適正化、健全化に努められ、住みよさで選ばれるまちづくりに取り組んでいただきたいとの要望を付した賛成意見。 財政指標について、新庁舎の建設という大きな事業を実施された中においても、基金を大きく取り崩すこともなく、また、市債残高の増加も極力抑えられている。その結果、経常収支比率は若干上昇したものの、財政力指数実質公債費比率は大きく改善されており、平成29年度の財政運営について評価したい。市職員に対するメンタルヘルス事業や市民に対する健康づくり事業で、各種検診にて精密検査が必要になった方への対応をそれぞれきめ細かく実施されており評価する。また、平成29年度に新たに実施された農福連携事業については、障がい者の方々の働く場の確保が図られ、加えて、仕事等を通じた幸せ、充実感を得るものであり高く評価する。今後も、さらに充実した施策の実施を願いたいとの要望を付した賛成意見があり、採決の結果、賛成多数、原案どおり認定と決しました。 次に、議案第13号 平成29年度中野市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、国民健康保険事業については、さまざまな問題を抱えているが、健康診断各種助成等の実施により療養費が低減しており、また、平成29年度においては、法定外繰入をしっかり行っており評価する。国民健康保険事業に関する市独自の施策については、今後も、継続して進めていただきたいとの要望を付した賛成意見があり、採決の結果、全会一致原案どおり認定と決しました。 次に、議案第14号 平成29年度中野市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、後期高齢者医療事業については、国の制度であり法に基づき実施するものであるが、所得が低い方については、介護保険料が高く、また、少ない年金の中から保険料を支払っている現状において、保険料の軽減措置を段階的に縮減することは、高齢者の命を守る後期高齢者医療制度の保険料の上昇につながり賛成できないとの反対意見があり、採決の結果、賛成多数、原案どおり認定と決しました。 次に、議案第19号 平成29年度中野市下水道事業会計決算認定について、下水道は市民生活において重要なインフラである。本会計は、多額の負債を抱えていることから、今後の事業計画をしっかり立て確実な事業実施に努めていただきたいとの要望を付した賛成意見があり、採決の結果、全会一致原案どおり認定と決しました。 次に、議案第25号 平成29年度中野市水道事業会計処分利益剰余金の処分について、水道事業会計健全経営に努められ、今後、老朽化している施設の更新に備える努力をしていただきたいとの要望を付した賛成意見があり、採決の結果、全会一致原案どおり可決と決しました。 なお、議案第15号から議案第18号までの特別会計、議案第20号の企業会計決算認定5件については、いずれも、全会一致原案どおり認定と決しました。 以上申しまして、決算特別委員会審査報告といたします。 訂正をお願いします。ただいまの中で、3億9,827万余円と申し上げるべきところを、13億9,827万余円と申し上げました。訂正させていただきます。 ○議長(原澤年秋君) 以上をもって各常任委員長及び特別委員長の議案の審査報告を終わります。 ただいまの各常任委員長及び特別委員長の報告に対し質疑及び討論のあります方は、早急に書面をもって議長の手元まで通告願います。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午前10時21分)--------------------------------------- (再開)(午前10時29分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △2 各委員長報告に対する質疑 △3 討論、採決 ○議長(原澤年秋君) 日程2 各委員長報告に対する質疑及び日程3 討論、採決を行います。 はじめに、総務文教委員長の報告に対する質疑を行います。 通告がありませんので、以上をもって総務文教委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 次に、民生環境委員長の報告に対する質疑を行います。 通告がありませんので、以上をもって民生環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 次に、経済建設委員長の報告に対する質疑を行います。 通告がありませんので、以上をもって経済建設委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 次に、決算特別委員長の報告に対する質疑を行います。 通告がありませんので、以上をもって決算特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第1号 中野市行政改革推進委員会条例の一部を改正する条例案から議案第27号 中野市新庁舎建設整備実施設計業務及び建設工事に係る設計・施工変更契約の締結についてまでの以上議案27件について討論を行います。 通告がありますので、順次発言を許します。 14番 阿部光則議員。     (14番 阿部光則君登壇) ◆14番(阿部光則君) 14番 阿部光則でございます。 議案第12号 平成29年度中野市一般会計歳入歳出決算認定について、議案第14号 平成29年度中野市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について一括して、反対の立場から討論を行います。 まず、議案第12号 平成29年度中野市一般会計歳入歳出決算認定についてであります。もちろん、本決算には、逐一申し上げませんが、市民の切実な声を反映した諸施策が数多くあることは十分承知しています。そして、評価するものであります。これからも私どもは、市民の利益になる施策を引き続き要望するとともに実現するよう努めてまいります。同時に、以下の点を指摘し、反対の立場を表明するものであります。 まず、新庁舎整備事業費についてであります。平成29年度は、この事業において最大の出費となった年でもあります。22億6,900万余円と大変大きな額となりました。その上、庁舎移転に伴う新庁舎内ネットワーク設備を構築する費用としても2億数千万円という多額な費用になってしまっています。 今回の新庁舎建設については、一貫して日本共産党議員団は、市民の十分な合意が得られておらず、今回のような形での庁舎建設少数意見であると指摘し、反対の立場を表明してきました。耐震化を図った市庁舎は必要であることは十分承知しているところであります。しかし、市庁舎建設は市にとっても一大事業であります。最も市民合意を十分得てから進めるべき事業でありながら、十分な合意が得られなかったと指摘せざるを得ません。 しかも、余りにも偶然でしょうか、新市庁舎に多額の金額を費やしたためでしょうか。国民健康保険事業特別会計への一般会計からの法定外繰入、そのために、平成30年度からやめてしまったのでしょうか。この法定外繰入、中野市は長年続けて保険税の軽減に努めてきたことは、市民の健康、暮らしを守るという自治体の誇るべき姿があったのに、本当に残念です。国民健康保険は、ほとんどの市民の皆さんが後期高齢者医療制度に入る前は国保に入るわけで、低所得層が多く、構造的に保険税が高くなるわけで、長年、法定外繰入を続け保険税の軽減に努めてきたのに、今回の、国保の都道府県化に移行する際は、国は激変緩和措置のために何年かかかって法定外繰入を解消すればよいと言っているときに、それをいきなりやめてしまい、保険税が金額ベースで県下で群を抜いてトップになってしまっています。 また、人口減少、少子高齢化が進んでいる現状で、子育て支援策が大きなそれへの対応であることは疑う余地がない中、放課後児童クラブへの受益者負担金の徴収の方向性が打ち出されようとしているという話も聞こえてきます。経費節減、引き締めるとの話が聞こえてくるわけです。もちろん、無駄遣いは許されるものではありません。しかし、地方自治法の本分を見誤ることは避けるべきであると言わざるを得ません。新市庁舎に多額の金額を投入したため、市民の暮らし、福祉の支援が後退するとしたら、極めて問題であると指摘せざるを得ません。 次に、2点目、解放同盟への補助金について、私どもは常にこの問題を指摘して批判をしてきました。毎年、約3%程度の削減がされてきていますが、特定の団体への補助金としては、飛びぬけて金額が大き過ぎます。もちろん、あらゆる差別は速やかに解消し、差別のない中野市づくりをすることは極めて重要なことであります。部落差別は、民主主義の前進を図る国民の不断の努力を背景に、大きく前進したことは事実です。しかし、時として起こる不心得な非科学的な認識や偏見に基づく言動が、その地域社会で受け入れられないよう、より民主主義の力を一層強めていくことこそ重要であります。あらゆる差別をなくしていく、この道が王道ではないでしょうか。行政の施策は公正に公平に運用するのが原則であります。こうした補助金の支出には反対であります。 次に、議案第14号 平成29年度中野市後期高齢者医療事業特別会計であります。平成20年度より始まった後期高齢者医療制度は、開始以来、低所得者に保険料の軽減措置がなされてきました。いわゆる軽減特例がなされてきたわけであります。それが、平成29年度から段階的に見直しされ、3年目からなくなる方向で進められています。特に、収入の少ない高齢者の皆さんへの措置であり、保険税の軽減に大きく役立っている措置であります。それがなくなれば、保険税が10倍になるような人も出てくるということで、年金が下がる傾向にある中、低収入の高齢者には大きく影響が出てきます。平成29年度は段階の1年目になり、低所得の高齢者の軽減措置が一部なくなり保険料がふえています。広域連合という医療制度ですので、市独自ではどうにもならないことは理解できますが、平成30年度、平成31年度とさらなる負担増がのしかかってきます。 低所得の高齢者に大きな負担となった決算には反対であるということを表明し、議案に対しての反対討論といたします。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。     (9番 芦澤孝幸君登壇) ◆9番(芦澤孝幸君) 9番 芦澤孝幸でございます。 市政会を代表して、議案第12号 平成29年度中野市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第20号 平成29年度中野市水道事業会計決算認定についてまで及び議案第25号 平成29年度中野市水道事業会計処分利益剰余金の処分についての以上議案10件について、賛成の立場から一括して討論を行います。 はじめに、池田市長におかれましては、これまで本市のさらなる発展のため、精力的に奮闘努力されておりますことに敬意を表する次第であります。 特に、大きなプロジェクトの一つであった新庁舎の建設につきましては、池田市長のリーダーシップのもとに、平成28年度に着手され、本年1月には新庁舎のしゅん工を迎え、今月上旬には駐車場の供用が開始され全ての工事が完了する運びとなります。新庁舎につきましては、市民の方々との協働のまちづくりの拠点、また、危機管理の中心的役割を担う施設となるものであります。行政面における本市の中心的かつ重要な施設として、その役割が遺憾なく発揮されるよう各種施策に取り組まれるよう願うものであります。 池田市長は、平成29年度の市政運営に当たっては、中野市総合計画を基本方針とし、人口減少、少子化対策としての移住・定住の促進、子育て・保育環境の充実、地元産農産物や観光資源の魅力発信など、市民が必要とする施策を的確に捉え、取り組まれてきました。 平成29年度に取り組まれた一般会計における主な事業内容を中野市総合計画で掲げた6つの施策体系に沿って評価申し上げますと、まず、1つ目の「未来のふるさとを担う子どもたちを育むまちづくり」では、不妊治療を行う方々の負担軽減のための不妊治療補助事業補助金、子育て家庭に対する経済的支援のための多子世帯保育料軽減事業補助金、児童・生徒の情報活用能力育成のための小中学校ICT活用教育推進事業などを実施されました。 2つ目の「支えあい健やかに暮らせる健康長寿のまちづくり」では、医師確保対策のための地域医療従事医師奨学資金貸付金、障がい者が自立した社会生活を送るための農福連携推進事業などを実施されました。 3つ目の「にぎわいと活力あふれるまちづくり」では、競争力のある産地体制構築のための産地パワーアップ事業補助金、中野市の食を市外、県外にPRし販路拡大や新たな事業展開につなげるための信州中野おごっそフェア開催事業補助金などの補助事業を実施されました。 4つ目の「ふるさとを学び育つ文化のまちづくり」では、文化芸術の振興を図るための信州なかの音楽祭事業、減少したチョウゲンボウの営巣数を回復させるための十三崖のチョウゲンボウ繁殖地保全整備事業などを実施されました。 5つ目の「安心・安全な住みよいまちづくり」では、防災・減災のための防災行政無線デジタル化整備事業、快適性、安全性の向上のための都市公園安心・安全対策事業などを実施されました。 6つ目の「市民参加と協働のまちづくり」では、市民や観光客の利便性の向上や、災害時の通信手段の確保のための公衆無線LAN整備事業、住民票等の取得の利便性向上のための証明書コンビニ交付事業などを実施されました。 以上のように、本市の都市像である「緑豊かなふるさと 文化が香る元気なまち」のさらなる実現を図るべく、市民ニーズを的確に捉え、真に必要な事業を展開されてきたことは、大いに評価するものであります。 各会計につきましては、順調な決算状況であり、また、各種基金、市債残高の状況、財政に係る健全化を判断する各種数値につきましても良好であり、着実かつ堅実な市政運営が行われたたまものと推察いたします。 今後も、自主財源等の歳入の確保を図るとともに、事業の適正な執行及び事業の選択と集中による歳出の抑制に努めつつも、市民の皆様が真に必要としている行政サービスの提供に努めていただきたいと思います。 各議案は、決算特別委員会において慎重に審査がなされたものでありますので、委員長の報告のとおり、認定することに賛成するものであります。 私どもも、元気な中野市づくりの実現に向け、市民の皆様とともに、連携・協調を図りながら対処してまいる所存であります。 最後に、池田市長におかれましては、市民の期待に応え、活力ある持続可能なまちづくりに資する施策を今後とも着実に実行していただくようお願い申し上げ、賛成討論といたします。
    ○議長(原澤年秋君) ほかに通告がありませんので、以上をもって討論を終結いたします。 採決いたします。 はじめに、議案第1号 中野市行政改革推進委員会条例の一部を改正する条例案について、総務文教委員長の報告は可決であります。総務文教委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第1号は総務文教委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第2号 中野市国民健康保険条例の一部を改正する条例案について、民生環境委員長の報告は可決であります。民生環境委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第2号は民生環境委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第3号 中野市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例案について、民生環境委員長の報告は可決であります。民生環境委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第3号は民生環境委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第4号 中野市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例案について、経済建設委員長の報告は可決であります。経済建設委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第4号は経済建設委員長の報告のとおり可決されました。 次に、各常任委員会に分割付託いたしました議案第5号 平成30年度中野市一般会計補正予算(第2号)について、各委員長の報告は可決であります。各委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第5号は各委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第6号 平成30年度中野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、民生環境委員長の報告は可決であります。民生環境委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第6号は民生環境委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第7号 平成30年度中野市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について、民生環境委員長の報告は可決であります。民生環境委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第7号は民生環境委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第8号 平成30年度中野市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、民生環境委員長の報告は可決であります。民生環境委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第8号は民生環境委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第9号 平成30年度中野市倭財産区事業特別会計補正予算(第1号)について、経済建設委員長の報告は可決であります。経済建設委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第9号は経済建設委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第10号 平成30年度中野市永田財産区事業特別会計補正予算(第1号)について、経済建設委員長の報告は可決であります。経済建設委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第10号は経済建設委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第11号 平成30年度中野市中野財産区事業特別会計補正予算(第2号)について、総務文教委員長の報告は可決であります。総務文教委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第11号は総務文教委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第12号 平成29年度中野市一般会計歳入歳出決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (多数起立) ○議長(原澤年秋君) 起立多数であります。 よって、議案第12号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第13号 平成29年度中野市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第13号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第14号 平成29年度中野市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (多数起立) ○議長(原澤年秋君) 起立多数であります。 よって、議案第14号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第15号 平成29年度中野市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第15号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第16号 平成29年度中野市倭財産区事業特別会計歳入歳出決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第16号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第17号 平成29年度中野市永田財産区事業特別会計歳入歳出決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第17号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第18号 平成29年度中野市中野財産区事業特別会計歳入歳出決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第18号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第19号 平成29年度中野市下水道事業会計決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第19号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第20号 平成29年度中野市水道事業会計決算認定について、決算特別委員長の報告は認定であります。決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第20号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第21号 財産(土地)の無償譲渡について、総務文教委員長の報告は可決であります。総務文教委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第21号は総務文教委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第22号 財産(土地)の無償譲渡について、総務文教委員長の報告は可決であります。総務文教委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第22号は総務文教委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第23号 財産(土地)の無償譲渡について、総務文教委員長の報告は可決であります。総務文教委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第23号は総務文教委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第24号 財産(小型水槽付消防ポンプ自動車)の取得について、総務文教委員長の報告は可決であります。総務文教委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第24号は総務文教委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第25号 平成29年度中野市水道事業会計処分利益剰余金の処分について、決算特別委員長の報告は可決であります。決算特別委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第25号は決算特別委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第26号 市道路線の認定について、経済建設委員長の報告は可決であります。経済建設委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第26号は経済建設委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第27号 中野市新庁舎建設整備実施設計業務及び建設工事に係る設計・施工変更契約の締結について、総務文教委員長の報告は可決であります。総務文教委員長の報告のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議案第27号は総務文教委員長の報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △4 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ○議長(原澤年秋君) 日程4 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。     (市長 池田 茂君登壇) ◎市長(池田茂君) 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきまして、人権擁護委員のうち、4人の委員の任期が9月30日をもって満了となることによる次期委員候補者の推薦依頼があったことに伴い、中山千恵子委員及び高橋秀子委員、宮澤和三委員については、引き続き同委員の候補者として、また、瀧澤洋子委員の後任に金澤ちづる氏を同委員の候補者として推薦いたしたいので、議会の意見を求めるものであります。 よろしくご審議をお願いいたします。--------------------------------------- △5 議案等質疑 △6 討論、採決 ○議長(原澤年秋君) 日程5 議案等質疑及び日程6 討論、採決を行います。 はじめに、議案等質疑を行います。 質疑のあります方は願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、以上をもって議案等質疑を終結いたします。 この際、お諮りいたします。 諮問第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(原澤年秋君) ご異議なしと認めます。 よって、諮問第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することに決しました。 では、直ちに討論を行います。 討論のあります方は、早急に書面をもって議長の手元まで通告願います。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午前11時01分)--------------------------------------- (再開)(午前11時01分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 通告がありませんので、以上をもって討論を終結いたします。 採決いたします。 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてのうち、まず中山千恵子氏について、原案のとおり適任と認める議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、諮問第1号のうち、中山千恵子氏については、原案のとおり適任と認めることに決しました。 次に、高橋秀子氏について、原案のとおり適任と認める議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、諮問第1号のうち、高橋秀子氏については、原案のとおり適任と認めることに決しました。 次に、宮澤和三氏について、原案のとおり適任と認める議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、諮問第1号のうち、宮澤和三氏については、原案のとおり適任と認めることに決しました。 次に、金澤ちづる氏について、原案のとおり適任と認める議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、諮問第1号のうち、金澤ちづる氏については、原案のとおり適任と認めることに決しました。--------------------------------------- △7 議第1号 保育所におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書について △8 議第2号 小中学校におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書について △9 議第3号 国の責任による35人学級推進教育予算の増額を求める意見書について △10 議第4号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持・拡充を求める意見書について ○議長(原澤年秋君) 日程7 議第1号 保育所におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書についてから日程10 議第4号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持・拡充を求める意見書についてまでの以上議案4件を一括して議題といたします。 提案者の説明を求めます。 11番 松野繁男議員。     (11番 松野繁男君登壇) ◆11番(松野繁男君) 11番 松野繁男でございます。 議第1号から議第4号までの意見書4件について提案説明を行います。 はじめに、議第1号 保育所におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書について。 近年、地球温暖化等の影響から全国的に夏季の暑さが非常に厳しく、特に、この夏の猛暑では、気象庁が、「命の危険のある暑さ。一つの災害と認識している」と異例の発表を行い、また、長野県下でも、7月の平均気温が多くの観測地点で統計開始以来最高を記録するなど、大変な暑さとなりました。 こうした記録的な暑さは、今後、常態化する恐れがあり、保育所における保育環境及び職場労働環境に重大な影響を及ぼすことが懸念されるところであり、保育所の全保育室へのエアコン設置が喫緊の課題となっています。 よって、中野市議会は、子どもたち等の健康を守り、保育環境の充実を図るため、国に対し、意見書記載の2項目について強く要望するものであります。 次に、議第2号 小中学校におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書について。 提案理由は、議第1号と同様でありますが、この夏の記録的な暑さは、今後、常態化する恐れがあり小中学校における学習環境及び職場労働環境に重大な影響を及ぼすことが懸念されるところであり、小中学校の全教室へのエアコン設置が喫緊の課題となっています。 よって、中野市議会は、子どもたち等の健康を守り、学習環境の充実を図るため、国に対し、意見書記載の2項目について強く要望するものであります。 次に、議第3号 国の責任による35人学級推進教育予算の増額を求める意見書について。 平成23年にいわゆる義務標準法が改正され、小学1年生に35人学級の導入が決定し、加えて、附則においては、小学2年生から中学3年生までの学級編制標準も順次改定することを検討し、財源確保に努めるものと定められました。 しかし、その後、義務標準法の改正による、35人学級の導入には進展が見られません。長野県では、平成25年度に30人規模学級、35人基準を中学3年生まで拡大していますが、義務標準法の裏づけがないため、その財政的負担は大きなものであります。教員が一人一人の子どもと向き合い、きめ細やかな対応をするためには少人数学級は欠くことができず、国の責任において早期に実現する必要があります。 よって、中野市議会は、国の責任による35人学級推進教育予算の増額のため、国に対し、意見書記載の2項目について強く要望するものであります。 次に、議第4号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持・拡充を求める意見書について。 義務教育費国庫負担制度は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上を図るための制度として、これまで大きな役割を果たしてきました。しかし、昭和60年度からは、国庫負担から次々と対象項目が外され、さらに、平成18年度から義務教育費国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられたことから、地方財政を圧迫する状況が続いています。今のままでは、財政規模の小さな県では十分な教育条件整備ができず、教育の地方格差の拡大が懸念される事態すらなっています。 よって、中野市議会は、平成31年度予算編成において、義務教育の水準の維持・向上と機会均等及び地方財政の安定を図るため、国に対し、意見書記載の1項目について強く要望するものであります。 以上4件、一括して提案させていただきましたが、議員各位のご理解とご賛成をいただきますようお願い申し上げまして、提案説明といたします。--------------------------------------- △11 議案質疑 △12 討論、採決 ○議長(原澤年秋君) 日程11 議案質疑及び日程12 討論、採決を行います。 はじめに、議案質疑を行います。 議第1号 保育所におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書についてから議第4号「義務教育費国庫負担制度」の堅持・拡充を求める意見書についてまでの以上議案4件について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、以上をもって議案質疑を終結いたします。 この際、お諮りいたします。 議第1号から議第4号までの議案4件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(原澤年秋君) ご異議なしと認めます。 よって、議第1号から議第4号までの議案4件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することに決しました。 では、直ちに討論を行います。 討論のあります方は、早急に書面をもって議長の手元まで通告願います。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午前11時10分)--------------------------------------- (再開)(午前11時10分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 通告がありませんので、以上をもって討論を終結いたします。 採決いたします。 議第1号 保育所におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書について、原案のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議第2号 小中学校におけるエアコン設置等に対する財政措置の拡充を求める意見書について、原案のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議第2号は原案のとおり可決されました。 次に、議第3号 国の責任による35人学級推進教育予算の増額を求める意見書について、原案のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議第3号は原案のとおり可決されました。 次に、議第4号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持・拡充を求める意見書について、原案のとおり可決することに賛成議員の起立を求めます。     (全員起立) ○議長(原澤年秋君) 起立全員であります。 よって、議第4号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 以上をもって予定した議事は全部終了いたしました。 ここで市長からあいさつがあります。 市長。     (市長 池田 茂君登壇) ◎市長(池田茂君) 9月市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 9月4日から本日までの23日間にわたる会期中、議員各位におかれましては、市政進展のためご精励をいただき、また、提案いたしました全議案につきましてもそれぞれお認めいただき、深く感謝申し上げます。 本会議並びに常任委員会、決算特別委員会においていただきました意見や要望を十分に踏まえ、職員一同、一層適正な市政運営に当たってまいります。 さて、9月4日の台風第21号により、リンゴや梨を中心に農作物に約1億4,000万円余りの被害が発生いたしました。被害に遭われた農家の皆様には、心からお見舞いを申し上げます。市といたしましても、できるだけの支援をしてまいります。 さて、実りの秋、食欲の秋を迎えまして、イベントもめじろ押しで、本年の信州なかのも見どころ満載であります。 市民の皆様をはじめ、市外・県外多くの方々に信州なかのの秋を楽しんでいただけるよう、市を挙げて取り組んでまいります。 終わりに、議員各位がご健勝で、ますますご活躍されることをご祈念申し上げ、あいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。--------------------------------------- △13 閉会 ○議長(原澤年秋君) 去る9月4日から本日までの会期23日間にわたりました平成30年第4回中野市議会定例会は以上をもって閉会といたします。大変ご苦労さまでした。 (閉会)(午前11時14分)---------------------------------------  以上会議の顛末を記載し、相違ないことを証明するためにここに署名する。       平成30年  月  日            中野市議会議長   原澤年秋            署名議員      塚田一夫            署名議員      宇塚千晶...