○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議案第47号及び議案第48号の2案は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第2号 財産(土地)の譲与について
△議案第3号 損害賠償の額を定め和解を行うことについて
△議案第4号 公の施設の指定管理者の指定について
△議案第5号 市道路線の認定について
△議案第14号 伊那市
生活改善センター及び
集会施設条例の一部を改正する条例
△議案第15号 伊那市
農村公園条例の一部を改正する条例
△議案第16号 伊那市
鳥獣被害対策実施隊設置条例及び伊那市50年の森林(もり)
ビジョン推進委員会条例の一部を改正する条例
△議案第17号
伊那市営住宅条例の一部を改正する条例
△議案第18号 伊那市
空家等対策協議会条例の一部を改正する条例
△議案第20号 伊那市
自動車運送事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
△議案第21号
伊那市営バス運賃及び
料金等徴収条例の一部を改正する条例
△議案第24号 財産(建物)の譲与について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第3、議案第2号「財産(土地)の譲与について」から議案第5号「市道路線の認定について」まで、議案第14号「伊那市
生活改善センター及び
集会施設条例の一部を改正する条例」から議案第18号「伊那市
空家等対策協議会条例の一部を改正する条例」まで、議案第20号「伊那市
自動車運送事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第21号「
伊那市営バス運賃及び
料金等徴収条例の一部を改正する条例」及び議案第24号「財産(建物)の譲与について」の12案を一括議題とします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。
経済建設委員長、
宮原英幸議員。 (15番 宮原英幸君登壇)
◆15番(宮原英幸君)
経済建設委員会は3月8日、午前9時30分から、第1委員会室において、委員全員、議長、副市長及び
関係職員出席のもとに、当委員会に付託された案件につきまして審査を行いましたので、その結果について報告いたします。 議案第2号「財産(土地)の譲与について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第2号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第3号「損害賠償の額を定め和解を行うことについて」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「誤りの原因は何か。」との質問に対し、「設計書の
単価入力誤りによるもので、標準のU字溝単価を適用すべきところ、車道用のU字溝単価を適用したことによるものである。」旨の答弁がありました。 「
再発防止対策を伺いたい。」との質問に対し、「
再発防止対策として、相手方との契約に至る前に入札参加者が異議申立てを行うことができる制度を、令和6年度の早い段階で構築していきたい。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第3号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第4号「公の施設の指定管理者の指定について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第4号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第5号「市道路線の認定について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第5号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第14号「伊那市
生活改善センター及び
集会施設条例の一部を改正する条例」についてを審査いたしました。 慎重審査の結果、議案第14号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第15号「伊那市
農村公園条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第15号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第16号「伊那市
鳥獣被害対策実施隊設置条例及び伊那市50年の森林(もり)
ビジョン推進委員会条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第16号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第17号「
伊那市営住宅条例の一部を改正する条例」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「
犯罪被害者等支援の具体的な内容は。」との質問に対し、「新たに規定した
犯罪被害者等の入居要件は、犯罪等により収入が減少し生計維持が困難となった者と、現に居住する住宅で犯罪が行われたことにより居住が困難となった者について、入居を認めていくとしたものである。」旨の答弁がありました。 「DVにより他市町村から入居することが考えられるが、家賃はどのようになるのか。」との質問に対し、「他市町村からの入居については、市町村間で連携を取り対応するよう、国土交通省から通達がある。家賃については被害後の収入を見極めて判断していくことになる。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第17号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に議案第18号「伊那市
空家等対策協議会条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第18号は
全会一致原案のとおり決しました。 次に、議案第20号「伊那市
自動車運送事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第20号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第21号「
伊那市営バス運賃及び
料金等徴収条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第21号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第24号「財産(建物)の譲与について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第24号は
全会一致原案のとおり決しました。
○議長(白鳥敏明君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより議案第2号から議案第5号までの4案を一括採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議案第2号から議案第5号までの4案は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号を採決します。 本案の採決については地方自治法第244条の2第2項及び伊那市議会の議決に付すべき公の施設の利用及び廃止に関する条例第3条の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要とします。なお、特別多数議決においては議長も表決権を持ち、出席議員数の中に入ります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 次に議案第15号を採決します。 本案の採決については地方自治法第244条の2第2項及び伊那市議会の議決に付すべき公の施設の利用及び廃止に関する条例第3条の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要とします。なお、特別多数議決においては議長も表決権を持ち、出席議員の中に含まれます。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。 次に議案第16号から議案第18号まで、議案第20号、議案第21号及び議案第24号の6案を一括採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議案第16号から議案第18号まで、議案第20号、議案第21号及び議案第24号の6案は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第8号 伊那市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例
△議案第10号 伊那市
福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例
△議案第11号 伊那市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
△議案第12号 伊那市
介護予防施設条例の一部を改正する条例
△議案第13号 伊那市
介護保険条例の一部を改正する条例
△議案第23号 財産(建物)の譲与について
△議案第49号 伊那市企業立地の促進等のための固定資産税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例
△議案第50号 伊那市
指定地域密着型サービス事業者等の指定に関する基準を定める条例及び伊那市
指定地域密着型サービスの事業の運営等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
△議案第51号 伊那市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する
条例---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第4、議案第8号「伊那市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第10号「伊那市
福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例」から議案第13号「伊那市
介護保険条例の一部を改正する条例」まで、議案第23号「財産(建物)の譲与について」、議案第49号「伊那市企業立地の促進等のための固定資産税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例」から議案第51号「伊那市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例」までの9案を一括議題とします。 本案に対し委員長の報告を求めます。 社会委員長、二瓶裕史議員。 (17番 二瓶裕史君登壇)
◆17番(二瓶裕史君) 社会委員会は3月11日、午前9時30分から第1委員会室において、委員全員、議長、副議長、副市長及び関係職員の出席のもとに、当委員会に付託された案件につきまして審査を行いましたので、その結果について報告いたします。 議案第8号「伊那市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第8号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第10号「伊那市
福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第10号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第11号「伊那市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第11号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第12号「伊那市
介護予防施設条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第12号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第13号「伊那市
介護保険条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第13号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第23号「財産(建物)の譲与について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第23号は全会一致、原案のとおり決しました。 議案第49号「伊那市企業立地の促進等のための固定資産税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第49号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第50号「伊那市
指定地域密着型サービス事業者等の指定に関する基準を定める条例及び伊那市
指定地域密着型サービスの事業の運営等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第50号は全会一致で原案のとおり決しました。 次に、議案第51号「伊那市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第51号は全会一致、原案のとおり決しました。
○議長(白鳥敏明君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 20番、飯島議員。
◆20番(飯島光豊君) 20番、飯島でございます。 私は議案第13号、伊那市
介護保険条例につきましては委員長報告は認めておりましたけれども、これについては反対の立場で討論をいたしたいと思います。 さて皆様方も御存じのように、第8期の保険料の区分から第9期の保険料区分に変更になりました。この伊那市の保険区分につきましては、これまで10区分だったものを13区分にまで広げましたが、実は表を見ていただくとお分かりのとおり、伊那市の市民の全保険者2万1,586人のうち、値上げをされるのが2万1,390人、中に1か所だけ196人だけが僅かに値下げと、あと残りの2万1,390人は値上げという状況でございます。 さて皆さん、今の物価上昇の生活苦を本当に皆さん方は感じておられると思います。この介護保険も、伊那市は引き上げると、こういう議案であります。近隣の市町村に伺いましたけれども、これほどの値上げのことは実際にはないと、こういう話でございました。 御存じのように介護保険料というのは、年金から自動的に天引きされるために、あんまりよく分からないというような市民の皆さんのお声がありますし、何だか引かれ続けているという印象が残るというふうに言われております。介護保険料というのは、40歳から引かれ始めます。介護保険料については、40歳から死ぬまで支払いが続くわけであります。40歳から64歳までの方を、第2号被保険者、65歳以上の方を第1号被保険者として、被保険者が納入する保険料と国・県・市それぞれの公費によってこの介護保険の費用は賄われているわけであります。 個人の介護保険料というのは、それぞれの住民税の課税の状況によって、それぞれ応じて13段階に設定されているわけであります。こういうふうに支払いをし続けながらも、介護保険のサービスを利用した場合には、利用者は事業所に、利用料金として1割、高い人は3割まで支払うことになります。1割として9割のですね、ものを払うということにつきましても、これから団塊の世代の皆さんが後期高齢者になっていきますので、2025年というのは、介護サービスを利用する人は、本当に増えるという状況になります。 これが結局、そういう状況を生んでいる、厳しさを生んでいるわけでありますけれども、これは介護保険というのは所得が少ない人でも介護保険料というのは天引きされるという内容であります。実際に利用をしていないけれども、介護保険料は引かれると、こういうことで不満がある介護保険でございます。 それで、介護保険サービスを利用すると、いわゆる利用料も払わなければならないということもあって、二重の負担になると思う方がいると思います。伊那市の予算のところを見させていただいたときにもありましたけれども、そういう質問もありましたけれども、年々その高齢者が増えているにもかかわらず、介護保険の利用する人数やら利用の量が、減ってきているというのが今の現状です。これをよく考えてみますと、もう既に介護保険料を払うだけで精いっぱい、まあ実際に利用しようと思ったらその利用料の1割を負担していくということが無理だという声が背景にあるのではないかと思います。 実際、高齢者の生活を支えるための介護保険でありながら、実際にはそれを維持するというために必要なこととはいえ、ふだんの本来の高齢者の皆さんの生活が成り立たなくなってしまうと、こういうことに対する負担感、これは本当に本末転倒なことではないでしょうか。介護保険の利用料というのは、利用を控えることで金額をコントロールするというのが実情だと思います。 介護保険料については、これはコントロールすることができません。天引きでございます。本当に介護保険というのは高齢者になくてはならない制度でありますので、維持することは必要ですけれど、しかし年金しか所得がない人たちが、本当に苦しい生活の中で、この介護保険料を払うということについては非常に厳しいものがあります。しかし、厳しいとは言っても年金から天引きされてしまいますので、文句なしということになってしまいます。 これから年金も、だんだん手取りが減っていくという方向になっている中で、このような値上げについては、市民の中からひど過ぎると、こういう声が寄せられております。私ども本当にこういう皆さんの、今の生活状況、物価高騰の中で苦しんでいる、年金削減の中で苦しんでいる、こういう中での介護保険は少なくとも今はするべきではないという立場でございます。そういう立場で、この委員長報告には反対をしてまいります。
○議長(白鳥敏明君) ほかに発言ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより議案第8号、議案第10号及び議案第11号の3案を一括採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議案第8号、議案第10号及び議案第11号の3案は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号を採決します。 本案の採決には地方自治法第244条の2第2項、及び伊那市議会の議決に付すべき公の施設の利用及び廃止に関する条例第3条の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要とします。なお、この特別多数議決においては議長も表決権を持ち、出席議員の数の中に入ります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 次に議案第13号を採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(白鳥敏明君) 起立多数であります。 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号及び議案第49号から議案第51号までの4案を、一括採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって、議案第23号及び議案第49号から議案第51号までの4案は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第25号 令和5年度伊那市一般会計第11回補正予算について
△議案第26号 令和5年度伊那市
国民健康保険特別会計第2回補正予算について
△議案第27号 令和5年度伊那市
国民健康保険直営診療所特別会計第2回補正予算について
△議案第28号 令和5年度伊那市
後期高齢者医療特別会計第1回補正予算について
△議案第29号 令和5年度伊那市
介護保険特別会計第2回補正予算について
△議案第30号 令和5年度伊那市
公有財産管理活用事業特別会計第6回補正予算について
△議案第31号 令和5年度伊那市
水道事業会計第3回補正予算について
△議案第32号 令和5年度伊那市
下水道事業会計第2回補正予算について
△議案第33号 令和5年度伊那市
自動車運送事業会計第3回補正予算について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 続きまして日程第5、議案第25号「令和5年度伊那市一般会計第11回補正予算について」から、議案第33号「令和5年度伊那市
自動車運送事業会計第3回補正予算について」までの9案を一括議題といたします。 本案に関し、各委員長の報告を求めます。
総務文教委員長、
田畑正敏議員。 (12番 田畑正敏君登壇)
◆12番(田畑正敏君) 議案第25号「令和5年度伊那市一般会計第11回補正予算について」のうち歳出、1款議会費、2款総務費(1項9目交通安全対策費、2項徴税費、3項戸籍住民基本台帳費を除く)、9款消防費、10款教育費、12款公債費、歳入、関係歳入、関係繰越明許費、関係地方債を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「消防団員が減少する中で、今後の団員の活動をどのように考えているか。また中部方面隊から東部方面隊への応援体制の考えはあるか。」との質問に対し、「行事、訓練の内容を負担をかけず実践的な訓練に見直している。有事の際には、必要により各分団をまたぐ体制を考えていく。」旨の答弁がありました。 「特別教室へのエアコン設置について、令和6年度に伊那中学校と西箕輪中学校に設置されるとのことだが、今後の見通しは。」との質問に対し、「今後5年程度をかけ順次設置を進めていきたい。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第25号のうち
総務文教委員会付託分は全会一致、原案のとおり決しました。
○議長(白鳥敏明君) 続きまして社会委員長、二瓶裕史議員。 (17番 二瓶裕史君登壇)
◆17番(二瓶裕史君) 議案第25号「令和5年度伊那市一般会計第11回補正予算について」のうち、歳出、2款総務費のうち1項9目交通安全対策費、2項徴税費、3項戸籍住民基本台帳費、3款民生費、4款衛生費(1項3目環境衛生費のうち生活雑排水処理、7目水道費を除く)、歳入、関係歳入、関係繰越明許費、を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「伊那市照明LED化支援事業は、市民に分かりやすい制度なので、来年度も引き続き継続していただきたい。」との意見があり、「本事業は、令和4年度及び5年度に国の交付金を活用して実施している。省エネ対策として、来年度以降も活用できる交付金などがあれば、実施を検討していきたい。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第25号のうち社会委員長付託分は、
全会一致原案のとおり決しました。 次に議案第26号「令和5年度伊那市
国民健康保険特別会計第2回補正予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第26号は
全会一致原案のとおり決しました。 次に、議案第27号「令和5年度伊那市
国民健康保険直営診療所特別会計第2回補正予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第27号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第28号「令和5年度伊那市
後期高齢者医療特別会計第1回補正予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第28号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第29号「令和5年度伊那市
介護保険特別会計第2回補正予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第29号は全会一致、原案のとおり決しました。
○議長(白鳥敏明君) 続きまして
経済建設委員長、
宮原英幸議員。 (15番 宮原英幸君登壇)
◆15番(宮原英幸君) 議案第25号「令和5年度伊那市一般会計第11回補正予算について」のうち、歳出、4款衛生費のうち1項3目環境衛生費のうち生活雑排水処理、7目水道費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、歳入、関係歳入、関係繰越明許費、関係地方債を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「松くい虫対策は地区要望に対して、どの程度対応できているのか。」との質問に対し、「年度当初の要望に対しては、おおむね対応できている。山奥等一部対応できていない場所もある。昨年12月に再度調査を行っているが、それに対しては2割程度の対応となっている。」旨の答弁がありました。 「豪雨災害の復旧工事進捗状況は。伝兵衛井は田植に間に合うのか。」との質問に対し、「市単工事についてはおおむね終了してきている。伝兵衛井の工事は、今年の作付に間に合うように進んでいる。」旨の答弁がありました。 「まちづくり推進事業の地域おこし協力隊関連費用が減額となっている理由は。」との質問に対し、「1月からの採用を予定し、選考の手続を進めていたが、最終合格者から辞退の申し出があったため、やむを得ず今年度中の採用を見送ることとした。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第25号のうち
経済建設委員会付託分は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第30号「令和5年度伊那市
公有財産管理活用事業特別会計第6回補正予算について」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「土地利活用誘導事業で、荒井と西箕輪を見合わせた理由は。また、課題はあるのか。」との質問に対し、「当初は西町、荒井及び西箕輪の3地区で事業を予定していたが、関係機関との調整と課題解決に時間を要した。新規事業であり、一連の手続にめどが立ったため、まずは西町区、城南町地区で着手することとした。なお、選定地区に関して問題はない。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第30号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第31号「令和5年度伊那市
水道事業会計第3回補正予算について」、議案第32号「令和5年度伊那市
下水道事業会計第2回補正予算について」を一括審査しました。 慎重審査の結果、議案第31号及び議案第32号は、
全会一致原案のとおり決しました。 次に、議案第33号「令和5年度伊那市
自動車運送事業会計第3回補正予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第33号は全会一致、原案のとおり決しました。
○議長(白鳥敏明君) ただいまの各委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより、議案第25号から議案第33号までの9案を一括採決します。 本案は各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議案第25号から議案第33号までの9案は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第34号 令和6年度伊那市
一般会計予算について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 続きまして日程第6、議案第34号「令和6年度伊那市
一般会計予算について」を議題とします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。 予算特別委員長、野口輝雄議員。 (18番 野口輝雄君登壇)
◆18番(野口輝雄君) 予算特別委員会は3月8日、11日、12日の三日間、議場において、委員全員、議長、副市長、教育長及び関係職員の出席のもとに当委員会に付託された案件につきまして審査を行いましたので、その結果について報告いたします。 議案第34号「令和6年度伊那市
一般会計予算について」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「コミュニティFM放送事業の目的及び災害時に係る協定は締結するのか。」との質問に対し、「より広く市民の皆さんに周知するための媒体としての活用を考えており、緊急時には伊那ケーブルテレビと連携した緊急情報を配信する手段としても有効であると捉えている。また災害時の協定については、開局後に締結を予定している。」旨の答弁がありました。 「令和2年に調査された高遠町における防災ラジオの利用に関するアンケートの結果についてはどうであったか。また維持費もかかることから利用しない方が出ると心配しているが、FM放送はそれらの方をフォローするのか。」との質問に対し、「ケーブルテレビのラインを使用しない防災ラジオの利用者は110人である。現在、多様なメディアへの情報配信の仕組みを構築しており、その一つがFMラジオであるが、地区住民による声かけなど直接的体制も強化していきたい。」旨の答弁がありました。 「団員のなり手不足の中、消防団への交付金等の優遇について考えはあるか。」との質問に対し、「交付金は実情に合わせて分団ごとに交付している。交付金を適正に使う中で、団員には安全に効果ある活動への見直しをお願いしている。」旨の答弁がありました。 「支え合い買物サービスの今後の方向性は。」との質問に対し、「買物弱者の支援は、効率化だけで採算に乗せることは困難であり、社会福祉の観点から継続したい。財源については、定住自立圏事業として国から特別交付税8割が措置されており、対象者も高齢者だけでなく、共働き世帯などのニーズに応えるため、市街地にもエリアを拡大している。取扱い商品の充実や、いわゆる置き配の対応なども検討していきたい。」旨の答弁がありました。 「モバイルクリニックは今後も増加が見込まれる、免許返納者の利用も期待されるが、どのように事業を展開していくのか。」との質問に対し、「妊産婦健診の需要が増えたことにより、車両の予約が取りにくくなっており、妊産婦健診専用車の導入を検討する。また一般診療については、モバイルクリニック利用の可否が医師の判断によるため、医師会との連携を深めていく。」旨の答弁がありました。 多文化共生を推進する集落支援員はどのような活動を行うのか。」との質問に対し、「既存のボランティア団体と協力した日本語教室の充実、SNS等を活用した情報発信、地域住民との交流の場の創設、市への相談への調整、外国人コミュニティとの連携などを考えている。」旨の答弁がありました。 「市誌編さんの業務において委託の金額が増加した理由と、令和11年度の最終刊行までの全体経費の見込みは。」との質問に対し、「令和8年度に刊行する3冊分の業務委託を計上しているため増加している。最終刊行年度までの全体経費見込みは未定だが、令和6年度程度の予算が毎年推移するものと考えている。」旨の答弁がありました。 「給食室へのペレットボイラーの設置は、今後もふるさと応援基金を財源としていく見込みか。」との質問に対し、「ペレットの普及と脱炭素推進を目的としていることから、今後もふるさと応援基金を活用していく考えである。」旨の答弁がありました。 「木質バイオマス発電設備の導入効果として、年間で178万円の効果が見込まれているということであるが、FIP制度を活用した上での効果の試算となっているのか。」との質問に対し、「今回の国の交付金制度の要件として、FITやFIPによる売電を認められていないため、FIP制度による収入は含めずに試算している。」旨の答弁がありました。 「木質バイオマス発電設備の設置について、余剰電力はどこへ売電するのか。」との質問に対し、「地域新電力の丸紅伊那みらいでんきに売電する。」旨の答弁がありました。 「木質バイオマス発電の場合、熱電併給ということで熱利用も考えられるが、検討しているか。」との質問に対し、「排熱は、燃料となる木質チップを乾燥させるために活用する。」旨の答弁がありました。 「社協の事業については、根本的な改善が必要ではないかと考える。社協から提案はあるのか。」との質問に対し、「社協の事業は、高齢者や障害者へのサービスを行う社協独自の事業、市の委託事業、社協自体の運営の大きく三つになる。社協からの提案も出されているので、必要に応じ協議を行いたい。」旨の答弁がありました。 「子ども計画とはどのような計画か。」との質問に対し、「子ども・子育て事業計画と子ども未来応援計画に子ども若者育成支援についての計画を加えて一本化し、子供に関する施策を推進する計画である。」旨の答弁がありました。 「子ども計画ではどのようなサービスを考えているのか。」との質問に対し、「組織改編が予定されており、切れ目のない一連のサービスを提供し、計画に当たっては、ニーズに応える施策を検討する。」旨の答弁がありました。 「生活保護の保護率が県平均以下なのは、窓口や相談体制に問題があり、親族への扶養義務調査が要因になっているのでは。」との質問に対し、「『まいさぽ伊那市』と連携しながら、生活相談などに丁寧に対応している。扶養義務調査について、申請者本人が望まない場合は行っていない。」旨の答弁がありました。 「マイナ保険証の更新期間中、医療機関受診はどうなるか。更新に気がつかなかった場合どうなるか。」との質問に対し、「事前に更新通知が本人に出されるので、その間のブランクは出ない。更新に気がつかなかった場合には資格確認証を保険者が発行するので、受診できる。」旨の答弁がありました。 「上伊那医師会附属准看護学院改築事業費負担について、事業の内容を教えてほしい。」との質問に対し、「上伊那医師会から上伊那広域連合に対して、国・県と同様の補助の要望があり、上伊那郡全体として補助を行うもの。上伊那医師会附属准看護学院の建て替えに対しての補助であり、医師会館分については補助の対象ではない。」旨の答弁がありました。 「森林環境譲与税活用の方向性は。」との質問に対し、「森林整備の意向調査や、かさ上げ補助、松くい虫対策の特殊伐採、林道の開設工事に充当していきたい。」旨の答弁がありました。 「有機食材を学校給食に導入するために、耕作面積をどのように増やしていくのか。」との質問に対し、「令和6年度から集落支援員を1名採用し、学校給食への有機食材導入を推進したい。有機農業の拡大は簡単なことではなく、まずは学校給食への有機米の導入から取り組み、できるところから進めていきたい。具体的な面積等の目標は、今後さらに検討していきたい。」旨の答弁がありました。 「有機農業に取り組む農家を具体的にどのように増やしていくのか。」との質問に対し、「令和5年度に引き続き、NPO法人民間稲作研究所の指導による有機稲作勉強会を開催したり、野菜などについては、土壌診断結果に基づく土づくり講習会を開催したりする中で取り組み、農家を増やしていきたい。」旨の答弁がありました。 「地域計画策定に向けて地域での話合い推進に係る予算の使い道は。」との質問に対し、「地区農業振興センターに委託し、地区や集落で行われる地域計画の検討に活用していただく。」旨の答弁がありました。 「公図空白地解消業務はどのように進めていくのか。」との質問に対し、「今回は高遠町の杖突峠付近を想定しているが、市内にはほかにも複数箇所空白地があり、各支所や公民館にある旧図等を参考にして、順次進めていきたい。」旨の答弁がありました。 「熊の学習放獣は継続するのか。県の方針が変わっていると聞いているが、市の考えは。」との質問に対し、「学習放獣は継続するが、県の方針を現在検討中であり、市としてはゾーニングをしっかりと定め、権限委譲をお願いしている現状である。」旨の答弁がありました。 「特定創業者支援事業補助金の支援の目的、対象範囲を市内全域とした理由、補助額の根拠及び対象見込みについて伺いたい。」との質問に対し、「これまで市の起業・創業に関連する補助金制度は中心市街地商店街に限られていたが、対象地域の拡大については、起業による地域経済の活性化を促進するため、範囲を市内全域に拡大した。補助額は県内の自治体の制度を参考に設定し、例年、創業セミナーの受講者は50人程度で、そのうち約10人が創業している。」旨の答弁がありました。 「おためし立地チャレンジナガノ事業について説明いただきたい。また、令和6年度当初予算ゼロであるが、年度途中からでも予算化する予定はあるのか。」との質問に対し、「長野県の事業で、市町村と課題解決に取り組む事業である。今年度は、女性・若者の雇用につながる施策、ICT企業の誘致につながる施策に取り組んでいる。令和6年度、状況によっては補正予算の可能性はある。」旨の答弁がありました。 「今後の工業団地整備と企業誘致の予定、市内企業留置の方法、労働力の確保の施策はどのように考えているのか。」との質問に対し、「現在整備中の用地は全て申込みを受けており、問合せに対して案内できる用地がないが、企業誘致は必要と考える。企業留置は市内全企業を訪問し、土地需要を把握して対応している。労働力の確保は省力化、自動化等を可能とする企業を誘致するなど、人材の取り合いにならないよう努めている。」旨の答弁がありました。 「馬の背ヒュッテ購入時に、取得費用を7年で回収できると説明を受けているが、見込みは変わらないか。また、施設購入時に改修工事を見込んでいたのか。」との質問に対し、「施設は非常によい状態ではあったが、営業開始後に改修の必要があれば検討していく旨説明申し上げており、今年度は壁の改修工事を実施している。また、環境負荷を踏まえたトイレ棟の改修については、6年度に設計を実施し、7年度に改築工事を予定している。なお、取得費の改修はコロナによる宿泊人数制限も継続していることから、当初見込みより延びる見込みである。」旨の答弁がありました。 「舗装打ち替えオーバーレイ工事追加分は市単で今までできなかったものか。もしくは傷みの激しい箇所を行うものか。」との質問に対し、「地元要望に対する事業を推進するため、平成27年度から5,000万円の追加予算をお願いし対応しているが、今回は特に要望の多い舗装改修への予算配分を増やし行うものである。」旨の答弁がありました。 「まちづくり推進の事業規模の割に予算が少ないのはなぜか。」との質問に対し、「まちづくり推進事業は10年、20年と長期にわたって実施されるもので、現時点では計画案の検討を深めている段階であり、令和6年度中に大きな予算を必要とするような事業はない。」旨の答弁がありました。 「まちづくり推進事業において、令和10年4月に県の高校再編による伊那新校が開校するが、これに向けての取組は。」との質問に対し、「令和5年度補正予算により、伊那北駅周辺整備基本構想策定業務に着手している。また、民間による優良建築物等整備事業も計画が進められており、現時点では伊那新校の開校をめどに整備を進めたい考えである。また、伊那北学校線の改良は、令和6年度中の完成を予定している。」旨の答弁がありました。 「地域おこし協力隊の役割は。」との質問に対し、「まちづくりに関心が高く、実績がある者を採用し、にぎわいの創出につながる活動を期待する。」旨の答弁がありました。 「住宅耐震化促進の住宅耐震化率の現状と、伊那市住宅・建築物耐震改修促進計画の目標に対する取り組みは。」との質問に対し、「平成30年に行われた住宅・土地統計調査に基づく住宅耐震化率の推計値は、令和5年度末で約90%とされている。目標とする令和7年の住宅耐震化率は92%で、あと200戸ほどの耐震化が必要である。取組としては、市報への掲載や、旧耐震基準の木造住宅を所有する方に対するダイレクトメール送付などの広報に加え、今年の1月からは、ぐるっとタクシーのデジタルサイネージも活用し、啓発を強化している。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第34号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第34号「令和6年度伊那市
一般会計予算に対する附帯決議について」、追加提案され審議しました。 ここで附帯決議の内容を報告しておきたいと思います。 議案第34号「令和6年度伊那市
一般会計予算に対する附帯決議」、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金事業のうち、小型バイオマス発電施設設置工事のほか2億3,560万円の執行に当たっては、詳細な説明を事前に議会に行うこと。 以上、決議するというものです。 採決の結果、議案第34号に対する附帯決議は、賛成多数で原案のとおり決しました。 後ほど、この附帯決議については
議員提出議案として提出いたしますので、別途御審査をいただきますようお願いいたします。 以上です。
○議長(白鳥敏明君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより、議案第34号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議案第34号は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△
議員提出議案第1号 議案第34号 令和6年度伊那市
一般会計予算に対する附帯決議について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第7、
議員提出議案第1号「議案第34号 令和6年度伊那市
一般会計予算に対する附帯決議について」を議題といたします。 事務局をして件名のみ朗読させます。 久保田事務局長。
◎事務局長(久保田玲君)
議員提出議案第1号、議案第34号、令和6年度伊那市
一般会計予算に対する附帯決議について。 令和6年3月15日提出。伊那市議会議員野口輝雄、同じく田畑正敏、同じく伊藤のり子、同じく飯島光豊、同じく唐澤千明、同じく三石佳代、以上であります。
○議長(白鳥敏明君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 18番、野口輝雄議員。
◆18番(野口輝雄君) 「議案第34号 令和6年度伊那市
一般会計予算に対する附帯決議について」、御説明申し上げます。 決議文を朗読によって説明とさせていただきます。 地域脱炭素移行再エネ推進交付金事業のうち、小型バイオマス発電施設設置工事のほかの2億3,560万円の執行に当たっては、詳細な説明を事前に議会に行うこと、以上を決議する。 令和6年3月15日、伊那市議会。 慎重審議をお願いいたします。
○議長(白鳥敏明君) お諮りします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第1号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 御異議なしと認めます。 よって
議員提出議案第1号は、委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより
議員提出議案第1号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(白鳥敏明君) 起立多数であります。 よって、
議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第35号 令和6年度伊那市
国民健康保険特別会計予算について
△議案第36号 令和6年度伊那市
国民健康保険直営診療所特別会計予算について
△議案第37号 令和6年度伊那市
後期高齢者医療特別会計予算について
△議案第38号 令和6年度伊那市
介護保険特別会計予算について
△議案第39号 令和6年度
伊那市営駐車場事業特別会計予算について
△議案第40号 令和6年度伊那市
公有財産管理活用事業特別会計予算について
△議案第41号 令和6年度伊那市藤沢財産区
特別会計予算について
△議案第42号 令和6年度伊那市北原財産区
特別会計予算について
△議案第43号 令和6年度伊那市長藤財産区
特別会計予算について
△議案第44号 令和6年度伊那市
水道事業会計予算について
△議案第45号 令和6年度伊那市
下水道事業会計予算について
△議案第46号 令和6年度伊那市
自動車運送事業会計予算について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第8、議案第35号「令和6年度伊那市
国民健康保険特別会計予算について」から、議案第46号「令和6年度伊那市
自動車運送事業会計予算について」までの12案を一括議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。 予算特別委員長、野口輝雄議員。 (18番 野口輝雄君登壇)
◆18番(野口輝雄君) 議案第35号「令和6年度伊那市
国民健康保険特別会計予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第35号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に議案第36号「令和6年度伊那市
国民健康保険直営診療所特別会計予算について」を審査いたしました。 慎重審査の結果、議案第36号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第37号「令和6年度伊那市
後期高齢者医療特別会計予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第37号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に議案第38号「令和6年度伊那市
介護保険特別会計予算について」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「保険料の引上げについて、8段階の一部の方以外は引上げとなる。引上げない方法はなかったか。」との質問に対し、「安定的な介護保険の運用をするため、基金の取崩しを行った上、引上げさせていただくものであり御理解いただきたい。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第38号は賛成多数で原案のとおり決しました。 次に議案第39号「令和6年度
伊那市営駐車場事業特別会計予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第39号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に議案第40号「令和6年度伊那市
公有財産管理活用事業特別会計予算について」を審査しました。 慎重審査の結果、議案第40号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に議案第41号「令和6年度伊那市藤沢財産区
特別会計予算について」、議案第42号「令和6年度伊那市北原財産区
特別会計予算について」、議案第43号「令和6年度伊那市長藤財産区
特別会計予算について」の3案を一括審査しました。 慎重審査の結果、議案第41号、議案第42号及び議案第43号の3案は全会一致、原案のとおり決しました。 次に議案第44号「令和6年度伊那市
水道事業会計予算について」、議案第45号「令和6年度伊那市
下水道事業会計予算について」の2案を一括審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「人工衛星画像を用いた漏水解析とはどのようなものか。」との質問に対し、「人工衛星からのレーダー波により地下2メートルの状態を解析し、半径100メートル単位で漏水の可能性について情報を取得するものである。」旨の答弁がありました。 「下水道事業における、資本費平準化債の償還期間はどのくらいか。また増額している理由は何か。」との質問に対して、「償還期間は20年を予定している。これまで
下水道事業会計の資本的収入の不足分を一般会計からの出資金によって補ってきたが、資本費平準化債の制度拡充を踏まえ、出資金ではなく資本費平準化債による収入を確保するものである。」旨の答弁がありました。 「特環下水道の除じん機更新工事には国の補助がついているが、同じくストックマネジメント計画に基づく高遠浄化センターの電気設備更新工事も補助の対象になるのではないか。」との質問に対し、「ストックマネジメント計画による国庫補助対象事業ではあるが、事前に県から国の予算配分上、大きな額の除じん機更新工事もあり、要望全ての交付は難しいとされたことから、補助要望を見送った。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第44号、議案第45号の2案は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第46号「令和6年度伊那市
自動車運送事業会計予算について」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「分杭峠に置く建物について、地域材を利用せず既製品のコンテナハウスを置くのか。」との質問に対し、「分杭峠は規制があり、すぐには対応できない。令和6年4月からバスを運行するため、当面は既製品のコンテナハウスで対応し、今後収益状況を見ながら地域に合ったものを検討していきたい。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第46号は全会一致、原案のとおり決しました。 以上です。
○議長(白鳥敏明君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございますか。 21番、柳川広美議員。
◆21番(柳川広美君) 私は議案第38号、令和6年度伊那市
介護保険特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。 この第8期から第9期への介護保険料の値上げは、総額で6,387万6,000円という多額の値上げであります。階層によっては、例えば所得6段階が7になるところで、所得基準125万円未満で月額990円、また第9段階の所得520万円未満では月額1,330円、あと9、10は全て大幅な値上げとなっております。 現在、4月から介護報酬の引上げに関して、各ケアマネジャーは利用者さんに利用料の引上げの説明作業を行っていますが、「値上げとなるサービスをどうするか、本当に悩ましい。ケアマネジャーをやめたくなる。」との声も出ています。 介護保険料は、ほとんどの方が年金から引き落としになっており、物価高で生活が大変な中、さらに負担が増えるという条例案であります。高所得者層も負担が大幅に増えますが、高所得者層は介護保険を利用する際には既に2割負担、3割負担であり、施設入所の際に減免の対象にもなりません。国保会計では一般会計から2,300円の一般会計からの上乗せで保険料の値上げを見送っています。介護保険でも、一般会計から繰入れを行うことは可能であります。 伊那市の基金総額は、令和5年度末で221億円あり、財源は十分にあります。介護保険料を払っていても、実際には介護保険を使っていない人が2割あります。利用料負担が重く使えない人がいます。高所得者層でも、夫婦2人で施設入所は困難とか、1人が施設へ入ると、もう1人は生活が困難になり固定資産税が払えない、家賃が払えないなどという事例もあり、施設入所を諦めるということになり、老老介護でせざるを得ないというような状況があります。こうした中での介護保険料の値上げには反対です。 以上です。
○議長(白鳥敏明君) ほかに御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 まず議案第35号から議案第37号までの3案を、一括採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議案第35号から議案第37号までの3案は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第38号を採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(白鳥敏明君) 起立多数であります。 よって議案第38号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第39号から議案第46号までの8案を一括採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議案第39号から議案第46号までの8案は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△請願・陳情について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第9、請願・陳情についてを議題とします。 本件に関し、各委員長の報告を求めます。
総務文教委員長、
田畑正敏議員。 (12番 田畑正敏君登壇)
◆12番(田畑正敏君)
総務文教委員会に付託された請願・陳情について、審査の結果を報告いたします。 請願・陳情番号23-1、
えん罪被害者を一刻も早く救済するために再審制度の速やかな改正を求める意見書の提出に関する陳情書(陳情)を審査しました。 審査中で出された主な意見は、「袴田事件がいまだに未解決なのは、適正な証拠の開示等がなされていないからである。また、再審決定がされても、検察が不服を申立てることで裁判が長引いている。こうした悲劇を生まないよう、公正な裁判のためには法律の改正を求めていくことが必要であり、採択すべき。」との意見や、「再審制度は全面的に証拠を開示し、検察が不服の申立てができない制度とし、平等に裁判において結論を得るべきで、法改正をすべきであり採択すべき。」との意見がありました。 採決の結果、全会一致で採択と決しました。
○議長(白鳥敏明君) 続きまして社会委員長、二瓶裕史議員。 (17番 二瓶裕史君登壇)
◆17番(二瓶裕史君) 社会委員会に付託された請願・陳情について、審査の結果を報告いたします。 請願・陳情番号23-2、伊那市における子育て環境の改善を求める請願書(請願)を審査しました。 審査の中で出された主な意見は、「新たな子供の遊び場の検討については異論ないが、予算節減も踏まえ、既存の施設利用も視野に入れた検討をすることを条件付で採択すべき。子育て支援センターのように未就園児だけでなく、それ以外の年代の子供も遊べる場所があればよいと考えるため、採択すべき。情報発信の見直しについては、より多くの情報を取得することが安心感につながるため採択すべき。」との意見がありました。 採決の結果、全会一致採択と決しました。
○議長(白鳥敏明君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 7番、高橋明星議員。
◆7番(高橋明星君) 7番、高橋明星です。請願・陳情番号23-2、伊那市における子育て環境の改善を求める請願について、私は採択の立場で討論に参加させていただきます。 まず、新たな子供の遊び場の検討についてです。 屋内型の遊び場については、過去にも多くの議員が一般質問でも取り上げており、また市民の皆さんとお話をする機会では、いろいろなところで要望が上がるものであります。 屋内型の遊び場としては現在、子育て支援センターと、いなっせのちびっこ広場がありますが、支援センターは未就園児のみとなっておりますし、ちびっこ広場も対象をおおむね未就園児としており、小学生の子が一緒に遊ぶには少し手狭です。 今の子育て世代は共働き世帯が多く、平日一緒にいられる時間が少ない分、休日に家族そろって楽しむ時間を大切にしたいという思いが強くあるように感じます。しかし、現在の伊那地域を見てみると、特に雨天時や冬季期間は、小学生や中学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんも一緒に遊ぶことができる場所がありません。お父さんとお兄ちゃんたちはあっち、お母さんと小さい子はこっちといったように、家族があちこちばらばらに遊びに行くのではなく、乳幼児から小学生、あるいは中学生以上の子供たちが発育や発達に合った遊びや、興味関心を持った遊びができるように、それぞれの遊びが保障された上で家族が同じ空間にいられるようにしてほしいと願うところです。 遊びは子供たちの健全な発達には欠かせません。また、家族のつながりは子供たちだけでなく、大人にとっても大切にすべきものです。雨の日も、冬の寒い日も、家族がそろって安全に楽しく遊ぶことができる遊び場の検討は必要であると考えます。 次に、情報発信の方法の見直しについてです。 これはどの部署も頭を悩ます課題の多い問題だと思います。市としてはガイドブックを発刊したり、ホームページで掲載したり、LINEから市のホームページに飛べるようにしたりと、試行錯誤されているわけですが、情報を市民の皆さんにいかに届けるかをもっともっと研究していかなければならないと思います。 私は請願に関わるアンケートの結果を見せてもらっていますが、伊那市では子育て支援に限らず、いろいろな事業や補助があるわけですが、それが市民の皆さんにはなかなか伝わっていないんだなということを感じました。とてももったいないと思います。大変だとは思いますが、引き続きの研究が必要と考えます。 次に、子育て支援センターの関係についてですが、まずセンターのおもちゃの補充、こちらについてはお金をかけなくてもできるわけで、家庭でいらなくなったおもちゃをいただく交換会などを開催するなどして、定期的に更新していくことはよいことだと思います。 次に、呼称の見直しの検討についてです。 私も子育てに関わる仕事を30年近くやっているのに全く気づかずに、言われてみて初めてはっとしたものです。子育て支援センターというこの名前は、サービスを提供する行政側、つまり伊那市を中心に置いて付けられている名前のように感じます。子育てを支援しますよという感じですかね。でも、提供側ではなく、利用する側からすれば、未就園の子供の遊び場として利用しているわけで、支援をしてくださいと利用しているわけではないわけです。もちろんセンターの職員の皆さんには、日頃の子育てについての悩みに相談に乗ってもらうこともあって、お母さん方はとても助かっているわけですが、利用者の立場に立った呼び方、こちらに変更することはとてもいいことだと思います。 以上の理由から、この請願について私は採択すべきと考えます。 以上です。
○議長(白鳥敏明君) ほかに御発言ございます。 8番、三石佳代議員。
◆8番(三石佳代君) 8番、三石佳代です。私、社会委員会でありますので社会委員会の席でも意見しておりますが、委員長報告の中に盛られておりませんでしたので改めて発言させていただきます。採択の立場で発言いたしますので、お願いいたします。 子育て支援センターという名前を変えると、呼び名を変えてほしいといった内容が盛り込まれておりまして、これが児童福祉法に基づいて地域子育て支援拠点事業というのが運営されているというのを皆様御承知のとおりだと思いますので、この件に関して国のほうに確認を取った方がよいなということを考えまして、確認を取ってみました。 こども家庭庁成育環境課の方のお話によりますと、ほとんどの基礎自治体で子育て支援センターという名称を掲げているという現状を認識されているということでございまして、この子育て支援センターというのは、必ずしも保育園の送り迎えをしている親御さんに限らず、幅広いニーズに対応するといった、気軽に立ち寄っていただいて相談に乗ったりとか、子供を遊ばされたりとかそういった目的を持って事業の趣旨がございますので、全く何ていうのか浸透性のない名前に変わってしまっても、それはそれで混乱を招いてしまうかなと私は考えております。 そこでですね、具体的なこういうふうに変えてほしいというものが陳情に載せられてはなかったので、社会委員会のほうで混乱を招かないように慎重であったほうがいいのではないかといった意見をいたしました。 具体的にはですね、子育て支援センターという名前を無理やり取らずに、サブネームであったりとか愛称というところが広まっていけばそれで利用しやすいということにもつながりますので、浸透している名前をあえて取ってしまって、広報であったりとか、またなかなか1回入った情報をさらに新しいものに更新していくというようなことがなかなか難しいということもありますので、子育てに関わる全ての方たちが混乱を招かないような形で検討をしていただければと思います。この点に関しては早急にといった陳情に、早期にといったことで求められている陳情ではありますが、この点に関しては趣旨が気楽に立ち寄っていただきたいという、そういった思いやりの心で陳情出ておりますので、混乱を招くというのは本来の意図ではないと思います。ですので、そこは現場の方が、また利用する方が混乱しないような形で慎重に取り扱っていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(白鳥敏明君) ほかにございますか。 6番、高橋姿議員。
◆6番(高橋姿君) 6番、高橋姿です。請願番号23-2、子育て環境についてですが、昔の子供たち外で遊ぶことが基本であって、今も外で自然環境の中で遊ぶことは大変大事なことだと思います。ただ昨今の異常気象、夏場の暑さの中で、子供たちが遊ぶということ、なかなか難しい日も多くなってます。雨天、冬季以外も夏場の猛暑の中、外で遊ぶことが難しくなっており、また障害児等体温調整の苦手な子たちも大勢います。そういった子たち、安心して遊ぶ環境を整えていっていただければと思います。ぜひ請願の内容を精査していただき、今後の市政に取り入れていっていただければと思います。 以上となります。
○議長(白鳥敏明君) ほかにございますか。 それでは、以上をもって討論を終結いたします。 これより請願・陳情の採決を行います。 請願・陳情番号23-1、
えん罪被害者を一刻も早く救済するために再審制度の速やかな改正を求める意見書の提出に関する陳情を採決します。 本件に対する委員長報告は採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって請願・陳情番号23-1は委員長報告のとおり決定いたしました。 次に請願・陳情番号23-2、伊那市における子育て環境の改善を求める請願書を採決します。 本件に対する委員長報告は採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 全員起立であります。 よって請願・陳情番号23-2は委員長の報告のとおり決定しました。 暫時休憩といたします。 再開は11時15分といたします。
△休憩 午前10時59分
△再開 午前11時12分
○議長(白鳥敏明君) それでは休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
---------------------------------------
△
委員会提出議案第1号
伊那市議会会議規則の一部を改正する規則
△
委員会提出議案第2号
伊那市議会委員会条例の一部を改正する
条例---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第10、
委員会提出議案第1号「
伊那市議会会議規則の一部を改正する規則」及び
委員会提出議案第2号「
伊那市議会委員会条例の一部を改正する条例」の2案を一括議題といたします。 事務局をして件名のみ朗読させます。 久保田事務局長。
◎事務局長(久保田玲君)
委員会提出議案第1号、
伊那市議会会議規則の一部を改正する規則。令和6年3月15日提出、伊那市議会議会運営委員会、委員長三澤俊明。
委員会提出議案第2号、
伊那市議会委員会条例の一部を改正する条例。令和6年3月15日提出、伊那市議会議会運営委員会委員長三澤俊明。 以上であります。
○議長(白鳥敏明君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 14番、三澤俊明議員。 (14番 三澤俊明君登壇)
◆14番(三澤俊明君)
委員会提出議案書の4ページをお願いします。
委員会提出議案第1号「
伊那市議会会議規則の一部を改正する規則」につきまして御説明を申し上げます。 初めに提案理由でございますが、10ページの下段にございますように、地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う所要の改正等を行うため、提案するものであります。 改正内容については、新旧対照表で御説明します。 目次については、条文の追加等により改正するもので。 第2条については、会議への欠席のほかに、遅刻や早退するときの届出についての規定を加えるもの、第9条の会議時間は、現状に合わせることなどについて規定しております。 第19条は、「事件の撤回又は訂正及び動議の撤回」を、議会の「承認」から「許可」に改めるもの、第31条第4項は、オンラインによる通知が可能となることから、その方法について「議長が定める」とするもの、第50条の発言は、オンラインによる方法で発言することを考慮し、「議長が指定する場所で」で行うよう改めるものです。 第60条の2は、オンライン会議システムによって一般質問を行う場合の規定で、会議を欠席、遅刻、早退する場合において議長の承諾を得て行うことや、質問する場所の指定、議長の命令に従わないときのオンライン接続の解除、通信環境が悪化したときの通告の効力の喪失について規定しています。 第78条は、後ほど御説明する第130条の3の規定において、電磁的記録による作成等を規定したことを踏まえ整理を行うものです。 第81条については、委員会においても本会議と同様に、欠席のほかに遅刻や早退するときの届出について規定を加えるもの、第83条の2は、オンラインによる方法で委員会に出席している場合も、委員会に出席している委員に含まれる者のことを定めるものです。 第97条は、委員外議員についてオンラインによる方法で発言を可能とするもの、第98条は、オンライン委員会における委員長の発言に関する規定を新たに設けたもの、第6節の表決は、委員会についての規定がなかったため、本会議の規定を準用することについての規定を新たに設けたものです。 第102条第5項は、請願の撤回について、議長の「承認」から「許可」へ変更するもので、第6項は紹介議員が紹介を取り消す規定を設けるもの、第105条は、紹介議員がオンライン委員会に出席し、希望するときは説明できることを規定しています。 第108条は、コンピューターネットワークで提出された陳情について、郵送により提出された陳情と同様に、原則として議員に配布するのみとするものです。 第124条の2は、懲罰動議などでの代理弁明についての規定、第129条の2は、協議等の場についても、オンラインによる方法で開催することができるとするものです。 第130条の2第1項は、議会等に対して行われる通知のうち、会議規則の規定において文章等により行われることが規定されているものは、オンラインを使用する方法により行うことができるとするもので、第2項は、議会等が行う通知についての同様の規定、第3項は、第1項及び第2項の規定により、オンラインで行われた通知については、この規則の規定による方法によるものとみなすことを定めるものです。第4項は、オンラインによる通知の到達時期について定めるもので、通知を受けたコンピュータ等に記録されたときに到達したものとみなすことを定めるもの、第5項は、署名をオンラインで行う場合は議長が定める方法によることができることを定めるもの、第6項は、やむを得ない理由があるときは部分的なオンラインを認めるものです。 第130条の3は、文章等を電磁的記録により作成、保存することについて包括的に規定するものです。 別表については、協議等の場に広聴委員会を加え、「議会だより編集委員会」の名称を「広報委員会」へ変更するものです。 10ページにお戻りいただき、附則でございますが、この規則は令和6年4月1日から施行するというものでございます。 続きまして、21ページをお願いします。
委員会提出議案第2号「
伊那市議会委員会条例の一部を改正する条例」について御説明を申し上げます。 初めに提案理由でございますが、23ページ下段にございますように、地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う所要の改正等を行うため提案するものであります。 改正内容は新旧対照表で御説明します。 第15条の2は、オンライン委員会の開会方法の特例について規定するもので、災害の発生や感染症のまん延防止措置等によるもののほか、疾病、育児、看護、介護等の事由によってもオンライン委員会を開けるとするもの、第15条の3は、オンライン委員会における委員長の職務代行の特例に規定するもの、第21条は、市長などがオンラインによる方法で委員会に出席するときの手続を定めるものです。 第24条第2項は、公聴会において意見を述べようとする申出について、オンラインによる方法で行うことができるとするもの、第25条第3項は、公述人についてオンラインによる方法により意見を述べることができるとするもの、第29条第3項は、参考人についても同様の規定を設けるものです。 第30条第3項は、委員会の会議録について電磁的記録で作成することができるとするものです。 22ページにお戻りいただき、附則でございますが、この条例は令和6年4月1日から施行するというものでございます。 説明は以上でございます。よろしく御審議をいただきまして、御議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) ただいま議題となっております
委員会提出議案第1号及び
委員会提出議案第2号の2案は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略します。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 討論を終結します。 これより
委員会提出議案第1号及び
委員会提出議案第2号の2案を一括採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 全員起立であります。 よって
委員会提出議案第1号及び
委員会提出議案第2号の2案は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△
議員提出議案第2号
えん罪被害者を救済するために再審制度の速やかな改正を求める意見書の提出について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第11、
議員提出議案第2号、
えん罪被害者を救済するために再審制度の速やかな改正を求める意見書の提出についてを議題とします。 事務局をして件名のみ朗読させます。 久保田事務局長。
◎事務局長(久保田玲君)
議員提出議案第2号、
えん罪被害者を救済するために再審制度の速やかな改正を求める意見書の提出について、令和6年3月15日提出、伊那市議会議員田畑正敏、同じく小林眞由美、同じく高橋明星、同じく吉田浩之、同じく唐澤千明、同じく飯島光豊、以上であります。
○議長(白鳥敏明君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 12番、
田畑正敏議員。 (12番 田畑正敏君登壇)
◆12番(田畑正敏君)
えん罪被害者を救済するために再審制度の速やかな改正を求める意見書。 罪を犯してはいない人が誤った捜査、裁判によって自由を奪われ、仕事や家庭を失い、築き上げてきた人生の全てを失い、甚だしい場合は死刑によって生命さえ奪われます。しかしえん罪事件は後を絶たず、その救済に気の遠くなるような年月がかかるという状況にあります。
えん罪被害者の一刻も早い救済のためには、再審請求審において被告人に有利な証拠も不利な証拠も明らかにしなければ、事実を正確に認定することはできません。新証拠が求められる再審事件こそ、捜査機関手持ちの全ての証拠の開示が必要であり、また、有罪・無罪は再審請求審ではなくその後の再審公判で判断されるので、検察の再審開始決定に対する不服申立ては禁止すべきです。 以上のことから、
えん罪被害者の一刻も早い救済のために、下記の事項について速やかに改正するよう国に要望します。 記1、再審請求手続における全面的な証拠開示を制度化すること。 2、再審開始決定に対する検察官の不服申立てができない制度に改正すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 令和6年3月15日、伊那市議会。 以上、意見書を提出させていただきました。皆様の御賛同いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(白鳥敏明君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第2号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 御異議なしと認めます。 よって
議員提出議案第2号は、委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより
議員提出議案第2号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって、
議員提出議案第2号は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△
議員提出議案第3号
政治資金規正法の改正を含めた再発防止に必要な措置を求める意見書の提出について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 続きまして日程第12、
議員提出議案第3号、
政治資金規正法の改正を含めた再発防止に必要な措置を求める意見書の提出についてを議題とします。 事務局をして件名のみ朗読させます。 久保田事務局長。
◎事務局長(久保田玲君)
議員提出議案第3号、
政治資金規正法の改正を含めた再発防止に必要な措置を求める意見書の提出について、令和6年3月15日提出、伊那市議会議員田畑正敏、同じく伊藤のり子、同じく三澤俊明、同じく飯島光豊、同じく湯澤武、同じく唐澤千明、同じく三石佳代、以上であります。
○議長(白鳥敏明君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 12番、
田畑正敏議員。 (12番 田畑正敏君登壇)
◆12番(田畑正敏君)
政治資金規正法の改正を含めた再発防止に必要な措置を求める意見書。 政治資金収支報告書の不記載等の
政治資金規正法違反が疑われる事案について連日報道がなされ、強制審査が行われる事態にまで進展するなど、政治資金に対し、国民から厳しい批判や疑念を持たれる状況となっています。 そもそも
政治資金規正法は、政治団体の届出、政治団体に関わる政治資金の収支の公開、並びに政治団体及び公職の候補者に関わる政治資金の授受の規制その他の措置を講ずることにより、政治活動の公明と公正を確保し、もって民主政治の健全な発達に寄与することを目的とし、基本理念として、「政治団体はその責任を自覚し、その政治資金の授受に当たっては、いやしくも国民の疑惑を招くことのないように、この法律に基づいて公明正大に行わなければならない。」と規定しています。 この問題については、国民の政治不信を招いており、国民に対する説明責任を果たすとともに、政治資金の透明化や再発の防止が求められています。よって、本市議会は、国会及び政府において国民の政治に対する信頼を高めるため、政治資金パーティー収入からのキックバックの全容解明を進めるとともに、
政治資金規正法の改正により、企業、団体献金の在り方、政策活動費の使途公開の明確な義務付けを含め、政治家も責任を負う連座制の強化など、再発防止に必要な措置を講ずるよう強く要請します。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 令和6年3月15日、伊那市議会。 以上、意見書を提出させていただきました。皆様の御賛同いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(白鳥敏明君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第3号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 御異議なしと認めます。 よって
議員提出議案第3号は、委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより
議員提出議案第3号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって
議員提出議案第3号は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議会改革に関する調査の件について
△道路・戸
草ダム問題等に関する調査の件について
---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 続いて日程第13、議会改革に関する調査の件について及び道路・戸
草ダム問題等に関する調査の件についての2件を一括議題とします。 本案に関し、各委員長の報告を求めます。 議会改革特別委員長、飯島光豊議員。 (20番 飯島光豊君登壇)
◆20番(飯島光豊君) それでは、議会改革特別委員会の調査・活動報告を申し上げます。 1ページを御覧いただきたいと思います。読んで報告といたしたいと思います。 1、特別委員会の目的。 伊那市議会では、議会基本条例の制定以来、市民に分かりやすく、そして開かれた議会を目指し、議会改革に取り組んできました。社会が急激に変化している昨今、社会情勢に的確に対応するためには、より市民に開かれた議会、市民に身近な議会となることが必要となっています。 こうした中、令和4年6月3日の伊那市議会定例会において議会改革特別委員会が設置され、議長から諮問を受け、「市民参加の機会増強」と「議会機能強化」について調査を付託されました。 今期の議会改革特別委員会では、2年間で合計19回、会議を開催するとともに、行政視察を2回実施し、また、学識経験者を招いての議員研修会を行いました。 これら調査・研究活動の結果については、次のとおりです。 2、調査・研究結果について。 (1)市民参加の機会増強のための政策サポーター制度の導入について。 市民の意見を広く聴取する機会として、現在も実施している「市民と議会との意見交換会」に加え、子どもや高校生、若者、女性等、市民各層による模擬議会等や教育、福祉、産業等の分野別の市政に関する議題について、市民団体や事業所等と意見を交わす分野別意見交換会、市政に対する思いや意見を発言する機会としての市民フリースピーチの実施について検討しました。 具体的な成果として、市民の市議会への参加を促進し、開かれた議会を推進することを目的に提案した政策サポーター制度を、令和6年度から実施することになりました。 政策サポーターについては、市内に居住または市内の企業、学校等に就労もしくは就学している者で構成する「市民サポーター」と、学術、文化、福祉、教育、経済等の各分野における専門的な知識及び経験を有する者で構成する「専門的サポーター」の2種類から成るものとし、ともに政策立案の調査または議案等の審査のための参考意見を述べること等を役割としています。 特に、市民サポーターについては、公募者のうちから議長が委嘱するものとして市民参加の充実を図るもので、市報や議会のホームページ等を通して募集します。 市民サポーターの任期については2年を限度とするものの、再任を妨げないものとし、また、委員会における意見陳述の機会がなかった場合においても、年1回は委員会の委員と当該委員会の所管事項全般についての意見交換を行うこととしています。 (2)議会機能の強化について。 ア、委員会による所管事務調査等のガイドラインの策定について。 地方自治法及び
伊那市議会会議規則の規定による所管事務調査等の手続の概要を定め、委員会による柔軟な調査の実施の指針とするためのガイドラインを策定しました。 その内容は、①趣旨、②テーマの設定、③調査期間、④調査手法とスケジュール、⑤調査の終了(決定と報告)、⑥市民への周知、⑦執行状況の確認の計7項目を規定しており、委員会の委員の構成が変わっても、委員会の活動に支障が生じないようにするための指針となるものです。 またガイドラインを補完する資料として、市民意見等を基にした政策サイクルのフローチャートをまとめました。このフローチャートでは、様々な機会を通して市民から聴取した意見等を起点として、意見整理・問題発見・課題設定を行い、問題点の分析・さらなる課題発見を経て、政策立案・決議・意見書・政策条例へと結びつけ、その後、執行状況の確認及び市民の意見聴取を行い、同様の手順を踏んで新たな政策提言等を行っていくものとしました。 イ、議会からの政策提言強化のための政策サイクルについて。 議会からの政策サイクルを回すため、予算・決算の審査体制を含めた年間スケジュールを策定する必要があり、まず、政策サイクルや議会改革の取組等について、愛知県犬山市議会、静岡県藤枝市議会、飯田市議会へ行政視察を行いました。市民フリースピーチによる市民からの提案に対する全議員による議員間討議、執行部による市の全ての事業に対する事業評価から事業を抽出して政策提言へ結びつけ、その後の予算執行チェックを行うというサイクル、地方議会評価モデルの導入による議会運営の取組等、当市では未実施の取組について大変参考となるものでした。 行政視察で得られた手法を参考に、当市で取組可能な項目を選択し、議会からの政策サイクルに係る年間スケジュール案を策定しました。 政策サイクルの中心となる政策提言に向けてのステップについては、まず、各常任委員会の所管事務調査の対象とするテーマを抽出しますが、これについては、予算・決算の審議状況や市民等の意見からの課題、一般質問等から積み残された課題等を対象にしていくこと、抽出されたテーマについては、各常任委員会で候補を絞り込み、さらに議員間討議を経て、最終的に各常任委員会につき2から3件に決定していくこととしました。 テーマに関わる調査や事業評価については、執行部からの説明や質疑を原則として実施し、また、1次的な事業評価については執行部へ依頼することとし、さらに、テーマの現状やあるべき姿、事業の評価・検証、調査手法の採用方法等については、委員間討議を必ず行って進めていきます。 テーマの決定後は、政策提言へ向けて事業評価や所管事務調査を行っていきますが、これと並行して、市民と議会との意見交換会や、その他の意見聴取の方法として先述の政策サポーターの委員会への招請、参考人の招致、公聴会の開催等の広聴的手法を取り入れ、また、議員間討議については随時行い、政策提言をまとめていきます。 最終的には、新年度の予算編成に間に合うように、9月下旬から10月上旬を目指して政策提言を行っていく方針ですが、この時期に限定せず、年度末の2月下旬、さらなる調査が必要な場合は翌年度に向けて政策提言を行っていくこととし、この政策提言に向けてのステップを中心に、サイクルとして回していく予定です。 初めての試みであるため、不具合等が生じる可能性もありますが、適宜修正を加え、よりよい政策サイクルの構築に努めていきます。 3、総括。 以上のように、今期の議会改革特別委員会では、「市民参加の機会増強」と「議会機能の強化」の2項目をテーマとして調査・研究を行い、政策サイクルの策定、市民サポーター制度の導入等新たな手法に取り組むこととしました。 伊那市議会は、市民の多様な意見を市政に反映させるために、公平かつ公正な議論を尽くすことにより、市政における唯一の議決機関としての役割を果たし、市民全体の福祉の向上及び市政の発展に寄与することを目的としています。それらの実現を目指すことを基本理念とする議会基本条例に基づき、従前から様々な議会改革に取り組んできているところですが、議会改革に終わりはありません。 今後も、より一層市民に開かれた議会、市民に身近な議会、そして市民に信頼される議会を目指して、引き続き議会改革を推進し、様々な課題を解決していくことが重要であると考えます。 以上、報告いたします。 報告文は以上でございます。添付してございます議会改革特別委員会設置及び調査・活動経過、さらに委員会による所管事務調査等のガイドライン、さらに市民意見を基にした伊那市議会からの政策サイクル、さらに議会からの政策サイクルの1年の流れを添付してございますので、御覧いただきよろしくお願いいたします。
○議長(白鳥敏明君) 続きまして、道路・戸
草ダム問題等特別委員長、原一馬議員。 (13番 原 一馬君登壇)
◆13番(原一馬君) 道路・戸
草ダム問題等特別委員会調査・活動報告書を読み上げて、報告といたします。 1、特別委員会の目的。 本件は、1つ目に「国道153号伊駒アルプスロード」、「国道153号伊那バイパス」、「環状北線」等、幹線道路網の新たな整備により、近隣住民や市民生活に及ぼす効果や問題点の調査・研究、2つ目に近年の気候変動等による水害が各地で発生している現状に鑑み、三峰川上流の治水能力強化により、天竜川水系全体のリスク低減を図るための戸草ダムの必要性の確認と、戸草ダムの建設を促進するため天竜川流域の関係自治体と連携して実施する活動に向けての調査・研究、3つ目にぐるっとタクシー、デジタルタクシー等の新たな公共交通が市民生活に及ぼす効果や問題点等についての調査・研究、これらを行う必要があるとして本特別委員会が設置され、調査を付託されました。 本特別委員会では、これまでに先進地視察研修や戸草ダム建設予定地の現地視察を含め、13回の委員会活動を行いました。これら調査・研究活動の内容について、次のとおり報告いたします。 2、調査・研究結果について。 (1)道路整備について。 伊駒アルプスロード、伊那バイパス、環状北線等の本市の幹線道路網の詳細な概要や整備状況等について、また幹線道路整備についての基本的事項と費用対効果について、伊那市都市計画マスタープランにおける交通体系の基本方針について、まちづくりと道路整備の考え方等について、研修、視察、意見交換を行い、現状の把握をするとともに課題についての委員共通の認識を深めました。 ア、国道153号伊駒アルプスロード。 国の直轄権限代行によって事業が推進されており、西春近下牧から天竜川渡河部を経て東春近田原の県道車屋大久保線までの先行整備区間は用地測量が終了し、今年度から用地買収を始めています。 現在の国道153号の渋滞緩和を大きな目的として、天竜川渡河部に重点をおいて、国・県・市の連携により事業が進められており、春富中学校への通学路の安全性が高まります。将来、宮田村・駒ヶ根市区間を含む全線が完成することにより、伊南地域の動脈となり、また中央自動車道のう回路としての機能が向上すること、さらにはリニア中央新幹線、三遠南信自動車道へのアクセスが向上することが期待されます。 イ、国道153号伊那バイパス。 令和4年4月29日に福島南部交差点・野底間の暫定供用を開始しました。若宮区の区間では交差点の構造設計や道路の雨水排水対策の検討を行っており、上の原区の区間では用地買収が進み、日影区の区間では設計が進んでおり、美篶青島区までの総4.2キロメートル区間について、令和9年の完成を目指しています。 伊駒アルプスロードと併せて、南北を貫く幹線として大きな経済効果が期待されますので、必要な予算要望を行いながら、計画に沿った完成が望まれます。 ウ、環状北線(伊那インター線) 水神橋西交差点から中央区の竜東線までの610メートル区間は、天竜川を渡る橋の橋台橋脚工事に今年度から着手しています。中央区竜東線から伊那バイパスまでの1.2キロメートル区間を含め、令和11年度末の完成が目標です。 保育園や住宅地を通る区間であるため、安全な住環境確保に配慮する必要があります。上の原工業団地へのアクセスがよくなり、利便性、経済性などの面で効果が期待されます。 (2)戸草ダム関係について。 今期の特別委員会では、専門家の考えを聴取しながら現状把握を行い、近隣地域との連携も深めるべく活動を行いました。 国土交通省天竜川上流河川事務所長や三峰川総合開発工事事務所長などから、天竜川上流域の治水対策についての経過や仕組み、過去の被災状況と対策、堤防整備や河道掘削強化、遊水池や霞堤の保全、利水ダムの事前放流や内水排水対策を含んだ流域治水を進める方針などをお聞きし、内容を確認しました。 他地域の特徴的なダムについての視察研修では、治水専用施設の浅川ダムの建設経過やその仕組み、八ッ場ダムの建設経過や洪水調節機能、利水機能、観光・地域振興としての役割などについて理解を深めました。 また、戸草ダム建設予定地視察を行い、現地状況を確認する中で、長期間を要する建設工事が想定されるため早期着工が必要であること、様々な技術が高度化している中で最新最良の選択をしていくべきであることを実感しました。また、上下伊那の各市町村議会の正副議長も合同で建設予定地視察を行い、情報共有を図りました。 さらに、長野県市議会議長会を通じて、県に対し戸草ダムを含む総合治水対策を要望したほか、令和6年度、国・県の予算施策に対する要望書を提出しました。 令和5年12月に変更された天竜川水系河川整備基本方針では、気候変動等による降雨時の増加等を考慮し、県内基準点となる天竜峡の基本高水のピーク流量を、これまでの毎秒5,700立方メートルから毎秒5,900立方メートルに引き上げ、そのうち洪水調節施設等により毎秒1,400立方メートルを調整するとされ、加えて三峰川の計画高水流量は、これまでの毎秒700立方メートルから1,700立方メートルに引き上げられました。これにより、具体的な河川整備計画の見直しが行われ、戸草ダム建設を含めた天竜川の治水の検討が進むものと考えられます。 議会としての行動が有効な時期が来ることも考えられますので、引き続き国の動きを注視し、三峰川流域以外の住民理解を深める等の下支えが必要です。 なお、戸草ダムには堆砂対策の問題と建設費のうちの県民負担部分について懸念があるので、継続的な調査が必要との意見がありました。 (3)ぐるっとタクシー、デジタルタクシー等の公共交通について。 企画部からの状況説明を聴取したほか、事業者からの直接の聞き取り調査、他の交通手段の状況についての研究を行いました。 事業者の乗務員が不足しており、それが今後拡大していく見込みであること、タクシー会社存続のために通常タクシーとのすみ分けが必須であること、用途制限や料金設定の見直し、予約方法の工夫の必要があることなど、様々な課題を抱えていることを認識しました。 市民からの期待が大きい交通を良好に継続させていくために、1つ目に市としての普通自動車第二種運転免許、大型自動車第二種運転免許取得支援や女性ドライバー等の活用、2つ目に交通弱者、買物弱者が利用しやすくなるように、特定の人が多く使えてしまう現状の改善、3つ目にぐるっとタクシー、デジタルタクシー以外のボランティア移送等、様々な交通手段の組合せ活用を進める必要があります。 3、総括。 伊那市の幹線道路網は、それぞれ課題となっている点があるため、注視していくとともに、早期完成に向けて国・県に対し、将来的な予算を確保していただくよう、機会があるごとに要望活動を行っていく必要があります。 戸草ダムについては、天竜川水系全体の治水問題として、上伊那圏域や南信圏域、諏訪圏域の全市町村と連携し、建設に向けた検討を後押しするよう働きかけを行うことが必要です。 市内公共交通についてはよりよい在り方を目指し、改善を続けていくべきであると考えます。 以上、報告いたします。 後ろに添付してある資料は、道路・戸
草ダム問題等特別委員会の設置及び調査・活動経過があります。御覧ください。 以上になります。
○議長(白鳥敏明君) ただいまの各委員長の報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより採決します。 まず、議会改革に関する調査の件についてを採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって議会改革に対する調査の件については、委員長の報告のとおり決定しました。 次に、道路・戸
草ダム問題等に関する調査の件についてを採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(白鳥敏明君) 起立全員であります。 よって道路・戸
草ダム問題等に関する調査の件については、委員長の報告のとおり決定しました。 ここで市長から、市長専決処分事項の指定に基づく専決処分の報告について、及び請願・陳情の処理経過及び結果一覧が提出されております。タブレット端末の本日の会議資料に掲載してありますので、それぞれ後ほど御確認ください。 ここで市長から御挨拶をお願いします。 白鳥市長。
◎市長(白鳥孝君) 3月市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には、先月22日から本日まで、一般質問や委員会審査を通じまして熱心な御討議をいただくとともに、本議会に御提案を申し上げました全議案について、御議決を賜り誠にありがとうございました。 本議会で賜りました御意見や御提言などにつきましては十分に留意し、今後の市政運営に努めてまいりたいと存じます。 この冬は、1月までまとまった降雪がなかったものの、2月29日からの積雪により、関東甲信越地域において交通網に被害が発生いたしました。伊那市でもJR飯田線の運休や中央自動車道の通行止め、市内幹線道路の道路への積雪などによって、市民生活に影響が出ました。
高遠城址公園では桜の枝折れや亀裂が発生し、今春の桜の開花に合わせ、桜守によるメンテナンス等対応しているところであります。 さて、日に日に日差しが濃くなり、週末の16日、17日には、JR新宿駅東南口広場において、新宿区と共催して「伊那市フェアin新宿」を開催し、
高遠城址公園の桜まつりなど伊那市をPRしてまいります。 また3月24日には伊那谷に春の訪れを告げる風物詩として定着しております「春の高校伊那駅伝」が開催されます。今年も北は北海道から南は沖縄まで、全国各地から男女合わせて192チームのエントリーがありました。市民の皆様におかれましては、春の伊那路を力走する高校生ランナーに、沿道から熱い声援を送っていただき、大会を盛り上げていただければと存じます。 昭和53年に長野県高校新人駅伝として始まったこの大会も、関係各位の御尽力により日本最大規模を誇る大会に成長してまいりました。今年は女子が40回の節目を迎え、記念大会事業として高校時代にこの伊那駅伝を走り、現在は5,000メートルなど日本記録を持つ田中希実選手とオンラインでつなぎ、会場の選手とのトークイベントを予定をしております。世界で
活躍する現役選手の話をお聞きし、高校生選手がさらにレベルアップすることを期待しております。 また、大会運営に当たりましては協賛企業、大会競技役員の皆様、交通整理に当たっていただく伊那警察署、交通安全協会の皆様、またボランティアの皆様など、多くの関係各位の御協力によりまして本大会が開催できますことに、心から感謝を申し上げます。
高遠城址公園の開花予想は、日本気象協会発表によると4月2日頃と平年より早まる予想が出されているところであります。今年は新型コロナウイルスの5類感染症移行後、マスク着用等の一切制限のない通常開催となります。今年も地元の皆様を初め多くのお客様に、天下第一の桜を満喫していただけるよう、桜まつりを開催してまいりたいと存じます。 期間中、園内では、「花結い~サクラサクミライ~」と題しまして、能登半島地震で被災された方々への応援や、復興への願いなどを短冊にしたため、本丸に設置した「結いひも」に結んで成就を願うイベントを開催いたします。また、募金箱を設置し、来園者の協力を呼びかけ、全国各地から訪れたお客様から寄せられた願いやメッセージをしっかりと受け止めながら、復興の一助としてお役に立ちたいと思っているところでございます。 また本年は、郷土の代表作家であります池上秀畝の生誕150年に当たります。これを機に、市内では信州高遠美術館を始め歴史博物館、創造館、県伊那文化会館でそれぞれ企画展が開催されるとともに、4つの施設では、「池上秀畝カード」を交付し、4種類全て集めた方には県立美術館の入館券の引換券をお渡しいたしますので、併せてお楽しみいただきたいと存じます。 なお、県立美術館、東京都練馬区立美術館でも「池上秀畝展覧会」が開催されますので、多くの皆様に会場へ足を運んでいただき、池上秀畝を知っていただく一年としたいと考えております。 本定例会でお認めいただきました新年度予算に基づきまして、令和6年度がスタートいたします。物価の高騰等が市民や企業の経済活動に大きな影響を及ぼしておりますが、今まで以上に子供をはじめ、社会的に弱い立場に置かれた皆さんへの支援に取り組むとともに、「誰一人取り残さない持続可能な未来都市」を目指して、積極的に施策を展開してまいりますので、議員各位の御理解・御協力をお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって、本日の日程は全部終了しました。 これをもって令和6年3月伊那市議会定例会を閉会します。
△閉会 午後0時5分 地方自治法第123条第2項の規定により署名をする。 伊那市議会議長 伊那市議会議員 伊那市議会議員...