令和 4年 9月 定例会 令和4年9月
伊那市議会定例会会議録 (5-1)
---------------------------------------1.開会 令和4年8月26日(金曜日)午前9時30分
---------------------------------------2.出席議員の氏名(21名) 1番 池上 謙 2番 伊藤のり子 3番 唐木 拓 4番 小池 隆 5番 篠塚みどり 6番 高橋 姿 8番 三石佳代 9番 湯澤 武 10番 吉田浩之 11番 小林眞由美 12番 田畑正敏 13番 原 一馬 14番 三澤俊明 15番 宮原英幸 16番 白鳥敏明 17番 二瓶裕史 18番 野口輝雄 19番 唐澤千明 20番 飯島光豊 21番
柳川広美--------------------------------------- 欠席議員の氏名 7番
高橋明星---------------------------------------3.説明のため出席した者の職氏名 市長 白鳥 孝 副市長 伊藤 徹 教育長 笠原千俊
選挙管理委員会委員長 藤澤 誠 代表監査委員 北原藤重
選挙管理委員会委員長職務代理者 伊藤 健 選挙管理委員 登内 茂 選挙管理委員 黒河内信弘 総務部長 伊藤博徳 企画部長 飯島 智
文化スポーツ部長 宮下宗親 市民生活部長 城倉 良 保健福祉部長 松澤浩一 農林部長 柴 公人 農林部参事 寺田周平 商工観光部長 高嶋利幸 建設部長 橋爪 豊 建設部参事 鷲見祐人 水道部長 伊藤一真 教育次長 馬場文教 会計管理者 河上千鶴子 高遠町総合支所長 山崎大行 長谷総合支所長 有賀賢治 総務部参事 埋橋
進---------------------------------------4.職務のため出席した事務局職員 事務局長 久保田 玲 次長 井口大輔 庶務係長 竹中恵子 主査 守屋奈央 主査
下島一志---------------------------------------5.議事日程 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 議案第1号 公平委員会委員の選任について 日程第4 議案第2号 請負契約の締結について 日程第5 議案第3号 市道路線の変更について 日程第6 議案第4号 伊那市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 日程第7 議案第5号 令和3年度伊那市
一般会計歳入歳出決算認定について 議案第6号 令和3年度伊那市国民健康保険
特別会計歳入歳出決算認定について 議案第7号 令和3年度伊那市
国民健康保険直営診療所特別会計歳入歳出決算認定について 議案第8号 令和3年度伊那市後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算認定について 議案第9号 令和3年度伊那市介護保険
特別会計歳入歳出決算認定について 議案第10号 令和3年度
伊那市営駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第11号 令和3年度伊那市
公有財産管理活用事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第12号 令和3年度伊那市藤沢財産区
特別会計歳入歳出決算認定について 議案第13号 令和3年度伊那市北原財産区
特別会計歳入歳出決算認定について 議案第14号 令和3年度伊那市長藤財産区
特別会計歳入歳出決算認定について 議案第15号 令和3年度伊那市水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について 議案第16号 令和3年度伊那市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について 議案第17号 令和3年度伊那市
自動車運送事業会計未処理欠損金の処分及び決算認定について 日程第8 議案第18号 令和4年度伊那市一般会計第2回補正予算について 議案第19号 令和4年度伊那市
国民健康保険特別会計第1回補正予算について 議案第20号 令和4年度伊那市
介護保険特別会計第1回補正予算について 議案第21号 令和4年度
伊那市営駐車場事業特別会計第1回補正予算について 議案第22号 令和4年度伊那市水道事業会計第1回補正予算について 議案第23号 令和4年度伊那市下水道事業会計第2回補正予算について 日程第9 請願・陳情について
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△開会 午前9時30分
○議長(白鳥敏明君) 改めましておはようございます。本日から9月定例会、決算審査の議会が始まるわけなんですが、県よりせんだって
医療非常事態宣言の対策強化ということで、来月の4日までということも発せられておりますので、お互いに感染予防に努めながら、この9月議会を進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 それでは、開会に先立ちまして7月1日に就任されました伊藤副市長から就任の御挨拶をお願いしたいと思います。 伊藤副市長。 (副市長 伊藤 徹君 登壇)
◎副市長(伊藤徹君) おはようございます。6月の
伊那市議会定例会におきまして副市長の選任につきまして御同意いただきまして、7月1日付で就任いたしました伊藤徹でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 議会の皆様方にも御指導、御協力いただく中で、白鳥市長を補佐し職責をしっかり努めていく所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 (拍手)
○議長(白鳥敏明君) 続きまして、6月26日に就任されました
藤澤誠選挙管理委員会委員長、
伊藤健選挙管理委員会委員長職務代理者、
登内茂選挙管理委員、
黒河内信弘選挙管理委員から、それぞれ就任の御挨拶をいただきたいと思います。 順次、お名前をお呼びいたしますので、演壇にてお願いいたします。 まず、藤澤選挙管理委員長お願いします。 (
選挙管理委員会委員長 藤澤 誠君 登壇)
◎
選挙管理委員会委員長(藤澤誠君)
選挙管理委員会委員長を仰せつかりました藤澤誠と申します。 現在、狐島に居住しております。出身は高遠町藤沢御堂垣外というところです。民主主義の根幹をなす選挙の適正な管理執行に努めてまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 (拍手)
○議長(白鳥敏明君) 続きまして、
伊藤選挙管理委員会委員長職務代理者、お願いいたします。 (
選挙管理委員会委員長職務代理者 伊藤 健君 登壇)
◎
選挙管理委員会委員長職務代理者(伊藤健君)
委員長職務代理者の伊藤健でございます。出身は高遠町長藤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 (拍手)
○議長(白鳥敏明君) 続きまして、登内選挙管理委員お願いいたします。 (選挙管理委員 登内 茂君 登壇)
◎選挙管理委員(登内茂君) 手良八手の登内茂でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 (拍手)
○議長(白鳥敏明君) 続きまして、黒河内選挙管理委員お願いいたします。 (選挙管理委員 黒河内信弘君 登壇)
◎選挙管理委員(黒河内信弘君) 西春近小出1区の黒河内信弘と申します。よろしくお願いいたします。 (拍手)
○議長(白鳥敏明君) はい、ありがとうございました。選挙管理委員の皆様は御退席ください。どうもお疲れさまです。 (
選挙管理委員退席)
○議長(白鳥敏明君) 続きまして飯島進前議員及び唐澤稔前議員に対し、長野県市議会議長会からそれぞれ前伊那市議会議長、前伊那市議会副議長として表彰状をいただき、先日お二人に伝達いたしましたのでここで報告いたします。 続きまして、本日の会議に欠席の届出がありましたので、御報告いたします。7番、高橋明星議員、病気療養により欠席です。 ただいまから令和4年9月
伊那市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議日程は、お配りしてあります議事日程表によって議事を進めてまいります。
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△会議録署名議員の
指名 ---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は21番、柳川広美議員、1番、池上謙議員を指名いたします。
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△会期の
決定 ---------------------------------------
○議長(白鳥敏明君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から9月16日までの22日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 御異議なしと認めます。よって、会期は22日間と決定いたしました。 ここで市長から御挨拶をお願いいたします。 白鳥市長。 (市長 白鳥 孝君登壇)
◎市長(白鳥孝君) 令和4年9月市議会定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 お盆を過ぎましてまだまだ残暑が続いているところでございますが、朝夕は随分過ごしやすくなってまいりました。今年は3年ぶりに行動制限のないお盆となりまして、多くの市民の皆様が御家族そろってお盆を過ごされたことと存じます。また市内の観光施設におきましても、県外からのお客様来場が大変多く見受けられるなど、コロナ前の状況に近づいていると感じているところでございます。 一方で、今なお
新型コロナウイルスの感染第7波による感染者数の高止まり傾向が続いている状況でございますので、市民の皆様におかれましては、引き続きの感染防止対策の徹底とワクチン接種をお願い申し上げたいと存じます。 初めに、
新型コロナウイルス感染症の状況でございますが、7月上旬以降、全国的なオミクロン株、BA.5系統による急速な感染拡大によりまして、新規陽性者が爆発的に増加する中、長野県では8月8日に医療機関が逼迫したことから、
医療非常事態宣言を発出し、全県に対して感染警戒レベル6を発出をいたしました。しかしながら、いまだ沈静化の兆しが見えず、確保病床使用率が上昇をしていることから、一昨日必要な医療が提供できずに、救える命を救うことができない事態を避けるための正念場として、9月4日までを期限としてBA.5対策強化宣言を発出したところでございます。 伊那市ではさらなる陽性者の増加の歯止めと、この地域の医療を守るため社会経済活動を維持しつつ、自らが感染しない、他者を感染させないことを意識をしていただくよう、市民の皆様にメッセージを発出し、
新型コロナ感染症拡大防止の徹底をお願いをしているところでございます。 暮らしと経済をできるだけ維持し、第7波を乗り越えるための感染対策の正念場でございます。引き続いて議員各位、市民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。 伊那市医師会をはじめとして多くの皆様の御協力をいただいて進めておりますワクチン接種の状況でございますが、6月から実施をしております4回目の接種につきましては、第7波の感染拡大により高齢者や重症化リスクの高い方への接種に加えて、医療従事者や高齢者施設等の従事者の方にも、対象範囲を拡大をして実施をしております。 また、初回接種、3回目接種につきましても接種機会の確保に努めるとともに、ワクチンの接種を希望される方ができるだけ速やかに接種をしていただけるよう情報提供にも努めております。
国立感染症研究所が発表した分析結果では、国内で
新型コロナウイルスワクチンを3回接種をした人は、接種していない人に比べてオミクロン株の派生型BA.5に感染また発症するリスクが54から65%減少するという数値が出ております。追加接種をすれば、さらに高い効果が得られるとしております。市民の皆様におかれましても、積極的に追加接種をしていただきますようお願いを申し上げます。 さて、総務省が今月19日に発表した7月の
全国消費者物価指数は、前年同月比2.4%上昇の102.2%となっております。これはロシアのウクライナ侵攻を受けて、原油や穀物の価格が高騰したほか、円安による輸入物価の押し上げによって、エネルギーや食糧などが値上がりしたことによるものでございます。この物価高騰により、今後さらに消費抑制また企業倒産が加速するとの懸念もされておりまして、大変厳しい状況となっております。 このような状況を踏まえまして、今回伊那市の
新型コロナウイルス感染症対策第28弾では、物価高騰の影響を受ける福祉事業所、児童福祉施設の運営支援のほか、保育園など児童福祉施設の賄い材料費を支援をし、子供たちの給食の質と量の確保を図ってまいりたいと考えております。関係する補正予算につきまして、この後提案をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、本議会におきましては、監査委員に審査をいただきました令和3年度の決算認定をお願いをしておりますが、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策や顕在化した困窮者の支援、コロナ禍で疲弊した地域経済の活性化などに取り組みながらも、
財政健全化プログラム等の取組によりまして、市の財政状況は着実に良化しております。 具体的には地方公共団体の主な
財政健全化判断比率のうち、実質公債費比率は令和2年度決算と比較して0.9%よくなっており、数字は6.9%となっております。また、将来負担比率は前年同様の数値なしを維持をしております。財政の健全化の推進に当たりましては、ふるさと納税の積極的なPRなどにより、財源を確保するとともに、
地方創生推進交付金事業などの有利な事業の活用、また歳出の削減等を図っているほか、地方債におきましては返すより多く借りない、これを徹底をして遵守をし、また着実な基金の積み増しを実施をしているところでございます。 平成17年度末の決算で16億8,000万円ありました伊那市全体の未収金、これは全職員の徴収意識の改革、徴収担当課での新規滞納の抑止と繰越滞納整理の促進及び適切なマネジメントによりまして、令和3年度末の決算では1億5,400万円まで縮減をしております。平成17年度末の16億8,000万円と比較して、15億2,600万円の大幅な縮減となっております。今後も引き続いて、公平な負担と安定した財源確保のため、未収金解消に努めてまいりたいと存じます。 市民生活や地域経済は
新型コロナウイルス感染症の長期化や、原油また物価の高騰の影響を受けております。生活に困窮されている方々への支援のみならず、福祉施策の充実に軸足を置き、全ての福祉にもれがない取組によりまして、支援策を実施をしていくとともに、地域経済の活性化においても必要な施策を必要な時期に実施をしていく所存でございます。議会におかれましても御理解、御協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 次に、最近の伊那市の行政の主な動きにつきまして、御報告を申し上げます。 去る7月5日、地域の課題解決それから産業振興を目的とする官民協働のコンソーシアム「伊那市新
産業技術推進協議会」を開催いたしました。産業戦略研究所、トヨタ車体、川崎重工業、JTB、富士通ジャパンなど新たなメンバーの参画をいただきまして、第4期目の取組がスタートいたしました。既に協議会から独立、自走化が図られた部会を含めた9つの政策分野に加えて、このたび新たに
コネクテッド保健福祉部会を立ち上げ、ICTやロボティクス等の活用による地域住民の皆様の身体的・精神的・社会的健康、いわゆるウェルビーイングの実現に取り組むことといたしました。 また、買物・交通・医療などにおいて困難を強いられております弱者の皆様に対しても、これまでに社会実装してまいりました様々なソリューションをサービスとして発展させることにより、今後も将来にわたって希望をもって暮らし続けられる持続可能な地域づくりを進めてまいります。 今年も
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして伊那まつりを開催することができませんでしたが、8月6日には伊那まつりの代替イベントとして
伊那商工会議所青年部の皆様の企画による「みなまつり」が開催をされました。昼の部では、伊那市駅前のロータリーや
セントラルパークなど5か所で、感染予防に配慮をした分散型イベントが行われ、夜の部では市内8か所で花火が打ちあがり、夏の夜空を彩ってくれました。この
伊那商工会議所青年部の皆様を中心とした取組は、長引くコロナ禍によって疲弊した地域経済の活性化や市民の皆様を勇気づける、元気づけるすばらしい取組だったと思います。 このような民間の皆様主導による祭りの開催、伊那まつりが目指す「みんなが主役、誰もが参加できる市民総参加の魅力ある市民まつり」の実現に向けて大きな一歩であると思うところでございます。祭り開催に当たりまして御尽力をいただきました皆様に、心から感謝を申し上げる次第でございます。 次に、このたび伊那市は国の地域脱炭素移行・再エネ推進事業のうち
重点対策加速化事業の採択を受けました。これは国が脱炭素事業に意欲的な自治体を支援するもので、全国でも数か所の自治体が選定をされております。この事業によりまして、公共施設に対する
再生可能エネルギー設備の設置のほか、個人または民間事業者が設置をする再エネ施策施設に対しましても、補助等を行うことができます。 総事業費は5年間で27億8,000万円、そのうち12億1,000万円が国の交付金、伊那市の補助分については5億5,000万円と大変大きな支援となっております。今議会におきましてもその一部を補正予算として提案させていただいておりますが、現在世界的な潮流となっております脱炭素社会に向けた積極的な投資を、他の自治体に先駆けて伊那市から一気に加速させられるものと考えております。 また来年4月から、市内に住宅を建設した皆様に、移住・定住に向けた戦略的住宅・
立地誘導事業補助金による支援を実施をしてまいりたいと考えております。詳細につきましては、後ほど全員協議会で御説明申し上げますが、人口増の対策として戦略的かつ計画的に移住定住を促進するため、令和5年度から令和7年度までの3か年、債務負担行為を設定をして事業を推進してまいりますので、よろしく御審議を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、
プレミアム商品券「いな・ほっと券第4弾」についてでございます。多くの市民の皆様に申込みいただきまして、発行予定数の13万冊に対して15万冊余の申込みをいただきました。購入限度冊数を調整をさせていただき、昨日購入引換券を発送をしたところでございます。9月1日から市役所や商工会議所、商工会などの窓口で販売いたしますので、早目に御購入いただき、登録店舗での利用を通じて多くの事業者の皆様への支援をお願い申し上げたいと存じます。 以上、主な動きにつきまして御報告をさせていただきました。 本定例会に提案・提出いたします議案は、人事案件1件、一般案件が2件、条例案件1件、決算案件13件、予算案件6件の計23案件でございます。詳細につきましては、担当部長から説明申し上げますので、よろしく御審議をいただき、御議決・御認定賜りますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。
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△議案第1号 公平委員会委員の選任について
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○議長(白鳥敏明君) 日程第3、議案第1号「公平委員会委員の選任について」を議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 白鳥市長。 (市長 白鳥 孝君 登壇)
◎市長(白鳥孝君) 議案第1号「公平委員会委員の選任について」御説明を申し上げます。 議案書の3ページをお願いをいたします。 伊那市公平委員は3名の委員で構成されておりますが、伊藤俊規委員が令和4年7月19日付で辞任したことに伴いまして、廣瀬源司さんを新たに選任したいため、地方公務員法第9条第2項の規定によって、議会の御同意をお願いするものであります。 廣瀬源司さんでございますが、昭和25年12月21日生まれで満71歳。住所は伊那市高遠町西高遠949番地でございます。 任期につきましては、前任者の残任期間であります。令和8年5月16日までとなっております。 次に廣瀬さんの略歴を御説明申し上げますので、4ページをお願いをいたします。 生年月日、本籍等は御覧をいただき、政党は無所属でございます。主な職歴でございますが、昭和48年4月に高遠町職員として奉職をされ、平成18年5月から平成23年3月まで伊那市
保健福祉部高齢者福祉課長を務められ、退職の後、平成26年5月から平成28年3月まで、高遠町地域自治区長を務められました。 公職歴でございますが、令和2年4月から令和3年3月まで、高遠北区長を務められました。 廣瀬さんは豊富な知識と行政に対する高い見識をお持ちで、人格も優れておりまして、委員として適任でございますので、御同意のほどよろしくお願いを申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第1号は、総務文教委員会に付託いたします。
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△議案第2号 請負契約の締結について
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○議長(白鳥敏明君) 日程第4、議案第2号「請負契約の締結について」を議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 橋爪建設部長。 (建設部長 橋爪 豊君登壇)
◎建設部長(橋爪豊君) それでは、議案書の5ページをお願いいたします。 議案第2号「請負契約の締結について」御説明申し上げます。 提案理由でございますが、市営住宅若宮団地若者・子育て向け住宅建築工事につきまして、工事請負業者と請負契約を締結するため、伊那市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 記書きでございますが、契約の目的は御覧をいただきまして、契約の方法は一般競争入札、契約金額は5億6,650万円、契約の相手方は伊那市山寺254番地4、西武・清野特定建設工事共同企業体、代表構成員春日貞秋氏でございます。 入札の経過でございますが、入札参加要件を特定建設工事共同企業体で、構成員2社、うち1社をA級の者とし、各構成員の共通要件を建築一式工事A級又はB級の業者として一般競争入札に付し、7月12日に公告、3共同企業体から応札がございました。 7月28日に開札し落札となり、審査を経たのち8月8日に仮契約をいたしました。 なお予定価格に対する落札率は98.9%でございました。契約の概要につきまして、別冊の議案関係資料で御説明いたしますので、お手数ですが議案関係資料の3ページをお願いいたします。 議案第2号関係(1)でございます。 議決の対象となりますのは、二重線で囲みました建築工事に関わる契約でございまして、工種、金額、相手方につきましては、先ほどのとおりでございます。 機械設備工事、電気設備工事につきましては御覧をください。 工事概要でございますが、鉄筋コンクリート造4階建て、延床面積1,417.16平方メートル、2LDK、20戸の住宅で、昇降機、外物置、駐車場、駐輪場などを設置いたします。玄関や居室内の壁には、地域産材のカラマツを使用し、太陽光発電設備を設置いたします。 工事期間は契約の日から令和5年12月1日までとし、継続費により事業を行うものです。主な財源は社会資本整備総合交付金、公営住宅建設事業債でございます。 4ページをお願いいたします。 住宅建築工事の配置図でございます。場所は高齢者向け住宅の東側、若宮団地の敷地のほぼ中央になります。 5ページは、住宅の平面図でございます。 部屋の配置等を御確認ください。 6ページは建物の立面図でございますので、御覧ください。 説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 3番、唐木拓議員。
◆3番(唐木拓君) お世話になってます。3番、唐木拓でございます。 これから建設が進むと思うのですが、昨年度完成しましたA棟を、すみません、後ればせながら先日見に行ってまいりました。A棟の階段幅97センチで、ただ手すりがあるので93センチ、踊り場が幅90センチなんですけど、手すりがあるので86.5センチ、感覚的にはとても狭い階段となっております。緊急事態のとき、避難経路となる階段でもあります。 今回の建設工事も図面はできあがって、それを元に入札行われているので、これから変更は難しいかと思いますが、今回の建設予定の屋外階段、幅が何センチか分かりましたら教えていただければと思います。
○議長(白鳥敏明君) 橋爪建設部長。
◎建設部長(橋爪豊君) 今回の住宅でございますが、外階段の幅は1メートル54センチ、1.54となっております。
○議長(白鳥敏明君) よろしい。3番、唐木拓議員。
◆3番(唐木拓君) ありがとうございます。それお聞きしまして、安心しました。 あと付随しましてもう一点お聞きできればと思います。 市営住宅という関係上、エアコンが最初から取り付けられていない現状があるかと思われます。今どきエアコンがない住宅はとても生活する上で厳しいと思われます。 家賃2万円の住宅に家賃の3か月分、4か月分のお金を払って、入居者がエアコンを自分で取り付ける、これはちょっと考えたほうがいいのかなというふうに思います。できれば、最初からエアコンは備え付けを検討していただければと思います。 以上でございます。
○議長(白鳥敏明君) 橋爪建設部長。
◎建設部長(橋爪豊君) 検討をさせていただきます。
○議長(白鳥敏明君) はい、ほかにございませんか。 6番、高橋姿議員。
◆6番(高橋姿君) 駐車場のことに関してになります。20戸ありますが、図面のほうで35台というふうにお見受けしますが、およそ子育て世代ということで、夫婦二人とも車を使うかと思いますが、1戸当たり1台ないしはこれだと2台になりますけれども、その点はいかがでしょうか。
○議長(白鳥敏明君) 橋爪建設部長。
◎建設部長(橋爪豊君) この住宅の東側に、今後になるんですけれども、駐車場のスペースを確保していくように計画をしております。
○議長(白鳥敏明君) よろしいですか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) それでは、以上をもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第2号は、経済建設委員会に付託いたします。
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△議案第3号 市道路線の変更について
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○議長(白鳥敏明君) 続きまして日程第5、議案第3号「市道路線の変更について」を議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 橋爪建設部長。 (建設部長 橋爪 豊君登壇)
◎建設部長(橋爪豊君) 議案書の6ページをお願いいたします。 議案第3号「市道路線の変更について」御説明申し上げます。 御提案いたします議案は、道路法第10条第3項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 変更をお願いいたします路線は、路線番号I-4161、路線名美篶団地2号線でございます。 提案理由でございますが、下段に記載してありますとおり伊那中央清掃センター跡地の整備に伴い、路線を整備するために提案するものでございます。位置及び詳細につきまして、別冊議案関係資料で御説明いたしますので、お手数ですが別冊関係資料の7ページをお願いいたします。 議案第3号関係資料、市道路線の変更位置図でございます。点線と実線でお示ししてありますのが、現在認定されております市道美篶団地2号線でございます。伊那中央清掃センター跡地と美原公園を一体とした整備を行うため、その間を通る点線区間239.8メートルを廃止し、終点を美原7448番212先から7446番41先に変更するものでございます。 説明は以上でございます。よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) これより質疑に入ります。御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第3号は、経済建設委員会に付託いたします。
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△議案第4号 伊那市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
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○議長(白鳥敏明君) 日程第6、議案第4号「伊那市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 伊藤総務部長。 (総務部長 伊藤博徳君登壇)
◎総務部長(伊藤博徳君) それでは議案第4号について御説明申し上げますので、議案書の7ページをお願いいたします。 7ページは、「伊那市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」でございます。 最初に提案理由を御説明いたしますので、おめくりをいただきまして10ページ下段を御覧ください。 10ページ下段は提案理由でございますが、男性職員による育児の促進や女性の活躍に向け、仕事と家庭生活の両立を一層容易にするため、育児休業の取得回数の制限を緩和する地方公務員の育児休業等に関する法律が改正をされ、これに伴い職員の育児休業等の運用について、所要の改正を行うためお願いをするものでございます。 次に改正内容について御説明をいたしますので、議案関係資料の8ページをお願いいたします。 議案関係資料の8ページは、伊那市職員の育児休業等に関する条例改正概要でございます。 初めに、今回の法律改正により変更された主な内容は、育児休業の取得回数制限の緩和でございまして、1の(1)のとおり、育児休業の取得回数を現行の1回から2回まで取得可能とするもので、図表の網掛け矢印が改正前と改正後のイメージとなります。 (2)でこの育児休業に加え、子の出生の日から57日までの間に取得できる育児休業でございます産後パパ育休についても、2回まで取得可能とするもので、図表の白い矢印部分でございます。なお取得可能期間は常勤・非常勤の職員で異なりまして、図表下に記載のとおりでございます。 続いて、2は今回の条例改正の内容でございますが、主に非常勤職員の育児休業の取得要件を緩和をするものでございまして、常勤職員につきましては、地方公務員の育児休業等に関する法律において規定をされております。 (1)は改正内容を整理をしたもので、アは育児休業をすることができる非常勤職員を規定するもので、イ及びウでは、育児休業を取得できる期間を定めるものでございます。 また、エでは2回を超えて育児休業を取得できる特別な事情を定め、オは産後パパ育休を取得できる期間を定めるものでございます。 おめくりいただきまして9ページをお願いいたします。 (2)は、(1)アの育児休業をすることができる非常勤職員の任用条件について整理をしたもので、下線の改正部分は産後パパ育休について雇用期間の条件を緩和するものでございます。 3は今回の改正によりまして、1歳以上の子の育児休業の取得について、夫婦交代での取得が可能となったものを図で示したものでございます。 以上が、伊那市職員の育児休業等に関する条例の改正概要でございます。10ページ以降に改正の新旧対照表をおつけしてございますので、概要と併せて御確認をいただければと思います。 恐れ入りますが、議案書の9ページにお戻りをください。 9ページの下段は附則で、この条例の施行期日について、令和4年10月1日とし、併せて経過措置を規定するものでございます。 説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 9番、湯澤武議員。
◆9番(湯澤武君) 9番、湯澤武です。御質問をいたします。今回の改正、法律の改正に伴いますけれども、働き方改革また若い子育て世帯を支援をする大切な法律の改革になるというふうに認識しております。 2点質問をさせていただきます。最近のこの市役所の職員の皆さんにおける、この特に男性の育児休業の取り方、またその取得をして実際に進めて、休業を取ってこられた方の傾向性があれば、教えていただきたいのが1点であります。 それから、関係資料の12ページになりますけれども、十分読み砕いていなくて申し訳ございません。12ページの右の真ん中、「市長が定める特別な事情がある場合にあっては同号に掲げる」という一文がございます。どのような事例があった場合に延長がされて認められていくのか、具体的な事例がありましたら教えていただきたいと思います。
○議長(白鳥敏明君) 伊藤総務部長。
◎総務部長(伊藤博徳君) 職員の育児休業の取得の関係、男性の関係でございますが、出産補助休暇というものがございまして、それは育児休暇とはまた別でございますが、そこはかなり取得率高い状況でございます。詳細な数字については、ちょっと持ち合わせておりませんので失礼いたしますが、なお育児休業につきましては取る職員も出てきているというような状況でございまして、まだまだ取得は高くないという状況でございます。 また、市長の定める特別な事情についてはですね、詳細ちょっとまだ途中でございまして、委員会等でしっかり説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(白鳥敏明君) はい、よろしいですか。 ほかにございますか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第4号は、総務文教委員会に付託いたします。
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△議案第5号 令和3年度伊那市
一般会計歳入歳出決算認定について
△議案第6号 令和3年度国民健康保険
特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第7号 令和3年度伊那市
国民健康保険直営診療所特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第8号 令和3年度伊那市後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第9号 令和3年度伊那市介護保険
特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第10号 令和3年度
伊那市営駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第11号 令和3年度伊那市
公有財産管理活用事業特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第12号 令和3年度伊那市藤沢財産区
特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第13号 令和3年度伊那市北原財産区
特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第14号 令和3年度伊那市長藤財産区
特別会計歳入歳出決算認定について
△議案第15号 令和3年度伊那市水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について
△議案第16号 令和3年度伊那市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について
△議案第17号 令和3年度伊那市
自動車運送事業会計未処理欠損金の処分及び決算認定について
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○議長(白鳥敏明君) 日程第7、議案第5号「令和3年度伊那市
一般会計歳入歳出決算認定について」から議案第17号「令和3年度伊那市
自動車運送事業会計未処理欠損金の処分及び決算認定について」までの13案を一括議題といたします。 本件につきまして、理事者から先に決算の説明を求め、その後、監査委員から決算審査の結果報告を求めることとしたいと思います。 まず、河上会計管理者お願いいたします。 (会計管理者 河上千鶴子君 登壇)
◎会計管理者(河上千鶴子君) 議案第5号から議案第17号までの13議案につきまして、御説明いたします。 これらの決算は地方自治法第233条第3項の規定により、また企業会計につきましては地方公営企業法第30条第4項の規定により、いずれも監査委員の審査を経ましてその意見書をつけて議会の認定に付すものでございます。 決算報告書、決算書にて御説明いたします。 最初に、ピンク色の令和3年度決算報告書一般会計特別会計の7ページを御覧ください。 1、決算の概要についてでございますが、令和3年度は一般会計のほか、9つの特別会計により予算を執行し、いずれも黒字または歳入歳出過不足なしの決算でございます。令和2年度決算に比べ、藤沢財産区、北原財産区及び長藤財産区の各特別会計、3会計が増えております。これは令和3年度末をもって3財産区の議会が廃止されたため、この決算を伊那市議会の認定に付することによるものでございます。 おめくりいただき、8ページ、9ページは会計別決算額総括表でございます。後ほど御覧ください。 それでは、議案第5号「令和3年度伊那市
一般会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたしますので、13ページをお願いいたします。 決算の概要でございます。令和3年度は前年に端を発した
新型コロナウイルス感染症に対する様々な対策を講じるとともに、伊那市医師会等の協力を得て、ワクチン接種事業に市を挙げて取り組みました。あわせて、コロナ禍においてより顕在化した生活困窮世帯への支援、悪化した地域経済の回復に向けた事業を実施しました。感染拡大の影響を受け市税収入は減少しましたが、地方創生推進交付金など有利な財源の活用により歳入の確保に努め、必要な事業を確実に推進しました。同時に、将来にわたり持続可能な財政運営が行えるよう、財政健全化に努めました。 以下、このページの要約でございますが、歳入増の主なものは、普通交付税の追加交付などもあり、9億8,299万円の増。ふるさと納税など寄附金が6億896万円の増、
プレミアム商品券の売払い収入などにより諸収入が4億6,140万円の増のほか、県支出金、地方特例交付金が増加の主なものとなっています。 一方、減少した主なものでは、特別定額給付金事業が終了したことなどにより、国庫支出金が51億5,019万円の減、市税が2億3,435万円の減のほか、繰入金の減などでございます。 歳入確保の柱となる未収金解消対策では、未収金額が1億5,404万円、未納者数は1,576人まで縮減をしております。歳出では、新型コロナ対策事業は適時に補正予算を編成しながら実施をいたしました。 款ごとに事業概要を御報告させていただきますので、おめくりをいただき14ページからお願いいたします。 14ページは議会費、総務費でございます。議会費では新型コロナ対策を講じながら議会活動を推進し、議会改革特別委員会では議会基本条例について、道路・戸草ダム問題等特別委員会では、関係機関の視察などにより調査、研究を進めました。 総務費のうち防災関係では、令和3年8月前線等による大雨では、東春近・西春近両地区の天竜川沿いに避難指示を発令しました。幸いにして人命に関わる被害はなく、被災箇所について国・県の支援と関係業界の協力の下、復旧に努めました。 広報関係では、市報等の発行のほか、メディアを活用したシティプロモーションや公式ホームページのリデザインの実施、庁舎管理では長谷総合支所の建て替えに向け実施設計や仮庁舎の整備工事、本庁舎・トイレ等、手洗器の自動水栓化に取り組みました。 15ページをお願いいたします。 企画関係では伊那市総合計画の進行管理及び実施計画の策定、令和3年度から5年間の伊那市過疎地域持続的発展計画の策定を行いました。 新産業技術推進では、ドローン活用によるゆうあいマーケットのエリア拡大や、モバイルクリニックのさらなる充実、モバイル市役所やVTOLによる物資輸送プラットホームの構築に取り組みました。 交通対策では、ぐるっとタクシーの運行エリア拡大や路線バスの維持に取り組みました。人口増推進では、第2期地方創生総合戦略の進行管理と効果検証を行ったほか、移住定住の促進に向け、空き家バンク、オンラインを活用した移住セミナーの開催などに取り組みました。 下段、民生費のうち新型コロナ対策では、生活困窮世帯等への支援として、市民税非課税世帯等への
プレミアム商品券、福祉灯油ペレット券の配付、生活困窮者への食糧等無償配布を実施したほか、国の臨時特別給付金・自立支援金の交付などに対応しました。おめくりいただき16ページをお願いいたします。 社会福祉関係では、国・県と連携した障がい者や生活困窮者の支援のほか、福祉相談課が新しい福祉まちづくりセンターに移転し、社会福祉協議会との業務連携を強化しました。高齢者福祉関係では、高齢者福祉施設の管理運営、高齢者いきいき健康券の交付や敬老会事業への助成を行いました。 子育て支援関係では、伊那市子どもの未来応援計画を策定して事業を展開し、その一環として「カレー大作戦」をスタートさせました。 保育園の運営では、副食費と未満児保育の保育料について市独自の利用者負担軽減を継続、新山保育園の建設、私立幼稚園改築工事への補助等を行いました。新型コロナ対策では、コロナ禍の影響を受けている子育て世帯等への支援などに取り組みました。 衛生費のうち保健衛生関係では、新型コロナ対策としてワクチン接種の推進、新生児への給付金の支給、帰省する若者のPCR検査等の費用補助、傷病手当金の支給などを行いました。このほか、新たに妊婦歯科検診を実施したほか、清掃関係では、鳩吹クリーンセンター処分場後利用となる横山バイクパークの整備を進めました。 労働費では、中小企業退職金共済掛金補助、勤労者互助会支援事業及び勤労者生活資金融資のあっせん。 17ページをお願いいたします。 UIJターン移住支援金の給付や、若者の地元就職の促進を図るため、奨学金の返還支援を行いました。 農林水産業費のうち新型コロナ対策では、物価高騰対策として原油等高騰対策補助、米価下落緊急支援、飼料高騰緊急支援に取り組みました。 農業振興関係では、スマート農業機械導入事業補助金、半農テレワーカーの創造推進事業を進め、担い手の確保に取り組みました。 農地関係では、水路等の基盤整備を実施し、農業公園関係ではみはらしファームのとれたて市場など、施設の改修工事を行いました。 林業関係では、「伊那市50年の森林ビジョン」を推進するとともに、Ina Valley Forest Collegeの開催など、各事業を実施しました。 商工費のうち商工振興関係では、新型コロナ対策として第3弾
プレミアム商品券事業による地域経済の回復に取り組んだほか、家賃補助や第6波対応中小事業者応援金、特別経営安定化資金の拡充・継続など、様々な事業者支援を行いました。産業立地関係では、産業用地にかかるインフラ整備や誘致活動を行い、3社へ用地を提供するとともに、産業用地を取得し創業した企業への補助などを行いました。 観光関係では、新型コロナの影響を受け、伊那まつり、城下まつり、ふるさと祭りは中止しましたが、高遠城址公園さくら祭りを2年ぶりに開催することができました。 施設関連では、施設の維持を目的とした伊那市観光株式会社への支援や、城下町観光交流施設の整備等を行いました。 おめくりをいただき、18ページをお願いします。 土木費のうち土木管理関係では、道路照明のLED化や河川台帳の整備などを行ったほか、引き続き国土調査事業を実施しました。道路整備関係では、東部線や三条線、中央高嶺線などの特定道路の改良工事のほか、各種道路整備、橋梁長寿命化計画に基づく明神橋ほかの補修、古川などの河川改修工事等を行いました。また、国の直轄代行により進んでいる伊駒アルプスロードの接続道路に関する調査を実施しました。 都市計画関係では、環状南線の残工事を実施したほか、都市計画マスタープラン及び立地適正化計画を策定しました。また、コロナ禍で利用が減少した市営駐車場の運営経費として、特別会計への繰り出しを行いました。 下水道事業会計では、繰出基準に基づく補助金のほか、安定経営のため4億円の出資を行いました。 住宅関係では若宮団地A棟の建設工事や、既存住宅のリフォーム、老朽化した公営住宅団地の除却などを実施しました。 公園関係では、公園施設長寿命化対策として鳩吹公園の複合遊具更新などを行いました。 消防費では、消防団詰所の改修などを行ったほか、消防団車両、小型ポンプの更新などを行いました。 教育費のうち学校教育関係では、長期休業における中学生の自習室の実施、夜の中間教室などの開設などに取り組むとともに、引き続き農業体験を組み入れた「暮らしのなかの食」を実践し、中学生キャリアフェスを2年連続オンライン形式で開催しました。 施設関係では、春富中学校にペレットストーブを設置したほか、19ページをお願いします。西春近南小学校給食施設の整備などを行いました。 社会教育関係では、新型コロナの影響により施設の一時休館、イベント等の一時中止を余儀なくされましたが、感染防止対策を取りながら文化イベントや2年ぶりの成人式を開催したほか、西春近公民館の移転改築、伊那図書館のトイレ改修などを実施しました。 スポーツ関係でも、1年延期されたオリンピック・パラリンピックの関連事業として、聖火リレーの開催、東ティモール選手団の事前合宿受入れなどを行いました。 春の高校伊那駅伝は感染防止対策を講じ、開催することができました。 施設関連では、陸上競技場の改修を実施し、第2種競技場として公認されました。 教育関連の新型コロナ対策では、修学旅行キャンセル料等の一部公費負担や、生活困窮世帯等の児童生徒への食料品や生理用品等の無償提供などを行いました。 災害復旧費では、過年度分として令和元年東日本台風と令和2年7月豪雨、現年度分として7月から9月にかけて発生した豪雨などにより、被害を受けた農地や林道、道路などの災害復旧を行いました。 公債費では通常償還のほか4億6,073万円の繰上償還を行い、地方債残高の縮減に努めました。 決算の結果、収入済額は前年度比6.7%減の444億7,927万2,592円、支出済額は前年度比7.2%減の431億8,504万3,121円となり、歳入歳出差引は前年度比12.7%増の12億9,422万9,471円となりました。なお国の補正に伴う関連事業等を次年度に繰越し、実質収支額は前年度比1.1%減の9億2,506万6,746円となりました。 おめくりいただき、20ページから25ページまでは、款別の決算額比較表でございます。後ほど御覧をいただきたいと思います。 26、27ページまでお進みください。 市税の決算調書でございます。 27ページ右下の収納率は98.92%で、対前年比で0.81%向上しております。 おめくりをいただき、28ページは性質別経費分析表でございます。項目列の中ほど補助費等が大きく減少しておりますのは、令和2年度には新型コロナ対策による特別定額給付金があったことなどが主な要因でございます。 次の29ページに、地方債の状況を掲載いたしました。年度内の借入れは約35億6,234万円、償還額は元利合わせて約39億1,665万円でございまして、年度末の未償還残高は約303億1,009万円でございます。 おめくりいただき30ページは、地方債の目的別現在高でございます。御確認をお願いいたします。 右側31ページからは、債務負担行為の状況、2枚おめくりいただき34ページは、一時借入金の運用状況でございます。令和3年度は金融機関からの借入れはなく、②は各会計における基金からの繰替え運用の利息でございます。 右側、35ページは基金の状況でございます。基金の合計額は令和3年度末現在、約234億2,225万円でございます。 おめくりをいただき、36ページはふるさと応援基金の活用状況でございます。後ほど御覧をいただきたいと思います。右側37ページは各財政指標でございます。上から2番目の経常収支比率は84.6%で、6.3%低下。下から2番目、実質公債費比率は0.9%改善し6.9%。将来負担比率は、昨年に引き続き数値なしでございます。 おめくりいただき38ページからは、未収金の解消実績で、おめくりいただき40ページは食糧費の決算状況、右側41ページは土地開発公社解散に伴い市に移管された土地の状況、42ページは地方消費税交付金の使途状況です。それぞれ御覧をいただきたいと思います。 43ページから45ページは新型コロナ対策の実績をまとめてございますので、後ほど御覧ください。 46ページ以降は、各款ごとの主な施策でございます。後ほど御確認をお願いいたします。 以上、一般会計決算につきまして御説明いたしました。引き続き特別会計につきまして御説明いたします。 お手数ですが、185ページまでお進みください。 議案第6号「令和3年度伊那市国民健康保険
特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 決算の概要でございますが、加入状況は本年3月末現在8,663世帯、1万3,228人で前年度に比べ、世帯数では68世帯、被保険者数では251人の減となりました。保険給付費は44億2,308万1,919円で、前年度に比べ4.2%の増となり、保険税の調定額は現年度分、滞納繰越分を合わせて14億1,609万111円で、2.5%の減となりました。収納における未収金は前年度比で2,597万円余り減少しております。徴収対策は御覧をいただき、保険事業では特定検診、保健指導の実施及び人間ドック補助など被保険者の健康増進に努めました。 決算の結果、収入済額65億8,275万4,708円、支出済額64億9,785万9,047円、差引残額8,489万5,661円を次年度へ繰り越しました。収入済額のうち一般会計から法定分として4億7,014万8,241円、法定外分として9,000万円を繰り入れております。 おめくりいただき186ページは、被保険者数などの前年対比、国保税の状況などです。187ページから200ページは主な施策を掲載しております。後ほど御確認をお願いいたします。 お手数ですが、201ページまでお進みください。 議案第7号「令和3年度伊那市
国民健康保険直営診療所特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 決算の概要でございますが、地域に根差した医療機関としてきめ細かく速やかな医療の提供に努めました。本年度の受診者数は延べ7,344人で、前年度比712人、8.8%の減少でございます。一方、診療収入は6,819万4,856円で、前年度比1,225万円余り、21.9%の増となっております。これは新型コロナ対策による受診人数制限もあり、合計の受診者数は減少したものの、ワクチン接種委託等により収入は増加となったものでございます。 決算の結果、収入支出共に1億7,145万7,739円となりました。一般会計からルール分として1,826万5,000円、赤字補填分として3,286万4,582円、合計5,112万9,582円を繰り入れました。 おめくりいただき、202ページから205ページは主な施策でございます。後ほど御覧ください。 206ページまでお進みください。こちらは、地方債の状況でございます。御覧のように年度末残高は1,970万円でございます。右側、207ページをお願いします。 議案第8号「令和3年度伊那市後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 決算の概要でございますが、3月末の対象者は1万1,764人、市民全体に占める割合は17.8%で、前年度比0.4%の増となりました。 医療給付費は83億559万3,597円、葬祭費の支給額は3,110万円でございました。 決算の結果、収入済額は9億2,179万6,070円、支出済額は9億1,274万4,144円で、差引残額905万1,926円を次年度へ繰り越しました。このページ中ほどからは保険料の状況、おめくりをいただき208ページから209ページは主な施策でございます。後ほど御覧ください。 おめくりいただき、210ページをお願いいたします。 議案第9号「令和3年度伊那市介護保険
特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 決算の概要でございますが、令和3年度は第8期介護保険事業計画に基づき、施設整備や保険給付等を実施いたしました。65歳以上の第1号被保険者数は本年3月末現在、2万1,136人、前年度に比べ63人増加しており、介護認定者数は3,548人で、前年度に比べ84人の増、第1号被保険者の認定割合は前年度比ほぼ横ばいの16.78%でした。保険給付費は62億6,975万1,449円で、前年度比で1.03%、6,400万1,495円の増となりました。 地域支援事業では地域包括ケアシステムの構築や、介護予防事業などを実施しました。 決算の結果、収入済額は69億4,675万5,833円、支出済額は68億3,577万4,521円となり、差引残額1億1,098万1,312円を次年度へ繰り越しました。 右側、211ページは認定者数、保険料の状況。 おめくりいただき、212ページから227ページは主な施策でございます。後ほど御確認をお願いいたします。 228ページまでお進みください。 議案第10号「令和3年度
伊那市営駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 決算の概要でございますが、市街地への乗り入れの利便性と活性化を推進するため、7か所の市営駐車場を指定管理により運営いたしました。利用台数は47万6,883台、利用料金は2,661万2,050円で前年度に比べ利用台数は967台、0.2%の減となったものの、利用収入は209万3,350円、8.5%の増となりました。 歳入につきましては、指定管理者の収入となる駐車場利用料金が大きく減少した状況が続いているため、指定管理納付金を500万円に減額し、一般会計から536万8,609円を繰り入れました。 歳出については予定していた機器改修工事を次年度以降に先送りし、必要最低限の支出にとどめました。 決算の結果、収入済額、支出済額ともに1,036万8,609円となりました。 右側、229ページは利用状況、おめくりいただき230ページは主な施策でございます。後ほど御覧ください。 231ページをお願いいたします。 議案第11号「令和3年度伊那市
公有財産管理活用事業特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 伊那市が保有している公有地の管理、売却及び必要に応じ、新たな公有地の取得など、公有地の管理活用を図りました。新たな土地取得、売却実績は御覧をいただき、事業費の財源は土地取得基金で、新たな土地取得の際には取り崩して繰入を、用地の売却代金及び基金利子は積立てを行いました。 決算の結果、収入額・支出額ともに9億2,524万6,222円となりました。なお、伊那インター工業団地及び大萱産業適地の整備事業費1億1,837万4,000円を、次年度へ繰り越しました。 おめくりいただき232ページは、用地の売却明細。233ページは、主な施策でございます。後ほど御覧ください。 234ページをお願いします。 議案第12号「令和3年度伊那市藤沢財産区
特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 決算の概要でございますが、高遠町藤沢及び芝平にある藤沢財産区区有林の管理及び造林事業等を行いました。 決算の結果、歳入総額は405万4,766円、歳出総額は15万9,552円となり、差引残額389万5,214円を次年度へ繰り越しました。 235ページは主な施策でございます。後ほど御覧ください。 236ページをお願いします。議案第13号「令和3年度伊那市北原財産区
特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 決算の概要でございますが、高遠町藤沢にある北原財産区区有林の管理等を行いました。 決算の結果、歳入総額は270万7,473円、歳出総額は4万2,388円となり、差引残額266万5,085円を次年度へ繰り越しました。 237ページは主な施策でございます。後ほど御覧ください。 238ページをお願いいたします。 議案第14号「令和3年度伊那市長藤財産区
特別会計歳入歳出決算認定について」を御説明いたします。 決算の概要でございますが、高遠町長藤及び芝平にある長藤財産区区有林の管理等を行いました。 決算の結果、歳入総額は360万3,044円、歳出総額は17万6,804円となり、差引残額342万6,240円を次年度へ繰り越しました。 239ページから240ページは主な施策でございます。後ほど御覧ください。 続きまして、公有財産の御報告でございますが、歳入歳出決算書の459ページ以降に掲載しております。後ほど御確認をお願いいたします。 続きまして、公営企業会計の決算につきまして御説明いたしますので、青色の冊子、令和3年度伊那市企業会計決算書附属書類を御覧ください。 議案第15号「令和3年度伊那市水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について」を御説明いたします。 6ページ、7ページをお願いいたします。 初めに、決算報告書の(1)収益的収入及び支出について御説明いたします。 収入の決算額は、第1款水道事業収益は16億9,175万5,040円、第2款簡易水道事業収益は1億7,918万6,880円、支出の決算額は右側7ページへの掲載で、第1款水道事業費用は14億7,454万7,203円、第2款簡易水道事業費用は1億7,315万6,176円で、不用額はそれぞれ御覧のとおりとなりました。 おめくりをいただき、8ページ、9ページの(2)資本的収入及び支出はそれぞれ御確認をお願いいたします。 おめくりいただき10ページ、損益計算書をお願いいたします。 下から4行目、当年度純利益は2億88万846円、前年度繰越利益剰余金はなし、その他未処分利益剰余金変動額は1億947万6,711円で、当年度未処分利益剰余金は3億1,035万7,557円でございます。 12ページ、13ページをお願いします。 剰余金の取扱いにつきまして、地方公営企業法第32条第2項の規定により、議会の議決をお願いするものです。 12ページ下段の表を御覧ください。 当年度未処分利益剰余金3億1,035万7,557円のうち1億947万6,711円を資本金へ組み入れ、2億88万846円を減債積立金へ積立ていたしたいというものでございます。 おめくりいただき、14ページからの貸借対照表は後ほど御覧ください。 お手数ですが、18ページまでお進みください。 事業報告書でございます。(1)の総括事項でございますが、本年度も経営健全化計画の進行管理を通じて持続可能な事業運営の実現に注力するとともに、最も重要なライフラインとして、安定供給に努めました。給水量は家庭向けが減少する一方、前年度は大きく減少した事業所向けが回復し、全体の給水量、給水収益ともに増加しました。年間を通じて経営の効率化に努めた結果、収支では7年連続で黒字を確保することができました。 以下、事業収益、事業費用、財務状況、業務状況、右側19ページでは建設改良、未収金削減までを御覧をいただき、中ほどの経営の見通しでございますが、今後は給水人口の減少などから給水収益も緩やかな減少が見込まれ、一方で施設等が一斉に更新時期を迎える令和12年度以降、更新投資額は年平均で1.5億円程度の増加が見込まれます。このような厳しい経営が予想される中、経営目標である「安全・安心・快適で災害に強い伊那の水道」を実現すべく、創意工夫により事業を継続してまいります。 おめくりいただき、20ページから57ページは事業実績や関係資料でございます。後ほど御覧をいただきたいと思います。 お手数ですが、62ページまでお進みください。 議案第16号「令和3年度伊那市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について」を御説明いたします。 62ページ、63ページをお願いいたします。 決算報告書の(1)収益的収入及び支出について御説明いたします。 収入の決算額は第1款下水道事業収益29億7,400万2,786円で、支出の決算額は右側63ページへの掲載で、第1款下水道事業費用26億1,341万664円でございます。 おめくりをいただき、64ページ、65ページの(2)資本的収入及び支出は、後ほど御確認をお願いいたします。 おめくりいただき66ページ、損益計算書をお願いいたします。 下から4行目、当年度純利益は3億4,576万653円で、当年度未処分利益剰余金は同額の3億4,576万653円となりました。 おめくりいただき、68、69ページをお願いします。 剰余金の取扱いにつきまして、地方公営企業法第32条第2項により、議会の議決をお願いするものです。 68ページ下段の表を御覧ください。 当年度の未処分利益剰余金は3億4,576万653円で、全額を減債積立金へ積立ていたしたいというものでございます。 おめくりいただき、70ページからの貸借対照表は後ほど御覧をいただきたいと思います。 おめくりいただき、74ページをお願いいたします。 事業報告書(1)の総括事項でございますが、下水道事業経営健全化計画を進行管理し、持続的な事業経営の実現に努めました結果、7年連続で黒字決算とすることができました。 一方で、企業債償還額は前年度比で約5,000万円増加し30億円余りに上り、資本的収支の補填財源残高は約9億6,000万円増加し、約18億2,000万円となりました。事業の安定的な継続のため、今後も引き続き一定水準の純利益を確保し、補填財源を増加させる必要があります。 以下、事業収益、事業費用、財務状況、業務状況、右側75ページの建設改良、未収金削減は御覧をいただきまして、中ほどの経営見通しをお願いいたします。 下水道整備がおおむね終了する中で、人口減少などにより使用料の増加を見込むことが困難です。一方で、企業債の償還は令和4年度をピークに、年30億円程度が必要がとなり、その後も大きくは減少はしないため、経営状況の一段の悪化が懸念されるところです。このように将来的に厳しい経営環境が予想される中で、経営目標である「時代の変化に対応できる持続可能な事業経営」を実現すべく、未来を見据えた事業経営を実践してまいります。 おめくりいただき、76ページから123ページは事業実績並びに関係資料でございます。後ほど御覧をいただきたいと思います。 お手数ですが、128ページまでお進みください。 続いて、議案第17号「令和3年度伊那市
自動車運送事業会計未処理欠損金の処分及び決算認定について」を御説明いたします。 128、129ページをお願いいたします。 決算報告書の(1)収益的収入及び支出について御説明いたします。 収入の決算額は、第1款事業収益3,060万8,012円で、支出の決算額は右側129ページへの掲載で、第1款事業費用5,794万1,602円でございます。 おめくりいただき、130ページ、131ページの(2)資本的収入及び支出は後ほど御覧ください。 おめくりいただき132ページ、損益計算書をお願いいたします。 下から4行目、当年度純損失は2,733万3,590円で、前年度繰越利益剰余金はなし、その他未処分利益剰余金変動額は401万2,716円で、差引合計の当年度未処理欠損金は2,332万874円でございます。 おめくりいただき、134、135ページをお願いいたします。 積立金の目的外使用につきまして、伊那市自動車運送事業の設置等に関する条例、第4条の2、第3項により議会の議決をお願いするものです。 134ページ、下段の表を御覧ください。 当年度未処理欠損金は、2,332万874円で建設改良積立金から同額を繰り入れることによって、繰越欠損金を計上せず処分後残高をゼロ円としたいというものでございます。 おめくりいただき、136ページからの貸借対照表は後ほど御覧をいただきたいと思います。 140ページまでお進みください。 事業報告書でございます。2段落目から御覧をいただき、令和2年度は新型コロナの感染拡大に伴い、全面運休となりましたが、令和3年度は例年どおり4月25日から運行を開始しました。しかしながら、前年の大雨による災害復旧工事の完了までは、全線運行ができない状況が続いたこと、及び天候不順による運休などもあり、運行日数は188日、運休日数は17日、利用者数は2万5,264人となりました。 令和3年度の収支状況は、利用者の大幅な減少や全線開通までは歌宿までの運賃としたことなどから、営業収益は約2,882万1,000円、純損失は約2,733万4,000円となりました。 右側141ページは利用状況です。 おめくりいただき、142ページから154ページは事業実績並びに関係資料でございます。後ほど御覧いただきますようお願いします。 以上、議案第5号から議案第17号まで各会計の決算概要を御説明申し上げました。よろしく御審議の上、認定、御議決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) 暫時休憩いたします。 再開は11時10分といたします。
△休憩 午前10時59分
△再開 午前11時10分
○議長(白鳥敏明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 次に、監査委員から決算審査の結果報告を求めます。 北原代表監査委員。 (代表監査委員 北原藤重君登壇)
◎代表監査委員(北原藤重君) それでは、地方自治法及び公営企業法等の規定により伊那市長から審査に付されました令和3年度伊那市一般会計、特別会計、公営企業会計の各決算並びに健全化判断比率及び公営企業資金不足比率につきまして、池上忍監査委員、吉田浩之監査委員との3名で審査を実施いたしましたので、御報告申し上げます。 お手元の決算審査意見書に沿って、概要説明を申し上げます。詳細につきましては、後ほど意見書を御覧いただきたいと思います。 初めに、意見書の4ページを御覧ください。 令和3年度伊那市一般会計、特別会計、決算審査意見でございます。 第1、準拠にする基準は、審査実施の根拠が伊那市監査基準に準拠している旨、記載してございます。第2、監査の種類は審査が決算審査であることが記載してございます。第3、審査の対象は御覧の各会計決算でございます。第4、審査の着眼点及び主な実施内容、第5、審査の実施場所及び日程につきましては、記載のとおりですので御覧をいただきまして、5ページをお願いいたします。 第6、審査の結果ですが、審査いたしました令和3年度の伊那市一般会計及び特別会計に係る決算書等の各計数につきましては、関係諸帳簿、証書類等の照合の結果、誤りは認められず、予算の執行状況はおおむね適正に執行されておりました。 続いて第7、審査の意見では一般会計、特別会計を合わせた決算の規模、収支の状況等を記載してございます。こちらにつきましては先ほど会計管理者からの説明がございましたので、ここでは説明を略させていただきますので、後ほどお目通しをいただきたいと思います。 2枚ほどおめくりをいただきまして、8ページを御覧ください。 (3)財政状況の表ですが、各指標はいずれも前年度同数または改善されております。 9ページ、(4)市債現在高の表のとおり、令和3年度末の現在高は一般会計、特別会計、企業会計ともに前年度より減少しております。 おめくりいただきまして、10ページをお願いいたします。 (5)市税等収納状況ですが、表の一番下の合計欄、左から4欄目の収入済額は前年度比13.5%の減少、次の不納欠損額は38.7%減少し、未収金額額は37.1%減少しております。 次に11ページ中ほどの2、総括的意見でございますが、(1)財政状況については、令和3年度は財政健全化プログラムの着実な実施に努め、実質公債費比率、将来負担比率とも、各財政指標は改善してきております。令和3年度では個人市民税をはじめとする一般税調定額は前年度と比較し減少しました。長引く
新型コロナウイルス感染症により悪化した経済は、感染症の収束の兆しが見えない中、景気回復も見通せず、今後において税収の伸びは期待できない状況にあります。国による中小事業者等への軽減措置の影響を受け、固定資産税及び都市計画税の減収もあり、今後の財源確保についての見通しも引き続き不透明な状況にあります。 このコロナ禍で多くの事業が中止や規模の縮小を余儀なくされましたが、この状況はまだ続くものと思われます。真に必要な事業の見極めを行い、先を見据えた見直しを推進していただきたいと思います。 市債残高は前年度と比較して削減できましたが、公営企業分も含めて637億円余りと多額であります。令和3年度は建設など公共事業において、地域産材の活用や木質バイオマス燃料、太陽光発電など脱炭素社会への行動も組み込まれ、実践されていました。最小の経費で最大の効果を発揮する中でも、脱炭素化、豊かさ、暮らしやすさなど、この伊那市が全国の自治体のモデルとなるような「日本を支える地方都市 伊那市」の実現に努めていただきたいと思います。 おめくりをいただきまして(2)収入確保及び未収金解消についてですが、令和3年度市全体の未収金は目標額を達成し、未収金額が減少しました。これは、未収金解消に対する全職員の努力の結果と考えます。しかしながら、一般税における未収金は多くあり、不納欠損を行っていることから、今後も公平性確保の観点から不納欠損には厳正を期すとともに、引き続き未収金の解消に努めていただきたいと思います。 (3)予算編成及び執行について。 ア、予算編成及び予算管理について、予算管理はおおむね適正に行われていたものと認められました。 イ、食糧費の執行については、食糧費執行基準により適切に執行されていましたが、一部において出席者の範囲が執行基準を超えており、懇談会の必要性を厳格に検討し、必要最小限の執行とするようお願いします。 ウ、契約事務、予算執行事務及び補助金交付事務については、おおむね適正に行われておりました。今後一層、地方自治法等の関係法規に基づいて、合理的で的確な事務処理に努めていただきたいと思います。 エ、ふるさと寄附金等については、企業版寄附もあり、前年度と比較して増加となりました。多くの寄附件数と多額の寄附金額を取り扱うため、事務手続等に遺漏のない適正な処理に努めていただきたいと思います。また、ふるさと納税を含め寄附金はあくまで一時的な収入ですので、寄附者の意思を尊重しながら、適正で慎重な財政運営を実施していただきたいと思います。 (4)特別会計について。 ア、
国民健康保険特別会計についてですが、大幅な未収金解消が図られましたが、依然として多額の未収金がありますので、さらに解消に努めていただきたいと思います。 イ、
国民健康保険直営診療所特別会計についてですが、長藤診療所では整形外科の診察を増やすことにより、受診者数が増加いたしましたが、全体では
新型コロナウイルス感染症の影響もあり減少しています。今後の人口減少や高齢化に伴う地域社会の変化を踏まえた地域の医療体制のあり方について、引き続き検討いただきたいと思います。 ウ、
介護保険特別会計についてですが、介護保険料における未収金について、滞納者に対する積極的な取組と、新たな未収金発生防止に努めていただきたいと思います。 エ、
公有財産管理活用事業特別会計についてですが、令和3年度工業団地用地3か所の売却を行い、3か所の工業団地用地を取得しました。今後さらに未活用の公有地や必要に応じての新規公有地の取得など、管理活用を進めていただきたいと思います。 オ、藤沢財産区特別会計について、カ、北原財産区特別会計について、キ、長藤財産区特別会計についてですが、令和3年度末をもって各財産区議会が廃止され、財産区管理会へ移行されました。今後も適正な運営により、森林の保全、育成に努めていただきたいと思います。 1枚おめくりいただきまして、15ページを御覧ください。 15ページから43ページまでは、一般会計の決算状況について、それぞれ歳入と歳出を主に前年度比較や経年比較などの分析をしてございます。事業の実施状況によって歳入歳出とも増減がございますが、こちらも後ほど御覧いただきたいと思います。 また、44ページから60ページまでは、特別会計の決算について会計ごとにまとめてございます。こちらにつきましても、後ほど御覧いただきたいと思います。 お手数ですが、61ページを御覧ください。 第8、財産に関する調書につきましては、記載のとおりでございます。後ほど御覧いただきたいと思います。 おめくりをいただきまして、第9、基金の運用状況につきましては、適正に管理されているものと認められました。 続きまして、2枚おめくりをいただき、65ページを御覧ください。 令和3年度伊那市公営企業会計決算審査意見でございます。 第6、審査の結果及び意見ですが、各会計とも決算報告書等は関係法令に準拠して作成され、各事業の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。 それでは、各会計について御報告させていただきますので、おめくりをいただき、66ページを御覧ください。 水道事業会計でございます。 1、事業の概況では、令和3年度は伊那市水道事業経営健全化計画に基づき、有収率向上対策に加え経営の効率化に努めた結果、7年連続の黒字決算となっております。 次の67ページ、2、予算の執行状況は御覧をいただきまして、2枚おめくりをいただき、71ページを御覧ください。 4、財政状態の下段ウ、未収金は、窓口業務等委託事業者と協力して未収金対策が実施されておりました。 次に、2枚おめくりをいただきまして、75ページを御覧ください。 5、総括的意見でございます。令和3年度は伊那市水道事業経営健全化計画等の着実な進行管理により、7年連続で黒字を確保しており、その経営努力を評価するものです。水道事業は人口の減少、節水意識の高まり等により、給水収益の穏やかな減少が見込まれる一方で、今後施設が一斉に更新時期を迎えることもあり、経営状況の悪化が懸念されます。今後も施設利用率及び有収率の向上を図るため、効果的な漏水調査、施設の統廃合等に努めていただきたいと思います。 水道事業経営健全化計画に基づき事業費の見直し、施設の更新投資の平準化、事業委託の推進等の経費削減、収入の確保、人材育成等による経営基盤の強化を行ってきましたが、
新型コロナウイルス感染症拡大による月ごとの使用料の影響も考慮し、経営の効率化を進めるとともに、安全・安心で災害に強い水道事業の継続に努めていただきたいと思います。 おめくりをいただき、76ページからは比較損益計算書、比較貸借対照表を掲載してございますので、後ほど御覧いただきたいと思います。 次に、2枚おめくりいただきまして、80ページを御覧ください。 下水道事業会計でございます。令和3年度も下水道事業経営健全化計画に基づき、持続的な事業経営の実現に努め、7年連続で黒字決算となりました。 81ページ、予算の執行状況からは御覧をいただきまして、2枚おめくりをいただきまして、85ページを御覧ください。 4、財政状態について。 ウ、下水道使用料未収金は窓口業務等委託事業者との協力により、下水道使用料の未収金解消対策を実施し、また受益者負担金の未収金は水道部全職員による滞納整理の実施により、現年分の抑制が図られておりました。 2枚おめくりをいただき、89ページを御覧ください。 5、総括的意見でございます。令和3年度も伊那市下水道事業経営健全化計画等の着実な進行管理により、3億4,576万円の純利益を確保しており、経営努力を評価するものです。下水道への接続指導などの水洗化促進施策により水洗化人口、水洗化戸数ともに上昇し、水洗化率は県内19市平均を上回りました。しかし、今後も企業債の償還が年30億円程度必要となるため、事業費の圧縮、水洗化率の向上による収入の確保、処理場の統廃合、施設の長寿命化による維持管理費の削減など、資産管理による経営基盤の強化に努め、持続的な下水道事業に努めていただきたいと思います。 おめくりをいただきまして、比較損益計算書、比較貸借対照表を掲載してございますので、90ページからは後ほど御覧いただきたいと思います。 2枚おめくりいただきまして、94ページを御覧ください。
自動車運送事業会計でございます。 1、事業の概況ですが、令和3年度は
新型コロナウイルス感染予防を行いながら、2年ぶりの運行となりました。南アルプス林道の路肩決壊箇所が復旧していない状況で運行が始まり、復旧工事の状況で運行区間を延ばし、利用者の利便性向上を図り運行を行いました。 次の95ページ、2、予算の執行状況につきましては御覧いただきまして、2枚おめくりをいただき、98ページを御覧ください。 5、総括的意見でございます。前年度の運休期間中の豪雨等により、災害が起きた南アルプス林道の復旧工事が運行開始までに完了しない中、段階的に運行区間を延ばし、一部徒歩区間や無料シャトルバスの運行を行い、利用者の利便性向上に努められました。 今後も道路パトロールを実施し、運行開始以来誇ってきたバス運行の無事故記録も更新し、引き続き車両の点検、運行前のアルコール検知、職員の健康管理や安全教育、指導も徹底され、一層の安全運行に心がけ、経営の効率化を図り、利用者の満足度向上にも努められるようお願いします。 現在、山梨県側からのルートが途絶えており、北沢峠までの唯一のバス路線でもあり、休業していた山小屋の営業も始まったことから、バス利用者の増加も見込まれます。引き続き感染症対策を行い、安全運転に努めていただきたいと思います。 おめくりをいただきまして、100ページからは比較損益計算書、比較貸借対照表を掲載してございますので、後ほど御覧いただきたいと思います。 4枚おめくりをいただきまして、105ページを御覧ください。 令和3年度伊那市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率審査意見でございます。 第6、審査の結果及び意見ですが、健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎書類は、適正に作成されているものと認められました。 右側106ページの1、健全化判断比率について、財政の健全化を表す指標のうち実質赤字比率及び連結実質赤字比率は、実質赤字額が生じておりません。また、実質公債費比率は6.9%、将来負担比率は数値なしでした。いずれも国の早期健全化基準を下回っていますが、実質公債費比率においては県内19市の平均に比べると高い水準にありますので、引き続き財政の健全化に努めていただきたいと思います。 おめくりをいただきまして2、資金不足比率につきましては、いずれの会計も資金不足は生じておりません。 以上、令和3年度の決算審査の御報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(白鳥敏明君) これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第5号から議案第17号までの13案は、議長を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託のうえ審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「はい」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 御異議なしと認めます。 よって議案第5号から議案第17号までの13案は、議長を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決しました。
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△議案第18号 令和4年度伊那市一般会計第2回補正予算について
△議案第19号 令和4年度伊那市
国民健康保険特別会計第1回補正予算について
△議案第20号 令和4年度伊那市
介護保険特別会計第1回補正予算について
△議案第21号 令和4年度
伊那市営駐車場事業特別会計第1回補正予算について
△議案第22号 令和4年度伊那市水道事業会計第1回補正予算について
△議案第23号 令和4年度伊那市下水道事業会計第2回補正予算について
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○議長(白鳥敏明君) 続いて日程第8、議案第18号「令和4年度伊那市一般会計第2回補正予算について」から議案第23号「令和4年度伊那市下水道事業会計第2回補正予算について」までの6案を一括議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 伊藤総務部長。 (総務部長 伊藤博徳君登壇)
◎総務部長(伊藤博徳君) それでは、補正予算書の5ページをお願いいたします。 議案第18号「令和4年度伊那市一般会計第2回補正予算について」御説明をいたします。 第1条は歳入歳出それぞれ7億8,660万円の追加をお願いし、総額を396億3,430万円とさせていただくものでございます。今回計上いたします主な事業は、福祉事業所や児童福祉施設への運営支援、保育園等の賄い材料支援、ワクチン接種の推進などの
新型コロナウイルス感染症対策事業の第28弾、またこれまで保護者が持ち帰っていた使用済み紙おむつを保育園で処理する事業、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた補助事業などでございます。 今回の補正後の予算規模は、前年度の9月追加補正後とほぼ同規模の約1.3%の減でございます。 第2条は継続費の補正、第3条は債務負担行為の補正、第4条は地方債の補正でございますが、別表にて御説明申し上げますので、2枚おめくりをいただきまして8ページをお願いいたします。 8ページ、第2表継続費補正は変更で、先の6月市議会定例会でお認めいただきました若宮団地若者子育て世帯向け住宅建設事業について、整備の前倒しを図るため、第2表のとおり継続費の値上がり額を変更させていただくものでございます。 次に9ページ、第3表の債務負担行為補正は追加で、移住定住に向けた戦略的住宅
立地誘導事業補助金については、市内に住宅を建設した皆様に補助を実施するもので、令和5年4月からの実施を計画をしておりますが、あらかじめ周知期間を設けるため、令和5年度から7年度までの事業費追加をお願いするものです。 次の土地改良施設維持管理適正化事業は、令和4年度当初予算で計上した内容に、令和8年度までの負担金及び工事費を追加をするものでございます。 おめくりをいただきまして、10ページをお願いいたします。 10ページ、第4表、地方債補正は変更で、さくらホテルの自動火災報知設備の改修に充当する過疎対策事業、若宮団地若者・子育て世帯向け住宅建設事業の年割額の変更に伴い増額をする公営住宅建設事業、防火貯水槽整備に充当する緊急防災減災事業、消防団施設の改修に充当する公共施設等適正管理推進事業及び長谷の市道尾田屋上城線の防災工事に充当する緊急自然災害防止対策事業をそれぞれ増額をするとともに、地方交付税の交付不足を補う臨時財政対策を国の決定に基づきまして減額するものでございます。全体では2億4,400万円余を減額するものとなります。 続いて、歳出予算の主な補正内容について御説明をいたしますので、恐れ入りますが20ページまでお進みをいただきたいと思います。 20ページ以降は、歳出でございます。 1款議会費は御覧をいただきまして、22ページをお願いいたします。 22ページ、2款総務費、1項総務管理費の中ほど、5目財産管理費の右ページ、庁舎管理は電気料金の値上げを受け、本庁舎等の光熱水費を増額をするもの。 次の財産管理は、旧藤沢診療所医師住宅を解体し、借地を返還するもの。 下段の2項2目賦課徴収費の市税等収納はおめくりをいただきまして、25ページの市税過誤納還付金で、今後の法人市民税の申告等による還付額を見込み増額をするものでございます。 おめくりいただき、26ページをお願いいたします。 26ページ、3款民生費、1項1目社会福祉総務費の右ページ、
新型コロナウイルス感染症対策(社会福祉)は、コロナ禍における物価高騰等の影響を受ける福祉サービス事業者の事業継続を支援するものなどで、次の高齢者福祉施設管理は、平成30年度末をもって施設廃止した老人憩の家西春近荘を解体するもの。その下、老人保護措置は協定に基づき措置入所の減少する上伊那福祉協会の運営継続を支援するものでございます。 下段の2項1目児童福祉総務費の
新型コロナウイルス感染症対策(児童福祉)は、物価高騰の影響を受ける私立保育園や認定こども園などの児童福祉施設の事業継続を支援するもので、おめくりをいただきまして29ページの上から二つ目、児童福祉施設管理は認可外保育施設「山の遊び舎はらぺこ」が、手良地区に移転するに当たり、国の支援制度を活用して補助をするもので、次の保育園運営は燃料費や光熱水費を増額するとともに、物価高騰を踏まえまして保護者負担は増やさず、保育園の給食の質と量を維持するため、賄い材料費を増額するもの。また、これまで保護者が持ち帰っていた公立保育園の使用済み紙おむつを、本年11月から市が処理するものでございます。 おめくりをいただきまして30ページ、4款衛生費、1項1目保健衛生総務費の右ページ、
新型コロナウイルス感染症対策(保健衛生)は、
新型コロナウイルスワクチン接種の推進を図るもので、次の地球温暖化対策は、国の地域脱炭素移行再エネ推進交付金に採択をされまして、国の補助を受けながら太陽光発電設備やまき、ペレットストーブなどの導入を支援をするものでございます。 おめくりをいただきまして32ページ、6款農林水産業費、1項農業費は御覧をいただき、下段、2項林業費はおめくりをいただき、35ページの上から二つ目、南アルプス林道維持管理は、南アルプス林道の災害防止対策工事を行うものでございます。 おめくりいただき、36ページをお願いいたします。 36ページ、7款商工費、1項3目観光費の右ページ、観光施設管理は伊那商工会議所建設部会様からの寄附金を活用して、鹿嶺高原テラスで使用いたします備品などの購入などでございます。 おめくりをいただきまして38ページ、8款土木費、2項3目道路新設改良費は、長谷の市道尾田屋上城線の防災工事を実施するもので、次の4項1目都市計画総務費の駐車場会計操出金は、コロナ禍で市営駐車場の利用が低調なため、市営駐車場特別会計へ繰り出すもの。その下、5項2目住宅建設費の公営住宅建設は国交付金の増額による令和4年度の予算を増額するもので、先ほど継続費の補正で触れたものとなります。 おめくりをいただき、40ページをお願いいたします。 40ページ、9款消防費から42ページ、10款教育費は御覧をいただきまして、44ページまでお進みください。 44ページ、6項3目図書館費の右ページ、高遠図書館は寄附金を活用して古文書関連事業を実施をするものでございます。 以上が歳出でございます。 次に歳入について御説明いたしますので、お手数ですが16ページまでお戻りをいただきたいと思います。 16ページからは、歳入でございます。 1款市税は、個人及び法人市民税の賦課状況を踏まえて増額をするもの。次の16款国庫支出金及び17款県支出金は、歳出で説明をいたしました事業等に充当するものでございます。 一番下の19款寄附金はおめくりをいただきまして、18ページの一番上で、企業や団体からの寄附金を古文書関連事業や鹿嶺高原のテラスの備品整備に充当するものでございます。 次の20款繰入金は、基金の目的に沿いまして、再エネ推進交付金事業や保育園運営事業などにふるさと応援基金を充当をするもので、その下、22款諸収入は民間からの協賛金、次の23款市債は、先ほど説明をいたしましたとおり、各種事業に充てるものでございます。 なお予算書46ページ以降には、給与費明細書をおつけしてございますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。 以上、一般会計第2回補正予算につきまして御説明いたしました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) 続きまして、松澤保健福祉部長。 (保健福祉部長 松澤浩一君登壇)
◎保健福祉部長(松澤浩一君) 補正予算書の53ページをお願いします。 議案第19号「令和4年度伊那市
国民健康保険特別会計第1回補正予算について」御説明いたします。 第1条は歳入歳出それぞれ8,489万6,000円の追加をお願いしまして、総額を65億5,779万6,000円とさせていただくものでございます。今回の補正は前年度繰越金を国民健康保険基金へ積み立てるためのものでございまして、補正後の予算規模は前年度同期比で0.47%の増となります。 補正予算の内容につきまして、歳出から御説明いたしますので、64ページをお願いします。 7款1項1目国民健康保険基金積立金の24節積立金は、前年度繰越金を基金へ積み立てるため増額をお願いするものでございます。 次に歳入につきまして御説明いたしますので、お手数ですが62ページへお戻りください。 12款1項2目その他繰越金は、前年度からの繰越金でございます。 議案第19号の説明は以上でございます。 続きまして、補正予算書の69ページをお願いします。 議案第20号「令和4年度伊那市
介護保険特別会計第1回補正予算」につきまして御説明いたします。 第1条は、歳入歳出それぞれ1億1,098万1,000円の追加をお願いしまして、総額を69億9,028万1,000円とさせていただくものでございます。今回の補正は、前年度の決算に基づきまして、交付金等の精算による返還と介護給付費準備基金への積立てを行うものでございまして、補正後の予算規模は前年度同期比で3.25%の増になります。 補正予算の内容につきまして歳出から御説明いたしますので、80ページをお願いします。 6款1項1目介護給付費準備基金積立金の24節積立金は、前年度繰越金の一部を基金に積み立てるものでございます。 おめくりいただきまして、82ページをお願いします。 8款1項2目償還金の22節償還金利子及び割引料は、令和3年度事業の精算に伴う地域支援事業交付金等の過年度分返還金でございます。 次に、歳入につきまして御説明いたしますので、お手数ですが78ページにお戻りください。 11款1項1目の繰越金は、前年度からの繰越金でございます。 説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) 続きまして、橋爪建設部長。 (建設部長 橋爪 豊君登壇)
◎建設部長(橋爪豊君) 補正予算書の87ページをお願いいたします。 議案第21号「令和4年度
伊那市営駐車場事業特別会計第1回補正予算について」御説明いたします。 第1条は、歳入合計及び歳出合計とも1,380万円に変更はございませんが、歳入内訳について補正をお願いするものでございます。 補正をお願いする理由でございますが、
新型コロナウイルス感染症の影響により、駐車場利用料金はコロナ禍前の令和元年度と比べ、6割程度に落ち込んでおります。現時点での予測で、今年度の利用料収入は昨年度よりやや増加するものの、令和元年度の6割程度に落ち込むことが見込まれていることから、これに対応するため、歳入の補正をお願いするものでございます。 内容を御説明いたしますので、96ページをお願いいたします。 96ページ、歳入でございます。 2段目の5款諸収入、1項1目雑入の指定管理納付金ですが、指定管理者との協定に基づき1,200万円を計上しておりましたが、指定管理者の収入となる駐車場利用料金が減少したため、730万円の減額補正を行うものです。 1段上の4款繰入金、1項1目一般会計繰入金は、不足をする730万円を一般会計から繰り入れるものでございます。 説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○議長(白鳥敏明君) 続きまして、伊藤水道部長。 (水道部長 伊藤一真君登壇)
◎水道部長(伊藤一真君) 補正予算書の103ページをお願いいたします。 議案第22号「令和4年度伊那市水道事業会計第1回補正予算について」御説明いたします。 今回の補正は、電気料金の値上げにより光熱水費及び動力費の不足が予想されるため、増額をお願いするものでございます。 第1条は御覧をいただき、第2条は収益的収入及び支出で、支出の第1款水道事業費用を515万円増額し、総額を14億6,765万円に、第2款簡易水道事業費用を120万円増額し、総額を1億8,660万円とするものでございます。 附属資料については御覧ください。 議案第22号の説明は以上でございます。 111ページをお願いいたします。 続きまして、議案第23号「令和4年度伊那市下水道事業会計第2回補正予算について」御説明いたします。 今回の補正は電気料金の値上げにより、光熱水費及び動力費の不足が予想されるため、増額をお願いするものでございます。 第1条は御覧をいただき、第2条は収益的収入及び支出で、支出の第1款下水道事業費用を2,334万円増額し、総額を26億9,074万円とするものでございます。 附属資料については御覧ください。 説明は以上でございます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(白鳥敏明君) これより質疑に入ります。御質疑ございませんか。 21番、柳川広美議員。
◆21番(柳川広美君) 補正予算書8ページの継続費補正についてお伺いします。 年割額の変更で、今年度増額ということは若者・子育て世帯向け住宅建設を今後も新規に計画しているということでしょうか。
○議長(白鳥敏明君) 橋爪建設部長。
◎建設部長(橋爪豊君) これは先ほど議案提案させていただきました若者・子育て向け住宅の予算割を変更するものでありまして、先ほど御提案申し上げた請負契約のあの契約の年度割を変更させていただくという内容でございます。
○議長(白鳥敏明君) よろしいですか。 ほかにございますか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第18号から議案第23号までの6案は、付託表のとおり所管の各委員会に付託いたします。
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△請願・陳情について
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○議長(白鳥敏明君) 日程第9、請願・陳情が文書表のとおり提出されております。紹介議員になっている方もありますので、補足説明のある方の発言を許可いたします。 なお、補足説明は簡潔にお願いいたします。 よろしいですか。 (「はい」と言う者あり)
○議長(白鳥敏明君) それでは本件は、文書表のとおり所管の各委員会に付託いたします。 ここで市長から、令和3年度決算健全化判断比率等を説明する書類及び令和3年度伊那市一般会計継続費精算報告書が提出されております。タブレット端末の本日の会議資料に掲載してありますので、それぞれ御確認ください。 なお決算の関係につきましては、本会議終了後の研修会にて説明いたします。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。
△散会 午前11時55分 地方自治法第123条第2項の規定により署名をする。 伊那市議会議長 伊那市議会議員 伊那市議会議員...