△議案第9号 伊那市
保養センター条例の一部を改正する条例
△議案第10号 伊那市山荘条例の一部を改正する条例
△議案第11号 伊那市
キャンプ場条例の一部を改正する条例
△議案第12号
伊那市営住宅条例の一部を改正する条例
△議案第13号
高遠城址公園使用料徴収条例の一部を改正する条例
△議案第14号 伊那市
簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
△議案第19号 伊那市水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
△議案第20号 伊那市
水道事業給水条例の一部を改正する条例
△議案第21号 伊那市
下水道条例の一部を改正する条例
△議案第22号 伊那市
農業集落排水施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例
△議案第23号 伊那市
戸別合併処理浄化槽の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例---------------------------------------
○議長(伊藤泰雄君) 日程第3、議案第2号、「市道路線の廃止、変更及び認定について」から、議案第5号、「市道路線の認定について」、及び議案第9号、「伊那市
保養センター条例の一部を改正する条例」から議案第14号、「伊那市
簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」及び議案第19号、「伊那市水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」から議案第23号、「伊那市
戸別合併処理浄化槽の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」までの15案を一括議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。
経済建設委員長、
中山彰博議員。 (7番 中山彰博君登壇)
◆7番(中山彰博君) 議案第2号、「市道路線の廃止、変更及び認定について」、議案第3号、「市道路線の認定について」、議案第4号、「市道路線の認定について」、議案第5号、「市道路線の認定について」の4議案を一括審査いたしました。 慎重審査の結果、議案第2号、議案第3号、議案第4号、議案第5号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第9号、「伊那市
保養センター条例の一部を改正する条例について」審査いたしました。 審査の中で出された質疑の主なものは、「上限金額の改正だが、今後各施設で宿泊料を引き上げる予定はあるのか」との質問に対し、「基本的には3%分を利用者にお願いしていく方向であるが、
サービス内容や料理など顧客満足度を高める工夫をする中で、宿泊料を調整できないか、伊那市
観光株式会社で検討中である」旨の答弁がありました。 また、「伊那市
観光株式会社では、消費税の改正として引き上げるだけでなく、新しい戦略を考慮する中で検討してほしい」との要望、「宿泊料は現行の上限額を下回っており、条例改正の必要はない」との反対意見が出されました。 採決の結果、議案第9号は賛成多数で原案のとおり決しました。 次に、議案第10号、「伊那市山荘条例の一部を改正する条例について」審査いたしました。 審査の中で出された質疑の主なものは、「新名称への応募件数や、協議経過はどうあったのか」との質問に対し、「応募総数1,301件の中で、『こもれび』という名称が入った応募は6件であった。『北沢峠』がついた名称の応募が多数あり、南アルプスの登山基地として『北沢峠』という名称をきちんと入れるべきとの意見があり、冠名称に決定した。また、峠付近の二つの小屋に『長衛』という名称がついていることは、登山者の安全や緊急時に混乱を招くおそれがある。選定に当たっては『長衛』という名称は使わないということで協議し、その結果、全会一致で『北沢峠こもれび山荘』に決定した」旨の答弁がありました。 「選定委員会では全会一致ということだが、長谷の地域協議会ではどうだったのか」との質問に対し、「名称を変更することに対しての賛否はあったが、今回の新名称については了承された」旨の答弁がありました。 「山荘宿泊料が上限額と同額になるケースがあるのか」との質問に対し、「今のところ上限額までの料金設定はない。現在、伊那市
観光株式会社で検討している」旨の答弁がありました。 また、「消費税分を上乗せする限度額の改正であるので、山荘の宿泊料検討に当たっては、
サービス内容を含めたお客様に喜ばれるような営業内容としていってもらいたい」との意見、「長衛荘の新名称については賛成だが、宿泊料金の改定については現行の上限額を下回っており、条例改正の必要はない」との反対意見が出されました。 採決の結果、議案第10号は賛成多数で原案のとおり決しました。 次に、議案第11号、「伊那市
キャンプ場条例の一部を改正する条例について」審査いたしました。 審査の中で出された質疑の主なものは、「
オートキャンプサイトの
追加料金改定内容は」との質問に対し、「追加料金は1時間500円だったものを、300円に改定するものである」旨の答弁がありました。 「いつから改定案に値上げするのか」との質問に対し、「平成26年4月1日からである」旨の答弁がありました。 「以前、区で利用した際に、ごみは全て持ち帰ったが環境保全費を全員分徴収する必要があるのか」との質問に対し、「以前はごみは持ち帰りとしていたが、帰路での不法投棄も多く、環境保全費を徴収できるよう条例改正を行い、ごみ置き場を設置しキャンプ場で処理している。予約の際には、ごみは置いて帰るよう周知している」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第11号は
全会一致原案のとおり決しました。 次に、議案第12号、「
伊那市営住宅条例の一部を改正する条例」について審査いたしました。 審査の結果、議案第12号は
全会一致原案のとおり決しました。 次に、議案第13号、「
高遠城跡公園使用料徴収条例の一部を改正する条例について」審査いたしました。 慎重審査の結果、議案第13号は
全会一致原案のとおり決しました。 次に、議案第14号、「伊那市
簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第19号「伊那市水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第20号、「伊那市
水道事業給水条例の一部を改正する条例」、議案第21号、「伊那市
下水道条例の一部を改正する条例」、議案第22号、「伊那市
農業集落排水施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第23号、「伊那市
戸別合併処理浄化槽の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」の6議案を一括審査いたしました。 審査の中で出された質疑の主なものは、「メーターの点検について、今まで隔月であったものを毎月できるようにした理由は何か」との質問に対し、「現在、隔月で検針を行い水道料金、
下水道使用料を納めていただいているが、毎月になればコストがふえることになる。今回導入する
個別給水契約制度の対象となる企業で、
個別給水契約を結ぶ際に、毎月か隔月かを選択できるようにしていきたい」旨の答弁がありました。 「一般の住宅等は毎月検針でない場合が多いということか」との質問に対し、「隔月検針を継続していくので、通常は隔月でお願いしたい」旨の答弁がありました。 「
消費税改定分の3%というのは、全体で幾らぐらいになるか」との質問に対し、「会計別で
簡易水道事業が約210万、水道事業が約4,150万、
下水道事業が3,050万である」旨の答弁がありました。 また、「議案第14号について、今回の消費税増税については低所得者層ほど負担が重く、年収300万未満の世帯で年間約6万円の増税となり、年収300万から400万の世帯では約7万円の負担増となる。全ての市町村が値上げをするというわけではなく、箕輪町では水道料金の値下げをするという条例案が出されている。今回水道料金だけでなく、ガスや電気、食料品等の生活にかかる全てが値上がりするという中で、伊那市の水道料金については県下でも非常に高い料金体系だと思うので、値上げを見送るべき」との意見がありました。 「開発行為等の事前協議をする
給水装置設置者等というのは、個人も当てはまるのか、それとも条件があるのか」との質問に対し、「第6条の各号に該当する全ての方に事前協議をお願いする」旨の答弁がありました。 「第33条の督促手数料及び延滞金について徴収できなくなるということだが、これまでの料金についている督促手数料、延滞金はどうなるのか」との質問に対し、「平成15年の最高裁判例により、水道料金は市債権と判断されており、地方自治法に基づく督促手数料及び延滞金は徴収できないため、水道料金についてはいずれも徴収していない」旨の答弁がありました。 「督促しても支払いされない場合、水道料金については水道をとめるということがあったが、下水道についてはどのような対応になるのか」との質問に対し、「水道料金については、一定回数以上督促しても納付していただけない場合は、給水停止を行っており、
下水道使用料についても合わせて徴収している。なお、市外に転出等した場合は、水道料金については司法手続が必要なため、支払い督促申し立てを行う。
下水道使用料については、税に準じて滞納処分ができるので財産調査等を行い、場合によっては差し押さえを行うこともある」旨の答弁がありました。 また、議案第21号について、「伊那市の
下水道使用料は県下でも上から数えたほうが早く、市外から転入してきた人等は、伊那市の
下水道使用料は非常に高く、現状でも払うのが大変という声があるので、値上げは反対である」との意見がありました。 「
下水道事業の整備区域見直しで、既存の企業に影響が出ている。将来、下水道整備がされるという見込みで、工場の増設を予定していたが、整備区域の見直しにより計画から外れてしまった。この場合、実費で下水のつなぎ込みをする経費については、一切救済措置がないとのことだが、既存の企業には何らかの支援をするべきではないか」との質問に対し、「
下水道事業については、経営健全化計画の中で、効率的な下水道整備をするために集落単位で処理方法を検討し、地域ごとに説明会を行い御理解をいただき、現在の整備エリアとなっている。整備区域外になった企業へも説明し、理解していただいた経緯がある。現在、合併処理浄化槽のエリアでは、国県の補助金で対応しているが、企業については補助していない」旨の答弁があり、「また既に地域や企業に対して説明してきた下水道経営健全化計画をすぐに見直すことは難しいと思われるが、将来のバイパスの延長等により、環境が大幅に変わることも予想される。整備区域の見直しと同時に、既存企業が下水道をみずから整備する場合の、何らかの支援策を検討する必要がある」旨の答弁がありました。 また、「該当の企業は下水道への接続がうまくいかなければ、既存の工場の撤退もあり得ると言っている。そうなると、雇用先が減ることになる。市の政策による変更なので、個人には合併処理浄化槽の補助金があるが、企業にはないというのも不公平なので、既存の企業については対策を考えてほしい」との意見がありました。 議案第22号の
農業集落排水施設についても、「14条と15条の消費税分値上げについては反対である」との意見。 議案第23号の
戸別合併処理浄化槽の場合は、「自分の電気料を払っているわけだが、電気料も消費税分だけでなくそれ以外の値上げもあって大変なので、値上げは反対である」との意見がありました。 意見が分かれたので、1議案ずつ採決いたしました。採決の結果、議案第14号は賛成多数で、議案第19号は全会一致で、議案第20号、議案第21号、議案第22号及び議案第23号は賛成多数で原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ありませんか。 12番、飯島光豊議員。
◆12番(飯島光豊君) 私は、議案第9号、伊那市
保養センター条例の一部を改正する条例の
委員長報告に反対する立場で討論をいたします。 本条例が関係する羽広荘、高遠さくらホテル、仙流荘及び入野谷については、消費税の引き上げについては、低所得者層の負担が増ということになりますので、それに反対という立場もありますし、現在伊那市
観光株式会社が別表1の金額に値上げするかどうか決めていないし、それもとっていないと、現在の上限額もとっていないということでありますので、これ以上値上げすれば利用客の減少にもつながりかねませんので、上げる必要はなく、
委員長報告に反対いたします。 また、議案第10号の伊那市山荘条例の一部を改正する条例、
委員長報告にも反対する立場で討論をいたします。議案第10号の長衛荘を「北沢峠こもれび山荘」の名前に変更することについては、賛成ではありますが、消費税の引き上げによる低所得者層の増に対する負担があるためについて、それについて反対であるという立場から
委員長報告に反対をしたいと思います。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに御意見ありませんか。 16番、
前澤啓子議員。
◆16番(前澤啓子君) 16番。私は、議案第14号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号について、
委員長報告に反対の立場で議論をいたします。 議案第14号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号とも消費税の増税に関係しておりますけれど、消費税の増税は弱者ほど負担が重い、また今でも決してよいとはいえない伊那市の経済、地域経済を奈落の底に突き落とすものであり、私ども日本共産党は増税そのものに反対であり、したがって増税に関連する部分について反対であります。 議案第14号の第3条第1項、議案第20号の第25条第1項、議案第21号の第32条第1項、議案第22号の第14条第2項、第15条第1項、議案第23号の第5条第2項、いずれも消費税値上げの部分に関して、
委員長報告に対して反対の立場であります。したがって議案に反対であります。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに御意見ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。 まず、議案第2号から議案第5号までの4案を一括採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって議案第2号から議案第5号までの4案は、原案のとおり可決されました。 次に議案第9号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって議案第9号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって議案第10は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号から議案第13号までの3案を一括採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって議案第11号から議案第13号までの3案は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって議案第14号は、原案のとおり可決されました。 次に議案第19号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって議案第19号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって議案第20号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって議案第21号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって議案第22号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号を採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって議案第23号は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第6号 伊那市
長谷有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例
△議案第15号 伊那市
社会教育委員条例の一部を改正する条例
△議案第16号 伊那市公民館条例の一部を改正する条例
△議案第17号 伊那市高遠町
総合福祉センター条例の一部を改正する条例
△議案第18号 伊那市
考古資料館条例を廃止する
条例---------------------------------------
○議長(伊藤泰雄君) 日程第4、議案第6号、「伊那市
長谷有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例」、及び議案第15号、「伊那市
社会教育委員条例の一部を改正する条例」から議案第18号、「伊那市
考古資料館条例を廃止する条例」までの5案を一括議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。 総務委員長、飯島進議員。 (9番 飯島 進君登壇)
◆9番(飯島進君) 議案第6号、「伊那市
長谷有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「消費税率引き上げに基づいての加入金使用料の引き上げであり、消費税の引き上げそのものが低所得者の生活を厳しい状況にすることから反対である」との意見がありました。 「消費税を外税としておけば、条例を改正する必要がないのではないか。外税表示はできないのか」との質問に対し、「消費税の表示はどちらでもよいことになっているが、今回の条例改正は内税表示での改正をお願いするものである」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第6号は賛成多数で原案のとおり決しました。 次に、議案第15号、「伊那市
社会教育委員条例の一部を改正する条例」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「今まで委員はどのように決められていたのか。また、委員は何人か」との質問に対し、「今までは、社会教育法で委嘱の基準が定められていたが、法改正に伴い市の条例で定めることとなった。委員数は市の条例で10名以内と定められており、変更はない」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第15号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第16号、「伊那市公民館条例の一部を改正する条例」、議案第17号、「伊那市高遠町
総合福祉センター条例の一部を改正する条例」を一括して審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「総合福祉センターは、今まで
指定管理者が管理していたのか。また、今後の管理に大きな変更はあるのか」との質問に対し、「今まで振興公社へ管理を委託していたが、今後は高遠長谷教育振興課の教育振興係で管理をしていく。総合福祉センターは以前から公民館施設としており、管理面での大きな変更はない」旨の答弁がありました。 「振興公社の仕事のあり方をよく見直す必要があると思う」との意見に対し、「さまざまな施設のあり方について、見直しを進めてきているが、この改正もその一環である。総合福祉センターは、実質的には公民館施設であり、公民館であれば市が直接管理すべき施設となる。今後も見直しが必要な施設があれば、順次見直しをしていきたい」旨の答弁がありました。 「今まで高遠町には公民館が2つあったということか」との質問に対し、「以前は総合福祉センター内に、教育委員会、公民館の事務所が設置され、公民館として使われていた。その後、役場内へ事務所が移動したが、それ以降も総合福祉センターは公民館施設として運用されていた」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第16号、議案第17号は全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第18号、「伊那市
考古資料館条例を廃止する条例」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「希望があれば見学できるとのことだが、対象物はあるのか」との質問に対し、「中央自動車道の工事に伴い、出土したものが中心にこれまで約300点を展示していたが、約100点が郡内の市町村へ引き取られたので、200点余りが残っている。予約いただき見学できるようにする」旨の答弁がありました。 また、「地元の合意はあるのか」との質問に対し、「地域協議会に譲渡の話をしたが、地元で活用する予定はないとの回答をいただいた」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第18号は全会一致、原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ありませんか。
○議長(伊藤泰雄君) 18番、柳川広美議員。
◆18番(柳川広美君) 18番、柳川広美です。 私は、議案第6号について反対の立場から討論を行います。 政府は消費税増税8兆円に合わせて、5兆円の景気対策を行うということですが、その中で低所得者世帯1人1万円、また、子育て世帯には所得制限がありますが子供1人1万円を支給するというふうに言われておりますが、実際には少なくとも年間約6万円の増税になります。長谷地域でのケーブルテレビについては、難聴地域であり値上げによってさらに生活を圧迫するおそれがあるため、議案第6号に反対をいたします。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに御意見ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 まず、議案第6号を採決いたします。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって議案第6号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号から議案第17号までの3案を一括採決いたします。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって、議案第15号から議案第17号までの3案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号を採決いたします。 この場合、地方自治法第244条の2第2項の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要といたします。なお、この特別多数議決においては、議長も表決権を持ち、出席議員数の中に含まれます。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。出席議員は20人であり、その3分の2以上は14人であります。 ただいまの起立者は20人であり、所定数以上であります。 よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
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△議案第7号 伊那市税外収入金に対する督促手数料及び
延滞金徴収条例等の一部を改正する
条例---------------------------------------
○議長(伊藤泰雄君) 日程第5、議案第7号、「伊那市税外収入金に対する督促手数料及び
延滞金徴収条例等の一部を改正する条例」を議題といたします。 本案に関し各委員長の報告を求めます。 総務委員長、飯島進議員。 (9番 飯島 進君登壇)
◆9番(飯島進君) 議案第7号、「伊那市税外収入金に対する督促手数料及び
延滞金徴収条例等の一部を改正する条例」のうち、第1条附則第1項及び第2項について審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「延滞金の端数の切り捨て金額が、500円から1,000円になった理由は何か」との質問に対し、「地方税法、市税条例の規定に準じるように改正するものである」旨の答弁がありました。 「税外収入金の具体的なものはどのようなものがあるか」との質問に対し、「主なものは保育料や道路占用料などである」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第7号のうち
総務委員会付託分は全会一致、原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君) 社会委員長、
竹中則子議員。 (6番 竹中則子君登壇)
◆6番(竹中則子君) 議案第7号、「伊那市税外収入金に対する督促手数料及び
延滞金徴収条例等の一部を改正する条例」のうち、本委員会に付託された第2条、第3条、附則第1項及び第2項について審査を行いました。 審査の中で出された質疑の主なものは、「伊那市後期高齢者医療に関する条例で、市長は特別の理由があると認めるときは延滞金を減免することができる旨の規定が削除されるが、改正後は減免についてどうなるのか。また、今までどのぐらいの割合で減免が実施されたのか」の質問に対し、「伊那市税外収入金に対する督促手数料及び延滞金徴収条例の第6条で、延滞金の減免について既に同様の規定が定められている。また、この規定に該当して減免した事例はない」旨の答弁がありました。 「国民健康保険税の延滞金の減免の状況は」との質問に対し、「延滞金の減免の申請のあった案件については、やむを得ない事情があると認められる場合に承認している。延滞金については減免の割合は算出できない」旨の答弁がありました。 「延滞金の減免について、介護保険料はどうか」との質問に対し、「今年度1件、支払いが困難な事例があり、減免を考えている」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第7号のうち
社会委員会付託分は、全会一致で原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君)
経済建設委員長、
中山彰博議員。 (7番 中山彰博君登壇)
◆7番(中山彰博君) 議案第7号、「伊那市税外収入金に対する督促手数料及び
延滞金徴収条例等の一部を改正する条例」のうち、
経済建設委員会付託分、第4条、第5条、第6条、附則第1項及び第2項について審査いたしました。 慎重審査の結果、議案第7号のうち
経済建設委員会付託分は、
全会一致原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君) ただいまの各
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって討論を終結いたします。 これより、議案第7号を採決いたします。 本案は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって議案第7号は、原案のとおり可決されました。
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△議案第8号 伊那市保育園条例の一部を改正する
条例---------------------------------------
○議長(伊藤泰雄君) 日程第6、議案第8号、「伊那市保育園条例の一部を改正する条例」を議題といたします。 本案に関し委員長の報告を求めます。 社会委員長、
竹中則子議員。 (6番 竹中則子君登壇)
◆6番(竹中則子君) 議案第8号、「伊那市保育園条例の一部を改正する条例」について審査を行いました。 審査の中で出された質疑の主なものは、「3歳未満児全体の入園希望の増加が見込まれるが、定員がふえる竜東保育園への他園からの転園は可能なのか」との質問に対し、「転園は可能である。3歳未満児の上の原保育園への入園希望者が多く、現在竜東保育園を中心に調整をしている」旨の答弁がありました。 「上の原保育園の3歳未満児は何人超過しているのか」との質問に対し、「77人の希望があるが、60人程度に調整をしたい」旨の答弁がありました。 「東春近中央保育園と東春近南部保育園の統合について、進捗状況は」との質問に対し、「進入道路の確保や、敷地を拡張するために必要となる農振除外の手続を進めている」旨の答弁がありました。 「高遠第1保育園と高遠第4保育園の統合に対し、納得していない保護者がいるようだ。どのように協議を進めていくのか」との質問に対し、「区長、民生児童委員、保護者会役員などの皆さんによる検討委員会を2回開催した。河南地区からは移転についての要望が出されている。それぞれに課題があるので、意見を聞きながら話を進めていきたい」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第8号は全会一致で原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって討論を終結いたします。 これより、議案第8号を採決いたします。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって議案第8号は、原案のとおり可決されました。
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△議案第24号 平成25年度伊那市一般会計第4回補正予算について
△議案第25号 平成25年度伊那市
介護サービス事業特別会計第1回補正予算について
△議案第26号 平成25年度伊那市
簡易水道事業特別会計第1回補正予算について
△議案第27号 平成25年度伊那市
下水道事業会計第2回補正予算について
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○議長(伊藤泰雄君) 日程第7、議案第24号、「平成25年度伊那市一般会計第4回補正予算について」から、議案第27号、「平成25年度伊那市
下水道事業会計第2回補正予算について」までの4案を一括議題といたします。 本案に関し各委員長の報告を求めます。 総務委員長、飯島進議員。 (9番 飯島 進君登壇)
◆9番(飯島進君) 議案第24号、「平成25年度伊那市一般会計第4回補正予算について」のうち、本委員会に付託された歳出2款総務費、9款消防費、10款教育費、歳入、関係歳入、関係地方債について審査をいたしました。 審査の中で出された主な質疑は、「世界自然遺産登録推進室に関連する人事異動はあったが、職員体制はどうなっているのか」との質問に対し、「推進室に専任が3名、兼務が創造館で4名、文化財係で2名となっている」旨の答弁がありました。 「室を設置して取り組んでいるが、世界自然遺産登録への見通しはあるのか。仕事の内容はどのようなものか」との質問に対し、「山岳観光の振興を進めるという市長の方針のもと、できるだけ早く取り組むべきであるとして専任と併任という体制とした。自然遺産登録は高いハードルだが、ジオパーク及びエコパークの推進と、世界遺産登録の実現性を見ながら対応していきたい。今の業務としては、来年度開催されるジオパーク全国大会や、南アルプス国立公園設立50周年記念事業の準備を進めている」旨の答弁がありました。 「室の名称について、山岳観光とのかかわりがあるなら、もっとわかりやすい名称がよいのではないか」との意見がありました。 また、「大会の内容はどのようなものか」との質問に対し、「事業概要などは、機会を見て議会へ説明していく。名称については、事業の始まりが静岡市議会からの投げかけで世界遺産登録推進事業が始まったので、世界遺産という名称になっている。また、これまでのジオパーク全国大会の内容は4日間の大会で、シンポジウム、分科会、ジオツアー等を行っている。こうしたことを参考に伊那市での大会では、全国の関係者等述べ2,000人から3,000人の参加者を見込んでいる」旨の答弁がありました。 「地域おこし協力隊の募集は、どのように行っていくのか」との質問に対し、「今回の補正予算では、協力隊の募集にかかわる経費として、都市圏で行う合同説明会や、情報誌への掲載料などを計上しており、今後募集に係る要綱が固まり次第、募集手続を進めていく」旨の答弁がありました。 また、「地域おこし協力隊の活動形態はどのようになるのか」との質問に対し、「伊那市においては、非常勤職員という形態ではなく、特定業務を委嘱する方式を予定しており、隊員みずからの知恵と自由な発想に基づきそれぞれの業務を遂行し、地域を活性化するとともに、隊員みずからも将来伊那市に定住することが望まれる」旨の答弁がありました。 「地域に定着させるということは、伊那市民は協力隊員になれないのか」との質問に対し、「協力隊員については、制度上都市圏からの移住を想定したものであり、伊那市民は対象外となる」旨の答弁がありました。 また、「地域おこし協力隊員の収入だけでは、生活の維持が困難ではないか。募集に対して本当に応募があるのか懸念されるが、見通しはどのように考えているか」との質問に対し、「総務省の制度として、協力隊員の人件費と活動費について、それぞれ年間200万円が特別交付税措置され、その範囲内で報償費を支払うこととなる。生活の安定がなければ、充実した活動は期待できないため、伊那市では週3日を協力隊の業務として従事してもらい、それ以外の日は副業を認め、隊員みずから収入の確保に努めてもらう予定である」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第24号のうち
総務委員会付託分は、
全会一致原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君) 社会委員長、
竹中則子議員。 (6番 竹中則子君登壇)
◆6番(竹中則子君) 議案第24号、「平成25年度伊那市一般会計第4回補正予算について」のうち、本委員会に付託された歳出3款民生費、4款衛生費(1項7目水道費を除く)、歳入、関係歳入、関係繰越明許費、関係債務負担行為について審査を行いました。 審査の中で出された質疑の主なものは、「保育士等処遇改善臨時特例事業とは、どのような事業なのか」との質問に対し、「私立保育園の職員の賃金に一定の上乗せをすることにより、職員の収入増を図るもの、市内では3園が対象となる」旨の答弁がありました。 「高等技能訓練促進費について、どのような資格で対象は何人なのか」との質問に対し、「資格は准看護師であり、新規に5名が対象となっている」旨の答弁がありました。 「子育て支援センターの使用料収入は、年間62万7,000円である。この収入で有料化する意義はあるのか」との質問に対し、「保険料、消耗品、暖房費等、利用者個人に必要となる経費のうち半分強を利用者に負担いただいている」旨の答弁がありました。 「子育て支援は社会のためにも必要なことであり、無料としてほしい。近隣自治体の状況を調べてほしい」との要望が出されました。 「新山保育園の改修内容は。また、新山保育園での学童クラブの実施予定はあるのか」との質問に対し、「くみ取り式のトイレを簡易水洗化とする。学童クラブは教育委員会と協議中であるが、保育園としては支障はないと考えている」旨の答弁がありました。 「学童クラブを行うのであれば、大人の女性用トイレをふやすべき」との意見が出されました。 「新山保育園が再開した場合、いつまで続けられる見込みか。」また、「職員体制はどう考えているのか」との質問に対し、「現在、21人ほどの入園希望があり、再開した場合3年は継続できると考えている。職員体制は園長は兼務とし、保育士4名の配置を考えている」旨の答弁がありました。 「希望する保育園へ入れない事例はあるか」との質問に対し、「入園する保育園については、第1から第3希望まで出していただく。全員が第1希望の園に入れるとは限らないが、第2希望へ入ることができている」旨の答弁がありました。 「新ごみ中間処理施設への国庫補助金の動向が不透明と聞いているが、今後の見通しはどのようになっているのか」との質問に対し、「環境省の循環型社会形成推進交付金は、民主党の政権下で見直され、予算は以前の半分程度となっている。最近では全国的に施設建設の需要が多くなり、要望額に対し予算が足りないため毎年補正を行っている状況である。本年度の不足分については、補正予算で手当てされたが、来年度も需要に対し予算が不足する状況が続く見込みである。交付金については国の考え方を根本的に見直していただく必要があり、引き続き市長会等を通じてお願いしていく」旨の答弁がありました。 「保健衛生総務の乳児家庭全戸訪問事業について、1件の訪問による滞在時間はどのぐらいか。また一般財源208万8,000円の減額の理由は何か」との質問に対し、「この事業は生後4カ月までの全乳児の家庭を訪問し、子育てに関する情報の提供や助言、援助などを行うものである。平成25年度は570件の家庭訪問を15名の各地区担当保健師で対応する予定であり、相談時間は内容によっては半日を要する場合もある。一般財源の減額は人件費相当分の県交付金の充当によるもので、財源の組みかえである」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第24号のうち
社会委員会付託分は、全会一致で原案のとおり決しました。 次に、議案第25号、「平成25年度伊那市
介護サービス事業特別会計第1回補正予算について」審査を行いました。 採決の結果、議案第25号は全会一致で原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君)
経済建設委員長、
中山彰博議員。 (7番 中山彰博君登壇)
◆7番(中山彰博君) 議案第24号、「平成25年度伊那市一般会計第4回補正予算について」のうち、
経済建設委員会付託分、歳出4款衛生費のうち1項7目水道費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、歳入、関係歳入、関係債務負担行為、関係地方債について審査をいたしました。 審査の中で出された質疑の主なものは、「商工費、雑入は実際に土地が売れた収入ということか」との質問に対し、「鳥居沢工業団地の土地売買契約予約金として収入となったものである」旨の答弁がありました。 「長谷簡水のクリプト対策に対して、その後改善されたのか」との質問に対し、「クリプトは今年度検出していないが、ジアルジアが南非持で検出され、クリプト対策と同様の対応をしている」旨の答弁がありました。 「松くい虫対策の補正は2回目だが、発注量はどれくらいか。発注したがまだ処理していない所があるか。また、要望はあるが未処理の所はあるか」との質問に対し、「発注量は前回の補正分まで3,300万円で、全て発注済みで処理が終わっている。要望はあるが処理できていない箇所は、まだかなりある」旨の答弁がありました。 「松くい虫処理を迅速に対応できるよう来年度以降は、地区別に発注するなどの検討をしたらどうか」との質問に対し、「迅速に対応できる検討を行っている」旨の答弁がありました。 「市の施設における松くい虫対策がおくれているので、施設ごとに予算を確保してほしい」との要望がありました。 「鷹岩トンネルについては、土地改良区への負担金はあるのか。また、旧道はどうなるのか」との質問に対し、「土地改良区への負担金はない。また旧道については水路や山林の管理には必要であるが、一般の交通の用に供することは難しいと考える。今後管理については検討していく」旨の答弁がありました。 また、「景観もよいので通行のできるよう検討してほしい」との要望がありました。 「農林漁業資金等の繰り上げ償還はどうして行うのか」との質問に対し、「今回の繰り上げ償還により、伊那市西部関連で約70万、農道整備で820万円の利息支払いの軽減が見込まれ、将来負担の軽減を図るものである」との答弁がありました。 「スマートインターの測量業務委託料について、地元業者に発注するのか」との質問に対し、「入札に地元業者が参加できるようにしている」旨の答弁がありました。 「スマートインターの出入り口には歩道がないが、グリーンベルトではなく歩道を整備したほうがよいのではないか」との質問に対し、「調査の上で安全の確保を検討する」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第24号のうち
経済建設委員会付託分は、
全会一致原案のとおり決しました。 次に、議案第26号、「平成25年度伊那市
簡易水道事業特別会計第1回補正予算について」を審査いたしました。 慎重審査の結果、議案第26号は全会一致で原案のとおり決しました。 次に、議案第27号、「平成25年度伊那市
下水道事業会計第2回補正予算について」を審査いたしました。 慎重審査の結果、議案第27号は全会一致で原案のとおり決しました。
○議長(伊藤泰雄君) ただいまの各
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって討論を終結いたします。 これより、議案第24号から議案第27号までの4案を一括採決いたします。 本案は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって議案第24号から議案第27号までの4案は、原案のとおり可決されました。
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△請願・陳情について
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○議長(伊藤泰雄君) 日程第8、請願・陳情についてを議題といたします。 本件に関し、各委員長の報告を求めます。 総務委員長、飯島進議員。 (9番 飯島 進君登壇)
◆9番(飯島進君) 総務委員会に付託された請願・陳情について、審査の結果を報告いたします。 請願・陳情番号412-1、伊那市職員窓口名刺交換等の開示を求める陳情(陳情)を審査いたしました。 審査の中で出された意見は、「職員の仕事量の増加が懸念されること。また、職員については倫理規定を順守して行動することになっていることなどから、趣旨採択とすべきである」との意見があり、採決の結果、全会一致で趣旨採択と決しました。 請願・陳情番号412-4、
特定秘密保護法の審議に当たり、拙速回避を求める陳情(陳情)、請願・陳情番号412-5、
特定秘密保護法制定に反対する陳情(陳情)を一括して審査いたしました。 審査の中で出された意見は、「既に法案が成立していること、また国会が終了していることから不採択とすべきである。ただし、不採択としても
議員提出議案として慎重適正な運用を求める意見書を関係機関へ提出すべきである」との意見と、「この法律は秘密の範囲が曖昧であることや、国民の知る権利、報道の自由、プライバシーの侵害などの観点から容認することができず採択とすべきである」との意見があり、採決の結果、賛成少数で不採択と決し、意見書については正副委員長に一任いただくことに決しました。 後ほど、
議員提出議案として法律の慎重適正な運用を求める意見書を提出いたしますので、御賛同いただきますようお願いいたします。 以上、総務委員会の
委員長報告を終わります。
○議長(伊藤泰雄君) 社会委員長、
竹中則子議員。 (6番 竹中則子君登壇)
◆6番(竹中則子君)
社会委員会に付託された請願・陳情についての、審査の結果を報告いたします。 請願・陳情番号412-6、生活保護制度の生活扶助基準引き下げの見直しを求める陳情(陳情)について審査を行いました。 審査の中で、「現在、日本の貧困率が大幅に上昇しているが、この原因は年金制度が不十分でこれにより生活保護受給者が増加していることもある。年金制度や雇用問題、若い人の生活保護受給など、これは社会制度の問題であり、社会制度を改善せずに生活保護法を改悪することは、国が本来やるべきことではない。生活扶助基準の引き下げにより、今までの支援が受けられなくなるなど、他の事業への影響も多くある。基準の引き下げはさらに日本の国を貧しくすることになるため、本陳情は採択すべき」との意見。「最低限度の生活を守ることは、国の役目であると理解しているが、全国で生活保護基準の見直しを求める不服審査請求が行われており、長野県では請求が棄却されている。年金のみの生活で努力している人もいるが、生活保護受給者は医療費や食費、光熱費も考慮されており、生活保護受給者のみについて配慮することはどうか。陳情内容には公平性の観点から反対であり不採択とすべき」との意見、「福祉関係の費用が増大する中で、社会保障の見直しをしている状況であり、本陳情は不採択とすべき」との意見があり、採決の結果、請願・陳情番号412-6は賛成少数で不採択と決しました。
○議長(伊藤泰雄君)
経済建設委員長、
中山彰博議員。 (7番 中山彰博君登壇)
◆7番(中山彰博君)
経済建設委員会に付託された請願・陳情について、審査の結果を報告いたします。 委員会付託請願・陳情番号412-2、「今後の道路環境整備に関する要望」陳情(陳情)について審査をいたしました。 審査の中で、「この陳情については、幹線道路網整備計画のアクションプランにもあり、十分理解できる趣旨採択とすべきである」との意見や、また、「南北環状線は、交通量が多く渋滞緩和には難しいと思う。また、宮田村については、現在検討中であり、趣旨採択とすべきである」との意見があり、採決の結果、全会一致で趣旨採択と決しました。 次に、委員会付託請願・陳情番号412-3、伊那市総合計画審議会委員に、地元建設関係者を追加専任することを要望する陳情(陳情)について審査をいたしました。 審査の中で、「審議会は既に市長に答申し、解散している。また、商工会議所から委員として選出されていることから、不採択とすべきである」との意見があり採決の結果、全会一致不採択と決しました。
○議長(伊藤泰雄君) ただいまの各
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ありませんか。 16番、
前澤啓子議員。
◆16番(前澤啓子君) 16番です。私は412-4、
特定秘密保護法の審議に当たり拙速回避を求める陳情、412-5、
特定秘密保護法制定に反対する陳情、いずれも
委員長報告は不採択でありましたが、私は採択すべきとの立場で討論いたします。 この秘密保護法は国会を通過いたしまして成立いたしましたけれども、国民の80%以上が慎重な運用を求めております。また50%以上が制定に反対をしている。この現状から見ましても、内容の憲法への違反という内容から見ましても、いずれも採択をすべきであるというふうに思います。
○議長(伊藤泰雄君) 18番、柳川広美議員。
◆18番(柳川広美君) 18番、柳川広美です。 私は、412-6、生活保護制度の生活扶助基準引き下げの見直しを求める陳情について、採択すべきという立場から討論を行います。 現在、伊那市で実際に生活保護を受けている人は、大半が高齢者、または高齢者のみ世帯、難病や精神疾患等で病気で働けない世帯、また障害者世帯などがほとんどであり、不正受給などあり得ないような状況であります。 食料品やガス、電気など、物価は実際には上がっており、生活保護基準の引き下げはこれからの世帯の生活を直撃するものであります。また来年4月からの消費税増税も重くのしかかってきます。生活保護世帯より少ない年金で暮らしているという高齢者もいますが、生活保護については車の所有は基本的には認められず、保険の加入もできません。また、預貯金が20万円を切るなど高いハードルがあり、実際には生活が困窮していても対象とならないというのが、この制度の問題点であると思います。また、高校生のアルバイトでさえ収入として認定され、将来の進学のために貯金することさえなかなか認められません。そのため、一旦生活保護を受けると、車がないまま仕事を探すなど、なかなかそこから抜け出せないという状況があります。 低所得者からは消費税で税金を取り立て、一方では最低生活も保障しないというような中での生活保護基準の引き下げは到底容認できるものではありません。また、生活保護基準の引き下げは生活保護世帯だけではなく、住民税の課税基準の見直しなど、他の多くの市の制度にも影響を与えます。そのため、生活保護を受けていない低所得者にも影響が及びます。以上の理由から採択すべきであります。 以上です。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに御意見ありませんか。 6番、
竹中則子議員。
◆6番(竹中則子君) 私は
委員長報告に賛成の立場から意見を申し上げます。 412-4、412-5の請願陳情について、
委員長報告に賛成の立場から意見を申し上げます。 既に国会で法は成立しており、両陳情は現時点では意味をなさないと考えます。 以上です。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに御意見ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって、討論を終結いたします。 これより、請願・陳情を採決いたします。 まず、請願・陳情番号412-1、伊那市職員窓口名刺交換等の開示を求める陳情(陳情)を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は趣旨採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって請願・陳情番号412-1は委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に、請願・陳情番号412-2、「今後の道路環境整備に対する要望」陳情(陳情)を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は趣旨採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって請願・陳情番号412-2は、委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に、請願・陳情番号412-3、伊那市総合計画審議会委員に地元建設業関係者を追加専任することを要望する陳情(陳情)を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって請願・陳情番号412-3は、委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に、請願・陳情番号412-4、
特定秘密保護法の審議に当たり拙速回避を求める陳情(陳情)を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって請願・陳情番号412-4は、委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に、請願・陳情番号412-5、
特定秘密保護法制定に反対する陳情(陳情)を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって請願・陳情番号412-5は、委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に、請願・陳情番号412-6、生活保護制度の生活扶助基準引き下げの見直しを求める陳情(陳情)を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって請願・陳情番号412-6は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
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△議案第28号
人権擁護委員候補者の推薦について
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○議長(伊藤泰雄君) 日程第9、議案第28号、「
人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。 事務局をして件名のみ朗読いたさせます。 池上事務局長。
◎事務局長(池上忍君) 議案第28号、
人権擁護委員候補者の推薦について、平成25年12月20日提出、伊那市長、白鳥孝。 以上でございます。
○議長(伊藤泰雄君) 理事者から提案理由の説明を求めます。 酒井副市長。
◎副市長(酒井茂君) 人権擁護委員は法務大臣から委嘱される委員でございまして、伊那市からは10名の委員が委嘱をうけております。このうち、今回は提案理由にございますように4名の方が平成26年3月31日をもちまして任期満了となりますけれど、4名の方全員を法務大臣に推薦したいので、人権擁護委員法の定めるところによりまして議会の意見を求めるものでございます。なお任期は3年であります。 なお推薦に当たりまして、各地区の区長会長から推薦をいただいております。 山口光さんでございますが、生年月日が昭和24年7月3日で満64歳、住所は日影23番地1、日影区であります。以下4名の皆さんは全員再任でございます。 埋橋喜美子さんは、昭和18年1月3日生まれで満70歳、住所は富県5888番地で貝沼区でございます。 山口治さんは、昭和23年3月22日生まれで満65歳、住所は美篶3717番地4、横町区であります。 土肥袈裟次さんですが、昭和19年2月19日生まれで満69歳、住所は西箕輪3900番地326、羽広区でございます。 続きまして、略歴につきまして御説明を申し上げますので2ページをごらんください。 山口光さんですが、最終学歴は昭和48年3月に信州大学教育学部卒業でございます。主な職歴ですが、昭和48年4月から長野県内の小学校教諭として勤務され、平成17年4月から丸子町立西内小学校長、平成20年4月から手良小学校長を勤められ平成22年3月に退職されています。公職歴は、現在1期目の人権擁護委員を務められています。 続きまして、3ページをごらんいただきたいと思います。 埋橋喜美子ですが、最終学歴は昭和36年3月に高遠高等学校を卒業でございます。職歴ですが、昭和36年4月から愛知県瀬戸商工会議所に勤務、昭和38年4月から保科清人司法書士事務所に勤務、昭和61年1月から平成9年3月まで株式会社ウッドレックスに勤務されました。公職歴ですが、平成19年12月から平成22年11月まで民生児童委員を務められたのち、現在1期目の人権擁護委員を務められています。 4ページをごらんいただきたいと思います。 山口治さんですが、最終学歴は昭和41年3月、長野県中条高等学校卒業です。職歴ですが、昭和41年4月から平成4年5月まで、長野県警察官を勤められ、平成4年6月から新日本警備保障株式会社に勤務、平成13年1月から株式会社ニシザワに勤務されています。公職歴は、現在1期目の人権擁護委員を務められています。 5ページをごらんいただきたいと思います。 土肥袈裟次さんですが、最終学歴は昭和41年3月に信州大学教育学部卒業であります。職歴ですが、昭和41年4月から長野県内中学校教諭として勤務され、平成9年4月から平成12年3月まで長谷中学校教頭、平成12年4月から西箕輪中学校教頭を勤められ、平成15年3月に退職されました。公職歴は、現在2期目の人権擁護委員を務められています。 以上、4名の方々は人格にも優れ、豊富な知識と幅広い識見をお持ちであり、委員として適任者でございますので御同意のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(伊藤泰雄君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第28号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 御異議なしと認めます。 よって議案第28号は、委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって、質疑を終結いたします。 これより議案第28号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって議案第28号は、原案のとおり同意されました。
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△
議員提出議案第14号 伊那市議会議員政治倫理
条例---------------------------------------
○議長(伊藤泰雄君) 日程第10、
議員提出議案第14号、「
伊那市議会議員政治倫理条例」を議題といたします。 事務局をして件名のみ朗読いたさせます。 池上事務局長。
◎事務局長(池上忍君)
議員提出議案第14号、
伊那市議会議員政治倫理条例、平成25年12月20日提出、伊那市議会議員、黒河内浩、同じく飯島光豊、同じく平岩國幸、同じく飯島尚幸、同じく二瓶裕史、同じく柴満喜夫、同じく宮島良夫。 以上でございます。
○議長(伊藤泰雄君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 議会改革特別委員長、黒河内浩議員。 (13番 黒河内浩君登壇)
◆13番(黒河内浩君) それでは、
議員提出議案第14号、「
伊那市議会議員政治倫理条例」の提出につきまして提案理由を申し上げます。 伊那市議会は、昨年3月定例会におきまして伊那市議会基本条例を制定いたしました。この条例の精神であります「市民から信頼される議会」「市民にわかりやすい議会」「市民に開かれた議会」を実現するためには、まず議員が公正、誠実、清廉を基本に明確な政治倫理基準に基づいた市民の代表としての責務を果たしていくことが求められています。議会改革特別委員会では、昨年9月から政治倫理条例の制定に向けた協議を重ね、本日の提案に至ったところであります。 まず、第1条の目的であります。この条例は、議会の役割並びに議員及び市民の責務を明確にし、政治倫理を確立するために議員として活動する上で順守すべき行動基準を定めるとともに、市民が議員の活動について議員に説明を求める機会を保障することにより、市民の信頼に応え、もって公正で民主的な市政の発展に寄与することを目的とするものであります。 続けて、議員の責務、市民の責務では、市民の代表であることの責務、また市民と議員とのあるべき関係を明確に定めたものでございます。 第2章、政治倫理基準では、不正な影響力の行使の禁止、兼業等の報告義務、工事等に関する契約自粛、これらについて議員の立場を利用した行為等について明確な基準を定めることにより、市民から疑惑の念をいだかれないように努めることを規定しています。 第3章、政治倫理審査会では、政治倫理基準に違反する行為があるものと認められる場合に、議員の選挙権を有する市民40名以上の連署をもって、議長に審査を請求することができるというものでございます。 以降、政治倫理審査会の設置から議会の措置までは、この審査会の所要な事項を定めたものでございます。 附則でこの条例は、来年26年4月1日から施行するというものでございます。 以上であります。よろしく御審議いただきまして全議員そろって御賛同いただけますようよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(伊藤泰雄君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第14号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 御異議なしと認めます。 よって
議員提出議案第14号は、委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって、討論を終結いたします。 これより
議員提出議案第14号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(伊藤泰雄君) 起立全員であります。 よって
議員提出議案第14号は、原案のとおり可決されました。
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△
議員提出議案第15号
特定秘密保護法の慎重・適正な運用を求める意見書の提出について
△
議員提出議案第16号 特定秘密の保護に関する法律の廃止を求める意見書の提出について
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○議長(伊藤泰雄君) 日程第11、
議員提出議案第15号、「
特定秘密保護法の慎重・適正な運用を求める意見書の提出について」、
議員提出議案第16号、「特定秘密の保護に関する法律の廃止を求める意見書の提出について」の2案を一括議題といたします。 事務局をして件名のみ朗読いたさせます。 池上事務局長。
◎事務局長(池上忍君)
議員提出議案第15号、
特定秘密保護法の慎重・適正な運用を求める意見書の提出について、平成25年12月20日提出、伊那市議会議員、飯島進同じく橋爪重利、同じく黒河内浩、同じく柴満喜夫、同じく飯島尚幸。 以上でございます。
議員提出議案第16号、特定秘密の保護に関する法律の廃止を求める意見書の提出について、平成25年12月20日提出、伊那市議会議員、前澤啓子、同じく飯島光豊、同じく柳川広美。 以上でございます。
○議長(伊藤泰雄君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 9番、飯島進議員。 (9番 飯島 進君登壇)
◆9番(飯島進君)
議員提出議案第15号、「
特定秘密保護法の慎重・適正な運用を求める意見書の提出について」提案理由を申し上げます。
議員提出議案書別冊の1ページをごらんください。これは先に成立しました特定機密の保護に関する法律に対する国民の不安や懸念の声が広がる中、伊那市議会といたしましても、今後の法律の慎重・適正な運用が図られるよう、政府に対して強力に要請してまいりたいというものでございます。 提案理由は、2ページの意見書をごらんいただきたいと思います。 外交、防衛等、国の存立にかかわる外部からの侵略、威嚇等に対して国家及び国民の安全を保障するため重要な情報の秘密の保護自体は当然あるべきであります。しかし、秘密の範囲、第三者機関の関与等をどうするかの議論が不十分のまま
特定秘密保護法が成立しました。他方面に広がる反対の声と、世代を超えて多くの国民が、その法運用に不安を強く抱いているのが現実であります。 以上のことから国民の「表現の自由」と「知る権利」が保護され、国民主権が空洞化されることのないよう
特定秘密保護法の慎重・適正な運用の確立に向けて、記書きの事項を実現するため、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、外務大臣及び関係機関に強く要請してまいりたいというものでございます。 要請事項は、1、
特定秘密保護法の慎重・適正な運用をすることとしまして、(1)「情報保全諮問会議・保全監視委員会・情報保全監察室」等、「秘密の範囲、第三者機関の関与」を国民の理解がしっかり得られる形にすること。(2)「独立公文書管理監」については、国民主権原理の姿勢を貫くこと。(3)全2項目を早急に実現し国民にわかりやすく説明し、不安解消に努めること。 以上でございます。よろしく御審議をいただきましてお認めいただきますようお願い申し上げます。
○議長(伊藤泰雄君) 12番、飯島光豊議員。 (12番 飯島光豊君登壇)
◆12番(飯島光豊君)
議員提出議案第16号、「特定秘密の保護に関する法律の廃止を求める意見書の提出について」提案理由を申し上げます。
議員提出議案書別冊の3ページをごらん下さい。 これは特定秘密の保護に関する法律の骨格自体が、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義という日本国憲法の基本原理を根底から覆す極めて危険な違憲性を本質としているからであります。いくら政府与党が多数で採決しても、日本国憲法に反する法律は許されないし、あってはならない法律は廃止しかないため、政府に対し強力に要望してまいりたいというものでございます。 提案理由は4ページの意見書をごらんいただきたいと思います。
特定秘密保護法では、秘密保護の対象となり、情報の漏えいに対して罰則等が科せられる特定秘密について、防衛に関する事項、外交に関する事項、テロ活動の防止に関する事項などがあげられています。その指定については、当該情報を管理している行政機関の長に権限が委ねられており、長の判断で軍事や外交にかかわる情報、行政機関の不正に関する情報等の重要な情報が特定秘密に指定され、隠蔽されてしまうという危険性があります。膨大な数の情報が「秘密」とされれば、何が秘密かわからず、国民は「見ざる、聞かざる、言わざる」という状況に追い込まれます。国民生活に重要な意味を持つ事項、例えば原発の安全性にかかわる問題や、TPP交渉なども特定秘密に指定される恐れがあり、これらの情報が特定秘密に指定され、その漏えいや取得、つまり内部告発や取材活動が厳しい処罰の対象になり、国民は生活にかかわる重要な情報を知ることができなくなります。 さらにこの法律は、内閣の行政権を肥大させ、国権の最高機関である国会の立法権や国勢調査権、裁判所の司法権、内閣の行政権という三権分立制を根本から破壊する恐れがあります。 以上のことから記書きの事項を実現するため、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、外務大臣及び関係機関に強く要請してまいりたいというものでございます。 要請事項としては、1としまして、国民の知る権利や言論の自由に対する侵害と合わせ、民主主義の根幹を破壊する重大な内容を持つ恐れのある
特定秘密保護法を廃止すること。 以上でございます。よろしく御審議いただきましてお認めいただきますようにお願いを申し上げます。
○議長(伊藤泰雄君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第15号、
議員提出議案第16号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 御異議なしと認めます。 よって
議員提出議案第15号、
議員提出議案第16号は、委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見ありませんか。 16番、
前澤啓子議員。
◆16番(前澤啓子君) 16番。 この
特定秘密保護法に関する法律は、憲法違反の内容を含み国民の半数以上が反対をしております。したがってこの法案は、運用の改善では対応ができないというふうに考えます。議案第15号については反対、議案第16号について賛成の立場で討論をいたします。 法の番人であります全国の弁護士会全てが、この法案について反対、廃止を表明をしております。長野県の弁護士会も、12月16日の日に会長声明を発表いたしました。この内容でありますけれど、廃止を求めるということで、その理由といたしまして、1といたしまして、国民の知る権利が侵害されること。2といたしまして、国民の知る権利を支える報道、取材の自由を侵害すること。3といたしまして、特定秘密の範囲が広範かつ不明確であり、政府の恣意的な運用が可能となっていること。4といたしまして、特定秘密を判断する実効性のある第三者機関が設けられていないこと。5といたしまして、処罰規定が広範、過剰、不明確であり、刑罰法規の明確性を求める罪刑法定主義に反していること。6といたしまして、適正評価制度が対象者のプライバシーを過度に侵害したり、思想信条に踏み込んだ調査がなされる危険性があること。7といたしまして、国家の立法権をも侵害すること。これらの理由で廃止を求めております。 また、この法律は安倍政権が目指す積極的平和主義の名のもとに、米国との間で軍事的協働を図るための布石と考えられ、集団的自衛権の行使容認に向けた解釈改憲や、国防軍の創設等へ波及することが考えられ、基本的人権の尊重と恒久平和主義を旨とする日本国憲法に違反をしている。 このような理由で、私は議案第16号の
特定秘密保護法案に関する法律を廃止を求める意見書に賛成をいたします。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに御意見ありませんか。 18番、柳川広美議員。
◆18番(柳川広美君) 18番、柳川広美です。 私は、議案第15号については反対、また第16号については、ぜひ御賛同いただきたいという立場から討論に参加をいたします。
特定秘密保護法は、国会で強行採決をされましたが、その後も反対の意見が各方面から行われております。この法律の問題点は、特定秘密については、我が国の安全保障にとって、著しく支障を与える恐れがあるという法律になっており、時の政府によって幾らでも拡大解釈が可能であるということ。また、秘密のチェックについては第三者機関をつくるといいますが、実際には内閣の中につくるなどとなっており、つくる人がチェックをするということ自体がおかしいということ。また、秘密の指定は60年にも延長されております。また、報道機関や国会議員も調査対象であることであり、報道の自由や国会の調査権が侵害される恐れがあるということ。 また、この法律の対象となるのは公務員だけではなく、政府と取引のある民間企業の社員や、その家族、親せきまで調査できる法律となっております。法律を読みますと、民間企業の社員の親、子供、また同居家族、そして奥さんと奥さんの親、また奥さんの子供まで調査範囲となっておりまして、その調査の内容については、銀行や信用保証協会、民間病院等も政府の調査に対して答える義務があるなど、個人のプライバシーを侵害される恐れがあります。 以上の点から、議案第16号に賛成、第15号については反対をいたします。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに御意見ありませんか。 6番、
竹中則子議員。
◆6番(竹中則子君) 6番、竹中則子。 私は、議案提出第15号、議案提出第16号、
委員長報告に賛成の立場から意見を申し上げたいと思います。 国民の多くは国益のためにやはり重要な秘密は守られるべきだという意見が多かったと思います。ただ、この法の運用については、先ほど
委員長報告の規約にありましたとおり、多くの心配、不安の声が寄せられているものであり、その不安解消に努めるためにも、慎重適正な運用を求める意見書の提出には賛成でございます。 以上です。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに。 3番、二瓶裕史議員。
◆3番(二瓶裕史君)
議員提出議案第15号、第16号ともに賛成の立場で討論に参加をいたします。 この伊那谷から生まれた世界に誇る憲法学者であった芦部信喜先生が、平成7年に伊那市内で講演をされました。私も当時高校1年生で、聴講をしていました。最近改めてその講演録を見返しましたところ、その講演の中で、その芦部先生の先生、師匠である宮澤俊義先生の言葉として紹介されたものがあります。その先生は1976年に亡くなるその直前に、政府が説いてきた憲法解釈に対して記されたものとのことです。『「憲法を尊重し擁護する」という看板をそのままにしておきながら、その元で、巧みに憲法を潜るならわしが生まれつつあるようである。憲法を裏から潜るよりは、本当に改正の必要な点があれば表から改正を唱えたほうがいい』と、この話は今まさに安倍政権のもとで行われている憲法解釈変更の問題、憲法96条の改正論議、そして
特定秘密保護法全てに通ずるものであると思います。 言うまでもなく、
特定秘密保護法については多くの問題が指摘されています。そしてそれは、政府の曖昧な説明というものが合わさることで果てしないく大きなものとなりました。この法律により思想・良心の自由、表現の自由、知る権利、学問の自由、罪刑法定主義などが脅かされる危険があります。人権保持の中で絶対に軽んじてはならない重要なものばかりです。 これから理解を得られるように説明すると言っていますが、そんなことは成立前にすることであり、国民の多くが反対し、また理解を得られていない
特定秘密保護法においては即刻廃止とすべきであります。 しかし、法律施行後の廃止までの間は慎重に運用されるべきであり、両方に賛成をしたいということであります。議員の皆さんにおかれましても、このことについて御理解いただき、両方への賛成をお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに。 10番、若林敏明議員。
◆10番(若林敏明君) 今、二瓶議員の発言どおりだと思って、私も両方の15号、16号とも賛成であります。 そもそも15号においては、国民的な議論が不十分なままこの法律ができたんだとうたわれております。不十分であれば本来ならば廃案にすべきで、もう一度議論をし直すというのが民主主義ではないかというふうに思うわけです。 そしてまた、15号の中でうたわれているとおり、いまだに国民的な不安、懸念が払しょくされていない現状の中では、運用までの間に十分な論議を尽くして、それで納得できれば、そうでなければ納得できなければすなわち廃案も一つの選択肢ではないかというふうに思うわけです。 以上です。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに。 19番、飯島尚幸議員。
◆19番(飯島尚幸君) 16号に反対の意見を申し上げます。 記書きでは、国民の知る権利や言論の自由に対する侵害とあわせ云々というふうになりますが、成立いたしました法律につきましては、報道機関の取材活動につきましてこう規定しております。「法令違反または著しく不当な方法によるものと認められない限り、正当な業務による行為とする」とこういう規定が入っております。したがいまして、言論の自由や知る権利等はきちんと担保をしているという解釈でございますので、16号には反対をいたします。その上でなおかつ、なおかつ国民の多くが慎重な配慮をという意見もございますので、そのことをきちっと表現しております15号に関しては賛成を申し上げたい、こういうことでございます。
○議長(伊藤泰雄君) ほかに。 21番、
若林徹男議員。
◆21番(若林徹男君) 21番、若林でございます。 私は15号の、この運用を求める意見書に賛成でございます。 既に法律は成立しておりますし、保護法というのは私は絶対に大事だと思っております。ただその中で、国民が不安を持っている部分があるんだと、これについて運用を求めるということでございますので、こちらに賛成でございます。
○議長(伊藤泰雄君) そのほかありますか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 まず、
議員提出議案第15号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立多数であります。 よって
議員提出議案第15号は、原案のとおり可決されました。 次に、
議員提出議案第16号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立少数)
○議長(伊藤泰雄君) 起立少数であります。 よって
議員提出議案第16号は、否決されました。 ここで市長から、伊那市土地開発公社の経営状況を説明する書類、また平成24年度決算伊那市の財務書類及び平成25年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書が提出されておりますので、お手元に配付しておきました。ごらんいただきたいと思います。 ここで市長から御挨拶をお願いいたします。 白鳥市長。
◎市長(白鳥孝君) 12月定例市議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様におかれましては、11月29日から本日まで22日間の長い間、一般質問、あるいは各委員会の審議を通じまして、御熱心に御討議をいただき、本議会に御提案を申し上げました全議案につきまして、御議決を賜りまことにありがとうございました。 本年も余すところ2週間を切りました。そうした中、12月8日に閉会した臨時国会では、成長戦略実行国会と銘打ち、国際競争力をつけるための産業競争力強化法やビジネス関係の規制緩和をする国家戦略特区法などの各種法案が可決されました。アベノミクス効果がいまだ地方に及んでいない現状においては、この法律の制定が中央の大手企業のみならず、地方の企業やそこで働く人々に景気回復を実感させるきっかけとなることを期待するものであります。 さて、昨日19日でございますが、第1回小黒川スマートインターチェンジ地区協議会を、関係する機関の皆様にお集まりいただきまして開催をいたしました。早期の開設を望む声が多く、実施計画も大筋でお認めをいただきました。今後は、国土交通省に対しまして連結申請をお願いし、許可をいただき次第事業に着手してまいりますので、議員各位を初め関係される皆様の御協力をお願い申し上げたいと存じます。 リニア中央新幹線開業後の地域の将来像実現のために、上伊那、下伊那地域の課題解決に向けた政策目標を立案するために設置されましたリニアを生かした地域づくり勉強会、この勉強会はこれまで2回の会議を行い、共通の将来像を確認しながら他県にまさる強み、具体的な目標について検討してまいりました。今後は、リニアがもたらす上伊那、下伊那地域の将来の姿と、それを実現する地域の戦略について来年3月までにまとめる予定でございます。 また、リニア中央新幹線整備を地域振興に生かすため設置されました伊那谷自治体会議の第2回の会議が年明けに予定をされております。県と連携をして伊那谷全体のあるべき姿を話し合い、リニア中央新幹線の効果により伊那谷がさらに発展していけるように取り組んでまいりたいと思います。 JR飯田線活性化期成同盟会につきましては、現在県が中心となり、設立に向けて関係機関と調整を行っております。早期に設立できますよう進めてまいりたいと思います。 先日、ことしの世相を表す漢字が「輪」と発表されました。2020年のオリンピック、パラリンピックが東京で開催されることが決まったこと、また富士山の世界文化遺産登録、サッカーのワールドカップに日本代表の出場が決定したことなど、全体のチームワークによって大きな成果が上がったことなどが理由になったとのことであります。オリンピックへの期待は、国民ひとしく持つものですが、大都市への資本投下が集中し、ますます地方都市との格差が広がることへの心配、不安を持っていることも事実であります。そうならないように進めるのも政治であり、国の進むべき方向と考えるものであります。 また本年は全国各地で豪雨や竜巻など激しい気象現象による自然災害が発生いたしました。各地の被災者への支援の輪が広がったことも漢字選定の理由になったと思うわけであります。平成25年は、幸いにもこの地域に大きな災害はありませんでしたが、今後、東海地震、東南海地震などの発生について心配されるところであり、複数の緊急輸送路、避難路の確保は重要な課題であります。そのためにも国道153号バイパス全線開通を急がなくてはなりません。私たちが伊那に生き、ここに暮らし続けるために、市民の皆様と一緒に、また近隣自治体の皆様と連携しながら、美しく誇り高い地域づくりにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。 年末が近づくにつれ北日本、北陸地方では大雪の日がふえてまいりました。これからますます寒くなってまいりますが、議員の皆様には健康に御留意され、御家族ともども輝かしい平成26年を迎えられますようお祈り申し上げ、12月定例会の閉会に当たりましての挨拶といたします。
○議長(伊藤泰雄君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって平成25年12月伊那市議会定例会を閉会いたします。
△閉会 午前11時59分 地方自治法第123条第2項の規定により署名をする。 伊那市議会議長 伊那市議会議員 伊那市議会議員...