小諸市議会 > 2022-09-07 >
09月07日-04号

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  1. 小諸市議会 2022-09-07
    09月07日-04号


    取得元: 小諸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-28
    令和 4年  9月 定例会          令和4年9月小諸市議会定例会会議録                  第4日議事日程(第4号)                          令和4年9月7日(水曜日)日程第1 会議録署名議員の補充について日程第2 一般質問(個人質問)について     令和4年9月6日(火)の議事日程表(第3号)の残余の日程の順序により行う[13 一問一答方式] 18番 福島鶴子議員  1.自主財源確保について   (1) 市民福祉増進のため、公有財産の適正管理による自主財源の確保について     ①「住みたいまち」として現在の小諸市の生活環境をどうとらえているか     ②市民の日常の暮らしを豊かにするためには、少しでも多く自主財源を増やすことが求められると考えるがどうか     ③自主財源確保に向けて、税収以外にどのような具体的努力をしているか     ④令和3年度決算を見る限り、自主財源となり得る「公有財産の整備」は進んでいないように感じるが要因は何か     ⑤「自主財源確保」のため、公有財産の適正な整備を積極的に進める方針を打ち出すべきと考えるがどうか[14 一括質問一括答弁方式(件名内)] 13番 神津眞美子議員  1.市長の政治姿勢について   (1) 説明責任について     ①参議院選挙の応援についてはどうか     ②統一教会関連団体との関係についてはどうか  2.コンパクトシティのまちづくりについて   (1) 小諸市公共施設等総合管理計画について     ①基本方針にある施設再編や公共サービス機能の見直しはどの様に行うのか     ②東西の地域拠点として活用する学校施設の全容はどの様なものか   (2) 脱炭素社会の推進について     ①ゼロカーボン推進の道筋をどう描いているか[15 一括質問一括答弁方式(件名内)] 3番 高橋 公議員  1.南城公園流水プールの跡地利用について(パネル使用)   (1) 跡地利用に関する今後の計画について     ①タイムスケジュールはどうか     ②パブリックコメント実施は予定されているか     ③市民公募の協議会等は予定されているか     ④その結果はどのように跡地利用に反映させるのか  2.小中学校のGIGAスクール構想とICT教育について   (1) 計画に対する進捗について     ①小中学校それぞれの計画に対する進捗はどうか     ②計画通りでない場合、今後どのように進めていくのか     ③計画外の新たな発展はあったか[16 一括質問一括答弁方式(件名内)] 7番 田邉久夫議員  1.少子高齢化社会について   (1) 少子高齢化による人口減少について     ①人口減少への対応はどうか(追加日程)日程第3 会期日程の変更について日程第4 議案の質疑について日程第5 議案・請願等の付託について     令和4年9月小諸市議会定例会における付託案件一覧表(その2)による     令和4年第9月小諸市議会定例会における付託案件一覧表                                  (その2)委員会議案番号案件名総務文教委員会60小諸市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例請願4-7安倍晋三元首相の「国葬」を決めた閣議決定をただちに撤回するよう政府に意見書を提出することを求める請願書委員会議案番号案件名市民福祉委員会61小諸市障害者計画等審議会設置条例の一部を改正する条例委員会議案番号案件名産業建設委員会62市道路線の認定について委員会議案番号案件名予算決算委員会43令和3年度小諸市一般会計歳入歳出決算認定について44令和3年度小諸市等公平委員会特別会計歳入歳出決算認定について45令和3年度小諸市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について46令和3年度小諸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について47令和3年度小諸市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について48令和3年度小諸市奨学資金特別会計歳入歳出決算認定について49令和3年度小諸市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について50令和3年度小諸公園事業特別会計歳入歳出決算認定について51令和3年度小諸市野生鳥獣商品化施設運営事業特別会計歳入歳出決算認定について52令和3年度高峰財産区特別会計歳入歳出決算認定について53令和3年度御牧ケ原財産特別会計歳入歳出決算認定について54令和3年度古牧財産区特別会計歳入歳出決算認定について55令和3年度小諸市滋野財産区特別会計歳入歳出決算認定について56令和3年度乗瀬地区市有地管理事業特別会計歳入歳出決算認定について57令和3年度小諸市水道事業会計利益処分及び決算認定について58令和3年度小諸市公共下水道事業会計利益処分及び決算認定について59令和3年度小諸市農業集落排水事業会計利益処分及び決算認定について64令和4年度小諸市一般会計補正予算(第6号)65令和4年度小諸市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)66令和4年度小諸市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)67令和4年度小諸公園事業特別会計補正予算(第1号)68令和4年度小諸市野生鳥獣商品化施設運営事業特別会計補正予算(第1号)別紙請願文書表受付番号4-7受付年月日令和4年8月25日請願者住所・団体名氏名小諸市和田80 安倍晋三元首相「国葬」の閣議決定を撤回することを要求する小諸市民有志の会代表  小山知徳紹介議員早川 聖議員付託委員会総務文教委員会安倍晋三元首相の「国葬」を決めた閣議決定をただちに撤回するよう政府に意見書を提出することを求める請願書本日の会議に付した事件 日程第1から日程第5まで---------------------------------------出席議員(19名)     1番  高橋充宏議員     2番  楚山伸二議員     3番  高橋 公議員     4番  土屋利江議員     5番  掛川 剛議員     6番  小林一彦議員     7番  田邉久夫議員     8番  丸山正昭議員     9番  山浦利夫議員    10番  早川 聖議員    11番  竹内健一議員    12番  柏木今朝男議員    13番  神津眞美子議員   14番  清水喜久男議員    15番  中村憲次議員    16番  小林重太郎議員    17番  田中寿光議員    18番  福島鶴子議員    19番  相原久男議員欠席議員(0名)説明のために出席した者の職氏名 市長        小泉俊博    副市長       田中尚公 教育長       山下千鶴子   総務部長      柳澤 学 市民生活部長    大森宏之    保健福祉部長    依田秀幸 産業振興部長    小田中順一   建設水道部長    山浦立男 教育次長      富岡昭吾    監査委員      丸山隆一 企画課長      山浦謙一    財政課長      土屋雅志 総務課長      春原信行    危機管理課長    市村元昭---------------------------------------事務局出席職員氏名 議会事務局長    土屋勝信    議会事務局次長   小山和敏 事務主任      大池正裕    事務主任      塩川康子 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(清水喜久男議員)  おはようございます。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。---------------------------------------会議録署名議員の補充について ○議長(清水喜久男議員)  日程第1、会議録署名議員の補充はございません。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(清水喜久男議員)  次に、日程第2、一般質問に入ります。 一般質問については、昨日の残余の日程により、順次行います。---------------------------------------福島鶴子議員 ○議長(清水喜久男議員)  初めに、一問一答方式により、18番、福島鶴子議員の質問を許します。 18番、福島鶴子議員。     〔18番 福島鶴子議員 質問席〕 ◆18番(福島鶴子議員)  議席番号18番、福島鶴子です。 通告いたしました件について、一問一答方式にて質問いたします。 件名1は、自主財源確保についてです。 要旨(1)市民福祉増進のため、公有財産の適正管理による自主財源の確保について。要旨について述べさせていただきます。 市長は、令和3年度決算行政報告の中で一般財源の確保が大変厳しい状況にあるとし、そのためには歳出の大幅な抑制が必要であると述べています。これについてはもっともなことであると感じています。しかし、そのための事業の取捨選択が長期的な見地から見た重要性、必要性よりも、費用対効果という物差しに重点を置いたものになってはいないかと懸念しています。 最近の小泉市政の市政経営が市民サービスの低下に目をつぶるかのような現象があり、懸念しています。行政の役割が多岐にわたっていることは承知していますし、小諸が将来も持続可能な小諸市として存在するためには経済の活性化が必須であり、そのため市長が観光、あるいは企業サポート等に力を入れていることは施政方針や今回の決算報告でもうかがえます。それが市民の生活を支えるという最終目的のために必要であり、そのひとつの段階であるということは理解しています。しかし、地方自治体の一番の存在意義は、そこに住む人々の生活を守り、豊かにすることだと考えます。これまで私が一貫して申し上げてきたことでもありますが、まちづくりを、そこに住む人々の満足度を高める視点にも及んでいただきたいと考えています。小諸市が、行きたい、帰ってきたいと思われるまちになるためには、まずそこに現在住んでいるあらゆる市民の方々が小諸は暮らしやすいいいまちだよと胸を張って言えるような町にしなくてはならないと考えます。 今、小諸市が、どちらかといえば何をするにも補助金頼りといった経営状況であり、財政状況であることは理解もしています。むしろ補助金をうまく使っていると評価できる部分もあります。一方、補助金を使っての事業は、国の補助金の目的の中で、その自治体が本当に行きたいところに行きつけないかも知れないというリスクもあります。小泉市政も7年目を迎えた現在、小泉市長の素顔が見える市政経営を期待する市民の声があります。もちろん市長の公約は承知しておりますけれども、この小諸版ウエルネス・シティ、市民の暮らしにとって、それはある意味空論のようにさえ感じられて、必ずしも小泉市政の評価にはつながっているとは言えないと思います。市民は、日常の暮らしの中に小泉市政らしさを感じたいのです。そのためには、補助金の枠や条件に捉われない自主財源が必要だと考えます。 自主財源の確保には様々あろうかと思います。ふるさと納税もそうでしょうし、クラウドファンディングもそうでしょうし、徴収率を上げるというようなことも考えられるでしょう。私は、もう一つの手段として公有財産の適正管理、すなわち整理による収益もあると思います。令和3年度の決算書を見ていて、小諸市は自主財源確保が必要だと言いながら、これを本気で考えているのかと疑問に思いました。市長が市民の生活を小諸らしく豊かにするために自主財源の確保について一体どう考えているのか、これを今回の質問の柱といたしました。よろしくお願いいたします。 それでは、質問事項に入ります。 質問事項①「住みたいまち」として現在の小諸市の生活環境をどうとらえているか。 市長は、市民サービス、すなわち市民が暮らしやすいような様々な行政サービスが行き届いているとお考えでしょうか。ご答弁お願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  答弁願います。 市長。 ◎市長(小泉俊博君)  お答えをいたします。 少子高齢化に伴う人口減少社会の到来、また新型コロナウイルス感染症による社会情勢の変化に的確に対応していくために、福島鶴子議員ご紹介いただきましたが、第11次基本計画に基づく「健幸都市こもろ(小諸版ウエルネス・シティ)」の実現を掲げ、住みたい町、選ばれる町を目指して各種施策に取り組んでまいりました。その成果として、魅力ある企業の誘致をはじめ、旧北国街道を中心とした新規出店の増加のほか、関係人口や交流人口の増加により人口の社会増へつながるとともに、町なかでの買物や飲食等についても市民生活環境を取り巻く状況が好転してきているものというふうに捉えております。 しかしながら、人口減少が進む中において、今後、学校再編計画に基づく学校の建設、また社会保障費の増加、公共施設の複合化、長寿命化対策社会インフラの老朽化対策など、将来的な財政負担を考慮すると決して安易な状況にないということは、議員もご指摘のとおり、明白でございます。これまでのよい流れを絶やすことなく、さらに発展させていくとともに、持続可能な町であり続けるため、引き続き全力で取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  それでは、ただいま全体的な市長としての見解をお聞きいたしましたけれども、行政サービスが行き届いているかどうかということについて、少し具体的にお聞きをしたいかなと思います。 まず、一つとして、子どもたちが自分の可能性に向かって成長していく過程の中での環境整備について、十分だと考えているのか。子どもが成長するために必要なことのひとつには、遊び場があります。そこには友達がいて、とても大人が想像もできないような発見や冒険があります。特に、幼児期の子どもにとって遊びは学びとはよく言われることですが、この点について、小諸市は十分とお考えでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  答弁願います。 建設水道部長。 ◎建設水道部長(山浦立男君)  それでは、答弁させていただきます。 子育てしやすい環境の一つとしまして、子どもたちが野外で体を動かして思い切り遊べる公園等の遊び場の充実がございます。子どもたちが安心して遊べる公園として、南城公園の芝生の広場は走ったり転がったりいろいろな遊びが楽しめるほか、年代に応じた複合遊具は子どもたちから人気があり、休日を中心に多くの方にご利用いただいているところでございます。 また、小諸市の独自の取組といたしましては、昨年度オープンしました大手門公園のまちタネ広場は、個人、また様々な団体の方が思い思いのイベントを開催し、多くの方にご利用をいただいております。これまで幅広い年代の皆様にご参加をいただいております。最近では子どもたちを対象としましたイベントも開催され、多くの家族連れの皆様にご参加をいただいているところでございます。まちタネ広場の取組につきましては、今のところ公共空間を活用した社会実験として行っておりますけれども、これらの取組の成果を、公園を含めた公共施設の活用方法につなげ、子どもたちが自らの力で成長する、子育てしやすい環境、ずっと住み続けたい町として魅力の向上を図りたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  ただいまご答弁いただいたものは、子ども向きというよりは市民の多くの皆さんに楽しんでいただく公園かなと思います。特に、南城公園の大型遊具、確かに立派です。しかし、実はあの遊具からは子どもたちが自分から何かを発見したり次の遊びを生み出すという要素は少ないんです。本当に意味で遊びは学びとなるためには人工の遊具よりも自然が豊かで身近な遊び場が必要なんです。 こんな子どもの遊び場として、公園の現状はどうなっていくんでしょうか。
    ○議長(清水喜久男議員)  建設水道部長。 ◎建設水道部長(山浦立男君)  公園の現状としましては、南城公園の冒険の森が現在立入禁止というような状況になっています。その理由でございますけれども、南城公園の冒険の森は、遊具、展望台、ドッグラン等が整備された自然豊かな公園として市民の皆様に長年ご利用いただいておりましたが、平成28年度頃から冒険の森に生えている多数の松の木がマツクイムシに侵され始めまして立ち枯れが目立つようになり、多数の倒木によって遊具が壊れるなど、ドッグランを含め、公園の利用に支障が出るようになったため使用禁止にせざるを得なくなりました。また、そのような状況の中において、平成29年度からこもテラスの整備計画が始まりまして、大量の残土が発生する見込みであったことから、冒険の森のドッグランのくぼ地を残土処理に利用するということにいたしました。また、南城森の保育園の建設工事に係わる部分でも、発生した残土処理をこのくぼ地に利用するということでありました。こういったことから、安全性を考えながら、立入禁止というような措置を取っております。 なお、こもテラスや南城森の保育園の整備も終わりまして、残土処分地としての用途も完了しましたし、危険な松の木の伐採もほぼ完了しておりますので、今後の活用については現在検討を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  実は、私冒険の森が今どうなっているのかなと思って行ってみました。本当にショックでした。南城森の保育園を造るときに、豊かな自然と、近くには冒険の森もあって、子どもたちにとって最高の環境だというような触れ込みがあったと思います。ところが、行ってみますと、先ほど説明いただいたように立入禁止になっていて、雑草が生い茂って、その雑草の中に滑り台等が埋もれているという状況の中で、これはどういうことなのかなって思いました。小諸市の子どもが育つ環境に対する現実に本当に驚いたんですけれども、この辺の、今の現状に対して、教育長のご所見がお聞きできればと思います。 ○議長(清水喜久男議員)  教育長。 ◎教育長(山下千鶴子君)  ありがとうございます。 子どもたちの学びの環境は非常に大事なものだと思っております。南城森の保育園のすぐ隣がマレットゴルフ場になっております。そちらは整備されておりまして、そこへは子どもたちが独自でつくったスティックを持って、参加されている方たちとともに交流していると聞いております。先ほど遊びを生み出すというお話、そういう意味では、マレットゴルフ場がお隣にあるという、それは非常に人的にも物的にもいいなと思っております。 ご質問の冒険の森につきましては、ただいま答弁がありましたが、現在安全に配慮して立入禁止にしていると聞いております。南城森の保育園の園児たちがお散歩等に利用するには、大変自然に触れられるということで、望ましいものと考えております。そのため、公園を管理している担当課とも連携しまして、安全に利用できる整備についても今後考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  今お聞きしまして、ぜひ都市計画課と連携取りながら有効に使っていただくことがいいかなと思います。 大変身近なことでお聞きしたいんですけれども、道路の状況なんですけれども、さきに同僚議員からも地区要望に対する質問がございましたけれども、私はどうも小諸市は幹線のメインの道路や目立つ場所の道路整備を優先して、横道とか目立たない道路は継ぎはぎだらけのように思うんですけれども、その点についてはどうなんでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  建設水道部長。 ◎建設水道部長(山浦立男君)  幹線道路以外の目立たない道路の整備、特に舗装の傷みがひどい状態になっていることは承知をしております。先日、丸山正昭議員のご質問にも回答させていただきましたが、幹線道路以外の生活道路について、各区からの要望も非常に多い状態の中で、なかなか全てに対応できないというような状況でございます。国のほうから防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策という部分が決定され、これらによって地域に密着した区内の道路についても活用できる財政的に有利な起債等の財源の確保を考えられますので、来年度以降、そういった部分の舗装の打ち替えについても重点的に、また優先的に進められるように検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  時間がないので、次に、福祉の関係でお聞きしたいんですけれども、生活保護を受けていらっしゃる皆さんに生きる励みに通じるような対応ができないかどうか伺いたいんです。 心身の虚弱とか病気とか高齢などで生活保護を受けて生活していらっしゃる皆さんの中には、自分で働きたい、許す限り働きたいという気持ちを持っていらっしゃる方がいらっしゃいます。ところが、その収入は保護費から差し引かれます。これでは働かないほうがいいと言っているのと同じです。少しでも働く意欲につながる対応はできないものでしょうか、伺います。 ○議長(清水喜久男議員)  保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(依田秀幸君)  お答えいたします。 生活保護の制度につきましては、国の基準にのっとって全て実施しておりまして、国の規則を遵守しなければいけないということがございます。ただ、就労した収入全てを収入として認定して生活保護の支給額から差し引くというのではなくて、一部はそのまま本人の手元に残るという制度があるというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  私は、むしろ働く意欲につなげるには、頑張っているねといった意味で、働いた分はそっくり自分のお金になったほうがいいと思うんです。このお金を差し引く目的とか意味はどこにあるんでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(依田秀幸君)  生活保護につきましては、憲法等で認められております健康で文化的な最低限度の生活ができるようにということで、国のほうで最低生活費という生活費が決まっております。あくまでも本人の収入で自助というか、自分で生活、自立ができるというのが一番原則なんですが、それを支援するのが生活保護、ケースワーカーの仕事となります。そういう中で、その最低限の生活費、就労等の収入をもってしてもそこに達しない、不足している部分を生活保護費で支給をしている制度になっておりますので、そこはそういうことでご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  本当はやっぱり、むしろご褒美をあげたいぐらいかなという感じがするんですけれども。それはそれで受け止めました。 もう一点、保健福祉の関係で、美容院に行けない高齢者や施設に入っていらっしゃる方に対する美容師の宅配といいますか、移動というか、そういうものはどうでしょうか。特に女性は幾つになってもおしゃれをしたい、美しくありたいという願望を持っているんです。だから、美容の施術を受ける喜びがそのまま人を生き生きとさせると思うんです。このサービスを考えていただけませんか。 ○議長(清水喜久男議員)  保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(依田秀幸君)  お答えいたします。 身だしなみを整えたりおしゃれをすることは、生活の質の向上につながり、高齢者や障がいのある方に取りましてもとても重要なことであることだと認識しております。小諸市では、高齢者向けの訪問理美容サービスの助成としまして、在宅の要介護度3以上の高齢者の方に対しまして出張料金の助成として1,500円の助成を実施しております。また、それぞれ福祉施設では利用者へのサービスの一環として美容師等が訪問をされておりますけれども、私が確認しました施設では、事前に予約等は必要となりますけれども、カット以外にも染めたりパーマをかけたり要望に応じているとのことでございました。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  多分一部そういうところがあるんですかね。でも、全体的に何か、伺うとカットだけだそうです。それで、美容師の方もパーマもかけてあげたいし、染めたりもしてあげたいんだけれどもなといって、今移動のいろんなものがはやっていますのでできれば自分たちで、移動美容室みたいなものをつくって移動してやるようなことがしたいな、というようなことを言っていましたけれども、ただ、初期投資が非常にかかるので、その辺に対する補助というのも考えなきゃいけないのかなと思いますけれども、これはこれからの課題としてお考えいただきたいということでお願いいたします。 それでは、質問事項の②に移ります。 質問事項①において、市民の皆さんが心身ともに豊かに暮らすにはまだまだ小泉市長に頑張っていただかないとならないことが幾つかあり、申し上げました。これらの中には補助金の対象とならないものも多くあると思います。そこで、どうしても自主財源の確保が必要となります。質問事項②からは自主財源についてお聞きをいたします。 質問事項②市民の日常の暮らしを豊かにするためには、少しでも多くの自主財源を増やすことが求められると考えますが、どうでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  答弁求めます。 市長。 ◎市長(小泉俊博君)  お答えをいたします。 市民の皆様の日常の暮らしを豊かにするためには、安定した雇用や所得に加え、社会インフラの整備、また教育や福祉の施策、自然環境の保全など、市民生活に関係するあらゆる環境の整備というのが求められます。また、日々の暮らしを豊かにするものは行政サービスだけではありませんが、行政サービスの質の向上というのは大きな要因の一つであると言えるかと思います。そして、その充実した公共サービスの提供には十分な財源の確保というのが不可欠となりますが、近年の少子高齢化による人口減少社会の中にあっては十分な税収確保というのは大変厳しい状況であり、今後も一層厳しい財政運営が求められているということであります。 私は、民間の発想と着眼点を基本姿勢としておりますが、何もかも行政が行うのではなく、基本は民間が業としてできるものは民間に任せるということが必要であり、また経済を活性化させること、それから移住施策を進めることなど、人口減少に歯止めをかけ税収を確保することが必要だというふうに考えています。したがいまして、ご指摘のとおり、少しでも多くの自主財源を確保していくということはこれからの行政運営の中では重要な課題であり、今後も創意工夫と積極的な取組が必要になるということであります。 一方で、コンパクトシティ化の取組によって都市機能の集約化による利便性の向上、また将来の地域変化に対応した公共施設の再編、また公共サービス機能の見直しなど、これらの施策を積極的に進め、行政のスリム化、これを図ることで必要な公共サービスに十分な財源を充てるということが可能になるかと思います。 今後も、これまで以上に事業の取捨選択を行って、業務の効率化を図るとともに、あらゆる方法を模索しながら、少しでも多くの自主財源が確保できるように努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  ただいまの答弁はまさにそのとおりですので、特に再質問はございませんので、次に移ります。 質問事項の③自主財源確保に向けて、税収以外にどのような具体的努力をしているか、お聞きします。 ○議長(清水喜久男議員)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小泉俊博君)  お答えをいたします。 自主財源の確保に向けた税収以外の代表的な取組としましては、ふるさと納税があります。おかげさまで年々寄附額が増加し、昨年、令和3年実績で4億円を上回るご寄附を頂くことができ、私が就任する前の平成27年度比で約60倍、59.8倍となっております。これは、新たな魅力のある返礼品の開拓、またポータルサイトの拡充など、これまでの取組の成果が現れたものではないかなと思います。 また、ふるさと納税以外に企業版のふるさと納税におきましては、株式会社カクイチ様から昨年5,000万円、また渡辺パイプ株式会社様から1,000万円の寄附を頂き、MaaS事業や農業振興事業、また高原ウエルネスリゾート推進事業など、地方創生の取組を行ってきました。 また、民間の活力、資金や人、ノウハウとの共創によるまちづくりにより魅力ある企業の誘致や新規出店など多くの成果が現れ始めています。 さらに、猫の不妊去勢手術の補助事業など、実施する事業の趣旨に合わせたクラウドファンディングによる資金協力を活用した事業にも積極的に取り組んでおります。 これらの自主財源の確保による事業のほか、引き続き、先ほどもお話が出ましたが、有利な交付金や補助事業の実施、有利な起債事業の活用など、特定財源の確保を強く意識しながら、限られた予算の中で最大限の効果が表れるように、また、より経済的で効率、効果的な事業の実施に努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  今ふるさと納税が皆さんのご努力によって、自主財源としての地位を、非常に重要な位置を占めているというふうに受け止めましたけれども、そのふるさと納税の使途について、市長の政策的な経費に使える割合というのはどの程度なのでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  企画課長。 ◎企画課長(山浦謙一君)  ふるさと納税の自主財源となる割合につきましては、返礼品となる経費が約30%、それからポータルサイト等の経費が、事務的経費を含めて20%でございますので、約5割が自主財源という形になります。したがって、令和3年度につきましては4億円のうちの2億円が自主財源という形でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  納税者が使途を、こういうのに使ってほしいというようなことで指定してくる場合があると思うんですけれども、それはそのように使われますか。 ○議長(清水喜久男議員)  企画課長。 ◎企画課長(山浦謙一君)  ご寄附を頂く納税者の皆様には、どんな事業に活用していただきたいかということをアンケートの形で意向をお伺いしております。令和3年度の結果からは、市長にお任せが33%、それから子育て支援が30%、その他、地域振興やコンパクトシティの推進などという順で続いております。 本市におきましては、特定財源という形では処理はしておりませんが、令和3年度の実績としましては、福祉医療給付金の拡充ですとか移住促進事業、それから健康長寿事業など、合計11事業に一般財源という形で活用させていただいております。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  自主財源といいながらも、やっぱり使い道は一般財源を補完とするという意味合いが強いのかなというふうに思いますけれども、自主財源の一つとして公有財産の売却というようなことは挙げられますか、どうでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  企画課長。 ◎企画課長(山浦謙一君)  自主財源の確保のための一つとしては公有財産の整備、売却というのも有効な手段であるというふうに考えております。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  それでは、次の質問事項の④に移ります。 質問事項④令和3年度決算を見る限り、自主財源となり得る「公有財産の整備」は進んでいないように感じるが要因は何か。 決算書を見ますと、令和3年度の財産収入のうちの不動産売払い収入が前年度の半額以下なんです。特に建物の売払いはゼロです。令和3年度公有財産調書を見ると、既に役目を終わった不動産がたくさんあるように見受けます。なぜ売却しなかったのか、できなかったのか、要因は何なのでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  お答えをいたします。 令和3年度における公有財産の動きというのは、決算書附属書類の財産に関する調書及び別冊資料として公有財産調書により報告をしております。公有財産の整備が進んでいないように感じられておられるのは、坂の上小学校向かいの旧観光開発センター跡地や旧小諸消防署庁舎など、目立つ財産の処分が進んでいないことも一つの要因かなと思われますが、インター工業団地内の開発緑地を事業用地との付け替えによる売却を行ったり、また令和3年度においては15件、金額にしては660万円余の土地売却を実施しました。このほか、長年売却先が見つからず懸案でした土地開発基金、これにより取得した国道18号線平原交差点付近の土地についても売却することができました。財産に関する調書では、行政財産及び普通財産においてそれぞれ土地の増加が目立ちますが、主に国土・地籍調査の結果によるものでございます。今後も自主財源の確保のため、未利用の公有財産については積極的に売却を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  確かに市長のおっしゃるように非常に目立つ建物があちこちあるんです。ちょっと個別にお聞きしたいんですけれども、今一番最初に出ました坂の上小学校の向かい側にあります旧観光開発センターは売却はするのかしないのか、どうなっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  旧観光開発センターの跡地につきましては、不動産鑑定が済みましたので、現在売却に向けて手続を進めております。一部物件に対する問合せ等来ておりますので、現在それについての対応をしているところでございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  問合せは来ているけれども、まだ売れていないんですけれども、条件的なものというのはどうなんですか。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  売却条件といいますか、問合せ先の団体につきましては、小諸市を移転候補地としてということでお伺いしておりますので詳しいお話はできませんけれども、交渉次第によって売却のほう進めていく準備を進めておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  いろいろ事情があろうかと思いますので、その辺は質問を控えさせていただきます。 次に、もう一つ目立つ土地として糠塚園ですね、旧高齢者福祉センターのほうはどんなふうになっているんでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  旧糠塚園につきましては、建物所有者が小諸市社会福祉協議会となっております。ですので、今年度取壊しについて進めておりまして、取壊しが終了後、一部土地の分筆等が済んでいない場所がありますので、そういった作業を行った後、売却の手続を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  分かりました。建物が社協の建物で、土地が市の土地という事情の中で、まずは建物を壊すために何らかの手を打たなきゃいけないということだと思いますけれども、できるだけ早くに処理をしていただければと思います。 それから、東雲にあります移住体験施設「やまぼうし」なんですけれども、昨年で移住体験施設としては使わないという話を聞いた記憶がありますけれども、まだ行政財産として残っているんです。移住体験施設は、その際の説明では民間のモデルハウスを借りるというお話だったんですけれども、今この現状どうなっているんでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  産業振興部長。 ◎産業振興部長(小田中順一君)  その件につきましては、民間の建設業者等と協議を進めているんですが、まだ協議が整っていない、また適地が見つからないという中で、現在もやまぼうしは移住体験施設として利用しておりますので、協議が整いましたら売却をしたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  分かりました。 それと、もう一つ、私時々近くなので通るんですけれども、北囁の市営住宅の跡地が更地のまま放置されている部分が大分あり、住宅地として売れる土地じゃないかと思うんですけれども、あそこはどうなっているんでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  建設水道部長。 ◎建設水道部長(山浦立男君)  北囁団地につきましては、公営住宅除却後、住宅用地として売却することとしてまいりました。しかし、規模が大きく造成が必要なことなどの課題がありまして、売却にはなかなか至らない部分がございました。しかしながら、道路を挟んで3つの区画に分けて、まずは造成が不要な1区画を3つの住宅用地として売却をするよう公募したところ、令和2年度にその1区画のうちの3つの住宅用地が完売というような状況になっております。残りの2区画につきましても、引き続き庁内で連携をしながら、売却方法など協議をして売却することで進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  まだまだいろいろ聞きたいところはいっぱいあるんですけれども、ちょっと時間の都合で次に進みますけれども、「自主財源確保」のため、公有財産の適正な整備を積極的に進める方針を打ち出すべきと考えるがどうか、その辺については、市長、どうですか。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  お答えします。 処分可能な公有財産につきましては、これまでも売却の取組をしてきておりまして、実施計画書の施策6-3、また公共施設等総合管理計画改訂版の中でも触れておりますので、改めて方針を打ち出すことは考えておりませんが、移住や企業誘致の候補地として積極的にPRをしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  ただいまいろいろお話を伺っていて思ったんですけれども、それぞれの公有財産はそれぞれの所管が管理をしていて、売却に関しても多分所管が担当するのかなと思うんですけれども、所管の皆さん、非常にお忙しくて、マンパワーが足りなくてそこまで手が回らないんじゃないかなというような感じがするんです。きれいに整理して、研究して、どんな形で売れるかなというようなことを考えるような専門の係みたいなものをつくったらどうかなと思うんですけれども、その辺どうですか。 ○議長(清水喜久男議員)  答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(柳澤学君)  お答えいたします。 今の福島鶴子議員のおっしゃるとおり、そういったところを中心に考える部署というのは必要だと思っております。その部署は、今現在どこかと言いますと、今回財政課の中にマネジメント推進係、旧公共施設の担当をしていた係なんですけれども、そちらが中心になっていきたいというふうに思います。また、そこがコアになって企画課も入り、また関係部署も入って進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  私が考えていたようなことを既にやってくださっているということですので、期待をしたいと思います。 公有財産は不要な財産、そのまま手元に置いておいても維持管理がかかるだけで何も生まれない。売却すれば、その点売却の益が生まれますし、固定資産税につながって、ときには人口増にもつながって、何より土地や建物が生き返ります。売れない建物を購入するときには、メリットをつけて売るとか。 ひとつお聞きしたいんですけれども、小諸市がこの土地やこの建物を今売りに出していますよということを知らない市民がいっぱいいますので、看板を作って、ここは今市が売ろうとしていますよということをお知らせすることもいいんじゃないかなと思うんです。国や県は大きな看板を出して、ここは売り地ですとか売り家屋ですとかって書いてありますけれども、小諸市はどうですか、こんな方法はいかがですか。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  現在、売却予定地につきましては、立札を立てましての公募地に実施しておりますが、公募終了後に立札等は撤去している状況でございますので、今後、売却情報の広報のための立札等を含めた周知方法等を検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  福島鶴子議員。 ◆18番(福島鶴子議員)  俗に損して得取れという言葉がありますけれども、一時はお金をかける必要があるかもしれませんけれども、長期的に見たときに不要な公共財産の早期処分は絶対必要だと思うんです。そして、市長にはひもの無い財源で、小さいことでもよいので小泉色で市民の暮らしを彩っていただきたいということを申し上げて、一切の質問を終わります。 ○議長(清水喜久男議員)  以上で、18番、福島鶴子議員の質問を終わります。 お諮りいたします。 この際、議事の都合により暫時休憩したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(清水喜久男議員)  ご異議なしと認めます。よって、この際、暫時休憩といたします。 再開時刻は午前9時50分といたします。 △休憩 午前9時42分 △再開 午前9時50分 ○議長(清水喜久男議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。---------------------------------------神津眞美子議員 ○議長(清水喜久男議員)  次に、一括質問一括答弁方式により、13番、神津眞美子議員の質問を許します。 13番、神津眞美子議員。     〔13番 神津眞美子議員 質問席〕 ◆13番(神津眞美子議員)  議席番号13番、神津眞美子です。 それでは、通告順に従いまして質問いたします。 件名1、市長の政治姿勢について。 要旨(1)説明責任について。 今年の夏には参議院選挙と県知事選挙という2つの選挙が続いて行われ、特に参議院選挙では長野県においては数少ない野党共闘が成立して与野党伯仲の激しい選挙戦を展開し、全国から注目を集める選挙区となりました。加えて、投開票日直前に自民党候補の悪質なスキャンダルが複数飛び出して、一層の注目を浴びる事態となりました。そして、その非人道的な不祥事が流れた後に行われた問題候補の街頭演説に市長が出向き、応援のパフォーマンスを行ったと知りました。市民から負託された市長ですから、この応援については公人としての説明責任が生じると考えますので、お聞きします。 質問事項①参議院選挙の応援についてはどうか。 続いて、質問事項②旧統一教会関連団体との関係についてはどうかお聞きします。 今質問事項を申し上げましたが、この趣旨は、安倍元総理の銃撃事件に端を発した旧統一教会と政治家との関係が日増しに大きな社会問題となってきた中で、先月19日には信濃毎日新聞もこの問題を1面トップで大きく取り上げ、続く2面との連続記事で報じました。その中に小泉市長のお名前もありましたので、改めて旧統一教会関連団体との関係についてお聞きします。 件名1についての一括質問は以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 市長。     〔市長 小泉俊博君 答弁席〕 ◎市長(小泉俊博君)  13番、神津眞美子議員の質問に対して答弁をいたします。 件名1、市長の政治姿勢について。 要旨(1)説明責任について。 質問事項①参議院選挙についてはどうか。 答弁をいたします。 本件については公務外の活動であり、政治家としての私の信条に係わることでありますので、市の行政とは直接関係はございません。ご承知のこととは思いますが、小諸市議会会議規則第62条では、一般質問として扱うことのできる案件を市の一般事務についてと限定をしております。したがいまして、今回の質問事項は一般質問で質問できる案件、すなわち市の一般事務についてに該当いたしません。私の答弁も議会運営のルールに従うべきと考えておりますので、この場での答弁は差し控えさせていただきます。 次に、質問事項②旧統一教会関連団体との関係についてはどうかについて答弁をいたします。 本件につきましては、8月23日の定例記者会見及び8月26日の議員全員協議会の挨拶の中で説明をさせていただきましたが、改めて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について説明をさせていただきます。 既にマスコミにより報道されているところでございますが、昨年6月中旬頃、世界日報社からの取材の申込みがあり、日程調整をして7月16日に取材に応じております。取材を受けた理由につきましては、世界日報が旧統一教会に関連する報道機関であるとの認識はありましたが、いわゆる霊感商法が社会問題化した後、長らく社会問題化しているとか事件として取り上げられている情報に接していなかったため、旧統一教会がかつてのような問題のある団体であるとの認識はなく、また取材の内容は本市のまちづくりについてPRをするものであり、本市の取組がメディアで取り上げられること自体は自治体のPRにつながるものと考え取材に応じる判断をいたしました。 次に、ピースロードの活動に対するビデオメッセージについてでありますが、世界日報社との日程調整の過程でピースロードという平和活動について同社から表敬訪問の受入れ要請があったため、同日に表敬訪問の受入れをし、その際、平和活動に対する激励をということでありましたのでビデオ収録にも応じております。受入れをした理由につきましては、自転車で平和を訴えながら若者たちがリレーをする活動、またイベントという説明でございましたので、人類の恒久平和を願う活動自体は否定するものでなく、応援してもいいんではないかという判断の中、市長として受入れ、激励を行ったということであります。 先ほども神津眞美子議員のほうからお話がありましたが、安倍元首相の襲撃事件の後、世界平和統一家庭連合が元信者との間で今だにトラブルがあることを報道で知りました。本市の対応が我々の意図と違った目的に利用されているのであれば、大変遺憾であります。また、社会的な影響という意味で責任を感じるところであり、深く反省をしております。今後はこのようなことがないよう、世界日報及びピースロード並びに旧統一教会系の団体との関係は一切断ち、様々な取材の依頼、応援などの要請については細心の注意を払い対応をしてまいります。 本席からの答弁、以上となります。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員、再質問はよろしいですか。 神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  答弁いただきまして、その内容、ただいまのご答弁は、参議院選挙の応援については答弁は控えさせていただくというふうにおっしゃいましたが、要するに答えないということでしたので、これが小泉市長の政治判断であるというふうに私は受け止めました。先ほど、その根拠として小諸市議会会議規則第62条を根拠にするということをおっしゃいましたけれども、市の一般事務というのは市長の政治姿勢と判断に基づいて行われるものですから、私はこれは一体だというふうに考えます。また、小諸市には会議規則よりもさらに最上位の条例であります、いわゆる小諸市の憲法といわれる自治基本条例がありまして、その第15条では市長の責務、また22条、23条でうたう説明責任、応答責任に照らしても私は遺憾に存じます。私としましては、何か問題生じたときの対応にこそその人の人となりとか人間性というものが現れると思っておりますので、極めて残念と申し上げて、お答えいただけないということですので、次の質問にまいります。 続いて、質問事項②旧統一教会関連団体との関係についてですが、ご答弁の内容は23日の定例記者会見を傍聴した際にも伺いまして、この問題に関して市長は真摯にお答えになっているというふうに感じまして、評価しております。ただ、市民との向き合い方に対してはどうなのかというふうに感じました。新聞報道から4日後の定例記者会見の表明のタイミング、また市民に直接向かって、いわゆるコロナ対応のときのようにメッセージを出したらよかったのにというふうに私は感じました。記者会見の翌日には新聞報道されましたし、その後、市長のフェイスブックやツイッターにもアップされておりましたけれども、全市民に向けた発信というわけにはなっておりませんので、こうした手法とタイミングについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  今、神津眞美子議員からすぐに情報を伝えるべきではなかったのかというお話でありますが、これまでの間、多くのマスコミからも問合せや取材依頼がある中で、過去この関連団体との対応状況というのをよく確認した上で、たまたま8月23日にマスコミの皆さんが集まる定例記者会見があり、その場がちょうどいいタイミングでありましたので、その場で説明をさせていただいたということでございます。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  そのお考えも理解できますけれども、まだ詳細が分からないまでも、市民は非常に心配しておりました。信毎の報道が大きかっただけに。ですから、現時点では調査しているなり、そういった、直ちの情報発信が私は欲しかったなというふうに思います。 時間が経過するとともに政治家との癒着が拡大していく状況で、ほかにもう関係は無いのかというような心配も生じるわけですが、その点はいかがでしょうか。調査は現在もされているのでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  特に調査等はしておりません。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  山上容疑者も、直接の家庭崩壊は母親が朝起き会に通い出して育児放棄したところから始まったというふうに報道されております。父親が自死してから母親が統一教会に入信したと報じられておりますけれども、その前段の朝起き会も注目を現在は集め出しておりますし、また旧統一教会関連の団体は100を超えるということで、正体を隠して活動している面もあり厄介ですけれども、私はこの件はやっぱりしっかり調査しなければいけないと思いますが、改めて見解をお伺いしたいと思いますが、いかがですか。
    ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  確かにおっしゃるとおり、様々な形でいろいろな団体があるということはお聞きしております。例えば文化団体、短歌や俳句を作る会などもあるような話も聞いています。これは記者会見でもお話ししましたし、先ほどの答弁の中で少し触れたんですが、それぞれの団体との対応状況というのは十分なリスクマネジメントができるのか、していかなければいけないという中で、マニュアル等をつくってしっかり対応していくと、今回のようなことが二度と起きないように対応していきたいということであります。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  市長も今おっしゃいましたけれども、小諸市のトップリーダーである市長には様々な団体から接触があるということは推察されます。市長ご自身も、今後の対応について、今ほども述べていらっしゃいますけれども、細心の注意を払い対応していくと述べられておりますけれども、何分にもお忙しい市長でいらっしゃいますから、お一人でそれを全部管理するというのは大変だと思いますんで、ぜひリスクマネジメントをしっかり管理する体制というのが必要ではないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  そうですね、記者会見の席でもお話をさせていただきましたが、マニュアルを作成するに当たって、個人情報とかいろんな団体の設立された趣旨だとかデリケートな部分もありますので、専門家の意見を取り入れながらしっかりやっていきたいなというふうに思います。また、今回のように取材とかイベントの激励だけではなくて、例えば市が後援する事業であったりとか、様々な形でそういう魔の手というか、そういったことが考えられます。市長1人で判断ではなくて、秘書係、また企画課、総務部等、それから教育委員会もそうです。教育委員会も後援事業というのがありますので、そういうところも含めて、情報共有しながらしっかり対応をしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  今の市長のご答弁を聞いて納得いたしましたけれども、今回の件を教訓にして、しっかりとしたリスクマネジメントをされていきますようにということを重ねて申し上げておきます。 それでは、続きまして件名2、コンパクトシティのまちづくりについて質問いたします。 小諸市が推進してきたコンパクトシティのまちづくりも、ハード事業の核づくりが終了して機能し始めております。今後は、コンパクトシティのまちづくりも第2段階へと進んでおりますので、このたび策定されました公共施設等総合管理計画改訂版について、その中の公共施設等マネジメントの基本方針について質問いたします。 要旨(1)小諸市公共施設等総合管理計画について。 質問事項①基本方針にある施設再編や公共サービス機能の見直しはどの様に行うのか。 質問事項②東西の地域拠点として活用する学校施設の全容はどの様なものか。 続いて、要旨(2)脱炭素社会の推進について質問いたします。 コンパクトシティの理念及び目標であり、管理計画の基本方針でもうたっている脱炭素化の取組は、最近の度重なる深刻な異常気象で必要性を強く実感するところです。特に、小諸市では2年前に気候非常事態宣言をし、市の最上位計画の総合計画にSDGsを連携させてもいますので質問いたします。 質問事項①ゼロカーボン推進の道筋をどう描いているか。 以上で件名2の質問を終わります。 ○議長(清水喜久男議員)  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 市長。     〔市長 小泉俊博君 答弁席〕 ◎市長(小泉俊博君)  件名2、コンパクトシティのまちづくりについて。 要旨(1)小諸市公共施設等総合管理計画について。 質問事項①基本方針にある施設再編や公共サービス機能の見直しはどの様に行うのか。 答弁をいたします。 本市の地勢を見ますと、東南部は平らな地が多く、また佐久平駅に近いということで開発が進む地域であるというふうに認識をしております。そのため、この地域変化に対応した施設の再編や公共サービスの見直しは必須であるというふうに考えております。具体的な対応策につきましては、計画書の方針に基づく改善案でお示ししておりますが、学校の再編に併せて子ども関連機能や地域へ移管していく集会機能も一部学校施設に取り込みながら複合化することで、学校を市の東西で地域拠点化してまいります。また、スポーツ施設や博物館等については、学校との連携を図りつつ、集約化や統合を行うことにより施設総量の削減につなげてまいります。並行しまして、公共サービス機能につきましては、施設ありきではなく、民間施設の活用など、アウトソーシングなどによる代替手段についても積極的に検討してまいりたいと考えております。以上のような対応策の進め方につきましても、計画書の第8章、計画の推進にお示しておりますが、市全体の行政マネジメントシステムの中で部局横断的な取組体制を構築し、進めてまいりたいというふうに考えております。 また、市民との情報共有、合意形成の推進という項目でまとめておりますが、市民の皆様に対し随時適切な情報提供を行うとともに、様々な手法により適宜市民ニーズの把握に努め、事業に反映していくことも重要であるという認識を持っております。 続きまして、質問事項②東西の地域拠点として活用する学校施設の全容はどの様なものか。 答弁をいたします。 総合管理計画の公共施設に関する基本方針の中で、コミュニティスクール化に伴い、学校施設に必要な地域機能を複合化し、市の東西の地域拠点として活用していくことといたしました。今後、既存施設への集約化、複合化を進めていくに当たり、現在再編計画を検討中の学校をその核にしようというものであります。コミュニティ・スクールにつきましては、以前より文部科学省において、学校が地域住民などと目標やビジョンを共有し、地域と一体となって子どもたちを育む、地域とともにある学校づくりを推進しており、本市においても信州型コミュニティスクールの取組を進めてきております。さきの小諸市学校教育審議会の答申においても、今後のさらなる充実が求められており、学校施設についても今後ますますコミュニティ・スクールに対応した地域コミュニティーに関係する機能が求められるようになると認識をしております。このようなコミュニティ・スクールの取組と学校再編のタイミングを好機と捉え、今回改訂いたしました総合管理計画においては既存施設への集約化、複合化の手段として、コミュニティスクール化に伴い必要な地域機能を複合化し、市の東西の地域拠点として活用していくということを方向性として示しました。具体的な整備内容などにつきましては、今後進められる学校再編計画の検討作業の中で併せて検討されていくものと考えております。 続きまして、要旨(2)脱炭素社会の推進について。 質問事項①ゼロカーボン推進の道筋をどう描いているかについて答弁をいたします。 地球上では化石燃料の利用や森林伐採などによりCO2の量が増加し、1850年から2020年の170年の間に現在の世界の平均気温は約1.1度上昇しております。このまま化石燃料に依存を続けた場合、2100年には最大5.7度気温上昇があると予測をされています。 そのような中、2015年に合意されたパリ協定では、2050年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることが必要とされております。国では、気温上昇の基となる温室効果ガス排出量について、2030年には2013年比で46%減、2050年にはカーボンニュートラルという目標を掲げております。また、長野県では、社会変革、経済発展とともに実現する持続可能な脱炭素社会づくりとして、2030年には2013年比60%の減、2050年にはゼロカーボンを目標としております。 小諸市のゼロカーボンの取組としましては、令和2年9月に小諸市気候非常事態宣言を表明し、令和4年度からは個人を対象とした蓄電池システム導入及び電気自動車購入に対する補助を制度化いたしました。また、本年8月3日にはゼロカーボンへの取組の第一歩として、佐久地域振興局長を講師にお招きし、部課長を対象としたゼロカーボン学習会を開催し、理解を深めました。また、8月31日には副市長を本部長、また部長級職員を本部員とした小諸市ゼロカーボン戦略推進本部を組織し、取組を開始しております。具体的な目標を「プロジェクトゼロ~2050年ゼロカーボンを実現します~」として、中期目標を2030年には2010年比50%減のカーボンハーフ、2050年にはカーボンゼロを目標とし、全庁横断的に取組を進めております。 また、各種計画、これは環境基本計画、CO2削減計画などでありますが、この策定や改定時期とも重なっているため、ゼロカーボンを計画に盛り込み、脱炭素社会の推進を図ってまいります。今後、市民の皆様、また事業者の皆様とともに、行政も一丸となってゼロカーボンを進めてまいります。 件名2について、本席から以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員、再質問よろしいですか。 神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  それでは、件名2の要旨(1)質問事項①基本方針にある施設再編や公共サービス機能の見直しはどの様に行うのかについて再質問いたします。 公共施設等総合管理計画は重要な政策課題で、総量の削減はやむを得ないとして、問題はその検討プロセスをどのように行うのかというふうに私は考えます。小諸市では、令和2年3月に個別施設計画が策定されておりますけれども、そのプロセスにおいて市民や議会と情報共有がされたというふうには認識できません。策定されてから冊子をいただきましたが、一定のシートに事務的にデータが記入され、今後の方針が書かれてはいますけれども、地域にとって必要な公共施設の在り方を当事者である住民と協議して合意に至ったものではないために実感が伴わず、無関心になりがちです。住民参加が十分に行われ、協働のまちづくりを進めていくことが今後の小諸市にとって重要と考えますが、その点はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  今回の総合管理計画の改定につきましては、平成28年度に策定しました当初計画がベースとなっており、その後出されました総務省の通達、指針の改定に対応すべく計画の推進体制や施設の維持、更新等に係る中長的な経費の見込みなどを新たに追加することが改訂の大きな目的となっております。当初の計画策定から経過期間が短く、社会情勢なども大きく変化していないことなどから、改めての市民アンケートなどは実施しておりませんが、市長答弁でもありましたとおり、今後の計画の推進においては様々な手法により適宜市民ニーズの把握に努め、事業に反映していくことが重要であると認識しております。 また、部局横断的な組織づくりにつきましても、計画の第8章、計画の推進の項目において、全庁的な取組体制の構築にまとめてあるとおりでございますが、計策策定後の計画の推進においてこそ部局横断的取組が重要になると認識しております。今後、財政課が調整機能を担い、案件に応じた部局横断的な検討体制を構築してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  小諸市が今コンパクトシティを推進するに当たっては、多極ネットワーク型コンパクトシティのまちづくりというのを掲げて推進しているわけですけれども、そうした視点から捉えますと施設単体だけを見るのではなく、地域の中でその施設の位置づけというものが必要になってくると思うんですが、まちづくりのそういった意味での多極をどのようにつくって、その中での施設の位置付けというのはどんなふうに考えているんでしょうか。 また、言葉では庁内の横断的な組織というふうにおっしゃっていますけれども、改訂版以前に、最初に管理計画ができたときに、副市長をトップとするプロジェクト、横ぐしを刺しての横断的な組織があったんだけれども、過日同僚議員からのそこら辺の組織が必要ではないかといったら、それは認識しますのでこれからつくりますみたいなご答弁をいただいているのが非常に驚きでもあったんですけれども、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  今回の改訂版におきましてですが、公共施設単体を見直すだけではなくて、より大きな視野で考えるという意味では公共施設マネジメントの在り方として最も重要な点であると認識しております。改訂版の公共施設等総合管理計画の第8章の計画の推進においても、公共施設マネジメントの取組を市全体の行政マネジメントシステムへ組み込むことを明示いたしております。その上で、公共施設等総合管理計画の運用については行政運営におけるPDCAサイクルの中に組み込み、施設ありきではなく、行政改革の取組として事務事業の内容検証の一環として施設の在り方等を検証して実行していくこととしております。 こういった中で、当然でありながら、まちづくり、地域づくりといった大きな視点を意識したものになると考えております。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  今ご答弁はここの中に書かれていることと重複しているわけですので分かるんですけれども、それが実践として行われているかどうかということが非常に重要に思います。意識としてはそういうお考えであるということは理解いたしましたので、今後住民参加、住民合意を図りつつダウンサイジングされていくようにということを重ねて申し上げておきます。 では、時間もございますので、質問事項の②東西の地域拠点として活用する学校施設の全容はどの様なものかについて再質問いたします。 8月の全協で公共施設等総合管理計画改訂版が提出され、説明を受ける中が、初めて学校施設を市の東西の地域拠点として活用していくというふうに説明を受けました。6月に策定された学校再編基本構想の説明ではなかった位置付けと機能を聞いて疑問に思いました。小諸市が進めている多極ネットワーク型コンパクトシティのまちづくりとの整合性、また東西拠点というからには南北拠点というものを考えるのか、その点はいかがでしょうか、説明をお願いします。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  コンパクトシティの取組に関しましては、今回の公共施設等総合管理計画においても第2章の中でコンパクトシティ化の取組という章を設けてこれまでの取組を整理しております。多極ネットワーク型コンパクトシティの取組につきましては、昨年のこもテラスの開業によりハード事業を一通り完了したところでございますが、今後はソフト事業が中心になってくるのかと考えております。今回の改定の見直しによりまして、大きくは学校再編の中で学校、芦原中学校、小諸東中学校の学校再編を今後計画していくわけですが、その両計画の改正をしていく中で、学校がそれぞれの、東西の地域拠点になるように周辺にある施設を含めて集約化して拠点にしていける形にしたいと考えております。 また、公共施設の総合管理の面からいいますと、これまでは中心拠点への都市機能の集約化事業において施設の集合化や集約化が図られたと思ってございますので、今後につきましても引き続き効率的、経済的な事業実施を意識した運営や維持管理などを進めていくということが重要であると考えております。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  当方向を地方拠点とするというと地方創生拠点整備交付金が予算化されるというふうに、政府はそのあたりの誘導策を出しておりますので、急に出てきたということに関しては交付金目的ではないのかというふうに勘ぐってしまいます。複合化するに当たっては、PTAはじめ、住民の皆さんのニーズを把握したのでしょうか。とても大切なことだと思いますけれども、その点はいかがですか。ご答弁はできるだけ簡潔にお願いします。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  先ほど答弁の中でも申し上げたとおり、市民ニーズについて、今後意見を取り入れながら進めていく考えでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  ご説明では、今年度中に学校再編計画案、いわゆる基本計画案を策定する予定で進めているというふうに聞いております。地域拠点の姿、その機能、内容がはっきりしない中で進めていくことができるのでしょうか。また、学区の皆さん、そのエリアの住民の皆さんの理解と協力が得られるというふうにお考えでしょうか、その点いかがですか、重ねて質問いたします。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  学校再編につきましては、現在教育委員会部局のほうで進めさせていただいているところでありますが、他の議員の答弁にもありましたとおり、今年度中の策定を進めているということであります。市民の意見をしっかり取り入れながらということでありますが、それぞれ委員に入っていただく方、そして市民からの公募等も予定しておりますので、意見をしっかりと聞きながら進めてまいりたいと考えます。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  その必要性を感じて、それを図っていくというご答弁ですので、でもその案を策定までにあと半年しか時間が無いということですので、大変厳しいと思いますけれども、実施されていくように重ねて申し上げます。 この管理計画の中で学校施設について書いているところの基本方針の見出しには、既存施設への集約化、複合化、機能のアウトソーシングにより規模の最適化を図りますと書かれております。学校を複合化すると全体の管理を校長がするというわけにはいかなくなってくると思いますので、将来的には複合化した学校施設のアウトソーシングを考えているのではないかということも考えられるんですけれども、その点はいかがですか。 ○議長(清水喜久男議員)  財政課長。 ◎財政課長(土屋雅志君)  機能のアウトソーシングは、単に業務の外部委託などにとどまらず、総合施設の機能、言い換えますと施設が提供している公共サービスそのものもアウトソーシングという事業手法を検討して民間施設の活用では民間事業者による包括的な事業実施などを進めるものでございます。政府の方針でもありますとおり、民間でできることはできるだけ民間に委ねるという原則に沿った考え方でもありまして、既存の施設に限らず、新規事業を含めたあらゆる事業領域において、必要な行政改革の取組であると思います。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  過日の同僚議員の質問でも指摘されておりますけれども、この学校再編というのは将来の小諸を担う人材育成という最も重大な課題でございますので、住民に理解されて、また納得される形で進めていかれますように、その辺は重ねて要請しておきたいと思います。 それでは、最後に要旨(2)脱炭素社会の推進について。 質問事項①ゼロカーボン推進の道筋をどう描いているかについて再質問いたします。 ご答弁から、ゼロカーボン戦略推進本部が設置されて、8月31日に第1回の会議が開催されたというご答弁を聞いて、ひとまず安心いたしました。目標も2年前の気候非常事態宣言を進化させて、2030年の国の目標値が46%削減ということを打ち出しておりますけれども、小諸市はさらに上回る50%の削減ということを今お聞きしましたので評価するんですけれども、あとはこの目標値をどうやって達成するかということにかかってくると思うんです。2010年のCO2の推計値を確認したところ、33万9,000トンという数量ございますけれども、それを半減するというと16万9,500トンという数字を思い浮かべるんですけれども、この数字だけだととてもじゃどういうことをすればいいのかというのはイメージできません。市が旗を振って市民や事業所をはじめ、各種団体が理解して取り組んでいかなければ達成できませんから、皆さんにとって分かりやすい具体例を示していただいて、これならできるというふうに感じていただくことが必要だと思うんですけれども、その点はどんなふうに考えていらっしゃいますか。 ○議長(清水喜久男議員)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(大森宏之君)  ご指摘のとおり、これは市役所だけが取り組むだけでは解決できる問題では無いというふうに認識しておりまして、これは全市民の皆さんが全員ご協力いただかなければなかなかできない非常に高い数値というふうに認識しております。今後は、分かりやすいような形の中で、「広報こもろ」等を使いながら、市民の皆様のご協力もいただきながら前に進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  今数量が一つの目安になるという、半減というからにおいては数量ということが係わってくると思うんですけれども、この2030年までに16万9,500トンを削減するというのは具体的にはどういうことをすれば削減できるんでしょうか。市も努力して、事業化して蓄電設備に予算を配分したり、また電気自動車への補助も出したりとか、そういった政策的なことは承知しておりますけれども、でも何といっても毎日の取組の中で半減していかなければこれはとても達成できないし、最近の異常気象、もう異常気象と言っていられないような状態になっておりますので、その具体例を示すということが私はとても大切だと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(大森宏之君)  これはあくまでも一例でございますけれども、半減するということになりますと逆算すると市民1人当たり1日553グラムのCO2を削減しなければならないという数字になります。553グラムというのは、ノートパソコンに例えますと121時間使用する量になります。もう一つ例を挙げますと、自動車につきましては1.8キロメートル走行する、そんなような形になります。これを全市民の皆さんが365日、20年間毎日毎日続けなければ達成できない数字と、かなり高い数字です。でも、これだけに限ってではなくて、生活の中の様々な場面、方法でこれに代わるものもクリアしていかなくてはいけないという形になります。また、反面、このエネルギー供給に当たっては化石燃料を使うだけではなくて再生可能エネルギーを使う、そういうエネルギー転換も進めていかなければいけない。例えば、屋根に太陽光発電施設を設置する、あるいは電気自動車を購入していただく、そんなようなことも含めまして、分かりやすい広報を今後検討してまいります。またお伝えしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  神津眞美子議員。 ◆13番(神津眞美子議員)  そういった見える形で啓発活動をされるし、また周知していくというご答弁をお聞きしましたので、期待したいと思います。 あらためて気候非常事態宣言を読むと、気候変動はもうイコール安全保障問題だというふうに認識いたします。宣言の結びにあるように、持続可能なまちづくりを目指し、小諸市の豊かな自然と環境を次世代に引き継ぐために、あとは実行するだけですから、しっかり啓発と周知を重ねまして、全ての主体が責任を持って取り組めるように先頭に立ってご尽力を要請しまして、これで私の質問を終わります。 ○議長(清水喜久男議員)  以上で、13番、神津眞美子議員の質問を終わります。 お諮りいたします。 この際、議事の都合により暫時休憩したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(清水喜久男議員)  ご異議なしと認めます。よって、この際、暫時休憩といたします。 再開時刻は午前10時45分といたします。 △休憩 午前10時32分 △再開 午前10時45分 ○議長(清水喜久男議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △高橋公議員 ○議長(清水喜久男議員)  次に、一括質問一括答弁方式により、3番、高橋公議員の質問を許します。 3番、高橋公議員。     〔3番 高橋 公議員 質問席〕 ◆3番(高橋公議員)  議席番号3番、高橋公です。 一括質問一括答弁方式により質問させていただきます。 件名1、南城公園流水プールの跡地利用について。 南城公園の流水プールにつきましては、今まで年間2,000万円近い赤字で経営を続け、コロナ禍になってからは2年連続で営業を休止し、今年の3月にプール廃止の決定をしました。その決定自体は、いろんな事情で私は間違ってはいなかったのかなと思っております。プールがなくなることによる教育的なマイナスを補うために、この夏近隣の市のプールの無料券ですとか割引券ですとか、代替えの事業やっていただきました。しかしながら、跡地利用についてはまだ議論が始まっておりません。 そこで、議論が始まる前に先駆けて質問をして方向性の確認をしたいなという、そういう思いでこの質問をいたします。 まず、南城公園のプールの位置付けについて、資料で説明したいと思います。 これは小諸市の町なかの地図です。どうなっておりますかといいますと、ここに小諸駅があります。ここに東小諸があります。その間に位置し、少し低いところに、ここに南城公園があります。私らの郊外の人間からすると、ここは十分な町なかであるという点が一つ。 次に、南城公園の施設の配置ですが、ここに現在でいう大栄小諸球場があります。芝生の公園があります。上の段の大駐車場があります。この航空写真が古いんですが、50メートルプールがあって、ここは既に新しい保育園になっております。ここに流水プール、廃止になった流水プールがあります。この広さを見ていただくと、これが廃止になった部分です。ちょっと赤黒くなっちゃって分かりませんけれども、このような広さ、南城公園のグラウンド部分に比べれば若干狭いでしょうと、芝生の公園に比べても若干狭いでしょうと。ただし、この上の大駐車場、同じぐらい、むしろ上の駐車場より広いぐらいではないかという目視での感想であります。現在どうなっているかといいますと、コロナ禍で休止してからほぼ3年間全くこの状態が変わっておりません。このちょうど写真になっている全体を更地化すると、南城公園の上の段の大駐車場に匹敵する広さがあるというところであります。 ここを私なりにどう捉えているかというと、十分な町なかに相当な広い、しかも平らな場所がまだあったのかと。これを塩漬けにしておくのはあまりにももったいない。何か利用方法について、いい感じで議論を始めていただけませんかというような気持ちで質問をいたします。 それでは、要旨(1)跡地利用に関する今後の計画について。 質問事項①タイムスケジュールはどうか。 質問事項②パブリックコメント実施は予定されているか。 質問事項③市民公募の協議会等は予定されているか。 質問事項④その結果はどのように跡地利用に反映させるのか。 以上、一括質問を終わります。 ○議長(清水喜久男議員)  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 市長。     〔市長 小泉俊博君 答弁席〕 ◎市長(小泉俊博君)  3番、高橋公議員の質問に対して答弁をいたします。 件名1、南城公園流水プールの跡地利用について。 要旨(1)跡地利用に関する今後の計画について。 質問事項①タイムスケジュールはどうか。 ②パブリックコメント実施は予定されているか。 ③市民公募の協議会等は予定されているか。 ④その結果はどのように跡地利用に反映させるのか。 質問事項①から④までは関連がございますので、一括での答弁とさせていただきます。 南城公園流水プールを含めた公園一帯は市の中心部に近く、今年度新たに開園いたしました南城森の保育園をはじめ、遊具、スケートボード、屋外バスケットコートなどが設置された芝生広場やスポーツ施設の大栄小諸球場やマレットゴルフ場などがあり、子どもから高齢者まで大勢の方々が集い、利用をしている多機能な公園でございます。 プール跡地の利用につきましては、公園全体の利用方針や管理運営方法を検討する中で、魅力度向上や機能拡充など様々な活用方法が見込まれる可能性がある場所と考えております。また、さきに改訂いたしました小諸市公共施設等総合管理計画において公共施設の総量を今後40年間で3割削減することを目標とし、そのための方向性として、まずは新規整備は行わないこと、次いで学校等既存施設への集約化、複合化により規模の最適化を図っていくこと、さらに機能のアウトソーシングにより施設そのものの必要性を検討していくとしており、必要に応じて個別施設計画の見直しにも取りかかりたいと考えております。 現在、同公園内の駐車場につきましては、マレットゴルフの大会や野球場での公式試合の開催時には駐車場が不足気味であり、また令和10年、2028年に予定されている第82回国民スポーツ大会のレスリング会場となる小諸市総合体育館の駐車場不足も見込まれるため、開催までの間は更地に整備した後、駐車場として活用し、今後の財政状況や小諸市公共施設等総合管理計画の中で総合的に検討していくことが現実的であると考えております。 冒頭に申し上げましたとおり、市の中心部にあるため利便性がよく、多くの人々が集う場所でもありますので、有効な活用に向け知恵を絞ってまいります。また、ご質問にありますパブリックコメントの実施や市民公募の協議会などにつきましては、今後の有効活用を検討していく中で対応してまいりたいと考えております。 件名1につきまして、本席からは以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員、再質問よろしいですか。 高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  ありがとうございます。非常に簡潔な答弁をいただきましたが、非常に大事な情報がたくさん入っていたように感じました。 公共施設等総合管理計画の中で個別計画の見直しを行いながら検討をしていくということは理解いたしました。質問事項①のタイムスケジュールはどうかの中で再質問で聞いていきます。 答弁の中に小諸市全体として新規施設の整備は行わない、既存設備については集約化を図ると、その辺は重々理解しております。あそこは公園ですので、アウトソーシングという言葉もありましたけれども、今まさに現在飯綱山でやっているPark-PFI、レストランやワイナリーの建設からその後の経営に至るまでを全て民間にお願いしてしまうというPark-PFI。総合施設等管理計画の、先ほどの答弁の中でアウトソーシングという言葉があるのは、もしかしたら南城公園にも将来的にPark-PFIで再開発をやる可能性があるのかどうかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(清水喜久男議員)  建設水道部長。 ◎建設水道部長(山浦立男君)  Park-PFIにつきましては、平成29年の都市公園法の改正によりまして新たに設けられた公募設置管理制度で、都市公園において飲食店、売店等の公園利用者の利便性を向上させる民間施設の事業収益により公園施設の整備、改修等を一体的に行うという制度でございます。小諸市におきましては、高橋公議員おっしゃるとおり飯綱山公園におきまして株式会社グレーベ様と協定を締結し、ワイナリー、ショップ、レストランの整備について、来年の春のオープンに向けて現在工事が進められているところでございます。 南城公園においても同様の事業ができないかというご質問ということですが、飯綱山公園は位置的にも眺望がよく、小諸高原美術館、白鳥映雪館や長野県の動物愛護センターハローアニマル、またドッグランといった施設に加え、富士見城の史跡や最近では約1,500本の小諸八重紅枝垂を中心とした桜が楽しめる場所として多くの方にご利用いただいております。市民の利用はもちろんでございますが、観光的な要素も大きい公園で、実際に飲食、売店等の要望が多くあったところでございます。一方、南城公園につきましては、先ほど申し上げたとおり、野球場をはじめ、芝生広場、複合遊具、スケートボード場、バスケットコート、マレットゴルフ場など住民の憩いの場、またスポーツを楽しむ場として、住民を中心とした利用が多いというふうに感じております。このようなことからも、Park-PFIによる民間活力の導入が適しているのかどうか、そういう可能性も含めて研究をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  了解しました。 次に、駐車場不足という話がありました。そして、全く新しい話で、令和10年の国体、今風に言うと国スポですか、国民スポーツ大会、それのレスリング会場に小諸市の総合体育館が決まっていると。そのときに駐車場不足が予想されるので、それまではあそこは駐車場にすると。今から6年プラスアルファということになるんでしょうかね。そのように市長、明確に答弁していただきましたけれども、もうこれは全庁的に意思統一されている既定路線と判断してよろしいんでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  教育次長。 ◎教育次長(富岡昭吾君)  お答えをいたします。 このことにつきましては、現在関係部署と協議をしている段階でございますので、概ねこんな方向では考えていきたいと思っておりますけれども、全庁でこれをやるかというまではまだ至っていないということで、今現在協議をしている最中でございます。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  分かりました。 この通告して、この答弁を考えたときに、恐らく懇意の建設会社さんにちょっと相談ぐらいは口頭でしたのではないかなと想像します。更地化して、アスファルトを敷いて、区画線を引いて、それなりの駐車場にすると。その一連の工事は幾らぐらいかかるんでしょうか。分かればお願いします。 ○議長(清水喜久男議員)  教育次長。 ◎教育次長(富岡昭吾君)  今考えているところでは、管理棟は保育園側の土留めにもなっているので、管理棟は残して、壊すのは流水プール、ウオータースライダー、プール施設、休憩棟、それと管理棟をつなぐ通路と階段、それらを解体して、またアスファルトではなく砕石敷きで整備した場合ということで、一応現時点では1億3,000万程度見込んでおります。これがまた、高橋公議員おっしゃるとおりアスファルトを敷くとなると、またこれよりもさらに費用がかかるのかなということでございます。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  分かりました。1億3,000万から1億5,000万、もうちょっとかな、アスファルト敷いたら。理解いたしました。それが5、6年続くと。了解です。 質問事項②と③については、了解いたしました。予定は今のところは無い。この先々の話というところです。 ④番、将来の話というところでお聞きします。 国スポが終わってから先の話ですので市長しか答えられないのかなと思いますけれども、私はこれ見まして、ここに駐車場が整備されて6年間たつと、野球をやる人もマレットゴルフをやる人もみんなこの駐車場というものを受入れて、非常に便利に思って、生涯というか、長く駐車場のままでいいやという機運になりそうな気がしちゃっているんですよ。その後どうしようかというのは、市長もその間に二度ぐらい選挙をしなければいけないですから軽々には言えないと思いますが、夕べ思いついたんですが、これはもう駐車場で固定して、ここのほぼ駐車場状態になっている小さい公園部分、ここを開発するのも手だなとは思いました。車を完全に締め出して、噴水とか用意して、幼児向けのきれいな公園にするというのもありかなと。これ何も、思いつきでしゃべっていますので答弁は求めません。そのような将来の夢を市長がもし持っていたら、お願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  ありがとうございます。 当面、方針とすれば、まだ確定ではありませんが、国民スポーツ大会の駐車場ということを検討はしていますが、ただ、先ほど砕石という話もありましたけれども、様々な可能性という、そういうものを排除しないようにしてまいりたいなと思っています。何かアイデアがないかという話ですが、現時点では国スポの後の具体的な活用方法にはまだ思い至っていないところでありますが、基本は、民間の施設で公園の魅力向上に寄与する何か形のものが、先ほどのPark-PFIも応募してくれるところがあって、その事業計画がいいものであれば、そういうものも採用してまいりたいし、あらゆる可能性を探ってまいりたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  ありがとうございます。 件名1は以上といたします。 件名2にいきます。 件名2、小中学校のGIGAスクール構想とICT教育について。 これについては、平成30年度頃に国が示した教育のICT化に向けた環境整備5か年計画というのが出て、その後、GIGAスクール構想というハード面での位置付けを明確にしたものも出て、小中の子どもたち全員にタブレットパソコンか何かを支給して、整備して、いろんな可能性を広げていこうと。正直、私は国が全部お金を出して5か年で整備するにしても日本ではちょっとなじまないかな、対面で何事もやって、文科省にしても政府にしてもデジタル化の動きが遅いというのもあって。ところが、令和2年の春からのコロナ禍で一遍に世の中が変わりましたね。それによって、ICTというか、要はいろんな、タブレットやWi-Fiなどの整備、これが一気に進みましたよね。そういう背景で、事業計画にも小中学校のICT教育推進というのもありますし、ここで確認をさせていただきたいと思います。 要旨(1)計画に対する進捗について。 質問事項①小中学校それぞれの計画に対する進捗はどうか。 質問事項②計画通りでない場合、今後どのように進めていくのか。 質問事項③計画外の新たな発展はあったか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 教育長。     〔教育長 山下千鶴子君 答弁席〕 ◎教育長(山下千鶴子君)  議席番号第3番、高橋公議員のご質問にお答えいたします。 件名2、小中学校のGIGAスクール構想とICT教育について。 要旨(1)計画に対する進捗について。 質問事項①小中学校それぞれの計画に対する進捗はどうか。 質問事項②計画通りでない場合、今後どのように進めていくのか。 質問事項③計画外の新たな発展はあったか。 質問事項①、②、③につきましては関連がございますので、一括での答弁とさせていただきます。 それではお答えいたします。 市内小中学校のICT環境整備につきましては、先ほど高橋公議員おっしゃいましたように、平成30年度に策定しました、小諸市小中学校ICT環境整備計画に基づき整備を進めてまいりました。本計画の計画期間は、平成30年度から令和4年度までの5年間となり、学習用コンピューターの配備や無線ネットワークの整備などインフラだけではなく、教師への活用支援や校務支援システムの整備など学校全体のICT化を促進する計画となっております。 まず、整備状況でありますが、新型コロナウイルスの感染拡大によりGIGAスクール構想が加速的に進み、当初の計画よりも早く、令和2年度には市内小中学校全ての児童生徒に学習用コンピューターを配備し、1人1台端末の整備が完了いたしました。ネットワークについても、令和2年度には校内、令和3年度には校庭及び体育館の整備が完了いたしました。 次に、活用支援状況ですが、令和元年度から毎年度教師向けの活用研修会を実施しております。また、令和2年度と3年度には文科省の公立学校情報機器整備費補助金を活用し、IT技術者が学校で直接支援するスクールサポーター制度を導入しました。なお、令和4年度からは文部科学省の支援メニューの変更を受けコールセンターへと移行しております。また、教師の統合型校務システムの導入も完了し、授業だけではなく、校務のICT化、出欠席、その他、保健関係、通知表とか指導要領への表記等々も進んでおります。本年度が計画最終年となりますが、以上のようにハード面、ソフト面ともに概ね計画どおりに進んでおります。 続いて、活用状況です。教育委員会としては、個別最適な学習を実現するためにも学習用コンピューターの積極的な活用を推進しており、ふだんの授業では、低学年はカメラ機能を活用した授業であったり、高学年では調べ学習や協同学習に活用したりと、各学年に応じた活用が進んでおります。また、新型コロナウイルス感染症陽性者発生による学級閉鎖対応や濃厚接触者の学習機会確保のために家庭でのリモート授業も昨年度から実施が始まっております。リモート授業を実施するに当たり、各家庭のWi-Fi使用状況も調査しており、Wi-Fiが使用できないご家庭には、通信費は家庭での負担となりますが、教育委員会よりポケットWi-Fiの貸出しも行っております。なお、計画にはございませんでしたが、教師からドリルソフト等の導入について検討依頼があったため、複数の会社の製品を数か月ごとに試験的に利用するトライアル運用を全小中学校で実施しております。トライアル運用終了後は、ソフトの導入可否も含めて検討を進めていく予定でおります。 一方で、運用が進むにつれ様々な課題も明らかになってきております。例えば、学習用コンピューターの更新、故障対応、それからソフト等のランニング費用、また机が狭いことによるリスクなどが挙げられます。いずれも全国的な課題となりますので、長野県市長会を通じて国への予算措置等の支援を求めてまいります。 以上、私の本席からの答弁といたします。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員、再質問よろしいですか。 高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  またまたコンパクトな答弁、ありがとうございました。 去年、令和3年の3月議会の断面でおおよそ今おっしゃったことは説明を受けていまして、十分学校で習熟をして、子どもが自宅に持ち帰れるようになるのは去年の夏頃だという当初の計画は去年のうちに聞いておりました。その夏を過ぎて、コロナの第6波、それと現在も続く第7波で時々起こる学級閉鎖、休校、そこにしっかり対応できていると教育長は答弁の中でおっしゃってくださいました。 その中で、学校と教師側の準備状況とかスキルというものは全てうまくいっていると信じます。心配なのは、子ども、家庭側、これは本当にうまくいっているのかなという意味で再質問しますけれども、各家庭、ネット環境に無い家庭についてはポケットWi-Fiの貸出しを行っていると。導入の段階で調査を進めていたかと思いますけれども、実際に調べてみて、ネット環境になかったお宅というのがどのくらいあって、どのくらいポケットWi-Fiを貸し出しているのかという数字についてお聞きいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  教育次長。 ◎教育次長(富岡昭吾君)  お答えいたします。 ネット環境の無いご家庭は当然ございまして、調査をしたところでは、ネット環境未整備のご家庭が69件ほどございまして、そのうち、市の教育委員会のポケットWi-Fiを貸し出しているのが現在21件、貸出しをしております。また、学校にもポケットWi-Fiを配置してございますので、それぞれ学校においては適宜必要な児童生徒に貸し出しているというふうに理解しております。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  分かりました。 69件あって、実際に貸し出しているのは21件と。この21件というのは常時貸出しと理解しました。差の四十数件、これは必要に応じて貸し出すみたいな対応をしているという理解でいいですか。 ○議長(清水喜久男議員)  教育次長。 ◎教育次長(富岡昭吾君)  先ほども言いましたように、学校のほうで恐らく適宜貸し出していただいていると思います。すみません、状況を全ては承知していないんですが、そのように認識しております。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  了解です。 私ら議員も19人全員がタブレットパソコンを貸与していただいて、全員が一応自宅からリモート会議に出られるようになっております。私らも習熟に非常に苦労しました。現在、実際に運用しています。我々大人だから何とかなっているという面もあるかと思います。 お聞きしたいのは、家庭のほう、子どものスキル、家族のスキル、それによって格差が生じていないかというのを一番心配しているんですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  教育次長。 ◎教育次長(富岡昭吾君)  お答えいたします。 それぞれスキルの差はあるのかなというふうに思いますが、ただ、今のリモート授業でいいますと、リモート授業につきましては、先ほど答弁にもありましたけれども、Chromebookというのを全ての児童生徒に1人1台配付しておりまして、その中で基本ソフトというのはClassroomというのとGoogle Meetという基本ソフトがありまして、それを使ってリモート授業を行っているということで、このソフトを使うことで非常に容易に接続等ができます。またClassroom等はふだんの対面授業でも常時使っておりまして、教員ももちろんですけれども、子どもたちもそれに対して非常に使い慣れてきているので、それぞれリモートでつないで授業を受けるというようなことについてはそれほどそういった格差は生じにくいのかなと思っております。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  よく分かりました。 ①、②はいいです。 質問事項③計画外というところでは。 先頃、1か月以内の新聞で、2025年だったか、英語でデジタル教科書を採用していくという話が出ていました。まさに計画外かなと思います。これは、現在持っているChromebookで対応できるんでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  教育次長。 ◎教育次長(富岡昭吾君)  私も報道で知ったんですけれども、まず英語が先行してそういったデジタル教科書になるというようなことで、これにつきましては現在導入しているコンピューターの機器で対応はできるということでございます。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  なるほど、分かりました。 教育長に答弁いただいた中で一番気になったのは、今持っているChromebookは、たしか5年で更新ですよね。それと現在でも起こり得る故障、それとソフトのランニングコストですとか、面白い話で、机が狭いというのは恐らく、私も一緒ですけれども、机に資料とタブレットパソコンを置くと、従来の広さの机だとタブレットが下にがちゃんと落ちるというリスクのことを言っているのかと思いますが、それ全て国は面倒見てくれないんですか、初期投資だけなんですかね、国が面倒見てくれたのは。いかがなんでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  教育次長。 ◎教育次長(富岡昭吾君)  机等はもちろん当初から入っていないんですけれども、机が狭いということについては大分子どもたちも慣れてきて、最近は落としたりする児童生徒も少なくなってきています。 それで、今のご質問の、初期費用は国のほうで見ていただいたんですけれども、ご指摘のとおり、これを5年ぐらいで更新をしなければいけないということで、およそ3,200台ほど入っておりまして、現在1台5万円弱というようなことでございまして、単純に計算するとそれだけで更新費用が1億6,000万円、それが5年ごとにかかっていくというようなことでございまして、国の支援策が無いということなので、現在長野県の市長会等を通じて国に支援を求めております。国の支援策が無い場合は市費での対応ということで、非常に財政的な負担が大きいため、現在いろいろと考えておりまして、今より安価なコンピューターを導入したほうがいいか、リースへの切替え、また1年に全部、3,000台とかではなくて、1年ごとに入替えをしたほうがいいかということも考えております。また、高校でもコンピューターを導入しているんですけれども、高校では保護者のほうに費用の負担もいただいているということで、場合によっては一部保護者の皆様にも負担が必要になるのかなということで、いろいろ悩んでいる最中でございます。 いずれにしましても、全国的な課題ということでございますので、国・県、他の自治体の動向も含めて今後も、先ほども言いましたように、市長会に要望したり、様々な方法について今から検討していくというような状況でございます。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  よく分かりました。1億6,000万円、更新だけで。国が面倒見てくれなければ市の一般会計からひねり出すしかない、それをできるだけ抑えるにはリースなり検討していかなきゃいけないということで理解しました。ここでそれをあれこれ言ってもしょうが無いですね。働きかけに期待します。 今日の聞きたいことは全て聞けました。 最後に教育長にお聞きしたいんですが、教育長の現役、学校におられた時代から比べると、このデジタル化で二つ、三つ時代が進んでしまって、コロナ対応で三つ、四つ一気に時代が飛んでしまって、教育長、非常に肩の負担がどんどん重くなっているものと思いますが、特にデジタル、ICT教育について、思うところあればお聞きしたいと思います。 ○議長(清水喜久男議員)  教育長。 ◎教育長(山下千鶴子君)  様々にご心配いただいて、ありがとうございます。私たちの時代はOHPとか実物投影機とか、そういう時代でございました。それが本当にびっくりするほど利用価値の高いツールが手元に入ったということは実感しております。ただ、私もアナログ時代の者で、なかなかハードルが高くて苦労はしております。思いの丈をということですので、2点。 課題としては、先ほども答弁の中にございました、教師側のスキルは十分なんですかというような重ねてのご意見もございましたが、残念ながら全てが完璧というわけではございません。しかし、教師間格差、学校間格差はあってはならないことと思っております。教育格差につながらない、教育格差を拡大しないためにも、研修等の支援に力を入れて、研修会とか研究授業を積み重ねる、繰り返し学ぶより仕方ないと思っております。その支援については、しっかりやっていきたいと思います。 それから、2点目ですが、もう一つ、子どもたちの心や体への発達という面で少し心配されます。最近では脳や目のことなども報道されたりしております。体も十分外で鍛えてほしいと思ったりしますので、全て機器におんぶにだっこのような状況で学校教育を行っているというのは反対であります。まだ始まったばかりと捉えておりますので、主体的、対話的で深い学びのためにこれらの機器をどのように利用していくか、これは研究を進めていかなければいけないと思っております。1時間の中でどこでどのように使うかということは校内研修等を重ねて共通理解を図っていきたいと思います。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  高橋公議員。 ◆3番(高橋公議員)  ありがとうございます。教育長の今のお言葉、一々共感するものでありました。今日一番聞きたかったことかもしれません。どうもありがとうございます。 以上で私の一般質問を終わります。
    ○議長(清水喜久男議員)  以上で、3番、高橋公議員の質問を終わります。 お諮りいたします。 この際、昼食のため暫時休憩したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(清水喜久男議員)  ご異議なしと認めます。よって、この際、昼食のため暫時休憩といたします。 再開時刻は午後1時ちょうどといたします。 △休憩 午前11時26分 △再開 午後1時00分 ○議長(清水喜久男議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。---------------------------------------田邉久夫議員 ○議長(清水喜久男議員)  次に、一括質問一括答弁方式により、7番、田邉久夫議員の質問を許します。 7番、田邉久夫議員。     〔7番 田邉久夫議員 質問席〕 ◆7番(田邉久夫議員)  7番、田邉久夫でございます。 議長のお許しをいただきましたので、質問させていただきます。 件名1、少子高齢化社会について。 要旨(1)少子高齢化による人口減少について。 1990年の1.57ショックがきっかけで少子化現象が注目され、1992年の国民生活白書で少子化という言葉が実際に使用されました。それから32年を経過した現在、2021年の合計特殊出生率は1.3であったと厚生労働省から発表されました。少子高齢化、すなわち人口減少はますます深刻な状況となっています。少子高齢化は、経済への影響、自治体への影響、社会保障制度への影響が懸念されていますが、これまで国をはじめとして、それぞれの自治体で効果的な政策を取られていないということが言えると思います。 しかしながら、わずかでも地域によっては出生率の高い地域もあり、何らかの手だてを積極的に行う必要があると考えます。しばらく前までは、少子高齢化に対して、そろって大変だといった時期があったと思いますが、ここしばらくは、見て見ぬふりではありませんが、あまり考えないようにしようという感じがしています。とはいえ、少子高齢化はこれからもますます深刻な状況となり、いやが応でもこの問題に対応していかなければならなくなると思います。 そこで市長にお伺いします。 本市の進む人口減少に対し、積極的に取り組むべきであると考えますが、市長はどのように考えているのか。また、どのような対策をして捉えているかお伺いします。 質問事項①人口減少への対応はどうか。 以上、答弁お願いします。 ○議長(清水喜久男議員)  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 市長。     〔市長 小泉俊博君 答弁席〕 ◎市長(小泉俊博君)  7番、田邉久夫議員の質問に対して、答弁をいたします。 件名1、少子高齢化社会について。 要旨(1)少子高齢化による人口減少について。 質問事項①人口減少への対応はどうか。 答弁をいたします。 令和2年3月に改訂しました小諸市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、人口動向分析の結果、2040年には2014年のピーク時から1.4万人の減少、現在の人口からは1万人の減少が見込まれております。この人口減少問題は今や本市だけの問題でなく、全国的にも大きな社会問題となっております。 本市では、これまで小諸市のよさや魅力を戦略的、また効果的に宣伝、周知するシティプロモーションの強化や移住定住施策などに取り組んでまいりましたが、市長2期目に当たり、小諸版ウエルネスシティのビジョンを掲げ、健康分野に限定しない、あらゆる政策分野において健康・健全な状態であるウエルネスを目指すこと、またこの中にサードプレイスの概念を取り入れ、選ばれる町を目指し、交流人口、関係人口の増加から定住人口の増加へつなげる取組を進めてまいりました。おかげさまで、長野県が公表している統計の毎月人口異動調査による社会増減については、市長就任直後の平成28年はマイナス136人、平成29年はマイナス78人、平成30年にはプラス30人、令和元年にはプラスマイナス0人、令和2年にはプラス18人、令和3年にはプラス16人と増加傾向で推移しており、本年は1月から6月末現在でプラス137人となっており、特に本年は取組の成果が大きく表れているものと考えております。 他方で、東洋経済新報社発行の都市データパック住みよさランキング2022によると、全国812の市特別区の中33位と、前年の171位から大幅に順位を上げるという結果も出ております。また、旧北国街道沿いや小諸駅周辺での新規出店が続いていることに加え、公園内に収益施設を設置するとともに、公園設備を一体的に行う民間事業者を公募する新たな制度であるPark-PFI、公募設置管理制度を活用し、令和5年春にはレストラン・ショップ・ワイナリー施設「スタラス小諸」がオープンする予定となっております。 また、このほかにも松井地区に軽井沢蒸留酒製造株式会社創業者である島岡高志氏が長い歳月をかけウイスキーづくりに適した土地を求めてようやく巡り合った場所という小諸蒸留所が、小諸インターチェンジ周辺には世界的に有名なパティシエの青木定治氏の焼き菓子工場がオープンする予定であります。 観光面に目を向けると、小諸駅前広場を活用した官民共創による社会実験こもろ・まちたねプロジェクトの取組では、まちタネ広場のイベントが新たな出会いの場となり若い人が集まり始めており、懐古園では4月29日の動物園のリニューアルオープンも相まって、ゴールデンウイーク中はコロナ前の入場者数を大幅に上回りました。また、企業版ふるさと納税を活用した産学官連携事業であるMaaS事業は連携企業を拡大し、DXによる情報発信「縁JOY!小諸」や中心市街地に集まった人がスマートカートeggやEVバスなどを活用したMaaS事業により、町なかや拠点間の回遊も拡大し、小諸の「ヒト」と「コト」と「モノ」がつながり始めています。これらの取組から、外出機会の創出や関係人口の増加、交流人口の増加が図られ、その結果として人口の社会増につながっているものと考えております。 こうした取組に加え、おしゃれ田舎プロジェクトのような民間の移住創業支援の取組などからもすばらしい成果が表れており、これら全てがよい流れとなって、特に市外の方々に「今、小諸が来ている」と言われるように、目に見える成果として捉えられるようになってきました。 今後も、このよい流れを着実なものとして、広域での小諸の役割を確固たるものにするとともに、相乗効果と相互補完が得られるよう、様々な協力や連携の方法を模索しながら、これまで以上に各行政分野において鋭意施策を進めてまいります。 本件名について、本席からの答弁は以上となります。 ○議長(清水喜久男議員)  田邉久夫議員、再質問はよろしいですか。 田邉久夫議員。 ◆7番(田邉久夫議員)  ご答弁ありがとうございました。 今のご答弁の中でうかがえるのは、人口減少に対する対策というものよりも観光に近い、人がこっちに流れてくると、どちらかというと社会増減という形に捉えているんですけれども、私、前回質問したときにとても印象に残っているシビックプライドという、自分の町に自分たちが誇りを持とうということだと思うんですけれども、私もここしばらくやっていて、ワクチン接種を境ぐらいにしてか、いろんなところへ出かけたときに、小諸って、自分ところは今どんな事業をやっているんだい、あれこうなのかい、ああなのかいと、そういう問合せが結構あるんです。ということは、市民がそれだけ町のことをいろんなことで考えているんだろうということで、特に動物園なんかもそうでした。ということだと、やっぱり今市民がそういう気持ちを持っているときなので、例えば人口減少についてはどんな原因があるんだろうか、どういうふうになっていくんだろうか、どうすればどうなるかということの、市民を巻き込んだプロジェクトチームというのはつくるお気持ちとか、そういうのはないでしょうか。このことは、多分行政だけではなくて、市民の皆さんの協力を得ないとなかなか難しい面があると思うんですよね。今、高齢化率というのは30%ちょっと過ぎたぐらいですよね。今元気でいるお年寄りもいるから、その人たちの知恵も借りられるだろうし、またこれから子育てをするという方もまた違う意見があるだろうということ、そういう年齢の差において、ある程度、行政も大変だろうけれども、そういう一つの方向性を持ってやるというような考えはなかったのか、これから先あるのかどうか、企画課長に聞きたいんですけれども。 ○議長(清水喜久男議員)  企画課長。 ◎企画課長(山浦謙一君)  市民の皆さんの主体的な係わりが欠かせないというふうに常に思っております。ぜひ、市民の皆様に積極的に係わっていただいて、自分事として取り組んでいただくことが重要であるというふうに考えております。最近の小諸の動きの中では、先ほど市長答弁でもございましたが、まちタネ広場において様々な市民団体が主体となった活動が駅前で繰り広げられておりまして、市民の皆様の目も、議員ご指摘のとおり、まちづくりに向いてきているというふうに考えております。 また、そういったきっかけづくりとして、市長としては6年前から様々な団体と機会を設けてまちづくりについての講演ですとか、そういったものを開催する中で、意見交換等しながら市民の皆様の意見等をお聞きしてきたということでございます。現在はコロナ禍等の関係で非常に停滞気味ではございますが、今後のアフターコロナを見据える中で、市民の皆様の意見をお聞きする機会を積極的に設けて、こちらの事業等を拡充してまいりたいと考えております。 ○議長(清水喜久男議員)  田邉久夫議員。 ◆7番(田邉久夫議員)  先ほどちょっと観光なんていう失礼な言い方をしてしまったんですけれども、同僚議員の昨日の答弁の中に外国にも小諸という名前が知られているとういような答弁があったような気がするんですけれども、外にはすごく小諸というのは、セールスがよかったせいか、小諸に来たいなというふうなことがあるんですけども、この人口減少については、帰ってきたいまち、小諸ということのほうが重いかなと思うんです。今は行きたいまち、小諸というのが大分比重を占めて、観光客が来ていると思うんです。私はまちタネ広場のそばにいるので、イベントがあるたびに声が聞こえたり、音楽かけてすごくにぎやかになっているのは分かっているんですけれども、そういった意味で、人口を増やすということに対しては、疑問に思って確認をしたいことがあるんですけれども。 人口変動についての要因ということでちょっと聞きたいんですけれども、人口の変動の要因というのは、人口の変動は死亡数と出生数の差による自然増減と流出数と流入数の差による社会増減という、これは自治体ベースだから住民が異動した、また入ってきたという、そういう表現をするんですけれども、今大体人口減少については自然現象という言葉で、先ほど答弁でありましたように、その先には1.4万人が減るというデータが出ているのも、これは事実なんですよね。ましてや、今言ったような人口の自然増減という、亡くなって、増えてと、そういう感じでいくと思うんですけれども、その辺のところで、なぜ人口、自然増減という言葉を使わないで社会増減という言葉を使っているのか、この言葉が、例えば今言った、また後でお話する市長が小諸商業高校の生徒にやった講演の中でも130人増えていますよと言うと、ああ、人口130人増えているんだと、そういう市民への誤解を招きやすいところがあるので、そこの使い分けとか言い回しはどうなんですか。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  まず、大前提として、日本全体が人口減少になってきているということ、これは少子高齢化が急速に進んでいるということであります。小諸市においても、自然減、生まれる人より亡くなる人が多いということの中で、一番ベースになるところですが、とにかくこれを食い止めていく、減り方を減らしていくためにはやっぱり社会増減、一番手っ取り早くといったら言葉が過ぎるかもしれませんが、とにかく小諸にまず移住する人を増やす、出ていくより入ってくる人を増やすということがこの自然減の減を少し緩和する、そうするとトータル的に人口の減り方をなだらかにする。日本全国で人口が減っていますので、小諸市も人口が減っていくのは、仕方の無いというふうにあきらめるわけではありませんが、この人口減をなだらかにするということがまず第一条件だということで、一番手っ取り早いやり方とすれば移住者を増やしていく、これをまず第一義的に取り組むことであります。また、後ほど出てくるかもしれませんが、小諸商業高校で講演をしたときもそうですし、先ほど企画課長からお話のあったこの6年間やってきた各種講演等においても自然増減、社会増減、トータル人口増減ということも一応前置きとして説明をしておりますので、少なくともその話を聞いた方々は誤解がなく捉えられていると思っております。特に社会増を目指していく中においても若いファミリー層、これから若い夫婦が子どもたちをここで産み育てていく、小諸市としてはそちらのほうの人口をできる限り増やしていきたい、それによって自然増になるべくしていきたい、トータルとして人口増にしていきたいというふうに思います。 それから、さらに一つ申し上げると、先ほど申し上げた今年度1月から6月までの人口動態なんですが、社会増は137でプラスです。この間に亡くなった小諸市民の方は、要は自然減147でした。マイナス147。通常ですと上半期というのは学生が都会に出ていくということもあって社会減になることが多いんですが、プラスになったことによってこの半年間で小諸の人口は数字上は10人しか減っていないという、ブレーキがかかった状態になりました。ですから、先ほど冒頭ちょっとお話をしたように、取りあえずは社会増を目指していきますというのが今の課題であると捉えています。 ○議長(清水喜久男議員)  田邉久夫議員。 ◆7番(田邉久夫議員)  ご丁寧な説明、ありがとうございます。そういうことが分かれば、これから自然増減とか社会増減ということの中での発言がうまく取れるかなと思います。 今最初にお答えいただいた、多少なりとも増減しているところがあるとご紹介しましたけれども、その紹介したのは何かというと、この間、日付は忘れてしまったんですけれども、たしか新聞に県内の19市の幸福度のランキングが出ましたよね。それは、小諸はちょっと低かったということなんですけれども、この高い理由というのは子育て世代がやりやすいという、そういうことで幸福度が上がっているんですよ、皆さん。だから、ある程度今の子育て世代を呼び込むという施策的なものというのは何かこれから予定されているか。今は、こっちのほうに力を入れているからちょっと今はブレーキをかけているよとかという状況はありますか。 ○議長(清水喜久男議員)  企画課長。 ◎企画課長(山浦謙一君)  子育て環境に特化してということになりますと、全国的には千葉県の流山市ですとか、そういったところは子育て環境に特化して、特色ある政策を展開しているというところです。また、近隣においては、軽井沢町などは民間の魅力ある機関が設立したことによって非常にファミリー層から注目されていて、人口の社会増につながっているということを認識しております。ただ、一概に同じことをやれば人口増加につながるのかというと、やはりそうでは無いと思いますので、本市の特色等を生かした効果的な人口増対策に向けて積極的に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(清水喜久男議員)  田邉久夫議員。 ◆7番(田邉久夫議員)  おっしゃるとおりだと。私も他県の真似をしてというのはあまり好きな性分ではないので、今言ったようにシビックプライドという、小諸の今の特徴を生かして何とか続けていきたいという、どんなに努力しても減ることは減ると思うんですよ。でも、40年のときにここで止めたということまで持っていかないと、それはもう単なる雑草状態というか、土地に誰もいなく、住んでる、行政がああいう雑草ぼうぼう生えた状態になってしまうような気がするんですよね。だから、そこに行くように、今少しでもいいから増やす、あるいは平行でいくという、そういう施策を取っていただければありがたいかなと思うんです。市長、どうでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  まさしく、先ほど総括質問にもあったんですけれども、田邉久夫議員もおっしゃっていたように、この人口減少問題に真正面から取り組むということがこれからも小諸市が持続可能な町であり続けるためにということで、小諸市のこれからのビジョンとして掲げたのは小諸版のウエルネスシティであり、健康分野に特化しない、そこだけに限定しないで、幅広い分野で健康・健全を目指していく中で、選ばれる町、選んでいただける町、住んでよかったなと思える町を目指していくというのが今回の肝でありますので、そういう意味ではまだまだ十分ではないということはもちろん承知であります。例えば今の子育て環境等も含めて、まだまだ十分ではないということは承知でありますが、それでも様々な分野において、各職員、また民間の、市民の皆さんのお力を借りながら今着実に進んでいるという、そういうことであります。 以上です。 ○議長(清水喜久男議員)  田邉久夫議員。 ◆7番(田邉久夫議員)  今その言葉をお聞きしたので、次の質問に入りたいと思います。 私、今回この件でいろいろと自分でデータをそろえているときに、たまたま8月27日の信濃毎日新聞を読んだときに、こういう記事が載っていました。小諸商高1年生、市の課題を学ぶと題して記事が載っていましたので、読みますね。 小諸市の小諸商業高等学校は、25日、生徒に足元の人口減少問題や市のまちづくり施策を学んでもらうため、小泉俊博市長の講演会を開いた。1年生約130人が広聴、生き方や学ぶ意義を追求するビジネス環境プログラムの授業の一環として、市内で10月に行うフィールドワークに役立てる。市長は、少子高齢化進行により税収減と行政サービスの低下の懸念に触れ、どうやって人を増やすか課題だと強調。複合型中心拠点誘導施設こもテラスを昨年10月に開始したことや、進出企業や新規出店ワイナリーなどを紹介し、選ばれる町になりつつあると話した。人口の社会増減は2018年からプラスに転じ、今年、先ほど答弁でありました、1月から6月は130人と大幅に増えたとした。新聞に載っていたので氏名まで読みますと、イトウジュリさんという女性の方なんですけれども、企業が小諸に来る理由は何か、これまでと何を変えたのかと質問。市長は、決め手は市職員の熱心さと聞いている。フィールドワークで市役所で確認してほしいと話したという記事が載っていました。まさにこのことで、高校生にしてもこういうものを取り上げていく時代になったのかなというふうに思います。 あと、市長が言っていました、フィールドワークで市役所の人が一生懸命やっている姿を見てくださいという、これ市の職員も物すごく元気づけられると思って、信用して仕事を任せているんだなと思いました。 そんな中で、もうちょっと職員が外に出ていろんな勉強をする機会というのを設けていただいて、もっと役所の中で、小諸市の行政の部分で発展していくという。できればそういう分野に若手の職員や中堅職員をやって、準備をしておくということができるんじゃないかなと。今は地域職員制度というのがあっていろいろやっているんですけれども、前にも私は言いましたけれども、なかなか地域職員というのは自分の仕事を5時までやって、それから7時、8時、9時までその面倒を見て、また次の日仕事に行くって、すごい両立で負担がかかるので、私はあまりその辺のところは好きじゃなくて、ある程度、今言ったように市民が協力するということで、あと市役所の人と触れ合っていくということが大事だなと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  外に研修、例えば1年間とか半年出すやり方もありますけれども、今、例えば一例を申し上げると、昨年企業版ふるさと納税で関係ができました株式会社カクイチさん、こちらとは例えば企業版ふるさと納税をいただく前提としてMaaS事業や農業振興に関係して、担当課の若手職員も含めて、株式会社カクイチの社員の方といろんなディスカッションをしたり、お互いにいい刺激をいただいて、効果としてと言っていいのかどうか分かりませんが、非常にスピーディーに物事を進める、民間の感性というか、感覚を学びましたし、また株式会社カクイチさんのほうは行政マンとしてのいろんな姿勢や仕事のやり方というのを学ばれたようです。お互いに、今まで民間と行政がなかなか係わりが薄かった部分を、一つの目的に向かっていろんなディスカッションをしたり係わりを持つことによって、明らかにうちの職員、そこを担当した、係わった職員が最初ではありますけれども、そういうふうに変わってきているということはあります。ですから、これからも、研修に出すという形になるかどうかは別としても、民間のそういった優れた部分をこの小諸市役所の仕事の中に取り込めるようにやっていきたいなというふうに思っています。 ○議長(清水喜久男議員)  田邉久夫議員。 ◆7番(田邉久夫議員)  本当に今民間と連携するということはとても大事だと思うんですよ。お互いのノウハウ交換するということで相乗効果が出て、とてもいい結果が出る。今のそういう話をテレビを通じて市民の皆さんに話せばある程度のことは納得してくれるんじゃないかなと思います。 最後に、ちょっと言葉が悪いんですけれども、人口減少だから駄目だではなくて、今の状況でいかにプラスに発想を転換できるか考えることが大切だというふうに思うんです。そこにおいては、また市長に怒られるかもしれないけれども、横文字で、健幸ウエルネスシティというのをよく言われて、私たちは言うけど。その中において、小泉市長が持っている羅針盤というのをしっかり前に出していただいて、今こういうことでやっていく、こういうふうにしていく、この時期ではこんなことをしていくよという、そういう羅針盤があると、私たちもそうだし、やはり市民全体が安心するので、その辺を考えていただけたらと思いますけれども、最後にご答弁お願いいたします。 ○議長(清水喜久男議員)  市長。 ◎市長(小泉俊博君)  小諸市では、市長公約を総合計画に反映させることというのが自治基本条例の中にあります。今現在、小諸市では第11次基本計画も進行中でありますし、今後はまた第12次という形になっていくわけでありますけれども、その中にも反映されていますし、それがまさしく小諸のこれからの羅針盤の一つと言えるかなというふうに思います。田邉久夫議員のおっしゃる部分もよく分かります。市民の方々が、第11次基本計画があるからそれを見てねと言っても、じゃホームページとかを見てあれだけの文書量を読みこなすことをするかというと、なかなかそこまでたどり着かないということも現実的にはあるかと思いますので、また心がけて、広報やその他いろんなものを使って羅針盤的なものを示せるようにしていければなというふうに思います。ありがとうございます。 ○議長(清水喜久男議員)  田邉久夫議員。 ◆7番(田邉久夫議員)  最後、お願いですけれども、とにかく市民も今、市を、自分たちの町を大切にしようと思っている人がかなり増えたということで、これからは市民を大切にしながら、市民のことを考えながら、ますます舵取りというか、羅針盤のほうをしっかりと示していただければありがたいかなと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(清水喜久男議員)  以上で、7番、田邉久夫議員の質問を終わり、一般質問を終結といたします。 お諮りいたします。 この際、議事の都合により暫時休憩したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(清水喜久男議員)  ご異議なしと認めます。よって、この際、暫時休憩といたします。 再開時刻は予鈴をもってお知らせいたします。 △休憩 午後1時30分 △再開 午後2時10分 ○議長(清水喜久男議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程の追加について ○議長(清水喜久男議員)  配付しております議事日程表により、日程第3、会期日程の変更についてを追加しましたので、ご確認ください。--------------------------------------- △会期日程の変更について ○議長(清水喜久男議員)  日程第3、会期日程の変更についてを議題といたします。 お諮りいたします。 会期日程の変更につきましては、議会運営委員会においてご協議願い、先ほどの議員全員協議会において報告いただいておりますので、本定例会の日程を変更し、9月16日に本会議を開くこととしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(清水喜久男議員)  ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期日程を変更し、9月16日に本会議を開くことに決定いたしました。--------------------------------------- △議案の質疑について ○議長(清水喜久男議員)  次に、日程第4、議案の質疑についてに入ります。 定例会初日に提案理由の説明のあった議案について、質疑通告はありませんでした。扱いについては、議会運営委員会でご了承いただいておりますので、これを省略いたします。--------------------------------------- △議案・請願等の付託について ○議長(清水喜久男議員)  次に、日程第5、議案・請願等の付託については、議会運営委員会においてご協議願っておりますので、お手元に配付してあります付託案件一覧表のとおり所管の常任委員会へ付託いたしますので、ご了承願います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(清水喜久男議員)  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会といたします。 大変お疲れさまでした。 △散会 午後2時12分...