須坂市議会 > 2020-08-31 >
08月31日-02号

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  1. 須坂市議会 2020-08-31
    08月31日-02号


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    最終取得日: 2021-05-03
    令和 2年  9月 定例会          令和2年9月須坂市議会定例会会議録(第2号)               令和2年8月31日(月曜日)        -----------------------------          議事日程(第2号)第1 一般質問        -----------------------------          本日の会議に付した事件(1) 一般質問        -----------------------------          出席議員(19名)   1番    牧 重信           2番    荒井一彦   3番    荒井 敏           4番    堀内章一   5番    古家敏男           6番    水越正和   7番    宮本泰也           8番    久保田克彦   9番    岡田宗之          10番    西澤えみ子  11番    酒井和裕          12番    塩崎貞夫  13番    浅井洋子          14番    竹内 勉  15番    中島義浩          16番    宮坂成一  17番    石合 敬          18番    霜田 剛  20番    佐藤壽三郎        -----------------------------          欠席議員  なし        -----------------------------          説明のため出席した者市長        三木正夫        副市長       中澤正直総務部長      上原祥弘        健康福祉部長    小林宇壱市民環境部長    青木一浩        社会共創部長    中澤公明産業振興部長    宮下将之        まちづくり推進部長 滝沢健一教育長       小林雅彦        教育次長      関 政雄消防長       飯塚俊樹        水道局長      山岸勝男会計管理者     藤澤 隆        代表監査委員    鰐川晴夫        -----------------------------          事務局出席職員事務局長      西原孝一        事務局次長     永井 毅書記        丸山理樹        書記        波田野之行        -----------------------------               午後1時00分 開議 ○議長(中島義浩)  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。        ----------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(中島義浩)  日程第1 一般質問を行います。 順次、質問を許します。 最初に、13番浅井洋子議員の質問を許します。--浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子) 〔質問席に着く〕 皆さん、こんにちは。 厳しい残暑が続いておりますが、皆様のお体は大丈夫でしょうか。この季節は気をつけなければいけないことが大変多いんですが、まずは新型コロナ感染症が気になりますので、そのことからお聞きしたいと思います。 件名1、誰もが安心して暮らせるまちづくり。 要旨1、新型コロナウイルスの影響と感染予防。 ①新たな日常生活の様子は。 新型コロナウイルスの終息が見えない中、私たちは新たな日常生活を送っており、手洗いも随分上手になったように思います。須坂市でも7月26日に新型コロナウイルス感染者が発生しました。濃厚接触者はなしとのことで、感染拡大の心配はありませんでした。ここで、市長より人権に配慮するようにとのメッセージが出され、大事に至らなかったことは大変よかったことと評価しております。この新型コロナへの不安、感染防止対策への疲れやストレスが人々の中にたまっており、そのはけ口が感染者の誹謗中傷になってしまうことは避けなければなりません。どんなに感染予防していてもかかってしまうこともあります。これから秋冬に向かい第3波が心配される中、風邪と同じように誰がかかっても不思議はありません。でも、自分の周りや町からコロナウイルス感染者をできれば出したくない。こうしたコロナ不安、心配にどう対応するのか。そうした心を受けとめること。必要以上に怖がることではなく、不安解消につながる施策や声がけが大事であり、それが政治力かと思います。市ではどのようなお考えがあるのかをお伺いいたします。 また、マスク着用についてですが、連日の猛暑が続き熱中症が心配されます。熱中症も命に関わる病気であり、マスクは臨機応変に状況判断をされてよいのかなと思います。もちろんマスクは感染原因飛沫拡散防止に有効であり、コロナ禍での生活では必要なものです。ほとんどの人が感染防止のためにつけておりますが、一方では、人がつけているから、そうしないと人目が気になるということはありませんか。でも、障がいや知覚過敏などでマスクが適さない方もいらっしゃいます。こうした人への思いやりを忘れてはいけません。マスクをつけていない人が一方的に非難されることはないでしょうか。コロナ生活は長期戦が予想されます。マスクの着用は人それぞれの状況に応じた判断でよいのではないでしょうか。行政の呼びかけに注意の必要があると思います。お考えをお伺いします。 伺いたい事項②孤立している高齢者はいないか。 4月の緊急事態宣言などで、公民館での活動や区の行事も中止になることが多く、高齢者が楽しみで外出する機会が減っています。地域のつながりを深める機会もどうなのか心配になります。また、お盆にも離れて暮らす家族や親戚の訪問を自粛された人もあり、例年に比べ寂しいお盆になったのではないでしょうか。この猛暑が続く日々をどのように過ごされているのかと気になります。配食サービス民生委員さんの訪問もありますが、見守りの目は行き届いているのでしょうか。他人と会話をするだけでも、要介護や認知症になるリスクを減らせますが、コロナ禍で猛暑の中、独り暮らしの高齢者はどのようにされていらっしゃるのでしょうか。市の対応をお伺いします。 伺いたい事項③イベントの緩和、地域の行事は。 イベント等を開催するに当たっての留意事項を見て、なるほどなと思いました。ある程度の規模のイベントならばよいのですが、地域公民館や公会堂での集まりのときは十分な距離やパネルの設置、入退時の出入り口の分離は難しいと思います。また、主催者自らが考え、工夫して実践するとなると、大抵の場合、感染者が出たときの責任は取れないと、中止になります。こんなことで、地域の行事のほとんどが中止になっています。これが来年になったら実施できるのかは疑問です。区の役員は、感染者が出たら、そのときにどうしてよいかわからない。責められても困る。開催しないことが一番安心となります。これは仕方のないことなのでしょうか。また、各区へ配備予定の非接触式電子温度計はいつごろ配備される予定でしょうか。 以上、市のお考えをお伺いします。 伺いたい事項④経済を回すために必要なことは。 気温が上昇すれば感染拡大に歯止めがかかるのではという期待感もありましたが、気温が上昇しても感染者数は減りません。短期間でコロナが収束するという期待も遠のいている今、命を守り、経済を回復させる、この難しい問題をどう解決したらよいのでしょうか。県境を越えた移動自粛要請が全面的に解除され、GoToトラベルキャンペーンもあり、少しは国内旅行も回復するでしょうが、すぐに元の状態には戻らないでしょう。観光業、飲食等のサービス業、在宅勤務や外出の控えにより、衣料品、雑貨、化粧品なども売上げを大きく減少したと言われています。新型コロナウイルスによる重症化リスクが高いとされる高齢者層の間では外出を控えている方も多いのではないかと思います。外に出るのが怖いという心の封鎖を解かなければ、個人消費は活性化されません。安全・安心が得られる検査体制の整備が求められるところです。発熱や咳症状があるときはすぐにPCR検査が受けられるようにお願いしたいと思います。まだまだ検査に至るまでに時間がかかるように思われます。また、主治医が必要と判断すれば検査が受けられるとのことですが、そこの説明もお願いいたします。 伺いたい事項⑤発熱者病院受入れ及び地域医療の現状は。 連日の猛暑で、熱中症で搬送される患者が相次いでいると報道されていますが、須坂市の状況はどうなのでしょうか。熱中症は新型コロナウイルスと症状が似ており、すぐに判断することが難しく、救急現場での対応に問題はないのでしょうか。救急の発熱者は全て信州医療センターで受け入れていただけるのでしょうか。緊急現場医療現場に負担をかけないためにも、熱中症予防をしなければなりません。気をつけなければならないことばかり多い現状ですが、注意する点をよく整理し、症状の違いも分かるようにするとよりよいのではないかと思います。6月にもお聞きしましたが、コロナの心配から受診を控えることもなく、皆さんは安心して病院へ行くことができているのでしょうか。発熱者はかかりつけ医へ電話してから受診するのですが、その対応はどのようになっていますか。インフルエンザ予防接種は国によって、その接種順番が決められるようですが、須坂市は予防接種に補助範囲を拡大して支援するのですから、接種を希望する全ての人が受けられるように、ワクチンの確保をしっかりと行っていただきたいです。 以上、お伺いします。 ○議長(中島義浩)  答弁を求めます。--小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱) 〔登壇〕 件名1、誰もが安心して暮らせるまちづくりにつきましては、幾つかの部署に関係いたしますが、私から一括して答弁させていただきます。 なお、御質問が多岐にわたっておりますことから、答弁が長くなりますが、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 それでは要旨1、新型コロナウイルスの影響と感染予防。 1点目、新たな日常生活の様子はですが、新型コロナウイルス感染症は、感染予防対策に徹底して取り組んでいても感染するリスクをゼロにすることは難しく、誰もが感染する可能性があります。にもかかわらず、インターネットやSNS上において、感染した方などに対する誹謗中傷や心ない書き込みなど、大変残念な状況が続いております。感染した方や治療に当たった医療機関関係者及びその御家族、帰国された方、外国の方などに対して、決して不当な差別、偏見、いじめ等はあってはならないことです。そのため、4月には隣組回覧等で不確かな情報や憶測をむやみに転載・拡散することなく、国や地方公共団体が発表する正しい情報に基づいて行動していただくよう市民の皆様にお願いし、広報須坂6月号及び8月号では、新型コロナ感染症に関する特集で、人権への配慮について啓発記事を掲載いたしました。 さらに、人権に配慮した適切な行動をとっていただくよう、9月に新型コロナウイルス感染症による偏見と差別を止めるための内容と合わせて、県が開設した相談窓口なども掲載した人権教育啓発資料を作成、広報し、活用する予定でございます。 新型コロナウイルス感染症須坂対策本部におきましても、須坂市としての対応の中で、人権侵害が起きないよう行動していただくことや、感染が拡大している地域に居住する方々や当該地域と行き来されている方々に対し、不当な差別的扱い誹謗中傷をしないよう、市ホームページでお願いしております。なお、8月26日に県が設置した新型コロナ誹謗中傷等被害相談窓口やみんなの人権110番など、相談窓口につきましても広報しております。新型コロナウイルス感染症の怖さは、病気が不安を呼び、不安が差別を生み、差別がさらなる病気の拡散につながることでございます。それにより、人と人との信頼関係や社会のつながりが壊されてしまうといわれており、こうした負のスパイラルを断ち切ることが必要です。人権交流講座人権問題学習会企業向け研修会を開催し、人権を守る大切さについての学習を途切れることなく行っております。なお、市ではさまざまな相談窓口を設けております。県や国の相談窓口に相談しづらいということがありましたら、御相談をいただければと思います。 次に、マスクの着用についてですが、信州版「新たな日常のすすめ」では、新型コロナウイルス感染症は、咳・くしゃみや、2メートル以内でマスクをせずに会話することで生じる飛沫が、目・鼻・口に入ることによる飛沫感染ウイルスが手についていて、その手で目・鼻・口に触れる接触による感染ということが言われております。感染防止策として、身体的距離の確保、人込みの中でのマスクの着用、手洗いの徹底が必要とされております。感染防止のためマスクをつける、外すについては、適宜状況に応じまして、お一人お一人で御対応いただきますようお願いをいたします。 2点目、孤立している高齢者はいないかですが、須坂市に限らず、全国的にも新型コロナウイルスの影響で公民館活動や地区の行事が中止になり、お盆には遠方で暮らす親族の帰省や、親戚で集まることを控えた方が多かったと思います。市では、独り暮らしの高齢者、高齢者世帯の方が、日頃安心して暮らせるように、また、緊急時に必要なところへの連絡がスムーズにできるよう、緊急時の連絡先やかかりつけ医を記載した「暮らしのあんしん板」を現在、約2,150世帯に設置し、年4回、「みまもるくん通信」を民生児童委員の皆様に配布していただき、日頃の民生児童委員活動に加えて、定期的な見守りの訪問の機会としていただいております。今年度も既に2回、対象の高齢者世帯に配布し、独り暮らし高齢者世帯などを訪問していただきました。 また6月からは、感染症予防のため開催を見送っておりました65歳以上の方を対象にした一般介護予防事業後期高齢者健康増進事業も開始しました。また、各地域公民館では感染防止策を講じながら、住民の皆様が主体的に取り組んでおられる通いの場も始まり、民生児童委員さん等の主催による各町のふれあいサロンも少しずつ始まってきております。参加されている皆さんは、活動自粛の中で唯一出かけられる場所として、体を動かし、参加者同士の会話などを楽しんでおられるようでございます。 連日の猛暑の中、自宅で過ごされている高齢者の方もいらっしゃると思います。引き続き民生児童委員の皆様による見守り訪問、社会福祉協議会に委託し、実施している配食サービスひとり暮らし高齢者安心コール、また、今年4月から社会福祉協議会が新たに始められましたコロナ禍での不安、ストレス、孤独感の解消につながることを目的とした「こころちゃんおしゃべり電話」などにより、コロナ禍での高齢者の見守り、不安の解消などに努めてまいります。 次に3点目、イベントの緩和、地域の行事についてでございますが、区など民間が主催するイベント等につきましては、市が感染状況の段階に応じて公表している須坂市の対応、市主催のイベント実施のための判断基準の遵守をお願いしております。地域の各種行事における感染症への対応方法につきましては、各町区長さんからのお問い合わせが2月下旬から増え始め、これまでに多くの相談が寄せられております。また、市民の方からは、区が実施する屋外の清掃活動、草刈り、公会堂の掃除、会議・慰労会、これは飲み会も含まれますが、そういったものの行事を実施することに対して、不安の御意見もいただいております。市といたしましては、主催者の区が開催を判断するに当たり、感染拡大防止に向けた市の考え方を参考に、最大限の御配慮をいただくよう、その都度御説明申し上げ、さらに区長会を通じて文書をお送りしてまいりました。 判断基準には、「感染リスクへの対応が整わない場合は、中止または延期します。」と明記していることなどから、区におかれましてもこれらを踏まえ、今年はやむを得ず中止を決定する場合や、さまざまな工夫をした上で開催を決定する場合など、それぞれで大変苦慮する中で御判断をいただいているものと認識しております。区行事の開催可否につきましては、区役員の皆様で御協議の上、最終的に決定されるものですが、市でも引き続き区からの御相談に対し、実情に応じた対策の助言などに努めてまいります。 なお、69町への非接触式電子温度計の配備につきましては、本日31日に各町区長さんへお届けいたします。 4点目、経済を回すために必要なことはですが、PCR検査の現況は、発熱や咳症状などの症状がある場合、かかりつけ医または医療機関に最初に電話をしていただき、聞き取りでの問診や医療機関での診察により、医師が症状を判断し、PCR検査が必要と判断した場合は、PCR検査センターで検査を受けることとなります。また、長野保健所の「発熱など有症状者 帰国者・接触者相談センター」では、24時間対応で相談を受け付けており、必要と判断されれば検査機関で検査を受けていただくことになります。直近、7月29日の第一専門委員会で、長野保健所長は、PCR検査をするには事前に医師の判断が必要と考えるとのことでございました。 高齢者施設の検査ですが、8月7日、厚労省から通知された高齢者施設における新型コロナウイルス感染症発生時等の検査体制についてという通知には、「当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者」は行政検査の対象とされております。また、県では医療従事者に対しても幅広く検査を実施するとしております。 5点目、発熱者の病院受入れ及び地域医療の現状はですが、今季の熱中症に関する緊急搬送は5月3日の搬送を初めとして、8月27日現在、須高管内で23件発生し、そのうち須坂市内での発生は14件でございます。14件のうち12件につきましては、信州医療センターへ緊急搬送し対応をしていただきました。2件につきましては、市外の医療機関への搬送であり、医療機関選定の理由は、症状が脳血管障害の疑いがあることから、対応が可能な医療機関への搬送、そして信州医療センターが他の重症患者を緊急処置中で、受入れが困難であったものでございます。熱中症と新型コロナウイルス陽性者の症状が似ていることから、119番入電時に疑いがあれば、通常の感染防止衣に加えて、N95マスクやフェイスシールドなどを着装して出動しております。また、発熱患者の場合は、医療崩壊を防ぐためにも情報提供が重要であり、現場において本人や関係者から状況をより詳細にお聞きする必要があることから、医療機関への収容には時間を要します。 信州医療センターでは、発熱傷病者受入れ拒否は、先ほど申し上げたような特別な事情がない限りございません。また、熱中症の予防対策ですが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、マスクをする機会も多く、熱中症への注意が一層必要です。市民の皆様への注意喚起につきましては、防災無線による周知の際に、マスクを外しての休息についてもお知らせをしております。なお、高齢の方は体内の水分が不足しがちで、暑さに対する感覚機能の低下、体の調整機能の低下などが見受けられ、特に注意が必要です。このことから、喉の渇きを感じにくくなりやすいため、夜トイレに行くのがいやで、水分補給を我慢することも危険ですので、小まめに水分を取っていただきたいと思います。部屋の中なら大丈夫ということはありませんので、エアコンや扇風機は温度設定に気をつけ、体に直接当たらないよう工夫することで冷え過ぎを防ぐなど、上手に使用していただきたいと思います。 医療機関での受診対策受診状況ですが、7月29日、感染症に関する事項を協議する第一専門委員会を再度開催し、長野保健所長にも御出席をいただき、医療体制の確認と感染予防対策について、医師、歯科医師、薬剤師の皆様、須高の社会福祉協議会の皆様、須高三市町村で現況を確認いたしました。まず、発熱者の病院受入れについては、医療機関がそれぞれチェック項目、ガイドラインを設け、診療に当たっており、駐車場にテントを張って診察されている医療機関もあるとのことでございました。医師からは、接触を避けるためにも直接診療に行かず、事前に連絡していただくよう周知をしているが、行政の方からも必ず電話をしてから行くように、改めて広報をお願いしたいとの御依頼もいただきました。このことにつきましては、市では事あるごとに「電話をしてから医療機関へ」のお願いをするとともに、8月1日付の全戸配布啓発チラシでも、市民の皆様にお願いしたところでございます。専門医からは問診が重要ということでございますので、事前の電話による問診の大切さについて御指導をいただいております。 医療従事者の皆様には、熱中症やインフルエンザなど、区別がつきにくい中での懸命な対応に感謝するばかりでございます。心より御礼を申し上げます。 受診控えにつきましては、須高医師会にお聞きしたところ、7月の診療状況は前年に近い状況まで戻ってきているということでしたが、8月に入り周辺地域で感染症が増えている状況が続いており、影響が見られるようです。8月24日に行われた国民健康保険運営協議会で、須高医師会長から、「受診控えにより、病状の変化や治療の遅れ、場合によっては重症化も懸念されることから、そういったことがないよう安心して受診できる万全の態勢を取っています。」との説明がございました。医療機関では万全の態勢を取っているということでございますので、受診を控えることなく、心配がありましたらかかりつけ医医療機関にまず電話で相談し、安心して受診していただきたいと思います。 インフルエンザワクチンにつきましては、厚労省は8月25日に、ここ数年で最大になる6,300万人分の供給見通しを予定し、優先的な接種の順番などはこれから示すとしております。国の動向に注意し、今後も十分なワクチンが確保できますよう、継続して要望してまいります。 以上でございます。          〔13番 浅井洋子議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  少し再質問をお願いいたします。 新たな日常生活のところなんですけれども、国・県、市と相談窓口が開設されておりますが、市には今までに何件くらいの相談があったのでしょうか。 ○議長(中島義浩)  中澤社会共創部長。 ◎社会共創部長中澤公明)  県が相談窓口を開いたことに伴いまして、さまざまな相談窓口がある中で、市のほうにもどのくらい相談が寄せられているかという調査がございまして、各課に投げかけているところでございますけれども、現在のところ相談があったという報告は、こちらいただいておりません。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  ということは、須坂市ではそういう心配は今のところあまりないという状況なんですね。 ○議長(中島義浩)  中澤社会共創部長。 ◎社会共創部長中澤公明)  心配がないといいますか、幸い感染された方もお一人ということもあるのか、現在のところはないということでございまして、引き続きそういったことのないように、また広報に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  分かりました。 それと、人権交流講座、それから人権問題学習企業向けの研修会を途切れることなく行っているということですけれども、このコロナ禍の中でどのように人を集め、どんな方法でこの講座を開設しているのでしょうか。 ○議長(中島義浩)  中澤社会共創部長。 ◎社会共創部長中澤公明)  町別の学習会につきましては、それぞれの町の公民分館などが中心となってやっていただいておりますけれども、特段私の知る範囲では、やり方につきましては例年どおりのやり方でやっていただいております。そのほかにちょっと、例年行っている人権の学習会の中で人を集めることといった分に不安を感じて中止になっている部分もございます。 以上です。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員
    ◆13番(浅井洋子)  そうしましたら、これを行ったときに何人ぐらいの方がこの講座には参加されているんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  中澤社会共創部長。 ◎社会共創部長中澤公明)  まだしっかりと集計をしておらないところでございますけれども、私の出た感覚によりますと、例年よりもちょっと、やはり少なめになってきていると感じております。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  大事なところですので、やはり少人数であっても少しずつ分けて、今後また継続していくような努力をまたお願いしたいかと思っております。 マスクについてはさまざまな状況がありますので、寛容な気持ちで見ていただければと考えます。この辺にも差別が広がらないように、これからも御注意の配慮、お願いしたいと思います。 次に、孤立している高齢者はいないかなんですけれども、このようなときは本当に民生委員さんの定期的な見守りはありがたいなというふうに思っております。これからも民生委員さん、お体に留意されてよろしくお願いしたいと思います。 そして、介護予防や後期高齢者健康増進事業を開始したとのことですが、何人ぐらいの参加があったのでしょうか。また、今まで参加されている人がそこに戻ってきて参加、また継続されているのでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱)  後期高齢者健康増進事業は毎年毎年来られる方が変わっております。ですので、またリターンというか、もう一度来られてということではございませんが、今年度3か所でさわやか貯筋教室を行っていまして、こちらは58人御参加をいただいています。それから、お達者クラブについてですが、こちらは14人ということで、6月、7月の実績になっております。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  これは、そうすると今までよりは参加者は多くなっているのか、少なくなっているのか、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱)  残念ながら、昨年のちょうど同じ月と比べますと半分ぐらい、さわやか貯筋教室もお達者クラブも、どちらもちょっと大げさに言えば半分ぐらいというふうな実績になっております。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  それに加えて各町のふれあいサロンは少しずつ始まっていて、状況も、今お話しいただいたんですけれども、このふれあいサロン、開催できた町はどのくらいあったのか、また、その参加状況はどのようだったのでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱)  まだ始まったばかりといいますか、様子を見ておられるところもあるかなというふうに思いますが、今のところ人数、あるいはどんな状況かというところまではちょっと把握をしておりません。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  どのくらいの町の人が再開できているのか分かりませんか。 ○議長(中島義浩)  小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱)  すみません。今ここで数字は把握しておりませんので、申しわけありません。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  高齢者の運動機能というのは動かないと落ちてきてしまいますし、また、認知症は人に会わないでいると家族の顔さえ忘れてしまいます。何度もお聞きして申しわけありませんが、フレイル予防等、今まで大事にしてきたことが、今なかなか難しい状況なんです。予断はできないというふうに思っております。それですので、ここのところはしっかりとした取組をお願いしたいと思います。また、4月から始められた「こころちゃんおしゃべり電話」の状況についてお聞きします。これはどのような状況で行われているのでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱)  先ほど申し上げておる社協さんのほうでされていますので、数字がどのくらいかなということについてはちょっと把握はしていませんが、コロナの感染が広がり始めて、社協さんで本当に早めに、電話の相談口を設けていただいています。そこにいろいろな御相談をということで、ちょっとすみません、内容とか数であるとか、そういったことは把握をしておりませんので、また何かの機会にお聞きしておきたいなというふうに思います。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  ここのところ、やはり高齢者、人数少しずつでもいいんですけれども、また誘っていただけるような取組をしっかりお願いいたします。コロナは防げたけれども、やはり介護認定が進んでしまったというふうなことがないように願っております。 それとイベントの緩和、地域の行事についてですけれども、各種行事における感染症の対応方法の問合せや不安の声があり、でも、結局これ、相談しても中止や延期になっていると思うんですけれども、これは仕方がないかなというふうに私も思うんですけれども、今日、各町に非接触式電子温度計が配られておりますし、それがどんなふうに効果を表すということもまだよくわかりません。そして、このままでいくと来年度の行事も危ぶまれるのではないかな、来年度になったら開催できるよというような、そんな感じもしないんですけれども、市はその辺のところ、どんなふうな見通しでいらっしゃるんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  青木市民環境部長。 ◎市民環境部長(青木一浩)  先ほどの答弁で申し上げましたけれども、区のほうからは約30件ぐらい、市民の方からは10件ぐらいのさまざまな相談が寄せられたときに、その都度それぞれ、その実情で対応してまいりました。それに合わせて7月22日には各区長さんのほうに市の対応等の資料も添付する中で御通知を申し上げてきたところであります。そういった中で今回、本日、温度計も各区長さんのお宅へお配りを申し上げましたけれども、そういったものも活用いただく中で、ぜひそういった中で工夫をして開催をできたような事例についても、また市のほうでも情報としてつかんで、そういったものもまた広く共有する中で、できないということではなくて、どうやったらできるかということも含めて、これから対応ができればというふうに考えております。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  ぜひ、こんなふうにしたら開催できたよというような事例も示していただいて、安心できるようなところも、また作っていっていただきたいかなと思います。 そして、このほどなんですけれども、政府は新型コロナ感染症を、感染症法に基づく指定感染症の分類で二類というふうにしていたんですけれども、その運用を今後見直すということになりましたよね。そうすると、この見直しによってはイベントや行事の開催の条件も見直されていくというような可能性はあるんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  上原総務部長。 ◎総務部長(上原祥弘)  今のところイベントの開催の判断については県のほうの判断に従ってやっているんですけれども、その辺でもし変わるところがあるとすれば、また県の対応等を見ながら変更していくようになると思います。 以上です。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  この辺の要件の緩和がされるとどんなふうになるのかなというところもちょっと注視していきたいなと思っておりますので、またその辺、よろしくお願いいたします。 次に、経済を回すためには。 先ほど高齢者施設の検査で、「当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者」というふうにおっしゃったんですけれども、もう少しわかりやすく言っていただけますでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱)  先ほどは国から来た通知をそのまま引用させていただきました。簡単に言ってしまえば、医師が判断してPCR検査を受けたほうがいいよ、受けるべきだよねということが、医師のほうから指示書なりが出れば、それは検査を受けられるということ、非常に大ざっぱに、簡単に言えばそういうことであります。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  そうするとこれは一般であっても、高齢者であっても、医師の判断というところでは変わりないということですね。高齢者施設だから特別医師の判断がということではなくて、今、一般で熱で行って、また医師が必要と判断したらPCR検査を受けられるから、特段、特別というふうなことではないですね。 ○議長(中島義浩)  小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱)  介護施設についてはちょっと違います。というのはなぜかというと、まず優先的ということが一つありますが、もう一つは、例えば感染地域、感染がはやっている地域、広がっているような地域においては外から来た、例えば新しく施設に入られる方については医師の判断で、そういう地域についてはPCR検査を受けることができるとされていますので、発熱があるとかないとか、あるというようなことがなくても、発熱がない、症状がない場合でも検査を受けられるということですので、介護施設については一般の方よりも優先的、しかも特別に検査を受けるということができるという通知でございました。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  分かりました。そうすると、無症状であっても大丈夫ということですね、医師の判断があればね。国はインフルエンザと同時流行に向け、簡易キットを使った検査を1日20万件実施できる体制の整備をしていると言います。また、長崎県では、県医師会と長崎大学病院はPCR検査について、無症状でも希望すれば地域のかかりつけ医などで受けられる体制を整備したことを明らかにしています。県医師会は保健所を管轄する県、長崎市、佐世保市などと委託検査の集合契約を締結、そして医師会所属の医師がいる機関で唾液の検体を採取して長崎大学病院で検査する。公的医療保険の適用対象で、自己負担は1,000円以下の見込みとのことです。このような取組が徐々に広まっていけば安心材料の一つになるのではないかというふうに思っております。 景気悪化への対応も待ったなしであり、感染防止と経済活動を両立させることは難しく、検査への対応強化も重要な対策ですので、今後も注視してまいりたいと思っておりますので、市のほうでもその辺のところもまた注視していただきたいなと思っておりますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林健康福祉部長。 ◎健康福祉部長小林宇壱)  いわゆる長崎モデルのお話をいただいたんだと思いますが、長崎モデルについて私も承知しておりませんでしたが、ちょっと調べてみたり、勉強させていただきましたが、基本的には先ほど申し上げたとおりです。医師が総合的に必要と判断するというのが一つ大きくなっています。それから、県が集合契約を結んで長崎大学と検査の体制を組んでいるということは、長野県とは大分違うかなと思います。県内でもこういった方法というのが取れるか取れないかというふうなことも、以前検討された経過があるというふうにはお聞きをしていますけれども、長野市さんではそれぞれのかかりつけ医で検査するというようなこと、それを検討していくという新聞発表がありましたが、県としてもそのような、同じようなやり方を検討しておられるようですので、そのようなこともよく注意しながら、また広報等にも努めていきたいというふうに思っております。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  また、ぜひ研究していただきたいかなというふうに思います。 最後に発熱者の病院受入れ地域の医療体制なんですけれども、ちょっと一点なんですけれども、医療機関への収容に関して、ちょっと時間が取られるよというような御説明だったんですけれども、平均して時間はどのくらいかかるんでしょうか、それだけちょっと。 ○議長(中島義浩)  飯塚消防長。 ◎消防長(飯塚俊樹)  特に時間等は出してございません。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  先ほどの答弁の中に、医療機関へ収容するときにはいろいろ意見とかお話を聞かなければならないので、ちょっと時間がかかりますよと答弁があったもので、その時間はどのくらいなのかなと、ちょっと思ったものでお聞きしたんですが。 ○議長(中島義浩)  飯塚消防長。 ◎消防長(飯塚俊樹)  救急隊員に聞いたところ、最初の、当初のところで準備等で2分から3分ぐらい。あと聞き取り等で5分ぐらいですので、七、八分というふうには聞いております。 以上です。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  分かりました。では、そんなに大した時間ではないということですね。 受診控えについては、須坂市ではそんなにひどい状況ではないと思いますが、病院内でクラスターが出たなどのニュースにも左右されますので、引き続き呼びかけのほう、よろしくお願いいたします。 この冬のインフルエンザ新型コロナウイルス感染症の同時流行に備えて、国や県でも対策をしているようですので、その対策についてはこれからもしっかりと注視し、またこちらのほうにお伝えいただくようにお願いしたいと思います。 ということで、次に行きたいと思います。 件名2、子どもたちが夢をもてるまちづくり。 要旨1、未来を託す子どもたちの明日は。 ①小中学校の修学旅行、自然体験学習はどのようか。 6月議会にも質問いたしましたが、本年度の修学旅行は予定しているとのことでした。子どもたちも楽しみにしていることなので、よかったと思っていました。コロナ禍において修学旅行を中止することは簡単ですが、修学旅行には見聞を広め、自然や文化、歴史などに親しむ、集団生活で絆を深めるなど、学校では味わえない重要な目的があります。出発前や旅行中の健康観察の徹底、手洗いや咳エチケットの事前指導など安全第一に実施の方法を工夫されたのでしょうか。学校側も前例にとらわれず新しい発想で考えてみてください。修学旅行への参加に不安を感じる子どもや保護者もいらっしゃると思いますが、感染防止対策を丁寧に説明し、御理解いただくよう努力をお願いいたします。コロナ対策を適切に行い、子どもたちのよき思い出に残る修学旅行を実施していただきたいと思います。 また、中学校の自然体験学習、墨坂中学校以外がどのような過程で中止されたのかをお聞きいたします。 伺いたい事項②健康管理、校内消毒等、教員への負担は。 コロナ禍で学習の遅れや欠落が大きな課題となっており、これだけでも教員への負担が大きいと思います。夏休みが短縮され、子どもの心への負担は解消されたのでしょうか。夏休み後は元気に登校できているのでしょうか。心の健康が気になります。コロナに感染するかもしれないという不安や社会の異常事態を目の当たりにした動揺は軽減できたのでしょうか。また、教員は体温管理、校内消毒など、通常にはない業務と授業時間数だけが増えており、なかなか明るい展望が見えてこない学校生活ではないでしょうか。生活にめり張りをつけて、このコロナ禍を乗り切っていただきたいのですが、学校の先生方はお疲れではないでしょうか。2学期から学校はこれまでの教育真価が問われるのではないでしょうか。教員への相談体制は十分でしょうか、お伺いいたします。 要旨2、安心して子育てを楽しめるような支援。 伺いたい事項①子育て支援センターのあり方は。 子育て支援センターは親同士が支え合い、助け合い、子どもの悩みを相談する等、核家族化が進んだ現代社会には必要な施設です。須坂市の子育て支援センターはさまざまな活動をされており、利用されている親御さんからは信頼されていると感じております。このほど子育て支援センターがシルキー1階へ移転するとお聞きし、広い場所でよかったと思っていたところ、利用しているお母さん方から、駐車場が非常に不便、外遊び、プール遊び、畑の体験活動ができないなど、移転を不安視する声が上がっています。これまで、移転する場合の要望等はお聞きしていなかったのでしょうか。利用される方があって市のサービスがあると思います。主役なくして突っ走ってもよくありません。今後は利用の親子、子育て支援センター職員、市の理事者が不安のあるところをよく話し合って、進むべき方向を決めていただきたいと思います。私も子育て経験者としてこの問題について勉強したいと考えます。須坂市の未来を担う子どもたちが、新しい移転先に夢と希望を持って進めるよう支援していくべきと思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(中島義浩)  答弁を求めます。--小林教育長。 ◎教育長(小林雅彦) 〔登壇〕 要旨1の1点目、小中学校の修学旅行、自然体験学習についてお答えをいたします。 修学旅行についてですが、例年、小学校は東京方面へ1泊2日、中学校は京都と奈良方面に2泊3日の日程で行っていますが、いずれの方面も現在長野県が、往来そのものを慎重に検討する都道府県に指定しましたので、ここでは県内を中心に感染リスクがより低い目的地への変更と期間の短縮を検討するように、各校にお願いをしています。長野県の観光誘客課からも、県内における体験型の修学旅行の提案をいただきましたので、各校に情報を提供しています。修学旅行を受け入れる観光業者、バス事業者、宿泊施設、体験見学施設のいずれもが感染予防対策をしっかりと行い、安全第一に考えて計画を立てております。学校でもバスの台数を増やしたり、宿泊する部屋数を増やして密を避けるなどの工夫を考えていますので、こうした対策に市として負担金で支援をしたいと考えております。 修学旅行の実施に不安を感じる保護者や児童・生徒には、感染予防対策を丁寧に説明する必要があると私たちも考えております。今後の感染状況の悪化によりまして中止の可能性もありますが、教育委員会としては思い出に残る修学旅行を実施してほしいと願っているところであります。 中学校の自然体験学習についてでありますが、例年、妙高高原での青少年自然の家を利用して1年生が実施しております。今年度は学校の臨時休業により、当初の予定日では実施できず、延期して1泊2日の日程を確保することが難しいということで中止となっています。中止した学校では自然体験学習のもう一つの目的である仲間づくりやコミュニケーション能力を高める研修を、講師を学校に呼んで行うなど、代わりの事業に取り組んでいるところであります。 次に2点目、健康管理、校内消毒等教員への負担についてであります。 4月から5月の臨時休業により学校に行けずに家にいる期間が長かったので、夏休みが短いことについては、保護者にも子どもたちにもおおむね受け入れられていただいておるというふうに思っております。学校では水泳の授業がありましたし、エアコンも完備されていたことから、快適に過ごせたのではないかというふうに思っています。養護の先生からも、子どもたちの生活のリズムが大きく崩れることなく2学期が始まっていますという報告も受けております。新型コロナウイルスに対しては、やみくもに恐れて思考停止に陥らないように、感染予防を徹底し、正しく恐れることを大切にするようにお願いをしています。学校だよりや保健室からの保健だよりをもとに、学級活動などで丁寧に指導し、児童・生徒の不安や動揺の払拭に努めているところです。 教職員の負担軽減についてですが、県の事業を使って、学校からの要望に応えて、2学期から新たにスクールサポートスタッフを15人配置しました。消毒作業等活躍していただいており、大分助かっていると聞いています。また、単独で授業が行える学習指導員を8人、学習の補助を行う学習指導補助員を38人追加で配置し、学習指導面でも先生方の負担を減らせるように努めています。夏休みの短縮により8月上旬まで授業を行いましたが、エアコンのおかげで快適に授業ができているという声もいただいております。 先生方の相談体制ですが、これは年3回、校長が一人ひとりと面談をしております。希望をすればスクールカウンセラーにも相談することもできます。本人が名乗り出なくても、養護の先生が様子を見ていて、気になる先生には声をかけて相談に乗っている現状があります。教職員を対象としたストレスチェックも行っていますので、高ストレス判定を受けた先生が医師に相談することもできます。なお、現時点での高ストレス判定者は昨年度よりも少ない傾向になっております。 次、要旨2の1点目、子育て支援センターの在り方についてであります。 子育て支援センターは中央児童センターに併設されているため、施設が手狭であることや、駐車場が狭いこと、小学生が同じ空間で遊んでいるので危ないなど、所長会や厚生員会などにおいて、現場職員から報告されておりました。また市議会一般質問においても、平成27年から延べにして6人の議員の皆さんから、例えば施設的に狭いとか、古いということから、新センターへの移転が必要ではないのか、あるいはシルキーを含めた駅前周辺の活性化と絡めての整備の検討をしてはどうかなどの御意見、御提言をいただいておりました。平成31年2月には子育て支援センター利用者アンケートを実施しております。アンケートの結果、施設面に限っての主な意見としては、「支援センターの建て替えをお願いしたい」、「駐車場が少ないから利用しづらい」、「ホールで遊ぶ子どもの年齢が幅広いために、遊び方がいろいろで危険を感じた」などがありました。以上のことから、これまで子育て支援センターの移設を検討してまいりました。 利用している保護者には、シルキービル1階へ移転する場合の要望等は具体的にお聞きしておりませんが、現場職員には、建設候補地ごとのメリット、デメリットについて検討していただいたほか、今後整備する施設については、必要な部屋ごとの面積等は、現施設面積の倍以上の広さが必要であるとの意見も寄せていただいております。 また、市長への手紙で、「子育て支援センターは駅前シルキービル1階の空きテナントスペースはいかがでしょうか。いつも暗く閉ざされた雰囲気の駅前が明るくなり、昼間は赤ちゃんが集い、帰りには親はイオンで買物をして帰る。バスを見たり電車を見たり、子どもも親も日中の時間を楽しく駅前で過ごせると思います」と御提案をいただいたほか、逆に、シルキー1階に移転した場合には「駐車場が遠くなる」、「駐車場からの移動が危険」、「園庭がなく、プールや芋堀りなど、庭での体験ができない」などの意見もいただいておりますので、このような具体的な意見をいただく中で、一つ一つ課題を解決していきたいと考えています。現在の施設では狭い、危険等の課題がある中で現状を維持した場合、万が一事故などが発生したときに責任が取れるのか。また新型コロナ感染症感染拡大防止のためにも密を避ける必要があることから、広い施設への移転が必要であると考えております。 先日、長野市、岡谷市、茅野市のいわゆる都市型の子育て支援センターも視察してまいりました。幼児が安全に伸び伸びと歩き回れる広さのある施設の配置や豊かな感性を育てるための遊具の選定など、参考になることがたくさんありました。これらについては現場の職員や利用者の皆さんにも御意見を出していただきながら検討を進めたいと考えております。 以上です。          〔13番 浅井洋子議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  再質問をお願いいたします。 修学旅行なんですけれども、今後の感染状況の悪化により中止の可能性もあるとのことですが、まず修学旅行は何月ごろ予定されているのでしょうか。また、中止するとなると、その中止をするタイムリミットというか、その期限はいつごろになるんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林教育長。 ◎教育長(小林雅彦)  今のところ、一番早く計画している学校が10月4日から、一番最後の学校が11月25日ですので、10月から11月にかけてを計画しています。もちろん中学は4月のものがここに移動してのものになります。キャンセル料はそれぞれ業者によって違いがあるんですが、大まかに言うと約1か月前には目的地等、あるいはいろいろな細かいことがきちんと決まっている必要があるというふうに聞いています。 以上です。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  そうすると、ちょうど秋のころなんですけれども、このときで、また感染状況が悪化したとなると、これ、どこまで今度は待てるんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林教育長。 ◎教育長(小林雅彦)  どうしてもやらせたい、やっていただきたいという願いはあるんですが、学校によっては2月、3月に何とかならないかというところまで粘っている、考えているところもあります。ただ、これもそこまでにどうなっているかわかりませんので、そこは学校にお任せしますが、例えば1泊2日を1日のバス旅行にするとか、そういう形で何とか県内の、まだまだ見ていないいろいろなところに行かせてあげたいなとは個人的には思っております。 以上です。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  行かせたい気持ちは私もいっぱい持っておりますので、何とかこのときに修学旅行ができればいいかなというふうには考えております。 それで、子どもたちの健康管理のことなんですけれども、子どもたちの生活リズムが大きく崩れることはなくて何よりだったんですけれども、ただでさえ夏休み明けは不登校が増える傾向にあると言われております。やはりきめ細かい見守りが必要ではないかと思っております。これには保護者の協力も大事なんですけれども、その辺のところはどんなふうに子どもたちの健康管理をされているのでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林教育長。 ◎教育長(小林雅彦)  もちろんこの臨時休業中からこれまで以上に保護者の皆さんに、言葉は適切かどうか分かりませんが、協力者として子どもたちと学校とをつなぐ大切な役割を担っていただいているということで感謝しています。健康状態については今まで以上に密接な関係であることが大事だというふうに思って、各学校はそれぞれ保護者との連絡は密にしております。あるいは養護教員についてもそれぞれ、今までもそうですが、保健室に来る子どもたちの様子、あるいは教室まで出向いて様子を見るなりしながら、いつも以上に健康にはチェックしているというふうな話を聞いています。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  やはり家庭との連携というのは本当に大事なことだと思いますし、普通は学校が始まると家庭訪問ってありますね。そのときに先生が行って家庭での状況とかお話とかお伺いできる機会があったと思うんですけれども、そういうことはできたのでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林教育長。 ◎教育長(小林雅彦)  学校によってはしました。それから学校によっては、それは後に送るということでしないところもあります。家庭との連携を強めるということで、最近の家庭訪問は先生が変わったときにだけ行うという学校もありますし、それから玄関先で失礼するということもありますが、いずれにしても保護者と子どもたちと教員が目線を合わせていくことがとても大事だというふうに思っています。この間行った家庭学習のアンケートの中に、自由記述欄の中に、休み中に先生から電話をもらったこと、先生と会えたこと、それがとても安心感につながったという話を聞いたときに、私はやはりこういうコロナ禍ではあるんですが、直接声や表情を双方向でつながり合うということが大事だということを改めて教えられました。 以上です。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  それと、スクールサポートスタッフって出てきたんですけれども、それは希望する学校へ配備されるのですか。そして、それはその後に出てくる学習指導員とか学習指導補助員というのとどういうふうに仕事が違うんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林教育長。 ◎教育長(小林雅彦)  ちょっと複雑で申しわけないんですが、これはいずれも、どうしてこういうふうにお願いしたかというと、一つは子どもたちが学習を詰め込みにならないように、何とか、分からなかったらその時点で分からないと言えて、そしてそれを受け取った学校がいろいろな形で子どもたちをサポートする、それができるためにこの3つの職をお願いしたわけです。まず学習指導員というのは、教員免許を持った方で単独で教室にいて授業をすることができる、そういう方です。それから、学習指導の補助員は、教員免許がなくても教員と一緒にそれぞれの子どもを見てあげられる、そういう方々です。それが38人いらっしゃいます。それから、スクールサポートスタッフは、それこそ先ほど申し上げたように消毒とか、あるいは印刷の手伝いとか、先生方が子どもたちに関われるように、そういう直接子どもたちに関わる以外の仕事をしていただく、そういうスタッフのことを言っています。 以上です。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  よく分かりました。だから勉強を見るのではなくて、スクールサポートスタッフは、要するに先生の事務のお手伝いをしてくださるというふうに理解してよろしいわけですね。はい、わかりました。 その次に、子育て支援センターの在り方なんですけれども、子育て支援センターの移設を検討された経緯というのは、私も一般質問にももちろん出ておりますので、そこら辺のところは理解しております。今回シルキーに移転した場合に、駐車場が狭いとか移動が危険という心配が出ているようなので、あれと思ったんですけれども、これはアンケートを実施されたと言うんですけれども、その後、シルキー移転についてどうですかということは、その過程の中ではあまりお聞きしていなかったと言うことなんですけれども、そこら辺の詰めが甘いような感じがするんですけれども、そこら辺はどのような経緯でここまで進まれたんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  関教育次長。 ◎教育次長(関政雄)  今回シルキーに移転というのも、今現在まだ正式には決まっていませんし、こういった話が出てきたのも、まだ最近のことでございます。前回、議会のほうにもちょっとお話をさせていただきましたけれども、まずは議会のほうとお話をさせていただかなければいけないなというのがありましたので、それが一番でした。それから、そういったお話が出てくる中で、今いる職員であるとか、あと、きっと情報が出ていった中で、先ほどの答弁にもありましたけれども、市長への手紙で、そういった場合にはこういった問題があるのではないのというような声をお寄せいただいていると、今そういった段階でございます。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  これ皆さんおっしゃるように、確かに移動するときには、乳幼児はおむつとかミルクとか、私も経験あるんだけれども、荷物がたくさんあって、それでベビーカーを押してとなると、本当に遠くだと傘、雨の日とか大変だなというのがあるので、これはもう近いにこしたことはないかなというふうに思っております。それで、このシルキーに移転された場合、この駐車場の問題というのは割と物理的なもので解決しやすいものではないかなというふうに思ってはいるんですけれども、これに向けての課題克服というのは、詰めていけば可能になってくるものなんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  関教育次長。 ◎教育次長(関政雄)  今、駐車場の問題に限って言えば、例えば現在はイオンのほうからとか、または長電のパーキングを使わせていただくとか、またはもっと違った、裏口のほうを活用させていただくとか、いろいろな解決策はこれから考えていかなければいけないんだろうなというふうに思っています。そのほかにも、例えば園庭がないというようなお話もいただいています。では、それに対してどうしていくんだとか、そういったことはいろいろな要望をお聞きする中で、これから解決していかなければいけない問題だというふうに思っています。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  そうすると、これはいつまでにという期限というのはあるんですか。 ○議長(中島義浩)  関教育次長。 ◎教育次長(関政雄)  実は、まだ正式にグーライトさんから提案をいただいたわけではございません。ないと思うんです。それで、恐らくそれで出てからいろいろなことを検討していかなければいけない。それで、後ろのほうとすれば、やはり交付金をいただくというのが、今回シルキーに移転というのは教育委員会としてはずっと考えていたんですけれども、ただ、どうしてもお金の問題が大きな制約としてあったものですから難しかったんですけれども、今回そこをクリアしていただくということになりますと、一定の後ろのほうの期限というのが出てくると思うんですけれども、ちょっと私、正確にそこら辺、よく分かっていなくていけないんですけれども、12月議会とかそういったところで、恐らく来年度の段階では予算化していかなければいけないと思いますので、少なくとも3月には予算として上げていかなければいけないだろうと。その前に恐らく交付金の申請とかもやっていかなければいけないということになってくると思いますので、それが、ちょっと後ろ、正確な期限は私ちょっとよく分かっていなくていけないんですけれども、そういったものが今後出てくるというふうに思っております。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  そうですね。それまでに駐車場のほうの問題というのは解決されると一番いいのかなというふうには思うんですけれども、これ、駐車場の問題を解決するにも、ある程度お金をかける気持ちというのはおありなんですよね。 ○議長(中島義浩)  関教育次長。 ◎教育次長(関政雄)  今回一番大きなお金のところが何とかなりそうだということでございますので、それに付随するようなところは、当然今後財政当局とも相談になるとは思いますけれども、その辺も含めて、全体トータルとしていい形を考えていければというふうに思っています。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  ここの問題というのは、やはり駐車場が遠いというのは利用される方にとっては大変心配されるところだと思うので、その方たちにとっても譲れない点ではないかなというふうに思いますので、そういう利用される方の気持ちに寄り添って、よりいい検討がされるといいかなというふうには考えております。そのことについて私たちも勉強しながら提案をしていきたいかなというふうなことは考えてはいます。 それともう一点、プールとか畑の要望もあるんですけれども、そここそ柔軟な考えで、例えばプールは駄目でもこういうことはもっと充実してできるよとか、そんなような提案もされたらいいかなというふうに思っているんですけれども、視察された中でそのような提案もできるような、そのようなことはあるんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  小林教育長。 ◎教育長(小林雅彦)  一つは広いということがとても大事だなと自分で実感しました。大型の遊具、しかもそれも木製とか、室内にも緑の木を生やしておいたりして、あるところでは屋根のある公園なんていうキャッチフレーズを作って、中でもできるブランコとか、そういうものも含めて、それからもう一つは、保育士さんたちが非常に工夫した手作り遊具みたいなものがいろいろなところに散りばめられていて、子どもがどんどんそこへ行って自分から進んで活動できるというようなこと、保護者がそれを見守りながら相談とか、あるいは御自分の働く情報を得るとか、いろいろなことを可能な施設がいっぱいあるんだなということを実感してまいりましたので、先ほども申し上げたとおり、これからいろいろな方の知恵をお借りしながら、そこのところは進めていきたいなというふうには思っています。 以上です。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  私は、賛成だとか反対だとかという前に、やはり利用される方の気持ち、使いやすさというのが一番大事だと思っているんです。だから、そこのところを外して、ただ周りの人がとやかく言ってはいけないなというふうな感じを持っております。そうですので、プールとか畑がなくても、それでも、それよりももっとこういうようなものができるよということを提案することによって、利用される方が、ああ、それってすごくいいなというふうな形で夢と希望を持って新しいところに移転していかれる、そういうことが一番大事なことではないかなというふうに考えておりますので、そのことについてもこれからも検討を重ねていただきたいなと思うんですけれども、今後、利用者と職員を交えた検討会などは開催されるというようなお気持ちはあるんでしょうか。 ○議長(中島義浩)  関教育次長。 ◎教育次長(関政雄)  検討会議みたいなそんなのは、ちょっとまだ今のところ考えていませんけれども、ただ、利用者からの声というのは聞かなければいけないと思っています。また、職員のほうについてはこれまでも何度か話し合いをしてきていますし、これからもそういった機会は持っていかなければいけないなというふうに思っています。 ○議長(中島義浩)  三木市長。
    ◎市長(三木正夫)  今、大事な御質問なんですけれども、トータルとして浅井議員が言われるように、今の子育て支援センターよりもさまざまな面でプラスになるようなものというのをグーライトは提案しようと思っています。その観点が大事だと思います。そして、駐車場を含めた個々の問題については、できるだけ解決できるものは解決していくということであります。そういう面で、トータルとして須坂の活性化なり子育てにつながるような施設というのは教育委員会と同じ考え方であります。 ○議長(中島義浩)  浅井洋子議員。 ◆13番(浅井洋子)  市長さんまでお答えいただきましてありがとうございます。私は、今度できるシルキービルというのは駅前でもありますし、外から来る方たちものぞきやすい場所だと思うんです。そうすると、ああ、須坂の子育てってこんなふうに支援しているんだなというようなところも、ほかの人にも見やすい場所となってくるかな。そうすると、これから移住を考えている人たちも、そこに対しても、ああ、安心かなと思えるような、そういう施設、やはり子どもを大切にしていく市というイメージを作るためには重要ではないかなというふうに感じておりますので、ぜひ、そこのところは夢と希望を持てる、先ほどからも言っていますけれども、そんなふうな施設を提案していけるような形を作っていただきたいかなというふうに思っております。それからどうするかを考えればいいのかなと私たちは思っておりますので、そのことを申し上げて、以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(中島義浩)  以上で13番浅井洋子議員の質問を打ち切ります。 ここで暫時休憩いたします。 再開は、2時30分でございます。               午後2時13分 休憩        -----------------------------               午後2時30分 再開 ○議長(中島義浩)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続いたします。 次に、2番荒井一彦議員の質問を許します。--荒井一彦議員。 ◆2番(荒井一彦) 〔質問席に着く〕 皆さん、こんにちは。 通告により質問に入りますが、新型コロナウイルス感染症対策が講じられている状況下ですので、重要な点を簡潔・明瞭に質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 件名1、コロナ禍での行財政について。 要旨1、市のこれまでの行政対応について。 現在、令和元年東日本台風の復旧が途中の中、地球規模での新型コロナウイルス感染症の拡大に見舞われています。長野県では7月29日に県全域の感染警戒レベルを2に引き上げ、新型コロナウイルス注意報を発令し、感染拡大地域への往来の慎重な判断や感染防止策の徹底などについて注意喚起を発令しました。また、8月には感染拡大防止と社会経済活動の両立のための極めて重要な局面にあるとし、県民生活を支援し、感染防止対策と経済活動を両立させる取組を推進するとして、次の3重点を提示しました。その内容ですが、1、感染拡大防止に沿った新しい生活様式の定着を推進すること。2、医療・検査体制を強化し、さらなる感染拡大に備えること。3、県民の皆様の生活を支え、経済の再生を図ることであります。 そこで、次の質問をします。 質問①国・県の対策が出るなかで、須坂市では市民や事業者への支援も含め、行政的にどのような取り組みをされたのか。この点について答弁をお願いいたします。 次に要旨2、市の今後の財政対応について。 最近の8月18日付の信濃毎日新聞では、内閣府が17日に発表した2020年4月から6月期のGDPが新型コロナ感染拡大で個人消費を柱とする内需や、輸出などで構成する外需が総崩れとなり、年率換算で27.8%の減と、戦後最悪のマイナス成長に沈んだとし、国内感染者が連日1,000人を超える中で、日本経済のV字回復は困難との見方が強く、年内に景気が二番底へと転落する可能性もあると報じられました。このことは、政府の緊急事態宣言による外出自粛や営業休止で個人消費が過去最悪となり、さらに日本製品の海外販売の不振や、外国人観光客の急減が大きな要因とされています。このことは、必然的に須坂市の今後の財政運営に多大に関連すると予想されます。 そこで、次の2点について質問します。 質問①経済の低迷が予想されるなかで、市税収入と地方交付税について、今後の見込みはどのようか。 質問②その見込みに対して、須坂市はどのように対応されるのか。 以上について答弁をお願いいたします。 ○議長(中島義浩)  答弁を求めます。--上原総務部長。 ◎総務部長(上原祥弘)  件名1、コロナ禍での行政について。 要旨1、市のこれまでの行政対応についての1点目、市では行政的にどのような取組をされたのかについてお答えいたします。 市では2月3日に対策本部を設置し、8月26日までに19回の対策本部会議を開催して、国の基本的対処方針、県の対応方針を踏まえた市の対応を決定してまいりました。具体的には、小中学校の休校措置や市施設の閉館措置のほか、感染拡大防止啓発のチラシの全戸配布、広報須坂での正しい手洗いや新型コロナウイルス感染症拡大予防対策の特集など、毎月新型コロナウイルス感染症関連の情報を掲載してきました。同様にホームページなどでも感染防止の啓発を行ってまいりました。7月、当市においても感染者が確認されたのを受け、市長メッセージとして感染予防の徹底、発熱や風邪等の症状が見られる場合の保健所への相談、人権に配慮した冷静な行動などを発信しました。 8月1日以降は新しい生活様式の定着を推進するための取組として、基本的な感染防止策を継続し、「うつらない」、「うつさない」、「ひろげない」ための行動、発熱や風邪等の症状がある場合には外出を控える。県外との往来に当たっては慎重な行動をとるようにし、人込みを避け、基本的な感染防止策を徹底し自ら健康観察を行う。会食や飲み会では、長野県においても感染例が確認されていることから、多人数による実施や長時間に及ぶ会食、大声を出す行動を控えるなど、感染リスクの高い行動を避ける。人権への配慮として、不当な差別的扱い誹謗中傷を行わない。事業者へは業界ごとに策定される感染拡大予防ガイドラインを踏まえた感染防止策の徹底。市主催のイベント等の開催の目安などを示し、感染予防を呼びかけるなどの取組を行ってまいりました。 国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した主な事業では、小中学校の臨時休業等により、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯の生活支援を目的とした子育て世帯臨時特例給付金事業、感染症の拡大防止及び地域の活力創出を目的とし、個人事業主や団体等の考えた取組を支援する新型コロナウイルス対応型地域活力創出事業等補助事業、新型コロナウイルス感染症インフルエンザは初期症状が類似していることから、感染が疑われる症状を特定して重症化を防ぐことを目的とし、65歳以上の高齢者が対象の定期インフルエンザ予防接種を広く勧奨して接種率向上を図る予防接種事業、売上げが減少した事業者の事業継続等を目的に、民間事業者のノウハウを活用して、プレミアム付商品券を販売し、地域経済の回復支援を図る官民連携によるプレミアム付商品券事業などに取り組んでいます。 要旨2、市の今後の財政対応についての1点目、経済低迷が予想される中で、市税収入と地方交付税についての見込みにつきましては、市税収入につきましては、現在のところ新型コロナウイルス感染症は収束のめどがついておらず、今後の感染拡大の状況により経済の情勢が変わることも考えられることから、見込みにつきましては不透明な部分がございます。本年度の市税収入の影響につきましては、前年度の所得や業績により既に税額が決定している場合が多く、個人市民税の減免や固定資産税、法人市民税などの徴収猶予などの影響により、現時点での減収額は約3,000万円程度と見込んでおります。来年度の市税収入につきましては、今年の個人所得、企業の業績が税額に反映するため、個人市民税、法人市民税の減収、さらに来年度に限り、中小事業者などに対する固定資産税・都市計画税の軽減措置もあり、合わせて約2億円程度の減収を見込んでおります。 次に地方交付税についてですが、本年度の普通交付税は既に交付額が決定をしております。また、来年度の普通交付税につきましては、市税収入の減収により基準財政収入額が減少すると見込まれるため、普通交付税額は増加すると見込んでおります。しかしながら、普通交付税の制度上、市税収入の減収額がそのまま基準財政収入額の減少額とならないため、市税の減収分を補えるほどの増額にはならないと考えております。また、地方交付税の原資となる国税収入についても大幅な落込みが予想されることから、交付税により措置されず、多くが臨時財政対策債により措置されることも考えられます。 次に2点目の、その見込みに対してどのような対応をされるかにつきましては、来年度につきましては、先ほどお答えしましたが、市税収入は約2億円程度の減収見込みでありますが、そのうち固定資産税等の軽減に伴う減収額については国が全額補填することとしております。また、普通交付税と臨時財政対策債の総額については増加する見込みではありますが、国の財政状況を考慮すると大幅な増加は見込めず、市税の減収額を補填できるかは不透明であります。このような状況でございますので、社会情勢や市税収入の将来見通しなどに注視し、今後策定する実施計画や当初予算編成において、さらなる歳出削減や新たな財源確保に努めてまいります。 以上でございます。          〔2番 荒井一彦議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(中島義浩)  荒井一彦議員。 ◆2番(荒井一彦)  それでは、再質問を1点お願いいたします。 ただいまの説明にもありましたが、市税収入については、法人市民税はもとより個人市民税の減、さらには固定資産税の減免などによる減収が見込まれるほか、市税の滞納額も増加するものと予想されます。これらの対応措置としては、最悪の場合ですが、借金である起債を増やすとか、または大型事業の見直しなども考えられますが、こうした状況下で市財政の健全性を保つことができるのかどうか、御所見をお聞かせください。 ○議長(中島義浩)  上原総務部長。 ◎総務部長(上原祥弘)  現在の市の財政状況につきましてはお答えしたとおりでございますけれども、厳しい状況でございます。したがって、市債の残高や基金残高など、将来を見据えた財政運営を行っていくことが大変重要だというふうに思っております。また、これから急速な財政悪化ということも念頭に財政運営をしていかなければいけないというふうに思っていますので、それらも考えながら、既存の事業の見直しとか歳出削減、それから新たな財源確保等に取り組むことによって、今の健全財政を維持していくことが大切かなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(中島義浩)  荒井一彦議員。 ◆2番(荒井一彦)  どうもありがとうございました。 次に件名2に入りたいと思います。 件名2、コロナ禍での「働き方改革」への経済支援について。 要旨1、テレワーク等、拠点施設の整備について。 政府は働き方改革として、長時間労働の解消、非正規と正社員の格差是正、高齢者の就労促進の3つを柱に掲げています。私が今日のコロナ禍で注目したいのは、長時間労働の解消にプラスして、新型コロナウイルス感染防止対策として加速する「働き方改革」で、その内容はテレワーク、ローテーション勤務、時差出勤、オンラインでの会議などです。市役所でも長時間労働解消のための時間外勤務の削減の取組のほか、4月以降、新型コロナウイルス感染防止のための時差出勤や在宅勤務を実践しておられます。また、民間企業では、さらに踏み込んだ取組が推進されています。特に、IT系の都内の企業ではほぼ100%の社員がテレワークになり、その社員の一部は既に地方に移住し、そこからテレワークで業務につく事例がマスコミで紹介されました。社内会議や顧客との打合せはビデオ会議システムを活用し、インターネットの環境さえ整っていれば通勤時間はなくなり、家族と自然の中で生活し、趣味に費やす時間も増えたことから、ストレスが減り健康的になったことなど、よい例も紹介されました。しかし、この場合には労務管理や自宅内の作業スペースの整備が課題となります。 そこで私は、須坂市も企業のサテライトオフィスやテレワーク施設を整備して、経済の活性、人口増加を図ることができないものかと考えました。地理的に須坂市と東京間は新幹線では往復約3時間ですし、インターネット光回線も整備され、自然観光資源も豊富です。日常の買物は市内で済み、須坂長野東インター周辺には大型商業集客施設の開発計画も進められており、都会の人には魅力的な地域だとも思います。また、何よりもコロナ感染者が現在のところ1人だけということも、この須坂市の優位性ではないでしょうか。 そこで、須坂市の取組について、次の3点について質問します。 質問①サテライトオフィスも想定したテレワーク施設を市が設置、又は民間施設の誘致について、須坂市はどのように考えているのか。 質問②大多数のIT系企業では、テレワークが浸透していますが、このような方々の仕事場として、物件の把握や紹介をして都会から須坂市への移住を推進してはどうか。 質問③テレワーク関係の企業や個人が須坂市に定着した場合には、これは若者の人口増加や経済の活性化にも繋がると思いますが、その場合のPR方法や、相談、支援対策について、どのように考えているのか。 以上について、答弁をお願いいたします。 ○議長(中島義浩)  答弁を求めます。--宮下産業振興部長。 ◎産業振興部長(宮下将之) 〔登壇〕 件名2、コロナ禍での「働き方改革」への経済支援について答弁申し上げます。 要旨1、テレワーク等、拠点施設の整備についての1点目、サテライトオフィスも想定したテレワーク施設を市が設置、または民間施設の誘致について、須坂市はどのように考えているのかにつきましては、テレワーク施設は、高速インターネットの環境が整えば、基本的に全国どこでも受入れが可能となります。須坂市では平成12年にインター須坂流通産業団地内に技術情報センターを開設し、館内にテレワーク室2部屋とテレビ会議に対応したセミナールームを設け、テレワーク業務が行える施設が既にございますことから、既存施設の有効活用を図ってまいります。また、民間施設につきましては、市の情報センターにこのような機能がありますので、今後検討させていただきたいと考えております。 2点目、大多数のIT系企業ではテレワークが浸透しているが、このような方々の仕事場として、物件の把握や紹介をして、都会から須坂市への移住を推進してはどうかにつきましては、IT系企業に勤務されている方についても、Wi-Fi等が整備された環境であれば、全国どこでもテレワーク業務が可能になります。したがいまして、須坂市が選ばれるためには、都市部からのアクセスのよさ、自治体からの経済的支援、他の地域にはない特化した景観など、魅力的な条件がなければ、仕事場として選択いただけるのは難しい状況だと考えられることから、テレワーク等の目的に特化した移住推進については考えてはおりません。 3点目、テレワーク関係の企業や個人が須坂市に定着した場合には、若者の人口増加や経済の活性化にもつながると思うが、その場合のPR方法や相談・支援体制についてどのように考えているかにつきましては、コロナ禍の状況下においては、テレワーク関係の企業や個人が須坂市に定着するのは、先ほど申し上げましたとおり難しい状況ではないかと考えております。しかしながら、コロナ禍の影響を受けて都市部で生活することへのリスクの高まりや、今後、県外に通学している地元出身の学生や若手社員が地元への就職を希望するなど、UIJターンの動きが加速すると予想されます。したがいまして、信州須坂移住支援チームにおいて実施している移住相談、また、長野地域若者就職促進協議会で開催している企業説明会や昨年度から須坂市で実施しているUIJターン就業・創業移住支援金などの各種支援制度について情報発信を的確に行い、県外でも広く情報が伝わるようSNSやホームページ、今年6月から新たに始めた須坂市メールマガジン「産業振興ちゃんねる」などを活用して一層の周知に努めてまいります。 以上でございます。          〔2番 荒井一彦議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(中島義浩)  荒井一彦議員。 ◆2番(荒井一彦)  では再質問をさせていただきますが、1点だけお願いいたします。 先ほど、テレワークの場所としては現在のところ、市の情報センターを活用するというような話があったわけですが、今後、コロナの状態にもよるんですが、須坂への移住者が増えた場合を想定しての質問ですが、現在未使用施設として旧須坂商業高校北校舎が空いておるわけですが、このことについては、この活用については以前にも何人かの議員さんからの質問がありましたが、このテレワーク施設についてもこの校舎を活用してはどうかと考えておるわけです。その状況の中では、その施設を整備したり、修繕するにはもちろんお金もかかるわけですが、せっかく須坂駅の近くにああいう施設があるということで、このテレワークをいい機会にその活用も考えていただきたいとは思うのですが、御所見をお聞かせください。 ○議長(中島義浩)  宮下産業振興部長。 ◎産業振興部長(宮下将之)  今、施設の名称が出たわけでございますが、ちょっとそこの場所だと、今まで検討した中では難しい場面が多いかと思いますので、それに限らず議員の提案につきましては非常に重要なことだと思いますので、さまざまな切り口、そういうところから十分に検討させていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(中島義浩)  荒井一彦議員。 ◆2番(荒井一彦)  ではそのように、また検討をお願いいたします。 ではこれで、簡単ですが私の質問を終了とします。ありがとうございました。 ○議長(中島義浩)  以上で2番荒井一彦議員の質問を打ち切ります。        ----------------------------- ○議長(中島義浩)  お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島義浩)  御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。 明9月1日は、午前9時30分から会議を開き、一般質問を継続いたします。 本日はこれにて延会いたします。 御苦労さまでした。               午後2時57分 延会        ----------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                  令和2年8月31日                       須坂市議会議長   中島義浩                       署名議員      西澤えみ子                       署名議員      宮坂成一...