諏訪市議会 > 2019-08-26 >
令和 元年第 4回定例会-08月26日-目次
令和 元年第 4回定例会−08月26日-01号

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  1. 諏訪市議会 2019-08-26
    令和 元年第 4回定例会−08月26日-01号


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    最終取得日: 2021-05-28
    令和 元年第 4回定例会−08月26日-01号令和 元年第 4回定例会            令和元年第4回定例会会議録(第1号)          令和元年8月26日(月)午前10時00分開会 〇議事日程  会議録署名議員指名の件  会期決定の件  報告第 9号 平成30年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について  報告第10号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めるについて)  報告第11号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めるについて)  報告第12号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めるについて)  議案第34号 諏訪奨学金条例の一部改正について  議案第35号 諏訪市保育の必要性の認定に関する条例及び諏訪特定教育保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額等に関する条例の一部改正について  議案第36号 諏訪家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第37号 諏訪特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第38号 諏訪災害弔慰金支給等に関する条例の一部改正について  議案第39号 諏訪市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について  議案第40号 諏訪水道事業給水条例の一部改正について
     議案第41号 平成30年度諏訪水道事業会計利益の処分及び決算の認定について  議案第42号 平成30年度諏訪温泉事業会計利益の処分及び決算の認定について  議案第43号 平成30年度諏訪下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について  議案第44号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第45号 令和元年諏訪一般会計補正予算(第2号)  認定第 1号 平成30年度諏訪一般会計歳入歳出決算認定について  認定第 2号 平成30年度諏訪国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 3号 平成30年度諏訪霧ヶ峰リフト事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 4号 平成30年度諏訪奨学資金特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 5号 平成30年度諏訪公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 6号 平成30年度諏訪駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 7号 平成30年度諏訪後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 〇請願・陳情  陳情第 6号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書  陳情第 7号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める陳情書  陳情第 8号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める陳情書  陳情第 9号 日米地位協定抜本的見直しを求める陳情       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  本日の会議に付した事件  日程第 1 会議録署名議員指名の件  日程第 2 会期決定の件  日程第 3 報告第9号 平成30年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてより認定第7号 平成30年度諏訪後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてまで23件一括議題        ○市長招集挨拶提案説明        ○代表監査委員審査意見         報告第9号より報告第12号まで4件 各質疑 報告のみ         議案第34号より認定第7号まで19件 説明のみ  日程第 4 陳情第6号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書から陳情第9号 日米地位協定抜本的見直しを求める陳情の採択を求める陳情まで4件一括議題        ○別紙付託表のとおり各担当委員会に付託                  散         会       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜出席議員(15名)      議 席                 議 席       1番   岩 波 万佐巳        2番   牛 山 智 明       3番   井 上   登        4番   廻 本 多都子       5番   近 藤 一 美        6番   小 松 孝一郎       7番   横 山   真        8番   小 山 博 子       9番   高 木 智 子       10番   牛 山   正      11番   藤 森 靖 明       12番   森 山 博 美      13番   吉 澤 美樹郎       14番   小 泉 正 幸      15番   伊 藤 浩 平 〇欠席議員(なし)       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇説明のため出席した者の職氏名    市長      金 子 ゆかり     副市長     渡 辺 高 秀    教育長     小 島 雅 則     総務部長    宮 坂 茂 樹    企画部長    木 島 清 彦     市民部長    花 岡 光 昭    健康福祉部長  関   隆 雄     経済部長    大 舘 道 彦    建設部長    小 松 弘 明     水道局長    河 西 活 水    教育次長    後 藤 慎 二     会計管理者   藤 森 一 彦    総務課長    松 木 克 之     企画政策課長  寺 島 和 雄    財政課長    茅 野 徳 雄     地域戦略男女共同参画課長                                柿 澤 吉 廣    行政委員会事務局長           消防庶務課長  大 槻   稔            小 泉 一 男    諏訪監査委員 中 澤 芳 雄       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇職務のため出席した事務局職員職氏名    局長      前 澤 由美子    次長      柿 崎   茂    庶務係長議事係長            宮 坂 香 織    主任      今 井   稜       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                               令和元年8月26日(月)               第4回諏訪市議会定例会                 会  議  録 (6−1)                                開会 午前10時00分                                散会 午前10時54分                                 (傍聴者  5名)            開       会   午前10時00分           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  おはようございます。ただいまから令和元年第4回諏訪市議会定例会を開会いたします。            開       議   午前10時00分           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  これより本日の会議を開きます。  日程に入るに先立ち報告をいたします。ただいままでの出席議員数は15名であります。日程はお手元に配付いたしました。  本定例会に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長代表監査委員及び各部長、局長、次長並びに関係各課長、局長、会計管理者であります。  なお、代表監査委員にあっては、本日及び最終日のみの出席となります。           ────────────────────── △日程第 1      会議録署名議員指名の件 ○伊藤浩平 議長  会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員諏訪市議会会議規則第88条の規定により、議長において6番小松孝一郎議員、12番森山博美議員を指名いたします。           ────────────────────── △日程第 2      会期決定の件 ○伊藤浩平 議長  会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、本日から9月17日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤浩平 議長  御異議ないものと認めます。よって、本定例会の会期は、本日から23日間と決定いたしました。           ────────────────────── △日程第 3      報告第 9号 平成30年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について      報告第10号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めるについて)
         報告第11号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めるについて)      報告第12号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めるについて)      議案第34号 諏訪奨学金条例の一部改正について      議案第35号 諏訪市保育の必要性の認定に関する条例及び諏訪特定教育保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額等に関する条例の一部改正について      議案第36号 諏訪家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第37号 諏訪特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第38号 諏訪災害弔慰金支給等に関する条例の一部改正について      議案第39号 諏訪市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について      議案第40号 諏訪水道事業給水条例の一部改正について      議案第41号 平成30年度諏訪水道事業会計利益の処分及び決算の認定について      議案第42号 平成30年度諏訪温泉事業会計利益の処分及び決算の認定について      議案第43号 平成30年度諏訪下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について      議案第44号 公の施設の指定管理者の指定について      議案第45号 令和元年諏訪一般会計補正予算(第2号)      認定第 1号 平成30年度諏訪一般会計歳入歳出決算認定について      認定第 2号 平成30年度諏訪国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 3号 平成30年度諏訪霧ヶ峰リフト事業特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 4号 平成30年度諏訪奨学資金特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 5号 平成30年度諏訪公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 6号 平成30年度諏訪駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 7号 平成30年度諏訪後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について ○伊藤浩平 議長  これより、報告第9号平成30年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてより認定第7号平成30年度諏訪後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてまでの23件を一括議題といたします。  市長より招集の挨拶及び提出議案の説明を求めます。市長 ◎金子ゆかり 市長  おはようございます。本日ここに、令和元年第4回諏訪市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御参集をいただき、厚く御礼を申し上げます。  夜空を華やかに彩る夏の風物詩、諏訪湖祭湖上花火大会は、市民や観光客など多くの参観者が新元号「令和」を祝う趣向を凝らした花火を心ゆくまで楽しみ、新時代の幕あけにふさわしい大会となりました。協賛者の皆さんを初め、花火大会の運営にかかわっていただいた全ての関係各位に心より御礼を申し上げます。  ことしの夏は、平年より8日遅い梅雨明け以降、連日30度を超える暑い日が続きました。昨年の記録的な猛暑を受け、保育園小中学校におきまして、エアコンの設置を進めておりますが、市内13保育園につきましては、7月中に設置を完了いたしました。また、小中学校につきましても、計画に基づき、順次設置を進めております。子供たちが安全で安心して過ごせる環境を今後整えてまいります。  さて、7月21日に執行されました参議院議員通常選挙における当市の投票率は54.06%で、全国数値を上回ったものの、前回より8.67ポイント下降する結果となりました。本選挙では、家族で投票に来ていただけるよう、新たにぬり絵を活用した選挙啓発に努めてまいりましたが、引き続き創意工夫を凝らし、投票率の向上に力を入れてまいります。選挙の結果を受け、政府は、安定的な政治基盤のもと、国内消費を下支えする経済対策を講じた上で、本年10月から消費税率を改定し、少子高齢化の進展に向け、全世代型社会保障の充実を図ることとしております。今後、幼児教育・保育の無償化につきましては、改定に伴う財源等を活用し、市としての準備を着実に進めるともに、国の経済財政政策による地域経済への影響を継続して注目してまいります。  経済の動向に目を転じますと、政府の月例経済報告による全国の景気は「輸出を中心に弱さが続いているものの、緩やかに回復している」とされており、また、県内の景気は「生産活動の一部に弱い動きが見られるものの、緩やかに回復している」となっております。雇用情勢は堅調に推移しているものの、一方で市内企業においても人材不足が生じております。また、米中や日韓の通商問題などによって、企業の業況判断製造業を中心に慎重さを増しており、こうした状況を注視するとともに、雇用・経済対策を着実に進めてまいります。  最近の市内の動きにつきまして申し上げます。本年2月から募集しておりました霧ヶ峰高原廃屋解体に係るガバメントクラウドファンディングでは、市民の皆様を初め、県内外から多くの皆様に御賛同をいただき、目標金額を達成することができました。7月12日には廃屋の解体工事を終了し、霧ヶ峰高原の美しい景観を取り戻す第一歩となりました。このプロジェクトを通じて温かい応援メッセージも多くいただき、心より感謝を申し上げますとともに、ガバメントクラウドファンディングなど新しい取り組みによって、諏訪市を県内外に向けて積極的に発信をしてまいりたいと思います。  また、先月28日に行われました長野県消防ポンプ操法大会では、消防団第8分団がポンプ車操法の部で優勝する活躍がありました。日ごろの練習と団長以下、全団員が一致団結した結果によるものであり、心よりお祝いを申し上げますとともに、この活躍は団員のみならず、市民にとっても大きな誇りをもたらすものであり、深い敬意を表するものであります。地域消防の中核を担う消防団につきましては、課題である消防団員の確保とともに地域と消防団が連携し、そのきずなが一層強まるよう引き続き支援をしてまいります。  駅前交流テラスすわっチャオにつきましては、8月17日でオープンから3カ月となり、7万人を超える来館者を迎えております。小さいお子さん連れの家族や高校生など若い世代の来館も多く、御好評をいただいており、大変うれしく思っております。また、中心市街地への人の流れにも変化が起きていると感じております。この施設が生涯学習や子育て仕事づくり移住相談など、さまざまな世代の多様な交流や活動を促進し、駅前のにぎわい創出の拠点として、引き続き、「あつまる!」、「つながる!」、「はじまる!」のコンセプトのもと、施設の機能を生かした取り組みを充実してまいります。  お盆を過ぎ、大分涼しい風が感じられるようになりましたが、年度の後半に向け、議員各位を初め多くの市民の皆様の御支援と御協力をいただきながら、引き続き各種事業を着実に進め、山積する課題に全身全霊で取り組んでまいりますので、御指導、御協力をお願い申し上げます。  それでは、本日提案をいたしました各議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。初めに報告案件であります。  報告第9号は、平成30年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてで、地方公共団体の財産の健全化に関する法律の規定に基づき、監査委員の意見をつけて議会に報告するものであります。財政健全化判断比率の4指標のうち、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、黒字決算であったため、比率は生じておりません。実質公債費比率は4.1%、将来負担比率は89.9%で、いずれも早期健全化基準を下回っております。公営企業資金不足比率につきましては、全ての会計において黒字決算であったため、比率は生じておりません。  続いて、報告第10号から第12号までは、和解及び損害賠償の額を定めるについての専決処分の報告であります。過日、議員各位に御報告をいたしました車両の事故につきましては、いずれの案件も早急に和解し、損害賠償をする必要がありましたので、諏訪市議会の委任による長の専決処分事項の指定に基づいて専決処分をいたしました。  次に、議案につきまして御説明を申し上げます。  議案第34号は、諏訪奨学金条例の一部改正についてであります。諏訪市の奨学金制度は、平成27年度以降、給付型奨学金の対象を高等学校の奨学生のみとしておりましたが、一億総活躍社会に実現に向けた国の動向等も踏まえ、大学生につきましても令和2年度から給付の対象とするための改正であります。  続いて、議案第35号は、諏訪市保育の必要性の認定に関する条例及び諏訪特定教育保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担額等に関する条例の一部改正についてであります。子ども子育て支援法の一部を改正する法律が本年5月17日に公布され、10月1日から幼児教育・保育の無償化が開始されることに伴い、本条例で使用している用語を法律の規定に合わせるなどの改正を行うものであります。なお、無償化の実施に係る保育料などの利用者負担額等につきましては、規則において規定をいたします。  次に、議案第36号 諏訪家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、児童福祉法の改正に伴う号ずれの改正であります。  議案第37号は、諏訪特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。第1条は、内閣府令が改正され、特定地域型保育事業者による代替保育や卒園後の受け皿の提供に係る連携施設確保義務が緩和されるとともに、連携施設を確保しないことができる経過措置を5年から10年に延長することなどが規定されたことに伴う改正であります。また、第2条は、議案第35号と同様に、子ども子育て支援法の改正に伴い、幼児教育・保育の無償化の実施に係る関係規定を整備するものであります。  続いて、議案第38号 諏訪災害弔慰金支給等に関する条例の一部改正については、災害弔慰金支給等に関する法律等の改正に伴う条ずれ及び字句の整理を行う改正であります。  次に、議案第39号は、諏訪市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正についてであります。本年4月17日に住民基本台帳法施行令等の一部を改正する政令が公布され、11月5日から住民票個人番号カード等に旧氏の記載が可能となることに伴う改正であります。  議案第40号は、諏訪水道事業給水条例の一部改正についてであります。水道法の一部を改正する法律が本年10月1日に施行され、指定給水装置工事事業者の指定につきまして、5年ごとの更新制が導入されることに伴い、更新時の手数料を規定するなど所要の改正を行うものであります。  次に、議案第41号から第43号までは、平成30年度水道事業会計温泉事業会計及び下水道事業会計の利益の処分及び決算の認定についてであります。地方公営企業法の規定により、利益の処分については議会の議決を経て行うこととなっているため、水道事業会計ほか2会計につきまして、決算の認定とあわせて利益の処分の議決をお願いするものであります。  議案第44号は、公の施設の指定管理者の指定についてであります。諏訪原田泰治美術館につきましては、来年3月末で現行の指定管理の期間が満了となるため、引き続き管理運営のための指定管理候補者を公募したところ、現行の指定管理者であります株式会社共立プラニングから応募がありました。本年6月に開催した選定審査会で審査し、教育委員会において同社が指定管理者候補者として選定されましたので、地方自治法の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。なお、指定期間は令和2年4月から5年間となります。  続いて、予算関係議案について、御説明を申し上げます。  議案第45号令和元年諏訪一般会計補正予算(第2号)は、補正額6,802万2,000円で、累計額は223億5,482万2,000円となります。  今回の補正では、10月から実施される幼児教育・保育の無償化に伴い、児童福祉費保育所費一般人件費及び保育所管理運営費に対する財源振替を計上しております。  財源振替の主な内容といたしましては、無償化の対象となる3歳以上児及び住民税非課税世帯の3歳未満児に係る保育料などの要保育児童負担金等を減額するとともに、これまで保育料に含まれていた副食費等実費徴収金を新たに計上いたしました。  それでは、歳出につきまして各科目別に主な内容を申し上げます。  初めに、総務費は、補正額3,943万4,000円であります。総務管理費に平成30年度実質収支額が確定したことに伴う財政調整基金への積立金を追加計上するとともに、戸籍住民基本台帳費には、印鑑登録証明書への旧氏併記に対応するためのシステム改修に要する経費を計上しました。  続いて、民生費は、補正額401万7,000円で、児童福祉費保育所費に、幼児教育保育無償化に伴い、要保育児童負担金等財源振替のほか、私立保育所及び他市町村の公立保育所に入所する場合においては、副食費等実費徴収金を各施設が直接徴収することとなるため、私立及び広域保育委託料を減額計上いたしました。また、子育てのための施設等利用給付の創設に伴い、新たに公費負担の対象となる認可外保育施設等に対する施設等利用費負担金を計上しております。  次に、農林水産業費は、補正額221万1,000円で、科の木ため池に流入する導水路につきまして、県が実施する改修工事に伴い、当市が行う測量に要する経費を計上しました。  商工費は、1,000万円の減額で、地方創生推進交付金の不採択に伴い、当初予算に計上していたIoT・AI活用実践促進事業業務委託料を減額計上いたしました。  次に、土木費は、補正額900万円で、都市計画費公園費立石公園大型滑り台の撤去に要する経費を計上しました。  続いて、消防費は、補正額500万円で、消防施設費角間新田区から要望のありました消防団第3分団第4部の屯所移転に対する補助金を計上しました。  終わりに、教育費は、補正額1,836万円で、幼児教育・保育の無償化に伴い、幼稚園費就園奨励費子育てのための施設等利用給付費に移行することから、10月以降の就園奨励費補助金を減額し、新たな制度に対応する幼稚園等利用支援事業費を新規計上いたしました。また、社会教育費公民館費には、北福島区及び立石町より要望のありました公民館分館バリアフリー化に対する補助金を計上しました。  以上、補正額6,802万2,000円に対し、特定財源は9,266万7,000円の減額で、発行可能額の確定した臨時財政対策債の減額補正を加え、一般財源必要額は2億2,040万2,000円となり、地方特例交付金、地方交付税及び繰越金をもって措置いたしました。  なお、一般財源所要額のうち1億1,294万円につきましては、幼児教育・保育の無償化に伴い、今年度に限り交付される子ども子育て支援臨時交付金として地方特例交付金により措置しております。  予算の第2条は、地方債の補正であります。臨時財政対策債の限度額の変更を行うもので、限度額全体では5,971万3,000円の減となります。  議案につきましては、以上であります。  最後に、認定第1号から第7号までは、平成30年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算認定につきまして、地方自治法の規定に基づき、監査委員の意見をつけて提出するものであります。  以上で、本日提案いたしました議案の説明を終わります。よろしく御審議をいただくようお願い申し上げます。  なお、本議会の最終日には、教育長の任命について及び教育委員会委員の任命についての同意案件、並びに人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めるについての諮問案件を追加提案する予定でありますので、あらかじめ御承知くださいますようお願いを申し上げます。以上でございます。 ○伊藤浩平 議長  以上をもって、議案説明を終結いたします。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  ここで、地方自治法及び地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、平成30年度一般会計及び各特別会計歳入歳出決算、並びに基金の運用状況及び財政健全化法に基づく健全化判断比率及び公営企業資金不足比率について、また、地方公営企業法の規定により、水道事業会計温泉事業会計及び下水道事業会計決算について、監査委員の審査意見を求めます。代表監査委員 ◎中澤芳雄 代表監査委員  ただいま御紹介いただきました監査委員の中澤でございます。本日は議会の貴重な時間の中、審査意見書の報告に時間を割いていただき、ありがとうございました。  2名の監査委員を代表しまして監査報告をさせていただきます。  お手元に資料があるかと思いますが、まず諏訪市一般会計、特別会計歳入歳出決算審査意見から御報告申し上げます。6ページをごらんください。  審査の対象は、一般会計及び特別会計の各決算、政令で定める決算附属書類としまして、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書の3点です。  審査の期間は、令和元年7月19日から令和元年8月14日までです。  審査方法は、市長から審査に付されました平成30年度諏訪市一般会計・特別会計歳入歳出決算書等を関係諸帳簿と照合するとともに、計数の正確性を確認し、関係課所より主要事業の成果説明を聴取するなどして行いました。  審査の結果ですが、審査に付された各会計歳入歳出決算とその附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、決算の計数は諸帳簿と照合した結果、正確であることが認められました。  また、67ページには基金運用状況審査意見を、71ページには財政健全化法に基づく健全化判断比率及び資金不足比率審査意見を述べております。いずれも適正であると認められたことを報告いたします。  戻りまして10ページ、11ページをごらんください。一般会計の総計決算額を見ますと、前年度と比較し、歳入では4.7%の減、歳出においても6.0%の減となっております。歳入歳出差引残額10億4,232万円。前年は8億1,644万円でした。繰越明許費繰越額を控除した実質収支額8億1,556万円も、前年比1,970万円の増加となっております。  また、特別会計におきましては、歳入面では国民健康保険関係以外は増収となりました。減収となりました国民健康保険会計も含め、全ての会計において実質収支は黒字または均衡となっております。  1ページにお戻りください。審査総括意見を2ページから4ページにわたり述べております。  2ページの2段落目、歳入面では、基幹収入である市税全体、普通交付税、臨時財政対策債が減になり、一般財源の伸びが見込めない財政状況の中、財政調整基金の繰り入れにより一般財源を確保いたしました。  歳出面では、予算編成において、需用費の一部でマイナスシーリングを実施するなど経費の削減と事業の見直しを図り、駅前公共スペース整備事業を初め合葬式墓地建設事業、成人保健費・検診事業、諏訪湖周サイクリングロード整備事業など、新規事業を積極的に行いました。  同じく2ページ、7段落目、駅周辺あり方検討事業の旧東洋バルブ諏訪工場跡地活用基本構想が作成されました。今後は基本構想に基づき、実行されることを希望いたします。  信州諏訪ふるさと寄附金事業につきましては、たび重なる国からの条件変更により、各市町村で知恵を絞っている状況を把握いたしました。当市においても幅広く情報を入手し、諏訪市発信型返礼品が選べるように努力してください。  4ページ1段落目、柳並線道路整備事業計画内容を確認いたしましたが、西口信号機の設置の変更の必要性、湖周線との接続により駐車場が削られることを踏まえ、かわまちづくり計画との整合性を鑑みて計画内容を検討してください。  4ページ上から7段落目、すわっチャオオープンに向けての準備と放送大学移転に伴う放送大学床購入費、内装工事負担金に多額の資金が投入されたことを確認いたしました。多くの市民に親しまれ、利用される施設になることを望みます。  4ページ下から8行目、財政健全化法に基づく健全化判断比率4指標と公営企業における資金不足比率については、いずれも早期健全化の基準値を下回っています。また、実質公債費比率につきましては前年度に比べ0.2ポイントの悪化、将来負担比率につきましては8.3ポイント改善されました。全体として財政の健全・安定化に向けた取り組みの成果が上がっていることを確認いたしました。  諏訪市の将来負担比率は他市に比べると気になりますが、行財政に影響はなく、早期健全化基準と比較すると大きく下回っております。  全体としまして、財政の健全化を保ちながら活力ある諏訪市をつくるため、多岐にわたる事業が着実に実施されていることを確認いたしました。職員の資質の向上のために多様な職員研修が行われ、組織的な人材育成が図られていることも確認いたしました。  今後も駅前開発関連事業や柳並線道路整備事業、湖周サイクリングロード整備事業、スマートインターチェンジ整備事業など多額の支出が必要となる事業が継続、繰り越しとなっています。限られた予算、人員の中で地域創生に向けて最大限の行政効果が得られるように、事業の計画、実施に努めていただきたいと思います。  時間の関係で省略しました箇所は、後ほど目を通していただきたいと思います。  特別会計の中で、平成30年度から財政運営の責任主体が県へ移管されました国民健康保険特別会計について報告いたします。53ページをごらんください。  平成30年度においては、加入世帯、加入者が減少する一方、医療費は増加している中で、制度改革に伴う激変緩和措置を受けたことにより黒字になったことを確認いたしました。医療費の増加を抑えるため、病気の早期発見や特定検診、特定保健指導事業については、今後も積極的に事業の周知、拡充を図ってください。  公設地方卸売市場事業につきましては、58ページをごらんください。施設の老朽化や地盤沈下により修繕費が多く使われましたが、今後もこの状況は続くと見込まれます。市場法の改正に伴い、市場内でのルールを決めていくことは大変な業務になると思いますが、時代の変化に対応した市場のあり方の検討ができることを期待します。  駐車場事業会計につきましては、60ページをごらんください。  平成30年度も順調に運営ができたことを評価いたします。平成30年4月1日からは駅前駐車場のみとなりました。計画的修繕を行っていますが、すわっチャオができたことによる駅前一帯の整備の観点から、外壁の修繕を早目に実施することを検討してください。今後も安全・安心を提供できるよう常にメンテナンスに心がけてください。また、駐車料金につきましては、長時間利用する場合を考慮して、定額制、1日当たりの上限制等の新たな料金体系についても、民間駐車場の状況と比較検討してください。  続きまして、諏訪市公営企業会計審査意見を御報告申し上げます。諏訪市公営企業会計決算審査意見書をごらんください。  2ページをごらんください。審査の対象、審査の期間、審査の方法は、後ほど目を通していただくこととして、審査の結果ですが、3事業会計とも審査に付された決算諸表は、いずれも地方公営企業法並びに関係法令に準拠して作成され、その経理手続は企業会計原則に従って正確に行われており、その計数についても関係帳簿と照合したところ、誤りなく正確であったことを確認いたしました。  それでは、各事業会計について、意見を述べさせていただきます。  水道事業会計は15ページになります。  事業面においては、昨年に引き続いた国道20号及び市道1−11号線、市道1−6号線等配水管布設がえ工事、新井浄水場改修関連工事が行われました。  決算状況については、営業収益では、水道料金を平成30年10月に料金収入額ベースで9.77%増となる改定を行ったことによる給水収益の増益を主な要因として、事業収益総額は8億9,707万円で、前年度に比べ0.3%増加いたしました。事業経営費総額は7億5,993万6,000円であり、その結果、当年度純利益は1億3,713万4,000円となりました。
     収納状況におきましては、収納率は98.0%で、前年度より0.3%減少し、未収金は18.9%増加いたしました。給水人口の減少、節水意識の高まる中、給水利益の減少が続く一方で、管路施設の老朽化が急速に進むことが予想され、修繕、更新、耐震化等に多額な費用を要することが今後も懸念されます。安全で持続可能な水道を実現していくために、諏訪市水道ビジョンに沿って、後継者の育成と技術の承継を進めるとともに、効率的、効果的な経営により、市民に安心・安全で低価格なおいしい水の安定した供給を継続してください。  次に、温泉事業会計につきましては32ページになります。  本年度の新規加入者は4件、毎分7.2リットルで、前年度に比べ減少しました。一方、給湯契約の解約と契約湯量の減少は48件、毎分271.8リットルと減少傾向が続いております。原因としましては、一般給湯契約者の高齢化や家族構成の変化から、給湯装置の維持管理が負担となっていることによる解約などが考えられます。  このような状況の中、総務省が策定を要請する公営企業の経営戦略としまして、平成31年3月に諏訪市温泉事業経営戦略が策定されました。安定的経営を維持していくために、契約者の減少に歯どめをかけることと、新規契約者をふやすことが喫緊の課題となります。解約の一因である給湯装置の維持管理の負担軽減については、今後検討してください。  事業面では、湯の脇配湯場配湯設備改良工事等の設備改良工事及び市道1−18号線送湯管、配湯管布設がえ工事が施工されました。温泉配湯管は、腐食による老朽・劣化が著しいことから、今後も計画的な布設がえ工事による維持管理に努めていただきたいと思います。  経営状況につきましては、事業収益総額は3億9,400万3,000円、事業経営費総額は3億1,389万7,000円となり、この結果、当期純利益は8,010万5,000円となりました。  諏訪市の特徴である温泉を地方創生のための新たな戦略の中に位置づけ、諏訪市の温泉として魅力のある新しい取り組みも各方面と協力して研究、検討してください。  次に、下水道事業会計は51ページになります。  本年度新たに1.71ヘクタールの供給を開始し、普及率は99.4%となりました。事業面におきましては、国庫補助事業としまして、大手一・二丁目の総合地震対策工事、大和一・二丁目の下水道長寿命化計画更生工事を施工、単独事業としまして四賀桑原地区の管布設工事等を施工し、あわせて下水道管路施設ストックマネジメント実施方針策定業務及び総合地震対策詳細診断業務が実施されました。  決算状況では、事業収益総額は21億6,318万1,000円で、事業経営費総額で18億2,910万4,000円、当期純利益は3億3,407万6,000円となっております。  下水道事業におきましては、昭和49年の着工以来40年経過し、近年では投資対象が建設事業から維持管理事業へとシフトしています。下水道普及率が100%に近づき、市民に対し諏訪湖の浄化も含めて水環境のよい諏訪市のPRも大切だと思います。安定した事業運営の継続と安全で快適な市民生活の維持のため、将来に向けた維持可能な下水道の実現を目指してください。  続きまして、剰余金処分計算書(案)についてコメントいたします。  繰越利益剰余金がゼロ円となっています。民間企業の場合は、翌年の成績が不透明でも配当したいために、翌年に処分可能な剰余金を繰り越すという考え方がありますが、公営企業の場合は配当もしませんので、その必要がありません。そのため、資本金への組み入れ、減債積立金、利益積立金に全額積み立て、繰越剰余金をゼロ円としております。この処理も前向きな決算処理として大きな評価をしたいと思います。  以上で報告を終了いたしますが、最後に監査を通じた感想を述べさせていただきます。定例出納検査、定期監査、決算審査の際には、時間を割き、資料を作成し、質問には熱心に答えていただきました。部課長を初め職員の皆さん、大変よくやっていただいていると率直に感じております。その御努力に敬意を表し、感謝をしながら審査意見の報告をさせていただきました。ありがとうございました。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  これより報告第9号平成30年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についての質疑に入ります。質疑はございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤浩平 議長  これをもって質疑を終結いたします。報告第9号については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び同法第22条第1項の規定により報告のみとし、これをもって終結いたします。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  報告第10号和解及び損害賠償の額を定めるについての専決処分の報告についての質疑に入ります。質疑はございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤浩平 議長  これをもって質疑を終結いたします。  報告第10号については、地方自治法第180条第2項の規定により報告のみとし、これをもって終結いたします。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  報告第11号和解及び損害賠償の額を定めるについての専決処分の報告についての質疑に入ります。質疑はございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤浩平 議長  これをもって質疑を終結いたします。  報告第11号については、地方自治法第180条第2項の規定により報告のみとし、これをもって終結いたします。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  報告第12号和解及び損害賠償の額を定めるについての専決処分の報告についての質疑に入ります。質疑はございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤浩平 議長  これをもって質疑を終結いたします。  報告第12号については、地方自治法第180条第2項の規定により報告のみとし、これをもって終結いたします。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  お諮りいたします。議案第34号諏訪市奨学資金条例の一部改正についてより、認定第7号平成30年度諏訪後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてまでの19件については、本日は説明のみにとどめたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤浩平 議長  御異議ないものと認めます。よって、本日は説明のみにとどめます。           ────────────────────── △日程第 4      陳情第 6号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書      陳情第 7号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める陳情書      陳情第 8号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める陳情書      陳情第 9号 日米地位協定抜本的見直しを求める陳情 ○伊藤浩平 議長  次に、陳情第6号私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書より、陳情第9号日米地位協定抜本的見直しを求める陳情までの4件を一括議題とし、お手元に配付してあります付託表のとおり、各担当委員会に付託いたします。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。           ────────────────────── ○伊藤浩平 議長  本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。           ──────────────────────            散       会   午前10時54分...