諏訪市議会 2018-12-12
平成30年第 5回定例会-12月12日-06号
財政課長 茅 野 徳 雄 地域戦略・
男女共同参画課長
柿 澤 吉 廣
行政委員会事務局長 消防庶務課長 大 槻 稔
小 泉 一 男
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〇職務のため出席した
事務局職員の職氏名
局長 前 澤 由美子
次長 柿 崎 茂
庶務係長兼議事係長
茅 野 修 一
主査 宮 坂 香 織
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
平成30年12月12日(水)
第5回
諏訪市議会定例会
会 議 録 (6-6)
開議 午前10時00分
閉会 午前11時55分
(傍聴者 6名)
開 議 午前10時00分
───────────────────────
○
金子喜彦 議長 おはようございます。これより本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち報告をいたします。ただいままでの
出席議員数は15名であります。日程はお手元に配付いたしました。
─────────────────────
△日程第 1
同意第 5号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
同意第 6号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
○
金子喜彦 議長 これより、同意第5
号固定資産評価審査委員会委員の選任について及び同意第6
号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを一括議題といたします。市長より提出議案の説明を求めます。市長
◎
金子ゆかり 市長 おはようございます。それでは、本日追加提案をいたしました議案について御説明を申し上げます。
同意第5号及び第6号は、いずれも本会議の冒頭であらかじめお願いをしておきました
固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。
現在、
固定資産評価審査委員会委員であります北原弘子氏及び茅野昭一氏が、それぞれ12月22日をもって任期満了となります。
両氏とも人格、識見にすぐれ、
固定資産税の課税の適正、公平を期する上で適任と考えますので、引き続き、
固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく、地方税法の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
以上で追加議案の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。
○
金子喜彦 議長 以上をもって議案説明を終結いたします。
これより同意第5
号固定資産評価審査委員会委員の選任についての質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております同意第5号については、
諏訪市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、同意第5号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより同意第5号を採決いたします。本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり同意されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 次に、同意第6
号固定資産評価審査委員会委員の選任についての質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております同意第6号については、
諏訪市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、同意第6号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより同意第6号を採決いたします。本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり同意されました。
──────────────────────
△日程第 2
議案第57号 諏訪市長野県
収入証紙購買基金条例を廃止するについて
○
金子喜彦 議長 議案第57号諏訪市長野県
収入証紙購買基金条例を廃止するについてを議題といたします。
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長
◎増澤義治
総務産業委員長 議案審査の報告に先立ち、
総務産業常任委員会は、今定例会で当委員会に付託された議案を審査するに当たり、12月6日に、全委員出席のもと、関係部長、局長、課長、室長、係長、次長、担当職員の出席を求め、慎重に審査を行ったことをまずもって報告いたします。
それでは、議案第57号諏訪市長野県
収入証紙購買基金条例を廃止するについて報告いたします。
平成31年4月1日から
諏訪市役所売店で
県収入証紙の取り扱いを開始することに伴い、会計課における販売を取りやめるため、本条例を廃止するものです。
質疑では、売店の営業時間とコンビニは
セブンイレブン以外にはないのかの問いに対し、市役所の売店の営業時間は午前10時から午後4時まで、コンビニに関しては
セブンイレブンのみであるとの答弁。なぜ今年度でやめるのかの問いに対し、長野県
収入証紙購買基金の増額について
近隣市町村の状況を調べる中で、あえて市で基金をふやしてまで取り扱う必要はないのではないかという判断をしたとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致で可決であります。
○
金子喜彦 議長
総務産業委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第57号を採決いたします。本案に対する
総務産業委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第 3
議案第58号 諏訪市
手数料徴収条例の一部改正について
議案第59号 諏訪市墓地条例の一部改正について
議案第60号
諏訪南行政事務組合規約の一部変更について
議案第61号 財産の譲与について
○
金子喜彦 議長 議案第58号諏訪市
手数料徴収条例の一部改正についてより議案第61号財産の譲与についてまでの4件を一括議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎森山博美
社会文教委員長 議案審査の報告に先立ち、
社会文教常任委員会は、今定例会で当委員会に付託された議案を審査するに当たり、12月6日に、全委員出席のもと、関係部長、次長、課長、係長の出席を求め、慎重に審査を行ったことをまずもって報告いたします。
それでは、議案第58号諏訪市
手数料徴収条例の一部改正について、議案第59号諏訪市墓地条例の一部改正について、議案第60
号諏訪南行政事務組合規約の一部変更について及び議案第61号財産の譲与についてを一括して報告いたします。
議案第58号諏訪市
手数料徴収条例の一部改正については、平成31年3月1日から、諏訪広域6市町村の共同事業として、
コンビニ証明書交付事業が開始されることに伴い、所得に関する証明及び住民票に記載した事項に関する証明を追加することにより、その手数料をほかの
コンビニ交付と同様に1件につき100円減額し、200円とするため、関係条例の一部に所要の改正が行われるものです。
これにより、戸籍謄・抄本、戸籍附票の写し、住民票の写し、印鑑登録に関する証明書、所得に関する証明書、住民票に記載した事項に関する証明の7種類が多機能端末で取得できるようになります。
質疑では、今後これ以外にもさまざまなサービスが展開されるのかとの問いに、
コンビニ交付のシステムは
J-LIS(
ジェイリス)という国の機関を通して行うものであり、
J-LISで情報連携できるものが決まっているとの答弁がありました。
討論では、
コンビニ交付は便利でよい部分もあるが、なかなか
コンビニ交付も進んでいかず、
マイナンバーカードの普及率も低く、今後
マイナンバーカードでさまざまな情報が追加される可能性があるので反対。6市町村での共同事業である、また今後はさまざまな利活用も期待できるので賛成との意見がありました。
採決の結果、賛成多数で当委員会は可決であります。
続きまして、議案第59号諏訪市墓地条例の一部改正については、
市営角間新田墓地内に新設する
合葬式墓地の完成に伴い、平成31年4月1日より、利用者の募集が開始されるに当たり、使用方法や使用料について規定するため、関係条例に所要の改正が行われるものです。
埋蔵方式は2通りあり、15年間骨壷にて
個別埋蔵場所へ埋蔵し、その後、
共同埋蔵場所へ遺骨のみを埋蔵する
個別埋蔵方式400体分、使用料15万円と、直
接合葬式墓地内の
地下埋蔵場所へ遺骨のみ埋蔵する
共同埋蔵方式1,000体分、使用料5万円です。
質疑では、使用料、
キャンセル料の根拠はの間いに、県内11市の
合葬式墓地規定を参考としているとの答弁。使用許可の取り消しに関する規定である第16条第4号の死亡してから10年という場合は、何かその前に通知はあるのかの問いに、これは主に立会人の責務をうたっている。1年以内には通知を送る予定との答弁。使用者の資格を規定する第12条第2項の承継による場合はどういう場合があるかの問いに、余りないケースではあるが、兄弟で一般墓地と
合葬式墓地で分かれる場合等を想定しているとの答弁がありました。
討論は無く、採決の結果、当委員会は、
全会一致可決であります。
続きまして、議案第60
号諏訪南行政事務組合規約の一部変更については、
地方自治法の規定に基づき、
諏訪南行政事務組合規約の一部を変更するに当たり、当
組合構成市町村の議会の議決を求められているもので、茅野市、富士見町、原村が共同処理する
廃棄物中間処理施設(
諏訪南リサイクルセンター)を整備するに当たり、経費の負担割合を新たに定める規約の変更で、この変更による当市への影響はありません。
質疑、討論は無く、採決の結果、当委員会は、
全会一致可決であります。
続きまして、議案第61号財産の譲与については、諏訪市
デイサービスセンター湯の里の建物を、公募により
事業移管先と決定した
社会福祉法人に対し無償譲渡するにつき、議会の議決を求められているものです。
譲与する建物は、諏訪市
デイサービスセンター湯の里。譲与する建物の敷地2,754平米は無償貸与、附帯する工作物は現状にて無償譲渡され、譲与の相手は
社会福祉法人諏訪市
社会福祉協議会です。条件として10年以上
同一サービスを行い、返却するときは更地にして返却することを条件としています。
質疑では、今回の譲与の前後においてどのような変化があるかの問いに、変化はなく、市が出費していた100万円以上の大
規模修繕等については、今後社協が負担するとの答弁。公募状況についてはの問いに、運営法人の募集要項を設定し、11月12日に
選考委員会を開催、選定基準に基づいて判定したとの答弁。
討論では、老人福祉については行政が責任を持つべきなので反対。反対の理由が明確でない、無償譲渡しても、市のチェックが入り問題はないので賛成との意見があり、採決の結果、当委員会は、賛成多数で可決であります。
○
金子喜彦 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
議案第58号諏訪市
手数料徴収条例の一部改正についての討論に入ります。討論はありませんか。
〔「議長11番」の発言あり〕
○
金子喜彦 議長
廻本多都子議員
◆11番(
廻本多都子議員) 議案第58号諏訪市
手数料徴収条例の一部改正について、ただいまの
委員長報告に対して反対討論を行います。
本議案は、
マイナンバーカード、国主導のもとで普及されているものですけれども、この普及と
コンビニ交付の利用者の増加を求め、平成31年から6
市町村共同事業として行うコンビニにおける証明書の交付に、所得に対する証明、そして住民票に記載した事項、この二つを新たに加えるという条例案でございます。
本来、窓口で交付を受ければ300円の負担があります。しかし、コンビニにおいて交付される場合は200円。現5種類、戸籍謄・抄本、戸籍附票の写し、住民票の写し、印鑑登録に関する証明書、こういった五つに新たに二つを加えるものであります。しかしながら、
マイナンバーカードの交付とそれに伴う利活用は、まだまだ安全性や犯罪への不安、そしてまた各事業所の保管等々さまざまな指摘をされています。
前述の5種類の
コンビニ交付をスタートさせたときも、たかだか十数%のカードの保持者、これがどれだけ利活用できるのか、またカードの普及を理由に減額して、市民の活用を促すことに反対をしてまいりました。
今回、6市町村の共同事業として新たに二つの証明書の交付を加えることに対し、まだ始まったばかりで安全性が担保されていない中で、利用の拡大に対し反対として反対討論とさせていただきます。以上。
○
金子喜彦 議長 討論はありませんか。
〔「議長13番」の発言あり〕
○
金子喜彦 議長 小林佐敏議員
◆13番(小林佐敏議員) 議案第58号諏訪市
手数料徴収条例の一部改正について、
委員長報告に対し賛成の立場で討論をいたします。
従来、諏訪市単独で行ってきた
マイナンバーカードを利用した多機能端末機による活用、いわゆるコンビニ証明書交付サービスを広域6
市町村共同事業として導入できる体制が整ったことに合わせて、従来よりコンビニ等で発行できた住民票の写し等の証明書に加え、所得に関する証明と住民票に記載した事項に関する証明の2種類が新たに発行可能になり、その手数料もカードを利用した場合、減額となります。市民サービスがさらに向上する改正であり、
マイナンバーカードがより身近に利用できる体制が整う条例の一部改正であります。
反対討論では、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法に基づく情報連携事務と、公的個人認証サービスを使ってのコンビニ証明書交付サービスの運用を混同しており、極めて単純な理解の相違であります。
地方公共団体情報システム機構のもと、さらなる安全性と利便性の向上したシステムの利用を進めることにより、
マイナンバーカードの交付率県下19市中第1位の諏訪市の取り組みに期待をしまして賛成討論といたします。
○
金子喜彦 議長 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第58号を起立により採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
○
金子喜彦 議長 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 議案第59号諏訪市墓地条例の一部改正についての討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第59号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 議案第60
号諏訪南行政事務組合規約の一部変更についての討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第60号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 議案第61号財産の譲与についての討論に入ります。討論はありませんか。
〔「議長11番」の発言あり〕
○
金子喜彦 議長
廻本多都子議員
◆11番(
廻本多都子議員) 議案第61号財産の譲与についての
委員長報告に対して反対討論を行います。
デイサービスセンター湯の里の建物、備品などを無償譲渡し、敷地においては今後無償貸与とするものです。2件の申し出があり、現在指定管理をしている事業所の諏訪市
社会福祉協議会へ譲渡を決定したということでございます。
本条例は介護保険制度がスタートし、築20年以上が経過する中で、公的な施設から民間へ事業を移行するものでございます。サービスは市として公的に行うより、民間のノウハウを生かしてという理由を述べていますが、今公共施設の老朽化によって施設の見直し、新たな計画を国主導により推進されている時期でございます。デイサービスセンターの設置は、当初、介護保険制度下において制度上のサービス提供もありますが、高齢者福祉の拠点、そしてさまざま取り組みをされてきています。長野県下の他市町村のデイサービスセンターの民間移行の動向は19市中2市と、まだ多くありません。公共施設の見直しということにおいては、福祉にはこの適用をしないと考えます。公的責任においてまだまだ担っていくべきことがあると考え、よって、この
デイサービスセンター湯の里の民間事業所への譲渡を反対といたします。以上。
○
金子喜彦 議長 討論はありませんか。
〔「議長15番」の発言あり〕
○
金子喜彦 議長 奥野清議員
◆15番(奥野清議員) 議案第61号財産の譲与について、
委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
本案件は、現在
指定管理者運営されている諏訪市
デイサービスセンター湯の里について、指定管理期間が平成30年度末で終了することに伴い、平成31年度からの運営について、築22年の建物及び備品類を無償譲渡、土地については10年間を期限とし無償貸与するもので、公募による応募者の中から、移管にかかわる市の制約条件、遵守事項等をクリアした上で、今までの実績を加味し、
社会福祉法人諏訪市
社会福祉協議会に建物を無償譲渡する案件であります。
反対討論では、要約しますと、市との関係が薄くなり、老人福祉等介護事業の運営に対し細かな配慮に欠けるということでございますが、建物を無償譲渡しても、土地については市の所有であり、事業継続10年を条件としているため、市との関係はなくなりません。
また、無償譲渡する建物についても、移管条件として使用目的、他社運営委託の不可、建物所有権移転の不可、抵当権設定の不可等の制約が課せられた上での財産譲渡であります。
介護保険法は施行後18年が経過していますが、3年ごとに改正が行われ、迅速かつ柔軟なサービスが求められ、近年においては、介護保険施設の建設・運営は全国的に民間主体事業となってきている状況であります。こうした状況と行政のスリム化を図ることを目的とし、当該施設の無償譲渡を考えているものであります。
移管先の選定に当たっては、公募条件として諏訪地域6市町村圏内において介護保険法に基づいた運営実績があり、諏訪市内に法人本部を有する
社会福祉法人であること、また諏訪市
デイサービスセンター湯の里移管先選定委員会において、事業主体の適格性、事業方針、施設管理方針、サービスの確保・向上、事故防止、職員体制・研修等の項目で事前に書類審査を行い、選定委員会では、さらにプレゼンテーション及びヒアリングを行い、その結果をもって
社会福祉法人諏訪市
社会福祉協議会を移管先候補者とし選定された状況であります。
以上、多岐にわたる配慮がなされた結果の当該物件無償譲渡と認め、
デイサービスセンター湯の里のさらなる発展を期待し、
委員長報告に賛成の討論といたします。
○
金子喜彦 議長 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第61号を起立により採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
○
金子喜彦 議長 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第 4
議案第62号 財産の取得について
議案第63号 財産の取得について
議案第64号 市道路線の廃止について
議案第65号 市道路線の認定について
○
金子喜彦 議長 議案第62号財産の取得についてより議案第65号市道路線の認定についてまでの4件を一括議題といたします。
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長
◎増澤義治
総務産業委員長 それでは、議案第62号財産の取得について、議案第63号財産の取得について並びに議案第64号市道路線の廃止について、議案第65号市道路線の認定について一括で報告いたします。
議案第62号は財産の取得についてです。取得する財産の内容は、アーク諏訪3階に整備する諏訪市駅前交流テラスすわっチャオのうち、放送大学として使用する床で、面積は411.89平米となります。取得金額は1億2,248万7,593円で、9月定例会において補正予算を認めた総額3億8,850万4,000円のうち、放送大学床購入費用とした1億2,248万8,000円そのものであります。取得の相手方は、アーク諏訪の建築主である株式会社諏訪駅前開発です。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致で可決いたしました。
次に、議案第63号財産の取得についてであります。取得する財産の内容は、諏訪市駅前交流テラスすわっチャオ整備に伴う事務物品・備品等で、取得の方法は指名競争入札です。取得金額は、2,808万円で、議案第62号と同様に既に9月定例会において補正予算を認めた総額3億8,850万4,000円のうちの一部です。取得の相手方は、株式会社双葉諏訪出張所です。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致で可決いたしました。
次に、議案第64号市道路線の廃止について及び議案第65号市道路線の認定についてであります。両議案は市道62257号線に関するもので、起点が大字湖南3193番地先、終点が大字湖南3166番地先、市道延長は167.7メートルです。
この市道の一部については、現在公共用道路としての機能を喪失しているとのことから、本市道は一旦全線廃止し、払い下げが行われるとともに、終点を大字湖南3185番地先に変更し、起点を廃止前と同様に大字湖南3193番地先として、改めて市道に認定されるものであります。認定後の市道延長は53.5メートルになるということです。
なお、当委員会では、議案審査に先立ち、全委員で現地視察を行ったことをあわせて報告いたします。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致で可決いたしました。
○
金子喜彦 議長
総務産業委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
議案第62号財産の取得について及び議案第63号財産の取得についてを一括して討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第62号を採決いたします。本案に対する
総務産業委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 これより議案第63号を採決いたします。本案に対する
総務産業委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおりに決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 議案第64号市道路線の廃止について及び議案第65号市道路線の認定についてを一括して討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第64号及び議案第65号を一括して採決いたします。両案に対する
総務産業委員長の報告は可決であります。両案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、両案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第 5
議案第66号 公の施設の
指定管理者の指定について
議案第67号 公の施設の
指定管理者の指定について
○
金子喜彦 議長 議案第66号公の施設の
指定管理者の指定について及び議案第67号公の施設の
指定管理者の指定についてを一括議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎森山博美
社会文教委員長 それでは、議案第66号公の施設の
指定管理者の指定について及び議案第67号公の施設の
指定管理者の指定についてを一括して報告いたします。
議案第66号は諏訪市総合福祉センター内の健康増進施設(浴室)、交流ひろば及び会議室について、議案第67号は諏訪市デイサービスセンター西山の里について、それぞれ平成31年3月31日で指定管理の契約が切れることにより、平成31年4月1日から平成36年3月31日までを指定期間とし、
指定管理者を定めるにつき、
地方自治法の規定に基づき議会の議決を求められているものです。
指定管理者は両施設とも
社会福祉法人諏訪市
社会福祉協議会です。
議案第66号の質疑では、指定管理の応募状況はの問いに、
社会福祉協議会の1者のみとの答弁。なぜ区割りして管理するかの問いに、建設時に複数の補助金や交付金をもらっているため、それに対応して個別管理となっているとの答弁。各区割りでの連携はあるのかの問いに、連絡会議等を実施しているとの答弁がありました。
議案第67号の質疑では、指定管理の応募に当たり、業者は施設の老朽化等についても把握しているのか、修繕についてはどのようになっているのかの問いに、費用負担は決められている。100万円以上の大規模修繕については市で負担する。平成31年度から仕様書にも明記しているとの答弁がありました。
それぞれ討論はなく、採決の結果、両議案とも当委員会は、
全会一致可決であります。
○
金子喜彦 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。議案第66号及び議案第67号について、一括して討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第66号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 これより議案第67号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおりに決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第 6
議案第68号 平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第4号)
○
金子喜彦 議長 議案第68号平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。両常任委員長の報告を求めます。
総務産業委員長
◎増澤義治
総務産業委員長 それでは、議案第68号平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第4号)について報告いたします。
今回の補正額は3億5,892万8,000円の増額で、累計額は205億1,688万円となります。
第1条は、歳入歳出予算の補正であります。そのうち、当委員会に付託された部分について報告をいたします。歳入では、繰入金は県
収入証紙購買基金繰入金に20万円が計上されました。歳出では、総務費は霧ヶ峰信濃山荘解体事業に4,050万円、平成31年4月7日に執行予定の長野県議会議員一般選挙にかかわる準備経費に605万7,000円が計上されました。
土木費は、国の防災・安全交付金減額決定に伴う事業費及び特定財源の補正で、道路舗装新設修繕事業費が2,500万円の減額計上、防災・安全交付金にかかわる国補正予算追加申請を見込んだ湖岸中門橋の旧橋撤去工事費等で橋梁長寿命化事業費が1億1,500万円増額計上されました。
公債費は、過去に利率見直し方式で借り入れた元利均等償還の市債の政府資金借入債13本について、今年度の利率見直しにより金利が下がったことによる、元金と利子への影響額分を補正したものであります。元利均等償還方式のため、利子分が348万3,000円の減額、元金分は159万3,000円の増額となり、元金・利子合計では189万円の減額です。加えて、平成29年度に借り入れた市債の利率確定による不用見込み額1,948万4,000円を減額するものであります。先ほどの利子の減額と合わせ2,296万7,000円の減額計上となります。
予算の第2条は、建物等解体工事費4,050万円と橋梁長寿命化事業費1億3,200万円の2件について、繰越明許費を定めたものであります。
予算の第3条は、債務負担行為の橋梁長寿命化事業の湖岸中門橋仮橋と仮設道路設置工事費5,000万円の廃止についてです。
予算の第4条は、地方債の補正について定めたもので、道路舗装新設修繕事業、橋梁長寿命化事業の2件の変更についてです。
各課による質疑があり、主なところでは、財政課で、信濃山荘解体工事の金額の根拠と入札で下がる可能性はあるのかの問いに対し、市内の解体業者3社にそれぞれ物件を確認し見積もりをいただいたものを精査した金額であり、入札は競争入札であるので金額が下がる可能性はあるとの答弁。坪当たりの解体費は幾らくらいなのか、少し高いと思うが理由はの問いに対し、解体自体は相場では2,000万円くらいだが、山にあるので運搬費がかかることや、建物の中に残存物があり、その処分費用も予算の二、三割くらいあることから、そのような予算になっているとの答弁。残存物の中にアスベストは含まれているのかの問いに対し、壁材等に危ないアスベストはなかったが、屋根材等に含まれるものは可能性があるとの答弁。新年度から着工ということだが、いつごろまでの工期かの問いに対し、残存物の撤去に3月から取りかかり、解体は4月から始め、残務処理も含め6月中には終了するという答弁。
また会計課で、長野
県収入証紙の在庫はあるのか、あるのであればどのように対処するのかの問いに対し、収入証紙の売りさばきの指定の取り消しが完了したら、出納閉鎖までの間に残りの証紙を現金に戻し、つり銭と合わせて20万円を市の一般会計に戻すとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致で可決いたしました。
○
金子喜彦 議長
社会文教委員長
◎森山博美
社会文教委員長 議案第68号平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第4号)の当委員会に付託された部分について報告いたします。
民生費は、補正額1億4,765万8,000円です。社会福祉費に国民健康保険基盤安定負担金の額の確定に伴う国民健康保険特別会計への繰出金の711万2,000円の減額分を、障害者福祉費に利用者増に伴う相談支援給付費及び訓練等サービス給付費等の追加経費8,050万円が計上され、
後期高齢者医療・保健費には、療養給付費負担金等の額の確定に伴う長野県
後期高齢者医療広域連合への負担金及び
後期高齢者医療特別会計への繰出金の増額分669万8,000円が計上され、また、児童福祉費には、第2期子ども・子育て支援事業計画の策定にかかわるニーズ調査実施経費157万2,000円を、生活保護費には、被保護世帯生活保護措置費は、生活保護世帯数と医療扶助費の増加等に伴う生活扶助費等の追加経費6,600万円が計上されました。
衛生費は、補正額1,200万円で、保健衛生費の環境保全費に寄附を受けたことに伴う環境基金積立金を計上するとともに、すわっこランド費には、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の策定に伴い、市債を充当するための財源振替が計上されました。
教育費は、補正額8,408万7,000円で、小学校費には、来年度中洲小学校のクラス数の増加が見込まれるため、教室改修工事費300万円が計上されるとともに、中学校費には当初予算で設計委託料を計上した諏訪西中学校及び諏訪南中学校の屋内運動場の非構造部材耐震改修にかかわる工事費8,108万7,000円が計上されました。
なお、本年度内には工事が竣工とならないため、繰越明許費を設定し、来年度の9月から10月の竣工を目指すものです。
質疑では、子ども・子育て支援事業計画策定にかかわるニーズ調査を行う2,000世帯をどう選ぶのかの問いに、現状の子育て世帯の数をベースに設定しているとの答弁。この計画の完成はの問いに、平成32年4月に子ども・子育て支援事業がスタートするため、平成32年3月までには作成するとの答弁。中洲小学校の再来年以降の児童数の予測はの問いに、平成31年度から35年度までは、このまま26学級で推移すると考えているので、この改修で平成35年度までは必要ないとの答弁。西中・南中の体育館の非構造部材耐震改修について、費用の面は同じなのかの問いに対して、両体育館はほぼ同じような構造の体育館であり、金額的に近いものになっているとの答弁。工期について、同時に工事ができるのかの問いに、業者を分けて2社でそれぞれ行い、来年9月の文化祭前までには終了するよう十分考慮するとの答弁がありました。
討論はなく、
全会一致可決であります。
○
金子喜彦 議長 両常任委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第68号を採決いたします。本案に対する両常任委員長の報告は可決であります。本案は両常任委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第 7
議案第69号 平成30年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第70号 平成30年度諏訪市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○
金子喜彦 議長 議案第69号平成30年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)及び議案第70号平成30年度諏訪市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を一括して議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎森山博美
社会文教委員長 議案第69号平成30年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)及び議案第70号平成30年度諏訪市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について一括して報告いたします。
議案第69号は、補正額2億3,637万8,000円、累計額54億6,013万2,000円。実績確定による療養給付費等交付金の償還金及び国民健康保険基金への積立金が計上され、繰越金により措置されるものです。また、保険基盤安定負担金の額の確定に伴い、一般会計繰入金を減額し、保険税を増額する財源振替をしています。
質疑はなく、討論では、国保税の黒字分は、基金に積み立てるのではなく、保険料減額等に使用すべきであると思うので反対。基金に積み立てて将来に備えることは必要、過去に積立金を取り崩した例もあり、積み立てはしておかなくてはならないので賛成との意見がありました。
採決の結果、当委員会は賛成多数で可決であります。
議案第70号は、長野県
後期高齢者医療広域連合への保険基盤安定負担金の額の確定に伴う不足分が計上され、一般会計繰入金により措置がされるもので、補正額は79万2,000円で、累計額は6億8,483万5,000円となります。また、当初予算に計上されている保険料軽減判定の見直しに係るシステム改修費に対し、国庫補助金の交付決定を受けたことにより、一般財源から国庫支出金へ財源振替をしています。
質疑、討論はなく、
全会一致可決であります。
○
金子喜彦 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
議案第69号平成30年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についての討論に入ります。討論はありませんか。
〔「議長11番」の発言あり〕
○
金子喜彦 議長
廻本多都子議員
◆11番(
廻本多都子議員) 議案第69号平成30年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、ただいまの
委員長報告に対して反対の討論を行います。
補正額2億3,637万8,000円、医療給付の確定に伴い交付金の償還金と国民健康保険基金の積立金であります。市は平成29年度予算が赤字と見込まれるために、保険料を18%値上げしました。今回赤字予算が黒字になったことで、この補正予算では将来の財源のために、1億9,000万円を基金へ積み立てることになっていますが、高い保険料が市民への大きな負担となっています。
保険料は国保の場合、全額被保険者負担となり、社会保険加入者の重い負担となっています。所得の低い方たちの加入が多く、これは先日の一般質問で市長も認めているところでございます。保険料の引き上げは暮らしにも大きく影響する。そして滞納や短期保険証の発行も増加傾向にございます。
市民の負担軽減、国保料の引き下げを求め、積立金に反対し、補正予算の反対討論といたします。以上です。
○
金子喜彦 議長 討論はありませんか。
〔「議長4番」の発言あり〕
○
金子喜彦 議長 牛山智明議員
◆4番(牛山智明議員) 議案第69号平成30年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、
委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
本議案は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億3,637万8,000円を追加し、予算の総額を54億6,013万2,000円とするものです。平成29年度形式収支額2億4,738万4,000円から療養給付費等負担金返還金等5,117万3,000円を差し引きし、1億9,621万1,000円となります。
国保会計は、これまで急激に伸びる医療費により、基金を取り崩してまいりました。健全な財政運営を維持するために税率を改定し運営がされたため、黒字決算となったものです。この1億9,621万1,000円は、基金積み立てとするものです。現在の基金高は枯渇状態となっています。
基金への積み立ては、過去3カ年間における保険給付費平均額の100分の5相当額以上が適当であるとされています。今回の制度改正で保険給付費を負う必要はなくなりましたが、今後予期せぬ支出増や保険料の収納不足に対応するため、引き続き基金を保有し、国保財政基盤の安定化のため活用することになっています。
反対討論は、黒字分の引き下げと積み立てをやめるべきとの意見ですが、平成30年度予算においては激変緩和措置の適用を受けましたが、普遍的な状況が多いことを考慮すれば、基金積み立ては将来的に被保険者の負担軽減となる貴重な財源となります。したがって当然しておかなければならない措置であります。よって、議案第69号平成30年度諏訪市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について賛成討論といたします。
○
金子喜彦 議長 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第69号を起立により採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
○
金子喜彦 議長 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 議案第70号平成30年度諏訪市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第70号を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第 8
議案第71号
諏訪市議会の議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正について
議案第72号 諏訪市
常勤特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第73号 諏訪市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第74号 平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第5号)
議案第75号 平成30年度諏訪市
温泉事業会計補正予算(第1号)
○
金子喜彦 議長 議案第71号
諏訪市議会の議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正についてより議案第75号平成30年度諏訪市
温泉事業会計補正予算(第1号)までの5件を一括議題といたします。
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長
◎増澤義治
総務産業委員長 それでは、議案第71号
諏訪市議会の議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第72号諏訪市
常勤特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第73号諏訪市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第74号平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第5号)について、議案第75号平成30年度諏訪市
温泉事業会計補正予算(第1号)について一括で報告いたします。
本年8月10日に出された人事院勧告を受け、11月6日、政府は勧告どおりの実施を閣議決定しました。現在開会中の臨時国会において、「一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律(案)」及び「特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律(案)」が審議され、11月20日に衆議院で勧告どおり可決され、11月28日に参議院で可決、法案成立となりました。
本年の人事院勧告に伴う給与改定は大きく分けて3点で、毎年官民比較によって行われる月例給及びボーナスに係る給与格差の是正と、宿日直手当の引き上げであります。
議案第71号及び議案第72号は、国の特別職の12月期末特別手当が0.05月分引き上げになりましたので、従来と同様に国に準じて、議員と市の理事者の期末手当について増額されるものです。
議案第73号は、人事院勧告の今年度改定分に係る一般職の職員の月例給と勤勉手当が国の一般職の給与改正法と同様、条例本則で改正され、そのほか関連する事項が附則で改正されるものであります。
議案第74号は、議案第71号から議案第73号の議員報酬並びに特別職、一般職員の給与改定及び人事異動による給与費が補正されるものであります。
質疑では、今までで人事院勧告に基づいて引き上げまたは引き下げなどをしなかったことはあるのかの問いに対し、人事院勧告に基づいて行っているので、そのようなことはないとの答弁。人事院勧告での引き上げ、引き下げのここ数年の流れがわかればの問いに対し、人事院勧告で引き上げになったのは平成26年度から。その前の平成24年度と25年度は改定がなく、その前はマイナス改定が10年くらい続いていたとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致で可決いたしました。
議案第75号は、平成30年度諏訪市
温泉事業会計補正予算(第1号)についてです。平成30年度の人事院勧告に基づく諏訪市一般職の職員の給与に関する条例の改正により、公営企業職員につきましても一般職に準じ、給料表の増額改定を行うものです。これに加えまして、l0月の人事異動により、入局3年目の職員にかわり主査級の職員が異動してきたこともあり、温泉事業会計で予算措置していました職員給与費に不足が生じましたので、125万4,000円の補正をするものであります。
質疑、討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致で可決いたしました。
○
金子喜彦 議長
総務産業委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
これより議案第71号より議案第75号までの5件について、一括して討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第71号
諏訪市議会の議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正についてより議案第75号平成30年度諏訪市
温泉事業会計補正予算(第1号)までの5件を一括して採決いたします。本案5件に対する
総務産業委員長の報告は可決であります。本案5件は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案5件は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第 9
議案第76号 平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第6号)
○
金子喜彦 議長 議案第76号平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎森山博美
社会文教委員長 それでは、議案第76号平成30年度諏訪市
一般会計補正予算(第6号)についてを報告いたします。
これは保育園及び小中学校への空調設備の設置に関する補正であり、補正の内容は空調設備の整備工事費等として保育所費に2億2,937万2,000円を、小学校費及び中学校費の学校管理費に5億7,418万6,000円が計上され、補正額の合計は8億355万8,000円となります。
財源としては、保育園については市債が、小学校及び中学校については国の補正予算で新たに設けられた臨時特例交付金及び市債がそれぞれ見込まれ、一般財源必要額1億9,794万円は財政調整基金繰入金によって措置されるとのことです。
また、本事業は年度内に終了しないため、事業費の全額が翌年度に繰り越されます。
質疑では、工事のスケジュール、内容、優先順位はの問いに、保育園は高圧受電設備が必須の3園をまず発注していくとの答弁。交付金が減額されても予定どおり工事をするのかの問いに、少なくとも普通教室は行う、その他の特別教室等は財政課との協議をしていくとの答弁。エアコンの納期や工事業者は確保できるのかの問いに、全国的に同様の工事が集中するが、発注の仕方も検討していくとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は
全会一致可決であります。
○
金子喜彦 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより議案第76号諏訪市
一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。本案に対する
社会文教委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第10
議員議案第7号
諏訪市議会基本条例を定めるについて
○
金子喜彦 議長
議員議案第7号
諏訪市議会基本条例を定めるについてを議題といたします。提出者より説明を求めます。小林佐敏議員
◎13番(小林佐敏議員) それでは、
議員議案第7号
諏訪市議会基本条例を定めるについて、提案説明をさせていただきます。
諏訪市は、昭和16年に市制を施行して以来、多くの先人たちの努力により、市制の発展を遂げてまいりました。近年は、地方分権の進展により、地方自治体の自己責任及び自己決定の範囲が拡大され、議会が果たすべき責任や役割がますます大きくなってきております。
こうした中、議会が市民の負託に応え、市民福祉の向上及び地域社会の活力ある発展を目指して活動していくためには、市民の意思を代表する議事機関であることをよく認識し、これまで以上にその責務を果たすことが求められているところであります。
諏訪市議会においては、議会のあり方について、これまで近隣地区では例を見ない過去の時代の変化による変遷や経緯をまとめ、議会の取り決めを定めた先例集という形であり方を諸先輩議まな議会改革に取り組んできたところであります。これまでの改革に満足することなく、市民参員より受け継ぐとともに、改選ごと新議員を交え時代に合った先進的な事例を取り入れ、さまざ加の推進及び情報公開を積極的に進め、市民に信頼される議会を目指し、議会の機能をさらに充実するよう努めようと、8年間にわたり先進自治体6カ所を視察、23回に及ぶ協議検討を重ね、パブリックコメント、市民との意見交換会を経て、ここに
諏訪市議会は二元代表制のもとで議会及び議員のあり方を明確にするとともに、市民の信頼に応え、活力あふれる議会活動を実践していくことを決意し、議会及び議員の活動の規範として
諏訪市議会基本条例を制定するものであります。全議員の御賛同をよろしくお願いします。
○
金子喜彦 議長 提出者に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております
議員議案第7号については、
諏訪市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、
議員議案第7号は、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより
議員議案第7号を採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第11
陳情第50号 種子の生産、供給に関する県の条例制定を求める陳情
○
金子喜彦 議長 陳情第50号種子の生産、供給に関する県の条例制定を求める陳情を議題といたします。
総務産業委員長の報告を求めます。
総務産業委員長
◎増澤義治
総務産業委員長 それでは、陳情第50号種子の生産、供給に関する県の条例制定を求める陳情について報告いたします。
陳情者は、生活クラブ上諏訪支部支部長、篠原房子氏であります。
陳情の内容は、県がこれまでどおり、種子の生産、普及に関して適切な役割を果たすことを明確にするため、種子の生産、供給に関する県独自の条例を制定するよう、
諏訪市議会から意見書を提出することを求めるものです。
当委員会は、陳情審査に先立ち、経済部農林課より参考意見聴取を行ったことをあわせて報告いたします。
質疑では、県内、またこの近隣での陳情等の状況はどうかという問いに対し、長野市に請願書、松本市と辰野町に陳情書を、諏訪地域では9月定例会で岡谷市に、12月定例会で諏訪市、下諏訪町に陳情書、原村に請願書を出してあり、長野市と岡谷市は不採択、松本市と辰野町は採択、原村と下諏訪町は結果待ちとの答弁。茅野市と富士見町に関してはの問いに対し、支部として考えることなので今後どうなるかわからないとの答弁。県がどのような内容で条例を定めることを望んでいるのかの問いに対し、公共品種を守るという条例を県の条例としてつくっていただきたいとの答弁。民間の参入を制限することも盛り込む必要があるという考えかの問いに対し、そうである、多国籍バイオメーカーの種は遺伝子組みかえをしているという不安が非常に多くあるので、食の安全を守るために素性のはっきりした種がよいという答弁。長野県の特産であるリンゴ等の果物に関しても適用するのかの問いに対し、主要農産物なので、米、麦3種、大豆の計5種類に対してとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は全会一致で採択と決定いたしました。
○
金子喜彦 議長
総務産業委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより陳情第50号を採決いたします。本陳情に対する
総務産業委員長の報告は採択であります。本陳情は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、陳情第50号は
総務産業委員長の報告のとおり決定されました。
──────────────────────
△日程第12
陳情第51号 安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める陳情
陳情第52号 「
後期高齢者の
医療費窓口負担の見直し」にあたり原則1割負担の継続を求める
意見書採択について
○
金子喜彦 議長 陳情第51号安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める陳情及び陳情第52号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の見直し」にあたり原則1割負担の継続を求める
意見書採択についてを一括議題といたします。
社会文教委員長の報告を求めます。
社会文教委員長
◎森山博美
社会文教委員長 当委員会は、付託された陳情2件につき、12月6日に全委員が出席し、陳情者からの事情聴取、関係部局の意見を聞き、慎重に審査いたしました。
陳情第51号安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める陳情及び陳情第52号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の見直し」にあたり原則1割負担の継続を求める
意見書採択についてを一括して報告いたします。
陳情第51号の陳情者は、長野県医療労働組合連合会執行委員長、小林吟子氏であります。
陳情の内容は、1勤務労働時間を8時間以内、勤務間のインターバルの確保や夜勤回数の制限などの規制を設けること。
夜勤交替制労働者の週労働時間の短縮を図ること。1人夜勤体制から複数夜勤体制とすること。医療・介護関係職の増員。患者、利用者の負担軽減を図ることを国に対し求めるものです。
質疑では、長野県医療労働組合連合会の諏訪支部があるのかの問いに、それぞれの病院や介護施設など大きいところでは労働組合があり、長野県医療労働組合連合会に入っているとの答弁。それぞれ労使で話し合うべき問題ではないのかの問いに、なかなか難しく、2007年に国会で採択された請願内容、夜間は患者10人に1人以上、昼間は患者4人に1人以上など看護職員配置基準の抜本改善、夜勤の月8日以内の規制などの早期実施を行ってほしいとの答弁がありました。
審査では、全委員が陳情の医療・介護職員の労働に関して改善を求める意味では採択だが、患者、利用者の負担軽減については、陳情の趣旨と意味合いが違うという意見がありました。
討論はなく、採決の結果、当委員会は、全会一致採択です。
続いて、陳情第52号について報告いたします。
この陳情の陳情者は、諏訪地方社会保障推進協議会会長、毛利正道氏であります。
陳情の内容は、
後期高齢者の窓口負担を現行の1割から2割にする論議が内閣府、財務省、厚労省で進められていることから、関係機関に
後期高齢者の窓口1割負担の継続を求める意見書の提出を求めるものです。
質疑では、若い人の負担がふえるのではの問いに、高齢者は義務を果たしてきているので、現状のままでよいのではないかの答弁。健康志向も強くなり、医療費も安くなっているのではの問いに対し、2割負担では医療機関にすぐにかかれず重症化し、医療費もかさむとの答弁がありました。
審査では、これ以上若い世代への負担があると、保険制度そのものが脅かされるのではないか。貯金を切り崩し生活している高齢者のことを思えば、1割負担のままでよいのではないか。また、さらに現状の把握や調査をしなければ判断が難しいため、継続審査するべきではないかとの意見がありました。
採決の結果、当委員会は賛成多数で継続審査することに決しました。
○
金子喜彦 議長
社会文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
陳情第51号安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める陳情について討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより陳情第51号を採決いたします。本陳情に対する
社会文教委員長の報告は採択であります。本陳情は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、陳情第51号は
社会文教委員長の報告のとおり決定されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 陳情第52号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の見直し」にあたり原則1割負担の継続を求める
意見書採択についての討論に入ります。討論はありませんか。
〔「議長11番」の発言あり〕
○
金子喜彦 議長
廻本多都子議員
◆11番(
廻本多都子議員) 陳情第52号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の見直し」にあたり原則1割負担の継続を求める
意見書採択について、ただいまの
委員長報告に対し反対討論をいたします。
高齢者の年金の受給額が年々目減りして減少している中、今暮らしが大変になっています。陳情者は高齢者の27%が貧困状態に陥っていると訴えました。健康を維持すること、医療を安心して受けるためにも、2倍の負担になる医療費の自己負担2割は、さらに高齢者の暮らしに重くのしかかります。
高齢者の40%が低所得者に分類されるという資料もございました。推定では高齢者の割合がふえていく2055年には4人に1人が75歳以上となるデータも示されました。将来を見据えて全体のバランスからも、また受益者負担から見て2割負担も妥当だとする向きもあります。しかし、今、財務省、内閣府、そしてまた厚労省でも2割負担への議論が開始されています。もう少し様子を見て、さらに調査をして結論を出すという継続審査が、果たしてこの陳情者に対する誠意ある結果でしょうか。
委員長の報告でありますけれども、来年1月から通常国会へ2割負担が提出されることも考えられます。受診抑制なく、安心・安全の医療を受けるためにも、今採択をし意見書を提出することを主張し反対討論といたします。
○
金子喜彦 議長 討論はありませんか。
〔「議長5番」の発言あり〕
○
金子喜彦 議長 宮下和昭議員
◆5番(宮下和昭議員) 陳情第52号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の見直し」にあたり原則1割負担の継続を求める
意見書採択について、
委員長報告に賛成の立場で討論をいたします。
後期高齢者医療制度は旧老人保健制度にかわり、平成20年4月1日から
後期高齢者医療制度が創設されて現在に至っております。
県の資料によると、この制度の費用負担は、公費で約5割、現役世代からの支援金で約4割を負担し、残りの1割を被保険者から広く薄く徴収する保険料で運営がされています。これからの課題は被保険者数の伸びと現役世代人口の減少にあります。現役世代からの支援は、世代間の負担の公平性を維持するために、人口構成に応じて割合を変えていく仕組みとなっております。
長野県の平成27年度の
後期高齢者の被保険者数は33万213人、県の人口が209万8,804人でありますので、15.7%を占めております。1人当たりの医療費は82万4,529円、全国順位では42位でございます。伸び率は2.6%となっております。全国の1人当たり医療費は、平成27年度で94万9,070円、伸び率は1.8%。したがって、被保険者1人当たり医療費の対前年度比の伸びは全国平均よりも高く推移しております。今後ますます高齢化が進展し医療費がふえていく中で、被保険者の健康づくりの推進、医療費の適正化に努めて、国民皆保険をいかにして持続可能なものにしていくかが鍵となります。
既に医療機関等での窓口負担は、一般の方は1割、または現役並み所得の人は3割であり、国においても現在
後期高齢者医療制度の見直しが検討されていること、受益と負担のバランス、世代間の負担の公平性など、さらに本陳情の願意について調査や検討が必要であるため、継続審査とする
委員長報告に賛成討論といたします。
○
金子喜彦 議長 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより陳情第52号を起立により採決いたします。本陳情に対する
社会文教委員長の報告は継続審査であります。本陳情は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
○
金子喜彦 議長 起立多数であります。よって、陳情第52号は
社会文教委員長の報告のとおり決定されました。
──────────────────────
△日程第13
議員議案第8号 意見書の提出について(種子の生産、供給に関する県の条例制定を求める意見書)
○
金子喜彦 議長
議員議案第8号種子の生産、供給に関する県の条例制定を求める意見書の提出についてを議題といたします。提出者より説明を求めます。井上登議員
◎1番(井上登議員)
議員議案第8号種子の生産、供給に関する県の条例制定を求める意見書について説明をいたします。
この意見書は、陳情第50号を受けてのものであります。
主要農作物種子法は、都道府県が中心となって米などの種子を開発、管理することを義務づけ、結果的に民間の種子開発を規制することで、種子を公共物として安定的に維持するために大きな役割を果たしてきました。
しかし、民間参入の妨げになるとして、平成30年4月に同法は廃止されました。この根拠法がなくなれば、役割を義務づけられなくなった都道府県は予算措置ができず、いずれ放棄してしまうことが懸念されます。
廃止に当たり、参議院では附帯決議として「都道府県の財源確保」「種子の国外流出禁止」「種子独占の弊害の防止」などが求められています。
多国籍バイオメーカーの参入が進むことにより、種子の国外流出や独占が心配されます。食糧の安全保障が脅かされることなく安定供給の仕組みを確実なものにしていくため、地域の伝統野菜や、特色ある優良種子を守っていく必要があります。
よって、県がこれまでどおり種子の生産、普及に関して適切な役割を果たすことを明確にするために、長野県らしい条例を制定することを求めます。
記
1.種子の生産、供給に関する条例を制定すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。全議員の賛同を求めるものでございます。よろしくお願いします。
○
金子喜彦 議長 提出者に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております
議員議案第8号については、
諏訪市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより
議員議案第8号を採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第14
議員議案第9号 意見書の提出について(安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める意見書)
○
金子喜彦 議長
議員議案第9号安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める意見書の提出についてを議題といたします。提出者より説明を求めます。小松孝一郎議員
◎7番(小松孝一郎議員)
議員議案第9号安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める意見書について説明いたします。
本意見書は陳情第51号の採択を受けてのものです。
医療や介護現場での人手不足は深刻な状況です。人手不足により一人一人の過重労働が進み、過酷な夜勤や長時間労働などが解消されず、医師や看護師の過労死を引き起こす事態が続いています。厚生労働省も、医療職場や介護職場の環境改善の必要性を明らかにし、手だては講じていますが、具体的な労働環境の改善までは至っておりません。
日本医労連の「2017年度夜勤実態調査」では、2交代勤務病院のうち16時間以上の長時間夜勤の割合が43.1%、勤務と勤務の間隔が極端に短い8時間未満の病棟の割合が49%でした。このような過酷な夜勤実態の背景には、慢性的な人手不足があります。さらに「2017年看護職員の労働実態調査」では、慢性疲労を抱えている看護師が71.7%、健康不安の訴えが67.5%、そして「仕事を辞めたい」と思いながら働いている看護師が74.9%です。その理由は「人手不足で仕事がきつい」が47.7%と最も多くなっております。
また、介護現場では、長時間夜勤の割合はさらに高く、小規模施設では1人体制の夜勤が恒常的に行われています。
安全・安心の医療・介護を実現するためにも、1.医師・看護師・医療技術職・介護職などの
夜勤交替制労働における労働環境を改善すること。具体的には、①1日かつ1勤務の労働時間8時間以内を基本に、労働時間の上限規制や勤務間のインターバル確保、夜勤回数の制限など、労働環境改善のための規制を設けること。②
夜勤交替制労働者の週労働時間を短縮すること。③介護施設や有床診療所などで行われている「1人夜勤体制」をなくし、複数夜勤体制とすること。2.医師・看護師・医療技術職・介護職を増員すること。3.患者や利用者に大きな負担を強いることなく、2007年に国会で採択された請願内容、すなわち夜間は患者10名に1人以上、昼間は患者4名に1人以上など看護職員配置基準の抜本改善、夜勤の月8日以内の制限などを早期実施することを求め、
地方自治法第99条の規定により、国及び関係行政庁に本意見書を提出したいと思います。全議員の御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○
金子喜彦 議長 提出者に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております
議員議案第9号は、
諏訪市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、
議員議案第9号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 これをもって討論を終結いたします。
これより
議員議案第9号を採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
金子喜彦 議長 御異議ないものと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 以上をもって、本定例会の日程は全て終了いたしました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 市長から挨拶があります。
◎
金子ゆかり 市長 12月定例会の閉会に当たり、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
本定例会は11月26日に招集し、本日まで17日間、連日慎重に御審議を賜り、追加提案をいたしました議案を含め、提出した議案につきましては、いずれも原案のとおり可決、御決定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
このほか、今定例会最終日の本日、
議員議案により「
諏訪市議会基本条例」を上程され、議員総意のもと議決、御決定をされました。市民の代表たる議会が活力あふれる活動を実践していくため、議会及び議員のあり方を明確にし、信頼の礎となる規範として定めたことに敬意を表するとともに、二元代表制のもと、市も市議会とともに、市民の福祉向上と市政の発展に取り組んでまいります。
さて、去る11月24日には、2025年国際博覧会の開催地が大阪に決定しました。日本において、2020年の東京オリンピック・パラリンピックと並んで、世界から注目される大きなイベントが続きます。これをチャンスとして、若い世代の人々とともに、夢と希望に満ちあふれた新時代を創造していくことが大切なことと感じているところです。
また、先月末には、厚生労働省による本年の「賃金引き上げ等の実態に関する調査」の結果が公表されましたが、過去最高を2年連続して更新する結果となりました。
同じく先月末に発表された本年度の「設備投資動向調査」によりますと、県内の設備投資実績見込み額は、前年度実績比で24%増と大幅な増加となり、今後も堅調に推移するとの見方が強まっているとのことであります。
経済財政諮問会議の席上において、首相は「我が国の経済は雇用・所得環境が着実に改善しており、この回復基調が持続するよう取り組みを加速させるために、官民連携と民間投資の誘発が鍵となる」と述べられました。
当市におきましても、6月定例会でお認めいただきました「生産性向上特別措置法」に基づく、先端設備等導入計画の認定を受けた企業は、11月末時点の実績で34事業所、設備投資額では35億円に上っており、民間の力が十分に発揮されるよう引き続き官民連携を推進していくとともに、市民の皆さん一人一人が輝くまちづくりを進めるために、市といたしましても継続する大型事業や生活に密着した各種の施策を滞りなく進めてまいります。
今定例会の代表質問・一般質問では、防災・減災対策、全容を見せ始めた駅前開発事業や各種の経済政策、橋梁や道路、河川等の都市基盤整備など、さまざまな分野について御質問や御提言をいただきました。
いずれも真摯に受けとめ、議員各位の御意見などを生かしながら、今後も引き続き市民の安全・安心、福祉の充実に努め、方向を見定めた施策を着実に実現していくよう、残された任期を今までと変わることなく全身全霊で取り組んでまいる所存でございます。
さて、本年も残すところ半月余りとなり、いよいよ平成の最後の年の瀬を迎えます。来年は天皇陛下の御退位、皇太子殿下の御即位など祝事の概要が示されており、祝日の特別法案も成立するなど、国民にとりましても、ことほぐ年となってまいります。
議員の皆様を初め市民の皆様には、御健勝にて新しい年を迎えられ、新年が輝く希望の年となりますよう、心からお祈りを申し上げますとともに、諏訪市にとりましても新たな元号のもと、期待と夢が響き合う平和で安定した年となることを心から祈念申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
──────────────────────
○
金子喜彦 議長 これをもって、平成30年第5回
諏訪市議会定例会を閉会いたします。大変お疲れさまでした。
──────────────────────
閉 会 午前11時55分
以上会議のてん末を録し相違なきを認め、ここに署名する。
議 長 金 子 喜 彦
副 議 長 伊 藤 浩 平
議 員 増 澤 義 治
議 員 廻 本 多 都 子
議案並びに請願・陳情の審議結果
市長提出
┌─────────┬────┬─────────┬────┬──────────┐
│ 事 件 番 号 │上程月日│ 付 託 委 員 会 │議決月日│ 審 議 結 果 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│報告第 6号 │30.11.26│なし │30.11.26│報告のみ │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│報告第 7号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│報告第 8号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│報告第 9号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│報告第10号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│同意第 5号 │30.12.12│省略 │30.12.12│原案同意 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│同意第 6号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│承認第 5号 │30.11.26│ 〃 │30.11.26│原案承認 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第57号 │ 〃 │総務産業委員会 │30.12.12│原案可決 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第58号 │ 〃 │社会文教委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第59号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第60号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第61号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第62号 │ 〃 │総務産業委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第63号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第64号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第65号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第66号 │ 〃 │社会文教委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第67号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第68号 │ 〃 │両常任委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第69号 │ 〃 │社会文教委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第70号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第71号 │30.12. 5│総務産業委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第72号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第73号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第74号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第75号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│議案第76号 │ 〃 │社会文教委員会 │ 〃 │ 〃 │
└─────────┴────┴─────────┴────┴──────────┘
議員提出
┌─────────┬────┬─────────┬────┬──────────┐
│ 事 件 番 号 │上程月日│ 付 託 委 員 会 │議決月日│ 審 議 結 果 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│
議員議案第 7号 │30.12.12│省略 │30.12.12│原案可決 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│
議員議案第 8号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│
議員議案第 9号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │
└─────────┴────┴─────────┴────┴──────────┘
請願・陳情
┌─────────┬────┬─────────┬────┬──────────┐
│ 事 件 番 号 │上程月日│ 付 託 委 員 会 │議決月日│ 審 議 結 果 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│陳情第50号 │30.11.26│総務産業委員会 │30.12.12│採択 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│陳情第51号 │ 〃 │社会文教委員会 │ 〃 │ 〃 │
├─────────┼────┼─────────┼────┼──────────┤
│陳情第52号 │ 〃 │ 〃 │ 〃 │継続審査 │
└─────────┴────┴─────────┴────┴──────────┘
議員議案第7号
諏訪市議会基本条例を定めるについて
諏訪市議会基本条例を次のように定める。
平成30年12月12日 提出
提出者
諏訪市議会議員 小 林 佐 敏
賛成者 〃 井 上 登
〃 〃 近 藤 一 美
〃 〃 増 澤 義 治
〃 〃 牛 山 智 明
〃 〃 宮 下 和 昭
〃 〃 吉 澤 美樹郎
〃 〃 小 松 孝一郎
〃 〃 伊 藤 浩 平
〃 〃 森 山 博 美
〃 〃 廻 本 多都子
〃 〃 山 田 一 治
〃 〃 水 野 政 利
〃 〃 奥 野 清
諏訪市議会基本条例
目次
前文
第1章 総則(第1条)
第2章 議会及び議員の活動原則(第2条-第9条)
第3章 議会と市民との関係(第10条・第11条)
第4章 議会と市長等との関係(第12条・第13条)
第5章 議会の機能強化等(第14条-第18条)
第6章 他の条例との関係・検証及び見直し(第19条・第20条)
附則
諏訪市は、昭和16年に市制を施行して以来、多くの先人たちの努力により、市政の発展を遂げてきた。近年は、地方分権の進展により、地方自治体の自己責任及び自己決定の範囲が拡大され、議会が果たすべき責任や役割がますます大きくなっている。
こうした中、議会が市民の負託に応え、市民福祉の向上及び地域社会の活力ある発展を目指し活動していくためには、市民の意思を代表する議事機関であることを認識し、これまで以上にその責務を果たすことが求められている。
諏訪市議会においては、先例集という形で過去の経緯、議会のあり方を諸先輩議員より受け継ぐとともに、常に先進的な事例を取り入れ、様々な議会改革に取り組んできたところであるが、これまでの改革に満足することなく、市民参加の推進及び情報公開を積極的に進め、市民に信頼される議会を目指し、議会の機能をさらに充実するように努めなければならない。
ここに、
諏訪市議会は、二元代表制のもとで、議会及び議員のあり方を明確にするとともに、市民の信頼に応え、活力あふれる議会活動を実践していくことを決意し、議会及び議員の活動の規範としてこの条例を制定する。
第1章 総則
(目的)
第1条 この条例は、地方自治の本旨に基づき、市民に信頼され、活力ある議会とするために必要な基本理念を明確にし、議会及び議員の活動原則その他議会に関する基本的事項を定めることにより、議会が市民の負託に的確に応え、もって市民福祉の向上と公正で民主的な市政の発展に寄与することを目的とする。
第2章 議会及び議員の活動原則
(議会の活動原則)
第2条 議会は、次に掲げる原則に基づき活動するものとする。
(1)公平性及び透明性を確保するとともに、市民に開かれた議会を目指すこと。
(2)市民の多様な意見を把握し、政策に適切に反映できるよう、市民参加の機会の拡充に努めること。
(3)把握した市民の多様な意見をもとに政策提言及び政策立案の強化に努めること。
(4)市民本位の立場から、適正な市政運営が行われているかを監視し、評価すること。
(5)市民の参画の意欲が高まるよう、分かりやすい視点及び方法による議会運営を行うこと。
(議員の活動原則)
第3条 議員は、次に掲げる原則に基づき活動するものとする。
(1)議会が言論の場であること及び合議制の機関であることを認識し、議員間の自由な討議を重んじること。
(2)市政の課題全般について市民の意見及び要望を的確に把握するとともに、自己の資質を高める不断の研さんによって、市民全体の奉仕者及び代表者としてふさわしい活動をすること。
(3)議会の構成員として、一部団体及び地域の代表の視点にとどまらず、市民全体の福祉の向上を目指して活動すること。
(グループ(会派))
第4条 議員は、議会活動を行うためにグループ(会派)を結成することができる。
2 グループ(会派)は、政策を中心とした同一の理念を共有する議員で構成する。
3 グループ(会派)は、政策の立案、提言等を行うための調査研修を積極的に行うものとする。
4 グループ(会派)は、必要に応じてグループ(会派)間で調整を行い合意形成に努めるものとする。
(議員間討議の充実)
第5条 議会の議長(以下「議長」という。)並びに常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会(以下「委員会」という。)の委員長(以下「委員長」という。)は、議会が言論の場であることを十分に認識し、議員相互間の自由な討議を中心に運営し、合意形成に努めなければならない。
2 議員は、本会議及び委員会において、自らの意見、考えを丁寧に述べるとともに、他の議員の意見にも真摯に耳を傾け、議員間での討議を尽くさなければならない。
(委員会の適切な運営)
第6条 議会は、社会経済情勢により新たに生じる行政課題に適切かつ迅速に対応するため、委員会の適切な運営を図らなければならない。
2 委員会は、審査に当たって資料を公開し、市民に分かりやすい議論を行うよう努めなければならない。
3 委員会は、所管事務調査及び政策提言を積極的に実施し、その機能を十分発揮しなければならない。
(議会改革の推進)
第7条 議会は、時代の変化に対応した議会改革の取組を継続して推進するため、議員で構成する検討委員会を設置するものとする。
(議員の政治倫理)
第8条 議員は、市民の代表者としてその倫理性を常に自覚し、公正かつ誠実を基本として、良心及び責任感を持って行動し、政治倫理の向上と確立に努めなければならない。
(議会の危機管理)
第9条 議会は、災害等が発生したときは、市の災害対策本部との連携を密にし、市民の安全の確保に努めるものとする。
2 議員は、別に定める災害時行動マニュアルに基づき、議長との連携及び議員間の情報交換を図り、災害対応に当たるものとする。
第3章 議会と市民との関係
(市民参加及び市民との連携)
第10条 議会は、積極的に議会の活動に関する情報公開を行うとともに、市民に対する説明責任を十分果たさなければならない。
2 議会は、人事案件を除き、原則として本会議、委員会その他の会議を公開するものとする。
3 議会は、請願及び陳情の審議においては、必要に応じて当該請願及び陳情をした者の意見を聴く機会を設けるよう努めなければならない。
4 議会は、議案に対する各議員の表決の結果を公表しなければならない。
5 議会は、市民の意見を議会運営の改善、政策提言に反映させるため、意見交換会を毎年開催するものとする。
(議会広報の充実)
第11条 議会は、議会及び市政に対する市民の関心を高めるため、すわ市議会だより、議会ホームページ等を活用し、わかりやすい議会情報の提供に努めるものとする。
2 議会は、本会議の中継や録画放送など、情報技術の発達を踏まえた多様な広報手段を活用し、議会広報の充実に努めるものとする。
第4章 議会と市長等との関係
(市長等との関係の基本原則)
第12条 議会は、二元代表制に係る市長との立場及び権能の違いを踏まえ、緊張ある関係を構築し、事務執行の監視及び評価を行うものとする。
(1)本会議における議員と市長等との質疑応答は、論点及び争点を明確にして行うものとする。
(2)市長等は、議員の質疑又は質問に対し、議長又は委員長の許可を得て趣旨確認の発言をすることができるものとする。
(3)議会は、市長が提案する重要な政策について、議会審議における論点を明確にし、その政策水準を高めるため、市長に対し、次に掲げる事項について明らかにするよう求めるものとする。
ア 政策を必要とする背景
イ 提案に至るまでの経緯
ウ 他の自治体の類似する政策との比較検討
エ 市民参加の実施の有無とその内容
オ 総合計画との整合性
カ 法令及び条例との関係
キ 財源措置
ク 将来にわたる効果及び費用
ケ その他議会が必要と判断する事項
(4)議会は、予算及び決算の審議に当たっては、前号の規定に準じて、市長等に対し分かりやすい施策別又は事業別の説明を求めるものとする。
(5)市長等の事務執行が適正かつ公平及び効率性をもって行われているかを監視し、評価するとともに、必要があると認めるときは、適切な措置を講ずるよう求めるものとする。
(議会の議決事件)
第13条
地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」という。)第96条第2項の規定による議会の議決に付すべき事件は、総合計画における基本構想とする。
2 議会は、議決事件を追加し、又は削除する場合は、その理由及び根拠を明確にしなければならない。
第5章 議会の機能強化等
(議員研修の充実強化)
第14条 議会は、議員の政策立案能力及び政策提言能力の向上のため、多様な研修の機会を設けるよう努めなければならない。
(政務活動費)
第15条 議員は、
諏訪市議会政務活動費の交付に関する条例(平成13年諏訪市条例第19号)の規定に基づく政務活動費を有効に活用し、市政に関する調査研究その他の活動を積極的に行うものとする。
2 議員は、政務活動費の適正な執行に努め、その使途については市民に対して説明責任を負う。
3 議員は、政務活動費を活用した調査研究その他の活動の結果について、議長に報告するとともに、議会活動の場に生かしていくよう努めなければならない。
4 議長は、政務活動費の全ての支出の証拠を明確にし、公表するとともに、政務活動費の透明性の向上に努めるものとする。
(議員定数)
第16条 議員定数は、
諏訪市議会議員定数条例(平成12年諏訪市条例第26号)で定める。
2 議会は、前項の議員定数を改正しようとするときは、行財政改革の視点だけでなく、市政の現状と課題及び将来の予測と展望を十分に考慮するとともに、広く市民の声を聴取し、議会の機能を果たすために必要な数とするものとする。
(議員報酬)
第17条 議員報酬は、
諏訪市議会の議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例(昭和31年諏訪市条例第28号)で定める。
2 議員報酬は、行財政改革の視点だけでなく、市政における議員の職務及び職責を十分に考慮するとともに、多様な人材が議員として活動できる環境整備の観点も踏まえ、市政の現状及び課題並びに将来の展望を考慮して定めるものとする。
3 議員報酬の改正を委員会又は議員から提案する場合は、市民の意向を十分に把握した上で、本市の実情にあった議員報酬を検討し、明確な改正理由を示すものとする。
(議会事務局の体制整備)
第18条 議会は、議会活動を円滑かつ効率的に行うため、議会事務局の調査機能及び法務機能の強化並びに組織体制の整備を図るよう努めるものとする。
2 議会は、二元代表制の趣旨を踏まえ、議事機関としての機能を確保するとともに、より円滑な議会運営を実現するために必要な予算の確保に努めるものとする。
第6章 他の条例との関係・検証及び見直し
(他の条例との関係)
第19条 この条例は、議会及び議員の活動原則等議会の基本的事項を定める条例であり、議会に関する他の条例、規則等を制定し、又は改廃する場合においては、この条例との整合を図るものとする。
2 議会は、議員にこの条例の理念を理解させるため、一般選挙を経た任期開始後速やかに、同条例に関する研修を行うものとする。
3 議会及び議員は、この条例及び議会に関する他の条例、規則や先例集等を遵守して議会を運営するものとする。
(検証及び見直し手続)
第20条 議会は、必要に応じてこの条例の目的が達成されているかについて検証を行うものとする。
2 議会は、前項の検証の結果、議会に関する条例、規則、先例集等の改正が必要と認められる場合は、適切な措置を講ずるものとする。
附 則
この条例は、公布の日から施行する。
議員議案第8号
意見書の提出について
種子の生産、供給に関する県の条例制定を求める意見書を関係行政庁に提出したい。
平成30年12月12日 提出
提出者
諏訪市議会議員 井 上 登
賛成者 〃 増 澤 義 治
〃 〃 近 藤 一 美
〃 〃 吉 澤 美樹郎
〃 〃 伊 藤 浩 平
〃 〃 山 田 一 治
〃 〃 水 野 政 利
種子の生産、供給に関する県の条例制定を求める意見書
主要農作物種子法は、都道府県が中心となってコメなどの種子を開発、管理することを義務付け、結果的に民間の種子開発を規制することで、種子を公共物として安定的に維持するために大きな役割を果たしてきました。
しかし、民間参入の妨げになるとして、平成30年4月に同法は廃止されました。廃止に当たり、参議院では付帯決議として「都道府県での財源確保」「種子の国外流出禁止」「種子独占の弊害の防止」などが求められています。
多国籍バイオメーカーの参入が進むことにより、種子の国外流出や種子の独占が心配されます。食糧の安全保障が脅かされることなく安定供給の仕組みを確実なものにしていくため地域の伝統野菜や、特色ある優良種子を守っていく必要があります。
長野県では平成30年度については予算措置が取られていますが、将来的に継続される保証はありません。
よって、県がこれまで通り、種子の生産、普及に関して適切な役割を果たすことを明確にするために、種子の生産、供給に関する長野県らしい条例を制定することを求めます。
記
1.種子の生産、供給に関する条例を制定すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
平成30年12月12日
長野県
諏訪市議会 議長 金子 喜彦
長野県知事 阿 部 守 一 様
議員議案第9号
意見書の提出について
安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める意見書を関係行政庁に提出したい。
平成30年12月12日 提出
提出者
諏訪市議会議員 小 松 孝一郎
賛成者 〃 森 山 博 美
〃 〃 牛 山 智 明
〃 〃 宮 下 和 昭
〃 〃 廻 本 多都子
〃 〃 小 林 佐 敏
〃 〃 奥 野 清
安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める意見書
医療や介護現場での人手不足はいまだに深刻な状態にあります。人手不足により一人一人の過重労働が進み、過酷な夜勤や長時間労働などが解消されず、医師や看護師の過労死を引き起こす事態が続いています。厚生労働省も、医療職場や介護職場の勤務環境改善の必要性を明らかにし、手だてを講じてはいますが、具体的な労働環境の改善には至っていません。
日本医労連の「2017年度夜勤実態調査」では、2交代勤務病院のうち16時間以上の長時間夜勤の割合は43.1%、勤務と勤務の間隔が極端に短い8時間未満の病棟の割合が49.0%でした。このような過酷な夜勤実態の背景には、慢性的な人手不足があります。同「2017年看護職員の労働実態調査」では、慢性疲労を抱えている看護士が71.7%、健康不安の訴えが67.5%、そして「仕事を辞めたい」と思いながら働いている看護士が74.9%です。その理由としては「人手不足で仕事がきつい」が47.7%と最も多くなっています。
また、介護現場では、長時間夜勤の割合はさらに高く、小規模施設では1人体制の夜勤が恒常的に行われています。
労働時間規制を含めた実効ある対策は、猶予できない喫緊の課題です。2007年に国会で採択された請願内容〈夜間は患者10人に1人以上、昼間は患者4人に1人以上など看護職員配置基準の抜本改善、夜勤の月8日以内の規制など〉の早期実施を行い、そのために必要な人員の確保を国の責任で実行されることを強く求めます。
安全・安心の医療・介護を実現するためにも、医師・看護師、介護職員の大幅増員・夜勤改善を図る対策が講じられるよう、下記の事項について国に要望します。
記
1.医師・看護師・医療技術職・介護職などの
夜勤交替制労働における労働環境を改善すること。
①1日且つ1勤務の労働時間8時間以内を基本に、労働時間の上限規制や勤務間のインターバル確保、夜勤回数の制限など、労働環境改善のための規制を設けること。
②
夜勤交替制労働者の週労働時間を短縮すること。
③介護施設や有床診療所などで行われている「1人夜勤体制」をなくし、複数夜勤体制とすること。
2.安全・安心の医療・介護を実現するため、医師・看護師・医療技術職・介護職を増員すること。
3.患者・利用者に負担を強いることなく、2007年に国会で採択された請願内容〈夜間は患者10人に1人以上、昼間は患者4人に1人以上など看護職員配置基準の抜本改善、夜勤の月8日以内の規制など〉の早期実施を行うこと。
以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
平成30年12月12日
長野県
諏訪市議会 議長 金子 喜彦
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
厚生労働大臣 根 本 匠 様
財務大臣 麻 生 太 郎 様
文部科学大臣 柴 山 昌 彦 様
総務大臣 石 田 真 敏 様...