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平成30年第 4回定例会-08月27日-目次
平成30年第 4回定例会−08月27日-01号

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  1. 諏訪市議会 2018-08-27
    平成30年第 4回定例会−08月27日-01号


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    平成30年第 4回定例会−08月27日-01号平成30年第 4回定例会            平成30年第4回定例会会議録(第1号)           平成30年8月27日(月)午前10時00分開会 〇議事日程  会議録署名議員指名の件  会期決定の件  報告第 5号 平成29年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について  議案第48号 諏訪市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第49号 諏訪市総合福祉センター条例の一部改正について  議案第50号 財産の譲与について  議案第51号 平成29年度諏訪市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について  議案第52号 平成29年度諏訪市温泉事業会計利益の処分及び決算の認定について  議案第53号 平成29年度諏訪市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について  議案第54号 平成30年度諏訪市一般会計補正予算(第2号)  議案第55号 平成30年度諏訪市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  認定第 1号 平成29年度諏訪市一般会計歳入歳出決算認定について  認定第 2号 平成29年度諏訪市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
     認定第 3号 平成29年度諏訪市霧ヶ峰リフト事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 4号 平成29年度諏訪市奨学資金特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 5号 平成29年度諏訪市公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 6号 平成29年度諏訪市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 7号 平成29年度諏訪市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 〇請願・陳情  陳情第48号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  本日の会議に付した事件  日程第 1 会議録署名議員指名の件  日程第 2 会期決定の件  日程第 3 報告第5号 平成29年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてより認定第7号 平成29年度諏訪市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてまで16件一括議題          〇市長招集挨拶提案説明代表監査委員審査意見  報告第5号 質疑 報告のみ  議案第48号より認定第7号まで15件 説明のみ  日程第 4 陳情第48号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書議題別紙付託表のとおり社会文教委員会に付託                  散         会       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜出席議員(14名)      議 席                 議 席       1番   井 上   登        2番   近 藤 一 美       4番   牛 山 智 明        5番   宮 下 和 昭       6番   吉 澤 美樹郎        7番   小 松 孝一郎       8番   金 子 喜 彦        9番   伊 藤 浩 平      10番   森 山 博 美       11番   廻 本 多都子      12番   山 田 一 治       13番   小 林 佐 敏      14番   水 野 政 利       15番   奥 野   清 〇欠席議員(1名)       3番   増 澤 義 治       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇説明のため出席した者の職氏名    市長      金 子 ゆかり     副市長     平 林 隆 夫    教育長     小 島 雅 則     総務部長    宮 坂 茂 樹    企画部長    木 島 清 彦     市民部長    花 岡 光 昭    健康福祉部長  関   隆 雄     経済部長    大 舘 道 彦    建設部長    小 松 弘 明     水道局長    河 西 活 水    教育次長    土 田 雅 春     会計管理者   藤 森 一 彦    総務課長    松 木 克 之     企画政策課長  前 田 孝 之    財政課長    茅 野 徳 雄     地域戦略・男女共同参画課長                                柿 澤 吉 廣    行政委員会事務局長           消防庶務課長  大 槻   稔            小 泉 一 男    諏訪市監査委員 中 澤 芳 雄       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇職務のため出席した事務局職員の職氏名    局長      前 澤 由美子    次長      柿 崎   茂    庶務係長議事係長            茅 野 修 一    主査      宮 坂 香 織       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                              平成30年8月27日(月)               第4回諏訪市議会定例会                 会  議  録 (5−1)                                開会 午前10時00分                                散会 午前10時42分                                 (傍聴者  7名)            開       会   午前10時00分           ─────────────────────── ○金子喜彦 議長  おはようございます。ただいまから平成30年第4回諏訪市議会定例会を開会いたします。            開       議   午前10時00分           ─────────────────────── ○金子喜彦 議長  これより本日の会議を開きます。  日程に入るに先立ち報告をいたします。ただいままでの出席議員数は14名であります。日程はお手元に配付いたしました。  本定例会に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、代表監査委員及び各部長、局長、次長並びに関係各課長、局長、会計管理者であります。  なお、代表監査委員にあっては、本日及び最終日のみの出席となります。           ────────────────────── △日程第 1      会議録署名議員指名の件 ○金子喜彦 議長  会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員諏訪市議会会議規則第88条の規定により、議長において4番牛山智明議員、12番山田一治議員を指名いたします。           ────────────────────── △日程第 2      会期決定の件 ○金子喜彦 議長  会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、本日から9月18日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○金子喜彦 議長  御異議ないものと認めます。よって、本定例会の会期は、本日から23日間と決定いたしました。           ────────────────────── △日程第 3      報告第 5号 平成29年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について      議案第48号 諏訪市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第49号 諏訪市総合福祉センター条例の一部改正について      議案第50号 財産の譲与について      議案第51号 平成29年度諏訪市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について      議案第52号 平成29年度諏訪市温泉事業会計利益の処分及び決算の認定について      議案第53号 平成29年度諏訪市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について      議案第54号 平成30年度諏訪市一般会計補正予算(第2号)      議案第55号 平成30年度諏訪市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)      認定第 1号 平成29年度諏訪市一般会計歳入歳出決算認定について      認定第 2号 平成29年度諏訪市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
         認定第 3号 平成29年度諏訪市霧ヶ峰リフト事業特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 4号 平成29年度諏訪市奨学資金特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 5号 平成29年度諏訪市公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 6号 平成29年度諏訪市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について      認定第 7号 平成29年度諏訪市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について ○金子喜彦 議長  これより、報告第5号平成29年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてより認定第7号平成29年度諏訪市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてまで16件を一括議題といたします。  市長より招集の挨拶及び提出議案の説明を求めます。市長 ◎金子ゆかり 市長  おはようございます。本日ここに、平成30年第4回諏訪市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御参集をいただき、厚く御礼を申し上げます。  さて、今年の夏は、6月の大阪北部地震や西日本を中心とした7月の豪雨、台風12号などが各地に大きな被害をもたらし、改めて自然の猛威を認識した夏でした。  引き続き、被災地への支援を行うとともに、具体的な災害を想定した訓練を重ね、市民の生命と財産を守り、安全で安心して暮らせる防災体制を確立してまいります。昨日、実施いたしました地震総合防災訓練では、主会場となった城南小学校の全児童も参加をし、子供たちが実践的な防災・減災について学ぶ良い機会となりました。子供のころから自分自身の命を守る意識を醸成していくことによって、地域の人々とともに、災害に対する備えが強化されることを期待しております。また、大阪北部地震の発生後、公共施設ブロック塀の緊急点検を実施し、災害時の被害を最小化するため、危険性の高い2カ所を撤去いたしました。さらに、今月から防災気象情報システムスマートフォンへの対応を開始し、市民や観光客に気象情報災害関連情報の迅速な提供をしております。  さらに、この夏は観測史上初となりました6月中の梅雨明け以降、全国的に記録的な猛暑に見舞われました。熱中症等健康被害が急増したことを受け、当市では、扇風機を増設するなど保育園や小中学校において熱中症対策を実施してまいりましたが、今後も想定される異常気象に対応すべく施設整備を検討してまいります。  経済に目を転じますと、政府の月例経済報告による全国の景気は、「緩やかに回復をしている」とされる中、長野県内の景気は「回復しつつある」とされ、堅調な受注状況が続く製造業を中心に景気の回復が続く一方、貿易摩擦などの通商問題が世界経済に与える影響が懸念されるところであります。  市内の動きとしましては、建設工事が順調に進んでいる上諏訪駅東口の開発では、7月27日に商業棟の上棟式が行われ、駅前公共スペースの名称の公募には、市内外から69点の案が寄せられ、その中から選考した候補6点について、先週22日まで市民等による投票を行い、近日中には名称を決定してまいります。また、公共スペース及び放送大学施設整備につきましては、本議会に補正予算をお願いしておりますが、新たな施設がさまざまな世代を結びつけ、市民の多彩な活動を応援する拠点として、まちづくりの核となるよう運営検討委員会を初め、関係各位の御意見を伺いながら準備を進めてまいります。  新しい取り組みといたしましては、今月1日から商工会議所が進める公共ポイント実証実験事業がスタートいたしました。この公共ポイントは、特定保健指導での相談や運転免許証の返納など45の行政サービスの利用やイベント等への参加に対して付与され、それをすわともカードのポイントに交換して加盟店で利用できるため、市のさまざまな事業を市民の皆様に知っていただくとともに、市内の店舗への誘客を図り、地域の活性化につながることを期待しております。  また、昨年10月に寄贈いただきました約300年前の「押し葉・押し花」が、諏訪市博物館と国立科学博物館の調査の結果、採取年月日などの記録がある日本最古のものであると判明し、今月9日に発表いたしました。現在、共同調査をお願いした国立科学博物館において展示されておりますが、このうれしいニュースを受け、来月15日から当市博物館においても特別展を開催し、諏訪に伝えられた貴重な財産を多くの方にごらんいただくとともに、江戸時代の空気や高島藩士の状況に思いをはせる機会として積極的に発信してまいりたいと存じます。  年度の後半を迎えるに当たり、議員各位を初め多くの市民の皆様の御支援と御協力をいただきながら、各種事業を着実に進めてきておりますが、引き続き、山積する課題に全庁を挙げて取り組み、住んでよかった、来てよかったと思えるまちづくりを推進してまいりますので、御指導、御協力のほどお願い申し上げます。  それでは、本日提案をいたしました各議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。初めに、報告案件であります。  報告第5号は、平成29年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、監査委員の意見を付して議会に報告するものであります。財政健全化判断比率の4指標のうち、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、黒字決算であったため、比率は生じておりません。実質公債費比率は3.9%、将来負担比率は98.2%で、いずれも早期健全化基準を下回っております。公営企業資金不足比率につきましては、全ての会計において黒字決算であったため、比率は生じておりません。  次に、議案について説明を申し上げます。  初めに、議案第48号は、諏訪市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。厚生労働省令が改正され、家庭的保育事業者等による代替保育の提供に係る連携施設の確保義務が緩和されるとともに、食事の提供について、事業所内で調理することを義務づける規定の適用を猶予する経過措置期間を5年から10年に延長することなどが規定されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。  続いて、議案第49号諏訪市総合福祉センター条例の一部改正については、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の改正に伴う項ずれの改正であります。  議案第50号は、財産の譲与についてであります。湖南6225番5及び6225番3の土地は、現在、北真志野区の公民館用地として利用されております。北真志野区が本年7月2日付で認可地縁団体となり、法人格を取得したことによって、区名義で登記することが可能となったことから、この土地を同区に無償譲渡するため、地方自治法第96条第1項第6号の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。  次に、議案第51号から第53号までは、平成29年度水道事業会計温泉事業会計及び下水道事業会計の利益の処分及び決算の認定についてであります。地方公営企業法の規定により、利益の処分については議会の議決を経て行うこととなっているため、水道事業会計ほか2会計について、決算の認定とあわせて利益の処分の議決を受けるものであります。  続いて、予算関係議案について、御説明を申し上げます。  議案第54号平成30年度一般会計補正予算(第2号)は、補正額4億36万3,000円で、累計額は201億3,125万2,000円となります。  それでは、歳出につきまして各科目別に主な内容を申し上げます。  初めに総務費は、補正額3億9,850万4,000円で、総務管理費に平成29年度実質収支額が確定したことに伴う財政調整基金への積立金を追加計上するとともに、放送大学及び駅前公共スペースの整備にかかわる床購入費及び内装工事負担金等を計上しました。なお、財源といたしましては、内示を受けた国の地方創生推進交付金及び市債を計上しております。  次に、民生費は、補正額175万9,000円であります。社会福祉費デイサービスセンター湯の里修繕工事費を計上するとともに、国民年金事務取扱費には、制度改正に伴うシステム改修経費を計上しました。  教育費は、補正額10万円で、社会教育費に寄附を受けたことによる高島藩主諏訪家墓所のパンフレットの増刷にかかわる経費を計上しました。  以上、補正額4億36万3,000円に対し、特定財源は1億3,321万2,000円で、一般財源必要額は2億6,715万1,000円となり、地方特例交付金地方交付税、繰越金及び臨時財政対策債をもって措置いたしました。  予算の第2条は、債務負担行為の補正であります。  駅前公共スペース等整備事業につきましては、公共スペース等の整備が2カ年に及ぶため、また、公立保育所給食調理業務委託料につきましては、平成31年度当初からの円滑な業務履行に十分な準備期間の確保が必要なため、それぞれその期間及び支出限度額を定め、債務負担行為として追加するものであります。  予算の第3条は、地方債の補正であります。  駅前公共スペース等整備事業の追加及び発行可能額の確定した臨時財政対策債の限度額の変更で、限度額全体では1億119万3,000円の増となります。  続いて、議案第55号平成30年度国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、補正額1,127万7,000円で、累計額は52億2,375万4,000円となります。補正の内容は、制度改正に伴うシステム改修の追加経費及び実績確定による退職者医療療養給付費等交付金の償還金を計上するもので、財源といたしましては、県支出金及び繰越金により措置いたしました。  議案につきましては、以上であります。  最後に、認定第1号から第7号までは、平成29年度一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定につきまして、地方自治法の規定に基づき、監査委員の意見を付して提出するものであります。  以上で、本日提案いたしました議案の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。  なお、本議会の最終日には、教育委員会委員の任命についての同意案件及び人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めるについての諮問案件を追加提案する予定でありますので、あらかじめ御承知くださいますようお願いを申し上げます。以上でございます。 ○金子喜彦 議長  以上をもって、議案説明を終結いたします。           ────────────────────── ○金子喜彦 議長  ここで、地方自治法及び地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、平成29年度一般会計及び各特別会計歳入歳出決算並びに基金の運用状況及び財政健全化法に基づく健全化判断比率及び公営企業資金不足比率について、また地方公営企業法の規定により、水道事業会計温泉事業会計及び下水道事業会計決算について、監査委員審査意見を求めます。代表監査委員 ◎中澤芳雄 代表監査委員  ただいま御紹介いただきました監査委員の中澤でございます。本日は議会の重要な時間の中、審査意見書の報告に時間を割いていただき、ありがとうございます。  2名の監査委員を代表しまして監査報告をさせていただきます。  まず、諏訪市一般会計特別会計歳入歳出決算審査意見から御報告申し上げます。皆様のお手元に諏訪市一般会計特別会計歳入歳出決算決算等審査意見書がございましたらごらんいただきたいと思います。6ページをごらんください。  審査の対象は、一般会計及び特別会計の各決算。政令で定める決算附属書類としまして、歳入歳出決算事項別明細書実質収支に関する調書、財産に関する調書の3点です。  審査の期間は、平成30年7月19日から平成30年8月17日です。  審査方法は、市長から審査に付された平成29年度諏訪市一般会計特別会計歳入歳出決算書等を関係諸帳簿と照合するとともに、計数の正確性を確認し、関係課所より主要事業成果説明を聴取するなどして行いました。  審査の結果ですが、審査に付された各会計歳入歳出決算とその附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、決算の計数は諸帳簿と照合した結果、正確であることが認められました。  また、67ページには基金運用状況審査意見を、71ページには財政健全化法に基づく健全化判断比率及び資金不足比率審査意見を述べております。いずれも適正であると認められたことを報告いたします。  戻りまして10ページ、11ページをごらんください。一般会計総計決算額を見ますと、前年度と比較し、歳入では2.1%の増、歳出においても1.9%の増となっております。歳入歳出差引残額8億1,644万円、前年は7億5,523万円でした。繰越明許費繰越額を控除した実質収支額7億9,586万円も前年比5,946万円の増加となっています。  また、特別会計におきましては、歳入面では国民健康保険会計駐車場事業会計後期高齢者医療会計以外は減収となりましたが、全ての会計において実質収支は黒字または均衡となっております。  1ページにお戻りください。審査総括意見を2ページから4ページにわたり述べております。2ページの6段落目、平成29年度は解体したふれあい高島の跡地に加え、旧東バル跡地渋崎児童広場用地を購入しています。いずれも土地の今後の利用、処分に知恵を出し、有効活用できるように検討してください。  同じく2ページ7段落目、駅周辺あり方検討会は、会議の回数も重ねてきたことから、具体的な方向性を検討し、次のステップへ進めてください。  信州諏訪ふるさと寄附金事業につきましては、返礼品の見直しにより寄附件数は増加しているものの、寄附額は前年度より減少しています。引き続き魅力のある返礼品の選定について検討をしてください。今後も多くの寄附金が寄せられることを期待しています。  3ページの下から4段落目、諏訪清掃センター解体事業の工程について確認いたしました。アスベストやダイオキシンなど人体に影響のないように最善の注意を払って工事を進めてください。水環境保全事業については、水資源の重要性を改めて認識して、将来にわたって豊かな水を確保できるように条例の改正を行うことを確認いたしました。罰則を伴う改正になるので、慎重に必要な措置を講じてください。  4ページ5段落目、諏訪市文化センターは、建築後56年を経過します。耐震診断結果が出され、耐震改修工事が必要になりますが、工事代金付随工事を含めると高額になると思われます。財源を確保して計画的に進めてください。  4ページ、下から2段落目、財政健全化法に基づく健全化判断比率4指標と公営企業における資金不足比率については、いずれも早期健全化の基準値を下回っています。また、実質公債費比率については、前年度に比べ0.3ポイントの減少、将来負担比率については1.8ポイント上回りました。全体として財政の健全・安定化へ向けた取り組みの成果が上がっていることを確認いたしました。  諏訪市の将来負担比率は行財政には影響ありません。他市に比べると気になりますが、早期健全化基準と比較すると大きく下回っています。  全体として財政の健全化を保ちながら、活力ある諏訪市をつくるための多岐にわたる事業が着実に実施されていることを確認いたしました。職員の資質の向上のために多様な職員研修が行われ、組織的な人材育成が図られていることも確認いたしました。  今後も限られた予算、人員の中で地域創生に向けて、最大限の行政効果が得られるように、事業の計画、実施に努めていただきたいと思います。  時間の関係で省略しました箇所は後ほど目を通していただきたいと思います。  特別会計の中で、平成30年度から県へ移管される国民健康保険特別会計について報告いたします。53ページをごらんください。  平成29年度においては、国保税の値上げと医療給付金の減少により、黒字になったことを確認いたしました。検診を受けることで将来の医療費の削減にもつながるので、本市の特徴である検診料無料を健康推進課と連携し、受診率を上げる方策を検討してください。  公設地方卸売市場事業につきましては、58ページをごらんください。平成28年度に財政融資資金の償還も終了し、公債費もゼロとなりました。使用料も20%値上げした中で、きちんとした決算ができていることを確認いたしました。  しかし、施設の老朽化や地盤沈下は進んでいます。市場は、市場審議会において継続することになりましたが、市場を取り巻く環境は変化してきております。これからの動向を注視して、時代の変化に対応した良好な市場運営ができることを期待します。  駐車場事業会計につきましては、60ページをごらんください。  平成29年度も順調に運営できたことを評価します。今後は駅前駐車場のみになりますので、安全・安心を提供できるよう常にメンテナンスに心がけてください。駐車料金につきましては、長時間にわたり利用する場合を考慮して、定額制、1日当たりの上限制等の新たな料金体系についても検討してください。  次に、諏訪市公営企業会計決算審査意見を御報告申し上げます。お手元の諏訪市公営企業会計決算審査意見書をごらんください。  2ページをごらんください。審査の対象、審査の期間、審査の方法は後ほど目を通していただくとして、審査の結果ですが、3事業会計ともに審査に付された決算諸表はいずれも地方公営企業法並びに関係法令に準拠して作成され、その経理手続は企業会計の原則に従って適正に行われており、その計数においても関係諸帳簿と照合したところ、誤りなく正確であったことを確認いたしました。  それでは、各事業会計について意見を述べさせていただきます。  水道事業会計は15ページになります。  事業面においては、昨年に引き続いた国道20号及び年次計画による県道諏訪神宮寺諏訪線配水管布設工事を初めとする配水管の布設及び布設がえ工事、新井浄水場改修関連工事が行われました。また、厚生労働省が策定を推進する水道事業ビジョンと総務省が策定を要請する公営企業の経営戦略の二つを内包する諏訪市水道事業ビジョンを策定する事務事業が実施されました。  決算状況では、事業収益総額は8億8,185万円で、前年度に比べて1.5%減少しました。世帯数は増加していますが、個人・企業の節水行為による傾向かと受けとめております。事業経営費総額は7億5,756万3,000円であり、その結果、当年度純利益は1億2,428万7,000円となりました。  収納状況におきましては、収納率は98.3%で、前年度より0.1%向上し、未収金は7.4%減と引き続き改善が見られました。今後、管路施設の老朽化が急速に進むことが予想され、更新、耐震化等に多額な費用を要することが懸念されます。しかし、諏訪市水道ビジョンの策定により、平成30年10月から料金が改定されますが、事業を維持していくためには必要な措置と思料します。また、後継者の育成と技術の継承を進めるとともに、今後も効率的、効果的な経営により、市民に安心・安全で低価格なおいしい水の安定した供給を継続してください。  次に温泉事業会計は32ページになります。  本年度の新規加入件数は5件、毎分21.6リットルで、前年度に比べ減少しました。一方、給湯契約の解約と契約湯量の減少は50件、毎分129.6リットルと減少傾向が続いています。原因としましては、一般給湯契約者の高齢化や家族構成の変化から給湯装置の維持管理が負担となってきていることによる解約などが考えられます。安定的経営を維持していくために、契約者の減少に歯どめをかけることと新規契約者をふやすことが喫緊の課題となります。解約の一因である給湯装置の維持管理の負担軽減についても、今後検討してください。  事業面ではあやめ源湯揚湯設備、湯小路配湯場設備改良工事等が行われました。年次計画による市道1−28号線を初めとした老朽配湯管の布設がえ工事が施工されました。  温泉配湯管は、腐食による老朽・劣化が著しいことから、今後も計画的な布設がえ工事による維持管理に努めていただきたいと思います。  経営状況については、事業収益総額は3億8,945万1,000円、事業経営費総額は2億7,619万6,000円となり、この結果、当期純利益は1億1,325万5,000円となりました。  諏訪市の特徴である温泉を地方創生のための新たな戦略の中に位置づけ、他の温泉地の取り組み等も参考にしながら、温泉の利活用の具体的施策について検討することを提案いたします。  次に、下水道事業会計は51ページになります。  本年度新たに4.87ヘクタールの供用を開始し、普及率は99.4%となりました。事業面においては社会資本整備総合交付金を財源として、中金子地区の汚水枝線工事等3工事が実施されました。また下水道長寿命化に関連した更正工事や布設がえ工事を施工し、あわせて市内全域の下水道台帳の電子化業務が実施されました。  決算状況では、事業収益総額は21億4,948万2,000円、事業経営費総額で18億4,829万4,000円で、当年度純利益は3億118万8,000円となっております。  下水道普及率が100%に近づき、安定した事業運営の継続と安全で快適な市民生活の維持のため、将来に向けた維持可能な下水道の実現を目指してください。  3事業の剰余金処分計算書(案)についてコメントいたします。  繰越利益剰余金がゼロ円となっています。民間企業の会計の場合は、翌年の成績が不透明でも配当したいために、翌年に処分可能な剰余金を繰り越すという考え方がありますが、公営企業の場合は配当もしませんので、その必要がありません。そのため、減債積立金、利益積立金等に全額積み立てて、利益剰余金をゼロ円にしております。この処理も前向きな決算処理として大きな評価をしたいと思います。  以上で報告を終了いたしますが、最後に監査を通じた感想を述べさせていただきます。定例出納検査、定期監査、決算審査の際には時間を割き資料を作成し、質問には熱心に答えていただきました。部課長を初め職員たち、皆さんよくやっていただいていると率直に感じております。その御努力に敬意を表し、感謝しながら決算審査意見の報告をさせていただきました。ありがとうございました。           ────────────────────── ○金子喜彦 議長  これより報告第5号平成29年度決算に基づく財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についての質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○金子喜彦 議長  これをもって質疑を終結いたします。  報告第5号については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び同法第22条第1項の規定により報告のみとし、これをもって終結いたします。           ────────────────────── ○金子喜彦 議長  お諮りいたします。議案第48号諏訪市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてより、認定第7号平成29年度諏訪市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてまでの15件については、本日は説明のみにとどめたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○金子喜彦 議長  御異議ないものと認めます。よって、本日は説明のみにとどめます。           ────────────────────── △日程第 4      陳情第48号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書
    金子喜彦 議長  次に、陳情第48号私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書を議題とし、お手元に配付してあります付託表のとおり社会文教委員会に付託いたします。           ────────────────────── ○金子喜彦 議長  以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。           ────────────────────── ○金子喜彦 議長  本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。           ──────────────────────            散       会   午前10時42分...