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平成29年第 4回定例会−09月05日-04号

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  1. 諏訪市議会 2017-09-05
    平成29年第 4回定例会−09月05日-04号


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    平成29年第 4回定例会−09月05日-04号平成29年第 4回定例会            平成29年第4回定例会会議録(第4号)          平成29年9月5日(火)午前10時00分開議 〇議事日程  一般質問       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  本日の会議に付した事件  日程第 1 一般質問(3−2) ページ                 ページ    3番  森 山 博 美  …125   4番  増 澤 義 治  …136    5番  近 藤 一 美  …148   6番  山 田 一 治  …160    7番  小 林 佐 敏  …168   8番  廻 本 多都子  …180                  延         会       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇出席議員(15名)      議 席                 議 席       1番   井 上   登        2番   近 藤 一 美       3番   増 澤 義 治        4番   牛 山 智 明
          5番   宮 下 和 昭        6番   吉 澤 美樹郎       7番   小 松 孝一郎        8番   金 子 喜 彦       9番   伊 藤 浩 平       10番   森 山 博 美      11番   廻 本 多都子       12番   山 田 一 治      13番   小 林 佐 敏       14番   水 野 政 利      15番   奥 野   清 〇欠席議員(なし)       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇説明のため出席した者の職氏名    市長      金 子 ゆかり     副市長     平 林 隆 夫    教育長     小 島 雅 則     総務部長    宮 坂 茂 樹    企画部長    木 島 清 彦     市民部長    花 岡 光 昭    健康福祉部長  関   隆 雄     経済部長    大 舘 道 彦    建設部長    小 松 弘 明     水道局長    河 西 活 水    教育次長    土 田 雅 春     会計管理者   藤 森 一 彦    総務課長    松 木 克 之     企画政策課長  前 田 孝 之    財政課長    茅 野 徳 雄     地域戦略・男女共同参画課長                                柿 澤 吉 廣    行政委員会事務局長           消防庶務課長  小 泉   修            小 泉 一 男       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇職務のため出席した事務局職員の職氏名    局長      前 澤 由美子    次長      河 西   章    庶務係長兼議事係長            柿 崎   茂    主査      宮 坂 香 織       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                             平成29年9月5日(火)                第4回諏訪市議会定例会                  会  議  録 (6−4)                                開議 午前10時00分                                延会 午後 4時43分                                 (傍聴者 29名)            開       議   午前10時00分           ────────────────────── ○金子喜彦 議長  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  日程に入るに先立ち報告いたします。ただいままでの出席議員数は15名であります。日程はお手元に配付いたしました。           ────────────────────── △日程第 1      一般質問 ○金子喜彦 議長  一般質問を続行いたします。森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) 皆さん、おはようございます。議席番号10番森山博美です。お忙しい中、多くの方に傍聴にお越しいただき、ありがとうございます。本日最初の一般質問です。私は、これまでにたくさんの質問をしてまいりました。最初のトイレ問題から今回の城北小のトイレ改修、フードドライブ、クラウドファンディング、かりんちゃんバスの見直しなど多く実現しております。市長初め職員の皆様に議員の声に耳を傾け、スピーディーに市民生活向上に努めていただいたことに心より感謝申し上げます。  それでは、通告に従いまして質問いたします。  まず、公共施設の利用拡大について質問をいたします。公共施設等の全体を把握すること、客観的に公共施設等の現状や将来にわたる課題等を整理すること、長期的な視点を持ち、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進すること、これらのことを目的に本年1月、諏訪市公共施設等総合管理計画が策定されました。8月には県内自治体の計画作成の現状が新聞紙上で報道されたところです。  計画策定後に柳並線拡幅など、駅西口の整備に大きな投資の可能性が浮上してきました。多額の財源確保が必要になることも視野に入れた行政運営が求められるのではないでしょうか。  そこで、公共施設を安心して継続利用するための諏訪市公共施設等総合管理計画について、市を取り巻く環境の変化などを踏まえ、建物系を今後10年間に10%以上縮減といった数値目標がありますが、数値目標の見直しや施設の有効活用など、加速化して取り組むような考えはありますか。改めて現状や課題に対する市長の基本認識をお伺いいたします。  以下は質問席で行います。 ○金子喜彦 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  おはようございます。森山議員の御質問にお答えしてまいります。現在、市が保有する公共施設の総量は278施設、総延べ床面積約23万平米です。この内、大規模修繕の目安とされる築30年を経過した施設の割合は全体の約6割以上を占めており、10年後にはこれが8割以上になることが見込まれています。  今後は、今回策定した公共施設等総合管理計画に従ってマネジメントをしていくわけですが、もちろん使われなくなったり、老朽化したりしたものから廃止をしたり除却をしていく作業は当然出てまいります。そうした作業を進めるに当たっては、まずは職員の意識の醸成、続いて市民に対する情報提供であると考えます。諏訪市の公共施設の現状及び今後の人口予測、財政状況を市民の皆様に知っていただくことが取りかかりとして必要であります。  過日、姉妹都市であります秦野市から公共施設マネジメント課長志村高史氏をお招きし、「公共施設更新問題への挑戦〜秦野市の取組みと諏訪市の現状から〜」と題して御講演をいただきました。議員にも御一緒に聴講をいただいたところでございますが、何年も試行錯誤して進めてこられた秦野市の取り組みは大変参考になりました。後世に大きな負担を残さないという趣旨から、またこの計画はことしの1月にでき上がったばかりの計画でございますから、今目標を変えるという考えはございません。  しかし、推進していく上での最大のポイントは、やはり市民の皆様との合意形成であると考えております。全国的な状況を見ますと、計画は策定したものの、対住民、対利用者との間で、いわゆる総論賛成、各論反対というような構図によって、見直しが容易に進まないという、そうした事例も少なからず聞こえてきております。  諏訪市におきましては、例えば駅前の開発において商業棟3階の公共スペース、かなり大きなスペースですけれども、これが新たに増加することから、そうしたバランスをとることにおいては、やはり削減する床面積もその分、相応になってくるわけですけれども、近隣ですとかあるいは目的を共有するような公共施設の機能、これは新しく出現する施設にその機能を移行していく考え方ですとか、工夫等々を住民の皆様と一緒になって考えていくことによって、次世代に大きな負担を残さないよう公共施設の維持管理について検討し、持続可能なまちづくりに取り組んでいく必要があると考えておるところです。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ありがとうございました。人口減少社会により、大幅な増収が見込まれない中、大規模な工事の可能性も秘めているので、公共施設の利用目的や用途を広げて、有効に活用していく方策を早急に考えていく必要があるのではないかと考えます。  私からの提案も含め、幾つかの施設のあり方について質問をさせていただきますので、現状や課題について、それぞれの部から御回答をお願いいたします。  初めに、多世代の温かい交流が広がることを目的としている、ふれあいの家についてお伺いいたします。昨年、湯の脇から清水町に移転開所されました。移転してからの利用状況や利用者の声はどのようなものがありますか。現在の利用は未就学の子供とその保護者、シニアに限られています。現在のふれあいの家は諏訪中、実業高校、福祉大学の近くにあります。立地などを考えると多世代や地域住民への利用拡大を行うことができないだろうかと考えております。利用拡大について、何らかの縛りはありますか。お聞かせください。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  私からは、昨年12月に湯の脇から清水町に移転いたしました、ふれあいの家について答弁をさせていただきます。本年4月から7月までの利用人数は計2,025人で、前年同期を1,100人下回っております。  旧ふれあいの家は、その前身が湯の脇保育園であること、またふれあいの家になってからも地元の老人クラブの皆さんに管理をお願いしていたことから、地元にとっては大変親しみの深い施設でございまして、シニアの皆さんの個人利用が同期比で373人減となったことが影響しているものと見ております。  しかし、現在の登録団体はシニア26団体、親子17団体と合わせて43団体、このうち移転後に新たに登録した団体がシニア19団体、親子9団体と合わせて28団体もございまして、地元の皆さんを初め新規利用も大変ふえている状況にございます。  利用者の皆さんからの御意見、御要望といたしましては、部屋数が多く、明るく使いやすい。またトイレがきれいなどといった声が聞かれる一方、中庭の遊具の充実を求める声も伺っております。  ふれあいの家につきましては子供たちとシニア、皆さんの温かい交流を通し、異世代交流の促進と地域福祉向上に寄与することを目的に市単独で設置運営しておりますので、特に法的な規制等はございません。議員おっしゃられるように、もし縛りと問われれば、利用規程を定めた条例が縛りとなりましょうか。以上でございます。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ありがとうございます。ふれあいの家には、子どもの居場所・保護者支援子育て支援ネットワークの特定非営利活動法人すわ子ども文化ステーションの事務局もあり、子供にかかわるプロフェッショナルが常駐しております。  諏訪市育児ファミリー・サポート・センター・すわ子育て支援ネットワークぷりんでは、一時的なお子さんの預かり、保育園、学校等への送迎、その後の保育、病児・病後児の預かりなど多岐にわたる子ども・子育て支援プランもあります。  ふれあいの家の利用を就学前の子供に限らず、幅広い年齢の子供たちへ利用を拡大することにより、子供の居場所確保や成長の支援、多年齢の子供の交流につながるのではないかと思われます。ふれあいの家には冷暖房もあり、中高生の自主学習の場所としての利用や住宅が多い場所でもないので、音楽活動の練習など需要があると思われます。  また、現在利用されている未就学の子供とその保護者やシニアとは利用時間帯が重ならないと思われます。利用範囲の拡大、利用時間の延長、指定管理制度の導入など、施設を最大限に有効活用する手だては考えていらっしゃいますか。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  先ほど御案内しましたとおり、旧ふれあいの家の代替施設として移転をした経過から、移転に当たって利用者などに説明してきたとおり、現在のところでは、これまでと同様の決まりの中で御利用いただいているところでございます。オープンからまだ1年たたない中で移転の経過など踏まえますと、今後も施設の最大の特徴でございます子育て支援世代間交流を残したまま運営をしていきたいと考えております。  しかし、施設の有効活用を図る上で、利用の状況やニーズあるいは子供を取り巻く環境等よく研究、考察しながら、議員御提案の件も含めまして柔軟な発想で考えてまいります。以上でございます。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ぜひ柔軟な発想で考えていっていただきたいと思います。近くにはいきいき元気館もありますが、音楽活動、子供の居場所づくりにこども食堂など、いろいろ子供の福祉に活用できる施設ではないかと考えます。ぜひ前向きにお考えいただければと思います。  次に働く婦人の家、勤労青少年ホームについてです。設置から長い年月がたっており、利用の目的も変わってきているのではないでしょうか。  名前からも働く婦人の家、勤労青少年ホームとは何年前のものでしょうか、時代を感じさせられます。行政、役所の中では交付金をもらっているから当たり前の使用目的、利用者範囲なのかもしれませんが、一般市民からすればもったいないスペースです。  先ほど市長からもありました、7月7日の諏訪市の職員研修に参加をいたしました。姉妹都市の秦野市の取り組み、地方自治体公民連携研究財団客員研究員の勉強会です。研修に出席し、その内容に私は衝撃を受けました。補助金を受けている施設でも、その縛りを外すことができる。あいた時間とスペースを最大限有効活用し利用料を徴収し、維持管理に充てるものです。  秦野市では、コンビニや郵便局の誘致をしています。秦野市の公共施設マネジメント課に直接問い合わせたところ、文科省の関連は難しいが、福祉関係は行いやすいとお聞きしました。  秦野市の保健福祉センターでは、夜間に塾や講座を開設するための定期利用制度を試験的に実施しております。月謝の徴収も認め、営利目的でも割高な使用料の徴収で利用が可能になっています。そして、秦野市では6月の定例会で条例改正が可決され、10月から施行されます。  そこで、働く婦人の家や勤労青少年ホームなどは設置から長い年月がたっており、補助金の縛りなども容易に外せるのではないかと考えます。公共施設が無料で使えるのではなく、利用者負担を求めてもよいのではないでしょうか。営利目的で使用を認め、営利目的の場合は使用料を高くしてもよいのではないかと考えますが、いかがでしょう。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  働く婦人の家、勤労青少年ホーム、通称カルチャーホームすわは中小企業で働く女性や青少年の福利厚生を目的としまして、昭和55年に設置しました。37年が経過した現在、施設の利用実態が設置目的と乖離している状況となっております。現状は働く婦人の家の利用者の8割は60歳以上であり、勤労青少年の利用は著しく減少しております。福利厚生対策、労働対策の趣旨は薄れて、主に社会教育施設として利用されている現状です。  そこで、現在当施設を利用実態に合わせて、また公共施設等総合管理計画にもあるように施設の集約化や再編、効率的な運営のために社会教育施設へ転換する検討を進めているところでございます。具体的には当施設を諏訪市公民館の別館として、性別や年齢を問わず、誰もが使える施設、そういうものにしようと考えております。  そのためには幾つか課題がございます。まず建物ですが、議員おっしゃったように、この施設は国・県の補助金を受け建設しましたが、補助金の返還が生じないかということでございますが、これは補助金等適正化法によりますと、建設からおおむね10年を経過したものは補助目的を達成したものとみなされて、施設目的を転換しても補助金の返還は不要となっております。また、市債の償還も完了しております。  次に公民館の別館となりますと、サークルが使用する際の施設利用料が発生します。働く婦人の家、勤労青少年ホーム登録サークルは、現在施設使用料が無料となっております。公民館の分館となりますと、公民館登録サークルに移行しますので、公民館の登録サークルは登録後2年間は使用料が無料となりますが、その後は2分の1の使用料が発生することになります。このため、この施設の利用者、登録サークルの皆様方に丁寧に説明し、理解をいただく努力を進めているところでございます。  具体的には7月から8月にかけて、利用者の会の皆様に公民館への転換について趣旨を説明申し上げました。また、アンケートに協力をいただいたところでございます。現在、カルチャーホームを利用している全99サークルのうち73サークルから回答をいただきました。その結果、約4割が理解ができる、5割弱が理解はできるが不安があるという内容でございました。その下のものは使用料を払うのは当然だが、どのぐらいになるのか。会場の確保などについてでありました。  このような御意見をもとにして課題をさらに整理しまして、利用実態に即して施設の目的を転換し、より多くの方に利用していただける施設となるように、現施設の利用者、登録サークルの皆様へ説明を重ねながら、実施に向けて準備を進めているところでございます。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) 今のアンケートなどでは約90%ぐらいの方に理解されていることがわかり、今後文化センターを含む開発に際し御検討いただきたいと思います。  ふれあいの家、働く婦人の家、勤労青少年ホームは公共施設のあり方や建物系の面積削減の考え方の足がかりになるのではないか、形として容易に変化できるような施設と思い、質問をいたしました。ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。
     次に学校施設についてです。現在、諏訪市立小中学校再編基本構想検討委員会、未来創造ゆめスクールプラン基本構想検討委員会が設置され、これまでに8回の委員会と4回の地域懇談会が開催されております。具体的な学校施設にかかわる計画策定の前に、諏訪市の子供にとって豊かな学びと望ましい教育環境をどうつくるか、検討委員の意見や市民の意見などからも現時点では小中一貫教育の実現が望ましいとの方向で検討が進められている段階であることは承知しておりますが、公共施設の有効活用の観点からお伺いいたします。  現在、少子化により児童数が減り、学級数も減少している中で、使用されていない教室がふえているのではないでしょうか。また音楽室や美術室、調理室など特別教室は授業で使用する以外は地域開放しているようですが、さらに公共施設の有効活用を図るためには、特別教室は学校施設外にあってもよいのかと思います。  文化センター的な社会学習施設を学校に併設し、その中に講堂、ホールや体育館も含め特別教室的要件を満たした部屋をつくる。授業で必要なときにはその部屋を使用し、それ以外のときは営利目的でも使用できればいいのではないでしょうか。お聞かせください。 ○金子喜彦 議長  教育長 ◎小島雅則 教育長  未来の学校づくりに関する一つの提案と受け取ってお聞きしました。空き教室の見解に一つ質問が出ていましたけれども、これは単に児童・生徒が減ったから、そっくり空き教室があるということではなくて、もともと小中学校の部屋は40人とか45人のときですから、はっきり言ってぎゅうぎゅうだったんです。そこで個別指導とかグループ学習とかさまざまな学習形態が出てきて、やっぱりスペースが必要になってきた中で、いわゆる空き教室が出てきたというのは、実はそういう有効活用の場ができたということでもあるので、そこのところは誤解なくお願いしたいと思っています。  しかし、子供が減少する中で学校ではさまざまな変化がありますけれども、その一つはスペースの空きがあると思います。議員おっしゃるようにさまざまな生涯学習と学校教育のリンクになるかと思うんですけれども、これは今、学校再編といいますか、ゆめプランの中で基本構想検討委員会が進められているんですけれども、やっぱり一つのテーマである夢というか、いわゆる学校教育、もっと言えば社会教育や生涯教育とあわせた何といいますか、新しい形を夢として、願いとしてという、そんな議論もあるわけです。  この間も地域懇談会がありましたけれども、思い切って諏訪市で小学校一つ中学校一つにしてしまったらどうだいみたいな非常に大きな強い意見もあったんですけれども、そういうことも含めた議論の中でも出てくることであります。要するに空間を埋めることではなくて、そこに有機的な関連をつくるという、それが生涯学習であり社会教育であり、学校教育であると。  ですから、学校が将来どうなるかということは置いておいて、いわゆる教育に関する形は随分変わっていくんだろうと思っています。その一つは、やはり大人が学ぶ生涯学習、そして子供が学ぶ学校教育というものがもっと密接にかかわっていくという、そのことは極めて大事なことじゃないかと思っています。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) 私も生涯学習、子供の学習に対してもいろいろこれから変わっていくものだと考えております。私は主人と息子1人の核家族で民宿を営んでいます。息子には小学生のときに塾もピアノ教室も絵画教室も英会話も全てさせてあげたいのに、夜に仕事をしておりますので、送り迎えの時間がありません。子供だけで行かせる手段もありません。放課後の学校に出張教室があればいいなと思っていました。学校にはこんなに教室がいっぱいあるのに、教室の有効利用ができないのかな。音楽室や美術室、調理室など塾、ピアノのレッスン、絵画教室、パティシエ教室などお教室が出張してくれればいいのにと思っていました。現時点でも、そのような利用は本当に難しいと思っております。今後、学校のあり方を変化させていくときに、学校施設の見直しも考えていただけたらと思います。  お教室に関しては、現在、講師が開設したところへ親が子供を連れて行くスタイルです。講師1人が移動し、学校のすぐ近くの施設に教室を開設できれば、送迎をする時間に各家庭でそれぞれ使っていた時間が縮小されるのではないでしょうか。子供や忙しく働くお母さんにも時間に余裕ができるのではないでしょうか。なおかつ、開講する講師の立場からは開設のためにかかる家賃や駐車料金、敷金、机、椅子、ホワイトボードの購入など初期費用や固定費用が抑えられるメリットもあります。子供のいる場所への開放は生徒数の増加、収入の増加、税収の増加へとつながっていくのではないでしょうか。教えてみたい講師の機会をふやすことにもなり、埋もれているマンパワーや子供の才能を引き出すチャンスになるかもしれません。公共施設、学校施設を考える上で、ぜひ気にとめておいていただければと思います。  それでは次にふるさと納税、ドネーションボックスについてお伺いいたします。ことし総務省からふるさと納税の返礼品について指導があったと思いますが、その後の諏訪市としての返礼品についてです。まだふるさとチョイスでは多くの指摘を受けた返礼品が並んでおります。今後どのようにするおつもりですか。また、本年度のふるさと納税の動きはいかがでしょうか。お聞かせください。 ○金子喜彦 議長  地域戦略・男女共同参画課長 ◎柿澤吉廣 地域戦略・男女共同参画課長  それでは、ふるさと納税ということでございます。私からお答えをさせていただきます。まず総務省からの指導の後の状況でございます。4月1日でございました。総務省からふるさと納税の返礼品について基準が示されまして、翌月24日には返礼品の見直し要請がございました。そこで、6月5日でしたが、ふるさと納税の返礼品対応ということで市長記者会見によりまして、総務省の要請に対しまして、基本的に従うという発表をさせていただきました。これをもって今月末ですが、資産性の高い品、それから高額な品であると指摘を受けました電気・電子機器、それから貴金属類といった123品目について、返礼品から外すことといたしました。  今後の返礼品の拡充対応でございますけれども、今までの取り組みの延長線では今後まいりませんので、取り組み事態の見直しが必要でございます。現在、返礼品の協賛事業者を含めまして、新たな取り組みに対しまして検討をしている段階でございます。  また、今議会補正予算として計上させていただいておりますけれども、新たな取り組みといたしまして、当市の事業に対して賛同していただいた方から寄附をいただくガバメントクラウドファンディング、こちらにも取り組んでまいりたいと思っております。  続きまして、今年度のふるさと納税の動きでございます。今年度7月末までの寄附金額と前年度同時期を比較いたしまして、約1,600万円ほどふえております。そんな現状でございますけれども、要因といたしましては、4月から全国各地で返礼品の見直しが進んでおります。これを前に皆さんの駆け込みによるものだと現在考えておるところでございます。  いずれにいたしましても、10月以降主要な返礼品が外れるわけでございます。件数、金額ともに大幅に減少するという見込みを今立てているところでございます。以上でございます。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) 高額商品の駆け込みで1,600万円ふえているという形ですけれども、今後一番駆け込みの多い12月とか、そこには見込めないと考えてもよろしいですよね。今後のふるさと納税の返礼品については、本当になかなか難しいと察しますが、ぜひ研究をいただき、頑張って納税者がふえるようにお願いしたいと思います。  7月18日、19日ですが、秦野市へ議員派遣の研修にいってまいりました。秦野市では水道水をペットボトルに入れ販売していることなどを勉強してきました。御用意いただいた研修もとてもすばらしいものでしたが、私はその折に見せていただいた秦野市の中央公園にはっとしました。中央公園は鉄製のドネーションボックスが設置してありました。ドネーションボックスとは寄附箱のことです。もらえるものは何でもいただく。共感を得ていただいて寄附を募る。そうなのよ、そうなのよと思ってしまいました。  また、8月に息子と私の故郷である山形県米沢市に帰郷したときも、そんなことがありました。諏訪市の諏訪家墓所が国の史跡指定されたこともあり、米沢市にある米沢藩主上杉家御廟所をもう一度見て勉強しようと行ってきました。なんと、そこにもドネーションボックスがありました。ここにもあるとびっくりしました。ドネーションボックスには立て看板があり、施設、史跡の維持管理にお金がかかることが書いてあり、維持管理のため、史跡を後世に残すための御協力をいただけないかと、善意の寄附をお願いする文書がありました。  公園の維持管理にはお金がかかります。公園のみでなく公共施設の維持管理にも同じです。全てを市民からの税金で補うのではなく、利用者や観光客などの善意にお願いするのもよいのかとも考えます。  諏訪湖、各公園のトイレ、霧ヶ峰、美術館、史跡、バス停、石彫公園の駐車場とか何かするときに、50円でも100円でも維持管理のために寄附をお願いしていくのもよいのではないでしょうか。最初からたくさん集まるとは期待していません。利用者負担が当然と思ってもらえるようになれば、また何でも試してみると考えますが、いかがでしょうか。 ○金子喜彦 議長  財政課長 ◎茅野徳雄 財政課長  増収対策という側面から財政課からお答えいたします。議員おっしゃるとおり秦野市には中央公園、今はカルチャー公園というんですけれども、そういったところや各野球場、それから陸上競技場それぞれに個々にドネーションボックスというか寄附箱が設置されておりまして、そこにそれぞれ皆さん寄附をいただいているということでございますけれども、施設を維持管理していくためには、議員おっしゃるとおり必ず維持管理費が必要となります。諏訪市内には有料の公園や公衆トイレなどの設置はございませんけれども、高島城や体育施設を初めまして公共施設には使用料をいただきまして、それを維持管理費に充てております。  市が実施する各事業につきましては多岐にわたっておりまして、限られた財源の中で多くの公共施設の維持管理を行っていかなければなりません。そういうことを考慮しますと、増収対策は必要であるという認識を持っております。御提案の寄附箱の設置につきましては、気軽に寄附をいただける方法としては有益だと考えております。増収を図る一つの方法として大いに参考にしたいと考えております。以上です。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) せっかく観光客がたくさん来る諏訪市ですので、観光客の目につくところにたくさん寄附箱を設けて、寄附をお願いしていっていただきたいと思います。  次に、民間企業の考え方の役所への導入についての質問ですが、土地やお金、人があるところは魅力的な事業を生み、またその魅力的な事業が金を生んでいきます。そして成長し発展、継続していきます。  また、土地やお金、人がいないところは現状維持を進め、魅力を衰退させ、消失させていきます。このないない尽くしをあるある尽くしに変化させるために諏訪市は何ができるか。何をしようにも金がない、金がないばかりで思うように市の経営がうまくいかない。今、少子高齢化が進み、人口は右肩下がりの時代で税収も減る一方。福祉や医療にお金がかかります。民間の会社の経営であれば、どのようにしたら売り上げが上がるのか、純利益が上がるのか考えます。素早く転換し、そして収益を上げます。上がった利益を設備投資に回し、また利益を上げる仕組みを考えます。社員にも多く意見を求め、アイデアをくみ上げて、責任を持たせやる気を起こさせます。そして、お金でその実績を示します。最小の経費で最大の効果をもたらすために、企画も何パターンも出していきます。対応、転換の速さで最大の効果を生もうとチャレンジしていきます。  ふるさと納税は地方は自分たちでお金を稼ぐ努力をしなさいと言われているのではないでしょうか。自治体は稼ぐものではない、自治体の慣習を変えられるのは首長だけと思えます。今定例会の提案説明の中に、知恵を出し、財政運営を入るを量りて出ずるを制す工夫に取り組むとありましたが、積極的に入るをはかっていただきたいと考えます。市長のお考えをお聞かせください。 ○金子喜彦 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  議員おっしゃるところの民間企業の利益を生み出す構造と、公共団体の利益を生み出す構造は同じではありませんし、それをコントロールする法律体系も違います。民間の皆さんがいろいろな営業活動、企業活動等をする中で、また個人の皆さんが収益を上げる中で、その一部を応分の負担として、税として、あるいは仕組みとしては保険でいただくマネジメントもありますけれども、公共のために出資というか、いただきます。それを全体としての福祉の向上のため、それは環境の整備であったり、教育であったり、もちろん福祉であったり、そうした全体の公共の利益のために再配分する機能を持っているのが公共団体だと認識をしております。  したがいまして、私どもといたしましては、入るをはかるという部分においては、もちろん先ほど新しい仕組みとなりましたふるさと納税のしくみであったり、クラウドファンディングであったり、そうしたものに現在も諏訪市として積極的に取り組んでおりますけれども、もう一つは経済部が主に管轄いたしますが、民間の皆さんがいかに収益を上げて、もうけていかれるかということがひいては自治体の収入につながるという意味で、そうした支援として商工課、観光課、農林課というものがあったりするわけです。  そういう意味から利益を生む民間の努力について、大いに参考にさせていただく部分もありますので、そこは参考にさせていただきながら、公共としてのわきまえを持ちつつ、議員おっしゃった入るを量りて出ずるを制する、これは非常に大事な姿勢だと思っておりますので、私も就任しましてからすぐふるさと納税の拡充をしたり、ネーミングライツを導入いたしました。それから納税通知書や「広報すわ」への広告も募集をいたしまして、そうした入るをはかる努力とか、あるいは出づるを制すという意味では新電力の転換をこの秋から実施いたしまして、年間換算でおおむね1,200万円の出費をセーブするというような取り組みも進めておりまして、またここでは新たにかりんちゃんバスのラッピングバス、このための企業を対象としたクラウドファンディング事業に初めてトライしてみるんですけれども、そうした努力をしているところでございます。  質問の御趣旨に十分であったかわかりませんけれども、皆さんからまたお知恵をいただきながら一緒に取り組んでまいりたいと思います。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) わかりました。いろいろな方法でやられているのはよくわかっておりますので、それでももっともっとやってほしいという気持ちが私はあります。もうけてほしいみたいな。ぜひお願いしたいと思っております。  次に、職員は給料も減らし、定年も60歳で退職金も減っております。共済年金も厚生年金になり、市民には公務員だからと要求され、日々業務に追われ疲れ切っているのではないか心配になります。職員の中で、どれだけの方が毎日意欲を持って登庁し、生き生き働けるのでしょうか。  離職、出産、育児、介護、休業職員の補充に関しての現状はいかがですか。また、十年一昔の流れはなくなり、今は一年一昔です。時間の流れは年々加速していきます。きのうと同じこと、変わらないことを行えば、成長どころか維持も難しいのではないでしょうか。役所という世界に3年、5年、10年と長く勤めれば勤めるほど、役所とはこういうものだと考えが固まってきます。私見の変化、今の問題に目を向ける、スピーディーな対応をする、すぐやる、若い方で多くの民間から臨時に出向職員を迎えるなど新しい風を入れる考えはありますでしょうか。 ○金子喜彦 議長  総務部長 ◎宮坂茂樹 総務部長  議員、ただいま大変職員に対しまして心よりありがたい言葉をいただきまして、ありがとうございます。職員が毎日意欲を持って登庁し、生き生きと働けているのかといった点でございますけれども、人事を預かる総務といたしましては、朝駐車場に立って職員の顔も見ていることもございますし、職員研修などの表情を見てみますと、おおむね笑顔と明るさを感じることができると思っております。これも市長の笑顔と明るさが職員に拡散しているものと思っておるところでございます。  何をもって意欲とするのかは個々の考え方もございますけれども、人材の確保と育成は最重要課題であるといっても過言ではなく、正規、非正規問わず、その個性と能力を伸ばし、職員の総合力を高めていかなければなりません。人事行政において大きな転換期を迎えている昨今ではございますが、基本的には笑顔と明るさが職員になくならないよう配慮してまいりたいと思っておるところでございます。  続いて、職員の離職、休業職員の補充に関しての現状ということでございますけれども、平成29年8月末日時点での休職職員の状況は、保健師・栄養士を含む一般職では産休・育休の取得者が17人、療養休暇が7人。保育士では産休・育休の取得者が17人、療養休暇の取得はない状況にございます。  これら休職に対する補充に関してでございますが、産休や療養休暇の場合は年度途中に休暇の取得となりますので、予測して計画的に補充することは困難でございます。また、将来的に復職し職場に戻るため、単純に同数の職員を補充採用するという論理は現実的ではございません。  そんな点から、保育士・保健師など専門職については資格職であり、異動等の再配置による補充が難しいことから、でき得る限り育児休業代替の任期付職員の任用を行って補充に対応しているところでございます。一般事務職については、非常勤職員や臨時職員を任用して配置する補充策や職場内の事務分担の変更などで一定期間不補充で対応することもございますけれども、地方公務員法の改正も含め、職員の有機的かつ柔軟な配置を研究してまいりたいと考えております。以上です。 ○金子喜彦 議長  企画部長 ◎木島清彦 企画部長  それでは、御質問の後段の民間からの職員の起用について、私からお答えいたします。現状では積極的に民間から多くの方を受け入れようとしているわけではございませんけれども、現在では諏訪広域情報センタからの職員を受けて、情報等について業務に当たっていただいているところがございます。  そのほかに県警から、また他の県とかの自治体間の職員交流、そのようなことで対応してきているところでありまして、民間からということになりますと、現状では法律分野、それから医療介護分野、まちづくり、都市計画分野において各専門のアドバイザーを委嘱して、アドバイザーとして適宜こちらに助言をいただいているということでございます。  確かに職員について交歓研修、改めて手法などを研究しながら民間からの導入なんかも検討していきたいとは思っております。常にアンテナを張って、新たな流れをキャッチしていくことも必要かと思っておりますけれども、ただ私どもはやっぱり公務員でございますので、地方自治の基本というものもやっぱり押さえながら職務を遂行していかなければいけないなと、そんなことを思っているところです。以上です。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) 新しい取り組みは多くの自治体で行われております。ことしの社会文教常任委員会の視察は武雄市に行ってまいります。蔦屋のある図書館などを視察してまいります。諏訪市が少しでもよくなるよう提案できるよう勉強してまいります。公共施設の利用者拡大により、無駄なスペースや時間を埋める提案やふるさと納税、ドネーションボックスなど無駄を省き全てお金を生むための提案をいたしました。将来に負の財産を残さないよう、今やれることが何かをスピーディーに行っていただきたいとお願いをし、私の質問は終わりとします。ありがとうございました。 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 議場の皆さん、かりんちゃんねるをごらんの皆さん、こんにちは。また、お忙しい中、大変多くの皆様方に傍聴にお越しいただきまして、まことにありがとうございます。議席番号3番、増澤義治でございます。どうかよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。今回は、諏訪市内の用水路の危険防止フェンスの状況について、国道20号線から綿半にかけての街灯と二葉高校から市内に下る坂の街灯について、鳥獣駆除だけではなく対策として犬猫を含むことができないか、諏訪の裁判所から上諏訪中学校のグラウンドにかけて、緊急避難場所でもあるのに大型消防車が入れないが、対策はあるのか、高島城のお堀の清掃はの5項目であります。  まず初めに、諏訪市内の用水路の危険防止フェンスの状況についてからお伺いをいたします。諏訪市内にものどかな田園風景が広がる場所がありますが、最近水田や畑に水を引き込むためにつくられた用水路で事故が発生しているニュースをよく耳にします。全国各地の用水路で溺れて亡くなった人は、一昨年2015年ですが、1年で68人に上っております。日本全国農業用水路は張りめぐらされているわけですが、最近では幅60センチ、深さ15センチで大人だと足首ほどの深さでも溺れるケースがございます。そこでまず、諏訪市内には農業用水路がどのぐらいあるのか、お聞かせをいただきたいと思います。  後の質問は質問席にて伺います。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  それでは、農業用水路の延長についてのお尋ねでございますので、お答えさせていただきます。当市の農業用水路につきましては農業水路の台帳が整備されておらないため、市内全体での総延長については把握しておりませんが、豊田地区などの諏訪平土地改良区内の農業水路の延長につきましては、約99キロとなっております。以上でございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 今のお話では総延長にすると非常に長く、わかっているもので99キロということであります。少なくともその3倍以上はあるように感じているわけですが、では上川付近にある城南を通過し西友あたりに流れている用水路がありますが、その深さ、また幅等をお聞かせいただけるでしょうか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  御指摘の農業用水路は西大汐という幹線用水路でございます。農期には水位が上がりまして、この状態での水の深さは場所によって異なるわけでございますが、約1メートルから1.3メートル、水路幅は2.3メートルから2.6メートルとなっております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 非常に深く幅もあり、また水量も相当ある用水路であると思われます。周りを見回してきましたが、その割りにフェンスのようなものがないように見えました。危険回避のためにどのような工夫をされているか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  水路が道路を横断している部分につきましては、横断防止柵やフェンスを設置いたしまして、安全対策を行っております。その他の区間につきましては、地元要望等をお聞きしまして対応に努めているところでございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 先ほども答弁いただきました西大汐であります。用水路の形状ですが、U字溝のように側面が垂直になっていると思われます。もし用水路に転落した場合、脱出するすべはあるのでしょうか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  この水路のU字溝の深さは1メートル以上あり、ステップ、階段等が設置されている箇所もございますが、幼児や高齢者の方が転落した場合には自力での脱出は難しいのではないかと考えております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 用水路の幅とか深さ、水量からすると、幼児、高齢者はもちろん脱出は難しいんだろうなと思います。また、若い方が落ちても自力で脱出するとなると水泳をやっている方ですとか、そういう方でない限りは難しい。非常に危険を感じますが、今後の用水路の周辺整備はどのように考えておりますでしょうか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  市水利組合等が協力いたしまして、危険箇所等について定期的にパトロールを行い、さらに地元等から危険箇所の要望を受けながら、随時必要な箇所から安全対策を実施していきたいと考えております。  また、水路維持管理上支障がないよう軽量で簡単に脱着可能なふたも製品化されているようでございますので、今後検討してまいりたいと考えております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 確かに全てにふたをすることになりますと、水路維持管理上支障がありますし、容易に管理者が脱着できる、そういうものはネットでいろいろ調べてみますと、細いパイプが等間隔に並んで水路を覆うものがございました。ただ、若干強度には問題点があるのではないかと思いますが、水路維持管理ですとか安全対策としては有効であると思いますので、できれば早急に検討に入っていただければありがたいと思います。  それから、周辺に子供が遊ぶ公園があったり、もちろん田んぼや畑があるので、農作業をしている人もいるわけですが、この方たちに対しての注意喚起はどのようにされますでしょうか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  高齢者の皆様等への注意喚起等は特段なことは行っておりませんが、各小学校におきましては、危険箇所マップなどによりまして、大きな水路、河川に近づかないように、さらに近くで遊ばないようにといった指導を日ごろから児童にしております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 児童に対しては各小学校が日ごろから用水路や例えば河川に行っちゃいけないとか、危険マップみたいなものがございますので、それで注意を促しているのはわかりました。  それでは各地区であったり、用水路を管理している団体はどのように協力をされ、進めているのかをお聞かせいただけますか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  各地区や用水路を管理していただいております団体には水量調整、泥上げ、草刈りなど日常の維持管理を行っていただいております。また修繕、改修等につきましても工事費についての分担金や原材料支給による自営作業等で協力をいただいております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員
    ◆3番(増澤義治議員) 学校や地区を管理している団体に協力をいただいていることは理解ができました。  ただ、それでも、事故が起こるということがあると思うんですが、その起こった際に責任の所在はどのようになるんでしょうか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  西大汐に関して申しますと、一義的には市に責任があると考えられますが、事故の起きた状況などによりまして、責任の所在についてはケース・バイ・ケースになると思われます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ケース・バイ・ケースということなんですけれども、普通に考えていくと何か最終的には行政に責任が来るんじゃないかと感じることが非常に多くあって、なるべくその責任の所在を多段階でいろいろ考えていただくのも一つあると思います。  それから、用水路を管理している団体ですが、事故が起きないように各団体が安全対策を考えておられるか、それを教えていただけますか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  用水路を管理している団体の皆様には農業用水路の泥上げ等の出払いや見回り等を定期的に行っていただいておりますが、危険箇所を発見したり確認した場合には市へ安全対策の相談や要望を通して一層協力をいたしまして、安全対策に努めております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 危険箇所があったりしてですね、用水路に新たに柵ですとかふたを設置するには、費用や農家の方の合意が必要だと思うんですが、行政側の協力の仕方は金銭面以外何かございますか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  安全対策が必要な箇所につきましては、市で柵やふたを設置したり、場合によっては原材料支給によりまして対応をしているところでございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) それでは、用水路の管理なんですが、市であったり土地管理区であったり、農業関係団体、また地区等さまざまだと思いますが、どのような仕分けになっているか教えていただけますか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  区域ごとの用水路の管理につきましては、どの団体がどの場所を行うかが明確になっておりまして、泥上げ、草刈り、水量調整など日常的な用水路の管理につきましては、各団体で行っていただいております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 柵やふたを設置するハード面に関しては費用がかかると思いますが、ソフトの面で安全対策を講じていく考えはありますか。 ○金子喜彦 議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  ソフト面の安全対策といたしまして、危険箇所については看板等を設置するなどの注意喚起を図っていきたいと思っております。  また、地域の実情を一番よく把握されている各区の区長等の協力をいただきながら、危険箇所の情報を区内でも共有をしていただいたり、また既に対応していただいておりますが、先ほど御答弁申し上げた、学校でも危険箇所のマップ等によりまして注意喚起をしていただき、さらに安全対策を講じてまいりたいと考えております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 諏訪市の中では、近年水路の事故は余り耳にしませんが、全国的には非常に多発をしているということであります。岡山県なんかであれば、全国的に一番用水路の多いところだと思いますが、人食い用水路と言われるほど人が亡くなっていることがありますので、ハード面であったり、ソフト面とともに管理団体と協力していただき、当市では事故が起きないように迅速に進めていっていただきたいと思います。また、一気に全てをやることは非常に難しいことで多額の費用がかかりますので、日々少しずつでも手のかけられるところはかけていくということで対処をしていただきたいと思います。  それでは、次に2番目の国道20号線から綿半にかけての街灯と、それから二葉高校からの市内へ下る坂にある街灯に関してお聞きをしていきたいと思います。市内の中には暗くなると、全く街灯がなく真っ暗な道が市内には多くあります。交通量の少ない道は仕方ないといたしましても、交通量や歩行者の数の多い道路に関しましては非常に危険に感じるところであります。  最近整備された四賀武津から諏訪湖へ抜ける道ですが、国道から綿半までの間が街灯がありません。交通量は日々増加していますし、夜も非常に行き交う車が多いのが現状であります。さらに、健康ブームの中で、夜健康のために歩いている方がふえてきています。私も一度歩いて見ましたが、非常に暗いところ、そうすると小さい段差でも足がひっかかって転んでしまうようなことがございます。健康ブームということで健康づくりで歩いていてけがをすると、よくございませんので、道路を改良する際にあわせて街灯をつくっていくことはできないでしょうか。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  御質問の街灯ですけれども、道路を照らす道路照明のための街灯だと思われます。この道路照明の設置については交通の安全性向上や防犯面などのメリットがある反面、照度が大きくなりますので、農作物への影響、それから周辺住民の方々の安眠を逆に妨げるといったようなデメリットもございます。設置する場合には農家組合や周辺住民への同意も必要となります。そんな中で理解を得るのが難しい場合が多くなってきております。  現在、市で設置する場所は主要道路の横断歩道部などに限定しております。また、防犯灯については各地区で対応いただいているのが現状であります。  今、議員御指摘の場所、道路ですけれども、県道諏訪辰野線となります。照明の設置は諏訪建設事務所の所管となります。諏訪建によりますと、県道も大きな交差点や急なカーブ地点に限り設置をしており、農作物への影響も考えられるこの部分についての道路照明の設置の考えはないという御回答をいただいております。以上です。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) わかりました。それでは、二葉高校から市内へ下ってくる坂ですが、地元の人や道を知っている方が抜け道として使用をされております。非常に狭く、車同士のすれ違いも厳しい道であります。それに加え夜になると暗く、部活帰りの子供たちが多いのが現状で、防連で補助金を出し、各地区でというお話もありますが、各地区の財政状況からすると多くは一気にできないのが現状だと思います。何か対策はございますでしょうか。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  先ほどの答弁と重なる部分がありますけれども、市で道路照明を設置するところは主要道路の横断歩道部などに限定しております。あそこに道路照明を設置することになってしまうと、かなり住宅が連担して、それほど広い道路があるわけではありませんので、住民の方から逆に安眠を妨げるという話が出てきてしまうと思います。  設置するとすると、地区での防犯灯ということでお願いをしていくべき場所なのかなと思っております。防犯灯に関してはところどころには設置されておりますので、少しずつでも増設していただくなど対応をお願いできればと思っております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 地区による防犯灯ということでありますが、防犯灯の申請は地区からされるわけでありますが、最近どんな状況であるか、わかれば教えていただけますか。 ○金子喜彦 議長  消防庶務課長 ◎小泉修 消防庶務課長  防犯灯について私からお答えさせていただきます。防犯灯は防火防犯組合連合会で毎年各地区から申請を受けまして、年間30件、調整しながら申請されたものに対して補助金を交付しているものでございます。  また、最近の申請数でございますけれども、5年ほど前に38件申請がございましたけれども、ここ数年は30件前後でございます。御質問された道路、岡村地区に関してでございますけれども、確認できる範囲では平成13年以降申請がされておりませんので、今後申請されれば対応していきたいと思っております。以上でございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 今の話で防火防犯組合連合会から補助をされているということであります。昔聞いた話であれば、年間1基につき1万円で30件というお話をお聞きしたことがございます。以前設置する際に、蛍光灯で設置しても四、五万円ぐらい、またLEDだともう少しかかるというお話をお聞きしたことがありますが、現在の相場といいますか、そういうものはどのようになっていますか。 ○金子喜彦 議長  消防庶務課長 ◎小泉修 消防庶務課長  今、議員がおっしゃったとおりLED化を推進されたころに関しては5万円前後されているものもございましたけれども、数日前に市内の業者、また先ほど言いました防犯灯の申請のあったものに関しては、領収書をこちらへ提出するようにお願いしていますので、その結果を見ますと、現在LEDに関しても蛍光灯に関しても両方設置条件によって違いますけれども、2万円前後で設置されるようになっております。以上でございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) LEDが出てから時間がたっているということで、非常に格安になってきているということでありました。半額が補助のような形になっていることは理解ができました。市内には危険と思われる箇所が多くあります。先ほどの用水路の件も一緒でありますが、事故が起きないと改善されない傾向が全国的にあります。事故が起きる前に危険箇所を見つけ改善をする、そのように取り組んでいってもらいたいということと、それから以前に比べて、今の話のように安価になってきておりますので、各地区に危険箇所に設置することをまた再度周知をしていっていただけたらありがたいなと思います。  それでは、次に3番目の質問の鳥獣駆除ではなく対策として犬猫のことができないかの質問に移ってまいります。現在、犬猫に関しては生活環境課で行っていると思いますが、鳥獣の中の「獣」という文字がございます。そのけものとして対応していただくことができないかお願いします。 ○金子喜彦 議長  市民部長 ◎花岡光昭 市民部長  犬猫の関係を鳥獣対策の獣の部分、けものの部分で対応できないかということでございますけれども、犬猫につきましては法的にいいますと動物愛護法の適用になってまいります。したがいまして鳥獣保護法に基づく鳥獣の扱いは難しいことになるということでございます。  飼い主のいない犬猫の対応につきましては、県の保健福祉事務所の管轄となってございます。犬につきましては狂犬病予防法がございますので、野良犬ですとか迷い犬等の拘留されていない犬でありますけれども、これについては県の保健福祉事務所で収容を行っているところでありますけれども、猫につきましてはそうした法的な根拠の規定がないものですから、県でも収容を行っていないということでございます。  県では猫の飼い方ですとか、野良猫への餌やりの自粛ですとかそういったこと、また室内飼養というか適正飼養についての普及啓発、そういったことを広報ですとか相談、指導、また譲渡会もこのところ頻繁に行われておりまして、そうしたところで実施をしていると聞いているところでございます。以上です。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) そのように定義をされていることであれば仕方がありませんが、飼い主のいない猫対策についてということで、本年3月の一般質問で質問をさせていただきました。その後、どのように展開をされているか。また、地域猫の避妊去勢手術に要した経費に対する補助金を今までも交付しているとお聞きしましたが、補助金額の見直しや今後の予定などありましたらお聞かせください。 ○金子喜彦 議長  市民部長 ◎花岡光昭 市民部長  飼い主のいない猫対策でございますけれども、当市の対策といたしましては、引き続き団体等によります環境保全活動の中での野良猫の避妊去勢手術に要した経費、これに対しまして市の環境保全推進事業補助金の対象事業といたしまして、補助金を交付しているということでございます。今年度につきましては、今のところ地域猫活動に対しまして1件10万円の交付決定を行っているところでございます。  補助金の見直しということでございますが、現在この補助限度額につきまして引き上げの検討を進めているところであります。また、民間団体が自主的に行います譲渡会についても生活環境課窓口にチラシを掲示したり、また報道機関へ取材の協力を呼びかけることで、バックアップを続けているところでございます。以上です。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ありがとうございます。補助金の金額の見直しで、どこまで上げていただくかまた楽しみにしておりますが、私費で活動されている方々がおられます。そういう方のためにも、私費じゃなくて補助金でなるべく対応できるような形をとっていただけたらありがたいと思います。また、いろいろな広報であったり周知する面では、さらなる応援をよろしくお願いしたいと思っております。  次に、県で飼い主のいない猫対策をされていると思いますが、市の協力体制はそれに対してはどのようなものかお聞かせください。 ○金子喜彦 議長  市民部長 ◎花岡光昭 市民部長  県では県の動物愛護管理推進計画に基づきまして、動物愛護会の地域猫支援事業への協力といたしまして、動物愛護センターを拠点とした避妊去勢手術の実施をしております。また、関係団体の動物愛護会諏訪支部、獣医師会諏訪支部、諏訪飼い犬管理対策協議会主催によるバースコントロール助成事業を継続して実施しているということでございます。  また、猫の飼い方教室等を当年度も継続実施しております。また犬猫の休日譲渡会でありますけれども、昨年は2回開催でございましたが、今年度は4回開催をするということでありまして、今は積極的に譲渡会を推進しているということであります。  県内の各保健福祉事務所のホームページでは譲渡される犬猫の写真を掲載しておりまして、特徴など状況が詳細に記載されておりますので、非常にわかりやすくなっておりまして評価できる点かと思います。  また、市におきましては、この譲渡会について窓口へのポスター掲示、広報など周知をしているところでございます。また、市に相談に来られる方、特に地域猫についてでございますけれども、こちらにつきましては県、市、それぞれの対応等の御説明をしながら、県に協力しているところでございます。以上です。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 避妊去勢手術に関する補助金を増額するよう努力をされていることに関しましては、重ねて感謝を申し上げます。さらに地元で避妊去勢手術が県費でできるように、そんな体制づくりも今後検討をいただけたらありがたいなと思っております。期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、4番目の上諏訪中学校周辺の道路改修についてを質問いたします。裁判所の裏には上諏訪中学校へ上っていく道路がございます。学校への貴重な通路になっていると思いますし、地域の皆様の生活道路にもなっていると思います。緊急自動車が緊急時に車両が通行できるよう整備することができないか。また、この道路は先ほど言ったとおり通学路となっていますので、夕方また夜になりますと暗く、狭く、傾斜も急になっており、危険を感じる通路となっております。安全に子供たちが通学できるよう、街灯の設置や道路の修繕など必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  現場の確認をさせていただいております。裁判所裏の道路につきましては勾配が大変きつく、道路構造例に沿って車両が通行可能となるような道路をつくることは地形上非常に難しくかえって危険であると、こちらとしては判断しております。  ただ、この道路につきましては教育委員会で実施しております通学路点検で階段の老朽化というか傷み、それから防犯灯が少ないことによる防犯上の危険性が指摘されており、市としても対策を検討しているところであります。  防犯灯の設置につきましては、さきの御質問でも答弁させていただきましたけれども、各地区の御協力をいただきながら設置しているのが現状です。少しずつでも増設していただくなど対応をお願いできればと考えております。  階段につきましては現場確認したところ、脇の水路の破損箇所から水が流れ出てしまっていて、それが原因で階段部分も壊してきてしまっているというようなことから、今年度まず水路部分の補修をしまして、少し落ちついてきたと、大丈夫だろうということで過日階段も修理をしたところであります。  この道路ですけれども、逆に車や自動車が通らない点では、通学路としてはかえって安全な通路と言えると思っております。今後も安心して通学できるよう点検等していきたいと思っております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 今、答弁いただきましたように、通学路点検でも階段の老朽化や防犯灯が少ないことによる防犯上の危険性が指摘をされているということでありました。安心して通学できるよう、また地域の方が安心してそこを歩けるように、また防犯上の観点からもさらに整備を進めていただくようお願いをいたしたいと思います。  次に上諏訪中学校の校舎や体育館、また高島小学校の改築等の際に、大型車両は立石から進入して工事を行いました。両学校の体育館は災害時緊急避難場所になってくるわけでありますが、緊急自動車や大型消防車が入れるように道路改修をする考えはないでしょうか。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  両学校周辺ですけれども、急峻な地形となっております。また進入路も住宅が斜面に沿って連なっていて、大きな工事の際には工事車両の進入も近隣の協力なくしてはできない状況となっております。良好な進入路を確保するには沿線の皆さんの住宅移転等が必要になってまいりますので、道路を整備するのは簡単にはいかないのが現状となっております。議員御指摘のとおり、道路が狭く通行が困難な箇所もありますので、近隣の御協力が得られるようでしたら、道路の拡幅などについては今後考えてはいきたいと思っております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 災害時でなくても緊急自動車が進入することはあるわけでありますので、支障がないように道路の拡幅などを考えていってほしいと思います。  それから、諏訪市の東側の山側は県の急傾斜地の指定がされていたり、断層の上にあったりと非常に心配が多いわけであります。旧図書館の美術館収蔵品倉庫であったり、手長の石段の上部右側の手長丘資料収蔵室があるわけでありますが、きのうの水野議員の代表質問や先ほどの森山議員の一般質問でもありましたが、建物自体が30年以上経過をし非常に古くなっているということ。公共施設等総合管理計画の中で収蔵品をどこかの施設に移動し、壊していく予定はないかお聞きをしたいということであります。お願いします。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  両施設は急傾斜地にある建物ですが、今、議員おっしゃったように公共施設等の総合管理計画で両施設とも一応博物館等という区分に位置づけてございます。管理の基本方針は、その中で作品の高度活用や保存を目的とした収蔵スペースの確保を図るための方策を検討する段階になっておりますので、施設の取り壊し、除却については、その次の段階と考えております。  しかし、今、議員おっしゃったように博物館において、さきの議会で補正予算をお認めいただいた経過がございまして、11月から博物館の工事を開始しまして、そのバックヤードの資料について整理を進めていく方針でございます。この作業を進める中で収蔵スペースのさらなる効率的な使用ですとか、大切な作品を安心して収蔵できる新たなスペースの確保についても検討しておりますので、その段階で再度両施設の方針も考えていきたいと考えております。
                  〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 先ほど市長の答弁の中でもありましたけど、各論、総論ですか、非常に難しい面がある。施設によってはそういうものがあると思いますが、今言った二つの施設に関しては、そんなに問題がないだろうと思いますので、公共施設等総合管理計画を進めていく中では、まず初めに手をかけるところではないかと思いますので、なるべく早く施設の中のものを移動していただいて、少しずつ先に進めていっていただけたらと思います。どうかよろしくお願いします。簡単ではないことはわかっています。  それでは、最後の高島城のお堀の清掃についてお聞きをしていきたいと思います。市民のよりどころとなっている高島城でありますが、お堀が非常に汚れております。今までにも部分清掃や全面排水し、清掃を行ったことがあるのか。また、今後どのようにお考えかをお聞かせいただきたいと思います。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  高島城のお堀ですけれども、高島城が都市公園に指定されていることから、私からお答えをさせていただきます。高島城のお堀ですけれども、正式に清掃をしたという記録は調べてみたんですけれども、ありませんでした。  ただ、昭和63年に石垣の改修とお堀の排水路、あと揚水設備の整備を行った記録がありました。このときにはお堀の水位をかなり落としたので、結果としてお掃除をしたような効果があったのではないかと思われます。  その後、昭和(同日、平成の訂正あり)15年から16年にかけて高島城のお堀にハスを植えて浄化ができないかということで実験を行っております。ただ、これも発芽した新芽を亀やコイなどに食べられて、発芽、成長しなかったと。また、ハスは冬になると枯れて底へ堆積して汚泥負荷となってしまうということで廃止となっております。  また、平成19年から平成21年にかけまして、エアレーションによる浄化実験が行われましたけれども、お堀全体の水質が改善するというような顕著な効果が得られなかったということで、平成22年度以降は廃止となっている状況でございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) わかりました。そもそもこのお堀の水がどこから取水されているのかということですが、市役所側の隅から水が流れ込み、天守閣下の諏訪湖側から排水をされているように見受けられますが、例えば水量をふやすことで水の滞留時間が減り、流れができれば水がきれいになるのではないかと素人考えで思うわけですが、いかがでしょうか。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  先ほどの答弁で済みません、ハスの実験を昭和十五、六年と言ってしまったんですけど、平成15年、16年の誤りです。申しわけありません、訂正させていただきます。  今、お堀の取水というか水の量をふやせないかということですけれども、高島城のお堀の水でございますけれども、高島城の諏訪湖側の小和田牧野が管理している、先ほど一番最初に質問のあった西大汐から一旦城内の心字池にポンプアップで揚水をしまして、その心字池の水の排水先として島崎2区公民館の横からお堀に入れていると。最終的には天守閣下側の諏訪湖側からオーバーフローで中門川に排出しているということです。これは、先ほどの昭和63年に小和田牧野の協力を得て始めたものと聞いております。  水量をふやせるかどうかについては、まず農業用用水路であります西大汐の水をもっとくみ上げることができるかどうかという牧野組合及び沿線の農業耕作者との協議が必要となってまいります。また、揚水装置そのものが増設できないかどうか、今度は逆に暗渠となっている排水路がふえた水、排水を飲み込めるかどうかということも研究をしなければいけないということで、多くの課題がございます。  ただ、今御指摘のとおり、水の滞留時間が短くなれば、水質悪化は多少なりとも軽減ができるのではないかという部分もありますので、今後研究をさせていただきたいと思います。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 市長の思いだったのか、春の桜のライトアップ、非常にきれいに桜が夜見えるわけですけれども、お堀の汚れた部分もあらわにされて、灯台もと暗しというか足元がきれいでないと感じてしまう。できれば、諏訪市の中の諏訪湖であったりお堀であったり、水に関するところが非常に汚れている感じがいたします。ぜひ全面排水は非常に難しいみたいでございますので、小まめに清掃をしていくことも、またそういう気持ちがないかお聞かせいただけますか。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  実はお堀のお掃除というか水質をきれいにするということでは、近隣、隣の松本市で松本城でもかなりいろんな取り組みをしていただいております。汚泥の抜き取りによる清掃とかやっておるようですけれども、汚泥の処理で多額の費用が必要となって、1回取りかかりましたけれども、中断してしまったという経過もあるようでございます。  松本城では、今年度は何か薬剤を投入して浄化実験に取り組んでいるという情報も得ております。そういったものを参考にしながら有効な対策がないか、また近隣の松本城での取り組み等々を注視しながら、よい策がないか研究していきたいと思います。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 何をやっても難しいということが、それだけは理解ができたわけであります。  しかし、お城には桜はつきものであって、お堀には魚もいるということでありますので、先ほど言ったように小まめに清掃をして、お城の足元をきれいにしていただけるようお願いをしたいと思います。  また、各いろいろなお城等できれいな部分もあります。それはただ大きいお堀だからということもあると思うんですけれども、いろいろな策を練ってやっている部分がありますので、研究していただいて、経費が余りかからないでできるようであれば、試していただくこともありがたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。  10分ばかり残しましたが、以上で私の一般質問を終わりにさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○金子喜彦 議長  この際、暫時休憩いたします。再開は午後1時の予定であります。            休       憩   午前11時33分           ──────────────────────            再       開   午後 1時00分 ○伊藤浩平 副議長  休憩前に引き続き会議を開きます。議長が所用のため、副議長が議長の職務を行います。御協力をよろしくお願いいたします。  ただいまの出席議員数は14名であります。  一般質問を続行いたします。近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 議場の皆さん、こんにちは。本日の午後最初の質問者、近藤一美でございます。御多忙の中、わざわざ傍聴にお越しの方々、またかりんちゃんねるをごらんの方々、まことにありがとうございます。  さて、本日は通告書に従い、1.第五次総合計画の前期検証、後期基本計画について、2.健康増進・健康長寿のための総合的取り組みについて、3.霧ヶ峰リフト事業について、4.諏訪市水道事業ビジョンと経営戦略について、5.大型滑り台の事故と今後の対応についての5項目について質問いたします。  最初に第五次総合計画の前期検証について質問いたします。前期基本計画平成24年から平成28年の達成度、成果についてでありますが、この5年間で諏訪市はどのように発展し、変革してきたのでしょうか。諏訪市の将来像を言葉で表現すると、初年度平成24年時は「自然の恵みと地域の活力が調和するやさしさとふれあいのまち諏訪」という大変情緒的なスローガンのもとスタートいたしました。前市長が3年、金子市長が2年担当しているわけですが、この5年間の間に新市長の誕生、予測不可能な世界情勢の変化、異常気象等自然災害が頻発する中で、5年間の実績を踏まえて人口の推移、産業別就業人口の変化、工業事業所数、製造品出荷額の推移、また観光客数の推移、財政面での推移など諏訪市の置かれた実力、底力をまた認識したいと思います。これらの数値を総合的に発表していただければ結構ですが、この5年間で成功した施策、また課題を残した施策等の検証と所見を伺います。  以下の質問は質問席にて行います。 ○伊藤浩平 副議長  企画部長 ◎木島清彦 企画部長  それでは、近藤議員からの御質問でいただきました前期基本計画の達成度とか成果について、初めに私から申し上げたいと思います。人口ですとか産業関係の幾つかの数値、観光客、それから財政の面、いろんな話をいただきました。この中で総合的に考えてみますと、詳しくは総合計画の中に全て記載をしてありますので、御確認いただきたいと思いますけれども、一つ大きいのはやっぱり人口が5万人を切ってしまったということで、5万600人くらいだったものが4万9,000人台に入ってしまったということがあろうかと思っております。  産業の関係の人数ですとか事業所数、それから製造品の出荷額の関係、総じて逆に今は右肩下がりといいますか、少しずつ少なくなってきている状況で、人口の減少とあわせてという感じもしております。観光客については横ばいといいますか、余り5年間それほど大きな動きはないのかという感じを受けています。  それからあと財政面につきましては、この5年間を見てみますと確かにそれほど変わらない、横ばい的な税収でありますとか支出の関係でありますとか、そんなふうに受けとめておりますけれども、例えば10年前と比べてみますと、特に税収においては10年前から比べますと10億円の減ということだったんです。一般財源がどれくらい、諏訪市が使っている一般財源については120億円から125億円くらいで5年間ほぼ推移をしてきておりますけれども、その中で特に扶助費なんかを見てみますと、これも5年間はそんなに変わらないんですけれども、10年前と比べたら、例えば平成19年は20億円だったものが平成28年には32億円になっているということで、こちらも10億円以上ふえていると、このような状況が出てきているということで、なかなか人口減少が全てのことに影響しておりますけれども、産業をこれから伸ばしていくことはかなり困難な状況になってきているという気もしているところであります。  ただ、こういった状況を受けまして、5年間の総合計画の取り組みはどうだったのかということでありますけれども、諏訪市では行政評価を毎年行っておりまして、行政評価により、それぞれの施策がどうだったのか評価する中で、総合計画の進行管理を毎年度行ってきているところであります。  今年度の行政評価におきましては、例年どおり昨年1年間の評価もしたわけですけれども、前期5年間の終了ということで、5年間の評価結果がどんな感じだったのかという経年比較を行ったところです。  それを見てみますと、施策評価は比較してみますと5年間で総合的な評価、これについてはほぼ横ばいです。0.1ポイントくらい向上した状況で大きな変動はなかったわけですけれども、各年度とも評価としまして「Cおおむね順調」と、これ以上の評価を受けているものの中の全ての年度において9割以上ありまして、前期の計画についてはおおむね順調に施策を推進できてきたのかなという評価をしております。  特に総合評価を構成する四つの評価項目のうち、市民満足度調査につきましては5年間で総合評価が0.08ポイント、わずかでありますけれども、上昇してきているということで、特徴的なのが特に施策の認知度が上がってきているものについては、満足度も上がってきているという傾向が見られている中で、施策を身近に市民の方に実感していただくことが満足度にやはり結びついてきているのかと、そのような評価、また感想を持っているところでございます。  また、目標指標をそれぞれ施策ごとに掲げてきておりますけれども、これらにつきましても前期の計画について施策の進捗状況を総合的に示すことができ、順調に達成できたという評価をしているところでございます。  具体的に5年間の評価の中で向上した具体的な施策は何だったのかということでありますけれども、幾つか挙げてみますと子育て支援、それから水の供給の関係、下水道の整備、廃棄物の処理、それから地域安全対策・地域の支援、それから消費生活の安全を守ること。それから財政運営、これら七つの施策で施策評価がCからBに向上をしております。  一方で、下がったものはあるのかということでありますけれども、下がったものは幾つかございまして、墓地とか火葬場の運営の関係、それから市営駐車場の関係、これらがBからCの評価に下がっているということ。それから公共交通の関係、かりんちゃんバスの関係になります。それから商業地の関係です。これら二つの施策がCからD評価になってしまって、低下しているということであります。  この5年間でD評価となったものにつきましては、一部に改善が必要だという評価でありますけれども、今申し上げましたとおり公共交通、それから商業、一部市場、こういった三つの施策が上がっておりますけれども、これら三つの施策、事業につきましては、いずれも今後の施策の中で主に課題を抱えていると、取り組みを進めていかなければならないという認識をしているところでございます。以上でございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) ありがとうございました。今の企画部長の答弁の中で、ほぼ満足をしているということでこの5年間を振り返ってみると、各政策が順調に推移したという理解でよろしいんでしょうか。 ○伊藤浩平 副議長  企画部長 ◎木島清彦 企画部長  先ほど申し上げましたとおり、おおむね順調に推移してきていると理解しております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) そういう御答弁をいただきましたが、財務上の健全化比率というものが4項目いつも示されております。実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率、各指標とも向上をしていると理解しておりますが、将来負担比率だけ平成28年度は低下しているという数値が出ていますが、この辺について原因とその対策といいますかはあるんでしょうか。いただいた資料がここにあるんですが、客観的でいいですけど。 ○伊藤浩平 副議長  財政課長 ◎茅野徳雄 財政課長  将来負担比率につきましては土地開発公社の影響がほとんど、その指標の中の約半分を占めておりまして、その買い戻しを進めているところでございますが、平成27年度は若干ポイントが落ちましたけれども、平成28年度につきましては5億円余の買い戻しをしたことによりまして好転しておりますので、このまま継続して買い戻しを進める中で指標をよくしていきたいと考えております。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 東バルの跡地の問題が解決すれば、非常に諏訪市の財政状態はよくなるという理解でよろしいのでしょうか。 ○伊藤浩平 副議長  財政課長 ◎茅野徳雄 財政課長  今土地開発公社の買い戻しの額の残が45億円ほどあるんですけれども、まだ東バルにかかわる部分が20億円余ありますので、それを一気に買い戻すわけにはいかないので、区切りながらやっていきたいと思います。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 理解できました。一遍には解決できませんけれども、逆に言えば財産であるわけですので、それは資産としての価値も多分にあるわけですので、余り心配はないのかと思います。  続いて、平成29年度から後期基本計画では、諏訪市の将来像を言葉で表現すると「未来に向かい鼓動する高原湖畔都市SUWA」となっています。中身は詳細に書かれておりまして、前期計画に比較してより踏み込んでいまして充実していると、読んだ感想でございますが、このスローガンを通しての前期5年間の違い、この辺が言葉の形容詞の羅列なので、どこが違うのか、またどのように理解すればいいのか説明を求めます。 ○伊藤浩平 副議長  企画部長 ◎木島清彦 企画部長  後期基本計画におきましては、改めて後期としてのテーマ設定ということで、「未来に向かい鼓動する高原湖畔都市SUWA」というものを設定してございます。計画のテーマでございますので、このテーマそのものが具体的にどうだったのかとか、そういう総括をしているわけではございませんので、そのテーマに沿ってどういう事業の取り組みをしましたと。それがどのような形だったのかという評価をしておりますけれども、テーマでございますので、このテーマはそのときそのときのさまざまな事象の中から、また首長等考えの中から言葉を選んで、これからの諏訪市に向かって、こんな姿勢で取り組んでいくという姿勢を示したものとして御理解をいただければと、そんなふうに思ったところでございます。  今回は「未来に向かい鼓動をする」という言葉がまず最初に来ているわけですけれども、これは近年の変化の激しい時代の中で、社会情勢が大きく変わってきているわけですけれども、過去からの延長線上のみで施策や事業を考えることなく、5年先、10年先、さらには50年先の諏訪市の展望を見据えたまちづくりへと発想を転換していくこと。事業など新しい時代に向かって一つ一つ取り組みを休むことなく着実に実行していくと。そういうことで未来への期待の高まりと市民と行政が抱くことができるまちづくりを進めるという思いを込めて、「未来に向かい鼓動する」という表現を使っているということでございます。  「高原湖畔都市」につきましては、御承知のとおり諏訪市は標高700メートルを超える高原に位置しているということでありますけれども、こういった都市、霧ヶ峰、諏訪湖といったさまざまな資源を持っておりますけれども、そのほかにも産業や病院など都市機能を有する地域として、日本国内にもなかなかない地方都市なのかなという自負を持っておりまして、これらの特色ある資源を最大限活用したまちづくりを目指していくという考えを込めて、このような表現を使ってございます。  「SUWA」ということで諏訪を表現させていただいておりますけれども、地方創生の時代となりまして、市町村単独だけではなくて、地域も連携して課題に取り組むことが求められてきているのかと。特に諏訪地域では生活圏、経済圏が形成されておりまして、市民生活、企業活動において相互に密接な関連がございます。さらに今後のグローバル化の進展や情報技術の進歩によりまして、誰でも情報が瞬時に受け取れることが可能な時代になってきており、諏訪市ではなく「SUWA」と諏訪をアルファベットで表現することで、諏訪地域全体をあらわすとともにグローバルな視点を持って、世界を視野に入れた最先端に挑むことも意識して、そんな意味を込めて「SUWA」を使っているということで御理解をいただければと思います。  このようなテーマを設定したということで、金子市政になり改めて方針を示す最初の総合計画であるということで前期の5年間の総括もした上で、これからの時代背景に合わせてテーマを入れさせていただいたということで御理解をいただきたいと思います。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) これは非常にわかりやすく今説明していただきましたので、よく理解できました。東口の開発、また柳並線の拡張、これから大型投資が続くと思います。だから「未来に向かい鼓動する」、辞書で引きましたら、鼓動というのは震えて動く強い動きだそうですから、ぜひ期待をしたいと思います。  また、松本市なんかは健康長寿延伸都市という非常にわかりやすい、明確な目標を掲げております。それから、小布施町なんかは葛飾北斎の北斎と栗と花のまち小布施というような、非常にわかりやすい標語になっております。今の「鼓動する高原都市SUWA」の、これはこれでいいキャッチフレーズ、スローガンだと思いますが、また、わかりやすく諏訪の未来を一口で言えるようなものもぜひ決めていただければと思います。  続きまして、諏訪市の総合計画の後期基本計画の中で経済部関係でものづくり、金子市長がものづくりで人づくりということを要望されて、後期5カ年計画の中で中国経済の不安定化に伴い、海外に進出した企業の国内回帰の動きについてという文が109ページにございます。これが実態としてどのようになっているのか。また、今後の取り組みとして中国等へ進出した企業の国内回帰を促進するための支援策というものもうたっています。この辺の具体的な方策についてお尋ねしたいと思います。 ○伊藤浩平 副議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  それではお答えさせていただきます。諏訪市では基本施策22、最先端に挑み続けるものづくりのまちの施策実現のため、事業所に出向き景況調査やヒアリング調査、またアドバイザーの業務等を通じまして市場の把握に努めているところであります。また、工業振興審議会でお聞きいたしました市場動向や経営者の皆様の声を施策に組み込んでいるところでございます。  議員から御質問の国内回帰の動きについてでございますが、経営者のヒアリング等によりまして、中国経済の不安定感や人件費の高騰、また中国で生産される商材の精度の問題から当地区の強みである、ものづくりの高度な技術力による超精密加工部品の製造部門等の回帰が進んでいるとお聞きをしているところでございます。  国内回帰を促進するための支援策でございますが、諏訪市は企業に対しまして市の補助制度と助成金の制度、金融制度等の支援策を取りまとめました「諏訪市内企業商工業振興施策ガイド」を作成いたしまして、企業に配布するとともに景況調査等で事業者等を訪問いたしましたときに相談を受けているところでございます。  ハード的設備の助成策といたしまして、工場等立地促進助成金、空き工場・事務所活用助成金、生産設備投資促進事業補助金などがございます。また融資制度についても昨日答弁いたしましたが、設備近代化資金について今年度より利率の引き下げ、それから3年間の全額利子補給制度などの創設によりまして、より使いやすい制度としてこうした施策により国内回帰を支援しているところでございます。以上です。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 私は今の経済部長の答弁に異論がございまして、実際中国の政情が不安定だと言いますけど、今は世界中で日本も含めて政情が不安定なわけです。その中で中国はやっぱり一帯一路というようなことを掲げて、世界でもうアメリカの経済を抜いて、世界最大の経済大国になってきているという認識はやっぱり持っていなくちゃいけないと思います。  そして日本に回帰することは、まずあり得ないと。これは市場が東南アジア、ASEANなんかに広がっていまして、チャイナ・プラス・ワンという経済用語がもう一般化していますけれども、中国もおいておく、そして東南アジアにひとつ出ていくと。これはベトナム、フィリピン、そしてマレーシア、タイ、そういうところに出ていくわけです、実際に。その一つの最大の要因は後で触れますが、日本が人手不足なわけです。そういう面で、これからの行政の立場としては帰ってくることを支援するんじゃなくて、次に質問します海外展開への中小企業に対する支援策、こちらを重要視していただきたいと思いますが、このへんの支援策について具体的にはどのように考えられているかお答え願います。 ○伊藤浩平 副議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  海外展開に対する支援でございますけれども、まず情報の入手等の支援といたしまして、諏訪市にございますジェトロ等によりまして海外への輸出の支援、海外進出支援を行っていただいております。海外経済、貿易情報、貿易、投資、海外取引の開拓、海外支援等の相談ができるさまざまなメニューがございますので、こうしたものを利用していただいております。  また、外国語パンフレット等の作成や契約書の翻訳、外国語を通じてのやりとり等の支援といたしまして、外国語翻訳事業をNPO法人諏訪圏ものづくり推進機構に委託をして、専門アドバイザーによる外国語を中心に翻訳を実施していただいております。  また、今後の成長分野の一つとして医療・介護分野がございますが、昨年11月にはドイツで開かれました医療機器の国際的な展示会であるコンパメドへ市長に参加いただき、トップセールスを行っていただきました。この展示会には医療機器開発のために諏訪市を中心とした数社が連携している企業グループSESSAが出展をしておりまして、その取り組みの支援を初めとして、受注拡大のため諏訪市の企業の技術力をアピールしたところでございます。以上でございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 今御答弁いただいたように、諏訪市はものづくりの最先端に挑むという立場をとっていますので、中小企業の海外に展開する支援策はもっと充実をお願いしたいと思います。  それから次に、後期基本計画で人手不足対策についてはほとんど触れられていませんでした。しかし、現実は7月の諏訪地方の有効求人倍率は1.72倍と、もう今まで過去にないような人手不足の時代を迎えています。現実に経営者に聞いてみますと、製造業なんかでも正社員が足りないんだと。若い人が足りないということが異口同音に言われています。この辺について、行政としてもぜひ支援をしていただきたいと思うんですが、具体的にはどのような形で支援を考えられているんでしょうか。 ○伊藤浩平 副議長  経済部長
    ◎大舘道彦 経済部長  議員御指摘のとおり、2012年11月を底に雇用情勢が一段と改善する中で、人手不足感はバブル期並みに高まり、この対策が喫緊の課題となっております。  また、一方において少子高齢化、人口減少が進む中で人手不足克服のため新技術の導入や人材育成等によりリノベーション等を巻き起こすことが生産性の向上には必要不可欠でございます。  後期基本計画の中では、重点プロジェクトの産業成長プロジェクトにおいて、将来の産業を担う人材の育成確保にて人材育成の観点から施策に取り組んでいます。そうした中、諏訪市では新たな取り組みといたしまして、ものづくりの新たな担い手として首都圏の大学の理系女子を募集し、諏訪市リケジョツアーを過日開催したところでございます。首都圏の大学生は諏訪市及び諏訪市内の企業に対する認知度はほとんどございませんで、改めてシティーセールスの重要性を認識したところでございますが、諏訪市が持つものづくり文化、技術力の高さを勉強していただきたいと考えています。今後も引き続き事業を実施する中で、諏訪市の魅力や諏訪市の持つ技術力等をアピールし、優秀な技術者の確保に努めてまいりたいと考えております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) どうもありがとうございました。リケジョについて各大学にやられたのは非常にヒットだと思っています。ますます充実をして、諏訪市にそういう女性の工業系の大卒の方が就職していただけることは新しい施策だと思いますので、ぜひ充実をしていただきたいと思います。  続いて、今経済部の工業担当者の欠員が出て、いまだに補充をされていませんが、これは市長にぜひ御答弁いただきたいのですが、やっぱりものづくりを通じて人づくりということを標榜している以上、工業の経済部長の下にいて、実際実務を担当する人が半年間も不在というのは組織としてよろしくないんじゃないかと思いますが、いつごろ補充になるのか。市長、答弁をしていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○伊藤浩平 副議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  現在の庁内の人事の環境等々の調整がございます。できるだけ早く解消をしてまいりたいと思っております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 本来なら総務部長にお聞きするところでしたけれども、いきなり市長に聞いてしまいましたが、やはり欠員ができたときにはフレキシブルに4月とか10月とか定期異動を待たずにやるという考え方も必要じゃないかと思いまして、あえて質問いたしました。  続いて、私のいつもの持論である健康増進・健康長寿のための総合的な取り組みについて。今回は私のライフテーマなんですけれども、6月の議会ですわっこランドの予算が可決されましたが、その後補充する器具等については、いつごろ実際に使えるようになるのか。そしてまとめて利用者の意見を聞く機会をつくっていただきたい。それから、もっともっとすわっこランドはいろんな形で利用できるんじゃないかということ。それから、施設利用者の受益者負担、これは私の持論でもあるんですけれども、一定の負担は当然利用者が負担をして、健康づくりは自己責任として健康管理を自分たちの責任でもってやるという意識づけはやっぱり必要じゃないかと思いますので、一括して御答弁お願いいたします。 ○伊藤浩平 副議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  通告に基づきます四つの御質問を一括ということですので、少々お時間を頂戴したくお願いいたします。  まず、トレーニングルームのマシンの関係でございます。結論から申し上げますと、今週7日に設置の予定でございます。以下経過を御報告させていただきますが、健康推進課では6月議会定例会において補正予算をお認めいただきました後に速やかに入札を行い、発注をいたしました。契約上の納期は10月末となっておりました。業者によりますと、納品までに3カ月を要する理由といたしまして、機器がアメリカ製で輸入品であること、また国内には在庫がないために受注生産のために製造に1カ月、また海路の輸送で1カ月、検査・組み立て等で数週間かかるということで三月かかるそうでございます。利用者の問い合わせも多く、業者には納期限にかかわらず、なるべく速やかにお願いしたいということを採算申し上げた結果、ただいま御報告のとおり明後日に納品の予定でございます。  続きまして、利用者の皆様の御意見を伺う機会の設置でございます。こちらも6月議会定例会で御質問があった内容でございますが、議員御指摘のとおり顧客満足度を高め、利用の拡大を図る上で、また安心・安全な施設運営を行う上では、利用者の要望、御意見を把握し対処することがもっとも重要なことだと思っております。  平成17年のグランドオープン以来、すわっこランドは運営協議会、お客様御意見箱、また指定管理者のモニタリング等を通じ、利用者等外部からの幅広い意見を頂戴しております。寄せられた御意見につきましては、できることはすぐに。また費用や時間がかかる物については計画的に取り組んでまいりました。こうした結果が多くのリピーターを確保し、現在の利用につながっているものと考えております。お客様の日々の御意見につきましては、フロント横にございます御意見箱に常設したものに御意見をお寄せいただき、迅速かつ誠意を持って回答、対応しているところでございます。  こうしたことから、現時点では利用者との懇談会の開催については特に検討をしておりません。しかし、議員の御提案は、市民に愛され親しまれる施設を運営する上では最も重要なことと考えておりますので、例えばサービスを見直す、あるいは利用者の御意見を伺う必要が生じた場合には、アンケートなどとともにそうしたことを積極的に取り入れていきたいと考えております。  続きまして、さらに健康増進に活用する施策とのことでございます。すわっこランドは指定管理者の努力によりまして、年間利用者が3年連続で30万人を確保しております。健康増進施設といたしましては、県内有数の施設と自負しております。すわっこランドを活用した事業といたしましては、高齢者福祉課主催の65歳以上を対象とした水中運動教室を年72回、健康推進課主催の健康づくりプロジェクト及びからだ改善セミナーでそれぞれ年24回、さらには特定保健指導では年72回実施するなど、年間を通じ腰や膝に不安を抱える方でもプールを使った運動を安心して気軽に行っていただき、健康増進を図れるというすわっこランドならではの特徴をフルに活用したさまざまな健康づくりに取り組んでおります。また、指定管理者が企画するプール及び研究室におけるレッスンは、昨年の実績でも19種類の教室を年間800回開催し、述べ1万1,000人ほどに利用をいただいております。  このように、市民の健康づくりの拠点として大いに活用されているすわっこランドではありますが、課題といたしまして、レッスンの時間帯は一般の御利用に供することができないこと、また魅力的な運動メニューを見直す際には、限られた予算とそのバランスにおいて費用対効果も考える必要がございます。いずれにいたしましても、すわっこランドが健康増進施設として市民の健康への関心を高め、建設の所期の目的を着実に達成していることに、実際には御利用いただいている皆様こそ実感をしていただいていることと自負をしているところでございます。さらなる活用について御提案があれば、ぜひお寄せをいただきたいと思っております。  最後になりますが、利用料金に関する御質問についてお答えいたします。こちらも6月議会の定例会において議員から御提案をいただきました。トレーニングルームの受益者負担につきましては、現在実施の方向で指定管理者の株式会社やまびこスケートの森で調査、検討をしております。来年中の実施を目指し、近く市と指定管理者で協議を行う予定でおります。開館から12年が経過し、プールや風呂などの施設、トレーニングマシンなどの備品はそれぞれ更新時期にもあり、またここ数年の修繕費や更新費が増大するとともに、オープン以来消費税を除いて料金改定を全く行っていないことから、指定管理料等運営費用についても、ここ数年でかなり増大をしているところでございます。こうしたことから、指定管理料や修繕料など財政負担の増大への対策につきましては、トレーニングルームの受益者負担に限らず、使用料などを含めた検討が必要となってまいります。  なお、使用料の見直し等に当たりましては、サービスの充実とセットで行うことが肝要でございます。こうしたことも含め、市民の皆様に納得いただける方向で検討しているところでございます。以上でございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 今800回、延べ1万1,000人の人が活用されていることをお聞きしまして、非常に役立つ施設だということを実感いたしました。そして、この受益者負担の考え方も、値上げをすることについては利用者にとっては負担になるわけですから、丁重な説明、できるだけ時間をかけて事前に周知徹底をしていただいて、納得していただいて値上げという形に進んでいただきたいと思います。  それから、すわっこいきいき体操という簡単な体操があるんですが、私が実際にやってみて、これはラジオ体操よりも簡単で、そして関節を非常に動かすので、いわゆるストレッチ的な要素も含まれていますので、ぜひ全市を挙げて普及していただければ、まずこういう軽い運動から入ると老人たちも、今65歳以上の人が諏訪市だけで1万5,000人を超えている状況の中では、やっぱり体を動かすことは必要条件であると思いますので、ぜひ取り上げていただきたい。  最近、社協で実施しているわけですが、指導者といいますかリーダーを養成する講座がありますが、実際に今、リーダーは何名ぐらい養成されているのか。それから、市としての取り組みは現実どういうふうになっているのかをお聞かせください。 ○伊藤浩平 副議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  すわっこいきいき体操の推進リーダーにつきましては、現在御登録いただいている方は19名でございます。ことし7月に開所いたしました地域医療・介護連携推進センター、ライフドアが行う生活支援体制整備事業に、このいきいき体操の推進リーダー養成を位置づけまして、さらに強化を図っているところでございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 残り少なくなってしまいましたので、次に進ませていただきます。  諏訪湖一周ウォークについてなんですが、これも一括してもう答弁願えればいいんですが、22回目の諏訪湖一周ウォークが9月24日になされると。私なんかも参加するように申し込んであるんですが、この実行委員会の人数だとか、それから今は実行委員長を企画部長が務めているわけですが、あるべき姿としては、やっぱり民間の団体に任せるべきではないかということ。それから経費の問題。そしてことしの参加者、8月31日で一応締め切ったということですが、去年に比べてどうなのかということ。それから、本当に市民の間に定着してきているのか。この辺がちょっとマンネリになっているんじゃないかということを感じます。  そして、諏訪湖一周で岡谷市とか下諏訪町とやっぱり共催でやれれば一番いいと思うんですけれども、協力という形になっています。これを聞くと、諏訪市以外に岡谷市と下諏訪町の管轄の土地を通るからということで、実質的に協力金をいただいているわけではないということなんですが、将来的に諏訪湖周ということで共催という形にできないものなのかという疑問が残ります。  それからウオーキング、歩くことは健康にいいことは医学的にも証明されております。したがって、年1回のイベントではなくて毎月歩くとか、1週間に一遍歩く人もいるかもしれません。したがって、ポイントカードをつくったりして、やっぱり諏訪の市民は諏訪湖という本当にいい立地がありますので、歩け歩け運動の中にそういう諏訪湖一周のウオーキングなんかを取り入れてやるとか、もう少し今までのやり方を変えてやってはいかがかなと思うんですが、その辺について御答弁願います。 ○伊藤浩平 副議長  企画部長 ◎木島清彦 企画部長  それでは、諏訪湖一周ウォークについてということで一括して御質問ということで承りましたので、今お話いただいた項目等についてかいつまんでお話をさせていただきたいと思います。諏訪湖一周ウォークは私も個人的には非常に思い入れがある大会でございまして、第1回目のスタートから全てかかわったところで、本当にいろいろ私がここまで来た、本当にありがたいと思っているイベントでございます。  まず諏訪湖一周ウォークの実行委員会の組織ですけれども、これは諏訪市まちづくり市民協議会が一昨年解散をいたしまして、この団体ができたところから中心に取り組みを進めていただいてきたわけでございまして、この団体が解散した後どうするかということでしたけれども、この団体にかわる団体が今のところないということで、これまでの関係者を集めた上で、市のほうで私企画部長が実行委員長になるということで、そこだけ修正をして現在に至っているところでございます。  当然、民間の団体で、もしいい形で受けていただけるところがあるならば、そういったところに中心になっていただく、そのようなこともぜひ考えていきたいと思っておりますけれども、当面は現状のことをやりながら、関係課ですとか民間団体を含め、改めて検討を進める時期かということは思っているところでございます。  それから、ことしの申込者数でありますけれども、例年1,200名くらいというところですけれども、8月25日現在552名の申し込みということで、これは現時点ではおおむね例年並みの状況ということで、ことしも例年並みの1,200人くらいの方においでいただけるのかと思っているところでございます。  それから、市民に定着しているイベントかどうかということでございますけれども、先ほども言いましたとおり、この諏訪湖一周ウォークを始めたときは、歩くイベントなんていうものはほとんど認知されないような状況でございまして、それでもこういった取り組みを進めていく中で、現在はイベントがなくても、ふだんから諏訪湖周を歩いている方が非常にたくさんいるということで、イベントがどうのこうのというよりも、歩く活動の定着には大いに貢献があったイベントなのではないかなと思っておりますので、ことしもいろんな工夫をしながら、参加者に対するおもてなしなんかも工夫しながら開催をいたしますので、イベントについては継続をしてまいりたいと思っているところでございます。  それから、ウオーキングそのものの取り組みでございますけれども、ただいまも申し上げましたとおり、諏訪市として諏訪湖一周ウォークをやっておりますけれども、市民協議会があった時代には市民協議会独自のイベント、それから各地区でいろんなウオーキングコースをつくり、ウオーキングイベントなんかを開催していただいておりまして、市民協議会がかかわっただけでも平成12年から平成27年までの16年間、年間6回から8回程度、全125回開催をしてきたと。このようなイベントがございます。  こういった活動が本当に歩く健康づくりということで全市的に広がっていったのかと思っているところでございまして、先ほども申し上げましたとおり、自主的な健康づくりの機運は高まっているところであります。ですから、継続をしながらということになりますけれども、イベントそのものについては、確かに改善する余地があるかと思いますし、議員から岡谷市、下諏訪町が協力でなく共催をという話もございました。これは第1回から実はそんなことを考えていたわけですけれども、なかなかやっぱり行政の垣根は難しくて、せめて協力をいただきたいということでいろんな許しをいただいて、こんなイベントをさせていただいているという経過もございます。ただ、ここまで来ましたので、そちらについてもぜひ今後検討を、どういう形がいいのか改めて検討できればと。運営主体の民間移行も含めて検討できればと思っております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) ありがとうございました。ぜひ健康のためにいいということはわかっておりますので、この一周ウオークが盛んになるように応援していきたいと思います。  次に、霧ヶ峰リフト事業について。スノーマシンが2台導入され、キッズパークの開設によって、どのように変えようとしているのか。これも一括で現実にスキー客が去年に比べて、この施設をつくったことによって、どのぐらい改善するのか。それからキッズパークについて、どのような計画であるのかについて、非常に時間との闘いでございまして、結論で結構ですので、今検討されていることを御答弁願います。 ○伊藤浩平 副議長  経済部長 ◎大舘道彦 経済部長  それでは収支の改善についてでございますが、現在の一般会計の繰入金で経営が成り立っております状況では、利益を出す経営計画は現実的には不可能でありますけれども、平成19年から平成28年を比べますと、1,000万円の減収となっております。1年で100万円ですので、今年度についてはキッズパーク、スノーマシンの導入によりまして100万円の増収を目指していきたい。近い将来には1,500万円程度の収入にしていきたいと考えております。  それから、キッズパークにつきましては昨年までの動く歩道、らくちんくんの利用者の約5割、半分の方が利用していただけるということで、収入については約32万円を見込んでおります。以上でございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 簡潔にありがとうございました。続いて、水道事業のビジョンと経営戦略についてお尋ねいたします。この質問をするために勉強していましたら、今日諏訪の水道が安全・安心で水源の心配がなく供給できるのも、新井の浄水場のおかげだということがわかりました。これは行政の垣根を越えて、また壁を越えて、この地に浄水場をつくることについて大変御苦労されたとお聞きして、このときの水道局係長が独特の松樹節を駆使してまとめ上げたというお話をお聞きしまして、先ほど逝去された金子市長の御尊父様の金子松樹さんのお力が大変貢献されていることをお聞きして、また謹んで御冥福をお祈りし、ともに諏訪市のさまざまな発展に貢献していただいたことに敬意を表します。  そういうことで、水道局長には今水道局の抱えている問題点と、それから一番市民の関心のある近々に水道料を値上げしなくてはいけないのかどうか。審議会等を設置することは何かそんなような予感がするんですが、その辺について結論だけで結構ですので、御答弁願います。 ○伊藤浩平 副議長  水道局長 ◎河西活水 水道局長  ビジョンにつきましては、本3月定例会に案をお示しさせていただきました。今後はこのビジョンに基づいて施設の更新等を行ってまいるわけでございますが、今回議案として上程させていただいております審議会の条例、その席上で今、議員おっしゃられました料金改定も視野に入れて事務を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) そういう値上げのことも視野に入れているということで、先ほど言いましたように、市民にとっては値上げは非常に気になるところでございますので、よく説明責任を果たしていただいて、丁寧な説明をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後になりましたけれども、大型滑り台の事故と今後の対応についてということで、同じような事故が3回ぐらい起きて、今はロープを張って中止になって使用できないような状態になっておりますけれども、これからオフシーズンになって閉鎖されますが、来年また春になったら、ぜひ再開の道を模索していただきたいと要望も含めて、また市民に実際に意見を聞く機会が私にとっては必要だと思いますが、小松建設部長のお考えを手短にお願いいたします。 ○伊藤浩平 副議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  市としては大変貴重な遊具だと我々も認識をしております。このまま閉鎖という形にならない形で何かいい方法を模索をして、来年度また再開できるようにしていきたいと思っております。また御提案等いただければと思います。よろしくお願いいたします。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 駆け足で何とか、5項目はやっぱり多過ぎましたという反省をしながら、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) かりんちゃんねるをごらんの皆様方、こんにちは。議場の皆様、間もなく質問者もわずかになっておりますけれども、ひとつお聞きをいただきたいと思います。今回の諏訪湖花火大会、非常に協賛社の皆様方の御協力や、それと設備にあるいは施設の設置という形の中で御苦労いただいた関係者の皆さん、そして市の職員の皆様方が長時間にわたっての準備を進めてもらったということで開催をされたわけでございますけれども、あいにくの天候でちょっと煙が空にたまってしまって、残念だという思いがしますけれども、市長の挨拶の中では、来年は第70回ということで御期待をいただきたいというお話もありました。  そして、2日に行われた新作花火大会、すばらしかったですね、皆さん。今回はちょっと西風を受けて、観覧席にどんどんと煙が来たわけでございますけれども、非常に感激をされた皆さんが多かったようです。花火が終わった後でも、それぞれ帰途についた関係の皆様方がよかったよかったということで、本当にすばらしかった花火大会ではなかったかと思っております。それでは、私の質問をさせていただきます。  まず、上諏訪駅西口整備についてでございますけれども、これについては既に多くの議員の皆さん方が質問をされております。最後になりましたら大分重複したものがありますので、再度同じような御回答をいただくような場面も出ると思いますけれども、ひとつしっかりと御協力をいただきたいと思います。  この上諏訪駅の周辺でございますけれども、柳並線の湖畔までの延長整備については、これは本当に長年の課題でもありましたし、大いに期待をされていると思います。本事業をきっかけとして、駅周辺のまちづくりへとさらに広げていただきたいという思いで質問をさせていただきたいと思います。  上諏訪駅周辺の再開発について、7月、駅前開発対策室を設置し、部局を横断して定期的な協議を行い、事業主体であります株式会社諏訪駅前開発と調整をしている中でとのことでございますけれども、このたび柳並線の延長について、市長の説明では片倉興産、今は諏訪湖ホテルの建物改修に伴って、現在、柳並線の諏訪湖畔までの延長について御理解と御協力をいただき、地権者や地元住民等関係者各位の御理解と御協力を得ながら、駅周辺と諏訪湖を結ぶ中心市街地と観光エリアのシンボル道路となるような整備をされ、平成32年度の供用開始に向けて整備するということでございますから、この事業を進めるに当たりまして、それぞれの地域の方々や経済団体である商工会議所への説明とか懇談会等を開催されたでしょうか。また、その懇談会において、地域の皆様や団体の皆様方から要望や御支援という形の中で何か内容が、こんなことがあったということで参考になることがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。  後の質問は質問席で行いますので、よろしくお願いします。 ○伊藤浩平 副議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  柳並線の延長、延伸についての御質問ですので、私からお答えをさせていただきます。  商工会議所を初めとする観光協会あるいは旅館組合、地域の商業会の皆様への説明という点につきましては、先月、議会に報告をさせていただいて間もないということから、まだ説明等々直接はさせていただいておりません。  これらの方々につきましては、大変この事業については大きな関心をお持ちということから、整備計画については今後も御協力等々をいただいていきたいと考えておりますので、もう少し計画が整ったところで、説明などの機会をつくっていきたいと考えております。  地元、湖柳区の皆様に関しては8月27日に区民説明会で概要について説明をさせていただきました。おおむね御理解をいただけたものと考えておりますが、引き続き丁寧な説明や協議を行い、事業を進めてまいりたいと思っております。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) 今御回答をいただきましたけれども、本当に懇切丁寧に説明をしてということでございますので、この事業がスムーズに説明をし、進むようにぜひとも関係者の皆さんの御協力が得られるよう頑張っていただきたいと思います。  次に、上諏訪駅東口地域の整備計画の取り組みでございますが、既に駅前地域の開発整備については取り組んでおられるところでございますが、柳並線の延長事業を含め、駅周辺開発のスタートの時期と捉えて、現在企画中の整備計画にあわせて、これを一つの事業として取り組んでいただけるのか。既にもう計画が進んでいますので、そんなことなくということで別に考えるかと思いますけれども、一つのこの開発事業の計画の中に取り入れられるか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○伊藤浩平 副議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  今、柳並線の延長計画ということですけれども、今議会で設計、それから測量等々の事業費を計上させていただいて、今後事業計画、そういったものも詰めていくというものになっております。東口の開発との関連では、当然東口から今度の柳並線の延長により、湖畔への直結ということも考えられますので、東口の現在の開発計画において、特に2階のテナントの募集、そういったものについては大きな影響が出てくるのではないかと、いい意味での影響が出てくるのではないかと思っております。  柳並線の延伸については、まだ発表したばかりということから、今後その影響、それからどのような関連性を持たせて事業ができるのかといったことについては検討をして、また取り組めるところについては、ぜひ取り組んでいきたいと思っております。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) それでは、きのうも質問が出ておりますけれども、西口にも市の所有地を大分広く持っているということでございますし、あそこには法務局もございますけれども、これら西口の開発にあわせて、これは事業が推進していくにスムーズな取り組みができるという回答もいただいておりますけれども、そんなようなことも含めて、ぜひ積極的な取り組みをしていただきたいと思います。  それから、諏訪市の総合後期5カ年計画事業への取り組みについて質問ですけれども、これについては先ほど近藤議員から質問をされております。これについてもやはり非常に5カ年計画ということでございますけれども、既に平成32年という形で間もなく供用が開始になる観光エリア、シンボル道路の関係ですけれども、この供用開始になるについて、5カ年計画の事業への関係との取り組みを含めていろいろと企画、調整整備がされるのか、あわせてお聞きしたいと思います。 ○伊藤浩平 副議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  諏訪市の総合基本計画後期5カ年計画の中では、具体的な事業の中身等々については余りうたわれていない部分がございます。また、先ほど来言わせていただいているように、柳並線の延長については、今年度に入ってから大きく進展をした事業でありまして、市の実施計画の中でもまだ載っていなかった事業を急遽諏訪市にとって大変重要な事業であるということから、取り組みをさせていただいているという中身になっております。  今後5カ年計画の中にどのようにその部分が組み込まれていくのかと、計画の中には具体的に組み込まれているわけではありませんけれども、どのようなほかの事業への影響があるのかということについては、また内部でも検証をしながら、市にとって総合計画の実現のために必要な事業となるような位置づけについても、また検討をして進めていきたいと思います。 ○伊藤浩平 副議長  企画部長 ◎木島清彦 企画部長  ただいま建設部長に中身について話をいただきましたけれども、総合計画の担当の関係で、私からも若干触れさせていただきたいと思います。  駅周辺のいろんな取り組みにつきましては、もちろん総合計画で取り組みをしておるわけですけれども、具体的に方向性を出したりするのは、これまで一昨年から取り組んでいただいております駅周辺市街地のあり方検討会、そういったところでさまざまな方向性を示していただいたところでありまして、これからもこういったところにも話を聞きながら、今後の方向性をさらに詰めていきたいと思っているところであります。  先ほど建設部長も申し上げましたとおり、今回の柳並線の事業は一体その総合計画の中でどこに位置づけてくるのかということでありますけれども、もともとそれが具体的にあったわけではありませんけれども、私どもとしましては後期基本計画の基本政策の26の中で人が集まる賑わいのまち、中心市街地の中の具体的な取り組みの一つとしまして、上諏訪駅周辺地域は医療、産業、観光、商業の中心地として振興策を検討する、そういった位置づけになっておりまして、この中で柳並線の整備計画、整備の事業はまさにこの事業を推進するための一つの象徴的な事業になり得るというものに合致したものと捉えているところでございます。  総合計画の取り組みは今後5年間という中でございますので、先ほど建設部長が申し上げましたとおり、柳並線の事業も一緒に取り込みながら中心市街地の人の集まり、にぎわいづくりと、そういうことにつながっていければと考えているところでございます。以上です。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) 大変そういうことで心配、ちょっと素人として考えていたんですけれども、市の対応として積極的にこれに取り組んでいただけるということでございますので、ぜひスムーズに事業が進行できますように頑張っていただきたいと思います。
     それから、これから上諏訪駅周辺の整備計画、今、両部長からお話もあったんですけれども、駅の西口、それから中浜の観光地、これは温泉街になりますけれども、それから文化センター、東バル跡地周辺の開発ということで、市長からもこの開発については幾度も説明を聞いているところでございます。これについて柳並線の整備から波及いたしまして、ホテル・旅館街から文化センターあるいは東洋バルヴ跡地へとつながる、駅西口周辺の地域のまちづくりをお願いしたいと考えておりますけれども、諏訪市駅周辺市街地あり方検討会を含めているようでございますけれども、この検討会についてはメンバーが何人ぐらいで、どのような間隔で会議が開かれていくのか、一言お聞かせをいただきたい。 ○伊藤浩平 副議長  企画部長 ◎木島清彦 企画部長  済みません、先ほど総合計画に触れた中であり方検討会について若干ふれさせていただきましたけれども、改めましてあり方検討会、今後のということでありますけれども、昨年までは6回開催をしてきておりまして、今のところ一応その6回で一くくりと考えていたわけでございます。  ここでまた具体的に柳並線の話ですとか、そういった話が出てきております。あり方検討会につきましては、特別な計画を策定するとかそういった性格の会議ではないんですけれども、柳並線の今回のことを契機に駅の東口ですとか橋上化の関係、それから西口の再整備というような駅周辺全体のまちづくりへの機運が今後高まってくると考えておりますので、今後は市の内部でも協議をしていきますけれども、あり方検討会の有識者の方へも改めて意見を聞きながら、今後の駅周辺について一緒に考えていく機会は、また継続して設定をしてまいりたいと思っております。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) あり方検討会について今お聞きしたんだけれども、これは当然有識者の皆さんからだということですけれども、人員は何人くらい。あり方検討会のメンバーの数。 ○伊藤浩平 副議長  企画部長 ◎木島清彦 企画部長  申しわけございません。メンバーについては、今手持ちにないものですから、具体的に何人ということは申し上げられないので、また後ほどお答えさせていただきます。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) そういうことで後ほどお聞きをすることにしたいと思います。  それから次に、公園の整備ということでお聞きしたいんですけれども、私はすぐそばに高島公園があるわけでございますけれども、せんだってたまたま日曜日に出ていって散策をしていた最中に観光客の皆さん方が来て、護国神社をお参りしました。だけど、えらい草だらけじゃないというようなお声がかかったり、これは何の神社だなんて言って、護国神社と書いてあるんだけれども、一体どういうことでこの整理をしているのか。まさか昔はというよりは、最近朝私も寝ている最中に渋崎の老人クラブの衆が来て草を刈ってくれたり、そういうことをずっとやっていただいたようですけれども、渋崎の皆さん方も大変そういう方が高齢化されたというような形、それから各地区の老人クラブの人が交代でやってくれたということを聞いておりますけれども、これにかかわって実際に今後の整備をということで、公園緑地係と観光課という形の中でいろいろ連携をとってやっているのかということを言ったら、全然観光課は例の茶室というような形とお城との関係、それから公園緑地係はそれぞれ公園の中の草刈りだということなんですけれども、前は公園のところにも3人ぐらいのバイトというか臨時職員の方がいて、公園の中をせっせと草を刈っていただいたけれども、ああいうような形の中でそれぞれやっていて、最近はやっていただけるかどうかと思うんですけれども、桜の木の根元のところにも、もう大きな草が30センチも伸びているという状況でございます。  そういった中で、せっかく諏訪市に観光に来てくれる方が気分を害したような雰囲気があったんじゃないかということで非常に心苦しかったわけでございますけれども、そういう中で聞きますと、29カ所ぐらいの公園があって、それぞれの公園についていろいろ整備をしていたのですが、湖畔公園はよく草を刈っているのを車で通っても見るわけでございますけれども、この整備の状況についてお聞きをしたいと思います。 ○伊藤浩平 副議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  市内の公園の管理についての御質問ですので、私からお答えをさせていただきます。今、議員からお話のとおり都市公園は市内に今29カ所、また都市計画課で管理しておりますものとしては、あと管理緑地というところが14カ所ございます。  日常管理については、10名の非常勤職員によりトイレ清掃、草刈り作業等の管理作業を通年行っている状況でございます。勤務体制は午前9時から午後4時までを基本として、週29時間勤務となっております。職員ごとに休日が異なります。土日お休みの方、あるいは金・土お休みの方、日・月のお休みの方等々シフト制で週5日勤務という態勢でやっていただいております。  また立石公園、それから西山公園、湖畔公園、蓼の海公園については、シルバー人材センターに草刈りやトイレ清掃等の業務を委託しております。そのほかの公園については栗ノ城公園、尾玉公園、豆田公園等11の公園では地元区と管理協定を結ばせていただいて、地元区の方に管理を御協力いただいているというところもございます。  先ほどの高島公園でございますけれども、ここにつきましては、ここの護国神社の部分につきましては、これは神社の敷地ということで国有地になっておりますので、実は都市公園から外れておりまして、公園の管理から外れている部分になろうかと思います。神社内の草刈りについては神社で行うことになっておりまして、都度、宮司とは連絡をとらせていただいて、そろそろ伸びてきていますねというようなことを連絡をとらせていただいてはおります。そういう形で管理していただいている状況ですけれども、また気がついたら小まめに神社のほうに、宮司にも御連絡をして、やっていただくようにしていきたいと思います。  また、観光課,高島城については天守閣及び茶室等々、また橋につきましては観光課の所管という形で、ちょっと管理形態が複雑な部分がございますけれども、庁内それぞれの部署連携をとりながらきちっと管理をしていくようにしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) ありがとうございました。そういうことで、ぜひマニュアルをつくっていただいて、草刈りやなんか十分にやっていただいて、やはり観光客の皆さん方に喜ばれるという形にしていただけたらと思います。  そこでちょっと参考でございますけれども、たまたま小林議員のお膝元でございます中洲の神宮寺、上社の周辺でございますけれども、あそこはみんな御近所の方に出ていただいて、ごみ拾いや草刈りや、そういうような形をもって、観光客が来てもうんときれいになっているものだから、ごみを捨てたり、缶を捨てたり、ペットボトル飲んだ、あれを捨てるということがなくて、きちんと捨てる場所に入れていくという形でいつも整備をされているということで、大変ないい話を聞いたわけでございますけれども、これからも私どももそうだと思いますけれども、地域の皆さんにお声がけをするとか、あるいはそれぞれの地域の公園のそばの皆さん方の各区の役員の皆さん方に御依頼をして、ぜひ整備をしていただくような、市でやることも大変なことだと思いますけれども、そういう形の中で地元の皆さんの御協力をいただけるような方法も、これからは考えていただけたらどうかということをちょっと参考までにさせていただきます。  最近は小学校とかPTAの方もいろいろ、昔は高島公園も週の第1と第3は小学生が公園のごみ拾いや草刈り、次の週は中学生がやるという形の中でずっとやってきたけれども、最近そういうことがなくなっちゃって残念だと思いますけれども、そういうことはこれから私も地元の者として、そういうことに積極的にお声をかけたりしていきたいと思いますが、何らかの形で市民が諏訪を訪ねてくる皆さんに、いい気持ちで楽しんでいただける形をとるような方法もこれからとっていくのが必要ではないかということを感じましたので、参考までにお話をさせていただきました。  それからもう一つ心字池、先ほど増澤議員ですか、あのときに公園の池が汚れているという形でございますけれども、心字池へ揚げているのは御揚水から揚げているわけですけれども、あそこにあるモーターが小さいのか量的に水の上がりが少ないのではないかと感じているわけだけれども、あそこの御揚水の中にますをつくっちゃって、そこの上へ鉄板というか網を置いて、その上にごみがたまっちゃうと、水がもう入っていかないという形で、時々モーターを勝手にとめさせていただくこともあったんですけれども、管理をしている方たちが朝来て、前にいたのは年寄りの方だったんですけれども、非常に朝速く来て、あそこの網の清掃をやって、また昼に来て、そして夕方にとめに来るという形ですけれども、あれだけの水量ではちょっと公園の堀をきれいにするような水量が出ないじゃないかと。  昔は中門川からずっとあけて、きょうも話があった三之丸橋ですか、あそこの横からモーターで揚げて、池へ落としていたんですけれども、あのぐらいの水量がないと池がきれいにならないのじゃないかというようなことも感じたので、参考までにお話をします。  これからはやはり臨時職員の皆さんにお任せという形じゃなくて、職員の皆さんもたまには見ていただいて、ぜひそういう形の中で御指導をしていただいて、公園等の整備を頑張っていただきたいと思います。これについて何かお考えがあれば、お聞かせをいただきたいと思いますが。 ○伊藤浩平 副議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  今、議員からアドバイスというか提案をいただきました。そこら辺また参考にさせていただいて、特に心字池等々についても泥が上がってしまってというようなことで、泥がすぐたまってしまうという問題もありますので、お堀の水をきれいにするという先ほどの増澤議員の御質問にも関連してきますので、研究をさせていただければと思います。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) 最後の質問になりますけれども、国民体育大会の長野県への誘致で、これは既に県へも国の文科省の関係、体育連盟から県を通して、次の大会の長野県のあれについて内々定というより、まだ決定じゃないですけれども、これから国の体育連盟のメンバー視察とか、あるいは状況視察とか施設の内容だとかそういうものをやって、最終的にはあと6年後にはそういう話、5年後ですか、話が始まって、6年目にはそういった施設の状況のチェック、それから大会の3年前に最終的な大会許可が出るということだそうでございますけれども、これについては県のほうから、次期の国体について、昭和53年にやったわけですけれども、長野県の大会は。そのときには諏訪市では野球競技とヨット競技、これは諏訪湖のヨットハーバーでやったわけですけれども。こういうような形の中で何か内々的に県から話があったかどうか、お伺いしたいと思います。 ○伊藤浩平 副議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  現時点では、諏訪市で開催される競技などについては未定でありますので、会場とかについては、地元や県の競技団体とまた今後協議しながら進めさせていただきたいと考えております。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○伊藤浩平 副議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) ぜひそういうことで、こういう大会が諏訪へ持ってこられることも非常に私は大切なことだと思っております。ぜひこれからの国体に向けてというよりは、諏訪市の公共施設の整備ということで、いろいろな方からも質問があったんですけれども、やはりこれからは非常に頑張っていただいて、諏訪湖スタジアムもネーム、あれ信金がなってくれたとか、いろいろありますけれども、そういう形の中でぜひいろいろと大会に当たる会場の整備というよりは、そういうことの市内のそういう施設を整備していけることに積極的にこれから取り組んでいただきたい。平成31年には天皇杯の大会を長野県の軟式野球連盟が受けて、諏訪市でやることに決定をしました。最終的に決定しましたので、それについても諏訪湖スタジアムを今度大分整備をしていただいて、あとはバックスクリーンの壁を塗装してくださるということでございますけれども、大会に来る役員の皆さん方から、あそこに前の試合結果が出ていないということを言われましたけれども、ああいったものや、それからこれは個人的というよりは協会の勝手なお願いになると思いますけれども、アンパイアの名前があそこに形はつくってあるんですが、それが出ないという形の中でありますので、そういったものも含めて、できれば国体を目標にということで先のことになると思いますけれども、そういった整備もこれからひとつ検討をしていただくようにお願いをしたいと思います。  いろいろと私の質問は今回お願いきりになりますけれども、そういう中でやはり諏訪市へ来る皆さんを快く受け入れられるような体制づくり、それから市民全体を挙げておもてなしをするという気持ちづくり、そういった形の中で観光協会の皆さん方にもいろいろお話ししますけれども、それぞれのホテルなり、旅館ではお客様の受け入れは十分にそういうことをやっているようですけれども、全体の観光客の受け入れということがなんか一緒になって、一つになってそういう受け入れをするという気持ちを持っていただきたいと思いますけれども、これは市からの行政指導という形で、そういう言葉を使っていいかどうかはあれですけれども、やはり諏訪市の全体のイメージを盛り上げるためにも、これから頑張っていただきたいと思っております。  私がお願いしましたのは上諏訪駅の西口の関係、この柳並線の関係については、それぞれ多くの議員が質問をされておりますので、この事業については本当に事細かに積極的にお願いをして、平成32年の供用開始に向けてぜひ頑張っていただくことをお願いしたいと思います。  いろいろと質問事項が事務局に皆様方に届いていなかったような場面もあったんですけれども、そのような形の中、これからは質問のお話に行くと、非常に積極的に取り組んでくれる職員と、それはもう議員が考えていただいて出していただきたいというお話もありますけれども、そういうことのないように、ぜひ議員だったらこんなことぐらい聞けやれというような、また我々にも発破をかけるような気持ちで職員の皆さんもやっていただければありがたいと思います。時間が大分残っちゃっておりますけれども、私も質問はこれで終わらせます。ありがとうございました。 ○伊藤浩平 副議長  山田議員の質問に対し、企画部長より発言を求められていますので、発言を許します。企画部長 ◎木島清彦 企画部長  先ほど諏訪市駅前周辺市街地あり方検討会の委員の人数について御質問をいただきました。申しわけございません。資料を持っていなくて。今届きましたので、人数について申し上げます。諏訪市長、金子市長を含めて12名でございます。以上です。 ○伊藤浩平 副議長  この際、暫時休憩いたします。再開は午後3時の予定であります。            休       憩   午後 2時28分           ──────────────────────            再       開   午後 2時59分 ○金子喜彦 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいまの出席議員数は15名であります。  一般質問を続行いたします。小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 皆さん、こんにちは。かりんちゃんねるをごらんの皆様、こんにちは。議席番号13番、小林佐敏でございます。花火の諏訪も新作花火が終了し、朝晩は肌寒さを感じるこのごろでございます。一般質問も2日目の終盤を迎えお疲れの時間となりましたけれども、もうしばらくおつき合いをお願いいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。今回は大きな項目で三つの項目について質問をさせていただきます。一つ目は長期的視点に立った都市の将来像を明確にし、その実現に向けて都市計画に関する基本的な方針を定めた都市計画マスタープランを改定し、立地適正化計画の策定に向けての都市計画プランについて。二つ目は、諏訪市では東海、東南海地震等大きな地震が予想をされる中、進めている住宅・建築物耐震改修促進事業について。三つ目は、今や高齢者の課題となっております高齢者の社会参加と健やかな思いやりのある地域社会形成についての3点について質問をさせていただきます。  まず一つ目の都市計画マスタープランについての質問は、マスタープランの改定と立地適正化計画の策定への経過と現況についてであります。平成10年に長期的視点に立った都市の将来像を明確にし、その実現に向けて都市計画に関する基本的な方針を定め、策定した都市計画マスタープランについて、近年のさまざまな社会構造の変化や自然災害リスクの中、持続可能で活力ある地域づくりを進めるために、20年ぶりにマスタープランの改定と立地適正化計画を策定しようとしております。なぜ、この時点に改定に至ったのか、ここに至る背景、経過と現況はどこまで進んでおられるのかお尋ねをいたします。  以下の質問は、質問席にてお願いをいたします。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  都市計画マスタープランについての御質問ですので、私からお答えをさせていただきます。  都市計画マスタープランは長期的な視点に立ち、都市の将来像を明確にし、その実現に向けた都市計画に関する基本的な方針を定めたもので、都市づくりの基本的な計画、いわば理念的な計画となります。策定からかなりの年月が経過し、議員御指摘のとおり社会環境や経済状況等が大きく変化したことから、今回改定を行うものであります。  次に立地適正化計画ですが、この都市計画マスタープランを補完する計画となります。都市再生特別措置法により定められており、都市計画マスタープランの改定とあわせ、今回新たに策定するものであります。いずれも昨年度からの3カ年計画で改定実施する予定となっております。  現在はアンケート調査やお出かけ意向調査、都市計画マスタープラン改定委員会、ワークショップでの協議などを踏まえ、マスタープランは全体構想、地域別構想、具体的整備構想の立案作業を。立地適正化計画は各区域設定、講ずべき施策、事業推進に関する必要事項の検討などを行っているところであります。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) いよいよスタートをして進んでいるようでございますけれども、充実した内容のある案と計画を立てていただきたいと思っております。そこで、立てる上において、昨年また本年を含めてアンケート調査をされているようでございますので、その辺について質問をさせていただきます。  市では昨年無作為に抽出した3,000人を対象に、38.9%の1,167人から回答を得て、マスタープラン見直しに向け、都市機能の効率化へコンパクトなまちづくりを推進する立地適正化計画の策定に関するアンケートの調査結果を本年3月に報告されました。また、3月の調査において、若者の意見がやや不足する結果となったこことから、子育て世代1,340人、及び高校生23人を対象にお出かけ調査の結果を本年7月に報告されました。  子育て世代や高校生からの特に参考にしなければいけない点や気になる点など多岐にわたるものであります。公共交通機関の利用状況や日常の行動、少子高齢化対策での都市づくり、将来の住まい等、ここにもありますけれども、148ページにわたります。膨大な報告書が出されました。市民にとりましても、ホームページで結果を紹介されているとお話をされておりますけれども、これなかなか見るのは困難でございます。大変なことなんです。  そんなことで、昨日も未来のすわの吉澤議員の代表質問でもお伺いをいたしましたけれども、マスタープランの改定に向け、人口減少、少子化、高齢化社会の到来、大規模な災害を踏まえた自然災害への対応、市民ニーズの変化など市のまちづくりを取り巻く環境や社会、経済状況が大きく変わってきている中、人口減少による身近な問題、人口社会においても継続的に発展するための方策、少子化が進行する将来、市民が住むのに望ましい場所、今後のまちづくりの方向、少子高齢化の進展の中、望ましいまちづくり等についてもう少し詳細な分析結果について、どのように分析をされておられるのかお尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  アンケート調査、それからことしのお出かけ調査の結果についての御質問です。それぞれ昨年の調査につきましては、市、全ての年齢層を対象、ことしの調査につきましては若い方々を対象としていることから、調査結果の中でやはり違った結果になっている部分もありますので、今御質問の項目に沿いましてお答えをさせていただきます。  人口減少による身近な問題としましては、昨年の調査では空き家や空きアパートがふえ、防犯上の問題が生じている、この項目が1位でありました。ことしの調査では、小中学校の児童や生徒が減少しクラス数が減ったが1位となっております。やはり子育て世代ということから子供の減少による学校への影響に対する関心が高い結果となっております。  それから、人口減少社会においても諏訪市が継続的に発展するための方策の項目では、徒歩や公共交通等で移動できる範囲に店舗、病院、公共施設等を集めるがどちらの調査でも1位となっておりましたけれども、その中でもことしの調査では税負担の増加による現状の維持や多少の税負担があってもインフラ整備を望むというところの比率が高くなってきているというのがありました。  少子高齢化が進行する将来、市民が望むのに望ましい場所という設問に対して、駅、バス停周辺の都市施設等の公共サービスが充実した便利なエリアがともに1位となっておりましたが、しかし、ことしの調査では公共交通や都市施設の利用には不便だが、人が少なく静かな郊外エリアを選択する人がふえてきておりました。  今後のまちづくりの方向性についての項目では、健康福祉のまちづくりがともに1位となっておりましたが、昨年の調査で2位であった上諏訪駅周辺ににぎわいのあるまちづくり、これがことしの調査では5位という状況。また、昨年の調査で5位にありました道路等が整備され、住みやすいまちづくりが2位に上がってきているという状況になっております。  少子高齢化の進展の中、望ましいまちづくりについては若い人が住みやすく、子育てもしやすいまちづくりがともに1位で、この設問はどちらも同じような傾向となっておりました。  ことしの調査は若い保護者の皆様を対象としております。自分で運転等ができますので、公共交通などの充実よりも運転がしやすくなるような道路整備、直接的なことを望んでいる傾向が読み取れております。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 今、建設部長からマスタープランの見直し及び立地適正化計画に関するアンケート、あるいはお出かけ意向調査のアンケートの結果をお伺いする中で、やはり時代とまた社会環境が大きく変わる中、若者や年配の皆さんの考え方が大きく変わってきていると改めて感じているところであります。  そこで、20年前にも調査をしたというお話を昨日もお伺いをしましたけれども、20年前の状況と改めて二つのアンケートの比較による違いと、今お考えの中で総合的な所見がございましたらお尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  20年前の現行の都市計画マスタープランのときには、今のような人口減少問題もなく、どちらかというと右肩上がりの時代でしたので、都市基盤整備あるいはインフラ整備を行っていくのが当たり前とも言える状況でした。そのために、それを求める声が多く寄せられておりました。  しかし、高齢化が進み、高齢者の事故の増加などが取り沙汰されていることもあるとは思いますけれども、市民からはバスなど公共交通の充実が今回求められてきていると感じております。都市規模の拡大に歯どめをかけ、持続可能な社会とする暮らしやすさを求める声が強くなってきたことを感じております。これらの傾向を受けとめて、計画の改定等を行っていきたいと思っております。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 今いろいろとお話をお伺いしましたけれども、このアンケート調査をとることによって、いろいろな状況が見えてくるわけでございますけれども、ここで一つ、お答えは結構なんですけれども、私も前からお話をしているんですけれども、一つ提案したいんですけれども、市民アンケート調査の集計の区分けがこの中にも出ていますけれども、上諏訪地区が一括一つであとは村部。この区分けを従来からずっと行っているわけですけれども、きのうのお話なども含めて、大分上諏訪地区の様子も変わってきていまして、清水町から大和まで一緒くたという形ではなくて、もうちょっとわかりやすい分析をするような方向に今後集計をぜひ検討してみていただきたいと御提案を申し上げます。またひとつ一考をお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に行きたいと思いますけれども、いよいよ改定あるいは策定ができた後、次の段階としてそれぞれの都市計画マスタープランの改定委員会の御意見などをお伺いして、今後予定どおりにもし計画が策定をされていかれますと、いよいよ関連事業の実施に向けて国の財政支援などに取り組めると思いますけれども、改定後に備えて、市の対応と国・県との連携はどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  都市計画のマスタープランにつきましては理念的な計画でありまして、マスタープランを作成したからといって交付金などの対象事業がふえるといったことはございません。  しかしながら、立地適正化計画につきましては、計画策定により対象となる事業が出てくるということであります。今後まちづくりにかかわる事業実施に際しましては、交付金の対象事業となるようできるだけ計画をいたしまして、国・県ともしっかりと連携して、そこら辺の情報収集を図って取り組んでいきたいと思っております。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 今お話のように、このようなことはこれから既に予想されるわけでございますので、今からいろいろな方面に手を打って、ぜひ取り組んでいただいて、きょうも午前中のお話にありましたように財政状況が厳しい中、いい形で進められるように御検討をお願いしたいと思います。  それでは、次の質問をさせていただきます。私の持論でもございますけれども、従来よりまちづくりは自分たちのまちは自分たちで守り、夢を持って行動を起こして、そのためには自分たちの自立心をいかに出すかということが大切だと常々思っております。  昨日の未来のすわの吉澤議員の代表質問でも話題となりましたけれども、近年市内あちこちで地域のまちづくりを立ち上げる会が発足をしているという報道がありますけれども、非常にうれしく思っております。改めて我々もまちづくりを頑張らなければいけないと感じているところでございます。  そこで、まちづくりにはさまざまな形、方法での取り組みがあると思いますけれども、市ではこのような現況をどのように分析をされておられるのか。また、まちづくりの情報はほかにもありますのでしょうか。特に市民とのかかわりはどのように対応されようとお考えなのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  昨日の質問でもお答えをさせていただきましたけれども、西口から諏訪の未来を創る会、それから末広プロジェクト会議などのまちづくりへのこれらの取り組みは、どちらかというと空き家や空き店舗などが目立ち始めた中、かつての活気を取り戻そうとする動き、いわゆるリノベーションまちづくり的な動きであると思っております。  一方、諏訪市においては既に景観条例に基づきまして、まちづくり住民協定を締結している地区が4団体ございます。議員のお膝元の神宮寺地区にも上社を中心とした住民協定を締結していただいておりまして、まちづくりに取り組んでいただいております。  取り組みの切り口は違っても、地域がまとまり、一つの方向に進むことにより活力が生まれ、それが暮らしやすいまちにつながることだと思っております。その地域の直面している課題に、こうした各地域の皆さんのソフト面の活動と行政で行うハード面の事業とうまく組み合わせ、官民で連携しながらまちづくりを進めていきたいと思っております。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) ぜひ地域のまとまり、地域の力を行政に生かして、まちづくりを進めていただきたいと思います。このような機運をさらに高めていくために、いろいろなところでいろいろなケースを発表していただいて、大いに盛り上げていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。
     それでは、次の質問をさせていただきます。住宅・建築物耐震改修促進事業についてのお尋ねでございます。先日も本年度の防災訓練が各地域でございました。諏訪市では東海、東南海地震等大きな地震が予想をされる中、住宅の地震対策については、市でも従前より早い対応がされまして、耐震化促進へ市職員らが戸別に訪問して、住宅耐震事業の内容を説明するローラー作戦等も展開をしているところでございます。予測データによりますと、木造建築住宅の全壊率は1980年以前に建築された木造住宅ではかなり危険度が高く、震度6.5で半数以上、震度7で9割以上が大破、倒壊する予想が示されております。そこで、耐震診断が進む中、最近の木造住宅耐震診断士派遣事業の現況と傾向はどのように変わってきておられるのか、その辺についてお尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  昨年度平成28年度の木造住宅耐震診断士派遣事業の派遣件数は44件でありました。平成27年度は61件でしたので、若干減少傾向が見られております。本年度ですけれども、8月末時点で32件の申し込みを受け付けている状況でございます。  ローラー作戦につきましては、昨年度で国道20号線の沿線地区を終了したため、本年度からは西方の県道岡谷茅野線沿線地区を対象といたしまして、6月に1回目を実施しまして、10月に2回目を実施する予定となっております。  戸別訪問時の反応につきましては、以前からではありますけれども、特に高齢者のみの住宅で、個別の事情からなかなか取り組みが進まないのが実情であります。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 今お伺いしたところによりますと、若干診断士の派遣が減少をされているというお話でございますけれども、これは診断をされる方、申し込みをしようとする人が一段落したのか、あるいは別なことで減少の傾向にあるのか、そのへんのところはどのように分析しておられますか。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  やはり最初に告知をして、これは取り組んだほうがいいなといったような方々は積極的にもう既に取り組んでいただいているという中で、なかなか二の足を踏んでいる方々が今残っていらっしゃる方々かと思っております。そういう意味ではローラー作戦等々で声かけをさせていただいておりますけれども、個別のそれぞれの御事情があって、なかなか踏み切れない部分も多くあろうかと思っております。  そういった意味では、取り組んでいない方の絶対数がだんだん徐々に徐々に減ってきていることもありますので、診断をする件数そのものはどうしても減少していく、ターゲットとなる件数が減ってきますので、そういう傾向にはなってしまうのかと思ってはおります。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 事情は大体お察しができますけれども、そこでこれまで住宅診断がされましたけれども、住宅耐震化は費用の負担ほか跡継ぎがいないなどの理由でなかなか進まないのが現状だとお聞かせをいただいております。かくいう私もその1人でございまして、後継者もいないわけで、診断をされましたけれども、悩んでいるところでございますけれども、補強工事にまでどうたどり着けるかが課題じゃないかと言われております。  そこで、これまで2014年から2016年度の補助実績は、いずれも年間4件程度にとどまっているようですけれども、報道によりますと木造住宅の耐震補強を目的に設置している耐震改修補助制度の申請が今年度は好調だと、このようなお話を聞いております。そこで、今年度これまでの住宅・建築耐震改修補助事業とその他の工事の現況、また実績につながった成果を現時点でどのように分析をされておられるのか。また、今後どのような展開が予想されるのか、その辺についてお尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  今、議員からもありましたとおり、昨年度平成28年度の耐震改修補助事業の補助件数は4件ありました。全て耐震補強工事となっております。現地建てかえ及びその他工事、いわゆる部分改修、シェルター等ですけれども、その他工事と呼ばせていただきますけれども、それについては相談はありましたけれども、実施には至らなかったという状況であります。  平成27年度についても4件でございますけれども、内訳は耐震補強工事が2件、現地建てかえが2件でありました。本年度の状況なんですけれども、8月末時点で6件の申し込みを受け付けているところであります。また、窓口等で相談を受けている件数がこのほかにも3件ございます。  昨年度に比べて申請件数が伸びた背景は、やはり補助限度額を60万円から100万円に引き上げたことが、これが影響していると思っております。ただ、その他工事、いわゆる部分改修、シェルター等については実施前提の相談もあったんですけれども、その後とりやめになったケースもありました。経済的理由だけとも言えないと思っております。いずれにしましても、今後については上限額の引き上げ効果を見きわめながら、ローラー作戦以外の広報活動も検討し、事業推進に努めてまいりたいと思っております。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 市で行いますさまざまな事業がございますけれども、このように成果が出ているものにつきましては、ぜひPRをしていただいて、さらなる皆さんを呼び込んでいただきたいと思っております。  そんな意味合いで、この好調な状況を継続するために次の質問でございますけれども、市の制度のPRや継続をしていくためにさまざまな内容、例えば旧建築基準法に基づき1980年以前に建てられた木造住宅に対して、工事費の2分の1を補助すると。そんなようなこととか、昨年度は寝室耐震シェルターの設置をする、先ほどお話がありましたが、本年度は補助金額を上げたということを、よりたくさんの皆さんに利用していただく呼びかけを市からPRをいただければと思います。また、住宅リフォーム助成制度、建築業者との連携等、今後の方向性についてもお尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  建設部長 ◎小松弘明 建設部長  リフォーム補助制度につきましては、窓口相談あるいは戸別訪問等の機会を捉えて我々からも情報提供をしておりまして、今後も継続してまいりたいと思っております。  建築業者との連携、これがやはり事業を進める上では大変重要なポイントになるかと思っております。ローラー作戦で御協力いただいている諏訪市木造住宅耐震補強推進協議会とは2月と7月に意見交換を行っているところであります。そのほか建築士会、建築士事務所協会など他の関係団体ともなお一層の連携を深めまして事業を、少しでも多くの住宅の補強ができる形で進めていきたいと思っております。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 私も建築業者といろいろなお話をさせていただきましたけれども、建築業者からさまざまな情報がいわゆるお願いする方、市民に返ってくる。それによってちょっと直してみようかと、そんなにお金がなくても、この部分だけ直してみようかと。あるいはこういう別なお金が出ますので、これをやったらどうでしょうかと、そういうような連携が今の事業をさらに活発にさせる一番重要なポイントであると思っておりますので、引き続きよろしくお願いをいたします。  それでは、3番目の質問をさせていただきます。高齢者の社会参加と健やかで思いやりのある地域社会形成についてでございます。高齢期になりましても、仕事やボランティア活動、趣味などの社会参加、社会貢献活動を続けていくためには、高齢者の生きがいにつながるだけでなく、外出の機会の増加につながるということで、身体活動や健康度を高めていくということで一般的に認識をされているところでございます。  よく使われる分析方法によりますと、諏訪市の人口から推しはかりますと、1万1,000人から1万2,000人の方が元気で社会参加が可能な高齢者だと推測をされます。こうした多くの元気な高齢者に御活躍をいただいて、引き続き社会の活力を維持することだと思っております。  先般ある講演会がございまして、お話をお伺いしましたけれども、失われた20年を戻すためには、高齢者がお金を使うことと高齢者が一生懸命働くことだと、こんなことを教えていただきました。まことに私も同感だという感じを受けまして、今のお話になったわけでございますけれども、諏訪市では委託補助活動をしている高齢者の生きがい支援のためのサービスを数々行っております。その中で近年、いろいろな声が聞こえてきておりまして、厳しい状況や苦労の声が何カ所からか聞こえてまいります。そこで、何カ所かの現在の状況などにつきまして、現在の現況と近年の傾向の分析と市の対応についてお尋ねをさせていただきます。  それでは、まず最初に健康づくりの取り組みとして、2カ所についてお尋ねをいたします。住民が互いに支え合う地域社会の実現を目指して、生きがいと健康づくり、福祉づくりの推進を図り、世代間交流の促進や趣味や教養などの学習活動、社会奉仕等々を行う目的として中洲・湖南にございます、いきいき広場と老人クラブ連合会の現況と近年の傾向の分析、また市の対応についてお尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  生きがいひろばは、中洲とちの木ひろばと西山の里なかよし広場と2カ所で運営をしております。いずれも地元の運営協議会に運営を委託いたしまして、運動や手芸等各種サークルの活動拠点のほか、小中学生を含めた地元の皆さんの通いの場として定着をしております。  御利用の状況でございます。とちの木ひろばは昨年度3,986名、対前年度比で102名の増、なかよし広場につきましては7,219名で、86名の増、それぞれふえております。  市の対応といたしましては、開設から年数が経過し、皆様に御利用いただいております備品や消耗品の老朽化が進んでおります。必要なものにつきましては相談をいただきながら、その都度対応しているところでございます。  もう一つ、老人クラブの状況でございます。老連加入の単位老人クラブ数は現在12クラブ、1,615名の会員でございます。ピークの平成7年のクラブ数は68クラブ、6,443名に対し、クラブ数は現在6分の1、人数は4分の1と大幅に減少いたしております。現在の老連の活動につきましては、年2回の総会あるいは加入しております単位老人クラブへの情報提供や今月27日には恒例のマレットゴルフ大会を予定しております。しかし、活動としては一時よりは衰退をしている状況にございます。  こうした原因として、課題でございますが、役員の引き受け手の確保、あるいは県老連からの脱退や会議数の削減、また実施行事の見直し等があり、これらについて老連におきましても、役員の負担軽減を講じております。高齢者の活躍の場として老連の方向については今後も役員と協議をしてまいります。また小地域支え合いを進める上では、先ほど議員おっしゃられましたように、元気なお年寄りの参画が何よりも重要でございます。そうしたことからも、地区の老人クラブと地区社協や地区のサロン等との連携について、社協も含め協力をしながら対応してまいりたいと考えております。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 今お話をお伺いしましたけれども、生きがいひろばについては人数も徐々に増加しているということで、非常に活気が私の見た感じでは出ているんじゃないかなと思いますけれども、老人クラブの連合会等のお話を聞きますと、今、部長が先にお答えをいただきましたけれども、社協やほかの団体とやはり一つの形の新しい会を模索するとか、そのようなところに行きたどるべきではないかと私も思っております。そんな点で御検討を今後もお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、高齢者の活躍促進の取り組みとして、3カ所についてお尋ねをいたします。高齢者の経験や技術を社会に生かしたり、みずからの能力を高め、明るく生きがいのある生活を送ることを目的に、高齢者の生きがいの場を提供するシルバー人材センターや高齢者生きがい学級、また地区社協の現況と近年の傾向、またどのように分析をされて、市は対応されておられるのか、その辺についてお尋ねをいたします。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  まずシルバー人材センターでございますが、公益社団法人として独立した団体でございますので、本年度の総会資料を頂戴しまして、それをもとにお答えをさせていただきます。  ことし3月31日現在の会員数は324名、男性247名、女性77名と、男性会員が76.2%を占めております。10年前の平成19年と比較いたしますと、退会、新規加入はあるものの総数では44名増加しております。加入要件は御案内のとおり原則60歳以上の方で、平均年齢は現在71.9歳となっております。平成28年度の受注状況は2,379件、前年度比では98.6%、わずかに減少いたしましたが、一方契約金額は1億7,300万円と前年度比で95万円ほど伸びております。  今後の課題といたしましては、会員の増強及び加入促進、また新たな就業機会の拡大、会員の安全ですとかリーダー養成等さまざまございます。また、このほかにも会員相互の交流を図り、魅力あるセンターの運営が求められております。  来年、平成30年は諏訪市シルバー人材センターがいよいよ創立30周年を迎えてまいります。市は、これまでどおり運営費の補助金として毎年助成をするなど支援をしておりまして、高齢者の社会参加及び社会貢献事業といたしまして、人材センターのさらなる発展に期待を寄せ、引き続き協力してまいります。  続きます、生きがい学級でございます。本来教育委員会の所管でいらっしゃいますが、答弁の都合上、私から答えさせていただきます。高齢者生きがい学級は昭和50年、当時の福祉課、公民館、社会福祉協議会の共催で年間を通じての講座としてスタートいたしました。平成18年度には生きがい学級と名称を変え、公民館単位での主催講座となり、昨年度「輝く私、いくつになっても知る・学ぶ」をテーマにし、5月から12月にかけて全12回の講座を開催いたしました。定員は200名で毎年度ほぼ定員いっぱいの状況でございます。受講者は60歳以上で受講者の平均年齢は71.4歳でございます。ちなみに90歳代は3名おられます。大人数による運営のため、講座から派生してサークル活動に発展する例は近年ではございませんが、講座内容が大変好評で受講者の半分以上は毎年参加のリピーターでいらっしゃいます。  毎月の「広報すわ」をごらんいただきますと、生涯学習を初め高齢者健康づくり、スポーツなどさまざまな講座が開かれております。議員おっしゃられますように、高齢の皆さんがそこに参加すれば、知識の習得や健康、体力づくりを行うとともに感動や新たな出会いがあり、これをきっかけにさらに活動の場が広がり、まさに生きがいが生じます。ぜひ多くの市民にこうした新たな出会いと感動を求めて一歩踏み出していただければと思っております。  三つ目の地区社協でございます。地区社協は市内に9カ所ございます。運営の仕方や組織の構成メンバーは地区によってさまざまで、福祉講演会あるいは懇談会、昼食懇談会、清拭布づくり、ふれあい祭り、ふれあいサロンといった活動が多くの地区社協にて展開されております。  地区社協の活動費は、諏訪市社協より運営費及び事業費の補助を行っております。地区単位で社協活動を行っていただくメリットといたしまして四つございます。一つ目は地区の実情に即しながら住民のより身近な福祉団体として活動を行っていただける。二つ目は、地区社協があることで、ふれあいサロンが支援を受けることができます。また三つ目といたしまして、アンケート調査などで地区の課題を把握し、それを住民にフィードバックすることで、悩みや課題を共有することができます。四つ目は地区内での福祉懇談会などの話し合いや住民で考える場が持てることがメリットとして挙げられます。  一方、課題といたしましては、住民の交流を目的とした年1回程度開催のイベント方の事業に偏りがちな傾向にあること、また一方では生活支援や介護予防などに向けた、より日常的な活動にも期待が持たれているところでございます。さらに地区社協に携わる役員などの人材が不足しているという声が多くの地区から上げられており、会長や事務局長の後任者探しに苦慮される地区が多く、また地区社協の会長が2年から4年で交代し、他の役員も数年で交代していくため、取り組みを重ねていくことが難しく、事業の継続性が保たれるのが難しいようです。毎年同様の取り組みを行うことで精いっぱいという声も聞かれております。  地区社協は市の社協が主体となって行う事業でありますために、私たち市は直接関与をしておりませんが、各地区社協より出前講座や運営に関する相談も承っております。こうしたことから、市の社協と連携して活性化に向けて対応してまいりますので、よろしくお願いいたします。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 今お伺いをいたしましたけれども、それぞれの高齢者が活躍の場を求めて、いろいろなところに参加をしていただいていることで、非常にいいことじゃないかと思いますけれども、特に地区社協につきましては、本部の社協と地区の社協との関係が毎回問題になっておるわけですけれども、なかなかかみ合いそうでかみ合わない部分がありまして、この辺の兼ね合いは従来からあるんですけれども、市としてはどのような形でその問題を解決していこうとお考えなのか、その辺は御意見ございますか。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  地域戦略室の誕生もあり、市ではかなり各地区に介入する場面、介入と言ったら失礼です。さまざまな情報交換をする機会がふえてございます。そうしたことも通じ、地区の活動がやはり市全体の行政を高める意味でも、最も重要なものだということをぜひ皆様に周知を図り、そうした活動への参加もしていただけるようお願いをしてまいる所存でございます。  また、地区社協の大もとでございます市社協におきましても、そうした情報交換会、一時今は途絶えている状況もございますけれども、先進的な活動をしておられる、そうした地区社協の活動を紹介しつつ情報交換をしながら、さらに活動への意欲を高めていきたいと思っております。以上です。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) 今お話しのように、情報交換が一番重要なポイントじゃないかと思いますので、ぜひ積極的に地域にも入っていっていただいたり、あるいは委託している社協にも一言申し上げることをぜひやっていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、最後の質問でございますけれども、健康寿命を延ばすための取り組みについてお尋ねをいたします。高齢化が進む中、市では健康づくり計画に基づいて、健康寿命推進に向けて取り組んでおられるわけですけれども、御存じのとおり、長寿県の長野県では高齢者の就業率が高いことは御承知のとおりでございます。これをもう一歩進めるために、ボランティアや社会貢献活動、農業や園芸などの活動に取り組むことが健康寿命に大変重要なことだと言われております。  そこで、数年前から埼玉県では健康長寿埼玉モデルを確立しました。モデル事業のうち、毎日1万歩運動や筋力アップトレーニングでは、参加者の身体状況の改善と医療費の抑制効果があるということで分析をした結果、毎日1万歩運動では年間2万4,000円、筋肉アップトレーニングでは7万9,000円の医療費抑制効果が実証されたことがわかったということで発表をされておりまして、実績に基づき、モデル事業は毎年増加傾向にあるということでございます。  私が知った当時は七つの市町村くらいでしたが、今は32の市町村で健康長寿埼玉モデルに取り組んでいるということでございます。食事や運動などの指導を徹底して行っていることも要因の一つでございますけれども、高齢者がそれぞれの役割を果たしていることが大きな要因とされております。そこで、当市でも事業を行っておられるわけでございますけれども、県内でも長寿な地域という実績を精査して、市民が誰でも参加できるような環境を整えて、先ほど近藤議員の質問からもありました提案でありますけれども、すわっこいきいき体操の普及とかいろいろな諏訪市ならではの幾つかのモデルをつくって、推奨してみたらいかがでしょうかということをお尋ねいたします。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  長野県では県民運動といたしまして、生活習慣病に効果のあるアクション、チェック、イート、これらを総称しACE(エース)プロジェクトを実施しております。このうちアクション、体を動かすに関し、当市では10年前から松本大学と連携した運動講座を開催しております。御案内のとおり、インターバル速歩という少し早歩きをすることによって、年齢を重ねても筋力低下や持久力の低下を予防するという実践結果に基づき、市民に広めているところでございます。  平成28年度からは活動量計と申します、漫然と歩くのではなく、少し早歩きをした効果が目に見え、そうしたことを継続するモチベーションを高めるような器具を取り入れ、実践を行っております。健康推進課以外にもスポーツ課のスポーツ教室、高齢者福祉課の介護予防教室、また健康づくり教室などさまざまなメニューを用意しております。  また、議員が御提案いただきましたように、埼玉のモデル事業にも並ぶ取り組みといたしましては、長野県が長寿日本一となった成果を果たしております保健補導員の活動も看過できません。そうした中で各地区で開催する健康講座や歩け歩けの実践など、地域ぐるみの活動に取り組んでおります。こうしたことは、各地区に対し先進的な取り組みを御紹介する中で、さらに一歩進んだ取り組みを行っていただきたいと思っております。  また、私ども市の取り組みといたしましても、それぞれの担当課で工夫して、今後さらに魅力ある教室を開催するとともに、これらを連携して取り組める内容があれば、横の連携により検討し、楽しみながら健康づくりをしていただけるよう取り組んでまいります。  先ほどの答弁で申しましたように、市や各地区で行われているさまざまな健康づくりの取り組みに対し、関心を持って御参加いただき、そうしたならば、運動の効果は確実に上がりますし、また御自身の健康や体の変化を実感いただけることができます。新たな出会いとともに張りや潤いのある生活をお送りいただけるよう私どもも一生懸命努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。              〔「議長13番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  小林佐敏議員 ◆13番(小林佐敏議員) ありがとうございました。いろいろなことを検討しておられるし、また地域にもそれを普及できるように頑張っておられるようでございますけれども、多くの市民が自由に参加できるような、そんな健康づくりのモデルをぜひ提案していただいて、広めていただければと思いますので、よろしくお願いします。  以上で、私の質問を終わらせていただきます。 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) それでは、本日最後の一般質問を行いたいと思います。皆さん、もう最後になって、もう嫌だというちょっとお疲れぎみだと思いますけれども、しっかりやりますので、おつき合いをよろしくお願いいたします。  さて、私のきょうの一般質問は、一つ目は子どもの貧困対策、そして二つ目はこのたび教育委員会から出された、未来創造ゆめスクールプラン、この二つについて一般質問したいと考えております。  まず一つ目、近年貧困、格差社会等々の社会情勢の中で、子供の貧困が取り沙汰されています。社会的な構造の中で非正規雇用がふえ、ひとり親家庭、そしてまた実質賃金の低下、こういった中で全国の貧困率も16.1%、就学援助の比率も年々上がっていて、2000年で8.8%だったものが、2013年度では15.7%と実に2倍近く就学援助の比率が上がっております。  さて、こういった6人に1人とも言われる子供の貧困率の中、子どもの貧困対策の推進に関する法律が2017年に制定をされました。目的は、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状況にある子供が健やかに育成される環境を整備するとともに、教育の機会均等を図るため、その対策に関する基本理念を定めることにより、子供の貧困対策を総合的に推進するためである。基本理念として教育支援、生活支援、また就労支援、経済的支援、この施策は子供の将来が生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現することを旨とし講ずることにより、推進されなければならないとして、子供の貧困対策は国と地方公共団体の連携のもとに総合的に取り組みとして行わなければならないとされております。  この中で貧困対策の検討の場、これを設けて、地域の実情を踏まえた計画を策定する支援ネットワークを整備し、また活用をするとなっておりますが、計画、施策に向けた実態調査、また研究、情報収集などにも努める、このようにもされています。  そこで、第1の質問ですけれども、県では子どもの貧困対策推進計画を県ひとり親家庭の調査実態、こういう中で見えてきた貧困率、また経済的に厳しい状況に置かれていた子供の現状と課題を整理して、またそういう中で施策をという形になっておりますが、市においてどんな取り組みをしているか。また、県との連携、そういった中でお答えいただきたいと思います。  後は、質問席にて行いたいと思います。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  それでは、私からは子どもの貧困につきまして答弁をさせていただきます。  本年6月27日に厚生労働省が発表した2015年の相対的貧困率は、3年前の2012年に比べ、全体でマイナス0.5ポイント、子供につきましてはマイナス2.4ポイントとなっております。特に子供の減少幅は大きく、2012年は16.3%と6人に1人であったそのものが、2015年には13.9%と、7人に1人と大きく改善をしております。17歳以下の日本の人口が約2,000万人ですから、この3年間で約48万人が貧困状態から脱したことになります。  しかし一方、ひとり親家庭の貧困率も3.8ポイント改善されたものの、50.8%が貧困であり、依然として半数を超えている状況からは、さらなる取り組みが必要であると重く受けとめております。  議員おっしゃられますように、県は子どもの貧困対策の推進に関する法律に基づき、平成28年3月に長野県子どもの貧困対策推進計画を定めました。県が貧困対策推進計画に基づき、県内各地域で推進する施策につきましては連携・協働の立場で、当市といたしましても積極的に取り組んでまいります。また、本年度県が実施しております、子どもと子育て家庭の生活実態調査に協力しながら、実態の把握にも努めているところでございます。  本市には子供の貧困対策に特化した計画はまだございません。しかし、貧困が子供を取り巻く近年の大きな課題の一つであると認識をしておりますし、また第五次総合計画後期基本計画におきましても中略でございますが、子供の貧困の課題に取り組み、生まれ育った環境によって左右されることなく、自分の将来に夢と希望を持って成長できる地域社会の実現を目指すといった一文を掲げ、積極的に取り組むことといたしております。  子供の育ちに必要なのはお金だけではございません。安心できる居場所づくりや学習支援、体験、またよりどころとなる助けてと言える場所、そして生活全般の質の向上が求められます。こども支援は、子供だけを取り出して援助を考えても解決には至らないケースが多く、保護者を含めた環境調整が必要となりますことから、関係機関との連携による支援が重要と考えております。このようなことから、子供の支援につきましては貧困問題を含めまして、その相談窓口は家庭教育相談室とまいさぽ諏訪市が担っております。  日常の援助活動のほか、庁内での連絡会議、また随時適時に関係部署が連携を図りながら、さらには児童相談所や警察、医療機関など関係機関との協力体制によりまして、支援が必要な方それぞれに寄り添った支援に努めてまいります。以上でございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) まいさぽで子供の貧困をやっている。親の状況なんかが子供の貧困に大きく影響する中で、まいさぽ、いわゆる生活保護とか就労支援とかそういうことをやっているところが一つの窓口、もちろん学校でも窓口になっている中でそこをやっていただいて、また横のつながりをやっている連携は非常にありがたいなと思うんですけれども、ただ、本当に近年これだけ話題になっているのに、日本は非常におくれていると私は思うんです。イギリスなんかは子供が生まれると、もうその生まれた年から貯金をするそうです。18歳になるまでその貯金は親も手がつけられない。フランスも医療や学費はただ、大学生まで。そういう状況の中で、日本はかなり親というか保護者というかの負担に委ねられている部分が非常に多いと感じます。こういう貧困対策をしましょうという中で経済支援もしかり、また学習支援もしかりという中で、県が行う中で乗り出したと思っております。  経済支援もそうですけれど、先ほど健康福祉部長からも子供の居場所づくりも非常に大切なんだというお答えがありました、答弁の中で。全国の中でも子供の居場所づくり、こういったものがつくられていて、こども食堂、こういったものが取り組まれているんですけれども、市においても各種団体、NPO法人だとかボランティア活動をされている団体、こういった人たちがこども食堂の取り組みをされています。そういう中で、基本は民間から出てきたところがちょっとあれなんですけれども、そういった人たちの頑張りの中で支えられているこども食堂、これの現状と課題というとこら辺はどういうふうになっているのかお答えください。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  先ほどの県の計画では、一場所多役の子どもの居場所づくりの促進を重点的な取り組みに掲げ、昨年度は県の主体で諏訪地域をモデル地区といたしまして、地域で活動するさまざまな子育て支援団体が集まり、活動の輪を広げることを目的とした官民協働による居場所づくり応援プラットフォーム事業が行われました。同事業は本年も県が主体となって推進されておりますが、連絡会議等子供支援の立場でさまざまな活動を展開する団体の情報交換の場などに我々担当者も出席し、現状の把握に努めているところでございます。  こども食堂は、現在二つの民間団体が毎月1回開催しております。それぞれお寺をお借りして実施しております。食事の提供だけでなく、食堂の運営を通じて温かい交流が広がり、子供の心が安らぐような工夫を凝らして運営しているのが特徴でございます。参加者はボランティアを含め毎回40名から50名。主催者は参加の範囲を貧困の子供に限定せず、子供の居場所づくりあるいは孤食を防ぐ目的を兼ね合わせ、幅広く参加児童を募っていらっしゃいます。  圏域の取り組みに先駆けて、民間の団体が民間ならではの自由な制約の中で活動をしながら実績を残しており、それぞれの主体の考え方を尊重する中で、実施に当たって不足が生じた場合に、その不足分をどう補うかが課題となりますので、我々行政もプラットフォームを構成する一員として、どのような支援ができるのか一緒に考えてまいります。
     また、先ほど申しました貧困の連鎖を断ち切るための取り組みといたしましては、学習支援が大変重要になってまいります。こども食堂をさらに拡大し、その延長線上で取り組むことが可能かどうか、関係の皆様とも協議、検討してまいりたいと思っております。以上でございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) こども食堂は子供の居場所づくりということで、貧困だけでなくて、そういう中でやっていく中では学習支援もしかり、非常に大切だと思っております。民間主体のところから行政も出て、いろいろ話をしながら進めていく、検討をしていくと答弁ありましたけれども、信州こども食堂in諏訪のチラシです。皆さん、見てもらって、こういう形で民間の人が頑張って、なるべく参加者を多くということで、9月16日です、次回。  そういう中で、CAPS(キャップス)というところが主体でやっているんですけれども、共催がNPOのホットライン信州、協力が諏訪市の地蔵寺、後援が諏訪市と教育委員会となっているんです。私もこのCAPSのちょうど蓼の海でやるというところに余り参加できなかったんですけれども、どういう状況かなということで参加させていただきました。看護師がいたり栄養士の方もいたり、調理師の方もいたりと結構プロの方がボランティアで参加されていて、お子さんと親と両方一緒に抱え込む形の何というのかな、こども食堂という感じで見られたんですけど。何というんですか、ここに後援が諏訪市と教育委員会となっているんですけれども、それぞれが主催はCAPSになっていますけど、どんな形で協力や後援ができているのか、これからどんな後援をしたいのかということをお答えしていただきたいと思いますけれども。 ○金子喜彦 議長  健康福祉部長 ◎関隆雄 健康福祉部長  先ほど申しましたように、市内で行われておりますこども食堂は、もう1カ所温泉寺で行われているものがございます。こちらは労協ながの、2カ所ということでございます。その2カ所とも私ども市と教育委員会が後援をさせていただいております。  具体的な支援といたしましては、御案内のとおり健康福祉部や市民部を中心に、おいでなしてフードドライブをこれまで3回実施をいたしまして、お寄せいただいた食品をこども食堂に提供させていただいております。また、フードドライブを市の1階のロビーで行う理由といたしましては、広く市民に御協力をお願いするとともに、職員への協力依頼と意識高揚を図ることをあわせて目的としており、多くの職員から食品を提供いただいております。こうしたことから、市と教育委員会後援ということでは、職員が一体となってこの事業を支援していくということで御理解を賜りたいと思います。また、議員の皆様におかれましても、時々お寄せいただき本当に感謝しております。  課題といたしまして、上諏訪地区に現在2カ所ございますけれども、やはり子供さんの行動範囲を考えますと、手近な場所でこうしたこども食堂が開催されることが好ましいと思っております。そうしたことで、先行している皆さんが実施している事例等の周知、あるいは実施に当たってのノウハウを我々が仲介し提供するなどして、さらにほかの地区でも開催されるような動き、これについては私どももぜひ一役果たしていきたいと思っております。ぜひこうしたことを拡大していきたいと思っております。御理解ください。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 確かに職員なんかにも食料を提供していただいたり、そういうのも協力のうちの中で、食材を出していただけることは非常にあれなんですけれども。後援とか支援っていろんな形でできると思うんですけれども、これもどういうふうに周知しているんですかと代表の方に聞いたら、参加していただいた方にこれを渡して、また何人かにって口コミでという形の中で、やっぱりこういうことを民間の人がやっているので、市の教育委員会もこれを周知するような手段に少し協力してやるとか、状況的にどういった子がちょっと今こういう中でいるんだというのは、まいさぽでかなりわかっているわけですので。そういった中で、そのお知らせをしたり、こんなこともありますよという形でやっていただく。  ほとんどボランティアの参加なんです。そういったところは本当に私はボランティアの参加なので月1回しかできません。数的にもうちょっとできるようにどうにかしていくとか、そういった支援は、やっぱり市も教育委員会も子供たちを取り巻く環境の中で貧困対策という中で出てきているので、ぜひそこら辺はやっていただきたいと考えます。  子供を取り巻く環境の現状はさまざまでありますけれども、日本国憲法の26条に定められた全ての国民は、その能力に応じ、等しく教育を受ける権利を有する。これは、「義務教育は、これを無償とする」と定めております。これに伴う義務教育の法律の中で就学援助がありますけれども、制度、法律なんですけれど、諏訪市の就学援助、そういったものの実態はどうですか。人数は子供の人数が減ったり、いろいろしているので、先ほど関部長が答えたように、パーセンテージで答えていただくとちょうど合っていると思うのでお願いします。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  議員のお尋ねになっている内容としましては、要保護・準要保護の児童に対する率だと解釈いたしますので、そちらをお知らせさせていただきたいと思います。  まず、準要保護・要保護ございますけれども、準要保護の率につきましては、平成27年度で全体で13%、平成28年度で12.3%、平成29年度、これは7月末現在ですけれども、小学校が10.1%、中学校が14.3%の全体で11.5%でございます。要保護も含めますと、平成27年度が13.1%、平成28年度が12.5%、平成29年度が小学校10.3%、中学校14.5%、全体で11.7%になっております。傾向としましては、利用の割合という意味では12%の前後で横ばい状況と考えております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 今言った就学援助は、国の義務教育に対する子供たちの援助としての制度でありますけれども、その適用、いわゆる申請方法であったり、支払い方法であったり、どういったものを子供たちに援助をするのか、修学旅行費なのか体操服なのか、いろいろなさまざまな、市町村にその辺は委ねられていると思いますけれども、その辺の当市での状況はどういった状況なのかお知らせください。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  まず、対象者でございますけれども、要保護と言われる方々については、これは生活保護受給者の方でございます。準要保護は市民税非課税世帯、児童扶養手当の受給世帯、保護者の収入が不安定で生活が困難である場合等の方々を対象にしております。  手続の方法としましては、4月当初に全家庭に対しまして就学援助制度についてのお知らせを配布しております。4月の家庭訪問のときに、担任の先生から各家庭に要保護、準要保護の制度について必要があると説明を行います。保護者がそれを受けて5月中に申請書を学校に提出するという流れになっております。  支給方法としましては、原則保護者の口座へ振り込みを行っているわけでございますが、あと保護者への支給月は年3回でございまして、8月、12月、3月という形になっております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 諏訪市は国の生活保護より1.3くらいあれであるとか、生活保護をされていない非課税の方の、その中の一つでも要件に当たれば、そこが就学援助の支給になっているんですけれども、市町村にこれは委ねられています。県の要保護・準要保護の支給の額がここで来ているんですけれども、下諏訪町や茅野市なんかは昨年に比べて、ぐんと4万幾らくらい支給額が上がっているんです。諏訪市は1年の合計で大体9万4,278円くらいで余り上がっていなくて、ほかのところは11万円とか13万円とかという形になっている。よく考えたら、国が入学準備金、そういったものを出す。そのことによって、たまたま下諏訪町と茅野市が四、五万円ちょっと諏訪市より高くなっているのかと思うんですけれども、諏訪市はその辺どうなっているのか。  例えば市町村で品目を決められるので、中にはコンタクトレンズとか眼鏡とか、そういうものも当たっているとか、そういう補助の対象にしている市町村もあるわけです。ですので、入学準備金とかその支給が3月なのか、入って7月なのか、ちょっとその辺はわからないですが、諏訪市はどうなっていますか。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  就学援助の品目につきましては、先ほどお話しがございましたけれども、学用品、そして通学用品、今、議員よりお話がありまして、今回の補正でも出しておりますが、新入学用品費、これは下諏訪町、茅野市と同じ形で今回は上げていくという形でお知らせを既にしてあるところでございます。あと校外活動費、これは宿泊のあるなしの形で金額が違っているんですが、そちらを出しております。それから修学旅行費、そして学校給食費、体育実技用具費、医療費という形で支給をしているわけでございます。体育実技用具は小学校におけるスケート教室での靴代を基準とした実費相当額という形でございますが、ほかは国が示している平成29年度要保護児童生徒援助費の補助金の予算単価と同額でございますので、お知らせしておきます。  あと、認定の時期につきましては、学校、教育委員会での判定会議を経まして、7月には教育委員会で認定の可否を判断しているということでございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) わかりました。入学準備金が今回の補正で出るので、まだ認められていないので、ここに盛っていないと理解していいかと思います。  さて、その品目に当たる給食費についてを質問いたしたいと思うんですけれども、給食費、本来は義務教育のお金は無償というふうに、先ほど言ったみたいに憲法にもう定められているんですけれども、どの子にも温かい食事を保証しているのが学校給食だと考えます。現在、食器や調理の器具、そうしたいわゆる調理室の整備、そういった運営までは行政であって、学校給食の食材は保護者が負担をすると言われていますけれども、その給食食材費、現在1食大体幾らで、年間どれぐらい、月幾らという形で保護者の負担になっているのか出してください。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  現在の諏訪市内の小中学校の学校給食費、これは平成28年度の決算ベースでございますが、小学校が1億5,900万円ぐらいです。中学校が9,200万円ぐらいとなっております。合計で2億5,000万円お金をかけていることになっております。  保護者の負担ということでございますけれども、1食当たりの給食費、小学校の場合は285円でございまして、年間200食でございますので、月の保護者の負担額は約6,000円になります。中学校の場合は320円で年間200食、月の保護者の負担額は6,600円という数字になっております。一応9カ月分で御理解をいただきたいと思います。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 先ほど一番最初に言った子供の貧困って、やっぱり親の状況の中であって、近年本当に非正規がふえたり、実質賃金が若い保護者の世代の人たちは上がっていない。むしろ下がっているような状況の中で、これ月6,000円、小中学生がいれば1万2,000円、保護者への負担はかなりのものだと考えます。食育という中では子供にとっても大事でもあるし、温かい給食を提供されるということで、もう本当に大事なものであるにもかかわらず、保護者の負担が小学生で月6,000円、中学校で月6,600円、全部の子供の数を合わせると1億5,000万円ずつくらいで3億円近いものがあるんですけれども、この給食費、こういったものは滞納とかが一時期ちょっと取り沙汰されて問題になったこともあるんですけれども、今現在、諏訪市において給食費の滞納とかそういったものはありますか。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  給食費は単年度決算で、年度末に学校から報告を受けているわけでございますが、各学校で適切に管理をしていただいているおかげで、平成28年度を含め、ここ数年は未納額が発生していない状況でございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 給食費は今までも振り込みで、子供たちが集めるとか親が持っていくとか、そういった形にはなっていないんですけれども、今もって振り込みであって、集めるのがどういった形になるのかというとこら辺はどうなんでしょうか。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  給食費はほとんどの学校で口座振り込みにて集金を行っております。ただ、諏訪中学校は今年度現金で集金しているんですが、来年度以降は口座振替にする予定でおりますので、全て口座振替になってくると考えております。各校の事情において、銀行とか口座の開設は指定している状況でございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 就学援助というと、ぎりぎりの家庭で本当に生活保護に近いような家庭とか、そういったところは援助費が出ている中で給食費を負担されているわけですよね。そうじゃない家庭も就学援助を受けられないぎりぎりの家庭もいるわけで、全国的にはやっぱり教育費の無償、憲法26条の中で無償という考え方、しかも今はこういった社会情勢があります。そういった中で給食費の無償の取り組み、全額でも半額でもという形で、全国的にもそういったことをやっている自治体があるんです。特に子供が一番成長するとき、そういったときに子供の健やかな成長を保障する貧困対策としても、この無償化の取り組みをどういうふうに考えるのか、考えてほしいと思っておりますけれども、どういうふうに考えているのか、市長としてお答えいただきたい。先に教育の現場でどうなのかということでお願いします。 ○金子喜彦 議長  教育次長 ◎土田雅春 教育次長  教育委員会としましては、学校給食法という法律がございます。その中で先ほど議員もおっしゃっていたように、学校給食の施設整備や職員の人件費、修繕費などの学校の設備修繕等は、学校の設置者が負担することになっています。それ以外の経費、例えば食材費については保護者が負担することになっておりますので、またこれを無償化することは大きな財政支出が伴うことになりますので、また法令も明確に保護者負担とされているものでございますので、現在の段階では給食費の無償化は考えを持っていないというのが実情でございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 先ほどかなりの財政負担があって、法律の制度の中でも食材費は親に負担していただきたいという答弁でございましたけれども、この給食費の全ての無償は別に就学援助を受けている人も受けていない人も、全ての子供ということで公平性もあるんですけれども、全国的に今はどういう状況かというと、長野県、全国の自治体1,032自治体のうち、全額保証をしている自治体が全国で45あるんです。2分の1やっている自治体は64自治体あります。長野県で調べて見ました。豊丘村半分、大鹿村2分の1、北相木村2分の1、平谷村が2分の1と一部のところが中学生。王滝村で全額保証をしている。こういった形でやっているんです。こういった村が多いんですけれども。  やっぱり人口増という形で、若い人の教育費の負担を下げるために、給食費を無償にして来てもらうという形のやり方をされているんですけれども、こういったところもあるわけなので、諏訪市の市長として、今後どういうふうに考えるのか、無償化を進めていくのかどうかお答えください。 ○金子喜彦 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  家庭の貧困などさまざまな事情から、学校給食の無償化等の議論があることは承知をしております。今までの議論の中でも出てまいりましたけれども、経済的に困難なそのような御家庭には要保護、準要保護という対応を受けていただく。そうしたことでサポートがされていると認識をしております。  廻本議員のお話では、そういった御家庭に限ることなく全ての児童を一律に無償にする御提案と理解をいたしましたけれども、教育委員会では学校で提供する給食が単なるもののサービスではなくて、学校と家庭が連携して家庭も応分の責任を負いながら、食育の推進を目的とした事業であるという考え方を持ってやっていると承っております。  それから、学校評価アンケートなどを通じて、PTAと連携して試食会を行ったり、給食便りを発行したり、アンケートを通じて要望や意見を聞いたりというような、家庭と一緒になってよりよい給食を目指して、相互協力で取り組んでいると聞いておりまして、この教育委員会の姿勢は尊重してまいりたいと思います。  食に関しては、今の議論を聞いていて思いだしたんですけれども、「おやじの弁当」というエッセイがあります。御存じでしょうか。高校生の男の子が毎日お弁当を持っていくわけですけれども、お父さんと彼と二つお母さんがお弁当を用意して、毎日持っていって、たっぷりおなかいっぱい食べて、何の不自由もなくやっていたんですけれども、あるとき間違えてお父さんのお弁当と彼のお弁当が入れかわってしまうんです。そして開いてみたら、いつもの半分しか入っていなかったと。お父さんは肉体労働者で大変力仕事でエネルギーを要するんですけれども、それを知って、彼は思うところがあるわけです。  食事は生きていくのに不可欠なことでありまして、家族であったり周りの人たちから食を通して受ける学びは非常に大切なことであります。諏訪市が昨年企画いたしました講演会に来てくださった講師の先生、お名前が今ちょっとすぐに出てきませんけれども、こども食堂をスタートさせた方でしたけれども、やはりおなかがすいているだろうから、来てすぐに食事を出せば、その子が食べるかといったら、特に貧困の中に育っている子供はプライドがありますから絶対に食べません。やはりそこの食堂で提供している方の何カ月という長い時間をかけた信頼関係があって、初めて彼はそこで食事をするわけですけれども、そこでその思いを語っていくというような、食を通した学びということに関していえば、おなかの満足というかおなかの栄養、体の栄養以上に心の栄養が非常に重要だと私は感じております。したがいまして、執行部としましては、教育委員会のそうした考え方に基づくこの取り組みを尊重しております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 確かに教育委員会で食育という考えの中で、でも、私は子供にお恵みをしろとか、そういったことを話しているわけじゃなくて、義務教育は本来無償であるべきだと憲法に定められている中で、今若い保護者たちが一月6,000円で、子供が2人いれば1万2,000円、そういう負担を教育委員会が、市が出してあげられれば、学年費とかそっちにもお金も回り、子供の学ぶ環境もよくなるからという意味で御提案をさせていただいておりますので、心と体も温かくなるような諏訪市の御支援をぜひ検討していただきたいと思います。  さて、次に未来創造ゆめプランについて伺います。前回6月議会で未来創造ゆめプランが出たので、再編の結果、こういったものが出ましたということで、これは市内4カ所、そういったところで住民説明会、そして意見を聞く会を設けるんだという答弁がありました。ここの現状と課題という中で、一番最後の、このパンフレットのところですけれども、皆さんもこれを見ればわかると思うんですけれども、この結論が施設一体型の小中一貫教育が望ましいという中で三つ出ていて、それを住民の中に3カ所を4回やったわけです。そういう中で、住民の意見を広く聞いていくとされましたが、そこでの住民の皆さんの御意見の集約というか、どうだったかということをお聞きしたいと考えます。 ○金子喜彦 議長  教育長 ◎小島雅則 教育長  会場が三つで、今4回ということで、一つは昼間でしたか、夜を含めてやったわけですけれども。住民の意見、その人数は後で出てきますけれども、たくさんではなかったんですけど集まっていただきまして、忌憚のないところの意見をいただきました。さまざまな誤解もあったり温度差はあるんですけれども、話し合いの中身は質が高かったと私は思っています。  例えば、まだまだよくわからないからもっと話をしてくださいとか、たまたま例として挙げた教科担任制とか、そもそも一貫教育、これがどういう、もっとどういうことなのかという意見があったり質問等ありました。中1ギャップとかですね。出てくる用語がなかなか難しいこともありまして、そういうものに対する問いかけもありましたし、逆に今の学校を足しながら、新しい学校として小中一貫ということがすばらしいのではないかという意見ももちろんありました。  何かしら諏訪市の学校の状況が皆さんだんだんわかってきていまして、将来的にそれこそ今のところへ全て同じようにつくることはもうできない、人口減少はとめていくんですけれども、やはり減っていく中で、新しい学校を今から考えなければ間に合わないという、そのことを訴えたと。さまざまな意見でありました。具体的なものをもっと示せとか、具体的な日程を出さないとわからないとか、そういうような意見もございまして、雑多でしたけれども多くの意見をいただいたということでございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 広く住民の方からいろんな意見を聞くというふうに、今は特徴的な意見全てではなかったと思うんですけれども、教育長から出されたんですけど、こういった住民の意見をどういうふうに反映しているのかとまずお聞きしたいと思うんですけれども。私も一つだけ文化センターのところに出させていただいたんですけれども、住民の意見は本当にさまざまだと、今、教育長が言ったみたいに思っています。現実的に具体的なスケジュールを教えろよと熱くなる人もいれば、まだ本当によくわからないし賛成も反対もないけどという中で、若いお母さんなんかは、たまたま来たところで、子供は学校でいろんなことを学ばせていただきましたけど、今はこんなことを悩んでいるんですという小中一貫校とか全然別の話をされる方もいらっしゃったりして、非常に何というのか、名前の挙がった例えば城北小学校とか高島とか上中、こういった合併とかというところでは熱心に質問をされる方もいらっしゃいました。  そういう中で、さまざまな意見の中で非常に私は温度差を感じたんです。住民によって違うという温度差を感じたんですけれども、この会場で4回されたわけですけれども、参加人数の状況を教えていただければと思います。 ○金子喜彦 議長  教育長 ◎小島雅則 教育長  人数についてはまとめていまして、文化センターは52人、諏訪南中27人、また文化センターは夜にやったんですかね、41人。豊田小32人、合計で152人という数字が出ています。以上です。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) やはり、やっぱり町場のほうが参加の人数が多くて、豊田、南中といういわゆる村部の参加人数が少ないですよね。こういったことに対する今後の対応、どうやっていくのかという、やっぱり広く住民から意見を聞くという中では、周知の方法だとかいろいろあると思うんですけれども、どういったところを対応していくのかと聞きたいと思います。 ○金子喜彦 議長  教育長 ◎小島雅則 教育長  全体として今回の目的、そもそも基本構想の検討委員会ですから、いわゆる具体的な計画をつくるのではないということを私たちはけじめを持って考えています。ですから、逆な言い方になって失礼ですけれども、温度差があっても当然だと私は思っています。まだそういう段階。今から何と言うんですか、きちんとそろったら、ちょっとおかしいのではないかという、そういうつもりで出ておりましたし、そういうところから始まるのが大事かな。そして4回やったんですけれども、全ての回に出られた方もいまして、特に4回目の最後の豊田小のあたりでは、人数は少なかったんですけれども、かなり建設的にかかわる意見が出てきて、主催者とすればさっきも言いましたが、質の高い議論になってきたんだと。  そして、もちろんこれは提言書のときにも1回やっていますけれども、繰り返していかなければいけないんだろうと思いますし、あしたまでに具体的な計画を立てるということではないので、そういう意味で慎重にやっていきたいという中でのことでございました。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 6月議会で聞いたときは広く住民説明会をやって、9月末くらいまでに検討をして、計画とまではいかないですけれども、一定の結論、対策をそこの9月末までにやるというんですけれども、こういった参加人数も少なかったりいろいろの中で、今後も多分皆さんの意見を聞いていく形になると思うんですけれども、今後の取り組みはどういうふうに考えていますか。 ○金子喜彦 議長  教育長 ◎小島雅則 教育長  おっしゃったとおりまだまだというふうには思っています。4回の懇談会を経て上げられた意見があって、その後、委員会を1回持ちましたが、やっぱり委員会の皆さんとしても、もう少し何というんですか、意見を聞きたいというんですか、具体的なところを詰めたいというのがございまして、いわゆる素案という素案づくりも若干おくれぎみというのが現状でございます。  したがって、9月末はめど、目標であったんですけれども、若干時間の猶予をいただきたいと思っていますが、いずれにしましても、議論をして素案としてまとまったことについては、今後また地域懇談会を開いて、住民の皆さん、それから保護者の皆さん、そして子供たちに話をしながら考えていくと、そんなつもりでおります。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○金子喜彦 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 地域にとっての学校は大切なコミュニティーの中の一つの施設だと考えております。数年前、諏訪市でも保育園の合併の話が出ました。そういった住民説明会で、ある高齢者の方、男性の方だったと思うんですけれども、その方が言った意見がちょっと浮かんだので、申しておきたいと思います。  私たちは保育園や学校、地域が代々営んでいるお店などで形成された、その中で住民として生活をしてきた。近年、薬局などがなくなり、ぽつぽつと店もなくなってきた。この上、保育園までなくなったら、ますます地域に住める人がいなくなってしまう。保育園をなくさないでほしいと切実な声でございました。  これを学校に当てはめていくと、人口減を何とか食いとめよう、こういった各自治体が子育て支援に力を注いでいるわけでございますが、ゆめスクールプランでも地域を重要視しております。私はさきの言葉が住民の本音と捉え、結果ありきの意見交換会ではなく、もっと住民の心、切実な声を聞き、住民説明会をすべきと考えます。  そもそも中高一貫のよさはなんでしょうか。いじめや不登校の課題に小規模の学校のよさもありますが、これは小中一貫校のよさとは違うと思います。さきの住民の声で保育園の統廃合もなくなりました。そういった中で存続していきました。学校は地域に根差したものであり、続けていきたい。子供たちの学びであるとともに、地域になくてはならない施設、住民から存在してほしいという気持ちがあります。保護者は数年たてば、子供の卒業とともに変わっていきます。地域住民は変わっていきません。住み続けていくわけです。そういった観点を持って、学校のあり方を再検討し、地域住民への声を聞く会などを今後も開催していってほしいと望んで私の質問を終わります。 ○金子喜彦 議長  お諮りいたします。本日の会議はこれにてとどめ、延会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○金子喜彦 議長  御異議ないものと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。           ────────────────────── ○金子喜彦 議長  本日はこれにて延会いたします。御苦労さまでした。
              ──────────────────────            延       会   午後 4時43分...