諏訪市議会 > 2016-03-02 >
平成28年第 1回定例会−03月02日-04号

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  1. 諏訪市議会 2016-03-02
    平成28年第 1回定例会−03月02日-04号


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    平成28年第 1回定例会−03月02日-04号平成28年第 1回定例会            平成28年第1回定例会会議録(第4号)           平成28年3月2日(水)午前10時00分開議 〇議事日程  一般質問       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                本日の会議に付した事件  日程第 1 一般質問(3−2) ページ                 ページ    3番  廻 本 多都子  …163   4番  森 山 博 美  …175    5番  近 藤 一 美  …184   6番  増 澤 義 治  …195    7番  山 田 一 治  …206   8番  小 松 孝一郎  …217                延         会       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇出席議員(15名)      議 席                 議 席       1番   井 上   登        2番   近 藤 一 美       3番   増 澤 義 治        4番   牛 山 智 明
          5番   宮 下 和 昭        6番   吉 澤 美樹郎       7番   小 松 孝一郎        8番   金 子 喜 彦       9番   伊 藤 浩 平       10番   森 山 博 美      11番   廻 本 多都子(午前)   12番   山 田 一 治      13番   小 林 佐 敏       14番   水 野 政 利      15番   奥 野   清 〇欠席議員(1名)      11番   廻 本 多都子(午後)       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇説明のため出席した者の職氏名    市長      金 子 ゆかり     副市長     平 林 隆 夫    教育長     小 島 雅 則     総務部長    関     基    企画部長    河 西 秀 樹     市民部長    伊 藤 幸 彦    健康福祉部長  土 田 雅 春     経済部長    飯 塚 隆 志    建設部長    竹 内   桂     水道局長    宮 下   隆    教育次長    高 見 俊 樹     会計管理者   湯 沢 広 充    総務課長    金 原 英 一     企画調整課長  木 島 清 彦    財政課長    花 岡 光 昭     行政委員会事務局長                                小 松 郁 夫    消防庶務課長  後 藤 義 明       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇職務のため出席した事務局職員の職氏名    局長      松 崎   寛    次長      池 上 宗 男    庶務係長兼議事係長            柿 崎   茂    主査      武 居 靖 彦       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                             平成28年3月2日(水)                第1回諏訪市議会定例会                  会  議  録 (6−4)                                開議 午前10時00分                                延会 午後 4時50分                                 (傍聴者 25名)            開       議   午前10時00分           ────────────────────── ○宮下和昭 議長  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  日程に入るに先立ち報告をいたします。ただいままでの出席議員数は15名であります。日程はお手元に配付いたしました。           ────────────────────── △日程第 1      一般質問 ○宮下和昭 議長  一般質問を続行いたします。廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 皆さん、おはようございます。日本共産党諏訪市議員団の廻本多都子、一般質問を開始したいと思います。今回、私は四つの項目について質問をいたします。一つ目が子育て支援策について、二つ目、ごみ袋について、三つ目が公設地方卸売市場の現状と課題について、そして最後四つ目、「地域経済再生」への取り組みについて、以上四つの項目について通告に従い順次質問を行っていきたいと思います。  まず初めに、安倍政権の地方創生政策の中では、中央に集中する人口を地方へと流れを変え、多くの自治体ではこの人口減をどう食いとめ、我がまちを住みよい、安心で安全なまちにし、その上で独自の特色あるまちづくりへと総合戦略を作成をいたしました。当市もまち・ひと・しごととして計画等々を挙げております。私もまちづくりに欠かせないのが人であると思っております。それも子育て世代が住みよいと思えるような、より子育て支援策の充実したまちをと望みます。国も1億総活躍と称し、女性の活躍をうたい待機児童解消のため企業内保育所の拡大、整備費や運営費の補助、保育料の低所得者への負担軽減、そして保育士の確保のため処遇改善策なども打ち出しております。また、学童保育の整備、拡充もあります。  市においてもさまざまな子育ての支援事業を実施しておりますが、まず市民要望の多い乳幼児の遊べる場所について伺いたいと思います。市民からの提言はがきでは、諏訪市はこういった場所が少ない、例えば茅野市では駅前のビルの中で広くて便利、岡谷市では大型遊具などを設置してあるところがあります、こういったものが諏訪市にはないなど、市民の声が上げられていますが、日ごろから市民の声を大変大事にされている市長に伺います。どういった所見をお持ちでしょうか。  以下は、質問席にて行います。 ○宮下和昭 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  おはようございます。廻本議員の質問にお答え申し上げます。諏訪市におきまして、議員御指摘のように幾つかの乳幼児が遊べる場所はあるということは認めていただいていると思います。例えば、茅野市には0123、岡谷市にイルフプラザとお話ありました。諏訪市の児童センターにつきましても乳幼児が遊べるスペースを用意してございます。また大型遊具、確かに岡谷市の湖畔公園に足湯と芝生の広場、大型遊具があります。諏訪市におきましては諏訪湖スタジアム横諏訪中央公園に大型遊具がございます。そうした施設的なものを求めていらっしゃるということなのか、あるいは私が考えておりますのは家族形態が随分変化してまいりました。子育てをする世代の皆さんにとりまして、特に初めてのお子さんをお持ちのお母さんにとりましては相談をしたりとか、あるいは同じようなお仲間と情報交換をしたりすることで悩みを解消したり安心感を求めたりということが必要なのではないかということでございます。  諏訪市には、児童遊園は90カ所ございます。先ほど申し上げましたように、場所だけの問題ではないんではないかということも考えておりまして、例えばそうした意味では中洲公民館においてのとちの木ひろば、あるいは西山の里を使ってのなかよし広場、地域の方々がサポートしながら子育てする方たちと交流する、そうした取り組みも行われております。また、茅野市の施設や岡谷市の施設、そして諏訪市の児童センターにも6市町村から相互に利用をしておられる方がたくさんいらっしゃいます。そういう意味では諏訪市においてその乳幼児を遊ばせるところがないという声がどのようなことを意味して出されているものか、これを利用実態をよく分析をしたり、あるいは子育て中の皆さんの御要望の中身をよく聞き取ってから対応することが肝心ではないかと考えておりまして、ハードなのかソフトなのかも含めまして対応を考えてまいりたいと思っております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 確かに、どういったことがというか、ハードとソフトとどっちなのかと言うんですけど、私は両方と思っております。場所も必要であったり、市長が言ったように家族形態の中で一人っ子、それでおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいない方、そういった人たちは同じ母親同士で何か相談できたり集まれる場所が欲しい、そういった意味もあります。提言はがきの中には諏訪市にはなかなかそういったところがないので、市長、今言ったように相互連携、相互利用という中でほかの市町村に行ってしまう。でも、近くで便利なところがあればいいなというのが、子育て世代の私は本音だと思っております。  市における屋内で遊べる場所として、児童センターが湯小路にありますが、まずそこでの活動内容、また対象年齢、年齢層によっての利用者数は異なるとは思いますが、内容と利用者数などは今どうなっているでしょうか。 ○宮下和昭 議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  児童センターの活動内容についてお答えをさせていただきます。活動内容としては乳幼児親子向けのイベントとしまして柳沢運動プログラム、リトミック、ベビーダンスなど運動遊びなどを多く実施しております。また、子育て支援として相談事業や七夕、それから節分、ひな祭りなどの季節の行事を取り入れた活動を実施しております。また、全年齢向けのイベントとしては、ドキドキだっこ、センターまつり、長期休暇中の夏のあそびデー、そして誰でも楽しめる集団遊びのいきいきスペシャルなどを実施しております。  利用者数の関係につきましては、平成26年度の年間利用者数は1万9,822人で、前年度比2,300人ほど減少しているわけでございますが、今年度1月までの利用者数は前年と同様の推移している状況でございます。  対象年齢につきましては、ゼロから高校生までということで18歳までの方が利用しています。近年の傾向として、ゼロから3歳までは子供の絶対数の減少ですとか3歳未満児の保育園入園増により利用者の減少が見られます。また、中学生については部活動ですとかスポーツクラブ、またほかの居場所の増加により減少したと思われておりますし、高校生については↑すわの利用で減少しているという分析をしているところでございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) さまざまな年代で減少傾向があり、その原因も今分析されて出ていますけれども、児童館の対象年齢も幅広い。でも、平成26年は2,300人減っている。これ延べ人数だと思うんですけれども、減っているという状況の中で、私は今、乳幼児に限っての話をさせていただいているのであれなんですけれども、夏休みになると今度は小学生とか乳幼児に比べたら大きい子が来て、そういう子は運動量も全然小さい子と違うので、小さい子を連れていくお母さんやお父さんにしてみればとっても不安だったりするので、こういうさまざまな年代が来る児童センターが市町村にとっては今のところ大体一つぐらいしかないんですけれども、各年齢の子供の居場所ということで考えたときに、今後、そういった不安もあったり減少傾向にある原因も踏まえて、どう解決していくのかという計画はあるのかどうか伺いたいと思います。 ○宮下和昭 議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  まず児童センターに限ったことで申し上げますと、小学生が遊べる施設というのは近隣の自治体に比べて少ないという状況で、児童センターを利用される小学生が多いのかなという気はしております。長期の休みには保護者送迎で小学生が児童センターに来られるということも承知しております。ですので、乳幼児が多く利用される時間帯が平日の昼間ということでございますので、そこら辺がかち合ってしまう可能性がありますので、要するに小学校の休みの期間、そういうものを乳幼児の保護者の方がよく知らないという現状もございます。ですので、お嫌な場合は避けていただくということも必要なものですから、そこら辺の日程を周知していただくということも一つですし、施設の中で乳幼児のスペース、そして小学生の使えるスペース、そういうものを指導員が的確に分けて指導しておりますので、そういう対応を続けていきたいと考えております。  あと、ほかの施設でということになりますと、なかなか児童センター以外の施設は見当たらない部分もございます。また教育委員会、関係各所と連携をとりながら子供の居場所の考えを進めていきたいと思っております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 子供の居場所づくりというと、湯の脇にあったふれあいの家、さまざまな子育てグループとか高齢者のグループもそうなんですけれども、その中で活動をされていますが、今後、旧清水学園に移行する動きがあります。ふれあいの家でのさまざまなグループ等々の利用状況、今後はこれがどうなるのか、また今の利用状況がどうだったのかをお願いします。 ○宮下和昭 議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  ふれあいの家では現在、高齢者や親子サークルなど28団体が定期的に利用しております。乳幼児の親子サークルは親子の交流、ふれあい、リトミック、体操、吹奏楽の練習などを目的に年に数回から月8回ぐらいの定期的に活動している団体が3団体(同日、8団体の訂正あり)ありまして、会員数も約150人と聞いております。施設の利用としましては、1日の利用人数は40人程度で、1月末現在の利用者人数は延べで申し上げますと9,630人という数字が出ております。  ふれあいの家の閉鎖の方針に伴いまして、現状団体の利用状況を確認して新たな活動拠点となるための方向も検討する中で、旧清水学園の整備を計画しています。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 28団体で1日40人の利用があると、かなりの利用だと思うんです。子育て世代の拠点になったり、高齢者のふれあう場所だったり、そういうところが地域的に今まで通っていた人たちがどうなのかわからないんですけど、旧清水学園に行くという中で、そのまま内容を移行してやっていくのか。例えば、やろうと思ったら車で行ったりかりんちゃんバスを利用したりはするんですけれども、場所が違ったりすることの影響とか、今後考えられるようなことがあるのかどうか。 ○宮下和昭 議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  先ほど申し上げた数字の中で訂正をさせていただきたいと思います。ふれあいの家の団体数3団体と申し上げたんですが、済みません、8団体で、私も数字が今見えなかったものですから申しわけございません。  それで、今の利用場所の関係につきましては、大体保護者の方々車で移動される部分が多いものですから、本当にそういう拠点が必要だという認識で今動いているという状況でございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 未満児の保育が足らないということで、諏訪市も非常に拡充してきた部分でございます。そういった人たちがいなくなるので、3月、4月くらいからごそっと利用者が減ったりという現状もあると思うんですけれども、またこういった子供たちが遊べるような、子育て世代に応えた支援のための施設、こういったものをふやす構想があるのか、再度お聞きしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  児童、特に未満児の遊べる場所や高校生の居場所をつくってほしいと、また子育て団体からもプレーパークですとか大型遊具の設置などの整備の要望は承知しておりますし、先ほど市長申し上げたとおり、また意見を聞きながら、ただ設置すればいいという問題でもございませんので、要望とそれから利用の効果などを関係者と連携をとって協議して、駅周辺市街地の今後の動向なども勘案して市内全域で、全体で考えていきたいと考えております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 先日の伊藤浩平議員の質問ではないですけど、検討するではなくて前向きに考えていただきたいと、市民の声を真摯に受けとめてやっていただきたいと思います。  さて、次に子供の医療費の助成について伺いたいと思うんですけど、市は現在、中学3年まで無料化を実施しています。地方創生先行型交付金の活用でこの医療費の助成制度の拡充をしている自治体が埼玉県寄居町、千葉県香取町など、全国で10自治体で高校生まで年齢を拡大している、こういったことを実施していますけれども、諏訪市においてこの交付金の活用で医療費の助成を高校生まで引き上げるということはできないでしょうか。 ○宮下和昭 議長  市民部長 ◎伊藤幸彦 市民部長  ただいま御質問がありました交付金の活用でございますけれども、地方創生加速化交付金につきましては、残念ながら個人に対する給付というのが対象事業に含まれていないということでございますので、交付金を活用することは難しいということでございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 臨時交付金等々は個人に対する給付金だったりいろいろするわけですけれども、本当に子供の医療費、特に回って歩くと高校生のお母さんたちも高校生になると逆に外に出ることが多くなるので、風邪も引いたりインフルエンザになったり、部活も激しくなるのでけがもすると。ぜひ高校3年まで年齢を引き上げてほしい、こういった要望は非常に多いです。こういったものにかわる交付金がないのかどうか、真摯に調べていただいて、ぜひ高校3年まで無料化をするようにお願いしたいと思いますが、かわるような交付金はないでしょうか。 ○宮下和昭 議長  市民部長 ◎伊藤幸彦 市民部長  先ほど申し上げましたように、残念ながら交付金として個人給付に使えるものがないということですので、これを活用するということは考えられないということでございます。  なお、少し誤解があるかと思いますので、改めて申し上げますが、私どもでは福祉医療の中で高校生は入院(同日、母子家庭、父子家庭の高校生の入院の訂正あり)については給付を一部しておりますので、それは御理解をいただきたいと思います。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) ぜひ通院に関してもそういった拡大ができるようにお願いしたいと思います。
     次に、ごみ袋について伺いたいと思いますけれども、ことしの夏から試運転、12月から本格稼働する2市1町でのごみ処理事業、こういった中で現在、各市町村においてごみ袋の販売方法、値段や色、こういったものが異なっております。そこで質問ですが、現在、市においては事業系、一般系、こういったごみについて方法など違いがあると思いますが、一般家庭と事業系のごみ処理において搬出方法、手数料、そういったところの違いはありますでしょうか。どうでしょう。 ○宮下和昭 議長  市民部長 ◎伊藤幸彦 市民部長  申しわけございません。まず先ほどの質問、答弁の中で少し訂正をさせてください。高校生への助成については母子家庭、父子家庭の高校生の入院(3月3日、入院、通院の訂正あり)ということで訂正をさせていただきたいと思います。  続いて、ただいま御質問のありましたごみ処理にかかわる事業系のごみの取り扱いについてでございますけれども、その事業系のごみというのは廃棄物処理法の中で、みずからの責任において処理することと決められております。そういう中で、事業者から排出されるごみについては、基本的に各地区のごみステーションに出すことはできないというのが前提になります。したがいまして、みずから処理をしていただくか、あるいは処理する業者に委託をするという形で現在処理をしていただいております。  したがって、自分で処理する場合は清掃センターへ直接持ち込んでいただくということが必要となってまいります。ただ、その際に事業系のごみについては基本的に指定袋は設けておりませんので、袋に入れなくても持ち込んでいただくことは可能ですし、特に袋に入れて出していただくということを求めているわけではございません。ただし、ごみの管理上、その事業者の方ですね、袋をお使いになる場合もあります。また、その際に市で一般家庭で使われているごみ袋として指定しているものを便宜的にお使いになる事業者の方もいらっしゃるというのが現状でございます。以上です。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 事業所といっても、大きな会社、組織になっているところもあれば、いわゆる個人商店なんかの店舗と一緒になっている事業所もございますよね。そういったところは家庭ごみ、これは事業所のごみ、そういう区別をして出すというルールがあるのか。どういった状況になっていますか。 ○宮下和昭 議長  市民部長 ◎伊藤幸彦 市民部長  先ほどお話ししましたように原則とすれば、先ほど申し上げました個人のごみは行政が責任を持って処分をするということになります。事業者の方はみずからの責務として処理をしていただくことになりますので、大原則は分けてそれぞれのルートでごみ処理をしていただくということでお願いをしているところでございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) それでは分けてということですので、一般家庭、こういったものの私たちも使っていますけれども、黄色い指定袋がありますけれども、その販売方法、排出、こういったルールはどうなっているでしょうか。 ○宮下和昭 議長  市民部長 ◎伊藤幸彦 市民部長  諏訪市では、一般家庭ごみの黄色い袋でございますけれども、平成21年度から販売価格の統一をしております。そのやり方でございますけれども、まず製造につきましては諏訪市が業者に発注をするという形をとっております。委託製造ということでございます。続いて、その在庫や卸の管理につきましては諏訪市指定袋管理組合、13社でつくっていただいておりますけれども、そこで在庫管理をしていただくと。それから指定販売店という制度がありまして、現在ですと108店舗で全て同じ価格で販売をしていただく。それが市民の皆様にお使いいただく、その後、市民の皆さんに御購入をそれぞれいただくというのが袋の流れ、製造から販売までの流れでございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 例えば2市1町ですので、ほかの市町村を言えば岡谷市、下諏訪町でごみ処理手数料を指定袋に付加しているというか、かぶせてあるので、聞いたところによると岡谷市あたりは10袋で800円程度のお金だと聞いておりますけれど、諏訪市においてその辺はどうなっていますでしょうか。 ○宮下和昭 議長  市民部長 ◎伊藤幸彦 市民部長  有料化をしている市町、湖周でいいますと下諏訪町、岡谷市が有料化をしております。それぞれどういう形で手数料を徴収しているかということなんですけれども、ごみ袋に対しておおむね1リットル当たり1円の処理手数料を販売価格に付加をして販売をしているということになります。私どもは先ほど申しましたように、諏訪市の場合はごみの製造単価プラス小売店の手数料、それが乗っかって販売されているわけですけれども、岡谷市、下諏訪町の場合はその製造価格に処理手数料がおおむね1リットル1円課金されているということで進めて、ごみ処理手数料を市民の皆さんからいただいているということでございます。  ちなみに、19市中無料を継続しているのは5市という状況で、全体の流れとすると有料化に向かっているということでございます。その理由とすれば大きく分けると二つあります。ごみの分別やそれからごみを出さない努力をされている方と、全くそういうことをされない方とのその受益者負担の考え方。努力をされている方にはコストを少なく負担していただきましょう、そういう意識のない方については少し多く負担していただきましょうというところで有料化をするというのが一つあります。もう一つは、ある意味強制的に有料化するのでごみを減らしてくださいよというお願いという二つの視点が有料化についてはあると理解をしております。  諏訪市についても、ことしの12月から湖周3市町でごみの共同処理をしていきますので、当面は市民の皆さんにごみ処理手数料をいただくということは考えておりませんし、今までも手数料を付加しないのでぜひ分別をし、燃やすごみを減らしてくださいというお願いをしてまいりました。その結果として、皆様の御協力により減量目標を達成しているという状況でありますので、今のところ有料化をほかの市町にそろえてするということは当面はないと考えております。ただ、将来的な循環型社会のさらなる推進、それから燃やすごみの減量という中で受益者負担の原則というのも考慮をしながら、また以前にもお話ししました環境基本計画の中にも家庭ごみの有料化について検討をするという記述を平成24年度の策定時に文言を入れさせていただいていることもありますので、引き続き検討はしていきたいと考えております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 確かに、ごみの問題は本当に市民の努力によって非常に減ってきていると思います。それで限りなくゼロに近づけようとしても、市民生活の中でどうしても出てしまうごみというのは必ずあるわけですよね。そういった中で2市1町共同事業、ごみ袋についてもさまざまです。付加をかけたり、諏訪市みたいにごみ袋にそういった付加をかけない、お金をかけないという状況の中で、今後市民はごみ減量のために努力をしております。それで2市1町の共同事業の中ではごみ量によって運営費の負担が90%決まってくるという中で、市民の努力の中でごみの減量がなされている。こういった現状の中で、ごみ有料化を検討すると先ほど部長の答えもありましたけれど、湖周のクリーンセンター稼働後、今後は岡谷市、下諏訪町、諏訪市、この中で統一をするのか、ごみの排出方法。例えば諏訪市は月曜日が祭日になったときでもごみを集めに今来てもらっております。岡谷市においては二袋しか1回に出せない、こういう状況の中でそこら辺の統一化はなされるのか、今後どうなっていくのか、その辺をお聞かせください。 ○宮下和昭 議長  市民部長 ◎伊藤幸彦 市民部長  湖周クリーンセンターが稼働をする段階で、統一をされている事項というのはごみを燃やすこと、それからそこから出る焼却残渣、焼却灰を共同処理すること、これが完全統一をされているということでございます。それ以外の部分については一部統一をしてきている部分もありますけれども、基本的には現状の3市町の取り組みを継続していくということになっております。  ただ、市民の皆さんにとって少しその共同処理によって変わる部分は出てまいります。それは市民の皆さんが今まで諏訪市清掃センターに直接持ち込みをされていたケースがあります。それが当然清掃センターが稼働しなくなりますので、そこでごみをお受けすることができないという問題が発生してまいります。その際に、まず大型の可燃、燃やすごみにつきましては市民の皆さんの利便性を考慮する中で市内に常設の大型可燃ごみを受け入れる施設、場所を設置する予定で準備を進めております。ただし、一般の家庭ごみ、生ごみ等も含めた袋に入ったごみについては、やはり臭気の問題であるとか、あるいは腐敗の問題等がありますので、直接持ち込まれるような場合についてはやはり一時仮置きをする場所を確保するのが非常に難しいので、直接岡谷市の清掃センターに持ち込んでいただくということが必要になってきますので、通常の委託収集によるステーション回収のときにきちんと出していただくということを今まで以上にお願いしていかなきゃいけないという部分が変わってくるということでございます。  改めて申し上げますと、今までと可燃物、資源物の処理については、分別の仕方について基本的に統一後変更することはないと御理解をいただきたいと、そのように施策を講じていく予定でおります。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 市民の努力によってごみがなくなってきたり、ごみというのは市民の暮らしに本当に直結していることですので、例えばやり方が変わったりいろいろする統一化の中で、市民の皆さんに不安やごたごたが生じないようにしっかりと周知していただきたいと私は思います。  さて、次に時間もないので、公設地方卸売市場の現状と課題について伺いたいと思います。  全国では昨今、大型スーパー、コンビニの台頭により、地元商店が次々と姿を消し、公設地方卸売市場も取扱量が激減、流通網の変化の中で市の卸売市場も今後あり方、課題の検討委員会を立ち上げました。その検討委員会のメンバー、また諮問内容などをお聞きしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  まずあり方検討会を立ち上げたという御質問でございましたが、あり方の検討を市長の諮問機関でございます市場審議会でお諮りしたということでございます。これは条例で規定する委員は15名以内となっておりまして、卸売業者、仲卸業者、買い受け人代表、生産者代表、また消費者代表、学識経験者で構成されております。  活動の内容ですが、平成26年までは大体年2回の開催をしておりました。今回はあり方の検討を諮問をしたという中で、4回の開催をしております。また2月には審議会委員で先進地市場視察を実施したところでございます。平成28年度につきましては、諮問内容に対する答申内容の協議のため、会議を5回開催し、6回目で答申をということで、その回数を考えたところでございます。  また、諮問の内容という御質問につきましては、昨年12月2日に第3回市場審議会の席上、市長から市場審議会長宛てに諮問をいたしました。諮問の内容につきましては、市場の存続の可否について、市場の規模について、市場の運営形態について、市場の当面の活動・活性化策についての4点でございます。以上です。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 検討委員会、審議会の中で視察もされたということであります。今後の存続、運営等々をこれからしっかりとやっていくと思いますが、さきに述べました全国で公設地方卸売市場が非常に激減しています。総務産業委員会での視察、石川県七尾市の市場を見てまいりました。ここでは業者の組合が指定管理者となって、何としても生き残りをかけようと、今後も販路の拡大、民営化も視野に入れているという形でやっているところで、多少諏訪市の市場より活気がある。販路も松本市のスーパーまでやっているということで、かなりたくさん販路があるなとは思いましたが、当市としてはどう考えているのか。先ほど運営について、存続についてとありましたけれども、現状は一時期の40%の取扱量、そしてまた運営面では黒字というところはあります。市民の食を守る公設市場としてどう考えているのかをお伺いしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  先ほど申し上げましたように、現在、市場審議会にその市場の存続の可否であるとか運営形態について諮問しているところでございますが、その答申を待ってということではなく、現状はこれだけ厳しい状態になっている中で歳出削減を行うということと、それから安定経営を図るために構成の卸、仲卸の負担軽減をするということで平成28年度には市場使用料の減額を今議会にお願いしているところでございます。  当面、できることをやりながら運営していくわけですが、これについても我々は長期シミュレーションをする中で、その損益分岐点等を勘案しながら応援をしていくというのが今の段階でございます。以上です。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 苦慮もいっぱいあると思うんですけれども、ぜひ存続のために、あり続けるためにということで、今後公設としてあり続けるための課題、一つは販路の拡大というのもありますが、その余地があるのかどうなのか。また七尾市というのは海がありますので、そういったことでは新鮮な魚とかいうのは特徴ですけれども、この諏訪地域として野菜、米、そういった特徴を生かしたものをどうやっていくのかというのを伺いたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  先ほど七尾市場の場合は海辺であり、海産物が豊富にある中で、圏域外販売を早い段階から力を入れていてやっていたと私どもお聞きしております。  まず、諏訪市場の特徴を考えますと、水産物においては消費地市場という市場になります。青果物につきましては、例えば田辺のトマトですとか有賀のキュウリ、それからリンゴ、秋には後山マツタケ等が出荷される産地市場という特性も備えております。今後はいろんな後継者不足がございますが、生産者の育成や栽培指導などをしてSUWAブランドによる差別化を図り、また仲卸業者によるそういう製品の圏域外販売も視野に入れまして、市場を存続する場合には一層の販路の拡大に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) ぜひそういった特徴ある形で存続を目指していってもらいたいと思いますが、最後に昭和49年開設です。42年この公設市場経過しております。かなりほかの人から見ても、老朽化をしていると感じますけれども、市は国の指導のもとで公共施設の耐震診断、そういったことも進めていますが、今後耐震診断、こういったものをやるのか。また結果いかんによっては整備もしていくと私も考えますけれども、どうお考えなのかお伺いしたいと思います。市長お願いします。 ○宮下和昭 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  先ほど来、部長答弁いたしておりますとおり、存否についてから根本的にその公設市場についてどうするかということを諮問機関であります審議会に諮問中でございます。その答申を待って、私の立場としましてはその答申を受けてから判断をしてまいりたいと思っております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 存否もあわせてということではありますけれども、もし何かあればというくらいにかなりがたが来ていると思いますので、ぜひ答申を待ってと言わないで耐震診断はしてほしいと思います。  さて、4項目めの「地域経済再生」への取り組みについて伺いますけれども、アベノミクスで経済の好循環は本当につくられたでしょうか。大企業からのトリクルダウンもなく、わずかな賃上げも消費税の増税により吹き飛んでしまい、こういった中で消費税増税と円安により物価上昇が生じ、国民の購買能力も低下させ、消費が今、冷え込んでいる状態であります。そんな中で地域を支えている中小企業の経営者、また大変困難をきわめております。全国でも中小企業の振興条例、こういったものが作成されておりますが、当市においても策定されているわけですが、ほぼこれ理念条例と感じています。そういった中で施策中心となっていくのか、中小企業支援策となっているのか、その辺をお伺いしたいと思っております。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  当市では今、議員おっしゃるとおり振興基本条例という形ではございます。これについては市の経済において重要な地位を占める中小企業の育成についての基本となる方針及び施策を定めることにより、中小企業の振興及び雇用の安定的確保を図り、もって市民生活の向上に寄与するということを目的としております。  今言いました振興条例ということになりますが、我々諏訪市といたしましては、具体的な施策を行うことによってよりフレキシブルでよりスピーディーな施策展開ができるという考えをしておりますので、今ある基本条例に基づいて中小企業の振興施策を行ってまいりたいと考えてやっているところでございます。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 具体的な施策例はさまざまいろいろあると思うんです。工場立地だとか店舗だとか制度資金等々ありますけれども、その中で今、制度資金の利用状況、そしてその中身、今後ももっと発展させて何回でもいいとか、少し緩みがあるのかどうなのか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  制度資金につきましては、中小企業を対象としまして、諏訪市の部分とそれから県の部分がございます。現在、融資の関係でございますが、融資枠としましては58億5,000万円ございますうち、33億7,700万円を御利用いただきまして、利用率としましては57.7%となっております。これにつきましては5年もしくは7年という長期借り入れの関係がございますので、借り入れをしている現在の枠の中という考えでお願いしたいと思います。  それで融資制度、大きな見直しをここでやっていきたいと考えているところでございます。細かいことはいろいろございますけれども、全ての資金の利率を引き下げます。これについては0.2から0.5下げて借りやすくするということでございます。それから運転資金の貸付期間の延長、併用不可の要件の撤廃、一部資金の貸付限度額の引き上げ等を行いたいと思います。また、諏訪市での開業を促進するために、開業支援資金の貸付利率を大幅に引き下げるとともに、3年間にわたり全額利子補給を図るということも行ってまいります。  それから新たな制度としまして、まず今まで工業立地促進条例の対象が工場もしくはソフトウエア産業ということになっておりましたが、それ以外の業態について今度店舗立地補助をつけまして、固定資産税の補填を3年間同じようにやっていくということを創設するところでございます。また、商業者の中で土産品の開発事業を行った方に奨励補助金を創設いたしました。  こういう中で今ある制度の見直しをして、借りやすく、また営業しやすい形のものを今考えているところでございます。以上です。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 本当に今大変な経営状況のところが多いと思うんです。こういった利率を引き下げたり、時間延長したり、併用もオーケー、工場立地あり店舗もオーケーと、非常に幅を広げていく中で、例えば借り入れても58億円相当あるのが33億円しか使われない、60%近いんですけれども、もうちょっとふえていくという可能性があるのかどうなのか。  そしてもう一つ次に質問したいのは、支援策の一つである住宅リフォームについてです、この助成制度。この制度、3年間ということで一旦3年で切ってというところで、ほかの市町村ではそこでやめてしまったところがあるんですけど、諏訪市はまたもう3年間という形でここで延長しました。この制度はずっとやってきた中で経済効果が非常にあったとお聞きしております。どういった金額で、どういった経済効果があったのかお聞きしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  まず制度資金の可能性についてでございますが、ただいま質問ございましたので、利率を下げて借りやすくするということで、その市場の金融の回りを速くしていきたいというのが我々の第一の目的でございます。この数字が上がっていくことのための施策でございますので、ぜひ借りていただきたいと考えております。  それから住宅リフォームの関係でございますが、実績数字としまして平成27年度4月から現在1月までのデータですが、申請件数が418件、工事見積金額が4億7,200万円余、補助金決定金額が2,740万円余となり、経済効果としては17.2倍となります。現在、平成23年から制度が始まっているわけですが、トータルで工事見積金額が24億円余り、経済効果としては18.1倍ということで、大きな効果をもたらしていると理解しております。              〔「議長11番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  廻本多都子議員 ◆11番(廻本多都子議員) 今後も継続、制度の緩和、店舗への拡大といったことをぜひ望んでいきたいと思います。  大企業に減税をしてため込み金がどんどん膨らんでいっても、地元の中小企業、小売業者が元気にならなければ日本の経済の再生にはなりません。特に当市は今まで中小企業が支えてきたところでございます。今後、消費税10%の増税、私たち市民の中でも反対している人はたくさんいます。さらに厳しい状況が見込まれています。さらなる支援策、切に要望して、私からの質問を終わりたいと思います。 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) おはようございます。議席番号10番、森山博美です。3月は行政にとって年度の最終月、節目の月です。通告に従い、この3月で退職なさる湯沢会計管理者への質問から始めさせていただきます。  会計課が現在の体制になる前は、特別職として収入役が存在し、そのもとで課長以下職員が業務を行ってまいりました。時代の変化に伴い現システムで業務をされておりますが、会計管理者としてのお立場はとても大きな責任を持つものと考えます。地方自治法第170条に、会計管理者は当該地方公共団体の会計事務をつかさどるとされています。それは会計事務処理について独立の権限を持ち、その事務執行については地方公共団体を代表する者であるとされております。  諏訪市の来年度予算も192億5,000万円と、一般の市民からしてみれば毎日考えるお金の額とは大きく離れていると思います。市民から預かる大切な税金や交付金を預かる責務についてのお考えや、今現在、会計課で働いていらっしゃる皆さんにどのような指導を行っていらっしゃるかお聞かせいただきたいと思います。  また、諏訪市の大事なお財布を預かる金庫番として、誤りのない収支や金銭管理は日常のことですが、先立って打ち出された日銀のマイナス金利の金融政策のようなことがありますと、金融機関への預貯金金利への動向を心配されたりするのかと思います。常に金融情勢や経済の動向に高くアンテナを張られていることと思います。会計管理者としてのお仕事に対するお考えや御感想、退職なさるに当たって後継の方へのアドバイスなどもお聞かせいただければと思います。  以降は、質問席にて行います。 ○宮下和昭 議長  会計管理者 ◎湯沢広充 会計管理者  議員のお話にもございましたとおり、会計管理者は地方自治法の規定に基づき、地方公共団体の会計事務をつかさどるとされており、主な会計事務としましては現金の出納及び保管を行うことと規定されております。現金とは、金融機関口座にて管理しているお金などのことでございます。また、御存じのとおり、各部署のような予算執行機関とは異なり、市の会計機関として独自の審査権を持ち、現金の出納を決定していくことから、市長の命を受け予算執行を行う部署と分離していることで会計事務処理の公平を確保するという地方自治法上の組織となっております。  具体的な出納事務では、係員、係長、会計管理者の3段階で書類審査を行っておりますが、書類1件1件にきちんと目を通し、責任を持って審査決定を行っていくこと、また各部署からの支払いのニーズに応じられるよう、税金や交付金、補助金などの歳入や各事業の支払いに当たる歳出といったキャッシュフローの管理を日々行いながら支払いの資金繰りをしていくことなど、地味ではありますが、これらの会計管理者の日常の業務が職務遂行に当たり大変重要であると思っております。  そして、会計管理者1人では会計事務を全て行うことはできませんので、地方自治法では会計管理者の事務を補助させるために出納員その他の会計職員を置くと定められております。出納員には各課長が命じられ、その他の会計職員は現金取扱員という名称で各課に配置されており、出納員は会計管理者の命を受けて現金の出納、保管等の事務をつかさどると規定されております。これが市の会計事務を行う体制でございます。  会計課職員へは緊張感のある職場の雰囲気を大事にしながら、公金を扱っていることを常に念頭に置き、正確で丁寧な会計事務処理に努めていくことを指示しております。また市の会計機関としてこれを堅実に行っていくことは大変重要ではございますが、そればかりではなく、組織の一員として、全庁的な視野に立った考え方を職員と共有し、日常、各課から持ち込まれる書類審査時の個別指導のほかに会計課としてできるアクションを全庁的に積極的に行っていくことを課の方針としまして、会計課職員全員協力のもと全庁的な指導も行ってまいりました。それは、全庁的な公金管理の徹底や会計事務のレベルアップを図るための会計事務研修会の開催、チェックシートを使った点検報告、各課への実地検査などの取り組みでございます。  次に、日銀のマイナス金利導入に伴う民間金融機関の預貯金金利の低下に対する考慮などのいわゆる会計管理者への公金の保管面での御質問でございますが、公金は地方自治法または地方自治法施行令の規定により、「最も確実かつ有利な方法によって保管」することとされております。その保管方法は、金融機関等に預貯金等の方法で安全に保管することであり、かつ支払準備金として支障のない限り、適時適正に預金等の方法により運用の利益を図ることであって、これを基本原則としております。よって、公金管理ではまず安全性、流動性を確保した上で、効率的に運用することが求められております。  会計管理者としての考え方、つまり姿勢でございますが、地方公共団体が保管する現金は住民の共有財産であることをよく認識し、適切な保管を行うことにあるかと思います。金利先行のみを優先する余り、金融情勢いかんによっては不測の事態をこうむるおそれのある金融商品に手を出すことは、この事務に携わる者として決して行うべきではないということであろうかと考えます。常に元金の保全を考慮しながら保管を行うことでございます。  なお、御指摘のように現在金融機関等の金利が著しく低下しており、金融商品の選択肢が大変狭くなっております。金融機関などからの情報収集に努め、可能な限り有利な保管を行いたいと考えます。  次に、感想とアドバイスということでございますが、会計管理者の職につき、その職務・職責の重みを感じながら常に緊張感のある3年間でございました。業務の中では公金の管理ということに特に力を入れてまいりました。公金管理ではその仕組みづくりと職員の意識改革が重要であると考えます。そして行政がこれから施策を着実に進めていく上では、公金管理の危機管理体制がきちんと充実していなければいけないと考えます。現在、その体制が機能し、かつ出納員の定期的な点検という形で意識改革面も実践がされております。私も職務の一端を果たせた思いでございます。私の後任には、これを劣化させないこと、そして継続的な点検と改善をお願いしていきたいと思っております。  また、後任へのアドバイスでは、会計管理者が信念を持って全庁的に伝えるべき重要な事柄、改善を促す事項は、自分の足で歩き自分の声で伝えていくことが大事であり、実行してもらいたいということでございます。研修会では講師を務めたり、実地検査や指導ではみずからが当たり行動することで、全庁的な公金管理、会計事務のレベルアップに活躍してもらうことを望みたいと思います。以上でございます。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ありがとうございました。諏訪市の行政をつつがなく進めていく上で、大事な公金管理が会計管理者を初め職員の皆様方の御努力で着実に行われていますこと、感謝申し上げます。ぜひ会計管理者のお考えを後継へ引き継いでいただきまして、今後会計事務においても透明度ナンバーワンの諏訪市で、ほかの自治体の模範となられますよう期待しております。
     次に、精進湯についてですが、上諏訪には古くは江戸時代から上諏訪四湯として精進湯、虫湯、小和田の平湯、湯の脇の平湯がありました。虫湯は武家専用で高島藩主も入湯し、神社に参拝したとのことで、上諏訪駅近くの国道20号線沿いに史跡として石碑が建っております。  閉鎖になる精進湯は、上諏訪四湯の一つで歴史があるものと考えられます。現在、精進湯には↑すわ(あげすわ)の拠点もあります。今後、この建物やこの地への考え方をお答えください。春、秋の呑みあるきには大勢の観光客が訪れ、ほろ酔いマップにも精進湯が載っております。好立地なので観光を考えても石碑を置く、または足湯を設置するなど、歴史的価値と市民サービス、観光客へのアプローチについてどのような方針で行っていくつもりでしょうか。お聞かせください。 ○宮下和昭 議長  教育次長 ◎高見俊樹 教育次長  歴史的位置づけについてお話がございましたので、初めに教育委員会からお答えいたします。  議員御指摘のとおり、上諏訪四湯、江戸時代の貝原益軒の「岐蘇路の記」に「上の諏訪に四所あり」と記載がございまして、これが虫湯、精進湯、小和田の平湯、湯の脇平湯であろうと言われているところでございます。精進湯についてはお話あったとおり、手長神社の参拝のためと言われております。また、虫湯につきましては武士の湯、または蒸し風呂という説もあるところでございます。お話の中にございました国道20号線沿いの史跡、虫湯跡の石碑でございますけれども、地元要望を受けて教育委員会で設置したものですが、このたびビルの解体工事に先立ちまして、過日撤去されたところでございまして、石碑は教育委員会で保管をいたしております。この場所に刻まれた歴史を記憶にとどめる役割があったものでございますので、再設置については今後開発業者等と相談をしてまいりたいと思っております。  精進湯の歴史的な意味についても大切なものと考えておりまして、水道局と協議してまいりたいと思っております。 ○宮下和昭 議長  水道局長 ◎宮下隆 水道局長  精進湯につきまして、私からお答えをさせていただきます。  初めは精進潔斎の湯でございましたけれども、後に組合経営となり運営をされてまいりまして、昭和53年に市に寄附をされ、以後、市営の温泉公衆浴場として現在に至っております。  今、お話のありました↑すわのことでございますけれども、精進湯ビルの2階、3階のフロアを昨年6月より高校生を含むまちづくりについて考えるグループ、ちぇんじすわみーてぃんぐの要請がございまして、高校生の放課後の集いの場、↑すわとして無償で利用をしていただいております。ただし、建物が昭和53年に建築ということで耐震性能に不安な点があること、また精進湯の収支決算の関係から温泉事業運営検討委員会からも精進湯の廃止についての御提案をいただいているということをメンバーお伝えし、貸与当初からビルの利用につきましては有限であるということをお伝えをしてきたところでございます。そのため、グループ内でも精進湯ビルを御利用いただいた後も次の移転先につきましてグループ内で協議をしていただいているということをお聞きしております。  今回、平成28年度末をもちまして精進湯閉鎖ということを決定をいたしましたけれども、この方針につきましても事前に御連絡をし、また再度状況についても御説明をさせていただきました。今後もグループと情報交換をする機会を持ちまして、局としましても要請がございましたらお手伝いをしていきたいと考えております。  精進湯の閉鎖後のことでございますけれども、ただいま申し上げたとおり建物が大変古いことがございますので、閉鎖後、それに引き続きまして建物の除却を予定しております。除却後の跡地整備形態につきましては、今までお話がございましたように歴史的な価値、また観光面等の観点から教育委員会ほか関係部署と協議を持ちまして、平成28年度中に検討してまいりたいと考えております。以上です。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ありがとうございます。駅前が変わろうとする中、近隣の住民とか通学の高校生、観光客の利用ができる小さな足湯など、コミュニティーの場など有効利用の考え方があってもいいのかなと思われます。精進湯の跡地にかかわらず、諏訪市は湯量豊富と言われている上諏訪温泉ですので、小さな足湯が町中にいろいろあってもいいのかなと。足湯めぐりなど諏訪市の楽しみの一つになるのではないかなと期待しますので、ぜひ今後の精進湯の跡地利用については前向きに考えていっていただきたいと思います。  次に、諏訪湖一周のサイクリングロードの整備についてですけれども、県も動いている事業ですし、健康ブームの後押しもあり早期に着工していただきたい事業でもあります。きょうも新聞に載っておりましたが、できれば水面を眺めながらサイクリングを楽しめるようお願いしたいところであります。  また、湖岸通り1丁目の三ッ釜のある公園ですけれども、その場所は諏訪湖の眺望がすばらしくよく、夕日を眺めるにはとてもいいスポットになっております。毎年飛来するオオワシのグルの観察をするにも、立石公園同様大勢の人が集まってくるところです。観察、撮影に来る人々は朝から晩まで終日カメラや双眼鏡を手に見ております。また、下諏訪町との境で、ジョギング、ウオーキングやサイクリングの休憩場所としても価値があると思われます。もう少し整備してもいいのかなと考えられます。公衆トイレの設置やベンチの設置、また三ッ釜があることから、また足湯なんですけれども、コンパクトな足湯などつくられてもいいのではないでしょうかと思います。いかがでしょう。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  サイクリングロードの関係ですが、現在、県が主体となりまして諏訪建設事務所、岡谷市、下諏訪町、諏訪市で諏訪湖周サイクリングロード検討会というものを結成をいたしまして、目的としましては安全、快適、健康、スポーツ、観光、環境を基本にしましてサイクリングロードの検討を行ってきまして、ここで基本的な計画の素案ができたという状況でございます。  諏訪市内の計画におきましては、地形的な条件、それから公園利用者の安全確保等の理由によりまして、湖畔から少し離れた公園の端部を走行する区間も一部にございますが、御理解をいただきたいと思います。また「広報すわ」、それから市のホームページでも周知を行いまして、3月2日、本日からになりますが、3月31日まで県、岡谷市、下諏訪町、諏訪市でパブリックコメントの実施を予定しております。閲覧場所は豊田、四賀、中洲、湖南の公民館、それから市役所ロビー、それから建設課を予定をしております。広く意見を募集しまして4月以降に意見を取りまとめまして、サイクリングロードの基本計画に反映をしていきたいと考えております。  また、三ッ釜のある公園ですが、こちらには現在休憩ができますようにベンチ2基を設置をしまして、夏は樹木の木陰となり休憩をしながら諏訪湖の眺望を楽しめるようになっております。今後、諏訪湖周のサイクリングロードの整備を進めてまいりますので、その中で必要な施設があれば考えていきたいと思います。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ありがとうございます。河川法など県とのハードルが大きいと思われますけれども、我が諏訪市には県への太いパイプをお持ちな市長がいらっしゃいますので、ぜひ観光立県の長野県へ諏訪市としての働きかけを強固にお願いしたいと思います。  次ですけれども、小中一貫校への報道を伺い、安心に登校できるのかを考え、子供の通学についてのお考えをお伺いしたいと思いましたが、きのう伊藤議員や井上議員の代表質問での答弁をいただき、ここでは控えさせていただきます。  また一つ、子供の通学についての質問ですけれども、私のところに中洲の方からの声が届いております。中洲地域からは高校生の通学にかりんちゃんバスを使用すると電車に乗りおくれるとの声があります。中洲・湖南地区からバスを乗車すると上諏訪駅まで約1時間かかり、直行便であれば15分程度で着くものを4倍近くの時間を費やしております。市外の高校へ通うには家族の送迎もしくは自転車で駅まで行っており、自転車での通学においては街灯がない場所や歩道がなく危険な場所が多く、いつかは事故が起きるのではないかと心配とのことです。  通勤、通学のため、地域と駅を結ぶ直通バスをぜひつくっていただきたいのです。直通でなくても、通勤快速のような停留所を間引くとかいう考え方もあると思いますが、いかがでしょうか。 ○宮下和昭 議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  運行ダイヤにつきましては、バス運行会社と協議の上で決めておるわけですけれども、平成26年10月の見直しの際にも、特にかりんちゃんライナーの朝の直行便を出せないかということで運行会社と意見交換をした経過がございます。しかしながら、なかなか限られた車両、またドライバーが十分に確保できないという現状で運行はできないという判断になりました。  ですが、高校生の通学でのバス利用につきましては公共交通の中でも重点的に対応すべき問題ではないかと考えております。新年度に改めて乗降調査を実施する予定であります。そうした調査結果を見ながら、公共交通の見直しを行うことを考えておりますので、そんな中、関係者とも協議する中で改善が図れればと思っているところです。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) 今現在のダイヤでは使われていない、使えないという高校生がいると思いますので、その乗降調査、今乗っている方々の調査だけではなく、その地域住民の要望とかも入れていただきたいと思うのですが、いかがですか。 ○宮下和昭 議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  今のダイヤとその列車のダイヤ、そんなところも見ながら検討したいと思います。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ぜひいい方向で進めていただければと思います。  私も小学校5年生の母親で、少子化だからではないのですが、やはり子供の安全を第一に考える親です。私の住んでいる湖岸通り1丁目から城北小学校までは国道20号と旧国道20号を渡る通学路です。歩道も狭く、ふざけた子供が30センチ、一歩踏み出せば大きな事故につながります。地域の長寿会の見守りや学校、保育園の教育により事故は少なく感謝の気持ちでいっぱいですが、私たちの子供時代とは違い、今は交通量も多く、見守っていただいている地域の方がいらっしゃらなかった場合、不安でなりません。産み育てやすいまちは、安全が絶対条件に思います。子供の足の安全について最優先に考えていただきたいという母の願いですので、お聞き入れいただきたいと思います。  次に、小中一貫校の報道を受けて、少子化に伴い小学校、中学校の統合の報道がございましたが、保育園については再編や民営化などもお考えにあるのでしょうか。 ○宮下和昭 議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  保育所は就労などにより家庭で保育できない保護者のための施設でございます。再編については運営面ですとか保育士の確保など、小中学校と違う意味も含まれていると考えております。保育園の統合については、再編する理由や背景を保育所専門委員会で十分協議しまして答申を受ける中、検討していきたいと考えております。また、その協議の中で重要なポイントの一つとして地域や地元の地区の考えが必要となります。十分に意見を聞き取り対応していく形で考えております。  また、現状は未満児が増加していますので、未満児の保育需要と国の子育て支援の施策の動向を見守りながら、これに応える施策を展開すべき段階であると考えております。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) 近隣の市町村よりは諏訪市は未満児の保育に力を入れていただいていると思っております。時代の動向に合わせてなるべく子育てしやすいような保育所という形で考えていっていただきたいと思います。  次に貧困の問題ですけれども、プライバシーの問題や保護は受けたくないという気持ちから積極的な相談は少ないと思われる貧困問題についてですが、実態を諏訪市ではどの程度把握できていらっしゃるでしょうか。特に子供の貧困については、未来の諏訪市を担う宝の問題です。貧困家庭からの子供の低学力化、そして低賃金への就労、そしてまた子供の貧困へと負のスパイラルがあると思われます。未来の宝である子供の勉強の支援など、どのような対策がなされているのか教えてください。 ○宮下和昭 議長  教育次長 ◎高見俊樹 教育次長  現在のところ、教育委員会や保育所所管のこども課で、いわゆる貧困問題について有無の調査をしたことはございません。ただし、直接的に反映しているのかどうかは不明な部分もございますが、教育委員会では経済的理由により学業に支障を来すことがないよう、申請に基づいて一定の援助を行う要保護・準要保護児童生徒援助制度を設けているところでございます。経済的理由で就学困難と見られる児童・生徒の保護者に対して必要な援助を行う制度でございまして、学用品費とか学校給食費、修学旅行費、医療費の一部などを援助する制度となっております。この制度の利用状態を年によって見ているわけでございますけれども、準要保護がほとんどでございますので、この数字で見ますと利用者の数はこの5年間若干ずつ減っておりまして、平成27年度が519名、これは全体の小中学生に対して13%に当たります。数はこの5年間で76名減少いたしました。率で見ますと0.8%の減少でございますので、数の減り方に比べ率は余り大きく減っていない。すなわち13%前後で推移しているのかなというのが現状でございまして、一つの指標としては見られるのかなと考えております。また、この制度のほかにも昨日もお話のありました奨学金制度等も経済的理由により就学を諦めることがないよう設けられた制度として運用をしているところでございます。  また、御指摘のありました負のスパイラルに陥らないような学習支援のあり方、常々各学校においても考慮しているところでございますが、これは全般的な学習支援という意味において行っておりまして、従前より小中学校に学習支援員も配置いたしまして、教職員の手や目の届かないところをフォローする体制をとっております。新年度においても一部拡充を考えておりまして、今後とも学習支援については力を入れ、全体として子供たちの学力保持ができるよう努めてまいりたいと思っておるところです。以上です。 ○宮下和昭 議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  ただいま教育委員会から子供の関係についての貧困の状態、御説明させていただきましたが、社会福祉課関係でも貧困の関係についてお話しさせていただきたいと思います。  生活困窮者や自立支援法の施行には、生活保護受給者や稼働年齢受給者層の増加がありまして、生活保護受給者のその他の世帯という区分がございますが、それが3倍強ふえたということがその法の成立の背景にはございます。それを受けまして、まいさぽ諏訪市を今年度設置したわけですけれども、その潜在的な対象者として調査した内容では、生活保護の受給を相談される方、ひとり暮らしの高齢者の方、完全失業者の方、引きこもりの方々など二十数項目で把握に努めておりますが、なかなか実態としてはつかみ切れないことが実情でございます。  現在の生活保護の世帯数としましては、1月末現在で153世帯、185人ということでございます。またそのまいさぽの対応状況としましては、130件の人数がございまして、男性が70人、そして率としまして60歳以上の方が大体36.9%ということで、3人に1人の割合になっております。あと各年代は大体13%から18%、相談の件数になっております。また、まいさぽの相談や連絡、訪問、面談などについての支援実績は、同じく1月末現在で130人で、826件という形になっております。相談しやすい体制にもなったこともありますけれども、昨年度は相談者が約100人であったということを比べますと、130件と今の段階ではなっておりますので、増加傾向にあると考えられます。  また、対策としましては子供の直接的な事業としましては学習支援というものがありますけれども、現在対象や実施してもらう方などの問題がございますので、検討している段階でございます。  それから、まいさぽなどの中で相談支援事業、それから住宅確保給付金の支給、就労準備支援など、要するに子供直接ではないんですけれども、取り巻く方の支援をしているということでございます。  また、保育料に関しましても、国は子供の貧困対策として新年度から低所得者の第2子、第3子以降の保育料の軽減や、ひとり親家庭への児童扶養手当の第2子以降の増額支給、保育料のさらなる軽減などが実施される予定でございます。今まで実施しておりました市独自の軽減にこの施策を組み合わせて取り組んでいきたいと考えております。また、取り巻く環境としましては、要保護児童対策地域協議会というものがございまして、その中で子供とその保護者を取り巻く問題に対応していきたいと考えております。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) さまざまな支援がありましたが、困窮の実態も多くある、また、まいさぽが開設されて130件の相談があったと伺いましたけれども、先日、松本市ではフードドライブの窓口が市役所に開設されたと聞きました。NPO中心で行っていると思われますが、今後諏訪市としてはフードバンクなど支援されるおつもりとかはありますでしょうか。 ○宮下和昭 議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  フードバンクというのは、家庭や企業で余ったまだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品を集めて、生活に困った人に支給する取り組みでございます。議員おっしゃった松本市のフードドライブとは、余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄り、これをまとめて福祉団体や施設、フードバンクなどに寄附する活動のことを言っております。  長野県内では昨年10月に生協、NPO法人、農協、JA、十数団体が参加しまして、任意団体のフードバンク信州が設立されております。諏訪市でもフードバンクの利用について団体と覚書を交わして利用しております。1月末までに計6人、延べ180食の利用の実績がございました。市としましても、引き続きフードバンクの利用を進め、生活困窮者世帯の食の支援を進めるとともに、関係者とともに支援策を進めていきたいと考えております。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ありがとうございます。もったいないという食べ物もそうなんですけれども、気持ちから、ぐるぐる市など食器のリユースとかというのが去年も行われていると思いますが、同じように食品についてもいただき物でたくさん余っているとか、そう思いながらも破棄しなければならない人たちもいらっしゃると思いますので、できましたらその受け皿ではないですけれども、どこへ持っていったらいいんだろうとか、捨てるではなく支援できる道しるべなどを示していただけたらなと思います。  また、市長におかれましても、諏訪市民の全ての幸福が願われるところと思いますけれども、生活困窮者に対して、また実際費用負担が多い多子世帯のサポート事業など、市長の所見をお伺いしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  私も諏訪市に縁あって生まれ育つ子供たちには、明るく元気に育ってほしいと思っております。生活困窮者支援法の施行以前に生活保護制度とか生活福祉資金などの制度があります。今までの制度が十分に機能していないために、必要な人々に制度が行き渡らないということが指摘されておりましたので、生活困窮者自立支援法の施行後もこれらの制度の改善や利用しやすいような運用を進めていく必要というのはあろうかと思います。生活困窮者やどうしたらいいかと困っている方々にとりましては頼りになる制度とも言えますし、うまく活用をして生活を早く再建をできるようにしていただきたいと、私どもも応援してまいりたいと思っております。  課題といたしましては、事業には自治体が行わなければならない必須事業と、そうでない任意事業がございます。必須事業というのは、自立相談支援事業と居住確保支援であります。それから任意事業は、家計相談や子供への学習支援、こういったものであります。諏訪市では任意事業につきましても前向きに対応していくという方針でおります。相談支援の質を高めることも重要でありまして、職員の研修などの充実によって対応力を高めていきたいと思っております。また就労支援のためには各企業などの協力、こちらも不可欠なものと思っております。企業の皆さんに理解を深めていただくための対策等も行って、支援の拡大につなげてまいりたいと思っているところです。  子供の貧困については、子供の明るい未来をサポートすると、こういうことのためには子供の学習支援を初め日常的な生活の習慣ですとか、仲間との出会いですとか、居場所づくりですとか、進学に関する支援等々さまざまなことがあろうかと思いますが、関係者と相談をして連絡、協調しながら取り組んでまいりたいと思っております。              〔「議長10番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  森山博美議員 ◆10番(森山博美議員) ありがとうございます。本当に貧困とか虐待、いじめなど目に見えない、見えにくい問題ですけれども、現代社会においてはどうしても避けては通れない部分だと思います。諏訪市にはまいさぽがありますので、そこを中心として部署を越えてといいますか、こども課、教育総務課とか社会福祉課もそうですけれども、縦と横の連携をよくとっていただきまして、情報交換を密にしていただき子供、また困窮者の支援に進んでいっていただけたらと思います。  そこを期待いたしまして、私の質問は終わりといたします。ありがとうございました。 ○宮下和昭 議長  この際、暫時休憩いたします。再開は午後1時の予定であります。            休       憩   午前11時34分           ──────────────────────            再       開   午後 1時00分 ○奥野清 副議長  休息前に引き続き会議を開きます。議長が所用のため、副議長が議長の職務を行います。御協力よろしくお願いいたします。  ただいまの出席議員数は13名であります。  一般質問を続行いたします。近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 皆様、こんにちは。月日がたつのは非常に早いもので、早、議員になりまして1年、第4回目の一般質問をさせていただきます。本日は御多忙の中、傍聴席においでの市民の皆様、かりんちゃんねるをお聞きの皆様、ありがとうございます。  さて、2月22日、金子市長が誕生して初めての平成28年度に向けての施政方針及び予算の提案説明がございました。金子市長が初めて手がける予算ということで大変注目されたわけでございますが、組織のかなめの部署である企画部、総務部の組織改正に踏み切った点、限られた財源、制約の中で192億5,000万円という2番目の規模の予算を総花的にならざるを得ないのにもかかわらず、将来の諏訪市のあるべき姿を見据えたきめ細かく丁重な予算を作成されたということで、金子市長カラーも随所に見られます。そういう点で評価をいたします。  2月16日の記者会見では、平成28年度をこれから迎える新しい時代にふさわしいリフォームを開始する年と命名したと、地元紙が1面トップに報じられていました。本会議上では、透明度日本一のまち輝くSUWAの実現とマニフェストどおりになっておりましたが、この辺の表現の違いがあるのでしょうか。また、どう使い分けられるのでしょうか。所見をお伺いいたします。  以下は、質問席にてさせていただきます。 ○奥野清 副議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  近藤議員の御質問にお答え申し上げます。この予算につけましたリフォームの予算という命名でございますけれども、議員御指摘のとおり、新しい時代に入ってまいります。時代の転換期という意識が私の中には大変ございます。その一つとして、高度成長期あるいはバブルを経験した世代は、とかく成長といいますと拡大をイメージするんだと思うんです。ところが、リーマンショックのころに誕生して、もう今二十歳を迎えるくらいの若い世代は、低成長期であったりとかそうした世代を生きてきた経験しかございません。すなわち人によって、世代によって当たり前というものが全く違う。とかくドミナント・ロジックに陥りがち、ドミナント・ロジックといいますのは支配的な考え方とか論理と訳せるかもしれませんが、平たく言うと思い込みですね。それぞれ人にはそういうところがあろうかと思うんです。ところが、これから私たちが迎える社会というのは、人口減少であったり、あるいは超高齢社会、そして若年層が少ない、要するにボリューム、人口の比率が全く変わってくる。また国際化も進んでくる。さまざま違う、今までの思い込みとは違った局面を迎える時代になっております。したがいまして、そのハード的な部分、もちろんリフォームといいますと家を改造するように老朽化施設を改造するとかいうこともありますけれども、ソフト面でももちろんリフォームをしなければいけない。何よりもマインドですね。私たちが考えている思い込みのそのマインドを転換するということを心がけて、私はこの予算編成に臨んだということを申し上げたかったと思います。  ですから、産業支援の質の転換ですとか、子育てや福祉、医療介護の充実であったり、あるいはコンパクトシティーを意識した取り組みであったり、施設のスクラップ・アンド・ビルド、あるいは経費節減だとか収入増に向けた各種取り組み、こうしたものも随所にちりばめさせていただきました。  これから迎える時代も地方分権から地方創生へとシフトしておりまして、かつては20世紀型の政治は国の補助金や支援金をいかに上手に国のつくった形に当てはめるような形で補助金をとりにいくという姿勢が主に見られたと思いますが、今回の地方創生の交付金につきましては、いかにオリジナリティーを持った提案をしてくるかということを採択の一つの基準にしております。国の姿勢も大きく転換してきていると考えております。これはまさに地方が自主自立、独立自尊、地方自治として自治の意識をいかに醸成していくことが大切。それによってしっかりとした力強い地方をつくることによって国全体を整えるという、そうした国の意思を私は感じております。  そういうことで、全てのリフォームに向けてのスタートの予算という意識でそのように申し上げました。そして、透明度日本一のまち輝くSUWAの実現、これにつきましては、こうしたリフォームを重ねていく先に輝くSUWAがある、こういう捉え方でお願いしたいと思います。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) どうも丁重な御答弁ありがとうございました。期待度が高いだけに、まだ初年度ですから、また頑張っていただきたいと思います。  さて、私の質問でございますけれども、組織の改正案について御質問いたします。  これは代表質問で伊藤議員から質問があり答弁がございましたので、ダブらないような形でやらせていただくんですが、私はかねて一般質問で企画部の中で企画調整課というのは政策を調整するんではなくて、政策を立案して、それを実行レベルに持っていくのが筋ではないかということを申し上げておりましたが、今回、企画部は組織の中の中核を担う部門であると認識しております。その中で政策立案機能が強化されたと認識しております。  具体的に、今、企画部長が考えられるこの強化という点では、どのようなことがあるのか教えていただければと思います。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  企画調整課を変更しまして企画政策課ということで地域戦略課と分けるわけですけれども、企画調整課の中に政策系と事業系の業務が一緒になっていたという面がございます。そういったことで政策系と業務系を分けまして、企画政策課におきまして計画立案、また総合計画、実施計画、喫緊の課題であります上諏訪駅前開発、駅周辺市街地あり方検討会、また市長からの特命事項というものに対して対応できる体制にするということであります。  また、地域戦略課におきましては、今までありました業務系のまちづくり関係の公共交通、それから移住促進、そういった事業につきまして行うということで整理ができたかなと、それぞれ重点的に取り組める組織になったと思います。
                  〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) その中でまちづくり男女共同参画推進課が、今、部長がお答えいただいたように、係に変更になると。男女共同参画推進協議会というものが今までは課としてあったのが、係ということになると。そうすると関係者から機能が低下するんではないかという心配の声が上がってきているんですが、実際の運営上はこの男女共同参画推進協議会等につきましては、長野県の中で初めての女性の市長が誕生しているわけですし、ぜひ推進していっていただかなくてはいけないと思うんですが、その点についてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  地域戦略課で、正式な名称はまた後日、委員会等でお示ししたいと思いますけれども、その地域戦略課の中に男女共同参画推進係は継続してございますので、しっかりと男女共同参画については取り組んでまいりたいと思っております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) ぜひしっかり取り組んでいただきたいと思います。  そして、地域戦略課という中で、区とか自治会に対する支援ということが大きなテーマになっておりますが、私が区長とか区長会長をやったときに諏訪市だけなんです、区長会の連合会という組織がないのが。他市においてはそういう組織がある。90もある区、区長がそれぞれいるわけですけれども、実際には中洲、湖南、豊田、四賀の四つの区で人口の6割を占めているという実態がございます。ですから、90ある中で大変支援といっても難しいんですが、具体的にどのような形で支援をされるというお考えでしょうか。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  四賀、豊田、中洲、湖南の旧村部には区長会組織があると聞いております。また上諏訪地区には部分的にはそういった組織もあると認識しております。そういった中で、上諏訪地区につきましても平成19年からのブロック統一という動きがあった中で4ブロックほどに分けられているということもございます。そうしたことから今後新しい課におきましてどのような支援ができるのか、そういったものを地域の実情などをお聞きしながら考えていきたい。その最初の年になるのではないかと思っております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 行政の欠点というのはスピードという点で、検討するということになるんでしょうけれども、今の時代は非常に進んでいまして、やはり新しい課をつくって支援するという以上は腹案、まだ発表できないのかもしれませんけれども、具体的な施策をできるだけ早く示していただいて、任期が区長は1年しかないわけですので、その中で夏ごろまでに示さないと、お盆を過ぎると次の区長の人選に入ってしまいます。そういうことでスピードを持ってやっていただきたいと思います。  そして、まちづくり市民協議会という任意の団体を管理管轄していたわけですが、それが今回役目が終わったということでとりあえずピリオドを打つということでございます。その中で健康部会というのがあるわけですが、年6回ほどのウオーキングイベント、または健康に関して自主的にやって成果を上げていたと認識しておりますが、今後、健康福祉部の健康推進課とか、そういう横の連絡を、連携を強化して継続をぜひしていただきたいと思うんですが、その辺も組織が変わってまた新しい形になるのでございましょうか。よろしくお願いします。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  今年度末で長年まちづくりに貢献いただきました市民協議会の解散ということで、本当に御苦労さまでしたと大変感謝をしております。基本的に市民協議会が主催で開催していたイベントというのは終了になる予定ですけれども、実行委員会形式で運営していました諏訪湖一周ウォークにつきましては、継続開催をする予定であります。  また、ウオーキングイベントを初めとして、これまで市民協議会が取り組んできていただいた活動、これは諏訪市のまちづくり、健康づくりに大変大きな役割を果たしてきたと思います。今後も市民の主体的な活動ということで継続していただければと思いますし、そういった活動を市としても支援したい。そんな形で行政といい形で協働していけるような形ができればと考えております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) どうもありがとうございました。  続きまして、組織改正の中で総務部も秘書係を秘書広報課という形で、外部に対する情報発信等につきまして強化をされると報じられております。この点について、広報部門を総務部の中に繰り入れるという部分は、どのような変化、それから効果があるのでしょうか。お尋ねいたします。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  昨日も副市長がお答えしていますけれども、今回の組織改正につきましてはシティプロモーション活動への新たな取り組み、また地域力向上を主眼とした区、地域力向上の区、自治会その他の連携支援について取り組むこと、それから庁内の事務事業の平準化ということが大きな目的となっているわけですけれども、そういった中で市長の直属に秘書広報課を置いてというのは、市長がシティプロモーションに取り組みやすい組織になるということと思っております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 大変いい組織改正ではないかと思います。それで、外部の人材をぜひ活用し、または宣伝大使とか、諏訪市出身の有名人とかタレントとかそういう方を活用していただいて、ぜひ諏訪市の情報発信というのに努めていただきたいと思います。  続きまして、平成28年度予算案で商工業利子・保証料補給金の計上についてお伺いいたします。  平成27年度の1月までの利用実態、予算消化率についてお答えをいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  それでは私から平成27年度1月までの商工業の利子、保証料の補給金についてのお答えをさせていただきます。先ほど廻本議員の質問で融資額は通年の総額で申し上げましたが、ことしの1月までの件数でお答えしたいと思います。  融資額につきましては、市の融資制度と県の融資制度の2本立てでございますので、両方合わせて1月まで176件で、10億2,200万円余の融資をしておりまして、利用率が57%となっております。それに対する保証料ですか、市、県ともに合わせまして3,257万5,000円余でございまして、予算額6,500万円に対して執行率は50.1%となっております。  それから利子補給額でございますが、これは年2回支払うわけですが、2回目が明けて5月に支払うということですので、今、見込みとしての数字でございます。約1,000万円で、執行率は40%となっております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 去年の実績を見ますと、今年度になりますか、利子の実際に使われているのは50%とかそういうレベルでございます。平成28年度も総額で8,000万円計上をしていると予算書には記載してございますが、前年に講じてどのような対策をとられ、そして優遇措置を講じているのでしょうか。 ○奥野清 副議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  本議会でも多々質問の中で織りまぜてお話をしておりましたが、この日銀のマイナス金利の影響を受けまして、市中に金が余ってくるという中で大いにそれを使って経済活動をしていただきたいというのが私どもの考えているところでございます。平成28年度の制度資金ではこれ見直しを行いまして、全資金の率を0.2%下げた上で、市内への開業の促進や魅力ある商店づくりを支援するための開業支援資金及び店舗設備近代化資金についてはさらに0.3%引き下げるとともに、開業支援資金については1%、2年間の利子補給を行っていたものを全額3年間の利子補給を行うように拡充いたしました。店舗設備近代化資金については、今まで利子補給はなかったんですが、3年間の利子補給を新設をいたしました。  そのほか、運転資金の貸付期間の延長、経営安定借換資金の借りかえ限度額の引き上げ、併用不可要件を撤廃するなど、より利用しやすい制度に改正をいたしました。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 今、行政も非常に苦労されていると思いますが、時代の変化が急速でございまして、日銀のマイナス金利などというのは想定できなかったわけでございますけれども、利子補給等の金融支援の時代から、新製品開発とか市場開発に対する補助金助成という政策のほうが一般企業にとってメリットプラスそして使いやすさがあるんではないでしょうか。実際の企業で1,000万円借りて0.2%金利が下がっても、わずか2万円でございます。今、銀行から普通の企業だとお金を借りたいということであれば、非常に借りやすい時代でございます。その中で行政が利子の補給、それから金利免除というのは確かにやらないよりはいいですが、この辺の施策がもう時代と合わなくなっている部分があるんじゃないかと思います。平成28年度はPRをよりしていただいて、せっかく8,000万円という予算をとるわけですから、実際に使っていただける、使用していただけるという形で、ぜひいろんな情報、そしてメディア等も使いまして、利用をしていただくように推進をしていただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  質問ですか。 ◆2番(近藤一美議員) 質問ではありません。じゃあ次の質問。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 続いて、健康づくりプロジェクト事業につきまして御質問いたします。  これは前回私が質問したときに、食前諏訪サラダミニ事業に関して一応この事業は今期で終わりにする。そのかわり信州ACEプロジェクトとの連動で運動を展開していくんだというお答えをいただきました。そして今回の予算を見ると、健康づくりプロジェクトで予算100万円計上してございますが、食育だとか運動だとか生きがいだとかをトータルで考えると、これは非常に広き範囲にわたっております。その辺につきましてどのような形で健康づくりプロジェクト事業を推進していくのかということをお尋ねしたいと思います。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  食育、運動、生きがいをトータル的に考える必要があるということでございますので、健康づくりプロジェクトの関係につきましては昨日、奥野議員の一般質問でお答えさせていただいてありますので省略させていだたきますが、健康づくり事業の中の運動を主とした事業の一つということでございます。この事業から運動を通じて仲間づくりや健康意識の向上に取り組んでいくということでございます。  現在、健康づくり計画も策定しておりますけれども、健康づくりのための生活習慣病、栄養、食生活、運動、身体活動、そして心の健康ですとか歯の健康、アルコールの視点などから各ライフステージに合った運動を総合的に計画しておりますし、この計画に沿って事業を検討しておるということでございます。また、食育の計画も策定済みでございますので、あわせて食育についても組み入れて進めているということでございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) ありがとうございました。  続きまして、健康増進施設すわっこランドについてお尋ねいたします。すわっこランドにつきましては、いろんな形で各議員が質問されておりますけれども、改めて利用者の実態を知りたいと思います。また、諏訪市と諏訪市以外の利用者の比率等につきましても教えていただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  利用者数の実態でございますが、昨年の12月に入館者300万人を達成しております。また平成26年度ではオープン以来初めて年間入館者数30万人を突破しております。現在の入館者数でございますが、1月末現在で25万7,693名、前年度比としましては99.8%という形になっております。  諏訪市と諏訪市以外の比率ということでございますが、具体的には調査ができておりませんので、利用者のアンケートの中で推測するだけでございますが、諏訪市内は52.3%、諏訪市外が47.1%ということでございます。あとは郡内、県内、県外という振り分けになってまいります。また定期券の利用者の関係からは、これは運動の部分に限っていることがあるんですけれども、2月現在で474名中、市内の方の御利用が57.3%という形になっております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 健康増進施設としましては300万人というすごい人数が御利用していただく。また年間30万人、これはもう非常に評価に値すると思いますが、ここ去年、ことしを考えますとちょうど約100%前後ということで、利用者数も頭打ちになっております。そして新しい発想を入れていかないと、健康増進施設だから市の持ち出しが3,000万円強あるというので甘んじていてはいけないなという感じがします。  実際、私もヘビーユーザーで利用をしているわけなんですが、諏訪市は温泉施設、各地区や町内会にもほとんどのところがございますので、利用する人と利用しない人の格差といいますか、二極分化が進んでおりまして、利用しない人はもう全然興味がない。そして利用する人たちが何回も来ていただける。これを今後打破していくためには、今実際に47%の人が市外から来ているわけですので、その人たちにもっと積極的にPRをしていただく。そうするとまだまだ利用者数は伸びるんではないかなと思います。また、ウオーキングのちょうどいい中間点にございますので、すわっこランドを活用して運動等を組み合わせていくという形で、まだまだ利用価値、そして食堂ももっともっと食の施設も充実できるかなという感じがいたします。ちょうど築10年たって指定管理者に任せるんではなくて、行政として、諏訪市として取り組んでいくべきかなという感じがいたします。  続いて、同じすわっこランドで、すわっこランドの中にマレットゴルフ場がございます。これにつきましては市が管理をしているということなんですが、今の利用実態についてお聞かせいただけますでしょうか。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  マレットゴルフ場の利用実態でございますが、今年度の1月末現在で1回券の購入者は5,357名、定期券の購入者は71名ということでございます。定期券の利用については3月から12月までの10カ月間、1月、2月は1回券の使用という形の集計になっております。それから健康増進のための施設で積極的に利用していただくために、券や定期券の購入時に市内、市外の区別を問うて販売しているわけではございませんので、そこら辺の割合は把握できていないということになっております。  それからマレットゴルフ場の整備については、指定管理者を中心に業者委託及び近隣のボランティアの指導員の皆さんとともに恒常的に草刈りですとか砂入れなどのコース整備、周辺整備などを実施しているところでございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 高齢化社会を迎えまして、マレットゴルフは非常に諏訪地区でも盛んでございますけれども、実際私もやってみまして適度な運動であると思います。それですわっこランドの隣ではちょっと狭いですけれども、駐車場も完備しているし、平坦地で非常に利用しやすい施設でございます。その管理方法なんでございますけれども、指定管理者だけでは管理できない部分がありますので、実際に利用している人たちのグループをまとめまして定期的に会合を開いて、そして自主的にボランティアの人を活用して自分たちが整備とかそういうものについても応分の負担をしながら楽しんでやっていただくという方法が望ましいかと思うんですが、行政としてはその辺の運営管理に指導とかそういうことは考えられているんでしょうか。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  マレットゴルフ場の管理につきましては議員おっしゃった形で対応しているところでございます。ただ、意見の相違があったりしてなかなかその関係団体と指定管理者の間が調整がつかないときには、私どもが健康推進課中心に調整をしたり、ともに整備をしたり、協働してやっているところでございます。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) そういう形で、なかなか老人のグループというのは感情的になったりしますので、指導をよろしくお願いいたします。  それからマレットゴルフと温泉と、それから食事の施設がございますので、それを活用して外部から大会だとかそういうのを開くということで、すわっこランドの収益にも寄与すると思いますので、このマレットゴルフについてはもっともっと関心を持っていろんな形で振興をしていっていただきたいと思います。  続きまして、諏訪市の行政改革推進委員会について質問をしていきたいと思いますが、これは奥野議員が触れられましたので、私としては具体的なネーミングライツというのを来期から取り入れるということで、そこについて御質問させていただきます。  他市においては既に広報だとか封筒だとか、市役所に入る玄関において玄関マットだとか幅広く、または施設の名前を企業がつけるとかいう形でやっておりますが、諏訪市が導入するネーミングライツというのはどういうものを想定しているのか、教えていただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  それではネーミングライツ等についてお答えいたします。  こちら、市長の指示によりまして今年度、取り組んでいるところですけれども、市政の新たな取り組みの一つとして広告掲載、ネーミングライツによりまして自主財源を確保する。また地域経済の活性化を図っていきたいと、そんな目的でありますけれども、今現在、広告媒体として考えているのは市報、ホームページ、公用車、封筒などであります。また、ネーミングライツ、命名権ですけれども、こちらは諏訪湖スタジアムを対象施設と想定しています。  現状としましては、ことし1月に全体を網羅する諏訪市広告掲載取扱要綱を施行いたしておりまして、今後、各課所において媒体ごと具体的検討をして要綱等をつくりまして、要領、基準、ガイドライン等を整備の上対応していくということであります。導入時期につきましては、各課それぞれでありますけれども、平成28年度中に導入できるものもあると考えております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 諏訪市では新しい試みですけれども、他市ではもう既に何年も前からやっているわけですので、これも先ほど言いましたスピードで、少なくとも上期中には具体的に募集をされるとか、そういう形に進んでいただきたいと思います。  ちなみに、初年度といいますか、どのくらいの収入を見込んでいらっしゃるんでしょうか。もしそういう想定をしているんでしたらお答え願いたいと思いますが。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  収入の見込みですけれども、媒体ごと各課所で具体的に検討をこれから進めていくというところです。したがって未定なんですけれども、命名権料とか広告媒体ごとの広告料などは募集要件についてこれから検討し、他の類似施設等の状況を勘案しながらそういった検討を進めていきたいと考えております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) せっかく市長が施政方針の中で取り上げられているわけですので、もう少し幹部の方が具体的にその命を受けて、少なくともこういう形でやるんですという具体的な説明がなされると1歩も2歩も進むと理解していますので、ぜひスピードを上げて取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、ふるさと寄附金事業について御質問します。  これは諏訪市は大変成果を上げているわけですので、最新の集計での実績数字等についてお聞きしたいと思います。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  昨年9月1日にお礼の品の充実とか申し込み方法の簡素化などリニューアルしまして、年末まで大変好調を維持しております。また、1月に入りましては寄附のポータルサイトでありますふるさとチョイスに男の逸品という特集ページを掲載して情報発信をして取り組みました。そういったことで、昨年の傾向では1月以降税の申告の関係上で寄附がかなり減少したんですけれども、ことしは特集の効果もあり、1月以降148件、約2,900万円の申し出がございました。  こうしたことで、ふるさと寄附の目的には諏訪市の企業を応援する、また地元の産業を支援することも含まれていると考えております。寄附を集めるだけでなく、諏訪市の産業振興にも大きく寄与すると考えているところです。2月15日現在での4月1日からの寄附の関係ですけれども、申し出ベースで約4億5,500万円ございます。また受領、既に受け取った寄附額としては約4億3,000万円、こちらを受け取っております。そういった状況になっております。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) これは諏訪平の中の他市に比べて本当に大きな金額でございますので、評価をしたいと思います。平成28年度の関連予算が5億3,000万円強で4億円という目標を立てていらっしゃるわけですが、その1億3,000万円ぐらいの差額が必要経費だという感じで捉えてよろしいんでしょうか。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  2月15日現在、2億3,000万円程度の収入があるということで、この現在の金額をベースに来年4億円という目標を立てております。そういった関係で平成28年度予算では目標額が4億円、そしてお礼の品や送料などの経費で1億3,700万円ほどの予算を計上しているということで、その差額が寄附の純収入ということになるかと思います。
                  〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 今確認をさせていただきましたけれども、4億円の収入を得るために1億3,700万円ぐらいの経費だと。そうするとその差額分が収益ですので、一般の感覚からいいますとすごい利益率の高い収益事業だと思います。これは諏訪市の特産物をその分4億円売れるということは、一般の販売業者、そしてメーカーにとってもその分がプラスになるわけですので、諏訪市にとっては本当にありがたい制度だと思います。  ちなみに、日本全体では2015年のふるさと納税額は宮崎県の都城市、焼酎の産地でございますけれども、何と35億2,700万円だそうです。これはもう本当にびっくりするぐらいの収入がございます。長野県では伊那市が23億5,800万円、これももう本当に桁違い。そして話題になりました飯山市が16億。上には上がいます。ですから諏訪市も都城市に負けない日本酒の五蔵もございますし、まだまだ今のすごい数字ですけれども、それに安心せずに、パンフレットも見せていただきまして非常にいいパンフレットができております。さらに拡大をしていただいて、ほとんどがフリーの場合には実際に東バルの跡地の購入資金に充当されると聞いております。これも非常にいい方法だと思いますので、その分、金利も助かりますし、諏訪市にとって本当にプラスになる施策だと思いますので、ぜひ情報発信もしっかりしていただいて、より4億円の目標を上回る実績にしていただきたいと思いますが、今後のその情報発信についてはどのように考えられているか、何かアイデアがあるようでしたらお答えください。 ○奥野清 副議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  平成28年度におきましても、なるべく早い時期にお礼の品のリニューアルを行う予定であります。そういった中で組織改革も行う中、地域戦略課にて引き続き積極的に取り組んでいきたいと考えております。  また、新年度、ふるさと振興寄附金も設置しております。今後も地元企業の製品、地元の産品を中心としましてお礼の品のラインアップを充実させまして、多くの寄附の獲得に努めてまいりたいと思います。  また、先ほども申し上げましたように、ふるさと寄附あわせて諏訪市の産業振興に一役買っているということで、引き続き取り組んでまいります。               〔「議長2番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  近藤一美議員 ◆2番(近藤一美議員) 久々に明るいニュースでございます。これは政府が考え出したことですけれども、それに便乗して諏訪市のプラスになるような施策でございますので、ぜひ我々もPRに努めますが、全市を挙げてこういう情報発信をさせていただきたいと思います。  それから実際に行政にお願いをするだけじゃなく、また行政におんぶに抱っこではなくて、自分たち市民一人一人がこういう自覚を持って、諏訪市のじゃあ特産物は何だと、そして実際に売れるものは何だという形で、一番行政に欠けているのはこれも常日ごろから持論で申し上げているマーケティング、要するに市場を開拓していくということだと思っております。去年につきましてはマツダの工業見本市みたいなのに市長がみずから出かけられて、諏訪市のものづくりについてPR、そして情報発信をしていただいたという、こういうトップセールスがぜひ必要だと思います。いろんな問題点があり、そう簡単に金子カラーというのが出るわけはありませんけれども、そういう地道な努力、そして諏訪市はものづくりで生きていかなくちゃいけない、4本柱の一つが、第一之柱が雇用の安定ということを言われているわけですので、ぜひこれは市民も含めて取り組んでいかなくてはいけないのではないかと思います。  持論を最後に申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 皆さん、こんにちは。傍聴席にお見えの皆様、かりんちゃんねるでごらんの皆様、貴重な時間をお割きいただきましてありがとうございます。穏やかな新年の始まりから2カ月がたちました。ちまたでは御柱が着々と準備が整い、気持ちも非常に盛り上がっております。昨日は四賀、豊田、湖南、中洲の御柱の話が出ましたが、今回の御柱は16本の柱の中でメーンともなる本一、本二、秋一、秋二と、諏訪市が担当することとなりました。6市町村のリーダーシップもそうありたいと思っております。  それでは通告に従いまして、質問をさせていただきます。今回は道路交通法と自転車について、諏訪湖畔のサイクリングロードについて、公金の管理について、多子世帯等の保育料負担軽減についての4項目について伺っていきます。今回の通告の中で幾人かの議員の方と重なっている部分がありますので、なるべく重ならないように質問をしていきたいと思います。  まず初めに、道路交通法と自転車についてを伺っていきたいと思います。  年々悪質で危険な自転車運転者が急増し、事故やトラブルが後を絶たないということで、自転車の交通マナーを取り締まるために近年道路交通法が徐々に改正され始めました。平成20年には歩道通行の規定、平成25年には道路右側路側帯通行が禁止、ブレーキ整備不良自転車、ピスト自転車と言われるものに対する規定、平成26年には傘差し運転等の禁止、昨年では自転者運転者講習の規定等が施行されました。昨年の一部改正では、主な内容として自転車の信号無視、一時不停止、ブレーキのない自転車の運転など14項目にわたる危険行為を指定し、3年間に2回以上摘発されると3時間の安全運転講習を義務づけるなど、危険運転行為を摘発されると自転車運転講習の受講命令が下されます。これは14歳以上は全ての人が対象となりますので、中学2年生以上ということになります。  自転車の危険運転について、余りにも今までが野放しであった、また免許も必要なく気軽に乗れるがゆえに大きな事故やトラブルにつながる可能性が高く、また今までは自転車の交通ルールが軽視され、大人だけでなく子供が引き起こす事故も非常に多いのが現実であります。とにかく法改正で取り締まりが強化されることによって、自転車の運転にもルールやマナーがあることが周知されるのではないかということが期待をされているんだと思います。  まずは、諏訪市における自転車による事故の状況と、それに対する市長の思いをお聞かせいただきたいと思います。  あとの質問は、質問席にて行います。 ○奥野清 副議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  増澤議員の御質問でございます。諏訪市における自転車の事故の状況から御答弁申し上げます。  平成27年中は22件の発生がありました。前年に比べると減少傾向にあります。しかし、このうちの2件は自転車乗車中の方が後方から来た車に追突され命を落とす交通事故であり、事故が減っていると楽観視できない現況にあると考えております。また、平成28年は、2月23日現在ですが、諏訪市において2件の人身交通事故が発生しております。昨年同期と比べ減少傾向にあります。これら2件はともに大事には至っていないという状況ですが、これでよしとは考えてはおりません。世間では自転車が加害者となる、衝突して加害者となったための死亡事故も発生しておりまして、この有罪判決も出ているということでございます。  私の思いですが、自転車は免許の要らない手軽な乗り物ではありますけれども、原則は車と同じ扱いであります。近年ではより車両の仲間としての法整備、意識づくりが進んでおり、また運転者の責任も大きくなってきております。増澤議員、先ほど御指摘のとおりでございます。  こうしたことから事故を減少させるためには、まずは走行のマナーを各人が守ることが第一義と考えております。改正されました自転車ルール、これをよく知り、守ることの徹底、これについては行政としても支援していくべきものと思っておりますし、あわせて自転車の走行環境の整備も諏訪湖周の自転車の道路整備等々もございますが、そうした環境整備も進めてまいりたいと思います。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ありがとうございました。おっしゃるとおり、ルールはきちんと決まってきておりますので、やっぱりマナーが一番大切なのかなと思います。それで今、小学生でもスマートフォンを持っているんですけど、自動車を運転しながらスマートフォンで通話をしたり、そういうこともあります。ながら運転というものが今あるわけですけれども、スマートフォンを聞きながらですとか、イヤホンで大音量で音楽を聴きながら自転車を運転している、そういう危険な運転が非常に目につく場所があります。中学2年生以上ということでありますが、自転車は小学生から乗れるわけです。小中学校でのこの自転車講習というものをどのような形でどのように指導をされているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  教育長 ◎小島雅則 教育長  交通安全については当然、小中学校では最大の課題であります。小学生については飛び出し、中学校については自転車で、もうずっと前から課題になってきました。その中で、小学生については年に2回、中学でも1回、それぞれの学校において交通安全教室ということでさまざま繰り返して指導が行われてきました。特に小学校3年生くらいからは実際に学校の中のルールで自転車に乗っていい年齢というのがありますから、計画をつくって、警察の方や安全協会の方、あるいは最近ではコミュニティスクールの安全部会の方も動員していただいて、校庭とか実際の道路に出て自転車のマナー、乗り方の実地訓練をまず行っています。と同時に、今度は日常の安全教育という中で指導を繰り返しやっているわけですけれども、一つは小中学校それぞれに自転車にかかわるルールがありますからその徹底、特に危険な場所だとか危険な乗り方への指導、そういう中でながら運転についても特に中学校では触れていると思います。それから何といってもヘルメットの着用を徹底するための指導というのが行われております。  いわゆるスマホをしながらというのがあるんですけど、これ原則は中学校においてもスマホは禁止ですから、ルールの中に明確にない場合もありますけれども、実際の状況に即してということで指導が行われていると思います。同時に、保護者への啓発といいますか指導、これも大事になってくるということ、そういう中で参観日等を使った指導もあるかと思います。そして、いわゆる自転車保険ですね、こういうものにもしっかり入りましょうというそういう勧誘も啓発も行っているという、そんな状況です。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 人はそれぞれそうだと思うんですけれども、何か始めたころには怖さというものがあり、余り派手にはこうやって運転はしないというか、こわごわと安全のところを行くような運転をすると思うんですが、やっぱりなれてくると自慢をしたいんじゃないかと思いますけど、片手離し運転ですとかいろいろこういう子供心でやりたくなる部分があると思うんですね。中学生の中でもイヤホンをしながら運転をしていて悲しい事故が以前ありましたけれども、そういう部分に関しても少しずつ学校へ部活へ来たりするときなんかはそういうルールで来るとは思うんですが、プライベートの中で自転車を運転するときというのはやはりその辺のちょっとした気の緩みというのがあると思いますので、その部分はまた御指導いただけたらと思います。  スマートフォンなんかを使ってながら運転したり大音量で聞くのは、特に高校生以上が多いんだろうなと思います。それは基本的には高校であったり警察の管轄になると思いますので、改めてこの場ではお話はしませんが、今後そういう事故等を抑制するために市がどのような対応をするかということ、それからこういう法整備ができて、市民に対して周知であったり、街頭指導ですか、そういうもので市としてできることはないか、お話をいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  近年の道路交通法の改正を受けまして、自転車は車両の仲間ということを再認識するということで法整備が進んでいます。市としましても自転車の新しいルールについて、今まで以上に情報発信をして広報をしていくことが重要であると考えています。全国的には自転車が加害者となる死亡事故が数多く発生をしておりますので、市としましても事故の責任の重さを伝えるとともに、あわせまして保険への加入も勧めているところでございます。今後も事故の責任の重さを伝えるとともに、あわせまして保険への加入の周知が一層必要であると考えています。また、年4回の交通安全運動にあわせまして、警察署や安協の皆さんと交通指導所を開設をいたしまして、街頭指導を行っております。このときに車の運転者ばかりでなくて、自転車の利用者に対しても指導、啓発活動を行っておりますので、こうした活動を今後も継続をしていきたいと思います。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ありがとうございます。事故はゼロになったほうがいいと思いますので、なるべく悲しい事故が起きる前にいろいろなできることをやっていくことが大切だと思います。いろんな団体の方がそういうことをやっていただいているので、重ねてこれからもお願いをしたいと思います。  関連をするんですが、諏訪湖畔のサイクリングロードについて、質問したいと思います。  先ほど市長からもお話がありましたし、きょう朝の新聞にも諏訪湖周の自転車道素案を発表という記事が出ました。先ほどのこととはダブってくるところも少しありますけれども、諏訪湖周線で路肩に自転車レーンの設置をし、社会実験を実施されております。自転車レーンの利用状況であったり事故の発生状況、それから実験線の部分のもので結構ですので、どのような状況かお聞かせをいただきたいと思います。  また、車道と段差があるところがありますが、きょうのこの新聞を見ると、これはまた改善できると思うんですけれども、どのような形にしていくかをお聞かせいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  自転車レーンの利用状況につきましては、平成26年12月末から社会実験をやっているところでございます。道路左側を走る自転車について、おおむね自転車レーンを利用している状況でございます。いまだ歩道を通行したり公園内を走っているという自転車も見られます。事故等につきましては社会実験による交通事故は発生をしていない状況と、苦情等も余り来ていないというのが社会実験の状況でございます。  今後ですが、自転車がより安全に走行できるというように、道路整備の時期にあわせまして路肩部分の整備もしていきたいと考えております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ありがとうございました。本日の新聞を見ますと、県で諏訪湖周サイクリングロード整備基本計画素案に対するパブリックコメントを3月31日まで、先ほど市長からもお話があったと思うんですけれども、2016年度の早い時期に基本計画をまとめると書いてありました。創生すわの代表質問で、パブリックコメントに対して伊藤議員が質問されていたと思いますが、このコメントは基本的には利用頻度の高い層に求めることが有効だと考えております。特に湖周線なんかは通学の高校生などからの意見を酌み入れながら整備に反映されるのが妥当だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ○奥野清 副議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  今回パブリックコメントを実施いたします。高校生を含めまして、より多くの皆さんにより広く御意見をいただきたいと思っておりますので、そんな中で「広報すわ」、それからホームページ、また市役所、それから四つの公民館等の閲覧場所でもPRをしておりますので、そのようなPRの中でできる限り幅広く、多くの皆さんの意見を取り入れていきたいと考えています。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) なるべく多くの方から御意見をいただいて、できた後にいろいろな苦情が来ないようにお願いしたいと思います。  もう一つ、この新聞の中で1周16キロを11区画に分け整備方法を示し、湖畔公園では市道湖岸線にある駐車場の歩道をサイクリングロードに充てると、そのように書いてあります。今後、湖周サイクリングロード整備に向けて工事が始まっていくと思うわけですが、部分的な整備を行っても諏訪湖周1周がつながらなくては余り機能の目的が達成できない、そのように考えております。そのためにこの整備をいつまでにどのような形でやっていくのかというのはもうおわかりでしょうか。 ○奥野清 副議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  今回のパブリックコメントにつきましては4月以降に取りまとめをいたしまして、今後の計画に反映をしていくということになります。整備につきましては県、岡谷市、下諏訪町とともに進めていくということになります。特に諏訪市で整備を予定しています島崎川の右岸から下諏訪町の境まで約3キロになるんですが、地形的な制約が強くて、また照明、マンホール等の既存施設の移転、それから植栽の伐採、移殖などの課題がたくさんあります。ですので、その課題の解決を進めながらさらに今後計画を検討していくということで、現時点で完成時期についてはまだめどがついていませんので、今後の計画の中で詰めていきたいと思います。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) わかりました。なるべく早くその予定を教えていただけたらと思うんですけど。そういうものが諏訪湖1周できるような話になってくると、例えばレンタルサイクルなんかを利用される観光客が増加をしていくんだろうなと予想されるわけです。この人たちが安全に利用できるサイクリングロードを早期に整備をしていただきたいということなんですが、サイクリングロード整備による観光客への影響というんですか、そういうものがどのような形で見えてくるか。それからこの安全に利用するための対策ということを既にもう考えているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  諏訪地域の観光動向ですが、観光地の利用者数が減少傾向にありまして、日帰りの客の割合が高いとお聞きをしております。豊富な観光資源が立地します湖周に安全で安心なサイクリングロードを整備することによりまして、周遊滞在型の観光地となることを期待をしております。  また、安全対策ですが、サイクリングロードを安全に利用をしていただくためにサイクリングロードとジョギングロードが並行する区間があるんですが、この部分につきましては植栽や土によりまして緩やかな凹凸で分離をしたいと考えています。また、設計速度毎時15キロ以下としましてスピードを抑えるとともに、対面通行をスムーズにするために幅員は3メートル程度を考えております。路面には矢印等のピクトグラムを表示をいたしまして、進行方向の誘導をして安全の確保を図りたいということでございます。  また、わかりやすい案内と路面標示に統一をしていきたいと思っています。自転車の速度抑制を喚起する看板、それから歩行者と交錯する箇所の注意喚起看板、それとサイクリングロードを横断する方もいますので、その歩行者の横断指導線などの設置を計画しております。また湖畔公園の部分につきましては、公園の端にサイクリングロードを配置いたしまして、駐車場とサイクリングロードを分離する柵を設ける等の安全確保をしていく予定でおります。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 観光客が減っているということもありますけど、自転車で回ることが非常に便利だということもありますので、なるべくそう使える方向を考えてお願いをしたいと思います。  それでは、次の大項目3の公金の管理について質問をしたいと思います。  今回の3月定例会をもって湯沢会計管理者におかれましては御退職ということもあり、先ほど森山議員から質問がされました。私、初めて湯沢会計管理者の答弁を聞かせていただきましたが、もう1回やっていただきましてと思い、重なる部分もありますが、お願いしたいと思います。市役所の職務の中でも余り日の当たらない場所にありますが、確実に職務を全うされておられることに敬意を表し、最後の定例会でありますので、公金管理に関して幾つか伺ってまいりたいと思います。  ここ数年のニュースの中では、奈良市で平成19年から平成23年にわたって2名の職員が市税の滞納に伴う延滞金の着服事件が発生し、平成22年には紋別市で教育委員会生涯学習課職員が外郭団体等の資金を横領、県内でも平成25年の小諸市職員による外郭団体会計からの横領、平成27年には安曇野市職員による体育館施設使用料の着服、また近隣の茅野市でも嘱託職員による水道料金の着服や、当市においても会計管理者の管轄外ではありますが、水道局の元非常勤職員による徴収不明金などの事故が発生しており、このような事件が全国に多発をしております。このように多くの事例があり、公金の管理はなかなか難しく、また責任の重い職務であります。  まずは公金とは何を示すのか、また市の中で公金管理を適正に行っていく上で基本としている方針などがあれば、その内容もお聞かせをいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  会計管理者 ◎湯沢広充 会計管理者  それではお答えいたします。  まず公金とは、「法令に基づき市及びその機関が責任を持って出納、保管する現金、証券」でございます。この現金には歳計現金と申しまして、1会計年度における一切の収入支出に係る現金のほかに、預かり金である歳入歳出外現金、基金に属する現金、一時借入金が含まれます。  公金の管理につきましては、各課所において法令や市財務規則、市で作成している会計事務の手引きに基づき、また御質問の部分でございますが、当市の公金等の管理の適正化に関する方針により、全庁で適正な管理執行を行っているところでございます。特に公金等の管理の適正化に関する方針については、毎年年度初めの4月1日に文書による全庁周知をするほか、機会を捉えて周知し徹底をしております。  この方針でございますが、特に現金取り扱い課所に対し、その取り扱い方針を示しております。方針の趣旨でございますが、職場の現金保管は原則行わないこと、当日入金できない現金は会計課金庫に保管すること、外部施設の場合は夜間金庫、金融機関による集金の利用、または出納員がセキュリティーのある施設内の施錠できる箇所へ保管すること、一時保管は原則4日以内には入金処理をすること、現金取扱簿の日々の確認と出納員による毎月の点検を行うこと、そして外郭団体の現金管理については公金に準じて行い、通帳と印鑑は別々の職員がそれぞれ管理、保管することなどでございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) それでは、次に適正な公金管理を行っていくために、これまで取り組んできた事柄についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  会計管理者 ◎湯沢広充 会計管理者  全庁的な公金管理の徹底や会計事務のレベルアップを図るために、庁内インターネットによる事務周知のほか、平成26年度、平成27年度に会計事務研修会を行い、研修会の中で管理方法の周知や職員の意識向上を図ってまいりました。また具体的な公金管理事務の徹底を図るために、現金取り扱い課所や準公金扱いをしている外郭団体の会計事務を担当している課所の実地検査を実施してきました。そして各課所へ出向き、チェック機能を持った会計事務体制の保持、構築を進めてきたところでございます。  本年度はこの実地検査用のシートをさらに発展させて、公金管理用チェックシートと外郭団体会計事務用チェックシートとしまして、各課の出納員である課長職によるチェックシートでの自主点検とその報告、提出を求め、これを会計管理者が審査を行い指導につなげていくというシステムで公金管理の徹底を図ってきたところでございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) それでは特にこの公金管理におきまして湯沢会計管理者が重要だと考えているポイントをお聞かせください。 ○奥野清 副議長  会計管理者 ◎湯沢広充 会計管理者  具体的な事務処理方法では、市財務規則に定められた現金取扱簿の使用法をよく理解し、適正に処理していくことであると思います。現金取扱簿は指定された会計管理者口座へ歳入をするまでの市の中での現金の流れを管理する様式でございます。この日々の処理により、調定が適正に行われているか、複数人が携わっているか、入金までの日数が適当であるかなどが記録される仕組みとなっております。また、滞納整理事務では領収用紙の連番管理、日報による上司の管理監督、また延滞金徴収においても上司の認識と点検管理が重要であると思います。以上です。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ありがとうございます。次に、諏訪市の外郭団体の会計事務の状況について、各課所で所管している団体等の会計はどのくらいの数があるのか。またその取り扱いについてどのような指導を行っているのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  会計管理者 ◎湯沢広充 会計管理者  各課で会計事務を行っている外郭団体は、合計53団体がございます。指導面では、まずキャッシュカードは所持しないこと、通帳と印鑑は別々の者が管理保管をし、印鑑の管理は課長以上の職員とすること、収入金や通帳より払い戻した支払準備金、精算残金は手持ち現金のまま滞留することなく通帳に入れ管理することあるいは支払いをすること、課長による伝票決裁と銀行払戻請求書の押印は同時処理を行うこと、また毎年団体の監査を受け、総会等で報告することなども指導を行っております。以上です。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) わかりました。それでは会計事務研修会や実地検査などを通して、これまでの公金管理の仕組みづくり、また職員の意識啓発を図ってきたということでありますが、当市の公金管理の体制とはどのようなものなのか、また今後の課題があればお聞かせをいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  会計管理者 ◎湯沢広充 会計管理者  公金管理の体制でございますが、まず公金取り扱い事務では現金取扱簿による適正処理及び公金管理用チェックシートによる自主点検と報告及び、これは指導用資料でありますが、滞納整理事務における留意事項の徹底でございます。  次に、外郭団体等会計事務では、外郭団体会計事務用チェックシートによる自主点検と報告でございます。そして、両事務ともに上司による管理点検をきちんと実行することとし、出納員である課長職が1カ月点検を実施することとしております。点検のポイントは会計課で示し、出納員は点検と検査の押印を行います。以上が当市のチェック機能を持った公金管理体制でございます。  次に課題でございますが、公金管理ではその仕組みづくりのほかに職員の意識改革が重要であると考えます。この体制をきちんと認識し実行して、市民から信頼される適正な事務処理に努めていくことであると思います。そのためにチェックと指導の繰り返しを継続していくことも重要であると考えております。
     これからも公金を取り扱っていることを常に認識し、全庁一丸となって高い意識を持ち、適正な公金管理、執行に努めたいと思います。以上でございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ありがとうございました。よくわかりました。先ほど事例も幾つかお話をしたわけですけど、その事例がある部分をインターネットなんかで見ると、その問題を起こした市町村などでは公務員倫理の問題があるということで、職員倫理規程の制定などをしております。諏訪市の状況はどうでしょうか。 ○奥野清 副議長  総務部長 ◎関基 総務部長  職員倫理規程の関係でございますけれども、諏訪市におきましても平成21年1月に諏訪市職員倫理規程を定めております。この規定は職務の遂行の公正さに対する市民の疑惑や不信を招くような行為を防止し、市政に対する市民の信頼を確保することを目的としておりまして、その規定の中で職員の責務としまして、職務の執行の公正さに対する市民の疑惑や不信を招くような行為はしてはならないこととうたっております。これらの規定に基づきまして、毎年倫理研修や職員への副市長通知等によりまして、綱紀の保持に努めているところでございます。  あってはならないことではありますけれども、万が一不適正な事実が判明した場合には、諏訪市職員の懲戒処分等に関する指針の規定に照らしまして、懲戒処分を行うということになります。以上です。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 現在、諏訪市は今お話しいただいたように一定のチェック体制や職員倫理規程などが制定をされ、適正な管理が行われているとは感じました。不正行為が起こる背景というものは、動機、機会、正当化の心理が潜むと言われております。現代社会のさまざまなストレスから出来心であったり魔が差すことがあるかもしれません。機会を与えない、またすきをつくらない会計事務体制を継続していただきたいと思います。また、今後事例のようなことが起こるとは思っていませんが、現在取り組んでいること以上に公金、準公金に対しての職員の意識の向上に努めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは最後の質問で、多子世帯等の保育料負担軽減についてお伺いをしていきます。  保育料については、昨年4月から新たな制度のもとでの保育料の見直しがされ、それにあわせて諏訪市でも多子世帯の保育料については県の制度を活用しながら、保育料の軽減については取り組みを始めました。  そんな中、昨年の年末に国が所得の低い多子世帯の保育料を軽減する方針であると報道されました。どのような軽減措置となるのか、現在の多子への軽減をこれを機会に再度見直すのか、上乗せとして組み合わせていくのか、軽減の考え方を影響額を含めお答えをいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  多子世帯の保育料の負担軽減の概要でございますが、まず国では幼児教育の段階的無償化に向けた取り組みを進めておりまして、来年度以降にもかなり見直しされる可能性があるということを最初に申し上げまして、幼児教育の段階的な無償化については年収が約360万円未満相当の世帯について、従来の多子軽減の年齢上限を撤廃するものでございます。多子世帯保育料負担軽減は、世帯の市町村民税の所得割合算額が教育認定子供、要するに1号認定と呼んでいる部分については7万7,100円以下、そして保育認定2号認定、3号認定については5万7,700円未満である場合については同一世帯内の子供の年齢に関係なく、世帯内の第2子を半額、第3子を無償にするものでございます。  見直し、上乗せの考え方でございますが、現在、当市では世帯内第3子以降の保育料について半額とすることを原則として、また県の低額軽減と組み合わせた形で多子世帯への保育料の軽減を行っております。今回の制度では所得の低い世帯に限定して、影響額としては年間の保育料が約860万円の減収となる見込みでございまして、また対象児童は約110人となる見込みでございます。  また、当市では多子軽減の大きな組み立てを見直すことや、新規の対策などは実施する考えは今のところございません。というのは、拡充している市の独自の軽減策に国の制度を組み合わせる形で対応を考えて様子を見ていきたいということでございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) あわせてひとり親等の保育料についても軽減、負担軽減されるとありました。そのことについてもお伺いをします。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  ひとり親世帯の概要でございますが、多子世帯の軽減と違いまして、ひとり親世帯等の保育料というのは先ほど申し上げましたように1号認定、2号認定、3号認定ともに世帯の市町村民税の所得割の合算額が7万7,100円以下の場合、同一世帯内の子供の年齢に関係なく世帯内第1子は半額、第2子以降無料とするものでございます。これも影響額については約100万円の減収と、対象園児数は大体20人ぐらいと想定して見込んでおります。  国のひとり親に対する今までの軽減策はやはり第2子、第2階層無料、そして第3階層の1,000円軽減のみの対応をされてきたわけですけれども、その中にあって当市では独自に所得割課税額が30万1,000円未満の第6階層までのひとり親に関しましては、階層を一つ下げた保育料、階層を一つ下げた下位の保育料とする軽減策を実施していたわけでございます。今後の方針としましても、先ほど申し上げたとおり多子世帯の保育料の軽減と同様に、昨年から市の独自の軽減策に実施しておりますので、国の制度を組み合わせる形の軽減を行って様子を見ていたきたいと考えております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) 今、保育料の負担軽減のことを多子世帯とひとり親世帯のお話を伺ったわけですが、児童扶養手当に関しても増額がされるという報道もあわせてあったと思います。その概要をお願いします。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  児童扶養手当についてでございますが、この手当はひとり親家庭の生活の安定と自立を助け、子供の福祉増進のためのものでございまして、今回見直されるのは加算額でございます。第2子加算額の基準が月額5,000円から1万円に、第3子以降の加算額が3,000円から6,000円に増額されるというものでございます。ただし、現行の児童加算額は全部一般の全部支給、一部支給の全部、一部という表現ですけれども、の支給対象者に一律で支給されていたんですけれども、今後は所得に応じて第2子、第3子以降の加算がされるということでございます。適用については8月分からとなりますので、対象世帯に実際に支給されるのは12月からの支給になると聞いております。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ありがとうございます。保育料の軽減については関係する保護者も多いと思われますので、いつから適用されるか。先ほどの増額は12月というお話でしたが、この軽減についてはどうなるのか、また市民への説明を含めどういう予定で取り組んでいくのかお話をいただきたいと思います。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  現在、保育のシステム改修については今回の補正予算でお願いしているところでございますが、そのシステム改修は6月までかかる予定でございます。システム改修を待って、完成後4月にさかのぼって保育料の精算を行うか、4月からの分に間に合うように手計算で保育料を仮算定するのか、二つの方法がある。それによってでございますが、時期に関しましては保育料の軽減の実施時期は実際に国からは具体的な指示がされて、今いない状況でございます。ただ、その流れからいきますと保育料の算定の切りかえが9月になるものですから、9月からかなと思っていたんですけれども、どうも各通知を見たりしますと4月からの動きも見えてきているということでございますので、こども課では、主体になってやっていくこども課では軽減が把握できる対象児童には保護者の負担を軽減するために還付が発生しないように手計算でできるだけ対応していきたいと考えております。  それから市民への説明ということでございますが、まずは2月に保護者の役員会に報告をさせていただいたとともに、3月末に新しい保護者会の役員に対して説明を行いまして周知を図っていくということでございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) なるべく早くの対応、お願いしたいと思います。  12月議会で私の代表質問の中で、新年度の未満児保育の状況について質問しましたが、来年度の入所児童数や、特に未満児はどのような状況になっているか、また今回の制度改正により未満児保育を含めた保育施設へどのような影響があるかと判断をされているかお聞かせください。 ○奥野清 副議長  健康福祉部長 ◎土田雅春 健康福祉部長  来年度の入所予定児童数は、12月議会で議員に答弁させていただいた時点から若干増加しておりまして、2月24日現在でございますが、認可保育所の入所予定数については1,377人でございます。そのうち未満児については290人となっております。  また、地域型の保育事業所として受け入れも進めておりまして、地域枠の一般市民も受けられるようになってくるわけですが、それを含めまして現在の状況で14人の未満児が通園する予定でいるということでございます。               〔「議長3番」の発言あり〕 ○奥野清 副議長  増澤義治議員 ◆3番(増澤義治議員) ありがとうございました。未満児に関しましても日々刻々とふえているということでありますので、なるべく対応ができるように準備を整えていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○奥野清 副議長  この際、暫時休息いたします。再開は午後3時10分の予定でございます。            休       憩   午後 2時36分           ──────────────────────            再       開   午後 3時10分 ○宮下和昭 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいまの出席議員数は14名であります。  一般質問を続行いたします。山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) 議場においでの皆様、かりんちゃんねるをお聞きの皆様、こんにちは。ことしも早いもので、早2カ月を経過しました。これは私の年のせいでしょうか。非常に月日のたつのが早く感じております。祭りは千年、諏訪は御柱に向け各地区では大いに盛り上がっております。金子市政も、透明度日本一のまち輝くSUWAの実現に向け、新年度のスタートに向け大いに頑張っております。昨日、各会派の代表質問並びに一般質問に対して、積極的な姿勢がうかがえる回答をいただいておりますが、私も次の3項目6点について質問をさせていただきます。  まず、魅力ある諏訪市の創生について、特に観光を中心とした質問をさせていただきます。2点目は各種イベントの対応について、3点目は2020年の東京オリンピックに向けて各種競技団体や選手の大会前の合宿の誘致についてであります。昨日の質問事項で全く重複する部分もありますが、さらに魅力ある諏訪市の創生のため回答をよろしくお願いいたします。  ことしは6年に一度の御柱祭、諏訪市の歴史と伝統の大祭を全国の皆さんが期待をして諏訪市を訪れることでしょう。  まず、最初の質問は諏訪市の歴史、名勝等、周辺の整備についてであります。既に神社や関係地区の皆さんは昨年より十分な計画のもとに地域を挙げて環境整備をされてきたと思います。特に中洲地区の皆さん、諸団体やグループの皆さんがまちづくりや環境整備等に取り組んで活動されることは御承知のとおりであります。御柱祭には間に合いませんが、将来に向け、諏訪大社上社に参拝される観光客や県内各地からの来訪者の皆さんが周辺の史跡、施設を楽しくゆっくりと見ていただけるような環境整備、例えば駐車場の整備と確保、参道の整備等がぜひ必要だと思います。各地区の皆さんのグループの連携を取り合い、市としてこの取り組みについて前向きな施策をとっていただきたいと思いますが、市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  あとの質問は、質問席で行います。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  それでは、上社周辺の整備についてお答えをいたします。  諏訪大社上社周辺には、歴史性や文化性が高く諏訪市の歴史、文化の拠点として位置づけられ、諏訪市の重要な歴史的観光資源でもございます。この上社周辺の道路等の基盤整備につきましては、参道として利用されております市道を関係者や地区の皆さんと協議をしながら整備を行ってきております。また、付近を通過する県道岡谷茅野線も整備がされてきている状況でございます。今後も地区からの要望等があれば協議をしながら整備をしたいと考えます。  また、県道や市道の整備に伴いまして、民間の土産品店なども整備されまして、上社の駐車場2カ所も確保されている状況でございますので、現在新たな駐車場整備の計画はございません。  この地区の皆さんは、まちづくりに対して大変関心が高く、現在都市計画課で実施をしておりますまちなみ景観推進事業にも毎年参加をいただいております。また上社周辺地区は、諏訪市景観計画の中で、特に景観の維持保全の必要がある地区としまして、景観重点整備地区に指定をしておりますので、今後も地区の皆さんとともにこの計画に沿ったまちづくりをしていきたいと考えます。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) 部長から大変力強い御返事をいただきました。地域の開発はやはり地域の皆さんの力がないと、これはどうしようもないと思いますが、市でできること、地域との協力でできること、そういったことを十分にわきまえて、ぜひこの観光資源を有効に活用していく地盤づくりに努めていただきたいと思います。  次に、同じような質問になりますけれども、高島城周辺においても上諏訪駅から並木通りを経て高島城までの道路整備や、お城の周辺の駐車場の確保、あそこも大分古い建物がありまして、最近耐震調査の結果、取り壊しという形で広場ができてきておりますけれども、何かまた新しいものができるということを聞いております。あそこも市の駐車場もありますけれども、その脇を何か確保できればいいかなということは、私の個人的な考えですけれども、そんな形の中で、駐車場の確保。また昔はあの周辺にもいろいろ食堂があり、お土産屋もあったわけでございますけれども、現在そういうことが全くなくなってしまいました。周辺に土産品店、また食堂も含めて観光まちづくりについて力を入れていただきたいと思いますけれども、このまちづくりについての高島城周辺の状況、今後の取り組み等、お考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  高島城は、諏訪市の歴史、文化の拠点でありまして、一方で地域の憩いの場としまして花見やイベントに利用され、広く親しまれていまして、諏訪市の象徴となっている公園だと思います。  周辺の整備ですが、歴史的風合いの景観形成の促進、並木通りから続く快適な移動空間の継続などが期待されるところでございます。並木通りから高島城前を通過する付近には、都市計画道路としまして大手豊田線が決定をされております。並木通りから高島城周辺の整備を考えるときに、この都市計画道路は非常に大きなウエートを持つと考えております。現在、この道路につきましては、国道20号から旧大手消防署までの間が整備をされておりますが、これより高島城側の計画については、今後の課題になっているというところでございます。この区間の整備に当たりましては、現在決定されていますルートや幅員等について、市民や利用者の意見等を取り入れ、新たに防災等の視点、またまちづくり等考慮しまして総合的に慎重に検討を進めていく必要があると思います。  一方、ソフト面におきましては、高島城周辺の景観維持のために景観条例を制定しまして、その中で景観重点整備地区に指定をしました。また建物の高さ制限を設けるなどによりまして、諏訪市の大切な資産であります高島城とその周辺の景観の維持に努めておるところでございます。お城の周辺のまちづくりにつきましては、道路計画の検討とともに、さまざまな意見の集約が必要であると思います。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) ありがとうございました。今、お答えをいただいた並木通りから高島城に都市計画道路がございますけれども、せんだって、市から島崎2区の区民の皆さんに説明がありました。この件については、大分前から大手町地区の役員の皆さん方が諏訪市へ数年間にわたって要望書を出していたんですけれども、金子市長になってから初めて回答をいただきましたということで、私どもに説明があったわけでございます。  そうした形で、大分前向きに金子市長の姿勢が、まちづくりに対して力を入れていこうということも感じているわけでございますけれども、これらの道路、皆さん方もよく見ておられると思いますけれども、夜になると上諏訪駅からそれぞれの観光道路に緑色と紫色の電気がついていく案内があるんですけれども、あれは建設課か観光課の関係かよくわかりませんけれども、私も高島城前から並木の踏み切りまで幾つついているかという形の中で、大体10%ぐらいしかついていない。中にはどこかから旅に来たお客だと思いますけれども、2人の女性が一体これ何なんて言っているものですから、いや、皆さん方がこういうところへ行くように御案内の目印ですと言ったら、こんなの価値ないわねなんて言われちゃったんですけれども、そういうことの管理については、どんな形でやっておられるか、参考にお聞きしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  常時点検しているわけではございませんので、連絡等いただければ現地を確認をしていきたいと思っております。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) それではまたそのことについては、皆さんに御協力いただいて、建設課へお願いをしたいと思いますので、点検、改修等をよろしくお願いしたいと思います。  これは先ほどまちづくりでお土産品店も都市計画道路の件とあわせていろいろ考えていきたいということでお答えをいただいていますけれども、これは昨日の吉澤議員の質問でもありましたように、まち・ひと・しごと創生事業の補助金とか、あるいは制度資金の活用がなされるんじゃないかと思いますけれども、そういうことも含めて一緒に検討をしていただけたらと思っております。  次に、市内の史跡、名勝、文化施設等の案内について積極的に取り組んでおられると思いますが、対応の現状についてお聞かせをいただきたいと思います。観光客が歩いてぜひ見たいと思うマップの作成、まずはその取り組みについてはどのようになっておられるか、そんなことも含めてお願いをしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  教育次長 ◎高見俊樹 教育次長  史跡、名勝、文化財等の案内板のことでございますので、主に教育委員会が所管いたしております。教育委員会では市内に点在する文化財、広く周知をし理解し、また関心を持っていただこうということで、文化財説明板等の設置を進めております。名称や内容を簡単に理解できるように整備に努めているところです。教育委員会の所管のものとしては、現在79カ所の看板を整備しております。  また、指定文化財等所蔵しております公立や私立の博物館、美術館等については、道路法で定められた道路案内板にて行き先表示をしているところです。重要文化財の諏訪大社上社、また同じく重要文化財になりました片倉館については、教育委員会でも平成25年に道路案内板の整備をいたしたところでございます。観光客の皆様にも文化財利用が促進できるよう今後とも関係部署と進めていきたいと思っております。  またマップ、パンフレット等の関係でございます。御柱祭を控え観光課、観光連盟等でも多くのパンフレットを出し、教育委員会でも適宜対応しております。特に平成18年から平成20年度、教育委員会では文化財ガイドブックを3冊刊行いたしました。市内の文化財全般を紹介しながら、現地案内地図も載せまして、観光客の皆様にもまちあるきマップ的に御利用いただいているものと思っております。  また平成23年度に、片倉館が国の重要文化財になりましたときには、美術館ですとか国の登録有形文化財もふえましたので、それを記念いたしましてマップ形式の紹介パンフレットを作成して配布してきたところでございます。  また、新年度につきましては、昨日の代表質問、吉澤議員への御回答でも申し上げましたけれども、片倉館の重文指定5周年を記念いたしまして、新たなマップの作成を計画いたしております。その他の啓発事業も含めまして、観光客の皆様にも市民の皆様にもわかりやすい文化財によるまちあるきマップの作成、啓発普及に努めてまいりたいと考えております。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) ありがとうございました。そういうことで、大変御苦労されていると思います。諏訪大社上社へ駐車場から歩いて上社を参拝される、この上社もお聞きしますと、諏訪大社の上社とそれから前宮をお参りしないと正式な参拝じゃないということを、私も初めて知りましたけれども、やはり両方を参拝をしていただく形の中で、まず上社の周辺にある法華寺だとか守矢史料館ですか、こういったその他のいろいろな施設があるわけですけれども、それから前宮まで、これを車からおりてこういう順序に歩いていただくと、また駐車場へ帰っていただけますよという形のパンフレットみたいなものがあれば一番いいかなと思っております。  いずれにいたしましても、前宮は行政区が茅野市で両市にまたがることでございますけれども、そんな形の中で今はガイドブックもあるようでございますけれども、そういったものを配るということもまた大変になりますので、上社参拝に当たって、こういうパンフレットがありますから、皆さんどうぞと、ここら辺をぜひ見ていただきたいという案内ができればいいかなと思っております。  それでは次の質問に移りますけれども、御柱祭、この春、当然多くの皆さんが来ると思いますけれども、春には御柱という形の中で、見て歩くことが非常に大変な仕事じゃないかと思いますので、この春に来た諏訪を夏の諏訪、秋の諏訪、冬の諏訪、四季折々の諏訪を訪れるということに、ぜひまた行っていないなという気持ちになるすばらしいパンフレットの作成や、また情報提供を進めていただければと思っています。既に、観光連盟でもいろいろとそういった案内や情報提供の用意はされておりますけれども、そうしたことがすてきなおもてなしの諏訪市と、すばらしい観光づくりということについて、現在、観光協会や旅館組合とどのような取り組みをされておられるか、お伺いをいたします。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  確かにパンフレットは春、夏、秋、冬というものでつくっておりまして、きのうも答弁でございましたように、インバウンドのお客様も多いものですから、今度新たにタイ語も加えて一つのパンフレットとしてまた提供していきたいと考えております。  また、諏訪大社の御柱祭がこの春に行われるわけですが、今回は200万人の人出が予想されております。また例年桜の時期にも大変、諏訪市への入り込みのお客が多くて、この御柱にお越しになるお客と、桜で来るお客、これ諏訪ファンになっていただいて、また夏、秋、冬、リピーターとして来ていただけることが課題となっております。そのために、市また観光にかかわる団体との連携は不可欠と考えておりまして、今までも共同して事業に取り組んでおるところでございます。  ことしは御柱祭ということですので、このイベントが我々とすれば追い風と捉えまして、諏訪観光協会、旅館組合、商工会議所などで構成した諏訪市御柱祭観光誘客促進協議会を2月に立ち上げました。6月26日には御柱体験型の初島御柱祭を開催をしまして、氏子の皆様と観光客の皆さんとのふれあいの場や御柱の迫力を体験していただき、御柱ファン、諏訪ファンをふやして通年誘客へつなげてまいりたいと考えているところでございます。  また、諏訪地方観光連盟におきましても、加速化交付金の関係でもそうなんですけれども、御柱祭をきっかけに、諏訪エリアを知っていただくためにこれから活動していかなきゃいけないと、そういう中で御柱のプロモーションだけでなく、御柱祭が行われる諏訪エリアがどのように多くの見どころがあるのかという、通年を通して誘客につながるプロモーション活動を続けておるところでございます。 ○宮下和昭 議長  教育次長 ◎高見俊樹 教育次長  教育委員会からも1点補足をさせていただきます。  御柱祭に際しましては、諏訪大社上社のすぐ近くにございます諏訪市博物館で毎回全力を挙げて取り組んでおります。ことしも3月12日から企画展、「御柱を知る 人と時をつなぐ諏訪の大祭」を開催いたします。御柱をわかりやすく紹介することをコンセプトにさまざまな展示、イベント等を展開し、大画面映像とか模擬御柱の記念写真とかということにも取り組んでいきたいと思っております。
     また、先ほどのマップのところでお話もございましたが、御柱の地元、中洲地区については、地元の皆さんが遊歩道を整備していただいたり、またそれをもとにまちづくり市民協議会で作成したマップ等もあり、今も活用しているところですが、さらに御柱祭に向けて全面的にそうした既にある資源も活用してまいりたいと考えております。以上です。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) きめ細かく対応されているということをお聞きして一安心いたしました。第2の項目として各種イベントの対応についてお聞きをしたいと思います。まず御柱祭についてでございますが、諏訪地方の一大イベントであり、既に諏訪地区観光連盟のもとで、御柱祭の観光情報センターが設置され観光宣伝はもとより、見にきていただくお客のために上社、下社ともに祭りのパンフレットやポスターの配布は既にされていると思いますけれども、交通状況や諸施設案内、また御柱の状況等を十分に提供していただけるという施策もとっておられるということでございます。これは、12月の議会で回答をいただいておりますけれども、その後、この諏訪地区観光連盟の会議等が開催され、御柱祭に関連して何か別に対応等についての検討がされたかどうか、あればお聞かせをいただきたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  今回の御柱祭で新たな試みといたしまして、おもてなし協力店という取り組みを現在予定しております。この取り組みは観光客の皆さんが立ち寄るお店など、簡易的な観光案内所とするもので、観光客の方がコンビニエンスストアなどに立ち寄った際に観光マップ配布や観光案内等、各店舗でおもてなしを行っていただきたいというものでございます。こちらにつきましては、近日中に協力店の募集を開始するところでございます。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) そういう積極的な取り組みで、この諏訪市を売るには、行政とか観光団体だけではどうしようもないと思います。そうした地域の皆さんの気持ちが一つになってこそ諏訪市への誘客、そういったことができるんじゃないかと思いますので、ぜひ力を入れてやっていただきたいと思います。  次に、観光から離れたイベントについて質問をさせていただきます。  諏訪市においても、過去に国民体育大会の軟式野球大会を開催しており、またその前後に常陸宮賜杯野球大会や、最近では諏訪市出身の五味博一さんを記念して、五味博一旗関東甲信越東海地区大会、それから東海5県軟式野球大会ということで、大きな大会もこの諏訪湖スタジアムをお借りしてやっているわけでございますけれども、その野球のほかに他のスポーツでは、数年前よりゲートボール大会が開催されていると聞いておりますし、また全国卓球大会ということで、別の名称がありまして、信州諏訪ラージボール大会という形でお年寄りの皆さんを、60歳以上ですか、の皆さんを対象にこの大会がこの諏訪地域で開催される。会場は岡谷市のスポーツセンターを借りているようでございますけれども、大会参加者は約200名ぐらいという形で、それについてくる皆さんも含めれば300人がきっと集客されるのではないかと聞いております。  この大会をまず、そんな大会があったのということで知って、卓球の愛好者が諏訪市からも参加するようになったということも聞いております。その受け入れ方法や観光連盟との関係について御説明いただいているんですけれども、こういった大会、我々も野球協会でいろいろ大会を受け入れるんですけれども、やはり市民の皆さんに十分にPRができているかどうか、この質問の文章をつくっている最中に、深く反省をしているところでございますけれども、やはり市民の皆さんが、ああ、そういう大会が、今やっておられるのかということがわかることも含めて、受け入れ方法について、お考えがあればお聞きしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  議員がおっしゃいました温泉卓球の関係、それから名球会の関係、野球の関係なんかでも、大体エージェントとのいろんな商談の中で話が出てまいりまして、この向きがどうしても市外の方に来ていただくというのが観光の動きとなっておりました。全くおっしゃるとおり、おいでになられたお客がJRの改札口を出たときに、何もないという状態では本当にわからない。これはもう市民もわからない話になりますので、ぜひ今後はそういうメディアで出てくる部分のほかに、街角にそういう歓迎、何々大会という形で市民の皆さんも、ああ、こういうことをやっているんだとわかる方法というものを、これから考えて取り組んでまいりたいと思います。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) ありがとうございました。今、次の質問も含めてお答えをいただいておりますけれども、そこで、実はこの大会を誘致する、それぞれのイベントを誘致するということでございますけれども、その他の大会の誘致もしてはどうかと思い、一つ提案をさせていただきます。  実は、全国のプロ野球名球会でございますけれども、昔の古い選手たちの名球会の皆さんが、全国選抜大会と銘打って少年を対象にいたしまして、日本初の個人参加の大会として全国を目指す力を育てること、それから子供たちに夢と希望を育てることという目的を大会運営の目標として、まず平成20年に東京都で開催をされたそうです。それが第4回の平成23年になりますけれども、この諏訪市で開催をしております。この開催についても、お話はエージェントから話があったのか、大会事務局からあったのか、経済部長、お答えもいただいておりますけれども、観光課長のときに大変御苦労されて、この大会を持ってこられたということを聞いております。この第4回の大会でございますけれども、北は山形県から南は沖縄県までの規模で日本名球会杯、名球会が冠となった大会として初めてこの諏訪市の地で大会が開催されたということを聞いております。  それからその参加チームは18チーム、選手が270名という人たちが2泊3日にわたり熱戦を繰り広げ、保護者も含めると300人以上が当市に宿泊されたとのことです。またそれで平成24年、平成25年、平成26年、平成27年と、ことしまで6年間連続で諏訪市で開催されることになりました。  大会の主催者は日本ジュニアスポーツ協会、共催は諏訪市、大変お世話になっておりまして、教育委員会の御理解もいただいてこの会場確保については、大変御苦労をいただいているところでございますけれども、諏訪市、それから一般社団法人諏訪市観光協会、運営はスポーツデータバンクというところでございまして、それが中心になっていろいろやってくれるわけでございます。協賛の協力は諏訪湖温泉旅館組合、市内の旅館やホテル、そして諏訪市野球協会ほか12社でありますけれども、この12社の中には、東京のボールメーカーも入っておりますけれども、そんな形で大会をされているようです。大会主催者や参加チームの選手、役員、保護者の皆さんのほか、地元諏訪市のほかのホテル関係団体の役員の皆さんの協力により、すばらしい大会ができ、地元のすばらしいもてなしに感謝し、来年もぜひ諏訪市で開催していただきたいと、そんなお声も聞いたところでございます。  主催者からは、この大会の開催を諏訪市でぜひ引き受けていただけないかということでございます。特に諏訪市が大きな予算をつけてやるという形ではございませんので、そういった会場とか先ほど部長がお答えいただいたように、歓迎のポスターだとか駅頭での横断幕とか、そういうものは金がかかると思いますけれども、そういった形によってぜひこの大会を受けていただきたいと思います。  そういうことになりますと、実は、もう平成29年度は韓国や台湾のチームの参加も考慮し、アジア大会へと拡大をしていきたいということも計画されているそうでございます。経過を含めて報告させていただきましたけれども、今後各種大会の受け入れはスポーツばかりでなく、各種イベントも受け入れるよう、積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、ここで質問をさせていただきますが。  こうしたスポーツ大会などいろいろなイベントが諏訪市で開催されるが、諏訪市を訪れる皆さんへの受け入れの体制が何か物足りないものがあります。実はもう既に皆さん方もいろいろな大会やイベントも開催する中で、全国各地を回っておられますけれども、そういった先には開催地の関係する役員はもとより、商店、旅館、ホテル、飲食店を初め駅舎や公共施設に、先ほどお話がありましたように、歓迎○○大会とか、歓迎何々大会とかという看板や店頭チラシをして、まち挙げて歓迎ムード一色でやってくださるところもあります。大変心地よい思いをしてまいりました。  上諏訪駅に歓迎横断幕の掲示を考慮してはという質問をしたいと思いましたけれども、先ほどそういうこともやりたいと、部長から最初に言っていただきました。既にいろいろ取り組みについては考えておられるということで本当に心強いと思いますけれども、いずれにせよ、諏訪市へ訪れるお客を、市を挙げて歓迎することが大切だと思いました。こうした各種大会、イベントの受け入れをするため、諏訪商工会議所、観光協会、旅館組合、飲食店組合等、各種団体の協力を要請されたことは過去にありましたでしょうか。お伺いをいたしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  いろんな大会が来るわけですけれども、まず大会ができるということは、特に先ほどの名球会杯の野球なんかでは、やはり地元の会場、また宿泊施設もそうですが、何といっても審判員の皆さんがどれだけ協力していただけるかということがございまして、この大会が長年にわたって続けられるのも、最初、野球協会の山田会長のもと、その会員の皆さんに多大な御協力をいただいて、この大会ができているということをここでまずはもって感謝申し上げたいと思います。  先ほどのお話でございますが、いろんなスポーツの大会もあれば、いろんな民間の会議の席とかあるわけでございますが、そういう中でそれぞれ旅館組合、また商工会議所、そういう観光に資する団体の皆さんとは常に横の連絡を取り合って、どういう協力ができてやっているのかということを確認しながら、みんなで一丸となってやっております。そういう中で、まだまだ、先ほど言った周知の足りない部分というものをこれからいろいろとできるところを尽くしていきたいと考えているところでございます。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) ありがとうございます。協力団体の皆さん方が、えらい部長から野球協会のこともお褒めいただいて、恐縮しているわけでございますけれども、本当になれているところでグラウンドの整備、会場づくりはやっているんですけれども、あとの運営等に係る経費については、主催者でいろいろ用意するものですから、我々はできる限りの中で、協力をしているところであります。それでやっぱり、市の御協力がないと会場の確保もできませんし、これから運営していく中で非常にいろいろの課題が出てくると思いますので、こうした中で、観光協会の佐久会長も一生懸命この大会については、ぜひ受け入れをしていただけたらなと、また市へもお話がきっとあると思いますけれども、ぜひこの開催について、今後諏訪市として、こういった大会やイベントの開催について、できる限りの御支援をいただけるかどうか、市長にお聞きをしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  諏訪市に来ていただくそうしたイベントにつきまして、皆さんが快適に利用いただけるよう、皆さんと協調して努力してまいりたいと思います。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) それを聞いて安心しました。  実は、観光協会長とも話をしていく中で、本当に我々も声をかけるけれども、大会当日の運営等には手が出せなくて困っている。人手なんていうことがありますけれども。いざ始まるまでの準備等がいろいろありますので、そういったことをやっていただいて、実際の大会運営については、野球協会審判員、これも確かに今、部長がおっしゃられるように、諏訪市の審判員も本当に数少ないものですから、それぞれ今度来ると、30チーム以上になるんじゃないかということも考えられますので、そうした審判員の確保ということも大変なんですけれども、諏訪の平、岡谷市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村と、それぞれの地区からの審判員の応援も受けて、立派な大会に育てていけたらなと思っております。  いろいろな大会、イベントが開催されても、先ほどから何回も言っていますけれども、市民が知らずにいるということが大変多いということが驚きました。我々もパソコンやメール、いろいろの関係で流せばきっとわかっていただけると思いますけれども、こういったことに関心を持っていただいて、これからスポーツをあるいはいろいろのイベントをさらにすばらしい諏訪市、市長が言います透明度日本一の諏訪市をこれから一緒に築いていかなければいけないと思っております。  この話をしますと、俺たちには関係ねえやとか、物好きがやっていることだとかというお返事もいただきますけれども、諏訪市で開催される催事について市民の一人一人がこの行事、各種イベントに関心を持ち、諏訪市を訪れる方を気持ちよく受け入れるという人づくり、環境づくりをすることがつくづく大切だと思いました。  これは最後ですが、そんな形で市民にしっかりと御理解いただける運動展開を我々もしていきたいと思いますので、また市の御協力をいただきたいと思います。  次に、第3の質問に入りますけれども、2020年東京オリンピックに向けて各種競技団体選手の大会前の合宿等の受け入れについてでございます。  これにつきましては、ことしのオリンピックはリオデジャネイロで開催されますが、2020年の夏季大会は東京都で開催されます。大会の会場となる東京都から距離も近く気候もよく、非常に環境に恵まれた霧ヶ峰高原も持っております。練習には最適な市ではないかと思います。そこで、私たちのメンバーからも高度の、高度というのは高さですけれども、高さ2,000メートル以上のところが高度競技のいい地域だと言いますけれども、霧ヶ峰も1,500から2,000メートルの間ぐらいのところにありますので、マラソンやなんか、非常にいいんじゃないかと思いますし、いろいろのキャンプ施設も含めて、強清水にはいろいろあります。そうした中で、既に諏訪市においては大学や高校の合宿を誘致されたことはあると思いますけれども、その実績はどうなのか。また、国内の競技団体を誘致されたことがあるか、お伺いをしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  3番目の質問、オリンピックに行くと思いましたら、霧ヶ峰のその前段でございますので、手元に資料がございませんので、感覚で申し上げさせてもらいますけれども、霧ヶ峰高原は1,600メートルの高地でございまして、過去にメキシコオリンピックの前に、高度トレーニング用として国で400メートルトラックをつくっていただきました。これが県を通して今、市に移管されているわけでございますけれども、それを利用して大体7月の半ばくらいから9月の初旬までは、合宿で霧ヶ峰のホテルはほぼ満杯の状態でございます。  現在のところ、例えば、箱根駅伝の常連であります山梨学院大学、それから神奈川大学、それから多分ことしは城西大学も来ていると思うんですけれども、そういう有名な大学も来てトレーニングを積んでいるとお聞きしております。そういう中で、あそこはいろんなトレッキングコースもございますので、そういう大学の合宿では大変効果があると思います。私も実は近畿方面の誘客が少ないということで、大阪府に行った際に、あるエージェントのところにパンフレットと、それから実績を持っていきまして、ぜひ関西の大学、高校のスポーツ合宿の誘致をお願いしたいということで、そんな活動もさせてもらっているところでございます。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) そういうことで既に観光課、市としてもそういった誘致に向けて活動されているということでございますので、ぜひやっていただきたいと思います。  これでまたオリンピックの競技団体への注文をつけるということについては、大変いろいろな問題が含まれているということもお聞きしましたけれども、何かいざ誘致になると非常に難しい課題があることを聞きましたけれども、何か参考になることがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 ○宮下和昭 議長  教育次長 ◎高見俊樹 教育次長  オリンピックに向けての事前合宿等の誘致で、先ほどの霧ヶ峰の高地トレーニングもそうなんですけれども、効果はあるところはありますけれども、正式な事前合宿となりますと、高地トレーニングも要件を満たさない、またオリンピック競技についても施設的な規模とか要件が条件を満たさないものですから、どこかの国の正式な事前合宿を受け入れるということは難しい状況でございます。正式ではないその他のトレーニング等では、先ほど来の実績等もあるところで可能性はあるのではないかと考えております。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) そういうことで、いざ受け入れとなるといろいろ各国からという形になりますと大変なことだと思いますけれども、やはりできれば諏訪市も海外の姉妹都市もございます。余りあちこちということになると大変になると思いますけれども、姉妹都市への働きかけもしてみてはどうかなという感覚を今、急に思い出したんですけれども、そんな気持ちがあるかどうか、お伺いしたいと思います。 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  実は姉妹都市ではございませんですけれども、1月に当市主催のセミナーで講演された方がスイスに大変造詣の深い先生でございました。その紹介もございまして、在日スイス大使館へ選手団の皆さんに、合宿でなく諏訪市へぜひおいでいただき市民交流をしていただけないかということを市長からも申しまして、それで今スイス大使館に文書を送った状況でございます。まだ返事は届いておりませんが、これが何かの形になってくれば、いろんな本物のスイスと東洋のスイスの交流が始まるかと思いまして、やっているところでございます。              〔「議長12番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  山田一治議員 ◆12番(山田一治議員) ありがとうございました。そういうことで、今、市長以下、私の出した質問の資料と多少違っているということで、戸惑ったところもあると思いますけれども、非常に経済部長、いろいろな面で急遽資料をそろえていただきありがとうございました。  そんな中で、今、在日スイス大使館へもお話をされているということで,市長もそういった形の中で早速活動を展開していただいております。これからもぜひ市がリーダーシップをとっていただいて、各種団体としっかりと腕を組み、またそういった気持ちが各自治体あるいは観光団体等にしっかりと広がって、本当にこの諏訪市へ来てよかったと、新しい観光のまち諏訪市、過去に東洋のスイス、世界の諏訪なんていう言葉もありまして、工業の盛んなときもありましたけれども、そういった市にまた盛り上げていただくよう頑張っていただきます。以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 本日最後の一般質問となります。あともう少しです。頑張りましょう。  さて、前回は仕事、特に若者の雇用拡大を中心に質問しました。前々回は人、ものづくり教育を通して職業観や郷土観を育む教育等について質問しました。今回は、まちについて質問したいと考えております。  市長は、マニフェスト、透明度日本一のまち、輝く諏訪の実現に向け、最先端に挑み続けるものづくりから人づくり、輝く諏訪の創生戦略を基本テーマとする、まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定されました。本定例会の冒頭の施政方針で、その主な施策を説明されました。市長は、誰もが元気に安心して暮らせるまちづくりを初めとし、七つのまちづくりを提唱しています。おのおののまちづくりが、例えば教育文化、生活環境、都市基盤等に対応しており、市長のお考え、市が取り組む内容について詳細かつわかりやすい内容であったのかなと思います。  私は、まちづくりはソフト面も大切ですが、やはりハード面も極めて重要だと考えております。諏訪市に来た人に諏訪市のまちの印象を聞きました。彼は子供のおもちゃ箱のようだと言いました。おもしろいもの、楽しいものがいっぱいあるが、雑然とごちゃごちゃしていると。いいものがあるが、探し出すのに時間がかかると。私はそのことを聞いて、あっ、なるほどなと思いました。私は、魅力あるまちは、拠点、ランドマーク等が明確に存在し、それが結節点となっておのおのがアクセス容易に結びついていることが大事かなと考えております。諏訪市には、拠点、ランドマークとなるものがあります。また磨けばなり得るものが数多くあります。少し残念だなという気を持っております。  まず最初の質問なんですが、市長にお伺いしたいと考えております。諏訪市の長期的なまちづくり、特にハード面についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。諏訪市のまち構造の課題及びあるべき姿を含めてよろしくお願いします。 ○宮下和昭 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  小松孝一郎議員の御質問でございます。諏訪市の長期的なまちづくり、特にハード面においてということですが、大変漠然とした御質問でございます。先ほどの御友人の諏訪市は子供のおもちゃ箱ということについては、これは大変啓示に富んだ表現だとお伺いいたしました。まちづくり、ハード面につきましては、やはり時代の流れ、そうしたものを捉えながら計画的に進める、長期にわたるものですから、計画に基づいてという、この方向性が大事だと思っております。  諏訪市を戦後からの長期のタイムスパンでレビューをしてみますと、例えば国道20号バイパスですとか、鉄路の整備等々につきましては、20世紀中に完成を期待していた部分があろうかと思いますが、必ずしもその目指したものが計画どおりに行かず、未完成のまま現在に至っているという現状があると捉えております。そして、その一方で都市計画というお話でございますから、かつて人口が密集していた町なか、これが核家族化ですとかあるいは車の普及によりまして郊外へ展開していく。また人口増加時代には農地等々が転用されて、まちが拡大していく、そして中心市街地が移動をしていったり、あるいは今現在においては、都市基盤が十分に整備された地域においてこそ空き家が増加しておったり、ひとり暮らしの老人世帯がふえていたり、そうした現状があろうかと思います。  これから先に向けてまち・ひと・しごと総合創生戦略、これは国も日本全国的な趨勢でありますから、人口ビジョンをしっかりとつくり、それに沿ったまちづくりをせよと、こうした指導もあるわけですけれども、人口減少そして超高齢少子社会、これに向けてどうあるべきかということについては、コンパクトシティーを目指すとか、そうした意識、あるいは病院ですとか施設ですとか、先ほど議員御指摘のランドマーク、そうしたものを2次交通によって利便性を上げたり、交通弱者の皆さんへの利便性を上げたりとか、そうした施策が必要になってくるんだろうと捉えております。  いずれにいたしましても、そうした社会情勢や現況を捉えながら、総括的に計画をつくるということが大事でございます。先ほど申し上げましたし、また今現在、20世紀中に標準装備として整えておきたかった20号、二桁国道の整備ですけれども今、また国が計画段階評価ということをスタートいたしまして、この諏訪管内ではもしかしたら一番先に完成を見られたかもしれなかったこの諏訪バイパスが、この地域では最後になりましたけれども、それでも事業着手に間もなく向けてという大きな期待ある今、現状でございますので、そうしたチャンスはしっかりと捉えていきたいと思っておりますし、また世の中は長野県内にも新幹線やあるいはリニア新幹線といった鉄道にしましても高規格のものが通る時代になってまいりました。そこへのアクセスといたしましては、一番可能性の高いのが高速道路を使ったアクセスですが、諏訪湖サービスエリアへのスマートインターチェンジの設置、これは事業効果が一番最初に期待できるところとも考えられますので、地元の皆様や関係する皆様の理解を得ながら協力して実現に向けていくという姿勢で考えてまいります。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 今後、長期的な計画という形で進められると思います。  今回の施政方針の中で、都市計画マスタープランの見直し、立地適正化計画の策定を進めていきたいという内容が載っていました。都市計画マスタープランの概要について御説明を願います。都市計画マスタープランは、諏訪市では平成10年に策定されました。トータル116ページに及び非常に立派なものです。このプランの今までの推進状況、活用状況、位置づけ、あわせ見直しの目的、進め方についてお願いします。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  都市計画マスタープランの概要について最初にお答えしたいと思います。  都市計画マスタープランは、都市計画法第18条の2に市町村の都市計画に関する基本的な方針を定めるという、こういうものによりまして定めるというもので、長期的、継続的な方向としまして、都市計画の内容を先導する役割を持つことから、目標年次はおおむね20年後としまして、20年後を見通しつつ10年後の整備目標を示すものでございます。  住民の意見を反映しまして、市全体として必要となる骨格的な事項を示した全体構想と、地域の特性を考慮して上諏訪地区、豊田湖南地区、四賀中洲地区の地域ごとに計画されます地域別構想を相互に調整し、整合したものを策定いたします。整備課題、将来像、整備の方針等について、具体性のある将来ビジョンを確立して、あるべきまちの姿を定めていくというものでございます。  次に、進捗状況、活用等なんですが、マスタープランをもとに整備、推進した主なものでございますが、諏訪湖周辺の整備ということでは、水辺環境の整備ということで、これは現在県が進めております。スポーツ、レクリエーションとしまして、すわっこランド、憩いの杜公園などの整備をしております。  また、福祉・医療拠点としまして、旧東バル地籍に地区計画を策定しまして、諏訪赤十字病院が建設されております。  文教拠点としましては、市民が集い交流の場として日赤跡地に総合福祉センターが設置されました。  歴史文化拠点としましては、上社の周辺の町並み景観の保全、再生としまして、景観育成住民協定が地域住民から率先してされたという状況がございます。  高島城周辺から諏訪湖の一部の地域では、良好な住環境を維持するため、高度地区を指定をしました。また自然と調和した快適環境の都市としまして景観条例の制定をしてきております。  郊外型商業地域では、活力にあふれた質の高い郊外型の商業空間の充実を図るためインターチェンジ沿道地域に特別用途地域を指定しております。四賀飯島地区では、基盤整備ということで土地区画整理が行われました。  地域軸の都市計画道路の整備では、上社周辺で県道の改修がされました。また新川線、湖岸武津線の整備も進んでいるところでございます。中心市街地では、狭い道路でありました国道20号から並木までの大手豊田線の整備が進んだところでございます。また、これ等のほかに都市計画道路の市内全体の見直しをしてきております。  このほかにもありますが、以上が主なものかと思われます。現在の位置づけとしましては、都市計画マスタープランは、あるべきまちの姿を定めていますので、現在もまちづくりのもととなっております。  見直しの目的、進め方なんですが、策定から18年経過しまして、経済、社会情勢が当時と大きく変化をしてきております。新たに現状を把握しまして、諏訪市の将来振興やまちづくりの構想について策定を行いたいということでございます。  立地適正化計画とあわせまして、相互に連携、調整をとりつつ策定をしていきます。進め方ですが、平成28年度は現行のマスタープランの検証をしまして、住民意向調査、課題の整理、全体構想の検討と進めていきたいと思っています。平成29年度ですが、地域別の説明会、地域別構想の検討、実現化方策の検討をして、平成30年度に立地適正化計画との調整をしまして、マスタープラン案の作成をして、パブリックコメント、都市計画審議会の意見聴取を経て策定と、こんな進め方になるかと思います。  進捗状況によりましては変更となる場合もございますが、進め方とすればこの形で進めていきたいと考えております。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) あわせ、立地適正化計画についても、本当に概要で結構です。お話の中で、都市計画マスタープランはほぼ3年、立地適正化計画の推進をあわせながら進めていくというお話を伺いましたので。  あと、都市計画マスタープランと立地適正化計画との関係を御説明願いたいと思います。概要で結構です。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  マスタープランとの関係ですが、都市づくりの課題、方向性、将来都市構造、地域別構造、実現化方策などについては、都市計画マスタープランと立地適正化計画と整合をとらなければいけません。作成を進める上で業務が重なる部分もございます。両計画とも諏訪市全体を見ての将来構想でありますので、住民合意のまちづくりとして進めていくということでございます。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 立地適正化計画は、平成26年度8月に施行された改正都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画だということを聞いています。都市計画マスタープランも立地適正化計画も全体を見ますと、諏訪市の都市計画マスタープランはわかりやすく活動しやすい都市構造の構築を第一に拠点的な都市空間の形成、市内幹線道路の整備が主なものとなっています。そして立地適正化計画では、既に220の自治体が取り組み、長野県でも9市が現在取り組んでいます。内容を見ますと、複数の拠点と交通ネットワーク、もしくはネットワークによるコンパクトシティーにより安心して暮らしやすいまちを目指すとなっています。双方ともやはり拠点があって、それをネットワークもしくは軸で結んでいくという考え方が主体になるのかなと思います。  今後、諏訪市のハード的なまちづくりについての大きな方向性、指針になるものと思います。あわせて、上諏訪駅は諏訪市にとって大きな拠点、交通結節点の大きなものとなります。現在、東口の駅前開発に対する提言や駅西口を中心とする駅周辺市街地あり方検討会が進められております。駅東口のコンセプト、開発イメージの公募状況及び内容については、創生すわの伊藤議員から代表質問されました。イメージ42件、意見9件の計51件が寄せられ、今後絞り込みを行い、株式会社諏訪駅前開発へイメージを提示し、土地構想への展開を検討したいという回答がございました。提出された51件以外にも多くの市民の方が関心を持っている内容だと思います。  そこで1点質問なんですが、1月29日に締め切られました本公募内容を2月3日に開催されました駅西口を中心とする駅周辺市街地あり方検討会にいち早く提示されました。それのお考えというか意図するところは何かありますか、教えていただきたいと思います。
    ○宮下和昭 議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  駅周辺市街地あり方検討会は、さまざまな知見を持つ有識者の方々に委員になっていただいております。そして駅前の将来像の協議に参加していただいている方々から意見を伺いたいということで、まず市民の皆様からせっかくいただいた意見ですので、早い段階で公表するという場におきまして、この駅周辺市街地あり方検討会が妥当であるということから、公表させていただきながらまた意見を募集といいますか、求めたというものであります。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 以前、駅周辺あり方検討会は西口を中心にしてセイコーエプソンから日赤までの範囲を中心として検討していくと。東口の駅前開発等とは別な位置づけなものであるという御回答を得たと思います。  実際、私もこの公募内容を見させていただいたんですが、ほとんどの方が東口の駅前イメージという形でやっているんですが、やっぱり駅舎であったり駅全体を捉えて話をしている人がほとんどです。だから、ある意味、駅周辺あり方検討会は西口のセイコーエプソンから日赤までという形の枠組みをしているんだけれども、現実には分けるのが難しいんじゃないかなと思っています。やはりその部分の共同歩調というのが必要じゃないかなと思います。いろんな課題があるのは知っています。それはまた後で話したいと思いますが、駅前開発、駅周辺市街地あり方検討会の今後の進め方について、お聞きしたいと思います。  伊藤議員も一部その辺の内容について質問されていますので、ダブっているところは省略していただいて結構なんですが。スケジュールであったり求める姿、あと連携の有無、東口の部分の開発との連携があり得るのか。そして、この駅周辺市街地あり方検討会の内容を都市計画マスタープランの見直し、立地適正化計画の策定にどのように反映していくのかをお聞かせください。 ○宮下和昭 議長  企画部長 ◎河西秀樹 企画部長  駅前開発と駅周辺市街地あり方検討会との関連ですけれども、まずこの二つ、時間的なスパンが違うということを申し上げたいと思います。駅の東口は民間の開発ということで、数年でめどをつけなければならないと、数年で完了するという事業であるかと思います。あり方検討会の議論はもっと長い時間をかけての将来の方向性とか将来像を検討するものということで、そういった駅前開発の民間開発と、この駅周辺あり方検討会の位置づけといいますか、対象、議論のする姿勢が違うということをまずは申し上げておきたいと思います。  駅東口の駅前開発につきましては、現在解体が進められておりまして、進捗状況を把握しながらエリアの確定に努めて市民の皆さんからいただいた意見を駅前開発に伝えて、構想策定の参考にしていただきたいというものであります。  また駅周辺市街地あり方検討会で、この間、上諏訪駅の関係を議論いただいたというのが、ちょうどタイミングが駅周辺、東口もありまして、駅前のまちづくりということで上諏訪駅の橋上化とか連続立体交差などの手法というものの共通認識を皆さん持ちたいということで、そういったことで意見交換をしたということであります。駅周辺市街地あり方検討会では、今回は上諏訪駅を議論しましたけれども、そういった共通意識を持ちましたけれども、いろいろなタイミングを見ながらいろいろな議論をしてもらうという計画になっております。  それから、都市計画マスタープランの見直しとまち全体の連携ですか、そういったものにつきましては、当然まちの将来性を議論しておりますので、マスタープランや都市計画プランの計画、そういったものと整合は図ってまいりますということであります。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) ありがとうございました。駅の東口の開発の部分についても、駅の東口の構造物、単なる構造物の開発というのは民間の部分が入っているかと思います。例えば、あそこを駅の構造物、要するに駅前開発というと、全部構造物の開発のところに目が行っているんですけれども、実際には東口そのものもちょっと見てみるといろんな開発の仕方があるんじゃないかなと思います。  例えば、駅前に行ってみますと、まるみつの跡地が完全に全部フェンスで囲んであります。あのフェンスがなくなるとどうなるか、国道20号線から市道裏町線、1−11号線、あそこまでの間がすっぽんとあきます。まるっきり裏道までの間が一つの広場になるわけですね。実際問題、交番の前から裏町線、市道11号までの間には、市道駅前線といううんと小さな道があります。だから例えば将来的な諏訪市を考えた場合、駅前から20号を通り抜けて裏町まで貫く道ができたら、前のスパンがありますので、どこかでそれだけの道がどおんと通ったら、そうすると東口そのもののゾーンが一つの開発エリアになるんじゃないかと。  要するに、車が無理だったら、ロータリーは多分できると思うんですけれども、駅の真ん前におりました、もしくは車で来ました。歩いていったら、裏町にも突き当たりますよ。そして20号がある。裏町線がずっと回っている。突き当たって右に行ったら、手長神社があって寺町があって、突き当たったら真澄になる。左側のほうはそのまま左に行ったら指月庵があって、温泉寺があって、全快地蔵尊とか先宮神社がある。ただ大踏み切りはちょっと問題なんですが、そういう形で例えばあそこに市道ができたら、東口一帯も一つの開発エリアとなるんじゃないかと。  今の話だと、本当に東口の前の構造物だけが、駅前開発という言い方をしているんですが、やはり10年、20年かける内容です。20世紀にできなかったのが、いまだにできていないんだから、まだ相当時間がかかります。そういう意味で,駅全体を考えた、単なる構造物だけを駅前開発というんじゃなくて、駅全体を考えてやっていっていただけたらなと思います、いかがでしょうか。 ○宮下和昭 議長  副市長 ◎平林隆夫 副市長  議員がおっしゃられたことにつきましては、大変興味深く拝聴いたしましたけれども、全く無条件でこれからあそこのところをどうするか、駅前を東口をどうするのかという論議を始めるとすれば、一つの大きな視点かなと思います。確かに駅をおりた方々が正面に道がずっとあいていると、その両サイドにそれぞれの特色を持った地域が広がっていると大きな魅力にはなろうかと思います。  ただ、どうしても現時点で、過去ここまで進んできたところを踏まえての部分ということになりますと、再三市長以下申し上げておりますとおり、あそこのエリアにつきましては、駅前開発株式会社が中心となって計画を立てて、土地を取得して建物を壊すということで現実に進んできておりますので、現時点であそこに市道を縦に通すというのは、なかなか現実的ではないかなと思います。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) そうなんですよね。ロータリーができて、そこを少し駅前開発の構造物のところへスペースをとってもらって、裏町線まで人が通れるという部分は可能かもしれません。ただやはり今回、都市計画マスタープランであったり、立地適正化計画も策定されます。立地適正化計画は多分、民間施設に対する所定の条件を満たせば、民間施設に対する補助金・交付金も活用できると聞いたこともあります。ただ、やはりぎりぎりまで何かどうかやっていっていただけたらなと思います。  続きまして、公共施設の維持管理について、公共施設等総合管理計画を策定するという方針が出されました。既に市民アンケートを実施したということをお聞きしました。本来は、これは各施設の更新、編成、統廃合、長寿命化を検討して、そこでどういうものかというのを聞きたかったんですが、時間がなくなりましたので、こちらの意見を言って飛ばします。  基本は、やはり公共施設というものは、立地適正化計画でもそうですし、いわゆる拠点になります。ランドマークにもなります。そしてそのものをどこに配置するかによって、市の形状が大分変わると思います。だからこの公共施設の総合管理計画については、ぜひとも立地適正化計画、マスタープランとの間の整合をとっていっていただきたいなと思います。  次の質問に行きます。平成10年に都市計画マスタープランが策定されました。それから1年後、平成11年に上諏訪駅周辺整備計画が策定されています。これも86ページに及ぶ立派なものでして、連続立体交差構造やいろんな、今知りたい内容も非常に載っています。今見ても十分使えるものかなと思いますが、この計画の今までの進捗状況、現在の位置づけはどうなっていますか。お願いします。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  この整備計画ですが、平成10年の都市計画マスタープランをもとに、上諏訪地域についてJR中央東線の連続立体交差事業を念頭に起きまして、上諏訪駅周辺の中心市街地の整備計画を作成したものであります。この計画の策定後、都市計画マスタープランと同様に人口の減少、それから急激な少子高齢化、コンパクトシティーの推進など社会情勢が大きく変わっておりまして、このまま活用するのは難しいと考えております。この計画につきましては、現在諏訪市駅周辺市街地あり方検討会等で駅周辺市街地のあり方について検討を進めておりますので、その結果等も含めまして計画の見直しの必要性について考えていきたいという状況でございます。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 上諏訪駅周辺整備計画の見直しという形で進まれる可能性が高いと捉えてよろしいでしょうか。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  もとが連続立体交差事業を念頭に置いて書いていますので、その辺の関係もありますので、今後の検討結果を含める中で、この時期に本当に改定しなきゃいけないかということも含めてやっていかないと、計画をつくってまた実施できなくて、再度また見直しになってもいけませんので、その辺を含めまして検討していきたいと思っています。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 大体今20年ぐらい、もうちょっと前に非常にいい計画ができています。ことしも市長が新しくなられて、駅前開発に対する提言であったり駅周辺市街地あり方検討会であったり、いろんな新しい進め方をやられています。代表質問の伊藤議員からも話があったかと思うんですが、今のままいったらほとんど全部進まないんじゃないか。これは言い過ぎかもしれませんが、やはりあるべき姿を考えて、そこに持っていく、市長が以前言われていましたね。交通結節点、拠点がある、それが結節点となる、それがネットワークでどうやって結ばれるか、それは理由がなくちゃいけない。やっぱりそういう部分をするためには、強いリーダーシップが必要だと思います。ぜひとも、市長の強いリーダーシップをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○宮下和昭 議長  市長 ◎金子ゆかり 市長  この地域の将来を定めていく大変重要な課題でありまして、私といたしましても、大きなまた重要な課題であればあるほど、やはり多くの皆さんや専門的知見の皆さんとともに研究をいたしまして、間違いのないほうに進んでいきたいと思っておりますので、御一緒にまた議員各位からも御助言をいただきながら取り組んでまいりたいと思っております。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) ありがとうございます。やはりみんなでじっくり考えて、本当に駅前どうのこうのは将来に、我々が多分完成するときには生きていないかもしれませんけれども、将来にわたっての大きな問題だと思います。時間もありませんので、次の質問に行きたいと思います。  都市計画道路整備プログラム等については省略します。後ろが道路の内容ですので。  次の質問に行きます。県道諏訪辰野線の開通に伴う小和田白狐島地域の市道の整備についてお伺いします。現在、湖岸武津線の拡幅工事が進められています。完成後は、県道諏訪辰野線となって国道20号から諏訪湖に直結する唯一の道路となります。諏訪市の主要幹線道路となることは間違いありません。  市は、この道周辺の景観向上を目指し、屋外広告物の規制強化を検討すると表明されました。本当にありがたいことです。やはり、この部分の景観というのは、地元に住む我々も非常に重要視しております。しかし、県道諏訪辰野線の周辺の地域、いわゆる小和田白狐島地籍の市道状況というものは、かなり厳しいものがあります。  小和田白狐島地域は、昭和34年伊勢湾台風の前の7号台風で上川の堤防が決壊し、その後農地としての区画整理がされました。この地域はいまだに農振白地のままです。住宅建築、農地の宅地化が進んでいます。多くのお客を集める大型店や病院、レストラン等も出店しています。城南保育園もあります。しかし、多くの道路形態は2本の道路、いわゆる横湾線と県道諏訪辰野線、今、建設中の湖岸武津線を除き、旧態依然の道幅、水路の区画となっております。  幾つかの課題を申し上げます。これ1個1個やっていたんじゃ、時間がなくなりますので、課題ということで言わさせていただきます。東西12本ある市道のうち10本が全て上川の堤防で行きどまりになっています。いわゆる袋状道路です。災害等があって複数の緊急車両が入ったとしても、バックでしか出られません。城南保育園がある市道23189号線もその一つです。市道23189号線は、西の大汐と呼ばれる用水路をまたいでいます。大きな地震等があった場合に、城南保育園が孤立する可能性もあります。また、域内には、いまだに農道のままの道が2本あります。この道も当然行きどまりです。  そして、南北に通る市道23195号線は、道幅が狭く車のすれ違いができません。同じく南北に通る中門川方向なんですが、23194号線は、車の通行がふえ交差点で出会い頭の事故が頻発しております。特に綿半の前の通りから中門川に沿った通りの交差点は、昨年だけで、私が知っているだけで3件の出会い頭の事故がありました。あと、農道仕様で簡易舗装の部分が多く、道路が脆弱であり、端部での舗装欠けやへこみが頻発しています。農道仕様であるため、消火栓が設置できない道路も多くあります。  ここで質問なんですが、こういう市道で発展する主要幹線道路の周辺道路、また宅地化する地域の道路としての機能を果たせるのか、また農地である間に、その対応や将来を見ての道路整備計画や都市計画を示す必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  この地区の道路でございますが、平成11年に陳情に基づきまして農道を市道に編入したという経過がございます。市道として認定する際に、その当時の現状のまま市道として引き取っておりますので、当時農道でありましたので、現状も農道の仕様が残っているという、そんな状況でございます。  現在ですが、この地域にはまだ水田が大分残っております。また用途も白地ということと、農振地域という部分があります。市内には用途地域の中でまだ有効利用がされていない空き地もまだ多く残っておりまして、都市計画上でいきますとそちらの利用を推進したいと考えます。ですので、今後の道路整備につきましては、先を見てというよりは、宅地化の状況、それから地区要望等によりまして、必要な整備について検討していきたいと考えます。  なお、道路の拡幅や待避所等の整備をする際につきましては、用地等の提供もまた協力をお願いしたいと考えます。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 多分、今までそういう状態でずっと来たと思うんですよね。諏訪市の市道の認定及び廃止基準を見ますと、袋小路は原則として市道認定できるんでしたっけ。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  現在の基準ですと、一応だめだということになります。どこかの市道とつながっていないといけないというのが、今現在の状況でございます。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 市道認定されるのは、起点及び終点が公道に接していること、その場合であっても、例えば幅員が側溝等、昔で4メートル以上あること、袋状の道路だと幅が6メートル以上、長さが35メートル以上、これ諏訪市の認定基準に載っています。ただし、市長が認定すれば市道になり得るという記載もありました。  今、平成11年に市に編入されて農道のままでそのまま残っている、そしておのおの道路もそのままで残っている。特に私が一番心配しているのは、やっぱり城南保育園ですね。危機管理、防災の部分からして、小さい子供が通う内容がそれでいいのか、やはりその部分を。  もう一つは、要望が出たら宅地化されたら田んぼがなくなったら、市道にその部分を整備しますよという話だと、このままずっと変わらないんじゃないかと思います。やはりその辺のところの整備をじっくり検討していっていただきたいと思います。  時間もありませんので、次の質問に移ります。  同じ小和田白狐島地籍の問題なんですが、市は施政方針の中に、豪雨等による災害から市民の生活や財産を守るため、城南幹排川、これいわゆる幹排4号なんですが、などの改修を行う考えを示されました。先ほど申しました小和田白狐島地籍には、多くの農業用水路、幹排、支排があります。この状態が今かなりひどい状態になっています。特に3号幹排、通勤バイパスのすぐ脇に支排が全部集まってくる幹排があるんですが、ここのところが雨が降ったら道にあふれるとか、当然支排の部分、家と家の間の支排も宅地になって全然泥上げができていない、そういう形でかなりひどい状態になっております。  先ほど申しました行きどまり道路の解消についても考え方からすると、その3号幹排を暗渠にして上を道路にすれば、上川の通勤バイパスのすぐ脇に1本道路ができる可能性があります。そうすると四賀の道は、通勤バイパスもしくは土手の道路の際にもう1本道が走っていますが、今の段階ですと、あの地籍もああいうやり方ができるのかなと思います。特に、城南保育園の周辺だけは、何とか動いていただけたらなという気もいたしますが、いかがでしょうか。 ○宮下和昭 議長  建設部長 ◎竹内桂 建設部長  水路の関係でございますが、農業用の水路につきましては、基本的には農業関係で、道路排水の関係と河川につきましては、建設関係で対応しているというのが原則でございます。  近年になりますと農耕地と、それから宅地が混在するようになりまして、区分が難しくなっているというところもございます。こんな状況の中で、宅地化の状況とか災害等による状況によりまして、農業水路であったところも建設関係で改修をするというところも出てきています。全てを無条件で建設でというわけにはいきませんので、個々の条件によりまして判断をするということになるかと思います。現在、整備をしております城南の幹排川ですが、これ幹排4号かと思いますが、こちらは建設課で管理しています準用河川になっているということで、基本的に建設課で整備を進めているという状況でございます。  また道路等につきましては、関係機関との協議もありますので、そういうものを含めて検討していかなければいけないと思います。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  経済部長 ◎飯塚隆志 経済部長  それでは農業用水路の関係もございますので、私からもお答えします。  今、建設部長が申し上げましたけれども、本当に最近宅地化されてきておりまして、区分けがなかなか難しいものですから、やるときには担当課同士で話をしていくということも多々やっております。そういう中で、当地域の用水路の改修につきましては、用水路管理を担当しています小和田牧野農業協同組合の役員から地区の要望を毎年いただきまして、緊急性の高い場所から整備を進めているのが現状でございます。  また、ここは土地改良事業分担金賦課徴収条例に基づく地区の分担金を工事費の一部として充当してもらう地域でございます、いわゆる農業用水の場合はですね。ですので、お互いの予算の範囲内で整備を行っているというのが前提となっております。大体25%ぐらいの受益者の負担を求めるものですから、そういう中で農業用水をやる場合には、そういう地元負担もかかわるということで、なかなか遅々として進まないというのが現状じゃないかなと思います。整備計画については、そんな老朽化した水路が幹排、支排、多いものですから、なかなか難しいということで、役員の今やっていただきたいというところを何とかしていくというのが現状です。               〔「議長7番」の発言あり〕 ○宮下和昭 議長  小松孝一郎議員 ◆7番(小松孝一郎議員) 実は、あした、市長のところに小和田牧野農業協同組合と地域の区長と一緒に陳情に伺うようになっています。今、あの場所も完全に農業だけじゃできませんので、その地域住民の問題というか、地域住民も非常に困っています。その辺を含めてあした伺いますので、市長、ぜひともよろしくお願いします。これで質問を終了します。ありがとうございました。 ○宮下和昭 議長  お諮りいたします。本日の会議はこれにてとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮下和昭 議長  御異議ないものと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。           ────────────────────── ○宮下和昭 議長  本日はこれにて延会いたします。御苦労さまでした。           ──────────────────────            延       会   午後 4時50分...