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08月30日-01号

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  1. 飯田市議会 2022-08-30
    08月30日-01号


    取得元: 飯田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-10
    令和 4年  9月 定例会(第3回)        令和4年飯田市議会第3回定例会会議録               (第1号)-----------------------------------       令和4年8月3日(火曜日)100分-----------------------------------日程 第1 会議成立宣言 第2 会期の決定 第3 議案説明者出席要請報告 第4 会議録署名議員指名 第5 市長挨拶 第6 定期監査報告 第7 委員長報告    総務委員会 社会文教委員会 産業建設委員会    予算決算委員会 第8 報告(9件)     報告第27号から報告第35号まで     (報告第34号及び第35号は日程順序を変更) 第9 議案審議    (1)即決議案(3件)       議案第54号から議案第56号まで       説明、質疑、討論及び採決    (2)委員会付託議案(23件)       議案第57号から議案第79号まで       報告第34号及び第35号       説明、質疑及び委員会付託 第1 請願、陳情上程(請願2件、陳情2件)        委員会付託散会-----------------------------------出席議員    23名       (別表のとおり)-----------------------------------欠席議員    なし       (別表のとおり)-----------------------------------事務局出席者       (別表のとおり)-----------------------------------説明のため出席した者       (別表のとおり)     100分 開会----------------------------------- △日程第1 会議成立宣言 ○議長(井坪隆君) 現在の出席議員は23名であります。 よって、本日の会議は成立いたしております。 ただいまから、令和4年飯田市議会第3回定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議におきましては、新型コロナウイルス感染症対策により、密集を避けるために説明員の随時の入退室を認めておりますので御承知おきください。----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(井坪隆君) それでは、会期の決定を議題といたします。 定例会の会期及び日程につきましては、8月23日の議会運営委員会で協議をいただいておりますので、その結果について御報告を願うことにいたします。 議会運営委員長、永井一英君。 ◆議会運営委員会委員長(永井一英君) 皆様、おはようございます。 8月23日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果を御報告申し上げます。 今定例会の会期は、本日8月3日から9月21日までの23日間とし、その日程につきましては、お手元に配付してあります日程表によることといたしました。 本日上程されます議案は35件で、その審議は、報告案件を除き、付託議案一覧表のとおり、それぞれ各常任委員会へ付託することといたしました。 次に、9月13日及び14日の一般質問に係る通告締切りは、先例により、8月31日水曜日の午後5時といたしましたので、申合せ事項を遵守し、質問事項及び要旨をできるだけ明確に記載し、定刻までに通告されますようお願いをいたします。 以上で報告を終わります。 ○議長(井坪隆君) ただいまの報告につきまして、御発言はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) お諮りいたします。 今定例会の会期につきましては、委員長の報告のとおり、8月3日から9月21日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は8月3日から9月21日までの23日間と決定いたしました。----------------------------------- △日程第3 議案説明者出席要請報告 ○議長(井坪隆君) 議案説明者として、地方自治法第121条の規定により、佐藤市長のほか関係者の出席を要請いたしました。 次に進みます。----------------------------------- △日程第4 会議録署名議員指名 ○議長(井坪隆君) 会議録署名議員として、竹村圭史君、小林真一君を指名いたします。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第5 市長挨拶 ○議長(井坪隆君) ここで市長の御挨拶を願うことにいたします。 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) おはようございます。 本日ここに、令和4年飯田市議会第3回定例会を招集し、令和3年度一般会計歳入歳出決算認定をはじめとする諸案件について御審議いただきますことに対し、御礼を申し上げます。 新型コロナウイルスの感染状況は、第6波の終息もままならないうちにオミクロン株BA.5の急激な感染拡大によって第7波に突入し、飯田保健所管内でも7月2日に1日の新規陽性者数が初めて100人を超えた後、8月18日には400人を超えるなど、これまでに経験したことがないスピードで感染が拡大しました。ここへ来て少し減少の兆しは見えるものの、今なお警戒を要する状況が続いています。 長野県では確保病床使用率の急上昇に伴い、8月8日に医療緊急事態宣言を発出し、県内全圏域の感染警戒レベルを6に引き上げ、さらに8月24日にはBA.5対策強化宣言を発出し、逼迫した医療提供体制への負荷を低減して救える命を救う行動を取ることを県民の皆さんに要請しました。飯田市からも市民の皆さんに対し、発熱やせき等の症状のある場合でも65歳未満の方など重症化リスクが低い方は症状が軽ければ医療機関に相談する前に自宅での健康観察を行うようお願いするとともに、改めて会話時のマスクの着用や換気の励行など、基本的な感染防止対策を徹底するよう呼びかけているところです。 3年ぶりの開催を目指していた飯田りんごん、昨年度の県内限定を外し全国から出演者、観覧者をお招きする予定であったいいだ人形劇フェスタ、いずれも感染の急拡大に伴う感染警戒レベルの引上げにより、直前になって実行委員会から中止が発表されました。準備されていた関係者の皆様、楽しみにしておられた皆様には大変残念なことになりました。飯田りんごんでは4周年を機にワーキンググループが設けられ、りんごんのさらなる活性化に向け様々な意見を出し合い準備を重ねてこられていましたし、いいだ人形劇フェスタ実行委員会の皆さんが連日全国からやってくる劇人や観客の皆さんの受入れに工夫を凝らしておられたとお聞きしています。来年こそはというせりふはもうたくさんですが、今年形にできなかったアイデアをさらにバージョンアップして、来年こそは盛大に開催できることを今から期待をしております。 なお、このような環境の下ではありますが、敬老の日の事業として行う100歳を迎えられる方、米寿を迎えられる方へのお祝いは今年も実施いたします。新型コロナウイルスの感染状況が深刻な中ですので、お祝いの方法については十分に配慮して実施したいと思いますが、これまで高齢者の皆様が市の発展に御尽力をされてこられましたことに改めて心からの敬意を表しますとともに、いつまでも健やかにお過ごしいただけますことをお祈りしたいと思います。 さて、本日提案いたします議案は、報告案件9件、人事案件3件、条例案件4件、一般案件3件、予算案件3件、決算認定13件の計35件です。 報告第27号、令和4年度一般会計補正予算(第4号)及び第28号、令和4年度一般会計補正予算(第5号)は、簡易検査キットの追加購入に係る補正予算です。まず、当地域の感染者数が劇的に増加した7月末に在庫が残り僅かとなったことから、8万個の追加購入費用について、7月29日付で補正予算(第4号)として専決処分をいたしましたが、その後8月に入り感染拡大と帰省シーズンが重なったこともあり、簡易検査キットの申込みは想定をはるかに超える状況となったことから、玉切れを起こすことのないよう再度8月1日付で1万個の追加購入に係る経費を補正予算(第5号)として専決処分をしたものです。 議案第6号「飯田市営駐車場条例の一部を改正する条例の制定について」は、これまで6分まで無料であったものを2時間まで無料とし、以後3分ごとの使用料を100円として、24時間につき上限の額を2,000円と改正したいとするものであります。これは3月23日から施行してまいりました市営駐車場の料金改定を正式に実施するもので、中心市街地にぎわいづくりの取組やりんご並木の活用と連動して、中心市街地の滞在時間を増やし人の流れを呼び戻すことで、中心市街地の活性化を図ることを目的に駐車料金の改定を実施したいとするものであります。 議案第64号「令和4年度一般会計補正予算(第6号)案」は、歳入歳出ともに6億5,900万円余を追加したいとする補正予算です。主な内容は、原油価格・物価高騰対策として、住民税非課税世帯や住民税均等割のみ課税世帯等に対し、1世帯当たり1万円の現金支給を行う事業のほか、市指定のごみ袋価格を抑制するための補助金を交付するための経費、社会福祉事業者等への燃料費等高騰分の補助事業を年度末まで延長するための経費など、新型コロナウイルス感染症対策として実施する事業が主なものでございます。そのほか、新文化会館の候補地の検討に向けて様々な視点から用地の評価を行うための経費、リニア駅前線の無電柱化推進計画策定の経費なども計上しております。 第3回定例会は決算認定を中心とする議会となりますので、決算の概要について御説明いたします。 一般会計に墓地事業及びケーブルテレビ放送事業の両特別会計を合算した普通会計の決算では、歳入が541億9,800万円余、歳出が528億900万円余で、実質収支は9億5,000万円余の黒字、実質単年度収支は9億5,300万円余の黒字となりました。 歳入では、市税は固定資産の評価替え等の影響で若干減となったものの、国税収入の増に伴う地方交付税の追加交付があるなど、歳入一般財源が大幅に増加しました。一方、歳出では、新型コロナウイルス感染症への対応について、国の交付金を活用しつつ、個人支援や事業者支援等をその時々の状況に応じて実施したこと、また庁舎建設基金を廃止し、公共施設等整備基金に積み替えたことなどから、決算規模は過去2番目の大きさとなりました。地方交付税等による歳入の大幅増により一定の財源確保ができましたので、コロナ対策等の実施と併せ、今後の財政出動に備えて財政調整基金に7億8,000万円余を積み立てたところでございます。 財政健全化判断比率のうち、実質公債費比率については、標準財政規模が大幅に増加したことにより、前年度比5ポイント低下し、7.5%となりました。 また、将来負担比率は、地方債の償還が進み地方債残高が減少したことや、標準財政規模が増加したことなどの要因により、前年度比9.3ポイント低下し、22.8%となりました。これらの指標につきましては、早期健全化基準等に照らしても問題はなく、健全な財政状況であると捉えています。 その他財政状況を表す指標である経常収支比率は86.3%となり、前年度比5.2ポイント低下しましたが、引き続き財政構造が硬直化傾向にあることから、投資すべきは投資をしながら一層の財政基盤強化と行財政改革を推進し、持続可能な財政運営に努めてまいる所存であります。 最後に、信州大学新学部誘致について申し上げます。 第2回定例会直後の6月2日には、信州大学新学部誘致推進協議会総会を開催いたしました。約600名の皆さんにお集まりいただき、信州大学新学部誘致と大学のあるまちづくりについての強い決意を確認いたしました。その1日後、6月3日に信州大学の中村学長が当市においでになり、新学部の検討状況について御説明がありました。内容は、新学部において養成する人材像や新学部の設置目的などを学内で再度慎重に議論し、立地場所についてはその後に検討していくというものでした。新学部の設置は大学にとって大きな決断を要する事項ですので、慎重な議論が続いているものと理解をしておりますが、最近この件についての報道がめっきり減ったことから、一体どうなっているのか、やはり難しいのかという御心配の声が私の耳にも聞こえてきております。もとより当地域の長年の悲願であった4年制大学の設置が半年や1年の活動で実現するとは思っておりません。私としては何としても当地域に4年制大学の設置が実現するよう緊褌一番、いま一度ふんどしを締め直してかからねばと思っているところであります。 誘致推進協議会総会でも申し上げましたとおり、私たちは4年制大学があったらいいなと願うだけではなく、誘致を実現するための具体的な行動と学生の皆さんや教授陣をはじめとする大学関係者にぜひ飯田で学んでみたい、研究してみたいと思ってもらえるようなまちづくりを強力に進めていかなければなりません。信州大学新学部誘致推進協議会に御参加いただいている皆様と連携しながら誘致活動をしっかりと継続してまいりますとともに、大学のあるまちづくりに飯田市として全庁挙げて取り組んでまいる所存です。議員各位におかれましても、誘致推進協議会の一員として全面的な御理解、御協力を賜りますよう改めてお願いをいたします。 以上申し上げまして、開会に当たっての御挨拶といたします。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(井坪隆君) 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第6 定期監査報告 ○議長(井坪隆君) これより定期監査報告に入ります。 監査委員から、定期監査の結果を御報告願うことにいたします。 代表監査委員、戸崎博君。 ◎監査委員(戸崎博君) 定期監査の報告を申し上げます。 2ページを御覧ください。 今議会に提出しました監査報告は、地方自治法第199条第1項、第2項及び第4項の規定によります定期監査について、令和4年3月9日から令和4年8月1日まで実施したものでございます。 監査の対象は、第2に記載のとおり、自治振興センター、公民館及び保育園であります。 第4には、監査の主な実施内容について記載してございます。 監査に当たっては、あらかじめ指定して提出を求めた予算の執行状況及びその他関係資料に基づき、その事務が関係法令に基づき、適正かつ効率的に執行されているかどうかを主眼として、所管の長及び関係職員から説明を聴取するとともに、現金の取扱い及び物品等の管理状況について、予備監査として現地監査及び書類監査を行いました。 第6.監査の結果を申し上げます。 監査の結果、予算の執行及び財産、物品等の管理は、おおむね適正に処理されていたことを認めましたが、一部に改善または改善の検討を必要とする事項がありました。 3ページをお開きください。 上段の表を御覧ください。 監査実施部署ごとの監査結果件数を示しております。 監査結果の区分でありますが、指摘事項、指導事項及び検討要望事項の3つとなっております。各区分の内容については説明書きを御確認ください。 続いて、主管部署ごとに監査の結果に基づいた内容を記載してあります。 最初に、1の自治振興課ですが、検討要望事項が3件ございました。 ①として、郵券の管理については令和3年度の定期監査の講評において、郵券の適正な取扱い方法や、それに伴う統一的な様式の整備等、主管課として自治振興センターへ指導するよう求めたところです。その後、主管課より郵券の適正な管理を行うためのマニュアル作成の指示に基づき、全自治振興センターにおいてマニュアルが整備されたとの報告を受けましたが、一部の自治振興センター、公民館で月計、累計等を記載し所属長の確認を受けていないなどの事実を認めました。ついては、整備されたマニュアルを遵守し、適正な事務を行うこと、また併せて料金後納郵便等を活用するなど、現物の数を減らす方向を検討されることを望みます。 ②として、各自治振興センター、公民館においては公用車の配備台数が少なく、利用に苦慮していることがうかがえました。そのような状況の中、やむを得ない場合に職員自家用車の公務使用があることを確認いたしました。運用に当たっては、引き続き通知されている職員自家用車の公務使用の取扱いについてに基づいた取扱いをするとともに、安全運転の励行には十分な対策を講じられることを望みます。 ③として、少子高齢化や人口減少、組合未加入の増加などに伴い、自治会や公民館の役員などの担い手不足に苦慮されていることを認めました。このような中ではありますが、事業の見直しや定数の削減、改選期の見直しなどに取り組まれていることを認めました。引き続き住民による主体的な活動となるよう役員の担い手の確保、育成に工夫されることを望みます。 次に、2の子育て支援課ですが、検討要望事項1件がございました。 4ページを御覧ください。 内容は、今回面接監査を行った上村、和田の両保育園とも園舎が土砂災害警戒区域内や浸水想定区域内に所在し、地域全体も災害のリスクが高い状況にあります。このような中、園児や地区外から通勤する職員の安全を確保するとともに、災害時や災害が想定される事態における保育についてあらかじめ検討し、体制を整えられることを望みます。また、状況が類似する保育園であっても同様に災害時の安全対策には万全を期されることを望みます。 次に、3の市公民館ですが、検討要望事項が3件ございました。 内容につきましては、自治振興課と同様ですので説明は省略いたします。 以上申し上げました監査結果に基づき、各部署で講じた措置について報告がありましたものを、8ページ以降の第8、監査結果に基づき講じた措置の報告に示しましたので、御確認いただきますようお願いいたします。 監査結果は以上のとおりですが、詳細につきましては、監査報告書を御高覧いただきますようお願い申し上げます。 以上、簡単ではございますが定期監査の報告といたします。
    ○議長(井坪隆君) 定期監査報告に対し、期日までに質疑通告がありませんでしたので、質疑を終結いたします。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第7 委員長報告 ○議長(井坪隆君) ここで委員会の経過等について、委員長から報告を願うことといたします。 各常任委員会所管事務調査の経過について、報告を願うことにいたします。 初めに、総務委員会の経過について報告を求めます。 総務委員長熊谷泰人君。 ◆総務委員会委員長熊谷泰人君) 総務委員会における閉会中の所管事務調査に関わる経過の報告として、6月28日から29日にかけて実施いたしました県外先進地視察の概要を報告いたします。 視察先及び視察事項は、お手元に配付した資料のとおりでございます。 この視察は、当委員会で調査研究項目に掲げています地域自主防災体制の維持についてと、ジオパークの取組についてに関しそれぞれ1か所、所管事務から環境に着目し1か所を選定し、その先進事例を学ぶことを目的に実施いたしました。 まず、1か所目の伊豆半島ジオパーク推進協議会では、15の市と町が連携し専門人材を配置するなど積極的に推進体制を構築し、単に特徴的な自然や地形の事柄だけではなく、そこに脈々と引き継がれている人々の暮らしを組み込み、地域全体が連携してPRする取組について。 2か所目、静岡県三島市では、新型コロナウイルスや女性への配慮といった点で各避難所の運営マニュアルのアップデートを進め、併せて実践的な避難所開設訓練を取り入れていることで、避難所運営を安定化につなげる取組について。 3か所目、静岡県御殿場市では、世界遺産富士山の麓といった恵まれた自然や地域特性、社会条件を生かし、産学官金連携と市民参画により先端技術も活用しながら環境と景観の改善に向けた取組を継続的に進めることにより、地域経済活性化や市の魅力、ブランド力向上の実現につなげる取組について学んでまいりました。 詳細につきましては、改めて報告書を提出させていただくとともに、今回の視察結果も生かし、今後の政策提言につなげてまいりたいと思います。 以上、総務委員会における閉会中の所管事務調査に関わる経過報告といたします。 ○議長(井坪隆君) ただいまの報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) なければ、次に進みます。 次に、社会文教委員会の経過について報告を求めます。 社会文教委員長、木下徳康君。 ◆社会文教委員会委員長(木下徳康君) 社会文教委員会における閉会中の所管事務調査に関わる経過について報告いたします。 当委員会では所管事務調査として6月3日から7月1日にかけて、県外先進地の視察を行いました。 視察先及び視察事項は、お手元に配付した資料のとおりです。 この視察では、フレイル予防や健康長寿の延伸には早期からの予防や健康づくりが重要であるとの認識から、多様な主体との協働による市民の健康への意識変容や行動変容、習慣化に取り組む先進自治体を選定し、その実践事例を学ぶことを目的に実施いたしました。 1か所目の千葉県柏市では、柏市をフィールドとして東京大学高齢社会総合研究機構が開発した簡易虚弱スクリーニングテスト、いわゆるフレイルチェックを使用し、これを軸とした栄養、運動、社会参加プログラムの市民への提供状況や市内豊四季台団地をモデル地域として、柏市、東京大学、独立行政法人都市再生機構の3者で取り組む高齢社会の安心で豊かな暮らし方、まちの在り方について学び、2か所目の東京都北区では運動習慣が少ない働き世代を主な対象としたスマートフォンアプリを活用したウオーキングポイント事業による若い世代への健康づくりへの習慣化について学び、3か所目の東京都東大和市では東京都健康長寿医療センター研究所の協力を得て、市民とともに制作した筋力アップやバランス機能の向上、口腔機能の向上に向けた東大和元気ゆうゆう体操の取組や、おおむね65歳以上の市民を対象とした東大和元気ゆうゆうポイント事業介護予防リーダーの養成講座について学んできました。 詳細につきましては、改めて報告書を提出させていただくとともに、今回の視察結果を今後の所管事務調査等に生かしてまいります。 以上、社会文教委員会における閉会中の所管事務調査に関わる経過報告といたします。 ○議長(井坪隆君) ただいまの報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) なければ、次に進みます。 次に、産業建設委員会の経過について報告を求めます。 産業建設委員長、竹村圭史君。 ◆産業建設委員会委員長(竹村圭史君) 産業建設委員会における閉会中の所管事務調査に関わる経過について報告をいたします。 当委員会では所管事務調査として、7月5日から7月7日にかけて県外先進地の視察を行いました。 視察先及び視察事項は、お手元に配付した資料のとおりです。 この視察では、コロナ終息後を見据え、飯田への人の流れをつくるための調査研究を行うことを狙いとし、中心市街地活性化のための再開発事業や地域内経済循環を図るまちづくり、多様な世代の移住の流れをつくる取組についてなどを考慮しながら先進自治体を選定し、その実践事例を学ぶことを目的に実施いたしました。 1か所目の愛媛県西条市では、若者世代からシニア世代まで多様な世代の移住の流れをつくるため、全市を挙げて市の魅力、地元の強みを再確認することや強みを生かすために行政以外の方々との連携を重要視しているなどの西条市独自の取組について。 2か所目の香川県高松市では、中心市街地のにぎわい復活を目指した拠点づくりについて。 3か所目の香川県高松市、高松丸亀町商店街振興組合では、中心市街地及び商店街活性化のための具体的な取組並びに丸亀町商店街を実際に見学し、再生計画ではなく居住者を取り戻すことに重点を置き、民間主導で実施していることなどについて。 4か所目の岡山県笠岡市の非営利活動法人海の校舎大島東小では、多様な世代の移住の流れをつくる取組として、閉校した小学校をシェアアトリエ海の校舎として再利用し活用していること、地域住民や行政とも連携し、旧小学校を起点とした地域活性化につなげる取組を学んできました。 詳細につきましては、改めて報告書を提出させていただくとともに、今回の視察結果も生かし、今後の政策提言につなげてまいりたいと思います。 以上、産業建設委員会における閉会中の所管事務調査に関わる経過報告といたします。 ○議長(井坪隆君) ただいまの報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) なければ、次に進みます。 次に、予算決算委員会の経過について報告を求めます。 予算決算委員長、山崎昌伸君。 ◆予算決算委員会委員長(山崎昌伸君) 予算決算委員会における閉会中の所管事務調査として、議会による行政評価の経過について報告をいたします。 今年度の行政評価は、いいだ未来デザイン228中期の中間期審査と位置づけて進めています。評価に当たっては、各分科会が所管する基本目標の中から評価対象とする基本目標、事務事業等を選定し、基本目標を方向性の妥当性など上から下へ俯瞰する視点と、事務事業年度戦略を目標達成への貢献度や効果など下から上へ凝視する視点を重視し、視点を変えながら評価を進めています。 具体的な取組として、まず行政評価ステップ1として、7月2日から22日までの日程で執行機関側からいいだ未来デザイン228の令和3年度戦略計画の取組に関し、基本目標、年度戦略の成果説明を受けました。その後、各分科会で補足資料のとおり評価対象とする基本目標、戦略的事務事業等の選定を行っています。その後はステップ2として7月29日までに個々の議員が評価を進め、ステップ3として8月2日から3日にかけ各分科会で基本目標、年度戦略に関する意見集約を行いました。あわせて、選定した戦略的事務事業等に関し、執行機関から令和3年度の取組状況の説明を受け、その後ステップ4として各分科会で事務事業等の評価を中心に意見集約を進めてきました。本日はこの後予定されています予算決算委員会前期全体会において、ステップ5として分科会での検討経過の協議、確認を行います。今後、今定例会の委員会分科会での審査に合わせ、ステップ6として評価、提言内容の取りまとめと必要に応じて執行機関との意見交換を行って、9月末をめどに最終的な提言等をまとめるよう進めてまいります。 以上、予算決算委員会からの報告といたします。 ○議長(井坪隆君) ただいまの報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) なければ、次に進みます。----------------------------------- △日程第8 報告 ○議長(井坪隆君) 日程に従いまして、これより報告案件の審議に入ります。 初めに、報告第27号「専決処分の承認を求めることについて(令和4年度飯田市一般会計補正予算(第4号))」及び報告第28号「専決処分の承認を求めることについて(令和4年度飯田市一般会計補正予算(第5号))」を一括議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 佐々木財政課長。 ◎財政課長(佐々木学君) それでは、報告第27号について御説明申し上げます。 次のページ、1ページをお開きください。 本件は、令和4年度飯田市一般会計補正予算(第4号)でございまして、当地域の新型コロナウイルス感染症の感染者数が急激に増加する中、7月末に抗原定性検査簡易キットの在庫が残り僅かとなったことから、7月29日付で補正予算の専決処分をさせていただいたものでございます。 第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ7,47万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を49億7,36万1,000円としたものでございます。 4ページをお開きください。 第1表 歳入歳出予算補正の歳出から先に説明いたします。 4款衛生費は7,47万6,000円の増額でございまして、1項保健衛生費は、抗原定性検査簡易キットの8月、9月分の見込みとして8万個の経費を計上したものでございます。 続きまして、歳入を説明いたしますので、2ページへお戻りください。 14款国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を増額したものでございます。 続きまして、報告第28号について御説明申し上げます。 次の1ページをお開きください。 本件は、令和4年度飯田市一般会計補正予算(第5号)でございまして、8月に入り当地域の新型コロナウイルス感染症の感染拡大と帰省シーズンの時期が重なったことなどから、簡易キットの申込状況が想定をはるかに超えるものとなりました。そのため、補正予算(第4号)において予算措置した分も含め、早々に在庫不足が生じる見込みとなったことから、簡易検査キットをさらに1万個追加購入するための補正予算を8月1日付で専決処分をさせていただいたものでございます。 第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ8,87万円を追加し、歳入歳出予算の総額を491億6,113万1,000円としたものでございます。 4ページをお開きください。 第1表 歳入歳出予算補正の歳出から先に説明させていただきます。 4款衛生費は8,87万円の増額でございまして、1項保健衛生費は抗原定性検査簡易キットの8月、9月分の見込みとして1万個分の経費を計上したものでございます。 続きまして、歳入を説明いたしますので2ページへお戻りください。 14款国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を増額したものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 以上の報告2件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより報告第27号及び報告第28号を採決いたします。 初めに、報告第27号を採決いたします。 本案を承認することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は承認することに決定いたしました。 次に、報告第28号を採決いたします。 本案を承認することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は承認することに決定いたしました。 次に、報告第29号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 原田総務部長。 ◎総務部長(原田太仁君) 報告第29号について御説明を申し上げます。 本件は、専決処分の報告についてでございまして、自動車事故による損害を賠償するため専決処分を行いました案件について御報告をさせていただくものでございます。 次ページを御覧ください。 相手方は記載のとおりでございます。 事故の概要は、令和4年4月11日午後1時5分頃、飯田市上郷黒田5674番付近の市道上郷324号線において、当市所有の小型乗用自動車が右折しようとした際、直進してきた相手方の軽貨物自動車の右側面に接触し、損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が7割、市の損害賠償額は7万2,365円でございまして、示談が成立し、6月29日に専決処分をいたしたものでございます。 公用車の事故防止につきましては、朝礼や課内会議における注意喚起のほか、事故を起こした公用車に掲載をしてありますドライブレコーダーの画像を講習会で確認をするなど、安全意識の醸成や運転時の注意点の確認をしているところでございますが、このような報告をいたしますことに深くおわびを申し上げます。引き続き一層の交通安全対策に取り組んでまいります。 説明は以上です。 ○議長(井坪隆君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第3号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 串原産業経済部長。 ◎産業経済部長(串原一保君) 報告第3号について御説明いたします。 本件は、損害賠償の額を定めることについての専決処分でございまして、林道において相手方に与えた損害を賠償するために専決処分させていただいたものです。 次ページにお進みください。 専決第16号でございますが、相手方については記載のとおりでございます。 事故の概要についてでございますが、令和4年2月25日午前1時2分頃、飯田市上村山中の林道赤石線において、当該林道脇の山腹から落石があり、走行していた相手方の軽貨物自動車に接触し、当該車両の左側の前部並びに左側ドア及びヘッドライトを破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が1割で、損害賠償額は記載のとおりでございます。 5月31日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 林道については、適切な管理に努めているところでございますが、今後なお一層安全確保に努めてまいる所存でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第31号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 米山建設部長。 ◎建設部長(米山博樹君) 報告第31号について御説明申し上げます。 本件は、損害賠償の額を定めることについての専決処分でございまして、市道において相手方に与えた損害を賠償するために専決処分させていただいたものでございます。 最初に、専決第15号でございます。 相手方につきましては記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和3年6月16日午後5時3分頃、飯田市高羽町5丁目3番12付近の市道飯田389号線において、相手方の普通乗用自動車が走行中、路肩に仮停車しようとした際に側溝の蓋が跳ね上がり、左側、フロントドア等を破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が5割で、市の賠償額は修理費用15万5,100円でございます。 なお、5月27日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 続きまして、専決第22号でございます。 相手方につきましては、記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和4年3月26日午後9時頃、飯田市下久堅下虎岩の342番4付近の市道下久堅17号線において、走行中の相手方の普通乗用自動車が当該市道に設置された用水路のグレーチング上を通過した際、外れていたグレーチングに接触し、車両の左側下部を破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が5割で、市の賠償額は修理費用5,72円でございます。 8月4日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 専決第23号でございます。 相手方につきましては、記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和4年4月16日午前1時5分頃、飯田市座光寺1618番7付近の市道座光寺275号線において、飯田市が設置したカラーコーンが風で倒れ、走行中の相手方の軽乗用自動車がカラーコーンを避け切れずに接触し、フロントバンパーを破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が1割で、市の賠償額は修理費用4万4,99円でございます。 8月4日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 続きまして、専決第24号でございます。 相手方につきましては、記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和4年6月9日午前9時3分頃、飯田市座光寺2775番5付近の市道座光寺218号線において、相手方が所有する軽貨物自動車が走行中、歩行者を避けようとして路肩に寄ったところ、当該市道に布設されている用水路の破損した箇所に左前輪が落ち、フロントバンパー並びに左側のフロントドア、ホイール等を破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が4割で、市の賠償額は修理費用7万2,002円でございます。 8月4日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 専決第25号でございます。 相手方につきましては、記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和4年6月23日午後4時3分頃、飯田市上村979番8付近の市道上村155号線において、道路上の落石を除去するために停車していた相手方の小型貨物自動車がのり面からの落石に接触し、車両の右側面を破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が1割で、市の賠償額は修理費用7万9,662円でございます。 8月4日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 市道につきましては、適切な維持管理に努めているところでございますが、今後もなお一層安全確保に努めてまいる所存でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第32号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 棚田市立病院介護老人保健施設事務長。 ◎介護老人保健施設事務長兼高松診療所事務長(棚田昭彦君) 報告第32号について御説明いたします。 本件は、損害賠償の額を定める専決処分の報告でございまして、介護保険事業における事故による損害を賠償するため、専決処分をさせていただいたものでございます。 次のページを御覧ください。 専決第17号でございますが、相手方は記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和3年11月26日に飯田市立病院介護老人保健施設において、相手方から施設利用者が賃借して使用しているタオル類を当該施設からクリーニング業者へ搬出した際に、当該施設の職員が気づかずに誤ってガラス瓶を混入したため、クリーニング作業においてガラス瓶が粉砕してタオル類を破損させ、相手方にタオル類の所有者に対する損害を賠償する債務を負わせたものでございます。 過失割合は当方が4割、市の損害賠償額は1万9,26円でございまして、示談が成立し、令和4年6月6日に専決処分をいたしまして、市の賠償額をお支払いしております。 施設内の物品につきましては日頃から適切な管理に努めているところですが、こうした事故が発生しましたことをおわび申し上げます。今回の事故を受け、改めて物品の管理の方法を見直し、今後なお一層の適切な施設の運営に努めてまいる所存でございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第33号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 松下教育委員会参与。 ◎教育委員会参与教育次長事務取扱(松下徹君) 報告第33号について御説明申し上げます。 本件は、相手方に与えた損害を賠償するために専決処分をさせていただいたものであり、2件ございます。 初めに、専決第19号につきましては、相手方は記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和4年6月28日午前9時3分頃、飯田市立西中学校敷地内において、職員が草刈りをしていた際に草刈り機が跳ね上げた石が同所付近を走行していた相手方の乗用車のフロントガラスに当たり、破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が1割で、市の賠償額は修理費用17万8,123円でございます。 8月1日に示談書を交わし、全国市長会市民総合賠償保険から市の賠償額をお支払いしております。 続きまして、専決第2号につきましては、相手方は記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和4年7月14日午前11時頃、飯田市立川路小学校敷地内において、職員が草刈りをしていた際に草刈り機が跳ね上げた石が道路を挟んで北側の住宅の玄関ドアガラスに当たり破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が1割で、市の賠償額は3万6,828円でございます。 8月1日に示談書を取り交わし、全国市長会市民総合賠償補償保険から市の賠償額をお支払いしております。 草刈り等の作業におきましては、これまでも注意をして作業するよう指導しているところでございますが、今回こうした事故を続けて起こしてしまったことに対しましておわびを申し上げます。 また、今回の事故を受けまして、特に草刈り機を使用した作業における発生状況と具体的な注意事項を関係職員に指導徹底するとともに、全学校校長にも周知徹底をしたところでございますが、今後もなお一層安全確保に努めてまいる所存でございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第34号「健全化判断比率及び資金不足比率の報告について」及び報告第35号「令和3年度飯田市病院事業会計継続費精算報告書の報告について」ですが、本件は決算議案案件に係る報告であることから、日程第9、議案審議において審議するため、飯田市議会会議規則第21条の規定により、日程順序を変更したいと思います。これに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は日程第9において審議することに決定いたしました。 会議の途中ですが、換気のため休憩をいたします。     11時00分 休憩-----------------------------------     11時5分 再開 ○議長(井坪隆君) それでは、休憩を閉じ会議を再開いたします。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第9 議案審議 ○議長(井坪隆君) これより議案の審議に入ります。 議案第54号「教育委員会の委員の任命について」を議題といたします。 事務局に朗読いたさせます。 筒井議会事務局次長。     (筒井議会事務局次長 朗読) ○議長(井坪隆君) 理事者の説明を求めます。 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 議案第54号「教育委員会の委員の任命について」御説明申し上げます。 本案は、北澤正光教育委員の任期が10月8日をもちまして満了いたしますことから、引き続き北澤氏を教育委員に任命することにつきまして、議会の同意をいただきたいというものでございます。 北澤氏におかれましては、平成3年10月から教育委員に就任いただき、教育長職務代理者として高い見識を持ってその任に当たっていただき、その職務を務めていただいております。飯田市教育委員を務めていただいたこの4年間では、飯田型キャリア教育はもとより、小中連携一貫教育や飯田コミュニティスクールの推進、また令和3年には飯田市スポーツ推進計画、飯田市立図書館サービス計画等の改定など、教育行政の重要な計画の検討、策定、実施において御尽力をいただきました。 私といたしましては、学校現場のみならず、教育行政にも精通されておられる北澤氏は、人格高潔にして教育、学術及び文化に関し識見を有する方であり、飯田市の教育のさらなる充実に向けて引き続き教育委員をお務めいただきたいと考えております。よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(井坪隆君) 議案に対する説明が終了しました。 この件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第54号につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第54号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第54号は原案のとおり同意されました。 次に、議案第55号「人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて」を議題といたします。 事務局に朗読させます。 筒井議会事務局次長。     (筒井議会事務局次長 朗読) ○議長(井坪隆君) 執行機関側の説明を求めます。 塚平市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長(塚平裕君) 議案第55号について御説明申し上げます。 本案は、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございまして、人権擁護委員は、現在市内において13名の方が法務大臣より委嘱をされ、任期は3年となっております。 このたび、そのうちの3名が令和4年12月末日で任期満了となりますことから、候補者について検討を進めてまいりました結果、経歴・経験等から、ただいま朗読のありました金田光廣氏の新任、清水正隆氏の新任、川島一慶氏の再任が適任と考え、推薦いたしたいとするものでございます。なお、略歴につきましては次ページ以降に記載のとおりでございます。以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) この件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第55号につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案第55号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第55号は原案のとおり同意されました。 次に、議案第56号「飯田市野底財産区管理委員の選任について」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 串原産業経済部長。 ◎産業経済部長(串原一保君) 議案第56号について御説明いたします。 本案は、飯田市野底財産区管理委員の選任につきまして議会の同意を得たいとするものでございます。 内容につきましては、委員の任期満了に伴いまして、川手竜雄氏を選任したいとするものでございます。 略歴等につきましては、次ページ記載のとおりでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) この件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第56号につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第56号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第56号は原案のとおり同意されました。 次に、議案第57号「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」と、以下件名を省略いたしまして、議案第58号から議案第79号まで、並びに報告第34号及び報告第35号の以上25件を一括議題といたします。 なお、議案第62号については議案第77号との関連がありますので議案第77号の説明の際に、議案第63号についてはまた議案第78号との関連がありますので議案第78号の説明の際に、それぞれ一括して説明を願います。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 初めに、議案第57号及び議案第58号について。 原田総務部長。 ◎総務部長(原田太仁君) 議案第57号について御説明申し上げます。 本案は、職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、国家公務員に係る妊娠、出産、育児等と仕事の両立支援のために講じる措置として、非常勤職員の子に関して1歳以降の育児休業を取得することの柔軟化について人事院規則が改正されたことを受け、これに準じた対応とするため、条例の一部を改正するものでございます。 第2条は、非常勤職員の育児休業の取得要件を緩和するもの。 第2条の3及び第2条の4は、非常勤職員の子に係る1歳以降の育児休業の取得要件について改めるものでございます。 第3条第5号は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正により、取得の回数が原則2回までとされたことに伴い、これを削除し、同条第6号及び第7号を1号ずつ繰り上げ、同条第8号、再度の育児休業取得に関して任期を定めて採用された職員も非常勤職員と同様の取扱いとなるよう改め、これを第7号とするものでございます。 第3条の2は、地方公務員の育児休業等に関する法律に規定する人事院が規則で定める期間を基準として条例で定める期間を57日間とする旨追加するものでございます。 第11条第6号は、「育児休業等計画書」を「育児短時間勤務計画書」に改めるものでございます。 附則は、施行期日と経過措置を定めるものでございます。説明は以上です。 続きまして、第58号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、長期優良住宅の普及の促進に関する法律が改正され、令和4年10月1日から施行されることに伴い、同法に関連いたします手数料の規定を改正しようとするものでございます。 法改正の要旨でございますが、これまでの長期優良住宅認定制度は住宅の新築及び既存住宅の増改築を伴う場合に限り認定を受けることが可能でございましたが、今回の改正により新築、増改築といった建築行為を伴わない住宅であっても一定の性能を有する住宅であれば同様に長期優良住宅として認定を受けることが可能になったものでございます。 この改正を踏まえ、特定行政庁であります飯田市として当該認定の申請に対する審査手数料を定める必要があり、条例の一部改正を行うものでございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 説明は以上です。 ○議長(井坪隆君) 次に、議案第59号について。 串原産業経済部長。 ◎産業経済部長(串原一保君) 議案第59号について御説明いたします。 本案は、飯田市大十区財産区積立基金条例を廃止する条例の制定についてでございます。 本財産区は、伊賀良地区の5区と竜丘地区の5区からなる財産区でございまして、両地区が飯田市に合併した昭和31年に誕生した財産区でございます。令和2年7月に飯田市に対しまして、同財産区から全ての区で合意ができた伊賀良の5区、それから竜丘の5区、この1区全てで合意ができたということで、飯田市への譲渡の申入れがありました。市としては、山本、伊賀良地区や阿智村の水源林でもあるため、市の共有財産として管理することとし、手続を進めてきたところです。財産区の土地については、令和4年3月までに飯田市に譲渡され、財産区会計については令和3年度末で精算が完了しております。そして、本年6月に財産区が保有しておりました出資金について、飯田市へ名義変更が完了したことから、同財産区が解散となったものです。この解散に伴いまして、同財産区の積立基金条例を廃止するものでございます。 附則でございますが、施行期日は公布の日からといたします。 以上でございます。 ○議長(井坪隆君) 次に、議案第6号について。 田中危機管理部長。 ◎危機管理部長(田中真君) 議案第6号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市営駐車場条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 今回の改正は、中心市街地の人流回復及び活性化を目的といたしまして、市営駐車場の駐車料金の2時間以内無料及び上限料金の設定を今年の3月から試行してまいりましたが、この10月から本格実施としたいことから条例の一部を改正したいとするものでございます。 改正の内容でございますが、第5条第1項は使用料を規定する時間の区分が増えることに伴い、規定を改めるものでございます。 別表第1中の使用料金でございますが、これまで駐車する時間が6分以下の場合は無料としていたものを、駐車の開始から2時間まで無料とし、また24時間につき2,000円を上限とするを追加した内容に改めたいとするものでございます。 附則は、施行期日及び経過措置を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 次に、議案第61号について。 米山建設部長。 ◎建設部長(米山博樹君) 議案第61号について御説明申し上げます。 本案は、令和3年飯田市議会第2回定例会において、議案第63号として議決を経た令和2、3、4年度農業施設等補助災害復旧事業頭首工復旧工事の工事請負契約の一部を変更するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 変更の内容は、契約の額を1億7,224万9,000円から、1億6,992万8,000円に減額したいとするものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 次に、議案第64号について。 佐々木財政課長。 ◎財政課長(佐々木学君) それでは、議案第64号について御説明申し上げます。 本案は、令和4年度飯田市一般会計補正予算(第6号)案でございまして、歳入歳出ともに6億5,915万9,000円を追加し、予算の総額を498億2,29万円としたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 第2条は債務負担行為の追加、第3条は地方債の追加及び変更でございまして、それぞれの表で御説明申し上げます。 4ページをお開きください。 第1表 歳入歳出予算補正の歳出から先に説明させていただきます。 1款議会費は2万円余の増額で、本議場の放送設備の調整に係る経費を計上するものでございます。 2款総務費は3,47万円余の増額で、1項総務管理費はリニア駅前線の無電柱化推進計画の策定に係る経費のほか、公共交通事業者への燃料価格高騰に対する支援事業を今年度末まで期間延長するための経費を計上するものでございます。 3項戸籍住民基本台帳費は、マイナンバーカードの普及拡大に向けた取組を強化するための経費を計上するものでございます。 3款民生費は2億5,万円余の増額で、1項社会福祉費は物価高騰により様々な困難に直面している世帯に対し生活応援給付金を給付する事業のほか、社会福祉事業者への原油価格等高騰対策支援事業を今年度末まで期間延長するための経費を計上するものでございます。 2項児童福祉費は、認定こども園等の登園自粛要請に協力いただく家庭への保育料等の返還金のほか、物価高騰による保育園の副食費の値上がり分の補助事業について今年度末まで期間延長するための経費を計上するものでございます。 3項生活保護費は、南信濃福祉企業センターの外壁修繕等の経費を計上するものでございます。 4款衛生費は1億49万円余の増額で、1項保健衛生費は10月から年末年始までに必要と見込まれる抗原定性検査簡易キットの追加購入に係る経費のほか、原油価格高騰に伴い値上げが予定されている市の指定ごみ袋の価格上昇分の補助に係る経費を計上するものでございます。 5款労働費は財源更正でございまして、1項労働諸費は企業からの寄附金を雇用対策事業に充当するものでございます。 6款農林水産業費は2,42万円余の増額で、1項農業費は国の制度変更により新規就農者育成総合対策事業補助金を増額するもの、2項林業費は間伐林の架線による集材の可能性調査に要する経費を計上するものでございます。 7款商工費は1億2,81万円余の増額で、1項商工費はプレミアム付電子商品券事業における端末レンタル料を増額するもののほか、宿泊事業者に対する燃料価格高騰対策支援事業について、今年度末まで期間延長するための経費を計上するものでございます。 8款土木費は2,73万円余の増額で、2項道路橋りょう費は市道1-57号北市場市田線や市道7号線の街道において工法等を変更する必要が生じたことにより経費を増額するもの、3項河川費は天竜川総合学習館の事業用備品の故障に伴い購入費用を計上するもの、4項都市計画費は平成記念飯田子どもの森公園及び飯田市立動物園における新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に伴う臨時休業補償に要する経費を計上するものでございます。 1款教育費は8,89万円余の増額で、2項小学校費及び3項中学校費は、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となった小・中学校の社会見学や修学旅行のキャンセル料等を補助する経費を計上するものでございます。 5項社会教育費は新文化会館の候補地選定に係る用地評価等に要する経費を計上するもののほか、令和5年1月に実施を予定する飯田市二十歳の集いへの出席者に対し、簡易検査キットを配付する経費について計上するものでございます。 次ページ、6項保健体育費は物価高騰により学校給食費の値上がり分の補助事業について、今年度末まで期間延長するための経費を計上するものでございます。 続きまして、歳入を説明いたしますので、2ページへお戻りください。 9款地方特例交付金は交付決定により増額するもの、1地方交付税は普通交付税を増額するもの、12款分担金及び負担金は道路改良事業負担金を増額するもの、14款国庫支出金は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金のほか、住居確保給付金負担金等を補正するものでございます。 15款県支出金は新規就農者経営発展支援事業補助金等を増額するもの、17款寄附金は個人や企業等からいただいた寄附金を計上するもの、18款繰入金は森林経営管理基金からの繰入金を増額するもの、2款諸収入はかぐらの湯ポンプ落下事故に係る和解金等を増額するもの、21款市債は臨時財政対策債のほか、市道改良等事業費の変更に伴い補正をするものでございます。 続きまして、8ページをお開きください。 第2表 債務負担行為補正は、河川自然災害防止事業の追加でございまして、第3表 地方債補正は、自治振興事業費の追加と産業用地整備事業費、道路橋りょう整備事業費及び臨時財政対策債の限度額を変更するものでございます。 説明は以上でございます。 ○議長(井坪隆君) 次に、議案第65号について。 乾長寿支援課長。 ◎長寿支援課長(乾徳彦君) 議案第65号につきまして説明いたします。 補正予算書1ページを御覧ください。 本案は、令和4年度飯田市介護保険特別会計補正予算(第1号)案でございまして、第1条にございますように、歳入歳出予算にそれぞれ1億6,27万5,000円を追加し、総額をそれぞれ121億4,87万5,000円としたいとするものです。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で説明いたします。 初めに、歳出から説明いたしますので、4ページ、5ページを御覧ください。 8款諸支出金、1項還付金及び償還金は、1億6,27万5,000円の増額を計上しております。これは令和3年度に保険給付の財源として国等から交付を受けました負担金等につきまして、精算により返還する金額が確定したことから、当初予算に対する不足分を計上したいとするものでございます。 次に、歳入を説明いたしますので、2ページ、3ページを御覧ください。 8款繰越金は、令和3年度の純繰越金を計上するものでございます。 説明は以上でございます。 ○議長(井坪隆君) 次に、議案第66号について。 鎌倉デジタル推進課長。 ◎デジタル推進課長(鎌倉正君) それでは、議案第66号について御説明申し上げます。 本案は、令和4年度飯田市ケーブルテレビ放送事業特別会計補正予算(第1号)案でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ152万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を7,852万1,000円としたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正により御説明申し上げますので、4ページの歳出を御覧いただきたいと思います。 1款1項ケーブルテレビ施設維持管理費は152万1,000円の増額でございまして、内容は伝送路の移設に係る業務委託料でございます。 次に、歳入でございますが、2ページへお戻りいただきまして、6款諸収入は雑入を増額するものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 次に、議案第67号から議案第75号まで及び議案第79号について。 北原会計管理者。 ◎会計管理者兼会計課長(北原香子君) 議案第67号から議案第75号まで及び議案第79号、以上の1件につきまして概略を一括して御説明いたします。 いずれも令和3年度各会計の決算について、議会の認定をいただきたいとするものでございます。 初めに、議案第67号「令和3年度飯田市一般会計歳入歳出決算認定について」、飯田市歳入歳出決算書2ページ、3ページ、令和3年度飯田市一般会計決算審査説明資料により、金額1,000円未満切捨ての1,000円単位で御説明申し上げます。 令和3年度は令和2年度に引き続き新型コロナウイルス感染症への対応として、緊急対策事業を第8弾から第12弾まで、観光需要の回復や地域内消費の喚起のための事業、子育て世帯、住民税非課税世帯への給付金事業などを行いました。また、一定の目的を果たした庁舎建設基金公共施設等整備基金に積み替えたことなどによりまして、決算規模は過去2番目となりました。 決算額でございます。 2ページ下段、歳入合計541億2,92万2,000円、3ページ中段、歳出合計527億4,43万2,000円、歳入歳出差引残額はその下、13億8,49万円でございます。 差引残額の内訳は、純繰越金が9億4,63万4,000円、令和4年度への繰越事業等に必要な財源が4億3,859万5,000円でございます。単年度収支は1億6,936万7,000円のプラスとなりました。 それでは、歳入について主な事項を御説明申し上げます。 2ページの1款市税でございますが、歳入全体に占める割合は23.9%でございました。軽自動車税やたばこ税は増加したものの、固定資産税の評価替え等の影響により、前年度比1.6%減の129億1,631万6,000円でございました。市税全体の収納率は徴収猶予の特例の影響が減少したこともありまして、昨年度から1ポイント上回り、99.4%でございました。 2款地方譲与税から8款自動車税環境性能割交付金まででございますが、法人事業税交付金が1億3,000万円余、地方消費税交付金が2億13万円余の増額となりまして、前年度比12%増の35億361万8,000円でございました。 9款地方特例交付金でございますが、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金の皆増により、前年度比278.6%増の3億8,877万4,000円となりました。 1地方交付税でございますが、歳入全体に占める割合は23.9%でございました。普通交付税が14億1,825万円の増、特別交付税は6,382万円の増で、全体では前年度比12.9%増の129億3,929万7,000円でございました。 14款国庫支出金でございますが、歳入全体に占める割合は18.5%で、令和2年度に実施した特別定額給付金給付事業が皆減となったこと等によりまして、前年度比45.8%減の99億9,95万4,000円となりました。 15款県支出金でございますが、令和2年度には勤労者福祉施設改修整備のための県支出金がございまして、その補助金が皆減となったことなどによりまして、前年度比5.2%減の31億7,328万5,000円でございました。 16款財産収入でございますが、リニア代替地の分譲区画、丹保・北条、唐沢・宮の前等の売払い収入の皆増によりまして、前年度比275.8%増の4億6,358万3,000円でございました。 17款寄附金でございます。ふるさと寄附金、教育支援寄附金、社会体育施設整備寄附金などが増加したことなどによりまして、前年度比21.2%増の4億9,853万5,000円でございました。 18款繰入金は、庁舎建設基金を取り崩し、公共施設等整備基金へ積替えを行うために繰り入れたことが増額の主な理由でございます。前年度比454.3%増の2億9,589万6,000円となりました。 2款諸収入でございますが、令和2年度に産業振興と人材育成の拠点整備が完了したことにより、受託事業収入が皆減となったこと、またJR東海からのリニア事業に係る工事負担金収入が減額となったことなどによりまして、前年度比15.8%減の23億7,624万7,000円でございました。 21款市債でございますが、臨時財政対策債の発行額を抑えることができたことなどにより、前年度比3.2%減の37億3,65万円でございました。 続きまして、歳出について主な事項を御説明いたします。 3ページを御覧ください。 1款議会費でございますが、令和2年度から進めてきた議会におけるICTを着実に進めました。 決算額は、前年度比3.8%減の2億5,848万2,000円でございます。 2款総務費は、リニア本体工事に関連してリニア駅周辺整備やリニア代替地整備事業に取り組みました。一方、令和2年度に行った特別定額給付金給付事業の皆減により、決算額は前年度比65%減の62億4,391万5,000円でございます。 3款民生費は、新型コロナウイルス感染症緊急事業として、子育て世帯への臨時特別給付金事業や住民税非課税世帯への臨時特別給付金事業等の皆増がございました。 また、社会福祉施設、保育所等の感染予防対策支援、自宅療養者や濃厚接触者への買物支援も行いました。 決算額は、前年度比13.8%の増の175億4,35万1,000円でございます。 4款衛生費でございますが、新型コロナウイルス感染症につきましては、1年を通して簡易検査キットを用いた感染拡大の防止や地域外来・検査センターの運営、感染症検査補助事業、感染症予防ワクチン接種事業等を行いました。また、感染対策を徹底した上で各種保険事業を実施いたしました。 決算額は、前年度比12.%増の53億9,59万6,000円でございます。 5款労働費は、令和2年度に行いました緊急経済対策事業及び勤労者福祉センターの施設改修工事の皆減によりまして、決算額は前年度比82.9%の減の1億5,779万5,000円でございます。 6款農林水産業費は、農業施設では農業ビジョン中期計画に基づき、担い手確保、生産強化、多面的機能の保全、多様な主体の参画の観点から各事業に取り組んでまいりました。飯田の木で家を建てるプロジェクト事業では、積極的にPRを行ったことによりまして認知度が増し、飯田市産材を活用した住宅建築の着工工事が伸長いたしました。 決算額は、前年度比14.3%減の1億8,773万3,000円でございます。 7款商工費は、新型コロナウイルス感染拡大防止と経済活動の両立に向けて、観光関連事業者への事業継続支援やプレミアム割引クーポン券、お買物商品券事業等を通じた事業者支援を行いました。また、企業誘致のための基盤整備として、リニア発生土を活用し龍江インター周辺に造成している産業団地の第2造成地整備や道路改良工事を行いました。 決算額は、前年度比8.6%増の31億2,996万円でございます。 8款土木費でございますが、災害や社会リスクに備え社会基盤を強化し、地域防災力の向上を図るため、通学路の安全対策、避難路整備、道水路の自然災害防止事業を進めました。 公営住宅の整備では、公営住宅等長寿命化計画に基づき、西の原団地建て替え事業や長野原、大堤団地の耐震補強事業を行い、市民のために安心・安全な公営住宅を確保いたしました。 決算額は、前年度比8.4%減の46億2,487万2,000円でございます。 9款消防費は、主に南信州広域連合、飯田広域消防への負担金、防災行政無線デジタル化整備工事費でございます。老朽化し、防災力機能が低下した消防団詰所1か所を消防団員だけでなく、地域でも災害時の活動拠点として活用できる施設に建て替えを行いました。 決算額は、前年度比4.7%減の15億1,586万8,000円でございます。 1款教育費は、コロナ禍における教育環境等の充実を図るため、学校保健特別対策事業補助金などを活用し、教育活動に必要となる備品、教材等の整備を行いました。学校施設、社会体育施設においては令和3年4月からスタートした教育委員会施設等総合管理計画に基づき、進行管理に必要な検討を行ったほか、5か年の実施計画に位置づけた施設改修等を進めました。また、経済的支援を必要とする子供たちのために活用することを希望されて御寄附いただいた寄附金により、教育支援基金を設置し、教育支援基金特別給付金制度を構築いたしました。 コロナ禍において、社会教育施設が長期間休館となった時期もありましたが、可能な限り市民の学びの場の確保に努め、中央・鼎・上郷図書館は令和2年度に引き続き他の施設が休館となっても感染防止対策を十分取り入れながら貸出業務を継続いたしました。 決算額は、前年度比9.5%減の42億9,218万1,000円でございます。 11款災害復旧費でございますが、現地調査から復旧工事に関して市民生活に支障を来さないように迅速な対応に努めました。 農業施設に係るものが増加しましたが、公共土木施設に係るものが減少したため、決算額は前年度比14.1%減の8億4,23万円でございます。 12款公債費は、起債の元利償還でございます。 決算額は、前年度比4%減の47億8,796万6,000円でございます。 13款諸支出金は、基金積立金でございまして、財政調整基金、ふるさと基金、過疎地域自立促進基金等に新規積立てを行うとともに、一定の目的を果たした庁舎建設基金から公共施設等整備基金への積替えを行ったため、決算額は前年度比1,624%増の28億6,534万8,000円でございます。 以上、一般会計の歳入歳出の概略を御説明申し上げました。 なお、決算書の末尾に実質収支に関する調書を、財産に関する調書を添付しておりますので、御確認いただきたいと存じます。 それでは、続いて特別会計について概略を御説明申し上げます。 決算書の4ページ、5ページをお願いいたします。 飯田市各特別会計決算審査説明資料により一括して御説明申し上げます。 議案第68号、国民健康保険特別会計について申し上げます。 事業勘定は、歳入決算額9億1,51万9,000円余、歳出決算額88億7,276万5,000円余、差引残額は1億4,234万3,000円余となりました。 歳入では、事業費納付金の財源となる国民健康保険税の賦課収納について、税務課、納税課と連携して収納率向上に努めました。保険給付事業は令和2年度に全国的に被保険者がコロナ禍で医療機関の受診を控える傾向にありましたが、令和3年度はその影響により2億1,76万7,000円の増となりました。決算は、国民健康保険事業基金の取崩しを行わずに黒字となりました。 直診勘定につきましては、歳入決算額384万4,000円余、歳出決算額384万2,000円余で、差引残額は1,000円余でございました。 議案第69号、後期高齢者医療特別会計でございます。 歳入決算額14億4,647万円余、歳出決算額14億1,868万9,000円余、差引残額は2,778万1,000円余となりました。 保険者である長野県後期高齢者医療広域連合との連携により事業の運営を行ってまいりました。 議案第7号、介護保険特別会計でございます。 歳入決算額119億2,15万2,000円余、歳出決算額115億1,255万7,000円余、差引残額は4億849万4,000円余となりました。 令和3年度は第8期介護保険事業計画の初年度でございまして、引き続き適正な介護保険事業運営を目指し、各種事業を進めました。 令和元年度の消費税引上げに伴う低所得者の介護保険料軽減、令和2年度に行った新型コロナウイルス感染症の影響により一定程度収入が減少した方々に対しての減免を令和3年度も継続いたしました。 また、昨年度に引き続き今年度も介護給付費の実績が計画を下回ったことで、第1号被保険者の保険料に余剰が発生いたしましたので、余剰分を介護給付準備基金に積み立てました。 議案第71号、地方卸売市場事業特別会計でございます。 歳入決算額1,98万円余、歳出決算額1,554万5,000円余、差引残額は425万4,000円余となりました。 市民へ安全・安心な生鮮食料品等の安定供給を行うため、随時施設の改修を行いました。 議案第72号、駐車場事業特別会計でございます。 歳入決算額6,447万8,000円余、歳出決算額5,755万3,000円余、差引残額は692万5,000円余となりました。 駐車場使用がなかなかコロナ前に戻りませんが、使用料収入は令和2年度より100万円余の増額となっております。 議案第73号、墓地事業特別会計でございます。 歳入決算額1,666万4,000円余、歳出決算額1,264万2,000円余、差引残額は42万2,000円余でございます。 西部霊園にあります合葬式墳墓は、従来型の埋葬方式を望まない御遺族や個別墓地の墓じまいに応えることができております。また、個別聖地については抽せん会を開催し、使用の許可に努めました。 議案第74号、介護老人保健施設事業特別会計でございます。 歳入決算額7億4,262万円余、歳出決算額7億184万6,000円余、差引残額は4,77万4,000円余となりました。 令和3年度も介護サービスの一番質が高い施設類型である超強化型の維持や介護報酬改定の対応で介護サービス収入の増加につなげました。 議案第75号、ケーブルテレビ放送事業特別会計でございます。 歳入決算額6,45万1,000円余、歳出決算額6,366万2,000円余、差引残額は38万9,000円余となりました。 ケーブルテレビ網を利用したインターネットサービスの提供を行ってまいりましたが、施設の老朽化や民間サービスの環境整備が進んだため、令和3年10月末で終了いたしました。 以上、特別会計の概略を申し上げましたが、それぞれの決算書の末尾には、実質収支に関する調書、財産に関する調書を添付してございますので、これらにつきましても御確認いただきたいと存じます。 次に、議案第79号、飯田市各財産区会計について申し上げます。 令和3年度財産区歳入歳出決算書、飯田市各財産区会計決算総括表、最下段を御覧いただきたいと存じます。 収入済額4,954万9,000円余、支出済額4,13万9,000円余、差引残額94万9,000円余となりました。 各財産区では、所有する山林を管理するとともに、間伐や下草刈りなどの整備事業を行っております。令和3年度もコロナウイルス感染症拡大防止のため管理作業が思うように行えない状況ではございましたが、可能な限り作業を行ったところでございます。 以上、各財産区会計について概略を御説明申し上げました。 決算書の末尾には、実質収支に関する調書、財産区ごとの財産に関する調書を添付してございますので、御確認をお願いしたいと思います。 慎重なる御審議の上、認定いただきますようお願い申し上げます。説明は以上でございます。 ○議長(井坪隆君) 会議の途中ですが、ここで暫時休憩といたします。     11時59分 休憩-----------------------------------     13時00分 再開 ○議長(井坪隆君) それでは休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、議案第76号について。 福岡経営企画課長。 ◎経営企画課長(福岡茂巳君) 議案第76号「令和3年度飯田市病院事業決算認定について」御説明いたします。 令和3年度飯田市病院事業決算書により説明いたしますので、決算書の4ページ、5ページの決算報告書を御覧ください。 決算報告書の金額は、消費税を含む額となっております。 (1)収益的収支のうち、収入の第1款病院事業収益の決算額は142億5,249万円余で、前年度と比べ1億6,397万円余の増加となっております。 支出の第1款病院事業費用の決算額は138億6,572万円余で、前年度と比べ5億1,833万円余の増加となっております。 次に、(2)資本的収支でございますが、収入の第1款資本的収入の決算額は12億5,478万円余で、企業債の借入れと一般会計からの出資金、国・県からの補助金の収入でございます。 支出の第1款資本的支出の決算額は、2億7,135万円余となっております。 第1項建設改良費の主な内容は、施設長寿命化事業のほかの施設整備費と、MRI装置ほか医療機器等の備品購入費でございます。なお、翌年度繰越額は受変電設備更新事業の整備費でございます。 次の6ページを御覧ください。 こちらは損益計算書で、消費税抜きの金額となっております。 4.医業外費用と5.特別利益の間に経常利益を記載してございますが、令和3年度は2億3,212万円余の黒字となりました。 特別損益はございませんでしたので、7ページ最上段の当年度純利益も経常利益と同額の黒字となり、4年連続の黒字決算となりました。 当年度純利益に前年度繰越利益剰余金を加えた3億1,881万円余が当年度未処分利益剰余金となっております。 次の8ページ、9ページを御覧ください。 こちらは剰余金計算書でございます。 表の上段は前年度末残高、表の下段に当年度変動額を記載しており、変動額には一般会計からの出資金の受入れと当年度純利益を記載しております。 9ページの表の中ほどの列に未処分利益剰余金を記載しておりますが、前年度末残高が8,669万円余、当年度純利益が2億3,212万円余でございましたので、当年度末残高は3億1,881万円余となっております。 1ページは剰余金処分計算書でございまして、前のページの未処分利益剰余金の残高をそのまま繰り越すものでございます。 11ページ、12ページは貸借対照表でございまして、令和4年3月31日現在の資産、負債、資本の残高を示したものでございます。 13ページ、14ページは、注記表として会計の計上方法等を記載したほか、15ページ以降に決算附属書類を添付してございます。 説明は以上でございます。 ○議長(井坪隆君) 次に、議案第62号及び議案第77号について、並びに議案第63号及び議案第78号について。 滝沢経営管理課長。 ◎経営管理課長(滝沢拓洋君) 議案第77号「令和3年度飯田市水道事業決算認定について」を御説明いたします。 令和3年度飯田市水道事業決算書によりまして説明しますので、決算書の1ページ及び2ページの決算報告書を御覧ください。 決算報告書の金額は消費税を含む金額となっております。 (1)収益的収入及び支出のうち収入の第1款水道事業収益の決算額は、前年度比1.8%減の19億9,63万円余、第2款簡易水道事業収益の決算額は、前年度比5%増の1億97万円余となりました。 支出の第1款水道事業費用の決算額は、前年度比6.3%増の18億835万円余、第2款簡易水道事業費用の決算額は、前年度比36.7%増の1億7,331万円余となりました。 なお、簡易水道事業費用の決算額は予算に対しまして予算超過支出額3,941万円余がありました。これは遠方監視システム更新による除却のため、資産減耗費5,11万円を執行する必要があったため、地方公営企業法施行令第18条第5項のただし書の規定によりまして会計処理を行ったためです。地方公営企業法では現金支出を伴う費用につきまして、予算の執行に当たり予算を超過して支出することが認められていることからです。 次に、3ページ及び4ページを御覧ください。 (2)資本的収入及び支出のうち収入の第1款水道事業資本的収入の決算額は、前年度比48.2%減の3億3,545万円余で、企業債の借入れと一般会計からの出資金が主なものでございます。 第2款簡易水道事業資本的収入の決算額は、前年度比569.6%増の7,966万円余となりました。 支出の第1款水道事業資本的支出の決算額は、前年度比19.5%減の13億4,59万円余となりました。 第1項建設改良費の主な内容は、老朽管更新整備事業のほか、入野・大瀬木配水池の詳細設計等でございます。 なお、翌年度繰越額は送配水管布設工事、他事業関連等の工事費でございます。 第2款簡易水道事業資本的支出の決算額は前年度比119.6%増の1億2,658万円余でございます。 次の5ページを御覧ください。 こちらは損益計算書でございます。この計算書は簡易水道事業を合算したもので、消費税抜きの金額となっております。 中段、4.営業外費用の下に経常利益を記載してございますが、令和3年度は5,47万円余の黒字となりました。 特別損失は、過年度の損益の修正等がございましたので、当年度純利益は4,743万円余となりました。 また、企業債の元金償還のため減債積立金2,47万円余の取崩しを行いましたので、当年度未処分利益剰余金につきましては6,79万円余となっております。 次の7ページ及び8ページを御覧ください。 こちらは剰余金計算書でございます。 表の上段は前年度末残高、前年度処分額は昨年度議決をいただきまして、減債積立金に積み立てております。表の中段から下が当年度変動額となっておりまして、変動額として一般会計からの出資金の受入れ、減債積立金の取崩し、受贈財産の受入れ及び当年度純利益を記載してございます。 8ページの表の右から3列目に当年度未処分利益剰余金を記載してございます。 9ページは剰余金処分計算書(案)でございますが、こちらは議案第62号にて説明させていただきます。 11ページ及び12ページは貸借対照表でございまして、簡易水道事業を合算し、令和4年3月31日現在の資産、負債、資本の残高を示したものでございます。 13ページ及び14ページは、注記表として会計の計上方法等を記載したほか、15ページ以降に決算附属書類を添付してございます。 説明は以上でございます。 続きまして、議案第62号「令和3年度飯田市水道事業剰余金の処分について」を御説明申し上げます。 本案は、水道事業剰余金の処分につきまして、地方公営企業法第32条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 次のページを御覧ください。 剰余金処分計算書(案)でございます。 未処分利益剰余金は6,79万円余でございまして、未処分利益剰余金のうち当年度の減債積立金を取り崩した2,47万円余を資本金へ組み入れるもの及び当年度純利益の4,743万円余を減債積立金に積み立てるものでございます。 資本剰余金について増減はございません。 以上、よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第78号「令和3年度飯田市下水道事業決算認定について」を御説明いたします。 令和3年度飯田市下水道事業決算書により説明いたしますので、決算書の1ページ及び2ページの決算報告書を御覧ください。 決算報告書の金額は消費税を含む金額となっております。 (1)収益的収入及び支出のうち収入の第1款下水道事業収益の決算額は、前年度比4.4%減の38億16万円余でございます。 支出の第1款下水道事業費用の決算額は、前年度比2.7%減の33億3,543万円余でございます。 次に、3ページ及び4ページを御覧ください。 (2)資本的収入及び支出のうち収入の第1款資本的収入の決算額は、前年度比12.4%増の1億4,244万円余でございまして、企業債の借入れ、一般会計からの補助金、国からの補助金等でございます。 支出の第1款資本的支出の決算額は、前年度比7.5%増の24億4,634万円余でございます。 第1項建設改良費の主な内容は、管路施設改築、他事業関連築造布設替え、地震対策人孔管口耐震化等の工事費でございます。 なお、翌年度繰越額は他事業関連によります工事費等でございます。 次の5ページを御覧ください。 こちらは下水道事業の損益計算書で、消費税抜きの金額となっております。 中段、4.営業外費用の下に経常利益を記載してございますが、令和3年度は4億6,121万円余の黒字となりました。 特別利益は固定資産売却益、特別損失は過年度下水道使用料の還付金がございましたので、当年度純利益は4億6,91万円余となりました。また、企業債の元金償還のため、減債積立金5億5,66万円余の取崩しを行いましたので、当年度未処分利益剰余金につきましては1億1,697万円余となっております。 次の7ページ及び8ページを御覧ください。 こちらは剰余金計算書でございます。 表の上段は前年度末残高、前年度処分額は昨年度議決をいただき資本金に組み入れるとともに、減債積立金に積み立てております。 表の中段から下が当年度変動額となっておりまして、変動額として当年度純利益と減債積立金の取崩しを記載してございます。 8ページの表の右側から3列目に当年度未処分利益剰余金を記載してございます。 9ページは剰余金処分計算書(案)でございますが、こちらは議案第63号にて説明させていただきます。 11ページ及び12ページは貸借対照表でございまして、令和4年3月31日現在の資産、負債、資本の残高を示したものでございます。 13ページから15ページまでは注記表として会計の計上方法等を記載したほか、16ページ以降に決算附属書類を添付してございます。 説明は以上でございます。 続きまして、議案第63号「令和3年度飯田市下水道事業剰余金の処分について」を御説明申し上げます。 本案は、下水道事業剰余金の処分につきまして、地方公営企業法第32条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 次のページを御覧ください。 剰余金処分計算書(案)でございます。 未処分利益剰余金は1億1,697万円余でございまして、未処分利益剰余金のうち当年度減債積立金を取り崩した5億5,66万円余を資本金に組み入れるもの及び当年度純利益の4億6,91万円余を減債積立金に積み立てるものでございます。 資本剰余金につきましては、増減はございません。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 次に、報告第34号について。 佐々木財政課長。 ◎財政課長(佐々木学君) それでは、報告第34号について御説明申し上げます。 報告第34号は健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてでございまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき報告するものでございます。 議案書の次ページに記載のとおり、健全化判断比率と資金不足比率について記載してございますけれども、別途補足説明資料の令和3年度決算の概要で御説明申し上げますので、12ページをお開きください。 健全化判断比率等による分析でございまして、①の表のとおり、健全化判断比率には実質赤字比率以下4つの指標がございますが、普通会計及び特別会計において実質収支に赤字がございませんでしたので、実質赤字比率と連結実質赤字比率は数値なしとなりました。 実質公債費比率については7.5%で、前年度の8.%からは5ポイント低下し、将来負担比率は22.8%で、前年度の32.1%から9.3ポイント低下しました。 また、資金不足比率では、各公営企業の資金不足額の事業規模に対する割合を示す指標でございますが、全ての企業会計に資金不足額が発生しておりませんので、数値なしとなっております。 それぞれの指標には早期健全化基準等が定められており、いずれかの指標がこの基準を超えた場合には財政健全化計画等の策定義務が発生しますが、当市の数値は全ての指標で基準を大きく下回っており、現段階では財政運営上の問題はないと判断しております。 それでは、数値が出ております2つの指標について御説明申し上げます。 まず、実質公債費比率でございます。 この指標は囲みの中に記載のとおり、一般会計等が負担する元利償還金と準元利償還金の標準財政規模に対する比率でありまして、3年間の平均値で表します。記載のとおり、令和3年度の実質公債費比率は7.5%となりまして、前年度に比べ5ポイント低下しました。 次のページの上段に算定式及び各項目の内訳及び前年度対比を掲載してございますが、数値が低下した要因は分母に当たる標準財政規模地方交付税等の増により大幅に増加したことによります。表に記載のとおり、単年度の実質公債費比率が7.1%となり、3か年平均値の低下につながっております。 次に、将来負担比率について御説明申し上げます。 この指標は囲みの中にあるとおり、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率でございます。令和3年度は22.8%となりまして、前年度と比較して、9.3ポイント低下しました。 下段に算定式及び内訳及び前年度対比の表を掲載してございますが、数値が低下した要因は地方債の償還が進み、地方債残高が含まれる将来負担額が大幅に減少したこと、また先ほど実質公債費比率で説明しましたとおり、分母に当たる標準財政規模地方交付税等の増により大幅に増加したことによります。 将来負担比率は22.8%という数値が出ておりますが、早期健全化基準が35%であることから、問題のない状況と判断しております。 以上、令和3年度の決算につきましては、健全化判断比率等の分析結果から健全な状態であると判断しておりますが、引き続きリニア関連事業や災害対応など地方債を伴う大規模事業が想定されることから、中長期的な視点に立った健全な財政運営に努めていく必要があると考えております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 次に、報告第35号について。 福岡経営企画課長。 ◎経営企画課長(福岡茂巳君) 報告第35号について御説明いたします。 本件は、令和3年度飯田市病院事業会計継続費精算報告書の報告でございまして、継続費に係る継続年度が令和3年度をもって終了したことから、地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定により報告するものでございます。 次のページを御覧ください。 継続費の内容は、建設改良費の施設長寿命化事業でございまして、全体計画額は7億3,000万円でございましたが、実績の支払い義務発生額は7億683万1,000円でございました。財源内訳などは記載のとおりでございます。 説明は以上でございます。 ○議長(井坪隆君) 報告第34号及び第35号につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 ここで監査委員から各会計の決算に対する御意見を伺うことといたします。 代表監査委員、戸崎博君。 ◎監査委員(戸崎博君) 令和3年度決算及び財政健全化判断比率等の審査の意見について御報告を申し上げます。 初めに、各会計歳入歳出決算及び基金運用状況の審査の結果について申し上げます。 令和3年度飯田市各会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書を御用意いただき、2ページをお開きください。 審査の結果を申し上げます。 地方自治法の規定により審査に付されました令和3年度飯田市一般会計、9つの特別会計及び議会を持たない25の財産区会計の決算諸表は、関係法令に準拠して調製され、その計数は正確であり、予算の執行及び事務処理手続は適正であると認めました。また、3つの定額基金の運用状況については、基金の設置目的に従って適正に運用管理されており、その計数は正確であることを認めました。 続きまして、3ページの決算審査に係る意見を7点申し上げます。 1として、審査において分割発注の疑いがあるものや部品等の調達の遅れにより繰越しになった事案がありました。契約に関しては契約締結の時期、目的、必要性、契約方法の妥当性や合理的な単位での契約かをよく吟味し、財務規則等を遵守した上で締結されることを望みます。また、今般の経済状況、物流状況に鑑み、これまで以上に購入計画や工事計画を綿密にし、市民生活にできるだけ影響がないよう進められることを望みます。 2として、負担金、補助金、交付金、委託料、指定管理料について、前年度と同額のものが多く見受けられました。前年踏襲の額とするのではなく、相手方とのヒアリング内容や前年度の活動や収支の状況を判断材料とした上で決定されることを望みます。したがって、所管する課においては事業終了後に交付目的に沿った活用やそれに関する費用に充てられたかどうか、事業の功績はどうだったのかなど、よく検証され、次年度の事業への継承、改善の機会とするとともに、その結果を交付額や指定管理料の算定に用いられることを望みます。 3として、支払い事務の遅延が見受けられました。担当職員一人一人が適切な支払い事務、書類や債権管理をすることはもちろんのこと、複数人で管理、執行状況を定期的に確認するなど、具体的な是正策を講じ、政府契約の支払遅延防止等に関する法律、財務規則及び事務処理規定を遵守し、市民の信頼を損なうことがないようにされることを望みます。 4として、各部署において収入未済額の解消に向けて努力していることを認めましたが、中には長期化しているものもありました。時がたてばたつほど回収が困難になりますので、早い段階において法的な措置も含め適切な対応を取り、解消に向け取り組まれることを望みます。 5として、新型コロナウイルスに関する事務が増える中、職員の人員不足、超過勤務の増加が顕著に見受けられました。事務処理の遅延、間違いは市民サービス低下に直結するほか、市民の生活へかなりの影響を与えるため、職員の人員配置、人員確保について改めて検討するとともに、業務指導ができる職員の育成や配置も念頭に置いていただきたいと思います。 6として、郵送を後納扱いにして郵券を持たないよう事務改善を進めてきた部署がありました。現物を持つことはリスクにつながるので郵券類の扱いについて、極力減らせるよう全庁的に取り組まれることを望みます。 7として、決算に当たっては各部署が行った1年間の事業、業務成果について必ず振り返り、事業内容や経費は適正であったかを検証し、次年度事業につなげられることを望みます。 4ページ以降には、審査に付された資料を基に決算の概要について記載してございますので、後ほど御覧ください。 以上、各会計歳入歳出決算及び基金運用状況の審査について申し上げました。 続いて、公営企業について申し上げます。 令和3年度飯田市公営企業会計決算審査意見書を御用意いただき、第2.審査の結果を御覧ください。 審査の結果を申し上げます。 地方公営企業法の規定により審査に付されました令和3年度飯田市病院事業会計、飯田市水道事業会計及び飯田市下水道事業会計の決算書、証拠書類及びその他関係書類を審査した結果、審査に付された決算諸表は地方公営企業法及び関係法令に準拠して調製されており、決算諸表の計数は適正であり、かつ経営成績及び財政状態を適正に表示していることを認めました。 次に、会計ごとに決算審査に係る意見を申し上げます。 初めに、病院事業会計について申し上げます。 2ページを御覧ください。 「記」以降に記載した3点の事項について、今後とも継続的に取り組まれることを望みます。なお、内容は意見書記載のとおりですので、御確認ください。 3ページ以降には、審査に付された資料を基に、事業の概況、予算の執行状況、経営成績、財政状態について記載してございますので、御確認ください。 続いて、水道事業会計について申し上げます。 14ページを御覧ください。 特に配意されたい意見について「記」以降に4点記載いたしました。内容は意見書記載のとおりですので、御確認ください。 15ページ以降には、審査に付された資料を基に、事業の概況、予算の執行状況、経営成績、財政状態について記載してございますので、御確認ください。 続いて、下水道事業会計について申し上げます。 32ページを御覧ください。 特に配意されたい意見について「記」以降に3点記載いたしました。内容は意見書記載のとおりでございますので、御確認ください。 33ページ以降には、審査に付された資料を基に、事業の概況、予算の執行状況、経営成績、財政状態について記載してございますので、御確認ください。 次に、財政健全化審査及び経営健全化審査の結果について申し上げます。 令和3年度飯田市財政健全化審査及び経営健全化審査意見書を御用意いただき、1ページ及び2ページを御覧ください。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、審査に付されました令和3年度健全化判断比率、資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類を審査した結果、いずれも適正に作成されているものと認めました。詳細は意見書のとおりでございます。御確認ください。 意見書については以上でございますが、結びに一言申し上げます。 今回の決算審査に当たり、各部署の面接審査の折に細部ではありますが、監査委員としての意見を申し上げました。厳しい財政状況の中における様々な課題に対して職員の努力や工夫により行財政改革を推進されていることを感じました。飯田市はリニア時代に向けて今後も大きな事業等が控えており、市民も注視しております。事務執行に当たり、全職員一丸となって、より一層の正確性や効率性、そして信頼性を追求していかれることを望みます。 以上で、令和3年度決算及び財政健全化判断比率等の審査の結果についての報告を終わりますが、詳細につきましては意見書を御高覧いただき、議会の決算審査の参考としていただければ幸いに存じます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) ここで議案第6号に関しまして質疑通告がございましたので、これより質疑を行います。 竹村圭史君。 ◆12番(竹村圭史君) 議案第6号「飯田市営駐車場条例の一部を改正する条例の制定について」、3月の一般質問、それから6月の全員協議会での質疑を踏まえて何点かお伺いしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 まず1点目として、今回の条例改正案は試行と同様の一律に駐車開始から2時間まで無料、2時間を超えた3分ごとに100円、ただし24時間につき2,000円を上限とするという内容であります。駐車場の利用実態に合わせて料金設定を変える考え方もあったと思いますが、一律に試行内容と同様とした考え方を伺いたいと思います。 2点目といたしまして、試行期間中の収支状況について、前年と比べどのように変化したのかお伺いいたします。 3点目として、時間ごとの駐車場の駐車量率についてですが、6月の全員協議会でも示されました時間ごとの駐車量率は前年と比べどのように変化したのか。特に多く駐車される時間帯に変化が見られたのかお伺いいたします。 4点目として、試行期間前に減収見通しが示されましたけれども、見通しの範囲内に収まる見込みかお伺いいたします。 5点目といたしまして、試行に当たって減収見通しが示されておりますけれども、将来的に一般財源から繰り入れる事態にならないのかと心配する見方をする方もお見えになります。この点について、見通しを伺いたいと思います。 まず1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(井坪隆君) 執行機関側の答弁を求めます。 田中危機管理部長。 ◎危機管理部長(田中真君) ただいま議案第6号についての御質問をいただきました。 5点質問があったと思います。それぞれの項目について順番に回答させていただきたいと思います。 まず1点目、市内には4つの時間貸しの駐車場がございますが、その4つの駐車場は一律に料金設定をした。ここの考え方についてでございますけれども、それぞれの利用実態による料金設定という考え方は以前からありまして、今回の試行ですとか、あるいは条例改正案の提出に当たっても検討を行ったところでございます。例えば扇町駐車場につきましては、動物園の利用客で土・日にいっぱいになりますので、土・日に特化した料金の設定を行うというようなことですとか、あるいは駅前の駐車場、こちらは高速バスの利用者も止めるというようなこともあると思われますので、それを考慮した上限設定を行う等、そういったことの検討を行っております。 ただ、今般の料金改定につきましては、中心市街地の滞在時間の延長を目的としたものでございまして、丘の上を一つの面として捉えまして、そういった試行の効果も見られたために利用者への周知、こういったことも含めまして試行期間と同様の一律の料金設定としたところでございます。 それから、2番目の試行期間中における収支状況ということでございますが、試行期間は今年の4月から7月までのデータが出ておりますので、収入の状況を申し上げたいと思います。利用台数につきましては前年度を14%上回っているところでございますが、収入分については前年比で65%といった状況でございました。具体的には令和3年度の4か月の収入が1,129万6,000円に対しまして、令和4年度は727万9,000円ということで、41万7,000円の減といったところでございます。 それから、3番目の項目でございますけれども、時間ごとの駐車量率の変化でございます。試行期間中の時間別の駐車量率につきましては、まず1時間までの駐車につきましては、前年比5.2%の減、減ったということでございますけれども、これに対しまして今般無料化をいたしました1時間から2時間までの駐車料金につきましては、前年比で4.5%増と、増えているところでございます。それから、駐車料金が発生します2時間から3時間、こちらの時間帯につきましても前年に比べまして約1%増加しているといったような状況でございます。 それから、4番目の試行期間の減収見通し、これが見通しの範囲内であったかといった点でございますけれども、3月から試行を行うに当たりまして、2時間無料等の試行による半年分の減収を1,200万と見込んでおりました。7月までの4か月間で昨年と比べての減収につきましては、先ほども申し上げましたが400万程度でございまして、このまま推移すると試行期間の半年でおよそ600万ということになりまして、減収の見込みの約半分程度といったところで済むといったところでございます。10月から本格実施を行っても当初見込みの範囲内で収まる可能性も出てきたというところでございます。 ただ、収入の増減はコロナの感染状況、こちらのほうが大きく影響するといったところでございまして、今後の感染拡大状況によっては減収が大きくなる可能性がありまして、様々な要因をしっかり見極めた上で補正予算等の対応を考えてまいりたいというふうに考えています。 5つ目の特別会計の繰入れにつきましては、佐藤市長のほうから回答申し上げます。 ○議長(井坪隆君) 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 一般会計からの繰入れに関して御質問いただきましたけれども、もちろん収支相償う状態になるというのが理想ではありますけれども、今回の駐車料の改定の目的というのが中心市街地の活性化、中心市街地での滞在時間の増加を目的としていますので、それに関するいろいろな施策を講じていく中で、仮に収支が合わないという場合については一般会計からの繰入れもあり得るものというふうに考えております。 ○議長(井坪隆君) 竹村圭史君。 ◆12番(竹村圭史君) 一般財源からの繰入れに関しては、注視をしていくということかなというふうに思いますけれども、いずれにしましてもコロナの影響が非常に大きいというふうに私も思っておりますので、この点についてはしっかりと今後も追っていきたいなというふうに思っております。 それから、要はここが一番大事なんだと思うんですけれども、駐車場事業の運営の安定化を図るためにはやっぱりしっかりと駐車場を利用してもらうということが必要だと思います。より一層の市民への周知が必要だと思いますが、この点の考え方を伺いたいと思います。 もう一点、今回の試行に当たり示されました市営駐車場の基本的な考え方の中で、中心市街地が歩く人中心のにぎわいのあるまちとなるための一助とするとあります。今回の試行によって中心市街地のにぎわいに寄与したのか、この点についてお伺いさせていただきます。 ○議長(井坪隆君) 田中危機管理部長。 ◎危機管理部長(田中真君) まず、市民への周知の部分でございますけれども、今回の試行の期間中、7月から8月にかけてですが、市営駐車場の利用者に対してアンケート、聞き取り調査を行っております。その中ででも2時間無料について知らなかったという方が一定の割合いらっしゃったという事実がございまして、中心市街地での滞在時間の延長につなげるためにも、この2時間無料化の周知は必要なことだというふうに考えています。今後飯田市のウェブサイト、あるいは広報「いいだ」への定期的な掲載、あるいは丘の上で行われるイベント等の際にもチラシ等に掲載していただくなど、十分な周知を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(井坪隆君) 串原産業経済部長。 ◎産業経済部長(串原一保君) 今回の試行が市街地のにぎわいに寄与したかということでございましたが、今回の試行に当たってその効果を定量的に把握するということはなかなか難しい面がありましたけれども、事業者の皆さんに対してアンケート調査をしたり、それから補足的に聞き取り調査も行っております。 そのアンケートや聞き取りでは、こういう御時世ですので駐車時間ということよりもコロナの感染レベルが人流に大きく左右していると。駐車場2時間無料ということよりも、そっちの影響が大きくて、それに対する回答のほうが多かったんですけれど、ただし中を詳しく見ていくと、やはり2時間の無料化により滞在時間が増えたことから客単価が上がったという声や、それから来店者の方がさらに足を延ばす余裕が生まれたので立ち寄ったとか、そういう声が聞かれたということもございましたので、コロナの影響を受けながらも効果があったというふうに私たちは見ております。 ○議長(井坪隆君) 竹村圭史君。 ◆12番(竹村圭史君) 3回目になります。 アンケートを取った中で、2時間まで無料ということを一定程度の人が知らないというのが把握できたということでありますので、しっかりとまた周知のほうをお願いしたいなというふうに思います。 それから、中心市街地の歩く人中心のにぎわいのあるまちにするためには、今回条例改正して正式に料金改定を行うわけですけれども、その効果を最大限発揮してそのにぎわいにつなげるために今後どのように取り組んでいこうと考えているのか、最後お伺いさせていただきます。 ○議長(井坪隆君) 串原産業経済部長。 ◎産業経済部長(串原一保君) 今の竹村議員さんの御指摘は、まさに一番大事なところであると思っております。要は車の滞在時間が明らかに増えていますので、それだけ市街地に人が滞留しているということは事実だと思います。要は寄りつきやすくなったことは確かなことだと思います。 そうした中でどうするかということなんですけど、やはりこの2時間の無料化によって大事なことは市民の皆さんが寄りつきやすくなった、そのときに市街地に来るという、そのことがきちっと目的化していただけることだと思います。例えば動物園に行くとか、これ明らかに目的地化されていまして、年間に十二、三万人の方が見えているわけで、例えば駅前プラザ結いスクエア、ここも高校生が集うようになって、多分彼ら彼女らにとってみるとここが目的地化されてきていると思うんですけれど、例えば地元でもりんご並木を動物園から通り町まで歩行者天国化できないかという話題もありますし、扇町公園で行われていた朝市がこの間りんご並木で行ったりもしました。そのほかにも年間を通じてこれまでもいろんなイベントだとかテント市だとか飲食だとか、要は様々な市街地に行こうと思わせる、そういうものやこと、これをきちっと起こしていかなければいけないと思います。中活協会の取組もそうなんですけど、まち全体としてそういう取組をしていくこと、これが大事かなと思っています。 それから、個別の店舗の皆さんですけど、やっぱりあの店の何々を食べたいとか、それからあの店に行けば何があるとか、やっぱりそういう努力も非常に大事だと思いますので、こういうことはやはり行政のみでできることではありませんので、事業者の皆さんとともに考えて議論して工夫をして、そういう総体によってこの無料化効果をさらにしっかりと高めて取り込んでいきたいと思っています。 ○議長(井坪隆君) 以上で期日までの通告による質疑は終了いたしました。 質疑を終結してよろしいでしょうか。     (挙手する者なし) ○議長(井坪隆君) それでは、質疑を終結いたします。 次に進みます。 議案第57号から議案第79号までの議案23件につきましては、付託議案一覧表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託し、審査を願うことといたします。----------------------------------- △日程第1 請願、陳情上程 ○議長(井坪隆君) 次に、請願及び陳情を議題といたします。 請願2件及び陳情2件につきましては、文書表のとおり、所管の常任委員会に付託し、審査を願うことといたします。----------------------------------- △散会 ○議長(井坪隆君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 明日8月31日は一般質問の通告締切日でございます。締切り時刻は午後5時となっておりますので、御確認をお願いいたします。 9月13日は午前1時から本会議を開きますので、定刻までに御参集くださいますようお願い申し上げます。 本日はこれをもちまして散会といたします。御苦労さまでした。-----------------------------------     13時48分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  令和4年11月22日      飯田市議会議長  井坪 隆      署名議員     竹村圭史      署名議員     小林真一...