飯田市議会 > 2020-11-25 >
11月25日-01号

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  1. 飯田市議会 2020-11-25
    11月25日-01号


    取得元: 飯田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-10
    令和 2年 12月 定例会(第4回)        令和2年飯田市議会第4回定例会会議録               (第1号)-----------------------------------       令和2年11月25日(水曜日)10時00分-----------------------------------日程 第1 会議成立宣言 第2 会期の決定 第3 議案説明者出席要請報告 第4 会議録署名議員指名 第5 市長挨拶 第6 監査報告 第7 委員長報告    リニア推進特別委員会 第8 報告(4件)       報告第34号から報告第37号まで 第9 議案審議    (1)即決議案(2件)       議案第103号及び議案第104号       説明、質疑、討論及び採決    (2)委員会付託議案(24件)       議案第105号から議案第128号まで       説明、質疑及び委員会付託        総務委員会          第一委員会室        産業建設委員会        第二委員会室        予算決算委員会(前期全体会) 議場       委員長報告、質疑、討論及び採決 追加第1 委員長報告散会-----------------------------------出席議員    22名       (別表のとおり)-----------------------------------欠席議員    1名       (別表のとおり)-----------------------------------事務局出席者       (別表のとおり)-----------------------------------説明のため出席した者       (別表のとおり)-----------------------------------     10時00分 開会----------------------------------- △日程第1 会議成立宣言 ○議長(湯澤啓次君) おはようございます。 現在の出席議員は22名であります。 よって、本日の会議は成立いたしております。 湊猛君から欠席する旨の届けが提出されておりますので、御報告を申し上げます。 ただいまから、令和2年飯田市議会第4回定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(湯澤啓次君) それでは、会期の決定を議題といたします。 今定例会の会期及び日程につきましては、去る11月17日に開催された議会運営委員会で協議いただいておりますので、その結果について御報告を願うことにいたします。 議会運営委員長、福沢清君。 ◆議会運営委員会委員長(福沢清君) おはようございます。 11月17日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果を御報告申し上げます。 今定例会の会期は、本日11月25日から12月18日までの24日間とし、その日程につきましては、お手元に配付してあります日程表によることといたしました。 本日上程されます議案は30件で、その審議は、報告案件、人事案件を除き付託議案一覧表のとおり、それぞれ各常任委員会へ付託することといたしました。 次に、12月7日、8日及び9日に行います代表及び一般質問の通告締切りは、先例により、明日11月26日の午後5時といたしますので、申合せ事項を遵守し、質問事項及び要旨をできるだけ明確に記載し、定刻までに通告されるようお願いいたします。 以上で報告を終わります。 ○議長(湯澤啓次君) ただいまの報告について、御発言はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) お諮りいたします。 今定例会の会期につきましては、委員長の報告のとおり、本日11月25日から12月18日までの24日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は11月25日から12月18日までの24日間と決定いたしました。----------------------------------- △日程第3 議案説明者出席要請報告 ○議長(湯澤啓次君) 議案説明者として、地方自治法第121条の規定により、佐藤市長ほか関係者の出席を要請いたしました。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第4 会議録署名議員指名 ○議長(湯澤啓次君) 会議録署名議員として、井坪隆君、原和世君を指名いたします。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第5 市長挨拶 ○議長(湯澤啓次君) ここで市長の御挨拶を願うことにいたします。 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) おはようございます。 本日ここに、令和2年飯田市議会第4回定例会を招集し、令和2年度飯田市一般会計補正予算第9号案などの案件につきまして御審議いただきますことに対し、深く感謝申し上げます。 今議会は、私にとって初めての定例会となりますので、少しお時間をいただきまして、私の市政に臨む姿勢、議会とのあるべき関係などのほか、市政を遂行するに当たっての私の所信を簡潔に申し述べ、議員各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。 私は、今回の市長選挙を通じまして、市民の皆さんに市政に臨む姿勢についてお約束をいたしました。それは、対話と現場主義を貫くということであります。市民の皆さんと向き合って御意見に耳を傾ける、現場に赴いて状況を実際に見て、一緒に考え行動する。言うはやすく行うは難しではありますが、私はこの市民の皆さんとのお約束をしっかりと守ってまいりたいと思います。このことは、市役所の職員の皆さんにも、就任式の際に、私と同じ姿勢で臨んでいただきたいとお願いをいたしました。この際、議員各位にも、ぜひ市民の皆さんの声をしっかりお聞きいただき、この議場に届けていただきますようお願いを申し上げたいと存じます。 申し上げるまでもなく、市政は市民の皆さんのためにあります。なのに今、市民の皆さんの間には、市に対していろいろ意見を言うけれども耳を傾けてもらえない、返事が返ってこない、こういう不満があふれております。私はぜひ、この現状を変えていきたい。 市民の皆さんの声が届く市政、市民の皆さんと共に歩む市政。リンカーン大統領の有名な演説の一節ではありませんが、「市民の、市民による、市民のための市政」を目指してまいります。 市政に関する情報をできる限り公開し、開かれた場での議論を大切にし、その中から市政の在り方を決めていきたい。そして同時に、市民の皆さんにも、一緒に考え、一緒に行動していただくことを望みます。 議員各位にも、私のこの市政に臨む基本的な考え方を御理解いただき、議場における活発な議論と市政の最終的な意思決定機関として適切な御判断をいただきますことをお願い申し上げます。 政治信条としての「対話と現場主義」と併せて、私は今回の市長選挙において、「新・環境文化都市」創造プランを公約、マニフェストとして掲げました。「2050年、飯田は『日本一住みたいまち』になる」と宣言し、そのためにこの4年間に何をしなければならないかをまとめたものです。 私は、先人の皆さんが掲げた「環境文化都市」という飯田市の中長期的都市像を今こそ世界に通用するものとして、改めて市政運営の考え方の中心に据えるべきものと考えております。 2020年、新型コロナウイルスが世界を席巻し、今なお、その出口が見えません。コロナ後の社会の在り方については様々な議論がありますが、私はEUを中心に広まっている「グリーンリカバリー」という考え方、すなわち従来と同じ社会経済構造に戻るのではなく、大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムの見直し、行き過ぎたグローバリゼーションの是正、自然と共生したまちづくり、自然エネルギーの拡大による脱炭素社会、環境に優しい物づくりなどが核となる社会を目指す考え方に共感しております。 環境か経済かではなく、持続可能な経済発展のために、環境の視点から社会の在り方を見直していく、あるいは環境をてこに「くらし」と「経済」を再生していく、そんな考え方を基に「環境文化都市」という都市像を再構築し、「日本一住みたいまち」を目指してまいりたいと考えております。 なお、「日本一住みたいまち」というのは、「日本一住みやすいまち」や「日本一住みたくなるまち」という言い方とはちょっと違うニュアンスで申し上げております。 「住みたい」という言葉には、市民の皆さんお一人お一人の主体的な意思が含まれています。そして、ここに住みたい理由は人それぞれであり、何か1つこれを実現すれば誰もが住みたいまちになるというものではないとも考えております。 私は、これまで先人の皆さんが連綿と築いてこられたこの地域の文化や暮らし、そして自分たちの地域は自分たちが創っていくという「ムトスの精神」の上に立って、市民の皆さんとともに、市民の皆さんの困りごとを一つ一つ解決し、市民の皆さんの「こんなまちにしたい」という夢を一つ一つ実現することで、「2050年、飯田は『日本一住みたいまち』になる」、そう確信しております。 その礎となる4年間となるよう、全力を尽くして市政運営に臨んでまいります。 飯田市政の最大の課題、これは中長期的には「若い人が帰ってこない」という一言に代表される人口減少問題、そして直近の最優先課題は、このコロナ禍をいかに乗り越えていくかという「コロナ対策」であると考えております。 まず、コロナ対策につきましては、私はポイントは3点あると考えております。 まず1点目は、検査・医療体制を充実させ、市民の皆さんの命を守るということ、2点目は、誹謗・中傷を抑え、市民の皆さんが安心して暮らせる環境を維持すること、そして3点目は、ウイズコロナ・アフターコロナに対応した各企業の事業転換を後押しし、地域経済の再生を目指すことであります。 このうち、地域経済の再生については、このコロナ禍を機に過度に外部に依存する経済を見直し、地域外から稼いだお金をどれだけ地域内で循環させるかという「地域内経済循環」の考え方が重要であると考えており、この観点を軸に産業政策全般を見直してまいりたいと考えております。 これらのことについては、市役所だけで対応できるものではありませんので、先に設置した専門家会議などを通じて専門的な御意見を伺いながら、また医療界、産業界、あるいは長野県や国の機関とも連携して、適切に対応してまいりたいと考えております。 なお、関連した補正予算を今議会において御審議いただきますので、後ほど御説明させていただきます。 次に、私が飯田市にとって最大の課題と考える人口減少問題について、考えを述べさせていただきます。 今や飯田市の人口は10万人を割り込み、最近では佐久市の人口を僅かながら下回っております。飯田市の総合計画である「いいだ未来デザイン2028」では、飯田市の人口について、国立社会保障人口問題研究所の2045年に約7万5,000人という推計に対し、約9万1,000人を目指すとしておりますが、残念ながら現在のところ国立社会保障人口問題研究所の推計に近い数字で推移しております。 これを何とか食い止めていくためにはどうすればよいか。昨年1年間に飯田市内で生まれた子供の数は、長野県の統計によれば、732人です。市町村合併を考慮して計算してみますと、今から20年前の2000年には1,126人、その20年前の1980年には1,346人。この40年間で、生まれる子供の数がおよそ半分近くに減ってしまっております。 飯田市の合計特殊出生率は約1.8、全国的には高いほうです。これは、これまでの市政において子育て環境の充実に努めてきた成果であると思います。 ただ、残念ながら若い世代の絶対数が減ってしまっている。この地域では、高校卒業後、約7割の子供がこの地域を離れ、最終的にはこの地域に回帰・定着するのは約4割にとどまるとされております。 私は、地域の宝である子供たちが健やかに成長できる子育て・教育環境をつくり、そして将来、一旦は地域を離れた子供たちもここに帰ってこられる環境整備に全力で取り組みたいと考えております。 選挙期間中も、多くの方から、帰ってきたいけれど、あるいは帰ってこさせたいけれど働く場所がない、そういう声を数多くお聞きしました。 これについては、私は2つの視点からアプローチしたいと考えております。 まず1つは、働く場所がないという親御さんたち、あるいは学生さん本人の声が多くある一方で、経営者の皆さんは募集しても応募がないとおっしゃる。このミスマッチを何とかできないかということです。 飯田市内には、世界を相手に、あるいは日本全国を股にかけて、実に生き生きとした企業活動を展開している企業がたくさんあります。そんな地元企業の存在を学生の皆さんも親御さんも御存じないのではないか、そんなふうに見ております。 これまでも、高校生・大学生と地元企業をつなぐ事業を展開してきておりますが、これをさらに強化して、そして地元企業の業況を拡大することで、地元で働く若者を増やしていきたい、そう考えております。 今1つは、企業誘致に力を入れ、新たな働く場所をつくるということです。 これまでの企業誘致は、工場の誘致が中心であり、広くて平らな土地が少ないこの地域は、上伊那をはじめとする他の地域に後れを取ってまいりました。 しかし、今般のコロナ禍において、企業の働き方は大きく変わりつつあります。テレワーク、リモートワークが急速に広まり、必ずしもオフィスを都心に置いておく必要がない、むしろ首都直下型地震のリスクを考えれば、積極的にオフィスを地方に移転・分散させようという考え方が出てきております。現に、首都圏のオフィス需要が減退し、賃貸価格が下がってきているという情報もあります。まさに、コロナ禍というピンチが地方にとってチャンスとなる状況が生じてきています。 加えて、この地域には、将来的にリニアが通り、三遠南信自動車道が通るというアドバンテージがあります。日頃は豊かな自然環境の中で働き、必要があればリニアで東京・名古屋に出向く、そんな働き方ができる地域として、新しい企業誘致であるオフィス誘致にトップセールスで取り組みたいと考えております。 リニア開通はまだ少し先になりますので、すぐに誘致を実現するのは難しいかもしれませんが、今からしっかりと種をまいて、将来多くの若者がここにいながら働けるという環境をつくっていきたいと思います。 この「若者が帰ってきたいと思えるまちづくり」を起点として、今の市政を再点検し、飯田を誰もが住みたいまちにしていきたいと考えております。結婚・出産、子育て・教育、福祉・医療・介護に関する政策、脱炭素社会に向けた取組、地域経済の再生、そして安全・安心・防災。いずれも飯田を住みたいまちにするために重要であり、またそれぞれ課題山積ではありますが、私自身が先頭に立ち、職員の皆さんと力を合わせて、しっかりと取り組んでまいります。 なお、市政運営のためには、当然ながら財政的な裏づけが必要となりますが、飯田市の財政の現状は、率直に申し上げて大変厳しい状況です。 市の貯金である財政調整基金等主要4基金の残高を今年度末時点で40億円以上確保する、市の借金である市債残高を今年度末時点で550億円以下に削減するという行財政改革プランの数値目標は、何とかぎりぎりクリアできるかどうかという状況であり、コロナ対策への支出がかさみ、また税収増が期待できない現状においては、先々心細いと申し上げざるを得ません。 そこでは、当然ながらめり張りをつけた財政運営が必要となります。よく言われるように、あれもこれもではなく、あれかこれかの厳しい選択が求められることになります。これまで継続してきた事業についても、いま一度点検し、費用対効果の乏しい事業は過去の経緯にとらわれることなく思い切ってやめ、また必要な事業も状況に応じて事業の進捗を調整するなど、柔軟な財政運営を行うことが肝要であると考えております。 一方、これからの10年は、リニアが通り、三遠南信自動車道が通るという当地域にとっては非常に大きな変化を迎える時期であり、単に財政上のバランスを取るだけでなく、次世代に理解を得られる形で投資すべきは投資するという考え方も必要です。まさに難しいかじ取りが求められますが、先ほども申し上げましたように、関連する情報をできる限り公開し、開かれた場での議論によって意思決定してまいりたいと考えておりますので、議員各位には、議場における活発な議論と市政の最終的な意思決定機関としての適切な御判断をいただきますことをお願い申し上げます。 以上、私の市政に臨む所信の一端を申し述べさせていただきました。議員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。 それでは、本日提案いたします案件について御説明を申し上げます。 本日、提案する案件は、報告案件4件、人事案件2件、条例案件6件、一般案件10件、予算案件8件の計30件であります。 議案第121号「令和2年度飯田市一般会計補正予算(第9号)案」は、新型コロナウイルス感染症緊急対策事業第6弾でございます。歳入歳出ともに2,000万円余を追加し、予算の総額を636億4,700万円余としたいとするもので、年末年始の学生の皆さんの帰省を支援するBack to 飯田キャンペーン、成人式に安心して出席していただくための検査費用の助成などを盛り込んでおります。 なお、これらの事業につきましては、今後の感染症の発生状況によって内容を柔軟に見直すことも必要であると考えており、この点はお含みおきいただきたいと存じます。また、この補正予算(第9号)案につきましては、スピード感を持って対応を行いたく、本日の議決をお願いしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 議案第122号「令和2年度飯田市一般会計補正予算(第10号)案」は、歳入歳出に1億7,700万円余を追加したいとするものでございまして、主な内容といたしましては、天龍峡活性化のために千代下村広場の駐車場整備に要する経費、内水排除整備に要する経費、民間保育所の施設整備への補助のほか、人事院勧告による人件費の減額、国・県の補助事業の内示に伴う事業費の増減などでございます。 議案第105号「飯田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定」は、人事院勧告に準じて期末手当の引下げを行うため関係条例の一部を改正するもので、手当支給の基準日が12月1日であることから、本日の議決をお願いしたいものでございます。 その他、議案の詳細につきましては、後ほど関係部課長から説明いたしますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 市長就任から間もなく1か月がたとうとしております。この間、あっという間に過ぎたというのが偽らざる感想であり、市民の皆さんとのお約束を果たしていくためには、確かな意思を持って取り組んでいかなければ、4年間などすぐにたってしまうと気を引き締めているところです。 当面、来年度予算の編成を通じて、マニフェストで掲げた事業の実現を図ってまいりたいと考えておりますが、新文化会館、南信運転免許センターリニア乗換新駅など、必ずしも来年度予算に関連しない諸案件もございます。それらにつきましても、一つ一つ丁寧に、かつスピード感を持って議論してまいりたいと考えており、進捗に応じて議会に御報告して進めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 「2050年、飯田は『日本一住みたいまち』になる」、希望の持てる未来を次世代にバトンタッチするために、私自身が先頭に立って全力を尽くしてまいる所存です。議員各位におかれましても、市政運営に忌憚のない御意見を賜りますようお願い申し上げますとともに、市民の皆様の御理解、御協力をお願いいたしまして、御挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(湯澤啓次君) 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第6 監査報告 ○議長(湯澤啓次君) これより監査報告に入ります。 監査委員から、監査の結果について報告を願うことにいたします。 代表監査委員、戸崎博君。 ◎監査委員(戸崎博君) それでは、監査の結果について御報告申し上げます。 今議会に提出しました監査報告書は、地方自治法第199条第7項の規定によります財政援助団体監査に関するものです。後ほど、それぞれのページで御報告いたしますが、今回監査の対象とした団体は、株式会社大空企画、1団体です。 初めに、1ページをお開きください。 監査の種類、対象及び期日、着眼点、主な実施内容及び期間につきまして、1ページから2ページに記載しておりますので御確認ください。 続いて、3ページを御覧ください。 初めに、観光課所管の部分について御報告申し上げます。 大空企画は、飯田市上村しらびそ高原施設及び飯田市上村農産物直売施設上村特産品直売所指定管理団体として、しらびそは令和元年度から令和2年度までの事業に係る出納、その他の事業の執行について、直売所は平成30年度から令和2年度までの事業に係る出納、その他事業の執行について、監査の範囲といたしました。 監査の結果、大空企画による施設の指定管理は、その目的に沿って実施されており、出納その他の事務の執行についても、おおむね適正に行われていることを認めましたが、一部に是正または改善を要する事項が認められました。 内容につきましては、3ページから5ページに記載のとおり、指摘事項が小項目も入れまして7点、検討要望事項が5点ございましたので御覧ください。 監査結果の区分につきましては、3ページの中段に記載のとおりです。 なお、指摘事項及び検討要望事項に対しての措置状況は、5ページから7ページに記載をしておりますので御確認ください。 続いて、10ページを御覧ください。 美術博物館所管の部分につきまして御報告申し上げます。 大空企画は、上村まつり伝承館「天伯」及び上村山村ふるさと保存館「ねぎや」の指定管理団体として、平成30年度から令和2年度までの事業に係る出納、その他の事業の執行について、監査の範囲といたしました。 監査の結果、大空企画による施設の指定管理は、その目的に沿って実施されており、出納その他の事務の執行についても、おおむね適正に行われていることを認めましたが、一部に是正または改善を要する事項が認められました。 内容につきましては、10ページから11ページに記載のとおり、指摘事項が4点、検討要望事項が4点ございましたので御覧ください。 指摘事項及び検討要望事項に対しての措置状況は、12ページから13ページに記載しておりますので御確認ください。 ここで、一言申し上げます。 今回、2つの課それぞれの所管する部分について、共通した指摘事項に、条例や協定また団体の規則等に沿っていない取扱いがあったことは記載のとおりですが、昨年度もこの市議会において、同じような内容の指摘事項を報告したところです。 今回の監査で指摘された部署はもちろんですが、監査の対象とならかった全ての部署において、改めて所管する指定管理者等に対して、条例やそれに基づく協定書に沿って運営管理されているか、指定管理者等に対する指導監督は適切に行われているかを再度確認することを望みます。 結びに、監査対象団体の概要等、詳細につきましては報告書を御高覧くださいますようお願い申し上げ、簡単ではございますが監査の報告といたします。
    ○議長(湯澤啓次君) 監査報告に対する質疑の通告がございますので、これを認めます。 吉川秋利君。 ◆19番(吉川秋利君) 令和2年度監査報告書について質問を行います。 第1回定例会において、指定管理に関する条例について議案が提出され、指定管理者としての適正について判断をするため、監査の見解を求めようとしましたが、株式会社大空企画については日も浅く、監査実績がなくて残念な思いをしたというところでした。 そんなことで配慮をいただいたのか分かりませんが、このたび遠山地区に関する事業について、株式会社大空企画と所管課に対する監査が行われました。 精力的な監査が行われ、結果について監査報告書にまとめられております。市民の皆さんにも、こんなことがある、こんな監査もされているということをよく認識してもらうためにはよい機会であるとともに、産業建設委員会においても取り組んできたことから、さらに内容についてお聞きしたいことがありまして、基本的なことについて確認をしたいと思います。 なお、詳細については産業建設委員会での質疑に委ねることとしたいと思います。 では、通告に従いまして、検討要望事項の①にある指定管理者が管理する各施設(美術博物館所管の施設を含む)の会計伝票等について、施設ごとに分類されていることなく月別につづられていること及び会計以外のチェックがされていないことを認めたと。部門別の損益分析や経理上の二重チェックが可能な体制の構築及び経理規定の整備を検討されたいという検討要望がされました。基本的な至極当然の指摘と判断するところです。 一方、株式会社大空企画からの措置状況には、部門別の損益分析や経理上の二重チェックをどのようにするかという経理の正確性の担保については答えているけれども、監査が求めていると思われる部門ごとの経済性、効率性、有効性といったことに関しての考えが示されていないというふうに思います。 この点について、監査委員会の所見を伺います。 ○議長(湯澤啓次君) 戸崎代表監査委員。 ◎監査委員(戸崎博君) ただいま議員から御質問いただいた7ページの検討要望事項につきまして、私ども監査委員から要望を申し上げた内容に対しまして、大空企画から出されました措置状況の内容についての御質問をいただいたという形でございます。 ここにつきまして、御説明を含めまして、少し具体的な内容をお話しさせていただきたいかと思います。 本件検討要望事項は、まず第1に、施設ごとに会計伝票等を分けて保管し、部門別の損益分析をするように、そして第2に二重チェック体制をしくようにという会計実務における非常に基本的な項目について改善要望を出したものでございます。 1つ目の施設ごとに会計伝票を分けることにつきましては、会計数値の事後的な検証可能性を大空企画が抱える施設ごとに確保する必要がある、このような趣旨であります。また、議員御指摘のとおり、文中に出てきます損益分析とは、例えば監査報告書の9ページにございますような単純な部門別損益計算書だけではなく、例えば施設ごとの損益分岐点や資金繰り、こういったことも含めて検討する必要があることを面接の中で話題にしております。 2つ目の二重チェックにつきましては、経理担当者1名のみで会計処理が行われておったため、経理ミスや不正のリスクを低減させる目的で、複数人のチェック体制を求めたものであります。 つまり、この検討要望事項は会計実務の基礎的な部分の改善を促したものであり、本措置状況は私どもの要望に沿った検討を進めると、このような回答として受け止めております。 なお、本件のように未来形で記載された措置状況につきましては、事後的にフォローアップ監査の中で実施状況を点検することを申し添えたいと思います。 ○議長(湯澤啓次君) 吉川秋利君。 ◆19番(吉川秋利君) おおむね分かりました。 次に、検討事項の③では、観光課は主管課として、しらびその運営状況や経営状況を十分把握し、健全経営に向けて指定管理者に対して適切に指導監督を行われたいという要望事項に対し、しらびその運営状況や経営状況については、大空企画の取締役会や代表者会への出席や月報提出時の機会を捉え状況を把握し、さらに事業報告により評価を行い、必要に応じて指導するとともに、参考となる事例や情報を提供できるように努めますと措置状況を報告しております。 監査からは、適切に指導監督を行われたいという要望ですが、現在適切に指導しているのか、いないのか。あるいは、不十分なので、今後そのように努めると言っているのか、よく分かりません。どのように受け取ったらよいのか、お聞きします。 ○議長(湯澤啓次君) 戸崎代表監査委員。 ◎監査委員(戸崎博君) ただいまの御質問は、観光課に出しました検討要望事項に対しまして、今までどおり頑張るのか、これからもっと内容の濃いものを頑張っていくのか、こういったところがなかなか見えてこない、こういった御指摘、御質問だったかと思います。 結論から申しますと、これまでより、より濃い内容を努力していくというふうに私どもは捉えております。 主管課から監査に当たりまして提出を受けた資料によりますと、これまでも大空企画の取締役会等には出席しまして、必要な助言を行ったという記載があり、これまでも参加しながらコミュニケーションを重ねてきたと、このように解釈しております。 一方で、先ほども申し上げましたが、損益分岐点分析や資金繰り分析といったテクニカルな手法の必要性、他市町村の好事例、あるいは不調事例、従業員の接遇マナーの研修・教育の必要性、施設の使い方、飯田市民へのプロモーションなど、監査委員のほうでもっと踏み込む必要があると感じた事項につきましては、面接の中で都度話題にしているところであります。主管課はこれを受け止め、今後はこれまで以上に内容の濃い面談がなされるものと期待をしております。 しかしながら、議員御指摘のとおり、主管課と指定管理者のコミュニケーションの在り方は監査委員も問題意識を持っているところであります。監査は1回やって終わるものではありませんで、随時フォローアップ監査をする中で、今回の措置状況を基に今後の主管課の対応を注視してまいりたいと、このように考えております。 ○議長(湯澤啓次君) 吉川秋利君。 ◆19番(吉川秋利君) 私たちもちょっと状態がよく分からなくて、こう読んでいる部分もありますけれども、初歩的なことに指摘があったということは、役員会に出るなど有効な対策、指導ではなかったのかなというふうに感じたわけであります。 令和2年第1回定例会において、2件の附帯決議がされました。議案第11号については、単なる施設維持のための管理運営とならないよう、営業目標を立てるなど経営感覚を持って取り組まれたいほか、また議案第16号に対しては、健全経営が求められることからも、市として専門的知見の取り入れや外部監査など、適切な管理監督をされたい、また個別施設の将来方針を明確にするなどの附帯決議がされました。 監査報告を見た限りでは、このような附帯決議における議会からの申入れについては、担当課の措置状況報告に配慮されているようには受け取れません。監査時において、このような附帯決議については、どのように取り上げられたか、お聞きをします。 ○議長(湯澤啓次君) 戸崎代表監査委員。 ◎監査委員(戸崎博君) 附帯決議への触れ方について、御案内申し上げます。 当指定管理者に3年間の指定管理を任せるに当たり、附帯条件として課された内容と、このように理解をしております。 10月6日に実施しました面接監査の際に、議選監査委員から附帯決議に触れて、取組を促すよう発言をしましたところ、主管課からは了解しましたと、このように回答を受け取っております。 内容につきましては、例えば南信州観光公社の社長が社外取締役に就任したこと、経営面のアドバイスや多様な支援を行っていただいていること、あるいは市の金融政策課担当職員による専門的視点からの実態把握を行っていること、このような説明を受けた次第であります。 これらに関しましては、附帯決議にあります専門的知見の取り入れに該当するものと、このように考えております。 ○議長(湯澤啓次君) 吉川秋利君。 ◆19番(吉川秋利君) 厳しいことを申しましたけれども、議会から出している附帯決議においては、なかなか十分な対応をされているようには感じられない部分があります。 したがって、監査においての指摘が効果があると期待をするところであります。 また、調査権のない議会にとって、指定管理の更新時における財政支援団体の審議についても大変参考になることも鑑みれば、監査委員にはなお一層の活躍を祈念し、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(湯澤啓次君) 次に移ります。 福沢清君。 ◆13番(福沢清君) 財政援助団体に対する監査報告についての質問をさせていただきます。 まず、今回の会計監査報告については、特に財政援助団体大空企画やそれぞれの監督課に詳細な内容にわたって、詳しく監査をされて、そういう点については敬意を表したいというふうに思います。 具体的に質問に入ります。 4ページの一番下段にあります検討要望事項の(3)に、経営状況を把握し、健全経営に向けて指定管理者に対して適切に指導監督を行われたいということがありますが、具体的に経営状況、特に健全経営ということについて、私たちにも分かりやすく御説明いただければありがたいと思います。 ○議長(湯澤啓次君) 戸崎代表監査委員。 ◎監査委員(戸崎博君) 4ページ、(3)の検討要望事項の具体的な内容の御質問かと思います。 この検討要望事項ができました背景を少し詳しく御案内いたしたいと思います。 監査に先立ちまして、主管課と指定管理者から様々な資料の提出を受けました。その中には、令和元年度の指定管理者の財務諸表がございました。この資料を読み解きますに、経営は厳しい状況にあると、このように捉えております。 今般、監査の対象とした施設ごとの状況は、監査報告書にも記載してございます部門別損益計算書を参照いただきたいと思います。 重ねまして、指摘事項として掲げましたように、例えばアンケートを取るであるとか、危機管理マニュアルを整備するという基本協定が遵守されていない点も認められました。 面接監査の際に、主管課に向けましては、ただいま申し上げた事実を指摘した上で、主管課はこれまで以上に指定管理者とコミュニケーションを密にし、法令等にのっとった運営管理が行われるよう適切なアドバイスをしてほしいと、このように伝えたところでございます。 このような背景から、検討要望事項として改善の検討を求めたものでございます。 ○議長(湯澤啓次君) 福沢清君。 ◆13番(福沢清君) ただいま具体的に説明をいただき、ありがとうございました。 指定管理全般について、健全経営とかそういうものについてのお考えや監査としてどの範囲までのことを調べられるか、そういったことについてお聞きをしたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(湯澤啓次君) 戸崎代表監査委員。 ◎監査委員(戸崎博君) 健全経営については、どのようなものかという御質問かと思います。 これにつきましては大変難しい質問かと、このように受け止めております。 といいますのは、健全経営の定義というのは、その人の価値観が多分に反映されます。監査委員3人はそれぞれが独立の執行機関でございまして、監査委員に共通する健全経営という定義は有しておりませんため、あくまで監査委員の一人である私見であることを前置きさせていただいた上で、一般論としての健全経営について、少し申し述べたいと思います。 健全経営とは、車の両輪であります。量的な健全性と質的な健全性から成り立つと考えております。量的とは、経営数値が良好であることを指します。決算書が黒字であること、資金繰りが良好であること、あるいは資金調達の選択肢が豊富であること、このようなことが要素になりましょう。 今1つ、質的とは従業員が生き生きと働き、お客様に喜んでいただき、新しい価値を創造できる組織風土を指します。 そして何より大切なのが、これら質的、量的要素の土台にコンプライアンスがあることです。 どれだけ質的、量的な内容がよくても、コンプライアンスが軽視されてはなりません。近年、コンプライアンスを軽視したばかりに、最近の言葉で言いますと「炎上」した企業、行政の例は枚挙にいとまがございません。コンプライアンスを欠いた経営は、どのような状態であっても健全とは言えない、このように考えております。 繰り返しになりますが、以上はあくまで一般論としての健全経営についての私見であることを御理解いただきたいと思います。 ○議長(湯澤啓次君) 福沢清君。 ◆13番(福沢清君) 理解をさせていただきました。 それでは最後になりますけれども、適切に指導、監督、管理ということが述べられておりますが、これについて先ほどの吉川議員の説明にもありましたが、このことについて、具体的なことでこういったことをしたらもう少し指導、監督というものが進まれるんじゃないかと、そういったことについて教えていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(湯澤啓次君) 戸崎代表監査委員。 ◎監査委員(戸崎博君) なかなか具体的な方法といいますのは、この観光業に身を置く様々な企業が暗中模索をしている中でございまして、一足飛びに何かがうまくいくといったものはなかなかないように考えております。 そんな中で、ちょっと繰り返しにはなりますけれども、例えばこのようなことを取り組んでみてはいかがかという話を面接監査だけに限らず、これは予備監査等で面談した際にはお話をしているところでございますが、例えばテクニカルな数値の分析で言えば、単純な部門別損益計算書だけではなくて、損益分岐点を引くであるとか、資金繰りの検討をする、あるいはきちんとお客様アンケートを反映した上で従業員のマナー教育等を行う、ほかにも施設の使い方であるとか、繰り返しになりますが飯田市民へのプロモーション等々、こういったことを検討してみてはいかがかと。例えば、例を挙げますとこんなような話を監査の中では差し上げたところでございます。 監査資料の中には、取締役会等に参加してというような記載がございますが、取締役会等だけではなくて、担当者レベルでは取締役会に限らず、指定管理者のところを訪問しているようにお聞きしておりますので、そういったチャネルを通じまして、これからの経営改善に役立てていただければと、このように理解をしております。 ○議長(湯澤啓次君) ほかに監査報告に対する質疑通告はございませんので、質疑を終結し、次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第7 委員長報告 ○議長(湯澤啓次君) ここで委員長報告を行います。 リニア推進特別委員会の審査の経過につきまして報告を求めます。 リニア推進特別委員会委員長、井坪隆君。 ◆リニア推進特別委員会委員長(井坪隆君) おはようございます。 11月24日、昨日開催されましたリニア推進特別委員会における協議内容について、御報告を申し上げます。 会議において、執行機関側から代替地の状況についての説明がありました。 まず、代替地登録制度と上郷、丹保・北条地区代替地第1次募集の抽せん結果についての説明がありました。 最初に、代替地登録制度について、令和2年1月14日から9月30日までの申込期間において、14人の申込みがあり、登録代替地398か所中、15か所について申込みがあったこと、また希望が重複する登録地については10月25日に抽せんを行い、当選した方が代替地提供者との優先交渉権を得て調整を行うこと、そしてその調整が不調となった場合には、次点の方が代替地提供者と交渉を行うことなどの説明がありました。 次に、現在、市が整備を行っている丹保・北条地区代替地について、代替追登録制度と同様に、令和2年1月14日から9月30日までの申込期間で行った第1次募集としては、締切り時点で32人の申込みがあり、全73区画のうち、第1希望の延べ申込区画数は42区画、うち7区画が複数の人が重複している状況で、申込区画数としては全73区画中、29区画となっていたこと、そしてこうした状況の下、調整を行い、その上でなお重複していた4区画について10月25日に抽せんを行った結果、32人のうち2人が辞退し、仮決定となったのは30人、区画数としては全73区画中、仮決定は37区画になったとの説明がありました。 今後は、決定通知書を送付して、順次契約を進める一方で、決定していない区画について2次募集を行うとの説明がありました。 次に、上郷の丹保・北条地区代替地第2次募集と座光寺の唐沢・宮の前地区代替地第1次募集の申込受付についての説明がありました。 それぞれの代替地は、市が整備した宅地を分譲し、移転される方に土地の権利を譲渡するもので、本年令和2年12月1日に公表を行い、同日から翌年5月末までの約6か月間を希望申込期間とすること、受付を行う場所をリニア用地課、リニア現地事務所及び座光寺自治振興センターとすること、土地価格は市が定めた価格とすることなどの説明がありました。 これらに対して、委員からは、丹保・北条地区代替地第1次募集を辞退された方の辞退の理由はとの質疑があり、業者の紹介や個々で物件を当たられるなどして移転先を確保されたことなどが辞退の理由であったとの答弁がありました。 続いて、委員から、丹保・北条地区の全73区画のうち、37区画が仮決定したとのことだが、残りの36区画の見通しはどうかとの質疑があり、第2次募集を行うが、状況により、残りの空き区画が多いようであれば、第3次募集を行うことを検討する一方で、残りの空き区画が少ないようであれば、個別のあっせん等も視野に入れて検討していくとの答弁がありました。 また、委員から、第3次募集を行ってきて、空きが埋まらなかった場合、一般公募するのかとの質疑があり、残った区画については、移転をお願いする方に紹介して埋めていくが、残区画が多い場合には一般公募も念頭に検討してまいりたいとの答弁がありました。 また、委員から、11月18日開催の市長と上郷の北条地区住民との意見交換会で、前市長や職員の対応についての不満が出たが、どのように捉えているかとの質疑があり、70人ほどの参加者と意見交換を行った。会議の概要等の結果については、会期中のリニア推進特別委員会において報告したい。住民からいただいた御意見で、主なものは、用地の補償費、交渉に当たる職員の姿勢、関係機関との連携などであった。これまでも個別の交渉の中で関係者の皆さんにはお話をお伺いする中、個々の状況についても踏まえて対応しているが、まずは丁寧にお話を伺う中で、今後も引き続き真摯に対応してまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、地権者一人一人の要望、情報、対応などを記録したカルテのようなものは存在しているのかとの質疑があり、カルテではないが、交渉を行っているお一人お一人の交渉記録は全て残しており、流れが分かるように整理を行っている。リニア推進部内でも、当該記録については担当者はもちろんのこと、リニア用地課職員全員が共有するとともに、用地担当参事や部長も一件一件全て目を通し、その上で状況に応じて課長、用地担当参事、部長が対応を指示したり、また直接地元に出向いて住民に対して説明を行うなどの対応を取っているとの答弁がありました。 また、委員から、リニア事業に関連した事業用地であれば、農振農用地の除外や農地転用が可能ではとの質疑があり、丹保・北条地区代替地のように市などの公共団体が行う事業では、農振農用地であったとしても除外したとみなされて事業を進めることができる場合もあるが、個人の場合にはリニア事業であっても他の公共事業と同様、農振農用地の除外には農業課及び農業委員会での所定の手続が必要となる。ただ、リニア事業に関しては、移転先に関する御希望等を個別に状況をお伺いする中、農振の除外が必要な場合には事前に農業課及び農業委員会と共有し、御意向に沿った対応ができるか否かの判断も含めて、できる限りスムーズな手続ができるよう取り組んできているとの答弁がありました。 さらに、委員から、農業課、農業委員会とリニア推進部で協議を重ねて、リニア事業に関連した農振除外、農地転用の円滑な手続の実現を願いたい。また、関係者のためにできる範囲内で代替地の見取図を準備いただきたいとの要望がありました。 また、委員から、市の担当者が親身に相談に乗ってくれたとの声を聞く一方で、補償額が希望よりも少なく、土地、建物の費用に加えて、老後の費用も必要であり、市内から離れて移転せざるを得ない方がいると聞くが、どう捉えているかとの質疑があり、土地の価格は公示価格を参考に不動産鑑定士による評価等を踏まえて定めている。また、建物補償額についても、公共補償の基準に沿って算定を行っている。移転される方の生活設計については、こうした土地の価格や建物の補償額等を踏まえつつ、税の影響等、様々な観点から提案をさせていただいている。できる限り市内にとどまっていただけるように、引き続き交渉を進めていくとの答弁がありました。 さらに、委員から、移転をされる方が高齢者の場合、アパート、マンション、2LDKなどの戸建てなどを提供することができないかとの質疑があり、移転後の生活に不安がないよう、移転者お一人お一人の状況を考慮しつつ、個々の方々が抱えられている様々な課題を解決できる方法がないかという点も踏まえて相談してきている。今後もしっかり検討していきたいとの答弁がありました。 また、委員から、抽せんに外れた高齢者世帯へのフォローをどのように考えるかとの質疑があり、抽せんに外れた高齢者には、職員が別の物件の紹介やあっせんを行っているが、移転の後の生活に対し、不安を抱いておられることを十分念頭に置いて、今後もしっかり対応していきたいとの答弁がありました。 また、委員から、座光寺の共和地区代替地の進捗状況はとの質疑があり、共和地区代替地については、約3,000平方メートル弱の面積で、6区画または8区画を予定しているところ。来年度、用地買収を進め、その後、工事となるが、代替地の募集は来年の今頃を予定しているとの答弁がありました。 また、委員から、共和地区代替地に関する情報についても早めに住民に示してほしいとの要望があり、共和地区はこれから設計し、区画を検討していくが、なるべく早期に代替地に関する情報を提供できるようにしてまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、市長との意見交換会に関し、座光寺地区は広範囲にわたるため、事業の進捗状況や地元の意見をしっかりと踏まえた上で開催を検討していただきたいとの要望がありました。 次に、委員から、以前、移転先についてはスマートエネルギーエリアとするイメージを持って開発するとの考えがあったと思うが、現在の検討状況はとの質疑があり、上郷の丹保・北条地区代替地については環境に優しい低炭素な街区とする構想があるが、今後関係課と調整を取りながら、その考え方や進め方等について代替地にお住まいになる覚悟の方々に説明していくとの答弁がありました。 また、委員から、低炭素街区を形成するための具体策はとの質疑があり、近未来的な技術を活用した新しいエリアとして、あるいは飯田市としての価値が高まるような環境からのアプローチなどを含めて、未来デザイン2028中期計画の検討の場なども利用しながら、関係各課で研究を進めてまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、移転者向けの集合住宅やサービス付高齢者住宅なども考えられると思うが、民間との役割分担を踏まえる中、どう考えるかとの質疑があり、まずは高齢の方々への配慮を含めて、移転後の暮らしに不安がないような環境が整えられるよう、個々のお考えを伺いながら努めてまいりたい。その上で、民間の力や知恵を借りて、より豊かな暮らしが実現でき、現在の地域の課題を解決できるような事業を取り入れることができるようであれば検討してまいりたいとの答弁がありました。 続いて、委員から、新市長のマニフェストを実現するため、具体的にどう対応していくのかとの質疑があり、市民の皆様のお考えをしっかり伺いながら事業を進めていくというのが新市長の基本方針であることから、こうした方針に従い、今まで以上に丁寧に事業を進めてまいりたいとの答弁がありました。 また、委員から、リニア時代に必要な土地利用計画と都市計画との差が生じてきているように感じる。リニア新時代にふさわしい土地利用を実現していただきたいとの要望がありました。 また、委員から、税金の申告手続の相談をするための特別窓口をつくっていただくことができるのかとの要望があり、補償金を受け取った結果、影響が生じることになる税金等については都度個別に説明するとともに、申告前にも説明していくこととなるが、各担当において、できる限りの対応をさせていただくので、小さなことでも結構なので御相談いただきたいとの答弁がありました。 また、委員から、移転補償についての相談は専門的な内容で、ケース・バイ・ケースのことが多い。早め早めに、その人の状況に沿ったアドバイスが必要となるが、市として対応が可能かその質疑があり、補償額を提示し、契約に至るまでの間で、税金等への影響についてはお一人お一人の状況に応じた説明をしている。今後も、必要なときにその都度説明してまいるので、お気軽に御相談いただければと思うとの答弁がありました。 以上を踏まえた代替地の状況に関する委員からの要望について、1つ、農振農用地の転用に規制があるとしても、代替地を求める住民の声を聞く中で、農業課、農業委員会及びリニア関連事業を所管する庁内の横断的な協議に取り組まれたい。1つ、高齢者を中心に、用地及び手続に関して、移転に不安がある住民の皆さんの意見に一つ一つ丁寧に対応していただきたい。以上、2点の集約を行いました。 次に、重点協議区域の経過と今後の考え方についての説明がありました。 まず、過程について。 県道市場桜町線、土曽川国道153号、市道五郎田線に囲まれる7.8ヘクタールを当初リニア駅周辺整備の区域として検討していたが、北条地区との協議を重ねる中で少しでもコンパクトにとの地元の意向が示され、6.5ヘクタールを駅周辺整備の範囲としたとの説明がありました。 この経過の中で減じた1.3ヘクタールを重点協議区域とし、平成29年6月策定のリニア駅周辺整備基本計画で位置づけを行ったとの経過の説明がありました。 また、重点協議区域については、地域の皆様との協議を十分重ねるとともに、社会情勢を見据えながら、民間活力の動きなどを見定め、必要な用途や規制等、開発計画の内容に応じて、都市計画等との協議を十分的に行う土地利用計画における重点協議区域として位置づけたとの説明がありました。 さらに、民間事業者による説明会、広域的施設の候補地、エリア内へのマンション建設計画などについての説明がありました。 これらに対し、委員から、国道153号線の改良工事に関して、隣接する事業者に対する移転補償の状況はとの質疑があり、県が進める事業であり、県が担当して移転の協議を進めている。市のリニア推進部のリニア用地課、市の建設部の国県関連事業課も加わりつつ、移転代替地の相談にも伺っているとの答弁がありました。 さらに、委員から、リニア推進事業と許認可権限を持つ県との連携を行うことができないかとの要望があり、国道153号線沿いの事業者、店舗等の移転先は地域にとっても飯田市にとっても重要であり、どの場所に移転していただくか、現在地の近隣に移転できるか、全市的な視点で相談を行っていきたいとの答弁がありました。 これに対し、委員から、事業所の事業継続の視点を持った事業者への対応と解決に加えて、当委員会へ進捗報告を願いたいとの要望があり、県事業であり、長野県へ確認をしつつ、できる範囲で調整を行ってまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、リニア駅周辺整備事業の実施計画に関し、内容や進行管理、あるいは策定時期に変更が生じる可能性があるのかとの質疑があり、昨年完了した基本設計を踏まえて、現在主に土木に関する実施設計を進めているところ、3つのプロジェクトによる検討も並行して進めており、検討状況は次回の委員会で説明させていただく。現時点で、進行管理についての変更はないと考えているとの答弁がありました。 さらに、委員から、土地利用計画、都市計画に見直しを行いながら、次のステップに進んでいただきたいとの要望があり、未来デザイン2028の中期計画の中でも、土地利用方針の検討については戦略事業として位置づけたいと考えており、しっかり議論、検討していきたいとの答弁がありました。 以上、リニア推進特別委員会の報告といたします。 ○議長(湯澤啓次君) ただいまの報告につきまして、御質疑はございませんか。     (挙手する者なし) ○議長(湯澤啓次君) なければ、次に進みます。----------------------------------- △日程第8 報告 ○議長(湯澤啓次君) 日程に従いまして、これより報告案件の審議に入ります。 初めに、報告第34号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」及び報告第35号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を一括議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 櫻井総務部長。 ◎総務部長(櫻井毅君) 報告第34号について御説明申し上げます。 本件は、専決処分の報告についてでございまして、自動車事故による損害を賠償するため専決処分をいたしました案件につきまして報告をさせていただくものでございます。 裏面を御覧いただきたいと思います。 専決24号でございますが、相手方は記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和2年9月14日午後6時20分頃、公務中、飯田市鼎西鼎551番地1の店舗駐車場において、下車しようとドアを開けた際、隣に駐車していた相手方車両の左側面に接触し、損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割、市の損害賠償額は14万9,160円でございまして、示談が成立し、11月10日に専決処分したものでございます。 今回、このような報告をいたしますことをおわび申し上げます。事故防止に向け、なお一層の交通安全対策に取り組んでまいる所存でございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、報告第35号について御説明申し上げます。 本件は、専決処分の報告についてでございまして、損害を賠償するため専決処分いたしました案件でございます。 裏面を御覧いただきたいと思います。 専決第22号でございますが、専決の日及び相手方は記載のとおりでございます。 事件の概要でございますが、固定資産税に係る相続人調査を行い、令和2年5月14日付で相手方に相続手続の通知をしたところ、相手方が手続を依頼した法律事務所から申出があり、再調査の結果、相手方が相続人でないことが判明したため、相手方が法律事務所に手続を依頼した際の手数料、実費等を賠償するものでございます。 本件で相続関係を誤認したのは、養子縁組及び代襲相続が関わる複雑な相続だったことによるものでございます。当市の損害賠償は3万3,000円で、令和2年9月24日に相手方への支払いを完了いたしております。 市税の賦課業務につきましては、日頃から間違いのない事務に心がけておりますが、今回このような報告に至りましたことをおわび申し上げます。改めて、賦課業務全般のチェックを確実に行い、再発防止に努めてまいります。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第36号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 今村教育次長。 ◎教育次長(今村和男君) 報告第36号について御説明申し上げます。 本件は、専決第23号として、相手方に与えた損害を賠償するために専決処分させていただいたものでございます。 裏面を御覧ください。 相手方につきましては、議案書記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和2年9月24日午前7時30分頃、飯田市立三穂小学校敷地内において、職員が草刈り作業をしていた際に草刈り機がはねた石が同所付近に止めていた相手方の軽乗用自動車のフロントガラスに当たり、破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割で、市の賠償額は修理費用14万1,735円でございます。 10月26日に示談書を取り交わし、全国市長会市民総合賠償補償保険から市の賠償額をお支払いしております。 草刈り等の作業につきましては、これまでも注意して作業するよう指導しているところでございますが、今回こうした事故を起こしてしまったことをおわび申し上げます。 また、今回の事故を受けまして、特に草刈り機を使用した作業における具体的な注意事項等を関係職員に指導を徹底するとともに、全学校長にも安全管理について周知徹底しておるところでございますが、今後もなお一層、安全確保に努めてまいる所存でございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第37号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 青木地域人育成担当参事。 ◎地域人育成担当参事兼生涯学習・スポーツ課長(青木純君) 報告第37号について御説明申し上げます。 本件は、施設管理の瑕疵による損害を賠償するために専決処分をいたしました案件の報告でございます。 裏面を御覧ください。 相手方は、記載のとおりでございます。 事故の概要は、令和2年9月19日午後6時20分頃、飯田市上郷黒田1614番地1の飯田市上郷体育館において、玄関に設置されたすのこから突出したくぎが相手方が履いていた靴下に引っかかり、転倒、負傷させる損害を与えたものです。 損害割合は当方が10割、市の損害賠償額は4,960円でございます。 11月10日に示談が成立し、全国市長会市民総合賠償補償保険による支払い手続を進めております。 今回の事故を受け、各施設の管理人に周知徹底をし、危険箇所の点検を改めて行うとともに、木製すのこをプラスチック製すのこに交換するなど対応を取ったところであり、今後こうした事故が起こらないよう、一層の安全管理に取り組んでまいる所存です。 説明は以上でございます。 ○議長(湯澤啓次君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第9 議案審議 ○議長(湯澤啓次君) これより議案の審議に入ります。 初めに、議案第103号「教育委員会の委員の任命について」を議題といたします。 事務局に朗読させます。 小椋議会事務局次長。     (小椋議会事務局次長 朗読) ○議長(湯澤啓次君) 理事者の説明を求めます。 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 議案第103号「教育委員会の委員の任命について」御説明を申し上げます。 本案は、三浦弥生教育委員の任期が来る12月12日をもちまして満了いたしますことから、引き続き三浦氏を教育委員に任命することにつきまして、議会の同意をいただきたいというものでございます。 三浦氏におかれましては、平成28年12月から教育委員に就任していただき、看護師としての病院勤務、保健師としての阿南町役場勤務の経験及び飯田女子短期大学教授としての知見をもって教育行政に関わっていただきました。特に、昨年度末及び今年度初めのコロナ禍における小・中学校の臨時休校、社会教育施設等の休館及び小・中学校等における新型コロナウイルス感染症予防に関し、看護師、保健師として御勤務された経験や専攻されている看護学のお立場から、様々な御意見や御提言を頂戴いたしました。 私といたしましては、今後ますます複雑・多様化することが予見される教育行政において、保健や看護に関する専門的な識見をお持ちの三浦氏は、教育委員として適任と考えるところでございます。 以上、よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(湯澤啓次君) 議案に対する説明が終了いたしました。 この件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第103号につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第103号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第103号は原案のとおり同意されました。 次に、議案第104号「固定資産評価審査委員会の委員の選任について」を議題といたします。 事務局に朗読させます。 小椋議会事務局次長。     (小椋議会事務局次長 朗読) ○議長(湯澤啓次君) 執行機関側の説明を求めます。 櫻井総務部長。 ◎総務部長(櫻井毅君) 議案第104号について御説明申し上げます。 本案は、固定資産評価審査委員会の委員の選任について、議会の同意を得たいとするもので、固定資産評価審査委員会は3人の委員で構成されておりますが、そのうち長沼弘明委員が来る12月18日をもって任期満了となりますことから、その後任といたしまして、篠田雅弘氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。 同氏の略歴等につきましては、裏面記載のとおりでございます。 御同意いただきますようお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(湯澤啓次君) この件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第104号につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第104号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第104号は原案のとおり同意されました。 次に、議案第105号「飯田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」と、以下件名を省略いたしまして、議案第106号から議案第128号までの以上24件を一括議題といたします。 それでは、朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 初めに、議案第105号及び議案第106号について。 櫻井総務部長。 ◎総務部長(櫻井毅君) 議案第105号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございまして、関係する5つの条例を改正するものでございます。 人事院の給与勧告を踏まえ、当市におきましても、国に準拠して同様の対応を行うものでございまして、期末手当について、民間の支給状況に見合うよう、現行の支給率を0.05月分引き下げるものでございまして、特別職等につきましても同様でございます。 それでは、条例案について御説明申し上げます。 第1条は、飯田市職員の給与に関する条例の一部改正でございまして、期末手当を0.05月分引き下げる改正でございます。 第2条は、期末手当の令和3年度以降の対応を規定しており、6月及び12月の期末手当が均等になるよう支給率を定めるものでございます。 第3条及び第4条の飯田市特別職の職員で常勤の者の給与に関する条例の一部改正、第5条及び第6条の飯田市議会の議員の議員報酬等に関する条例の一部改正、第7条及び第8条の飯田市一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部改正、第9条及び第10条の一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についても、人事院の給与勧告に準じて、期末手当の規定を改正するものでございます。 附則は、施行日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いします。 続きまして、議案第106号「飯田市地域経済牽引事業の促進に係る固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でございます。 本案は、いわゆる中小企業成長促進法が令和2年6月19日に公布、10月1日に施行され、関連する省令が同日施行されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 具体的には、第2条第1項中で、引用する省令の名称が法の条ずれに伴って改正されたことによる改正でございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第107号について、松下市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長兼結いターン移住定住推進室長(松下徹君) 議案第107号について御説明をいたします。 本案は、飯田市中山間地域における地域振興住宅の運営に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、現在、千代地区で建設を進めております地域振興住宅につきまして、その名称及び位置を第6条の規定によります別表に追記したいとするものでございます。 追記する地域振興住宅の名称は、千代米川第3地域振興住宅、位置につきましては記載のとおりでございます。 附則は施行日を定めるもので、令和3年1月1日とするものでございます。 なお、飯田市地域自治区の設置等に関する条例第10条第2項の規定に基づき、施設を設置いたします千代地区の地域協議会に諮問を行い、意見はない旨の御回答をいただいております。 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第108号について、清水健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(清水美沙子君) 議案第108号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 地方税法施行令等の一部改正する政令の施行に伴いまして、条例の規定を改正したいとするものでございます。 令和3年1月1日施行の個人所得課税の見直しに伴い、国民健康保険税で用いられております7割、5割、2割の軽減判定基準を見直しするというものでございます。 内容としましては、個人所得課税の基礎控除額の引上げに伴い、国民健康保険税の軽減判定基準の基準額を「33万円」から「43万円」に引き上げるというものでございます。 また、個人所得課税の給与所得控除額、公的年金控除額が引き下げられますと、所得額が上がり、国民健康保険税の軽減措置に該当しにくくなりますことから、その影響を遮断するために、その世帯に属する被保険者及び特定同一世帯所属者のうち、所得を有する者が2名以上いる場合には43万円に、当該人数から1を減じた数に10万円を乗じて得た金額を加算した金額にすることにより、軽減判定基準の基準額を引き上げるというものでございます。 附則第2項につきましては、山林所得金額を明記するとともに、65歳以上で公的年金等の収入が110万円を超える者について、特例控除額15万円を加算して、125万円の控除と改めるものでございます。 適用区分は、本件が令和3年度以降の年度分の国民健康保険税について適用することを示してございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第109号について、土屋上下水道局長。 ◎上下水道局長(土屋敏美君) 議案第109号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、租税特別措置法の一部改正に伴い、条例中に引用する法律の用語の整理を行おうとするものでございます。 附則第8項中、延滞金の割合の特例に係る規定につきましては、これまで「特例基準割合」としていたところ、法律の改正により「延滞金特例基準割合」とするなど、用語を改めるものでございます。 附則は、施行期日と経過措置を定めるものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第110号について、田中危機管理室長。 ◎危機管理室長(田中真君) 議案第110号について、御説明申し上げます。 本案は、飯田市消防団条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、今般策定いたしました令和3年度からの5年間を期間といたします飯田市第12次消防力整備計画の内容により、改正の必要が生じたもの及び字句の修正等を提案するものでございます。 具体的に申し上げます。 第1条及び第2条中の文言を修正いたします。また、第3条で規定されている消防団員の定数を整備計画の中での組織の見直しによりまして140名削減するもの、また支援団員の定数を第2項として規定するものでございます。 第4条から第8条中の字句を訂正するもの、また第9条で消防団長が10日以上居住地を離れる場合の届出先を消防庁から任命権者である市長へ改めるものでございます。 第10条から第12条までの字句の修正及び項目の修正、第13条では消防団員の公務災害に係る規定を定めている条例を明確化するものでございます。 第14条の字句の修正、また第15条は当条例の制定の際における規定を削除するものでございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 説明は以上でございます。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第111号及び議案第112号についてお願いします。 松下市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長兼結いターン移住定住推進室長(松下徹君) それでは、議案第111号につきまして御説明申し上げます。 本案は、公の施設の指定管理の期間の満了に伴い、次の指定管理期間の指定管理者の指定について、地方自治法第224条の第6項の規定により、議会の議決を得たいとするものでございます。 公の施設の名称は飯田市法山地域振興センター、指定する団体の名称は飯田市千代法全寺区で、指定期間につきましては令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 飯田市千代法全寺区を指定管理者として指定をする理由でございますが、飯田市法山地域振興センターは、地域振興を図り、もって住民福祉の向上に資することを目的に設置をしたものであり、市として地域住民による集会や各種事業に利用されている地域に密着した集会施設でございます。 飯田市千代法全寺区は、施設が設置されている地域の住民により組織している自治活動組織であり、施設の設置目的に沿った適正な管理運営が期待できます。また、同団体につきましては、平成18年4月より同施設の指定管理者として良好な管理運営を行ってきた実績もあることから、継続して指定管理者に指定することが適当であると判断をいたしました。 なお、施設が立地しております千代地区の地域協議会に諮問させていただきましたが、現在の指定管理者を継続することについて、特に意見なしとの旨の回答をいただいております。 また、指定管理期間につきましては、議案第111号から議案第113号まで共通しておりますけれども、令和2年度から公共施設マネジメント基本方針に基づく公共施設の適正管理の取組として指定管理者制度の見直しを行っており、集会施設につきましては今後5年をめどに管理方法等についての方針整理を行う予定でございますので、これまでの10年間の期間を5年間に短縮しております。 説明は以上でございます。 続きまして、議案第112号につきまして御説明申し上げます。 本案は、公の施設の指定管理の期間の満了に伴う指定管理継続のための指定管理者の指定について、地方自治法の規定により、議会の議決を得たいとするものでございます。 公の施設の名称は飯田市箱川郷づくり研修センター、指定する団体の名称は飯田市箱川区で、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 飯田市箱川区を指定管理者とする指定理由でございますが、飯田市箱川郷づくり研修センターにつきましては、地域振興を図り、もって住民福祉の向上に資することを目的に設置をし、市として地域住民による集会や各種事業に利用されている地域に密着した集会施設でございます。 飯田市箱川区は、施設が設置されている地域の住民により組織をされている自治活動組織であり、適正な管理運営が期待できますとともに、同団体は平成18年4月より、指定管理者として良好な管理運営を行ってきている実績もあることから、継続して指定管理者に指定することが適当であると判断いたしました。 なお、当該施設の設置地区である山本地域協議会に諮問させていただきましたが、特に意見なしとの旨の回答をいただいております。 指定期間につきましては、議案第111号で御説明申し上げたとおり、これまでの10年間の期間を5年間に短縮をしてございます。 説明は以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いをいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第113号及び議案第114号について、清水健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(清水美沙子君) それでは、議案第113号及び議案第114号につきまして、一括して御説明申し上げます。 この議案2件は、公の施設の指定管理期間の満了に伴いまして、いずれも継続して指定管理者を指定したいとしまして、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得たいとするものでございます。 初めに、議案第113号につきまして御説明申し上げます。 公の施設の名称は、飯田市多世代交流プラザでございます。指定する団体の名称は下黒田南まちづくり委員会、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 指定の理由でございますが、この施設は地域福祉活動の拠点となる施設でございまして、地元下黒田南まちづくり委員会におきまして、施設を拠点に地域振興や公民館活動など各種事業を実施しておりまして、効率的な施設の管理や施設を拠点に地域活動の一層の促進を図るためにも、継続して指定したいとするものでございます。 なお、指定の期間につきましては、施設の用途が集会施設でありますことから、議案第111号と同様、今回10年から短縮して5年間としております。 続きまして、議案第114号について御説明申し上げます。 公の施設の名称は、飯田市千代デイサービスセンターでございます。指定する団体の名称は社会福祉法人千代しゃくなげの会で、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 指定の理由でございますが、指定する団体におかれましては、現在も施設の指定管理を行っておりまして、施設の管理面、運営面、さらに利用者の評価も良好であります。地域の中で介護サービスの拠点としての役割を十分果たしていただいておりますことから、継続して指定したいとするものでございます。 なお、議案第113号、議案第114号のいずれの施設におきましても、指定管理の継続に当たりまして、飯田市地域自治区の設置等に関する条例第10条第2項の規定に基づきまして、当該施設の設置地区であります上郷地区及び千代地区の地域協議会に諮問させていただきましたが、特に意見なしといただいております。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第115号から議案第118号までについてをお願いいたします。 北沢建設部長。 ◎建設部長(北沢武人君) 議案第115号について御説明申し上げます。 本案は、令和元年飯田市議会第3回定例会において、議案第136号として議決を経た過年発生土木施設補助災害復旧事業道路災害復旧工事の工事請負契約について、工事の請負契約の一部を変更するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 変更内容については、工事請負金額を1億8,700万円から2億2,354万2,000円に変更するものでございます。3,650万円余の増額変更でありますが、安全確保のための新たな仮設工の増工が必要となり、国との重要変更協議を経たものでございます。 契約の相手方は、飯田市南信濃和田1012番地、池端工業株式会社、代表取締役、池端清二氏であります。 説明は以上であります。よろしくお願いいたします。 続いて、議案第116号について御説明いたします。 本件は、損害賠償の額を定めることについてでございまして、自動車事故により相手方に与えた損害を賠償するために、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものでございます。 相手方は、議案書記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、令和2年8月7日、午後3時頃、鼎一色65番2付近の市道1-29号羽場坂中村線と市道鼎197号線の交差点において、公務のために走行していた飯田市所有の軽貨物自動車が、当該交差点で停止した相手方の軽貨物自動車に追突し、相手方の車両の後部を破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割で、損害賠償額は57万1,417円でございます。 議決をいただきましたら、相手方と示談書を取り交わし、損害賠償額をお支払いする予定でございます。 なお、損害賠償額の全額につきまして、飯田市が加入しております全国市有物件災害共済会から相手方に支払われます。 今回、このような議案を提出することをおわび申し上げますとともに、改めて交通事故防止の意識を高め、一層交通安全対策に取り組んでまいる所存でございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 続いて、議案第117号について御説明申し上げます。 本案は、公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 市営住宅の名称は、公の施設である飯田市営住宅等条例の2号市営住宅、3号市営住宅及び4号指定住宅に係る施設としまして、西の原市営住宅ほか8団地とその共同施設等を指定管理者に管理させたいとするものでございます。 指定する団体の名称は、長野県住宅供給公社でございます。 指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 指定の理由としまして、この団体は公営住宅法に基づき、1号市営住宅の管理代行を行う団体で、公営住宅の管理に当たり、専門的な知見、並びに資材及び人材を安定して有するものであることから、それらを生かしつつ、指定管理者制度によって管理する2号市営住宅から4号市営住宅までに係る施設等につきましても、適切な管理運営を行うことができると判断したものでございます。 平成28年4月から、指定管理者制度の導入に伴い、長野県住宅供給公社を指定してまいりましたが、入居者へのサービスの向上と効率的かつ安定的な施設管理を行ってきた実績もあることから、引き続きこの団体を指定管理者に指定することが適当であるとし、お諮りするものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 続いて、議案第118号について御説明申し上げます。 本案は、令和元年飯田市議会第3回定例会において議決された改築補助事業橋りょう鋼上部工工事の工事請負契約の一部を変更するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 変更の内容については、工事請負金額を2億6,400万円から2億6,760万8,000円に変更するものでございます。 契約の相手方は、福島県郡山市西田町鬼生田字阿広木1番、矢田工業株式会社、代表取締役、成田正樹氏でございます。 本議案、即日決議をお願いするものでございますが、その理由は、本工事の契約期間が本定例会閉会日である令和2年12月18日であり、契約期間内に請負業者による竣工書類提出まで完了させたいことから、即日決議をお願いするものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第119号について、田中危機管理室長。 ◎危機管理室長(田中真君) 議案第119号について御説明申し上げます。 本案は、公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものでございまして、下記の表にございます飯田市コミュニティ消防センター13か所につきまして、中村区協議会など地元組織13団体を指定したいとするものでございます。 今回指定の13団体につきましては、いずれも現在、当該施設の指定管理者の指定をされている団体でございまして、継続の指定をしたいとするものでございます。 指定の理由といたしまして、施設の性質上、地元管理が好ましいこと、また従前から良好な管理を行っていただいていることでございます。 継続の指定につきまして、それぞれの地区の地域協議会へ諮問をし、いずれも特段の意見はなしということの回答をいただいております。 指定の期間につきましては、議案第111号から114号と同様、公共施設マネジメントの方針によりまして、令和3年4月1日からの5年間を予定しております。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第120号について、青木地域人育成担当参事。 ◎地域人育成担当参事兼生涯学習・スポーツ課長(青木純君) 議案第120号について御説明申し上げます。 本案は、公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を得たいとするものです。 各施設の名称は、飯田市総合運動場、飯田市勤労者体育センター、飯田市勤労青少年ホームであり、指定期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 これら施設については、平成30年4月1日から令和3年3月31日までの3年間、指定管理制度を導入し、公益財団法人飯田市スポーツ協会が運営をしているところでございます。 今般、指定期間満了を迎えるに当たり、公募型プロポーザル方式により指定管理者を募集し、審査をいたしました結果、引き続き公益財団法人飯田市スポーツ協会が施設運営の目的を効果的に達成し、市民サービスの向上を図ることができる団体であると判断し、指定したいとするものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第121号及び議案第122号について、塚平財政課副参事。 ◎財政課副参事(塚平裕君) 議案第121号について御説明申し上げます。 本案は、令和2年度飯田市一般会計補正予算(第9号)案でございまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,015万7,000円を追加いたし、予算の総額を636億4,709万9,000円としたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 4ページをお開きください。 歳出から説明させていただきます。 2款総務費は2,820万円余の増額でございまして、結いターン学生ふるさと帰省事業等に要する費用を計上するものでございます。 3款民生費は1,170万円余の減額で、社会福祉施設等感染症感染予防対策支援事業の終了に伴う減額のほか、地域子育て支援拠点のオンライン相談対応への施設整備補助金の計上等でございます。 4款衛生費は880万円余の増額で、高齢者、介護医療従事者等への抗原定量検査費用の補助や、休日夜間急患診療所でのオンライン診療の対応した施設整備に要する費用等を計上するものでございます。 5款労働費は1,460万円の減額で、感染症拡大防止協力企業等支援事業の終了に伴う減額のほか、雇用調整助成金申請支援事業補助金の増額に要する費用を計上するものでございます。 6款農林水産業費は250万円余の減額でございまして、南信州畜産物ブランド推進事業などの中止に伴い、経費を減額するものでございます。 7款商工費は2億8,830万円余の減額でございまして、事業継続支援緊急助成金事業、飯田市持続化支援特別給付金事業などの終了に伴い、経費を減額するものでございます。 9款消防費は10万円余の増額で、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の設置に伴う費用を計上するものでございます。 10款教育費は1,980万円余の減額でございまして、飯田市成人式新成人抗原定量検査補助事業に要する費用を計上するほか、いいだ人形劇フェスタ、オーケストラと友に音楽祭、風越登山マラソンなどの中止に伴い、経費を減額するものでございます。 13款諸支出金は、これまで実施をしてまいりました新型コロナウイルス感染症対策事業の終了及び新型コロナウイルス感染症の影響で中止・延期となった各種事業に要する費用の減額分を財政調整基金に積み立てるものでございます。 続きまして、歳入でございますが、2ページを御覧ください。 15款国庫支出金は、疾病予防対策事業費等補助金を、16款県支出金は、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金等を計上するほか、事業終了等に伴い減額を行うものでございます。 19款繰入金は過疎地域自立促進基金繰入金を減額するもの、20款繰越金は純繰越金を増額するものでございます。 説明は以上でございます。 続きまして、議案第122号について御説明申し上げます。 本案は、令和2年度飯田市一般会計補正予算(第10号)案でございまして、歳入歳出ともに1億7,759万1,000円を追加いたし、予算の総額を638億2,469万円にしたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算の補正で御説明申し上げます。 第2条は繰越明許費の補正、第3条は債務負担行為の追加、第4条は地方債の追加及び変更でございまして、それぞれの表で御説明申し上げます。 それでは、4ページをお開きください。 歳出から説明させていただきます。 初めに、議案第105号、飯田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定に伴います人件費の減額補正につきましては、それぞれの課に必要額を計上いたしております。 なお、本補正では、補正の額が1,000万円を超える一般会計及び病院事業会計のみで今回実施をすることといたしておりますので、御承知おきいただきたいと思います。 それでは、1款議会費でございます。 1款議会費は210万円余の減額でございまして、新型コロナウイルス感染症対応に係る人件費の減額のほか、ペーパーレス会議システムの導入に係る経費を計上するものでございます。 2款総務費は1,630万円余の増額で、田舎へ還ろう戦略支援事業20地区応援隊交付金の増額が主なものでございます。 3款民生費は3億820万円余の増額でございまして、1項社会福祉費で、総合支援介護給付金事業や総合支援訓練等給付事業における決算見込みによる増額、後期高齢者医療広域連合負担金の前年度分精算に伴う負担金の増額、2項児童福祉費では、障害児通所支援費の決算見込みによる増額が主なものでございます。 4款衛生費は460万円余の増額で、1項保健衛生費で高齢者のインフルエンザ予防接種委託料の受診者の増による増額が主なものでございます。 5款労働費は8万円余の減額で、人事院勧告による人件費の減額でございます。 6款農林水産業費は140万円余の減額で、1項農業費で新規就農者支援事業費の減額、2項林業費で森林病害虫対策事業費の増額が主なものでございます。 7款商工費は1,860万円余の増額で、天龍峡遊歩道関連整備のための天龍峡活性化事業費の計上が主なものでございます。 8款土木費は1億9,540万円余の減額、2項道路橋りょう費での国の内示に伴います道整備交付金事業、社会資本整備総合交付金事業等の減額及び組替えが主なものでございます。 6ページ、9款消防費は230万円余の増額で、7月豪雨により住居が半壊し被災した生活再建支援法の対象とならない世帯への補助金の計上が主なものでございます。 10款教育費は1,430万円余の増額でございまして、3項中学校費で、高陵中学校への多目的トイレ設置工事費の計上、5項社会教育費で個人、団体等の寄附を活用いたしました社会教育団体への活動補助や施設改修工事の計上が主なものでございます。 13款諸支出金は1,220万円の増額でございまして、過疎対策事業債を過疎地域自立促進基金へ積み立てるものでございます。 続きまして、2ページへお戻りください。 歳入でございますが、10款地方特例交付金は、交付額の確定に伴い増額をするものでございます。 15款国庫支出金及び16款県支出金は、事業採択や補助内示の確定、追加に伴い、変更するものが主なものでございます。 18款寄附金は、個人・団体からの寄附金を計上するもの、19款繰入金は、財政調整基金繰入金及びふるさと基金繰入金を増額するもの、20款繰越金は、純繰越金を増額するものでございます。 21款諸収入は、雑入といたしまして、南信濃振興公社の財産精算金等を計上するものでございます。 22款市債は、起債事業費や財源の変更に伴い補正を行うものでございます。 続きまして、8ページをお開きください。 第2表は繰越明許費の補正でございまして、中部デイサービスセンターのエアコン改修、道路改良、橋梁長寿命化工事などについて、令和3年度へ繰越しをお願いするものでございます。 第3表は債務負担行為の追加でございまして、民間保育所施設整備事業及び橋りょう長寿命化修繕工事、農業施設関連の災害復旧事業を追加するものでございます。 9ページへお進みください。 第4表は地方債の追加及び変更でございまして、合併特例債及び過疎地域自立促進基金債の追加と事業費の変動に伴い限度額を変更するものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第123号について、筒井長寿支援課長。 ◎長寿支援課長(筒井雄二君) それでは、議案第123号につきまして御説明いたします。 本案は、令和2年度飯田市介護保険特別会計補正予算(第3号)案でございまして、第1条にございますように、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ342万7,000円を追加し、歳入歳出の予算の総額をそれぞれ120億2,892万1,000円としたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 初めに、歳出から御説明申し上げますので、補正予算書4ページをお開きください。 1款総務費、1項総務管理費に342万7,000円の増額を計上しております。これは、来年4月から第8期介護保険事業計画期間が始まることに向けての介護報酬改定等に伴うシステム改修と、いわゆるマイナンバー制度の法改正により情報連携の標準レイアウトが改版されたことに伴いますシステム改修の業務委託料を計上するものでございます。 次に、歳入を御説明いたしますので、補正予算2ページをお開きください。 2款2項国庫補助金は、歳出で説明いたしましたシステム改修業務委託料に関し、国庫補助金の内示を受けたことによりまして計上するものでございます。 7款繰入金、1項一般会計繰入金は、国庫補助内示との差額を市負担分として一般会計から繰り入れるものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第124号及び議案第125号について、生嶋経営管理課長。 ◎経営管理課長(生嶋哲夫君) それでは、議案第124号につきまして御説明申し上げます。 本案は、令和2年度飯田市水道事業会計補正予算(第1号)案でございます。 第2条は、予算第4条本文括弧書き中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金をそれぞれ記載のとおり改めるとともに、資本的支出の予定額を補正するものでございます。 第2款簡易水道事業資本的支出は、2,800万円を増額するものでございます。 これは、本年7月の豪雨災害に伴う配水管布設替え工事等によるものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いをいたします。 続きまして、議案第125号につきまして御説明を申し上げます。 本案は、令和2年度飯田市下水道事業会計補正予算(第1号)案でございます。 第2条は、予算第4条本文括弧書き中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額、過年度分損益勘定留保資金をそれぞれ記載のとおり改めるとともに、資本的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。 第1款資本的収入は、6,700万円を増額するものでございます。 これは、企業債の増額でございます。 第1款資本的支出は、8,125万円を増額するものでございます。 これは、本年7月の豪雨災害に伴う下水道管仮設工事等によるもの及び企業債の借入日調整によります償還額の増額によるものでございます。 第3条は、予算第6条で定めました起債の限度額を表のように改めるものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第126号について、大原市立病院介護老人保健施設事務長。 ◎介護老人保健施設事務長兼高松診療所事務長(大原佐江子君) 議案第126号について御説明申し上げます。 本案は、令和2年度飯田市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)案でございまして、第1条では歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ614万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7億714万円といたしたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明いたしますので、4ページをお開きください。 歳出から御説明させていただきます。 1款1項介護老人保健施設費でございますが、県の補助金を受けて、新型コロナウイルス対策のために衛生材料や備品等を購入するため、必要経費の増額補正をいたしたいとするものでございます。 続きまして、歳入でございますが、2ページを御覧ください。 9款2項県補助金を614万円補正いたしたいとするものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 次に、議案第127号について、福岡経営企画課長。 ◎経営企画課長(福岡茂巳君) 議案第127号について御説明いたします。 本案は、令和2年度飯田市病院事業会計補正予算(第4号)案でございます。 第2条は、予算第3条に定めた収益的収支の予定額を補正するもので、収入を1,727万円増額、支出を346万8,000円減額したいとするものでございます。 支出の内容は2点ございまして、1点目は議案第105号、飯田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定に伴い、給与費を2,073万8,000円減額するものでございます。 職員給与費に関しましては、予算第8条において議会の議決を経なければ流用することのできない経費として金額を定めておりますので、本案第4条において同額を減額することとしております。 支出の2点目は、医療訴訟案件に関する解決金の支払い費用1,727万円について、予算を増額するものでございます。 収入は、同支払い費用に関して、病院賠償責任保険から補填される同額を増額するものでございます。事案の内容につきましては、後ほど院長から御説明いたします。 なお、和解に関しては、地方自治法の規定で議決事件とされておりますが、地方公営企業に関しては、地方公営企業法第40条第2項の規定により、議決事件の適用除外となっております。また、損害賠償の額を定めることについても自治法の規定で議決事件とされておりますが、本事案は裁判上の和解として、当事者双方が互いに譲歩し事案の解決を図るものであり、損害賠償とはその性質が異なるため、関連する議案はございませんので申し添えます。 続きまして、第3条は予算第4条に定めた資本的収入予定額を補正するもので、収入を781万円増額したいとするものでございます。 内容は、新型コロナウイルス感染症対応のため整備した検査機器の購入費用に対し、内示のあった県補助金の増額でございます。 なお、今回の補正により、資本的収入が支出に対し不足する額が減少しますので、予算第4条本文括弧書き中の不足額の総額と不足額を補填する額について、それぞれ6億6,634万3,000円に改めております。 第5条は継続費の総額及び年割額を補正するものでございまして、平成30年度から3か年の継続費を組んで実施しております施設長寿命化事業を1年間延長するとともに、総額を2億円増額したいとするものでございます。 各病棟改修後の最終的な整備等を令和3年度の単年度事業で予定しておりましたが、整備内容が固まり今年度中の着手が可能となったことから、継続費を補正し対応したいとするものでございます。 私からの説明は以上でございますが、先ほど御説明した解決金の支払い案件の内容につきまして、院長から御説明申し上げます。 ○議長(湯澤啓次君) 堀米市立病院長。 ◎市立病院長(堀米直人君) 事案の内容について御説明いたします。 患者さんは飯田市にお住まいの方で、平成27年2月に当院におきまして直腸がんに対する切除手術を行いました。 手術の翌日に、腸のつなぎ合わせた部分が開いてしまう縫合不全となり、手術の翌々日ですが、再手術を行いましたが、炎症が全身に広がってしまう敗血症から多臓器不全となり、亡くなられたものでございます。 平成29年8月に御遺族から、次の3つの注意義務に違反するという訴状の提出がございました。 1つ目は、手術時に腸管を適正につなぎ、その確認を十分に行うべき注意義務、2つ目は、術前術後に縫合不全による感染症の発生を予防すべき注意義務、3つ目は、縫合不全の可能性を認めた時点でCT検査などの画像検査を行い、客観的な評価を行った上で早期に再手術を実施するなどして、重篤な状態を回避するべき注意義務であります。 訴状の提出以降、3年間にわたり裁判所において双方が意見と主張を述べ合ってまいりました。令和2年8月31日に、裁判所から和解の提案があり、1つ目と2つ目の手術に関する注意義務に関しては違反がないものの、3つ目の注意義務に関しては死亡との因果関係は明らかではないが、違反が認められる可能性があるとの心証が示されました。 解決金の金額につきましては、1,727万円でございます。 当院としましては、治療に関する法的な賠償責任はないものと考えて、損害賠償金をお支払いすることは考えておりませんが、患者さんが亡くなられるという残念な結果を回避できなかったことと3年間という長い期間の御遺族の心労も考えて、解決方法を模索してまいりました。 このたび、裁判所から和解の提案をいただく中で、今後もこの争いを続けるよりも相手方に譲歩するということで争いを終了させることが望ましいと判断し、和解案を受諾する意向を伝え、御遺族からはそのほか一切の異議申立ては行わない旨の御返事をいただき、予算議決後に支払うことで令和2年10月2日に双方が合意いたしたものでございます。 なお、この解決金は病院賠償責任保険より全額補填されることになっております。以上です。 ○議長(湯澤啓次君) 会議の途中ですが、ここで暫時休憩といたします。     12時17分 休憩-----------------------------------     13時00分 再開 ○議長(湯澤啓次君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 それでは、議案第128号についてをお願いいたします。 原林務課長。 ◎林務課長(原義彦君) 議案第128号について御説明いたします。 本案は、令和2年度飯田市各財産区会計補正予算(第1号)案でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ60万円を追加し、予算の総額を5,920万8,000円と定めたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正により御説明いたします。 12ページ、13ページを御覧ください。 初めに、歳出について御説明いたします。 2款1項交付金を増額したいとするもので、桐林財産区の財産区事業交付金になります。 次に、歳入について御説明いたします。 10ページ、11ページを御覧ください。 2款1項財産貸付収入を増額したいとするもので、桐林財産区の土地貸付収入の増額分になります。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 以上で、議案24件に対する説明が全て終了いたしました。 これより議案の質疑に入ります。通告に従いまして発言を認めます。 井坪隆君。 ◆22番(井坪隆君) 議案第121号「令和2年度飯田市一般会計補正予算(第9号)案」について、お尋ね申し上げたいと思います。 この議案には、説明によりますと飯田市の成人式新成人抗原検査補助事業というのが公民館事業として盛られているということでございます。 市民から寄せられた文書によりますと、令和2年11月13日付の飯田市公民館長名で発せられた文書、これが飯田市の成人該当者に発送された文書ですが、成人式開催に伴う抗原検査補助制度の御案内という文書が出されております。 この中に、検査費用の一部を補助することにいたしましたとあります。さらに、その検査を希望する人の申込みの締切りを11月30日としております。あと5日後ですね。 事実関係だけ確認をしておきます。 この館長による通知文書に示された成人宛ての検査費用の補助というのは、議案に盛られた補助事業とは異なるか、同じか。意地悪な質問かもしれませんが、答弁をお願いします。 ○議長(湯澤啓次君) 秦野市公民館副館長。 ◎市公民館副館長(秦野高彦君) 補正予算第9号で御審議をお願いしております感染症検査業務委託料などにつきましては、令和2年飯田市成人式該当者に発送した御案内の補助制度と同じものでございます。 この事業は、成人式により安心して参加していただくために実施するものでございまして、今回成人式の直近で短時間に多くの該当者に検査を行う必要がございまして、該当者の意向を早い段階でお伺いするために御案内をさせていただいております。 議員御指摘のように、通知の文面では既に補助が決定したというような表現をしておりまして、誤解を与えてしまっていることおわびを申し上げます。 より安心して成人式に出席していただくため実施する事業でございますので、御審議、御決定くださいますようよろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) 井坪隆君。 ◆22番(井坪隆君) 事実関係をお聞きしたところ、同じということですので、言うまでもなく、議決が確定する前の文書であったということをお認めになりましたけれども、文章の一文字一文字、もうちょっと工夫があると誤解を生じないのかなという気がいたしました。 現下のコロナの感染状況下の中で、3か所でしたか、検査機関。この3か所を探すというのはなかなか大変だったと思います。しかも、その了解を得るということは多分相当な苦労があったと思います。その辺についてはお察し申し上げますと同時に、一方で陽性となることへの不安から、検査に対するどちらかというと敬遠の声もあるように聞いております。ぜひ、せっかくのことなので、これは受けていただいて成人式に出席いただくということに努めるように、併せて通知とは別に配慮していかないと、せっかくの補助制度が生きてこないのではないかという気がしますので、その辺の配慮もお願いしておきたいと思います。以上です。 ○議長(湯澤啓次君) 事前に通告のあった質疑は以上ですが、ここで質疑を終結してよろしいでしょうか。     (挙手する者なし) ○議長(湯澤啓次君) 質疑を終結いたします。 次に進みます。 ただいま議題となっております議案24件につきましては、お手元に配付してあります付託議案一覧表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託し、審査を願うことにいたします。 次に進みます。 ここで、総務委員会へ付託いたしました議案第105号「飯田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」と産業建設委員会へ付託いたしました議案第118号「工事請負契約の一部変更について(改築補助事業橋りょう鋼上部工工事)」及び予算決算委員会へ付託いたしました議案第121号「令和2年度飯田市一般会計補正予算(第9号)案」の以上3件につきまして、ただいまから委員会で審査を願うため、暫時休憩といたします。     13時07分 休憩-----------------------------------     15時35分 再開 ○議長(湯澤啓次君) 休憩を閉じ、会議を再開します。 執行機関側から発言の申出がありますので、これを認めます。 田中危機管理室長。 ◎危機管理室長(田中真君) お時間を頂戴して申し訳ございません。 午前中の議案説明の中で、私の発言に誤りがございましたので訂正をお願いしたいと思います。 議案第119号、飯田市コミュニティ防災センター、公の施設の指定管理者の指定についての説明の際の指定管理の期間につきまして、議案第111号から議案第114号までと同様5年間に短縮するというふうに申し上げましたけれども、議案第111号から議案第113号までと同様ということの誤りでございました。おわびを申し上げて、訂正をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(湯澤啓次君) それでは、議案審議を続行いたします。 先ほど付託いたしました議案3件の審査が終了いたしておりますので、審議を願うこととします。 初めに、議案第105号を議題とし、総務委員会の審査の結果の報告を求めます。 総務委員長、山崎昌伸君。 ◆総務委員会委員長(山崎昌伸君) 総務委員会に付託となりました議案第105号「飯田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」につきましては、原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第105号について、労使協議や合意はなされているかとの質疑があり、職員労働組合と交渉し、妥結しているとの答弁がありました。また、新型コロナによる景気低迷が背景にあると思うが、医療職員等に対する配慮はないかとの質疑があり、今回の改正は全職員に適用するものであるが、医療職等については国による新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金の支払いがある。また、直接コロナ等の業務に従事する場合は、特殊勤務手当を支給しているとの答弁がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(湯澤啓次君) ただいまの委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) なければ、質疑を終結いたします。 討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案第105号を採決いたします。 お諮りいたします。 議案第105号について、委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり)
    ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第105号は委員長報告のとおり決定されました。 続いて、議案第118号を議題とし、産業建設委員会の審査の結果の報告を求めます。 産業建設委員長、熊谷泰人君。 ◆産業建設委員会委員長(熊谷泰人君) 産業建設委員会に付託となりました議案1件につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第118号「工事請負契約の一部変更について(改築補助事業橋りょう鋼上部工工事)」では、今回契約変更がこの時期になったことについて委員より質疑があり、令和元年度の契約時には適切な工期を設定してきた。橋梁桁の組立てヤードの造成を増工し、今年9月26日から27日に中央自動車道への橋梁架設の実施に至ったところである。現在も一部工事しているところであるが、増工工事を含めた橋梁工事を工期内に完了したいため、契約変更したいとの答弁がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(湯澤啓次君) ただいまの委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) なければ、質疑を終結いたします。 討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案第118号を採決いたします。 お諮りいたします。 議案第118号について、委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第118号は委員長報告のとおり決定されました。 続いて、議案第121号を議題とし、予算決算委員会の審査の結果の報告を求めます。 予算決算委員長、原和世君。 ◆予算決算委員会委員長(原和世君) 本会議休憩中に予算決算委員会前期全体会を開催し、議案の審査を行いましたので報告いたします。 予算決算委員会に付託となりました議案8件のうち、初日即決の希望があった議案1件の審査について報告いたします。 議案第121号「令和2年度飯田市一般会計補正予算(第9号)案」については、原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の過程については全議員で共有しておりますが、審査しました議案第121号は、新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策事業の補正予算であり、市民の皆さんも大きな関心を寄せていますので、2点申し上げたいと思います。 1点目は、コロナ禍における学生帰省支援と成人式開催については、コロナの状況を見ながら対応するとともに、学生及び公民館関係者に対し、感染予防対策の周知に努められたいとの意見がありました。 2点目は、コロナ対策の減額補正については認めるものの、第3波と言われる現況下にあって、今後の感染状況を見極め、経済対策等を図られたいとの意見もありました。 ほかにも、現下の状況に対する不安についての指摘が多くありましたので、これらを受け止め、補正予算の執行に当たっては十分な配慮をお願いしたいと思います。 以上、予算決算委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(湯澤啓次君) ただいまの委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) なければ、質疑を終結いたします。 討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案第121号を採決いたします。 お諮りいたします。 議案第121号について、委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第121号は委員長報告のとおり決定されました。 次に、委員長報告についてお諮りいたします。 予算決算委員長から、所管事項に関し、提言する旨の申出がありました。 この際、委員長報告を日程に追加し、追加日程第1として議題としたいと思います。 これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、委員長報告を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定いたしました。----------------------------------- △追加日程第1 委員長報告 ○議長(湯澤啓次君) 予算決算委員会の所管事務調査の経過等につきまして、報告を求めます。 予算決算委員長、原和世君。 ◆予算決算委員会委員長(原和世君) 本会議休憩中に予算決算委員会前期全体会を開催し、所管事務調査について協議いたしましたので報告いたします。 当委員会では、「議会による行政評価」を所管事務調査に位置づけて取り組んでおり、閉会中も所管事務調査として「いいだ未来デザイン2028」の実績評価に関して調査活動を行っております。 9月23日に、令和2年度「議会による行政評価」からの評価及び提言書を議長から市長へ提出した後も、議会報告会で市民の皆さんから意見をお聞きするなど、議会としての政策サイクルを構築するために分科会を中心に実績評価に関する所管事務調査を継続しております。 このたび、令和3年度の予算編成も見据えて、各分科会で協議した結果、社会文教分科会から、コロナ禍における「子育ての孤立」を防ぐための情報発信等についての提言があり、予算決算委員会として取り扱うことに決定し、先ほどの前期全体会で全委員が内容を共有いたしました。 内容については、先ほどの全体会で配付した資料、予算に関する提言書(案)を御覧いただきたいと思います。 今年度の議会報告・意見交換会では、コロナ禍における子育ての孤立に関しての切実な御意見や新しい生活様式に対応するためのアイデアを多くいただいたことから、緊急的に予算措置の必要な事項を整理いたしました。 今後の予算において対応を願うものとして、コロナ禍における子育ての孤立を防ぐために、オンラインによる相談窓口や子育て世代の父親向けの新規研修事業など、3点の事項を提言として上げています。 コロナ禍においては、1年前とは全く違った子育て環境になっており、母親や父親が不安を抱えながら子育てをしている状況にあることは明白です。新型コロナウイルス対策は当市においても最優先課題であり、予算決算委員会の総意として、予算に関する提言としてまとめたものです。 なお、本日の議会散会後に議長から市長へ提言書を手交したいと考えておりますので申し添えたいと思います。 以上、予算決算委員会の報告といたします。 ○議長(湯澤啓次君) ただいまの報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) ただいまの委員長報告を受けまして、議員お手元の予算に関する提言書(案)を正式決定し、本日この提言書を市長に提出させていただきたいと思います。 これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湯澤啓次君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取扱いさせていただきます。----------------------------------- △散会 ○議長(湯澤啓次君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 明日11月26日は代表質問及び一般質問の通告締切日であります。締切り時刻は午後5時となっておりますので、御確認をお願いいたします。 12月7日は午前10時から本会議を開きますので、定刻までに御参集くださいますようお願い申し上げます。 本日はこれをもちまして散会といたします。お疲れさまでした。-----------------------------------     15時50分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  令和3年2月17日      飯田市議会議長  湯澤啓次      署名議員     井坪 隆      署名議員     原 和世...