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09月07日-01号

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  1. 飯田市議会 2004-09-07
    09月07日-01号


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    平成16年  9月 定例会(第3回)          平成16年 第3回飯田市議会定例会会議録               (第1号)---------------------------------------          平成16年 9月 7日(火曜日)  10時00分---------------------------------------日程   第 1 会議成立宣言   第 2 会期の決定   第 3 議案説明者出席要請報告   第 4 会議録署名議員指名   第 5 市長あいさつ   第 6 委員会報告   第 7 報告(2件)        報告第24号~報告第25号   第 9 議案審議      (1)即決議案(8件)      議案第71号~議案第78号      説明、質疑、討論、採決      (2)委員会付託議案(20件)      議案第79号~議案第98号      説明、質疑、委員会付託散会---------------------------------------出席議員   28名       (別表のとおり)---------------------------------------欠席議員   なし---------------------------------------事務局出席者       (別表のとおり)---------------------------------------説明のため出席した者       (別表のとおり)          10時00分  開  会--------------------------------------- △日程第1 会議成立宣言 ○議長(岩崎和男君) おはようございます。ただいまから平成16年飯田市議会第3回定例会を開会をいたします。 本日の出席議員は28名であります。 よって、本日の会議は成立をいたしております。 これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(岩崎和男君) 会期の決定を議題といたします。 本定例会の会期及び日程につきましては、去る8月31日に議会運営委員会を開催いたし、協議を願っておりますので、その結果についてご報告を願うことにいたします。 議会運営委員会委員長、上澤義一君。 ◆議会運営委員会委員長(上澤義一君) 去る8月31日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果をご報告申し上げます。 今定例会の会期は、本日から9月29日までの23日間とし、その日程につきましては、お手元に配布してあります日程表によることといたしました。 本日上程されます議案等の審議は、報告案件2件、人事案件8件を除き、付託議案一覧表のとおりそれぞれ常任委員会へ付託することといたしました。 次に9月15日から行われます一般質問の通告締切は、9月8日水曜日、明日午後5時といたしましたので、質問事項並びに要旨をできるだけ明確に記載し、定刻までに通告されますようお願いいたします。 以上報告を終わります。 ○議長(岩崎和男君) ただいまの報告について発言はございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) お諮りいたします。今定例会の会期につきましては、委員長の報告のとおり、本日から9月29日までの23日間といたします。 これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から9月29日までの23日間と決定いたしました。--------------------------------------- △日程第3 議案説明者出席要請報告 ○議長(岩崎和男君) 議案説明者として地方自治法第121条の規定により、田中市長ほか関係者の出席を要請いたしました。--------------------------------------- △日程第4 会議録署名議員指名 ○議長(岩崎和男君) つぎに進みます。 会議録署名議員として、原勉君、林幸次君をご指名申し上げます。--------------------------------------- △日程第5 市長あいさつ ○議長(岩崎和男君) つぎの日程に進みます。 ここで市長のご挨拶を願うことにいたします。 田中市長。 ◎市長(田中秀典君) 一言ご挨拶を申し上げます。 本日ここに、平成16年飯田市議会第3回定例会を招集し、平成16年度飯田市一般会計補正予算第3号案、平成15年度飯田市一般会計決算認定についてなど重要案件と、当面いたします諸問題についてご審議いただきますことに対し、深く感謝申し上げますとともに、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 私ごとで恐縮でございますが、盆過ぎから2週間ほど病気治療のため公務を休ませていただきました。定期的に受けてまいりました検査で、肝臓に腫瘍が見つかりまして、早めに治療をとの医師の指示に従いまして入院治療したものでございまして、この間、議会はじめ市民の皆様にご心配やご迷惑をおかけしましたことお詫び申し上げます。 今後一層健康に留意し、残る任期を市民福祉増進のために精一杯勤め上げたいと思いますのでよろしくお願を申し上げるしだいであります。先月ギリシャのアテネで開かれた、21世紀最初のオリンピックは、感動と勇気を我々に与えてくれました。世界のアスリートたちが、速さ、強さ、そして技を競いあう姿は素晴らしく、その中にあって日本人選手の活躍は目を見張るものがあり、我々を喜ばしてくれました。栄光の座についた選手の多くが、長い地道な強化が実ったと言われております。 改めて、我々が取り組んでおりますまちづくりについても同じようなことが言えるのではないかと思うところでございます。 願わくばわが郷土からも、オリンピックに出られるような人材が育つことを期待しておるところでございます。 平和の祭典がおこなわれた一方で、ロシアの北オセチア共和国ベスランでの学校人質事件は、実に痛ましい事件で世界中に衝撃を与えました。多くの犠牲者悲しみの遺族の姿、子供達の怯える姿をマスコミを通じて目の当たりにいたしまして、テロ行為に対する激しい怒りを感じるところでございます。 アメリカの貿易センターでの事件が3年前に起きてから、このような惨事が世界各地で続いて起きていることは誠に残念であり、改めて人類の平和を願わざるを得ません。今年は梅雨明けが早く、その後は全国的に観測史上まれな猛暑となりましたが、その一方で局地的な豪雨により、新潟、福井、四国などで災害が発生し、尊い命が多数奪われるなど大きな被害をもたらしました。このような異常とも思える気象現象が年々顕著に表れるようになり、地球温暖化現象の影響ではないかと心配されているところでございます。 この暑さにより、農作物への影響を心配いたしておりましたが、天候が安定していたこともあり、特産果樹の桃・梨については、多少玉伸びに影響したものの味が良く、価格は安定したものとなっております。また、4月下旬の凍霜害の影響も、農家の皆さんの努力もあって被害を最小限に抑えることができる見通しでございます。 水稲は、冷夏により作況指数が93と落ち込んだ昨年とは異なり、やや良と豊作が期待されております。この8月から市内小中学校の学校給食に域産域消の一環として地元産米、秋晴れを導入いたしました。 学校給食では、週3回米飯給食を実施をいたしており、農薬を減らして栽培したこだわり米の秋晴れを11月から使用することになります。こうした取組みにより域産域消運動が地域に広がることが期待されます。 一方、6月の中旬に鯉特有のヘルペスウィルス病が市内で発生いたしました。 鯉はこの地域の特産物であり、以前から地域の食文化として広く根付いているものでございますので、早速庁内対策本部を立ち上げまして正しい情報の提供や発生しましたいけすの消毒など対応を進めてまいりましたが、今のところ撲滅できる状況にはありません。国といたしましてもその対策に取り組んでいますが、市といたしましてはさらに正しい情報の提供や発生後の対策に取り組むとともに、地域の食文化が絶えることがないよう安全な鯉の生産ができる環境づくりを支援いたしてまいりたいと考えております。 カーニバルから通算いたしまして26回目を迎えたいいだ人形劇フェスタは、8月5日から8日にかけて行なわれ、雷雨により人形劇パレードが初めて中止になるなどのハプニングはあったものの、188劇団によって330の人形劇が展開されました。今年は、アジアやカナダなどからの海外人形劇が高い存在感を示したほか、大人が楽しむ人形芝居もしっかりと定着した感がありました。 フェスタを支えるボランティアには県外からの参加も含め、2,000人を超える皆様に参加をいただきました。今年は特に中学生の活躍が目立ち、彼らが人形劇場やセントラルパークで一生懸命に活動する姿から、人形劇フェスタが市民の祭りとして着実に育っていることを実感いたしました。 このようなことは、これからのフェスタの方向性を強く感じさせるものであると考えております。また、オープニングセレモニーにおいて、人形が私を飯田へ連れてきたと海外の劇人の方が言っておりましたが、まさしく飯田が世界における人形劇の拠点のひとつであるという証となったのではと感じたところでございます。 第16回アフィニス夏の音楽祭は、8月18日から24日まで開催されました。 今年は、くつろぎコンサートがはじめて上久堅地区で行われ、地元の盛大な歓迎を受けるとともに、地元の若者がプロデューサーとして活躍しました。また、中高校生のための管楽器の講習や指揮の仕方の講習が行われるなど、音楽を媒体にした演奏家と市民との交流が随所で広がるすばらしい音楽祭となりました。 期間中、子供から大人まで5,400人を超える多くの市民が、演奏会をはじめとして本物の音楽を鑑賞することができました。 私は、市長に就任してから、飯田を発信するこの2つの文化イベントを始めとして、様々な文化事業と、市民の主体的な参加のありように注目し、取り組んで参りました。 この間、文化は確実に市民のものとして発展してきており、それは人づくり或いは地域づくりというものに深く結びついて、これからも重要な役割を果たしていくことになろうと考えております。 天竜川環境整備公社が今年20周年を迎え、来る10月3日に記念行事を計画いたしております。 公社は、昭和59年11月に、天竜峡を中心とする天竜川の河川環境を整備し、景勝の回復と恒久的な河川機能の向上をはかることを目的として、飯田市と中部電力の出資によって設立をされました。 以来、今日まで、地域の皆様のご理解とご協力をいただきながら、目的達成のための様々な活動を行ってきております。 特に、阿智川合流点のしゅんせつにより、天竜川の河床が下がり、天竜峡にかつての景勝が蘇ったことは、昔を知るものとして喜ばしい限りでございます。 現在は、天竜川総合学習館かわらんべの管理・運営業務の一部も担っておりますが、川路・龍江・竜丘地区における天竜川治水対策事業が一段落した今後は、ソフト事業を中心に地域に貢献するよう、活動を充実させていきたいと考えております。 さて、本日提案いたします案件は、報告案2件、人事案8件、条例案2件、一般案1件、予算案2件、決算案15件でございます。 主な議案について申し上げます。 平成16年度飯田市一般会計補正予算第3号案でございますが、34億7,600万円余を追加し、予算総額を389億4,500万円余といたすものでございます。 補正額は、約35億円と金額は大きくございますが、起債の借り替えや基金の積み換えを除く実質的なベースでは、約4億円の規模になると思っております。 歳入では、国庫支出金を約1億9千万円見込むほか、繰越金を約1億5千万円計上いたしております。 歳出についてでありますが、去る6月モデル地域に決定されました環境と経済の好循環のまちモデル事業、いわゆるまほろば事業に1億8千万円余を計上するほかは、災害復旧費や各種施設の補修費など早急に対処しなければならない経費を中心に予算化しております。 主なものは、松尾保育園の園庭整備工事に2千万円、道路改良事業として1億2千万円、公園や体育館、歴史研究所などの緊急補修に約2,300万円、土地開発基金から財政調整基金への積み換え7億2千万円、庁舎建設基金への積み換え5億4千万円などでございます。 都市計画税に関わる条例改正案についてでございますが、ご承知のとおり都市計画税は、都市整備事業に充当する目的税でございます。 当市では、昭和32年度に条例を制定して以来、何度か課税区域の見直しを行いながら現在に至っておりますが、今回の改正は、下水道、都市計画道路など都市計画事業が用途地域の外にまで拡大しているという現状を考慮する中で、課税の対象を現在の用途地域内の土地と建物に加え、都市計画区域内の宅地及び宅地に準ずる土地並びにその上に在る建物まで拡大し、受益と負担の不公平感の是正を目的として18年度より課税しようとする内容であります。 このことにつきましては、今までに議会側からもご指摘頂いてきた経過もございますが、市民の理解を得ながら実施をいたしてまいる所存でございますのでご理解を賜りますようお願いする次第でございます。 後ほど、平成15年度各会計の決算認定関係の議案を提案いたしますが、特に一般会計について申し上げれば、市税を始めとする歳入が減少する中にあって、各種の財政指標を改善させながら一定の成果が得られた、まずまずの決算であったと思っております。 次に当面する諸課題について申し上げます。 まず、合併について申し上げます。これまで多くの市民や議会のご理解やご協力をいただきながら進めて参りました合併協議ですが、喬木村から住民投票の結果を受けて退会したい旨の申し出でがございましたので、協議会としてはその意思を尊重し、やむを得ないものと判断して退会することを承認したところでございます。 喬木村が合併協議から離脱することを踏まえまして、7月22日には上村・南信濃村から、今後も合併協議を継続していきたい旨の熱い思いをお伝えいただきました。 このことを受けまして、飯田市の方針について私の考えをお示しした上で、議会側と相談し、合併の話し合いを仕切り直しした上で継続する旨の考えを上村・南信濃村に申し上げました。2村からもご賛同をいただき、8月9日に飯田市・上村・南信濃村の3市村による新たな枠組みで合併協議を進めていくことを決定いたしました。 ここに至ります経過や私が3市村の合併協議を進めたいとする基本的な考えにつきましては、合併特別委員会などで申し上げてまいりましたので改めて申し上げませんが、2村の合併に対する熱い思いに応えるべく対等互譲の精神で協議を続けていきたいと考えております。 今後の協議では、これまでの4市村の協議結果が生かされるものが多いと考えておりまして、新たな協議会では喬木村が離脱したために手直しが必要な箇所の修正や新市町村建設計画の素案の作成などを中心に協議を詰めて参りたいと考えております。 今後につきましては、私が10月の27日で退任することを決めておりますので、新たに選出される市長のもとで、3市村の協議に基づく住民説明資料をもって、市政懇談会などを通じて市民の皆さんに充分にご説明申し上げ、その後に住民意向調査を実施し、それを参考に議会側と協議し、次の段階の法定合併協議会へ進めていくことがよいと考えております。 また、これまでにも合併をするなら合併特例債を活用することが得策であることを申し上げてまいりましたが、新市長のもとで2村との合併について市民や議会の理解が得られましたときに、この優遇策が得られるような日程で合併ができますように準備を進めておくことが私の責務であると考えております。 上村・南信濃村はそれぞれ村の将来を考え、悩み抜いた末に合併を選択し、市へ申し込みをされた訳ですから、この地方の中心的な役割を担う飯田市としては、その意向を重く受け止め、大きな気持ちで応えていくことが肝要であると考えます。 そして、上村・南信濃村のみなさんと一緒にこの地方の模範となるような新市町村建設計画づくりや、合併して良かったと思えるような夢のあるまちづくりを目指していくことが、周辺町村の理解を得ることにもつながり、やがて私が理想とする一郡一市の構想につながっていくものと確信をいたしております。 次に、地域自治組織でございますが、今年2月にお示ししたプロジェクトの中間報告に基づき、各地区で説明会を開催させていただいてきております。その後、5月になって地方自治法をはじめ関係法令が改正され、地域自治組織の導入が可能となりました。現在、自治会や各種団体の皆さんを中心に、各地区でそこに適した組織のあり方について前向きに検討をいただいているところであります。 これと並行しまして、4月には庁内検討プロジェクトの体制を新たにして、説明会などで出された意見・要望を参考に、より具体的な地域自治組織のあり方を検討いたしております。今後、各種団体などとの懇談会を行いながら、年内にはプロジェクトとしての一定の方向付けをしたいと思っております。 地域自治組織は、個性豊かで活力ある地域社会を築くため、住民の知恵や工夫をまちづくりに生かしていくことを目指しており、広く市民の皆さんのご意見をお聴きして、地域に根付いた組織となるよう検討いたして参りたいと考えております。 水道事業でございますが、水道未普及地域の解消を目指して整備を進めて参りました結果、現在、事業継続中でありますのは千代の法山と上久堅地区の2つの簡易水道のみとなり、今後は、施設の建設から健全な経営へと事業の重点が移ってまいります。 そこで、妙琴浄水場を水源とし、上水道と一元的に管理することにより効率化が図られる簡易水道につきまして、水道事業会計への統合を検討いたして参りました。 また、料金につきましても、ちょうど3年ごとの見直しの時期にあたりますので、会計の統合にあわせて、水道料金と簡易水道料金の統一を検討いたしてまいりました。 これらにつきまして、過日開催されました上下水道事業運営審議会へ諮問いたしましたところ、諮問のとおり実施することが適当であるとの答申をいただきました。 今後、答申をもとに議案として議会へお諮りしていく予定でございます。 次に下水道事業ですが、三中地区及び山本処理区の汚水と、竜丘・川路処理場の汚泥を松尾浄化管理センターで処理することにつきまして、この程、受け入れ地元の関係する団体の皆さんの深いご理解によりご了解をいただくことができました。 このことによりまして、当市が進めております平成25年市民皆水洗化に向けて、事業が確実に前進することができるものと判断しておりまして、ご理解をいただいた皆さんに改めて感謝を申し上げるところでございます。 現在、三中地区及び山本処理区の事業認可に関する手続きを進めておりまして、できれば今年度から工事に着手いたす予定でございます。 竜東地域で進めております県営中山間総合整備事業の一つ、情報基盤施設整備事業でございますが、この事業は竜東4地区へ光ケーブルによります高速通信網を整備するものでございまして、平成18年度の竣工を目指し、ようやく今年度から加入を希望されます各家庭に敷設工事が行なわれることとなりました。全地区が整備されますと、テレビの難視聴地域の解消やデジタル化への対応、インターネットなど高速通信網が同時に整備され、これからの時代のニーズに欠かせない高度な情報システムが整ってまいることになります。 今回、補正予算案に環境と経済の好循環のまちモデル事業いわゆるまほろば事業を提出させていただいておりますが、これは、環境と経済を結びつける中で二酸化炭素排出削減を進めようとするもので、そのモデル地区として全国11箇所のうちの1つに飯田市が選定されました。 主な事業といたしまして、公共施設を中心に木質ペレットストーブとペレットボイラーの普及に努めること。また、商店などの省エネ診断をし、省エネ工事を施す飯田版ESCOという新たな事業に取り組むこと。この他以前から積極的に取り組んできております太陽光発電の普及など各種事業を二酸化炭素削減に向け展開してまいる所存でございます。 この事業は、地域の企業の皆さんと一緒になり、ビジネスを起こしながら、コスト削減と省エネ、二酸化炭素削減をはかるという、まさに産業振興と環境対策の一石二鳥をねらって、新たな仕組みをこの地域に作っていこうとするもので、その成果を大いに期待いたすものでございます。 三遠南信自動車道についてその進捗状況を報告させていただきます。ご承知のとおり飯喬道路の山本から天竜峡間につきましては、地権者をはじめ、地元関係者の皆様方の深いご理解とご協力によりまして、平成19年度供用開始を目標にほぼ全線で工事着手することができました。この場をお借りして感謝を申し上げるところでございます。 また、仮称飯田南ジャンクションにつきましても、国がこの4月に道路公団に対し施工命令を出しました。これを受け公団は、7月から体制を整えて準備に入っているようでございます。 仮称天竜峡インターから上久堅につきましては、千代地区の用地測量・境界立会いを進めており、潰れ地の面積が確定し単価の調印ができますれば、今年度から用地買収に入る予定で、龍江地区については、用地境の確認作業中で事業が順調に推移いたしているところでございます。 三遠南信自動車道は、平成20年代の後半に全線供用開始する計画と聞いておりますが、合併協議を進めている3市村にとって最重要課題でありますので、関係団体とも連携しながら早期完成に向け要望活動を一層強めていくべきものと考えております。 病院事業について申し上げます。市立病院では、このたび県から地域医療支援病院の承認を受けることができました。県内の地域医療支援病院としては5番目、全国の市立病院としても5番目の承認病院となったところであります。 地域医療支援病院は、地域医療を担う診療所などの支援や医療機関相互の連携と適切な役割分担を進め、効率的かつ効果的な医療提供体制の確立をめざしております。 これを機会に市立病院では、紹介患者に対する医療の提供、病院施設や高度医療機器の共同利用、救急医療の提供、地域の医療従事者への研修事業などに積極的に取り組み、地域医療の質の向上に寄与してまいる所存でございます。 先月、全国知事会、全国市長会など地方六団体は、地方税財政の三位一体改革の柱の一つである国庫補助負担金の削減案をまとめました。 従来、地方が国に要望する際は、六団体が一致して意見を提出いたしてまいりましたが、今回は各自治体の利害関係や時間的制約などから、様々な紆余曲折があったうえでの結論としてまとまったものでございます。 そうは言っても、小泉首相の依頼に応じて削減案をまとめたわけでございますから、国も各省の権限や縄張りという小異を捨て大同につく度量を見せてもらいたいと思っております。 今回の削減案は、始めに税源移譲3兆円がありましたので、数字合せを優先したきらいもございます。そのため、今後、国や地方だけではなく、国民的な議論をしていかなければならない課題もあろうかと思います。 また、補助金を握る国の省庁や財務省さらに政党間においても、すんなりこの案を受け入れない状況も予想されますが、三位一体改革は、真の地方自治の確立に向けた地方分権改革でありますので、この主旨にかなうような改革になるよう願っております。 最後に、私は今、4期16年に及ぶ飯田市長の任期を終わらんといたしております。この間、無事今日に至りましたことは、大方の市民のご理解と市議会並びに職員の協力、さらには概ね健康に恵まれた賜と深く感謝いたすところでございます。 私が就任した直後の平成2年にバブルが崩壊し、経済がそれまでの右肩上がりから右肩下がりという戦後初めての経験の中で、厳しい市政運営を強いられましたが、常に視点を広く、将来を見据えて、その時々の重要課題を市民とともに解決すべく努力してきたつもりでございます。 特に、最近における各地の災害の状況を鑑みるに、災害危険地域から安全な地域に生まれ変わった治水対策事業は、私にとりまして印象的な事業でございました。 また、市民参加のもとに策定をいたしました第4次基本構想の目指す都市像、環境文化都市は、時代に先駆けたコンセプトでありましたが、今や市民にも浸透し全国に注目されるような活動がなされていることは誠に喜ばしい限りでございます。引き続き、先進的な取組みが行なわれ、環境文化都市イコール飯田となるよう活動を展開されることを期待しております。今地方自治は、新たなる転機を迎えんといたしております。国も地方も財政が厳しくなる一方で、多様化した住民要望に応えるべく持続可能な自治体運営の道を選択しなくてはならないときであり、かつ、合併論議が進み道州制が論議され重要な転機にあると思われます。こういった現状と将来を思うとき、飯田市が新たなる発想のもと官民一体となって発展することを願ってやみません。 ここに過去16年にわたるご厚誼、ご協力を重ねて感謝を申し上げ、議員各位をはじめ市民のますますのご健勝ご発展を祈念いたすものでございます。 以上申し上げてご挨拶といたします。--------------------------------------- △日程第6 委員会報告 ○議長(岩崎和男君) つぎの日程に進みます。 特別委員会の経過について報告を願うことにいたします。 合併特別委員会の経過につきまして報告を求めます。 合併特別委員会副委員長、渡淳君。 ◆合併特別委員会副委員長(渡淳君) 合併特別委員会のご報告をいたします。 委員会は、7月16日、8月4日、9月3日に開催いたしました。 まず7月16日の特別委員会の概要でありますが、理事者側から3村の合併に関する住民意向把握の結果について、喬木村では合併反対が賛成を上回ったのに対し、上村と南信濃村は賛成が上回った。との報告があり、飯田市の今後の対応については議会と相談し、なるべく早い段階で方向性を出したい。との説明がありました。 それに対し、喬木村が離脱して、上村、南信濃村があらためて合併協議を続けていきたいとの申し入れがあった場合はどう対応するか。との質疑があり、2村の動向により今後対応していくことになるが、1市2村で合併協議を続けるのかどうか、慎重かつ早急な判断をすべきと考えており、議会に相談していく。との答弁がありました。 続いて、8月4日の特別委員会では、はじめに市長から、一郡一市への道筋をつけるためにも、上村、南信濃村との合併協議を進めたい。新市長のもとで3市村の合併について市民への説明と住民意向調査を実施し、市民や議会の理解を得られたならば、合併特例債の優遇措置が得られるような日程で合併ができるよう準備を進めたい。との方針が示されました。 質疑答弁では、まず、1市3村の枠組みが崩れた段階で、一度、市民に問い直すのが民主的なやり方では。と、また実質的な飛び地になることも、合併協議を慎重に捉える要因となるのでは。との質疑があり、1市2村の新しい市のあり方を検討し、その上で市民に説明し意向把握をしていく。また、今後三遠南信自動車道の整備が進むことを考慮すると、飛び地としての支障はないものと思う。との答弁がありました。つぎに、市長の考えには賛成だが、結果的に喬木村が離脱したことへの責任はどう受け止めるか。また、一郡一市の構想について広域連合長の立場からも任期中にまとめていく責任があるのではないか。との質疑があり、あくまで3村からの申し出を受けて始まった形の合併協議で、はじめから離脱を想定してことにあたるのはいかがなものかと思う。また、一郡一市構想についてはそれぞれの町村の事情もあり、現在の状況になっているが、私としてはその道筋をつけることはできたと思う。との答弁がありました。 その他意見の主なものとして、1市3村の枠組みが崩れたことは事実であり、合併方針の白紙撤回を。とするもの。市長方針に賛成の立場からは、これまで1市3村の任意合併協議で取り組んできた住民のエネルギーは大きなものがあり、合併協議継続に賛成である。また、新市長において判断材料を基に意向調査を実施し、できれば合併特例法による期限に間に合うような準備を進めるべきである。とする意見が出されました。 なかには慎重な意見もありましたが、概ね賛同が得られたものとして、特別委員会としては、上村、南信濃村2村との任意の合併協議を行いたい。とする市長の方針を了承することといたしました。 続いて、9月3日に開催いたしました特別委員会ですが、理事者側から8月9日行われた第12回任意合併協議会と3市村で発足した第1回及び第2回の任意合併協議会の状況についての報告がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(岩崎和男君) ただいまの報告につきましてご質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
    ○議長(岩崎和男君) なければつぎに進みます。 土地利用計画特別委員会の経過につきまして報告をお求めます。 土地利用計画特別委員会委員長、熊谷富夫君 ◆土地利用計画特別委員会委員長(熊谷富夫君) 土地利用計画特別委員会の審査の経過についてご報告申し上げます。 理事者側から土地利用計画策定の現況と今後の取り組みについて報告があり、その概要は、現在、有識者会議を立ち上げ、市役所内部で土地利用の基本的な考え方を検討している。その検討をもとに11月から山本、鼎、伊賀良の3地区をモデル地区として、それぞれの地区で検討委員を選出いただき、有識者の支援を得ながら地区懇談会を行う。そのモデル地区の状況を踏まえ、17年度にはそのほかの地域で懇談会を実施したい。 さらに、将来フレーム調査等を踏まえ本年度中に土地利用調整基本計画を策定し、17年度中に国土利用計画飯田市計画を策定したい。との報告がありました。 引き続き将来フレーム調査結果について報告があり、その概要は、自然的土地利用、都市的土地利用ともに過去10年間大きな変動はないが、農地については540ヘクタール減少している。現況トレンドによる2020年の土地利用予測は、都市的土地利用の増加により、自然的土地利用、特に農地は60ヘクタールの減少が予想される。 飯田市は、環境文化都市を将来の都市像としているが、それを支える将来の都市構造については明確な方向性が示されていない。今のままでは、飯田市の固有性を失いつつあり、魅力的な個性を持った環境や快適で行政負担の少ない効率的な都市構造を守り育て創造することが困難になると報告された。 さらに、土地利用の目標像を積み上げるだけでは、土地利用の規制、誘導の方針を転換することは困難で、将来の都市構造についてさまざまの方向から検討し、市民、民間事業者、行政の合意形成が必要であると指摘された。 飯田市の将来の都市構造モデルとして、地区の中心に必要な都市機能を配分しそれらを交通、情報等のネットワークで連携する多核連携型。中心市街地に都市機能を集約し効率的な構造とするコンパクトシティー型。生活単位でいくつかの類型モデルにより住民の合意形成による異なる土地利用が共生する構造とする混在連帯型の3つのモデルの提案があった。との報告がありました。 委員から国土利用計画飯田市計画の効力、位置付けはとの質疑に対し、国土利用計画飯田市計画は、総論、基本理念、方向性を示すもので、国土利用計画飯田市計画に基づく都市マスタープラン、農業振興地域整備計画では強制力がある。との答弁がありました。 今後、地区懇談会等仕事量が多くなるが、職員体制は、との質疑に対し、企画課、管理計画課、農政課3課の連携で行い、さらに、有識者の協力を得て進めたいとの答弁がありました。 土地利用の課題、資源の抽出はいつ頃までに整理ができるか。地区懇談会では、生活の実感からの意見が出ると思うが、対応は、との質疑に対し、環境資源情報は、16年度中に整理できると考えている。地区懇談会では地域特有の課題や意見がでると思うが、整理して計画に反映させたい。との答弁がありました。 地区懇談会のモデル地区以外の地区での進め方はとの質疑に対し、モデル地区での懇談会実施後、やり方や進め方等検証し、それをもとに他の地区、地域で実施したい。との答弁がありました。 この事業を進めると個別的な問題が出てくる。その対応はとの質疑に対し、今回の計画策定は、第一段階として総論を決めることである。その後各論で問題が出ると思うが、市民みなさんの参加で十分議論、検討し、よりよい計画としたい。 との答弁がありました。 関連して、農業の問題、特に後継者問題や農地の扱いをどうするか説明が必要との意見がありました。 前回の経験から、地区懇談会ではかなりの労力が必要。住民だけに任せるのではなく、職員も加わってもらいたいとの要望に対し、地区毎に担当職員が参加する。またワークショップ等経験のある有識者も入る。との答弁がありました。 以上をもちまして土地利用計画特別委員会の報告を終わります。 ○議長(岩崎和男君) ただいまの報告につきましてご質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) なければつぎに進みます。--------------------------------------- △日程第7 報 告 ○議長(岩崎和男君) 日程にしたがいまして、これより報告案の審議に入ります。 報告第24号および報告第25号、専決処分の報告についてを一括議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 伊坪調査係長。 (伊坪調査係長 朗読) ○議長(岩崎和男君) 理事者側の説明を求めます。 尾曽教育次長。 ◎教育次長(尾曽幹男君) それでは報告第24号・第25号についてご説明をいたします。 まず報告の第24号の2ページをお開きください。報告第24号でありますが、平成16年6月14日に専決処分をいたしたものであります。 丸山共同調理場の敷地内におきまして、学校給食の配送業務を委託している飯田広域シルバー人材センターの会員が、業務におきまして相手方の車と接触事故を起こしたものであります。 次に報告第25号の2ページをお開きください。報告第25号ですが、平成16年7月11日に専決処分をいたしたものであります。 市道2の6号線の交差点におきましてりんご並木の防除作業を委託している飯田広域シルバー人材センターの会員が業務におきまして相手方の車と接触事故をおこしたものであります。 いずれにおきましても幸いにして軽易な事故でありましたが、指導の不徹底を深く反省するとともにお詫びを申し上げます。今後このような事態を引き起こさないよう気を引き締め、業務の安全な執行に努めてまいりたいと思います。誠に申し訳ありませんでした。 ○議長(岩崎和男君) ご質疑はございませんか。 菅沼立男君 ◆19番(菅沼立男君) 自動車事故については、様々なことが想定されて他人事とは思えませんけれども、こう頻繁に事故、賠償責任が生じるようなことが頻繁に起こることは、どこかで申し上げなければならんという具合にいつも思っておりました。 事故が起きると理事者の方の説明はほとんど同じです。こういう状況でこういう事故が起こった。今後こういうことがないようにお詫びを申し上げます。とこういうことでまた次の議会には例は違いますけれども同じような事故が報告されます。 猛反省をしてもらわないと困るわけですが、特に困るのは相手方に損害を与えるということが多いわけです。一体全体、市の方は対策についてどういう方法をとっておるのか、今までこういう方策をとっているという説明は縷々ありましたけれども、それでも事故が絶えないということは、その安全対策に手抜かりがあるのではないかと思うんです。だからその辺のことを是非報告をしてもらいたいという具合に思います。 ○議長(岩崎和男君) 澤柳総務部長。 ◎総務部長(澤柳忠夫君) 職員につきましては、免許証を持っている職員等につきまして公用車を運転する者につきましては、2ヶ月に1回程度の交通安全教室というか、交通安全の指導等については徹底をしております。 事故が起きた時点におきましては、その事故の原因等につきましてまた全職員にも徹底をするなどをしておりますが、やはり特に今回の場合もそうですが、バックする時に一時注意を怠ってしまったというようなうっかりミスというのが多いわけでございますので、これらについては充分徹底をしていきたいと思います。 また運転を委託をしておりますシルバー人材センター等につきましても、それぞれの団体の方へ事故の都度徹底をして事故防止には努めているところでございます。以上であります。 ○議長(岩崎和男君) 他にございませんか。 牧内信臣君。 ◆12番(牧内信臣君) この2件ともやっぱり一番事実関係として聞いておかなくてはならないことに過失率の問題があります。今うっかりミスという表現がありましたから、相当過失率はこの2件ともこちらの方が高いかなというふうに想定されるわけですけれども、そこらの辺の実態はどうだったのでしょうか。もう少し詳しく説明ください。 ○議長(岩崎和男君) 尾曽教育次長。 ◎教育次長(尾曽幹男君) まず報告第24号の件ですが、これは相手方の車が駐車をしておりまして、そこへ不注意でバックをして接触をしたということですから、過失割合は10対0ということであります。 それから報告第25号につきましては、交差点での接触事故でありましたけれど、当方が一時停止を怠ったということでありますので、同程度のスピードで接触事故が起きたということで、過失割合については8対2ということで処理をいたしました。 ○議長(岩崎和男君) 良いですか。 他にございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) なければつぎに進みます。--------------------------------------- △日程第8 議案審議 ○議長(岩崎和男君) 日程にしたがいましてこれより議案の審議に入ります。 議案第71号教育委員会の委員の任命についてを議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 伊坪調査係長。 (伊坪調査係長 朗読) ○議長(岩崎和男君) 理事者側の説明を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中秀典君) 議案第71号につきましてご説明を申し上げます。 本案は飯田市教育委員の任命に関し、この10月8日をもちまして任期満了となります長坂敏子委員の後任についてご同意をいただきたいというものでございます。 長坂委員におかれましては、この4年間、任にあたっていただきましたが、永く学校教育並びに社会教育に携わってこられた経験と高い識見をもって任務を果たされております。そこで私といたしましては、飯田市の教育文化の向上のため引き続き長坂敏子さんを教育委員に任命したいと考え提案をいたしましたのでよろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(岩崎和男君) ご質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第71号につきましては、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) ご異議なしと認めます。 よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第71号を採決いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) ご異議なしと認めます。 よって本案は、原案のとおり同意されました。 つぎに、議案第72号、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。伊坪調査係長。 (伊坪調査係長 朗読) ○議長(岩崎和男君) 理事者側の説明を求めます。 澤柳総務部長。 ◎総務部長(澤柳忠夫君) 議案第72号につきましてご説明いたします。 本案は、人権擁護委員の推薦につきまして意見を求めることについてでございます。 人権擁護委員は、現在市内において12名の委員が法務大臣より依嘱されその任務についておりますが、その内の1名の方が死去になりまして、その欠員になっておりましたので後任につきまして長野中央法務局長から推薦依頼がありました。 検討いたしました結果、略歴、経験等から飯田市千代453番地、荻原健二さんを推薦いたしたいとするものでございます。 なお、略歴は裏面に記載のとおりでございます。以上でございます。 ○議長(岩崎和男君) ご質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案72号につきましては、委員会付託を省略したいと思いますがこれにご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) ご異議なしと認めます。 よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第72号を採決いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) ご異議なしと認めます。 よって本案は、原案のとおり同意されました。 つぎに議案第73号、飯田市南部財産区管理委員の選任についてと、以下件名を省略いたしまして議案第74号から議案第78号までの以上6件を一括議題といたします。 朗読を諸略し、直ちに理事者側の説明を求めます。 北原産業経済部長。 ◎産業経済部長(北原重敏君) 議案第73号から第78号についてご説明申し上げます。 いずれも財産区管理委員の選任につきまして議会の同意を求めるものでございます。 まず議案第73号ですが、飯田市南部財産区管理委員の選任でございますが、前任者の任期満了にともないまして、後藤幸史氏、村松美代治氏、熊谷榮一氏、葛岡博氏、以上4名を選任願うものでございます。 つぎに議案第74号、飯田市中央財産区管理委員の選任でございますが、前任者の任期満了にともないまして、大田中峰雄氏を選任願うものでございます。 つぎに議案第75号、飯田市羽場財産区管理委員の選任でございますが、前任者の任期満了および辞任にともないまして、大藏利美氏、横山秀利氏、平澤英治氏、小池好人氏、佐藤武昭氏、以上5名を選任願うものでございます。 つぎに議案第76号、飯田市鼎財産区管理委員の選任でございますが、前任者の任期満了にともないまして、加山雅雄氏、小平和男氏、以上2名を選任願うものでございます。 つぎに議案第77号、飯田市野底財産区管理委員の選任でございますが、前任者の任期満了にともないまして、安藤隆夫氏、村沢潤一氏、松下尚弘氏、久保田久次氏、木下勝夫氏、田中聖孝氏、半﨑正利氏、以上7名を選任願うものでございます。 つぎに議案第78号、飯田市東野財産区管理委員の選任でございますが、前任者の任期満了にともないまして、菅沼雅治氏を選任願うものでございます。 いずれも略歴等につきましては、裏面に記載してございます。 以上よろしくお願いいたします。 ○議長(岩崎和男君) ご質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) なければ質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案6件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますがこれにご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) ご異議なしと認めます。 よって議案6件は、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。 (「なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) なければ討論を終結いたします。 これより議案第73号から議案第78号を採決いたします。 お諮りいたします。議案6件を原案のとおり同意することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(岩崎和男君) ご異議なしと認めます。 よって議案第73号から議案第78号は、原案のとおり同意されました。 つぎに議案第79号、飯田市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてと以下件名を省略いたしまして、議案第80号から議案第98号までの以上20件を一括議題といたします。 朗読を省略しただちに理事者側の説明を求めます。 なお、議案第81号については、議案第96号との関連がありますので、議案第96号の説明の際、あわせて説明を願います。 それでは議案第79号について。 澤柳総務部長 ◎総務部長(澤柳忠夫君) 議案第79号についてご説明申し上げます。本案は、飯田市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定であります。 内容につきましては、その課税対象賦課の範囲について、現在の都市計画区域の内、用途地域内の全ての土地建物に加えまして、新たに都市計画区域内の用途地域以外の地域の宅地、それから宅地批准土地並びにその土地にある建物をその対象とするというものでございます。 都市計画税は、先ほど市長挨拶の中にありましたように昭和63年の改正以降、今日までの16年間課税の対象を用途地域内に限ってまいりましたが、その間に下水道や街路事業が用途地域以外の地域にも拡大いたしまして、国道153号バイパスをはじめとする道路網の整備による郊外大型店の進出、また用途地域以外でも都市化、宅地化が進み、用途地域ゆえに都市計画税が課税される地域と、用途地域でないため課税されない地域との間に不均衡あるいは不公平感が生じてまいりました。 このような不均衡、不公平感を解消し、都市計画税の目的とする都市整備の推進を図るため、都市計画区域内の用途地域以外の地域についても宅地および宅地批准地、またその土地にある建物に対しまして都市計画税をお願いするというものであります。 条例第2条中1号のアおよび2号のアは従前の課税区域を、1号のイおよび2号のイは新たに課税される区域を追加するものでございます。 附則につきましては、経過措置を定めておりますが、改正後の規定につきましては、平成18年度課税から適用となります。以上であります。 ○議長(岩崎和男君) つぎに議案第80号について。 藤本建設部長。 ◎建設部長(藤本照之君) 議案第80号につきましてご説明申し上げます。 本案は、飯田市営住宅等設置条例及び飯田市営住宅等管理条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 第1条は、飯田市営住宅等設置条例の一部改正でございまして、砂払市営住宅を取り壊し借地をいたしておりました土地を所有者にお返しいたしましたことから、関係表中砂払市営住宅の名称を削除いたすものであります。 第2条は、飯田市営住宅等設置条例の一部改正でございまして、入居の際は原則親族とされております同居者の範囲が、公営住宅法の改正によりまして入居した後病気の看護者等、事業主体の承認によって拡大できることとなりまして、更にそれにあわせて家賃の算定や減免などの際の所得合算の方法等も変更になりましたことから、当市の管理条例もそれにあわせ改正したいとするものであります。 具体的には、まず第15条は家賃の減免、また徴収猶予についての規定でございますが、改正により親族限定から同居者を加えたいとするものでございます。それに伴い、第5条は、入居する際の入居者の資格であり、原則親族に限定されているため、5条中から第15条を削除するものであります。 また第13条、14条、次ページの27条は、家賃の決定や収入の申告などについて規定してありますが、年度途中での出生・死亡などによって当初の認定を変更する場合の方法等を整備するものでございます。 裏面の別表関係は、いずれも先にご説明申し上げましたように、砂払市営住宅の供用廃止に伴う関係部分の修正でございます。 附則では、施行期日を定めたものでございます。以上でございます。 ○議長(岩崎和男君) つぎに議案第82号について。 河野財政課長。 ◎財政課長(河野純君) 議案第82号についてご説明いたします。 本案は、平成16年度飯田市一般会計補正予算第3号案でございまして、第1条の歳入歳出予算の補正では、34億7,663万2千円を追加し、予算総額を389億4,532万3千円としたいとするものでございます。 また、第2条では債務負担行為の追加を、第3条では地方債につきまして金額の変更をお願いしてございます。 内容につきましては、次ページ以降でご説明いたしますが、まず2ページをお開きください。第1表、歳入歳出予算補正の歳入でございますが、13款国庫支出金は、環境と経済の好循環のまちモデル事業、いわゆるまほろば事業の補助金が主なものでございます。14款、県支出金につきましては、事業費の変更に伴うもの、また17款繰入金につきましては、土地開発基金からの繰入金でございます。18款繰越金は、15年度の繰越金の未計上額1億7千万円余から、今回1億5千万円余を計上するものでございます。19款諸収入の内、右のページの5項、雑入でございますが、これは天竜川治水事業特別会計の決算剰余金を計上するものでございます。20款市債でございますが、18億4,590万円と金額が大きくなっておりますが、その内の17億8,540万円は、平成7年度・8年度に借り入れました減税補填債の借換債でございます。 次に4ページの歳出を説明いたします。 1款議会費は、わがまちの憲法を考える市民会議に関するものが主なものでございます。2款総務費につきましては、飯田税務署の旧庁舎の解体工事費や、支所の緊急整備工事費などが主なものでございます。3款民生費は、松尾保育園の園庭の整備工事などを計上しております。6款農林水産業費につきましては、補助事業の事業費の変更により増減するものでございます。7款商工費は、主としてまほろば事業を追加するものでございます。8款土木費でございますが、道路・河川・公園につきまして、緊急に整備を要するものの所要額を計上してございます。10款教育費につきましては、美術博物館をはじめとする各種施設の緊急改修工事を中心に予算付けを行っております。11款災害復旧費でございますが、8月6日から7日にかけての豪雨災害による復旧費でございます。12款公債費は、先ほど歳入で説明いたしました平成7・8年度に借り入れました減税補填債の償還分を計上するものでございます。13款諸支出金につきましては、先ほど歳入のところで土地開発基金を取り崩すと説明いたしましたが、これを原資にいたしまして財政調整基金に7億2千万円、庁舎建設基金に5億4千万円を積み立てをいたします。 土地開発基金でございますが、これは定額運用の基金でございまして、その額は現在27億6千万円でございます。その内、現金が約20億円、土地が約7億6千万円という構成となっております。土地開発基金は、昭和63年度では9億円でございました。その後ほぼ毎年度拡充し、平成5年度から現在の額になっておりますが、当時の状況と現在の状況から判断いたしまして財政調整基金と庁舎建設基金へ組み替えをいたしたいとするものでございます。なお、この結果、平成16年度末の基金現在高は、財政調整期金が約16億7千万円、庁舎建設基金が約10億円になる見込みでございます。 つぎに5ページでございますが、第2表の債務負担行為補正は、利子助成および利子補給に関わる債務負担を追加したいとするものであり、第3表の地方債補正は、起債事業費等の変動に伴いまして、借入限度額を変更したいとするものでございます。以上よろしくお願いします。 ○議長(岩崎和男君) つぎに議案第83号について。 澤柳水道業務課長。 ◎水道業務課長(澤柳陽一君) 議案第83号についてご説明いたします。 本案は、平成16年度飯田市下水道事業特別会計補正予算第1号案でございまして、第1条では、歳入歳出の予算の総額に歳入歳出それぞれ2,950万円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞれ47億6,710万円としたいとするものでございます。 第2条は、地方債の補正でございますが、それぞれつぎのページ以降の表でご説明いたします。つぎのページをお開き願います。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、3款1項国庫補助金1,500万円の増は、公共下水道建設事業補助金の事業内示によるもの、7款1項市債1,350万円の増は、公共下水道事業に伴う事業債の増によるものでございます。 つぎに歳出でございますが、2款1項下水道建設事業費2,950万円の増は、国の補助内示に伴い飯田処理区の汚水管渠築造工事を前倒しで行おうとするものでございます。 つぎのページをお開き願います。第2表地方債補正は変更でございまして、1,350万円を増額し、補正後の限度額を14億2,500万円としたいとするものでございます。以上でございます。 ○議長(岩崎和男君) つぎに議案第84号から議案第95号および議案第98号についてお願いします。 松下収入役。 ◎収入役(松下尅人君) それでは議案第84号から第95号までと、98号の13件につきましてご説明申し上げます。 各会計決算は、後日各分科会、委員会で詳しく説明審議をいただくことになっておりますので今日は外郭的な説明に留めさせていただきます。 議案第84号の平成15年度飯田市一般会計歳入歳出決算について申し上げます。 ご承知のとおり平成15年度の地方財政計画は、国の大幅な歳入の減少を反映いたしまして、史上初めて前年度マイナスとなりました平成14年度に引き続いて1.5%減で出発をいたしました。15年度決算につきましても、結果はまだ公表されてはおりませんが、14年度と同様に建設事業を中心に歳出の大幅な見直しをはかられ、財政規模縮減の方向にあると思われます。 当市におきましても同様、15年度決算は市税・交付税をはじめとする一般財源の減少など歳入の年々の減少によります厳しい財政事情の中にはありましたけれども、新しい21世紀に向かう平成8年度を初年度といたします第4次基本構想実現のために財政構造の改善に取り組んでまいりました。 第4次計画のこの8年間は、4期16年の田中市政の折返し期間ともなりまして、当市にとりましても行財政の転換期でございまして、過去行政改革大綱に基づいて市民・議会のご理解を得ながら改革に取り組んできておりまして、徐々にではございますがその成果が上がってきていると思っております。 言うまでもなく決算の持つ意味は、過去を振り返ることによりまして現状を認識し将来をはかることにございます。第4次のスタートの年でもあり過去財政規模のピークでありました平成8年度決算と現15年度の決算とを決算統計により財政状況の変化を見てみたいと思います。 お配りしてございます別紙をご覧いただきたいと思います。折り込んでございますが、A3のサイズのものでございます。統計上そこに書いてございますように15年度には治水と墓地会計の特別会計が含まれております。平成8年度には治水と老健施設の特別会計を含んでおりますが、決算規模に占める割合は、15年度で0.5%程度、8年度では4~5%程度にウエイトはなっております。 まず、歳入の規模につきましては、その表の行で申し上げます。一番左端に行数が打ってございますが、まず歳入の規模は、1行の19.3%減でございます。それから歳出規模につきましては、10行目19.5%の減でございまして、歳出では91億円余の縮減、いわばスリム化といったほうがいいかもしれませんが、されてきております。大きかったのは14年度が前年対比、13年度対比12.3%の減という大きな減少の期間がございました。 なお、決算統計をはずしました一般会計だけの歳出では、8年度と比べますと16.5%減、約74億円の規模縮小が行われております。歳入について見ますと、2行目の市税につきましては、この期間の長引く景気低迷を反映いたしまして7%の減、9億5千万円余の減となっております。それから特別交付税を含めます4行目地方交付税をご覧いただきますと、10.8%の減で10億9千万円の減になっております。上郷町との合併算定替えによる加算もすでにもう減少期に入っておりまして、20年度でもって終わるわけでございます。 なお、平成9年度から新設されました3行目にございます地方消費税の交付金11億8千万円余、ここには記してございませんけれども、平成11年度からの国の恒久減税補填策といたしまして、地方特例交付金というのがございます。約4億7千万円が新しい財源となってきております。 一方特定財源でございます5行目の国・県の支出金をご覧いただきたいと思いますが、19.5%この8年間で減少いたしております。11億5千万円余でございます。それから6行目の繰入金および21行目にございます歳出の積立金にかかります基金の差し引きを見ていただきますと、平成8年度が差し引きで12億3千万円ほど取り崩しておるのに比べまして、15年度は逆に9億3千万円余の積み立てをいたしております。 なお、7行目の起債の借入の内、8行目にございます建設債というのは、平成8年度では56億3千万円余ございましたが、平成15年度では8億6千万円余へと社会基盤の整備は進んではきたものの、この間は激減をしているわけでございます。 一方減収補填債でありますとか臨時財政対策債等のいわゆる財源不足の補填のための起債はこれは9行目にございます。8年度が9億7,600万円から15年度では22億2,700万円と増加をいたしております。42行目をご覧いただきたいと思いますが、市債の現在高での割合も、この財源不足補填的な起債につきましては、5.6%から18.3%へと増加をしておりまして、交付税の参入率も高くて、地方財政共通の状況にあるとはいいながら健全とはいえないというふうに思います。 残高のピークは平成11年度でございまして、約460億円ございました。事業の抑制と繰上償還を重ねまして、39行目にございます市債の現在高の15年度では416億円余と、約ピークに比べますと44億円減少してまいりました。 つぎに歳出についての性質別を見てみます。義務的経費のうちの12行目人件費、一番課題になるところでございますが、これはこの8年間で17.8%の減となりまして、金額にいたしますと13億8千万円の減になっております。なお、13行の一般的に職員に支給されます職員給は7億1,700万円14.7%の減少になっております。これを職員数で見てみますと38行目にございます。8年度の825人から15年度は702人となりまして、この間123人の減員となっております。なお、課題の話題になりますラスパイレス指数でございますが36行目にございます。昇級延伸とか55歳の昇級停止、それから特殊勤務手当の全面見直しと一部廃止、それから超過勤務の縮減、民間委託等々を重ねまして平成8年度の103.0から15年度は100.3に落ちまして、更に16年度では98%台になる予定でございます。 ここで注目されております12行目の人件費の中で職員給以外の人件費、これは人件費の34.8%22億円余を占めますけれども、この中身をちょっと申し上げます。この中には議員報酬でありますとか手当でありますとか、各種委員の報酬が入っております。それから市長をはじめ特別職の給与が入っております。地方公務員共済組合法によります負担金も入っております。退職一時金それから災害補償費、厚生事業にかかわります負担金、報酬で支払います嘱託職員あるいは議員の方々の社会保険料の費用、それから消防団の公務災害共済基金の負担金、それから市民連絡費といたしまして俗にいわれます嘱託員手当、こういったものが中には入っているわけでございます。また、職員一人当たりの給与も話題になるところでございますが、ちょっと詳しく申し上げますと、この13行目の職員給に投資的経費の中に含まれます建設事業に携わります24行目事業費支弁の人件費、これを加えた額を職員数で除したものが職員に支給されるおおよその一人当たりの給与とこういうふうになります。ちなみに平成8年度では630万円程度、それから15年度では約620万円程度でございます。これは公表されておる数字でございます。ただ平均年齢は、職員の平均年齢は、平成8年度では38歳3ヶ月、15年度では40歳4ヶ月となっておりまして、給与の減と同時にまた平均年齢も高くなっているということで更に減になっているという状況にございます。 一方社会福祉費等の扶助費でございますが、14行目をご覧いただきますと50%超となっておりまして増加いたして、12億1,800円位増加いたしております。 更に15行目の公債費につきましては、漸減は先ほど申し上げましたようにしてきているとは言えますけれども24.6%10億8,600万円の増加をいたしております。なお、11行目の義務的経費のトータルにつきましては、6.3%伸びております。 16行目にございます物件費につきましては、職員減によりまして臨時職員等の賃金等が増加をいたしておりますけれども、通常の物件費で吸収いたしましてわずかながら減少いたしております。 17行目の維持補修費でございますが、これはやや減少しておりますけれども、道路等を中心に新たな社会基盤整備の思うにまかせない地代に入っていますことから蓄えてきたストックを有効に活用するために早めに投資していく必要があるのではないかと思われます。 18行目の補助費等の減につきましては、ご覧のように19行目の一部事務組合の負担金の減が主としたものでございまして、平成8年度では特養会計を通じて措置費として支出していたものが、介護保険会計に12年度から分離をいたしたもので減になっているわけでございます。その他では環境センターあるいは阿南学園、広域消防等々の増減によるものでございます。その他の補助費では、病院事業への補助、それから漁業資金への減、制度資金の保証料の増等の増減によるものでございます。 20行目の繰出金につきましては、農業集落排水会計の繰出しで4億円余大きく減少いたしました。簡水でも9千万円ほど減少いたしました。一方国保が7,500万円余、老人保健会計で3千万円、それから先ほど申し上げました介護保険の繰出金が純増でございまして8億9千万円ほど増加いたしております。補助費と同様に事業の仕組みが変動してきている経過を示しております。 それから21行目の積立金については、先ほど申し上げましたとおり125%の増加でございまして、財調・減債基金等が中心になっております。 それから24行目の普通建設事業につきましては、ご覧のように63.1%の95億円余の減少となっておりまして、約3分の1近くに縮減されております。24億円ございました8年度の治水事業の終了と道路等の終わりのない事業はまだございますけれども、公共事業全体の急激な縮減によるものでございます。 主要な指数の変化につきましては、28行目経常収支比率が80.9から79.4に改善されましたし、29行目の財政力指数も0.586から0.601に上りまして改善、それから経常一般財源の余裕を示します30行の経常一般財源比率は97.2から100.6に改善されております。それから31行目の公債費比率、32行目の起債制限比率につきましても、財源の捻出と繰上償還によりましてピークでございました12年の公債費比率19.2、それから制限比率13.6ございましたが15年度ではご覧のように17.7、制限比率が12.2と改善されてまいりました。33行の人件費比率、34行目の義務的経費比率につきましては、建設事業を中心に財政規模の縮小において必然的に高くなりまして、35行目の投資的経費比率は逆に落ちているという状況でございます。 以上申し上げましたように第4次の基本構想のスタートでございました平成8年度と比較してみますと、過去拡大の一途をたどっていた財政規模が大幅に縮小されましたけれども、この8年間で新たな地代の都市像として掲げました環境文化都市を目指して社会の価値観の転換が進む中で、循環型の社会形成に向けて市民自らが参画する民意の高まりによって環境への取り組みでありますとか、エコバレーなど環境重視型の産業や共生、対流を通じたエコツーリズム等の新しい形の産業の創出、それから文化の高揚に機運が高まってきております。 しかし一方では残る課題もございまして、市民生活基盤の中心であります皆水洗化計画も半ばでありますし、また来るべきこの地域を拓きます第五次基本構想実現のための事業が待っております。その裏付けとなります財政の見通しは市長挨拶にもありましたように、三位一体改革とか、あるいは地方分権の名の下に、結果的には地方負担が強いられる傾向にあるなど、厳しさは更に増す中で、15年度末一般会計の起債残高410億円余、今後も引き続きます下水道事業債の増加、後ほど申し上げます病院事業等の企業会計を含めて慎重な運営を必要といたしております。そのためには更なる行財政改革と産業の振興によります財源の確保に相当な覚悟で臨み、市民、議会のなお一層の理解と協働を得ていかなければならないというふうに思っております。 決算のおおよその事はもう申し上げましたので、以下はごく簡単に申し上げます。厚い決算書の2、3ページとそれから主要な施策の成果の説明書の2、3ページをご覧をいただきたいと思います。 歳入の合計ではご覧いただきますように、一般会計381億2,233万1,777円でございまして、前年度14年度対比は1.7%の減、6億5,400万円余の減少となりました。これは対前年度対比の先ほど申し上げましたけれども10%減で、現市になりまして最小の規模でございました14年度を更に下回ることになりました。以下増減の主な理由についてだけ申し上げます。 1款の市税につきまして申し上げます。決算額は126億4千万円余、14年度対比4.4%の減となりました。主要な施策の3ページをご覧いただきたいと思いますが、下段の表で税についてはご説明を申し上げます。主要な施策の3ページの下段でございます。 市税の構成比が固定資産税でございますけれども29.7%でございまして、この市税の中心的な固定資産税の50%同様に市税の中心を成します個人市民税でございますが、市税の構成比29.7%でございまして、これについては景気回復基調の傾向がまだ見られずに前年度対比5.5%の減、2億1900万円の減でございます。法人市民税は中心的な企業が業績を上げてまいりまして4.2%の増、5100万円の増でございます。固定資産税は申し上げましたように市税の50%のもっとも中心的な税でございますが、地価の低迷の中で下落修正等の評価替え初年度でございまして5.8%の減となりまして3億8600万円の減となりました。市税の収納率につきましては、ご覧いただいております1ページの方の右下にいつもどおり表がございます。全庁一斉の滞納整理をはじめ、新聞折り込み広告、それから訪問催促、夜間の相談、休日訪問等の努力を重ねまして、現年度分が10年ぶりに上昇いたしました。しかし市税全体では93.4%と、前年対比0.2ポイント低下をいたしましたけれども、これらの成果によって一定の下げ止まりの効果はあったというふうに思っております。今後も更に努力を続けてまいらなければならんと思っております。 厚い方の表に戻りまして、歳入の3款の利子割交付金でございますが、これは高金利時代の郵便貯金の終了に伴いまして、14年度に引き続いて大きく減額となっております。6款の地方特例交付金は、これは恒久減税に伴います地方税の減収の一部を補填するために設けられたものでございます。 それから主要な施策の2ページに地方交付税についてございます。左上の上段でございますけれども、地方交付税は3.6%減となりましたけれども、普通交付税について見ますと、市民税などの落ち込みが大きく、地方財政計画の見込みによります減を下回る3.2%の減に一応とどまりました。特別交付税も見込みより下回りまして6.4%の減、7,700万円程度の減にとどまっております。 元へ返りまして、9款の分担金および負担金の減について申し上げますが、これは民生負担金のうち養護老人ホームの民間委託、それから障害者の支援制度への転換によりまして、計上されなくなったものの減でございます。それが大きな2つでございます。 10款の使用料および手数料の減につきましては、住宅使用料、公立保育料、それから体育施設の使用料の減によるものでございます。 11款の国庫支出金につきましては、15.8%約4億円の増加いたしておりますけれども、国庫負担金で14年度の半ばから国から移管されましたご承知の児童扶養手当事務の通年化によりまして1億3千万円余の増加をいたしております。それから再開発事業で2億3千万円の増加が主たるものでございます。 12款の県支出金でございますが、再開発事業第2地区でございます。こういった増加、それから、中山間総合整備事業の増加、ケーブルテレビの増加、衆議院選があったこと、等で差し引き3.7%、5,300万円の増加になりました。 13款の財産収入でございますが、これは、これもご承知の桐林の土取り場の跡地、一本平の跡地、併せて6億5千万ほどでございますが、この売却が大幅増の要因でございます。 14款の寄附金でございますが、14年度にはご承知の美術品等の購入寄附があったものがございましたので大きく減少いたしております。 15款の繰入金、これは基金の取り崩しでございますが、財調それから減債基金、公共施設整備基金、ふるさと基金、駐車場会計の駐車場基金、それから繰り出しの基金ですね、それから国民年金等で合わせまして6基金で9億6,800万ほど減になりました。と言いますことは、取り崩しが少なかったということでございまして、60.5%の大幅な減でございます。 17款の諸収入でございますが14.1%の減でございます。これは開発公社の貸付金が今までは2億円になっておりましたけれども、1億円に減らしました。その返還金でございます。それが1億になったため、1億円の減となったための影響、それから市街地再開発事業への貸付金の返還、これが2億でございます。の減少になっております。それから埋文の受託でありますとか、あるいは退職手当の負担金の収入の減等が諸収入の減でございます。 それから18款の市債でございますが、19.6%の減は、先ほど申し上げました補正予算でも申し上げております臨時財政対策債、これが9億5,300万ほど増加いたしました。学校改築の起債の9千万の増加、一方減少では道路橋梁費の2億円余の減、街路事業の6千万、公園の5千万、ふるさとづくり債の1億7千万ほどの減がございましてその差し引きでございます。 次に歳出について申し上げます。歳出合計は377億8,376万8,961円でございまして、前年度対比1.5%、5億5,600万円余の減でございました。以下増減額の内容について主要な事業についてのみご説明申し上げます。 1款の議会費の減につきましては、ご協力いただいております議員報酬と期末手当の減でございます。 2款の総務費の減につきましては、増減がございまして、増の部分については、本庁裏の駐車場の用地2億2千万円余を土地開発基金から取得いたしました。それからケーブルテレビの布設、選挙費が増加をいたしました。減の要因としては、申し上げました土地開発公社の貸付金、それから人件費が1億ほど、集会施設、賦課費、それから車両管理費で減をいたしました結果でございます。 3款の民生費の減につきましては、増加要因としては、先ほど申し上げました児童扶養手当事業が1億3千万ほど増加いたしました。それから養護老人ホームの委託に伴いまして措置費が1億7千万ほど増加いたしました。それから児童措置費、療育センター等で増加致しておりまして、減少としましては申し上げました特養の老人ホームの会計がここから消えまして、2億6,300万ほどの減少になっております。それが措置費に跳ね返っているわけでございますが、それから老人医療給付の繰出金が1億ほど減少いたしました。あと保育所費の減少、生活保護費の減少、障害者福祉費が減少いたしました相殺でございます。 4款の衛生費の増加分につきましては、病院事業負担金で約4千万増加、国保会計の負担金で6千万の増加、簡水会計5千万、休日夜間診療所の建設がございまして、3,500万ほどの増加、その他廃棄物の減量対策等がございましての増加でございます。 5款の労働費の減につきましては、勤労者共済会への補助金の減、それから大きくは融資の委託金が3,500万ほど減になりました。それから14年度には工事請負費としてサンヒルズの熱供給管の工事がございましたのでそれがなくなった結果でございます。 6款の農林水産業費でございますが、減につきましては、増加部分では県営中山間地域の事業が6千万ほど増加しております。それから農集廃事業への繰出金が4,700万ほど増加しております。その他森林整備事業、圃場整備等で若干の増加がございます。減少の要素としては、基盤整備が4千万ほど減、それからふるさと農道の減、森林病害虫対策、森林造成等が減少いたした結果でございます。 7款の商工費の増でございます。4億4千万の増加でございますが、これは市街地再開発の事業が4億7千万の増加をいたしました。それから企業立地の補助金として8千万ほどの増加、お練り祭りの補助金の増加等がございます。減少の要素としては、14年度には環境技術開発センターの建設がございました。これが2億ほどございましたのでこの減少であります。融資事業が4千万ほど減になっておりまして、その相殺でございます。 それから8款の土木費の減につきましては、増加要素としては、公共下水道事業の特別会計の繰出金が1億2千万円の増加をいたしました。それから減少の要素としては、道路新設改良費が2億円余の減、天竜川治水繰り出しが4億5千万ほどの減、街路事業が2億2千万ほどの減、公園が1億2千万、それから区画整理が2千万ほどの減、この結果の8億6,800万円余の減でございます。 9款の消防費の増加要因は、避難地の取得をいたしました。用地を取得いたしました。まあ1,200万ほどでございますが、それと災害対策の資材費が1千万ほどございました。無線機の購入もございました。これが増加要因。それから、減では消防施設の整備事業が若干落ちました。この結果でございます。 それから10款の4億1千万余の教育費の減でございますが、増加要因としましては、小学校の大規模改修がございました。 松尾小学校の増改築がございました。歴史研究所の若干の増がございました。減の要因としましては、言いました春草の絵画の取得費3億5千万、それから鼎中の用地取得でありますとか、退職手当の7千万円の減、埋文の減、そういったものが減少の要因でございまして、相殺2億1千万円余の減となりました。 13款の諸支出金でございますが、4億2千万円の増加でありますが、これは申し上げました基金の積立金で、財調で4億3千万余、ふるさと基金で2億8千万余の増加、庁舎の建設基金としまして1億3千万円の増加、減少としましては14年度に比べまして公共施設整備の基金が3億4千万円ほど減少、用地取得が6,200万円ほどの減少がございましたその結果でございます。 以上歳入歳出差し引き7億3,860万2,816円を16年度へ繰り越しましたけれども、このうち去る6月の定例会でご報告いたしましたとおり、11事業についての繰越財源について、1億7,794万7,556円ございますので、準繰越金は5億6,065万5,247円となっているわけでございます。374ページには実質収支に関する調書、それから376ページから391ページには財産に関する調書が添付してございます。また別冊のご覧の主要な施策成果説明書をお示ししてございますのでご覧をいただきたいと思います。 以下各特別会計財産区会計についても同様でございます。 次に12の各特別会計について簡単に申し上げます。厚い方の4、5ページをお開きをいただきたいと思います。 主要な施策の成果の164ページ以降に概要の説明がございますので、口頭で説明致しますけれども、後ほどご覧いただきたいと思います。 まず議案第85号、国保会計について申し上げますと、制度的には退職者の窓口負担が20%から30%の増加をいたしましたこと、それからご承知の老人医療特会への移行が70歳から71歳へ1歳据え置かれました。その部分の増加がいたしております。本年度の15年度は基礎課税分、医療費分でございますが、その税率はご承知のとおり据え置かれました。それから介護納付分につきましては1人あたり負担額とか加入見込み数の増加に伴いまして、ご承知のとおり税率を引き上げられました。基金については取り崩しは行いませんでした。なお、14年度は制度改正によりまして11ヶ月会計となりまして、15年度は12ヶ月の通年会計となりまして、その比較でご覧のとおりの増加をいたしております。 それから議案第86号、老人保健特別会計につきましては、対象者は70歳以上でございましたが、ご承知のとおり、今申し上げましたが、制度改正がありまして14年の10月から71歳以上と、段階的に1歳引き上げられましたので、受給者の減700から800人ございますが、となりまして、年々高度医療化と受診率が高まっておりますけれどもその結果歳入歳出0.5%の減と留まっております。 それから議案第87号の介護保険特別会計につきましては、第1期の平成12年から14年が終わりまして、第2期の15年から17年のスタートの年度でございまして、報酬改定では1期の2,292円から2期の3,380円、1期の1.47倍となりまして、低所得者対策といたしまして更に5段階を6段階と改正をいたしました。認定者の増とサービスの増加によりまして前年度対比13%の増となりました。 議案第88号につきまして、地方卸売市場会計でございますが、前年度の14年度はご承知の基金の取り崩しをして市場の屋根の改修をいたしましたので、その分15年度は大幅に減少いたしたものでございます。 議案第89号の駐車場事業会計でございますが、これも14年度では平成4年度に設置いたしました駅裏の西駐車場の用地の取得、これはまあ一般会計から繰り入れて取得したわけでございますが、それについて順次返してまいりまして、精算のために14年度は1億5,400万円の繰り出しがあったものでございまして、その額がほぼ同額が減少いたしたというものでございます。 それから議案第90号の墓地事業会計特会でございますが、これは西部霊園の造成事業のために1億円の基金を取り崩しまして用地買収をしたものの増加が主体的なものでございます。 それから議案第91号の簡易水道事業会計でございます。13年度に認可申請をいたしました上久堅の簡易水道事業会計が本格化いたしまして、これが純増の原因でございます。 それから議案第92号、天竜川治水特別事業会計でございますが、ご承知のとおり14年度までで事業が終了いたしまして、15年度をもちまして特別会計は廃止となりました。そういった減でございます。 それから議案93号の農業集落排水事業特別会計につきましては、上久堅の中央地区の完成による、14年度に完成いたしまして大幅に減少いたしたものでございます。 議案第94号、下水道事業特別会計につきましては、これも大幅に減少いたしておりますが、これは竜丘処理施設の完成と松尾水処理施設の改修事業費の減によって大幅に減少いたしました。なお、繰り越し事業が4事業ございまして、5,640万円ほどを繰り越しております。 議案第95号の介護老人保健施設事業特別会計でございますが、これはリハビリテーションの機能強化と、通所リハビリのサービスの提供期間の見直しによりまして、あるいは緊急時の受け入れ体制の強化等の努力の改善によりまして利用増が図られた結果でございます。 以上12会計のご覧のとおり合計が歳入320億2,517万4,861円、歳出合計315万7,808万8,700円で前年度対比4億4,708万6,161円、5.1%の減でございます。下水道事業特別会計の繰越額を含めて繰り越しをいたしました。 次に議案第98号、別冊でございますけれども、飯田市各財産区会計について申し上げます。別冊の財産区決算書の2、3ページにいつものとおり総括表がございますのでそこで説明を、簡単に説明を申し上げます。 ご承知のとおり34の財産区がございますが、そのうち議会のあります9つの財産区会計を除きます25の財産区について市議会の審査、承認をいただくものでございます。 ご覧のとおりいくつかの財産区におきまして、14年度決算額と比較しますと増減の大きなものがございます。これは財産の売払収入でありますとか、緑資源機構によります保育・間伐・枝打ち等の整備事業や積立金の有無によるものでございます。合計欄の収入済額3,175万534円、前年度対比31.4%の減、支出済額は2,354万518円、対前年度費36.1%の減で、差し引き16年度へ821万16円を繰り越しをいたしました。 以上まことに駆け足で申し訳ございませんが、概要を説明いたしましたので、よろしくご審議ご認定いただけますようにご提案を申し上げます。以上でございます。 ○議長(岩崎和男君) 次に議案第81号および議案第96号について。 高橋市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(高橋巧君) それでは議案第81号と議案第96号についてご説明申し上げます。説明の都合上議案第96号から先にご説明をさせていただきます。別冊になっております飯田市病院事業決算書をご用意いただきたいと思います。 本案は、平成15年度飯田市病院事業決算認定についてでございます。最初に4ページ5ページをお願いいたします。 この表は、市立病院と高松分院の決算について合算した報告書でございまして、消費税を含む額でございます。(1)の収益的収入および支出のうち、収入の第1款、病院事業収益の決算額は94億6,300万円あまりとなりまして、前年度と比較して約2%ほど減少いたしております。これにつきましては社保本人の自己負担引き上げによります受診抑制、それから電子カルテの稼働、大型医療機器の更新工事に伴いまして、医業収益が減少したことなどによるものでございます。 支出でございますが、第1款、病院事業費用の決算額は102億6,200万円余でございまして、主なものは人件費、材料費、経費などの医業費用でございます。あらゆる面で抑制に努めてまいりましたが、前年度対比で1%程度増加をいたしております。 次に(2)の資本的収入及び支出でありますが、収入の第1款、資本的収入は8億4,090万円あまりでございまして、企業債、負担金などが主なものでございます。資本的支出でございますが、第1項、建設改良費の中の地方公益企業法第26条の規定による繰越額につきましては、前年度からの繰り越し事業でありまして、本院で整備をいたしました駐車場ゲート化事業と車いす専用駐車場工事でございます。この他臨床研修医研修棟の設計や、医療機器の更新などを行ってまいりました。 高松分院につきましては、小規模な施設改修と医療機器の更新を内容としたものでありまして、前年からの繰越額を含む決算額は17億7百万円余でございました。 次に6ページから9ページまででございますが、これはただいま申し上げました内容を市立病院と高松分院とに区分したものでございます。10ページをお願いいたします。損益計算書でございまして、表の下から3行目でありますが、本院、分院ともに当年度純損失を計上することとなりまして、特に本院は7億7,900万円余の大幅な赤字となったものでございます。この要因でございますが、費用面におきましては、繰延勘定償却など後年度負担の増加が大きく影響をいたしております。収益におきましては、国の医療費抑制政策に加えまして、先ほども申し上げましたが、施設整備等に関連をした収益の減少、それから紹介、救急中心の医療に方向転換をしてきておりますが、まだ若干過渡的な状況にございまして、入院患者の増加にまで結びついていないことが主な要因でございます。 11ページは剰余金計算書でございまして、利益剰余金の部は先ほどの損益計算書で申し上げた内容でございます。資本剰余金の部につきましては、4その他資本剰余金でありますが、これにつきましては企業債の償還元金、建設改良にかかる一般会計からの負担金が主な内容でございます。 12ページをお願いいたします。欠損金処理、計算書案でございますが、本院、分院をあわせました当年度未処理欠損金が16億円を超えることになりまして、この処理につきましては議案第81号でご説明させていただきます。 13ページ、それから次の14ページは貸借対照表でありまして、16年3月31日現在の資産、負債など財政状況を示したものでございます。13ページの2の流動資産の現金預金などから見ますと、当面病院の運営に支障をきたすことはないと思いますけれども、今後も大変厳しい状況下での病院運営となりますので、一層の企業努力によりまして、経営の効率化、健全化に努めなければならないと思っておるところでございます。 以下資料を添付してございますので、よろしくご審議のうえご認定賜りますようお願いをいたします。 続きまして議案第81号についてご説明をいたします。議案第81号のところをご覧をいただきたいと思います。 本案は、平成15年度飯田市病院事業欠損金の処理についてでございまして、平成15年度末の累積欠損金を資本剰余金の取り崩しによりこれを埋めたいとするものでございまして、地方公営企業法施行令の規定に基づきまして議会の議決をお願いするものでございます。 つぎのページをご覧いただきたいと思います。平成15年度飯田市病院事業欠損金処理計算書案でございますが、本院、分院をあわせました当年度未処理欠損金16億1,022万1,440円を資本剰余金の繰り入れによって解消いたしたいとするものでございます。以上でございます。 ○議長(岩崎和男君) つぎに議案第97号について。 澤柳水道業務課長。 ◎水道業務課長(澤柳陽一君) 水道事業会計の決算についてご説明いたしますが、水道事業も別冊になっておりますのでご用意をお願いいたします。 それでは議案第97号、平成15年度飯田市水道事業決算認定につきましてご説明いたします。 はじめに資料2ページ3ページをお開きいただき、平成15年度飯田市水道事業決算報告書をご覧いただきたいと思います。 収益的収入および支出でありますが、総収益は前年度に比べ0.3%増加し15億7,233万5,446円となりました。総費用は1.8%増加し13億3,295万9,818円となりました。 つぎに4ページ5ページをお開きください。資本的収入および支出でございますが、収入総額は3億6,961万7,945円で前年度に比べ35.2%の減となりました。支出総額は7億7,689万1,030円で29.1%の減となっております。この結果下の欄外に記入してありますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額4億727万3,085円は、過年度分損益勘定留保資金3億8,889万7,730円および消費税資本的収支調整額1,837万5,355円で補填いたしました。 6ページをお開きください。損益計算書でございますが、一番下の3行をご覧ください。当年度純利益は8.9%減少いたしましたが、1億9,040万1,273円を確保できまして、これに前年度繰越利益剰余金を加えました当年度未処分利益剰余金は3億5,392万3,772円となり経営状況は引き続き安定いたしております。 続きまして8ページ9ページは、剰余金計算書でございますのでおご覧をいただきたいと思います。 続きまして10ページをお開きください。剰余金処分計算書案でございますが、先ほど申し上げました当年度未処分利益剰余金の内、減債積立金へ2千万円積み立て、残りの3億3,392万3,772円を翌年度繰越利益剰余金として処分いたしたいとするものであります。 12ページ13ページをお開きください。貸借対照表でございますが、資産合計および負債資本合計は153億8,302万792円で前年度と比べ2.3%の増となっております。以下付属書類を添付してありますのでご高覧くださるようお願いいたします。 なお、平成15年4月には妙琴浄水場から給水する水道水の飲用制限という大きな給水事故が発生し、多くの市民の皆様にご迷惑をおかけいたしました。事故への対応には万全を期しましたが、非常時、緊急時に迅速に対応する体制の確立などいくつかの重要な課題が残りました。この事故を教訓といたしまして浄水場等の災害や事故に対応できますよう安全対策事業や施設改修などに取り組んでまいりました。また、今まで以上に企業意識を持ちまして健全な財政運営を堅持するとともに、安心して飲める美味しい水を安定して供給できますよう努めているところでございます。以上でございます。 ○議長(岩崎和男君) 以上で議案に対する説明が全部終了いたしました。 ここで監査委員から各会計の決算に対するご意見を伺うことにいたします。 監査委員林一守君。 ◎監査委員(林一守君) 去る6月から8月の間に実施しました平成15年度飯田市の各会計、水道事業会計及び病院事業会計の決算審査の概要について報告を申し上げます。 地方自治法第233条第2項および地方公営企業法第30条第2項の規定により審査に付された各会計、事業について審査しました。 審査の結果、決算諸表は関係法令に準拠して作成されており、その計数は正確であり、かつ会計事務、処理手続き、経営成績および財政状態は、適正に表示されていることを認めました。 また、地方自治法第241条5項の規定による基金の運用状況につきましても、設置目的に従い適正に運用管理されていることを認めました。 以下、審査結果についての所見を申し上げます。 まず、一般会計及び各特別会計について申し上げますと、厳しい財政状況の中ではありますが、所期の目的に沿って適正に執行され、行政水準の向上に努めるとともに、実質収支の黒字を確保されるなど、それぞれ成果を上げたことを認めました。 歳入では、前年度に比較し市税収入が5億7千万円、地方交付税が3億3千万円それぞれ減少するなど、総額24億7千万円余の減額となりました。歳入の財源別構成比率では依存財源が50%を超えております。 歳出では、人件費・物件費など経費の節減に取り組む一方で、環境文化都市の実現を目指し、産業の振興、環境・福祉の充実や生活の安心・安全施策充実の推進を図るなど、市民生活の向上に向けた予算執行が行われたことを認めました。 財政状況につきましては、財政改革に取り組んだ結果、財政力指数、財政構造の弾力性を示す経常収支比率及び起債制限比率は、前年度より改善されておりますが、市税等の歳入減額の影響により、依然として財政硬直化の傾向は続いております。 景気は上向き傾向にあるといわれておりますが、早期な税収の伸びは見込めず、地方交付税などの見通しも更に厳しくなるものと予測されます。 今後とも、自主財源の確保と負担公平の観点に立ち、適正な収入確保に努めるとともに、新行財政改革の基本方針に基づいて事務事業の見直しを行い、一層の健全財政確保に努められることを望みます。 つぎに公営企業会計について申し上げます。 水道事業でありますが、その年4月に発生した妙琴浄水場から供給する水道水の白濁事故は、市民生活及び水道事業経営成績にも多大な影響を及ぼしております。 経営状況では、給水収益は0.4%増加となりました。費用である源水・浄水費並びに減価償却費も増加し、当年度純利益は、前年度に比較して1千8百万円余減少し、1億9千40万円余りの黒字決算となりました。 また、財政状況では、流動比率、自己資本構成比率は向上しており、地方公営企業年鑑の各種指標と比較しましても引き続き良好な状態にあります。 しかし、年間給水量は減少傾向にあり、今後、大幅な有収水量の増加による給水収益の伸びは期待できないので、経費の節減に努めるとともに、水道への加入促進及び施設整備などを行い有収率の向上に努めることを望みます。 また、拡張事業や改良事業は、多額の投資が必要とされるので、中・長期的な視野に立って計画的に実施し、水道水の白濁事故を教訓として、安全かつ安定給水に努めることが望まれます。 つぎに飯田市病院事業会計について、病院別に申し上げます。 飯田市立病院は、当年度7億7千9百万円余の純損失となり、2年続いての赤字決算となりました。 主な内容は、在院日数の短縮や、血管撮影装置の更新工事による患者制限、並びに社会保険本人の自己負担3割への引き上げによる受診抑制の影響等で、入院、外来患者数がともに減少したことにより、病院収益が1億9千万円余の減収となりました。 また、費用は前年度に比較して、開発費等の繰延勘定償却、委託料等の経費及び病院建設にかかる減価償却費の増加で、1億6千万円余増加したことによりまして、赤字額が前年度を3億5千万円余上回る決算となりました。 なお、財政状態におきましては、流動比率及び現金預金比率は大きく向上しておりますが、低下傾向の財務比率もあり、運転資金の残高も前年より減少しております。 病院を取り巻く環境は厳しく、公共性と経済性の両立が容易でない局面に置かれていますので、医療制度改革の先行きを視野に入れた経営方針を確立し、安全かつ質の高い医療サービスの提供と、経営の効率化、健全化に一層努められることを望みます。 つぎに市立高松分院は、市立病院と連携した慢性期医療を分担し、また、介護病床20床の配置により介護サービスを提供しております。 経営状況は、当年度純損失が1億8百万円余りとなり、累積未処理欠損金は4億1千9百万円余りとなりました。 主な内容を前年度と比較すると、入院患者数は増加、外来患者数は減少でありましたが、病院収益は9億9千6百万円余で、1千百万円の増加となりました。 一方費用は、11億4百万円余で、2千4百万円増加したことにより、赤字額が前年度を1千3百万円上回る決算となり、依然として厳しい状況が続いております。 財政状態につきましては、低下傾向の各種財務比率の中で、自己資本構成比率、流動比率は向上しております。また、運転資金の残高は前年より増加に転じました。 経営状態が極めて厳しい中で、収益の大幅な増加は期待できない状況にありますので、経営改善計画を踏まえて、入院収益の向上と費用の削減、診療科ごとの経営分析を行うなど、新たな経営戦略の検討と健全経営に向け一層努力されることを希望します。 以上、各会計について所見を申し上げましたが、詳細につきましては意見書をご高覧いただき、決算審査の参考としていただければ幸いに存じます。 以上で報告を終わります。 ○議長(岩崎和男君) ここで議案に対する質疑通告のため暫時休憩をいたします。 なお、質疑の通告は、12時25分までにお願いをいたします。          12時15分 休憩---------------------------------------          13時18分 再開 ○議長(岩崎和男君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。 これより議案の質疑に入ります。通告順に発言を認めます。 渡淳君。 ◆16番(渡淳君) 先ほど通告をいたしましたが、議案第82号の一般会計補正予算第3号について、7款の商工費、工業振興費の中でですね、この予算書のあれでいくと27ページですが、この一番上から下まで、今回先ほど市長のお話の中にもありましたが、新規事業で全国11箇所に選定されたそのうちの当飯田市としてはこれをやっていくんだとお聞きをしたわけですが、この27ページにある上の環境と経済の好循環のまちモデル事業、何か別名あまり聞いた言葉でもないんですが、別名なにかまほろば事業とか言うらしいんですが、このまほろばという言葉もあまり聞き慣れんのですが、これらも含めてもう少し細かく言いますと、上から14節の辺にある自然エネルギー委託料である調査分析業務委託料、私の記憶はこれは例えば下にありますバイオマスの関係で飯田なかんずく下伊那のその材料、原材料、資源はどれだけあるかとか色々調査をしておるようにお聞きをしておるんですが、これも前からずっと継続でやっておる事業だと思います。これも240万位あるんですが、これらの調査分析という中身は何を実際、どういうことをやられているのか、ちょっと細かいことで恐縮ですがお聞きしたいと思います。 それからその下にあります工事請負費の中に例のペレットボイラー、ずっと表示されておりますが、特に太陽光発電も含めてですが、この太陽光発電を小中学校に今回新規事業でやるということですが、これら全部単年度で補助金をいただいて小中学校全部一気にやってしまうのか、そこら辺もお聞きしたいと思います。 また、この存じのようにペレットストーブにおきましては、化石燃料よりもはるかにコストも高いということは皆さん方も私も含めて承知をしておるわけですが、今後これでやった中であと長い間使用していくわけですが、コストの関係からも非常にまあダウンではなくてコストアップになるわけですが、まあこの事業私も反対で言っているわけではありませんので誤解のないように言っておきますが、そういうことも鑑みてやられていると思うんですが、これらの小中学校に対するコストの関係、あるいはその下にあります太陽光発電の企業人材確保住宅というんですが、これは具体的にどういうものをどういうような格好でやるのか、はじめて今回この出てきたわけでございますので、そこら辺についてお聞きしたいと。 それからもう少し下段にあります負補交のところにある、先ほど市長からもお話がありましたが、ESCO、エステというのはよく知っておりますが、これはエステではなくてエスコなんだと思うんだけれど、これ何か頭文字を取って言っていると思うんですが、ここら辺も具体的にどういう設置をされるのか、あるいはその下にあります環境配慮型消防施設整備云々というのもあるんですが、これらもどういうところへどんな格好で設置する予定でおるのかお聞きをしたいと思います。 それで一番下にあります、同じように自然エネルギー普及啓発業務委託料というのがあるんですが、これは一方では調査を分析をしている中で、ここにくるとまた今度は啓発、中身がどの位調査が進んでおるか分かりませんが、これらのエネルギー普及啓発とどういう並行でこれ事業を委託しているんですが、これらの整合性というのはどういうように考えておられるのか。 それからつぎのページを見てください。29ページの一番上にありますね、ここにも太陽光発電市民出資施設支援事業補助金というのがあるんですが、金額も結構多いわけですけれども、これらも市民出資施設云々という意味がよく、内容が分かりませんので新規事業ですばらしい良い事業だと思いますが、是非これらの事業についてご説明を願いたいと思います。以上です。 ○議長(岩崎和男君) 理事者側の答弁を求めます。 北原産業経済部長。 ◎産業経済部長(北原重敏君) それでは環境と経済の好循環のまちづくり事業について概括的に私の方からお答えをさせていただきます。 この環境と経済の好循環のまちづくり事業というのは、環境省の事業でありまして、一言でいいますと今までは環境といいますと今ご指摘もありましたけど、コスト高をある面では覚悟しながら、あるいは運動として行うことが多かったわけでありますけれども、今回の場合は環境改善、この事業ではCO2削減ですけれども、それをビジネス起こしといいますか、産業とつなげて産業の活性化をはかりながら二酸化炭素排出を抑制していくと、そういう事業であります。そういう事業に対してモデル的に支援しましょうという環境省の事業であります。 環境省のほうでこれは平成のまほろば事業というふうに命名しておりますけれども、まほろばとは、優れた良いところ、国ということを意味する古語のようでありまして、緑豊かな美しく栄えたところをつくっていこうという意味できっと環境省のほうで命名されたのではないかとそんなふうに受け止めております。 事業は今申し上げましたようにCO2削減につなげるような事業をソフト・ハード両面で支援をしていこうというものであります。 それを飯田市としましては、ひとつが森林資源の有効活用、それと脱化石化エネルギーの促進という面で事業を上げております。森林資源の有効活用というところでは、ペレットストーブだとか、ペレットボイラーを主たる事業としておりますが、これは森林資源を有効活用、エネルギーとして有効活用することによって森林を守りあるいは林業の活性化に貢献し、そのことによって産業を振興しながら一方でCO2削減をはかっていこうというものであります。 森林資源といいましても、薪だとか色々な活用方法があるわけでありますけれども、勿論薪として活用していただくことが一番早いわけでありますが、森林資源といっても必ずしも薪としてだけは活用できんという、例えば端材のようなものはペレットにしたほうが使い易いというような理由もありまして、ここではペレットのストーブとかボイラーの普及に力を入れております。一部薪の普及も力を入れております。 あと新エネルギーの活用として太陽光発電あるいは風力発電を主として公共施設を中心に設置をしていこうというものであります。 それから今特にペレット何かはコスト高につながるのではないかというご指摘がありましたが、今までは確かに全国的に見てそういう傾向が多かったかに思いますが、飯田市かつて調査を行いまして、石油と同じ程度でいくにはどうしたら良いかという調査をしております。それに基づいて飯田市で今現在、昨年度予算を繰り越して今年度でペレット工場を建設しておりますが、コストがあまり高くならないようなところでペレットも供給できるとそういうふうに考えております。 もうひとつの事業が省エネルギーの普及ということで、ESCO、飯田版エスコということを掲げております。エスコというのはエネルギー・セービング・カンパニーの略でありまして、一言でいえば省エネ診断をし、省エネ工事をしてエネルギーコストを削減し、結果としてCO2を削減するような、そういうビジネスを起こしていこうというものであります。現在地域の企業の皆さんとこの事業を実現すべく取り組んでおるところであります。 あと企業人材確保住宅はこれは竜丘のエコハウジングビレッジで今建設、ぼつぼつ建設に着工するものでありますが、これはかつて予算の方で説明をさせていただいておりますが、ここを含めて各公共施設にそういったものを普及していこうというものであります。 それから環境配慮型消防施設整備というのは、広域消防の龍江分署に太陽光発電とか風力発電等を設置していこうというもので、飯田市の小中学校等公共施設と同様に考えているものでありますす。 それから後ソフト事業があるわけでありますけれど、ソフト事業についてはこれから企画していく部分も多々あると思っております。委託料の自然エネルギー調査分析業務というのは、これはライフサイクルアセスメントということを想定しておりました。これは今のコストだけではなくて、例えば太陽光発電でしたらその原材料の調達からその太陽光発電をつくってそれで設置して最後それが破棄されるまで、その全体を捉えてエネルギーがどんなふうに使われるかということを分析する方法なんですが、そういったことを今想定しておりますが、果たしてこれができるかどうかはこれから詰めてまいりたいと思っています。 それから自然エネルギー普及啓発業務委託料というのは、委託料のところに計上させていただいていますが、まさにここは啓発活動を今後どういうふうにしていくか、例えば講座だとかシンポジュームとか、そういうようなことを今想定しております。 29ページの太陽光発電市民出資施設支援事業補助金というものでありますけれども、これもひとつ会社みたいな組織を立ち上げて、そこが中心にここでは公共施設等を考えておりますが、公共施設の屋根に太陽光発電を設置していくということで今考えております。それに対して市民の出資を求めていこうということであります。ただこれについてはまだ今後詰めながら具体化していくということになります。 以上私の方で概括的にお答えをさせていただきました。 よろしくお願いします。 ○議長(岩崎和男君) 尾曽教育次長。 ◎教育次長(尾曽幹男君) 太陽光発電のシステムの小中学校への配置の件でありますが、これは今産経部長が申しましたように、CO2の削減とともに教育委員会としては環境教育に資したいとこういう意図を持っております。 そうした意味で今のところ小中学校と記載をしてありますが、中学校に重点的に配置するのが良いのではないかというのが現在の考えであります。したがいまして、既に緑が丘中学校には設置されておりますので、残りの中学校7校に配置をする。そんなような想定を現在のところはしております。以上です。 ○議長(岩崎和男君) 渡淳君 ◆16番(渡淳君) 大体のことは分かりましたが、ちょっと聞き漏らしたかと思うんですが、太陽光発電システムの中で企業人材確保住宅というところ、ちょっともう一度どういうものなのか、ちょっともう一度教えていただきたい。 それから最後にありました市民出資施設云々というところは、公共施設へ設けてそこへ市民の人たちから出資をしてもらってやっていく事業って、そういうふうな受け止めて良いのか。その2点について済みませんがお願いします。 ○議長(岩崎和男君) 理事者側の答弁を求めます。 北原産業経済部長。 ◎産業経済部長(北原重敏君) 企業人材確保住宅でありますけれども、これは6月補正で確かお願いした事業でありますけれども、エコハウジングビレッジに主として研究者とかそういう方々に住んでいただく、あるいはそういう方々を確保していきたいという目的を持って住宅を建設しようというものであります。 それも飯田市の住宅でありますので、そこにもペレットストーブ、ボイラーを設置をして環境に配慮した住宅としていきたいというものであります。 それから、29ページの太陽光発電については今議員ご指摘のとおりで結構でございます。 ○議長(岩崎和男君) 以上で通告による質疑が全て終了いたしました。 つぎに進みます。 議案第79号から議案第98号までの議案20件につきましては、お手元に配布してあります付託議案一覧表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託し、審査を願うことにいたします。 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。 9月8日は、一般質問の通告締切日であります。締切時刻は午後5時となっておりますのでご確認をお願いいたします。 15日は、午前10時から本会議を開きますので、定刻までにご参集くださいますようお願いを申し上げます。 本日は、これをもちまして散会といたします。ご苦労様でございました。          13時34分 散会...