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03月16日-07号

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  1. 岡谷市議会 2020-03-16
    03月16日-07号


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    令和 2年  3月 定例会(第1回)          令和2年第1回岡谷市議会定例会会議録議事日程(第7号)                  令和2年3月16日(月)午前9時30分開議 日程第1 議案第10号 岡谷監査委員に関する条例等の一部を改正する条例 日程第2 議案第11号 岡谷看護専門学校条例の一部を改正する条例 日程第3 議案第12号 岡谷環境基本条例の一部を改正する条例 日程第4 議案第13号 岡谷国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程第5 議案第14号 岡谷市営住宅条例の一部を改正する条例 日程第6 議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算 日程第7 議案第16号 令和2年度岡谷国民健康保険事業特別会計予算 日程第8 議案第17号 令和2年度岡谷地域開発事業特別会計予算 日程第9 議案第18号 令和2年度岡谷分収造林事業特別会計予算 日程第10 議案第19号 令和2年度岡谷霊園事業特別会計予算 日程第11 議案第20号 令和2年度岡谷温泉事業特別会計予算 日程第12 議案第21号 令和2年度岡谷後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第13 議案第22号 令和2年度岡谷湊財産区一般会計予算 日程第14 議案第23号 令和2年度岡谷水道事業会計予算 日程第15 議案第24号 令和2年度岡谷下水道事業会計予算 日程第16 議案第25号 令和2年度岡谷病院事業会計予算 日程第17 議案第26号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第11号) 日程第18 議案第27号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 日程第19 議案第28号 岡谷副市長の選任について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(18名)     1番  藤森博文議員     2番  山崎 仁議員     3番  田村みどり議員    4番  吉田 浩議員     5番  中島秀明議員     6番  渡辺太郎議員     7番  中島保明議員     8番  今井義信議員     9番  早出すみ子議員   10番  今井秀実議員    11番  武井友則議員    12番  今井康善議員    13番  早出一真議員    14番  小松 壮議員    15番  大塚秀樹議員    16番  笠原征三郎議員    17番  遠藤真弓議員    18番  浜 幸平議員欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長       今井竜五君     副市長      小口明則君 教育長      岩本博行君     企画政策部長   岩垂俊男君 総務部長     藤澤 正君     市民環境部長   百瀬邦彦君 健康福祉部長   小口浩史君     産業振興部長   藤岡明彦君 建設水道部長   山岡泰一郎君    教育部長     城田 守君 教育担当参事   三村靖夫君     病院事業管理者  天野直二君 事務部長     酒井吉之君     会計管理者    小坂英之君 選挙管理委員会監査委員事務局長   企画課長     木下 稔君          武居浩史君 秘書広報課長   仲田健二君     総務課長     帯川豊博君 財政課長     岡本典幸君---------------------------------------事務局職員出席者 局長       小松 厚      次長       伊藤 恵 議事主幹     宮坂征憲      庶務主幹     横内哲郎 △開議 午前9時30分 △開議の宣告 ○議長(渡辺太郎議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △岡谷固定資産評価審査委員会委員及び岡谷等公平委員会委員の挨拶 ○議長(渡辺太郎議員) この際、2月17日に選任同意されました岡谷固定資産評価審査委員会委員の向山 宏委員に登壇して御挨拶をお願いいたしたいと思います。 向山 宏委員、御挨拶をお願いいたします。     〔岡谷固定資産評価審査委員会委員 向山 宏君 登壇〕 ◎岡谷固定資産評価審査委員会委員(向山宏君) 皆さん、おはようございます。 ただいま御紹介いただきました向山 宏でございます。 貴重なお時間を頂きまして、一言御挨拶申し上げます。 このたびは、岡谷固定資産評価審査委員会の委員という選任に当たりまして、皆様方の御同意を頂きまして、誠にありがとうございました。 固定資産評価審査委員会委員という大役をお引受けするに当たりまして、これまでの税理士の知識と経験を生かしながら、固定資産評価の適正化と公平性の確保のために一生懸命努力してまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 皆様方の御支援と御協力、御鞭撻を心よりお願い申し上げまして、簡単ではございますけれども挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(渡辺太郎議員) 次に、同じく2月17日に選任同意されました岡谷等公平委員会委員の宮坂大吾委員に登壇して御挨拶をお願いいたしたいと思います。 宮坂大吾委員、御挨拶をお願いいたします。     〔岡谷等公平委員会委員 宮坂大吾君 登壇〕 ◎岡谷等公平委員会委員(宮坂大吾君) 皆様、おはようございます。 ただいま御紹介をいただきました宮坂大吾と申します。 さきの市議会定例会におきまして、岡谷等公平委員会の委員に選任いただき、大任を仰せつかることとなりました。甚だ微力ではございますが、御期待に添えるよう誠心誠意努めてまいる所存であります。 皆様の御指導、御鞭撻をお願い申し上げ、簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)--------------------------------------- △議案第10号~議案第25号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第1 議案第10号 岡谷監査委員に関する条例等の一部を改正する条例から日程第16 議案第25号 令和2年度岡谷病院事業会計予算までの16議案を一括議題といたします。 各議案はそれぞれの担当委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員会担当議案について一括報告を願います。 総務委員長。     〔総務委員長 今井康善議員 登壇〕 ◆総務委員長(今井康善議員) おはようございます。 12番 今井康善です。 総務委員会に審査付託された議案につきまして、3月9日、10日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。 はじめに、議案第10号 岡谷監査委員に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算中、総務委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 はじめに、歳出について各担当の主要事業及び、執行体制の主な点について、説明がありました。 まず、企画政策部においては、令和2年度は、第5次岡谷総合計画の2年目として、将来都市像である「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現をめざし、各種事業を円滑に展開できるよう総合調整を図るほか、人口減少と地域経済の縮小に対する対応として、若い世代の就労、結婚、子育てに対する希望の実現や、地域特性に即した課題解決に向け、市民と行政の協働のもと、一丸となって岡谷の創生に取り組んでまいりたい、とのことであります。 職員数については、企画課で、駅周辺整備事業の推進、地方創生事業等の総括のため、2名増としている、とのことでありました。 次に、総務部においては、財政課では、老朽化した公用車両の更新に合わせて、環境保全の観点から温室効果ガスの発生抑制と、近年多発する自然災害等有事への備えとして、電気自動車1台を導入する、とのことであります。 危機管理室では、防災ガイドを活用し、防災・減災意識のさらなる醸成を図るとともに、関係機関と協力し、土砂災害防災訓練、地震防災訓練を実施していく、とのことであります。 税務課においては、3年に一度実施する令和3年度の評価替えに向けて、ゴルフ場の鑑定や評価調書・路線化公開用図面などの業務委託を行う、とのことであります。 消防課においては、配備から25年以上経過する消防団車両について、消防ポンプ車1台と大規模地震に対応する災害対応型多機能消防車1台を更新配備していく、とのことでありました。 次に、教育部においては、第2期岡谷教育大綱に掲げた理念の実現をめざし、「岡谷魅力と活力ある学校づくり推進プラン」、本年度策定した「第6次岡谷生涯学習推進計画」及び、「第2次岡谷スポーツ推進計画」の3計画に基づき、各種施策を推進してまいりたい、とのことであります。 「教員働き方改革推進事業」では、部活動指導員を2名に拡充し、先生方が授業づくりや子供たちと向き合う時間の確保に向けた環境整備に取り組むほか、SOSの出し方に関する教育として「聞いて!気づいて!わたしのサイン事業」、小学校に適応できない小1プロブレムへ対応するための「幼保小接続期連携事業」、小中学校での「外国語授業支援事業」においてALTを1名増員し、授業時間数増加への支援や教員の負担軽減を図る、とのことであります。 また、施設改修では、岡谷東部中学校の大規模改修に伴うエレベーターの設置に向けた実施設計を行うほか、岡谷市民水泳プールの屋根、外壁や施設設備などの劣化調査を実施し、実施設計業務が必要な場合に備えて、実施設計業務委託料490万円を財源留保する、とのことであります。 そのほか、小学5年生を対象に加えた「岡谷子ども未来塾」や、図書館では新たに3歳児を対象に図書館の利用カードをプレゼントする「ファーストチョイスブック(セカンドブック)事業」を実施する、とのことでありました。 次に、各款ごとに付託事項を踏まえ、審査の内容について報告いたします。 はじめに、歳出2款総務費について、まず、本会議において、「シルキーチャンネルについて、放送内容や近隣市町村の状況を踏まえ、視聴率の向上や今後の方向性について審査を深めてほしい」との付託事項について、側より、番組内容等については岡谷放送番組審議会委員からの提言や、市民の皆さまから寄せられる意見を取り入れ、市民の方が参加しているイベントや各種講演会、の各種事業などを紹介するとともに、災害時等には緊急放送を行うなど、広く市民に市政への関心を持っていただけるよう取組んでいるが、テレビは子供から高齢者まで幅広い世代が身近に情報を入手できる手段なので、引き続き、シルキーチャンネルを活用した情報発信に努めてまいりたい。 今後の方向性については、平成30年度の機器更改時に諏訪、辰野町とシステムを共同構築し、機器の保守点検等の業務も行っているため、契約期間である令和5年度までは引き続き、市民参加型の放送番組等を制作することで視聴者を確保していきたいと考えているが、次回の更改時に向け、SNSなどを活用した情報発信の研究を行うとともに、共同構築している諏訪や辰野町、LCVとも意見交換を行い、事業の必要性や費用対効果について再検討をしてまいりたい、との答弁がされました。 委員より、視聴率について調査はしているのか、との質疑があり、現状視聴率の統計はとれないため、市民の皆さんが参加して視聴していただく、参加型の番組を目指してまいりたい、とのことであります。 また委員より、昨年外部評価委員より見直しの事業として指摘されているようだが、シルキーチャンネルの利用の拡充を図るために、具体的にどう進めていくのか、との質疑があり、市民目線で放送番組をつくり、見ていただけるおもしろい番組内容に引き続き取組むことで拡充を図りたい、とのことであります。 さらに委員より、LCVに加入していない世帯への対応について質疑があり、番組はSNSでも発信しており、加入していなくても見られる状況ではある、とのことであります。 委員より、市民が参加するような番組になっていけばより身近になり、もっと見ていただけると思う。費用対効果の検討と、SNSでの発信の研究を要望したい、との意見がありました。 次に、本会議からの付託以外の部分について、まず、「市民アンケート調査委託料」について、委員より、調査内容について質疑があり、市民アンケートは、平成27年度までは毎年、以降は隔年で実施しているが、市政運営に市民の声を反映させていくための基礎資料として、予算編成前の実施を考えている。対象者である18歳以上の市民より無作為に1,000人抽出し、アンケートの内容については、各部署へ照会していく、とのことであります。 また委員より、SNSやホームページ等の情報ツールを活用した市民アンケート実施の検討について質疑があり、ホームページに市民アンケートをあげることも検討しているが、ホームページに寄せられる声や窓口を訪れる市民の声など、幅広い方法で意見を聴取してまいりたい、とのことでありました。 次に、「コミュニティ事業費」について、委員より、区役員の担い手不足に対するひとつの課題として、区長等事務嘱託員の報酬の内訳と、報酬の額の見直しの予定について質疑があり、報酬の内訳は21区の区長、副区長、事務員で、報酬額は岡谷特別職の職員の給与に関する条例に基づきそれぞれ計上している。 金額の見直しについては、条例で定められているもののため、すぐに増減させることは考えていない、とのことであります。 次に、「電気自動車導入事業」について、委員より、電気自動車の予算及びガソリン車のリース料との比較について質疑があり、老朽化した公共車両の入れ替えに伴い、電気自動車は半年分の経費を予算計上している。また、ガソリンの普通車のリース料と比べると、やや高めとなっている、とのことであります。 また委員より、今後電気自動車を増やしていく考えはあるか、との質疑があり、現在管財で管理している公用車両のうち、ガソリン車以外の内訳は、ハイブリット車10台、電気自動車1台、ディーゼル車3台である。今後の導入については、例えば災害時にガソリンが手に入らない等におけるリスクの分散や、地球環境へ配慮する姿勢を示すことも必要であると考えている、とのことでありました。 次に、「おかやの魅力体験事業」について、委員より、事業内容について質疑があり、事業は大きく2つあり、短期の岡谷市内での住居、仕事を探すためにかかる経費、交通費、宿泊費に対して補助を行うものと、長期の岡谷の生活体験に要する経費に対して補助を行うものである。 短期のものについては、交通費は対象経費の2分の1以内を補助し、上限は1万円、年3回まで申請することができ、宿泊費は対象経費の2分の1以内を補助し、上限は5,000円、年7泊までの申請ができる。長期のものについては、家賃の対象経費の2分の1以内を上限月4万円で最長2カ月間の補助をするものである。こちらは、岡谷で生活体験をしたいという方に対して、市内不動産業者等と情報共有するなかで、として物件の案内をしていく、とのことでありました。 次に、「若者おかや暮らし応援事業」について、委員より、「おかやの魅力体験事業」から「若者おかや暮らし応援事業」へ移行して補助を受けることは可能か、との質疑があり、「おかやの魅力体験事業」で岡谷を体験した方も、岡谷に住所を移して「若者おかや暮らし応援事業」で補助を受けることもできる、とのことであります。 また委員より、補助を受けている人が他の土地に移住していく場合に罰則はあるのか、との質疑があり、申請段階で岡谷に永住の意思のある方を対象にしているが、何らかの事情により岡谷から転出することになっても、補助金を返還してもらう等の罰則は今のところ考えていない、とのことであります。 さらに委員より、事業の対象要件について質疑があり、18歳以上、29歳以下の学生または勤労者で、学生、新卒者、第2新卒といわれている方々を対象者にしており、民間賃貸住宅への入居が要件である。市外からの転入については、補助金の申請段階で3カ月を経過していない方が対象で、助成金額は、月額家賃の2分の1以内を上限月額1万5,000円で最長24カ月となっている。 また学生については、主催のイベント等へ年1回以上参加し、SNSなどを用いてシティプロモーションに協力していただくことも要件としている。補助の期間は24カ月であるが、期間中に市内事業所等でのインターンシップやアルバイト等職業体験をお願いしており、卒業後地元企業に勤めることへつながることを期待している、とのことであります。 委員より、事業の市外への周知方法について質疑があり、学生へは、近隣の大学、短大、専門学校に出向き周知し、勤労者へは、の工業会や労務対策協議会、宅建協会、不動産事業者に直接本制度の周知をしてまいりたい、とのことでありました。 次に、「おかやスポーツツーリズム事業」について、委員より、事業の内容について質疑があり、岡谷の交流関係人口の創出と定住、移住につなげることを目的とした、サイクリングとゴルフを中心とする岡谷の魅力体験ツアーである。サイクリングは1回あたりの定員を20名として年2回開催し、ゴルフは定員10名で年1回開催する。参加対象者は市外の方であるが、特に都市部からの参加を期待している、とのことでありました。 次に、「インスタグラムフォトコンテスト事業」について、委員より、事業のターゲットとする年齢層について質疑があり、インスタグラムはSNSの中でも若年層への利用が多く、20代から30代をターゲットにしているが、対象者として年齢制限をつけず、どなたでも応募できる。内容は写真部門と動画部門を予定しており、開催時期は7月から9月頃としている。 審査方法は、1次審査は担当職員やまちづくり協力隊を中心に10件選出し、2次審査では選出した10件を公式アカウントへ掲載して、広くいいねボタンを押していただき投票してもらう予定である。市役所庁舎にも作品を掲示して、来庁された方に投票していただき、最終的に最優秀賞等を決定していく、とのことでありました。 次に、「公共施設等総合管理計画推進事業」について、委員より、個別施設計画の策定の手順と内容について質疑があり、現在、公共施設等総合管理計画の第5章に基づき、各施設のあり方の方向性を定めている。個別施設計画を策定する過程で、パブリックコメント利用者説明会等を開催するなかで施設の利用者、市民の皆さんの御意見等も伺いながら、各公共施設の計画策定となる。 個別施設計画の内容は、各施設の方向性を定めたところで、施設ごとの今後の長寿命化の方針を計画に盛り込んでいく形になるかと思うが、計画の具体的な中身については、総務省から定めがきていないため、他自治体との情報交換や、市民の皆さんとの話し合いのなかで方向性を定めていきたい、とのことでありました。 次に、「岡谷防災ガイド啓発事業」について、委員より、地域での啓発活動の時期について質疑があり、行政区21区と樋沢地区の22の地域において、3月から説明会を開催する予定で調整をしていたが、新型コロナウイルスの関係で延期となっている。状況を見ながら6月を目途に実施してまいりたい、とのことであります。 さらに委員より、説明会への出席が難しい高齢者や外国人への啓発方法について質疑があり、様々なサークルや各種団体への出前講座による啓発のほか、少人数でも要望があれば出向いて行って説明してまいりたい、とのことでありました。 次に、9款消防費について、委員より、諏訪広域連合広域消防負担金が、前年度と比べて増額になっている要因について質疑があり、単年度事業の指令システムの部分更新が約6,000万円、平成30年度、令和元年度に更新した車両の償還の開始により約600万円、退職手当負担金が約5,300万円、以上が主な増額の要因とのことであります。 また委員より、活動服の貸与内容について質疑があり、分団の定数で按分して貸与数を決定しており、令和2年度は全部で30着を貸与する予定である、とのことであります。 委員より、「消防団車両整備事業」について、消防ポンプ車と災害対応型多機能消防車の予算額について質疑があり、それぞれ同額の2,250万円で予定している。基本的に消防車両はベースとなるトラックシャシが共通で、上に積載するもので金額が変わってくる。ポンプ車は固定式ポンプの設置及びポンプの補強に費用がかかり、一方、多機能型消防自動車はポンプ車ほど重くないが、特殊な機材を載せるので、その分高上がりになる。両方を加味すると値段的には変わらない、とのことであります。 さらに委員より、災害対応型多機能消防車は令和2年度の1台導入により何台になるのか、との質疑があり、合計2台になる。なお、更新計画の中では、最終的にポンプ車が6台、災害対応型機能消防車が5台になる予定である、とのことであります。 また委員より、新しい免許制度に対応した車両の購入について質疑があり、新しく導入する車両は、全部オートマティック車にしていく予定である。車両の重量の課題については、メーカーと3.5t未満の車両で調整しているが、新たに開発された3.5t未満のポンプ車は、実用的な部分で不都合な点があることから、現在検討を加えているところである。いずれにしろ5t未満の車両になることから、平成28年度以前に免許を取得した団員が対応できる車両にしてまいりたい、とのことでありました。 次に、10款教育費について、委員より、「教員の働き方改革推進事業」における部活動指導員の選出方法について質疑があり、部活動指導員は、各学校で必要な指導員を推薦してもらうが、状況に応じて、教育委員会も人選に協力していく。資格要件はないが、指導力や生徒とのコミュニケーションも必要であることから、県の研修を必ず受講いただき、資質向上に努めている、とのことであります。 さらに委員より、部活動を教育の一環とした考え方について質疑があり、地域の方の力を借りて顧問の先生の負担軽減を図ることが部活動指導員のねらいであることから、バランスをとることが大事、とのことであります。 また委員より、教員の勤務実態を把握する出退勤システムについて質疑があり、学校ごとのシステムを統一化し、より時間の把握ができるよう、各学校に専用のパソコン1台を設置し、出退勤時に画面上の名前を押してもらうもので、3月から試験運用を始める。教員が勤務時間に対する認識等を改め、時間外勤務の縮減につながればと考えている、とのことであります。 さらに委員より、岡谷の教員の残業時間が県の平均より多いが、残業時間を減らすことはできるのか、との質疑があり、留守番電話や部活動指導員の導入などにより、すぐに効果が出るというものではないが、働き方改革を着実に進めることで、先生方の負担軽減を図ってまいりたい、とのことでありました。 次に、「幼保小接続期連携事業」について、委員より、委員会の構成について質疑があり、幼稚園、保育園、小学校の先生のほか教育委員会の職員を考えているが、できれば外部の方にもお願いしていきたい、とのことであります。 さらに委員より、委員会で意見交換した内容を保護者へも伝える必要があるかと思うがどうか、との質疑があり、委員会設置後、保護者への周知方法についても検討してまいりたい、とのことでありました。 次に、「外国語授業支援事業」について、委員より、先生方の負担軽減及び授業への不安解消はできているのか、との質疑があり、今年度より派遣事業者から派遣された一定の経験のある支援アドバイザーに、先生方の授業を見ていただき、授業の改善点や進め方をALTと一緒にアドバイスし、不安解消につなげている、とのことであります。 さらに委員より、授業についていけない生徒に対しての対処について質疑があり、中学校においては、教科担任が生徒一人ひとりに向き合い支援をしていく、とのことでありました。 次に、「学校施設バリアフリー化」について、委員より、岡谷東部中学校のエレベーター設置の実施設計にあたり、バリアフリー化の特徴的なものについて質疑があり、階段の段差解消のためのスロープや多目的トイレを設置するほか、昇降口は段差をなくし手すりを付け、誰でも安心して学校を利用することができるよう配慮してまいりたい、とのことでありました。 次に、「ファーストチョイスブック事業」について、委員より、事業内容について質疑があり、ファーストブックプレゼント事業に続くセカンドブック事業として、3歳児を対象に、イラスト付き図書館利用カード引換券を3歳児健診時にプレゼントするもので、初めて自分のカードで本を選び、借りる機会と楽しみの創出を図ることを目的としている。また、来館時に対象児童の写真を撮影し、合わせてアニバーサリーカードとして渡してまいりたい、とのことでありました。 次に、歳入について、各款ごとに側の説明にあわせ、審査の状況をご報告いたします。 まず、「税」について、側より、令和2年度の収入見込額を総額68億6,500万円とし、このうち個人市民税3,000万円を留保し、当初予算で68億3,500万円を計上した。 個人市民税は、27億1,300万円の計上で、前年度比1,050万円の減となっているが、現年課税分については、納税義務者数の増加が続いているほか、個人所得が底堅く推移していることから、令和元年度収入見込みに対し0.4%の増収を見込んだ、とのことであります。 次に、法人市民税については、4億3,390万円の計上で、前年度比1億5,020万円の減となっている。アメリカと中国による貿易摩擦や、中国経済の減速等の影響のほか、税制改正による法人税割の税率引き下げの影響もあり、現年課税分は、令和元年度収入見込みに対し、20.8%の減収を見込んだ、とのことであります。 委員より、法人市民税の大幅減の要因について質疑があり、法人税割の税率引き下げは、地域によって法人の税収が大きく異なることから、国税である地方法人税を引き上げ全国単位で徴収し、交付税として各市町村に振り分けることにより、偏在の是正措置を図ったものである。その他、税制改正の税率の引き下げの部分については、約8,000万円減としているが、経済状況等を反映する中で、事業所のアンケート結果から前年度比約5%の減を見込んでいる。また、税制改正の中で、継続して法人税率を引き下げて、給料に振り分けるという制度設計が行われてきており、持続可能な給与賃金引き上げという部分も含めてトータルで1億円を超える減を見込んでいる、とのことでありました。 次に、固定資産税については、28億1,780万円の計上で、前年度比4,710万円の増となっている。家屋の新増築分で増加があるものの、土地の下落傾向のほか、平成30年度より導入された設備投資に対する特例措置による減等もあり、現年課税分は、令和元年度収入見込みに対し、0.5%の減収を見込んだ、とのことであります。 次に、「地方交付税」について、地方交付税は、40億8,200万円の計上で、前年度比1億9,200万円の増となっている。普通交付税、特別交付税合わせて41億200万円の収入を見込み、そのうち2,000万円を追加補正財源として留保した、とのことであります。 次に、「債」について、消防債4,500万円は、消防団車両整備事業に充当する、とのことであります。 歳入全般について、委員より、キャップ制のボーダーラインを基準にすると予算編成は非常に厳しいと考えるが、キャップ制をひくことと元金の償還の考え方について質疑があり、起債は、臨時的、突発的な多額の出費のほか、学校や保育園等公共施設の整備など長期的に使用する場合、当事者だけでなく将来の世代にも負担していただく負担公平性を基本で捉えている。また起債の活用に当たっては、元利償還は借金であることから、交付税参入される有利な起債を検討しながら、今後の財政面への影響を考慮したうえで判断している。しかしながら、10年後20年後のまちづくりを考えたとき、歳入は厳しい状況であり、一方で社会保障関係経費は増となり、有利な起債を活用しても返済が生じることから、キャップ制により債現在高の抑制に努めるなど、バランスを考えながら取り組んでいるところである、とのことでありました。 次に討論について報告いたします。 まず、「おかやの魅力体験事業」「若者おかや暮らし応援事業」など期待できる新規事業や、災害対応型多機能消防車等の導入など評価すべき事業がある一方、各区が望む行政事務交付金の算出方法ではないこと、財政調整基金や減債基金などの積極的取り崩しにより借金を減らし、必要なところに予算を回す姿勢が見られないこと、小中学校における英語教科の児童、生徒、教師への新たな負担増、消費税増税分による各種使用料、入館料、手数料などの引き上げ継続、職員の正規・非正規の格差など多くの問題があることから、本議案に反対するとの意見がありました。 一方、市民サービスの向上、健全育成への取り組み、移住定住、防災減災等、多岐にわたる課題に対処すべく、きめ細かい施策展開に向けて予算編成されている。地方自治の本旨に沿って持続可能な住民サービスの提供を要望し、本議案に賛成するとの意見がありました。 また、転入してきた若者に対する暮らしの支援、子供の学習環境向上のための予算など、未来へ向けた予算である。防災ガイドの啓発事業において、全市民が理解し活用できるような取り組みを要望し、本議案に賛成するとの意見がありました。 さらに、岡谷が持っている優れた人材や貴重な地域資源を積極的に活用し、将来にわたって岡谷が発展し続けていけるよう、英知と努力を積み重ね、魅力と活力あるまちづくりの構築を進めていくことを要望し、本議案に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、議案第15号中、総務委員会に審査付託された部分につきましては、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第22号 令和2年度岡谷湊財産区一般会計予算につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 報告は、以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 次に、社会委員会担当議案について一括報告を願います。 社会委員長。     〔社会委員長 小松 壮議員 登壇〕 ◆社会委員長(小松壮議員) 14番 小松 壮です。 社会委員会に審査付託された議案について、3月9日、10日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過及び結果について御報告いたします。 はじめに、議案第11号 岡谷看護専門学校条例の一部を改正する条例については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第12号 岡谷環境基本条例の一部を改正する条例については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第13号 岡谷国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、審査の主な点を御報告いたします。 まず、本会議おいて「今回の税率改定にあたり、一般会計からの法定外の繰り入れを実施することについて、委員会で審査を深めてほしい。」との付託事項について、側より、国保会計は独立採算制であることが原則であり、加入者の方に一定の負担をしていただくことが、制度上の基本となっている。したがって、一般会計からの法定外の繰り入れは、国保加入者以外の市民の方にとっては、保険料の二重払いになることからも、容易に行えるものではない。また、繰り入れた年度のみは、税率改定を行わずに済むが、その翌年度以降には、税率改定をしなかった分を上乗せして改定をしなくてはならなくなり、加入者の方の急激な負担増になりかねない。なお、国では、法定外の繰り入れを計画的に解消、削減させるため、令和2年度の交付金算定から、マイナスの評価を設けるなど、市町村に本腰を入れて解消、削減に取組むことを求めてきていることからも、新たな法定外の繰入れはすべきではないと考えている、との答弁がされました。 本会議から付託された部分以外では、委員より、滞納者の状況について質疑があり、令和2年2月末現在の収納率は全体で73.6%であり、前年より0.1ポイント増となっている。税務課収納担当では、懇切丁寧な滞納相談を行っており、特に目立って滞納者が増える状況にはない、とのことでありました。 また、委員より、岡谷国民健康保険運営協議会からの答申における附帯要望の主な内容について質疑があり、運営協議会からの主な意見として、基金の繰り入れにより保険税負担の上昇抑制を図っているが、基金は中長期的な視点に立って活用するよう検討して欲しい、との意見や、激変緩和措置終了後、税率改定を毎年行うことは大変であるため、何年かに一度の税率改定となるよう検討して欲しい、などの意見がある、とのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 国保加入者には、低所得者が多い上に、国保税には他の保険制度に見られるような事業主負担もないこと、加入者のほとんどが年金生活者、非正規労働者、厳しい営業を強いられている自営業者であり、加入者の貧困化はますます進んできている。このような実態のなか、3年連続で国保税が上がっていくとなれば、加入者の暮らしを際限なく苦しめていくことになる。国保税が、他の保険と比べて著しく高くなっている要因の一つに、国保しかない「資産割」「均等割」「平等割」などという保険料算定があることで、これらの算定方式を岡谷としても改めていくべきであり、とりわけ、子育て世代の経済的負担の軽減のためにも、均等割の見直しは、待ったなしの課題である。国保の構造的問題を解決するためには、全国知事会が求めている1兆円の国費投入が必要であるが、その実現に至っていない現段階においては、岡谷市民の健康と命を守っていくために、一般会計からのルール外の繰り入れを行い、国保税の税率引き上げはしないという対応をすべきであるが、そのような対応がみられない条例案となっているため、本議案に反対する、との意見がありました。 一方、国保については、財政基盤の安定化、税負担の変動の軽減を図り、持続可能な制度として運営していくことが大切であると考えているが、少子高齢化の進展をはじめ、一人当たりの医療費の増加や税収の減少など、国保を取り巻く環境は厳しくなっている。このため、岡谷国民健康保険運営協議会の答申と、附帯要望を踏まえた適切な運営が大切であると考えている。複数年に及ぶ税率改定により急激な上昇とならないよう配慮すること、また、県内で統一された保険税率で財政運営できるよう努めてもらうことを期待し、本議案に賛成する、との意見がありました。 以上、審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算中、社会委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 はじめに、所管する部の組織、職員数について、まず『市民環境部』は、現在の「市民環境課」を、「市民生活課」と「環境課」に再編し、「市民生活課」、「医療保険課」、「環境課」の3課による構成となり、部の職員数は、正規職員36名、会計年度任用職員20名の合計56名とのことであります。なお、「環境課」は、庁舎4階東側に移設される、とのことであります。 また、『健康福祉部』は、「社会福祉課」、「介護福祉課」、「子ども課」及び「健康推進課」の4課の構成で、「看護専門学校」は、健康推進課の所管施設に位置づけられており、部の職員数は、正規職員160名、会計年度任用職員282名の合計442名とのことであります。 それでは各款ごとに、審査の内容を御報告いたします。 はじめに、歳出2款総務費の担当部分について、まず、「戸籍住民基本台帳費」について、本会議より「本市の普及率が14.1%と低い中で、利活用推進のために多額の予算を投じて取り組む必要性があるのか疑問である。個人番号カードの事業の意義について、委員会で審査を深めていただきたい。」との付託事項があり、個人番号制度は、公平公正な社会の実現、国民の利便性の向上、行政手続きの効率化の3つを目的として、社会保障、税、災害対策の3分野で、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用が図られている。個人番号カードは、顔写真付きの公的な身分証明書として使うことができるほか、裏面のICチップは、確定申告をインターネットで行うことや、本市でも導入している、コンビニ交付サービスなどで活用されている。全国の普及状況は1月20日現在、15%であるが、国では、令和2年度に実施する個人番号カードを活用した消費活性化策等を進めることで普及を加速させ、令和3年3月から始まる予定の健康保険証への活用を見据え、その普及促進を図っている。個人番号カード政策は国全体で進めているものであり、岡谷においても全国でカード普及が進むなか、法律や国の事業展開にのっとり、施策を講じてまいりたいと考えている、との答弁がされました。 本会議から付託された部分以外では、「高齢者安全運転健康診断事業」について、委員より、高齢者の対象年齢は何歳からか、との質疑があり、運転免許の更新における高齢者講習の対象年齢が70歳以上であることから、本事業についても70歳以上とした、とのことでありました。 次に、3款民生費について、はじめに、「避難行動要支援者個別計画策定事業」について、委員より、今年度に把握した課題と、課題を踏まえた令和2年度の取り組みについて質疑があり、今年度実施した、地域福祉に関する市民アンケート調査の結果、「災害時や緊急時の避難の手助けが大切と考える」という回答が多く、有事における、近所どうしの支え合いの必要性がうかがえる。地域における住民どうしの結びつきや互助・共助の意識の醸成を図ることが一番ではないかと考えており、引き続き、各区の協力をお願いしながら、避難行動要支援者個別計画策定事業を進めてまいりたい。また、防災ガイドの改訂に伴う各区説明会を利用し、本事業についても周知に努め、互助・共助の意識の醸成をしっかりと図っていきたい、とのことでありました。 次に「福祉タクシー運行事業」について、委員より、令和2年度の変更点について質疑があり、新年度は配車台数等の大きな変更点はない。運行事業者との情報交換や利用ニーズの把握に努め、利便性の向上と持続可能な制度運営に努めたい。また、地域福祉に関する市民アンケート調査により、どうすれば福祉タクシーを継続的かつ安定的に運営することができ、ニーズのある方に使っていただくことができるのか、アンケート結果の分析を踏まえ対応してまいりたい、とのことでありました。 次に、「認知症体験会」について、委員より、体験会の対象者について質疑があり、認知症に関心のある方、認知症患者の家族の方、医療や介護・福祉関係者の方を対象としている、とのことでありました。 さらに、委員より、体験会を通じて習得した知識の活用方法についてどのように考えるか、との質疑があり、体験会の目的としては、バーチャル・リアリティーの技術を活用して認知症を疑似体験してもらうことにより、認知症患者の方の視点で物事を考えたり、理解して行動することができることを目的としている、とのことでありました。 次に、「子育て支援アプリ“げんきっずおかや”事業」について、委員より、アプリの利用状況について質疑があり、妊娠期の母子の健康記録をはじめ、出産後の成長記録や予防接種等の日程の登録などのほか、のホームページとリンクした子育て支援に関する情報の配信を行っている。また、ダウンロード数は、本年2月末現在で495名の方が登録をしている、とのことでありました。 次に、「岡谷保育園整備計画中期計画策定事業」について、委員より、新年度は今年度の2倍の予算を計上しているが、どのような考え方で事業を進めて行くのか、との質疑があり、本年2月上旬に来年度の保護者を対象に、保育園を選ぶ際の基準等についてアンケート調査を行い、現在、集計作業を進めている。現行計画等について説明をしながら、保護者会や地元の方との意見交換、子ども子育て支援審議会での審議を行うなど、丁寧に対応してまいりたい、とのことでありました。 次に、4款衛生費について、はじめに「岡谷医師確保対策事業」について、委員より、開業医の後継者問題も絡むと思うが、医師会の状況はどうなっているか、との質疑があり、診療所の減少や医師の高齢化のほか、後継者不足等の課題が生じていることは承知しており、としても地域医療体制の充実は大きな課題として認識している、とのことでありました。 次に、「予防接種事業」について、委員より、小児対象のBCG及び四種混合の定期予防接種について、医療機関での個別接種に移行した経過について質疑があり、接種後に副反応が生じた場合などの緊急時の対応について、医療機関で接種した方が、より安全であることに加え、小児の予防接種は種類が多いが、医療機関であれば同時接種が可能であり、予防接種に出向く保護者の負担軽減にもつながることなどの状況を踏まえ、新年度からは医療機関の個別接種で実施する予定である、とのことでありました。 次に『「おいしくたのしく」おかや食育プラン推進事業』について、委員より、令和2年度に予定している主な取り組み内容について質疑があり、関係機関の方を対象に、食育を推進するための活動事例に関わる意見交換や、教育方法について学ぶ研修会を開催する予定である、とのことでありました。 次に、「歳入」について、13款1項2目民生費負担金4節保育所費負担金において、委員より、保育所費滞納繰越分198万円の内容について質疑があり、令和元年度分の収入未済額と、平成30年度決算以前の収入未済額の合計額約550万円に対し、収納率の目標値を約35%と設定して、198万円を計上している、とのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 本予算には、子育て世帯に対する支援のための各種事業、骨髄バンクドナー助成の拡充等、評価すべきものが含まれているが、マイナンバーカードの普及促進に向けて、ポイント付与という税の公平性にも反するような利点付与を行うため、岡谷としても職員体制の強化と窓口の拡充などに関わる費用を計上しており、これらは、国のいいなりの対応と言わざるを得ず、大問題と考える。 また、自衛官募集業務の一環として、該当者の個人情報を自衛隊に提供していく予定であることも大問題である。さらに、国保会計への法定外の繰出しがまったく無いことは、国保加入者の生活実態と重税状況をかえりみない対応であり、大変問題である。このほか、住民要望の非常に高い福祉タクシーの台数 増加、利用者年齢の引き下げに対しても何ら応えられていない。以上の理由から、本予算中、社会委員会に付託された部分については反対するとの意見がありました。 一方、健やかに暮らせる市民生活に直結した健康、福祉、環境施策の充実、次代を担う子供の育成に関わる広範囲な事業に対して、関係部局間の検討、理事者との選択と集中の協議を重ねた結果として、新規事業、拡充事業が随所にみられ、人口減少や少子高齢化などの長期的な課題に対しても配慮された、効果的な施策展開を図るための予算である。予算執行に全力で邁進していただくとともに、緊急不測の事態に対しては柔軟な対応をしていただくことを要望し、本予算中、社会委員会に付託された部分について賛成する、との意見がありました。 以上、審査の結果、議案第15号中、社会委員会に審査付託された部分につきましては、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第16号「令和2年度岡谷国民健康保険事業特別会計予算」について、御報告いたします。 委員より、特定健康診査等事業に合わせて歯科健診を行うこととなった経過について質疑があり、歯科医師会の方等と意見交換を行う中で、特定健診に合わせて実施したらどうかとの提案があった。岡谷国民健康保険運営協議会からも、医療費の抑制と適正化に資する取り組みであり、前向きに検討したらどうかとの意見があったため、6月に実施する日曜日健診に合わせて、初めて実施することとしたものである、とのことでありました。 さらに、委員より、実施内容について質疑があり、6月の日曜日健診受診者全員を対象に歯科健診を行い、その場で検査結果表を交付する。受診者は必要に応じて、かかりつけの歯科医院で治療等を行っていただくことになる、とのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 本予算は、議案第13号「岡谷国民健康保険税条例の一部を改正する条例」に基づいての予算であるため、議案第13号と同様の理由により、本議案には反対する、との意見がありました。 一方、高齢化の進展や医療の高度化で、一人当たりの医療費が増加すると同時に、被保険者数の減少により保険税収入の減少が見込まれるなど、国保運営は厳しい状況にある。このような中、国保運営の都道府県化に伴う激変緩和措置を受けている間は、国保税の引き上げを行うことが必要となっているが、岡谷国民健康保険事業基金からの繰り入れや、繰越金による対応などにより、被保険者の負担が軽減される予算編成がなされている。被保険者への丁寧な対応をはじめ、安心して医療が受けられるよう、国の動向やこの制度の抱えている問題の改善を注視しながら、この事業が円滑に行われよう要望し、本予算に賛成する、との意見がありました。 以上、審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第19号 令和2年度岡谷霊園事業特別会計予算については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第21号 令和2年度岡谷後期高齢者医療事業特別会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 委員より、高所得者の負担が上がると聞いているが、状況について伺いたい、との質疑があり、平成30年度の税制改正により、所得控除が基礎控除に振り替えられることとなった。保険料の所得割率が上がれば、賦課限度額が2万円増加となっているため、所得が高い方については、相応の負担をお願いすることとなる、とのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者を、他の世代と切り離すという、差別的な医療制度である。加入者のほとんどが低所得の年金生活者で、手厚い医療が必要な方々である。2年に一度の保険料率改定により、保険料負担が増え続けてきており、今回の改定でも引き上げとなっている。さらに、保険料の年金天引きと、医療費の1割自己負担により、被保険者の厳しさは限界を超えている。 この制度は、矛盾や問題点を数多く抱えた医療制度であり、本予算は、その問題点が改善されていない内容であることから、本予算には反対する、との意見がありました。 一方、高齢化の進展で、高齢者医療費の増加は避けられないが、この制度は定着しており、高齢者が安心して医療を受けるためには安定的な運用が何より必要であることから、本予算に賛成する、との意見がありました。 以上、審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第25号 令和2年度岡谷病院事業会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 まず、病院事業管理者から、令和2年度は、地域医療構想における医療機関の再編統合や新型コロナウイルスの感染拡大、4月の診療報酬改定など病院経営に与える影響も多く、当院を取り巻く環境は一層厳しさを増しているが、最重要課題である医師の確保には引き続き取り組み、より質の高い医療の提供と病院経営の健全化に努め、市民の皆さんに信頼され親しまれる病院を目指して、職員一丸となって取り組んでまいりたい、との挨拶がありました。 次に、組織については、今年度と同様の体制であり、変更点はないとのことでありました。 職員数については、特別職である病院事業管理者を除き、正規職員437人、会計年度任用職員169人の合計606人となり、前年度との比較では、正規職員が6人の増、会計年度任用職員は皆増である。そのうち、医師については、正規職員35人で、前年度との比較では産婦人科の常勤医師が1人の増となる。これにより管理者を含めた常勤医は41人となり、前年度と同数である。また、診療技術部については、正規職員112人で、前年度との比較では3人の減となる。さらに、看護部については、正規職員247人で、前年度との比較では7人の増となる。なお、事務部については、正規職員43人で、前年度との比較では1人の増となる、とのことでありました。 予算の主な点については、収益的収入のうち、入院収益は39億5,283万9,000円、外来収益は19億6,780万5,000円を計上し、令和元年度の患者状況をベースとして、常勤医師が1人増加となる産婦人科などの診療体制を勘案する中で、医業収益は、前年度を上回る、64億772万6,000円を計上した。また、医業外収益では、他会計負担金や医師住宅の売却に伴い特別利益が増となることなどから、収益的収入全体では、前年度を上回る、72億7,860万円の計上である。収益的支出については、職員の給与費、診療に必要な薬品や診療材料などの材料費など、医業費用では70億5,010万6,000円を計上し、収益的支出全体では72億8,350万円の計上である。このうち特別損失には、旧塩嶺病院の看護師宿舎等の解体費用4,890万円を計上している。収益的収入は前年度よりも2億2,940万円の増、収益的支出は前年度よりも1億7,190万円の増であり、収益的収支全体では490万円の赤字予算として編成しているが、経常損益では3,530万円の利益計上となっている。また、資本的支出については、15品目の医療機器の購入費として6,000万円を計上しているほか、平成27年度に発行した市民公募債を一括償還するとともに、新病院建設に係る企業債の元金償還が始まることから、必要な経費を企業債償還金に計上している、とのことでありました。 次に、審査の主な点でありますが、委員より、医師住宅の売却について質疑があり、売却する物件は山下町にある敷地面積388㎡の土地と家屋である。この物件は、昭和51年の建築で、築年数が40年を超えた古い物件であるため、遊休資産の有効活用を図る観点から売却を行うものである、とのことでありました。 さらに、委員より、そのほかの医師住宅の状況について質疑があり、岡谷市民病院で管理している医師住宅は12戸あり、今年度は昨年12月に成田町の医師住宅の売却を行った。現在、医師が居住している住宅は5戸であり、残りは空き家となっている。これらの物件については、今後、状況を見ながら売却等を検討してまいりたい、とのことでありました。 また、委員より、予算編成の重点項目である、「質の高い医療サービスの提供」の考え方について質疑があり、市民と病院が密着することが非常に大事なことである。全国を見ると、地域のなかに溶け込んでいる病院があるが、それはどういう病院かというと、地域の方に病気のことを教育し、理解してもらう取り組みを行っている病院である。病気の本質や中身を市民の方によく理解してもらうのが病院の使命であると考えている。そのためには、多機能な病院として、岡谷市民病院が存続していく必要がある。急性期、亜急性期、慢性期、地域包括、緩和ケアなどの機能を備えた病院は、全国を探してもあまりない。地域が必要としている多機能な病院を維持していくことが重要である。多機能を維持し、市民と密着することが、最終的に岡谷市民病院が存続し続ける術であると考えている、とのことでありました。 次に討論について報告いたします。 天野事業管理者を先頭に、職員一丸となって良質の医療を提供し、市民に愛される病院を目指しながら、経営の健全化も図れるよう努力が積み重ねられてきており、接遇の改善でも、変化が実感できるようになりつつある。令和2年度は、基本理念である「思いやり」の医療実現と病院事業の充実に向けた経営努力により、黒字の予算計上となっていることをはじめ、最新の医療機器導入や患者サービスを含む質の高い医療の提供、健全経営の維持、人材育成と継続的な人材確保といった事業方針が示されていることに加え、4月からは新たに産婦人科医師1名の着任が予定されるなど、診療体制の充実に期待するところである。医師の確保や待ち時間の短縮、接遇改善などの課題はあるものの、患者さんに対する思いやりの心を忘れずに、市民から親しまれ、そして信頼され、安心を託すことができる、日本一の市民病院を目指して、一層の努力に期待をし、本予算に賛成する、との意見がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 報告は以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時43分 △再開 午前10時55分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、産業建設委員会担当議案について一括報告を願います。 産業建設委員長。     〔産業建設委員長 今井義信議員 登壇〕 ◆産業建設委員長(今井義信議員) 8番 今井義信です。 産業建設委員会に審査付託された議案について、去る3月9日、10日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過及び結果について御報告いたします。 はじめに、産業建設委員会に審査付託されました、議案第14号 岡谷市営住宅条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので御報告いたします。 次に、議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算中産業建設委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 はじめに、所管する各部の、執行体制について御報告いたします。 まず、産業振興部においては、組織は農業委員会を農林水産課に含め、3課1室で組織し、正規職員41名、会計年度任用職員37名の合計78名とのことでした。次に、建設水道部においては、3課で組織し、正規職員61名であるとのことでした。 次に、款ごとに審査の内容について御報告いたします。 まず、歳出について、5款労働費では、採用活動応援補助事業について、委員より、就職情報サイトを活用した市内企業に経費の一部を助成する補助内容について質疑があり、就職情報サイトは、新規学卒者や転職・離職者等が求職活動をするためのツールとして利用するもので、補助内容については、掛かった経費の2分の1の補助率で、限度額30万円として、市内企業に対して補助していくこと。来年度からの実施にあたり、事前に市内企業に向けてアンケートを行なったが、ある一定の採用活動に注力する企業からは、このような情報サイトを活用すると平均して60万から70万円の経費がかかっているとの状況を確認しているため、このような補助率と限度額の設定としたとのことでした。 次に、障がい者等雇用促進事業について、委員より、拡充した内容と期待される効果について質疑があり、市内企業が障がい者をインターンシップや就労体験で受け入れた場合、現行では1日あたり6,000円で5日間を限度に合計3万円を交付となっているが、受け入れ日数を5日から10日間に拡げ、合計6万円に拡充をしたとのことでした。背景としては、定期的に特別支援学校等と情報交換をする中で、障がいのある人が民間企業へ長期の一般就労を目指すうえでは、前段となる就労体験の充実が必要であると考えたことが挙げられるとのことでした。 次に、6款農林水産業費では、はじめに、本会議において出されました付託事項についての審査内容を申し上げます。 「森林経営管理事業は、諏訪広域6市町村で取り組む新規事業であり、森林台帳の整備も含めて、様々な課題の抽出により効果的に事業が行なわれるよう、審査を深めて欲しい。」との付託事項について、側より、森林経営管理事業は、各市町村とも新たに取り組む事業となるため、円滑な事業実施にむけて、諏訪地域においては、諏訪地域6市町村と諏訪地域振興局が協議会を設置し連携して取り組みを進めることとした。協議会では、森林経営管理事業に関する法令、林地台帳の整備やGISを使ったデータ活用、森林経営計画の作成、森林整備手法などについて共同研修を行い、事業実施に向けた準備を行なう。また、来年度は6市町村の中から1箇所モデル事業となる森林を選び、実際に事業を進める中で、共同作業を行なう実践的な研修も予定しており、令和3年度及び4年度においても、残りの5市町村がそれぞれモデル事業を設定して事業を行なう予定である。この他、県林務部に設置された森林経営管理支援センターを通じ、国の施策の動向、全国の先進事例や森林環境譲与税を活用した自治体間連携の取り組みなどの情報も提供されることとなっており、6市町村と諏訪地域振興局が連携し取り組みを行なうことにより、課題等を共有するとともに、その解決策等をフィードバックし、それぞれの市町村が円滑に、森林経営管理事業を進められるように務めていきたいとの答弁がありました。 関連して委員より、この事業の今後の目標や展望について質疑があり、6市町村でモデル事業を選び実践的な勉強をしながら事業を進めていき、岡谷でも、令和3年度に一箇所地域を選んで実際にモデル事業に取り組みたいと考えている。ただし、初めて取り組む事業である中、実際には、山の所有権は未登記のまま代が変わってしまっているなどの複雑な課題もあるため、大きな規模でやるのは難しく、慎重に実施のうえ、確実にノウハウを築き進めていきたいとのことでした。また、現段階では今後の具体的な事業規模を示すことはできないが、想定としては、森林環境譲与税を活用した事業であるため、交付される譲与予定の範囲内で進めていくことになるとのことでした。 次に、松くい虫防除対策事業について、委員より、暖冬で、松くい虫の動きもいつもより早まっていると思われるが、監視体制の強化という部分で監視期間をどのように考えているか質疑があり、令和2年度は4月から11月を予定している。松くい虫の発生が確認される前は、5月から10月までの監視であったが、現在は始期と終期を1カ月ずつ延ばして強化している。今年のような暖冬であればマダラカミキリの繁殖や成長も早まることが考えられ、引き続き4月から対応していきたいとのことでした。 次に、農産物販路拡大支援事業について、委員より、出展先の数はどれくらいを想定しているのか質疑があり、大都市圏の展示会については、集客が1,000人以上見込め出店団体が50団体以上の展示会を考えており、東京圏、中京圏合わせて4会場ほど考えている。その他、農業者とは随時相談しながら、より良い出展先も開拓していきたいとのことでした。 委員より、支援事業の予算にしては少ないのではとの質疑があり、岡谷からの出展農業者としては、特徴的な農産物を売りにする農業者が想定され、現状では、近隣はじめ都市部のマルシェに出展している4つの農業者を想定しているため、予算上は4者分を積算しているが、今後は拡げていきたいと考えているとのことでした。 次に、7款商工費について、はじめに、商業振興事業について、まず、オカヤペイポイント発行事業負担金について、委員より、オカヤペイとはどういうものか、おかぽんカードは廃止されるのかとの質疑があり、おかぽんカードは令和2年度までポイントが付与され、廃止の時期は未定とのこと。オカヤペイは、キャッシュレス決済の機能とポイント機能を持ち合わせたカードで、現金をチャージして電子マネーとして利用出来、購入時にポイントが付けられ、そのポイントも買い物に使える機能があるとのことでした。 委員より、中小小売店は、レジの機械を新しいものに変えないといけないのかとの質疑があり、レジの機械は、新しくオカヤペイにする場合でも、特に変更は必要ない。今、商工会議所のほうで進めているオカヤペイは、タブレット端末等でアプリをインストールすると使用できる。レジの機械については、経済産業省等での補助があり、導入に関してお金はかからない。現在オカヤペイの申込み店舗は約60店舗あり、2月末現在で機械導入済みの店舗は40店舗強である。4月初旬には多くの店舗でオカヤペイが使えるようになるとのことでした。 委員より、オカヤペイを普及させるためには、行政の管理施設を含め、色々なところで使えるということが絶対条件だと思うので、可能性があるなら、広める、普及するという観点からぜひ検討してもらいたいとの要望がありました。 次に、商店街照明施設LED化促進事業について、委員より、この事業にあてはまる市内商業会の内訳や状況について質疑があり、現在、商業会のほうでLED化をされている商業会は、童画館通り商業会、新屋敷商業会、今休会中ではあるが、中央通り4丁目商業会であり、今後予定されているのは、いとまち商業会、銀座商業会、東銀座商栄会である。その他の地区等で商業会が管理していない街路灯については、道路照明灯という位置づけにより、や建設事務所、または行政区が管理をしているとのことでした。 次に、インスタグラムを活用した商店魅力発信事業について、委員より、事業のスキームや内容について質疑があり、昨年10月に策定した、岡谷商業活性化計画のなかで、各個店の魅力を発信することが重要であると位置づけられており、一押しの品など各お店の情報発信をしっかりしていく。現在は観光協会でインスタグラムを利用しているが、フォロワー数もかなり増えてきている。情報発信という部分でインスタグラムを使い、特に個店にとって広告費がかなりの負担になっているなかで、岡谷の魅力発信という部分と抱き合わせ、岡谷市内の色々なお店情報を発信していくことを考えている。職員が発信をしていくが、今後各お店から要望があれば相談にのりたいとのことでした。 次に、展示会出展事業について、委員より、海外でやる予定はあるか質疑があり、首都圏で開催される集客力の大きい展示会でやっているが、大規模な展示会なので、外国のバイヤーや外国企業のブースもかなり出展しており、日本人だけではないグローバルな展示会なので、そこでの対応を考えている。海外企業も重要な販路開拓先として考えているが、大きい展示会については主催者側とも相談して、外国語がわかるようなフォローをしていただける場合もあるし、今回の協同出展以外で、新規受注開拓の補助制度を設けていて、そのなかで海外に販路を開拓するための必要な経費の補助制度もあるとのことでした。 次に、モノづくり集積地SUWAのヒトづくりプロジェクトについて、委員より、プロジェクトの主体や目的、中身について質疑があり、現在行っている諏訪圏6市町村によるSUWAブランド創造事業で、国の地方創生推進交付金を活用し、6市町村で行っている事業である。今年度は信州大学、諏訪圏ものづくり推進機構に委託して、人材育成、産業基盤の維持のために、ものづくり人材の育成の部分と、新たな成長分野への参入で、継続事業として掲げている。来年度からは引き続き同じ委託先にて、事業の進化発展をさせていく。事業については産業基盤を維持していくためには若年層のものづくり人材育成が大変重要なポイントなので、諏訪東京理科大にもアプローチしている。岡谷が来年度も代表として、ほかの4市町村とタイアップしての事業となる。ほかの4市町村から予算をもらい、代表としてこの支出の部分に沿う事業費として計上しているとのことでした。 次に、おかやスポーツツーリズム事業について、委員より、スポーツツーリズム事業としてサイクリングとゴルフはどのように活かしていくのか質疑があり、共に人口減対策として、関係人口の創出の部分と移住定住の部分を含んでいる。小口さんのサイクリング事業については、どちらかというと関係人口の創出の部分で考えている。工業振興課の方でおこなっていく部分は、移住定住の方であり、観光資源をゴルフと市街地の散策というもので考え、移住されてきたプロゴルファーの青山さんを人的資源として、岡谷の魅力を伝えていただきたいと考えている。岡谷では、移住定住、関係人口の創出については各課の専門の部分を活かす形で事業展開し、それを連携することで充実させていきたいと考えているとのことでした。 次に、地域おこし協力隊ブランド推進事業について、委員より、地域おこし協力隊2名のこれまでの取り組みと来年度に向けた総括について質疑があり、今年度の4月より新たに2名を招いて岡谷シルクのブランド化に向けて活動いただいており、1年目となる今年度の取り組みとしては、実際に岡谷に住んでいただきながら、シルクをはじめ魅力的な地域資源の掘り起こしや課題について検証をしていただいた。また、東京の銀座NAGANOにおけるPRイベントの発案や、三沢区民農園の養蚕農家にアドバイスにより良質な繭が採れたことなど、経験を活かした積極的な取り組みにより成果を出していただいた。まずは岡谷を知っていただき課題を掘り起こしていただくことが1年目の総括であり、2年目、3年目は、出てきた課題の解決や岡谷絹工房などの関係機関とも連携を図りながら取り組んでいきたいとのことでした。 委員より、広く外に発信をして市民の反響を見たり提案を求めてみてはとの質疑があり、広報おかやへの掲載による市民周知はもとより、地域においては、公民館の講座等の中で協力隊の取り組みを知ってもらう機会や、職員向けにも岡谷シルクのブランド化に向けた方向性を知ってもらう研修を開催するなど、協力隊のアイデアを発表する場を考えているとのことでした。 次に、8款土木費について、はじめに、学校跡地保全対策工事について、委員より、岡谷小学校跡地について、工事が完了する頃にはどのような状況になっておりどうなっていくかなど、地域への地元説明はどのような予定であるのか質疑があり、地元説明については、岡谷総郷の中には岡谷区、新屋敷区、間下区といった地元区が入っているので、業者が撮影した航空写真等により、逐次、現場について情報提供をしている。また、岡谷区では、4月以降にまち歩きイベントの中で工事現場の見学会を予定しており、新屋敷区や間下区においても同じような現場見学会の投げかけはしているが、工事が完了した時点に改めて地元説明会をするという予定は、今のところはないとのことでした。 次に、道水路等維持補修事業について、委員より、前年より大幅に盛り込んだ工事請負費に維持補修の大切さを感じているが、充実させた点や特徴についての質疑があり、今年度よりも約7,000万円増額させた主な内訳としては、計画的舗装修繕事業が挙げられ、社会資本整備総合交付金により道路の路盤まで入れ替えを実施する工事、適正化事業債により表層だけを打ち替える工事があり、そのトータルで約4億9,700万円という事業規模になっているとのことでした。 また、委員より道路照明灯のLED灯リース事業に390万円の計上があるが、リース料としている理由について質疑があり、岡谷には、土木課で管理する道路照明灯、橋梁に設置されている照明灯、イルフ童画館周辺の照明灯があり、全部で約460個に及ぶ。全てを購入して取り替えるとなると一般的には1億円近い金額となってしまうため、10年のリース契約にすることで平準化が見込めることからリース料にしているとのことでした。 次に、道路新設改良事業について、委員より、工事請負費が前年より約2億円減額されている理由について質疑があり、総額的な予算については2億円ほど減っているが、主な理由としては、大きな事業の工事費が減ってきていることが挙げられる。現在行なっている長地135号線整備事業は、来年度の2,000万円で、ほぼ終了となり、これにより1億円くらい減っている。また、新西堀保育園周辺の環境整備における道路等の工事も縮小してきているため、減額となった。一方、各区からの要望に対する箇所付け工事の予算である一般新設改良事業費の7,800万円は、若干ではあるが増額計上となっており、地域の要望に応える予算になっているとのことでした。 次に、スマートインターチェンジ整備事業について、委員より、用地買収を行なっていくにあたり、事業内容がかなり明確になってきている中、地元から出ている主な要望はとの質疑があり、地元説明会や相談会などで出されたものとしては、早期実現を望む、意見要望を酌み入れる機会を作って欲しいということ。道路構造や安全対策については、振動対策、環境対策をお願いしたいということ。旧道交差点の安全対策、塩カル対策をして欲しいということ。一番大きなものとしては、湧水路の対策、調査、補償、そして雨水の取水確保をしっかりして欲しいとのことでした。 次に、諏訪湖周サイクリングロード整備事業について、委員より、この県事業における工事区間の予定について質疑があり、本事業は県と21町で行なっており、県は、釜口水門からヨットハーバーまでを担当しており、今年度は石舟渡の交差点から武井田川、すわっこランドまでの800m区間を8月に完成させており、引き続き、令和元年度の工事として武井田川、上川までの整備を予定している。また、業務委託では、諏訪境から石舟渡、湊小学校に向けて測量設計を実施している。令和2年度、県は、引き続きヨットハーバーまでの区間を整備していく予定であり、岡谷側については、湊小学校から釜口水門に向けて測量設計を行なうとのことでした。 次に、立地適正化計画策定事業について、委員より、具体的なスケジュールについて質疑があり、今委員会の中で計画案を説明し、この3月中に都市計画審議会を開催し意見聴取を行なう。同時にパブリックコメントを行なって、HPでも計画を示していき、4月頃に4回の説明会をして意見を吸い上げ、それらの訂正を経て、5月頃には決定していきたいと考えているとのことでした。 次に、住宅管理費について、委員より、住宅管理については市営住宅長寿命化計画に基づき、かなり大胆に多くの住宅の受け入れを中止していくように思われるが、実際の市民の生活の厳しさを踏まえ、どのように評価されているのかとの質疑があり、市営住宅の長期的な管理運営については、市営住宅長寿命化計画により今年度から2028年度までの10ヵ年の計画となっている。計画当初は、管理個数614戸で、2028年度には384戸を見込んでいる。算定にあたっては現在の入居者数や応募数、人口動態数をプログラムの中で算出している。今現在も、管理個数は601戸であるが、入居者数は、1月末で445戸という状況を踏まえても妥当であるとのことでした。 委員より、この住宅長寿命化計画の途中見直しはあるのかとの質疑があり、今現在は具体的なものはないが、社会動態などの変化によっては、検討も必要になるのではとのことでした。 次に、建築指導費について、まず、民間建築物アスベスト飛散防止対策事業について、委員より、民間建築物アスベスト対策補助金について、令和2年度は100万円が計上されており、前年度の900万円から減額されているが、令和元年度の実績について質疑があり、令和元年度は、含有調査と除却工事のための予算を計上していたが、実績としては、含有調査が2件、除却工事は0件であったため、令和2年度予算では含有調査にかかる予算のみの計上としたとのことでした。また、財源は国の補助金から来ており、令和2年度をもって終了予定となっているとのことでした。 次に、宅地耐震化推進事業について、委員より、耐震改修補助金800万円について、例年と比べ急激な圧縮といえるがその理由について質疑があり、耐震改修補助金の予算は、令和2年度は一般の住宅への耐震改修への補助金となっており、令和元年度はこのほかに、要緊急安全大規模建築物の改修補助ということで湖畔病院の耐震改修に対する補助制度があり、その分が2,200万円ほどであったとのことでした。 委員より、耐震改修補助は大変重要な事業であると位置づけて継続していけるものかとの質疑があり、岡谷では耐震改修促進計画に沿って耐震化をしっかり進めていく方針であるが、当該計画は令和2年度までの計画となっているため、令和3年度以降は、国、県の動向を見ながら計画の整備をしながら進めていきたいとのことでした。 次に、歳入について、第1表歳入歳出予算中担当部分、第2表債務負担行為中及び、第3表地方債中については、特段質疑等はありませんでした。 次に討論について報告いたします。 産業振興、土木都市計画など、必要な予算が概ね盛られていると感じている。しかしながら、商工業振興補助金においては、小規模事業者に対する支援をもっと手厚くするべきだと考える。また、道水路等維持補修費が前年度より大幅に増加していることは大変歓迎であるが、市民の切実な要望という部分で考えると、まだまだ不足と感じる。加えて、市営住宅の長寿命化計画により、計画的に戸数を減らしていくことについては、今の市民生活の現状や安い家賃で入れる住宅を求める市民の要望を考えれば、計画の見直しや中止が求められると考える。よって本議案に反対する。 一方で、「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」を踏まえた、次年度の産業振興、建設水道全般にわたる様々な施策を考えて、予算化されている。新年度予算執行にあたっては、市民の皆さんの立場から考えていただいて、色々な事柄について柔軟な姿勢で予算執行につとめていただくよう要望し、本議案に賛成する。加えて、次の5つを要望して、本議案に賛成としたい。1つ目、ものづくり諏訪プロジェクトは、主体はあくまでも地元の企業と人であることをより明確にして、プロジェクトを進めていただき、そういうレベルでの人材の育成をしていただくということを前面にした取り組みとしてお願いしたい。2つ目、スポーツツーリズムの位置づけというものは、あくまでも地域の資源を商業観光に活用することを目的としたものであるということを踏まえ、商業観光を第一とした取り組みで、そちらの方を主導的に進めていただきたい。3つ目、農産物の販路拡大については、一過性とならないように、販路の持続的な活用ができるような手段の検討をあわせて取り組んでいただきたい。4つ目、展示会及びビジネス商談においては、最初のきっかけづくりという部分は非常に評価できるが、フォローアップ及び海外バイヤー、企業に向けた対応を踏まえて取り組んでいただきたい。5つ目、少子化をのりきるために必要なことで重要なことは、女性が仕事を辞めずに働き続ける環境をいかに整えられるかだと考える。そのために女性雇用促進環境整備支援事業が創設されたと承知している。にもかかわらずソフト事業は現在も10件中0件である。今後は周知につとめ、取り組みを強化するということだが、職場風土を変えるためにも具体的にお考えいただき、共有しながら、企業のトップや管理職とお話いただくことを強く要望したい。 以上、審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第17号「令和元年度岡谷地域開発事業特別会計予算」について、委員より、歳出のうち4款1項繰上充用金2億8,000万円の予算計上の算出根拠について質疑があり、令和元年度の収入支出見込から算出しているとのことでした。保有地の売却及び賃貸料を収入として見込み、支出では平成30年度予算への繰上充用金3億2,460万円を含めた額を支出見込とする中、収入支出を差し引いた2億8,000万円を計上したとのことでした。 委員より、土地取得及び造成費の予算計上について、新たな土地取得の予定はあるかとの質疑があり、具体的な取得予定地はないが、公共事業等の進捗状況に応じた予算として3,000万円の土地購入費を確保しているとのことでした。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第18号 令和2年度岡谷分収造林事業特別会計予算について、委員より、森林研究・整備機構負担金が前年より増えている理由はとの質疑があり、岡谷と同機構との契約の中で、昨年から今年、来年にかけて事業量の増加を見込んでおり、来年度については、これまでの横河山の他に新たに川岸の新倉山においても、除伐とロープ巻きの事業を予定しているためであるとのことでした。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第20号 令和2年度岡谷温泉事業特別会計予算について、委員より、温泉スタンドについて将来的にはどのように考えているのかとの質疑があり、温泉スタンドは、市民福祉の向上という目的で、平成元年度からスタートし30年を経過しているが、当時に比べると現在の稼働率は20%程度にまで落ち込んでおり、このまま行くと温泉スタンド単体収支は10年以内に赤字が見込まれる。しかしながら、水道課としては、福祉のためにも温泉スタンドは継続していきたい意向であり、令和元年からの大口のお客である松本のホテル業者を訪問し、継続利用の確認や運搬業者の情報を収集するなど温泉の販路拡大に向けた取り組みも行なっているとのことでした。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第23号 令和2年度岡谷水道事業会計予算について、委員より、今井上向配水池の施設再構築について、令和2年度はどのようなことを予定しているのか質疑があり、工事については、令和元年から2年度、3年度と3ヵ年の工事を予定しており、元年度は造成工事を行った。来年度は本体の築造を行なう。本体は、耐震性に優れ、容量約4,800立方メートルのサイズを検討しているとのことでした。 委員より、委託料として計上されている片間町送水ポンプ場詳細設計と今井上向配水池との関係について質疑があり、片間町送水ポンプ場の役割は、新しい今井上向配水池と連携して使われるものであり、片間町送水ポンプ場には長地地籍で横河川左岸の水源からの水を集めて、今井上向配水池に送水をしていくとのことでした。 次に、討論について報告いたします。 安全でおいしい水の供給のための令和2年度予算編成のご苦労に感謝したい。適切な管理を進めながら、設備の更新や管路の長寿命化、耐震化等、水道事業計画に基づく施設の再構築も計画的に進めていくことが盛られている。水道料金については令和2年度から令和4年度までの3か年は据え置きとの方針が示されており、歓迎するものである。よって、本議案に賛成する。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号 令和2年度岡谷下水道事業会計予算について、委員より、雨水渠整備事業の山下幹線と小井川幹線はどのような計画で行なわれるのか質疑があり、まず、山下幹線は、100mm安心プランに基づき塚間川の県の河川工事に併せて下水道雨水渠整備をするもので、平成27年から事業がスタートしており、郷田幹線の整備は平成30年に完了している。今年度山下幹線の測量設計委託を行い、令和2年から令和5年度の完成を目指し諏訪信用金庫本店から県道楢川岡谷線に向け雨水渠の整備を行なっていくものである。令和2年度については、塚間川から上流に向かって延長約100m、1,350mmのヒューム管を布設していく予定である。2つ目の小井川幹線は、岡谷南高校前の32号線(湖岸線)を横断する護美沢川の改修である。令和元年の8月19日に時間68.5mmという降雨があり、その際に道路横断部分から水が溢れ、周辺のアパート等で床下浸水などの被害があったことから、対策をとる工事となる。こちらは岡谷の雨水渠事業の計画に含まれており、1,800mm四方のボックスカルバートを約50m布設するとのことでした。 次に、討論について報告いたします。 未接続世帯への対応を進めながら、管路の長寿命化や耐震化を継続的に進めるなど、維持管理を着実に進め、一方で消費税対応を除けば、長年下水道使用料据え置きを継続しており、令和2年度も健全な下水道事業運営をしていくための予算が盛られていると考える。また雨水渠の整備についても、安全安心をかなえるための対応と考える。よって、本議案に賛成する。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、報告いたします。 報告は以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) ただいまの各委員長報告に対し、これより1件ずつ審議、採決を行います。 まず、議案第10号 岡谷監査委員に関する条例等の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕
    ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第10号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号 岡谷看護専門学校条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第11号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号 岡谷環境基本条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第12号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号 岡谷国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆16番(笠原征三郎議員) 16番 笠原征三郎です。 議案第13号 岡谷国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、日本共産党岡谷市議団を代表し、反対の立場からの討論を行います。 国保事業の主体が県に移行されて新年度で3年目を迎えます。今回の国保税の引上げは、都道府県化されて以来、毎年の3年連続となるものです。それだけでなく、令和3年度以降も引上げが何年も予定されております。 今までも何度となく言ってきましたが、国保加入者はほとんどが年金生活者、失業者、また、非正規労働者、厳しい営業を強いられている自営業者等々低所得者が多い保険となっております。その上に、他の保険制度には見られない資産割、均等割、平等割などの算定方式となっています。この仕組みが、国保税を他の保険制度と比べた場合、保険税、保険料は倍近くの負担を生んでおります。特に子育て世代の経済的負担を軽減させるためにも、均等割の見直しは待ったなしの課題となっております。今回の条例改正によって、の示すモデルケース世帯では、年額40万円を超える税額となっています。現状でも生活、営業を営んでいく上には大変な実態なのに、この上の増税は、健康と命を守るべき保険が逆に健康を壊し生命を奪うものとなってしまうおそれも多分にあります。 国保の構造的問題を解決するためには、全国知事会が求めている1兆円の国費投入が必要でありますが、まだそれが実現していない段階では、岡谷市民の健康と命を守っていくために、一般会計からの法定外の繰入れを実施していく必要があり、私たちはそれを幾度となく求めてきました。しかし、そのような対応のないままの国保税引上げの条例案となっております。 よって、議案第13号には反対をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 今井義信議員。 ◆8番(今井義信議員) 8番 今井義信です。 議案第13号 令和2年度岡谷国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、会派誠風を代表して意見を述べます。 今後ますます少子高齢化を迎えていきます。国保の被保険者が安心して医療を受けるために、財政基盤の安定化と保険税負担の変動の軽減を図ることにより、持続可能な制度の確立が必要です。そのために、今回の改定はやむを得ないと考えます。 しかしながら、被保険者の負担にも配慮し、中長期的な視点にも立脚し、国民の皆保険を維持していくためには、岡谷国民健康保険運営協議会の答申を踏まえ、今後の保険を適切に運営していくことが大切であると考えます。また、附帯要望に含まれていることも厚意に尊重していただき、本議案に賛成いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第13号を採決いたします。 本案は、賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第13号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(渡辺太郎議員) 起立多数であります。 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号 岡谷市営住宅条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第14号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時45分 △再開 午後1時10分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算の審議に入ります。 まず、予算説明書52ページ、歳出から4款ずつに分けて質疑を行います。 それでは、第1款議会費から第4款衛生までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 進行いたします。 次に、第5款労働費から第8款土木費までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 進行いたします。 次に、第9款消防費から第12款予備費までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 進行いたします。 次に、歳入全般と予算書3ページから10ページまでについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 今井秀実議員。 ◆10番(今井秀実議員) 10番 今井秀実です。 議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して議案に反対の立場から意見を述べます。 まず、職員の皆様には、余裕ある財源ではない中で予算を編成された御苦労に対し、敬意を表したいと思います。 さて、本予算には、地球温暖化対策にも通ずる電気自動車を追加導入、また、おかやの魅力体験事業、若者岡谷くらし応援事業などが盛られており、その成果に期待するものです。災害対応型多機能消防車の新たな導入も大切な対応であります。また、子育て世帯に対する支援のための各種事業、骨髄ドナー助成の拡充と福祉充実の各種事業も評価できます。また、工業、商業、農林水産業などの産業振興のための予算、土木、都市計画などについても必要な予算が盛られていることは評価できます。 しかしながら、職員数について、正規職員406人に対し、会計年度任用職員が710人となっており、これまでの非正規職員約450人と実質的には違いはないとのことですが、事実上、正規から非正規への置き換えの流れを止めるものとなっていないことは問題と考えます。 行政事務交付金の算出方法が各区の要望に沿ったものとなっていない点も改められておりません。小中学校における英語教科の児童生徒、教師への新たな負担増も問題であります。消費税増税分が昨年10月から引き上げられてからの各種使用料、入館料、手数料などの引上げが継続されていることも問題であります。また、財政調整基金や減債基金などの積極的取崩しを行うことで、市民の要望に応えていく対応も必要だったと考えます。 情報漏えいの危険や個人情報の一元管理、社会保障費抑制へとつながっていくという、問題だらけのマイナンバー制度に関わる予算が盛られ、令和2年度は普及が進んでいないマイナンバーカードの普及促進のため、税の公平性にも反するようなポイント付与までし、岡谷としても職員体制の強化と窓口の拡充などが予定されていますが、これらは国言いなりの対応と言わざるを得ず、大問題と考えます。また、自衛官募集業務の一環として、該当者の個人情報を自衛隊に提供していく予定であることも問題であります。さらに、国保会計への法定外の繰出しが全くないことは、国保加入者の生活実態と重税状況を顧みない対応であり、大変問題であります。また、住民要望の非常に高い福祉タクシーの台数の増加、利用者年齢の引下げに対しても何ら応えられておりません。 産業振興の分野では、商工業振興条例補助金で工場新設・増設及び工場等移転に対して、土地取得費の30%、限度額1億円の補助が盛られていますが、小規模事業者に対する支援がまだ全体的に弱いことと、均衡を欠いたものと言わざるを得ません。補助率、限度額の見直しをすべきだったと考えます。道水路等維持補修費が前年比で増となっていることは歓迎できますが、市内の車道、歩道の傷みが激しく、各区からの土木要望にも十分応えられていないことを考えれば、さらなる増額の対応が必要だったと考えます。また、市営住宅については、長寿命化計画によって管理戸数を大幅削減していく方向で進んでいますが、低廉な家賃で入れる市営住宅の必要性からを考えれば、問題であります。また、ここで策定を進め、5月には決定していく予定の立地適正化計画は、居住誘導地域を示すなど、市民の居住の権利の侵害となりかねず、問題であります。 以上の理由により、議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算には反対をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 田村みどり議員。 ◆3番(田村みどり議員) 3番 田村みどりです。 議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算について、会派誠風を代表して意見を申し上げます。 財源確保が大変厳しい状況の中、令和2年度一般会計予算は、「未来へ前進元気創造予算」として、前年度当初比3.1%、6億1,000万円が増額された202億3,000万円の計上がされております。 事業内容に目を移しますと、将来を担う子どもたちの笑顔が想像されます発達支援施設を併設する新西堀保育園整備事業や、子育て支援館、こどものくにの遊具更新事業などの子育て支援や、魅力ある教育環境づくりの取り組みが計画され、また、ものづくりのまち岡谷を担う人材育成確保が期待されます。若者おかや暮らし応援事業や採用活動応援補助事業などのUJIターン就職や移住定住を促そうとされております。さらに、市民生活が安全安心に暮らせるための高齢者安全運転健康診断事業や、消防団車両整備事業などへの取り組みがされます。このほかにも、令和2年度を「創造と前進の年」と位置づけ、「未来の担い手育成」「地域の元気創造」「暮らし満足度向上」の3つの重点施策の展開のため、限られた財源を重点配分しながらも、選択と集中による新規事業、拡充事業も随所に見られ、効果的な施策展開を図る積極的な予算編成がされているものと理解いたしました。 本予算の編成に当たり大変多くの時間と労力を尽くされましたの理事者や職員の皆様に対しまして、心より敬意を表しますとともに、目指す将来都市像の具現化に全力で邁進されますよう要望いたしまして、本議案に賛成いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 中島秀明議員。 ◆5番(中島秀明議員) 5番 中島秀明です。 議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算認定について、おかや未来研究室を代表して賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 令和2年度は、新型コロナウイルスのパンデミックとも言われる世界的な広がりにより、日本を含め各国でその対応に追われている中、岡谷においても、小中学校休校に始まり、様々なイベントや行事の中止または延期等により、市民生活に大きな影響が生じています。また、商業、観光、工業といった産業全般にも影響が広がり始めており、今後さらなる対策も迫られてきています。 そんな社会情勢の中、岡谷は、「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の将来都市像の実現に向けて、令和2年度を「創造と前進の年」として、第5次岡谷総合計画の6つのまちづくりの基本目標を基調として、「未来の担い手育成」「地域の元気創造」「暮らし満足度向上」の3つの重点施策を挙げて、昨年度からは6億1,000万円増となる総額202億3,000万円の一般会計予算を編成しています。 1つ目の「未来の担い手育成」では、従来までの施策に加えて、未来のげんきっず応援事業として、オカヤペイのポイントを子育て世代の経済的負担軽減に向けて付与する取り組みや、経済的な理由により就学が困難な児童生徒の保護者の負担軽減に向けて、新たにキャンプや社会見学等の後援活動費を対象に加えて、就学援助費や特別支援教育就学奨励費の支給をする就学援助拡充費等、子育て世代における経済的な負担を軽減する取り組みが取り入れられています。 2つ目の「地域の元気創造」に関する取り組みでは、将来的な移住を視野に入れた交流人口や関係人口の創出や、拡大を目指すおかやの魅力体験事業や、インスタグラムフォトコンテスト事業、サイクリングやゴルフ等のスポーツによる商業や観光の振興を目指す岡谷スポーツツーリズム、農業振興を目的として農産物の販路開拓に向けた農産物販路拡大支援事業、森林の管理と林業の成長化産業を目指す森林経営管理事業等の事業を新たに取り入れており、また、基幹産業と言われる製造業に関しても、従来までの取り組みに加えて、ビジネスチャンス拡大の展示会事業の拡充、人材育成を目指したSUWAブランドの普及・高付加価値化事業等、産業全体の振興を目指す目的に様々な取り組みが盛り込まれています。 3つ目の「暮らし満足度向上」では、キャッシュレス化とオカヤペイの普及を目指して健康福祉と商業をリンクさせた健康ポイント事業の拡充や、生活困窮者の自立に向けて就労支援、居住確保支援、家計改善支援等幅広く支援する生活困窮者自立支援事業等、全ての市民が持てる能力や経験を発揮して活躍できるまちづくりを目指した取り組みが拡充されており、また、従来の施策に加えて市民の暮らしの満足度向上に向けた取り組みも取り入れられています。 以上、第5次岡谷総合計画の2年目として、従来までの取組に加えて岡谷のさらなる発展を目指して様々な取り組みの拡充や、それに加えて新たな取り組みを取り入れて編成された本予算を高く評価したいと思います。 しかしながら、これからの人口減少、少子高齢化の問題や、地方経済の衰退に伴う流動人口の都市部への集中等、今後、地方自治体が抱える課題はその深刻さを増し、まさに生き残りをかけた取り組みが必要となっています。その状況は、さながら昭和バブル崩壊後にそれまでの国主体の護送船団方式の金融システムからグローバル化した金融システムへ、転換に伴って痛みを伴う金融業界の状況に似通っているとさえ言えます。 そのような情勢を踏まえて、岡谷が目指す将来都市像の実現に向けて、岡谷が持っている様々なリソースを発展的・横断的に活用して各産業間の連携と集中を図るとともに、これからの新デジタル時代の流れに柔軟に対応していける基盤づくりに向けての取り組みと、そして市民の声に耳を傾けるとともに、SNS等の活用も含め、市民に向けたタイムリーな情報発信により、市民目線で満足度が高い岡谷を市民とともにつくり上げていく市政運営であることを要望して、本議案の令和2年度岡谷一般会計予算の認定について賛成いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第15号を採決いたします。 本案は、賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第15号に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(渡辺太郎議員) 起立多数であります。 よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第16号 令和2年度岡谷国民健康保険事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆16番(笠原征三郎議員) 議案第16号 令和2年度岡谷国民健康保険事業特別会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して意見を述べます。 本予算は、議案第13号 岡谷国民健康保険税条例の一部を改正する条例に基づき、国保税の引上げを行う予算となっており、議案第13号と同様の理由により本議案には反対をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 早出一真議員。 ◆13番(早出一真議員) 13番 早出一真です。 議案第16号 令和2年度岡谷国民健康保険事業特別会計予算について、会派誠風を代表いたしまして意見を述べます。 国民皆保険は、真に医療を必要とする方が安心して医療サービスを受けるための制度であります。 近年、医療費は、高齢化や医療の高度化等により年々増大を続け、また、高額薬剤の保険適用等、急激に医療費増となるケースもあり、国民健康保険財政を圧迫する状況が続いております。また、高齢者の加入割合が高く加入者の所得水準が低いこと、小規模保険者が多く財政が不安定になりやすいこと、保険者ごとの医療費、保険料の格差が大きい等の構造的課題があり、平成30年度から財政運営の責任主体が都道府県となり、新年度で3年目を迎えます。 本市においては、被保険者数の著しい減少や、課税対象所得が県の見込みを下回る中、激変緩和措置を受けているとはいえ、引き続き税率の引上げを行う必要があり、被保険者の負担増となっております。その部分については、岡谷国民健康保険事業基金からの繰入れ、さらに繰越金からの充当と、財源対応がされております。また、一般会計からルール内の繰入れ等、被保険者の負担軽減となり得る予算編成となっております。 今後は、被保険者との相談など丁寧な対応、また、安心して医療が受けられるよう、国の動向やこの制度の抱えている問題の改善、そして何より、国民皆保険を持続可能な制度として堅持していくことを要望いたしまして、本議案に賛成をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 遠藤真弓議員。 ◆17番(遠藤真弓議員) 17番 遠藤真弓です。 議案第16号 令和2年度岡谷国民健康保険事業特別会計予算について、おかや未来研究室として賛成の立場より意見を申し述べます。 都道府県化3年目を迎え、令和2年度は平均2.49%の税率改定とのことでした。急激な上昇とならないよう、今回は基金からの繰入れが1,000万円行われましたことは歓迎すべきことです。 なお、国民皆保険制度を支える国民健康保険制度が、憲法25条で保障された健康で文化的な最低限度の生活を保障する制度であり続けるためには、保険料、保険税を協会けんぽ並みに引き下げなければなりません。よって、安定的で持続可能な制度とするため、今後もあらゆる機会を通じて国や県に対し必要な要望を行ってください。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第16号を採決いたします。 本案は、賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第16号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(渡辺太郎議員) 起立多数であります。 よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号 令和2年度岡谷地域開発事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第17号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号 令和2年度岡谷分収造林事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第18号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号 令和2年度岡谷霊園事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第19号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号 令和2年度岡谷温泉事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第20号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号 令和2年度岡谷後期高齢者医療事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆16番(笠原征三郎議員) 16番 笠原征三郎です。 議案第21号 令和2年度岡谷後期高齢者医療事業特別会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して意見を述べます。 後期高齢者医療制度については、私どもはこれまで多くの疑問を投げかけてまいりました。75歳以上の高齢者を一括りにした保険制度として特別会計を設置したそのときから反対をしてまいりました。 加入者のほとんどが低所得者、年金生活者、また、非常に大変な生活、営業を送っている、そういう皆さんであり、また、高齢者ゆえに一層手厚い医療が必要な方々であります。2年に一度の保険料率の改定により、保険料負担が増え続けてきています。今回の改定でも引上げとなっております。さらに、窓口負担の1割負担が2割にというような予定もされており、現状でも被保険者の厳しさは限界を超えております。 この制度は、矛盾や問題点を多く抱えた医療制度であり、本予算は、その問題点が改善されていないままの内容であることから、議案第21号については反対をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 中島保明議員。 ◆7番(中島保明議員) 7番 中島保明です。 議案第21号 令和2年度岡谷後期高齢者医療事業特別会計予算について、会派誠風を代表し賛成の立場から意見を述べます。 高齢化社会の進行に伴う被保険者数の増加及び医療の高度化等による医療費の増大は今後も避けられず、後期高齢者医療制度は非常に厳しい状況にあります。今後も増えていく被保険者が安心して医療を受けるために、この制度を持続可能なものにする必要があります。本予算はそれに対応するものと考えます。 以上により、本予算に賛成いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) 11番 武井友則です。 議案第21号 令和2年度岡谷後期高齢者医療事業特別会計予算について、会派おかや未来研究室を代表して賛成の立場より意見を述べます。 後期高齢者医療事業については、高齢化が進む中であっても高齢者が安心して医療を受けるために、持続可能性を追求し安定した運営がなされていく必要があります。なので、健全運営に向けた努力と連携を要望いたしまして、本議案には賛成いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第21号を採決いたします。 本案は、賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第21号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(渡辺太郎議員) 起立多数であります。 よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号 令和2年度岡谷湊財産区一般会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第22号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号 令和2年度岡谷水道事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 小松 壮議員。 ◆14番(小松壮議員) 14番 小松 壮です。 議案第23号 令和2年度岡谷水道事業会計予算について、会派誠風を代表し賛成の立場から意見を述べます。 本予算におきましては、今井上向配水池の本体築造工事に多額な費用が計上されておりますが、これからの岡谷の水道施設の再構築において大変重要なものであり、岡谷の水道ビジョンに沿って事業が着実に進められていることがうかがえます。このほかにも、水道施設の更新工事と耐震化工事も計画に基づいて予定されており、水道事業の堅実な執行について高く評価をいたします。 給水量の減少など経営上の厳しさを増す中ではありますが、令和2年度も引き続き安心で安全な飲料水の供給とさらなる経費削減、また、市民においしい水のアピール活動をしっかりと行っていただき、少しでも給水量の増加につながりますよう御尽力をお願いいたしまして、本予算に賛成をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 早出すみ子議員。 ◆9番(早出すみ子議員) 9番 早出すみ子です。 議案第23号 令和2年度岡谷水道事業会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して議案に賛成の立場から意見を述べます。 令和2年度も、安全でおいしい水の供給のための予算を編成された御苦労に感謝を申し上げます。 適切な水質管理を進めながら、老朽鋳鉄管の更新や、管路の長寿命化や耐震化工事、また、水道事業計画に基づく施設の再構築も計画的に進めていくことなどが盛られています。水道料金については、令和2年度から令和4年度までの3年間は据置きとの方針が示されており、歓迎するものです。 よって、本予算には賛成をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第23号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第24号 令和2年度岡谷下水道事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 大塚秀樹議員。 ◆15番(大塚秀樹議員) 15番 大塚秀樹です。 議案第24号 令和2年度岡谷下水道事業会計予算について、会派誠風を代表し賛成の立場から意見を述べます。 本予算の資本的支出における公共下水道建設費の額は、総合地震対策、下水道雨水渠整備事業などを含め3億8,336万4,000円を計上しており、ここ数年では最高額となっています。このことは、本市の下水道施設の更新、耐震化、そして雨水渠の整備をこれまで以上に推進し、インフラの整備、防災・減災に注力する本の思いを反映していると感じます。このことを高く評価し、本予算に賛成いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 早出すみ子議員。 ◆9番(早出すみ子議員) 議案第24号 令和2年度岡谷下水道事業会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して議案に賛成の立場から意見を述べます。 未整備地区の解消や未接続世帯への対応を進めながら管路の長寿命化や耐震化を計画的に進めるなど、管路・施設の維持管理を着実に進め、一方で、長年にわたって下水道使用料を据え置くという措置が続けられており、令和2年度も健全な下水道事業運営を進めていくための予算が盛られていると考えます。また、水路の整備についても、豪雨時の安全安心を高めるために必要な対応と思います。よって、本予算には賛成をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第24号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号 令和2年度岡谷病院事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 山崎 仁議員。 ◆2番(山崎仁議員) 2番 山崎 仁です。 議案第25号 令和2年度岡谷病院事業会計予算について、会派誠風を代表して賛成の立場から意見を述べます。 病院事業におかれましては、天野病院事業管理者を中心に一丸となって経営向上に取り組まれ、その結果、患者増もあり、今年度黒字予算計上の成果を上げられたことを高く評価するものであります。新たに最新の医療機器導入や、人材育成と継続的な人材確保といった事業方針が示されました。利用者サービス向上、市民はもとより、地域医療充実のため、なお一層の医療提供をお願いし、本議案に賛成いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 今井秀実議員。 ◆10番(今井秀実議員) 10番 今井秀実です。 議案第25号 令和2年度岡谷病院事業会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して議案に賛成の立場から意見を述べます。 新病院開院から、天野事業管理者を先頭に病院職員一丸となって良質の医療を提供し、市民に愛される病院を目指しながら経営の健全化を図られるよう努力を積み重ねられてきました。接遇の改善でも変化が実感できるようになりつつあります。令和2年度は、4月から新たに産婦人科医師1名の着任が予定されるなど、診療体制の充実に期待するところであります。 医師の確保や待ち時間の短縮、接遇改善など、なお課題は多いわけですが、市民から信頼され安心を託せる市民病院を目指して、一層の御努力に期待を申し上げながら、本予算に賛成をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第25号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第26号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第17 議案第26号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。 本案は、総務、社会の各委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 総務、社会の順でお願いいたします。 まず、総務委員長。     〔総務委員長 今井康善議員 登壇〕 ◆総務委員長(今井康善議員) 12番 今井康善です。 議案第26号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第11号)中、総務委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 3歳出、10款教育費2項1目学校管理費について、委員より、タブレット端末の教室での具体的な活用について質疑があり、国から示されている工程表によると、令和5年度までに段階的に小中学校の児童生徒1人1台の端末の導入を目指すものであり、今年度はシステム更新に合わせて各学校1学級分のタブレット端末の導入を図っていたが、今回の補正予算ではこれに上乗せしていく流れのものである。教室内では、タブレット端末の利用では、これまで教師が作成した教材を板書等で学んでいたが、タブレット端末で自分で考えたことを共有でき、学習のフィードバックができることが大きな使い方になっていくと考えている。使い方については今後様々な可能性を持っており、実際に児童生徒が使っていく中で取り上げていく部分でもあるとのことであります。 さらに、委員より、タブレット端末を導入する上での課題と現場の教師からタブレット導入の要望の声があったか質疑があり、国の施策に基づき、全国一斉に各地域で導入が進められている。その先の教育環境にどのように維持していくかが一つの課題と考えられる。また、要望のほうについては、今回の一連の動きは国の経済対策に基づくものであるため、特には聞いていないとのことであります。 また、委員より、国の経済政策として情報産業の市場拡大の狙いが一環にあると思われること、また、タブレット端末を思うように使いこなせない児童生徒がいた場合が問題であると考えるがどうかとの質疑があり、通信規格が5Gになっていく流れの中で、国は子供たちにどのような学習環境が必要かを全体として捉えていて今必要な施策を進めているので、学習環境のICT化は必要な取り組みであると捉えている。また、タブレット端末は、発達の特性を持っている方の有効な学びの手段として既に活用されており、大きな可能性の中で幅広い活用が期待されるとのことであります。 委員より、財源の内容について質疑があり、今回の財源は国の補正予算であり、事業費の2分の1は国の補助金、残りの充当部分については補正予算債が充てられる。後年度の返還に当たっては、交付税措置で60%算入される有利な起債であるとのことでありました。 次に、討論において、新しい技術を有効に活用することが重要であり、学習効果も期待される面もあるが、新たな児童生徒間格差を生むおそれも拭い去ることはできない。国は、アクティブラーニングの推進の一環としてICT教育の使用を強調しているが、この背景には情報産業などの市場拡大の狙いがある。このように、効果と問題点を現場の先生たちを含め多角的に検討していくことが必要と思うことから、本議案に反対するとの意見がありました。 一方、GIGAスクール構想は、現在各地域で起きている整備状況の地域格差を解消するためのネットワーク整備と、義務教育段階の児童生徒1人1台端末の整備が盛り込まれている。この機を逃すことなく、地方自治体において学校ICT環境の抜本的な改善が必要と考え、本議案に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、議案第26号中、総務委員会に審査付託された部分につきましては、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) 次に、社会委員長。     〔社会委員長 小松 壮議員 登壇〕 ◆社会委員長(小松壮議員) 14番 小松 壮です。 議案第26号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第11号)中、社会委員会に審査委託された部分につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ただいまの各委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 今井秀実議員。 ◆10番(今井秀実議員) 10番 今井秀実です。 議案第26号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第11号)について、日本共産党岡谷市議団を代表して議案に反対の立場から意見を述べます。 保育所等運営費国庫負担金等の返還は必要な対応でありますが、小中学校費において情報通信ネットワーク環境等整備委託料については、慎重な検討が必要であります。新しい技術を有効に活用することは重要であり、学習効果も期待される面もあることと思います。しかし、新たな児童生徒間格差を生むおそれも拭い去ることはできません。また、デジタル画像の長時間使用による子どもの健康への悪影響も心配されます。国は、アクティブラーニングの推進の一環としてICT教材の使用を強調していますが、この背景には情報産業などの市場拡大の狙いがあります。導入の効果だけでなく、その問題点を現場の先生たちを含め多角的に検討していくことが必要であります。 今回の補正予算は、教室にアクセスポイントを設置していくためのものとはいえ、デジタル教科書導入全体の問題点を十分検討したものとはなっておりません。よって、議案第25号については反対をいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 中島保明議員。 ◆7番(中島保明議員) 7番 中島保明です。 議案第26号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第11号)について、会派誠風を代表しまして賛成の立場から意見を述べます。 今回の補正を初めとする情報通信ネットワークの環境整備が、岡谷教育大綱に掲げる「確かな学力の定着や豊かな心と健やかな体の育成を図る魅力ある教育環境づくり」の一つの手段として、将来に向かって大きな夢と希望を持てる子どもたちの育成に大きな力となることに大きな期待をしております。この情報通信技術の利用が、児童生徒の健康、生活等に及ぼす影響に十分配慮されることをお願い申し上げ、本議案に賛成いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) 4番 吉田 浩です。 議案第26号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第11号)について、会派おかや未来研究室を代表しまして意見を述べさせていただきます。 ICT環境の整備は、手段であり目的ではないと考えております。教育の情報化の促進は、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化され、子どもたちの可能性を大きく広げるものであります。また、校務支援としてのICTの導入・運用を加速していくことで、授業準備や成績処理等の負担軽減になり、学校における働き方改革にもつながり、大変有用かと考えます。さらに、この3月よりの新型コロナウイルスの感染防止対策による休校などで、緊急時の子どもたちの在宅学習環境を支えることができる上、教員による管理もより効率的になることが期待ができると考えております。 それらの期待事項と同時に、子どもたちがICTを適切・安全に使いこなすことができるよう、情報モラル、ネットリテラシー、セキュリティー対策などの情報教育にもしっかり力を入れていただくことをお願いしまして、賛成とさせていただきます。
    ○議長(渡辺太郎議員) ほかに御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第26号を採決いたします。 本案は、賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第26号に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(渡辺太郎議員) 起立多数であります。 よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第27号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第18 議案第27号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 本案は、社会委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。     〔社会委員長 小松 壮議員 登壇〕 ◆社会委員長(小松壮議員) 14番 小松 壮です。 社会委員会に審査付託されました議案第27号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第27号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時01分     (全員協議会) △再開 午後2時20分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第28号の上程、説明、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第19 議案第28号 岡谷副市長の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 議案第28号 岡谷副市長の選任について御提案申し上げます。 岡谷副市長、小口明則氏は3月31日をもって任期が満了となることから、新たに小口道生氏を選任いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 小口道生氏の略歴は、お手元に差し上げてございますので説明は省略させていただきますが、市政に精通し、人格、識見ともに優れ、地方自治法第167条に示されております市長の補佐役として、その補助機関たる職員の担任する事務を監督し、職務を遂行するに適任であると存じ、御提案をいたすものでございます。御同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 なお、この機会をお借りいたしますが、小口明則副市長さんにおかれましては、38年間、職員として奉職され、また、副市長として4年間にわたり私を支えていただきましたことに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。 特に、副市長として、第5次岡谷総合計画の策定や、6大事業完了後における施設の効果を最大限に高めるための施策・事業の推進のほか、本市の様々な検案事項に果敢に取り組んでいただき、市政発展のために御尽力いただきましたことに深甚なる敬意を表するとともに、重ねて厚く御礼を申し上げるものでございます。本当にありがとうございました。 私からは以上でありますが、御同意を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第28号は同意されました。--------------------------------------- △新副市長の挨拶 ○議長(渡辺太郎議員) この際、岡谷副市長の選任について同意されました小口道生氏から挨拶をお願いいたします。     〔新副市長 小口道生君 登壇〕 ◎新副市長(小口道生君) 一言御挨拶を申し上げます。 ただいまは、副市長の選任に当たりまして御同意を賜り、誠にありがとうございました。 時がたつのは早いもので、職員として退職に当たり、この議場で最後の御挨拶の機会を頂きましてから1年がたとうとしておりますが、今こうして、この同じ場所でこのような御挨拶をさせていただくことになろうとは思ってもおりませんでした。また、重なりました使命の大きさ、職責の重大さに、今、身が引き締まる思いでおります。 現在岡谷は、全国の地方都市と同様に人口減少と急速な少子高齢化という大きな課題に直面しておりますが、それを乗り越えて持続可能な岡谷を築いていくことが求められております。このような大変重要な時期に、私には過ぎたお話を頂き、戸惑い、随分と悩み、そして何よりも、小口明則副市長を初め、諸先輩方の多くの功績から、とてもその器ではないことは自分自身が自覚していることでもあります。そのような幾多の思いが交錯する中ではありましたが、昭和、平成と職員として勤務してきた私が、令和という新しい時代に、もう一度岡谷のまちづくりに携われる機会を頂けたと前向きに受け止めるに至った次第であります。 もとより浅学非才の身でありますが、今井市長を補佐し、岡谷の発展と市民福祉の向上のため、精いっぱい努力して取り組んでまいる覚悟であります。 正副議長さん初め、議員の皆様方には、御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)--------------------------------------- △副市長の挨拶 ○議長(渡辺太郎議員) 次に、3月末日をもって退任されます小口明則副市長から御挨拶をお願いいたします。     〔副市長 小口明則君 登壇〕 ◎副市長(小口明則君) 一言御挨拶を申し上げます。 退任に当たりまして、このような挨拶の機会を頂き、誠にありがとうございます。 このたび、本年3月31日の任期満了をもちまして副市長を退任させていただくことといたしました。4年前の3月14日、副市長の選任に議会の御同意を頂き、今井市長の補佐役として、人口減少と地域経済の縮小という地方が抱える構造的な課題の克服に向けて、微力ながら誠心誠意職務を遂行してまいりたいと決意をしたことが昨日のことのように思い起こされます。 この4年間は、岡谷市民病院の駐車場を含めた建設工事の完了や、諏訪湖周クリーンセンターが本格稼働となり、6つの重要施策と位置づけた基盤施設整備が全て完成し、それら施設の適切な運営と活用、また、地方創生の取り組みなど、第4次岡谷総合計画の推進とそのまとめから、第5次岡谷総合計画の策定、そしてスタートへと多くの政策や事業に関わることができ、緊張の続く中でやりがいのある充実した毎日を過ごすことができました。また、市内外の産業界の方々を初め、多くの皆様とお目にかかり、様々なお話をお伺いする機会に恵まれ、勉強になることがたくさんあり、大変貴重な経験をさせていただいたと思っております。これも議員各位並びに市民の皆様の御理解、御協力、御支援のたまものであり、何より今井市長さんの温かな御指導、御鞭撻と職員の皆さんの努力や頑張りに支えられたおかげであると深く感謝を申し上げます。 この4月から、岡谷は第5次岡谷総合計画の2年目を迎え、将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けて、これまで以上に力強く各種施策を展開し、新しい時代を創造しながら大きく前進をしていく重要な時期を迎えます。今井市長さんのリーダーシップの下、新しい副市長さん、職員の皆さんが一丸となり、組織力を発揮して各種課題に果敢に挑戦し、ふるさと岡谷が魅力と活力にあふれた、住み続けたいまち、住んでみたいまちとして一層発展されますよう、また、市民福祉のさらなる向上が図られますよう、心から願っております。 結びになりますが、議員の皆様、市長さん初め職員の皆さんのますますの御健勝と御活躍をお祈り申し上げますとともに、市民の皆様に重ねて感謝を申し上げ、退任に当たっての挨拶といたします。 お世話になりました。本当にありがとうございました。(拍手)--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(渡辺太郎議員) 以上で今定例会の議事の全部を議了いたしました。 閉会前に市長の御挨拶をお願いいたします。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 令和2年第1回岡谷市議会定例会の閉会に当たりまして、挨拶を申し上げます。 今定例会に側から提案申し上げました議案につきましては、令和元年度関係議案並びに新年度予算、条例議案、また、追加議案等、多くの案件を慎重に御審議いただき、それぞれ原案のとおり御議決、御同意を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。 議案審議並びに一般質問を通じまして議員各位からいただきました御意見等につきましては、慎重に検討を深め、今後の市政運営に当たってまいりたいと考えております。 3月中旬を迎え今年度も残り半年となり、各種事務事業の集大成の時期となりました。これまで展開してまいりました施策・事業などを総括し、その成果や効果を評価、継承しながら、来月から始まる新年度にしっかりとつなげてまいりたいと考えております。 3月1日には、岡谷が代表となり地方創生交付金を活用し、諏訪圏6市町村で進めているSUWAブランド創造事業のうち、小型ロケットプロジェクトの第5号機の打ち上げを諏訪湖畔で行い、メンバーへの激励も兼ね立ち会ってまいりました。諏訪湖畔では初めの打ち上げとなったことから、子どもから高齢者まで大勢の皆様が集まり、打ち上げを見守りました。エンジン性能の向上やCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の加工、接合技術、打ち上げ高度に基づき2段階でパラシュートを開かせる計測技術など、これまでに開発してきた様々な要素技術についてシミュレーションのとおり結果を確認することができたことから、打ち上げ成功と評価しており、5年計画の最終年度にふさわしいまとめ・総括とすることができました。 次年度以降も、「モノづくり集積地SUWAのヒトづくりプロジェクト」として、新たな視点や発想などを取り入れながら、さらなるものづくり技術の高度化、提案型技術者の養成、次世代産業への参入に向けた人材育成に取り組み、諏訪地域の地方創生の実現に努めてまいります。 間もなく新年度がスタートいたします。予算編成の大要の中でも触れさせていただきましたが、令和2年度は第5次岡谷総合計画によるまちづくりの2年目となり、これまでの取り組みを基盤として必要な改革を行い、計画に基づく政策や施策・事業を効率的・効果的に推進し、将来都市像であります「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現を目指してまいります。 重点施策の進展と市民生活を起点とした多くの事業を積極的に実施するとともに、市民の皆様の声に真摯に耳を傾けながら、様々な行政課題に迅速かつ的確に対応し、将来にわたって持続可能なまち、将来のまちに多くの夢と希望を描くことができる確かなまちづくりを力強く進めてまいります。 桜の便りが届き始めており、卒業、入学、就職など、人生の大きな節目を迎える時期となります。この大切な節目の時期の健康や安全安心を維持確保するため、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、対策本部を設置し細心の注意を払い対応を進めているほか、交通安全対策なども万全を期してまいりたいと考えております。 議員各位におかれましては、健康に十分御留意をされ、引き続き特段の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げして、閉会の挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(渡辺太郎議員) これにて令和2年第1回岡谷市議会定例会を閉会いたします。 △閉会 午後2時35分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和  年  月  日        岡谷市議会議長   渡辺太郎        岡谷市議会副議長  藤森博文        岡谷市議会議員   中島保明        岡谷市議会議員   大塚秀樹...