岡谷市議会 > 2020-02-10 >
02月17日-01号

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  1. 岡谷市議会 2020-02-10
    02月17日-01号


    取得元: 岡谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-10
    令和 2年  3月 定例会(第1回)岡谷市告示第5号 令和2年第1回岡谷市議会定例会を次のとおり招集する。  令和2年2月10日                             岡谷市長  今井竜五 1 期日  令和2年2月17日 2 場所  岡谷市役所議場          ◯応招・不応招議員応招議員(18名)    1番  藤森博文議員      2番  山崎 仁議員    3番  田村みどり議員     4番  吉田 浩議員    5番  中島秀明議員      6番  渡辺太郎議員    7番  中島保明議員      8番  今井義信議員    9番  早出すみ子議員    10番  今井秀実議員   11番  武井友則議員     12番  今井康善議員   13番  早出一真議員     14番  小松 壮議員   15番  大塚秀樹議員     16番  笠原征三郎議員   17番  遠藤真弓議員     18番  浜 幸平議員不応招議員(なし)          令和2年第1回岡谷市議会定例会会議録議事日程(第1号)                  令和2年2月17日(月)午前9時30分開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 市長挨拶 日程第4 報告第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度岡谷一般会計補正予算(第8号)) 日程第5 報告第2号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) 日程第6 報告第3号 専決処分の報告について(令和元年度岡谷一般会計補正予算(第9号)) 日程第7 議案第1号 岡谷市固定資産評価審査委員会委員の選任について 日程第8 議案第2号 岡谷市等公平委員会委員の選任について 日程第9 議案第3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 日程第10 議案第4号 岡谷市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例 日程第11 議案第5号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例 日程第12 議案第6号 市道路線の認定について 日程第13 議案第7号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第10号) 日程第14 議案第8号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 日程第15 議案第9号 令和元年度岡谷病院事業会計補正予算(第2号) 日程第16 議案第10号 岡谷市監査委員に関する条例等の一部を改正する条例 日程第17 議案第11号 岡谷市看護専門学校条例の一部を改正する条例 日程第18 議案第12号 岡谷市環境基本条例の一部を改正する条例 日程第19 議案第13号 岡谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程第20 議案第14号 岡谷市営住宅条例の一部を改正する条例 日程第21 議案第15号 令和2年度岡谷一般会計予算 日程第22 議案第16号 令和2年度岡谷国民健康保険事業特別会計予算 日程第23 議案第17号 令和2年度岡谷地域開発事業特別会計予算 日程第24 議案第18号 令和2年度岡谷分収造林事業特別会計予算 日程第25 議案第19号 令和2年度岡谷霊園事業特別会計予算 日程第26 議案第20号 令和2年度岡谷温泉事業特別会計予算 日程第27 議案第21号 令和2年度岡谷後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第28 議案第22号 令和2年度岡谷市湊財産区一般会計予算 日程第29 議案第23号 令和2年度岡谷水道事業会計予算 日程第30 議案第24号 令和2年度岡谷下水道事業会計予算 日程第31 議案第25号 令和2年度岡谷病院事業会計予算---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(18名)     1番  藤森博文議員     2番  山崎 仁議員     3番  田村みどり議員    4番  吉田 浩議員     5番  中島秀明議員     6番  渡辺太郎議員     7番  中島保明議員     8番  今井義信議員     9番  早出すみ子議員   10番  今井秀実議員    11番  武井友則議員    12番  今井康善議員    13番  早出一真議員    14番  小松 壮議員    15番  大塚秀樹議員    16番  笠原征三郎議員    17番  遠藤真弓議員    18番  浜 幸平議員欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長       今井竜五君     副市長      小口明則君 教育長      岩本博行君     企画政策部長   岩垂俊男君 総務部長     藤澤 正君     市民環境部長   百瀬邦彦君 健康福祉部長   小口浩史君     産業振興部長   藤岡明彦君 建設水道部長   山岡泰一郎君    教育部長     城田 守君 教育担当参事   三村靖夫君     病院事業管理者  天野直二君 事務部長     酒井吉之君     会計管理者    小坂英之君 選挙管理委員会監査委員事務局長   企画課長     木下 稔君          武居浩史君 秘書広報課長   仲田健二君     総務課長     帯川豊博君 財政課長     岡本典幸君---------------------------------------事務局職員出席者 局長       小松 厚      次長       伊藤 恵 議事主幹     宮坂征憲      庶務主幹     横内哲郎 △開会 午前9時30分 △開会の宣告 ○議長(渡辺太郎議員) おはようございます。 これより令和2年第1回岡谷市議会定例会を開会いたします。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(渡辺太郎議員) 直ちに本日の会議を開きます。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、議長において、7番 中島保明議員、15番 大塚秀樹議員を指名いたします。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から3月16日までの29日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。よって、今定例会の会期は、本日から3月16日までの29日間と決定いたしました。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第3 市長より御挨拶をお願いいたします。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) おはようございます。 令和2年第1回岡谷市議会定例会の開会に当たりまして、挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては、大変御多用のところ、御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。 先月12日には、岡谷市消防団出初め式及び岡谷市成人式を挙行いたしました。地域の防災リーダーとしての自覚を持った若者や華やかな新成人の皆様の夢と希望にあふれた笑顔を見るたび、将来の岡谷市を担う大きな力になってほしいと願っております。 今後も引き続き若い世代や子育て世代が住み続けたい、住んでみたいと思えるまちづくりを力強く進めてまいります。 2月7日、8日の両日は、今年で18回目を迎えましたテクノプラザおかや“ものづくりフェア2020”を163の市内外の企業・団体の皆様の御支援、御協力の下、盛大に開催することができました。これまで17年間にわたり継続実施してきたことによるイベントの知名度向上や天候にも恵まれたこと、8日には岡谷市観光土産品展示販売会の同時開催による相乗効果もあり、2日間で過去最多となります5,164人の来場者がありました。 各ブースとも大変にぎわう中で市内企業の受注開拓を支援したほか、岡谷市の基幹産業である製造業の高度な技術力を広く情報発信しました。市内小中学生の子供たちも、授業や保護者、友達と訪れ、実際にものづくりを体験したり、技術者の実演を真剣な表情で見学をし、熱心に質問をするなど、ものづくりの楽しさを体感できるイベントとなりました。 また、地元の高校生は展示やマイコンカーラリーへの参加のほか、ものづくり教室の講師等としても関わっていただきました。次代を担う子供たちが一人でも多く岡谷のものづくりに携わってくれることを願っております。 2月10日から15日までの5日間、湊、川岸、長地の3支所を含む5会場で市政懇談会を開催いたしました。私から新年度予算の考え方や施策内容などをお話しし、市民の皆さんの生の声を聞かせていただいた貴重な機会となりました。いただいた御意見等は今後の市政運営の参考にしてまいりたいと考えております。 今定例会に市側から提出申し上げます案件は、令和元年度議案といたしまして、報告案件3件、人事案件3件、条例議案2件、単行議案1件、補正予算3件と、令和2年度議案といたしまして、条例議案5件、予算議案11件の合わせて28件であります。 令和2年度予算につきましては、創造と前進の年と位置づけ、編成作業を行ってまいりましたが、予算編成の方針及び大要につきましては、改めて所信の一端を述べさせていただきます。 議員各位には、それぞれの議案についてよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げまして、挨拶とさせていただきます。 どうかよろしくお願いいたします。---------------------------------------選挙管理委員会委員挨拶 ○議長(渡辺太郎議員) この際、12月12日に行われた岡谷市選挙管理委員会の委員の選挙において御当選されました中島弘雄委員小口啓子委員山田一彦委員小口喜視委員に登壇して御挨拶をお願いいたしたいと思います。 まず、中島弘雄委員、御挨拶をお願いいたします。     〔選挙管理委員会委員 中島弘雄君 登壇〕 ◎選挙管理委員会委員中島弘雄君) おはようございます。 昨年12月12日の市議会定例会におきまして選挙管理委員に選任いただきました委員長の中島弘雄でございます。 より多くの市民の皆さんに選挙に関心を持っていただけるよう、関係機関と協力して選挙啓発活動に取り組むとともに、公正な選挙の管理、執行に精いっぱい努めてまいります。各位におかれましては、一層の御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(渡辺太郎議員) 次に、小口啓子委員、御挨拶をお願いいたします。     〔選挙管理委員会委員 小口啓子君 登壇〕 ◎選挙管理委員会委員小口啓子君) おはようございます。 このたび選挙管理委員に選任いただきました小口啓子と申します。委員長職務代理を務めさせていただきますが、委員の皆様とともにその職責を果たしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(渡辺太郎議員) 次に、山田一彦委員、御挨拶をお願いいたします。     〔選挙管理委員会委員 山田一彦君 登壇〕
    選挙管理委員会委員山田一彦君) おはようございます。 このたび選挙管理委員に選任されました山田一彦と申します。委員としての自覚を持ち、誠心誠意務めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(渡辺太郎議員) 次に、小口喜視委員、御挨拶をお願いいたします。     〔選挙管理委員会委員 小口喜視君 登壇〕 ◎選挙管理委員会委員小口喜視君) おはようございます。 選挙管理委員に選任していただきました小口喜視です。委員としての責務を果たせるよう精いっぱい務めてまいりますので、よろしくお願いいたします。(拍手)--------------------------------------- △報告第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第4 報告第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度岡谷一般会計補正予算(第8号))を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 藤澤総務部長。     〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕 ◎総務部長(藤澤正君) おはようございます。 報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、専決第7号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第8号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、ふるさと納税の寄附者の増加に伴う返礼品などの経費を追加いたしたもので、地方自治法第179条第1項の規定により、令和元年12月27日付で専決処分を行ったものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 2款総務費1項6目企画費11節需用費から14節使用料及び賃借料までの合わせて1,950万円は、ふるさと納税の寄附者の増に伴う返礼品等の経費について、予算に不足が生じる見込みとなったことから、必要な経費をそれぞれ追加いたしたものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 20款繰越金1項1目繰越金1,950万円は、財源を繰越金といたしたものであります。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1表歳入歳出予算補正1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によってお示ししてあります。 1ページへお戻りください。 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第8号)第1条で、歳入歳出それぞれ1,950万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ202億2,303万円といたしたものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で報告第1号の説明を終わりますが、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) お諮りいたします。ただいま説明のありました報告第1号については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより報告第1号を採決いたします。 お諮りいたします。本件は報告のとおり承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は報告のとおり承認されました。--------------------------------------- △報告第2号及び報告第3号の上程、説明、質疑 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第5 報告第2号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)及び日程第6 報告第3号 専決処分の報告について(令和元年度岡谷一般会計補正予算(第9号))の2件について一括説明を求めます。 藤岡産業振興部長。     〔産業振興部長 藤岡明彦君 登壇〕 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) おはようございます。 それでは、報告第2号 専決処分の報告について、専決第1号 和解及び損害賠償の額の決定について御説明申し上げます。 この内容は、市の職員が公用車を駐車する際、駐車中の車両に接触したことにより、相手方の車両が損傷し損害を与えたことによります和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項及び市長専決処分指定事項第1項の規定により令和2年1月16日に専決処分を行ったものであります。 それでは、和解の内容を御覧ください。 事故の概要でありますが、令和元年11月18日午前10時45分頃、市の職員が岡谷市中央町一丁目イルフプラザ駐車場内において後退により公用車を駐車しようとした際、後方確認を怠ったことにより、左後方に駐車中の車両の左後部に接触し、損害を与えたものであります。 この事故につきましては、相手方であります車両の所有者と示談交渉を行い、市が相手方に損害賠償金7万5,405円を支払うことで令和2年1月16日に示談が成立いたしました。 職員に対しましては、日頃から公用車両の安全運転の励行について徹底を図っているところでありますが、今後もより一層意を配してまいります。 以上で説明を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) 次に、藤澤総務部長。     〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕 ◎総務部長(藤澤正君) 報告第3号 専決処分の報告について、専決第2号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第9号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、ただいま報告第2号で御説明申し上げました損害賠償金につきまして、地方自治法第180条第1項の規定により、令和2年1月16日付で専決処分を行ったものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 7款商工費1項2目商工業振興費22節補償補填及び賠償金7万6,000円は、相手方への損害賠償金を計上いたしたものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 21款諸収入4項2目雑入7万6,000円は、賠償金が自動車損害共済保険金として収入となるものであります。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1表歳入歳出予算補正1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によってお示ししてあります。 1ページへお戻りください。 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第9号)第1条で、歳入歳出それぞれ7万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ202億2,310万6,000円といたしたものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で報告第3号の説明を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 まず、報告第2号について、質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) 報告第2号については、これをもって終結いたします。 次に、報告第3号について、質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) 報告第3号については、これをもって終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。 次の議案第1号から議案第3号までの人事案件について全員協議会を開催いたしますので、直ちに全員協議会室へ御参集願います。 △休憩 午前9時47分 △再開 午前10時10分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第1号の上程、説明、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第7 議案第1号 岡谷市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 議案第1号 岡谷市固定資産評価審査委員会委員の選任について御提案申し上げます。 岡谷市固定資産評価審査委員会委員宮澤戴二氏は、3月9日をもって任期が満了となることから、新たに向山 宏氏を選任いたしたく、御同意を賜りますようお願いを申し上げるものでございます。 向山氏の略歴はお手元に差し上げてございますので、説明は省略させていただきますが、向山氏は豊富な識見を有し、常に公正な立場で固定資産評価の評価等に関する納税者の不服を審査決定できる方であると同時に、信望も厚く、信任するに適任であると存じ、御提案いたすものでございます。 御同意賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第1号は同意されました。--------------------------------------- △議案第2号の上程、説明、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第8 議案第2号 岡谷市等公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 議案第2号 岡谷市等公平委員会委員の選任について御提案申し上げます。 岡谷市等公平委員会の委員、木下敏彦氏は、3月31日をもって任期が満了となることから、新たに宮坂大吾氏を選任いたしたく、御同意賜りますようお願い申し上げるものであります。 宮坂氏の略歴はお手元に差し上げてございますので、説明は省略させていただきますが、宮坂氏は人格高潔にして行政に深い理解と識見を持ち、公平委員として選任するに適任であると存じ、御提案をいたすものであります。 御同意賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号は同意されました。--------------------------------------- △議案第3号の上程、説明、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第9 議案第3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 議案第3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて御提案申し上げます。 人権擁護委員の林 幸夫氏は、令和2年6月30日をもって任期満了となりますが、再任いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により市議会の意見を聴いて法務大臣に対し候補者を推薦いたすものであります。 林氏の略歴はお手元に差し上げてございますので、説明は省略させていただきますが、平成26年4月から人権擁護委員として御活躍をいただいており、豊富な識見と円満なお人柄は人権問題の相談相手として適任であると存じ、推薦の御提案を申し上げるものでございます。 御同意賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第3号は同意されました。--------------------------------------- △議案第4号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第10 議案第4号 岡谷市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 藤澤総務部長。     〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕 ◎総務部長(藤澤正君) 議案第4号 岡谷市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 改正の理由は、裏面にありますように、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律の公布、施行に伴い、改正いたしたいものであります。 改正の概要について御説明申し上げます。 今回の改正は、情報通信技術を活用し、行政手続等の利便性の向上や行政運営の簡素化、効率化の観点から、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律が改正され、法律の題名が「情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律」に改められるとともに、行政手続のオンライン化のための必要な改正が行われ、電子申請等について規定する法第3条が法第6条へ繰り下げられたことから、所要の改正を行うものであります。 それでは、改正の内容について御説明いたします。 第6条第2項は書面審理に係る弁明書の提出について規定したもので、引用する法律の題名及び引用条文の条ずれについて改めるものであります。 次に、附則でありますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第4号は、総務委員会に付託いたします。--------------------------------------- △議案第5号及び議案第6号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第11 議案第5号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例及び日程第12 議案第6号 市道路線の認定についての2件を一括議題といたします。 提出者の説明を求めます。 山岡建設水道部長。     〔建設水道部長 山岡泰一郎君 登壇〕 ◎建設水道部長山岡泰一郎君) 議案第5号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 改正の理由につきましては、裏面にありますように、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律等の公布、施行に伴い改正いたしたいものであります。 初めに、改正の概要について御説明申し上げます。 パリ協定に基づく温室効果ガス排出量の削減目標の達成に向けて、住宅、建築物の省エネルギー対策の強化が喫緊の課題となっており、住宅、建築物の規模、用途ごとの特性に応じた実効性の高い対策を講じるため、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律等が改正され、建築物エネルギー消費性能向上計画の認定対象に複数の建築物の連携による取り組み及び住宅における省エネ計算の簡易な評価として省エネ性能への影響が軽微な廊下、エントランス等の共用部分を審査対象床面積から除く方法、建物の形を簡易な形態にモデル化し計算を行う方法が追加されたことに伴い、新たな認定事務の手数料を徴収するため、所要の改正を行うものであります。 それでは、改正の内容について御説明いたします。 別表第5は低炭素建築物の認定申請に係る手数料を規定したもので、表及び備考に規定する住宅の共用部分の審査対象から省エネ性能への影響が軽微な廊下等の共用部分を除く規定を加えるとともに、用語の整備など所要の改正を行うものであります。 別表第6は、建築物エネルギー消費性能の認定申請に係る手数料について規定したもので、表中に規定する戸建て住宅及び共同住宅の認定について、新たに簡易な形態にモデル化し計算を行う認定手数料の規定を加えるとともに、備考の規定に複数の建築物の連携による取り組みに係る認定及び省エネ性能への影響が軽微な廊下等の共用部分を除くことについて規定を加えるなど、所要の改正を行うものであります。 なお、新たに規定いたします手数料の金額については、県と手数料に差異が生じないように、長野県手数料徴収条例の改正に準じ、同額としております。 次に、附則でありますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第6号 市道路線の認定について御説明申し上げます。 お手元の議案第6号資料、路線認定位置図を御覧ください。 市道岡谷780号線でございますが、民間による銀座二丁目の宅地造成事業、これは9区画になりますが、これにより区域内に新設された路線を市道認定するものであります。 市道岡谷780号線は、市道岡谷407号線を起点とし、市道岡谷426号線を終点とする延長が約101m、平均的な幅員が5.2mの路線で、道路法第8条第2項の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。 以上で議案第6号の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 まず、議案第5号について、質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、議案第6号について、質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第5号及び議案第6号は、産業建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △議案第7号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第13 議案第7号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 藤澤総務部長。     〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕 ◎総務部長(藤澤正君) 議案第7号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第10号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、職員の退職手当、指定寄附金積立金、市役所庁舎をはじめといたしました公共施設の防火設備修繕工事等を追加するほか、国の補正予算により国庫補助金が採択される見込みであることから、令和2年度に予定していた事業の前倒しに必要な経費を計上するもので、総額3億9,024万9,000円を追加いたすものであります。 初めに、16ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 2款総務費1項1目一般管理費3節退職手当等3,546万3,000円は、職員の退職手当を追加いたすものであります。 なお、32ページに給与費明細書がありますが、これは所定の書式に従いましてお示ししたものでありますので、御覧いただきたいと思います。 それでは、16ページにお戻りください。 2目庁舎管理費15節工事請負費1,300万円は、防火設備定期検査において不具合等が指摘された防火設備の改修に必要な工事請負費を追加いたすものであります。 10目財産管理費25節積立金1億129万2,000円は、指定寄附金といたしまして、育英基金へ4件の25万円、社会福祉施設整備基金へ3件の17万円、消防施設整備基金へ1件の5万円、工業技術振興基金へ2件の5万円、ふるさとまちづくり基金へ1,407件の1億67万2,000円、病院施設整備基金へ1件の10万円を積み立てるものであります。 各基金の補正後の年度末残高の見込額を申し上げます。 育英基金、約4億5,050万円、社会福祉施設整備基金、約1億1,970万円、消防施設整備基金、約60万円、工業技術振興基金、約6,150万円、ふるさとまちづくり基金、約10億3,790万円、病院施設整備基金、約1,570万円となるものであります。 おめくりをいただきまして、18ページを御覧ください。 3款民生費1項1目社会福祉総務費15節工事請負費920万円は、岡谷健康福祉施設ロマネットの給配水バルブ等に不具合が生じていることから、改修に必要な工事請負費を追加いたすものであります。 おめくりをいただきまして、20ページを御覧ください。 4款衛生費1項1目保健衛生総務費15節工事請負費250万円は、保健センターに設置している非常照明灯などにおいて不具合等が生じていることから、改修に必要な工事請負費を計上いたすものであります。 おめくりをいただきまして、22ページを御覧ください。 6款農林水産業費1項4目農地費13節委託料2,502万5,000円及び19節負担金補助及び交付金12万5,000円は、長野県より指定されます防災重点ため池の耐震性点検調査について、国の補正予算により国庫補助金が採択される見込みであることから、令和2年度に予定していた業務を前倒しして実施するために必要な経費を計上いたすものであります。 おめくりをいただきまして、24ページを御覧ください。 10款教育費2項1目小学校費の学校管理費11節需用費1,013万4,000円は、防火設備定期検査において不具合等が指摘された防火設備の修繕に必要な経費を追加いたすものであります。 15節工事請負費2,000万円は、川岸小学校トイレ洋式化更新工事において、国の補正予算により学校施設環境改善交付金に採択される見込みであることから、令和2年度に予定していた工事を前倒しして実施するために必要な経費を計上いたすものであります。 おめくりをいただきまして、26ページを御覧ください。 10款教育費3項1目中学校費の学校管理費11節需用費409万4,000円は、防火設備定期検査において不具合等が指摘された防火設備の修繕に必要な経費を追加いたすものであります。 12節役務費から15節工事請負費までの合わせて1億5,545万5,000円は、岡谷東部中学校管理教室棟長寿命化大規模改修事業において、国の補正予算により学校施設環境改善交付金に採択される見込みであることから、令和2年度に予定していた工事を前倒しして実施するために必要な経費を計上いたすものであります。 18節備品購入費49万3,000円は、岡谷西部中学校、岡谷北部中学校、岡谷南部中学校の特別支援学級への入級制度の増加に伴い、令和2年度から特別支援学級の増設が見込まれることから、必要な備品購入費を追加いたすものであります。 おめくりをいただきまして、28ページを御覧ください。 4項6目図書館費11節需用費206万8,000円は、市立岡谷図書館に設置されている暖房用燃料地下タンクにおいて燃料流出防止対策修繕工事を実施するために必要な修繕料を追加いたすものであります。 7目文化財保護費15節工事請負費900万円は、国の登録有形文化財である旧山一林組製糸事務所において、建物にある窓枠の老朽化が進み、ガラスの落下や窓枠が故障するおそれがあることから、改修に必要な工事請負費を計上いたすものであります。 おめくりをいただきまして、30ページを御覧ください。 5項2目体育施設費11節需用費240万円は、防火設備定期検査において不具合等が指摘された防火設備の修繕に必要な経費を追加いたすものであります。 以上で歳出を終わりまして、8ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 15款国庫支出金2項4目農林水産業費国庫補助金2節農地費国庫補助金2,500万円は、防災重点ため池耐震性点検調査業務に対します国庫補助金であります。 6目教育費国庫補助金8節公立学校施設整備費国庫補助金4,330万円は、川岸小学校トイレ洋式化更新工事及び岡谷東部中学校管理教室棟長寿命化大規模改修事業に対します国庫補助金であります。 18款寄附金1項1目総務費寄附金1節指定寄附金1億129万2,000円は、9ページから13ページの説明欄に記載の方々から御寄附をいただいたものであります。 19款繰入金1項1目水道会計繰入金から3目病院会計繰入金までの合わせて3,694万9,000円は、いずれも退職手当の会計間負担金として各企業会計から収入となる繰入金であります。 20款繰越金1項1目繰越金5,230万8,000円は、財源を繰越金で調整いたすものであります。 22款市債1項5目教育債1億3,140万円は、川岸小学校トイレ洋式化更新工事及び岡谷東部中学校管理教室棟長寿命化大規模改修事業に対します市債を追加いたすものであります。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1表歳入歳出予算補正1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によって調製してあります。 おめくりいただきまして、4ページを御覧ください。 第2表繰越明許費補正でございますが、6款農林水産業費2項林業費の林道横河山線観音橋架替事業は、架線利用者との協議により、年度内の竣工が困難なため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 次にあります8款土木費2項道路橋梁費の長地135号線改良事業は、交差点改良に当たり、交通への影響を考慮して工期を延長する必要が生じたことから、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 このほかの事業につきましては、先ほど事項別明細書で御説明申し上げました事業でございまして、年度内の竣工が困難なため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 5ページを御覧ください。 第3表債務負担行為補正は、岡谷東部中学校管理教室棟長寿命化大規模改修事業において、令和3年度までの事業期間を予定していることから、令和3年度を期間とする限度額8億2,055万円の債務負担行為を追加いたすものであります。 第4表地方債補正は、先ほど事項別明細書で御説明申し上げました学校整備事業債を変更いたすものであり、所定の書式によってお示ししたものであります。 1ページへお戻りください。 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第10号)第1条で歳入歳出それぞれ3億9,024万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ206億1,335万5,000円といたすものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第7号は、お手元に配付してあります議案付託表のとおりそれぞれ所管の委員会に付託いたします。--------------------------------------- △議案第8号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第14 議案第8号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 百瀬市民環境部長。     〔市民環境部長 百瀬邦彦君 登壇〕 ◎市民環境部長(百瀬邦彦君) 議案第8号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、平成30年度に概算で交付されました保険給付費等交付金の精算による返還に伴う諸支出金の追加を行うもので、総額3,596万6,000円を追加いたすものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 第5款諸支出金1項3目一般償還金23節償還金利子及び割引料3,559万円及び4目退職者償還金23節償還金利子及び割引料37万6,000円は、概算で交付されました平成30年度の保険給付費等交付金が精算により超過交付となったため、超過交付分の返還金を追加いたすものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 第5款諸収入2項5目雑入2節雑入3,524万2,000円は、平成30年度に概算で交付されました保険給付費等交付金の精算に対応する長野県国民健康保険団体連合会からの返納金であります。 第7款繰越金1項1目繰越金72万4,000円は、財源を繰越金で調整いたすものであります。 それでは、2ページへお戻りください。 第1表歳入歳出予算補正1歳入及び次ページの2歳出は、それぞれ所定の書式によってお示ししてあります。 1ページへお戻りください。 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)。 第1条で、歳入歳出それぞれ3,596万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ46億2,603万7,000円といたすものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第8号は、社会委員会に付託いたします。--------------------------------------- △議案第9号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第15 議案第9号 令和元年度岡谷病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 酒井事務部長。     〔事務部長 酒井吉之君 登壇〕 ◎事務部長(酒井吉之君) 議案第9号 令和元年度岡谷病院事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、患者数の増に伴い不足する薬品費を追加いたすとともに、令和2年度に更新を予定しておりますエックス線循環器診断装置及び腹腔鏡手術装置について前倒して購入するための経費を追加いたすものであります。 まず、エックス線循環器診断装置は、主に循環器内科で行う心臓カテーテルやステント術、ペースメーカーの挿入などの手術に使用する機器であります。 次に、腹腔鏡手術装置は、開腹手術に比べて患者への負担が少ない内視鏡下によります食道、胃、直腸、胆のう、虫垂、イレウス、ヘルニアなどの外科手術に使用する機器であります。 これらの医療機器については、それぞれ更新時期を迎えており、今後不具合が発生する可能性や納期に数か月を要することなどを勘案し、ここで購入いたしたいものであります。 それでは、3ページを御覧ください。 補正予算実施計画のうち、最初に収益的収入及び支出の支出から御説明いたします。 第1款病院事業費用1項2目材料費は、抗悪性腫瘍薬や骨粗鬆症注射薬などの使用量の増に伴い、薬品費に不足が見込まれることから、3,800万円を追加いたすものであります。 次に、収入について御説明いたします。 第1款病院事業収益1項2目外来収益3,800万円は、外科及び整形外科において外来患者数の増が見込めることから外来収益を追加いたすものであります。 続きまして、資本的収入及び支出の支出から御説明いたします。 第1款資本的支出1項2目器械備品費は、エックス線循環器診断装置及び腹腔鏡手術装置の購入費として1億2,500万円を追加いたすものであります。 次に、収入について御説明いたします。 第1款資本的収入1項1目企業債1億2,500万円は、器械備品費の財源として企業債を追加いたすものであります。 それでは、1ページにお戻りください。 令和元年度岡谷病院事業会計補正予算(第2号)。 第2条は業務の予定量を記載したもので、(4)主要な建設改良事業の医療機械器具整備事業に1億2,500万円を追加し、1億9,371万円といたすものであります。 第3条は先ほど補正予算実施計画で御説明いたしました収益的収入及び支出の内容を、第4条は資本的収入及び支出の内容を款項の単位でそれぞれまとめたものであります。 2ページを御覧ください。 第5条の企業債の補正は、医療機械器具整備事業の財源として企業債1億2,500万円を追加し、限度額を1億8,500万円に改めるものであります。 第6条のたな卸し資産の購入限度額の補正は、3,800万円を追加し、12億7,800万円に改めるものであります。 第7条の重要な資産の取得の補正は、予定価格が2,000万円以上の資産の取得としてエックス線循環器診断装置を追加いたすものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第9号は、社会委員会に付託いたします。 ただいま付託となりました各議案の委員会審査を願うため、この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時46分 △再開 午後3時20分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第4号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第10 議案第4号 岡谷市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例を再度議題といたします。 本案は総務委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 総務委員長。     〔総務委員長 今井康善議員 登壇〕 ◆総務委員長(今井康善議員) 12番 今井康善です。 総務委員会に審査付託されました議案第4号 岡谷市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第4号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第5号及び議案第6号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第11 議案第5号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例及び日程第12 議案第6号 市道路線の認定についての2件を再度一括議題といたします。 この2件は産業建設委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 産業建設委員長。     〔産業建設委員長 今井義信議員 登壇〕 ◆産業建設委員長(今井義信議員) 8番 今井義信です。 産業建設委員会に審査付託されました議案第5号及び議案第6号の2件について、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 議案第5号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例について、委員より、概念の理解として、パリ協定を踏まえ、地球温暖化防止に貢献する住宅、建築物については、手数料などを下げ、建築物のエネルギー消費性能の向上がより進むようにとの趣旨に基づいた条例改正という理解でよいかとの質疑があり、そのようなパリ協定といった背景があり、省エネ性能が高まる住宅等に対して認定制度を設けたということが法の趣旨であり、今回の改正内容の主なものとしては、一部建物の評価の仕方において、今まで面積に算定としてカウントされていたものが少し除かれて計算されるなど、簡易な方法になったことが挙げられるとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第6号 市道路線の認定については、現地視察も行う中、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ただいまの委員長報告に対し、まず、議案第5号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第5号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号 市道路線の認定について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第6号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第7号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第13 議案第7号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第10号)を再度議題といたします。 本案は、総務、社会、産業建設の各委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 総務、社会、産業建設の順でお願いいたします。 まず、総務委員長。     〔総務委員長 今井康善議員 登壇〕 ◆総務委員長(今井康善議員) 12番 今井康善です。 議案第7号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第10号)中、総務委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 3歳出10款教育費2項1目教育管理費について、委員より、川岸小学校以外の学校トイレ洋式化の予定について質疑があり、川岸小学校のトイレの洋式化は令和2年度での改修を予定していたが、今回、国の補正予算に伴い前倒しとなり、事業の施行は令和2年度を中心に行っていく。そのほかの小中学校については新年度議案の実施計画に位置づけをしており、長地小学校、南部中学校での改修を計画しているとのことでありました。 さらに委員より、川岸小学校のトイレ改修の工事期間について質疑があり、子供たちが生活している学校現場であることから、できるだけ夏休みに集中的に工事を行い、年内をめどに進めてまいりたいとのことでありました。 また、2歳入18款寄附金1項1目総務費寄附金について、委員より、ふるさと納税の返礼品の額の見込みについて質疑があり、寄附金は約1億6,000万円を見込んでいるが、そのうち返礼品は約5,100万円を見込んでいるとのことであります。さらに委員より、岡谷市が他市町村へふるさと納税をしている影響額について質疑があり、確定申告をして明らかになるため、現時点では予想がつかないとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第7号中、総務委員会に審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) 次に、社会委員長。     〔社会委員長 小松 壮議員 登壇〕 ◆社会委員長(小松壮議員) 14番 小松 壮です。 議案第7号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第10号)中、社会委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 まず、3歳出3款民生費1項1目社会福祉総務費について、委員より、財源が一般財源となっているが、交付金などによる国や県からの支援はないのかとの質疑があり、市側より、国や県からの財政支援はないとの答弁がされました。 また、委員より、今回の修繕工事は国等の義務づけにより実施するものかとの質疑があり、市側より、排煙窓については、窓を閉める機構に不具合が生じているため修繕を行うものであるほか、給配水バルブについては、老朽化に伴う修繕であるとの答弁がされました。 以上、審査の結果、議案第7号中、社会委員会に審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) 次に、産業建設委員長。     〔産業建設委員長 今井義信議員 登壇〕 ◆産業建設委員長(今井義信議員) 8番 今井義信です。 議案第7号 令和元年度岡谷一般会計補正予算(第10号)中、産業建設委員会に審査付託された部分について、審査における主な経過及び結果を御報告いたします。 まず、3歳出6款農林水産業費について、委員より、今回の補正により6か所のため池について耐震性のボーリングと地質の調査をするとのことだが、その結果によっては次年度予算で対応していくということになっていくのかとの質疑があり、調査の結果を踏まえて改修計画を立てていくことになり、必要であれば令和3年度以降の改修等が考えられるとのことでありました。 また、委員より、防災重点ため池として指定された6か所の選定の基準について質疑があり、長地の半ノ木沢、常現寺は、下流域に国道20号バイパスや県道があり、川岸の明王、蟹沢下、除ヶ入、西除ヶ入は、下流域に中学校、保育園、県道があることなどが要件に該当し、防災重点ため池に選定されたとのことでありました。 さらに、委員より、ため池そのものは市内に15か所ほどあり、平成23年頃にも全体調査がされていると思うが、今回の6か所以外のものは比較的安全であると考えてよいかとの質疑があり、平成23年の東日本大震災後の一斉点検以降、必要に応じて計画的に改修等をしてきているが、基準が大きく見直されたことで、今回の6か所のように比較的小さなため池でも、下流域の状況により調査が必要になってきている。また、防災重点ため池の見直しがされたことに併せ、ため池に関する法律も新たに制定されており、所有者及び管理者による管理責任等について記載されている。6か所以外についても、より安全なものになるよう引き続き管理していく中で必要な補修等の対応をしていきたいとのことでありました。 次に、第2表繰越明許費補正中について、委員より、8款土木費長地135号線改良事業における主な構造物について質疑があり、道路拡幅部分に約3mのL型よう壁の設置と両側側溝が主なものであるとのことでありました。 以上、審査の結果、審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ただいまの各委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第7号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第8号及び議案第9号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第14 議案第8号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)及び日程第15 議案第9号 令和元年度岡谷病院事業会計補正予算(第2号)の2件を一括して再度議題といたします。 この2件は、社会委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。     〔社会委員長 小松 壮議員 登壇〕 ◆社会委員長(小松壮議員) 14番 小松 壮です。 社会委員会に審査付託された議案第8号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第9号 令和元年度岡谷病院事業会計補正予算(第2号)につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 委員より、収益的収入及び支出における外来収益の考え方について質疑があり、市側より、12月末現在における今年度の決算見込み等から勘案した額を財源として見込むものであり、今後の状況により増減する可能性もあるとの答弁がされました。 また、委員より、エックス線循環器診断装置や腹腔鏡手術装置の更新は、法定耐用年数や使用回数に関する規制など法の規定に基づき実施するものかとの質疑があり、市側より、法的な規制によるものではない。今回更新を行う機器は、購入後10年が経過しているため計画的な更新の一環として実施するものであるとの答弁がされました。 また、委員より、更新によるメリットについて質疑があり、市側より、機能性や操作性の向上に伴い、診断精度がさらに向上するほか、患者さんの負担軽減にもつながる点がメリットであるとの答弁がされました。 また、委員より、機器更新に当たり、現場の意見を大事にすることが一番重要だと思うが、どのように考えるかとの質疑があり、市側より、医師や医療技術員等へのヒアリングを通じて現場の声をしっかり把握した上で更新計画を立案するなど、丁寧かつ慎重な対応を行っている。機器更新は医師のモチベーションを向上させる。それがより良い医療サービスの提供につながるものであるとの答弁がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(渡辺太郎議員) ただいまの委員長報告に対し、まず、議案第8号 令和元年度岡谷国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第8号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕
    ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号 令和元年度岡谷病院事業会計補正予算(第2号)について、質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第9号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午後3時40分 △再開 午後3時50分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第10号~議案第25号の一括上程、説明 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第16 議案第10号 岡谷市監査委員に関する条例等の一部を改正する条例から日程第31 議案第25号 令和2年度岡谷市病院事業会計予算までの令和2年度関係議案を一括議題といたします。 市長から令和2年度予算編成の大要について説明を求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 令和2年度の岡谷市当初予算案並びに関係議案を議会に提出し御審議をいただくに当たり、予算編成の方針及び大要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いするものでございます。 令和2年度は、第5次岡谷市総合計画の2年目として、これまでの取組を基盤として必要な改革を行い、本市のさらなる発展のために持続的な成長を実現しなければならないことから、計画に基づく政策や施策、事業を効果的に推進し、基本目標の達成と、将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けて、より一層積極的に取り組む必要があります。 また、人口減少・少子高齢化の克服に向けた地方創生の取組や公共施設等の最適化の推進など、先送りすることのできない課題に適切かつ柔軟に対応しながら、中長期的な視点に立ち、岡谷に住み、働き、学び、訪れる全ての人に活躍の場や生きがいがあり、また、生活に彩りと潤い、楽しみがあって、幸せを実感でき、このまちに住み続けたい、住んでみたいと思える満足度の高い岡谷市を創り上げていかなければなりません。 こうしたことから、令和2年度は「創造と前進の年」と位置づけ、岡谷市の未来を展望し、将来のまちに多くの夢と希望を描くことができる確かなまちづくりを力強く進めるため、各種施策、事業に全力で取り組んでまいる所存であります。 令和2年度の我が国の経済情勢は、内閣府が公表した令和2年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度によりますと、「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」を円滑かつ着実に実施するなど各種の政策効果も相まって、雇用、所得環境の改善が続き、経済の好循環が進展する中で、内需を中心とした景気回復が見込まれるとしております。 政府は、「経済再生なくして財政健全化なし」の基本方針の下、デフレ脱却・経済再生と財政健全化に一体的に取り組み、2020年頃の名目GDP600兆円経済と2025年度の財政健全化目標の達成を目指すこととしております。 また、潜在成長率の引き上げによる成長力の強化を目指し、ソサエティ5.0時代に向けた人材・技術などへの投資やイノベーションを喚起し、生産性の飛躍的向上に取り組むこととしております。 このような見通しに基づく令和2年度予算編成の基本方針では、希望出生率1.8、介護離職ゼロ、人づくり革命及び働き方改革のための対策を推進しつつ、就職氷河期世代の人々の社会への参画機会を拡大していくとともに、全世代型社会保障の構築に向け、社会保障全般にわたる持続可能な改革を進めるとしております。 加えて、自然災害からの復興や国土強靭化、観光・農林水産業をはじめとした地方創生、地球温暖化などSDGsへの対応を含むグローバル経済社会との連携など重要課題への取組を行うとしております。 こうした方針に基づく国の令和2年度当初予算案は、一般会計の歳出総額を過去最大となる102兆6,580億円としており、前年度に引き続き100兆円を超える予算規模となっております。 また、総務省が公表した令和2年度地方財政対策によりますと、地方においては、景気回復に伴う地方税の増収が見込まれる中、地方交付税について、前年度を約4,073億円上回る16兆5,882億円を確保するほか、幼児教育・保育の無償化や会計年度任用職員制度への対応に係る財源を確保するなど、安定的な財政運営を図ることができるよう、一般財源総額については、前年度を約7,246億円上回る63兆4,318億円を確保することとしております。 地方創生に対しましては、地方が自主性・主体性を最大限に発揮して地方創生に取り組み、地域の実情に応じたきめ細やかな施策を展開することができるよう、引き続き、まち・ひと・しごと創生事業費として、歳出に1兆円を計上しております。 このほか、防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策と連携しつつ実施する防災インフラの整備を推進するため緊急自然災害防止対策事業費として3,000億円、公共施設等の老朽化対策をはじめ適正管理を推進するため公共施設等適正管理推進事業費として4,800億円を計上するなど、地方が行う取組に対し一定の財政措置がされたものとなっております。 この考え方に基づく地方財政計画の規模は、前年度比1.3%増の90兆7,400億円程度、公債費などを除く地方一般歳出につきましては、前年度比2.3%増の75兆8,500億円程度が見込まれております。 このような状況を踏まえ、岡谷市におきましては、緩やかな回復基調が続く景気情勢を背景に、企業の積極的な設備投資が見られたことや、新築家屋の増により固定資産税の増収を見込んでいるほか、個人市民税につきましては、給与所得、納税義務者数が堅調に推移していることから今年度と同程度の税収を見込んでいるものの、税制改正等の影響による法人市民税の減により、市税全体では減収を見込まざるを得ない状況であり、厳しい財政状況を認識しつつ、大きな課題である人口減少・少子高齢化に適切かつ柔軟に対応するため、効果的に施策を展開する必要があります。 また、一般会計の財政推計では、長年取り組んでまいりました行財政改革により一定の成果が認められるものの、人口減少が続く状況から、市税をはじめとする歳入の減や、歳出においては高齢化の進展による介護や医療等への繰出金の増などを見込んでいる中、引き続き、産業振興や子育て支援、市民の安全・安心を確保するための施策と、健全財政の堅持に向けた取組とのバランスを図りつつ後年度の財政需要に配慮した安定的な行財政運営に努めなければなりません。 こうしたことから、岡谷市行財政改革プログラムに基づく取組として、公共施設等の計画的な修繕や長寿命化、類似施設の統合などによる最適化に向けて具体的な検討を進めるほか、歳入確保と歳出削減、人材育成と意識改革など、たゆまぬ行財政改革に取り組み、人口規模や財政規模と調和した時代にふさわしいまちづくりを進めてまいります。 このたび上程いたします令和2年度当初予算案は、第5次岡谷市総合計画に掲げる将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向け、「ともに支えあい、健やかに暮らせるまち」「未来の担い手を育み、生涯を通じて学ぶまち」「人が集い、にぎわいと活力あふれるまち」「安全・安心で、自然環境と共生するまち」「快適な生活を支え、住み続けたいまち」「みんなでつくる、確かな未来を拓くまち」の6つのまちづくりの基本目標を基調とするほか、限られた財源を喫緊の政策課題に重点配分し、より効果的な施策展開を図るため、「未来の担い手育成」「地域の元気創造」「暮らし満足度向上」の3つを重点施策に掲げ、必要な施策、事業に財源を集中した、「未来へ前進 元気創造予算」として編成いたしました。 次に、予算編成の重点施策の考え方について説明申し上げます。 初めに、未来の担い手育成につきましては、出生数が減少する中、安心して子供を産み育てることができる環境を整えるなど、子育て支援施策の充実を図り、若い世代や子育て世代が住み続けたい、住んでみたいと思えるまちづくりに取り組んでまいります。 また、岡谷市教育大綱に基づき、確かな学力の定着や、豊かな心と健やかな体の育成を図るなど、魅力ある教育環境づくりに取り組み、将来に向かって大きな夢と希望の持てる子供たちを育むために積極的に投資してまいります。 次に、地域の元気創造につきましては、将来的な移住につながる交流人口、関係人口の創出、拡大に積極的に取り組むとともに、本市の強みであります産業集積のより一層の維持・発展により、働く場所を確保し、「仕事があって楽しいがある」を合い言葉に、UIJターン就職や移住・定住を促進してまいります。 また、ものづくり基盤整備のほか、ものづくりのまち岡谷を担う人材の育成・確保や企業競争力の強化を図り、基幹産業であります製造業のさらなる発展に努めてまいります。 次に、暮らし満足度向上につきましては、昨年10月にスタートいたしました岡谷市商業活性化計画に基づく施策展開により、市民生活に彩りと潤い、楽しみを与え、まちに豊かさをもたらす商業、サービス業の振興に取り組んでまいります。 また、高齢者も若者も、障害や難病のある人もない人も、全ての市民の皆様が持てる能力や知識、経験を十分生かし、活躍できるまちづくりに取り組んでまいります。 このほか、市民の皆様にとって身近な生活道路の整備につきましては、引き続き財源を重点的に配分し取り組んでまいります。 これらの重点施策に基づく令和2年度の一般会計当初予算額は、総額202億3,000万円、前年度比では6億1,000万円、3.1%の増といたしました。 また、一般会計、特別会計の合計では、総額259億8,300万円、前年度比では5億2,440万円、2.1%の増といたしました。 一般会計歳入の主な事項でございますが、市税につきましては、令和元年度決算見込額を基に68億3,500万円、前年度比では1億700万円、1.5%の減を見込んでおります。 地方交付税につきましては、令和元年度決算見込額や地方財政計画などを基に40億8,200万円、前年度比では1億9,200万円、4.9%の増を見込んでおります。 また、一般会計歳出のうち、事業費の増減が大きいものといたしましては、民生費では、発達支援施設を併設します新西堀保育園整備費や障害者自立支援等給付費、障害児通所給付費の増などにより、前年度比4億3,113万7,000円、6.2%増の74億739万3,000円、衛生費では、岡谷市民病院における最新医療機器の更新に伴う病院事業会計負担金の増などにより、前年度比1億3,036万4,000円、8.5%増の16億6,798万円、商工費では、岡谷市文化会館改修工事費の増のほか、商業等振興補助金の拡充、また、SUWAブランドの知名度向上と、ものづくり人材の育成のための新たなプロジェクトに要する経費を計上したことなどにより、前年度比6,261万2,000円、3.2%増の20億2,543万6,000円、消防費では、消防団車両整備費、諏訪広域消防負担金の増などにより、前年度比1億5,607万3,000円、26.5%増の7億4,399万9,000円、教育費では、小学校教科書改訂に伴う増のほか、就学援助費及び小学校における外国語指導助手の拡充を図ったことなどにより、前年度比3,259万7,000円、2.1%増の15億8,890万3,000円としております。 次に、企業会計につきましては、水道事業、下水道事業、病院事業の3つの企業会計の収益的支出及び資本的支出の合計は132億1,360万円で、前年度比8億6,487万4,000円、7.0%の増といたしました。 それでは、基調に沿って令和2年度当初予算案の大要を順次説明してまいります。 初めに、基本目標「ともに支えあい、健やかに暮らせるまち」について説明申し上げます。 まず、結婚に対する支援といたしまして、結婚を望む方に対し出会いの場を提供する、恋つむぐ岡谷 出会いの場創出事業として、岡谷市社会福祉協議会、諏訪湖勤労者福祉サービスセンターとの連携による婚活イベント、また、結婚に向けた自分磨きを支援するブラッシュアップセミナーを行うほか、婚活バスツアーを併せて開催することで、より魅力的で参加しやすい事業として展開してまいります。 さらに、結婚に対する経済的な不安を解消するため、結婚に伴う住居費及び引っ越し費用を支援する、おかやでスタート 結婚新生活支援事業につきましては、対象となる年齢及び所得要件を拡大して取り組み、結婚のきっかけとなる男女の出会いの場の創出から、結婚、定住までトータル的にサポートしてまいります。 母子保健の充実といたしましては、妊婦の口腔衛生の向上を図るため、妊婦歯科健康診査事業を実施するほか、産後の初期段階における支援を強化するため、産後2週間及び産後1か月の産婦を対象に産婦健康診査事業を実施するとともに、産後ケア事業として、医療機関等への宿泊や通所におけるサービスに必要な経費を助成するなど、引き続き、妊娠から出産、乳幼児期までの切れ目ない包括的な支援を実施してまいります。 また、新たに実施いたします未来のげんきっず応援事業では、出産のお祝いとして、岡谷商工会議所による運用が開始されるオカヤペイ5,000ポイントを贈呈するほか、こどものくにの来館者、各種の子育て関連講座の参加者にポイントを付与することで、子育て世帯の経済的負担の軽減とオカヤペイの利用促進によるまちのにぎわい創出を図ってまいります。 さらに、同年齢の子供を持つ母親を対象に、母親同士の情報交換の場の提供と、専門職による親支援のアドバイスを行う子育てママのおしゃべりサロン事業を継続するほか、子育て支援館こどものくにの遊具を更新し、子育て環境の充実を図ってまいります。 地域とともに支える子育て支援の充実といたしましては、おかやコドモテラス こどもの居場所づくり設置促進モデル事業として、民間実施団体とのネットワーク強化に取り組むとともに、引き続き、食事や学びの場の提供、悩み相談など、一場所多役の子供の居場所づくりに取り組み、地域全体で子供を育てる風土の醸成と子供の健やかな成長を支援してまいります。 また、家庭児童に関する相談、情報提供、実情把握、調査指導などの体制強化を図るため、家庭児童相談員を1名増員して2名体制とし、きめ細やかな支援を行ってまいります。 子供の育成支援といたしましては、新西堀保育園・発達支援施設整備事業として、保育環境及び発達特性のある子供たちの支援体制の充実を図るため、本年12月の開園に向け着実に事業を推進するとともに、子供たちの声が響き渡り、地域に末永く愛され、誇りとなる保育園となるよう施設整備を進めてまいります。 また、保育園整備計画中期計画策定事業として、園児数の減少が見込まれる将来を見据えて、公立保育園の適正配置と魅力ある保育園づくりについて議論を深めてまいります。 このほか、継続実施いたします、ぼくもわたしもおかやっ子事業では、郷土食材のすばらしさを子供たちに伝承するとともに、食育の推進を図ってまいります。 子育て世帯への経済的支援では、中学3年生までの子供の医療費を支援する子ども医療費給付事業を継続するほか、幼児教育・保育の無償化に伴う副食費の減免について、国の免除制度を拡大し、第2子以上の児童を養育する世帯を対象として、第2子については50%、第3子以降については100%を減免する市独自の施策を実施してまいります。 また、小中学校における就学援助費につきましては、新たにキャンプや登山などの校外活動費に対する支援を行い、経済的負担のさらなる軽減に努めてまいります。 さらに、安心して子供を育てられる安定した住まいの提供を図るため、市営住宅において、子育て世帯等を対象とする優先入居制度を創設し、経済的負担の軽減を図るとともに、若年層の移住・定住を促進してまいります。 このほか、地方創生に向けた連携協定を結んでおります諏訪信用金庫との協働により、大学等進学資金の借入れに対する利子補給を継続し、官・金連携による子育て支援とUターンの促進に取り組んでまいります。 福祉の推進では、地域福祉の推進といたしまして、昨年4月に開設した成年後見支援センターを中心に成年後見制度の利用促進を図り、市民誰もが地域で安心して暮らせる環境を整えてまいります。 また、地域コミュニティ活動の拠点となります地域サポートセンターの一層の充実を図るため、各区をはじめとする関係団体との連携を深める中で、地域が抱える課題をともに解決していく体制の強化に取り組んでまいります。 高齢者福祉の推進といたしましては、高齢者の移動手段を確保するため、運転免許証自主返納者に対するシルキーバス回数券の交付を12枚から36枚に拡大するほか、75歳以上の市民及び運転免許証自主返納者を対象として、1回100円で乗車することができるシルバー回数券「おでかけパス」を新たに導入し、併せてシルキーバスの利用促進を図ってまいります。 また、認知症総合支援事業として、岡谷市認知症初期集中支援チームの活動をさらに推進するとともに、出張相談に取り組み、軽度認知障害の早期発見に努め、適切な支援へつなぐほか、新たにVR(バーチャル・リアリティ)を活用した認知症体験会を開催し、認知症に対する理解を深めることで、認知症のある方が可能な限り住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう取り組んでまいります。 さらに、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が自分らしい暮らしを続けることができるよう、切れ目のない在宅医療、在宅介護の提供体制の構築に向け、引き続き岡谷市在宅医療・介護連携推進検討委員会を中心として検討を深めてまいります。 このほか、一般介護予防事業として、介護予防普及啓発、地域におけるリハビリテーション活動の支援など各種の取組を通じて、高齢者が持てる能力を発揮しながら、住み慣れた地域で安心して生活を送ることができる環境づくりに取り組んでまいります。 障害者(児)福祉の推進といたしましては、令和3年度を開始年度といたします第5次岡谷市障害者福祉計画のほか、2つの計画策定に取り組むとともに、障害福祉サービス、相談支援、地域生活支援事業の提供体制の確保に努め、障害者が必要な支援を受けながら地域社会の一員として生き生きと生活していくことができるまちづくりを進めてまいります。 社会保障の円滑な運営といたしましては、国民健康保険事業について、財政運営の責任主体であります長野県と共同して持続可能な制度運営に取り組み、安定的な財政運営に努めてまいります。 こうした中、令和2年度の税率につきましては、県から示されました仮係数による標準税率に基づき、平均2.49%の改定をお願いすることといたしました。 なお、確定係数における標準税率との差額分につきましては、基金繰入金等により対応することで被保険者の負担軽減を図ってまいります。 生活保護に至る前の段階での自立支援の強化を図る生活困窮者自立支援事業では、自立相談支援を核に、就労支援、住居確保支援、家計改善支援など、それぞれの状況に応じたきめ細やかな相談、対応を行い、生活困窮者の自立に向けて幅広く支援してまいります。 また、80代の親と、自立できない事情を抱えた50代の子供が生活に困窮し社会から孤立してしまう8050問題の対策として、ひきこもりに関する啓発と理解促進に取り組んでまいります。 このほか、心配事相談、消費生活相談、独り親家庭相談など生活に関する多様な相談窓口を一元化した福祉総合相談事業を継続し、それぞれの事情に応じて専門の相談員が丁寧な対応を行ってまいります。 保健・医療の推進では、健康づくりの推進といたしまして、より多くの方に楽しみながら健康づくりに取り組んでいただくため、生活機能改善プログラムを搭載した音響機器を導入し、地区保健委員会や各種団体等が行う健康づくり活動を支援する、音楽と運動による健康サポート事業を新たに実施してまいります。 また、市民の皆様の健康に対する意識の高揚や国民健康保険特定健診の受診率向上を図るため、特定健診、人間ドック、各種がん検診等の受診者及び健康づくりに関する講演会の聴講者のほか、生きがいデイサービス利用者に対しまして、オカヤペイのポイントを付与する健康ポイント事業を拡大実施してまいります。 さらに、岡谷市自殺対策計画に基づく「こころ」と「いのち」の ほっとサポート推進事業では、地域におけるネットワーク強化や、自殺対策を支える人材となるゲートキーパーの養成に取り組むほか、学校教育においては、児童生徒のSOSの出し方教育を実施し、市民一人一人が「こころ」と「いのち」を大切にし、ともに支え合い健やかに暮らせるまちの実現を目指してまいります。 このほか、骨髄移植ドナー支援事業として、ドナー登録の拡大とドナーの負担軽減を図るため、骨髄等の提供を完了した方及びその方が勤務する事業所に対する助成に加え、骨髄移植等により移植前に行った定期予防接種の効果が低下または消失した方が再度予防接種を行う際に、その費用を助成してまいります。 地域医療体制の推進といたしまして、岡谷市病院事業では、天野病院事業管理者の下、人材確保と人材育成、質の高い医療サービスの提供、健全経営の維持を重点項目として積極的な病院運営を進め、市民の生命と健康を守る市民病院としての役割を果たしつつ、地域医療の中核を担う病院づくりを推進するとともに、岡谷市病院改革プランの最終年度として経常収支の黒字化に努めてまいります。 また、診療体制の充実に不可欠な医師の確保につきましては、引き続き信州大学医学部への訪問を重ねて連携を深めるほか、県外から市内の医療機関に赴任する医師に対する就業支援に取り組むとともに、医師養成課程向けの育英基金奨学金の効果的な活用を進めるなど、市と病院事業が一体となって取り組んでまいります。 このほか、岡谷市看護専門学校におきましては、国の高等教育の修学支援新制度に準じて、一定の要件に該当する学生の入学金及び授業料を減免し、地域医療を支える人材育成と学生の経済的負担の軽減を図ってまいります。 続きまして、基本目標「未来の担い手を育み、生涯を通じて学ぶまち」について説明を申し上げます。 岡谷市教育大綱に教育理念として掲げます「自立し、共生し、創造性溢れる『岡谷のひと』づくり」の実現に向けて、子供たちの確かな学びと成長の支えを実現し、豊かな感性と人間性を育みながら、家庭、学校、地域、行政の協働により岡谷の人づくりを推進してまいります。 また、生涯を通じて学び続け、スポーツに親しむ環境づくりに取り組んでまいります。 学校教育の推進では、やってみよう おかやキッズラボ事業として、小学生の長期休業中における学習支援を湊小学校、川岸小学校、長地小学校及びカルチャーセンターにおいて実施するほか、中学2年生を対象として放課後に学習支援を実施してまいりました岡谷子ども未来塾につきましては、新たに小学5年生を対象に加え、さらなる学習意欲の向上を図ってまいります。 チーム岡谷による学力向上推進事業につきましては、引き続き、長野県教育委員会から派遣を受け配置します主任指導主事と学力向上アドバイザーを中心として、児童生徒の学力向上と教職員の資質向上を目指してまいります。 また、ふるさと岡谷に学ぶ学習の推進事業としまして、ものづくり体験学習や地域資源を活用した岡谷スタンダードカリキュラムを全校で展開し、郷土を愛する心を育み、ふるさと回帰につなげるとともに、将来のものづくりのまち岡谷を担う人材育成と、魅力と活力ある学校づくりを進めてまいります。 さらに、新学習指導要領の本格実施に伴い、小学校における外国語の授業時数が増加することから、ALTを増員配置し、外国語によるコミュニケーション能力の向上と、急速に進展するグローバル化に対応することができる人づくりに取り組んでまいります。 このほか、新たに幼保小接続期連携事業により、小学校に入学する児童が保育園などでの遊びや生活を通じた学びと育ちを基礎として、スムーズに学校生活に適応することができるよう、幼保小の連携を強化し、いわゆる小1プロブレムの予防や解消に取り組んでまいります。 施設整備では、安全で快適な学習環境整備事業として、岡谷東部中学校へのエレベーターの設置に向けた設計業務を行い、管理教室棟長寿命化大規模改修工事と合わせ、令和3年度中の竣工に向け事業を推進するほか、市内小中学校のトイレの洋式化を計画的に進めることとし、令和2年度につきましては、川岸小学校のトイレの洋式化に取り組み、安全・安心で快適な学習環境を整備してまいります。 子ども総合相談センターでは、長期欠席傾向にある児童生徒の自立に向けた努力を支援するフレンドリー教室、中間教室を引き続き設置するほか、専任の相談員、専門カウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどにより、保育園、学校、専門機関などと連携しながら、子供たち一人一人に寄り添ったきめ細やかな支援を行ってまいります。 特別支援教育推進事業では、心身の障害や発達の遅れ、生活や学習の上での困難さを抱える児童生徒並びにその保護者に対しまして、臨床心理士などの資格を持つ専門のカウンセラーが学校、関係機関などと連携しながら個々の特性に応じた支援や指導を実施してまいります。 通学路交通安全対策事業では、第3次通学路安全対策プログラムに基づき、カラー舗装や区画線、ガードポストの設置など、計画的な安全対策工事を実施することにより、登下校時の子供の安全確保を図ってまいります。 学校教職員の働き方改革では、中学校における部活動指導員の増員配置などに取り組み、本来の業務であります授業づくりや、子供たちと向き合い、指導に専念することができる環境を整えることで、より質の高い授業の実現と学力向上に努めてまいります。 生涯学習の推進では、第6次岡谷市生涯学習推進計画であります岡谷市学びの紡ぎ応援プランに基づき、人生100年時代を豊かなものにするため、歴史と文化を礎に自ら学び、その学びを地域で還元することができる輝く人づくりに向けて、生涯学習活動のさらなる推進を図ってまいります。 また、市立岡谷図書館では、第3次岡谷市子ども読書活動推進計画に基づき、幼児期からの図書館利用を促進するとともに、読書習慣の定着と読書を通じた豊かな感性の醸成を図るため、ファーストブックプレゼント事業に続く取組としまして、3歳児を対象にイラストつきの図書館利用カードをプレゼントするファーストチョイスブック事業を新たに実施し、初めて自分で本を選び借りる機会と楽しみを創出してまいります。 スポーツ・文化の振興では、スポーツの振興といたしまして、スポーツに親しみ、夢と感動が生まれるまちを基本理念とする第2次岡谷市スポーツ推進計画であります、はつらつ岡谷スポーツプランに基づき各種事業を展開してまいります。 令和2年度は、東京オリンピック・パラリンピックイヤーであります。市民の皆様がスポーツを「する」、「みる」、「ささえる」ことで、多様な形でスポーツに関わり、スポーツを通して心と体を養い、はつらつとした暮らしを送ることができるよう、スポーツ機会の充実とライフスタイルに応じたスポーツ活動を推進してまいります。 ホストタウンプログラム推進事業では、カナダを相手国とするホストタウンとして、カナダ関係者等との交流、日本人オリンピアン・パラリンピアンとの交流などを通じて、大会に向けた機運の醸成を図るとともに、スポーツを通じた地域の活性化、教育文化の向上及び共生社会の実現を図るほか、パラリンピック聖火ビジットを実施し、パラスポーツの普及につなげてまいります。 また、おかやキッズ 運動大好き事業では、子供の体力及び運動能力の向上と教員の指導力向上を図るため、小学校1・2年生の体育の授業に専門指導員を派遣するとともに、各小学校の課題を把握し解決するためのアドバイスを行うほか、運動の苦手意識を克服するためのおかや小学生体育塾を開催してまいります。 さらに、スポーツ&健康 高齢者運動促進事業といたしまして、65歳以上の市民を対象に、年4回、市民総合体育館を無料開放し、併せてスポーツアドバイザーを配置することで、運動に取り組むきっかけづくりと健康に対する意識の高揚を図ってまいります。 このほか、スポーツ環境の整備・充実として、屋内市民水泳プールの改修に向けて、建物の老朽化・劣化状況調査を実施してまいります。 文化・芸術の振興では、蚕糸博物館企画展等開催事業として、世界的に有名な友禅作家の千地泰弘さんをお招きし、ギャラリートーク、ワークショップ、舞台衣装展示を行うほか、県内で活躍する染色作家にスポットを当てた信州の作家展の開催、また、収蔵品展として、製糸業で培ったものづくりのDNAを紹介する「諏訪のものづくり蚕糸業から精密機械へ」を開催することで、岡谷市民のみならず、より多くの皆様にシルクのよさと魅力を伝え、シルク文化、シルク産業の発展へつなげてまいります。 岡谷美術考古館では、特別企画展開催事業として、没後80年を迎えます武井直也展のほか、今に生きる縄文として、現代芸術の中に生きる原始の芸術に着目し、縄文をモチーフとした絵画や工芸作品の展示を行い、質の高い芸術、文化に触れる機会を創出してまいります。 このほか、若手アーティスト育成事業として、将来性のある若手作家に対し、技法や展示方法に関する助言を行うとともに、企画展示室を貸出し、個展を開催することで若手作家の活動を後押ししてまいります。 続きまして、基本目標「人が集い、にぎわいと活力あふれるまち」について説明申し上げます。 産業の振興では、工業の振興といたしまして、岡谷市工業活性化計画に掲げる将来工業都市像「次世代を切り拓く、高い技術のものづくりのまち」の実現に向け、積極的に各種施策を展開してまいります。 企業立地の推進では、工場の新設・移転時に土地の取得額などを助成する商工業振興条例補助金や、工場等の家賃を助成する企業立地支援補助金により、市外企業の誘致をはじめ、市内企業の事業拡大と流出防止、空き工場の活用促進に取り組むほか、工場用地確保推進事業として、工場用地の不足を解消するため、関係機関等からの情報収集に努めるとともに、職員による現地踏査を通じて工場用地に適した未利用地の把握に努めてまいります。 また、新規創業者支援としまして、岡谷商工会議所と連携し、創業支援事業計画に基づき、新規創業に必要な経費を助成する創業のまち岡谷実現事業などにより市内での新規創業を促進するとともに、新規創業者に対する諏訪圏工業メッセの出展ブースを確保するなど、創業間もない中小企業者の経営基盤の確立や受注開拓を支援し、地域経済の活性化と産業集積の拡大を図ってまいります。 工業活性化対策の推進では、精密加工技術を強みとして、少量多品種への対応や高付加価値製品の製造といった本市の製造業が持つ特徴を最大限に生かすことができるよう、新技術・新製品等の開発を支援する、新技術・新製品等ものづくりチャレンジ企業応援事業、医療・ヘルスケアや航空・宇宙など拡大が見込まれる産業分野への進出を支援する次世代産業参入環境整備支援事業を実施してまいります。 また、展示会出展事業では、大都市圏で開催される展示会への出展に加え、新たに、自動車、工作機械関連企業が多く集積している愛知県岡崎市において開催される展示会へ出展し、市内企業のPRと新たな受注確保に努めてまいります。 経営環境の充実では、市内企業が持つ優れた技術や資産を将来へ引き継いでいくため、事業承継支援事業として積極的に市内企業の訪問を実施する中で具体的なマッチングを模索するほか、経営者の高齢化などにより、やむを得ず廃業を余儀なくされる企業等の技術や設備を引き受ける市内企業などに対して、その際に必要な経費を助成してまいります。 また、喫緊の課題であります人手不足の解消と労働生産性の向上に向けた取組といたしましては、IoT導入支援事業を実施するほか、先端設備等導入計画認定事業として、生産性向上特別措置法に基づき、生産性を向上させる先端的な設備を導入した認定事業者に対し、新たな設備投資に係る固定資産税を3年間ゼロとする特例措置を継続するほか、国の各種支援制度を積極的に活用できるよう、引き続き市内中小企業の事業環境の整備に取り組んでまいります。 連携の強化では、これまで実施してまいりましたSUWAブランド創造事業を継承しますモノづくり集積地SUWAのヒトづくりプロジェクトとして、岡谷市が代表市となり、信州大学、公立諏訪東京理科大学、NPO諏訪圏ものづくり推進機構のほか、他市町村との連携により、小型ロケット製作を通じた技術力の向上と提案型技術者の育成、また、新たに若者を対象としたキャリア育成プログラムの開発など、ものづくり技術の高度化などに向けた支援を行うとともに、ものづくり人材の育成に取り組んでまいります。 また、中小企業が集積する6都市で構成します中小企業都市連絡協議会において、共通する課題の解決に向けた情報交換を行うほか、5月には本市において第12回中小企業都市サミットを開催し、国に対して、中小企業を取り巻く課題の解決に向けた支援などについて提言を行ってまいります。 商業・サービス業の振興といたしましては、岡谷市商業活性化計画に基づく諸施策を積極的に展開し、商業の将来像として掲げる「人が集い、くらしに彩りと潤いがあふれ、『楽しい』があるまち」の実現を目指してまいります。 商業環境の立地競争力の強化を図るため、新規出店の際の改修や既存店舗の改修に要する費用などを助成する商業等振興補助金の拡充、さらに、市制度資金のうち商店近代化資金の貸付け利率を引き下げるとともに保証料の全額を補助するほか、市内商業会が行う街路灯のLED化に対して必要な経費を助成することにより、まちなかのにぎわいの創出を図り、回遊性のある商業地の形成を目指してまいります。 また、岡谷商工会議所が主体となって導入します岡谷版電子マネーオカヤペイにつきましては、岡谷商工会議所との連携を深めながら、行政ポイントの付与、消費者への利用促進など、積極的に支援を行ってまいります。 このほか、インスタグラムを活用して市内商業会等のイベントや各店舗の魅力情報発信のほか、空き店舗情報などを積極的に発信し、市内店舗等の知名度向上と空き店舗の活用促進に努めてまいります。 農業の振興といたしましては、市内農業者が大都市圏で開催されるマルシェ等に出展する際の経費を助成する農産物販路拡大支援事業を新たに実施し、農業経営の安定と販路拡大を支援してまいります。 また、青年の就農意欲の喚起と就農後の定着を図るため、就農初期段階の青年就農者に対しまして、経営の安定化を支援する農業次世代人材投資事業を実施するほか、サポートファーム事業により担い手の育成、地産地消の推進、遊休農地の解消に取り組んでまいります。 森林の整備といたしましては、森林経営管理事業として、地域林政アドバイザーを中心に、長野県や諏訪6市町村で組織する森林経営管理制度推進協議会を新たに設置し、共同事業を実施するなど、森林の適切な経営管理を推進してまいります。 また、松くい虫の防除対策につきましては、引き続き松林の監視体制を強化するとともに、薬剤購入に要する経費を助成するなど、関係機関と連携しながら被害の拡大防止に取り組んでまいります。 このほか、川岸地区山林火災復旧事業につきましては、事業の円滑な推進を図るため、地元復旧協議会が実施する造林事業などに対して支援を継続してまいります。 農林業の基盤整備といたしましては、林道横河山線に架かります観音橋の架け替え工事、林道常現寺線の舗装工事のほか、五兵衛汐へのゲート設置工事を進めてまいります。 地域資源の活用では、ブランドの振興といたしまして、岡谷ブランドの発信拠点であります岡谷蚕糸博物館を核として積極的な施策の展開を図り、本市の知名度向上と岡谷ブランドの確立を推進してまいります。 また、活動2年目となります地域おこし協力隊による地域活動を全面的に支援するなど、諸施策の展開により、養蚕から生糸、そしてシルク製品までの全てを岡谷市内で生産・製造するオール岡谷産のシルク製品の確立を目指してまいります。 さらに、岡谷蚕糸博物館のミュージアムショップにキャッシュレス環境を整備し、来館者の利便性向上と施設の満足度の向上に努めてまいります。 信州シルクロード連携事業では、信州シルクロード連携協議会参画団体との協働により、首都圏などでのPRを引き続き行うほか、関東経済産業局が実施いたします絹のみち広域連携プロジェクトとの連携などにより、観光資源としてのシルク文化を広く発信してまいります。 観光の振興といたしましては、昨年第50回の大きな節目を迎えました本市を代表する市民祭、岡谷太鼓まつりでは、より積極的なPRに努め、観光誘客の拡大を図るほか、郷土芸能の発展・継承と後継者育成に取り組んでまいります。 また、春は横河川の桜、鶴峯公園のツツジ、夏は小坂公園のアジサイ、秋は出早公園の紅葉など、自然環境に恵まれた四季折々の観光資源を生かし、多くの方に足を運んでいただけるよう取り組んでまいります。 働く環境の充実では、人材確保が困難な状況が続く中、市内企業の採用活動を支援するため、新たに、採用活動応援補助事業として、市内企業が民間求人サイトを活用する際に必要となる経費を助成し、新規学卒者や、一度就職した後、3年程度で離職し再度就職活動を行う第2新卒者の市内企業への就職を後押ししてまいります。 また、インターンシップによる職業体験や県外大学等へ進学した学生の市内企業への就職を促進するため、市内企業見学会、年末企業研究会等への参加ツアーを開催し、学生の就職活動から内定までを段階的にサポートする若年人材確保事業に取り組んでまいります。 さらに、若者未来の就職応援事業として、中高生に向けた進路講演会などのキャリア教育を実施することにより、地元企業の魅力を伝え、職業観の形成と地元企業への就職を促進してまいります。 このほか、障害者等雇用促進事業につきましては、インターンシップ促進補助金の上限を拡大し、障害者の職業体験・就労体験の機会の充実と、雇用のさらなる促進を図ってまいります。 女性雇用促進就業環境整備支援事業につきましては、女性専用の更衣室や休憩室、トイレの整備など、女性が働きやすい環境整備に取り組む市内中小企業を支援することで、女性の雇用促進と定着率の向上を図ってまいります。 移住・定住の促進では、交流・関係人口の創出・拡大に向けた取組として、若年層の利用者が多いインスタグラムを活用したインスタグラムフォトコンテスト事業を実施するほか、市内の観光スポットなどを巡るサイクリングイベントやゴルフ体験など、本市の観光資源と人的資源を生かしたおかやスポーツツーリズム事業を新たに実施し、岡谷市の知名度向上と交流人口の拡大を図ってまいります。 また、おかやの魅力体験事業として、移住相談者を対象とする市内宿泊施設での短期の宿泊費用などに対する助成を拡充するほか、市内での最長2か月間の生活体験に必要な経費に対する助成制度を創設し、本市の暮らしやすさを実感していただくことで、定期的に岡谷市を訪れ、地域や地域住民と多様なつながりを持つ関係人口の創出に注力してまいります。 さらに、若者おかや暮らし応援事業として、近隣の大学等へ通う学生並びに29歳以下の勤労者が市内の民間賃貸住宅に居住する場合、その家賃に対する助成を行うほか、市営住宅への学生居住事業として、堂前、加茂A、加茂Bの市営住宅の空き部屋を公立諏訪東京理科大学の学生の住まいとして提供することで、市営住宅の空き部屋の有効活用とコミュニティの活性化を図るとともに、若者の移住・定住を促進してまいります。 このほか、若者の移住・定住の促進と併せて、人手不足の解消を図るため、就業・創業移住支援事業として、国・県と連携して、県外から市内へ移住し、起業もしくは一定の要件を満たす中小企業等へ就業した方に、移住等に要する経費として最大100万円の助成をしてまいります。 続きまして、基本目標「安全・安心で、自然環境と共生するまち」について説明申し上げます。 安全対策の推進では、危機・防災・減災対策の推進と消防力の強化といたしまして、消防団装備の充実と地域防災力の強化を図るため、消防団に配備しております消防団車両を計画的に更新してまいります。令和2年度につきましては、第4分団にポンプ車、第11分団に災害対応型多機能消防車両を配備し、将来発生が予想されております大規模地震や自然災害への備えと地域の安全・安心を確保してまいります。 また、計画的に進めておりますため池整備事業として、市営岡谷球場北側にあります西林ため池の廃止工事を行うほか、長野県により防災重点ため池に指定されます6か所のため池の地質調査及び耐震診断を実施し、地震に対する安全性の確保と機能の保全を図ってまいります。 生活安全対策の推進といたしましては、新たに高齢者安全運転健康診断事業として岡谷自動車学校と連携する中で、高齢ドライバーの運転技術のチェックを行うことにより自身の運転技術を客観的に判断し、安全運転に対する意識の向上と高齢ドライバーによる交通事故の防止を図ってまいります。 また、各区等が行います蛍光灯型防犯灯のLED化に対しまして助成を行うほか、市が管理しております全ての道路照明灯のLED化を実施し、夜間における安全・安心を確保するとともに、環境負荷や維持管理経費の軽減などを進めてまいります。 環境保全の推進では、第4次岡谷市環境基本計画に望ましい環境像として掲げる「あふれる緑と清らかな水につつまれたまち」の実現を目指すとともに、健全で恵み豊かな環境を将来世代へ引き継ぐため、各種施策を展開してまいります。 自然環境の保全といたしましては、地球温暖化防止啓発事業として、セミナーの開催のほか、緑のカーテンコンテストなどを行い、二酸化炭素排出量の削減、再生可能エネルギーの利用促進を図ってまいります。 また、諏訪湖ヒシ除去体験事業として、引き続き諏訪湖漁業協同組合などと連携しヒシの除去作業に取り組むほか、環境教育の一環として、小学生を対象としたヒシ除去体験を行うことで、諏訪湖浄化の推進と諏訪湖のイメージアップを図ってまいります。 生活環境対策の推進といたしましては、硬質プラスチック試験回収実施事業により、硬質プラスチックのリサイクルの検証に取り組むほか、草や剪定枝等につきましては、引き続き持込み場所を設置し、チップ化による資源化などを行い、廃棄物の減量を進めてまいります。 また、ごみと資源物 探検隊ツアー事業として、諏訪湖周クリーンセンター、樋沢一般廃棄物最終処分場などにおけるごみの処理工程の見学を通じて、ごみの減量や3Rの推進などに対する市民の意識啓発を図ってまいります。 居住環境の充実では、空き家対策事業として、空き家の除却費用に対する補助、空き家バンク制度の活用促進など、岡谷市空家等対策計画に基づく事業展開により、空き家の利活用及び適正管理を推進するほか、ブロック塀等除却事業として、通学路などの道路に面したブロック塀の撤去に対する助成を継続することで、住環境の向上による安全・安心の確保と景観の保全につなげてまいります。 また、老朽団地住替事業として、廃止の方針としている老朽化が著しい市営住宅の入居者に対し、移転費用を補償するとともに、移転後の家賃については従前の家賃に据え置くことで住み替えを促進し、入居者の安全確保と住環境の向上を図ってまいります。 さらに、加茂A市営住宅の外壁・屋上防水改修を行い、市営住宅の維持保全と長寿命化を図ってまいります。 このほか、住宅防災・減災事業として、耐震診断及び耐震改修に要する経費を補助することで、住宅の耐震化を促進してまいります。 併せて、改訂版岡谷市防災ガイドを活用した説明会を各区等において開催し、自分の住む地域の特性を学び、日頃の備えや安全な避難方法を話し合うなど、市民の防災・減災に関する知識の習得と意識の醸成を図り、災害に強いまちづくりを進めてまいります。 続きまして、基本目標「快適な生活を支え、住み続けたいまち」について説明をいたします。 計画的土地利用の推進では、長野県及び諏訪湖周3市町の連携による諏訪湖周サイクリングロード整備事業として、岡谷市管理区間のうち下諏訪町境から諏訪湖ハイツ前までの整備工事及び市民総合体育館南側区間の測量・設計業務に取り組み、諏訪湖の景観を生かしつつ、観光や健康づくりなど、多様な目的を持ち集う全ての人が安全で快適に自転車を利用できる環境づくりを進めてまいります。 また、都市公園の計画的な整備を行うための公園施設長寿命化計画を策定し、子供から高齢者まで、誰もが安全で安心して利用できる公園整備を進めてまいります。 都市基盤の整備では、幹線道路と交通網の整備といたしまして、県事業であります地域幹線道路整備事業により、岡谷駅前の主要地方道岡谷停車場線の電線地中化事業に引き続き取り組むほか、主要地方道下諏訪辰野線の川岸小学校前から観蛍橋までの間の事業化に向け、地元住民の皆様との調整などを進めてまいります。 また、諏訪湖サービスエリアへの(仮称)諏訪湖スマートインターチェンジ整備事業として、地域産業の活性化、市民生活の利便性の向上等を図るため、地元対策委員会と協議を行いながら、国、長野県、諏訪市、NEXCO中日本等との連携により、令和5年度末の供用開始を目指し事業を推進してまいります。 生活道路の整備としましては、交通量の多い主要幹線道路や身近な生活道路を中心に計23か所、総延長約5kmに及ぶ舗装の維持補修を行うとともに、劣化が軽微な段階で修繕などを講じる予防保全型の維持補修に努めてまいります。 また、生活道路交通安全対策事業として、ゾーン30の指定をしております銀座地区内の103号線(西堀通り線)におきまして、ビッグデータを活用し、令和元年度の整備箇所の効果検証、解析などを行い、エリア内全体の施工計画及び詳細設計を行うほか、走行速度を抑制するための対策工事を実施することで、交通事故の発生抑制と地域の安全確保につなげてまいります。 こうした市民の皆様の身近な生活道路の整備につきましては、令和元年度に引き続き、財源を重点配分し取り組んでまいります。 橋梁維持補修事業として、これまでに実施してまいりました道路法に基づく定期点検の結果を踏まえ、3号線(鳴沢通り線)に架かります滝ノ沢第三橋のほか3か所の橋梁の維持補修を実施してまいります。 上下水道の維持・整備といたしまして、水道事業では、将来の水需要の動向や施設の老朽化に注視するとともに、岡谷市水道事業経営戦略及び岡谷市水道事業基本計画に基づき、将来を見据えた経営基盤の強化を図りつつ、今井上向配水池の整備をはじめとする水道施設の再構築事業に取り組むほか、水道施設の更新・耐震化を計画的に進め、安全で安心なおいしい水を将来にわたり安定的に供給してまいります。 また、水道料金につきましては、人口減少などによる給水量の減少により収益が年々減少する厳しい経営状況ではありますが、岡谷市水道事業経営戦略等に基づき見直し検討を行った結果、収支バランスが維持できる見通しであることから、令和2年度から令和4年度までの3年間は、突発的な事象等が発生しない限り据置きとし、引き続き安全で良質な水道水を将来にわたって安定して供給できるよう努めてまいります。 下水道事業では、岡谷市下水道事業経営戦略をはじめとする各種計画を基本として、予防的修繕を行う下水道ストックマネジメント事業のほか、下水道総合地震対策事業により、災害に強い施設整備を推進してまいります。 また、下水道雨水渠整備事業として、諏訪信用金庫本店から県道楢川岡谷線までの間の山下幹線及び32号線(湖岸通り線)の小井川幹線における整備を進め、浸水被害の軽減を図り、市民の安全な暮らしの確保に努めてまいります。 続きまして、基本目標「みんなでつくる、確かな未来を拓くまち」について説明申し上げます。 地域コミュニティの振興では、市民総参加の推進といたしまして、高校生まちづくり推進事業に取り組んでまいります。近い将来、岡谷市を担う高校生が、岡谷市の今を知るとともに、岡谷市の将来を考え、自ら行動する機会を創出するほか、地域の方々と関わりながらまちづくりに携わることで、岡谷市への愛着を育み、Uターンの足がかりとしてまいります。 市政運営の推進では、市税などの歳入確保、限られた財源の選択と集中による重点配分や歳出削減のほか、組織及び定員の適正化などに努め、持続可能な行財政運営を推進してまいります。 また、公有財産の適量・適正化といたしましては、公共施設等総合管理計画推進事業として、施設の計画的な維持管理、修繕、更新等に向けた個別施設計画の策定を進め、少子高齢化、人口減少時代に見合った公共施設の最適化と長寿命化を推進してまいります。 このほか、ふるさと寄附金寄附促進事業では、市内事業所等の協力により、返礼品のさらなる充実と積極的なPRを進め、財源の確保と併せて本市の魅力発信と知名度向上に努めてまいります。 ICT利活用の推進といたしましては、AI音声認識技術を活用した会議録等作成支援システムを新たに導入し、業務の効率化と働き方改革を推進してまいります。 このほか、公共施設におけるサービス向上及び外国人観光客を含めた来訪者の利便性向上を図るため、公共施設へ公衆無線LAN環境を整備してまいります。令和2年度につきましては、イルフプラザの3階及び4階へ整備することとし、併せて効果検証を行いながら他施設への計画的な整備を進めてまいります。 以上、令和2年度予算編成の大要を説明申し上げました。 現在、岡谷市は全国の地方都市と同様に、人口減少・少子高齢化という大きな課題に直面しております。 しかしながら、こうしたときだからこそ、市民と行政が手を携え、地域が一体となって課題に立ち向かい、岡谷市の未来を展望しながら、議員の皆様にも検討を深めていただき、市民の皆様とともに心を込めて策定いたしました第5次岡谷市総合計画に掲げた基本目標の達成に向けて、一歩一歩着実に歩みを進めることが、将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現と、市民誰もが安全で安心して、健康で生きがいを持って暮らすことができ、このまちに住み、働くことに誇りと自信、そして、愛着を持てるまちの実現につながるものと考えております。 引き続き、市民の皆様の声に真摯に耳を傾け、岡谷のまちに対する、深く、熱い思いを持ち、時代の流れとそれに伴う課題に適切かつ柔軟に対応しながら、将来にわたって持続可能で、将来のまちに多くの夢と希望を描くことができる確かなまちづくりを力強く進め、岡谷に住み、働き、学び、訪れる全ての人に活躍の場や生きがいがあり、また、生活に彩りと潤い、楽しみがあって、幸せを実感でき、このまちに住み続けたい、住んでみたいと思える満足度の高い岡谷市を市民の皆様とともに創り上げるため、説明してまいりました各種施策・事業について全力を傾注して積極果敢に取り組み、令和の新しい時代にふさわしい市政運営を力強く推進していく決意であります。 議員各位並びに市民の皆様の絶大なる御理解と御協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げまして、私の所信の一端とさせていただきます。 よろしくお願いをいたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(渡辺太郎議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 △散会 午後5時03分...