岡谷市議会 > 2019-10-21 >
10月21日-03号

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  1. 岡谷市議会 2019-10-21
    10月21日-03号


    取得元: 岡谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-10
    令和 1年 10月 定例会(第5回)          令和元年第5回岡谷市議会定例会会議録議事日程(第3号)                 令和元年10月21日(月)午前9時30分開議 日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(18名)     1番  藤森博文議員     2番  山崎 仁議員     3番  田村みどり議員    4番  吉田 浩議員     5番  中島秀明議員     6番  渡辺太郎議員     7番  中島保明議員     8番  今井義信議員     9番  早出すみ子議員   10番  今井秀実議員    11番  武井友則議員    12番  今井康善議員    13番  早出一真議員    14番  小松 壮議員    15番  大塚秀樹議員    16番  笠原征三郎議員    17番  遠藤真弓議員    18番  浜 幸平議員欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長       今井竜五君     副市長      小口明則君 教育長      岩本博行君     企画政策部長   岩垂俊男君 総務部長     藤澤 正君     市民環境部長   百瀬邦彦君 健康福祉部長   小口浩史君     産業振興部長   藤岡明彦君 建設水道部長   山岡泰一郎君    教育部長     城田 守君 教育担当参事   三村靖夫君     病院事業管理者  天野直二君 事務部長     酒井吉之君     会計管理者    小坂英之君 選挙管理委員会監査委員事務局長   企画課長     木下 稔君          武居浩史君 秘書広報課長   仲田健二君     総務課長     帯川豊博君 財政課長     岡本典幸君---------------------------------------事務局職員出席者 局長       小松 厚      次長       伊藤 恵 議事主幹     宮坂征憲      庶務主幹     横内哲郎 △開議 午前9時30分 △開議の宣告 ○議長(渡辺太郎議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(渡辺太郎議員) 日程第1 これより一般質問を行います。 質問及び答弁はできるだけ簡明にされ、議事進行に御協力をお願いいたします。 それでは、順次質問を許します。---------------------------------------今井康善議員 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員の質問を許します。     〔12番 今井康善議員 登壇〕(拍手) ◆12番(今井康善議員) おはようございます。12番 今井康善です。 それでは、通告順に従い質問させていただきます。 大きな1番、キャッシュレスとポイントを活用した経済循環の仕組みづくりについてです。 10月より消費税が10%になりました。一部の業種では駆け込み需要もあったようですが、増税後は既に売り上げ低迷を実感している店舗も多く、先行き不安の声が聞かれています。 国では、増税後の対策として食品などの一部商品の軽減税率、プレミアム付商品券の発行、キャッシュレスでのポイント還元などが行われていますが、ポイント還元に関してはスタートに間に合わないなどの混乱も生じております。 岡谷市内では、対策事業として岡谷スタンプ、商工会議所が進めているキャッシュレス推進事業がありますが、内容が理解しにくいことから導入に関して様子を見ている店舗もあるようです。このことから、今後取り組む全体像を市、会議所、事業所などで共有する必要性を感じています。 (1)岡谷市のキャッシュレスへの対応でございます。 政府は、2025年までにキャッシュレス決済比率40%を目指しています。現在、岡谷商工会議所を中心に岡谷版電子マネーOkaya Payの導入に向けて準備が進められていますが、当初10月スタート予定が機器の準備が間に合わないなどの理由から来年1月にスタートする見込みとなっております。そこで、岡谷市の行政サービスにおいても、岡谷版電子マネーOkaya Payが利用できる環境を整えることにより、利用者、導入を検討している店舗ともども利用価値がより高められるのではないかと考えております。導入に向けた市の考えを伺います。 (2)ポイントを活用した経済循環の仕組み。 岡谷版電子マネーは、キャッシュレス決済の手数料負担を軽減させるとともに、次世代のおかぽんカードにかわるポイントシステムとして地域共通ポイントを発行し、地域の経済循環の構築を目指しています。今まで岡谷市で取り組んでいただいているおかぽんカードのポイントを利用した公共施設への来館、シルキーバスの回数券の発行、健康促進事業へのポイント発行などの事業がありますが、来年1月以降のスタート時、同様にこのポイントを活用していただく考えがあるのかどうかを伺います。 (3)インバウンドに対応したキャッシュレス環境の整備。 経済産業省では、2020年までに外国人が訪れる主要な商業施設、宿泊施設及び観光スポットにおいて、100%のクレジットカード決済対応及び100%の決済端末のIC対応を実現することを目指していますが、観光にかかわる公共施設である岡谷蚕糸博物館イルフ童画館の対応状況について伺います。 大きな2番、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりについてです。 前回、歩いて暮らせるまちづくり実現に向けての質問をさせていただきました。国土交通省が設置した都市の多様性とイノベーションの創造に関する懇談会から、ことしの6月、『「居心地がよく歩きたくなるまちなか」からはじまる都市の再生』について提言がされました。コンパクトシティなど、これまでの都市再生の取り組みをさらに進化させ、街路、公園、広場などの官民のパブリック空間をウォーカブルな人間中心の空間へ転換し、民間投資と協調して、居心地がよく歩きたくなるまちなかを形成することが必要だとした10の構成要素でまとめられております。 (1)「ウォーカブル推進都市」への参加。 国土交通省は、居心地がよく歩きたくなるまちなかづくりを推進するパートナーとなる自治体、ウォーカブル推進都市の募集を開始いたしました、これにより、各種施設の情報提供や国内外の先進事例の情報共有を進めるとともに、今後の政策づくりへの提案につなげることも可能となります。8月には既に来年度予算概算要求概要がまとめられています。このような取り組みに岡谷市として応募する考えがあるか、伺います。 (2)中心市街地活性基本計画。 以前から幾度かの提案をさせていただきましたが、この計画は、少子高齢、消費生活等、状況変化に応じて、中心市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進するためのもので、国からの集中的かつ効果的な支援が期待できます。岡谷市では平成12年に中心市街地活性基本計画が策定されており、そのソフト事業としてTMO構想がつくられ現在に至りますが、20年近く見直しがされておりません。この10月から岡谷市商業活性計画が実行段階に入ることからも、中心市街地のマネジメント指針として計画の必要性を感じております。また、(1)のウォーカブル推進都市とともに将来のまちづくりにつながる計画かと思っています。市の考えを伺います。 大きな3番、地域資源の集約による地域ブランドの確立についてです。 本年度からスタートした第5次岡谷市総合計画の前期基本計画の重点プロジェクト岡谷ブランドの発信」の中に、地域の魅力を発信し、新しい人の流れをつくるとしております。この取り組みでは、地域の魅力づくりと発信力強化により、認知度を高め、交流人口の増加、移住、さらには定住意欲の醸成につなげていく重要なプロジェクトと位置づけられております。多くの企業では、プロマーケッターがブランディングにしのぎを削っておりますが、この岡谷ブランドについて考えてみたいと思っております。 (1)ブランド振興の状況。 平成24年に、民間主体の岡谷ブランドに向けたブランドコンセプトアクションプランなどをまとめた岡谷ブランドブックがつくられております。7年経過した現在、進捗状況、今後の予定などについてお伺いします。 (2)ターゲットとするマーケット。 第5次岡谷市総合計画の前期基本計画では、地域資源の活用として岡谷ブランドブックアクションプランの取り組み件数を、平成29年時点で13件としております。これらの取り組みでどのようなターゲットに対して事業展開がされたか、伺います。 (3)官民が連携した商品開発について。 岡谷市の取り組みの一つとして、本年度より地域おこし協力隊として2名を採用し、養蚕とブランドに関する活動をしていただく予定となっております。地域おこし協力隊の活動につきましては地域や関係団体の協力が大変重要となりますが、現在の課題などありましたら伺います。 (4)広域的なプロジェクトの推進。 諏訪地方観光連盟として取り組んでいる諏訪の国ブランド認定や発信を行っていますが、現在の課題について伺います。また、みんながつくる諏訪の国プロジェクトを通じて、官民の垣根なく地域資源を生かした商品開発、発信、組織、戦略づくりやプレーヤーの発掘を目指しておりますが、岡谷市はどのようなかかわりをしているのか、伺います。 (5)戦略的な組織運営。 岡谷ブランドの構築や発信は、さまざまなプロジェクトのかかわりやつながりが最も大切であると考えております。それぞれの部署をまたがるプロジェクトチームで推進していくことがとても必要と感じておりますが、現在の体制について伺います。 以上、壇上からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) おはようございます。 今井康善議員さんの質問にお答えをさせていただきます。 私からは、大きな1番、キャッシュレスとポイントを活用した経済循環の仕組みづくりについての(1)と(2)を答弁させていただきます。 まず、(1)岡谷市のキャッシュレスへの対応でございますが、10月1日から消費税の引き上げにあわせまして政府主導で始まったキャッシュレス決済ポイント還元事業などが追い風となり、全国的にキャッシュレス決済を利用できる店舗がふえている状況にあります。岡谷市におきましても、現在、商工会議所が主体となって岡谷版電子マネーOkaya Payの準備を進めており、市といたしましても10月からスタートした岡谷市商業活性計画に基づき、キャッシュレス決済の推進に向け、消費者への利用促進の働きかけなど事業の支援を行うこととしております。 これまでに、Okaya Payの利用促進に向け職員向けの勉強会を開催するとともに、広報おかや10月号において特集記事を掲載し、周知、広報に努めてまいりました。また、12月中を目途に、市庁舎地下1階の売店でもOkaya Payが利用できるよう準備を進めております。このような中、今後利用者にとって利便性を含め魅力あるものとするためには、行政サービスにおいても利用できる環境の整備について検討していく必要があると考えております。 しかしながら、市内店舗等では、既に他の決済端末によりキャッシュレスをしている店舗や今後の状況を見る中で判断していきたいとの店舗もあり、岡谷版電子マネーOkaya Payの導入に足踏みをしている状況も見られます。Okaya Payが消費者にとって魅力あるものとするため、また、商業振興のキャッチフレーズとしております、お買い物するなら岡谷をOkaya Payを通じて浸透させていくためにも、まずは商工会議所と連携をしながら加盟店数の増加を図っていくことに尽力をしてまいりたいと考えております。 次に、(2)ポイントを活用した経済循環の仕組みであります。 岡谷スタンプ共同組合が発行をしておりますおかぽんカードにつきましては、地域に根差した魅力あるポイントカード事業として、買い物でのポイント付与やポイント3倍セールなど独自のイベントを行い、地域内での経済循環の構築に寄与するカードとして市民に利用をされております。 本市といたしましても、公共施設などの利用に応じたポイントの付与やポイントで公共料金の納付などができるようにするなど、おかぽんカードの利用促進につながる取り組みを行っております。岡谷版電子マネーOkaya Payが地域通過の役割を担えるカードとして多くの皆様に利用され親しまれるよう、おかぽんカードと同様に、公共施設来館者に対するポイント付与や今年度から実施をしております健康ポイント付与等をOkaya Payにおいても行えるよう、岡谷スタンプ共同組合岡谷商工会議所、関係部局と連携、調整しながら検討してまいりたいと考えております。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。     〔産業振興部長 藤岡明彦君 登壇〕 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) おはようございます。 私からは、大きな1番の(3)、大きな2番の(2)、大きな3番についてお答えいたします。 まず、大きな1番の(3)インバウンドに対応したキャッシュレス環境の整備ですが、岡谷蚕糸博物館の売店につきましては、キャッシュレス決済環境が整備されていないため、現在導入に向けた検討を進めておりますが、併設されております宮坂製糸所の売店につきましてはキャッシュレス決済が可能となっております。また、イルフ童画館では、売店とカフェラムラムでキャッシュレス決済が可能な状態になっております。 2020年の東京オリンピックを控え、本市にも外国人を中心に多くの来訪者が訪れる可能性がありますので、引き続き来訪者の利便性に配慮した環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 次に、大きな2番、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりについての(2)中心市街地活性基本計画についてお答えいたします。 中心市街地活性基本計画は、中心市街地活性の推進に関する法律に基づき、地方公共団体、地域住民及び関連事業者が相互に密接な連携を図りつつ、主体的に中心市街地の活性を生み出すための市町村が策定する基本計画です。この計画を国が認定し、国の支援を受けつつ、例えば、歩いて暮らせるまちづくりの形成、歩道の有効活用、まちカフェ、商店街活性拠点施設整備事業など、中心市街地活性事業を実施した事例がございます。10月に策定いたしました岡谷市商業活性計画においても、岡谷市があたかも一つのショッピングモールとなり、来街者の方の回遊性を高め、買い物だけでなく楽しいと思ってもらえる空間づくりを目指しているところ、今後、中心市街地活性基本計画の策定につきましても研究していかなければいけないと思います。ただ、まずは岡谷市商業活性計画を推進していくことが重要と考えておりますので、現時点では中心市街地活性基本計画の策定は考えておりません。 次に、大きな3番、地域資源の集約による地域ブランドの確立についての(1)ブランド振興の状況についてお答えいたします。 岡谷ブランドにつきましては、「湖に映える、美しいものづくりのまち」をブランドコンセプトに、岡谷市の魅力を発信するための指針、岡谷ブランドブックに沿ったアクションプランやPR活動を戦略的かつ継続的に行うため、岡谷ブランドプロモーション協議会と官民協働でブランド構築を図っているところであります。これらの取り組みは、岡谷市という地域そのものをブランドしようというものであり、その目的としては岡谷市への来訪、購買、移住意欲の促進や、市民の皆様には、生まれ育った地域に愛着と誇りを持ち、住み続けたいと思えるまちにするというものであります。 具体的には、美しい湖畔を体験できるまちへ、新しいシルク文化が生まれるまちへ、そして、自然を体験し、ものづくりを楽しめるまちへ、健康的でセンスのいい食に出会えるまちへ、動画とアートに出会えるまちへという5つのアクションプランの具現に向け、できるところから取り組みを進めております。 5つのアクションプランの具現に向けた取り組みとして28件の事業を掲げておりますが、これまでに13件の事業が実施されております。岡谷ブランドの構築には、一定の期間と継続的な取り組みが必要と考えておりますので、今後も岡谷ブランドブックに沿った取り組みを岡谷ブランド発信の拠点施設でありますシルクファクトおかや、また、芸術文化の拠点でありますイルフ童画館や美術考古館などを核として官民協働で推進してまいりたいと考えております。 次に、(2)ターゲットとするマーケットについてですが、岡谷ブランドの構築におきましては、ブランドコンセプトをもとに、首都圏及び中京圏の20から30代の女性、子供を持つファミリー層、アクティブシニア層の3つをターゲットに想定し、アクションプランの具現に向けた取り組みを官民一体となって進めてきております。 具体的な取り組みとしましては、ブランドブックのアクション1、美しい湖畔を体験できるまちへでは、岡谷駅前自転車駐輪場岡谷蚕糸博物館に諏訪湖畔へ誘導するためのレンタルサイクルを導入したほか、諏訪湖ハイツのランニングステーション設置、また、それにあわせて諏訪湖畔を紹介したパンフレットの作成や民放によるテレビCMの放映を行うなどPRに努めてまいりました。 また、アクション2、新しいシルク文化が生まれるまちへでは、岡谷蚕糸博物館リニューアルオープンによる施設整備や近代産業遺産群めぐりパンフレット作成シルク商品パッケージアレンジのほか、岡谷蚕糸博物館のミュージアムショップによるシルク関連の雑貨や食品の販売、まゆちゃん工房での体験プログラムの提供などを行っております。 アクション3、自然を体験し、ものづくりを楽しめるまちへでは、こまづくりや万華鏡づくりの体験プログラムや、アクション4、健康的でセンスのいい食に出会えるまちへの取り組みでは、シルクに関連したスイーツ等の開発も並行して行われました。 また、アクション5、動画とアートに出会えるまちへでは、イルフ童画館におきまして武井武雄生誕120年記念の全国巡回展の際に、高島屋におきまして物販や岡谷市のPRを行ったほか、若年層に人気の衣料品ブランドとのコラボレーション商品の販売により、武井作品の斬新さやデザイナーとしてのすばらしさを全国へPRする機会となりました。そのほかSNSによる情報発信やブランドロゴの普及活動、首都圏、中京圏での観光ディスプレイ設置などにより岡谷ブランドの発信に努めてまいりました。 今後も、岡谷ブランドプロモーション協議会を中心に、これまでの取り組みを検証するとともに、運営方法やアクションプラン具現への取り組みの見直しなども研究する中で、岡谷ブランド構築に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に、(3)官民が連携した商品開発についてですが、今年度4月より岡谷市で採用いたしました地域おこし協力隊につきましては、岡谷ブランドの核となるシルク商品の開発や地域資源を活用したまちづくりを推進するため、岡谷蚕糸博物館を活動拠点に職員がサポートを行う中で、地域や関係者の皆さんとかかわりを持ちながらさまざまな活動に取り組んでいただいております。 養蚕振興の隊員は、市内の養蚕農家を協力し、シルク製品の原料となる岡谷産繭の品質向上や量産に向けた取り組みを進めていただいておりますが、春の養蚕では、隊員がこれまで培った知識やノウハウなども取り入れ、良質な繭の生産につながってきております。 また、ブランドの隊員につきましては、岡谷ブランドの核となるシルク商品の開発、販路開拓などを進めるため、現在は岡谷絹工房等を中心に活動する中で、地域資源の洗い出しやブランドに向けたリサーチを行っております。地域おこし協力隊の活動には、地域や多くの関係者の方々のご理解とご協力が必要となることから、まずは多くの市民の皆様に協力隊の活動の目的や取り組みを知っていただくことが課題と捉えております。地域おこし協力隊が市民の皆さんや関係者の方々と円滑にコミュニケーションが図れるよう、協力隊のPRやサポートを行う中で、協力隊の経験やスキル、アイデアを十分発揮できるような体制を構築してまいりたいと考えております。 次に、(4)広域的なプロジェクトの推進についてですが、諏訪地方観光連盟では、平成29年度より地方創生推進交付金を活用して諏訪の国ブランド展開観光推進組織基盤創生事業を展開しております。 諏訪6市町村において観光資源を生かした観光戦略を推進するに当たり、多くの観光資源を有するがゆえに情報発信における選択と集中が難しいこと、広域連携上の役割分担が不明確であること、民間主導の持続可能な観光推進体制の整備といった課題が挙がりましたので、観光地域ブランド諏訪の国を確立し、諏訪エリアに散在する観光資源を一体的に情報発信することで観光産業への誘客につなげていくという取り組みです。これまでに、諏訪の国開国フェスの開催のほか、諏訪の国公式アンバサダーを活用したSNSによる情報発信、海外マーケットに向けた商談会、展示会への参加、ブランド認定、観光地域ブランド地産品を軸に大手小売店バイヤーへのPR等を行ってまいりましたが、それぞれ単発的な取り組みに終始しており、継続性という観点で課題が残っていると感じております。 また、「みんながつくる!『諏訪の国』プロジェクト!」につきましては、本年度が地方創生推進交付金事業の最終年度となることから、民間主導の組織育成に取り組み、その一環としてセミナーやワークショップを開催するなど、地域ブランド観光プログラムの確立に向けた取り組みをしているところです。本市としましては、セミナー等に参加させていただくとともに、これらの取り組みで得られた知見も参考にしながら、シルクやウナギ、みそなどの地域資源を生かしたブランドの確立等に取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、(5)戦略的な組織運営についてです。 産業振興部は、平成27年度より部を挙げて戦略的な産業振興や育成支援を図り、新たな施策展開に柔軟かつ迅速に対応するとともに、蚕糸博物館を柱とする地域資源を活用したまちづくりや産業観光との連携、また、シルク文化を初めとする岡谷ブランドを一体的に産業振興施策に生かすため体制の見直しを行いました。 また、さまざまな地域資源を活用し、魅力的なまちとしてPRすることで岡谷市の知名度の向上を図るため、岡谷ブランドプロモーション協議会と協働で岡谷ブランドブックに基づきアクションプランの具現ブランドロゴの普及、情報発信等に取り組んでおります。今年度も、観光誘致の商談会には岡谷市観光協会と商業観光課の担当職員とともに岡谷市の主要な見学先となる岡谷蚕糸博物館の職員も同行し対応したほか、ブランド推進室岡谷ブランドプロモーション協議会が行う中京圏での岡谷ブランドのPRには、商業観光課と連携し、観光PRもあわせて行ってまいります。 現在、岡谷ブランドや観光情報の発信に関しては、関係する職員が日ごろから情報交換や連携を図る中で、効果的かつ柔軟な発信に努めております。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。     〔建設水道部長 山岡泰一郎君 登壇〕 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) おはようございます。 私からは、大きな2番、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりについての(1)「ウォーカブル推進都市」への参加について答弁させていただきます。 ウォーカブル推進都市につきましては、今後のまちづくりの方向性として、居心地がよく歩きたくなるまちなかを形成することにより、内外の多様な人材、関係人口の出会い、交流を通したイノベーションの創出や人間中心の豊かな生活を実現する都市を構築するため、国内外の先進事例などの情報共有や政策づくりに向けた具体的な検討を国、地方公共団体という枠を超えて推進する都市を募り、ウォーカブルなまちづくりを目指していく取り組みであり、本年7月より募集が始まっております。令和元年9月30日現在、参加都市は180都市に上っております。岡谷市におきましては現在応募はしておりませんが、今後の状況等を注視してまいりたいと考えております。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 一通り答弁が済んだようです。 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) 一通り答弁いただきましたので再質問をさせていただきます。 まず、大きな1番、キャッシュレスとポイントを活用した経済循環の仕組みづくりについての(1)岡谷市のキャッシュレスへの反応でございます。 市長から大変前向きな答弁をいただいたというふうに思っております。売店などで既にもう準備が進められているというようなお話でございました。今回の商工会議所の事業では、自治体生産システムについても想定して計画をされているというようなことでしたので、恐らく今アプリケーションなどを開発している最中かと思っております。さらに広く活用できるように準備を進めていただきたいというふうに思うのですが。 また、このような取り組みはもう既に始めている先例の場所もあります。高山市など、さるぼぼコインということで、さらに地元金融機関が中心となって進めているという事例もございました。それにより口座との取引の連携、証明書、税金について幅広く扱いができるということになっているそうでございます。この事業はこれから始まる事業でございますが、さらに研究、検討を深めて、よりよいものにしていけるように会議所等と連携を深めていただきたいというふうに思っております。 また、10月1日に消費税増税に伴って、例えば駒ヶ根市、飯島町、中川村で行っている「つれてってカード」、伊那市「い~なちゃんカード」などは、既にキャッシュレスのサービスを始めて、ポイント還元が、少しおくれたようですがここで始まったというふうに聞いております。その中で、5%還元というのにあわせて行政が3%負担、また、組合が加盟店2%負担を合わせてさらに5%、合計で10%還元という事業に早々に取り組まれているというふうに聞いております。これと同じようなことが決していいと言っているわけではございませんが、先ほども市長さんもおっしゃっていましたが、足踏みをしているお店がいる、様子を見ているお店がいるということでございますので、そういう方々が早期導入のメリットを促すような施策を検討して、1月のスタート段階に間に合わせる内容にしたらどうかというふうに思っておりますが、その点について何かお考えがあったらお聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) 先ほど議員さんのほうから御紹介いただきました伊那市であったり、駒ヶ根市のところで、ポイントの上乗せ事業を開始するというのは報道等で承知しております。消費喚起策という点では一つの手法として考え得ることかと思います。他方で、我々岡谷市の中でこれから実施していく中では、1月の本格稼働に向けて、まず加盟店をふやしていくというところ、そして、加盟店をふやす中で、会議所であったり、我々市のほうでしっかりと事業者さんの声を聞いた中で、どういった環境下であればより使いやすいツールになるかというところを確認していく必要があると思いますので、まずはいろいろな事業者さんの声を聞きながら、その中で有効な手法について研究していきたいと思っております。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員
    ◆12番(今井康善議員) わかりました。1月スタートということで、恐らくこのような予算組みをするとしたら12月の議会しかないのかなというふうに思っております。そういった意見聴取を早急にしていただき、また、対応をしていただけるように要望しておきたいというふうに思います。 (2)ポイントを活用した経済循環の仕組みについてでございますが、既に行っている事業について新たなOkaya Payについても検討、導入を考えていただいているというようなお話をいただきました。そのようなことによって地域ポイントとしての利用価値がさらに高まって、導入のきっかけになればいいかというふうに思っておりますので、この辺も新規導入店を募集するに当たりまして非常に重要なポイントになってくると思います。聞いているところによりますと、目標として70店舗を当初、加盟店を集めたいという中ですが、今のところ五十数店舗の段階だというふうに聞いております。ハード的にもまだまだ問題があるようですけれども、年内にそのようなことも解決できると思いますので、そのことも踏まえて市と会議所、また、お店などが協力して事業に取り組んでいけるように、さらに協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 (3)インバウンドに対応したキャッシュレス環境の整備についてでございますが、対応している施設、また、シルクファクトについての宮坂製糸所さんではないところがまだ対応できていないということで、対応に向けて検討されているということですので、その辺につきましても早急に対応をお願いしたいというふうに思っております。これからは、恐らくそれがユニバーサルサービスとしての標準となっていくと思いますので、早急な対応をお願いしたいと思います。 それでは、大きな2番、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりについての(1)「ウォーカブル推進都市」への参加でございます。 今年度募集を開始したということで、既に180の自治体が表明しているというふうに今伺いました。この募集要項を見てみますと、人口規模の大小にかかわらず居心地がよく歩きたくなるまちなかづくりに、首長初め団体として賛同いただける地方公共団体であること、または何らかの取り組みを実施中、あるいは構想等をお持ちの地方公共団体というような応募要件がございました。参加に当たりましては非常にハードルが低いのかなというふうに思っていますし、まちなかウォーカブル推進プログラムなどのメニューも今用意されている段階かと思います。今の時点でこの提起をさせていただいたということで、ぜひ来年度に向けて再度検討していただきたいと思うんですが、その可能性というのはあるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) このウォーカブル推進都市の事業ですけれども、既に何回か懇談会等が開催されておりまして、分科会みたいな形でストリートデザイン懇談会というようなものが開催されている旨が国土交通省のホームページ等に掲載されておりまして、細かい資料等もかなりわかりやすく掲示がされております。現在、そういった情報が共有できる状態ではありますので、その部分はいろいろとこれからも参考にしていきたいと思いますし、また、事業的に例えば補助金とかそういった支援があるような形であれば、そういった部分にも積極的に検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) このプログラムの中には、市町村や民間事業者などによる取り組みに関する支援もあったりします。このように全国ではさまざまな展開が既に行われているということで、このようなトレンドをつかんで岡谷市に生かせる施策を十分検討を重ねて次年度に反映させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、(2)中心市街地活性基本計画についてですが、内容については理解しているが、今の段階ではやる予定がないというようなお話でございました。この平成12年につくられた中心市街地活性基本計画は、もう既に平成18年に中心市街地活性法の改正などによって、本来なら見直しをしていく必要があったかと思います。県内でもそのような対応を長野市や松本市、塩尻市、飯田市がもう既に取り組まれているようでございます。基本計画の認定については、中心市街地活性法に基づく基本計画の策定を岡谷市が目指すというふうにしていただかなければ、そういう方針決定をしていただかなければ進められないということもあって、計画自体をつくるのは恐らく市というよりか、会議所やその関連団体等の協力が必要になってくるというふうに思います。ただ、市が方針決定をしていただけるということが前提の条件となっておりますので、ぜひこの件はやるような検討を進めていただきたいというふうに思います。 また、この地域再生計画との連携として、地域再生法に基づく地域再生計画でも中心市街地活性の認定があったというふうにみなすということもございます。そんなことも含めて地域再生計画などをまた進めていくような検討をしていただけないかどうか、再度お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) 中心市街地活性基本計画の策定について、市はかじ取り役を担っていくべきではないかという御質問かと思います。 中心市街地活性法におきます中心市街地活性基本計画につきましては市町村が作成することになっておりますが、この作成の段階で市を中心に中心市街地活性協議会という場を設けまして、そこに参画する、例えばまちづくり会社であったり、商工会議所であったり、また商業者の方々、それが合意形成を踏まえながら基本計画を策定していくというプロセスではございます。それに当たりましては、まず我々はことしの10月に商業活性計画を策定いたしまして、いよいよこれから商業活性計画に基づく取り組みをやっていく、そして毎年活性会議を開きまして、毎年ごとの取り組みのPDCAサイクルを回していくというような手順を考えております。市内の商業会は今11商業会ございます。我々市が単独でこれから中心市街地活性基本計画を進めていくというのは、やはり商業者の声をしっかり取り入れられない可能性もございますので、まずは商業活性計画に基づく取り組みを進めて、かつPDCAサイクルを回しながら、商業者の声を聞きながら、本当に中心市街地の活性基本計画が必要かどうかというところの声を聞いた上で取り組みを進めていきたいと考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) わかりました。確かに市が一方的に主導で行っていくというものではないということは理解しております。今後、ララオカヤの方針が出たこともあります。また、商業活性計画を推進していく上で、いろんな事業に取りかかりたいこともあるかと思います。その中で、もしこのような計画の必要性が出た場合には、ぜひとも積極的に取り組んでいただく段取りをしていただきたいというふうに思っていますので、ここではそのようなお願いをしておきたいと思いますのでよろしくお願いします。 続きまして、大きな3番、地域資源の集約による地域ブランドの確立についての(1)ブランド振興の状況でございますが、ブランドブックについて、アクションプランが28項目あって推進されているというようなお話ですが、ブランドブックを見て、この5つのアクションプランの中の細項目を数えるのですが、どうしても26項目しか数えられなかったので、その辺についてどのような内容になっているか、お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) ブランドブック全体の28件の内訳でございますが、5つのアクションプランの具現に向けた取り組みとしまして、アクション1の美しい湖畔を体験できるまちへで7件、アクション2の新しいシルク文化が生まれるまちへで5件、アクション3の自然を体験し、ものづくりを楽しめるまちへで5件、アクション4の健康的でセンスのいい食に出会えるまちへで6件、アクション5の動画とアートに出会えるまちへで3件の計26件、それらの事業を推進していくための情報発信、また、ブランドロゴの普及を合わせた28件という数え方になっております。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) わかりました。情報発信とロゴの利用ということで28件だということで理解しました。この辺もいろいろ市の情報を調べたのですけれども、ブランドブック以外の情報がいまいち見つからず、アクションプランとの連動性がわかりにくかったので、その辺については少しわかりやすく整理していただきたいなということを感じました。 また、このブランドロゴについてですけれども、利用状況について、また、活用の事例など、どのようにされているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) ロゴマークの利用状況についてでございますが、岡谷蚕糸博物館リニューアルオープンにあわせて、入り口に館名サインとともにブランドロゴも大きく表示したほか、企画展のイベントチラシなど各種印刷物への掲載やミュージアムショップの買い物袋の表示、市役所内で取り扱う郵送封筒やイベント開催のチラシ、各種会議での配布資料などにもブランドロゴを使用し、岡谷市のイメージの発信に努めております。 また、岡谷市観光協会では、協会の推奨お土産品として登録された商品に岡谷ブランドロゴをデザインした推奨商標を張って販売しているほか、岡谷商工会議所では、会員の皆様にブランドロゴの周知と利用促進を図り、市内企業や呉服店、衣料品店などの各種商品にブランドロゴを刻印、印刷していただくなど、約20件程度の利用をいただいております。 ブランドロゴは、市民の地域への愛着や誇りを高めるとともに、岡谷市のイメージを市内外に発信することを目的としているため、行政のみならず広く企業の皆様に使用していただけるよう働きかけをしてまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) 行政の関連施設では十分使われているということがわかりました。あと、民間で20件ということでしたけれども、この7年間の中で20件というのが多いのか少ないのかよくわかりませんが、その辺について何かお考えはありますでしょうか。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) ブランドロゴの利用の件数について、高い低いそれぞれの価値観があるかと思いますが、これからしっかり岡谷ブランドというのを発信していくためには、今以上にこのロゴマークを使っていただく事業者さんをふやしていく必要があると思っております。引き続きブランド推進室、また、商業観光課を通じて、さまざまな事業者さんにロゴマークの利用、相談をさせていただけないかと思っております。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) わかりました。推進に当たっては、20件が多いか少ないかという認識については、いろんな考え方があるかと思います。ただ、進めていく上では、ある程度一定の認識を持つ必要があるのかなということも感じておりますので、ぜひその辺も協議会等で検討されて周知を図っていってほしいと思います。ロゴマークのマニュアルだったり、使用取り扱い要綱、申請方法などがホームページからダウンロードできるようになっているかと思います。ただ、利用しようという気持ちがなければそこに行き着かないということもあると思いますので、そんなことも踏まえてブランド推進のために、このようなロゴマークを積極的に使えるような環境づくりにもぜひ取り組んでいただきたいなというふうに思います。 続きまして、(2)ターゲットとするマーケットについてでございますが、平成29年時点で13件としている内容について、3つのターゲットに向けて取り組みをされているということでした。これもやっていると言えばやっているということになるかと思いますが、なかなかどこまでやれば推進ができているかということもあるかと思います。例えばレンタルサイクル、今やって、利用者がここのところちょっと少なくなっているのではないかなということも思っていますが、ただ一方で、ほかの地域では大手会社と連携したシェアサイクルみたいなものが主流になりつつあります。そういうことを考えますと、内容についてもいろいろと検討する部分が多くあるのではないかなというのを感じております。岡谷ブランドプロモーション協議会でそんなような検証を行われているというようなお話でしたけれども、開催状況などを教えていただければと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) 岡谷ブランドプロモーション協議会の開催状況でございますが、平成30年度の実績といたしましては、平成30年の6月に総会を開きまして、あとはことしの2月にブランドプロモーション協議会を開催している状況でございます。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) 年に2回ほど開催されたというようなお話で、今聞くと、ことしについては開催がまだされていないというようなお話でした。ブランドを推進していく上では、さまざまな取り組みを検証していくということで、ある程度一定の基準みたいなものはやはり必要になってくるのではないかなと思っています。戦略やマーケティング、ブランドとは何か、これらの商品を提供する人は誰かなど、基本的な用語の定義や実行プロセスを標準するということも結果につながっていくのではないかというふうに思っていますので、そのようなことを踏まえて、今後ブランドプロモーション協議会を進めていただければなというふうに思っているところでございます。 この28項目のうち13項目ということになりますと、15項目の取り組みがまだされていないということになります。ブランドブックを作成して7年が過ぎ、これからやるような計画になっているのか。それとも、もしかしたら計画自体が見直しを必要としている部分もあるのかなというふうに思いますが、何かそのような検討はされていますでしょうか。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) ブランドブックに記載しておりますアクションプランの進捗でございますが、取り組み一つ一つ、短期的にできるものから中長期的に時間をかけながらやっていかなければいけないものもございます。その中でシルクとタイアップを組みながら情報発信していくようなものは幾つかございますので、それはこれから開催していきますブランドプロモーション協議会なども通じて、効果検証を踏まえながら何からやっていくのかというのを議論していければと思っております。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) 諏訪湖創生ビジョンもありますし、サイクルロード、また、さまざまな計画がここで広域的にも進んでおります。ぜひともそんなことも踏まえた計画、実効性のある計画づくりを進めていただければと思います。 続きまして、(3)官民が連携した商品開発についてですが、地域おこし協力隊が今活動されているということで、シルクの商品開発などをされているというお話だったかと思います。よく地域おこし協力隊の方々が全国的に活動をする上で課題としていることで挙げられているのが、活動に関する技術、知識の習得や情報発信が課題として挙げられております。また、活動目的、活動内容の具体、明確の部分でも課題を感じているということが言われております。もう一つ、地域住民、行政職員とのコミュニケーションなどがなかなかとりにくいということも挙げられております。これから始まったばかりですので、その辺の課題をつくらないためにも、しっかりとしたマネジメントをしていく必要もあるかと思っております。そのような役割を担うところはブランド推進室というようなことでよかったのですか。確認のためお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) 地域おこし協力隊につきましては、先ほど答弁させていただきましたとおり、2名ともシルクファクトおかやを活動拠点に今活動を進めていただいております。その関係からブランド推進室とまずは連携をしていきながら、また、ブランドの隊員につきましては、これから観光というところまで広くつながってくると思いますので、関係部局ともしっかり連携して取り組みを進めていくということになると思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) わかりました。単に製品開発(「リーン」予鈴)という面でいけばできると思いますが、それをブランドしていくということが非常に難しいかと思います。その辺の連携、また、マネジメントをしっかりと進めていただきたいというふうに思います。 続きまして、(4)広域的なプロジェクトの推進ですが、諏訪の国ブランド認定をされているのが今のところ1件だということだと思います。これについては非常に成果が上がっているというふうに思うんですが、まだまだ1件ということでは物足りないなというふうに思います。それを補うために諏訪の国プロジェクトなどにより民間活動を促進するようなところが非常に重要になってくるかと思います。今までの取り組みは、行政側としてブランドづくりの取り組みについてのお話をお聞きしたのですけれども、ブランド全体をつくっていくためには民間活動が欠かせないというふうに感じております。既に岡谷市の中でも、私が知っているところの一部なのですけれども、例えばワイナリーをつくりたいとやっている方、また、サイクルツーリズムを進めているというような方、また、日本酒を海外に売り出したいというような方、また、おかやるく、地域をもっと知っていただきたい歴史的建造物の発掘やうまいグルメの食べ歩きや見学会など、民間を中心として活動されていることも多くあります。そのようなサポートがとても必要だというふうに思っておりますので、ぜひともそんなサポートをできるような環境づくりを整えていただきたいというふうに思います。過去に、うなぎのまちが非常に今うまくいっているかと思いますが、その辺がいい例かと思いますので、そんなことを1つ2つ、またでき上がっていただければいいなというふうに思います。 続きまして、(5)戦略的な組織運営ですけれども、産業振興部がブランド全体を仕切っているというようなイメージを持ちました。ブランドプロモーション協議会は、年に数回ということで少し機能的に弱いかなということを今感じております。ただ、このようなことをする上で統括するようなブランドマネージャーみたいな存在が必要なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) お答えいたします。 先ほど申し上げましたとおり、地域ブランドの確立というところですと、産業振興部では戦略的な産業振興や育成支援を図り、新たな施策展開に柔軟かつ迅速に対応するとともに、蚕糸博物館を柱とする地域資源を活用したまちづくりや産業観光との連携など、関係課室が連携を図りながら、今それぞれの分野における岡谷ブランドの推進に取り組んでいるところでございます。 御指摘いただきましたブランドマネージャーというところではございますが、現行今、関係課室が連携をとりながら、例えば商談会のところに両課室の職員が行って、それぞれ持っている知見をしっかり発信していくというような取り組みをしっかりしておりますので、これから取り組みを進める中で課題が産出されるようでしたら、改めてこういったブランドマネージャーというところも研究していく必要があるのかなと思っております。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員。 ◆12番(今井康善議員) わかりました。特に民間などを巻き込む上では、そのような役割というのは非常に大切かと思います。各所をまたいでいくだけでは連携という部分ではできているかと思いますが、誰が責任をとって進めていくのか(「リ・リーン」終了)というような位置づけが必要かと思いますので、またよろしくお願いします。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井康善議員の一般質問を終了いたします。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時28分 △再開 午前10時40分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △武井友則議員 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員の質問を許します。     〔11番 武井友則議員 登壇〕(拍手) ◆11番(武井友則議員) おはようございます。11番 武井友則です。 まず、1000年に一度とも言われる大雨をもたらした台風19号の被害に遭った方へ心からのお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧と日常生活が戻ってくることをお祈り申し上げます。 私も、土曜日に長野市、千曲市へと行き復旧作業を行ってきましたが、9,000世帯以上が浸水したということで、連日報道されるような甚大な被害を受けた地区以外でも、床上、床下の泥出し作業に追われていました。最近では災害への備えをしていても、その予想を上回るような被害が出ているように感じます。作業を行った地区でも、水害に備え住宅の基礎を高くしてある家も多かったのですが、それを上回る水により被害を受けているような状況でした。また、災害ごみの運搬において渋滞してしまって作業が進まないという話もありますので、災害に強い交通網の整備も進めていかなければならないのかなと感じるとともに、ハード面での防災にも限界がありますので、災害への市民の意識を高めていかなければならないと強く感じました。 それでは、通告順に従って順次質問をさせていただきます。 大きな1番、安全・安心に歩いて暮らせるまちづくりについてです。 (1)岡谷市ブロック塀等除却事業補助金交付制度についてお聞きいたします。 安心・安全に歩いて暮らせるまちづくりの実現には、歩道の安全確保が必須となります。震災のみならず、台風のときなど強風でも市民の生命、財産への被害が出ることが考えられるため、倒壊の危険性の高いブロック塀は早急に除却する必要があると思います。しかし、個人宅のブロック塀は資産でもあり、個人の判断に任せられるため一律に除却することは難しく、延長が決まったことなどからも利用が進んでいないのではないかと考えますが、利用状況について教えていただきたいと思います。 次に、(2)街路樹の管理についてお聞きします。 何度も取り上げられている内容にはなりますが、街路樹の管理についてお聞きしたいと思います。 市内の街路樹を見ると、きれいに管理されており、都市の美観の向上に寄与しているものもありますが、植えられて何年もたち手が回り切らなくなったのか、中には枯れてしまってそのままになっているものや電線の高さまで伸びてしまっているものもあります。電線に絡んでいるようなものについては、強風にあおられ停電を招いてしまうようなことも考えられますので、いま一度市内街路樹について、管理についての状況と今後の考え方をお聞きしたいと思います。 (3)歩行者の安全の確保についてです。 安全・安心して歩くためには、安全な歩道が整備されていることが基本になってくると思います。岡谷市都市計画マスタープランの中に歩行者の安全確保を主体とした生活道路の整備を進めるとも書いてありますので、歩道の整備状況について考え方などを含めて教えていただきたいと思います。 続いて、大きな2番、子ども・子育て支援の推進についてです。 第5次岡谷市総合計画前期基本計画の中でも輝く子供の育成は重点プロジェクトに挙げられております。そこで(1)げんきっずおかや。運用が始まり4カ月ほどたちました子育て支援アプリげんきっずおかやについて、運用開始後、実際に情報発信の強化につながったのかどうかなど、評価をお聞きしたいと思います。 続いて、(2)幼児教育・保育の無償化についてです。 10月から幼児教育・保育の無償化が始まりました。始まって間もないですが、スタートに当たり、保護者に対して制度や必要な申請など周知が十分にできたのか。実施方法を含めてスムーズなスタートが切れたのかどうかお聞かせいただきたいと思います。 最後に、(3)子育て支援サービスの充実についてです。 子育ての環境については千差万別で、育児に関する不安感や経済的な問題など必要とするサービスも多岐にわたります。きめ細かで切れ目のない子育て支援サービスの提供を実現するためには、多様なニーズの把握が不可欠であると思います。本年度は第3次児童育成計画の最終年度となりますので、新しい計画の策定に向けてニーズの把握に努めているとは思いますが、どのように行っているのかを教えていただきたいと思います。 以上で壇上からの質問とさせていただきます。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 山岡建設水道部長。     〔建設水道部長 山岡泰一郎君 登壇〕 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) 武井友則議員さんの質問に順次お答えします。 私からは、大きな1番、安全・安心に歩いて暮らせるまちづくりについて答弁させていただきます。 まず、(1)岡谷市ブロック塀等除却事業補助金交付制度でありますが、平成30年6月に発生いたしました大阪府北部地震によるブロック塀倒壊事故を受け、市民の皆様から自宅や近隣の塀等について相談が寄せられたことから、公道に面した個人住宅、併用住宅にある安全性に疑義があるブロック塀等の除却工事について、費用の一部を補助し、安全対策を推進するブロック塀等除却事業補助金交付制度を平成30年10月1日より開始しております。 主な交付要件でありますが、1としまして、個人住宅、併用住宅及び個人が所有する宅地等に設置されているもの。2としまして、国道、県道、市道等、建築基準法に規定する道路及び岡谷市が管理する道路に接するブロック塀、石造、れんが造、その他の礎石造の塀で、地面から高さが1mを超えるもの。3としまして、建築基準法に定める技術的基準に適合せず倒壊の危険性があるもの。4としまして、ブロック塀の全てを撤去し、施工業者等に発注するものであります。補助額は撤去に要する費用の5割以内とブロック塀等の長さ1m当たり8,000円を乗じた額のいずれか少ないほうの額で、上限10万円であります。これまでの利用実績でありますが、平成30年度は22件の除却工事に対し168万2,000円の補助金交付をしております。今年度は9月末までに23件の除却工事に対し、179万6,000円の補助金を交付しております。 なお、制度の受付締め切りでありますが、当初は本年の10月31日までとしておりましたが、来年1月31日まで延長し、市内ブロック塀等の安全対策を引き続き推進していくものであります。 次に、(2)街路樹の管理でありますが、岡谷市が管理しております街路樹や植栽については、職員による直営作業と専門業者への委託によりまして消毒や剪定、伐採などの維持管理をしております。剪定や伐採、除草等は計画的に行っておりますが、近年は街路樹の一部が巨木し、歩行者や運転者の見通しの妨げや根の生長による歩道の持ち上がりなど通行に支障を及ぼしていることもあることから、生育状況を判断しながら剪定、伐採を実施するように努めております。また、ふだんの除草や落ち葉の処理等は、沿線住民の皆さんの御協力に頼る部分が大きく、大変感謝をしておる次第であります。 現在の街路樹につきましては、都市計画道路等を築造する計画の段階で1路線ごとに地元区、地権者、住民の皆さんと協議をし、樹種を決定してまいりました。しかし、将来を見据えたまちづくりでの街路樹や植栽のあり方については、役割である新緑や紅葉など都市の景観上の向上、二酸化炭素の吸収、歩行者等に対する安全確保や日陰の提供などを考慮しながら、今後は持続的に維持管理できる樹種の選定が必要であるものと考えております。 次に、(3)歩行者の安全の確保でありますが、市内の歩道整備につきましては、今年度、株式会社日本ピスコ事業所西側の長地135号線安全対策工事で歩道設置工事を含む道路拡幅工事を計画しており、先日施工業者も決まり、地元の皆様に工事説明会も実施したので、準備ができ次第工事に着手してまいります。その他の歩道設置の計画は現在ございませんが、地元区や市民の皆様からの要望で用地確保ができれば小規模の歩道設置も実施しております。 市といたしましては、近年歩行者が巻き込まれる交通事故が増加しているため安全対策事業に力を入れております。歩道の設置には用地確保が必要となり、危険箇所で用地確保の協力をいただける箇所につきましては、今後も積極的に歩道整備を実施してまいりたいと考えております。また、用地確保が困難な箇所で歩行者が安全に歩けない箇所につきましては、路肩にグリーンベルトの設置を実施し、安全確保に努めております。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 私からは、大きな2番の子ども・子育て支援の推進についてをお答えいたします。 まず、(1)げんきっずおかやについてでございますが、本市におきましては、本年度スマートフォン等の特性を生かし、子育て支援情報を手軽に取得いただけるよう子育て支援アプリげんきっずおかやを導入し、6月3日より運用を開始したところであります。 運用開始から約4カ月が経過をいたしましたが、10月14日現在、420名の方にダウンロードをいただき利用をいただいております。複数の子供を登録されている方もおりますのでダウンロードの数とは異なりますが、登録されている子供の年齢につきましては、妊娠中の方が63人、ゼロ歳児が146人、1歳児が107人、2歳児59人、3歳児65人、4歳児以上が133人、合計573人となっております。 周知につきましては、健康推進課や子ども課、こどものくに子育て支援センター等においてチラシを配布しているほか、児童手当の受給世帯に対する現況届の手続通知にチラシを同封したり、保育園の入園説明会においてチラシを配布するなど、さまざまな機会や場を活用し周知に努めているところであります。 この子育て支援アプリには、市のホームページとリンクしたお知らせ等の配信やイベントの案内、子育て支援施設の地図などの情報を入手できる子育て支援情報と妊娠の健康記録や子供の成長記録、予防接種の日程や履歴の管理などができる電子母子手帳機能の2つの機能がありますが、医師会や歯科医師会にも協力をいただき、身近な医療機関の診療時間や場所がわかる地図などの情報も掲載をしております。 現在、アプリの1日平均の利用人数は35人程度でありますが、アプリとリンクをしております市のホームページの子育て支援サイトげんきっずおかやの閲覧数も、昨年の同時期と比較しますと1割ほどふえており、子育て家庭への情報発信の充実につながっているものと評価をしております。現在も健診や予防接種、子育てアドバイス、こどものくに情報、その他子供向けのイベント情報など子育て家庭に役立つ情報発信に努めておりますが、今後、利用者の御意見等もお聞きしながら、さらなる情報発信の充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、(2)幼児教育・保育の無償化でありますが、10月から開始されました幼児教育・保育の無償化は、幼稚園、保育所、認定こども園、地域型保育などの施設に在園している子供のほか、認可外保育施設や一時保育などを利用する保育の必要性のある子供についても無償化の対象となることから、保護者への周知はさまざまな方法により実施をしているところであります。 本市では、ホームページ、広報おかや、シルキーチャンネルを通じて周知を行ったほか、幼稚園、保育所、認定こども園に在園する子供の保護者に対しましては、7月から9月にかけ各施設において保護者説明会を開催をし、制度の内容や手続等の説明を行うとともに、保護者からの個別の相談にも対応したところであります。また、先般開催をいたしました新年度の入園説明会においても、無償化の制度等の説明をあわせて行ったところであります。このほか3歳未満児の乳幼児がいる子育て世帯に対しましては、プレミアム付商品券の購入引換券を送付する際、制度について案内チラシを同封し、対象となる範囲や対象となるサービスの周知を全世帯に行ったほか、幼稚園、保育所、認定こども園などに在園していない3歳から5歳までの子供については、直接その保護者に対し説明を行うなど、無償化の対象となる子供が必要な給付が受けられないことがないようきめ細かな対応に努めたところであり、スムーズなスタートができたものと思っております。 なお、本制度はスタートしたばかりでありますので、現在は無償化の対象とならない子供も、今後年齢や世帯の所得状況の変化に伴い無償化の対象となる場合も出てまいります。無償化の対象事業を実施している施設に常時チラシを置いておくなどいたしまして、制度の周知に努めてまいりたいと考えております。 次に、(3)子育て支援サービスの充実です。 本市では、第4次岡谷市総合計画や第5次岡谷市総合計画の前期基本計画重点プロジェクトに輝く子供の育成を掲げ、さまざまな子育て支援施策に取り組んでおりますが、施策の展開に当たっては子育て世帯のニーズ把握や意見聴取を行いながら、より実効性のある施策の展開に努めております。それらニーズ把握につきましては、保健師等による家庭訪問や健診などの機会、こどものくに子育て支援センター、各保育園などにおいて保護者と接する機会、また、悩みなどを抱える保護者等の相談の機会など、さまざまな機会や場面を通じて保護者からの意見、要望の把握に努めております。このほか、子育て支援にかかわる団体の皆さんなどの意見等もお聞きしながら施策展開の参考としております。 なお、本年度は平成27年度からスタートをしております第3次岡谷市児童育成計画の最終年度となることから、5年間の検証を行いながら新たな計画の策定を進めているところであります。計画策定に当たりましては、多くの市民の皆さんから意見等を計画や施策に反映するため、昨年度は小学校3年以下の子供を持つ全ての保護者の皆さんを対象に子育てに関するアンケート調査を実施をしたところであります。 また、本年度は、パパママ教室において、これから子育てをする方々、乳幼児健診に来られた子育て中の方々、保育園保護者会連合会、ひとり親家庭の方々、地域で子育て家庭を支援している団体、さらには子育てを応援されている企業や中学生などと幅広く懇談やアンケートを行い、意見、要望の把握に努めたところであります。今後も、子育て家庭のニーズ把握に努めながら、輝く子供の育成に向け、未来を担う子供たちが健やかに成長できるようライフステージに合わせた切れ目ない支援の充実に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺太郎議員) 一通り答弁が済んだようです。 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) 一通りの答弁ありがとうございました。 2回目以降の質問に入らせていただきたいと思います。 大きな1番の(1)岡谷市ブロック塀等除却事業補助金交付制度についてですが、予定数に達していなかったことなど延長になったので、この制度自体の周知や、除却にしようと思えるような安全管理の方法についての周知はどのように行われていたのか。また、残りの期間で倒壊の危険性のあるブロック塀を除却するために、どのように行っていくのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) 先ほど議員さんからの質問の中にもありましたが、建物と同様にブロック塀のような外構構造物におきましても、個人の資産でありますので所有者が適正に管理していく義務というか責任があります。このため岡谷市では、塀の管理に係る注意事項や御自身で行えるような安全点検表のチラシを作成いたしまして、昨年の7月に隣組の回覧をお願いしたところであります。また、本年4月でありますが、固定資産納税通知書の発送の際に制度のチラシも同封いたしました。また、空き家の所有者への管理啓発のチラシの発送の際にも同様にお知らせをしている次第であります。このほか市のホームページや広報おかやでも周知をしているところでありまして、今延長したところでありますので、また申し込み状況に応じてはさらに周知に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) 今後も周知に努めていくということでしたので、ありがとうございました。 件数、最初の計画ですと60件ほどあるということで予算もとられたと思うんですけれども、この延長を受けて周知したことで思ったよりもふえてきたとかいうことがあった場合に、件数で打ち切るのか、それとも件数や最初とった当初の予算で打ち切るのか、それとも要件に合うようなものだったら全て対応していくのかどうか、その辺をちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) 当初、学校の通学路につきましてはパトロールを行いまして、おおむね60件くらいの危険なブロック塀があるということでこの制度のほうを始めた経過があります。しかしながら、現在まで交付の申し込みがあったところが、その60件以外のところも入っておりますので、なかなかその60件の部分についての進捗率というのはそんなに高くない状況であると認識をしております。ですので、今年度につきましては予算の範囲内でのまず対応となりますが、今後相談や交付要望が多ければ、また財政等の検討もしながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) わかりました。できるだけ多くの危険性を除却してほしいと思いますので、申請があったものについてはできるだけ対応していただきたいと思います。 (2)街路樹の管理についてですが、計画的に剪定や伐採を行っていただいているということで、また、ふだんの除草や落ち葉の掃除など、市内を走っていても地域の方が行っているのを見かけてありがたく思っているところであります。以前、ほかの議員の一般質問の中で、アダプト的に行っていくというのも一つの手法だというような回答をいただいておりましたが、実際にそのような方法で街路樹を整備しているケースがあれば、お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) 岡谷市が管理しております街路樹では、現在、横川区でもみじ橋から出早公園に続く東町線のもみじの剪定等を行っていただいており、このことはアダプト的な地域が参加する美化活動であり大変感謝をしておるところでございます。また、市内の各路線でも、地元区の皆さんの清掃活動や御自宅前の植栽帯を除草してくれる方もいらっしゃいまして大変ありがたく思っております。県のほうになるのですけれども、諏訪湖周辺の道路植栽等におきましては、諏訪建設事務所を窓口としております諏訪湖アダプトプログラムで諏訪湖周の道路の美化活動への参加団体もあるということでございます。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) ありがとうございます。実際にアダプト的に行っていただいている方もいるということですので、実際に行っている方からやっていてどんな声があるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) 街路樹の消毒などは個人では難しいということで、状況を見ながら必要な場合におきましては市の直営班や業者の委託によって実施をしております。地元区や沿線の住民の皆さんからは、率先して参加はしているが、やはり高齢がふえているということで、今後も同様の作業をしていくことは難しくなるのではないかというようなお話を伺っているような次第であります。今後も、地域の皆さんや団体、企業の皆さんの御協力をいただきながら、住民参加につながるアダプト的な活動の推進方法を考えていかなければいけないというふうに考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) ありがとうございます。確かに何についても高齢が問題になってきていると思います。やはり地域の住民の皆さんにやってもらうにも限界があると思います。先ほどの答弁の中でも樹種を検討していかなければならないというようなお話もありました。街路樹はいろいろな役目がありますけれども、市の中の公共の資源だと考えることもできると思いますので、公共施設の面積を減らして管理コストを減らしていくように、管理コストを減らすような努力をしていかなければならないのかなと思いました。名古屋市などでは、樹種転換による街路樹のコンパクト等を行って管理コストを抑えるようなことが行われていますので、ぜひとも管理コストのかからないような樹種転換を進めていただきたいと思います。 続いて、(3)歩行者の安全の確保についてでありますが、新設については場所が確保できればつくっていきたいというようなお話でした。市内を歩いていますと、歩道の段差でしたり、生け垣が伸びてきていて車道のほうを歩かなくてはならないような場所、ちょっと気になるような箇所もありますが、そういった箇所の管理方法について教えていただきたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) 歩道の維持管理につきましては、市道全体の維持管理の中で、市職員によりますパトロールや市民の皆様からいただいている情報提供により対応を行っているところであります。対応方法につきましては、パトロールや情報提供などで把握した破損箇所などを直ちに現地確認を行いまして、危険で緊急性の高い箇所につきましては速やかな補修等を行って安全の確保に努めております。生け垣につきましては、所有者の方がおりまして市のほうでは刈り込みができないというようなことでありますので、所有者に刈り込みをお願いしているというような状況であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) ふだんのパトロールや市民の通報に対して、直ちに現地に向かって速やかな補修を行っているというような御回答でした。古くなってきていて、できればどんどんと新しい、また、歩きやすいような形に更新していってほしいなとは思っているところですので、ちょっと要望を述べさせていただきますが、パトロール等を行われているということで、市役所ノーマイカーデー等がありますので、そんな日にはちょっと周りを見渡して歩道の安全に意識を向けてほしいなという、全体的な意識を上げていってほしいというのと、また、先日雨で水路から水が吹き上がり、歩道にあふれ出して消防が出動するようなこともありましたが、行って聞いてみると何度も同じようなことが起こっているということでしたので、歩道にかかってくるような水路についてや、また、土木要望などで上がってくるような場所については優先的に手を入れていただいて、歩道の安全確保を進めていただきたいと思いますので、調査とできるだけ早い対応ということでお願いしたいと思います。いずれにしても、安全・安心に歩いて暮らせる市街地の形成に向けて、計画を立て予算をしっかりとった上で歩道の更新を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、大きな2番に移っていきます。 (1)げんきっずおかやについてですが、アプリの利用が1日35人で、ホームページを見に来ている方も1割ほどふえているということでしたので、情報発信の充実につながっているのかなというように感じます。利用が定着するように、配信情報の充実とさらなる周知をお願いしたいと思いますが、1日35人というとちょっと少ないのかなというような感じも、登録している方と比べて少ないのかなというように思いますので、更新の頻度を上げるなどして情報発信の力を高めていってほしいなと思います。 (2)幼児教育・保育の無償化についてですが、決まってから短い期間にかかわらず個別に対応していただいたなどということで、丁寧に説明していただいて、スムーズなスタートも切れたということでありがとうございました。 保育園の預かり保育についてになりますが、利用する子供に保育の必要性がある場合、申請することにより限度額の範囲で利用料が無償化されるということです。この申請状況をお聞きしたいと思いますが、これまで日割りで払っていた保護者の方も月額で無償化を受けられるようなことになると思うので、月単位での利用もふえるのかなと考えますが、このことについて考えをお聞きしたいと思います。お願いします。 ○議長(渡辺太郎議員) 小口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小口浩史君) 保育園という御質問ですが、恐らく幼稚園の預かり保育のことかと思いますけれども、幼稚園の預かり保育につきましては、幼稚園の標準的な教育時間を超える朝夕の時間帯に保育所等の延長保育と同様に保育を実施するサービスでございまして、保育の必要性の認定を受けた子供については、日額単価が450円、月額1万1,300円を限度に利用料が無償化されるものです。この給付を受けるためには、就労などの理由によりまして保育の必要性の認定を受ける必要があることから、これまで保護者に対して認定申請の説明を行ってまいりました。4月からのスタートに当たりまして、市内の私立幼稚園3園に通う市内の子供121人のうち44人の保護者から保育の必要性の認定が申請されまして、市が認定を行ったところでございます。 また、この無償化によりまして利用者がふえるのではないかというような点につきましては、私立幼稚園側でも職員体制などの面において心配な点があるとお聞きしているところでございます。この点につきましては、保護者に対しまして就労など保育の必要性の理由に伴います真に必要な範囲の時間で、適正に預かり保育サービスを受けていただくよう、本市と施設からそれぞれ説明を行いまして、理解と協力をお願いしているところでございます。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) 保護者の方へ説明をして、真に必要な範囲での利用に理解と協力をお願いするということでしたので、わかりました。 保護者の方と子供たちの時間を確保するためにも必要なことだとは思いますが、4割弱の方が認定され利用しているということですので、やはり共働き家庭がふえているのではないかなと感じました。月単位利用にして、その分働く人、やっぱり子育ての時期にちょっとお金がかかってきていたりするのかなということで働く人もふえるようなことが当然考えられますので、引き続き計画的な職員採用等により職員の確保をお願いしたいと思います。 続いて、(3)子育て支援サービスの充実についてであります。 さまざまな機会、場面を通じて保護者の皆様からの意見、要望の把握に努めているということでした。また、支援団体への意見の聴取なども行っているということで、そして、3年生以下の子供を持つ家庭全てにアンケート調査をしたというような話もありますが、以前のアンケート調査において、子育てをする上での悩みや不安、負担に感じているようなことはどのようなことかという問いに対して、多い回答上位から、子供の病気や発育のことに対して不安を感じているという答え、次に多かったのが子育てに伴う経済的負担が重いというような回答が多かったわけであります。 私が聞いた中で、この2点にまたがる問題として、母子保健の中で窓口負担のある先天性股関節脱臼の検査というものがあると思うんですけれども、最近では出生後に脱臼を起こすようなこともあるということで発育性股関節形成不全というように言われているものですけれども、この股関節の脱臼は放置すると股関節の成長に支障を来し、成長後の長期的な機能障害につながるおそれがあるものということです。しかし、早期発見、治療の早期開始で80%以上が治すことができると言われているものです。これから寒くなってくる時期に生まれてくる子供だったり、女の子の子供に多いというものだと聞いていますけれども、この検査が希望者が個人の判断で行うものというようなことですけれども、乳幼児健診の前に受けるように勧告されているということで、特に子育てを始めたばかりだったり、経験の少ない方は不安に思って受ける方が多いと思うんですけれども、もしこの受けている数がわかれば教えていただきたいと思いますけれども、もしわからないようでしたら、そういった方、働けない時期の出費になりますので、支援が可能かどうか、どのように考えているか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 小口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小口浩史君) そのような検査を受けている方の数については今手元に数字がございませんけれども、私どもは恐らく3、4カ月の乳幼児健診におきまして股関節の検査は全てのお子さんにやっていると思います。内科医の先生にそこでしっかり検査いただいて、何かあれば専門のほうにつないでいただくような対応をさせていただいておりますので、引き続きそのようなきめ細かな支援には努めてまいりたいと思っております。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) 聞いた話であれなのですけれども、内科の健診のときに専門のところに行って検査を受けたのかどうかを聞かれるというような話も聞いていまして、その前に専門のところでエコー検査であったりを受けると内科の先生も安心して診られるというようなことだとは思うんです。 それで、無料の健診は受けられるけれども、検査を受けるとなると窓口で負担があるということですので、窓口負担は少なくなってはいますけれども、毎年生まれる子供の数、300人ほどに窓口負担、この健診だけでもちょっと支援をしていただきたいなと思いますので、そのようなことをお願いしたいと思います。窓口負担が500円だと思いますが、その生まれてくる子供の数と合わせて難しくないような金額なのかなと思いますので、その支援が可能かどうか、ちょっともう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 小口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小口浩史君) 保護者の方々が、どのような検査をどのぐらい受けているかというのは十分把握しておりませんので、中身をよく確認しまして、必要な支援等については検討してまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) わかりました。では引き続き必要な支援を調査しながら、どんなことをしていくと岡谷市で子育てをしていきたいと思えるかということを考えてもらって、今後の輝く子供の育成につなげていただきたいと思います。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(渡辺太郎議員) 武井友則議員の一般質問を終了いたします。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時24分 △再開 午後1時10分 ○副議長(藤森博文議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △大塚秀樹議員 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員の質問を許します。     〔15番 大塚秀樹議員 登壇〕(拍手) ◆15番(大塚秀樹議員) 15番 大塚秀樹です。 台風15号、19号で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、一刻も早い復興を願います。 まず、今井市長、4期目の就任まことにおめでとうございます。3期12年の市政運営について、市民の皆さんの判断を仰ごうとした9月の市長選挙は無投票でありましたが、市民の皆さんが市政の安定継続を望んだ結果であると思っております。今井市長には、4期目をスタートさせたわけでありますが、3期12年で培った行政手腕にさらに磨きをかけられ、岡谷市が抱える諸問題に果敢に挑んでいただき、先人の英知とたゆまぬ努力により築き上げられた岡谷市のさらなる飛躍に向けて邁進されますよう大いに期待をいたすものであります。 それでは、通告順に質問をしてまいりますが、今回は市長選挙後初の議会でありますので、大きな項目を市長4期目についての1つにして、市長さんの政治姿勢をお聞きいたします。 まず、大きな1番、市長4期目についての(1)4期目への意気込みであります。 先月29日より市長4期目の任期が始まり、30日には初登庁を済ませ、既に幾つもの公務に精力的に励まれているとは思いますが、スタートいたしました市長4期目の市政運営の意気込みをお聞きいたします。 次に、(2)選挙公約でありますが、今回の市長選挙は無投票であったことから、本来選挙戦において披瀝されるべき今井市長の市政に対する思いや目指そうとする岡谷市の将来像をお聞きすることができませんでしたので、市長選挙で市長さんがみずから掲げた公約に沿いまして考えなどをお聞きいたします。 まず、①産業と岡谷ブランドでありますが、岡谷市は工業立市であることは紛れもない事実でありますし、今井市長も市長就任以来、一貫して産業振興の旗振り役を努めていたことは承知しながらも、社会情勢が激しく変わりゆく時代にある今回の選挙公約の中において、まずこの項目を先頭に掲げた思いをお聞かせください。 次に、②子育てと教育であります。 少子の進展は都市の存続にかかわる大きな課題でありまして、全国各地でさまざまな施策が展開されておりますが、なかなか効果が見えてまいりません。今井市長の公約においても、子育てと教育のテーマを未来の担い手と希望を創造として取り組みたいとする項目がさまざまに掲げられておりまして、子育てや教育が抱える課題の大きさを実感いたすところでありますが、市長さんが目指す公約の文面にうたわれている若い世代が住み続けたいと思える魅力あるまちとはどのようなまちなのか、市長さんの夢をお聞かせください。 次に、③健康と福祉から、まず福祉政策についてお伺いいたします。 少子高齢の進展や人口の減少、家庭や地域の環境の変容によるコミュニティーの脆弱、さらに6年後には団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題が待ち受けるなど、福祉を取り巻く環境は財政面や人材面などからも厳しさが増すことが今から想定されまして、行政においても将来に対する大きな課題の一つとなっていると思います。 そこで、今現在から大きな不安要素となっている福祉の状況に対して、将来にわたって持続可能なまちとなる施策としてどのようなことに取り組んでいこうとしているのか、お伺いいたします。 次に、④安全と環境であります。 今月の12日から13日にかけて日本に上陸した台風19号は、記録的な豪雨により県内を初め全国各地で大規模な災害を引き起こし、甚大な被害をもたらしております。被害に遭われた地域の皆様には衷心よりお見舞いを申し上げます。 今回は、たまたま岡谷市においては大きな被害は発生しませんでした。警戒に当たられた消防団や市職員の皆さんの御尽力には心から敬意を表する次第でありますが、自然災害はいつ起きてもおかしくない状況であることを、私たちはいつも頭の中に入れておく必要があります。 そこで、市長さんが公約として掲げられた安全と環境の中で、岡谷市の防災・減災対策として、まず取り組まなければならない施策は何であると考えておられるのか、お聞きいたします。 最後に、⑤市民の声とまちづくりであります。 公約にもうたわれているとおり、まちづくりの主役は市民の皆さんであります。市民の皆さんの声をいかに的確に市政に反映させることができるか、今井市長の行政手腕の見せどころであると思います。しかしながら、市民の皆さんの声をお聞きするには、まず市政に関心を持っていただく必要があります。市政に限らず、国政や県政においても近年の選挙の投票率低迷の現状を見れば、住民の皆さんの政治への関心が薄れていることを物語っていると思います。ましてや岡谷市長選挙は過去3回続けて無投票でありました。今井市長はインタビューで政治への関心は低下しているとは思わないと述べられておりましたが、私は市民の皆さんは市政が安定するにつれて市政への関心が薄れていってしまうのではないかと心配になります。市長さんと私の思いは違うのかもしれませんが、私なりに市民の皆さんの市政の関心を高めるための施策は必要であろうと思い、市民の皆さんの市政への関心を高めるための施策の展開について考えをお聞きいたします。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 大塚秀樹議員さんの質問にお答えをさせていただきます。 大きな1番の市長4期目についての(1)4期目への意気込みについて、まず答弁をさせていただきます。 平成19年の9月、岡谷市を、全ての人たちに活躍の場と生きがいがあり、そして産業に活力があるたくましいまちにしたいという強い思いから市長選挙に立候補をし、市民の皆様との約束である公約として「人、輝き たくましいまち岡谷」の実現を掲げ、産業振興、子育てと教育、健康と福祉、安全と環境、市民の声とまちづくりの5つの政策を打ち出し、これまで3期12年間にわたり市民の皆さんとの約束を果たすべく全力を傾注してまいりました。 1期目では、岡谷市に大きな被害をもたらしました平成18年7月豪雨災害からの復旧・復興、また、100年に一度と言われた経済危機リーマンショックに端を発した世界同時不況による深刻な景気低迷からの市内経済の立て直しなど、目の前にある甚大な諸課題に迅速に対応したほか、実現を要する事業や施策につきましては、その実現、推進のため中長期的な視点に立ちまして、その方向ですとか道筋を示し、種をまき、計画を策定し、実現または事業の推進をしてまいりました。 2期目では、東日本大震災を初めとする大規模な自然災害を踏まえ、市民生活の安全・安心を支える基盤整備が急務であると判断をしまして、市民の生命と健康を守り、災害時には救急救助の拠点となる岡谷市民病院、諏訪広域消防本部と岡谷市消防団本部を併設する岡谷市消防庁舎のほか、環境を守る諏訪湖周クリーンセンターの整備工事に着手をするとともに、健康で生きがいを持って、また、このまちに誇りと自信、そして愛着を持って暮らしていくための岡谷美術考古館、岡谷蚕糸博物館、岡谷市看護専門学校の施設整備の推進のほか、子育て支援や高齢者福祉など、ソフト面におきましても、その充実に向けて各種施策に積極果敢に取り組み、成果を上げることができました。 そして、3期目でございますが、引き続き岡谷市民病院と諏訪湖周クリーンセンターの着実な事業推進に努め、岡谷市民病院は平成27年10月に開院、そして、平成28年11月には駐車場等の整備が竣工し、同じく平成28年12月には諏訪湖周クリーンセンターの本格稼働を迎え、市民の皆様や議会、関係各位の御理解と御協力のもと6つの基盤整備の全てを完了し、動き出すことができました。 また、教育面の充実では、岡谷西部中学校の耐震改築工事を行い、市内小・中学校の耐震が必要な施設の全ての耐震を完了させたほか、児童・生徒の学力向上に向けた体制の整備を進めてまいりました。 さらに、国全体が人口急減、超高齢という深刻な課題に直面をし、地方の創生が日本の創生と叫ばれる中、「人、輝き たくましいまち岡谷」の実現こそが岡谷市の創生であるという認識のもと、岡谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、たくましい産業の創造や岡谷ブランドの発信、輝く子供の育成、安全・安心の進展を中心に各種事業、施策に積極的に取り組んでまいりました。 私は、これまで製造業を軸とする産業振興を初め、5つの政策を掲げ、まちの活力とにぎわいの創出、子供たちの健やかな成長の支援、市民が安心して生活できる健康福祉のまちづくりなどに取り組んでまいりました。それぞれ多くの施策展開により成果を上げてきておりますが、現在、岡谷市は全国の地方都市と同様、少子高齢、人口減少という大きな課題に直面をしております。この大きな課題に柔軟かつ適切に対応し、乗り越え、将来にわたって持続可能な岡谷市を築いていくため、岡谷市の強みであります産業集積をより一層維持発展させ、全ての市民の皆さんが持てる能力や経験を生かし、活躍をすることができ、生活に彩りと潤い、楽しみがあり、そして豊かさを感じることができるまち。また、これからの岡谷市や日本を担う子供たちが明るく健やかにたくましく育ち、未来を切り開くための確かな学力を身につけることができるとともに、そのような子供たち1人1人の育ちをみんなで支える風土のあるまち。さらに、人と人との結びつきや地域の支え合いをより強固なものとして地域力を高め、誰もが住みなれた地域で安全で安心して健康で生きがいを持って暮らせるまち、そんな「人、輝き たくましいまち岡谷」の実現に向け、まちの元気と未来の創造に取り組むとともに、議会の御協力をいただき、市民の皆さんとともに心を込めて策定をいたしました第5次岡谷市総合計画と私の政策要綱にお示しした公約を着実に推進をしてまいります。 これまで市長として積み重ねてきました経験、実績に基づく力と展開実現してきました数多くの施策や事業の成果を基盤として、初心に返りまして一生懸命努力を重ね、岡谷に住み、働き、学び、訪れる全ての人々に活躍の場と生きがいがあり、幸せを実感でき、このまちに住み続けたい、住んでみたいと思える満足度の高い岡谷市をつくり上げるとともに、将来にわたって持続可能で、将来のまちに多くの夢と希望を描くことができる確かなまちづくりを力強く推進してまいりたいと考えております。市民の皆様の信頼と期待に応えられるよう市民の声に真摯に耳を傾け、市民主役の市政運営に努め、岡谷市の発展と市民福祉の向上のため全身全霊かけて取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、(2)選挙公約の①産業と岡谷ブランドでございますけれども、第5次岡谷市総合計画に掲げる将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けまして6つの基本目標を掲げ、さまざまな施策、事業を展開してまいりますが、そのためにも安定した財政基盤の確立が必要であります。そのため産業ということを先頭に掲げた、公約に甲乙ないわけでございますけれども、そんな思いもございます。その安定した財政基盤を支えるのは力強い産業でありますので、基幹産業であります製造業を軸としながら、商業、サービス業、観光、農林水産業など産業全体の振興に取り組み、福祉、環境、教育など幅広く行政サービスを充実させ、市民福祉の向上を図りたい、こうした思いがあります。 また、岡谷市が持ちますさまざまな地域資源を活用し、また、岡谷ブランドの発信によりまして知名度の向上や観光の誘客など産業全体の振興を図り、関係人口の創出拡大、移住・定住を促進し、活力あるたくましいまち岡谷を実現していきたいと考えております。 ②子育てと教育であります。 少子高齢、人口減少が進む状況下にあって、若い世代、子育て世代が岡谷に定住することは大変重要なポイントであると考えております。長野県毎月人口異動調査によりますと、岡谷市の20代から30代までの人口が毎年減少を続けていることからも、若い世代、子育て世代の定住を促進していかなければならないと考えております。そのため、産前産後の母親支援の充実や仕事をしながら子育てができる環境づくり、また、子供たちが安心して元気いっぱい遊び学べる保育環境、教育環境など、安心して子供を産み育てることのできる環境整備はもちろんのことでございますが、若い人たちにとりましても産業振興による働く場の確保、そして生活に彩りや潤い、楽しみがあり、豊かさをもたらす商業環境づくり、医療環境の充実など、若い世代の希望がかなえられることで、このまちに住みたい、住み続けたいと思える、そんな魅力のあるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 次が③健康と福祉であります。 本年4月1日時点の岡谷市の総人口に占める75歳以上の後期高齢者の割合は19.1%で、これに対しまして国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口は、2025年には22.9%まで上昇するというふうに推測をされており、さらに高齢が進むものとされております。こうした中、全ての市民の皆さんに活躍の場と生きがいがあり、幸せを実感できるまちをつくり上げるため、生活習慣病の一次予防に取り組み、健康診査や各種検診の受診率向上に努め、疾病の早期発見、早期治療、重症予防の対策を進めることで健康寿命の延伸を図ってまいりたいと考えております。 また、在宅医療と介護の連携を推進するほか、介護予防普及啓発や地域におけるリハビリテーション活動の支援など、各種の取り組みを通じ介護予防の充実を図るとともに、認知症施策の推進にも取り組み、地域包括ケアの整備、充実に努めてまいります。 さらに、共生社会の実現に向けましては、障がい者の社会参加の促進、成年後見制度の利用支援に取り組むとともに、人と人との結びつきや地域の支え合い体制の充実によりまして、住みなれた地域で安心して生活を送ることができるまちづくりを進めてまいります。このほか生涯学習活動の充実ですとか、シニア世代の活躍促進など、生きがいづくりや仲間づくりにも取り組んでまいりたいと考えております。 ④安全と環境でありますが、岡谷市では平成18年7月豪雨災害の記憶を風化させることなく、災害の経験から得られた教訓や知識を世代や地域を超えて後世に伝え、災害に強い安全・安心なまちづくりを目指すため、災害から10年目の節目でありました平成28年に岡谷市防災・減災基本条例を制定いたしました。そして、この条例では、行政だけによる災害対策には限界があり、みずからの身はみずから守る自助、そして近隣世帯が自発的に助け合う互助、地域においてともに支え合う共助、また、行政が市民を支援する公助の考え方を基本に防災・減災に取り組むこととしております。今回の台風19号では、早期に避難したことで負傷など免れた方が多くいた一方で、逃げ遅れて被災された方も少なくなかったというふうに報道にもあるわけでございます。 条例にもありますとおり、まずみずからの身はみずから守る自助が基本であります。市では現在、岡谷市防災ガイドの改訂版の作成を進めておりますが、完成後は全戸に配布をするとともに、21区を巡回する出前講座を開催し、自分の住む地域の特性について学び、そして、日ごろの備えや安全な避難方法を話し合う機会を設けるなど、防災・減災に対する知識の習得と意識の醸成に取り組んでまいりたいと思いますし、この出前講座につきましては、区単位ではなく、要請があれば、その小さな単位でも実施をしてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いをいたします。 ⑤市民の声とまちづくりであります。 私は、4期目の今回の立候補に当たり、基本姿勢の一つとして、市民の声に常に耳を傾け、市民主役の市政運営を掲げました。まちづくりの主役は市民1人1人でありますので、市民に寄り添い、市民の声に真摯に耳を傾け、市民起点のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。そのために、広報おかや、ホームページなどによる広報活動、市政懇談会などの広聴活動の充実を図る、日ごろから市政運営に対して多大なお力添えをいただいております区や各種団体の会合や総会等に積極的に足を運びまして、意見交換や情報発信に努めるとともに、さらなる連携強化に努めてまいりたいと考えております。 また、岡谷市市民総参加のまちづくり基本条例に基づき、市政への市民の参加、特に岡谷市の将来を担う若年層の参加を促進し、市民の声が生かせる協働のまちづくりを進め、満足度の高い岡谷市を市民の皆さんとともにつくり上げてまいりたいと考えております。 大塚議員が申し上げますように、市政に関心が薄れてきているということにつきましては、市政懇談会、それから今回の私の後援会の活動ですが、支部集会などを通じて、私は市民の皆さんは十分関心は持っていただいているというふうに思います。そうした意見を吸い上げていくことが私の責務だと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 以上です。 ○副議長(藤森博文議員) 一通り答弁が済んだようです。 大塚秀樹議員。 ◆15番(大塚秀樹議員) 質問に対してそれぞれ御答弁をいただきありがとうございました。 それでは、2回目以降の質問をさせていただきます。 (1)4期目への意気込みであります。 市長さんの過去3期12年にわたる取り組みを含めて答弁をいただきました。6大事業を筆頭に岡谷市のまちづくりに懸命に取り組み、着実に進捗が図られていることが伺えました。私が過去において質問した市政運営の最大の課題である少子高齢と人口減少という大きな課題に対して、市長4期目を迎え断固たる決意で取り組みを進めようとする意気込みが伝わってまいりました。3期12年の成果などについてお話しいただきましたが、6大事業の完了による形に見える施設の財産、加えて、今井市長自身の3期12年の実績も岡谷市の貴重な財産であると思っておりますが、これからこういった施設や御自身の実績を生かして、どのような岡谷市を目指していこうとしているのか、お聞きいたします。 ○副議長(藤森博文議員) 今井市長。 ◎市長(今井竜五君) 先ほどから申し上げておりますけれども、市民生活の安全・安心、健康で生きがいを持って暮らしていくための、そして、このまちに誇りと自信、愛着を持って暮らしていくための6つの基盤整備につきましては、感謝しているところですが、本当に皆様の御理解と御協力によりまして3期目まででハード整備は完了したというふうに思っております。これからは、そういった市民の皆さんの貴重な財産となりました、そういった施設が持つ役割ですとか目的、使命を果たすべく十分な活用、運用をしていかなければならないというふうに思っているところでございますし、他の既存の施設とも連携を強める中で、安全・安心のみならず、子育て支援ですとか産業振興、そういったところへも効果を発揮をしていかなければなりません。そうした施設につきましては整備すれば終わりということではなく、これからも機能の強化ですとか、内容の充実、こういったものに努力をしていかなければならないというふうに思っているところでございます。 そして、私が市長として積み重ねてきました3期12年、経験と実績に基づく力、それから、皆さんの御協力をいただきながら、これまで展開、実施、そして実現をしてまいりました数多くの事業ですとか施策、こういったものの成果を基盤といたしまして、やはり基本であります自治、地方自治の基本でありますが、岡谷市の発展、そして、市民福祉向上のために努力を重ねるとともに、繰り返しになりますけれども、岡谷市に住み、働き、学び、訪れる、全ての人たちの活躍と生きがいがありまして、そうした幸せが実感できる。そして、そのことによりましてこのまちに住み続けたい、そして住んでみたい、そういったことを思っていただける満足度の高いまちを市民の皆さんとともに全力でつくり上げてまいりたい、それが今の切実な思いでございますし、そうしたことを通しまして将来にわたって持続可能なまちの実現をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員。 ◆15番(大塚秀樹議員) 4期目への意気込みにあわせ、これまでの実績を生かして、市長さんが目指そうとする岡谷市の大枠をお聞きすることができました。引き続き公約についての質問をさせていただきますので、ここでの質問は以上としますが、初心に返ってとの言葉は本当に大切にしていただきたいと思います。 次に、(2)選挙公約の①産業と岡谷ブランドであります。 こちらも今井市長さんの強い意気込みが感じられました。しかしながら、壇上でも申し上げたとおり、今井市長は就任当初から産業の振興に取り組まれ、少しずつ手応えも感じておられるのではないかと思っておりますが、昨年の市民アンケートでは満足度が低く、重要度が高い項目の上位の3つは、工業の振興、商業の振興、雇用対策の充実となっております。現実に示されましたこの産業に関する市民満足度をどのようにして高めようとしておられるのか、お伺いいたします。 ○副議長(藤森博文議員) 今井市長。 ◎市長(今井竜五君) まず、市民アンケートのそういったこと、アンケートの回答が出てきたということ自体が市民の皆さんも産業に関心を持っていただいている、そういうことかなというふうに思っているところでございます。 そして、具体的に少し話をさせていただきますが、工業の振興につきましては、ことしの4月から5カ年を計画期間とします岡谷市工業活性計画、新しい工業活性計画に基づきまして、やはり今までもやってきましたけれども、既存企業の活性、そして企業誘致、また企業の流出防止、企業の事業承継、また、新規創業支援などによるものづくり基盤をきちんとしていくこと。そして販路の開拓支援、また生産性の向上支援など経営基盤の強化、これもやらなければいけないと思っていますし、新技術、新製品開発支援、そして人材確保、人材育成に取り組んでいかなければならないと思っております。 もう一つ、商業の振興につきましては、先ほどの今井康善議員さんのときにも担当のほうで答弁させていただきましたけれども、この10月からやはり新しい岡谷市の商業活性計画がスタートいたしましたので、それに基づきまして設備投資支援ですとか、空き店舗対策などによりまして商店街の魅力の向上、また、効果的かつ多様な情報発信による消費者満足度の向上、そして商業基盤整備、こういったものに取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。 もう一つが、人材確保ということが今非常に大きなテーマになっておりますけれども、やはり雇用対策の充実では雇用のミスマッチの解消に努めるとともに、引き続き高校生、大学生が実施するインターンシップの促進をすること、そして、中高生のキャリア教育の実施、これに力を入れていかなければならないと思っておりますし、さらに、転職者や学校を卒業して一度就職をし、おおむね3年以内に離職をし転職を志す、第二新卒と言うそうでございますが、こうした第二新卒の皆さんに対しまして、仕事があって楽しいが、このまちのPRをし、市内企業のPRにも努めまして、U・I・Jターン、移住・定住に向けた取り組みに注力をいたしまして、市内企業への就職の促進をしてまいりたい、そんなふうに考え、人材の確保に努力してまいりたいと考えております。 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員。
    ◆15番(大塚秀樹議員) 答弁をいただきました。それぞれ策定された計画などをもとに取り組みを進めたいとのことでありました。市民アンケートにおいても、産業施策については市民の皆さんの関心が高いことがうかがえます。産業の振興は地域経済の活性と表裏一体であります。先行きが見通せない中、産業にかかわる行政からの支援は各方面にわたって大変にありがたい支援であると思います。これからも支援の裾野を広げられるよう、より一層の取り組みの強化をお願いいたします。 次に、②子育てと教育であります。 まちの活力のためには、若い世代の存在が欠かせません。安心して子供を産み育てることができる環境の整備により、今井市長が目指す若い世代が住み続けたいと思える魅力あるまちが一日でも早く現実のものになりますよう願うところでありますが、選挙公約では子育てと教育に絡めて、将来に向かって夢と希望を持てる子供を育むために積極的に投資しとしておりますが、どのような投資を行っていこうとしているのか、お考えをお聞きいたします。 ○副議長(藤森博文議員) 今井市長。 ◎市長(今井竜五君) 子供たちというのは、やはり未来を担う宝でありますし、この岡谷市にとりましても希望だというふうに思っております。大変変化が大きい社会環境の中で子供たちが未来を生き抜くことができる力、それから創造性があふれる豊かな感性、また、人間性を育み将来にわたって大きな夢と希望が持てるような人材の育成を図るために、やはり私たちは保育の環境ですとか、教育の整備ですとか、そして、学校教育ではみずからの未来はみずから開いていける確かな学力の定着、こういったことが大切だというふうに思っておりますし、地域に根差しましたふるさと学習の推進、自立と共生につながる豊かな心や健やかな体を育む学校教育の充実、そして、児童・生徒1人1人の特性に寄り添った教育の推進、また地域に根づく学校づくり、また笑顔で安心して学べる教育環境の整備など、岡谷市の将来を担う人づくりである教育に積極的に投資をしたいということで投資ということを使わせていただいているところでございますし、もう一つが、先ほど冒頭でも申し上げましたが、子供たち1人1人の育ちをみんなで支え合う、そんなことのあるまちづくりを市民の皆さんとともに力を合わせて進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員。 ◆15番(大塚秀樹議員) 答弁ありがとうございました。新聞の記事に、社会保障について高齢者に偏っている給付を見直して、子供や若い世代を支援する人生前半の社会保障が重要であるとの教授の意見が掲載されておりました。なるほどと思いながらも、子育てや教育に対して行政として何を支えるのか、しっかりと説明を尽くしながら、将来の岡谷市を担ってもらう子供たちのために今岡谷市ができることを精いっぱい取り組んでいってもらいたいと思います。 次に、③健康と福祉であります。 若い世代の話の後に後期高齢者の話になります。行政が担う公共サービスの幅の広さを感じるところでありますが、将来の福祉への課題に対しても、さまざまな施策を推進していくことの答弁をいただきました。2025年問題はちゅうちょすることなくやってまいります。 しかしながら、行政の施策推進とともに市民の皆さんが、日ごろから自分の健康に心して健康で長生きをすることができれば、社会保障費などなだらかに給付することが可能ではないかと思います。健康寿命の延伸は今井市長の公約にものっておりますが、岡谷市におきましては、市民の健康を土台で支える医療体制は着実に充実が図られてきていると感じております。今後、この体制を市民の健康づくりの推進に向けた取り組みと結びつけることで、市長さんの公約の実現に近づけることができると思いますが、考えをお聞きいたします。 ○副議長(藤森博文議員) 今井市長。 ◎市長(今井竜五君) やはり健康を守っていくということは、みずからの健康はみずからつくるということがまず基本だというふうに思いますが、そのもう一方で、市民の皆さん、地域住民の皆さんの健康づくりを担う、これは医療の役目だというふうに思っているところでございます。そうした意味で多様、複雑しております医療ニーズに対応するために、市民の皆さんが身近な場所でそれぞれの状況に応じ、適切な医療が受けられるよう、地域の拠点病院であります岡谷市民病院を核として、医師会、そして歯科医師会、薬剤師会等との連携を強化しながら地域医療の体制をさらに充実を図っていく、このことがやはり地域住民の皆さんの健康づくり、また、健康を守ることにつながるというふうに思っているところでございます。 そして、その中でも岡谷市民病院につきましては、高度で良質な医療を継続的に提供していかなければならないというふうに思っておりますので、病院事業と市が一体となりまして、医師を初めとした医療スタッフの確保に取り組みまして市民の生命と健康を守る市民病院としての役割、先ほど申し上げました6つの役割を果たしていく、また、機能を充実していくということかというふうに思いますので、その役割を果たすとともに、さらなる充実によりまして市民の皆様の期待に応え、信頼され、そして、親しまれる病院づくりに全力で進めてまいりたい、そんなふうに考えているところでございますし、もう一つが、やはりこうした地域医療体制の充実とともに、市民病院によります健康づくり講座ですとか、いろいろなところの団体がそういった講演、講座をやってくれておりますし、健康ポイント事業などを活用いたしまして、市が行います健康づくりの推進に向けましてさまざまな取り組みを行い、健康寿命の延伸に努力してまいりたいと考えております。 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員。 ◆15番(大塚秀樹議員) 答弁ありがとうございます。人間誰しもが、健康で住みなれた地域で暮らせることが一番の幸せであると思います。そのための医療の充実は何よりありがたいことでありますので、築き上げてきた財産をしっかりと育てていただきますようお願いをしておきます。 また、健康と福祉の中で、私自身としては共生社会の実現が本当になったらと思いますが、現在はまだまだなっているとは思いません。健常者も障がいを持つ人も、お互いに人間としての尊厳や自由を尊重し合う、ともに生きる社会を広げていくために、少しずつでも1人1人が理解を深め、差別のないともに生きる社会を目指してほしいと願います。また、市長、市職員、社会福祉協議会の方々により苦労して発足した成年後見センターの利用促進を望みます。 次に、④安全と環境です。 防災・減災対策として、まず、住民の皆さんが日ごろから防災・減災に関する知識の習得や意識の醸成が重要との考えであることでした。今回の台風19号による被害もそうでしたが、まさか自分の、このようなところで、このような災害が発生するとは思ってもいなかったとの取材された方々の声を聞きます。市民の皆さんに災害は必ずやってくるという心構えを持っていただき、防災意識を醸成していくことは大変に重要であると思いますが、今井市長がこれまで3期12年、市民の皆さんの生命、財産を守るために先頭に立って施策の推進に取り組んできた経験から、市民の皆さんが備えるべき防災意識として一番訴えたいことは何でしょうか。お伺いいたします。 ○副議長(藤森博文議員) 今井市長。 ◎市長(今井竜五君) これは繰り返しの答弁になりますが、失礼します。やはり岡谷市でも、平成18年の7月豪雨災害という大変悲しい大きな災害を経験をいたしました。また、毎年毎年のように、1カ所ばかりでなく何カ所も大きな自然災害が発生をし、とうとい命が多く失われ、貴重な財産も失われているわけでございます。私たちは、そうした経験から得た知識ですとか教訓、こういったことを忘れることなく、風化させることなく、きちんと地域や次の世代にも伝えていくこと、このことが1つ大事だというふうに思っております。 そして、岡谷市では平成28年に岡谷市防災・減災基本条例、10年目ということで策定をさせていただきましたが、この中でやはり自助、互助、共助、公助ということを取り上げさせていただきましたが、この中で一番大切だというのは、まず災害発生時の自助、みずからの身はみずから守る、早い避難をちゃんと実施をする。そして、自分の住んでいるところはどういう環境にあるのか、こういったことを理解をしていただき、みずからの身をみずから守っていただきたい。そして、やはり隣近所の互助でございますが、声をかけ合う。そして、ちょっと足が不自由な方が隣にいらっしゃるとか、そういったときに早目の避難の中でお互いに助け合っていく、これがまず基本かなというふうに思っておりまして、一番大切にぜひ市民の皆さんにしていただければ、そんなふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員。 ◆15番(大塚秀樹議員) 了解いたしました。ありがとうございます。 市民の皆さんの防災意識を高めるためには、行政の果たすべき役割は非常に大きなものがあります。少しずつでも結構ですから、地道に取り組みを重ねていただき、一人でも多くの命を守ることができる安全・安心のまちの構築を目指し続けていただきたいと思います。 最後に、⑤市民の声とまちづくりです。 市長選挙が無投票であったことは、市長さんに責任があるわけではありません。ただ、市民の皆さんがこれから岡谷市が進もうとしている方向を知る貴重な機会が1つ失われてしまったわけでありますので、市民の皆さんの声を聞く機会や市長みずからの考えを発信する機会を十分に、また、的確に確保してもらいたいと思います。 選挙公約に戻りますが、市民の声とまちづくりの項目には、岡谷市の創生、地域コミュニティーの活性と地域力の強化などとともに広域行政、合併の推進が掲げられています。昨年8月の市議会臨時会において、諏訪湖周3市町の合併協議会の設置について、住民の皆さんによる直接請求で一連の行為がなされたわけでありますが、市長4期目の公約の中に合併推進を掲げた思いをお聞きいたします。 ○副議長(藤森博文議員) 今井市長。 ◎市長(今井竜五君) 4期目の公約としまして、市民の声とまちづくりの中の一つに広域行政や合併の推進というふうに掲げさせていただいておりますが、これは実は私は平成19年の1期目からこのことを掲げさせていただいているところでございます。 一般論といたしまして市町村合併というのは、そのスケールメリットなどを生かしまして活力や魅力あるよりよいまちをつくることが目的でありまして、この諏訪圏域の将来像を思い描いたときに、行政に求められる、より高度ですとか、多様した住民サービスの提供ですとか、広域的な視点に立った施策展開への重点投資、そして行財政運営の強化と効率、こういったことを推し進めるためには、合併によるスケールメリットというのを生かすのは大きな選択肢の一つだというふうに思っているところでございます。 ただ、これまでも申し上げてございますけれども、やはり平成16年を経験した私たちといたしましては、市町村合併というのはやはり相手のあることでございますし、そして住民や市町村間の理解が深まり、また民意が高まり、さらにさまざまな民意が総合的に重なり合って、そして合併の機運が醸成される、それが何より大切だというふうに思っております。そういったことで、まずは現在広域連合等で行っております消防ですとか介護保険など、そういった6市町村で取り組みを進めております事業が多数ありますので、広域連携を重ねながら十分な土壌づくりをしていく、そういうことかなというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員。 ◆15番(大塚秀樹議員) 合併は、大きな選択肢の一つとして掲げたとのことで理解いたしました。合併議論とともに、広域連携は現在の社会情勢からすると、さまざまな施策においてより深めていく必要があると思っています。これから岡谷市がどのような道を選択していくのか注目してまいりたいと思います。 今回の質問は、市長4期目への信任を得た今井市長の掲げた公約を読ませていただき、私が思いついたままに質問をさせていただきました。 6月議会の一般質問でも申し上げましたが、これからの時代、困難なことが多い時代で、掲げる公約の全てが順調に進められる時代ではないと思っておりますが、時代の風を的確に読み、常に感謝の気持ちを忘れることなく、これまで以上に精進を重ねていただき、みずからが掲げた目標達成に一意専心で取り組まれますよう御期待申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(藤森博文議員) 大塚秀樹議員の一般質問を終了いたします。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時01分 △再開 午後2時10分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉田浩議員 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員の質問を許します。     〔4番 吉田 浩議員 登壇〕(拍手) ◆4番(吉田浩議員) 4番 吉田 浩です。 通告順に従い質問をさせていただきます。 それでは、大きな1番、岡谷市のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用についてであります。 一般質問の中では、正式名称でありますソーシャルネットワーキングサービスを用いることが適切かと思いますが、表現が長くなりますので、ここから先は一般的な略称でありますSNSとさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 それではまず、(1)岡谷市のSNS活用の状況。 岡谷市では、ことし3月に策定した岡谷市ICT利活用推進ビジョンの中で、ICTで情報の見える、地域情報を個別施策として掲げ、行政情報発信の充実を図るために、情報の受け手に応じた情報発信方法の充実として、多様な情報発信ツール(SNSなど)の活用を目指しますとされています。そこで、現在市が活用していますSNSについてお伺いいたします。 続きまして、(2)地域資源に関わる情報発信の現状。 今年度よりスタートした第5次岡谷市総合計画前期基本計画の基本目標である、人が集い、にぎわいと活力あふれるまちの中では、政策として地域資源の活用が掲げられており、主な取り組みとして、ブランドの振興では岡谷ブランドの発信、観光の振興につきましては観光情報の発信にSNSを有効活用することがうたわれています。そこで、岡谷ブランドの発信や観光情報の発信に当たりSNSをどのように活用しているのか、また、どのような活用予定があるのか、お伺いをいたします。 続きまして、(3)災害時におけるSNSの活用についてです。 先月の台風15号で広範囲に被害を受けた千葉県では、被災者からの問い合わせに対して24時間、SNSのLINEでAIが自動回答しますAIチャットボットなど、復旧支援の手段の一つとしてSNSが活用をされておりました。また、先日の台風19号の連日の災害報道からもSNSという言葉が頻繁に聞かれます。全国各地で甚大な被害をもたらす自然災害の発生が相次ぐ中、その都度SNSの活用が話題となり、その有効性が確認されております。そこで、岡谷市では防災対策や災害対策などにおいてSNSを活用されているか。現状と今後の活用予定をお伺いいたします。 続きまして、大きな2番、学校給食衛生管理についてです。 (1)衛生管理の状況。 文部科学省では、学校給食法の規定に基づき学校給食衛生管理基準を定め、平成21年7月1日から施行されております。この学校給食衛生管理基準では、学校給食を実施する教育委員会が、いわゆる衛生管理の見えるでございますHACCPの考え方に基づき、調理場の施設及び設備、食品の取り扱い、調理作業、衛生管理体制等について実態把握に努め、衛生管理上の問題がある場合には速やかに改善措置を図ることとされています。この学校給食衛生管理基準について、市内全ての小・中学校に対して周知されているのか。また、管理基準の遵守が各小・中学校において徹底されているか、お伺いいたします。 続いて、(2)食中毒事故の有無についてです。 学校給食衛生管理基準施行後に、岡谷市内で学校給食による食中毒や調理中においての異物混入などの事故の発生があったかどうか。また、あった場合その件数と具体的な内容をお聞かせください。 以上で私の壇上からの質問を終わりにいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 吉田 浩議員さんの質問にお答えをさせていただきます。 私からは、大きな1番の岡谷市のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用についての(1)岡谷市のSNS活用の状況について答弁をさせていただきます。私のほうもSNSということで御答弁させていただきますのでよろしくお願いいたします。 SNSは、さまざまな分野においてコミュニケーションの活性を図る手段として広く利用されるとともに、情報発信や情報収集などのツールとして多くの方が利用をしております。岡谷市におきましても、市民ニーズに合わせた幅広い行政情報の発信に努めるため、また、市政の情報が届きにくいとされている若年層への情報が届くよう、フェイスブックやツイッター、インスタグラム、LINEを使い分けて行政情報、各種イベントの発信に努めているところでございます。 岡谷市全体の行政情報や各種イベントにつきましては、文字数に制限がなく、画像や動画、テキストを発信でき、シェアすることで、友達と友達まで状況が届くフェイスブックを平成27年8月に開設をし、毎月15件ほどの投稿をしております。 フェイスブックは、岡谷市公式フェイスブックのほかに、平成23年6月からイルフ童画館、平成24年8月から岡谷ブランドプロモーション協議会、平成26年10月から岡谷市観光協会がフェイスブックを開設をしており、企画展や観光情報などを通じ投稿をしております。 ツイッターは、最大140文字という制限がありますが、投稿した情報がタイムリーに届き、リツイートされることによって全く知らない人まで届くため、企画展などを周知するイルフ童画館が平成23年6月から使い始めており、その後、シルクファクトおかや、岡谷図書館が利用をしております。 インスタグラムは、主に写真を中心に投稿している方が多く、ハッシュタグの後に特定のキーワードを付与することで同じキーワードでの投稿を検索でき、趣味や関心の似た方同士で話題を共有することができるため、企画展などのよさを知っていただけるようシルクファクトおかやが平成30年11月から始めており、その後、イルフ童画館、岡谷市高校生まちづくり会議も利用をしております。このほか、登録している方に講座やイベントなどの情報を月2回ほど発信をしますLINE公式アカウントを、カルチャーセンターが平成28年1月から利用をしております。 以上でございます。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。     〔産業振興部長 藤岡明彦君 登壇〕 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) 私からは、大きな1番の(2)地域資源に関わる情報発信の現状についてお答えいたします。 岡谷ブランドの発信拠点として位置づけております岡谷蚕糸博物館では、平成29年8月よりツイッターを開設し、主に博物館のイベントやシルクに関する情報などを随時発信しております。現在フォロワー数が1,214名おりますが、より多くの方に岡谷市の魅力を知っていただくため、平成30年11月からは新たにインスタグラムを開設してPRに努めております。 また、芸術文化の拠点となりますイルフ童画館では、平成23年6月にフェイスブックとツイッターを開設し、フォロワー数はフェイスブックが2,387名、ツイッターが3,700名おり、イベント情報や武井武雄の魅力などを細やかに発信しております。さらに、岡谷ブランドプロモーション協議会においても平成24年8月にフェイスブックを開設し、フォロワー数は383名おり、岡谷ブランドに関する発信や幅広い情報をフォローしております。 観光情報の発信では、岡谷市観光協会が平成26年10月にフェイスブックをスタートし、イベントの告知や実施状況、また、花の開花状況等について月に4回程度発信をしてまいりました。現在フォロワー数は1,030名おり、多くの方々に拝見していただいております。以前はホームページや新聞等での告知がほとんどでしたが、フェイスブックを活用したことによりリアルタイムでの情報発信が可能となり、誘客に対する効果は大きいと感じております。 今後は、新たなSNSの活用なども含めた効果的でタイムリーな岡谷ブランドや観光情報の発信に努めるとともに、SNSを活用している関係部署などとも連携し、情報をお互いにシェアする中で新たなフォロワーの獲得に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤澤総務部長。     〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕 ◎総務部長(藤澤正君) 私からは、大きな1番の岡谷市のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用についての(3)災害時におけるSNSの活用についてお答え申し上げます。 本市では、災害等が発生した際の住民に向けた情報発信は、複数の伝達手段を確保しております。現在は、防災行政無線、防災ラジオ、メール配信@おかや、緊急速報メール、市のホームページ、シルキーチャンネル、フェイスブック、臨時災害放送局の開設、広報車による広報、地域連絡員の派遣などにより情報の提供をしているところであります。 市のSNSの活用といたしましては、公式のフェイスブックを平成27年8月から開設し、情報の発信をしているところであります。災害の情報につきましては、土砂災害警戒情報や大雨に関する情報等の提供に活用しているところであります。 フェイスブックなどのSNSを通じた情報の共有につきましては、利便性が高いと考えておりますが、双方向の通信の手段につきましては不特定多数の情報が交錯し、情報の錯綜や信頼性の問題などが生じるおそれがあることから、災害時における活用については慎重な研究が必要であると考えております。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 城田教育部長。     〔教育部長 城田 守君 登壇〕 ◎教育部長(城田守君) 私からは、大きな2番、学校給食衛生管理について答弁をさせていただきます。 まず、(1)衛生管理の状況でありますが、学校給食における衛生管理の徹底は、安全・安心でおいしい給食を提供するための大前提であると考えております。市内の小・中学校では、学校給食衛生管理基準の遵守はもちろんのこと、岡谷市学校給食衛生管理マニュアルに基づき学校給食を提供しております。 学校給食衛生管理基準では、ノロウイルスなどに感染した学校給食従事者は食品に直接触れる調理作業を控えさせるなど適切な処置をとることとされておりますが、岡谷市では本人もしくは家族に罹患が疑われる場合、出勤を停止し、最初の検査を公費で行うようにしております。検査の結果、陽性反応が出た場合は、陰性反応が出るまで調理員の出勤を停止するなど、より一層の衛生管理の徹底を図っております。 次に、(2)食中毒事故の有無についてであります。 学校給食における食中毒発生事案については、学校給食衛生管理基準施行後の発生はありません。また、調理に起因する異物混入事案についても同様であります。ただし、異物混入に至らなかった事案といたしましては、過去に一度、中学校において調理員が調理器具の破損に気づき、異物が混入した疑いのあった食材の使用を取りやめ、代替食を用意して異物混入を未然に防いだことがございました。調理器具等の破損は起こり得る事案でありますので、今後とも細心の注意を払ってまいりたいと考えております。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 一通り答弁が済んだようです。 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) それぞれに御答弁ありがとうございました。これから私の2回目以降の質問を順次させていただきますのでよろしくお願いいたします。 まずは、大きな1番の(1)岡谷市のSNS活用の状況です。 市のほうでもSNSを独自で展開をされているということで、今、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、LINE等、名前が挙がってまいりました。スマートフォンの普及により、情報入手手段がかなり多様している中で、情報伝達手段、先ほどお話もありましたけれども、SNSの活用は大変有効だと私は考えております。ただ、先ほど幾つか種類が出てきました。皆さんの中には初めて聞く名前もあったかもしれないですけれども、SNSの種類、これ調べてみますと、10代から20代はインスタグラムや、もしくはツイッターが多いと、30代以上になってくると圧倒的にフェイスブックが多くなってくるというような傾向があるみたいです。こうした状況を踏まえて、市として情報をより多くの世代、多くの市民の方に届けるために、何か行っている工夫や対策などがありましたら、お聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 岩垂企画政策部長。 ◎企画政策部長(岩垂俊男君) 今お話があったように、フェイスブックやツイッター、インスタグラム、LINEなどは、ユーザー数や利用している年齢層、投稿した情報が届く範囲も異なることから、用途別に使い分けることで情報が広がり、多くの人とコミュニケーションをとることができるというふうに認識をしております。岡谷市全体の広報といたしましては、各種イベントや講演会、各課等で実施をしている事業の情報を詳細に発信したいため、文字数に制限がなく、テキストや画像の両方が発信できるフェイスブックを利用しております。 また、岡谷蚕糸博物館などの施設につきましては、企画展やイベントなどの情報を周知するためにツイッターやインスタグラムなどを利用しまして、投稿した情報が多くの方に、また、タイムリーに届くよう取り組んでいるところであります。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。いろいろ年代別に分けて対策をされているということで、わかりました。 あと、今ちょっとお聞きしますと、フェイスブック等は結構もう数年前から始めているということで、インスタグラムは最近ですか、平成30年、去年から始まった部分があるみたいです。ただ、結構フォロワーの数たくさんいらっしゃるのだな、イルフ童画館だとツイッターで3,700以上のフォロワーがあるということでお聞きしたいのですけれども、ここまでフォロワーをふやしてきた何か特別な努力というか、工夫というかがあったかどうかということと、今後やはりさらにフォロワーをふやしていくべきだと思いますけれども、何かそれに対して対策というか、計画がありましたらお聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) 2点御質問いただきました。お答えいたします。 SNSの活用のところにつきましてフォロワー数を確実に伸ばしていく、まさにこれはさまざまな機会を捉えて情報発信をしてきた結果だと思っております。商業、観光、ブランドもそうですが、各種イベントを1年通してやっておりますので、その中で来訪された方々に対して、こういった情報発信しているよということを随時お伝えしていることがこういった結果につながっているのかと思っております。 今後、さらに努力していく点、先ほどの答弁で申し上げましたとおり、各施設で情報発信しているところでございます。これからは、まさにそこの横のつながりということをしっかりやっていかなければいけないと思っています。そういった中で、各ブランドであったり、施設のファンをふやしていくというところにしっかりつなげていきたいと思っております。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。いろんな工夫をされているというようなことで。SNSは、インターネット上のことなのですけれども、実は周知するのにはすごくリアルな時間が大切だということを私も考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 それでは次に、岡谷市でそれらのSNSを更新する方法、どのようなルールで投稿して、誰が投稿しているのか、ルールがあるのかというようなことがもしありましたら、お聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 岩垂企画政策部長。 ◎企画政策部長(岩垂俊男君) フェイスブックやツイッター、インスタグラムを開設している各施設、部署の職員が、各種イベント等の投稿をしております。SNSでございますけれども、投稿した情報が社会的にも大きな影響を及ぼすこともありますので、情報を投稿する際には、地方公務員法を初めとする関係法令ですとか、職員の服務や情報の取り扱いに関する規定、また、基本的人権、肖像権、プライバシー権、著作権、また、岡谷市職員のソーシャルメディアの利用に関するガイドラインやフェイスブックの運用ポリシー等、こういったものも策定しておりますので、そういった内容に沿って実施をしているところであります。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。確かにいろいろな問題や課題も懸念されると思いますので、そういったことも大事なのかなと思います。ただ、SNSは誰もが手軽に情報発信することができるのが特徴の一つになっております。今後、特定の担当者に限定しないで、例えば職員であれば、ある程度ルールを緩和した中で誰でも投稿ができるようにするような考えというのは、今後あるかどうかをお聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 岩垂企画政策部長。 ◎企画政策部長(岩垂俊男君) 本当に、これから市政、あるいはイベント等、こういった情報発信というのは非常に大切になりますし、その手段としてSNSというのは大変有効であると思いますので、より職員の中で有効に活用できるよう検討してまいりたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。そうですね、専門的な知識を勉強した職員がやるということがより効果的になると思います。 そこで、情報発信に関しまして、ちょっと脱線しますけれども、アメリカのトランプ大統領が、内容のよしあしは別としてですけれども、ツイッターで積極的に情報発信をしております。また、この近隣の市町村でも諏訪市長、茅野市長、みずからがSNS、フェイスブックを利用して情報発信を行っています。そこで、岡谷市のトップセールスを行う観点から、今井市長がみずからSNSで情報発信されてはどうかと考えておりますけれども、今井市長の考えをお聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井市長。 ◎市長(今井竜五君) 過去にも、そういう質問というか、要望をいただいたことがあります。確かに上手に利用していけば、岡谷市のいろんな意味での発信になるのかなというふうには考えておりますので、私も勉強をさせていただいてから臨んでいきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。ぜひ市長の投稿を見るのを楽しみにしております。よろしくお願いいたします。 続きまして、大きな1番の(2)地域資源に関わる情報発信の現状について質問させていただきます。 先ほどの(1)とちょっと関連性が強い部分ではあるのですけれども、ここからは岡谷市の魅力をSNSを使ってどのように発信しているかを具体的にお聞きしたいと思います。 まず、観光情報は、情報を見た人に岡谷市へ行ってみたいとか、イベントに参加をしてみたいと思っていただき、さらに行動を起こしていただくようにすることが重要であると考えております。そのためには、掲載する文章だったり写真に工夫が必要なのかなということを考えます。担当される職員の方で、SNSによる情報発信に関する研修、外部の研修等を受けたことがあるのか、お聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 岩垂企画政策部長。 ◎企画政策部長(岩垂俊男君) SNSを利用する方が非常に多いという中で、自治体においてもSNSを活用した情報発信が非常にその重要性を高めております。そういった中で、長野県ですとか、長野県の広報協会などの団体が開催をいたしておりますそういった研修会に参加をしてございます。ただ、そういったそれぞれの担当の職員全員が参加するというのはなかなか難しいものですから、そういった研修会等で学んできた内容を職員間で共有しまして、情報発信に対する意識の改革ですとか、スキルアップに取り組んでいるところであります。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。ほかより抜きん出た情報発信を行うためには、やっぱりスキルというのが非常に必要となってくるのかなと考えております。今後も情報発信に携わる職員の方については、ぜひ専門的な研修等を受講していただくと効果的かなと思いますので、その点もまたよろしくお願いいたします。 次に、情報を発信するときに、例えばイベントや観光情報のチラシやパンフレットを、ただ文字情報だけを掲載したりとか、写真を撮ってそのまま投稿するということも一つの方法だとは思うんですけれども、ただ、情報発信をする職員が、紹介する観光地やイベントに積極的に参加して、みずからの体験とか経験に基づいた情報発信、要するに告知だけではなくて、こんなことをやったんだよ、こんなにたくさん人が来たんだよみたいなことを発信することも非常に大事だと私は考えているのですけれども、その点での取り組みなどがありましたらお聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) お答えいたします。 事細かなところまで、ちょっと今手元に資料がないのでお答えはできないのですが、私もここに着任する中で観光情報というのはホームページ上で拝見させていただきました。その中では1つ、岡谷市の観光協会があじさい祭りの開催にあわせてアジサイの開花状況、見ごろの時期などを随時状況発信しておりました。その中では、その開花状況とあわせて職員が今見た中での感想というのも述べられていて、ぜひお越しくださいというような誘致に向けた情報発信もされておりましたので、こういった取り組みはぜひこれから、太鼓まつりもそうですし、ほかにもイベントがたくさんありますので、そういったイベントの中でも発信していければと思っております。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。そうですね、ぜひそういった投稿が多くなってくると、見ているほうも楽しくなってくるのかなと思います。 次に、インスタグラムに関しましては、特に一般の利用者が観光地の写真を撮って、みずから宣伝をしてくれるという利点があると思います。実際、地元の観光施設の景観などを撮影したくなるような工夫を凝らして観光客の誘致に成功している自治体も幾つか見受けられております。 また、フェイスブックは世界中で23億人以上の方が利用しております。インスタグラムもまだ新しいものですけれども、10億人以上の方が利用しており、これ観光誘致としての訪日外国人、インバウンドにも大変効果があると報告があります。そこで、SNSでの情報発信に当たって、先進事例として何か参考としている自治体があるかどうかをお聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤岡産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤岡明彦君) お答えします。 先進的な事例というところは、私もまだ不勉強でして、具体的にどの地域でこういったことをやっているというところまでは承知はしていないのですが、我々岡谷市としましても、これから出早公園のもみじ祭りもありますし、春には横河川での桜もございますので、そういったところでは積極的に写真を使った情報発信というのはしていきたいと思っております。その中では、これから職員を含めて先進事例を調べさせていただきますが、使える手法等があれば積極的に採用していきたいと思っております。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。そうですね、何せSNSは最近のもので、お手本がなかなか見つからないということで、そういう意味では皆さん、どの自治体も手探りでやっているような状況の中だと思います。なので、今後も積極的に事例とか、何か報道等であったらチェックをしていただいて、参考にしていただくのも一つの手かなと思っております。 続きまして、大きな1番の(3)災害時におけるSNSの活用についてです。 岡谷市では、ホームページや、先ほどもありましたけれども、防災無線はもとより、平成18年7月の豪雨災害を教訓としまして、防災ラジオ、それから防災メール、シルキーチャンネルなど、さまざまな情報伝達手段の整備や充実に取り組まれており、一般市民としても大変ありがたく、恵まれたことだと感じております。 一方で、現状にとどまることなく安全・安心のまちづくりをさらに前進させるために、新たな情報伝達手段としてSNSを活用することが、先ほどちょっといろいろやっぱり難しい課題があるというようなことだったのですけれども、時期的にも今本当にSNSの活用を検討する時期に来ていると私は強く思っておりますので、先ほどとちょっと重なる部分もあるのですけれども、その辺に関して今後どのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤正君) SNSにつきましては、議員さんおっしゃるとおり、災害の部分につきましては、ツールとしての有効性は十分認識しておるというところでございます。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。セキュリティ面もそうですし、情報の錯綜等、課題もたくさんありますが、何度も繰り返しますが、SNSの有用性や可能性はとても大きいものと私は考えております。その上で、SNSは技術や工夫が重要視されていて、基本的には大きな費用がかからない特徴があります。これから新年度予算の編成が始まることと思いますけれども、防災対策等におけるSNSの活用に向けた調査研究を、ほかの自治体のケース、成功事例や問題点なども参考にしながら新年度から取り組まれることを要望といたします。 続きまして、大きな2番、学校給食衛生管理についてです。 (1)衛生管理の状況について質問をさせていただきます。 今現在、市内各小・中学校に配置されている栄養士及び調理員の人数についてお聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 城田教育部長。 ◎教育部長(城田守君) 岡谷市内の小・中学校における調理員の数でございますけれども、各学校には栄養士をそれぞれ1名ずつ配置し、また、調理員につきましては、学校の規模によりますけれども3名から7名を配置しているということでございます。調理員は、出勤後に栄養士と打ち合わせを行い、切りもの、また揚げ物など、それぞれの分担によって、そんな形で調理を行っているというような状況でございます。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。数が把握できました。今、その栄養士と調理員の数なのですけれども、現状でその人数は足りていると考えてよろしいでしょうか。また、なり手不足など課題等があったらお聞かせください。 ○議長(渡辺太郎議員) 城田教育部長。 ◎教育部長(城田守君) 先ほど答弁いたしましたように、各小・中学校は調理員3名から7名ということであります。ただ、急な退職とかそういうようなことで調理員に欠員とかも実際のところ生じているというような実情もございますけれども、その都度求人募集を行うということで行っているところでございます。また、日々雇用の調理員も配置をしたり、また、ほかの学校から応援態勢を行うなど、子供たちの給食の提供には影響が出ないような形で対応しているというような状況でございます。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) ありがとうございます。そこで、先ほどの答弁の中で学校給食の衛生管理基準が徹底されているという答弁をいただきました。その中で徹底されているというので1つお聞きしたいところがあるのですけれども、食材の検収の部分、業者の方から食材を受け取る上で、一応その衛生管理基準の中であらかじめ定めた検収責任者が食品の納入に立ち会いし、品名、数量、鮮度、箱、袋の汚れや破れ、その他、包装容器等の状況や異物混入及び異臭の有無、消費期限または賞味期限等について、毎日点検を行い記録をすることとあります。私は、この検収の部分は非常に調理の中で大事な部分の一つであると思います。 またあわせて、検収のために必要な場合は、納入時に合わせて検収責任者の勤務時間を割り振るようにとされております。その点に関して、全て細かいところまで各小・中学校で遵守がされているかどうか。また、納入時に合わせてその検収責任者、職員の勤務時間を割り振るというようなところで何か負担みたいなものが発生していないかどうかということについてお聞きいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) 城田教育部長。 ◎教育部長(城田守君) 岡谷市学校給食衛生管理マニュアルにおきまして、議員さんが御指摘あったような形で、検収は調理員の立ち会いのもとで確認することですとか、検収簿への記録、また、温度管理が必要なものについては保温温度の確認を行うというようなことも定めているところでございますので、マニュアルに基づいて各学校で検収を行っているというようなことでございます。また、そのほか納入された食材につきましては、別の容器に移しかえて調理室へ持ち込むなど、衛生管理のほうについては徹底しているということでございます。 あと、議員さん御指摘の担当者が時間を定めてという部分、細かいところまでは、その辺は柔軟に対応しているというふうにお聞きしておりますけれども、マニュアルに基づいて適正に行っているということで承知しております。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員。 ◆4番(吉田浩議員) マニュアルが徹底されているということなのですけれども、私、検収に関しまして市内の小学校でちょっと聞き取り調査をさせていただいた中で、やはり検収のタイミング、その時間に職員さんがいなければいけないということもあるのですけれども、要は業者さんも市内各小・中学校に食材を持っていく中で、タイミング的にどうしても季節によっては、食材を放置しておくのに適さない温度や環境のときもあると思うんです。それに対して冷蔵庫等がしっかり完備されていれば問題はないとは思うんですけれども、ちょっと聞き取りを行ったところ、もちろん事故が起こらないように対応はされているということなのですけれども、その分は例えば業者さんに時間をずらしてもらったりとか、そういった少なからず何か、もうちょっとスムーズにできたらよいかなというような御意見をいただいてまいりました。その点に関しまして、要望になりますけれども、例えば、食品を一時預かりをするような冷蔵庫が古くなってきた、もしくは最初からないなんて学校もありましたので、そういったところをもし要望等が上がってきたときには、また柔軟に対応、検討をいただければと要望をさせていただきます。 続きまして、大きい2番の(2)食中毒事故の有無になります。 ここまで大きな事故はないというようなことで、学校給食衛生管理基準に基づき衛生管理を徹底していただいていることに感謝をいたします。 岡谷市は、自校給食ということで、季節に合わせた地産の食材も使われて、とても恵まれた環境だと思っております。その分、衛生管理もより複雑になり並大抵ではないと察しております。また、私よく思うんですけれども、給食による食中毒事故は、交通事故と違って、徹底した衛生管理を行うことで限りなくゼロにできるのではないかなと考えております。せっかく恵まれた自校給食もありますので、今後も食育も含めた子供たちの食の安全のために衛生管理をよろしくお願いいたしまして、私の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(渡辺太郎議員) 吉田 浩議員の一般質問を終了いたします。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時50分 △再開 午後3時00分 ○議長(渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △山崎仁議員 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員の質問を許します。     〔2番 山崎 仁議員 登壇〕(拍手) ◆2番(山崎仁議員) 2番 山崎 仁です。よろしくお願いいたします。 一般質問に入る前に、少しばかりお時間をいただきます。 最初に、台風15号、19号により災害に遭われた方々へのお見舞いと、一日も早い復興をお祈りいたします。 次に、今さらではありますけれども、改めて今井竜五市長、4選おめでとうございます。「人、輝き たくましいまち岡谷」と市長が掲げたスローガンに向かって、ともに協力していきたいと思います。そのためには、市民の声に常に耳を傾け、市政の改革、改善をスピーディーに運営するよう知恵を出し合ってまいりましょう。全国的に人口減少が進む中で、我が岡谷市も多くの問題を抱えております。そこで、より一層の魅力あるまちになるよう努め、人々が集い、住みたくなるまちにしようではありませんか。今後ともよろしくお願いいたします。 それでは、通告書に沿って質問させていただきます。 大きな1番、公園有効活用についての(1)公園施設整備の進捗状況を質問させていただきます。 前回の一般質問で取り上げた利用状況の続編となります。鳥居平やまびこ公園、岡谷湖畔公園など、市内都市公園の公園施設整備の現在までの進捗状況をお聞かせ願いたい。 続いて、(2)屋外バスケットコートの設置への検討をお伺いいたします。 ここも前回の一般質問の最後の部分で、屋外バスケットコートは近隣の自治体にはなく、松本市や山梨県まで足を運んでいる状況と述べましたが、屋外バスケットコートは3×3のコートにも併用ができ、ここに来て近隣の自治体にも既に設置されております。しかしながら、県内では設置場所がまだ少なく、全国的にも日本バスケット連盟が定めた公式コートもまた少なく、県大会や全国大会などを開催するのも可能だそうです。オリンピック競技にもなり、若者を中心に人気が広まっているようです。そこで設置についてのお考えをお聞かせ願いたい。 続いて、大きな2番、内山霊園の現状と問題点、今後の整備について、(1)内山霊園にある聖地と合葬式墓地の現状をお伺いいたします。 墓石を個々に建てる聖地と墓石を建てる必要のない合葬式墓地の申し込みの抽せん状況と、使用者からの要望等がありましたらお聞かせ願いたい。 続いて、(2)合葬式墓地の今後の整備をお伺いいたします。 今後、個々の墓石を持たない人々が増加すると思われますが、新たに合葬式墓地の増設などの計画があるのか、お聞かせ願います。 続いて、大きな3番、公共施設での禁煙についての全面禁煙に伴う意見、要望をお伺いいたします。 令和元年7月1日より、市役所庁舎を初めとした市内公共施設が全面禁煙となり、4カ月余り経過しようとしており、まだ始まったばかりではありますが、これまでに利用者から寄せられた意見や要望があればお聞かせ願いたい。 続いて、大きな4番、市内児童遊園施設の現状についての(1)市内児童遊園施設の状況をお伺いします。 現在の市内児童遊園施設は多数あると思いますが、その総数と使用状況をお聞かせ願いたい。 続いて、(2)老朽した遊具の現状をお伺いいたします。 安全で安心して子供たちに遊んでいただけるように定期的に行われると思われる遊具の整備、補修の年間経費など、現状をお聞かせ願いたい。 以上で壇上での1回目の質問を終わりにします。 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 山岡建設水道部長。     〔建設水道部長 山岡泰一郎君 登壇〕 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) 山崎 仁議員さんの質問に順次お答えします。 私からは、大きな1番、公園有効活用について答弁させていただきます。 まず、(1)公園施設整備の進捗状況でありますが、市内19カ所の都市公園につきましては、近隣の皆さんが利用しやすい街中の公園や休息や運動等にも利用できる総合的な公園と、それぞれの目的に沿って設置され、整備をしてきております。各公園に現在設置されていますトイレや遊具などの公園施設は、日常点検を実施しており、早期修繕によりできる限り延命を図るとともに、専門業者の定期点検の結果に基づき計画的な修繕工事を行うよう努めております。 また、公園施設長寿命計画に基づいて大規模な修繕等が必要な施設については、国の交付金を活用して計画的に改修等を実施しております。最近では、鳥居平やまびこ公園におきましてジャンボ滑り台の更新、ドッグランの更新等を実施し、岡谷湖畔公園では遊具の更新を実施しております。それぞれの公園施設は経年劣化による老朽が進んでおりますので、今後も日常点検により予防保全としての早期修繕を心がけるとともに、大規模な改修につきましては、将来を見据えた計画的な整備を行ってまいりたいと考えております。 次に、(2)屋外バスケットコートの設置への検討でありますが、現在は他の公園利用者への安全な配慮の面やゴールポスト等の附帯施設の維持管理に課題があるため、市内の都市公園にバスケットコートを設置する計画はございません。海外で活躍する日本人選手の話題など、若者を中心に人気が高まっていることも認識しておりますので、スポーツ振興のニーズ等を把握するために関係部署や関係機関と情報共有を深めていきたいと考えております。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 私からは、大きな2番、内山霊園の現状と問題点、今後の整備についてをお答えをさせていただきます。 (1)内山霊園にある聖地と合葬式墓地の現状でございますけれども、内山霊園は昭和45年に610区画の聖地を有する墓地として開園をし、その後、市民の墓地需要に応え順次追加造成を行い、現在2,812区画となっております。聖地の使用許可数につきましては、平成23年度の2,726区画をピークに、その後は返還数が新規許可数を上回り、緩やかな減少となっており、令和元年9月末には2,646区画で残数は166区画となっております。返還されました区画につきましては再整備を行い、各年度10区画から20区画の募集をしており、以前は抽せんを行ったこともありますが、最近では抽せんに至らず、おおむね応募者全員に使用を許可している状況であります。 また、合葬式墓地の嶺風苑は、少子高齢や核家族などの社会情勢の変化を背景に、お墓を継承する人がいない、管理に手がかけられないなどの要望に応えるため、複数の遺骨を同じ施設内におさめる合葬式墓地として平成29年7月に開設をいたしました。 合葬式墓地には、焼骨を個別に骨つぼごとにおさめることができる個別埋葬場所と1つの大きな埋葬場所に複数の焼骨を納める共同埋葬場所の2つがありますが、これまでの3カ年におきまして個別埋蔵場所は、募集216体に対しまして211体、共同埋葬場所は、募集568体に対しまして527体の使用を許可しております。なお、これまでの3カ年において応募者全員に使用を許可しており、抽せんには至っておりません。 また、使用者からの要望につきましては、内山霊園は高低差がある土地に立地をしているため、大雨の際、土砂が上の斜面から聖地に流れ込むので改善してほしいという御意見が本年度数件あり、対応策を検討しているところでございます。なお、合葬式墓地につきましては、これまでのところ要望等は特にございません。 次に、(2)合葬式墓地の今後の整備についてお答えをさせていただきます。 合葬式墓地は、個々の墓地の管理が必要ないため、お墓の承継に不安をお持ちの方でも安心してお使いいただけます。このため県内でも多くの自治体で合葬式墓地を整備する動きが広がっており、そのほかにも宗教法人が設置するなど、お墓を取り巻く環境、また、私たちのお墓に対する意識も徐々に変化をしてきております。 岡谷市でも、合葬式墓地の募集を平成29年度から令和元年度まで3回募集をいたしましたが、多くの申し込みがあり、個別埋葬、共同埋葬の両埋葬方式とも残り数が少なく、令和2年度の募集では抽せんとなる見込みであります。今後も合葬式墓地を希望する方は一定数生じることが考えられますので、令和2年度の応募者の状況等を参考に新たな整備に向けた検討に入りたいと考えております。 以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤澤総務部長。     〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕 ◎総務部長(藤澤正君) 私からは、大きな3番の公共施設での禁煙についてお答え申し上げます。 本市では、平成23年より、保育園、小・中学校、スポーツ施設などの教育関連施設や病院施設におきまして敷地内全面禁煙、他の施設におきましては建物内全面禁煙とし、受動喫煙防止対策を講じてまいりました。本年7月1日からの取り組みにつきましては、平成30年に公布された健康増進法の一部を改正する法律の趣旨であります受動喫煙防止対策の強化、また、第5次岡谷市総合計画に掲げる健康寿命の延伸、第3次岡谷市健康増進計画における成人喫煙率の減などを踏まえまして、地方自治体の責務といたしまして、市役所庁舎、3支所、公民館、蚕糸博物館、テクノプラザおかや、イルフ童画館の敷地内全面禁煙に取り組むものでありまして、より一層の受動喫煙防止対策の推進を講じるものでありまして、広報等において周知を図っております。 なお、7月からの取り組みに関しましては、開始から3カ月が経過する中で、施設の利用者等から喫煙場所についてお問い合わせをいただいた経過がございますが、市の取り組み等に御理解をいただいているところであります。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 小口健康福祉部長。     〔健康福祉部長 小口浩史君 登壇〕 ◎健康福祉部長(小口浩史君) 私からは、大きな4番、市内児童遊園施設の現状についてお答えさせていただきます。 最初に、(1)市内児童遊園施設の状況についてであります。 児童遊園につきましては、児童の健康増進や健全育成を図る目的により市内各地に設置されております。本市における児童遊園の数につきましては、市が管理しております児童遊園が5カ所、各区が管理しております児童遊園が市内20区で67カ所となっております。各区が管理しております児童遊園につきましては、各区の方々や近隣の方々に適切な維持管理をいただいており、子供たちの安全な遊び場の提供に努めていただいております。 使用状況につきましては、市内各所に児童遊園が数多く点在しておりますので、詳細までは把握できておりませんが、児童遊園により立地や広さ、遊具の種類などに特色があり、未就学児の親子の交流の場であったり、小学生が学校から帰宅後に友達と遊ぶ放課後の居場所であったりと、子供だけでなく子育て世帯の交流の場としても活用されております。 今後につきましても、子供たちの健全育成を図るため、子供たちの遊び場や居場所として、また、子育て世帯の仲間づくりや情報交換ができる交流の場として活用いただけるよう、各区と連絡をとりながら児童福祉の向上に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、(2)老朽した遊具の現状についてであります。 各区で管理いただいている児童遊園の遊具につきましては、平成22年度に国の安心こども基金を活用し、業者による一斉点検を行い、各区の要望をお聞きしながら、整備が必要となった遊具につきまして撤去または新しい遊具に更新した経緯があります。現在は、遊具や設備の常設設置、遊具等の更新、補修、撤去に対し、本市と社会福祉協議会の児童遊園整備事業補助金を活用いただき、適切な維持管理を行っていただいております。 補助金の交付基準といたしましては、新たに児童遊園を設置した場合、既設の児童遊園に遊具や設備を追加設置した場合、既設の児童遊園の遊具等を更新、補修、撤去した場合でそれぞれ限度額は異なりますが、対象経費の2分の1以内で補助金を交付しております。また、それら補修等に対する補助金につきましては、毎年予算編成にあわせ各区へ整備予定を照会し、予算しております。 なお、昨年度の補助金の交付実績は4区で30万円ほどであり、内容としましてはブランコの部品交換やベンチ整備、遊具のペンキ塗りかえ、危険が及ぶ可能性のある樹木の伐採等となっております。 今後につきましても、各区において子供の健全な遊び場である児童遊園の適切な維持管理ができるよう支援してまいりたいと考えております。 私からは以上であります。 ○議長(渡辺太郎議員) 一通り答弁が済んだようです。 山崎 仁議員。 ◆2番(山崎仁議員) それぞれに御丁寧な御答弁ありがとうございました。 それでは、大きな1番、公園有効活用についての(1)公園施設整備の進捗状況の2回目以降の質問をさせていただきます。 先ほどおっしゃった公園施設長寿命計画ですが、昭和62年に開園して既にもう30年以上経過しました現状から、今後の整備についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。
    ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) まず、公園施設長寿命計画でありますが、市内の都市公園施設におきまして、今後進展します老朽に対する安全の強化及び改築、更新費用の平準を図る観点から策定をしております。適切な施設点検、維持補修等の予防保全での管理のもと、既存施設の長寿命対策及び計画的な更新等を実施しまして、安全に利用できる公園管理の推進を目的としております。 この計画ですが、平成23年に策定をしております。公園施設の整備をこの計画に基づいて行っておりますが、現在の計画が令和2年度までということになっておりますので、新たな長寿命計画を策定いたしまして、その計画に基づき、誰もが安心して利用できる公園施設の維持管理を今後も進めてまいりたいというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員。 ◆2番(山崎仁議員) 大変わかりやすい御答弁ありがとうございます。さまざまな年齢層が使用される公園施設であります。楽しく安全に使用できますよう、今後とも整備のほどよろしくお願いいたします。 次の質問に移りたいと思います。 次に、(2)屋外バスケットコートの設置への検討をお伺いします。 1回目の私の質問にもあるように、近隣の自治体にも屋外バスケットコートが設置されております。そこで、近隣の自治体の状況は把握されているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 山岡建設水道部長。 ◎建設水道部長(山岡泰一郎君) 近隣といいますと、下諏訪町と辰野町というような形になりますが、下諏訪町では赤砂崎公園と下諏訪役場横にあります、あすなろ公園にバスケットボールのゴールポストの設置があると把握をしております。こちらにつきましては無料開放であり、利用者数等については把握されていないということでありました。 また、辰野町では、荒神山のスポーツ公園のプール跡地にオープンしました、たつの未来館アラパに、ことしの10月1日から移動が可能なバスケットボールの3×3施設、こちらにはゴールポストとコートフロアを含んでいるそうですが、こちらの利用が始まったと聞いております。こちらにつきましても、まだ新しい施設ということで利用状況の把握ができておりませんが、今後も近隣にできましたので、情報収集等には努めてまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員。 ◆2番(山崎仁議員) 御答弁ありがとうございました。本来ならばこの質問は、しつこいと言われてはいけないのでちょっと先に伸ばそうと思いましたけれども、市内を挟む下諏訪町、辰野町に設置されたと伺いましたので、我がまちもおくれをとってはいけないと思いましてこの質問をさせていただきました。 下諏訪町は、学生との懇談会でしたか討論会での要望を受けてのつくられたコートであり、公式コートではないそうです。辰野町につきましては、甲信越では初めての公式コートであり、大きな全国的レベルの大会の開催も可能なようです。スポーツ振興くじ助成金も受けておられるそうであります。 また、バスケットボール専用委員長で3×3の理事をなさっている方にお話をお伺いしましたら、プロリーグも年々チームが増加し続け、去年の県大会、たしか東信のほうで行われたと聞きましたけれども、県大会も大変盛り上がり、競技人口はもとより観客数も年々増加しているようです。 そこで、県内外から多くの集客が見込めるこのスポーツ、若者を中心に人気が広まっているので、岡谷ブランド、若者たちの岡谷市の認知度を高める絶好のチャンスであり、それに設置料がそれほど大きくかからないというのも大きな利点だと思います。それに、小・中学生から大人までの多くの年齢層が参加する1チーム4名以内ということでメンバーが集めやすく、開催もしやすいスポーツということで健康スポーツ振興にも貢献できるのではないかと考えられます。 皆さん、目をとじるか、もしくは薄目にしていただくとありがたいと思いますけれども、思い描いてください。暖かい日差しの中、山は青々と、湖面は光り輝き、湖周のサイクリングロードを自転車でこぐ親子、ジョギングする人々、グラウンドでボールを追う子供たち、マレットゴルフを楽しむ大人たち、そこに3×3など屋外バスケットをする若者たちが加わればどうでしょう。目をあけてください、すばらしい光景ではありませんか。これは私個人の理想であります。湖畔都市公園に3×3のバスケットコート設置が理想ではありますが、そのほかにも設置可能な場所がございましたなら、ぜひとも前向きに御検討のほどよろしくお願いいたしまして、次の質問に移りたいと思います。 次に、大きな2番、内山霊園の現状と問題点、今後の整備についての(1)内山霊園にある聖地と合葬式墓地の現状を質問させていただきます。 最近、市民の皆様はお墓を守っていくのに大変頭を悩ましている時代であります。そこで、霊園を管理運営する上での課題や苦慮していることなどがありましたら、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 百瀬市民環境部長。 ◎市民環境部長(百瀬邦彦君) 霊園の管理運営上の課題といたしましては、お墓を引き継ぐ承継による影響が考えられます。お墓の承継は、古くから配偶者やその家の長男が引き継ぐことが一般的とされていましたが、子供が遠方に住んでいる場合や一人娘が嫁いでしまったケース、また、子供がいない場合など、少子や核家族の進む現代の社会背景とともに家族内で承継することが困難となり、承継者の選定に苦慮する事例がふえてきております。こうした状況の中、お墓を管理できない方や管理料が未納の方、また、連絡がとれない方もおり、霊園を管理運営する上での課題となってきております。 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員。 ◆2番(山崎仁議員) 御答弁ありがとうございました。今後ともより一層の御配慮のほどよろしくお願いいたします。 次に、(2)合葬式墓地の今後の整備についてでございますけれども、御答弁のほどありがとうございました。少子が進む中で、市民の方々は生まれてから死に至るまで安心して生活したいと考えておられます。そこで、県内でも多くの自治体で合葬式墓地を整備され、環境や意識も変化しているようであります。宗教法人とのバランスを考えながら、さらなる整備の充実をお願いいたしまして次の質問に移りたいと思います。 次に、大きな3番、公共施設での禁煙について質問させていただきます。 全面禁煙に伴う意見要望ということで、実は私もたばこをやめまして4年になりまして、喫煙者や非喫煙者の両方の気持ちがわかっているつもりであります。そこで問い合わせがあるということですが、喫煙者への配慮として、喫煙場所がなくなり、喫煙者本人も要望を言いにくい面もあると思います。困っている喫煙者のための対応、対策があるのならばお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤正君) 健康増進法では、学校、病院、福祉施設のほか、行政機関の庁舎などの施設を第一種施設として敷地内は原則禁煙としておりますけれども、施設管理者は特定屋外喫煙場所を設置することができ、その場所であれば喫煙は可能となります。特定屋外喫煙場所は、屋内への煙の流入や望まない受動喫煙を防止する観点から、屋外でかつ施設を利用する者が通常立ち入らない場所に設置することができ、想定される場所は屋上や閉鎖型の喫煙専用室などであります。喫煙される方々から要望があることは承知しておりますが、それぞれの公共施設の現状から鑑みますと、その設置は難しいものと考えており、喫煙者の皆様に対して本市の取り組み等について御理解、御協力をいただくよう、さらに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員。 ◆2番(山崎仁議員) 御答弁のほうまことにありがとうございました。なかなか難しい状況だと理解いたしました。安全・安心、健康促進などから、たばこからの受動喫煙が問題視されていますが、喫煙されていない方も岡谷市民、喫煙されている方も岡谷市民であります。地方税の中でたばこ税もいただいている現状から、できるだけ平等ということを踏まえて、喫煙場所の確保を、ぜひとも今後の動向を見据えて前向きに検討していただきたいと思います。 次に、大きな4番、市内児童遊園施設の現状についての(1)市内児童遊園施設の状況を質問させていただきます。 児童遊園について、実際利用されている子育て世帯からのアンケート調査などによる要望等があれば、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺太郎議員) 小口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小口浩史君) 昨年度、市内の小学3年生以下の子供を持つ保護者に行ったアンケート調査におきまして、子育てしやすい環境づくりのため力をいれるべき取り組みは、の問いに対しまして、家族が安心して楽しめる公園の整備、維持管理が2番目に多い状況でございました。また、具体的な意見としまして、小さい公園があちらこちらにあり、整備されているので、遊ばせやすくてよいと思うなどの意見をいただく一方、近年の猛暑による熱中症への心配や紫外線対策、ゲリラ豪雨などの状況から、雨でも安心して遊べる屋内の遊び場を求める意見も多くいただいております。今後も、子育て世帯などの意見をお聞きしながら、安心して子供を産み育てやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員。 ◆2番(山崎仁議員) 御答弁ありがとうございました。今後も要望などを聞き、安心して子育てができるようお願いいたします。 次に、(2)老朽した遊具の現状を質問させていただきます。 前年度中に各区に調査して予算しているとのことだが、緊急的な補修や撤去等があった場合はどのように対応しているのか、お聞かせ願いたいです。 ○議長(渡辺太郎議員) 小口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小口浩史君) 各区からは、これまでも年度中途に危険性が高く緊急性のある遊具の改修等の相談がありました。その際には、現状等を確認の上、各区と協議しながら早急に改修等が実施できるよう予算措置を行うなど、流動的な対応にも努めてきております。 また、補助対象経費につきましても、各区からの要望を受けまして、平成28年度からは樹木の伐採等も対象に加え、さまざまな状況に対応できるよう拡充したところでもあります。今後も、子供たちの安全・安心を最優先に、各区の要望もお聞きしながら、良好な児童遊園の管理等に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員。 ◆2番(山崎仁議員) わかりやすい御答弁ありがとうございました。 私がお聞きしたところ、市外からの湖畔のアパートに住まわれた方々が、近くに大きくきれいな公園があり子供たちを育てやすいと湖畔の近くに土地を購入し、住宅を建てている現状が見受けられます。そのようなことをも踏まえて、ほとんど使用されていない児童遊園施設の状況に応じて縮小、廃止していき、その余剰金を使い、他の児童遊園施設をより充実した整備、補修できるようにし、近年の少子に対応していっていただきたいと思います。将来的には、大きな都市公園が東西南北に4カ所ほどできたなら魅力ある岡谷市になるのではないでしょうか。 最後に、議員たるもの、夢のような事業や計画を語れないようではいけないと思うわけで、現在や、ましてや過去を語っても何も変わることはないからです。 これで私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(渡辺太郎議員) 山崎 仁議員の一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(渡辺太郎議員) 本日はこれまでとし、延会いたします。 △延会 午後3時37分...