△議案第73号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
武井富美男議員) 日程第3 議案第73号 お
かや総合福祉センター条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本案は
社会委員会に
審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。
社会委員長。 〔
社会委員長 藤森博文議員 登壇〕
◆
社会委員長(
藤森博文議員) おはようございます。8番
藤森博文です。
社会委員会に
審査付託されました議案第73号 お
かや総合福祉センター条例の一部を改正する条例につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 委員より、
成年後見支援センターの設置に伴い、相談室として利用するお
かや総合福祉センター101研修室は、十分の広さと考えているかとの質疑があり、市側より、101研修室は相談室としての利用と
運営委員会の会議のために利用することとしているが、相談室は2カ所のスペースが確保できるとともに、
運営委員会も現在のところ8名程度の
委員構成を考えているため、十分な広さが確保できているとのことでありました。 また、委員より、他市町村のように共同で
成年後見支援センターを設置している例もある中で、岡谷市は単独で設置し運営することでよいのかとの質疑があり、市側より、
成年後見支援センターは、市民の身近な場所での拠点としたいことから単独での運営を判断したものであるとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) ただいまの
委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第73号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第74号及び議案第75号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
武井富美男議員) 日程第4 議案第74号 財産の貸付について及び日程第5 議案第75号 岡谷市
スポーツ施設の
指定管理者の指定についての2件を一括議題といたします。 この2件は
総務委員会に
審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。
総務委員長。 〔
総務委員長 中島保明議員 登壇〕
◆
総務委員長(
中島保明議員) 7番
中島保明です。
総務委員会に
審査付託されました議案第74号及び議案第75号の2件につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 まず、議案第74号 財産の貸付について、審査に当たりまして、市側より、
総務委員会資料として、
財産貸付に関する契約書(案)及び
財産貸付価額に関する契約書(案)の提出があり、
財産貸付に関する契約書(案)については、
貸付価額は、会社の
経営状況等を考慮する中で、岡谷市
行政財産使用料条例の規定に基づき算出した当該年度の
貸付価額に市長が定める率を乗じて得た額とすることとし、協議の上、別に定める
財産貸付価額に関する契約書によって定めるとしている。
貸付期間は、平成31年1月1日から平成35年12月31日までの5年間である。 また、
財産貸付価額に関する契約書(案)については、
財産貸付に関する契約書(案)の第3条第2項の規定に基づき平成31年の
貸付価額を定めるために契約する内容であるとの
補足説明がされました。 審査では、委員より、
貸付価額について、市長が定める率との関連や
経営状況、今回の契約案を市はどう捉えているかとの質疑があり、黒字化を目指して
経営改善に取り組んでから、6期連続で黒字としており、現在も会社としては借りている分は支払いたいと
経営努力をしているが、繰越損失があることから、まずはその分を
解消することに努めていただき、
解消できたところで改めて率については協議させていただきたいと考えているとのことでありました。 さらに、委員より、銀行のOB配置や月1回
経営状態をチェックするなど、アイスアリーナの部分を含め
やまびこスケートの森全体でかなり努力しているものと認識している。10%とはいえ一定の率を支払ってもらっているということも意義があると捉えているが、その点、市はどう捉えているか質疑があり、
やまびこスケートの森の本来の目的とする
スケートの部分は、採算を求めると非常に難しい部分もあるので、そこも念頭に置きながら、
スケートの
まちづくりをメインとして
経営努力をしていただき、貸付分を支払える体制を整えてもらうことが先決だと思っているとのことでありました。 また、委員より、
貸付価額は、いつの時点の
固定資産に対する建物の評価で算定しているかとの質疑があり、基本的には
固定資産税評価相当額ということで、当時、会社から市が買い取ったときの
課税価額に対しての評価で算定している。今後、
貸付価額の10%の見直し以外は、大きなことがない限り、金額の変更はないと思っているとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第75号 岡谷市
スポーツ施設の
指定管理者の指定について、委員より、岡谷市公の
施設指定管理者選定等審議会答申書の意見・要望から、岡谷市の
スポーツ施設は市外の方の利用者も多く、
岡谷市民にとって、より地域や団体との連携した
取り組みが課題と捉えたが、
指定管理者選定に当たりどのような議論がされたかとの質疑があり、市民の利用が大事と思っているが、市外の方と市内の方の
利用料金が同じという現状もある。その中で、市内の方を優先とした
健康教室を開くなど市民の利用を促進していただくことを期待している。岡谷市の
市民ひとり1
スポーツの実現に向けて、さらなる
取り組みをしていただければと考えているところであるとのことであります。 さらに、委員より、
管理業務に当たっての
設備点検業務等への
市内企業利用の現状と今後について質疑があり、現在、
消防用設備点検や
機械設備の
ボイラー点検、水質検査など設備の
法定点検や専門性の高い
維持管理業務は、
地元企業に依頼しており、今後も継続されるものであると考えているとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) ただいまの
委員長報告に対し、まず、議案第74号 財産の貸付について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第74号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第75号 岡谷市
スポーツ施設の
指定管理者の指定について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第75号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。
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△議案第76号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
武井富美男議員) 日程第6 議案第76号
岡谷健康福祉施設の
指定管理者の指定についてを議題といたします。 本案は
社会委員会に
審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。
社会委員長。 〔
社会委員長 藤森博文議員 登壇〕
◆
社会委員長(
藤森博文議員) 8番
藤森博文です。
社会委員会に
審査付託されました議案第76号
岡谷健康福祉施設の
指定管理者の指定について、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 委員より、
指定管理者への
応募件数等について質疑があり、市側より、今回の
応募件数は1社のみであった。その理由としては、開館後22年が経過した
温泉施設ということで経費がかかるため、管理を希望する会社の応募がなかったと考えられるとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) ただいまの
委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第76号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。
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△議案第77号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
武井富美男議員) 日程第7 議案第77号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 本案は総務、社会、
産業建設の各委員会に
審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 総務、社会、
産業建設の順にお願いします。 まず、
総務委員長。 〔
総務委員長 中島保明議員 登壇〕
◆
総務委員長(
中島保明議員) 7番
中島保明です。 議案第77号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第9号)中、
総務委員会に
審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 まず、3歳出2
款総務費4項4目
県議会議員選挙費について、委員より、
ネットワーク環境整備委託料の内容について質疑があり、前回の県知事選と同様、
レイクウォーク岡谷での期日前投票を実施するに当たり、
ネット回線の
装置設置等に必要な経費であるとのことでありました。 次に、5目
市議会議員選挙費について、委員より、
消耗品費は
公職選挙法改正に伴いビラへ張る
証紙印刷代とのことだが、証紙はどんなものか。また、
改正内容を立候補者へ公表する予定はあるのかとの質疑があり、証紙は切手ぐらいの大きさで、選挙の名称と選挙の執行日が記載されたものである。また、
改正内容の公表については、立候補の
届け出等の際に広報してまいりたいとのことでありました。 次に、10
款教育費4項2目
放課後子ども健全育成費について、委員より、
上の原小学校と
小井川小学校の
学童クラブへの
エアコン設置の工事時期について質疑があり、今回の整備は、2月から工事に着手し、
エアコンの在庫の状況にもよるが、3月上旬から中旬にかけて
設置完了の予定となっており、これをもって、
市内小学校の全
学童クラブに
エアコンの設置が完了となるとのことであります。 また、委員より、
エアコンの
設置台数と容量について質疑があり、部屋の広さにより
エアコンの
設置台数を決めており、今回の
設置台数は合計3台である。内訳は、
上の原小学校学童クラブは広さが85㎡で1台、
小井川小学校第2
学童クラブは92㎡と
上の原小学校より若干広いことから、小さ目のものを2台設置する予定であるとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第77号中、
総務委員会に
審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) 次に、
社会委員長。 〔
社会委員長 藤森博文議員 登壇〕
◆
社会委員長(
藤森博文議員) 8番
藤森博文です。 議案第77号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第9号)中、
社会委員会に
審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 初めに、3
款民生費1項3目
高齢者福祉費について、委員より、昨年度も長野県
後期高齢者医療広域連合市町村負担金の追加金があったと思うが、ここ数年続いているのか。また、想定枠を超えた追加金という考えでよいのかとの質疑があり、市側より、予算は長野県
後期高齢者医療広域連合が決定しているが、過去の実績等を踏まえ、各市町村の3年間の
負担割合などを勘案して予算を作成している。しかしながら、岡谷市においては、
後期高齢者の人数や1人当たりの医療費がふえてきている状況から、ここ3年くらいは
市町村負担額に不足が生じており、当初見込みよりも給付費が増加したものであるとのことでありました。 次に、3
款民生費2項3目
保育所費について、審査に当たりまして、まず、市側より、
西堀保育所仮
園舎等整備工事の
補正内容について資料が提出され、
送迎用駐車場の位置について
補足説明がされました。 委員より、
送迎用駐車場に接する市道は道幅が狭いと思うが、安全面や歩道の確保についてどう考えているかとの質疑があり、市側より、現状は交差点も近くにあって歩道もない市道であるが、安全確保のため、
駐車場使用や歩き方などのルールを決めて、保護者の皆さんへ利用のお願いをするなど対応してまいりたいとのことでありました。 次に、3
款民生費2項5目障がい
児福祉費について、委員より、扶助費について
追加補正となっているが、その背景や内容はどのようになっているのかとの質疑があり、市側より、
障害児通所給付費の
追加補正は、利用者の増によるものと報酬単価の改定に伴い、
児童発達支援で1,700万円、
放課後等デイサービスで700万円の給付費に不足が生じる見込みとなったものである。
児童発達支援については、幼児期から
専門施設へつなぐ連携が図られてきたことから、前年度比57件の増、月平均では約5件の増を見込んでいるほか、平成30年2月に報酬改定があり、10月までの1人当たりの
月額給付費の平均額は、前年度比で約4万円の増となっている。 また、
放課後等デイサービスについては、市内の事業所が周知されてきたとともに、児童、家庭に合わせた
通所施設が充実してきたことなどにより、
利用件数が前年度比101件の増、月平均では約8件の増を見込んでいるとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第77号中、
社会委員会に
審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) 次に、
産業建設委員長。 〔
産業建設委員長 渡辺雅浩議員 登壇〕
◆
産業建設委員長(
渡辺雅浩議員) 4番
渡辺雅浩です。 議案第77号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第9号)中、
産業建設委員会に
審査付託された部分について、審査における主な経過及び結果を御報告いたします。 委員より、現在も含めこれからの実際の工事の予定についての質疑があり、現在は、平成30年6月補正予算による土工事が平成30年度末までの工期で着工されているとのことであり、今回の12月補正予算による工事では、平成31年1月中旬の入札で仮契約がされ、同年3月定例会の議決により本契約を結び、平成31年度から2020年度までの期間で実施する予定とのことでありました。 また、土砂災害特別警戒区域の解除の予定について質疑があり、岡谷市で実施する今回の工事と県で実施する部分の工事が完了したところで、県の審査、判断を経て、旧岡谷小学校の東側斜面においては解除される見込みであるとのことでありました。 委員より、市債に対する県や国からの補助はあるのかとの質疑があり、一部については補助があるとのことでした。起債の内訳について説明があり、1つ目は自然災害防止事業債で、全体の約3分の1の急傾斜地部分が対象で、起債充当率100%、交付税参入30%とのことでありました。2つ目は学校校舎の除却債で、全体の約3分の2の学校校舎があった部分が対象で、起債充当率90%、交付税算入はないとのことでありました。 続いて、債務負担行為補正について、学校跡地保全対策事業は、あと2億3,000万円の費用が発生することがはっきりしたとの認識でよいのかとの質疑があり、同事業全体で約3億円がかかると説明した上で、今年の6月に補正した6,000万円の残りの費用が2億3,000万円であるとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第77号中、
産業建設委員会に
審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) ただいまの各
委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第77号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は各
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第78号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
武井富美男議員) 日程第8 議案第78号 平成30年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 本案は
社会委員会に
審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。
社会委員長。 〔
社会委員長 藤森博文議員 登壇〕
◆
社会委員長(
藤森博文議員) 8番
藤森博文です。
社会委員会に
審査付託されました議案第78号 平成30年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第1号)につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 審査に当たりまして、まず、市側より、旧健康保険岡谷塩嶺病院の解体工事の
補正内容について資料が提出され、債務負担行為の配分表と工事箇所について
補足説明がされました。 委員より、A棟の解体工事に伴って医療廃棄物が出てくる可能性はないかとの質疑があり、市側より、以前に医療廃棄物が出てきた場所は霊安解剖棟の周辺であって、主に焼却炉として使用していたところである。本年度に解体工事を実施しているB棟、検査棟については、現在のところ医療廃棄物は出ていないことから、A棟についても可能性は低いと考えているとのことでありました。 また、委員より、施設の解体工事が進んできているが、今後の利活用はどう考えているかとの質疑があり、今後の利活用については、周辺において福祉的な施設が多いため、福祉ゾーン的な利用も想定できる。最終的なところは決定していないが、売却も含めて検討しているとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) ただいまの
委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第78号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第79号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
武井富美男議員) 日程第9 議案第79号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。 本案は総務、社会、
産業建設の各委員会に
審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 総務、社会、
産業建設の順にお願いいたします。 まず、
総務委員長。 〔
総務委員長 中島保明議員 登壇〕
◆
総務委員長(
中島保明議員) 7番
中島保明です。 議案第79号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第10号)中、
総務委員会に
審査付託された部分につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) 次に、
社会委員長。 〔
社会委員長 藤森博文議員 登壇〕
◆
社会委員長(
藤森博文議員) 8番
藤森博文です。 議案第79号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第10号)中、
社会委員会に
審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 3
款民生費1項3目
高齢者福祉費について、委員より、地域介護福祉空間整備事業等補助金の内容について質疑があり、市側より、今回の補正予算については、民間事業者が整備する介護保険施設の整備等について市内の事業者から要望があり、地域介護福祉空間整備等施設整備交付金の採択を受けたことから、必要な補助金を計上させていただいたものである。内容については、認知症高齢者グループホーム等の防災改修等支援事業を行う事業者に対してその整備費の一部を補助するもので、災害時等に利用者が安全に避難できるよう避難経路等の整備を実施するものであるとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第79号中、
社会委員会に
審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) 次に、
産業建設委員長。 〔
産業建設委員長 渡辺雅浩議員 登壇〕
◆
産業建設委員長(
渡辺雅浩議員) 4番
渡辺雅浩です。 議案第79号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第10号)中、
産業建設委員会に
審査付託された部分について、審査における主な経過及び結果を御報告いたします。 委員より、ボーリング調査を1カ所だけ実施することについての質疑があり、今回はアプローチ道路へボックスカルバート設置のための調査で、高速道路建設時の既存のボーリング資料があるため、1カ所の調査をすれば地質断面がわかるとのことでありました。また、アクセス道路部分や諏訪市側のボーリング調査など全体的な状況について質疑があり、アクセス道路についてはこれからの段階であり、具体的なことはわからないとのこと。諏訪市側については、現時点ではアプローチ道路で2カ所のボーリング調査を行ったと聞いているとのことでありました。 委員より、今回のボーリング調査の期間や日程について質疑があり、年内に発注し平成31年1月から3月の工期により、解析も含めて年度末を目標に行いたいとのことでありました。 さらに、委員より、これからの全体的なスケジュールについて質疑があり、先般の正式な地元合意を受け、諏訪市を初め、国・県、ネクスコ中日本と施工区分や事業費、時期等について協議、調整をしている段階であり、これが整ったところで報告していきたいとのことでありました。 委員より、スマートインターチェンジ設置は岡谷市の発展に欠かせない事業であり、できるだけ逐一委員会への報告をお願いしたいとの要望がありました。 続いて、委員より、地元小坂区から正式合意を岡谷市長へ報告した内容について質疑があり、12月4日に、区民合意の報告を文書でいただいたとのことで、同区からは、今後とも早期事業実現のため、国・県等関係機関に対し事業推進への働きかけ、予算確保に向け御尽力いただきたいとのことであります。あわせて、4点の要望もいただいたとのことでありました。要望の1点目は、「地権者への懇切丁寧な説明と対応」で、2点目が、「振動、騒音等の環境面への最大なる配慮。」3点目が、「地区内道路の交通安全対策及び環境整備」で、4点目が、「主要地方道諏訪辰野線諏訪市側の大型車通行規制への対応」とのことでした。 また、委員より、新聞報道によると、地元区では全336世帯に投票を呼びかけて、委任状を含めた賛成が237票、反対が33票であったとのことであるが、この結果についてはどのように受けとめているかとの質疑があり、このことに対しては、非常に重い結果であると受けとめているが、地元小坂区の約9割の賛成をいただいており、今後とも国や県等と連携を密にして事業促進をお願いしたいとのお言葉をいただいていることから、要望を重視しながら、これから事業をしっかり前進させていきたいとのことでありました。 加えて、「丁寧な説明をする」ということだが、これまでも地元区民総会の中で「丁寧に説明をしてきた」ということの結果が、反対33とのことについては、どのように考えているかとの質疑があり、全ての人が賛成ということはなかなか難しいことであり、区からの要望にもあるとおり、きちんとした調査や説明により懇切丁寧な対応に努め、御協力をいただけるようにしていきたいとのことでありました。 また、反対された方は何を知りたがっていて、今後どのように丁寧な説明をしていく予定なのかとの質疑があり、平面図ではわかりにくいとの指摘も受けているため、騒音や振動、湧水の問題等々、これからの実質的な設計により解決策を講じながら説明をしていくことで対応していきたいとのことでありました。 委員より、県道下諏訪辰野線に係る都市計画街路事業について質疑があり、今回の補正予算は、平成31年度の完成を目指している工事のうちの平成30年度中に前倒しして実施する部分の工事であるとのことでありました。 これに関連して、委員より、駒沢区域は今回の工事区間に入っているかとの質疑があり、今回は入っていないとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第79号中、
産業建設委員会に
審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
武井富美男議員) ただいまの各
委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。
今井秀実議員。
◆5番(
今井秀実議員) 5番 今井秀実です。 議案第79号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第10号)について、日本共産党岡谷市議団を代表して、議案に反対の立場から意見を述べます。 本補正予算には、歳出8款4項都市計画費で諏訪湖サービスエリアスマートインターチェンジ整備を進めるためのボーリング調査委託料が盛られています。地元小坂区で賛同が得られたとのことですが、多数決によるものであり、反対が33あったことは大変重いものであり、整備を進める立場であっても慎重な対応が不可欠であります。この状況の中でボーリング調査を開始していくことは、住民の声を無視した強引な進め方、見切り発車と言われても仕方のないやり方であります。 私たちは、これまでも、本事業はもともと地元住民の要望から出てきたものでないこと、交通量の増加、騒音、振動、交通事故の発生や通学路の危険増大など、心配、デメリットが大きく、白紙撤回すべきと述べてきました。今すべきことは、ボーリング調査開始ではなく、反対の意思表示をした方々を含め住民に対して聞き取りや丁寧な説明をしていくことであると考えます。 以上の理由により、本議案には反対をいたします。
○議長(
武井富美男議員) ほかに御発言はありませんか。 小松 壮議員。
◆14番(小松壮議員) 14番 小林 壮です。議案第79号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第10号)中、8款土木費都市計画総務管理費のボーリング調査委託料について、会派新風を代表し意見を述べます。 本議案は、スマートインターチェンジアプローチ道路設置のため、市道下部にボックスカルバートを新設するために地耐力の測定をし、設置工事の安全性を確認するボーリング調査委託料であります。 地元小坂区は、11月28日に、設計計画について区民の賛同を得られたとし、早期実現に向けた事業推進を明記した総会報告書が今井市長に提出されました。このたび、小坂区では、大変に重い決断をされました。区から出されました地区内の交通安全対策ほかの要望をしっかりと受けとめ、今後は、早急に諏訪市、国・県、ネクスコ中日本へ事業推進の働きかけをし、予算確保に尽力されますことを要望し、本議案に賛成をいたします。
○議長(
武井富美男議員) ほかに御発言はありませんか。
今井康善議員。
◆12番(
今井康善議員) 12番 今井康善です。 議案第79号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第10号)について、信政おかやを代表して意見を述べます。 本議案は、諏訪湖サービスエリアへのスマートインターチェンジ設置計画に伴うボーリング調査委託料を盛り込んだ補正予算で、この委託料は接続道路とサービスエリアを結ぶ岡谷側のアプローチ道路整備に向けた地質や地下水を調べるためのものです。このスマートインターチェンジ設置計画につきましては、地元小坂区が特別委員会を設置し、研究、検討を重ね、11月28日に臨時総会を開き賛同を得たもので、地元住民が合意形成に向けて努められた結果を尊重すべきものであると考えます。 この計画を早期実現に向けて取り組まれるように、また市長に提出されました住民の意見を十分酌み取って進められるよう要望して、本議案に賛成いたします。
○議長(
武井富美男議員) ほかに御発言ありませんか。
遠藤真弓議員。
◆9番(
遠藤真弓議員) 9番 遠藤真弓です。 議案第79号 平成30年度岡谷市
一般会計補正予算(第10号)の都市計画総務管理費のスマートインターチェンジについて、反対をいたします。 諏訪湖スマートインターチェンジは必要ないと思っています。それよりも、目の前の生活道路の整備を充実させるべきだと考えています。 小坂区でも、スマートインターチェンジよりもアクセス道路と旧道が交差する場所に信号機の設置をお願いしたいと要望が出ていたと思います。しかし、区から警察に要望してほしいとの回答だったと聞きました。どうしても欲しいものはスマートインターチェンジではなく、信号機の設置など
渋滞の緩和をさせる対策や、大きな道路から一歩入った継ぎはぎだらけの生活道路の全面改修です。 また、湧水などへの影響調査や補償、振動、騒音などへの対策の要望も出ていると思います。今の段階でははっきりとした対策は答えられないのもわかりますが、湧水はこの地域の誇りです。ここに住んでいる人だけではなく、市内全体の誇りにしなければならないものではないでしょうか。市内他地域の住民の思いは、まあ、どっちでもいいけれども、あったら便利になるのかなという考え方のほうがとても多いと思っています。また、今でもこの地域は車の走行で震度1くらいの振動がある状態です。もっと身近な環境を守ること、整備することのほうが、岡谷市が積極的に取り組むべき事案だと考えています。 よって、本議案には反対いたします。
○議長(
武井富美男議員) ほかに御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第79号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第79号に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
武井富美男議員) 起立多数であります。 よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。
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△議案第80号の上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(
武井富美男議員) 日程第10 議案第80号 第5次岡谷市
総合計画基本構想についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 議案第80号 第5次岡谷市
総合計画基本構想についてを御説明申し上げます。 第5次岡谷市総合計画の基本構想については、岡谷市総合計画の策定に関する条例第5条の規定により御議決を賜りたいものであります。御審議をいただくに当たり、基本構想の基本的な考え方と第5次岡谷市総合計画の推進に向けた私の決意の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いするものであります。 本年度を最終年度とする第4次岡谷市総合計画では、将来都市像として「みんなが元気に輝く たくましいまち岡谷」を掲げ、その具現化に向けて5つの基本目標のもと、総合的かつ計画的な
まちづくりを推進してまいりました。中でも全力を傾注して取り組んでまいりました市民生活の安全・安心を支え、健康で生きがいを持って暮らしていくための基盤施設である市立岡谷美術考古館、岡谷市看護専門学校、市立岡谷蚕糸博物館、諏訪広域消防岡谷消防署、
岡谷市民病院、諏訪湖周クリーンセンターの6つの施設を整備することができたことは、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力の賜物であり、最大の成果と考えております。 一方で、今後の10年間を考えますと、全国的な少子高齢化による生産年齢人口の減少や税収の減少などに加え、社会保障関係経費や高度成長期に整備された多くの公共施設の老朽化に伴う維持管理経費などについては、負担が増加傾向にあるため、地方自治体の財政は厳しさが増すものと見込んでおります。 それでは、議案書の2ページをお開きください。 第5次岡谷市総合計画の策定に当たりましては、時代の潮流から見た本市の現状と課題を初め、市民の皆様からの御意見などを踏まえつつ、新たな10年間にふさわしい、本市の特色を最大限に生かした計画として取りまとめを行い、市民の皆様とともに目指すまちの姿である将来都市像を「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」といたしました。この新たな将来都市像の思いは、本市にかかわる全ての人と人が温かい心で交わり、多様な主体による地域の支え合いがさらに強くなっていくことを初め、人と物、人と事、人と情報など、あらゆるものが結びつきが深まる中で、市民やまちが抱く夢や希望が紡ぎ出され、実現し、シルクのように美しく、強く、そして輝きを放つ人々とまちをあらわしております。また、「たくましいまち岡谷」は、岡谷に住み、働き、学び、訪れる全ての人々が安全で安心して暮らしたり、過ごしたりすることができるまちとしてのやさしさと、産業振興によるまちの活力やにぎわいを初め、安定した財政基盤などさまざまなものにより支えられたゆるぎない力強さをイメージしたものであります。 続きまして、3ページをごらんください。 将来展望人口につきましては、2028年の展望人口として4万6,000人台の維持を目標とすることといたしました。第5次岡谷市総合計画は、平成27年度に策定をいたしました岡谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略を包含する形で取りまとめており、岡谷市の創生の実現に向けて効果的な施策を展開する上での基礎となる岡谷市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンを基本とし、2019年からの10年間の
取り組みを通じ、同ビジョンに掲げた2060年の将来展望人口4万人台の維持の実現につなげてまいります。 おめくりいただきまして、4ページをごらんください。 土地利用の構想では、市民共有の財産である市の区域を本市の将来の均衡ある発展のため活用する基本的な考え方をお示ししてあります。狭い地域ゆえの土地利用の難しさはありますが、秩序ある開発など有効かつ効率的な土地利用を図ってまいりたいと考えております。 おめくりいただきまして、7ページをごらんください。
まちづくりの基本目標について、本市の特色や市民の皆様からの御意見などを踏まえつつ、将来都市像を実現するために6つの分野に分けて定めております。 まず、「ともに支え合い、健やかに暮らせるまち」は、子ども・子育て支援や福祉、保健、医療に関する分野の基本目標としております。ライフステージに合わせた切れ目ない子育て支援の充実や強化を初め、自立した生活を支え合う地域づくりの推進や、健康で生きがいを持ち安心して自分らしく暮らすことができる地域づくりの推進などのほか、障がいのある人もない人もお互いを理解し尊重し合う地域社会の実現、社会保障の円滑な運営、健康寿命の延伸に向けた保健事業の推進、持続可能な地域医療体制の維持や充実を図ってまいります。 次の、「未来の担い手を育み、生涯を通じて学ぶまち」は、学校教育や生涯学習のほか、
スポーツと文化の振興に関する分野の基本目標としております。生き抜く力と創造力、知的好奇心あふれる心豊かな人づくりを初め、生涯を通じて学び、豊かな心を育む
まちづくりや、生涯にわたり
スポーツに親しみ、たくましい心身を持つ人づくりに取り組むほか、本市の礎を築いた製糸業にかかわる近代化産業遺産群や日本遺産に認定された縄文時代の文化財を活用し、地域の活性化を図ってまいります。 また、「人が集い、にぎわいと活力あふれるまち」は、産業振興分野の基本目標であります。本市の基幹産業であります製造業を中心に、市民や働く人たちの生活に潤いと彩りを与える商業やサービス業の振興を初め、農林漁業の振興や、本市が持つさまざまな地域資源を活用したフェアブランドの構築を通じて、魅力ある地域づくりを推進するとともに、観光振興にもつなげてまいります。このほか、多様な働き手が最大限の能力を発揮することができる働く環境の整備の推進や、ワークライフバランスの推進による働く環境の充実を図ってまいります。 さらに、「安全・安心で、自然環境と共生するまち」は、安全対策や環境保全のほか、居住環境などに関する分野の基本目標としております。平成18年7月豪雨災害から学んだ教訓を生かし、災害に強い
まちづくりをさらに進めることを初め、交通安全、防犯、消費生活などの生活の安全・安心にかかわる施策を推進するほか、先人から受け継いだ豊かな自然環境の保全や生活環境対策の推進に加え、住まいにかかわる居住環境の充実を図ってまいります。 このほか、「快適な生活を支え、住み続けたいまち」は、計画的な土地利用や都市基盤整備などに関する分野の基本目標としております。人口減少に対応した都市機能などの集約を初め、交通結節点としての岡谷駅周辺機能の充実と活性化に取り組むとともに、生活道路の老朽化に対する維持、補修などにより道路交通網の確保に努めるほか、安全な暮らしを支える上下水道の維持や整備を推進してまいります。 また、「みんなでつくる、確かな未来を拓くまち」は、地域コミュニティや市政運営に関する分野の基本目標としております。人口減少や超高齢社会といった課題に直面する中で、地域におけるつながりの希薄化や地域コミュニティの担い手不足への対応を初め、厳しい財政状況のもと、真に必要な行政サービスを提供していくため、持続可能な行財政運営の推進に加え、公有財産の適量化や適正化などのほか、情報通信技術の利活用により行政サービスの利便性向上及び行政事務の効率化と最適化、周辺市町村との連携などを推進してまいります。 以上、計画期間を10年間とする第5次岡谷市総合計画の基本構想について、基本的な考え方を申し上げました。 地方自治体の責務として、市民の皆様の福祉の増進を図ることや、まちの活力や魅力を生み出すことを使命とし、中長期的な視点のもとで人口減少や社会、経済状況の変化と地域課題に対応しながら、これからの10年間の本市が、市民誰もが安全で安心して健康で生きがいを持って暮らすことができ、このまちに住み、働くことに誇りと自信そして愛着の持てるまち、また、将来にわたって持続可能で、このまちに多くの夢と希望が描ける確かな
まちづくりを市民の皆様とともに推進していく所存でありますので、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 以上でございます。
○議長(
武井富美男議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第80号は、基本構想特別委員会に付託いたします。 なお、引き続き閉会中の継続審査とすることといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第80号は基本構想特別委員会に付託し、引き続き閉会中の継続審査とすることに決しました。
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△議案第81号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
武井富美男議員) 日程第11 議案第81号 安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
社会委員長。 〔
社会委員長 藤森博文議員 登壇〕
◆
社会委員長(
藤森博文議員) 8番
藤森博文です。 議案第81号 安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める意見書につきまして、提出者である
社会委員会を代表し、案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。 安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める意見書。 医療や介護現場での人手不足はいまだに深刻な状態にあり、人手不足により一人一人の過重労働が進み、過酷な夜勤や長時間労働などが
解消されずに、医師や看護師の過労死を引き起こす事態が続いています。 厚生労働省も、医療職場や介護職場の勤務環境改善の必要性を明らかにし、手だてを講じてはいますが、具体的な労働環境の改善には至っていません。 労働時間規制を含めた実効ある対策は、猶予できない喫緊の課題であり、平成19年に国会で採択された請願内容(夜間は患者10人に1人以上、昼間は患者4人に1人以上など看護職員配置基準の抜本改善、夜勤の月8日以内の規制など)の早期実施を行い、そのために必要な人員の確保を国の責任で実行されることを強く求めます。 よって、国におかれましては、安全・安心の医療・介護を実現するためにも、医師・看護師、介護職員の大幅増員・夜勤改善を図る対策を講じられるよう、下記事項について要望します。 記 1 医師・看護師・医療技術職・介護職などの
夜勤交替制労働における労働環境を改善すること。 (1)1日且つ1勤務の労働時間8時間以内を基本に、労働時間の上限規制や勤務間のインターバル確保、夜勤回数の制限など、労働環境改善のための規制を設けること。 (2)
夜勤交替制労働者の週労働時間を短縮すること。 (3)介護施設や有床診療所などで行われている「1人夜勤体制」をなくし、複数夜勤体制とすること。 2 安全・安心の医療・介護を実現するため、医師・看護師・医療技術職・介護職を増員すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 平成30年12月13日。 以上でありますが、全会一致をもって御議決賜りますよう、お願いいたします。
○議長(
武井富美男議員) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第81号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。
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△議案第82号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
武井富美男議員) 日程第12 議案第82号 消費税の10%引き上げの中止を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
笠原征三郎議員。 〔6番
笠原征三郎議員 登壇〕
◆6番(
笠原征三郎議員) 6番 笠原征三郎です。 議案第82号 消費税の10%引き上げの中止を求める意見書につきまして、提出者を代表し、案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。 消費税の10%引き上げの中止を求める意見書。 安倍内閣は、来年10月から消費税の10%引き上げをあくまでも行うことを明言しています。 消費税は、30年前に導入され、消費税法には、「年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てる」と明記されています。しかし、実際には、消費税が導入され増税を重ねてきても社会保障は改悪に次ぐ改悪で、安倍内閣の6年間だけでも社会保障予算は3.9兆円も削減されています。消費税導入時からの税収は約349兆円にも上がりますが、この間の法人税は281兆円の減税となっており、消費税増税が法人税減税の穴埋めに使われてきたというのが実感であります。 平成26年4月に消費税率を5%から8%に引き上げたとき、日本経済は底が抜けたといわれるほどの景気の低迷を引き起こしました。安倍内閣は10%引き上げの際の景気の落ち込みへの対策として、軽減税率、ポイント還元、プレミアム商品券、キャッシュレスなど実施するとのことですが、ポイント還元、キャッシュレスといっても、そうした決済を利用しない消費者にとっては何の恩恵もありません。そればかりか、これらの小手先の対策は、消費者ばかりでなく中小業者にとっても大変わかりづらく、新たな手間や費用を増すもので、ますます混乱を招くものとなります。 消費税はもともと逆進性の強い税金で、ここで10%への増税が実施されるならば、一層の格差と貧困を生じるものとなります。 よって、国におかれましては、市民の暮らしと経済に重大な打撃を与える消費税の10%への引き上げを中止されるよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 平成30年12月13日。 以上でありますが、全会一致をもって御議決賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
武井富美男議員) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
武井富美男議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。
大塚秀樹議員。
◆15番(
大塚秀樹議員) 15番 大塚秀樹です。 会派新風を代表いたしまして意見を述べさせていただきます。 消費税は、景気に左右される所得税や法人税と違って、税収が安定し、特定の層に偏らず国民全体で負担するもので、その目的は次世代に負担を先送りしない理念のもと、毎年ふえる社会保障費の財源確保と財政健全化の両立のために必要な制度であると考えております。 また、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うため、消費税法の一部を改正する法律により平成31年10月1日からの消費税率の引き上げは決定事項であるという事実、世界の先頭を行く高齢化の進展で医療や介護などの社会保障コストが膨らみ続けていることや、教育無償化の充実に向けた社会保障費の財源確保と安定した税収確保による財政健全化のためには、現実的に消費税を引き上げることは適正な判断である。 また、税率引き上げに伴い、消費税率の逆進性に対する低所得者層対策をしっかりとし、景気の落ち込み対策については、国会でしっかり議論すべきであるし、動向を注視していきたいと思います。 以上により、消費税の10%の引き上げの中止を求めるこの意見書提出には反対いたします。
○議長(
武井富美男議員) ほかに御発言はありませんか。
渡辺雅浩議員。
◆4番(
渡辺雅浩議員) 4番
渡辺雅浩です。 議案第82号 消費税の10%引き上げの中止を求める意見書について、賛成討論を行います。 意見書の提案説明にもありましたが、消費税の使途は、社会保障給付費並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるとしておりますが、社会保障はよくなったでしょうか。今後も含めた社会保障制度の改悪は、生活保護基準の切り下げや
後期高齢者の医療費窓口負担の2割への引き上げ、年金受給年齢の引き上げなど、挙げれば切りがないほどです。消費税収入は安定財源かもしれませんが、社会保障が悪くなっていることを見れば、このことは自明です。 財務省の財政制度等審議会の議論の中で、企業の負担能力は限界に来ているとの発言があったそうですが、果たしてそうでしょうか。財務省がことし9月3日に発表した2017年の法人企業統計によると、資本金10億円を超える大企業の内部留保が425.8兆円となり、前年度比22.4兆円の増加です。 また、日産自動車社長による高額報酬は、これまでその高さに批判が上がっておりましたが、有価証券報告書の虚偽記載をしてまで、その高額報酬を受け取っていたことが大問題となっております。 政府は景気の腰折れを警戒して、プレミアム商品券やポイント還元、軽減税率などを行うとしておりますが、一番の対策は、消費税を上げないことです。そして、増税をするのであれば、大もうけをしている大企業や大金持ちにこそ、その負担を求めるべきです。 よって、本議案には賛成をいたします。
○議長(
武井富美男議員) ほかに御発言はありませんか。
遠藤真弓議員。
◆9番(
遠藤真弓議員) 9番 遠藤真弓です。 議案第82号 消費税の10%引き上げの中止を求める意見書に賛成をいたします。 中小零細企業や個人商店を元気にしなければいけないというときに、増税はすべきではありません。消費税は低所得者から総体的に多くを徴取し、高所得者からは少なく徴取するものです。低所得者を支援することが目的の一つである社会保障の財源を低所得者に厳しい方法で徴取するのはそもそも間違っていると思います。 意見書にあるように、私も、一層の格差と貧困を生じさせるものと考えます。 よって、本議案に賛成をいたします。
○議長(
武井富美男議員) ほかに御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
武井富美男議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第82号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立少数〕
○議長(
武井富美男議員) 起立少数であります。 よって、議案第82号は否決されました。 なお、可決されました意見書の提出先については、議長に御一任願います。
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△市長挨拶
○議長(
武井富美男議員) 以上で今定例会の議事の全部を議了いたしました。 閉会前に市長の御挨拶をお願いいたします。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 平成30年第5回岡谷市議会の定例会閉会に当たりまして、挨拶をさせていただきます。 今定例会に市側から提出申し上げました議案につきましては、いずれも慎重な御審議をいただき、継続審査の第5次岡谷市
総合計画基本構想についてを除き、それぞれ原案のとおり御議決等を賜り、厚く御礼を申し上げます。 議案審議並びに一般質問を通じ、議員各位からいただきました御意見等につきましては、検討を深め、今後の市政運営に当たってまいりたいと考えております。 ことしの暦も残すところわずかとなりました。ことし1年間を振り返りますと、2月の初めには、諏訪湖に5年ぶりの御神渡りが出現をし、せり上がった氷の筋がうねるように光る光景は、自然の神秘として、市民の皆様を初め、多くの観光客が湊地区を中心に訪れにぎわいを見せました。 4月には、2018シルクフェアinおかやが開催をされ、岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかやでは、世界的にも著名であり、日本の伝統色を日本古来の植物染めで染色する第一人者吉岡幸雄さんによる「自然の色を纏う」と題したギャラリートークを開催いたしました。全国から集まった多くの皆様にシルク岡谷の歴史や文化を幅広く情報発信することができました。 6月には、生産性向上特別措置法が施行されたことに伴い、市内の中小企業が行った設備投資に係る
固定資産税を3年間ゼロとするための体制を整備し、現在、47社の企業が認定を受けております。たくましい産業の創造の実現に向け、積極的な
取り組みを継続してまいります。 6月から11月にかけて、中学2年生を対象とし、数学、英語の学習や勉強の習慣づけ、学習意欲の高揚を目的に、岡谷市子ども未来塾を開催いたしました。教員、OBなど地域の皆様に御協力をいただき、計57名の生徒が参加する中で放課後の学習支援を行いました。 8月には、子供の孤立を防ぎ、健やかな成長を支援する多機能広場おかやコドモテラスを開催いたしました。学びの提供や学習支援、悩みごと相談、食事の提供など、一場所多役の子どもの居場所づくりを官民連携のモデル事業として実施をしたもので、今月、第2回目を開催する予定であります。また、既に民間主体の子ども食堂など熱心に取り組まれている地域の団体やグループの皆様には、感謝を申し上げますとともに、こうした
取り組みのさらなる広がりを期待しております。 同じく8月には、長野県で初めてとなる第42回全国高等学校総合文化祭2018信州総文祭が開催され、そのうち放送部門を岡谷市で開催をいたしました。会場となりましたカノラホールには、全国から約1,500名の高校生が集まり、アナウンス、朗読、CMなど、日ごろの練習の成果を競い合い、交流を深めました。 10月及び11月には、小口太郎生誕120周年・琵琶湖周航の歌100周年・顕彰碑等建立30周年記念の集いを2部構成で行いました。多くの皆様に、岡谷市が生んだ偉人であります小口太郎をしのび、たたえていただきました。 ただいま今年度の新事業等の一端を紹介させていただきましたが、さまざまな事業が実を結び、形となったのは、これまでに関係された全ての皆様の御理解と御尽力の賜物であり、深く感謝を申し上げます。岡谷市にとりまして、落ちついた歩みのできた1年であったと思っております。そして、第4次岡谷市総合計画後期基本計画の計画期間も残すところ3カ月余りとなりました。これまで展開をしてまいりました施策、事業の集大成として、成果や効果を基盤に計画の実現に努めるとともに、第5次岡谷市総合計画の計画期間であります次の10年間に着実につないでいきたいと考えております。 平成31年度予算編成作業も、これから大詰めとなってまいります。一般質問の折にも、現時点の考え方や施策の内容等についてお答えをさせていただきましたが、時代の流れに対応しながら、将来にわたって持続可能で、将来のまちに多くの夢と希望を描くことのできる確かな
まちづくりを進めるとともに、第5次岡谷市総合計画の初年度として、力強い第一歩を踏み出せる予算とするため、さらなる努力を重ねてまいります。 これから寒さが増してまいります。議員各位におかれましては、ことし1年、岡谷市の発展と市民福祉のために御支援、御協力をいただきましたことに心から感謝を申し上げますとともに、健康に御留意の上、迎える新しい年もますますご活躍されますことを御祈念申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。
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△閉会の宣告
○議長(
武井富美男議員) これにて平成30年第5回岡谷市議会定例会を閉会いたします。
△閉会 午前11時00分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 平成 年 月 日 岡谷市議会議長 武井富美男 岡谷市議会副議長 渡辺太郎 岡谷市議会議員 早出一真 岡谷市議会議員 今井康善...