◆9番(
今井秀実議員) 9番 今井秀実です。 2つほどお聞きしたいと思いますが、1つは、この本人のけがの程度、それから治癒の状況がどうなっているかということをお聞きしたいと思います。 それと、安全を確保するということで、全ての小中学校の
体育館等の点検をしてということですが、湊小学校に限らず、老朽化が進んでいるという部分も感じられる施設もあるかと思いますが、その辺の対応、今後の対応みたいな部分をどう考えているかということ。 それと、教育施設ということでいうと
岡谷市民総合体育館なども気になるところですが、その辺、どんな状況把握をされているか。安全・安心ということが一番大事だと思いますので、その点をお聞きしたいと思います。
○議長(
今井康喜議員)
教育部長。
◎
教育部長(
吉澤洋人君) 最初に、けがの状況でございますけれども、深さが5cmほど刺さってしまったわけでありますが、幸いにも内臓には達しておりませんでした。6日間通院をいたしまして治療を行ったところでありましたが、事故のあった5日後には学校に登校し、事故から25日ほど経過した5月の連休明けには、所属している
バレーボールのチームにも復帰をして練習を始めたというような状況であります。 また、その間で傷口も塞がって、痛みもなくというようなことになってまいりましたけれども、念のために7月に皮膚科で改めて診ていただいたというところであります。傷跡としましては若干残るかもしれないんですが、その色は次第に薄くなっていくであろうという見解でございます。 また、家庭の事情により、その後沖縄県のほうへ引っ越しをされております。現在まで連絡をとらせていただく中では、その都度お子さんの様子もお聞きしておりますけれども、元気であるということをお聞きしております。 点検の部分でありますけれども、先ほど申し上げたとおり、学校及び
体育館等の施設、点検をいたしましたし、私どもも気になるところは見てまいったところであります。若干やはり気になる学校もありますけれども、その場でできること、あるいは修繕費をかけてやるべきところというような中で対応をしているところであります。日常の点検がやはり一番大切かというようなことは思っておりますので、今後も気をつけてまいりたいと思います。 以上です。
○議長(
今井康喜議員)
今井秀実議員。
◆9番(
今井秀実議員) わかりました。 それで、今回内臓までは達していなかったのでよかったという部分はあるかと思いますが、やはりほんのちょっとした部分が大きな事故につながるということで、当然ですが、学校現場では安全を第一にということで、日々の点検の重要性が一番かと思いますので、より徹底して安全確保を図っていただきたいと思います。
○議長(
今井康喜議員) 小松 壮議員。
◆5番(
小松壮議員) 5番 小松 壮です。 まず初めに、お見舞いを申し上げるところでございますが、やはりちょっと要望なんですけれども、利用する側もやはり
スポーツ団体である限り、自分たちで練習前に危険箇所の確認だとかそういうことというのは当然のことだと私は思います。そういった意味で、もちろん市の
管理施設であり、市が怠ったと言えばそれまでなんですけれども、それよりもやはり
スポーツ団体としての責任の有無というか、利用するに当たってのお願いという形でしっかり伝えていくべきことは、私はその必要性があると思います。 要望ですので、また今後検討してみてください。
○議長(
今井康喜議員) ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) それでは、報告第2号については終結いたします。 次に、報告第3号について質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) 報告第3号については終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午前9時46分
△再開 午前10時00分
○議長(
今井康喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△議案第3号の上程、説明、採決
○議長(
今井康喜議員) 日程第6 議案第3号 岡谷市
教育委員会委員の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 議案第3号 岡谷市
教育委員会委員の選任について御提案申し上げます。 岡谷市
教育委員会の定数の増加に伴い、太田博久氏を3月1日付にて選任いたしたく、また、岡谷市
教育委員会の委員、草間吉幸氏は3月9日をもって任期が満了となりますが、再任をいたしたいので、選任について議会の御同意をいただきたくお願いいたすものであります。 太田博久氏は、岡谷市神明町一丁目1番14号、昭和40年2月18日生まれ、49歳であります。草間吉幸氏は、岡谷市中央町一丁目2番6号、昭和23年1月20日生まれ、67歳であります。両氏の略歴はお手元に差し上げてございますので、説明は省略をさせていただきますが、略歴で示すとおり、両氏ともに人格高潔であり、教育行政に深い理解と識見を有し、
教育委員として選任するに適任であると存じ、御提案を申し上げるものでございます。 御同意を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(
今井康喜議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第3号は同意されました。
---------------------------------------
△議案第4号の上程、説明、採決
○議長(
今井康喜議員) 次に、日程第7 議案第4号 岡谷市湊財産区
管理委員の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 議案第4号 岡谷市湊財産区
管理委員の選任について御提案申し上げます。 岡谷市湊財産区
管理委員7人は3月22日をもって任期が満了となりますが、7人のうち花岡茂雄氏、花岡宏行氏の2名の方々は再任いたしたく、また、新たに味澤孝一氏、小坂健二氏、小口朝弘氏、濱 友秀氏、山岡憲司氏の5名の方々を選任いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 いずれも花岡・小坂両地区から推薦された方々であり、選任するに適任であると存じ、御提案いたすものでございます。 御同意を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(
今井康喜議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第4号は同意されました。
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△議案第5号及び議案第6号の一括上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
今井康喜議員) 日程第8 議案第5号 岡谷市特別職の職員等の給与に関する条例の一部を改正する条例及び日程第9 議案第6号
工事請負契約の変更についての2件を一括議題といたします。 提出者の説明を求めます。
総務部長。 〔
総務部長 小口道生君 登壇〕
◎
総務部長(
小口道生君) それでは、議案第5号と議案第6号を一括して御説明申し上げます。 最初に、議案第5号 岡谷市特別職の職員等の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 改正の理由につきましては、裏面にありますように、
不在者投票施設における
外部立会人の報酬を定めるため改正いたしたいものであります。 最初に、改正の概要について御説明いたします。 選挙の際に、
指定病院等で実施される
不在者投票における
外部立会人につきましては、現在当該施設の
不在者投票管理者が直接選任をしておりますが、
外部立会人を市の
非常勤特別職と位置づけ、岡谷市
選挙管理委員会が
外部立会人の
候補者名簿を作成し、
不在者投票管理者と調整の上、選任する方法を採用することに伴い、所要の改正を行うものであります。 それでは、改正の内容について御説明いたします。 別表第2は、非常勤の特別職の報酬について規定したもので、
指定病院等における
不在者投票の
外部立会人を
非常勤特別職とするため及びその報酬を規定するため、この表に追加するものであります。 次に、附則でありますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。 以上で議案第5号の説明を終わります。 続きまして、議案第6号
工事請負契約の変更について御説明申し上げます。 岡谷738号線改良工事(西工区)につきましては、平成26年6月定例会におきまして
工事請負契約について、また、12月定例会において
工事請負契約の変更について、それぞれ御議決をいただき、本年度末を工期として工事を進めてまいりました。しかしながら、昨年12月からの断続的な降雪により工事の進捗に予定を超える日数を要しており、工事の一部について施工ができず、年度内の竣工が不可能となったことから、工事費の一部を減額するため、変更契約を締結いたしたいものであります。 主な内容としましては、道路の
仕上げ部分であります路体盛土、舗装、路肩等の排水施設などで工事工程におくれが生じていること。さらに、安定した道路築造のための品質が確保できない状況であると判断したため、減工するものであります。 なお、本工事の財源といたしまして、平成25年度の国庫補助金が充当されておりますが、国及び県との協議により、この補助金を平成27年度へ事故繰越しとして繰り越すことができないとの指導があり、さらに補助金の返還もできないことなどから減工するもので、この減額分に相当する補助金につきましては、現在施工中であります隣接する中工区の工事費に充当してまいりたいと考えております。 議案書の裏面に6月定例会及び12月定例会で御議決をいただきました内容を参考としてお示ししてございますが、このうち、契約金額3億4,462万8,000円から今回の減額変更分2,269万800円を減額し、変更後の契約金額を3億2,193万7,200円とする変更契約を締結するため、
地方自治法及び条例の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
今井康喜議員) これより質疑に入ります。 まず、議案第5号について質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、議案第6号について質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第5号及び議案第6号は、総務委員会に付託いたします。
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△議案第7号の上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
今井康喜議員) 日程第10 議案第7号 平成26年度岡谷市
一般会計補正予算(第15号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
総務部長。 〔
総務部長 小口道生君 登壇〕
◎
総務部長(
小口道生君) 議案第7号 平成26年度岡谷市
一般会計補正予算(第15号)について御説明申し上げます。 今回の
補正予算は、職員の退職手当及び他会計への退職手当負担金、指定寄附金積立金、国庫負担金の精算に伴う返還金、障害者自立支援事業等の扶助費、新病院整備に係る一般会計負担金、消防団第7分団屯所耐震改修工事に要する経費、小中学校の特別支援学級の増設に伴う備品購入費等を追加するほか、補助金の交付や市債の追加に伴う財源更正、社会福祉法人による複合型介護老人福祉施設の整備延期に伴う補助金の減額を行うもので、総額12億7,054万1,000円を追加いたすものであります。 なお、年度内に完了しない事業について繰越明許費を設定するほか、社会福祉法人の施設整備に伴う補助金に対して設定いたしました繰越明許費及び債務負担行為の廃止、中学校整備事業に係る債務負担をあわせて設定いたすものであります。 初めに、16ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 第2款総務費1項1目一般管理費3節職員手当等は、職員の退職手当として1,780万9,000円を追加いたすものであります。なお、今年度の退職者は早期退職3名、定年退職7名、普通退職3名及び特別職1名の計14名であります。なお、20ページに給与費明細書がありますが、これは所定の書式に従いましてお示ししたものでありますので、ごらんいただきたいと思います。 それでは、16ページへお戻りください。 9目文化会館費は、文化会館大規模改修事業について、平成25年度に国の経済対策により創設されましたがんばる地域交付金の充当が見込まれることから、財源内訳欄に記載しております金額について財源更正を行うものであります。 13目財産管理費25節積立金356万8,000円は、指定寄附金として育英基金へ1件の1万円、財政調整基金へ2件の4万円、社会教育施設整備基金へ3件の11万5,000円、社会福祉施設整備基金へ5件の11万円、消防施設整備基金へ1件の1万円、工業技術振興基金へ4件の6万円、ふるさとまちづくり基金へ56件の236万3,000円、文化会館事業基金へ1件の2万円、地域福祉基金へ2件の10万円、病院建設基金へ10件の74万円を積み立てるものであります。 各基金の補正後の年度末残高の見込み額を申し上げます。 育英基金約3億8,740万円、財政調整基金約8億9,920万円、社会教育施設整備基金約570万円、社会福祉施設整備基金約9,610万円、消防施設整備基金約40万円、工業技術振興基金約2,810万円、ふるさとまちづくり基金約4億3,730万円、文化会館事業基金約1億4,210万円、地域福祉基金約60万円、病院建設基金約1億2,550万円となるものであります。 20目諸費23節償還金利子及び割引料807万8,000円は、説明欄に記載しております国庫負担金において、平成25年度交付額の精算に伴い返還する必要が生じたことから、国庫負担金返還金をそれぞれ計上いたすものであります。 3款民生費1項2目障害者福祉費20節扶助費3,550万円は、施設通所利用者及びサービス利用者の増などにより、自立支援等給付費及び訪問入浴サービス給付費に不足が生じる見込みとなったことから、それぞれ扶助費を追加いたすものであります。 3目高齢者福祉費19節負担金補助及び交付金3,000万円の減額は、社会福祉法人サン・ビジョンが駅南に整備を予定している介護保険施設について、事業着手が平成28年度以降に延期されることとなったため、地域介護福祉空間整備事業等補助金の減額をいたすものであります。 次に、18ページをお開きください。 2項3目保育所費19節負担金補助及び交付金2,150万4,000円の減額は、先ほどと同様、社会福祉法人サン・ビジョンが整備を予定している保育所について、事業着手が平成28年度以降に延期されることとなったため、民間保育所整備費等補助金の減額をいたすものであります。 4款衛生費3項1目病院会計支出金19節負担金補助及び交付金12億420万5,000円は、
病院事業会計に対します退職手当負担金として4,170万5,000円を追加いたすほか、
病院事業の施設統合に際して通常の医療機能整備に比べて割高となる経費の一部について、一般会計が負担を行った場合に市債の充当による有利な財政措置が受けられることとなったため、11億6,250万円の負担金を追加いたすものであります。 4項1目水道会計支出金19節負担金補助及び交付金1,587万6,000円は、水道事業会計に対します退職手当負担金を計上いたすものであります。 第8款土木費4項4目下水道費19節負担金補助及び交付金2,069万7,000円は、
下水道事業会計に対します退職手当負担金を追加いたすものであります。 第9款消防費1項3目消防施設費13節委託料43万2,000円及び15節工事請負費1,300万円は、消防団屯所のうち旧耐震基準の昭和55年に建設された第7分団屯所の耐震改修に必要な委託料及び工事請負費を計上いたすものであります。 第10款教育費2項1目
学校管理費18節備品購入費60万円は、神明小学校において特別支援学級への入級児童の増加に伴い、平成27年度から特別支援学級の増設が必要となることから、必要な備品購入費を追加いたすものであります。 3項1目
学校管理費11節需用費140万円及び18節備品購入費88万円は、岡谷東部中学校において特別支援学級への入級生徒の増加に伴い、平成27年度から特別支援学級の増設が必要となることから、必要な修繕料及び備品購入費を追加いたすほか、当初予算に計上いたしました岡谷西部中学校耐震改修事業の実施設計業務において、財源となる市債のメニューが変更となり、充当率が上がることから、財源内訳欄に記載しております金額について財源更正を行うものであります。 以上で歳出を終わりまして、10ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 第14款国庫支出金1項1目民生費国庫負担金2節障害者介護給付費等国庫負担金1,700万円は、自立支援等給付費の追加に対します国からの負担金であります。 2項1目総務費国庫補助金9,321万2,000円は、文化会館大規模改修事業に充当いたしますがんばる地域交付金を計上いたすものであります。 2目民生費国庫補助金1節障害者自立支援事業費等国庫補助金75万円は、訪問入浴サービス給付費の追加に対します国からの補助金であります。 6節高齢者福祉費国庫補助金3,000万円の減額は、地域介護福祉空間整備事業等補助金の減額に伴い、国からの補助金を減額いたすものであります。 第15款県支出金1項1目民生費県負担金1節障害者介護給付費等県負担金850万円は、自立支援等給付費の追加に対します県からの負担金であります。 2項1目民生費県補助金2節障害者自立支援事業費等県補助金37万5,000円は、訪問入浴サービス給付費の追加に対します県からの補助金であります。 8節安心こども基金事業費県補助金1,433万6,000円の減額は、民間保育所整備費等補助金の減額に伴い、県からの補助金を減額いたすものであります。 第17款寄附金1項1目総務費寄附金1節指定寄附金356万8,000円は、11ページ及び、1枚おめくりいただきまして13ページの説明欄に記載の方々から御寄附をいただいたものであります。 第18款繰入金1項1目水道会計繰入金816万4,000円、2目下水道会計繰入金294万8,000円及び3目病院会計繰入金1,138万3,000円は、いずれも退職手当の会計間負担分として各企業会計から収入となる繰入金であります。 次に、14ページをお開きください。 2項4目文化会館事業基金繰入金2,321万2,000円の減額は、先ほど御説明申し上げましたがんばる地域交付金の充当に伴い、基金繰入金の減額をいたすものであります。 第19款繰越金1項1目繰越金8,508万9,000円は、財源を繰越金で調整いたすものであります。 第21款市債1項1目総務債4節文化会館整備事業債7,000万円の減額は、がんばる地域交付金の充当に伴い、文化会館整備事業債の減額をいたすものであります。 5目消防債1節消防施設整備事業債1,000万円は、消防団第7分団屯所の耐震改修工事に係る市債を追加いたすものであります。 6目教育債2節学校整備事業債460万円は、岡谷西部中学校耐震改修事業の実施設計委託において、財源となる市債のメニューが変更となり、充当率が上がったことから市債を追加いたすものであります。 10目衛生債1節病院整備事業債11億6,250万円は、歳出において御説明申し上げました
病院事業会計に対します一般会計負担金の財源として市債を追加いたすものであります。 それでは、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正、1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によってお示ししてあります。 おめくりいただきまして、4ページをごらんください。 第2表繰越明許費補正であります。 第3款民生費1項社会福祉費の地域介護福祉空間整備事業等補助金は、社会福祉法人平成会が整備しております介護保険施設の整備において、入札等に時間を要し、年度内の竣工が困難となったため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 第4款衛生費3項病院費の
病院事業会計負担金は、今回の補正で追加いたします負担金のうち、新病院の施設整備にあわせて導入する医療機器に充当いたします負担金の一部に、新病院の施設整備の工期延長に伴い年度内の竣工が困難となったため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 第8款土木費2項道路橋梁費の道水路維持補修事業は、岡谷738号線改良工事において、昨年12月からの断続的な降雪により道路の
仕上げ部分などの工事に予定を超える日数を要し、年度内の竣工が困難となったため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 4項都市計画費の都市公園整備事業は、やまびこ公園園路整備工事において、昨年12月からの断続的な降雪により工事に予定を超える日数を要し、年度内の竣工が困難となったため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 第9款消防費1項消防費の消防団屯所耐震改修事業は、今回の補正で追加してまいります事業であり、年度内での竣工が困難なため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 第3款民生費1項社会福祉費の地域介護福祉空間整備事業等補助金は、社会福祉法人サン・ビジョンが実施する介護保険施設の整備において、着工が平成28年度以降に延期となったため、
一般会計補正予算(第4号)で設定いたしました繰越明許費を廃止いたすものであります。 第3表債務負担行為補正であります。 中学校整備事業は岡谷西部中学校耐震改修事業で、全体事業費は13億1,500万円、竣工は平成28年度末を予定しております。今回の限度額設定は、全体の工期を勘案する中で、本年度中に契約事務を行う必要が生じていることから、全体事業費のうち早期に発注が必要な額として限度額に記載しております9億2,900万円について、平成27年度から平成28年度まで債務負担行為を追加いたすものであります。 工事工程の概要につきまして、お手元に配付しております議案第7号資料をごらんください。 今回、債務負担行為を設定させていただく岡谷西部中学校の耐震改修事業に係る工事全体の工程及びスケジュールの概要などについて、御説明をさせていただきます。 まず、事業全体の流れといたしまして、左上が岡谷西部中学校の現在の配置でございますが、このうち、耐震改修事業により整備する箇所は、管理教室棟と小体育館の建てかえ、水色の箇所、さらに県道拡幅に伴うプールの移設改修、緑色の箇所でございます。 この配置から、右上の工程1でありますが、平成27年度で最初に仮設校舎、黄色の箇所を設置し、引っ越し後、既存校舎と小体育館の解体、オレンジ色の斜線の箇所を進めてまいります。次の、左下の工程2では、小体育館の敷地部分を工事ヤードとしながら、管理教室棟、赤い太線の箇所を建築してまいります。また、県道拡幅と時期を調整しながら、楕円のオレンジ色の箇所ですが、既存のプールを撤去し、敷地は校庭の高さまで造成してまいります。右下の工程3では、新体育館とプール、外構等の整備を進め、全体の完成は平成28年度末を予定しております。 この工程のうち、今回債務負担行為の限度額を設定させていただく箇所は、一番下のスケジュール概要の上段の管理教室棟整備に関する工事を対象としているもので、全体の工期から本年度に契約等を進める必要があることから、債務負担行為をお願いいたすものであります。 なお、各スケジュールの着色部分は配置図と連動しております。 スケジュール下段の小体育館及びプール整備に関する工事につきましては、県道拡幅事業との調整により、新年度において予算措置等必要な手続を進めさせていただく予定であります。 資料の説明は以上であります。 それでは、議案書4ページへお戻りください。 第3表債務負担行為補正の廃止でありますが、民間保育所整備費等補助金につきまして、保育所の本体となります介護保険施設の整備の着工が平成28年度以降に延期となったため、
一般会計補正予算(第4号)で設定をいたしました債務負担行為を廃止いたすものであります。 5ページをごらんください。 第4表地方債補正は、先ほど事項別明細書で御説明申し上げました市債を追加並びに変更いたすものであり、所定の書式によってお示ししたものであります。 1ページへお戻りください。 平成26年度岡谷市
一般会計補正予算(第15号)。 第1条で、歳入歳出それぞれ12億7,054万1,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ234億499万4,000円といたすものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
今井康喜議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。
久保田高正議員。
◆16番(
久保田高正議員) 16番 久保田高正です。 岡谷西部中学校の耐震改修事業に関してお聞きをしたいと思います。 本事業は総額約13億円を必要として、本年度分に9億円を計上しているということでありますが、
教育委員会が平成25年度に試算をした数字によりますと、川岸小学校は今後5年間、平成30年度の在校生は約90名から100名だと思いましたけれども、減少していくということでありました。本工事の完成年度は平成29年度ということでありますので、そこからその完成時以降、在校する生徒数は現状よりも大分減っていくという流れになってくると思います。その辺のところをどのように捉えて設計、施工をなさろうとしているか、それが1点。 それから、もう1点は、たしか第4次岡谷市総合計画後期基本計画の教育の欄に、小中学校の連携等は今後の研究課題として検討していくという意向が盛られてありました。小中学校の連携ということになりますと、川岸小学校と岡谷西部中学校が立地的には非常に可能性の高いところとなってまいります。この案でまいりますと、その辺をどのように考えてこの計画案を樹立なさっているかということです。 それに関連いたしまして、今現在岡谷市の小中学校はそれぞれが自賄いの給食室を持っております。本計画案によりますと、川岸小学校・岡谷西部中学校とも給食室等については現状のものを使っていかれるのかと考えますが、小中連携というような一貫の中で、その辺についてはどのように今後お考えになって本計画とつないでいかれるお考えなのか。その辺をお聞きしたいと思います。
○議長(
今井康喜議員)
教育担当参事。
◎
教育担当参事(橋爪哲也君) まず、1番目の、今後の生徒数の推移と今回の岡谷西部中学校の改築の設計とのかかわりということでございますけれども、議員さんおっしゃるように、岡谷小学校の統合絡みで、生徒数というのは岡谷西部中学校は平成29年から減少するというような状況がございます。その場合、いろいろな推移の推計をしているわけなんですが、岡谷西部中学校につきましては、今現在お生まれになっている乳幼児の人数からいきますと、現在9クラス、1学年3クラスの学校になっておりますけれども、平成31年度まではそのクラスは維持されます。そういったことから、そのクラス数をもとに今回の設計というのは反映をさせております。 例えば管理教室棟につきましては、従来の余裕教室等がございましたけれども、そういったものを全体の校舎の配置を学校側と一緒に精査いたしまして、必要十分な設計内容、機能ということで設計をしているところでございます。 それから、小中連携とのかかわりでございますけれども、まず今回の管理教室棟を建てかえるわけですが、この建てかえにつきましては、平成27年度までを目標としました学校施設の耐震化、これを実施することによって児童・生徒の安全な教育環境の確保をしていきたい。そういった取り組みが基本でございます。 一方では、第4次岡谷市総合計画後期基本計画でも小中一貫教育などの教育の多様性については研究、検討するというふうにさせていただいています。また国におきましても、早ければ平成28年度からの制度化ということで、小中一貫教育の答申が中央教育審議会から、昨年12月でございますが、出ているところでございます。
教育委員会としましては、こういった国の動向も踏まえながら、岡谷市にふさわしい教育環境のあり方というのを研究させていただきたいというふうに考えています。 こうしたことから、今回の建てかえについては、安全・安心を起源とする取り組みでございますので、例えば川岸小学校まで捉えた小中一貫というようなものを見据えた校舎配置という部分にはなっているわけではございませんけれども、岡谷西部中学校と川岸小学校というのは校庭を挟んで隣接をしているという立地にございますので、この連携がしやすい環境というのは変わるものではございません。 両校では既に現校舎を活用して総合的な学習の時間やスポーツの交流、そういったことで、小学校への中学校からの出前授業とか、また職員同士の交流というのを現に進めている状況です。今後もさらにこういった連携を深めながら、小中一貫教育を意識した取り組みにつなげていきたいというふうに考えているところでございますので、御理解をいただければと思います。 それと、小中連携の中で、給食室ということでの御質問でございますけれども、これを一つにするといった考えは現在持ってはおりません。いずれ、例えば川岸小学校の建てかえ等も出てくるやもしれませんが、そういったときにどうするといったことをやはり考えていくべき内容かというふうに考えています。 以上でございます。
○議長(
今井康喜議員)
久保田高正議員。
◆16番(
久保田高正議員) わかりました。 ただ、
教育委員会が推計いたしました川岸小学校の児童数の推移は、たしか岡谷小学校が存続というのを前提とした推移であったと思いますので、昨年度岡谷小学校から岡谷西部中学校に入学する児童は14名だけでありました。そういったことも考えていきますと、推計以上に児童数が減っていくということが考えられておりますので、本事業に関してどの程度の規模が適正であるかということについては、さらに委員会等で審査を深めていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
今井康喜議員) ほかに質疑はありませんか。
今井秀実議員。
◆9番(
今井秀実議員) 9番 今井秀実です。 4ページの繰越明許費補正の8款2項で、道水路維持補修事業6,050万円の繰越明許ということですが、岡谷738号線ということで、先ほどの契約の関係でも出てきたテールアルメのあの道だと思いますが、市民の立場でちょっと考えて、一体いつになったらあの道が通れるようになるかというところに興味、関心がかなりあると思いますので、最終的なこの道全体、中工区とか西、東工区というそれぞれあるんだろうと思いますが、全体としていつ仕上がって完全に通れるようになる、その途中でもしかすると片側通行みたいな、そういう時期も出るのかというような気もしますが、その辺の見通しについて教えていただきたいと思います。
○議長(
今井康喜議員)
建設水道部長。
◎
建設水道部長(河西稔君) 岡谷738号線につきましては、現在全面通行どめということで大変御迷惑をおかけしております。ここで繰り越し等を行ってまいるわけですけれども、まだちょっとはっきりと何月までというふうに確定的に申し上げられる状況にはございませんけれども、今、議員さんからもお話がありましたように、例えば片側が通れるようになった段階では片側を通していくというふうな形での対応は当然行ってまいりますので、現在非常に厳しい状況の中で、気候の中でやっておりますけれども、状況が整い次第、片側が確保できれば片側を開放していくというふうな対応をしてまいりたいと思います。
○議長(
今井康喜議員)
今井秀実議員。
◆9番(
今井秀実議員) 年度を越えるということでいえば、4月、5月まで工事がずれ込むということは確実のような気がしますが、逆に言うと、夏ごろには片側通行ぐらいまでなるのかなんて期待はしているんですが、そのおおよその時期はどうでしょうか。
○議長(
今井康喜議員)
建設水道部長。
◎
建設水道部長(河西稔君) おおむねの話でございますけれども、どうしても路面の上の舗装ですとか路肩の部分というものの仕上がりがまだ先へ延びます。さらに平成27年度の予算で実施する部分というのもまだ残っております。そんな関係がありますので、ちょっと定かには申し上げられないんですが、できるだけ早くそのような対応ができるように現場の中の工夫をしていきたいということで、業者さんとも協議をしながら進めておるところでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
今井康喜議員) ほかに質疑はありませんか。
武井茂夫議員。
◆4番(
武井茂夫議員) 4番 武井茂夫です。 先ほど久保田議員からもありましたけれども、岡谷西部中学校の第7号議案の資料を見させてもらいまして、管理教室棟の建てかえという、結局耐震なんですけれども、建てかえということになるんですけれども、この配置なんですけれども、仮設校舎を建てて、またもとの位置に建て直すということなんですけれども、仮設校舎を建てる側に建設すれば仮設校舎は必要ではなかったのかと思う部分もあるんですけれども、そうするときっと方位、日当たりのことも多分考慮したのかと思うんですけれども、この仮設校舎の西側はのり面になっていて、木が生えていて、日当たりがということもあるのかと思うんですけれども、そこら辺も木を整理したりすれば、そちら側でも西日等の確保はできるのかと思う部分があったりしますので、この配置についてどこをどのようにという検討をしていただいたかということと、体育館とプールも県道の関係で当たってくると思いますけれども、この体育館とプールが今度隣接するような形でプールがつくられるようになるんですけれども、学校教育の中で、中学生になると余り、私の経験というか子供のころからというと、プールの授業というものがどのくらいあったのか。それでもきっと必要なんだろうとは思うんですけれども、中学生になると余りプールの授業というものもなかったような気もするし、プールが本当に中学校自体に必要なのかという部分が少し気になっていまして、川岸小学校のプールを何時間かお借りするとか、市民プールを利用するとか、そういうことも考えられるのかと思いますので。諏訪中学校でしたかね、プールがない学校もたしかあったかと思うんですよ。そのあたりの考え方をちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(
今井康喜議員)
教育担当参事。
◎
教育担当参事(橋爪哲也君) まず、管理教室棟の配置にかかわりまして、今、議員さん御質問の中でもお話しいただいたとおりの内容でございまして、今現在の校舎が南向きで非常に採光もいい状況にあります。子供たちの学習環境をよりよいものにしていくという観点からも、やはり南向きの校舎が必要だろうということで現在の配置をさせていただいているものでございます。 それと、プールですけれども、これは学校側ともよく打ち合わせをさせていただいて、これは当然必要な機能だということで設置をするものでございますので、御理解いただければというふうに思います。
○議長(
今井康喜議員)
武井茂夫議員。
◆4番(
武井茂夫議員) プールが必要であるということはわかりました。ただ、私が前々から言っていましたその小中連携を強めていくには、逆に小学校に隣接した今の管理教室棟からまるきり川岸小学校側に建ててもいいのかという思いもあったものですから、もうここまでこういう構想ができてきていますと、なかなかいろいろこれからということは難しいと思いますけれども、くっついていなければ連携ができていかないという意味ではないと思いますので、せっかくの隣り合った学校同士ですので、またこれを機によりよい連携というのが深まっていけばと思いますので、そのあたりもまた考えていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
今井康喜議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第7号は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。
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△議案第8号の上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
今井康喜議員) 日程第11 議案第8号 平成26年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
市民環境部長。 〔
市民環境部長 笠原和彦君 登壇〕
◎
市民環境部長(笠原和彦君) 議案第8号 平成26年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の
補正予算は、平成26年度の療養諸費等の増加に伴う保険給付費の追加及び平成25年度に概算で交付された療養給付費等国庫負担金の精算による返還に伴う諸支出金の追加を行うもので、総額1億7,689万4,000円を追加いたすものであります。 初めに、10ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 第2款保険給付費1項1目一般療養給付費19節負担金補助及び交付金1億700万円は、保険給付費の療養諸費に不足が生じる見込みであることから追加いたすものであります。 2項1目一般高額療養費19節負担金補助及び交付金1,900万円は、保険給付費の高額療養費に不足が生じる見込みであることから追加をいたすものであります。 第10款諸支出金1項3目一般償還金23節償還金利子及び割引料5,089万4,000円は、概算で交付された平成25年度療養給付費等国庫負担金が精算により超過交付となったため、超過交付分の返還金を追加いたすものであります。 以上で歳出を終わります。 8ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 第3款国庫支出金1項1目療養給付費国庫負担金1節現年度分4,032万円、2項1目財政調整交付金1節財政調整交付金882万円及び第4款県支出金2項1目県財政調整交付金1節県財政調整交付金1,008万円は、平成26年度の保険給付費の増加分に対する国からの負担金及び補助金並びに県からの補助金であります。 第10款繰越金1項1目繰越金1節繰越金は1億1,767万4,000円の計上であります。このうち、6,678万円は、平成26年度の保険給付費増加分の財源として、5,089万4,000円は平成25年度に概算で交付された療養給付費等国庫負担金の精算による返還金分の財源として、繰越金で調整いたすものであります。 それでは、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正、1歳入、次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によってお示ししてございます。 1ページをごらんください。 平成26年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)。 第1条で、歳入歳出それぞれ1億7,689万4,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億4,472万5,000円といたすものでございます。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
今井康喜議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第8号は、社会委員会に付託いたします。
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△議案第9号の上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
今井康喜議員) 日程第12 議案第9号 平成26年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 事務部長。 〔事務部長 岩垂俊男君 登壇〕
◎事務部長(岩垂俊男君) 議案第9号 平成26年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 今回の
補正予算は、収益的収入及び支出において、常勤の麻酔科医の着任等により手術件数が増加傾向となったことに伴う入院収益及び診療材料費の追加、並びに資本的収入において病院施設整備事業及び医療機械器具整備事業における財源更正をいたすものであります。 初めに、予算書の3ページをお開きください。
補正予算実施計画の収益的収入及び支出でございますが、初めに支出から御説明いたします。 1款1項2目材料費の補正額5,550万円は、手術件数の増加に伴い診療材料費を増額いたすものであります。手術につきましては、従来は信州大学などから医師の派遣を受け、週3日実施しておりましたが、今年度6月に常勤の麻酔科医が着任し、週5日対応可能となったことなどにより手術件数が増加しております。特に、整形外科における人工骨頭手術、人工関節手術、循環器内科における冠動脈形成術、ペースメーカー手術など高額な診療材料を使用する手術件数が増加しており、診療材料費に不足が生じる見込みとなったものであります。 次に、収入について御説明いたします。 1款1項1目入院収益の補正額6,190万円につきましては、手術件数の増加に伴い見込まれる入院収益を増額いたすものであります。 次に、資本的収入及び支出の収入でありますが、1款1項4目地域医療介護総合確保事業補助金2,477万9,000円は、地域における医療介護サービスの提供体制の充実を図るために創設された新たな財政支援制度により、新病院における歯科口腔外科の設置及びリハビリテーションの充実にかかわる医療機器等の整備について県の補助採択を受けることとなったものであります。 1款2項1目企業債11億7,580万円の減額は、先ほど議案第7号 平成26年度
一般会計補正予算(第15号)で御説明しましたとおり、有利な財政措置を受けるため、一般会計が事業費の一部を負担することに伴う減額、地域医療介護総合確保事業補助金の確保による減額並びに建設利息が起債対象として認められたことによる増額をあわせて補正するものであります。 1款3項1目一般会計負担金11億6,250万円は、企業債で御説明したとおり、事業費の一部を一般会計が負担するため追加いたすものであります。 それでは、予算書1ページをごらんください。 平成26年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第3号)。 第2条及び第3条は、先ほど
補正予算実施計画で御説明した内容を款項の単位で記載したものであり、また、第3条の前段は資本的収支不足分の補填について改めるものであります。 第4条は、企業債の補正について所定の書式により内容を記載してございますので、説明を省略させていただきます。 第5条は、たな卸資産の購入限度額について、診療材料費の増額に伴い5,550万円を増額し、12億2,041万5,000円とするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
今井康喜議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。
武居光宏議員。
◆6番(
武居光宏議員) 6番 武居光宏です。 ただいま御説明いただいて、今度は新病院に歯科の関係をということは知っていたんですが、口腔外科というお話ですが、歯科医でなくて口腔外科医が配属になるか、そこら辺のところはどういう関係になっているんでしょうか。
○議長(
今井康喜議員)
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(平山二郎君) 信州大学から1人、専任の歯科医師が来ますけれども、信州大学では歯科医が歯科口腔外科も一緒に研修をしておりますので、口腔外科の範囲の疾病も診療できるということで、近隣の歯科医の開業の先生たちともお話をして、そういうことに関しても御紹介いただければ診ていこうというふうなことで、信州大学の口腔外科の教授ともお話ししながら、この前岡谷下諏訪歯科医師会で会合を開きまして御説明したところです。岡谷下諏訪歯科医師会の御了解をいただいております。
○議長(
今井康喜議員)
武居光宏議員。
◆6番(
武居光宏議員) 今まで口腔外科ということになると、松本歯科大学とかいうところへ紹介されていたケースが多いわけですが、今度は岡谷病院にそういうお医者さんがいるということになると、かなり期待が持てます。持っていいわけだと思います。 ありがとうございました。
○議長(
今井康喜議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第9号は、社会委員会に付託いたします。 ただいま付託となりました各議案の委員会審査を願うため、この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時03分
△再開 午後2時20分
○議長(
今井康喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議案第5号及び議案第6号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
今井康喜議員) 日程第8 議案第5号 岡谷市特別職の職員等の給与に関する条例の一部を改正する条例及び日程第9 議案第6号
工事請負契約の変更についての2件を再度一括議題といたします。 この2件は総務委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 総務委員長。 〔総務委員長
清水將弘議員 登壇〕
◆総務委員長(
清水將弘議員) 14番 清水將弘です。 総務委員会に審査付託されました議案第5号及び議案第6号の2件について、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 まず、議案第5号 岡谷市特別職の職員等の給与に関する条例の一部を改正する条例について、委員より条例改正の経緯について質疑があり、公職選挙法の一部改正、また
不在者投票を行っている施設での立会人の選任事務の軽減化、
外部立会人としての身分保障をする必要があるとの判断により条例改正を行うものであるとの答弁がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので御報告いたします。 次に、議案第6号
工事請負契約の変更については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので御報告いたします。 以上であります。
○議長(
今井康喜議員) ただいまの委員長報告に対し、まず、議案第5号 岡谷市特別職の職員等の給与に関する条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第5号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号
工事請負契約の変更について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第6号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
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△議案第7号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
今井康喜議員) 日程第10 議案第7号 平成26年度岡谷市
一般会計補正予算(第15号)を再度議題といたします。 本案は、総務、社会、経済建設の各委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 総務、社会、経済建設の順にお願いいたします。 まず、総務委員長。 〔総務委員長
清水將弘議員 登壇〕
◆総務委員長(
清水將弘議員) 14番 清水將弘です。 議案第7号 平成26年度岡谷市
一般会計補正予算(第15号)中、総務委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 第3表債務負担行為の補正について、まず本会議において生徒数の推移を踏まえ、改修工事規模等については妥当であるのか、委員会で審査を深めてほしいとの付託事項について、市側より、生徒数の推移については平成29年度からの岡谷小学校の通学区の変更も踏まえたクラス数で推計をしている。現在の状況を踏まえると、平成31年度までは現在の1学年3クラスが維持されるため、今回の建てかえについても1学年3クラスを学校規模として設計をしているとの答弁がありました。 委員より、平成31年度まではクラス数が維持されるとのことであるが、それ以降についての考え方について質疑があり、現在1クラス35人規模学級を行っているが、1クラス35人を下回れば学級を分けて授業を受ける少人数学級のケースが考えられるため、普通教室は必要であるとのことでありました。 本会議からの付託事項以外について、委員より小中一貫教育への考慮についての質疑があり、今回の建てかえは耐震化への取り組みであり、小中一貫教育については後期基本計画においても教育の多様性の面から調査研究を進めるとしている。国からも小中一貫教育についての制度化が打ち出され、さまざまな授業のメニューが検討されてくるものと思っており、それらを踏まえて岡谷市の教育のあり方として検討されていくもので、今現在具体的にハード整備の中に盛り込む状況にはないと考えているとのことでありました。 また、建てかえ事業の保護者への周知について質疑があり、現在説明会の日程を学校と調整しており、今後開催の予定であるが、保護者には昨年末に学校からの便りで事前に事業の周知をしているとのことでありました。 さらに、校舎建てかえの位置についての考え方について質疑があり、採光が一つの理由であるが、さらに昇降口からの動線を考え、現在の校舎の配置が基本となったものである。さまざまな検討をしたが、具体的には環境面、子供たちの動線、安全の確保から今回の配置となったとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので御報告いたします。 以上であります。
○議長(
今井康喜議員) 次に、社会委員長。 〔社会委員長
竹村安弘議員 登壇〕
◆社会委員長(
竹村安弘議員) 8番 竹村安弘です。 議案第7号 平成26年度岡谷市
一般会計補正予算(第15号)中、社会委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な経過及び結果を御報告いたします。 3款民生費1項3目高齢者福祉費において、委員より、地域介護福祉空間整備事業等補助金3,000万円の取り下げにより、今後補助金を再度申請したときへの影響について質疑があり、国・県と調整し、理解をいただく中で補助金の取り下げを行うものであり、今後国の地域介護福祉空間整備事業等のメニューがあるかはわからないものの、メニューがあれば申請することとなるとのことである。 4款衛生費3項1目病院会計支出金において、委員より、
病院事業債と一般会計出資債ではどの程度有利であるか質疑があり、
病院事業債は元利償還金の22.5%が交付税算入されるが、一般会計出資債は50%が交付税算入されるため、差額分となる3億1,968万7,000円が負担軽減となるとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第7号中、社会委員会に審査付託された部分については原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(
今井康喜議員) 次に、経済建設委員長。 〔経済建設委員長
武井茂夫議員 登壇〕
◆経済建設委員長(
武井茂夫議員) 4番 武井茂夫です。 議案第7号 平成26年度岡谷市
一般会計補正予算(第15号)中、経済建設委員会に審査付託された部分について、審査における主な経過及び結果を御報告いたします。 第2表繰越明許費補正、8款土木費4項都市計画費について、委員より、やまびこ公園線の完成予定について質疑があり、やまびこ公園の開園日までに通行を確保していくが、全ての工事の竣工は5月中旬を予定しているとのことである。 さらに委員より、5月連休中には通行できないのかとの質疑があり、道路脇の側溝や植栽などが5月中旬までかかるということであり、連休までに道路の通行はできるようにしたいとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので御報告いたします。
○議長(
今井康喜議員) ただいまの各委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第7号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
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△議案第8号及び議案第9号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
今井康喜議員) 日程第11 議案第8号 平成26年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)及び日程第12 議案第9号 平成26年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第3号)の2件を再度一括議題といたします。 この2件は社会委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。 〔社会委員長
竹村安弘議員 登壇〕
◆社会委員長(
竹村安弘議員) 8番 竹村安弘です。 社会委員会に審査付託されました議案第8号及び議案第9号の2件について、審査の主な経過及び結果を御報告いたします。 まず、議案第8号 平成26年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、委員より医療費の今後の見通しについて質疑があり、高齢化が進展する中で医療費は増加していくものと考えている。どの程度増加するかというのは個人の高額療養費にも影響されるが、約1%から2%の増加を見込んでいるものである。 さらに委員より、国民健康保険事業特別会計は非常に不安定な状況だと思うが、今後の見通しについて質疑があり、喫緊に赤字決算となるとは見込んでいない。平成30年度からの都道府県化もあるが、具体的なものが見えてこない状況であるので、動向を注視して今後の見込みを検証していきたいとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。 次に、議案第9号 平成26年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第3号)につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しましたので御報告いたします。
○議長(
今井康喜議員) ただいまの委員長報告に対し、まず、議案第8号 平成26年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第8号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号 平成26年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第3号)について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第9号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
今井康喜議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 この際、このまま暫時休憩いたします。
△休憩 午後2時38分
△再開 午後2時40分
○議長(
今井康喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議案第10号~議案第31号の一括上程、説明
○議長(
今井康喜議員) 日程第13 議案第10号
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例から、日程第34 議案第31号 平成27年度岡谷市
病院事業会計予算までの平成27年度関係議案を一括議題といたします。 市長から平成27年度
予算編成の大要について説明を求めます。 市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 平成27年度の岡谷市当初予算案及び関係議案を議会に提出し、御審議をいただくに当たり、
予算編成の方針及び大要を申し上げ、
議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第でございます。 平成27年度は、第4次岡谷市総合計画後期基本計画の2年目を迎えます。「未来の岡谷に旅立つ年」とした平成26年度からの流れを引き継ぎ、動き出したまちづくりの大きな歯車をさらに回転させる年であるとの認識のもと、平成27年度を「次世代への礎を確固たるものにする年」と位置づけ、将来都市像「みんなが元気に輝く たくましいまち岡谷」の実現に向けて、各種施策に全力で取り組んでまいる所存でございます。 さて、我が国は、人口急減・超高齢化という深刻な課題に直面しております。政府は、このピンチをチャンスに変えるため、地方の創生は日本の創生であるとの認識のもと、各省庁が持つ地域活性化関連施策を総合し、地方自治体が行う魅力あふれる「まちづくり、ひとづくり、しごとづくり」に向けた意欲ある取り組みを一体的に支援する姿勢を示しております。 内閣府が発表した「平成27年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」によりますと、平成27年度の日本経済は、経済の脆弱な部分に的を絞り、かつスピード感を持った緊急経済対策の取り組みなどにより、雇用・所得環境が引き続き改善し、好循環がさらに進展する中で、堅調な民需に支えられた景気回復が見込まれると予測されています。 このような見通しに基づく平成27年度
予算編成の基本方針では、経済の好循環のさらなる拡大を実現し、地方の創生など中長期の発展につながる取り組みを強力に推進するため、「新しい日本のための優先課題推進枠」において、重点化施策を厳に絞り込んで措置することを基本的な考え方としております。 この方針に基づく国の平成27年度
一般会計予算の規模は、前年度比0.5%増の総額96兆3,420億円になると見込まれております。 また、総務省が公表した平成27年度地方財政対策によりますと、地方自治体が地方創生に取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、地方交付税等の一般財源総額について、地方創生のための財源等を上乗せして、前年度の水準を相当程度上回る額を確保することとされております。この考え方に基づく地方財政計画の規模は、前年度比2.3%増の85兆2,700億円程度、公債費などを除く地方一般歳出につきましては、前年度比2.3%増の69兆3,200億円程度が見込まれております。 地方交付税につきましては、交付税原資の安定性の向上・充実を図るため、地方交付税の法定率を見直す一方で、地方税収の状況を踏まえ、別枠加算が縮小されることから、前年度比0.8%減の16兆7,548億円が見込まれております。 なお、地方交付税の代替財源である臨時財政対策債につきましては、一般財源総額を確保した上で、発行額を大幅に抑制するとの考え方に基づき、前年度比19.1%減の4兆5,250億円が見込まれております。 このような状況を踏まえ、本市におきましては、国の経済対策による景気回復の効果として、企業の業績回復や給与所得の増などを見込んでいる一方で、税制改正や固定資産税の評価替えなどにより、税収の大幅な増は見込めないこと、また、社会保障制度改革による影響を見きわめる必要があることなどから、不透明さを抱えながら、引き続き厳しい財政状況が続くと見込まれる中で、人口減少や少子高齢化などの社会情勢、地方創生など国の新たな政策に的確に対応しながら、柔軟かつ効果的に施策を展開する必要があると認識しております。 このたび上程いたします平成27年度当初予算案は、第4次岡谷市総合計画に掲げる将来都市像「みんなが元気に輝く たくましいまち岡谷」の実現に向けて、「魅力と活力にあふれる、にぎわいのあるまち」「ともに支えあい、健やかに暮らせるまち」「自然環境と暮らしが調和した、安全・安心なまち」「生涯を通じて学び、豊かな心を育むまち」「快適に生活できる、都市機能の充実したまち」という5つのまちづくりの基本目標を基調に、必要な施策・事業に財源を集中した「次世代への礎を成す 健やか予算」として編成いたしました。 これまで取り組んでまいりました各種施策の成果を踏まえ、全ての事業と組織について見直しを行った上で、市民の皆様に安定的な行政サービスを提供するとともに、本市の強みや特色を生かし、まちの熟度を高めるために真に必要な施策を行うため、限られた財源を重点的かつ効率的に配分いたしました。
予算編成の3つの重点施策の考え方について説明いたします。 第1の「たくましい産業の創造」につきましては、今回、企画政策部からブランド推進室を移管して経済部を組織編成いたします産業振興部を中心に、今まで以上に産業の振興及び育成支援を戦略的に行うとともに、地域資源を活用したまちづくりと特色ある観光施策を展開してまいります。 本市の基幹産業である製造業におきましては、岡谷市工業活性化計画を指針に、多様な産業集積を生かした企業誘致と新技術・新製品の開発支援、受注開拓などによる既存企業の活性化に取り組むとともに、新規創業支援や雇用の維持、確保に意を配してまいります。 第2の「輝く子どもの育成」につきましては、少子高齢化を解消する手段の一つとして本年4月に施行される子ども・子育て支援新制度に基づき、子育て世代や子供たちに必要なきめ細かな支援を推進することにより、安心して子供を産み、育てることのできる環境を整備してまいります。 第3の「安全・安心の伸展」につきましては、市民の皆様の防災意識や健康志向の高まりに応えるべく、過去の災害を教訓に、ハード・ソフト両面からの防災・減災対策を推進するほか、新岡谷市民病院の開院に向けて着実に準備を進めるとともに、第2次岡谷市健康増進計画に掲げる「健康寿命の延伸」を実現するための施策を充実させてまいります。 このような重点施策等により、働くことに誇りを持ち、子供たちの元気な声が響き合う、誰もが安全で安心して住み続けることのできるまちづくりを推進してまいりたいと考えております。 こうした考え方に基づく平成27年度の一般会計当初予算額は、総額209億300万円、前年度比では4億4,900万円、2.1%の減といたしました。 また、一般会計、特別会計を合わせますと、総額280億9,120万円、前年度比では2億2,840万円、0.8%の増といたしました。 一般会計歳入の主な事項でございますが、市税につきましては、平成26年度決算見込額をもとに、総額69億800万円、前年度比では6,200万円、0.9%の減を見込んでおります。 地方交付税につきましては、市税収入額の減少による影響などを考慮し、総額40億6,700万円、前年度比では3,100万円、0.8%の増を見込んでおります。 また、一般会計歳出の主な事項でございますが、道水路等の新設改良にかかわる経費を含む土木費が、総額16億7,477万9,000円、前年度比では1億7,408万4,000円、11.6%の増となったほか、小中学校の整備にかかわる経費を含む教育費が、総額23億599万円、前年度比では8億1,805万1,000円、55.0%の増を見込んでおります。 次に、企業会計につきましては、水道事業、
下水道事業、
病院事業の3つの企業会計の収益的支出及び資本的支出を合計いたしますと、総額175億118万9,000円、前年度比では39億1,751万2,000円、18.3%の減といたしました。 初めに、市民生活の安全・安心を支え、健康で生きがいを持って暮らしていただくための基盤整備を推進する重要施策について説明いたします。 新消防庁舎につきましては、昨年10月27日に
岡谷消防署・岡谷市消防団・諏訪広域消防本部・消防指令センターを配置する地上3階建ての庁舎が竣工いたしました。一元化される諏訪広域消防の出動態勢を指揮する中枢施設として、また、本市はもとより諏訪地域全体の防災と救急救助の拠点として4月に開署を迎えます。 新岡谷市民病院の建設につきましては、本年8月の病院建物完成と10月の開院に向けて、安全かつ確実に建設工事を進めるとともに、医療機器の更新などを進めてまいります。 湖周行政事務組合が行っております湖周地区ごみ処理施設の整備につきましては、平成28年9月の稼働に向けて、建物の本体工事を順次進めてまいります。 なお、新しいごみ処理施設の稼動に向けて、諏訪湖周2市1町それぞれが、引き続きごみの減量に取り組んでまいります。 これまで長い時間をかけ、重要施策に全力で臨み、道筋をつけ、6施設のうち4施設が竣工し、施設整備につきましてはほぼなし遂げつつございます。今後は、市民の皆様の大切な財産となるこれらの施設につきまして、既存施設との連携を図りながら、各施設に与えられた使命に沿って有効に活用することはもとより、次世代に確実に伝え残していくために、公共施設全体のマネジメントを推進していくことが重要であると考えております。 それでは、基調に沿って、平成27年度当初予算案の大要を順次説明してまいります。 初めに、基本目標1「魅力と活力にあふれる、にぎわいのあるまち」について説明いたします。 まず、推進体制につきましては、先ほど説明いたしました産業振興部を中心に、今まで以上に産業の振興及び育成支援を戦略的に行うとともに、地域資源を活用したまちづくりと特色ある観光施策を展開してまいります。 工業の振興につきましては、企業立地の推進では、新たに実施する創業のまち岡谷実現事業により、新規創業に必要な経費などを助成し、市内への新規創業を促進するとともに、家賃や機械などの設置費用を補助する創業者総合支援事業により、創業間もない中小企業の経営基盤の確立や受注開拓などを支援してまいります。 また、工場の新設・移転時に土地の取得額の一部などを助成する商工業振興条例補助金や、工場等の家賃の一部を助成する企業立地支援補助金により、市内企業の事業拡大と流出防止、空き工場の活用、市外企業の誘致を促進してまいります。 さらに、首都圏産業振興活動事業により、中小企業庁・
関東経済産業局・長野県東京事務所に派遣をしている職員と十分に連携を図りながら、首都圏における企業誘致・受注開拓活動を効果的、効率的に展開してまいります。 工業活性化対策の推進では、3Dプリンターなどの最新技術を学ぶ生産技術基礎講座開催事業や、技術の開発や高度化などに向けた研究・開発経費の一部を助成する新技術・新製品等ものづくりチャレンジ企業応援事業により、市内企業が世界に通用する技術的競争力を維持、強化できるよう支援してまいります。 また、首都圏・中京圏の大手企業や新成長産業分野の企業を訪問し、市内の技術をPRするビジネス商談事業や、首都圏・中京圏・関西圏で開催される大規模展示会に市内企業の製品を共同出展する展示会出展事業により、新たな顧客の確保と受注機会の拡大を支援してまいります。 さらに、廃業を考えている企業と事業拡大や創業を目指す皆様とのマッチングを図るとともに、事業承継に関するセミナーなどを開催する事業承継研究事業により、すぐれた技術を持つ企業の存続を図ってまいります。 産業の連携・交流では、製造業を中心とする中小企業が集積する7都市が、共通の課題解決に向けて協議や情報交換を行う中小企業都市連絡協議会に参加するほか、岡谷市の産業振興を考える懇談会事業において、首都圏・中京圏などで活躍されている地元出身の企業経営者の皆様と情報交換をしながら、本市の産業振興について御提案をいただくとともに、企業誘致や新規受注開拓につながる人的ネットワークの拡大を図ってまいります。 中小企業融資制度では、中小企業の設備投資に対する支援を行うため、振興資金の貸付利率の引き下げと貸付限度額の引き上げを行うとともに、創業者への支援を強化するため、開業資金の融資対象を開業から2年未満の企業に拡大するなど、経済情勢の変化に対応した見直しを行い、より実情に即した支援を行ってまいります。 商業の振興につきましては、店舗の新規出店や既存店舗の改修に係る費用の一部を助成する商業活性化補助金により、空き店舗の解消や商店街の活性化を図ってまいります。 また、岡谷市商業連合会や岡谷TMOなどとの連携により、商業者の販売促進活動や、おかやフェスタ、きつね祭りなどのイベントへの支援を行うことにより、まちなかのにぎわいの創出につなげてまいります。 観光の振興につきましては、本市を代表する市民祭である太鼓祭りや、本市のものづくりの歴史と伝統、歴史の先端を行く技術を生かした産業観光を推進するとともに、来年の春に開催される御柱祭に向け、諏訪地方観光連盟との連携により、御柱祭や諏訪湖など諏訪の魅力を生かした広域的な誘客を促進してまいります。 岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかやにおきましては、蚕糸業・製糸業によって育まれた本市の文化・歴史や先人の偉業を全国に発信し、新たな
シルク文化を生み出す岡谷ブランドの拠点施設として、国内で唯一、伝統的な繰糸技術を持つ宮坂製糸所の協力をいただきながら運営してまいります。 また、開館1周年を記念して、蚕糸博物館企画展等開催事業により、女優であり服飾評論家でもあります市田ひろみ氏が世界各地から収集した貴重な民族衣装を展示・解説し、シルクの魅力を発信するとともに、年間を通じて企画展エリアを有効に活用し、さまざまなテーマに沿った資料や作品を展示することにより、何度も訪れていただける施設を目指してまいります。 さらに、おかやブランドプロモーション協議会との官民協働により、全県・全国に向けて岡谷の魅力を発信してまいります。 このほか、昨年6月に姉妹都市である富岡市の富岡製糸場が世界文化遺産に登録されたことから、岡谷市観光協会に新たに設置したシルク連携専門委員会が富岡市などと連携し、シルクによる観光振興の方策を研究するとともに、養蚕や製糸業にゆかりのある県内の市町村と観光誘客や情報発信の面で連携する信州シルクロード構想により、各地域の魅力を洗い出し、県全体への誘客を促進してまいります。 農林漁業の振興につきましては、定年退職者や余暇を有効活用したい方に、農業の基本から応用までの技術を身につけていただく、いきいきマイファーム事業などにより、遊休農地の解消と農業の担い手の確保、育成を図るとともに、県外で暮らす方に、本市で滞在・生活するすばらしさを体験していただく機会を提供してまいります。 また、岡谷猟友会の御協力によりニホンジカなど有害鳥獣の駆除を行うとともに、農地と森林との間に緩衝帯を整備する鳥獣被害軽減対策事業により、農林業被害の軽減を図ってまいります。 このほか、東堀・小井川地区の農業用水路の改修、栃久保地区の水路の整備、常現寺の農業用ポンプの更新などを計画的に進めるほか、高尾山線、常現寺線の舗装工事に取り組んでまいります。 雇用対策の充実につきましては、首都圏在住の現役世代を対象に、本市ならではの工業振興施策や創業環境の充実度などの魅力を発信することにより、UIJターンを促進する移住・交流産業振興事業や、中高生に向けた進路講演会やキャリア教育により若者に地元企業の魅力を伝え、職業観の形成と地元企業への就職を促進する若者未来の就職応援事業を行うほか、求職中の若者、女性、高齢者などさまざまな対象者に向けたセミナーなどを開催する輝く人材キャリアアップ事業により、個々の事情に応じたキャリア形成を応援してまいります。 また、諏訪市と共同で開催する離転職者・新卒対象合同企業説明会や、諏訪6市町村と労務対策協議会が合同で開催する諏訪地域年末企業研究会において、就職希望者と企業が直接面談する機会を設けることにより、求人・求職のミスマッチの解消を図るとともに、諏訪地域への就職を促進してまいります。 このほか、高齢者・障害者雇用促進事業により、高年齢者や障がい者を常用労働者として雇用した企業に対する助成を行ってまいります。 続きまして、基本目標2「ともに支えあい、健やかに暮らせるまち」について説明いたします。 健康づくりの推進につきましては、生活習慣病や栄養に関する講演会、保健師による個別指導などを行う血管を守ろう!プロジェクト事業により、脳血管疾患や認知症の発症因子となる糖尿病、高血圧症などへの予防対策を強化するほか、若い世代への栄養指導、各地区での栄養講座、栄養士による個別指導など、さまざまな世代に向けた食育を行う、すこやか食生活サポート事業により、生活習慣病を予防・改善するために望ましい食習慣の定着を図ってまいります。 母子保健の充実につきましては、子供を授かることを希望する夫婦に対して治療にかかる費用の一部を助成する不妊・不育治療助成事業や、入院が必要な未熟児に対して養育に必要な医療費を給付するとともに、退院後の保健指導などを行う未熟児養育事業を継続してまいります。 また、生後7~8カ月の子供を持つ母親を対象に、新たに、いきいきママ応援講座を開催し、子供の発達に関する講話を行うとともに、母親同士の交流の場を設けることにより、妊娠・出産・育児にかかる負担や不安の軽減を図ってまいります。 このほか、女性の健康意識の高まりが家族の健康につながることから、女性の健康づくり推進事業により、思春期から老年期までの女性を対象に、ライフステージに応じた健康づくりについて意識啓発をしてまいります。 医療体制の充実につきましては、地域医療体制の推進に向けて、引き続き医師会などの関係機関との連携を図るとともに、成人の夜間救急医療に対応するため、岡谷病院において岡谷市夜間急病センターを運営するほか、県外から市内の医療機関に赴任する医師に就業支援を行うことにより、医師確保に努めてまいります。 岡谷市
病院事業の充実に向けて、本年10月の新病院開院を実現するとともに、開院後の経営を早期に軌道に乗せるため、平山
病院事業管理者及び前信州大学医学部附属病院長であり本年4月に就任される天野病院長のもとで、職員が一丸となって新しい施設や機能を最大限に生かした病院運営を行ってまいります。 新病院では、これまで柱に掲げてきた循環器、呼吸器、糖尿病及び健診に加え、がんなどの消化器疾患に対して質の高い医療を提供できる体制を充実させるとともに、高齢化の進展などに対応した専門病棟の設置や、歯科・口腔外科の新設、外来での緩和ケア、認知症の診療などにより、総合病院としての機能強化に努めてまいります。 また、高齢化の進展や在宅医療へのニーズの高まりに対応するため、訪問看護ステーションの看護師を増員し、訪問看護体制を充実させてまいります。 岡谷市看護専門学校につきましては、この4月に2回生が入学し、在籍する学生が2学年にふえることを踏まえ、講師や実習場所の確保、教室の整備など学校運営に必要な環境を整え、充実させるとともに、必要な生徒には、看護師修学支援貸付金により学費の貸与を行ってまいります。 子育て支援の充実につきましては、本年4月にスタートする第3次岡谷市児童育成計画及び岡谷市子ども・子育て支援事業計画に基づき、子育て支援策を総合的かつ計画的に進めてまいります。 新たに実施する、おかや子ども・子育てフォーラム開催事業により、地域で行われている子育て支援の取り組みを発信し、地域で子供を育てる意識を醸成してまいります。 子育て支援サービスの提供では、子ども・子育て支援新制度の施行により、保護者の就労状況等に応じて保育時間を認定することとなったため、本年4月より、全園で長時間保育を実施するとともに、土曜保育の開所時間を全園同一としてまいります。 また、国が示した利用者負担額を勘案して保育料と長時間保育使用料の一部を引き下げるとともに、県が新たに実施する多子世帯の保育料減免事業を活用し、減免対象世帯を拡大することにより、保護者負担を軽減してまいります。 さらに、生後1歳を迎える子供の保護者に休日・一時保育サービスの利用券を交付する子育てパパ・ママリフレッシュ事業を引き続き実施し、子育て中の保護者がリフレッシュする機会を提供してまいります。 子どもの育成支援では、発達が気になる子供と保護者に対して、フォローアップ教室・ことばの教室・親支援のためのプログラムなど、さまざまな専門家が連携し、発達段階に応じて継続的な支援を行う発達支援事業により、学齢期へのスムーズな移行を支援してまいります。 また、新たに実施する、やってみよう キッズエプロン隊事業により、子供たちになじみの薄い食材を中心に、食材の栄養について教えながら、実際に調理の一部を体験させるとともに、保護者向けにレシピを配布することにより、園児の食育と家庭への食育支援を同時に行ってまいります。 さらに、集団での運動遊びによって基礎的な運動機能や社会性を身につけるとともに、地域の伝統スポーツであるスケートを体験する飛び出せ元気な おかやっ子事業や、地域の文化や食材を五感で感じる、ぼくもわたしも おかやっ子事業により、子供たちが郷土のすばらしさを体験する場を提供してまいります。 このほか、世界にタッチ 英語に触れよう事業により、国際交流員と一緒に遊びながら、子供たちが英語や異文化に親しむ場を提供してまいります。 保育園整備事業では、保護者の皆様の多様なニーズを踏まえ、今後の保育園整備に当たり、可能な地域には民間活力の導入を検討するという考え方のもとで、その検討の指針となる岡谷市保育園民営化基本方針の策定を進めており、間もなくまとまる予定となっております。 その方針をもとに整備手法について検討を行いながら、新東堀保育園は、平成26年度に先行取得した用地を地域開発事業特別会計から一般会計に持ちかえるとともに、用地の造成工事を行ってまいります。また、新西堀保育園は、併設を検討している発達支援施設や武井武雄先生の顕彰などについて、引き続き検討を進めてまいります。 このほか、保育園園庭芝生化事業では、園庭の一部を芝生化したあやめ保育園の状況を見ながら、他園への拡大について検討してまいります。 地域福祉の推進につきましては、災害等が発生した際に自分で避難することが困難な方を把握し、地域の皆様の御協力によって避難支援体制などを整備する避難行動要支援者個別計画策定事業により、住民同士の互助や地域の共助による安全・安心な体制を強化してまいります。 また、諏訪湖ハイツ整備事業により男女浴室の改修を行い、施設の安全性と快適さを確保してまいります。 このほか、心配ごと相談・消費生活相談・ひとり親家庭相談・生活困窮相談など生活に関する多様な相談窓口を一元化した福祉総合相談事業を引き続き実施し、迅速かつ効果的な課題解決に向けて、専任の相談員がきめ細かな支援を行ってまいります。 障害者福祉の推進につきましては、身体に障がいのあるお子さんに対し、その障害の軽減を図るための治療にかかる医療費を助成する育成医療事業や、人工呼吸器の使用などにより、入院中に医師・看護師などとのコミュニケーションが困難な重度の障がいのある方に対し、ヘルパーなどを派遣する重度障害者入院時コミュニケーション支援事業などにより、障がいのある方々が地域で安心して生活するために必要な支援を行ってまいります。 また、障害者優先調達推進法に基づき、障がい者就労施設などからの物品等の調達方針を作成し、各部署において、当該施設からの物品購入やサービス利用に努めるとともに、受注拡大を支援してまいります。 さらに、市民の皆様に障がいや障がい者への理解を深めていただくため、こころのバリアフリー推進事業により、各施設が提供している物品・サービスや活動内容をさまざまな場面で紹介してまいります。 高齢者福祉の推進につきましては、各地区の公会所などで実施する生きがいデイサービス事業や、高齢者の就労・起業の支援などにより、高齢者が生きがいを持って地域社会に参加できる環境づくりを推進してまいります。 介護保険につきましては、保険者である諏訪広域連合と連携してサービスの充実や質の向上に努めるとともに、介護保険制度の改正に向けて、関係機関との調整や利用者への周知を進めてまいります。 また、地域包括支援センターを中心に介護予防事業を推進するとともに、地域包括ケアシステムの構築に向けて、医療機関などと連携しながら、地域で高齢者を支える体制づくりを推進してまいります。 社会保障の円滑な運営につきましては、国民健康保険事業では、社会保障制度改革の動向に注視しながら、適正な課税と収納率の向上によって歳入の確保に努め、安定的な事業運営に努めてまいります。 また、特定健康診査等事業では、受診者負担金の無料化と年3回の日曜健診を継続することにより、受診率の向上を図ってまいります。 福祉医療費の給付では、中学3年生までの子供の医療費を無料とする子ども医療費給付事業により、引き続き子育て世代の経済的負担の軽減を図ってまいります。 自立支援と最低生活保障では、生活困窮者自立支援法の施行により、経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することが困難となるおそれのある方への生活・就労支援策が強化されたため、新たに生活困窮者自立支援事業を実施してまいります。この事業により、岡谷市生活就労支援センター、愛称「まいさぽ岡谷市」を設置し、生活保護を受ける前の段階で、一人一人の状況に応じ作成する支援プランに基づき、専任の相談員が自立に向けてきめ細かな支援を行ってまいります。 続きまして、基本目標3「自然環境と暮らしが調和した、安全・安心なまち」について説明いたします。 環境保全の推進では、本年4月にスタートする第3次岡谷市環境基本計画に基づき、環境保全の推進に取り組んでまいります。 地球環境対策の推進につきましては、太陽熱や地中熱などを利用する設備の設置費用の一部を助成する再生可能エネルギー等活用補助金により、再生可能エネルギーの有効活用と環境負荷の低減を図ってまいります。 自然環境の保全につきましては、諏訪湖面に繁茂するヒシを除去・堆肥化する諏訪湖ヒシ除去事業により、諏訪湖浄化を推進してまいります。 廃棄物対策の推進につきましては、ごみ減量へ「まったなし」啓発推進事業により、市民や事業所の皆様にさらなるごみ減量を呼びかけながら、湖周地区ごみ処理施設の稼動に向けて、市民・事業者・行政が一体となり、リデュース(ごみの発生抑制)・リユース(再使用)・リサイクル(ごみの再資源化)、いわゆる3Rを積極的に推進してまいります。 また、小型家電リサイクル試験回収実施事業により、小型家電リサイクル法の施行に伴ってリサイクル品として扱うことになった小型家電につき、引き続き専門業者による試験回収を行ってまいります。 危機・防災・減災対策の推進につきましては、災害時における対応力や関係機関との連携の強化に向けて、平成18年7月豪雨災害の体験と教訓を忘れないために制定した「岡谷市防災の日」に当たる7月19日に、湊小学校を会場に総合防災訓練を実施いたします。また、市内の保育園・幼稚園で、こども防災教室を開催し、紙芝居やゲームを通じて、子供たちが災害や防災について考えるきっかけづくりを行ってまいります。 さらに、住宅防災・減災事業により、昭和56年以前に建設された住宅の耐震診断・耐震改修にかかる費用の一部を助成するほか、避難誘導環境整備事業により、市内14カ所に避難所表示看板、1カ所に避難場所案内図を設置してまいります。 このほか、鮎沢地区で急傾斜地法の指定を受けた危険箇所を保全する急傾斜地崩壊防止事業を進めてまいります。 治山・治水事業の推進につきましては、森林づくり県民税を活用し、水源地や森林の保全を計画的に行う林業振興事業や民有林間伐推進事業により、二酸化炭素の削減や土砂災害の防止など、多面的機能を発揮できる森林の整備を進めてまいります。 また、豪雨のたびに溢水を繰り返しております塚間川・大川につきましては、100mm/h安心プランに基づき、県事業として、今井西広場を調節池として整備するとともに、河川の断面の拡幅工事を推進してまいります。 生活安全対策の推進につきましては、各区等に対して、環境負荷の少ないLED防犯灯の設置にかかる費用の一部を助成する防犯灯LED化普及促進事業により、夜間における安全・安心の確保と防犯灯維持管理費の削減を図ってまいります。 消防・救急体制の充実につきましては、本年2月26日より消防指令センターの仮運用、4月1日より諏訪広域消防の一元化と消防指令センターの本格稼動が行われることにより、諏訪地域全体の出動態勢がさらに強固なものとなりますので、引き続き消防団との連携により、市民の皆様の安全・安心な暮らしを守ってまいります。 また、消防団活動の充実を図るため、消防団員処遇改善事業により、災害などの発生時に、指揮命令に基づく消防団員の出動に対する手当を増額するとともに、消防団員活動服整備事業により、安全性にすぐれ、動きやすい活動服を全ての団員に配備してまいります。 さらに、法改正に伴い、現在使用している無線機が平成28年5月末で使用できなくなるため、消防団無線整備事業により、新基準に適合した無線機を計画的に更新してまいります。 上下水道の整備・維持につきましては、水道事業では、本年4月に改訂する岡谷市水道事業基本計画に基づき、安定した水の供給を行うため、水道施設や管路の更新・再構築・耐震化を計画的に進めてまいります。 また、
下水道事業では、下水道施設の長寿命化とライフサイクルコストの縮減を目的とした予防的修繕を計画的に行う下水道長寿命化事業、主要な下水道施設の耐震化と災害時マンホールトイレの整備を行う下水道総合地震対策事業などに取り組むほか、県道岡谷下諏訪線(田中線)の改良工事にあわせ、護美沢川に雨水の浸水被害を解消するための排水路を整備する雨水渠整備事業を計画的に進めてまいります。 続きまして、基本目標4「生涯を通じて学び、豊かな心を育むまち」について説明いたします。 本年4月に施行される
地方教育行政制度改革を踏まえ、市長部局と
教育委員会とが円滑に意思疎通を図り、相互に連携して効果的な教育行政を推進することを目的として総合教育会議を設置するほか、教育施策の大綱の策定などの取り組みを進めることにより、未来を担う子供たちのためによりよい教育環境の創造に努めてまいります。 学校教育の充実につきましては、学習環境の整備に向けて、岡谷小学校統合計画推進事業により、平成28年4月に予定している岡谷小学校・田中小学校・神明小学校の統合を推進するため、教育関係者・保護者・地域住民の皆様の御協力によって組織いたしました学校統合推進委員会での議論を踏まえ、児童や保護者の皆様の気持ちに十分に配慮しながら、円滑かつ確実な統合を目指してまいります。 また、長期欠席・就学支援・家庭環境など子供に関する多様な相談窓口を一元化した子ども総合相談センターを中心に、長期欠席傾向にある児童・生徒の原級復帰や自立に向けた支援を行うフレンドリー教室・中間教室を引き続き設置するとともに、専任の相談員・スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーなどがチームを組み、保育園・学校・専門機関などと連携しながら、児童・生徒一人一人の状況に応じたきめ細かな支援を行ってまいります。 さらに、特別支援教育推進事業において、心身の障がいや発達のおくれ、生活や学習の上での困難さを抱える児童・生徒に対し、臨床心理士などの資格を持つ専門カウンセラーが、学校・専門機関などと連携しながら専門的な支援や指導を行うとともに、田中小学校に設置されているLD等通級教室に教員資格を持つ職員を増員してまいります。 教育施設などの整備に向けて、田中小学校・神明小学校において、学校統合に伴う児童数の増加に対応するため、学校統合施設整備事業により、現在の教室の配置を見直すとともに、統合に必要な校舎の増築・改修や給食室の備品の更新などを行ってまいります。 また、小中学校非構造部材耐震化事業により、小中学校の体育館に設置している照明器具やバスケットゴールなど非構造部材の耐震改修を行い、国が示す基準に沿って、平成27年度中に全校の工事が完了するよう進めてまいります。 さらに、耐震診断に基づいて岡谷西部中学校の管理教室棟を改築するとともに、県道下諏訪辰野線の拡幅工事の進捗にあわせ、第2体育館・プールの改築を行ってまいります。 このほか、小中学校埋設ガス管改修工事により、小中学校の老朽化したガス管を更新するとともに、通学路交通安全対策事業により、通学路の緊急合同点検で「特に危険」と判断された通学路89カ所のうち、新年度は17カ所に区画線・ガードポストなどを整備し、児童・生徒の安全を確保してまいります。 青少年の健全育成につきましては、子ども・子育て支援新制度の施行に伴い、市民の皆様からの要望を踏まえ、学童クラブの利用学年を見直し、本年4月より全校一斉に利用学年を小学校6年生までに拡大し、開設時間も延長してまいります。 また、拡大に伴う児童数の増加に対応するため、神明小学校・小井川小学校の校内に第2学童クラブを整備するとともに、平成28年度の学校統合に向けた施設整備とあわせて、田中小学校に学童クラブを整備してまいります。 社会教育の充実につきましては、本年4月にスタートする第5次岡谷市生涯学習推進計画に基づき、生涯を通じて学ぶことができる環境づくりに取り組んでまいります。 岡谷図書館リニューアル整備事業により、暖房設備やメーン通路の改修を行い、利用者の皆様の利便性の向上を図ってまいります。 文化・芸術の振興につきましては、カノラホールで2年に1度実施をしております、緑と湖のまち音楽祭を開催し、市民の皆様が一流の音楽に触れることのできる機会を提供するとともに、文化会館大規模改修事業により、大ホールの音響設備を改修してまいります。 岡谷美術考古館におきましては、市民の皆様に郷土の歴史や芸術に触れていただく文化芸術の発信拠点として、また、まちなかのにぎわいを創出する交流拠点として、近隣施設との連携を深めながら運営してまいります。開館2周年を記念して、美術考古館地域プログラム開催事業により、岡谷市が輩出した彫刻家、武井直也先生の未公開作品を含む回顧展を開催するとともに、市内に点在する武井直也作品を地域の皆様とともに一緒に鑑賞しながらクリーニングする、市民参加型のプログラムを実施してまいります。また、国内外で活躍の場を広げている若手の実力派女性作家3人による美術考古館特別企画展を開催してまいります。 スポーツの振興につきましては、本年4月に新しくスタートする岡谷市スポーツ推進計画に基づき、公益財団法人岡谷市体育協会など関係団体等との連携により、市民の皆様のライフスタイルに応じたスポーツ活動を推進してまいります。 高齢者の皆様の健康増進や仲間づくりの場を広げるため、スポーツ推進委員とともに、総合型地域スポーツクラブ やまびこクラブが実施する高齢者向けのスポーツ教室などへの参加を啓発する、いきいき高齢者スポーツ推進事業を実施するとともに、家族でさまざまなスポーツを体験していただく、おかやファミリースポーツプログラム事業や、運動への苦手意識を克服できると好評をいただいている、おかや小学生体育塾、また、さまざまな種目のスポーツ教室を開催することにより、子供から大人まで気軽にスポーツに親しむことのできる機会を提供してまいります。 このほか、かがやけ おかやキッズ 体力アッププログラム事業により、運動神経が一番伸びると言われている小学校1・2年生の体育の授業に専門指導員を派遣し、遊びを通じて基礎的な体の動かし方を体得するコーディネーショントレーニングなどを実施するとともに、子供を指導する皆様を対象とした講習会を実施してまいります。 さらに、おかやスケート振興事業において、ファミリースケートデーや各種スケート教室を開催することにより、多くの市民の皆様にスケート文化を体験していただく機会を提供するとともに、おかやスピードスケートトータルサポートクラブにより、初心者から全国大会を目指すレベルの子供までを対象に、一年を通じてトレーニングを行ってまいります。 なお、平成29年1月に本市で冬季
国体のアイスホッケー競技の一部が行われることが決定したため、スポーツ振興課に冬季
国体準備担当を新設するとともに、競技団体などと連携しながら、約2年間をかけて受け入れ態勢を整えてまいります。 多文化共生の推進につきましては、マウント・プレザント市姉妹都市提携50周年記念事業により、本年8月にマウント・プレザント市の市民訪問団をお迎えし、節目の年をお祝いするとともに、両市の市民の皆様が直接交流しながら、お互いの文化を体験することができる機会を提供してまいります。 続きまして、基本目標5「快適に生活できる、都市機能の充実したまち」を説明いたします。 計画的土地利用の推進につきましては、都市計画見直し事業により、都市計画を進める上での指針となる岡谷市都市計画マスタープランと交通の基幹となる都市計画道路の見直しを行うとともに、市民の皆様と行政との協働によるまちづくりをより一層推進することを視野に入れ、都市(まち)づくり推進事業として、都市計画課にまちづくり専門員を配置してまいります。 まちの魅力を高める市街地整備につきましては、岡谷駅前地区調査検討事業により、ララオカヤビルを中心とする駅前地区のあり方について調査・検討を行ってまいります。 また、文化庁の登録有形文化財に指定されております旧市役所庁舎につきましては、
岡谷消防署の移転後、緊急を要する劣化箇所の修繕を行うとともに、建物の利活用の方針が決定するまでの間、公益財団法人おかや文化振興事業団の事務所として建物の一部を利用しながら、必要な維持管理を行ってまいります。 このほか、湖畔若宮地区整備事業により、区域内の生活道路などを計画的に整備してまいります。 住宅・宅地の整備につきましては、最新の住宅需要予測に基づき、平成22年度に策定いたしました岡谷市営住宅ストック総合活用計画及び長寿命化計画について、時代に合った内容に見直しを行うとともに、市営住宅大規模改修事業により、市営住宅の屋根・外壁など経年劣化している箇所を計画的に改修してまいります。 また、住宅リフォーム助成事業により、登録した市内事業者が施工する住宅リフォーム工事について、工事費用の一部を助成してまいります。 さらに、空き家対策事業において、空き家情報バンクによる情報提供を行うとともに、空き家の所有者に対して条例に基づく助言・指導などを行うことにより、増加傾向にある空き家の利活用と適正管理を促進してまいります。 道路の整備につきましては、基幹道路の整備に向けて、地域幹線道路整備事業により、県道岡谷下諏訪線・下諏訪辰野線の整備を進めるとともに、警察署との連携により、区域を定めて時速30km以下の速度制限を行うゾーン30整備事業や、ここ数年間に新設・移設された公共施設への案内板を整備する都市サイン整備事業を行ってまいります。 また、諏訪市と共同で行っているスマートインターチェンジ整備調査事業により、基礎的な情報やデータの分析による広域的な検証を行ってまいります。 生活道路の整備では、コンクリートパネルの崩落により平成25年4月より通行どめとしている岡谷738号線の早期復旧を目指して工事を進めるとともに、交通量が多く、舗装の傷みが見られる市道11号線(今井通り線)、19号線(鎌倉街道線)、32号線(湖岸通り線)の舗装と側溝の改修や、国道20号バイパスから出早公園へのアクセス道路である長地286号線の拡幅を行うほか、主要な生活道路として利用されている17号線(鶴峯天白線)、湊5号線、湊118号線の改良など、国の交付金等を活用しながら計画的な整備を行ってまいります。 また、道路橋の長寿命化とライフサイクルコストの縮減を目的とした予防的修繕を計画的に行う橋梁長寿命化修繕事業により、三沢跨線橋の実施設計と岡谷駅歩道橋(南北自由通路)の改修工事を行ってまいります。 さらに、街路樹整備事業により、車道に伸びた街路樹の剪定や植樹帯の除草などを適切に行うとともに、主要な交差点などに街路や樹木の名称を表示し、緑に包まれた美しいまちなみの形成を目指してまいります。 最後に、「総合計画の推進に向けて」について説明いたします。 市民総参加のまちづくりにつきましては、市政懇談会などの機会を利用して市民の皆様の御意見を伺いながら、市民が主役のまちづくりを展開するとともに、明日の岡谷を考える懇談会事業により、市内の高校生や若年層の皆様から、第4次岡谷市総合計画後期基本計画の具体的な事業について、幅広く柔軟な御提案をいただく機会を設けてまいります。 また、本年4月にスタートする男女共同参画おかやプランⅤに基づき、男女共同参画社会の実現に向けた施策や啓発活動を推進してまいります。 開かれた市政運営の推進につきましては、まちなか広報マン事業により、市民の皆様にシルキーチャンネルに登場していただく機会をふやすとともに、SNSを活用してイベント情報などをリアルタイムで発信し、広報広聴活動を充実させてまいります。 また、国が進める社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)に対応するため、住民行政システムの改修を行うとともに、番号の付番やマイナンバーカードの交付を行ってまいります。 さらに、統合型GIS構築管理事業により、市民の皆様がパソコン・スマートフォンなどを使ってデータ化されたさまざまな地図情報を閲覧できるよう、システムやデータの整備を進めてまいります。 将来を見据えた行政運営の推進につきましては、現在の岡谷市行財政改革プランが平成27年度をもって終了するため、本市を取り巻く環境の変化や財政状況などを踏まえ、平成28年度から30年度までを計画期間とする新行財政改革プランを策定するとともに、公共施設のファシリティマネジメントを推進するため、公共施設の管理・運営にかかわる情報や今後の管理方針をまとめた公共施設等総合管理計画を新たに策定してまいります。 また、ふるさと寄附金寄附促進事業により、本市にふるさと納税を行っていただいた方に対する返礼品として、地元の特産品をラインアップし、ふるさとを応援してくださる方々に岡谷市の情報を発信する機会を創出してまいります。 以上、平成27年度当初予算案の大要を御説明申し上げましたが、選択と集中により、本市らしい特色ある施策を盛り込むことができたと感じております。政府の動向や社会・経済の情勢は、日々目まぐるしく変化をしております。私はこうした変化を的確に捉えつつ、本市の強みや特色を生かし、まちの熟度を高める施策を打ち出すことが重要だと考えております。 冒頭で述べましたとおり、政府は総力を挙げて地方創生に取り組む姿勢を示しております。全国の地方自治体、また本市にとりましても喫緊の課題である人口減少・少子高齢化というピンチをチャンスに変えるため、本市の人口の現状と将来の姿を示し、今後目指すべき将来の方向を提示する地方人口ビジョンを策定するとともに、それを踏まえ、今後5年間の目標や基本的な施策を提示する地方版総合戦略を、市民の皆様の声を聴きながら、全庁を挙げて策定してまいります。そして、この総合戦略に基づいて各部署が行う施策を総合し、魅力あふれる「まちづくり、ひとづくり、しごとづくり」につながる取り組み、このまちを元気にする取り組みを積極的に展開してまいる所存でございます。 新年度は、これまで申し上げてまいりました施策について、職員が一丸となり、これまで以上に創意工夫を凝らしながら、柔軟かつ効果的に展開することにより、住むことに誇りと自信、そして愛着を持つことのできるまちを目指して、全ての市民の皆様とともに「みんなが元気に輝く たくましいまち岡谷」の実現に向けて、全力を傾注してまいりたいと決意を新たにしております。
議員各位を初め、市民の皆様の御理解と御協力をこれまで以上に賜りますよう、心からお願いを申し上げまして、私の所信の一端とさせていただきます。 以上でございます。
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△散会の宣告
○議長(
今井康喜議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。
△散会 午後3時44分...