岡谷市議会 > 2012-12-14 >
12月14日-04号

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  1. 岡谷市議会 2012-12-14
    12月14日-04号


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    平成24年 12月 定例会(第6回)          平成24年第6回岡谷市議会定例会会議録議事日程(第4号)                平成24年12月14日(金)午前9時30分開議 日程第1 一般質問 日程第2 報告第22号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) 日程第3 報告第23号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) 日程第4 報告第24号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) 日程第5 請願第6号 国に対し、消費税増税中止の意見書を提出することを求める請願---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(18名)     1番  今井康喜議員     2番  武井富美男議員     3番  鮎澤美知議員     4番  共田武史議員     5番  小松 壮議員     6番  武居光宏議員     7番  浜 幸平議員     8番  竹村安弘議員     9番  三沢一友議員    10番  久保田高正議員    11番  田中 肇議員    12番  武井茂夫議員    13番  渡辺太郎議員    14番  八木敏郎議員    15番  今井秀実議員    16番  清水將弘議員    17番  山之内 寛議員   18番  齋藤美恵子議員欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長       今井竜五君     副市長      中田富雄君 副市長      宮澤 昇君     教育長      岩下貞保君 企画政策部長   小口明則君     総務部長     宮坂泰幸君 消防担当参事   宮澤和弘君     市民環境部長   笠原和彦君 健康福祉部長   原 孝好君     経済部長     島田 勇君 建設水道部長   河西 稔君     会計管理者    武井裕子君 教育部長     古屋博康君     教育部参事    松本哲郎君                    選挙管理委員会 事務部長     青木芳男君     兼監査委員    金原亮吉君                    事務局長 総務課長     三村靖夫君     企画課長     小口道生君 秘書室長     宮澤 順君     財政課長     酒井吉之君---------------------------------------事務局職員出席者                    次長兼庶務 局長       小口明彦               武井千尋                    主幹事務取扱 議事主幹     今井啓智      主査       牛澤孝太郎 △開議 午前9時30分 △開議の宣告 ○議長(今井康喜議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(今井康喜議員) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。 質問並びに答弁はできるだけ簡明にされ、議事進行に御協力をお願いいたします。--------------------------------------- △小松壮議員 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員の質問を許します。     〔5番 小松 壮議員 登壇〕(拍手) ◆5番(小松壮議員) おはようございます。5番 小松 壮です。 ことしも、寒さ厳しい冬がやってまいりました。スケートやスキー、そして白鳥の飛来やワカサギ釣り、御神渡りへの期待など、この寒い地域ならではのすばらしい楽しみも多くあります。先日の新聞で、39シーズン連続での白鳥の飛来があったと報告されました。ことしも、多くの観光客に来ていただきたいものです。 スポーツでは、岡谷工業高校のラグビー部の花園での活躍が大変期待されます。私も岡谷工業高校OBであり、当時、ラグビー部の厳しい練習を同じグラウンドで見ていたものでございます。ことしの選手たちも、本当に厳しい練習に耐えてきたことでしょう。ぜひとも、悲願であります正月を花園で迎えるという目標が達成され、岡谷市の名を全国にとどろかせていただき、そして岡谷市民に大きな喜びと感動を与えていただけますことを期待しております。 それでは、通告順に従い質問をさせていただきます。 大きな1番、湖畔多目的広場の整備についてお伺いいたします。 以前にも同様の質問をさせていただいておりますが、市民からの早期整備の要望が非常に多く聞かれます。多目的と名のごとく、市民がいろいろな使い方をしている姿を見受けておりますが、いま一つ使い切れておらず、グラウンド不足で悩んでおられる団体が数多くある現状の中で、非常にもったいなさを感じております。 そこで、質問をさせていただきます。 (1)現在の考え。 以前からお聞きしておりますが、グラウンド整備についての現在のお考えをお聞かせください。 (2)今後の予定。 大規模なグラウンド整備がもし不可能であれば、野球のバックネットの設置、サッカーゴールの設置、川沿いの防御ネットの設置、グラウンド整備道具の設置などできないでしょうか。 以上の点についてお尋ねいたします。 大きな2番、やまびこ国際スケートセンターリンクの中央部分の利用についてお伺いいたします。 私も、やまびこトレーニングセンターに通わせていただいておりますが、トレーニング室よりオフシーズンのリンクを眺めておりますと、これといった利用方法もなく、もちろん利用者もおらず、何かよい利用方法はないものかと考えさせていただいております。こういった声は、やはり市民からも多く聞かれます。 そこで、質問をさせていただきます。 (1)オフシーズンの利用状況と収入。 オフシーズンの利用状況並びに収入の状況についてお伺いいたします。 (2)今後の活用。 今後の活用の予定についてお伺いいたします。 大きな3番、観光地岡谷についてお伺いいたします。 本年度は、10月に全国産業観光フォーラムinおかやが開催され、全国から多くのお客様が岡谷市を訪れました。各関係各位の皆様方のお力により、大変好評であったとお聞きしております。この機会を機に観光地岡谷市に力を注いでいただき、新たな岡谷市の産業とにぎわいの創出につながればと考えます。 そこで、質問をさせていただきます。 (1)全国産業観光フォーラムinおかやの総括。 全国産業観光フォーラムinおかやが開催されましたが、その効果はどうであったのか、お聞きいたします。先番議員で説明がございましたが、よろしくお願いいたします。 (2)参加者から見た岡谷市。 全国産業観光フォーラムinおかやに参加されました方々から見た岡谷市についての感想や意見を、どうであったか、お聞きいたします。 (3)観光地岡谷としての今後の考え方。 現在、ララオカヤ内に観光案内所があります。もう少しレベルを上げ、専従の観光案内人やお土産コーナーを設置できないでしょうか。また、インターチェンジ付近に観光案内看板を設置するなど、以上の点を含めてお答えをください。 (4)スマートICの現状と今後。 諏訪湖サービスエリアスマートインターチェンジ構想があり、調査費として予算が出されております。現在の調査の進捗状況と今後の予定についてお聞きいたします。 大きな4番、小学校の児童数の現状についてお伺いいたします。 先日、保育園整備計画が発表されました。今後、数年から数十年にわたり、建てかえや統合が進められていくと思われますが、少子化の問題はもちろん、保育園ばかりの問題ではなく、小学校、中学校も同じ問題が生じていると思われます。過去に市では、通学区の見直しについて、しっかりとした検討会議が行われたという経緯もお聞きしておりますが、今後、どのように考え対応されていくのか、質問させていただきます。 (1)児童数の現状と今後の推移。 少子化の影響から小学校の児童数も減少していると思いますが、現在の児童数と今後の児童数の推移についてお伺いいたします。 (2)今後の対策。 今後も、小学校の児童数は減少傾向という中で、通学区の見直しや学校の統廃合等、市としての何か予定があるのか、お聞きいたします。 以上で、壇上の質問を終わりにいたします。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 建設水道部長。     〔建設水道部長 河西 稔君 登壇〕 ◎建設水道部長(河西稔君) おはようございます。 それでは、私からは、3点についてお答えをさせていただきます。 初めに、大きな1番、湖畔多目的広場の整備について、(1)の現在の考えであります。 湖畔多目的広場は、眺望のよい諏訪湖畔における広さ約2万1,000㎡でございますけれども、広場としてレクリエーションなど多くの方に御利用いただければと考えまして、平成20年度に暫定整備したものでございます。現在は、だれでも自由に御利用いただける状態で開放しておりますけれども、団体等の皆様が利用する場合は届け出ていただいておりまして、サッカーの練習、消防のポンプ操法、少年野球の練習等に利用していただいております。 今後、どのような形で、いつごろ、さらに手を加えていくかにつきましては、未定でございます。さきに暫定整備と申し上げましたが、現状において、諏訪湖の水辺と連続した自由に利用できる開放的な空間としての意義や価値は十分にあるものというふうに考えております。 次に、大きな1番の(2)今後の予定でございます。 今お答えいたしましたとおり、この多目的広場は、諏訪湖畔の自由に利用できるオープンスペースとしての意味合いからも、バックネット等の施設整備は現在考えておりませんので、御理解をお願いをいたします。 なお、湖畔の自由に利用できるオープンスペースとして、湖畔エリアの活性化につながるようなイベントを実施することなど、さまざまな可能性を持つ広場としての使い方も考えられますことから、こうした使い方等に対する市民の皆様からの要望やアイデアにつきましては、広く耳を傾けてまいりたいというふうに考えております。 次に、大きな3番、観光地岡谷について、小さな4番のスマートICの現状と今後であります。 本年9月の定例会におきまして御議決いただきました補正予算により実施いたします諏訪湖サービスエリアスマートインターチェンジ整備基礎調査業務は、岡谷市、諏訪市共同によりまして、11月から来年3月までの契約期間で発注をいたしております。 現在の作業状況でありますが、諏訪湖サービスエリア周辺の状況を把握するための現地調査、それから将来交通量の予測、整備効果を算定するための基礎データの収集を行っています。今後は、それらの結果をもとに、実現可能なインターチェンジの形状や高速道路へ連結させるためのアクセス道路の素案作成に進むことになります。 国・県、NEXCO中日本などとの協議を並行して進めまして、年度末までには概算事業費の算出や費用対効果など基礎資料を整え、地元の意向も踏まえながら、できるだけ早期に事業の見通しについて判断してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 教育部長。     〔教育部長 古屋博康君 登壇〕 ◎教育部長(古屋博康君) おはようございます。 では、私からは、大きな2番、やまびこ国際スケートセンターリンクの中央部分の利用についてお答えいたします。 まず、(1)オフシーズンの利用状況と収入についてですが、やまびこ国際スケートセンターは屋外400mリンクでありますので、11月下旬から2月下旬まで営業をしております。また、その前後に営業のための準備、片づけ等の期間がありますので、オフシーズンで中央部分の利用が可能な期間は4月中旬から9月下旬までとなっております。 今年度の主な利用状況は、指定管理者の自主事業でありますフリーマーケット等のイベントが8回開催され、約7,200名の方に御来場いただいております。また、トレーニング会員のランニング、ウオーキング、また、市主催のスケート教室を初め小中高スケート選手及び合宿利用者の陸上トレーニング等、約1,000名の皆様に御利用いただいている状況であります。また、これらイベント等に関する自主事業収入は、約100万円となっております。 次に、(2)今後の活用についてですが、リンクの中央部分につきましては、以前は6面のテニスコートとして利用していただくこともありましたが、コート面の経年劣化によるものと思われる亀裂や不陸ができているため、現在は使用していない状況であります。 今後も、各種スポーツ教室、合宿等での陸上トレーニングフリーマーケット等による活用を図るとともに、立地条件を生かした音楽イベントの誘致など、指定管理者とともに知恵を出し合いながら、さらなる有効活用を模索していかなければならないと考えております。 以上であります。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。     〔経済部長 島田 勇君 登壇〕 ◎経済部長(島田勇君) おはようございます。 それでは、大きな3番の(1)と(2)について、私から御答弁をさせていただきます。 まず、観光地岡谷についての(1)全国産業観光フォーラムinおかやの総括でございます。 10月11、12日に開催をいたしました全国産業観光フォーラムinおかやには、全国からの多くの観光関係者や地域住民の皆様に御参加をいただき、これまでの大会で最多の1,250名の参加者となりました。参加された方からは、昭和初期のシルク岡谷からものづくりの精神が東洋のスイスと呼ばれた精密機械工業へ引き継がれ、さらに最先端技術へと発展していることを肌で感じ、この地域の産業観光に大きな関心を寄せていただき、改めて手ごたえを感じたところであります。 当日配布した資料では、大会内容とともに、地域の産業観光受け入れ施設を紹介し、来年のツアーに取り込みたいとの旅行会社からの問い合わせもいただいているところでございます。 続きまして、(2)の参加者から見た岡谷市という部分でございます。 全国産業観光フォーラムinおかやの2日目には、産業観光の現場をめぐるエクスカーションが7コース設定され、そのうち3コースを岡谷市内で実施しましたが、申し込みも岡谷市のコースに人気があり、どのコースも定員に達し、好評でありました。参加された方の意見や感想として、いずれのコースも評判がよく、工場見学や産業遺産はもちろんのこと、まゆちゃん工房でのコサージュづくりや、スマートフォンを用いた「おかやナビ」の案内にも大きな関心を持っていただきました。 また、諏訪湖の景観に感動された方や、まちなか観光案内人による説明や各施設でのもてなしについても高い評価をいただき、また来てみたいとの声もいただいているところであります。 以上であります。 ○議長(今井康喜議員) 市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) おはようございます。 私からは、大きな3番の観光地岡谷についての(3)観光地岡谷としての今後の考え方についてお答えをさせていただきます。 観光地岡谷としての今後の考え方でありますが、既存の観光資源を生かしながら、産業観光フォーラムinおかやで全国へ発信した産業観光を一層推進するため、産業観光を受け入れていただく事業者をふやし、ものづくり岡谷をPRしていきたいと考えております。 フォーラムの総括の中でも、諏訪地域に来たら必ず3つの産業を見ることの提案がされました。1つ目には、今も残っている製糸業の発展の過程を見る。2つ目には、精密工業の工場を見て、親しみや深まりを持つ。3つ目は、野菜工場のような新しい産業を見ることが、この地域の産業観光の特色であると報告をされました。 なお、現在、ララオカヤの駅前出張所にて観光案内をしておりますが、観光客が多い鶴峯公園つつじ祭り岡谷太鼓まつりのときには、まちなか観光案内人の皆さんに協力していただき、臨時観光案内所を設置をしております。 お土産品につきましても、ララオカヤには漬け物やシルク製品を扱うお店があり、観光協会と協力する中で商品の充実をお願いしていきたいと考えておりますが、観光案内所のあり方や場所についても考えていく時期に来ていると思っております。 また、岡谷インターチェンジ周辺の観光案内看板につきましては、長野県の屋外広告物条例により、国道20号から両側100m以内は屋外広告物禁止区域となっており、原則看板を設置することができませんが、市等が設置するもので公益上必要と認められるものは設置が可能であります。今後、設置場所や表示方法などを考えてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。     〔教育長 岩下貞保君 登壇〕 ◎教育長(岩下貞保君) おはようございます。 私から、大きな4番、小学校の児童数の現状についてのお答えをさせていただきます。 (1)児童数の現状と今後の推移でありますが、今年度の小学校児童数は2,856人となっており、近年、減少傾向であります。ちなみに、平成23年度は2,898人でありました。 今後の推移につきましては、平成25年度2,795人、平成26年度2,773人、平成27年度2,707人、平成28年度2,738人、平成29年度2,704人、平成30年度2,661人と見込んでおり、平成25年度以降につきましても減少傾向になっております。 続きまして、(2)今後の対策でありますが、行財政改革プランでは、子供たちが安全に健全な成長ができるよう、より適正な通学区域について検討することとなっており、平成27年度には通学区の見直しについて方針決定することとしております。 通学区の見直しについては、平成19年1月に岡谷市立小中学校通学区に関する検討会議からの提言書に基づき、一部の地域の見直しについて関係区等との協議をいたしましたが、関係区の地区への強い思いから見直しを見送った経緯がございます。 児童数の減少により、通学区見直し等の対策が今後必要になると考えておりますが、地域との連携、協働の学校づくりを推進するためにも、地域・保護者や関係区の理解が得られなければ実施することは大変難しい課題であると、そんなふうに認識いたしております。 こうした検討を行う際には、各区、PTA等との十分な意見交換が大切であり、慎重に対応していかなければならないと考えております。 以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 一通り答弁が済んだようです。 小松 壮議員。
    ◆5番(小松壮議員) 御答弁ありがとうございました。 それでは、2回目以降の質問をさせていただきます。 大きな1番、湖畔多目的広場の整備についての(1)現在の考えについてですが、やはり今、自分の思うような意見はいただけませんでした。大変に厳しい財政状況の中で、やはり整備をするということは難しいということでしょうか。 岡谷市は、スポーツ競技の加盟団体が非常に多い市でございます。もちろん、その分スポーツ施設が必要となります。グラウンドが確保できず、多くのスポーツチームが他市町村のグラウンドを確保したり活動している。もしくは、場所が確保できずに活動ができない衆もあるというような、そういった現状は理解していただいておりますでしょうか。すみません、お願いします。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) ただいまの御質問であります、財政的にいかがかという部分でありますけれども、それはもう御承知のとおりでございまして、いろいろな事業展開をしていく中では、すべてのことを同時進行していくわけにいかないということもございまして、制約の中で優先順位を決めてやっているという状況でございますので、そういったことも1つ理由にはあるかというふうに考えております。 それから、グラウンドとしての利用、スポーツ利用というふうなことで、十分に場所が足りているかどうかというところすべて承知しているわけではございませんけれども、やはり今、いろいろな社会体育活動等について、なかなか場所の制約というのはあろうかと思います。ただ、先ほども申し上げましたように、あの多目的広場については自由な開放的な空間ということ、それから大変眺望もいいと。それとあと、諏訪湖畔に行けば人工なぎさで、水辺と一連で使えるというふうなこともございますので、当然あそこの場所がしっかりと協議ができるというふうな環境がないということはよく承知しておりますけれども、そういう制約の中で御活用いただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) どうもありがとうございました。 続きまして、大きな1番の(2)今後の予定についてですが、最低限の設備を整えてもらえれば、もっと有効に利用できるのかなというような私の考えがございました。ちょっとスポーツに偏ったような内容の質問になっておりますけれども、やはり大規模な整備ができなくても、利用者が使いやすい状況を整えてあげれば、多くの方々がよりグラウンドを使いやすくなり、そしてもちろん使った後、必ず整備をして帰っていきます。そうやっていくことを繰り返すことによって、少しでも人間の力としてできる限りで、必ずよいグラウンドに徐々になっていくというような、そういったような考えを私は持っておりますけれども、そういった意味も含めて、もう一度、すみません、お答えください。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) 議員さんからお話しいただいております、先ほど十分に使い切れていないのではないかという御指摘もいただきました。それは大変貴重な御指摘でございまして、つくったからいいということではありませんので、利用状況を見て、より利用しやすい環境整備ということは常に念頭に置いていかなければいけない、それと通常の安全に利用いただけるような維持管理もしていかなければいけない、その両面あわせまして、またいろいろ今後の、使い切れていないということを受けとめながら、その先の対応について考えていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) ありがとうございます。 今の答弁にも含んでくる内容なんですけれども、やはり岡谷市は土地が少ないというような地域柄、グラウンドも他市町村に比べると少な目でございます。例えば、野球にしますと、大きな大会の声が私どもにも入ってきます。しかし、グラウンドの数が必要なため、気持ちよく受けられる状況にないというような現状もございます。 後ほど、八木議員からも同様のような趣旨の質問ございますが、やはり私と同様、大変多くの市民から早期整備についての依頼をされての質問だと思っております。ぜひとも、いろいろ広い意味で、十分に活用できるような状況を一日も早く整備していただきますことを要望しておきます。 続きまして、大きな2番、やまびこ国際スケートセンターリンクの中央部分の利用についての(1)オフシーズンの利用状況と収入についてですが、利用可能な時期が4月中旬から9月下旬までオフシーズンということだと思います。屋外のスポーツの絶好の季節が、8回のフリーマーケットとランニング、ウオーキング、そして陸上トレーニング。陸上の設備ではございませんので、本格的な陸上の練習はちょっと難しいのかなということで理解いたしております。しかし、収入面に関しましては、こういった補助的な内容の中で100万円あるということは、使用内容の割には収入があるのかなというような受け方もしております。 やはり、今の環境の中で最大限の利用方法なのかなとは思いますが、後ほどまた触れさせていただきますが、ぜひ収入増につながるような使用方法を検討していただきたいと要望しておきます。 そして、(2)今後の活用に移りますが、以前、6面のテニスコートで利用されていた経緯があるということでした。経年劣化やいろいろな状況により、現在使用しておらないというような状況とのことでしたが、もしわかれば、当時の利用状況というのはどんな状況だったでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 教育部長。 ◎教育部長(古屋博康君) テニスコートにつきましては、平成18年度まで利用していたという経過がございます。今言うように、劣化によりまして今使えないような状態になっておりまして、当時は1コート1,000円ぐらいで利用させていただいておりましたけれども、利用状況については今、ここではちょっとつかんでおりません。申しわけございません。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) すみません。またわかれば、後ほどで結構ですので、連絡いただければと思います。もしその当時好評であったならば、そういった使い方も、現在も可能だったのかなというような気もいたしました。 私は、スポーツをやっている方々や体を鍛えたり、体を動かすことに取り組んでいる方々にとって、あそこの環境というのはとても整備が整っている場所ではないかなという感想を持っております。トレーニング室があり、インストラクターの方たちもおり、そして合宿できる施設もある。こういった環境が整っておりますので、スケート以外のスポーツのメッカとしての活用方法というものを考えていく必要性があるのかなという気がいたしております。そういった面について、ちょっと一言いただけるでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 教育部長。 ◎教育部長(古屋博康君) おっしゃるように、現在はスケート関連のトレーニングで活用をしておりますけれども、今後、施設の状況や市民ニーズ等を把握しまして、やまびこトレーニングセンター、また、合宿等あります周辺施設との一体的な活用を考えて、柔軟に検討してまいりたいと思っております。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) ありがとうございます。 ぜひ、前向きに検討を進めていただきたいのですが、ちょっと市民要望がありまして、市民からは、中央部分に人工芝を敷いてほしいとの意見が多数寄せられております。私は、人工芝、本来であればプラス屋根をつけていただきたいという、こういったぜいたくなことを申しますが、こうお願いしますのも、この寒い地域はやはりグラウンドが使えません。長ければ5カ月もしくは6カ月という期間にわたって使えません。屋外スポーツのこういう寒い地域の弱点は、実は冬場思うような練習ができないという状況があります。そういったものが大きな問題と私はとらえております。 屋外スポーツでいえば、先ほどもお話ししましたように、岡谷工業高校のラグビーもとても頑張っております。そして、人工芝が設置されれば、テニスの利用者もまたあることでしょう。 それと、先日、フットサルの利用条件緩和に、スポーツ振興課には御尽力いただきました。そういった意味でも、フットサルの人口もとてもふえてきているということが一つのそういう緩和になっていると思います。あるスポーツ支援団体から、岡谷市にフットサルのリーグをつくりたいといったような相談を受けている方もおられ、私にも話が来ております。 そういった意味で、人工芝の設置というような御意見に関して、どのような印象をお持ちでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 教育部長。 ◎教育部長(古屋博康君) 人工芝につきましては、ちょっと研究させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) 一つの案として、今後ぜひ検討していただきたいと思います。 いろいろな方向から有効活用できますように、検討していただきたいと思います。スポーツのメッカにする環境は、できる限り整っているような考えを持っております。 岡谷市として、スケート文化を継承していくことの重要性は、だれしもが感じております。しかし、時代の流れというものもあり、スケート人口が伸び悩んでいるのも現実としてあるかと思います。また、スケートというものはシーズンがありまして、1年を通じて屋外でやるという現状もございません。そういったスケートともう一つ何かの柱、この何かというものが難しいんですけれども、そこをどうにか充実して、やまびこスケートの森の施設が一層にぎわうというような方向に、どうか早急な検討していただくということを強く要望しておきます。 続きまして、大きな3番、観光地岡谷についての(1)全国産業観光フォーラムinおかやの総括についてですが、先番でも御説明いただいたとおり、過去12大会中、最多の1,250名の参加があったということで、これからの新しい観光という形で、注目度が高いということだと思います。当日は、岡谷市の宿泊者も多くおられたとのことで、一定の経済効果があったということで理解いたしました。 続きまして、大きな3番の(2)参加者から見た岡谷市についてですが、大変好評であったと。やはり、こういった機運が高まっている今こそ、産業観光のブランドイメージの構築と観光ルートのもう一度整備が必要だ、そのように私は考えますが、その辺の今後の意気込みについてもしあれば、よろしくお願いします。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 議員さんおっしゃるとおり、産業観光フォーラム、今年度このフォーラムをやったことにより、岡谷市が全国に向けて発信できたのではないかというふうに思っております。現在、受け入れていただける企業の環境整備という部分でいくと、まだちょっと足りない部分があろうと思っています。それぞれの企業にもお願いをしていく中で、その環境づくりを整えるとともに、これからもPRに向けては積極的に動いてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) やはり、何をやるにも形がなければ先に進めないと思います。ぜひ、万全な体制の整備をここで一気に推し進めていただきまして、全国へ発信していただきたい、そのように考えております。 続きまして、大きな3番の(3)観光地岡谷としての今後の考え方についてですが、1つの質問の中で幅広く内容を質問させていただいてしまったものですから、ちょっと一つずつ整理して質問させていただきます。 初めに、ララオカヤ内の観光案内所について、2点ほどお聞きいたします。 ララオカヤ内の観光案内所の利用状況というのは、今どんな状況ですか。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 鶴峯公園のつつじ祭りのときですとか、それから太鼓まつりのとき、幾つかそういう大きなイベントがあるんですけれども、そういうときにはあそこのコーナーを活用していただいているというふうに思っております。また、現在は、出張所のほうに案内のほうをお願いしているんですけれども、おいでいただいた皆さんにちゃんと御説明をしていただいているというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) ちょっと1つ、要望も含めて、意見をさせていただきます。 ララオカヤの観光案内所は、駅の利用者が主に利用される場所の設置と考えております。駅側のララオカヤの入り口のガラスに観光案内所との看板が表記されております。しかし、駅を出てすぐわかる場所に誘導看板がないように思いますけれども、ちょっと間違いであったらいけないので、その辺確認いたします。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 観光案内所の看板については、たしか駅をおりたところに1つあったのかなというふうに思っています。ただ、それが見づらいという部分があろうと思っていますので、そこの観光というか、PRの方法等についてはもう少し検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) 先日、ちょっと私、自分の目で確認してきたんですけれども、すみません、目につきませんでした。もしあったならば、申しわけなかったです。 しかし、かなりの頻度であの周辺にいる方たちに、観光人からの行き先のお尋ねが多々あるそうです。それで、説明できる範囲ではしているそうですけれども、基本的には観光案内所でルートを御説明して、そちらに行ってもらうというような処置をとっているそうです。もう一度その辺の看板の設置、駅からララオカヤの観光案内所のほうに進めますように、ぜひ一度整備をしていただければということでお願いをしておきます。 続いて、観光案内所の整備やお土産の設置ということで、ララオカヤの中にもお土産屋があるということでは理解しております。私は、ここでちょっと一番申し上げたかったのは、ララオカヤではなくて、ほかの場所に観光案内所の設置ということがどうかなという気持ちだったんですが、本当は車で行きやすく、岡谷市のお土産物が一度に買えるところが一緒にあり、岡谷市の観光案内の紹介を受け、観光客がここを起点に遊びに出かけることができるような観光案内所の整備が必要のように感じております。場所的には、例えば岡谷インターチェンジあたり、もしくは近代化産業遺産施設がよいような気もいたします。 先日、上田市にあります重要文化財の笠原工業旧常田館製糸場の繭倉を見に行ってまいりました。場所も調べずに行ったものですから、観光案内所を探しましたら、1階にお土産屋と食堂、2階に市の観光課がありまして、とても親切な対応をしていただきました。何もわからず行った状態の中でも、満足のいくような上田市観光をして、楽しんでまいりました。そういった回ってきた施設も、同類のものは岡谷市にも多くあり、こういった内容でもしっかり楽しめるんだなということを感じてまいりました。 このような観光案内所、先ほど答弁の中で、考えていく時期かなというような前向きな御意見ということで承っております。そういったことで、ぜひ整備を進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。 それで、観光案内所の看板についてですが、いろいろインターチェンジ付近は条件もあるということですけれども、市内の入り口に、ようこそ産業観光とうなぎのまち岡谷みたいな大々的な看板、そしてウナギの蒲焼きの写真なんかが載っていれば、やっぱり気持ちがたかぶってウナギが食べたいなというような、誘導的な看板をぜひ前向きに検討していただきまして、それでその看板を見て観光案内所の電話番号があるとか、お問い合わせは観光案内所へみたいな形で、お客さんを誘導できるような看板の設置を、またぜひ前向きに検討してください。 続きまして、大きな3番の(4)スマートICの現状と今後についてです。 場所的には、岡谷市と諏訪市の境にあるということで、諏訪市のほうがもちろん観光客が多い。それで、諏訪市に来る観光客は、このスマートインターチェンジを利用する可能性がとても大きくなると思います。そうしたときに、岡谷市の観光案内看板を目にして、岡谷市に興味を持っていただき、観光に来ていただければというように、大きな経済効果が見込めると私は思います。 市のほうで考えますスマートインターチェンジがもしできた場合の経済効果というものは、どんなことをお考えでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) 経済効果という部分、なかなかこれは難しいところがありますけれども、実際のところ、計画を詰めていく中でどんなふうなルートになるかということもございますけれども、広く考えますと、諏訪市、岡谷市、岡谷市はどうなんだということではなくて、諏訪湖周エリア全体のポテンシャルというか、持っているものに対しての好影響が及ぶのではないかということでありまして、そんなふうに考えておりまして、諏訪市とも共同でという取り組みを当然しておるわけでございます。場合によれば、下諏訪町さんにも入っていただくというふうな推進体制の中で、実現が見えてくればそんなようなことも必要なのではないかなんていう議論もさせていただいているところです。 ですので、ちょっとまだ、具体的にいかほどのという数字を挙げての経済効果というものは把握できておりませんけれども、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) ぜひ、実現に向けて検討を進めていただけますことをお願いしておきます。 ちょっと観光という観点からお聞きいたします。 横河川にことしも白鳥が飛来しました。昨年も、大変多くの観光客が訪れており、冬の観光名所の一つとなっております。昨年も、お客様にお土産やちょっとした買い物をしていただくような商品に大変御苦労されていたというような経緯もお聞きしておりますが、ことし、何かいいようなものがお考えがありましたら、ぜひお聞かせください。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 昨年度より、諏訪湖の白鳥を見に来られる観光客がふえているということもございまして、そのおもてなしという部分で、諏訪湖ハイツで地元のお土産品を中心にそのコーナーを設置をさせていただいております。また、甘酒の販売ということも予定をしていただいているところであります。特に、冬の寒い時期ということもございまして、甘酒は大変人気があったというふうにお聞きしております。今年度も、諏訪湖ハイツと協力し、観光客のおもてなしをしていきたいというふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) もう1点、すみません、お聞きいたします。 白鳥をせっかく見に来ていただいて、観光客が諏訪湖ハイツなりを利用すると思います。また岡谷市を訪れていただけるような、何か対策が講じられているんでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 諏訪湖畔から見た中で、岡谷市側からの風景がとてもいいところだと思っています。また、先ほどのスマートインターチェンジのところもあるんですけれども、今のインターチェンジはどうしても市外から行くと山の手のほうにありまして、観光地という部分でいうと、おりてこなければいけないという部分があります。しかし、もしスマートインターチェンジができると、そこから湖畔のほうにずうっと広がりを持つということで考えると、岡谷市にとっては観光の大きなインパクトになるのではないかと思っておりますので、スマートインターチェンジの今後の展開等も含める中で活性化というか、そのほうを図ってまいりたいというふうに思っているところであります。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) せっかく多くの人が来ていただけているということなので、ぜひ岡谷市にもう一度来ていただけるような働きかけをしていただきますことをお願いしておきます。 そして続きまして、大きな4番、小学校の児童数の現状について、(1)児童数の現状と今後の推移についてですが、年々減少傾向であるとのお答えであったと思います。 少人数がゆえにきめ細かな教育ができるという、そういった考えもありますし、少人数がゆえの問題といいますか、課題のようなことももちろん考えられるのかなという気がいたします。今すぐに対応してほしいといってもできることではございませんので、ぜひ子供たちにとってよい教育環境をですね、もちろん今なされているとは思いますが、ぜひお願いしたいと思います。 続きまして、大きな4番、(2)今後の対策ですが、平成19年に通学区の見直しについて関係区との協議を行った。それで、対象地区からの反対により見送ったとのことでしたが、もしわかれば、反対の理由というのはどんな感じだったかというのはお教えいただけるでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。 ◎教育長(岩下貞保君) ちょっと手元に資料なくて、うろ覚えでいけないわけなんですけれども、やはり区単位に、育成会にしましてもさまざまな行事がございます。そうした関係のこと、そのほかいろいろあったかと思います。ちょっと今、そのあたりのところはっきりしない部分ございますが。あと、道路整備の問題、こんなこともあったようにお聞きしますが、ちょっとそんなところでお許しください。 ○議長(今井康喜議員) 市長。 ◎市長(今井竜五君) ちょっと私もあの当時、逆に聞く側にいたときのその当時の教育長さんの御報告ということで、記憶の中で答弁をさせていただきますけれども、やはり今、教育長が答えましたように、せっかく同じ地区で同じ学校に行っているのに、そういった子供たちが分かれてしまう。要するに、地区のそういったいろいろな行事、いろいろな地区の生活、そういったものが分断されてしまう。ですから、そういったことが一番基本としてのちょっと思いがあるということで、簡単には賛成できませんねというお話をいただいた。ですから、いわゆる地区地区のせっかくの集合が分かれてしまうということが大きな原因だったというふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) 一言では言いあらわせない、いろいろな難しい気持ちが入って反対だったということだと思います。 平成27年度には通学区の見直しについての方針を決めていきたいというような御回答だったと思います。いろいろ当時反対されましたときよりも児童数は減り、現在、状況は悪化していると思われます。ぜひ、難しい課題ではあると思いますが、一定の方向を思いっ切りつけていっていただきたいように、よろしくお願いいたします。 ちょっと1点お聞きいたします。 学区内の見直しや統廃合という方法、校舎の老朽化や、もちろん子供が少なくなってくると、教室が余ってくる。そういったような中で、今年度、県内で初めての公立の小中一貫校というようなものが開校されたということを聞いております。今後、児童生徒数が減少していく中で、岡谷市としても開設をしていくというような一つの案、考えとして、今現在どのような考えを持たれているか、お尋ねいたします。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。 ◎教育長(岩下貞保君) 小中一貫校につきましては、将来的にいろいろな条件が整えば、開設を検討しなくてはいけないと、そんなふうに考えておりまして、私自身も強い思いは持っております。 現在、岡谷市では、中学校区の小中学校3校ずつが連携して、学力向上の取り組みを平成23年度から進めておりまして、まずは小中の連携がしっかりと図られるような取り組み、これを進めていかなくてはいけない、そんなところで取り組んでいるところであります。 児童生徒数の減少により、通学区の見直し等も含めて、小中一貫校についても検討しなければいけない課題であると、そんなふうに認識していますけれども、このことに関しましても、地域の保護者の皆さんとか関係区の皆さんはもとより、市民の皆様の理解が得られないと実施はなかなか難しいというふうに考えておりますし、市内すべての中学校区で小中一貫校と、こんなふうにも簡単にいくものでもございませんので、なかなかそういった難しい問題があるのかな、こんなふうに考えております。 いずれにいたしましても、こうした検討等を行う際には、各区のPTAの皆さんとか各区の皆さんとか、本当に意見交換を十分行いながらしっかりと議論して、慎重に進めていきたいと、そんなふうに考えているところでございます。 ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員。 ◆5番(小松壮議員) ありがとうございました。 一度延期になったというようなこの案件ですので、ぜひとも今、教育長おっしゃっていたように、市民と意見交換をしっかり行っていただきまして、ある一定のよい方向に進みますことを、大変な作業となると思いますが、ぜひよろしくお願いいたします。 以上で、私の一般質問を終わりにいたします。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(今井康喜議員) 小松 壮議員の一般質問を終了いたします。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時24分 △再開 午前10時35分 ○議長(今井康喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △今井秀実議員 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員の質問を許します。     〔15番 今井秀実議員 登壇〕(拍手) ◆15番(今井秀実議員) 15番、今井秀実です。 今、2日後を投票日として総選挙が戦われています。民自公3党談合による消費税増税の強行に象徴されるように、また、にわかづくりの政党が無責任な発言を繰り返しているのを見るにつけ、これらの方々は、低い年金で苦しんでいる高齢者のことも、仕事につけず苦しんでいる若者のことも、大震災被災者の苦しみも、原発被害で苦しんでいる福島県の方々のことも、基地被害で苦しんでいる沖縄県の方のことも、全く思いが寄せられていないことに大きな怒り、あるいは悲しみさえ感じる思いがいたします。 党をつくって90年間、一貫して国民のために働いてきている日本共産党に属する議員として、国民の生活を守り抜くために全力を尽くしていきたい、政治を前に進めるために全力を尽くしていきたいと考えているものであります。 今回の一般質問も、国民の生活、市民の生活を守るという立場から行っていきたいと思います。 それでは、通告順に質問いたします。 大きな1番、高齢者福祉の充実について。 (1)介護認定による給付削減の問題。 介護認定が実態より低くなっている事例があるのではないかという問題について伺います。 90歳代を超える高齢者が介護保険を長年利用してきているが、毎年の介護認定の更新によって、状態は変わっていないのに介護度が引き下がり、十分な給付が受けられない事態になっているという声を聞いています。国による介護認定の見直しの影響が出ているのではないかと心配しています。どう認識しているか、伺います。 このことは、例えば要介護3から2へ変更になった場合であれば、岡谷市の家庭介護慰労金も受給できなくなるなど、影響も大きいものがあります。どう考えるか、伺います。 (2)公共施設の階段への手すりの設置。 高齢者にとって、公共施設のバリアフリー化は重要な課題です。ここでは、急いで対処が必要な手すりについて伺います。 カノラホール入り口に道路から上がる階段には手すりがなく、足の弱い方、高齢者には大変つらい現状となっています。直ちに手すりの設置が必要と思いますがいかがか、伺います。 また、市の施設でとりわけ高齢者の方々もよく利用する施設については、総点検をし、来年度予算に盛り込んで、直ちに手すりを設置すべきと考えますがどうか、あわせてお答えいただきたいと思います。 大きな2番、障害者福祉の充実について。 (1)障害者自立支援法の問題点。 障害者自立支援法は、ハンディを負った障害者に対し障害区分認定を行い、決められたサービス必要量に応じた利用限度額の範囲内でサービスを利用する仕組みとなっており、また、原則1割の利用料を負担するという、いわゆる応益負担が導入されているため、障害者にとっては大変つらい内容の制度であります。 この自立支援法は問題点が多く、この間も多くの法改正の要望が上げられてきたところですが、ここで自立支援法にかわるものとして障害者総合福祉法が成立しました。まだ数多くの問題点を残したものとなっていると考えますが、まずはこの法がどのような内容のものであるか、伺います。 (2)障害者のための施設を充実させる課題。 障害を持った方が養護学校等を卒業した後の行き場が十分確保されていないという問題が、この岡谷市、また、諏訪圏域には重要な課題として存在しています。施設整備を行政、民間が協力して進めていくことは急務と考えます。認識を伺います。 3、子ども・子育て新システムと保育園民営化の問題点について。 (1)公的保育を壊す子ども・子育て新システム。 民主党政権が社会保障と税の一体改革の目玉の一つとした子ども・子育て新システムは、これまでの公的保育制度を壊す内容です。これまでは、児童福祉法に基づいて、保育が必要な子には国と自治体が責任を持って保育をしていかなければならないということを基本としながら、保育料などは所得に応じたものとするなど、子供たちを発達段階にふさわしくしっかり保育していく内容の公的保育制度が築かれて、今日に至っております。 今回の新システムは、これを壊す内容のものであり、案が示された段階から保育関係者を中心に、導入中止を求める声が数多く上げられてきました。そのため、成立した関連法案は、一定の手直しはされています。しかし、公的責任の放棄、保護者が直接保育園と契約することなど、根本の問題点は一切変わっていないと考えます。どう認識されているか、伺います。 (2)保育園民営化の問題点。 さきに示された岡谷市保育園整備計画(案)では、将来的に保育園の数を12程度にしていく方向が示されると同時に、民営化も検討していくことが強調されています。安易な民営化は、これまで岡谷市が培ってきた公立保育園のよき伝統を壊すものであり、考え方の方向が間違っていると考えます。いかがか、見解をお聞きいたします。 4、国民健康保険税の引き上げ問題について。 (1)国保税の引き上げを中止する課題。 本年度、国保税が8.07%引き上げられました。このことは、国保加入者にとっては、不況下での所得減や年金の目減りなど、大変重い負担増となっています。当初の見込みでは、来年度、再来年度の引き上げは前提としていませんが、状況によっては来年度の引き上げも否定されていません。今の状況で来年度も引き上げなどされたら、大変であります。引き上げは考えていないと思いますがどうか、この点についても伺います。 改めて、質問事項をもう一度繰り返します。国保加入者の現状と国保税負担の重さについてどう認識しているか、また、来年度の引き上げは考えていないと思いますがいかがか、伺います。 (2)国保広域化の問題点。 国民健康保険制度は、現状では年金生活者、苦しい営業を強いられている自営業者、非正規の労働者、失業者など、経済的に大変苦しい方々が加入者、被保険者であり、一つの医療保険としては、国の適切な財政支援なしには成り立ちません。国は、県単位の国保広域化の方向を示していますが、赤字の市町村国保が集まっても、赤字体質は改善されるわけもなく、また、一般会計からの繰り入れも改正せよという方向であり、このことは国保税のさらなる引き上げにつながるものであり、とても制度の構造的問題点の解決にはならないものと考えます。国・県の動向はどうなっているか、また、市としてこの問題をどう考えているか、伺います。 以上で、壇上からの1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 健康福祉部長。     〔健康福祉部長 原 孝好君 登壇〕 ◎健康福祉部長(原孝好君) それでは、私から、大きい1番から大きい3番にまで御答弁させていただきます。 まず、大きい1番の高齢者福祉の充実についての(1)介護認定による給付削減の問題についてでありますが、介護保険の要介護認定は介護サービスの給付額に直結することから、その基準については全国一律に定められているところであります。 国の要介護認定の見直しにつきましては、平成21年4月に認定調査項目が見直され、その際に一部混乱が生じましたが、国が経過措置をとったことにより、既に収束したと考えております。 御質問にありましたように、状態が変わらないのに介護度が下がったとのことですが、高齢者の方の状態は日々変化し、調子のよいとき、悪いときがありますので、調査時に状態がよかったということも考えられます。状態は、認定調査その日だけで判断できませんので、前回との比較、また、最近の状況もお伺いしております。認定結果につきましては、疑問や質問等ございましたら、担当のケアマネジャーや介護福祉課へ御相談いただきたいと思います。 次に、大きい2番の障害者福祉の充実についての(1)障害者自立支援法の問題であります。 平成17年10月、障害者自立支援法が成立し、平成18年4月に施行となりました。この法律により、障害の種別にかかわらずサービスが利用できるように仕組みが一元化され、施設、事業再編、そして就労支援の強化なども示されました。 しかし、原則1割の定率の利用者負担等について問題があったことから、平成19年度以降改正が行われ、平成22年4月には障害福祉サービス、補装具費等の利用者負担が、低所得の障害者等については無料化され、現在に至っております。 平成25年4月より施行される障害者日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律、障害者総合支援法では、障害者自立支援法以上に制度の谷間のない支援をするため、障害者の範囲に難病患者等で病状の変動等で身体障害者手帳を取得できない一定の障害の方を含め、また、障害程度区分を障害支援区分へ変更することで、障害の多様な特性や心身の状態に応じた必要な支援の度合いを明確に示すこととしています。 重度訪問介護の対象の拡大として、重度の身体不自由な方に加え、重度の知的障害の方や重度の精神障害の方も対象に加える予定です。グループホーム、ケアホームの一本化が盛り込まれています。また、地域生活支援事業の追加として、障害のある方の理解を深める啓発事業や成年後見制度等の権利擁護の地域社会における共生の実現に向け強化され、障害保健福祉施策を講ずることとなっているものであります。 次に、(2)の障害者のための施設を充実させる課題についてですが、現在、特別支援学校の在学中に実習体験を通じて進路を決定しており、さまざまな事業所が整備されてきているところであります。 市内には、障害福祉サービス事業所が4カ所、地域活動支援センターが2カ所ありますが、定員141名に対して現在100名程度であります。障害や環境等に応じ多様な支援ができる場が必要であると考えております。今後も、障害福祉計画や圏域ビジョンの策定を通じて、協議会や当事者等の声を聞く中で、圏域と連携を図りながら施設等の充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、大きい3、子ども・子育て新システムと保育園民営化の問題点についてでございます。 (1)公的保育を壊す子ども・子育て新システムですが、国では、子ども・子育てを社会全体で支援する一元的な制度の構築に向け、子ども・子育て新システムの検討会議を設置し、平成24年の通常国会にすべての保育所が幼児教育も提供する総合子ども園への移行を義務づけた法案を提出いたしました。しかしながら、社会補障・税一体改革の3党合意により、現行の認定こども園の制度を拡充した法律に改正、8月に可決されたところであります。 修正後の法律は、子ども・子育て関連3法と称しておりますが、修正後の制度は、「市町村は、児童福祉法及び子ども・子育て支援法に定めるところにより、保育を必要とする子どもに対し、保育所において保育しなければならない。」とされており、これまでの役割に変わりはありません。また、保護者が直接施設と契約を行う場合は、認定こども園に限られており、これまでの公立保育園や私立保育園が認定こども園に移行しない限り、保護者と市町村の契約となるものであります。 したがいまして、現行の本市の保育体制に当てはめてみますと、大きく変わる部分はないこととなりますが、具体的な政省令はこれからとなりますことから、今後の国の動向を注視してまいりたいと考えております。 (2)の保育園の民営化の問題であります。 整備計画でも資料としてお示ししてありますが、保護者会連合会が実施したアンケートにおいて、今後、私立保育園の選択肢がふえることも予想されるがどう思うかとの問いに対し、「できれば公立保育園へ」という回答が25.2%、「公立にはこだわらない」という回答が19.7%、「公立、私立それぞれの特徴を見て判断したい」とする回答が53.4%と過半数以上を占める結果であります。 これら多様な保護者ニーズにこたえ、選択肢に幅を持たせるためにも、整備にあわせて可能な地域にあっては民営化を検討したいものであります。 なお、公立保育園、私立保育園は、ともに児童福祉法による児童福祉施設であり、目的や役割に違いはなく、運営に当たっても国の基準や保育指針に基づき、保育サービスを提供しているところであります。違いは、地方公共団体が設置運営しているか、社会福祉法人が設置運営しているかの部分になります。 また、現在、市内に2つの私立保育園がありますが、特別保育の実施に当たっては、採算面から私立保育園では難しいサービスを公立保育園が担ったり、公立で一時的に提供することが難しいサービスを私立が担ったりしていただいております。さらには、昨年度から実施しております「ぼくもわたしもおかやっ子」事業も、公立、私立問わず展開しておりますし、発達障害に関する勉強会なども、私立の皆さんに声をおかけして、互いに研さんを深めるなど、ともに子供の健全な心身の発達のため、日々保育に当たっているところであります。 したがいまして、今後も、公立、私立の区別なく、ともに岡谷市の子供たちのため、質の高い、きめ細かな保育が提供できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 企画政策部長。     〔企画政策部長 小口明則君 登壇〕 ◎企画政策部長(小口明則君) 私からは、大きな1番、高齢者福祉の充実についての(2)公共施設の階段への手すりの設置についてお答えをいたします。 まず、カノラホールについてでございますが、カノラホールの正面玄関前の階段に手すりは設置してございませんが、利用者からの設置要望を受け、高齢者や足の弱い方々の利便性に配慮して、今年度の指定管理業務の中で設置するべく準備を進めております。 それから、市の施設でとりわけ高齢者の方々がよく利用する施設の調査、対応等でございますが、高齢者の方々が特に利用していただいております諏訪湖ハイツにつきましては、正面及び諏訪湖側の出入口、館内の階段すべてに手すりを設置しております。また、正面入り口スロープ及び総合窓口から社会福祉協議会事務局へのスロープ、喫茶えいぶる周辺、温泉までの通路などにも手すりを設置をしているところでございます。ロマネットにつきましては、入り口階段部分に手すりを設置をしております。さらに、1・2階の階段部分にも手すりを設置をしている、そんな状況でございます。 このほかの施設につきましては、高齢者等の皆さんの利用の状況でございますとか、施設の現況等を把握する中で、必要に応じて適切に対応してまいりたいと、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 市民環境部長。     〔市民環境部長 笠原和彦君 登壇〕 ◎市民環境部長(笠原和彦君) 私からは、大きな4番、国民健康保険税の引き上げ問題についての(1)国保税の引き上げを中止する課題についてお答えをさせていただきます。 国民健康保険加入者の現状につきましては、電話や窓口での相談や手続、納税相談等の機会をとらえて状況の把握に努めておるところでございますが、昨今の経済状況等の影響を受け、国民健康保険税に限らず、公共料金やその他の家計支出に対して、今まで以上に負担を感じている方もおいでになるというふうに認識をしておるところでございます。また、本年度の税率等の改定におきましては、改定率をできるだけ抑えるために、一般会計から可能な限りの繰り入れを行って、必要最小限の改定をさせていただいたものでございます。 計画では、平成26年度まで税率等の改定は行わない予定でありますが、事業運営に十分な余裕があるものではなく、国保運営協議会からも毎年計画的な見直しをされたいという附帯要望をいただいており、税率改定の際に見込んだものと大幅な違いが出るような支出の増加などにより対応ができなくなったような場合には、税率等の見直しもせざるを得ないと考えております。 現時点での状況から見ますと、来年度は引き上げ等を行わずに対応できるものと思っておりますが、今後の医療費等の動向次第では引き上げも検討しなくてはならない、そういった状況も考えられないところではございません。 私からは以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 私から、大きな4番の国民健康保険税の引き上げ問題についての(2)の国保広域化の問題点についてお答えをさせていただきます。 国民健康保険の広域化に対する国の動向につきましては、本年4月に社会保障と税の一体改革における施策の中で、財政運営の都道府県単位化を推進するための国民健康保険法の改正がなされ、現行1件30万円以上の医療費に対して行われている都道府県単位の共同事業が平成27年度からすべての医療費に拡大されることになり、一定の推進が図られることとなりました。 しかしながら、保険税の算定方法や、及び保険税率の都道府県単位での統一化などについて、法規定は見送られておりまして、現時点では真の広域化にはならない見込みとなっております。 また、岡谷市としてどのように考えているかという御質問でございますけれども、国民健康保険の広域化は、財政状況が厳しい保険者同士による単なる広域化では事業を健全に運営するための根本的な解決にはならないことから、国の責任において安定財源を確保することによって、財政基盤の強化を図った上で都道府県を保険者とし、市町村との適切な役割分担のもと、国民健康保険制度の再編統合を行うことが大切であり、財源措置を含めた国の責任を明確にした上での詳細な制度内容が早期に示され、さらに推進されるべきであると考えております。このため、これまでも市長会等を通じまして、国に対し要望等を行ってきており、平成24年度におきましては6月の全国市長会議で「社会保障制度の充実強化に関する決議」がなされ、国民健康保険について制度の健全な運営を図るための要望事項を重点提言として取りまとめ、6月と11月に国会議員及び関係府省等に実現の要請が行われたところであります。 今後も、県内他市や長野県とも連携を深める中で、引き続き要望等を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 一通り答弁が済んだようです。 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 答弁ありがとうございました。2回目以降の質問をさせていただきたいと思います。 大きな1番の(1)ですが、介護認定の関係ですが、適切に行われているという言い方と同時に、そのときの体調のよしあしというようなことも言われましたが、全体としてちょっと一般論的な結論めいたことを言うと、今の介護保険制度というのは、高い保険料を納め続けるんだけれども、実際の段階になると結構高いハードルと感じる介護認定がまず一つのネックになっているというのと、利用料の負担が結構ずっしり重いということで、認定とも関係しますが、限度枠というのがはめられているので、限度額を超えてどうしても利用しなければいけないという場合には、100%自費で支払っていかないとサービスが受けられないというようなことで、全体として非常に利用しづらい。本当はあれだけ保険料を納めていれば、もうぱっと利用できると思いきやそうなっていないというのが、全体としての印象というか、そういう声を多く聞くんですが、そのあたりの見解についてまずお伺いしておきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 諏訪広域連合では、給付実績の分析やニーズ調査などをもとに、3年間の給付の予測をして事業計画を策定する中で、介護保険料を決定しております。所得の低い方への負担が大きくならないように、平成24年度から第5期事業計画では、これまで所得に応じて10段階で設定をしてきたものを13段階にふやして、さらにきめ細かな対応ができるようにしてございます。また、介護保険サービスの利用料につきましては、1割負担で御利用いただきますが、それでも支払いが困難な方につきましては、利用者負担額の軽減制度、介護保険施設入所中の食費、居住費の利用者負担限度額の認定制度、また、利用者の負担が高くなり過ぎないように、高額介護サービス費の支給制度、高額医療、高額介護合算制度がございますので、制度自体いろいろ細かくなっておりまして、わかりにくい面あると思いますが、担当のケアマネジャーや介護福祉課のほうへ御相談をいただきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 諏訪広域連合の介護保険の関係で、今のような保険料が高くならないように13段階に細分しているとか、その他いろいろ努力していることは自分も承知しているんですが、実際にはちょっと自分が最初に取り上げた例で言えば、本当に90歳を超えているおばあちゃんが、ずうっと同じ状態なのに介護度の認定が要介護3から2へ変わってしまったということが起こって、それで先ほど答えはありませんでしたが、岡谷市の家庭介護慰労金ということとあわせると、要介護2になるともう支給対象ではなくなるので、ダブルパンチみたいなことになっているという声を具体例としても聞いているんですが、その辺、先ほどのその日の調子によって大分違うとかっていうこととも関係してですが、もう少しそのあたり、介護認定が変わってしまうというあたりの問題について認識を伺いたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 先ほども御答弁させていただきましたけれども、年寄りの方とか、またその認定ということではなくても、家へ行って調査した日だけを対象にしているわけではございません。特に、認定の関係の級数が変わるとか、認定度合いが変わるという形につきましては、状況等もまた伺ったり、そういった形の中で調査をさせていただいているのが現状であります。それで、その中でも、どうしてもそういった形になるという形の方も中にはおいでになる場合もございますので、なぜそうなったかというのは個々のケースでまたそれぞれ違ってまいりますので、できれば担当のケアマネジャーとか介護福祉課のほうへその辺の相談をしていただければと思います。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 相談してもらえばいいということなんですが、実際にあれおかしいなというような認定になってしまった場合、後から行って相談して、本人にとってというか、周り、家庭にとって適切なものに変わるとかっていう事例は結構あるものなんでしょうか。その辺の何ていうか、もう決まってしまったら後戻りできないというような対応では本当に困るなというふうに思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 認定に対しましては、広域連合のほうで認定の会議をして、医師が入ったり、また、関係する者が認定に入っておりますので、そういったときには、またもう一度そこのところへ戻して、認定の調査をし直すという形ですけれども、それで変わってくるというのはそんなに多いケースとしてはございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 実際にあれおかしいなと思ったときに、声を上げて、相談をかければ、再度の適切な調査というか、してくれると、そのあたりの周知徹底というのは1つすごい重要だと思います。一発決まりではないんだよという、そのあたりはぜひ窓口の丁寧な対応というようなことも含めて、要望しておきたいと思います。 それと、実際には国は、先ほど答弁していただいたとおりのことがあるんですが、平成21年度に認定の仕方を見直して、そのことで混乱をしたという言い方も答弁の中であり、その経過措置もとったので今は落ち着いているというふうに言われましたが、国がずうっと介護保険をめぐって進めているのは、いかにここの何ていうか、部分の支出を抑制するかというようなことを念頭に、いかに給付を少なくしていくかというような観点で、厳しく厳しくという形が大きな流れだろうというふうに思います。 実際に私は市の、市町村のというか、自治体の仕事として、国がそういうふうにやれと言っているから、粛々とそのとおりにやりますというだけでなくて、介護でいえば、介護保険料を納め続けている方や、利用に当たっていろいろな困っている声とかというのを、この制度そのものをこういうふうに改善してほしいという声をしっかりまとめて、それを国に突きつけていくみたいなこともかなり重要な自治体の仕事というふうに思っているんですが、その辺どんなふうに考え、どう取り組んでいるかという部分についてお聞きしておきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 介護の認定の基準につきましては、やはり全国一律でなければならないというふうに考えております。そういった面で、国できちんと決めてきていただくものだというふうに理解しておりますが、今言われましたとおり、現場の声という中のもので、いろいろ利用者に対しまして出てくる意見につきましては、広域連合等に市からも上げて、検討をさせていただいておりますし、また、一広域連合だけで対応ができないものに対しましては、市長会等を通じて国のほうへ要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 実際、介護保険に加入している方々の声をしっかりつかんで、制度改善につなげていくということを本当に真剣にやっていただきたいと思います。きょうは時間の関係で取り上げていませんが、介護労働者の低賃金とか勤務条件の悪さとかというものも、もちろん介護保険の担当課ではよくつかんでおられるかと思いますが、それを黙っているだけでは改善していきませんので、それの改善のために国はどうすべきかというような意見もよくまとめて、上げていくということを精力的に取り組んでいただきたいと思いますので、そのことだけ申し上げておきたいと思います。 (2)に進みます。カノラホールの入り口に上がる部分について、予算措置もして設置の準備が進められているという答弁で、大変ありがたいなというふうに思っていますが、いつごろ設置される予定でしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 企画政策部長。 ◎企画政策部長(小口明則君) ただいま、指定管理業務の中で設置をするように準備を進めているように申し上げました。1月中くらいというようなことをお伺いしているところでございますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) もう少し早ければ、氷が張って滑ってしまうとかっていうようなことを考えると、早められればよりありがたいなと思いますが、1月中にしっかりやっていただけるということですので、歓迎しながら、しっかりとした本当に高齢者の安全の確保という意味で、かなり重要な対処だと思いますので、よろしくお願いします。 ほかの諏訪湖ハイツやロマネットについては、お聞きした範囲ではかなり緻密に設置しているようですが、この辺も利用者の声とかというのがささやかでも出てきたら、機敏に対処するということで、ほかの施設も同様ですが、ぜひ、意外と手すりっていうものがあるか、ないかで、本当に高齢者あるいは足の弱い方にとっては非常に大きなものというふうに思いますので、より一層目配りをお願いしたいと思います。 では、大きな2番の障害者福祉の関係なんですが、新しい法の成立とその内容について、かなり詳しく答えていただきましたが、実は残っている課題として、やっぱりどうしても区分を区切られて、利用の限度額みたいなものをはめられて、それでしかも利用すると、いわゆる1割の負担みたいな枠組み、これが変わっていないというのは非常に大きな問題というふうに思っています。 これもまずその感想を申し上げながらですが、実際には障害者福祉の関係は個別の支援会議みたいなものを通じて、かなり1人1人にきめ細かく、どんな状況かというのを確認して、必要なサービスを利用できるように対処しているとは思いますが、実際、これ介護保険と似ているというか、かなり似ていると思うんですけれども、十分なサービスがどうしても受けられないという現状があるというふうに思っていますが、現状がどうなっているか、それから今回の法改正でそのあたりの本来受けられるサービスっていうのが、この制度の枠組みで十分受けられなくなっているというあたりについて、どんなふうになっているか、お伺いしておきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 個々にさまざまな障害特性がありますので、生活環境のその方を取り巻く状況が違っている中で、関係者が状況を理解し合い、その方が地域社会の中で自分らしく自立した生活ができるための支援を検討することが大変重要なことと考えております。 岡谷市では、個別の支援会議はかなり定着してきており、必要なサービスが受けられるための支援をしております。サービスの種類により、区分認定調査、医師の意見、審査会等を考慮した必要なサービスが決定されております。不都合がある場合には、実際にサービスを利用してみての評価をし、再度、支援会議を実施しておりますし、本市では必要なサービスが受けられる状況にあるのではないかなというふうに考えておりますが、平成26年度までには個々にサービスを利用する方は相談支援事業所を決め、自分に合った必要なサービスを利用するための計画を立案してもらい、それを基本として個別の支援会議をする中で、必要な手続を進めていくこととなっております。サービスの内容評価をしながら、必要なサービスが受けられる体制が整えるよう準備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) きめ細かくやっているというのは承知しています。それで、必要なサービスが受けられるようにというふうに言われたところは、本当に大切かと思いますが、ただ、これもちょっと先ほどの介護保険とかなり絡むというか、似た要素はありますが、とりわけ障害者というのは、何ていうんだろう、生まれつきというような方が多いんですが、ハンディを負ってしまっている、そこを何かサービスという言葉で、何か特別な利益を受けているかのように表現して、それに対して原則1割の負担とかというその発想そのものは、自分なんかは根本的に違うのではないかというふうに思っていますが、そのあたりも含めて、必要なサービスが受けられるようにというその努力は本当に大切なことなんですが、よりもっと本当に大切なところに手が届くようにしなければいけないというふうに思っているんですが、ちょっと感想で結構なんですが、どうでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 確かに、障害を持たれた方々に対しますどういった形の手助けをしていくかということは難しいことだと思っておりますが、今、審査会等を行い、医師の意見だとか、また、関係する方々の審査会等において出たもので、個人と個別に対応して、なるべく支援できるものに対しては支援していくという形で考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 本当に1人1人に必要なサービスが十分受けられるようにということで、介護保険と比べると限度枠でがちがちに固まってはいない部分があると思いますので、そこの本当に個別のケースに応じて、十分なサービスが受けられるようにということは、より一層丁寧にやっていただきたいと思います。 ちょっと通告はしていないんですが、一般質問を聞いている中で、来年度予算の重点課題の中に重度心身障害者の更生医療に対する支援という部分があったかと思うんですが、それはこの障害者自立支援法の問題点というような部分とも関連するかと思いますが、その重点課題を盛り込もうというふうに思った背景など、簡単で結構ですが、ちょっとお聞きしておければと思いますが。
    ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 重度障害者等の入院時にコミュニケーションの支援事業を実施してまいりますが、人工呼吸器を使用するなど重度の障害のある方は、入院中に医師等の医療機関とコミュニケーションをとることが困難な場合が多いことから、ふだんから患者さんにかかわっているヘルパーが入院中でもコミュニケーションに携わることができるよう、生活安全と安心の充実を図るものという形の中で、そういった方々が入院中の介護者のところに携わったり、今までやってきたヘルパーさんたちが入院中の方々と話ができたりして、なるべくそういった面で心身のリラックスができるような対応をしていくというものでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) ちょっと通告していなくて、申しわけありませでした。言わんとすることは、障害者1人1人の状態に即して見ていった結果が、そういう今説明されたようなところもカバーしなければいけないということで、予算に盛っていこうという方針が出されたということは大変歓迎すべきことだということで思いましたので、ちょっと急遽質問させていただきましたが、ありがとうございました。より一層きめ細かく、1人1人の障害者の現実に即したものを見て、必要な対処をお願いしたいと思います。 (2)の施設の関係なんですが、いろいろな施設が必要なんですが、1つ着眼しておきたいのは、地域移行というか、西駒郷などというようなところにとじこもるのではなくて、障害者が地域に入り込んで普通に暮らしていけるようにということから、障害者のためのグループホームというものをあっちこっちにつくっていって、そこで暮らしていけるようにという流れが一つの重要課題と思いますが、岡谷市あるいは諏訪圏域でその数がちょっと不足しているという印象を持っているんですが、その辺の現状、課題など教えていただければと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 自立支援法が施行されて以来、市内にはつばさの家、虹の家、なないろ、つばさの家小井川の4カ所が設置され、来年度にも1カ所の整備計画が予定されております。諏訪圏域では現在21カ所ありまして、施設整備が進んできております。 将来のことを考えて、親が元気で若いうちにグループホーム等で生活を始めたいと、障害のある方々の思いも変わってきております。個々の状況や思いを実現させるため、グループホームに限らず、入所施設や日中活動の施設、在宅生活を支援する事業所など、一概にその方にとっての自立した生活とは個々に違っております。個別支援会議、サービス利用計画等を通じながら圏域、県全体での施設整備、相談支援の充実等、連携を図りながら対応してまいりたいと考えております。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 市内ということでいうと、4カ所あって、来年度1カ所ということで5カ所になってくるということですが、やはり、もちろんこれは需要というものとマッチングしてということですが、いずれにしても、ちょっと自分がずうっと前から言っていることですが、岡谷市だけで単独で考えると、どうしても施設整備がぱっと形にならない。障害者の数の少なさということもあって、やはり諏訪圏域全体でどういう需要があり、不足度がどうなっていて、各市町村はどんな努力をし、民間事業所等の協力はどうしなければいけないというあたりを、そういう目で見ていかなければいけないと常々思っています。 以前もちょっと取り上げましたが、諏訪地域障害者福祉自立支援協議会というものがあって、精力的に現状を分析し、圏域ビジョンという計画も示して今日に至っているかと思うんですが、そういうのをしっかり、その団体と行政本体、市町村及び広域連合みたいなものも含めてですが、行政とうまく一体化していかないと、諏訪圏域の障害者福祉は前に進んでいかないというふうに思っているんですが、この点についてはどうでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 諏訪地域の障害福祉自立支援会議では、県、圏域市町村、地域の障害者団体や当事者、特別支援学級と事業所、関係団体等が集まって、地域の情報交換、研修、課題となっている事項の協議、障害福祉計画の検討、それから評価、協議、相談支援事業の評価、課題協議等を行っているところであります。 障害福祉は実施主体が県であったり、6市町村であったりすることで、高齢者福祉以上に広域的な連携や施策の方向性や実施のすり合わせが難しいことが、協議会からも指摘をされているところであります。このことにつきましては現在、実務者レベルでの会議を検討しているところでありますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 最後の実務者レベルで検討しているというあたりはかなり重要だと思いますので、しっかり形になっていくようにしていってほしいと思います。 では、大きな3番ですが、子ども・子育て新システムの関係で、一定の答弁をいただきましたが、新しいシステムということなんですが、すごい問題点があるのでは、大幅に本当に最大限何ていうか、改悪を阻止したみたいな印象を私は持っていますが、それでも認定こども園に限定されているとはいえ、保育認定をかけて、あなたはこれだけの保育を受けられる人なんですよって、1人1人を仕分けするとか、園と保護者が直接契約するというのは、認定こども園の中にはそういうのは残っているということで、これが残っていると、これまでの公的保育の本当に大切な部分が、認定こども園に限定されているんだけれども、やっぱり根本は変えられているというふうに思うんですが、その辺の認識はいかがですか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 認定こども園は、幼児教育と保育をともに提供する施設となるため、標準的な教育時間を必要とする子供と、保育としてそれ以上の時間を必要とする子供のいずれかも受け入れる施設となります。したがいまして、幼児教育の時間のみの利用か、さらには保育の時間も必要なのかを認定する仕組みとなっており、保護者との直接契約に当たっては、正当な理由がある場合を除き、施設には応諾義務が課せられている制度となっております。 先ほども申し上げましたとおり、これらは認定こども園に限られておりますが、岡谷市といたしましては、子供の健やかな育ちのため必要な保育を責任を持って実施していくことには変わりはないと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 岡谷市の現状の公立保育園と私立保育園に新しいシステムを当てはめれば、ほとんど変化ないというのはそのとおりだと思います。ですが、法の枠組みでは、認定こども園の中に何か新しい要素を入れて、制度を壊していくみたいな内容が含まれているという部分については、しっかり担当としても見ておいていただきたいと思います。 私もこの問題はかなり重要だと思って、議会で何回か取り上げましたが、もう今の子供たち、その年齢の子供たちが本当にお母さんが仕事に行ってとかというので保育を受けられないのに、ほっとらかされておくなんていうことがあってはならないという部分で今の公的保育制度がつくられているわけですが、(「リーン」予鈴)そこが壊されようというような動きが国の場で議論されているようなときにも、しっかり担当というか、行政は、自治体はそういうところにも目を光らせて、そういう瞬間にも声を上げていくというのも重要な仕事だと私は思っているんですけれども、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 11月に行った「社会保障制度の充実強化に関する決議」の中で、総合的な子育て支援については、今後の制度の詳細な検討に当たっては自治体と丁寧な協議を行い、その意見を十分反映させることと決議しているところであります。引き続き市長会等を通じて、あらゆる機会に真に子ども・子育てを社会全体で支援できる制度となるよう要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 今回の新システムが曲がりなりにもすごいひどいものにならなかったのは、保育関係者、保護者が本当にすごい運動があったからだと思います。その中に、やっぱり現場を知っている自治体そのものも声を上げていくということは、より一層大切だと思います。どうして私はこんなことを言うかというと、国は本当にお金をケチるみたいなことだけを考えていて、住民や国民の切実なものを本当に見ていないで、制度改革と称していろいろなことを考え出すみたいな動きが物すごく強くなっているというふうに思っています。そういうところにしっかり本当に住民、岡谷市民を守るんだというような立場で目を光らせて、必要な発言はタイムリーに早期に言っていくということが必要だと思います。その点について、ちょっと市長さんの感想をお聞きしておきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 市長。 ◎市長(今井竜五君) 総合こども園から一応認定こども園ということで、考え方が改まったというふうに私も理解をしているところでございます。そして、制度の中には、やはり例えば待機児童のことを考えますと、東京首都圏あたりは非常に待機児童が多いわけでございますけれども、地方ではほぼゼロだという中で、それを一緒に制度をつくっていくということがなかなか難しい時代になってきているのかなという率直な感想があります。ですから、私も市長会につきましては、そういったことの詳細な設計に当たっては、ぜひ地方ともきちっとした話し合いの場を持ちながら進めてくださいと、ぜひお願いしますという決議をし、国のほうにお願いをしているところでございますので、またよろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 市長さん個人の考えというのも大切だと思うんですけれども、担当、それぞれの現場で、保育園の子供たちとか、さっきの話でいえば障害者とか介護の利用者とかという声を日々聞いている担当者の声というようなものも、ぜひ市長さんのところに、現状はこうですよというようなものがより一層入っていくような形にしながら、適切なタイミングで国に対して強く要望していくというような流れも、今まで以上に強めていただきたいと思います。 (2)の保育園民営化の関係ですが、民間というのは営利を追求するという部分があって、それが子供たちの発達段階に応じたものでない何か保育プラスアルファみたいな感じになる部分を、ちょっと危険性として私は感じているんですが、その点はどうでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 現在、市内にはひまわり保育園、聖ヨゼフ保育園岡谷の2園の私立保育園がありますが、特色ある保育サービスを提供していただいており、岡谷市の子供たちの健全な心身の発達のため、大事な一翼を担っていただいております。したがいまして、今後も、これまでのようにお互いに連携をしながら保育の質を高め合う関係を継続、構築したいと考えております。そして、言われたようなことの心配は、現在はしておりません。 なお、民営化につきましては、地域の保護者の皆さんの意見を聞きながら進めていくべき課題でありますので、ともに協議検討を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 民営化についてはかなり多くの問題を含んでいると思いますので、より慎重な対応をお願いしたいと思います。 大きな4番ですが、税率改定は基本的にはないということだと思うんですが、もしも税率改定が必要な場合は、3月議会でなくて、6月議会ということでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(笠原和彦君) 税率の改定に当たりましては、前年の決算見込みに大きく左右をされる中で、どういう改定をしたらいいかということを検討するわけでございます。しかしながら、通常の決算見込みについては、11月末ごろまでの状況によって行ってきておりまして、そんな中では特に医療費は月ごとに大きく変動しますために、その時期での予測には非常に難しいものがございます。 そうした中で本年度の税率等の改定においては、改定幅を必要最小限にとどめるために、決算を見きわめた上で実施するという中で、6月に今回やったわけですけれども、今後、改定をする必要があるかどうかはともかく、現段階で未定なんですけれども、その必要が生じた場合の時期についても、今年度のことも参考にしながら状況に応じて考えてまいりたいというふうに、現段階では思っております。 以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) その部分はわかりました。 国保加入者の苦しい現状から考えると、私は引き上げなんかもってのほかだと思っているんですが、引き下げというやつを検討するという姿勢が私はあってしかるべきだと思うんですが、その点についてはどうでしょうか。(「リ・リーン」終了) ○議長(今井康喜議員) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(笠原和彦君) 引き下げを検討する姿勢という部分において申し上げれば、当然国保の財政の状況を見きわめた上で、そのときの状況に応じて検討を加えるべきものだというふうに考えております。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員の一般質問を終了いたします。 進行いたします。--------------------------------------- △渡辺太郎議員 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員の質問を許します。     〔13番 渡辺太郎議員 登壇〕(拍手) ◆13番(渡辺太郎議員) 13番 渡辺太郎です。 通告順に従って一般質問をさせていただきます。 1番、子育て環境の充実について。 (1)子ども・子育て関連3法についてでございます。 社会保障と税の一体改革の重要な柱の一つとして、さきの通常国会で子ども・子育て関連3法が成立しました。3法の趣旨は、幼児期の学校教育、保育、地域の子ども・子育て支援を総合的に推進することであり、保育所、幼稚園、認定こども園の拡充など子育て環境の充実を図ることを目的としております。 初めに、教育委員会に関する部分について、どのような対応を考えておられるのか、お伺いいたします。 次に、具体的な制度の運用に当たっては、自治体が重要な役目を担うことになっており、平成27年度施行を受けて、運用前の準備段階で地方版子ども・子育て会議の設置などに取り組まなければならないことがあります。国においては、平成25年4月に子ども・子育て会議が設置されます。会議の構成メンバーとしては、有識者、地方公共団体、事業主代表、労働者代表、子育て当事者、子育て支援当事者等が想定され、子育て支援の政策決定過程から子育て家庭のニーズがしっかり反映できるような仕組みとなっております。 子ども・子育て支援法第77条においては、市区町村において地方版子ども・子育て会議を設置することを努力義務化しておりますが、子育て家庭のニーズを把握して施策を行う仕組みは、国のみならず、地方においても極めて重要です。岡谷市においても、子育て家庭のニーズがより一層反映できるよう、来年度から子育て当事者等をメンバーとする合議制機関を新たに設置することが必要と考えますが、お考えをお伺いいたします。 次に、今回の子ども・子育て支援法の制定により、すべての自治体が事業計画を策定しなければならないことになっております。事業計画の期間は5年と聞いております。どのような対応されるのか、お伺いいたします。 (2)保育園整備計画についてでございます。 少子化に対応した保育環境の整備、サービスの充実、地域の子育て環境の充実を図るために、移転や再編をする大変重要な取り組みであります。計画では、特別保育の実施など保育サービスの拡大・充実を図るとしていますが、どのように拡大・充実されるのか、どの園でも差がないように一定のレベル以上のものは整備されるのか、お伺いいたします。 次に、施設の統廃合についてお伺いします。 計画では、公立、私立含め、現在16ある保育園を12とするとあります。既に整備済みのあやめ、みなと、神明、私立の聖ヨゼフ、ひまわり、これにプラス前期期間に整備する予定の東堀、西堀を含む7園は決定済みでありますので、残っている9園を5園にする計画と理解してよいのか、お伺いいたします。 2番、看護専門学校についてでございます。 平成26年4月の開校を目指し、明年1月末には厚生労働省へ認可申請を行う予定と聞いておりますが、必要な準備は進んでいるのでしょうか。学校の理念の策定や校長、教員、講師等の人材の確保、実習受け入れ先の病院や准看護学院を運営している医師会との協力体制や調整、校舎となる塩嶺病院の整備等の状況についてお伺いいたします。 3番、防災・減災対策について。 (1)学校の非構造部材の耐震対策でございます。 今月2日、笹子トンネルの天井板が突然崩落し、多数の死傷者が出ました。このトンネルを利用することの多い私たちにとって大変な衝撃であり、老朽化したインフラの早急な点検、予防的な維持修繕は急務であると感じております。 昨年3月に発生した東日本大震災では、多くの学校で天井や照明器具等の非構造部材の被害が発生し、大勢の生徒が負傷しました。建物の主要構造物の耐震化は計画的に進んでいますが、天井材や壁材、間仕切りの壁、窓ガラス、照明器具、スピーカーなどの放送機器、つりテレビ、収納棚、スポーツ機器など、震災時には大事故につながりかねない非構造部材の耐震化対策が急がれております。 文部科学省は、全国の公立小中学校3万395校に対して、昨年度から今年度にかけて非構造部材の耐震化対策の調査を実施した結果、4月1日時点でありますが、非構造部材の耐震化対策を実施した学校は9,730校と、32.0%にとどまっていることが公表されました。 岡谷市内の小中学校の状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。 (2)防災教育でございます。 想定を超える災害にどう備えるか。「大津波から生き抜いた釜石市の子どもたち、その主体的行動に学ぶ」というタイトルで、群馬大学の片田敏孝教授による大変有意義な講演会が9月13日、カノラホールで行われました。恐怖を喚起するおどしの防災教育ではなく、災害イメージの固定化を招く想定にとらわれる知識の防災教育ではなくて、防災に対して主体的な姿勢を醸成する姿勢の防災教育を訴えておられました。具体的でわかりやすい実践的な講演に、防災教育の原点を確認させていただいた思いをしております。 防災教育は、命を守る教育です。片田教授の防災教育をどのように感じ、受けとめられたのか、教育長の御所見をお伺いします。 人の命を救う実学を学校現場で積極的に取り入れていくことは、大変重要なことだと思いますが、現状も含めてお伺いいたします。 4番、中心市街地の活性化について。 (1)歴史と文化の活用でございます。 岡谷市は以前から、歴史と文化を生かした中心市街地の活性化、商業のまちづくりを標榜しており、重要な視点であります。湖に映える美しいものづくりのまち岡谷には、申し上げるまでもなく、諏訪湖を初め旧庁舎や近代化産業遺産群等のシルク関連資産、武井武雄の童画文化、ウナギやB級グルメ等の食文化など、他市に誇れる歴史と文化があります。こうした財産を今後どのように活用していかれるのか、お伺いいたします。 (2)施設整備と波及効果でございます。 初めに、駅南の複合施設について、昨日、突然公募制にするとの答弁がありましたが、この先どのようなスケジュールになるのか。10月4日に報告されたサン・ビジョンへの対応はどうされるのか、お伺いいたします。 次に、駅前のララオカヤの再々整備の見通しはどのようになっているのか、お伺いいたします。 次に、関係者の御努力で11月18日にオープンしたイルフ岡谷食品館について、地域に愛され、定着するよう今後も御努力をお願いしたいと思いますが、直接買い物された市民の評判、市民の声はどのようなものか、把握されておりましたらお聞かせください。 最後に、開館が明年秋まで延びた新美術考古館の入館者数の見込みと経済波及効果をどのように見ているのか、具体的にお伺いします。 (3)ユニバーサルデザインとバリアフリーでございます。 中心市街地の活性化とあわせて回遊性を高めるには、子供から高齢者まで、障害の有無を問わず、だれもが安全にスムーズに移動できるユニバーサルデザインとバリアフリーへの配慮が必要ですが、現状とお考えをお伺いします。また、課題があればお聞かせください。 5番、レアメタル等の回収・リサイクルについてでございます。 携帯電話やデジタルカメラ等の使用済み小型家電に含まれるレアメタルなどの再資源化を進める小型家電リサイクル法がことし8月に成立し、来年4月に施行となります。前回の9月議会では、衛生自治会や事業者などと協議しながら、分別回収に向けて具体的な検討を積極的に進めると御答弁をいただきましたが、進捗状況についてお伺いします。 6番、合葬式墓地についてでございます。 一般墓地とは異なり、1つの大きなお墓に多数のお骨を一緒に埋蔵、合葬するタイプのお墓で、維持管理する継承者がいない方でも利用ができ、自分のお墓として生前に申し込みができるお墓です。永代供養墓と同様に、少子化や核家族化の影響で全国的にニーズが高まっておりまして、公営の合葬式墓地が小平市や宝塚市、大阪府内の4市など、各地で開設されております。お隣の下諏訪町では、アンケートをとったところ、整備を要望する声が多く、町では研究をしていきたいとしております。 岡谷市でも大きな需要があるものと思いますが、合葬式墓地に対する市のお考えをお伺いいたします。 最後に7番、市で管理しているトイレの整備についてでございます。 トイレは、だれもが1日に何度も行く場所であり、生きていく上で欠くことのできない重要な空間です。そのため、常に清潔で快適に利用したい場所であります。家庭においてトイレは家の顔であり、商業施設ではお客をつかむための重要なサービスの一つであり、従来の用を足すというイメージから脱却し、快適なトイレに改善されてきております。また、公衆トイレを見れば、そのまちの文化がわかるとも言われております。 先日、ある市民の方から、岡谷駅の外側にあるトイレがいまだに和式だけしかなく、驚いたという御意見をいただきました。和式はしゃがんで立ち上がるという動作が必要なため、障害者の方、高齢者の方、けが等で足の不自由な方には使用が困難な場合があります。和式だけということでは使えない方も多いと思いますが、どのように考えているのか、お伺いいたします。 一方で、洋式は、他人が座った便器に座るのが生理的にだめだという方も中にはいるようでありますので、そうしたことを勘案しても、少なくとも1カ所のトイレに男女それぞれ最低1つは洋式トイレを設置していただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。あわせて、市で管理しているトイレ全般について、洋式トイレの設置の現状はどのようになっているのか、お伺いいたします。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ○議長(今井康喜議員) この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時54分 △再開 午後1時10分 ○議長(今井康喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 渡辺太郎議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 教育部長。     〔教育部長 古屋博康 登壇〕 ◎教育部長(古屋博康君) それでは、渡辺太郎議員さんの御質問に御答弁申し上げます。私からは、3点についてお答えさせていただきます。 まず、大きな1番、子育て環境の充実についての(1)子ども・子育て支援関連3法について、教育委員会としての考えでありますが、子ども・子育て関連3法の趣旨に基づき、すべての子供の良質な生育環境の保障を考えていく上で、教育委員会といたしましては地域子ども・子育て支援事業における学童クラブの充実が挙げられるかと思います。 教育委員会では、厚生労働省所管である学童クラブ事業のほかに、文部科学省所管事業、放課後子どもの居場所づくり事業を実施しており、岡谷市内に通うすべての小学生を対象とし、市内全小学校区で住民の皆様のお力により、学校等を活用しながら充実した活動を行っております。 国は、既に放課後子どもプランとして、この居場所づくり事業と学童クラブ事業のタイアップを考えており、総合的な放課後対策としております。 岡谷市教育委員会といたしましても、岡谷市第4次総合計画の前期重点プロジェクトである「輝く子どもの育成」は恒久的なテーマであり、本法律の趣旨と共通するものと考えておりますので、放課後子どもプランの双方の事業を充実する中で、1人1人の子供が健やかに成長することができる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 次に、大きな3番、防災・減災対策について、(1)学校の非構造部材の耐震対策についてでありますが、小中学校の耐震化につきましては年次計画により実施しております。今年度は神明小学校北校舎の耐震大規模改修工事を行い、今月21日の竣工予定となっており、議員の皆様にもごらんいただくこととなっております。 非構造部材の耐震化につきましては、長地小学校と神明小学校については、耐震大規模改修工事の中で照明器具、設備機器類の固定やガラスの飛散防止などの対策を行っております。他の学校につきましては、書架、棚の移動、転倒防止器具の取りつけ、ピアノ脚部の固定など、学校で対応できることは実施しておりますが、照明器具や窓ガラス等の耐震化については今後取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして、大きな4番、中心市街地の活性化についての(2)施設整備と波及効果の新美術考古館についてでございますが、これまでの施設は蚕糸博物館と併設の中で、年間約8,000人の入館者がありました。 新施設の方向性といたしましては、これまでと同様に、郷土に根差しながらまちなかで芸術文化に触れていただける施設を目指しており、他から作品を借用した企画展の開催や市民ギャラリーの活用など、今までできなかったさまざまな仕掛けを積み重ねていくことで、今まで以上に一人でも多くの方に来館していただけるような、魅力ある施設にしていきたいと考えております。 また、経済やまちの活性化への波及効果につきましては、中心市街地の中で周辺の文化施設や商店街の皆さんと連携した企画やイベント等を一緒に取り組み、効果を周辺に波及させながら、まちなかに新たな人の流れを生み出すことが重要だと考えております。 開館後につきましては、さまざまな連携の形があると思いますが、一緒にまちのにぎわいや活性化につながるよう協力し、意見交換しながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。     〔健康福祉部長 原 孝好君 登壇〕 ◎健康福祉部長(原孝好君) それでは、私からは、大きな1番について御答弁させていただきます。 大きな1番の子育て環境の充実について、(1)の子ども・子育て支援関連3法についてでありますが、本年8月に成立した子ども・子育て支援法など関連3法では、市町村は、国が定める基本指針に基づき、必要利用定員の総数、保育事業量の見込みやその提供体制を定めた5年を1期とする市町村子ども・子育て支援事業計画を定めなければならないとされております。また、当該計画を定めるときには、任意ではありますが、条例により審議会もしくはその他の合議制の機関を置き意見を聞かなければならないとされております。 現段階では、法律は公布されたものの、政省令など詳細につきましてはこれからの予定となっているため、具体的な中身が明らかになった時点で、市町村子ども・子育て支援事業計画をどのように策定するか、また、審議会その他の合議制の機関の設置が必要かどうか、検討してまいりたいと考えております。 次に、(2)の保育園整備計画についてですが、現在、公立保育園においては、未満児保育と長時間保育の特別保育を実施していない園があります。保護者会のアンケートからも、特別保育に対しては要望も多く、また、保護者の就労支援と就労機会をひとしく提供する観点からも、未満児保育、長時間保育につきましては、整備後において全保育園で実施し、保育サービスの充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、保育園の配置についてですが、整備計画では現在の入所児童数である1,270人ほどの定員を確保していくこととしております。その定員に基づいて、100名から140名を目指すべき保育園を整備するには、現時点においては12園程度となるものであります。現時点としているのは、今後、計画を実施する段階では、10年先、20年先を見通しながら進めていくことになりますので、したがって、現時点においては12園体制の配置とそれに向けた再編整備を想定しておりますが、予想よりさらに児童数が減少する場合や、逆に特定の地域に人口がふえる可能性もあることから、地域の実情や社会情勢の変化に応じて流動的に対応してまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(今井康喜議員) 市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 私からは、大きな2番の看護専門学校について答弁をさせていただきます。 ことしの5月より看護教員養成講習会に3名の看護師を派遣しておりますが、講習会では看護学校を新設するという演習が行われ、教育理念を考え、カリキュラムを編成するなど、これまで準備室で進めてきた一連の課程を学んでいるところでございます。 設置計画書とともに提出する教育理念につきましては、教員となる3名の意見を取り入れながら検討しているところであり、また、校長などの人材確保につきましても現在検討しているところであります。 外部から講師派遣や実習の受け入れ病院、医師会との調整につきましては、これまで近隣の大学や岡谷市病院事業、諏訪湖畔病院、岡谷市医師会、岡谷下諏訪歯科医師会などに外部講師の派遣や実習の受け入れなどの検討をお願いをしてまいりました。外部講師といたしまして、諏訪東京理科大学や松本大学、長野県看護大学、豊南短大、岡谷市病院事業、岡谷市医師会など、多くの御協力をいただけることとなりました。看護実習につきましても、岡谷市病院事業や諏訪湖畔病院、信濃医療福祉センター、松本歯科大学、諏訪マタニティークリニック等から御協力をいただけることとなりました。 塩嶺病院の整備につきましては、設計業者と委託契約をし、業者とともに必要な設備や部屋の配置などを参考とするため、近隣の看護専門学校を視察をいたしました。業者との定期的な打ち合わせや県地方事務所との調整をしながら、できる限り早期に実施計画を完了できるよう努めているところでございます。 次に、大きな4番の中心市街地の活性化についての(1)の歴史と文化の活用についてでございますが、歴史や文化などの地域資源を活用した取り組みは、特色あるまちづくりを推進する上で重要でありますし、加えて創意工夫が必要であると認識をしております。 本市におきましても、製糸業で栄えた歴史と文化を物語る旧山一林組製糸事務所、旧林家住宅などの近代化産業遺産群や武井武雄の童画を中心に展示をしているイルフ童画館、ウナギなどの食文化など、さまざまな地域資源を活用した取り組みは既に行っているところでございます。中心市街地には、特にこうした資源が集中しております。来年度には新美術考古館もオープンすることから、ハード、ソフト両面の連携を図りながらさまざまな資源の活用を点から面へと展開し、さらに活性化につなげていくことが必要であり、また、期待できるエリアだというふうに考えております。 首都圏や中京圏からのアクセスもよいメリットもありますので、そうした交通の要衝としての地の利を生かし、誘客に努めるとともに、人々がまちなかを歩いて回れるよう回遊性を高める方策などを検討し、文化を核にしたまちづくりに取り組み、中心市街地の活性化につなげてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。     〔教育長 岩下貞保君 登壇〕 ◎教育長(岩下貞保君) 私からは、大きな3番、防災・減災対策についての(2)防災教育についてお答えさせていただきます。 初めに、岡谷市の学校の実情でありますが、年度初め、子供たちは新しい教室になりますので、避難経路の確認をいたします。昨年度までは1方向のみでしたが、本年度より2方向の避難経路の確認を行っております。各学校、年間2~3回、防災訓練を年間計画に位置づけて行っておりまして、1回目は4月中下旬ころですが、地震から火災が発生したという想定であります。しっかり緊急放送を聞いて、状況を把握し、階段等押されて転んだりすると大変危険ですので、指示どおり全員が安全に整然と避難する訓練になります。また、別に、日は予告しますが、時間の予告なしに、休み時間などに訓練を行っております。放送を聞き、状況を把握し、避難します。校内の各所に緊急時の集合場所があり、上級生が状況を判断し、下級生全員を責任を持って安全に避難させます。消防の方に来ていただき、講評や講話をいただくとともに、消火器を使った消火訓練も行っております。 本年度初めて南部中学校生徒が、地区住民の一人として各地区の防災訓練に参加いたしました。炊き出し、救護、防火訓練、要援護者宅の安否確認などの活動を行いました。地区の方から、いざというとき、中学生にも地区の力になってもらいたいという気持ちが強くなったという感想をいただきました。地区住民としての自覚、地区への貢献、地区住民の命を守る責任など、多くの可能性を持った取り組みであると考えております。全中学校で実施できる体制を整えるには、区長さん初め多くの皆さんの御理解、御支援がないと進みませんので、よろしくお願いしたいと思っているところでございます。 片田先生の講演をお聞きしての感想でありますが、釜石市の子供の避難する様子を聞き、子供の判断を伴った主体的な意思に支えられた、状況の変化に応じた具体的な行動に深い感銘を覚えました。自他の命を守ることはすべてに優先されることであります。釜石市の子供が津波に備え、片田先生初めスタッフの皆さんと時間をかけて学習した成果が、釜石の奇跡として形にあらわれました。 義足の子が極限状況の中で言った「僕はいいから先に行け」という言葉が心を離れません。自分の命の重さがわかっているから友達の命の重さもわかる、こういう子供を育てなければならないと思っているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 企画政策部長。     〔企画政策部長 小口明則君 登壇〕 ◎企画政策部長(小口明則君) 私からは、大きな4番、中心市街地の活性化についての(2)施設整備と波及効果の中のサン・ビジョンによる複合施設の提案についてお答えをいたします。 昨日の先番議員さんへの答弁の中で、駅南地区に対する土地活用につきましてサン・ビジョンからの提案を受け、市といたしまして、庁内組織であります岡谷駅周辺地区活性化検討プロジェクトチームにより庁内調整を図っていること、その検討の中では土地活用に関してはほかの事業者から御提案をいただく可能性もないわけではありませんので、公平性を担保する手法として公募による手続が有力ではないかと庁内で検討させていただいる状況についてお答えをさせていただきました。 現在のところ、市として公募という手法について議論をしているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 今後のスケジュールということでありますが、市が提案をいただいたことは事実でございますので、事業者の立場としてはやはりこの先に控えている消費税の改定前には建設工事等の契約をしたいというお考えは、どこの事業者であっても持っておられるのではないかと思っております。こうした部分を踏まえ、プロジェクトチーム会議において精力的に検討させていただいているところでございます。 また、サン・ビジョンへの対応につきましては、市としての検討には一定の時間がかかること、また、市として土地の処分をするには公平性に配慮することも必要といった部分について、御理解をいただいているところでございます。 今後につきましては、市としての考え方がまとまり次第、改めて市議会、全員協議会への報告をさせていただきますので、もう少しお時間をいただきたい、こんなふうに思っております。 続いて、ララオカヤの見通しのことでございますが、ララオカヤの再整備計画に関しましては、さまざまな状況を勘案する中で、現在は事業実施を見合わせておりますけれども、施設自体も年々古くなってまいりますので、再整備事業自体の必要性は従来と何ら変わるものではないと思っております。 現在は、社会経済情勢や権利者の意向、市の財政状況などを慎重に見きわめなければならない状況にあるということで、御理解をいただきたいと思います。 また、これまでの再整備に向けた検討の中では、マンションデベロッパーへの意向調査など、民間活力の導入を視野にした検討を進めてまいりました。将来に向けた再整備に当たりましても、権利者対応なども含めまして、事業主体となり得る適切な事業者があれば、積極的に民間活力による事業化等についても検討してまいりたいと、そんなふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。     〔経済部長 島田 勇君 登壇〕 ◎経済部長(島田勇君) それでは、私からは、大きな4番、中心市街地の活性化についての(2)施設整備と波及効果のうち、イルフ岡谷食品館のオープン後の状況等について御答弁をさせていただきます。 具体的にというお話でございますので、市や周辺商店街など関係者に寄せられた意見や要望について、少し長くなりますが、その対応も含め御答弁させていただきたいと思います。 まず、要望等でございますが、大きく分けまして、まず品ぞろえについてでございます。惣菜が夕方になるとなくなるので、補充してほしいといった御意見がございました。これにつきましては、当初どのようなものが売れるのかということがわからないということで、その対応を見てというお話がございましたが、去る5日に行った情報交換の中で、実際に惣菜がないと具体的にどうなのかという状況が見えないので、ぜひやってほしいというお話をし、現在は補充を行っている状況でございます。 それから、お弁当の数が少ないというお話もありました。これは、品数をふやしていただいております。 それから、ある程度商品はそろっているけれども、種類が少ないと思うというような御意見がございました。これにつきましては、レジ等も含め、要望があったものについては積極的に置くようにしたいというお話です。ただ、この場合、レジ等に対しては、例えばお菓子が欲しいといった意見について、お菓子の何が欲しいのか。また、例えばアイスクリームならアイスクリームのどんな種類が欲しいのかといった具体的なところまでちゃんと聞くようにという指導を現在しているというふうにお聞きをしているところでございます。 それから、グロッサリー関係が他店と比較すると高いのではないかというような御意見もいただきました。これについては、仕入れ価格の問題がありますので、その仕入れ価格により可能なものについては努力をしてまいりたいというお話でございました。 それから、商品の消費期限だとか賞味期限を考慮した品ぞろえや値引きをうまくやったほうがいいのではないかという御意見があり、これについては随時やっていくという御返答もいただいております。 それから、対応についてという部分ですけれども、惣菜に係員がいるんだけれども、商品の説明、例えばこれは味つけが例えば濃いですよとか薄いですよとか、そういった情報が欲しいという御意見がございました。これについては、声かけをし、そして説明するということで、現在はそういう対応をされているということであります。 それから、ふなれで余裕がないためか、店員に笑顔が少ない。それから、いらっしゃいませの言葉も、肉ですとか魚の部門は大きいけれども、ほかのところでは少し小さいのではないかという御意見がございまして、これについては従業員の教育を徹底し、声がけをするようにということで対応をしていただいているところでございます。 それから、店舗についての部分ですが、全体が見回せるようになったけれども、惣菜のほうについては見えないという御意見がございました。これにつきましては、12月5、6日ですべて什器がそろいました。それで変更いたしましたので、現在では見渡せるようになっております。 それから、仕事帰りに寄りたいんだけれども、7時だと間に合わないため、営業時間を延ばしていただけないかという御意見もございました。これにつきましては、冬期の期間というのは難しいんだけれども、春に向けて検討していきたいという御返事をいただいております。 そのほかのサービスにつきましては、例えばタイムサービスの時間帯を設けてほしいというような意見がございまして、これにつきましては毎月第3水曜日に実施するということで現在対応をしていただいているところでございます。 それから、広告が入ってこないので、何が目玉商品なのかわからない、他店と比較できないというような御意見もいただきました。これは新聞折り込みでチラシを配布しているところでございます。 そのほかには、例えばクレジットカードですとか、それからポイントカードに対する利用についての御要望もありました。これについては、それぞれ検討するという御返事をいただいているところであります。 こういったところが主な要望でございました。一方、市民の皆さんから、よい意見というのもあります。例えば、品ぞろえについてでは、惣菜のはかり売りというのは、これは新鮮でとてもいい。それから、惣菜がとてもおいしかったというような御意見もいただいております。 それから、対応につきましても、社員の方の対応がとてもいい、または商品の問い合わせにすぐ応じてくれた。これは前にはなかったことで、とても素早い対応でよかったという御意見もいただいております。さらに、肉や魚の従業員の方々の大きなあいさつでこたえてもらえるという分ではよかったという御意見もありますし、それからお客に声をかけるというのもいいのではないかという御意見をいただいております。 また、店舗についても、商品棚が低くなってとりやすくなった。また、全体的に明るい雰囲気になったというような御意見もいただいているところでございます。 いずれにいたしましても、今後もこういった形でさまざまな御意見や御要望をいただき、それについては市もその要望や御意見をちゃんと整理をし、そして大澤屋さん、イルフ岡谷食品館さんのほうにそれを伝えて、その対応について一緒に考えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。     〔建設水道部長 河西 稔君 登壇〕 ◎建設水道部長(河西稔君) それでは、私からは、大きな4番、中心市街地の活性化について、その(3)ユニバーサルデザインとバリアフリーについてお答えをいたします。 岡谷市では、平成16年8月に市役所、岡谷病院、カノラホール周辺から中央町地区をエリアとしたバリアフリー重点整備地区を設定し、目標年次を平成22年とした岡谷市交通バリアフリー基本構想を策定いたしました。この構想のもと、市の事業につきましては目標年次までに予定した事業を完了しております。 バリアフリー基本構想の考え方は、高齢者、身体障害者など、いわゆる交通弱者と言われる方を対象としておりますけれども、近年では最大限可能な限りすべての方に利用しやすいまちづくりが求められておりますので、どこでも、だれでも、自由に使いやすくというユニバーサルデザインの考え方を基本に置いて、今後も必要な整備に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、大きな7番、市で管理しているトイレの整備について、この中で全般的な整備の考え方と整備の状況についてお答えをいたします。 市が管理する施設のトイレのうち、昭和60年代までに設置されたトイレの多くは和式トイレであります。その改修につきましては、利用者の利便に配慮しながら、また、御意見をお聞きしながら改修を行ってきております。また、多目的トイレの設置などを含め、バリアフリー基準に合わせた施設整備も積極的に進めているところでございます。 新築工事や改修工事の際には、障害のある方、高齢者の方、足の不自由な方等が利用しやすいようにと、洋式トイレの設置要望を多くいただいております。利用者の状況や御要望に応じたトイレ整備を今後も進めてまいりたいと考えております。 近年のトイレの整備状況でございますけれども、図書館のトイレ、これは平成23年度に改修をいたしました。1・2階ともに男子便所、女子便所、洋式で整備をいたしました。和式トイレは現在ございません。それから、長地小学校の大規模改修工事、これは平成22年度、平成23年度と2カ年にわたって行いました。それから、現在施工中の神明小学校の大規模改修工事では、各便所ともに和式トイレを1カ所ずつ整備し、残りは洋式トイレで整備しております。 以上のような整備のほか、男子小便器や和式トイレの設置箇所も、手すりを設置するなど、高齢者等の利用に配慮した整備も進めておりますので、御理解をお願いいたします。 以上であります。 ○議長(今井康喜議員) 市民環境部長。     〔市民環境部長 笠原和彦君 登壇〕 ◎市民環境部長(笠原和彦君) 私からは、3点お答えをさせていただきます。 まず初めに、大きな5番、レアメタル等の回収・リサイクルについてでございます。 使用済み小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律がことし8月に可決成立をされております。環境省と経済産業省は、中央環境審議会と産業構造審議会の合同小委員会において、同法に関する制度案を提示し、大筋で了承が得られたことから、今後、パブリックコメント等を経て、平成25年1月に政省令が公布され、4月から施行されるスケジュールとなっております。 制度案では対象品目として、パソコンや携帯電話端末を初め電話機やファクシミリなど、21分野で268品目が、また、事業者の認定基準なども具体的に示されております。この法律は、回収業務を担う地方自治体は、国が認定するリサイクル業者に引き渡す努力義務を負い、取り組みが可能なところから参加する促進型となっております。 市といたしましては現在、情報収集に努めているところでございますが、県では関係法令の整備に合わせた説明会の開催を予定しているとのことであります。今後、国のガイドラインが示されますので、対象品目や事業者の認定基準、さらには行政における費用負担の有無などの状況を見きわめながら検討を進めてまいります。 次に、大きな6番、合葬式墓地についてでございます。 合葬式墓地につきましては、一般墓地とは異なり、1つの大きなお墓に多くの御遺骨を一緒に埋蔵するお墓で、お墓の承継の心配や墓石などを建てる必要もなく、また、生前に申し込みができることなど利点があり、現在のさまざまな社会事情においては、岡谷市においても今後必要とされる可能性があると考えております。そのため、これまでは市民の方から特に合葬式墓地の開設についての御要望やお問い合わせをいただいておりませんが、近隣や他都市の状況などから、今後、研究をしてまいりたいと考えております。 次に、大きな7番、市で管理しているトイレの整備についての中で、岡谷駅の外側にあるトイレについて御質問をちょうだいしました。 岡谷駅の外側にあるトイレにつきましては、平成9年3月、それまでの施設の老朽化等に伴い、JR東日本が全面改修を行い、岡谷市もその経費の一部を負担したところであり、その際に男女トイレとも和式の大便器で整備をされ、現在に至っているものであります。このようなことから、現在は和式しかなく、洋式を御利用されたい方には御不便をおかけしておるところでございます。洋式便器の整備につきましては、今後、JR東日本と協議を行い検討してまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 一通り答弁が済んだようです。 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 一通り御答弁いただきましたので、順次再質問をさせていただきたいと思います。 初めに、子ども・子育て支援関連3法の関係でございますが、学童クラブの充実ということで御答弁いただいたんですが、これはあれでしょうか、先番議員に御答弁された学童クラブ、現在3年生までを6年生までというような中身でよろしいんでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 教育部長。 ◎教育部長(古屋博康君) 学童クラブにつきましては、今おっしゃるように、3年生までが今対象になっておりますが、今後、いろいろなニーズ等も把握しながら6年生までの拡大についても考えていくということでございます。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 先番議員さんの答弁でも、保護者のニーズや学校現場の検証を行って、アンケートも1月に実施していきたいということですね。以前から、学童クラブの対象学年を上げていただきたいという要望はありますので、そういう要望は非常に高いのかなと思いますが、現場の検証とかアンケートの結果を踏まえての判断になろうかと思いますが、必要となった場合に、いつごろから始められるのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 教育部長。 ◎教育部長(古屋博康君) いつごろからというのは、まだ未定の段階でございます。ニーズ把握、それから施設の整備の状況等を勘案しながら対応してまいりたいと思っております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) わかりました。積極的に対応していただければと思います。 次に、地方版子ども・子育て会議の設置についてでございますが、具体的な中身が明らかになった時点で検討ということでございますが、その次の質問ですね、事業計画の策定についてでございますが、国の基本指針に基づき、子育て家庭の状況及びニーズをしっかり調査し把握することが求められております。平成27年度からの本格施行に向け、事業計画を平成26年度までに策定するためには、平成25年度、来年度において事業計画策定に向けたニーズ調査等の取り組みが必要だと思いますけれども、お考えをお伺いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 子ども・子育て支援法では、市町村子ども・子育て支援事業計画の策定に当たっては、子供・保護者の置かれている環境その他の事情を正確に把握した上で作成するよう規定されております。地域における子ども・子育てに関するニーズの把握が求められております。 国では、ニーズ調査に向けた方針を平成25年の夏ごろに示すとしておりますので、国の方針が示され次第取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) わかりました。 次に、新制度への移行に当たり、事業計画や条例の制定など、関係部局の連携のもとでかなり膨大な準備が必要になると思います。新たな制度への円滑な移行を目指し、岡谷市においても速やかに準備組織を立ち上げるような対応が必要だと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 今回の市町村子ども・子育て支援事業計画では、保育のみならず、幼児教育、今話がありました放課後学童クラブ、妊婦健診など、多岐にわたる内容となる見込みであります。したがいまして、関係部課等々で連携・調整を図りながら進めていくことになりますが、現段階では国からの詳細な内容も示されておらず、不透明な部分が多いことから、準備組織の設置につきましては、国の動向など、時期を見ながら検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 国の動向を見きわめつつ、できる限り円滑に速やかに新制度を導入できるよう万全の準備をお願いしたいと思います。特に、利用者の方に対して、新たな制度への移行に向けて、具体的にどのような制度になるのか、保育料はどうなるのか等々、不安の声があります。利用者に対して、新たな制度についての情報を丁寧に提供できるような、そんなような対応もお願いしたいと思います。 次に、保育園の整備計画についてでございます。 最初に、保育サービスの関係ですけれども、地域の実情に応じながら均一化と集中化をしていくと整備計画にありますけれども、均一化するもの、集中化するものについて具体的にお聞かせいただければと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 均一化するものとしましては、先ほども内容を申し上げましたが、保護者の要望の多い未満児保育と長時間保育について、全保育園で実施を図ってまいりたいと考えております。 一方、集中するものといたしましては、利用者が比較的少ない休日保育、一時保育など、機能の強化充実を図りながら、一部の保育園で集中して実施し、効率性にも配慮してまいりたいと考えております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) わかりました。 次に、統廃合の今後の進め方についてでございますが、地域の実情や社会変化も視野に入れながらという御答弁でしたけれども、この統廃合については市民の協力や理解が不可欠であります。9園を5園にする計画をどのように進めていかれるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 今回の計画は、子供たちの成長のため、ある程度の集団を確保し、小学校の就学につなげていきたいことから、定員100名から140名の保育園を目指すものであります。その実現のためには、保育園の再編といった課題に取り組む必要が出てくるものであります。具現化に当たっては、市民の皆さんと十分な協議が必要な課題でありますので、保護者や地域の皆さん等の意見をお聞きし、ともに協議検討を行い、理解を得ながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 計画では、前期、中期、後期と3区分に分けられておりまして進めていかれるようですけれども、それぞれ前期計画、中期計画、後期計画の具体的な計画を策定して進めていく必要があるのではないかと思いますが、その辺についてのお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 前期計画につきましては、お示ししてありますとおり、早期着手が必要な東堀・西堀保育園の整備を図ってまいります。中期・後期計画につきましては、1つの保育園の整備に当たっても、大きな財源と長い期間が必要となります。この先、地域の状況や社会情勢がどのように変化するか、不透明な現段階において、中期以降の具体的な計画をここで策定することは難しいと判断したところであります。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 中期計画を今つくれとは言っていないつもりなんですが、前期計画は策定されるんでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 今御答弁させていただいて、前期計画につきましては東堀保育園と西堀保育園をやっていくという形だと思います。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 大きい部分でのお話は承っておりますけれども、具体的な場所とか中身とか、そういう部分はまだ示されていないかと思いますけれどもそういうような計画をつくるようなお考えはないでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 今、東堀保育園につきましては、用地確保に向けて取り組んでおります。それから、西堀保育園につきましてもきのう、ちょっと答弁させていただきましたけれども、武井武雄生家を利用した土地と一体的に整備をしていくという考え方を持っております。 それで、その後の民間だとかそういったようなことに対しましては今後、一応今現在ではその2つの関係は、用地の関係で今、対応ができるかなと思っております。あと、詳細つきましては、今後検討してまいりたい考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 次に、民間活力の導入についてお伺いしたい思います。 可能な地域は早い時期に民間活力の導入をしていきたいと全員協議会でお聞きしましたけれども、前期計画、これは5~6年かけてということになりますが、来年度から着手するということで、東堀保育園、西堀保育園について来年度から始まるわけでございますが、この2つの保育園について民間活力の導入は考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 民間活力の導入に当たりましては、相手方となる社会福祉法人の意向や、何よりその地域の方、保護者の皆さんの意見を聞きながら進めていくべき課題でありますので、今後、整備の都度、民間活力の可能性を検討しながら、公立保育園として整備するのか、民間活力の導入を目指すのか、決定してまいりたいと考えております。 東堀、西堀保育園については、民間活力の導入するかについて方針決定は行っておりませんが、具現化の際にはそれぞれに検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 次に、各小学校通学区域に原則1カ所の公立保育園を配置するとしております。大ざっぱな話で恐縮ですが、既に決まっているところを除きますと、川岸小、岡谷小、上の原小学校の通学区域に計3個の公立保育園が設置されるんだろうと思います。そうなりますと、残りの2つは民営化の可能性が高い、そんなような理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。
    ◎健康福祉部長(原孝好君) 民営化については、相手のあることでもあり、また、今後、すべての整備が完了するまでには長い期間を要することとなります。社会情勢がどのように変化するかは不透明でありますので、現時点の方向性としてはそのような案となるものですが、必ずしも方向性を決定したものではなく、具現化の段階で柔軟に検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 次に、施設整備の費用についてお伺いしたいと思います。 適正規模の定員100人から140人、送迎用の駐車場の確保をした場合、3,000㎡以上というようなものが出ておりますが、概算でどのくらいの費用を見込んでおられるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 整備計画の中で掲げております定員100名から140名の保育園を整備するとなると、建物のみで1園約3億円から4億円程度を見込んでおります。今後、整備を図る保育園について、民間活力を導入するか、また、民間活力を導入した場合、公設民営にするのか、民設民営にするのかなど、不透明な部分はございますが、仮に7園を本市が整備した場合には、用地取得費なども想定いたしますと約30億円程度の経費が必要と思っております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 次に、整備計画に伴って12園体制で、そのうち4園を私立とした場合に、市の財政への影響についてどのようになると想定しておられるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 現在、公立保育園14園、それから私立保育園2園の16園体制でありますが、係る経費は平成23年度決算額で約11億3,000万円で、そのうち約70%が人件費となっております。仮に12園体制となれば保育園は減となるわけでありますが、保育サービスの拡大に伴う職員体制の充実や、大きな園になれば設備面での充実などにより維持管理経費も大きくなりますので、全体の経費は現在と大きく変わることはないのではないかと予想しております。 なお、具体的な数字は、職員の配置数や、また、委託費の支出が伴う私立保育園の数でも大きく変わってまいりますことから申し上げる段階ではありませんので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) わかりました。ぜひ、保護者のニーズに沿った保育園整備を進めていただければと思います。 次に、看護専門学校についてお伺いしたいと思います。 県の関係の支援でございますが、できる限り県のほうから支援していただけるということになっているかと思いますが、県の具体的な支援内容、現在どのようになっているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 看護専門学校を開設する方針を決める際に、長野県に対しましては教員の派遣、講師の確保、実習受け入れ施設の確保、財政支援について協力を要請してまいりました。 教員の派遣につきましては、平成26年度には4名の教員の派遣ができるよう県内部で調整をしていただいているところであります。また、平成25年度には1名の教員を早期に派遣し、開校の準備について支援いただけるよう調整をしております。 講師と実習受け入れ施設の確保につきましては、県主催の説明会の開催や医療機関、大学等に対する協力要請等、県の支援をいただきながら交渉をしてまいりました。 財政支援につきましては現在、調整をしているところでありますが、施設の設計や教材の選定などを行いながら支援を求めていく予定でおります。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 特に、平成26年4月にオープンした後の運営費に対する県の支援などはどのようになっているんでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 学校の運営費につきましては、それぞれの事業量とか、それから交付税算入もされること、また、県といたしましては職員4名を派遣してくるという形になっておりますので、そういった中で県の支援を受けていくというふうに考えております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 次に、学生確保の見込みについてお伺いしたいと思います。 新しく准看護師の資格を取られて入学を希望される方、もしくは准看護師の資格を持っていられて、学校ができるので入学を希望される方がいらっしゃると思いますが、その辺についてどのようにとらえていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 岡谷市看護専門学校が開校する平成26年4月における県内の2年制課程の専門学校は、長野市と上田市医師会が運営する2校と岡谷市の専門学校、合わせて3校という状況になります。長野市と上田市医師会の2校は、昼間の定時制であるため3年間通学するのに対して、岡谷市看護専門学校は全日制であることから、2年間で卒業できるメリットがあります。 また、近隣の医師会や医療機関を訪問する中で、多くの期待が寄せられていることを実感いたしました。立地条件なども、長野県全域から通える学校となりますので、学校のPRに努め、多くの方が学びたいと感じられる学校をつくってまいりたいと考えております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) ありがとうございました。 次に、実習先の医療機関の確保について、岡谷病院がメーンになるんだろうと思いますけれども、病院事業管理者にお伺いしたいと思います。 平成27年度の新病院開院に向けて、病院自身も大変忙しいときでございますけれども、新たに受け入れていただく学生の受け入れ体制の状況やお考えをお伺いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 事務部長。 ◎事務部長(青木芳男君) 現在、岡谷市病院事業では、医師会附属准看護学院の講師派遣と実習受け入れを実施しております。平成23年度実績を申し上げたいと思いますけれども、講師派遣は医師11名を含め計19名、延べ時間では190時間の講義を担当しておりますし、また、実習の受け入れは、学生32名が延べ34回の実習を行ううち、960回を当院が受け持っております。こうした実績を抱えた上に、新たに岡谷市看護専門学校の講師派遣と実習受け入れが加わることとなります。 講師派遣につきましては、医師を含めた新たな枠の拡大が必要となりますし、実習受け入れに関しましても、実習現場で学生を指導する臨床実習指導者も計画的に養成していく必要があります。 病院事業といたしましては、学生を指導するということはみずから学ぶこと、刺激となることから、職員としてのスキルアップを図れること、加えて数年後からは安定的な看護師確保につなげていきたいことから、岡谷市が開設し運営する看護専門学校に対しましては、病院事業として最大限の協力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 新たな学生の受け入れに対して、医師の増員が必要になるんだろうと思いますが、県のほうから医師の派遣等はしていただけるんでしょうか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(原孝好君) 県のほうの要請のときにもそういったお話をさせていただいてございますが、現時点におきましては、そういったことの詳細な話は県のほうから来てございません。よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) ぜひ、人の部分が大事だと思いますので、しっかり県と連携とりながら要望していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、防災・減災対策についての学校の非構造部材の耐震対策でございますが、冒頭、全国で32%の学校が非構造部材の耐震対策ができているということで、岡谷市の現状はどうかという質問させていただいたんですが、幾つか、学校によってできているところと、耐震化の中でやっているという御答弁と、あと照明器具、窓ガラスはできていないとか、ちょっと全体がどうなっているのかわからないんですが、岡谷市の学校全体についての調査点検というものはできているんでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 教育部長。 ◎教育部長(古屋博康君) 専門業者による非構造部材の調査点検は行っておりませんけれども、各学校では教師及び業務員による設備等の安全点検や、建築基準法第12条に規定されております定期点検を行っております。体育館等大規模施設につきましては、専門業者による非構造部材の点検について、国からは平成26年度までに、それから耐震化については平成27年度までに完了を目指すようにという通知が出ております。 私ども極めて重要な課題であると認識しておりますので、子供の安全を守るために、点検だけでなく、非構造部材の耐震化につきましても今後計画的に行い、できるだけ速やかに対応してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) ありがとうございました。平成27年度までの速やかな完了を目指して取り組まれるよう文部科学省のほうから通知が出ているということでありますので、それまでにやればいいということでなくて、なるべく早く対応していただければと思いますので、要望を申し上げておきたいと思います。 次に、防災教育についてでございます。 岡谷市の取り組みについて、一通り御答弁いただいて、理解いたしました。 1点、片田先生がおっしゃっているおどし、知識の防災教育ではなくて、姿勢の防災教育、自分が主体的になって自分の身を守ってやれという部分について、岡谷市ではそういった部分についてどのような対応されているんでしょうか。 国では、東日本大震災を受けて、今後の防災教育は自然災害等の危険に際して、みずからの命を守り抜くため、主体的に行動する態度を育成する防災教育を推進しております。 岡谷市として、こうした状況を受けて、何か具体的な取り組みはされているんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。 ◎教育長(岩下貞保君) 子供たちの登下校のこととか、さまざまなところで状況を見ながら判断してというような形の指導は、さまざまな場面で行っております。特に、片田先生が言われたような形の防災教育とまではいっておりませんが、ああした方向というのは、これは非常に大事な方向であるというふうに考えておりまして、先ほどもちょっと御紹介いたしました地区生徒会の子供たちが地域へ入っていって、地域の方々とともに防災に取り組むようなこういった活動、こういったものは一つそういった方向へ踏み出せる可能性を持ったものではないかなというふうに考えているところでございます。 それで、片田先生、あの講演の折に、たくさんの本当に教育の真実の部分をお教えいただきながら、私自身も非常に共感を持ってお聞きしたわけですけれども、基本的にはどういう子供を育てるか、その状況を正しく判断して、そこで正しく安全に行動できるとか、あるいは自分の命を守るとか、そういったもろもろのことと通ずる活動としましては、基本的には、あのときに片田先生が釜石市の子供の避難する様子の紹介から、それは生きる力とか、生き抜く力になるんだとか、子供は場に立つことで大いなる力を発揮するとか、子供の大いなる力が大人を動かすとか、そういう中で地域社会の構成員としてという形で、幾つかの成果を経過に沿いながら片田先生お話しされたわけなんですが、ああした学習というものは、防災教育では具体的にないわけですが、さまざまなところで長野県は伝統的にそうした教育を大切に進めてきているわけです。そのことが防災のほうへもつながっていく、そういう部分であるというふうに考えています。 ただ、私、命にかかわるこういった教育について、実は危惧したことがありまして、そのお話だけちょっとさせていただこうと思うわけですが、私が蚕糸博物館にいました折、先生方がお蚕を飼って命の教育をするんだということを言われたことがあって、ちょっとクレームを呈したことがあるんですね。命というものは、あるいは言葉の意味はと言ってもいいかもしれませんけれども、1人1人のものなんですね。ですので、今、私がここで言っている命とお1人お1人が考えている命というのは、みんな違いがあるわけなんです。そうしたときに、お蚕を飼って命の教育をするというような、少なくとも学校の先生方が命の教育というようなことを安易に言ったりとか、あるいは命の教育をしたんだと安易に思ったり、成長過程の中ではいいわけなんですが、そんなものではないんだという思いでおります。 それで、そうしたもろもろのものは、片田先生が釜石市の子供たちとされたようなああいった学習、これは基本的には題材は何であってもいいと思うんです。釜石市の子供たちには、津波に寄せたあの学習は、まさに題材が本当によかったわけなんですが、岡谷市の子供たちにとって本当にいい題材は何なのか、そうした中で学習をすることを通して、さまざまな方面から子供たちはそこで学び、より価値のあるものへと求めていきますので、そういった学習を徹底して組めるようなこと、本当に岡谷市の子供にとって何がいいのか、こういうことを私は片田先生のお話の後、ずうっと考えているわけなんですが、片田先生のあの防災教育、これについては本当に頭の下がるものでありまして、さあ、それでは岡谷市の子供たちにああした形で学習を組むといったときに、ちょっとまだ、防災教育としてのあの学習が私の中にもう一つイメージとして浮かんでこない部分もあったりしているわけです。 そんなわけで、片田先生のおっしゃられる防災教育のあの方向は、これは本当に大切な方向で、そうあらなくてはならないということを強く思っているわけなんですが、まだちょっと私は、もう一つ私の中で固まってきていない、そんな実情でございまして、お許しください。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) ありがとうございました。 片田先生は、防災教育の実践でいじめや校内暴力がなくなったということで、一つの事例を申し上げておられました。時間的な制約もあって、9月議会に聞いたときは、小学校で年間平均7時間、中学校では年間平均約4時間だと、防災教育の学習する時間ですね。そういう制約もある中での防災教育だと思います。 今、教育長先生おっしゃったように、岡谷市というこの地域に合った防災教育が多分あるんだろうと思います。ぜひそういった部分も研究をして、より子供たちの意識の中に防災という、みずから身を守る部分のものが育っていくように、ぜひ取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。 次に、中心市街地の活性化についてでございます。 歴史と文化の活用については、市長さんのほうから一定の御答弁いただきました。現在、岡谷ブランドの活用について、ブランド推進室で取り組んでいただいておりまして、その点については私も大変期待をしているんですが、このブランド推進室の中で5つのアクションプランなどが示されております。そうしたものの具体的な展開を、岡谷市特有のブランドを中心市街地の活性化にも生かしていくことは当然のことだろうと思うんですが、具体的に中心市街地の活性化に岡谷ブランドをどのように展開していかれるのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 企画政策部長。 ◎企画政策部長(小口明則君) 昨年度、取りまとめました岡谷ブランドブックの中では、5つのアクションプランというようなことで、岡谷ブランドを構築していくための具体的な取り組みの事例として挙げさせていただきました。それ以外のいろいろなアイデア等がこれから出てくることもありますが、当面まずはこの5つくらいを基本にしてというようなことで考えているところでございます。 その推進体制といたしましては、昨日もちょっとお答えをさせていただきましたが、ブランドプロモーション推進協議会の皆さんと具体的にどのように展開をしていくかというようなことで議論させていただいているところでございます。 その中で、先ほどの市長答弁にもありましたが、中心市街地には幾つかの資源が、歴史的な部分でありますとか、文化資源というものが固まってございますので、それらの回遊性を持たせることが非常に大事になるかと思っております。ただ、ブランドという部分でいいますと、私ども今取り組んでおります旧農業生物資源研究所の整備という中では、そこも1つブランド発信の拠点としていきたいというような思いもあります。そうしたシルクを1つキーとしてのつながりの部分と、それから新しい美術考古館もまちなかにできます。そして、イルフ童画館も、あそこにはもう既に既存でございますので、そうした文化的な資源というものの活用、それが縦軸、横軸みたいな形ができるのかとか、点から面へという部分でさまざまなつなぎをしていきたいというようなことで考えています。そうした中での産品としてのブランドということも出てくるでしょうし、まちのイベントそのもの自体がブランド化していくということも出てくるのではないかと思っています。 そういうようなことは、今、いろいろな可能性を探りながら議論させていただいておりますので、少しその辺の議論も見守りながらということで、また御提言等をいただければと、そんなふうに思っております。具体的な部分でちょっとお答えができませんが、そんな状況でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) ありがとうございました。ぜひ、積極的にお願いしたいと思います。 次に、施設整備と波及効果について、駅南の複合施設の関係ですけれども、10月4日に全員協議会で報告をいただいて、2カ月以上がもう経過しているわけなんですけれども、なぜ今になって公募制にするというお話が突然出てきたのか。サン・ビジョン以外にも参入の動きがあるんでしょうか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 企画政策部長。 ◎企画政策部長(小口明則君) サン・ビジョンさんから提案をいただきまして、プロジェクトチームの中でさまざま検討させていただいております。その中では、まず駅南の土地に私どもがどういうまちづくりをこれまで考えてきたかというような、駅南地区の何というんですか、意味づけといいますか、まちづくりへの思いというようなものをずっと整理をさせていただきながら、今、この土地利用がどうあるべきかということでの基本的なスタンスの考え方、方針というのもまとめさせていただいております。 そうした中で、当然そこに合う計画かどうかというようなことで、サン・ビジョンさんの御提案は大きな方向性は一致はしているものというふうには認識しておりますけれども、ただ、公共的な用地という部分を処分をしていくということになりますと、やはり公平性ということも大事ではないかというような意見も庁内的には出ております。 したがいまして、一定のそうした検討をしている中で、公募というのも1つ有力な手法というようなことで出てきているわけでございまして、これは検討の経過の中で出てきている話ということで御理解をいただければと、そんなふうに思っております。 それから、そのほかの提案というようなお話でございますけれども、公式、非公式ということではございませんけれども、幾つか私どもでも提案できるかというような投げかけはいただいておりますので、そうした部分を考慮していきたいと思っております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 公募にする場合、事前に公募期間、いつから受け付けして、いつまでというような公募期間とか、内容等について公表しなければならないとする、一定のルールがあるんだろうと思いますが、その点についてちょっと御説明いただければと思います。 ○議長(今井康喜議員) 企画政策部長。 ◎企画政策部長(小口明則君) 先ほど申し上げましたように、駅南地区は私どもにとってといいますか、このまちにとっても非常に大事な土地でございますので、ある程度一定の考え方という枠組みをお示しをした上で御提案をいただければと、そんなふうに思っております。今、その辺について検討させていただいておりますので、市としての考え方がまとまりましたら全員協議会のほうへ御報告をさせていただきたいと思っておりますので、すみません、もうしばらく時間をいただければと、そんなふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) わかりました。 次に、ララオカヤについてでございます。 ここは貴重な駅前の施設でありまして、岡谷市を代表する施設でもあります。この肝心なところが十分に有効活用されていない状況があるんですけれども、ララオカヤを有効に活用することができれば、もっともっと中心市街地の活性化が図られるんだろうと思いますけれども、現在の建物は老朽化も進みまして、今後は大規模な修繕や改善の必要も出てくるんだろうと思います。いつまで今の状態で、現状のままでいくのか、時間的なものも含めまして、今後のビジョンをどういうふうに描いているのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 企画政策部長。 ◎企画政策部長(小口明則君) ララオカヤにつきましては、平成20年のリーマンショックを契機として、事業化の先送りをさせていただいているというようなそんな状況でございます。先ほど答弁の中でも御説明をさせていただいたとおりでございます。ただ、再整備事業自体の必要性というものは、私どもとしては何にも変わっていないというふうに認識を持っております。 また、ここで駅南の土地活用についての提案等の動きが出てきたことから、駅前についてもまた新たな動きというようなことも想定をされますし、これからはまちづくりの中で、駅前、駅南が一体的に考えられるというような、そういう波及効果にもつながっていくような部分はあるのかなというふうに思っております。 時期的な部分ではまだまだ見通しを具体的にお示しをできる状況にはございませんけれども、私どもアンテナを高くしながら情報収集をしてまいりたいと、そんなふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) なかなか難しいものがあると思いますけれども、駅前の大事な施設でありますし、そこをどのように今後有効活用していくかで、随分中心市街地も変わっていくんだろうと思いますので、よろしくお願いいたします。私が言わなくても、当然認識されているんだろうと思いますけれども。 次に、ちょっと細かい話ですけれども、ララオカヤの1階に駅前出張所があるんですけれども、ここをもうちょっと有効的に活用できないか、お伺いしたいと思います。 先番議員の話がありましたけれども、通路を挟んだ離れた場所に観光情報プラザがあります。このプラザの柱には「ようこそ岡谷市へ」と書いてありまして、観光に関する問い合わせは商業観光課、観光協会ということで、それぞれの電話番号が提示してあります。無人のスペースでふだん人はいなくて、ちょっとどうなのかなって、温かみがちょっと感じられないような気が私はしているんですけれども。 会派で実は先月、大和郡山市というところに視察に行きまして、そこでは「元気城下町プラザ」という名称で、民間のショッピングセンターの2階に行政サービスや観光情報を一緒に展開をしております。女性職員2人が窓口で各種証明書の交付業務や納税業務のほかに、大和郡山市におけるさまざまなイベントや観光スポットの案内、あと特産物の展示販売もしておりまして、市民を初め広く市外の方々にも大和郡山市の魅力を発信しております。 こうした実例もありますので、岡谷市においても駅前出張所と観光情報プラザを一緒にして展開していただいたほうがより機能的で、訪れる方にとっては非常にいいコーナーになるんだろうと思います。お考えをお伺いいたします。(「リーン」予鈴) ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 現在も、出張所のほうにお願いをする形で、観光案内もさせていただいているところであります。ただ、先ほどの先番の議員さんにもお話をさせていただいたんですけれども、一体的なまちのPRという部分でいきますと、駅前の場所が本当の意味でベターなのかどうかという部分はあろうと思っています。観光という立場でいきますと、駅を利用されてくるお客さん、それからそれ以外の要するに車でお見えになるお客さん、いろいろなお客さんがあろうと思っています。今の形が一番最善だというふうには思っておりませんので、今後、市内にあります産業の近代化遺産群というのは幾つかあります。その中で、今後の活用の中ではそれを利用していくことも可能ではないかというふうに思っています。そういった意味で、観光協会のあり方、観光協会が今のような形で庁舎の中にあることもすべて含めて、今後検討をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 私は、利用者の立場に立って、あそこが一緒になれば、すごく親切なコーナーになるんだろうという単純な思いで今申し上げましたので、他市で実際にやっている例がありますので、岡谷市でも前向きに検討していただければと思います。要望申し上げておきたいと思います。 次に、イルフ岡谷食品館についてでございますが、大変詳しく利用者の声を御説明いただきまして、ありがとうございました。 配達サービスについて期待をしている市民が私の周りにも大勢いるんですが、いつごろから始められるのか、取り組みの進捗状況についてお伺いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 現在、配送サービスにつきましては、年明け以降スタートできるよう準備を進めていただいているところでございます。検討する中で、大澤屋さんというか、イルフ岡谷食品館だけではもったいないのではないかというような声が出てまいりまして、1つには、あそこのイルフプラザの店舗会として一緒にできないか、また、もう少し範囲を広げて、周辺の商店街と一緒になってやることができないのかというような形での検討も現在進めているところでございます。 ただ、そうはいっても、それでそのままずうっといつまでも体制が整うまで待っているというわけにはまいりませんので、そこについてはなるべく早い時期に始められるようにということでお願いをし、準備を進めているところであるというふうに聞いております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) はい、わかりました。 次に、新美術考古館の入館者数の関係でございますが、今まで以上に1人でも多く来館していただけるようにという御答弁でした。ぜひ、もう少し具体的な目標を持っていただいて、何ていいますか、新美術考古館開館に向けて取り組んでいただきたいと思います。それだけ要望申し上げておきたいと思います。 次に、ユニバーサルデザインとバリアフリーですが、県道下諏訪辰野線の歩道部分については全然バリアフリーになっていないんですが、この点についてはどうされるんでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) 御指摘のとおり、県が管理しております県道下諏訪辰野線、それから天王森から本町の交差点までの岡谷茅野線の歩道がまだ十分な整備がなされておりません。以前からも県には強く要望しておりますけれども、現在、たまたま水道の老朽管の入れかえをいたしておりまして、舗装が仮復旧の状況、あるいは工事実施中という状況であります。その本復旧の中で、県と連携して、あるいは県のほうが主体になるんですけれども、連携しながらの整備ができないかということで今、協議を進めているところでございます。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) その部分がなかなか進まないと、中心市街地全体がなかなかバリアフリーが進みませんので、ぜひ県のほうに積極的に働きかけをしていただければと思いますので、強く要望申し上げておきたいと思います。 次に、レアメタル等の回収ですが、法の施行は来年4月の予定とお聞きしました。4月から回収は可能なんでしょうか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(笠原和彦君) 4月から法は施行されますが、事業者、回収をした後のですね。回収したものを今度レアメタルにしていくリサイクルの業者の認定については、4月から認定受け付けが開始されることになります。したがいまして、現在のところ、4月から直ちにということは到底無理だというふうに考えております。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 回収が遅くなればなるほど、貴重なレアメタルが回収されずに廃棄されるケースが多くなります。そのほかにも、鉛などの有害物質の環境リスクの管理とか、最終処分場への埋め立ての減量化の課題もありますので、なるべく早く回収ができるように、積極的な取り組みをお願いしたいと思います。 次に、合葬墓地についてなんですが、ぜひアンケート等の調査を実施していただきたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(笠原和彦君) 需要というか、御意見を把握する方法としてはアンケート等も考えていかなければならないと思います。それについても、今後研究をしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) ぜひ、よろしくお願いします。 最後に、トイレの関係なんですが、駅前のトイレについては、ぜひJRさんと協議していただいて、洋式化、1つでも設置できるようにお願いしたいと思います。 それと、市全体の洋式トイレの設置状況の把握ができているんでしょうか、点検する必要があると思いますが、その点についてお伺いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) 市全体のトイレの状況でありますけれども、私どもの担当部署がそれぞれの施設管理者、各課で施設管理しているごとにいるわけですけれども、その改修に当たってはいろいろ相談を受けているというふうなことでございまして、ちょっと私が今ここで何カ所どうですというふうには申し上げられる状況ではございませんけれども、各施設ごとに計画的な修繕の中で今後のことも考えているという状況でございます。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) 実際に困っている状況が発生したりしていますので、ぜひ現状把握をまずしていただいて、計画を立てて進めていただきたいと思います。 それと、洋式トイレが全くないトイレというのは何カ所ぐらいあるか、その点については把握されていますでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(笠原和彦君) 今時点で十分な把握できておりませんので、把握をできるだけ早くにするようにしてまいりたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員。 ◆13番(渡辺太郎議員) ぜひ、よろしくお願いします。 それと、ウォシュレットの関係の整備を最近していただいておりますが、(「リ・リーン」終了)温水洗浄便座の設置に対するお考えをお伺いします。 時間となりましたので、より多くの方が安心して快適に利用できるトイレの設置推進をお願いして、私の質問を終わりといたします。 ○議長(今井康喜議員) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(笠原和彦君) 温水洗浄便座の設置についての考え方を御質問いただきましたけれども、これにつきましては、維持管理、メンテナンス等が非常に難しくなるケースがございます。場所によっては壊されやすい装置であったりするケースを考えますと、非常にメンテナンス、維持管理が十分にできるところでないと、ある程度限定されたところでないとつけていくのが難しいかなというふうに考えている次第でございます。 ○議長(今井康喜議員) 渡辺太郎議員の一般質問を終了いたします。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時35分 △再開 午後2時45分 ○議長(今井康喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △八木敏郎議員 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員の質問を許します。     〔14番 八木敏郎議員 登壇〕(拍手) ◆14番(八木敏郎議員) 14番 八木敏郎でございます。 12月議会最後の16番目というか、ことし最後の大トリでございますので、お疲れの中、もう少しお耳をいただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 10月の初旬に国民体育大会が岐阜県下で行われまして、私、飛騨の高山市へ、ちょうどバスケットボールの大会の会場が高山市でありましたので、県協会の役員として一応バスケットの応援に行ってまいりました。長野県から参加されたチームは、少年女子と少年男子、成年の男子と3チームが出まして、少年女子は1回戦、成年の男子は2回戦で負けました。ところが、少年の男子は当初ベスト8までいけばいいぐらいの感じで応援に行ったんですけれども、高校生の諸君、非常に頑張っていただいて、決勝戦まで、あれよあれよという間に進みまして、最後は京都府に。京都府は2m近い生徒が5~6人おりまして、もう高さが全然違うチームですけれども、大奮闘いたしまして、惜敗で長野県は準優勝ということで、それでも準優勝ということで、国体のポイントはかなり貢献をしたと思われます。 自分たち、高校生たちも、思わぬ結果に感激もし、また、驚いたりし、私たちも応援していて非常に感動をいただきましたし、勇気ももらいましたし、また、それを力としてもいただいたような気がいたします。子供たちも皆、ゲーム当初は負けた悔しさというものがありまして、結構涙を流しておりましたけれども、試合から時間がたって、表彰式が終わってから時間がたちますと、自分たちのやったことのすごさというか、快挙というか、それに逆に感激しておりまして、この子供たちのこれからの将来、きょうのことがどれだけ生きるんだろうなというような形で、私はそばで見させていただいておりました。 そんな勇気と感動をいただいて、自分もこのまちでスポーツを通しての一応いろいろやらせていただいておりますが、スポーツを通したスポーツのまちの岡谷市、1人1スポーツの岡谷市、スポーツを通してのまちづくり、スポーツを通しての健康づくりに大きな力をいただいたような気がいたします。 それでは、通告順に従いまして質問をさせていただきます。 大きな1番、いじめ、不登校についてであります。 (1)いじめ問題への対応です。 毎日、新聞紙上で、必ずといっていいくらいいじめの記事が載っております。先日も、神奈川県座間市で、電車にはねられた中学1年の女子生徒が亡くなった記事が目に入りました。女生徒のノートには、「きょうされたことを言おうかな。いろいろされたけど、何があったかは言わない」などとした上で、複数の名前が記されていたと書いてありました。大変悲しい出来事です。 大津市の事件以来、文部科学省や県から、いじめにかかわる緊急調査が届いており、件数だけでなく、いじめ問題への取り組みや対応、学校体制に及ぶ詳細な状況調査が行われているところであると、9月議会にて教育長先生答弁されておりましたが、そこでこの11月、直近までの学校や教育委員会への相談件数や認知件数はどのような状況か、お聞きをいたします。 (2)不登校の状況です。 不登校児童生徒について、子ども総合相談センターや中学校中間教室の設置、Q-U調査、スクールソーシャルワーカーの派遣等の事業実施にて、着実な成果につながることができたものと分析しているとのことでありましたが、本年度のこれまでの状況はどうか、また、不登校以外の理由による生徒も含めた長期欠席者全体の状況も、あわせてお聞きをいたします。 大きな2番、鳥獣害対策について。 (1)被害状況とその対応であります。 この秋、キノコとりに梨平付近に入りました。そこで、大量のシカの群れに遭遇をいたしました。かつてはこんなことはなかったんですが、今、市内の山林や農地においても、農作物の食害、田畑の踏み荒らし等の被害情報をよく耳にいたします。ニホンジカやイノシシの農作物、森林への鳥獣被害状況や対策についてお聞きをいたします。 (2)緩衝帯の事業状況です。 平成24年度の主要事業に緩衝帯の事業が載っておりました。林地と農地との間を、見通しのよい空間をつくるために、鳥獣被害防除緩衝帯等整備事業に取り組んでいるが、事業の進捗状況はどうか、お聞きをいたします。 大きな3番、湖畔公園の整備について。 (1)湖畔多目的広場であります。 岡谷南高校前多目的広場の利用者状況と多目的広場の具体的な公園整備計画、今後の基本的な構想及び整備時期はいつか、お聞きをしたいと思いますが、この件に関しては、先ほど小松議員から質問がありましたので、自分自身も理解いたしましたので、御答弁は要りません。 (2)番、ジョギングロードであります。 マレット場から岡谷南高校までのジョギングロードが、ラバーがかなり傷んでいます。高校生から陸上関係者が、あそこら辺でいつもトレーニングをしております。ラバーが膨らんでいたり、欠損していますと、非常に危ないと思いますので、修繕し整備が必要と思いますが、お聞きをいたします。 (3)番、マレットゴルフ場周辺であります。 横河川白鳥橋が開通いたします。自動車等、観光客の増加が予想されます。新しい橋からマレットゴルフ場周辺の再整備が必要になると思われますが、どう考えるか。また、整備はいつごろか、お聞きをいたします。 (4)番、諏訪湖ハイツから赤砂までの整備状況であります。 諏訪湖ハイツから下諏訪町境、赤砂までの岡谷市としての公園整備はどうなっているか。今後、基本的な構想を含め、具体的な整備計画はあるのか。また、前回の議会でも小松 壮議員から、オートキャンプ場などどうかというような意見も出ておりましたが、どのように整備し、時期はいつごろか、お聞きをいたします。 大きな4番、県道下諏訪辰野線について。 (1)川岸小学校までの延伸区間の状況であります。 街路事業岡谷川岸線の待張川から川岸小学校までの第3工区の進捗状況について、先番さんからの質問ありましたが、詳しくお聞きをしたいと思います。 (2)観蛍橋までの区間整備予定。 川岸小学校から観蛍橋までの第4工区の整備予定についてお聞きをいたします。この区間は、秋、先日ですか、川岸行政協議会からも陳情が出されております。 (3)観蛍橋下ボックス利用についてであります。 通勤バイパスの進入路を撤去してから約2年がたちますが、通勤時間帯、特に朝の時間帯ですね、県道下諏訪辰野線が混雑していて、夏明方面から来ると、観蛍橋の交差点から県道に入るのが困難な状況になっております。現在の観蛍橋を架設したときに、県道下にボックスカルバートが設置されております。ボックスを使用し直接通勤バイパスに入れば、県道の渋滞にかかわらずバイパスに入れるが、どうでしょうか。前に答弁をいただき、無理は承知しております。車がだめでも、例えば車ではなくて、歩行者及び自転車、オートバイ等の小さい車両の通行も可能ではないかと思われますので、トンネルのそこら辺の設置をどうでしょうか、お聞きをいたします。 (4)観蛍橋の維持修繕でございます。 観蛍橋は、架設されてから30年近くがたち、建設時の朱色のきれいな橋も今では色も落ち、侵食が激しく、大きなさびが目立つようになってきております。今後の修繕計画をお聞きをいたします。 以上で、壇上での質問を終わります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員の質問に対する答弁を逐次求めます。 教育長。     〔教育長 岩下貞保君 登壇〕 ◎教育長(岩下貞保君) 私からは、大きな1番、いじめ、不登校について、お答えをさせていただきます。 (1)のいじめ問題への対応でございますが、大津市の中学校のいじめ事案に端を発し、大きく報道されるようになって以来、この問題は社会全体で大きな関心を呼んでおります。 いじめにかかわる件数でありますが、子ども総合相談センターへ寄せられた相談の件数といたしましては、本年度上半期9月末までの集計でございますけれども、7件となっており、前年度が年間総数5件であったことと比較しますと、増加傾向と、こんなふうに言えるかと思います。 一方、認知件数につきましては、文部科学省による生徒指導関係調査に報告した上半期の数値といたしまして、小中学校の合計で13件と、こんなふうになっております。こちらは、昨年度と同件数であります。 その後については、いじめ事案として重篤なものは、私自身記憶いたしておりません。重篤な場合には、私も含めて市教育委員会、学校のほうへ赴きまして、学校と一緒に、校長会も一緒に取り組みを岡谷市はいたしております。 認知件数に大きな変化はないものの、いじめにつながりかねない子供同士のけんかやトラブル、こういったものはどの学校においても幾つか確認されております。教職員や保護者など周囲の大人がアンテナを高くして、サインに気づくことができるよう、精いっぱい努めているところでございます。 次に、(2)不登校の状況でありますが、本年度上半期の不登校児童生徒数になりますが、小学校が1件、中学校が11件の合計12件であり、これは前年同期と比べ、小学校で4件、中学校で20件の減少となっております。また、不登校以外の理由も含めた長期欠席者全体の状況でありますが、同じく上半期で小学校7件、中学校が35件の合計42件であり、前年同期との比較において合計6件の減少となっております。 統計上、不登校以外の理由による長期欠席者の割合が高くなっているために、不登校での大幅な減少に比べ、全体では若干の改善にとどまっております。その背景には、本人の特性、家庭状況、これまでの生育環境等、さまざまな要因がふくそう化しており、単純に不登校とはとらえにくく、解決も困難な事例が年々ふえております。 また、例年の傾向ではありますが、下半期にかけて、これまで心配のなかった児童生徒の欠席が増加し始め、気の抜けない状況が続きます。春から頑張り続けてきたものの少し息切れをしてしまう子、それから夏休み中に生活リズムが乱れ、改善できずにいる子、学習面や人間関係の構築で課題が見えてきた子など、その要因はさまざまですが、学校、家庭と連携を密にしながら早目の対策を講じているところでございます。 以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。     〔経済部長 島田 勇君 登壇〕 ◎経済部長(島田勇君) それでは、私から、大きな2番の鳥獣害対策について、御答弁をさせていただきたいと思います。 まず、(1)の被害状況とその対応でございます。 今年度の農作物被害の状況につきましては、11月末の時点で18件の被害報告があり、前年同期と比較すると6件減少しております。被害報告以外にも申告されないケースがあり、ニホンジカやイノシシ、また、ハクビシン等の有害鳥獣による被害は増加傾向にあると推測されます。その中でイノシシにおいては、市内全域で農業被害が増加しており、特に川岸地区においては水稲、野菜への被害件数が増加しております。ニホンジカやカモシカにおいては、農業被害はもとより、剥皮等による林業被害がここ数年で急速に進行しつつあり、特に水源林である横河山一帯では標高1,500m以上の山林におけるカラマツ、モミへの被害が著しく、水源涵養、土砂流出防備などの公的機能の低下が心配されております。 被害対策といたしましては、獣害防止さくの設置や、岡谷猟友会へ委託して取り組んでいるおり、わなによる捕獲、国の交付金を活用した湊栃久保地区、長地半ノ木沢地区、樋沢地区、川岸本沢地区への電気さくの設置を行うなど、鳥獣被害防止対策に取り組んでおります。 林業被害への対策は、幼木に対してはけものの嫌がる薬剤の塗布により、新芽を食べられないように防除しております。また、成長したカラマツ等の樹皮を食べられるといった被害対策については、保安林である横河山一帯の被害が深刻であるため、今年度から被害を最小限に食いとめるために、県治山事業によりカラマツ1本1本をネットで覆う対策を実施しております。さらに、個体数を減らす対策として、高ボッチ周辺において県の広域捕獲隊によってくくりわなを設置する新たな取り組みを実施し、被害対策に努めております。 (2)緩衝帯の事業状況でございます。 市では今年度から、新たな鳥獣害対策として、農地に隣接する里山を帯状に除間伐等を行うことにより、野生動物が生息しにくく、追い払い等が行いやすい緩衝帯の整備を進めております。緩衝帯を設置することは、やぶなどを好んで生息する野生動物を農地に寄せつけない効果を発揮します。今年度は、緊急雇用創出事業を活用して、農業振興地域である樋沢地区周辺で約11haの整備を8月から実施しております。また、湊小坂の栃久保地区では、国の補助事業の採択を受けて、約2haを整備する計画で、12月中に森林所有者の説明会を開催し、来年の2月までに整備を進めるように取り組んでいるところであります。 以上であります。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。     〔建設水道部長 河西 稔君 登壇〕 ◎建設水道部長(河西稔君) それでは、大きな3番の(2)ジョギングロードについてお答えをいたします。 ジョギングロードは、平成元年度から今年度、現在まで随時整備を進めてきておりますけれども、当初に整備した区間は22年が経過しております。その他の区間につきましても、日ごろより安全確保のための現地確認を行い、修繕の必要箇所を把握し対応しておりますけれども、現在のところ部分的な修繕が主体でございます。今後も状況の把握に努め、早目に効果的な対処をしてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、大きな3の(3)マレットゴルフ場周辺でございます。 あす12月15日でございますけれども、横河川白鳥橋が開通し、横河川両岸の一体的な利用が可能となることによりまして、訪れる皆様の利便性が大きく向上いたします。それにより、議員さん御指摘のとおり、ジョギングやウオーキング、また、諏訪湖畔の眺望を楽しみに訪れる方々が増加するものと考えております。橋の開通後、公園利用者の動向を見守りながら、その状況に応じての公園施設拡充の必要性や、また、さらに利便性が上がる方策はないか、対応時期も含めて今後検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、大きな3番の(4)諏訪湖ハイツから赤砂までの整備の基本的な構想、計画等でございますけれども、岡谷湖畔公園整備計画では、諏訪湖ハイツから下諏訪境までの区間を2つのゾーンに分けて整備する計画を持っております。諏訪湖ハイツ付近約1.2haは、芸術文化活動ゾーンとして、周辺施設と一体となった市民のカルチャー活動の場、湖を臨むすぐれた環境の中で、文化活動の空間を創出することとしています。この東側から十四瀬川までの約5.5haは、湖畔のオアシスゾーンとして、諏訪湖を臨む広々とした空間を、芝生広場や花畑、散策できる園路整備など、市民の安らぎの空間と位置づけて整備する計画でございます。 しかしながら、基本設計からもう長期間を経過しておりますことから、整備内容や整備水準、また、用地の確保等についても見直しの必要性も考慮しながら今後の見通しを立ててまいりたいと考えています。したがいまして、今後の整備時期等については、現段階ではお示しできる状況にございませんので、よろしくお願いいたします。 次に、大きな4番、県道下諏訪辰野線についての(3)観蛍橋下ボックス利用でございます。 観蛍橋右岸側の県道下諏訪辰野線の地下に埋設されておりますボックスカルバートにつきましては、観蛍橋の下を通る通勤バイパス進入路を撤去する際、使用可能か検討した経過がございます。結果といたしまして、観蛍橋が架設されました25年前と比べて、法律や構造基準等はより一層の安全確保のために改正されてきておりまして、ボックスカルバートの壁の厚みが河川横断構造の最小値を満たしていないこと、また、天竜川の水位が上昇した際に、継ぎ手の水密性確保が難しいことなどの理由によりまして、車両あるいは自転車、歩行者、いずれにつきましても既存のボックスカルバートの使用は困難であるというふうに判断をしております。 それから、大きな4番の(4)観蛍橋の維持修繕でございます。 県道下諏訪辰野線にかかっております観蛍橋は、道路と同じく長野県で管理をしていただいております。管理している諏訪建設事務所によりますと、観蛍橋については、長野県が策定した橋梁長寿命化計画に基づきまして今年度、調査設計の委託業務を発注しておりまして、現在、業者がその業務を実施中であるということでございます。来年度以降、調査等の内容を精査し、具体的な修繕計画を立てて修繕工事を行っていくというふうに伺っております。 岡谷市としましても、こうした一連の取り組みが促進され、橋梁の安全性が確保されるよう長野県にお願いをしてまいります。 以上でございます。 ○議長(今井康喜議員) 市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 私からは、大きな4番の県道下諏訪辰野線についての(1)川岸小学校までの延伸区間の状況について、まずお答えをさせていただきます。 県が施行しております岡谷川岸線につきましては、機会あるごとに県に対しまして事業推進のお願いをしているところであり、地元関係区のお力添えや関係権利者の皆さんの御理解、御協力のもと、昨年10月に第2工区の諏訪信用金庫川岸支店から待張川までの約600m区間が完成したところでございます。 御質問の待張川から川岸小学校の第3工区の約400m区間につきまして、本年度、道路詳細設計を実施をしており、大きく影響がある歩道橋及び西部中学校、川岸小学校との道路の取りつけ等の協議を進めております。 今後の予定といたしましては、歩道橋整備等の設計協議を進めるとともに、地元説明会の開催を経て、平成25年度事業認可に向けて事業を推進していくというふうにお聞きをしているところでございます。 市といたしましても、川岸小学校までの整備が早急に着手されるよう長野県に対しまして引き続き強く要望しているところであり、県としてもその重要性を十分に御認識をいただいているところでございます。 次に、(2)の観蛍橋までの区間整備予定についてでございますけれども、川岸小学校から観蛍橋までの第4工区の整備につきましては、第3工区の事業終了後になります。現時点では、実施時期については未定とのことでございます。しかしながら、下諏訪辰野線は諏訪圏と伊那圏を結ぶ唯一の幹線道路として、また、災害時の緊急輸送路としての位置づけを有していることなど重要な路線であることから、県に対しましては第3工区に引き続き拡張整備の実現を強く要望しているところであり、本年10月31日には地元関係区等の要望を受け、矢ヶ崎辰野町長とともに関係職員で、県に延伸区間を含めまして整備促進の要望活動を実施したところでございます。 以上でございます。
    ○議長(今井康喜議員) 一通り答弁が済んだようです。 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) それぞれ答弁を賜り、ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきます。 1番のいじめ、不登校の中のいじめ問題への対応でございますが、教育長先生の話によると、大きな変化は今のところないというようなことで、でも、減ってこそ効果が出ているんだなと思うんですけれども、対応策として今現在、新たに取り組んでいるような施策があるかどうか、そこら辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。 ◎教育長(岩下貞保君) 各学校では、今回のいじめ問題を契機にアンケート調査の実施、研修会の開催、児童生徒と担任との面談、学校だよりによる発信等の対応を、今まで以上に数を重ねながら実施してきております。 市教育委員会といたしましても、従前からいじめ・不登校対策委員会を設置し、児童生徒の実情や課題などについて情報交換や協議を行ってまいりましたが、秋に全小中学校を訪問し、いじめの状況や学校の取り組み、相談窓口の周知等について、改めて確認をいたしました。 子供みずからの手で推進してきております活動として、岡谷市では中学校の生徒会が中心になり、子供たちによるいじめ根絶運動事業を行ってきております。5年目の本年度は、諏訪地域人権啓発活動ネットワーク協議会とともに計画を練り、12月9日にカノラホールで活動発表の機会を得ました。今回は、4中学校に加え、市内小学校を代表して川岸小学校と湊小学校も参加し、友達を大切にする取り組みについて、お集まりの皆さんに活動の一端をお伝えさせていただきました。 当日の資料として、「みんな楽しい岡谷の学校」という啓発リーフレットをお配りいたしました。これは、イベントに合わせて平成21年度に作成されたリーフレットの原稿を、生徒が中心に市教育委員会やいじめ・不登校対策委員会等によって見直しをいたしましてつくりかえたものであります。各校の取り組みの様子や相談窓口等の案内も掲載された内容となっており、いじめを許さない、思いやりの心で笑顔あふれる学校にという、生徒のいじめ根絶宣言なんですけれども、その思いがここにも込められております。これまでの実践を大切に引き継ぎながら、今後とも積極的な人権意識の高揚に努めてまいりたい、こんなふうに考えて進めているところでございます。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) それぞれ生徒がいじめ根絶運動等をみずからやっている、非常にうれしいことだと思います。我々大人が幾らやっても、子供同士、お互い友人同士というか、そこら辺のかけ合いが一番子供には、生徒にはきくと思いますので、これからも教育委員会でフォローしてやっていただいて、活発にここら辺の活動ができればと思います。 そこで、いじめ等のことでありますが、深刻な状態になる前の早期発見とか対応が何よりも大事なことだと思いますので、その点についてちょっとお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。 ◎教育長(岩下貞保君) 御指摘のとおり、いじめについては早い段階で兆候を把握して、速やかな適切な対応、これを図ることが重要であります。ただ、いじめのまだ芽の段階、トラブルの段階、こういったところでは本当に時間をかけて、学級みんなで解決をするとか、こういったこともまた子供たちがそういったいじめに対応する力をつけていく上では、とても大切なことでもあったりするわけであります。毎日の様子を、学校にあっては担任や周囲の教職員が観察し、また、家庭においては保護者が気にとめながら子供の発する小さなサイン、そういったものを見逃さないように、一層心を配ってまいりたいと、こんなふうに考えております。 子供を取り巻く社会は情報化が進みまして、インターネット等の電子媒体を通じたいじめや中傷、こういったものもふえてきておりますので、先生方もそこら辺のところに神経を集中させているというような、そういったこともございます。また、大人の気づきにくい形で陰湿ないじめが続くこと、こういうこともございます。そこで、今の世相を反映したいじめ発見のチェックリスト、こういうものを整えて、広く活用いただけるように今進めているところでございます。これは、校長会とともどもに今考えているところでございます。 いじめを防ぎ、いじめから子供を守る相談窓口の周知、こういったことにももっと力を注ぎ、早期発見・早期対応に一層努めてまいりたいと、こんなふうに思っているところでございます。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) ありがとうございます。いろいろな施策の中で、子供の成長を助けていただき、本当にこれからもいろいろな形での対応という部分が迫られると思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。 それで、いつも私思っているんですが、いじめられた側の心といいますか、普通のけがは、外傷ですが、それは時間がたてば治ります。心の中の傷というのは、一生続くような気がするんですよね。時間がたっても、その傷だけは絶対いえないと思います。だから、小学校、中学校の間はスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー等、みんな活躍されて、連携がとれると思うんですが、中学校でそのケースに遭った場合の子供たちは、高校など行ったときは、ずうっとその傷を負いっ放しで、そこら辺のところがちょっと自分自身もよくわからないものですから、そこら辺のケースをちょっと先生、わかるようでしたら教えていただきたいんですが。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。 ◎教育長(岩下貞保君) とても大切な部分かと、こんなふうに思っております。各中学校では、そうした事実、これは確実に高校へつなげながら、心の面を支えていただけるように、高校との連携をとって進めております。 それで、あと大きな課題といたしましては、高校を卒業後、このあたりのところがやはり大事に考えていかなくてはいけない部分なのかなというふうにも思ったりしております。 議員さんおっしゃられますように、いじめを受けることよって、当然、命を奪われるという、こんな本当に許されないということもあるわけなんですが、そればかりではなくて、いじめを受けた子供たちの何人かは、本当に自分のふるさとすら失います。ですので、お盆にも正月にも自分のふるさとへ帰ることができない、そんなこともございます。そうしたことも承知しておりますし、また、そうしたお子さんが母親になったとき、やはりそうした不安の中で子供を育てたりというようなことになってきますので、そこでも今度はその母親が背負ったものが子供に影響を及ぼす。こういうふうにしまして、本当にいじめられた傷というものは後々へずうっとずうっとつながっていくわけなんです。どうしてもいじめはですね、重篤ないじめは何としても許してはいけない、こういう強い思い、これは私ども皆共有いたしております。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) ありがとうございます。ぜひ、ゼロを目指すという言い方はちょっと変なんですが、幾らかでも子供たちが救われるように、また、教育長先生たち初め皆さんの御協力をよろしくお願いをいたします。 続きまして、不登校の件にまいります。 実際増加、ほとんど余り変わりがないというか、さすがに中学校へ行くと不登校のケースもふえますけれども、県下での不登校支援施策である「笑顔で登校」という支援事業について、岡谷市では積極的に補助採択を受けてきたと思いますけれども、どのような効果があったのか、そこら辺をお知らせください。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。 ◎教育長(岩下貞保君) 「笑顔で登校」支援事業は、市町村教育委員会が主体となって行う不登校児童生徒の抱える課題の改善に効果が期待される事業に対して長野県が補助をするという、こういう事業であります。 岡谷市では、不登校予防につながる手だての研究や実践、連携支援体制づくり、こういったことに焦点を当てた取り組みを立案し、補助事業がスタートした平成22年度から工夫をしながら、3年にわたって採択いただいてまいりました。その中で、不登校の芽を探るチェックシートを初めとする支援シート、連携マップなど、岡谷市オリジナルの関連様式を作成したり、Q-U調査を実施するなどの具体的な取り組みを進めることができました。 また、支援体制の充実といった面からは、不登校対策に従事する相談員の人件費へ充当したほか、スクールソーシャルワーカーや心の教室相談員といった人材の活用にもつなげることができました。この間に子ども総合相談センターを中心に、学校現場、行政内、関係機関等とのチーム支援のスタイルが整い、少しずつではありますけれども、そうしたものが機能するようになってきたことは一番大きな成果ではないかと、そんなふうに思っているところでございます。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) ありがとうございます。 先ほども1回目の質問で聞きましたけれども、長期欠席の児童生徒について、現時点での課題は一体どんなことか、また、支援をどう講じようとしているかというようなお話をちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 教育長。 ◎教育長(岩下貞保君) 先ほども触れさせていただきましたけれども、その他という理由に区分される長期欠席者が増加しているというのが特徴的なことであります。また、特に中学校においては、継続的かつ長期間にわたり登校できずにいる生徒もあり、大変気がかりな状況であります。 本年度は、予防と連携をテーマに据えて、不登校課題に取り組んできておりますが、そうした中で次の4つの視点から整理できるのではないかなと、そんなふうに考えているところでございます。1つ目は、児童生徒本人の理解とケア。子供の状況に寄り添いながら学習支援やソーシャルスキルトレーニング、こういったものを導入しながら、自尊感情を高める必要性、そうしたものを強く感じております。 また、2つ目といたしましては、教職員の資質の向上であります。子供の変化に気づく感性、適切なそのときそのときの対応、それから教職員の資質の見直し、そういったことが求められるかと、そんなふうに思います。 3つ目といたしましては、保護者との協力、それから家庭力の向上、保護者支援、そういったようなことになりますけれども、保護者の不安や悩み、それを共有しながら必要な情報を届けながら、同じスタンスで歩みを進めること、これがとても大切になってまいります。しかし、なかなかそこら辺のところを受け入れてもらえない御家庭もございます。御家庭それぞれに難しい問題がありまして、ちょっと後ほどその対応については触れさせていただきたいと思います。 それから、4つ目は、支援者同士の連携協働ということでありまして、学校だけで解決できない背景を持つ事例については、行政内の担当課や関係機関との連携を深め、一体となって支援に努めること、こんな4つになるかと、こんなふうに思いますけれども、こうして列挙してみますと、いじめあるいは不登校という事象であらわれているわけですけれども、根っこは1つであるなと、そんなことを強く思っております。 こうした4項目につきまして、一歩前進できるよう平成25年度に向けて具体策を今詰めているところでありますけれども、ちょっと1つ考えておりますのは、何とか、この前もちょっとお話し申し上げましたが、必要なときに相談したり助けたりしてもらえる、心の許せるお母さんのような人、こういった人と個人的につなぐというようなこと、これも全体への支援と個に寄せた支援、これは子供もそうですが、保護者の方もそうでありまして、それぞれに別立てで考えていかなくてはこれはなりません。その別立ての部分の個に寄せた支援ということで今申し上げているわけですけれども、そんなことも、これは来年度、一歩踏み出したいなと、そんなふうに思っておりますし、それ以外にもあれこれと今、検討したり詰めたり、何とか子供たちのためにできること、やりたいな。行政の責任として、私自身の責任としてやりたいな、こんな強い思いを持っております。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) ありがとうございました。先生の並々ならぬ思いを聞いたような気がいたします。 私たちも一市民としても、自分もたまにやるんですが、道路で行き合ったら、子供たちに声をかける。これ実に大きなことだと思います。おはよう、お帰り、こんにちは。何でもいいから声をかけると、子供の笑顔って非常にすてきなんですよね。ぜひ、我々ここにいる全員も、皆さんも、会ったら声をかけてやれば、幾らかでも、長い将来、それがいい方向に向かうような気がします。ありがとうございます。 続きまして、2番の鳥獣害対策についてに移ります。 鳥獣害の状況とその対応(1)ですが、被害軽減策のためには、個体数そのものを減らす対策が重要であると思いますが、頭数削減のための対策として、どのような方法を考えておられるか、お願いします。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 先ほども御答弁をさせていただきましたけれども、わなですとか、それからやはり猟友会の御協力を得る中での猟銃による駆除というのも、大きな捕獲の部分ではないかというふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) 有害鳥獣がふえた原因といいますか、そこら辺は、要因はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 有害鳥獣がふえた要因といたしましては、幾つか考えられますけれども、近年の暖冬、小雪化、要は雪が少なくなったというような傾向によりまして、冬期における野生鳥獣の死亡率が低下しており、個体数の増加、生息域が拡大したこと。それから、耕作放棄地の増加によって、集落農地に出没しやすくなったこと。それから、里の農作物は栄養価が高く、まとまっていて食べやすいことから、一度それで農作物の味を覚えると、それに依存するようになり、繁殖率も高くなること。それから、里における人の活動低下に加えまして、狩猟者の減少、高齢化に伴う狩猟圧の低下により、野生鳥獣の人に対する警戒心が薄れてきているということが挙げられるというふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) 続いて、緩衝帯の事業状況に移ります。 新年度の事業として新しく始まった緩衝帯事業の効果をどのようにとらえているか、お聞かせください。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 樋沢地区周辺では、林地内が見通すことができるようになったことによりまして、また、地区の皆さんからも、整備してもらってよかったという声が出ております。一定の効果が上がったのではないかというふうに思っております。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) 今まで、実験地区といいますか、それ以外は効果が上がったということですけれども、川岸の場合も結構農業被害が多くて、緩衝帯整備等で実施をお願いしたいと思いますが、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) 緩衝帯整備等の森林整備につきましては、何よりも地域の皆様の協力が不可欠であります。地区の御要望をお聞きする中で、国・県の事業を活用することにより整備が進められる様取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) 要望でございますけれども、農業振興地域周辺でなく、効果が認められれば、岡谷市の農地周辺整備を積極的に進めていただきたいと思います。また、近年、シカとか獣害が多いようですので、広域的な取り組みが必要な時代も来るのではないかと、そんなような気がしております。 また、猟友会にお願いするにも、猟友会の皆さんも高齢化がかなり進んでおりまして、年寄りになるほど--年寄りっていう言い方はいけないんですけれども、高齢になるほど、自動車が里山の下で待っていて、高齢者の中のまだ若い人たちが急斜面を登らされて奥の山へ入っていく。また、猟友会の方々もいろいろな登録等、大変な部分があるとお聞きしております。できるだけ、猟友会の皆様の負担が軽く済むという言い方はおかしいんですけれども、そこら辺を踏まえて、いろいろな対策を練っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 では、2番目のジョギングロードに移ります。 このジョギングロードはいつも、最初に言いましたとおり、近辺の岡谷南高校なり岡谷東高校の生徒の練習場であります。また、祭日等、夜も含めて、陸上関係者の大事な練習の場でありますので、正直な話、あそこに、どう壊されたのかわかりませんけれども、かなりラバーがはげたり、穴があいたり、夜なんかの場合は非常に危険ですので、これは質問ではありません、要望でありますけれども、早急に対応していただきたいと、ぜひこれだけはお願いをしておきます。よろしくお願いします。 それで、3番目のマレットゴルフ場周辺に移ります。 マレットゴルフ場周辺といいますか、新しくあした、白鳥橋が完成し、これからたくさんの観光客、また、地元の方もあそこを、マレットゴルフ場まで通りますが、そこら辺の休息所という言い方はおかしいんですが、大勢来て、マレットゴルフを楽しまれている方も含めて、あそこら辺に、湖の中という考え方は承知はしているんですが、何か休息所等ができればありがたいような気がするんですが、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) 御指摘の場所でございます。今お話のとおり、橋の開通後に公園利用者の動向でありますとか、車両の通行の状況など見ながら、いろいろな対応していかなければいけないというふうな思いは持っております。その中で、休憩場所の必要性ということも含めまして、既存の施設の利用・活用というようなこと、それから今、道路においての休憩機能を確保するというようなことで、まちあるきステーションというようなことも、いろいろなパターンを含めて考えておりますので、そんなことの中で今後検討していきたいなと思っております。 ちなみに、その周辺には4カ所のあずまやとか、3カ所のトイレもございますので、そのあたりもどんなふうに何ていうんですか、活用していく、生かしていくかということも、既存の施設の利用・活用という中では含めて考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) マレットゴルフ場ですが、非常に市外からの利用者も多くて、唯一岡谷での、塩尻峠から見る諏訪湖のロケーションも結構なんですが、湖畔から見る、ブランドブックにもいろいろ載っておりますけれども、非常にロケーションのいい場所でありますので、ここをマレットゴルフ場も含めて、観光のほうから見た場合、横河川の桜とか、そういうのとタイアップしながら何か観光のあれができないかどうか、そこら辺ちょっと聞かせてください。 ○議長(今井康喜議員) 経済部長。 ◎経済部長(島田勇君) マレットゴルフ場周辺を含め、岡谷市から諏訪湖を眺める景観というのは本当にすばらしいというふうに思っております。春の桜の季節には桜ウオーキングとして、諏訪湖畔は横河川の桜並木を歩くツアーを旅行会社と連携して実施をいたしましたけれども、観光客の皆様からもとても好評でありました。現在も観光パンフレットには、諏訪湖湖畔からの写真が掲載されておりますけれども、岡谷ブランドの構築を目指した岡谷ブランドブックの中でも、美しい湖畔の体験がアクションプランの一つとして位置づけられておりますので、さらにこの周辺を含め、市内のすばらしい景観を岡谷市観光協会のホームページなどでPRしていきたいと考えております。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) ありがとうございます。 続きまして、諏訪湖ハイツから赤砂までの整備状況でございます。 前にも私、答弁をいただいておるんですが、諏訪湖ハイツ前、ゴルフの練習場までの間の人工なぎさが非常に相変わらずやぶがすごいです。これから、せっかく新しい橋ができて、下諏訪町側からも岡谷市側からもたくさんあそこを観光客が通ると思うんですが、正直、前回の答弁でも余り期待ができなかったものですから、自分でビーバー持っていってやろうかななんていう気持ちもいつも起きておりました。そこら辺をまた踏まえて、本当にこのままにしておけないと思うんですが、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) 御指摘の区間につきましては、人工なぎさの部分がもう見えるか、見えないような状況もございまして、草ですとか、木なども大きな木になっておりまして、県の管理地、諏訪湖の中ですので、建設事務所とも相談をしているんですけれども、なかなか有効な手だてというか、具体的にそこを刈り取るというような状況にいまだに至っておりません。ジョギングロードができて、それ以前からも、その周辺については市のほうでも当然道路の管理としての手入れはしておりますので、なお県とうまく連携がとれるようにしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員。 ◆14番(八木敏郎議員) ありがとうございます。 最後になりますが、下諏訪辰野線のことで要望のみとさせていただきます。 いよいよ冬に入りましたので、あの狭い下諏訪辰野線道路、雪が降ったりすれば、かなり除雪すると歩道のほうへ雪が行きます。狭い上に、除雪した雪が凍って、通学路が余計狭くなる。今回も鮎澤議員さんの質問にもありましたとおり、通学路の部分で大変危惧する箇所もございます。背中越しに車が突っ込む可能性もある。滑って転んで骨折のことも考えられるし、どんな事故が起こるかわかりません。そのような状況が今の下諏訪辰野線だと思います。 先ほど市長さんもおっしゃいましたけれども、地元の要望をよく酌んでいただいて、早急にこの下諏訪辰野線が早く開通できるように、新しい道路として生まれ変わるような要望をして、私の一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(今井康喜議員) 八木敏郎議員の一般質問を終了いたします。 これにて一般質問は全部終了いたしました。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午後3時50分 △再開 午後4時10分 ○議長(今井康喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △報告第22号~報告第24号の一括上程、説明、質疑 ○議長(今井康喜議員) 日程第2 報告第22号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)から日程第4 報告第24号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)までの3件について説明を求めます。     〔発言する者あり〕 ○議長(今井康喜議員) 共田武史議員。 ◆4番(共田武史議員) 4番 共田武史です。 ちょっと審議に移る前に、今回の報告案件なんですけれども、今、議会中において専決がこの議案、10日に決定されています。議会中で専決をするということに疑問を感じるんですが、そういったこと、今回これを議案に上げることに対して、議会運営委員会等ではどのような審議がされたのか、見解を求めたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 暫時休憩いたします。 △休憩 午後4時11分 △再開 午後4時17分 ○議長(今井康喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 共田武史議員の質問に対しまして、議会運営委員長、発言をお願いいたします。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(渡辺太郎議員) 13番 渡辺太郎です。 ただいまの質問に対してお答え申し上げます。 先ほど議会運営委員会を開きまして、追加議案につきまして局長より説明をいただきました。それに対する取り扱いについての質疑は特にありませんでしたので、報告第22号の専決処分の報告についてから報告第24号の3つと請願第6号について、追加案件を議事日程に追加し審議することに決定したものでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(今井康喜議員) 共田武史議員。 ◆4番(共田武史議員) ありがとうございました。それで理解はいたしました。 前回の6月議会でもそうだったんですが、議会運営委員会で決まっていないことが、例えば請願と陳情を願意が一緒だから同等に扱うとか、議会で決まっていないことが実行されています。例えば、本議会の報告第20号についても、特例としての専決ということで、この専決に対して議会は審議する義務があるはずなのに、この審議を省略して、委員会付託を省略して決定している。この決定した経緯もわからない。それは先例の準用かもしれないんですが、その先例を準用するかしないかも、どこで新しい先例をつくる、どの先例を準用する、そういったことが不明確です。 前回の報告第20号につきましては、本来だったら、法改正があって、専決に対する承認の重みが変わっているわけで、先例としても変わらなければいけない。先例を準用するのだったらその先例の根拠、そして先例をつくるのだったら議会運営委員会等で決定、変更するのだったらまたほかの議論が必要だと思います。 今回についても、専決が議会中で、そもそも専決の必要性というのはスピーディーな運営のためにあるはずです。会期中に専決処分が議会にかけて決定できるものがわざわざ、専決に対して疑問があったので質問させていただきましたが、議会運営委員会でこのように決定されたということなので、理解いたしました。 ○議長(今井康喜議員) 進行いたします。 それでは、先ほど言いましたように、報告第22号から報告第24号までについて説明を求めます。 建設水道部長。     〔建設水道部長 河西 稔君 登壇〕 ◎建設水道部長(河西稔君) それでは、御報告申し上げます。 初めに、御報告申し上げます3件の内容について、概要を説明させていただきます。 このたびの3件の専決は、岡谷市道の舗装路面の穴によりまして、通行しておりました車両のタイヤホイールに損害を与えたことにかかわる和解及び損害賠償の額の決定でありまして、同じ場所で同じ時間帯に続いて起きた事案でございます。 それでは、それぞれについて報告させていただきます。 報告第22号 専決第17号 和解及び損害賠償の額の決定について、御説明申し上げます。 この内容は、岡谷市川岸東一丁目の洩矢神社付近の市道を辰野町方向に向かって走行中の車両に損害を与えたことによります和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項及び市長専決処分指定事項第1項の規定により、平成24年12月10日に専決処分を行ったものであります。 和解の内容をごらんください。 まず、事故の概要でありますが、本年11月17日午後7時ころ、岡谷市川岸東一丁目10132番5付近の市道19号線(鎌倉街道線)で、道路路面に穴があいていることに気づかず通行したため、自動車右側の前輪、後輪がその穴に落ち、当該前輪のタイヤとホイール、後輪のタイヤに損害を与えたものであります。 この事故につきましては、相手方と示談交渉を行い、損害賠償金5万2,080円を市が支払うことで、平成24年12月10日に示談が成立いたしました。 事故の箇所に関しましては、土木課職員が前日、当該箇所を通行した際、道路に穴はあいておりませんでした。また、事故に遭われた方も、当日の昼間通行した際には穴があいていなかったと聞いております。その後、当日の雨によりまして、道路舗装面に穴があいたものと思われます。また、当該箇所の穴につきましては、その日のうちに応急的に修理をいたしまして、後日、舗装復旧をいたしました。 次に、報告第23号 専決第18号 和解及び損害賠償の額の決定について、御説明申し上げます。 内容は、報告第22号と同様でございまして、平成24年12月10日に専決処分を行ったものであります。 和解の内容をごらんください。 まず、事故の概要でありますが、本年11月17日午後8時30分ころ、報告第22号と同様の原因によりまして、自動車右側前輪のタイヤに損害を与えたものであります。 この事故につきましては、相手方と示談交渉を行い、損害賠償金1万1,565円を市が支払うことで、平成24年12月10日に示談が成立いたしました。 続いて、報告第24号 専決第19号 和解及び損害賠償の額の決定について、御説明申し上げます。 この内容につきましても、報告第22号と同様でございまして、平成24年12月11日に専決処分を行ったものであります。 和解の内容をごらんください。 事故の概要でありますが、本年11月17日午後8時30分ころ、報告第22号と同様の原因によりまして、自動車右側の前輪と後輪のタイヤ及びホイールに損害を与えたものであります。 この事故につきましては、相手方と示談交渉を行い、損害賠償金7万2,240円を市が支払うことで、平成24年12月11日に示談が成立いたしました。 以上で報告を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(今井康喜議員) これより質疑に入ります。 まず、報告第22号について質疑はありませんか。 山之内 寛議員。 ◆17番(山之内寛議員) 雨により穴があいていたというんですがね、11月17日。その大きさ、前後輪が落ちちゃうほどの大きさだったって、深さなどを教えてください。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) 舗装にあいていました穴ですけれども、直径が約50cm、深さが5cmから10cmでございまして、水がたまって穴の確認ができない状況という、夜間でございますのでそんな状況であったそうです。 それから、位置的には、道路の幅が約6mでございますけれども、路側側から2mほどというところでありましたので、ちょうど運転席側のタイヤが通る位置だったということでございます。 ○議長(今井康喜議員) 山之内 寛議員。 ◆17番(山之内寛議員) 5cm、10cmというと、クリアできる、実際タイヤがバーストしたりしていれば、当然もうちょっと深かったかなと思うんです。水があってわからなかったということなんですが、実は11月19日にもその橋原地籍で穴のあいているところを私通りまして、すぐ土木の維持係にお願いして対応してもらったというような場面があったものですからお聞きしたわけでございます。 以上です。 ○議長(今井康喜議員) ほかに質疑ありませんか。 清水將弘議員。 ◆16番(清水將弘議員) 1つだけちょっと教えてもらいたいことがあるんですが、同じ場所で、午後7時、1回目が起きたと。もう既に当然ながら暗くて、路面、雨でも降っていれば、それこそ見づらい環境にあったんだと思いますけれども、その後1時間半を置いて2件、同じ穴によってやられたというような経過のようです。 管理者である市が、そこの場所でそういった破損を受けたという報告なり、事態を知り得たのはいつなのか。通常、やはりそんな事件が起きると、何らかの形で苦情が来る。もしかしたら、その方は一たん家へ帰って、怒りが静まらずに後刻訴えたのかもしれませんけれども、その辺のこと。 この1時間半の間に、バリケードを置くなどの措置がとられなかったのかどうか、その辺だけお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(河西稔君) 当日の経過を御説明いたします。 11月17日の土曜日でございます。午後7時ころ、最初の事故が発生をしたということでございまして、その後、8時半ころに続いて2件目、3件目の事故が発生するという、御本人様からの聞き取りの時間であります。 それで、市のほうに通報がありましたのは、2番目に事故を起こされた方から、道路に穴があいているよということで連絡をいただいて、土木課の職員がその電話を受けて、現場に急行したと、それが9時15分ころ、9時過ぎでございます。そこで、3番目の事故車を発見して、お伺いをして事情を聞いて、後日の対応等をお話をしながら、9時半ころには当日の応急的な補修を完了したと、そんな状況でございます。 ◆16番(清水將弘議員) わかりました。 ○議長(今井康喜議員) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(今井康喜議員) 報告第22号については終結いたします。 次に、報告第23号について質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(今井康喜議員) 報告第23号については終結いたします。 次に、報告第24号について質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(今井康喜議員) 報告第24号については終結いたします。--------------------------------------- △請願第6号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(今井康喜議員) 日程第5 請願第6号 国に対し、消費税増税中止の意見書を提出することを求める請願を議題といたします。 紹介議員の説明を求めます。 今井秀実議員。     〔15番 今井秀実議員 登壇〕 ◆15番(今井秀実議員) 15番 今井秀実です。 請願第6号 国に対し、消費税増税中止の意見書を提出することを求める請願について、紹介議員を代表して提案説明いたします。 請願人は、岡谷市田中町二丁目7番23号、消費税廃止岡谷市各界連絡会代表委員の伊藤政美氏であり、私と久保田高正議員を紹介議員として、11月30日に議長あてに提出されたものです。 以下、請願趣旨等の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。 国に対し、消費税増税中止の意見書を提出することを求める請願。 請願趣旨。 東日本大震災復興と福島原発事故の終息がいまだ見えず、景気も低迷を続け、地域住民の暮らしや雇用・中小企業経営は大変な状況です。 去る8月10日国会において、「税と社会保障の一体改革」として、消費税増税法(平成26年4月8%うち地方分1.7%、平成27年10月10%うち地方分2.2%)が成立いたしました。 それには6割の国民が反対し、内閣不信任案があわや可決かという政治状況となりました。その後参議院で問責決議案が採択されました。 しかし、そもそも国会審議の中で問題となった「消費税が増税されても社会保障は削減されること」、「消費税増税で生まれた財源を大型公共事業に使う方向が強まっていること」は国民に周知されておりません。 そして、同法成立後に与党から「今後、年金制度のためには、さらなる消費税増税が必要」との声まで出ております。 その上、ここに来て貿易赤字が続き、大手電機会社が13万人に及ぶリストラ策を発表するなど、景気の先行きはますます厳しくなっております。 この上、消費税増税が実施されれば、暮らし・雇用・中小企業経営が崩されていくことになります。その結果は税収減を招き、財政再建も遠ざかることになります。 財政難が続く自治体にとっても、名目上の消費税分の増収は、財政支出への消費税上乗せと、地域経済の弱体化によって、マイナスの影響が出るものと考えられます。 今回の消費税法第18条には、税率引き上げの条件として「経済状況を好転させること」と、いわゆる「景気条項」が用意されておりますが、現実は好転する見通しさえありません。 今、強く求められているのは、国民生活と地域産業を支援する税制・政策であり、税制に失われた「所得の再配分」機能を回復させ、真の内需拡大に向かうことではないでしょうか。同時に財政支出のあり方を根本的に見直すことではないでしょうか。 以上のことから、貴議会が政府に対し、地方自治法第99条の規定により、消費税増税の中止を求める意見書を提出されるよう請願いたします。 請願事項。 貴議会が政府に対し、消費税増税中止の意見書を提出すること。 以上、地方自治法第124条の規定により、請願書を提出します。 なお、意見書(案)は添付されているとおりであり、請願趣旨と表現上もほぼ重なりますので、朗読は省略いたしますが、幾つかのポイントだけ再度確認させていただきたいと思います。 別紙意見書ですが、中ほどに「景気の先行きはますます厳しくなっております。」とあります。 「この上、消費税増税が実施されれば、暮らし・雇用・中小企業経営が崩されていくことになります。その結果は税収減を招き、財政再建も遠ざかることとなります。」と述べられております。 最後に、「以上のことから、政府に対し、消費税増税中止を求める意見書を提出するものです。」という内容のものです。 なお、この間、岡谷市議会においては、同様の意見書などの案件がかかってきておりますが、可決というふうになっていない状況であります。 しかし、再度、この請願が出てきた背景には、読み上げたとおりの深刻な事態があるということですので、議員各位におかれましては、今の現局面でこの消費税増税中止を求める意見書を出していく意義について深く御理解いただき、全会一致をもって御議決、採択されますようお願い申し上げて、提案説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(今井康喜議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 浜 幸平議員。 ◆7番(浜幸平議員) すみません。何点か、確認の意味でちょっとお尋ねをしたいと思いますが、6月の定例会におきまして、件名は若干違いますが、似たものが出ております。今回、内容等は同一のものであるかどうかを確認させていただきたいと思いますが、それが1点。 それから、件名のところで消費税の増税の中止というようなことでございますので、現在5%になっております。これが行く行く8%、10%になるということでありますが、そこの3%がふえる分についての中止というふうなとらえ方でいいのか、消費税そのものを廃止するということではないかと思うんですが、そのあたりの理解というんですか、内容と間違いがあってはいけませんので、確認の意味で聞かせていただきたいと思います。 それからもう1点、中ほどあたりに出ていますが、「消費税増税で生まれた財源を大型公共事業に使う方向が強まっている」というあたりのところの一文のくだりがありますが、消費税の税率アップした分につきましては、全額を社会保障の財源にするということが明確になっているかというふうに理解はしておるんですが、このあたりのところの説明をお願いして、3点お尋ねをしたいと思います。 ○議長(今井康喜議員) 今井秀実議員。 ◆15番(今井秀実議員) 15番 今井秀実です。 ことしの6月議会に出された請願は、「消費税増税に反対する意見書の提出を求める請願」というもので、タイトル的にはほぼ同様ですが、出された団体は、新日本婦人の会岡谷支部から出されたものです。内容的にそれほど違っているというわけではありませんが、消費税増税の法案が可決される前の段階ということで、可決された後のこの時点でも、その実施の中止を求めるということで今回、消費税廃止岡谷市各界連絡会から出てきたものということで、趣旨の方向性はほぼ同じものというふうに理解していただいて結構かと思います。 それから、この意見書、政府に出してもらいたいという意見書の内容ですが、これはまさに言われるとおり、1年半後に3%上げて、翌年の10月には10%に引き上げると、要は今の5%を倍の10%に引き上げるということの中止を求める意見書というもので、内容的に消費税そのものの廃止を求める意見書ではないということは、そのように理解してもらって結構です。 もちろん、この団体が消費税の持つ不平等性、本当に不公平な税制であるということなどからして、消費税廃止岡谷市各界連絡会というものではありますが、今回、岡谷市議会が国に提出してほしいという意見書については、8%、10%への増税を中止してほしいという内容の意見書を出してほしいというものであります。 それから、この「消費税増税で生まれた財源を大型公共事業に使う方向が強まっている」ということについてですが、確かに政府というか、民自公の説明では、全額を社会保障にというような言い方はしていますが、実際にはそのようにならないという実態があると同時に、法的根拠みたいなことでいうと、ちょっと細かいことですが、消費税増税法案の附則にこのようにうたわれています。「消費税率の引き上げによる経済への影響を踏まえ、成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分するなど、経済の成長等に向けた施策を検討する」という内容が、修正を通じて追加されているということで、まさにこの請願趣旨に書かれていたとおり、「消費税増税で生まれた財源を大型公共事業に使う方向が強まっている」ということは、この附則の条文からも明らかだというふうに思います。 ○議長(今井康喜議員) 浜 幸平議員。 ◆7番(浜幸平議員) 御丁寧に説明、ありがとうございました。 最初の6月に出されたものと内容は同一であるというのは理解いたしました。 それから、2番目の消費税の関係で、消費税そのものの廃止をうたっているものではないということも理解いたしました。 この文面にも出ておりますけれども、社会保障と税の一体改革というのは、正式法令名はその下に長々と書いてあるんですが、結局、関連8法、もっと細かく言うと、17の法律だったと思いますが、いわゆる相続税の関係のことだとか、個人住民税の最高税率のこととか、幅広く出ているんですが、それらについては全く関係なく、単純に消費税のみのものだということの理解ということでいいと思いますが、それも了解いたしました。 それから、3つ目でありますが、「生まれた財源を大型公共事業に」というところでありますが、国のほうでも盛んにPRしているのは、1%は社会保障の充実だと、残りの4%については社会保障の安定化のため、また、今後のこの制度を守っていく、継続していくためのものであるというようなことが明記してあって、それが大方の理解のもとに認識になっているのではないかというふうに思うわけですが、一部そういう附則がつけられているのだというところの今御説明かと思います。そこのところも理解いたしました。 その附則の部分についてのことは、私もよくわかりませんでしたので、そのあたりも含めて、委員会のほうで審査していただければと思います。ありがとうございました。 ○議長(今井康喜議員) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(今井康喜議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております請願第6号は、総務委員会に付託いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(今井康喜議員) 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 △散会 午後4時45分...