上田市議会 > 2021-03-31 >
03月22日-趣旨説明、議案質疑、議案付託、委員長報告、質疑、討論、採決-05号

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  1. 上田市議会 2021-03-31
    03月22日-趣旨説明、議案質疑、議案付託、委員長報告、質疑、討論、採決-05号


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    最終取得日: 2021-07-10
    令和 3年  3月 定例会(第1回)議事日程 第 1 諸般の報告 第 2 議案第38号 第 3 議案第39号 第 4 議案第40号 第 5 議案第41号 第 6 議案第42号 第 7 議案第43号 第 8 議案第44号 第 9 議案第45号 第10 議案第46号 第11 議案第1号から第7号 第12 議案第8号から第12号 第13 議案第13号 第14 議案第14号から第16号 第15 議案第17号から第19号 第16 議案第20号 第17 議案第21号及び第22号 第18 議案第23号から第25号 第19 議案第26号及び第27号 第20 議案第28号から第32号 第21 議案第33号及び第34号 第22 議案第35号 第23 議案第36号 第24 議案第37号 第25 報告第1号 第26 請願第1号 第27 請願第2号 追加日程 議案第45号 追加日程 議案第46号 第28 議員の派遣                                              本日の会議に付した事件 日程第1から第28まで及び追加日程                                              出席議員(29名)    1番   石  合  祐  太  君     2番   金  井  清  一  君    3番   中  村  悠  基  君     4番   松  尾     卓  君    5番   成  瀬     拓  君     6番   金  子  和  夫  君    7番   欠           員     8番   斉  藤  達  也  君    9番   齊  藤  加 代 美  君    10番   井  澤     毅  君   11番   原     栄  一  君    12番   宮  下  省  二  君   13番   飯  島  伴  典  君    14番   金  沢  広  美  君   15番   古  市  順  子  君    16番   小 坂 井  二  郎  君   17番   松  山  賢 太 郎  君    18番   土  屋  勝  浩  君   19番   林     和  明  君    20番   佐  藤  論  征  君   21番   尾  島     勝  君    22番   佐  藤  清  正  君   23番   小  林  隆  利  君    24番   池  田  総 一 郎  君   25番   南  波  清  吾  君    26番   池  上  喜 美 子  君   27番   半  田  大  介  君    28番   久 保 田  由  夫  君   29番   渡  辺  正  博  君    30番   西  沢  逸  郎  君                                              説明のため出席した者     市    長   土   屋   陽   一   君     副  市  長   井   上   晴   樹   君     上田市政策研究  吉   澤       猛   君     セ ン ター長     政策企画部長   柳   原       渉   君     総 務 部 長   中   村   栄   孝   君     行政管理課長   小   林       修   君     財 政 部 長   山   口   武   敏   君     財 政 課 長   倉   島   弘   一   君     市民まちづくり  城   下   真   司   君     推 進 部 長     上田地域自治     セ ン ター長     生活環境部長   山   口   泰   芳   君     福 祉 部 長   近   藤   聖   一   君     福祉事務所長     健 康 こども   小   林   一   彦   君     未 来 部 長     商工観光部長   小 相 澤   隆   幸   君     農 林 部 長   工   藤   秀   樹   君     都市建設部長   藤   澤   純   一   君     消 防 部 長   越       浩   司   君     丸子地域自治   竹   花   国   雄   君     セ ン ター長     真田地域自治   山   﨑   完   爾   君     セ ン ター長     武石地域自治   大   平   光   博   君     セ ン ター長     会 計 管理者   小   林       薫   君     上下水道局長   柏   木   明   彦   君     教  育  長   峯   村   秀   則   君     教 育 次 長   中   澤   勝   仁   君     監 査 委 員   小   池   功   二   君                                              事務局職員出席者     事 務 局 長   中   村       史   君     事 務 局次長   上   原       晶   君     議会担当係長   橋   詰   聡   史   君     主    査   鈴   木   康   平   君     主    査   徳   永   頼   信   君     主    任   福   澤   雄   史   君          午前 9時30分   開議 ○議長(土屋勝浩君) これより本日の会議を開きます。                       ◇ △日程第1 諸般の報告 ○議長(土屋勝浩君) 日程第1、諸般の報告を行います。 委員会における陳情審査結果について、お手元に一覧表を配付してありますので、ご了承願います。                       ◇ △日程第2 議案第38号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第2、議案第38号、上田市議会会議規則中一部改正についてを議題とし、議会運営委員長からの提案理由の説明を求めます。佐藤論征議会運営委員長。          〔議会運営委員長 佐藤 論征君登壇〕 ◎議会運営委員長(佐藤論征君) おはようございます。それでは、議案第38号、上田市議会会議規則中一部改正について趣旨弁明を行います。 お手元の追加議案集の1ページをお開きください。本案は、欠席の届出及び請願書への押印の取扱いについて議会運営委員会で検討、協議を行った結果、上田市議会会議規則について必要な改正を行うものです。 まず、改正の理由ですが、女性をはじめとする多様な人材の議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、市民が議員として活動するに当たっての制約要因の解消に資するべく、本会議や委員会への欠席事由を明文化し、出産について産前産後期間にも配慮した想定の整備を図るため、また行政手続等において原則として押印を廃止する政府の政策動向を踏まえ、議会に対する請願に係る署名押印の見直しを図るため、所要の改正を行うものです。 改正の内容ですが、まず第2条及び第84条の改正については、本会議及び委員会の欠席に関し、欠席事由を明確化するため、既に規定している「本人又はその配偶者の出産」に加え、「育児」、「看護」及び「介護」を具体的に例示として明文化するもの。さらに、出産に伴う欠席期間を明示するもの。一般的に欠席がやむを得ないと想定し得る代表的な事由として、「公務」、「疾病」を例示するとともに、「事故」を「その他やむを得ない事由」に改めるものです。 次に、第132条の改正については、請願書への押印に関し、請願者に対し提出時に求めている署名押印を記名押印に改めるもの、及び請願者が法人の場合の条文の規定を整備するものです。 また、附則として、施行期日を「公布の日」としています。 以上であります。 本改正案につきましては、議会運営委員会においてご協議いただき、本日提案の運びとなったものです。全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) 本案については委員会提出議案のため、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略します。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案は原案のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第3 議案第39号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第3、議案第39号、副市長の選任についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 議案集の2ページをお願いいたします。 副市長の井上晴樹氏が一身上の都合により、令和3年3月31日をもって副市長を退任いたします。つきましては、新たに現上田市政策研究センター長の吉澤猛氏を副市長に選任したく、地方自治法第162条の規定により、議会の同意をお願いしたいというものであります。任期は4年であります。 ご同意方よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。尾島議員。          〔21番 尾島 勝君登壇〕 ◆21番(尾島勝君) 議案第39号、副市長の選任について質疑を行います。 今から3年前の平成30年4月の臨時会において、土屋新市長は副市長として井上晴樹氏を引き続き選任したいという議案を上程し、これに対し議会も異議がないとして同意いたしました。人事案件については、市長の選任の権限を有しまして、議会はその選任を受けて同意の有無の権限を有します。つまり、議会抜きでの専決処分は違法となります。地方自治法第163条において副市長の任期は4年と定められていますので、議会としても同意したからにはその責任があります。 また、同条のただし書には、市長は任期中に副市長を解職できるとされています。私は、新市長の誕生でしたので、1年後または折り返しの2年後、つまり平成31年3月議会、令和2年3月議会に副市長の人事案件が提出されてもおかしくないものと考えておりました。今ここに至って副市長の任期は残すところ1年である中、更迭する理由があるのか、議員として疑義が残りますので、確認と説明を求めるために質疑に立ちました。 副市長を解任する多くの自治体は、副市長自体の資質や行動に問題があるか、または自治体の重要課題における両者の意見の大きな相違に起因します。皆さんもご存じのとおり、副市長の任務とは、市長を補佐し、市長の命を受け、業務の詳細についての検討や計画立案を行い、市の各組織が行う事務を監督するものです。現井上副市長はこの3年間において、住民の信用を失墜するような特定業者との契約等の指示、またはハラスメント等特別公務員としてふさわしくない行動が私はなかったと思っております。また、病気等により職務を行うことができないようにも見えません。また、市長と副市長の間で意見の大きな隔たりがあって、上田市の重要課題における事業が立ち行かなくなった、そんな事象が発生しているとも私には考えられません。 そこで、まず今回の更迭は現井上副市長の不祥事等による理由なのか、それとも他の理由があるのか、市長に説明を求めます。 次に、私は令和3年4月から始まる令和3年度の上田市の市政運営のかじ取りは非常に難しくなると考えています。4月から直面する大きな課題や大きな事業が私の思いつくだけでも多数あり、なぜこの時期なのかという疑義が残ります。大きな課題や事業についてはこれから述べますが、一つ一つの答弁は求めませんので、なぜこの時期に副市長の人事案件を上程されたのか、明確な説明をいただきたいと思います。 1として、職員体制ですが、この3月31日付で退職される部課長は20名を超え、今日の本会議に出席している部長を見ても、半数以上の方がこの3月31日に退職される、こんな年度となるのに、なぜこの時期なのかという疑義。 2として、新型コロナウイルス感染症についてであります。全国的にようやく下げ止まりになりかけてきた感染者数もここに来て増加傾向にあります。また、関東地区内に出されておりました1都3県の緊急事態宣言も昨日をもって解除となりまして、今まで我慢を強いられてきた上田市民も今後は関東方面に行かれる方が増加しまして、感染者数の増加も懸念されます。そんな中、5月中旬から開始準備を進めているワクチン接種においても、会場、期間、体制等いまだに確定できていない点があるのに、なぜこの時期なのかという疑義。 3として、産院ですが、子育て支援に力を入れている上田市ですが、上田市立産婦人科病院は財政的にも大変逼迫している中、4月より医師体制に不安があるのに、なぜこの時期なのかという疑義。 4として、参議院補欠選挙ですが、もう目の前の4月8日告示、25日投開票が決まっている中、職員も500から600名動員しなければならないのに、なぜこの時期なのかという疑義。 5として、財政ですが、ただいま令和3年度の当初予算が上程されています。コロナ禍において大変困窮している市民や事業者も多くいる中、市民税、固定資産税都市計画税といった市税が計画どおりに入ってくるかと危惧するところであり、上田市の市政運営に支障を来すことのないのかという大変心配があります。ここしばらくは臨時財政対策債を含む上田市の借入金は増えることはあっても減ることはないと思われます。基金についても、財政調整基金を大きく切り崩さなくてはならない大変厳しい財政状況にあるのに、なぜこの時期なのかという疑義。 6として、新本庁舎についてであります。上田市役所新庁舎や武石地域自治センターも完成し、4月より準備を進め、5月の連休中には多くの職員、引っ越しという大事業が控えているのに、なぜこの時期なのかという疑義。引き続き7月より南庁舎の改修工事、旧本庁舎の解体、武石地域自治センターの解体、武石健康センターの解体と事業展開されるわけであります。 そして、最重要課題として位置づけている資源循環型施設建設建設候補地のまま決定をされていません。一般質問の答弁では、地域振興施設がどうのこうのと言っていますが、現在の工業専用地域の用途地域のままでは住宅も公共施設も都市計画法において自由に建設することはできないわけです。まず建設地の決定、次に用途地域の変更、それも一気に工業専用地域から準工業地域にしなくてはならないわけです。そして、地権者との合意、つまり反対する住民とじかに話し合うという大変重い課題が山積している中、今挙げました6項目について、なぜこの時期なのかという疑義が私は残ります。一つ一つの説明は求めませんが、なぜこの時期に副市長の人事案件を上程されたのか、市長から納得のいく明確な説明をいただきたいと思います。 なお、今回の質疑に当たっては、上田市のかじ取りという重責を担っていただいている市長及び副市長に関わるものでありますので、失礼のないように配慮いたしました。市役所も組織で市政運営をしていますので、この議場において通告なしの質問は市長一人でお答えになるのは非常に困難な点もあり、また市長が思いの半分も話せなかったり、失言につながる可能性がありますので、市長には本日朝一番8時半に質問の要旨を伝えてあります。 また、人事案件ですので、退く方、新しく任に就かれる方両者に失礼のないよう配慮して、今までご苦労いただいた井上副市長の任期途中での解任については不祥事等によるものではないという確認をさせていただきました。 以上、質疑を終わります。 ○議長(土屋勝浩君) 土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 大きく2つのご質問をいただきました。 まず、井上副市長におかれましては、これまで令和元年東日本台風災害への対応、新型コロナウイルス感染症対策資源循環型施設への対応など多大なご尽力をいただきました。心から感謝しております。そういう中で副市長ともいろいろな話を進める中で、昨年退職届を受理しているものであります。また、昨年のご指摘のその時期ということもありましたが、ご指摘もありましたが、その時期はコロナ禍という時期でもあり、初めての対応をしなければならない状況でもありました。そのため、井上副市長からの退職届は受理したものの、その時期については延ばしていただいておりました。井上副市長からは、その時期近くになれば日付を伝えてくれとのことで話し合い、3月31日付といたしたものであります。 また、4月からの課題として幾つかご指摘もいただきましたが、ワクチン接種の準備は進めております。参議院選挙についても既に対応させていただいております。市役所新庁舎への引っ越しも5月の連休、土日を活用して進めていくことになっております。様々なご心配することもあろうと思いますけれども、しっかりと取り組むことを改めてここで申し上げたいと思います。 また、この時期、部長職の人事も含めて新たな体制でスタートし、上田市のため進めてまいります。職員の仕事、そしてまた吉澤上田市政策研究センター長の仕事のご尽力を信じております。大丈夫であります。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(土屋勝浩君) そのほか質疑はございますか。中村議員。          〔3番 中村 悠基君登壇〕 ◆3番(中村悠基君) 議案第39号、副市長の選任について質疑を行います。 今回の副市長人事案に関しては、昨年の6月定例会から上程案が定例会ごと市長部局側から出す出さないのお話がありましたが、なぜ今なのか。先ほど尾島議員からの質疑でもありましたけれども、今のご答弁を聞いても疑問が解消されておりません。現在の状況を考えると、既に市長の任期は1年となり、最終年度の当初予算編成も終わり、新型コロナウイルスワクチン接種など課題が山積していることや、副市長の人事案として上がってきた吉澤上田市政策研究センター長は市長の肝煎りとして市長直轄の組織のトップを務めてきました。その吉澤さんが副市長になるということは、上田市政策研究センターを市長はどうするおつもりなのか、我々に説明がなく、判断しかねるところであるので質疑させていただきます。 1点目として、市長の任期も残すところ1年だが、その中で吉澤さんは副市長の仕事を覚えた頃には改選となると思うが、どのように考えているか。 2点目として、上田市政策研究センター長と副市長の兼務は業務量からしても不可能と思うが、上田市政策研究センターの今後をどのように考えているか。 以上2点市長に説明を求めます。
    ○議長(土屋勝浩君) 土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 私の任期1年ということからのお話でありますが、吉澤上田市政策研究センター長におかれましては、お手元の資料にありますように、これまでも様々な成績を上げてきております。特に県職員として、また国への出向、そしてまた東京事務所長もはじめ国と県との人脈をそれぞれお持ちであります。そういう中、副市長という1年で果たせられるのかということでございますけれども、それは今までの行政経験も生かしながら、そしてまたこの2年間の市の中での職員との対応を見る中で、それはしっかりと確実に進んでいくというふうに思っております。 また、吉澤上田市政策研究センター長はじめ職員とともにつくりましたスマートシティ化推進計画の策定、本日の全員協議会でも説明をさせていただきますけれども、この計画づくりを精力的にしていただいております。内部での部局での話合いはもちろんですけれども、市民の中のいろんな各種団体とも意見調整をしてきておりまして、そういう意味では大きな計画はそのたまものであろうというふうに思っております。 また、4月からはこの計画を実際に実証あるいは実行していかなければなりません。それは、担当するその上田市政策研究センターだけでやるのでなくて、担当する部局等が進めていくことになります。政策研究センターは全体を見ていくというふうになると思います。 また、このスマートシティ計画の中では市役所業務スマート化ということも触れております。ICTの利活用により地域課題の解決や産業振興とともに、先端技術を活用した市民サービスの向上あるいは業務改善、これが市役所業務スマート化ということであります。これを進める上の必要性として、CIO、最高情報責任者としての立場となるのが副市長ということになっておりまして、そういう意味でも最適任者だというふうに思っております。当面兼務となりますが、問題なく進めていただけるものと信じております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) そのほかございますか。南波議員。          〔25番 南波 清吾君登壇〕 ◆25番(南波清吾君) 議案第39号、副市長の人事案件について質疑を申し上げます。 本案件につきまして、今回井上副市長を更迭することになった理由を伺うわけでございますけれども、前段尾島議員からも細かい点が説明あったように、私のほうへも土屋市長から任命を受けた行政委員や市民の複数の方からも問合せが来ておりますので、市民の皆さんにも分かりやすいように説明をいただきたいと思います。 井上副市長は、これまで母袋市政で4年、土屋市政で3年尽力されてきましたが、ここで任期を1年残して更迭されるということですが、これまでの井上副市長への評価を伺います。この時期に更迭する理由は、尾島議員、それから今中村議員の質疑に対しましてもあまり明確などうも答えが出ていないような感じがするのですけれども、この辺も市民の皆さんにはっきり分かるように説明を再度いただきたいと思います。 また、今も井上副市長からの退職願が1年前の4月に出されているということですが、そのときの状況を伺います。また、1年前の退職願がまだ有効と考えておられるのか、これも併せて伺います。井上副市長の人権と名誉のためにも明確な説明を求めます。 ○議長(土屋勝浩君) 土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 井上副市長に対しましては、先ほども若干触れさせていただきましたように、この3年間、先ほど触れさせていただきましたように、台風の災害の復旧、そしてまた4月から発生しました新型コロナウイルス感染症への対応、さらには資源循環型施設への対応等、多大なご尽力をいただいたということで心から感謝しているものであります。その中で、昨年の春4月頃、今触れていただきましたように、2年間ご尽力いただいた中での話合いの中で退職願を受理したというものであります。そして、また新たな体制で令和3年度、これをしっかりと、令和3年度は大切な時期であります。これは先ほど多くの皆様がご指摘されましたように、私もそういうふうに思っております。その中で令和3年は世の中も大きく変化していく年だというふうに思っております。そういう意味で、また新たな部長、課長が替わります。これは当然その定年退職ということがありますので、大きく変わるわけでございますが、大きく変わる中でこれを一緒にスタートしていくことが大事だと思います。それには吉澤上田市政策研究センター長のこれまでの実績、国と、あるいは県とのつながり、様々なことのつながりの中でその力を発揮していただけるものと思っております。私はそういう意味で、職員の人事異動はありますけれども、そういう意味での職員の仕事の尽力については信じております。 そして、また1年前のお話でございますが、詳細は省略いたしますけれども、2年ご尽力いただいた中での心から感謝申し上げながらも、話合いを進めている中で退職願を出していただいたということであります。そういう意味では、それを受理しているのは現在も受理しておりますし、それは有効だというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(土屋勝浩君) そのほかございますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) それでは、ご質疑等尽きたようでございます。 お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。          〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) 南波議員。          〔「動議出します」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) その場お立ちいただいてお願いします。 ◆25番(南波清吾君) この件につきましては、起立採決でなく、それぞれの議員そのものが個々の考え方をはっきり明確に出すために、マル・バツ式の投票でやっていただきたいと思いますが、お願いします。 ○議長(土屋勝浩君) 先ほど投票という動議がございました。賛同いただく議員は挙手お願いします。          〔賛成者 挙手〕 ○議長(土屋勝浩君) 挙手5名ですね。          〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) 半田議員。 ◆27番(半田大介君) ただいま動議が出されました副市長の投票につきましては、その反対する動議を提案いたします。 我々は選挙で市民に選ばれた議員でございます。この場で、本会議の場で態度を明らかにすることが議員の使命であり、責務であります。この議会制民主主義を否定するようなことは一切できないと思います。そのような理由から動議を出します。 ○議長(土屋勝浩君) ただいまの動議に賛成する方は挙手お願いします。          〔賛成者 挙手〕 ○議長(土屋勝浩君) 結構です。 それでは、2つの動議が競合いたしましたので、ここで議会の意思をはっきりとさせたいと思います。 まず、反対の動議。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ここで暫時休憩といたします。          午前10時02分   休憩                       ◇                                午前11時55分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 再開します。 先ほど動議が競合しましたと発言しましたが、半田議員の発言は動議ではなく、反対の意見として取り扱います。 ここで南波議員から発言がありますので、これを許します。南波議員。 ◆25番(南波清吾君) この件につきましては、起立採決ではなく、それぞれ議員そのものが個々の考え方をはっきり明確に出すために、マル・バツ式の投票でやっていただきたい。なお、このマル・バツ式の投票が認められるのであるならば、記名投票、無記名投票どちらでも議長にお任せします。 ○議長(土屋勝浩君) 先ほど南波議員から、副市長の選任についての議案に対し、投票による採決の動議が出されました。 南波議員の動議について採決いたします。南波議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立少数であります。よって、南波議員の動議は否決されました。 これより採決します。本案を同意することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立多数であります。よって、本案は同意されました。                       ◇ △日程第4 議案第40号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第4、議案第40号、教育委員会教育長の任命についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 議案集の4ページをお願いいたします。 教育委員会教育長の峯村秀則氏が令和3年4月28日をもって任期満了となります。つきましては、引き続き峯村秀則氏を任命したく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意をお願いしたいというものであります。任期は3年であります。 ご同意方よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案は同意することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意されました。 ここで暫時休憩といたします。          午前11時57分   休憩                       ◇                                午後 零時05分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程第5 議案第41号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第5、議案第41号、教育委員会委員の任命についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 議案集の6ページをお願いいたします。 教育委員会委員の横関妙子氏が令和3年4月28日をもって任期満了となります。つきましては、新たに大久保恵子氏を任命したく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意をお願いしたいというものであります。任期は4年であります。 ご同意方よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案は同意することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意されました。                       ◇ △日程第6 議案第42号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第6、議案第42号、公平委員会委員の選任についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 議案集の8ページをお願いいたします。 公平委員会委員の滝澤麻子氏が令和3年4月27日をもって任期満了となります。つきましては、新たに岡崎美都里氏を選任したく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意をお願いしたいというものであります。任期は4年であります。 ご同意方よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案は同意することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意されました。                       ◇ △日程第7 議案第43号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第7、議案第43号、固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 議案集の10ページをお願いいたします。 固定資産評価審査委員会委員の倉島勝一氏が令和3年4月28日をもって任期満了となります。つきましては、引き続き倉島勝一氏を選任したく、地方税法第423条の第3項の規定により、議会の同意をお願いしたいというものであります。任期は3年であります。 ご同意方よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案は同意することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意されました。                       ◇ △日程第8 議案第44号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第8、議案第44号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題とし、提案理由の説明を求めます。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 追加議案集の12ページをお願いいたします。議案第44号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。 現在人権擁護委員として委嘱されております上田地域の黒澤俊直氏、小熊弘子氏、真田地域の堀内元彦氏、武石地域の児玉久美子氏が令和3年6月30日をもって任期満了となります。つきましては、次期委員として引き続き黒澤俊直氏、小熊弘子氏、堀内元彦氏、児玉久美子氏の4人を法務大臣に推薦いたしたく、議会のご意見をお願いしたいというものであります。 よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案は適任と決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案は適任と決しました。 ここで暫時休憩といたします。          午後 零時11分   休憩                       ◇                                午後 零時19分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 再開します。 ここで午後1時10分まで休憩といたします。          午後 零時19分   休憩                       ◇                                午後 1時10分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程第9 議案第45号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第9、議案第45号を議題とし、提案理由の説明を求めます。山口財政部長。          〔財政部長 山口 武敏君登壇〕 ◎財政部長(山口武敏君) それでは、本日追加でお配りいたしました補正予算書をお願いいたします。議案第45号、令和3年度上田市一般会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 本予算は新型コロナウイルスワクチン接種事業に特化した予算で、準備等に急を要しますことから、追加の補正をお願いするものでございます。 2ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億9,024万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ705億8,524万2,000円といたしたいというものでございます。 それでは、歳出から申し上げますので、12、13ページをお願いいたします。先ほど申し上げましたように、本予算は新型コロナウイルスワクチン接種事業に特化した予算でございまして、款4衛生費、項1保健衛生費のみの予算でございます。目2予防費でございますが、ワクチンの供給体制が不透明な中、接種対象者の8割に当たる10万8,400人分の経費を見込み計上いたしたものでございまして、右側説明欄では職員人件費と新型コロナウイルスワクチン接種事業費の2本立てとなっております。内容は2つございまして、ワクチンの接種体制を確保するための事業と、ワクチンの接種本体の事業の2つでございます。 初めに、接種体制確保事業といたしましては、会場での検温等を行う会計年度任用職員人件費のほか、予診票の印刷、郵送やコールセンターの運営、また送迎バスの運行等に係る経費をお願いしております。 次に、ワクチン接種事業としましては、ワクチンの薬液の充填等を行う会計年度任用職員人件費のほか、ワクチン接種の委託料等をお願いするものでございます。 歳出につきましては以上でございます。 続いて、歳入について申し上げますので、1枚お戻りいただきまして10、11ページをお願いいたします。歳入でございますが、御覧いただきますように、今補正は全額国庫支出金で賄われるものでございまして、ワクチン接種事業は国庫負担金、ワクチン接種体制確保事業は国庫補助金が充てられるものでございます。 以上、議案第45号、令和3年度上田市一般会計補正予算第2号についてご説明申し上げました。よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) 本案については厚生委員会に付託します。                       ◇ △日程第10 議案第46号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第10、議案第46号を議題とし、提案理由の説明を求めます。小林健康こども未来部長。          〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕 ◎健康こども未来部長(小林一彦君) それでは、この庁舎の本会議場における最後の提案説明をさせていただきます。 本日追加で配付させていただきました議案集にお戻りいただきまして、18ページをお願いいたします。議案第46号、上田地域広域連合ふるさと基金に係る権利の一部を放棄することについてご説明申し上げます。 提案の趣旨でございますが、上田地域広域連合ふるさと基金に対する出資金に係る権利の一部を放棄するため、地方自治法第96条第1項第10号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 1の放棄する権利の内容でございますが、上田地域広域連合ふるさと基金に対する上田市の出資総額5億9,955万7,000円のうち6,301万2,000円を放棄するというもので、2の権利放棄する理由は、上田地域広域連合ふるさと基金の一部を令和3年度に実施する地域医療対策事業に充当するためでございます。 3の権利放棄に係る相手方は、上田市上丸子1612番地、上田地域広域連合、広域連合長土屋陽一氏でございます。 また、継続事業の内容は記載のとおり、信州上田医療センター医療従事者確保事業など7事業でございます。 2月25日、上田地域広域連合議会2月定例会におきまして関連する令和3年度予算案が可決され、同広域連合から上田市に対してふるさと基金の一部を本事業に充当することについての協議がありましたので、出資に係る権利の一部を放棄したいというものでございます。 以上、議案第46号についてご説明申し上げました。よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) 本案については厚生委員会に付託します。 なお、議案第45号及び第46号については、本日議決の運びとしたいと思いますので、ご了承願います。 ここで委員会審査等のため暫時休憩とします。          午後 1時17分   休憩                       ◇                                午後 2時10分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程第11 議案第1号~第7号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第11、議案第1号から第7号まで7件一括議題とし、まず議案第1号につき総務文教委員長の報告を求めます。久保田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 久保田 由夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(久保田由夫君) 総務文教委員会は、去る3月5日、8日及び18日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 議案第1号、上田市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、平成31年3月1日に施行された公職選挙法の一部を改正する法律により、都道府県議会議員選挙と市議会議員選挙の候補者が選挙運動のためにビラを頒布することが認められ、条例で定めることにより当該ビラの印刷費は公費で負担できると規定されたことから、上田市議会議員選挙においては印刷費の公費負担を行うため、所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第2号から第7号につき厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 厚生委員会は、去る3月5日、8日及び18日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第2号、上田市福祉医療費給付金条例中一部改正について申し上げます。 本案については、県が本年8月1日から精神障害者保健福祉手帳2級の所持者の通院に係る補助対象範囲を全診療科に拡大することに伴い、市町村が実施する福祉医療給付事業においても同様に給付対象範囲を拡大するため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、改正後の制度適用となる精神障害者保健福祉手帳2級の対象者数と対象者への周知はどうか。 これに対し、直近で把握している昨年12月31日現在の対象者は189人である。支給対象者に対しては広報等により周知を図るとともに、制度切替え前の6月に個別通知を予定している等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第3号、上田市敬老祝金条例中一部改正について申し上げます。 本案については、旧上田市において平成17年度の改正後から継続実施してきた上田市敬老祝金について、市民による事業評価や市の高齢化の進展を踏まえ、支給対象者の年齢及び支給金額を令和3年から令和5年までの3か年かけて段階的に見直し、高齢者施策の充実や新規課題への取組を図るため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、3か年かけて段階的に見直す理由はどうか。 これに対し、見直しに当たり敬老祝金の配布にご協力いただいている民生児童委員のほか、自治会連合会、高齢者クラブ連合会など各種団体等の皆様にはおおむねご理解をいただいたと考えているが、急激な変更への影響を考慮し、3か年かけて見直しを図るものである等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第4号、上田市介護保険条例中一部改正について申し上げます。 本案については、これまで地域支援事業に位置づけ実施していた紙おむつ等購入費助成事業を令和3年度からは介護保険料で事業費を賄う保健福祉事業に位置づけるため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 また、介護保険料の算定に用いる合計所得金額の算定に関し、平成30年度の税制改正による給与所得控除及び公的年金等控除の引下げの影響を排除するなどの改正と、介護保険法施行規則の改正による保険料段階の所得区分の一部変更を行うため、所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第5号、上田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等中一部改正について申し上げます。 本案については、地域密着型サービス事業など国の定める人員、設備及び運営等に関する基準省令に沿って市町村が事業所の指定及び管理を行う事業について、令和3年度の介護報酬改定に当たり、感染症や災害への対応力強化ほか5項目への取組を図るため国の基準が一部改正されたことに伴い、関係条例について国の基準に沿った所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、改正内容は多岐にわたるが、4月1日の施行に当たり事業者への対応はどうか。 これに対し、例年であれば2か月に1度の運営推進会議等において関係者との情報共有が図れたが、コロナ禍においては書面による協議や事業所からの問合せに対し個々に対応している。 次に、利用者の人権擁護、虐待防止について、第三者評価の義務づけはどうか。 これに対し、第三者評価の検査は義務づけられていないが、指導監査の権限は市にあり、福祉課で監査等を行っている等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第6号、上田市国民健康保険条例中一部改正について申し上げます。 本案については、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律が本年2月3日に公布され、2月13日に施行されたことに伴い、国民健康保険の傷病手当金の支給対象となる新型コロナウイルス感染症の定義を新たに規定するため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、傷病手当金の支給は3日以上労務に服することができなかった場合となっているが、それに加えて市独自の規定の考えはどうか。 これに対し、国の基準に準じて行うもので、市独自の対応は考えていない等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第7号、上田市立幼稚園設置条例及び上田市保育所条例中一部改正について申し上げます。 本案については、上田市立幼稚園設置条例について、塩川地区のちぐさ幼稚園を令和3年4月1日から認定こども園へ移行することに伴い、子ども・子育て支援新制度や無償化制度に沿った形で運営するため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 また、上田市保育所条例について、みなみ保育園、東内保育園及び既に平成30年度に廃止したわかくさ幼稚園を統合し、令和3年4月1日から新たにまるこ保育園として開園することに伴い、所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第1号から第7号まで一括して採決します。本案7件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案7件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第12 議案第8号~第12号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第12、議案第8号から第12号まで5件一括議題とし、まず議案第8号及び第11号につき産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 産業水道委員会は、去る3月9日、10日及び18日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第8号、上田市積立基金条例中一部改正について申し上げます。 本案については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金基金を新たに設置するため、所要の改正を行うものであり、この基金については市制度融資の借入れに対する利子補給の令和3年度以降の財源として活用するものであるとの説明を受けました。 質疑において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、新型コロナウイルス対策に関する様々な事業に活用できる中で、基金へ積み立てることとした根拠はどうか。 これに対し、交付金の全額を年度内に執行することも一つの方法であるが、利子補給については補助期間が3年間と長期にわたることから、財源を確実に確保しておくことも重要であるため、基金への積立てを行うものである等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第11号、上田市農業集落排水施設条例中一部改正について申し上げます。 本案については、農集統合事業の実施に伴い、丸子地域の藤原田地区、和子地区、荻窪地区が農業集落排水地区から特定環境保全公共下水道区域に変更となったため、集落排水施設の処理施設に関する名称及び位置について、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 また、下組処理場について、平成21年度に下之郷地区との統合を行い、処理施設の設備を撤去し、建物の後利用について検討を行ってきたが、統合や広域化に関する関係省庁の方針の変化に伴い同施設を廃止するため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、今回の改正によって農業集落排水施設は残り23地区となるが、統合事業の今後の予定はどうか。 これに対し、今後も農業集落排水施設を公共下水道へ統合していく計画はあるが、統合先の地域の理解が必要であることから、まずは農業集落排水施設同士を統合する農農統合を実施することによって、処理施設を少しでも減らしていけるよう取り組んでいく考えである等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第9号及び第10号につき環境建設委員長の報告を求めます。井澤環境建設委員長。          〔環境建設委員長 井澤 毅君登壇〕 ◎環境建設委員長(井澤毅君) 環境建設委員会は、去る3月9日及び10日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第9号、上田市都市公園条例中一部改正について申し上げます。 本案については、令和2年11月30日付で都市計画決定した上田古戦場公園を都市計画法に基づき既存区域を供用開始することに伴い名称及び位置の追加を行うほか、平成29年の都市緑地法等の一部改正に伴う市民緑地認定制度及び公募設置管理制度の導入、令和2年の都市再生特別措置法等の一部改正に伴う滞在快適性等向上公園施設設置管理協定制度の導入のため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、条例改正による市の具体的なメリットは何か。 これに対し、公募設置管理制度や滞在快適性等向上公園施設設置管理協定制度を導入することで、民間の資金や創意工夫を取り入れた都市公園の整備、管理運営が可能となり、財政負担の軽減のほか、都市公園の機能向上につながることがメリットとして挙げられる等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第10号、上田市手数料条例中一部改正について申し上げます。 本案については、令和元年5月17日に公布された建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律が令和3年4月1日から施行されることに伴い、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、条例改正による主な変更点は何か。 これに対し、省エネ基準への適合を建築基準法の要件とする特定建築物の規模が非住宅部分の床面積の合計の下限を2,000平方メートルから300平方メートルに引き下げられたことにより、床面積の合計300平方メートルから2,000平方メートルまでの規模の特定建築物については、建築確認申請の際に省エネ基準に該当することが要件となった等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第12号につき総務文教委員長の報告を求めます。久保田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 久保田 由夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(久保田由夫君) 議案第12号、上田市積立基金条例中一部改正について申し上げます。 本案については、平成22年度末に設け、真田図書館の図書等の購入費に充ててきた上田市立真田図書館図書等整備基金を廃止するため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 また、平成23年度から毎年度500万円程度を活用してきた結果、令和元年度に基金残高がゼロ円となり、今後の積立ての予定もなく、基金の目的は果たしたと考えていることが基金の廃止理由であるとの説明を受けました。 質疑において、上田市立真田図書館図書等整備基金を廃止することにより真田図書館の図書購入費はどのようになるか。 これに対し、令和2年度の図書購入費は一般財源で措置されており、予算額は500万円であったことから、図書購入費は変わっていないとの質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第8号から第12号まで一括して採決します。本案5件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案5件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第13 議案第13号
    ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第13、議案第13号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。久保田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 久保田 由夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(久保田由夫君) 議案第13号、令和2年度上田市一般会計補正予算第10号中総務文教委員会担当分について申し上げます。 まず、総務部ほか関係の質疑において、電算業務管理運営事業費では、新型コロナウイルス感染症対策として市職員によるテレワーク環境を整えたことにより、庁内LAN通信回線の使用見込量が増加したことから通信運搬費を増額したとのことだが、テレワークを推進する上での課題と今後の計画はどうか。 これに対し、テレワークの際に庁内ネットワークを使用できるようにするため、通信回線のあるノートパソコンを7台用意しているが、ウェブ会議等に対応していないことから、窓口業務などが課題である。また、地方公共団体情報システム機構では、自宅のパソコンからLGWANに接続し業務を行う仕組みの試験運用を行っていることから、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえる中でシステムの導入についての検討を行っていく。 次に、財政部関係の質疑において、公有財産管理事業費では、県道芦田大屋線改良工事代替地の用地買収に伴う上田市土地開発公社への補填として230万円余を計上したとのことだが、補填金を支払う理由はどうか。 これに対し、県道芦田大屋線改良工事の代替地として上田市土地開発公社が用地を購入したが、市の活用見込みがなくなり、民間に売却を行っている。また、民間への売却額は帳簿価格より低く、差損が生じているが、このほかにも上田市土地開発公社には土地の貸付収入や管理費などの収支があった。このため、最終的な収支を計算したところ230万円余の赤字となったことから、上田市から上田市土地開発公社に対して補填金を支払うものである。 次に、教育委員会関係の質疑において、放課後児童クラブ施設整備事業費では、東部児童クラブ分室の整備に係る経費を計上したとのことだが、放課後児童クラブは空き教室などの既存施設を有効活用するとの方針がある中で、東小学校の校外にある建物を購入したのはなぜか。 これに対し、学校の空き教室を使って放課後児童クラブを整備する方針はあるが、東部児童クラブの場合、校外にある分室等の定員は120人である。このため、校外の定員120人分を空き教室の活用により解消するには40人規模の3教室が必要となり、現状では直ちに空く見込みがないことから、校外にある建物を購入している等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 議案第13号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 農林部関係の質疑において、担い手農家育成定着支援事業補助金では、当初予算額に対して約4割の減額補正を行っているが、減額理由はどうか。 これに対し、本補助金は新規就農者への補助を目的としたものであるが、補助メニューの一つであるスタートアップ事業において、体調不良による就農の断念や計画の前倒しまたは後ろ倒しによって令和2年度の補助対象者が当初予定の9人から6人に減少したことが減額の主な理由である等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 議案第13号中厚生委員会担当分について申し上げます。 まず、福祉部関係の質疑において、自立支援給付費の2億1,570万円の増額の理由はどうか。 これに対し、要因としては幾つかあるが、障害者サービスを利用する方が増えていることや、消費税の改定等に伴う報酬単価の改定などが主な増額の理由である。 次に、健康こども未来部関係の質疑において、肺がん検診委託料700万円の減額の要因は何か。 これに対し、肺がん検診は集団検診を実施しており、コロナ禍での受診控えが受診者数の減少につながったと考えられる等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。井澤環境建設委員長。          〔環境建設委員長 井澤 毅君登壇〕 ◎環境建設委員長(井澤毅君) 議案第13号中環境建設委員会担当分について申し上げます。 まず、市民まちづくり推進部ほか関係の質疑において、わがまち魅力アップ応援事業について、今年度はこれまでに11団体が事業を取り下げているが、来年度の予定はどうか。また、取り下げた事業の補助金はどのように取り扱うか。 これに対し、わがまち魅力アップ応援事業は1つの事業につき最長5年間継続することができるため、今年度の事業を取り下げた団体のうち継続期間が残っている団体は来年度の事業に振り替えることを予定しているが、今年度末で事業の継続期間が満了となる団体は期間延長の規定がないため、来年度に事業を振り替えることができないことを説明した上で取下げを決定している。また、今年度取り下げた事業の補助金は繰り越すことができないため、来年度の予算で補助金を交付することになる。 次に、生活環境部関係の質疑において、し尿前処理下水道投入施設の実施設計の予算を令和3年度当初予算に組み替えるとのことだが、施設建設の計画に変更はあるか。また、供用開始までのスケジュールはどうか。 これに対し、昨年11月に地元からの施設建設の合意を得て以降、設計を委託する予定である日本下水道事業団との協議がコロナ禍の影響により時間を要したことなどから、令和2年度中に実施設計の委託ができなかったが、施設建設の計画自体に変更はない。また、供用開始までには設計で約2年、設計後の工事で約3年を合わせた5年程度はかかる見込みである。 次に、都市建設部関係の質疑において、公園施設整備等工事費について、国の第3次補正予算に伴い増額補正をするが、具体的な内容はどうか。 これに対し、公園施設長寿命化計画などを参考に選定した結果、市民の森公園や玄蕃山公園などの照明灯やベンチなどを補修する予定である。 次に、消防部関係の質疑において、消防団運営事業費の中で団本部、分団交付金を減額補正する理由は何か。 これに対し、当初予算では消防団員数を条例定数の2,270人として算定した金額を計上したが、今年度の消防団員数が2,013人に確定したため、差額分を減額補正するものである等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第14 議案第14号~第16号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第14、議案第14号から第16号まで3件一括議題とし、まず議案第14号につき環境建設委員長の報告を求めます。井澤環境建設委員長。          〔環境建設委員長 井澤 毅君登壇〕 ◎環境建設委員長(井澤毅君) 議案第14号、令和2年度上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。 質疑において、住宅新築資金貸付金滞納者への催告については慎重に対応する必要があると考えるが、どのように行っているか。 これに対し、今年度から収納管理課と定期的に会議を開催し、催告の通知文の記載方法に細心の注意を払うことを確認するなど、双方で連携した対応を行っている等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第15号及び第16号につき厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) まず、議案第15号、令和2年度上田市国民健康保険事業特別会計補正予算第4号について申し上げます。 本案については、歳入歳出それぞれ1,480万6,000円を増額し、予算の総額をそれぞれ151億2,082万3,000円とするもので、歳出は、平成30年度の国民健康保険事業費納付金の退職分が精算され、県へ追加納付が必要になったことに伴う増額の計上であり、歳入は、令和2年度決算見込みに伴う財源調整であるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第16号、令和2年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第3号について申し上げます。 まず、審査に入るに当たり、令和3年3月市議会定例会議案集中、令和2年度上田市介護保険事業特別会計補正予算の議案名の記載誤りについて訂正の申出と陳謝があり、委員会としてこれを了承したことを申し上げておきます。 本案については、歳入歳出それぞれ1億3,648万1,000円を増額し、予算の総額をそれぞれ163億8,634万9,000円とするもので、歳出の主なものは、介護保険特別会計負担金の確定見込みによる広域連合負担金1,320万1,000円の減額、及び第8期計画期間中の介護保険料の算定に当たり、収入として見込んでいる介護保険基金の取崩しに備えるための経費1億5,000万円を増額計上するものであるとの説明を受けました。 また、歳入は、広域連合負担金の減額などに伴う一般会計繰入金の補正減と基金積立金の相当分として前年度繰越金を計上するものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第14号から第16号まで一括して採決します。本案3件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案3件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第15 議案第17号~第19号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第15、議案第17号から第19号まで3件一括議題とし、産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) まず、議案第17号、令和2年度上田市水道事業会計補正予算第2号について申し上げます。 質疑において、収益的収入では営業収益を約5,500万円減額しているが、収益が悪化した要因は何か。 これに対し、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、令和元年度と比べて一般家庭における水道使用量は約3%増加した一方、法人における水道使用量が約10%の減少となったことが主な要因である等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第18号、令和2年度上田市公共下水道事業会計補正予算第2号について申し上げます。 質疑において、水道事業会計では新型コロナウイルス感染症の影響により給水収益を減額した一方で、公共下水道事業会計では下水道使用料の補正を行っていないが、新型コロナウイルス感染症を原因とする収入面への影響はどうか。 これに対し、新型コロナウイルス感染症の影響によって自宅で過ごす時間が多かったため、一部地域では下水道使用量が増えるなど令和元年度に比べて若干の収入増加が見込まれることから、収入面での大きな影響はない状況である等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第19号、令和2年度上田市農業集落排水事業会計補正予算第4号について申し上げます。 質疑において、資本的収入では新規加入金を増額しているが、当初の予定件数から何件分増加したか。 これに対し、当初の新規加入予定件数に対して2件増加したものであるとの質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第17号から第19号まで一括して採決します。本案3件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案3件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第16 議案第20号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第16、議案第20号を議題とし、一般会計予算特別委員長の報告を求めます。半田一般会計予算特別委員長。          〔一般会計予算特別委員長 半田 大介君登壇〕 ◎一般会計予算特別委員長(半田大介君) 議案第20号、令和3年度上田市一般会計予算について、審査経過の概要と結果をご報告いたします。 一般会計予算特別委員会は、2月19日に設置された後、常任委員会の専門性を生かした審査を行うため、総務文教分科会、産業水道分科会、厚生分科会、環境建設分科会の4つの分科会を設置し、3月5日及び8日から10日に分科会を開催し、詳細な審査を行いました。 最初に、各分科会の審査内容について報告いたします。 まず、総務文教分科会の質疑において、上田文化センター管理運営事業費では、上田文化会館ホールの特定天井の耐震化と照明のLED化などの改修工事を行うため、工事請負費として1億1,600万円余を計上したとのことだが、照明のLED化を行う箇所はどこか。また、照明のLED化による経費の削減効果はどうか。 これに対し、照明のLED化を行う箇所は、客席の電飾76個と舞台の作業用照明108個である。また、照明のLED化により年間の電気料金を28万円程度削減できると見込んでいる。 次に、会計年度任用職員の時間外勤務手当は令和2年度の当初予算と比べて1,600万円余減額しているが、令和3年度の減額理由はどうか。 これに対し、会計年度任用職員制度は令和2年度から始まったことから、令和2年度の当初予算では想定される最大額を計上した。また、災害対応などの緊急的な業務には基本的に正規職員が従事するため、会計年度任用職員の時間外勤務手当は実績値を基に想定することができる。このため、令和3年度の当初予算では令和2年度の実績値を基に計上したことから減額となっている。 次に、10月に総合収納システムを導入することにより、市税等をキャッシュレス決済で納付できるようになるとのことだが、納付方法ごとの手数料はどうか。 これに対し、税抜きの1件ごとの手数料は口座振替が10円、金融機関窓口での納付が30円、コンビニエンスストアでの納付と電子マネーによるキャッシュレス決済が54.5円である。また、クレジットカードによる決済にかかる費用は1万円までが100円、2万円までが200円、3万円までが300円、3万円を超える場合は1万円増加ごとに100円を加算した額となるが、本人負担となる。 次に、GIGAスクール構想推進事業費の学校ICT支援事業委託料は、児童生徒1人につき1台の端末を使用した授業の支援などをするため、学校ICT支援員を7名増員するための委託料とのことだが、学校ICT支援員を増員するのは端末の導入初期に限られるか。 これに対し、端末の導入時は授業支援が必要なことから学校ICT支援員を7人増員するが、期間の経過により端末操作等にも慣れることから、学校ICT支援員は段階を踏んで減らしていく。 次に、産業水道分科会の質疑において、真田十勇士ガーデンプレイスを解体、撤去するための除却工事費などを計上しているが、真田十勇士ガーデンプレイスを設置したことによる効果をどのように捉えているか。また、跡地の有効利用についてはどのように考えているか。 これに対し、NHK大河ドラマ「真田丸」が放送された平成28年度では約4万人の利用があり、上田城や大河ドラマ館を訪れた観光客を町なかへ誘導することができたほか、地元商店街でもビアガーデンなどのイベント会場として活用することで、商店街への集客効果を発揮できたものと考えている。また、跡地利用については、間口が狭く、奥行きが長いという土地の性質上、制約が非常に多いことから、近隣の民有地を含めた一体的な利用など、売却も視野に入れつつ、地域活性化につながる活用方法を検討していく考えである。 次に、令和2年度から新規事業として実施している農福連携事業について、令和3年度も引き続き実施するための経費を計上しているが、農業従事者と福祉事務所の連携促進をどのように図っていく考えか。 これに対し、農福連携事業の初年度となる今年度は、JAや専任推進員を通じた農業従事者へのPRと福祉部と連携した福祉事務所へのPRに努めた結果、複数の連携事業を実施することができた。令和3年度においても事業の内容について理解を深めていただくためのPRに引き続き努めるとともに、福祉事務所と連携することのできる作業の掘り起こしを行っていく考えである。 次に、厚生分科会の質疑において、情報コミュニケーション関連事業において、障害特性に応じた円滑なコミュニケーションを行うため、窓口等で使用するコミュニケーション支援アプリのタブレット端末を導入するとのことだが、どこに何台設置し、どのように活用するのか。 これに対し、端末は新庁舎移転後、障がい者支援課に1台設置し、試験的に導入を図るものである。なお、音声認識や文字認識、多言語翻訳など多様な機能を有するアプリケーションについては、タブレット端末を所有する課での使用が可能となることから、今後は一般市民が多く訪れる課等への研修を実施し、有効的に活用してまいりたい。 次に、上田看護専門学校運営事業補助金が前年度比約3倍となった経緯と今後の見通しはどうか。 これに対し、上田看護専門学校については、運営者の上田市医師会から現在の准看護学科、看護学科を順次閉校し、新たな看護学科を開設したいとの方向性が示されたことから、市では地域の看護師育成機関への支援すべき基準を見直し、上田看護専門学校の運営費用のうち、上田市医師会からの繰入金額の2分の1と県から交付される補助金額とを比較して少ない額を補助基本額とするとしたものである。なお、この基準については再編に伴う過渡期の支援と考えており、今後は地域の看護師養成機関の在り方等の基礎調査を行い、検討してまいりたい。 次に、環境建設分科会の質疑において、外国籍市民推進事業のうち、新しい学びの場継続事業について、外国籍市民全ての年齢を対象に上田市多文化共生推進協会の事務所で日本語教育を行うとのことだが、小中学生は自宅から事務所までの距離によっては移動手段を確保できなければ通うことができないと想定されるため、教育委員会と連携して小中学校の放課後の時間帯に日本語指導者が出向いて指導することはできないか。 これに対し、小中学生を支援するためには教育委員会との連携は重要であることから、教育委員会と上田市多文化共生推進協会で連携して日本語教育に取り組んでいくことを確認した。この中で、小中学校の放課後の時間帯での日本語指導は現状では難しいとのことから、まずは上田市多文化共生推進協会の事務所に日本語指導者を配置して、事務所に通う小中学生に対して指導する体制とした。 次に、地球温暖化対策設備設置費補助金として新たに事業所用太陽光発電設備と住宅用・事業所用蓄電設備の設置補助をするとのことだが、どのような効果を期待しているのか。また、上田市気候非常事態宣言を表明したことを踏まえ、以前から実施している住宅用太陽光発電設備について補助対象となる出力ワット数の上限の変更は検討しているか。 これに対し、現在太陽光発電設備を未設置の事業所が多く存在するものと想定していることから、補助金の活用による太陽光発電設備設置の増加と併せて地球温暖化防止意識の醸成につながることを期待している。また、住宅用太陽光発電設備の設置補助については、現状では補助対象となる出力ワット数の上限を変更することは検討してはいないが、補助件数の状況を踏まえて最適な方法は何か検討していきたい。 次に、別所線災害支援措置補助金について、令和元年東日本台風の災害復旧に当たり、上田電鉄株式会社が日本政策金融公庫から借り入れた3億円を今後10年間で返済するために市が毎年3,000万円の財政支援を行うとのことだが、経営状態などに応じて支援額を変更する場合はあるか。また、支援に当たり乗客者数の増加が重要であると考えるが、上田電鉄株式会社では乗客者数の増加に向けてどのような取組を行っていくのか。 これに対し、財政支援については、上田電鉄株式会社の財務状況を毎年精査した上で支援していくことから、乗客者数が増加したことなどにより経営状況が改善した場合に支援額を変更することはあり得ると考えている。また、上田電鉄株式会社では乗客者数の増加に向けた取組として、別所線復興プロジェクトのほか、JR東日本やしなの鉄道と連携して記念チケットの販売などを行っていくこととしており、市も連携していきたいと考えている。 次に、上田市消防団員等応援事業について、令和3年度から運動施設1施設を追加したが、どのように決定したか。また、現在実証実験を行っているデジタルコミュニティ通貨「まちのコイン」との連携は検討しているか。 これに対し、消防団員を対象に行った要望調査では、家族で利用できる施設を追加してほしいとの声が多かった。これを受けて検討する中で、応援事業の利用率を上げるためには、これまでの温泉施設以外の施設を追加してはどうかとの意見があったことから、新たに運動施設を応援事業の対象施設として追加した。また、「まちのコイン」との連携については、消防団員の福利厚生につながることが期待できるため、前向きに検討していきたい等々の質疑応答がありました。 次に、3月18日の委員会において、各分科会長から審査概要の報告を受け、全体を総括した審査を行った結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第17 議案第21号及び第22号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第17、議案第21号及び第22号2件一括議題とし、まず議案第21号につき総務文教委員長の報告を求めます。久保田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 久保田 由夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(久保田由夫君) 議案第21号、令和3年度上田市土地取得事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、歳出では、土地取得費を計上しているが、令和3年度に取得予定の土地はあるか。 これに対し、地権者との用地交渉の状況に応じて一般会計で購入する可能性もあるが、市庁舎改修・改築事業に伴い実施している大手町会館裏駐車場拡張事業の整備地に取得していない土地があり、令和3年度に取得を予定している等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第22号につき環境建設委員長の報告を求めます。井澤環境建設委員長。          〔環境建設委員長 井澤 毅君登壇〕 ◎環境建設委員長(井澤毅君) 議案第22号、令和3年度上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、令和3年度に債権管理条例の制定に当たり特別会計はどのように運営していくか。 これに対し、債権管理条例と事業会計は整合性を持って考えなければならないと認識している。このため、令和3年度中に貸付金の約定償還期限や市債の償還期限を迎えることも含めて、特別会計から一般会計に移行して整理する方向で財政部と協議を行っている状況である等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第21号及び第22号一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第18 議案第23号~第25号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第18、議案第23号から第25号まで3件一括議題とし、厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) まず、議案第23号、令和3年度上田市国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、国民健康保険の被保険者の減少の要因をどのように捉えているか。 これに対し、現在国民健康保険の加入率は20%程度を推移しており、出生数の減少に加え、団塊の世代の後期高齢者医療保険への移行が被保険者減少の大きな要因である。また、国において社会保険の適用拡大が図られていることから、今後さらなる減少も見込まれる。 次に、今後の人口減少を見据えた動きはどうか。 これに対し、国の方針により県ごとに保険料水準を統一する検討が進められており、長野県は医療費水準の格差が大きいことから、令和9年までに二次医療圏単位で統一する方向での検討が進められている。県からは市町村や関係機関と調整しながら議論を進めていくとの報告を受けており、今後統一化の動きは加速していくものと考えている等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号、令和3年度上田市後期高齢者医療事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、所得に応じて市町村が軽減した保険料を国が補填する基盤安定負担金の今後の見通しと、コロナ禍で困窮する被保険者への対応はどうか。 これに対し、基盤安定負担金は年金受給者の増加や75歳以上の被保険者の増加により今後も増額していくものと見込んでいる。コロナ禍で困窮する被保険者に対しては、保険料の減免制度や必要に応じて生活保護などを紹介するものである等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第25号、令和3年度上田市介護保険事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、基金繰入金について、第8期計画期間中の介護保険料を据え置くことによる保険料収入の不足分を補うため、介護保険基金を取り崩し繰入れを行うものであるとの説明があったが、今後の基金残高の見通しはどうか。 これに対し、基金残高は今年度の繰入れ分を含めて7億9,678万4,000円である。第8期の計画期間中の事業量を推計すると、令和5年度までに4億2,000万円ほど基金からの繰入れが必要であるため、令和5年度の基金残高は3億数千万円程度となり、第6期末と同程度になると見込んでいる等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第23号から第25号まで一括して採決します。本案3件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案3件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第19 議案第26号及び第27号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第19、議案第26号及び第27号2件一括議題とし、まず議案第26号につき環境建設委員長の報告を求めます。井澤環境建設委員長。          〔環境建設委員長 井澤 毅君登壇〕 ◎環境建設委員長(井澤毅君) 議案第26号、令和3年度上田市駐車場事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、令和3年度の当初予算は令和2年度当初予算と比較して約2割減の予算規模だが、どのように予算を組み立てたか。 これに対し、歳入では、令和2年度はコロナ禍の影響により収益を確保できなかったことから、令和3年度は同様の状況を想定した予算の組立てを行った。また、歳出では、公債費などの経常経費は削減が困難であることから、修繕費等を圧縮し予算の組立てを行った等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第27号につき厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 議案第27号、令和3年度上田市武石診療所事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、令和2年度から上田市ふるさと寄附金に地域医療、在宅医療応援事業が新設され、1,900万円ほどの寄附金が武石診療所基金に積み立てられるとのことだが、令和3年度以降の基金増額の見込みはどうか。 これに対し、対象の寄附金は今後も武石診療所分となるが、寄附金額の見込みは不確定であることから、今後は一般会計からの繰入れも想定し、診療所の医療体制の在り方について地域協議会に諮り、見直しを図っていきたい等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第26号及び第27号一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。 ここで15分間休憩といたします。          午後 3時15分   休憩                       ◇                                午後 3時30分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程第20 議案第28号~第32号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第20、議案第28号から第32号まで5件一括議題とし、まず議案第28号につき環境建設委員長の報告を求めます。井澤環境建設委員長。          〔環境建設委員長 井澤 毅君登壇〕 ◎環境建設委員長(井澤毅君) 議案第28号、令和3年度上田市真田有線放送電話事業会計予算について申し上げます。 質疑において、有線放送電話事業については、令和4年度末で廃止する予定とのことだが、廃止に伴う施設や設備の撤去に関する費用はどの程度かかると見込み、撤去を行うための財源は確保しているか。 これに対し、事業廃止後の余剰金は基金として積み立て、令和5年度以降は基金を財源として撤去を行う予定であるが、有線放送電話事業会計の事業廃止時の現金預金残高は4億円程度と見込まれ、撤去費用を1億円程度と見込んでも財源は十分確保している状況である等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第29号につき厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 議案第29号、令和3年度上田市立産婦人科病院事業会計予算について申し上げます。 審査に当たり、議案第29号、令和3年度上田市立産婦人科病院事業会計予算書中、給与費明細書の記載誤りについて訂正の申出と陳謝があり、委員会としてこれを了承したことを申し上げておきます。 質疑において、令和2年度決算では常勤医師2名体制による非常勤医師の削減で大幅な経費削減が見込めるとの説明があったが、令和3年度予算では減額が見込まれていないのはなぜか。 これに対し、24時間体制での分娩を行うに当たり、緊急手術に備えバックアップ医師を含め常時2名体制を取る必要があることから、予算においては常勤医師、非常勤医師の雇用が不足しないよう見込んだものである。 次に、令和3年度の業務量の分娩数を330件とした根拠はどうか。 これに対し、令和2年度における分娩の見込み数は304件あり、少子化等在り方検討委員会や審議会において地域の分娩数が明確になってきており、過度に業務量を増やして収益を見込むことは業務に支障が出るという判断から、現状に見合った数値として330件としたものである等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第30号から第32号につき産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) まず、議案第30号、令和3年度上田市水道事業会計予算について申し上げます。 質疑において、収益的支出では、令和2年度当初予算に比べ量水器費を約4,900万円増額しているが、増額の主な要因は何か。 これに対し、主な要因としては2点あり、1点目は、業務体制の強化や効率化、経費節減などを目的として令和3年度から新たに緊急時対応及び量水器取替業務等を包括的に業務委託することから委託料の新規計上を行ったこと。2点目は、量水器は計量法の規定によって一定期間での交換が義務づけられており、令和3年度は令和2年度に比べて交換する個数が多いことから、量水器の購入費及び取替えに係る業務費が増えたものである。 次に、資本的支出では、令和2年度当初予算に比べ建設費が約50%の減額となっているが、減額の主な要因は何か。 これに対し、真田地域で実施していた簡易水道統合整備事業が令和2年度でおおむね完了したため、大きな減額となったものであるが、建設改良事業については10年間の長期計画の中で実施しており、計画的に予算計上を行っている等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第31号、令和3年度上田市公共下水道事業会計予算について申し上げます。 質疑において、令和3年度末時点の利益剰余金を約18億円と見込んでいるとのことだが、水道事業会計とは異なり利益を確保できている要因は何か。 これに対し、水道事業会計では給水収益が年々減少しているのに対し、公共下水道事業会計では下水道使用料が若干ではあるが伸びていることなどが要因である等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第32号、令和3年度上田市農業集落排水事業会計予算について申し上げます。 質疑において、企業債はどの程度の利率を想定した予算計上となっているのか。また、今後の企業債残高の見込みはどうか。 これに対し、近年は利率1%未満の借入れが大部分を占めており、令和3年度当初予算においても公的な機関から低利で借り入れることを想定した予算計上となっている。また、令和3年度の企業債残高は約56億円であるが、令和10年度では約9億円まで減少する見込みである等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第28号から第32号まで一括して採決します。本案5件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案5件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第21 議案第33号及び第34号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第21、議案第33号及び第34号2件一括議題とし、総務文教委員長の報告を求めます。久保田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 久保田 由夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(久保田由夫君) まず、議案第33号、辺地総合整備計画の策定について申し上げます。 本案については、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特例措置等に関する法律に基づき、市内で指定されている9つの辺地の中で6つの辺地に定めている辺地総合整備計画が令和2年度末に計画期間を終えることから、令和3年度からの新たな辺地総合整備計画の策定について、法律の規定により議会の議決を求めるものであるとの説明を受けました。また、今回議会の議決を求めるのは、6つの辺地のうち、真田地域の菅平東組辺地、菅平西組辺地、菅平向組辺地と武石地域の上本入西部辺地、余里辺地の5辺地の辺地総合整備計画であるとの説明を受けました。 質疑において、辺地総合整備計画には財源等も明記しているが、辺地対策事業債の予定額は財源として確実に見込めるか。 これに対し、辺地対策事業債は国の地方債計画により確保されており、辺地総合整備計画を策定することで活用できることとなる。また、上田市では辺地総合整備計画に基づく活用額を毎年度2億円程度とし、予算計上の上限額にもしていることから、辺地総合整備計画に明記した事業を行い、辺地対策事業債の予定額を上限に活用する場合は財源として見込めるものと考えている等々の質疑応答があり、本案については可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第34号、公立大学法人長野大学定款の変更について申し上げます。 本案については、公立大学法人長野大学の運営や意思決定に多面的な視点から意見を反映し、理事会の経営力とガバナンスの強化を図ることを目的に学外理事を複数名登用することから、定款に定めた理事の人数を現行の5人以内から7人以内に変更するものである。また、併せて4月に予定されている長野大学大学院総合福祉学研究科の開設に伴う規定を定款に追加するため、地方独立行政法人法の規定により、議会の議決を求めるものであるとの説明を受けました。 質疑において、理事を7人に増やすとのことだが、理事の選任についての考え方はどうか。 これに対し、現在1人の理事が欠員であることから、学外理事3人の人選が進められており、4月から就任する平井新理事長の希望などを確認する中で、企業経営や教育関係に精通した方を候補としている。また、コンプライアンス確保のための弁護士の方も候補とし、上田市公立大学法人評価委員会から指摘があった理事のジェンダーバランスにも配慮して人選が進められている等々の質疑応答があり、本案については可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより議案第33号及び第34号一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件可決されました。                       ◇ △日程第22 議案第35号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第22、議案第35号を議題とし、産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 議案第35号、令和3年度上田市農業集落排水事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少について申し上げます。 本案については、効率的な事業運営を目的として農業集落排水施設の公共下水道への接続を進めている中で、荻窪地区及び和子地区を公共下水道へ接続する工事が令和2年度内に竣工予定であることから、令和3年4月1日付で荻窪地区及び和子地区に係る資産、負債、資本を農業集落排水事業会計から公共下水道事業会計へ移行するため、地方公営企業法の規定により議会の議決を求めるものであるとの説明を受け、審査の結果、可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案は可決されました。                       ◇ △日程第23 議案第36号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第23、議案第36号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。久保田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 久保田 由夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(久保田由夫君) 議案第36号、令和2年度上田市一般会計補正予算第11号中総務文教委員会担当分について申し上げます。 まず、総務部ほか関係の質疑において、電算業務管理運営事業費では、新型コロナウイルス感染症対策として庁内LAN上に職員同士で利用できるウェブ会議システムを新たに構築したことから、ウェブカメラ、ヘッドホン、マイクが一体となったヘッドセット35台の購入費を計上し、職員のデスクトップのパソコンでもウェブ会議ができるようにするとのことだが、ヘッドセットはどこに配備するか。 これに対し、ある程度の使用が想定される会議等には利用状況に応じて配付し、その他のヘッドセットは貸出用として情報システム課と丸子、真田、武石の各地域自治センターに配備を行う。 次に、教育委員会関係の質疑において、総合型地域スポーツクラブ支援事業交付金は市内3団体の総合型地域スポーツクラブに対する交付金で、新型コロナウイルス感染症対策費などの経費を支援するため150万円を計上したとのことだが、各クラブへの交付額は一律であるか。 これに対し、市内3団体の総合型地域スポーツクラブに対して一律に交付することから、各クラブに対して50万円ずつを交付する等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 議案第36号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 まず、商工観光部関係の質疑において、指定管理者支援事業交付金では、新型コロナウイルス感染症の影響で利用料金収入が減少し、施設の維持管理や継続的な公共サービスの提供に支障を来している指定管理者に対して安定した施設運営のために支援を行うとのことだが、クアハウスかけゆが交付対象外となっている理由は何か。 これに対し、クアハウスかけゆについては、新型コロナウイルス感染症の影響によって収入は減少しているものの、支出の削減などにより運営に支障がないことが見込まれたため、交付対象外としたものである。 次に、農林部関係の質疑において、令和元年度3月専決補正予算では新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が減少している施設に対して管理運営業務委託料を増額し支援を行ったのに対して、今回は指定管理者支援事業交付金を新たに計上しているが、管理運営業務委託料ではなく、指定管理者支援事業交付金で支援を行うのはなぜか。 これに対し、指定管理者支援事業交付金は、国が令和2年度に創設した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源とし、全庁一律のルールを定めて交付する交付金である。このため、指定管理者の支援理由は管理運営業務委託料と同様であるが、財源を考慮する中で指定管理者支援事業交付金として計上し支援を行うものである等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 議案第36号中厚生委員会担当分について申し上げます。 まず、福祉部関係の質疑において、高齢者の交流及び介護予防活動の継続を支援する支援金は、活動団体への交付がなされた上での補正の減額か。 これに対し、208団体中、申請のあった98団体へは既に支給済みである。未提出の団体に対しては申請勧奨を行ったが、既に自治会で対応していただいた団体があることや、支援金の上限額が3万円であるのに対し、各団体の申請額が平均2万円程度にとどまっていることなどにより、支給金額が予定より少なくなる見込みである。 次に、健康こども未来部関係の質疑において、予防費の上田地域検査センターに係る減額は陽性者が見込みより少なかったことが要因か。 これに対し、上田地域検査センターでの検体採取は8月23日から10月末までは週6日間行ってきたが、状況が収まってきたことから11月2日以降は感染状況に応じて対応してきたため、被検者減による医師謝礼分の減額を行ったものである。また、検査センターは当初市内2か所での運営を予定していたが、診療検査医療機関の体制拡充等が図られたことにより、2か所目の開設を見送ったことが減額の主な要因である等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。井澤環境建設委員長。          〔環境建設委員長 井澤 毅君登壇〕 ◎環境建設委員長(井澤毅君) 議案第36号中環境建設委員会担当分について申し上げます。 質疑において、公共交通緊急支援事業補助金について、県が指定する指定地方公共機関である交通事業者4者に対して運行継続に係る経費の一部を支援するとのことだが、各交通事業者への補助金額は県との協議により決定するのか。 これに対し、県の補助内容と各交通事業者の運行実績を基に予算の範囲内で決定する予定である等の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第24 議案第37号
    ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第24、議案第37号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。久保田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 久保田 由夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(久保田由夫君) 議案第37号、令和3年度上田市一般会計補正予算第1号中総務文教委員会担当分について申し上げます。 政策企画部ほか関係の質疑において、信州国際音楽村管理運営事業費では、新しいイベントの形として動画配信を行うため備品購入費を200万円計上したとのことだが、備品購入費の内訳はどうか。 これに対し、購入予定の備品はカメラ、モニター、配信用のコンピューター、カメラを切り替えるためのディスプレーとスイッチャーなどであり、カメラは2台購入する。また、計上額の内訳は、カメラが1台32万円余、モニターが18万円余、配信用のコンピューターが20万円、ディスプレーが9万円余、スイッチャーが38万円余であり、その他の備品も含めて200万円を計上している等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 議案第37号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 質疑において、飲食店等事業継続緊急支援事業交付金は、令和2年12月から令和3年2月までの3か月間の合計売上額が50%以上減少した事業者を交付対象としているが、売上げ減少率50%以上を交付要件とした理由は何か。また、新型コロナウイルス感染症の影響により飲食店等の経営は非常に厳しい状況にある中で、売上げの減少率を1か月間の売上額ではなく、3か月間の合計金額から算出することとしたのはなぜか。 これに対し、新型コロナウイルス感染症の影響は飲食店や小売業、サービス業など幅広い業種に及んでいることから、限られた財源の中でより多くの業種に対して支援を行うことを目的として、50%以上の売上げ減少を交付要件として設定したものである。また、売上額は月ごとに変動が生じることから、1か月間の売上額のみでは支援の必要性を正確に捉えることができないため、3か月間の合計金額としたものである等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 議案第37号中厚生委員会担当分について申し上げます。 まず、福祉部関係の質疑において、高齢者世帯へのエアコン設置事業の対象世帯を40世帯とした根拠と事業の周知方法はどうか。 これに対し、算出根拠は、同様の事業を実施している他自治体の申請状況を参考とし、40世帯としたものである。周知方法については、「広報うえだ」への掲載を予定している。 次に、健康こども未来部関係の質疑において、民間保育所助成事業費の私立保育園等における感染症対策のための補助金額の根拠はどうか。 これに対し、国の負担割合が10分の10から2分の1に変更となり、1施設ごと定員により補助基準額が変わることから、対象の15園に対し定員に応じた金額を積み上げたものである。補助金基準額は、定員19人以下が30万円、20人以上59人以下が40万円、定員60人以上が50万円である等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第25 報告第1号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第25、報告第1号を議題とし、厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 報告第1号、専決処分した令和2年度上田市一般会計補正予算第9号の承認について申し上げます。 質疑において、令和3年4月から始まる新型コロナウイルスワクチン接種事業は、市内11会場での集団接種を行うとのことだが、開設の準備状況はどうか。 これに対し、4月上旬から65歳以上の高齢者の優先接種を始められるよう準備を進めている。ただし、国の方針やワクチンの供給状況等が日々変化していることから、今後も情報収集を図りながら状況を見極め、対応していきたい。 次に、今後かかりつけ医での個別接種を行う考えはあるか。 これに対し、接種予定のファイザー社製のワクチンは管理方法が特殊なことから集団接種を予定しているが、日々状況が変化していることに加え、かかりつけ医での接種を希望する意見もあることから、今後集団接種と個別接種を併用する可能性を踏まえ、現在それぞれの医師会と協議を行っている等々の質疑応答があり、本案については承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立全員であります。よって、本案は承認されました。                       ◇ △日程第26 請願第1号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第26、請願第1号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願を議題とし、産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 請願第1号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願について申し上げます。 審査に先立ち、請願者から趣旨説明制度に基づき願意の説明を受けました。 討論において、新型コロナウイルス感染症の影響によって世界経済が停滞し、先行きの見通しが立たない中、最優先とすべきことは雇用の維持と事業の継続であり、多くの企業が経営の危機に直面している現状において、最低賃金を1,500円にすることは実現不可能である。また、全国一律の最低賃金制度を導入することは、企業の倒産など雇用のバランスの崩壊につながることから、本請願には反対であるとの討論がありました。 これに対し、まず全国一律最低賃金制度については、国において与野党を超えた議論となっているほか、生計費に地域間格差はないということが様々な調査で明らかになっていることから、全国一律最低賃金制度を導入しない理由はない。また、日本の最低賃金は国際的に見て低水準であることに加え、人々が日常生活を送る上で欠かせない仕事を担っている業種の労働者が低賃金であることなどから、新型コロナウイルス感染症による危機から労働者や国民の生活を守るためには、全国一律最低賃金制度の導入と最低賃金の引上げが必要である。さらに、最低賃金の引上げに当たっては、中小企業が求める社会保険料の事業主負担軽減策が必要であり、国の助成金の拡充によって負担軽減に対する支援を行うべきであることから、本請願は妥当なものであるとの賛成討論がありました。 採決の結果、賛成少数により本請願は不採択とすべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。 討論の通告がありましたので、順次これを許します。 まず、渡辺議員の討論を許します。渡辺議員。          〔29番 渡辺 正博君登壇〕 ◆29番(渡辺正博君) 請願第1号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願に対し、賛成の立場で討論します。 初めに、全国一律最低賃金制の確立や最低賃金の引上げを求める意見書決議は、全国851の自治体で既に可決されています。請願項目3点について賛成の立場で申し上げます。 まず、全国一律最低賃金制を求めることについてであります。この声は全国に広がっています。自民党内に全国一律制の確立を求める議員連盟が2019年誕生するなど、与野党を超えた動きとなっています。生計費で地域間格差がないことは各種調査でも明らかになっています。生計費を時間換算すれば、全国どの地域でも1,500円から1,600円です。世界で当たり前の全国一律最低賃金制を導入しない理由はありません。 2つ目は、日本の低水準の最低賃金についてです。現在1,000円台は東京と神奈川だけ、17県が700円台、ちなみに長野県は849円であります。最高の東京1,013円でも、週休2日で1日8時間働いても年収約210万円にしかなりません。国際的に見て日本はあまりにも低水準で、重要なのは、医療、福祉などエッセンシャルワーカーや感染拡大でも休めない小売、飲食、サービス業の労働者が低賃金であることです。また、最低賃金労働者の72.6%は女性です。最低賃金アップはジェンダー平等を推進する上でも重要な課題であります。 深刻なコロナ危機の中でもイギリスでは昨年4月、最低賃金25歳以上を全国一律最低賃金制を導入して以来最高となる6.2%引き上げ、時給8.72ポンド、日本円にしますと約1,200円としたということであります。コロナ危機から労働者、国民の生活を守るために大幅引上げと格差是正を決断するのは政治の役割です。 全国一律制を求めるとともに、最低賃金を全国どこでも直ちに時給1,000円に引き上げ、速やかに1,500円を目指すべきであります。時給1,500円は8時間働いて、残業なし、週休2日で月約25万円になります。人間らしい生活を送るための最低限の要求であります。 3つ目は、中小企業支援策の抜本的強化についてです。最低賃金引上げには中小企業支援策の抜本的強化が不可欠であります。中小企業が求めている支援策は、赤字であっても負担しなければならない社会保険料と減免措置です。フランスでは社会保険料の事業主負担の軽減策を既に取っています。日本でもこのような対策を実施できないはずがありません。最低賃金引上げ実現のために、政府の業務改善助成金予算6.9億円を約1,000倍にして7,000億円の支援に拡大し、金額に見合う規模で社会保険料の事業主負担を減免するなどして賃上げを応援する施策が求められる、このように考えます。 以上申し上げまして、賛成討論とします。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、金子議員の討論を許します。金子議員。          〔6番 金子 和夫君登壇〕 ◆6番(金子和夫君) 請願第1号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願に対しまして、反対意見を述べます。 新型コロナウイルス感染症で世界経済が停滞し、先行きの見通しが立たない中、最優先として考えなくてはならないのが雇用の維持と事業の継続であります。地域別最低賃金は中央最低賃金審議会から示される引上額の目安を参考にしながら、公益代表、労働者代表、使用者代表等で組織する地方最低賃金審議会で地域の実情を踏まえた審議、答申を得た後で決定されております。2020年度地域別最低賃金改正については、現行水準維持が適当と答申され、2020年度は792円の最低賃金金額は7地域、1円から3円の引上げは40地域、据置きは7地域でありました。 地方最低賃金審議会は、3つの要素であることの1、労働者の生計費、2、労働者の現在の賃金水準、3、企業の賃金支払い能力を中心にしてデータを総合的に勘案して定めるのが最低賃金であります。コロナ禍において多くの企業が経営の危機を感じている状況下で最低賃金を1,500円にすることは実行不可能であり、全国一律の最低賃金に改正することにより企業の倒産などを引き起こし、雇用のバランスをも崩してしまいます。今請願を意見書として政府に提出することは時期尚早であるもので、不採択が妥当と考えます。 請願第1号の反対意見を述べさせていただきました。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で討論を終結します。 これより採決します。本請願に対する委員長の報告は不採択ですので、原案についてお諮りします。本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。                       ◇ △日程第27 請願第2号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第27、請願第2号、「日本政府に核兵器禁止条約への参加・調印・批准を求める意見書」の提出に関する請願を議題とし、環境建設委員長の報告を求めます。井澤環境建設委員長。          〔環境建設委員長 井澤 毅君登壇〕 ◎環境建設委員長(井澤毅君) 請願第2号、「日本政府に核兵器禁止条約への参加・調印・批准を求める意見書」の提出に関する請願について申し上げます。 審査に先立ち、請願者から趣旨説明制度に基づき願意の説明を受けました。 討論において、日本は周辺諸国の軍事的な動きが活発であることから大きな脅威にさらされているが、日米安全保障条約の枠組みの中で周辺諸国との軍事的バランスを維持することで平和的な状況につながっている。このため、アメリカ合衆国との関係を堅持しなければならないが、日本政府が核兵器禁止条約を批准した場合、アメリカ合衆国との信頼関係が損なわれ、軍事的バランスが崩れてしまうことから、より大きな脅威にさらされることとなる。したがって、本請願には反対であるとの討論がありました。 これに対し、日本政府は核兵器禁止条約を批准せずに核保有国と非保有国を橋渡しする姿勢を取っているが、世界唯一の戦争被爆国として、条約に批准して非人道的な兵器の開発、製造、使用、威嚇は許さないという立場を明確にすることでこそ橋渡しとなり得るものであり、核兵器廃絶を願う姿勢が国際社会に求められている。また、上田市は平和首長会議への参加や非核平和都市宣言の表明、平和祈念事業の開催など平和に関する様々な活動を行っており、このうち非核平和都市宣言の趣旨は本請願の趣旨に合致している。したがって、本請願には賛成であるとの討論がありました。 採決の結果、賛成少数により本請願は不採択とすべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。 討論の通告がありましたので、順次これを許します。 まず、成瀬議員の討論を許します。成瀬議員。          〔5番 成瀬 拓君登壇〕 ◆5番(成瀬拓君) 請願第2号、「日本政府に核兵器禁止条約への参加・調印・批准を求める意見書」の提出に関する請願に賛成の立場で討論します。 本請願の趣旨は、本年1月22日に発効した核兵器禁止条約に日本政府が批准することを求めるものです。核兵器については、被爆者をはじめ多くの方の核兵器廃絶に向けた長年の運動によって、NPT核兵器不拡散条約が発効するなど縮小に一定の効果を上げています。 しかし、いまだ核兵器廃絶には至っていません。核兵器廃絶に至っていないのは、核兵器によって軍事的均衡を保っているとする核抑止力論がその大きな要因です。核抑止力論は核兵器の存在を認めるものであり、核兵器廃絶とは相入れない考えです。核兵器禁止条約は核兵器を非人道的な兵器と位置づけ、造ること、使うことはもちろん、核兵器を背景にした威嚇なども禁止することで、人類が核兵器廃絶を現実のものとするために核抑止力論から抜け出しましょうという点に重要な意義があります。 日本政府は核兵器禁止条約への批准をせずに核保有国と非保有国の橋渡しをするとの姿勢を取っています。しかし、一方で核兵器廃絶を訴え、もう一方では核兵器の存在を認めるという姿勢で国際社会から信頼を得られるとは考えられません。世界で唯一の戦争被爆国である日本は、条約に批准し、非人道的な兵器の開発、製造、使用、威嚇は許さないという立場を明確にすることでこそ橋渡しとなり得るものです。また、そうした態度で核兵器廃絶への力となることが核兵器廃絶を願う国際社会に求められています。核抑止力論から抜け出し、核兵器禁止条約に批准し、核兵器廃絶への取組を強めるべき時期に来ていると考えます。 上田市では世界の恒久平和実現に向けた活動を推進し、唯一の被爆国の国民として核兵器の廃絶を訴えた常楽寺の住職であられた半田孝淳氏が名誉市民として表彰されています。また、半田孝淳氏のお父上の半田孝海氏は原水爆禁止世界大会で議長を務められた方であり、上田市は核兵器廃絶運動を進めた偉大な方とゆかりの深い都市です。 また、上田市は平和首長会議へ参加し、非核平和都市宣言も出しており、宣言には国に平和行政を任せるのでなく、平和に対する市民の切実な願いが国内や世界の人々の心に一つとなって共感するよう、市民と行政が一丸となって様々な平和啓発活動を広げていかなくてはなりませんとあります。上田市ではこの宣言に沿って原爆パネル展や平和祈念事業を実施し、併せて核兵器禁止条約への締結を求める署名を市民にお願いするなど、核兵器廃絶に向けた取組を行っています。 上田市のこうした考え、取組は本請願の求める内容とも合致しており、上田市と足並みをそろえて上田市議会として本請願を採択すべきと考えます。 以上、賛成討論とします。 ○議長(土屋勝浩君) 次に、中村議員の討論を許します。中村議員。          〔3番 中村 悠基君登壇〕 ◆3番(中村悠基君) 請願第2号について反対の立場から討論いたします。 現在、日本を取り巻く国際状況を見ますと、毎日のように尖閣諸島海域に武装した中国海警局の船艦が侵入を繰り返し、日本の領海を侵犯することも度々です。既に南シナ海においては南沙諸島に軍事基地が建設されているという報道があるように、中国によって東アジア地域の安全保障が脅かされている状況でもあります。また、北朝鮮は核開発が既に完了しているとの専門家の分析があり、ここ数年にわたり弾道ミサイルの発射実験が繰り返されていることは周知のとおりであります。 一方、我が国は一貫した非核三原則の下、核保有国に対抗し得る軍事力を持たないことから、日米安全保障条約の枠組みの中でアメリカ合衆国の核による軍事的抑止力において守られているという基本的外交スタンスを理解しておかなければなりません。 もし仮に日本が核兵器禁止条約を批准した場合、アメリカ合衆国との関係に大きな影響を及ぼし、極東地域の軍事バランスは大きく崩れることを意味します。その結果、中国や北朝鮮による日本国への武力攻撃につながりかねず、すなわち米中開戦、ひいては第三次世界大戦の引き金となり得る行為であり、恒久の平和を念願する我が国としては断じて受け入れられることではありません。世界の平和を真に追求する日本であるからこそ、世界の現実を正しく認識し、世界の平和のために行動することが必要であります。 また、そもそも地方自治法第96条15項の定めるところにより、軍事、外交、防衛等国の専権事項については本来地方議会が議決する立場にはなく、通例では不採択とされております。 以上のことから、我が国のみならず極東地域の安全保障を揺るがしかねない核兵器禁止条約の批准に反対を表明させていただき、私の討論といたします。 ○議長(土屋勝浩君) 以上で討論を終結します。 これより採決します。本請願に対する委員長の報告は不採択ですので、原案についてお諮りします。本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。 この際申し上げます。議事の都合により、本日午後5時を過ぎても会議を続行しますので、ご了承願います。 ここで暫時休憩といたします。          午後 4時27分   休憩                       ◇                                午後 4時45分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程追加 議案第45号 ○議長(土屋勝浩君) お諮りします。 本日厚生委員会に付託しました議案第45号及び第46号について、厚生委員長から審査が終了した旨の報告がありました。この際、議案第45号及び第46号を日程に追加し議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、この際、議案第45号及び第46号を日程に追加し議題とすることに決しました。 初めに、議案第45号を議題とし、厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 厚生委員会は、本会議休憩中に委員会を開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要についてご報告申し上げます。 議案第45号、令和3年度上田市一般会計補正予算第2号について申し上げます。 質疑において、職員人件費は新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で従事する会計年度任用職員113人とのことだが、事業ごとの人数の内訳はどうか。 これに対し、接種に必要な体制を整備するためのワクチン接種体制確保事業では、各2名を10会場に配置し、全体で20名を予定している。ワクチン接種の運営に係るワクチン接種事業では、各会場3名から6名で、全体で93名を予定している。 次に、接種会場への送迎バス運行委託料は、高齢者が接種しやすい環境を整えるため送迎バスを運行するための委託料とのことだが、委託方法はどうか。 これに対し、丸子、真田、武石地域は庁用バスを利用し、運転業務についての委託を予定している。塩田、川西地域についてはバス会社等への委託を予定している等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(土屋勝浩君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程追加 議案第46号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、議案第46号を議題とし、厚生委員長の報告を求めます。古市厚生委員長。          〔厚生委員長 古市 順子君登壇〕 ◎厚生委員長(古市順子君) 議案第46号、上田地域広域連合ふるさと基金に係る権利の一部を放棄することについて申し上げます。 本案については、令和3年度に実施する地域医療対策事業のうち、信州上田医療センター医療従事者確保事業を含む7事業に上田地域広域連合ふるさと基金の一部を充当することについて、上田市議会開会後の2月25日に広域連合から協議があったことから、追加議案として提出し、市の持っている出資金に係る権利の一部を放棄するため、議会の議決を求めるものであるとの説明を受け、審査の結果、可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(土屋勝浩君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、本案は可決されました。                       ◇ △日程第28 議員の派遣 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第28、議員の派遣を議題とします。 地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定による議員の派遣についてはお手元に配付したとおりです。 お諮りします。別紙「議員の派遣」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、別紙「議員の派遣」のとおり議員を派遣することに決しました。 以上で本日の日程は全て終了しました。 ここで、副市長から発言があります。井上副市長。          〔副市長 井上 晴樹君登壇〕 ◎副市長(井上晴樹君) 議長のお許しをいただきましたので、一言御礼のご挨拶を申し上げます。 本日新たな副市長の選任につきましてご同意を賜ったところでございますが、私ごとで申し訳ございませんが、このたび一身上の都合によりまして本年度いっぱいをもって退職をさせていただくことになりました。平成26年の4月に議会のご同意をいただき副市長に着任して以来、2期7年にわたってその職を務めてまいりました。市政推進に当たりまして誠に微力ながら今日まで務めてまいることができたのも議員各位の格別なるご支援、ご協力をいただいてきたからこそであり、この場をお借りして心より御礼を申し上げる次第であります。また、昨年来議員各位におかれましては、様々な私ごとにご心配をおかけしたこと、これもひとえに私の不徳の致すところでございます。深くおわびを申し上げたいと思います。 本日、議場では最後となりますが、今後とも変わらぬご交誼をお願い申し上げますとともに、上田市の発展と議員各位のますますのご活躍を、あるいはまたご健勝もご祈念申し上げ、御礼のご挨拶とさせていただきます。皆さん、本当に長い間誠にありがとうございました。(拍手) ○議長(土屋勝浩君) 井上副市長におかれましては、7年の長きにわたり市政運営のためにご尽力をいただきました。上田市議会を代表し、敬意と感謝の意を表します。誠にありがとうございました。 ここで、市長から発言を求められておりますので、これを許します。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 議長のお許しをいただきましたので、今定例会の閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 まず、今定例会に提案いたしました各議案につきまして、慎重審議の上、ご議決をいただきましたこと心より感謝申し上げます。 また、多くのご質問いただきました新型コロナウイルス感染症につきましては、依然として市民生活や地域経済に大きな影響をもたらしており、今後も引き続き国、県の動向を見極めながら感染の拡大防止に努めるとともに、今後予定しておりますワクチン接種が滞りなく実施できるよう鋭意取り組んでまいります。 さて、3月10日に新本庁舎が竣工し、引渡しを受けたことから、緊急な案件がない限り、次からは新庁舎の議場で市政の課題等についてご審議いただくことになります。 顧みますと、この議場におきましては、昭和42年から50年余にわたり、先人の皆様によります塩田町、川西村との合併、そして丸子町、真田町、武石村との合併など市町村合併を含め、あまたの市政課題について議論を重ねてまいりましたが、今定例会でその役目を終えることに一抹の寂しさを感じているところであります。役目を終えるこの議場に心から感謝しつつ、新しい議場に移ってからも議員各位と引き続き活発な議論を交わし、市政のさらなる発展に向けて共に取り組んでまいりたいと考えておりますので、変わらぬご支援、ご協力をお願いいたします。 最後になりましたが、井上副市長が今月31日をもって退任することになりました。井上副市長におかれましては、平成26年3月に総務部長を勇退され、その後市職員として長きにわたり積み重ねてこられた豊富な行政経験を生かし副市長に就任されました。在職中は主なものだけでも令和元年東日本台風の災害対応、新型コロナウイルスの感染対策、そして市政の重要課題として位置づけております資源循環型施設の整備などにおいて多大なご尽力をいただきました。井上副市長の今日までのご労苦に対しまして心より感謝申し上げます。今後も上田市政の発展のためご協力いただければと思っております。 以上で令和3年3月市議会定例会の閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。皆さん、誠にありがとうございました。 ○議長(土屋勝浩君) さて、新本庁舎も完成し、新しい議場も整いつつあります。次回定例会は新議場で行う予定です。本議場における定例会はこれが最後となることを思いますと感慨深いものがあります。昭和42年の建築から半世紀以上にわたり上田市政の言論の府となりましたこの議場に皆さんとともに感謝を申し上げたいと思います。 これにて令和3年3月上田市議会定例会を閉会します。          午後 4時56分   閉会...