上田市議会 > 2011-12-31 >
10月04日-趣旨説明、委員長報告、質疑、討論、採決等-05号

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  1. 上田市議会 2011-12-31
    10月04日-趣旨説明、委員長報告、質疑、討論、採決等-05号


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    平成23年  9月 定例会(第3回)議事日程 第 1 諸般の報告 第 2 議案第117号 第 3 議案第86号及び第87号 第 4 議案第88号から第90号 第 5 議案第91号及び第92号 第 6 議案第93号 第 7 議案第94号から第97号 第 8 議案第98号から第102号 第 9 議案第103号から第105号 第10 議案第106号から第110号 第11 議案第111号 第12 議案第112号から第114号 第13 議案第115号 第14 議案第116号 第15 議案第118号及び第119号 第16 議案第120号 第17 請願第6号から第8号                                              本日の会議に付した事件 日程第1から第17まで                                              出席議員(30名)    1番   土  屋     亮  君     2番   土  屋  孝  雄  君    3番   土  屋  勝  浩  君     4番   池  田  総 一 郎  君    5番   古  市  順  子  君     6番   半  田  大  介  君    7番   小 坂 井  二  郎  君     8番   安  藤  友  博  君    9番   松  山  賢 太 郎  君    10番   佐  藤  公  至  君   11番   小  林  三 喜 雄  君    12番   井  沢  信  章  君   13番   佐  藤  清  正  君    14番   小  林  隆  利  君   15番   渡  辺  正  博  君    16番   久 保 田  由  夫  君   17番   池  上  喜 美 子  君    18番   三  井  和  哉  君   19番   西  沢  逸  郎  君    20番   尾  島     勝  君   21番   下  村     栄  君    22番   児  玉  将  男  君   24番   土  屋  陽  一  君    25番   内  堀  勝  年  君   26番   清  水  俊  治  君    27番   南  波  清  吾  君   28番   金  井  忠  一  君    29番   滝  沢  清  茂  君   30番   堀     善 三 郎  君    31番   深  井  武  文  君                                              欠席議員(1名)   23番   足  立     誠  君                                              説明のため出席した者     市    長   母   袋   創   一   君     副  市  長   石   黒       豊   君     政策企画局長   宮   川       直   君     上田地域自治     セ ン ター長     市 民 参加・   岡   田   洋   一   君     協働推進参事     総 務 部 長   山   本   謙   二   君     行政管理課長   小   山       晃   君     秘 書 課 長   神   代   芳   樹   君     財 政 部 長   井   上   晴   樹   君     財 政 課 長   小   林   一   彦   君     市民生活部長   鈴   木   栄   次   君     健康福祉部長   武   井   繁   樹   君     福祉事務所長     こ ど も未来   関       和   幸   君     部    長     商工観光部長   金   子   義   幸   君     農 林 部 長   峰   村   万 寿 夫   君     都市建設部長   清   水   治   彦   君     消 防 部 長   荻   原   敬   一   君     丸子地域自治   関       義   継   君     セ ン ター長     真田地域自治   笠   原   茂   正   君     セ ン ター長     武石地域自治   伊   藤   定   衛   君     セ ン ター長     会 計 管理者   田   口   悦   子   君     上下水道局長   大   沢   和   正   君     教  育  長   小   山   壽   一   君     教 育 次 長   小   市   邦   夫   君     監 査 委 員   小   池   俊   一   君                                              事務局職員出席者     事 務 局 長   片   山   久   男   君     事 務 局次長   鳴   沢   宏   紀   君     議会担当係長   清   住   拓   生   君     主    査   三   井       憲   君     主    査   両   角   啓   之   君          午後 1時30分   開議 ○議長(南波清吾君) これより本日の会議を開きます。                       ◇ △日程第1 諸般の報告 ○議長(南波清吾君) 日程第1、諸般の報告を行います。 各委員会における陳情審査結果について、お手元に一覧表を配付してありますので、ご了承願います。                       ◇ △日程第2 議案第117号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第2、議案第117号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題とし、提案理由の説明を求めます。副市長。          〔副市長 石黒 豊君登壇〕 ◎副市長(石黒豊君) 追加議案集の1ページお願いいたします。議案第117号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。 人権擁護委員法第3条の規定により人権擁護委員として委嘱されております佐藤五郎氏が平成23年12月31日をもって任期が満了となりますので、引き続き佐藤五郎氏を人権擁護委員として法務大臣に推薦したく、同法第6条第3項の規定により、市議会のご意見をお願いしたいというものであります。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(南波清吾君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより採決します。本案は適任と決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案は適任と決しました。                       ◇ △日程第3 議案第86号及び第87号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第3、議案第86号及び第87号2件一括議題とし、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小林 隆利君登壇〕 ◎総務文教委員長小林隆利君) 総務文教委員会は、去る9月20日及び21日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第86号、上田市税条例等中一部改正について申し上げます。 本案については、現下の厳しい経済社会状況の変化に対応して、税制への信頼の一層の向上を図る観点等から、秩序犯に係る罰則で過料の引き上げ、市民公益税制として、NPO法人等に対する寄附金のうち住民の福祉の増進に寄与する寄附金を税額控除適用範囲とする寄附金税制の拡充、金融証券税制として、上場株式等の配当、譲渡所得の軽減税率適用期限の延長などの平成23年度の税制改正に伴い、上田市税条例に関係する部分について所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、市税の不申告に関して上田市の現状はどうか。 これに対し、上田市においては、毎年2,000件を超える不申告数となっているが、納税義務者の減少に伴い、減ってきている。 次に、寄附金文化の促進を図るという意味での寄附金税制の拡充とのことだが、上田市での適用状況はどうか。 これに対し、平成23年度の課税の実績は、38件の寄附金の税額控除を行っている。今までは5,000円を超える部分について税額控除の対象とされていたが、これが2,000円を超える部分が対象となることによって、対象者となる方々については今後ふえてくるものと思われる等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第87号、上田市都市計画税条例中一部改正について申し上げます。 本案については、地方税法等の一部を改正する法律が公布、施行され、固定資産税都市計画税税負担軽減措置等について、昨年度に引き続き見直しが行われた。この中で平成23年度の税制改正においては、平成22年度末に適用期限が到来する特例措置ほか、適用期限の定めのない特例措置についても見直しが行われたことなどに伴い、上田市都市計画税条例に関連する部分について所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより議案第86号及び第87号2件一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第4 議案第88号~第90号
    ○議長(南波清吾君) 次に、日程第4、議案第88号から第90号まで3件一括議題とし、厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 池上 喜美子君登壇〕 ◎厚生委員長池上喜美子君) 厚生委員会は、去る9月22日、26日及び27日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第88号、障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理について申し上げます。 本案については、平成22年12月10日に障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律が公布されたことに伴い、今後障害者自立支援法等が改正されることから、関係条例について一部改正を行う必要があるため、本条例を制定するものであるとの説明を受けました。 質疑において、障害者自立支援法を引用している7つの条例を改正するとのことだが、条ずれ、項ずれだけの変更と理解してよいか。 これに対し、関係する7条例の内容を改正するものではなく、条ずれ、項ずれに対応するために条例制定するものである等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第89号、上田市災害弔慰金の支給等に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、3月11日に発生した東日本大震災の状況を踏まえて、災害弔慰金の支給に関する法律が一部改正されたことに伴い、災害弔慰金支給対象となる遺族の範囲が拡大されたことから、条例中所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、死亡者に係る配偶者、子、父母、孫、または祖父母のいずれも存しない場合であって、死亡者と死亡当時に同居または生計を同じくしていた兄弟姉妹がいるときは、その兄弟姉妹に対して災害弔慰金を支給するとのことだが、生計を同じくしていたことを証明する手段は何か。 これに対し、生計を同じくしていたことを証明する手段としては住民票が基本となる等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第90号、上田市産院事業の設置等に関する条例等中一部改正について申し上げます。 本案については、産院等を信州上田医療センターの隣接地に移転新築し、また婦人科外来の充実も目標としていくことから、施設にふさわしい名称への変更等を行うとともに、関連する条例について所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、上田市立産婦人科病院と名称を改めるとのことだが、看板の設置場所はどこか。また、景観に配慮したものとなるのか。 これに対し、立体駐車場を通過した北側に新産院の本体が建設される。本体に向かって3階の右上に大きな看板を設置する予定であり、色合いについては、立体駐車場ともあわせて全体が調和するよう検討していく。 次に、上田市立産婦人科病院運営審議会委員の規定を医療関係者、学識経験のある者、その他市長が必要と認める者に改めるとのことだが、医療関係者あるいは専門家以外の方を委員の対象とした理由は何か。 これに対し、その時々の新産院の置かれた状況等に対応するため、医療専門以外の方にも委員になっていただくことが望ましい場合を想定し、その他市長が認める者を対象とした。 次に、名称や住所が変わることから、PRも含めて市民に周知していく必要があると考えるが、どのような周知方法を考えているのか。 これに対し、新産院本体工事完成後、平成24年4月1日のオープンまでの期間の中で内覧会を計画していることから、それにあわせてパンフレット等により周知を図っていきたい等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより議案第88号から第90号まで3件一括して採決します。本案3件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案3件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第5 議案第91号及び第92号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第5、議案第91号及び第92号2件一括議題とし、まず議案第91号につき環境建設委員長の報告を求めます。環境建設委員長。          〔環境建設委員長 深井 武文君登壇〕 ◎環境建設委員長(深井武文君) 環境建設委員会は、去る9月22日及び26日に開催し、付託された案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 議案第91号、上田市都市公園条例中一部改正について申し上げます。 本案については、平成16年度から整備を進めてきた信州国際音楽村公園が本年6月末で整備が完了し、10月から供用開始することに伴い、市の都市公園として規定するため、条例の所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、議案第92号につき総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小林 隆利君登壇〕 ◎総務文教委員長小林隆利君) 議案第92号、上田市スポーツ振興審議会条例等中一部改正について申し上げます。 本案については、国においてスポーツに関して基本理念を定め、国及び地方公共団体の責務並びにスポーツ団体の努力等を明らかにするとともに、スポーツに関する施策の基本となる事項を定めたスポーツ基本法が成立、施行されたことに伴い、上田市スポーツ振興審議会条例のうち、スポーツ振興審議会などの名称をスポーツ推進審議会等に名称変更するものであるとの説明を受けました。 質疑において、体育指導員の名称をスポーツ推進委員に改めるということだが、スポーツ推進委員には新たに委嘱を行うのか。 これに対し、体育指導員には今回の条例の改正により名称がスポーツ推進員に変わることを通知し、新たに委嘱をし直すということはしない。 次に、今回の条例改正によって本年3月に制定した上田市スポーツ振興計画に変更はあるのか。 これに対し、上田市スポーツ振興計画スポーツ基本法の制定を前提に策定してきたので、今回の条例改正によって内容を変更することはない等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより議案第91号及び第92号2件一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第6 議案第93号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第6、議案第93号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小林 隆利君登壇〕 ◎総務文教委員長小林隆利君) 議案第93号、平成22年度上田市一般会計決算認定総務文教委員会担当分について申し上げます。 なお、審査に入る前に当たって、議案審査資料である平成22年度決算に係る主要施策成果等報告書中、文化費、文化財事業費の文言中一部記載誤りについて訂正の申し出と陳謝があり、委員会としてこれを了承したことを申し上げておきます。 まず、政策企画局ほか関係の質疑において、地域づくりコーディネーター養成講座を受講した方々にどのような活躍をすることを期待しているのか。 これに対し、地域づくりコーディネーター養成講座は平成22年度から行っており、修了者は41名となっている。今後修了者には自治会、市民団体等でその知識、ノウハウを生かして地域づくりを実践していただければと考えている。 次に、NPO夢バンク貸付金で300万円の支出があるが、どのような内容か。 これに対し、NPO夢バンクについては、NPOの活動を支援していく目的で平成15年に設立され、NPOの活動に対し原資として融資を行っている。実施しているのは非営利活動法人NPO夢バンクというところが貸し付けをしており、上田市においてはこの団体に対し300万円を貸し付けしている。なお、融資の実績については、上田市が18件の4,529万円で、これは他市に比べてもかなり高いものとなっている。 次に、交流・文化施設の建設について、検討委員会などで出された意見などにより大きく変更になっている点はどこか。 これに対し、特に当初の提案から変わった点としては、大ホールの構成を3層バルコニー形式から1層を落とし、1階と2つのバルコニー形式とし、席数も減らす変更を行った。また、美術館についても、整備計画等においても子供の育成が柱になっている中で、子どもアトリエの面積を拡充したり、施設の機能面でもさらなる充実を図った。 次に、総務部ほか関係の質疑において、市民による事業評価についてはどのように選考されたのか。 これに対し、今回の事業評価に出された4分野12事業の選定に当たっては、平成19年度から庁内で事業仕分けを実施し、これまでに300件を超える事業評価を行った経過があり、その中から市として課題として取り上げ、市民の目線でもう一度見直したほうがいいと判断した事業について、市民による事業評価対象に選定した。 次に、選挙の投票所数は合併時と比べどうなっているのか、また投票率を上げるためにどのような取り組みをしているか。 これに対し、投票所の数は合併時は120カ所で、現在は88カ所となっている。合併時に合併後の有権者数分布状況などを考慮し、平成21年8月の衆議院選挙から現在の数で実施している。また、投票率については年々低下する傾向にあるため、スーパーや電車内での広告や若年層を対象に大学のキャンパス内において選挙公報を配布するなどの取り組みをしている。 次に、財政部ほか関係の質疑において、市税の収入未済額が23億円余りあるが、このうちどのくらいの回収が長野県地方税滞納整理機構に移管されるのか。 これに対し、長野県地方税滞納整理機構へは、高額の案件を中心に80件、約1億9,500万円の回収を移管しており、率にして全体の8.5%ほどになる。機構のほうでは弁護士、国税庁のOB、警察OBなどの専門家を顧問として配置しており、判断の難しい案件の滞納処分を進めている。回収する税としては、市税のほか国民健康保険税が対象となっている。 次に、平成22年度の市税、国民健康保険税の収納率の数値目標と結果はどうか、また口座振替率はどうなっているのか。 これに対し、平成22年度の市税の収納率の数値目標は90.10%で、最終的な決算については89.61%、国民健康保険税については目標が67%、最終的な収納率は66.14%となっている。現年分については、市税が97.40%に対し97.58%、国民健康保険税が88.30%に対し90.09%となっている。また、口座振替率については、平成22年度で51.2%となっており、今後口座振替をふやして収納率の向上に結びつけたいと考えている。 次に、庁舎宿日直業務委託について、宿日直を行っているが、どのような内容か、また今後どのようにするのか。 これに対し、現在宿日直についてはシルバー人材センターに委託し、平日の夜間と休日の昼間と夜間について行っている。内容としては、時間外の戸籍や火葬の関係業務、電話の取り次ぎ、庁舎内の見回り等であり、必要な場合は担当職員に連絡し対応している。また、今後については、職員が交代で行っている他市の例もあるが、人件費などコスト面も考慮して検討していきたい。 次に、財政の硬直度を示す一つの指標である公債費負担比率の現状と今後の見通しはどうか。 これに対し、公債費負担比率一般財源収入総額のうち公債費に充てられる一般財源の重さをはかる指標であり、財政構造の弾力性をあらわしているが、平成22年度は16.8%と前年度の17.0%より改善している。これは、各事業の進捗を図りながらも、財政上将来負担に配慮し、繰上償還等を行ってきたからであるが、今後は事業の進捗に伴い公債費の伸びも予想されるため、減債基金の積み立て等しながら備えていきたいと考えている。 次に、教育委員会関係の質疑において、緊急雇用創出事業学校ICT支援員派遣委託事業によってどのような成果が上がったのか。 これに対し、小中学校のICT支援員派遣委託事業については、市内全小中学校に派遣を行っており、その成果としては、パソコン教室の授業などの際に教職員をサポートし、情報機器を使った授業を実施したり、教職員のパソコン使用により事務能力が高まったことにより、派遣前に比べて学校のホームページ更新状況が改善されたことなどが挙げられる。 次に、小学校の盗難予防警備委託事業において、どのように警備を行っているのか。 これに対して、警備の内容については、校長室、事務室、職員室のほか、危険物、貴重品などが置いてある保健室や音楽、理科の準備室、コンピューター教室といった場所において、センサーなどを設置して、侵入者があれば警備会社のほうに通報するようにしている等々の質疑応答があり、本案中担当分については認定すべきものと決定いたしました。 また、本案に対する附帯意見について提案があり、協議を行いました。 挙手採決を行った結果、全員の賛成により、本案に対して附帯意見をつけることを決定いたしましたので、その内容について申し上げます。 平成22年度上田市一般会計決算審査を行った結果、現年度収納率に若干の向上も見られるなど一定の改善も確認された。 しかしながら、市税の調定額が減少する中で、滞納額は前年度比1億1,000万円余増加し、23億円余となっている。このことは、税の公平性及びさまざまな住民サービスを提供する税源確保の上から見過ごせない状況である。 よって、収納対策の充実強化を図るため、下記事項について適切に対応するよう委員会の総意として強く要請する。 1、口座振替率が高いほど収納率も高くなることから、転入時における市民への口座振替依頼の強化や目標設定により口座振替率の向上を図ること。 2として、対応の難しい滞納者対策や差し押さえ等行政処分の執行など、法的な収納業務等については、豊富な知識と経験による高い専門性が求められることから、職員の育成を計画的に行うこと。 以上、議案第93号中担当分に対して附帯意見をつけたことを報告します。 ○議長(南波清吾君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。産業水道委員長。          〔産業水道委員長 西沢 逸郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(西沢逸郎君) 産業水道委員会は、去る9月20日及び21日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 議案第93号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 まず、商工観光部関係の質疑において、雇用創出奨励補助金について、対象人数は183人ということであるが、申請者はどのぐらいいたのか、また効果についてどのように評価しているのか。 これに対し、申請者は207人であり、対象人数との差は、個人や企業の都合により途中で退職となった方や要件に当てはまらない方等がいたことによるものである。また、当補助金は平成21年度、22年度の2年間にわたり実施した事業であるが、2年間合わせて358人の方が就職することができた。事業者からもありがたかったという意見をいただいており、一定の効果はあったと考えている。 次に、池波正太郎真田太平記館の入館者数の増減はどうであったか、またイベントや企画等への取り組みはどうか。 これに対し、平成22年度の入館者数は3万2,814人であり、平成21年度に比べて577人の減少となった。これは、3月11日の東日本大震災以降、3月の観光客が極端に減った影響によるものである。イベント、企画展等への取り組みについては、2階の常設展示に加え、企画展や文化講座、季節に応じたイベントを実施し、集客に努めている。平成22年度は、春展「三吉慎蔵と親友坂本龍馬」、夏展「池波正太郎 真田昌幸・信幸・幸村を斬る!―『真田太平記』にみる人物評―」や、写真展「OSKミュージカル『YUKIMURA―我が心炎の如く―』」、さらに池波正太郎没後20年企画として、秋展「『人斬り半次郎』の舞台を歩く」等の企画展を実施し、多くのお客様にお楽しみいただいた。 次に、農林部関係の質疑において、重点目標として掲げた地産地消の取り組みについて、平成22年度の成果はどうか。 これに対し、学校給食への地元野菜の供給割合をふやしていくため、数値的な目標を設定した。重点的に対応していくこととした野菜のうち、タマネギ、ホウレンソウについては、供給ルートの調整等により目標値を達成することができた。また、地産地消推進の店について認定を行い、平成22年度は新たに18店の認定を行った。 次に、県営基幹水利ストックマネジメント事業補助金について、補助率もそれぞれ異なっているが、どのような事業内容であるのか。 これに対し、既存の施設をすぐに改良、改修等するのではなく、機能診断を行い、計画を立てて長寿命化を図るという事業である。補助対象となっている4地区の補助率の違いについては、事業に関係する他市との負担の案分や中山間地域に定められた補助率等によるものである。 次に、農山村漁村地域整備交付金効果促進事業について、鳥獣害の防止さくの材料支給ということだが、効果についての評価はどうか。 これに対し、さくを設置することにより鳥獣の侵入がそれまでより極端に減っており、実施した地域の自治会からは被害が目に見えて減っているという報告を受けている。特に上田地域については、前年までは被害が多かったが、里山での間伐、さらに有害鳥獣駆除とあわせて行ったことにより、大きな成果が上がっている等々の質疑応答があり、本案中担当分については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 池上 喜美子君登壇〕 ◎厚生委員長池上喜美子君) 議案第93号中厚生委員会担当分について申し上げます。 なお、審査に入るに当たって、議案審査資料である平成22年度決算に係る主要施策成果等報告書中、介護予防・生活支援事業費の中の生きがい対応型デイサービス事業委託、高齢者外出支援サービス事業委託及び敬老祝金の決算額の記載誤りについて訂正の申し出と陳謝があり、委員会としてこれを了承したことを申し上げておきます。 まず、健康福祉部関係の質疑において、社会福祉対策事業費で行った住宅手当緊急特別措置事業の成果はどうか、また就職活動に結びついたと理解してよいか。 これに対し、平成21年度の全国的な経済状況の悪化に伴い、離職、解雇による生活困窮者が増加したことを受け、国は緊急特別措置事業を実施し、当市は本事業を平成21年10月から実施している。支給対象者は、平成21年度が半年間実施して38人、平成22年度が87人であり、かなりの成果があったものと考えている。また、就職状況については、支援を受けた方々の事情がそれぞれ違うため一概には言えないが、就職に結びついた方もいる。 次に、社会福祉団体等育成事業費において、遺族会補助金を支出しているが、遺族会の会員数は何人か、また遺族会との意見交換会は開催しているか。 これに対し、平成22年度における団体の決算書によると、A会員となる戦没者の配偶者が57人、B会員となる戦没者の子、兄弟姉妹が961人で、合計1,018人の会員である。また、意見交換会の場は特段設けていないが、遺族会の総会、忘年会、戦没者追悼式等々において意見交換をしており、さらに遺族会長等から意見、要望をいただく機会もあることから、結果的には意見交換会を何回も行っている状況である。 次に、こども未来部関係の質疑において、「ひとまちげんき・健康プラザうえだ」内に発達相談センターが昨年開設されたが、相談状況はどうか、またどのような体制で相談業務を行っているのか。 これに対し、相談状況については、相談者が506人、相談延べ件数は950件であった。また、相談業務は原則予約制で行っており、可能な限り毎日相談に当たっている。 次に、各園から出されたすべての修繕や改修要望に対して、保育所施設整備事業費で対応できたのか。 これに対し、まず各園から出された要望に対応するため、平成22年度の当初要求額の2,280万円ほどに対して、予算措置は1,300万円余であったが、6月には臨時の交付金の対象となったことで500万円余がふえ、また12月には地域活性化・きめ細かな交付金によって2,400万円が予算措置されたことにより、平成22年度に各園から要望が出された修繕、改修工事についてはすべて完了した等々の質疑応答があり、本案中担当分については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。環境建設委員長。          〔環境建設委員長 深井 武文君登壇〕 ◎環境建設委員長(深井武文君) 議案第93号中環境建設委員会担当分について申し上げます。 まず、市民生活部関係の質疑において、法律相談業務委託について、相談の内容はどのような傾向があったか、また相談は1回当たり9人程度の人数と思うが、今後も同様の方法で実施していくのか。 これに対し、相談内容は、相続に関する法律的な相談が最も多く、そのほか契約関係の相談や公的支援に関する相談が多い傾向である。また、相談方法については、現在月2回、1回3時間の契約で弁護士による相談を行っており、1人20分の相談時間で、1回当たり9人を受け付けている。従前は月2回、2時間の中で相談者6人を実施していたが、相談件数が多く、相談時間を1時間ふやした経過がある。相談時間が3時間を超えることは相談を受ける弁護士の負担も大きくなることから、当面はこの方法により実施していきたい。 次に、ごみ減量アドバイザーが33人いるが、どのような活動をしているのか、また活動の成果は上がっているか。 これに対し、現在上田地区20人、丸子地区6人、真田地区4人、武石地区2人及びリーダー1人の合計33人が市のごみ減量アドバイザーとして活動している。各担当地区においてごみに関する勉強会の開催や、生ごみ堆肥化機器の使用状況の確認とアドバイスのほかに、ウイークエンドリサイクル及び各自治会の資源物回収での立ち会い指導やエコストア申請の調査などの活動を行っている。さらに、子どもごみ探検隊や環境フェアなどのイベントにおいて企画段階から参加し、運営に協力している。また、ごみの量は、この5年間で燃やせるごみは約10%の減量、燃やせないごみは二十数%の減量、全体では10%を超える減量となっており、ごみ減量アドバイザーの地域に根差した活動が市民のごみ減量意識や再資源化の意識の高まりに貢献していると考える。 次に、部落解放同盟上田市協議会の補助金のうち、報酬の支払い先はだれか。 これに対し、22年度役員報酬の支払い先は、会長、副会長、会計の3人、支部長28人、監査2人、女性部長等の各専門部長18人である。なお、この報酬については、補助金交付要綱により22年度までと認めているものである。 次に、市営住宅の建物解体工事を実施したが、市営住宅の入居希望が多い中で、解体後のあいた土地の活用をどのように考えているか。 これに対し、上田市営住宅等ストック総合活用計画において、各団地ごとの状況に応じて用途廃止または建てかえ等の活用方針を定めている。なお、用途廃止後の跡地については具体的な計画を定めていないが、今後検討を進めていく。 次に、都市建設部関係の質疑において、公園施設長寿命化計画策定事業はどのような内容か。 これに対し、市の都市公園には公園施設が老朽化しているものがあるため、都市公園18カ所においてトイレやあずまやなどの施設を調査し、老朽度合いから修繕の緊急性について検討した。今後この調査結果に基づき、現場パトロールを行いながら、順次修繕を実施していくものである。 次に、道路新設改良事業費について、市単独枠予算の地域別の決算額はどうなっているか。 これに対し、地域別の決算額は、上田地域が4億5,000万円余、丸子地域が1億3,500万円余、真田地域が6,100万円余、武石地域が5,100万円余であり、総額では約7億4,000万円となっている。 次に、上田電鉄別所線関連の補助金が多額になっているが、乗客数の状況はどうか、また乗客をふやすためにどのような取り組みをしたのか。 これに対し、別所線の乗客数は20年度までに3年連続で増加していたが、21年度、22年度は前年度より減少している。22年度は順調に推移していたが、東日本大震災の影響もあり、最終的には120万人を切り、前年度と比較して1.8%の減少となった。また、乗客数をふやす取り組みとして、事業者ではトレインパフォーマンスや各種企画列車の運行、観光イベントの実施などさまざまな取り組みをしている。このほか、別所線存続期成同盟会では、沿線写真撮影会、レンタサイクル事業のほか、会員を市街地の自治会に拡大し、自治会回数券の販売、あっせんを強化するなど、多くの支援団体とともに利用促進のためにさまざまな取り組みを行っている。 次に、消防部関係の質疑において、警鐘楼の撤去については全額市の負担となると思うが、長期的な計画はあるのか。 これに対し、警鐘楼の取り扱いについては、各自治会と消防団において撤去するのかどうかなどを検討し、取りまとめていただいた経過がある。撤去希望がかなり多く出てきているので、再度整理し、地域の安全や撤去しても支障はないかという点などにも配慮しながら撤去を進めていきたいと考えており、今後計画を整備したい。 次に、消防団員等公務災害補償費の療養補償はどのような内容で、補償期間はいつまでか。 これに対し、内容は、公務中にけがをした消防団員8人に対する療養補償であり、けがの状況は、火災現場での消火活動中の頸椎捻挫や出初め式参加準備中のひざ半月板骨折、ポンプ操法訓練中の肉離れや骨折などである。補償期間は、対象となったけがが完治するまでの間である等々の質疑応答があり、本案中担当分については認定すべきものと決定をいたしました。 ○議長(南波清吾君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(南波清吾君) 起立全員であります。よって、本案は認定されました。                       ◇ △日程第7 議案第94号~第97号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第7、議案第94号から第97号まで4件一括議題とし、まず議案第94号及び第95号につき総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小林 隆利君登壇〕 ◎総務文教委員長小林隆利君) まず、議案第94号、平成22年度上田市土地取得事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、カネボウ丸子工場跡地の売却費の関係で、一般会計の歳出と特別会計の歳入の額が違うのは何か。 これに対し、市土地開発公社からの買い戻し額は旧丸子町で協定を結んでいた簿価の額になっており、相手側へは交渉による売却額のため差額が出た等の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第95号、平成22年度上田市塩田有線放送電話事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、昨年度でこの事業は廃止になっているが、撤去費用と会計の残金はどのようにするのか。 これに対し、撤去費用については、電柱の撤去、ケーブル通信機器等の撤去に約6,100万円余ほどと、局舎の解体に約1,000万円余の計7,100万円余を見込んでおり、特別会計の残金についてはすべて精算が終了した時点で一般会計に繰り入れをする。 次に、事業の廃止に当たり同意承諾書の許可が得られなかった方について問い合わせ等があったのか。 これに対し、自治会等も回らせていただきましたが、本当に廃止をされて困るという意見はなく、電話等での苦情というものも確認をしていない等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定をいたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、議案第96号及び第97号につき環境建設委員長の報告を求めます。環境建設委員長。          〔環境建設委員長 深井 武文君登壇〕 ◎環境建設委員長(深井武文君) まず、議案第96号、平成22年度上田市交通災害共済事業特別会計決算認定について申し上げます。 本案については、本事業は平成22年4月から長野県民交通災害共済へ移行したが、旧制度における見舞金支出は2年間継続することから、この間は本事業会計も継続する。22年度は歳入総額3,906万円、歳出総額3,896万3,250円となり、差し引き9万6,744円の黒字決算となったとの説明を受け、審査の結果、認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第97号、平成22年度上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、平成21年度決算審査の答弁では、22年度は履行延期の特約制度について研究するとのことだったが、取り組みの状況はどうか。 これに対し、この制度の活用に取り組んでいる市町村に対し調査を行ったが、この契約は債務者が無資力または無資力に近い状態であることが前提となるため、特約を結ぶためには債務者の財産を明らかにする必要がある。しかし、貸付金には強制執行権がないため、その無資力の証明が難しく、履行延期の特約を結ぶことができないという状況がほとんどであった。今後取り組んでいる市町村からさらに話を聞くなどして引き続き検討を続けていきたい。 次に、21年度と比較して諸収入が増加しており、収納努力が見受けられるが、滞納整理の臨戸訪問にはどのように取り組んだのか。 これに対し、文書による催告、来庁要請を行った上で、収納管理課の担当職員と嘱託職員が2人1組で積極的に臨戸訪問を行っている。また、その際には滞納者の生活状況を把握するよう努めている等の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 以上で委員長報告が終了しました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより議案第94号から第97号まで一括して採決します。本案4件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件認定されました。                       ◇ △日程第8 議案第98号~第102号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第8、議案第98号から第102号まで5件一括議題とし、厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 池上 喜美子君登壇〕 ◎厚生委員長池上喜美子君) まず、議案第98号、平成22年度上田市国民健康保険事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、出産育児一時金について、産科医療補償制度の対象となるものと対象にならないものがあるが、どのような基準になっているのか。 これに対し、分娩の際に重度の脳性麻痺となった子に対して最高3,000万円を補償するほか、通常の出産については、39万円のところに3万円を加算して支給している。対象とならないケースとしては、21週以内の死産や海外出産された場合である。なお、平成22年度において14件が産科医療補償制度の対象外であった。 次に、平成22年度において高額療養費が増加したことに伴い2,900万円余を予備費から充当しているが、昨年度だけ特別な状況であったのか、またこのことは上田市だけの状況であるのか。 これに対し、医療費が4%、うち高額療養費が10%近く前年度と比較して増加している。その要因の一つとして医療の高度技術化が挙げられることから、昨年度だけが特別に増加したものではないと考えている。また、この状況は全国的な統計はまだ出ていないものの、医療費が国全体として同じように増加していることを勘案すると、高額療養費についても増加しているものと推察されることから、上田市だけの状況ということではなく、全国的に高額療養費が増加傾向にあるものと思われる等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第99号、平成22年度上田市老人保健事業特別会計決算認定について申し上げます。 本案については、本会計は健康保険法等の一部を改正する法律により定められた特別会計を設けるべき3年間が終了したため、平成23年3月末をもって廃止したことから、歳入歳出に対する主な内容は一般会計への繰出金であるとの説明を受け、審査の結果、認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第100号、平成22年度上田市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、後期高齢者医療保険料の普通徴収における現年度分収納率は98.67%であり、国民健康保険税の徴収率に比べて10ポイント近く高い状況であるが、後期高齢者医療保険料と国民健康保険税に関して徴収方法に違いはあるのか。 これに対し、後期高齢者医療保険は、国民健康保険と違い短期保険証の交付は原則行っていない。また、滞納者への臨戸訪問の際は仕組み等をわかりやすく説明している。 次に、後期高齢者医療保険料は納付に対して協力的な被保険者が多いため、国民健康保険税の徴収率より高いと認識してよいか。 これに対し、後期高齢者医療の被保険者は年金からの特別徴収の率が高く、また普通徴収も口座振替が多いため収納率が高い状況であることから、納付意識は高いと考えている。なお、本医療制度ができる以前は高齢者の多くが国保に加入していたため、国民健康保険税の収納率も結構高い状況であった等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第101号、平成22年度上田市介護保険事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、任意事業費で実施している配食サービスの利用者は395人であり、真田地域は1日3食、上田地域は1日1食について提供できる状況のようだが、地域間において格差が生じてもよいと考えているのか。 これに対し、本事業の一番の目的は高齢者の安否確認である。そのことから、地域間格差の解消については今後検討していく。 次に、平成21年度と比較して保険料収入は微減しているにもかかわらず、保険給付費は5%近く増加しているが、理由は何か。 これに対し、介護保険制度の中では3年間分の保険料及び保険給付費を見込んで保険料金を3年に1度改定していることから、その間の保険給付費が増加しても保険料収入はほとんど変わらない等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第102号、平成22年度上田市社会福祉授産事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、社会就労センターでの就労者の中で障害を持たれている方はどのくらいいるのか。 これに対し、上田事業所は14人であり、内訳は、身体障害者が6人、知的障害者が6人、精神障害者が2人である。また、武石事業所は24人であり、内訳は、身体障害者が8人、知的障害者が9人、精神障害者が7人である。 次に、今後の社会就労センターの方向性についての考えはどうか。 これに対し、上田事業所においては、就労者は高齢者や障害者が主なため、身体上、精神上の理由などにより就業能力も限られていることから、今後も一般就労に向けた訓練の場所としての役割を果たしていきたい。武石事業所においては、武石地域には障害者の施設がないため、精神障害者、知的障害者及び身体障害者の機能訓練の場として今後とも継続して事業を行っていきたい等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより議案第98号から第102号まで一括して採決します。本案5件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案5件認定されました。 ここで15分間休憩いたします。          午後 2時31分   休憩                       ◇                                午後 2時45分   再開 ○議長(南波清吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程第9 議案第103号~第105号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第9、議案第103号から第105号まで3件一括議題とし、まず議案第103号及び第104号につき環境建設委員長の報告を求めます。環境建設委員長。          〔環境建設委員長 深井 武文君登壇〕 ◎環境建設委員長(深井武文君) 議案第103号、平成22年度上田市駐車場事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、通勤者などの定期利用契約をふやすことが使用料収入の増加につながると思うが、定期利用の状況はどうか、また定期利用のスペースをふやす考えはあるか。 これに対し、パレオ横のお城口第二駐車場のみで定期利用を実施しているが、利用台数は前年度と比較して0.9%増加しており、年々増加の傾向にある。また、定期利用の拡大については、使用料収入減少への対策として今後検討していきたい等の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第104号、平成22年度上田市市街地再開発事業特別会計決算認定について申し上げます。 本案については、22年度は前年度と比較して歳入歳出ともに12.8%の減額で、歳入総額1億4,971万3,446円、歳出総額1億4,961万2,972円となり、差し引き10万474円の黒字決算となったとの説明を受け、審査の結果、認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、議案第105号につき厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 池上 喜美子君登壇〕 ◎厚生委員長池上喜美子君) 議案第105号、平成22年度上田市武石診療所事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、市町村合併したことに伴い不都合になったことはあるか。 これに対し、特別会計で事業を実施しているため、合併したことによる不都合は一切ない。 次に、武石診療所の基本理念は何か。 これに対し、初代の矢嶋所長が「畳の上で死ぬ」というコンセプトのもとで武石診療所を運営してきた経緯があることから、第1次医療機関として地域の病院と連携を図りながら、住民の安心、安全を守るため365日24時間の診療を堅持していく。今後も先生を中心に職員が一丸となって同コンセプトのもとに診療を続けていかねばならないと考えている等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより議案第103号から第105号まで一括して採決します。本案3件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案3件認定されました。                       ◇ △日程第10 議案第106号~第110号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第10、議案第106号から第110号まで5件一括議題とし、まず議案第106号につき総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小林 隆利君登壇〕 ◎総務文教委員長小林隆利君) 議案第106号、平成22年度上田市真田有線放送電話事業会計決算認定について申し上げます。 質疑において、今後機器の更新の問題が出てくると思うが、どのように考えているのか。 これに対し、現在有線放送で利用されている機器は製造されていないため、ほかの廃止された有線放送から部品を調達して使っている。加入率が65.6%と非常に高いため、今後五、六年という形の中で機器の更新も含めて検討していきたい。 次に、有線放送の使用料の収納状況についてはどうか。 これに対し、真田有線の滞納者は105人で、金額は436万9,000円ほどになっている。滞納対策としては、滞納者に分納誓約などを働きかけ、それでも納付がなければ最終的には有線放送停止等の措置も行っている等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、議案第107号につき厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 池上 喜美子君登壇〕 ◎厚生委員長池上喜美子君) 議案第107号、平成22年度上田市産院事業会計決算認定について申し上げます。 質疑において、平成22年度において看護スタッフの充実が図られ、また常勤医師2人に加え非常勤医師も6人サポートに加わり、安心、安全なお産を担保する人的な体制を整えることができたとのことだが、分娩数が平成21年度と同数であった理由は何か。 これに対し、まず全体の出生数が減少していることがあり、このほか分娩制限等をしていないことから、分娩申込者は増加しているものの、他の病院への紹介や搬送を行った結果、平成21年度と同数となった。 次に、入院患者及び外来患者が平成21年度よりふえたにもかかわらず、4,000万円余の純損失となっていることに関して妥当な額と判断しているのか。 これに対し、現在上田市産院運営審議会において審議をしていただいているところであるが、状況に沿った分娩等の料金改定ができていなかったことも要因の一つと考えている。そのため、県内各病院における料金の状況把握等も行い、新産院のスタートに当たり、安定的な経営を踏まえた料金改定を行い、健全な経営が継続できるよう準備を進めたいと考えている等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、議案第108号、第109号及び第110号につき産業水道委員長の報告を求めます。産業水道委員長。          〔産業水道委員長 西沢 逸郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(西沢逸郎君) 議案第108号、平成22年度上田市水道事業会計決算認定について申し上げます。 質疑において、給水原価が年々下がってきているが、他の自治体と比べてどうか、また給水原価を引き下げるためにどのような努力をしているのか。 これに対し、平成21年度の数値となるが、長和町や青木村等近隣町村と比べるとかなり低いものとなっており、県内19市中では5番目に低い価格となっている。また、費用を抑えるとともに、有収水量を改善することが給水原価を下げることにつながるので、費用の抑制については経営効率や事業の見直しを行い、有収水量の改善については漏水調査の実施に努めているところである。 次に、丸子地域の有収率について、平成21年度に比べ低下しているが、原因についてどう考えるのか、また今後の見通しはどうか。 これに対し、丸子地域においては地区を決めてほぼ1年置きに漏水調査を行っているが、平成22年度には調査を行わなかった地区で発見された大きな漏水が影響していると思われる。道路の舗装の状態からも地表に全く水が出ていない状況であったが、近隣企業からの水圧低下についての通報がもととなり発見し、対応することができた。今年度の有収水量については、大きな漏水は見られず、改善される見込みである。 次に、小水力発電実証調査の結果はどうか。 これに対し、国が実施するクリーンエネルギー活用実証調査の中で調査を行ったものである。染屋浄水場においては、新屋の取り入れ口から染屋浄水場までの導水管路を利用することで、必要な電気の70%ぐらいは賄え、初期投資費用については、使用電気量等を勘案しておよそ22年間ぐらいで採算がとれるのではという結果が出た。具体的な検討については、国の施策についてまだ不透明な部分もあるので、今後の国の方向性を見きわめた上で対応していくこととしたい等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第109号、平成22年度上田市公共下水道事業会計決算認定について申し上げます。 質疑において、平成21年度と比較すると営業収益がわずかだが減少している。人口の減少も踏まえ、将来的な経営方針や経営悪化に対する対策についての考えはどうか。 これに対し、膨大な施設の維持管理費用をいかに軽減していくかが一番の課題であると考える。長寿命化計画を立て、使えるものは長く使うこと、またライフサイクルコストを下げることを主軸として、その計画づくりに着実しているところである。さらに、定期的に更新が必要なものについても更新時期等について精査を行っていく、そのようなことをしていきながら、全体として費用の低減を図っていきたいと考えている。 次に、放射能残留汚泥について、処理の現状と今後の見通しはどうか。 これに対し、放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり500ベクレルを超える汚泥については、従来の業者に処理を依頼できないため、改めて県内外の産廃業者にも処理が可能か当たっている状況である。これは、長野県や県内他市も同じ状況であるので、連携をとりながら対応を検討していきたい。また、放射性セシウムの値については、現在減少傾向にあるが、数値が500ベクレル以下になれば県内でも受け入れをしてくれる業者があるので、処理をお願いしていきたい等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第110号、平成22年度上田市農業集落排水事業会計決算認定について申し上げます。 質疑において、農業集落排水から出される汚泥についての現状はどうか。 これに対し、平成22年度の引き抜き量では1万1,416立方メートルであり、平成21年度と比較して微増となっている。汚泥の処理については、し尿処理場清浄園で行われ、焼成肥料として利用されているが、現在はその焼成肥料からも放射性物質が検出されており、施設を運営する広域連合ではその対応について慎重に検討するとのことである。 次に、農業集落排水事業と公共下水道事業との統合についての考えはどうか。 これに対し、今までは国の管轄する省庁の違い等により難しいことであったが、最近では他市での統合事例も見られるようになってきた。そうした先進地への十分な調査と建設当時の地元協議等の経過も踏まえ、地元の理解を得ることが必要であると考えている。統合する場合、補助金の返還にも関係し、施設の後利用についての課題も生ずるが、最終的には統合という形で経費削減につなげていくことができればと考えている等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより議案第106号から第110号まで一括して採決します。本案5件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案5件認定されました。                       ◇ △日程第11 議案第111号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第11、議案第111号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小林 隆利君登壇〕 ◎総務文教委員長小林隆利君) 議案第111号、平成23年度上田市一般会計補正予算第2号中総務文教委員会担当分について申し上げます。 まず、政策企画局ほか関係の質疑において、産院への事業会計補助について、財源は市内企業の寄附金ということだが、使途は寄附者の意向に沿ったものか。 これに対し、寄附者は市内の企業であり、50周年の記念として上田市に対してふるさと寄附金の市長お任せコースとして1,000万円の寄附をいただいたものである。使途については、寄附者とお会いした際の話の中で、寄附者の意向を踏まえて決定した。 次に、総務部ほか関係の質疑において、防災対策事業費について、コミュニティ助成事業補助金として、自治会では具体的に何を整備する予定か。 これに対し、今回の上長瀬自治会の自主防災器具整備の総事業費は33万円余で、そのうち補助金として30万円を計上するものであり、自主防災器具としては、発電機、投光機、コードリール、チェーンソーを整備するものである。 次に、教育委員会関係の質疑において、小中学校の耐震化について予算化されているが、来年の4月までに耐震化率はどのくらいまで上がるのか、また今回の実施設計に上がっているものは耐震補強するのに総事業費でどのくらいを見込んでいるのか。 これに対し、今年10棟の補強工事を行い、現在耐震性のある153棟と合わせると163棟となり、本年度末の耐震化率は78.7%ほどになる予定である。また、今回の補正予算で計上した実施設計に係る補強工事費は2億6,000万円ほどになる等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。産業水道委員長。          〔産業水道委員長 西沢 逸郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(西沢逸郎君) 議案第111号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 まず、商工観光部関係の質疑において、観光施設整備事業費について、具体的にどのような整備をするのか。 これに対し、伊勢山自治会が行う砥石・米山城跡の登山道の整備について補助をするものである。山頂付近の、特に急傾斜で石も露出している区間へ木材を使った階段状のものを設置し、さらに登山道入り口に、急傾斜となり危険であることを示す案内看板を設置する予定である。 次に、農林部関係の質疑において、農地・水・環境保全向上対策交付金について、なぜこの時期の補正なのか。 これに対し、当交付金は平成23年度から農地・水保全管理支払交付金という名称となり、U字溝の布設がえなど水路等の更新工事も対象として含まれるようになった。この新たな交付金事業について、現在当交付金を受けている市内13地区の団体に説明をしたところ、今年度から早速実施したいという地区が1カ所あったため、今回計上することとなった等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 池上 喜美子君登壇〕 ◎厚生委員長池上喜美子君) 議案第111号中厚生委員会担当分について申し上げます。 まず、健康福祉部関係の質疑において、地域密着型サービス事業所の防災対策強化を目的として、移転新築、スプリンクラーの設置及び防災改修を支援するため、高齢者福祉施設整備事業費を増額補正するとのことだが、今回支援する事業所はどこか。 これに対し、まず移転新築する事業所は、真田グループホーム、曲尾グループホーム及び中原グループホームの3カ所であり、1カ所につき3,000万円の補助を行う。また、スプリンクラーを設置する事業所は、グループホーム諏訪形の1カ所であり、208平米に対して187万2,000円の補助を行うものであり、1平米当たり9,000円の補助となっている。また、防災改修する事業所は、グループホームぼうやま敬老園及びグループホーム梨ノ木荘の2カ所であり、ぼうやま敬老園には耐震化工事として650万円、梨ノ木荘には屋根改修として352万円を補助するものである。 次に、高齢者福祉施設整備事業費を増額補正し、夜間対応型訪問介護施設を開設する事業所に対して支援するとのことだが、この夜間対応型訪問介護とはどのようなことを行うのか、また開設する事業所はどこか。 これに対し、夜間に訪問介護員が利用者のお宅を定期的または利用者の求めに応じて訪問するというものであり、第4期上田市高齢者福祉総合計画の中でも本事業の整備を進めることとしている。また、開設する事業所は、アザレアンさなだである。 次に、こども未来部関係の質疑において、東塩田保育園の事故を受けて施設整備の工事請負費が860万円計上されているが、加害者に求償できる額はどのくらいになるのか。 これに対し、加害者が運転して事故を起こした自動車は勤務先会社の所有であることから、その会社が加入している損害保険に対して請求していくこととなる。今回市で工事の設計を行った部分に対して請求していくが、物損の損害賠償は原状回復が基本となるため、工事費全額を保険で補てんすることは法的にも非常に難しいと聞いている。その状況を踏まえ、原状回復額をベースにして、できる限り補てんしていただくように交渉の努力をしていきたいと考えている。 次に、子育て支援事業費において、感覚統合機能の発達を促すための器具を配置するとのことだが、どのような器具であるのか、また専門家等からの助言に基づいて配置するものか。 これに対し、感覚に偏りがある子供に必要な感覚刺激を与えることにより、気分が落ちついたり、集中でき気分転換が図られるものである。その器具として、圧力刺激や揺れの感覚を必要とする子供に対して訓練するためのマットや2種類のハンモックの計3種類を配置したいと考えている。また、これらは発達相談センターの臨床発達心理士、作業療法士等の専門職員から、昨年1年間にいろんな子供たちの様子を見てきた中でぜひ購入してほしいという要望があったことから今回計上するものである等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。環境建設委員長。          〔環境建設委員長 深井 武文君登壇〕 ◎環境建設委員長(深井武文君) 議案第111号中環境建設委員会担当分について申し上げます。 まず、市民生活部関係の質疑において、市営住宅の修繕料が計上されているが、修繕の内容はどうか、またシロアリ被害に対する修繕を実施する団地はどこか。 これに対し、主な修繕の内容は、シロアリ被害に対する修繕、給湯器の交換修繕、多雨により生じた雨漏りの修繕、多湿により腐食した給水管の修繕である。また、シロアリ被害に対する修繕を実施する団地は、上田原第一、塩尻、学海、桜台、梅が丘、岡、下之郷桜及び思川第二の8団地である。 次に、都市建設部関係の質疑において、道路河川等整備事業費の市単独予算を追加計上しているが、地域別の内訳はどうか。 これに対し、地域別の内訳は、上田地域1億7,360万円、丸子地域3,200万円、真田地域2,900万円、武石地域1,540万円で、合計2億5,000万円を追加計上している。 次に、上田道と川の駅外構公園の工事の内容はどのようなものか、市民から要望があったのか。 これに対し、公園はことし4月に供用開始したが、利用者からドッグランの地表面がかたいので対策をとってほしいとの要望が多くあり、川辺泉田地区自治会連合会との行政懇談会の中でも要望があったため、地表面に芝生を植えるなどの整備を行うものである。また、車どめや水道など公園管理施設の充実も図りたい。 次に、消防部関係の質疑において、メタルハライド投光器2台を購入する経費が計上されているが、市全体の配備状況はどうか。 これに対し、上田地域には照明車両1台、可搬式投光器を配備した普通積載車3台、投光器をつけたポンプ車2台の合計6台を配備している。丸子地域には、投光器をつけたポンプ車1台、可搬式投光器を配備した普通積載車1台の合計2台を配備している。真田地域には、可搬式投光器を配備した普通積載車2台を配備している。武石地域には、これまで投光器がなかったことから、今回投光器2台を購入し配備していきたい等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 ○議長(南波清吾君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより採決します。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(南波清吾君) 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第12 議案第112号~第114号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第12、議案第112号から第114号まで3件一括議題とし、厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 池上 喜美子君登壇〕 ◎厚生委員長池上喜美子君) まず、議案第112号、平成23年度上田市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号及び議案第113号、平成23年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第1号について2件一括して申し上げます。 本案2件については、歳入歳出に対する主な内容は、過年度事業費の確定に伴うものであるとそれぞれ説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第114号、平成23年度上田市産院事業会計補正予算第2号について申し上げます。 質疑において、一般会計からの補助金を活用して新産院のイメージ陶板を作成し、ホールに設置するとのことだが、必ずしも陶板でなくてもいいのではないか、縦横1.3メートル程度という小さい陶板に1,000万円かけることについて妥当と判断したと理解していいのか。 これに対し、陶板は玄関を入った正面に設置する。産院のイメージに合った図柄であり、型枠をつけるためサイズも一回り大きく、印象的に映ると考えている。また、絵画等は退色や劣化してしまうが、陶板は色あせがしないこと、恒久的に劣化しないことから選定したものである。 次に、新産院イメージ陶板作成設置に対する予算の内訳は何か。 これに対し、作品を使用するための版権使用料、陶板制作費及び設置工事費等、全体の概算額である。 次に、産院の現場やワークショップに参加されたお母さんたち等の意見を聞いた上で実施していくべきと考えるが、現場の声をどのように吸い上げて決定したのか。 これに対し、産院のワークショップは産院建設に当たっての基本設計に際してご意見をいただく場として設けさせていただいたことから、この件に関してはワークショップを新たに行って決定したものではない。しかしながら、意見をいただく中で、産院は主に母親や乳児が利用するため、温かみのある施設とするよう要望を受けている。また、産院の現場については院長等と話をしながら進めてきたものである。 次に、3月11日に発生した東日本大震災後の計画であるが、100キログラムを超える重さの陶板が大地震の際に落下することはあり得ないと認識しているのか。 これに対し、陶板の取りつけに際しては、ボルトで設置面に固定するため、躯体が倒れない限り落ちないものと考えている等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 また、本案に対する附帯意見について提案があり、協議を行いました。挙手採決を行った結果、全員の賛成により本案に対して附帯意見をつけることと決定いたしましたので、その内容について申し上げます。 平成23年度上田市産院事業会計補正予算第2号の審査を行った結果、一般会計から繰り入れられた補助金を財源とする事業の内容が確認されました。 上田市産院の移転新築は、大勢の市民による長年の願いであり、本年度末には完成し、上田市立産婦人科病院として新たに発足するまでに至りました。 厚生委員一同としても念願の施設であり、上田市にふさわしい施設としてのスタートを強く望んでいます。 こうしたことから、寄附に基づく本補助金を新産院の建設に活用することには異論はありませんが、その活用方法については、さらに熟慮する必要があると考えます。 よって、新産院に多くの方が安心・安全に訪れられるよう、次の事項について適切に対応するよう、委員会の総意として強く要請します。 1 3月11日に発生した東日本大震災は、安全に対して「想定外」という言葉はもはや通用しないという大きな教訓を私たちに残した。 こうした中で、今回の事業内容として100キログラムを超える陶板の設置が計画されているが、安全面に問題があることから、これを見直すこと。 2 予算執行に当たっては、産院にかかわってきている母親など市民やスタッフの意見も参考とすること。 以上、議案第114号に対して附帯意見をつけたことを報告します。 ○議長(南波清吾君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより議案第112号から第114号まで一括して採決します。本案3件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案3件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第13 議案第115号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第13、議案第115号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小林 隆利君登壇〕 ◎総務文教委員長小林隆利君) 議案第115号、第一次上田市総合計画「後期基本計画」中総務文教委員会担当分について申し上げます。 本案については、平成20年度からスタートした市の将来像及び基本理念を定めた第一次総合計画のうち、平成27年度を目標年度とした後期基本計画について、前期基本計画の計画期間中の各分野の社会情勢や施策の進捗状況を踏まえて見直しを行い、上田市総合計画審議会からの答申を最大限に尊重して後期基本計画として策定し、上田市議会の議決事件に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであるとの説明を受けました。 まず、政策企画局ほか関係の質疑において、第1編、コミュニティ・自治、第2章第1節の施策の内容の「①地域づくりに向けた行政機能の有効活用」の中で、地域自治センター長の権限の見直しや地域担当職員のあり方や配置に関する記述があるが、今後どのようにするのか。 これに対し、地域自治センターの権限については、現在も地域協議会の事務局として地域の課題に主体的に対応しており、自治センター長権限で執行できる予算についても23年度予算から取り組んでいる。地域担当職員については、単に地域の要望の取りまとめ役としてでなく、これからの地域のまちづくりのアドバイザー的な存在として活躍できるように、その役割についても検討していきたい。 次に、総務部ほか関係の質疑において、第1編、コミュニティ・自治、第2章第2節、施策の内容の「①効率的かつ効果的な行政経営」の中で、定員適正化計画に基づく職員規模の適正化に関する記述があるが、現状の職員数を見ても無理があるように思う。今後どのように進めるのか。 これに対し、職員数については、定員適正化計画を策定し、合併後10年間で187人の削減を目標としているが、この計画については合併協議を尊重して職員数を算定したものであり、新市において新たにふえる事業等については加味していないため、今後計画を見直す時期が来るのではないかと見ている。 次に、財政部ほか関係の質疑において、第1編、コミュニティ・自治、第2章第2節の行財政を取り巻く環境の現状と課題の記述部分は、リーマンショックに端を発する景気のおくれのほかに、東日本大震災後の影響を含めた対応となっているか。 これに対し、東日本大震災後の影響については、具体的な文言としては入れていないが、震災発生後の状況を受けて、各部局において施策の調整を図っている部分があり、今後後期基本計画の実施計画や事業計画の中に具体的に組み込みながら進めていくこととなる。 次に、教育委員会関係の質疑において、第6編、教育、第1章第1節の施策の内容の「②小中学校の教育環境整備」の中で、小中学校の教育環境整備の項目で、小中一貫教育の推進とあるが、どのように行っていくのか。 これに対し、菅平小中学校のようなケースもあるが、今年度については学力向上などを目的に、中学校の先生が学区内の小学校に出向き、より専門性の高い授業を行ったり、逆に小学校の先生が中学校に出向き、自分たちの送り出した児童がどんな環境で学習しているかを確認していくような取り組みを進めている等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。産業水道委員長。          〔産業水道委員長 西沢 逸郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(西沢逸郎君) 議案第115号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 まず、商工観光部関係の質疑において、後期基本計画の計画期間中に新幹線が金沢まで延伸されることがあり、上田市が通過点となってしまう可能性が考えられるが、対策についてどのように考えているか。 これに対し、計画の中で沿線自治体との連携ということで掲げており、上田駅を中心とした新たな周遊商品をつくり、それを広くPR、発信していくことを考えている。また、現在沿線で駅のある8都市との連携も進めており、今後は県をまたいだ連携、観光商品の開発をやっていきたいと考えている。 次に、農林部関係の質疑において、第2編、産業・経済、第1章第1節の現状と課題の3番の世界経済のグローバル化により、安全・安心な食の提供が求められている、また食料自給率の向上を図る必要があるとの記載に対し、その反面として、農薬を使わない場合の品質管理の難しさや、生産者が安心して生活できるような経営の安定といった課題についてどのように考えているのか。 これに対し、農薬等を全く使わずに行うのは現実的には難しい面もあり、最低限の基準の中でこれから指標をつくり、生産をしていく。さらに、そういう生産をしていくことを外へアピールしていきたい。また、食料自給率を上げるには、穀物の食料自給率を高めることが重要であり、ことしから始まった戸別所得補償制度等を最大限活用することにより、穀物自給率の向上と農業生産者の収益確保が図れるようにしていきたい。 次に、上下水道局関係の質疑において、東日本大震災の影響もあり、災害に関する記載がかなり加えられているが、災害時に求められる職員の専門的な知識や技術の確保についての対応はどうか。 これに対し、毎年日本水道協会や厚生労働省の技術研修会等へ職員を派遣している。平成22年度は33人が研修を受けた。また、過去に水道局に在籍し、そのような研修を受け、現在は他の部署に異動した職員のリストについても整備し、連絡できる体制をとっている。さらに、災害発生時の危機管理についても見直しを行い、現在マニュアルを策定中である等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 池上 喜美子君登壇〕 ◎厚生委員長池上喜美子君) 議案第115号中厚生委員会担当分について申し上げます。 健康福祉部関係の質疑において、第5編、健康・福祉、第1章第1節の施策内容の「①あらゆる年齢層に応じた病気予防体制の整備」の中に、前期計画にはなかった「健康かるて」が明記されているが、どのようなものか、また現在どの程度活用しているか。 これに対し、平成20年度から全市民を対象とした健康管理システムである「健康かるて」を導入し、各種健診結果や予防接種の管理、あるいは母子保健に係る妊婦さんの健診結果等々を入力して市民の健康状態を総合的かつ経年的に把握し、相談業務に生かしている。また、本年度からは国保連合会が所管する電子レセプトのデータも入力していることから、市民がかかった病気の経過等も把握できるため、今後データが蓄積されていくことに伴い、相談業務以外に対してもさらに幅広く活用できるものと考えている。 次に、こども未来部関係の質疑において、第5編、健康・福祉、第2章第1節の現状と課題の6、「国において、幼保一体化を含む包括的・一体的な制度改革である「子ども・子育て新システム」の構築が検討されています。この動向を十分に注視して、市の施策への反映を図る必要があります。」と明記されているが、現在市はどこまで把握しているのか。 これに対し、現在国において法制化して、2年後に各自治体が子ども・子育て新システムを実施するよう検討しているが、1つとして、子育て支援に係るすべての施策に対して交付金が一括で交付されることとなり、その交付金をもとにして各自治体独自の全体計画を策定し、実施していくことになる。2つとして、保育園、幼稚園の垣根を取り払って一体化する施設をつくっていく、いわゆる幼保一体化について検討しており、原々案はできてはいるものの、本当に幼稚園で未満児保育ができるのか、幼稚園で給食調理をすることができるのかなどの課題が多くある。いずれにしても、具体的施策が決定されていないことから、国の動向に注視しつつ、十分な財源確保やさまざまな課題に対して国に要望を行い、また関係する私立保育園及び私立幼稚園とも十分連携を図って、市の具体的な計画を今後策定していきたい等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。環境建設委員長。          〔環境建設委員長 深井 武文君登壇〕 ◎環境建設委員長(深井武文君) 議案第115号中環境建設委員会担当分について申し上げます。 まず、市民生活部関係の質疑において、第1編、コミュニティ・自治、第1章第3節の施策の内容の「①外国籍市民への支援と多文化共生のまちづくり」の中に、前期計画では「社会福祉協議会等との連携」とあったが、後期計画では「上田市多文化共生推進協議会等と連携」と変更になっている。これは、社会福祉協議会の果たす役割が変化しているということか。 これに対し、多文化共生が市の新しい施策として位置づけられてきたが、計画策定当初は組織も脆弱で、社会福祉協議会には活動の場所を借りたり、スタッフにも協力いただいたり、大変お世話になった。平成21年12月に上田市多文化共生推進協議会が新たに発足し、現在はこの組織が主体となって多文化共生への取り組みと外国籍市民への支援などを行っている。この会の活動についても、社会福祉協議会には理解をいただき、協力もいただいているが、活動主体がほぼ上田市多文化共生推進協議会に移りつつあるという現状であることから、内容を変更したものである。 次に、都市建設部関係の質疑において、第4編、生活環境、第1章第2節の施策の内容の「⑦災害に強いまちづくりの推進」の河川整備に関する部分について、矢出沢川を初めとする河川の改修に当たっては、水生生物などに配慮した整備が必要と考えるが、その点は考慮されているのか。 これに対し、第3編、自然・文化の第1章第1節の「現状と課題」の4番に、「河川改修に当たっては、潤いのある水に親しめる空間となるよう、自然環境、景観に配慮し、豊かで多様な河川環境を創出していくことが求められています」とうたっており、河川改修に当たっては「多自然川づくり」等を配慮していきたい。 次に、消防部関係の質疑において、第4編、生活環境、第1章第2節の施策の内容の「⑧高度な防災体制・国民保護体制の充実」の消防団に関する部分について、今回の東日本大震災で非常備消防団員が200人以上殉職している状況を受けて、団員確保が難しい昨今の状況では、団員を確保していくためには団員の安全と福利厚生の充実が必要と考える。団員の身分保障を図りながら団員確保に努めるというような表現があってもよいのではないか。 これに対し、詰所などの施設整備や処遇改善等を現在も進めており、今後もさらにソフト面の充実を図っていきたいと考えている。具体的な文言等はないが、団員確保に努めるという表現の中には、福利厚生の充実や消防団活動の活性化、団員確保などが含まれているとご理解いただきたい等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 ○議長(南波清吾君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(南波清吾君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第14 議案第116号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第14、議案第116号を議題とし、産業水道委員長の報告を求めます。産業水道委員長。          〔産業水道委員長 西沢 逸郎君登壇〕
    ◎産業水道委員長(西沢逸郎君) 議案第116号、圧雪車の購入について申し上げます。 本案については、武石番所ヶ原スキー場の整備の一環として、ゲレンデ整備や林間コースづくりに必要な圧雪車について、購入から15年を経過し、修繕費や維持費のかさむ現在の車両を処分し、新たに購入するものであるとの説明を受けました。 質疑において、年間の維持管理費はどのぐらいかかるのか、また耐用年数はどのぐらいか。 これに対し、エンジン、電気装置、動力伝達装置等の各種点検や油脂の充てん等が毎年必要となり、維持管理費はおおよそ年間40万円ほどかかる見込みである。また、耐用年数については、使用条件により大きく変わってくるものであるが、耐久時間というものが設定されており、現在の使用頻度で換算すると計算上は18年ほど使えるということとなる等々の質疑応答があり、本案については可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(南波清吾君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより採決いたします。本案を委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案は可決されました。                       ◇ △日程第15 議案第118号及び第119号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第15、議案第118号、免税軽油制度の継続を求める意見書及び議案第119号、省エネ及びエコ化社会への転換を求める意見書2件一括議題とし、まず議案第118号につき総務文教委員長に提案理由の説明を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小林 隆利君登壇〕 ◎総務文教委員長小林隆利君) 議案第118号、免税軽油制度の継続を求める意見書について趣旨弁明を行います。 この意見書は、請願第6号、免税軽油制度の継続を求める請願を総務文教委員会で採択し、委員全員の賛同を得て提案するものです。 内容としましては、上田市の観光産業の重要な柱の一つであるスキー産業の発展に寄与してきた軽油引取税の課税免除特例措置である免税軽油制度が平成24年3月31日に廃止されることから、ゲレンデ整備車や降雪機等を使用する索道事業者に大きな負担増となり、スキー場経営維持が困難となるばかりでなく、地域経済にもはかり知れない影響を与えることが懸念されるため、免税軽油制度を今後も継続するよう要望するものであります。 案文はお手元に配付のとおりであります。全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。 ○議長(南波清吾君) 次に、議案第119号につき環境建設委員長に提案理由の説明を求めます。環境建設委員長。          〔環境建設委員長 深井 武文君登壇〕 ◎環境建設委員長(深井武文君) 議案第119号、省エネ及びエコ化社会への転換を求める意見書について趣旨弁明を行います。 この意見書は、環境建設委員会の審査において、請願第8号、省エネ、エコ化社会への転換を求める請願を採択し、委員全員の賛同を得て提案するものであります。 東日本大震災の後、我が国のエネルギー供給の状況は大きく変化いたしました。この夏の電力不足は、各家庭や企業の節電努力により、また上田市においてもピークカットチャレンジを実施するなどし、何とか乗り切ることができましたが、これまでのエネルギー多消費型の社会ではいずれ行き詰まることが予想にかたくありません。今後はエネルギー消費の仕組みを見直し、省エネ及び節電対策を日常的に、しかも安定して実施できる社会を実現する時期に来ております。 よって、エネルギー消費を低減させるとともに、省エネ及びエコ化社会を実現するために、仮称ではありますが、節電エコポイントの創設や住宅エコポイントの再実施、事業所等に対する支援措置の実施、さらに企業に対して節電努力推進の働きかけを行うよう国に要望するものであります。 案文はお手元に配付のとおりです。全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(南波清吾君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) 本案2件については、委員会提出議案のため、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略します。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより採決します。本案2件原案のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第16 議案第120号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第16、議案第120号、郵政改革法案の速やかな成立を求める意見書を議題とし、提案理由の説明を求めます。小林隆利議員。          〔14番 小林 隆利君登壇〕 ◆14番(小林隆利君) 郵政改革法案の速やかな成立を求める意見書について趣旨弁明を行います。 この意見書は、請願第7号、郵政改革法案の速やかな成立を求める請願を総務文教委員会の中で賛成多数で採択し、賛成議員の賛同を得て提案するものです。 内容としましては、郵政民営化法に基づき、郵政3事業は民営化、分社化されたことにより、郵便局会社と郵便事業会社が別組織となったことにより、郵便事業会社の社員が貯金や保険を扱うことができなくなるなどのサービス低下や郵便局がなくなっていくことが懸念されることから、よりよいサービスが提供できる郵便局ネットワークを再構築するため、現在国会で継続審議となっている郵政改革法案を速やかに成立させるよう国に求めるものです。 案文はお手元に配付のとおりであります。全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(南波清吾君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) これより採決します。本案を原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(南波清吾君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第17 請願第6号~第8号 ○議長(南波清吾君) 次に、日程第17、請願第6号、免税軽油制度の継続を求める請願、請願第7号、郵政改革法案の速やかな成立を求める請願及び請願第8号、省エネ、エコ化社会への転換を求める請願について3件一括議題とします。 お諮りします。先ほどそれぞれの請願について同一趣旨の議案第118号、免税軽油制度の継続を求める意見書、議案第120号、郵政改革法案の速やかな成立を求める意見書及び議案第119号、省エネ及びエコ化社会への転換を求める意見書が可決されました。よって、本請願3件については採択されたものとみなしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(南波清吾君) ご異議なしと認めます。よって、本請願3件については採択されたものとみなすことに決しました。 以上で本日の日程はすべて終了しました。 これにて平成23年9月上田市議会定例会を閉会します。          午後 3時48分   閉会...