平成28年 2月
定例会--------------------------------------- 平成28年
松本市議会2月
定例会会議録 第5
号--------------------------------------- 平成28年3月3日(木曜日
)--------------------------------------- 議事日程(第5号) 平成28年3月3日 午後1時開議 第1
委員長審査報告(議案第1号から第85号まで及び請願第1号) 第2
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第3 議第1号
松本市議会の議決すべき事件を定める条例
------------------------------出席議員(30名) 1番 今井ゆうすけ 2番 勝野智行 3番 青木 崇 5番 若林真一 6番
川久保文良 7番 吉村幸代 8番 井口司朗 9番
上條美智子 10番 田口輝子 11番 中島昌子 12番 村上幸雄 13番 上條 温 14番 小林あや 15番 上條俊道 16番
犬飼信雄 17番 小林弘明 18番 阿部功祐 19番
澤田佐久子 20番 宮坂郁生 21番 忠地義光 22番 芝山 稔 23番 犬飼明美 24番 柿澤 潔 25番 宮下正夫 26番 青木豊子 27番 近藤晴彦 28番 南山国彦 30番 太田更三 31番
大久保真一 32番 池田国昭
------------------------------欠席議員(1名) 29番 草間錦也
------------------------------説明のため出席した者 市長 菅谷 昭 副市長 坪田明男 総務部長 福嶋良晶 政策部長 矢久保 学 財政部長 島村 晃
危機管理部長 嵯峨宏一
地域づくり部長 古畑 斉
文化スポーツ部長 寺沢和男 環境部長 小出光男
健康福祉部長 丸山貴史
こども部長 麻原恒太郎 農林部長 塩原資史
商工観光部長 川上正彦 健康産業・
企業立地担当部長 平尾 勇 建設部長 上條一正
城下町整備本部長 浅川正章
上下水道局長 丸山悦男 病院局長 斉川久誉 教育長 赤羽郁夫 教育部長 宮川雅行
行政管理課長 樋口 浩
行政管理課法制担当課長 小西敏章 秘書課長 小原直樹 財政課長 中野嘉勝
------------------------------事務局職員出席者 事務局長 栗原信行
事務局次長 小林伸一 次長補佐兼
議会担当係長 議会担当係長 伊藤佳子 逸見和行 主査 滝澤 修 主査 金井真澄 主任
高橋千恵子 主任 吉沢武士
------------------------------ 本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり
------------------------------ 午後1時開議
○議長(
犬飼信雄) お疲れさまです。 現在までの出席議員は30名でありますので、定足数を超えております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は日程第5号をもって進めます。
------------------------------
△日程第1
委員長審査報告
○議長(
犬飼信雄) 日程第1 議案第1号から第85号まで及び請願第1号の以上86件を一括議題として、委員長の報告を求めます。 最初に、
教育民生委員長 田口輝子議員。
◆
教育民生委員長(田口輝子) 〔登壇〕
教育民生委員会の報告をいたします。
教育民生委員会は、付託案件26件につきまして審査を行いましたので、ご報告申し上げます。 初めに、議案第6号 松本市
いじめ問題対策調査委員会条例については、
いじめ防止対策推進法の規定に基づき、新たに
教育委員会の附属機関として設置する松本市
いじめ問題対策調査委員会について、必要な事項を定めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、委員の委嘱に当たっては、一般市民の公募枠も設けられたいとの要望がありました。 次に、議案第14号 松本市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準の改正等に伴い、都道府県が指定・
指導事務を行っている
通所介護のうち、市町村の指定・
指導事務に移行となる利用定員18人以下の小規模な
地域密着型通所介護や、
認知症対応型通所介護に係る
運営推進会議に関する規定を追加するもの、また、
介護保険法の改正に伴い引用条項の整理をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号 松本市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の改正等に伴い、
介護予防認知症対応型通所介護に係る
運営推進会議に関する規定を追加するもの、また、
介護保険法の改正に伴い引用条項の整理をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号 松本市
地域包括支援センター条例の一部を改正する条例については、
地域包括支援センターの運営体制の見直し等に伴い、1カ所の
直営センター以外の7カ所の
委託センターに係る規定を削除するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第17号 松本市
老人集会施設条例の一部を改正する条例については、老朽化による
安曇大野田老人集いの家の施設廃止に伴い、所要の改正をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第18号 松本市
診療所条例の一部を改正する条例については、
安曇大野川診療所及び同
歯科診療所の統合による、同診療所の診療科の変更及び安曇島々診療所の安曇支所内への移転に伴い、位置の変更をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第19号 松本市
児童遊園条例の一部を改正する条例については、児童遊園における行為の禁止規定に、他人に危険を及ぼすおそれのある行為等を追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第30号
松本市立小学校、
中学校条例の一部を改正する条例については、
筑摩小学校の大
規模改造工事による照明設備の更新に伴い、
同校体育館の
照明使用料を改正するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、体育館の照明の照度基準に関する質疑があり、理事者からは、普通教室や体育館などそれぞれ照度の基準が定められており、今後もLEDへの照明設備の更新を図っていくとの答弁がありました。 次に、議案第31号 松本市
勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例については、
勤労青少年福祉法の改正に伴い、引用法令の整理をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第77号 市有財産の取得について(
松本城南・
西外堀復元事業用地)については、
松本城南・
西外堀復元事業用地147.45平方メートルを1,055万7,420円で取得するもので、これにより事業に必要な用地に対する取得面積の割合は、38.5%となるものです。 一部委員から、不要不急の
大型公共事業である旨の反対意見があったため、
起立採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、議案第84号 公の施設の
指定管理者の指定について(池上百竹亭)の変更については、現在の
指定管理者である
一般社団法人梓川ふるさと振興公社が平成28年度末をもって解散することに伴い、
指定期間を変更するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第85号 公の施設の
指定管理者の指定について(
安曇老人憩の家銀山荘)については、平成28年度に予定していた
耐震改修工事を行わず、施設の
あり方自体を検討する方針に変更したことにより、
指定期間を1年とするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、
予算議案について申し上げます。 初めに、平成27年度
補正予算議案7件については、
事務事業の精算及び
決算見込みに伴うもの、また、国の
補正予算成立に伴い、緊急を要するものなどであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、平成28年度当初
予算議案7件について申し上げます。 最初に、
国民健康保険特別会計予算については、現在国会で審議されている
地方税法等の一部改正により、
課税限度額の引き上げと軽減措置の拡大は図られるが、
国民健康保険制度そのものの抜本的な改善にはつながらないとの、一部委員から反対する意見があったため、
起立採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 また、
松本城特別会計予算についても、議案第77号と同様に、
松本城南・
西外堀復元事業について、一部委員から事業に対する反対意見があったため、
起立採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 そのほかの
一般会計、
後期高齢者医療特別会計、
介護保険特別会計、
城山介護老人保健施設事業特別会計及び
病院事業会計の各予算については、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 ここで、当初予算の審査における主な質疑等について申し上げます。 初めに、
健康福祉部関係では、不妊・不
育症治療費助成事業補助金が大幅に増額となった理由について質疑があり、理事者からは、
不妊治療等を行っている夫婦の
経済的負担の軽減をより一層図るため、今年度から国の
地方創生先行型交付金事業を取り入れ、補助率を3分の2、上限額を30万円まで拡充したこと、また、申請件数が年々増加していることによるものとの答弁がありました。 また、
がん検診受診率が向上した理由について質疑があり、理事者からは、とりわけ平成26年度から実施した
胃がんリスク検診については、検診内容の手軽さと特定健診とのセットによる受診が可能であったこと、また、今年度から対象を
被用者保険加入者にも拡大したこと、さらには、がん検診未受診者への再勧奨が受診率の向上につながっているとの答弁がありました。 次に、
こども部関係では、ある
ぷキッズ支援事業の具体的な拡充内容について質疑があり、理事者からは、先ごろ供用開始をしたなん
ぷくプラザを新たな拠点として、保健師の増員により、あそびの教室の開催回数や
受け入れ人数の拡大、また、調理設備の強化によるおやつづくりなどの栄養指導の充実、さらには、新たな拠点に保健師や
臨床心理士など、
支援チームの専門家が揃ったことによる全小・中学校への新たな巡回指導の展開など、より一層拡充を図っていくとの答弁がありました。 次に、
教育委員会関係では、
教育文化センターの今後のあり方及び
プラネタリウムの更新について質疑があり、理事者からは、昨年12月の
教育文化センター運営委員会からの答申を受け、基本方針を策定すること、また、
プラネタリウムの更新についても最優先で取り組むべきものとの答申がなされたため、来年度の実施計画の中で検討していくとの答弁がありました。 最後に、
病院局関係では、債権の不納欠損による損失に備えるため、貸
倒実績率等により
回収不能見込み額として計上している貸倒引当金に関連して、各種制度の活用により未収金の減少に努められたいとの要望が出されました。 以上を申し上げ、
教育民生委員会の報告といたします。
○議長(
犬飼信雄) 次に、
建設環境委員長 村上幸雄議員。
◆
建設環境委員長(村上幸雄) 〔登壇〕
建設環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案13件について審査を行いました。 初めに、議案第27号 松本市
都市公園条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、
公園利用者の安全を確保するため、都市公園における禁止行為に、他人に危険を及ぼすおそれのある行為などを追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第28号 松本市
建築審査会条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、第5次
地方分権一括法による地方分権の趣旨を踏まえ、これまで
建築基準法第80条により規定されていた
建築審査会委員の任期について、条例により規定すべき事項とされたことに伴う所要の改正であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第29号 松本市
手数料条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する法律の施行に伴い、建築物の
エネルギー消費性能向上計画の認定や、
長期優良住宅建築等計画の認定申請に係る
審査手数料などを追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第78号 市道の認定について及び議案第79号 市道の廃止について申し上げます。 これは、認定3路線全てが開発行為によるもの、また、廃止1路線は、調査により判明した重複路線の再編に伴うものであり、いずれも妥当なものであると認められ、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、
予算議案について申し上げます。 初めに、議案第41号 平成27年度松本市
一般会計補正予算(第4号)中、当
委員会関係、議案第43号 平成27年度松本市
地域排水施設事業特別会計補正予算(第1号)、議案第53号 平成27年度松本市
水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第54号 平成27年度松本市
下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、
事務事業の精算や
決算見込みに伴うものなどであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第56号 平成28年度松本市
一般会計予算中、当
委員会関係、議案第58号 平成28年度松本市
地域排水施設事業特別会計予算、議案第70号 平成28年度松本市
水道事業会計予算及び議案第71号 平成28年度松本市
下水道事業会計予算について申し上げます。 まず、議案第56号につきましては、一部委員から、内
環状北線整備事業に反対する立場からの発言があり、
起立採決を行った結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 そのほかの議案第58号、議案第70号及び議案第71号は異議なく可決すべきものと決しました。 それでは、当初
予算審査における主な意見等を申し上げます。 初めに、
一般会計予算の
環境部関係審査では、園児を対象とした
参加型環境教育事業における、ペットボトルから再生した
子供用エコバッグ配布に関連し、リサイクルだけでなく、資源のリユース、リデュースについても啓発してほしい旨の要望がありました。 次に、
建設部関係審査では、
総合交通戦略推進事業の今後の進め方について質疑があり、理事者からは、今年度策定した松本市
次世代交通政策実行計画に基づき、国庫補助を活用しながら積極的に推進していく旨の答弁がありました。 また、
水道事業会計予算では、
上水道耐震化事業の進捗状況と今後の進め方について質疑があり、理事者からは、松本市の基幹管路の耐震化率は27.9%、管路全体では19%であり、今後も主要な水道施設の耐震化とあわせ、計画的に取り組んでいく旨の答弁がありました。 以上を申し上げ、
建設環境委員会の報告といたします。
○議長(
犬飼信雄) 次に、
経済地域委員長 中島昌子議員。
◆
経済地域委員長(中島昌子) 〔登壇〕
経済地域委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案24件について審査を行いました。 初めに、議案第4号 松本市
消費生活センター条例について申し上げます。 これは、
消費者安全法の改正に伴い、
消費生活センターの組織、運営などに関する事項が条例事項となったため、新たに条例を制定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号 松本市
工業振興基金条例について申し上げます。 これは、新
松本臨空産業団地、全29区画の分譲が終了したことにより廃止となる
特別会計の残余金を積み立てるため、基金を設置するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第20号 松本市
農村公園条例の一部を改正する条例、議案第23号 松本市
浅間温泉会館条例の一部を改正する条例及び議案第24号 松本市
美ケ原温泉広場条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これらは、農村公園及び温泉広場において、他人に危険を及ぼすおそれのある行為などを新たに禁止行為として追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第21号 松本市
商工業振興条例の一部を改正する条例は、
中小企業信用保険法の改正に伴い、
中小企業者に
NPO法人を追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第22号
松本市営市街地駐車場条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、平成23年12月から実施している、
市営市街地駐車場特別駐車券の
金額引き下げに係る特例措置の期間が、平成28年3月31日をもって終了となるため、その期間を平成29年3月31日まで延長するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第25号 松本市
波田特産品直売施設条例の一部を改正する条例は、
観光案内所としての必要性の低下や建物の老朽化などから、平成28年3月31日をもって
波田観光案内所を廃止しようとするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号 松本市
上高地観光施設事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、
上高地徳沢ロッヂの大
規模改造工事が終了したことに伴い、同施設の宿泊料金を改定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第83号 公の施設の
指定管理者の指定について(
竜島温泉施設)の変更についてでありますが、これは
竜島温泉施設の
指定管理者の指定を受けている
一般社団法人梓川ふるさと振興公社が、平成28年度末をもって解散する方針を決定したことにより、
指定期間を平成29年3月31日までに変更するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、
予算議案について申し上げます。 初めに、平成27年度
補正予算案である議案第41号、第42号及び第48号から第51号までの以上6件については、
事務事業の精算に伴うものや緊急を要する
政策的経費などであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。
補正予算審査における主な質疑について申し上げます。
一般会計補正予算では、
観光宣伝事業の上田・
松本間定期観光路線バスの
利用率向上策について質疑があり、理事者からは、大河ドラマ「真田丸」を活用して、上田市と連携しながら県外からの誘客に取り組みたいとの答弁がありました。 次に、
霊園特別会計補正予算では、新規に造成した区画の
墓所使用料収入が減額となった理由等について質疑があり、理事者からは、
合葬式墓所などの需要がふえていること、また、来年度は新規の造成事業は見送り、既存の墓所や返還墓所の再貸し付けで対応したいとの答弁がありました。 次に、平成28年度当初予算案である議案第56号、第57号、第63号から第67号まで及び第69号の以上8件については、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 それでは、当初
予算審査における主な意見等について申し上げます。 初めに、
一般会計予算では、
地域づくり推進事業費における
地域づくりインターンシップ戦略事業に関して、3年間の
インターンシップ終了後のあり方について質疑があり、理事者からは、継続性に配慮しながら、個々の状況に応じて考えていきたいとの答弁がありました。 また、
中小企業金融対策事業に関係して、制度資金の利用件数の減少に対する今後の対応について質疑があり、理事者からは、民間企業が利用しやすい制度となるよう、
貸し出し要件等について金融機関と協議を行い、検討していきたいとの答弁がありました。 最後に、新
松本工業団地建設事業特別会計予算では、区画分譲の見通しについて質疑があり、理事者からは、10年間での完売を目標に事業を進めており、分譲開始から4年を経過した現在の進捗率は42%で、当初の計画どおり進んでいるとの答弁がありました。 以上を申し上げ、
経済地域委員会の報告といたします。
○議長(
犬飼信雄) 次に、
総務委員長 上條 温議員。
◆
総務委員長(上條温) 〔登壇〕
総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件29件につきまして審査を行いました。 最初に、
行政不服審査法の全部改正に関連する議案第1号 松本市
行政不服審査法施行条例、議案第2号 松本市
情報公開・
個人情報保護審査会条例、議案第3号
行政不服審査法及び
行政不服審査法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例及び議案第9号 松本市
個人情報保護条例及び松本市
情報公開条例の一部を改正する条例の4件について申し上げます。 まず、議案第1号は、新たな
行政不服審査法の施行に伴い、条例により規定すべき事項とされた書類の写しの
交付手数料に関する規定や、
行政不服審査会の設置に関する規定等を定めるもの、議案第2号は、松本市
行政不服審査会とは別に、既存の松本市
個人情報保護審査会及び松本市
情報公開審査会を統合し、新たに松本市
情報公開・
個人情報保護審査会を設置することに関して必要な事項を定めるもの、これに伴い、議案第9号は、既存の審査会に関する規定を削除するほか、
行政不服審査法における審理員による審理手続に関する規定を適用除外とする規定を追加するもの、また、議案第3号は、松本市
固定資産評価審査委員会条例ほか2条例について、引用する法律、条項及び文言の整理等を行うものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号 松本市職員の
退職管理に関する条例は、
地方公務員法の改正に伴い、
営利企業等に再就職した元職員による現職職員への働きかけについて、法の規制に加え、条例により規制の範囲を広げるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号 松本市組織条例の一部を改正する条例は、平成28年度に行う組織改正に伴う所掌事務の見直しを行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号 証人、参考人等の
費用弁償等の支給に関する条例の一部を改正する条例は、
農業委員会等に関する法律の改正に伴い、引用条項の整理等を行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号 松本市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例は、
地方公務員法等の改正に伴い、任命権者の市長への報告事項に職員の人事評価、
退職管理の状況等を追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号 松本市
特別会計設置条例の一部を改正する条例は、新
松本臨空産業団地建設事業の終了に伴い、当該事業に係る
特別会計を廃止するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号 松本市市税条例の一部を改正する条例は、
地方税法等の改正に伴う徴収猶予に関する規定の整備や、地域再生計画に位置づけられた
企業誘致策として、固定資産税の不均一課税に係る規定を追加するものです。 一部委員から、不均一課税の導入に関して、過去の経過や地方交付税による補填割合について疑問がある旨の発言がありましたが、審査の結果、可決すべきものと決しました。 次に、議案第32号 松本市特別職の職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例及び議案第33号
松本市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 両議案は、国家公務員の給与改定に準じて所要の改正を行うものなどです。議案第32号は、特別職職員の期末手当の支給率の改定及び附属機関の新設による非常勤特別職の報酬規定の追加などを行うもので、異議なく可決すべきものと決しました。 議案第33号は、市議会議員の期末手当の支給率を改定するもので、一部議員から、議員の報酬増となるものであり反対との意見があったため、
起立採決を行った結果、可決すべきものと決しました。 続きまして、議案第34号
松本市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例及び議案第40号 松本市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これらは、地方公務員災害補償法施行令及び非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の改正などに基づき、他の社会保障給付が支給される場合の調整に関する規定の見直しを行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第35号 松本市職員の分限に関する条例の一部を改正する条例は、
地方公務員法の改正に伴い、能力及び実績に基づく人事管理の徹底を図るため、分限事由を明確化するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第36号 松本市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例は、学校教育法の改正に伴い、小学校から中学校まで義務教育を一貫して行う義務教育学校が、新たな学校の種類として規定されたことから、条例で定める育児、または介護のための早出、遅出出勤の請求ができる職員に関する規定を見直すものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第37号 松本市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例及び議案第38号 松本市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 議案第37号は、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じた給与改定のほか、
地方公務員法及び
行政不服審査法の改正に基づく改正で、一般職職員の勤勉手当の支給率の改定のほか、平均0.4%引き上げる給料表の改定や等級別基準職務表の整備をするもの、議案第38号は、第37号と同様、国家公務員の給与改定に準じ、特定任期付職員の期末手当の支給率及び給料表を改定するもので、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第39号 松本市職員の旅費等に関する条例の一部を改正する条例は、同条例内で定義している赴任に該当する職員を限定し、明確化するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第73号から第76号までの工事請負契約の締結議案4件について申し上げます。 内容は、芝沢小学校、並柳小学校、清水小学校及び菅野中学校について、それぞれ老朽化した校舎の大規模改造に係る主体工事であり、一般競争入札を行った結果に基づいて契約を締結しようとするもので、いずれの議案も異議なく可決すべきものと決しました。 審査に当たっては、最低制限価格の設定方法や、総合評価落札方式における評価項目の一つである除雪契約の請負業者などについての確認を行いました。 次に、議案第80号 訴えの提起については、市営住宅の家賃等を長期にわたり滞納し、再三の支払い催告に応じない2人の入居者及びその連帯保証人を相手方として、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃等の支払いを求めて訴えを提起するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第81号 過疎地域自立促進計画の策定について申し上げます。 本案は、現在の計画が平成27年度末で終了するため、過疎地域自立促進特別措置法の規定に基づき、対象地域である四賀地区、安曇地区及び奈川地区について新たな計画を策定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第82号 辺地に係る総合整備計画の策定については、辺地に係る公共施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、辺地債を財源として安曇沢渡の公共的施設の整備を行うため計画を定めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第41号 平成27年度松本市
一般会計補正予算(第4号)中、当
委員会関係及び議案第56号 平成28年度松本市
一般会計予算中、当
委員会関係については、一部委員から、マイナンバー制度に反対する立場から、これらの予算案には疑問がある旨の発言がありましたが、審査の結果、いずれの議案も可決すべきものと決しました。 なお、議案第56号 平成28年度松本市
一般会計予算の審査の中で、委員からは、平成29年1月に全て廃止予定となっている証明書の自動交付機について、市民サービスの面から交付機を残すよう再検討を求めるもののほか、消防団詰所のシャッターの開閉が容易となるよう点検すること、また、災害時における理事者間の連絡体制を確保するため衛星電話を配備することなどの要望がありました。 最後に、請願第1号 「安全保障法制」の廃止を求める意見書を政府に送付する請願書について申し上げます。 審査の中で、委員からは、安全保障法制の施行により、現在PKO活動として南スーダン共和国に派遣されている自衛隊に、住民保護と駆けつけ警護という2つの任務が付与されれば、憲法第9条が禁止する武力行使を認めることになるもので、安全保障法制は直ちに廃止すべきとする意見や、安全保障法制が施行されてもすぐに武力行使につながるわけではなく、抑止力として必要であること、また、請願書に記載されている「戦争法」という表現には抵抗があるなどの意見があり、
起立採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。 以上で
総務委員会の報告といたします。
○議長(
犬飼信雄) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し質疑のある方の発言を求めます。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上全案件に対し意見のある方の発言を求めます。 23番 犬飼明美議員。
◆23番(犬飼明美) 〔登壇〕 日本共産党松本市議団を代表しまして、意見を述べさせていただきます。 まず、議案第13号についてですが、これは企業立地策との関連での固定資産税を減免するというものです。これについて反対の立場で意見を述べます。 これを考える上で大事にしたいものが、減免することで地域が元気になり雇用が生まれるかどうかという問題です。 企業立地策として固定資産税の減免を強化するというものですが、企業立地では安定した雇用をふやすことができないことは、この間の全国の経験でも明らかです。正規社員がふえることはなく、ふえたとしても非正規の労働者、また、低賃金の外国人の労働者がふえるばかりです。企業誘致をするとしても、この問題を解決する、例えば安定した雇用をふやしたときに減税をする、撤退したときの歯どめとなる仕組みなどなどが最低でも必要です。 また、地域経済の大半を占める中小企業には、今回のような固定資産税の減免などの措置がありません。地域経済を支える中小業者や商店街を支援することこそ、活性化につながります。雇用をふやす、内需を温める、拡大する、地域が元気になる施策を最優先にすべきであります。 次に、平成28年度予算案に対する意見を述べます。 国の来年度予算は、軍事費が増大、社会保障を抑制、暮らしは疲弊するという姿が浮き彫りになっています。軍事費は初めて5兆円の大台を突破しています。一方で社会保障は厳しく抑制し、高齢化と医療の発達で約1兆円の自然増がありますが、削りに削ってこれを半分に抑えています。文教予算や地方交付税、中小企業対策費など、国民の暮らしに密着した予算は軒並み減額し、生存権を脅かす改悪が続いています。 労働分野に目を向けてみますと、ここ4年で正規の労働者はわずか2万人しかふえておりませんが、非正規労働者は142万人もふえ、賃金も減少しています。資本金10億円以上の大企業は過去最高の利益を上げ、内部留保は初めて300兆円を突破しました。国民には消費税増税を押しつける一方で、法人実効税率はさらに段階的に下げる方向、さらに、輸出戻し税など莫大な利益が大企業に転がり込む、そういう仕組みは相変わらずです。大企業や富裕層に優遇している政策ではなく、人間らしく働ける雇用のルールをつくること、また、暮らしを守る、そういう方向が望まれると思います。 市民からは、暮らしの大変さが悲鳴のように聞こえています。冬は冷蔵庫のコンセントを抜いておく、年金は下がるし、介護保険料など引かれるものが多い。1円でも無駄にしないように暮らしている、食事は1日2食にしている、ストーブは必要なときしかつけないなどなどの声が聞こえています。 今まさに、国の政治から住民の暮らしを守る防波堤としての役割が求められています。そうした視点から来年度の本市の予算を見てみますと、安心・安全、生きがいなど、人に焦点を当て、市単事業での検診など健康増進事業、子育て、危機管理などに力を入れた予算と言えます。 一方で、国民健康保険については、市長自身が本会議で答弁されていたように、所得200万円以下の世帯が8割を占め、しかも所得に占める国民健康保険の割合は10%を超え、協会けんぽや組合健保は負担率が5%台、7%台です。国民健康保険は所得に占める割合が大きく、暮らしを圧迫しています。市民生活を守るのが基礎自治体の役目です。
一般会計からの繰り入れは、過去の例からご理解をいただく範囲でと答弁されております。これ以上の負担増はやめるべきです。同時に、かつてゼロだった資格証明書がこのところ20以上発行されており、短期保険証に至っては2,000以上発行されている、この実態は改善すべきです。 介護保険では、国民健康保険と同様、高い保険料が暮らしを圧迫しています。軽減策もありますが、十分な軽減になっておりません。
一般会計からの繰り入れは禁止されておりません。もちろん介護保険制度自体が大変な問題を含み、軽度者を外して保険あって介護なしの状況が進んでいます。市独自の保険料の軽減やサービスが必要です。 以上を申し上げ、国民健康保険
特別会計及び
介護保険特別会計につきましては反対、
一般会計につきましては、通称マイナンバー制度、
松本城南・
西外堀復元事業など問題はありますが、全体としては市民の命や暮らし、安心といった方向が重視されているので賛成とし、平成28年度予算への意見といたします。 以上です。
○議長(
犬飼信雄) ほかに意見はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議案第68号 平成28年度松本市
松本城特別会計予算及び議案第77号 市有財産の取得について(
松本城南・
西外堀復元事業用地)の以上2件を一括して、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第68号及び第77号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号 松本市市税条例の一部を改正する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第33号
松本市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第59号 平成28年度松本市
国民健康保険特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第61号 平成28年度松本市
介護保険特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第1号 「安全保障法制」の廃止を求める意見書を政府に送付する請願書を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第1号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立少数であります。 よって、請願第1号は不採択と決しました。 次に、議案第1号から第12号まで、第14号から第32号まで、第34号から第58号まで、第60号、第62号から第67号まで、第69号から第76号まで及び第78号から第85号までの以上79件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決されました。
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△日程第2
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(
犬飼信雄) 日程第2
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。
人権擁護委員候補者として、飯島和彦さん、小口美和子さんを推薦することについて、議会に意見を求められている件であります。 お諮りいたします。 本件につきましては、市長の諮問のとおり同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、飯島和彦さん、小口美和子さんを
人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。
------------------------------
△日程第3 議第1号
○議長(
犬飼信雄) 日程第3 議第1号
松本市議会の議決すべき事件を定める条例を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 議会運営委員長
大久保真一議員。
◆議会運営委員長(
大久保真一) 〔登壇〕 議第1号
松本市議会の議決すべき事件を定める条例について、提案した議会運営委員会を代表して提案説明を申し上げます。 本案は、地方自治法第96条第2項の規定に基づき、
松本市議会が議決すべき事件として、松本市における総合的かつ計画的な市政運営を図るための基本構想の策定、変更または廃止を追加する条例を制定するものであります。 条例制定の背景としまして、平成23年に地方自治法の一部が改正され、市町村におけるまちづくりの基本的な方針となる基本構想の策定と議会の議決を義務づける条文が廃止となったことで、基本構想の策定と議決はそれぞれの市町村の判断に委ねられることになりました。これを受け、
松本市議会で検討を重ねた結果、市のまちづくりを総合的かつ計画的に行うための最上位計画である総合計画の中核となる基本構想については、市民代表の議事機関である議会としても積極的に審議を行う必要があると判断し、議決事件の一つとして位置づけようとするものであります。 なお、施行期日については公布の日としております。 以上、説明申し上げましたので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
犬飼信雄) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました議第1号につきましては、質疑及び委員会付託を省略して、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第1号
松本市議会の議決すべき事件を定める条例につきまして、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、議第1号は原案のとおり可決されました。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全て議了いたしました。 この際、来る3月31日をもって退職される古畑
地域づくり部長、上條建設部長、浅川
城下町整備本部長、丸山
上下水道局長、栗原議会事務局長から挨拶があります。 最初に、古畑
地域づくり部長。
◎
地域づくり部長(古畑斉) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、一言お礼のご挨拶を申し上げます。 まず、非力な私が無事この日を迎えられますことは、議員の皆様、理事者の皆様、そして多くの市民の皆様からの温かいご指導を賜りましたおかげであり、この場をおかりしまして厚くお礼を申し上げます。 私の市役所生活を振り返ってみますと、主に福祉の分野の勤務が23年間と長かったわけでございます。初めは、生活保護のケースワーカーとして福祉の原点からかかわらせていただきました。その後、とりわけ心に残っておりますのは、介護保険のスタートに向けた準備に携わった1年間でございます。介護保険の準備は全国一斉に始まりましたことから、参考となるところはどこにもなく、その上、国は方針をたびたび変更するなど、本当に手探り状態の中で、仲間と苦しみ、悩みながらの仕事でございました。 その中でも、松本市独自の施策として、身近な介護保険の相談員を、民生児童委員や健康づくり推進員、1,135名の皆様方にお願いし、ご協力をいただきながら周知を図れたことや、当時、上司の社会部長でございました坪田副市長から適切な助言やご指導をいただき、4月には無事スタートを切ることができました。このことは、私にとってこの上ない喜びであったとともに、貴重な経験と、上司としてあるべき姿を教えていただくなど、多くの学びをいただきました。 これからのことは余り具体的に考えておりませんが、市職員として経験いたしましたさまざまなことや多くの皆様との出会いを大切に、1人の市民として、また、最後に手がけた地域づくりの担い手として、松本市のために少しでも恩返しができたら幸せだなと思っております。 結びに、犬飼議長を初め議員の皆様方のますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げますとともに、菅谷市長を初め理事者の皆様、そしてすばらしい後輩職員の皆様のご活躍と、「健康寿命延伸都市・松本」のご発展を心からお祈り申し上げ、お礼の挨拶といたします。大変長い間、本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(
犬飼信雄) ありがとうございました。 次に、上條建設部長。
◎建設部長(上條一正) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、一言お礼のご挨拶を申し上げます。 松本市役所にお世話になって35年、この3月で退職を迎えることができますのも、犬飼議長を初め議員の皆様、菅谷市長を初め理事者、仲間の皆様方の温かいご指導、ご支援のたまものと感謝しております。 建設部職員190人の代表としてこの機会を得ましたことから、これまでの仕事の一端をご紹介したいと思っていましたが、その一つ一つを思い出すごとにこの場で涙があふれ出てしまいそうで、失礼との思いから別の機会にと思うに至りました。 さて、技術職として議場に出席できる職員が少ない中で、建築系技術者として初めて出席義務者として3年間籍を置くことができました。初めて登壇したときに、足の震えがとまらなかったことがきのうのように思い出されます。 また、事前に聞き取りした質問内容と、議場という特別な空間において生の声で直接聞く内容の微妙な違いに答弁内容をその場で書き加えたり、変更したりの緊張感がたまりませんでした。まさに議場の臨場感です。また、これは出席義務者だけに与えられた責任でもあり、だいご味、加えておもしろみでありました。さらに、建設部は市民の足元にかかわるハード整備を主戦場としつつ、都市のあり方を考える政策部門もあわせ持つ大規模な組織です。先日の本会議で政策と対策のお話がありましたが、その両方を担う組織です。議場で受けた質問が政策の場合と対策の場合では、その答弁対応への熱意が違っている自分がいたことがありました。しかし、どの場面でもそれぞれの議論の場に立ち会うことができたことは何にもまさる幸せでした。 結びに、松本市の発展、「健康寿命延伸都市・松本」の完結を願うとともに、今後もこの場でそれに向けた熱い議論が交わされ、
松本市議会がますますご発展されることをご祈念申し上げまして、これまでにいただいたご厚情に対するお礼と退任の挨拶といたします。 私は、これまで仕事に取り組む姿勢として、新幹線のようなスマートさではなく、蒸気機関車のように白い煙を吐きながら情熱を持ち、時には黒煙を吐くほどの苦しみを感じながらも、何事にも諦めず、また、立ちどまることを恐れず、無骨に力強く取り組んでまいりました。これまで勤め上げてまいりました私にとって、失ったものはこの髪の毛以外何もございません。本当に長い間ありがとうございました。(拍手)
○議長(
犬飼信雄) ありがとうございました。 次に、浅川
城下町整備本部長。
◎
城下町整備本部長(浅川正章) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、一言お礼のご挨拶を申し上げます。 私も、この3月をもちまして36年間お世話になりました松本市役所を定年退職いたします。 昭和55年に採用となり、微力ではありますが七転び八起き、いえ、九つ転び十起きの精神で、少し転び過ぎでびっくりぽんでございますが、必ずできると信じて進んでまいりました。 都市開発部、建設部での公共用地取得に長らく携わってまいりました。権利者皆様方の財産を市に提供していただくため、何度も何度も足を運び、事業へのご理解をいただくとともに、移転しなければならない不安をともに悩み、考え、ご納得をいただく業務でした。それは、松本市職員として信頼を得ると同時に、自分そのものを買っていただくということであったと感じております。 振り返りますと、お城の北の宮渕新橋上金井線事業をスタートに、中央西土地区画整理事業、庄内土地区画整理事業と、大きなプロジェクトに携わることができたことが大きな自信となりました。この3年間は、お城をぐるりと1周いたしまして、城下町松本の再生として今度はお城の南側、内
環状北線整備事業と
松本城南・
西外堀復元事業に従事いたしました。今後は事業の完成を心待ちにするとともに、お世話になりました松本市のために少しでも恩返しができればと考えております。 終わりに当たりまして、犬飼議長、議員の皆様、菅谷市長、理事者の皆様、職員の皆様のご健勝、ますますのご活躍を祈念するとともに、「健康寿命延伸都市・松本」の限りない発展を願いまして、お礼の挨拶といたします。長い間ありがとうございました。(拍手)
○議長(
犬飼信雄) ありがとうございました。 次に、丸山
上下水道局長。
◎
上下水道局長(丸山悦男) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たりまして一言お礼のご挨拶を申し上げます。 この3月末をもちまして、無事退職を迎えることができますことは、議員の皆様を初め、理事者の皆様、多くの先輩や同僚の皆様からの温かいご指導、ご支援のたまものと心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。 さて、市役所生活を振り返ってみますと、昭和56年4月に松本市に採用されて以来、建設関係の部課を中心に35年間勤めてまいりました。この中では、市の職員になって間もなくの昭和57年、台風による災害で連日災害対応で残業をしたこと、また、松本駅前土地区画整理事業に引き続き、中央西土地区画整理事業が始まって間もなくのときでしたので、換地計算や区画整理事業第1号の道路築造工事を行ったことなど、多くの経験とものづくりをさせていただきました。 また、その後、耕地林務課では和田西原圃場整備事業、幹線道路課では国道19号松本拡幅や国道158号奈川渡改良などに携わってまいりました。さらに、最後の3年間では、菅谷市長のもと、上下水道という市民生活になくてはならない事業に携わることができ、安全・安心なライフラインの確保に努めてまいりました。これらの経験は私の一生の宝物となり、これからの人生で大きな糧となると思っております。これからは一市民としまして、ゆっくりと自分を見詰めながら、今までの経験を少しでも生かし、少しでも恩返しができればと思っております。 終わりに当たりまして、犬飼議長を初め議員の皆様、菅谷市長を初めとする理事者や職員の皆様のご健勝とご活躍をお祈りするとともに、松本市が「健康寿命延伸都市・松本」としてより一層発展することを祈念いたしまして、お礼の挨拶とさせていただきます。長い間本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(
犬飼信雄) ありがとうございました。 最後に、栗原議会事務局長。
◎議会事務局長(栗原信行) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、一言お礼のご挨拶を申し上げます。 昭和56年、松本市役所に奉職し35年、この間8カ所の部署で勤務いたしました。顧みますればうれしかったこと、楽しかったこと、苦しかったこと、冷たい汗をかいたことなどさまざまな思い出がよみがえります。また、2年半ほど前には手術、入院を経験しまして、健康であることの大切さを痛感しましたが、それぞれの部署で多くの先輩、同僚、後輩の皆様に支えられ、今月末の退職を迎えることができますことを心から感謝申し上げます。 特に、最後の4年間は、柿澤 潔元議長さん、太田更三前議長さん、そして現在、
犬飼信雄議長さん、3人の議長さんの温かいご指導のもと、また、多くの議員の皆様のお力添えをいただき、議会事務局に在職いたしました。自分ではでき得る限りの努力をしたつもりですが、果たして議員の皆様の支えとなり得たか、内心じくじたる思いでございます。また、仕事以外の心残りといたしましては、辛党にはそれなりにお相手できたと思いますが、私自身の人間の甘さに反し、甘党にはあまりおつき合いができませんでした。退職後の克服すべき課題ということでお許しいただきたいと思います。この4月からは、いま少し心に余裕を持って我が人生の質を高めていきたいと考えております。 結びに、「健康寿命延伸都市・松本」の限りない発展と、犬飼議長さんを初め31人の議員の皆様方、菅谷市長さんを初め理事者、職員の皆様方のますますのご健勝とご活躍をご祈念申し上げますとともに、まことに僭越ではございますが、不断の改革を進めている
松本市議会がさらなる高みを目指していただくことをお願い申し上げまして、退職に当たってのご挨拶といたします。長い間本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(
犬飼信雄) 本当にありがとうございました。 この際、市長から挨拶があります。 菅谷市長。
◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 去る2月12日に開会されました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様におかれましては21日間に及ぶ会期中熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおり決定をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。 本会議等におきまして、議員の皆様方からいただきました市政各般にわたる貴重なご意見、またご提言につきましても、今後、十分研究並びに検討をさせていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。あわせて、懸案となっております事項につきましては、引き続き全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。 さて、日本に大きな爪跡を残したあの東日本大震災、そして東京電力福島第一原発事故から間もなく5年が経過しようとしております。当時、日本全国が一体となって人々の助け合いの精神である絆のもと、逆境に立ち向かう国民の姿は海外の国々からも称賛を受けたところでございますが、昨今、大震災の記憶の風化が懸念される中、依然として被災された多くの皆様が、厳しい環境の中で先行きの見えない不安な生活を送られております。国においては、被災地の実情をつぶさに把握し、経済的復興はもちろんのこと、健康と心の復興についても万全を期すよう強く求めてまいります。 次に、先月26日、総務省が平成27年国勢調査の速報値を発表いたしました。このたびの国勢調査では全国の多くの自治体が人口減少となり、大正9年の調査開始以来、初めて日本の総人口が減少したものであります。 今後、人口の自然増が期待できない中、長野県を含む39道府県で人口減少となる一方で、東京一極集中の流れが改めて示され、地方における人口減少の深刻さが浮き彫りとなった結果でございました。 こうした中で、今定例会開会の際にも申し上げましたとおり、松本市は県内19市で唯一、前回調査よりも人口が増加いたしました。松本市の人口増は、前回平成22年の国勢調査から続いている傾向でございますが、このことは、改めて松本市が住みよいまちと評価をいただいているものと考えており、今後も持続可能なまちづくりを進めてまいります。 次に、少子化対策、子育て支援について若干申し上げます。 本定例会の一般質問におきまして答弁申し上げましたとおり、出生率や出生数の向上を市民に、また、女性に押しつけることは決してあってはならないことですが、しかしながら、若い世代が抱いている出産、子育ての希望に対しては真摯に向き合い、可能な限り応えていくことが行政の役割であると認識しております。 そこで、妊娠期、出産期、子育て期にわたるさまざまなニーズに対して、総合的な相談支援を提供する(仮称)子ども・子育て包括支援センターの設置に向けた検討を進めておるところでございます。この子ども・子育て包括支援センターで、妊産婦や子育て家庭が必要なサービスを円滑に利用できるよう、専門的な知見と当事者目線の両方の視点をあわせ持ったきめ細かな相談支援体制を構築してまいります。 次に、直近のイオンモール東松本の状況について申し上げます。 松本市側からは、引き続き松本にふさわしい開発、適正規模、まちなかの回遊性の確保という3つの観点から協議を進めておりますが、その中で、日ノ出町通りの北側の建物を当初案の4階建てから3階建てに規模を縮小するなど、イオンモール株式会社側から一定のご理解が示されたところであります。 その後、事務段階の情報交換の中で、いまだ最終決定ではありませんが、建物の縮小に伴い予定していた駐車場が減少することから、立体駐車場を検討していると報告を受けております。さらに、日ノ出町通りの南側のエリアにシネマコンプレックスの設置が予定されており、このことなどに伴い、当初の2階建てが3階建てに、さらに1階建てを2階建てへ変更することについて検討されていることが判明いたしました。 最終形の案は、なお不透明でありますが、既にご報告申し上げましたとおり、総店舗面積は4万1,000平方メートル程度、シネマ等を含む総商業面積は5万平方メートルを超えないものと思われます。また、外観デザインについても計画案が示されたことから、松本らしい景観とするため協議を行っているところでございます。さらに、交通渋滞対策につきましては、松本市側から既存の市街地駐車場を活用することによる駐車場の分散化などについて検討するよう提案しております。最終形の公表はいましばらく時間を要すると思われますが、売り場面積等、数量的なことも含め、詳細をできるだけ早期に公表できるようイオンモール株式会社に現在働きかけております。 なお、イオンモール株式会社側においての検討に時間を要しておりますことから、新店舗の竣工は大幅に遅延するものと推測いたしております。 さて、皆様ご承知のとおり、我らの松本山雅FCが新たなステップの年と位置づけたクラブ創設51年目に当たる本年、「新・起動」のチームスローガンを掲げ、先月28日、2016年の戦いの火ぶたが切って落とされました。遠い熊本ではありましたが、緒戦とあって1,000人を超えるサポーターが駆けつけ、熱心な山雅コールの声援が送られました。惜しくも勝利を逃しましたが、期待の大きさを改めて強く感じた次第でございます。 今季は、各チームの戦力が上がっていると言われておりますJ2で今後厳しい戦いが予想されておりますが、反町監督を先頭にJ1復帰を目指し、活躍されるとともに、松本市民を初め多くのサポーターもまた「One Soul」、心を一つに躍動されますことを期待しております。 さて、先ほどは、議会のご配慮をいただき、この3月末をもって定年退職されます部局長等にそれぞれ挨拶の機会を与えていただき、まことにありがとうございました。退任の挨拶がございました部局長等を初めとし、この3月をもって退職される多くの職員におかれましては、今日までの間、それぞれの立場で職責を全うされ、市民のための市政運営に全力で取り組んでこられました。私といたしましても、そのご労苦を心からねぎらい、感謝を申し上げるところであります。 さて、来る6日には松本市長選挙が告示されます。私としましては、公人と私人のけじめをつけ、市長任期満了となります3月27日までの間、市政運営にいささかの停滞も招くことがないよう、みずからの責任を果たしてまいる所存でございます。 結びに当たりまして、議員の皆様におかれましては時節柄健康には十分ご留意をいただき、あわせて松本市政発展のため一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、今期定例会の閉会のご挨拶といたします。大変長い間ありがとうございました。
○議長(
犬飼信雄) これをもって本日の会議を閉じ、2月定例会を閉会いたします。 大変お疲れさまでございました。 午後2時24分閉議 午後2時24分閉会---------
------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成28年3月3日
松本市議会議長
犬飼信雄 松本市議会副議長 近藤晴彦
松本市議会議員 芝山 稔 同 犬飼明美 同 柿澤 潔...