○議長(
犬飼信雄) 起立少数であります。 よって、請願第21号及び第22号については不採択と決しました。 次に、議案第1号 松本市
個人番号の利用に関する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第2号 松本市
市税条例等の一部を改正する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号 松本市
病院使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号
市有財産の取得について(
松本都市計画道路3・2・12
号内環状北線整備事業用地)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号
市有財産の取得について(
松本城南・
西外堀復元事業用地)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第18号
蟻ヶ崎児童館の建て替えについてを起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第18号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立少数であります。 よって、請願第18号は不採択と決しました。 次に、請願第19号
介護労働者の
処遇改善及び
人員配置基準の改善を求める請願を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第19号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立少数であります。 よって、請願第19号は不採択と決しました。 次に、請願第20号
TPP参加に反対し
情報公開と国会審議の徹底を求める請願を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第20号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立少数であります。 よって、請願第20号は不採択と決しました。 次に、請願第23号
地方自治の堅持を求める請願を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第23号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立少数であります。 よって、請願第23号は不採択と決しました。 次に、請願第24号
日米地位協定の見直しに関する請願を起立により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は採択であります。 本件について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、請願第24号は採択されました。 次に、請願第25号 原発再稼働の中止を求める請願を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第25号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立少数であります。 よって、請願第25号は不採択と決しました。 次に、議案第3号、第5号から第9号まで及び第12号から第19号までの以上14件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決されました。
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△日程第2 議案第20号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
○議長(
犬飼信雄) 日程第2 議案第20号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを上程いたします。 提案理由の説明を求めます。
菅谷市長。
◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 ただいま上程されました
固定資産評価審査委員会委員の選任についての人事案件1件につきましてご説明申し上げます。 これは、宮下照也委員の任期が来る12月27日をもって満了となりますことから、その後任といたしまして引き続き宮下照也氏を選任しようとするものでございます。 以上、ご説明申し上げましたので、よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
犬飼信雄) ただいま市長から上程議案に対する説明がありました。 お諮りいたします。 ただいま上程になりました議案第20号につきましては、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認め、採決いたします。 議案第20号
固定資産評価審査委員会委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、議案第20号につきましては、これに同意することに決しました。
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△日程第3 松本市
選挙管理委員及び同補充員の選挙について
○議長(
犬飼信雄) 日程第3 松本市
選挙管理委員及び同補充員の選挙についての件を議題といたします。 本件は、来る12月31日をもって
選挙管理委員及び同補充員の任期が満了いたしますので、
地方自治法第182条の規定により選挙を行うものであります。 これより、松本市
選挙管理委員及び同補充員の選挙を行います。 選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法によって決したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選の方法によることに決しました。 指名の方法につきましては、議長において指名し、また補充員の順序も議長において定めることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、議長から指名いたします。 松本市
選挙管理委員に、金井美穂さん、中田秀子さん、丸山治子さん、吉田弘壽さんを指名いたします。 また、同補充員に、齋藤利惠さん、飯塚則之さん、大久保富美江さん、草間淳哉さんを指名いたします。 なお、補充の順序は、指名の順序のとおり定めることにいたします。 ただいま、指名いたしました皆さんを当選人と定めること並びに補充の順序について、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、以上の皆さんが、松本市
選挙管理委員及び同補充員に当選されました。 また、補充の順序は指名の順序によることに決定いたしました。
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△日程第4 議第13号及び第14号
○議長(
犬飼信雄) 日程第4 議第13号及び第14号の以上2件を一括して議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 最初に、議第13号について、9番
上條美智子議員。
◆9番(
上條美智子) 〔登壇〕 議第13号
日米地位協定に関する意見書につきましては、総務委員有志5人により提案するものであります。 以下朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。
日米地位協定に関する意見書 わが国には、日米安全保障条約に基づく
日米地位協定により、31都道府県に131施設、約10万2,000ヘクタールの米軍基地施設が所在しています。全国の米軍専用施設の約74%を占める沖縄県をはじめ、米軍基地の多くが住宅地域に近接しており、米軍基地から派生する事件・事故や、米軍人等によってしばしば引き起こされる犯罪が、地域住民の生活に多大な影響を及ぼしています。しかし、
日米地位協定のもと、日本国の司法権の裁量外とされたり、これらの事件の多くが軽い処分で済まされるか無罪となっており、不条理といわざるを得ません。
日米地位協定は1960年に締結され55年が経過しましたが、その間、日米を取り巻く環境は大きく変化しており、このような米軍基地に起因する諸問題を、運用の改善により解決することは困難な状況にあり、同協定を抜本的に見直す時期にきています。 このような状況の中、本年11月11日に開催された第59回町村議会議長全国大会においても、
日米地位協定の抜本的な見直しを求める特別決議が採択されました。 したがって、国におかれては、米軍基地から派生する事件・事故から、住民の生命、財産と人権を守るため、
日米地位協定の抜本的な見直しに速やかに取りかかるよう強く要望します。 よって、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(
犬飼信雄) 次に、議第14号について、27番 近藤晴彦議員。
◆27番(近藤晴彦) 〔登壇〕 議第14号
介護労働者の
処遇改善を求める意見書につきましては、教育民生委員有志4人により提出するものであります。 以下朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。
介護労働者の
処遇改善を求める意見書 超高齢社会を迎える中で、厚生労働省が発表した介護人材需要推計によると、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、介護人材が37.7万人不足すると言われています。 しかし、全産業労働者の中において、
介護労働者の賃金は低く、人材確保・人材育成及び離職防止対策は喫緊の課題となっています。 2015年4月の介護報酬改定により、
介護労働者の賃金改善を促進する目的で、介護職員
処遇改善加算が強化されたものの、依然として
介護労働者の
処遇改善に有機的に結びついていないという声が多く、こうした課題を解決させるための環境整備が強く求められています。 したがって、国におかれては、安全・安心な介護体制を確保していくために、介護職員
処遇改善加算が、
介護労働者の
処遇改善に有機的に結びつけられる環境整備を早急に整えていくことを強く要望します。 よって、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
犬飼信雄) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました意見書案、議第13号及び第14号の以上2件につきましては、質疑及び委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ご異議なしと認めます。 よって、ただいまの意見書案は、質疑及び委員会付託を省略することに決しました。 次に、意見のある方の発言を求めます。 意見はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬飼信雄) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議第13号
日米地位協定に関する意見書につきましては、起立により採決いたします。 本案について、可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議第14号
介護労働者の
処遇改善を求める意見書につきまして、起立により採決いたします。 本案について、可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
犬飼信雄) 起立多数であります。 よって、議第14号は原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに国会及び関係行政庁に対し、提出の手続をとることといたしますので、ご了承願います。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、市長から挨拶があります。
菅谷市長。
◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 去る11月30日に開会されました今期定例会も、本日を持ちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様におかれましては、17日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ決定をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。本会議等におきまして、議員の皆様からいただきました市政各般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましても、今後十分研究並びに検討をさせていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。あわせて、懸案となっております事項につきましては、引き続き全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。 さて、皆様ご承知のとおり、去る7日に米国音楽界最高の栄誉とされている第58回グラミー賞の候補が発表され、平成25年8月に当時の
サイトウ・キネン・フェスティバル松本で小澤征爾総監督が指揮した「子どもと魔法」のオペラ公演を収録したアルバムが最優秀オペラレコーディング賞の候補に選出されました。 今回候補となったオペラ「子どもと魔法」は、小澤総監督が1年間の病気療養後、本格的に指揮活動を再開し、注目を集めた公演であるとともに、松本市民らでつくるSKF松本合唱団並びにSKF松本児童合唱団も出演したオペラであり、神澤OMF実行委員長がおっしゃっているとおり、まさに本フェスティバルの方向性と芸術性が高く評価されたものであると大変うれしく思っております。 小澤総監督におかれましては、ご案内のとおり、先日も米国の芸術や文化への貢献をたたえるケネディ・センター名誉賞を日本人として初めて受賞されたところであります。 OMFの開催都市として大変名誉で喜ばしく、OMFをさらに世界に発信できることを期待しております。 次に、上田市との都市間連携による
地域活性化の推進について申し上げます。 ご承知のとおり、これまで松本市は、上田市と連携して美ケ原地域を取り巻く行政を進めるなど、共通の行政課題に継続して取り組んでまいりました。このような中、来年1月からは上田市を舞台にしたNHK大河ドラマ「真田丸」の放送が始まることもあり、両市の連携による
地域活性化の重要性はますます高まっております。 そこで、私は来る21日、上田市長とともに県庁に阿部知事を訪ね、三才山トンネル有料道路の無料化や上田市から松本市までの直行バスの運行など、県が提唱する本州中央部広域交流圏、仮称でございますが、の構築に向けた課題への支援について直接要望を行うことといたしました。 この要望により、東信と中信を結ぶネットワークが強化され、広域的な観光誘客を初め、さらなる物流促進と地域の活性化につながることを期待するところでございます。 次に、山の日記念全国大会実行委員会、仮称でございますが、の設立総会の開催について申し上げます。 ご承知のとおり、来年8月11日に上高地などで開催予定の「第1回山の日記念全国大会」の成功に向け、目下、山の日記念大会推進室を中心に鋭意準備を進めているところでございます。 このたび、国や県、松本市など行政機関を初め、地元上高地町会、山岳
関係団体による第1回山の日記念全国大会実行委員会の設立総会を新春1月8日でございますが、東京で開催することとなりました。設立総会当日は、全国山の日協議会を初め、国の機関などさまざまな団体の皆様もご出席いただく予定としておりますことから、この設立総会を機に「第1回山の日記念全国大会」の機運をさらに高め、全国へ山の日を発信し、記念大会の成功につなげてまいる所存でございます。 さて、終わりに当たり、ここで私自身の進退に関して申し述べさせていただきたく存じます。 今定例会の一般質問におきまして、議員の皆様から来春の市長選挙について、私の進退をただされ、早期に態度を明らかにするよう求められたところであります。 また、市民の皆様からも励ましの言葉をいただく一方で、さまざまなお立場よりご心配をいただいておりますことから、この場をおかりし、私の率直な考えを申し上げ、議員の皆様方を初め、市民の皆様のご理解をいただきたいと思います。 私は、常々、人の生き方に教科書はないと申し上げてまいりました。今振り返ってみますと、この12年間は医療者である私の人生設計には予想だにせぬ道程ではありましたが、険しくも新鮮な日々でございました。行政や政治には経験が乏しい私という小船が市長としての重責を担い、大海原に船出する姿に少なからず市民の皆様は不安の念を抱かれたのではないかと思います。私自身は、みずからのモットーとして、焦らず、気負わず、地道に自分のできる範囲でと肝に銘じ、「量から質への転換」を市政運営の基本理念とし、あわせて「市民が主役」を基本スタンスとして、公約の実現を通じて市民の皆さんを「健康寿命延伸都市」という理想の島にご案内するため、ぶれることなく、ひたすら櫓をこぎ続けた12年間でありました。 顧みて、この間の市政運営に一定の評価をいただけるとすれば、まさに非力な私を支え、時には叱咤激励してくださいました議員の皆様方、さらには支えてくださった多くの市民の皆様のおかげと心から感謝を申し上げます。また職員は、ともすれば理念先行型の私の政策をよく理解し、それぞれの立場において、さまざまな施策を効果的かつ着実に推進してくれました。
地方自治は、
民主主義に学校であると言われます。私自身は公正公平にして民主的な市政運営に最大限の配慮をしてまいりましたが、多大な権限を持つ首長が長期にわたって権力の座を占めることは、一般論として市政の硬直化を招き、活力が低下するなど、結果として非民主的な権力構造に陥ると言われております。 もとより、私自身も市長就任後、間もなくして上梓いたしました拙い著書にも述べておりますが、権力の恐ろしさを忘れてはならないという戒めから、市長3期をめどと考えておりました。それゆえに、常に危機意識を常備薬とし、計画行政を貫き、車の両輪の一方を担う議会の意思を十分に尊重し、かつ市民が主役を基本とする市政運営によって、長期政権の弊害は少なからず解消されたのではないかと考えております。 さて、私自身の今後の進退についてでありますが、これは古希を過ぎての道を歩む私にとって、そう長くはない残りの人生をどう締めくくるか、同時にどう生きるかという問題なのであります。 今から4年前、私が果たすべき今後の役割として、チェルノブイリ原発事故による汚染地で、長期にわたり医療支援活動に当たった唯一の日本人医療者として、ベラルーシでの経験を生かし、福島の人々に寄り添うことを申し上げました。そして、事故後、4年9カ月を経過した今、事故当初と比較し、具体的な形でさまざまな健康被害を懸念する福島や関係者の皆様方の多くの悩みや憤りを聞くにつけ、私の残りの人生を苦悩する人々に寄り添い、医療者として専念する道が私の天命ではないかと折に触れ思い悩んでまいりました。 しかしながらその一方で、もう一つの道は、18歳の多感なかけがえのない青春時代から今日まで私を大きく包み込み育んでくれた、この松本のまちのまちづくりを引き続き担い、私自身もこのまちで美しく生きるという道であります。 市民の皆様からは、市長のリーダーシップによって「健康寿命延伸都市宣言」までしたが、いまだ道半ばではないかとか、これまでのまちづくり政策の流れをとめてはいけない、あるいは博物館移転問題や
市立病院の改築などのハード事業について確たる道筋をつけるべきではないか、さらには、目玉とする健康医療産業の創出、また次世代交通政策を含めた中心市街地の一層の活性化などの課題に引き続き続投して責任を果たすべきではないかなど、こうした声が日に日に強くなり、加えて経済団体を初めとし、各種団体の皆様方からも厚く強いご要請もいただいてまいりました。 この1カ月ほど、市民の皆様初め、各界の多くの方々のご意見を伺いながら、市民の声と福島の声とのはざまで、どの道に身を投ずるべきか、そして真っ当な人生とは何か、逡巡し、自問自答を重ね、大げさかもしれませんが、苦悩に次ぐ苦悩に次ぐ苦悩の毎日でございました。 刻々と大きく変わり、不安定な世界の情勢、また急速進展する少子高齢化や人口減少というこれまで世界が経験したことのない潮流のもとで混迷する国政。地方主権を旨とする
地方自治の確立、そして何よりも松本市政に内在する継続性を必須とするようなさまざまな課題を改めて深慮いたしますと、3期目の時点でルビコンを渡った私には、ここに来てもはや引き返す橋はないのではとのみずからの退路を絶つ思いに至り、この際、四たび公人たる市長としての使命を果たすべきとの決断をいたした次第でございます。 医療者としての宿命は、今は胸に畳み込んで、ご異論のある方々も多々おられることとは存じますが、今後改めて市民の皆様方のご意見を謙虚に伺ってまいりたいと考えております。 何とぞ、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。 私の進退につきましては、早期に表明するよう求められておりますことは十分承知しておりましたが、市政運営の両輪の一方を担ってくださる議会の場で明らかにすることが最も望ましいと考え、ぎりぎりの決断で12月議会の最終日での表明となりましたが、何とぞご理解賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。 師走も半ば過ぎましたが、議員の皆様におかれましては、時節柄健康にはくれぐれもご留意いただき、あわせてよき新年をお迎えになりますよう、ご祈念申し上げまして、今期定例会の閉会に当たりましてのご挨拶といたします。 大変長い間、ありがとうございました。
○議長(
犬飼信雄) 私からも一言ご挨拶を申し上げます。 本日をもって、12月定例会が終了するわけでありますが、この間、議員各位におかれましては、慎重審議を賜り、議長の立場からも深く感謝申し上げます。 本年は、超少子高齢型人口減少社会への対策を中心とした
地方創生の
取り組みが全国各地でスタートし、地方がどのような対策を講じるのか、また持続可能な地域の発展にどう取り組むのかが注目された年でありました。 本市におきましては、
菅谷市長のもと、平成16年から超少子高齢型人口減少社会を見据えた施策を展開し、現在進めている「健康寿命延伸都市・松本」の創造による松本スタイルの
地方創生を目指しております。 また、ことしは戦後70年という節目の年でありました。戦争を体験された世代の高齢化が進み、戦争を知らない世代が大半を占め、今後どのようにして戦争の悲惨さ、平和の尊さを次の世代に伝えていくかが課題となっている中で、本市では戦後70年の平和祈念事業として、心に残る平和推進事業が開催されました。 その1つとして、広島の平和記念公園内に設置されている「平和の灯」からの分火が市役所本庁舎前庭に設置されたモニュメントに灯されました。多くの市民が改めて平和の大切さや命の尊さについて考える機会となったのではないかと思っております。 一方で、国会の会期を大幅に延長して審議された、安全保障関連法案に関して数多くの請願や陳情が市議会に寄せられました。 いま、時代は大きな転換期を迎えております。こうした時期にあって、市議会ではこれまで以上に市民の皆様の多様な意見を真摯に受けとめ、市政に反映させる役割が求められております。 平成21年の議会基本条例制定後、
松本市議会では、市民に開かれた議会を目指し、本年は高校生との交流や一般質問での一問一答方式の試行など、さらなる高みを目指した議会改革に取り組んでまいりました。わかりやすい議論を尽くし、これまで以上に開かれた市議会を目指すとともに、市民誰もがこのまちに生まれてよかった、このまちに住んでよかったと感じる松本市の創造のため、理事者とともに邁進する決意でございます。 どうか、皆様におかれましては、ご健勝に新春を迎えられ、新たな一年が実り豊かな一年となりますことを心からご祈念申し上げ、12月定例会の閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。 これをもって本日の会議を閉じ、12月定例会を閉会いたします。 大変お疲れさまでした。 午後2時44分閉議---------
------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成27年12月16日
松本市議会議長
犬飼信雄 松本市議会副議長 近藤晴彦
松本市議会議員
澤田佐久子 同 宮坂郁生 同
忠地義光...