松本市議会 > 2013-03-14 >
03月14日-05号

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  1. 松本市議会 2013-03-14
    03月14日-05号


    取得元: 松本市議会公式サイト
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    平成25年  2月 定例会---------------------------------------          平成25年松本市議会2月定例会会議録                 第5号---------------------------------------           平成25年3月14日(木曜日)---------------------------------------             議事日程(第5号)                      平成25年3月14日 午後1時開議 第1 委員長審査報告(議案第1号から第71号まで及び請願第2号) 第2 閉会中の継続審査に付することについて    請願第1号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)制度を支持し、政府に対し意見書の提出を求める請願 第3 議案第72号 教育委員会委員の任命について 第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第5 議第4号 地方交付税制度に関する意見書      -----------------------------出席議員(31名)      1番   田口輝子       2番   上條美智子      3番   上條 温       5番   村上幸雄      6番   中島昌子       7番   太田典男      8番   小林あや       9番   阿部功祐     10番   小林弘明      11番   上條俊道     12番   犬飼信雄      13番   山崎たつえ     14番   忠地義光      15番   宮坂郁生     16番   村瀬元良      17番   吉江けんたろう     18番   芝山 稔      19番   宮下正夫     20番   熊井靖夫      21番   柿澤 潔     22番   青木豊子      23番   近藤晴彦     24番   草間錦也      25番   太田更三     26番   南山国彦      27番   白川延子     28番   赤羽正弘      29番   大久保真一     30番   増田博志      31番   中田善雄     32番   池田国昭      -----------------------------説明のため出席した者  市長       菅谷 昭   副市長      坪田明男  総務部長     高山 満   政策部長     寺沢 健  財政部長     安達正泰   危機管理部長   牧垣壽志  市民環境部長   武井保典   健康福祉部長   渡辺 明  こども部長    青木敏和   農林部長     勝家秀夫  商工観光部長   平尾 勇   建設部長     堀内俊男  城下町整備本部長 早坂義導   上下水道局長   丸山今朝雄  病院局長     熊谷賢一   教育委員長    斉藤金司  教育長      吉江 厚   教育部長     川上一憲  会計管理者    児玉りえ   商工観光部部長  赤廣三郎  行政管理課長   福嶋良晶   秘書課長     小原直樹  政策課長     大石幹也   財政課長     島村 晃      -----------------------------事務局職員出席者  事務局長     栗原信行   事務局次長    林 婦美子  次長補佐兼議会担当係長     次長補佐兼議会担当係長           三沢眞二            市川英治  主査       金子 稔   主査       滝澤 修  主任       出羽沢千曲  主任       畑中悠子      -----------------------------               本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり      -----------------------------                                午後1時開議 ○議長(柿澤潔) 現在までの出席議員は31名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。 最初に、報告事項を申し上げます。 市長より議案が1件提出されております。あらかじめ皆様のお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。      ----------------------------- △日程第1 委員長審査報告 ○議長(柿澤潔) 日程第1 議案第1号から第71号まで及び請願第2号の以上72件を一括議題として委員長の報告を求めます。 最初に、教育民生委員長 忠地義光議員。 ◆教育民生委員長忠地義光) 〔登壇〕 教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件25件の審査を行いました。 初めに、議案第3号 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例について申し上げます。 これは、障害者自立支援法の一部改正等に伴い、関係5条例の用語整理等を行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第4号 松本市子どもの権利に関する条例について申し上げます。 これは、子供の健やかな育ちを支援し、全ての子供に優しいまちづくりを進めるため、子供の権利の普及促進について定めるものであり、可決すべきものと決しました。 委員からは、この条例制定の目的である、子供が大切にされるまちづくりに向け、しっかりと取り組むよう要望が出されました。 次に、議案第9号 松本市児童館条例の一部を改正する条例は、現在の島内児童館を廃止し、新たに、島内児童センターを設置することなどを改正の内容とするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号 松本市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例は、通院に係る子育て支援医療の対象範囲を、これまでの小学校3年生までから中学校3年生までに拡大するとともに、精神2級手帳保持者障害者支援医療の対象範囲を精神通院医療以外にも拡大するなどの見直しを行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第21号 松本市立小学校中学校条例の一部を改正する条例は、旭町小学校体育館及び筑摩野中学校運動場照明使用料を見直すとともに、新たに開校する四賀小学校体育館照明使用料について定めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第22号 松本市学校給食センター条例の一部を改正する条例は、四賀学校給食センターを新設するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第23号 松本城管理条例の一部を改正する条例は、松本城本丸庭園の観覧料を見直し、市内に住所を有する者については無料とするもので、昨年6月からの試行を踏まえた改正であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第24号 松本市体育施設の設置管理等に関する条例の一部を改正する条例は、あがた運動公園の新設、また、廃校となる錦部小学校のグラウンドを新たに地区の運動広場として位置づけること等に伴うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第61号 市有財産の取得ついて(松本市美術館美術資料)について申し上げます。 これは、美術館開館10周年記念事業の一環として「果てしない人間の一生」ほか、計3点の草間彌生作品を取得するもので、委員からは、作品の取得額に関して質疑があり、理事者からは、「ふるさと松本の美術館であるという思いから提示していただいた額であり、他の一連の作品の取引状況や、評価委員専門的価値調査の結果からも妥当な額と考えている」との答弁がありました。一部委員からは取得価格が高額であると反対の意見があり、起立採決を行いました結果、可決すべきものと決しました。 次に、議案第62号 市有財産の譲渡について(反町老人集会施設)は、同施設を、地元町会に無償譲渡するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第69号 公の施設の指定管理者の指定について(島内児童センター)について申し上げます。 これは、先ほど関連する条例改正の案件がございましたが、島内児童センターの新設に伴い廃止する島内児童館指定管理者を、残りの指定期間、引き続き新しい児童センター指定管理者として特命指定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、予算議案について申し上げます。 初めに、平成24年度補正予算案7件については、事務事業の精算に伴うものであり、緊急を要するものなどであり、うち一般会計及び松本城特別会計補正予算においては、松本城南西外堀復元事業に一部反対する意見があり、起立採決を行い、いずれも可決すべきものと決しました。 次に、平成25年度当初予算案7件についてでありますが、一般会計及び松本城特別会計の当初予算においては、松本城南西外堀復元事業に一部反対する意見があり、起立採決を行い、いずれも可決すべきものと決しました。 委員からは、一般会計においては、先ほども申し上げましたが、子どもの権利に関する条例とも関連し、子供の居場所がしっかりと確保されるよう関係事業に取り組むよう要望が出されました。 また、病院事業会計においては、医薬品の価格に関し、利用者の負担軽減に取り組むよう要望が出されました。 以上を申し上げ、教育民生委員会の報告といたします。 ○議長(柿澤潔) 次に、建設委員長 太田典男議員。 ◆建設委員長(太田典男) 〔登壇〕 建設委員会は、付託案件16件を審査いたしましたので、ご報告を申し上げます。 まず、条例7件について申し上げます。 初めに、議案第14号 松本市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についてですが、これは、都市計画決定に伴って、倭工業団地地区に関する規定を追加するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号 松本市屋外広告物条例の一部を改正する条例についてですが、これは、既存不適格広告物の是正を図るため、是正計画の作成に関する規定を追加するものです。 委員からは、これまでの改善計画との相違等について質疑があり、結果、異議なく可決すべきものと決まりました。 次に、議案第16号 松本市市道等の占用料徴収に関する条例の一部を改正する条例につきましては、道路法施行令の改正に伴い引用条項を整理するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第17号 松本市都市公園条例の一部を改正する条例については、沢村一丁目公園の新設に伴い、所要の改正をするもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第18号 松本市水道事業給水条例の一部を改正する条例、並びに議案第19号 松本市下水道条例及び松本市上高地特定環境保全公共下水道条例の一部を改正する条例は、第2次地域主権改革一括法の施行による法改正に伴うもので、これまで適用してきたものと同様の基準を条例で定めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第20号 松本市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、国営企業の廃止に伴い用語の整理をするもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第63号、議案第64号及び議案第65号の市道案件3件については、開発行為または地元要望による5路線の認定、路線延長による4路線の変更、公道としての機能を有していない2路線の廃止について、審査をいたしました。 委員からは、市道認定の手続や、路線廃止に至る経緯についての質疑があり、いずれも妥当なものであると認められ、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、予算議案について申し上げます。 初めに、当委員会に係る平成24年度補正予算案、議案第27号、議案第39号及び議案第40号の3件についてですが、これは、事業の精算に伴うもの、国庫補助額の確定によるものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、工事の工期設定について、市民生活への影響に配慮するよう、要望がありました。 次に、平成25年度当初予算案についてですが、議案第42号 松本市一般会計予算建設部関係につきましては、一部委員から、内環状北線整備事業に関して、当予算に反対の意見が出され、起立採決を行った結果、可決すべきものと決しました。 審査の過程で、委員からは、違反屋外広告物除去業務を委託から職員対応に見直した理由について質疑があり、理事者からは、違反広告物の減少により職員で対応が可能になったとの説明がありました。そのほか、弘法山北水路の整備方針、耐震シェルター等設置補助の対象についての質疑があり、また、地籍調査事業に関連して、行政として第三者の立場に立った地元相談業務を充実させるよう、要望がありました。 議案第58号 平成25年度松本市水道事業会計予算、議案第59号 平成25年度松本市下水道事業会計予算につきましては、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 審査の過程で、委員からは、大規模災害発生時に備え、上下水道局自家用給油所及び発電機を備える事業に関して、平時並みの機能確保を想定する日数や、備蓄の内訳等について、質疑がありました。 以上申し上げ、建設委員会の報告といたします。 ○議長(柿澤潔) 次に、経済環境委員長 宮下正夫議員。 ◆経済環境委員長(宮下正夫) 〔登壇〕 経済環境委員会は、付託されました議案25件につきまして審査を行いましたので、ご報告申し上げます。 初めに、議案第7号 松本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例につきましては、第2次地域主権改革一括法の施行による、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正に伴い、一般廃棄物処理施設における技術管理者の資格基準の規定を整備するもの、また、使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律、いわゆる小型家電リサイクル法の改正に伴い、他の小型家電と区別して処理を行っていた電子レンジを、破砕ごみとして取り扱い、一般廃棄物処理手数料に係る規定から削除するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号 松本市簡易水道事業等の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきましても、議案第7号と同様に、第2次地域主権改革一括法の施行による水道法の改正に伴い、布設工事監督者の配置基準及び布設工事監督者並びに水道技術管理者の資格基準について所要の改正をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号 松本市農村広場条例の一部を改正する条例につきましては、新村農村広場及び神林農村広場の開場期間を通年とするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号 松本市営市街地駐車場条例の一部を改正する条例につきましては、平成23年12月から、時限的に金額260円を190円に引き下げている特別駐車券特例措置期間が、平成25年3月31日をもって終了となるため、平成28年3月31日まで特例措置期間を延長するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号 松本市乗鞍高原湯けむり館条例の一部を改正する条例につきましては、乗鞍高原湯けむり館の移転改築に伴い、施設の位置を変更するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第68号 安曇野松筑広域環境施設組合規約の変更については、平成25年3月31日の、東筑摩郡町村会の解散に伴い、副管理者の充て職に関する規約を変更するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第70号 公の施設の指定管理者の指定について(いがやレクリエーションランド外1施設)については、いがやレクリエーションランド及び乗鞍観光センターの2施設を、株式会社のりくら総合リゾートサービス指定管理を指定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、委員からは、施設運営に当たっては、職員研修を充実し、良好なサービス提供に努めるよう意見があり、理事者からは、モニタリングの中で、適切に点検・評価をしていきたいとの答弁がありました。 続いて、予算議案について申し上げます。 本委員会に付託されました、平成24年度補正予算議案、並びに平成25年度当初予算議案18件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決したことを冒頭ご報告し、以下、審査の過程での主な内容を申し上げます。 なお、議案第54号 平成25年度松本市新松本工業団地建設事業特別会計予算に関しましては、依然として厳しい社会・経済情勢のこの時期に事業を実施することに賛同をしかねるとの反対意見があり、起立採決になりましたことを申し添えます。 初めに、市民環境部関係では、買い物袋持参運動推進市民の会の活動内容について質疑があり、理事者からは、平成9年に発足した会で、現在58団体で組織され、省資源・ごみ減量の観点から、毎月5日の「ノー・レジ袋デー」にあわせ、市内の協力店舗において、啓発用ティッシュエコバッグを配布し、市民に買い物袋の持参を呼びかけているとの答弁がありました。 次に、農林部関係では、松くい虫予防事業について、近年、松くい虫による被害が急速に拡大している中、効果的な防除対策として、平成25年度、四賀地区で計画されている、無人ヘリコプターによる薬剤散布の実施に当たっては、健康への被害が懸念されており、地区住民に対して丁寧な説明を行い、理解を得た上で、薬剤散布時間等に配慮するなど、十分な安全対策をとった上で実施していただきたいとの要望がございました。 最後に、商工観光部関係では、健康寿命延伸需要創造事業について、世界健康首都会議の成果や今後の目指すべき方向性などについて質疑があり、理事者からは、2回の開催により、健康寿命延伸都市・松本の理念を共有し、意識啓発を進めることができているとのことでありました。 なお、平成25年度は、健康福祉部商工観光部が共催することで、市民の健康面や経済面の融合を図りたいとのことでございました。 以上を申し上げ、経済環境委員会の報告といたします。 ○議長(柿澤潔) 次に、総務委員長 芝山 稔議員。 ◆総務委員長(芝山稔) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件13件につきまして審査を行いました。 最初に、議案第1号 健康寿命延伸都市宣言につきましては、現在ある8つの都市宣言に加え、新たに健康寿命延伸都市宣言を行おうとするものであります。 審査の内容を申し上げます。 宣言の内容については異論がありませんでしたが、宣言の時期について議論がありました。 市民への理念の浸透を図ることや「健康寿命をのばそう!アワード」厚生労働大臣表彰受賞など、この時期に行うことがよいのではないかとの意見の一方、市民へのわかりやすさ等の観点から、より効果的な時期として、例えば4月1日または市制施行記念日の5月1日に宣言することとしたらどうかなどの意見が出されました。 議案の宣言の施行日を設けることについて、理事者の見解を求めたところ、「一般的に議決日を宣言の日としてきているもので、これまでの経過から、今回の都市宣言についても施行日というものは想定していない」との答弁でありました。 それぞれの委員から意見が述べられましたが、いずれにしましても、宣言を行うことには異議はなく、本案については可決すべきものと決しました。 健康寿命延伸都市宣言により、さらなる市民意識の高揚、施策の推進が図られることを期待するものであります。 次に、条例の制定、改廃議案について申し上げます。 議案第2号 松本市新型インフルエンザ等対策本部条例は、昨年制定された新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、新型インフルエンザ等緊急事態宣言がされた場合に、本市に設置する対策本部の組織等を定めるもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号 松本市情報公開条例の一部を改正する条例は、関係法の施行により用語の整理を行うもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第6号 証人、参考人等の費用弁償等の支給に関する条例の一部を改正する条例は、地方自治法の改正により、議会本会議での公聴会の開催や参考人の招致が可能となったことに伴い、条例に引用する条項の整理をするもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、市職員の給与、退職手当に関する条例改正について申し上げます。 議案第25号 松本市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例は、平成18年度の給与改正により抑制されていた若年・中堅層の昇給を回復する一方、現在残っている現給保障に係る経過措置を段階的に廃止することが主な内容で、異議なく可決すべきものと決しました。 議案第71号 松本市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例は、国家公務員の退職制度の改正に準じ、退職手当の段階的な引き下げ等を行うもので、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、引き下げの時期については平成25年4月以降から実施する内容となっているものであります。 次に、議案第26号 松本市四賀会館条例を廃止する条例について申し上げます。 本案は、施設の機能を四賀支所内に移転することにより、同会館を閉鎖するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、条例以外の議案について申し上げます。 議案第66号 訴えの提起については、入居者及びその連帯保証人を相手方として、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃等の支払いを求めて訴えを提起するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 訴えの提起後、滞納分を完納する旨の申し出を受け和解をする場合には、訴えを提起するに至った状況を踏まえ、慎重に対応するよう要望が出されました。 議案第67号 字の区域の変更については、島内地区青島土地区画整理事業の施行に伴い、換地処分を行うため字の区域を変更するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、予算案について申し上げます。 議案第27号 平成24年度松本市一般会計補正予算(第5号)中、当委員会関係については、事務作業の精算に伴う経費、繰越明許の措置が必要な経費等であり、可決すべきものと決しました。 審査の中では、地域防災無線整備事業繰越明許費に関し、事業のおくれの原因、現在の進捗状況、今後の見通しの説明を受けましたが、今回のおくれの教訓を生かし、早目、早目の取り組みを行い、計画年度内の事業完了を図るよう要望が出されました。 議案第42号 平成25年度松本市一般会計予算中、当委員会関係につきましては、異議なく可決すべきものと決しました。 審査の中では、今後のパソコン更新に当たっての考え方、交通政策に係る委託料の内容、次世代交通政策の平成25年度の取り組み等について質疑、意見がありました。 最後に、請願について申し上げます。 請願第2号 地方交付税制度の堅持を求める国あて意見書採択を求める請願につきましては、異議なく採択すべきものと決しました。 なお、請願第1号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)制定を支持し、政府に対し意見書の提出を求める請願につきましては、継続審査の申し出をいたしましたので申し添えます。 以上、総務委員会の報告といたします。 ○議長(柿澤潔) 委員長の報告は終りました。 委員長の報告に対し質疑のある方の発言を求めます。 13番 山崎たつえ議員。 ◆13番(山崎たつえ) 〔登壇〕 13番、山崎たつえです。 議案第1号、議案第30号、第46号、第42号に対する反対意見を述べさせていただきます。 ○議長(柿澤潔) 山崎議員、委員長報告に対する質疑をお願いしておりますが、いいですか。 ◆13番(山崎たつえ) すみません。 ○議長(柿澤潔) 質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柿澤潔) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し意見のある方の発言を求めます。 13番 山崎たつえ議員。 ◆13番(山崎たつえ) 〔登壇〕 13番、山崎たつえです。 議案第1号、第30号、第46号、第42号に対する反対意見を述べさせていただきます。 議案第1号 健康寿命延伸都市宣言に反対いたします。 健康寿命延伸、生活の質の向上の言葉は、菅谷市長で市政で誕生した言葉と思っていましたが、宣言の検討をするについて、松本市の健康づくり政策をひもといていくと、松本市政に最初にこの言葉が登場したのは、平成14年の第1期健康づくり政策「スマイルライフ松本21」であることがわかりました。 県に問い合わせますと、そのスタートは、平成12年の国の健康日本21政策の基本的な目的として、健康寿命延伸、生活の質の向上と記されているとのことでございます。健康寿命延伸、生活の質の向上の言葉は、以来、国・県・松本市の健康政策目標として上げられています。松本市は、このたび、国の健康政策の目標であった健康寿命延伸の言葉を、都市宣言にするとしています。しかしそれは、私は少し早いのではないかと思います。 私はスウェーデンへ、福祉と環境などの視察に2回行きました。同国では、福祉と言えば、どこへ行っても納得いく実態がありました。しかし、松本市は、健康政策を取り上げて久しくなりますが、もう一つその姿が見えないとの声が聞かれます。 また、松本市は健康をうたってきましたが、医療費が19市の中で平成19年度は9位、平成20年、21年、22年度は第5位、23年度は第6位と高い水準です。健康寿命延伸政策と医療費との関係は明らかにされてはいませんが、私は関係があるように思います。 例えば、佐久の医療費は19市中最下位です。それは、佐久市にある佐久病院を中心とした地域医療の地道な活動の成果ではないかと、私は推測いたします。松本市の場合、健康政策をとっているのに、どうして医療費が高いのでしょうか。その追及をしたら、健康寿命の延伸にプラスする要因が見つかるような気もします。何はともあれ、もう少し積み重ねをした上で、健康寿命延伸都市宣言をしてもよいのではないかと思い、反対いたします。 議案第30号、第46号、平成24年度松本市国民健康保険特別会計補正予算並びに平成25年度同予算に反対いたします。 平成23年度国民保険税は、19市中一番高額です。また、介護保険にいたしましても、19市中一番高額です。健康保険税の基盤とするのは、医療費です。前述したように、医療費が19市の中でも高い水準です。一方、佐久病院を有する佐久市や諏訪中央病院を有する茅野市は、県下でも低い医療費です。なぜ、松本市と他市の間に大きな差があるのか。また、松本市の健康政策を進めた後の年度のほうが悪い順序となっています。あらゆる面から検討をいただき、健康保険税の減税に努めていただきたいと思います。 次に、第42号、平成25年度予算に反対します。 松本市長は、放射能の避難者に対する生活支援を1年延長しました。それが、避難者自身のためにならないとの意見がありますので、発言させていただきます。 最初に、私がなぜ松本市の生活支援について昨年6月議会で問題提起したかについて述べさせていただきます。 私は平成24年2月から、避難者支援の調査を始めました。義援金をパチンコなどに使用しているとの新聞報道などがあったからです。生活保護についても言われていますが、避難者がそのような行動をとるのには、行政の支援に問題があるとも考えられますので、行政の支援のあり方を重点的に調査しました。生活支援を見たとき、松本市のみ、他自治体にぬきんでたサービスでした。このようなサービスをしている自治体は、長野県にも、松本市へ避難してきている福島県の市町村にもありませんでした。私は本当にびっくりしました。調査結果を発表するか、しないかに苦慮しましたが、災害から1年がたち、被災者の関係者、特に被災地の議員、ボランティアに参加した人たちなどの中に、与える支援に疑問を持つ人たちがふえてきていることを知りましたので、平成25年3月以降について問題提起しました。時間の関係で二、三の人たちの声を述べさせていただきます。 昨年5月……。 ○議長(柿澤潔) 山崎議員、できる限り簡潔にお願いをいたします。 ◆13番(山崎たつえ) 自治体学会の講師であった宮城県のある議員は、与える支援をやめてほしい、被災者がもらうことをあてにするようになってしまった、そんな市民では困ると訴えました。また、福島県のある町の議員も、松本市の支援を見て、避難者本人のためによくないと言いました。その方は、農業政策について話しました。福島県では、農家に補償金をやるのではなく、作物をつくってもらっています。そのかわり、放射線量が高ければ国に買っていただきますと言いました。労働に対し代金を払うほうが人をだめにしないことに気がついたようです。 ちょっと省略します。 昨年私は非難を受けることは覚悟の上で、勇気を持って調査結果を発表しました。新聞で、山崎は避難者いじめをしていると言われましたが、前述のような背景があり、平成25年3月以降について問題提起いたしました。それが、本当に避難者の自立のためになるのか、現地の議員の声などからも私は疑問に思い、意見を言わせていただきました。 次に、松本市は、千葉、茨城、埼玉、群馬、栃木県からの避難者受け入れも2年間の延長をしましたが……。
    ○議長(柿澤潔) 山崎議員、再度申し上げます。できる限り簡潔にお願いいたします。 ◆13番(山崎たつえ) そのことには反対します。これは、一般質問にしましたので、細部については省略しますが、それら地域は、国も放射能による避難者と認めていないこと、家賃は全額松本市税持ちとなること、また、それら地域に多くの福島県民が避難していること、その点からも放射線量が高いとは考えられないなど、理論的根拠がないので反対いたします。 最後に、福島原発事故の国の最高責任者であった厚労省副大臣・柳澤光美国会議員が、退任に当たり、信濃毎日新聞に述べていることをお話しさせていただきます。「福島復興の最大の課題は、避難区域に住んでいた人には、東電から一人月額10万円が精神的損害賠償として支払われる。家族が多いと1年間で数百万円になり、これが逆に現地に戻るのは得ではないという機運を生んでいる。帰村宣言をした川内村長は、仕事があるのに労働者がいないと嘆く。これでは地域が再生しない。」と述べています。 非原発避難区域の方への支援と、松本市の支援とは大幅に額が異なりますが、同じ問題を含んでいるように思います。柳澤国会議員の言う、現地に戻るのは得ではないという機運を生むことにならないか、自立へのブレーキにならないか、行政として、いかなる支援が避難者自身のためによいか、生活保護の問題が議論されていますが、そんなことにならないように対処いただきたいと思い、発言させていただきました。 以上で発言を終らせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(柿澤潔) ほかに意見はありませんか。 17番 吉江けんたろう議員。 ◆17番(吉江けんたろう) 〔登壇〕 吉江けんたろうです。 議案第1号 健康寿命延伸都市宣言、議案第27号 平成24年度松本市一般会計補正予算(第5号)、議案第38号 平成24年度松本城特別会計補正予算(第2号)、議案第42号 平成25年度松本市一般会計予算、議案第56号 平成25年度松本城特別会計予算、議案第61号 市有財産の取得について(松本市美術館美術資料)の議案、請願第2号 地方交付税制度の堅持を求める国あて意見書採択を求める請願の反対意見をさせていただきます。 議案第1号、議案第27号、議案第38号、議案第42号、議案第56号及び議案第61号について発言いたしますが、時間が限られ、関連しておりますので、一括して発言させていただきます。 まず、健康寿命延伸都市宣言についてです。 平成25年度の当初予算、主要事務事業説明資料の中に、松本市がフロントランナーとして先駆的に進めてきた施策の成果を踏まえ、マンネリズムに陥ることなく、それぞれの分野で、従来の取り組みから一歩飛び出すことにより、都市目標である「健康寿命延伸都市・松本」の創造と記されていますが、松本市が掲げる健康寿命延伸は、施策の成果が具体的に見えない、マンネリズムに陥っているのではないかと危惧する市民の声が届いています。平成21年度の松本市の健康寿命は、長野県の平均値に比べて、男性は同値であり、女性は0.8低くなっています。長野県の平均値と比較しても、特に健康寿命がぬきんでて高いというわけではありません。性急過ぎる都市宣言の賛成はできません。もっと慎重に事務を取り組むことを要望し、反対いたします。 次に、松本城南西外堀復元事業についてです。 松本城中央公園整備計画及び松本城及び周辺整備計画に基づき、幕末維新期の史実に基づいた南・西外堀の復元を行うものです。同時に、内環状北線整備事業と一体的に復元整備するものです。南・西外堀復元事業と内環状北線整備事業についても、反対する市民や慎重な事業を求める市民の声が届いております。性急過ぎる事務に賛成できません。もっと慎重に事務を取り組むことを要望し、反対します。 次に、松本市美術館開館10周年記念事業として、草間彌生氏の作品3,000万円3点で、9,000万円購入についてです。草間彌生氏の作品は、世界的に評価されていることは知られています。厳しい生活で苦労している市民にしてみたら、今の時期に、1枚3,000万円の絵を3点、9,000万円も松本市美術館に購入することには反対という声が届いています。性急過ぎる3点9,000万円の絵の購入については賛成できません。もっと慎重に事務を取り組むことを要望し、反対いたします。 次に、請願第2号についてです。 地方公務員の給与削減を前提に、政府が平成25年度の地方交付税削減を決めています。松本市役所の給与削減と、地方交付税の給与圧縮については、政府の方針に多くの市民から賛成する声が届いています。請願に賛成できません。もっと慎重にすべきであり、反対します。 以上、議案第1号、議案第27号、議案第38号、議案第42号、議案第56号、議案第61号及び請願第2号の反対の意見を申し述べさせていただきました。何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(柿澤潔) ほかに。 32番 池田国昭議員。 ◆32番(池田国昭) 〔登壇〕 日本共産党を代表して、議案第42号、第46号、第48号、第54号、第56号に関して、以下、論点を絞って意見を申し上げます。 今や日本は、国内総生産GDPも国民所得も20年前の水準に落ち込み、勤労者世帯の年収は、ピーク時から平均で70万円も減っています。国民の所得が減り続け、経済成長もとまる、こんな国は先進国の中でも日本だけとなっています。 そんな中、地方自治体に求められる施策は、市民の暮らし、命と健康を守り、子供たちの健全な成長と未来の保障、そして地域経済の立て直しと活性化が今求められています。そのために必要なことは、社会保障費などの市民負担を軽減し、市民の所得をふやす、家計を応援し、内需を活発にする施策。こうした施策に、本格的に踏み出すことです。今日、地方自治体にとっても、デフレ不況の打開、地域経済の立て直しは、国任せではない重要な課題、内需を活発にしてこそ経済が活性化する、こうした経済法則にかなった施策の充実実施が求められています。 そうした観点から、先ほど申し上げた議案、来年度の予算案を見ると、子供の医療費無料化の年齢の拡大、住宅リフォーム助成制度の延長などは、今申し上げたような施策との関係で、市民の健康を増進し、経済の健康という点からも実に重要であり、評価できるものです。もちろん、このほかにも多々評価できる点があることは、改めて申し上げませんけれども、しかし、一方で国保会計を見ると、来年度は税率の改定こそないものの、この間の一連の税率引き上げ、上限額の引き上げによる負担増は、改善されないまま、その結果、国保加入者の所得に占める国保税の割合は、ますます高くなってきています。以前にも指摘をしましたが、長期に続く不況の中では、まさに江戸時代の凶作時のより重い年貢の取り立てといえるような事態が、今後も進行することが予想される予算案となっています。 介護保険料についていえば、これも何度かの値上げにより、現在、松本市は県下19市の中でトップになっています。こうした医療、介護の分野での負担の重さは、暮らしを脅かすだけではなく、お金がなくて医療が受けられない、治療を中断せざるを得ない、介護サービスも受けられない、そういう事態をさらに深刻化させるものです。いずれも、一般会計からの繰り入れで負担の軽減を図ることこそが、健康寿命延伸にとって不可欠な内容です。 次に、新工業団地の建設にかかわる点です。 新松本工業団地の分譲が本格化しましたが、今後、市として、この予算と人員への投資が、今の経済情勢の中で、どれだけ地域経済の発展に寄与するか、また、この団地の分譲が予定どおり進むのかどうか、将来でのお荷物になりはしないか、この懸念、そして不安を覚えるものです。 企業が来れば、雇用と税収がふえることは確かですが、一方で、市内企業での100人を超えるリストラ問題が生まれました。新しい雇用、そして企業の誘致と新しい産業の育成の必要性を否定するものではありませんが、市内の企業の実に98.7%を占める既存の中小零細企業への実態調査を含めたきめ細やかな対応、また、市内労働者の働かせられ方の実態の調査、最低賃金の保障、公契約条例の制定などこそ、今必要です。 また、そうした施策へシフトする体制の強化も重要です。私たちはこの間、20世紀型のいわば企業呼び込み型の施策は、既に破たんをした手法で、地域経済の活性化には十分つながらない、このことは全国からの経験からも明らかだと指摘をしてまいりました。仮に、その誘致企業が成功したとしても、決して市民の暮らしぶり、所得の向上にストレートにはつながらない。このことは、平成22年度の決算特別委員会での議論の中でも明らかになりました。企業収益は上がっても、働く労働者の所得の増に必ずしもつながらない。非常に大事なことが、この議論の中で見えてきたというふうに思います。 また、それとの関連もありますが、健康寿命延伸需要創造事業は、アベノミクスの3本目の矢、新産業成長戦略とも、まさに重なる中身となってきましたが、いまだにその実態が明確でない上に、全庁上げて取り組むことで、今の職員体制で他の施策へのしわ寄せが出ないのか、また、結果的に大企業のもうけのために利用される結果となりはしないかの懸念は、払拭されておりません。 次に、松本城南・西外堀復元、内環状北線整備拡幅一体事業について申し上げます。一般会計松本城特別会計に関連する事業です。 先日、市長は初めて地元説明会に参加し、この事業についての思いを語りました。でも、私には、健康寿命延伸都市・松本の創造と、第1番目のリーディングプロジェクトとしての南・西外堀の復元の必要性は、どうしても素直に結びつきませんでした。説明に無理があるということと、市民への周知と、市民合意が不十分であるということの指摘をしたいと思います。 加えて、そもそもこの事業を進めるに当たっては、「外堀の復元に当たりましては、史跡指定が大前提、そのためには対象地域内の皆様の100%同意が必要です」との議会での答弁、そして、市民への約束という点でも、いわば当初は、反対者が一人でもいればできないという明言から、事実上、反対者がいてもできる事業とすりかえられ、この間の言明、住民への説明と異なる当初の公の場での約束に反し、違うというふうにいわれても仕方のない内容で進められ、そして、今回の予算では……。 ○議長(柿澤潔) 池田委員。何度も発言されておりますので、簡潔にお願いいたします。 ◆32番(池田国昭) 簡潔にやっております。 今回の予算では、いよいよ土地の取得に入るという中身です。いよいよ引き返すことができない事業、それは事業に反対を表明している人を顕在化させ、孤立化させ、事実上の事業への賛否の選択権と表明権を奪うものです。 このように、今回の土地の取得は、これまでの矛盾を激化させ、加えて、新たな事態をも引き起こす質的な違いが生まれているものです。本格的な着手前に住民の完全合意と市民の納得を得ることなく進めてきた結果にほかなりません。この納得と合意に基づく市政運営こそ、菅谷市長が初当選したときの重要なテーマであり、平成20年2月の本会議で市長みずからが、「基本姿勢としましては、強引に進めることなく、じっくり時間をかけ、そして、まずは地元の市民の皆さんとお話し合いをしながら進めていく所存」と述べていた点ではなかったでしょうか。 最後に、健康寿命の延伸を図ることは、市民誰もが望み、みずからの課題としても支持できる中身です。しかし、その際の留意点は、行政の役割、すなわち公助の役割を十分に発揮することです。それこそが、憲法で定められた地方自治体の本旨であり、地方自治法第1条2項で、地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものであるという中身です。決して、自助、共助のみを強調する自己責任論に陥ることがあってはなりません。行政は福祉の心を持って、最大限の努力をする。 ○議長(柿澤潔) 再度、申し上げます。簡潔にお願いいたします。 ◆32番(池田国昭) 職員の皆さんも、人員が減らされる中での困難が伴いますが、こうした仕事に誇りを持って、ぜひ進めていただきたい。そのことをお願いを申し上げ、議案に対する意見といたします。 ○議長(柿澤潔) ほかに意見はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柿澤潔) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議案第27号 平成24年度松本市一般会計補正予算(第5号)及び議案第38号 平成24年度松本市松本城特別会計補正予算(第2号)の以上2件を一括して、起立により採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議案第27号及び議案第38号の以上2件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第42号 平成25年度松本市一般会計予算及び議案第56号 平成25年度松本市松本城特別会計予算の以上2件を一括して起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおりに決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議案第42号及び議案第56号の以上2件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第1号 健康寿命延伸都市宣言を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号 平成24年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第46号 平成25年度松本市国民健康保険特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第48号 平成25年度松本市介護保険特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第54号 平成25年度松本市新松本工業団地建設事業特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第61号 市有財産の取得について(松本市美術館美術資料)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第2号 地方交付税制度の堅持を求める国あて意見書採択を求める請願を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 本件について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、請願第2号は採択されました。 次に、議案第2号から第26号まで、第28号、第29号、第31号から第37号まで、第39号から第41号まで、第43号から第45号まで、第47号、第49号から第53号まで、第55号、第57号から第60号まで及び第62号から第71号までの以上61件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決されました。      ----------------------------- △日程第2 閉会中の継続審査に付することについて ○議長(柿澤潔) 日程第2 閉会中の継続審査に付することについてを議題といたします。 総務委員長から、目下、委員会において審査中の請願第1号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)制定を支持し、政府に対し意見書の提出を求める請願については、会議規則第77条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。 よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。      ----------------------------- △日程第3 議案第72号 ○議長(柿澤潔) 日程第3 議案第72号 教育委員会委員の任命についてを上程いたします。 提案理由の説明を求めます。 菅谷市長。 ◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 ただいま上程されました教育委員会委員の任命についてご説明申し上げます。 これは、斉藤金司委員の任期が、来る3月31日をもって満了となりますことから、引き続き斉藤金司氏を教育委員会委員に任命しようとするものでございます。 以上、ご説明申し上げましたので、よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(柿澤潔) ただいま市長から、上程議案に対する説明がありました。 お諮りいたします。 ただいま上程になりました議案第72号につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柿澤潔) ご異議なしと認め、採決いたします。 議案第72号 教育委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。 よって、議案第72号については、これに同意することに決しました。      ----------------------------- △日程第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長(柿澤潔) 日程第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 人権擁護委員候補者として、飯島和彦さん、小口美和子さんの以上2名を推薦することについて、議会に意見を求められている件であります。 お諮りいたします。 本件につきましては、市長の諮問のとおり同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。 よって、飯島和彦さん、小口美和子さんの以上2名を人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。      ----------------------------- △日程第5 議第4号 ○議長(柿澤潔) 日程第5 議第4号 地方交付税制度に関する意見書を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 総務委員長 芝山 稔議員。 ◆総務委員長(芝山稔) 〔登壇〕 議第4号 地方交付税制度に関する意見書につきましては、総務委員会の総意により提案するものであります。 案文を朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。            地方交付税制度に関する意見書 平成25年度地方財政対策では、通常収支分の地方交付税について、出口ベースで17.1兆円を確保するとともに、地方の一般財源総額は、平成24年度と同水準となる59.8兆円を確保することが決定されました。 今回の決定において、地方が強く訴えてきた一般財源総額確保の要請に応え、緊急防災・減災事業や地域の元気づくり事業の需要の積み上げが行われたこと、地方交付税の別枠加算が確保されたことなどについては評価をするものです。 しかしながら、緊急経済対策や大胆な「15カ月予算」の円滑かつ迅速な実行により、国と地方が協働して地域経済の活性化に取り組もうとしている一方で、地方のこれまでの国を上回る行財政改革の努力を適切に評価することなく、国家公務員の給与削減支給措置に準じて地方公務員の給与の削減を求め、それを反映して地方交付税の削減を行うことは、財政力の弱い団体に大きな影響を与えることになります。 そもそも地方公務員の給与は、公平・中立な知見を踏まえつつ、議会や住民の意思に基づき地方が自主的に決定すべきものであり、国が地方公務員の給与削減を強制することは、地方自治の根幹にかかわる問題です。ましてや、地方交付税を国の政策目的を達成するための手段として用いることは、地方の固有財源という性格を否定するものであり、断じて行うべきではありません。 したがって、国におかれては、地方との信頼関係を重視する立場から、地方との十分な協議を経ないまま、地方公務員給与費に係る地方交付税を一方的に削減する今回の措置を行わないよう強く要望します。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(柿澤潔) 報告が終わりました。 お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました意見書案につきましては、委員会付託等を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柿澤潔) ご異議なしと認め、採決いたします。 本案につきましては、起立により採決いたします。 本案について、可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(柿澤潔) 起立多数であります。 よって、議第4号は原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに関係行政庁に対し、提出の手続をとることといたしますので、ご了承願います。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、来る3月31日をもって退職される牧垣危機管理部長、堀内建設部長、丸山上下水道局長、早坂建設部部長、児玉会計管理者、赤廣商工観光部部長から挨拶があります。 最初に、牧垣危機管理部長。 ◎危機管理部長(牧垣壽志) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、一言御礼のご挨拶を申し上げます。 生まれたばかりの赤ん坊と女房を連れて、昭和55年に建築技師として採用していただいて以来、早くも33年の月日がたとうとしております。この間、大きな失望や落胆があった一方、言葉では表現できないような感動や感激があり、市役所生活において、まさに人生のだいご味を味わわせていただきました。振り返れば、平田新駅、松本駅自由通路、土地区画整理、水めぐりの井戸、仕事を通じて出会いました数多くの方々の笑顔が思い出されてまいります。 特に、この議場には5年間通わせていただきました。議員の皆様のそれぞれのお立場、さまざまなご見識から繰り出される多様なご質問に対し、時には自信を持って、また、別のときには本当に切羽詰まった気持ちで、幾度か、この壇上に立たせていただきました。その繰り返しの中で、ふっとこの議場全体が、まるで一つの意思を持って生きていると感ずるときがあります。かつて、ある元議長さんが、「議場は生き物だぞ」とおっしゃっていらっしゃったことを思い出します。人類という生命体は、話し合うことで進化してきたのかもしれません。思い返せば苦労もありましたが、結構幸せだったなと感じております。 今こうして充足感に満たされ、定年退職の日を迎えられることにつきまして、議員や市民の皆様に支えられ、上司、同僚や部下に恵まれ、助けられ、導かれて、今ここにあるなとつくづく感じております。退職後は、お世話になった方々へのご恩返しに、残りの時間を使い切ってまいりたいと考えております。 長い間、本当にありがとうございました。 ○議長(柿澤潔) ありがとうございました。 次に、堀内建設部長。 ◎建設部長(堀内俊男) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、退職に当たりまして一言お礼の挨拶を申し上げます。 私は、昭和52年に大学を卒業して、すぐに松本市役所に奉職させていただきました。当時、ほかにも就職内定先はあったのですが、どうせ働くなら、最初から生まれ育った、そして自然豊かで風光明媚なこの松本でと思い、決めさせていただきました。36年たった今、さまざまな記憶がよみがえってまいりますが、今思うことは、やはり松本市役所に勤めてよかったなというのが、率直な気持ちでございます。 おかげさまで、きょうという日を迎えられたのも、ひとえに議員の皆様、理事者や仲間の皆様、そして、多くの市民の皆様の温かいご指導、ご支援のたまものと感謝をしております。本当にありがとうございました。 ここで、思い出に残る仕事の一端を、少し振り返ってみたいと思います。私は、土木の技術職員として採用され、まずは当時花形だった下水道課に配属になり、下水道管布設事業に始まり、宮渕浄化センター、渚中継ポンプ場の建設に携わらせていただきました。無我夢中で仕事を覚えた時期でありました。 耕地課では、農道水路の整備事業です。入山辺の中村農道や斧研橋のかけかえ、田溝池の改修工事が思い出にあります。 また、昭和57年から58年に続いた、台風による豪雨災害対応も記憶に残っています。ちょうど私も結婚したばかりで、新婚旅行から帰るあずさから、諏訪湖が溢水し周辺一帯が湖と化していた光景を見て、これは大変なことが起こっているなと身震いを覚えました。案の定、松本市内も豪雨であちこち被害があり、翌日から即出勤、毎日残業の日々でした。 生活環境部清掃センターでは、山田不燃物処理場、現在はエコトピア山田ですが、止水堰堤や水処理施設の整備事業にかかわらせていただきました。土木屋は私一人でしたが、同僚には、電気屋、機械屋、化学屋と優秀なスタッフがそろっていて、安心して仕事を進められました。 都市計画課では、都市計画道路の改良は、第3回目の線引き見直しを担当させていただきました。松本市で初めて、芳川地区の既存集落への地区計画を導入するため、地元説明会を何度も行い、地元の皆さんの了解が得られたときは、本当にうれしかったことを覚えております。 企画課では、第6次基本計画の策定、松本空港のジェット化に係る地元対策に奔走いたしました。 幹線道路課では、中部縦貫自動車道の松本波田道路の都市計画決定や、国道19号の事業化に携わりました。 以後、四賀支所建設課、総合防災課、計画課を経て現在に至ります。 振り返ってみますと、技術屋としてはかなりバラエティーに富んだ仕事をさせていただき、どれも貴重な経験として脳裏に焼きついております。市民の皆さんのためにどれだけ働けたのかというと、自分ではなかなか評価は困難ですが、できる限り前向きに誠実に対応してきたつもりであり、今は、松本市職員としての誇りと満足感を持って卒業できることの喜びを感じております。 結びに、柿澤議長を初め、議員の皆様方、また、菅谷市長を初め、理事者の皆様、職員の皆様のご健勝でのご活躍と、並びに健康寿命延伸都市・松本の限りない発展を心から祈念申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。 長い間、本当にありがとうございました。 ○議長(柿澤潔) ありがとうございました。 次に、丸山上下水道局長。 ◎上下水道局長丸山今朝雄) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、一言御礼のご挨拶を申し上げます。 おかげさまで、きょうのこの日を迎えることができましたのは、議員の皆様初め、理事者の皆様、仲間の皆様から温かいご指導、ご支援のたまものと深く感謝を申し上げます。大変ありがとうございました。 振り返ってみますと、昭和48年4月に採用辞令をいただき、下水道課を初め、3部5課、40年間の市役所生活でした。さまざまな思い出の中で、とりわけ心に残っているのは、建設課での通算19年間に工事の担当をさせていただいた道路や橋が、今でも地域の発展に役立っていることであります。建設に携わってきたものとして、こんなうれしいことはありません。 もう一つは、最後の2年間、菅谷市長のもと、上下水道という市民生活で最も基本となるライフラインの担当をさせていただいたことであります。この間、平成23年3月の東日本大震災に伴う被災地への応急給水活動に始まり、原発事故に伴う放射性物質の対応、長野県中部地震や集中豪雨に伴う梓川地区の断水対応など、まさに安心・安全なライフラインの確保のため、緊張した2年間でありました。これらの経験は一生の思い出として、今後の人生を歩む上で大きな糧となることと思っております。 これからは、市の職員として経験したさまざまなことや、多くの出会いをかけがえのない宝物として、お世話になった松本市のために、少しでもお役に立てればと思っております。 終わりに当たりまして、柿澤議長さん初め議員の皆様、菅谷市長さん初め理事者の皆様、職員の皆様のますますのご健勝、そして松本市の限りない発展をお祈り申し上げて、御礼の挨拶とさせていただきます。 長い間、まことにありがとうございました。 ○議長(柿澤潔) ありがとうございました。 次に、早坂建設部部長。 ◎城下町整備本部長(早坂義導) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、一言お礼の挨拶を申し上げます。 私も、この3月をもちまして、40年近くの長い間お世話になりました松本市役所を退職することになりました。多くの皆様と出会い、上司、先輩の皆様からは、毎日の仕事の中で非力な私を、時には励まし支えていただき、おかげさまできょうを迎えることができますことに対し、改めましてお礼を申し上げます。 多くの職場で仕事をすることができました。特に心に残っておりますのは、何物にもかえがたい貴重な出会いと経験を積むことができました、市制施行100周年記念事業であります。 また、忘れることができない強烈な揺れ、亡くなられた方を初め、多くの負傷者や建物被害をもたらし、市民の皆様も大変な思いをされた、松本市を震源とする地震です。このとき対応した危機管理室では、チーム内での団結や関係機関との連携体制の強化、コミュニケーション能力の大切さなどを学ぶとともに、災害時における市民の皆様の安全・安心を守る危機管理の必要性と、迅速な対策の進め方など、貴重な体験、機会を与えていただいたことでございます。 困難な仕事に直面したとき、何とか対処して、きょうを迎えられることができますのは、議員の皆様方、理事者、同僚、多くの市民の皆様方の温かいご指導、ご支援のおかげと、深く感謝申し上げます。 今後は、こうした貴重な体験、出会いと思いを大切に、学んだことを地域社会で生かせるよう、これからも日々、自己研さんに努めてまいります。 結びに、議員の皆様方、ご健勝でますますのご活躍と、松本市並びに松本市議会の限りないご発展を心からご祈念申し上げまして、退職に当たりましての挨拶といたします。 本当に長い間、ありがとうございました。 ○議長(柿澤潔) ありがとうございました。 次に、児玉会計管理者。 ◎会計管理者児玉りえ) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、一言お礼を申し上げます。 私は、この3月末をもちまして、定年退職をさせていただくことになりました。 振り返ってみますと、昭和46年4月に18歳で入所式に臨んで以来、教育委員会、市民課、資産税課、四賀支所など、10カ所の職場を経験させていただきました。最後の3年間は、思いがけずに会計管理者という職をいただき、公金を取り扱う会計部門の責任者として、大切な仕事をさせていただきました。この市役所に勤務した42年間の間には、時には二人の子供を育てることで精いっぱいで、仕事は二の次のこともございました。仕事を続けられるかどうか、悩んだこともございました。 こんな非力な私でございますが、何とかこのときを迎えることができましたのは、ただただ、議員の皆様、理事者の皆様、そして同僚の皆様の温かいご指導と励ましのおかげでございます。心から感謝を申し上げます。 これから、松本市の職員であったことを誇りに、地域の中でゆっくりと暮らしてまいりたいと考えております。そして、ささやかながらも何か社会に恩返しができますよう努めてまいる所存でございます。 終わりに、柿澤議長さんを初め議員の皆様、菅谷市長さんを初め理事者の皆様のますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、さらに、松本市の限りない発展をご祈念申し上げまして、お礼の挨拶とさせていただきます。 長い間、本当にありがとうございました。 ○議長(柿澤潔) ありがとうございました。 次に、赤廣商工観光部部長。 ◎商工観光部部長(赤廣三郎) 〔登壇〕 観光戦略本部長及び安曇支所長の時代に、この議場出席をさせていただいておりました赤廣でございます。 ご指名をいただきましたので、退職に当たり、一言御礼のご挨拶をさせていただきます。 松本市役所入所以来、多くの職場で勤務をさせていただいてまいりました。水道の検針から始まりまして、用地交渉や市民相談員など、今日まで、市民の皆様と直接接する業務を主に担当させていただいてまいりました。 その中で、数多くの新しい取り組みにかかわる機会もいただいてまいりました。昭和60年開館の音楽文化ホールでは、構想と建設、初期の運営に携わり、今では当たり前になりました自主事業への初の取り組みや、ホールの応援団でありますハーモニーメイトの組織化にもかかわりました。平成4年にスタートをしました「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」では、現坪田副市長とともに、立ち上げと初期からの運営に携わらせていただいてまいりました。フェスティバル運営のかなめとなっておりますSKFボランティア協会の組織化では、先ほどのハーモニーメイトの皆さんが中心となり、立ち上げてくれました。市民が支える世界的なフェスティバルとして、全国から今も注目され続けておりますことは、大変うれしい限りであります。当初から、このフェスティバルが松本に根づいたと言えるときは、小澤征爾総監督が世代交代をしてもフェスティバルが続いているときか、20年たっても続いているときかと言い続けてきたことを覚えております。あれから、もうことしで22回目を迎えることになるとは、正直、感慨深いものがあります。どうか小澤征爾総監督が、ことしは元気でタクトが振れますよう祈ってやみません。 観光戦略本部では、松本の観光戦略の策定とともに、実戦部隊であります市民組織、新まつもと物語プロジェクトの組織化にかかわらせていただきました。皆さん、市民の目線で観光情報を発信し続けていただいておりますとともに、今ではまちづくりのリーダー的活動など、各方面で幅広く活躍してくれています。 議会でご提案をいただき、新年度から新規の取り組みが始まりますスポーツコミッションでは、健康寿命延伸都市実践の一つとして、産学官とスポーツ愛好家の皆さんと一緒になった新しい市民プロジェクトを展開することとなります。 議員の皆様には、いつもいつも力強い応援をいただきまして、心から御礼を申し上げます。与えられた仕事を、どうすればその目的に近づくことができるのか一生懸命考えながら、都度、精いっぱい取り組んできたつもりでした。共に働く協働という言葉が叫ばれて久しくなりますが、松本市民の皆様の力に、その場、その場で、ずっとずっと支えられ、助けられて、今日まで全うすることができたんだなと、今改めて感じながら、この場に立たせていただいております。 気がつけば、定年を迎える年となりました。大好きな松本のために、これからも何ができるのかを考えながら、人生を全うしていきたいなと思っております。松本市議会、松本市のますますのいやさかを祈念しつつ、お世話になりました皆様に心から感謝を申し上げながら、退職のご挨拶とさせていただきます。 本当にお世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(柿澤潔) どうもありがとうございました。 この際、市長から挨拶があります。 菅谷市長。 ◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 去る2月20日に開会されました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様には、23日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおり決定をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。 本会議等におきまして、議員の皆様方からいただきました、市政各般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましても、今後、十分研究、並びに検討をさせていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。 さて、1万8,000人を超える死者、行方不明者を出し、未曾有の大災害となった東日本大震災、それに起因する東京電力福島第一原発事故の発生から、2年が経過いたしました。 被災地では、インフラ整備となる土木復旧が重点的に進められてはいるものの、復旧・復興に向けた国などの支援が十分に果たされているとは言い難く、瓦れき処理や除染、住宅、就労などの課題が山積しており、復旧・復興への道のりの険しさを改めて実感するところであります。 また、いまだ仮設住宅などで避難生活を送る被災者は、約31万5,000人にも上り、ふるさとを離れ、先行きが見えない生活に不安を抱え、なれない土地で暮らす避難者のことを思いますと、改めまして、被災者、並びに避難者の皆様方に、衷心からお見舞い申し上げるとともに、国などの主導により、一刻も早く被災地が復旧・復興することを、今は切に願うばかりであります。 ことしの冬は、ご案内のとおり、全国的に厳しい寒さに見舞われましたが、三寒四温の言葉どおり、3月に入り寒暖を繰り返しながら、少しずつ春の足音が近づいております。 県下随一のフクジュソウの群生地として知られる、四賀地区の赤怒田福寿草公園では、やわらかな日差しを受け、フクジュソウの花びらが黄金色に輝き、北アルプスの山肌には、雪形が少しずつ姿をあらわし始め、山麓に暮らす地域住民に春の訪れを告げてくれます。 私たちの生活や文化に深く結びついた山の恵みに感謝し、国民共有の財産である山の自然と文化を、「岳都松本」として、次の世代に引き継ぐ使命を、改めて心に刻んだところであります。 皆様既にご承知かと存じますが、サイトウ・キネン・フェスティバル松本とともに、音楽並びに学問・教育の二つのガク都を象徴する、スズキ・メソードの第16回世界大会が、来る3月27日から5日間の日程で、スズキ・メソード発祥の地、ここ松本で、14年ぶりに開催されます。 この世界大会は、「子供たちの音が、世界をひとつに」をテーマに、過去最高の35の国々や地域から、約5,400人もの大勢の皆様が参加されると伺っております。 松本市での滞在が思い出深きものとなりますよう、市民を挙げて、おもてなしの心を持って、お迎えをするため、井上保松本商工会議所会頭・松本コンベンション協会会長を実行委員長に、世界大会歓迎イベント実行委員会が組織され、交流と体験を目的に、さまざまな催しの計画が予定されております。 大会初日には、歓迎イベントとして、松本城本丸庭園において、生け花、茶道、書道など日本の伝統文化を紹介し、実際に体験していただくほか、餅つきや縁日屋台など、市民との交流の場が設けられることとなっております。 さらには、大会プログラムとして、鈴木鎮一記念館など市内4カ所で、市民の皆様と参加した子供たちによる街角コンサートなどが計画されており、世界各地からの子供たちとご家族が、市民との交流の機会を通じて、松本の地できずなを結び、すばらしい未来を切り開いてくれることを大いに期待するところでございます。 一方、一昨年の長野県中部地震で被災し、改修工事を行ってまいりました音楽文化ホールのメインホールが、いよいよ4月2日にリニューアルオープンとなります。 ご心配をいただいております音響につきましては、関係者のご尽力により、豊かな響きがよみがえることとなり、残響2秒の音楽専用ホールならではの音響特性を生かした演奏を、再び楽しんでいただけるものと確信しております。 今後も、松本市のすぐれた特色でもあります「三ガク都」を基盤とし、Jリーグ2年目のシーズンを迎え、順調に滑り出し、一層の盛り上がりを見せる松本山雅FCも加えた、松本市ならではの魅力、資源、文化、歴史、風土などを存分に活用して、さらなる交流人口の拡大を図り、松本地域の活性化に寄与してまいります。 さて、今期定例会では、「健康延命延伸都市宣言」をお認めいただくとともに、これまでの松本市のまちづくりの取り組みが、国から高く評価され、「第1回健康寿命をのばそう!アワード」におきまして、厚生労働大臣賞「自治体部門優秀賞」を受賞するといううれしい出来事もありました。 改めまして、議員並びに市民の皆様に、深く感謝と御礼を申し上げますとともに、今後も、このたびの受賞を励みに、市民一人ひとりの「いのち」と「暮らし」を尊重し、「健康寿命」の延伸につながる、松本のまちづくりに、誠心誠意努めてまいる所存でございます。 さて、先ほどは、議会のご配慮をいただき、この3月をもって退任する部局長等に挨拶の機会をいただき、まことにありがとうございました。 それぞれの思いのこもった退任の挨拶を耳にし、職場を共にした者として、万感胸に迫るものがございます。 また同じく、この3月をもって多くの職員が退職のときを迎えようとしておりますが、それぞれ本当に長い間、市民のため、あわせて、市政発展のため、十分職責を全うされ、市政運営に全力で取り組み、私を支えてくれたことに対し、改めて深く敬意を表するとともに、私からもこの場をおかりして、心から感謝を申し上げる次第でございます。 退職される皆様には、今後とも、ご家族の皆様とともに健康には十分ご留意をいただき、松本市政発展のため、これまで同様、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 結びに当たりまして、議員の皆様におかれましては、時節柄、健康には十分ご留意をいただき、引き続き、一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、今期定例会の結びのご挨拶といたします。 大変長い間、ありがとうございました。 ○議長(柿澤潔) これをもって本日の会議を閉じ、2月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでした。                              午後2時42分閉議                              午後2時42分閉会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成25年3月14日                     松本市議会議長   柿澤 潔                     松本市議会副議長  白川延子                     松本市議会議員   犬飼信雄                        同      山崎たつえ                        同      忠地義光...