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03月17日-05号

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  1. 松本市議会 2011-03-17
    03月17日-05号


    取得元: 松本市議会公式サイト
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    平成23年  2月 定例会---------------------------------------          平成23年松本市議会2月定例会会議録                 第5号---------------------------------------             平成23年3月17日 (木曜日)---------------------------------------               議事日程(第5号)                      平成23年3月17日 午後1時開議 第1 委員長審査報告(議案第1号から第58号まで、請願第1号及び第2号) 第2 議案第59号 教育委員会委員の任命について 第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第4 議第1号 松本市議会委員会条例の一部を改正する条例     第2号 松本市議会会議規則の一部を改正する規則 第5 議第3号 東北地方太平洋沖地震災害に関する決議 第6 特別委員会調査研究結果報告(広域都市ビジョン特別委員会、産業振興・行財政改革特別委員会及び交通・環境問題特別委員会)      -----------------------------出席議員(42名)      1番  古田寛司          2番  小林あや      3番  太田典男          5番  山崎たつえ      6番  犬飼信雄          7番  小澤 豊      8番  小林弘明          9番  浅川三枝子     10番  阿部功祐         11番  両角友成     12番  上條俊道         13番  守屋義雄     14番  宮坂郁生         15番  村瀬元良     16番  忠地義光         17番  上松正文     18番  澤田佐久子        19番  熊井靖夫     20番  柿澤 潔         21番  芝山 稔     22番  吉江健太朗        23番  青木豊子     24番  福島昭子         25番  宮下正夫     26番  南山国彦         27番  白川延子     28番  近藤晴彦         29番  芦田勝弘     30番  太田更三         31番  草間錦也     32番  犬飼明美         33番  牛山輝雄     34番  大久保真一        35番  小林繁男     36番  赤羽正弘         37番  黒田輝彦     38番  増田博志         39番  高山芳美     40番  塩原 浩         41番  倉橋芳和     42番  池田国昭         43番  中田善雄      -----------------------------説明のため出席した者  市長      菅谷 昭      副市長     坪田明男  総務部長    浅川 猛      政策部長    高山 満  財政部長    上條信博      市民環境部長  牧垣壽志  健康福祉部長  大日向栄一     こども部長   熊谷賢一  農林部長    川上一憲      商工観光部長  平尾 勇  建設部長    丸山悦男      上下水道局長  田中春男  教育委員長   斉藤金司      教育長     伊藤 光  教育部長    二木保明      行政管理課長  福嶋良晶  秘書課長    麻原恒太郎     政策課長    寺沢 健  財政課長    安達正泰      -----------------------------事務局職員出席者  事務局長    林 純一      事務局次長   渡辺 明  次長補佐兼          市川英治      議会担当係長  小西敏章  議会担当係長  議会担当係長  喜多村博章     主査      田原 茂  主査      赤羽志穂      主査      金子 稔      -----------------------------               本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり      -----------------------------                               午後1時2分開議 ○議長(赤羽正弘) 現在までの出席議員は42名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。      ----------------------------- ○議長(赤羽正弘) この際、東北地方太平洋沖地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするため、黙祷を捧げたいと思います。 起立をお願いします。黙祷。     (黙祷) ○議長(赤羽正弘) 黙祷を終わります。 着席願います。 最初に、報告事項を申し上げます。 市長より議案が2件提出されております。 次に、中澤病院局長は、都合により本日の会議を欠席する旨の届け出がありましたので、ご承知願います。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。      ----------------------------- △日程第1 委員長審査報告 ○議長(赤羽正弘) 日程第1 議案第1号から第58号まで、請願第1号及び第2号の以上60件を一括議題として委員長の報告を求めます。 最初に、建設委員長 宮下正夫議員。 25番 宮下正雄議員。 ◆建設委員長宮下正夫) 〔登壇〕 建設委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件9件の審査を行いました。 初めに、議案第12号 松本市駅前広場条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは松本駅お城口広場の整備により、自家用車駐車場の開場時間を拡大することに伴い、所要の改正をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第51号 市道の認定及び議案第52号 市道の変更について。認定24路線は、主に都市計画法に基づく開発行為により築造された道路や圃場整備などの土地改良事業によるもの、変更4路線は公共事業関連等に伴うものであり、いずれも妥当なものであると認められることから、異議なく可決すべきものと決しました。 委員から土地改良事業に伴う市道認定基準や時期についての質疑があり、幹線農道や市道の道路網との整合、交通量、家屋の所在状況等を総合的に判断し、年度末に一括して認定することとしたものであり、今後もさらに交通量などを十分に考慮して対応していくとの説明がありました。 続いて、予算案について申し上げます。 初めに、議案第16号 平成22年度松本市一般会計補正予算(第4号)につきましては、美しいまち松本づくり基金10億6,883万円の積立金に対し、厳しい経済状況のこの時期に積み立てる必要性を懸念する一部委員からの反対意見があり、起立採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第31号 平成23年度松本市一般会計予算につきましては、一部委員から予算全般に市民の声をもっと反映すべきとの反対意見があり、起立採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、上下水道関係予算でありますが、議案第28号 平成22年度水道事業会計補正予算(第2号)、第29号 平成22年度下水道事業会計補正予算(第3号)及び第47号 平成23年度水道事業会計予算につきましては、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第48号 平成23年度下水道事業会計予算につきましては、新松本工業団地の建設に疑問を持つ一部委員から関連汚水渠建設に対し反対意見があり起立採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 ここで、今年度から議会基本条例に規定する政策提言の一環として、各常任委員会で取り組んでまいりました調査研究テーマについて若干触れさせていただきます。 当委員会では、2件のテーマを設定し、調査研究を行いました。初めに、ゾーン30の取り組みにつきましては、歩行者が車に優先することにより安全な空間が生まれ、安心して楽しめるにぎわいのあるまちづくりを目的として取り組んでまいりました。 現地調査や地元の皆さんとの意見交換を踏まえ、まずは中町通りにおいて車道を狭め、路側帯を拡幅するなど、車の速度を落とすための社会実験を行い、中心市街地においてエリアを広げ、安心・安全の歩行空間とにぎわいのあるまちづくりを目指すものとし、政策討論会を経まして2月17日に市長に政策提言を申し上げたところであります。 もう一つのテーマ、上高地登山鉄道につきましては、初期費用などのコスト面の問題の検討や地域住民の意見聴取など、今後、時間をかけて各般にわたり検討する必要があることから、これまでの調査研究活動報告としてまとめ、2月10日に報告書を議長に提出したものであります。 以上申し上げ、建設委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、経済環境委員長 柿澤 潔議員。 柿澤議員。 ◆経済環境委員長(柿澤潔) 〔登壇〕 経済環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件27件並びに請願1件の審査を行いました。 初めに、条例案5件について申し上げます。 議案第4号 松本市霊園条例等の一部を改正する条例は、市町村合併に係る経過措置の見直しに伴い、聖地の使用者資格及び使用料を改正するものであり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号 松本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例は、関係法の改正に伴う条項の整理をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号 松本市農村公園条例の一部を改正する条例は、里山辺に農村公園を新設することに伴い、同公園を条例中に追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号 松本市スキー場条例の一部を改正する条例は、乗鞍高原いがスキー場の廃止に伴い条項等の整理をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号 松本市梓川地域休養施設条例の一部を改正する条例は、松香寮の浴室使用料について、現行料金は、公衆浴場料金や周辺施設と比較しても安く、沸かし湯であることから、燃料負担も大きいこと、このことにより350円を400円へ改正するもので、可決すべきものと決しました。 次に、公の施設の指定管理者の指定議案2件について申し上げます。 議案第54号の美ケ原温泉センターの指定は、施設の今後のあり方について検討するため、平成22年度に1年間の特命指定をしたものですが、結論に至らなかったため、さらに1年を期間とし幅広く検討するため、特命指定を継続するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、第57号のいがやレクリエーションランドほか3施設への指定変更については、平成23年度から乗鞍高原いがスキー場を廃止することに伴い指定管理されている施設の中からいがやスキー場を除くもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第58号 市有財産の取得について。新松本工業団地建設事業用地は、新松本工業団地建設事業用地のうち、12月定例会で可決された取得部分を除いた残地の一部、1万920.54平方メートルを1億5,333万3,866円で取得するものです。一部委員からは、新松本臨空産業団地建設事業当時、国内企業の海外進出が顕著な社会情勢などから規模を当初の計画の半分以下に見直した経過に触れ、現在の社会経済状況や需要予測にかんがみると、新松本工業団地の建設が計画どおり実現できるか懸念があり、賛同しかねるとの反対意見があり、起立採決の結果、可決すべきものと決しました。 続いて、予算案について申し上げます。 本委員会に付託されました、平成22年度補正予算案、並びに平成23年度当初予算案18件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決したことを冒頭ご報告し、以下、審査の過程での内容を幾つか申し上げます。 なお、議案第31号及び43号の新松本工業団地建設事業に関しては、議案第58号と同趣旨の反対意見があり、両予算案については起立採決になりましたことを申し添えておきます。 初めに、農林部関係では、松くい虫被害に対する抜本的な対策を求める意見に対し、日本の松には、松くい虫への耐性がないので、地域による耐性松への自主転換などを進めているが、空中散布は地元の合意が得られなければ難しい、また、庭園樹の松については、冬季に薬剤による樹間注入などを実施しているとの説明がありました。 委員からは対策について引き続きの取り組みが要望されております。 森林整備に関し、基幹林道や作業道等の体系的な整備を進める要望や、農畜産物マーケティング推進事業では、地元の作物を観光PRの中に盛り込むことなど、積極的な取り組みへの要望がありました。 次に、商工観光部関係では、健康寿命延伸需要創造事業の今後の予定について質疑があり、理事者からは、今回は同事業の進捗状況を明確にし、総合特区に向けての基礎資料とするもので、今後、議会に報告しながら実施計画で具体化を図っていきたいとの答弁がありました。 最後に、市民環境部関係では、簡易水道事業の今後の管理について質疑があり、理事者からは、平成27年度には水道事業と統合し、上下水道局で中央監視による管理を行うため、平成26年度までに所要の整備を進めるとの答弁がありました。 次に、請願審査について申し上げます。 請願第2号 年金支給額引き下げ反対についてにつきましては、請願の願意を認める意見の一方、年金額は物価や賃金の上昇や下落に応じて増減されるという一定のルールで運用されており、現状においても物価スライド特例措置により本来よりも高い水準で支払われていること、また、社会保障制度全体の中で考えていかなければならない問題であるとの意見もあり、起立採決の結果、不採択とすべきものと決しました。 ここで、本委員会の調査研究テーマ取り組みについて若干触れさせていただきます。 本委員会では、ごみの有料化についてをテーマ設定し、本市のごみ処理のあり方について調査研究を進めました。検討を進める中で、ごみの有料化は、ごみ減量の有効な手段であるものの、実施に当たっては、現在の社会経済状況において実施時期を含め、さまざまな検討をする必要があります。市民の皆様には以前からごみの減量の努力をしていただいておりますが、一層のごみ減量の取り組みが必要であるとの結論から、事業系を含め、さらなる分別の徹底や生ごみのリサイクル、瓶などのリユースについて、議会政策討論会を経て、2月17日に市長に政策提言をしたところであります。 以上申し上げまして、経済環境委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、教育民生委員長 村瀬元良議員。 村瀬議員。 ◆教育民生委員長村瀬元良) 〔登壇〕 教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件23件の審査を終了いたしましたので、その内容についてご報告を申し上げます。 初めに、条例関係6件についてでありますが、議案第6号は、波田保健福祉センター内に4館目の基幹保健センター機能を有する施設として、西部保健センターを新設するもの、第7号は子育て支援対策の一環として、保険適用医療費受給資格者の対象範囲について、現行の満9歳までを満15歳までに拡大するもの、第8号は、奈川保育園の移転新築に伴い、位置を変更するもの、第13号は学校施設使用料を全市的に統一するもの及び山辺小学校照明設備の改修に伴い照明使用料を改定するもの、第14号は、施設の大規模改修等に伴い、野球場及びサッカー場の開場期間、開場時間を延長するもの、第15号は、診療費等の滞納措置として3年または5年を経過したもので、債務者の死亡や行方不明等によって債権回収が不可能な場合に債権を放棄することができる規定を追加するものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第55号及び第56号の公の施設の指定管理者の指定2件でありますが、これは、ふれあいパーク乗鞍指定管理者について、指定期間満了に伴う更新をするもの、また、松本市民プール松本市民変形プール及び沢村市民プールについて、新たに指定管理者制度を導入するものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、予算案について申し上げます。 初めに、議案第16号 平成22年度松本市一般会計補正予算(第4号)では、女鳥羽中学校自校給食の学校給食センター編入に関し、保護者との調整を図り、センター編入を進める市の取り組みに賛成するとの意見がある一方、保護者の中には自校給食を継続してほしいとの要望もあり、さらに、十分な検討が必要であるとの反対意見があり、起立採決の結果、可決すべきものと決しました。 委員からは現在、自校給食を行っている本郷小学校については、設備の故障等による編入ではなく、校舎大規模改修等を踏まえた計画的な編入について、早い段階から関係者との調整を図られたいとの要望がありました。 次に、平成22年度、特別会計補正予算案の議案第19号、第20号、第21号、第22号、第27号及び第30号の以上6件については、事務事業の精算に伴うもの、緊急を要する政策的経費及び繰越明許の措置が必要なものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、平成23年度当初予算案7件についてでありますが、初めに議案第31号 平成23年度松本市一般会計予算については、異議なく可決すべきものと決しました。 以下、審査における主な内容について申し上げます。 初めに、嘱託保育士の担任業務の解消及び待遇改善の取り組みに関する質疑に対し、正規及び嘱託保育士定数内比率は、現状のとおりとするが、職場内の連携等を図り、保育サービスを維持するとしており、嘱託保育士の待遇については、雇用期間を延長しており、引き続き、改善に向け庁内で協議を進めるとの答弁がありました。 次に、特別支援教育支援員配置事業に関し、支援員を配置するため各学校の実情調査の状況について質疑があり、理事者からは学校訪問による授業視察や教師との面談、研修会の実施及び校長会での意見等を参考に配置の必要性を判断しており増加傾向にある対象児童・生徒にきめ細かく対応しているとの答弁がありました。 委員からは、学校ごとに支援を必要とする状況が異なっているので、今年度から取り組んでいるあるぷキッズ支援事業と十分に連携し、効果的な支援に取り組まれたいとの要望がありました。 次に、平成23年度から中学校1年生に導入される30人規模学級編制取り組みに関する質疑に対し、学校の判断で30人規模学級編制と少人数学習、集団編成のいずれかを選択できることとなっており、本市では対象となる7校のうち旭町、高綱及び波田中学校が導入したいとのことであり、教育委員会としても学校の意思を尊重して対応するとの答弁がありました。 次に、まるごと博物館推進事業費に関連し、博物館移転整備の検討状況について質疑があり、理事者からは平成20年度に策定した松本市基幹博物館基本計画に基づき、施設の規模及び移転場所等について庁内で検討しているとの答弁がありました。 次に、平成23年度特別会計予算案6件について申し上げます。 初めに、議案第35号 平成23年度松本市国民健康保険特別会計予算についてでありますが、保険税が2年連続で引き上げられ、被保険者の負担増となる本予算には賛同しがたいとの一部反対意見があり、起立採決の結果、可決すべきものと決しました。 次に、議案第36号、第37号、第38号、第45号及び第49号の以上5件については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、松本城特別会計で南・西外堀復元事業費に関し、地元住民との合意形成をどのように進めていくのかとの質疑に対し、理事者からは、地元住民全員からの復元事業に賛同していただくことを前提としているが、文化庁からは復元区域を分割し、ブロックごとに進める方法もあるとの指導をいただいているので、その方法についても地元住民に説明し、十分な理解の上で、事業を進めたいとの答弁がありました。 次に、請願第1号 国民健康保険税の引き下げを求める請願書について申し上げます。 本請願は、保険税の引き下げ、国負担金の引き上げ及び国民健康保険広域化の反対を求めるものでありますが、国民健康保険財政を健全化し、被保険者の負担を軽減するには、地方自治体が保険税の引き下げ等を行う前に、国が制度そのものを見直すことが必要であるとの意見があり、起立採決の結果、不採択とすべきものと決しました。 この際、委員会の調査研究テーマであります公立病院のあり方・運営等及び松本市のスケート文化の継承の以上2件について申し上げます。 初めに、公立病院のあり方・運営等についてでありますが、合併時に市民の関心が高かった波田総合病院については、合併後にあり方を検討することとしており、市長は、波田総合病院あり方検討委員会の提言を踏まえ、病院のあり方について基本方針を策定することとしております。 本委員会は、波田総合病院の運営状況を初め、近年の医療分野の現状、松本地域における公立病院の役割、機能等について調査研究を行いました。その結果をもとに、委員会は、公立病院の役割、機能、波田総合病院の運営の充実、経営形態や施設整備の研究等について提言をすることとし、議長あてに素案を提出いたしました。 この後開催されます政策討論会において議員各位からの意見を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 次に、松本市のスケート文化の継承につきましては、浅間温泉国際スケートセンターの廃止に伴い、スケートのできる環境の変化を懸念し、今後、松本地域においてスケートをどのように普及させていくかについて、調査研究を行い、議長あてに報告書を提出いたしましたので、ここに報告いたします。 以上を申し上げ、教育民生委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、総務委員長 草間錦也議員。 草間議員。 ◆総務委員長草間錦也) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件7件の審査を行いました。 最初に、議案第1号 松本市特別会計設置条例の一部を改正する条例は、老人保健制度の精算事務の終了及びいがやスキー場の営業終了に伴い、該当する2特別会計を廃止するもので異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第2号 松本市市税条例の一部を改正する条例は、法人市民税の均等割を超過税率から標準税率へ変更すること、家屋の特定附帯設備に係る固定資産税賦課の特例を設けることなどを行うもので、異議なく可決すべきものと決しました。 法人市民税の均等割税率変更による予算への影響額は、1億9,600万円の減との説明がされております。 次に、議案第3号 松本市手数料条例の一部を改正する条例は、旧波田町との合併に伴う経過措置を見直し、資産証明に係る手数料を松本市の手数料に統一するもので異議なく可決すべきものと決しました、 次に、議案第50号 市有財産の処分について(沢渡市有地の一部)は、環境省が沢渡園地整備事業を実施することに伴い、市有地を同省に売却するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 処分金額について、質疑がありましたが、近傍の取引事例及び不動鑑定価格に基づき算出されたものとの説明でありました。 次に、議案第53号 訴えの提起については、市営住宅の家賃を長期間滞納し、納入相談に応じない入居者5人及び連帯保証人3人に対して市営住宅の明け渡し及び滞納家賃の支払いを求め、訴えの提起をするもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、予算議案について申し上げます。 議案第16号 平成22年度一般会計補正予算(第4号)中、当委員関係につきましては、事務事業の清算に伴う経費、緊急を要する政策的経費などであり、異議なく可決すべきものと決しました、 議案第31号 平成23年度一般会計予算中、当委員会関係につきましては、旧鶴林堂周辺整備にかかるビル解体工事請負及び用地取得費に関して、一部の委員からこの事業は、現下の経済状況の中では、早急に取り組むべき事業ではないと考えるので、賛成できないとの意見がありましたので、起立採決を行った結果、可決すべきものと決しました。 そのほかの審査にかかわる主な質疑、意見を申し上げます。 先ほど申し上げました旧鶴林堂周辺整備に係る事業については地元のとの調整を十分図りながら進めるよう意見がありました。防災用備蓄倉庫設置事業に関しては、旧松本市域を5ブロックに分け、指定避難所に倉庫を設置し、今ある備蓄品の整理、再配備を行うものでありますが、適切に備蓄品の管理をしていくようにとの要望がありました。 情報化推進費のフィルタリングソフトの購入に関しては、適切な運用やネット利用にかかる職員の意識向上を図る取り組みを求める意見がありました。 鉄道軌道輸送対策事業補助金、これは、上高地線の老朽化した鉄道施設等の大規模改修工事を実施するに当たり、松本電気鉄道株式会社に対して補助をするものでありますが、市単独の上乗せ補助についての質疑があり、理事者からは同社の経営状況を踏まえた試算をした上で、一定率の上乗せ補助を行うこととしたものであるとの説明がありました。 合併特例債発行の現状と今後についての質疑に対しては、平成23年度までの発行累計は、約130億円で、発行可能額の40%となっていること、今後については、発行ありきでなく、有利な財源として必要な事業を厳選して取り組んでいきたいとの答弁がありました。 なお、地域振興基金については、平成27年度までの合併特例債適用期間終了後の財源として限度額の40億円を造成していきたいとのことでありました。 そのほか、ふるさと納税の積極的な取り組みや交通渋滞調査の多角的視点からの取り組みを求める意見、同報系情報伝達手段の整備及びハザードマップ作成の今後の進め方に関する意見がありました。 議案の審査報告は以上でございます。 最後に、当委員会が今年度取り組んでまいりました入札のあり方の調査研究について触れさせていただきます。本市の現状の調査のほか、先進都市や関係団体への調査を経て入札・契約制度に関する提言として、次の3点を整理いたしました。 1点目は、現在、試行している総合評価落札方式について。積極的に実績を積み重ね、今後の方向性を定めていくこと、2点目は、入札、契約事務の電子化に向けての検討、3点目は、最低制限価格制度について、国、県、入札の動向を踏まえた速やかな対応であります。 詳細につきましては、後ほど開催されます議会政策討論会で説明し、ご意見をいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 以上、総務委員会の報告といたします。 以上でございます。 ○議長(赤羽正弘) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し質疑のある方の発言を求めます。 質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し意見のある方の発言を求めます。 26番 南山国彦議員。 ◆26番(南山国彦) 〔登壇〕 日本共産党しがの風を代表して各議案に対して意見を申し上げます。 私たちは今議会を市民の暮らしと命を守る地方自治体としての役割の発揮が求められている、こう位置づけをして一般質問でも、また、委員会審査でも予算のあり方や使い方、その点を議論してきたところですが、去る11日に東北地方太平洋沖地震が発生し、甚大な被害が広がり、そしてさらに、福島第一原発の炉心溶融、そして、原子炉格納容器の損傷という日本の原発史上最悪の事態となっているところです。 犠牲となられた皆様に心から哀悼の意を捧げ、そしてまた、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。 本市でも対策本部を立ち上げ、市としてできることを全力で取り組むとしていますが、現地の状況を見ながら、給食ボランティアなどの市民ボランティアの組織、そしてまた思い切った予算計上などの積極的な取り組み、こういったことをやり、心一つに救援、復興に努めることが今求められていると思っております。 さて、今回提案された平成22年度補正予算案、平成23年度予算案の内容は、厳しい経済状況のもと市民の収入が減っている中で、いかに市民負担軽減をするかという観点が大事で、この点での予算執行がどう行われたのかが問われると思います。 そこでまず、議案第16号 平成22年度松本市一般会計補正予算について申し上げます。 この予算中、土木費に美しいまち松本づくり事業費追加ということで、10億円余りが計上されております。これは主に内環状線、南西外堀、そして、大手門枡形整備に備え、10億円を基金に積み立てるというものです。委員会審査の中で、この2月補正ということ、この時期に基金の積み立てがなぜ必要なのか、しかも、10億円という額という質問に対しても、しばらくは取り崩す予定はないなど、これだけの金額を積む合理的な説明はありませんでした。 今、市民は、日々の生活にきゅうきゅうとしている、とても貯蓄をする、そういう余裕はありません。市民の暮らしや地域経済の立て直しが今求められているこのときに、税や社会保障の負担軽減、そしてまた住宅リフォーム助成制度に代表される中小零細業者の支援のためのたとえ1億円でも2億円でも最優先にお金を使うべきではないでしょうか。それが生きたお金としての使い方、これが求められる、この現状からしてみても今この時期に10億円もの基金積み立て、これについては賛成できるものではありません。 また、議案第35号 平成23年度松本市国民健康保険特別会計について申し上げます。 皆さん、ご承知のとおり松本市の国民健康保険税は、平成21年度平均5.8%、平成22年度平均8.04%と2年連続で値上げがされました。私たちは、市民生活の実態からもうこれ以上の負担増を市民に求めるべきではないと言ってまいりました。5億2,000万円の一般会計からの繰り入れはされたものの以前県内トップクラスの国保税の高さとなっています。 この間、国民健康保険証の発行については、改善、また、前進がされてきている、この点は評価をするものですけれども、しかし、国保税の負担軽減、これは待ったなしで行わなければなりません。しかし、平成23年度の予算の中でも、新たな負担軽減策は残念ながら見当たらず、平成23年度も高いままの状況が続く、そういうことになります。地方自治体として住民福祉の増進を図る施策を真剣に取り組むべきであります。そのことも指摘をし、本予算案には反対を表明いたします。 関連して、国民健康保険税の引き下げを求めた請願第1号が委員会審査の中で不採択となったことは、市民生活の実態とずれがあると言わざるを得ません。収納率の低下が言われておりますけれども、徴収を強化したとしても根本問題としての解決とはならず、国保税負担軽減こそ解決の道です。 また、請願第2号 年金支給額引き下げ反対については、年金者の生活安定のためには、当然であり、年金額をふやすことはあっても引き下げをしてはなりません。引き下げは、経済循環の流れを阻害し、景気を冷え込ませるだけ、収入が安定してこそ購買力がつき、景気の押し上げにもなります。この時期だからこそ年金支給額の引き下げは反対するべきであります。 次に、平成23年度一般会計予算について申し上げます。 平成23年度は、市長2期目の最終年であり、より多くの人が生きている喜びを感じられるまち、超少子高齢型人口減少社会においても持続可能なまちを目指し、健康寿命延伸都市・松本の創造の実現に向けた取り組みを進めるそういう予算編成と位置づけられております。 健康寿命延伸都市・松本の創造プロジェクトということで、60事業29億5,972万円、3Kプランの取り組み112事業74億7,900万円、経済雇用生活対策で133事業78億2,765万円、また、国連軍縮会議の開催、こういった予算など、そういったものと同時に市民サービスの向上として救急医療情報キットの給付、成年後見支援センターの設置、そして、福祉医療給付対象を入院については、中学3年生まで拡大など、医療福祉の面での市民の皆さんの声にこたえた施策が予定をされております。このことは、評価をいたします。しかし、市民の負担を軽減し、家計を温める施策、地域経済を底辺で支えている中小零細企業、業者の支援施策の充実という点で見ると、不十分さがあり、現状認識に甘さがあると言わざるを得ません。 そこで、限られた税金の使い方という点で意見を申し上げたいと思います。 議案第31号 平成23年度松本市一般会計予算ですが、ここで特に指摘をしなければならないものの一つに新松本工業団地建設事業があります。これは、議案第43号の平成23年度松本市新工業団地建設事業特別会計予算、また、議案第48号 平成23年度松本市下水道事業会計予算、そして、議案第58号 市有財産の取得について(新松本工業団地建設事業用地)にも関連しますので、あわせて申し上げます。 これまでの議論、また、今議会冒頭に行われました予算説明会、また、一般質問でも明らかなように、進出企業の希望社数がさしてふえていない、また、希望面積に至っては、約半減という厳しい状況が続いています。 元気がある、体力がある企業といえども二の足を踏むのが現状ではないでしょうか。団地化して企業を呼び込み式のやり方では、地域経済、産業の発展の道とはなり得ません。今すべきは底辺で頑張っている法人格を持っていると言われているだけでも8,500に及ぶ市内の中小零細企業の実態調査を行い、現状把握をした上での支援策を実施する。そして、この点で言えば、直ちに調査をすることを求めておきたいと思います。 あわせて、耐震改修、耐震工事の促進、住宅リフォーム助成制度の実施も喫緊の課題と申し上げておきます。 もう1点、松本城周辺整備の取り組みについて、内環状北線整備事業や松本城南・西外堀復元事業、大手門枡形整備事業などについて申し上げます。 これは、議案第45号 平成23年度松本市松本城特別会計予算にも関連をいたしますが、私たちは、歴史的価値のある松本城、これを中心としたまちづくりを否定するものではありませんが、これは、長年にわたって暮らしてきた市民の生活権、居住権、そして、地域のつながりを大もとから変えてしまう事業であり、それに要する多額の税金の使い方を初めとして、対象者だけにとどまらず、市民全体で考えていく事業だと考えています。そのためにも、市としての明確な方針、計画をきちんと市民に説明し、納得と合意のもとに進めていくべき課題です。 しかし、この間、行われました地元説明会などでは、市の方針が変わったことにより市民に不安と不満を与えているのではないでしょうか。少なくともそう感じている市民の声があります。このことは、担当委員会の審査の中でも、その点が実に不明確でありました。この問題は、じっくりと構え、間違いのない対応が必要で、当初から1人でも反対があればやらないと言っていたこの方針を変えることに賛成できません。 急いては事を過つ、この言葉どおり慎重の上にも慎重であること、いったん立ちどまる勇気とその時期にあることも指摘をし、新松本工業団地事業に関連するものも含めて、予算議案の第31号、第43号、第45号、第48号、第53号には反対を表明いたします。 最後に、健康寿命延伸都市を実現するためにも、市民の負担軽減で安心を取り戻し、仕事、雇用の増大で暮らしを安定させる市政を求めつつ、何よりも急を要する震災支援、この点については最大限の努力をお願いし、意見といたします。 ○議長(赤羽正弘) ほかに意見はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に議案第43号 平成23年度松本市新松本工業団地建設事業特別会計予算、議案第48号 平成23年度松本市下水道事業会計予算及び議案第58号 市有財産の取得について(新松本工業団地建設事業用地)の以上3件を一括して起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立多数であります。 よって、議案第43号、第48号及び第58号の以上3件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第16号 平成22年度松本市一般会計補正予算(第4号)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立多数であります。 よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第31号 平成23年度松本市一般会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立)
    ○議長(赤羽正弘) 起立多数であります。 よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第35号 平成23年度松本市国民健康保険特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立多数であります。 よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第45号 平成23年度松本市松本城特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立多数であります。 よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第1号 国民健康保険税の引き下げを求める請願書を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので原案について採決いたします。 請願第1号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立少数であります。 よって、請願第1号は不採択と決しました。 次に、請願第2号 年金支給額引き下げ反対についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので原案について採決いたします。 請願第2号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立少数であります。 よって、請願第2号は不採択と決しました。 次に、議案第1号から第15号まで、第17号から第30号まで、第32号から第34号まで、第36号から第42号まで、第44号、第46号及び第47号、第49号から第57号までの以上51件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決されました。      ----------------------------- △日程第2 議案第59号 ○議長(赤羽正弘) 日程第2 議案第59号 教育委員会委員の任命についてを上程いたします。 当局から提案理由の説明を求めます。 菅谷市長。 ◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 ただいま上程されました教育委員会委員の任命についてご説明申し上げます。 これは、伊藤 光委員が来たる3月31日をもって辞職することとなりましたので、その後任として新たに吉江 厚氏を教育委員会委員として任命しようとするものでございます。 吉江氏は今日まで39年間にわたり教育の現場を中心に勤務されこの間、開明小学校や松島中学校の学校長を歴任されるなど、長野県の教育行政の発展に尽くされてこられました。 吉江氏のその豊富な経験と幅広い知識、そして、高い識見は、松本市の教育委員にふさわしいものと考え、任命しようとするものでございます。 以上、ご説明申し上げますので、よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(赤羽正弘) ただいま、市長から上程議案に対する説明がありました。 お諮りいたします。 ただいま、上程になりました議案第59号につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認め採決いたします。 議案第59号 教育委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、議案第59号については、これに同意することに決しました。      ----------------------------- △日程第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長(赤羽正弘) 日程第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 あらかじめご配付申し上げてあります内容のとおり人権擁護委員候補として深井まゆみさん、市村はる美さん、深澤和歌子さんの以上3名を推薦することについて議会に意見を求められている件であります。 お諮りいたします。 本件につきましては、市長の諮問のとおり同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、深井まゆみさん、市村はる美さん、深澤和歌子さんの以上3名を人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。      ----------------------------- △日程第4 議第1号及び議第2号 ○議長(赤羽正弘) 日程第4 議第1号 松本市議会委員会条例の一部を改正する条例及び議第2号 松本市議会会議規則の一部を改正する規則の以上2件を一括議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 議会運営委員長 芦田勝弘議員。 ◆議会運営委員長(芦田勝弘) 〔登壇〕 議第1号 松本市議会委員会条例の一部を改正する条例及び議第2号 松本市議会会議規則の一部を改正する規則について、提案した議会運営委員会を代表して提案説明を申し上げます。 最初に、議第1号については、次期選挙から議員数が31人となることに伴いまして、常任委員会及び議会運営委員会の委員定数について見直しを行うものであります。 具体的には、本則上において総務委員会の委員定数を8人、教育民生委員会の委員定数を8人、建設委員会の委員定数を7人に、また、議会運営委員会の委員定数を10人にそれぞれ改めるものであります。 なお、経済環境委員会の委員定数については、本則上現在も8人となっていることから、今回、改正は行わないものであります。 施行期日については、次期議員の任期が始まる平成23年5月1日とするものであります。 次に、議第2号でありますが、今回の改正は、請願書の提出要件の見直しにかかわる所要の改正を行うものであります。 これまで、請願書の提出に当たっては、押印を必要としていましたが、手続を簡便にするためなどから請願者の署名があれば押印を不要とするものであります。施行期日については、公布の日とするものであります。 以上、ご説明申し上げましたのでよろしくご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(赤羽正弘) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました議第1号及び第2号の以上2件につきましては、委員会付託等を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第1号及び第2号の以上2件につきましては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、議第1号及び第2号の以上2件は、原案のとおり可決されました。      ----------------------------- △日程第5 議第3号 ○議長(赤羽正弘) 日程第5 議第3号 東北地方太平洋沖地震災害に関する決議を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 29番 芦田勝弘議員。 ◆29番(芦田勝弘) 〔登壇〕 議第3号 東北地方太平洋沖地震災害に関する決議につきまして、提出者の議会運営委員会委員を代表して説明いたします。 大地震の発生から6日が経過いたしました。連日、報道される被災状況に心が痛みます。また、予断を許さない原子力発電所の緊迫した状況や広がる国民生活への影響に不安感が募るところであります。 かつてない大規模な災害に直面し、私たちは、力を合わせ復興、再生に向けた努力をしていくことが必要であります。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、復興支援の決意を表明するため、本決議を提案いたします。 以下、案文を朗読いたします。 東北地方太平洋沖地震災害に関する決議。 3月11日、東北関東地方に甚大な被害をもたらした地震は、マグニチュード9.0と我が国の観測史上最大の大地震でありました。 特に、地震による大津波は、太平洋沿岸各地を襲い、瞬時のうちに多くの人命、家屋、財産を飲み込みました。おびただしい犠牲者と失われた建物の数等、その惨状は、言語を絶するまさに未曾有の大惨事であります。未だに安否確認のできない多くの方々や不自由な避難生活を強いられている方々が各地に及ぶなど私たちがかつて経験したことのない広域大震災であります。 加えて地震による影響から原子力発電所が深刻な状態に陥り、多くの住民が放射能の恐怖にさらされている中、避難生活を余儀なくされています。また、電力の不足から計画停電の実施に至るなど、国民生活に多大な影響が及んでいます。 被災地では国を挙げて救出、救援活動が続き、松本地域からも多くの救援隊等が出動し、懸命な活動を続けています。行方不明者の一刻も早い救出と非難生活の早期の安定を願うものであります。 松本市議会は、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りし、ご遺族や被災された皆様に衷心からもお見舞いを申し上げます。そして、被災者の生活の安寧と一日も早い復興を願い、そのための支援を惜しまないことを表明し、ここに決議します。 平成23年3月17日。松本市議会。 以上のとおり提案いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(赤羽正弘) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました決議案につきましては、委員会付託等を省略して直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第3号につきましては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、議第3号は、原案のとおり可決されました。      ----------------------------- △日程第6 特別委員会調査研究結果報告 ○議長(赤羽正弘) 日程第6 特別委員会調査研究結果報告を議題といたします。 委員長の報告を求めます。 最初に広域都市ビジョン特別委員長 高山芳美議員。 高山議員。 ◆広域都市ビジョン特別委員長(高山芳美) 〔登壇〕 特別委員会調査研究結果を報告申し上げます。 本市議会では、平成20年6月に調査研究を目的とした3つの特別委員会を設置しました。今定例会が今期最後の定例会となりますので、それぞれの特別委員会から調査研究結果の報告をご報告申し上げるものです。 本特別委員会は、途中波田町との合併問題に関する事項を所掌事項に追加し、審議をしてまいりましたが、平成22年3月には、合併も終了し、その後、松本市の地域づくりの取り組みについてを調査研究テーマとして、調査研究を進めてまいりましたので、その結果について、ご報告申し上げます。 地域づくりについては、本市でも3つの地域づくり推進モデル地区において取り組みを進めておりますが、本特別委員会では、地方自治法に基づく地域自治区を設置している県外他都市の視察を初め、市内モデル地区や合併5地区の自治区長との意見交換などを実施する中で調査研究を進めてきました。 現在までに地方自治法に基づく組織の必要性や、既存の団体のとの関係、また、行政及び職員の支援をどうするか、そして、地域の人材をどう確保していくかなど、多くの課題が明らかになってきました。 これらの課題をまとめた報告書を本日、議長に提出いたしました。4月から地域づくり課が発足し、市外各地区の協議体づくりや活動の支援等を予定しております。このテーマについては、市議会もさらに調査研究を進め、本市のよりよいまちづくりに向け、理事者に対してもしっかりとした提言をしていくことが必要であるため、改選による市議会におかれましても積極的に取り組まれますことを期待しております。 以上、申し上げ、広域都市ビジョン特別委員会調査研究結果報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、産業振興・行財政改革特別委員長 吉江健太朗議員。 吉江議員。 ◆産業振興・行財政改革特別委員長(吉江健太朗) 〔登壇〕 産業振興・行財政改革特別委員会は、平成20年6月18日に市街地活性化、産業の振興及び行財政改革について、調査研究を行うことを目的として設置されました。 平成20年度には、施設の効率的な運営と住民サービス向上の持続化を目的として導入された指定管理者制度について、本市における指定管理者選定の状況及び指定管理者制度を取り入れている公の施設のうち市街地活性化の観点から3つの市街地駐車場の現地調査を行いました。 この調査結果は、市街地駐車場等の指定管理にかかわる議案審議の一助として活用されました。 平成21年度には、国の第29次地方制度調査会の答申を踏まえ、地方自治法に規定されている議員定数の上限が撤廃される場合を想定し、本市にふさわしい議員定数のあり方を検討する資料として、県内他市及び類似都市の基本的なデーター及び議員定数の変遷等について各市へのアンケート調査を行いました。 この結果については、本市議会の議員定数改正の検討の際に参考資料として有効に活用されました。本年度は、産業振興の観点から地場産業として地域経済を支え卓越した技術技法が継承されてきた松本のものづくりについて、現地視察を含めた調査を行いました。松本のものづくりが直面している後継者対策、ブランド化、販路拡大といった喫緊の課題に対し、多角的な検討を行いました。検討過程における各委員の意見は、必ずや本市の産業振興に寄与するものであると確信しますが、具現化するための資金調達や仕組みづくりまでについては、十分な調査研究が行われませんでした。 今後も、松本のものづくりについては、固有の貴重な地域資源としてとらえ、それぞれの課題について、さらに官民一体となって検討していく必要があると考えます。 以上を申し上げ、産業振興・行財政改革特別委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に交通・環境問題特別委員長 熊井靖夫議員。 熊井議員。 ◆交通・環境問題特別委員長(熊井靖夫) 〔登壇〕 それでは、最後に交通・環境問題特別委員会のご報告を申し上げます。 交通・環境問題特別委員会は、地域交通問題及び環境問題に関する調査研究を目的に設置をされました。公共交通の充実は、おのずから環境問題にもつながることから、委員会は、地域交通問題に絞って研究を進めたところでございます。 まず、平成20年度、21年度は、本市の交通政策の現況を理解するとともに、先進地である安曇野市のデマンド交通事業を視察いたしました。 また、地元交通事業社の役員と公共交通の維持、存続の方策について、意見交換を行い、鉄道軌道事業の上下分離制度等、具体的な提案をいただいたところでございます。 本年度は、公共交通の利用促進を目的とした交通環境の整備に関する研究として、自転車道の整備、デマンド交通の導入及びパークアンドライドの充実の3点について研究を行いました。 高校生への自転車安全利用や市職員へのパークアンドライドに関するアンケート調査及び市内各地域のデマンド交通の実状を調査し、その結果について分析、調査をいたしました。 これらの調査研究の結果、自転車専用レーンの連続的、一体的な整備の必要性やパークアンドライド事業の問題点等が明らかとなり、また、デマンド交通事業の実態を把握することができました。 本市においては、超少子高齢社会の進展や合併による市域の拡大から、公共交通の利用促進を目的とした交通環境の整備、充実の必要性は、ますます高まるものと考えます。 脱車社会を目指し、これから松本の交通のあり方を研究する中で、自家用車から公共交通機関への利用転換を推進し、人と環境に優しいまちづくりを着実に進めていくことを望むものであります。 以上申し上げ、交通・環境問題特別委員会調査研究結果の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 以上をもって委員長の報告は終わりました。 それぞれ委員長の報告のとおりご承知願います。 以上をもって今期定例会に付議された案件は、全部、議了いたしました。 この際、来たる3月31日をもって退職される伊藤教育長、浅川総務部長、上條財政部長、大日向健康福祉部長、丸山建設部長、田中上下水道局長、林議会事務局長からあいさつがあります。 最初に、伊藤教育長。 ◎教育長(伊藤光) 〔登壇〕 お許しをいただきましたので、一言御礼の言葉を述べさせていただきます。 平成18年の4月1日、松本市の教育長という大役を仰せつかって以来、今日まで何とか、本当に何とか務めさせていただくことができましたのも、ひとえに渡辺議長さん、大久保議長さん、赤羽議長さんのお3人の議長さんを初め、議員の皆様方、そして、菅谷市長さん、坪田副市長さんを初め、部長さん方及び職員の皆さん方のご指導、ご助言、そして温かなご支援のたまものと心から感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 また、この場をおかりいたしまして、お力添えを賜りました関係各位、そして、お支えをいただきました多くの皆様方にあわせて感謝と御礼を申し上げる次第でございます。 本当にありがとうございました。 今は、ただただ本当にありがたい5年間であったなとの思いと感謝の念でいっぱいでございます。 終わりに松本市議会並びに松本市の限りない発展と皆様方のますますのご健勝とご活躍を心からご祈念申し上げますとともに松本市の子供たちをどの子もどの子も大きく伸びよと心から念じさせていただき、辞任のあいさつにかえさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(赤羽正弘) 次に、浅川総務部長。 ◎総務部長(浅川猛) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり一言お礼のごあいさつをさせていただきます。 私の市役所生活をふり返りますと、在籍した部署では教育委員会と財政部が長かったわけですが、その中で、まず思い出されるのは、合併時の予算編成を行ったことと通学区の弾力化を担当したことであります。 特に今話題となっております通学区の弾力化は平成13年度に制度を始めるときから地域とのかかわりが懸念をされましたので、許可に当たっては地域行事への参加を義務づけにしましょうということで、スタートいたしました。現在では、この制度を利用する小学生、中学生が合わせて1,400名ほどいるという事実を見ますと、背景に強い要望があるあかしとなりますが、一方、市政まちかどトークなどでは、地域のまとまりを弱めた犯人捜しとしてこの弾力化を指摘する声が聞かれるようになりました。 これが10年間の時の流れかと感ずるこの頃ですが、通学は学区内の学校が信大附属小・中学校しかなかった当時と比べると、今では私立の小学校や中高一貫校という選択肢も広がり、同じ地域の子供たちが同じ学校へ通うという図式は薄れてきておりますので、この制度に責任を求めることは違うのではないかと当時の担当者としては思っております。要因の一つではあるかもしれませんが。 もう一つ、平成17年度の4村合併の際には、財政課長として合併初年度の予算編成にかかわったことも強く記憶に残っています。松本市より以前に合併をした市の例も多少は参考になりましたが、結局は自分たち自身で松本市に合った予算づくりの方法を考え出さざるを得ず、手探り状態で苦しみながら松本バージョンの予算として仕上げることとなりました。 新年度予算は、ただでさえ厳しい作業ですが、特にその年は1年中予算編成をやっていたようなそんな気もいたします。財政課の職員同士でこのことは、必ず後で思い出話になるからと励まし合ったものでした。 また、市議会につきましては、各議員の後ろには大ぜいの市民がいる、そのような気持ちで臨んだつもりでございます。時には終わった途端、また次の定例会かと思ったこともありましたが、議会があるからこそ、みずからの仕事を検証し、客観的に物事を見ることができたのだと思っています。 4月からは、議会の手厳しい目は気にしなくてもよい生活になりますので、少しは髪の毛も黒くなるかなと淡い期待も持ったりもいたしますが、余り緩まないようにみずからに多少のハードルは課しながら過ごしていこうと思っています。 以上、貴重なお時間をいただきました。思い出の一端を述べさせていただきました。 結びに今期で勇退をされます議員の皆様には、重責を担われたご苦労に大変お疲れさまでしたと申し上げます。これからもますますご健勝でご活躍ください。 また、来たる4月の統一地方選挙を目指しておられる議員の皆様には幸あれとご祈念申し上げます。おそろいで栄冠をかち取り、再度、この場でご活躍ください。 あわせて、市長さん初め、理事者の皆様のご活躍と松本市の発展を心からお祈りをしましてこのような場をいただいたことに再度感謝を申し上げ、御礼のあいさつをさせていただきます。大変、お世話になりました。(拍手) ○議長(赤羽正弘) 次に、上條財政部長。 ◎財政部長(上條信博) 〔登壇〕 お許しをいただきましたので、退職に当たり一言御礼のごあいさつをさせていただきます。 私もこの3月をもちまして、37年間お世話になりました松本市役所を定年退職させていただくことになりました。いよいよそのときが来たのかなと万感胸に迫る思いでございます。この間、10回の人事異動を経験し、そのたびに全く新しい分野で思い出に残るいろいろな仕事を担当させていただきました。 特に、退職前の2年間は菅谷市長のもとで健康寿命延伸都市・松本の創造に向けた二度の予算編成、転と結の年の予算編成に携わることができました。とても充実した日々を送ったのかなというふうに思っておりますが、大変な部分もございました。ふり返りますと、本当に苦しい場面、何度かございましたが、こんな非力な私が、何とか乗り越え、そして、今日を迎えることができましたのも、議員の皆様方、理事者や仲間の皆様方の暖かいご指導、ご支援のたまものと心から感謝をしております。ありがとうございました。 これからは、わずかな田んぼと畑で汗を流し、農家の暮らしを楽しもうと、また、これからも前を見据えて、新たな自分探しの旅に出たいと身勝手に思いを描いております。 終わりになりましたが、今期で勇退される議員の皆様、大変お疲れさまでございました。お世話になりました。これからもご健勝でご活躍されることをご祈念申し上げます。また、4月の選挙を目指しておられる議員の皆様方にはおそろいで栄冠をかち取られますことを心より願っております。あわせて市議会と松本市のご発展をご祈念申し上げ、御礼の言葉といたします。本当に長い間、ありがとうございました。(拍手) ○議長(赤羽正弘) 次に、大日向健康福祉部長。 ◎健康福祉部長大日向栄一) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり一言お礼のごあいさつを申し上げます。 おかげさまでこの日を迎えることができましたのも議員の皆様、理事者や仲間の皆様方の温かいご指導、ご支援のたまものと心から感謝しております。ありがとうございました。 今、退職を間近にして一抹の淋しさとともに私の胸を去来する歌がございます。「ついにゆく道とはかねて聞きしかどきのうきょうとは思はざりしを」これは「伊勢物語」の最終段にあります主人公在原業平の歌でございます。私にもいよいよそのとき、別れのときが来たと今一抹の淋しさとともにさまざまな思いがふつふつとわき上がってきております。 思いおこしますと昭和48年4月に採用辞令をいただき、教育委員会を皮切りに5部9課、通算38年の市役所での生活です。 さまざまな思い出の中で、とりわけ心に残っているのは、美術館での2年間、松本をこよなく愛し、また、松本が松本のスタイルです、老いるほど若くなるといった機知に富んだ、また、含蓄のあるコピーをつむぎ出された今は亡き米倉 守美術館長さんから広く美の世界を案内していただいたこと、そして、最後の5年間は、健康福祉部の一員として菅谷市長の掲げる健康寿命延伸都市・松本の創造の一翼を担わせていただき、改めて生きるということ、命の質を考える貴重な機会を与えていただいたことでございます。 今後は、この何事にもかえがたい貴重な出会いと思い、そして、さまざまな思い出とともに、そういったものを大切にして、また、少しばかり肩の力も抜いて生きていきたいと思っております。 終わりになりましたが、今期でご勇退されます議員の皆様におかれましては、これまでの豊富な知識と経験を生かされて、大所高所から市政発展のため、ご指導ご尽力を賜れば幸いと存じます。 また、来たる4月の統一地方選挙に臨まれる議員の皆様には、その目的が達せられますことをご祈念申し上げます。 そして、市長さん初め、理事者の皆様、職員の皆様には、健康寿命延伸都市・松本の創造に向け、今後一層ご健勝でご活躍されますことをお祈り申し上げます。 これまでに賜りましたご指導、ご厚情に改めて感謝申し上げ、退職のごあいさつをさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(赤羽正弘) 次に、丸山建設部長。 ◎建設部長(丸山悦男) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり一言お礼のごあいさつを申し上げます。 私は、昭和48年4月に入所以来、都市開発部、建設部と建設関係の職場で38年間、仕事をさせていただきました。この間、仕事を通じ、多くの市民の皆様、議会の皆様、菅谷市長を初め、上司、先輩、同僚職員の皆様と出会うことができました。こうした出会いは、私の役所生活の中で貴重な経験となり、お金にはかえられない財産、宝となり、今の自分があり、また、今後の人生を歩む上で大きな力となるそんな気がしております。 特に、菅谷市長のもとで超少子高齢型人口減少社会に対応する総合計画、都市計画、マスタープランなど、20年、30年先を見据えた松本のまちづくりに向け、具体的な計画に参加できましたことを誇りに思っております。 また、こうした施策の一方で、私なりに取り組みをさせていただいたことがございます。 それは、議会の中でもたびたびご質問がございました市長に常々言われております危機管理でございます。これは、テレビ報道から知ったことでございますが平成7年3月に発生した地下鉄サリン事件で被災をされた方々への聖路加病院日野原先生を初めとする医療スタッフの対応のことでございます。日野原先生は、関東大震災の教訓のもと現在の病院施設を災害を想定し、病院内はもちろん、礼拝堂まで医療行為ができるよう酸素吸入用の配管をし、想定外の災害に対応した施設整備をされたとのことでございます。また、何よりも感動したのは、数百人に及ぶ被災者救援のためだれの指示も受けずに聖路加病院医療スタッフがみずからの判断で集合し、情報が全くない中で協力をし合って医療行為がされた、こういった報道でございました。この報道を見て、これがまさに危機管理の本質と考え、建設部、都市開発部、こうした中で、日々の業務、また、市民の皆さんとの対応の中で、常にこのことを意識させていただきました。 こうした日々の積み重ねが議会の皆さん、また、市民の皆さんに信頼されることにつながる、こういった一念で、ここ数年間仕事をさせていただきました。 大変至らぬ私でございましたが、無事に今日を迎えることができましたのも、ひとえに赤羽議長さん初め、議員の皆様、菅谷市長、坪田副市長初め、上司、先輩、同僚職員の皆様のご指導によるものと深く感謝申し上げます。 結びに議長、議員の皆様、市長を初め、理事者、職員の皆様のますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、また、私の大好きな松本の限りない発展をご祈念申し上げ、御礼のごあいさつとさせていただきます。本当に長い間ありがとうございました。(拍手) ○議長(赤羽正弘) 次に、田中上下水道局長。 ◎上下水道局長(田中春男) 〔登壇〕 お許しをいただきましたので、退職に当たり一言お礼のごあいさつをさせていただきます。 初めに、このたびの東北地方太平洋沖地震で犠牲になられた方々、また、被災をされた方々に対しまして、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。 上下水道局では、職員4名が被災地に現在赴いておりまして、岩手県の大船渡市で懸命に給水活動を行っております。ぜひ、一刻も早い復旧、復興を願うものでございます。 さて、私が昭和45年に市役所に入所して以来、総務、教育、上下水道分野を中心に41年間勤務をさせていただきました。最後の4年間は、上下水道局に勤務をさせていただきましたが、合併地区の水道拡張事業、あるいは検針徴収業務の民間委託、また、懸案でありました下水道事業会計の累積欠損金、これらが解消できたこと、微力ではありましたが、多くの皆様に支えられながら、自分なりに精一杯取り組んでまいりました。 至らぬ私ではございましたが、無事きょうを迎えることができましたのも、ひとえに議長さんを初め、議員の皆様方、市長さんを初め、上司や同僚の皆様方のご指導と励ましによるものと心から感謝を申し上げます。 いよいよ新年度から健康寿命延伸都市・松本の創造を柱とした松本市の基本構想第9次基本計画がスタートするわけでございますが、このたびの大災害を見るにつけまして、市民の皆様が安全で安心して暮らせるよう、新たな松本のまちづくりに向け、確かな一歩を踏み出していただけますよう、心から願う次第でございます。 結びに、今期限りで勇退されます議員の皆様方、市政への多大なご尽力に感謝を申し上げ、また、この4月の統一地方選挙を目指しておられる議員の皆様方のおそろいでのご当選を心からご祈念を申し上げますとともに市長さんを初め、理事者、職員の皆様方のご健勝でますますのご活躍と松本市並びに松本市議会の限りないご発展を心からご祈念申し上げまして、退職に当たってのお礼のあいさつとさせていただきます。長い間、本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(赤羽正弘) 次に、林議会事務局長。 ◎議会事務局長(林純一) 〔登壇〕 きのうは小学校の卒業式であいさつをしてまいりましたが、本日は、自分の卒業ということで、このようなご機会をいただきまことにありがとうございます。 退職に当たり一言お礼のあいさつをさせていただきます。 私は、旧松本市と本郷村が合併した昭和49年に奉職して以来、37年間にわたり8つの職場にお世話になりました。それぞれの職場で多くの上司、同僚、後輩の皆様に支えられ、きょうのこの日を無事迎えることができましたことに心から感謝とお礼を申し上げます。 とりわけ、この2年間は、議員の皆様には大変お世話になりましたが、議会基本条例制定後の具体的施策について、全議員の皆様が真剣かつ積極的に取り組まれ、議会改革度全国1位という高い評価を受けられましたことは、事務局を預かる職員としてこの上ない喜びであり、思い出深い最後の職場となりましたことに感謝とお礼を申し上げます。 政治経済社会全般に閉塞感が漂う中、地方分権の時代を迎え、今まさに変革の時代を迎えようとしています。菅谷市長は、20年、30年先を見据えた健康寿命延伸都市・松本に向け、フロントランナーとして様々な事業に取り組んでおられますが、とりわけ、新年度は世界健康首都会議、国連軍縮会議が松本の地で開催されますので、2期目仕上げの年を迎え、世界に向け大いに健康寿命延伸都市・松本のまちづくりをアピールしていただければと思います。 そして、松本市議会も5月から新体制となりますが、議会改革はこれからが真価を問われることになりますので、将来を見据えて着実に一歩ずつ進展されますよう、ご期待を申し上げます。 今後は皆様の多くの皆様からお教えいただきました知識や経験を生かしながら、地域づくりの新たな体制がつくられますので、一市民としてお役に立てればと思いますし、近く制定される松本山の日には楽しみに参加をしたいと思います。 終わりに、今期限りで勇退されます議員の皆様には長い間大変お疲れさまでした。これからの人生がさわやかで光輝く人生でありますよう、ご祈念申し上げますとともに4月の地方統一選挙を目指される議員の皆様におかれましては、厳しい選挙となりますが、全員の皆様が栄冠をかち取られ再び県議会、あるいは市議会においてご活躍されますことを願っております。 菅谷市長さんを初め、理事者や職員の皆様方のますますのご活躍と松本市並びに松本市議会の限りないご発展をご祈念申し上げまして、退職に当たってのお礼のあいさつとさせていただきます。長い間本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(赤羽正弘) この際、市長からあいさつがあります。 菅谷市長。 ◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 まず、冒頭、去る3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震について申し上げます。 三陸沖を初めとする東日本沖の広範囲を震源とする東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0という世界最大級の巨大地震であり、東北地方を中心として北海道からさらに首都圏を含む関東地方までに甚大なる被害をもたらした、かつて日本が経験をしたことのない未曾有の大震災となりました。 また、翌12日は、長野県及び新潟県を震源とする地震が相次いで発生し、栄村を中心とした県北部、そして、新潟県中越地方は、大きな損害をこうむり、さらに昨日、16日には静岡県東部を震源地とする地震が発生するなど、まさに地震大国日本を強く意識させられたところでございます。 これらの大震災の発生から1週間が経過するわけでございますが、いまだに安否が不明な方々が多数おり、また、今なお余震が続く中で、避難生活を続ける被災者の皆様のご心痛を推しはかるに胸が痛むばかりであり、言葉もございませんが、この大地震によりお亡くなりになられた方々、そして、被害に遭われた皆様に対し、この場をおかりして心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。 また、栄村の皆さんにおかれましては、飯山線の線路が土砂で一部宙づりになることを初めとして、住民生活に大きな影響が出ていることに対しまして、同じ長野県民として、心配をしているところでございます。 大震災発生直後からマスコミ各社が映し出す映像などにより、大津波が瞬く間に次々と車、家屋、田畑などをのみこんでいく状況を目の当たりにし、改めて自然の猛威、自然の前での人間の無力さを痛感させられたところでもございます。 また、東京電力福島原子力発電所では、被災にともなう原子炉事故により国内で初めて核燃料の一部が溶けるという炉心溶融が発生するとともに、周辺地においては基準値を大幅に上回る放射線量が確認されるなど、まことに憂慮すべき事態となっております。 1986年、世界を震撼させたチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故では、多大な被害が発生し、いまだ、その後遺症に苦しむ方々が大勢いらっしゃる中、ベラルーシ共和国での医療活動を行った私の経験からその恐ろしさを憂いつつ申し上げますと、炉心溶融などの原子炉事故は、まさに核災害であります。 周辺住民はもちろんのこと、国民の安全・安心を守るために、そして、この危機を乗り越えるため、政府の迅速かつより的確な対策を切に望むところでございます。 松本市におきましても大震災の影響によるものか、何度か地震がございましたが、幸いにも人的並びに物的被害は現段階ではございませんでした。松本市といたしましては、まずは、混乱する被災地の初動体制を援助するため、震災翌日の12日には、特例市災害時相互応援協定に基づき、被災されました水戸市へ毛布3,400枚、アルファ米400食を公用車及び長野県トラック協会のトラックにより運搬したところでございます。 あわせて、被災地の給水等の支援のため、日本水道協会長野支部からの要請に基づき、上下水道局の給水車1台、作業車1台を岩手県盛岡市及び大船渡市に派遣いたしました。 さらに、松本広域連合では、総務省からの出動要請を受け、震災当日の夕方には緊急消防援助隊22名が第1次隊として松本市を出発、翌12日は、長野県隊と合流し、救出活動などの任務に当たり、以降、今日までに第3次隊、合わせて58名を派遣し、明18日早朝には、第4次隊18名を派遣することとしております。 また去る14日には、副市長を本部長に東北地方太平洋沖地震等被災者支援対策本部を立ち上げ、被災地支援へ松本市としてできることに全力で取り組むこと、被災地の支援はミスマッチを生じないよう、被災地のニーズをしっかり把握して行うことを基本に被災地への義援金等の受け入れ窓口を庁内に開設し、市民を初め、企業の皆様からの義援金等をお預かりするなど、既に被災地支援に取り組んでおります。 また、議会ともご相談の上、被災地に対する松本市からの義援金につきましても支出してまいりたいと考えております。 被災地では依然として余震が続く中、いまだ危険な状況下にあり、また、日本各地で計画停電が実施されるなど日常生活に混乱が生じておりますことから一日も早く被災された皆様が元の平穏な生活に戻れますよう、心からお祈り申し上げます。 こうした大規模災害は、松本市にとっても決して無縁ではなく、物流、観光、飲食などさまざまな分野で影響が生じつつありますが、こうした国家的危機に対しては、松本市民もまた一定の負担を負い、日常生活に支障が生じることがあっても現実をあえて享受し、復興に力を貸すことが大切であります。 今後、松本市といたしましては、今期議会でお認めいただきました同報系情報伝達手段整備事業、防災用備蓄倉庫設置事業などの予算を踏まえ、防災施設整備の充実を図るとともに自主防災組織活動支援事業を進めながら、地域住民との連携、協働による自助、共助、公助による防災力の強化に努め、突然襲ってまいります地震を初めとした自然災害に対し、万全を尽くしてまいりますので、議会を初め、市民の皆様のご協力を賜りますよう、また、市民の皆様におかれましても地震への備え、避難方法の確認など災害対策を再度徹底いただきますようお願い申し上げます。 さて、先月21日に開会されました今期定例会も本日をもちまして、閉会となるわけでございますが、議員の皆様におかれましては、25日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおり決定をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 本会議等におきまして、議員の皆様からいただきました市政各般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましても、今後、十分研究、検討させていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。 今期定例会冒頭でも申し上げましたとおり、平成23年度は、私の市長任期2期目の最終年度、総仕上げの年であり、さらには、松本市基本構想2020を初めとする新たな総合計画がスタートすることとなります。 基本構想において将来の都市像として掲げました健康寿命延伸都市・松本の実現に向けて市民の皆様との協働により新たなる松本のまちづくりのため、全力を挙げて取り組んでまいる決意でございますので、議会の皆様を初め、市民の皆様のご理解、ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。 議員の皆様におかれましては、平成19年4月、また、波田地区選出の議員の皆様におかれましては平成22年4月に議員として当選されて以来、今日までの間、市政発展のため、議員としての重責を果たされてこられました。 特にこの間、松本市は市制100周年という大きな節目を迎え、市町村合併を初めとする解決すべき諸問題が山積する中、次なる輝かしい100年のため、歩み始めたところであり、問題解決のためご尽力をいただきました議員の皆様方に深く感謝を申し上げます。 皆様方は来る4月をもって任期満了となるわけでございますが、今期をもって勇退される皆様には、長い間すぐれた識見と卓越した手腕により市民の皆様からの負託にこたえ、多大なご功績を上げてこられましたことに対し、改めて心から敬意を表する次第でございます。 どうか、今後とも健康には十分にご留意され、また今日まで長きにわたり培われた豊富なご経験を生かされ、市政発展と地域振興のため、今後もご活躍いただきますようお願い申し上げます。 また、多くの議員の皆様におかれましては、引き続き再選を目指され、4月の統一地方選挙に臨まれるわけでございますが、卓越した政治手腕とすぐれた見識に加え、豊富なご経験のお持ちの皆様でございますので、どうかおそろいで当選の栄誉をかち取り、再びこの議場でお会いできますことをご祈念申し上げます。 なお、先ほどは議会のご配慮をいただき、この3月をもって勇退されます伊藤教育長、また定年退職する部局長にあいさつの機会を与えていただき、まことにありがとうございました。 伊藤教育長におかれましては、5年間にわたり本市の教育行政の発展に多大なご尽力を賜り、ここに改めて心から感謝を申し上げたいと存じます。 また、退任のあいさつがございました部局長を初めとし、この3月をもって多くの市職員が退職のときを迎えようとしていおりますが、退職される職員には、今日までの間、それぞれの職務を全うされ、市民のための市政運営に全力で取り組んでこられましたことに対し、私からもこの場をおかりして心から感謝を申し上げます。 今後とも、ご家族の皆さまとともに健康に十分留意いただき、松本市政発展のため、これまで同様、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。 結びに当たりまして議員の皆様におかれましては、時節柄、健康には十分留意をいただき、あわせて、市政発展のため、一層のご活躍をされますようご祈念申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。 大変長い間、ありがとうございました。 ○議長(赤羽正弘) この際、私からも一言ごあいさつを申し上げます。 本日まで大変ご熱心に審査を賜り、議長の立場からも厚く御礼申し上げます。また、このたびの東北地方太平洋沖地震等に対しましては、理事者の迅速な対応に感謝を申し上げますとともに議会といたしましてもあらゆる支援を惜しまないところでございます。 今期定例会は、私ども議員最後の任期の議会であります。議員各位には極めて感慨深いものがあったと拝察申し上げる次第でございます。 この4年間をふり返りますと世界的な経済不況を発端に、国内の景気低迷が長引くとともに国政では新たな政権が誕生し、政治、経済の情勢が大きく変動した時代でありました。 また、近年は、地震や津波、火山噴火、集中豪雨等、地球温暖化問題を含めた地殻や気候の変動による地球的規模の自然災害の発生が憂慮されております。 そんな中、本市におきましては、平成19年に市制施行100周年の節目を迎えるとともに菅谷市政の2期目がスタートし、新たなる松本のまちづくりにまい進され、将来を見据えた諸施策を着実に進められていることに対し、深甚なる敬意を表するところでございます。 本市議会にあっては、不断の改革に努める中、議会基本条例を制定し、身近な開かれた行動する議会となるよう、政策の提言や議会広報の充実、議会活動への市民参加の促進等に取り組んでまいりました。改めて、議員各位を初め、理事者並びに関係の皆様に心から感謝を申し上げる次第でございます。 さて、私どもの任期も余すところわずかであります。地方分権が進み、地方の時代を迎える中、全国的に市町村合併が行われ、地方自治体の枠組みが大きく変化をいたしました。今後も地方分権を担う本市の進むべき方向を見きわめ、さらなる飛躍を遂げるには議会の果たす役割がますます重要になってまいります。議員各位におかれましては、再び選挙戦に臨む方、新たな飛躍を目指す方、あるいは大きな功績を残して後進に道を譲られる方、それぞれ道は異なりますが、いつまでもご健勝でそれぞれの立場から市政発展のため、ご尽力をくださいますよう祈念するものでございます。 ここで退職されます、教育長、部長、局長の皆様の長年のご尽力に感謝を申し上げますとともに、改めて市長を初め、理事者各位のご健勝と市政のますますの発展を祈念いたしまして私からのごあいさつといたします。 これをもって本日の会議を閉じ、2月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでした。                              午後3時14分閉議                              午後3時14分閉会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成23年3月17日                     松本市議会議長    赤羽正弘                     松本市議会副議長   小林繁男                     松本市議会議員    忠地義光                         同      上松正文                         同      澤田佐久子...