松本市議会 > 2010-09-24 >
09月24日-05号

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  1. 松本市議会 2010-09-24
    09月24日-05号


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    平成22年  9月 定例会---------------------------------------          平成22年松本市議会9月定例会会議録                 第5号---------------------------------------             平成22年9月24日 (金曜日)---------------------------------------               議事日程(第5号)                      平成22年9月24日 午後1時開議 第1 委員長審査報告(議案第1号から第10号まで、第16号から第23号まで、及び請願第8号から第10号まで) 第2 閉会中の継続審査に付することについて    議案第11号 平成21年度松本市歳入歳出決算の認定について      第12号 平成21年度松本市公営企業会計決算の認定について      第13号 平成21年度波田町歳入歳出決算の認定について      第14号 平成21年度波田町公営企業会計決算の認定について      第15号 平成21年度美ケ原地域行政事務組合一般会計歳入歳出決算の認定について    請願第11号 ワクチン接種費用の助成に関する請願 第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第4 議第10号 私立高校への公費助成に関する意見書     第11号 子宮頸がん予防ワクチン接種公費助成に関する意見書      -----------------------------出席議員(41名)      1番  古田寛司          2番  小林あや      3番  太田典男          5番  山崎たつえ      6番  犬飼信雄          7番  小澤 豊      8番  小林弘明          9番  浅川三枝子     10番  阿部功祐         11番  両角友成     12番  上條俊道         13番  守屋義雄     14番  宮坂郁生         15番  村瀬元良     16番  忠地義光         17番  上松正文     18番  澤田佐久子        19番  熊井靖夫     20番  柿澤 潔         21番  芝山 稔     22番  吉江健太朗        23番  青木豊子     24番  福島昭子         25番  宮下正夫     26番  南山国彦         27番  白川延子     28番  近藤晴彦         29番  芦田勝弘     30番  太田更三         31番  草間錦也     32番  犬飼明美         33番  牛山輝雄     34番  大久保真一        35番  小林繁男     36番  赤羽正弘         38番  増田博志     39番  高山芳美         40番  塩原 浩     41番  倉橋芳和         42番  池田国昭     43番  中田善雄      -----------------------------欠席議員(1名)     37番  黒田輝彦      -----------------------------説明のため出席した者  市長      菅谷 昭      副市長     坪田明男  総務部長    浅川 猛      政策部長    高山 満  財政部長    上條信博      市民環境部長  牧垣壽志  健康福祉部長  大日向栄一     こども部長   熊谷賢一  農林部長    川上一憲      商工観光部長  平尾 勇  建設部長    丸山悦男      上下水道局長  田中春男  病院局長    中澤 孝      教育委員長   斉藤金司  教育長     伊藤 光      教育部長    二木保明  代表監査委員  大和達之      行政管理課長  福嶋良晶  秘書課長    麻原恒太郎     政策課長    寺沢 健  財政課長    安達正泰      -----------------------------事務局職員出席者  事務局長    林 純一      事務局次長   渡辺 明  次長補佐兼          市川英治      議会担当係長  小西敏章  議会担当係長  議会担当係長  喜多村博章     主査      田原 茂  主査      赤羽志穂      主任      金子 稔      -----------------------------               本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり      -----------------------------                               午後1時1分開議 ○議長(赤羽正弘) 現在までの出席議員は41名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。 最初に、報告事項を申し上げます。 去る15日の本会議で設置されました決算特別委員会で正副委員長の互選を行った結果、委員長に芝山 稔議員、副委員長に犬飼信雄議員がそれぞれ互選されました。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。      ----------------------------- △日程第1 委員長審査報告 ○議長(赤羽正弘) 日程第1 議案第1号から第10号まで、第16号から第23号まで及び請願第8号から第10号までの以上21件を議題として、委員長の報告を求めます。 最初に、教育民生委員長 村瀬元良議員。 ◆教育民生委員長村瀬元良) 〔登壇〕 教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案6件及び請願3件につきまして審査を行いましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 初めに、議案第2号 松本市体育施設設置管理等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは直営で管理している今井及び沢村の屋外プール3施設について、平成23年4月から公募による委託料方式指定管理者制度を導入するため、所要の改正をするもので、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、制度導入に当たっては、他自治体のプール死亡事故等をかんがみ、新たに施設を管理する指定管理者職員の指導徹底を図り、安全に万全を期すよう要望がありました。 次に、補正予算案について申し上げます。 最初に、議案第4号 平成22年度松本市一般会計補正予算(第2号)につきましては、異議なく可決すべきものと決しました。 質疑の中で、授業用校用備品充実整備費に関連し、30年に一度の異常気象と言われる本年の猛暑を教訓に、各小・中学校の教室等への冷房機器及び扇風機の配備について、教育委員会の方針を求める質疑があり、理事者からは、小・中学校50校の状況はさまざまで、現状を把握する必要があるため、各校の実態調査を行い、保健室等の必要なところから配備を検討していく旨、答弁がありました。 次に、議案第5号 平成22年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第6号 平成22年度松本市老人保健特別会計補正予算(第1号)、議案第7号 平成22年度松本市介護保険特別会計補正予算(第1号)及び議案第9号 平成22年度松本市松本城特別会計補正予算(第1号)の以上4件につきましては、異議なく可決すべきものと決しました。 松本城特別会計の補正では、松本城東公衆便所の改修に伴う施設の拡張について要望があり、理事者からは、文化庁との協議では拡張は難しいとされているため、既存身障者トイレの多目的化により、施設の充実を図りたいとの答弁がありました。 次に、請願審査3件について申し上げます。 最初に、請願第9号 子宮頚がん予防ワクチン接種公費助成を求める請願書及び請願第10号 子宮頚がん予防ワクチン接種公費助成をするよう国への意見書提出を求める請願書の以上2件について、一括して審査をいたしました。 委員からは、子宮頸がん予防ワクチンの接種については、地方自治体が主体となるものではなく、国が責任を持って公費助成等に取り組むべきであるとして、市費の助成を求める請願第9号は、起立採決により不採択とすべきものと決し、国への助成を要望する請願第10号は、全会一致をもって採択すべきものと決しました。 次に、請願第11号 ワクチン接種費用の助成に関する請願についてでありますが、これはヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン及び子宮頸がんワクチンの3つの予防接種に対する助成制度の創設と勧奨接種化を求める請願であり、現段階では、より一層慎重審査を期することが必要との意見が多数を占め、閉会中の継続審査としたい旨、議長に申し出たものであります。 以上を申し上げ、教育民生委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、建設委員長 宮下正夫議員。 ◆建設委員長宮下正夫) 〔登壇〕 建設委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案5件につきまして審査いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 初めに、議案第17号 市道の変更について、議案第18号 市道の認定について及び議案第19号 市道の廃止についてですが、変更2路線、認定15路線、廃止1路線の合計18路線について審査をいたしました。 今回の認定・変更につきましては、開発行為に伴うものが主なものですが、そのほかに空港東地区を松本市都市計画区域に編入することにより、新たに認定する4路線があります。 これは都市計画区域内では、建築基準法で、建物を建築する場合、建築基準法に規定する道路に接道していることを要件としており、都市計画区域編入時に建築基準法に規定されていない道路沿いにある既存の建物の存立を認めるために、この地区内の主な認定外道路市道認定基準の4メートル以下でも市道に認定するものであります。 これらの路線につきまして、現地調査を行い審査したところ、公共性の高い生活道路で妥当なものであると認められ、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、市道の廃止についてでありますが、今回廃止する梓川155号線は、昭和59年に旧梓川村で認定したものですが、社会福祉法人信社会福祉協会身体障害者療護施設「梓荘」が進入路として整備し、専用道路として使用しているため廃止するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第4号 平成22年度松本市一般会計補正予算(第2号)中、建設部関係予算について申し上げます。 主な新規事業として、歴史的風致維持向上計画策定事業費333万円がありますが、これは地域固有の歴史や伝統を反映した人々の活動と歴史上価値の高い建造物からなる歴史的風致について維持向上計画を策定し、国の認定により各種事業による支援や、法律上の特例交付措置を受けようとするものであり、今年度中の認定に向け取り組むこととしております。 そのほか、平成22年7月16日の豪雨により崩落した奈良井川右岸神戸橋下流(等)の市道5225号線の復旧事業費など、いずれも緊急性、必要性の高いもので、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、議案第10号 平成22年度松本市下水道事業会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは四賀、上高地、波田浄化センター運転管理業務委託に伴う債務負担行為を設定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 以上を申し上げて、建設委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、経済環境委員長 柿澤 潔議員。 ◆経済環境委員長(柿澤潔) 〔登壇〕 経済環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案5件を審査いたしましたので、その経過並びに結果について報告を申し上げます。 最初に、議案第1号 松本市農村環境改善センター条例の一部を改正する条例でありますが、これは市内3カ所にある農村環境改善センターのうち、老朽化した梓川農村環境改善センターを用途廃止し、市村合併以前から地元要望のあった公民館として活用するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号 市有財産の譲渡について(旧原山多目的集会施設)でありますが、これは四賀地区旧原山多目的集会施設を町会に譲渡するもので、昨年11月に原山町会が地縁団体として法人格の認可を受けたことから、合併調整方針に基づき、ことし2月定例会において、行政財産から普通財産とし、今回、原山町会へ譲渡するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第23号 土地改良事業の施行についてでありますが、これは農業経営の安定化及び農家の定住促進のため、入山辺地区農業生産基盤である農道を整備するものです。 委員からは、農道建設予定地希少植物があることから、農道建設の見直しを求める要望があったことについて質問があり、理事者からは、現在、地元と要望団体で協議を進め、ルートの一部変更や移植などを含め十分話し合う中で問題を整理していくとの答弁がありました。 そのほか総事業費を考慮し費用対効果の上がる事業とされたいとの要望がありました。 本事業の目的は、当該地区人口流出率抑制にあることから、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第4号 平成22年度松本市一般会計補正予算(第2号)でありますが、これは国・県補助事業の内示、決定等に伴う経費であり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、審議の過程における主な要望、意見等について申し上げます。 環境衛生費住宅用太陽光発電システム導入補助金の追加については、今後売り出す建売住宅でも対象になるのかという質問に対し、理事者からは、建売住宅でも購入の段階で補助申請をしてもらえば補助の対象となるので、地球温暖化防止に向け補助制度の利用を推進していくとの答弁がありました。 農林水産事業費果樹経営者支援事業については、委託先を農協に限らず農業関連企業など広く対象にすべきではという意見が出され、理事者からは、果樹棚の設置は専門的なノウハウがないとできないため、それぞれ要望の農家が指定した農協を委託先とし、緊急雇用創出事業を活用し実施していくとの答弁がありました。 最後に、議案第8号 平成22年度松本市市街地駐車場事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは電気自動車を活用した環境関連ビジネスを創出する事業として、大手門駐車場急速充電器普通充電器を整備するため、一般会計から繰り入れを行うもので、異議なく可決すべきものと決しました。 以上を申し上げ、経済環境委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、総務委員長 草間錦也議員。 ◆総務委員長草間錦也) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 総務委員会は、付託案件6件につきまして審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 最初に、議案第3号 松本市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本案は、児童扶養手当法が改正され、新たに父子家庭児童扶養手当の支給対象となったことに伴い、児童扶養手当を受給している場合には、母子家庭と同様に父子家庭についても、本制度の補償額の減額調整を行う規定を整備するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第20号 訴えの提起についてを申し上げます。 本案は、市営住宅家賃を長期間滞納し、再三の支払催告、納入相談にも応じないなどの入居者及びその連帯保証人に対して、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃などの支払いを求めて訴えの提起をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第21号 松本市過疎地域自立促進計画の策定について申し上げます。 本案は、平成21年度までが期限とされた過疎地域自立促進特別措置法が平成27年度まで期間延長されたことに伴い、自立促進のための事業実施に当たり、過疎対策事業債の活用など、財政上の特別措置を受けることを可能とするために、対象となる四賀地区安曇地区及び奈川地区についての計画を策定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 理事者からは、計画に記載された事業について、必要性、緊急性などを精査の上、今後、具体的な事業の実施を決定してまいりたいとの説明に対し、平成27年度までの限られた期間の中であるので、予算確保に努め、積極的な事業実施を求める要望がなされております。 次に、議案第22号 長野県地方税滞納整理機構の設置について及び請願第8号 長野県地方税滞納整理機構に加わらないことを求める請願書の以上2件について申し上げます。 この2件は関連する内容でありますので、一括して審査を行いました。 議案第22号は、長野県と県内の全市町村が参加し、大口困難案件について滞納整理業務の共同化を行う広域連合組織「長野県地方税滞納整理機構」を設置しようとするもので、理事者からは、これまでの検討経過、組織の概要、期待される効果、今後のスケジュール、他県の設置事例など、また平成23年度の処理見込み件数は約1,000件、このうち本市からは100件程度移管する予定との説明がありました。 一方、請願第8号は、同機構の滞納整理業務により、重大な人権侵害地元中小企業の倒産を招くおそれがあり、同機構に参加しないことを求めるもので、請願者からその趣旨の説明を受けました。 一部委員から、本市の滞納整理業務は、身近な行政の中で、納税者の事情に配慮された対応がされており、新たに納税整理機構を設置し、そこに本市が参加する必要はないとの意見がありましたので、議案第22号については、起立採決を行い、その結果、可決すべきものと決しました。 したがいまして、同機構に加わらないことを求める請願第8号については、不採択とすべきものと決しました。 最後に、議案第4号 平成22年度松本市一般会計補正予算(第2号)中、当委員会関係については、今年度中に事業化が必要な政策的経費、国・県補助事業の内示及び決定に伴い、補正措置が必要な経費、契約手続上債務負担行為が必要な経費などであり、異議なく可決すべきものと決しました。 以上、ご賛同いただきますようお願いを申し上げまして、総務委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 以上をもって委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。 質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し、意見のある方の発言を求めます。 30番 太田更三議員。 ◆30番(太田更三) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、議案第4号 平成22年度松本市一般会計補正予算(第2号)について、賛成する者の会派新風会13名の総意として、さらなる積極政策実行に対する意見を述べます。 去る13日、我が会派の代表質問において、今、閉塞している経済状況雇用状況下での事業創出と雇用は喫緊の課題であり、松本市においても、その対応に財政出動するべきという趣旨の代表質問をいたしましたところであります。しかし、その答弁は前向きな見解ではありませんでした。 この質問の背景には、私ども新風会として、議会基本条例のもと、市民、各種団体の皆さんとの意見交換会等の交流を通じ、具体的にお話をさせていただいた中から感じ取ったことが背景であります。9月補正予算には、地球温暖化防止CO2削減に向けたエコ対策としての電気自動車太陽光発電設置に補助する増額補正、また観光費の中のトイレ改修工事前倒し発注に取り組むという政策がありますが、この不況下での経済雇用対策に対して積極的に絶対的に取り組む様子は見えないと思っております。持続可能な都市づくりのために、松本市実施計画によって事業が遂行されていることは評価するところであります。 新風会は、3Kプラン健康寿命延伸都市・松本をうたう実施計画につきましては、ほぼ認めておることを申し添えておきます。そして、私ども会派は、市長の市民の安心・安全を願う3Kプラン健康寿命延伸都市・松本を具体化させた、松本市実施計画を前倒しして実施することによってこそ、この閉塞状況から脱却することができて、市長の願いが早期にかなうものであると思っております。松本市実施計画中の市単独事業は、市長の3Kプラン健康寿命延伸都市松本実現のための確実な政策だと思っております。 こども部放課後児童クラブ室建設事業、保育園大規模改修事業、建設の単独河川改良事業単独水路改修事業既存住宅改修事業生活道路整備事業、農林部の林道改良事業、福祉部の松風園施設設備改修事業、教育部の地区公民館エレベーター設置事業社会体育館規模改修事業町会公民館整備補助事業、学校開放・体育館施設改修事業などは、市長の願いを実現するための政策だと思います。 松本市の平成21年度決算で、財政調整基金66億8,000万円、全体の基金残高173億9,000万円、出納整理後の財政調整基金は79億円となり、このたびの補正で財政調整基金にさらに5億円が積み立てられます。また、財政状況においては、先日の財政指標の新聞報道にもありますように、当局の努力により特段の懸念も見られず、地方債と公債費の10年間の推移を見ますと、地方債が上回っている年度は平成15年度だけであり、将来、確実に公債費が減少する傾向にあります。起債制限比率も9%台、10%台と推移しておるところであります。 長野県においては、経済雇用対策費として道路の維持修繕工事の前倒しを中心とした公共県単独事業費補正予算案に76億円弱を計上したと報道がありましたが、松本市も一緒に財政出動して、一気呵成に経済雇用対策を行えば、大いなる相乗効果が生まれると思うところであります。心からお互いさま、おかげさまと笑顔で接し合えるまちづくり、若者が外に出ていかなくてもいいまちづくり、国のもとである農業を大切にするまちづくりなど、市民の安心・安全を思い、悠久の歴史をはぐくめる生き生きとした政策の執行を切に願うものであります。 経済の不況、市民の雇用不安を打破するために、真の地方分権を先取りして、きょうからでも財政出動庁内検討委員会が開催され、しかるべく対応策が発表されることを切に願って、積極政策実行に対する意見といたします。 ありがとうございました。 ○議長(赤羽正弘) ほかに意見はありませんか。 22番 吉江健太朗議員。 ◆22番(吉江健太朗) 〔登壇〕 無所属、松本市行革110番の吉江健太朗です。 議案第23号 土地改良事業の施行について意見を申し述べさせていただきます。 農業基盤整備入山辺地区農道整備事業について、反対の立場からの意見です。 この建設計画によると、薄川北沢を渡る農道建設によって、貴重な自然景観を壊し、絶滅危惧種植物の群生地に壊滅的なダメージを与えてしまう可能性があると心配する市民の声が届いています。市民や環境団体から、事業の中止や見直しを求める声がある中で、事務事業を性急に進めるべきではありません。この事業について、市はもっと慎重に対処すべきです。農道の建設予定地の薄川北沢は、市民の憩いの場にもなっており、景観、絶滅危惧種植物の群生地の保全を求めます。 また、農道整備箇所の一部が、松本市で作成したハザードマップを開くと地滑り危険箇所に指定されていますので慎重に考えなければなりません。加えて入山辺地区現地調査をするたびに感じることがあります。入山辺地区で新たな道路の整備をする前に、今使用している道路の維持管理の充実や、農業車両緊急車両が進入しやすいように、必要な箇所の道路の拡幅を早急にすべきです。市は入山辺地区の既存道路の維持管理の事務にもっと力を入れるべきです。 最後に、薄川北沢の箇所はすばらしい景観地です。貴重な自然の財産を保全していただくよう事務を取り組むことと、同地区の既存道路の維持管理を充実させる事務に取り組むよう要望いたします。 以上で議案第23号 土地改良事業の施行について、反対の立場から意見を申し述べさせていただきました。何とぞご賛同賜りたく、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(赤羽正弘) ほかに意見はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議案第22号 長野県地方税滞納整理機構の設置についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立多数であります。 よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号 土地改良事業の施行についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立多数であります。 よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第8号 長野県地方税滞納整理機構に加わらないことを求める請願書を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第8号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立)
    ○議長(赤羽正弘) 起立少数であります。 よって、請願第8号は不採択と決しました。 次に、請願第9号 子宮頚がん予防ワクチン接種公費助成を求める請願書を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第9号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立少数であります。 よって、請願第9号は不採択と決しました。 次に、議案第1号から第10号まで、第16号から第21号まで及び請願第10号の以上17件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は、委員長の報告のとおり可決及び採択されました。      ----------------------------- △日程第2 閉会中の継続審査に付することについて ○議長(赤羽正弘) 日程第2 閉会中の継続審査に付することについてを議題といたします。 決算特別委員長から、目下委員会において審査中の議案第11号から第15号までの以上5件の各会計決算の認定について、また教育民生委員長から、目下委員会において審査中の請願第11号 ワクチン接種費用の助成に関する請願は、それぞれ会議規則第77条の規定により閉会中の継続審査の申し出があります。 これより採決いたします。 最初に、請願第11号 ワクチン接種費用の助成に関する請願を閉会中の継続審査に付することについて、起立により採決いたします。 本件について、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立全員であります。 よって、請願第11号は閉会中の継続審査に付することに決しました。 次に、議案第11号から第15号までの以上5件については、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、議案第11号から第15号までの以上5件は、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。      ----------------------------- △日程第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長(赤羽正弘) 日程第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 あらかじめご配付申し上げてあります内容のとおり、人権擁護委員候補者として、竹内忠正さん、奥原勝由さんの以上2名を推薦することについて、議会に意見を求められている件であります。 お諮りいたします。 本件につきましては、市長の諮問のとおり同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、竹内忠正さん、奥原勝由さんの以上2名を人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。      ----------------------------- △日程第4 議第10号及び議第11号 ○議長(赤羽正弘) 日程第4 議第10号及び議第11号の以上2件を一括して議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 教育民生委員長 村瀬元良議員。 ◆教育民生委員長村瀬元良) 〔登壇〕 教育民生委員会は、議第10号及び第11号の以上2件の意見書について、生徒一人一人への行き届いた教育環境の整備と、女性の健康を守ることを目的に、意見書を提出するものであります。 以下、朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。 初めに、議第10号 私立高校公費助成に関する意見書 私立高校は独自の建学の精神に基づき、生徒それぞれの個性を育むことによって、スポーツ、文化活動、進学及び地域への貢献等に大きな成果を上げていますが、私学助成の主体をなす国、県からの補助金は、一定の前進をするに止まっています。 国は、今年度から高校無償化政策を実施しましたが、授業料無償化は公立高校が対象で、私立高校には就学支援金として授業料の一部を補てんするに過ぎません。加えて施設維持費や教育充実費等の学納金が依然として残るため、保護者の負担が軽減されたとは言いがたい状況であります。初年度納付金額においても、公立高校とは格差が生じており、仮に助成金が廃止・減額になると、格差はさらに広がり、保護者に負担を強いることは必至です。 多様なカリキュラムを持つ私学は、子どもたちに大きな夢と可能性を与えており、その夢や可能性を生徒が経済的理由で諦めることは避けなければなりません。 したがって、国、県におかれては、公教育の一翼を担う私学振興のため、下記事項について実現されるよう強く要望します。                    記1 私立高校に大幅な経常費補助を行うこと。2 私立高校の教育条件改善のために、大幅な施設、設備費の補助を行うこと。3 私立高校の保護者負担を軽減するため、大幅な学納金の補助を行うこと。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 次に、議第11号 子宮頸がん予防ワクチン接種公費助成に関する意見書 国内でも子宮頸がんを予防するワクチンが認可され、任意による接種が始まっています。 子宮頸がんは、20代女性の中で、乳がんを抜いて発症率が一番高いがんで、年間1万5,000人以上が発症し、約3,500人が亡くなっています。 その多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によるものです。HPVは性交渉で感染することが多いウイルスです。 子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんです。ワクチン接種は10代以上の女性が対象となり、予防には筋肉内注射による3回の接種が必要ですが、接種費用は4万円から6万円を要し、全額が自己負担であるため、公費助成が不可欠です。 また、ワクチン接種と合わせ、自分の体と性について正しい知識を得るため、学校で性教育を実施することが大切です。 既に、世界では100カ国以上で子宮頸がんワクチンが使用され、先進国約30カ国で公費助成が行われています。国内でも自治体が独自の助成を開始しており、社団法人日本産婦人科学会や社団法人日本小児科学会も公費助成を求めています。 したがって、国におかれては、女性の命と健康を守るため、子宮頸がん予防ワクチンの接種に対し、公費助成をされるよう強く要望します。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でありますので、ご賛同をいただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(赤羽正弘) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました意見書案につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第10号及び第11号の以上2件につきましては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) 異議なしと認めます。 よって、議第10号及び第11号の以上2件につきましては、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに国会及び関係行政庁に対し提出の手続をとることといたしますので、ご了承願います。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、市長からあいさつがあります。 菅谷市長。 ◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 去る9月6日に開会されました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様には19日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおり決定をいただきまして厚く御礼を申し上げます。 本会議等におきまして、議員の皆様からいただきました市政全般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましても、今後、十分研究、検討をさせていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。 それでは、ここで去る9月17日、新たに発足いたしました民主党菅内閣について申し上げます。 民主党は、国民の期待を受け政権交代を果たし、はや1年を経過するわけでございますが、国内におきましては喫緊の課題とされている円高株安対策、雇用対策、また景気回復に向けた経済活性化策、さらには年金、医療、介護などの社会保障制度の見直しなど、国民生活に直結した諸課題は、目に見え山積しております。新内閣におかれましはては、国民生活をまずは第一に考え、国民の将来に対する不安を払拭するためにも、その課題の解決に向け、与野党ともに真摯に取り組まれますよう強く期待するものでございます。 さて、30年に一度と言われております猛暑も峠を越し、最近はようやく秋らしさを感じる日々となってまいりました。秋は実りの秋、またスポーツの秋など、いろいろに例えられますが、この秋、さまざまな催しが開催されますので、若干申し上げます。 来る10月1日からは「信州のすばらしさを再発見」のキャッチフレーズのもと、信州デスティネーションキャンペーンが12月31日までの3カ月間開催されます。信州の魅力を全国へ紹介する絶好の機会でありますので、関係団体と力を合わせて、特色あるイベントや、信州松本ならではの味覚と温泉と心のおもてなしにより、地域の活性化や観光振興に努めてまいります。 この期間中には、松本市内におきましても多くのイベントが予定されており、特に10月9日から11日までの3日間は、本年で7回目を迎えます信州・松本そば祭りが開催されます。この信州・松本そば祭りは、県内はもとより、全国的にも松本を代表する観光イベントとして定着しており、松本の特色あるまちづくりの推進のため、また経済の活性化に大いに寄与するものと考えております。 当日は、松本城周辺を中心に交通渋滞が予想されますことから、この5月に開催されましたクラフトフェア2010まつもとにあわせて実施しましたバスデイまつもとを同じく実施し、松本市内の渋滞対策を図り、また観光客などの回遊性を高め、さらに市民の方々のバス利用の促進を図ってまいります。 そのほかには、奈川の新そばまつりが10月1日から、10月3日には市場まつりや松本市健康フェスティバル、松本市ファミリースポーツカーニバルが、さらに10月下旬には信州松本奈川健光ツーリズムが開催されるなど、実りの秋、スポーツの秋を存分にご堪能いただける多彩なイベントが数多く予定されております。 また、健康寿命延伸都市・松本の創造を目指し、その基本となります市民歩こう運動について、さらなる普及と地域の実践を推進するため、10月を普及推進強化月間として取り組みますので、市民意識の向上と市民一人一人の実践のためのきっかけづくりになればと期待しております。 これら秋のさまざまなイベントの開催に当たり、ご尽力、ご協力をいただきます多くの皆様方に対し、感謝を申し上げるとともに、深まりゆく秋の中、市民の皆様にもそれぞれの秋をお楽しみいただきたいと思います。 次に、10月1日に開設を予定しておりますプラチナ世代相談窓口「とまり木」について申し上げます。 高齢社会を迎える中、社会への貢献意識やチャレンジ精神を持ち、これまで長年培ってきた豊富な知識や経験、技能などを生かしたいと望んでおられる元気なシニア世代の方々が大勢いらっしゃいます。そこで、歳月を重ねても色あせることなく輝き続ける、おおむね55歳以上の皆様をプラチナ世代と位置づけ、その方々に地域活動やサークル活動などを紹介し、情報提供をするとともに、地域づくりや仲間づくりのアドバイスを行うプラチナ世代相談窓口「とまり木」を10月1日、市民活動サポートセンターに開設いたします。 市民活動やボランティア活動を希望する方、また就業を希望する方など、さまざまな要望に合わせ、相談に応じるとともに、プラチナ世代の方々を必要とする活動や情報を収集し発信してまいります。 今後、市の広報及びホームページなどを通じ周知するとともに、関係団体とも連携を図ってまいりますので、ご理解をお願いいたします。 次に、現在、国と地方のあり方の見直しが進む中、松本市の取り組みについて若干申し上げます。 目下、国におきましては、来年度の予算編成作業中であり、いわゆる新しい公共、また地域主権戦略大綱など、地方としても極めて関心の深いところでございます。この時期に、松本市における安全で快適な自転車利用の環境整備のための自転車通行環境事業や、地下水が豊富である地域の特性を生かした水めぐりの井戸整備事業などが、国土交通省の街なか環境の保全整備政策の上から、先進地的な特色ある取り組みとして着目され、私自身、近々、国などの関係機関に赴き、その意義と課題などについて進言させていただくこととしております。 また、厚生労働省からは、松本市における介護保険制度以外で介護者支援を行うサービス提供が注目され、この制度化を検討するための事前現地調査が先日行われたところでございます。 このように松本市の施策が国からも注目され評価されておりますことは、職員の創造的な発想と取り組みの成果であり、議会を初め、市民の皆様のご協力に対しましても深く感謝を申し上げるところでございます。 なお、今月の末には、国道19号松本拡幅建設事業の来年度予算獲得のため、地元連絡協議会並びに市議会議員連盟の皆様とともに中央要望を行い、またこの夏、既に中央要望を実施しておりますが、中部縦貫自動車道、国道158号の整備促進を初め、主要幹線道路の整備に係る明年度予算の獲得に向け一層努力してまいりますので、議会の皆様のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げます。 結びに当たり、議員の皆様におかれましては、時節柄、健康には十分ご留意をいただき、あわせて市政発展のため一層のご活躍をされますようご祈念申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。 大変長い間、ありがとうございました。 ○議長(赤羽正弘) これをもって本日の会議を閉じ、9月定例会を閉会といたします。 ご苦労さまでした。                                 午後2時閉議                                 午後2時閉会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成22年9月24日                     松本市議会議長   赤羽正弘                     松本市議会副議長  小林繁男                     松本市議会議員   太田典男                         同     山崎たつえ                         同     犬飼信雄...