○議長(
赤羽正弘) 起立少数であります。 よって、請願第8号は不採択と決しました。 次に、請願第9号
子宮頚がん予防ワクチン接種の
公費助成を求める請願書を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第9号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
赤羽正弘) 起立少数であります。 よって、請願第9号は不採択と決しました。 次に、議案第1号から第10号まで、第16号から第21号まで及び請願第10号の以上17件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は、委員長の報告のとおり可決及び採択されました。
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△日程第2 閉会中の
継続審査に付することについて
○議長(
赤羽正弘) 日程第2 閉会中の
継続審査に付することについてを議題といたします。 決算特別委員長から、目下委員会において審査中の議案第11号から第15号までの以上5件の各会計決算の認定について、また
教育民生委員長から、目下委員会において審査中の請願第11号
ワクチン接種費用の助成に関する請願は、それぞれ会議規則第77条の規定により閉会中の
継続審査の申し出があります。 これより採決いたします。 最初に、請願第11号
ワクチン接種費用の助成に関する請願を閉会中の
継続審査に付することについて、起立により採決いたします。 本件について、委員長の申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
赤羽正弘) 起立全員であります。 よって、請願第11号は閉会中の
継続審査に付することに決しました。 次に、議案第11号から第15号までの以上5件については、委員長の申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、議案第11号から第15号までの以上5件は、委員長の申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに決しました。
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△日程第3
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(
赤羽正弘) 日程第3
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 あらかじめご配付申し上げてあります内容のとおり、
人権擁護委員候補者として、竹内忠正さん、奥原勝由さんの以上2名を推薦することについて、議会に意見を求められている件であります。 お諮りいたします。 本件につきましては、市長の諮問のとおり同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、竹内忠正さん、奥原勝由さんの以上2名を
人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。
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△日程第4 議第10号及び議第11号
○議長(
赤羽正弘) 日程第4 議第10号及び議第11号の以上2件を一括して議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。
教育民生委員長 村瀬元良議員。
◆
教育民生委員長(
村瀬元良) 〔登壇〕
教育民生委員会は、議第10号及び第11号の以上2件の意見書について、生徒一人一人への行き届いた教育環境の整備と、女性の健康を守ることを目的に、意見書を提出するものであります。 以下、朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。 初めに、議第10号
私立高校の
公費助成に関する意見書
私立高校は独自の建学の精神に基づき、生徒それぞれの個性を育むことによって、スポーツ、文化活動、進学及び地域への貢献等に大きな成果を上げていますが、私学助成の主体をなす国、県からの補助金は、一定の前進をするに止まっています。 国は、今年度から高校無償化政策を実施しましたが、授業料無償化は公立高校が対象で、
私立高校には就学支援金として授業料の一部を補てんするに過ぎません。加えて施設維持費や教育充実費等の学納金が依然として残るため、保護者の負担が軽減されたとは言いがたい状況であります。初年度納付金額においても、公立高校とは格差が生じており、仮に助成金が廃止・減額になると、格差はさらに広がり、保護者に負担を強いることは必至です。 多様なカリキュラムを持つ私学は、子どもたちに大きな夢と可能性を与えており、その夢や可能性を生徒が経済的理由で諦めることは避けなければなりません。 したがって、国、県におかれては、公教育の一翼を担う私学振興のため、下記事項について実現されるよう強く要望します。 記1
私立高校に大幅な経常費補助を行うこと。2
私立高校の教育条件改善のために、大幅な施設、設備費の補助を行うこと。3
私立高校の保護者負担を軽減するため、大幅な学納金の補助を行うこと。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 次に、議第11号
子宮頸がん予防ワクチン接種の
公費助成に関する意見書 国内でも子宮頸がんを予防するワクチンが認可され、任意による接種が始まっています。 子宮頸がんは、20代女性の中で、乳がんを抜いて発症率が一番高いがんで、年間1万5,000人以上が発症し、約3,500人が亡くなっています。 その多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によるものです。HPVは性交渉で感染することが多いウイルスです。 子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんです。ワクチン接種は10代以上の女性が対象となり、予防には筋肉内注射による3回の接種が必要ですが、接種費用は4万円から6万円を要し、全額が自己負担であるため、
公費助成が不可欠です。 また、ワクチン接種と合わせ、自分の体と性について正しい知識を得るため、学校で性教育を実施することが大切です。 既に、世界では100カ国以上で
子宮頸がんワクチンが使用され、先進国約30カ国で
公費助成が行われています。国内でも自治体が独自の助成を開始しており、社団法人日本産婦人科学会や社団法人日本小児科学会も
公費助成を求めています。 したがって、国におかれては、女性の命と健康を守るため、
子宮頸がん予防ワクチンの接種に対し、
公費助成をされるよう強く要望します。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でありますので、ご賛同をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
赤羽正弘) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました意見書案につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
赤羽正弘) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第10号及び第11号の以上2件につきましては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
赤羽正弘) 異議なしと認めます。 よって、議第10号及び第11号の以上2件につきましては、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに国会及び関係行政庁に対し提出の手続をとることといたしますので、ご了承願います。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、市長からあいさつがあります。 菅谷市長。
◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 去る9月6日に開会されました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様には19日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおり決定をいただきまして厚く御礼を申し上げます。 本会議等におきまして、議員の皆様からいただきました市政全般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましても、今後、十分研究、検討をさせていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。 それでは、ここで去る9月17日、新たに発足いたしました民主党菅内閣について申し上げます。 民主党は、国民の期待を受け政権交代を果たし、はや1年を経過するわけでございますが、国内におきましては喫緊の課題とされている円高株安対策、雇用対策、また景気回復に向けた経済活性化策、さらには年金、医療、介護などの社会保障制度の見直しなど、国民生活に直結した諸課題は、目に見え山積しております。新内閣におかれましはては、国民生活をまずは第一に考え、国民の将来に対する不安を払拭するためにも、その課題の解決に向け、与野党ともに真摯に取り組まれますよう強く期待するものでございます。 さて、30年に一度と言われております猛暑も峠を越し、最近はようやく秋らしさを感じる日々となってまいりました。秋は実りの秋、またスポーツの秋など、いろいろに例えられますが、この秋、さまざまな催しが開催されますので、若干申し上げます。 来る10月1日からは「信州のすばらしさを再発見」のキャッチフレーズのもと、信州デスティネーションキャンペーンが12月31日までの3カ月間開催されます。信州の魅力を全国へ紹介する絶好の機会でありますので、関係団体と力を合わせて、特色あるイベントや、信州松本ならではの味覚と温泉と心のおもてなしにより、地域の活性化や観光振興に努めてまいります。 この期間中には、松本市内におきましても多くのイベントが予定されており、特に10月9日から11日までの3日間は、本年で7回目を迎えます信州・松本そば祭りが開催されます。この信州・松本そば祭りは、県内はもとより、全国的にも松本を代表する観光イベントとして定着しており、松本の特色ある
まちづくりの推進のため、また経済の活性化に大いに寄与するものと考えております。 当日は、松本城周辺を中心に交通渋滞が予想されますことから、この5月に開催されましたクラフトフェア2010まつもとにあわせて実施しましたバスデイまつもとを同じく実施し、松本市内の渋滞対策を図り、また観光客などの回遊性を高め、さらに市民の方々のバス利用の促進を図ってまいります。 そのほかには、奈川の新そばまつりが10月1日から、10月3日には市場まつりや松本市健康フェスティバル、松本市ファミリースポーツカーニバルが、さらに10月下旬には信州松本奈川健光ツーリズムが開催されるなど、実りの秋、スポーツの秋を存分にご堪能いただける多彩なイベントが数多く予定されております。 また、
健康寿命延伸都市・松本の創造を目指し、その基本となります市民歩こう運動について、さらなる普及と地域の実践を推進するため、10月を普及推進強化月間として取り組みますので、市民意識の向上と市民一人一人の実践のためのきっかけづくりになればと期待しております。 これら秋のさまざまなイベントの開催に当たり、ご尽力、ご協力をいただきます多くの皆様方に対し、感謝を申し上げるとともに、深まりゆく秋の中、市民の皆様にもそれぞれの秋をお楽しみいただきたいと思います。 次に、10月1日に開設を予定しておりますプラチナ世代相談窓口「とまり木」について申し上げます。 高齢社会を迎える中、社会への貢献意識やチャレンジ精神を持ち、これまで長年培ってきた豊富な知識や経験、技能などを生かしたいと望んでおられる元気なシニア世代の方々が大勢いらっしゃいます。そこで、歳月を重ねても色あせることなく輝き続ける、おおむね55歳以上の皆様をプラチナ世代と位置づけ、その方々に地域活動やサークル活動などを紹介し、情報提供をするとともに、地域づくりや仲間づくりのアドバイスを行うプラチナ世代相談窓口「とまり木」を10月1日、市民活動サポートセンターに開設いたします。 市民活動やボランティア活動を希望する方、また就業を希望する方など、さまざまな要望に合わせ、相談に応じるとともに、プラチナ世代の方々を必要とする活動や情報を収集し発信してまいります。 今後、市の広報及びホームページなどを通じ周知するとともに、関係団体とも連携を図ってまいりますので、ご理解をお願いいたします。 次に、現在、国と地方のあり方の見直しが進む中、松本市の取り組みについて若干申し上げます。 目下、国におきましては、来年度の予算編成作業中であり、いわゆる新しい公共、また地域主権戦略大綱など、地方としても極めて関心の深いところでございます。この時期に、松本市における安全で快適な自転車利用の環境整備のための自転車通行環境事業や、地下水が豊富である地域の特性を生かした水めぐりの井戸整備事業などが、国土交通省の街なか環境の保全整備政策の上から、先進地的な特色ある取り組みとして着目され、私自身、近々、国などの関係機関に赴き、その意義と課題などについて進言させていただくこととしております。 また、厚生労働省からは、松本市における介護保険制度以外で介護者支援を行うサービス提供が注目され、この制度化を検討するための事前
現地調査が先日行われたところでございます。 このように松本市の施策が国からも注目され評価されておりますことは、職員の創造的な発想と取り組みの成果であり、議会を初め、市民の皆様のご協力に対しましても深く感謝を申し上げるところでございます。 なお、今月の末には、国道19号松本拡幅建設事業の来年度予算獲得のため、地元連絡協議会並びに市議会議員連盟の皆様とともに中央要望を行い、またこの夏、既に中央要望を実施しておりますが、中部縦貫自動車道、国道158号の整備促進を初め、主要幹線道路の整備に係る明年度予算の獲得に向け一層努力してまいりますので、議会の皆様のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げます。 結びに当たり、議員の皆様におかれましては、時節柄、健康には十分ご留意をいただき、あわせて市政発展のため一層のご活躍をされますようご祈念申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。 大変長い間、ありがとうございました。
○議長(
赤羽正弘) これをもって本日の会議を閉じ、9月定例会を閉会といたします。 ご苦労さまでした。 午後2時閉議 午後2時閉会----------
-----------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成22年9月24日
松本市議会議長
赤羽正弘 松本市議会副議長
小林繁男 松本市議会議員
太田典男 同
山崎たつえ 同
犬飼信雄...