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06月17日-05号

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  1. 松本市議会 2009-06-17
    06月17日-05号


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    平成21年  6月 定例会---------------------------------------          平成21年松本市議会6月定例会会議録                 第5号---------------------------------------            平成21年6月17日(水曜日)---------------------------------------            議事日程(第5号)                      平成21年6月17日 午後1時開議 第1 委員長審査報告(議案第1号から第12号まで、第14号から第22号まで、報第1号から第9号まで及び請願第4号から第6号まで) 第2 閉会中の継続審査に付することについて    請願第6号 松本市との合併の実現について(継続審査中のもの) 第3 農業委員会選任委員の推薦について 第4 議第8号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する意見書 第5 議員の派遣について      -----------------------------出席議員(39名)      1番  山崎たつえ         2番  犬飼信雄      3番  小澤 豊          5番  小林弘明      6番  浅川三枝子         7番  阿部功祐      8番  両角友成          9番  上條俊道     10番  守屋義雄         11番  宮坂郁生     12番  村瀬元良         13番  忠地義光     14番  上松正文         15番  澤田佐久子     16番  熊井靖夫         17番  柿澤 潔     18番  芝山 稔         19番  吉江健太朗     20番  青木豊子         21番  福島昭子     22番  宮下正夫         23番  南山国彦     24番  白川延子         25番  近藤晴彦     26番  芦田勝弘         27番  太田更三     28番  草間錦也         29番  犬飼明美     30番  牛山輝雄         31番  大久保真一     32番  小林繁男         33番  赤羽正弘     34番  黒田輝彦         35番  増田博志     36番  高山芳美         37番  塩原 浩     38番  倉橋芳和         39番  池田国昭     40番  中田善雄      -----------------------------説明のため出席した者  市長      菅谷 昭      副市長     坪田明男  総務部長    浅川 猛      政策部長    中澤 孝  財政部長    上條信博      市民環境部長  江平 茂  健康福祉部長  大日向栄一     こども部長   和田孝一  農林部長    服部正一      商工観光部長  平尾 勇  建設部長    丸山廣登      上下水道局長  田中春男  教育委員長   斉藤金司      教育長     伊藤 光  教育部長    遠山順次      行政管理課長  高山 満  秘書課長    麻原恒太郎     政策課長    寺沢 健  財政課長    安達正泰      -----------------------------  事務局職員出席者  事務局長    林 純一      事務局次長   渡辺 明  次長補佐兼          市川英治      議会担当係長  小林伸一  議会担当係長  議会担当係長  小西敏章      主査      喜多村博章  主査      田原 茂      主査      原 正幸      -----------------------------               本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり      -----------------------------                              午後1時01分開議 ○議長(赤羽正弘) 現在までの出席議員は39名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。      ----------------------------- △日程第1 委員長審査報告 ○議長(赤羽正弘) 日程第1 議案第1号から第12号まで、第14号から第22号まで、報第1号から第9号まで及び請願第4号から第6号までの以上33件を一括議題とし、委員長の報告を求めます。 最初に、建設委員長 倉橋芳和議員。 ◆建設委員長倉橋芳和) 〔登壇〕 建設委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託された議案9件につきまして審査いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 初めに、上下水道局の議案1件について申し上げます。 議案第10号 松本市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、上位計画である犀川安曇野流域関連松本特定環境保全公共下水道事業計画の見直しに伴い、計画処理人口予定処理区域面積等を変更しようとするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、建設部の議案について申し上げます。 初めに、議案第6号 松本市都市公園条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、中原土地区画整理事業により設置された中原公園及び本市の防災まちづくり方針に基づき整備された城北地区防災緑地を新設するとともに、第17次住居表示整備事業の実施による公園の位置表示の変更に伴い、所要の改正を行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号 松本市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例及び議案第8号 松本市営特定目的住宅条例の一部を改正する条例の2件についてでありますが、これは、空き家の解消とIターン、Uターンの受け入れも含め、本市への流入人口の増加を図るため、入居資格である「市内在住又は市内在勤要件」の緩和に係る規定を追加するとともに、議案第8号については、若者定住住宅における入居期間3年の制限に係る規定を削除しようとするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号 松本市手数料条例の一部を改正する条例についてでありますが、県の手数料徴収条例の改正に準じた手数料の改正等及び長期優良住宅の普及の促進に関する法律の施行による手数料の新設に伴い、所要の改正をするものであります。 改正の主な内容ですが、建築確認申請等に係る手数料の改定、都市計画法施行規則第60条の規定による開発行為又は建築に関する証明に係る審査手数料の追加及び長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく長期優良住宅建築等計画認定申請等に係る審査手数料の追加であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号 市道の認定について及び議案第17号 市道の廃止についての2件についてでありますが、認定路線については、都市計画法第29条による開発行為により整備されたものであり、現地調査を行うなど慎重に審査したところ、いずれも公共性及び利用度の高い生活道路で、市道認定基準に該当する妥当なものであると認められ、廃止路線については、市営住宅寿団地建替事業に伴い、既存市道4569号線を改良し、供用開始となったため不用となった市道4570号線を廃止するものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 なお、委員からは、現地調査を踏まえ、雨水処理の観点から、側溝の整備方法について検討されるよう要望が出されております。 最後に、議案第14号 平成21年度松本市一般会計補正予算(第1号)中建設部関係予算及び報第2号 平成20年度松本市一般会計補正予算(第6号)中建設部関係予算の予算案2件についてでありますが、いずれも異議なく可決及び承認すべきものと決しました。 以下、審査の過程における主な意見、要望等を申し上げます。 報第2号中、8款 土木費2項 道路橋りょう費2目 道路橋りょう維持費に関し、経費節減の観点から、除雪作業に係る委託契約内容の見直しを求める意見が出されましたが、理事者からは、現契約は、予測のできない降雪に備え、市民生活の安全・安心を確保する必要最小限の内容となっているため、変更は難しい旨の答弁がありました。 また、融雪剤の使用に関し、環境に配慮した融雪剤の使用を求める意見が出され、理事者からは、費用対効果を考慮しながら、新たな融雪剤を試験的に使用するなど検討を進めている旨の答弁がありました。 そのほか、5項 住宅費に関連し、市営住宅敷地周辺における違法駐車対策を望む意見が出され、理事者からは、関係機関と連携し対処する旨の答弁がありました。 なお、補正予算全体に関し、地域経済の活性に資するため、今後も積極的な緊急経済対策を望む要望が出されております。 以上、申し上げ、建設委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、経済環境委員長 宮坂郁生議員。 ◆経済環境委員長宮坂郁生) 〔登壇〕 報告に先立ちまして、昨日の降ひょう被害に見舞われました今井、笹賀地区の農家の皆様にお見舞いを申し上げます。 それでは、経済環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案11件を審査いたしましたので、その経過並びに結果について報告を申し上げます。 最初に、議案第1号 松本市第17次住居表示整備事業実施に伴う関係条例の整理に関する条例、議案第18号 住居表示に関する法律第3条第1項の規定による当市の市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について並びに議案第19号 町の区域の画定についての3件であります。 これは、芳川地区住居表示整備事業の実施に伴い、市街地の区域を追加し、住居表示の方法を街区方式に定めるとともに、町の区域を新たに「村井町北1丁目、及び同2丁目」と画定し、合わせて実施区域内の公の施設の位置表示などを変更するために、関係条例を一括改正するもので、いずれの議案も異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、住居表示整備に関する今後の計画について質疑が出され、理事者からは、平成25年度までに、芳川地区内を順次整備していきたいとの答弁がありました。 次に、議案第2号 松本市霊園条例の一部を改正する条例でありますが、これは直営で管理している霊園7カ所のうち、中山、蟻ケ崎及び並柳の3カ所の霊園に、平成22年4月から指定管理者制度を導入するため、所要の改正をするもので、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、制度の導入に当たっては、他の公共施設指定管理者による管理の実態を踏まえ、公募による選定や指定期間の決定について、慎重に検討するよう要望が出されました。 次に、議案第4号 松本市農村公園条例の一部を改正する条例でありますが、これは、中山・岡田地区へ新たに3カ所の農村公園を新設するため、所要の改正をするもので、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、公園などの屋外公共施設の植栽については、全般的に整備後の維持管理が徹底していないことが多いため、今回の施設整備に当たっては、日常管理を行う地元町会と十分調整し、適切に管理していただくよう要望が出されました。 次に、議案第5号 松本市梓川地域休養施設条例の一部を改正する条例でありますが、これは、松香寮等施設管理について、指定管理者の更新に伴い、併設する梓水苑と一体的な管理を行うため、現在の委託料方式から利用料金制に変更するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、今後、検討される梓水苑と松香寮等の統合については、地元雇用地域経済を考慮し、良好な施設運営がなされるよう要望が出されました。 次に、議案第20号 公の施設の指定管理者の指定について(今井農産物直売施設)でありますが、これは、空港ジェット整備に伴う地域振興施設として、市が新設する農産物直売所及び多目的交流施設等の管理について、利用料金制により、地元の「今井道の駅管理組合」を特命指定するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、周辺の競合する農産物直売施設取り組みを参考に、将来にわたって有効利用がされ、地域の活性が図られるよう要望が出されました。 続いて、補正予算について申し上げます。 議案第14号 平成21年度松本市一般会計補正予算(第1号)でありますが、これは、主に地域経済の活性を目的に編成されたものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程における主な要望、意見等について申し上げます。 国のふるさと雇用再生特別交付金及び緊急雇用創出事業の活用に関し、委員からは、今後も市の該当する事業を積極的に選出して予算確保を図り、さらに対策を進めるよう要望がありました。 また、4款 衛生費のポイ捨て防止パトロール事業費の追加に関し、委員からは、松本市のイメージアップを図るため、歩行時の禁煙やポイ捨て防止などの活動について、市を挙げて効果の上がる取り組みを進められたいとの意見が出されました。 最後に、専決処分について申し上げます。 平成20年度一般会計及び2特別会計補正予算である報第2号、報第7号及び報第8号、以上の3件につきましては、翌年度への繰り越しが必要なもの、事務事業の精算に伴う経費が主な内容であり、いずれも承認すべきものと決しました。 以上を申し上げ、経済環境委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、教育民生委員長 福島昭子議員。 ◆教育民生委員長福島昭子) 〔登壇〕 教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案5件、専決処分議案7件及び請願2件につきまして審査をいたしましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 初めに、議案第3号 松本市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、1つに国保から後期高齢者医療制度への2万2,000人の移行に伴う税収入の大幅な減。2つ目に景気悪化による収納率の低下。これらの理由による国保財政の悪化により、今後3年間で約15億6,000万円、年平均5億2,000万円の赤字が見込まれることから、税率の改定を行うものであります。 改定の内容は、基礎課税分(医療分)のみを改定するものであり、本来であれば税率アップによる税収の増により、全額対応すべきものでありますが、後期高齢者医療制度創設に伴うもの及び景気悪化によるもの約2億5,000万円については、社会的要因に帰するため、この分は一般会計からの特例繰入で対応することとし、残り2億7,000万円は、制度の構造的要因であるため、今回の税率改定で対応するものであり、平均アップ率は5.8%となるものであります。 委員からは、制度的な問題はあるものの、国保財政を維持するためにはいたし方ない対応であり、国保運営協議会の答申はもっともなもので、制度の見直しなど、国への働きかけは、それはそれとして繰り返し行い、医療費抑制のための特定健診、特定保健指導ジェネリック医薬品利用促進や、保険税収納率向上対策に努めるなど、今できることへの対応をすべきであるとの意見がありました。 一方、2億5,000万円の特例繰入については、一定の評価はするものの、現実に国保税を支払うと生活ができない人たちが増加している中、国民の命を守る国民皆保険制度を守るためにも、これ以上の増税はせず、国保への加入促進を図り、また減免制度の拡充などにより生活弱者に対するさらなる負担増は避けるべきであるとする一部反対意見がありました。 以上の論議を踏まえ起立採決を行った結果、原案どおり可決すべきものと決したものであります。 次に、議案第11号 松本市学校給食センター条例の一部を改正する条例については、松本市東部学校給食センターの新設に伴い、その名称及び位置を定めるもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号 松本市営駐車場条例の一部を改正する条例につきましては、美須々駐車場指定管理者の更新に当たり、利用料金制を導入するものであり、指定管理者経営意欲増進を図るものであることから、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、専決処分議案、報第1号 松本市診療所条例の一部を改正する条例であります。 これは、新型インフルエンザ感染拡大を防止するため、発熱外来を設置することについて専決処分をしたものであり、異議なく承認すべきものと決しました。 続いて、補正予算案について申し上げます。 初めに、議案第14号 平成21年度松本市一般会計補正予算(第1号)につきましては、異議なく可決すべきものと決しました。 主な論点は、教育費の四賀地区統合小学校整備事業及び殿村遺跡発掘調査に関してであります。 委員からは、本会議での答弁を踏まえ、6月10日に文化庁へ行ったときの内容、それを受けての教育委員会の見解、また統合小学校建設最終判断の時期等について質疑がなされました。 理事者からは、まず文化庁では、四賀地区全体の文化財の内容及び会田氏についての2点について説明が求められ、説明を受けた文化庁は、四賀地区は文化財が豊富な地域であるとの印象を持たれたとのことであります。また、指摘事項としては、殿村遺跡の構造の明確歴史的位置づけが今後必要との報告がありました。 また、文化庁の指導を受けての教育委員会の見解としては、現在の発掘場所から下にあるゲートボール場、またその下の会田小学校の校庭までが遺跡の範囲として考えられるため、会田小学校校庭試掘調査を考えているとの見解が示されました。 次に、最終判断の時期につきましては、地元住民は、「遺跡を残すべきだ」という意見が大勢であり、また同時に「耐震性の問題から子供の安全も早急に考えてもらいたい」とする両者の意見があり、教育委員会としては、両方とも大切な問題であるため、知恵を絞り、皆さんのご協力をいただきながら、できるだけ早く判断をし、相談していきたいとの答弁があったところであります。 次に、議案第15号 平成21年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)であります。 これは、先ほどの議案第3号 松本市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の論議に関連し、保険税率のアップに伴う予算は承知しかねるとの一部反対意見があり、起立採決を行った結果、承認すべきものと決した次第であります。 次に、専決処分議案である報第2号から報第6号まで及び報第9号の以上6件の補正予算案につきましては、事務事業の精算に伴うもの、翌年度への繰り越しが必要なもの、また制度上、繰上充用の必要なものが主なものであり、いずれも異議なく承認すべきものと決しました。 この中で、報第5号 平成20年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)に関し、市の予算では、後期高齢者医療の全体像が見えないため、長野県後期高齢者医療広域連合の決算資料を求める委員からの要望に対し、決算が提出され次第、示したい旨の答弁がなされております。 次に、請願審査について申し上げます。 請願審査につきましては、この4月から施行となりました議会基本条例における新たな市民参加施策の一つとして、請願者による趣旨説明が行えることとなりました。 今回の当委員会に付託されました2つの請願につきましては、2件ともに請願者のご希望がございましたので、審査に入る前に趣旨説明を受け、審査いたしましたので、あらかじめご報告させていただきます。 初めに、請願第4号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する請願書でありますが、国庫負担率の引き下げは、地方への税源移譲の財源の一部とされるものでありますが、このことは必ずしも、地方における教育の質の向上、財源の安定、裁量自由度拡大が保障されたわけではなく、国庫負担制度の堅持を求める本請願の趣旨には賛同できるとの意見があり、請願第4号は全会一致をもって採択すべきものと決し、意見書を提出する運びとなりました。 次に、請願第5号 国民健康保険税値上げの中止を求める請願書については、先ほど報告いたしました議案第3号 松本市国民健康保険税条例の一部を改正する条例と一括して審査したものであります。 したがって、議案第3号が可決すべきものと決したため、同様の内容である本請願は、不採択とすべきものと決した次第であります。 以上で当委員会の報告といたします。 何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(赤羽正弘) 次に、広域都市ビジョン特別委員長 高山芳美議員。 ◆広域都市ビジョン特別委員長高山芳美) 〔登壇〕 広域都市ビジョン特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案1件及び請願1件につきまして審査を行いましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 議案第14号 平成21年度松本市一般会計補正予算(第1号)中合併関連事業費につきましては、波田総合病院経営診断委託料及び松本市・波田町任意合併協議会の松本市分の負担金であります。 経営診断委託料は、合併問題に対する市民意向調査の結果などから、波田総合病院の経営に対する市民の不安にこたえるため、松本市が独自に行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、当委員会に付託がえとなりました継続審査中の請願第6号 松本市との合併の実現について触れさせていただきます。 委員からは、既に理事者側任意合併協議会を設置し、新合併特例法期限内での合併を念頭に置きながら合併協議を進めている現状から、本請願の趣旨は妥当とする意見の一方、まだ任意合併協議会は始まったばかりであり、今後の議論の行方はわからないことから、新合併特例法期限内での合併を求める部分については、慎重を期すべきとの両者の意見が出されました。 しかし、請願を紹介された委員の意見を聞くなど議論を進める中で、請願が提出された当時と状況が変化してきていること。また、今は合併協議の中身を充実させるべきときであることなどから、現段階ではなお一層慎重審議を期すことが必要と認められるため、閉会中の継続審査としたい旨、議長に申し出た次第であります。 以上で当委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 次に、総務委員長 芝山 稔議員。 ◆総務委員長(芝山稔) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件5件に対しまして審査を終了しましたので、その経過並びに結果につきましてご報告を申し上げます。 最初に、予算関係議案について申し上げます。 議案第14号 平成21年度松本市一般会計補正予算(第1号)及び報第2号 平成20年度松本市一般会計補正予算(第6号)中当委員会関係につきましては、地域経済の活性に資する経済対策経費、国、県補助事業の内示及び決定に伴う経費並びに事務事業の精算に伴う経費等であり、異議なく可決及び承認すべきものと決しました。 定額給付金給付事業費更正減に関しまして、理事者からは、6月5日現在で、支給対象世帯約9万6,000世帯のうち約10%が未申請となっており、今後、広報等を通じて促していきたいとの説明がありました。 次に、議案第21号 工事請負契約の締結について(松本市役所東庁舎空調設備改修工事)について申し上げます。 内容は、昭和44年に設置後、40年を経過した東庁舎の空調設備改修に伴い、機器設備工事配管設備工事自動制御設備工事電気設備工事及びガス設備工事を行うもので、市内業者12社による一般競争入札の結果、大信工業株式会社請負金額9,702万円で請負契約を締結しようとするものであります。 理事者からは、本件契約に関しては、同社の入札額が予定価格に対して62.35%と低額であったため、低入札価格調査制度実施要綱に基づく調査を行い、関係書類の提出を求め、事情聴取等を行った結果、必要な機器購入が格安にできる旨の説明があったこと、受注に対する強い意欲があること、また経営状況も安定していることなどから、同社を落札者と決定したとの説明がありました。 委員からは、入札見積経過書によると、落札者の入札額が参加した他社と比較して極めて低い額であるため、下請業者や労働者の賃金への影響を危倶する意見があったため、さらに落札者の見積額の積算に関する詳細な資料の提出を求め、審査を行った結果、本案については、可決すべきものと決しました。 なお、委員会として理事者に対し、今後の入札制度に関しては、明確な失格基準の検討など、さらに改善に向けた取り組みをされるよう要望したところであります。 次に、議案第22号 訴えの提起について申し上げます。 本案は、東部学校給食センター建設事業用地で発見された汚染土壌等の撤去等に伴う損害額1億3,000万円余の賠償を求めて、当該土地の前所有者及び前使用者を相手方として訴えを提起するものであります。 理事者から、用地買収時及び汚染土壌発見後の経過、相手方の責任に関する法的根拠等の説明を受け、審査を行った結果、本案については可決すべきものと決しました。 なお、委員から、平成16年当時、産業廃棄物の不法投棄の通報があり、県、市が立ち会って撤去を確認した経過があることから、県の責任について質疑があり、理事者からは、今後、裁判で事実が明らかになる中で、必要な対応をしていきたいとの答弁がなされております。 最後に、請願第6号 日米地位協定に関わる「裁判権放棄の日米密約」の公表と廃棄を求める請願について申し上げます。 この請願は、刑事裁判権に関して規定した日米地位協定第17条の運用に関し、米兵公務外犯罪の第1次裁判権の実質放棄を確認した「日米秘密取り決め」が発見されたので、それを公表し、廃棄するよう日本政府に求めることを願意とするものであります。 委員からは、このような事実が明らかになった以上、国家主権に関わる重要な問題であり、採択すべきとする意見の一方、密約の存在について事実としての検証が公にはなされていない観点から不採択とすべきとする意見があり、起立採決の結果、本請願については不採択とすべきものと決しました。 以上、ご賛同いただきますようお願い申し上げまして、総務委員会の報告といたします。 ○議長(赤羽正弘) 以上をもって委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。 質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し意見のある方の発言を求めます。 29番 犬飼議員。 ◆29番(犬飼明美) 〔登壇〕 議案第3号 松本市国民健康保険税条例の一部を改正する条例及び議案第15号 平成21年度松本市国民健康保険特別会計補正予算に対する意見を申し述べます。 今回の国保税5.8%引き上げを何としても食いとめたいという思いから反対意見を述べます。 今回の改正に際し、市の説明は、先ほど委員長の報告にもございましたように、後期高齢者制度への移行による減収分や特定健診分等々、社会的要因によるもの2億5,000万円を一般会計から、そして構造的要因による部分は、税率改定して市民負担をふやすことで対応するというものです。しかしながら、市民との対話で、年金から介護保険料を初め相次ぐ引き落としが、生活をますます苦しめ、閉塞感を感じている高齢者が多いことがわかりました。 今回の国保税の引き上げでどのくらい上がるのか尋ねられ、平均して1月1,000円くらいと答えますと、それは大変とびっくりされていました。 また、別の市民の方からこんな声をいただきました。 ことしから70歳以上の高齢者に運転免許の講習が義務づけられ、5,800円もかかる。さらに、火災報知機を6月までにつけなれけばならなかったので、これにも4,000円くらいお金がかかった。とにかくお金がかかってしようがない。この上、国保税まで上げられたらたまったものではない。 こういう声を市は受けとめておられるのでしょうか。疑問になるところです。 これまで国保税の滞納世帯は、約1割でしたが、値上げすることで滞納世帯がふえることが心配ですし、払えない人がますますふえ、医者にかかれないという悪循環を助長することも心配です。 市は、これまで滞納していても、なるべく保険証が渡るよう対応を改善してこられました。とりわけ、資格証はほとんど発行されなくなり、お金がないことで保険証がもらえない、病院にかかれない、その結果として症状をますます悪化させる。外来に来たときは、既に手おくれという事態になることを極力防いできました。 一方で、全国では引き下げる自治体もございます。福岡市は、経済情勢等に配慮し、特別に3億8,000万円を追加することを明らかにしました。一般会計から繰り入れ、引き下げを実現いたします。 昨年、1世帯で約1万円、ことしは3万円から4万円を引き下げました。松本市も過去3年間、5億200万円ずつ一般会計から繰り入れて、市民負担分の引き上げ額を半分に抑えてきました。当時より生活実態は、今さらに厳しくなっている。そういう中で引き上げることは問題です。 今回の値上げは、命と暮らしを守る市政として、市民から高く評価をされつつある菅谷市政になじまない方針です。何としても値上げをしないということをまずきっちりと据えるべきではないでしょうか。そして、それは景気回復へもつながります。 アメリカ発の金融危機に端を発し、派遣切りが横行するなど、状況もプラスされ、この間3万人の自殺者を出しています。 最近、暮らしの相談で出会った方々の中には、奥さんのパート収入だけで一家を支え、ここしばらく肉を食べていないという方。子供さんが高校進学をあきらめようとしている姿。さらには、生きていても、もうしようがないんじゃないか、そういう声まで聞いています。そうした苦しみに私どもも直面してきました。そんな情勢の中だからこそ、今、行政が率先してすべきことは、命と暮らしを守る市政をさらに発展させることではないでしょうか。その立場から国保税引き上げに関する条例及び関連する予算に反対を申し上げるものです。 以上です。 ○議長(赤羽正弘) ほかに意見はありませんか。 36番 高山芳美議員。 ◆36番(高山芳美) 〔登壇〕 議案第14号 平成21年度松本市一般会計補正予算(第1号)の農林部関係予算に関連して意見を申し上げたいと思います。 先ほどの宮坂経済環境委員長さんからひょう害に対するお見舞いの言葉をいただき、私も生産者の一人でございますが、生産者の一人としてお礼を申し上げたいと思います。 今回の補正予算には、去る4月28日の霜による被害対策のための被災農家の予算、支援の予算を盛り込んでいただきたかったというふうに考えておりましたが、それが盛り込んでいないということで、大変残念でございますが、また昨日6月16日午後2時前後に、突然の強風と激しい雷雨、またひょうが降ったことで、松本市南部の野菜や果樹に甚大な被害が発生しました。被害を受けた生産者からは、十分な共済金が支払われなければ共済は抜ける、また来年は木を切ってしまいたいなどという悲痛な声をけさお聞きしてきました。 農業者への支援は、認定農業者への補助金制度などではありますが、一般農家への補助や支援は、非常に少ないのが現実であります。 4月28日の大きな霜、昨日のひょう害について、高齢の皆さんは、これから続けて農業を頑張ってやる気がだんだん消え失せていく、そんなことも言っております。ぜひ市長におかれましては、今回の霜、それからきのうのひょう害に対して、総合的な対策本部等も設ける中で、現場をきちんと視察をし、そして多くの生産者、農家をお見舞い、また激励をぜひしていただき、今後の強力な支援体制を確立されていただきますようお願いを申し上げ、私の意見とさせていただきます。 ○議長(赤羽正弘) ほかに意見はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議案第3号 松本市国民健康保険税条例の一部を改正する条例及び議案第15号 平成21年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の以上2件を一括して起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立)
    ○議長(赤羽正弘) 起立多数であります。 よって、議案第3号及び第15号の以上2件については、原案のとおり可決されました。 次に、請願第5号 国民健康保険税値上げの中止を求める請願書を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第5号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立少数であります。 よって、請願第5号は不採択と決しました。 次に、請願第6号 日米地位協定に関わる「裁判権放棄の日米密約」の公表と廃棄を求める請願についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第6号について採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤羽正弘) 起立少数であります。 よって、請願第6号は不採択と決しました。 次に、議案第1号、第2号、第4号から第12号まで、第14号、第16号から第22号まで及び報第1号から第9号まで並びに請願第4号の以上29件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は、委員長の報告のとおり可決、承認及び採択されました。      ----------------------------- △日程第2 閉会中の継続審査に付することについて ○議長(赤羽正弘) 日程第2 閉会中の継続審査に付することについてを議題といたします。 継続審査中の請願第6号 松本市との合併の実現については、広域都市ビジョン特別委員長から、会議規則第77条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。      ----------------------------- △日程第3 農業委員会選任委員の推薦について ○議長(赤羽正弘) 日程第3 農業委員会選任委員の推薦についての件を議題といたします。     (熊井靖夫議員、吉江健太朗議員、除斥により退席) 本件は、農業委員会等に関する法律第12条第2号の委員4名の任期が満了となるため、その後任者を推薦するものであります。 お諮りいたします。 本件につきましては、指名により推薦いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、議長において指名することといたします。 農業委員会等に関する法律第12条第2号の委員に     熊井靖夫議員         吉江健太朗議員     松本市大字芳川小屋325番地   島田貴美子さん     松本市大字島内3859番地    川舩とき子さん 以上4名を選任による農業委員に推薦いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました皆さんを選任による農業委員に推薦することに決しました。     (熊井靖夫議員、吉江健太朗議員入場、自席に着く)      ----------------------------- △日程第4 議第8号 ○議長(赤羽正弘) 日程第4 議第8号を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 教育民生委員長 福島昭子議員。 ◆教育民生委員長福島昭子) 〔登壇〕 議第8号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する意見書は、教育の水準の維持と機会均等を図ることを目的とし、教育民生委員の総意により、委員会として提出するものであります。 なお、意見書案の審査の過程で、国庫負担率2分の1への復元という文言の掲載について議論がありましたが、義務教育費国庫負担制度の堅持こそが最も重要であり、請願の趣旨であると考えられることから、この文言については、あえて掲載しないこととなりましたことを申し添えます。 以下、朗読することにより趣旨の説明にかえさせていただきます。         「義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する意見書 義務教育費国庫負担制度については、昭和60年度予算において、旅費、教材費が除外されて以来、平成元年度までの5年間に、恩給費の除外、地方交付税不交付団体への退職手当の補助率の大幅削減、共済費追加費用の負担率の引き下げが行われました。 また、平成5年度には、共済費追加費用が一般財源され、平成6年度には、私立高校以下の私学助成費の大幅削減、教科書無償制度の見直し等が財政制度審議会で検討対象とされました。 さらに、平成16年度には、退職手当と児童手当が一般財源され、平成18年4月から、現状を維持するべきだという中央教育審議会の答申が出されたにもかかわらず、国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。 平成22年度予算編成においても、国庫負担率のさらなる削減や義務教育費国庫負担制度そのものの見直しを検討課題にすることが危倶されます。 したがって、国におかれては、義務教育の水準の維持と機会均等、及び地方財政の安定を図るため、義務教育費国庫負担制度の堅持を強く要望します。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(赤羽正弘) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました意見書案につきましては、委員会審査等を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認め、採決いたします。 お諮りいたします。 議第8号につきましては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認めます。 よって、議第8号につきましては、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに関係行政庁に対し、提出の手続をとることといたしますので、ご了承願います。      ----------------------------- △日程第5 議員の派遣について ○議長(赤羽正弘) 日程第5 議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。 松本市議会会議規則第124条の規定により、お手元にご配付のとおり、議員を派遣いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤羽正弘) ご異議なしと認め、さよう決定いたしました。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、市長からあいさつがあります。 菅谷市長。 ◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 去る5月29日に開会されました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様方におかれましては、20日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおりご決定をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 本会議等におきまして議員の皆様からいただきました市政各般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましても、今後、十分研究、検討をさせていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。 また、懸案となっております事項につきましては、引き続き全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。 それでは、ここで新型インフルエンザ対策について申し上げます。 WHOは、去る11日、新型インフルエンザに対する警戒水準を現行のフェーズ5から最高のフェーズ6に引き上げ、世界的大流行、パンデミックを宣言したところでございます。 また、13日には、県内で初となる感染者が飯田市で確認されました。 松本市におきましては、皆様既にご承知のとおり、新型インフルエンザ対策本部を設置し、全庁挙げての体制で取り組むとともに、発熱外来を設置するなど、目下、その対応に万全を尽くしているところであり、引き続き国、県と連携をとりながら状況に応じた必要な対策に努めてまいる所存でございます。 また、5月27日に策定いたしました松本市新型インフルエンザ対策行動計画により、松本市全体として実施すべきことの整理に取り組み、秋以降にも再発生が予想されますことから、今回の対応をもとに今後に備えてまいりたいと考えております。 次に、リニア中央新幹線について申し上げます。 去る12日、リニア中央エクスプレス建設促進中信地区期成同盟会によるリニア中央新幹線に関する説明会が開催されました。 一昨年、2025年に開業を目指すとのJR東海の発表以来、現実的な課題として浮上し、現在、新たな段階を迎えておりますが、当同盟会といたしましては、県内が一丸となり、リニア中央新幹線、Bルートによる早期実現を目指し、運動を進めているところでございます。 地方の発展と将来の高速交通のあり方を重ね合わせ、魅力的で地方も元気になれるリニア中央新幹線の早期着工を希望するものでございますので、引き続き議員の皆様方のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第でございます。 次に、昨日、今井、笹賀地区を中心に発生した降ひょう、落雷による被害に関連して申し上げます。 昨日の午後、今井、笹賀地区を中心に、大量の降ひょうや落雷がございました。幸いにも、落雷による被害は、さほどでもございませんでしたが、降ひょうによる被害は、リンゴ、ブドウ、ナシ、桃などの果樹類を初め、レタス、キャベツなどの野菜類、さらには、花き類など、農作物が甚大な被害を受けました。 被害の甚大さから、本日の朝、臨時庁議を急遽開催し、被害状況の報告を受けるとともに、私自身、庁議終了後、直ちに被災現場を視察してまいりました。 ブドウ、リンゴ、ナシなどの果樹現場など4カ所を見て回り、JAの農業技術指導員からそれぞれ説明を受けました。また、現場にて、直接農家の方ともお話をし、励ましの言葉もかけさせていただきました。 まさに想像していた以上の被害状況でございまして、被災された農家の皆様には、改めて心からお見舞いを申し上げます。 なお、被害見込額等につきましては、これから明らかになってくるわけでございますが、現時点では約4億6,000万円に上るものと見込まれており、これは平成12年に発生した降ひょうによる農作物被害以来の被害となるものでございます。 被害にあった果樹類につきましては、その被害を最小限に抑えるため、緊急防除栽培管理などの緊急の対応策が必要となりますことから、松本市といたしましても、早急にJAと関係機関と連携を図り、その対策等を講ずるよう農家の皆さんへ周知徹底を図ることとしております。 また、今後の被害状況の調査結果を踏まえ、農作物等、災害対策事業の実施について早急に検討してまいります。 結びに当たりまして、議員の皆様におかれましては、時節柄、健康には十分ご留意をいただき、あわせて市政発展のため一層のご活躍をされますようご祈念申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。 大変長い間、ありがとうございました。 ○議長(赤羽正弘) これをもって本日の会議を閉じ、6月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでした。                              午後2時09分閉議                              午後2時09分閉会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成21年6月17日                     松本市議会議長   赤羽正弘                     松本市議会副議長  小林繁男                     松本市議会議員   守屋義雄                         同     宮坂郁生                         同     村瀬元良...