平成15年 12月
定例会--------------------------------------- 平成15年
松本市議会12月
定例会会議録 第5
号--------------------------------------- 平成15年12月17日 (水曜日
)--------------------------------------- 議事日程(第5号) 平成15年12月17日 午後1時開議 第1
委員長審査報告(議案第3号から第83号まで及び報第1号並びに請願第8号) 第2 議案第84号
固定資産評価審査委員会委員の選任について 第3 松本市
選挙管理委員及び同補充員の選挙 第4 議 第11号 自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書 第12号 自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書 第5 議 第13号
中小企業金融の円滑化及び
金融アセスメント法の制定を求める意見書 第14号 食の安全、信頼回復と国民の主食を守ることに関する意見書 第15号
地域交番人員体制の充実を求める意見書 第6 議員の派遣について
------------------------出席議員(34名) 1番 柿澤 潔 2番 芝山 稔 3番
澤田佐久子 5番 熊井靖夫 6番
吉江健太朗 7番 宮下正夫 8番 福島昭子 9番 青木豊子 10番 南山国彦 11番 白川延子 12番
草間錦也 13番 近藤晴彦 14番
芦田勝弘 15番 太田更三 16番 犬飼明美 17番
上條徳治 18番 牛山輝雄 19番 増田博志 20番 黒田輝彦 21番 小林繁男 22番
大久保真一 23番 赤羽正弘 24番 平林軍次 25番 倉橋芳和 26番 早川史郎 27番 塩原 浩 28番 高山芳美 29番
上條洋幹 30番 渡辺 聰 31番 池田国昭 32番 中田善雄 33番 田口悦久 34番 小原 仁 35番 百瀬常雄
------------------------説明のため出席した者 市長 有賀 正 助役 萩原寿郎 収入役 坪田明男 総務部長 大澤一男 財政部長 山内 肇
市民環境部長 山田隆造
健康福祉部長 赤穂 優 経済部長 上條兼一 建設部長 一條 功 上下水道 林 丘弘
事業管理者 上下水道部長 島村昌代
教育委員長 柳原俊幸 教育長 竹淵公章 教育部長 伊藤 隆
用地本部長 村山正彦
行政管理課長 高山 潔 企画課長 宮坂典男
男女共生課長 柳澤良子 財政課長 松倉伸次
------------------------事務局職員出席者 事務局長 百瀬文男
事務局次長 松原一雄
次長補佐兼
宮之原雅珠 次長補佐兼 林 純一 庶務係長 調査係長
次長補佐兼 渡辺 明 主査
麻原恒太郎 議事係長 主査 上條博文 主査 百瀬 智 主査 藤森 誠
------------------------ 本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり
------------------------ 午後1時07分開議
○議長(
上條洋幹) 現在までの出席議員は34名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。 最初に、報告事項を申し上げます。 市長より議案が1件提出されております。あらかじめ皆さんのお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。 次に、
高橋合併推進部長は、葬儀のため本日の会議に欠席する旨の届け出がありましたので、ご承知願います。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。
------------------------
△日程第1
委員長審査報告
○議長(
上條洋幹) 日程第1 議案第3号から第83号まで及び報第1号並びに請願第8号の以上83件を一括議題として委員長の報告を求めます。 最初に、
建設委員長 草間錦也議員。
◆
建設委員長(
草間錦也) 〔登壇〕
建設委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る11日に開催し、付託案件11件につきまして慎重に審査をいたしましたので、その経過並びに結果をご報告申し上げます。 初めに、議案第40号でありますが、これは松本駅
西駐車場使用料を
消費税法の改正により、消費税を含めた
総額表示方法に改めるとともに、
駅周辺交通施設整備事業の開始に伴い、16年7月1日をもって本条例を廃止するものであります。 本案については、消費税の
総額表示方式は、消費者の税負担を見えにくくするものであるとして一部反対する意見がありましたが、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 なお、委員から、駐車場が存続する間、
自転車駐車料金については
駅北自転車駐車場との整合について考慮いただきたいとの要望が出されております。 次に、議案第41号、第42号であります。これは下町会館並びに中町蔵の会館への
地方自治法の改正による
指定管理者制度の導入と、消費税を含めた
総額表示方式による利用料金の上限を規定するものでありますが、
総額表示方式に反対する意見があり、採決の結果、賛成多数によりそれぞれ可決すべきものと決しました。 次に、議案第43号でありますが、これは
河川防災ステーションに
指定管理者制度を導入するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第44号であります。これは
都市公園使用料の
消費税総額表示方式への改正、島内地区に島高第一公園の新設及び
西南公園屋内ゲートボール場使用料の改定が主なものでありますが、
消費税総額表示方式に反対する意見があり、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 なお、理事者から、今回の
都市公園の新設により、市内の条例上の
都市公園は 125カ所、面積133.86haとなり、県管理の
松本平広域公園を含めた市民1人当たりの公園面積は 12.62㎡との報告が、また
西南公園屋内ゲートボール場使用料については、
近隣自治体との均衡を考慮するとともに、利用者の利便を図り引き下げるものとの説明がされております。 次に、議案第45号でありますが、これはアルプスドリームコースターの
利用率向上と利用者の利便を図るため、
大人使用料を引き上げ、
子供使用料を引き下げることとともに、 100円単位の支払いやすい額としたものでありますが、
消費税総額表示方式に反対する意見があり、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 また、委員から、5月5日の子供の日には、子供について無料としてはいかがかとの意見が出されております。 次に、議案第46号、第47号、第48号の3件でありますが、
特定公共賃貸住宅の
店舗使用料、駅前広場、
西部運動広場の各使用料を
消費税総額表示方式に改めるものであるため、一部
反対意見があり、採決の結果、賛成多数によりそれぞれ可決すべきものと決しました。 次に、議案第72号 平成15年度松本市
一般会計補正予算(第3号)第1条歳出8款でありますが、これは住宅の
バリアフリー化を支援するため、改修工事に対し一定の補助金を交付するものであり、委員からも福祉の増進と景気対策としての効果も期待できるとし、異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、議案第79号 市道の認定についてでありますが、提案された12路線につきまして一部現地確認を行い、審査の結果、いずれの路線も公共性の高い道路であると認められ、異議なく可決すべきものであると決しました。 以上をもって当委員会の報告といたします。 何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(
上條洋幹) 次に、
教育民生委員長 芦田勝弘議員。
◆
教育民生委員長(
芦田勝弘) 〔登壇〕
教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る11日に開催し、付託されました38件につきまして慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 最初に、議案第10号でありますが、これは
福祉ひろばについて
指定管理者制度の導入に伴い、現在の
管理委託を見直し直営とするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号、第14号、第16号、第18号から第20号まで、第56号及び第68号の以上8件についてでありますが、これは児童館、旧
司祭館等の施設への
指定管理者制度の導入に伴い、所要の改正を行うものであり、それぞれ異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第50号、第51号、第53号、第54号、第57号及び第59号の以上6件についてでありますが、これはあがたの
森文化会館、池上百竹亭等の施設の使用料について、消費税を含めた
総額表示に伴い所要の改定を行うものであります。 本案については、
総額表示により消費税が見えにくくなってしまうおそれがある等から、
総額表示方式に反対する意見がありましたが、採決の結果、賛成多数によりそれぞれ可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号、第15号、第17号、第55号、第60号及び第70号の以上6件についてでありますが、これは
総合社会福祉センター、美術館等の施設について、
指定管理者制度の導入と消費税を含めた
総額表示に伴い所要の改定を行うものであります。 本案についても、先ほどと同様の理由から
総額表示方式に反対する意見がありましたが、採決の結果、賛成多数により、それぞれ可決すべきものと決しました。 なお、
条例改正に関連し、
西部運動ひろば等教育委員会所管外の
体育施設について、
施設予約等の現状についてただしたところ、理事者からは、
教育委員会所管外の
体育施設についても、申し込みや修繕等、
教育委員会で一本化して対応し、
市民サービスに努めている旨の説明がなされております。 次に、議案第49号、第52号、第58号、第61号から第67号まで及び第69号の以上11件についてでありますが、これは松本城、
時計博物館等、
博物館関連施設について、
指定管理者制度の導入や消費税を含めた
総額表示に伴う改正に加え、観覧料の見直しを行うものであります。 見直しの概要は、施設規模や他
市類似施設等の観覧料を参考に、松本城、
民芸館等は値上げし、
時計博物館、歴史の里等は値下げすること、団体扱いをこれまでの30人以上から20人以上へ拡大すること、
高校生区分の廃止や
教育的要素の大きい施設の子供料金を無料とすること等が主な内容となっております。 本案についても、先ほどと同様の理由から
総額表示方式に反対する意見がありましたが、採決の結果、賛成多数により、それぞれ可決すべきものと決しました。 なお、委員からは、
条例改正に関連し、施設の観光客等への
案内サインについて、看板だけでなく、路面等への表示など一層の工夫を求める要望が出されております。 次に、議案第13号についてでありますが、これは庄内及び
出川保育園を統合する保育園の新設に伴い、名称を松本市
さくら保育園とする等の改正を行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、松本市
さくら保育園の定員は 160名となっており、既存の2園の定員合計より40名多くなっている旨の説明がされております。 次に、議案第71号についてでありますが、これは
アルプス山岳館の改築に伴う条例の廃止であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第72号 平成15年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当
委員会関係予算についてでありますが、これは分煙方式に伴う喫煙室の整備や福祉 100円バスの
対象者拡大に伴う経費等であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第73号 平成15年度松本市
城山保健医療施設事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは
通所リハビリの送迎車の購入に伴う経費であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第77号
市有財産の譲渡についてでありますが、これは幸町
保育園敷地の一部を隣接者と境界について合意が得られたので譲渡するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、議案第78号
市有財産の取得についての議決更正でありますが、これは(仮称)庄内・
出川統合保育園、(仮称)
庄内公民館、(仮称)
庄内体育館の
建設事業用地について、地価の下落により単価の見直しを行うことに伴うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 以上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、当委員会の報告といたします。
○議長(
上條洋幹) 次に、
経済環境委員長 上條徳治議員。
◆
経済環境委員長(
上條徳治) 〔登壇〕
経済環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る11日に開催し、付託されました23件につきまして慎重に審査をいたしましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 初めに、議案第8号、第9号及び第21号から第39号までの以上21件の
条例改正につきまして、これは多
目的研修センター、
花き研修センター、
美ケ原温泉駐車場等各施設へ
指定管理者制度を導入するものと、
消費税法の改正に伴い
施設使用料等について、消費税を含めた
総額表示へ改正するもの及びその両方の改正を行うものが主な内容であります。 本案について、消費税については、
総額表示への改正により消費税が見えにくくなるなどの理由から、また
指定管理者制度の導入については、民間に公の施設の
管理運営をゆだねることにより、将来、行政や市民の目が行き届かなくなる懸念があるなどの理由から一部
反対意見がありましたが、採決の結果、可決すべきものと決しました。 なお、委員会から、
施設使用料等の領収書の発行に当たっては、消費税額を極力明記するよう要望したところであります。 次に、議案第72号 平成15年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当
委員会関係予算につきましては、
葬祭センターに喫煙室を設置するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、請願第8号
中小企業の当面する金融上の困難を解消し、「
金融アセスメント法」の制定を求める決議を要望する請願書につきましては、
中小企業を取り巻く厳しい現状にかんがみ、その願意を妥当と認め、採択すべきものと決しました。 なお、本請願の願意の実現を図るため、
中小企業金融の円滑化及び
金融アセスメント法の制定を求める意見書を委員会の総意として提出する運びとなりました。 また、
委員会審査の過程で、このほか2件の意見書を委員会の総意として提出することと決しましたので、後刻提案の際は、よろしくお願い申し上げます。 以上をもって当委員会の報告といたします。 何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
上條洋幹) 次に、
市民会館建設特別委員長 渡辺 聰議員。
◆
市民会館建設特別委員長(渡辺聰) 〔登壇〕
市民会館建設特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る15日に開催をし、付託されました4件につきまして慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果について申し上げます。 最初に、議案第72号 平成15年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、
市民会館建設課関係予算についてでありますが、これは
まつもと市民芸術館の
建物引き渡しが来年3月15日に行われることに伴い、3月31日までの半月分の
管理委託料の追加等が補正の主な内容であります。 審査の過程で、
管理運営について、これまでの経過から一部
反対意見がありましたが、事業推進に必要な経費であることから、
起立採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第75号及び第76号の
市有財産の取得についてでありますが、これは
まつもと市民芸術館の大ホール及び小ホールに設置する
高所作業台等の
舞台大道具及び
デジタルミキシングシステムコントローラー等の音響機器を取得するものであります。 本案についても、いまだ市民的に
管理運営について議論されている現状から一部
反対意見がありましたが、
起立採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、委員から財産取得に関し、使用頻度や他ホールの状況を踏まえ、レンタルの検討も含め慎重な対応を求める意見や、備品の寄贈等について、公共の施設であることから、寄贈者の名前が目立ち過ぎないよう寄贈者によく理解を求め、寄贈を受けるよう要望が出されております。 次に、議案第80号 公の施設の
指定管理者の指定についてでありますが、これは関係条例の規定に基づき、
まつもと市民芸術館の
指定管理者について、
財団法人松本市
教育文化振興財団を指定するものであります。本案については、今後の運営について議論が必要であり、指定を急ぐ必要がない等の一部
反対意見がありましたが、
起立採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、委員からは、
指定管理者である
財団法人松本市
教育文化振興財団において、設備・保守・
清掃等総合管理について、民間業者へ入札により実施するよう求める意見が出されておりますので、申し添えます。 以上、ご賛同賜りますようお願い申し上げて、当委員会の報告といたします。
○議長(
上條洋幹) 次に、
総務委員長 平林軍次議員。
◆
総務委員長(平林軍次) 〔登壇〕
総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託案件11件につきまして慎重に審査を終了しましたので、その経過と結果についてご報告を申し上げます。 最初に、議案第3号から第7号までの以上5件につきましては、駅前会館への
指定管理者制度の導入と消費税の改正に伴い、同会館及び
浅間温泉文化センター等の使用料について、消費税を含めた
総額表示に改正するものであります。 本案については、ただいま報告のありました各
委員長報告と同様、
消費税関係で一部
反対意見がありましたが、採決の結果、賛成多数によりそれぞれ可決すべきものと決しました。 次に、議案第72号の
一般会計補正予算は、
特別交付税の追加と分煙対策のための
喫煙室整備にかかる予算計上が主要な内容であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第74号は、
まつもと市民芸術館のトイレについて、
洗浄機能つきを増設する契約変更であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第81号及び第82号は、
特別職報酬等審議会の答申に基づき、特別職の給料及び報酬の引き下げを図るとともに、消防団員の手当を同審議会の答申に準じて減額するものであり、それぞれ異議なく可決すべきものと決しました。 なお、
審議会委員の報酬に4時間未満の支給区分を新設する内容について、昼食を挟んで行う会議の明確な取り扱いを求めたところ、昼食時も拘束する実態から、連続した時間として扱う旨の方針が示されたところであります。 また、消防団員の手当減額に関連し、
分団運営費交付金の増額が要望されております。 次に、議案第83号は、来年4月の東御市発足に伴い、長野県
市町村自治振興組合を組織する市町村数の増減を図るものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、報第1号は、35人学級の対応等のため、寿小学校の
普通教室棟及び教材室棟を増築し、来年度2学期からの使用を確保するために行った
専決処分報告であり、異議なく承認すべきものと決しました。 以上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
上條洋幹) 以上をもって委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し意見のある方の発言を求めます。 意見はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議案第3号から第9号まで、第11号、第15号、第17号、第21号から第42号まで、第44号から第55号まで、第57号から第67号まで、第69号及び第70号の以上57件を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
上條洋幹) 起立多数であります。 よって、議案第3号から第9号まで、第11号、第15号、第17号、第21号から第42号まで、第44号から第55号まで、第57号から第67号まで、第69号及び第70号の以上57件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第72号 平成15年度松本市
一般会計補正予算(第3号)について起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
上條洋幹) 起立多数であります。 よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第75号
市有財産の取得について(
まつもと市民芸術館舞台大道具)及び第76号
市有財産の取得について(
まつもと市民芸術館音響機器)の2件を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
上條洋幹) 起立多数であります。 よって、議案第75号及び第76号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第80号 公の施設の
指定管理者の指定について(
まつもと市民芸術館)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
上條洋幹) 起立多数であります。 よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。 続いてお諮りいたします。 議案第10号、第12号から第14号まで、第16号、第18号から第20号まで、第43号、第56号、第68号、第71号、第73号、第74号、第77号から第79号まで、第81号から第83号まで及び報第1号並びに請願第8号の以上22件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決、承認並びに採択されました。
------------------------
△日程第2 議案第84号
○議長(
上條洋幹) 日程第2 議案第84号を上程いたします。 当局から提案理由の説明を求めます。 有賀市長。
◎市長(有賀正) 〔登壇〕 ただいま上程されました
固定資産評価審査委員会委員の選任について、ご説明を申し上げます。 これは、
久保田尚弘委員の任期が来る12月27日をもって満了となりますので、その後任として引き続き久保田尚弘氏を選任しようとするものでございます。 以上ご説明申し上げましたので、ご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
上條洋幹) お諮りいたします。 ただいま上程になりました議案第84号につきましては、あらかじめご検討願っておりますので、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認め、採決いたします。 議案第84号
固定資産評価審査委員会委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、議案第84号については、これに同意することに決しました。
------------------------
△日程第3 松本市
選挙管理委員及び同補充員の選挙について
○議長(
上條洋幹) 日程第3 松本市
選挙管理委員及び同補充員の選挙についての件を議題といたします。 本件は、来る12月31日をもって
選挙管理委員及び同補充員の任期が満了いたしますので、
地方自治法第 182条の規定により選挙を行うものであります。 これより松本市
選挙管理委員及び同補充員の選挙を行います。 選挙の方法については、
地方自治法第 118条第2項の規定により指名推選の方法によって決したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選の方法によることに決しました。 指名の方法につきましては、議長において指名し、また補充員の順序も議長において定めることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、議長から指名いたします。 松本市
選挙管理委員に、金井水子さん、小岩井忠臣さん、横内幸生さん、横山敬子さんを指名いたします。 また、同補充員に、吉田弘壽さん、中田秀子さん、田村隆佳さん、丸山治子さんを指名いたします。 なお、補充の順序は指名の順序のとおり定めることにいたします。 ただいま指名いたしました皆さんを当選人と定めること並びに補充の順序についてご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、松本市
選挙管理委員に、金井水子さん、小岩井忠臣さん、横内幸生さん、横山敬子さん、同補充員に、吉田弘壽さん、中田秀子さん、田村隆佳さん、丸山治子さんがそれぞれ当選されました。 また、補充の順序は指名の順序によることに決定いたします。
------------------------
△日程第4 議第11号及び第12号
○議長(
上條洋幹) 日程第4 議第11号及び第12号を一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 最初に、議第11号について、24番
平林軍次議員。
◆24番(平林軍次) 〔登壇〕 ただいま上程されました議第11号は、自衛隊の
イラク派遣に対し慎重な対応を求めるため、総務委員5人の発議をもって提案するものです。 以下、朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。 自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書 イラクで復興支援活動中の日本人外交官2人が襲撃され、尊い命が奪われました。
松本市議会は、ここに、深く哀悼の誠を捧げるとともに強い憤りを表明するものであります。 イラクでは、戦争終結の宣言後も戦闘行為が続いており、米英軍の犠牲者は、既に戦争終結の宣言前を上回る状態になっています。また、国連機関や赤十字国際委員会までが攻撃の標的にされるなど、イラク情勢は混沌としております。このほど、元大統領が拘束されたことにより、戦闘行為が収束に向かうよう期待するところであります。 政府は、12月9日の臨時閣議で、イラク復興支援特別措置法に基づき、自衛隊等の
イラク派遣に関する基本計画を決定し、人道復興支援活動を中心に、年内にもイラクに自衛隊を派遣しようとしています。 国家統治の権限がイラクに委譲されないかぎりイラク復興の根本的な解決は見出せず、国連安全保障理事会の決議を踏まえた活動が必要であり、国連の枠組みによる復興支援体制への援助こそ重要であります。 したがって、政府においては、自衛隊の派遣が人道復興を目的とする支援であり、イラクの安全が確保されるまでは現地の情勢を見きわめ、国民合意のもと慎重の上にも慎重を期して対応されるよう強く求めるものであります。 よって、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。 以上でありますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
上條洋幹) 次に、議第12号について、31番 池田国昭議員。
◆31番(池田国昭) 〔登壇〕 ただいま上程されました議第12号 自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書について、提案者は私、池田国昭を含めて、総務委員
澤田佐久子議員及び宮下正夫議員、3名を代表して私の方から提案説明を行いたいと思います。 まず第1に、自衛隊の海外派遣、これが憲法前文及び憲法9条で禁止をしている行為であることは論を待たないところでございます。今回のイラクへの自衛隊の派遣、派兵と申し上げたいわけですが、後ほどの提案説明でもご説明いたしますので、あえて今回は派遣と申し上げますが、この派遣が今、冒頭申し上げた憲法に照らしても、やってはならないこと、このことはだれが見ても明らかな事実です。 私はそういう立場から、この本12月定例会、12月1日の開会日に
総務委員会の場において、自衛隊のイラクへの派遣に関しての意見書の採択、とりわけ日本人の2人の犠牲者が生まれた中で、この開会日に意見書の採択をすることの意義も含めて提案をいたしました。 その提案に基づいて以下申し上げるように、この自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書、そのタイトルはまさに先ほど提案説明があった第11号とタイトルは同じわけですが、何が違うかということも含めて、こうした委員会での審査の経過の中で出てきた意見書だということを以下るる申し上げたいと思います。 1日の提案の中では、私たち日本共産党もイラクの派兵という言葉を使いましたが、この議論の中で派兵ではなくて、派兵はふさわしいないというご意見もございました。そういう経過の中で私たちは派遣という言葉に--派兵という言葉にこだわらない、このことの態度表明も行いながら、いずれにしてもこの議会で、イラクへの自衛隊の派遣に関する意見書の採択に向けて提案をし、合意が得られたというふうに思います。 なお、当日出すことについては意見の一致を見ることが残念ながらできず、陳情が1件、その後もう1件加わって、この陳情の審査の中で同時にこの意見書の採択に向けてお互いに努力をしよう、後ほども申し上げますが,こういういわば歩み寄りがあって、以下4日間にわたる
総務委員会の審査がございました。 11日の
総務委員会の中では、その派遣と派兵という言葉はもう既に決着がつき、次にどんなことが議論になったか。当然、前日の10日の本会議で有賀市長が事実上の自衛隊の
イラク派遣を容認する答弁がございましたが、そうした松本市の首長の答弁も踏まえながらの11日の議論となりました。
委員長報告には、陳情の審査ゆえに
委員長報告にそいうことが盛り込まれませんので、私なりの委員会の報告を申し上げたいと思います。その中では、幾つかの議論がございましたが、まず最初に、陳情は
イラク派遣反対と、2つともそうしたタイトルになっていたため反対はだめだと、やや俗っぽい言葉で言うと。そういうことで、この陳情に関しては松本市の議会史上初めて陳情に関する採決も行って、賛成は3人、反対ではだめだという方の反対5人でこの陳情に基づく意見書の採択は否決をされたということです。 その後の経過で、やはりそうは言っても意見書を出そうということの一致が、その後その一致の力が発揮されて議論されたことは、市長が答弁したような慎重というだけでは、いわば市長と同じ事実上の容認の立場になってしまう。辞書を引けば「中止」という言葉がふさわしいだろうと、これは要旨発言ですから正確には会議録で後ほど発表されると思います。いわば一定期間は行かない、こういうこともはっきりと文言としてあらわれるような文案にすべきだ、こういう方の発言もございました。そして、などなど議論をし、私たち日本共産党の提案をした意見書文案についても、それから、その後公明党さんが出した文案についても含めて、さあどうするかという議論が行われたのが11日の
総務委員会でした。1時間を超える議論であったというふうに記憶をしております。 そして、再度15日に、さあ、それではそれを踏まえて文案をつくろう、ついては正副委員長にその文案は一任し、その中身で議論をするというところが確認をされました。 (「趣旨を説明してください」と呼ぶ者あり) 趣旨は、全体が趣旨でございますので、しばらくご協力のほどお願いを申し上げます。 15日は今申し上げた中身に沿って、正副委員長から事務局の協力もいだたきながら出された文案そのものが審議をされました。その文案そのものが今、議12号として提案をされている文面そのものです。なお、全体を読み上げることは割愛をしたいと思います。 ただし、この文案の特徴の一つは、11日の審査の中で「中止」という言葉が一つの焦点にもなっていましたが、この「中止」という言葉はなく、それにかわる言葉として「見直しを含む」という「見直し」という言葉に変わっておりました。なぜこうなったかの経過は、昨日16日の
総務委員会の中で、この文案をつくられた正副委員長の発言の中で明確になりました。すなわち、中止ということではなくて、見直しということに変更をさせてもらって提案をさせてもらったというのが副委員長の発言でございました。その時点で私たち提案者、宮下議員も含めて、池田、澤田議員はこの中身も確認しつつ、すなわち見直しという言葉の中には中止も含む、この時期の取りやめも含む、いわば見合わせという意味合いも含む、これは後で感じることですが、少なくとも中止を含むという意味合いで理解ができる、そうした議論を踏まえた上で、ご承知のとおり総務委員総意でこの文案は確認をされたものでございます。
○議長(
上條洋幹) 池田議員、発言中止をして。議長から、前段の説明は簡略にして、意見書の案を朗読願います。どうぞ発言続けてください。
◆31番(池田国昭) 冒頭に申し上げましたが、なぜ11号と表題が同じで中身が違うかという説明のための提案説明ですので、今回の議案の本質そのものにかかわることですから、議長におかれては、ぜひ私の発言を許していただきたいと思います。 さて、今回の案文を提出するに当たっての経過は、今申し上げたとおりです。 次に、今回の案文をこの
総務委員会の総意で確認された文案をそのまま提出をしている、その特別な意味について申し上げます。 経過でも申し上げましたが、15日の
総務委員会で総務委員総意で決められたものでございます。たとえ16日の
総務委員会で多数決をもって、すなわち4対3の多数決をもって葬り去られたものとしても、
総務委員会の総意で決められたものであるというこの事実は消えるものではございません。いわば、人類の営みの中で話し合いという、思想信条を超えて、いろいろな立場の方々が話し合いをして、いわば歴史的な妥協ではなくて、歩み寄りによってみんなで一致をする、こうした結果の文案でございました。やはり私は9割近くの国民がイラクへの派遣は反対、少なくともこの時期のイラクへの派遣は見合わすべきだ、反対だ、こういう方々の声がその背景にあったというふうに思いました。いわば、松本市の議会史上の中でも私は歴史的な到達点、このように言っても恐らく後世にその中身が記録されるものと確信をしております。 さて、こういう意味で、私たちは絶対にこの文案を葬り去ってはならない、こういう特別な事情から今回12号としてこの文案を提案をいたしました。 さて、次に11号との違いについて。 (「そんなこと見ればわかる」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) 池田議員、一時発言を中止してください。 意見書案の発言に入ってください。比較の必要はありません。それは議場において判断いたしますので。
◆31番(池田国昭) では、12号の提案をいよいよ行います。 11号とダブる部分については説明は必要ないと思いますので、割愛をいたします。 11号との違いは、まず部分的なもので申し上げれば、イラク情勢は悪化の一途をたどっています。及び戦闘行為が収束に向かう保証はありません。ここが11号とのまず前段の部分での違いです。 そして、一番最後の部分で、その11号との一番の違いは、今、提案説明の中で申し上げたとおりです。11号は、先ほど提案されたとおり、慎重の上にも慎重を期して対応されるように、こういう中身ですが、いわば
総務委員会で決定された本流の文案は、自衛隊の派遣の見直しを含めて慎重に対応されるよう強く求めるものであります。これが今回の意見書案の一番の重要なポイントです。この違いがどういう結果を生むか。「換骨奪胎」という言葉がございますが、前のものを使って骨を入れかえて別なものにしていく。これはこういう方法があるんだそうですが、私はこの11号との違い、今申し上げた文字の入れかえ、これは換骨奪胎ということよりかも、いわば骨抜きとなって、実際の中身は自衛隊の
イラク派遣に関し容認するものと、そうでなくて中止も含めた中身という点からいえば、正反対の中身になるものであるということを指摘したいと思います。 それはいみじくも、公党といわれる公明党さんが、この案ではだめだと16日に再審を求めた際の説明の中でも明らかになっています。今までの案では、文案全体が自衛隊を出すことに反対ということになってしまう。これでは与党として国の流れに逆らうことになるので修正が必要だ。この言葉に私が申し上げるまでもなく、はっきりとこの11号と12号の違いは 180度方向が違う、こういう点でも理解ができるものであります。 最後に、今この時点でこの松本市の議会が、このイラクの派遣に関してどういう意見書を上げるか、このことは日本の国の進路にもかかわる重要な問題。いわば歴史的な重要な局面を迎えている問題だと思います。市長答弁の域にとどまって、容認につながるような意見書にするのか、それとも本当に今の市民の思い、これにこたえた、とりわけ自衛隊の松本駐屯地がある中で、そういう方々の思いにもこたえられる意見書にするのか、いわば松本市の議会の歴史的責務が問われていると、このように思います。 以上申し上げて、私の今回の11号との違い、なぜ12号を提案したか。12号こそ、この議場にもおられる総務委員の皆さんすべての総意で決められた文案です。本来ならば、この12号が提案をされてしかるべきだ。この12号に対しても敬意を表する意味で提案をいたしました。 以上申し上げて、提案理由といたします。
○議長(
上條洋幹) ただいま提出者から上程議案に対する説明がありました。 お諮りいたします。 ただいま議提となっております議第11号及び第12号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託等を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、議第11号及び第12号につきましては委員会付託等を省略することに決しました。 次に、議第11号及び第12号に対し、これより討論に入ります。 現在までの発言通告者は、16番 犬飼明美議員、20番 黒田輝彦議員、7番 宮下正夫議員の、以上3名であります。 順次発言を許します。 最初に、16番 犬飼明美議員。
◆16番(犬飼明美) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、議第11号に対する反対の立場で、また12号に対しましては賛成の立場で討論をしたいと思います。 今、まさにイラクが戦闘地域と非戦闘地域の区別ができないという状況で、人道復興支援のためといって自衛隊を派遣することは、イラク特措法に反することは明らかでございます。しかも15日の衆議院イラク特別委員会で小泉首相は、派兵される自衛隊が物資や兵員の輸送を行い、米軍を支援することを認めております。幾ら人道支援、人道復興支援といいましても、米英占領軍と一体と映るということは明白でございます。事実、マイヤーズ米統合参謀本部議長は日本も連合軍に参加したと発言していることから見ましても、自衛隊派遣が今イラク国民が求めている人道復興支援にはなり得ないことははっきりしております。戦闘行為が収束に向かうように期待をするといい、慎重の上にも慎重を期して対応されるようという自衛隊派兵を容認する立場は、到底認められるものではございません。 派兵反対の国民感情にこたえるように見せ、「慎重」という言葉を入れながら、憲法違反のイラク特別措置法を国連の名で美化して地方議会で認知させる、こういうことが今ございますが、「派兵に当たっては」とか、「実施に当たっては慎重な対応を求める」と言いつつ、事実上イラクへの自衛隊派兵を議会として認める、そういうものではないでしょうか。 この間、北海道の自衛隊から、約4万人の自衛官の中から 1,400人が選ばれて派兵をされるということになっております。今、激しい訓練が始まっているとお聞きをしておりますけれども、今回のことで北海道の自衛官の皆さんには大変大きな動揺を広げております。北海道の方の声を少しご紹介しますけれども、ある幹部の自衛官の方は「私は侵略を受けたら反撃する専守防衛の任務で北海道を守るために自衛隊に入隊しました。ですから、イラクに派遣するという政府の考えに違和感を持っている」と言っています。また、幹部自衛官の妻という方も「国民の派遣反対世論の力で今の政府の無謀な
イラク派遣計画を絶対中止してほしい」と言っております。 先日、私は所用がございまして沢村の自衛隊官舎の近くを歩いておりましたけれども、男の子が「うちのお父ちゃんはイラクに行かないんだよ」と話しているのが聞こえてまいりました。本当に私は子供たちでもその動揺が広がっていると受けとめたわけでございます。自衛隊の駐屯地を抱えるここ松本市だからこそ、隊員やその家族、市民の立場に立って、イラクで1人の市民の命も失うことのないようにするのが地方自治体の責務であり、
松本市議会として明確な態度を示すべきではないでしょうか。 先日、御代田町でも派遣中止を明記した意見書が可決をされたところでございます。市民の命を守るという立場を、議会として今こそ明確にすべきときではないでしょうか。 最後に、意見書をめぐりまして
総務委員会での混迷が市議会の見識を疑うものとの声がございますが、当然であると考えます。 以上申し述べまして、議第11号に反対及び12号に賛成という立場で討論といたします。
○議長(
上條洋幹) 次に、20番 黒田輝彦議員。
◆20番(黒田輝彦) 〔登壇〕 議第12号に反対、議第11号に賛成の立場から討論をいたします。 その前に、イラク復興に情熱を注ぎ、志半ばで凶弾に倒れ、そのとうといご生涯をささげられた故奥 克彦大使、故井ノ上正盛一等書記官のお二方に対して衷心より哀悼の意を表します。 あの悲惨な戦争の苦しみを味わった我が日本国民は、再びあのような戦争を起こしてはならないとかたく誓い、平和憲法のもと繁栄を築いてまいりました。敗戦当時、塗炭の苦しみにあえいでいる我が国へ主義主張を乗り越えて、世界各国から温かい人道復興支援があったことを私ども日本国民は忘れてはならないのであります。今、このように議論をしている間もイラク国民はあのときの日本国民と同様に苦しみにあえいでいることは、連日の報道等により、だれ一人として異論を挟むことはできないと思います。サダム・フセインが悪い、あるいはアメリカが一方的に戦争を仕掛けた等の議論はありますが、それとは別に現実として苦しんでいる多くのイラク国民へ温かい手を差し伸べるのは人として当然の行為ではないでしょうか。このたびのイラク復興支援は、国連安保理決議に基づく国際社会の総意であり、現在37カ国が復興支援に取り組んでおり、我が国もできる限りの協力をする責務があります。 「自衛隊派兵」と表現し、あたかも自衛隊が他国に戦争を仕掛けにいくかのごとく不安をあおる一部のマスコミや人々がおりますが、仮にもそんなことがあるとするならば、憲法上許されるものではありません。あくまでも人道復興支援活動が目的であります。派遣環境に違いは認められますが、自衛隊が海外に派遣されるのは初めてではありません。1992年に国際平和協力法が制定され、同年カンボジアへの復興支援から始まり、モザンビークPKO、ルワンダPKO、ゴラン高原PKO等々、これまで12回の派遣実績があり、それぞれ現地の復興支援に大きく貢献をしてきております。今回についても、イラク
被災民救済のための人道的な国際救援活動として、7月から8月にかけて航空自衛隊が人道救援物資の輸送業務を行っております。今回の自衛隊派遣は、根拠法こそ違いますが、目的はPKO法と同様であると考えます。すなわち、医療、給水、学校等公共施設の復旧整備及び人道復興、関連物資等の輸送を主たる任務としているものであります。 なぜ自衛隊でなければならないのか。危険が全くないとは言い切れない任務に、何の武器も持たない民間人に行ってくださいとだれが言えるでしょうか。自衛隊は、砂漠であっても自分たちだけで生活ができ、活動ができる自己完結型の訓練を積んだ組織であります。戦争に行くのでもなければ、武力による治安維持のためのものでもなく、あくまでも人道復興支援という非軍事活動のためであり、国連安保理決議の要請を踏まえ、イラクのイラク人による速やかな国家再建を支援するものであります。 しかしながら、現在のイラク情勢は過日閣議決定がなされた政府答弁書において「主要な戦闘は終結したものの、同国内における戦闘は完全に終結したとは認められない状況にある」とされているとともに、冒頭申し上げましたように、日本の大使館員のお二方が襲撃され、死亡するという痛ましい事件が発生しております。さらには、一昨日のフセイン元大統領の身柄拘束以降、事態の流動性が一層増していることも事実であります。 よって、政府においては、こうした状況をかんがみ、イラクへの自衛隊の派遣に当たっては、現地の治安状況を慎重の上にも慎重に見きわめた上で結論を出すよう強く要請するとともに、小泉首相を初め政府は国民の一層の理解が得られるよう説明責任を果たすことを求めるものであります。 本意見書案は、以上申し上げました我が党の見解とかけ離れたものでなく、自衛隊の派遣は人道復興支援であり、それを容認しつつも、その時期については慎重の上にも慎重を期すべきとの願意において同様と理解し、提出に賛成をいたします。 以上申し上げ、議第11号 自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書案に賛成の討論といたします。
○議長(
上條洋幹) 次に、7番 宮下正夫議員。
◆7番(宮下正夫) 〔登壇〕 議第11号に反対をし、議第12号の意見書案に賛成の立場から意見を申し上げたいと思います。 私は、イラク情勢の好転を期待しながら、自衛隊以外の派遣を求める立場から、自衛隊の派遣見直しを含めて慎重に対応されるよう求めるものであります。 フセイン元大統領が身柄を拘束されました。米英軍の犠牲者は、既に戦争終結宣言前を上回る状態にあるなど、イラク情勢は厳しい状況にあることが報じられております。しかし、フセイン元大統領が拘束をされたことから、イラク情勢は今後容易ではないにせよ、好転していくことが考えられるわけであります。そうなりますと、イラクに駐留している米英軍の存在意義は薄れ、国連世論は米英軍がイラクから撤退をし、本来の国連統治に移行すべきであるとの方向に進んでいくものと考えられます。 このようなことが予想できる中、我が国が自衛隊を派遣することにこだわり続けることは、アラブ諸国を初め国際社会の理解は得られないものと考えます。国連の統治下に移りますと、国連決議に基づく我が国の人道支援、経済復興支援は、自衛隊を派遣するのではなく、自衛隊以外の支援が現実的な問題となってまいります。このようなことから、政府が決めた自衛隊の派遣は見直しを含めて慎重に対応されることが必要であると考えるものであります。 次に、意見書案を審査した
総務委員会のこの間の経過と問題点について申し上げます。
総務委員会は、付託された2件のイラクへの自衛隊派遣反対の陳情について、採決の結果否決をした上で、
松本市議会として国へ意見書を提出することについて全会一致で確認したものでありました。このため、正副委員長が中心となりまして、自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書案を作成し、委員会で十分審議をした上、意見書案を全会一致で本会議へ提出することを決定したものでありました。それにもかかわらず、一部会派から異論が出たとの理由から、再度意見書案を審議するという前代未聞の事態になったのであります。 このことは、議会ルールでもある一事不再議の原則に反するものと言わなくてはなりません。 (「違うぞ」と呼ぶ者あり) 違わない。一事不再議の原則は本会議に適用され、委員会等には決めがないとの意見もありますが、あくまでも委員会でのルールも一事不再議の原則に準じて運用されるべきものと考えますし、これまでの経過もそういうことだったように思います。今回、
総務委員会でとりました経過は、一たん決めた案件を撤回するもので、これまでに例がないばかりか、悪しき先例をつくる結果となったと言わなくてはなりません。 以上の理由から、本来、当然ここに提出されるはずでありました
総務委員会総意として一たんは決められた意見書案、議第12号と同様のものでありますが、これについて賛成するものであります。 以上です。
○議長(
上條洋幹) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ないようでありますので、討論は終結いたします。 これより採決に入ります。 最初に、議第12号 自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書について採決いたします。 本案については、記名投票をもって採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。 (議場閉鎖)
○議長(
上條洋幹) ただいまの出席議員は34名であります。 投票札を配付いたさせます。 (投票札配付)
○議長(
上條洋幹) 投票札の配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○議長(
上條洋幹) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。議第12号に賛成の議員は白票を、反対の議員は青票を、点呼に応じて順次投票願います。 点呼と出席議員の確認を命じます。
◎事務局長(百瀬文男) 点呼いたします。 1番 柿澤 潔議員、2番 芝山 稔議員、3番
澤田佐久子議員、5番 熊井靖夫議員、6番
吉江健太朗議員、7番 宮下正夫議員、8番 福島昭子議員、9番 青木豊子議員、10番 南山国彦議員、11番 白川延子議員、12番
草間錦也議員、13番 近藤晴彦議員、14番
芦田勝弘議員、15番 太田更三議員、16番 犬飼明美議員、17番
上條徳治議員、18番 牛山輝雄議員、19番 増田博志議員、20番 黒田輝彦議員、21番 小林繁男議員、22番
大久保真一議員、23番 赤羽正弘議員、24番
平林軍次議員、25番 倉橋芳和議員、26番 早川史郎議員、27番 塩原 浩議員、28番 高山芳美議員、30番 渡辺 聰議員、31番 池田国昭議員、32番 中田善雄議員、33番 田口悦久議員、34番 小原 仁議員、35番 百瀬常雄議員。
○議長(
上條洋幹) 投票漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○議長(
上條洋幹) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に7番 宮下正夫議員、11番 白川延子議員、12番
草間錦也議員を指名いたします。 よって、3人の議員に立ち会いをお願いいたします。 (開票)
○議長(
上條洋幹) 投票の結果を報告します。 投票総数33票。これは議長を除きますので、先ほどの出席議員数に符合いたしております。そのうち本案に賛成10票、反対23票、以上のとおり反対が多数であります。 よって、議第12号は否決されました。賛成投票を投じた者
澤田佐久子議員
吉江健太朗議員 宮下正夫議員 福島昭子議員 青木豊子議員 南山国彦議員 犬飼明美議員 倉橋芳和議員 高山芳美議員 池田国昭議員反対投票を投じた者 柿澤 潔議員 芝山 稔議員 熊井靖夫議員 白川延子議員
草間錦也議員 近藤晴彦議員
芦田勝弘議員 太田更三議員
上條徳治議員 牛山輝雄議員 増田博志議員 黒田輝彦議員 小林繁男議員
大久保真一議員 赤羽正弘議員
平林軍次議員 早川史郎議員 塩原 浩議員 渡辺 聰議員 中田善雄議員 田口悦久議員 小原 仁議員 百瀬常雄議員
○議長(
上條洋幹) 次に、議第11号 自衛隊の
イラク派遣に慎重な対応を求める意見書について採決いたします。 本案については、記名投票をもって採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。 (議場閉鎖)
○議長(
上條洋幹) ただいまの出席議員は34名であります。 投票札を配付いたさせます。 (投票札配付)
○議長(
上條洋幹) 投票札の配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○議長(
上條洋幹) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。議第11号に賛成の議員は白票を、反対の議員は青票を、点呼に応じて順次投票願います。 点呼と出席議員の確認を命じます。
◎事務局長(百瀬文男) 点呼いたします。 1番 柿澤 潔議員、2番 芝山 稔議員、3番
澤田佐久子議員、5番 熊井靖夫議員、6番
吉江健太朗議員、7番 宮下正夫議員、8番 福島昭子議員、9番 青木豊子議員、10番 南山国彦議員、11番 白川延子議員、12番
草間錦也議員、13番 近藤晴彦議員、14番
芦田勝弘議員、15番 太田更三議員、16番 犬飼明美議員、17番
上條徳治議員、18番 牛山輝雄議員、19番 増田博志議員、20番 黒田輝彦議員、21番 小林繁男議員、22番
大久保真一議員、23番 赤羽正弘議員、24番
平林軍次議員、25番 倉橋芳和議員、26番 早川史郎議員、27番 塩原 浩議員、28番 高山芳美議員、30番 渡辺 聰議員、31番 池田国昭議員、32番 中田善雄議員、33番 田口悦久議員、34番 小原 仁議員、35番 百瀬常雄議員。
○議長(
上條洋幹) 投票漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○議長(
上條洋幹) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に7番 宮下正夫議員 11番 白川延子議員、12番
草間錦也議員を指名いたします。 よって、3人の議員に立ち会いをお願いいたします。 (開票)
○議長(
上條洋幹) 投票の結果を報告いたします。 投票総数33票。これは議長を除きますので、先ほどの出席議員数に符合いたしております。そのうち本案に賛成23票、反対10票、以上のとおり賛成が多数であります。 よって、議第11号は可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに関係行政庁に対し提出の手続をとることにいたしますので、ご了承願います。賛成投票を投じた者 柿澤 潔議員 芝山 稔議員 熊井靖夫議員 白川延子議員
草間錦也議員 近藤晴彦議員
芦田勝弘議員 太田更三議員
上條徳治議員 牛山輝雄議員 増田博志議員 黒田輝彦議員 小林繁男議員
大久保真一議員 赤羽正弘議員
平林軍次議員 早川史郎議員 塩原 浩議員 渡辺 聰議員 中田善雄議員 田口悦久議員 小原 仁議員 百瀬常雄議員反対投票を投じた者
澤田佐久子議員
吉江健太朗議員 宮下正夫議員 福島昭子議員 青木豊子議員 南山国彦議員 犬飼明美議員 倉橋芳和議員 高山芳美議員 池田国昭議員
------------------------
△日程第5 議第13号から第15号まで
○議長(
上條洋幹) 日程第5 議第13号から第15号までの以上3件を一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 17番
上條徳治議員。
◆17番(
上條徳治) 〔登壇〕 議第13号
中小企業金融の円滑化及び
金融アセスメント法の制定を求める意見書、議第14号 食の安全、信頼回復と国民の主食を守ることに関する意見書及び議第15号
地域交番人員体制の充実を求める意見書は、
経済環境委員会の総意により提出するものであります。 趣旨の説明は、案文を朗読することによりかえさせていただきます。
中小企業金融の円滑化及び
金融アセスメント法の制定を求める意見書 政府が進めている不良債権の最終処理によって、連鎖倒産や失業者の激増などが予想され、地域経済や
中小企業経営への深刻な影響が危惧されます。金融庁は金融検査マニュアル別冊を出し、金融機関の検査において
中小企業に配慮する具体事例を例示していますが、
中小企業向けの金融検査マニュアルが作成・運用されない限り、
中小企業への貸出し抑制の危惧は払拭されていません。 また、ペイオフ解禁は、平成17年4月から予定している決済性預金の解禁がもう一段の不安をあおり、特定の金融機関に預金が集中し、地域金融機関の資金不足を促進しています。早急にこれらの金融問題に対処する必要があります。 さらに、金融問題を根本的に解決するためには、地域と
中小企業への円滑な資金供給に努力する金融機関を正当に評価する
金融アセスメント法の制定が求められます。この法律は、地域と
中小企業への円滑な資金供給に努力する金融機関を公的に評価、情報を開示し、地域と
中小企業との共存共栄をはかる金融機関を支援し育てる。物的担保優先や連帯保証による割合を減らし、
中小企業の潜在能力や事業性を重視する融資を拡大する、貸し手と借り手の公正な取引関係を確立することを目的とするものであります。 したがって、国におかれては、
中小企業の金融上の問題を解消するため、下記事項について実現されますよう強く要望します。 記 1
中小企業の当面する金融上の困難を解消し、地域経済を活性化させる対策として次の事項について措置を講ずること。 (1) ペイオフ解禁の再延長又は実効猶予の措置をとること。 (2) 不良債権の最終処理にあたっては、
中小企業と地域経済への影響を最小限とする方策を講じること。 (3) 金融庁は、地域と
中小企業の実態に合った別の基準をもとに、金融検査マニュアルを作成し、
中小企業に適用すること。 2 金融問題を抜本的に解決するために、
金融アセスメント法の早期制定を図ること。 よって、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 次に、 食の安全、信頼回復と国民の主食を守ることに関する意見書 政府は、国民の主食であるお米について、消費者重視、市場重視の考え方に立ち、需要に即応した米づくりの推進を通じて、水田農業経営の安定と発展を図るため、平成22年を目標とし、米政策の見直し作業を進めています。 この政策は、農業者、農業者団体が主役となる需給調整を構築するものですが、生産から流通までの市場の自由競争に任せるため、米価が需給動向により不安定となることが予測され、農家には稲作を続けるための意欲を減退させる恐れもあります。 また、食肉偽装、BSE(狂牛病)問題等で失った食の安全、信頼の回復を求める国民の声に、農家も生産者責任として応えていかなくてはなりません。 国におかれましては、農家と消費者、国民の声を受け止めて、食の安全・信頼を回復し、主食である米を日本の大地で安定的に生産し、供給できるようにされたく、下記事項について強く要望するものです。 記 1 米の不作については万全な対策をとり、買占め、売惜しみや便乗値上げがないように十分な対応を行うこと。 2 国民の主食である米を安定生産し、供給を続けられるように、米政策の具体化にあたっては、地域の主体性を尊重し、意欲のある農家はすべて担い手として位置づけるなど、地域に農家の選別を押しつけないこと。 3 食の安全・信頼を確保するため、加工食品の原材料や添加物、遺伝子組み替えの全面表示など表示制度を改善するとともに、輸入食料の安全検査を充実すること。 4 WTO農業協定は、食料主権を尊重するものに改定すること。 また、ミニマムアクセス米は削減すること。 よって、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 次に、
地域交番人員体制の充実を求める意見書 最近の犯罪は、社会の国際化、情報化等に加え、長引く経済不況を反映し、侵入盗、少年犯罪、外国人による犯罪などが増加しています。また、質的にも悪質、巧妙化し、またストーカー、暴力団が介在したヤミ金融や悪質商法等の新しい犯罪も増加するなど複雑化しています。 こうした情勢のもとにあって、警察署をはじめとする関係機関・団体・地域住民が連携を強化し防犯活動を推進していますが、犯罪は後を絶たない状況であり、松本警察署の交番、駐在所はそれに見合う人員配置がなく、住民の不安の声が多くなっています。 したがって、犯罪の排除、追放を実現し、安心して暮らせるまちづくりのため、下記事項について実現されるよう強く要望するものであります。 記 1 犯罪の多発している地域へ交番、駐在所を設置すること。 2 松本警察署管内の交番・駐在所へ警察官を増員すること。 よって、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 以上でありますので、よろしくご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
上條洋幹) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました意見書案につきましては、あらかじめ検討もなされておりますので、
委員会審査等を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第13号から第15号までの以上3件につきましては、いずれも原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、議第13号から第15号までの以上3件につきましては、いずれも原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに関係行政庁に対し提出の手続をとることにいたしますので、ご了承願います。
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△日程第6 議員の派遣について
○議長(
上條洋幹) 日程第6 議員の派遣についてを議題といたします。 本件につきましては、
地方自治法第 100条第12項に規定する議員の派遣について、会議規則第 124条第1項の規定に基づき、議会の議決を行うものであります。 お諮りいたします。 本件については、お手元にご配付申し上げてあります議員の派遣についてのとおり、議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上條洋幹) ご異議なしと認め、さよう決定いたしました。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、市長からあいさつしたい申し出がありますので、これを許します。 有賀市長。
◎市長(有賀正) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たり一言ごあいさつを申し上げます。 去る12月1日から開かれておりました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、17日間にわたり議員の皆様方には熱心にご審議を賜り、原案どおりご決定をいただきましたこと、厚く御礼を申し上げます。 これらご決定をいただきました案件につきましては、遺憾のないよう執行するとともに、本会議及び各委員会において議員の皆様からいただいた市政全般にわたっての貴重なご意見、ご提言につきましても、鋭意その実行、実現に努めながら当面しております懸案事項について、全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。 さて、いよいよ平成15年も残すところ、あとわずかとなってまいりました。 本会議冒頭の提案説明の際にも申し上げましたように、本市におきましては市町村合併を初め、
まつもと市民芸術館、福祉イヤーの取り組み等々、取り組まなければならない課題が山積しております。 このような重要な時期でございますので、どうか議員の皆様には引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、とりわけ年末ご多端な折、特に健康にご留意いただき、ご健勝にお過ごしの上、よい年を迎えられ、市勢発展のためより一層のご尽力を賜りますようご祈念申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつといたします。 大変長い間ご苦労さまでございました。
○議長(
上條洋幹) この際、私からも一言ごあいさつ申し上げます。 本日をもって12月定例会を終了するわけでありますが、この間、議員各位におかれましては慎重審議を賜り、議長の立場からも深く感謝申し上げます。 我が国の経済は、企業収益の回復を背景に、企業の設備投資は増加基調を続け、株価も回復するなど明るさが見え始めたものの、依然として先行きは不透明で、地方自治体を取り巻く環境も一段と厳しさを増しております。このような中、4月に統一地方選挙が実施され、とりわけ市民に最も身近な市議会議員選挙は激戦を極め、見事に勝ち抜かれました議員各位におかれましては市民の代表として、その権限の行使や責務の遂行が強く求められているところであります。 本市におきましては、合併特例法の期限が迫る中、行財政基盤の強化と行政の効率化を図るため、広域の盟主として市町村合併に向けた積極的な取り組みが求められているところでございます。明年度は、平成の合併の幕開けとなる節目の年であります。 また、市制施行 100周年へ向けて市民の関心が高まる
まつもと市民芸術館の開館、花と緑と環境の祭典の主会場となるアルプス公園の整備、松本駅自由通路の整備及び西口周辺の整備、(仮称)芳川平田新駅設置事業等の主要事業を初め、福祉、教育、環境など各方面で課題が山積しております。 さらに、地方分権が進み、真に地方の時代を迎え、議会の果たす役割がますます重要となっておりますが、このような時代の転機を飛躍の機会ととらえ、議会改革並びにより開かれた議会を目指し、諸課題に積極的に取り組み、文化薫るアルプスの城下町にふさわしい都市づくりに向け、一致団結して邁進してまいりたいと存じます。 皆様におかれましては、ご健勝にてめでたく新春を迎えられ、本年以上に実りのある年となりますよう心よりご祈念を申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 これをもって本日の会議を閉じ、12月定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでございました。 午後3時02分閉議 午後3時02分閉会---------------
------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成15年12月17日
松本市議会議長
上條洋幹 松本市議会副議長 赤羽正弘
松本市議会議員 黒田輝彦 同 小林繁男 同
大久保真一...